約 508,685 件
https://w.atwiki.jp/ohayousex/pages/358.html
自分勝手が世界を回して、耳障りな喧騒は今日も止まない。 きゃはははあははは、若い男女の下卑た笑い声。アスファルトを鳴らす無数の足音は二十四時間年中無休に、この地球を蔓延り続ける。 ここは地球。ここは世界。ここは日本。ここは都会。ここは繁華街。ここは大地。ここは神に作られた理想郷。 欲望ばかりが渦巻く人間社会、刹那的快楽至上主義者の有象無象は今日も今日とてその場凌ぎの薄っぺらな幸福を並べ立てて騒ぎ続ける。 この世は楽しいものだ、などと勘違いしている連中は、こうやって他人を道連れにして、目の前に無数に転がっている不安や恐怖から逃れようとする。臭いものには蓋をしろとはよく言ったものだ。蓋をしたところで、それは変わらずそこにあるのに。 遠い地の紛争地帯、物心もつかずに餓死する赤子。強制労働の下に生かされているだけの奴隷。言葉も解さぬ末期患者。知らないもの、見えないものはあたかもこの世に存在しないかのように、彼らの世界からはあらゆるネガティブが取り除かれる。 そんな世界に生きる人間の中に、幸せに酔えない私の気持ちが解る人間は、一体どれくらい存在するのかな。 立ち並ぶ雑居ペンション。その一室。ぐわんぐわんと揺れているのは錆び付いたベランダの手すりか、それとも私の視界か。 既にそんな事はどうでもよくなっていた。私に訪れたのはただの不快感で、それによって齎された無意識の衝動が眉間に皺を刻み、奥歯を軋ませる。 眼下に広がる薄暗がりのコンクリートの上には何もない。時刻は早朝だ。入居者も疎らなこのペンションの住人には、早起きの徳にあやかろうとする人間は一人もいないらしい。 これからあそこに、血みどろの死体が現れるなどと、誰が想像するだろう。 地上12階、古びたペンションのベランダから、一人の男が飛び降りる。コンクリートに激突して、頭蓋が割れて、脳味噌が飛び散って、折れた肋骨が内臓と皮膚を突き破って、焦点の合わない瞳はあっという間に生気を失う。 そこには一人の飛び降り自殺が無惨に横たわる。 もしも私が過去に戻れるのならば、私は小学生時代に私を虐めた連中を、兄を含めて一人残らず殺すだろう。そうすれば私は、何一つ自分を変革せずに生きてこられた。自分を否定して、捻じ曲げて、殺して、ぼろぼろになって擦り切れた涙の跡から、凶暴で我儘な自我を形成するなどという愚行をせずとも、無事に生きられた筈なのだ。 幼い私の未成熟な自己改変は、当然のように不完全だった。私は酷く抑圧された。学校へ行けば虐めに遭い、家へ帰れば兄に一方的な暴行を受けた。私は変化を強制された。生きるか死ぬかの二者択一で、私は生きる事を選んでしまった。結果として私は、永遠に世界を呪い続ける自我を形成するに至った。 幼い私にとっては、家と学校を往復する事が人生の全てだった。大人達は皆が皆口を揃えて、「まだ年端もいかない餓鬼の分際で偉そうな口を叩くな」というような事を言った。私は頑なに彼らを否定し続けた。ただの一度も、私の考えが認められる事は無かった。 ああ、今にして思い返せば、全ての人間は産まれながらにして時限爆弾なのだ。産声という名の悲鳴を上げたその瞬間から、人間は死という一つの終わりに向けて収束していく。 そして人間の教育は、早速嘘を教え込む事から始まる。「産まれてきてくれてありがとう」などと、胸糞悪い決まり文句を赤子に擦り付ける。その時から、この世を尊いものとする躾が始まるのだ。 両親という名の絶対的管理者が処世術として教え込んでくれるのは、結局他人を踏み躙って幸福を手にするという腐り切った幸福論だけ。最終的には「幸せは自分で掴み取るものだ」とかいう強者の理屈で以って愛しい我が子の門出を祝うのだ。 全部嘘っぱちだ。幸福などというものはただ、この世界に生きるにあたって堪え難い不安や恐怖を、曖昧に有耶無耶にする為だけに存在しているものだ。誰かの笑顔の後ろでは誰かが泣き喚き、誰かの有頂天の後ろでは誰かが死んでいる。誕生日パーティの真ん中で笑う子供の後ろでは発展途上の国の子供が地雷を踏んで爆散する。この世は考えるまでもなく不平等で、幸福の犠牲者になってしまった不幸な少数派は歴史よろしく闇に葬り去られる。 私がもう少し莫迦であったならば、あの繁華街にたむろする幸福主義者共と同じように、その場凌ぎの幸福を並べて、どうにか生きていく算段を立てたのかもしれない。そうして私のような者が幸福の犠牲になっている事にも気付かずに、死ぬまで愉快に暮らしただろう。 でも、もういいんだ。 もう沢山だ。 自殺は万物に許されて然るべき権利だ。 死という概念は広く知られているくせに誰もその詳細を知らない。死後の世界、天国、地獄、三途の川、霊魂、輪廻転生、等々。それらは全て、この世に存在する人間が生み出した妄想の産物でしかない。 当然である。死を知るには、死を体験する他ないのだから。 あまりにも当たり前だ。そんな事は幼い子供にだって理解できる。生きている私達は死を経験する事は、生涯の最期にしか味わう事が出来ない。 そして、死者に口は無い。誰もが、死後の世界を語る事が出来ない。 それに怖れをなして古人が生み出した無数の概念が、天国とか地獄とか輪廻転生とかいった妄想だ。 そんなものに興味はない。所詮生きている者には死後の世界を想像する事しか出来ないし、正直に言ってそんなものはまるで無意味だ。ただ私はこのどうしようもない世界から消えたくて、私自身の存在を消し去りたいだけ。 つまり、意識さえ失くしてしまえば、何も考えずに済む。幸福とか不幸とか、喜びとか悲しみとか苦しみとかいった思考の連鎖から解き放たれる唯一の道、それが意識を消し去る、自殺という選択。 故に、自殺は万物に許されて然るべき権利なのだ。 それなのに、現代社会に於いて自殺は酷く愚かしい行為のようなレッテルを貼られている。 死をタブー視する、幸福に洗脳された世界。「死にたい」なんて気持ちは持ってはならない、絶対的な負の感情として扱われ、それでも主張を続ければ病気、果ては気違いの烙印を押される始末だ。 常識なんていうくだらない教義を盲信し切った人々、幸福に洗脳された、ネガティブを取り除いた人々は、自分達が理解出来ないもの全てに「間違っている、狂っている、頭がおかしい」だなんて容赦の無い否定と拒絶を浴びせる。 何が正しくて何が正しくないかなんて、そんなの誰も決められない筈なのに。戦争をする国のどちらが正義でどちらが悪かなんて存在しないって知ってる筈なのに。自分の目に映る善を絶対だと信じ切って他人に強制するその考え自体が図々しくて傲慢な事だって、この世に生きる人々は早く知るべきなのに。 だけど残念ながら社会には平等なんて存在しなくて、少数の意見は多数の意見に飲み込まれて揉み消される。大多数の幸福の犠牲になった少数派の犠牲を、幸福に酔った彼らは知る由も無い。彼らの世界に、少数派の苦痛は存在していない。 そんな世界で生きる事を拒む事の、一体どこがおかしいのかな? 欠陥だらけのこの世界を、抜け出したいだけ。それの何がいけないのだろう? 原稿を読み上げるキャスターの淡白な声が聞こえる。 八月二十日未明。早朝の静まり返った住宅街のペンションから、高校三年生の少年が飛び降り自殺を図りました。 本人のものと思われる遺書には、「呪われた世界に産まれてきた」「幸せを探すのに疲れた」「揺れて朦朧とする景色の中にしか私の安息は無かった、歪んだ世界に本当の居場所を見つけた」などと意味不明な文章が書き殴られており、警察は家族や近隣住民に事情聴取をしている模様ですとかなんとか。 そうしてろくすっぽ目も合わせた事の無い近所のおばさんが「いつも顔を合わせると挨拶してくれて、自殺するような子には…」とか、居もしない友達がわざとらしくしおれた顔で「あいつが死ぬなんて、今でも信じられないです」とか言うのだろう。内心では休校を喜びながら。 悲しいね、辛かったね、寂しかったね痛かったね可哀想だね。上っ面だけの言葉はもううんざり。本当は何一つ感じちゃいないくせに、わざとらしい演出でお涙頂戴のダシにしやがる。クソ喰らえだ。笑っちゃうくらいに馬鹿馬鹿しくて阿呆らしくてくだらない。 自分以外の人の事を考えるのが面倒臭いから、見て見ぬ振り、聞こえない、感じない、最終的にはどうでもいい。無意識の内に他人を傷付けている事にすら気付かずに「愛」とかいう陳腐極まりない座右の銘を掲げてのうのうと生きている。 そんな分からず屋さんの不感症共が生き永らえる世界なんてもううんざりだ。そうでもないと生きられない世界は殊更胸糞悪く、爆発し過ぎた人口は少数が欠けても全く滞る事なく回っていくから更にはらわたが煮えくり返る。 「こんな世界は消えて無くなればいいのに!」 精一杯の呪いを吐き出したベランダの手すりの上。ペンゼタミンやらカフェインから抗不安剤やら、鮮明な意識から逃れようと必死で取り込んだお薬の所為か、ふらつく身体と心はきっと夢遊病患者みたい。 びゅう、と吹く風に倒れないように手すりを踏み締め、ゆっくりと私の死亡予定地を見下ろす。 誰もいない筈のコンクリートの上に私を虐めた人間達の顔が浮かび上がる。皆が皆こぞって手を打って、私に飛び降りろと催促してくる。頭の中から鳴り響く雑音が肥大化する。 その中で一際大きな声を発するのは私だ。私は、私に自殺を要求する。私はわたしに私はゴミだと暗示する。ワタシは私にわたしはクズだと言い聞かせる。 わたしはわたしは虫けら以下で、踏み潰されてもまだ生きている。 早く、はやくしにたいのに、つぶされても潰されても死ねない、死ねない。 誰か早く私を殺せよ、私はこの世界の不要物だ、不良品だ、失敗作だ、ゴミクズ以下の存在だ。 もう誰も私を庇うな、もう誰も私を見るな、うんざりだ、同情もやっかみも嫉妬も、分かったような口を聞いて私に取り入って虐める者ばかりだ。 死ね、死ね、死んでしまえ。死んでしまえば終わるんだ。死ね。 お前はもういらないんだよ、お前はこの世の少数派、お前は莫迦な子、愚かな子、要らない、要らない、世間知らずの大馬鹿息子。 幸福の代償に貪られて、空虚な孤独を被って、妄想と現実が一緒になって、気持ち悪くて仕方が無いの。 だから私は飛び降りるの、全部を全部正当化して、私こそ正義と皮肉を言って、血迷ったままに駆け出すの。 飛べ。 前頭葉から発生したノイズは海馬を通って、思考回路に雪崩れ込む。 一つ一つを言語化しても、なんとも幼稚でくだらない。いつからだったか。こんな幻聴が日常茶飯事と化したのは。 どうでもいい。何かの薬の副作用が、奇妙に合理的な思考を生み出す代わりに生まれた搾り粕だ。 脳味噌のどこかに欠片として転がっていた言葉が回転した無意識によって無作為に拾い上げられて、耳の中で反響する。 百歩譲って、この世界に神様が居たとする。 心が死んで、眼が死んで、身体が死んで、脳味噌が死んだ。そんな私を前にして、神様貴方はあくまで「生きろ」と言う。 そんな残虐無比な神様が創った世界は、案の定理想郷には程遠いディストピアに成り下がった。この世の地獄は私の眼から見たこの世界そのもの。この世はとっくに地獄絵図。 神は死んだ。誰かが言った。その瞬間に人間全てに刺された原罪という神様の言い訳が、今の私を締め付けている。 結局誰が悪なのか?それは人間だ。即ち私だ。この世界は元々からっぽで、満たしているのも回しているのも人間なのだ。そしてその中の一粒が私だ。 働き蟻の法則よろしく、私は人類の不良品だ。世界を回す事には貢献せず、むしろこの世を呪って死んでいくのだ。 私の死体は真っ赤に染まって、幸福に酔いしれた人間に僅かばかりの死を思い起こさせるだろう。 今から始まる自殺は、私をこの残酷な世界から解き放つ為の儀式。ベランダから飛び降りた私の身体は血みどろになって、私の意識は誰も知らないどこかへ消えていける事だろう。 覚悟はとっくにできている。あとは、風に身を任せるだけだ。 「ふ、はははは!あはははは!はははは ははははははははははははははははははははははああああああああああああああああああああああああああああ」 手すりを踏み締めた足を蹴ると、身体はふわり宙に舞った。 風に靡く私の髪。真っ逆さま。遠ざかる空に伸ばした腕。 在りし日のありもしない想い出が脳味噌を駆け巡っては、コンマ一秒で削除されていく。 ああ、酷い人生だったな。 頭の中で誰かが囁くと同時に、私の意識は、睡眠薬でも飲んだみたいに、ぷっつりと消えて、何も見えなくなった。 ああ、丁度、幸福に酔った彼らが見ていた私の苦しみは、こんな風に。 ねえ、神様どうして。 どうしてみんながしあわせにならないの?
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/919.html
元スレURL 【学園ドラマ系SS】もしも、せつ菜ちゃんが屋上から飛び降りようとしたら…… 概要 開幕屋上死ぬ気せつ菜 一体何があった? タグ ^優木せつ菜 ^虹ヶ咲 ^高咲侑 ^副会長 ^せつ菜ママ ^コメディ ^カオス 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/2conan/pages/193.html
564 名前:名無しさんにヤイバーキック 投稿日:2011/07/08(金) 19 10 55.22 電車で最寄り駅に降りたんだが電車の上から子供が飛び降りてきた あまりの事に周りの人も騒然 子供もすぐに行ってしまったから駅員も事情を聞く暇もなかったみたいだ 565 名前:名無しさんにヤイバーキック 投稿日:2011/07/08(金) 19 13 35.46 マジかよそれ 大事件じゃないか どんな子供だったんだ? 566 名前:名無しさんにヤイバーキック 投稿日:2011/07/08(金) 19 16 12.41 565 マジだよ 子供はメガネをかけてて青い服に短パンをはいてた 確かそんな感じ 567 名前:名無しさんにヤイバーキック 投稿日:2011/07/08(金) 19 18 11.31 566 おいおい まさかとは思うが蝶ネクタイ付けてなかったか? 568 名前:名無しさんにヤイバーキック 投稿日:2011/07/08(金) 19 19 33.45 567 そういえば付けてた気がする 569 名前:名無しさんにヤイバーキック 投稿日:2011/07/08(金) 19 21 26.51 またコナン君か 何やってんだ・・・電車のタダ乗り?
https://w.atwiki.jp/suicidedeath/
1995/09/01東京、東村山市議朝木明代(50) - 逆立ちしてマンションの窓際まで指でひきずった跡をつけながら歩行、足から手すりにぶら下がり、空中で方向転換して50cmの隙間に向けて飛行。 現職警察官が朝木明代市議の転落死は他殺と内部告発 http //d.hatena.ne.jp/Takaon/20080817 1997/11/08神奈川県警戸部署、被疑者柳吉夫(55) - 取調べ中証拠品の銃を奪い取って別のビニール袋から取り出した実弾を再装填しわざわざ離して自分の左胸に発射、ただちに飛び散った血をふき取って取調室を掃除、この間5秒。→長谷川行雄巡査部長が発射、射殺したものと認定。(ロシアンルーレット説あり) 1999/12/25徳島、海上自衛官三笠睦彦(33) - 自損事故を起こして衝撃で開いたエアバッグに当たり胸骨と肋骨の6箇所を骨折し胸部大動脈を損傷したため立腹、そのまま約8km運転、足跡を残さず車から橋まで移動し指紋を残さず85cmの欄干を乗り越え4m以上猛烈にジャンプし河川敷に転落。死因は胸部大動脈の損傷。 2000/05/28熊本、林ヶ原記念病院副理事長林田サチ子(61)、看護婦寺平千鶴(41)、看護婦上村美佐子(37)、看護婦楠元まゆみ(41) - 天草町高浜の町道から約八十メートル下の岩場に乗用車で転落し4人全員死亡。午後11時半頃同病院関係者が「4人がドライブに出かけたまま帰らない」と警察に届出。4人には事故の一ヶ月前合計57億円の保険がかけられていた。 2000/08/06沖縄、陸上自衛隊1曹高橋光成(45) - 沖縄県警は検死の結果首吊り自殺と判断。→2010年、妻高橋まゆみ(49)、知人菅田伸也(31)、鈴木浩人(30)、山田純也(31)、佐々木誠(31)の5人が共謀して絞殺したと判明。 2000/09/20大阪、日本債券信用銀行社長本間忠世(60) - 出張先のホテル客室内で首吊り自殺。隣の部屋にいたテレビタレントが、うめき声、叫び声がうるさいとフロントに苦情を入れていた。 2001/10/15東京、NHK解説主幹長谷川浩(55) - 10月10日放送の「特集・あすを読む」に出演、米国同時多発テロ関連の解説をし「WTCに勤務していたアメリカとイスラエルの二重国籍をもつ4000人のユダヤ人は一人も死んでなかった」と報告。その5日後解説室から転落死。代々木署は司法解剖をせず自殺と判断。 NHK解説委員 長谷川さんの不審死に関して http //blog.goo.ne.jp/musashinokuni/e/28692af7cf4711cab5a6098cb8130ed3 2002/10/12長野、元AV女優桃井望(24) - 塩尻市の河川敷にて知人男性の乗用車が炎上、同男性ともども死亡。ただし男性は車内後部座席、桃井は車外で発見され桃井の死因は数ヶ所におよぶ刺傷。長野県警は「無理心中」と判断。→2003年、殺人事件として再捜査へ 桃井望 http //ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%83%E4%BA%95%E6%9C%9B 2003/07/16東京、少女専門デートクラブ「プチエンジェル」経営吉里弘太郎(29) - 7/11には所有していたフェラーリ2台を売却。7/13から赤坂のマンションに小学6年生少女4人を監禁。何故かこの絶妙のタイミングで以前自分が犯した児童買春容疑で逮捕状が出されると音速でその事実を察知、室内にビニールシートをテント状に吊り下げ中に入ったまま器用に外側から目張りして七輪で練炭を焚き自殺。7/17早朝逃げ出した少女が花屋に駆け込み、通報を受け駆けつけた警察が踏み込んだ。 2003/11/24福岡、鹿児島市内の男子高校生(18) - 43kgのコンクリ製土管と自分の腰をロープで結び両手足をロープで縛り玄界灘に飛び込む。左手に数珠をしていた。 2003/11/27徳島、川島町議会議員日出和男(67) - 町、議会と癒着し利権を貪る解放同盟森本一族を批判したところ町議会から除名されたが、裁判に訴え除名処分の取り消しを勝ち取った。しかしほどなく乗用車内で油をかぶって火を放ち焼身自殺。 2004/05/13鳥取、読売新聞鳥取支局記者古川司(42) - 段ボールの中に入った状態で列車にはねられ自殺。→2009年、元スナックホステス上田美由紀(35)を逮捕。だが美由紀の周辺で不審死した男性6人のうち美由紀の強盗殺人容疑を立件できたのは2人のみで、古川さんは自殺扱いのまま2010/05/10鳥取県警は捜査本部解散。 2004/08/12大阪、生活用品販売会社「アブソップ」社長松原博(46) - 手足のほか、口を塞ぐような形で後頭部から口にかけてもビニールテープを二重に巻き、ビル4階と5階の間の階段踊り場から転落死。 2005/11/03大阪、20代男性 - 針金やベルトで体に重りや石を巻き付け、入水自殺。背中にバーベルと石が載っていた→半年後殺人容疑者逮捕 2005/11/26神奈川、森田設計事務所所長建築士森田信秀(55) - 姉歯建築設計事務所に構造計算を発注していた。崖の上で全裸になり、脱いだ肌着とYシャツを左腕に巻きつけ海岸にジャンプ。 2006/01/18沖縄、エイチエス証券副社長野口英昭(38) - 那覇市内のカプセルホテルで、刺した後に引くなど内蔵が露出するほど凄惨なまでに全身を滅多刺しにして自殺。背中や手の甲もきちっと刺してあった。朦朧とする意識の中、血の跡ひとつつけずに非常ボタンを押した。司法解剖されず。 野口英昭氏の他殺説を推理する http //www.geocities.jp/jpkksl/6y015og8.html 2006/10/21愛媛、漁師男性(64) - 船で沖合のいけすに向かい、両足にロープで重さ約10kgの錨(本人の所有物ではない)を結びつけ後頭部を何処かに打ちつけ死亡。船の発見現場とは半島を挟んで反対側の海上で遺体が発見されたが愛媛県警は自殺と判断。→2009/01/15、松山地裁宇和島支部は「他殺と推認できる」として、農協に生命保険金の加算金2500万円全額の支払いを命じた。 2006/12/17東京、朝日新聞論説委員鈴木啓一(48) - 東京湾に浮かんでいたところを発見され、「自殺」として処理された。最後の記事は、死の翌日同紙に掲載された「りそな銀行、自民党への融資残高3年で10倍」のスクープ。 2007/04/05東京、読売新聞メディア戦略局管理部社員石井誠(36) - 後ろ手に両手に手錠をかけ、口に靴下を詰めその上から粘着テープを張り窒息して自殺(SM中の事故?)。着衣の乱れや外傷はなく、左手に手錠の鍵を持っていた。 2007/05/24茨城、ネイリスト阿部香織(29) - 結婚を9日後に控え、この日の夕食もあとは肉を焼くだけにまで準備を整えたあと2階自室で血が飛び散るほど強く顔面を殴り、電気コードを幾重にも首に巻き窒息してからわざわざ窓から塀の向こうの隣家敷地内に飛び降り自殺。死因は飛び降りではなく窒息。 日立・女性ネイリスト変死 http //shadow9.seesaa.net/article/124840333.html 2007/07/12愛知、名古屋市昭和区の男性(56) - 木に結んだロープを首に巻き発車、首を切断。首を車外に落としたまま駐車、車庫入れをこなす。助手席側の電動式スライドドアに血が付いていた。 2007/12/18茨城、社長鈴木三津男(59) - 拳銃で自分の頭を撃った後、電柱に登って首吊り自殺。 2008/01/23大阪、主婦山中いづみ(22) - 歩道橋から飛び降り自殺するも、なぜか歩道橋から45メートル離れた路上で発見される。 2008/05/25東京、元TBSアナウンサー川田亜子(29) - 普段滅多に車を運転しないのに、港区海岸の路上に駐車した白いベンツ車内で運転席の窓だけ目張りして練炭自殺。 川田亜子さん自殺?まとめ http //kawaako.web.fc2.com/ 2009/01/31東京、会社員寺田隆夫(53) - マンション内で練炭自殺。→2010/10/29木嶋佳苗(35)再逮捕(殺人容疑2人目) 2009/04/06大阪、金属部品会社社長秦哲夫(61) - 首から口にかけ粘着テープを複数回巻き、首、両足首、両ひざを荷造りなどに使う結束バンドで縛り自ら結束バンドで首を絞め自殺。 2009/04/20千葉、鍵製作会社員阿曽久好(52) - 松戸市の自宅アパートで首吊り、千葉県警は検視だけで自殺と判断し司法解剖せず。→2011/5/21、保険金目的で阿曽さんを殺害していたとして社長西村豊(56)、無職工藤隆(49)を警視庁捜査一課が逮捕。 2009/05/15千葉、無職安藤建三(80) - 自宅で練炭自殺、火災。→2010/12/01木嶋佳苗(36)再逮捕(殺人容疑3人目) 2009/06/18和歌山、野入郁代(78) - 普段着姿で、玄関先でタオルで自分の首を絞め自殺。 2009/06/29福岡、職業不詳馬場博志(34) - 首にひもを巻いて空き地に止めた自家用車のトランクに入り自殺。 2009/08/05埼玉、会社員大出嘉之(41) - レンタカー内で練炭自殺。→2010/02/01木嶋佳苗(35)再逮捕(殺人容疑1人目) 2009/11/14大阪、女医矢島祥子(34) - 夜勤明けの早朝帰宅後自宅の指紋を綺麗に拭き取って鍵をかけず外出、後頭部などを殴ったあと木津川千本松橋渡船場で溺死。大阪府警西成署は自殺と断定。 女医変死体を自殺と断定した大阪西成署。。。 http //blog.goo.ne.jp/bekka421/e/311c09769f570a79c1bfde3692f2b742 2010/05/19神奈川、並里和弘(45) - 簡易宿泊所で首を刃物で切り付け自殺。→2011/01/05福井英俊(56)が「自分が殺害した」と神奈川県警南署に出頭、逮捕。 2010/06/24兵庫、韓国籍で元暴力団組員の永川考二こと李海(35) - 明石市で同居女性(27)を殺害、神戸市兵庫区のマンションのバスタブ内で首をひも状のもので圧迫し自殺。 2010/08/02埼玉、30~50歳の男性 - 所沢航空記念公園内の広場で、靴を揃えて置き、自らひもを首に回し両手で絞めて自殺。 2010/08/29北海道、大工男性(59) - 居間に持ち込んだクギ打ち機で自分の胸や頭に約110mmの釘を打ち込み自殺。 2010/11/02千葉、ジャーナリスト黒木昭雄(52) - 練炭を焚き、一酸化炭素を吸引しないように息を止めて自殺。司法解剖されず。永江朗の著作「メディア異人列伝」に登場し警察の実態暴露をしているのだが、「会う人に必ず言うのは、僕は自殺するつもりもないし、失踪する予定もない。万が一姿を消したりおかしな死に方をしたら、これは絶対にやられたとおもってくれってね」と言っていた。 ジャーナリスト黒木昭雄氏自殺に不審な影「消された可能性も」 http //news.livedoor.com/article/detail/5121504/ 2011/05/16大阪、老婆(71) - 漬物石を詰め込んだリュックを背負い、両手両足首を紐で縛りフェンスを乗り越え池に飛び込み自殺。 2011/07/01東京、自民党都議樺山卓司(63) - 自宅書斎でポリ袋をかぶり自殺。樺山の死去によって与野党勢力が逆転し、自民、公明の知事与党は劣勢となった。 2011/07/16鳥取、20~30代の女性 - 境港市の廃業したガソリンスタンドの事務所の屋根(約3m)にのぼり、更に約1m高い所にある屋根の上でタバコを吸ってからひも状の物で首を絞め自殺。はしごも片付けた。 2012/01/16東京、タクシー運転手矢口行(49) - 首や胸、腹を刃物で複数回刺し、ペニスを切断してベッドの下に隠して出血性ショックで自殺。 元ネタコピペ:これまで警察に【自殺】と発表された例 http //2bangai.net/read/c88ad452f9545b8ea777d32a4ed0f96990cb5c879dd7e91fbcfed75877a0681b/901 大阪、タクシー運転手 - 首にロープを巻いて、家の門扉の前でジャンプしロープを門扉にひっかけて首吊り。門扉の高さは数mあった。 東京、アフガン航空常務 - 全財産をつぎ込んだFX取引きで失敗し、社内で自分の心臓を刺してから窓枠を乗り越えて離陸。 大阪、社長 - 全身をロープと粘着テープで縛って、ビル屋上の鉄柵を飛び越えた。 千葉、少年 - 全身をロープと手錠で縛って、柵に囲われた線路に飛び込み。 東村山市議 - 逆立ちしてマンションの窓際まで、指でひきずった跡をつけながら歩行、足から手すりにぶら下がり、空中で方向転換して50cmの隙間に向けて飛行。 沖縄、社長 - 全身をめった刺しにして自殺。背中や手の甲もきちっと刺してあった。血の跡ひとつつけずに非常ボタンを押した。 大阪、潜水ルポライター - 水深数十センチの川で全身を縛ってめった刺しにしてからうつぶせに水中に横たわった。ご丁寧に背中に重しまで乗っけた。 神戸、ヤクザ - 自分で自分の首をはねて自殺した。首はみつかっていない。 東京 - 火の気のない玄関で人体発火現象を起こして、燃え尽きるまで気管に煤が入らないようじっと息を止めて焼身自殺。 愛媛 - 風呂場で自分で自分の頭をハンマーで殴り自殺。 茨城、おばさん - 首吊りしたあと歩いて川に入り息を止めて自殺。気管には水なし。 熊本 - 某病院主要関係者を乗せ、峠道を時速80キロで、ガードレールのわずかな隙間をタイヤ痕ひとつ残さない絶妙な運転テクニックですり抜けて50m下へダイブ。 福岡、高校生 - 400kgの重しを抱いて海に飛び込む。 東京 - 頭に穴があく不思議な方法で首吊り。 千葉 - 首吊りをしてからわざわざ飛び降り自殺。死因は飛び降りではなく窒息。 名古屋 - 車で首吊りをしようとして首を切断。しかし、首がないまま駐車、車庫入れをこなす。 大阪 - 歩道橋から飛び降り自殺するも、なぜか歩道橋から45メートル離れた路上で発見される。 茨城、社長 - 拳銃で自分の頭を撃った後、電柱に登って首吊り自殺。 千葉、ジャーナリスト - 練炭を炊き、一酸化炭素を吸引しないように息を止めて自殺。死後スカイプを立ち上げる。←New! コピペ検証関連 http //wiki.livedoor.jp/mikaiketsujiken/d/%b7%d9%bb%a1%a4%cb%bc%ab%bb%a6%a1%a6%bb%f6%b8%ce%a4%c8%c7%a7%c4%ea%a4%b5%a4%ec%a4%bf%bb%f6%b7%ef%b8%a1%be%da http //logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/news/1276429206/25-29 http //d.hatena.ne.jp/kamayan/20090806/1249504571
https://w.atwiki.jp/testest-umigamedb/pages/1545.html
2021年7月3日 出題者:地元太郎 タイトル:「貴方の疲れはどこから?」 【問題】 タカフミは疲れたので頭を下にした。 一体なぜ。 【解説】 + ... タカフミは仕事に疲れ飛び降り自殺をしようとした。 足から落ちると生き残る可能性もあると聞いていたので、 楽に死ねるように頭を下にして飛び降りたのだった。 《死》《ブラック》 配信日に戻る 前の問題 次の問題
https://w.atwiki.jp/yumepedia/pages/27.html
概要 デパート屋上にて★まじょ★を使うことで見られるイベント。 ほうきにまたがってビルから飛び、町を見下ろしながら空を自由に飛びまわれる。 先になにかがあるわけではないが、窓付きの見る夢の中で最も明るく楽しげなイベントである。 テンキー1を押して飛行を解除すると窓付きが落下してしまい、ドン★という音とともに 現実の世界でベッドから転げ落ちるかわいい窓付きを見ることが出来る。強制起床の1つ。 考察 前述の通り、ゆめにっきで最も明るいイベントである。 つまり、暗く辛いことしかなかった窓付きが唯一、このイベントには希望を感じていた。 と考えて差し支えないはず。 空を飛ぶ夢というのは比較的ポピュラーであるため、単に窓付きが楽しい夢を見て、 「生きていれば楽しいこともある(楽しい夢も見られる)」 ということを実感させるイベントだと捉えることも出来るが、薙はもう少し考えた。 空中散歩は飛び降り自殺の暗示だったのではないだろうか。 建物の高所から飛ぶという点では同じ。落下するかしないかの違いだけだ。 窓付きは、飛び降り自殺してしまえば、様々な嫌なことから開放されるという後ろ向きな希望を 持っていたのではないか。一番明るいイベント、つまり窓付きが現実に一番やりたいこと… それがエンディングで実現した…そういうことだと考えている。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4353.html
『ゆっくり自殺するよ!!!』 23KB 虐待 不運 自業自得 野良ゆ 赤ゆ 自然界 現代 うんしー ゆ? おそらのゆっくりぷれいす おそらのゆっくりぷれいすは、くもさんのうえにあるんだよ。 じめんはふわふわのわたあめでできてて、たくさんのおやさいとあまあまがかってにはえてくるんだよ。 にんげんさんも、いぬさんも、ねこさんも、とりさんもいないから、とってもあんぜんだよ。 そこはおそらのゆっくりぷれいす。しんだゆっくりはそこで、ずっとゆっくりできるんだよ。 だからね、おちびちゃん。おかーさんといっしょにゆっくりしていってね!!! おそらのゆっくりプレイスとは、ゆっくりたちによる集団妄想である。 ● そこは崖であった。人通りの無い山道の外れは、足を踏み外せば命を刈り取られる、そんな危険な場所であった。 冷たい風が吹き、一枚の木の葉が乗る。木葉は風にあおられ、崖の彼方に飛んでいき、はるか下の地面へと飛びさって行った。 この辺り一帯には、れいむ一家の他にゆっくりはいない。野生ゆっくりの大半は群れをなして、人間の居ない奥地で生活している。 群れることが大好きなゆっくりが、どうして群れから離れ、崖のそばに巣を作ったのだろうか。 「ゆ゛……」 その当のれいむ一家が、がたがたと震えながら崖下を覗き込んでいる。 母れいむは四匹の赤ゆをもみあげで抱き寄せて、こわくないこわくないと、痩せ我慢のようななぐさめを繰り返している。 崖の下の地面ははるかに遠く、ゆっくりよりずっと大きいはずの木々でさえ、小枝のように見えるほどであった。 ここなら、楽になれる。れいむは目元いっぱいに涙を浮かべ、震える声をしぼりだす。 「れいむのおちびぢゃん、かぞぐみんなで、おぞらのゆっぐりぷれいすにいごうね……! おとーさんもきっどぞごでまっでるよ。ぎっどぎっど、かぞくいっしょで、じあわぜーになれるよ……!」 「「「ゆっぐち……」」」 吸い込まれそうな光景にあんよがぶるぶると震え、体が動かない。死にたくない。 だが、引き返した所でなにがあるというのか。赤ゆっくりは十匹居たはずが、いつのまにか四匹にまで減ってしまった。 そして、れいみゅ二匹とまりちゃ二匹、その残ったおちびちゃんもみんなゆカビに体を蝕まれているのだ。 もう、長くはない。青い顔で苦しそうに呻く赤ゆたちの尻には、明るい黄緑色のシミが広がっている。 自然治癒の余地がない死の病「ゆカビ」。人間による念入りな患部切除と消毒がなければ、まず治ることはない。 全身緑色か、赤色か、あるいは真っ白に染め上げられて、激痛神経を虐待され尽くす。そして絶望のままに死ぬ。 六匹のおちびちゃんは、そんな地獄の中で、何の希望もなく息を引き取った。 「それじゃあ、とぶよ……。めをつぶってれば、すぐにおわるがらね……」 おちびちゃんたちは汗を流し、震えながら小さな瞼を閉じた。この小さな天使達を自ら手に掛けると思うと、れいむは憂鬱だった。 おそらのゆっくりプレイスに行けば、きっとゆっくりすることができる。そう何度も言い聞かせなければおかしくなりそうだった。 みんなで行けばきっと怖くない。れいむは共に飛び降りるため、自分の片もみあげをそっとおちびちゃんに添えた。 このまま一緒に飛び降りれば、おちびちゃんと一緒に楽になれる。 「おい」 飛び降りようとしたその瞬間、れいむの背後から声がした。低くてはっきりとした声は人間のそれに違いない。 「に、にんげんざん……?」 「「「ゆぴいい!? きょ、きょわいよおお……!!」」」 「そんな所に居たら危ないじゃないか。ほら、こっちに来い」 母れいむは、涙をぽろぽろ流しながら、怯えて震える四匹のおちびちゃんを抱きしめ、吐息とともに声を吐く。 「どぼぢで……。こんどは、ゆっぐりでぎぞうだっだのにぃぃ……!」 悔しさと情けなさがないまぜになった表情で、霊夢は悲しみをかみしめていた。 小さな4つの命は、母れいむに体をひっつけている。その汗と、涙と、痛みからの震えが、肌から直接伝わってくる。 れいむはゆっくりよりもずっと大きな体を、怒りとともに睨みつけた。その人間の手には五つの赤い玉が転がっている。 「飴だ。とっても甘いぞ。野生のゆっくりなら食べたこともないかもしれないな」 土の上に転がってきた五つの玉は、太陽の光を受けて宝石のように輝いている。 綺麗でゆっくりしたそれは、れいむのゆん生で一度もお目にかかったことのないものだった。おちびちゃんは、お互いの顔を見合わせる。 「ゆ……」 「こんなに美味いのになぁ、ほら、警戒しなくてもいい」 人間は同じ飴玉を口にした。目の前の玉と同じ物を、いかにもうまそうな顔をして食べている。 しかし、母れいむにとって人間は、信用出来ないゆっくりの敵だ。れいむは威嚇するように、人間の両目をにらみつける。 「れいむは、そんなものいらないよ……、ゆ?」 そう言った瞬間、れいむは目撃した。まだ軽症な赤れいみゅが人間のくれた飴玉に舌を伸ばしていたのだ。 「れいみゅ、もうがみゃんできにゃいっ!! ぺーりょぺーりょしゅりゅよ!!」 「お、おちびちゃん、だめえええ!!!」 もみあげを伸ばすが、すでに赤れいみゅは玉の目の前である。母れいむのもみあげが空を切った その行動はあまりにも唐突で、母れいむとて止められなかったのだ。れいむは恐ろしくなって、ぎゅっと目をつむった。 れいむは想像する。飴玉らしきそれはきっと猛毒か、あるいは激辛の唐辛子キャンディか。人間は遊び半分にゆっくりを殺す。 悪い想像は頭の中をぐるりぐるりと三週した。しかし。 「ち、ちあわちぇ……!」 そのおちびちゃんの反応は、母れいむの予期とは全く正反対なのであった。 赤れいみゅは、溢れんばかりによだれを垂らし、幸せそうな顔でだらしなく放尿している。 指でつまめそうなぐらい小さなもみあげが、ぶわっと膨らんで快楽からふるふると震えている。 「こんなあみゃいの、はじめちぇ……! ぺーりょ、ぺーりょ、ゆゆゆゆ……!!」 れいみゅはその小さくて固いそれを、べろべろと下品に舐めまわしはじめた。 それからは早い。それぞれのゆっくりが、飴玉に舌を伸ばし、やがて口に入れその甘みを舌全体で味わった。 イチゴ味の飴玉は単調で安っぽい味だが、ゆっくりの味覚にはごちそうである。 「「「あ、あまっ、これめっちゃあまっ!! し、しあわせえええええ!!!!」」」 あっという間に飴玉はなくなり、残るのは口の中にあるこれまた甘い後味だけ。その後味ですら、とろけるぐらい美味だった。 そして残ったのは、この出自不明の男への、ゆっくりたちの信用だけであった。 顔つきは柔らかくなり、心が落ち着いた。そして、あまあまを食べたことで心なしか元気になったようだ。 れいむ達が飴玉を完食したと見ると、人間は途端に真剣な顔になり、れいむ達に語りかけ始める。 「お前ら、自殺しようとしてたんだろ」 「ゆ……」 れいむの顔がさっと曇る。 「どうしてゆっくりが、自殺なんてするんだ。おちびちゃんが可愛くないのか」 「ぞ、ぞんなごと……!!」 耐えられなくなり、また決壊した。飴玉でほぐれた表情は、現実を突きつけられくしゃくしゃに歪んだ。 そして瞳を充血させて、この世の理不尽さを吐き捨てるように、一言一言続ける。 「だっで、じがだがながっだんだよぉ……、でいぶがゆっぐりずるには、ごれじがっ……!!」 そして。がらがら声になった母れいむは、感情をぶつけるように身の上を話し始めた。 ● れいむは両親から独立したその日に、まりさと永遠の愛を誓い、初めてのすっきりをした。 そうして出来たのが十匹のおちびちゃんだ。二匹はそのおちびちゃんたちに平等に愛を注ぎ、家族は幸せになった。 しかし、幸せも長くは続かない。おちびちゃんのうちの一匹がゆカビにかかったのだ。 ゆカビにかかったゆっくりは群れを追放される掟である。冷酷だが、合理的な掟だった だが、二匹はおちびちゃんを諦めきれず、最後には家族全員で追放されることになったのだ。 「れいむ、きっとおちびちゃんはなおるよ! まりさはみんなをしあわせーにしてみせるよ!!」 「ゆん、まりさ! おちびちゃんのためにも、いっしょにがんばろうね!!」 五日後、ゆカビはおちびちゃんの半数に伝染する。最初にかかったおちびちゃんは既に真緑になり、もう長くなかった。 翌日にはそのおちびちゃんが息を引き取り、もう一日するとさらにもう一匹が死んだ。 そのころになるとおちびちゃん全員がゆカビにかかり、治療のためのわずかなあまあまも底をついてしまう。 「れいむ……、まりさはにんげんさんにあまあまをもらいにいこうとおもうよ……」 山道に時折現れる手足の長い生き物、かつて群れで聞いた話によると、彼らはあまあまを山ほど持っているのだという。 ただしその性格は凶暴で、ゆっくりをゆっくりとも思わない扱いをするらしい。 しかしれいむは、人間からあまあまを手に入れるしか、おちびちゃんを助ける道がないのだと思った。 「ゆっ、まりさはまりさだよ! にんげんさん、つうこうりょうとしてあまあまをおいてってね! たくさんでいいよ!」 そしてまりさは、あまりにもあっけなく踏み潰され、殺された。 大黒柱を失い、一家の食糧事情は悪化の一途をたどる。 れいむはまりさの代わりに狩りに出たが、まともに草を選別することも出来ず、いもむしですらなかなか捕まえられなかった。 一家は、あまりにも苦くまずい草を食べながら、弱っていくしかなかった。 そのうちれいむもゆカビにかかり、ぴょんぴょんすれば激痛が走るようになった。もはやずーりずーりで移動するしかない。 そのころにはおちびちゃんも四匹にまで減っており、おうちとしていた巣穴も、カビと死臭で吐き気がするぐらいの場所になっている。 狩りも困難で、あまあまも手に入らない。頼りにしていたまりさもいない。もう、この世には希望がなかった。 ● れいむは話をして落ち着いてきたようで、そのがらがら声は、ゆっくり特有の緩慢な声質に戻っていた。 「それで一家心中ってわけか……」 「そうだよ。でも、いいゆっくりは、しんだあとおそらのゆっくりぷれいすにいけるって、むれのみんながいってたよ。 だかられいむはもう、かぞくみんなでおそらのゆっくりぷれいすにいくって、きめたんだよ……」 古くからゆっくりの語彙にはゆん国という言葉があったが、おそらのゆっくりプレイスはより具体的だ。 わたあめで満ちたその場所には、ゆっくりできるゆっくりだけが招かれ、死後いつまでも幸せに暮らすことができる。 「馬鹿馬鹿しいな」 「ゆ゛っ!?」 れいむは人間の顔を見上げる。人間の顔には、しかし、憐憫の感情が現れていた。 「死んだ後の事なんて、どうして分かるんだ? この世には生きているゆっくりしか居ないのに」 「そ、それは……」 「第一、そんなに幸せな場所があるっていうなら、どうしてゆっくりは生きようとするんだ? 必死で生きて、死にそうになった時だけおそらのゆっくりプレイスなんて言うのは、おかしいじゃないか」 「な、なにいってるの! おそらのゆっくりぷれいすはあるって、みんないってるんだよ!! きっとあるよ!!」 れいむは人間を睨む。 「無い。おそらのゆっくりプレイスなんて、本当は無いんだ。よく考えてみろ」 人間はそれだけ言うと右手を高く上げ、青い空を指さした。 「れいむ、れみりゃって知ってるか?」 「ゆ? れみりゃなんて、おちびちゃんでもしってるよ! ばかにしないでね!」 「あいつらは空を飛ぶだろう。なら、おそらのゆっくりプレイスのことも知ってるはずだ」 ゆっくりには珍しく、翼を持ち、飛行するゆっくりであるれみりゃ。 れいむのゆっくり餡子には、優雅に空を舞うその恐ろしい姿がしっかりと焼き付いていた。 「ゆ、そうかもしれないね……」 「それじゃあ何で、あいつらはおそらのゆっくりプレイスじゃなくて、こんな地べたで暮らしてるんだ?」 「ゆぅ……?」 「ふらんだってそうだ。あいつらは強いが、いつもゆっくり出来るわけじゃない。おそらのゆっくりプレイスが有るならそこに行く。 行かないってことは、おそらのゆっくりプレイスなんて、存在しないってことだ」 群れでの思い出が蘇る。おそらのゆっくりプレイスについて教えてくれた先生ぱちゅりー。 「いいゆっくりは、しんだあと、おそらのゆっくりぷれいすにいくわ。そこはとってもしあわせーなばしょなの」 そんな先生は、毎日しっかりごはんを貰い、生まれて四年になってもまだ生きようとしている。 群れの信仰のリーダーであったさなえ、あのゆっくりは何かとおそらのゆっくりプレイスを引き合いに出した。 「れいむさん! なまけてたら、おそらのゆっくりぷれいすにいけませんよ!」 そんなさなえが、れみりゃに襲われてあんなに取り乱していた。 「ゆゆ、それは、それはぁ……」 否定したかった。目玉をぐるぐるさせながら、記憶の迷路をさまよう。 しかし、否応なしにれいむの記憶のピースがかちりかちりとまとまって、ひとつの結論に向かってゆくのだ。 「それでも、おそらのゆっくりプレイスとやらを信じるのか?」 「……ゆ」 れいむは人間から目を逸らし、地べたをじっと見つめる。 「このことはお前だけの問題じゃない。家族の未来がかかってるんだ。そんなあやふやなものに、子供達の幸せを賭けるのか?」 おちびちゃん四匹は、あまあまを食べて少し落ち着いていたが、根を張ったゆカビに今も体を蝕まれている。 その小さな命は、れいむが幸せにさせなければいけない命なのであった。 「ゆ、ゆん……」 「どうなんだ?」 「……ゆう、そうだね、おそらのゆっくりぷれいすなんて、ないのかもしれないよ」 れいむの記憶の中には、おそらのゆっくりプレイスがありそうな証拠なんて、何一つ無いのであった。 れいむは震えていた。認めたくない事実だった。よりそうおちびちゃんも悲しげに泣いてしまっている。 「でぼっ! だからなんだっでいぶの!」 れいむは叫ぶ。 「おちびぢゃんはみんなゆかびになって、でいぶまでゆがびにかかってっっ!! かりもでぎない! あばあばもない! それじゃあいぎでだって、どうじようもないでじょおおおおお!!!???」 「だから、死んだほうがいいっていうのか?」 「ぞうだよ! わるいの゛!?」 毎日毎時毎分毎秒、痛みと苦しみの波がやってくる。ゆカビは野良の間では不治の病とまで言われている。 「……この馬鹿やろう!!」 「ゆ゛っ!?」 人間の叫び声は、れいむのそれよりもはるかに大きかった。 「確かにお前は八方塞がりで、希望は殆ど無いかもしれない。でも、だからって死ぬのか? 死んで幸せになれるのか?」 「ゆぅ……でぼぉ……」 「そんなのは嘘だ。死んだって何も無い。絶対に幸せになんてなれないし、おそらのゆっくりプレイスにも行けない。 お前らにやったイチゴ味の飴を思い出してみろよ。あれを舐めている時、少なくともその時だけは、お前らは幸せだっただろうが」 れいむとおちびちゃんは、あのただただ甘いあの赤い宝玉を思い返す。あれほど幸せな食べ物はなかった。 「生きていれば少しは幸せになれるチャンスがあるんだ。そうだろう? 間違ってるとお思うか?」 「ゆ……、でぼ、ゆかびはくるしいよ。とってもいたいし、きもちわるいし……、ぜったいになおらないんだよ……」 人間は笑った。 「ゆっくりの知識は間違いだらけだな。ゆカビは治るぞ」 「ゆゆゆっ!? ぞうなのっ!!??」 れいむは目をまんまるに見開いた。ゆカビが治る。それは、おそらのゆっくりプレイス以上に信じられないことだ。 「ああ、そうだ。ゆっくりには謎が多い。ごく稀に完治したケースもある」 「ゆゆゆゆ……!」 絶望に染まりきっていたれいむの瞳に、わずかな光が宿る。それは生への欲求だ。 ゆカビが治るかもしれないという、細い細い蜘蛛の糸が、れいむ達の目の前にぶらさがっているのだ。 「きめたよ! れいむ、もう、じさつするのはやめるよ!!!」 れいむはキリリと眉を上げ、大きな口で宣言した。 「ゆゆゆぅ、ゆっくちー!!」 「おきゃーしゃん、ゆっくちいぃ!!」 「おぢびちゃん、ごべんね……!! れいむはおちびぢゃんを、ぜったいじあわぜにずるよ……!!」 この時ばかりはゆカビの苦しみも忘れて、泣き、笑いあった。 実のところ、れいむもおちびちゃんも、こんな崖から飛び降りるのは物凄く怖かったし、絶対に嫌なのであった。 それでも先ほどまでは、死ぬ以外に幸せになる方法がないと思い込んでいたのだが、 もしかしたら生きることができるかもしれないという希望が、れいむたちを思いとどまらせたのだ。 れいむはもみあげで、溢れきった涙をぬぐう。拭っても拭っても、涙は止まらなかった。 人間にもこんな優しい人が居るんだ。この世もまだまだ捨てたものじゃないと、れいむは思い直した。 そして数分、生きている喜びをおちびちゃんの分かち合った。 ぺーろぺーろした。ダンスもして、おうたまで歌った。その度に、生きているって素晴らしいと、確信が深まった。 そうして一家は、十分前には自殺しようとしていたことが嘘であるかのように、明るく元気なゆっくり家族に戻ったのである。 「にんげんさん……」 「なんだ?」 「れいむたち、がんばるよ。おちびちゃんといっしょに、さいごまでやりぬくよ」 れいむのそばにいる四匹のおちびちゃんは、みなやつれていたが、それでも口元からは嬉しさがこぼれていた。 「そうか。もう自殺したいなんて思わないだろ?」 「ゆん! れいむまちがってたよ! おそらのゆっくりぷれいすなんてないし、しんでもしあわせになんてなれないよ! ぜんぶぜんぶ、にんげんさんのいうとおりだったよ!!」 「ああ、喜んでもらえて何よりだ」 人間は笑った。 れいむも笑った。 おちびちゃんも笑っている。 そうして人間さんは、ゆっくりとおちびちゃんに近づいてゆく。 おちびちゃんの警戒もすっかり解けているようだ。末っ子れいみゅが、その靴にすりすりと体を擦り付ける。 「れいみゅ、ちゅーりちゅーりちてあげりゅよ! ちゅーりちゅーり!」 「おちびちゃん……!!」 れいむは末っ子れいみゅの優しさに涙を流していた。そのあまりに可愛らしい笑顔。見る度にれいむが間違っていたと反省させられる。 こんな優しい子がここで死ぬなんて、ゆっくりの神様が許すはずがない。この子は絶対れいむが育てて、立派なゆっくりにしよう。 将来この子は素晴らしい美ゆっくりになるはずだ。番になんて引く手あまただろう。 もしかしたら、街で一生ゆっくりできるという、飼いゆっくりというゆっくりにだってなれるかもしれない。 美しい光景に、れいむの未来が開けてゆく。 だが、非情である。 いつの間にか、人間の表情は嫌悪感に満ちた鬼意山の表情に摩り替わっていた。 「汚ねえ肌ですりつくんじゃねえ!!! このカビ糞が!!」 「ゆ゛ッ!?!?」 一瞬だった。 突然、末っ子れいみゅの姿が消えた。見上げると、歪んだれいみゅの体が宙に待っている。 大きく放物線を描き落ちていった。その先は崖である。崖の端をあっさりと飛び越え、ものすごい速さで崖下へと落下を始めた。 「でいびゅ、おちょらをとんでるみちゃいいい!!!!」 ぱっと明るい顔になる。しかし崖から転落死ているという事実が分かると、噴水のようにしーしーを噴射し始めた。 「あ゛あああああああ!!! どぼぢででいびゅおぢでるのおおおお!!!??」 目をかっと見開いて、狂ったように吠える。なにせ、生きなければ幸せになれないと学んだばかりだ。 もりもりと溢れるおそろうんうんがぶりりと飛び出し、ものすごい悪臭を放ちながられいみゅの周りを旋回した。 「びいいいいいい!!! ぐざいいいいい!!! でいびゅぢにだぐにゃいいいいい!!!!!」 生きているうちから死んだような表情をして、両目を飛び出さんばかりに見開きながら、叫んだ。 しかし茶色の地面はどんどん近づいてゆく。ゆっくりという緩慢な生物には、理解出来ないほどの速さだ。 「ごっぢごだいでえええええべべべべえ!!!!!」 そして触れたその瞬間、うんこ色の花が開いた。れいみゅは残りのゆん生もろともこの世から消え去った。 「あ、あ、あ、あ゛あああ゛あああああああああああ!!!!!」 「ゆんやあああああああ!!!!」 「いぼーぢょおおおおおお!!!!????」 れいむと残ったおちびちゃんはギリギリにまで駆け寄って、崖下を見下ろす。 すると、真っ茶色の地面の中に、一際異様に暗い茶をした部分を見て取れた。 リボンの残骸だろうか。そこにはところどころ赤のようなものも混じっている。 「おーおー、死んだ死んだ。ざまあ見ろ」 人間は腹を抱えて笑いながら、れいむの後ろから崖下を見た。 「それじゃあまりちゃちゃんとれいみゅちゃんも、妹のところへ行こうか」 れいむは反応することが出来なかった。瞬時に蹴飛ばされ、三女れいみゅと次女まりちゃが崖から落ちていった。 そして、先ほど死んだれいみゅのように、豚のできそこないのような表情をして恐怖から泣き叫んだ。 「なんぢぇええええええ!!!!????? ばりぢゃのかがやがぢいゆんちぇいぎゃああああああ!!!???」 「ゆやあああああああ!!!! おぎゃあああじゃあああああああああああんん!!!!!!!」 「おぢびぢゃあああん!!! ぼどっでぎでええええええ!!!!!」 どんどん小さくなる二粒のおちびちゃんは、うんうんをもらし、ぐねぐねと体をくねらせながら、どんどん小さくなった。 「「ゆ゛っ!!!!!」」 そしてゴマ粒ぐらいにまで縮んだ瞬間に、汚らしい茶色に爆ぜた。 れいむは二匹のおちびちゃんが死んでゆくその様を、まともに見てしまった。 「ゆ、ゆげ、ゆげえええ……」 うっすらとカビた餡がれいむの口から吐き出される。信じられない現実と、おちびちゃんを失った悲しみが、れいむに餡を吐き出させた。 げほげほと咳き込み、その嫌な味を口の外に追い出す。吐いた餡子は崖からこぼれ、おちびちゃんたちのように落下していった。 「ど、どぼぢで、ごんなごどずるのおおおお!!!」 振り返ると人間が、にやにやといやらしい笑みを浮かべながられいむを見下していた。 「いやあ、お前らがおそらのゆっくりプレイスなんて言ってるからさぁ。ほんっとうに頭に来たんだよね。 死にかけのゆっくりが、その妄想だけで、最後の瞬間だけは幸せになれる。そんなの吐き気がするよ」 人間はれいむに唾をはきかけた。れいむはわなわなと震えている。 「だからこうしてわざわざそんなものは無いって説明したんだよ。ま、その甲斐あって愉快な死に様を見れたけどね く、くく、あっははははは!! 見ただろ!? あの馬鹿みたいな死に顔をさぁ!? 傑作だよなあ、それだけは認め……ぷっくくく」 「ゆ、ゆ、ゆが、ゆがああああああああああ!!! じね!! ゆっぐりじないでじねえええええ!!!!」 れいむは顔を真っ赤にして歯茎をむき出しにしながら人間に体当たりを始めた。 木よりもずっと細い人間の足であるが、それでもゆっくりにとってはあまりにも固く丈夫である。 びくともしない、1ミリも動かない。もちろん死ぬなんてあるわけがない。 人間は余裕の笑みでれいむの体当たりを受ける。れいむの体当たりは殺すためのそれであるにもかかわらずだ。 れいむは息を荒げ、下半身の激痛に耐えながら、何度も飛び跳ね体当たりを食らわせた。 「おやおや、そんな事していいのかな」 突然妙に甲高い叫び声が、れいむにまで届いてくる。れいむが見上げると、とんでもないものがそこに居た。 「ゆんやああああ!!! はなしちぇええええええ!!!!」 「ゆ゛っ、ぞればああああ!!!」 人間は最後に残ったまりちゃの上半身を握りしめていた。しーしーとうんうんを漏らしながら、お尻をもるんもるんと暴れさせている。 人質ならぬゆん質だ。れいむは体当たりをやめ、震え始めた。れいむとまりさの愛の結晶の、最後の一匹である。 絶対に死んではいけないこの世に唯一の天使が、あの魔王のような人間の手の中にあるのだ。 「ごべんなざいいいいい!!! ぞのごだけはゆるじであげでぐだざいいいいいい!!!!」 「ゆえええええん!!! ちにたくにゃいよおおおお!!!!!!」 人間はまりちゃを左右に揺らし、投げるそぶりを見せて、寸前でやめる。 その動作の度に二つの生き残り饅頭達は、べたべたと砂糖水の汗をながしながら、青ざめていった。 「こいつを離してほしいか?」 「はい゛いいいいい!!!!!」 「ならお前、そこから飛び降りろ」 「ゆ゛っ!? なんでっ!!??」 「お前が飛び降りて死ねばこいつだけは助けてやるって言ってるんだよ」 「ぞ、ぞんなあああああああああああ!!!! ぞのごには、おがーざんがひづようで……!!!」 人間は、そんな母れいむの叫びを、氷よりも冷たい視線で遮る。 「黙れ」 れいむは黙った。そうでもしないとまりちゃの命は無いように思えたのだ。 「どうするんだ?」 「……ゅ」 れいむは汗を書きすぎて、汁気たっぷりのがんもどきになってしまうんじゃないかと思った。 まりちゃは相変わらず人間の手の中で泣いていて、しーしーを漏らしながら命乞いをしている。 すぐにでも飛び降りて、まりちゃを助けたかった。だが、人間によって呼び覚まされたれいむの生存本能がしつこく邪魔をしてくる。 死んでもおそらのゆっくりプレイスには行けない。そうしたらどうなるのか。 この世よりももっと恐ろしい場所に連れて行かれるかもしれないし、ひょっとしたらその後は存在しないのかもしれない。 れいむの体ががくがくと震え始め、その瞳は、左右にゆれるまりちゃの尻を、ぼんやりと追いかけるのだった。 「早く決めろよ。それとも、親子ともども仲良く死ぬか?」 「ゆ、ゆ……それは」 れいむはまりちゃを見る。まりちゃは泣きつかれて、ぶるぶる震えるだけになった。 まだ症状は重くないが、ゆカビにもかかっているのだ。このまま決断を先延ばしにすれば、恐怖でショック死するかもしれない。 「きっ、きめたよ。れ、れいむは、れいむはとびおりるよ……」 「おう、早くしろよ」 れいむは崖下をまた覗いてみる。茶色くバラバラになったおちびちゃんの死体が、仲良く三つ並んでいる。 いやすでにどれがどのゆっくりの死体なのか分からないぐらい、ぐちゃぐちゃに入り交じっていた。 あれに、なるのだ。 それだけは嫌だとれいむの本能が言っていたが、先ほどの戦いで、人間があまりにも丈夫だと分かってしまった。 れいむは涙を流した。人間の残酷さに、この世の冷酷さに、運命の悲しさに、そして、天涯孤独に鳴るまりちゃの未来に。 「ばいばい、おぢびぢゃん!!! ゆっぐりじでいっでね!!!!」 決心が鈍る前に、れいむはあんよに力を入れ、生涯最後のぴょんぴょんを行った。 「でいぶはどりざん!!!」 返事も聞かずに飛び出した空は、あまりにも冷たく居心地が悪い。天も地も吸い込まれそなぐらい遠くて、あたまがぐるぐると回る。 実際、れいむは回転していた。飛び出した時の勢いが強まり、高速で回転しはじめているのだ。 「ゆ゛あああああああ!!!! ぼう!! おうぢ!! がえるうううう!!!!!」 しーしーが漏れる。うんうんが飛び出す。排泄物が光を受け、キラキラと光ったと思うと、れいむの顔に降り注いできた。 「ゆげええええ!!! ぐざっ!! ごれ、ぐざっ!!!!」 高速でうんうんまみれになったれいむ。 茶色く汚れて、ものすごい臭いなにかになり、苦しさかられいむは嘔吐を始める。 その吐瀉物までが回転するれいむに巻き込まれ、れいむは一瞬でこの世の汚物を総なめにした。 「ぼぎょびっ!!!」 そして爆発して、物言わぬ餡子のちらばりに、姿を変えたのである。 最期はあまりにもあっけなかった。 「ゆ、ゆ、おきゃーしゃ、いぼーちょ、おにぇーちゃ……、ゆええええええん……」 一匹残されたまりちゃは、もはやすーりすーりをする家族もなく、一匹で震えていた。 ゆカビの苦しみは今も続いている。あれだけうんうんやしーしーをしたのだから、ねじれるような空腹感もあるのだろう。 そして、まりちゃには頼るべき群れも、親戚もない。狩り、うんうんと始末、病気の治療、すべてを一人でやらないといけない。 解放されたとしても、この厳しい山で成体になるまで生き抜く確率は、何億分の一よりもずっと低いだろう。 「そんじゃ俺は帰るから、まりさちゃん、せいぜい一人で頑張ってね!」 人間は、れいむの死に様を見て満足したのか、まりちゃを置いて去ってしまった。 まりちゃは自由になったが、その自由はもう何にもならなかった。 生きていれば幸せになれる。 そういうこともあるかもしれない。 しかしまりちゃは、もう幸せの前にそびえ立つ、山のような不幸せに耐えることができなくなっていた。 まりちゃはずりずりと這って、なんとか崖までたどり着くと、ただ楽になるためそこから飛び降りた。 あとがき やっと餡庫みつけた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! うんうんでりゅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
https://w.atwiki.jp/uchihama/pages/14.html
福岡市西区小戸で19日、登校中に飛び降り自殺した市立内浜中1年の男子生徒(13)が、 担任の男性教諭(37)から体罰を受け、昨年6月にも自殺しようとしたことが分かった。 体罰は自殺の3日前にもあり、携帯電話には「先生がまたなぐった 電話していい?」と 友人に相談しようとした未送信メールが残っていた。 遺書はなく体罰と自殺の因果関係は不明だが、同校の薄(すすき)公治校長(55)は 「指導が自殺の要素の一つだったとも考えられる」としている。 校長によると担任は08年6月、生徒が同じ学級の男子をいじめた疑いを持ち、放課後2日間にわたって 理科準備室などで「(男子の)上履きを隠したのはお前だろう」と問い詰めた。 その際、生徒の頭をげんこつで殴り、ひざをけるなどした。 両親によると生徒は泣きじゃくりながら帰宅し母親(39)が事情を聴いたところ、 体罰を受けたことを明かし「やっていないと言っても信じてもらえない」と話した。 さらに「帰り道、車に飛び込んで死のうとしたけど、足が動かなくて死ねなかった」と明かした。 母親は担任に「息子が死にたいと言っている」と連絡。駆け付けた担任は「すみません」と体罰を認めた。 また今月16日には、担任は生徒が忘れ物をしたとして、クラス全員の前で頭を1度たたいた。 携帯に残った友人あての相談メールは翌17日付だった。 自殺当日、生徒は母親の携帯電話に10回以上かけたが、勤務中だったためつながらず、 留守番電話に泣き声だけ残していた。 学校は自殺後に体罰の問題を市教委に報告したが、校長は19日の会見で「(自殺の理由は)心当たりがない」と話していた。 薄校長は体罰を市教委に報告していなかった理由について「生徒の様子に変化が表れれば報告しようと思っていた」と話している。
https://w.atwiki.jp/wiki3_shino/pages/145.html
自殺 / 峰岸徹 ■ 日刊サイゾーより 峰岸徹が死ぬまで向き合い続けた「岡田有希子自殺」の衝撃 貴重なバイプレーヤーとして映画やドラマで活躍していた俳優の峰岸徹さんが、肺がんのために11日、65歳の若さで亡くなった。 亡くなる前、筆者は峰岸さんが出演している大ヒット中の映画『おくりびと』の中で死体となった彼の姿を見ながら、22年前に起こった故・岡田有希子さんの"飛び降り自殺事件"を思い出さずにはいられなかった。実際に、峰岸さんの死に際して、このことを持ち出す報道も多くあった。 亡くなった峰岸さん自身にとっても、一生忘れられない事件だったはずだ。 日本テレビの『スター誕生』の第46回決戦大会で優勝。桜田淳子や松田聖子らを輩出していたサンミュージックから、アイドル歌手としてデビューした岡田は、あっという間にスターの座に上り詰めた。ところが、絶頂期を迎えた1986年4月8日にサンミュージックの屋上から飛び降り自殺を図ったのだ。 「岡田はTBSドラマ『禁じられたマリコ』で共演した、かなり年上の俳優の峰岸徹に弄ばれたとか、彼の子供を妊娠したとか、それらが自殺の原因かのような無責任な憶測や噂が飛び交ったんです」(当時を知るワイドショー関係者) 当時、筆者も取材に飛び回った。だが、筆者の目に入ってきたのは、離婚していた峰岸さんが、引き取った子どもを溺愛し、かわいがる姿だった。その姿から、彼は女を弄ぶタイプのような無責任な男ではないと確信した。その確信は、岡田の"芸能界の育ての親"と言われているサンミュージックの相澤秀禎社長(現・会長)の取材で、揺ぎないものになった。 「有希子は、デビュー前から僕の自宅で下宿していたんですが、デビューして売れ始めたんで、一人暮らしを始めた。その3日後に有希子の住んでいた部屋に、のりピー(酒井法子)が入ってきたんです。そして、自殺する3日前に、僕の家に有希子が食事に来た。なんとなく元気がないから、"おまえがこれからうちの会社を背負っていくんだから、がんばらなきゃだめだよ"というと、"私なんかもう、だめだから""あとにいい子(=酒井法子のこと)がいるじゃない"という暗い話をしだしたんです」と、相澤社長は自殺前の岡田の様子を語ってくれた。 岡田は、4月8日の早朝、自宅でガス自殺とリストカットを図ったが、未遂に終わった。危険を察した事務所は岡田を事務所に連れてきた。 「僕が歯医者から戻ると事務所のビルの下が大騒ぎ。有希子が飛び降り自殺したんです。僕を待っている間、朝の自殺騒動について僕に何か言われるがいやで、屋上に言って飛び降りたんだと思ったんです。ところが、彼女が残していた1冊の日記風のノートが発見されて、それを読んで自殺の真相が理解できました」 その日記風のノートには、相手の男性の名前(=峰岸徹)はもちろんのこと、彼女が峰岸を思い、そのことがうれしくて、喜ぶさま。一方で、その恋は成就することがないと判断し、真綿でクビを絞められるような苦しみが克明に綴られていたという。 「有希子は峰岸さんに恋焦がれて、プラトニックな愛を持ち続けて、自殺したんです」(相澤氏) 峰岸さんは、岡田の自殺の真相を知って「正直、ものすごくショックです。僕は兄貴のつもりでいたんですが、彼女はそれ以上のプラスアルファがあったのかもしれない。それが愛だったら、責任を感じます」とコメントした。 実に厄介な問題だった。しかし、峰岸さんは、常にこの問題から逃れることなく生きてきた。そして、ドラマや映画で感動を与えるバイブレーヤーとして活躍。改めて、峰岸さんに「お疲れさん」と言いたい。合掌! (本多 圭) .
https://w.atwiki.jp/wiki3_shino/pages/146.html
岡田有希子 ■ 日刊サイゾーより 峰岸徹が死ぬまで向き合い続けた「岡田有希子自殺」の衝撃 貴重なバイプレーヤーとして映画やドラマで活躍していた俳優の峰岸徹さんが、肺がんのために11日、65歳の若さで亡くなった。 亡くなる前、筆者は峰岸さんが出演している大ヒット中の映画『おくりびと』の中で死体となった彼の姿を見ながら、22年前に起こった故・岡田有希子さんの"飛び降り自殺事件"を思い出さずにはいられなかった。実際に、峰岸さんの死に際して、このことを持ち出す報道も多くあった。 亡くなった峰岸さん自身にとっても、一生忘れられない事件だったはずだ。 日本テレビの『スター誕生』の第46回決戦大会で優勝。桜田淳子や松田聖子らを輩出していたサンミュージックから、アイドル歌手としてデビューした岡田は、あっという間にスターの座に上り詰めた。ところが、絶頂期を迎えた1986年4月8日にサンミュージックの屋上から飛び降り自殺を図ったのだ。 「岡田はTBSドラマ『禁じられたマリコ』で共演した、かなり年上の俳優の峰岸徹に弄ばれたとか、彼の子供を妊娠したとか、それらが自殺の原因かのような無責任な憶測や噂が飛び交ったんです」(当時を知るワイドショー関係者) 当時、筆者も取材に飛び回った。だが、筆者の目に入ってきたのは、離婚していた峰岸さんが、引き取った子どもを溺愛し、かわいがる姿だった。その姿から、彼は女を弄ぶタイプのような無責任な男ではないと確信した。その確信は、岡田の"芸能界の育ての親"と言われているサンミュージックの相澤秀禎社長(現・会長)の取材で、揺ぎないものになった。 「有希子は、デビュー前から僕の自宅で下宿していたんですが、デビューして売れ始めたんで、一人暮らしを始めた。その3日後に有希子の住んでいた部屋に、のりピー(酒井法子)が入ってきたんです。そして、自殺する3日前に、僕の家に有希子が食事に来た。なんとなく元気がないから、"おまえがこれからうちの会社を背負っていくんだから、がんばらなきゃだめだよ"というと、"私なんかもう、だめだから""あとにいい子(=酒井法子のこと)がいるじゃない"という暗い話をしだしたんです」と、相澤社長は自殺前の岡田の様子を語ってくれた。 岡田は、4月8日の早朝、自宅でガス自殺とリストカットを図ったが、未遂に終わった。危険を察した事務所は岡田を事務所に連れてきた。 「僕が歯医者から戻ると事務所のビルの下が大騒ぎ。有希子が飛び降り自殺したんです。僕を待っている間、朝の自殺騒動について僕に何か言われるがいやで、屋上に言って飛び降りたんだと思ったんです。ところが、彼女が残していた1冊の日記風のノートが発見されて、それを読んで自殺の真相が理解できました」 その日記風のノートには、相手の男性の名前(=峰岸徹)はもちろんのこと、彼女が峰岸を思い、そのことがうれしくて、喜ぶさま。一方で、その恋は成就することがないと判断し、真綿でクビを絞められるような苦しみが克明に綴られていたという。 「有希子は峰岸さんに恋焦がれて、プラトニックな愛を持ち続けて、自殺したんです」(相澤氏) 峰岸さんは、岡田の自殺の真相を知って「正直、ものすごくショックです。僕は兄貴のつもりでいたんですが、彼女はそれ以上のプラスアルファがあったのかもしれない。それが愛だったら、責任を感じます」とコメントした。 実に厄介な問題だった。しかし、峰岸さんは、常にこの問題から逃れることなく生きてきた。そして、ドラマや映画で感動を与えるバイブレーヤーとして活躍。改めて、峰岸さんに「お疲れさん」と言いたい。合掌! (本多 圭) .