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ある日の風景シリーズ シリーズの概要を必要に応じてお書きください。 1作目:春香「ある日の残業風景」 執筆開始日時 2013/2/10 元スレURL http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1360492281/l50 概要 【765プロ事務所】 小鳥「……あ、やっぱり。春香ちゃん」 春香「小鳥さん、何かわかりました?」 小鳥「雪によるポイント故障の為終日運休、ですって」 春香「そうですか……。今日はここに泊っちゃおうかな」 小鳥「泊まるって、ここに? ダメよそんなの、風邪ひいちゃうわ」 P「そうそう、千早とか響とかあずささんとか、一人暮らしの所に泊めさせてもらったらどうだ?」 春香「3人とも今日は疲れてるみたいでしたし、なんだか悪い気がして。大丈夫です、私、明日オフですから」 小鳥「それなら、わたしの所に泊まったら?」 春香「小鳥さんの? そんな、迷惑じゃ……」 小鳥「大丈夫よ。明日は私もお休みだし」 律子「それに、あんまり断りすぎると逆に失礼よ?」 春香「そうですね。それじゃ小鳥さん、よろしくお願いします」 小鳥「はーい。あ、でも今日残業しなきゃいけないから、終わるまで待っててもらえる?」 春香「いいですよ。あ、そうだ。私皆さんにお茶でも淹れますね」 タグ ^天海春香 ^音無小鳥 ^秋月律子 まとめサイト SSRE@DY!! SSオタかのじょ SS CLUB SS速報 SSだもんげ! SSちゃんねる えすえすMIX SS森きのこ! エレファント速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! 2作目:あずさ「ある日のたるき亭の風景」 執筆開始日時 2013/03/20 元スレURL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363787448/ 概要 【たるき亭 店内】 店員「いらっしゃいませ! あ、765さん、毎度どうも、ありがとうございます。奥座敷ですよね」 小鳥「はい、お願いします」 P「あれ、もしかして予約とかしてました?」 小鳥「プロデューサーさんの仕事が終わるのを待ってる間に」 あずさ「さすが音無さん、ですね」 小鳥「えへへ、それほどでも」 店員「ではこちらのお席にどうぞ」 小鳥「あ、私入口の近くで」 P「それじゃ俺は音無さんの隣で」 あずさ「それじゃ私はプロデューサーさんの前、っと」 店員「ご注文、お決まりでしたらどうぞ」 P「みなさん、最初はどうします? 俺はビールを」 あずさ「私も同じく」 小鳥「私もビールで。あ、枝豆もお願いします」 P「あ。すぐ出てくるの、何か適当にお願いできますか?」 店員「今なら串揚げ盛り合わせを、揚げたてでご用意できますが」 小鳥「本当ですか? やった。それじゃそれもお願いします」 店員「かしこまりました、少々お待ちください」 タグ ^三浦あずさ ^音無小鳥 まとめサイト SSRE@DY!! SS オタ.net SSだもんげ! SSちゃんねる えすえすMIX SS森きのこ! エレファント速報 キャラアニSS プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! 3作目:千早「ある日の始業前風景」 執筆開始日時 2013/03/31 元スレURL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364736252/ 概要 【765プロ事務所前】 千早「鍵がかかっているわね。さすがに早すぎたかしら」 小鳥「あら、千早ちゃん。珍しいのね、こんなに朝早くから」 千早「音無さん、おはようございます」 小鳥「おはよう。あら、千早ちゃん、今日は確かオフじゃなかった?」 千早「はい。なんだか早く目が覚めてしまって。特にすることもないので、ここに」 小鳥「やることないから職場に来るって……せっかくお年頃の女の子なのにもったいない」 千早「あの、お邪魔でしたか? それなら私は……」 小鳥「あ! そういう訳じゃないの! というかむしろ居てくれると寂しくなくて嬉しいし」 千早「寂しい?」 小鳥「最近みんな忙しいから、事務所に一人で居る事が多くて……。あ、今鍵開けるわね」 千早「普段は音無さんが鍵を?」 小鳥「そうね、たいていの場合は。たま~に社長が早く来てる場合があるけど。はい、どうぞ入って」 千早「ありがとうございます」 タグ ^如月千早 ^音無小鳥 ^天海春香 まとめサイト SSRE@DY!! SSだもんげ! SSちゃんねる SS森きのこ! エレファント速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! 4作目:小鳥「ある休日の風景」 執筆開始日時 2013/04/20 元スレURL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1366466185/ 概要 【たるき亭】 P「音無さん、次何頼みます?」 小鳥「う~ん……そうだ、お店変えません?」 P「いいですよ。と言っても、近くで良い店は……」 小鳥「実は、良いお店見つけたんですよ、最近」 P「どんな所ですか?」 小鳥「日本酒メインなんですけど、この辺じゃあまり置いてない銘柄もたくさん置いてあって」 P「へぇ。場所は近くですか?」 小鳥「歩いて3分位ですね。名前なんだったかな……」 P「とりあえず行きましょうか、その店。音無さんが選ぶならハズレはないでしょう」 ―――― ―― ― タグ ^音無小鳥 まとめサイト SSRE@DY!! SSだもんげ! SS森きのこ! エレファント速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! 5作目:やよい「ある日の夕食風景」 執筆開始日時 2013/05/28 元スレURL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369746186/ 概要 【765プロ 事務所】 P「ただいま戻りました」 小鳥「おかえりなさい」 律子「おかえりなさい。やよいもお疲れ様」 やよい「小鳥さん、律子さん、お疲れ様です!」 律子「予定より早く終わったんですね」 P「あぁ。思いのほか収録がスムーズに進んだからな。NGなしの1発OKで」 小鳥「あら、すごいじゃないやよいちゃん」 やよい「えへへ、ありがとうございます」 P「やよい、ソファーで待っててくれ」 やよい「はい、分かりましたぁ!」 タグ ^高槻やよい ^音無小鳥 ^秋月律子 まとめサイト SSRE@DY!! SSだもんげ! SSちゃんねる SS森きのこ! エレファント速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! 6作目:律子「ある日の就業後の風景」 執筆開始日時 2013/06/30 元スレURL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372592003/ 概要 【765プロ 事務所】 律子「……」カチカチッ 律子「……」カタカタカタカタ 律子「……」カタカタカタ カチカチッ 律子「……とりあえず今日はこんな所ね」 P「お疲れさん」 律子「ぎゃああああああ!」 P「うわあああああああ!」 タグ ^秋月律子 ^音無小鳥 まとめサイト SSだもんげ! SSちゃんねる SS森きのこ! エレファント速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS! 7作目:高木「ある日のバーの風景」 執筆開始日時 2013/10/10 元スレURL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381411545/ 概要 【765プロ 事務所】 P「――そうか――あぁ――分かった、お疲れ様」 小鳥「電話、律子さんからですか?」 P「えぇ。打ち合わせが長引いたから、今日は直帰だそうです」 小鳥「律子さん、ここ何日かでまた忙しくなっちゃいましたね」 P「新曲の件がいよいよ動き出すみたいですから」 小鳥「ちょっと前までは元気ない感じでしたけど、いつもの律子さんに戻ったようで安心しました」 P「そう……ですね」 タグ ^高木社長 ^秋月律子 ^プロデューサー まとめサイト SSだもんげ! エレファント速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS!
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edit 「空海の風景」を旅する NHK取材班 よみがえる等身大の空海像。NHKって確かにすごい、かも。 2006.6.13 司馬遼太郎「空海の風景」をドキュメントで映像化した番組の製作記録。 「プロの仕事」の現場 疋田智という人がいます。自ら「自転車ツーキニスト」と名乗る現役のTVディレクターで、自転車に乗ることで見えてくる色んな事実や、紀行文、論考、エッセイなどを書いている人ですが、その彼が、「視聴者をナメている」ような番組をつくっている同業者に対して、「NHKの教育テレビでも見て、「プロの仕事」というものをしっかり学んで欲しい」というようなことを書いていました。そのNHKによる「プロの仕事」が出来ていく様子がありありと分かってしまう本。本の主旨とは関係ないところで圧倒されてしまう。 現在に生きる「お大師さん」と、時代の寵児「空海」 「風景」は高野山に限らない。「お遍路さん」の四国の話も多い。地元の人々にとって、(弘法)大師さんは今も生きている。地元の人とのやり取りは「いい話」で一杯です。 その一方で、遣唐使として長安に赴いた空海が、世界最先端の思想である密教二派の第八代正当後継者として秘儀を受け、日本に持ち帰り、更に二派を統合して一つの思想体系にまとめ上げていく過程を、説得力のある積み重ねで心理面まで再現していきます。 DVD発売希望 視聴料で揉めてなんかないでさっさと有料チャンネルにすればいいのに。今でも有料なんだから。それとも自信を持ってシェアウェアにすればいい。それなら僕は見て払うよ。年に1万円くらいならいいかな。それじゃ足りないっていうんなら、ハリウッドみたいにワンソースマルチユースにすればいい。僕はこの「「空海の風景」を旅する」がDVD化されたら買うよきっと。 中公文庫(2005/8/26) オリジナルはA5版 2006.12 この本は文庫ですが、A5のハードカバーがオリジナル(上下2巻)。カラー写真も入っていたりするのですが、文庫本の携帯性が「旅」を感じさせて気分が出ます。 DVD発見 DVDはどうやら発売されている。ただし高価だ。うーん、中国旅行に行くと思えば格安なんだが... NHKスペシャル 空海の風景 [DVD] NHKスペシャル 空海の風景 前編 大唐渡海の夢 [DVD] NHKスペシャル 空海の風景 後編 弘法大師への道 [DVD] 名前 コメント
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あくまで心和む福井県の風景画像ですがなにか?
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このサイトは下記の場所に移転しました。 http //www25.atwiki.jp/unno/(トップページ) http //www25.atwiki.jp/unno/38.html(東京風景史の人々)
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614 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/05/10(木) 19 56 59.41 ID ??? 流れ無視して夕食風景 ロラン「今日はカレーですよ。おかわり自由なのでどんどん食べてください」 セレーネ「辛さはどのくらい?」 ロラン「中辛にしました」 アル「いつもの事だけどコウ兄ちゃんがにんじん残すね」 シュウト「好き嫌いは、いけないのにね」 シン「あぁそのコウ兄ならさっきシーマさんといっしょにいたぞ」 カミーユ「運が良いなぁ 嫌いなにんじん食べずにすむから」 ウッソ「でもにんじんが残らないから良いほうですよ」 シーブック「あれがコウ兄さんの運命なんだよな。そういえばキラはまだ下りて来ないな」 ヒイロ「ニコ・ドーガをやっているから本人が下りるのを待つのが得策だな」 ジュドー「そのうち腹減って下りるだろう」 ガロード「下りないでポテチとコーラ食ってんじゃね~の?」 刹那「ありえるな」 キャプテン「いつも通り変態を排除しました」 アムロ・シロー・マイは仕事のためまだ帰宅していない。
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書名 海野弘コレクション 2 新版 都市風景の発見 日本のアヴァンギャルド芸術 書誌情報 出版社(叢書・シリーズ名)右文書院 発行年月日2006年7月10日 版型 造本データ ページ数四六判 上製 307 定価2600円 装丁高麗隆彦 カバー写真:高梨豊「地名論」より 浅草 栞酒井忠康「海野弘さんのことを、ちょっと」 堀切直人「貧しい街頭風景の方へ」 岡崎武志「海野弘さんへの恋文」 南陀楼綾繁「予告編がいっぱい」 異版 都市風景の発見 目次 Ⅰ 都市の表現者たち清水登之 3 国吉康雄 16 村山知義 29 田中保 41 石垣栄太郎 53 藤牧義夫 66 Ⅱ モダニズム再訪日本の一九二、三〇年代――アヴァンギャルド詩の周辺 83 カンワ゛スの中の火 99 もどかしく、病める青春――関根正二と村山槐多 112 竹久夢二――花咲く乙女たちの陰に 128 山名文夫のモダン・スタイル 149 都市のブルース 160 ムーヴィング・マン 173 Ⅲ 日本の一九〇〇年日本のアール・ヌーヴォー覚書 191 藤島武二の世紀末 205 明治のモダン・スタイル 215 光琳とジャポニズム 233 フォーク・アートと民芸――柳宗悦ノート 239 西洋への小さな窓――日本書票の黎明 245 Ⅳ もう一つの世紀末金森馨の世界劇場 261 蒼ざめた時代の肖像 276 建築はいかに見えるものとなるか――村井修『写真都市』 287 旧版あとがき 298 新版へのあとがき 301 初出一覧 306 あとがきより 主な初出 補記
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……や、ヤバイ。空気を変えねば。即興。 『ある日の風景』 (ポッペポッペポー♪ ポッペポッペポー♪)←BGM 「あら、こなちゃ……こなたさん、御機嫌よう」 「あら、つかささん、御機嫌よう。お変わりなくて?」 「え、ええ、おかげ様で」 「今日は、かがみさんとはご一緒ではなくて?」 「お姉ちゃ……お姉様は、少々お体の具合がよろしくないと……」 「まあ、それは心配ですわね。……帰りにお見舞いにお伺いしたいのですが、よろしくて?」 「うn……え、ええ、歓迎いたしますわ、こなたさん」 × 「あら、泉さん。今お帰りですか?」 「あら、黒井先生。ご機嫌よう」 「私も、かがみさんのお見舞いにお付き合いさせていただいてもよろしくて?」 「ええ、喜んで」 「……ああ、大切な教え子が今まさに病の床に伏しているなんて、胸が締め付けられるような思いですわ……」 「私もですわ……では、参りましょうか、黒井先生、つかささん」 「え、ええ。ご案内いたしますわ」 × 「お姉ちゃ……お姉様、黒井先生とこなたさんがお見舞いにいらしてくださってよ」 「お邪魔いたしますわ、かがみさん」 「かがみさん、お身体のお具合はいかがですか?」 「…………」 「……かがみさん?」 「……眠っていらっしゃるのかしら?」 「…………」 「……かがみさん?」 × 「……ゴメン、私、その口調やっぱ無理」 「かがみの負けー(=ω=.)」 (チャッチャラチャッチャララン♪)←BGM コメントフォーム 名前 コメント ↓↓みゆきさんのマネなのでは?それならいないのも当然ということになる。 -- 名無しさん (2019-12-07 02 53 52) こなたが流行らせたのか -- 名無しさん (2011-04-11 19 09 49) みゆきさん…は…? -- 無垢無垢 (2009-02-23 18 54 24) 黒井先生何やってんですか -- 名無しさん (2009-02-12 13 57 56)
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創作部日常風景2 417 名前:◆YUcgEgI6jo [sage] 投稿日:2009/09/14(月) 22 53 56 ID 1yp8g6xO 放課後、教室の扉に『創作部活動中』という張り紙が貼ってある教室の中で、俺は机に向かって詩の創作に勤しんでいる。 机の上には珈琲入りの紙コップとノートのダブルコンボで、見るからに作家といった雰囲気を醸しだしている。我ながら少しナルシストだと思うが・・・・。 少し創作活動を休憩し、珈琲を飲もうとする。 瞬間、紙コップが何かに貫かれた・・・否、スプラッタされた。 最早俺の手には紙コップすらなく、制服は珈琲で濡れている。 呆然と立ち尽くす俺の横で、歓声とほくそ笑む声が聞こえた。 「凄いやん!りっちゃん!粉々やに」 「少し威力上げただけ・・・別に凄い事じゃない」 「いや、それはもう兵器だな。軽くスプラッタだ」 「待てコラ、オイ」 珈琲まみれの服装の俺を見て、士乃が吹きかけた。殺意が湧いた。 「や~、どうしても和君がやりたいゆうたき・・・」 「ちょっ、士乃が言い出したんだろ!」 士乃は笑を堪えながら弁解する。横にいる和を睨みつける。こちらは必死に士乃との共謀論を主張しているが、前々から俺に対しての悪戯の回数は、正直目に余る。 「和、お前か?」 わざと声を低くして言い放った。ビクッとしてこちらの顔に目を向けた。険しい顔に気付いたのか、顔色は若干青ざめている。もし図星だったら『サッフォーの刑』にでもしてやろうか。いや、まだ生ぬるいから新開発した『てるよバーニング』でも試してみようか。 「ちょっ、俺じゃないから!どー考えても士乃が怪しいでしょうよ!」 「もー、和君嘘はいかんね~」 「しらばっくれんな!ああ、この崇人の顔はヤバい!絶対『宮沢固め』する気だ!」 「いや、もう少しランクは上だぞ」 「嫌ぁぁぁ!!あれより上は駄目だー!!」 いつか試した技をまだ引きずっていたのか。間違いは一応正しておく。 構えをとって、ジリジリと和を教室の隅に追いやる。あまりの恐怖に和が悲鳴を上げる。 後ろで士乃の堪えているような笑い声が聞こえる。多分こいつが主犯だろうが、もう引くに引けなくなってしまったから、気づいて無いふりをしておこう。 「3つ数えろ。楽になる」 「うわぁぁぁぁぁあぁぁあ!!!」 「まって」 飛び掛ろうとした瞬間に声がかかり、服を引っ張られ直前で中止を余儀なくされた。声のする自分の眼の前より少し下を見る。見れば、そこには少し小さめの女の子が立っている。 「葎、どうした」 「和君だけ悪いわけじゃない。士乃ちゃんと私も共犯」 大体予想していた言葉が返ってきたところで士乃のほうを振り向く。ビックとして「さー、創作しよーと」と言ってそっぽを向いた。予想どうりの事だったので、溜息をついて葎の頭の上に手をポンと乗せる。 「葎に言われちゃ仕方ないな。でもこいつらに手を貸すのは、もうやめる事」 「・・・でも崇ちゃん、途中気づいてた」 うっ、と言葉が詰まる。長い付き合いだからこちらの事も殆んど見透かされている。こんなのだから葎と正面から向き合うことが今になってつらい。 それとも自分の思考が読みやすいのか、そんなステレオタイプな思考では物書きとしては平凡以下の作品しか創作できない。もっと精進せよ・・・・・そういう事かも知れない。 「まあ、そんなことより・・・・」 溜息混じりに言って士乃のほうを向く。やや視線に気づいたようで、壷の出来を確かめるフリの独り言を焦ったかのように並べている。報復が来ることが分かっているのか後ずさりを始めている。 懲らしめる道具は何にしようか、そう考えていると葎が何かを差し出した。 「コレは?」 「モデルガン。威力は弱めてる」 ありがたい。そう言って拝借した。葎は昔からこの手の作りものは得意だが、少し色気というものが前々から足りないと思っていた。何せ私服がジャージな時点でどうかと思う。今度買い物を提案してやろうと、心の中で決めた。 しかし、今は目の前の事に精一杯尽くさなければならない。再犯防止のために。 「ちょっ、崇人!痛い事せんとってよ!」 「威力は弱めらしい」 「なら安心やね!ってちがうけん!」 「問答無用!」 そう言い放って、お仕置きを始めた。 崇人と士乃の乱闘風景を、葎はジっと見つめている。只手を貸すわけでもなく、上の空に近い状態で目の前の騒ぎの進行を見守る。 「妬いてんの?」 上の空に限りなく近い状態の葎に、和が話しかけてきた。他人の事に干渉して、笑いものにするなんて態度が、今の自分の心情には随分居心地が良いと葎は感じた。 「そうかも」 「やっぱ幼馴染だもんな。少しドライな感じだけどさ」 「崇ちゃん、今は士乃ちゃんに夢中だもの」 「あれは友情のたぐいだと思うけど?」 確かに、二人には男女という概念が存在しない様に感じる。 崇人は居心地が悪いモノを嫌がる癖がある。異性という概念が有る存在にとっては、ひどく奥手になってしまうというのが崇人の性だ。 そう考えると自分にとっての態度は異性として認められているのか、そう考えると良い事なのだろうが、葎にとってはあまり面白くない。 「こんなに思ってるのにっ」 妬いている気持ちを荒立てるかのように、力強いが小さく嘆いた。 こんな思いが無ければ良かったなんて、もう考えられないのだけれど。 「まあ、チャンスは無いかもよ?、幼馴染」 気遣うという行為とは百倍も遠い和の言葉に、葎は少し励まされたような気がした。 無くてもいい。只一緒にいる風景を大事にしたいと、ずっと前に決めた事。それが再確認できただけで少しでも自信になった。 「そうかもね」 楽しげに笑いながら、前に起こる乱闘沙汰を観戦する。 その風景が、葎の見つけた日常風景だった。 前:先輩、部活動見学です!(3) 次:恋する乙女の新生活
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・理想のキスをしてもらったーより、「ニール・ローウェルは夕日に照らされて躊躇いながら、首に啄むような悲しいキスをするでしょう」 ・公式SSを読んでいなくても全く問題はありませんが、読めばアハ体験が楽しめます 茜色の風景 世界は茜色に染まっていた。 目の前に広がるのは緑の裾と、その先に続く小麦畑だ。少し視線を転じれば、小さな民家が見える。その全てが少し下にあるのは、自分が小高い丘の上にいるからだ。そのどれもが、鮮やかな茜に染まり、輝いている。絵画というにはあまりにも色は鮮烈で、光は遠い。そして、絵画でないことと同じくらいに、現実感がない。 知らない場所だ、とマイケルは思う。だが、それを不安に感じることはない。この世界に、悪意は存在しない。あったとしてもそれは地平線の遥か彼方、手の届かない遠い場所だ。そしてそれ以上に、背後から自分を抱き込む腕が、何よりも自分を守ろうとすることを知っていた。 誰かに、マイケルは後ろから抱き込まれている。腰を下ろした身体は、同じように地面に座り込んだ誰かの脚の間に挟まれ、自分のものではない腕が、胸の前で自然に交差されている。そのことにも、マイケルは違和感を覚えない。マイケルよりもずっと大きな、成人した男の腕と脚を持つこの相手を、マイケルは知っているからだ。 マイケルは振り返らない。振り返れば、この温かな腕が消えてしまうことを、マイケルは理解している。腕だけではない。背を支える硬い身体も、茜に染まったこの優しい景色も、何もかもが一瞬で失われてしまうだろう。これは、夢だ。そのことを、マイケルは知っている。現実に、こんな美しい景色はない。こんなに優しく温かで、胸を掻き毟りたくなるほどに切ない景色は、存在しない。これは、誰かの記憶の中だけに残された、今はもう手の届くことのない景色だ。 マイケルを抱きしめる誰かは、口を閉ざしたまま微動だにしない。恐らくは、この茜色の源を眺めているのだろう。目が沁みるほどに赤い夕日は、今まさに大地にその端を触れさせようとしている。熟れ過ぎた果実が、蕩けたその実を地面に落とすかのようだ。その様は酷く穏やかで、同時に泣きたいほど残酷だ。時間は止まらず、物事は常に前に進み続ける。マイケルが振り返らずとも、あの夕日が全て隠れたとき、この夢は終わる。誰に教えられた訳でもないそのことを、やはりマイケルは知っていた。 マイケルもまた、口を開かない。振り向くことと声を出すことは、この夢では同義だ。相手に何かを働きかけた時点で、この夢は終わる。今はまだ、マイケルは相手に触れることができない。現在の相手を、マイケルは知らない。自分を認められるまでは、知ってもいけない。できるのはただこうやって、かつて与えられた温もりを思い出し、蘇らせることだけだ。だから、相手はただあの頃のように抱き締めてはくれても、決して答えてはくれない。 だからこそマイケルは何も言わず、ただ力を抜いて身体を預けた。こめかみよりも少し後ろの辺りに、相手の顎が当たる。硬い感触に、それでも不快感は覚えなかった。ただひたすらに、触れる全てを愛しいと思う。 沈黙したままの二人の視線の先で、夕日はゆっくりと落ちていく。少しずつ赤みが強くなり、光が和らいでいく。見えはしないが、背後からは菫と濃紺をした宵闇が迫ってきているのだろう。星も、幾つか輝き始めているかもしれない。その全てが、マイケルには遠い。空だけではない。眩しい夕陽も、茜に輝く小麦畑も、穏やかな緑の裾野も、何もかもが遠い。後ろから抱き締めてくる相手と、触れ合う個所から伝わる体温だけが、鮮明だ。自分が相手に会いたがっているのか、どう思っているのかさえ、輪郭が溶けて曖昧になってしまっている。今はただ、この心地よい体温に包まれていたかった。或いは、そこまで思考を溶かさなければ、留まっていられなかったのかもしれない。それほどに、茜色の光景はどこまでも穏やかで、切なかった。 ふと、背後の相手が動いた。相変わらずマイケルを抱き竦めたまま、躊躇うような気配を見せる。そして、ゆっくりと顔を伏せた。ついばむような柔らかさで、唇がマイケルの項に触れた。その行為に、情欲の色はない。その代わり、何にも勝る切実さで、強い祈りが込められている。 幸せであるように。マイケルが、どうか幸せであるように。 その途端、何も感じていなかったはずの胸が、唐突に感情で弾けた。喉が詰まり、目の奥が急激に熱くなる。何かを思う間もなく、頬を熱い液体が流れた。吐き出した息が引きつって、奇妙な音を立てる。会いたい。寂しい。愛している。それでも、会えない。今はまだ、与えられるだけの子供でしかないから。遠く離れた今でさえ、彼はこんなにも自分の幸せを強く祈ってくれているから。与えられたものと同じかそれ以上を返せるようになるまで、会いに行くことはしないと自分で決めた。それでも時々、こうして無性に会いたくて仕方がなくなる。どうしようもないほど、それこそ、こんな夢まで見るほどに。 耐えきれずに、マイケルは勢いよく振り向いた。その瞬間、全ての温度と色が遠ざかっていく。背に感じていた胸板も、回されていた温かな腕も、あの美しい夕日の丘も、全てが渦を巻いて消え去っていく。わかっていて、マイケルは振り向き、遠ざかる全てを心から惜しんだ。わかっていても振り向かずにはいられないほど、彼に会いたかった。 遠ざかる茜の渦に向けて、マイケルは手を伸ばした。そして、戒めるようにその手を強く握り締めた。今はまだ、会えない。マイケルには、為すべきことがある。遠ざかる彼を引き止め、抱き締め返せるだけの成長を、マイケルは遂げなければならない。どれほど時間がかかろうと、成し遂げてみせると決めたのだ。与えてばかりで受け取ろうとしない、寂しがり屋の彼と共にいる為に。 渦は消え、意識が浮上する感覚があった。夢が終わり、新たな一日を迎えようとしている。それを理解して、マイケルは目を閉じた。身を縛る思慕も寂寞も、今は必要ではない。ただひとつ、首筋に落とされた祝福だけを覚えていれば、それで良かった。
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このページは、私カール大帝がとった日常風景やゆとりブログで使用した写真等を展示するページです。 あくまでも私の備忘録の位置づけで更新するので定期的な更新はしません。 ご了承ください。 ・日常風景 ・自動車教習所の旧車