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デミテルのカギ(でみてるのかぎ) 概要 ファンタジアに登場した貴重品系のアイテム。 登場作品 + 目次 ファンタジア 関連リンク関連品 ファンタジア 貴重品の一種。 過去デミテルの館の中庭への扉を開けるに必要。 過去デミテルの館の壺を調べると入手できるが、実はSFC版とPS版で入手できる場所が異なる。 分類 貴重品 備考 - 効果 過去デミテルの館の鍵がかかった扉を開けるに必要 入手方法 拾 過去デミテルの館:壺 ▲ 関連リンク 関連品
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《青銅の鎧(ブロンズ・アーム・トライブ)/ブロンズ・レジェンド・トライブ》 青銅の鎧 P 自然文明 (3) クリーチャー:ビースト・フォーク 1000 このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 ブロンズ・レジェンド・トライブ P 自然文明 (3) 呪文 パワー2000以下のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。 自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 評価 呪文面の2000以下が相手指定じゃないから自分の雑魚クリーチャーをマナゾーンにおいて2マナ加速できるから強いな。 -- ファガン (2019-01-04 20 53 25) ステップルからのコレで大幅加速が見込めるな -- Fippul_1341 (2019-01-04 20 58 27) 名前 コメント
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ズリエルは彼の土地にギスヤンキが侵略してきた際、自らの生命と血管に流れる神性を犠牲にした公正な戦争の神であった。ズリエルは君の戦闘技量を強化する能力を与え、一瞬の思考で強力な力場効果を生じさせ、契約を強化し、味方が被ったダメージを吸収する。 伝説 ズリエルは公正で大義ある戦争、一言で呼び出す強靱な力場、そして彼の土地の民を守護する神格であった。ギスヤンキが長く休眠状態であった転移門を再起動してその土地を侵略し始めたとき、ズリエルは防衛戦線を構築した。戦争の間、何千人もの市民と複数の神格が、エルダー・イーヴル(古き悪)の侵略の下で滅び去ったが、それだけでは十分ではなかった。ズリエルは無辜の市民とリッチ・クイーンの奴隷たちの間に立ち塞がった最後の防御であった。彼は自らの神性と生命を犠牲にして侵略者を妨げることができる力場の領域を作り出したが、その儀式の最中に、彼はギスヤンキによって征圧され、彼の土地は奪われた。儀式を中止するには遅すぎ、彼の生命力はエーテルの中に四散して消えた。彼はその死と消滅によって、挫折し憤激している痕跡霊と化したが、それでもなお、品位と親切さといった基本的な雰囲気は変わらず持ち続けている。この矛盾は彼を呪縛したあらゆる者にももたらされる。 特殊条件 君が悪属性であれば、ズリエルを呪縛できない。 霊の発現 ズリエルが発現するとき、高さ10フィート、青銅色の皮膚をした、完璧な運動選手のような肉体を持つ男性が君の前に立つ。彼は誇り高い品位を身にまとっており、まるで何らかの極めて重要な行事のために備えているかのようである。突如彼が上を見上げると、アーサックに騎乗したギスヤンキの映像が現れ、叫びを上げる。彼の体を包む青銅が粉々になり、強壮な定命の男が姿を現し、彼の胸にはギスヤンキのアローが貫かれている。彼は前のめりに倒れかかり、君の耳元に「街を陥落させてはならん」と囁き、そのまま崩れ落ちて死ぬ。 徴候 君の皮膚は青銅の色合いを帯び、筋肉はぱんぱんに張り、全体的に強壮で姿勢が良くなり、その身のこなしは誇り高く真っ直ぐなものとなる。 影響:君は無辜の民の命が脅威にさらされている時には常に、彼らの利益のために仲裁に出なければならない。また、君は目に見えるや否やギスヤンキを殺害し、その機会さえあればいついかなる時でも彼らを狩り出さなければならない。もし君が逃げ出せば無辜の民を危険に晒すと分かっているなら、決して戦闘から逃げることはない。 付与能力 ズリエルを呪縛しているとき、君は熟練の戦士と化し、強力な力場効果を操り、自身の既存の契約を強化し、味方の負傷を吸収する。 青銅の肉体 君は呪文スロットを消費せず、物質要素を必要とせずにボーナス・アクションでテンサーズ・トランスフォーメーション呪文を発動できる。一度使用するとズリエルとの契約を結び直すまでは再び使用することはできない。 刹那の思考の力場 ボーナス・アクションで下記のいずれか1つの呪文を発動できる:ウォール・オヴ・フォース、フォースケイジ、マジック・ミサイル(魔法の矢は12本出現する)。どれか一つでも一度使用するとズリエルとの契約を結び直すまでは再び使用することはできない。 契約の強化 ズリエルは契約を結ぶ際に作る絆を強化する。君が“聖句箱の契約”のクラス特徴を有しているなら、1つの痕跡霊と呪縛する際に2つの能力を選ぶことができる。これはズリエルだけでなく他の痕跡霊との契約にも適用される 究極の生贄 君は味方が被った負傷を吸収できる。君の60フィート以内にいるクリーチャーが何らかのダメージを受けたとき、君はリアクションを取って、そのダメージのすべてを肩代わりできる。ダメージ抵抗や脆弱性は元々ダメージを受けるはずだったクリーチャーのものを適用し、君のものは適用しない。
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《“青銅の神”ズリエル呪縛》[エピック痕跡霊]Bind Zuriel “the Bronze God” [Epic Vestige] ズリエルは彼の土地にギスヤンキが侵略してきた際、自らの生命と血管に流れる神性を犠牲にした、公正な戦争の神であった。ズリエルは君の戦闘技量を強化する能力を与え、一瞬の思考で強力な力場効果を生じさせ、契約を強化し、味方が被ったダメージを吸収する。 前提条件: 8レベル痕跡霊を呪縛する能力;〈知識:歴史〉27ランク。 伝説: ズリエルは公正で大義ある戦争、一言で呼び出す強靱な力場、そして彼の土地の民を守護する神格であった。ギスヤンキが長く休眠状態であった転移門を再起動してその土地を侵略し始めたとき、ズリエルは防衛戦線を構築した。戦争の間、何千人もの市民と複数の神格が、エルダー・イーヴル(古き悪)の侵略の下で滅び去ったが、それだけでは十分ではなかった。ズリエルは無辜の市民とリッチ・クイーンの奴隷たちの間に立ち塞がった最後の防御であった。彼は自らの神性と生命を犠牲にして侵略者を妨げることができる力場の領域を作り出したが、その儀式の最中に、彼はギスヤンキによって征圧され、彼の土地は奪われた。儀式を中止するには遅すぎ、彼の生命力はエーテルの中に四散して消えた。彼はその死と消滅によって、挫折し憤激している痕跡霊と化したが、それでもなお、品位と親切さといった基本的な雰囲気は変わらず持ち続けている。この矛盾は彼を呪縛したあらゆる者にももたらされる。 特殊条件: 君が悪属性であれば、ズリエルを呪縛できない。 霊の発現: ズリエルが発現するとき、高さ10フィート、青銅色の皮膚をした、完璧な運動選手のような肉体を持つ男性が君の前に立つ。彼は誇り高い品位を身にまとっており、まるで何らかの極めて重要な行事のために備えているかのようである。突如彼が上を見上げると、アーサックに騎乗したギスヤンキの映像が現れ、叫びを上げる。彼の体を包む青銅が粉々になり、強壮な定命の男が姿を現し、彼の胸にはギスヤンキのアローが貫かれている。彼は前のめりに倒れかかり、君の耳元に「街を陥落させてはならん」と囁き、そのまま崩れ落ちて死ぬ。 徴候: 君の皮膚は青銅の色合いを帯び、筋肉はぱんぱんに張り、全体的に強壮で姿勢が良くなり、その身のこなしは誇り高く真っ直ぐなものとなる。 影響: 君は無辜の民の命が脅威にさらされている時には常に、彼らの利益のために仲裁に出なければならない。また、君は目に見えるや否やギスヤンキを殺害し、その機会さえあればいついかなる時でも彼らを狩り出さなければならない。もし君が逃げ出せば無辜の民を危険に晒すと分かっているなら、決して戦闘が逃げることはない。 付与能力: ズリエルを呪縛しているとき、君は熟練の戦士と化し、強力な力場効果を操り、自身の既存の契約を強化し、味方の負傷を吸収する。 青銅の肉体 Bronze Body: 君は1日に有効バインダー・レベルあたり1ラウンドまでテンサーズ・トランスフォーメーション効果を使うことができる。この能力の起動には即行アクションを要し、ターンの開始時にそれを消費することで、その後でその他のあらゆる行動を行なうことができる。君が望むのであれば、この持続時間は複数回に分けて使用することができる。君は即行アクションでその効果を終了させることができ、ターンの開始時にそれを行なうことで、その後でその他のあらゆる事を行なうことができる。もしこの効果を終了させたなら、君は5ラウンド間は再びこの能力を使用することができない。 瞬間思考の力場 Forceful Speed of Thought: 君は一瞬思考するだけで、いくつかの強力な[力場]効果を生み出すことができる。君は《高速化》《威力強化》《威力最大化》マジック・ミサイル、《高速化》ウォール・オヴ・フォース、あるいは《高速化》フォース・ケージを同名の呪文と同じものとして使用できる。もしこの能力を使用したなら、君は5ラウンド間は再びこの能力を使用することができない。一度にはこれらの効果の1つしか発生させることができない。たとえば、君がウォール・オヴ・フォースを使用したなら、その呪文の持続時間が終了するか、君がその効果を消滅させるまでは他の2つの能力を使用できない。青銅の肉体の能力の効果を受けている間は、この能力を使用できない。 契約の強大化 Pact Fortification: ズリエルは契約を結ぶ際に作る絆を強化する。契約の増強の能力から受け取る利益全てが2倍になる。従って、もし+5ヒット・ポイントを3回選択しているなら、君は追加+30のヒット・ポイントを獲得する。もしダメージ減少5/―を得ているなら(ダメージ減少1/―を5回選択した場合)、ダメージ減少10/―を得る。 究極の犠牲 Ultimate Sacrifice: 君は味方が被った負傷を吸収することができる。1回の割り込みアクションとして、君は1体の同意するクリーチャーが1回の攻撃、呪文、パワー、あるいは能力から受ける筈のダメージを全て肩代わりできる。君が全部のダメージを受け、その味方は一切ダメージを受けない。君はその味方を見ることができなければならないが、その攻撃の性質に関する特別な情報や、それが与えるダメージがどれだけの量になるかについては一切得られない。たとえその攻撃が君を殺害することになったとしても、このパワーを使用することができる。 出典: 『Dragon #363』 関連項目 特技 バインダー エピック・バインダー
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青銅装備 青銅の兜 水龍 水龍 水龍 雷光 雷光 雷光 烈風 烈風 烈風 精錬 平均価格 最低価格 最高価格 平均価格 最低価格 最高価格 平均価格 最低価格 最高価格 備考 ノーマル +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +10 青銅の鎧 水龍 水龍 水龍 雷光 雷光 雷光 烈風 烈風 烈風 精錬 平均価格 最低価格 最高価格 平均価格 最低価格 最高価格 平均価格 最低価格 最高価格 備考 ノーマル +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +10 青銅の小手 水龍 水龍 水龍 雷光 雷光 雷光 烈風 烈風 烈風 精錬 平均価格 最低価格 最高価格 平均価格 最低価格 最高価格 平均価格 最低価格 最高価格 備考 ノーマル +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +10 青銅のすね当て 水龍 水龍 水龍 雷光 雷光 雷光 烈風 烈風 烈風 精錬 平均価格 最低価格 最高価格 平均価格 最低価格 最高価格 平均価格 最低価格 最高価格 備考 ノーマル +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +10 青銅の戦靴 水龍 水龍 水龍 雷光 雷光 雷光 烈風 烈風 烈風 精錬 平均価格 最低価格 最高価格 平均価格 最低価格 最高価格 平均価格 最低価格 最高価格 備考 ノーマル +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +10
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基本情報 レア種別 特殊能力 スキル要素 N ディフェンスキラー +0 +1 +2 +3 召還数 4 7 10 13 ステータス 攻撃情報 防衛情報 Lv 攻撃力 体力 優先攻撃目標 ダメージタイプ 移動速度 移動タイプ 効果 効果範囲 弱体量 耐久力 1 18 281 防衛兵器 単体攻撃 30 地上 エグゾーションクラウド 375 5 700 2 18 295 5 720 4 19 323 7 762 5 20 337 8 782 8 22 379 11 844 11 24 422 13 906 13 25 450 15 948 14 26 464 16 968 17 27 506 18 1031 18 28 520 19 1051 20 29 548 21 1093 21 30 563 22 1113 23 31 591 23 1155 24 32 605 24 1175 25 32 619 25 1196 26 33 633 26 1217 27 34 647 27 1237 28 34 661 28 1258 29 35 675 29 1279 30 36 690 30 1300 ※耐久力は未強化(+0)時点の値です。強化+1毎に耐久+100されます。
https://w.atwiki.jp/mtg2384/pages/1242.html
autolink ギックスのかぎ爪/Claws of Gix (0) アーティファクト (1),パーマネントを1つ生け贄に捧げる:あなたは1点のライフを得る。 《ギックスのかぎ爪/Claws of Gix》をGathererで確認 《ギックスのかぎ爪/Claws of Gix》をGoogleで検索 《ギックスのかぎ爪/Claws of Gix》が使用された大会 取得中です。 カードテキスト転載元:Wisdom Guild様 2011 / 10 / 30
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『女教皇と青銅の魔術師』 某教師の日記 ○月○日 先日手に入れた東洋の海草から抽出した秘薬の成果が出たのか、頭皮がむず痒い。 大枚をはたいた甲斐があった。 この海草成分の何が効いたのかを研究すれば、さらなる成果を生み出せるだろう。 淡水で育ち養殖が簡単なものから抽出できれば、この薬だけで巨万の富を築ける。 東洋の生物図鑑のセットを経理に陳情。最優先としておく。 あと、本日は恒例の春の使い魔召喚の日であったが、平民を呼び出した生徒が二人出た。 ルーンが両者独特であった。これも今後の研究対象にメモしておこう。 ギーシュ・ド・グラモンは武門の生まれである。 父も兄も立派な騎士であり、ギーシュは彼らに並び立つべく努力していた。 しかし現在の彼はドットメイジ。土の最底辺のメイジでしかない。 一応それなりの術は使えるが、戦力としてはまだまだ未熟。 親兄弟に認められる為にはもっと強力な、戦場でも役に立つほどの力が要る。 認められなければ? ―――知れたこと。血縁上価値ある人質として適当な人脈の娘をあてがわされ、ただの種馬扱いにされる。 他の貴族はいざ知らず、グラモン家は実力でその地位を掴み取った貴族なのだ。 力無い身内は、足手まとい。 だから彼は、使い魔の儀式には悲壮な決意をもって(外面は何事もないかのように振舞いつつ)挑んだ。 そして… 「はい?」 ギーシュは困惑していた。 召喚の儀式自体はうまくいった。呪文もつっかえなかったし、手応えだってあった。 一ヶ月前からの特訓(もちろん皆には秘密だ)は無駄ではなかったとほっとしたくらいだ。 ―――なのに何故、目の前には 顔面に重傷を負った女が、倒れているのか――― …級友は静まり返っている。リアクションに困っているようだ。 (ひょっとしたら僕がこの平民に大怪我させたって思われてる?) 「コルベール先生!召喚に失敗したようなのでもう一度やらせて下さい」 とりあえず怪我人を仰向けにしながら云う。目は開いているが意識は無いようだ。 (うわこの平民歯をボロボロに砕かれてる…グロい…) 友人がおっかなびっくり近づいてきて覗き込む。 「…うわ」「…ねえギーシュ、それ生きてるの?」「ぅぇぇ(嘔吐中)」 泣きたくなった。 誰も好き好んでこんなの召喚しねえよと言おうとしたら、コルベールU字禿から駄目押しが来た。 「ダメだ。君のやった儀式には何も問題は無かった。それは君が正しく召喚しそれに応えた使い魔だ。」 「…(心中罵詈雑言の嵐一分間)わかりました先生。では…契約します…」 口がボロボロなので上唇だけにキスをする。 (うう…なんでこんな目に…後でモンモランシーに口直しを…ってアレ?) ルーンが刻まれていく最中もその女は反応を示さなかった。 精神リンク確立。呼びかけるも思考の反応なし。やっぱり意識が無いのか… 五感リンク確立…ってしぎゃぁぁぁぁぁ! 当然、ダイレクトに重傷の痛みを共有してしまい、気絶した主と使い魔は共に救護室に運ばれる羽目になった。 (コルベール…知っててやったな…覚えてろ…育毛剤に脱毛剤入れてやる……) この後、ゼロのルイズが再び平民を召喚し契約したがギーシュがそれを知るのは翌日のことであった。 ★☆ 召喚儀式より数時間後――― 治癒魔法で怪我を完全に治癒しても、使い魔はほとんど反応を見せなかった。 名前だけは何とか聞き出せた。『ミドラー』というらしい。 正直、呼び出したのがフレッシュゴーレムやできたてゾンビの類じゃないと判ってほっとしたギーシュであった。 しかし… (精神リンク、五感リンク共完全に繋がっている。意思ある生き物なら多少の抵抗はあるのにそれすら全くない) (何か黒いような蒼いような感情が感じられるけど…絶望かな、これは?) (あの大怪我とこの状態から考えると、どこかの間諜が捕まって拷問を受けていた、ってところか。) 治療してみれば割と整った顔立ちをしている。 怪我に気を取られて気付くのが遅れたがよく見れば服装は踊り子のようだ。 当然彼はそんないかがわしい場所には入ったことは無い。服装をまじまじと見てしまい顔を赤らめたくらいだ。 とりあえずありきたりの服を着せておく。 (間諜ならそれなりのスキルはあるだろうし、意思が回復するまでは我慢するか…) 何とか自分を納得させる。これでただの平民だったらというのは考えない事にして。 「先生、僕の使い魔ですが回復するまで病室に置いてもらってかまいませんか?」 「かまいませんが、ちゃんと世話をしに来るように。明日以降はきちんと連れ回して外界に適応させる事。」 「はい。じゃあお願いします。」 (ああ、できれば見栄えのするグリフォンとかの幻獣がよかったなあ。) などと暢気な愚痴を漏らしながら自室に帰る。 彼は、自分が呼び出した者がどれだけ危険な存在か全く理解していなかった。 ★☆ 召喚翌日 ギーシュの日記 今日は人生最大の厄日だった。 まず最初の講義に使い魔を連れて行けなかったせいで、皆から笑いものになった。 よりによってゼロのルイズも同じ平民を召喚していた(しかもこっちは健康体だ!)ため、同レベル扱いされた。 何たる屈辱か。とりあえず嘲笑した奴の名前はちゃんとメモしておく。 その後食堂で、モンモランシーに派手に誤解された。 下級生のケティと二股かけてると勘違いしたらしい。完全に濡れ衣だ。 情緒不安定になってた後輩の気晴らしに付き合って遠乗りしただけなのに、なんでこんな目にあうのか。 まあその焼きもちが彼女の可愛いところでもあるのだが、公共の面前であの仕打ちはないんじゃないかモンモランシー。 あげく、うっかり話の流れと場の雰囲気でルイズの使い魔と決闘するハメになった。 なんとかこっちが話の落とし所を探して会話を打ち切ろうとしてたのに、あの馬鹿がつっかかってきて引けなくなった。 何も能力がないならせめて社会常識というか会話のマナーぐらい教えとけよルイズ… なんで僕が他人の使い魔に貴族への服従を躾けなきゃならないのか。 そして最後に 『その使い魔との決闘に負けた』 あの使い魔は残像ができるほどのスピードで動き、僕のゴーレムを両断するほどの剣術を見せた。 悪夢だ。 これで僕はこの学年で(いや、学園全体で、か?)ぶっちぎりの最下位メイジになった。 直前にモンモランシーが誤解したおかげで、彼女まで評価を下げることにならなかったのが唯一の救いか。 死にたい。 ★☆ 召喚二日目 昨日ギーシュは人生最大の厄日と日記に書き連ねていたが、それは昨日までの人生においての最悪であった。 そして今日、その記録は更新されることになる。 朝、使い魔を伴って授業に出る(朝飯は抜いた。) 教室に入った瞬間、皆の視線が一斉にギーシュと使い魔に向けられた。 (うう…視線が痛い…) 何やらぼそぼそと聞こえてくる全ての会話が自分の噂話のようにギーシュには聞こえてくる。 ミドラーは他人の視線にも全く反応していない。 ため息を付きつつ彼は図書室から借りてきた「精神と魔法」でなんとか対処法を見出そうと奮闘していた。 昼飯時、三年生の三人組がわざわざギーシュのところへやってきた。 教師の遠縁の下級貴族だ。 「ぎゃあーはっはっは、見ろよ相棒!本当に平民召喚してやがるぜぇ!」 「まあ平民に決闘申し込んで返り討ちにされる奴にゃあ似合いジャネーノ?」 「ああ、ガキくせー。」 (こいつら、まだ昔のこと根にもってやがる…) ギーシュはうんざりして無視を決め込む。 この三人が下級生の女子生徒にからんでいた所を、ギーシュが横から(予定があった様にあらわれて)女性を連れ出したのが確執の始まりであった。 女性には感謝されたが、モンモランシーに誤解されて危うく刺される所だった。 ギーシュは『美しいモノは相応の扱いを受けるべきである』という信条を貫いただけだったのだが… 「ああ!こっちを向けよテメーッ!」 「おいこの女白痴じゃね?」 何も喋らない使い魔の頭にソースをかけながら取り巻きが喋る。 そして致命的な一言を親分格が言ってしまう。 『まあ、こんな奴の主じゃあ知れたモンだろーなぁ!』 ソースをかけられたミドラーが何か反応を示すかと精神リンクを張っていたギーシュは、絶望や後悔を表す黒と蒼の精神の色が一瞬で怒りの赤一色に変化するのを感じた。 あまりの感情の波に引きずられてうっかり荒ぶる鷹のポーズを取ってしまったくらいだ。 そして彼は、自分の使い魔の意思ある言葉を初めて聞いた。 「DIO様のことを、侮辱したなッ!」 その場に居た全員が(誰?)と感じた。 しかし次に発生した事態のために誰もそんなことを構っていられなくなった。 床の石畳から、妙にカラフルな巨大な鉄の塊が飛び出して三年生を空中にふっ飛ばしたのだ。 「でェーッ!」「あ、兄貴!」 慌てて杖を構え…る前に、残り二人の足元から巨大な鉄のアームが瞬時に生えて二人を壁まで叩き付けた。 もちろん、途上にある豪勢な昼飯を全て巻き込みながら。 その時、その場に居た全ての生徒、全ての教師がミドラーを注視し、同時にほぼ同じ事を考えた。 (魔法を使っているッ!) (あの女、杖なしで魔法を!) (先住魔法か!) 天井に叩きつけられた最初の男が、静寂の中べちゃりと床に顔面から着地する。 それと同時に 悲鳴と怒号が交錯し、学院始まって以来の危険な使い魔がその猛威を奮い始めた。 フォークが踊るように飛ぶ 針金が束ねられたような縄が壁から生えて先生を団子のように縛り上げる 石畳から生えたトラバサミが生徒の足に噛み付く 三年生が呼び出した銅のゴーレムが、数十本の銛で壁に磔にされている ギーシュは自分の見ているものが信じられなかった。 明らかにこれは―――魔法だ。 スクウェアクラスの速さと強度を誇る、土の練成だ。 しかも杖を持っていない。 もしかして自分は、捕らえられていたエルフの間諜を呼び出してしまったのではないか? (止めなきゃ) がくがくと震えながらギーシュはバラを構える。 (止めないと皆殺される) (ただのメイジがエルフに勝てるもんか教師だって無理じゃないか) (止められるのは主のぼくだけででも怖い強制力なんてないし怖いそもそもこのエルフぼくを見てないし怖 い怖い怖い―――) ミドラーは飛ばそうとしていた銛を空中で急停止させた。 眼前に、バラの造花をこちらに捧げる様にした子供が飛び出してきたからだ。 記憶はおぼろげにしか無いか、たしかこの子は…怪我を治してくれたような…恩人? とりあえずこいつは敵ではないと判断する。 「隠れてなボウヤ」 「ららら乱暴はやめたまえ!」 ただの馬鹿のようだとミドラーは判断を下方修正し、とりあえず排除しようと――― 空気が震えるような凄みを食堂の入り口に感じ、反射的に身構えてそちらを見る。 長い白髪、床に届こうかとするほどの白い髭。 横一文字に構えた杖。 人の形をした悪鬼がそこに居た。 「やってくれた喃…」 妙なテンションでオールド・オスマンが囁く。 ミドラーは無言。両者15メイルほど離れて対峙する。 間に挟まれたギーシュはただ、 (空間が軋むようだ…) と、半ば死を覚悟していた。
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分類 材料 入手 作成 重量 -- 形状 -- 装備 -- 材料 亜鉛鉱石x8, 錫鉱石x2 設備 高温窯 燃料 4 用途 全アイテム/材料 全アイテム/確認用 青銅のたがね 青銅のつち