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やる大矢スレ的なナイスゲームのデータを保管しておきましょう 継投内容も詳しく書くとより楽しめます あくまでもゲームの流れを簡潔にまとめる事を推奨します 一部にしか分からないネタを書く事はオススメしません 2009年7月28日以降のナイスゲームを追加する場合はやる大矢ナイスゲーム2009 その2にお願いします。 【7月8日】VS読売ジャイアンツ (東京ドーム) 横浜 000000002 |2 巨人 001100001x|3 ウォーランド(6) 真田(1) 工藤(1) ●山口(0/3) 交流戦後、やる大矢スレ的ナイスゲームはあったものの、3カードを4勝4敗で乗り切ったベイスは 前日には首位独走中の巨人にまさかの逆転勝ちを収め、勢いに乗ってカード2戦目を迎えた。 横浜の先発ウォーランドは1回裏二死1塁から4番ラミレスに長打を浴びるも、 一走の小笠原が暴走気味に本塁へ突入し憤死。 3回裏には先頭打者に四球、盗塁フリーパス、送りバント失敗、内野ゴロ、暴投で1点献上、と 両陣営が壮絶な譲り合いを見せ、 4回裏にも盗塁と悪送球で簡単に無死3塁まで進めさせた走者を犠牲フライの1点のみで凌ぐなど、 ウォーランドは巨人の拙攻に助けられる形で6回を被安打7、3四球の2失点でなんとか投げ切った。 一方、巨人の先発高橋尚に7回まで散発3安打に抑えられていた打撃陣は、 8回表に金城が四球、代打呉本がレフト前ヒットで出塁し、石川が送って一死2、3塁とチャンスは作るものの、 大西と吉村がそれぞれ高橋尚とダブルストッパーの片翼越智に抑えられ、流れを引き寄せられずにいた。 ところが9回表、2イニング目の登板となる越智が一死後に突如制球を乱し、内川と村田は連続してストレートの四球を選ぶ。 一死1、2塁で打席には5番佐伯。前夜の逆転勝ちの立役者ではあったが、7回表に回ってきた前の打席では、まったく同じ状況で併殺打に倒れていた。 カウント2-2から佐伯がバットを折りながら放ったドン詰まりの打球は、ふらふらとレフト前へ上がった。 レフトにはこの回から守備固めに入った松本。 ノーバウンドでの捕球が可能か微妙な打球ではあったが、当たりの弱さからして仮にワンバウンドしても二走内川の生還は難しいかに思われた。 しかし、猛然と突っ込んできた松本の手前でイレギュラー気味にワンバウンドした打球は高々と跳ね上がり、 無理な捕球態勢で体勢を崩した身長170cmの松本の頭上でもう一度放物線を描いて、無人のレフトライン際へと転がっていった(記録は二塁打)。 結果として二走内川どころか一走村田まで生還、土壇場で横浜が同点に追いついた。 首位巨人に意地を見せた最下位横浜だったが、その後勝ち越すまではできなかった。 ベイスの反撃に大喜びしつつ、ブルペン陣の彼我の差やベイス今年のテーマ「ageて落とす」を思い出して、延長戦に向けなんとなく重い気持ちになっていた鍛えられた実況スレ住民は、直後のマウンドに上がった山口が9回裏の先頭打者坂本に投じた4球目が早々にレフトスタンドへ吸い込まれていくのを目の当たりにし、「やっぱりねー」とうわ言のように呻きながら、どこか既視感を覚えていた。 このページを下にスクロールして【5月6日】の項を見ていただくのも一興かと思う。 【6月28日】VS阪神タイガース (阪神甲子園球場) 横浜 010010000 |2 阪神 000000003x|3 マストニー(6 0/3) 木塚(1) 加藤康(1) ●山口(2/3) 交流戦は2年連続最下位という屈辱を味わい、リーグ戦再開を迎えた横浜。 これではいかん、とフロントを交えての焼肉パーティーでチーム一丸となることを改めて誓ったのであった。 再開後最初の相手はこれまた不調の5位・阪神。 1勝1敗で迎えた第3ラウンド、横浜はこの日一軍登録されたばかりのマストニーが先発。 2回、下園がバックスクリーンに飛び込む先制ソロ(3連戦全て横浜が先制)を放つと、5回には2死走者なしから内川の2塁打でチャンスを作り、続く村田にタイムリーが飛び出して2-0。 投げてはマストニーが相手の拙攻に助けられる部分もあったが7回途中までを無失点で切り抜ける。 継投もうまく決まり、7回にマストニーが出した走者を木塚が併殺で凌ぐと、8回は加藤康介がクリーンアップを全く寄せ付けず3者凡退。 1ヶ月ぶりの連勝を目指し、9回は満を持してストッパー・山口を投入。 しかし一死後イレギュラーバウンドした打球がヒットになるなど不運が続き、 結果的に鳥谷・狩野・葛城に3連続ヒットを許し満塁と攻められてしまう。 赤星の代打・桧山のレフトへの犠牲フライにより1点差に詰め寄られ、迎えるはその日2安打と当たっている関本。 次の新井が不調とはいえ、ここで安易に四球を与えれば再び満塁となり、新井に一打出れば逆転が決定的。 そこでベンチが採った作戦は関本勝負だったが、勝ち逃げを狙った外野前進守備をあざ笑うかのように飛んだ打球は 左中間を真っ二つに破る逆転サヨナラタイムリー3ベースとなった・・・ 前日から拙攻を繰り返しては残塁の山を築き上げ、追いつけない程度の反撃を見せるタイガースに対して 一時は「ベイス★ボールが虎さんに継承されたのね」と喜んだベイスファンだったが、 結局ベイスはベイスのままだった。 似たような展開が4月30日にもあった気がするが気にしない 【6月16日】VSオリックス・バファローズ (横浜スタジアム) バファローズ 000100x| 1 ベイスターズ 00000 | 0 (降雨コールド) ●ウォーランド(5 1/3) 7連敗のあと白星ひとつを挟んでまた4連敗、前のカードは2試合連続完封負け、21イニング無得点で交流戦最下位と、 チームは泥沼でロードを終え、雨の降りしきるホーム横浜スタジアムにオリックス・バファローズを迎えた。 オリックスも6月に入ってから1勝9敗とチーム状態を大きく落としており、今季もう何度目かわからない「裏天王山」であった。 試合はウォーランドと、オリックス先発山本の両左腕が好投、3回を無得点に抑えた。 4回表、ウォーランドは無死二塁からの送りバントを雨の影響からかファンブルしてしまい、無死一三塁とすると、次打者の併殺打の間に1点を失う。 対するベイスは4回裏、先頭の1番吉村がチーム初ヒットとなる二塁打で出塁すると、続く2番仁志が初球できっちり送り、久々に1、2番が機能するところを示した。 その後二死一三塁となって打席には5番佐伯、カウント1-1から山本が投じた3球目を捕手日高が後逸した。 これで労せずして三走の俊足吉村が生還―――誰もがそう思ったが、日高がトンネルしたために勢いよく転がっていったボールは、浜スタのバックネットできれいに跳ね返り、振り向いて数歩走りかけただけの日高のミットにすっぽりと収まった。 吉村は本塁で憤死、労せずして取られたのは1点ではなく3アウト目であった。 5回裏にも先頭の佐伯がセーフティバントを試みて勝利への執念を見せるも、二死から安打で出塁した石川が牽制死するなど「エラー絡みで失点」「ランナー憤死」「好投する先発にムエンゴ」等、いつものベイス・ボールを悠々と展開していたところ、 ベイスのビハインドで試合が成立したのを待っていたかのように雨足が強くなり、結局6回表途中で降雨コールド負けとなった。 この試合は、無敗を誇った先発投手「雨野」、すなわちベイスの強い味方・雨天中止に相手チームのクローザーとして登板され、ホームスタジアムのフェンスに得点を封じられて零封負けして、この「やる大矢ナイスゲーム」に新たなネタ要素「天に見放される」が加わった記念すべき試合となった。 なお、チームは6月に入って1勝9敗、対左腕先発試合の負け数を19(2勝)に伸ばし、 3試合連続完封負け、26イニング連続無得点、9試合連続先制点献上中である。 また、この試合のオリックスの先発投手山本は、2010年オフのベイス移籍の際に「本拠地となる横浜スタジアムには心強い味方がいる。 バックネットくん!!!!」とネタにしている。 【6月6日】VS埼玉西武ライオンズ (横浜スタジアム) 西武 421000014 | 12 横浜 100110040 | 7 ●小林(3) 高崎(2) 横山(2) 真田(1) 木塚(1) 大矢監督の休養というカンフル剤も長続きせず、5連敗で迎えた交流戦は対西武戦。 前日に雨野が登板したが、田代監督代行はばんてふスライドを避け、4連敗中のコバフトに雪辱の先発マウンドを託した。 初回、西武の上位打線はヒット、四球、タイムリー、ホームランという絵に描いたような展開で4点を先制、実況スレを試合開始数分でお通夜モードに落とし込む。 コバフトはその後、銀仁朗と栗山にも順調に花火を打ち上げられるなど、3回まで3被弾、毎回の7失点で降板した。 対するベイスは西武先発の石井一から内川と吉村が貫録のソロムランを放ち、ちびちびと反撃。 5回裏には仁志が実にチーム55イニングぶりとなるタイムリーを打ち、代打として送られた控えの呉本、北川、新沼がいずれもヒットと明るい材料も見え始める一方、 投げるほうではコバフトの後を継いだ高崎、横山が「ビハインドでは神ピッチ」の評判違わぬ投球を披露し、それぞれ2回を無失点で抑えた。 しかし8回表、4番手真田がG.G.佐藤に両チーム合わせて6発目となる花火を打ち上げられると、にわかにナイスゲームの匂いが漂い始める。 8回裏、5点を追うベイスは3番内川がヒットで出塁、村田のタイムリー2塁打で1点を返すと、ワンナウト後、吉村が右中間スタンドに起死回生の3ランを放ち、8-7と追い上げる。 スレでは「追いつかない程度の反撃きたー」「もしや追いつく程度の反撃では?」「いやいやよもや逆転サヨナラあるのでは?」と、鍛えられた住人の中にさえ淡い期待を抱いてしまう者も現れた。 9回表のマウンドには、ここまで8試合に登板して防御率0.00の安定感を誇る木塚が上がる。 9回裏のサヨナラを期待するハマスタの観客と住民が見つめる中、木塚は簡単にツーアウトを取ったあと、 1番片岡にヒットを打たれ、2番栗山にこの日2本目となるホームランをライトスタンドに叩き込まれる。 その後も痛打を浴びた木塚は、8回裏に4点奪った味方打線に合わせるかのようにきっちり4失点してマウンドを下り、結局ベイスは12-7で敗れた。 チームは開幕以来となる6連敗を喫することとなったが、両チーム合わせて8本の大花火大会に、先発炎上→マシンガン、ギリギリまで追いつかない程度の反撃をして突き放されるなど、久々のネタ試合を提供し、スレ住民の涙と笑いを誘った。 【5月15日】VS中日ドラゴンズ (ナゴヤドーム) 横浜 000 000 000 0 | 0 中日 000 000 000 1x| 1 横浜同様に低迷する5位・中日との暗黒決定シリーズ、だが3タテすれば最下位脱出でもある。 この日の先発は開幕戦の雪辱に燃えるエース・三浦。前回の完封劇を再現するかのごとく、中日打線に点を与えない。 しかし横浜打線も中日先発・うんこじゃない方の吉見に二塁すら踏ませてくれない拙攻で「ばんてふにムエンゴ」というお約束が展開される。 三浦は9回表の攻撃で代打を送られ、ここで降板。その裏は木塚-石井のマシンガン継投で両チーム無得点のまま、延長戦に突入。 10回裏、石井は先頭・藤井に二塁打を浴び、いきなりサヨナラ負けのピンチ。 しかしhsymdがリードを大きくとった藤井を刺して、ピンチを切り抜けるかに見えた。 だが石井はtanisigeに四球、吉見の代打・中村公にバントを決められ2死2塁。 次打者は井端。ここでやる大矢監督がベンチを飛び出す。 住人の多くは「右対右だし、どすこい山口だろう」と予想した。 しかし場内アナウンスは 「ピッチャー、石井に変わりまして…真田」 井端が「真田君は苦手」と語るようにデータ上は真田に分があったが、先日巨人・坂本にサヨナラ弾を浴びた記憶が生々しく残る中、住人誰もが「ハイハイ終了フラグ終了フラグ」とあきらめモードに突入してしまう。 そして井端の打球はバックホームに備え前進守備をとったレフト・内川の頭上を越えたサヨナラ二塁打… 試合後は継投失敗よりも打線のムエンゴぶりに非難が集中、「工夫が必要」と説くだけの馬句田コーチを批判する声が多く挙がった。 【5月13日】VS読売ジャイアンツ (横浜スタジアム) 巨人 000 411 002 |8 横浜 020 040 201X|9 今日のハマスタは強風の影響でレフト側は打球が伸び、ライト側は打球が押し戻される。 2回裏、相手先発の福田だけは相性がいいダンジョン。苦手のアウトコース低めを徹底的に 狙われて連日ノーヒットが続いていたが、バットを出したらレフトへホームランで2点先制。 横浜先発はマストニー。3回まで完璧なピッチング。 しかし4回、平凡なショートゴロを石川がお手玉しプッツン。 ラミレスにホームラン、阿部・小笠原にタイムリーで5回5失点に終わる。 5回裏、ダンジョンのヒットでコントロールを乱した福田が連続四球、代打佐伯が犠飛で一点返す。 続いて石川がヒットでつなぎ、今日1軍昇格即スタメンの北川は三振も、内川が走者一掃の3点逆転打。 6回表、2番手吉見が木村拓に死球で2死1、2塁になると見切って3番手真田へ。 結果は代打谷がレフト前ヒットで同点、やる大矢の継投が失敗する。 7回裏、坂本がここまで2つのエラーをしていたが、この回に守備がさらに乱れる。 代打森笠がヒット、石川が送り、北川がヒットでつないで打席には内川。 2番手西村に対しピッチャーゴロ…だったが西村はサード側へボールをはじき、 サード小笠原が拾うもセカンドへ悪送球。ボロボロの内野守備で1点もぎ取る。 さらに村田のゴロの間に1点追加。 8回は工藤が締めて、9回は抑え山口。 先頭隠善を三振にしとめるも坂本、松本に8球連続ボールで2四球。 小笠原がライトフライで2死1、3塁でラミレス。 盗塁で2、3塁になるもセカンド後方へのフライでゲームセット… のはずが北川がミスして捕れずに同点!!! 9回裏、相手は4番手豊田。先頭山口がヒット、石川が送る 顔面蒼白の北川がレフトへ必死にヒットでつなぎ、内川敬遠で1死満塁 最後は村田にデッドボールで押し出し終了 ヒーローインタビューは抑え失敗の山口とノーヒットの村田がさらし者に… ∧ ∧ / ヽ _/ .∧ / ⌒ ̄ ̄ ⌒ヽ (_____YB___)__ / / 村田 \ \ 2点取られた山口がここにいる意味がわからない / ヽ ● ● ′ / ヽ \___/ / ヽ . \/ ノ / ̄ ̄ ̄ ̄\ |_ _β__|__ / \ / \ | =・= =・= | | ● (・・) ● | すいませんでした、でごんす \ ━ / 最後村田さんホームランじゃないのかよ、と思ったでごんす /,,― -ー 、 , -‐ 、 ( , -‐ '" ) `;ー" ` ー-ー -ー' l YB11 l ヒーローインタビューはこちらから 監督インタビューは / ̄ ̄ ̄\ /─ ─ \ / ⊂⊃=⊂⊃= \ まさかどすこいが打席に立つとは思わなかったおww | 'ー=‐' | \ / ▼/ ̄  ̄ ̄)____ 〃(⊥) ´/ / ̄ ̄/ / 〃 ⌒i ___i /⌒\./ /∧ ∧し' __|;;;;;;;;;;i 勝ったからよかったものの、もし負けていたら大騒動になりかねない試合展開であった なお、この勝利がやる大矢の今期最後の勝利である。 【5月10日】VS阪神タイガース (横浜スタジアム) 阪神 004 105 200|12 横浜 020 001 001|4 横浜は今シーズン初の3タテ、最下位脱出を狙い、先発にコバフトを送る。 初回から3安打で無得点というび(ryな攻撃を披露するも、2回裏に内藤の2ランが 飛び出しめでたく先制。3タテの気運が高まっていた。 しかし、ファンの期待はすぐに打ち砕かれることとなる。 3回表、連続よんたまによって無死一、二塁のピンチ。 次打者鳥谷のバントをコバフトがお笑いし、自作自演の無死満塁となる。 コバフトは気持ちを切り替え金本をファーストゴロに打ち取るも、これをジョンソンが 豪快にトンネル。 同点となり気落ちしたコバフトはボークを犯し、三塁ランナーが返って一挙逆転。 新井は何とか打ち取ったものの、林の内野ゴロの間にもう1点を献上。 無安打で4失点という珍事を起こし、結局5回5失点で降板する。 そして6回表、2番手として那須野がマウンドに登る。 シーズン開始時は唯一の中継ぎ左腕でありながら、実際には敗戦処理の便利屋扱い。 同じ左腕の工藤が中継ぎで結果を残しており、石井も抑えから中継ぎへの転向が 考えられる中、きちんと結果を残しておきたいところであった。 しかし結果は試合をぶち壊す大炎上。真っ黒コゲ状態も大矢監督はガン無視。 最後はマウンド上で目が泳いでいた……。 (試合後、監督から那須野の2軍逝きと吉見の1軍昇格が発表される) ( ;;;)~ ) ;;;;) ( ;;;) ソ ..,,,..,,,_ ,ィーァ-‐'"~ ..... `ヽ r',, ;= → ⑬. i `-'ーー-fl、;;;,,..___;;;;;;;; ノ || || / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ | 答 | 焼 き ナ ス │| \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ 今日のお茄子 投球回1 被安打3 被本塁打1 四死球2 暴投1 失点5 自責点5 本日の3回表 赤星 よんたま (無死1塁) 関本 よんたま (無死1・2塁) 鳥谷 犠打+失策 (無死満塁) 金本 一失策で2点献上 (無死1・3塁) (新井の打席中にボークで1点献上) 新井 一ゴ (1死3塁) 林 遊ゴ(三塁ランナー生還で1点献上) 藤本 一ゴ , (⌒ ⌒) (⌒ ( ) ⌒) ( ) ) (_ヽ_ハ从人_ノ_ノ | || | | チュドーーーン ノ L,l ,|| |、l、 ⌒ \ / \ /=⊂⊃=⊂⊃=\ / (__人__) \ 5億はなんなんだお!名将もお手上げだお! | | | | あんな奴に5億払わず俺に払えお!! \ l;;;;;;l /l!| / `ー' \ |i / ヽ !l ヽi ( 丶- 、 しE | ドンッ! `ー、_ノ ∑ l、E ノ レY^V^ヽ / ̄ ̄\ < 正直お前も5億ももらう器じゃないよね? / \ ____ | | / \ .| | / ⌒ ⌒ \ | |/ =⊂⊃=⊂⊃= \ 名将だから貰う権利はあるおwwwwwww . | } | ⌒(__人__)⌒ | . ヽ } \ ` ⌒´ _/ ヽ ノ | \ / く | | | | ノ L ̄ ̄\ < だったら勝てよ /⌒ \ ____ | | / \ .| | / ⌒ ⌒ \ 5億みたいなポンコツを取ってくるフロントが悪いお | |/ =⊂⊃=⊂⊃= \ ダルビッシュや岩隈がいたら優勝できるお . | } | ⌒(__人__)⌒ | . ヽ } \ ` ⌒´ _/ ヽ ノ | \ / く | | | | 【5月7日】VS読売ジャイアンツ (東京ドーム) 横 浜 0 0 0 1 1 0 1 0 0|3 巨 人 0 0 0 0 0 0 1 6 x|7 番長・三浦を得意の阪神戦に温存し、この日の先発はルーキーで「ハマのファンヒーター」こと藤江。 1回に小笠原の打球が藤江の右肩を直撃!しかしその後は「逆に気合が入った」と好投を演じる。 このルーキーの踏ん張りに応えようと4回に内川、5回にジョンソンとソロムランで援護。7回には吉村の内野安打で3点目を挙げた。さらに金城敬遠でやる大矢監督は勝負に出た。hsymdに代打・佐伯を告げたのである(結果は三塁ゴロ)。 この代打策がある意味、勝負を分けたと言ってもいいだろう。 7回裏から捕手は野口に交代。その直後、藤江は絶不調の李スンヨプにソロムランを浴び、初登板初完封の夢は砕け散った。ここで藤江は無念の降板、工藤に交代。しかし場内のファンからは藤江に大きな拍手が贈られた。 「藤江に初勝利を!」 横浜投手陣はこれを合言葉に巨人打線に相対した。 しかし工藤がヒットを許し、ここで高崎を投入。しかし四球で巨人に一発出れば逆転というハラハラドキドキな展開。 ここでやる大矢監督は新ストッパー・山口を投入。山口は急ごしらえで肩を作ったという情報もある。 そして小笠原の打球はライトに高く舞い上がった… 吉村がライトフェンスいっぱいに構える ベイファンは「よし捕れる!」と誰もが考えた。 しかし 次の瞬間!!!!!! 無情にもライト最前列に飛び込む逆転3ラン… 藤江のプロ初勝利は儚くもふっ飛んでしまったのである。 これで気落ちした山口はというと… 李スンヨプに2打席連続となる2ラン、 さらに阿部にもソロムランを浴び、この回6失点… 大炎上で山口はマウンドを去った。 さて 賢明なやる大矢スレ住人ならおわかりいただけるだろう。 hsymdがマスクを被っていた時は6回無失点 馬がマスクを被ると2回7失点 スレ住人の批判の的が駄馬とやる大矢監督に向けられたのは言うまでもない。 【5月6日】VS読売ジャイアンツ (東京ドーム) 横 浜 0 0 0 1 1 0 0 0 0 |2 巨 人 2 0 0 0 0 0 0 0 1x|3 前日は村田の逆転2ランなどで快勝、鬼門・東京ドーム初戦を飾ったベイスターズ。 この日の先発はマストニー、しかし初回に松本の三塁打で先制を許し、続く小笠原の一ゴロで2点目。 この後も再三のピンチを迎えるが、要所を締め追加点を許さない。 一方ベイ打線は4回に内川、5回に金城のソロムランで同点に追いつく。 膠着した展開で迎えた8回裏、やる大矢監督は好投のマストニーに変えて那須野を投入。 抑え・石井を前日に抹消し、暫定抑え・山口は前日2イニング起用、中継ぎに回った工藤はさすがに連投させたくない、という消去法と「打順が左ばかり」ということでの選択でスレ住人を絶望のズンドコに落とすが、李スンヨプに四球を与えた以外はピシャリと抑え「やればできるじゃん」と住人を安心させた。 そして9回裏、今度は真田を投入。1死後迎えた坂本は好調とあって警戒が必要なところだが… 何を考えたか真田は坂本に真っ向勝負を挑み、レフトポール際にサヨナラホームランを浴びてしまう。 お立ち台の坂本の目とやる大矢スレ住人の目からは同じように涙がこぼれたが、その意味合いは180度異なっていたのであった…。 【5月4日】VS中日ドラゴンズ (横浜スタジアム) 中 日 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 3 |4 横 浜 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 |2 苦手の左腕、川井が相手先発。抜群の出来のよさに加えて 横浜の貧打もあり全く打てず9回で2安打。 しかし4回ツーアウトからの内川、村田の連打がその2安打で ワンチャンスを生かし1点を得る。 横浜の先発は小林。川井に比べると不安定な投球であったが 要所を締めるピッチングで奮闘。 7回井端に1発を浴びるが8回1失点で先発の仕事を果たす。 後を引き継いだ中日斎藤、横浜山口がピシャリと押さえて11回。 ここで勝負に出た大矢監督、下位打線の左対策にあえて抑えの石井を投入。 前回の阪神戦で抑え失敗し炎上した巻き返しを期待する。 先頭の藤井はスイッチのため右打席へ。 出会い頭の打球は風に乗ってスタンドイン…ついに均衡が破れる。 だがここで1失点に抑えていれば裏の攻撃に一縷の望みがかけられる。 そして小山をきちっとショートゴロ…のはずが重要な場面でやらかす 石川がファーストへとんでもない悪送球をし、ワンアウトのはずが ノーアウト2塁に。結局、石井が森野、替わった真田がブランコに タイムリーを打たれ計3失点。 こういうケースは裏で得点が入るもの。岩瀬温存で3番手高橋。 ダンジョンソンがホームランで1点…あのエラーがなければ…。 そしてツーアウト後、金城、石川が連打に代打斎藤が四球で満塁で内川。 交代した平井に対し内川のあたりはジャストミートでライトへ。 落ちれば同点だったが野本のダイビングキャッチで試合終了。 【4月30日】VS阪神タイガース (阪神甲子園球場) 横 000 020 000 2 阪 000 000 003X 3 5回に梶谷が久保からプロ初HRを放ち先制 先発はマストニーはgdgdながらも阪神打線の淡白な攻撃により球数は少なく6回裏まで終了 7回裏にピンチを招くもマシンガン継投一人目の山口がきっちり抑え 8回裏も高崎が無難に捌き、この日初HRを放った梶谷の守備も光った 9回裏 新守護神の石井が予定通りマウンドに上がり 桜井をファーストフライ、 狩野をセカンドゴロと簡単に打ち取る しかし 鈍足の今岡にショート内野安打を許し 2死球を与えた平野に右中間タイムリースリーベースを打たれてしまう 関本は単なるセカンドゴロで試合終了…のはずが、なんとヒーロー予定であった梶谷が悪送球してしまう 鳥谷にライト前ヒットを打たれ 金本にライトサヨナラタイムリーヒットを打たれてしまった 九回二死からの大逆転というのはどこかで見たような気がするが気にしない ちなみにこの記事書いたとき非ログインでの編集パスワードはhsymdであった (参考:やる大矢専34レス700 9回2死になった時) ____ /_ノ ヽ\ / =⊂⊃=⊂⊃、 「また梶谷」の悲鳴が心地いいお?心地いいお?心地いいお? / ⌒(__人__)⌒\ | |r┬-| | \ `ー'´ / ⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ \ ヽ / ヽ / \_,,ノ |、_ノ (参考:やる大矢専34レス758以降 同点になった時、このAAが20個以上出現) ____ / ─三三─\ / ゚=⊂⊃=⊂⊃=\ | (__人__) | \ |r┬-| ,/ ノ `ー'´ \ 9回2死からのまさかの逆転負け 【4月28日】VS阪神タイガース (倉敷マスカットスタジアム) 横 000 004 000 4 阪 002 002 40X 8 6回表に梶谷の代打山崎がヒットで出塁し、下柳の暴投の間に二塁に行くも内川、村田があえなく凡退 …しかしジョンソンがタイムリーを放つと、かつてのマシンガン打線のように吉村、金城とつなぎ、hsymdが なんと走者一掃のタイムリーを放ち逆転する しかし直後の裏にコバフトに新井の打球が当たり降板、変わった500000000が浅井にバスターされ無死満塁のピンチを招くと 500000000から真田にマシンガン継投開始 次のバッターは代打今岡、誰もがゲッツーかとおもいきやセンター前にヒットを打たれ、次の狩野の併殺の間に1点返され 同点にされてしまう 7回裏に吉川がマウンドに上がるも先頭の平野を出してしまい、続く関本にバントされる 鳥谷はレフトフライに打ち取った…はずが、なんと内川がGGってしまう。 この瞬間野球chにはGG内川スレが乱立した その後金本を敬遠し新井と勝負するもhsymdが5球連続で内角に投げるリードをやらかし 新井にタイムリーを打たれてしまう よくも悪くも分身の一人相撲が目立った試合であった 【4月18日】VS阪神タイガース (横浜スタジアム) 阪 000 121 140 9 横 000 000 400 4 先発グリンに援護がなく那須野、加藤武とつないで7回表まで終了 ここから真のドラマが始まる 7回裏 先頭野口が四球で出塁し、ワンアウト後石川がヒットでつなぐ ここで5点差なのになぜか慌てた阪神ベンチがアッチソンを投入 金城のあたりはセカンドの好守にはばまれ…たかと思ったが ヒットと思い込んだファーストがベースに入れずに満塁になるラッキー そこで内川が狙いすました2点タイムリー! 吉村がさらにセンター前へ抜けるあたり…だったが鳥谷のファインプレーで2アウト しかし今日はいつもと違う! ここまでヒットのなかった大西が2点タイムリーツーベース! さらにヒットが出れば逆転の場面で…仁志はあえなく三振でチェンジ だが1点差まで迫る好イニングとなった 7回裏の反撃1 7回裏の反撃2 7回裏の反撃3 8回表 投手は4番手横山 先頭葛城がフォアボールで代走赤星 ここまで盗塁阻止率0の野口だがなぜか桜井が初球に手を出して2塁アウト 次の平野がヒットで阪神ベンチの采配のまずさが目立つ結果となる 本来なら左が続くクリーンアップなので左投手を使いたいところだが ベンチ入りの左は登板済みの那須野、抑えの石井、先発要員のウォーランドしかいない 仕方なく横山続投も鳥谷がヒットで満塁で金本を迎える嫌な展開に いっぱいいっぱいの横山、金本にセンターオーバーのヒット 1点は取られたが金城の追い方がうまくフライの可能性があったため リードできなかった走者は2,3塁どまり しかも打球しか見ていなかった金本が暴走して2塁へ行ったためアウト… になると思いきや仁志がサードランナーのけん制もせずにファーストの佐伯に 投げてしまったため、サードランナーがホームインしてしまうは セカンドががら空きで金本は悠々2塁へ進塁できるはで呆然の守備 続く新井は高いサードゴロ 1点は仕方なく藤田はファーストへ送って確実にツーアウト… と思いきや、完全セーフのホームへ投げる草野球状態 締めは関本のタイムリー 横山が大炎上、守備はボロボロということで試合は終了 横山は翌日シーレックス逝きとなりました 8回表のベイスやらかし守備 8回表のトドメのタイムリー 【4月11日】VS東京ヤクルトスワローズ (横浜スタジアム) 東 300 000 000 3 横 000 000 000 0 グリン(7)● 高崎(1) 横山(1) 前日に由規を攻略し、9-1で今季初勝利。 翌日の東京ヤクルトの先発は楽天から移籍してきた一場。 野球chには一場専用スレふが立てられるなどプチ祭に。 試合前のスレでは「一場なら大丈夫だろう」「今日は勝てる」という楽観的ムードが漂っていた。 (参考:やる大矢スレ149のトップAA) ____ /_ノ ヽ\ / =⊂⊃=⊂⊃、 由規であれなら一場だと何点とれちゃうんだおw / ⌒(__人__)⌒\ | |r┬-| | \ `ー'´ /⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ \ ヽ / ヽ / \_,,ノ |、_ノ 1回表 福地・川島慶連続ヒットなどで1死1・3塁。デントナを三振に切ってとるが、続くガイエル・宮本に連続タイムリーを浴び3点を先制される。 1回裏 金城・仁志の連続ヒットで無死1・2塁のチャンスを作るが、内川サードゴロ、吉村サードゴロ併殺で無得点。 2回裏 佐伯がフォアボール、内藤がヒットで無死1・2塁のチャンスを作るが、石川は初球のボール球に手を出しサードファウルフライ。野口がサードゴロ併殺で無得点。 3回裏 グリンにデッドボール、仁志フォアボールで1死1・2塁のチャンスを作るが、内川サードゴロ併殺で無得点。なんと3イニング連続のゲッツーでチャンスを潰す。 4回裏 吉村デッドボール、デントナのエラーなどで1死1・3塁のチャンスを作るが、石川・野口が連続三振。犠牲フライすら打てない。 5回表 簡単に2アウトを取るが、投手の一場にヒットを打たれる。その後グリンが動揺し、ボークと内野安打で2死1・3塁のピンチとなるが、川島慶を打ち取り無失点。 5回裏 お返しとばかりにグリンがヒット、仁志がデッドボールで1死1・2塁のチャンスを作るが、内川・吉村が倒れ無得点。 この回で一場は降板。結局得点をあげることはできず。 その後は押本-松岡-五十嵐-林昌勇のリレーの前になすすべもなく、一場に559日ぶりの勝ち星を献上してしまった。 一場は相変わらずの制球難で、毎回先頭ランナーを出し、得点圏にランナーを背負うも得点を奪うことは出来ず。 投球のうち半分以上がボール球だった一場に対し、ボール球を振ったり、引っ掛けてゴロにするというシーンが目立ち、野手陣の無策っぷりが露呈した。 もっとも、翌日の試合は勝利し、今シーズン初のカード勝ち越しが決定。 由規と川島亮に勝ち、一場に負けるというまさかの展開になった。 暗黒ベイスに負け越す東京ヤクルトが酷いのか、一場相手に負けたベイスガ酷いのか。それとも両方酷いのか・・・ 【4月8日】横浜-巨人戦(横浜) 巨 201142020 12 横 000010000 1 開幕4試合でわずか得点2の打線をてこ入れしルーキー3人のスタメン起用 先発も予想されたウォーランドではなく工藤の奇襲先発 ということで試合前は今日こそ勝てるのではという期待もあったが… 1回表 先発工藤が小笠原にホームランで2点先制される チェンジ後に工藤が細山田に説教、後におまえがいうな状態になるのだが… 1回裏 内川のカットしたボールが阿部のヒザに直撃して交代、今日はもしかしたらと思わせる 2回表 平凡なファーストフライでダンジョンがずっこけてポロリし失笑の嵐 裏の打順で佐伯が代打に…検査の結果、左肩亜脱臼で交代 最強ネタ外国人の座をメンチから奪い取る 3回表 ラミレスを敬遠して満塁で谷と勝負、まではよかったがストレートの押し出し 4回表 アルフォンゾに被弾、鈴木早くも猛打賞 4回裏 内川がチーム初ヒットで巻き返しかと思ったら吉村ゲッツー このあと佐伯がヒットで落ち込み度倍増 5回表 小笠原、坂本に被弾、この回で工藤ノックアウト。細山田は顔面蒼白。 5回裏 細山田がプロ初ヒットの2ベースで一番盛り上がる。 内野ゴロで得点1となるが結局5試合でホームランもタイムリーヒットも全くなし 6回表 交代した那須野も炎上、小笠原・ラミレスに代走でお役御免 このあと高崎、加藤武が登板するがピリッとせず、打線もわずか4安打で 得点する気配すら皆無。 開幕5試合で得点3、失点33、打率.167、防御率6.86 【4月3日】横浜-中日戦(ナゴヤD) 横 001 000 000 1 中 010 200 100 4 三浦(7)● 真田 (1) ついに待ちに待った開幕戦・・・のはずが直前のWBCでの故障で主砲・村田を欠くという致命傷を負った状態での スタートとなってしまった我らがベイスターズ、開幕戦は昨季苦手とした中日ドラゴンズとの対戦。 先発はベイスターズは開幕戦6連敗中で7度目の正直のベテラン三浦 一方の中日は昨季中継ぎの柱として活躍し今季から先発に転向した期待の若手・浅尾が開幕投手として抜擢された。 1回 お互い3者凡退と無難な立ち上がり 2回表 先頭の4番内川がWBCでの活躍の勢いそのままに二塁打を放ち続く吉村の進塁打で一死三塁のチャンスを迎えるも 続く藤田、野口が凡退しチャンスを逸する。 2回裏 先頭のドラゴンズの新4番ブランコがバックスクリーンへの弾丸ライナーで先制する 3回表 先頭打者で開幕スタメンに抜擢されたルーキー山崎がセンター前ヒット、三浦がバントで送り 一死二塁と同点のチャンス、続く松本はファーストブランコのエラーと幸運も重なり一塁三塁と チャンスが広がったところでベテランの仁志が貫禄のショートゴロの間に山崎が本塁に生還し同点 追いつく程度の反撃で昨季とは違うところを見せつけたかに見えた。 4回裏 一死から森野にソロホームランで勝ち越し、続くブランコを打ち取るも5番の和田にソロホームランを浴びて さらに突き放される 7回裏 4回以降は互いに0行進が続いたが和田に再びソロホームランを打たれ3点差になる。 8回表 この日2安打の山崎が猛打賞となる3安打目を放ち、続く三浦に送られた代打はオープン戦不振であった金城 ファンはこの起用に頭を抱えたがその予想をいい意味で裏切るヒットで無死一、二塁とチャンスを広げるも 後が続かず、松本が内野ゴロで二塁封殺、仁志がゲッツーに倒れ無得点に終わる。 8回裏 真田が登板、無失点で切り抜け役割を果たす。 9回表 ドラゴンズの守護神・岩瀬の前に手も足も出ず敗戦。 三浦は開幕戦7連敗となったが7回で被安打5と一見そこまで悪くないように思えるが 被安打は全て長打、うち本塁打4という吉見顔負けの飛翔、開幕初先発で昨年の岩隈を超えるという偉業を 成し遂げた なお三浦はオープン戦時からよく被弾(計5本)しており既にスレ住民の不安の種にはなっていた 打者は懸念どおりの得点力不足、5安打中3安打はルーキーの山崎の安打であり、上位打線は2回の内川の 二塁打のみ ベイスターズ打線は2・3・5・8回にスコアリングポジションにランナーを進めるも、その後は2併殺を含む凡打の 繰り返しで、3回に仁志のショートゴロでなんとか1点をもぎ取っただけに終わり、結果的に村田不在のダメージ を思い知らされる事となった。 5
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「舞さん。」 いきなり名前を呼ばれて振り返ると、数メートル先に大人びた表情で微笑むお嬢様の千聖がいた。 「なあに?」 近づいてしばらく無言で見つめ合う。すると、千聖はいきなりなっきぃにもらったワンピース(通称ちょうちょのワンピ)をガバッと脱いだ。 「はぁ!?」 続いて、薄いピンクの下着にも手をかけて、一糸纏わぬ姿になってしまった。 「な、何やってんの・・・」 目の前には見事なたゆんたゆん・・じゃなくて。そんなことはどうでもよくて。 「舞さん、お誕生日おめでとう」 「えっ。うん・・いや、今それ言うタイミング?」 「うふふ。私、舞さんの一番欲しいものをあげるわ」 千聖はとろんとした目つきになって、裸のまま私に抱きついてきた。 「欲しいんでしょう?」 胸にぷにゅっと柔らかい感触が押し当てられた。 囁く甘い声と、妙に生暖かい息が耳をくすぐる。頭がカァッと熱くなった。 「ちっ・・・ちしゃとおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおっイデッ!」 後頭部に衝撃を感じて、目が覚めた。 身体を反転させると、頭上に栞菜の足が投げ出されている。 「夢・・・」 「んが」 ええい、邪魔だ!まとわりついてくる足をどかしながら、徐々に意識が戻ってきた私は毛布にくるまって悶絶した。 ありえない。ありえない。ありえない。ありえない。何てバカな夢を見てしまったんだろう。思春期の男子か私は。まだちょっと身体が火照っている。 今私は、舞美ちゃんのお誕生日のお祝いに、キュートのみんなと一泊旅行へ来ている。私のバースデーパーティーも一緒でいいよと言ったのに、「それはまた別にやるから。」とみんなに押し切られてしまった。 今日は観光地を巡って、温泉に浸かって、ゲームして、すごく楽しい時間を過ごしたというのに。旅行の締めがこんな夢だなんて、どうかしている。 まだ日は昇っていない。私以外、みんなすやすや安らかな寝息を立てている。 いっぱいのプレゼントに囲まれて、夢の中でも幸せそうな舞美ちゃん。どういう寝相なのか、私を蹴りながらえりかちゃんにチョップをくらわせて寝ている栞菜。 ウーウーとうなされながらも深い眠りについているえりかちゃん。そのえりかちゃんに場所をとられて壁際に追い詰められ、半分顔を枕に埋めながら、スピースピー寝息を立てるなっきぃ。 「千聖・・?」 ふと姿の見えない中2コンビを探してみると、我関せずと言った感じで、ドア側の端っこで眠り込んでいた。布団はひとつ、枕はふたつ。喋ってるうちに眠ってしまったのか、向かい合った2人は顔がくっついちゃいそうだった。 何だよー、千聖はえりかちゃんLOVEじゃなかったの?いつぞや仕事で行ったコテージで、やらしーことしてたのに。・・・私があんな夢をみたのは、多分あれのせいなのに。 いやいや、よく考えたら千聖は愛理とも何かあったんだっけ(栞菜談)。ということは、愛理かえりかちゃんか決めかねてるってこと? …何か面白くない。多分、千聖のこと一番好きって思ってるのは私なのに。 私だって、千聖と2人で逃避行したり、ちゅーまではしてるっていうのに、何だろうこの敗北感。 ランデブー+キス<<<<<超えられない壁<<<トイレで触りっこ<<<<<<コテージでセッk 「うおぁ!」 いけないいけない、何を考えかけた、私。奇声を上げて頭を振ると、えりかちゃんが寝言で「フヒヒwww」と笑った。 くそー、えりかちゃんめ。誰が元祖千聖の相方だと思ってるんだ! 「千聖、千聖。」 「んぅ・・・」 愛理を起こさないよう注意しながら、千聖の肩を掴んで強めに揺する。しばらくすると、長いまつげの下からきらきらの黒目が現われた。 「あ・・・舞さん?おはよごじゃましゅ」 千聖は寝起きが悪い。ろれつの回らない口で私に挨拶すると、もう一度布団に顔を埋めようとする。 「ちょっと!起きてよ。」 「んー・・・まだ皆さんも寝てらっしゃりゅわ・・・」 「いいから。一緒に来て。」 両脇を持って引っ張り上げると、観念した千聖はやっと起き上がってくれた。 「静かにね。」 廊下に出ると、千聖の手を引っ張って、エレベーターまで連れて行く。 「舞さん・・・?どちらへ行くんれすか」 相変わらず眠そうな千聖。仕方ないなあ。私は自販機でりんごジュースを一つ買うと、千聖の口に押し付けた。 「あら、舞さんがごちそうしてくださるの?珍しいのね。」 「うっさいな。舞も飲むんだから、早くして」 「ん・・」 千聖の顎を押さえて、赤ちゃんにあげるみたいにペットボトルを傾けていく。 ジュースを飲むたびに、皮膚の薄そうな喉がこくこく音を立てて動いた。 悩ましくひそめられた眉。飲みきれなくて口の端からこぼれる液体。 ――あ、ヤバイ。さっきの夢でのことが頭をよぎる。 「はい!はい!もう終わり!後は舞の!」 私は何かをごまかすように、ペットボトルを思いっきり千聖の口から離した。 「もう・・・今日の舞さんは乱暴なのね。」 「ふんっ」 困った。千聖の顔をまともに見ることができない。今からあんなところに行くっていうのに、大丈夫か、私。 「・・・着いた。降りて。」 「あら、ここは?」 カードキーを差し込んで、千聖の背中を押して中に入ってもらう。 「お風呂・・・」 ホテルの最上階。ドアの向こうには、共同浴場とは違う、ちょっと高級感のある脱衣所が備わっていた。 「そ、温泉。夜さ、みんなで共同の入ったでしょ。本当は、この貸切のお風呂を使う予定だったんだけど、7人じゃ狭かったからね。でも使わないのもったいないし、ここで朝風呂しようよ」 「ふふ、いいわね・・・楽しそう。」 お嬢様になっても好奇心旺盛なところは変わらない。千聖はパジャマ変わりのジャージのまま、脱衣所を抜けてすりガラスの向こうへ行こうとした。 「千聖、着替えなきゃだめでしょ」 「きゃんっ」 首根っこを掴んで引き戻すと、千聖は照れくさそうに目を半月にして笑った。・・まったく、しっかりしてるんだか天然なんだかわからない。 千聖はよっぽどお風呂が気になるのか、テキパキと服を脱いでいく。へー、本日の下着は薄いピンクか。って 「うおおい!」 それ、夢と一緒じゃん! 「ひえっ!ま、舞さん?」 「・・ごめん、本当すいません。気にしないで。」 別に、千聖の下着姿なんて見慣れてる。コンサートでもレッスンでも、着替えなんて日常茶飯事だから。 お嬢様化した当初はコソコソ着替えていた千聖も、一度舞美ちゃんにガーッと剥かれてからはもうどうでもよくなったらしい。 そういうアバウトなところは前の千聖っぽいなぁ。 とはいえ、さすがに真っ裸には抵抗があるらしく、ブラを取ると同時にすばやくタオルを巻きつけてしまった。すごい、何も見えなかった。 「もう、そんなに見ないで。恥ずかしいわ。お先に行ってるわね。」 愛理みたいに身体をクネクネさせながら、千聖は私の視線を逃れるようにお風呂場へ入ってしまった。 TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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その悲壮な声に驚いて、私は早貴さんの隣の席まで移動した。 「・・・こんなに、話が大きくなるとは思ってなかったの。」 搾り出すような声でそう言うと、早貴さんは目元をおしぼりでぬぐった。 「千聖、ユニット組みたいってずっと言ってたでしょ?ほら、コンサートのバックステージで、ももちゃんと二人で、組んでくれる人探したり。」 「ええ。」 半ば恒例となっている、桃子さんと私のユニットメンバー探し。特典映像としても人気があるらしく、私も毎回楽しく皆さんと交流を図っていた。 「なかさきちゃん、なんで言っちゃうの?まだ千聖なんにも答えてないのに」 友理奈さんが唇を尖らせる。 「ごめん。ちょっともう、無理。話させて。 ――千聖は今、キュート以外のユニットには参加していないでしょ。だから、単発でもいいから、千聖が誰かとユニット組んだり、どこかのユニットに参加することは出来ないかなって。 それを誕生日プレゼントの一つにできたらいいなって考えて、キュートのみんなに相談したの。」 少ししゃくりあげながらも、早貴さんはしっかり私を見ながら話を続けてくれた。 「もちろんみんな、賛成してくれたよ。それで、スタッフさんにもいっぱい頼み込んで、夏コンの時に一曲・・・ それが無理なら、MCの時の1コーナーとして、あるいはDVDになった時の特典として、千聖をどこかでフィーチャーしてもらえるかもってところまで取り付けたの。」 「そんな・・・私のために、そこまで・・」 「でもね、私、だんだん怖くなってきちゃったの。ほんのお遊び企画のつもりだったのに、人によっては・・・たとえば新垣さんたちはかなり本気になっちゃってね、岡井ちゃんにはキュートから娘。に移籍してもらおうかなー、なんて真顔で言われて。 あっすーとかスマイレージのみんなも、私が考えてたよりずっと真剣に考えてたっぽいし。 ももちゃんも、にこにこしてるけど、本当は結構本気なの、なっきぃわかってるんだから。」 「えー?うふふ」 桃子さんは何も言わなかったけれど、無言の微笑が答えになっているような気がした。 「・・・お願い、どこにも行かないで。千聖は、モーニング娘。さんも、ベリーズも大好きでしょ?でも、私は千聖がいなくなったら嫌だよ。お嬢様の千聖ってふわふわしてて、すぐにどっか飛んで行っちゃいそうで怖いの。 企画者なのに、こんな勝手なこと言ってごめん。でも、もう我慢できない。」 しきりに目の下をぬぐっていた早貴さんは溢れ出てくる涙が抑えられなくなってしまったようで、ついには顔を覆ったまま、黙り込んでしまった。 「千聖ぉ・・・」 重い沈黙が流れて、皆さんの視線が私に集まっていた。 伝えたいことはたくさんあるけれど、何から言ったらいいのかわからない。それでも、私のために心を痛めている早貴さんをこのままにしてはおけなくて、私は意を決して口を開いた。 「早貴さん、千聖のお話を聞いてもらえますか。」 「うん・・・」 「ありがとうございます。・・・えと、まず、早貴さん、そして皆さん。この度は私のために、いろいろとお気をまわしていただき、ありがとうございました。 私がどのユニットに所属するのか、あるいは何方とユニットを組むのかという予想、楽しく拝見いたしました。 先ほど、早貴さんは私の導き出した答えを聞きたくないとおっしゃっていましたが、こうしてたくさんの方々にお関わりいただいた以上、このまま結論を申し上げずに、終わらせてしまいたくありません。」 私はそこで一息ついた。 心臓が痛いぐらいに高鳴っている。それは簡単な言葉に変えればただ一言ですむことだけれど、そうはしたくなかった。 前の千聖に比べて、大人しくなった。遠慮がちになった。私はよくそんな風に言われるけれど、伝えるべき言葉は、精一杯の誠意を持って伝えたい。その気持ちだけは、今も昔も変わっていないつもりだった。 隣で舞さんが、私にだけ聞こえるぐらいの声で「ちーさーまい、ちーさーまい、」とテンポよくコールしている。思わずこぼれた笑いを噛み殺して、私はまた話を続けた。 「最初にモーニング娘。の皆さんからお話を伺ったときから、私の答えはもう決まっていました。 私は、どのユニットにも入りません。今は、℃-uteの岡井千聖で。それだけで、いいです。」 私の言葉を受けて、一呼吸おいてから、「えーっ!!」と声が上がった。 「千聖ぉ、なんでー・・・?ベリーズは嫌?」 「私が、余計なこと言ったから・・・?」 次々に質問が飛んでくる質問をよく噛み砕いて、答えを頭の中でまとめる。 「いいえ、早貴さんのお話を聞くずっと前から、出していた結論です。 私は、ベリーズの皆さんも、娘。の皆さんも、もちろん舞さんのことも、今回お声をかけてくださった皆さんのこと、本当に大好きです。 その上で、今の私が仲間に入れていただけるユニットは、ないのではないかと思います。 愛理や舞さんはご存知かと思いますけれど、私は歌うことがとても好きです。もっともっと歌を勉強したいし、いろいろな人に聞いていただきたい。 どこかに所属させてもらえれば、それは叶うことかもしれません。 だけど、今の私ではどう考えても未熟すぎて、仲間に入れていただくことなんて、恐れ多くて考えられません。 まずはもっとしっかりして、自分自身に自信を持つことが出来るまで、私は今のままで・・・いえ、今のままがいいです。それが、私の答えです。 せっかく企画していただいたのに、申し訳ありません。」 そこまで一気に話すと、私は勢いよく頭を下げた。 こんなに心の深い部分を、人に話したことはなかった。それでも、ここにいる皆さんになら、打ち明けてもいい。そう思えたから、私は迷うことなく自分の思いをぶつけた。 「ケッケッケ、そんな難しく考えなくていいのに。」 「・・・ええ、そうよね。自分でも、固い頭だと思うわ。でも、大好きな皆さんの考えてくださったことですから、私も一番素直な気持ちで答えたかったの。」 重い空気になってしまうかもしれない。そう思ったけれど、私を見る皆さんの顔には笑顔が浮かんでいた。まだ早貴さんだけは、少し辛そうな顔をしていたけれど。 「千聖ぉ・・・、ごめんね、私が勝手なことばっかしたから」 小さくてひんやりした早貴さんの手が、私の手の中で震えていた。 「そんな風におっしゃらないで。私、嬉しかったのよ。私のために、こんなに力を注いでくださって。早貴さんの優しさがいっぱい伝わってきました。 ほら、伝わりすぎて、涙が出てきてしまいました。本当にありがとうございます。私、こんなに幸せでいいのかしら」 語尾は震えて言葉にならず、私は早貴さんと抱き合ってしばらく泣いた。 一体何の涙なのか、自分でもよくわからなかった。 いつも私をお姉さんのようにかわいがってくれて、悩んだり辛くなったりしながら計画を進めてくれた早貴さんの涙が悲しくて。 私のために、こんな素敵な企画を立ててくれたキュートの皆さんの気持ちが伝わってきて。 お忙しいだろうに、時間を作ってくださった桃子さん、梨沙子さん、友理奈さんへの感謝の思いがあふれて。 こんなにたくさんの人たちに必要としてもらえたことが嬉しくて。――それでいて、どこか切なくて。 「泣かないでよ、千聖ぉ。なかさきちゃんもー。うちも泣きたくなっちゃうじゃん」 「そ、そうだよー、りぃこういうの弱いんだから、ほんとやめてよー」 見守る皆さんの声も少し濡れていて、私の感傷をまずまず煽る。 「もう、泣き虫コンビ!こんなことで泣くなよー。・・・舞の愛だって、ちゃんと感じてくれたの?」 「もちろん、いっぱい感じたわ。」 「そう?・・・えへへ。」 少し強めの力で私の目元を擦っていた舞さんは、ふっと表情を緩めて、いつもの私の大好きな、可愛らしい笑顔をのぞかせてくれた。その顔を見て、私もようやく落ち着きを取り戻してきた。 「・・・ま、千聖がそういうなら仕方ないかぁ。でもいつかは中3トリオでユニット組みたいよね!」 「ええ。ありがとう、梨沙子さん。」 「じゃあ、うちはタンポポ井に期待するかぁ。」 「あら、それは私も楽しみです。」 「ウフフ。まあ、桃姉はなんとなくこうなるんじゃないかって思ってたよ。千聖は案外ガンコ者だからねー」 そう言って再度目の前に出された予想表(?)をよく見ると、一番下に「千聖は誰も選ばないし、どこにも属さないと思いまーす♪ 匿名希望」なんて書いてあった。 「もぉは千聖のことは何だってお見通しなのさ。でもね、もし気が変わったらいつでも言ってよね。もぉ、ちさももユニット探しのときは毎回本気なんだから。」 ちょっと、ちさまいが先だもん!と叫ぶ舞さんと桃子さんが、仲のいい言い争いを始めた。それを笑いながら見ていたら、愛理につんつんと背中を突かれた。 「あのね、ここまでバラしちゃったから言っちゃうけどー、もうすぐえりかちゃんと舞美ちゃんがここにくるの。 それから、今まで千聖に声をかけた人たちも、少し遅れて登場してくれるはず。ベリーズは全員出席じゃないかな?」 「まあ・・・」 「でね、本当は、そこで正式に“千聖はどのユニットを選ぶの?”って聞くつもりだったんだ。 それで、選ばれたユニットの人たちを中心に、引き続きちょっと早めの千聖の誕生日パーティーって流れになるはずだったーのにー!そういうドッキリだったーのにー!まさかの該当者ゼロ!ケッケッケ」 「キュフフ、これじゃあ逆ドッキリだね。きっとえりかちゃんやみぃたんなんて、テンパッちゃうんじゃない?」 赤い目をした早貴さんが笑う。少し申し訳ないけれど、確かに「えっ!そんな!どっか入りたいユニットあるでしょ?」と慌てるお二人を想像すると、自然と笑いがこみ上げてきてしまう。 「こうなったら、どういう風にびっくりさせようか考えようよ。」 「いいねー!」 ノリのいい皆さんと輪になって、新たな会合が始まる。 「舞さん。」 「ん?」 少し盛り上がってきたところで、舞さんに声をかけて、二人で後ろを向く。まだ、大切なことを伝えていなかった。 「もう少しだけ、待っていてね。」 「ん?」 「私も、ちさまいユニットを目指して頑張りますから。そのときは、よろしくお願いします。 さっきはどこにも属さないと言ったけれど、私がこの先、自分に自信が持てたときに組ませていただきたいのは・・・」 「―待って、千聖。それ以上言わなくていいよ。」 舞さんの手が、私の腕を強く掴んだ。慌てたときのいつもの癖。じんわり痛くて、とっても暖かい。 「・・・ありがとう。」 「ウフフ。」 顔を真っ赤にした舞さんと視線がぶつかって、2人で微笑みあった。 「ちょっとー、聞いてるの千聖も舞ちゃんも!2人で後ろなんか向いちゃってぇ」 「あら、ごめんなさい。」 再びテーブルに向き直ると、私たちはテーブルの下で手をつないで、話し合いに耳を傾けた。 「ヤバッ。あれ舞美たちじゃない?もう来た!」 「早っ!でもいいか、じゃ、作戦通りで!」 綺麗な黒髪をなびかせながら、笑顔の舞美さんが駐車場を横切っていく。 後ろに続くのは、大きな紙袋を持ったえりかさん。少し胸がドキドキしてきた。 「店んなか入ってきたよ。千聖、準備OK?」 「はい。」 今まで、キュートの皆さんの誕生日には、いろいろなサプライズでおもてなしをさせてもらった。それが、自分の誕生日にまで、“逆”ドッキリをしかけることになるなんて・・・ 「千聖。」 「ええ。」 つないだ手に無意識に力が篭もる。 大きく深呼吸した後、私は満面の笑みで振り返り、お2人へ第一声を投げかけるべく、唇を開いた。 前へ TOP コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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“ごめんね、さきちゃんはみかんのキーホルダーだからだめなんだって。これからは、イチゴの子だけであそぶことになったの” おひるやすみの幼稚園のお庭。 いつもなかよくしているともだちのうしろをついていったら、いきなりそう言われた。 とっさに何を言われたのかよくわからなくて、ただぼーっと立っていたら、その間にその子はわたしの前からいなくなってしまった。 「みかん・・・」 その子が言うように、わたしはみんながバッグにつけている、イチゴのおひめさまのキーホルダーを持っていなかった。 おねえちゃんのおさがりの、みかんのキャラクターのキーホルダー。みんなのとはちがうけど、かわいいねっていってくれていたのに。どうして? なみだがじわじわ出てきて、あわててそででふきながら、かべのすみっこにかくれてみんなのようすをのぞき見した。 「イチゴの子、こっちあつまれー!きょうは、かくれんぼー!」 わたしが少しにがてだなって思っている、ちょっぴり仕切りやさんな子がさしだしたひとさしゆびに、いっぱいの手が止まる。・・・もちろん、さっきわたしのところにきていた子も。きのうまでは、わたしもいっしょにあのゆびをにぎっていた。今日もそうなるはずだった。 なんで、イチゴじゃなきゃだめなの?サキのみかんのキャラクターは、わるい子なの?そういうふうに心の中では思っていても、ちゃんとみんなにきくことができなかった。 (そういえば・・・) 何日か前は、あの仕切りやさんな子が“かみの毛むすんでる子だけであそぼう!”って言っていた。 そのときは、いつもいっしょにいる子がピンしかつけていなかったから、まえがみをボンボンでむすんでいたわたしだけが仲間にいれてもらうことになった。そのグループわけは、1日ですぐにおわったけれど。 あの子も、今のわたしみたいな気持ちだったのかな・・・ さみしくて一人でブランコをこいだら、風がとてもつめたく顔にふきつけられる。よけいに悲しくなって、わたしはヒックヒックとしゃくりあげながら、うつむいて鼻をすすった。ひざっこぞうになみだがおちる。 「・・・ねー、なかまにいれてほしい?」 ふと顔をあげると、仕切りやさんな子を中心に、みんながわたしの前にあつまってきていた。 「う、うん・・・」 気が変わらないうちに、って、なんどもうなずくと、「じゃあ、そのキーホルダーちょうだい」って、わたしのかばんをゆびさした。 「え・・・」 「それくれないなら、さきちゃんはずーっとひとりぼっちだからね」 「・・・やだ。これはあげない」 ひとりぼっちはこわいしいやだけど、これを取られるのもいや。 ママがおねえちゃんに買ってあげたのを、サキのようちえん入学のおいわいにおねえちゃんがくれたものだもん。すっごくだいじなものだもん。これは、あげられない。 ほんとうはそこまで言ってやりたかったけれど、わたしにはそこまでの勇気はなくて、あとはただだまって仕切りやさんのかおを見つめつづけた。 「・・・あっそ。じゃーもうばいばい。サキちゃんなんかしらないから」 仕切りやさんは、わたしがいうとおりにしなかったのがすっごくむかついたみたいで、しばらくすると、あっかんべーをしながらみんなをつれてちがうとこに行ってしまった。 「あ・・・」 どうしよう、ほんとうにこれからずーっとなかまはずれにされちゃったら。 おべんとうも、おゆうぎもひとりぼっち。いまからイチゴのキーホルダーをつけても、きっともうなかまには入れてもらえない。みかんのキーホルダーをあげないかぎり、わたしをゆるしてくれることはないとおもう。 「ねー、ゆりなちゃんは?」 またこぼれてきたなみだを必死でぬぐっていると、砂場のほうからみんなの声がした。 かおを上げてみる。しゃがみこんで、自分のせたけよりも大きな砂のおしろを作っている子――ゆりなちゃんのすがたが目にはいった。 「ねー、ゆりなちゃん。それ1人でつくったの?すごーい」 「ん?んー。ありがとー」 みんなに話しかけられても、ゆりなちゃんはあんまり気にしてないみたいに、ぺたぺたとおしろのかべを固めている。 「ねー、ゆりなちゃんもイチゴのキーホルダーつけてるでしょ?これからは、イチゴはイチゴどうしであそぶことになったから、ゆりなちゃんもこっちであそぼうよ!」 わざと、わたしのほうをじろじろ見ながら仕切りやさんはゆりなちゃんをさそっている。なんでそんなに、いじわるするんだろう。イチゴのキーホルダーじゃないって、そんなにいけないことなのかな? はやく、外あそびの時間がおわればいいのに。 そう思って、ギュッと目をつぶってブランコを強くこいだそのとき、「やだ」って声が耳にとびこんできた。 「え・・・なんで?」 「あそぼうよー」 みんながオロオロして、こまったかおでゆりなちゃんをみていた。「やだ」って言ったのは、ゆりなちゃんだったみたい。 「うち、おしろ作ってるから」 「え、じゃあ、みんなでつくろうよ。」 「1人でつくるの」 「でもでも、ゆりなちゃんはイチゴなんだから・・・」 みんなはがんばってゆりなちゃんをさそっている。しばらくすると、ゆりなちゃんは手をとめて、まっすぐに仕切りやさんのことをみた。 「うちは、いじめっことはあそばないの」 そんなに大きな声じゃなかったのかもしれないけど、すっごくひびいて、ボールあそびをしていた男の子たちまでうごきが止まってしまった。 「わたし、いじめっこじゃないもん」 仕切りやさんがあわてて言いかえすけど、ゆりなちゃんはぜんぜんこわがらない。 「だって、イチゴのキーホルダーじゃない子は、なかまはずれにするんでしょ?それって、いじめっこじゃん」 「でもでも」 「どうしてイチゴじゃなきゃいっしょにあそばないの?へんなの。それにね、うちのママが言ってたよ。おともだちをいじめると・・・・・いじめっこオバケが出るんだよぉおおぉ!みんなのとこにも出ちゃうよおぉぉ」 ゆうれいのポーズで、こわいかおでみんなをおいかけるゆりなちゃん。キャーキャーって泣きながら、仕切りやさんを先頭にして、みんなにげていってしまった。 「あ・・・」 そのまま、ゆりなちゃんはズンズンとわたしのところに歩いてきた。となりのブランコにこしかけて、じーっとわたしを見る。 「あ、あの、あの」 わたしはゆりなちゃんとは、ほとんどおはなししたことがない ゆりなちゃんは1人で本をよんでたり、いまみたいにお砂場であそんだり・・・やりたいことをきままにやっているから、いつも仕切りやさんたちのうしろをくっついていたわたしとは、ぜんぜんちがう世界の子ってかんじだった。 それに、目がライオンみたいにするどくて、体も大きめだから、なんかこわい・・。 でも、さっきのことはちゃんとおれいを言わないと。 「あのあの・・・さっき、どうもあり」 「サキ・・・なかさきちゃんは、どうしていつもあの子たちのごきげんばっかり気にしてるの?それってたのしい?」 ――いきなり、ガツンときた。ゆりなちゃんは、すっごくむずかしい顔をしている。 「だ・・・だ・・・って・・・・サキは、イチゴの・・持ってないから・・・・」 「そんなのへんじゃん。イチゴじゃなきゃだめって、ようちえんのおやくそくにはかいてなかったよ?なかさきちゃんはそれでいいの?」 ゆりなちゃんは、ママみたいなことをおこりながら言う。また泣きはじめたわたしの顔を、ティッシュでふき取りながら「もう1っこ。」と指を立てた。 「グスッ・・・なあに?」 「なかさきちゃんは、ちょっとまえに、かみかざりをつけてなかった子のことをなかまはずれにしてたでしょ。うち、見てた。」 「ひぇ・・・」 なんか、絵本にでてくるエンマさまみたいだ。ゆりなちゃんはぜんぶお見とおしって感じで、うでを組んでうんうんうなずいている。 「なかさきちゃんが言いだしたんじゃないって、しってるよ。でもね、なかさきちゃんがあのとき、かみかざりなんてかんけいないってあの子とあそんでいたら、きっとこんなことにはならなかったんだよ。 ママが言ってたもん。わるいことしたら、こんどは自分が同じめにあうんだって。サンタさんだってこなくなっちゃうよ」 「でもっ・・・サキは、そんな、つよくないもん!ヒック・・・ゆりなちゃんみたいに、ひとりであそんだりケンカに勝ったりなんてできないもんっ ――サキ、ひとりぼっちになるの、こわかったんだもん・・・」 “うわー、デカ熊がなかさきいじめてる” “ぬゎんでそんなこと言うの!いじめてないもん!” からかう男の子たちにも、ゆりなちゃんはやっぱりどうどうと言いかえしている。ほら、ぜんぜんサキなんかとはちがう・・・ 「だったらさ」 「え・・・?」 「ひとりぼっちがいやなら、うちといっしょにいればいいじゃん。」 びっくりしてゆりなちゃんを見ると、もう怖いかおはしていなかった。なんかたのしそうにデヘヘッて笑ってる。 「サキが、ゆりなちゃんと・・・?」 「いや?」 「う、ううん!ちがうよ、いやじゃないよ!でも・・・サキなんかと・・・」 「ほらーまたそういうことゆう!ママが言ってたもん。わたしなんか、ってゆってるとね、ほんとうにわたしなんかっていうにんげんになっちゃうんだよ!もうわたしなんかは禁止だから!わかった?」 ゆりなちゃんはそういって、わたしの目のまえに小指をさし出した。 「うちとなかさきちゃんのやくそく。なかさきちゃんはうちに言いたいことはぜんぶ言う。うちも、なかさきちゃんになんでもはなす。どうかな?」 「・・・・・うん!わかった。サキはゆりなちゃんに、かくしごとはしない」 ゆりなちゃんのかおをちゃんと見ながら、わたしの小指をゆりなちゃんのとむすんだ。 「キュフフ」 「ゆーびきーりげーんまん、うそついたらハリせんぼんのーます!・・・ねえねえ、じゃあさ、うちのおしろ作りのつづきやろっ!」 「え・・・う、うん、わかった」 「もー、なかさきちゃんたら!さっそくやくそくやぶるの?なんかしたいことあるの?」 「お。おこらないでよぅ・・・。サキ、もうすこしブランコに乗りたいな・・・」 今まで、ともだちに、自分のやりたいことをきちんと言えないことが多かったから、ゆりなちゃんに気持ちをつたえるのはドキドキした。でも、ゆりなちゃんは「うん、いいよ」って笑ってくれた。 「いいの?」 「うん、あたりまえ!なかさきちゃんはゆりなのおともだちだもん。ねえねえ、立ちこぎきょうそうしない?」 わたしのへんじもまたないで、ゆりなちゃんはいきおいをつけはじめた。 「キュフフ、サキも負けないんだからっ」 さっきまで泣いてたのがうそみたい。楽しいきもちになってきた。ゆりなちゃんはこわいけど、すっごくかっこよくて、やさしい。とってもすてきなお友だち。 「ゆりなちゃん、ずーっとおともだちだからね」 「うんっ」 ゆりなちゃんにつられるように、わたしもブランコをおもいっきりこいだ。ゆりなちゃんといっしょなら、このままブランコでクモの上まで飛んでいけそうな気がした。 ** 「ゆーりーなーちゃん!!またそんな巻き髪で!お嬢様の情操教育に悪いでしょうが!」 「もー、なかさきちゃんこれ流行ってるの知らないのー?一緒にやろうよー」 そして月日は流れ、今の私と友理奈ちゃんは、ある意味立場が逆転している。 私が注意するほうで、友理奈ちゃんはされるほう。・・・まあ、昔の私と違って、友理奈ちゃんは全然言う事聞いてくれないんだけど。 幼稚園の年長さんで仲良くなった友理奈ちゃんとは、地区が違ったから、小学校は別々になってしまった。すごく寂しかったし、いっぱい泣いたけど、私は友理奈ちゃんのスパルタ指導(?)のおかげで、だいぶたくましく成長することができた。 あの後、仕切りやさんだった子とも、ちゃんと話して仲良くなることができた。人見知りで大変なこともいろいろあったけど、小学校でも、ちゃんと友達を作って楽しく過ごせた。 言いたいことは言ったほうがいいっていうあの時の友理奈ちゃんの教えは、今でもちゃんと私の教訓になってる。・・・絶対、友理奈ちゃん本人には言ってあげないけど。 中学で再会した友理奈ちゃんは、残念ながら私のことを忘れてしまっていたみたいだった。「はじめまして!仲良くしてね」なんて満面の笑顔で言われたときは、ショックが一周回って笑い出してしまった。 しかも、その後どれだけ説明しても、友理奈ちゃんは私と仲良くしてたことは全然思い出せないようだった。 でも、それでいいんだ。忘れてるなら覚えるふりなんかしないで、はっきりそう言ってくれる。そういう友理奈ちゃんだから、私は友理奈ちゃんを好きになったんだもん。 「・・・そうそう、こないだ思い出したんだけど」 私の風紀指導で、いやいやながら髪の毛をおさげに結い直しながら、友理奈ちゃんが喋りだした。 「なかさきちゃんがケータイにつけてるストラップ。あの、みかんのキャラのやつね。うちね、幼稚園の時、それと同じキーホルダー持ってる友達がいたんだよ。」 「・・・は?」 「なんかー、いっつもなきべそかいてる子でー、でもうち仲良くなりたいからはなしかけてー、ブランコで遊んだりしてー、言いたいことは言いあおうってゆびきりげん」 「く、く、熊井―――!!!今まで私の話、何聞いてたの!!!!!」 絶叫する私を、友理奈ちゃんは「えー?」とかいってにやにやしながら見ていた。もう、友理奈ちゃんて、本当に!本当に!!! 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けーむせっと【登録タグ NexTone管理曲 VOCALOID け オワタP 三重の人 曲 曲か 鏡音リン 鏡音レン】 作詞:オワタP 作曲:オワタP 編曲:オワタP 唄:鏡音リン・鏡音レン 曲紹介 ―― ボクらは前に進むんだ 終わらせやしない。■ 黒歴史 [名詞]1.一般的に、他人には知られたくない過去の出来事、歴史。2.総じて、思春期真っ盛りの時代に生み出した、中二病の作品。例:机の中の黒歴史ノートが、親に見つかった。しにたい。 イラストは縣、動画は三重の人という、ベンゼンシリーズでお馴染みのメンツが再集結した。 アルバム『THE BEST of オワタP 無難。』の書き下ろし曲。 歌詞 (作者ブログより転載) 何回も 何回も 生み出しては消えゆく世界は どこへ行く? まただ もう諦めてもいいかなと ふと筆を置くよ 飽きた もう次の世界へ行こう 今の世界捨て去ろう 別に 愛着もないし 消えて困るものじゃないから ボクは 今 捨て去る この世界 さよならすら 告げずに そんなことが幾年続き 積もり積もった黒歴史は 誰の目にも触れることなく 机の奥深く何処へ ふとした拍子に 見つけ出した 小さな頃の黒歴史 今では思いつきやしない 自由な世界がそこには あまりに眩しすぎて 泣きだした 何回も 何回も ずっと生み出してきた世界は 今ではもう眩しすぎて ゲームセット ゲームセット 小さな頃に置いてきたなにかを 思い出せるかな 天使と悪魔 竜の神様 剣と魔法と 並行世界 不思議な力 過去へ未来へ 空飛びまわる 宇宙創造 いろんなことを いろんなことを 思いついては 妄想してた バカにされたし いじめられたし 気が付いたらもう やめていました 思い出す 数多の世界は この瞬間に動き出した 懐かしの あの頃の願い この瞬間に思い出した 夢に溢れた世界 作り出せ 何回も 何回も ずっと生み出してきた世界は 今でもまだ眩しすぎて ゲームセット ゲームセット 小さな頃に忘れてたなにかを やり直せるかな ねぇ 何回も 何回も 生み出しては消えゆく世界を 今この手でやり直そう ゲームセット ゲームセット ボクらは前に進むんだ 終わらせやしない コメント 好き -- 名無しさん (2016-04-02 03 15 27) 心に響くいい曲ですね -- 名無しさん (2016-10-17 17 15 28) 大好き! -- 名無しさん (2016-11-25 21 47 51) やっぱりオワタpさんの曲はいいなぁ・・・(*´Д‵) -- hinami (2018-04-27 23 24 33) 黒歴史もそうだけど、「小さな頃に忘れてたなにか」をそっと思い出して優しく前を向きたい時にいつも聞いてる。大好きな曲。 -- 艦羅 (2022-05-03 10 19 18) 名前 コメント
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地域イントラの活用 宮城県石巻市では市内にイントラネットを構築しています。イントラの有効活用方法についておもしろいアイディアをいただきたいと思っています。よろしくお願いします。 10/8 hino その他 右脳左脳占いって知ってますか?占い結果はけっこう当たっていると思いました。みなさんもどうでしょう? 右脳左脳占い 10/15 hino
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839 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/20(土) 00 32 18.13 ID 9TL0p4v80 オンセ仲間で「デスゲームシナリオがやりたい!」って奴がいたから ARA2Eのランダムダンジョンのダンジョンレベルを1ランク上げてやってみたんだ そしたらPC1(デスゲーやりたがっていたPL)に「こんな難易度じゃ無双出来ないだろ!」とか言われたんだ 俺はどうしたらよかったんだろう。つかLv3作成って言っておいたんだから二刀流出来ない、とか言われても困る ウォリじゃなくてシーフやればよかったじゃないか 841 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/20(土) 00 36 58.27 ID anzYUmlH0 [1/3] 839 デスゲームって単純に難しいゲームって意味じゃないぞ…? http //ja.wikipedia.org/wiki/%e3%83%87%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83%a0 スレ339
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クレープにホットドッグ、綿菓子に焼きそば。 ダイエット中の身にはなかなか厳しい出店たちが、私を誘惑している。 「はー、どうしよっかな・・・」 午前8時半。 クラスの店番の確認が終わってから、私は給水塔によじ登って、桜色のパンフレットをパラパラと眺めた。 学園祭の間中、千聖を独占しようかと思ってたんだけど、さっきあっすーと約束しているのを見たばっかりだから、今日は引き下がっておくことにしましょう。 「でもなぁ・・・舞別にやることないしなぁ」 クラスの出し物といっても、ジューススタンドの会計を1時間程度やるだけだし、他の時間はどうしよう。 寮のみんなはクラスだけじゃなく生徒会や委員会、部活の関係で忙しいだろうし、何かちょっと誘い辛いな・・・。 「あー、何かめんどくさっ」 私は軽く舌打ちして、ゴロンと寝返りを打った。 以前の私だったら、適当に食べ物を調達して、ここで一日ダラダラ過ごすという選択をしていただろう。あるいは、寮に戻っちゃうとか。 でも、私はもう、大好きな人達と過ごすかけがえのない時間を知ってしまった。 友達なんかいらない。一人でも大丈夫だったはずの私は、こんなささいなことに戸惑って、寂しさを憶えるようになってしまった。 「・・・情けないなぁ」 まったく、天才少女の名が泣きますよ。進化したんだか退化したんだか、よくわからない。 88 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/31(月) 22 52 30.19 0 手持ち無沙汰になって、ケータイから適当にメルアドをチョイス。 “あ”行の先頭にあったその名前に、“ばーかばーか”ってメールを送信してみる。・・・いいんだもーん、どうせ舞はガキですよっ! そのままダラダラしていると、女の子特有のキャッキャとはしゃぐ声や、吹奏楽部の奏でる音楽が耳に入ってきた。・・・そろそろ、学園祭の開始時間なのかもしれない。 最初ぐらいは教室にいたほうが良かったかな・・・と思ったけど、今更戻るのも何か照れくさい。 クラスの子たちも私のサボり癖はよく知っているだろうから、わざわざ探しに来たりはしないだろう。こういうの、何ていうんだっけ。自業自得、じゃなくて因果応報、じゃなくて・・・。 「もしもし、そこの可愛いお嬢さん」 「うおっ」 いきなり、背中を指でチョンチョンとつつかれた。しかもブラ線を的確に・・・こういうことする℃変態といえば、もう一人しか該当者はいない。 「・・・なんだよっエロ魔人」 「あーあー、そういう言い方はひどいかんな!ていうかさっきのメールなんだよー!いきなりバーカとか言ってさ、ヒドイじゃーん!」 私の体をよっこいしょと転がして、ちゃっかり自分のスペースを作っちゃったのは、言わずもがな。日夜千聖をめぐり、血みどろの戦いを繰り広げている好敵手・栞菜だった。 「舞は縄張りでリラックスしてただけだし。ここ千聖と舞以外立ち入り禁止なんですけどぉ」 ――ええ、言われなくてもよーくわかってます。自分が嬉しそうな顔しちゃってるのは。 「またまたー、私と遊びたかったんでしょ?全力でイこうぜ!女の子は素直が一番だかんな、ジュルリ」 「うっさいな、どこ触ってんだよっこの℃変態め!」 「か・ん・ちゃ・ん!」 金網デスマッチより危険な給水塔キャットファイトに興じる私たちの背後から、いつものキャンキャン声が響いた。 89 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/31(月) 22 54 21.51 0 「んもー、一人でいいなんて言うから任せたのに、遊んでる場合じゃないでしょうが!」 わしわしと梯子を上ってきたのは、今日も今日とて風紀委員の腕章がまぶしいなっちゃんだった。 「ちょっとー、舞のテリトリーなのに、みんな勝手に」 「テリトリーって舞ちゃんあのね、ここは学校の設備であって・・・まぁ、とりあえず今はいいケロ。それより、時間がないから簡潔に言うね」 なっちゃんは私たちの腕を引っ張って立たせ、自分も正座になって向き合う。 つられて背筋を伸ばすと、なっちゃんはぷっくりした唇をゆっくり開いた。 「本日より、萩原舞さんを、生徒会補助役員に任命いたします!!」 「・・・は?」 優等生モードで微笑む2人は、「おめでとーう!」とかいって拍手を送ってくる。 「ちょ、ちょっと待ってよ。勝手に決めないでよね。舞毎日結構忙しいんだけど」 慌てて言い返すも、2人は年上っぽく、余裕綽々って感じに笑いかけてくる。 「だって舞ちゃん、委員会も部活も特に何にもしてないでしょ?時間いっぱいあるでしょ?何が忙しいの?」 「・・・べ、勉強?とか」 「いや、してないでしょ」 「えーと・・・読書とか」 「舞ちゃんなら大抵のものは5分あれば読み終わるでしょう」 「・・・だって、そんな急にさぁ」 私ちょっと眉をしかめた。 おっしゃるとおり、別にこれといって多忙なわけではない。むしろ暇人な方だと思う。 でも、私は協調性がないし、束縛されたくないし、自分の行動をきっちり決められるのも苦手だった。そんな私が学園の、しかも最重要機関の生徒会の仕事に携わるなんて、思ってもみないことだった。 90 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/31(月) 22 55 25.27 0 「キュフフ、あのね、舞ちゃん。私たちには、舞ちゃんの力が必要なの」 「もうすぐ、舞美ちゃんもえりかちゃんも、佐紀先輩も卒業しちゃうでしょ?3人が安心して巣立っていけるように、いきなり役員とか幹部じゃなくていいから、まずは補佐として手伝いをしてほしいんだ。お願い。」 ――卒業。 心臓がズキンと鳴った。・・・そっか、いなくなっちゃうんだ。お姉ちゃんもえりかちゃんも。 わかっていたつもりだったけど、どこか遠い話のように考えていた。 だけど、生徒会のお仕事を一緒にやっている栞菜やなっちゃんたちにとっては、私よりもずっと身近で深刻な話なのかもしれない。 とりわけ、責任感の強いなっちゃんのことだ。こうして私に頭を下げに来るまでにも、いろんな思いが錯綜していたことだろうと推察できる。 「・・・どうかな?私、舞ちゃんが生徒会に来てくれたら心強いんだけどな」 「ダメ?お願い、舞ちゃん」 2人がかりの説得で、私の心はかなり揺れていた。というか、実際もうほとんど、引き受ける方向に傾いている。 それなのに、素直にウンとうなずけない理由。それは・・・ 「何かさ・・・、栞菜となっちゃんに説得されて就任ってなると、ちょっとカッコ悪くない?あの子何様?とか思われないかな」 口を尖らせてそう言うと、二人はキョトンとした顔をした後、ちょっとイヤーな感じの含み笑いを浮かべた。 「キュフフ、舞ちゃんそういうとこ可愛いよねぇ」 「からかうなよぅ」 「だったらさ、舞ちゃんが立候補したってことにすればいいじゃん?みんな喜ぶよ」 「でも、舞そういうキャラじゃないし」 ――うわ、めんどくせえ・・・。 我ながら困ったちゃんなゴネかただとは思うけど、どうも信頼している&年上という条件が揃っていると、甘えん坊が発動してしまう。 「もー、ま・い・ちゃ・ん!!」 とうとう、焦れた栞菜がガシッと肩を掴んできた。 91 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/31(月) 22 56 17.45 0 「あのね、認めたくないけどね、舞ちゃんが生徒会入ったらお嬢様も絶対喜ぶから!」 「いや、それとこれとは話g」 「舞ちゃんはお嬢様の喜ぶ顔を見たくないの?」 「だ、だからぁ」 「見たいか見たくないのかどっち!二択!」 「み、見たい、です」 「なら、生徒会のお手伝いしてくれるよね?ね?はい決定!」 憎たらしいほど満足げな栞菜。 でも、まあ悪い気はしなかった。こんなに全力で、仲間に入れてくれようとするなんて。 「・・・℃変態の癖に、交渉は上手いんだから」 「本当、℃変態でさえなければね・・・。それより、いいの?強引に決めちゃったけど」 さすがに、なっちゃんは投げっぱなしにしないでくれるみたいだ。 「うん、いいよ。さっきは素直になれなかっただけ。でも、あくまでお手伝いなんだからねっ」 「はいはい。とりあえず、みんなのとこ行こう。学園祭開始の合図は、生徒会全員で放送でするの。 もう舞ちゃんは、生徒会の一員だから、居てもらわなきゃ困るんだからね」 さらさらロングの髪をたなびかせながら、なっちゃんは私の少し前をスキップ交じりに歩いていく。 「ん?」 ふと、手が温かい感触に包まれた。 背丈に比べて小さめな、栞菜の手が私と繋がっていた。 「舞ちゃんさ」 いつものふざけた調子じゃないと、ちょっと戸惑う。 栞菜は静かに、私の目を見つめていた。 92 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/31(月) 22 57 35.95 0 「な・・・に」 「寮と同じだから。属してる、なんて思わなくていいからね。いつも舞ちゃんが、好きなときに帰れる居場所だって考えてくれれば」 私より身長も低いくせに、お姉ちゃんぽく頭をポンポンなでてくれる。・・こういう時の栞菜って、憎たらしいほど鋭い。心臓がキュッと掴まれるような感覚をごまかして、「・・・栞菜のくせに、心の中覗くのやめてくれる」って毒づいてみせる。 「猫、大好きだからね。舞ちゃんみたいな猫科の生態はよくわかるんだよん」 「何それ。じゃ、犬科のちしゃとのことは諦めてよね」 「それはそれ、これはこれ。お嬢様は奥が深いから一概に犬科とは・・・まあ、それはまた後日。ほら、なっきぃ待たせてるし、行こ」 「はいはい。・・・仕切んなよぅ」 何か、強引に事を進められてしまったけど、心は不思議と軽やかだった。 栞菜に手を引かれていく先には、ほぼいつもどおりの・・・でもちょっとだけ形の違う、新しい私の場所が待っている。 ただそれだけのことに、溢れてしまう笑顔を必死に噛み殺しながら、私は屋上を後にした。 TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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「おねえちゃんさ、誕生日何が欲しい?」 「えぇ?」 オフの日曜日、私は舞とお買い物デートを楽しんでいた。舞のお気に入りの安くて可愛いアクセサリーショップで、おそろいのネックレスを買おうかなんて話しているときに、唐突にそう切り出された。 「事前に聞いちゃうの?それ。」 「だってぇ。」 舞は目の前でプラプラ揺れてる、ものすごい色使いのドレスを着たどでかいクマちゃんのストラップを指差した。 「例えばさ、舞が誕生日にこれあげたらどう思う?」 うーん。 ケータイのストラップとしてはかなり大きすぎる気もするけれど、もしかしたら私のキラキラデコ電にはしっくりくるかもしれない。 せっかくもらうんだったら、そのストラップに合わせてケータイをカスタムしなおしてもいい。 「嬉しいよ。」 少し考えて私が答えると、なぜか舞は難しい顔になってしまった。 「じゃあ、これだったら?」 次に舞が手に取ったのは、き●んしゃトーマスのトートバッグ。全面プリントされたトーマスが、笑ってない目で微笑しながら私を見つめる。 「えー!びっくりするけど、やっぱり嬉しいと思うよ。エコバッグに使わせてもらうかも。」 「うんこ型ボールペン。」 「もらったら使うよ。友達にウケそうだし!」 「赤ちゃん向けのおもちゃ。ガラガラとか」 「部屋で1人で遊ぶかも。」 「・・・そう、そうなんだよねお姉ちゃんは。」 「な、何?」 舞は大きな目をくるっと私のほうへ向けた。多分これは、ちょっと真面目な話をしたいってサイン。 「お姉ちゃんて、何あげても喜んでくれるでしょ。気を使ってとかじゃなくて、本当に嬉しく思ってくれる。」 「そうかな?うーん・・・そうかも。確かに、プレゼントをもらうってこと自体がもう嬉しいって思うかな。」 「それってさ、逆に選びづらいんだよね。だって、舞はお姉ちゃんのものすっっっごく喜んだ顔が見たいのに、せっかくの誕生日もリアクションが一緒じゃ味気ないよ。」 うっ。 そういえば、何日か前にも同じようなことを千奈美に言われた気がする。「舞美はさ、喜びの沸点低すぎだよ!」って。 私はあんまり物事に対して不満を持ったり激怒したり、逆にテンション上がりすぎておかしくなっちゃうみたいなことがない。 ちっさー・なっきぃとメイドさんで遊んだときはかなり盛り上がったけれど、そういう時だって、例えば前のちっさーみたく「うひゃひゃひゃひゃひゃ!」ってMAX状態にはならない。 「私が欲しいものかぁ・・・何だろうな・・・」 「あ、待って。やっぱりいいや。」 真剣に考え出したところで、舞がストップ!のジェスチャーで私を止めた。 「そうだよね、考えてみたらこういうの本人に聞いたって仕方ないよね。ごめん。舞、お姉ちゃんにめっちゃ喜んでもらえるように頑張るから!」 「そ、そう?私も舞へのプレゼント考えておくね」 そんな感じで一旦会話は終わったのだけれど、私は舞からの指摘に、内心動揺していた。 私って、何が嬉しいんだろう・・・?こんなにいろんなことを簡単に嬉しがるのは、変なのかな?心から喜んでないってことになるのかな? 普段あんまり物事を深く考えない分、一度気になるとそのことばっかり考えてしまう。 そんなわけで、私は少々自分の喜怒哀楽の“喜”と“楽”が、よくわからなくなってしまったのだった。 次の日、雑誌の取材の休憩中に楽屋でくつろいでいると、なっきぃとちっさーがニコニコしながらやってきた。 「はい、みぃたん!このお菓子ね、今コンビニで売ってたんだ!みぃたん好きそうだったから、2人で買ってきたケロ♪」 「あんまり甘くないみたいなので、舞美さんのお口にも合うと思うわ。よかったら、召し上がってください」 「わ・・・わぁ~!!!おいしそー!!ありがとうー!!!」 うわうわ、何このリアクション!自分でもどうかと思うぐらい、私はわざとらしい大声で、2人にお礼を行っていた。 「あ・・・嬉しくない?ごめん、無理させちゃった?」 みるみるうちに、なっきぃの顔がしょんぼりしてしまった。 「舞美さん?」 「あっ違う違うの!ごめんねなっきぃ!本当に、これおいしそう。ありがとう!」 慌ててフォローしようとしたけれど、うまい言葉が見つからない上に余計わざとらしい感じになってしまった。肩を落としたなっきぃは、そのままちっさーと歩いていってしまった。 「はぁ~・・・」 浮かない気持ちのまま、私は仕事を終えて電車に乗り込んだ。 いつも一緒に帰る舞は、今日は家族で出かけるらしい。ちょっと寂しい気持ちのまま、ドア付近の手すりにもたれて景色を眺める。 「舞美さん。」 「うわっ!」 しばらくボーッとしていると、突然背後から名前を呼ばれた。 「びっくりしたあ、ちっさーかぁ!一緒の電車乗ってたんだ。最初から一緒に帰ればよかったね。」 「あ・・・えと、お元気がないようだったので、千聖が話しかけてもいいものかわからなくて。あの、でも、もし私でお力になれれば、何でもお手伝いします。」 「ちっさー・・・」 ちっさーは、お姉さんモードで笑いかけてくれた。無性に甘えたくなった私は、ぎゅっとちっさーを抱きしめてみた。 「グチってもいい?」 「ええ。もちろん」 ちっさーのちっちゃい体は、あったかくて柔らかくて、ふわふわいい匂いがした。優しい声のトーンに促されるように、私は今の自分の気持ちをちっさーに打ち明けた。 「・・・そうだったんですか。それで、本当にご自分が喜んでいるのかわからなくなってしまったのですね」 「さっきはごめんね、私本当に、なっきぃとちっさーがお菓子くれて嬉しかったの。でも、変な感じになっちゃった。」 「あぁ、それはもうお気になさらないで。早貴さんも、落ち込んでいるというより、舞美さんが元気ないことを心配していらっしゃったわ。」 背の低いちっさーの声は、抱きしめているとちょうど私の胸の辺りにダイレクトに響いてくる。 声と一緒に、ちっさーの優しさもしみこんでくるようで、ちょっとだけウルッときた。 「舞美さん。私、舞美さんには今までどおり、嬉しいと思った時には思いっきり喜んでいただきたいです。 舞美さんの笑顔を見ていると、とても元気になるわ。舞さんは、きっとそんな舞美さんのもっともっと素敵な笑顔を引き出したいって思ったのではないかしら。」 「いいのかな・・・これからも単純で何でも喜ぶ私のままで」 「私は、これからも舞美さんがたくさん笑顔でいてくださったら嬉しいわ。」 ちっさーは目を三日月にして、私の顔を見上げて笑ってくれた。 「よーし、ちっさー!励ましてくれたお礼に、今からご飯行こう!」 「えっ・・・あら?でも、私、家族と・・・」 「ラーメン、おごってあげる。」 耳元で囁くと、ちっさーはお嬢様らしからぬニヤリ笑いで「・・ご馳走になります。」と返してきた。 「さ、ちっさーの最寄り駅で降りよう!前においしいって言ってたところ、連れてって!」 「ええ。ギョーザもおいしいんですよ。」 「ほんとー!?私今ギョーザ気分なの!嬉しいっ!」 ギョーザ一つで元気になれちゃう私は、悩んだところで、結局嬉しがりな性格は変えられないみたいだ。 「お誕生日、楽しみにしてくださいね。千聖も舞美さんにうーんと喜んでいただきたいわ。」 クフフと笑いながらホームへ降り立つちっさーの背中を、私は晴れやかな気持ちで追いかけた。 ―後日談― 「なっきぃ!あれ見て!山!おっきくない?」 「みぃたんはしゃぎすぎ~キュフフ」 今日は私の17回目の誕生日。 予定入れないで、絶対に開けておいて!とみんなに言われて、朝早くに呼び出された私はそのままわけもわからず電車に乗せられた。 「お誕生日、おめでとーう!」 オフの日だというのに、メンバー全員がそろっている。私の誕生日を祝うために、みんなで集まってくれたんだ。 電車の中だから声は小さめだけれど、ハッピーバースデーの歌を歌ってくれた。 「舞美には、キュート全員からこちらを差し上げます。」 かしこまったえりから、封筒が手渡される。 「・・・旅行券?」 「みんなでお金出し合って買ったんだよ。舞美、ずっとメンバーで旅行したいって言ってたでしょ?まぁ、一泊だけなんだけど、今から温泉に行くんだよ。」 「覚えててくれたんだ・・・・!」 「舞美さんのお荷物は、こちらで用意してますから。おくつろぎくださいね。」 胸の奥から熱い感情がじわじわとこみあげてくる。私は顔中くしゃくしゃにしながら笑って、「ありがとう!」と一人一人にハグしながお礼を言った。 「ねえ、舞。」 「なぁに?」 私の隣で、ちっさーのかばんから取ったお菓子をポリポリ食べてる舞に話しかける。 「舞さ、私が本当に喜ぶポイントがわからないって言ってたでしょ」 「あぁ、あれは・・ごめん、なかったことにして。そんな風に言ったらだめだって、千聖に怒られちゃった。」 チロッと舌を出して、舞は肩をすくめた。 「そうなんだ・・・。でもね、私思ったんだけど、私が一番嬉しいことって、私だけじゃなくみんなも一緒に嬉しく思ってくれることなんだと思う。家族や友達にも誕生日プレゼントもらったけど、正直、このプレゼントが一番嬉しいもん。」 舞は目をパチクリさせて「・・何かおねえちゃんらしいね。」と笑った。 「もうすぐ着くよー!準備できてる?ほらほら、みぃたんと舞ちゃんお菓子しまって!」 なっきぃの呼びかけで、私たちはいっせいに立ち上がった。 「あらあら、舞美お嬢様。お荷物をお持ちしますわよ。とかいってw」 「お足元にお気をつけて。とかいってw」 「ちょっとー、私の口癖まねすんなよー!とかいってw」 こんな素敵なメンバーに囲まれているんだから、私がいつでも嬉しそうな顔になってるのは、当たり前のことなんだよね。 「舞美ちゃん?早くおいでよー」 「はーい」 楽しい旅行になるといいな。そう思いながら、私はみんなの元へ走っていった。 TOP コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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お嬢様とベリキュー女子高 -... 登場人物 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 156 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 番外編 その1 みやめぐ中学生 01 02 03 04 05 06 その2 ちさかん篭城大作戦! 01 02 03 04 05 06 07 08 09 その3 舞波とお嬢様 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 10 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 その4 熊井ちゃんとお嬢様 01 02 03 その5 ちさまい+αデート!? 01 02 03 04 05 06 07 08 09 その6 さきちゃんとゆりなちゃん 01 その7 お嬢様と愛理の昼下がり 01 その8 生徒会&新聞部の校内肝試し大会 01 02 03 04 05 06 07 その9 バレンタイン2010 01 02 03 04 05 その10 告白してほしいかんな 01 その11 みおんおじょうさま 01 その12 めざせワールドカップ 01 その13 お嬢様お誕生日2010 01 02 03 04 その14 舞ちゃんvs新聞部R 01 その15 明日菜お嬢様と愛理 01 02 その16 お嬢様の試験勉強会 01 その17 チーズタルトと心理戦 01 その18 とある執事の受難 01 その19 大人が飲む苦いアレ 01 その20 クリスマス2010 01 02 その21 続・とある執事の受難 01 その22 自分がしなければいけないこと 01 その23 姉妹校、姉妹の契り 01 02 その24 ないものねだりと手に届くもの 01 その25 サキとアスナ 01 その26 みおんおじょうさま 2 01 その27 姉妹校の昼下がり 01 その28 選択小説 舞様が階段から落ちた 01 02 03 04 05 その29 続続・とある執事の受難 01 02 その30 とあるメイドのとある一日 01 その31 ダイエット大作戦 01 02 03 04 05 06 その32 二人の世界 01 02 03 04 05 その33 少年たちの憂鬱 01 02 その34 あかい実はじけた 01 02 03 04 05 06 その35 続続続・とある執事の受難 01 その36 それぞれのお正月 01 02 03 その37 姉妹校の昼下がり 01 02 03 04 その38 仁義無き豆撒き合戦 01 02 03 その39 選択小説 栞ちゃんが階段から落ちた 01 02 03 04 その40 とある寮生のとある一日 01 その41 とある執事見習いのとある一日 01 その42 なまえでよぶ 01 02 03 04 05 06 その43 職場体験の見習いメイド 01 02 03 04 05 06 07 08 その44 深夜に聴こえるハーモニー 01 02 03 04 05 その45 オトメゴコロと水着 01 02 03 04 05 06 07 その46 通じるキモチ・伝わるキモチ 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 その47 女社会とお坊ちゃまの憂鬱 01 02 03 04 05 その48 庶民から見たお嬢様の世界? 01 02 その49 女子の着替え、是即ち戦闘 01 02 その50 みぃたんの恋バナ 01 02 番外者さんの番外編 その1 お嬢様の休日 01 02 保全シリーズその1 . . . . . . . . . . . . 番外者さんの番外編 その2 お嬢様の七夕 01 保全シリーズその2 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 番外者さんの番外編 その3 あたらぬも八卦!? 01 02 03 04 05 06 番外者さんの番外編 その4 さきちゃんとゆりなちゃん 01 番外者さんの番外編 その5 バレンタイン2010 01 番外者さんの番外編 その6 君の戦法 01 番外者さんの番外編 その7 ホワイトデー2010 01 番外者さんの番外編 その8 遊んでやる 01 番外者さんの番外編 その9 なっきぃ姉妹校演劇参加 01 02 番外者さんの番外編 その10 ハロウィン2010 01 番外者さんの番外編 その11 たまには独りになりたくて 01 番外者さんの番外編 その12 雪のお屋敷の過ごし方 01 別の番外者さんの番外編 その1 梅さんの進路 01 02 03 04 別の番外者さんの番外編 その2 女の子だよ!? 01 恋する少年 高校編 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 大学編 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 番外編 その1 お嬢様がサッカーを語ると凄い 01 02 03 その2 情けは人のためならず(ただし本人は知らない) 01 02 その3 大地震と一大決心 01 02 03 04 05 その4 海に行こうよ 01 02 その5 アルバイト先での出逢い 01 02 その6 膝の爆弾 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 その7 少年たちの成人式 01 02 03 04 05 06 その8 舞ちゃん18歳の誕生日 01 02 03 別の別の番外者さんの番外編 01