約 24,296 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1124.html
いつものようにハッスルしようと長門をベッドに押し倒した 「……待って」 長門は一言拒絶の言葉を口にした こういう関係になってから長門はいつも俺に応えてくれた。そんな長門が初めて行為を待ってくれと言っている 「どうしたんだ?体調でも悪いのか?」 「……体調は問題ない。ただ……」 長門が言葉に詰まる事も珍しい 「ただ?」 「………ただ、私は今妊娠している。だからできれば性行為などの激しい事は避けるべき」 ん?なんだ? 今長門の口から思いがけないワードが飛び出した気がする 「え~と……すまん。なんだって?」 「私卵子と貴方の精子が受精し、その受精卵が着床したのを先日確認した」 きっと冗談とかではないだろう。まぁ確かに猿のように求め続けたし当然と言えば当然だ 「はぁぁぁ………」 長門は俗にいう宇宙人だ。だからって訳ではないが妊娠するとは思わなかった 「……貴方が望むならこの受精卵は……」 そういって長門は俯いてしまった あぁ、長門は俺が言えば墜ろすだろう。確かに驚きましたが俺は長門を悲しませたくはなかった 「そうか。これから大変だと思うが一緒に頑張ろうな」 長門は満面の笑みを浮かべて、そして泣いていた どういう経路かは分からないが女子生徒は長門有希が妊娠している。という噂を耳にした 例のカーディガンの事に納得がいっていない女子生徒はこのネタで長門有希を滅茶苦茶にしようと考えた 幸いにも妊娠しているという噂はまだ一部で囁かれているだけで広まっていなかった 確かに最近の長門有希は雰囲気が変わった気がする 以前までは常に無表情だったが最近は微笑んでいる事があった。しかもそういう時は大抵お腹を撫でていた だから女子生徒はこの噂が噂ではなく事実だと直感していた だから女子生徒はある男子生徒にこんな噂を吹き込んだ 「土曜日の19時に体育倉庫にいる女は変態でレイプ願望がある」と。 「長門さん長門さん」 金曜日の放課後に女子生徒は長門有希に声をかけた。もちろん長門有希を滅茶苦茶にする為に。 「………何」 「実は悩みがあるの。もし良かったら相談に乗ってもらえない?」 今までの長門ならきっと断っていたのかもしれない。 だが今の長門にはこのクラスメートの力になってやりたかった 「……私で力になれるなら」 「本当!?ありがとう!! あっ、でもここじゃちょっと言えないの。だから明日の20時頃に会えない?」 長門有希はコクリと頷いた 「バカな女。あの女が笑ってるとイライラするのよね」 長門有希が去ったあと女子生徒は吐き捨てるようにそう呟いた 女子生徒が噂を流した相手。彼はお世辞にもいい生徒ではなかった。もちろ彼の交友関係も含めて。 正直な所、彼らは噂話など信じてはいなかった。まぁ本当だったらラッキー。程度だろう だから19時に倉庫を訪れて誰もいなくても良かった 彼らはその場で酒、タバコ、果てはドラッグを楽しんだ そして時間が20時になろうとした時、彼らは相当出来上がっていただろう ガラガラ… 扉を開けて長門有希は女子生徒を探したがいるのはガラの悪そうな男子が5人だけだった 「おっ!なんだよ待たせやがって」 「お~、マジこいてかよ。かなり良くね?」 長門が女子生徒の居場所を聞こうと思った瞬間、長門は男子生徒によって倉庫に引きずり込まれた 突然倉庫に引きずり込まれた長門はそのまま男たちにマットの上に押し倒されてしまった 男たちはイヤらしい笑みを浮かべて長門を舐めるように見ていた 「ぐへへへへ、じゃ俺たちを楽しませてくれよな」 そう言いながら男たちはドクドクと脈を打ち、張り裂けそうな程に膨張しそそり立ったイチモツを取り出した 長門は現状を把握できずにその光景をぼぉ~と見つめていた 長門にとって性行為とは好意を持つ者同士が子孫を残す為にする行為。 だから長門有希はこれから自分が犯されるなんて微塵も思っていないのだ キョンに関係を求められた時は何故か嬉しかった。 長門有希本人は気付いていなかったが、キョンに好意を持っていたから。 何も分からない長門は勝手に盛り上がる男たちをただ眺めていた 男たちは正直面白くなかった こんな状況なのに長門有希が泣くどころか悲鳴の一つもあげなかったからである しかしもう何でも言い。このままで犯してやろうと思った そして男の一人が長門の髪を鷲掴みにして立ち上がらせた 「じゃとりあえずパンツ脱いでくれよ。ぐふふふ」 「……なぜ?」 「はぁ?なぜって?お前今の状況分かってんのか?」 そう言われても長門にはどういう事か理解できなかった 「……分からない」 「はぁ?お前バカかよ。ぐふふふ」 「ぎゃはははは」 笑っている男たちをぼぉ~と長門は見つめていた。 しかしそれが男たちには気に入らなかった 「テメェ何スカしんだよ!」 そう言いながら頬に平手打ちを受けた それでも長門はぼぉ~と見つめていた そしてその長門の態度にキレた一人の男が長門の腹部に思いっきり殴ったのだった 腹部を殴れた長門は一瞬何があったのか理解できなかった 男子生徒が長門の腹部をもう一度殴ろうと腕を振り被った時長門はしゃがみ込みイヤイヤと首を振り号泣した 「なんだよ!いい反応できんじゃねぇかよ!」 「ほらほらもっと暴れろよ」 うずくまり壊れた玩具のように首を振り続ける長門を男たちは足蹴にしていた 5分程長門に暴行を加えて男たちは満足したのか、飽きたのかまた長門の制服を…… 腹部を殴られたショックで無抵抗な長門は男たちの前に裸体を晒してしまったのだ 衣服を剥がされて長門有希はやっとこれから自分がされる事に気付いた 「……性行為はダメ」 未だにズキズキと痛む腹部を押さえて長門は男たちに懇願した しかし興奮しきった男たちが長門の要求など聞かずに長門に飛びかかった ずっと止めて止めてと懇願する長門に男の一人が煩いと一喝して、その汚らわしいイチモツを長門の口にねじ込んだ いきなり奥まで入れられて長門は嗚咽を繰り返し、涙や鼻水で顔はクシャクシャになっていた (イヤ…あの人以外触られたくない) 長門がいくらそう思って泣いても男たちはお構いなしに騒いでいた 「うわぁ、あったけぇ」 「んだよ。おめぇが一番かよ」 「次オレなオレ」 「じゃ俺おっぱい貰うわ」 「あ!おれもおれも。俺左な」 などと男たちは長門を思い思いに弄びだした そして男たちが本格的に長門有希の肉体を弄びだした時に倉庫の扉が開いた 男たちが振り返るとそこに立っていたのは息を切らせているキョンだった 「あぁ?なんだテメェ?」 一人の男が長門から離れてキョンににじり寄った 「お前ら…長門に何してるんだ」 キョンがそう言うとキョンの目の前に立った男は笑いながら応えた 「オメェ何言ってんだ?この状況見てもわかんねぇのかよ」 そして男はキョンの顔を思いっきり殴った 行為を邪魔されて腹がたったのかほかの男たちも長門から離れてキョンを取り囲み、さっき長門にした以上の暴行を加え始めた いつまで殴られるんだ…ってか俺はなんで殴られるんだ… もう体は痛いを通り越して熱く感じていた ふいに男たちが俺への暴行を止めた 俺が顔を上げると、そこはさっきまでいた体育倉庫ではないどこかだった 「な…がと……?」 そうだ。俺は長門を助けにきたんだ 俺は呆然と立ち竦む男たちを押し退けて長門へ這った。そして俺は息をのんだ 長門は体中に痣を作った裸体で、顔やアソコからは血を流していた 何よりも驚いたのは長門の目だった 全てを呪うような、光のない目をしていた 「長…門!長門!!」 俺の呼びかけも長門には届いていなかった 「あの人を傷つける…敵性…敵性…敵性…」 そしていつぞやの呪文を呟く これはマズい。長門はこいつらを殺すつもりなんだ。そう直感した 長門が呪文を唱え終わると槍…というか鉄の棒みたいのが無数に現れた そして長門が最後の一言を発した瞬間、それらが男たちに向かって飛んでいった 正直な所、長門を襲った奴らを助けるつもりはなかった でも長門の手をこんな奴らの血で染めたくなかった 次の瞬間、俺は奴らを庇って無数の槍に串刺しにされていた 不思議な感じだった 何本もの太い棒が俺の体を貫いているのに痛さはなかった 前に朝倉の時の長門もこんな感じだったのかなぁ。とか意味もない事を考えてた 「ごふっ……あぁ、痛さはそ……げふっ……そうでもない…けど………気持ち悪いな……ごほっ…」 血を吐くのは何とも気持ち悪いとか思いながら長門を見た あぁ、長門はもう大丈夫だ。いつもの長門の目だ 「あ……イヤ……」「ごふっ……良かっ……た……いつも…の………長門だ……」 そして俺はにっこり笑った いや、実際笑えてたのか分からないが。何よりも長門が人殺しにならずにすんで嬉しかった 急に寒くなってきた 長門は裸だからもっと寒いだろうな よし、ここは俺が文字通り一肌脱いで上着を… 「あ…ははははは……今の…で………ごほっごほっ………穴だら…けだ………スマン…長門………」 どんどん寒さを増していく…… 最後くらいは長門の笑顔を見たかったな。などと思いながら…… 夢を見た 何もない所だった 上も下も、左も右も全てが真っ白い世界に俺は立っていた しばらく俺はこの世界はなんなのか考えていた。すると後ろから声をかけられた 後ろを振り返ると一人の少女が立っていた 「え~と…君はだれ?」 一瞬悲しそうな顔をした後少女はこう答えた 「長門有希」 長門……有希?なぜか馴染みある名前だったが、そんな名前の知り合いはいない だから長門さんが誰か考えるより聞きたい事があった 「長門さん……だっけ?ここは何なんだ?」 「ここはアナタの夢」 「俺の?」 まぁ確かにこんな世界は夢なんだろうな。 そんな事を考えてると長門さんが口を開いた 「お別れ」 「え?お別れ?え?誰が?」 「私」 「え?だって俺は長門さんになんt……あ……」 どうして俺は長門を、大切な人を忘れていたんだろう 「長門!俺お別れなんかしたくないぞ!」 「大丈夫。アナタは生きている。消えるのは私」 「違う!そうじゃなくて俺は長門と、お前と!!」 「……もう時間。沢山の思い出をありがとう」 そういうと長門は消えていった 目を覚ますと知らない部屋だった 「キョン!キョン!!」 ふと声の先を見る そこには涙をボロボロに流したハルヒがいた いや、正確にはハルヒと朝比奈さん、オマケで古泉がいた 「なんだよお前ら。人の寝込みを襲うつもりか」 と冗談を言いつつ起きあがろうとした 「痛っ!」 「大丈夫キョン!あんた重傷なんだから大人しくしてなさい」 「重傷?なんで?」「そんなの私たちが知るわけないじゃない。あんたは明け方に倒れてるのを発見されたの」 はぁ…?全然記憶にない 「ハルヒ見舞いは、お前ら4人だけか?」 「何言ってるの?3人じゃない」 「あ…れ?」 その日ハルヒたちは騒ぎすぎで病院をすぐに追い出された 一人になった病室で、俺は心にポッカリ穴が開いたような気持ちだった エピローグ長門編 エピローグ古泉編
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/4513.html
公園に居た。 目の前に両手でダンボールを持つ女の子 しかし彼女は石に躓いてバランスを崩してしまう 私はダンボールの中から散らばった荷物を手に取る そこで私は言うのだ 「私も手伝おう」 と しかし女の子は私の手を退けながら言う 「うるさい人殺し」 と 私を冷たい目で見上げる 憎悪 直感がそう教えた 彼女の目に篭る感情を しかし私にはそれを理解することができなかった 散らばった荷物を集める 最後の荷物を集めると、女の子はそこには居なかった。 変わりに現れたのは男 見覚えが無かった。 男は私に尋ねる あなたが長門有希かと 私がそうだと告げると ニヤリと笑った。 私が首を傾げると彼はなんでもないと言い しかし、その瞬間。男はみるみるその容姿を変化させ 人間が畏怖すべき対象として見るものへと姿を変えた 「朝倉涼子は消えるべきではなかった」 「消えるのは、長門有希。おまえだ」 * 目が覚める、目が覚めた事で先程の事は夢なのだと認識した。 午前5時45分23秒--まだ登校には早かった。 有機生命体が夢と呼ぶもの、先程の映像と音声の残骸がフラッシュバックする。 朝倉涼子、急進派のインターフェイス、私のバックアップだった。 暴走により連結解除した事は仕方ない事だった---仕方ない事、だった。 キッチンへ行くと、私は作り置いておいたカレーを温め。 少し早いが学校へ向かうことにした。 「おう、長門。どうしたんだこんな時間に?」 坂道の途中意外にも、彼が居た。 「目が覚めたから」 私はそう言うと彼も同じ返事を返してきた。 「なんか最近同じ夢を見るんだよ、不思議とよく覚えてないんだけどな。こう…なんていうか居心地の悪いというか、ムナクソの悪い夢でな」 「そう」 こういう事を人間の言葉で夢見が悪いというらしい。 彼に教えてもらった。 また一つ、データが刻まれる。 嬉しい事。 「にしてもこんな早くに登校した事ないからさ、まさか長門も毎日この時間に来てるのか?」 「今日はたまたま」 「そっか、まさか長門も変な夢みたのか?」 変な夢---何が変な夢で、何が変では無い夢なのかという事を考えたが。 夢というのはそもそも深層心理の表れとも言われている、だから自分の欲望や願望といった類の事が夢の中だけ現実のものとなる。 といった解説をしている本の事を思い出した。 それを踏まえた上で 「変な夢は見ていない」 という返事をした。 それには彼に心配をかけたくなかったという考慮もある。 彼は守るべき対象---いや、それ以上の存在。 もはや有機生命体が持つ言葉では表現ができない程の。 それから10分ほどで学校へと辿り付いた。 彼はまだ眠いらしく、欠伸をしながら教室へと入って行った。 もうすぐ期末考査がある、彼の普段の授業を受ける態度では恐らく今回も赤点を取るだろう しかしそんな事はさせない、情報操作は得意。 しかしそれでも、私が進言すると彼はこう言うのだろう 「それは反則だから、やめておこう」と。 私はそんな彼が好きだった。 コンピュータ研とのゲーム勝負でズルは無しだと言われた時、私は考えた。 どうすれば彼の役に立てるのだろうかと、その当時の記録では私は24時間のうち85%をその考察に当てている。 そうして導き出した答えがあれだった。 彼は喜んでくれた。 彼が喜ぶことには、私も喜ぶ。 彼が悲しむ事には、私も悲しむ。 彼が嫌だといえば、私も嫌だと言う。 だから、やはりこの情報操作は行うべきではないのだろう。 * 放課後 いつもの様に文芸部室の鍵を開けて入室する 驚いた事に、既に室内には彼が居た。 私はつい---その容姿を見て 警戒を緩めた 目の前の彼はニヤリと口の端を上げ--次の瞬間、情報封鎖が行われた。 極彩色の情報の羅列が空間を覆う 「こんにちわ、長門有希。はじめましてでいいのかな?」 疑問系で投げられた言葉が耳に届く前に私は戦闘態勢を取った。 目の前の彼の表情は変わらない 「あなたは、誰」 「俺だ、長門有希、キョンだよ」 「彼は私の事をフルネームで呼ばない」 容姿だけ似せた、偽者。 その判断は間違ってはいなかった。 「そうなのか、では次からはそうする事にしよう」 「もう一度訊く。あなたは、誰」 「不思議な質問をされる人だ」 目の前の彼は不敵な笑みを浮かべ 瞬間、胸を鋭い痛みが襲った 私は距離を取ろうとした 情報封鎖が行われている空間の戦いはこれが初めてではなかった。 思い出されるのは、朝倉涼子。 私は瞼の裏で笑う彼女の姿を忘れようと頭を振った。 部室にある本や机が変容して槍になり私に襲い掛かる 私は片腕でそれを防ぎながら、しかし、彼と一定の距離を取っていた。 もう片方の腕で槍を構成し、放つ。 しかしそれも、目の前の男は片腕で防いでいた。 決定的にこの状況を打開するには情報が不足していた。 「ふむ、能力は同等という事か」 目の前の彼が言った。 「あなたは、誰」 私は同じ質問をぶつける。 解析能力を限界まで上げた 「さぁ、誰なのでしょうね。そんな事より、そろそろ時間切れの様です。目的は顔見世ですし、今日はこれくらいにしておきますよ」 目の前の彼は、そういうとフワリと浮き、空間の切れ目へ姿を消した。 追うことも考えたが、深追いすべきではないという考えが私を支配した。 * 扉が開かれる 現れたのは涼宮ハルヒと朝比奈みくる、古泉一樹、そして彼だった。 情報は再構成した。 問題は無い。 私は普段通りに小説を開いた。 いつもなら文字の世界へと旅立てる時間だったが 今日ばかりはそうもいかない様子だった。 考えを巡らせるのは先程のこと 統合思念体からは何も情報が寄せられない、おそらく、混乱しているのだ。 不備の事態に。 ならば私が今すべき事は、静観であろう。 不用意に彼に不安を与えるべきではない、それは古泉一樹にも朝比奈みくるにも言える事だ。 通常通り涼宮ハルヒの観察に徹する。 私の判断は、間違っていたのだろうか。 下校時 「長門」 彼に呼び止められた、瞬間、全ての思考が停止した。 「長門、おい。聞いているのか?」 わたしは首を縦に振った。 「どうしたんだ?今日のお前、少し変だぞ」 私は--驚いた 彼が私を見ていた事に。 いや、見てくれていた事に。 「変、とは」 しかし、あえてぼかした返答をしよう。 「う~ん・・・上手くいえないんだが。朝から少しおかしかったんだよなぁ・・・、こう、いつもと違うというか、考え込んでいるというか」 打ち明けるべきなのだろうか 既にそこまで知られているとしたら、黙っている方がおかしいのではないか いや--しかし 5秒ほど沈黙した私 前を歩く涼宮ハルヒ、その隣で朝比奈みくるは何やらしたり顔でこちらを見ていた。 目線を動かせばこちらを見てニコリと笑う古泉一樹 何から何までお見通しというわけだ。 私は口を開いた 「話がある」 * 「つまり、正体不明の敵に襲われた。という事ですね」 「簡潔に言えば」 「そ・・・それ以外の情報はないってことですかあ?」 「現時点では」 彼は畜生と呟いて腕を組んでいた。 古泉一樹は携帯電話を取り出すと、すぐ戻りますといって席を外した。 上部へと報告をするのだろう。 「何か心当たりは無いのか、長門?」 彼が訊ねる。 私は首を横に振り---しかし、思い出した事があった。 「夢」 「夢?」 二人は声を揃えて復唱した 私は、続けて口を開く 「ここ10日、同じ夢ばかり見る様になった」 すると、みるみる彼の表情が曇る。 何か、思い当たる節があるのだろうか。 「ちょっと、待ってくれ・・・、それって」 「わ・・・、わたしもそうなんです」 「俺もここんとこずっと、そう。同じ夢を見てるんだ」 「女の子と、男の人がでてくる夢・・・」 驚いた 彼だけでなく、朝比奈みくるも、というのだ。 という事は古泉一樹も、という事なのだろうか。 「統合思念体も、今回のことに混乱している。敵の意図すらつかめていない」 彼は悔しがり、そして続けた。 「長門、何か俺にできる事はないか。お前の役に立ちたいんだ」 私はその気持ちだけで嬉しかった、しかし 「敵の意図が掴めない以上、こちらから動くのは得策と言えない」 私は、彼を諭すように話しかけた。 彼を危険な目に合わすわけにはいかない。 「そうか…、何かあったらいつでも言ってくれ。何もできないが…相談くらいは乗るからさ」 彼の言葉がありがたかった。 古泉一樹が戻った。 彼が夢の事について訊ねる。 やはり、というべきだろう。 結果は同じだった。 「これは、偶然の一致というわけではなさそうですね」 古泉一樹の言葉で場の空気が重くなる。 「これは何かのメッセージなのかもしれません」 「何かって、何のだ?」 「おかしな事に、僕達は同じ夢を見ています。しかしその夢について何か覚えている事はありませんか?僕は残念ながら思い出せないで居ます」 「・・・」 朝比奈みくるがおずおずと口を開いた。 「そういえば・・・、そうですね。わたしも、同じ夢は見るんですが、それが何だったのか、よく覚えていないんです、男の人と、女の子が出てくるという事以外は」 「俺も、ぼんやりと」 私は-- 「私は、覚えている」 「そうなのか?長門」 彼の問いに首肯で応える 「お聞かせ願いませんか?」 「いい」 そして今朝も見た夢の内容を、3人の前で話した。 * その日、黒塗りのタクシーにてそれぞれの家まで送られた。 それだけでなく、もしもの時にそなえて機関で各々の家を見張るというのだ。 願わくば、何事も無く朝を迎えられる様に。 家に着くと、何も無い部屋が私を迎える。 無機質な空間で、わたしは一人。 しかし、と。 お茶を煎れようとした手を止めた。 あれは何だったのか、本日1523回繰り返した問いを、今一度繰り返す。 そして、なぜ私だけ夢の内容を覚えているのか 答えは出なかった 統合思念体からは、何も返答が得られない。 そんな情勢に少し苛立つ 何かしたいが、何もできない 思い出すのは、暴走行為をした朝倉涼子 彼女も、こうだったのだろうか 何も変化が無い日々を、ただ待機し、バックアップのみを命令された彼女の気持ちは。 今の私と同じだったのだろうか。 エラーを探知、隔離。 そんな気持ちを無理矢理抑え 瞼を閉じる 何か解るのではと 淡い期待を胸に * 瞼の裏の世界 昼間の男が言う 「消えるのは、長門有希。おまえだ」 キエルノハ、ナガトユキ、オマエダ。 キエルノハ、ナガトユキ、オマエダ。 キエルノハ、ナガトユキ、オマエダ。 キエルノハ、ナガトユキ、オマエダ。 キエルノハ、ナガトユキ、オマエダ。 キエルノハ、ナガトユキ、オマエダ。 キエルノハ、ナガトユキ、オマエダ。 キエルノハ、ナガトユキ、オマエダ。 頭の中でリフレインがとまらない うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい 何回も繰り返す 終わることの無い一方的なやり取り 吐き気が私を襲う 朝倉涼子の映像が頭の中で繰り返される 笑顔の彼女 クラスメイトと談笑する彼女 クラスでは委員長を務めていた彼女 私に、おでんを作ってくれる彼女 私に、 私に。 私に、だ。 わたしに。そう 私はそんな彼女を消した デリートした 仕方ない事だった ソレシカホウホウハナカッタノダカラ 本当に? 本当に? 本当に? 本当は、彼女が恐かっただけではないのか 彼に近づいた彼女が 私より彼の近くにいた彼女が 頭を振る 彼女は私の頭から離れない しかも、私の頭の中の彼女は笑っているのだ とても幸せそうに 私に消されるなどという事は毛頭知らないというふうに とても、自然に笑う その笑顔は彼に、クラスメイトに、先生に、近所の人に、そして 私にも向いていた。 彼女がこちらを見ていう 「私、殺されちゃうんですよね。長門さん、あなたに」 ニコリと笑う彼女 私は、私は頭を抑えた。 そして走り出す 逃げる 何から? 逃げる 逃げる 何から? どこへ? どこから どこへ? イキガクルシイ アシガアガラナイ ウデガイタイ 胸が熱くなって 私は声を上げて泣いた ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい 人殺し? そう わたしは、人殺しだ 公園に居た。 目の前に両手でダンボールを持つ女の子 しかし彼女は石に躓いてバランスを崩してしまう 私はダンボールの中から散らばった荷物を手に取る そこで私は言うのだ 「私も手伝おう」 と しかし女の子は私の手を退けながら言う 「うるさい人殺し」 と 私を冷たい目で見上げる 憎悪 直感がそう教えた 彼女の目に篭る感情を しかし私にはそれを理解することができなかった 散らばった荷物を集める 最後の荷物を集めると、女の子はそこには居なかった。 変わりに現れたのは男 見覚えが無かった。 男は私に尋ねる あなたが長門有希かと 私がそうだと告げると ニヤリと笑った。 私が首を傾げると彼はなんでもないと言い しかし、その瞬間。男はみるみるその容姿を変化させ 人間が畏怖すべき対象として見るものへと姿を変えた 「朝倉涼子は消えるべきではなかった」 「消えるのは、長門有希。おまえだ」 しかし 現れたのは少女だった 少女は「待って」と言うと、呼吸を吸い込んで私を見据た。 「早く、キョン君の元へ」 「・・・」 「いいから、早くいってあげて」 「あなたは、誰」 昼間と同じ質問を繰り返した。 「私は、あなた自身。昼間の彼もあなた自身です」 返答が返ってきた、そして 「お願いです、彼を止めてください。このままではキョン君が危ない」 そう懇願した。 そういい残すと少女は空間の切れ間へと消えた 私はすぐさま彼の元へと駆け出した。 * 情報の切れ間から進入すると 男はいままさに彼に襲い掛かろうとする瞬間だった 私は呪文を唱えると、左手で彼を隠すようにして男の攻撃を防いだ。 彼は気を失っているのだろうか、ぐったりとしていた。 しかし、命に別状は無い様子で、それだけが安心材料だった。 「おや、随分早く感づかれましたね。情報がリークしましたか」 「あなたは、私自身」 少女から聞いた台詞を復唱した。 男は少しだけ驚いて見せた 「…、今更気がついたんですか。そうです、僕はあなた自身ですよ」 男は続けた 「彼を殺せば涼宮ハルヒは間違いなく何らかの行動にでる。おそらく大きな情報爆発が観測できるはず」 「させない」 「なぜです?これ以上の情報を得るにはそれしかないのですよ?」 「あなたは、私自身。身内の不始末は自分で決着を着ける」 「不始末・・・ですか。やれやれ、これはあなたが望んだ事なのですよ」 「これ以上好き勝手は許さない」 私がそういうと彼は攻撃を再開した 彼を庇いつつ、それを全て回避する 一撃でもくらってしまったなら、相当の負荷がかかるのは前回の交戦で理解していた。 していたはずだったが 「く・・・」 足に一撃くらってしまった。 「おや、この程度ですか」 まだ大丈夫だと強がってみせた。 しかし、もう動き回る事は叶わないだろう。 襲い掛かる槍 全てを防ぐには、多すぎた。 目の前の男は不敵に笑う 私は動けない。 男は、槍を振り上げた。 目を瞑る 彼を守ると約束、したのに。 「じゃあ、死んでください」 「うん、それ無理」 男の動きが止まった。 私の目の前に現れたのは、朝倉涼子だった。 「ごめんね、長門さん。ちょっと遅れちゃった」 彼女は、以前と変わらぬ笑顔で言う。 「なっ・・・、あさくら・・・りょうこ、だと・・・」 男は不意を突かれ動揺している、背中に彼女が刺したらしいサバイバルナイフが突き刺さっていた。 「私の長門さんをよくもこうしてくれたわね、死になさい」 情報連結解除開始。 彼女がそう言うと、男の体は光る結晶となり、やがて消えていった。 くるりとこちらを向き、朝倉涼子はニコリと笑う。 「どうして」 「どうして?私はあなたのバックアップだもの、ピンチの時は馳せ参じるものでしょう?」 「私は--あなたを」 「もういいの、長門さんは悪くないもの。悪いのは暴走したわたし、長門さんは、当然の事をしただけよ」 「でも」 「いいのよ、もう。だから何も言わないで、ね?」 「・・・」 「うん、その方が長門さんらしいわよ」 彼女はニコリと笑う、私はそんな朝倉涼子が好きだった。 だから、彼女を消した事を、ずっと悔やんでいた。 それを全て 許すと言う 私は その一言に どれだけ救われただろうか 「ほら、泣かないで?」 「ひっく・・・えっぐ・・・」 「よしよし、いい子いい子、いい子だから、ね?」 諭すように彼女は私の頭を優しく撫でた 本当は彼女が居なくなってからというもの 心のどこかで不安が蓄積していたのかもしれない それが、いくつもの私を造ったのかもしれない でも、そんな事はもう どうでもよかった * 登校途中。 相変わらず長い坂道を 今日は、彼と一緒に登っていた 「おはよう、キョン君」 「はよ、朝倉。日直か?」 「うん、朝の当番だからね。長門さんも、おはようっ」 彼女は日常へと溶け込んでいった。 彼は最初かなりの抵抗があったみたいだが、私が説得すると納得してくれた。 もう二度と暴走はしない、そして、させないと誓った。 彼はそんな私をみてやれやれと呟き、信じると言ってくれた。 情報操作により、カナダから舞い戻った委員長は、クラスにも問題なく馴染んだ。 もともと人気があるのだ、不思議ではあるまい。 私はそのことに胸を撫で下ろし、彼女がいる生活を楽しいものだと認識していた。 しかし、懸案事項が発生した。 「キョン君、今日お昼一緒に食べない?」 「あぁ、別に俺はかまわんが」 朝倉涼子が彼に急接近したのだ どうして 彼女は私のバックアップのはず…っ!
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1157.html
いつものようにハッスルしようと長門をベッドに押し倒した 「……待って」 長門は一言拒絶の言葉を口にした こういう関係になってから長門はいつも俺に応えてくれた。そんな長門が初めて行為を待ってくれと言っている 「どうしたんだ?体調でも悪いのか?」 「……体調は問題ない。ただ……」 長門が言葉に詰まる事も珍しい 「ただ?」 「………ただ、私は今妊娠している。だからできれば性行為などの激しい事は避けるべき」 ん?なんだ? 今長門の口から思いがけないワードが飛び出した気がする 「え~と……すまん。なんだって?」 「私卵子と貴方の精子が受精し、その受精卵が着床したのを先日確認した」 きっと冗談とかではないだろう。まぁ確かに猿のように求め続けたし当然と言えば当然だ 「はぁぁぁ………」 長門は俗にいう宇宙人だ。だからって訳ではないが妊娠するとは思わなかった 「……貴方が望むならこの受精卵は……」 そういって長門は俯いてしまった あぁ、長門は俺が言えば墜ろすだろう。確かに驚きましたが俺は長門を悲しませたくはなかった 「そうか。これから大変だと思うが一緒に頑張ろうな」 長門は満面の笑みを浮かべて、そして泣いていた どういう経路かは分からないが女子生徒は長門有希が妊娠している。という噂を耳にした 例のカーディガンの事に納得がいっていない女子生徒はこのネタで長門有希を滅茶苦茶にしようと考えた 幸いにも妊娠しているという噂はまだ一部で囁かれているだけで広まっていなかった 確かに最近の長門有希は雰囲気が変わった気がする 以前までは常に無表情だったが最近は微笑んでいる事があった。しかもそういう時は大抵お腹を撫でていた だから女子生徒はこの噂が噂ではなく事実だと直感していた だから女子生徒はある男子生徒にこんな噂を吹き込んだ 「土曜日の19時に体育倉庫にいる女は変態でレイプ願望がある」と。 「長門さん長門さん」 金曜日の放課後に女子生徒は長門有希に声をかけた。もちろん長門有希を滅茶苦茶にする為に。 「………何」 「実は悩みがあるの。もし良かったら相談に乗ってもらえない?」 今までの長門ならきっと断っていたのかもしれない。 だが今の長門にはこのクラスメートの力になってやりたかった 「……私で力になれるなら」 「本当!?ありがとう!! あっ、でもここじゃちょっと言えないの。だから明日の20時頃に会えない?」 長門有希はコクリと頷いた 「バカな女。あの女が笑ってるとイライラするのよね」 長門有希が去ったあと女子生徒は吐き捨てるようにそう呟いた 女子生徒が噂を流した相手。彼はお世辞にもいい生徒ではなかった。もちろ彼の交友関係も含めて。 正直な所、彼らは噂話など信じてはいなかった。まぁ本当だったらラッキー。程度だろう だから19時に倉庫を訪れて誰もいなくても良かった 彼らはその場で酒、タバコ、果てはドラッグを楽しんだ そして時間が20時になろうとした時、彼らは相当出来上がっていただろう ガラガラ… 扉を開けて長門有希は女子生徒を探したがいるのはガラの悪そうな男子が5人だけだった 「おっ!なんだよ待たせやがって」 「お~、マジこいてかよ。かなり良くね?」 長門が女子生徒の居場所を聞こうと思った瞬間、長門は男子生徒によって倉庫に引きずり込まれた 突然倉庫に引きずり込まれた長門はそのまま男たちにマットの上に押し倒されてしまった 男たちはイヤらしい笑みを浮かべて長門を舐めるように見ていた 「ぐへへへへ、じゃ俺たちを楽しませてくれよな」 そう言いながら男たちはドクドクと脈を打ち、張り裂けそうな程に膨張しそそり立ったイチモツを取り出した 長門は現状を把握できずにその光景をぼぉ~と見つめていた 長門にとって性行為とは好意を持つ者同士が子孫を残す為にする行為。 だから長門有希はこれから自分が犯されるなんて微塵も思っていないのだ キョンに関係を求められた時は何故か嬉しかった。 長門有希本人は気付いていなかったが、キョンに好意を持っていたから。 何も分からない長門は勝手に盛り上がる男たちをただ眺めていた 男たちは正直面白くなかった こんな状況なのに長門有希が泣くどころか悲鳴の一つもあげなかったからである しかしもう何でも言い。このままで犯してやろうと思った そして男の一人が長門の髪を鷲掴みにして立ち上がらせた 「じゃとりあえずパンツ脱いでくれよ。ぐふふふ」 「……なぜ?」 「はぁ?なぜって?お前今の状況分かってんのか?」 そう言われても長門にはどういう事か理解できなかった 「……分からない」 「はぁ?お前バカかよ。ぐふふふ」 「ぎゃはははは」 笑っている男たちをぼぉ~と長門は見つめていた。 しかしそれが男たちには気に入らなかった 「テメェ何スカしんだよ!」 そう言いながら頬に平手打ちを受けた それでも長門はぼぉ~と見つめていた そしてその長門の態度にキレた一人の男が長門の腹部に思いっきり殴ったのだった 腹部を殴れた長門は一瞬何があったのか理解できなかった 男子生徒が長門の腹部をもう一度殴ろうと腕を振り被った時長門はしゃがみ込みイヤイヤと首を振り号泣した 「なんだよ!いい反応できんじゃねぇかよ!」 「ほらほらもっと暴れろよ」 うずくまり壊れた玩具のように首を振り続ける長門を男たちは足蹴にしていた 5分程長門に暴行を加えて男たちは満足したのか、飽きたのかまた長門の制服を…… 腹部を殴られたショックで無抵抗な長門は男たちの前に裸体を晒してしまったのだ 衣服を剥がされて長門有希はやっとこれから自分がされる事に気付いた 「……性行為はダメ」 未だにズキズキと痛む腹部を押さえて長門は男たちに懇願した しかし興奮しきった男たちが長門の要求など聞かずに長門に飛びかかった ずっと止めて止めてと懇願する長門に男の一人が煩いと一喝して、その汚らわしいイチモツを長門の口にねじ込んだ いきなり奥まで入れられて長門は嗚咽を繰り返し、涙や鼻水で顔はクシャクシャになっていた (イヤ…あの人以外触られたくない) 長門がいくらそう思って泣いても男たちはお構いなしに騒いでいた 「うわぁ、あったけぇ」 「んだよ。おめぇが一番かよ」 「次オレなオレ」 「じゃ俺おっぱい貰うわ」 「あ!おれもおれも。俺左な」 などと男たちは長門を思い思いに弄びだした そして男たちが本格的に長門有希の肉体を弄びだした時に倉庫の扉が開いた 男たちが振り返るとそこに立っていたのは息を切らせているキョンだった 「あぁ?なんだテメェ?」 一人の男が長門から離れてキョンににじり寄った 「お前ら…長門に何してるんだ」 キョンがそう言うとキョンの目の前に立った男は笑いながら応えた 「オメェ何言ってんだ?この状況見てもわかんねぇのかよ」 そして男はキョンの顔を思いっきり殴った 行為を邪魔されて腹がたったのかほかの男たちも長門から離れてキョンを取り囲み、さっき長門にした以上の暴行を加え始めた いつまで殴られるんだ…ってか俺はなんで殴られるんだ… もう体は痛いを通り越して熱く感じていた ふいに男たちが俺への暴行を止めた 俺が顔を上げると、そこはさっきまでいた体育倉庫ではないどこかだった 「な…がと……?」 そうだ。俺は長門を助けにきたんだ 俺は呆然と立ち竦む男たちを押し退けて長門へ這った。そして俺は息をのんだ 長門は体中に痣を作った裸体で、顔やアソコからは血を流していた 何よりも驚いたのは長門の目だった 全てを呪うような、光のない目をしていた 「長…門!長門!!」 俺の呼びかけも長門には届いていなかった 「あの人を傷つける…敵性…敵性…敵性…」 そしていつぞやの呪文を呟く これはマズい。長門はこいつらを殺すつもりなんだ。そう直感した 長門が呪文を唱え終わると槍…というか鉄の棒みたいのが無数に現れた そして長門が最後の一言を発した瞬間、それらが男たちに向かって飛んでいった 正直な所、長門を襲った奴らを助けるつもりはなかった でも長門の手をこんな奴らの血で染めたくなかった 次の瞬間、俺は奴らを庇って無数の槍に串刺しにされていた 不思議な感じだった 何本もの太い棒が俺の体を貫いているのに痛さはなかった 前に朝倉の時の長門もこんな感じだったのかなぁ。とか意味もない事を考えてた 「ごふっ……あぁ、痛さはそ……げふっ……そうでもない…けど………気持ち悪いな……ごほっ…」 血を吐くのは何とも気持ち悪いとか思いながら長門を見た あぁ、長門はもう大丈夫だ。いつもの長門の目だ 「あ……イヤ……」「ごふっ……良かっ……た……いつも…の………長門だ……」 そして俺はにっこり笑った いや、実際笑えてたのか分からないが。何よりも長門が人殺しにならずにすんで嬉しかった 急に寒くなってきた 長門は裸だからもっと寒いだろうな よし、ここは俺が文字通り一肌脱いで上着を… 「あ…ははははは……今の…で………ごほっごほっ………穴だら…けだ………スマン…長門………」 どんどん寒さを増していく…… 最後くらいは長門の笑顔を見たかったな。などと思いながら…… 夢を見た 何もない所だった 上も下も、左も右も全てが真っ白い世界に俺は立っていた しばらく俺はこの世界はなんなのか考えていた。すると後ろから声をかけられた 後ろを振り返ると一人の少女が立っていた 「え~と…君はだれ?」 一瞬悲しそうな顔をした後少女はこう答えた 「長門有希」 長門……有希?なぜか馴染みある名前だったが、そんな名前の知り合いはいない だから長門さんが誰か考えるより聞きたい事があった 「長門さん……だっけ?ここは何なんだ?」 「ここはアナタの夢」 「俺の?」 まぁ確かにこんな世界は夢なんだろうな。 そんな事を考えてると長門さんが口を開いた 「お別れ」 「え?お別れ?え?誰が?」 「私」 「え?だって俺は長門さんになんt……あ……」 どうして俺は長門を、大切な人を忘れていたんだろう 「長門!俺お別れなんかしたくないぞ!」 「大丈夫。アナタは生きている。消えるのは私」 「違う!そうじゃなくて俺は長門と、お前と!!」 「……もう時間。沢山の思い出をありがとう」 そういうと長門は消えていった 目を覚ますと知らない部屋だった 「キョン!キョン!!」 ふと声の先を見る そこには涙をボロボロに流したハルヒがいた いや、正確にはハルヒと朝比奈さん、オマケで古泉がいた 「なんだよお前ら。人の寝込みを襲うつもりか」 と冗談を言いつつ起きあがろうとした 「痛っ!」 「大丈夫キョン!あんた重傷なんだから大人しくしてなさい」 「重傷?なんで?」「そんなの私たちが知るわけないじゃない。あんたは明け方に倒れてるのを発見されたの」 はぁ…?全然記憶にない 「ハルヒ見舞いは、お前ら4人だけか?」 「何言ってるの?3人じゃない」 「あ…れ?」 その日ハルヒたちは騒ぎすぎで病院をすぐに追い出された 一人になった病室で、俺は心にポッカリ穴が開いたような気持ちだった エピローグ長門編 エピローグ古泉編
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2666.html
『長門有希の出張』 SOS団一同は、休日を利用して、彼らの住む街を離れ、とある場所に来ていた。 電車を乗り継ぎ約4時間。本とカレーとスポーツ用品の街、東京・神田神保町。 地下鉄の駅から上がり、初めての街に足を踏み入れる一同。 少し歩いて街の様子が分かった頃、キョンは長門有希に訊ねた。 「どうだ、長門。この街の印象は。」 「……いんたれすてぃんぐ。」 「interestingて。そんなに興味深いのか?」 「正直、たまらない。」 有希は、漆黒の瞳を輝かせて言った。 「大量の本と、大量のカレー店。ここまでわたしの嗜好に適合する空間は、そうそうない。」 ---------- *つづかない * *保守がてら、勝手に拾わせて貰ってみる ---------- 『長門有希の出張2』 恐ろしいことに、数メートル歩く度に、あの長門が右にフラフラ左にフラフラとしている。 カレー屋と本屋の現れる頻度の多さに、どこに入ろうか迷ってしまうらしい。 ちなみに、勝手に後から付いてきた他の3人の反応はこうだ。 「ちょっとキョン、あれ見てよアレ! あそこのエッチいお店にあったビデオのタイトル『涼宮ハヒルの憂鬱』だって! アレなんなのよ? 名前とか見た目とかあたしに似てない?」 「自意識過剰だろ。AVデビューでもしたいのか」 「キョンくん。あそこにあるお店、服売っているみたいなんですけど……あれも本屋さんですか?」 「あそこは服屋さんですよ。何故か本とカレーとスポーツ用品の町で服を扱う希有なお店です。 隣にバルチックカレーがあった過去を加味して許してあげてください」 「僕としては、途中にあったボードゲーム専門店に寄ってみたかったのですが、皆さん興味がないようで残念ですよ。 なんなら、その服屋さんの前にある本屋さんでもいいですけれどもね」 「そんなマニアックな店には行かん。ちなみにあそこの本屋さんも品揃えがマニアックだから行かん」 ちなみに何故俺がこんなにこの町に詳しいのか……自分でもわからん。 「……ここ」 唐突に、長門が店に入ったので俺達も後に続く。 「ここは何の店だ? 何か読みたい本でもあったのか?」 「ギブソンのSGを試奏する」 「な、なんだそのギブソンのSGって……」 周囲を見渡して、俺はやっと理解した。 本とカレーとスポーツ用品の町、神保町。 そこに隣接して存在するのがギターと音楽と中古楽器の町、お茶の水だ。 「ギブソンのSGのスペシャル、ニュー・センチュリーを希望する」 「あー! このギターあたしが使ったやつ! ちょっと弾かせてくれるかしら?」 「え? え? ギターってそんなに種類あるんですか?」 「おやおや。僕はSGよりストラトやテレキャスターの音の方が好みなんですがね」 馴染んでいる4人を見て、俺は深く溜息をついた。 全くこいつらにはついていけない。 なぜなら、俺の好みのギターはファイアーバードだからだ。 「キョンって、意外と変態趣味ね」 ---------- * つづかない * *じゃぁ勝手に続きを ---------- 『長門有希の出張3』 「次はここ……」 と長門は楽器屋の斜向かいの建物へと俺達をいざなった。 おいここは大学だろ?勝手に入っていいのか? 「問題無い、ここの付属博物館は誰でもは入れる、しかも入場無料」 「東京の大学ってお洒落ですね」 「東京六大学ですからね、ここは」 で長門俺達はどこに行くんだ。 「ここ……」 「刑事博物館、面白そうね!」 「……世界各地から収集した犯罪に関わる資料を収蔵している」 「とくに拷問具のコレクションは圧巻、ですよね? 長門さん」 「……そう」 「わたし……拷問とかそういうのはちょっと……」 朝比奈さんこっちには考古学博物館がありますよ。 俺達はこっちにしませんか? 「ちょっとキョン! みくるちゃんと別行動だなんてどういうつもり、みんな一緒にこっちよ」 「この中がとげとげしたのってなんですかぁ~」 「……鋼鉄の処女いわゆる『アイアン・メイデン』、魔女裁判などで使用された拷問具」 「審問時に容疑者を中に閉じ込めて内蔵された針がささるという仕組みですよね、長門さん」 「……そう」 「ひ~っ、キョン君こわいです~」 ---------- *つづかない、ちなみに刑事博物館のサイト *http //www.meiji.ac.jp/museum/ ---------- 『長門有希の出張4』 「次はこっち……」 「今度はどこなの有希」 「ちょっとだけ歩く」 そうか、じゃぁいこうぜ、さぁ朝比奈さんこっちだそうですよ。 「ちょっとキョン!」 「さぁさぁ涼宮さん参りましょう」 「ついた……」 ここは……神社か? 「神社なの? 随分平凡ね。神社だったらあたし達の住んでる所にもあるじゃない、もうちょっと面白そうなトコないのかしら。」 ハルヒよ罰当たりなことをいうな。 「神社ですか~、巫女さんの衣装持ってきてないです~」 朝比奈さん、あなたはコスプレがデフォなんでしょうか? 確かに本職の巫女さんより似合うのはわかりますが……。 「ここは神田明神、通称明神様、江戸つまり東京の総鎮守とされ商売繁盛、家内安全、縁結びに効果があるとか」 「え、縁結び! ……そ、そうね全国制覇を目指すあたし達SOS団としては東京制覇は欠かせないから東京の総鎮守なら是非ともお参りが必要ね、いくわよキョン!」 お、おい引っ張るなハルヒ。一体どうしたんだか…。 「さぁみんなお参りするわよ!」 俺達はそれぞれに賽銭を奉納し参拝した、ハルヒは随分長いこと熱心に拝んでいるが一体なにを祈願しているのだろうか? あぁ……ハルヒ一体何を長い間祈ってたんだ? 「な、なんだっていいでしょ…、商売繁盛に家内安全と……そ、それと全国制覇よ!」 随分物騒な願いだな、それとなハルヒ。 「なによ……」 いい加減に腕を離してくれないか? さっきから腕が痛いんだ。 「!……」 「ここ神田明神は時代劇『銭形平次』の舞台としても有名です、平次が名乗る『明神下の平次』の明神はここをさしています、まぁもっとも平次は架空の人物ですが」 あぁそうだな……、って古泉随分詳しいが事前に長門にコースを聞いてたのか? 「いえ違います、一応一通りの下調べをしておいただけです、そうそうこちらに確か銭形平次の石碑がある筈ですよ」 これがそうか、確かに銭形平次と彫ってあるな、台座が寛永通宝なんだな。 「隣にある小さいのが八五郎の碑だそうです、TVでは三波豊和などが演じてましたね」 あぁそれは北大路欣也版だな、でも平次といったらやっぱり大川橋蔵だろ? あの舟木一夫の主題歌がいいしな。 「これ……」 んっどうした長門…これは? いわゆる顔出しパネル、観光地などで顔だけ出して写真をとるアレだ。正式な名称は知らないがここにあるのは平次一家のパネルらしい。 「あなたと一緒に撮影する……」 これか? 撮影用の穴は二つだから俺と長門だな。まぁ滅多に自己主張しない長門がこれをとりたいってンなら付き合うぞ。 「もうこんな子供だましがとりたいだなんて有希も物好きね」 おいハルヒ、長門がとりたいっていうんだからいいじゃないか。 ってこんな感じか? 俺が平次でいいんだよな? 「そうあなたが平次親分…私はその恋女房のお静…」 「ちょっと有希!」 「早くシャッターを……」 「チーズ!です」 朝比奈さんありがとうございます。 「自信がないのでちゃんと撮れてるかどうか確認してくださいね(ハート」 どれ……大丈夫みたいですよ朝比奈さん、ほら長門こんな感じだ。 「……そう」 心なしか長門の頬が緩んでいる気がするのは気のせいだろうか? 長門は時代劇ファンなのか? 色々な本を読み漁ってるこいつのことだから野村胡堂くらいは読んでいても不思議ではないが…… もっとも平次よりも半七の方が江戸の雰囲気がでているのでそっちの方が俺は好きだが…… 今度長門に半七を薦めてみようか? っん、なんだハルヒ? 「あ、あたしもとってみようかしら、せっかくだし……その……」 子供だましじゃ無かったのか、まぁいいけどな。 じゃぁかわるぞ、団長様だから親分の平次でいいんだよな? 朝比奈さんも一緒…いてっ! 何すんだハルヒ? 「女のあたしが平次だなんて頭わいてんじゃないの? あたしはお静よ。ち、丁度キョンがそこにいるんだし……面倒だからあんたが平次でいいわよ。さぁみくるちゃん撮ってちょうだい!」 「……チ、チーズですぅ」 やれやれだな、団長様の気まぐれにも困ったもんだ。 「みくるちゃん、しっかり撮れてる?」 「僕が確認致しましょう…、大丈夫ですね、とてもお似合いに撮れてますよ」 「……」 んっ長門どうした? 心無しか不機嫌オーラが出てるような出てないような……。 「……なんでもない」 「古泉君写真みせて…、まぁ中々良く撮れてるじゃない。次へ行きましょ次へ」 「あの……」 なんですか朝比奈さん? 「あたしも……写真撮って下さい!」 じゃ撮りますか、俺が平次…いてっ! 「古泉君もまだ撮ってないでしょ、アンタじゃなくて古泉君が平次でいいじゃない。」 そっそうかハルヒ、ほら古泉かわるぞ。 「残念です、あなたが平次で僕が恋女房」 古泉! 顔が近すぎるぞ! 「ずるいです涼宮さん……」 「みくるちゃん、なんか言った?」 「な、なんでもないですぅ」 「さぁいくわよ、みくるちゃんも古泉君も笑って頂戴。チーズ!」 どれどれ、あぁ良くとれてますよ朝比奈さん、悔しいが古泉も男前だしな。 「そうね、さぁ次へ行きましょ!」 ---------- *つづかない?、ちなみに神田明神のサイト *http //www.kandamyoujin.or.jp/ ---------- 「ねぇ有希、次はどこなの?」 「次は古泉一樹に任せている」 んっ、次は古泉お前の案内なのか? 「古泉君、次はどこ? 期待してるわよ」 「古泉君頑張ってください」 俺は別に構わないが下手なところだとハルヒがヘソを曲げてまた閉鎖空間だぞ、東京まできてそんなことだなんてとんだ間抜けだからな。 「…ご期待に沿えますかどうか…、この明神さまの前の通りは国道17号線、昔の五街道の一つ中仙道です」 ほぉこれが中仙道か……。 「こちらの南東が秋葉原を経て起点である日本橋、一方北西へ向かうと本郷を経て江戸四宿の一つ板橋となります」 本郷……すると古泉、こっちへ進むと『かねやす』があるのか? 「流石は貴方ですね、アキバよりも本郷しかも『かねやす』に反応するとは……」 おいっ顔が近いぞ、古泉。 「ちょっとちょっとキョンに古泉君! 男二人だけで何通じあってるのよ、あたしはいいけどみくるちゃんや有希が置いてけぼりじゃない、ちゃんと説明しなさい。」 「……本郷も かねやすまでは 江戸の内」 おう長門よく知ってるな、そのかねやすだよ、流石は長門だ。 「あっあたしだって…そ、そのくらいは…知ってるわよ…」 「えー、知らないのわたしだけですか、なんだか悲しいです…」 あぁ朝比奈さん別に『かねやす』のことは知らなくても日常生活に支障はないですよ。 そうだハルヒお前が『かねやす』のことを説明してくれ。しかしお前がそんなことまで知ってるとは驚きだな。 「!…あ、あたしが説明しても…その…団長としては部下に花を持たせて…古泉君は案内係だし…その・・・」 なんだハルヒ、随分……おまえホントは知らないんじゃ……。 「ごちゃごちゃうるさいわねキョン、古泉君さっさ説明して」 「『かねやす』は江戸時代から続く老舗の小間物屋です、本郷三丁目に今も健在でその繁盛ぶりは先ほど長門さんがよまれた川柳にも謳われています」 「みくるちゃん、そういうことよわかった?」 「コマモノ屋さん? ですか…」 あぁ朝比奈さん、小間物屋というのは雑貨屋さんのことですよ、化粧品や櫛、簪などの小物類が商品です。 「ちなみに『かねやす』は乳香散という歯磨き粉で有名でしたね」 ちょっと歩いたがここが『かねやす』か。なるほど案内看板にさっきの川柳も書いてあるぞ。 「見たところ普通の洋品店ね」 「いえいえ涼宮さん、こう見えても創業は享保年間つまり享保の改革で有名な八代将軍吉宗の時代です。300年弱の歴史を誇る老舗ですよ」 「そうなの、でも建物は普通ね、老舗っていうからもっと古い感じかと……」 「まぁまぁ、せっかくきたんですからお店に入りましょう」 「まぁいいわ、遅刻の罰ゲームとしてここの買い物はキョンの負担ね」 おっおい、只でさえ乏しい俺の財布が! 「キョン君、コマモノ屋さん楽しみですぅ」 ……やれやれ…。 おっ長門どうしたなにか珍しいものでもあったか? 「……どっち?」 あぁハンカチか……そうだな……長門には……この白いのがいいんじゃないかな? 「そう……」 「あら有希、もう決まったの?」 「彼が選んでくれた…」 ハルヒお前もこの色が長門には似合うと思うだろ? 「!……、そ、そうね有希には……そ、そうだキョンあたしはどれがいいかしら?」 「あ? どうせどれ選んでも文句いうくせに……ほらこの黄色のにしとけ」 「あ、ありがと」 なんだかやけに素直だな……、ん、長門どうした? 「……なんでも……ない」 「さぁみんな買い物も決まったしお会計しましょう、キョンお財布よ」 「ふぇぇ待ってください、わたしまだ決めてません」 「早くしなさい、みくるちゃん」 「キョン君、どっちが…」 えぇと朝比奈さんなら……このピンクのが…。 「あぁもううるさいわね、あたしが決めてあげるわ、ほらみくるちゃんはこの黒いので決まりね。さっさとお会計して貰うわよ」 「……いつもずるいです……」 「僕は何色が……」 古泉! 顔が近いぞ。 「キョン君ありがとうです」 「……ありがとう」 いやいつも色々世話になってますし、気にしないでください。 「買い物も終わったし。さぁ、次へいくわよ」 ---------- *つづかない?、『かねやす』についてはこちら *http //www.city.bunkyo.lg.jp/_4582.html *----------
https://w.atwiki.jp/longgate708/pages/11.html
しかしそれはすぐに切り替わる。長門有希は手を僅かに握った。 「でも、何百何千何万と歌ううちに、解りはじめてきたの。作詞、作曲、編集、演奏、それらみんなの感情が、歌い手である私に降り懸かってくる。みんなの想いが、伝わってくる。私は『感情』の意味を理解しはじめた」 泣きそうになりながら笑い歌う少女の瞳には、喜怒哀楽の交差した光が宿っている。長門有希は小声で何かを呟いたが、歌姫には届かなかった。 「私の『感情』は偽物かもしれない。誰かの真似かもしれない。でも私は確かに自分のものだと思ってる。それでもいいかなって、思うから」 長門有希は最後に力を抜いた。終わりの言葉を用意しながら。 「消えても仕方ないよ?」 しかし歌姫の刺すような歌に長門有希は行動を止める。 「憧れるなら近づかなくちゃ。『憧れられる』なら、私よりも近いはずだから」 そして歌姫は歌いはじめる。真似事を繰り返して手に入れた偽物の脆い翼が、純白に輝いていく。長門有希には無いものだった。 「あなたは……」 「私は、歌姫」 少女は背を向けて振り返る。 「誇り高い偽物よ、長門有希さん」 長門有希はしばらくそこにいた。快いエラーが体内を蠢くのがわかった。不思議に紫がかった黒髪が揺れる。高くふたつに結い上げられた翠玉色の長髪はすでになく、希薄な羽根の幻想があとに残された。 (終了) 前
https://w.atwiki.jp/moji-labo/pages/28.html
長門有希の盲進 (ながとゆきのもうしん) [com0101] 概要 夏休みにすることがないから同人誌を書いてみようといった企画 只今企画倒れ真っ最中。立て直しなるか 最新情報 [07.07.24] (仮)涼宮ハルヒの憂鬱ページ公開しました。 製作日記 ドージン・ワーク [07.07.24] ドージン・ワーク 第04話…「ネームだけでも気分乗る」 [07.07.23] ドージン・ワーク 第03話…「(作画泣かしの)ストーリーでけた」 製作者シナリオ…真葱 グラフィック…gema 原作作 谷川 流『涼宮ハルヒの憂鬱』 対象全年齢対象 ジャンルComing soon... あらすじComing soon... 見本Coming soon... 更新情報 [07.07.24] 涼宮ハルヒの憂鬱ページ公開しました。 ≪BACK 【最初の作品です。】 ▲【同人漫画】 【最後の作品です。】 NEXT≫ Copyright (C) Moji-LaBO All Rights Reserved.
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5671.html
~長門有希の過労~ 「それじゃ、今日は終了ね!また明日!」 いつもの活動を終え、私は本をしまって、帰ろうとしていた。 いつもの道を通って、私は自宅に着いた。 夕食の支度をしようと立ち上がろうとしたとき、目眩がした。そのまま、倒れこんだ。 「彼」に助けをもとめようと、電話をとる。 意識が朦朧とするなか、ダイヤルをかけて電話する。 プルルルル・・・プルル、ガチャッ 「おう、長門か。どうした?」 「彼」とは、そう、キョン。 「お願い・・・助けて・・・」 「ん、んん!?どうした長門!」 「あう・・・来・・・て・・・」 「おい長門!なg・・・」 プツッ 電話は切れた。 5分後、息を切らして「彼」がやってきた。そのほか、朝比奈みくる、古泉ー樹が来ていた。彼が呼んだのだろう。 「な・・・長門さん・・・」 朝比奈みくるは倒れこんだ。古泉ー樹が支える。 「長門さん!どうしたんですか!」 古泉ー樹がたずねる。 「・・・」 私はしゃべれない。 私の記憶はこの辺まで。 「・・・さん!・・・とさん!・・・長門さん!」 誰かが遠くで叫んでいる。 目を覚ました。 「彼」と、涼宮ハルヒがいた。 「有希!どうしちゃったのよ!」 「長門、大丈夫か。」 「・・・大丈夫」 「そうか。」 どうやら、あの後病院へ運ばれたらしい。 すぐ、医者がやってきた。 「うーむ、カルテを。」 医者はカルテをじっとみつめる。 「長門さん、あなた、過労でしょうか、少し休んでください。」 「・・・わかった」 どうやら倒れた原因が過労らしい。 当日にいろいろ仕事をしていたことが仇となったんだろう。 「長門、じゃあな。またくるよ。」 「・・・わかった。」 彼は病室をあとにした。 その1ヶ月ご、無事退院し、学校にもどった。 お わ り 。
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/18550.html
長門有希ちゃんの消失 Blu-ray BOX 長門有希ちゃんの消失アニメーションワークス上巻 発売日:12月18日/10月30日 1. 原作・ぷよ描き下ろし三方背BOX仕様、特製デジパック2セット 2. ブックレット(全話分) 3. 特典映像 4. オーディオコメンタリー 5. サウンドトラック&録り下ろしドラマ(全話再収録) ここを編集 2015年4月放送開始。涼宮ハルヒの憂鬱シリーズのスピンアウト。2019年12月、Blu-rayBOXが発売。 http //www.yukichan-anime.com/ 監督 和田純一 原作 谷川流 漫画 ぷよ シリーズ構成 待田堂子 キャラクター原案 いとうのいぢ キャラクターデザイン・総作画監督 伊藤郁子 デザインワークス 大橋幸子、吉川美貴 美術監督 田尻健一 美術設定補佐 岩永悦宜 美術監督補佐 石田喬子 色彩設計 谷本千絵 撮影監督 岩崎敦 CGプロデューサー 青谷崇司 CGディレクター 畑山勇太 CGデザイナー 渡辺雄斗 スクリプト制作 志村豪 マネジメントCGプロデューサー 畑秀明 特効 飯田彩佳 編集 定松剛 エディター 木村祥明 音響監督 鶴岡陽太 音響効果 森川永子 録音 矢野さとし 録音助手 田中文章 音楽 加藤達也 素材協力 ぷよ、椛島洋介 アニメーション制作 サテライト 脚本 待田堂子 和場明子 根元歳三 寺澤雄三 絵コンテ 和田純一 島津裕行 竹下良平 羽多野浩平 安田賢司 石平信司 水本葉月 大脊戸聡 演出 和田純一 飛田剛 羽多野浩平 竹下良平 近藤一英 安藤健 古賀一臣 大脊戸聡 ヤマトナオミチ 水本葉月 作画監督 伊藤郁子 今西亨 井上英紀 古澤貴文 川島尚 田中知江 青木美穂 大橋幸子 北沢典子 長坂寛治 丸山修二 松本文男 福世孝明 飯飼一幸 岩岡優子 いとうまりこ 椛島洋介 木野下澄江 清水貴子 香川久 金田栄二 しまだひであき 舘崎大 斎藤圭太 本田創一 陣内美帆 柳田幸平 服部憲知 松本弘 吉井弘幸 野口孝行 荒木裕 工藤裕加 ■関連タイトル 長門有希ちゃんの消失 Blu-ray BOX Blu-ray 長門有希ちゃんの消失 第1巻 限定版 長門有希ちゃんの消失アニメーションワークス上巻 長門有希ちゃんの消失アニメーションワークス下巻 長門有希ちゃんの消失 9 オリジナルアニメBD付き限定版 OPテーマ フレ降レミライ EDテーマ ありがとう、だいすき アニメ盤 CHARACTER SONG SERIES “In Love” case.1 NAGATO YUKI 角川スニーカー文庫 長門有希ちゃんの消失 とある一日 原作コミック 長門有希ちゃんの消失 1 長門有希ちゃんの消失 コミック 1-8巻セット 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
https://w.atwiki.jp/animechikan/pages/45.html
317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 07 13 32.96 ID Sye3IKcG0 電車に乗り込みながら俺は右手でもう控えめにスカートを掴んでいる。 その子は少し逃げようとしてすぐにあきらめた。 もとよりこの混雑だ。手なんか出さなくても逃げられる気遣いはまずない。 こいつはこうなってしまえば逃げるのは下手だからな。 車両を変えたり、時間を変えたりして俺を避けようとしていた彼女。 最近痴漢に遭わないことに安心してか、また元の車両に元の時間である。 まさか、と思っているか。ついに来たかと思っているか。 いずれにしてももうお前のケツはただじゃ済まないぜ。 俺は彼女を電車の角に押し込むと同時に右手を裏返す。 扉が閉まる前から、もう長門有希の生パンを触ってしまった。 318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 07 20 58.84 ID Sye3IKcG0 久々に触る長門のお尻。・・・やっぱり硬い。この固さのケツにはちょっと他でお目にかかったことがない。 なんだか前に触っていた頃より硬くなっている気がする。 しばらく誰にも触られなくて固まっちまったか? 扉が閉まり、電車が動き出す。 俺はさらに左手を出して、長門の背中に体を密着させる。 王道とでもいうべきポジション。俺の両手は長門の小ぶりなお尻を完全に掌握した。 長門の小ぶりなお尻にちょうどいい小さ目のパンティ。 手のひらにはそのざらざらした感触。そして指先には尻たぶのすべすべした感触。 いや、すべすべ、というよりさらさら、という感じか。 さらさらとしたきめの細かい肌が、俺の指を吸い付けるというより滑らせる。 俺はさらさらと指先を動かしてその尻たぶを撫でてやった。 319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 07 28 12.48 ID Sye3IKcG0 電車がスピードに乗る。長門の後姿にはとくに変化はない。 まあ基本は無表情な奴だ。 あるいはあれだけひどい痴漢をされた記憶が整理されて、少々の痴漢にはびびらなくなったか。 もし長門の心境に変化があったとすれば注意が必要である。 しかし、いきなりスカートに手を入れて反応なし。まず心配はなさそうだ。 さて、この硬いお尻を揉み解してやろうか。 それもいい。しかし、俺はこの硬いケツをもう少し堪能したかった。 張りがある、というより硬いそのお尻。さすがにいい形をしている。 小さめのお尻だが肉薄ではない。しっかりと後ろに張り出して、つんと上を向いている。 だから谷間もお尻の大きさの割りにしっかりと深い。 谷間の内壁もしっかりとして少し触ったくらいでは形を変えない。 俺はその形を確かめるように、脳裏に焼き付けるように、長門のお尻を撫で回した。 320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 07 36 28.83 ID Sye3IKcG0 左手の指を立てて尻たぶをこちょこちょとくすぐりながら、右手の人差し指を長門のお尻の谷間に入れる。 そして、左ケツの内壁をなぞるようにしてつい、ついと上下に動かす。 長門は少しぞくぞくと震えた。ちょっと気持ち悪い触り方だ。 長門のお尻の上部は、まあ長門でなくてもそうだが、腰につながっている。 長門のしっかり張り出したお尻であれば、当然腰もしっかりとくびれている。 この曲線もまたいい。小柄なお尻なので、俺の手のひらでも比較的広範囲を触れている気がする。 触りながら頭の中で、この綺麗な形を三次元で再構成できそうなくらいだ。 長門のパンティが少しずつ俺の手汗で湿ってくる。俺はお尻から手を離さない。 こんなお尻、触り始めたら手を離す方が難しい。 321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 07 46 09.35 ID Sye3IKcG0 長門の体が少しずつ硬直していく。 屈辱。あるいは恐怖だろうか。もしかしてもう少し泣いてるのか? それはちょっと早いぜ。俺はまだお尻を撫でているだけだ。もっと楽しませてくれよ。 俺は両手の人差し指を長門の尻たぶに押し込んだ。 硬いお尻が控えめに凹んで俺の指を強く押し返す。 俺は長門のパンティの裾に指をかけた。そしてそれを両手同時に上に持ち上げていく。 長門のパンティはその硬い丘を滑り、谷間へと落ちる。 長門の色気のないパンティがTバックになる。 Tバックになる・・・ まだまだ。俺はさらに指を持ち上げる。 長門は少し動揺した様子で首を左に回し、次に右に回す。 しかし見えるのは壁と、そこに掲示された広告だけだ。 322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 07 51 26.93 ID Sye3IKcG0 俺は少し指を左右に揺らしながら、なおもパンティのすそを持ち上げる。 パンティはきりきりと長門のお尻の谷間に食い込んでいく。 ひょっとしたらあちらの割れ目の方にも食い込んでいるかもしれない。 長門は右手を壁について、少し首を上に向けた。 長門のかかとが上がり、腰を反らせてこちらにお尻を突き出す格好になる。 いいねエロイね。この腰の反り。魅力的なくびれがさらに強調される。 いや、見えないし、指はパンティをつまんでいるから触れないのだが、きっとそのはず。 この腰の反りは女豹のポーズのそれと同じである。 満員電車の中では控えめにとはいえ突き出された長門のお尻。 俺はそれに腰を押し当てる。 ズボン越しにでも、長門の硬いお尻の谷間はしっかり確認できる。 半勃起になっていたブツが。その谷間にはまった。 323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 07 58 55.43 ID Sye3IKcG0 俺は少し手の力を緩めた。長門のかかとが床につき、腰の位置が戻る。 当然、長門の生尻は俺の腰の上を滑る。 その谷間は、ズボン越しに俺自身を刺激する。 肉棒はまたひくりと脈動して、もうひとまわり大きく、もう一段階硬くなる。 俺は少し腰を離して、パンティから指を離し、ふたたび両手で長門のお尻を包んだ。 さらさらした素肌は、俺の手汗でぴたりと手のひらに吸い付いた。 俺はそのまま指を動かさず、長門のお尻の表面を堪能する。 すると長門も少しは落ち着いてくる。 さっきはパンティがあれだけ食い込んでいたのだ。かなり痛みもあっただろう。 その災難が過ぎて、生尻をべたべたした気持ち悪い手で包まれながらも、少しは落ち着いたのだろう。 肩の力も少し抜けてくる。 俺はその様子を確認してから、両手を力いっぱい握った。 小さめのお尻がぐにゃりと変形する。長門の体はびくんと震えた。 326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 08 05 26.51 ID Sye3IKcG0 俺は長門のお尻を両手で揉みしだいた。 ちょっと下品な触り方ではある。 せっかくの綺麗なお尻を「愛でる」というより、ただ「犯す」という感じ。 しかし、だからこそ感じられる長門のお尻の魅力もある。 指は長門のお尻にプリプリと跳ね返される。 ここで、長門のお尻は「硬い」という印象から「非常に張りがいい」という印象に変わる。 長門は俯いてしまった。そして体がガクガクと震え始める。 一気呵成の攻めに困惑し、あるいは混乱し、または恐怖しているのかもしれない。 無表情なはずの長門有希。今どんな顔をしてるんだろうな。 見てみたいもんだぜ。 327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 08 08 17.16 ID Sye3IKcG0 許可を。 許可を・・・ どうして私だけがこんな目に・・・ 有機生命体の概念には、正直よく分からないものも多い。 理解はできても、うまく感じられないというのだろうか。 それなら・・・こんな思いも感じないように、作られていればよかったのに。 328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 08 16 06.14 ID Sye3IKcG0 力いっぱい揉み続けて、手首が痛くなってきた。 俺は長門の生尻から手を離す。もう俺の手汗でべとべとだ。 そして、左手の中指を長門のお尻の谷間に入れていく。 長門は少しお尻を閉じたが、すでに奥にまで入っていた指には大した障害にはならなかった。 お尻の谷間のいちばん深い部分。指先に巻き込まれたパンティが当たる。 左右から尻たぶがそれを挟む。 この指の先の、パンティのさらに奥。そこを目指してみよう。 同時に右手でチャックを開ける。 もう少しでフル勃起という感じの肉棒がぴょこんと顔を出す。 顔を出した瞬間、それは長門の右ケツの丘にぴとりと触れる。 長門はまたびくんと震えた。これが何であるか・・・分かっているのだ。 そう。いつかお前がそのお尻で挟んでくれたあれだよ。 結果的にこれでフル勃起に至った。 329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 08 23 50.16 ID Sye3IKcG0 電車が大きく揺れて減速を始める。その揺れで俺は長門に体を押し付ける。 俺の肉棒は長門の生尻の上をつるりとすべり、その裏側が右ケツに密着する。 同時に左手の中指を動かしてパンティの横に入れる。 そう、ここは、長門のアヌスである。 くい、と指を動かして刺激する。長門はぞくぞくと震えて、 硬直した全身をさらに硬直させ、肩を縮める。 脚の震えも大きくなってきた。支えなしには立っていられないんじゃないか。 長門のアヌスを指の腹で刺激する。そこは熱くなってじっとりと湿っていた。 長門の汗、だろう。 そして右手で、長門のスカートで肉棒を包むようにして刺激する。 長門のお尻の刺激と、ざらざらしたスカートの裏地が俺自身を激しく責めた。 330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 08 32 26.32 ID Sye3IKcG0 出る・・・そうだ、どうせ出すのなら。射精をぐっ、と一瞬耐える。 そして肉棒を左手の代わりに長門のお尻の谷間に宛がう・・・ 少し狙いがずれた、というかほんの一瞬我慢が効かなかったというか。 肉棒を少し下に向けて長門のお尻の谷間に射精するはずだった精液。 肉棒はつるりとお尻の丘を滑り、上向きになって熱い液を吐き出した。 それは竿にかぶさった長門のスカートに受け止められ、どろどろと長門のお尻を流れる。 長門の肩が大きく震えだした。最後の最後に泣き出したようだ。 やっぱり精液の感触ってのは嫌なものだろうか。 本当ならその体の中に出してやるくらいの物なんだがなあ。 長門の姿を見ながらそんなことを考える。 満足してミニサイズになったそれを、長門のスカートで拭いた。 裏側はべとべとなので、表側を使った。 331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/21(土) 08 38 33.44 ID Sye3IKcG0 小さくなった相棒をしまおうとしたときに扉が開く。 俺はあわててそれをしまいこみ、チャックを上げながら下車する。 と、長門が俺を押しのけるようにして車外に駆け出した。 湿って色の変わったスカート。 太腿に伝うどろどろした液体。 長門はそれを隠しもせず・・・というか隠しようなどないと思うが、 人目をはばかるように背中を丸めて小走りに走っていった。 久しぶりに触った長門のお尻は俺を非常に満足させてくれた。 やっぱり個性のあるお尻というのはいい。 いや、無個性なお尻など本当は存在しないのだが、 こういう強い特徴のあるお尻は、たまにどうしても触りたくなるのだ。 今日はその欲求を満たすことが出来た。 俺は下っ腹に残る快感を反芻した。 射精後にありがちな虚脱感ではなく、なぜか充実感が残された。・・・長門が、残してくれた。 長門有希編 終了
https://w.atwiki.jp/animechikan/pages/54.html
418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 19 31 22.21 ID CN2wxsRi0 ことみの豊かなオッパイを触った後には、長門のような硬質のケツが恋しくなるものだ。 俺はことみに痴漢した後、反対の電車に乗って駅に戻った。 ちょっと時間が遅れたが、長門は痴漢よけのためか電車の時間はいつもばらばらだ。 たまたま今日が遅めの日であってくれれば、長門のお尻も触れるかもしれない。 ホームの階段を下りて、反対側のホームに上ると、ちょうど電車が来たところで・・・ 階段から3つくらい奥の乗客の列の最後尾に、長門がいた。 俺は駆け足で長門の後ろに駆け寄った・・・ いや、これは運がいい。俺はうにうにと手を動かして気持ちを盛り上げる。 少しでも遅かったり別の階段を使っていれば長門を見逃していたところだ。 さっきの後味の悪さも完全に晴れてしまった。 さあ有希ちゃん、今日もいっしょに楽しもうぜ・・・ 420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 19 35 50.71 ID CN2wxsRi0 俺は鬱憤を晴らすように、乗り込みながら長門に体を密着させてお尻を揉んだ。 小ぶりなお尻は手に余らない。長門のお尻は完全に俺に支配されてうにうにと動く。 長門は少し体をよじって避けようとする。 しかし長門よ、その程度の抵抗はむしろ敗北宣言だぞ。 「私はこの程度の抵抗しかできません」と前もって教えてくれているようなもんだ。 俺はスカートを強く引っ張って長門を誘導した。 この娘は本当に位置取りがしやすい。簡単に電車の角に押し込んでやった。 長門は小さくうつむいてもう我慢モードである。 それでこそ長門だ。無口キャラってのは辛いねえ。 422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 19 43 21.49 ID CN2wxsRi0 周囲の状況を気にしながら死角を作る。 後から駆け込んでくる客の圧力で俺と長門の体が密着してくる。 長門のお尻、はじめて触ったときはその硬さに驚いたものだ。 生で触ってもまるでガードルのように硬く張ったお尻。 その新鮮な驚きが最近は薄れてきた気がする。 それは、ただ俺が慣れただけではなく、長門の尻肉が少しずつ解れてきたんだと思う。 長門のお尻は、その硬質で張りのよい個性を失うことなく、 すこしずつ解れて柔らかく指を迎え入れるようになっていた。 俺にはそれが嬉しかった。俺の痴漢が長門のお尻をなおさら魅力的にしているという自負があった。 長門はかがみんとことみの間に短期間ではあるが俺の正痴漢奴隷を務めた姫である。 だから愛着もあったし、こうしてたまに触ってあげたくなるのだ。 424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 19 49 11.82 ID CN2wxsRi0 扉が閉まればそれは痴漢開始の合図・・・ いや、ちょっとフライングしてもう長門はお尻を揉まれていた。 さっそく揉みながら指をスカートにかけて少しずつめくっていく。 長門のパンティからこぼれた尻たぶに指が触れる・・・ こんなところまでプリプリと張って弾力がある。これでこそ長門のケツだ。 俺は指先でその尻たぶを愛でるように撫でてやった。 長門の体がぞくぞくと震えてお尻が硬直する。 そんな緊張するなって。俺だよ。いつもの俺から安心しな。 俺は右手を尻たぶの谷間に動かしていき、 クロッチラインの周辺を4本の指でこちょこちょとくすぐってやった。 また長門はぞくぞくと震える・・・可愛いもんだ。 425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 19 55 12.58 ID CN2wxsRi0 俺は右手の人差し指を立てて、長門のお尻の谷間に食い込ませていく。 ぴんと張ったパンティが俺の指とともに長門のケツの谷間に食い込んでいく・・・ 長門は左右のお尻を閉じて抵抗する。俺の指が左右から長門のお尻に挟まれる。 左手で尻たぶを弄びながら、俺はさらに力をこめてぐりぐりと指を押し込んでいく・・・ 俺の指はパンティごしに谷間の最深部、アヌスの部分にまで到達した。 じっとりと熱い。長門の体温と冷や汗である。 俺はさらにぐりぐりと指を押し込んでいく。アヌスの中を目指そうかという勢いだ。 長門もさすがにたまらず、お尻を硬直させて体をよじる。 無駄無駄。俺は左手の指先で長門の尻たぶをこちょこちょとくすぐってやる。 長門はぞくぞくと震え、そのたびにお尻の力を緩める。 その間隙を突いてパンティをアヌスに押し込んでいく・・・ 427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 20 00 52.54 ID CN2wxsRi0 指先は、パンティごしとはいえ、完全にアヌスに入っていた。 ほんの数ミリだと思うが、長門のアヌスがひくひくと震えて俺の指を締め付けているのが分かる。 なるほどな。これがアヌス責めの醍醐味か。 その肛門のヒクヒクは、パンティ越しだというのに俺と長門の距離を一気に接近させた。 左手で長門のパンティラインをなぞるように愛撫してやると、長門はアヌスをきゅっと閉じた。 長門が閉じたというより、不随意筋が動いているという感じだ。 それに、この状態で指をぐいぐい動かしたりしたら相当な痛みがあるはずだ。 長門はおそらくその恐怖にも耐えているのだろう・・・ さて、俺は長門のアヌスのヒクヒクを楽しみながら、周囲の状況を確かめる。 今日はいい位置を取れたせいもあり、死角も広い。俺と長門のための空間という感じだ。 この状況ならオッパイも責められそうだ。 429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 20 06 35.93 ID CN2wxsRi0 俺は左手を長門の左乳に伸ばしていく。 ボディラインをなぞるようにしながら肘を曲げていって・・・ 余裕だ。ここはまさに痴漢空間。周囲から隔絶した一種の閉鎖空間だ。 長門よ、お前としてもこの閉鎖空間は研究の価値があるんじゃないのか? セーラー服の下から手を入れれば、長門のお腹がある。 俺はそこにやさしく手を当てた。震えている。 俺は長門のみぞおちに親指を立て、強く抱き寄せながら後ろから体重をかけた。 俺の指が長門のみぞおちに食い込んでいく・・・俺の指も痛いくらいだ。 同時に、右手の指もまた長門のアヌスにさらに深く突き刺さっていった。 長門のアヌスがきゅぅっと閉じて俺の指を締め付ける。 脚がガタガタと震えはじめた。・・・肩もわなわなと震えている。 これは・・・もう泣きそうな感じだ。 432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 20 13 31.97 ID CN2wxsRi0 俺はいったん体勢を戻して、左手で長門の左乳を下から掴んだ。 装飾のほとんどないブラジャーだが少し厚みがある。 これでは長門の小ぶりなオッパイの感触は分からない・・・ 同時に右手をアヌスから抜く。そしてチャックを下ろして勃起したマグナムを取り出した。 せっかくここまで責めたんだ。今日は長門に泣いてもらおう。 俺は右手で長門の右手首を掴んだ。ガタガタと震える長門がびくっと反応する。 さあ・・・この右手がどうなるか、お前には予測ができているかな。 左手はブラジャーの上に指をかけて引きずりおろした。 セーラー服の中でぷるん、と弾んで長門の小ぶりなオッパイがあらわになる。 素早く長門の生乳を掴んでいく・・・さすがにオッパイは小さくても柔らかい。 指で乳首を探って、指でぷるぷると弾いてやる。 それはすみやかにぷっくりと膨れてコリコリに屹立していった。 434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 20 19 19.02 ID CN2wxsRi0 俺は右手で長門の手を引き寄せ・・・それは、熱くて太い棒にぴたりと触れた。 その瞬間、長門はびくりと反応して手を跳ね除けた・・・ 俺はぐっと手首を掴んでそれを止める。 驚くのは分かるが抵抗はするなよ・・・俺は長門の手首にきりきりと爪を立てた。 同時に左手で乳首を強く摘んでやる・・・ 長門は泣き出した。大きく肩が震え、小さく鼻をすする音も聞こえる。 耳も真っ赤になっている。・・・どうだ、怖いか?悔しいか? これ以上痛い思いをしたくなかったら・・・黙って俺に従うんだな。 長門の体は相変わらず硬直しているが、その指は脱力してぷるぷると震えている。 長門と指をからませ、それを丁寧に動かして俺のマグナムを握らせてやった。 ひんやりとした小さい手、細い指・・・ その瞬間、長門よりむしろ俺のマグナムの方がびくんと反応した。 437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 20 26 33.19 ID CN2wxsRi0 長門の手を俺の亀頭に当てて、上から優しく握ってやる。 長門はブルブルと震えながら相変わらず泣いている。泣いたって無駄だよ。誰も見てないから。 しかしお前はキャラ的に、見知らぬ乗客に泣きながら助けを求めることなどできまい。 お前を作った情報ナントカ体ってのも残酷だな。 同じく作られた娘の中には、痴漢をいたぶったり触られるのを楽しんでる子もいるというのに。 おまえだけがこうして辛い思いをしながら耐えなきゃいけないんだな。 左手で長門のオッパイを揉みながら、長門にマグナムを愛撫させる。 ふるふると震える指がなんとも初々しい。 カマトトぶってんのか?お前はこいつをお尻で挟んだこともあるんだぜ。 さらに長門の指を動かして、シコシコと擦らせる。 手コキ姫長門有希のい完成だ。 お前ももっと喜べよ。いつまで泣いてんだよ・・・ 442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 20 33 09.91 ID CN2wxsRi0 そんなに泣かれるともっといじめたくなってしまう。これが人情というもの。 俺は左手の爪を立てて長門の柔らかいオッパイを強く摘んで爪あとをつけていった。 乳首の近くから、少しずつ場所をずらして、いくつもの爪あとをつける。 長門の、俺以外に誰も触ったことの無い(であろう)綺麗なオッパイは・・・ あっという間に俺の爪あとの痛々しい凹凸に浸されてしまった。 長門には相当な痛みがあるはずだが、息を止めるようにして耐えている。 この娘をこんなに我慢強く設計した情報ナントカ体に感謝した。 おい、ナントカ体よ聞いてるか。 お前の進化のために俺にできることがあれば何でも協力するぜ。 その代わりこの長門有希だけは俺にくれ。 さらに長門の右手が俺の肉棒を責める・・・ しかし、長門はすっかりオッパイに気をとられたのか、右手は完全に脱力している。 それでもその指はガタガタ震える脚としゃくりあげる肩に、少し震えているように感じられた。 444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 20 39 17.56 ID CN2wxsRi0 もう駅に着く。俺は長門の右手を少しずつ速く動かす。 その細い指は、はじめはひんやりと冷たかったが、 熱い肉棒をずっと握って温まっていた。 べたべたとした感触は俺と長門の手汗である。 今日は手コキでいってしまおう。 痴漢で手コキをさせたのは初めてだ。それを記念してビールかけだ。 不幸にしてビールがないので、ありあわせで代用することになるがな。 本当は尻コキの方が好きだが、強制手コキは尻コキにはない征服感があった。 長門よ・・・そういえば初めて車内で射精したのも相手はお前だったっけ。 お前は本当に万能だな。尻コキでも手コキでも楽しめる。 そして、俺の大事な分岐点には・・・必ずお前がいる。 現在の正痴漢奴隷はことみだが・・・そうだ、お前を名誉痴漢奴隷に任命しよう。 447 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 20 44 45.86 ID CN2wxsRi0 俺は長門の華奢な手の中で果てた。 ドクンドクンと吐き出された熱い液を、長門の手が否応なしに受け止める。 そしてそこから溢れた精液は長門のパンティに、お尻に、太腿にかかる。 俺はぐったりと脱力した。さっきことみの乳に触ってだいぶ溜まっていたのだ。 大量に出たそれを受け止めてくれた長門は、俺とは対照的にさらに激しく泣いていた。 肩の震えが大きく、そして間隔も狭くなっている。 俺は落ち着いて長門のスカートでまずはマグナムを拭い、そして手を拭いた。 そして役目を終えたそれをしまったところで、電車の到着である。 長門は電車から駆け下りた。うつむきながらホームを小走りに駆けていった。 右手を体から離して・・・その右手には、紛うこともない俺の精液が滴っていた。 長門有希編 終了 457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/10(日) 21 05 38.75 ID CN2wxsRi0 ~エピローグ~ 長門は脱がされたブラジャーも食い込んだパンティも直すことができないまま、 泣きながらトイレ駆け込んだ。 どんなに耐えようとしても、あとからあとから溢れてくる。 涙はぽろぽろと落ち、あるいは頬を伝い、セーラー服の襟を濡らした。 水道の蛇口をひねり、手を水に当てて両手でこする。 落ちない。どんなに洗っても落ちない。 精液は洗い落とせても・・・その感触と屈辱は洗い落とせない。 長門は取り憑かれたように手を洗った。 心の痛みに比べれば・・・太腿を伝う精液の気持ち悪さも大したことはなかった。 長門の心の奥底に、またひとつ忘れられない思い出が増える。 それを忘れるために・・・長門は手を洗いつづけた。