約 344,716 件
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/90.html
「大阪満喫録」その2 さてこれはどうなったものか、あちらこちらをウロウロするも、それらしき店も物もみつからない。 挙句の果てにレストランが居並ぶフロアまでたどり着く始末で、今度はエスカレーターを駆使しつつ各フロアを歩き回る。 しかし見つかるのは某有名ブランド「コ●サ」(一部伏字)の店ばかり、嫌な雰囲気が3人を包むw (閣下)「ないなw」 まさかの現実に行くアテのなくなった一行。 (閣下)「乗り込んどくかw」 と、毎度円陣を組んで待ち合わせるビックマン前喫茶店を覗いてみるが満席w 一服→呼び出し→喫茶店から登場というネタの仕込みに失敗し、仕方なく他の喫茶店を探す。 最近は入口に禁煙マークを張っている店もあり空席ありも禁煙店とか、空席ありもカレー店とかばっかりwww どこをグルグル回ったか分からないけど、ようやく喫煙OK空席有りの店をハケーンし迷わず入店。 時刻は17時ぐらいだった。 微妙な時間だったが、昼ゴハーンを抜いていた3人は苦渋の決断の下に飲み物とケーキを注文する。 ウチは最近コーヒーが×なもんで、ロイヤルミルクティー(アールグレイ)+クリームブリュレを堪能。 ケーキに手を出したかったが、すぐ後に宴会が待っている為にスポンジ生地を回避w 小食なもんで色々と知恵を回さないとアカンのですwww 雑談に花を咲かせながら時間を潰していると閣下のTellが震える。 どうやらSEIJI卿かららしく、その内容は「遅刻します」との事。 皆忙しいねぇ…。 WCCFを含むサッカー談義や四方山話を続けていると、局長からTellが入る。 (局長)「今、どこ?」 (アンレ)「梅田駅の地下。ちょうど今、黒い服を着た人が通った喫茶店の前」 (局長)「…それなりに集まってんのやわ。」 (アンレ)「どれくらい集まってますの?」 (局長)「ひろっちさんと、ウォルさんが居てる。」 (アンレ)「了解です。切り上げて向かいます。」 時刻は17時25分、良い時間ですなw お勘定を済ませて集合場所へ到着。 皆さんお変わり無いようでなにより♪ 例によって例の如くGLといえばビックマン前の円陣。 集合17時30分、宴会開始18時というGLのクオリティに完璧に合致したスケジュールだけに今回はかなりの余裕があるw 程なくして剛田卿が登場。 江戸で会った時の勢いそのまんま…元気な人だw (局長)「こうひえ君が不参加になって、レナータ嬢が途中参戦になったから値引きできへんかと交渉したんやわw」 (アンレ)「そういやメール着てたね、インフルエンザだって?」 (局長)「そうそう。せやから30分ほど粘って交渉したんやけど無理やったw」 (アンレ)「30分も…」 さすが局長…DOLでもリアルでも粘り腰ですなw 17時35分、けん卿が颯爽と現れる。 遅れるという事前報告があったにも関わらず、まずまずの時刻w これでビックマン前集合組は全て揃い、17時45分ぎりぎりまでSEIJI卿を待ってみたが、空腹と時間に迫られ移動開始。 先頭を切るのがウチとウォル丼…チョット待てw 地元民が先頭歩かないと辿り着けんぞww 御堂筋線は乗れるようになったが複雑に入り組んだ都会の迷宮を素直に歩けるほど成長はしてません。( ̄^ ̄ )エッヘン 信号待ちを上手く利用して先頭を局長とけん卿に譲り、ウチは最後尾からひっそりと付いて行く。 見たことがあるような無いような道をクネクネと歩きながら、東通り(?)へと到着。 ここまでくればもう宴会から漂うご馳走の香りが届きそうな…(ナイナイ 人の波はいつ来ても同じで濁流に流されるままに通りの中へと飲み込まれてゆく。 過去のOFF会会場の看板に様々な事を思い出しながら一行は夜の戦場へ続くアーケードを進んで行く。 そして会場の看板が視界に入ってきた頃、突如先頭グループに駆け寄る人影。 「おつかれさまですw」 その爽やかな声はSEIJI卿w 皆、宴会が気になって見張りが疎かになってましたな、見事なまでの奇襲w (SEIJI)「いぁ、最初にアンレさんが見えて『コレだ!』分かりましたw」 アブナイ、アブナイ…もしウチに奇襲掛けてたら素面で「誰?」って言いそうだった…(。。; 掘り炬燵調の部屋へ通され、局長の指示で席順は以下のように。 (閣下) (ルカ) (けん卿) (剛田卿) □ □テーブル□□□□テーブル□□□□テーブル□□ (ひろっち卿)(ウォル丼)(アンレ)(SEIJI卿)(局長) 3役=上座=隔離 という図式ではなく、斜向かいに座る。 …何気に真ん中に座ってしまったw 座布団に腰をすえて、ホッと一息ついた所で本日のディナーが運ばれる。 メニューは… 「しゃぶしゃぶ」+「ふぐ」+「山盛り野菜!」 すごい量の野菜デスネ…。 続いて運ばれてきたのがお刺身、ウマソウだw 整然と並んだご馳走を目の前にし、今度はビールがやってくる。 そして、各員の準備が整ったところで局長がけん卿に何かを促す。 (局長)「けんさん、何か言う事があるんちゃいますの?」 (けん卿)「え、あぁ。」 (局長)「お知らせがあるんでしょ。」 (けん卿)「そやな、今言うとくか…。えーっと…」 (閣下)「かんぱ~~~~い♪」 (他一同)「かんぱ~~~~~~い♪」 (けん卿)「カンパーイ…。」 かくして宴会は始まれりw で、しゃぶしゃぶの作法って? 煮え立つ鍋を前に皆の動きが一瞬止まる、そして誰かが言った。 「とりあえず突っ込んでまえw」 こうなれば、しゃぶしゃぶなのか水炊きなのか分からないwww むしろ 鍋+野菜+フグ=てっちり?w 肉…肉はどこいった? つか、ウチの皿にもう料理がっ!Σ( ̄□ ̄ 煮えたての白菜にフグの唐揚げ…。 「アンレさん、がんばって下さい。」 SEIJI卿ぉぉぉ…うちゃ血の涙を流しそうだ…。 事前に勅命を受けそうな人をリストアップして対処してきたつもりだったが、思わぬ伏兵がここに居たww ONしてなきゃ手を回せんじゃないかっw さすが策士ら局長…この手があったか…(汗 じわりじわりと真綿で締め付けられるような包囲網を感じながら、宴は進んでいく。 野菜で腹を満たせてやろうという店側の陰謀を感じつつも、確実に山盛り野菜が減っていく。そこへ局長がなにやら封筒を持ってきた…。 その中には1通のメッセージが。 皆で回して読んで見る。 そしてよくよくジックリと読んでみると…最後の〆が「~Su ^-^」 「あぁっ!」 今、ウチの脳内でドーパミンが大量発生www まさか、こういう洒落た事をするとは思いもよらなんだ♪ シナ嬢、粋な計らいありがとうね♪ しかも1品追加(刺身)を追加してくれてたとは…感謝の極みです^^ 楽しい時間を過ごしつつもウチにとっちゃ何かが足りない。 宴会開始直後に局長から渡されていた飲み物リストを凝視する。 (アンレ)「局長、燗いける?」 (局長)「いけるんかいな?」 (アンレ)「前はいけた。」 (けん卿)「熱燗がないとアンレが暴れるからな」 なにそれw 過去7回のOFF会で熱燗があったのは1度きり。 しかも、その1回ってのは今回と同じお店だしw っと、思ってたらキタ━━━(゚∀゚)━━━ッ! 魅惑の熱燗♪ これがあれば、うちゃOK♪ ひろっち卿、ウォル卿と共に何合空けたか…w 常に3本のお銚子が並べられていて、まさに至福♪ っと、皆が和やかに鍋をつついている傍で1人閣下の皿だけは妙に綺麗なまま。 (ルカ)「閣下、食べないの?」 (閣下)「ワシの皿は肉専用!」 きっぱり言われては周りが頑張るしかないねwww そうしている内に時刻は7時前に、そこへフラッと部屋へ入ってきたのがレナータ嬢。 (レナ嬢)「遅れました~。」 変わらず元気いっぱいですなw (レナ嬢)「アンレさんご無沙汰してます。で、食べてます?」 (アンレ)「なっ。Σ( ̄□ ̄;)」 久々の宴会で第一声がそれですかっw なんかウチに食べさせるのがOFF会のイベになってないですか?w 今回はウォル卿―けん卿―SEIJI卿のジェットストリームアタックが手加減無用とばかりにウチの皿を攻め立ててくれてます…。 いぁ、まじキツイ… 今日の猛攻から比べると、過去の勅命はさり気なく気を遣ってくれてたのだと今よりも過去に感動してしまうw 大方の野菜が片付いた所でいよいよ本命のお時間になる。 「肉、いれてまえ!」 ウチの知ってるしゃぶしゃぶ像ってのは、透き通ったダシの中を薄切りにした肉が優雅に泳ぐ姿。 しかし今、目の前に広がる光景は…寄せ鍋?w とりあえず、しゃぶしゃぶしたっぽい肉を胡麻ダレにつけて1口…ウマッ! でも、すでにウチの胃は90%満席状態… ウチ1人が何かの限界と戦っている間も部屋は尽きぬ話題に大盛況。 そんな話題の抜粋すると。 ―プレイスタイルの話題― (閣下)「言語ないとキツイわな。」 (ひろっち卿)「そうですね。冒険とかだと必要だし。」 (閣下)「それもそうやが、艦隊組む時とか不便やねん。」 (ひろっち卿)「え?」 (閣下)「艦隊組む時、共通言語がないと勧誘できんねん。」 (ひろっち卿)「知らなかったw」 (閣下)「ウチの商会、どんだけソロ志向やねんw」 ―フットサルの話題― (アンレ)「で、けん卿って点を決められるん?」 (SEIJI卿)「決めますよ。」 (レナ嬢)「普段上がらないから、皆優しいですよね。」 (SEIJI卿)「。普段GKですから上がったらけんさんにサービスしますよw」 (閣下)「でもな、けん君が上がったらワシは下がってるで。」 (SEIJI卿)「ははは、閣下。べったり下がってますね。」 (閣下)「だってコワイもんw」 (ルカ)「そか。けん卿ってMなんやね。」 (けん卿)「え?」 (ルカ)「だって怒られたいんやろ?w」 一同大爆笑 ―アニメの話題(アンレの正体)― (局長)「ガンダムとか話題になったりするんやわ。」 (SEIJI卿)「俺、今より昔の方が詳しかったりしますよ。ヤマトとかガンダムとかw」 (アンレ)「ぬるい、相手はヤマトなのだ本土決戦なのだ!」 (局長)「ヤマトは再放送があったさかい、見てる人多いね。」 (SEIJI卿)「俺は再放送で見ました。」 (アンレ)「そーいや、松本零士の話題で思い出した。」 (局長)「ん?」 (アンレ)「昔、局長に『トチロー』に似てるって言われた事があったな。」 (SEIJI卿)「あはははははははははっ!(爆)」 (アンレ)「必死でユーチューブで動画探して納得したわw」 ―プレイスタイルの話題(閣下の素顔?w)― (閣下)「おぃ、アンレ。また謎解きイベやらんか?」 (アンレ)「ネタはあるけど、やりたい?」 (SEIJI卿)「アンレさんの難しいですからね。」 (アンレ)「こっちはヒント出す気満々なんだけどね。」 (レナ嬢)「出航所のまま、リアルでメモしてますもんw」 (アンレ)「皆無言になっちゃうしw」 (SEIJI卿)「まじでメモしてますからねw」 (閣下)「でもな、こういうイベでもやらんと皆集まらんからなw」 (ルカ)「なるほど。閣下ってウサギさんなんやね。」 (閣下)「?」 (ルカ)「寂しくて死んじゃうタイプなんよね?w」 一同大爆笑 これらの他にも終始笑いの絶えない、いぁ寧ろ笑いっぱなしw。 BCの話題や、閣下に対する気配り(ジュース差し入れ)の話題など、盛りだくさんだったw 細かな臨場感を伝えきれないのがツライ所だが、参加できなかった他メンバーの皆様、 次回こそは参加を前向きに検討されてはいかがでしょうか?w 煮詰まった鍋にダシを足しつつ食べて飲んで喋って喋って飲んで食べる。 そうしてあっと言う間に1次会の幕時間となった。 ぞろりぞろりと部屋を出る。 そんな一行を寂しく見送ってくれたのは、部屋に設置されていたカラオケマシーンだった。 正面に堂々と設置されているにも関わらず、宴会中は誰も見向きせずお開きとなった。 恐らく今回のOFF会でイチバン不完全燃焼に終わったのは、ずっとPVを流し続けた彼だっただろうねw 見せの外は昼間の陽気をそのまま受け継いだような暖かさで、冬の名残すら感じられない。 ケータイを覗いてみると何やら受信してる。1次会会場は圏外という事もあり遅れた受信になったが送り主はエル子からだ。 今回は残念ながら参加できなかったが事前にメアドを頂戴していたので、今回はメール参戦と相成った。 そんなメールの中に気になる一文が…。 「次回参加したら、閣下と航海で一緒になったとき緊張しないぐらいに閣下の秘密を握りたいですww」 閣下、ご指名ですよwww まだまだエル子からしてみるとコワイ存在のようで…w でも、実際に会ってみると必ずイメージは変わります、「参加したら」ではなく参加しませう♪ まだまだ宵の口という時分なだけに、一行は1人も欠ける事無く2次会会場へ向かう。 とは言うものの、予約を入れてるのではなく「特攻」ですw あまり歩きすぎるとモチベが下がるんで、目に付いた看板を口に出しながら局長をそそのかすw そして、幾らもあるいていないところにある「酔虎伝」というお店へ。 客引きの店員が「客げっつ♪」の顔になってたが、さすがに10名という数に急いで内線を飛ばしていたwww (店員)「今、空けますんで…」 勧められるままにエレベーターへ乗り込んでみる。 意気揚々と降りてみたものの、先客の片付け(客含むw)がまだ終了していなかったw 数分の後、ようやく席に通されたが幸運な事に個室♪ (局長)「飲み物は?」 (アンレ)「燗×2w」 ありがたや、ここにも燗があった♪ 今回のOFF会は素晴らしすぎるwww 2次会の席順はこんな感じ。 (閣下)(ルカ)(剛田卿)(けん卿)(ひろっち卿) □□□□テーブル□□□□□テーブル□□□□ (アンレ)(ウォル卿)(SEIJI卿)(レナ嬢)(局長) 端っこに座ってしまったので反対側の会話が上手く聞き取れなかったが 様子を窺うとガッツリと料理を注文してたw 一方コッチ側はと言うと、付け出しの枝豆をチビチビやりながら専ら海事談義w 特に海戦についてウォル卿が熱く語っているw ウチは海事・海戦については語る資格がさほど無いんで、エル子への返信ともう1通メールを送信する。 運がよければ何らかのレスが来るはず…。 22時41分。 テーブルに置いていたウチの携帯が静かに振動する。 キタ! (アンレ)「もし~。おつかれさん♪」 (クラ卿)「あはは。こんばんは、クラです~。」 変わらない陽気声が響くw (クラ卿)「今、仕事を終えてですね。戻ったところです。」 (アンレ)「そかそか。今なら誰とでも話せるぞ。誰と話したい?」 (クラ卿)「えっと。そうですね、じゃ、アンレさんと…」 (アンレ)「そうか。閣下と話したいのかw待っとれwww」 っと、華麗に閣下へ電話をパス♪ それからぐるぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~っと時計回りにウチの携帯がリレーされる。 ただチョット気になるのは電池…2目盛しかないので長話厳禁ですよw 皆、思い思いの会話をこなしウチの手元に戻ってくる。 クラ卿も古参メンバーの1人として、いずれ酒席を一緒したいもんだなw そうそう、その時のお土産は流行りの生キャラメルでww お土産の対価として生閣下と生アンレと酒が飲める権利をプレゼントだ♪ ウチの危惧した通り、クラ卿とは色々と話しをしたかったが電池がチョーピンチになったのでやむなく次回までのお預けという事にして電話を切る。 ウチとウォル丼はそろそろ酒が回ってきて良い感じになってきた。 が、反対側はまだまだ食欲旺盛状態w 中間に位置する剛田卿は4連続飲み会の4日目という事で少々ヘバり気味…。 そいや1軒目もひそかに飲んでたなw しかし、さすがと言うべきか、そんな剛田卿をそっと放置し、注文→完食を繰り返す反対側…その生暖かさがイイネ♪ そんな光景を眺めつつメンバーをぐるりと見渡してみる。 …ひろっち卿、何種ちゃんぽんしても顔色ひとつ変わらないのね; しかも「まだまだいける。」っぽい余裕の表情がスゴイ…w チラリと時計をみると23時01分。 そろそろ終電の文字がチラついてきた所で心を余しながらも第8回GLオフ会は閉幕となった。 エレベーターを降りた所で記念撮影を1枚してもらい、皆帰途へつく。 ウチとルカは店からスグのホテルなので、何ほども歩かずに皆と別れる。 確かウォル卿も同じホテルだったと聞いていたが、笑顔満面のウォル卿は爽やかに手を振ってウチ等のお見送りをしてくれたw ホテルへの道は筋を1本渡るだけw ただ真っ直ぐには向かわずに道路向かいにあるコンビニへと向かう。 迷わず「ウコンの力」と水1ℓ、そして散々食べさせられたんでオマケの「キャベ2液」を購入するw 部屋へと戻ると空気清浄機のスイッチをON♪ 上着をハンガーへ掛けようとすると、そこには以前になかった「リセッシュ」が! これは有りがたいw 0次会で着ていた上着から先ほどまで着用していた服を並べて「これでもかっ!」と吹きかける。 その後、熱めの風呂で汗を流し今日の出来事をメモしようと机に向かうが、結局2・3行で諦めた。 コンビニで購入したドーピング剤2種をチャージし、ぼんやりとTVに映る古い「金田一耕助シリーズ」をぼんやりと眺める。 そして明日の予定を立てながらベッドへ横になると、じわりと効きはじめた日本酒の鈍い酔いがいつの間にか両目を閉じさせようとしている。 気付けば朝起きてから22時間が経とうとしている…おつかれさまwww ―あとがきー いやはや、今回は色んなモノを堪能・満喫させていただきました。 スロ 投資 水炊きw 熱燗 ネタ 今回で第8回となるGLオフ会、毎度違った楽しみを味わってます。 それに皆が変わりなく元気そうでなによりでした。 もっとキッチリとメモを取れば細かな所までUPできるんですが 自分が楽しむ事にメモ取りを忘れてしまい、結局記憶を頼りに書いてるもんで 微妙なところが伝わってないかも…(汗 「良く分からない」って方が居られましたら、次回OFF会(夏開催予定)への参加を前向きに検討してくださいw 宴会に参加された方、メッセージをくだすった方、メール参戦に電話参戦してくだすった方、お疲れ様でした^^ そして、ら局長、幹事役ありがとうでした。 最後にけん卿へ、5月に人生の慶事を迎えるそうで、心よりお喜び申し上げます♪ (大阪満喫録 完)
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/114.html
第11回オフ会レポ(アンレーデ記) 今回の旅が「変調」で括られる兆しはその初日から確実に見られた。 もう定例会しているようにもなったOFF会、最近では「定例会議」とも呼ばれたりもするがそれに参加すべく9/9の夜行フェリーで大阪を目指した。 いつものようにルカと共であったが出発に際しルカの体調が芳しくなく、微熱がするという本人の申告であったが、それが何に起因するのか両者とも分からずにいた。 前日はもとより9月に入って体調管理には細心の注意を払っていたのだが、その日のルカは明らかに普段のそれとは違ったものだった。 しかし、重い不調でないという事もあり一晩休めば大丈夫だろうと一缶の酒を飲み就寝した。 大阪南港へ到着したのが翌早朝6時、普段より早めの起床後、決まったように朝風呂を浴び部屋へ戻ると本日の予定を変更せざるを得ないという連絡がルカの元に入ったと聞き、フェリーを降りてからの計画を練り直し、確認し大阪の地へ足を下ろした。 年2回をかけること4年してようやく迷う事無く梅田まで到着。 指定場所のようにいつものコインロッカーへ荷物を預け、大阪の旅が始まった。 朝一番、少々の移動をこなしそこから向かったのが「なんば」の町だ。 毎回、毎度必ずと言っても良い程訪れる町だが、何度訪れても新しい発見があり楽しみにしている。 とは言え、すぐに町を謳歌するのではなく、二人が向かった先はパチンコ店某D店。 入場抽選よりも1時間遅れ、開店からは30分遅れの入場となったが、大都会大阪でも平日ならまだ空席は余るほどあった。 目ぼしい台を見つけて意気揚々と座った機種は魔法少女が活躍するかもしれない、活躍してほしい、いや活躍すれば勝てる台だ。 地元では散々に煮え湯を飲まされている台だが瀬戸内海を越えたこの町ではどうかという勝負だ。 約1時間半ほど後、非常に退屈な時間を過ごし結果はというと無念の5k負け。 一方、ルカはというと「逃げちゃダメだ」な台に座って辛勝といった所。 両者納得した所で店を出ると、すぐ近くにある道具屋筋を抜け日本橋へと向かった。 一番の大通りに面している所は大型の電気屋が立ち並ぶメインストリートでそこから一筋入った所はマンガ・アニメ・ゲームなどと取り扱う店がずらりと並ぶ。 ここがいわゆる「オタロード」。 誰が言ったか東京秋葉原、京都京極商店街、そして大阪日本橋を指して日本三大オタロードだとか。 自身がオタクかどうかの判断はよそにして、メインストリートとここをくるりと歩いていくと自前のショルダーバッグはみるみる重さが増している。 折角の旅路でもありケチケチしていても仕方が無いと言う訳で、あまり興味のなさそうなルカを引きつれ右へ左へ北へ南へと「名店」を巡っていく。 そして最後に訪れたのが以前にお買い得品を見逃してしまった店。 そう毎度毎度お買い得品がある訳もないだろうと期待半分に入店する。 店内を軽く見て周り、やはり今回はないだろうの予想が的中したと思った最後のガラスケースにここ半年追いかけている品がちょこんと置いてあった。 某オークションサイト「ヤフ○ク」の相場よりも遥かに安い。 2分の少考を挟み購入を決めた。 ただ、この資金は某ニ●テ●ドーDS購入資金の予定だったが、値千金の発見にDVDセットの購入を優先した。 こういう予定外は歓迎だ。 OFF会メインの旅行ではあるが、田舎育ちの者にとってこの時間はそれに匹敵するほどの重要な時間。いわば「買出しの旅」でもある。 今はネットで大概のものは入手することができるが、商品の出入りなど激しい物はさすがに入手が難しい。こうしてふと思っても見ないところに探し物が見つかるというのは現地ならではの僥倖というべきだろう。 ただ、唯一思い通りにならないのは連日の酷暑ともいうべき気温だ。 普段はそんなに水分を取らない方なのだが、この日はコンビニ、有名チェーン喫茶店、自動販売機を見つけては勤しんで水分補給に努める。 しかも、そのどれもがほぼイッキ飲み、どれだけ暑いのか辟易する。 ドト●ルで遅めで軽い昼食をとる。 エアコンの効いた店内に氷一杯のアイスティー、そしてミラノサンドを注文する。 店内は涼を求める人で満席に近いし、自身の後ろには次から次へとお客が入ってくる。 やはり今年の気温は尋常ではない。 日本橋での買い物と食事を終えてからはその足をアメリカ村へと向けた。 徒歩で約20分、暑気と熱気が篭ったアーケードを抜ける頃には手に握る手拭いが汗で重くなっていた。 まず向かったのはまたしてもオタクの殿堂「まん●らけ」さん。 ここで再び店内を物色し、主導権をルカへと譲る。 以前から贔屓にしている店を探す。 毎度行く店であるにも関わらず、毎回探し当てないといけない程あっさりとした店構えなので見つかるかどうか不安になりつつ、一帯を歩き回る。 ただ歩き回るだけではなく、気になる店を見つけては入っては出るを繰り返した。 結論から言えば、お目当ての店は見つからなかった。 おそらくまだ閉めてはないだろうが…これは次回の課題という事で他の店で気に入ったアイテムを見つけてご購入。 それでも気に入るものが見つかる二の矢・三の矢が放てるところが羨ましい。 三角公園を中心にし散々歩き倒して時刻は17時半を迎えた。 約5時間ほど歩きっぱなし、どこにそんな体力を持っていたのだろうかと自身でも自身の体のお調子者具合を軽く笑ってしまう。 再び梅田へと戻りホテルでチェックインを済ませてベッドに腰を下ろす。 やっと一息ついた。 改めて提げていたショルダーバッグを持ってみると信じられない重さだ。 とかく書籍が多いと自然と重量感が増す。 本読みには悪魔的な町だと満足さを嘲笑した。 この日の夕餉はルカが入念にリサーチした焼鳥屋1軒と居酒屋1軒。 まず1軒目の焼鳥屋では20時までなら肝刺し半額、鳥刺し半額というので乗っかって注文。それにつくねと竜田揚げを注文。 最初の生中が到着すると飲み干すのはほんの数秒。 染み渡るとはまさにこのことを言うのだろう。 そして届いた料理はどれも満足以上の味で、特に肝刺しは絶品と2人で頷いた。 しかし、人は疲労が溜まりすぎると食が細くなるようで追加のサワーを飲み干すとあっさりと店を出て2軒目へと移動する。 とんぺい焼きを串に刺したような料理とせせり梅ポン酢を注文。 お味は両方とも申し分なし。 前回はちょっとハズレを引いた記憶があったのが更に嬉しさを倍増させた。 食事を終えてホテル前のコンビニで買い物をしていた時、携帯にメールが入っているのに気付いた。閣下からだ。 明日の0次会をどうするかの内容だったが、ここで閣下にアクシデント発生。 どうも夏風邪を引いてしまったとの事。 体調万全でないことを閣下は非常に悔やんでいたが、残念ながら今回は0次会ナシに決着し、閣下には宴会での盛り上げ係をお願いした。 そうしてホテルの部屋へ戻り初日が終了した。 2日目、2人は先日も勝負した某D店の前に並んでいた。 9時半からの入場抽選であるが、地元では味わえないそのシステムを味わおうとそこに居た。 並びは60人ちょいだが、2人には番号の良し悪しは関係ないここに居るという事、抽選を行うという事が大切なのだ。そしていよいよ緊張の瞬間。黒い抽選箱の中へ手を入れて1枚の抽選券を引く。 その番号は「2」! これなら好きな台を選びたい放題、な訳はない。 番号が良いのは選べる権利が若干増えただけ、最初に座る台を損じると路頭に迷うのは同じだ。 どの台に座ろうかと思案している間にいよいよ開店。 都会では走るのが定番かと思いきや、1人1人ゆっくりと入場。 これは丁寧な対応だ。 ますますこの店を気に入った。 店の対応に感服しながらも台選びは慎重にかつ素早く。 最近、地元でも好んで打っている台を考えたが折角なのでと新台に座る。 これは前日閣下とのやり取りで「ル●ンが出るで。」という話をしていたが、店が違うのでどうかなとその時は思っていた。 が、やはり新台は触りたい心が疼いて純粋な上げ狙いで確保。 その結果は、投資3kで22k勝ち。 小役、レア役、ボーナス、ART突入率、どれをとってもシマTOPの成績でいわゆる「一発ツモ」で久々、そう久々の大阪で快勝の結果となった。 ルカの方はというと入場は後半だったが昨日と同じ機種でまたも勝利。 2人して勝利とは幸先のよい番狂わせだった。 そしてそれから再びアメリカ村へと向かう。 先日も行ったはずなのだが、この酷暑で着替える回数が例年よりも多くなっている。 一応の余分は持ってきてはいたが、こうも毎度着替えていては最終日までもたないという事で急遽現地調達を行う事に。 一張羅でなくても良い、出来れば着るに耐え見るに耐え夏物処分なら大歓迎というコンセプトである。 ついでに言えば昨日の続きで店探しというのもあったが、二日続けての未発見となった。 ここまで見つからないと閉めている疑念が過る。 それよりも明日以降の召し物を探しに三角公園を中心に、以下略。 何枚か調達に成功して梅田へ戻り、その周辺を散策する。 集合時間まではまだ時間があるのでのんびりと歩き回った後、ホテルで時間まで過ごす。 局長の計らいで集合場所はホテル前、5分の余裕もあれば良いかなと一服する。 だが間もなく局長からTellが入り到着したが誰も居ないという事。 若干焦り気味に階下へ降りてゆく。 ホテル前にある灰皿付近でのんびりと話をしつつ皆の集合を待つ。 いつも1番乗りで冷や飯を食わされるウォル丼が珍しく時間前に来ていない。 「とうとう悟ったか。」と囁いていると声が聞こえたのか届いたのかホテルロビーから現れた。 集合時間は17時、開宴は17時半。 これも「毎度、遅参するのを見越しての時間やから。」と余裕の局長の言。 紫煙をくゆらしながら待っていると、閣下そしてけん卿の順に早々と集合。 時間を見るとまさかの時間通り。 やはり何か世界の歯車が変化を見せているようだ。 0次会が流れた経緯について閣下を弄りながら時間を潰すも、長時間灰皿を占拠するのも心苦しく宴会場へと移動する。 聞けば本日がオープン初日になる店らしい。 対応がどうかではなく食えるか飲めるかだが、果たして…。 とあるビルの4Fにある店。 和装を呈し、どこも黒を基調とした店内だ。 良く言えば落ち着かせる店内、悪く言えば目新しいところのないありふれた内装の感を受ける。 7人掛けの個室に通されたものの、妙に狭いのが気に掛かる。 決してゆったりとしたとは言えない部屋だ。 田舎の座敷に慣れるとこういった割りを重視した間取りは手狭に感じる。 採算を考えると仕方ないか。 それよりも気になっているのは用意されている料理だ。 テーブルの上にはカセットコンロ+キムチ鍋。 今日の最高気温33.9度という天気予報を思い出す。 そもそも、この季節に鍋を用意するという店側の了見が理解し難いし、さらにキムチとはカプサイシン爆発で大変な目に遭いそうな予感がする。 今回初参加のハガル君は少々遅刻するとの事なので先に集まった連中で始める事に。 ビールは瓶のみという店側の注文に則り瓶5本が運ばれる。 閣下は体調不良の為、初手からウーロン茶。 「酒入れておくと薬の効きが早いって聞くよ。」とアドバイスしたが軽く一蹴どころか軽く叱責された。 各員に飲み物が行き渡った所で恒例の閣下の一言「乾杯」を頂きいよいよ始まった。 が、しかし。 ビールがぬるい! 酷暑に加え鍋というのにぬるいビールとは洒落にならない。 正直、店に入ってから20分ほどにも関わらず店に対する期待感は消え、不安感のみが募るという事態になった。 結論から言えばこの不安感は最後まで拭われる事はなかった。 いざ鍋の準備をしようと各々が忙しくし始めた頃、ハガル君がようやく到着した。 そしてすぐさまハガル君の先制攻撃を受けたのはその場に居た全員だった。 それだけハガル君の参加は余計に価値あるものだった。 GL発足から4年ちょいようやく叶った初期メンバーの復帰と初参加を祝し、再び閣下から「乾杯」の音頭を頂戴しいよいよ本番開始となった。 エアコンの効かない部屋にカセットコンロ2台が鍋を作り上げる。 皆の額には汗が滲んでいる。 何度も書くが唯一の冷源であるビールは相変わらずぬるいまま。 何かの修行かと思える環境にも負けずひたすら消費していくメンバー。 閣下・ルカ・アンレ組と局長・けん卿・ウォル丼・ハガル君の2班でそれぞれ1つずつの鍋をつつく。 しかし、相当な量になかなか減らない。 無理にでも鍋は完食したが…納得いかないものも胸に残った。 2時間の宴会はそれぞれ鍋の担当で話題がすっぱりと割れてしまい、ハガル君とお話する機会にそうそう恵まれなかったが、帰りのエレベーターの中で着ていたTシャツのネタに反応してくれたのはハガル君だけだった。 ウケ一発狙いのTシャツだったが他メンバーは知ってか知らずか触れないでいたが、最後になってネタバレできたのが何よりの救いだった。 店のあったビルの前で参加者7名の円陣を組む。 やはり円陣ナシのOFF会などGLのクォリティから外れてしまう。 夕涼みならぬ夜涼みという表現が正答かどうかは分からないが、なによりも涼しさを満喫しながらGLについて話をしてみたり、馬鹿を言合ったりして一番の会話ができた。 なによりハガル君の「釣竿で攻撃します。」は一同爆笑した。 大人しい雰囲気と思ったが中々の傑物と見た。 体調不良の閣下、翌日出張のけん卿、そしてハガル君がここで離脱。 4名となって2次会場を探す。 東通りを行ったり来たりして頃合の良い店を探す。 しかし、どの店も惹かれるものがなく東通りの入口まで到着して、何だかんだで結局そこでお開きになった。 「このグダグダがGLらしい。」と姫の言。 皆の中では1軒目で懲りた部分もあったかもしれない。 喉は渇いているもののお腹は限界という状況が皆の正直なところだったと思う。 ウォル丼と共にコンビニを経てホテルへ帰着。 これにてOFF会はお開きになりました。 次の開催は冬か? ハガル君、次回も参加するように。 今回、参加できなかった方も機会があれば検討のほどよろしくです。 ともかく皆さんお疲れ様でした。 OFFレポというより大阪レポになってしまったか…。(苦笑 (終)
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/45.html
「航跡の価値」Ⅲ ゴールデン・ルーヴェの集会所とその役目を変えた1軒屋の玄関先、ライラが2階から降りてくる。 「居た居た。」 礼儀正しく挨拶するF・トーレス、その後ろにはまるで世の果てから走ってきたかのかと思わせるほど激しく肩で息をする青年が一人。 「ライラさん掃除かい?」 「私も久々に来たんだけどね。最近は皆ここを使う機会がないみたいね。」 「どうだろうな。」 この一軒家、小さな庭に2階建てのさほど大きくない建物、外見から推測するに部屋数は8室ほどにみえる。生活するには何の不自由もないただ少し街中から外れているだけだった。そんな物件があると何気なく仕入れ商会員共同出資という形で購入まではいかないものの賃貸としてゴールデン・ルーヴェの集合場所となった。一時前までは建物の一室を借りていたのだが、確実に増えている商会員を抱えるには少々窮屈だと誰もが感じていた時のお得物件だったのである。「宝石を満載した海賊がワシの目の前に現れたようなもんだ」と当初F・トーレスはこの物件を押さえられたことに満足していた。しかし、この物件の使用頻度はさすがに海での生活を生業にする者達だけあって、恐ろしく疎らでライラが見た埃化粧の状態はさほど珍しいことではなかった。ハウスキーパーを雇うか?という話も出るには出たが生活基盤がない家に無駄金をつぎ込むのは勿体無いという意見が大半を占め「状況を見て各個人判断で掃除する。」という大人的妥協案が出されて落着した。ライラを始めとする冒険稼業の人間はセビリアへ立ち寄った場合はこの建物を宿代わりに使うもののやはり遠距離交易や出征で長期不在が主となる商会員の足は自ずと遠くなるのは仕方が無く、その担当頻度の2極化は否めなかった。「こうやって掃除するのも良い気分転換よ、もっとも自分の船では違うけどね。」掃除する者はそろって同じ冗談を口に出していた。自船に戻れば片付けようと思っても片付けられない山積みになった書類や関係書籍が待ち構えている事も珍しくはない職業なだけに、せめて陸の居住空間だけはと案外楽しみにしている者も居たりしている。 「ところで商会長。地の果てから走ってきたかのように倒れてる後ろの方は?」 ライラに尋ねられて後ろを振り返ったF・トーレスの目にこれ以上なく紅潮した顔に魂が抜け出るのではないかと思うほど激しく息をするハガルの姿が映る。必死に旧友を追いかけた隻眼の青年はどうにか目標を見失わずに目的地まで辿りつけたものの、その対価は決して安いものではなかったと、今その身をもって実感している。 「新しいメンバーだ。ハガルって言うてな前の商会で一緒やった奴や。アイツ風に言うと『残党』やな。」 「あら。それは喜ばしい事ね。いつの話なの?」 「今さっき申請と決済してきたばかりや。」 「あらあら、初日から大変な目に遭ったわね…」 玄関で横になるハガルは激しい動悸と息遣いに視点の定まらぬまま見慣れない天井を見つめている。F・トーレスとライラと呼ばれる女性の会話が続いている最中も全くそれは治まる気配を見せない。痛いほどに枯れ果てた喉の感触が頭の奥にまで響く、ただ今水を口に含めば違う地獄が待っていると声を出すのを諦めた。もっとも、声になるほど彼の息遣いは回復しているわけでもなく、結果同じ事でもあった。 「でも、ここってこの有様だし…ハガル、寝るのはお勧めできないわよ。」 今のハガルにとって横たわる玄関に敷き詰められた石の冷気が背中から伝わってくるのが非常にありがたい、体温が下がっていくのが全身で体感できる。いっそこのままここで寝てしまいたいぐらいの心地良さだったが、ライラのその一言を聞くとぼやけた視点を天井から中空に合わせる。そして飛び交う埃へと無事に焦点が合ったとき、今の状況がもたらす現象を予想すると飛び上がるように立ち上がった。床の埃はちょうどハガルの人型を切り抜いたように写し出している。 「うぁ。もぅサイアク…。」 声ならぬ声を絞り出したこの一言が何もかもハガルの気持ちを素直に表している。 F・トーレスとライラは目を見合わせるなりくすくすと笑みを零す。笑っては悪いとライラは口を手で隠してはいるものの我慢できないようだ。 「商会長、なにやったの?」 「なんもしてないわぃ。ただ、ライラさんを追っかけただけや。」 「私が悪者みたいにしないでね。」 「分かっとる。分かっとる。」 「ちょっと、アッチのソファを片付けてくるわ。ハガル、そこで暫く横になると良いわ。」 そんなライラの気遣いを受けながらも、ハガルはうんうんと頷くだけが精一杯の様子だった。 ライラは今のソファに掛けられていた覆い布を埃が巻き上がらないようにそっと取り外す。具合良く風向きが部屋の中へと流れ込むように変わり、余計な埃を取り去り篭った空気を一新する。手際よくハガルが倒れこむ場所を確保すると促されるままにハガルはその場所へと身を沈めた。吹き込む風が荒立っていたハガルの心と体を急激に鎮めていくように絶え間なくカーテンを揺らす。数分で部屋は見違えるように綺麗になり、さっそく本来の目的を取り戻したテーブルにライラはグラスと1本のワインボトルを置くといつの間にか寝息を立てるハガルの様子を見てその部屋を出た。 F・トーレスは久々に来たこの家でゆっくりとワインでも飲もうかと思っていたが、ライラの厳しい目線に阻まれてグラスを掃除用具へと持ち替えて家中を歩き回る。 「案外に広いな。ライラさん、コレ全部やるの?…!!…はいはい、やりますよ。」 ハガルが倒れるまでの距離を平然としていた彼も慣れない仕事で額に汗を滲ませる、掃除をするほどに次から次へと汚れが目につき、本人の知らない内に自ら腕捲りして掃除の無限連鎖へと足を踏み入れていた。季節は冬がもうすぐ到来しようかという少し肌寒い時期にも関わらず家全体の掃除が終わった夕刻での彼の上服は簡単なシャツ一枚だけになっていた。 すっかりと人の住める環境へと変貌を遂げたゴールデン・ルーヴェの集会所は白く淡い埃の化粧で窒息されていた生活具の呼吸が伝わってくるように見違える。 「いつもはコレを一人でやってるんか?」 F・トーレスの言葉にそれが当然よと答える。 「大変やな。ほかの奴も一人でやっとんかな?…まぁそうやろな。」 どっかりと椅子に腰掛けてF・トーレスは軍人では味わえない疲労を感じている。右を見ても左をみても自らが手がけて輝きを取り戻したものだけに囲まれて充足感に満たされる。 「悪党を懲らしめるとは違った満足感やな…連続ではちと勘弁やな。」 窓外の景色がいよいよ夜の帳を張り始める。 「どう?偶には良いもんでしょう。」 ライラも全て片付けた様子で部屋へ入ってくる。満更でもないような商会長の顔をみるなり口元が緩む。そして透明感漂うグラスにワインと簡単な肴そして煙草ケースをシルバーのトレイに載せてテーブルへ静かに置く。 「どちらからでもどうぞ。」 忘れたものを思い出すようにF・トーレスが自らの胸ポケットを探る。あるはずのものが無いと一瞬戸惑ったが、掃除の合間に脱いだ上着にそれがあることを思い出す。すまないねと一言告げるとライラが持ってきた煙草を口に咥えて火をつけた。芳醇な香りを存分に楽しむようゆっくりと味わうと気分をさらに安らげる。 「美味いな!」 「当たり前でしょう。働かざるもの吸うべからずよ。」 「なるほどな。」 合点がいったように笑う2人。ワインを飲みながら2人はそのまま話続けた。軍人と冒険家、全く相反するほど職業に就いている2人がこうやって長話するのは久方ぶりの事だった。ゴールデン・ルーヴェという商会を立ち上げた頃は皆が集まる機会も多かった、しかし、今となっては個人それぞれが得意とする分野で名声を得るに従い徐々にその回数は減っていっていた。 「嬉しいとも悲しいとも寂しいとも楽しみだとも言えないな。」 皆が活動すればするほど名声は高くなる、しかし名声は時として個人の時間を奪い続けるものだと2人は納得していた。かつては消えていった商会の事を思えば幸せだと思えなくもないが商会というくくりで活動するには邪魔なもんだなとF・トーレスは再び煙草へ火をつけた。今、彼の胸に去来するものはかつての商会が選んだ結末だった。『僕が最後だった。』ハガルが言ったその言葉が彼の目に過去を映す。共に海を駆り、酒を飲んだ楽しい時間もあった、しかし、そのどれらも彼らが陸に上がる事を留めるには至らず、その仲間が去り行く光景は自分への裏切りだと悔しさを拳で握り殺したこともあった。だからこそ、自分はゴールデン・ルーヴェの為に奔走するのだと味わった紫煙をゆっくりと吐き出した。 「商会長聞いてる?」 反応のないF・トーレスにライラが問いかける。 「勿論や、聞いてるで。」 「お酒が効いて寝たかと思ったわ。」 「北の女の酒に付き合うと大変な目に遭うからな。」 「最後まで付き合う?負けないわよ?」 「ライラさん、それはワシに死ねと言うてるんですか?」 海賊相手に引けを取ることのないF・トーレスも酒に関しては強い方ではないのは皆が知る事実だった。飲めば美味い、でも量は飲めない。そして、最も彼を悩ませるのはつい深酒をしてしまった時のことであった、いっそ前後不覚になって倒れれば楽なのだが意識だけは途切れず内臓が踊り暴れる苦痛をじっと我慢し続けなければならないのである。 「ワシは酒より肉やな。」 「その口癖変わらないね。」 ようやく目の覚めたハガルがランプの光も眩しそうに目を擦りながら入ってきた。けだるそうな様子が肩の位置で見て取れる。 「だるい…。」 自分とは違って疲れた素振りもないF・トーレスの姿をみるとがっくりと項垂れて呟く。そしてむくりと顔を上げると空いている席へと座った。 「ハガル、お前ちと鍛え方が足りんちゃうか?」 「僕は普通なの、トーレスさんが異常なんだよ。」 ハガルは呆れた口調で反論するが、その言葉も抜け切らない疲労と空腹で力が無い。 それでも納得いかないのか口を尖らせて少年のように拗ねてみせる。 「まぁ、体力の基本は食う事だ。よし、メシにするかっ。」 ハガルがその言葉を聞いてピンと背筋が伸びるように反応する、よくよく考えれば魚を釣り上げて船へ戻ろうとしたのが昼過ぎ、そこでF・トーレスと遭遇したため昼を抜いている。 「ごはん?!行こう行こう!」 「商会長、この時間だとどの店も満席かもしれないわよ?」 「ワシを誰やと思うとんのや、エエ肉食わせる穴場の1軒や2軒知ってるがな。」 「そう、じゃあご馳走になるかしら。」 「まかせぃ!」 「やったー!」 3人は意気揚々と街へと繰り出した。昼間の陽気が消えて肌寒い風が変わりに吹いている、もう窓を開けて生活する家はどこにも見当たらず家々からはランプの暖かな光が誘導灯のように零れている。 「そういえばトーレスさん。このライラさんが副代表さんよね?」 「そやで。商会の事は何でも聞いとけよ、ワシより詳しいからな。」 「で、どっちの副代表さんなの?」 「それは…前者や前者」 「これが職人肌の…」 「商会長さま、なにか変なことを吹き込んでないでしょうな?」 「いやぁ、まさに事実は小説よりも奇なりやな。店へ急ぐか。」 今日一番の危機を迎えたF・トーレスは即座に歩調を速める。 「あ、こらっ。穴場なんでしょ?待ちなさいっ」 残された2人が商会長の後を追いかける。乾いた足音が街中へ入ったことを示すように石畳の音へと変化していく。 「もう走るのヤだー。」 ハガルの悲痛な叫びが雑踏の中で響く、3人分の吐息がいつの間にか白く変化している。もう冬到来を告げるようなその中を人々が行き来している、最後の1ヶ月を迎えて様々なことが賑やかにそしてゆるやかに営まれている。いずれ皆が襟を立てながら歩き出す日々が来る、そうすれば新しい一年の終わりと始まりの日が近づいていると人は感じる。今はまだそんな気分になれない少し寒いだけの夜がセビリアの街を包んでいた。 上天気に甲板が焼ける。じりじりと船ごとフライにさせられるような日差しをもたらすインド洋の太陽を受けてザンジバル航路を進む船が1隻西へと向かっている。上手く庇を利用した影にある椅子で寛いでいるのはこの船の提督マッテンである。 カリカット-ザンジバル航路といえば海賊被害が多発し最も危険だといわれているが、それも少し迂回するだけで他国、自国、先住民どれもの船影が見えないほどに安全な大海である事を発見してからと言うもの、彼にとってはなんら地中海と変わらない唯の海になっていた。 「こうも暑いと釣れないか…」 暇つぶしと食糧確保にと舳から等間隔に仕掛けている釣竿はただ風に揺られて小さく撓む規則的運動を繰り返すだけでなんら反応がない。こんなときの頼みの綱であるナブラや鳥山も見渡す限りの平坦な海のどの方向にも見ることは無く、まさにお手上げの状況にマッテンも椅子に座るだけの時間が続き、その姿は見るからに暇を体現している。カリカットを出航して10日余り、目的地であるザンジバルまではまだ半分を残していながらここ数日は魚影に恵まれず楽しみなく1日が過ぎていた。 「少し航路を変えるだけで、これだけ平和だとは…」 副官の口から感嘆の声が漏れている。 「そんなもんだろ。俺達は急ぎ旅ではないからこうやって進路を変更できるが、立場が変われば分からないぜ。」 この航路とて必ずに発見されないという保障などどこにもあるはず無く、カリカットからアラビア海方面へ向かう船も居ないわけでもない為、それを狙う輩と遭遇してもおかしくないのは事実だった。こうなれば襲う側と襲われる側が互いに裏を取り合うゲームのようなものだった。もっとも、このゲームの敗者は生死を賭した次のゲームが待っているのは船員の誰しもが覚悟していた。無事を願う祈りさえ惜しみ1日でも早く目的地へ着くことが彼らにとって最も喜ばしい勝利と言えた。 「神は誰しもに平等だという。しかし、平等を唱える神が創り給うた人間は個人の身体に差異を付けられている。なぜだ?それはすなわち神自らが真の平等を行わない差別主義だからだ。無限の愛よりも我々は差異をなくすだけの生きる術を勝ち得なければならない、そこに神の意思はなく個人の力量が試されるだけだ。」 そういいながらマッテンは胸の前で恭しく十字を切る。 「提督、いくらここが洋上だとしても異端っぽく聞こえる発言はちょっと控えた方が…」 「異端?彼らはいつも言ってるじゃないか、主の愛は無限だと。異端すらも許し給う慈愛こそ無限の愛じゃないのか?」 「さぁ、それはどうでしょうね。私は聖職者でありませんからね、彼らの言い分はわかりませんが。」 「やつ等が行うのは『平等』にすべての人から金をせしめることさ、豪華な金糸で飾られた服を着て一等高いところからご高説を垂れるだけでなにもしやしない。救う者が救われる者の事を考えちゃいないのさ。あるのは7つの大罪に記された欲望に忠実な信仰心とそれを行える強権だけだ。」 世の不条理をからかうようにマッテンの皮肉交じりの声が響く。 「決して俺は無神論者ではないが、教義と行動が異なる教会のやつ等がする行動が気に入らないだけさ…異端諮問なんざそもそもありえない話の筈なんだがな。いっそ土着の宗教を守り続けるインドの人間の方が我らが信じる神の教えを忠実に守っているのかもな。」 会話の途中にもまったく生命反応のない竿先を見ながらマッテンは八つ当たりのように厳しい言葉を船の上に投げ捨てる。 マッテンにとって教会の現状は決して快く思えるものではないと疑心を持ち続けていた。持ち歩く聖書を読めば読むほど主の愛は無限であり、遍く苦悩を救済さし給わんとする姿が痛いほどに伝わってくる。ところが今の教会は万人から絞り集めた「喜捨」を惜しげもなく使っての贅沢を楽しんでいる。何かに寄り縋りたい民衆の心理を逆手にとった見事な経営戦略だと、マッテンは呆れながらも感心していた。もっとも、地方で活動する小さな地域に密着したような、それこそ神父の肩書きでありながら医者や大工だとなんでも屋のように活動する真の神の代行者達も居るところが、まだ信じるべき神の救いなのかと安堵できた。 「導くものが罪業にまみれては有り難味も半減するもんだ。」 口ひげで遊ぶように手をやりながら、隣に居る副官へ言い聞かせるわけもないような口調で呟いた。 「提督、神の教え云々は良いんですが。そろそろ何か釣ってもらわないと壊滅的釣果たなのですが。」 「それはあの竿が曲がるように神へ祈ってくれ。」 いまだ反応を示さない竿を指差して、マッテンはお手上げのような身振りを見せた。 変わらず薄曇りの空模様に快適な生活を送っているだけに、この竿が曲がり食料を無事確保できれば何の文句もないほど充実したものに変わるだろうと釣り糸を垂れてみたが数日そのタイミングが訪れていない事にマッテンとしてはつまらない日々と感じていた。 「ナブラだっ!」 マストトップの見張り番が声を上げた。 報告に示す方角に船中の視線が集中する。たしかにナブラが立っている。 「好機到来のようですね、船を回しますか?」 「そうだな。可能性はあがるかも知れんな。」 副官の声が響き、船中が一気に慌しく足音に支配されまるで海賊が現れたかのような様相を呈している。その動きはここ数日に見られる倦怠感を吹き飛ばすように船中を騒音に巻き込んだ。 「まるで戦場ですな…」 「食料ってそんなに底だったか?」 「いえ、まだ十分に余裕はあるはずなんですが…」 副官はすこし困った顔をしながら答える。 「じゃあ、こいつ等のこの元気は何なんだ?」 「さぁ…なんとも不思議な光景で…」 釣り糸を垂れていたマッテンの方が全く無関心のように事の顛末を眺めている。さすがに手際の良い船員達の操船で自在に動くナブラの先を捉えるように船が動く。 必死に何かから逃げるように水面を荒らす鯵や鰯など小魚の群れをナブラと言う、そしてその後ろにこそ狙うべき大物が居るのだ。この海域では運良ければマグロが掛かる可能性がある、中骨以外は余すところが無いほど重宝する魚で大物でなくても十分に船員の腹を満たす魚である。 それにしても、この船員達の働きっぷりは理解しがたいものもあるが、折角働く気になってくれている彼らに水を差すのもどうかなとマッテンはのんびりと仕掛けに新たな餌を仕掛けながら時を待った。 「提督っ!」 どたばたと足音を立てながら船員がやってくる。 「ナブラの後ろに…!」 驚愕に強張った顔を携えて、声にならない声を繋げながら船員は報告する。 「後ろに、何か大きなものが…」 「なんだそれ?」 「いあ、その…見たこともない大きな物体が向かってきます。」 「向かってくるって、船がその進路に移動しただけだろう。」 「あの…その…とにかく大変なんです。」 要点を得ない報告に首を傾げる。これだけ取り乱すような船員の様子に自らもその正体を確かめるべく船体の高いところへ足を向けた。手渡された望遠鏡で船員の指し示す先を確認する。 「ほぉ」 思わず感嘆の声が上がる。ナブラを追いかけるように移動している物体はゆうにこの船と同等の大きさを有しているように見える。 「船を遠ざけろ。あんなもんに下から押し上げられたら一発だ。」 再び船中が戦場のように荒れ始める。 「あれはなんでしょうか?もしかして海に住む魔物が…」 1人の船員が発した言葉に周囲がざわめく。未知なる海には行き交う船を襲い船員を飲み込んで餌にするという言い伝えが彼らの脳裏に過ぎる。クラーケンやリヴァイアサンなどかつての大冒険家が記した航海記には挿絵付きで紹介されており、その生々しい描写はときの上流階層の人々まで恐怖させ討伐命令がでるほどの騒ぎも起きていた。 「下から持ち上げられる以外は特にないだろう。遠巻きに居る分には安全だ。」 黒く大きな物体は悠然と大海を泳いでいる。マッテンはその姿を見て過去にめくった文献を思い起こそうとしてた。 『その姿は雄大で雄雄しくまるでこの海域を支配している王のように振舞っている。大きな口は全ての生物を飲み込むように開けられ大量の海水と共に餌を捕食している。ただ彼はその姿とは反するように穏やかな性格で我らの船と併走していた。勇気ある船員が海へと潜り彼との接触を求めた。しかし、人が近寄っても全く意に介さない泳ぎは変わることなく寧ろ我々と共に走る事を楽しんでいるようでもあった。どうやら彼は我々を敵とはみなさなかったらしい、しかし、その性格こそが彼の生命を縮めるかもしれない。世の好事家の連中にとってこれほどの巨体は格好の餌食になりかねない。できるなら人に見つからぬように生活せよと警告を発したいが、我々の言葉など彼らに届くはずもない。世界の果てをも見ることができる彼らは我々より先んじて様々な海へと足を向けているに違いない、ようやくインドまで来れるようになった我々など彼らからみれば卵から孵ってもない存在だ。できるならこの姿を我々の子孫まで残して欲しいものだ、温厚な彼らが我々人間によって搾取され尽くされない事をただただ祈るばかりである。』 そんな文献の内容をようやく思い出すとその彼がいままさに目の前にいるのだと思うとマッテンの目は学者としての輝きを取り戻す。 「えっと、なんて言ったかな…文献に名前も載っていたが…」 肝心なところを思い出せない焦燥感がマッテンを襲う。その苛々感が絶え間なく動くかれの指が表している。 「なんだったか…ここまで出てきてるのに…」 喉元まで出掛かっている単語が出てこない。周囲はいまだ大きな魚影を見ようと興奮した船員達でいつのまにか埋め尽くされている。所々で感嘆の声が絶え間なく続く、船員達は勝手にその感動を思い思いの言葉で口にしている。 「すげぇ…あんなモンに突っ込まれたらひとたまりもないな。」 「まるで王様だな。」 「けど、本当に魚か?イスパニアの秘密兵器だったりして…」 「まじか?」 「んな訳ないだろう。」 「ジンベイザメだ!」 提督はやっと思い出した言葉を声にした。その声に周りの目線がマッテンへと移る。 「なんですかそれは?」 「あれはジンベイザメと呼ばれるヤツだな。この海域に生息していたのは聞き及んでいたが実際お目にかかるのは初めてだな。」 マッテンの解説に再び感嘆の声を上げた船員は再び海へと視線を返す。いまだ海面近くを泳ぎ続けるジンベイザメは船上のことなど露知らず有意義な食事の時間を楽しんでいるようだ。その間、船は彼を十分観察できる位置で併走しながら急遽現れた珍客の姿を楽しんでいる。そして1時間が過ぎようとしていた頃、満足したジンベイザメはその姿を海中へと沈めてこの興奮劇は幕を閉じた。 まだ興奮冷め止まぬ船員達はその感動を口々に持ち場へと戻る。マッテンも生物学者として貴重な体験だったと甲板へと戻り、そして反応のない竿を一本一本片付ける。 「魚は釣れずとも貴重な体験をしたな…。」 竿を片付ける手にも余裕が感じられる、が、ぴたりとその手が止まるとなにやら考え始めた。 「まてよ…」 考えがまとまると手に持っている竿を投げ出し船中の自室へ駆け戻る。そして机一杯に航路図を広げると現在のポイントを確認し始めた。 うんうんと頷きながら航路を測定し、現状を把握する。そして、自らの考えを忘れないようにメモへと書きとめると、それに付属する理論を考え始めた。 「これは後でアンレさんに聞いてみよう。あの人も放浪癖があるからな…どうやって捕まえるか…」 引き出しからペンと便箋を取り出すと、セビリアの商会集会所へと手紙を書き始めた。 船はザンジバルへ向けて休まず航行する、波は変わらず穏やかで東からの風が湿気を乗せて吹いている。波を押し分ける船首はその価値を知らないままに定められた方向へ押し運ばれてゆく。夕刻が間近に迫ってきた、今日の役目を終えた太陽が水平線へと傾き始める、交代を知らせる鐘が船中に響き船は夜へ向けての準備が始まった。忙しかった船上は徐々に静けさが訪れ、それに変わるようにと船中の雰囲気が忙しくなる。特にこれからの1・2時間の厨房はまた違った意味での戦場へと姿を変える、この日の疲れを取り戻そうとする船員が大挙して押しかけるまであと少しとなっている。 「今日の晩飯はポークビーンズか…」 漂う香りがより一層空腹を誘うようにも思える。自室に篭るマッテンもある程度の考えが纏まると窓外に沈む景色の移り変わりを差し込む陽の変化から読み取っている。 「そういえば、そろそろ戻っても良い頃か。」 この東アフリカからインドにかけての地域は生物学者としては興味が尽きない物が多く存在し、その楽しさについ数ヶ月も学術に没頭してしまっていた。 「皆も家族と過ごしたいだろうしな。ちょうど良いタイミングだろう。」 頭の後ろで手を組むようにして、天井を相手に会話するような独り言をばら撒いている。学者としては止まりたいが学者としてではなく生活を預かる提督としての判断は個人の感情を抜きだと自らに言い聞かせる。 「提督っ。夕飯の支度が整いました。」 船はいつの間にか深紺に包まれ大海の真ん中で明日の朝日を待っている。 通路には料理長自慢の料理が放つ極上の香りが充満し賑やかな食堂からの声が反響しながら伝わってくる。頼もしい船員達の力強い声だ。 「やっぱり、帰るのが上策だな。」 意気揚々と誘われるままに食堂へ入ると、そのまま空いている席へ座る。他愛ない話に笑い話、ずっと同じ場所で生活しているにも関わらずこの話題はどこから湧いてくるのだろうと毎回不思議に思わされる。作りたてのポークビーンズは陸のどの店もの追従を許さぬほど絶品で、普段より多く酒が喉を通る。 「一つ聞くが、この生活と家族。お前達はどっちが好きだ?」 マッテンは質問を素直に投げかけてみる。 「そりゃ、愚問ってもんですよ。1万Dの価値がある宝石と現金1万Dを天秤にかけるようなモンですぜ。選ぶことなんてできやしません。」 周りの船員がそれに頷いて賛同している。 「なるほど、納得だ。」 「どうしてそんな事をお聞きになるんで?」 「聞きたかっただけだ。ザンジバルで一仕事終えたら、欧州へ戻るぞ、皆準備しとくようにな。」 僅かな静寂の後、歓声が沸き起こる。予想以上の反応に思わず耳を塞いだマッテンだったが注がれる酒を断るわけにもいかず、その夜は船室へ戻るのも深夜になっていた。 翌朝、何か雰囲気が違う船員達の下がらがらと大きな音を立てて碇が海中から姿を現した。朝日が目に染みるように感じながらマッテンは出航を叫ぶ。 「ザンジバルへ!」 大きな帆が一気に青空のキャンパスに広げられる。軽く前後しながら風を捉えた船は逸る船員の気持ちを宥めるようにゆっくりとその船首を西南西へと向ける。水面にゆれる船影はその輪郭をはっきりと描き、いよいよ速度に乗った船は一身に期待を受けてザンジバルまでの波を切り進み始めた。 (次に続く・・・予定)
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/70.html
10:00 閣下出撃w(開店と同時) 12:18 ウチ出撃w タイミングよく快速に乗車 13:00 集合 JR大阪 中央改札・・・あまりの人の多さで流されそうな・・・w ミヤさん着陣、オレンジ色が夏らしい アンレにTEL、閣下大勝・アンレ辛勝・ルカ惨敗の模様 「はよー来いw」と催促TEL 本隊と合流し、にゃたさんも合流 14:00 暑さに負けつつ「とりあえず喫茶店w」 閣下とケーキセットでモンブランを食すw タバコ半箱消化ww 閣下と大海戦の取組みやサルベージについて語るw 14:55 (ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ- 「もうすぐ3時やんw いこかw」 JR環状線へ移動しながらケンさんのPKを待ち受けるもなかなか合流できずw 暑さにめげそうになりながら、合流後に大阪城公園駅へ。 灼熱の大阪城へ着くと、「ケンさんカキ氷っ」コール ついに来た! 大阪城!・・・入場料600です。 閣下『何人?』 一同『6人』 閣下『よっしゃ』とまとめ買いするも安くはならずw しかも、入場券を順に渡していくと閣下の分がないいw 閣下『おいおいおいおいワシのないやんw7人か』 人数数え間違いww 大阪城内はクーラーが微妙に効くも人多す。 天守閣制覇、展示観ながら順次離脱w ウチは途中の夏の陣パネルで毛利勝永の説明に見入る・・・。 キョロ o(..=) (=・・=) (= ¨ )oキョロ 皆どこいったぁああww ハグレル・・・・・w もうでちゃったかなっと、外へ一気に離脱し( ̄ー ̄)y-~~~ 駒まわし演技を広場でやってる髭のサムライ爺を観賞w あとで、「エディ」ってなまえだと知るwwww (日本人とばかり思ってたw) 順次合流し、来た道を戻るw 駅についけば既に17:25w 17:30 ジョコさんからメール&TEL攻撃w 集合時間には未だ電車内www 毎度の如く、スケジュールより時間遅れるw 17:45 梅田でwol丼・ひろっち丼・アイメル錠と合流 ジョコ「宝石屋のそば」 ウチ「靴屋の前w」 ジョコ「えぇえぇえどこ?どこ?」 ウチ「紀伊国屋の入口前から下がったところに皆いるw」 とヒタスラ怒涛の人波の中、合流する。 18:15 花心に着く、焼肉スタートw 閣下より一言ww 閣下「ワシに振るなよwww」 えーと・・・・肉消費率高すぎwww 下座のウチ呼び出しベル押し捲りで担当のジャニ系青年は右往左往w 閣下・ケン・ジョコ・ひろっち・ミヤ・ウチ 「上座」□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ アンレ・ルカ・にゃた・wol・アイメル 閣下「オレンジじゅーーーす」w wol「冷酒ーー」 アイメル「うーーろん茶下さい」 実際、この20分ほどの間にビンビール約15本程度空になってたりw 商会・海戦・海鮮w・銀7等々の話題でそれぞれ花が咲く。 アンレ未だ銀英伝原作制覇してないことが発覚! 20 00 担当「ラストオーダーでふ」 閣下トドメの「おれんじじゅーーーす」ww 20 45 惜しみつつ閉会 20 50 クラさんよりTEL参戦 やはりでたSEIJIです約1名w 色付き襲撃計画が着々と進むw 21 00 東通商店街を闊歩しつつ、ラウンドワンへww ひろっち丼・アイメル錠 翌日を鑑み離脱 酔っ払いボーリングw しかし2時間待ち(==; スルーで桜橋方面へ移動。 その間にゃたさんと冒険のあり方について論議w 21 40 DDハウス手前付近の居酒屋へ突入2次会w なんとなく焼きおにぎりw しかしそこに罠があああああw 来るわ来るわの大量の食べ物w 店員「パイナップルお待ち」・・・5個もあるやんwww カウンターから座敷側へ移動、まもなくビンゴゲームw 焼きおにぎり食べながら韓国語をDJ風に使うオニーサンのコール開始。 ルカさん2等入賞、にゃたさん3位入賞w ゴールデン・ルーヴェが1~3等のビンゴで2つを制覇w 23 10 タイムアップ! 駅へ移動。 23 20 梅田駅動く歩道付近のマクド看板前でウダウダwww 記念撮影3連正射ww そして、解散といいつつウダウダwwww 23 40 解散w ウチ・ケンさん・にゃたさん・ジョコさん・ミヤさんはJRへ ICOCA使わず切符買うww 閣下は愛機ブリュンヒルトをちゃんと押して帰っただろうか?w などど思いつつ、改札前でミヤさんと別れる。 ちょうど普通電車_| ̄|○ が到着乗車 0:12 某駅ホームでにゃたさんと別れる。 ウチ「この電車に乗れば京都までいけるから」 ケンさんとウチはタクシー乗り場 そこで分かれて駐輪場へw 押して帰るww そして・・・・DOLへONwwwww 閣下「おそい!ww」 ウチ「ぬがーーww」 スカンジナビア西で採集・ルビー磨き ベルゲンで128%↑w こづかい稼ぐ 2:50 就寝(_ _)Zzz といことで、時間的ウダウダはいつものことでルーヴェ・クオリティですww 遠いところから遠征してくださった方、いつもの方、皆様楽しいひと時を有難うでした。 時間調整しきれず幹事としては遺憾な限りです(^^; ということで次回は年始、新年会OFFが予定されております。 ジョコさん 幹事よろしくwwwww 副商会長から指名します。 いずれにしても、みんなアリガタビーム!!(ノ・_・)‥‥…━━━☆ピーー
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/6.html
ゴールデン・ルーヴェの歴史 ゴールデン・ルーヴェ商会の歴史を年ごとにまとめてみました。 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/106.html
「Amor torpe」Ⅱ 一方、ケンケーンが戻るはずだった宿では1階にある食堂の客が大方引けて料理を担当する主人の手が止まり始めた頃で、女将とニュンは後片付けに取り掛かっていた。 積まれた食器類が2人に洗われるのを静かに待っている。 時折、追加の注文があるが、静かになってきた食堂ではカウンター越しの返事で十分対応できている。 桶に溜めている濯ぎ洗いの水は生暖かく、食器洗いの作業は1日の仕事の中では比較的楽なものだった。 「ねぇ。女将さん。ケンケーンさんって楽しい方なんですね。」 グラスを洗いながらニュンは唐突に口を開いた。 そして、買出しの最中に道に迷い偶然ケンケーンと会った事、そして宿屋に戻ってくるまでの事を具に話し始めた。 「船乗りさんなんですね。知らない国の事をいっぱい話してくれました。」 そう話すニュンの顔はどこか楽しげだった。 「そうかい。そんなに楽しかったのかい。」 「船乗りさんって怖くて荒い方と思ってたんですけど。ケンケーンさんは話方も優しくて、お話も面白くて、何かイメージが違っちゃいますね。」 楽しさや嬉しさを隠そうともしない口ぶりだった。 女将は軽やかに話すその横顔をちらりと見た。 例えそれが心配の種を増やす話題であったとしても、これほど上機嫌に話すニュンの姿を見るは久しぶりだった。 (やっぱり年頃の子なんだねぇ。) 良く知るケンケーンが相手だということに間違いは起こらないだろうと女将の心はまだ幾分気が楽だった。 いつしか店内からは食事客の姿が消えていて、数少ない泊まりの客も粗方部屋へと引けている。 ようやく落ち着ける時間が訪れ、3人はそれぞれに店じまいに取り掛かっていた。 そこへ主人が余った食材で簡単な夜食を作ってきた。 つかの間の寛ぎを求めて、3人は適当なテーブルへ腰を下ろした。 豆と豚肉を炒めた物と白身魚のソテー、そして1杯のワインを共に1日の終わりをねぎらうように頬張る。 元々は魚嫌いなニュンだったが、ここの主人の作る香草の利いた魚のソテーは別格で、ここに来て良かったと思える一瞬の1つだった。 それからとりとめない話を混ぜながら訳30分ほどの休憩を挟み、再び3人は片付けへと戻った。 宿屋夫婦は厨房の片付けを、ニュンは食堂を担当するのがいつもの様子だった。 テーブルを拭き、あちこちへ移動している椅子を片付けた後、床の掃除をする。 今は慣れてきたとはいえ、やはりこの時間ともなるといくら若く元気なニュンでも疲労の顔は隠せない。 ようやく床掃除が終わると、「ふぅ」と一息をついた。 これで明日もまた気持ちよくお客を迎えることができると納得した表情に切り替わる、そしてまだ片付けが終わっていない厨房へと向かう。 ちょうどその時、入り口の扉ががたんと音を立てた。 その音に目を丸くして驚いた表情のまま、ゆっくりと後ろを振り返る。 そこに居たのはケンケーンだった。 酩酊状態とまではいかないものの、機嫌のいい顔と口調が消費した酒量の程を示唆している。 それから少し遅れて音を聞いた女将が何事かと現れた。 「何か音がしたけど。どうしたんだい。おや、ケン坊、かなり機嫌が良さそうじゃない。」 「あぁ。良い船員達に恵まれてこの様や。」 ふらりふらりと少々危うい足取りで店内へと入る。 つい先ほど綺麗に整理されたばかりの椅子にどっかりと座った。 「締めの1杯貰えるかな。」 「まだ飲むのかい。そんな状態じゃ味も分からないだろうに。」 「ここで飲むのが一番美味い酒やからな。」 嗜めても聞く耳を持たないだろうと諦めの女将は注文通りに酒を注いで来る。 「これを最後にしなよ。明日も忙しいんだろう。」 そう言って女将はまだ残っている厨房の片付けへと戻っていく。 そしてニュンも女将の後について厨房へと向かっていた。 「おっ。ニュン。こっちで一緒に飲まへんか。」 「いぇ、あの。まだお仕事が残ってるので。」 また異国の話が聞けるかもと瞬間的に心が動いたが、それよりも宿屋の手伝いが先と真面目な性格が出てしまった。 ただ、それを聞いたケンケーンは片付いている店内を見渡すと 「女将さん。ニュンを借りてええか。」 店の奥に居る夫婦にまで届く声だった。 「構わないけど、変な事したら叩き出すよ。」 「よっしゃ。ニュン、お前も酒持ってきたらええ。」 あっけなく女将の許しが出てしまって、拍子抜けした顔になっている。 薦められるままに座ると、ケンケーンの調子に乗せられるようにグラスへ口をつけた。 「今日1日におつかれさん。」 分の厚いグラスが鈍い音を弾いた。 「やっぱり、こうやってるのが一番美味い。」 もう既に細かい味の差など分からないはずだろうが、その表情はまさに美味いという顔をしている。 そして上機嫌なまま自身の体験談を語り始めた。 「こういう話を知ってるか。遠く南の方へ行った所にある村の話なんやが。」 少々、舌の周りが鈍いところもあったが、ニュンにとっては思いがけず夕方の続きを聞くことができ小さな幸運と感じていた。 それから時間にして30分ほど経った頃、片づけを終えた女将が食堂へと戻ってきた。 ケンケーンの語り口はさらに滑らかになっていて、それを聞くニュンもすっかり聞き入っている。 「2人とも、程ほどにしないと明日に響くんじゃないかい。」 その様子を見た女将が呆れ声で言った。 「今日はもう遅いし、また明日続きをやんなさい。」 「もうそんな時間なんか。そう言われるとかなり眠い…。」 ぷっつりと何かの糸が切れたのか、急な眠気がケンケーンを襲う。 もう何も残っていないグラスだと知りながら、最後の1滴2滴を啜るように口をつける。 それからようやく重い腰を上げようとしたが、思った以上に酒は足にまで届いていて覚束ない足元が何も無いところで絡んで転げそうになる。 「おっと。ははは、だいぶきてるよやな。」 情けない格好を披露しながら笑いがついて出る。 「大丈夫ですか。」 ニュンに肩を貸されながらようやく真っ直ぐ歩けるようになったケンケーン。 「ほんとに、だらしがないねぇ。」 「女将さん、ケンケーンさんを部屋まで送っていきますね。」 「大丈夫かい。ったく悪い見本にしかならないね。私達ももう休むから、あんたも送ったら休むんだよ。」 「はい、おやすみなさい。」 そういって女将は自分達の部屋へと戻っていった。 「さて、俺達も寝るか。」 支えになっていたニュンの肩から手を離すと1人で部屋へ向かおうとするが、やはりふらふらとしていて、せっかく綺麗に片付けていたテーブルや椅子にぶつかっていく。 「ケンケーンさん。危ないですよ。」 このままだと転んでしまいそうな様子を見て、ニュンは支えるようにケンケーンの傍に寄る。 しかし、さすがに2人では体格差がありニュンもケンケーンの足取りに釣られるようにふらふらとしながら部屋のある2階へと上がってゆく。 「しかし、お前は働き過ぎやな。」 必死なニュンに比べ、ケンケーンは安気な声で話す。 「たまには遊んでるか。仕事ばっかやと息詰まるで。」 「働かせてもらってるんですから。それ以上は女将さん達に悪いですから。」 「そうか…。なら俺がなんか買ったろ。何か欲しいもんあるやろ、服とか宝石とか」 「とんでもないです。私はこれで十分幸せです。」 「ふぅん。」 ようやく部屋の前までたどり着き、扉を開ける。 ベッドが2つと小さなテーブルが1つあるだけの至って普通の部屋だ。 いよいよ重くなったケンケーンを引っ張るようにして部屋へ入る。 あとはどちらかのベッドへ連れてゆくだけだった。 するとベッド手前で急にケンケーンの体が重くなった。 ここまできて眠気に勝てなかったようだ。 思いもよらない事態に体勢を崩したニュンは何もないような床板の僅かな段差に躓く。 「きゃぁ。」 小さな悲鳴とどさっという音と共に2人はベッドへ向かって前のめりに倒れこんだ。 そしてニュンが恐る恐る目を開けると、まるでケンケーンに抱かれて寝るような格好になっていた。 そして何よりケンケーンの顔が触れようか触れまいかという目の前にある。 思わぬ状況に鼓動が一気に早くなり、その拍動は頭の天辺まで届いている。 その状況から逃げ出そうとするが、完全に力の抜けた男の腕は妙に重たかった。 ようやくベッドから抜け出したニュンだったが、自身でも分かるほど息が上がり火照った顔が燃えるように熱くなっている。 落ち着きを取り戻そうと1つ2つ大きな深呼吸をすると、ベッドに横たわるケンケーンへ目をやる。 もうどこにも意識の欠片はなく、静かな寝息を立てている。 それを確認すると、隣のベッドの布団をその上へかける、そして軽くお辞儀をして足早に部屋を出て行った。 「びっくりした…どうしよう。」 生涯初の事にまだ動悸の治まらない胸に手を当てて、落ち着けと念じてみる。 しかし、それは彼女が自らの部屋へ戻り眠りに就こうと目を閉じても続いていた。 その変な興奮が彼女の睡魔を遠く追いやってしまい、結局その夜は寝付くまでにかなりの時間を要してしまった。 どの道、眠れない夜になってしまっていた。 「うぁ…頭いてぇ…。」 昨日の朝のようにどのようにして宿のベッドまでたどり着いたかまるで分からない状況だった。 窓からはもうすでに高く上った太陽が煌々と自然の恵みを照らしこんでいる。 上体を起こすと頭の中に針でも入っているのではないかと錯覚するほどの激痛が走る。 それに加えて喉も火箸を突っ込まれたように痛い。 何もかも昨日の朝より酷い。 寝ている間、無意識に脱いだのだろうかベッドの周りには自身の服が散乱している。 しかも、掛け布団の上に寝ていて、どうしてその上から布団を被っているのか何もかも不思議な状態だった。 けたたましい銃声が響いているかのような頭で昨晩の事を思い出そうとするが、結局船員達に乗せられて飲んだまでは覚えているが、それ以降の事は千切れたメモ用紙のように断片的にしか思い出せなかった。 「昨日の朝もこんな感じだったが、あれが夢でこれが本当なんかな…。」 そう錯覚してしまうほど2日連続で最低の目覚めを迎えていた。 「夢の通りならば、ここでお手伝いのお姉ちゃんが入ってくるはずだが。」 開いているのかどうかも分からない目を部屋の扉へ向ける。 すると、測ったようなタイミングでニュンが部屋へと入ってきた。 「失礼します。」 「ほら…な。」 全ての事象が面白いように重なり合っている。 ただ1つ違うのは、入ってくる前からニュンの顔が俯き加減であった事だった。 「部屋の掃除やんな。すぐ出るからちょい待ってな。」 鉛でも巻きつけているのではないかと思うほど重く鈍い体をどうにか動かし、手短に着替えを済ませる。 部屋の外へ出ると、ニュンが隠れるように待機していた。 なぜかずっと俯いたままで顔をあわせようとしない。 「ん。風邪でもひいてるんか、耳真っ赤やで。」 「いえっ。大丈夫です。どうぞごゆっくり。」 一度も目を合わせないまま、ニュンは逃げるように部屋の片付けへと入っていくと勢いよく扉を閉めた。 その様子を呆然と見ていたケンケーンだったが、特に何かを思いつく事はなくそのまま1階へと降りてゆく。 「女将さん。水くれ。」 昨日と同じカウンター席へ座り、仕込みをしている宿屋夫婦へ声をかける。 「やっと起きたのかい。ニュンには悪い見本だねぇ。」 井戸からくみ上げたばかりの水は程よく冷たく荒れた喉と胃に気持ちよく染み渡る。 「もう20を超えた娘がそうそう影響は受けんやろ。」 「悪い虫は叩いておくに限るんだよ。」 「悪い虫って俺か。」 「何で叩いてやろうか。この麺棒かい、それとも火掻き棒が良いかい。」 パスタを打つ女将がわざと見えるように麺棒を使っている。 「怖い、怖い。それは勘弁やな。」 「分かったら、少しは仕事しておいで。グータラしてる格好だけじゃ誰も寄ってこないよ。」 「仕事ってもな。終わってるようなもんやし、あと1週間弱なんやからゆっくりさせてくれや。」 「なんだい。もう出て行くのかい。」 「来週頭やけどね。」 「そうかい。相も変わらず落ち着かない職業だね。」 「まぁ、仕方ないやろ。それより水をもう1杯くれ。」 「自分で汲みに行っといで。」 「客使い荒いな。」 それから3日過ぎた朝を迎えた。 2日目以降の生活は陸に上がった船乗りとしては大人しいものだった。 昼間は馴染みの交易店へ向かい、夜は適度な酒を呷るという生活だった。 そしてその頃にはニュンとの関係も平常に戻り、顔をあわせても普通に世間話をするようになっていた。 そして今朝も、いつもの様に1階食堂へと降りる。 しかし、そこには仕込みをしているはずの宿屋夫婦の姿がない。 早めに終えたのかと思ったが、調理をしたような雰囲気も竈に火が入っている様子もない。 食事のない食堂に1人立っているのも無駄な時間だと、食器棚からグラスを取り出し水を汲みに行く。 裏口を開けたすぐそこにある井戸へ向かうと、ちょうど良くニュンが洗濯物を干していた。 「おはようさん。今日は誰も居らんみたいやな。」 がらがらと釣瓶を動かし水を汲む。 「えぇ。月に1度のお休みなので御主人と共に教会へ向かわれたみたいです。」 生気溢れる水をごくりと飲み干す。 そういう習いもあったなと、言われて思い出す。 「で、お前が留守番って訳か。」 「留守番って言うか、特に何もする事がないだけですよ。」 そう返事ながらニュンは手際よく洗濯物を干している。 「今日1日、そうやって過ごすんか。」 「ゆっくりさせて貰おうと思ってます。」 「そうか。ところで朝飯はどうしたんや。」 飲み干したグラス1杯の水が胃を起こしたのか、急に空腹感を感じ始める。 「えっと。私もまだなんですが、何か厨房にあればと…」 「お、それやったら俺の分もお願いするか。」 ニュンは洗濯物を干す手をぴたりと止めた。 「いえ、もしかしたら何もないかもしれないので…。」 何かと言葉を濁す風のニュンだった。 「んな事はないやろ。何でも適当に作ってくれんか。」 「えっと…。いや、やっぱりダメです。」 今度はきっぱりと否定した。 「えらい嫌われようやな。」 「いえ、あの…。すみません。できるなら作って差し上げたいのですが。」 恥ずかしそうにニュンは唇の先だけで何か言っている。 「私、お料理が苦手で…。」 一番言いたくなかった台詞だった。 これまで厨房の手伝いと言っても、食器の準備や片付けが主で材料を切るぐらいが精々の仕事だった。 宿屋夫婦もニュンの料理の腕前を承知で今の担当になっていた。 「そないにひどいんか。」 ニュンは無言のまま頷いた。 こんな年頃の娘が料理をできないとは珍しい。ましてや、普段の仕事が真面目なだけにさすがのケンケーンも掛ける言葉に困っている。 「えと、それが終わったら何かすることあるんか。」 ニュンは小さく首を振って答える。 「気にしてる事聞いて悪かった。そや、朝飯を外で食べへんか。天気もええし偶にはええやろ。」 無言のまま最後の洗濯物を手に取るニュン。 「よし、決まりや食堂で待ってるから。支度整ったら来てな。」 そう言い残してケンケーンは宿の裏口から再び中へと入っていく。 一方洗濯物を干し終えたニュンはその場で少し考えていた。 このまま誘いに乗って良いのだろうか。 女将さんが居ればなんと言うだろう。 頼りにするその人も今は教会へ行っている。 はぁ。と小さく溜息をついた後、開いたままになっている裏口から店内へと戻っていった。 麗らかな日差しに包まれたセビリアの街の中、噴水の見える広場から西へ向かう大通りに南を向いて構える店に2人は向き合うように座り朝食を取っている。 「もっと洒落た店があれば良いんやが。こんな所しか知らんから。」 ケンケーンはそう断りながらベーコンと野菜を炒めただけの簡単な料理を口に運んでいる。 朝というのに見事な食欲である。 それに比べ対面に座るニュンはと言えば、トーストに少しサラダだけのあっさりした朝食で、それを少しずつ口へ運ぶ姿は年齢相応の仕草だった。 「せや。ここは大分慣れたか。」 グラスの水をぐいと喉の奥へ押し込んだケンケーンが話題を切り出す。 それに対しニュンは少し考えてから答えた。 「まだ慣れたというには遠い気がします。」 ケンケーンを気遣うよう、笑みを浮かばせている。 「俺もここの出身やないからな。最初は戸惑ったんやが、慣れると良い町だ。」 「そうですね。私が居た町に比べてとても大きいですし、人も多いです。びっくりする事も沢山あって、もうちょっと時間が要りそうです。」 ケンケーンは大きく頷いた。 彼が始めてこの町へ出たとき、同じ事を思ったと懐かしい日の記憶を辿る。 「ただ…。人が多い分、何かと空々しい感じもありますよね。何かこう御近所さん同士のお付き合いとか、地域の暖かさみたいなのがないような気がします。」 それを聞いて思わず小さく唸る。 食事の手を止め、腕を組むと何事か考えている。 「確かにその通りやな。暫くそういう感覚をなくしてたが、言われてみればそうやな。」 「でも、皆さん良い人が多いですよ。お世話になってる宿の御夫婦とか皆よくしてくれますから、ただ慣れてないだけだと思います。」 ニュンはそう言ってまたにこりと笑っている。 「いかん、いかん。不慣れな子にそんな気遣いさせては、この町の先輩として見過ごすわけにはいかん。夕方の仕込みまでは休みやろ。よし、俺がこの町を案内したろ。」 皿に残ったソースをパンに染み込ませたものを口へ投げ入れる。 「あ、あのっ。1つお願いがあるんですが。」 「ん。なんか欲しいものでもあるんか。」 ニュンは首を横に振る。 「もし、よろしければ。船を見せてもらえませんか。」 「船。俺の船でええんか。」 こくりと頷く。 勢いよく立ち上がったものの、何となく出鼻を挫かれたような気分のケンケーンだった。 「そんなんならお安い御用やが。そんなんでええんか。お前みたいな子が喜ぶ場所は他にもあるんやで。」 ケンケーンは身振りを付け加えて次々と店名を挙げてゆく。 その姿を見たニュンはくすくすと笑っている。 「お詳しいんですね。」 「そういう事にしておいてくれ。それじゃ、行くか。」 2人は席を立った。 「と、その前に。その服をどうにかせんとな。」 言われてニュンは改めて自分の服を確かめる。 「変ですか…。」 「いあ。普段、宿の手伝いしてる格好のまんまや思ってな。休日ぐらいはええ格好せんとな。」 そう言ってケンケーンはまず港とは違う方向へと歩き始めた。 午前の柔らかな日差しが大通りの石畳に降り注ぐ。 そこに2人して歩く影がぼんやり映し出されている。 行き来する人の数も増え、セビリアの町がようやく目覚めようとしていた。 港周辺は街中と違い、辺り中に潮のにおいを満たしている。 午前の一番忙しい時間は過ぎているが、それでも新たに入港した船やこれから発とうとする船の準備やらで人の影が消えることはない。 あちらこちらで何やら声があがる光景はいつきても変わらない。 出航所の役人と物資を卸す業者の周りにはいつも人の壁ができている。 この近くにある市場へは買出しに何度か足を運んでいるが、こうやって港の中まで入るのはこれが始めてだった。 元々海のない町で育った為、その目に映るもの全てが新しい。 ただ、水夫の荒々しい声は静かな町で育ったニュンにとってはどこか怖いと感じ、いつの間にかその手はケンケーンの袖口を力強く握っていた。その身は真新しい薄紅色の服を纏っている。 人ごみを抜け、何本かある桟橋の1つに入ると人の姿は疎らになっていた。 大小さまざまな船がずらりと並び、一定の間隔で波に揺られている。 その中の1隻の前でケンケーンは足を止める。 ちょうど荷積みが終わったあとの確認に来ていた副官が立っている。 「お仕事ごくろうさん。」 「ほぼ積み込みは終わりました。あとの物資も明日には入る予定です。」 簡単な報告をしながら、その視線はケンケーンの袖口を握ったままの女性へと注がれる。 「この方が件の…。」 「ちゃうちゃう。世話になっとる宿屋夫婦が預かってる娘さんや。船が見たい言うからな。」 「そうですか。初めまして、この船で世話になってる者です。お見知りおきを。」 そう言って副官は、ニュンの右手をとり挨拶した。 「どうや、ちょっとそこら辺動かすこと出来るか。」 「今からですか。まぁ、出来ない事はないですが。」 副官の声は面倒ごとを振られたという歯切れの悪さだった。 「んじゃ、頼んだ。」 軽く言ったケンケーンに対し、副官は明らかに不機嫌そうな顔つきだった。 「ニュン、船は初めてか。」 こくんと1つ頷く。 「よしっ。じゃ、乗り込むぞ」 そう言ってケンケーンはニュンを軽々と抱きかかえた。 その格好を見た副官が茶化すように口笛を鳴らす。 「えっ。あの…。」 生涯初の事に遭遇し、ニュンの胸は破れんばかりに鼓動が早くなる。 激しく動揺するニュンに構わず、その抱きかかえたままで渡し板を上ってゆく。 船の揺れと板の撓みの独特なリズムが伝わってくる。 今まで見たことない距離にケンケーンの顔が近い。 その視線は一心に歩く先を見つめている。 衝撃的な状況で何かしらこみ上げる感情に迫られ抱きかかえられてから僅か少し進んだところかで目を閉じ船に着くまでの時を待った。 たった数メートル間の出来事のはずなのに、ニュンには遥かに長い時間に思えた。 「着いたで。」 ゆっくりとケンケーンの腕から解放され、ニュンは生まれて初めて船の甲板に足を下ろす。そして1つ小さな深呼吸をして硬く閉じていた目を恐る恐る開ける。 「ここが、船の上…」 少し震えたような声だった。 間近で見るメインマストは真っ直ぐ空に向かって伸びていて、そこから何本ものロープが船体へと繋がっている。 その視線の先に広くどこまでも続いているような海が見える。 市場から初めて海を見たときとは違った感動がこみ上げる。 何もかも初めて見るものばかりで、胸の高鳴りは治まる気配がない。 「船内も見てみるか。」 ケンケーンはニュンの手を取りニュンを船内へと案内する。 船内は思ったより狭く、なにもかもが小さく収まっている。 「乗せられる量が決まってんからな。こうやって色々と工面してるんや。」 通路にある小さな収納の1つを開くと綺麗に整理された見慣れぬ品が納められていた。 まるで迷路のような船内をぐるりと回った後、最後に提督居室へと案内される。 「ここが俺の部屋。」 部屋の中央には丸いテーブルが1つ、それの他には部屋隅に小さな机、その反対側に質素なベッド。壁沿いには収納が1つとなにやら沢山の書物が収められている棚が2基ほど置かれている。 ぱっと見れば陸にある小さな宿の1室のようだが、どこか生活感がないというか無機質な印象を受ける。 「航路決めたり、書類作ったりと、いわば仕事部屋やな。」 ケンケーンはおもむろに1枚の地図を取り出す。 「これが航路図だ。今居るセビリアがここ、他にもリスボン、マラガ、お前が生まれた町がここや。」 ただただ感嘆の声を上げるニュン。 「今までどれだけの町へ行かれたんですか。」 「せやな…。数えたことないが大小あわせると200は超えるんやないかな。」 ケンケーンは棚に並んでいる本の中から1冊を取り出した。 そしてそこに書いてある項目を数え始める。 「これは今まで訪れた町の事を書いたもんなんや。いずれこういうのを纏めて出したいと考えてる。」 「今まで行った全ての町の事をですか。」 「その通り。例えばアフリカのある町の事なんだが『とくかく暑い。一歩町の外にでると夜と勘違いするほど鬱然たる光景が広がっている。』という具合や。」 その本の1ページを開き、記されたところを指で示す。 そしてこの町に纏わる自身の体験談を話し始めた。 (続く)
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/95.html
2008年1月 第6回オフ会 参加:閣下、れんれん、アンレ、wol、ジョコンダ、だーす、 レナータ、せいじ、ルカ・トニ、けんけーん 先発隊:通天閣方面 晩餐会:場所失念 2月 商会イベント(謎解きイベント) 参加:閣下、アンレ、ジャジー(ゑろす商会)、Loke、SEIJI、 レナータ、Wol、こうひえ、だーす、うずまき、筑豊、erupepe、 ひろっち、けんけーん 優勝:レナータ 2位:SEIJI 3位:だーす 2月加入者:erupepe、シナティ・ジェーン 3月 この頃、商会内でのバトルキャンペーンイベントが始まる イベント名は「ぐだぐだBC」(名付け親 せいじ) 6月加入者:Dr.Dai、Telesilla、ちゃぁ・茶 7月 この頃、こうひえが生産部長(納品取仕切り)に任命される。 7月加入者:慶次郎、レッド・ナタル 8月 第7回オフ会開催 ゴールデン・ルーヴェオフ会が初めて関東で行われる。 場所:東京・新宿 先発隊:秋葉原、神田、お台場ツアー 参加:閣下、れんれん、アンレ、ルカトニ、だーす、アムス、 うずまき、シッド、ジョルジュ・剛田、けんけーん このオフ会でアンレーデが自ら料理をとるという歴史的快挙を達成。 9月 インカエピソード攻略イベントがこの頃より開始。 2009年2月まで定期的に続けられる。 テノチティトラン発見イベント第2弾実施 参加:閣下、ライラ、アンレ、ジョルジュ剛田、ひろっち、Wol シンシア・フーバー、シナティ・ジェーン、Dr.Dai、けんけーん 10月 オスマンイベント(公式イベント)に商会として参加 参加:閣下、ライラ、アンレ、アイメル、こうひえ、筑豊、erupepe レッド・ナタル、けんけーん 10月加入者:つん汰、とろこ、ルナメイア
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/83.html
ん~…人の数は昨日の2割増? ってなぐらい人が湧いてる。 まぁ、田舎モンの足だけに追い抜かれてると多く見える錯覚かもしれないけど…。 とりあえず、電気街としての底力を見せてもらうべくルカの探し物の旅開始。 とりあえず人の流れに身を任せつつ、思わせぶりな看板を見つけては入店+リサーチ+脱出を繰り返す。 さすが天下の秋葉原…100円単位の鬩ぎあいだなw 逆を言えば、劇的な差はどの店もないって事で何か紳士同盟でもあるんちゃうかと思うぐらいの徹底ぶりに乾杯♪ 途中、何やら面白そうな小店をハケーンし突撃する、客が4人入るとイッパイイッパイな狭小店だが、置いてある商品はというとネタTシャツ。 「秋葉原」とか「萌」などをプリントしてるだけのTシャツ…ベタやけど実用的だw ルカがお土産選びに悩んでいたので「萎」Tシャツをゴリ押しし、見事ご購入あそばされましたw そんな寄り道を挟みながら探し物は続く。 目に付く店に片っ端から入店しつつ、結局はJR秋葉原駅近くの小さな店が最安値だったw 大型店の実力って、名の売れた店の実力ってこんなものなのか? 結果思うとおりのモノが見つかってまずは1問クリア♪ 次にやるべきことは「ぶらりウィンドゥショッピング」。 まー、OFF会のお楽しみ№3がこのぶらぶら散歩♪ ここは秋葉原、ガトリングガンで撃ち倒したいほどの人ごみを除けば正しく聖地…きっと楽しいネタが満載にチガイナイ! っと、テクテク歩いていると早速にネタ発見! ←元祖ラーメン缶こちら 良いね~、今やさほど珍しいものじゃないけど。そこまで自己主張するなら見てやろうじゃないかw ごった返す通りからソコへ入るとまるで別世界のように人っ子一人いない路地、こんなところに元祖サマが居てはるのかw そして2台並んだ自動販売機にラーメン缶がずらり。 が、次の瞬間、ウチの視線はまったく別のトコロへ… 「おぉぉぉ!チェリオ!」 ウチにとってはこの発見が大きい!思わず激写w いぁはや心落ち着く光景ですな…( ̄- ̄)y-~ 思わぬお宝にウハウハ状態で再び人ごみの中へ潜り込む。 アッチの店、コッチの店、まぁ目まぐるしいほどの店舗数にホントに目を廻しながらあれやこれやと見て回る。 そしてウチ等の前に見えたのは真っ黒な建物…別段興味ないと思っていたが、そこから出てくる人の手には見覚えあるロゴマークが。 あっ!まんだらけ!Σ( ̄□ ̄;) これは…入らないとダメでしょw 各階ごとに置いている商品が異なるらしいが、まずは入店。 どうやら1Fは買取フロアらしい、売るモンなんて何一つもってないが、この小雨降る中でも売りに来てる人は居るもんだ。濡れたら勿体無いのにねー。 とにかく外階段を使って上へ登る、フィギュアはさほど興味ないのでコミックを扱う4Fで再び入店。 う…良い表せない独特のオーラがフロアを包んでる…(汗 ふらりふらりと歩きながら物色と洒落込みたいが、通路自体が狭い。 人とすれ違うにもいちいち体の向きを変えないと窮屈なほど…これは改善の余地が大有りですよw なんとかフロアを1周し全体の配置が分かった所で今度は綿密なリサーチをと思っていた所、ウチの耳に妙な会話が聞こえてくる。 客① :「まだ商品入ってないみたいね」 客② :「そうみたい。」 客① :「ここら辺(にある棚の商品)も変わってないね。」 客② :「それよりさ、部屋の同人誌をどうにか整理しないとマジやばい。」 客① :「ははは、それは大変だー」 じゃぁ、こんな所で油売ってないで部屋の整理でもしろや!☆\(▼_▼メ) ったく、部屋が片付かない程の量を持っている事を自慢しているのか、それとも整理できてない部屋に住んでいる事で悲劇の主人公として欲しいのか、はたまた整理することが出来ない愚鈍さを笑って欲しいのか、痛すぎる会話だw そんな痛い2人にそっと見切りをつけてウチも興味ある棚で探し物。 が、狭い通路で棚の下段を探そうとすると自然としゃがみ込む姿勢になる、そんな息苦しい格好で探し物していると、ふっと視界が暗くなる…んん? 不思議に思っていると頭上で人の気配がする。 おぃ!通路が狭いからって人を跨いでいくってどういう事!Σ( ̄□ ̄; さすがにこんな事は人生初ですわ、迂回できない訳でもないのにナゼに人の上を越えて行くのか。 まったく人としてその行動はどうなんよ… 想像つかない攻撃にげんなりし、さらにはお目当ての品も見つからず。 結局手ぶらで店を出たw それにしてもガラスケースに並んでたたかが数十ページの同人誌がン万円という値段には、さすがに「聖地」の片鱗を見たようなきがした…福眼でございました(-人―) まんだらけを出て、再び放浪の身となり再び秋葉原を周回する。 かれこれ大まかに2周はしたかなw 徐々に日も暮れて、雨粒も大きくなってきた。 それでも店めぐりは収まらない…ガチャポン屋、電気屋、DVDショップ、雑貨屋、なんだか得体の知れない店、疲れてるハズなのに足は止まらない。 普段の生活でもここまで歩くことはしないんやがw そして、とある雑貨屋っぽい店に入り、再びルカが何やら物色を始めたので、一通り店内を回ったウチは狭い空間から逃げるように外へ。 すると、隣がどうやらパチンコ屋さんらしく派手な音楽が流れてる。 ま、人待ち中だしと街路樹の傍で雨を凌ぎながら待っていると、パチンコ屋の方からなにやらナレーションっぽい声がする。 なんか、良く分からないが若いオネーチャン2人が何かのイベントを始めたらしい。 そしていつの間にやらパチンコ屋の前には人だかりが…。 MCの人が場を盛り上げようとしているが、微妙な反応の観客w 微妙な温度差のまま2人のオネーチャンが歌を歌い始める。 あんま上手くないな…つか、アンタ等誰さw それでも中には熱狂的な人も居てるらしく、立派なカメラを構えてる人までいる。 ファンかそれとも関係者か、その素性はほっといても、この歌はウチには雑音だなw ルカが店から出てきたのはそれから10分後の事だった。 いっそう雨は降ることを止めず、むしろその勢いを時間と共に強めているようだ。 とは言え、店に入っては出てを繰り返すウチ等2人にはまだ我慢できるほどの雨量で、大通りを挟んで移動するのも3周目になった頃、ふと気になる看板を思い出す。 なんだか赤い看板でABCたらなんたら書いていた。 ウチの眼には他の店とは違って少し個性的なオーラを感じた店で確か大通りに1軒、路地を入ったところにもう1軒あったと記憶している。 買い物もほぼ終了してすっかりご機嫌なルカを誘って、その店を探してみようと促す。 あやふやな記憶を元に探すだけに、少し手間取ったが大通りの店を発見♪ 中身は、いたって普通の電気屋さんだったw そしてもう1軒を探してみるが、なかなか記憶にある風景が見つからない。 ここへ来てすぐに1度見ているはずなのだが、なんとも頼りない脳みそだろうか…情けない!orz ま、良いか…と諦めたとき、その赤い看板がふと目の前に現れる。 そうそうコレよ♪ さっきの店と違ってこの店は思った以上にでかい♪ 期待満点に勢い良く入店する。 今回はナカナカ良い感じ♪ くだらない小物類は無視して各階を視察しながら階を上ってゆく。 そして3Fにたどり着いた先で見たものは…歳食った猫耳店員…きつっ!(==; ま、まぁ…コメントに困る罠だw 「やりたい事」と「やれる事」の境界線はキッチリ守った方が良いよ…その方がお互いの精神的に楽だから…orz キッツイ先制攻撃をモロに喰らったものの、日頃から鍛えた不屈の精神力(?)でやり過ごし、再び物色開始。 ここは中々に良いね、過去数回のOFF会の中でイチバン食指が動いたかもw 過去、自分のために何かを買うという事をしてないウチだったが、ここではサスガに財布を出そうかと思える。 そういえば、職場の同僚が異動になるから餞別の1つでも勝ってやろうかとネタを探す。 あ…ガンダム関連商品ハケーン♪ やはりここはベタに名言Tシャツかの。 イロイロあるけど、どれにしようか…。 「あえて言おうザコであると」 これだ! まったくガンダム知識はないが、おもろいから決定♪ さてと、他にネタはないかなとグルグル巡る。 あ、攻殻機動隊関連商品ハケーン♪ こっちは特車二課シリーズも…あぁ、こういうの好きだね♪ アレコレと悩んだものの、結局手に取ったのは「笑い男レポート用紙」…。 いぁ、リアルでメモ帳切れてるだけなんですよ、そう思っていてください。 あまり買い込むのが苦手なウチは、その2つを持ってレジへ。 やっぱり、その猫耳痛いな…。 先ほどまでのウハウハ状態を素に戻させるには充分な攻撃を受けつつ、視線をチラリと壁に貼っているポスターへと向ける。 どうやら全国に店を展開中らしい。 アンレ :「全国に店あるんやねぇ」 猫耳 :「え?あ、あぁえぇ。」 アンレ :「四国には無いんやねぇ。」 猫耳 :「えーっと、あの、えぇはい。」 アンレ :「欲しけりゃネットで買えなのねw」 猫耳 :「えっと、●●●円になります。」 アンレ :「…あいさ。」 なんや、気の利いた切り替えしでけんのか…教育がなってないぞ! そんなコトでは西ではやっていけんぞw ま、アンタが西へ来る事はないだろうがねwww ともかくOFF会初、自分の為のアイテムをげっちゅ♪ なんか少し楽しかったりw お会計を済ませ、外へ出るとかなり日も沈み、雨もいっそう強くなっていた。 なんとか傘を購入せずにココまで来たが、そろそろ限界のようだ。 もう既に傘をさして居ない人の方が少なくなってきている。 たまらず傘を捜すと…「ビニール傘 ¥200-」おっけ、それで充分だw 喜び勇んで購入した店はソフマップだった。 手広く商売してまんなw( ̄- ̄)y-~ その後、1・2軒のお店を周り、どっぷりと日が暮れた17時半惜しみつつも秋葉原を抜ける決断をする。 つか、何時になっても人の量が変わらないってどういう街さwww さて問題です。 皆さんは「イタ車」ってご存知ですか? 田舎モンのウチは話に聞いてる程度で地元でもそうそう見られないレア車なのですが。 駅までの道中に「これぞイタ車!」ってのをハケーン♪ 前から後ろまでどこまでもイタ車! さすが聖地…なんかスッゴイ得した気分で、思わず激写♪ JR秋葉原駅の券売機前まで戻ってみると、これまた人の波w 雨宿りもかねてるんだろうなと思って人ごみの中を歩いてると…居た! 昨日の稲荷カメラ野郎だ! 相変わらずコスプレネーチャンを連れてやがるw つか、この状況でカメラ構えられるのか…いやはや感服つかまつった orz とりあえずホテルまで戻り、荷物を下ろす。 おや? 部屋がキチンと片付いている? 「連泊の場合は部屋の片付けを行いません」とホテルHPに書いてあったと思ったが、きっちりルームメイクされてらw まぁ、掃除されて悪い気持ちはしないわな♪ 椅子へ腰をおろし、とりあえず一服…足がダルいwww できればこのままサウナ入りたいのぅ♪ いぁ、ダメだ。とりあえず空腹を満たさねば戦(?)にならんw 18時半、再びロビーに集結し「美味しい」食事を求め再び出発! が、しかーーーーし! さすがオフィス街の日曜日、昨日の景色より更に暗い…食事処はどこだ~??? 天下一品ラーメンも、地元ラーメン屋も開店すらしてないw 仕方ない足で探すしかないか、とは言え行動範囲をここから広げたくないのが心情w いぁ、ホンマに足が棒になりそうなんですわw ちらりほらりと食べ物屋さんの看板も見えるが、どこもパッとしない。 フツーの居酒屋さんでええんやが、立ち飲み屋とか焼酎屋とかしかないw ※ アンレは焼酎が苦手なのでつ 結局、ホテル付近から駅付近まで足を伸ばしたもののロクな店が見当たらない。 このままだと、昨日見つけたコスプレ焼肉屋になりそうだ。 ちょっとお疲れの身に焼肉はキツイよね。 駅近郊を歩きまわって2人が見つけたのは…コスプレ居酒屋「不思議亭」…。 この際…コレで我慢するか…( ̄_ ̄; エレベーターで4Fまで昇り、いざ入店。 コスプレ店員:「お帰りなさいませご主人様」 居酒屋なのに…居酒屋のハズなのに…はぁ↓orz 適当に座敷席に座ると、小鉢とお品書きをコスプレしたオネーチャンが持ってくる。 軽く酎ハイを注文してメニューを見る。 中身は至って普通の居酒屋だな…。 コスプレ店員:「1stドリンクの注文いただきました~」 いぁ…だから…居酒屋やからさ…もっと、こう…。 若鶏の唐揚げ、シーザーサラダ(ゴマドレッシング付w)、あと数品を注文。 とりあえず今日1日に乾杯♪ 昨日のジンリッキーと違って、今日はしっかり混ざってる♪ んんんん~五臓六腑に染み渡るねぇ♪ 一息ついた所で、店内をぐるりと観察 店のイメージとは違って内装はごっつい和風テイスト、つか元々すし屋っぽいw メニューにも寿司が堂々と載っている、きっと2代目の趣味にちがいない( ̄^ ̄;) さて、以前ウチは大阪でメイド喫茶なるものに行った事があるが、ここでも同じ事が言えるんだけど。 コスプレとは服が人を選ぶんです! そこの惣流・アスカ・レングレーに見せようとして全く別の個体になっているアンタ! ハイソックスに足の肉が乗っかってますよ…。 いいか貴様等、「やりたい事」と「やれる事」は分別つけやがれっ やるなら最大限の努力しやがれ、ノリと勢いだけで服着てんじゃねぇよ。 商売してんならプロだろ、プロならもっとストイックに突き詰めろや…。 全ては調和だ…着るだけじゃなく見る側の心も考えろやw ふぅ、思わず熱くなっちまったぃ。失礼♪ ともかく、晩ゴハーンだw 唐揚げはまぁ普通、続いてササミカツが来た…って何さアンタ。 コスプレ店員その2:「ササミカツお持ちしました、ソースを掛けちゃいますので、お好きなところで『ストップ』と言ってください♪」 えー…ツッコミどころ満載な台詞なんですがw 口元が引きつる笑みを浮かべるウチ等の心情なんかお構いなしにその2はソースを掛け始める…。 ルカ :「ストップ!」 アブナイ、アブナイ。 なんつう罠だよ、唐揚げの時は何もなかったのにw とりあえず危機を脱した2人は急いでお品書きを開く。 ルカ :「なるほど、この☆マークが付いてるヤツはこういうサービスが付いてくるらしい。」 アンレ :「ほほぅ…☆印、シーザーサラダも付いてんね…。」 ルカ :「だな。」 ともかく運ばれてきた料理に罪はない! ひたすら食らうべし。 っと言ってもウチの食べる量なんて高が知れてるがw そうしている間に、シーザーサラダがやってきた。 コスプレ店員その1:「サラダ、お待たせしました。」 ルカ、アンレ :「はいはい、どうも」 コスプレ店員その1:「今からドレッシングを掛け掛けしちゃいますので、」 ルカ、アンレ :「はいはい」 コスプレ店員その1:「私の名前は『ねこちゃん』と言いますので『にゃんにゃん』と可愛く言って止めてくださいね♪」 なんだそれは!Σ( ̄□ ̄; さっきはそんなの無かったぞ! ルカ :「アンレ、任せた!」 アンレ :「まじか!」 笑顔のままドレッシングをかけ始めるその1。 アンレ :「…にゃんにゃん…」 コスプレ店員その1:「はい♪OKです~♪」 アンレ :「(屈辱だ…)」 何事も無かったように持ち場へ戻るその1、強敵だ(==; なんかもぅ、お腹イパーイorz 気を取り直す為にシーザーサラダを一口。 シナッ…。 えー…っと、レタスよね?w 情けない噛み応えだねぇ、萎れてやがるw 寂しいねぇ、レタス特有のあのシャキシャキッとした歯応えがないとは、江戸の人はこれを食べてるのかのぅ。 野菜ってのはバリバリ音を立てながら食べるもんですよw しかし、萎れていようが野菜には違いない。 この2日間、圧倒的に不足がちな野菜だけに貪るように口へ運ぶ♪ あんまり美味くない、けどウマイ…複雑な心境だ( ̄__ ̄; シャキシャキ野菜を食べられるって田舎モンの特権なんかな~。 揚げ物と野菜とを程よく平らげて、なんとなくこの店にも飽きたw めちゃくちゃ美味しいという訳でもなく、超マズイ訳でもなく、 コスプレネーチャンがどえらい別嬪さんという事もなく ある意味で期待を裏切られたような…w ルカ :「よし、反省会(次の店)へ行くか。」 何の躊躇もなくお勘定を済ませる。 コスプレ店員その3:「ポイントカードを作られますか?」 ルカ :「いぁ、遠いのでええですわ。」 コスプレ店員その3:「どこなんですか?」 ルカ :「愛媛。」 コスプレ店員その3:「………そ、そうなんですか。」 おーぃ、気の利いた返しカモーン!w まったく、ここも機転の利かないのか…w コスプレする人ってさ、周囲の目をキッチリ跳ね返すようにお勉強してると思ってたんだけど、アドリブに弱いんかな~w ま、程度は分かったわw 200円の傘をさし、次なる店を探す。 ホテルへと続く駅裏の道に再びコスプレネーチャンが屯ってる。 ただ、本人さんたちは日曜日の神田駅の実力を知ってるのか、その顔には生気にかけている。 まぁ、ここでも「やりたい事」と「やれる事」を履き違えてるかと思えば、コッチは正統派なコスプレで、チャイニーズドレスやナース等々。 それなら許す! どうやらこの人たち、先に見つけたコスプレ焼肉の呼子さんらしい。 雨の中ごくろうさん、でもウチ等には要らんなwww 駅近辺を歩いてみたものの、コスプレ焼肉とキャバクラのポン引きしか見えず、江戸のオフィス街の寂しさを2日連続で味わうこととなった。 ルカ :「こらアカンな、反省会第2回をやるか。」 その案にウチも納得。 そして2人が向かったのは付近のパチンコ屋w まずはスロット専門店か、どれどれ…まぁまぁのラインナップだな、しかし、ウチ等2人が果たしたいのは午前中のリベンジのみ! という訳で、打てそうな店を探してみる。 朝イチで店の場所だけは探してるから、あとは釘あるのみ! 1店目…ダメ。 2店目…最悪。(でも、サクラ大戦(スロ)があったw) 3店目…チネ! これが悪い釘の見本だ!と言わんばかりの台が並んでいる。 いくら明日(25日)が新台だとしてもコレはひどすぎるんじゃないか?w それにパチンコもスロットも少しだけ古い台が多いようなw 1年半ぐらい時間が止まっているような気がした…。 ここまでウチ等の希望の芽を摘み切るとは、神田恐るべし、いぁ都会は田舎モンにキビシイのぅ…。 立て続けに都会の洗礼を身に浴びて、こうなったら記念打ちでもしようかと。 結局、サクラ大戦(スロ)に3K、金エヴァに2k、甘デジルパンに1kを投資しアッサリ実践終了。 はっきり言ってパチンコ・パチスロとしては全く価値の無い時間でしたw しかしサクラ大戦はもう打つ機会はそうそう無いだろうからね、サクラ打ち納め会みたいなもんかなwww でも、正直言えば1回でも良いから当たりたかった…かなw パチンコ屋を出たのが20時過ぎ、これにて江戸での遊ぶ予定は全て終了。 昨日と同じく人気の無い道を通り、昨日と同じようにファミ●ーマートて夜食を購入しホテルへ戻る。 浴衣に着替え椅子に腰掛けると、ケータイ電話がメールを受信する、実家からだ。 ニュースをみて関東地方が大雨だというのを知り、気遣いのメール送ってくれたらしいが、最後の一文が「●●●山が山火事で家から良く見えます。」 山火事ですとっ!Σ( ̄□ ̄; 地元ではン十年ぶりになる山火事に地元は半分祭り騒ぎらしい、燃えている周辺に民家ほとんどないらしく木が燃えてるだけの被害らしい。 西日本、特に瀬戸内は雨降ってないからな…鎮火には時間かかるだろうな。 そんな地元のネタを持ってルカの部屋へ向かい、明日の作戦会議を開く。 ルカ :「明日、閣下誘って一緒に戻るか。」 結論は早かったw その後10分ぐらいヨタ話を挟み、部屋へ戻る。 煙草を咥え、TVの電源をぽちっとな♪ 「集中豪雨により小田原―熱海間運休しています、復旧の目処は…」 おぃぉぃ、なんだコレはw 明日はキッチリカッチリ走って貰わないと洒落にならんよw 唯でさえ有給使ってんのにw イヤ~な情報を公共の電波から受け取るとちょっとだけ萎えるね。 日曜日なので何か他に番組がないかとザッピングをしつつぼんやりと時間を過ごす。 なんかパッとしない番組しかないな~…映画もB級だし…。 ひたすらザッピングと煙草を繰り返す時間が過ぎ、諦めてB級映画をぼんやり眺めていると、再びケータイが鳴り響く。 閣下 :「どもどもwwww」 アンレ :「まいどw」 閣下 :「いぁ~、ヨカッタ!」 アンレ :「お?勝ったん?」 閣下 :「おうよ!9:1完璧やでw」 電話越しにも閣下の上機嫌ぶりが伝わってくる。 閣下 :「で、今どこ居てるん?」 アンレ :「もぅホテル戻ってんのよ。」 閣下 :「もし外にでてたら合流しよかと思ってんけどなw。」 アンレ :「明日に備えて早めに切り上げたんよ」 閣下 :「そかそか。で、明日はどないするん?」 アンレ :「んと、朝9時ぐらいにホテルを出て東京駅で写真1枚撮ってから新幹線だね。」 閣下 :「そかそか。んじゃ。ワシもホテル戻るわw おつかれさんw」 電話を切り、再びB級映画に目を向ける。 今日こそはゆっくりと風呂に入りたい、時間的にはもーちょい後だろうな。 それにしても、つまらない映画だw 23時半、もぅそろそろ頃合かとB1Fへ降りる。 なんとなく雰囲気が静かだ、今日こそのんびり風呂に入れるか?w 浴室に入ると、ルカとばったり遭遇。 ルカ :「アカン…」 どうした?なにがあった? ルカが指差した先には妙な外人に占拠された水風呂が… ルカ :「かれこれ20分以上占拠されてんねんw」 20分も水風呂に浸かってんのかwwww それは逆に体に悪いんちゃうか?w せっかくのサウナも水風呂抜きだと醍醐味半減、どうしても快適な風呂で1日の疲れを癒す事を許してくれないらしいなw だがしかし、サウナに入りたい気持ちは治まらない。 例え水風呂に入れなくてもだっ! と、勢い良く誰も居ないサウナに入る。 ウチがサウナを出るのが先か、水風呂が空くのが先か…勝負だっ! 約15分後…勝った~!\(  ̄▽ ̄)/ 本日2度目の勝利…また全くカンケーない所で勝負運を使ってしまった、そして疲れたorz 適度な疲労を伴って部屋へ戻り、明日の最終予定を閣下へメールする。 するとスグに電話で返ってきたw とりあえず神田駅のホームで待ち合わせとして打ち合わせ終了♪ TVは相変わらず面白くない、有るはずのサッカー番組もなんか某有名バンドのライブの番組のお陰で放送されない…つまらんw ぼんやりTVを見ながら、今日1日の事を頭の中で思い起す。 なるべく小さなネタも忘れないよう脳裏に焼き込む、コレをしてないとOFFレポ書くときが大変やからねw 初日はメモ書いたけど、今見ると酔っぱで書いた字なんて自分でも読めんしwwww 読めないメモってチョー使えね~w 狭いホテルの一室でやる事といえばTVを見ることぐらい。 メタボリックの元凶となる夜食おにぎりを頬張りながら遅く始まったサッカー番組をぼんやり眺める。 日付は25日になっていた。 TVから流れてくる音をBGMにしつつ目を閉じるとエアコンの程よい冷気とサウナの疲れと両足のだるさでどっと眠気が押し寄せてきた。 2日目、これまた移動に次ぐ移動の連続だったな。 この疲労感すら心地よいと思えるのはきっと楽しかったからに違いない。 明日は最後の大移動が待っている、新幹線が走ってくれる事を祈りながら起きようとするのを諦め静かな寝息を立てていた。
https://w.atwiki.jp/3dsmh4/pages/633.html
セルタスSシリーズ【ガンナー】 特徴 アルセルタスとゲネル・セルタスの素材を用いた上位のセルタスシリーズ 基本性能 費用 防御力 火耐性 水耐性 雷耐性 氷耐性 龍耐性 装備一箇所 9100z 27 -3 4 0 -2 4 装備全箇所 45500z 135 -15 20 0 -10 20 最終強化全箇所 z Lv 防具強化 防具強化 Lv 防御力 強化素材 費用 z 生産素材 部位 名称 スキル系統 スロット 生産素材 頭 セルタスSキャップ 砲術+3 装填数+2 気力回復-3 OOO 重甲虫の堅殻*6 重甲虫の大顎*3 重甲虫の円月尾*2 徹甲虫の尖角*1 胴 セルタスSレジスト 装填速度+3 砲術+3 気力回復-3 O-- 重甲虫の堅胸殻*4 重甲虫の円月尾*4 重甲エキス*1 上質な腹袋*4 腕 セルタスSガード 装填速度+4 砲術+2 気力回復-3 OO- 重甲虫の堅殻*6 重甲虫の鋭爪*2 重甲虫の堅胸殻*5 モンスターの濃汁*6 腰 セルタスSコート 装填速度+3 砲術+1 榴弾追加+4 気力回復-3 O-- 徹甲虫の堅殻*5 徹甲虫の薄羽*2 徹甲虫の尖角*1 ドスヘラクレス*3 脚 セルタスSレギンス 砲術+1 装填数+3 榴弾追加+2 気力回復-3 O-- 重甲虫の鋭爪*3 重甲虫の堅胸殻*5 重甲虫の大顎*2 濃縮重甲エキス*1 スロット数合計/必要素材合計 8 重甲虫の堅殻*12重甲虫の大顎*5重甲虫の円月尾*6徹甲虫の尖角*2重甲虫の堅胸殻*14重甲エキス*1上質な腹袋*4重甲虫の鋭爪*5モンスターの濃汁*6徹甲虫の堅殻*5徹甲虫の薄羽*2ドスヘラクレス*3濃縮重甲エキス*1 発動スキル スキル系統 頭 胴 腕 腰 脚 計 発動するスキル あと少しで発動しそうなスキル 装填速度 +3 +4 +3 10 装填速度+1 砲術 +3 +3 +2 +1 +1 10 砲術師 榴弾追加 +4 +2 6 徹甲榴弾LV1追加 装填数 +2 +3 5 気力回復 -3 -3 -3 -3 -3 -15 スタミナ回復遅延 ※あと少しで発動しそうなスキルとは±4ポイント以内で発動するスキルのことです。
https://w.atwiki.jp/mh3g/pages/696.html
ドボルSシリーズ【ガンナー】 特徴 基本性能 値段 防御力 火耐性 水耐性 氷耐性 雷耐性 龍耐性 装備一箇所 9500z 27 -4 4 -1 2 2 装備全箇所 47500z 135 -20 20 -5 10 10 最大強化全箇所(G級) 211350z 300 LV16 防具強化 防具強化 LV2 LV3 LV4 LV5 LV6 LV7 LV8 LV9 LV10 LV11 LV12 LV13 LV14 LV15 LV16(MAX) 防御力 29 32 35 38 41 45 49 53 54 55 56 57 58 59 60 強化素材 上鎧玉 尖鎧玉 堅鎧玉 重鎧玉 真鎧玉 費用 650z 860z 1450z 2900z 3900z 生産素材 部位 名称 スキル系統 スロット 生産素材 頭 ドボルSキャップ 攻撃+1 回復速度+3 逆境+4 達人-2 OO- 尾槌竜の尖角*2 尾槌竜の堅殻*6 尾槌竜の尾骨*1 ファンゴの毛皮*3 胴 ドボルSレジスト 攻撃+2 回復速度+4 逆境+1 達人-2 O-- 尾槌竜の尖角*2 尾槌竜のコブ*4 竜玉*1 ファンゴの毛皮*6 腕 ドボルSガード 攻撃+2 回復速度+2 逆境+3 達人-2 O-- 尾槌竜の堅殻*6 尾槌竜の堅尾甲*2 尾槌竜の堅苔甲*5 垂皮竜の上皮*6 腰 ドボルSコート 攻撃+2 回復速度+2 逆境+1 達人-2 OO- 尾槌竜の堅苔甲*4 尾槌竜の堅殻*6 尾槌竜の仙骨*1 垂皮竜の上皮*4 脚 ドボルSレギンス 攻撃+3 回復速度+4 逆境+1 達人-2 O-- 尾槌竜の堅尾甲*3 尾槌竜の堅苔甲*5 尾槌竜のコブ*4 堅竜骨*5 スロット合計/必要素材合計 7 尾槌竜の尖角*4尾槌竜の堅殻*18尾槌竜の堅尾甲*19尾槌竜の尾骨*1尾槌竜のコブ*8尾槌竜の仙骨*1垂皮竜の上皮*10堅竜骨*5竜玉*1ファンゴの毛皮*9 発動スキル スキル系統 頭 胴 腕 腰 脚 計 発動するスキル あと少しで発動しそうなスキル 攻撃 +1 +2 +2 +2 +3 +10 攻撃力UP【小】 回復速度 +3 +4 +2 +2 +4 +15 回復速度+2 逆境 +4 +1 +3 +1 +1 +10 不屈 達人 -2 -2 -2 -2 -2 -10 見切り-1 ※あと少しで発動しそうなスキルとは±4ポイント以内で発生するスキルのことです。