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港湾・運送関連 ■埠頭関連 東洋埠頭(9351) 櫻島埠頭(9353)・・・大阪地盤 ■港湾運送業者 リンコーコーポレーション(9355)・・・新潟県地盤の港湾運送業者。川崎汽船傘下。 名港海運(9357)・・・名古屋港地盤の運送業者。 宇徳運輸(9358)・・・港湾運送。商船三井傘下。 伊勢湾海運(9359)・・・名古屋湾地盤。
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(2022/02/02追記)現在は入庫異常の荷物はセラーへ返送されるようになっているようです。詳しくは官方集运で禁輸品になった場合をご覧ください。 荷物が4PXで禁制品で入庫異常となった商品を、返品せずに転送業者へ送ってもらう方法。 禁制品による入庫異常の場合であっても、他荷物同様20日以内に処理しなければ延滞金(1日1元/60日以降は4PXに荷物の廃棄権限が与えられる)が発生してしまいます。 ①転送業者にアリワンワン(店舗とのチャット)で「4PXに転送してもらえなかった荷物を転送業者さん宛に送るので日本に転送して欲しいです!」と伝えておく ②4PXのライブチャットで注文番号と一緒にこの荷物を私の中国にいる友達に送って欲しい!とカスタマーサービスのお姉さんに伝える。 ③カスタマーサービスから恐らく転送先の郵便番号、住所、氏名、電話番号を聞かれるので、転送業者の上記情報を伝える。 転送業者のこれらの情報は転送業者の商品ページなどに記載があると思います。わからなければチャットで問い合わせてください。 ④ 送り先を伝えたあと、送料を教えてください!と言えば荷物の重さと料金、送料を支払うための1元の商品ページを送ってくれるので、送料分購入して支払う。 この時商品の送り先も転送業者宛にしておいてください。 ⑤転送業者に荷物が到着したら、転送業者に料金を支払い日本へ送ってもらう。 ⑥受け取る(取引終了) ジュウ代行さんを使って転送した記録 参考:じゅりさんの質問箱と回答(元回答箱) Q.じゅりさんこんにちは。いつも大変お世話になっています。おかげで何度か個人輸入滞りなく成功しましたホント感謝してもしきれないです!買ったものが禁輸品が理由で引っかかってしまったので明日にでもチャットをと思っているところなんですけど具体的にどのような流れで代行業者(今のところはジュウ代行さん)に届けてもらうようにできるのかがまだわからず…中国語もグーグル等翻訳機を準備して挑むつもりなんですがざっくりとした流れだけでもお手隙なときに教えていただければありがたいです12月に入ってまだこれからまた一段と寒くなり風邪も流行ってきますのでご自愛ください A.マシュマロありがとうございます!!うめえ!!!こちらこそありがとうございます!!🙇♂️🙇♂️ さて、早速本題の禁制品だった荷物をどうにかしたい!について回答しますね〜!! 禁制品による入庫異常の場合であっても、他荷物同様20日以内に処理しなければ延滞金が発生してしまいます。ですので質問主さんのような迅速な対応が一番グッドです〜✨✨ んで、今回は禁制品のため入庫異常となった荷物を返品せずに、4PX倉庫から転送業者に送るための手続きについて説明します! 4PXにライブチャット https //world.taobao.com/markets/all/contact/forwarder で注文番号と一緒にこの荷物を私の中国にいる友達に送って欲しい!とカスタマーサービスのお姉さんに伝えてみてください。 恐らくお姉さんから送り先の郵便番号、住所、氏名、電話番号を聞かれると思いますので、質問主さんはジュウさんに送りたいとのことですので、ジュウさんの上記情報を伝えてみてください!あとこの質問の回答ツイにジュウさんの情報をコピペできるようツリーぶら下げとくので良かったら少し修正ののちライブチャットでの返事で使ってみてください✨ まろ注:ツイートのURLわかったら貼っておきます。ジュウ代行さんの情報はジュウ代行さんの商品ページからご確認ください。 送り先を伝えたあと、送料を教えてください!と言えば荷物の重さと料金、送料を支払うための商品ページのリンクを送ってくれると思うのでそこからお支払いください〜!例えば送料が20元の場合は、4PXが販売している1元の商品を20個購入するってイメージになります!この時商品の送り先もジュウさん宛にしておいてくださいね! 多分このへんは私も雑にツイートしてるのでよければご覧下さい〜! ジュウ代行さんを使って転送した記録 本気で雑です(笑)マジ備忘録過ぎて他人様に見せるレベルじゃないです、すみません😣💦 とりあえずここまでやっときゃジュウさん宛に荷物を送って貰えると思います! あっ事前にジュウさんにアリワンワンで「4PXに転送してもらえなかった荷物をジュウさん宛に送るので日本に転送して欲しいです!」と伝えておくのがベストですね! Google翻訳で十分戦えるので頑張ってください〜!質問主さんも最近めちゃ冷えるのであったかくしてご自愛くださいませ〜🌞✨
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社名:株式会社はやて運送 ◆事業内容 宅急便 宅配便 貨物輸送・運輸 ◆社員 代表取締役社長:てんちょー 配達スタッフ オリヴィア ティール 倉庫スタッフ アネゴ(専務) リッカ 事務受付 エーフィ(▲) てんちょーが起業した運送業者 主要スタッフには元軍人が多い。 その名前はオリヴィアが「はやての翼」という異名を持っていたことからつけられた。 個人・法人問わず様々な荷物の配達等を受け持っているが、 出前代行といった普通の運送業者では扱わないような商品の発送も行っている。 てんちょーの趣味によりいかがわしい営業活動を行っており、 警察の視察に怯えている。
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じゅりさんの場合 4PXでは禁制品になる品物を日本に送って貰うため セール時期の混雑を避けるため(紛失などのトラブル回避・早く手元にほしいときにも) (元質問箱) Q.じゅりさんこんばんは!じゅりさんはタオバオ転送サービスで、ジュウ代行さんを使われているとの事ですが、ネットイースのぬいぐるみを買うだけなら4pxとどちらが安いでしょうか?また、4pxではなくジュウ代行さんを使われている理由などもし良けれは教えて頂きたいです! A. 当たり前に4PXが安いです〜!私が転送業者を使うのは安いからではありません💦 4PXでは禁制品になる品物を日本に送って貰えたり、4PXへの荷物が集中する時期(618/双11/双12前後)に4PXでの荷物トラブルを避けられたりします。いち早く品物が手元に欲しくてたまらない〜!って時にも使います✌️ ジュウさん使い始めたのはたまたま最初に目に入ったからですね〜(笑)アリワンワンの対応も悪くなかったですし、リピーターになってくると送り先毎回伝えたり〜ってのが無かったりで楽なので使い続けてます。 ジュウさん同様のサービス提供してるとこは他にもあるのでお好きなパートナーをお選びください〜🌱
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人体の不思議展。 厚生労働省は、展示されている標本に対して「標本であっても遺体は遺体である」との認識を示しているそうだ。 ここでは死体解剖保存法に則って違法性を指摘されているが、別の点から違法性を指摘してみたい。 人体の不思議展は、9年前から全国各地のいたる所で開催されている。 倉庫や会場間の移動は運送業者が行っていることだろう。 以下、ソースのない私の推測ではあるが。 展示標本の輸送は霊柩運送事業の許可を受けた事業者が担ったのだろうか? 日本では世間一般に認識されている「霊柩車」は、道路運送車両法により特種用途自動車である「寝台車」として8ナンバーの自動車として定められている。 ただ、日本国内で寝台車として定められている自動車は小型トラックやステーションワゴンをベースとして作られており、人体の不思議展で展示されているようなポーズを取った遺体を運ぶことは荷室の広さの面からみて不可能であろう。 また、一部には遺族などが多数同乗することを想定して、大型バスをベースとした寝台車も存在する。この場合はシート下のトランクスペースを荷室として寝台車の認可を取っている。この場合も人体標本をそのままの形で積載することは厳しいだろう。 これらの理由から、人体の不思議展の標本を霊柩運送事業の認可を受けた事業者が運んだとは考えにくい。 恐らく、通常の貨物自動車運送事業者が標本を運んだことだろうと思われる。 ここがポイントで。 料金を取って遺体を搬送する場合、寝台車でなければならないと貨物自動車運送事業法で定められているんですね。 また、料金を取らない場合は霊柩車以外でも搬送可能ですが、その場合は運転者が「他人の需要に応じない」場合、要するに遺体の遺族やその関係者に限られるのです。 要するに、海外の人の遺体である人体の不思議展の標本を運ぶ場合は 寝台車には荷室スペース的には乗らない 一般の運送業者が遺体を運ぶのは違法(寝台車ではなく、通常の貨物自動車であるため) 無料で運ぶのも違法(道路運送法で定められた「営業類似行為の禁止」に相当) というわけで、どこかにパネルバンベースの寝台車を保有している霊柩運送事業者がいない限りは人体の不思議展で展示されている標本の輸送は違法行為になるわけですね・・・ まぁ、もっとも主催業者は荒稼ぎしているのでしょうし 違法を承知で運んでくれる運送業者に任せるのが一番いいんでしょう。 金銭的なリスクも、警察に捕まるのもリスクはリスク。 リスクに見合ったリターンがあるのなら運んでくれるような運送業者は沢山存在します。 霊柩運送事業関係の違反なんて地方では常態化していますし。 ご友人の遺体を頼まれて自分の車で運んであげるのも、営業類似行為なので違法。 霊柩車の料金を許可なく値引きするのも、届出運賃違反なので違法。 指導を受けることなんて、めったにありません。(勧告くらいなら受けるでしょうが)
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全異世界国を回る予定なのでしょうか? -- (名無しさん) 2014-05-22 22 47 00
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海竹で編まれた丈夫な箱を慎重に置いた。 吸い込まれるように黒く沈んだ色に塗られた机の上にだ。一見質素だがある程度目の利く身故に分かる。これは相当の値打ちものだ。 乱暴に置いて傷などつけたところでここの主人が気にするような性分ではないがさすがに恐縮する。 「依頼ノ物ダ」 「ありがとうございます。開けてみても?」 「勿論」 細工を散りばめた色鮮やかな竹箱の頑丈な蓋を彼女が開ける。 大量の海綿を敷き詰めて中身が割れぬよう細心の注意を払われた箱。その中に彼女は精緻な青磁のような細く白い指を滑り込ませた。 「あら…さすがはヴ様。いつものようにお任せして正解でしたわ」 彼女の頬が柔らかく緩む。美人の笑顔はいつ見てもいい。 取り出されたのは朱色の色硝子の花瓶。 ミズハミシマに伝わる伝統の品、『斜陽硝子』だ。いつ頃から作られているものか定かではないが、類似の技術が近隣にないことを見ると自然発生したミズハミシマ独自の物と私は睨んでいる。 あらかじめ色のついた硝子にわざと気泡を混入させ、あたかも浜辺に寄せる波飛沫のような独特の模様を作り出す。 色は青や緑など様々だが最もポピュラーかつ一番人気があるのが赤色を使った硝子だ。 この赤の鮮やかさから波間に沈む太陽の色、『斜陽色』と名付けられたとされている。 観光土産用の大量生産品から職人がひとつひとつ手間暇と時間をかけて作る芸術品まで、形状も含めるとその幅は多岐にわたる。 今回のは名うての工芸人が作ったちょっとした物だ。いわゆる、ブランド品ということになる。 「こんな良いものをわざわざミズハミシマから…」 「構ワんサ。そレダけノ謝礼ハ払っテもラっていル。ソれに美人ノ頼みハ断レん」 にんまりと私は笑った。 当然世辞もあるが実際に彼女は美しい。エルフは美人揃いだ。目の保養になる。 それに小銭も稼げた。持ってきた品は輸送の苦労も含めて高くついたがそれだけの金になった。 ここは稼いでいるからな。払いがいい。 これからも是非贔屓にしていただきたい。私の懐は温まるし美人と喋れる。ここは遠方の珍しい品を手に入れる。いい商売だ。 私が内心ほくそ笑んでいると彼女が私の心を見透かしたような蕩けた笑みを浮かべる。 「ヴ様。あまりお客の前でそんな悪い笑顔を浮かべるものではございませんよ?」 「………馴染ミノ相手ニ遠慮ハなイ。煙草ヲ吸っテいいカ?」 バツが悪くなってそう誤魔化すところころと女主人は口に手を当てて上品に笑った。 下品な商売人で悪かったな。 私はヴだ。名前である。一文字だ。本当はもっと長いが正式な名前は誰も覚えられないので割愛する。 《鮫》の魚人である私は海運業を営んでいる。あちらの国で品を買付け、そちらの国で品を売りつけ、こちらの国でまた品を買い付けるといった塩梅に。 今日は仕事の関係でエリスタリアにやってきた。 オルニトで出版された本を運んできたのだ。今年は年初めに国の有力な出版所で火事の騒ぎがあったらしく、影響で書籍の値段が若干高い。 少々見込み違いと言わざるを得ない。現地で卸し人の《梟》の鳥人と溜息をついたものだ。 その仕事のついで、私は常連から頼まれていた祖国の品を持ってきた。 常連とは、エリスタリアの高級娼館を仕切るエルフの女主人。ベカである。 彼女は私がこの仕事を始めた頃からの古い付き合いだ。ひょんなことからベカの依頼を受けて以来、ちょくちょく様々な国の名産を売りに来るよう言いつかっている。 港町である新都エリューシン、その歓楽街の一等地に出城を構える彼女は金払いのいい上客だ。 娼館とは思えないような落ち着いた外観をした館の重々しいドアをくぐればベカの取り仕切る夢の国『青蘭』という寸法である。 「―――ベカ、店ノ調子ハドうダい」 その夢の国の応接間の一室―――調度品の行き届いた品のいい小部屋である―――で私は紫煙を煙突のように口からもくもくと噴き出した。 水煙管。ラ・ムール発祥の仰々しい煙草にして私の悪癖である。 冷やされた煙の冷涼とした感覚を味わいながら言うと、ベカはそうですねぇ、とのんびり喋り出した。 「私の店は港にいらっしゃる外の人が主なお客様ですからね。海を越えた外国の方、《向こう》の方。それはもう……ふふふ」 淫蕩さを表情に滲ませてベカが艶然と笑う。思わず私は苦笑した。 彼女には店の主人として以外にもう一つの顔がある。世界樹の巫女としての役割だ。 世界樹の敬虔なしもべであるベカは、異種族と交わることで異なる遺伝子を取り込むという大事な役目がある。 それ以上の四の五のについては私からは話すまい。なにせ私とて男だ。実に言いにくい内容だ。 中でも高級娼館として他種族や《向こう》の高官を相手にするこの店は巫女の中でもエリートの方に入るらしい。 「エリスタリアの話ですと、秋の国では精霊様が癇癪をおこされてだいぶ雨が続いたそうです。作物の被害が酷くて議会が揉めているそうですよ。輸出する品がないって」 「アぁ、聞イたヨ。どコの国モ景気ノ悪イ話だナぁ」 困った。不作とは聞いていたので最初から当てにはしていなかったがそれでも参る話だ。 比較的安定している薬品を積むことに今回はなりそうだ。 どこの国でも重宝するから売れ行き自体はいいのだが、肝心の売り手のエルフが世界樹からの恩恵という事で大抵出し渋る上ぼったくってくる。 ここを出たら卸し人と顔を突き合わせて睨めっこをしなくてはならないらしい。こと世界樹に関しては連中はなかなか妥協しないので私の怖面も役には立たない。やれやれ。 煙交じりの溜息をついていると目の前に座るベカがどこか湿った微笑みを浮かべて身を乗り出してくる。 「ヴ様は、どうなのかしら?品は頂いたわけですし、せっかくですから少し遊んで行かれるというのは……」 「……こコデ遊べル程金持チジゃあ無イ」 「まぁ。ヴ様ならいつもお世話になっておりますし、私で良ければお金は頂きませんけれど…」 おいおい。私は唸った。 青蘭の女主人を抱くなんて普通なら銀貨どころの話ではない。金貨が飛んでいく。 彼女は同じウッドエルフの巫女たちと比べて格段に綺麗だ。透き通るような、それこそ先ほど渡した硝子細工が遠く霞むような白い肌に青みがかかったブロンドの髪、絹のように滑らかな葉翼。豊満な肉付きの体を清楚だがどこか淫靡な巫女衣装に包んでいて、それがまた似合っている。 それだけではない。ベカはこの辺りを取り仕切っているやり手の役員ですらある。舌を巻くほど頭が回るのだ。 それでいて根は真面目でいっそドニー・ドニーの鬼族たちやイストモスのケンタウロスたちのように義理を重んじる性格だ。そんな男気すら感じるような女傑なのだから人気が無いわけがない。 腹は決まっていたが返事に困ってしまって私は手持無沙汰に陶器に注がれた水を飲んだ。 我々魚人でも手足のある者たちはある程度陸上での活動も可能だが、その場合定期的な水分の摂取が必要不可欠になる。肌が乾燥してしまうからどんどん体内の水が奪われるのだ。 「申シ出ハ光栄ダガね…時間にアマり余裕ハナいんダ。スまンナ」 「そう言って、いつもいつもお断りなさるんだから。今回の言い訳を聞かせてくださいな?」 「幕府へノ税収ガナ。期日ガ差シ迫っテイてナ。早イトコろ片付ケて仕舞ワネば」 「ああ…それは確かに、仕方ございませんね」 ミズハミシマの民は祀族長オトヒメを首長とした封建国家だ。 民はそのミズハミシマの国民としての権利を保障される代わりに巡り来る4期の節目に幕府へ税を納めることになっている。 一定の金額か職種に応じた品物を献上するのが一般的だ。私たち海運業者は金を納めることになる。 しかし私は悩んでいた。 「まァ、上ノゴ機嫌ヲ取っテ損ハ無イ。金ト一緒ニ何カ面白イ品でモ持ってイケれバ良イんだガ…」 「面白い品ですか」 「ベカ、君ナらば何か思イつカナイか。なンデもいいトイウ訳にハいカナイが」 「そうですね。あまたの国々を渡り歩かれるヴ様のほうがよっぽどそういうものには詳しいと思いますが…あ、そうです」 こめかみに指を当てて―――いちいち様になる女だ―――考えたベカは、やがて破顔すると少しお待ちをと言って部屋の外に出ていった。 やがて戻ってきたその手には小瓶が握られている。 薬瓶というにはあまりに美しい切子細工が施された透明な瓶には葡萄酒色のとろりとした液体が入っていた。 「そレハ?」 「ふふふ。なんだと思われますか?」 「………」 煙草をふかした。天井に向けて煙を揺らしながら考える。 この店にある薬瓶。ただの薬ではあるまい。この国の薬は様々な分野に分かれそのどれもが妙薬として名を馳せる。 しかし傷薬を献上したところで上も喜ぶまい。ベカとてそれが分からないような女ではない。 そう、これはいうなれば龍神シマハミスサノタツミノミコトとその妻であり代弁者である祀族長オトヒメに捧げる品だ。 思い立っておそるおそる言ってみた。 「………媚薬、カ?」 「超一級品でございます。いろいろと『すごい』ですわよ。私からの口添えがあればその品も、他のお薬も難なく買い付けることができますが…?」 天を仰いだ。一本取られた。 やはりこの女は切れ者だ。先ほどの会話から私が薬品を買い付けて出港することまで読み切っていたようだ。 『参った』とばかりに私は頭を擦ることしかできなかった。これが汗をかく種であったなら冷や汗を垂らしていただろう。 「降参ダ。いくラデ?」 「この程度の事、お金などいりませんよ。その代わりまたこの店にいらしてください。物珍しい品と一緒にね」 「………約束シヨウ」 暗に『それはもうびっくりするような物を持ってきてくださいね?』と言われている。 さて、どうこの女を喜ばせたものか。 さっぱり思いつかず、私はお冷をちびちび喉に流し込んだ。 「精ガ出ルな」 「………」 入口近くにある従業員―――この場合は雑務をこなすホビットたち―――の詰所近くに立っていたダークエルフにチップを投げる。 無口なそのダークエルフの女は目の端でコインを追うと目も留まらない速さで空中の銀貨を手中に収めた。 客を取らない用心棒らしいが名前を聞いたことはない。一度だけその技の冴えを見たことがあるが、あれは神技だ。 私もいろんなものを見てきたが彼女に勝る剣筋はそうそうお目にかかれるものではない。 さすがは青蘭の用心棒といったところか。 「………主人は?」 「見送リハイいと断っタ。仕事ダ」 「………」 先ほどの口添えの件だ。精霊術で伝えるらしい。 それだけ聞くと用心棒はつかつかとドアの前まで行くと重い扉を薄い戸板のようにあっさりと開いた。 チップの分の働きというわけではないのだろうが、彼女なりの親切らしい。 「あリガトう」 「………」 私の言葉には答えず彼女はまた先ほどの位置に何事もなかったかのように立った。そっけない女だ。 青蘭の敷居を出る。外はエリスタリア独特の緑が生い茂った歓楽街が広がっている。 夢から覚めたような気がして私は首に手を当てて回した。ごきごきと不安になるくらい大きな音が立って通行人が何事かとみてくる。恥ずかしい。 ふと振り返ると物々しいドアと落ち着いた焦げ茶色の壁、お洒落に這っている緑のツタ。迎賓館のような雰囲気の青蘭がある。 次に来るのはいつになるだろう。 私は金と荷物の入った背嚢を背負いなおすと、まずは港の自分の船へと帰ることにした。 心地いい海の風が吹き付けてきて、思わず目を細めた。 想像以上にフットワークの広いヴさん。 ベカに言い寄られた時は心の中で小躍りでもしたんだろうかと想像すると和む。 悪い笑いの鮫顔も言い得て妙 -- (名無しさん) 2013-07-03 03 05 32 エロが主力産業になっているエリスタリで己を見失わずにいるにはやはり場数がものを言うか? -- (としあき) 2013-07-05 22 57 36 交渉力や意志力の応用が広いとエルフでもイレギュラーになりそうなのであまりいない? -- (名無しさん) 2014-06-11 19 08 28 名前 コメント すべてのコメントを見る
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(2022/02/02追記)現在は入庫異常の荷物はセラーへ返送されるようになっているようです。詳しくは官方集运で禁輸品になった場合をご覧ください。 じゅりさんの荷物が入庫異常となり、4PXから転送業者へ送ってもらった際のツイートの記録です。 荷物はコスプレ用衣装。 入庫異常の原因は帽子についていた羽です。 以下じゅりさんのツイート(元ツイート) 2019/4/30 Aaaaaa!!!!クソッ!また禁輸か!! 2019/5/1 ちなみに4PXに原因を聞いたところ、「羽」が含まれるからだそうです。なるほどなぁ〜毛皮とかも駄目だもんね〜泣き顔 羽ついてるのメイン衣装じゃなく帽子にのみだったから帽子だけ捨ててくれ〜!って頼んだけど捨てても国外発送は無理って言われました… とりあえず他の転送業者に送るよう指示して終った 2019/5/1 これだけの羽根でワイの8000円の衣装を撮り逃す訳には…!ってなりましたとさ…。 深圳市の転送業者まで16元で届けてもらうよう手配した…… 多分転送業者さんには180元ぐらい払うことになりそうかなぁ……😭 2019/5/5 転送業者の送り先連絡して送料も払ったからこれで終わりだと思って転送業者さんとこに荷物届くの待ってたんだけど全然届かんから4PXにもう荷物発送してくれた?って確認したら送り先の電話番号も教えてくれなきゃ発送できないよ〜て今更言われたので転送業者さんの電話番号教えましたとさ。 2019/5/5 これで3日以内に転送業者さんとこに荷物が発送されることでしょう!わ〜〜〜い! 2019/5/12 このやり取りを経て 2019/5/12 付属パーツつける元気までなかったけど調教師衣装届いた〜🥺✨かわいい🥺🥺🥺 ってことで無事届きましたとさ…
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注意、私の最近の流行が色濃く反映された様だ、望み通りに…天からお塩! byありすアリスの人 一日目 4/10 私か?私はその辺の商店街に住んでる女の子と言っとけば良いか? とりあえず、藤原流女とでも名乗っておくよ、読み方と名前の元ネタは勝手に推測してくれれば結構 挙げる事があるとすれば、某運送業に勤めている事とゆっくりと同居している事かな 私は今、福引で手に入れた世界一周旅行の乗船チケットを片手に搭乗口で乗船の手続きを受けていた 「それにしても、よくこんなチケットを手に入れる事が出来たな…」 「あぁ、それもさなえのおかげさ」 私の肩の上には青い帽子を被った銀髪のゆっくりがいる 頼れる相棒、ゆっくりけーねだ、私なんかよりずっと頭が良い 加えて私のスーツケースの中にもゆっくりが入っている、今回の功労者、ゆっくりさなえだ ゆっくりさなえは奇跡を起こすというジンクスを信じてさなえに福引きを回させた所 見事に特賞であるこの旅行を手に入れたのだ 流石に商店街の財力では一等席は厳しかったのだろう、二等席だ まあそこまで高望みはしてないのでここは妥協しておく事にする 手続きを終えた私はまず割り当てられた自室へと向かった 「…二等でこれかよ…高級ホテルも真っ青だなこりゃ……」 確かに高級ホテルも真っ青な装飾、設備、だとしたら一等はどうなる!? 「随分と金の無駄遣いをしたものだな、もっと良い使い道があるだろうに…」 そうけーねが吐き捨てるが私は気にせずスーツケースを開く まず会社の制服である赤いスーツが目立つがその脇に さなえがぐっすり寝ていた、起きる気配は無いだろう 何で会社の制服か?私は他の人より服のセンスが無いんだ 今着ているワイシャツにサスペンダー付きの赤いズボンがお気に入りなんだが どうも世間の流行からは外れているらしい、流行が何だってんだ! そんでもってこの制服が中々いけるからお気に入りと共に持ってきた訳 疲れた私は愚痴を吐き捨てるけーねをよそにふかふかのベッドに横たわる事にした 何しろ当選してから足りない頭で持ち物の吟味をしてゆっくり達を連れて行くことにしたのだから その他は替えに持ってきた制服、おやつなどその辺の修学旅行と変わらないクラスの持ち物だ 携帯、携帯ゲーム機も持って行こうとしたが流石に止められた さすがにこれだけの豪華客船でも世界一周だと退屈しそうな気がするんだがな…… だけど私は数日後に精密機械の類を持って行かなくて良かったと思う事になる 私はけーねとさなえを肩に乗せて部屋を出る、まずはこの船を楽しむとしようか 「だが…行くあてはあるのか?」 「ああ、まずはさなえの為にプリンでも買いに行く」 「プリンですか!?たのしみです!!!」 さなえの好きな食べ物はプリンだ、お気に入りが来ている筈なんだが…… お菓子売り場に到着した、見渡して見ればわかることだが私みたいに普通の人もいれば どう見てもセレブな人もいる、まさかアイツも来てないだろうな…… 私はあの最近UFOウォッチングにはまったとかほざく黒髪ロングの憎たらしい顔を 思い浮かべながらお気に入りの店を探した お気に入りは…あった、プリン専門店の「プリズムリバー」だ 私の近所で連日行列を作り、商店街の主力となっている また店のスタッフである個性的な三姉妹とゆっくりも店の看板だ 「いらっしゃいませ!…ってアンタじゃないの!」 列もようやく終わりになってきた所で挨拶していた栗色の娘がこっちに気づいた 彼女はこの店における三女、妙にネガティブな長女と 妙にポジティブな次女に挟まれる苦労人の立場だ 「ああ、福引きが当たったんだよ」 「へぇ、アンタが来てくれると気が楽だよ、何か買ってくかい?」 「では…今日のお勧めを頼めるかい?」 今日のお勧め、長女がネガティブ思考で仕入れた材料を使って 次女と三女がこれまた美味しそうに仕上げるのだ 「はいよ、今日はりんごプリンだよ!」 「とりあえず三つ頼むよ」 あっという間に梱包されたプリンを受け取り代金を支払う 店の中で食べようかと思ったが生憎店の中は客でいっぱいだ せめてゆっくりぷりずむりばー姉妹の生演奏でも 聴きながら食べたかったのだが流石に諦めることにする 部屋に帰った私はプリンをテーブルに置き、ゆっくり達と食べる 「やっぱりあのみせのプリンはおいしいです!!!」 「んん~!流石プリズムリバーのプリンだ!」 「この様に慣れない環境でも、あそこのプリンを食べているときは癒されるものだな…」 私は他にも 「パティシエ・てんこ」や「マーガトロイド」等のお菓子を作る店を片っ端から廻り めぼしいプリンを買っていった、まだ財布に余裕はある、このチャンスを逃したくはないね! 二日目 4/11 私は懲りずにプリンを買いあさっていると一つのコーナーが目に付いた 「吹き荒ぶ風のお別れ空輸」確か社長がこの会社の社長と何らかの因縁があった様な気が… どうやらこの会社はお土産をきめぇ丸で運んでいる様だ ちょうど上に甲板に出られるハッチがあるらしく、きめぇ丸はそこから ゆイタニック号を抜け出し目的地へ向かう様だ ただしその際にお土産のチェックを数頭のきめぇ丸が行う様で 流石に盗んだ品物を持たせて輸送させるといった芸当は出来ない様だ 因みにバックにはとんでもない数のきめぇ丸が控えている…… 「吹き荒ぶ風のお別れ空輸です、持ちきれないお荷物を真心込めてお届けします!」 彼女はシャメーニッツ・文、私に比べて強引すぎる名前だが気にしてはいけない 「よう、文やい、元気にしてるか?」 「あやややや…藤原さんですか、そちらはオフですか?」 「まぁな、世界のプリンを買いあさってるよ」 文とは中学からの付き合い、昔は良く悪戯してはゆっくりぱちゅりー先生に投げ飛ばされたものだ 「こちらはこちらで仕事です、残念ですが付き合えませんね…」 私と文は適当に話を切り上げ、私は晩飯として「河城飯店」でたっぷり食べることにした だが…私と文が数日後に協力してボートに乗り損ねた客や乗員を救助することになるとは この時はまだ思いもしなかった 四日目 4/13 昨日の夜「食い放題のゆゆこ」で腹一杯になるまで食べた私はドアのノックで目覚めるハメになった 「なんだよ…慌ただしいな……」 「いるんでしょ!?出てきなさい!」 この声は伊倶夜か!…あの黒髪ロングか!私はすぐさま赤いスーツに着替え始めた 「またか…朝っぱらに迷惑なものだな…」 「ったく…けーね、そこのベルトを取ってくれ、」 「了解、じゃじゃ馬を黙らせて来るのか、女子供相手に荒っぽい事は厳禁なんだがな…」 「アイツは例外だ!」 私は着替え終え、未だにノックの鳴るドアの鍵を開けた 「少しは時間ってモンも考えやが…その服装は何だ!?」 見てみると黒髪ロングは黒い服にやけに動く黒いマントを着ている ○スツ闇の支配者にでもなったつもりか!? 「金髪に染めてからその服を着るんだな!」 「あんたこそ!金髪に…銀髪もありか…」 言い返せない黒髪ロングは襲いかかってきた! 「さて…お手並み拝見と行くかい!」 「まあ良いわ…○スツ闇の支配者、私こそ最強、見事超えてみせ」 「ジェノサイッ…」 「ぬうぅぁぁぁ!!!」 「…カッタッ!!!」 運送業社長直伝のジェノサイ○カッター(94仕様)をまともに受け 台詞中にあえなく散った黒髪ロング、無様である 「こちとら六年やってるの、十年ほどUFOを探してくる事をお勧めするわ!」 六年ほど社長の下に通っているとたまに得意技を教えてもらえたりする 先程のジェノサイ○カッターは勿論、二年前にギガンテッ○プレッシャーも教えて貰った 「ゲホッゲホッ…その威力のは金髪に染めて上着脱いでからしなさいよ……」 「突っ込む所が違うんじゃない?……」 起きあがった伊倶夜はまだ戦おうとしている様だがそうはいかない もう一回ジェノサイ○カッター(94)の錆になってもらった 「HAHAHA!!!」 「あら!騒がしいかと思えば、お隣の藤原さんじゃないですか」 声に気がつき、その方向を見ると銀髪のお姉さんがいた 彼女はこの黒髪ロングの母だ、母とはいえとても若々しい それに医学界では結構有名だ、まあ私にとっては隣の優しいお姉さんだ 「いつも娘が迷惑をかけてすいません、お詫びといってはあれですが…」 「いえいえ、良いんですよ、いつもの事ですし…」 「よかったら…私達の部屋で話しませんか?」 お言葉に甘えて見せて貰うことにした ついでにゆっくり達を倒れた伊倶夜に乗せ、そのまま引きずっていく 私たちは八意氏の部屋に着いた、この辺りは一等席らしく通路も少し豪華になっている 「ありがとね、伊倶夜を連れて行く手間が省けたわ」 「大丈夫です、これ位仕事で鍛えてますから」 実際、こちらは人力運送を主力としているのだ、人間一人運ぶ位容易いものだ 「うわぁ…」 「贅沢の極みだな…こんな使い方をするから金持ちは嫌いなんだ……」 「すごいです!とってもゆっくりできそうですね!!!」 ドアを開けてみると部屋の中はけーねの言うとおり、贅沢の極みとしか言いようがない 自分の部屋でも凄い事に変わりは無いがそれに輪を掛けて豪勢な装飾 見ただけで超高級ものだと思われるベッドに絨毯や照明 ついでにゆっくりかぐやがいつの間にかお姉さんの胸の上で寝ている、少し羨ましい 正直引いた、生活には最低限ベッドに机や生活用品がそろっていれば充分なのに… この船を造るのにかかる資金、資源を慈善事業に活かせばどれだけの人が救われるのやら…… 私達は八意氏と事のいきさつについて話しあった あの黒髪ロングは八意伊倶夜、ネーミングの元ネタは察して欲しい 私と伊倶夜は昔から喧嘩してばかりで二人で八意氏のお世話になる事もしばしばあった それでも、私と伊倶夜は親友とも言える、さっきの様に一瞬で決着が付いた場合はともかく 激闘の末に河川敷で共に寝っ転がって揃って大笑いする事も良くある たまに八意氏がゆっくりかぐやと共にこちらを眺めている事もあるくらいだ 医師としてその姿勢はどうかとも思われるが大事になった際にはお世話になっても良いはずだ 私はその日中、八意氏の部屋で過ごす事にした 事件の日 4/14 私は何事も無くレジャー施設を見て回っていると気になる人物を見つけた 怪しげな手つきの何か偉そうな乗員がスタッフオンリーと書かれた扉に入って行くではないか 何やら野望だの怨恨だのほざきそうな奴の眼だ、ろくでも無いことを考えてそうだが…思い過ごしか? 「流女…どうした?」 「ああ…何だか怪しい奴を見た…追いかけるべきか?」 「むぅ…どうなっても知らんぞ…むしろほっといた方が金持ちに都合が悪そうだがな…」 「けーねさん!それよりもじぶんのいのちですよ!!!」 とりあえず自分の第六感に従って乗員を追いかける事にする 扉を開けるとそこに寝ている乗員が…多分見張りだな……こいつの制服を借りるか 「女性から制服を剥ぎ取るか…感心しないな…」 「言ってろ…、私は女だ…」 幸いにも乗員が起きなかった為、すんなりと制服に着替える事が出来た 会社の制服の上に着ると中々暑いがこの際気にしないことにする 乗員を近くのロッカーに閉じこめ、私はあの乗員の後を追う 幸いにも一本道故に…下り階段が続くな…… 「いかにもイベント前の階段じゃないか…」 階段を下りきるとそこは…何て言うんだ…一言で言うなら動力炉って奴なのか? とにかくでかいゆっくりれいむを思わせる形の機械がそこにあった そしてその目の前にいる乗員、高笑いしてるよ…… 「さっきからこそこそついてきてるのは誰かな?」 「私かい?ああ、ただの運送業よ」 「…というか…ついてこないでよ!折角かっこよく決めたかったのに!」 「かっこよく決めたって観客はいるの?……」 乗員、撃沈 「フン!まあいいが付き合ってくれよ!」 乗員は深呼吸をしたかと思うといっぱしの悪役顔になった 「遅かったな!もうすぐこの船は沈む運命にある」 「な…なんだと!?」 私も面白そうなので付き合ってみることにした 「ここは動力炉、言わばこの船の心臓さ!」 「それを私は数時間後に爆破する!そしたらどうなると思う!」 「貴様…どうしてそんな事を!」 言ってくれた!と言わんばかりに乗員は嬉しそうな顔をしている 「私はΩ、この船を沈める者だ」 Ωと名乗った乗員はオーバーアクションとも取れる手振りで動機、真相を語り始めた 「この船の出資者、ドスマリーサカンパニーに個人的な恨みを持っているのでね…」 「死に物狂いで私はこの動力の責任者になり、製造段階で意図的に爆破装置を組み込んだのだ!」 「だからって!…だからって!…関係ない大多数まで巻き込む必要はないでしょ!」 私もそれなりに野望を止めに来た人間を演じる、様になっているだろうか? 「いいや、これはDM社を滅ぼす為に必要な犠牲なのだ!」 「数時間後にこの偶然と必然は重なり、この船は私達の犠牲と共にDM社を滅ぼす鉄槌となるのだ!」 「ふざけるな!そんなこと…許してたまるものですか!」 「貴様みたいなちっぽけな一般人に、私の野望を邪魔されてたまるものか!ここで消してくれる!」 そう言うとΩは隠し持っていた銃を私に向けて…思わず身構えると…! ……… 「ふぅ…付き合ってくれてありがとう、演技はこの辺で良いかな?」 「お疲れ様でしたぁ…」 私も思わず肩の力を抜く、まあ銃を持っている以上油断は出来ないのだが 「と言うわけで私は秘密をべらべら喋ってしまった、だとしたらする事は一つ」 「お客である貴女を消すことです、無論、その肩にのってる」 「ジェノサイッ…」 「こんなはずはぁぁぁ!!!」 「カッタッ!!!」 ジェノサイ○カッター(94仕様)の犠牲者二人目 流女はもの凄い勢いでΩの前に詰め寄り、社長直伝、ジェノサイ○カッターでΩを蹴散らしてしまった 銃を持っていても、距離を詰められ馬鹿げた威力の技を食らってはそのアドバンテージも無に等しいだろう 「HAHAHA!!!」 「ふふ…ふふふ…フハハハハハハ……」 よろよろとおぼつかない足取りながらも立ち上がるΩ 「もう一ラウンド行く?今度は壁とキスさせても良いんだけど?」 「まだ…まだ私の野望が潰えた訳ではない…」 その手にはいかにもなスイッチが握られていた、多分爆薬の起爆スイッチである 「ッ!まずい!」 「これで終演だ!Ω劇場をこれからもごひいきにィ!」 ポチッ… ………なにも起こらない…… 「何故だ!何故ッ!」 ポチッ、ポチッ、ポチポチポチッ!!! 「残念だったわね、君の猿芝居はこれで終わりよ!!!」 「こんなはずはぁぁぁ!!!」 Ωはギガンテッ○プレッシャーにより、壁と二回キスする羽目になった その後もΩの持ち物を検査し、スイッチが入らない原因が電池の入れ忘れである事が発覚 事情を知った警備に連れて行かれるΩは本当に悔しそうであった 何はともあれ、これでぐっすり眠れる訳だ 「…勝ったと思うなよ……まだ必然が残っているんだ…」 「もう勝負ついてるから、必然も越えて見せるわ……」 氷山激突 「も゛え゛あ゛!!!」 どうやら私は自室のベッドから転がり落ちてしまったらしい 「おねえさん!だいじょうぶ?」 私の顔をさなえが心配そうに覗いている、私は大丈夫、この程度はダメージに入らないさ… 「さなえ…あいつはただでは死なない、何せ勤務先で良く社長の自爆に巻き込まれているんだ」 「じばくってなんですか?」 「…まあ良い、あいつは良く黒こげになって帰ってくる、それだけだ」 「イタタタタ…おいおい…これがΩの言う必然か?」 「流女…先程からアナウンスで流れているがどうやらこの船が氷山に激突したらしい」 「こいつはご愁傷様…」 「ああ、出資者の絶望に震える顔が目に浮かぶよ… 何せ大金を無駄遣いして造った船がいきなり沈むんだからな…」 まあ、自分たちが生き残らないと出資者が慌てふためく様を見れない訳だが いきなりドアを激しくノックされた、このノックは伊倶夜か? 「流女!流女!生きてたら開けなさい!」 何だ…そんなに慌てることも無いじゃないか… 「生きてるよ、今出る」 ぱっぱと赤いスーツに着替えると私はドアの鍵を開けた そこには相変わらず黒いマントと黒い服に身を包んだ伊倶夜の姿があった 後ろにはゆっくりかぐやとゆっくりもこうを抱えた八意お姉さんもいる 「流女!今の聞いた!?この船多分沈むわ!」 「うーん…とらうまになるよー…」 「あー、あー、わかってるから、慌てたら負けさ」 伊倶夜の様に慌てて脱出を目指してみろ、多分同じ考えの乗客の濁流に呑み込まれるのがオチだ 「伊倶夜、落ち着いて聞いてくれ、私の同業者が来ていた、あいつに協力してもらう」 「へ…?アンタの同業者?」 「ああ、吹き荒ぶ風のお別れ空輸だ、あそこのきめぇ丸を利用する」 「何か…非常に縁起の悪そうな名前の会社ね…」 「まあ…そこの同業者さんの力を借りましょう、ひょっとしたら甲板に着くより楽じゃないかしら?」 お姉さんの一言もあって、私たちはショッピングモールに急いだ ショッピングモールでは商品が散乱しているのか目も当てられない惨状だ さらに乗客が甲板に出ようと大挙しているのを船員が制御しきれていない 「で、その同業者さんはどこ?あのきめぇ丸達なの?」 「ああ、そうだよ、文の奴まだ居るか?…いた!」 そこには未だに「清く正しい(ry」と言っているシャメーニッツの姿があった この様な状況でも尚商売人としての魂を失わないのは賞賛に値する 「あやや?流女さんじゃありませんか、こんな非常事態にどうしました?」 「アンタこそどうしてるんだ、その根性は認めるがこの事態で金払う客はいるのか!?」 シャメーニッツは少し考え、頭を傾けた後に… 「あやややや…そうですね、少し頭を切り換えましょう」 「…は?何をするつもりだ?」 シャメーニッツはきめぇ丸達を呼び寄せると何か話をしているが きめぇ丸達の「おぉ」コールのせいで聞き取れない その中には、奇妙なベルトを付けたスイカ顔のきめぇ丸もいたが気にしない事にしておく 「ねぇ流女…あんな数のきめぇ丸見たこと無いわ!?」 「あぁ…あれでお土産やいらない荷物送ってくれるんだよ、人間も運べるかな?」 私たちが話し合っていると突然シャメーニッツがきめぇ丸達を退けて私たちに向かって 「はい、結論ができました、私たちはここが危険だと判断したらあなた達を連れて避難します 「ですがそれまでは逃げ遅れた人を救助します、人命第一、それは常識なのですから」 彼女の話によるときめぇ丸は人間一人運ぶくらい容易な力を持っているため 荷物を括り付けるロープやシートを改造して即席ゆっくり気球を作るのだ 逃げ遅れた人を私達で救助、こちらで脱出させるという訳だ 見せてやろうじゃないか、運送業の意地って奴を! 「一応救命ボートはあるはずなので、下の階層とかに逃げ遅れた人はいませんか?」 「おし、ここはまだ浸水するには早い筈だ、伊倶夜も下の階層を見てくれ!」 「何よ!あたしに厄介事押しつけるつもり!?…まぁいいわ…後で奢りなさい!」 私は人の少なくなったお菓子売り場を見ていた、何をしてるか? 「流女…何故お店をまわっている、まさか火事場泥棒か?」 自分は火事場泥棒の如く各プリン店のプリンを集めていた、沈むくらいなら回収してくれる! 「その通り、まあ追求も怖いんで出来る限り現地で食してくれるがな!」 「さなえにもわけてくださいよ!!!」 「……まあ良い、私にも分けてくれよ?」 プリンを集めていると誰か…あれは? 「だれかー!まりさをゆっくりたすけておくれや!!!」 よく見るとまりさが迷っている…こいつは放っておけないだろう 「そこにいるのは誰だ!迷ってんのか!」 「ああ、そうだよ!まりさはゆっくりまようついでにケーキをたべてるんだ!!!」 こいつもふてぇ奴だ、何となく通じ合えそうな気がする 「おうし、今から外に連れて行くか!」 「こちとらおなかいっぱいだぜ、たのめるかい!!!」 私はまりさをガッシリ掴むとプリンを入れた箱を引っさげて全速力で駆けた 「少し酷い目に遭って貰うがケーキを勝手に食べた罰だと思ってくれ!」 「おい、そいつはないぜ…」 あっという間にシャメーニッツの所に着くがこのままではブレーキが利かないので… 「我慢しろよォ…ハッハァー!死ねぇぃ!」 「さついたっぷりだぜ!……なにぃい?!!!」 私はまりさを勢いよく壁に叩きつけ、衝撃を吸収した 社長から教わったギガンテッ○プレッシャーの前身にあたる技、ゴッ○プレスだ 「ゆっくりづかいのあらいおじょうさんだぜ……」 「あやややや…人間の場合はどうするんですか?ゆっくりならずっと頑丈とはいえ…」 「私なんか酔っぱらった社長相手に二回連続でこれ以上の奴食らってんだ、察してくれ…」 「だが流女…社長にそこまでやられて会社を辞めない所どうかしていると思うのだが…」 結局まりさは即席きめぇ気球の第一号となった 「お別れです!」 「おわかれだぜ!!!」 するーっときめぇ丸は上がっていき、ハッチを通して外に出る 後はきめぇ丸に任せれば適当な所に降ろしてくれるだろう その後も私は怪我人や迷ったゆっくりを見つけてはゴッドプレス(ゆっくり限定)で運送していく 伊倶夜も色々運んできてくれている様で安心している その間にも変わった事がいくつかあったのでそれを記しておく キノコの森 Side流女 焼き切れた木のゲートをくぐると私はいつの間にか森に迷い込んでいた そこは船の中とは思えない、例えるならきのこの森だった 「なんでこんな所があるんだ…茸博物館か?」 「リラックスできそうだな、やはり私にはあんな豪華な空間は似合わない…」 もうけーねの愚痴は聞き飽きた、けーねは金持ちが妬ましいだけなのだ さらにその有り余る金を慈善事業に使わない事が気にくわないらしい そう考えつつ捜索していたのだが…なんだこのキノコは… 「ここはキノコのもりだよ!ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 茸の笠を被ったゆっくりだ…髪型から察するにたぶんまりさ… 「アンタ…ここもうすぐ沈むんだぞ?いつまでゆっくりしているつもりだ?」 「…だってさっきのしょうげきでいりぐちが…あいてるじゃん……」 どうやら衝突の衝撃で入口が木で塞がれてしまっていたらしい だが今は何故かその木が焼き切れているのだ、火事にならなかっただけありがたい 「それじゃまりさはここからにげるぜ!!!」 そういうとまりさはキノコを裏返しにして元の帽子にしてしまった 「あんたの帽子はそんな構造だったのかよ!」 「ここのしょくいんはすべてリバーシブルキノコなんだぜ!!!」 気にくわないのでとりあえずまりさを運送する事にした 「おぉう…こいつはあらっぽいぜ…ウァァァ!!!」 レストラン街 Side伊倶夜 ちょっと!私もヒヤヒヤする体験したんだから載せなさいよ! 私は流女の指示で下の階層に行けって言われたけどだぁれも居ないじゃないの! 仕方なく帰ってきたらなにやら飲食店の辺りが騒がしいの、まず「河城飯店」 派手な銃声が聞こえるのよ!?まるでテロリストの類がいるんじゃないかと…いるじゃないの… 店の入口からこっそり覗いてみると重火器を持ったゆっくりらんが店の中で大暴れしているの 私に出来ること?…そんなの逃げるに決まってるじゃない!こんな所で死ぬのはごめんよ! その後に見つけたちっぽけな店、中では三頭のゆっくりがこれでもかとやってくる料理を 一心不乱に食べているの、それ以前に…店の外にのびている触手が気になるわ これは私に汚れ役を押しつけるって事!?冗談じゃないわ! って…何よ…そんなぬるぬるした手で私に触らないで! え?文字を作ってるわ…Salt…ソルト…塩!? わかったわよ!塩持ってくれば良いんでしょ? 私は少し離れた所にある食品売り場に向かうと 棚に並んでいる塩を愛用のメジャーで片っ端から引き寄せたの 触手も肉売り場、野菜売り場等から適当な食材を見繕ってかっさらって行くわ… 塩は瓶に入っている故に触手が反応しないのかしら? これはその他の調味料も持って行け的な話なの? とりあえず、買い物カートに醤油、みそなり何なり調味料 スパイスの類をかき集めレジをスルーしてちっぽけな店に向かった そこには待ちわびたかのように触手がハートマークを作って待ってたわ ちなみにその間にも肉や野菜が店の中に吸い込まれていくの 何を作っているのかしら?…だけどあんな気味悪い触手が作った料理なんて食べたくないのが本音ね とりあえず限界まで詰め込んだ塩の袋を一気に触手に叩き込んであげるわ! 「お望み通りに…天からお塩!!!」 触手は無理矢理ピースサインを作り、店の中へ引っ込んでいったの これで一安心、私の貞操は見事に守られたわ! 「吹き荒ぶ風のお別れ空輸」付近 Sideシャメーニッツ おやおや…面白そうな事をしていますね…私の体験も載せておきましょう さて…甲板に向かった乗客の一部が戻ってきました、話によるとボートが無くなったらしいのです これには私も疑問を感じました、一応ボートが足りていれば乗客は全て避難できるはず そこで疑ったのは出資者の方針でした、見栄え重視、安全性の過信、想定外の事態 まさかとは思いますが内部の犯行という説も入れて置きましょう とりあえずこのままでは乗客はまとめて天に召されてしまうでしょう 私としては友人を連れてきめぇ気球で脱出すれば充分、ですが半分の乗客を安全な場所に運ぶには きめぇ気球の数は圧倒的に足りません、だとしたらベストな行動を選ぶしかありません 「いいですか、きめぇ丸の皆さん、部隊を半分に分けて片方は助けを呼んでください」 「おぉ…了解了解…」 「幸いにもこの辺りは客船や貨物船の通りやすい海域の筈です、出来るだけ助けを呼ぶこと」 「この船の状況をポラロイドに移しておけば多分信じてくれる筈です、方向も忘れないように」 「おぉ…捜索班出撃…」 即席気球セットを外した第一きめぇ丸隊が天井のハッチから外へ飛び出していきます 「次に残ったみなさんはツーマンセルで行動」 「下の階層で動けない人やゆっくりがいたら迅速に救助、ここまで連れて来てください」 「おぉ…承知承知…」 「ただし絶対に無茶はしないこと、あなた達は社員であって仲間なのですから」 「おぉ…救助班出撃…」 一瞬で部隊を編成し、既に浸水の始まっている下の階層に向かう第二きめぇ丸隊 「さて…八意さん…あなたの腕を見込んで手伝ってもらいたいのですが…」 「ええ、医者として当然のことをするまでです」 八意氏には第二きめぇ丸隊が運んできた負傷者の応急処置を頼みました これで少しでも死者が出る可能性を減らせれば良いのですが……おや? 私の前に残った奇妙なスイカ顔のきめぇ丸、社員証を付けていない所からして…ベルト!? 「あなたは一体?」 「おぉ…でぃけいどでぃけいど……」 ディケイドと名乗るきめぇ丸を持ち上げてみます、あからさまに嫌がってますけど… どうせだからほっぺの辺りをにぎにぎしてみる事にします、社員とのふれ合いで良くやります 「にぎにぎにぎ……」 「おぉ…不快不快…」 あぁ…快感です… その後も第一きめぇ丸隊が客船数隻、自衛隊を動かす事に成功した様です これは満足のいく結果です、最寄りの貨物船の操縦席が暗闇だったのが気になりますが… こちらに向かっているらしいのでまぁ何とかなるでしょう 第二きめぇ丸隊も揃って帰って来てくれました 戦果も中々のものです、思ったより取り残された乗客も多かった様ですね 気になるのが機関部で暴れていた作業用二足歩行型重機に乗っていたらしい乗員 行動の内容が騒ぎに乗じた機関部の破壊活動から見て 先日動力部で騒ぎを起こそうとした乗員の仲間ではないかと思われます そして八意氏の手際も凄まじいものです、あっという間に怪我を処置していきます というかこういった旅行の際にも救急セットを持って行くものなんですね 「シャメーニッツさん!」 「あやややや!?どうかしましたか!?」 「すぐに薬局に駆け込んでありったけの医療品を持ってきなさい!」 私も仕事をせざるを得なくなりました、すぐに帰ってきた第二救助班と共に薬局に向かいます まあ、私も運送業の端くれ…仕事はこなしてみせますよ… 「ちょぉ…かわしろいかわしろい…」 なにやらゆっくりもみじを救助した第二救助班に変な口癖がついていた事は別の話です… 崩壊、脱出 Side流女 私も随分と怪我人やゆっくりを運んだものだ、流石に疲れが溜まってくる …というか今きめぇ丸に運ばれている、もう動けないのだ 「たしかにつかれますよねぇ…」 「流石に運送業で鍛えていても、疲れには勝てない訳だな、流女…」 「言っとけ…本当に疲れてんのよ…けーね…」 あれだけ運んで、後からきめぇ丸の大群を送り出すとは…舐めた真似をしてくれるものだ… まあ数があればそれだけ奉仕、宣伝になるのだが…… 「おや…随分とお疲れの様ですね…」 「あぁ…もう寝たいわ…」 「同感よ…まったく…不死身になれないかしら?」 私と伊倶夜は拠点に無事送還され、ぐったり倒れている 「こんな所かしら…これでとりあえず動けるんじゃない?」 「ありがとよ…姉さん…」 お姉さんの処置のおかげで疲れはとりあえず取れ 重労働はできそうに無いものの、避難くらいなら出来るようになった 「きめぇ丸達もよくやってくれました、船が沈んで数時間もすれば救助が来ますよ」 「それでは…甲板にでますか?」 「あぁ…」 私たちはきめぇ丸に乗っかり、ハッチを通して甲板へ出る そこには既に避難している乗客、乗員の姿は無い 「みんなボートで降りたのかね…」 「きめぇ丸に運ばせている乗客もいます、既に先発の貨物船が近づいているみたいですよ」 見てみれば貨物船がクレーンを用いて貨物を降ろし、乗客の救助に専念しているではないか そしてこの船も限界が来たらしい、大きな音がしたかと思うと船が沈んでいく 「さらばだな、傲慢の象徴よ…水底で永遠に眠っているが良い…」 「けーね!何良いとこ取ってるの!」 私たちは慌ててきめぇ丸に飛び乗り、断末魔を上げるゆイタニック号に別れを告げた 「思えば呆気ない最期だったな、出資者がどう動くか楽しみだよ…」 「今はとりあえず生還出来た事を祝いましょうよ…」 私はついでに持ってきた紙袋からかき集めたプリンを取り出した 「プリンですね!!!」 「ちょっと!この状況で暢気にプリンを食べる気!?」 「まあいいじゃない、伊倶夜…今は補給しましょう」 私たちはきめぇ丸の上で、海上で暴れているTAKOれいむを見下ろしつつ 生還し、自社を宣伝しきった喜びをプリンで分かち合った 因みに元ネタ 藤原流女の名前は東方永夜抄の藤原妹紅とKOFのルガール・バーンシュタイン 技もラーニングしていますね 八意伊倶夜の立場は蓬莱山輝夜が永琳の娘になった感じ、名前はKOFのイグニスから こちらもほんの少し技を使わせたりして… シャメーニッツ・文の名前は東方花映塚から射命丸文、KOFからゲーニッツ この娘はお別れです!の台詞だけでしょう 因みに、流女が属している運送業 個人的にはルガールが社長のつもりで書いていたりします 早苗ちゃんの人へ Ωさんについてはもう少しKOFよりクローンゼロ、クリザリッドを イメージしてみたかったけどそちらの描写を考慮して激闘路線から変更させていただきました Ωさんのキャラ、どうなったでしょうか? 反省点 ゆっくりの出番が少なかった事 一部クロスしていない作品があること(もしかしたらそこに関して後日補足の可能性あり) 名前 コメント
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「あノ鳥頭どモなドがまトもな金勘定なド出来ルか!」 思わず机の先へ乗り出し声を荒らげた私を苦い顔をした鳥人の老夫が抑える。 「まぁ、あの方たちは飛べますからのう」 「…………えエい!」 私も事の転がり次第では士族だった身だ。他国の階級というものには理解が無いわけではない。その決め方というのはまた別の話だが。 だがしかし、これはさすがに横暴だ。 頭を掻きかき、腕組みをし、やりくりに頭を悩ませた私は目の前の老夫に噛みちぎるように言った。 「煙草、吸っテもよロシいカ!」 「わしらとあなた様の間柄ですぞ。どうぞお構いなく」 分かっているように老夫は灰皿を出さない。私の喫煙は灰皿を必要としないからだ。 ここに通うようになってたびたびなのでもはや向こうも慣れたものということか。 鞄から水煙管のパイプを取り出す。ラ・ムールでまだ若い頃に味わって以来やみつきとなっている私の悪い習慣だ。 パイプに携帯している水筒から水を注ぎ煙草を詰め、炭に火をつけて憮然とした表情で煙を吐き出すまでを老夫はいつものようにのんびりと待っていた。 「いつ見ても面白い煙草ですのう」 「ン?あァ……慣レてしマウと駄目でスな。こレ以外ハ考エられナイ。お吸イになっテみマスか?」 「いんや、わしは結構ですわい」 ドニー・ドニーではこれで麻薬を吸う者もいるらしいが生憎私はあの手の薬はやらない。さすがに薬漬けは体にも悪いし金がかかりすぎる。 巻き煙草も昔はやっていたがあれはどうもせかせかとしていた私には合わなかった。多少手間はかかるが水煙草はのんびりと吸えていい。煙が冷えて程好く冷たいのも心地いいし、余裕が落ち着きと考える時間をくれる。 その恩恵を享受し冷静さを取り戻した私は天井へ向けて煙をもくもくと吹き出した。 「………やハリいカンでスな」 「いかんですなぁ」 「確か前回訪レた際も税率が上がっテいタよウな……」 「そのとおりでございます」 「……いカンでスな」 「いかんですなぁ」 参った。 オルニトの酒の買い付けへやってきたというのに、ここの一体の奴隷を管理している鳥人たちがその酒の税を跳ね上げたのだ。前回来た時も同じ塩梅で、これで二度目である。 良い酒蔵を掘り出したと思いたびたび買い付けに来ていたが、多少有名になりすぎたようだ。輸出の売り上げがいいものできっと無茶をしたのだろう。 しかし、いくらなんでも商売下手というのも程がある。こんな勢いではまたすぐに売上は落ちてしまうだろう。商売において大事なのは何よりも目に見えない『信頼』だ。それを分かっていない。 犯人は分かっているのだ。ここから一番近くに浮いている浮遊大陸の一角にその鳥人はいる。会ったことも話したこともないが。地を這う者どもには興味はないとお高くとまっているのだ。 まぁ分からないでもない。故郷ミズハミシマの官僚たちにもままいるタイプだ。さすがにこの国ほど多くないが、理解は出来ても納得はいかない。 ここはしばしの我慢か。予想していたよりも仕入れることが出来ないし儲けも期待できないのは涙を飲む他無い。ここは潰れるには惜しい酒蔵だ。何より私がその出来栄えを楽しみにしている。 ここは未来への――つまり値段が落ち着くまでの間――先行投資と考え、赤字をも覚悟してみるべきか。私はそう結論づけた。 「連中、賽子でモ振っテ税収ヲ決メていルのデハあるマいナ……さスがニ胡座ヲかクにモ限度がアるぞ」 「わしらも困っております。ついこないだも商談に来られた方がお断りになって帰られました。このままでは叱られてしまいますな」 「すミマせンリンドン。私モ多クを買イ付けル事ハ出来なイだロう」 「買っていただけるだけ御の字でございます。あなた様が謝られることではありません。慣れておりますしな」 特に表情も変えず、いつものこととばかりに肩をすくめるリンドンというこの鳥人の老人。《クイナ》であり地這い鳥人であるこの翁の眠たげな目がなんとも言えぬと語っていた。 この老人自身に罪はなく、むしろ良い酒を仕込む名人であるだけに忍びない。火付けの一端となってしまった私にもひとつの責があるだけに何とも言えなかった。 首をかしげる私にリンドンが大した抑揚も無く言う。 「こんな調子ではありますが、今年の出来栄えも悪くない。よろしければ蔵でも見ていきますかな?」 「よロシけレば是非。本当ハそレヲ楽シみニやっテきタよウナものデすかラ」 こんな話を聞かなければもっと純粋に楽しめたのだが、仕方ない。私はどちらかといえば悪い話の方から聞きたいタイプだった。 では、と出口へ私を案内するリンドン。鳥人たちの住居は飛べる者へ都合のいいように2階以降にもそれぞれ出入り口がついているものだが彼は地這い鳥人であるため普通に歩いて出て行く。 小屋に空気が入り込むと冬の青白い色をした寒気が滑り込んできた。開いた扉の向こうには他の国の者からすれば一種異様な光景が広がっている。 枯れ草の黄金が織り成す、出来のいい風景画のような山岳の風光の中。その遠く彼方へ何かの冗談のように巨大な陸地が文字通り浮遊しているのが垣間見える。山々に鎖で繋がれて、まるで地面に縫い付けられているようだ。 ここオルニトではごく当たり前の光景だ。午後を回り分厚い雲からうっすらと差し込む日差しを浮遊大陸が遮る幻想的な光景に私は目を瞬かせた。 私はヴだ。名前である。一文字だ。本当はもっと長いが正式な名前は誰も覚えられないので割愛する。 《鮫》の魚人である私は海運業を営んでいる。あちらの国で品を買付け、そちらの国で品を売りつけ、こちらの国でまた品を買い付けるといった塩梅に。 このたびは商売品の買い付けにオルニトへやってきていた。 このオルニトへ私が買い付けに来るとしたらたいていは二つに限られる。 書籍か、酒だ。それか稀に工芸品。 薄暗い蔵の中。まるで何百年も前からそこに鎮座しているようにその場へどっしりと居座っている樽たちが並ぶ中、ある一角の樽からリンドンは硝子瓶に酒を注いだ。 赤みのかかった琥珀色の美しい色合いが杯を満たす。この輝きに勝る宝石などそうは無いだろう。 「これが今年出来た豆酒でございます。ささ、どうぞぐいっと」 「ドうゾぐいっとトいっテモ、気軽ニ飲ミ干せルよウナ度数デあルマいニ…」 とぼけた表情を崩さずにリンドンは瓶を私へ突き出した。苦笑交じりにそれを受け取り、香りと色合いを確かめる。 鳥豆酒特有の癖の強い芳醇な香りが鼻をくすぐる。そのまま私は少量を口へ流し込んだ。 穀物が織り成す素晴らしく複雑な味わい。この妙味。喉を通せばずしりと重い。これぞオルニトの豆酒。 「……良イでスな。大変良イ。こコ近年でハ一番ノ出来でハ?」 「わしもそう思っとりますわい。嵐神の気まぐれが起きんかったおかげでな。売れないのも捨てずにとっておかないとなりませんな」 それを捨てるなんてとんでもない、と残りの酒をあおる。 ―――オルニトの酒が美味いのには勿論理由がある。 ここの国の文化はすなわち捧げ物の文化だ。嵐神ハピカトルを主神と崇めるこの国はしばしば神の気まぐれによってとんでもない被害を被る。 そもそもこのハピカトルが曲者だ。まったく意思の疎通が出来ず何を考えているかさっぱり分からない。しかし気まぐれによって起きる現象は時に浮遊大陸の落下など最悪の損害を撒き散らす。 そんな厄介な神に対する対話の方法としてこの地の者が選んだのが捧げ物という方法だった。優れた物品から果ては人身御供まで差し出すこの国のやり方を否定する権利は私には無い。それはこの国の者の問題だ。私に口の挟める事ではない。 ただひとつ確かなことは、その文化によって捧げ物にする品の品質が類稀なものになっているということだ。 だからこの国の料理は――鳥人基準だが――だいたい美味いし、彫刻などの細工は緻密で美しいし、特にここの酒は世界中に愛好者がいる。 大抵はこの地で取れる豆を原料にした酒で大変酒精の度数が高く、そして独特の甘さが特徴的だ。こればかりは例えようが無くオルニトの豆酒の甘みとしか言いようが無い。 鳥人の連中はこれを好む者が多く、そうでなくとも愛してやまないという者は多い。私も酒の中では好きなほうだ。 生産される酒は国内消費に終始することが多いので売り物にするために買い求めるには自分の足を使うほか無い。ここは私が4年前に訪れて以来足しげく通っている蔵だった。 鳥豆と一口に言っても多種多様な品種があり、さらに豆酒はそれらを混ぜ合わせて作るため蔵ごとに味がまるで違うのも面白さだ。彼らは日常的に嵐神へ捧げ物をするべくより良い酒を造ろうとするが、余った分はこうして我々の手にも渡ってくる。 最後の一滴が喉を通り過ぎる。心行くまで痛飲した私は硝子瓶をリンドンへ返しながら言った。 「ヤはリ、考エ直シまス。多少高かろウがいつモの量ヲ注文シたイ。コの出来なラば手元ニ持って置ケばゆクユくは収支モ合ウでしょウ」 「おお、それは助かりますな。これで上様にも多少は言い返すことができますわい」 とぼけた表情を注意しなければそれと分からない程度に軟化させるリンドン。 無茶な買い物とは思わない。赤字は間違いないだろうが出来のいいものには高くてもちゃんと金を払う客というのはいるし、5年10年先にはもっといい値段になっているかもしれない。 賭けだ。これは賭けだが、それで私の生活が揺らぐほどでもない。この一件で税を管理している鳥人が行いを反省してくれれば良いのだが。 唐突に蔵へ風が吹き込んでくる。冷たい東風だ。蔵に入ってきたとき半開きだった扉が強風で開いたのだろう。 風には白い結晶が混じっていた。 「雪が降ってきましたな」 「ソのヨうデす」 出口へ向かい扉を開ければ、垂れ込めた濡れ鼠色の雲からしんしんと雪が降っているのが目にとまった。 オルニトはこれからが本格的な冬だ。私は寒さに強い体だから問題はないし、リンドンも厚い羽毛のおかげかこの天気の中でも薄着で過ごしている。 しかし考えて動かないとドニー・ドニーから流れてくる流氷に航路がぶつかることになる。私は大丈夫でも船は大丈夫ではない。あまりこの国にも長居はできなかった。 「収穫ハ、つツガなク?」 「ええ。すべて無事に終わっております。ほれ、あそこに」 指差す方を見れば山岳地帯の一角、きっと夏場に来れば青々と豆が生い茂っているだろうなだらかな畑は灰色の土を晒していた。 「まだ納屋には残っておりますし二度目の仕込みを始めねばなりませんな」 「そレハ楽シみな話デす」 冬が明け暖かくなってくる頃にはまたこの翁はあそこに種をまく。オルニトの種蒔きは豪快だ。精霊の力を借りて上空から飛べる鳥人がばらまくのだ。あれはいっそ壮観と言っていい。 吐く息が白い。私はしばしそこに老人と佇み、その光景を目に幻視した。 オルニトの山々に雪が降り積もっていく。遥か見渡せば白く霞む霊峰が連なる。『ハピカトルの椅子』とも言われる天を衝くように高い高い山脈だ。 オルニトも海沿いとなれば冬でも暖かいくらいだが山あいになると途端に吹雪く。ここももう少し冬が深まれば雪の降らぬ日がないという状態になるだろう。あの霊峰などは準備もなしに人が足を踏み入れられるような場所ではなくなってしまう。 あの雪解け水がここに、ひいては向こう側の『新天地』と呼ばれる国へと流れていく。地を這う鳥人たちが希望を抱いて切り開いた国へ。 「長居せぬほうがよいでしょうな。この雪は晩にかけて強くなりますぞ。街まで戻らぬとここで足止めを喰らいますな」 「えエ。そロソろ発ちマす。品ノ方ハどウナさイまス?」 「上様に掛け合ってからですからな。何、明日にでも連絡係に向かわせますとも。許可が降りしだい品を港まで巨鳥で運びますからそうですな、早くて三日後といったところですな」 三日か。そのくらいの猶予はある。いつかはニ週間ほど待たされたこともあったし問題はない。 それよりも確かに老人の言うとおり早めにここを出発する必要があった。最寄りの村から《駝鳥》の人力車に乗って街に着くのが半刻強程、本降りになる前に間に合うだろう。 「デは、リンドン。まタ来まス」 「次は来年のこの頃ですかな」 「イえ、もウ少シ早イでしょウ。今年ハ少々遅くナリましタ」 「ではヴ様がいらっしゃるまでに今回よりももっと出来のいい酒をうんと作っておかねばなりませんな。ハピカトル様の気まぐれが起こらぬよう海の向こうから祈っていてくださると助かります。いつもご贔屓にしてもらい多謝でございます」 「こチラこソ」 頭を下げる。来た道、そして今から辿って帰る道を一瞥した。 雲の隙間からこぼれ落ちる日と山々のコントラスト、舞い落ちる氷片、悠然と浮かぶ浮遊大陸がまるで神話の一節のように私を待っている。枯野の黄金にうっすらと白い雪が積もり始めていた。 本通りに面する酒場の2階の窓から街の様子を見つめる。 街は山から少し降りたところにあり、先程まで滞在していた村からはここを中継点として港まで続いている。時間が時間だったので私はここで一泊をすることになった。 リンドンの農場から最寄りの村で人力車を捕まえてここまで来たのだ。徐々に予想より強くなってきていた雪の中よく走ってくれた。多めのチップを渡したことは当然の配慮だ。 酒場は混み合っていて給仕係が忙しそうに走り回っている。多くの鳥人たちと少しの他の種族たちで一階から最上階まで席は埋まっていた。 窓からの光景を見ればオルニトらしい背高のっぽな建築物が街にずっと並んでいる。看板がみんな上を向いているのはここならではの光景だ。 そこから少し視線を上げれば夕日の残照の中を風の精霊と共に空を飛ぶ鳥人たちの姿を認めることができる。このあたりは浮遊大陸がないので飛べる鳥人たちもこの平地へ降りてくるのだが日も沈み雪もよく降るのであまり数はいない。今頃山は本降りとなっているだろう。 鳥人たちは比較的寒さには強い者たちだがオルニトという国は決して冬に活気のある国ではない。寒い時はとことん寒く、暑いときはとことん暑いのがこの国の特徴だ。 にわかに沸き立った声へ注意を向けた。2階にも据え付けられている出入り口から鳥人たちの集団が騒がしく降り立って入ってくるがウェイターに断られている。 夕飯時、この時間の酒場はどこも一杯なのだ。若者たちの集団は残念そうにしつつも談笑して次の店へ向かっていった。 リンドンに会ったあとだと、ああいった楽しげな飛べる鳥人たちの姿を見て何も思わないということはない。この国では飛べる鳥人と飛べない鳥人の間には明らかな意識の差がある。あまりよくないものだ。ラ・ムールなどにも奴隷階級というものは存在するがこの国よりは健康的な関係である。 それを嫌って一部の飛べない鳥人たちは新天地へと踏み出した。オルニトは追っても損ばかりすることを鑑み大した追求はしなかった。私も商いに行くが新天地は大変な場所だ。このオルニトにいれば少なくとも今は高官たちの庇護を飛べない鳥人たちは受けられる。どちらが幸福なことなのかどうかはわからない。 故郷ミズハミシマにも身分階級は存在する。確かに官位や武士階級の者というのは目上の存在だが、だからといって庶民が卑下されるようなことは普通はない。 多くの国の様子を知る私にとってこの国のあり方にどことなくわだかまりを感じてしまうのは無意味と知りつつも避けられない感傷であった。 当人たちが満足しているのだからそこに革命家でもなんでもない私が口を挟む権利はないのだとしてもだ。心に浮かべるだけならば誰にも何の責任も起こらない。 「ドこノ国モ、何一ツ内憂ヲ抱えヌといっタこトはナいもノダなぁ……」 得体の知れない鬱屈としたものをフォークに突き刺した炙り肉と共に噛み砕く。 大空を舞う鳥人たちの典雅極まる華やかな国、オルニト。その言葉に間違いはないのだが全てが上手く回るということはないということか。 水で割った鳥豆酒で喉を潤していると背後から声がかかった。 「あの…すみません、相席よろしいでしょう………かっ……!?」 振り向くと私の怖面に驚いたのか、目を向いて立ち竦む客がいる。外見の特徴から判断して地球人の男だ。随分大きなバックパックを担いでいる。まだ身なりが新しいからこちらに来て日は浅いのかもしれない。 この世界の人間や慣れた地球人でも驚くような顔なのに来たばかりなら当たり前か。この鳥人の国、オルニトで出くわしたならばなおさらだろう。 心の片隅に吹き留まった嫌気も彼を相手に世間話でもすれば消え去るだろう。出来るだけ私は優しい仕草で「どうぞ」と目の前の席を指し示した。 民俗やお国柄から特産品とオルニトの空気がこれでもかと詰まった商人行脚。応用と発展具合が自然すぎて感服する。商人ならではの苦悩や楽しみが織り交ざる一品ごっつぁんです -- (とっしー) 2013-12-20 23 59 07 特産品からお国柄まで細かくネタが散りばめられてるのがいいですな。凝ったディティールがありがたい -- (名無しさん) 2013-12-23 08 04 23 のどかと言えば聞こえはいいけどなんつーか欲という心をそぎ落とされた一種洗脳じみたモノを感じるオルニト民 -- (名無しさん) 2013-12-27 22 10 35 お国柄、物の価値、商人としての意地など異世界の味付けで面白く読めました。出会いはやっぱりいいもの -- (名無しさん) 2014-07-24 22 14 12 種族の多さも合わせてお国柄というのが地球以上に出てくるのかなと思いました。感情のクールダウンのために煙草はいいかも知れませんが将来の健康をちょっと心配しました。各地の名産などが世界中に広まっているのはこういう人々のおかげなのであると納得しました -- (名無しさん) 2019-03-24 17 16 32 名前 コメント すべてのコメントを見る