約 3,058,762 件
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/375.html
第3-28章.第3-29章.第3-30章. 第3-29章. ユディシュティラは言った。大いなる知恵を持つ者よ、怒りはすべての繁栄とすべての逆境の根源であることを知れ。怒りを抑える者は繁栄を得る。また、常に怒りに身を任せる者は、その激しい怒りから逆境を刈り取る。怒りがあらゆる生き物を破滅させる原因であることは、この世で見て取れる。では、私のような者が、世界を破壊するような怒りにふけることがどうしてできようか?怒れる者は罪を犯す。怒れる者は戒めさえも殺す。怒れる者は、厳しい言葉で目上の者をも侮辱する。怒っている人は、言うべきことと言ってはならないことの区別がつかない。怒っている者がしてはならない行為はなく、怒っている者が口にしてはならない言葉はない。怒りから、殺すに値しない者を殺すかもしれないし、殺すに値する者を拝むかもしれない。怒り狂った者は、自分の魂を閻魔の国に送ることさえある。このようなすべての欠点を見て、賢者は怒りを抑え、この世とあの世の両方で高い繁栄を得ようとする。そのために、穏やかな魂の持ち主は怒りを捨てたのである。それなのに、私たちのような者がどうして怒りにふけることができましょうか?ドルパダの娘よ、このようなことを考えると、私の怒りは収まらない。 怒りが収まらない者に対して行動しない者は、自分も他の者も大きな恐怖から救われる。実際、彼は二人(すなわち、自分自身と怒っている男)の医者であるとみなすことができる。他者から迫害されている弱者が、愚かにも自分よりも強大な者たちに対して腹を立てるならば、彼自身が破滅の原因となるのである。こうして自分の命を故意に捨てる者については、来世で得られる領域はない。それゆえ、ドルパダの娘よ、弱い者は常に怒りを抑えるべきだと言われている。賢者もまた、迫害されようとも、その怒りが奮い立つのを恐れず、あの世で喜び、迫害者を無関心でやり過ごす。賢者は、強者であれ弱者であれ、迫害者が窮地に陥っているときでさえも、その迫害者を許すべきだと言われるのは、このためである。クリシュナよ、善良な者が怒りに打ち勝った者を称賛するのはこのためである。実に、正直で寛容な人間は常に勝利するというのが、高潔な者たちの意見である。真実は不真実よりも有益であり、優しさは残酷な振る舞いよりも有益である。私のような者が、ドゥルヨーダナを倒すためとはいえ、多くの欠点があり、高潔な者が魂から追放するような怒りを、どうして示すことができようか。先見の明のある学識者たちが、(真の)人格的な力を持っているとみなす者たちは、確かに、外見上だけ怒っている者たちである。学識と真の洞察力を持つ者たちは、知恵によって湧き上がる怒りを抑えることができる者を、人格の力を持っていると呼ぶ。汝、美しき腰の持ち主よ、怒れる者は物事を真の光で見ることができない。怒っている者は、自分の道を見ず、人を尊重しない。怒れる者は、殺すに値しない者までも殺す。怒りの人は、自分の戒めさえも殺す。それゆえ、強い人格を持つ者は、怒りを遠くに追いやるべきである。怒りに打ちひしがれる者は、寛大さ、威厳、勇気、技術など、真の人格的な力に属する属性を容易に身につけることはできない。一方、賢明なる者よ、怒れる者が適切な時にエネルギーを発揮することは非常に困難である!無知な者は、常に怒りをエネルギーと同等とみなしている。しかし、怒りは世界を破壊するために人間に与えられたものである。それゆえ、正しく振る舞おうと望む者は、怒りを捨てなければならない。自らの秩序の優れた美徳を捨てた者であっても、(正しく振る舞えば)怒りにふけることは確かである。光のない愚か者が、あらゆる点で罪を犯すとすれば、無欠の者よ、私のような者が、どうして(彼らのように)罪を犯すことができようか。人びとの間に,赦しにおいて地上に等しい者がなかったならば,人びとの間に平和はなく,怒りによる争いが続くだけであろう。もし傷つけられた者が,その傷に報いるならば,また目上の者に懲らしめられた者が,その目上の者を懲らしめるならば,その結果は,凡ての生き物の滅亡であり,罪もまた,世に蔓延するであろう。もし他者から悪口を言われた者が、その後にその悪口を返すなら、もし傷つけられた者がその傷を返すなら もし父が息子を殺し、息子が父を殺し、夫が妻を殺し、妻が夫を殺すなら、クリシュナよ、怒りが先立つ世界に、どうして誕生があり得ようか!ハンサムな顔の者よ、生き物の誕生は平和によるものであることを知れ!王はまた、ドラウパディー、怒りに道を与えるならば、彼の臣下はすぐに破壊に会う。怒りは、したがって、その結果、破壊と人々の苦痛のために持っている。そして、それは地球のように寛容である男性が世界にあることが見られるので、それはそれゆえ、生き物は彼らの生命と繁栄を得ることである。美しき者よ、人はどんな傷も許すべきである。種の存続は、人間が寛容であることに起因すると言われてきた。怒りに打ち勝ち、強い者に侮辱され、抑圧され、怒られても許しを示す者は、実に賢く優れた者である。怒りを制御する力ある者は、(その楽しみのために)多くの永遠の領域を持つ。一方、怒る者は愚か者と呼ばれ、この世でもあの世でも破滅を迎える。クリシュナよ、高名で寛容なクリシュナは、この点に関して、寛容であり続ける人を称え、次の詩を歌った『寛容は美徳であり、寛容は犠牲であり、寛容はヴェーダであり、寛容はシュルティである。このことを知っている者は、すべてを許すことができる。赦しはブラフマーであり、赦しは真理であり、赦しは蓄積された修行の功徳であり、赦しは未来の修行の功徳を守るものであり、赦しは無欲主義であり、赦しは神聖であり、赦しによって宇宙は一つにまとめられる。寛容な者は、功徳のある犠牲を行った者、ヴェーダに精通した者、高い修行功徳を持つ者が得られる領域に到達する。ヴェーダの生け贄を捧げる者も、宗教の功徳ある儀式を行う者も、他の領域を得る。しかし、赦しの人は、梵天の世界にある憧れの地を得る。赦しは強者の力であり、赦しは犠牲であり、赦しは心の静寂である。クリシュナよ、どうして私たちのような者が、このようなものであり、その中に梵天と真理と英知と世界がある赦しを捨てることができようか。知恵のある者は常に赦すべきである。なぜなら、すべてを赦すことができるようになったとき、その人は梵天に到達するからである。この世は寛容な者のものであり、あの世もまた彼らのものである。寛容な者はここでの栄誉を得、来世では祝福された境地を得る。赦しによって怒りに打ち勝つ者は、より高い境地を得る。それゆえ、赦しは最高の美徳であると言われている」。これらは、常に寛容であるものに関してカーシャパによって歌われた詩である。ドラウパディーよ、赦しに関するこれらの詩に耳を傾けたならば、汝自身を満足させなさい!汝の怒りに道を与えてはならない!私たちの孫、シャンタヌの息子は、平和を崇拝する;クリシュナ、デヴァーキーの息子は、平和を崇拝する;戒師(ドローナ)とヴィドゥラと呼ばれるKshatriは、両方の平和を話すだろう;クリパとサンジャヤも平和を説くだろう。また、ソマダッタ、ユユトゥシュ、ドローナの息子、そして私たちの孫ヴィヤーサ、彼らは皆、常に平和を語る。これらによって常に平和へと促されている王(ドリタラーシュトラ)は、私たちに王国を返してくれると思います。しかし、もし彼が誘惑に負けるならば、彼は破滅に至るだろう。奥様、バラタスの歴史に、彼らを災難に陥れる危機が訪れました!これは以前から私が確信していた結論です!ドゥルヨーダナは王権に値しない。それゆえ、彼は赦しを得ることができなかった。しかし、私は君主に値する。それゆえ、赦しが私を手中に収めたのだ。赦しと優しさは、自我を持つ者の資質である。それらは永遠の美徳を表している。それゆえ、私はそれらの資質を真に採用しよう。" 第3-28章.第3-29章.第3-30章.
https://w.atwiki.jp/seisakusya1/pages/227.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:キャスター┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:夜刀神 【レベル】:60 【アライメント】:中立/悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:20 【耐】:20 【敏】:40 【魔】:70 【運】:10 【宝】:70┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:魔魔魔 【貯蔵魔力】■■■■(上限4) 【状態】正常┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ,....-へ-. .、 ,. '´ / .ヽ ` .、 / \ , " ; .゚.、 / / .l /.l | .l ト、 ヽ ゚, { . . { .,'_」l斗ト; | }弋.‐- ', ゚, | . . !r==ミヾ.゚, トノ.r==ミ } } | ; .{乂ヒリ. ヾ{ .ヒリ少.| . l | |ノ| l | | | l 从 |ハ 从 ! . | l ル′ ゚;小 .从 } / ∨ト、. ー_¬ , イ . / ′ r―‐--┴――-、_,.イ.__レ'___ / > . - ―一 ´ ̄ ∧ __/ > . __ / .〉 ___f´ > . `ヽ. ∧ f´ `> .- ――…―.--/ ノ\ { , .- ――――≠ .._ `≧――一 ´一′ _ ―┐ >ii´ニニニニニニニニOニ人 > ._______> '' ´ .} .}.\ /二||ニニニニニニニニニニ/. \ー―一/ |ニニ\ー-ミ__/一′ニ\ iニニ.||二ニニニニニニ二/ ヽ┬ ´ |ニニニ ー―一 ´ニニニニニニヽ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○陣地作成:A (種別:一般 タイミング:特殊) ターン終了時、通常の処理に加えて魔力を「+3」回復させる。 また訪れた土地を「領土」とすることができる。 ┣フィールドのデータを書き換えることで、自陣側に有利な戦況を整えることができる。 ┗陣地作成というよりは、自らがある場所を「己の場所とする」という、「領土確定」。 ○道具作成:D (種別:一般 タイミング:常時) あらゆる判定で「+05%」のボーナスを得る。 ┣魔力を帯びた器具を作成可能。 ┣【秘匿事項:といってもキャスターの場合は、その知恵をもって生活の糧を得るための工夫に過ぎない。】 ┗【秘匿事項:一族にとってキャスターの持つ様々な知恵こそが「道具(ツール)」なのだ。】 ○怪力:C (種別:一般 タイミング:戦闘時) ステータス比較で【筋】が選択された場合、自陣の【筋】の数値に「+30」を加える。 ┣一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 ┗使用する事で筋力を大幅に向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 ○変転の魔:B (種別:一般 タイミング:常時) 【魔】のステータスを「+20」上昇させる。(反映済み) ┣英雄や神が生前に魔として変じたことを示す。 ┣過去に於ける事実を強調することでサーヴァントとしての能力を著しく強化させるスキル。 ┗キャスターの場合、敵対者を呪い殺す呪力の強化に使われている。 ○おろちの呪:A+ (種別:異能 タイミング:戦闘時) 「領土とした土地×15%」の勝率ボーナスを得る。 上記効果は敵陣側の一番ランクが高い「○対魔力」分、効果が低下する。(C:10% B:20% A:30%) 加えて、対峙した者の【筋】【耐】【敏】【魔】のうち、一番高いステータスを1つ「-10」低下させる。(蓄積型) ┣キャスターが身にまとう呪詛にして敵対者を侵す不可視の毒。 ┣その力は自身の領土が拡張すればするだけ膨れ上がっていく。 ┣【秘匿事項:元々領域の侵入者を呪い殺す凶悪な力として恐れられていたが】 ┗【秘匿事項:王朝に迫害されたまつろわぬ民の呪詛が乗ることで、その力が著しく高められている】┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○行方郡・夜都賀波岐(なめかたのやつかはぎ) ランク:A++ 種別:対人宝具 タイミング:戦闘判定時 消費魔力:ゲージ3つ 相手を一名指定し、命中判定を行う。 命中判定(自身の【宝】+1d100)が敵の回避判定(相手側の【運】+1d100)を上回った場合。 その相手を聖杯戦争の盤上から排除する。 ┣神の地である山岳に住まうもの、谷の合間に住まうもの、湿原に潜み水と共に生きるもの。 ┣自然を征服するのではなく、共存する道を選んだ「支配に従わぬ」者たちの巨大な怨嗟を ┗大蛇(オロチ)の形に顕現して使役し、敵対者とその一族郎党を呪い殺す。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/1071.html
ファッ!?レントゥーガ Download 作者: 作者紹介文 初期領地数 - 初期勢力数 - 初期クラス数(召喚除く) - 主な種族 - 訓練上昇値 - 備考 ※R-18/タイトルから元ネタが分からない方は閲覧注意。 Title画像元: Map画像元: 野獣先輩率いるフェリル党の難易度が高すぎる。訴訟。 というかデフォ通り進むとなると野獣が死ぬんですがそれは大丈夫なんですかね -- 名無しさん (2015-07-17 18 14 00) そもほもデフォ通りすすまないんじゃないですかね・・・?(名推理) -- 名無しさん (2015-07-18 03 05 07) デフォというよりifシナベースで進んでいるシナリオ -- 名無しさん (2015-07-21 05 50 32) ゴート相当とムクガイヤ相当のみデフォ、あとはアナザーシナリオベースで作られている。いずれにせよS3では野獣は戦死するかUNEIに屈するかのどちらかになるはずだが、果たして・・・ -- 名無しさん (2015-07-21 18 33 00) ロダが重過ぎるんだよなあ・・・ -- 名無しさん (2015-07-21 22 48 09) サルステ役にムクガイヤ役があっさり抹殺されたりしてるし、デフォ通りでもアナザー通りでもなさそう -- 名無しさん (2015-07-21 23 08 00) こいつをまっていた -- 名無しさん (2015-07-23 18 22 38) 口汚く言うのはよくないよ。でも個人的にはもともとが違法視聴から始まったコンテンツっていうのがあるし、ACCEEDはこういうのに(昔は)うるさかったのであんまりVT公式とは関係ないみたいな体でやったほうがいいと思う。 -- 名無しさん (2015-08-17 23 44 38) いいね -- 名無しさん (2015-09-02 22 21 23) これ、考えた人天才でしょ。 野獣先輩は強化してください、マジで。 -- 名無しさん (2015-09-06 15 52 45) スキルをデフォから変えて、どうぞ -- 名無しさん (2015-09-06 22 18 13) 一発ネタのためにここまでやったのか・・・ -- 名無しさん (2015-09-24 05 36 53) セレンポジが汚すぎる。訴訟。 あと、上の人も言っていたけど、このwikiからは削除したほうが良いと思った。 -- 名無しさん (2015-10-16 13 41 30) ページをないままにしておくと事情を知らないホモがまた作ってしまうかもしれないし、詳細説明やスクショのないページのみにしておくという現状を維持することを支持します(緑宗並の進言) -- 名無しさん (2015-10-17 21 31 30) ※R-18/タイトルから元ネタが分からない方は閲覧注意 これくらいが波風立たない落としどころって感じだな、一応書きはしたけど積極的に触りはしませんよってくらいがちょうどいいかと。 -- 名無しさん (2015-10-20 23 19 39) 狂ってやがるwww -- 名無しさん (2015-10-23 09 09 29) wikiに置くのは、やめといたほうがいいと思うなぁ 個人のブログならいいと思うけど -- 名無しさん (2015-10-23 15 31 21) ここからは消した方がいいと思うなぁ 荒れそうだし -- 名無しさん (2015-10-23 15 46 44) なんだこれは、たまげたなぁ・・・ -- 名無しさん (2015-10-24 13 32 00) まぁカスタムサーガもページはあるからな -- 名無しさん (2015-10-24 15 12 51) 置いといてもいいんじゃない? これ以上は積極的に紹介しない方向で -- 名無しさん (2015-10-25 13 45 06) こういうオリシナ専用の拡張シナリオ一覧作って隔離するのはどうだろう 個人的にはこういう一発ネタ好きだけどあんまり露出させるのはちょっと…… -- 名無しさん (2015-10-26 01 55 34) まずいですよ! -- 名無しさん (2016-01-19 11 53 10) 削除されてるか・・・まあ残当 -- 名無しさん (2016-05-05 02 07 40) こ↑こ↓ページのリンクが古いだけでシナリオ一覧のリンクはまだ生きてるゾ -- 名無しさん (2016-05-05 11 26 12) やりたくなけりゃやらなきゃいいだけ -- 名無しさん (2016-05-24 07 29 29) あっそう -- 名無しさん (2016-11-11 19 52 16) 18禁とか書いてたらノンケががっかりするだろちゃんとホモって書きな -- 名無しさん (2017-09-11 15 24 18) 迫真戦記とは違うのね -- 名無しさん (2023-05-23 23 19 59) 淫夢VTの開祖 -- 名無しさん (2023-09-13 05 38 57) ガワだけ被せた本家VTに留まらない面白さはあるよ でも後発の迫真やミソロギア、特に新約迫真がある今はね… -- 名無しさん (2023-10-14 20 53 29) これがアウトなネタとして削除や迫害されず 容認(黙認)されたからこそ のちの迫真戦記が誕生している -- 名無しさん (2023-10-27 12 20 39) 旧約聖書 -- 名無しさん (2023-11-01 11 45 54) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/papayaga0226/pages/39.html
「もう大丈夫だよ」 そう言ってそっと地面に下ろしてやると、薄茶色のノラ猫はあっという間に走り去った。 つい先ほどまで引きずっていた足をしっかり踏みしめながら。 道重さゆみは、猫の姿が消えた後もしばらくそちらを眺めて立ち尽くていた。 ふと、昔のことを思い出して。 ヒーリング・・・あらゆる傷を治す力。 さゆみには物心ついたときからその力が備わっていた。 様々な能力の中にあって最も優しい癒しのチカラ。 だけど。 ―普通ではない― ただそれだけで、さゆみは迫害されてきた。 両親からさえも。 いや、両親はきっと迫害したなどとは思っていないだろう。 ひどいことを言われたり家を追われたわけではない。 だが、さゆみにとってはある意味それ以上に辛い日々だった。 きっかけは、さゆみが幼稚園に入ってすぐのある日。 階段から落ちて足の骨を折り、痛みにうめく父に対して、さゆみは初めてチカラを行使した。 幼い頃にありがちな褒めてもらいたいが故の行為ではなく、痛がる父を助けてあげたいという純粋な思いから。 そしてさゆみにとってそれは当然の行為であった。 自分にしかない特別なチカラだという認識はまったくなかったから。 これほどの大怪我の治癒は初めてだったが、さゆみの思いが能力を強く引き出し、あっという間に折れた骨は元通りになった。 “治療”を終えたさゆみは父に「もう痛くない?」と訊ねた。 以前、近所のマイちゃんの擦り傷を治したときに訊いたように。 「うん、大丈夫になった」・・・という笑顔の返事が、マイちゃん同様に父からも返ってくると疑わずに。 だが、さゆみが目にしたのは、父と、救急車を呼ぶための電話から帰ってきた母の怯えたような表情だった。 その日以来、両親がさゆみの目を見て話すことはなくなった。 表立って虐待されたわけではないし、両親にもそのつもりはなかっただろう。 むしろ両親はさゆみのことを叱ったりしなくなった。 逆に、家の中でばったり行き合ったときなどは息を呑む様子がありありと分かった。 ―お父さんととお母さんは自分のことを怖れている そう気付いたときの絶望的な気持ちは今でもはっきりと覚えている。 それは同時に、自分の持つチカラが普通ではないのだということ、だから他の人の前で使ってはいけないのだということを理解した瞬間でもあった。 ・・・だが、理解することとそれを貫き通すことはまた別問題であった。 さゆみにとって、目の前で苦しむ者をそのままにすることは耐えがたかった。 自分にはその人を救うことができる。 苦しみを取り除いてあげることができる。 それが分かっていながら黙って通り過ぎることはどうしてもできなかった。 そしてその結果、癒した傷の分だけさゆみの心は傷を負っていくことになる。 ―優しいチカラ ―優しい気持ち 皮肉にも2つの優しさがその持ち主の心を暗闇へと誘って行った。 自分は誰からも必要とされていない。 そしてきっとこれからもずっと誰にも必要とされない。 そんな思いに心を支配され、さゆみは家でも学校でも他のどんな場所でも独りだった。 決定的だったのはあの日。 体調が悪く、小学校を早退したさゆみは、家に入ったときに母親がどこかに電話している声を聞いた。 内容は思い出せない。 いや、思い出したくない。 気がつくとさゆみはランドセルのまま家を飛び出していた。 さゆなんてもういなくなった方がいいんだ。 だって生きてる意味なんてないもん。 死のう、このまま。 あてもなくフラフラと彷徨ううち、唐突にそんな衝動が突き上げる。 気がつくとどこかの屋上に立っていた。 自分がどうしてその場所を“死に場所”に選んだのかは分からなかった。 でも・・・今なら分かる気がする。 「何してんの?そんな思いつめた顔してぼーっと立っちゃって」 そのとき背後から声が聞こえ、過去に飛んでいたさゆみの意識が引き戻される。 ゆっくり振り返ると、そこにはいつものように笑う絵里の姿があった。 あのとき―― 病院の屋上から飛び降りようと思っていたさゆみに声をかけてきたときと変わらない笑顔の絵里の姿が。 「何してんのじゃないよ。また30分も遅刻だよ」 「ごめ~ん。ほんっとごめん」 たいして反省した様子もない絵里のその謝罪をいつものように聞きながら、さゆみは再び過去に思いを馳せた。 あの日あの場所で絵里と出会い、さゆみの心は救われた。 自分を必要としてくれる存在、そして自分にとってかけがえのない存在。 周囲の“迫害”は変わらなかったが、「絵里がいる」と思うだけでさゆみの心が暗闇に引き込まれることはもうなかった。 “死に場所”にあの病院を選んだのはきっと偶然じゃない。 さゆみはそう思う。 正確に言えば、“生きるための場所”を求めて自分はあそこに立ったのだと。 そしておそらくは絵里もそうだ。 あんな風にヘラヘラと笑っているが、その心にはさゆみのものなど比べ物にならないほどの闇を抱えていたはずだ。 絵里も“死に場所”・・・ひいては“生きるための場所”を探してあそこに立ったのかもしれない。 助けを求めて叫ぶ2人の心が共鳴し合い、あの日あの場所に2人を誘ったのではないかとさゆみは思うのだ。 自分の存在が絵里にとってどれだけの救いになっているかは分からない。 だけど、これだけは確かだ。 自分にだって生きていく意味はあるのだということは。 今では絵里だけでなく、たくさんの仲間が温かく囲んでくれている。 生きててよかった。 そう思える今がとても幸せだ。 「ありがとう、絵里」 思わずそう呟いたさゆみに、絵里はしばし目をパチパチさせていたが、やがて照れたように笑うと言った。 「こっちこそありがとう、さゆ」 「にゃあ」 突然の頭上からの声に2人が振り返ると、さっきの薄茶色の猫が塀の上からさゆみを見ていた。 まるでありがとうを言うかのように。
https://w.atwiki.jp/opfan/pages/1217.html
「強い正義感を持ち、魔王などの巨悪を討つ輝かしい英雄」―――― それが、世間一般の「勇者」という存在に対するイメージであろう。 しかし、すべての「勇者」が、または勇者を目指すとされた「勇者候補」が本当にそうだったのか。 世界を、或いは誰かを救うべく自ら手を挙げ冒険の旅に出た“ヒーロー”ばかりだったのだろうか。 もしかしたら当人の意志とは無関係に一方的に勇者に任命された者がいるかもしれないし、 金や色欲など目先の利益に釣られただけの(こういう言い方は良くないだろうが)"俗物"も居たかもしれない。 或いは大罪人に対する事実上の"処刑"として、剣一本のみ持たせて魔王の城に向かわせたということもあった可能性もある。 もしくは―――― …私はもう随分と民族学者として様々な地で崇高で高潔な英雄傑士の伝承を細かく調べているが、そうする中で嫌でもわかってくる事がある。 伝記とか伝承とか呼ばれるものは所詮は人が伝える話に過ぎず、遥かな時を越えて語り継がれる間に「変質」することは決して珍しくないという事だ。 無論全てが捻じ曲げられた話という訳ではない。しかし、凝り性な学者が根掘り葉掘り調べ上げると、どうしても美しい物語だけが出てくるわけではない。 為政者にとって都合のよい話に「書き換えられ」たり、民衆の間で美化されたり、地域の伝承と擦り合わせされたり時には直接取り込まれたり、 或いは単に聞き間違いにより意図せず変わってしまう…理由は千差万別であるが、このような例は珍しくないのだ。 例えば単なる自警団が偶々村を襲った大型の魔物を討伐しただけのことが、いつしか「邪竜の王を打ち倒した冒険者たち」になっている、 とある国家を一方的に侵略した勢力が自らを「悪政を敷いていた暴君を打ち倒した正義の使者」として"歴史書に書かせる"など、(推測や噂も含めるが)この手の話は調べると枚挙に暇がない。 但しその「原型」の痕跡は、多かれ少なかれどこかに残るものである。 本題に戻るとしよう。 私が数年前にとある地で知った“無敵の戦士ゼノン”という「英雄伝説」は、まさにこのように「後の世において変化した」伝説なのではないか、そう思える部分がある。 内容としては、ある寒村出身の貧しい青年が天武の才に目覚め、幾つもの武器を巧みに使いこなして魔物の軍勢を討伐して周囲を平定した…という、英雄伝説としては王道と言える内容である。 近隣地域では子供に聞かせるおとぎ話としても比較的有名な話であるらしい。 だが、この伝説には地域によって幾つかの「後日談」が語られている事をしばらくして知った。 件の英雄はその功績から王の座に上り詰めたが、次第に悪政を敷くようになり暗殺者に謀殺される(民衆の中の有志が討伐したというバリエーションもある)、 魔物の親玉を討った後どこかに去っていった、後年の戦乱で兵士として戦場に赴くも戦場で命を散らした…形は違えど「何らかの形で消え去る」ということは共通しているのだ。 これはもしかすると、「消えた」のではなく何らかの理由で「消された」ということを示唆しているのかもしれない。 またこの英雄そのものも、今語り継がれている時点での人物像こそ「強い正義感を持ち、困った者に率先して手を差し伸べる、勇者かくあるべき」とばかりの人物となっている。 しかしもう少し古い話になると単に「勇猛果敢な戦士」として描写され、さらに古くなると「極度に好戦的で頭に血が上ると理性を失う程暴れ狂った」という狂戦士の如き描かれ方をしている。 そして――― ある意味勇者像にトドメを刺すような事かもしれないが、もっと古いものでは「貧しい家庭に生まれ、常に困窮していた」、 「人族でありながら生まれつき腕が複数生えた奇形として生まれ、村人はおろか親兄弟からも迫害されていた」、 「そしてある時遂に怒り狂い、無数の腕に剣を持ち、家族と村人全てを惨殺した」という、完全なる「殺戮者」の伝承が原型であったことが判明したのだ。 もしかしたら、今現在に伝わっているこの「魔物を打ち倒す“無敵のヒーロー”」の正体は…今語り継がれているような輝かしい、勇者らしい勇者などでは決してなく―――― 「殺意と狂気に染まり、人も魔物も区別なく虐殺を繰り返した末に処刑された殺戮者」…だったのかもしれない。 現在、魔物を討伐した戦いの跡地とされる場所には英雄を讃える為の古い祠が建てられている。 其処にはかつての英雄…或いは殺戮者が纏っていた多腕の全身甲冑が安置されていたらしいが、何時しか忽然と消え失せていたという――――。 関連 勇者(ブレイバー) 英雄(ヒーロー) 狂戦士(バーサーカー) 目次に戻る
https://w.atwiki.jp/loghorizon/pages/78.html
〈エルフ〉 ◆ゲーム時代の設定 〈エルダー・テイル〉の世界において、自然と共に生きる神秘性をもった種族である。その特徴は、小柄な体型ととがった耳。そして軽やかな身のこなしと長い寿命である。長命種とよばれるほど長い寿命は、かわりに出生率の低さをもたらした。そのため、善の種族の中でも人口の少ない種族である。森や古代遺跡などに本拠地を定める。 自然の魔力との親和性から、独自の魔法適正を有している。だがそれゆえに、神話時代に魔法を体系化し技術として発展させた〈アルヴ〉に対して、反感と嫉妬、そして少しの羨望という複雑な感情を持つことになった。 〈エルフ〉にとって特別な存在として〈ダークエルフ〉がいる。〈ダークエルフ〉は、かつて〈アルヴ〉戦争のときに、同族を裏切り〈アルヴ〉側に加担した一族である。それ以来、〈ダークエルフ〉は〈エルフ〉の宿敵であり、討伐の対象となっている。 外見的には、とがった耳が特徴で、長さや形は個人差がある。〈ヒューマン〉より小柄で細い体格をしており、見分けることは難しくない。身長は149~175cmほどで、体重は45~65kgくらいとスレンダーな者が大半である。髪の色は、金色やそれに近い明るい色が多く、瞳の色は、濃い緑や青が多い。肌の色は、ほとんどの者が色白で、色素の濃い肌の者はごく稀である。 能力的には、小柄ゆえの俊敏さをもち、自然の中で培われた精神力と弓の習得に優れる。また精霊との親和性の高さから魔力の扱いも得意としており、斥候や森林での活動はお手の物。 小柄だが自然を友とする神秘的な種族。それが〈エルフ〉である。 〈冒険者〉としては、武器攻撃職と回復職に適性がある。 ◆ヤマトの国での扱い 〈エルフ〉は、〈アルヴ〉や亜人との戦争でもっとも被害をうけた種族といえる。それは出生率が低いため、一度減った人口がなかなか回復しないからである。現在も〈ヒューマン〉や〈ドワーフ〉に比べると勢力は少ない。 彼らは〈ドワーフ〉や〈狼牙族〉と異なり、〈ヒューマン〉の集団や大きな都市と距離を置く傾向が見られる。長命な彼らにとっては、〈アルヴ〉が迫害された歴史が遠い過去でなく、まだ覚えていることだからだ。彼らは〈アルヴ〉の次に迫害を受けるのは、自分たち〈エルフ〉ではないかと怯えているのである。 一方で〈猫人族〉のように流浪の生活を選択するわけでもないため、同族だけの国家を築くことが多い。これは〈ヒューマン〉以外の種族では〈エルフ〉だけの特徴である。〈エルフ〉はこうして同族での共同生活を送るうちに、秘密主義や他種族や余所者との距離をとろうとする傾向を身につけてしまった。 〈エルフ〉の社会は、舞や詩作での祭祀を中心とした氏族集団で形成されている。同じ祖先を敬い、血筋を大事にすることで、一族が結束しているのである。長い年月で磨かれた舞や詩吟は〈エルフ〉にとって無形の宝物である。 精霊との親和性の高い彼らは、自然との相性がよく、森や大地を切り拓くのではなく共存して暮らしている。それゆえ、〈エルフ〉中心の都市では、自然のままの植物や水場を活用した建物が多い。 変わった風習としては、お湯につかる入浴を行わないことが知られている。ほとんどの場合は沐浴のみで、蒸気が沸く地域ではサウナを使う程度である。もっともそれで十分に清潔なのが〈エルフ〉ともいえる。 このように、自然と調和して生きる〈エルフ〉であるが、文化的には技芸面以外はあまり発達していない。建築技術や機械技術はとくに顕著で、〈ヒューマン〉から見ると原始的に(よく言えば素朴に)見えるかもしれない。 代表的な居留地 エイスオ ナロウマウント王国 トリシルティス国 ◆種族特技・特性 ■〈ヴィジョナリー〉 魔力の働きに敏感な目を持つ。〈エルフ〉の血が、魔法を帯びた罠や物品を示してくれる。 ■〈エバーグリーン〉 魔法に対して強い抵抗力を持つ。普遍と不変を司る常緑樹の加護は、魔に捻じ曲げられた理を跳ね除ける。 ■〈エルヴンアカンプリスメント〉 体の動きを阻害しにくい装備を好み、その扱いに長けている。 ■〈エルフの教え〉 〈エルフ〉の特性である俊敏さと精神力をさらに高める訓練法を教わっている。 ■〈エレメンタルバスター〉 自然界に起源を持つ精霊に造詣が深い。豊富な知識あるいは直感で、その性質を看破することができる。 ■〈ディープウッドスカウト〉 深き森の守り手である〈エルフ〉特有の偵察術を身につけている。周囲の環境を生かしたその動きは相手に気取られず敵情を見抜く。 ■〈フォトシンセシス〉 自然から力を取り込み己のものとする特技。陽の光や風のそよぎ、大気の潤いが自身に運命を拓く力を与える。 ■〈フォレストダンサー〉 相手の機先を制することに秀でている。森の中で踊るように駆け回ってきた〈エルフ〉の反応速度は、他種の追随を許さない。 アイテム モンスター 用語 冒険者 サブ職業 システム 召喚術師 地名 口伝 組織 クエスト 典災 職業 大地人 ゾーン 種族 妖術師 武士 守護戦士 暗殺者 古来種 施療神官 神祇官 盗剣士 武闘家 事件 吟遊詩人 特技 付与術師 森呪遣い 航界種 ダンジョン
https://w.atwiki.jp/dcab/pages/843.html
キーラン 愛称: 称号: 種族:ナイトメア(人間生まれ) 年齢:覚えてない(109歳) 性別:男 穢れ値:1 外見:黒いフードつきインバネスコートを着た、白い長い髪を束ねた紫の瞳の、 顔の上半分を覆う艶消しの黒い金属製の仮面をつけた、黒手袋の長身の男。 中の顔は20代後半程度に見える、が上半分を仮面で隠してるのでよくわからない。 プロフィール 身長:185cm 体重:72kg 誕生日:不明(本人が知らないだけで10月28日) 髪色:白 瞳の色:紫 肌:青白い 属性:混沌・悪 好き:特に無い 嫌い:人間、第二の神の神官、蛮族(特にメティシエ関係) 出身:ヘルヴェル王国 +プロフィール ザルツ地方のかたすみ、ヘルヴェル王国のとある小都市。 人間の両親の元に男は生まれた。 男は、人間では無かった。 男は、母の命を奪って生まれた。 男は、悪夢という名の宿命をもった。 父は、子に愛情を注がず、「陰気な」という意味の――キーランという名を与えた。 男は迫害を受けて育った。 その生まれ育った町は、キーランに優しくはなかったが、やがてその町で、信じられる友人と愛する人を得た。 少なくとも信じられる友人に囲まれ、愛する女性と共に過ごし、女性と結婚しようとした矢先――…… かけがえのないそれらは、失われた。 友と信じた男が、愛する女性をキーランの目の前で殺し、街を去った。 その罪を、キーラン自身に着せて。 キーランは無実を訴えたが、それが聞き入れられることは無かった。 何故なら、キーランは忌子であり、迫害され、差別を受ける身であった故に。 罪を認めないキーランは、尋問を、やがて拷問を、私刑を受けた。 それでも無実を訴え続けたキーランは、町の牢獄の最下層、地下深くに投獄された。 無実でも、有罪でも、父親を含めた町の人々には都合がよかった。 ずっと疎ましかった、いつ復讐に来るかわからない忌子を、ようやく牢に繋ぐ正当な理由が出来たから。 陽の光の差さない薄暗い牢獄で、それでも自らの無実を知っていた。 それは、怒りと復讐を誓わせると同時に、正気を失うことを許さなかった。 脱獄と復讐を決意したキーランは、傷ついた体を酷使し、脱獄を図るが、なかなかうまく行かず…… そんな中、キーランは一人の神官と出会う。 キーランと同じく、無実の罪で投獄された、初老のエルフ。 彼は月の神の信徒であり、賢者であった。 彼はキーランに、牢獄の中でさえ沢山のものを与えた。 知識を与え、道徳を授け、知恵と技術を伝え、外に残したいくつかの財産と――与えられなかった、父としての愛情を与えた。 一人では正気でいられなかったかもしれない、そんな場所でも彼は月光の様に穏やかであった。 それ故に、キーランはその神官と共に生き延びる事が出来た。 いつしか食事も運ばれなくなり、穴を掘りながら、湧き水と偶に現れる鼠で食いつなぎ、 髪はいつしか真っ白になり……86年の月日が経っていた。 ――再び空を見た直後、父と慕った神父は、この世を去った。 穏やかに笑みを浮かべ、蒼い空の下、息子と呼んだ男の腕の中で。 再び空を見た時には、かつて生まれた街は、既に滅びて廃墟となっていた。 憎悪をぶつけるべき相手の大半はこの世を去っていた。 ヘルヴェル王国も、ルキスラ帝国に飲み込まれ、クーデリア侯爵領となっていた。 大切な人を再び失い、虚ろになった胸には、まだ憎悪の――あるいは生きたいという焔が燃えていた。 確信があった。 ――かつてただ一人の友と信じた男。 腐敗神の声を聴き、いずこかへ姿を消した男。 100年の時を超え、ひとでありながら永遠の時と魂の穢れを得た男。 奴は生きているだろう。 そう、たとえ死んでいたとしても――…… 牢獄での生活で長くなった髪を束ね、投獄と拷問の際に負傷した顔に仮面をつけ。 神父の残した財産を手に、体の調子を整えて――…… 黒衣に身を包んだ男は、ただ憎悪に身を焦がしたまま、復讐者へと身を落とした。 地上への解放から3年、紆余曲折の果て、ザルツ地方有数の都市「ルキスラ」へと男は辿り着いた。 性格 コミュ障、暗い、人間不信。 口数は少な目、口も悪い。 表情……はそもそも仮面であるので、外からだと下半分しか解らない。 仏頂面気味。 他PCとの交友関係 +セッション記録 セッション回数:回(失敗:回)(死亡:回) GMB投入回数:回 +~回 回数 日付 シナリオ名 GM 経験 1ゾロ 報酬 名誉 成長 親密度 同行者 01 00/00/00 02 00/00/00 03 00/00/00 04 00/00/00 05 00/00/00 06 00/00/00 07 00/00/00 08 00/00/00 09 00/00/00 10 00/00/00 +~回 回数 日付 シナリオ名 GM 経験 1ゾロ 報酬 名誉 成長 親密度 同行者 01 00/00/00 02 00/00/00 03 00/00/00 04 00/00/00 05 00/00/00 06 00/00/00 07 00/00/00 08 00/00/00 09 00/00/00 10 00/00/00 +他PCとセッションで同行した回数(前後は1回づつカウント) 同行回数 同行したメンバー 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回 10回 11回 12回 13回 14回 15回 プレイヤー:エイノ 登録タグ:
https://w.atwiki.jp/kyoukaisen/pages/100.html
名前 アグラーヤ 種族 ダークエルフのアルビノ 性別 女 年齢 177歳(人間の年齢にすると17歳前後) 身長と体重 172 46 性格 口が悪く意地悪で捻くれているが、親しい相手には素直になることも 容姿 真っ白の髪に白い肌、紅い瞳を持つダークエルフの女性。 左眼は黒薔薇を模したアイパッチにより隠されている。 一族の正装である黒いドレスを動きやすい様に改造したものを着用しており、独特なセンスであるが個人的に気に入っているようで馬鹿にされると怒る。 過去の戦闘により右腕と左脚、そして左耳と恐らく左眼も欠損しており、手脚には義肢を装着している。 異能 黒い太陽(アグラーヤ) 身体に蓄電した電力を消費して稲妻を発射したり放電をしたりする事ができ、自身が作り出した電場に発生する電磁気力を操ることもできる。 外部からの電気攻撃なども自身の電力として蓄電できるが溜めすぎるとショートし、一時的に全ての能力使用が不可になってしまう。 自分自身に発電能力は無いので空気中の静電気など外部から充電をする。 本人は嫌うが生体電気を操作する事で自己の身体能力を超えた動きをする事が可能。 嫌う理由は多大な負荷と、数時間後に訪れる想像を絶する筋肉痛の為である。 《電磁操作・電磁浮遊》 自身が発生させ支配する電磁気力を利用して物体操作を行ったり、擬似的な飛行能力を得る。 遠隔操作する際はアグラーヤから物体へと電流の糸のようなものが視認されてしまう。 電磁浮遊は星の磁場との反発を利用している性質上、地表に近い程高速で移動する。 《電磁装甲》 自身から発せられる電磁波が物体を感知した際、反射的に膨大な熱量を持った放電を行うことで物理的な衝撃の殆どを無効化する。 しかし電力消費が激しく連続しての発動は不可能である。 《黒雷》 本人の感情が昂った時や明確な殺意を露わにした時、彼女の稲妻は漆黒へと染まる。 黒雷による攻撃の威力は通常のものと変わらないが、彼女の意思により様々な形態を見せる。 本人の成熟と経験により持て余していた力を完全に支配、その殺傷能力は子供時代とは比較にならないものになっており、彼女の性格も相まって凶悪な破壊力を見せる。 しかし本人のもやしっぷりは変わっておらず、依然として体力は低く運動も苦手である。 一応武器を装備してはいるがそれに頼って戦闘を行う事は無い。 概要 白髪に褐色肌という特徴を持つダークエルフの里に産まれたが、ダークエルフとしては異端の容姿のせいで周囲から迫害されて育った。 母親は忌み子を産んだとして数々の嫌がらせを受けたのち精神を病み自殺、唯一愛してくれた父親も病に倒れると彼女にある目的を与え死亡した。 それから程なくして彼女は里を滅ぼし旅に出る。父親の与えてくれた目的を果たし、世界に絶望をばらまくために。 彼女の置かれてきた環境からか基本的に他人は信用せず、一人でいることが多い。 また、その境遇から世界の全てを憎み絶望を抱いていた。 自身の力と存在の特別性を信じ、他者の全てを劣等と断じ辛辣な態度をとり、自分がされて嫌なことを他人にすることを好む。 一度戦闘となれば他の生命を奪うことに一切の戸惑いを見せず、それを愉しむ節すらあるが、戦闘行為自体に積極的な訳ではない。 自身にとって不利な状況、不利益の生じる場面などでは揉め事を避ける狡猾さも併せ持つ。 心理の奥底には愛されたいという感情があるがそれを知られる事を恐れ、故に素直な感情を表に出すことは少ない。 しかしかつて居た世界での様々な人たちとの出会い、そして別れはアグラーヤの精神を成長させその信念に変遷を促した。 現在は彼らの遺志を継ぐこと、彼らの望んだ世界の為に行動する事を決意しており、大切な存在と希望の為ならば自身の命を賭す覚悟も決めている。 装備 【黒針】 腰にぶら下げている細身の黒剣。 レイピア程のか細い刀身だが両刃であり、軽くしなやかで斬れ味にも優れ、さらに帯電性も抜群である。 しかし刀剣に相応しくない美しい装飾と刃こぼれひとつない新品同様の刃から殆ど使用されていない事がわかる。 ちなみに剣技はど素人のそれである。 【機械義手・機械義足】 欠損した右腕と左脚に当てがわれた代替品。 自身の生体電気を感知して生身の様に動くスグレモノで帯電性にも優れるが、特に戦闘用の機能は搭載されていない。 それなりに頑丈である故生身の拳よりは高威力であると思われる。 真っ黒に染められている為一目で生身の部位でないことがわかる。 境界線に至るまで かつていた世界にて、全ての因縁に決着をつけるべく臨んだ戦闘により親友とも言える大切な存在と離別してしまう。 その戦闘は激しく、消えることのない傷を身体に残し、どのような決着を迎えたのかの記憶すらも溷濁。 無事を信じる友との約束を果たす為に10年もの歳月を放浪し、気付いた時には越境者となっていた。
https://w.atwiki.jp/3751ceryneia/pages/13.html
【概要】ケリュネイア大陸西方に位置する、『機工兵器』によって周辺国を呑み込み勢力を拡大した軍事大国。機工大戦が終結した今も、ケリュネイア各地にその爪痕と基地を残す。 【国名】機工帝国フリームスルス(The Hrimsurs Mechanic Empire) 【国旗】 「金色の歯車」の図案。歯車は機工兵器の設計に多用することから、帝国が機工の力で勢力を拡大してきたことを表す。斜め十字は、他国及び他民族を寄せ付けない排他の象徴とも言える『白』で、拒絶を意味する「バツ印」でもある。赤と黒はそれぞれ、戦争で流れた血と、帝都を覆う暗雲を示している。 【国歌】我らが金歯車 『西の大洋から、東の島国まで、赤き戦旗が行進せん』 【国花】アジサイ 花言葉:「冷淡」「移り気」「冷酷」「無情」「高慢」「辛抱強さ」 【首都】メカルヴァ 【人口】約16億5千万人 【モットー】従属か死か(Subordination or Death) 【政体】絶対君主制 帝国における政治、軍事の実権は、全て皇帝が握っている。皇帝には補佐官が1人おり、この補佐官にも若干の助言を与える権利などがあるが、基本的には皇帝が全てを決定することができる。 【元首】エミル・ドゥクス・ヴランダムール 【政府】─ 【種族構成】フルングニル(純血):70% 属州民:20% 属州民とフルングニルのハーフ:10% 西方の民族『フルングニル』は軍の上層などに多く見られ、それ以外は植民地から連れてきた多数の民族が徴兵されたりする。フルングニルの人々は基本的に植民地の種族のことを『蛮族』と見なし、兵士などの仕事を与えてはいるものの、軍隊は機工兵器が主力であり、結局のところは捨て駒として扱っている。市民も同様で、差別が激しいために植民地から連れてこられた民族は帝都やその周辺に住むことができず、離れた僻地に少数の集落を築き生活を送っている。 【宗教】─ 国内での宗教の自由は無く、弾圧の対象である。 【主要産業】機工業 魔法を扱えないフルングニル族が、その代理として開発した兵器群。バリエーションに富み、これだけで軍隊を構成することができると言われるほど。また、帝国内は晴れる日が極端に少なく、作物が育ちにくいために、人工的な素材や調味料を用いて調理することが多い。そのため、食品を加工生成する技術も高い。一方で属州では気候条件も良いために、食材の交易などは属州と行なっている。 【思想】 排他、侵略、支配の3拍子。機工兵器により周辺諸国へ戦争を仕掛け、その土地を植民地化(属州化)するというもの。ハイラハン帝国、グレイプニール商業連合国、オートクレール神聖王国などがこれに該当し、過去に帝国により滅ぼされている。そのため、ケリュネイア各国から危険視されているのが帝国の現在だ。 【イメージ】 幻想的な世界の中で、ただひとつ異質な重厚感を放つ国家。 軍事帝国として各地に侵攻、拠点を築いていて、冒険者や他国民から『明確な敵』とイメージしてもらえるような感じにしました。 一方で帝国には帝国の意志があるようで、必ずしも悪とは言い切れないのではないか……? そう思って頂けると、より深く楽しめるかもしれません。 【組織】 帝国軍団 第1軍団:陸軍。戦車型機工兵器『フレイ』や、歩兵型機工兵器『ヴァルキュリャ』などが主要な兵器で、それらを整備する工兵と、徴兵した歩兵隊などで構成される。ケリュネイア各地の陸上前線基地、通称『箱庭』の管理統括を行うのもこの軍団。 第2軍団:海軍。大型戦艦『フロスティ級』5隻を中心に、多数の小型駆逐艇や揚陸艇などで構成される。兵器は巨大だが大半の機能が自動化されているか、1つにまとめられているため、兵器量に対し兵士の人数は少なめ。ケリュネイア各地の軍港を管理する。 第3軍団:空軍。航空戦闘艇『プロメテウス』を筆頭に、複数の戦闘機大隊から構成される。養成期間が陸・海戦隊よりも長めであり、かつ内容も難解なため、エリート揃い。戦闘時の支援や、ケリュネイア各地の飛行場の管理を担当する。 第4軍団:後方支援隊。ハッキング兵器『ペイスト』を多数導入し、情報の撹乱や破壊、漏洩などを行うことが可能。他の軍団に比べ、フルングニル族の兵士が多い。 第5軍団:補給部隊。長期戦などの際、帝都から戦線への物資の運搬と提供を行う。大半が機工兵器で、人間の兵士は非常に少ない。 【歴史】 元は大陸西部の、魔法を不得手とする種族の統治する都市国家だった。そのため周辺国から迫害されていたが、魔法に代わる兵器『機工』を開発することによって、周辺国以上の戦力を手にすることに成功する。これにより、周辺国への報復として戦争を開始、圧倒的な力を持ってして周辺国を呑み込み、占領しては肥大化を繰り返す。それによって、今の軍事大国フリームスルスとなった。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/6880.html
登録日:2010/12/24(金) 23 19 53 更新日:2023/12/11 Mon 14 10 09 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 F1 イタリアじゃないよ サンマリノ ドラゴンクエストⅥ ヨーロッパ 世界の国シリーズ 俺達は…二人で一つの国家元首だ! 国家 国家項目 サンマリノ! キョーワコクゥ! 皆さんは、ヨーロッパ(というかイタリア)の地図を見て「あれ…?イタリアの中にちっちゃい国が二つある…」と不思議に思った事は無いだろうか? 一つはご存知世界最小の宗教国家バチカン市国。 そして、もう一つが本項で紹介するサンマリノである。 正式名は“Most Serene Republic of San Marino”。 直訳すると「最も高貴な共和国サンマリノ」。だが日本語では普通に「サンマリノ共和国」である。 【概要】 人口は約30,000人(内日本人が4人)。 面積はマンハッタン島ぐらい。 ちなみに現存する世界最古の共和国だが、大統領や首相はおらず二人の執政が半年の任期で国を治めている。 執政は定員僅か60名の大評議会(日本の国会に相当)から選ばれ、過去には世界で初めて自由選挙で共産党政権が誕生した事もあり、 モナコやリヒテンシュタインと並び国連に加盟している小さな国である。 そんなサンマリノは国民のほぼ全員が顔見知りであり、裁判をする時には公平さを保つために裁判官は全て外国人が行っている。 ◇サンマリノが独立した訳◇ 4世紀に、迫害されたキリスト教徒が潜伏したことに端を発するが、ローマ帝国崩壊以来かつてイタリア半島にはサンマリノだけでなく様々な小国が乱立していた。 つまり当時のサンマリノは面積が狭いとは言え、この時代の基準で言えば別段珍しい国では無かったのである。 そんな中、1849年にイタリアの統一を目指した政治家・ガリバルディがオーストリアの追撃から逃れるためサンマリノに亡命。 その後無事にイタリア統一を果たしたガリバルディは感謝の意を込めてサンマリノを一独立国として認めたのでした…めでたしめでたし。 まあ、総統閣下に攻められた事もあったがな…チキショーメ!オッパイプルンプルン! 但し治安や国防は完全にイタリアに依存している。上述の裁判官もほとんどがイタリア人。 ◇サンマリノ名物◇ 中世さながらの光景が残る町並み(何とこの国の首都にも自由の女神がある)やアドリア海を見下ろせる絶景を生かした観光。 そして、収集家向けの切手収入がメイン。 2010年には日本と共同で制作した切手が発行された。 またサンマリノと日本はそれぞれ世界最古の共和国と世界最古の君主国という事で記念金貨を発行した事もあり、 表には神武天皇や橿原神宮、裏にはサンマリノの国章が描かれている。 これ以外にもワインの販売や石材加工等小さいながらも多種多様な産業に恵まれている。 なお、この国には11の金融機関があるが、全てサンマリノ国内で倒産した事が無い。 また、ヨーロッパで唯一神社が存在する国でもある。 これは2002年から駐日大使を務めているカデロ氏が(*1)東日本大震災の犠牲者を追悼するために神社本庁の協力の元建立し、宮司はサンマリノ人ながらきちんと神職の資格を取得している。 ◇サンマリノグランプリ◇ かのアイルトン・セナを始め数々のレーサーが事故を起こしてるサンマリノグランプリだが、名前とは裏腹にサンマリノでは行われていない。 サンマリノグランプリは近辺に位置するイタリアの町・イモラで開催されていた。 だが、安全性に問題がある事やF1世界選手権の開催が一ヵ国一都市になった事で2007年以降開催されていなかったが、2011年にとりあえずF1を開催可能な「グレード1」認定を取得。 2020年に諸事情でEU圏外への遠征が難しくなった事から緊急処置的にカレンダーへ復帰。 ただサンマリノとは名乗らずに「エミリア・ロマーニャGP」となっている。 二輪(motoGP)の方はサンマリノの名が残っているが、やはりサンマリノではなくイタリアはエミリア・ロマーニャ州の「ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ」を使用している。 大事故が2件ほど置きていて、1度目は当時のトップライダーであるウェイン・レイニーが引退に追い込まれるほどの大怪我、 そして2度目はmoto2発足初戦のウィナーである富沢祥也選手が後続に轢かれたのもあり命を落としている。 【余談】 ドラクエⅥに存在する港町「サンマリーノ」の名前の由来となったと思われる。(スペルも同じ) ただ、現実のサンマリノとあまり共通点はない。 さあ…追記・修正の数を数えろ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前は知ってたけどずっとイタリアの市の一つだと思ってた。まさか国だったとは・・・ -- 名無しさん (2016-10-08 02 28 06) 銅メダルおめでとう -- 名無しさん (2021-07-30 00 30 08) 名前 コメント