約 3,440,787 件
https://w.atwiki.jp/studentx/pages/696.html
エリクサー(Elixir) / ジョシュア・フォーリー(Joshua Foley) (キャラクター、マーベル) 初登場:New Mutants Vol 2 #5(2003年11月) 種族:ミュータント 能力 バイオキネシス(Biokinesis):自分、又は他人を治療できる。後に「生体の操作」に進化し、逆に腫瘍を作って病気にしたり、近視を直すなども可能になった。 この能力において、オメガレベルミュータントと評価されている。 概要 オメガレベルと評価される強力な治癒能力者。 第二世代のニューミュータンツとしてデビューし、New X-MEN、X-Forceなどに参加。 経歴 まだ能力に目覚める前、友人と共にミュータント排斥主義者ドナルド・ピアースの集会に出席。その信念に賛同しリーヴァーズの一員となる。 初めての任務でエグゼビアの学園の学生たちを襲撃するが、瀕死の重傷を負ったローリー・コリンズを助けようとしてミュータント能力に覚醒。彼女の命を救うが、ミュータントとなってしまった彼はリーヴァーズの友人からも迫害されるようになり、居場所を失う。 かくしてエグゼビアの学園へ。 リーヴァーズ時代の遺恨のせいで当初は生徒たちに受け入れられないが、やがて信頼を得ていく。 狼に変身する能力を失っていたウルフスベーンの能力を回復させるが、その瞬間、制御を失った彼女の攻撃を受けて重傷を負う。自らの能力で回復すると、セカンドミューテーションを起こし、全身の皮膚が金色になった。 ミュータントとなった彼を両親も持て余し、親権を放棄してエグゼビアの学園に預けた。それ以来ダニエル・ムーンスターが法的な保護者となっている。 M-Dayと進化 M-Day直後に学園がウィリアム・ストライカーとピューリファイアーズの襲撃を受け、エリクサーはストライカーに対し、初めて能力を攻撃に転用した。 このとき、金色だった皮膚は全身真っ黒になってしまう。 しばらく昏睡状態になっていたが、ニムロッドとの戦いで瀕死となったX-23を癒したのをきっかけに、金色と黒の二色の皮膚となった。この事件により自分の可能性に気づいたエリクサーは生物学、解剖学、精神医学などを研究。人体の構造に精通し、触れた人間の細胞を自在に操る能力に進化した。 恋愛 入学当初は教師になったばかりのウルフスベーンを好きになり、密会を重ねたが、彼女が教師と生徒という立場を気にしたために関係が進展しなかった。 一方でウォールフラワーはエリクサーが気になり、デートをするようになったが、これに嫉妬したウィザーがウルフスベーンとの関係を密告。 ウルフスベーンは学園を去ることになってしまった。 この恋はウォールフラワーが目の前で殺害されるという壮絶な結果で終わる。 アメコミ@wiki
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/662.html
629 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/20(水) 23 31 32.59 ID 67EbAOVEo アライさん「うっ…ぁっ…」 MCチヘドロー「アヒャヒャヒャ!!ざまーねえなあ!」ゲラゲラ 御手洗はかつて、師匠のもとで棒術を習った。 しかし彼女から習ったのは戦闘技術だけではない。 厳しい鍛練についていけるように、かつての甘ったれた精神を鍛え直して貰ったのである。 きつい鍛練についていける辛抱強さを身に付けたからこそ、 レベル41という、フレンズの中でも上位の強さを身に付けることができた。 他の戸籍持ちアライさんが人間社会からドロップアウトしていく中、 唯一社会の厳しさに耐え抜き、迫害されながらも今日までそれなりに社会生活を営むことができたのである。 MCチヘドロー「ツラいツラい言いながら耐えて耐えて、耐え抜いて…その結果が、このザマや!」 MCチヘドロー「お前の棒術なんぞまるで役に立たんまま、お前は誘拐され、手足を切り落とされたんや」 MCチヘドロー「アヒャヒャヒャ!お前のくたばった師匠とやらが遺したモンは、クソの役にも立たんかった!お前が苦しむのを長引かせただけやなぁ!アーーーヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 アライさん「っ……!」ポロポロ 自分だけならず、大好きだった師匠のことまで貶された。 食って掛かるべきなのに、何も言い返す気力がわかない。 御手洗は、ただ惨めに泣いた。 630 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/20(水) 23 47 07.99 ID 67EbAOVEo …その晩… 作業着の男「…」ガサゴソ アライさん「…」 作業着の男が、妊娠検索薬で御手洗の尿を調べている。 作業着の男「…陽性だな」チラッ MCチヘドロー「おめっとーさーん!ヒャヒャヒャヒャヒャ!おめでたやで!お前の腹ん中で今、コバエガイジがウジャウジャ育ってるちゅーことや!」 アライさん「!!!!!!!!!」 御手洗はかつて、人間の子供を出産したことはあった。 しかし、アライグマの子供…いや… フレンズの子供を懐胎することは初めてであった。 アライさん「…ちびは…。アライさんが産んだチビを、お前らは…どうするつもりなのだ…」 アライさん「もうアライさんの子供が不幸な目に遭うのは嫌なのだ…!せめて、せめて、まともに生きさせてほしいのだぁ…!」ウルウル MCチヘドロー「アヒャヒャヒャ!!どーする?教えるか?」 作業着の男「…そうだな、子供を誰に寄越すかは駄目だが。どんな未来を生きるかぐらいはいいのではないか?」 MCチヘドロー「そっか。ええで、教えたる」 MCチヘドロー「お前のガキは…」 アライさん「…」 MCチヘドロー「…二本足で立つ前に、今のお前とおんなじ状態になる」 アライさん「」 MCチヘドロー「そや。手足を切り落として、拘束台にはりつけて。お前と同じ、産む機械として一生を過ごし、そして死ぬんや!」 アライさん「…の…ぁ…」ブルブル MCチヘドロー「お前のガキどもが一生の間で、自分の意思でできることは!哺乳瓶の乳を吸うことだけや!アーーーヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 アライさん「やめ…て…やめてぇ…惨すぎるのだぁ…!チビ達が可哀想なのだぁ…!」ポロポロ MCチヘドロー「やめるかボゲェ!これがワイ、セールスマン血反吐楼としての初仕事や!!」 634 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/20(水) 23 57 14.07 ID 67EbAOVEo アライさん「そ、そのチビ達が産んだ孫は…どうするのだぁ!」 MCチヘドロー「禁則事項でぇっす!てへぺろ☆ま、人類のために立派に貢献するとだけ言うておくで」ゲラゲラ アライさん「うぅ…!で、でもお前、お前…アライさんを滅ぼしたかったんじゃないのかぁっ!?」 MCチヘドロー「そんなん言うても、シロウちゃんとこにもアライさんはおるやろ。現実的に考えて、滅ぼすメリットは何もない」 MCチヘドロー「というかお前ら、ハエガイジ共は…。滅んだくらいで、罪を償えると思うなよ?」 アライさん「のぁ…」 MCチヘドロー「たーーーーっくさん人に迷惑かけといて。責任取って滅びますーってか?そんなん体よく逃げただけや」 MCチヘドロー「事業の失敗で会社に膨大な借金作っといて、『責任取って辞任しますー』とか言う重役みたいなモンや」 MCチヘドロー「お前らハエガイジ共は、人様に迷惑かけた分、それを10倍返しにして益獣として奉仕してもらうで」 アライさん「…」 636 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/21(木) 00 06 25.63 ID CFAH40JMo アライさん「ち び は」 アライさん「ち び は か ん け い な い の だ」 MCチヘドロー「関係あるわボゲェ!同族の罪は同族が償えや!!アーッヒャヒャヒャヒャハハーーーッ!」スタスタ… MCチヘドローは、小屋の外へ出ていった。 アライさん「…」 アライさん「…アライさんが産んだ…ちびは…」 アライさん「…アライさんと同じ目に遭って…殺される…?」ブルブル アライさん「そんなの…嫌…なのだぁ…!」ワナワナ 御手洗は、かつて自分が産んだ娘のことを思い出していた。 638 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/21(木) 00 12 27.49 ID CFAH40JMo 漫才師の娘として、あるときまではクラスの人気者だった娘。 しかし、あるときを境にして… クラスメートから、酷いイジメを受けるようになってきた。 御手洗自身もまた、PTAから阻害されるようになってきた。 それは… アライさんが全国で急激に繁殖し、農作物を荒らし…、 テレビで害獣っぷりが知られるようになってきた頃である。 衛星放送の『害獣駆除チャンネル』では、アライさんの悪事や被害者の声が数多く報道され、アライさんは完全に悪者扱いされていた。 クラスメート達は、まるでヒーローになった気分で… 御手洗の娘を『悪者』扱いし、暴力をふるい、『制裁ごっこ』をし始めたのであった。 当然御手洗と、当時の夫は猛抗議した。 だが抗議すればするほど、クラスメートの親たちの反発は強くなっていった。 『やっぱりアライさんは悪い生き物だ』…と。 いつしか、学校側も、イジメを黙認するようになっていった。 御手洗親子というサンドバッグを用意することで、学校や教職員は、モンスターペアレント達の不満の矛先を逸らせるようになっていたのである。 643 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/21(木) 00 19 33.84 ID CFAH40JMo 『お前の母ちゃんアライさん』… その言葉が、クラス内ではイジメの免罪符となっていたようだ。 親友にして漫才の相方だったフェネックは、ジャパリ寮で他の戸籍持ちアライさんのチューターをやっていた。 いつも疲れているフェネックに、それ以上苦労をかけるとヤバそうと思い、 御手洗は相談するのをためらっていた。 だが、そんなある日… 御手洗の娘は、笑顔で帰って来た。 『仲のいい友達ができた』というのである。 御手洗は、それが誰か聞いた。 しかし、娘は『まだ秘密』とだけ答えた。 不安はあったが… たくさん仲良く遊んでくれる友達が、娘にできたというならば。 それを喜ばしく思っていた。 647 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/21(木) 00 23 09.61 ID CFAH40JMo ある日。 娘のクラスメートが、重症を負って入院した。 次々と。 娘を虐めていた者が、次々と…。 650 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/21(木) 00 32 43.01 ID CFAH40JMo その間も虐め続けられていた御手洗の娘。 しかし、なぜかその顔には、笑顔が浮かぶことが多くなっていた。 クラスメートの親達は事件を警戒し、子供を守ろうとしたが… ある時、イジメの主犯格の子供の家に、大量のアライさんの群れが突撃し、 一家を皆殺しにしてしまった。 …その当時は、ある研究者によって執筆された『アライグマのフレンズの精神構造の特異性に関する考察と検証』というレポートが、 日本中で大きな議論を巻き起こしていた時期であった。 そして、このアライさんによる連続暴行・殺人事件を皮切りに… フレンズ省は、『特定有害フレンズの駆除促進のための法律』を制定。 アライグマのフレンズを、『駆除対象』に認可したのであった。 655 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/21(木) 00 37 45.24 ID CFAH40JMo 法律制定を皮切りに、御手洗の娘へのイジメも過剰なレベルへとエスカレートしていた。 そんなある日、警官隊はクラスメートの家へ侵入しようとするアライさんの群れを発見。 アライさん達を射殺した。 それらの死骸を調べると… …アライさんと服を交換して遊んでいたと思われる、御手洗の娘の遺体があった。 御手洗と夫は、このとき初めて… 娘が秘密にしていた『友達』が、野良アライさんだったことに気付いたのであった。 660 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/21(木) 00 44 51.57 ID CFAH40JMo 大事な大事な娘を、警官に射殺された御手洗。 発狂寸前になった…いや、ほぼ発狂した。 もともとアライグマのフレンズは短期で直情的である。 師匠に鍛えられた我慢強さで、今までは辛抱強く感情を抑えてきたが… なんで娘を虐めて殺した奴らなんかに、気をつかわなきゃならないのだ。 …それまで溜めに溜め込んできた怒りが、一気に爆発した。 帰って来たフェネックと、当時の夫、数名のフレンズが御手洗を止めたおかげで、 暴行事件には発展しなかった。 この事件は、マスメディアによって大々的に報道された。 しかし、学校側はイジメの事実を徹底的に隠蔽した。 662 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/21(木) 00 54 29.64 ID CFAH40JMo つまり、世間から見れば… 御手洗の娘は、完全なる加害者扱いであった。 自分のクラスメートをアライさんと共に襲撃して、大怪我を負わせたり殺害する、凶悪な殺人犯として扱われた。 だが、『小さな女児が、なぜそこまでの凶悪な事件を起こしたか?』という疑問が上がった。 そして、発狂し激怒する元漫才師の御手洗の姿を見た、イジメの事実を知らない人々は、マスメディアの報道に影響され… 『母親がこんなだから、アライさんだから…娘もこうなった』 『母親によって、娘はこんな残酷な性格に育てられた』 『連続襲撃事件そのものが、母親が娘に指示して行わせたものではないか?』 と思うようになっていった。 …もっとも、それらのマスメディア… ワイドショーや雑誌の裏では、ある研究者上がりのジャーナリストが暗躍し、 世論をアライさん叩きの方向へ仕向けるような偏向報道が行われていたのだが…。 663 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/21(木) 01 00 39.34 ID CFAH40JMo そうして、子供を殺された親たちによって、 一連の事件の首謀者として御手洗が告発された。 証拠不十分によって不起訴となるも… それで世間は納得しなかった。 御手洗は、証拠がないにもかかわらず、殺人犯として扱われるようになった。 当然、御手洗は漫才師をやめた。 御手洗を擁護したフェネックも、『害獣を擁護するアラ信』と呼ばれるようになり、 連日酷い嫌がらせを受けるようになっていった…。 御手洗の夫は、それでも御手洗を支え続けたいと言った。 御手洗は彼に対して、『自分にはもう構わなくていい。新しい幸せを見つけてほしい』と返答したのであった。 666 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/21(木) 01 04 30.80 ID CFAH40JMo 話し合った末に、『いつか君を幸せにしてみせる』と言って去った夫は… 御手洗を迫害して、殺人犯扱いした社会を、人間達を許さなかった。 娘を失って発狂した夫は、いつか必ず復讐してやる、警察もぶち壊してやると誓った。 夫はその後、アライハザードでショクエモンPの工場を襲撃し、 警官に逮捕されたのであったが…。 668 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/12/21(木) 01 09 02.12 ID CFAH40JMo やがて、漫才師のアライさんとフェネックは、汚名に汚れたその身分を隠した。 そして御手洗とキツネとして、ひっそりと暮らすようになっていった…。 元々、漫才師で生計を立てていた二人。 義務教育も、フレンズ寮での最低限の教育しか受けていない二人は、 それぞれの特異分野を活かせる職に就いたのであった…。 血反吐牢⑤ ~水に流した思い~ アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引いた・Part1 へ戻る
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/138.html
小日向未来&セイバー ◆Vj6e1anjAc 「あ……あの、えっと……」 小日向未来は困惑したまま、かれこれ3分ほど立ち尽くしていた。 原因は彼女のサーヴァントだ。自分を一瞥するや否や、一言も言葉を発しようとしない。 最初のうちこそ、その容姿に息を呑んだものだったが、そんな態度を取られていては、イケメンもへったくれもない。 むしろ無言のプレッシャーの方が勝り、どう対応していいのか分からず、ひたすらあたふたし続けていた。 「……その……ちゃんと、話してくれませんかッ……!?」 どうにかこうにか、そう言った。 「………」 背を向けるサーヴァントは沈黙したままだ。無視されたのかもしれない。 そう思っていたのだが、次の瞬間、サーヴァントは、突然こちらへと向き直った。 どうしても、びくっ、としてしまう。 望んだ結果であるはずなのに、どうしても驚かされてしまう。 「……どうやら貴様に従わぬことには、私もここから出られんらしい」 見とれるほどの美男子だった。 膝裏まで届く銀髪は、さらさらと風に揺れながら、淡い光を放っている。 切れ長の瞳は金に輝き、こちらをじっと見つめていた。見ているとそのまま吸い込まれそうで、直視することができなかった。 その身に纏った白い和服は、日本の英霊であることの表れだろうか。 右肩にかかった大きな毛皮が、銀髪と一緒に揺れていて、ひときわ存在感を放っていた。 クラスはセイバー――剣士のサーヴァント。 7つ存在するクラスの中でも、最優と謳われるクラスだった。 もっとも、声をかけるのにも手こずったことを考えると、あまり素直には喜べなかったが。 「えっ、あの……」 「貴様の願いを言ってみせろ。叶える気がないとは言わせん」 有無をいわさぬ口調だった。 低く、しかし良く通る声で、セイバーはそう命令してきた。 「わっ、私の願い、ですかッ!? 私は、その……」 これでは主従があべこべだ。 とはいっても、黙っているわけにはいかない。 聖杯戦争を勝ち抜き、叶えたい願いは何なのか。 考える余裕もなかったことを、未来は必死に考える。 「……友達を、守りたいんです。あの子が戦わなくてもいい世界……そんな世界を作りたい」 それでも思いつくまでには、それほどの時間はかからなかった。 願うことなど最初から、たった1つしかなかった。 小日向未来の願いとは、立花響の身の安全だ。 彼女は世界を守るため、大勢の人を救うため、幾度となくその身を傷つけてきた。 命の危機に貧しようとも、その歩みを止めようとすることもなく、この左手をすり抜けていった。 そんな彼女を、放っておけない。 これ以上苦しむ姿を見たくない。 響が戦わなくてもいい世界――いかなる脅威もない世界。あらゆる願いが叶うなら、そんな世界を作りたい。 それは未来の唯一にして、絶対的な願いだった。 「ならば行くぞ」 「えっ?」 返すセイバーの言葉は、たったそれだけの言葉だった。 その6文字だけを口にすると、踵を返して歩き出した。 それだけ聞けば十分ということか。その願いを叶えるために、倒すべきマスターを探しに行こうということか。 「あ、あのッ! ……セイバーには……叶えたい願いは、ないんですか?」 それは自分自身が叶えたい願いは、他にないということか。 それがどうしても気になった。答えを聞きたいと思って、白い背中を呼び止めた。 聖杯に願いをかける権利は、サーヴァントにもあるはずだ。 それなのに目の前のセイバーは、未来の願いを聞き入れた。己の願いを口にせず、黙って進むことを選んだ。 それは聖杯を使う権利を、必要としていないということか。 「……願いなどない」 返ってきた言葉は、あまりにも短く。 しかし一点の曇りもない、確信に満ちた言葉だった。 「他人に乞うべき願いなど、この殺生丸は持ち合わせていない」 【マスター】小日向未来 【出典】戦姫絶唱シンフォギアG 【性別】女性 【参加方法】 『ゴフェルの木片』による召喚。炎上するタワーの中で偶然触れた。 【マスターとしての願い】 響が戦わなくてもいい世界が欲しい 【能力・技能】 走力 元陸上部の経歴を持つ。タイムが伸び悩んだため引退したが、未だに走力とスタミナは高い。 【weapon】 なし 【人物背景】 主人公・立花響の親友。同じ私立リディアン音楽院高等科に通っており。 響が迫害されていた頃を知っており、それ故か響に対して、かなり過保護な部分がある。 やや控えめな部分はあるが、しっかり者であり、響の良き女房役。 過去に彼女がどん底にあった頃を見ており、それ故に響を支えなければという想いは強い。 【方針】 優勝狙い。とりあえずちゃんと戦ってもらうためにも、セイバーとコミュニケーションを取りたい。 【クラス】セイバー 【真名】殺生丸 【出典】犬夜叉 【性別】男性 【属性】混沌・中庸 【パラメーター】 筋力:A 耐久:C+ 敏捷:A 魔力:B 幸運:C 宝具:A 【クラススキル】 対魔力:A A以下の魔術は全てキャンセル。 事実上、現代の魔術師では殺生丸に傷をつけられない。 騎乗:C 騎乗の才能。大抵の動物の他、手懐けた妖怪であれば乗りこなすことができる。 乗り物は乗りこなすことができない。 【保有スキル】 毒華爪:C 強力な毒を持った爪。引き裂いた相手を瞬時に溶解させることができる。 また、その副次効果として、自身の毒より弱い毒を無効化することができる。 変身:B+ 自らのカタチを変えるスキル。 自分本来の姿である、巨大な山犬の姿に変身することができる。 ただし、爆砕牙で戦った方が強いため、ほとんど使われる機会はない。 直感:A 戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。 研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。 怪力:B 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 【宝具】 『爆砕牙(ばくさいが)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大補足:1人~50人 膨大な妖気を帯びた殺生丸の妖刀。自らの体より生じた刀であり、彼自身の資質の表れでもある。 破壊力の高さもさることながら、その最大の特性は、妖気が斬られた部分に残留することにある。 このため妖気が消えない限り、斬りつけた対象に、半永久的にダメージを与え続けることができる。 【weapon】 なし 【人物背景】 偉大な犬妖怪を父に持つ大妖怪で、主人公・犬夜叉の腹違いの兄。 自らの血統に絶対的なプライドを抱いており、人間の血を持つ犬夜叉のことを蔑んでいる。 同時に、父の持つ破壊の妖刀「鉄砕牙」が、自分ではなく犬夜叉に遺されたことに対して、強い不満を抱いていた。 当初はあの手この手を使って犬夜叉をつけ狙い、鉄砕牙を奪おうとしたのだが、その度にことごとく失敗。 その最中、気まぐれに人間の童女・りんを救い、傍に置いたことによって、若干の変化が生じるようになる。 やがて鉄砕牙の目的が、犬夜叉の妖怪の血を制御することにあったことを知ると、徐々に鉄砕牙に対する執着も薄れていった。 後に、自分に遺された「天生牙」ですら、鉄砕牙の持つ危険な力・冥道残月破を切り離したおまけに過ぎず、 それも将来犬夜叉に与えるものとして用意されていたと知った時には、真意を見極めるために犬夜叉と対決。 最終的には父への執着と完全に決別し、犬夜叉に冥道残月破を与えた。 後にこのことがきっかけとなり、誰のものでもない己自身の力を求めた殺生丸は、遂に鉄砕牙をも超える刀・爆砕牙を発現。 父は己を超える潜在能力を持った殺生丸に期待し、敢えて父への執着を捨てるよう試練を与えていたのだと、その真意を理解するのだった。 冷酷非情を絵に描いたような男で、敵には一切手加減をしない。 しかしりんと出会って以降は、徐々にその心の中にも、優しさが芽生えていったような節が見られる。 非常にプライドが高いため、自分を貶めようとした者は決して許さない。 優れた血統の下に生まれたこともあり、その戦闘能力は凄まじく高い。 その身は残像を残すほどの速度で飛翔し、その爪は怪力と猛毒により、あらゆる敵を葬り去る。 原作者・高橋留美子によれば、「純粋な妖怪の中では当代最強クラス」とのこと。 ちなみに彼の持つもう一振りの刀・天生牙だが、聖杯戦争の原則を根底から覆しかねない刀であるため、没収されている。 【サーヴァントとしての願い】 この殺生丸に願いなどない。茶番はさっさと終わらせるのみ。 【基本戦術、方針、運用法】 絶大な戦闘能力を持つ殺生丸だが、協調性はどん底レベルに低く、非常に扱いが難しい。 当然同盟を組もうとする気も欠片もないため、他のマスターと協力する時には、大変苦労を強いられることになる。 また、その強すぎる力故か、意外と単純な思考回路の持ち主であり、マスターを直接狙った攻撃には弱い。 犬妖怪であるが故に嗅覚は鋭いが、高位の気配遮断スキルや、嗅覚を伴わない遠距離攻撃には意味がないので、十分に注意しよう。
https://w.atwiki.jp/monsters/pages/221.html
いつか、道の果て 3 5-177様 (何処で、間違えたの) それは、『ウィリー・ウィリー』に保護されてこの方、幾度となく反復した自問だった。そして、彼女は回想する。 出会ったのは、この世界の吹き溜まり。歓楽街の路地裏で。そのときはただ、興味を持ったのだ。何かに、引き寄せられるように。『探偵さん』。花街では珍しくもない、その存在に。軍人、訳有り、異種、旧人類。あの場所に 「珍しい部外者」など在る筈もない。 (ひょろりと高く伸びた身体を、着古したシャツに包んで。着ている服は、わたし の知る限りでは、いつも同じ。同じではないけれど、おなじ。みじかい漆黒の髪、 瞳は冱えたうすい緑。莫迦を気取るけれど、本当の意味で、その奥に張り詰めた ものが緩むことはない) そんな人間、スラムでは珍しくもない。多少、身奇麗ではあったけれど、彼はあの場所に一部の違和感もなく馴染んでいた。だから、何ごともなく、それで終わっていた筈の、有り触れた出会い、そのはずだった。 ―――そして、そうはならなかった。 (わたしが、アトキンズの娘、そういう素体だったから) 旧人類の手で作り出された、太古の魔女の血を継ぐ吸血鬼の一族、最後の一人。 誰も幸福にならない、不毛な、何も産みださない、そんな出会いだった。 ほんの少しだけ心を許し、慕っていた青年は、義母の亡骸を前に膝をつく彼女に、自らの裏切りと、目的とを明かした。所属組織である某国諜報機関の、異種対策室と渡り合う為に、彼はマリィと義母に接触し―――そして、その結果、隠密に軍への敵対行動を取っていた義母は命を落とすことになったのだということ。 今後、彼のシナリオには、異種の王の娘たる彼女の身柄が必要となること。 彼女は、彼の申し出を受けた。 義母が生前就そうとした事、すなわち異種たちの血を呑み込んで回る工作機械、 『血の塔』を破壊する、その機会を得るために。 全てを失った彼女は、せめて、義母が生前、望んだことに殉じようと、決めた。 そして、あの日、マリィは、他者と深く関わることを自らに禁じた。 悲しまないように、悲しまれないように。 研究所から連れ出し、養ってくれた義母。 世界を認識することすら覚束無かった彼女に、笑い方を教えてくれた。 その人は今はもう居ない。この世界の、何処にも。 死んだ。ちっぽけな鉛球に打ち抜かれて、それきり。 碌でもない生まれだったものの、迫害された経験は無い。研究所時代は腫れ物よろしく扱われていたし、義母と過ごしたスラムは、もとよりはぐれ者の吹き溜まり。有象無象ひとしく価値はなく、それゆえに、彼女のような存在でも生きてこれた。孤立することを決めたのは、他者に絶望したからではない。 一度手にした幸福を失う恐怖に耐えかねてのこと。 戦う道を選んだことも、そのために選んだ方法も、後悔はしていない。 けれど今、こうして身動きが取れなくなってしまっている。 逡巡の出口を求めても、堂々巡り。 つと、彼女を現実に引き戻したのは、落ち着いた女性の声だった。 「マリィ、マリィ?大丈夫?」 慌てて、顔を上げる。 目の前で、オーソドックスな看護服に、細身の長身を包んだ年上の女性が気遣わしげな視線を向けている。医務室。『彼』と先ほど話して、直ぐに訪れたのだ。……他に、彼を避ける方法がおもいつかずに。 「一昨日の小競り合いで血清のストックが切れてしまって……なるべく早く、 手配しますね。いくら否って言っても、もう認めません」 随分と情けない話だと思う。 「だ、大丈夫よ?身体は充分休めてるし、食事は美味しいし」 「ちゃんと食べてるんですか?」 「三食欠かさず」 ……嘘だけれど。 「日替わりのローストポーク、凄く美味しかったわ。食欲がなかったのに、 綺麗にお腹に入れてしまったもの」 三日前に遇々確認した、一週間分のメニューを思い出しながら、そんなことを言う。 「いいわ、信じておいてあげる」 悪戯めいた笑みに、すこしだけ胸が痛んだ。よく気が付く人、短い付き合いでもわかる。 「是が非でも、血を摂って欲しいところだけれど……隣の市で大規模な事故があって、 安全な血清の流通量が減ってるんです」 「事故?」 問うた彼女に、アリサが頷く。 「対策室もこの所、不審な動きを見せているけれど、異種の過激派組織の動きが 激しくて手が回らないんです。私達には動きにくい状況ね」 「過激派」 記憶を辿る。思いつくのは、 「この辺りだと、『A.VA』と、『盟約の者』?」 「そういった巨大な組織ではなく……昨夜の事故は、特定の組織による犯行ですら ありませんでした。追い詰められた民間の異種と、その協力者―――だから、 余計にきな臭いのだけれど」 それは報道されているのと、問い返す。 「公には、否。でも、情報が伝わるのは早いでしょう?」 市井の人々に真実を伝えるのは、公共の報道機関だけではない。 しかし、だからこそ、彼らを利用しなければならないのだと亜里沙は言った。 「その所為で、総長も先生も出払いっ放し。明日は桜花様……いえ、舘石君とあたし が折衝に出て、寝んでもらう運びになっています」 元々人が少なかったというこの組織が、彼女が来て以来ずっと騒がしいのは、異種の王の娘、を受け入れたことだけが理由ではない。異種たちを取り巻く状況は、刻一刻と動いている。 「血清は―――それでも、三日後には確保できる筈。検査して、改善が見られなかっ たら、ベッドに縛り付けてでも点滴にしますよ?」 丁寧な口調でそんなことを言うと、彼女は笑った。 「ご自分の状態が良くないこと、ちゃんとわかっているのでしょう?」 「血のことは。アラムに相談するわ。それで問題ないでしょ?」 そう答えると、はぁ、と溜息をついて、アリサが額を押さえる。 マリィ・アトキンスは異種、それも所謂『吸血鬼』だ。 人の血を呑んで、異能を振るう種族。 けれど、血を呑む、という行為が、彼女はそもそもあまり好きではなかった。 ―――あの、高揚感に、つよい酩酊。 異種は、唯人には知覚できない、ある種の力の場に自らを『接続』することで異能る。根の世界だとか、極大集合だとか、血の河だとか形容される、不可視の世界。 只人には至れない場所。 媒介は多々あれど、吸血鬼と呼ばれる種族が媒介にするのは無論、生物の『血』。 強力な血統のナチュラルボーンとして作り出された彼女の場合、親から血を受けて転化した類の急造の鬼とは異なり、普通に暮らす分には血液の摂取を必要としない。 しかし、力を振るえば、否応なく生命の甘露たる血液を求めて苦しむことになる。 今の、彼女のように。 アラム・ヴォフクと行動を共にした二年間は、彼の血を受けていた。 それも、やむを得ないときだけ―――突然に転がり込んだ二人の部外者について、目の前の年上の女性がどの程度の事を『知って』いるのか図りかねて、マリィはすこしだけ会話を止める。アラムがICUに放り込まれざるを得なくなった経緯、自分たちの立場については大まかに説明したものの、彼との出会いも、現在の関係も、詳しくは話していない。ただわかるのは、自分の立場が、眼の前の女性から、これまでではありえないくらい配慮されている、ということで。 『ウィリー・ウィリー』でマリィが対峙した人間は、みなそうだった。状況が今以上に逼迫すればどうなるのかは想像し難いものの、彼女の意思を尊重してくれているのだと、わかる。それが、逆にやり辛い。 (必要になれば、此処の人たちだって私を利用せざるを得ないだろうけれど) 今の段階で『保護』という形で滞在を許し、行動の自由を認めている。 その二点だけで、恐らくは件の同行者よりもずっと、信頼に足る人々だった。 向き合って一月にも足らない人々に甘え通しである事実が、心苦しい。 「明日も、ちゃんと来て下さいね?あたし達は居ないけど、先生がきちんと診て くださいます。あ、でも、あたしたちよりも厳しいかしら」 逃げ出さないでね、と、完璧な笑顔で、白衣の女性がわらう。 「……心遣いに、感謝を」 伝えるべきことは、謝罪でも、拒絶でもない。 それがわからないほどに自分は子供ではないと、そう思いたかった。 襲撃があったのは、その日の夜半。 『ウィリー・ウィリー』は小さな組織で、本部を構えるのは街中のオフィスビルの一角、それも、表に掲げられた表札は病院、である。ゆえに、これまで直接の襲撃を受けるようなことはなかったのだが――― 結論だけ言えば、「突入」は失敗に終わった。 傍目にも成功の確率の低い手段を対策室が取ったのは、小規模ながら影響力が強く、扱い辛い組織である『ウィリー・ウィリー』、そしてそこに保護されている精製者一名、異種一名への牽制の意味が強かったのだろうと、関係者達は後に憶測した。 ←・→ タグ …
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/32341.html
登録日:2015/06/07 Sun 20 20 40 更新日:2023/03/27 Mon 20 22 23NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 DM DM種族項目 セファリッド デュエル・マスターズ パシフィック・チャンピオン パシフィック青単 マーフォーク 不遇種族 半魚人 水文明 種族 鎖 電影 その一瞬で運命が変わる。 マーフォークは、デュエル・マスターズの種族である。 概要 水文明の種族。登場はDM-10からと少し遅い。地味に種族カテゴリでもある。 同じ人型種族のサイバーロードやリキッド・ピープルたちとは別の文化基盤を形成する種族。 「Merfolk」は「Merman」と「Mermaid」の総称であるから、日本語になおすならば「人魚族」というところだろうか。 ただし他のTCG(ex.遊戯王、ヴァンガード)と違い、いわゆるアイドルカードとは無縁の種族。 兄貴分のMTGのマーフォークおよびセファリッドのような、魚や軟体動物をモチーフとした半魚人族である。 身に付けるのは貝殻などを使った武器で、鎖がデザインルールとなっている。 命名法則は単種族なら英単語を2つ並べるだけ、多種族ならば「電影」を冠する。 単種族の進化クリーチャーが《パシフィック・チャンピオン》しか存在しないが、 進化Vに《蛇魂王ナーガ》を有する。 立ち位置 はっきり言えば、現環境下(2022年年時点)では不遇の一言。 MTGでは青のメイン種族といえばマーフォーク、とも言えるほど多くの次元でマーフォークがフィーチャーされやすく、 いなかったはずのラヴニカにすら登場するほどの種族であった。 しかしそれは、例えばSFをやる場合であっても魔法を使ってSFをやる(次元ミラディン)ようなマジックだからこそで、 水文明のフィーチャーするものが「科学」であるデュエマの世界では、科学と縁のないマーフォークは、 それゆえにサイバー種族やリキッド・ピープルに比べるとマイナーでしかないと言える。 ただし全く環境に登っていなかった種族ではなく、かつては《パシフィック・チャンピオン》を有していたことから、 そのためだけに【第2世代青単】(【パシフィック青単】)が組まれたほどの種族でもある。 …というかマジでパシフィックだけで転生編~極神編の環境を殴り勝ってきた。 ただし、種族特徴としては特殊能力でコントロールするのが好きな種族なので、唯一の環境デッキがよりにもよって コントロール要素が微塵もないビートダウンというのはどういうことなんだろうか。 まったく活躍しなかった種族よりは数倍マシだけど。 新規自体もシリーズを重ねる毎にどんどん出る機会が減っていったので、種族全体のカードパワーでもインフレの波に置かれていった。 ただし、2022年にはゴッド・オブ・アビスにおいて派生種族のマジック・マーフォークが登場し、唐突に種族カテゴリ化を果たしている。 背景ストーリー 背景ストーリーでも何か微妙な扱い。 初登場のDM-10時点で、リヴァイアサンを恐れて憎みながらも敬うというキャラ付けがされている。 どうやらサイバーロードに危険視されて進化する力を封じられたという経歴があるらしく、イラストをよく見ると拘束されているかのような姿をしている者が多い。 上述したようにマーフォークはリヴァイアサンは恐れているが、そのリヴァイアサンは背中をサイバーロードに都市として利用されてている設定を考えると地味に完全に敗北している構図と言える。 要は背景ストーリー上ではサイバーロードに迫害された敗北者とも考えられるので、ゲーム上での扱いが不遇なのも割と設定に沿った扱いなのかもしれない。 『デュエル・マスターズ プレイス』版の背景ストーリーでは封印設定について言及されており、海底深くに閉じ込められていたと語られている。 その中でも無限軍団の力に魅入られた層は荒々しく海底の秩序を荒らす行動に出た。 後述するが、エピソード3時期では計画(妄想)だけは壮大な超獣世界の意識高い系種族になっちゃったた。 カード紹介 オラクルによる世界の平定が進む中、深海から虎視眈々と世界の転覆を狙う種族がいた。狙っているだけだったが…… アンカー・キャプテン 水文明 (4) クリーチャー:マーフォーク 2000 S・トリガー ブロッカー このクリーチャーは攻撃することができない。 …なにかしろよ。 まあ狙ってるだけなのでほっておく。そもそもマーフォークが他に少ないわけで。 トリガー付きブロッカーの宿命として非常にコスパが悪い。もはやマーフォークデッキでも 《アクア・サーファー》や《終末の時計 ザ・クロック》のほうが数倍マシである。 「お主等の秘められた力、見せてみよ!」――サイレント・マジシャン サイレント・マジシャン 水文明 (5) クリーチャー:マーフォーク 3000 自分の「サイレントスキル」を持つクリーチャーは、タップしてバトルゾーンに置かれる。 自分の「サイレントスキル」を持つクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。 【サイレントスキル】デッキのキーカード。《バーンメルト・リザード》に比べるとタップインでモヤシ付加と非常に心強い。 なお遊戯王の同名カテゴリとの関係はとくにはない。 スペース・セブ・ポセイドン 水文明 (5) クリーチャー:マーフォーク/エイリアン 5000 スペース・チャージ(自分のマナゾーンにカードが置かれた時、このクリーチャーのSC能力を使ってもよい) このクリーチャーは、バトルゾーンにある自分の他の、名前が《スペース・セブ・ポセイドン》ではないエイリアンのSC能力をすべて得る。 相手の呪文の効果または相手のクリーチャーの能力によって、バトルゾーンにある自分の他のエイリアン1体を相手が選ぶ時、カードを1枚引いてもよい。 他のSC能力を全て得るという豪快なクリーチャー。単純に効果が二倍になると考えても差し支えない。 おまけにそちらを除去しようとするとき、ドローソースとなるため、相手はこちら側を優先して除去しなければならない。 《プロキオン・ドラグーン》と併用すると、同じSCが4回誘発する驚きのコンボになる。 カスケード・ガイド 水文明 (4) クリーチャー:マーフォーク 2000 M・ソウル S・トリガー このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を見る。その後、それを好きな順序で元に戻す。 マーフォーク版《ロイヤル・アドニス》…というとでも思ったか? こいつは連鎖との相性がいい「M・ソウル版《ロイヤル・アドニス》」である。 山札のドロー順番を調整することで連鎖を矢継ぎ早に決めていこう。 ちなみにカスケード(Cascade)はMTGの「続唱」を指すと思われる(デュエマの「連鎖」をMTGの続唱に見立てていると考えられる)。 早い話が「続唱の案内人」。デュエマなので「連鎖の案内人」か。 フェイト・カーペンター 水文明 (3) クリーチャー:マーフォーク 1000 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを2枚まで引く。その後、自分の手札を2枚捨てる。 手札交換クリーチャー。《エマージェンシー・タイフーン》に比べるとこいつを出した上で手札を1枚多く捨てており、 クリーチャーがついてくるとはいえ重さも気になる。 その都合あまり目を向けられてこなかったが、【クローシス墓地】の流行から注目され始め、 類似効果の《戦略のD・H アツト》ともども投入された。ただ最近の【グリクシス墓地】(【ダースレイン墓地】)にはあまり投入されていないようだ。 フィスト・ブレーダー 水文明 (1) クリーチャー:マーフォーク 2000 ブロッカー このクリーチャーは攻撃することができない。 《アクア・ガード》互換。現在ではナーガ、かつてはパシフィックの進化元に使われた。 再録がぜんぜんないので全然手に入らない。 パシフィック・チャンピオン 水文明 (2) 進化クリーチャー:マーフォーク 5000 進化-自分のマーフォーク1体の上に置く。 このクリーチャーは、進化クリーチャーではないクリーチャーから攻撃されない。 このクリーチャーは、進化クリーチャーではないクリーチャーにブロックされない。 2マナ5000にして、相手から攻撃もブロックもされない脅威の存在、それがこの 《パシフィック・チャンピオン》である。 《フィスト・ブレーダー》の存在から最速2t目で飛び出してくることが多く、 そのスピードから多くのデュエリストに恐れられてきた。 こいつがいた時期はこいつだけを除去するために対策カードがつまれたほどである。 流石に対応しづらかったためか殿堂入りしてしまい、マーフォークの覇権はストップしてしまったが。 …ただ最近、こいつよりも頭のおかしい速攻クリーチャーも増えつつあり、 密かに復活を期待されていたりする…。 そして2016年2月1日より、殿堂解除となることが決定した。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 【速報】パシフィックチャンピオン殿堂解除決定 -- 名無しさん (2016-01-24 14 25 52) チャンピオンの再録はいいけど進化元ないよ!どうしよう! -- 名無しさん (2016-01-24 14 54 29) ↑そこはコマンダー・イノセントでカバーするんだ!(嘘) -- 名無しさん (2016-01-24 16 06 53) ナーガ「私の再録は無しですかそうですか」 -- 名無しさん (2016-01-24 16 24 00) マーフォークプッシュか?進化元がいないとどうにもならないからな -- 名無しさん (2016-01-24 17 18 53) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/19513.html
登録日:2012/02/23 Thu 20 31 30 更新日:2022/09/13 Tue 08 01 04NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 JIVE ジャイブ スーパーロボットマガジン 双葉社 未来ロボダルタニアス 漫画 超電磁マシーン ボルテスV 超電磁ロボ 超電磁ロボ コン・バトラーV 超電磁大戦ビクトリーファイブ 長浜ロマンロボシリーズ 長谷川裕一 闘将ダイモス 『超電磁大戦ビクトリーファイブ』とは長谷川裕一による長浜ロマンロボシリーズを題材にしたクロスオーバー漫画作品である。 双葉社のスーパーロボットマガジンに連載された。 単行本は双葉社のアクションコミックスより全2巻。後にJIVEから新装版も出ている。 『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『超電磁マシーン ボルテスV』、『闘将ダイモス』の物語を同一世界での出来事と設定し、スーパーロボット達の活躍で平和を取り戻した地球に迫る新たな危機を描く。 二部構成になっておりそれぞれ独立したストーリーになっている為、片方しか入手できなくとも楽しめる作品に仕上がっている。二部には『未来ロボ ダルタニアス』も(別世界扱いではあるが)編入されている。 また、新装版の第1巻にはかつて「スーパーロボットアンソロジー」のロマンロボ編に掲載され、本作のベースとなった読み切り作品「ボルテスV最終回後にもし続きのストーリーがあったら」のIF物語『第41話 逆襲する貴族』が収録されている。 また、『勇者ライディーン』をロマンロボシリーズの前日談とし、30年以上未来での新たな戦いを描いた本作の続編作『ゴッドバード』もコミックラッシュで連載された。 【参戦作品】 超電磁ロボ コン・バトラーV 超電磁マシーン ボルテスV 闘将ダイモス 未来ロボ ダルタニアス コンバトラー・ボルテス・ダイモスは全編に渡って、ダルタニアスは二部のみの出演になっている。 【登場人物】 《コン・バトラーV》 葵豹馬 全編に渡っての中心人物であり実質的な主人公。 基本的に熱血漢っぷりが全面に出た爽やかなキャラクターとして描かれている。 但しチリを男湯に連れて風呂に入れるアグネスに真っ向から喧嘩を売るかのような描写もあったりする。作者の趣味とか言うな 南原ちずる 今作では豹馬に恋するヒロインっぷりが強調されている、特に一巻では顕著。 一巻では女風呂にてヒロイン三人ですばらしいサービスシーンを見せてくれた。 難波十三 地味な上に同じポジションの峰一平や柊弾児がイケメンを強調されていた為か、相対的に三枚目っぽくデザインされてしまったかわいそうな人。 北小介 チリの行動を見破ったりダルタニアスのパワーには興味津々であったり、平行世界の原理を解説したりと出番が割と多い。 続編『ゴッドバード』では事実上メインキャラの一人に。 西川大作 この人はいつも通り。 四谷博士 今回は流石に過激な発言は控えめ、普通の博士キャラ。 ガルーダ 二部に登場。 アニメ本編に登場した人造人間では無くオリジナルの彼はまさに外道の一言。 独善的なキャンベル星人原理主義者で、特に剣人を目の敵にしていた。ちなみにマザコン。 アニメの方のガルーダがご所望な読者は『ゴッドバード』をどうぞ。 ネタバレ 事故により瀕死の重傷を負ってしまい、オレアナによってサイボーグに改造され一命をとりとめたが、それによってオレアナに反発を起こしたことにより次元の狭間に封印されてしまった。 その後、ヴィーゲインを起動させるエネルギーを持つ者を探す為半径4億時空キロの次元の網を展開し、ダルタニアスがその網に引っ掛かり元の次元に帰還した。 オレアナ かつてコン・バトラーVと戦ったキャンベル星人の司令官。 オリジナルガルーダによりアンドロイドとして甦った。 今回は母親としてアニメでは見せなかった姿を見せる。 《ボルテスV》 剛健一 原作通り真面目かつ一本気な好漢。 一部では自分がボアザン星人と地球人のハーフであるが故に同じような生まれのラスボスの境遇に同情したり、二部では長い間敵対していた兄を気遣って東京観光に招待したりと優しい一面を見せる場面も多い。 岡めぐみ 基本的に出番は控えめだが、割と他の脇役よりは出番はある。 他の女性陣よりも開放的で明るい一面を見せる。 風呂場でも他の女性陣より開放的だった。 峰一平 出番がほとんどないイケメン、相変わらずニヒル。 剛日吉 普通に出番がなかった。 剛大次郎 大次郎はいつも通り。 左近寺 流石に地獄の特訓は再現されなかった。原作終了してるし必要ないとも言えるが。 普通の教官ポジ、二部では出てこない。 剛健太郎 一部ではラスボスの正体を知っていたりボアザンの差別を無くす努力をしていたりと、割と重要なキャラとして出演。 二部ではハイネルと入れ違いになる形で未出演。親子の再会は叶わなかった。 ハイネル 二部のみ出演、二部ではもはやもう一人の主役と言っていい大活躍。 性格は一皮剥けて漢にななったが、寿司屋を知らない等世間知らずな一面も。 その炎の様な生きざまは、正に不死鳥の様であった。 その結末は生死不明とも受け取れるものであるが、『ゴッドバード』の設定を見るに本作の時点で死亡した模様。 《ダイモス》 竜崎一矢 『ダイモス』の主役だが、豹馬や健一に比べるといまいち出番がなかった。だが決めるときは決める。 ある事情から豹馬に浮気かとネタにされた際はキャラを忘れて突っ込みを入れる程エリカ一筋。 後、かなりイケメンに描かれている。 エリカ バーム星人の美女、一矢とは倦怠期知らずのラブラブリア充。 とはいえ戦えない自分を悲しみロボに乗り込む無茶な一面も。 風呂では悩ましげな肢体を見せてくれた、それと翼の出し入れは女性陣をドン引きさせていた。 二部では回想のみの登場。 《ダルタニアス》 楯剣人 二部でのみ登場、てか二部ではガルーダ復活の元凶である(彼に非は一切無いが)。 妙にハイネルと馬が合う描写が目立ち終盤はコンビを組んでいた。 柊弾児 原作に比べ妙にイケメンでクールなキャラクターになっている。 早苗 二部序盤、彼女が超電磁チームの基地に漂着するところから話が始まる。 とはいえそれ以降は地味だった。 続編『ゴッドバード』ではかなり意外な立ち位置で物語に関わる。 その他孤児の子供達 東京見物は楽しそうだった。 ベラリオス 東京見物は楽しそうだった。 お前のおかげで東京はパニックだったがな! 《オリジナル》 チリ 一部では当初は正体不明の謎の少女として豹馬達に拾われる。 名前がわからないので頭に付けた鈴の音色からチリと仮名を付けられた。 どこかミステリアス。 ネタバレ その正体はジュエリオンの妹ベリオン。 バームとボアザンとの忌み子として迫害され3000年も昔に殺された少女。 その後両親の発明品のイドサークレットの力で精神エネルギーによって生かされた動く屍状態であった。 当初は姉のスパイとして暗躍していたが豹馬達の勇気と優しさに触れて改心、豹馬達に力を貸す。 だがその後劣勢に陥った豹馬達の活路を開くために姉の力を道連れに消滅する。 ……が、奇跡的に生存。二部ではロボにも乗り込む。 ジュエリオン チリの姉。 自分を苦しめた過去を忘れて和平を結ぼうとした母星に向かって復讐を開始する。 ヒステリックなシスコン。 マリーネ 新装版1巻のおまけ『逆襲する貴族』に出演。 ハイネルの双子の妹で健一達とは異母姉弟にあたる。 わかりやすい悪役、わかりやすい小物、わかりやすいロリ巨乳。 《本作オリジナルロボ》 コン・バトラーV6 「アーマード・コンバイン」の掛け声で合体するコンバトラーの強化形態。 武装がパワーアップし、必殺技「超電磁スピンファイナルストライク」は恒星をも突き抜ける。 ボルテスVII ボルテスセブン、と読む。 肩に搭載された「超電磁ヘビィゴマ」と強化された天空剣の連携は強固なバリアを破壊できる。 初登場は「逆襲する貴族」にて。 烈将フォボス バーム星人を思わせるスタイルのダイモスの支援ロボ。 四惑星平和条約の一環としてパイロットはバーム星人から選抜するよう定められており第一部開始の時点では未決定であったため出撃不可であったが、中盤からエリカが、また第二部ではチリが搭乗して参戦する。 脚部にダイモス用の強化手甲「ゴッドハンド」を格納している他専用武装として「超電磁ブリザード」を装備している。 マグネコング まさかの基地ロボ、マグネバードの最終形態。 但しなんだかんだであっさりやられていた。 ジュエリオンのロボ 正式名称不明。 大型の鎌を持ったケンタウルスの様な巨大ロボ。 超電磁チームを纏めて一体で相手にする程のパワーがあるが、チリの捨て身の行動と合体技「超電磁スピンVストライク」の前に散る。 ヴィーケイン ガルーダの切り札の超巨大ロボで50メートル以上の電磁ロボを片手で振り払う程の圧倒的パワーと巨体を誇りエネルギーも無尽蔵だが、起動にも大量のエネルギーが必要。 その弱点をダルタニアスの超空間エネルギー開放を発動させて解決、超電磁チームに襲いかかる。 だがハイネル&剣人のコンビの前にガルーダが親子共に敗北、その後豹馬達の必殺技で手足をもがれて破壊。 その後しぶとく自爆で太陽系を道連れにしかけるがハイネルのおかげで宇宙の塵となった。 追記・修正のコードネームは「勝利の五人(ビクトリーファイブ)」だ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] タイトルを初めて見たとき頭に思い浮かんだのは「人の命は地球の未来」でお馴染みの燃えるレスキュー魂を持った兄弟戦隊だった・・・。 -- 名無しさん (2014-11-30 17 50 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/6763.html
224 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/12/30(金) 22 53 51.27 ID ??? 時々ある普通系がキモオタ系困懲らしめる話が凄く嫌いなの俺だけ? 俺、多分キモオタに分類されるからかもしれんが、 いつぞやの、学校サークルにキモいの居たからイジメたとか DQNにキレられたキモいのが、ゲーム後GMに抗議したらキレられかけて 別のGMと女の子がフォローしたけどサークル仲間には入れなかったとか 前スレから、このスレにかけての恋愛禁止サークルなのに 恋愛発展したのを諫めたら、逆に追い出されたとか 最近で特に印象強いのこのあたりだが、 他にも多々あるよな 悪いのはどれもキモオタの方かもしれんが、 迫害される側の気持ちになったら、 もう少しソフトな対応できねーもんかな 254 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/12/30(金) 23 50 56.23 ID ??? 224 でもおめー 知り合いの鳥取になんかクケーって表音すべきか、なんか怪鳥の鳴き声みたいな叫び声を 場所もタイミングもわきまえずものすごい頻度で発する奴がいて 女の子たちが二、三人で休日に新しいルルブ買いにいくついでにお茶しないとかいう話とかを集まった日にしてると 本人は多分悪意なく友達だから一緒に遊びたいとかってんで予告なく目的地で待ってるとかやらかす奴でもあって 女の子たちにものすごく苦手がられてるんだわ そいつに悪意があるわけでもなにか法に触れたわけでもねーけど 女の子たちに苦手がるなとは言えないってのな うまくいえないけど大体そんな感じじゃね? 255 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/12/30(金) 23 51 51.71 ID ??? 254 それは困ったちゃんじゃなくてリアル病院ではなかろうか スレ303
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/350.html
ゆっくりに選ばせる青年 6KB 駄文です 文字書くのって難しいです 設定とかそんなのはキニシナーイ 絶対にキニシナーイ 誤字とかもキニシナーイ 『 ゆっくりに選ばせる青年 』 あるところにそれなりに大きな館があった。 そこには1人の青年が住んでいた。 何故青年が一人で大きな館に住んでいるのかは気にしない。 館近くにゆっくりが生息する山があり、時々ゆっくりが訪ねてくる。 「私はあなたに1つだけ与えます あまあま と 住むところ あなたはどちらが欲しいですか?」 青年は決まってこの質問を訪ねてきたゆっくりに投げかけるそうだ。 ちなみにこの館を訪れたゆっくりは居なくなってしまうらしい。 おお 怖い 怖い そんな館にゆっくりがやってきた。 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・もう少しだよ・・・」 「ゆぅ・・・」 所々ボロボロで疲れ果てた成体サイズのまりさと子ゆっくりのサイズのまりさがゆっくりと跳ねている。どうやらゆっくりの親子の様だ。 「おちびちゃん・・・がんばってね・・・」 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 今にも果ててしまいそうな子ゆを励ましながら何とか門までたどり着いた。 門の前には太陽のような笑顔の青年が親子を迎えた。 「何か御用ですか?」 「ゆっくりたすけてください・・・ゆっくりできないれいむからにげてきたんです・・・」 「ゆぅ・・・」 力無い声でまりさは助けを求めた。 どうやらまりさは番から逃げ出して来たようだ、 このまりさはれいむと番になって子供を儲け、まりさが母親役となり胎内出産でこの子まりさが生まれた。 しかし、れいむは自分と似た子が生まれなかったことに腹を立てて、 まりさに産後すぐに狩りに行かせたり、採るには命の危険性がある蜂の巣や果物などを採ってくるように命令し。 「とってこないとこのあかちゃんをたべるからね!れいむはくずものろまもきらいだよ!はやくしてね!」 っと赤ん坊だった子まりさをゆ質(人質)にしてまりさを扱き使っていた。 更にはまりさが居ない間、まりさが妊娠していた時に狩りに行かされたことや、 自分に似た可愛い(笑)な子が生まれなかったことに対するストレス発散として、 子まりさに体当たりしたり、苦い草や少し毒のあるキノコを無理矢理食べさせたりなどの虐待まで行っていたのだ。 心身共にボロボロだったまりさ達は子まりさの体力的なことも考えて赤ゆから子ゆになるのを見計らって、 れいむから逃げ出してきたのだ。 「・・・で、やっとここにたどりついたんです・・・ おねがいしますにんげんさん・・・たすけでぐだざい゙・・・」 「ゆぐっ・・・ゆぐっ・・・」 ある程度状況を説明し、泣き出した親子に青年は優しい声で尋ねました。 「私はあなたに1つだけ与えます あまあま と 住むところ あなたはどちらが欲しいですか?」 まりさ達は迷うことなく。 「すむところがいいよ・・・やまにはもうもどれないよ・・・」 と答えた。 それもそうだろう、山に戻れば番のれいむに見つかってしまうかもしれない、 まりさがボロボロになりながら採ってきた蜂の巣や果物などを食べていたれいむの栄養状態は頗る良いだろうし、 見つかったら只では済まないだろう。 その答えを聞いた青年は微笑みそっと2匹を抱きかかえて。 「わかった、まずは傷の手当をしようね?」 そう言って館の中に入って行った。 その後まりさ親子はこの屋敷を出ることはなかった。 次の日、1匹のれいむが屋敷を訪ねてきた。 その身体はでっぷりとしていて、野生とは思えない位栄養状態が良かった。 「れいむはおっととこどもにすてられてかわいそうなんだよ!? だからあまあまをちょうだいね!!! 」 「そういえば、昨日ボロボロのまりさの親子が館に来たな・・・」 「ゆ!? それはきっとれいむのまりさだよ! はやくあわせてね! そしてあまあまをちょうだいね!!!」 しつこくあまあまを要求するれいむに青年は笑顔で尋ねた。 「私はあなたに1つだけ与えます あまあま と 住むところ あなたはどちらが欲しいですか?」 れいむは迷うことなく 「あまあまだよ! れいむはぐるめだからちゃんとしたあまあまをちょうだいね!! そしてまりさをだしてね!!!」 と答えた。 まあ、予想通りという感じだろう。 その答えを聞いた青年は微笑みポケットから何かを取り出した。 それは粉のようなモノが入った袋だった。 「じゃあ口を開けてごらん」 「ゆ!? はやくしてね! れいむはのろまはきらいだよ!!!」 青年はれいむの口に袋の中の粉をドサッっと入れた。 「これめっちy・・・んぐっ!?にが!!!?おげぇぇぇぇぇぇぇえれえれえれ!!!!!」 れいむが粉を味わおうと口を閉じた瞬間、突然嘔吐し始めた。 口に含んだ粉だけでなく体を構成する餡子まで大量に吐き出し絶命した。 それを見届けた青年は 「ちゃんとあまあまをあげたけど、死んでしまったので館に入れてあげれないね」 そう言ってれいむの亡骸を館の隅にある焼却炉に入れ、館の中に入って行った。 青年がれいむに与えたのはサッカリン。 砂糖の500倍の甘さがありしびれるような刺激の後味を持ち、高濃度では苦みを感じるそうだ。 そんなモノを大量に口の中に入れられたのだからショックで死んでも可笑しくない。 いや、むしろ殺すつもりで青年はれいむに与えたのだろう。 この青年は目先の幸福を望むゆっくりには死を与える、ちょっと変わった虐待お兄さんだった。 彼は訪ねてくるゆっくりには必ずあの質問をしている。 質問に「あまあま」と答えたゆっくりにはあまあま(死ぬほど甘いモノ)を与え質問に「住むところ」と答えたゆっくりは館に連れて行っていた。 では、館に連れて行かれたゆっくりはどうなるのだろう? 「ゆぅ なんだかすごくゆっくりできるよ! おかあさん!」 「そうだね! とってもゆっくりできるね!」 昨日訪ねてきたあのまりさ親子は館の裏庭に居た。 傷も治り今はとてもゆっくりした気分なのだろう。 それなりに大きな館にはそれなりの大きさの裏庭があり、なんとなく草木が生い茂っていて、食べ物の心配もあまりなく、 ブロック塀と金網でしっかりと守られていて外敵から襲われる心配のないその庭には色んな種類のゆっくりが住んでいた。 その庭に住むゆっくりは青年から少しの食べ物を貰い、とてもゆっくりとした生活をしていた。 青年は食べ物を与えるだけで、特に何かすることはなく、偶にウッドデッキでゆっくり達を眺めるくらいしかしていない。 ここのゆっくり達は元々近くの山に住んでいたゆっくりだった、 様々な理由からこの館に訪れて、この庭に入れてもらっている。 他のゆっくりから迫害されて追い出された、ゲスなゆっくりから逃げてきた、兄弟と飾りの色が違い追い出されたなど理由は様々だが、 今は皆非常にゆっくりとしていた。 誰もが似たような経験を持ち、皆で仲良く助け合い生活をしている。 「ゆっくりさせてあげたい」という思いやりの気持ちから生まれる「ゆっくりしていってね!!!」がそこにはあった。 青年はそんなゆっくりの姿を見たかったのだった。 ○後書き 字を書くって難しいね やっぱり無理でした・・・ 考えたことをアウトプットするのはホント大変です・・・ 細かいことも大きなこともキニシナーイ 「まりさは赤ゆを口に入れて逃げればよかったんじゃね?」とか 「サッカリンでゆっくりを殺せるの?」とか 「起承転結できてないじゃん」とか 「つうか話の内容がイミフ」とか感じると思う でもそういうのは心のオシャレ小箱に閉まっておきましょうね きっと最初で最後のSSだし うん! by 犬がバールを背負ってきたワン! トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 有益な奴は残す いいね あ、でいぶは絶滅な -- 2014-07-30 22 52 43 普通に良いお兄さんだった・・・ 最近のは必要以上に殺しすぎるから困る -- 2012-10-03 00 26 23 いい話だぁ -- 2012-03-20 20 53 09 いいや性格がいいゆっくりも殺して悪いゆっくりも殺すほうが気持ちいい -- 2011-09-19 14 29 39 こんな大人になりたい -- 2011-05-28 20 00 59 やっぱり制裁派多いようだな -- 2010-09-27 01 06 36 いいなぁ。 本当にゆっくりが存在するなら私はこういう事がしたい でも赤ゆは全部潰す^q^ -- 2010-09-21 02 58 14 さっかりんww -- 2010-09-11 21 43 59 こういうのは良いね たしかにあまあまだね。嘘は付いていない -- 2010-06-30 17 31 41 これは良かった -- 2010-06-30 12 56 34 とかいはなおにいさんね!! -- 2010-06-19 06 15 18 虐待は好きだけどいいゆっくりは幸せになってもいいと思います -- 2010-06-18 01 28 27 いいね -- 2010-06-06 10 45 08 なんか爽快 -- 2010-06-05 01 37 52 因果応報ってすばらしい -- 2010-04-17 21 47 55 ゲスは制裁 いいゆっくりは救う この手の小説はきもちいい -- 2010-04-08 21 17 03 たのしめた -- 2010-02-24 02 16 53
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/9262.html
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 だが、明日のささやかな期待すらも奪おうと、闇の中からロマリアの放った刺客が迫りつつある。 コルベールとベアトリスが伊403潜で語り合っているのと時を同じくして、この街を一望できる丘の上で、一組の若い男女が物珍しそうに街を見下ろしていた。 「やれやれ、やっと着いたかい。割のいい仕事だから張り切ってみたけど、ガリアからロマリアに出向いて、さらにこんな僻地までやってきたらさすがにうんざりするなあ」 「まあ、ドゥドゥー兄さまったら、仕事が始まる前はいつもぼやいているくせに。今回はダミアン兄さまもジャック兄さまも抜きなんだから、しっかりしてよね」 「わかってる、わかってるよジャネット。お前と仕事をするといつも小言ばかりだ」 ドゥドゥーと呼ばれた少年は、肩をすくめて答えて見せた。年の頃は才人たちとほぼ同じで、華美とは言わないが貴族らしい優雅な服をまとっている。いわゆるキツネ目の持ち主で、表情を読みづらい顔立ちをしているが、とりあえず美少年と呼んでいい。 もう一人のジャネットと呼ばれた少女は彼の妹らしく、兄のとぼけた態度に呆れた様子を見せているが、彼女も十分に怪しい風体をしていた。彼女自身は紫色の髪をした美少女であるのだが、白いフリルのついた黒いドレスを着ていて、フードから顔だけを覗かせている衣装はかなり目立つ。よほど自分に自信がなければできないことだ。 ふたりはその後、他愛も無いことを二言三言話し合っていたが、やがてジャネットが思い出したようにドゥドゥーに言った。 「ところでお兄さま? 今回の仕事の資料、ちゃんと覚えていますよね」 「もちろんさ。えーっと、ジョン、いやジークだっけか? ジ……えーっと……その、なんとかいうやつを始末すればいいんだろ?」 途中でドゥドゥーはもう思い出すのをあきらめて、開き直ったように答えた。が、それでジャネットの白い目が消えるわけはない。 「まあ、ドゥドゥーお兄さまったらやっぱり忘れてたのね。そんなことだろうと思って、念のためにわたしの資料を残しておいて正解だったわ。これを見て、ちゃんと覚えてから焼き捨ててちょうだい」 わざとらしい態度でジャネットが紙片を手渡すと、ドゥドゥーは気まずそうに受け取った。 「できた妹を持つと兄は幸せだね。ありがたすぎて涙が出てくるよ……ああなるほど、思い出した。思い出したよ! あまりにもさえない人相画だからうっかり忘れていた」 「まったく、しっかりしてほしいわね。この仕事には、後金二十万エキューの報酬がかかっているのよ。ほんとにわかってるのかしら」 「そう言うけどね、ぼくにだって好みってものはあるさ。なにが悲しくてこんな弱そうな男を始末するために苦労しなきゃいけないんだか。ジャネットはいいよね、そっちのターゲットは君好みの可愛い女の子なんだろ? 不公平だよなあ」 ドゥドゥーがうんざりした様子で言うと、ジャネットは待ってましたとばかりに顔を輝かせた。 「これも日ごろのおこないの差というものよ。楽しみね、金持ちのお嬢様って気が強いのが多いから、可愛がりがいがあるんだもの」 「また、心を操って”人形”を作る気かい? ぼくが言えたもんじゃないけど、仕事に差し支えがないようにね」 眉をひそめて妹に苦言するドゥドゥー。けれどもジャネットは意にも介さずに笑いながら言う。 「あら? わたしはドゥドゥー兄さまと違ってわきまえるところはちゃんとわきまえているから心配なく。すべてはダミアン兄さまの夢の実現が第一、そのためにはうんとお金が必要。でしょ?」 「ほんとお前はぼくに当て付けるね。まあいいさ、この仕事でいただける額があればダミアン兄さんたちもぼくを見直すだろう。さっさと済ませに行こうか」 そうして、ドゥドゥーとジャネットは丘を下って街へと向かった。途中で行商人や荷馬車がいくつも通り過ぎていくが、誰もふたりを気にも留めない。それだけふたりは堂々としていた。 しかし、ふたりの目的は商売でも観光でもない。まるで隣の家にあいさつに行くような気楽な雰囲気を持つのに反して、ふたりの心には悪意が満ちていた。 「ドゥドゥー兄さま、さっきの資料をちゃんと覚えたかテストしてあげますわ。わたしのターゲットはベアトリス・イヴォンヌ・フォン・クルデンホルフ、お兄さまのお相手は?」 「バカにするなよ。ぼくは物忘れはひどいが物覚えはいいんだ。ジャン・コルベールとかいう中年の男、そいつらを……殺せばいいんだろ?」 そこでドゥドゥーとジャネットは顔を見合わせて、不敵な笑みを交わし合った。 「さて行くか、ロマリアの坊主たちに、ぼくら元素の兄弟の仕事ぶりを見せてあげよう」 東方号再建を阻むために、ロマリアが送り込んだ暗殺者がふたりの正体であった。だが、ふたりはそんなことを他者にはまったく感じさせないのんびりした空気を漂わせて歩いている。 紛れもなく、このふたりは殺人に慣れたプロの仕掛人ということだ。自然体で日常に紛れ込み、前触れなくターゲットの前に現れて命を奪う。若いながらも、それだけのことをできるという計算と自信を内に隠し、ドゥドゥーとジャネットは街の雑踏の中に入り込んでいく。 ジュリオの命を受けて、ロマリアの放った刺客が何も知らないコルベールとベアトリスに迫りつつある。ガリアの北花壇騎士団に籍を置くという彼らの実力は折紙つきで、このままでは、日を置かずして死体がふたつ転がるのは確実かと思われた。 だが、暗殺計画の成功を確信するジュリオやヴィットーリオは極めて現実主義者であり、怜悧な思考を持っていたが、このハルケギニアのすべてを知り尽くしていたわけではなかった。だがそれは仕方がない。彼らの概念で言えば狭いであろうこのハルケギニアの大陸にも、人間以外にも無数の生物があらゆる場所に息づき、まだ解明されていない謎が数多く存在し、それらをすべて把握することなどはそれこそ神業に等しい。 問題は、平時であればなにも影響をもたらさなかったであろうそれらの要素が、現在の混乱したハルケギニアではどこでどう作用してくるかまったく読めなくなっているということであった。 そしてその危険要素は、実はすでに動き出し、それが教皇たちの用意した狂騒劇をある意味の喜劇に変えようとは、それこそ神ならぬ”神の代理人”を自称する彼らには想像の埒外であったのだ。 さて唐突だが、ここで物語はその時間軸を少し多めに戻すことになるのをお許し願いたい。 具体的には才人たちがティファニアをアーハンブラから救出して少し後、初代東方号が完成したあたりに巻き戻る。ここで才人たちがサハラ行きの使命を与えられ、それを妨害しようとするミミー星人の操るバラックシップ、アイアンロックスとの戦いにつながっていくのは少し懐かしい思い出である。 しかしここで、実はミミー星人の影に隠れて、同時にもう一組の宇宙人がラグドリアン湖に来ていた事実があった。 「ミミー星人よ、本当に我らはこの星の海洋調査をすればいいだけなのだな?」 「もちろんだとも、我々にとっても君たちの星の調査技術はありがたいし、君たちにとっても我々の武力の庇護はありがたかろう。なにせこの星には、かつて君たちの同胞をひどい目に合わせた地球人と同じ人間たちが住んでいるのだからね」 「ああ、あの生き物は本当に危険だ。姿かたちこそ我々に似ているが、奴らの心には悪魔が住んでいる」 その星人は、元々M78星雲のある次元に住む宇宙人で、ハルケギニアでの資源収奪をもくろむミミー星人に請われてやってきた。彼らの名はパラダイ星人、GUYSのドキュメントMACに記載のある星人で、ミミー星人やバルキー星人などと同じく水棲型の宇宙人だ。姿かたちは人間と大差はなく、かつては同族が地球に海洋調査のために訪れていたことがある。 ただ、彼らはミミー星人とは違って本来は平和的な種族で、メイツ星人やミラクル星人のように他の星を観察しに来ることはあっても、侵略行為に加担するようなことはない。 しかし、ヤプールを出し抜くことを目論むミミー星人は、自分の星の発展のために他の惑星の海洋調査データを欲していたパラダイ星人をそそのかした。あの地球と同じように、広大な海と豊かな自然を持つ惑星がある。そのデータが欲しくないか? と。 パラダイ星人たちは悩んだ。ミミー星人があまりいい評判を持つ宇宙人ではないことは聞いていたが、ミミー星人は巧みにヤプールとの関連性はごまかしており、ミミー星人も彼らと同じく海生型の宇宙人であるために話に信憑性があったからだ。 結果、パラダイ星人はあくまで海洋調査のみという条件での協力でハルケギニアに来訪することを決めた。むろん彼らはミミー星人への不信を拭い去ったわけではなかったので、派遣されたのは、専門の技術者一人とその助手ふたりだけに限られたが。 そして、彼らはミミー星人によって次元を超えてハルケギニアに来訪した。彼らの宇宙船は潜水艇にもなっており、海の底を自由に巡りながら海水の成分や生態系の分布、海底資源の有無などのデータが瞬く間に集まっていった。 ただ、パラダイ星人の技術者は、かつて地球を訪れた者たちが現地住民に迫害された経験から、この世界では一切陸上に上がろうとはせず、海中で秘密裏に惑星の海洋を調査した。 だが、技術者のそんな姿勢を、ふたりの若い助手は退屈そうに見ていた。 「ねえ先生、ちょっとでいいから陸に上がりましょうよ。これだけ海がきれいな星なんだから、きっと陸も素敵ですって」 「だめだ、何度も言っているだろう。以前地球という星に降りた我々の同胞は、うかつに陸に上がってしまったばかりに原住民に子供を殺されかけた。この星も文明は未開だが同種の人間が支配している。危険すぎるのだ」 「ちぇっ」 「仕方ないわよ、わたしたちはまだ見習いなんだもの。いつか一人前になったら、もう一度この星にやってこよう」 ふたりの助手は不満げであったが、許可が下りないのであれば仕方がない。パラダイ星人たちは宇宙船の中で紆余曲折ありつつも調査を続け、やがて満足すべき成果を得た。 だが、まとまった観測データを持って、ミミー星人の待つラグドリアン湖へ戻ったとき、ミミー星人は完全に彼らの期待に応えた。悪いほうに完璧なまでに。 「裏切ったなあ! ミミー星人」 バラックシップから放たれた魚雷を受けて沈み行く宇宙船の中で、パラダイ星人たちは怒りに震えたが遅かった。 観測データを伝送した瞬間、ミミー星人は本性を表した。立ち向かおうにもバラックシップの火力は強大で、たいした武装のされていない彼らの宇宙船ではとても太刀打ちできるものではなかった。 「やはり我々が愚かだった! あんな奴らを信用したばかりに。あんな奴を信用さえしなければっ! せ、せめて研究資料だけは、うおおぉぉっ!」 そう叫んだのを最期に、宇宙船のブリッジは魚雷の直撃を受けて大破し、直後に彼らの宇宙船はバラックシップからのとどめの魚雷を受けて爆発四散した。 強力な水中爆発が起こり、助手ふたりが資料の持ち出しをはかっていた研究ブロックも破壊されて、ふたりはラグドリアン湖の中へと投げ出された。 「ティ……ね、姉さん……」 「手を、離さないで……」 バラックシップの魚雷攻撃で湖水は滅茶苦茶にかき回され、ふたりはその中で上も下もわからず、ただお互いにはぐれまいとかばい合い続けた。このままでは、いくらふたりが水棲宇宙人であるといっても、濁流に放り込まれたハンカチのようになってしまっただろう。だが、ふたりが力尽きる直前に、魔力を帯びた水のカプセルがふたりを守るように包み込んだのだ。 『この単なる者たちは、この地に生まれたものではない……だが、邪なるものも感じぬ。よかろう……』 このラグドリアンに住まう主の加護を受けて、ふたりの宇宙人の子はゆっくりと安全な湖岸へと運ばれた。 やがて気がつき、ふたりは自分たちが置かれた状況を知る。 「助かったのね、わたしたち」 「そうだね……これからどうしよう?」 「見て、あそこに明かりが見える。きっと、人間という生き物の町だよ」 「行くの? 先生は、人間は信用するなって」 「行かなければ、わたしたちは飢えるだけ。それに、わたしたちは学者のはしくれだよ。人の言ったことを、はいそうですかと鵜呑みにして満足できる?」 「ふふ、こんな時なのになにか楽しそうだね。いいよ、わたしたちの歴史書はわたしたちで書きましょう……さあ」 ふたりは手をつなぎ、声をそろえて言った。 「「行こう」」 そしてふたりはラグドリアン湖畔の町のひとつにたどり着き、人間に紛れて生きていくことを選んだ。 この直後、ミミー星人はバラックシップとアイアンロックスを駆ってウルトラマンAと戦い、東方号の特攻で倒される。そうしてラグドリアン湖には平和が戻り、人々の心から次第にこの戦いの印象は薄れていき、現在に続くこととなる。 だがその間に、このふたりの宇宙人がどこで何をしていたのか? その答えが、これから少ししてから起こる事件で大きく羅針盤を動かすことになるのだ。 続く 前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔
https://w.atwiki.jp/asrivival/pages/314.html
ディサイヴ「地縛民よ!我らが力を受けよ」 ディサイブ、レオン、ミリアが剣を抜く。 モリコーネ「そのような剣など!」 ガキン! 3人の剣を腕で受け止めるモリコーネ。 ディサイヴ「腕で剣を!」 モリコーネ「これが鬼人と化した我が力、常人の攻撃などこの身を通しはせん!」 レオン「くっ!これが人間の力なのか」 ミリア「鬼でしょ!」 モリコーネ「かっかっか!この程度の力で我の相手をするなどと大吹いたとは。笑止!」 ディサイヴ「くっ…(あれが奪われた今。我らに聖国の力は使えん…)」 モリコーネ「『縛水』!」 バシュン! 地面から湧き出る水がディサイヴたちの四肢を拘束する。 モリコーネ「これでそなたらは身動きをとれん」 レオン「くそっ…」 ミリア「体が…動かない!」 モリコーネ「そなたらの命運はここで尽きる!」 ギュルルル! モリコーネの頭上に水が集まっていく。集まった水がドリルのように収束していく。 モリコーネ「この水撃がそなたらの命運を終わらせる」 ディサイヴ「くっ…力があれば…」 モリコーネ「その命を捧げよ!」 水のドリルがディサイヴたちに襲い掛かる。 ザシュ! 突き刺さる水のドリル。 ライアード「ごふっ…」 それは突如現れたライアードの体を貫いた。 モリコーネ「だれだ!?」 ディサイヴ「ライアード!?なぜおまえが…」 ライアード「お久しぶりです。あなたにこれをお返しにと」 スッ! ペンダントを取り出すライアード。 ディサイヴ「それは!」 ライアード「くふふ。これはあなたにとっては喉から手が出るほど返してほしいものですよね。ではそのお望み通り…」 ブン! ペンダントを投げてディサイヴに返すライアード。 ディサイヴ「どういう心境の変化だ」 ライアード「こちらにも事情というものがあるのですよ。では」 ブォン! 姿を消すライアード。 モリコーネ「なんだったのだ…やつは…」 ディサイヴ「ライアード(やつの目論見は読めん。だが今はそれを気にしている場合ではない)…これで反撃の準備は整った!我らが聖国の力を見せる!」 ギュォォン!! ディサイヴを中心に光が展開する。 ディサイヴ「聖国を衛りし騎士よ!我が眷属とし、その力を手にせよ!」 レオン・ミリア「「メイネ・マシェト・フュア・ディン・ケーニヒ!(我が力は王のために!)」」 キュィィン!! レオンとミリアの手の中に出現する聖器。 ミリア「聖鎌(せいれん)アダマス!」 レオン「聖剣エクスカリバー・セーベスト!」 モリコーネ「新たな武器を手にした程度で状況は変わらん!」 ディサイヴ「変わらぬかどうかはその身をもって知るがいい」 ミリア「アダマスの力を受けなさい!」 ブン! アダマスを振るうミリア。 モリコーネ「無駄だ『縛水』!」 バシャン! 水の壁を創り出すモリコーネ。 ザシュ! モリコーネの体を切り裂くアダマスの一撃。 モリコーネ「なっ!?壁をすり抜けただと!」 ミリア「無駄よ。アダマスの一撃は狙った地点に撃ち込まれる。その一撃は何物にも防げない!」 モリコーネ「バカな!」 ミリア「まだまだいくわよ!」 ザシュ!ザシュ! アダマスを連続で振るうミリア。モリコーネの体が次々と切り裂かれていく。 モリコーネ「ば、ばかな…この私が」 レオン「聖剣の一撃で屠る!」 ジャキ! エクスカリバー・セーベストを構えるレオン。 レオン「受けよ!聖剣の一太刀!」 ブン! 振るわれる一刀。 ズン! モリコーネ「ぐはっ…」 レオン「終わりだ。散れ…」 ドゴォン! 激しい爆発がモリコーネを包み込む。 レオン「これが聖国の騎士の力だ。その身をもって知れ」 ~~ きゅっぱ「ちっ!」 パン!パン! エネルギーの弾を撃ちこむきゅっぱ。だが… ボゥ! ニーノロータの生み出す炎により弾は打消される。 ニーノロータ「かっかっかっ!卑小な能力だ!」 きゅっぱ「あたしのの能力じゃ直接的な戦闘は向いてないね。でも弱気を吐いてる場合じゃないか!」 ニーノロータ「こんな少女。一ひねりにしてくれよう!」 きゅっぱに迫るニーノロータ。 きゅっぱ「くっ!」 「やらせるか!」 ドゴォン! 何かがきゅっぱとニーノロータの間に割って入る。 ニーノロータ「なにやつ!?」 レイジ「こちらスパーダ2カスタム。地縛民特機戦力との戦闘に入る」 きゅっぱ「EGOの駆動鎧か!」 レイジ「こいつの相手は任せてもらおう」 ニーノロータ「駆動鎧というやつか。わが『縛炎』で燃やし尽くしてやろう!」 ゴォォォ! 炎がリベルタを覆いつくす。 ピーピーピー!! 警告音がリベルタの内部に鳴り響く。 『警告!内部温度上昇。これ以上の温度上昇は生命維持が困難になります』 レイジ「ならば。やつを叩き、これ以上の温度上昇を防ぐ!」 ブン! 槍状の武器D・ブレードを展開するリベルタ。 リベルタがニーノロータに攻撃を仕掛ける。 ニーノロータ「むん!」 ボシュゥ!! 炎の障壁を作り出し、D・ブレードを受け止めるニーノロータ。 レイジ「炎の壁か!」 ニーノロータ「我が炎を抜けはせん!」 レイジ「リベルタではパワー不足。ならば!リオルさん!」 リオル『状況はこちらでも把握してるわ。マードック』 マードック『準備はできています』 リオル「ではASRU(アタック・スパーダ・リベルタ・ユニット)発進!」 マードック『発進!』 バシュン! トレーラーから発進する3体のユニット。 レイジ「全ユニット合体だ!」 ガキン!ガキン! 各ユニットがリベルタへと合体していく。 レイジ「リベルタの真の力を見せてやる」 巨大なロボットを思わせる姿へと合体するリベルタ。 レイジ「スパーダMAX(マックス)!超合体駆動鎧(ちょうがったいパワードスーツ)デフィニティーリベルタ!」 ニーノロータ「合体だと!だが所詮見た目だけのこけおどしだ!」 レイジ「こけおどしかどうかはその身をもって知れ!」 キュィィン!! デフィニティーリベルタの持つ剣にエネルギーが集中していく。 レイジ「超究極粒子断剣(デフィニティー・フルバスタースラッシュ)!!」 ブン!! 巨大な光に包まれた粒子の剣を振り下ろすデフィニティーリベルタ。 ボッ! それはいとも容易く炎の障壁を切り裂く。 ニーノロータ「なっ!」 レイジ「うぉぉぉ!!」 ゴゴゴゴ!! 光に包まれるニーノロータ。 レイジ「終わりだ」 きゅっぱ「ず、すいぶんと強烈な駆動鎧だね…」 あまりの衝撃にちょっと引くきゅっぱ。 レイジ「これがリベルタの力だ」 ~~ ジョルジュ「ふはは!どうした?この程度か?」 結利「うっ…私じゃこの相手は…」 ジョルジュと対峙する結利。 ジョルジュ「ぬん!」 拳を振るうジョルジュ。 結利「いまだ!」 ジョルジュの拳に合わせ剣を構えその刃を外す結利。 ガキン! 刃が外れる。だが… ボゥゥ!! 突風により剣先が吹き飛ばされる。吹き飛ばされた剣先は空中で爆発する。 ジョルジュ「おもしろい武器だ。だが我には無意味」 結利「どうすれば…いいの」 ジョルジュ「ソナタの不運を呪いながらその命を閉じるがいい!」 結利「もう…手がない」 ブン! 結利に振り下ろされる拳。 ガキッ! ジョルジュの拳が何者かに受け止められる。 ジョルジュ「なにやつ!?」 ロン「俺たちは影の存在」 ルージュ「カリナン公国の影の立役者とでも名乗っておこうかね」 結利「あなたたちは!」 ロン「この場は任せてもらう」 ルージュ「EGOにやられた鬱憤も十二分に晴らさせてもらうよ!ロン!」 ロン「『鎖国覇権の語り部(クディアクレイル・テイラー)』」 ヴン! 辺り一帯に展開される彼の舞台(フィールド)。 ジョルジュ「なにをした?」 ロン「それは自分の身で確かめるといい」 ジョルジュ「ふざけたまねを!」 結利へと攻撃を仕掛けるジョルジュ。 ジョルジュ「なんだ…!?」 ボコココ… ジョルジュの体が変質していく。それはまるでオオカミのように。そして彼はベッドで眠りにつく。 ジョルジュ「な、なにが…」 結利「えっ!」 ボン! 結利は赤い頭巾をかぶりおばあちゃんの家に赴く少女へと姿を変える。 ロン「有名な話だろ。誰でも知っている」 おばあちゃんの家に入る結利。 結利「おばあちゃん。どうしておばあちゃんの口はそんなに大きいの?」 ジョルジュ「それはね(なんだ…自分の意思とは無関係に体が動く)」 口を開くジョルジュ。 ジョルジュ「お前を食べるためだよ!」 結利「きゃぁぁ!!」 バン!! 猟銃がジョルジュの体を貫く。 ジョルジュ「な…に…」 ルージュ(猟師)「役割を全うしな。これがロンの能力。物語の登場人物として役割を与えられその役目を全うする能力。赤ずきんは有名な話だろう。オオカミは猟師に撃たれ絶命する。それがお前の与えられた役割だ」 ジョルジュ「ば…かな…」 ロン「僕の能力の世界ではその役割を全うする他に道はない。絶対の能力。お前はオオカミとしてルージュに撃たれた。それが事実だ」 ジョルジュ「こんなふざけた能力…ありえん…」 ロン「事実を受け入れるんだな」 ルージュ「お前の負けだ」 ジョルジュ「ば…かな」 ~~ 地縛神メハネス・セオス「…」 サフォー(神は顕現した。私は迫害されてきた地縛民を今この時代に開放する。争い無き世界。すべての武力を地縛神により排除し、我らが民が自由に住める世界を形成する。そのための力が私。そう。神なのだ!) 地縛民との激闘は始まる。地縛神と地縛民、その奔流を受け止められはしない。戦いの生末に待つ未来は。その末を知るものは誰もいない。 to be continued