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050話 閉鎖された病院の中で 葛葉ライドウが眼を覚まして最初に見たのは真っ白で無機質な天井だった。 仰向けのまま最後の記憶を辿ると、魔神皇と戦い、その途中で倒れたところで終わっていた。 それからの記憶は無い。だが生きているということは勝ったのだろうか、あの魔神皇に。 「此処は…」 今自分が何処にいるのかを知ろうと、ライドウはむくりと起き上がった。肩に鋭い痛みが走り、思わず顔をしかめた。 右肩には真新しい包帯が巻かれ、にわかに熱を含んでいる。腕を動かそうとすると奇妙に皮が突っ張るような感覚があった。 その上目覚めたばかりとは言え、異様に頭が重いような気がして、体を起こしていられなかったので、彼は再び倒れるようにベッドに寝そべった。 「よお、気付いたか。」 聞きなれた声がして、ライドウはそちらに眼を向けた。鳴海が部屋のドアの隙間からこちらを見ていた。 腕には食べ物―― 殆どが果物と、袋に包まれた饅頭、それから大正生まれのライドウから見たら十分に珍しいスナック菓子のような物ばかりを抱えている。 「鳴海さん、此処は一体…。」 「森本病院だよ。お前、覚えてないのか?」 ライドウは黙って首を横に振った。 「仕方無いな…。」 鳴海は、ライドウが横たわっているベッドの横の丸椅子を引っ張り出すと、それに腰を下ろし、事の経緯を話した。 まだライドウは、夢と現実が一緒くたになっているらしく、しばらくは何を言っても今一つ要領を得ない状態だった。 だから説明する鳴海からしたら幼稚園児に難解な言葉を教えているような手応えだったに違い無い。 だが、それでも彼は辛抱強くゆっくりと噛み砕くように説明をした。 それを聞いている内に、ライドウは徐々に意識がはっきりしてくるのを感じた。そんな脳味噌で混濁した記憶の糸を手繰り寄せる。 ピアスの少年との戦いで受けた傷が元で、手当ての為に病院に向かっていたこと。 その途中でよりによって魔神皇に襲われたこと。その時にライドウは倒れ、鳴海も瀕死の重傷を負った。 それから鳴海が何とか撃退したが魔神皇は生死不明。 その後、どうやらライドウが殆ど無意識の内に宝玉で鳴海を回復させ、此処まで運んできたらしい。 「じゃあ魔神皇は…。」 「一応逃げ切ることには成功したが…あれがそう簡単に死んでくれるとは思えない。 あれが生きていて、今も山の中で俺たちを探してるんだとしたらかなり恐ろしいが…。 こんな状態じゃ動くことも出来ないからな。しばらく此処に留まるしか出来ないだろう。」 「僕なら平気です。すぐに此処から…。」 言いながらライドウは体を起こした。が、その途端視界が真っ白に染まり、 平衡感覚が一気に奪われるような感覚が全身を襲い、とても起きていられなかった。 そんなライドウを溜息まじりに見ながら鳴海は倒れたライドウの体に毛布を掛けなおした。 「今の状態じゃ無理だろ。お前血が足りてないんだから。 ……まったくこの病院は気が利かないったらありゃしない。 消毒と縫合は何とか出来たが…それでも俺だって殆ど素人同然だからな、いつ傷が開いてもおかしくない出来に過ぎないし、 輸血用の血なんて何処にも無かったよ。それどころかこの病院には食堂も売店も無いと来た。 他の病室から残ってた食べ物をかっぱらって来たが、まあ、ロクな物が無いよ。 それでも何も食わないよりかはマシだから食っとけ。」 と、愚痴混じりに説明しながら鳴海はライドウの枕元に置いたいくつかの食べ物を顎で指した。 それをぼんやりと聞きながらライドウは窓の方を見つめた。 窓からは明るい日差しがさんさんと差しているが、頑丈そうな鉄格子がそれを阻んでいる。 そうだ、此処は全館が精神科病棟なのだ。 おそらく、患者は皆病室に軟禁状態だったのだろうから売店も食堂も必要無いのだろう。 そんな偏見と強制に満ちた経営体制に偽善者ぶって文句を言うつもりは無いが、勤務している医師は不自由ではなかったのだろうか。 そんなどうでもいい疑問が頭を掠めたが、それは口にしなかった。 食欲は、鳴海の期待に応えるには不十分な程度に無かった。 だが、血が足りないのなら無理にでも胃に詰め込んでおかなければならないだろう。 今度は貧血を起こさないように慎重に半身を起こし、無造作に置かれた食べ物の中からしなびた林檎を取った。 一口だけ口にしたが、見た目どおり水分は程よく飛んでいて、飲み込む気にはなれないような代物だったが、それでも飲み込んだ。 そんなライドウの、一連の咀嚼運動に満足したのか、鳴海は立ち上がり、大きく伸びをした。 「ちょっと出てくる。」 「何処に行くんですか?」 「もう一回輸血用の血を探して来るんだよ。でなきゃ食べ物だ。まだ院内を全部探索したわけじゃないからな。 ライドウ、すぐに帰ってくるから動くんじゃないぞ。 ……心配すんな。すぐに戻ってくる。」 念を押すように言ってにっこり笑うと鳴海はくるりと後ろを向いた。 いつもの鳴海らしい、さり気ない仕草だった。そのままぱっと手を振り、鳴海は振り返りもせずに病室を出た。 だが、ライドウには何故かその後姿がやけに物悲しく、もう二度と見ることが無いのではないかという不吉な不安に駆られた。 鳴海は、ライドウに気付かれないように外に出た。 予め病室の外に置いていた自分の荷物を取り、彼のいる病室の窓からは見えない角度にある裏口から、気配を消して、そっと。 この病院は殆ど空っぽだった。いくら探しても新鮮な血液なんて出てくる筈が無い。 それならば、外に出て同じ血液型の人間を、出来れば話が通じて協力してくれる意思のある人間――を、探さなければならなかった。 それも、ライドウと同じO型の血液型の持ち主に限り、ライドウの状態から時間もあまり掛けられない。 成功する可能性は限りなくゼロに近い。 それでも行くしか無かった。 でなければ、ライドウはこのまま徐々に衰弱して死んでしまう。 最悪でも、今のライドウには必要不可欠な、栄養価の高い食べ物を持ってこなければならない。 つまり、新鮮な肉を――。 異界開きを行い、この地獄の街から脱出する為にはその術を心得ているライドウが絶対に必要なのだ。 鳴海の頭をある恐ろしい考えが浮かんでいた。 限られた生存者の中で同じ血液型の人間を探し出すのは、普通に考えればほぼ不可能だ。 だが、この街は今殺意に満ち溢れている。だから新鮮な肉ならすぐに――。 考えて、すぐに止めた。 そんなおぞましいことをしたら駄目だ。 思い直したが、自分の中の人間に対する尊厳が、幾ばくか失われつつあるのも自覚していた。 鳴海も、この緊張の中で精神状態をギリギリで保っていたのかもしれなかった。 【葛葉ライドウ(葛葉ライドウ対超力兵団】 状態 出血多量による重度の貧血 武器 脇差 道具 無し 現在地 蝸牛山 森本病院 【鳴海昌平(葛葉ライドウ対超力兵団)】 状態 正常だが精神的にピーク 武器 メリケンサック クロスボウ 道具 チャクラチップ 現在地 蝸牛山 Back 049 Next 50.5
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199: 弥次郎 :2020/10/12(月) 21 50 25 HOST p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 憂鬱SRW 未来編鉄血世界SS「悪意の坩堝」2 ドルトコロニーの所有宙域に入ったセントエルモス艦隊はいくつかに分かれることになった。 まずタービンズはテイワズの支部があるドルト6へ向かった。 クーデリアの乗艦であるエウクレイデスはドルト・カンパニーの船のエスコートを受け単独でドルト3に入港。 扱いは経済圏間でも決めかねているとはいえ、一応は火星代表であるクーデリアは礼儀を以て迎え入れられた。 もっとも、それがドルト・カンパニーによるクーデリアの動きを拘束するためのもの、というのはセントエルモスにはわかり切ったことであった。 艦艇が一度入港してしまえば早々に逃げ出すことはかなわないだろう、そのように踏んでいたのであった。 もっとも、何らかの方法で労働者たちと接触したらそれはそれで構わない。その時は労働争議を煽った、と嫌疑をかけて拘束するまで。 だがそんなことをおくびにも出さないし、クーデリアたちもそんなことをお見通しであることを見せはしない。 既に面倒なやり取りや駆け引きは始まっているのだ、隙を見せたほうの負けである。 その他の艦艇は一度に宇宙港に押しかけてはスペースを圧迫してしまうことを懸念されていたため、コロニー外に設置されたステーションに停泊。 交代でコロニーへと上陸し休息と物資補給などを行う手はずとなった。 一方で、労働者たちの居住区があり、工業区画のあるドルト2へと向かう船もあった。 GNトレーディングからの荷物を届けるためだ。これについては火星を出発した時点で輸送艦であるカルダミネ・リラタに積まれていたもので、これをドルト2にある輸送艦によってけん引もしくは積み替えを行うことで運び込むことになっている。 何しろ、カルダミネ・リラタは輸送艦と一言にいってもギャラルホルンのスキップジャック級に準ずる400mクラスの大型艦艇だからだ。 その作業はコロニーの労働者たちやセントエルモスのアンドロイドたち、あるいは鉄華団の面々が行っている。 経営陣側は積み荷が資材などではなく武器だということは知っている。それどころか、それが武装蜂起に使われることもだ。 ただし、それは内通しているノブリスからのもので、役に立たないように細工の施されたものだと知っている。 だからこそ、あえて無視している。どうせ、労働者に武器を運んできた、という時点で嫌疑をかけられるからだ。 そして、彼らはGNトレーディングと自分たちとギャラルホルンがつながっていることを証明できず、抵抗する大義がない。 つまり、ドルト・カンパニーの裏ごとを担当し、今回の絵図を引いた一人であるレオス・アザイからすれば、クーデリアらは自分から罠に飛び込んできてくれたようなものであったのだ。 無論、状況がすべて引いた絵図の通り動くのであれば、と但し書きが付くのであるが。 P.D.世界 L7 ドルト・コロニー群 ドルト3 宇宙港 およそ600mもの巨体が宇宙港内部を圧迫していた。 ピュタゴラス級ISA戦術対応全域航行戦艦「エウクレイデス」はスキップジャック級以上の巨艦。 MSをはじめとした機動兵器の運用はもちろんのこと、全域航行および戦闘能力を有し、恒星間航行も可能な宇宙船。 ここへの入港前に装飾も施したエウクレイデスは万全の態勢だ。 そして、宇宙港のひときわ目立つエリアで、火星連合代表のクーデリア・藍那・バーンスタインが、ドルト・カンパニーの代表者たちとともに報道陣の前に姿を現していた。簡易ながらも歓迎セレモニーだ。 独裁者であり、火星を奪い取った簒奪者であり、火星連合を名乗る組織の首魁。とはいえ、まだ経済圏で彼女の扱いは決めかねている状態。 ゆえにこそ、最敬礼とまではいかないのだが、ある程度の格式を持って受け入れられている。一応彼女もまた政治家であるがゆえに。 多くの報道陣の歓迎を受け、カメラに対して手を振るクーデリアの姿は余裕そのものだ。 あえて歳を強調するようなメイクと衣装は、革命の乙女と名を馳せたころを彷彿させる。しかして、同時に彼女の放つオーラ、あるいは圧迫感というのは少女のそれではなく、すでに成熟した大人のようですらあった。 多数の護衛を引き連れるその姿は、ある種堂が入っている。完成された調和。具現化しているイデア。 彼女を見る目は多数あった。それこそ、好意を含んだものから悪意を含んだものまで。それを、クーデリアは余裕で受け止めている。 無理もない、彼女はここに至るまでに壮絶な経験をしてきたのだ。だから、この程度の政治ショーじみた式典など怖くもない。 200: 弥次郎 :2020/10/12(月) 21 51 14 HOST p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp (……まあ、所詮はただの娘だ) そのセレモニーに出席しているレオスは鼻を鳴らす。 火星連合とは言うが、その実態は後援団体なり組織が火星独立派を旗頭にしているに過ぎないと判断している。 アルゼブラ、そして企業連。少々火星のほうにアンテナを向ければ情報は少なからず入ってきた。 そうすればあとは推測が付くというもの。つまるところ、彼女はあくまでも旗頭、神輿にすぎないのだ、と。 ともかく、だ。レオスは傍らに控える部下のアレスとフローレンスに指示を出しておく。 「アレス、フローレンス。分かっているな?」 「はい、心得ています」 「もちろん」 まずはクーデリアの身柄を抑えておくこと。これが最大の武器だ。いかに彼女を護衛する艦隊や集団が強くとも、彼女自身が弱く、身柄を抑えられてしまえばどうということもない。そしてこの後彼女はドルト3のホテルに招待されることになるのだ。 つまり彼女の命運はドルト・カンパニーの胸三寸ということになる。抵抗したり暴れればそれを理由にギャラルホルンも介入できるのだから。 「彼女から目を離すな。動きも逐次報告しろ」 「は」 「了解」 やがて、式典は終わり、クーデリアとその周辺の護衛たちは移動を開始した。 火星連合の大使館などないために、ドルト3のホテルの一室が仮の大使館となり、彼女らはそこで過ごすことになる。 いずれは労働者たちの争議が始まり、武装を持ち出すことになるだろう。そうなれば、彼女は終わりだ。 そして、1週間余りが経過した。 クーデリアの自由はドルト3内部の限られたエリアのみであり、常にドルト・カンパニーの監視下にあった。 彼女はドルト3内部でしか活動できず、彼女の乗ってきた船の乗員たちも基本的にドルト3内部でしか活動できていない。 通信も一応監視しているが、ドルト2への接触はどうにも見受けられなかった。不審な動きも見られず、平穏そのものだった。 一方で、労働者たちの動きはやや騒がしい。おそらく、武装蜂起をしようと動き始めているのだろう。労働者たちの暮らしているドルト2にいるスパイは、そのように報告を送ってきている。クーデリアが到着したことやGNトレーディングから武器が届いたことなどが後押ししていると思われる。 それに加え、レオスは経営陣側に手を回して労働者側との労使交渉を一時的に中断させていた。これは挑発だ。 一方的に突き付けてやれば、労働者側に血が上るだろうということを見越しての判断。 「しかし、動かないな…」 若干のいら立ちを込めて、レオスはつぶやく。 問題のクーデリア到着してから1週間が経過している。労働者側の熱が高まっているのは確かだ。 しかし、何か統制が効いているのか、まるで動きがみられない。 駐留しているギャラルホルンの陸戦隊がドルト2に向かった輸送艦に立ち入り調査を行ったという報告は受けたが、見事に対処されてしまったらしい。これはGNトレーディングの荷物の中身がいつの間にかすり替えられ、無難な資材などに変えられていたためらしい。 まあ、これくらいは想定内だ。おそらく、念のために積み荷を確認していたのだろう。とはいえ、今回の荷物だけがすべてではない。 すでにギャラルホルンの艦隊は目と鼻の先。だが、いつまでも先方を待たせるわけにもいかない。 いっそ、こちらか容疑をかけて無理にでも火種を作ってしまうか、と考えが浮かぶ。調べれば不相応な武装を保有しているのは明らかなのだから、それを適度にやってやればすぐに火が付くだろう。まあ、それはそれでこちらにあらぬ嫌疑がかけられるかもしれないのだが。 「レオス主任!」 その時、レオスの待機する会議室にアレスが走りこんできた。 「動いたか?」 「はい……ドルト3およびドルト2にて抗議活動が開始されました。 行政に許可を取り付けて現在行動中です……こちらに!急いで確認を!」 差し出されたタブレットで報道を見れば、労働者たちがトラックなどで大通りを行進しているのが見える。 プラカードや横断幕を掲げ、アピールをしているのだ。待遇の改善や労使交渉に入るようにと要求を叫んでいる。 201: 弥次郎 :2020/10/12(月) 21 52 21 HOST p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 「ふん、ようやく予定通り動いたか。わざわざ行政府に届出を行うとはなんとも律儀なものだ」 「ですが……気になる点が」 「ん?」 レオスは焦りを隠さずに続ける。 「どうやらこの抗議活動、こちらの目論見が読まれているかと」 「なんだと?」 「こちらを……!」 さらに出されたタブレットには、別アングルから撮影された抗議活動の様子が見受けられる。 そこに映っているのは労働者たちだけではない。明らかに労働者とは違う、武装をし、訓練された軍人がいる。 MWのようなものに乗り込み、あるいは装甲車で労働者たちの周囲を固め、警戒を全方位に払っているのだ。 明らかに俄仕込みではないのがわかる。現場にいる警察やギャラルホルンも動揺が隠せていない。 「どういうことだ?」 「発表された声明では、労働者たちは武装をしていません。あくまで警戒を行っているのはPMCだといっています。 完全に統制されていて、おまけに身を守る行動をとると先手を打って宣言しています」 「なら撃たせれば……」 「ダメです、すでに挑発を仕掛けていますが、どういうわけか全く効いていないんです!銃が、効いていないんです!」 具体的に言えば、発砲したのだ。どちらが先に撃ったかなどあとの情報操作で何とでもなる。 だが、攻撃はなぜか効果を現さなかった。何発も労働者側に打ち込んだのだが、だれも倒れない。そして、撃たれていることが分かっているであろう労働者側は、なぜか不気味なほどに落ち着いて行動を続けている。 「報告では、何かにはじかれたとか…」 「そんなわけがあるか!いい加減な報告を持ってくるんじゃない!」 「ですが、本当なのです!」 レオスは叫ぶが、アレスもまた真剣だった。信頼のおける部下に監視をさせていたのだが、何やら光の壁のようなもので守られているとのこと。 つまり、向こうを挑発するしか鎮圧に乗り出す口実はないのだが、相手はとてつもなく冷静に行動しており、手出しができない状態。 厳密には大義名分が存在しない状態なのだ。ならば、ともう一つの抗議活動が起きているであろう場所の状況を問う。 「宇宙のほうはどうだ?」 「宇宙のほうでもクルーザーでの抗議行進などがみられています。MSも用意しているかと。 しかし、こちらにもPMCが張り付いていまして、睨み合いが続いていると報告が」 レオスは舌打ちするしかない。狙い通り鎮圧作戦を実行することができないとなれば、自分の責任問題にもなる。 というか、なんなのだろうか、労働者側に味方するPMCとやらは。いったいいつの間に来たのだ。 「PMCとやらはどこのものだ?バーンスタインとつながりがあれば…」 「それが、動いたのです!バーンスタインが!しかも、先手を打たれたのです!」 「!?」 そう、クーデリアはその発砲が確認されるのを待っていた。虎視眈々と、焦れた側が大義名分をこちらに与えてくれるのを。 「馬鹿な!バーンスタインは、今ホテルで軟禁状態に……!」 「おそらく、あれは影武者です!本物はおそらく、ドルト2に!」 「!?」 「主任!」 202: 弥次郎 :2020/10/12(月) 21 53 33 HOST p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 続いて飛び込んできたのはフローレンスだ。顔色が真っ青なところからするに、何かが起きたのだと直感する。 「開放回線やドルトの報道局すべてを中継して、バーンスタイン火星連合代表の声明が!」 「な、すぐに中止させろ!」 「ダメです!ドルト・コロニーすべてに中継されています!おそらく、独自の通信網を持ち込んでいます!」 やがて、テレビでもクーデリアの声明が中継され始めた。 内容は、ギャラルホルンがドルト・カンパニーと結託し、さらには武器商人であるノブリス・ゴルドンとも内通し、意図的に労働者の不満をため、暴動を起こさせ、見せしめに鎮圧するというマッチポンプを行っていることを糾弾するものだった。 ただの戯言ではない、とばかりに具体的な証拠が明示されていく。なぜかドルト近隣の宙域に展開するギャラルホルンの大艦隊。 これまでの平和的な抗議活動に対する経営陣側の横暴の記録、さらにはギャラルホルン側から放たれた弾丸のことまで、赤裸々に。 アレスも、フローレンスも、アレスも血の気が音を立てて引いていくのを感じた。 そう、ここにドルト・コロニーの暗部があらわにされようとされているのだ。 少し時間を巻き戻す。ドルトでの抗議活動が始まる、ほんの少し前のことだ。 ドルト2の宇宙港。停泊しているカルダミネ・リラタの格納庫に固定されているイシス・ヴィルゴーのコクピットには、美しいドレスをまとうクーデリアの姿があった。演説用に設計された中央シートに腰かける彼女の傍らには、サポートを担当するクーデリアの侍女であるアンジェラとフミタンの姿もあった。 本来ならばドルト3のホテルで軟禁状態にいるはずのクーデリアは、実際にはドルト2にあった。 そう、ドルト3に入港していったクーデリア・藍那・バーンスタインは影武者だった。 厳密には、彼女のアストラルパターンをコピーして、外見をそっくりにしたアンドロイドであったので、ある意味では本人だ。 労働者側と直接話をしなくては埒が明かないし、暴走を抑えられない。そう考えたがゆえに、クーデリアは自ら乗り込んだのだ。 「お嬢様、準備はよろしいでしょうか?」 「ええ、大丈夫よ、フミタン、アンジェラ」 衣装の最終チェックと音響機器の準備も完了し、声明の原稿も完成している状態。あとはクーデリアの力にかかっている。 「しかし、申し訳ありません。まさか、あの男があのような行動に出るとは…」 「いいのよ、アンジェラ。彼のように、板挟みにあう人もいると知ることができました。彼もまた、被害者なのですから」 数日前に起こった予想外のトラブルを思い出し、クーデリアは苦笑する。 そう、本来はもう少し早くに行動に移すつもりであったのだが、予想外の事態で延長せざるを得なかったのだ。 「彼の分も、苦しんだ労働者の皆さんの分も含めて、すべてを明らかにする。それが私のなすべきことです。 火星連合も私も恨まれるでしょうが、今更ですしね」 謝罪するアンジェラに対し、クーデリアは強かに笑う。 どうせやることはドルト・カンパニーと経済圏のアフリカユニオン、そして結託しているギャラルホルンに喧嘩を売る行為だ。 「では、始めましょうか」 「カウントダウン入ります。10秒前……5、4、3、2、1」 そして、革命の乙女であり、火星の女帝の顔となったクーデリアはカメラに向けてにこやかに、されど強い意思を以て微笑む。 「ごきげんよう、この放送を見ているすべての皆さん。 私は火星連合代表、そして火星連合暫定政府首相のクーデリア・藍那・バーンスタインです。 私は今、世界の歪みの一つと対峙するべく、ドルト・コロニーにいます」 まず初めに言葉ありき。その言葉通り、すべてが動き出した。クーデリアの言葉とともに。 203: 弥次郎 :2020/10/12(月) 21 54 37 HOST p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 以上wiki転載はご自由に。 クーデリアが何をしていたのかは次回。
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登録日:2014/07/18 Fri 07 27 22 更新日:2022/11/23 Wed 18 38 04NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 Navel ルナ「気持ち悪いな、大蔵家」 乙女理論とその周辺 変態 大蔵家 富豪 昼ドラ 月に寄りそう乙女の作法 大蔵家(おおくらけ) Navelの18禁アダルトゲーム『月に寄りそう乙女の作法』および、同メーカーによる続編作『乙女理論とその周辺』『月に寄りそう乙女の作法2』に登場する架空の家系。 両作品の主人公大蔵遊星はここの生まれである。 遊星の人格形成はもちろんのこと、遊星を取り巻く環境に根幹的な影響を与える重要なファクターではあるものの、つり乙時点では設定の大半が語られずじまいだった。 遊星の異母妹『りそな』をメインヒロインに据えた続編乙りろにおいて、改めてこの一族に関する情報が明らかにされていく。 過去に繰り広げられた愛憎劇、そしてそれらを発端とした大蔵家の現状は「なにこの昼ドラ」とか言いたくなるくらい複雑でドロドロとしており、乙りろを前作よりシリアス成分高めな内容にする一因となっている。だがそれがいい。 【概要】 作中世界において日本の財界を代表し、『華麗なる一族』と謳われる一族。 歴史の浅さから家の格はさほどでもないが、巨大な資金力により世界規模でシャレにならないほど強い影響力を持つ。 作中で判明している限りでは、日本を本拠としつつヨーロッパ、アメリカ、アジアにそれぞれ支部がある。 各支部は以下の通り一族の者が運営している。 ヨーロッパ(本拠はイギリス):衣遠 アメリカ:駿我 アジア:アンソニー 当主・日懃がかなりの高齢となった現在は後継者問題が浮上し、長男家の衣遠、次男家の駿我が次期当主候補筆頭として水面下で競争を続けている。 【晩餐会】 大蔵の血族(とその配偶者)を集めて開かれる食事会。 開催周期は不定期(新年会は毎年開かれる模様)で、一族の中から日懃に指名された一人が召集・会合当日のホスト役を担う。 日懃が家族のつながりに強くこだわるため、この食事会への参加を拒んだ者(ひいてはその一家)は日懃から冷遇される。 特に後継者争いにおいては大きなハンデを負ってしまうので、どれ程多忙だろうが欠席者はまず出ない。というか他の家族が欠席を許さない。 一族の運営方針が話し合われることもあり、その際には年齢や実績を問わず、一人ひとりの発言権が一律均等なのが大きな特徴。 多数決のような場面ではそれが顕著で、多くの功績がある衣遠と、引きこもり学生のりそなの一票が同じ重さを持つことになる。これが遊星をお家騒動に巻き込むのだが……。 ちなみにこの『一族』とは大蔵の血族であることが最低条件のようで、金子などは晩餐会に参加しているものの『票』は持たない。公に一族と認められていない遊星も同様。 そもそも遊星は晩餐会の存在すら『つり乙』時点では知らない始末。 【人物一覧】 《当主とその妻など》 ○大蔵日懃(- にちぎん) 現当主。 大蔵家を自らの代で急速に成長させ、90歳を越えた現在でも各界に絶大な影響力を持つ人物。 戦争で当時3人いた息子を全員亡くし、それをきっかけに「血の繋がり」や「家族愛」を至上のものと考え、執着するようになった。 すでに高齢だったにもかかわらず、後から新しく3人もの息子をもうけたのはその執念ゆえ(つり乙2時点では更に娘が一人増えているとか……)。 一族にも家族を大事にするよう求めているが、不義の子とはいえ自分の孫である遊星に対してはその存在を認めようとせず、一度も会おうとすらしてこなかった。 かと思えば乙りろ本編でいきなり「死ぬまでに遊星(家族)と会いたい」と掌を返してみたり、逆に溺愛していた孫をちょっと反抗された程度で遠ざけようとしてみたり(メリルルート終盤のりそなに対して)など、その「家族」の線引きは割と簡単に変化するものらしい。 ぶっちゃけ、どうにも薄っぺらく表面的な認識で「家族」を捉えている感は否めない。 そうした性質ゆえか、他の一族が日懃の前でだけ仲の良さを取り繕い、その裏で互いを陥れようと躍起になる現状にまったく気づけていない。 りそなは日懃のこの境遇に同情しつつ、しかし過去の遊星への扱いを知っているために「自業自得」とも語る。 ○大蔵とまと 日懃の妻。故人であり、作中で特に話題に挙がることはない。 夫に付き合って都合6人もの子供を産んだすごい(?)人物。 作中、シリアスな話の流れで紹介された家系図に「とまと」のファニーな字面を見つけて戸惑ったプレイヤーは多いかも。 ○大蔵止水 ○大蔵南斗 ○大蔵太光 戦時中の空襲で全員が死亡。 そのため、年を経て生まれた真星が本編時点での実質的な長男として扱われる。 ○大蔵瑠美音(- るみね) 『2』に登場。乙りろから十数年後、日懃が90歳を超えた後に再婚相手に産ませた娘。名前は作中だとほぼ漢字で表記されず、ずっと「大蔵ルミネ」表記。 遊星たちはもちろん作中世界に登場する大蔵性の人物の中で最も若いが、立場上衣遠ですら敬語で接するなど絶大な権力を持っている。衣遠からは「大叔母殿」とからかいも含めて呼ばれている。 幸い、問題児集団すぎる大蔵家の中でも極めて真面目な性格に育つが世間や大蔵家の規則に縛られ過ぎる排他的な頭の固さも目立つ、「規則至上主義」。それ故に暴走してしまうと恐ろしい。 愛人やら愛人の子やらが日常茶飯事の大蔵家の男女関係のだらしなさにうんざりしている。ただし自身のルートでは自分もその一人になり衣遠にお叱りを受けたり。 《長男・真星一家》 衣遠が実質的な代表兼次期当主候補として立ち、それを金子が後押ししている。 一家の主であるはずの真星は実権を持たず、衣遠や金子にりそな共々従っている状態。 ○大蔵真星(- しんせい) 日懃の長男。衣遠・遊星・りそなの父。 ある事情で次期当主候補からは外されており、さらに本編の十数年前には一家の舵取り役を衣遠に取って代わられ、ほぼ全ての実権も奪われた。 以降、イギリスはマンチェスターの屋敷にて衣遠の指示で軟禁状態にある。 りそなルート終盤のあるシーンを発端に、時にネット上で「真性」呼びされる(変態的な意味で)。100%ネタとして笑い飛ばせればいいのだが、マジモンのド変態である可能性もまた捨てきれない業の深いお方。 ○大蔵金子(- かなこ) 真星の妻にして衣遠、りそなの母。 若いころは才気に溢れる美人だったらしいが、乙りろにて極道モノにでも出てきそうなドぎつい顔グラを引っさげて初登場。 権力欲の塊のような人物といってよく、性格は非常に苛烈。衣遠を次期大蔵家当主に据えるのに「味方」となるか「敵」となるかが人間関係における指標の全てで、「敵」には一切の容赦をしない(溺愛する娘のりそなは例外)。 また、それとは別に夫の浮気相手とその息子への憎悪から遊星母子への当たりが厳しい。その悪感情は今でも収まることを知らず、遊星母子が絡む話題では我を失って喚き散らす。 根本的に理屈が通用しないタイプな上にヒス体質な人間で、逆上状態の彼女には衣遠ですらウンザリさせられているとのこと。 ○大蔵衣遠(- いおん) つり乙から続けて登場。真星家長男にしてりそなの実兄、遊星の10歳上の異母兄。 大蔵グループヨーロッパ支部を運営しつつ、自己ブランドを立ち上げてファッションデザイナーとしても世界的に活躍する天才。 能力的には歴代の大蔵家男子の中でも飛び抜けていると評される。 クハハーな笑い方や演技がかった物言いは健在で、『1』と変わらぬ濃いキャラクター性を発揮するほか、そうした人格を獲得するに至った入り組んだ事情が明らかにされる。 山弌家の娘の行方を知っており、駿我以外の誰にも知られないように黙っていた。 なお、使いの者と偽り何度も自身が様子を見に行っていたようで本人曰く「あの娘はわが娘も同然」とのこと。直後に「弟さんを私に下さい」とか言われなければいい話だったのだが。 ○大蔵りそな(漢字表記では里想奈) つり乙から続けて登場、乙りろにおけるメインヒロイン。 衣遠の実妹、遊星の一つ下の異母妹。 人間不信かつ無気力に育ち、唯々諾々と母や兄に従ってきたが、本編にて少しずつ自立の気概を見せ始める。 《遊星母子》 ○遊星の母(本名不明) 故人。主人公・遊星の母。アイルランド出身の英国美人。 マンチェスターの屋敷に勤める使用人だったが、真星に見初められて彼の愛人となり、遊星を産んだ。 真星からは深く愛されていたが、幼い遊星の視点では彼女は真星にそれほどの愛を持っていなかった様子(病弱なうえ親類がいないという弱い身の上ゆえに逆らえなかったのでは……と遊星は予想している)。 それでも遊星には確かな愛情を注ぎ、「雌犬」と蔑まれる針のむしろの環境のなか、遊星を唯一の生きる支えとして屋敷に勤め続けていた。 遊星がまだ幼いころ、金子の命令で互いを引き離されたことでその支えを失い、一年後に体調が悪化、病没する。 ○大蔵遊星 つり乙・乙りろの主人公。 真星の子として一応の認知はされたものの一族として列席することは認められず、さらには生まれてから長らく、マンチェスターの屋敷にある屋根裏部屋で母と共に軟禁生活を送っていた。当時の屋敷住人からの蔑称は『屋根裏王子』。 母と引き離された後は過酷な労働環境に放り込まれて心身ともに疲弊し、さらには母の死を知って自らも死に逃避しようとするが、衣遠と共に現れたジャンと出会い、彼に感化されて明るく生きることを誓う。 以後、ジャンへの憧れを胸に衣遠の下で数年間服飾を志す →才能の無さから衣遠に見限られ挫折 →日本で暮らすりそなの世話役として、無為な日々を過ごす →ある時りそなの後押しを受け、フィリア女学院で再び夢を追うことを決意 ……という流れを経て、つり乙本編では身分と性別を偽った『小倉朝日』としてルナに出会う。 《次男・富士夫一家》 真星一家と同じく、一家の主ではなくその長男・駿我が実質的な代表兼次期当主候補として立つ。 次男のアンソニーも当主の座に対してそれなりの野心を持ってはいるが、こちらは駿我に劣ることを自覚している+兄上大好き人間でもあるのでサポートの立場におおよそ満足している。 ○大蔵富士夫(- ふじお) 日懃の次男(真星の弟)。 真星と同じ事情により時期当主候補からは外されており、また一家の代表としても駿我に取って代わられている。 男性版金子と言っていいレベルの権力欲の塊だが、根はどうしようもない小物。良くも悪くもアクティブに動く金子とは正反対の陰湿な性格で、その癇癪は外ではなく内、つまり自らの妻や息子たちに向けられる。 次男に生まれたことから次期当主争いで真星に出遅れたのを悔やみ、「次の代では競争を有利に進めたい」という一念のみで真星より早く長子(駿我)をもうけた。 おそらく、日懃の求める家族像から最もかけ離れた人物の一人。 『2』にて彼とコメリカとは別の愛人の子「山県大瑛(やまがた だいえい)」の存在が発覚しているものの、彼が認知せずに大蔵家の名前を与えられず、駿我が面倒を見ているなどさらにどうしようもない人物に。 ○大蔵十六夜 駿我の母。故人。 富士夫の癇癪で心身が弱り、駿我がまだ幼いころに亡くなっている。 ○大蔵駿我(- するが) 富士夫一家の長男。衣遠と並び次期当主候補と目されている物静かな青年。衣遠より年長。 制作サイドが思っていた以上の人気を得た結果か、『しろたまブログ』(Navelのスタッフブログ)にてメインライターの東ノ助によるショートストーリーが書き下ろされたほか、四月馬鹿動画では衣遠と共にメインキャラとして扱われたりした。 衣遠同様に山弌家の娘の行方を知っていた。 しかし管理は衣遠に任せていたようで、パリで彼女に逢った時は本人曰く動揺していたらしい。 ○大蔵コメリカ 富士夫の後妻であるアメリカ人女性。アンソニーの母。旧姓は不明。 駿我曰く「自分の母とは対照的に享楽的で楽天的なタイプ」。その人柄のお陰で富士夫に長く付き合えているらしい。 富士夫が彼女にアンソニーを産ませた理由は、単に「晩餐会における発言権の数を増やしたいから」。富士夫ェ…… 本編には一切登場しない。 ○大蔵アンソニー 富士夫の次男。駿我の異母弟にして愛すべきアホの子。ハッハー!! 駿我に「頭が悪い」と言われているが、何気に名門大学卒という裏設定持ち。 ○大蔵アンソニーJr 『2』に登場。相性は「ジュニア」。その名の通り、アンソニーと一夜を共にしたモデルの女性の間に生まれたの息子。 アンソニーが知らずのうちに妊娠、出産され育てられるものの、母親の遺書により大蔵家に存在が発覚。アンソニーが認知したことにより無事大蔵の名を授かっている。 父親に似た明るい女好きの性格。よくアメリカンジョークを言う。とはいえ、大蔵家への興味はなくフィリアの一生徒に過ぎないため父よりは幾分常識人。 美容師科としてプロ既にプロ並みの腕前を持ち、予約が絶えないモテモテ男子。その生まれからか、昔は荒れていたらしい。 《番外:三男山弌一家》 ○大蔵山弌(- やまいち) 日懃の三男。真星、富士夫の弟。 晩餐会で時たま話題に挙がりつつ、しかし本人が登場することはないのだが……? 真星や富士夫が一族内で失脚した理由と密接に関わっている。 実は娘がいた。 ○大蔵ソシエテ 山弌の妻。夫と同じく本人は登場しない。 メリルルートにて旧姓が明らかにされる。 旧姓はリンチで、出身はフランスのサヴォワ。 つまりメリルの実母。 ○メリル・リンチ 朝日がパリで暮らすアパートのお隣さん。幼馴染であるブリュエットの付き人としてフィリア女学院に通う同級生。 山弌の娘。村から出てはいけない等の制限を受けながらサヴォワの修道院で育った。 自身が大蔵家の一員であると知った時は「天涯孤独だと思っていた自分にも家族がいたなんて嬉しい」と語っていた。そして彼女のそんな姿勢がある人物の心を動かすことになる。 なお、見た目や雰囲気こそ年下っぽいが実は遊星より一つ年上。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] リンク張ってるキャラは近いうちに個別項目立てる……予定 -- 名無しさん (2014-07-18 07 34 14) 乙!つり乙2が出たらもう一人増えるのか -- 名無しさん (2014-07-18 07 42 08) 親世代と比べて異常に仲の良い子世代 -- 名無しさん (2014-07-18 11 20 39) だってみんな遊星大好きですし -- 名無しさん (2014-07-19 14 55 23) 衣遠兄様、なんで続編で若返ってるんですかねぇ…やはり天才は老けないのか -- 名無しさん (2014-07-25 21 35 49) ↑そもそも天才には「老ける」という概念が存在しないw -- 名無しさん (2014-09-09 19 51 10) つり乙シリーズは、この一族なしには語れないよな。2ではどんなことが語られるのか楽しみ。 -- 名無しさん (2014-10-16 10 52 28) 衣遠が20前後のイケてる大学生にしか見えないのは俺だけじゃなかったか。しかし金子とか富士夫が小物でムカつくけど日懃が1番嫌いだわ。家族を大事にしてるとか言われても1番家族の絆を大事にしてないのお前だろとしか思えん -- 名無しさん (2014-11-30 23 32 01) 衣遠お兄様の初恋って絶対朝日ママンだよなぁ -- 名無しさん (2014-12-08 19 24 50) 今更だが真星は遊星がマンチェスター来た時割と本気で遊星とチョメチョメする気だったろ。脱ぎながら電気暗くするとか怖すぎ。寝なさい連呼してたし -- 名無しさん (2014-12-13 09 36 04) 本気であの子とルミねえ以外まともな奴がいねぇ -- 名無しさん (2015-01-03 19 25 03) 大蔵家に常識を求めた俺が馬鹿だった -- 名無しさん (2015-03-05 23 15 47) 名前 コメント
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西鳳民国の某ホテル、ラウンジ。 カーネイジの裁判も終わり、御剣は狼捜査官の招きもあってこの国へ降り立った。 深いソファに身を沈めて何とはなしに周囲を眺めていると、 斜め前の席にふと目が吸い寄せられた。 柱の陰に見え隠れする細い首、きっちり纏めた特徴的な長い黒髪。 もしやあの怒涛の日々で関わったCAではないだろうか。 (……まさかな) ゴーユーエアラインは西鳳民国への直通便もあったように記憶するが、そんな偶然もあるまい。 人違いだろうと御剣が結論付けかけた時、その人が何気なく振り向いた。 真っ直ぐ目が合う。 「やはり。コノミチさんだったか」 「え?あ、御剣さま!」 「あ、待ちたまえ」 制止も間に合わず、驚いて立ち上がった彼女の膝からばらばらと何かが散らばる。 「大丈夫ですか」 「も、申し訳ありません」 (鉛筆?……いや、色鉛筆か) 御剣は足元に転がってきたものを拾い上げ、手渡した。 「スケッチですか?」 「はい。実はあのスーツケースがご好評を博しまして、他にもデザインをしてみないかと言われているんです」 「……なるほど」 ちょうど拾い集めた色は、かのスーツケースを構成していた黄色、緑、ピンクだった。 あのスーツケースが好評とは御剣には解せなかったが、人の好みはそれぞれなのだろう、何はともあれ喜ばしいことだ。 拾い集めた色鉛筆を間に置き、御剣はコノミチの隣に座る。 「改めまして、その節はありがとうございました」 ソファに腰掛ながらも、深々と頭を下げるその仕草は流れるように優雅だ。 思わず見とれていた御剣は慌てて首を振る。 「うム、いや、こちらこそあなたにはお世話になった」 「とんでもございません。私、御剣様のおかげで、今もプロのCAとして働くことができています」 「それは何よりです。そこが実は気になっていたので」 いくら事件を解決しても、それまでと同じ日々は戻ってこない。 同僚が密輸組織と関わっていたのだ、彼女も疑われていなければいいのにと、御剣は何度も考えた。 いつもはそんな感情にもきちんと折り合いをつけてきたのに、今回はどうも上手く行かない。 どうしたことか、御剣にとって彼女は初めての例外なのだった。 そんな動揺も「気になっていた」だなんて短い言葉で伝わるはずもない。 コノミチは御剣の言葉に、ご心配下さってありがとうございますと微笑む。 「でもあの後少しだけ取調べを受けたり、会社も捜索されたりと大騒ぎだったんです。 やっと落ち着いたので、フライトと組合わせてここで休暇をいただくことにしました」 「ああ、そういえば、このホテルはゴーユーエアラインの系列だとか」 「はい。御剣さまこそ、西鳳民国へはご旅行ですか?」 「この国へは……」 「それともお仕事でございましたか?」 旅の目的を聞かれて思わず躊躇う。 この国の復興を見届けなければ一連の事件に区切りがつかないような気がして、狼捜査官の招きに応じた。 そんなことは余人に説明することではない。 「――強いて言うならば、厄落としといったところか」 「厄落とし?…………あっ!」 御剣の科白を不思議そうに反芻したのも束の間、土下座でもしそうな勢いでコノミチは頭を下げた。 「あの折は本当に、御剣さまには多大なご迷惑を……!!」 「な、なんのことだろうか」 「厄落としなのでしょう?アクビー様の件は、西鳳民国から日本へ向かう途中だったではありませんでしたか」 「そう言われれば、あれは確かに厄日の始まりだったが……。あ、いや違う、そういう意味ではない!」 慌てて否定するも手遅れ。コノミチは遠い目になっている。 「お気遣いはご無用です。やはりそうなのですね。旅に出たくなられるほどの厄日でございましたか」 「誤解だ、そのようなアレではない」 「お客様をそのような目に合わせてしまうなんて、私はプロのCAとしてどうお詫びすれば……」 (くっ、このままでは落ち込ませるばかりだ。どうすればいい) あれこれ考えても結局は事件の話しかなかった。 今にも絨毯の上に膝をつこうとしているところを、手をつかんで制止した。 「その、コノミチさん、私はあなたに感謝しているのだ。どうかこれ以上謝らないでいただきたい」 「……感謝?御剣さまが私に?」 何をと言わんばかりにコノミチの目が見開かれる。 「そうだ。私は確かにあの状況では一番疑わしい人物だったにも関わらず、あなたは私を軟禁まではしなかった。 そしてあなたが私の話に耳を傾け、理を受け入れてくれたからこそ、真犯人を捕らえることができたのだ」 「私、そんな大層なことは」 「いや。あなたは同じプロとして尊敬に値する」 「御剣さま……」 「検事も同じだ。常に冷静に、どんな声も細大漏らさず聞き届け、真実と思われる道を探る。 ――だから私はあなたに惹かれるのだろうか」 「み……」 最後の方は独白に近かった けれども聞こえないような距離ではない。 力が抜けたように、手を御剣に預けたままコノミチが絨毯の上に座り込んだ。 「御剣さま、そんな冗談をおっしゃらないで下さい」 「ム、冗談などではない。心外だ」 「本気ならなおさらタチが悪いですわ。私を喜ばせて遊んでいらっしゃるんでしょう」 「何故そうなる」 一つの事件をこのような形で引きずるのは初めてだ。 偽りの許可を出してまで責任を取る潔さ、CAとしての誇りと、それだけでは昇華できない白音若菜へのコンプレックス。 華奢な横顔に見え隠れする、自嘲で覆ったプロの仮面は美しかった。 「私はあなたを守りたいと思ったのだ。それはあなたが犯人でないからというだけではない」 「御剣……さま」 「あの時のように、私を信じてはもらえないだろうか」 自分を無実だと信じ、そして事件を解決すると信じてくれたあの時のように。 握った手に力を込めると、コノミチの視線が絨毯から上を向く。 「……ます」 「コノミチさん?」 「信じますわ。御剣さま」 真赤な顔をして、それでも真っ直ぐに自分を見つめる彼女から目を逸らせない。 今更ながら、大胆な告白をしてしまったことに気づき、御剣はうろたえた。 「ところで」 「はい?」 「私は、あなたのセンスを理解できない男かもしれないのだが、それでもいいのだろうか」 「……そんないじわるをおっしゃらないで下さい」 くしゃりと、コノミチの表情が崩れる。 「すまない。そのようなつもりはなかったのだ」 もし泣かれてしまったらハンカチを差し出すべきか。 それともこの手で拭っても――触れてしまっても構わないのだろうか。わからない。 困った顔の御剣に、コノミチは泣笑いのような微笑を浮かべた。 そして御剣の唇に指を当てて、それ以上の言葉を封じる。 「私もあの発言には、そんなつもりはなかったんです。その、勢いで、つい……」 「……つまらぬ事を言った。私はあなたの言葉を信じたいのだ」 「はい、御剣さま。信じて下さい」 真実を見抜く目など持ち合わせていないけれど、この場には仮説もロジックも要らなかった。 微笑に吸い寄せられるように御剣は長身を屈める。 柱の陰で、唇が重なった。
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946 :ひゅうが:2016/08/24(水) 17 58 50 神崎島ネタSS――「第二次上海事変」その12 ――同 中華民国首都 南京 暗然たる思いの中、男は椅子の上で「貞観政要」を読んでいた。 もう何度目になるだろうか。 はるか千数百年前の唐の時代、その太宗 李世民の言行録。彼の政治は「貞観の治」として後世に讃えられ、多くの者達の手本とされてきた。 中華だけでなく外国語にも翻訳されている。 朝鮮・女真族・西夏。そして日本。 天子のとるべき道として語られることは万国共通ということなのだろう。 そして為政者としてのそれも。 だが、それを貫くのは難しい。 思うままに生きるのが何よりも難しいように。 「さしずめ、私は玄宗皇帝か。」 玄宗。諡号(死後のおくりな)に「玄」すなわち「暗い」という字をつけられた皇帝。 彼の治世の前半は、開元の治として後世にたたえられる唐王朝の絶頂期であった。 皇帝自身もよく臣下の言葉を聞き、そして国家制度改革に力を尽くした。 だがそんな名君でさえも、楊貴妃という絶世の美女におぼれて国政を誤り、絶頂期の唐に安史の乱を起こす原因を作ってしまった。 ゆえに後世における評価に「玄」がつけられるのである。 男は、そうした後世の評価が何よりもおそろしかった。 いかに力を尽くしたとしても、死後に恥辱にまみれるのはこの国の人間として最大の屈辱である。 彼の留学した日本でも似たような感覚はあるが、この国では名を変えられてしまうのだ。 そしてそれが永遠に続く。 秦檜と岳飛の扱いの差を見てとるがいい。 古く漢の時代では霊帝という最悪の諡号すらある。 それは絶対に避けるべきことだった。 そう断じられてしまえば最後、自分を生んだ先祖はもとより一族そのものに最悪の評価が加えられてしまうのだ。 一昔前なら族滅といって十族皆殺しがあり得たのがこの国の歴史である。 「だが、もうどうしようもない。」 彼は、自分の何が今の状況――すなわち軟禁状態と遠くないうちの処刑を招いたのかを確認するために書物をひもといていたのだった。 私的書庫であったこの建物には幸い、こうした書物が豊富に存在していた。 扉の前には、東北軍閥時代からヤツに付き従っている兵士がおり、この2週間ほどは男はこの中に押し込められていた。 窓を開けて換気するのはできるし、洋式便所や浴場も使うことができた。 書痴であったらしい前の持ち主の隠居所らしい作りで、それらはこの建物を出ずに行うことができた。 むしろ、兵士どもは男の自決を期待しているふしすらあった。 だが、それだけはできない。 半ば意地で男は生き続けていたようなものだった。 いずれ恭順を求められたときには「正気の歌」でも暗唱してやろうか。と密かな楽しみを温めつつ。 947 :ひゅうが:2016/08/24(水) 17 59 27 「思ったよりも早かったな。」 パタンと本を閉じる動作をして、男は顔を上げる。 うまくできただろうか。 「ええ。閣下。」 背後に鋭い視線を周囲に配る兵士たちと倒れ伏す警備兵を置いたドイツ軍事顧問団総司令 ファルケンハウゼン中将は微笑しつつ彼を迎えた。 「君らは対日戦を望んでいたのではなかったのかな。」 「それも局地戦でのこと。全面戦争をやるにはまだまだ軍の教練が足りないことが明らかになりました。」 よくもそのような養鶏場の主のような目ができるものだ。と中華民国総統 蒋介石は眉をひそめたくなるのを必死でこらえた。 「だから私を再び担ぎ出す。よくもまぁ。君らが張学良を担ぎ出したのではなかったのか?」 「心外ですな。あれは我々とは別の動きですよ。最も利益を得る者です。」 「…共匪どもか。」 本当に嫌そうな顔をしているドイツ国防軍将官に、蒋介石は今度こそ眉をひそめた。 灰色の男、ファルケンハウゼンが言う言葉には真実のみが含まれているわけではないが、確かに一部は含まれていると知っていたからだった。 「それで、何があった。」 「わが顧問団の作戦計画を強引に押し通した結果、国民革命軍は上海において戦闘状態に入りました。現在、米国租界救援のために参入した米英日軍と戦闘中です。」 「なんだと。」 なぜそうなる。 「非公式日本租界の管轄権、すなわち第一次上海事変における警備権を日本は米国に譲渡。 と同時に居留民の引き揚げを開始しました。 駐留軍も引き揚げの途上にあり、かわってフィリピンの米比軍が治安維持の名目で現地に入ることに。」 「そこへ焦った馬鹿が介入したというのか。」 「はい。張治中という男、あれは血気にはやりすぎる。市内の大規模テロを口実に介入するのはいいが、それを日本軍特務機関の仕業とするには手際が悪すぎた。」 「だがそれを認めなかった。」 「この時点で上海における日本軍への痛撃という目標は達成困難でした。しかし彼は上海奪還と日本軍への痛撃にこだわった。 だから空爆を命じたのですな。」 空爆。空軍機による攻撃。 「結果、日本艦隊と米英艦隊に被害が発生。少なくとも1隻を撃沈。日本空母も撃破しました。」 「なんということを――」 いくら言いつのろうと、そして中華からみたら侵略者である上海駐留軍がすでにいるとはいえ、これでは先制攻撃だ。 948 :ひゅうが:2016/08/24(水) 18 00 05 「現在、上海『奪還』軍こと第9・第10集団軍は租界外延部で戦闘中です。また、未確認情報ですが日米の主力艦隊が上海に接近中であるとの情報もあります。」 「なんだと…!」 揚子江河口から黄浦江河口へ入られたら、そこから上海までは10キロほど。 ということは。 「艦砲・・・射撃か!」 やる。 横っ面をひっぱたかれたなら。列強はやる。 「撃沈艦は、日本艦だろうな?」 「残念ながら、米砲艦パナイ号。米アジア艦隊旗艦および英第5巡洋艦隊旗艦への爆弾命中も確認済みです。 なにしろ、現地宣伝放送が『轟炸機隊大戦果』を報じていますから。」 最悪だ。 このままでは祖国は、米英との全面戦争に突入する。 「お分かりいただけましたか?」 「ああ、十分に。」 そして、自分はもはやこの目の前のいけ好かない男の祖国に頼るしかないことも。 ここまでやったのなら米国からの不信感増大は決定的。 資本援助は財界から今まで通り得られるだろう。妻の宋美齢は米国上流階級に人気が高いから。 だが、軍事となるとまったくもって期待できない。 もはや、クーデターで政権を追われた蒋介石があの男を捕えることでしか事態を収拾できない。 軍事援助はこの男の祖国、ドイツ第三帝国くらいしか手を上げないだろう。 ソ連?論外だ。 つまりは。 「喜びたまえ。ファルケンハウゼン中将。君の目論見通り、ドイツはわが国第一の盟邦となる。」 「愉快痛快であります。総統閣下。」 わざわざフューラーの言葉を使い、ファルケンハウゼンは笑った。 949 :ひゅうが:2016/08/24(水) 18 01 12 【あとがき】――舞台裏的一遍。これもすべてソ連ってやつのしわざなんだ!(byファルケンハウゼン)
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740 :名無しさん@HOME:2008/04/29(火) 08 01 34 0 私が半年前にやってしまったDOQ返し。 23歳で結婚して、早10年。 同居ウトメからチクチクと嫁いびりされてきた。 結婚8年目にして、旦那が事故で亡くなった。元々身寄りと言う身寄りもなかったし、 何より、旦那が亡くなって、喪も明けない内に早々と出て行くのも…と言う事で、 同居し続けていました。 しかし、夫が亡くなった頃からいびりもエスカレートしてきて、とうとう切れました。 一周忌が終わり、落ち着いた頃に、私からとウトメに二泊三日の温泉旅行をプレゼントしました。 その間、やはりと言うか、家政婦はしっかり掃除しとけよと仰せつかったので、 まとめサイトで勉強した事を発揮する事にしました。 741 :名無しさん@HOME:2008/04/29(火) 08 02 18 0 まずは、ウトの大切な森伊蔵やら久保田やらで朝から酒風呂。お肌もツルツルになった所で、 洗濯機の中に、トメの命とお金の次に大切な食器類、トメ曰く高価なブラウス、 玄関の変な置物とウトメのパンツを放り込み、洗剤をボトルに残っていた半端と、 詰め替え用を3つ投入。トッピングで墨汁を追加してスイッチオン。 ガラガラガコンガコン変な音がしてました。 ウトメ自慢のドラム式洗濯機もこれでお終いです。 次は、トメが使わないくせに、通販で買った何でも落ちる洗剤でウトの大事な水彩画を拭いて周りました(ウトの趣味です)。 ついでにウトが書いた自分史も拭いてあげました。 午後からは、退職金をはたいて買ったウト曰く最高級車のクラウンを、ついうっかり金たわしで洗車。 喜んでもらいたくて、2時間かけて一生懸命磨きました。 最後の仕上げに、帰宅後の食事に電子レンジで玉子をチンしておきました。 まとめでは3個で扉はふっとんでなっかたと書いてあったので、1パック入れてみました。 そのまま新居へと越し、連絡先も伝えてはいません。 その後、ウトメからの連絡は一切無しで今に至ります。 唯一残念なのは、あのレンジはどうなったのかと言う事と、実は、温泉旅行二泊三日じゃなくて、 一泊二日だったんですよね。残り一泊はどうしたのか? 未だに気になっていますwwwww 予想外に長文になってしまいましてすみませんでした。 742 :名無しさん@HOME:2008/04/29(火) 08 03 52 0 >温泉旅行二泊三日じゃなくて、 一泊二日だったんですよね マジ吹いたw 743 :名無しさん@HOME:2008/04/29(火) 08 07 05 0 740 禿げ上がるほどGJ! 744 :名無しさん@HOME:2008/04/29(火) 08 18 40 0 GJ! 745 :名無しさん@HOME:2008/04/29(火) 08 21 01 0 タマゴが凄く気になるwwwww GJでした! 746 :名無しさん@HOME:2008/04/29(火) 08 23 44 0 乙でした 姻族関係終了届 は出しましたか? まだならお早めに 747 :名無しさん@HOME:2008/04/29(火) 08 39 46 0 すごいGJだwwwww 久々にスカッとしたwww 786 :名無しさん@HOME:2008/04/29(火) 11 45 52 0 740です。 姻族関係終了届は出しましたよ。 ちなみに損害賠償は請求される覚悟はありました。 だんなには申し訳ないけど、旦那の残してくれた保険金と、婚前に貯めた貯金が手付かずに 残ってましたから、賠償金請求されても、懐は痛いがなんとかなるとおもっていました。 なぜこんな犯罪まがいの事をしたのかと言えば、夫の没後はこうされてもしかたがない事を多々やらかしてくれたからです。 むしろ安いくらいだとも思っています。 喪が明けるまで居座ったのは生前の夫はとても良い夫でしたし、その夫の名誉だと思っていたからです。 当時は、すぐに出て行けば「あそこんちは…」とあらぬ噂を流される土地柄なので、 冗談でもそんな風に言われたく無かったんです。 なんか、かなり後出しになっちゃいましたね。 これで消えます。 841 :名無しさん@HOME:2008/04/29(火) 17 35 45 0 786です。 消えるといいつつも来てしまいました。 少し吐き出させてください。 実は、私と子供は夫の死に目に会えませんでした。と言うか知りませんでした。 今日は遅いなーと思っていた所でウトメ外出(この時、病院に)。 「またお出かけか。夫が帰ったら3人で高いレストランに行ってやる。フフン」 とか思ってました(この時点でDQ返しはしていたものの効果なし)。 しかし夫は帰って来ない。午前様かと先に寝ていた。 翌朝、ウトに顔面キックを食らい起床。 「夫君が死んだよ。自分の旦那の死に目も看取らないなんて非常識にも程がある!」 と言われた。 知らなかった…。葬式も、体裁が悪いからと私を喪主にするも、挨拶もさせてくれずに台所に軟禁。 親戚には、死に目も呑気に寝ていた挙句、挨拶もしない馬鹿嫁と言いふらされていた。 もちろん、私も子供も夫の最後の顔も見ていない。 んで、前述の通り、夫を悪者にしないためにもしばらくの同居を決めた。 その直後に実父が他界。偽実家の電話に出れない私は、やっぱり知らなかった。 知ったのはDQ返しの直前、偶然会った友人から聞かされました。 トメに問い質した所、嫁に来たのだから実家はない。この家が実家であると言われました。 842 :名無しさん@HOME:2008/04/29(火) 17 36 54 0 その他、婚約指輪・結婚指輪を悪気無く、ついうっかり捨てられたり、 夫の形見と言うのかな?使っていた物をすべて処分。 本当に捨てたのか、私にわからないように隠したのかわかりません。 ある日買い物から帰ると全てなくなっていました。 だから、わたしの手元には夫の写真すらありません。 義実家を出る決意をしたのは、 「お母さん、もう我慢しなくていいよ。じいちゃんたちの知らない所に行こう」 と、子供が言ってくれたことでした。 「でも、お友達もいなくなっちゃうよ?」 と聞くと、また作るからいいよと言われました。 5歳の子供にこんな事を言わせてしまった私は母失格です。 それに後押しされて、転居の手続きやら保育園の手続きに1ヶ月をかけ実行しました。 きっとDQ返しをしている時は鬼の形相だったと思います。 でもこれで良かったとも思っています。 気づかなかったんですが、子供の吐き癖はストレスから来るものでした。 転居してからは、全然吐かなくなりましたから。 至らぬ母で申し訳ない…。 そろそろスレ違いになってきたので終わります。 次のお話→779
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登録日:2020/01/10 Sun 09 11 36 更新日:2024/02/02 Fri 05 34 19NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ONE PIECE ONE PIECE登場人物項目 かませ犬 オダノコ カニ ジャイロ ジャイロ海賊団 ネタキャラ マイナー ワンピース 不遇 不運 全世界人気投票164位 初登場が魚人島編~パンクハザード編 南の海 寿司 小物 年齢不詳 影が薄い 恋するワンピース 懸賞金5000万越え 海賊 犯罪者 船長 蟹 蟹手 蟹手のジャイロ 運がない 運が悪い 雑魚 非能力者 高塚正也 静カニ!! 静カニだ!! 全員オールを持て!! 出航!!! 蟹手のジャイロは漫画『ONE PIECE』の登場人物。 ●目次 【プロフィール】 【概要】 【来歴】 【恋するワンピース】 【ワンピースパーティー】 【余談】 【プロフィール】 本名:ジャイロ 異名:蟹手のジャイロ 所属:ジャイロ海賊団船長 年齢:不明 身長:不明 出身地:南の海(サウスブルー) 懸賞金:7300万ベリー 誕生日:6月22日 星座:蟹座 悪魔の実:なし 初登場:単行本62巻・第611話・『ホーディ・ジョーンズ』 CV:高塚正也 【概要】 南の海出身の海賊でジャイロ海賊団の船長。 異名の蟹手の通り、蟹の鋏を模した金色の手甲(もしくは義手)が特徴。 髪型は四つ葉のクローバーのようなちょんまげで、すきっ歯。 口癖は『~ちん』。ケイミーの他人に対する呼称と被ってる。(*1) 詳しい戦闘能力は不明だが、手甲や刀が武器である模様。 本人曰く「どんな修羅場も越えてここまで来た」らしく、魚人との戦闘経験もある模様。海賊旗や船首は蟹モチーフ。 【来歴】 魚人島編に登場。 麦わらの一味より少し前に魚人島を訪れるも、彼らの苦難は凄まじいものだった。 まず、海中で居眠り中のクラーケンに遭遇し、必死に逃走するも海底1万mで新魚人海賊団が従える無数の海獣達に囲まれ応戦の術無し。 やむを得ず新魚人海賊団の傘下に下り、魚人街に軟禁状態となってしまう。 その後、隙を見て魚人街から脱走し、急いで赤い土の大陸(レッドライン)を抜けようとする。 マーメイドカフェに寄りたかったと泣いている部下もいるが、ジャイロは「命があっただけラッキーちんだ!!!」と楽観的に捉えている。 ちなみに操縦方法はまさかのオール。 オールでは深海で海流を掴むのが困難で、一同はパドル付きの船に改造すべきだったと後悔していた。そもそも7割は沈むという魚人島ルート、よくそこまで行ったものだ。 だが、そこへE(エネルギー)・S(ステロイド)でドーピングしたホーディ・ジョーンズが立ちはだかる。 しかもホーディは魚人の強さを証明せんと言わんばかりに、手錠を填めて戦う舐めプモード。 ホーディと交戦するも力の差は歴然で完膚なきまでに叩きのめされ、ジャイロも勇敢に立ち向かったが、強靭な歯で手甲を噛み砕かれ敗北してしまった。 ジャハハハ……生きて貰わにゃあ困る……!! 傷跡を残し… 生き延びて地上に伝えろ……!!! 海中でお前達の身に何が起きたのか… 誰に遭ったのか……!!! その恐怖を地上の人間共に伝えろ!!! おれ達は世界の中央“魚人島”を腑抜けた海神ネプチューンから奪い取り!!! お前ら人間共を暗い海の底へ引きずり下ろす!!! 魚人こそが“至高の種族”である事を思い知らせてやる!!!! 船の残骸は新世界の海に投げ捨てられたが、ジャイロの生死は不明。 ただ、ホーディには「地上の人間に魚人の恐怖を伝える」意図がある為、ジャイロ海賊団は全滅していないと推測される。 どうせ生き残りは海軍に捕まるのがオチだろうが。 魚人に呆気なくやられてしまう人間という立場では、東の海編でアーロン一味に倒されたプリンプリン准将を彷彿させる。 まあ、住民達をアーロンの支配から解放するために自ら立ち向かった准将とは異なり、新魚人海賊団が暴れ回っている時期に訪れてしまったジャイロ海賊団は、とてつもなく運が悪かったと言えるだろう。 【恋するワンピース】 原作では不憫なマイナーキャラだったが、どういうわけかスピンオフ漫画『恋するワンピース』でネタキャラと化した。 中津川嘘風が『さるかに合戦』をなぜか「大将黄猿と蟹手のジャイロの戦い」と勘違いしたのが事の始まり。 ワンピースファンの菜美ですら存在を忘れている程度のドマイナーキャラにも関わらず、何故か定期的に話題に挙がる。 湖に沈んでいたり、寿司ネタと化したり、地面に埋まっていたり、フィギュアが出たことを弄られたり……等々。 あまりにも名前が出てきたので、「恋するワンピースのせいで蟹手のジャイロを忘れられなくなった」読者が続出してしまった。 【ワンピースパーティー】 こちらはジャイロ本人が登場。 クライガナ島を自分達のアジトにするべくヒューマンドリル達に危害を加える。 ちなみに、ヒューマンドリルを倒した時のジャイロの台詞は「ガーッハッハッ!! 人間の真似しやがって!! 生意気なサル共だ!!」「どんなに強かろうが人間様の利器には敵うまい!!」 後に魚人にボコられる事になる彼が、人間は偉い種族であると思い上がっているとは何とも皮肉である。 しかし、現れたロロノア・ゾロ、ジュラキュール・ミホーク、ペローナには全く敵わず撃退されてしまった。 たまたま上陸した島に、最悪の世代、王下七武海、元王下七武海の部下がそれぞれ1名ずつ住んでいるとは、ジャイロ海賊団は思いもよらなかったのだろう。 スピンオフでも運の悪さを露呈してしまうことになった。 【余談】 ジャンプ・スーパー・アニメツアー'98の『ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック』ではギャンザックという蟹の鎧を着たキャラクターが登場する。 ジャハハハ……生きて貰わにゃあ困る……!! 傷跡を残し… 生き延びて追記・修正しろ……!!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ワンピースはたまに名前紹介する必要もないような出落ちキャラが出てくるな。処刑人ロシオ、ミカヅキ、ジェリー、キュイーン、真打ちの大多数 -- 名無しさん (2021-01-10 09 29 40) 2年前ゾロが少しとはいえ苦戦するヒューマンドリルをボコる程度の力はあったのね -- 名無しさん (2021-01-10 12 03 49) ↑2裏町のマイケルとホイケルも -- 名無しさん (2021-01-10 12 49 27) ここまで辿り着くってことは、覇気は修得しているんだろうか?いや、懸賞金額を見るに、これから新世界の洗礼を受けるべき立場か? -- 名無しさん (2021-01-10 15 21 28) ↑2 マイケル ホイケルはアニオリでガッツリ出てきたな。 -- 名無しさん (2021-01-10 15 54 18) ↑2 個人的には「覇気はあるけどレベルは低い」と予想、あと別に「新世界の洗礼を受けるべき立場」とやらに懸賞金の額は関係ないと思う どうせ新世界に突っ込む連中は何かしらの形で洗礼食らうだろうし -- 名無しさん (2021-01-11 00 59 15) マイケルホイケルは話題に上がったシーンがそれなりにインパクトあるし、何ならエニエス・ロビー編後にゾロに絡んで返り討ちにされた挙句ゾロを案内するという出番が一応あるので、まぁまぁ記憶に残りやすいモブだと思う -- 名無しさん (2021-11-13 23 15 19) 王家七武海入りする前のクロコダイルと懸賞金額は大差ないあたり地味に強いんだろうね -- 名無しさん (2022-06-29 19 13 00) 苦難を乗り越えた海賊としての気概は窺えたから嫌いじゃない -- 名無しさん (2023-07-23 03 43 15) 名前 コメント
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登録日:2021/01/17 (日曜日) 21 58 00 更新日:2024/03/25 Mon 21 25 23NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 おかわりもいいぞ みんなのトラウマ エロガキ オリバー・ツイスト カレーライス 宇治田 救いがない 検索してはいけない 狂四郎2030 落ちこぼれ 【概要】 宇治田とは漫画「狂四郎2030」の登場人物。 左側頭部にじゃりっぱげがある少々太めの少年。 劇中では既に故人であり、出番も主人公廻狂四郎の回想に1話だけ出るモブキャラなのだが、 そのあまりにも衝撃的な最期が多くの読者にトラウマを植え付けたことで有名。 誰だか知らない人は「おかわりもいいぞ!」の元ネタだと言えば伝わりやすいか。 【出番】 狂四郎とその親友白鳥みつるがかつていた「関東厚生病院」。そこは表向きは児童福祉や障害者福祉を謳いつつ、裏では少年達を戦闘兵士にするために過酷な訓練を課していた。 そこで狂四郎と白鳥がトップクラスの成績を収める中、一番の落ちこぼれが宇治田であった。他の少年達よりも体力が劣る上に途中入院という立場が災いし、全ての項目で最下位だったのである。 施設内では成績優秀な者は優遇され、劣る者はあからさまなほどに冷遇されていた。他の少年達は多段ベッドで寝起きしていたのに対し、宇治田は薄い毛布1枚のみを与えられて床で寝かされていた。 だが一番過酷な差別は食事だった。ある日の食事は狂四郎と白鳥が「シチューとサラダ、コッペパン二個に山盛りのご飯、牛乳付き」なのに対して、宇治田は「小さなビスケットのような物が一枚だけ」という有様。周りの少年達からも「あれでは死ねと言われているようなもの」と言われていた。 そんな宇治田を見かねて、狂四郎と白鳥は自分達の食事を教官の目を盗んで分け与え、さらに自分達のベッドスペースに迎え入れてやる。礼などいらないという2人の優しさに対して宇治田は…… 「女の子のお○んこどうなってるかおせーてやろうか?」 お礼代わりにどこからか入手してきた(主にエロ方面の)知識を提供する。生まれ持ってのスケベ心か、あるいはそれまでその手の物に触れることなく育った反動故か、狂四郎も白鳥もこれを二つ返事で了承。 以降三人はギブアンドテイクの関係を築きつつ、過酷な日々の中で友情を育むようになる。どちらかというと狂四郎と白鳥が宇治田に貢いでいたように見えなくもないが ちなみにギャグにしか見えないこの場面だが 「知力も体力も優れている狂四郎や白鳥に対して、エロ知識という下らない“武器”で宇治田が優位に立つことがある」 「強者である狂四郎たちが弱者の宇治田を一方的に守るだけでなく、宇治田がエロ知識で狂四郎たちを従えている」 という描写であり、 本編のテーマとして重要なことをサラッと描いている 。 「えっ今日は全員カレーライス食っていいのか!!」 「ああ…しっかり食え」 そんなある日、訓練の成績に関係なく全員に平等にカレーライスが振る舞われた。それは普段成績の悪い宇治田も例外ではなく、初めて沢山食べられる喜びを噛みしめる宇治田。 だがそんな彼にさらなる衝撃が与えられる。 「おかわりもいいぞ!」 なんとおかわりまで自由。信じられないという表情をしながらも、宇治田はおずおずと皿を差し出す。 「遠慮するな 今までの分食え…」 だが教官は一切咎めることなく、快くおかわりに応じてくれた。嬉し涙を流しながらカレーを頬張る宇治田を見て、狂四郎と白鳥も思わず笑顔になるのであった。 衝撃のネタバレ注意。 ある程度少年達がカレーライスを食べたところで、何故か教官達は徐ろにガスマスクを装着する。そして食堂内に、声が響いた。 「ただ今より毒ガス訓練を開始する!!」 そう、これも非情な訓練の一つだった。合図と共に天井の空調から突如毒ガスが散布され、途端に少年達は悶絶しながら食べたばかりのカレーを嘔吐していく。 それは狂四郎と白鳥、そして宇治田も例外ではなく…… 「この感覚を体で覚えろ!今散布しているのは31%の嘔吐ガスだ。心配するな計算上死ぬ事はない!!」 「ただし…いやしく腹いっぱい食った奴ほど苦痛は続く!!」 そして訓練が終了し、換気が終わった後。他の少年達より体力が劣り、さらに人の倍以上カレーを食べていた宇治田は、食堂の床で嘔吐物にまみれた無惨な姿になって息絶えていた。 「まさか死ぬとはな…」 「計算以下の体力の落ちこぼれだ」 「いずれ消えていく運命だ…」 最期まで、スプーンは握りしめたまま…… そんな背景の中、成長していった狂四郎。真に恐るべきはこの凄惨な光景ですら施設内ではありふれた光景の一つでしかなかったことだろう。 【余談】 ネット上で見かけるパロディ絵はほとんどが「何かしら食べ物を美味そうに食べ、嬉しそうにおかわりする」シーンばかりで、 初見では何が面白いのか、何かまずいのか分からない人も多かったと思われる。そして元ネタを調べて心底後悔した人も 追記、修正はカレーライスを腹一杯食べてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] おかわりもいいぞとやったねたえちゃんはトラウマ -- 名無しさん (2021-01-17 22 16 12) そんな展開だったんだ。 -- 名無しさん (2021-01-17 22 23 47) 何が酷いって、有名なこの場面すら序の口に過ぎない事。なんとこの直後に狂四郎も白鳥もこの訓練所に感謝してしまうほどのやばい場面が来る -- 名無しさん (2021-01-17 22 46 15) ↑このシーンしか知らないけどそんなヤバい漫画なのか…… -- 名無しさん (2021-01-18 00 17 26) んめ んめ -- 名無しさん (2021-01-18 01 25 03) ↑2 ディストピア漫画だからね、全編ヤバいシーンだらけだ。 -- 名無しさん (2021-01-18 02 33 13) 教官も本当に死ぬとは思ってなかったようで、冷酷なことを言いつつもバツが悪そうな表情してたな… -- 名無しさん (2021-01-18 07 37 59) これ書いてる人エロギャグが有名だけどディストピアの凄惨な描写の方が得意なんじゃないかって思うくらいだからな -- 名無しさん (2021-01-18 13 09 43) ↑ターちゃんも根底のテーマはかなり重いからなぁ -- 名無しさん (2021-01-18 14 03 43) ↑6 外ではM型遺伝子だと分かった瞬間に市民からリンチくらって殺されるので、厚生病院の中はまだマシだったという -- 名無しさん (2021-01-18 14 57 40) 主人公は根っこに殺戮マシンを抱え、ヒロインは図らずもド淫乱、国策で人種(遺伝子)差別が蔓延してる上にディストピア。挙句総統すら軟禁状態。素敵な世界へようこそ! -- 名無しさん (2021-01-18 18 45 03) 今日は全員カレーライス食ってもいいのか! -- 名無しさん (2021-01-18 20 11 21) 非道なシーンではあるが、この訓練を受けた狂四郎や白鳥には毒ガスが効かないという重要な伏線であるんだよね -- 名無しさん (2021-01-19 16 11 48) 後の展開を考えると、ここで逝った方が宇治田にとって幸せだったようにも見えるな…苦しみながらの死だったけど、その前にひと時の喜びはあったし -- 名無しさん (2022-01-29 20 27 06) え!! おなじ日にステーキおかわりを!? -- 名無しさん (2022-09-19 12 22 35) 本編のテーマの縮図ときたか -- 名無しさん (2022-12-27 19 34 51) 名前 コメント
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●中国08Ⅱ より続く ●中国10? へ 最新の情報は、●中国 へ 1204 中国・ウイグル騒乱 死刑判決、計20人に [朝日] 1123 中国、腐敗防止へ改革着手 権限分散、深センで試行 [朝日] 0905 ウルムチ漢族デモで5人死亡、14人負傷 当局発表 [朝日] 0720 新疆騒乱 自治区主席、ウイグル族12人の射殺認める [朝日] 0711 ウルムチ死者184人、漢族137人と新華社 [読売] 0710 ウルムチ暴動、190人を拘束 [読売] 0709 中国、治安部隊を大動員…ウイグル族は脱出の動き [読売] 0708 中国主席が急きょ帰国へ 騒乱対応、G8サミットを欠席 [朝日] 0706 新疆騒乱、死者140人に ウイグル族のデモ拡大 [朝日] 0605 天安門事件から20年 遺族は外出禁止、追悼抑え込む [朝日] 0604 天安門20年「暗い過去の検証を」 米国務長官が声明 [朝日] 0604 ウアルカイシさん、台湾に送還 「帰国運動続ける」 [朝日] 0601 天安門事件から20年 香港でデモ、締め付け今も [朝日] 0418 中国の億万長者82万人 最多の北京、113人に1人 [朝日] 0305 8%成長維持へ58兆円内需拡大策 中国全人代開幕 [朝日] 0304 中国の国防費14.9%増 21年連続で2ケタの伸び [朝日] 0301 中国で食品安全法成立 信頼回復へ監督・罰則強化 [朝日] 0301 治安部隊、抗議の焼身自殺図ったチベット僧を銃撃 [朝日] 0125 天洋の回収ギョーザ、河北省が横流しを指示 [読売] 1102 中国でメラミン添加飼料流通 農業省、5.9%から検出 [朝日] 1015 中国4大名魚「太湖シラウオ」から高濃度ホルマリン [朝日] 1014 人権活動家の妻子、五輪の前日に軟禁 中国当局 [朝日] 1007 中国、対米軍事交流を一時停止 台湾への兵器輸出に抗議 [日経] 1004 中国版スカイプにネット検閲システム トロント大が発見 [朝日] 0920 中国政府、チベット・新疆で宗教抑圧 米報告書で批判 [朝日] 0916 牛乳メラミン混入の被害1253人、2人死亡 業者逮捕 [朝日] 1204 中国・ウイグル騒乱 死刑判決、計20人に [朝日] 2009年12月4日23時49分 【北京=古谷浩一】新華社電によると、中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区ウルムチ市の中級人民法院(地裁に相当)は4日、7月に同市で起きた騒乱で殺人などの罪に問われた被告3人に死刑の判決を下した。3日にも5人が死刑判決を受けており、これで同騒乱での死刑判決は、少なくとも計20人(うち3人は執行猶予2年)に上った。うち9人は死刑執行が確認されている。 1123 中国、腐敗防止へ改革着手 権限分散、深センで試行 [朝日] 2009年11月23日2時24分 中国南部の広東省深セン(センは土へんに川)市で全国に先駆けた行政機構改革が進んでいる。市政府を機能別に企画立案、執行、監査の3部門に再編し、権限の集中を防ぐ狙いがある。胡錦濤(フー・チンタオ)指導部は試験区と位置づけ、成功すれば中央政府や地方の中核市に広げる見通しだ。 現指導部は「西側の政治制度モデルをそのまま持ち込むことは絶対にしない」(胡錦濤国家主席)姿勢。立法・司法・行政の三権分立は受け入れないが、共産党の指導的地位の堅持と矛盾しない形で行政機構改革を推進しており、昨年2月の党中央委員会第2回全体会議(2中全会)で期限を2020年と定めた。 そこで深センに白羽の矢を立てたのは、経済改革の先進地であることに加え、同市で01年から専門家らが「行政三分制」を検討してきた経緯があるためだ。 深セン大学現代中国政治研究所長の黄衛平教授は「経済発展に伴って政府は肥大化しがちだが、人民の要望に効率よく応えるには自己改革が必要だ」と話す。 同市は今年5月末に行政機構改革を柱とする「総合改革案」を公表。10月1日までに市政府の46部局を31部局に統廃合した。スリム化を図ったうえで、各部局の業務を企画立案と執行に切り分け、さらに監査部門を増強して、これら3部門が相互にチェックし合う仕組みをめざす。 改革が始まったばかりの6月初旬、共産党は許宗衡市長を解任し、党中央規律検査委員会が取り調べを始めた。許氏は「深セン初の生え抜き市長」として知られ、4年間の在職中に市街地再開発や郊外の宅地開発を進めたが、「不動産業者らとの癒着が問題視された」(中国紙記者)。 指導部は許氏に代え、王栄・江蘇省蘇州市党委書記を市長に起用した。胡国家主席の信任が厚く人事を担当する李源潮・党組織部長が江蘇省党委書記だった時期、省内で活躍が目立ったのが王氏だった。「深セン市長の更迭劇は現指導部の肝いり」(党関係者)との見方がもっぱらだ。 指導部が行政機構改革に力を入れるのは、腐敗防止策が不可欠との認識がある。胡主席は今年1月、党中央規律検査委員会の会議で「指導機関や指導幹部の職権乱用、汚職、堕落した行為を徹底的に取り締まる」と号令した。 ただ、改革で権限の集中は避けることができても、行政が効率化されるのかどうかは別問題。深セン市は公務員数の削減はしない方針で、改革案にかかわった深セン市社会科学院の楽正院長は「我々は公務員の職を保証し、給料も変えない。人員が過剰な部分は採用を抑え、退職などによる自然減で対応する」と話す。 さらに、市長の権限は依然として残る。ある党関係者は「深センの改革が成功すれば副市長や局長らの腐敗防止対策にはなるかもしれない。だが、最終決裁者の市長に許宗衡のような人物が現れれば新たな対策が必要だ」と指摘している。(深セン=坂尻顕吾) 0905 ウルムチ漢族デモで5人死亡、14人負傷 当局発表 [朝日] 2009年9月5日0時3分 【北京=峯村健司】中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区ウルムチ市で3日に起きた漢族住民らによる抗議デモの参加者は数万人に達した。自治区当局は同日のデモで5人が死亡、14人がけがをしたと4日の記者会見で明らかにした。デモは4日も続き、武装警察部隊が催涙ガスを使って鎮圧した。 地元住民らによると、きっかけは同市内で続発する注射針を使った「連続通り魔事件」をめぐる政府の対応に対する不満で、住民らは公然と地元政府への批判の声を上げた。言論統制が厳しい中国で、集会やデモで政府批判をすることはきわめて異例。 7月の騒乱以降、漢族とウイグル族の間で感情的な対立が深まっていたが、政府や共産党の批判へと発展した。10月1日に建国60周年記念式典を控え、さらに緊張が高まる可能性がある。 当局は3日、大量の治安部隊を動員し鎮圧しようとしたが、数万人のデモ隊は市政府庁舎にまで押し寄せ、市中心部の交通はまひした。自治区幹部がデモ隊の責任者らと面会し、一時収束に向かいかけたが、4日には再び1千人以上の漢族らがデモを行った。制圧の際にけが人が出たとの情報もある。学校は臨時休校となり、多くの市民が自宅待機をした。 ウルムチ市内では、8月中旬からバス停や映画館などで、女性や子どもが何者かに注射針で襲われる事件が続発している。地元当局者によると、400人余りが被害に遭い、その大半が漢族だった。当局は21人の容疑者を拘束した。 地元政府は容疑者の身分や事件の詳細を公表しなかったが、住民らの間に「犯人はウイグル族」といううわさが一気に広まった。7月の騒乱以降、ウイグル市内では電話やインターネットの規制を続けており、情報不足が住民らを不安に陥れ、過激な行動に結びついた可能性がある。 今月2日、再び市内で子どもが注射針で刺される事件が起き、近くにいた住民が容疑者を捕まえ、警官に引き渡した。ところが警察当局が「証拠不十分」として釈放したことに住民らの不満が爆発。翌3日にも別の5歳の子どもが被害に遭ったことから、大規模デモに発展した。 0720 新疆騒乱 自治区主席、ウイグル族12人の射殺認める [朝日] 2009年7月20日0時22分 【北京=峯村健司】19日の新華社通信によると、中国新疆ウイグル自治区のヌル・ベクリ主席は、ウルムチ市内で5日に起きた騒乱に参加したウイグル族のうち12人を警官隊が射殺したことを明らかにした。一部メディアの取材に応じた。騒乱参加者の射殺を認めたのは初めて。 主席の説明では、警官たちは当初、空に向けて威嚇発砲したが、一部のウイグル族はこれを無視して住民を襲うなどしたため、発砲に踏み切ったとしている。12人のうち、3人が現場で即死、9人が病院で死亡したという。 中国当局はこれまで騒乱の死者数は197人で、ほとんどが一般市民だったと公表。一方、亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」は、制圧の際に多数のウイグル族が犠牲となり、死者数は最大3千人に上る可能性があるとの見方を示している。 0711 ウルムチ死者184人、漢族137人と新華社 [読売] 【北京=佐伯聡士】中国国営新華社通信は10日、新疆ウイグル自治区ウルムチの大規模暴動の死者数が同日深夜までに、184人になったと伝えた。 これまでの当局発表の死者数は156人だった。 死者の民族別の内訳は、漢族が137人(男性111人、女性26人)に上り、ウイグル族が46人(男性45人、女性1人)、イスラム教を信仰する少数民族、回族の男性が1人だったとしている。 ◆死者1千人にも、と世界会議議長◆ 【ワシントン=本間圭一】亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長は10日、ワシントンの連邦議会で記者会見し、暴動で死亡したウイグル族は800~1000人に上るとの見方を明らかにした。 地元からの情報によるもので、多くは中国公安当局の発砲などで殺害されたという。 (2009年7月11日10時59分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20090711-OYT1T00383.htm 0710 ウルムチ暴動、190人を拘束 [読売] 【ウルムチ(中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区)=牧野田亨】中国新疆ウイグル自治区ウルムチの大規模暴動に関連して、地元公安当局は9日午後から10日未明にかけて、市内全域で一斉取り締まりを実施し、暴動の容疑者190人を拘束した。 地元紙が10日伝えた。 地元紙は容疑者の民族別など詳細は明らかにしていない。地元当局は、容疑者に自首を呼びかけ、容疑者の所在を知っている住民には密告を奨励している。 8日にイタリアから緊急帰国した胡錦濤・共産党総書記(国家主席)が同日夜、最高指導グループの政治局常務委員会の会議を開催し、暴動を画策、組織した犯罪勢力の徹底摘発を進めるよう指示を出したことを受けた措置とみられる。 華僑向け通信社「中国新聞社」(電子版)によると、自治区トップの王楽泉・共産党委員会書記も、胡総書記の指示を受けて、9日午後に、テレビ電話会議を行い、「強力な措置、手段を講じて事態が拡大しないようにしなければならない」と述べ、安定維持に全力を挙げる方針を示している。 (2009年7月10日11時57分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20090710-OYT1T00523.htm 0709 中国、治安部隊を大動員…ウイグル族は脱出の動き [読売] 【ウルムチ(中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区)=牧野田亨】ウイグル族と漢族の対立が続く中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで8日、ウイグル族住民がウルムチからの脱出を始めた。 区都の人口で圧倒的多数を占める漢族住民が7日にウイグル族の商店を襲撃し、情勢が一層悪化する懸念が高まったためだ。中国公安当局は武装警察部隊などを大量動員し徹底した鎮圧に乗り出しており、現地は緊迫した状況が続いている。 複数のウイグル族住民によると、ウルムチ脱出の動きは8日朝から始まった。ウイグル族居住区に近い市中心部南端の長距離バスターミナルは、大型トランクなど多くの荷物を抱えたウイグル族住民でごった返した。ウルムチ駅に向かう住民もいるという。主な避難先は出身地や親類がいるカシュガル、アクスなど同自治区南西部の都市。あるウイグル族男性は「不安でたまらない」と話した。 公安当局は8日早朝から、漢族が多い市中心部北側と、ウイグル族居住区との境界である人民路を中心に大量の治安部隊を配置した。中央政府幹部として初めて孟建柱・国務委員兼公安相が8日、ウルムチに入り、陣頭指揮をとった。香港メディアによると、人民解放軍も動員された。 (2009年7月9日03時07分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20090709-OYT1T00018.htm 0708 中国主席が急きょ帰国へ 騒乱対応、G8サミットを欠席 [朝日] 2009年7月8日10時22分 【北京=坂尻顕吾】イタリアを公式訪問していた中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席が8日、新疆ウイグル自治区での騒乱に対応するため、同日午後にラクイラで開幕する主要国首脳会議(G8サミット)への出席を急きょ取りやめ、帰国することになった。中国国営新華社通信が伝えた。 金融危機や気候変動などの問題に関する中国の対応に国際社会から関心が集まる中、中国の国家指導者が主要な国際会議を途中で切り上げるのは異例の対応だ。新疆で5日から始まった騒乱は死者が少なくとも156人、負傷した人も合わせれば1千人以上に達した。漢族とウイグル族の相互不信が高じて一触即発の状況まで至っており、中国指導部が事態を深刻に受け止めている様子がうかがえる。 胡主席はサミットに先立って5日からイタリアを公式訪問し、ナポリターノ大統領やベルルスコーニ首相らと会談した。8日からサミット会場となる中部ラクイラに移り、同日午後に新興国首脳会合、9、10両日の拡大サミットで世界経済や地球温暖化などの議論に加わる予定だった。 期間中にはオバマ米大統領や麻生首相らとの2国間の首脳会談も調整されていた。新華社によると、サミットや関連会合には、胡主席に同行していた外交担当の戴秉国・国務委員が代行して出席する。 URL http //www.asahi.com/international/update/0708/TKY200907080073.html 0706 新疆騒乱、死者140人に ウイグル族のデモ拡大 [朝日] 2009年7月6日23時44分 【北京=坂尻顕吾】中国・新疆ウイグル自治区ウルムチで多数の市民と武装警察が衝突した騒乱で、新華社通信は6日、140人が死亡、828人が負傷したと伝えた。死傷者数はさらに増える見通し。1949年の建国以来、当局が認めた少数民族の騒乱では最大級の規模とみられる。 現地に滞在する関係者によると、同自治区のカシュガルと伊寧でもウイグル族のデモが発生、緊張が高まっている。中国人権民主化運動情報センター(香港)によれば、ウルムチやカシュガルを含む4地域に3万人を超える軍や武装警察が投入され、装甲車も配備されたという。 新華社によると、ウルムチで5日夜にあった騒乱ではバスやタクシーなど約260台の車両が焼かれ、約200軒の商店が破壊された。地元警察当局は騒乱に関与した疑いで数百人を逮捕。この中に少なくとも12人の扇動者がおり、さらに約90人の行方を追っているという。 同自治区のヌル・ベクリ主席は6日、談話を発表し、今回の騒乱を「海外の者が指揮し、国内の者が行動を起こした典型的で計画的、組織的な暴力・破壊・略奪事件」と断定した。 一方、各国のウイグル人組織でつくる「世界ウイグル会議」も同日、声明を発表。広東省の玩具工場でウイグル族の出稼ぎ労働者が襲われた事件や民族的な差別に抗議するため、約1万人が5日夜、ウルムチの4カ所で平和的なデモをしたが、参加者が武力鎮圧を受けたと訴えた。 〈中国のウイグル族〉 中国北西部・新疆ウイグル自治区を中心に暮らすトルコ系民族。主にイスラム教を信仰。人口は839万人。1933年と44年に独立を宣言したことがあるが、新中国建国後の55年に同自治区が成立した。自治区は中国に五つある省レベルの行政単位。 90年代以降、ソ連崩壊でイスラム系の中央アジア諸国が独立したことに刺激され、「東トルキスタン独立運動」が自治区内で活発化。漢族の流入に反発も強く、当局への襲撃事件などが繰り返し伝えられている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0706/TKY200907060400.html 0605 天安門事件から20年 遺族は外出禁止、追悼抑え込む [朝日] 2009年6月5日0時33分 【北京=坂尻顕吾】天安門事件から20年を迎えた4日、中国当局は民主活動家や犠牲者遺族に外出禁止を命じ、追悼活動を抑え込んだ。遺族でつくる「天安門の母」発起人の一人、丁子霖さん(72)も外出を阻まれ、当時17歳だった高校生の息子を死亡現場で悼むことができなかった。 丁さんは07年から、命日である6月3日深夜に現場で追悼式を挙げることが許されるようになった。だが、今年は姿を見せなかった。丁さんと親しい民主活動家(60)は「3日から公安当局の監視と圧力が厳しくなり、外にごみを出すことさえできない」と語った。 丁さんの息子、蒋捷連さんは当時、連日のようにデモに参加。3日深夜、天安門広場の西約5キロで、戒厳部隊に撃たれて死亡した。29年の共産党員歴のあった丁さんは当初、「これは党内の一部がやったこと。過ちを認めるはず」。だが事件の見直しはなく、期待は裏切られた。 90年代初めから独自の「殉難者名簿」づくりに乗り出す。勤務先の中国人民大学は夫の蒋培坤さん(75)とともに追われ、公安当局の監視下に置かれた。生活必需品は指定された商店で買うことを求められ、自由な外出も許されない。 当局の姿勢はかたくなだ。中国外務省の秦剛副報道局長は4日の定例会見で「前世紀の80年代末に中国で発生した『政治風波』とそれに関連する問題は、すでに党と政府が明確な結論を出している」と語った。 URL http //www.asahi.com/international/update/0604/TKY200906040341.html 0604 天安門20年「暗い過去の検証を」 米国務長官が声明 [朝日] 2009年6月4日12時44分 【ソウル=村山祐介】クリントン米国務長官は3日、中国当局が民主化運動を武力鎮圧した天安門事件が4日で20年を迎えることを受けて声明を発表した。中国政府に対し、服役中の活動家の釈放や犠牲者名の公表などを求める一方、事件の検証を通じて民主化を進めるよう強く促した。 長官は声明で、事件を「暴力的な抑圧」と表現し、「我々は数百人もの無実の人命が失われた悲劇を思い起こすべきだ」と強調。中国政府に「過去の暗い事件を公に検証し、犠牲者や拘束者、行方不明者を公表すべきだ」と事件の総括を迫り、民主化運動への参加者に対する嫌がらせの中止や、犠牲者の遺族との対話を始めることも促した。 声明に関連し、国務省のクローリー国務次官補は3日の会見で、中国は「経済改革は成し遂げたが、政治改革は立ち遅れている」と指摘。中国国内で事件がほとんど伝えられていないことに触れ、「大国の行動に似つかわしくない」と批判した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0604/TKY200906040133.html 0604 ウアルカイシさん、台湾に送還 「帰国運動続ける」 [朝日] 2009年6月4日19時23分 【台北=野嶋剛】「中国政府に出頭する」として中国の特別行政区、マカオに入ろうとし、当局に拒否された天安門事件当時の民主化運動リーダー、ウアルカイシさん(41)が4日、自宅のある台湾に戻った。3日は送還を拒んで空港で一晩を過ごし、4日午後の便に搭乗させられた。 ウアルカイシさんは台北国際空港で記者団に「家族に20年も会えず、出頭という形でも中国が認めないことに悲憤を感じる。帰国への努力は放棄しない。私は指名手配犯。出頭を受け入れない中国は本当に自信あふれる大国なのか」と述べた。 米国にいる元学生リーダーの王丹さん(40)は今回の行動について「我々の間で話し合った末の行動で、今後一人ずつ挑戦する」と述べ、事件後海外に逃れた元学生らが帰国運動を展開する方針を明らかにした。 URL http //www.asahi.com/international/update/0604/TKY200906040262.html 0601 天安門事件から20年 香港でデモ、締め付け今も [朝日] 2009年6月1日2時0分 【香港=小林哲】89年の天安門事件に抗議する民主派市民団体主催のデモが31日、香港であった。20周年の今年は、例年より多い約8千人(主催者発表)が参加。中心街を練り歩いた。 当時の学生リーダーの一人で、米陸軍牧師になった熊エン(エンは品の口がそれぞれ火)さん(44)が初めて香港入りを認められた。熊さんは「当時の自由を求める精神は今もみなさんの中に生きている」と訴えた。ただ、別の活動家が香港入りを拒否されるなど、締め付けも続いている。 香港では、5月の議会で曽蔭権行政長官が「(事件は)もう何年も前のことだ。中国の発展は香港に繁栄をもたらした」と発言。民主派議員が「経済が発展すれば市民が殺されても構わないのか」と一斉に反発し、曽長官が謝罪する事態に発展した。 ◇ 東京でも31日、日本国内で中国への民主化要求を続けている元留学生らが「事件を風化させるな」と訴えた。約40人が車10台に分乗し、池袋から中国大使館のある六本木まで行進した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0531/TKY200905310127.html 0418 中国の億万長者82万人 最多の北京、113人に1人 [朝日] 2009年4月18日1時54分 【上海=奥寺淳】資産が1千万元(約1億5千万円)以上ある富豪が中国には82万5千人いる――。中国の民間の研究機関「胡潤百富」が15日に発表した調査で、こんな結果が出た。都市別では北京が最多で113人に1人の割合。中国都市部を中心とした購買力の高さが裏付けられた形だ。 胡潤が個人の投資金額や納税額、車や家の購買状況などをもとに算出した。富豪は大都市に偏っており、1位の北京は14万3千人で全体の17%。2位の広東省(13万7千人)、3位の上海(11万6千人)の3地域で、ほぼ5割を占めた。富豪の割合は、中国全体では約1700人に1人だった。 資産には株式のほか近年、値上がりの著しかった不動産も含まれるという。 胡潤によると、同規模の資産家の割合は英国が150人に1人、米国が100人に1人で、北京や上海は肩を並べた形。今回の調査に協力した人の8割は、金融危機後も生活に大きな影響はなかったと答えたという。 一方、資産が1億元(約15億円)以上ある大富豪は中国全体で5万1千人にのぼった。 URL http //www.asahi.com/international/update/0417/TKY200904170342.html 0305 8%成長維持へ58兆円内需拡大策 中国全人代開幕 [朝日] 2009年3月5日11時30分 【北京=琴寄辰男、奥寺淳】中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日、北京の人民大会堂で始まった。温家宝(ウェン・チアパオ)首相は政府活動報告で「社会の安定を維持するためには、一定の成長速度を維持しなければならない」と述べ、09年に8%前後の国内総生産(GDP)成長率を目指すと表明。昨年打ち出した4兆元(約58兆円)超の内需拡大策を実行する決意を示した。 世界的な金融危機の影響で中国の景気も大きく減速していることを受け、経済成長の維持に向けた取り組みを強調する内容。温首相は「国際金融危機は広がり続け、今なお底が見えていない」と指摘し、中国国内でも「一部の企業は経営難に陥っており、雇用情勢はかなり厳しい」と認め、「かつてない困難と挑戦に直面している」と述べた。 8%前後の成長率目標は05年以降5年連続で同じだが、実際の成長率は昨年10~12月には前年同期比6.8%まで減速。景気過熱が問題だったこれまでと比べ、達成に向けた環境は様変わりした。 4兆元超の内需拡大策を本格化させるため、09年の予算案は、財政赤字を昨年の1800億元(約2兆6千億円)から9500億元(約13兆8千億円)の過去最大規模まで一気に拡大させる。中央政府の投資総額は9080億元(約13兆円)で、鉄道や高速道路などのインフラ整備に重点を置く。 温首相は、輸出主導の経済構造からの脱却に向け、消費拡大の必要性も強調。低所得者層や農民への補助金を増やすとともに、400億元(約6千億円)を投じて農村での家電製品や自動車などの普及促進を図るとした。 こうした取り組みを通じて社会不安につながりかねない深刻な失業問題に対処、都市部の失業率を4.6%以下に抑えることを目指す。 メラミン入り粉ミルク事件などで関心が集まる食品安全問題については「多くの市民の生命や財産が失われ、その教訓は大変大きい」と述べ、食品や医療品の品質・安全基準の健全化、厳格化を進める意向を強調した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0305/TKY200903050113_01.html 0304 中国の国防費14.9%増 21年連続で2ケタの伸び [朝日] 2009年3月4日23時24分 【北京=峯村健司】中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)の李肇星報道官は4日の記者会見で、09年の国防予算案が前年実績比14.9%増の4806億元(約6兆7千億円)に上ることを明らかにした。21年連続で2けた増となる。 税収減が見込まれる中、伸び率は08年の17.6%からやや鈍化したものの、「不況でも軍事費は削減の対象にならない聖域」(北京の外交筋)で、今後も拡大路線が続くとみられる。 李報道官は予算増加の理由として、兵士の待遇向上や食費の上昇などを挙げた。しかし詳しい内訳は公表されていない。武器調達や新兵器開発が国防予算外で計上されているともいわれる。こうした指摘に対し李報道官は「07年から国連に全軍事費を報告しており、隠している予算はない」としている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0304/TKY200903040164.html 0301 中国で食品安全法成立 信頼回復へ監督・罰則強化 [朝日] 2009年2月28日22時43分 【北京=坂尻顕吾】中国の全国人民代表大会(国会)常務委員会は28日、「食の安全」確保に向けた新たな食品安全法を可決した。国務院(政府)に食品安全委員会を新設し、食品生産への監督や罰則を強化する。冷凍ギョーザ事件などで広がった食への不安を鎮め、消費者の信頼回復に努める狙いだ。 同法は6月1日に施行する。最終製品や添加物だけでなく、原材料に使う農薬や肥料まで幅広く検査。生産業者に第一の責任があると定め、違法業者への罰則強化が盛り込まれた。また、有名人が広告出演した食品に問題があった場合は、出演者にも連帯責任を負わせることにした。 URL http //www.asahi.com/international/update/0228/TKY200902280175.html 0301 治安部隊、抗議の焼身自殺図ったチベット僧を銃撃 [朝日] 2009年3月1日1時46分 【上海=西村大輔】チベット亡命政府系のラジオ局「チベットの声」(電子版)によると、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州で27日午後、宗教活動を当局に阻止されたことに抗議して焼身自殺を図ったチベット仏教の僧侶が、治安部隊に銃撃された。僧侶の生死は不明だ。 報道によると、同州アバ県の寺院で法要が当局に禁止されたことに抗議しようと僧侶たちが座り込みを始めた。その後、20代の僧侶がガソリンを自分の体にかけ、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の写真とチベット旗を掲げて焼身自殺を図ったところ治安部隊が3回発砲、倒れた僧侶を運び去ったという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0301/TKY200902280232.html 0125 天洋の回収ギョーザ、河北省が横流しを指示 [読売] 【北京=佐伯聡士】昨年1月の中国製冷凍ギョーザ中毒事件で製造元の「天洋食品」(河北省石家荘市)が回収・保管していたギョーザが、複数の鉄鋼メーカーに大量に横流しされた問題で、同社など国有企業を監督する河北省の政府部門「国有資産監督管理委員会」が「安全」と判断し、メーカーに横流しを指示していたことがわかった。 同委関係者が24日明らかにした。 同委関係者は本紙に対し、「長い間、ギョーザは密封保存されていたが、我々が検査した後、安全だという結論が出た」と語った。昨年1月の事件後、日本に輸出できなくなり、経営難に陥った天洋食品を救済するため、同委が監督下にある大型国有企業「河北鋼鉄集団」に買い上げさせ、集団傘下の「承徳鋼鉄」などに配布させたとみられる。 一方、新華社通信は24日、河北省内の約20社が昨年4月、天洋食品の回収ギョーザを購入したと報じ、幅広い横流しの事実を認めた。また、同省当局者が「承徳鋼鉄の男性従業員1人が配布されたギョーザを食べた後、不調を訴えた」ことを明らかにしたと報じた。中国当局が新華社を通じ、国内での事件の具体的内容を公式に明らかにするのは初めて。 (2009年1月25日03時10分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20090125-OYT1T00035.htm 1102 中国でメラミン添加飼料流通 農業省、5.9%から検出 [朝日] 2008年11月2日3時1分 【北京=峯村健司】中国農業省が、養鶏場などで使われる飼料288製品を調べたところ、5.9%から有害物質メラミンが検出されたことがわかった。中国の乳製品や卵からもメラミンが検出されて問題化しているが、その背景に、メラミンが添加された飼料が出回っている実態が浮き彫りになった。 検査は、豚や牛、ニワトリ向けに今年上半期に販売された、たんぱく性のえさを対象に実施。危機感を抱いた中国当局は、違法にメラミン入り飼料を生産していた拠点238カ所を取り締まり、計3682トンの飼料を押収するなど飼料会社への取り締まりを強めている。 中国紙、南方農村報によると、メラミン添加は5年ほど前に水産物の養殖用の飼料から始まり家畜用にも拡大。「安くて栄養価が高い」と人気を集めていたという。当局は養殖魚のえさも汚染の恐れが高いとみて調べている。 メラミン入り飼料の一部は韓国にも輸出されていたと韓国紙、朝鮮日報が報道。日本の農林水産省も、国内の飼料業界や農業団体に中国産飼料の検査を指示し、汚染飼料を見つけたら販売を中止するよう求めている。 メラミンには、たんぱく質の量を測る基準となる窒素が多く含まれ、国の基準で定められたたんぱく質含有量に達していない飼料を検査で合格させるため、飼料会社が添加していた。米国農務省は、メラミン入り飼料を食べたニワトリの肉を人が食べた場合、健康被害が出る可能性は高くないとしているが、食用は禁止している。 URL http //www.asahi.com/international/update/1101/TKY200811010210.html 1015 中国4大名魚「太湖シラウオ」から高濃度ホルマリン [朝日] 2008年10月15日2時7分 【上海=西村大輔】中国・江蘇省無錫市の市場で売られていた太湖産のシラウオを同市農林局が調べたところ、高濃度のホルマリンが検出された。中国の4大名魚として有名な太湖産シラウオだが、問題の魚は皮が厚くゴムのような食感だといい、地元住民の間では「ゴムシラウオ」と呼ばれていた。中国の華僑向け通信社・中国新聞が伝えた。 ホルマリンは防腐剤や殺菌剤などに使われ、人体への危険性が高いため、食品衛生法で食品への使用が禁じられている。江蘇省海洋漁業局によると、市民の通報を受けた農林局のチームが調査。地元当局者は「保存がきかない水産品にホルマリンを使うのが業界の暗黙のルールのようになっていた」と指摘している。 URL http //www.asahi.com/international/update/1015/TKY200810140344.html 1014 人権活動家の妻子、五輪の前日に軟禁 中国当局 [朝日] 2008年10月14日23時15分 【北京=峯村健司】中国の人権活動家、胡佳氏(35)=国家政権転覆扇動罪などで服役中=の妻曽金燕さん(25)と長女の胡謙慈ちゃん(11カ月)が、北京五輪前日の8月7日、公安当局者に連行され、遼寧省大連市のホテルに軟禁されていたことが関係者の話でわかった。 中国当局は五輪取材に訪れた外国メディアが、曽さんと接触することを恐れたためとみられる。エイズウイルス感染者の支援など人権擁護に携わった胡氏夫妻はノーベル平和賞の候補にも名が挙がっており、国際的な批判が高まりそうだ。 「北京の自宅に帰らせるわけにはいかない」。胡氏の支援者らによると、曽さんは天津の刑務所に収監されている胡氏への面会を終えると突然、公安当局者にこう告げられ、連行された。閉幕前日の8月23日までホテルの一室に軟禁。隣室では当局者が24時間態勢で監視し、部屋から一歩も出られなかった。 胡氏が昨年12月、外国メディアの取材を受けたなどとして国家政権転覆扇動容疑で逮捕され、今年4月に懲役3年6カ月、政治権利剥奪(はくだつ)1年の実刑判決を受けた。以来、曽さんと謙慈ちゃんは北京市内の自宅で事実上の軟禁状態が続いている。謙慈ちゃんは陽光を浴びられずに病気を発症する恐れがあり、予防接種も十分に受けられないという。 長引く獄中生活を強いられている胡氏自身の体調悪化も懸念される。支援者や曽さんが自由に面会ができず、持病の肝硬変の薬を渡すことすらできない。胡さんから曽さんに送られてきた手紙の一部までが抜き取られていた。 五輪開幕直後の8月中旬、別の受刑者に人権問題について語ったとして、手足を縛られ丸一日、拘禁室に閉じこめられたといい、支援する弁護士の一人は「当局は胡氏を病死させるつもりではないか」と憤る。 URL http //www.asahi.com/international/update/1014/TKY200810140282.html 1007 中国、対米軍事交流を一時停止 台湾への兵器輸出に抗議 [日経] 【ワシントン=弟子丸幸子】中国政府が米国による台湾への兵器売却計画に抗議し、米中軍事交流の一時停止を米政府に通告したことが6日、明らかになった。中国の軍部高官による訪米や、災害支援部隊の交流など11月末までに予定していた複数の行事の中止・延期を伝達した。米側は中国の反発が一時的なものなのか、慎重に見極める方針だ。米国防総省当局者が明らかにした。 同当局者は日本経済新聞に対し「中国政府の反応は残念だ。(台湾への武器売却は)米政府の政策変更を示すものではない」と指摘。そのうえで「中国政府が人民解放軍の近代化(の実態)や戦略的な意図を透明にすれば(中国への)懸念は軽減される」とし、中国政府の側から積極的に信頼回復に努めるべきだとの考えを示した。(16 00) URL http //www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20081007AT2M0701607102008.html 1004 中国版スカイプにネット検閲システム トロント大が発見 [朝日] 2008年10月4日15時1分 【ワシントン=勝田敏彦】インターネット上の検閲や人権侵害などを調査しているカナダ・トロント大のシティズンラボは、中国で大がかりなネット検閲や個人情報の収集が行われていることがわかった、と発表した。 発表によると、インターネット上で電話に似たサービスを提供するスカイプの中国版を運営するトム・スカイプ社のネットワークに検閲システムが存在し、最近2カ月間で、利用者が送受信するメールやチャットのメッセージ100万件以上が記録されていた。その中には携帯電話の契約番号など個人情報も含まれていた。 記録されたメッセージは例えば「私は共産党を自発的に脱党するグループの中心人物だ」といったもので、検閲のキーワードを再構成すると、「共産党員」「共産党」や、非合法の気功集団・法輪功の「法輪」、「台湾独立」といった中国では政治的に微妙な言葉のほか、四川大地震の対応や中国製品のメラミン問題を連想させる「地震」「粉ミルク」などとわかった。これらのキーワードは、メッセージを遮断するのにも使われていた。 「共産党員」など特定の言葉を含む多数のメッセージの塊が誤ってネット上に公開されてしまっており、シティズンラボの研究者が発見した。スカイプは音声通信が特徴だが、音声の記録はされていなかった。 トム・スカイプ社は中国の携帯電話会社と米オンラインオークション大手イーベイ社の合弁会社。シティズンラボは「中国政府当局の検閲・監視政策にしぶしぶ従っているほかの大企業と同様、透明性などが十分でない」と、日本でも利用者が急増しているスカイプ側を批判している。 中国は、北京五輪のメーンプレスセンター(MPC)でネットアクセスが一時規制されるなど、ネットへの国家統制が厳しい。グーグルなど検索エンジンは一部の検索結果を自主的に削除したりしている。 URL http //www.asahi.com/international/update/1004/TKY200810040038.html 0920 中国政府、チベット・新疆で宗教抑圧 米報告書で批判 [朝日] 2008年9月20日20時15分 【ワシントン=鵜飼啓】米国務省は19日、世界各国の宗教の自由に関する年次報告書を発表し、中国政府がチベット自治区や新疆ウイグル自治区などで制限を強めていると批判した。チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世への批判を強要する「愛国教育」が、3月のチベット騒乱につながったとも分析した。 報告書は、チベットや内モンゴル自治区のチベット仏教信者は他地域の仏教徒に比べて大きな制限を受けており、また、北京五輪の前や期間中に当局非公認のキリスト教組織への締め付けが報告されたと言及した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0920/TKY200809200168.html 0916 牛乳メラミン混入の被害1253人、2人死亡 業者逮捕 [朝日] 2008年9月16日6時21分 新華社電によると、中国で有害物質メラミンに汚染された粉ミルクを飲んだ乳児が腎臓結石になった事件で、河北省政府は15日、牛乳にメラミンを混入し乳製品メーカー「三鹿集団」(同省石家荘市)に売ったとして、警察が14日夜、有害食品生産販売の疑いで同市正定県の搾乳業の兄弟2人を正式に逮捕したと発表した。混入した牛乳の量は1日3トンに上っていた。 中国衛生省のまとめでは、同社の粉ミルクを飲んだ乳児は1万人近くに上り、診察を受けた患者は1253人。このうち甘粛省で5月1日に男児、7月22日に女児が死亡したが、いずれも「当時は原因が分からず、最良の治療時期を逃した」(北京大学第一病院幹部)とされる。重症は53人。 調べによると、兄弟は昨年末、自分たちの搾乳場から出荷した牛乳が三鹿集団の検査で合格せず損をしたことから、その後は牛乳にメラミンを混ぜ、たんぱく質含有量を高めて検査をパスしていたとされる。(時事) URL http //www.asahi.com/international/update/0916/JJT200809160001.html
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テイルズ オブ ジ アビス (Part1/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。 要約スレpart1-678 part20-66~86・117~126・148~150・152~158・205~206 678テイルズオブジアビスsage2006/01/23(月)01 22 49 ID UTg2QoT+ 預言という、星の未来をよんだものが存在する世界。 主人公ルークは幼い頃誘拐されて記憶喪失状態で戻ってきた過去があるので、実家に軟禁されている身の上。 しかし他国との戦争を止めれば英雄になり、自由の身になれるぞと師匠にそそのかれてその気になる。 その結果、主人公にしか使えないスペシャルパワーを師匠によって暴走させられ、住んでる人ごと街一つあぼん。 自分達だけ辛うじて助かるも、その責任逃れの言動ゆえに仲間達から愛想をつかされる。 そして更に追い討ちをかけるように、自分は本物のルークのレプリカ(コピー人間)で、 師匠にとっては捨て駒に過ぎなかったのだと知らされる。 落ち込みきった主人公は、我侭放題が一転して素直5割うじうじ5割の性格に。 そして贖罪のために、どんどん崩壊していく大地を救おうと奔走し始める。 一方師匠は、預言通りに歴史を動かせば繁栄が訪れると信じこみ、預言通りに島を滅ぼしたり戦争起こしたりする人類に愛想を尽かしていた。 しかも極秘の預言において、人類は繁栄の後すぐ滅亡するという未来が読まれていた。 預言が人類を縛りつける力は絶大で、そんじょそこらの努力では預言から逃れる事は出来ない。 それならいっそ全人類を滅ぼしてしまい、預言の影響外にあるレプリカという新人類を作ってしまえ!と師匠。 反対に主人公達は、それでも人は預言以外の道も選択出来る!と師匠を撃破。 預言を人類にもたらした張本人である精霊みたいな存在を主人公の力で宇宙に解き放ち、 世界から預言という道標がなくなりました。終わり。 66名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)17 58 07 ID MdbIKuCf ○主人公パーティー 【キムラスカ王国】 ルーク・フォン・ファブレ(キムラスカ王国皇帝の甥。公爵家の一人息子。17歳) ガイ(ルーク家の使用人。幼馴染であり親友。女性恐怖症のナイスガイ。21歳) ナタリア(キムラスカ王国の姫君。ルークの婚約者。血縁はいとこに当たる) 【マルクト帝国】 ジェイド・カーティス(マルクト帝国軍大佐。頭脳明晰、長髪眼鏡の35歳) 【ローレライ教団】 ティア・グランツ(ローレライ教団情報部饗長。ヒロイン。ヴァンの妹でモースの部下) アニス(導師イオンの守護役。13歳。玉の輿願望の強いロリキャラ) ミュウ(聖獣の子供。火事を起こして一族から追放される。ルークたちに同行) ○その他のキャラ 【ローレライ教団】 イオン(ローレライ教団の最高指導者。導師。14歳。和平を主張。モースと対立) モース(大詠師。イオンに次ぐ教団NO.2。戦争賛成でイオンと対立) ヴァン・グランツ(オラクル騎士団の総長。ティアの兄でルークの師匠) 【オラクルの幹部・六神将】ヴァンの直属部下でモース派の集団 鮮血のアッシュ(ルークとそっくりの外見を持つ謎の男 17歳) 魔弾のリグレット(女性士官。ティアの教官。実質的なヴァンの右腕) 死神ディスト(自称薔薇のディスト。ジェイドの幼馴染、六神将唯一のギャグキャラ) 黒獅子ラルゴ(ごつい体系の中年) 妖獣のアリエッタ(イオンの守護役だったが二年前に解任。魔獣に育てられた少女) 烈風のシンク(仮面をつけている謎の少年。14歳) 67名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)17 59 33 ID MdbIKuCf 【世界観の説明】 世界を構築するすべての基礎に、 火、水、土、風、光、闇の六つの属性にわかれる音素(フォニム)がある。 その音素を取り込んで発動するのが譜術(要するに魔法) 2千年前、属性を持たない七番目の音素(セブンスフォニム)が発見された。 それは星の記憶と呼ばれる未来までの記憶が刻まれている特別な音素。 ユリアという伝説の天才音律師がローレライと契約。第七音素を詠み解いた。 その未来が書かれた譜石をめぐって戦争が勃発したと伝えられる。 その後ユリアの預言(スコア)を管理するために誕生したのがローレライ教団。 人々はローレライ教団を信仰し、人生の転機や誕生日などに自分の預言を 教団員に詠んでもらって、それを頼りにして生きている (外れない占いみたいなもの。精度の高いユリアの預言とは違って曖昧な言葉しか詠みとれない) 歴史がずばり書かれたユリアの預言は、極秘にされており、世界の要人しか知らない。 【ローレライについて】 第七音素の意識集合体の名称。 音素は集まると自我を持ち、人間と契約して力を分け与えたりする。 第六までの各音素にもそれぞれ意識集合体はあるが、 第七音素のローレライは絶大な力を持ち、別格扱い。 簡単に言って 第六までの音素の意識=精霊、第七音素ローレライ=神レベル という認識でいいかと。 伝説ではユリアが契約したと伝えられるが、正式には存在が確認されたことはない。 68名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 00 37 ID MdbIKuCf 【歴史】 2千年前、第七音素発見 ↓ 瘴気があふれて星の危機 ↓ 大地修正計画。ローレライ教団誕生。人々の間に預言信仰が根付く。 ↓ 16年前、マルクト帝国VSキムラスカ王国の領土争いでホド消滅。冷戦に突入。 ↓ 7年前、10歳ルーク誘拐される。 ↓ 現在 【勢力図】 キムラスカ王国(ルーク、ナタリア) ↑ 戦争→中立にローレライ教団(和平推奨イオン派←対立→戦争賛成モース派) ↓ マルクト帝国(ジェイド) 多分長くなるので、最後に簡単なキャラ別あらすじ書くわ。 伏線多すぎ&物語絡み合い杉で省略できそうもない。 69名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 02 58 ID MdbIKuCf ○あらすじ開始。 キムラスカ王国公爵の一人息子ルークは敵国のマルクト帝国に7年前誘拐され、 戻ってきた時には記憶がなかった。 言葉も歩く事も、何もかもを忘れた彼は、一から人生を始める事になる。 以来、叔父である国王の命令によって、成人まで屋敷から出ることを禁じられ 文字通りの箱入り息子として甘やかされて育ち、現在17歳。 心を許すのは、剣の師匠のヴァン、付き人のガイだけだ。 ヴァン師匠とは剣術の稽古の日しか会えず、退屈すぎる毎日。 ヴァン師匠が突然家に来た。 応接間に行くとヴァンからしばらく来れなくなると言われてしまう。 ヴァンの所属するローレライ教団の最高指導者である導師イオンが行方不明になり、 探しに行かなくてはいけないという。 「なんで?嫌だよ!そんなやつほっとけよ!」 憤るルーク。なだめる両親とヴァン。 ヴァンは剣術の稽古をしてくれるという。はりきって広場に向かうと ファブレ家の使用人で親友のガイが、なにやらヴァンとこそこそ会話中。 ルークの登場で、稽古が開始。そこへ髪の長い女性が突如現れ、 ヴァンに襲い掛かった。ルークは女性に向かって攻撃。 その瞬間、ものすごい力場が発生、女性とルークは見知らぬ渓谷にワープしてしまう。 70名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 04 04 ID MdbIKuCf 【ティア】 女性はティアと名乗った。 ティアは数少ない「第七音素」の使い手で、その能力を使ってヴァンに挑んだ。 ところが、ルークにも「第七音素」の能力があり、力がぶつかりあった。 そして「超振動」が起こり、ワープしてしまったらしい。 責任を感じたティアが「あなたを屋敷まで送り届ける」と約束。 ティアはヴァンを狙った理由などは一切答えない。しかし悪い人ではなさそう。 念願の外の世界を見る事ができたルークだったが、 「靴が汚れる」「土臭い場所は嫌だ」ぶちぶち文句を言いまくる。 辻馬車に運良く乗り込んで、2人はここがどこだかを知った。 ここはキムラスカ王国ではなく、マルクト帝国だった。 あろうことか冷戦状態の敵国に来てしまったのだ。 【キムラスカ王国への旅】 あわてて馬車を降り、国境を目指して小さな村にたどり着く。 「貧乏臭い村」「変な小屋が並んでる」と文句を言うルーク この村では食料盗難が続いており、住民はピリピリしているのだが、 金を払うという概念がない真正お坊ちゃまルークは、 売り物のリンゴを勝手に食べてしまい、品代を請求した店主と喧嘩になる。 その結果、食料泥棒と疑われて、村長のもとに突き出されてしまう。 ここまでの馬鹿とは、とティアは頭を抱える。 71名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 05 54 ID MdbIKuCf 【ジェイド大佐・導師イオン・守護役アニス登場】 そこには、マルクト軍大佐ジェイド、ローレライ教団導師イオンがいた。 イオンは、倉庫に残ってた毛を見つけ、聖獣チーグルが犯人ではないかと 言い出し、ルークは無罪放免になった。 ティア「なぜここに導師イオンが?」 ルーク「あいつがイオンなのか?俺はヴァンから誘拐されたって聞いたぞ」 イオンの守護役(ボディガード件お付き)の少女アニスと会い、 誘拐されたと聞いたと伝えると アニスは「はぅわ!?そんな噂になってるんですか?」と驚き 詳しい話を聞く前に走り去ってしまった。 公務に同行する守護役がいて、軍を引き連れ、堂々と歩いているところを見ると 誘拐にはどうしても見えない。 ルークは泥棒に間違われたのがどうしても許せない。 国境に向かうというティアの発案をはねのけ、チーグルの森へと向かった。 入り口で、お供もつけず一人で来たイオンと遭遇。ルークは自己紹介。 イオン「ルーク…聖なる焔の光という意味ですね。良い名です」 ティアも、ここで始めて身分を明かした。 「私は、ローレライ教団大詠師モースの部下、ティア・グランツ響長です」 イオン「あなたがティア?ヴァンの妹の?」 ルーク「はぁ?ヴァン師匠の妹?なんで妹がヴァン師匠の命を狙うんだ?」 ティアは自分の故郷に関わる問題なので言えないと、口をつぐむ。 72名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 11 50 ID MdbIKuCf 【イオン加入】 ローレライ教団の始祖ユリアと契約したと伝えられ、 以来教団のシンボルになっている聖獣チーグルが 人間の食料を盗むなど考えられない。 イオンは、原因を探りたくて来たのだという。 ルークは「目的は同じだし、こんな弱っちい奴ほっとけなから連れてってやろうぜ」 と、今からイオンを村に送り届けるというティアの提案をはねのける。 「ありがとう。優しいんですね」というイオンの言葉に照れて 「アホか!大人しくついてくればいーんだよ」と乱暴な言葉を返すルーク。 【ジェイド大佐加入】【ミュウ加入】 チーグルの巣に行くと、チーグルの長が話しかけてきた。 ユリアの関係の者がいるということで、信用してわけを話してくれた。 北の森でチーグルの子供が火事を起こして、魔獣ライガの住みかを奪った。 ライガはこの森に移動。ライガのエサであるチーグルたちは、 自分たちが食べられるのを防ぐため、食料を盗んで献上していたのだという。 ルークたちはライガと対戦。しかし、まったく刃が立たない。 そこにイオンを探しに来たマルクト軍大佐ジェイドが助太刀に現れ、 その圧倒的な譜術能力によりライガを討ち取り一件落着。 この件で、火事を起こしたチーグルの子供ミュウが同行することに。 一言で言ってウザ可愛いミュウは、ルークをご主人様と呼び、慕うに慕うが ルークは「なんかムカつく」と言っては、ミュウを虐めまくる。 ティアが見かねてルークの態度を咎めるのだがルークは聞き耳持たず。 森の出口につくと、アニスがジェイド大佐の命でマルクト軍を引き連れ現れた。 ジェイドが兵士に命令する「彼らを捕まえなさい!第七音素の超振動を放出して キムラスカからマルクトに飛んできたのはこの2人です!」 73名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 13 32 ID MdbIKuCf 【戦艦タルタロス内イベント】 マルクト軍の誇る最新型戦艦タルタロスの中で、取調べを受けるルークとティア。 「俺はルーク・フォン・ファブレ。お前らマルクトが誘拐したファブレ公爵の息子だよ」 ジェイドは「7年前というと先代の頃ですね。知りません」とそっけなく流した。 玉の輿願望のある少女アニスは、ルークが王族と知ると一気にブリブリとなついた。 超振動事故で飛んできただけで他意はない、と主張するティア。 「まあそうでしょうね。世間知らずの坊ちゃんに敵国に乗り込む頭はないでしょ」 と納得するジェイド大佐。憤慨するルーク。 現在、両国の緊張が高まり、戦争が勃発する危険があるのだという。 「戦争?そんなに両国の関係は悪かったのか?」驚くルーク。 そこにいた全員に、知らないのはお前だけ、と突っ込まれさらに気を悪くする。 ここでジェイドから提案が。彼らは、マルクト帝国ピオニー陛下からの和平条約の親書を キムラスカ王国に届ける途中なのだという。 (村に滞在していたのは、そこで親書を受け取るため) 公爵家の息子ルークがいるのは国境を越え、マルクト王に接触するのに都合がいい。 国王への取次ぎを頼まれたルークは、条件を飲む見返りにジェイドに頭を下げさせる。 プライド無さ杉、と馬鹿にするルーク。 こんなことで怒る安っぽいプライドは持ち合わせてない、と笑顔で嫌味を放つジェイド。 74名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 14 55 ID MdbIKuCf 両国の中立立場であるローレライ教団導師イオンは、 和平条約の仲介役としてマルクトからの正式任務で同行していた。 誘拐されたと噂になっているのは、ローレライ教団の内部分裂が関係している。 最高主導者導師イオンの派閥は和平を望む改革的立場。 これに対し、保守的な大詠師モース派閥は戦争を望んでおり、意見が対立。 モースによって教会内に軟禁されていたイオンは、マルクト軍に助け出された。 あわてたモースが誘拐だとでっちあげ、教団の騎士団「信託の盾(オラクル)」を使って イオン奪還のために動いているのが真相。 和平条約の停止には、仲介役のイオンを拉致監禁するのが一番効率がいいからだ。 ここで大詠師モースの直属部下のティアが反発。 モース様が戦争を望んでるはずが無い、と口答え。 イオンの守護役アニスが「ええー?ティアはモース派なわけ?」と不満を口にする。 なにがどうあれ、戦争を起こしたくないという気持ちは一緒。 しかもキムラスカ王国に戦艦で送り届けてもらえる。 ということで、ルークとティアはジェイド一味に加入。 75名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 16 34 ID MdbIKuCf 【六神将ラルゴ登場】 戦艦タルタロスに魔獣の群れが襲い掛かってきた。 ここにいたら死んじまう!と、真っ先に逃げ出そうとしたルークだが、 乗り込んできたローレライ教団「信託の盾(オラクル)騎士団」六神将の一人、 黒獅子ラルゴに吹っ飛ばされる。ジェイドが譜術を発動し抵抗。 ラルゴ「さすがだ。死霊使い(ネクロマンサー)ジェイド」 驚くティア「ネクロマンサージェイド!?あなたが?」 ジェイドは先の大戦で、屍の山を築き「死霊使い」という呼び名が浸透するほど 有名な軍人だった。 ラルゴはイオンを取り返しに来たのだという。 冷静なジェイドは、隙をついて反撃、イオンとアニスを逃がす。 さらにティアも後方から支援。ジェイドはラルゴを刺す。 目の前で人が刺し殺されるところを見たルークは腰を抜かし動けない。 ティアに促されルークは立ち上がった。 3人はオラクル騎士団に占領されたタルタロスの奪還に動き出す。 【六神将・鮮血のアッシュ登場】 魔物をけちらしながら3人はブリッジに到着。 見張りを頼まれ外に残されたルークだったが、 オラクル兵と戦闘になり、腰を抜かして剣を振り回し相手を刺し殺す。 ティアとジェイドが駆けつけてくると、ルークは自分が人を殺した事に驚愕していた。 「人を殺す事が怖いなら剣なぞ捨てろ!出来損ない!」叫び声と共に 赤い髪の男が上から襲い掛かってきた。ティアとルークは気絶。 唯一男の顔を見たジェイドは驚き、動きが止まった。 3人は捕らえられ、船室に閉じ込められる。 (男は3人を殺そうとしたのだが、他の六神将にとめられた) 76名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 18 09 ID MdbIKuCf 【タルタロス脱出計画】 船室で目を覚ましたルークは、タルタロスを脱出をするというジェイドの提案に 「また戦闘になったら人を殺すかもしれないんだぞ!」と激しく抵抗する それに対し、ティアとジェイドは「殺さねば殺される」 「戦争が起こったらたくさんの人が死ぬ」と諭すのだが ルークは「そんなの俺は関係ない!知らない!」と駄々をこね、2人を呆れさせる。 しかしここにいても殺されるだけ。渋々ルークは2人について脱出することにする。 【六神将リグレット登場】【六神将アリエッタ登場】 ジェイドはタルタロスの非常停止機能を使って動力を停止させた。 3人は混乱の隙を突いて出口に到着。そこへ六神将の女性兵士リグレットに 捕らえられたイオンが連れられてきた。 計画通り不意をついて攻撃した3人だったが、 ティアが自分の師であるリグレットに攻撃できず、あっさり反撃されてしまう。 (さきほど、3人が殺されるのを止めたのはリグレット) 六神将の少女、妖獣使いアリエッタの加勢まで入り、大ピンチ! 【ガイ登場・加入】 そこへ、なぜか華麗に空を飛んで男が登場!リグレットを押し倒した。 その隙を突いてジェイドがアリエッタを拘束。一気に形勢逆転。 現れた男は、ルークの付き人のガイ。 ファブレ家の命を受け、ここまでルークを探しに来たのだ。 リグレット、アリエッタ、オラクル兵をタルタロス内に入れ、 ジェイドがハッチを封印。 77名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 20 00 ID MdbIKuCf 【イオン再加入・アニス行方不明】 これでイオンを取り戻した上、ルーク一味は晴れて自由の身に。 しかしタルタロス内部に残ったマルクト軍140名は、証拠隠滅のため 全員殺されているはず、とジェイドが発言。ルークは押し黙る。 イオンと同行していたアニスは、捕まった際、 親書を奪い返そうと相手に突撃し、魔物に吹き飛ばされてしまったという。 ジェイド「アニスなら大丈夫でしょう。待ち合わせ場所に向いましょう」 とういうことでアニスとの合流場所へ一行は向かう。 途中オラクル兵に襲われ、腰抜けルークをかばってティアが負傷、野営に。 ルークはガイから、世間一般は戦争や盗賊強盗、魔物襲撃など 死の危険に常にさらされていること、ガイも人を殺めた経験があり、 特に街の外での戦いは日常茶飯事だと教えてもらう。 ティアには、民間人であるルークに人殺しを強要した自分が悪いと謝られ ルークはいたたまれない気持ちになる。 翌日、ジェイドから戦わないでいいと言われたルークは、「俺も戦う! 敵は敵だと思うことにする。人を殺すことの重みは俺自身で背負う」と涙目で宣言する。 皆はルークの自主性にまかせた。 【セフィロトの説明】 イオンは拉致されていた間、セフィロトと呼ばれる音素が集中する星のツボ的場所に 連れていかれたらしい。ジェイドがそこで何をしたのか聞きだそうとするが 「教団の機密事項に関わるので言えない」と拒否。 イオンも体力が低下していた。導師にしか使えないダアト式譜術を 拉致された間に使って体力を消耗したというが、ここまでの極端な消耗はおかしい。 ジェイドは「まさかイオン様もルークと同じ…?」と意味深な独り言をつぶやいた。 78名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 22 24 ID MdbIKuCf ルーク一行を捕まえるため、六神将のうち5人が探しに来た。隠れる一同。 ジェイドに刺されたラルゴがいた。生きていたらしい。 見当たらないのは「鮮血のアッシュ」と呼ばれる タルタロスで襲ってきた赤い髪の男だけ。 六神将は、これ以上の探索は政治問題に関わると判断、引き上げていった。 六神将の長はヴァン。ということはイオン拉致にはヴァンも絡んでいるはず。 「六神将は大詠師モース派です。モースがヴァンに命じているのでしょう」 このイオンの発言にルーク逆上「ヴァン師匠が戦争に加担するわけねーだろ!」 ティアが言い返す「兄ならやりかねないわ」 「なんだと!お前こそモースのスパイだろう!」と口喧嘩。 ジェイドが「はいはい、さっさとアニスと合流しましょうねー」と場を〆る。 アニスとの合流地点である国境に向かった一同の前に 六神将、妖獣使いのアリエッタが立ちふさがる。彼女は先の大戦で故郷ホドが壊滅。 ルークたちがチーグルの森で倒したライガに拾われ育てられたという。 「ママの仇!殺してやる!」その時、地震が起こり、地中から瘴気が噴出した。 噴出し口に立っていたアリエッタは瘴気を吸い込み気絶。 ティアが機転を利かし、「ユリアの譜歌」を歌い一時的に瘴気を打ち消した。 ジェイドは武器をかまえて、倒れているアリエッタに近づいた。 「やめろ!殺す必要はないだろう!」ルークがあわてて止める。 ジェイドは「殺さねばまた襲ってくるでしょう」と取り合わない。 そこにイオンが「彼女は二年前まで僕の守護役だったんです、見逃してください」と 頼み込み、ジェイドは武器を収め、アリエッタは見逃される事に。 79名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 23 56 ID MdbIKuCf 【ユリアの譜歌の説明】 ユリアの譜歌は、術者が意味と象徴を理解しなくては使えないため 歌える人間はほとんどいない。 どこで習ったのだ?と聞くジェイドに、 ティアは口ごもりながらも「…私がユリアの子孫だからです」と答えた。 譜歌の中には、ユリアがローレライと契約した際に使った 「大譜歌」と呼ばれる秘術もあるらしい。 【アニス加入】【ヴァンと再会】 国境に到着。先に到着していたアニスと合流。 アニスは無事で、和平条約の親書も取り戻していた。 「きゃわ~ん、誉めて誉めてルーク様(はあと」とはしゃぐアニス。 そこに、六神将・鮮血のアッシュがルーク目指して襲い掛かってきた。 吹っ飛ぶルーク。そこにヴァンが現れ、止めに入った。 「やめろアッシュ!私はこんな命令はしていない、退け!」 アッシュはその言葉をきくと、大人しく姿を消した。 「心配したぞルーク。しかし頑張ったな。さすが我が弟子」 「ヴァン師匠!」めちゃくちゃ喜ぶルーク。 「…兄さん!」ティアがナイフをかまえる。 ヴァンは「お前は誤解している。話をしよう」とティアに言う。 イオンも、話し合いに応じるべきだとティアに進言。 教団最高指導者イオンにそう言われては、ティアもはむかう事はできない。 話し合いが始まった。 80名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 27 37 ID MdbIKuCf イオンがなぜマルクト軍と行動を共にしているのか。その説明を受けたヴァンは 「なるほど。確かに六神将はモース派だ。モースから命令があったのだろう。 私は六神将の長だがモース派ではない。イオン様を探せとしか知らされてなかった 六神将には私のほうからイオン様の邪魔をするなと命を出しておく」 とはっきり言い切った。 ヴァンに、お前こそモースの部下ではないか、と問われたティアは 「私はモース様の命であるものを捜索しているだけ。それ以上は言えない」と口を閉ざす。 【第七譜石の説明】 どうやらティアは第七譜石というものを探しているらしい。 第七譜石とは、始祖ユリアが読み解いた預言(スコア)の七番目の譜石のこと。 ユリアの預言は、星の未来が全て記され、あまりに膨大なその量は山ほどの大きさが7つ。 それらは破壊され、空に浮かぶ譜石帯(星みたいなもん)になったり、地表に落ちた。 落ちた譜石をめぐって、国同士が争いを始め、戦争に発展したという。 ユリアは7番目の譜石を隠してしまったため、一番重要な事柄が記されていると噂される。 その第七譜石は、いまだ発見されていない。 宿で、ティアは「兄の言う事は信用できない。何か隠しているはず」と言い放ち 「お前だって隠し事あるじゃねーか!ふざけんな」とルークと口論になる。 81名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 29 19 ID MdbIKuCf ガイはキムラスカ人のわりに、マルクトの土地勘があり、 しかも一介の使用人にしては頭も良く腕がたつ。 目ざといジェイドは怪しみ、ガイの身辺を聞き出そうとするが、 ガイは自分の過去については口が重く、うまく話題をそらしてしまう。 唯一話したのは、家族を殺された時の記憶が抜け落ちているということだけ。 それ以上の詮索はしないでくれ、とガイはきっぱりジェイドをはねつける。 ところで、ガイには女性に近寄られると震え上がるという情けない弱点があるのだが、 (…のわりには女心をくすぐる口説き文句を天然で発するのでモテまくり) いい機会だから今回の旅で女性恐怖症を治せという ふざけたジェイドの嫌がらせに近い提案に乗り、女性陣はガイをいじりまくる。 国境を抜け、キムラスカに入った一行は港に向かった。 そこでは、追いかけてきたアリエッタが魔獣を使って 船を壊してしまっていた。ヴァンがアリエッタを拘束し、問い詰めると アッシュに頼まれてやった、と素直に告白。 「船の整備員はコーラル城にさらった。ルークとイオン様がこなければ殺すって」 と伝言を伝えると、アリエッタは鳥型魔獣を使って空を飛んで逃げてしまった。 7年前、誘拐されたルークが発見されたのは、そのコーラル城だという。 コーラル城はファブレ公爵の別荘で、先の大戦で破壊、放置されていた。 一同は「お前らは街に戻れ」とヴァンに言われたものの、 こっそりコーラル城へ。 地下には、巨大な譜業装置があった。 珍しいことにいつも冷静なジェイドが、それを見てうろたえる。 82名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 31 08 ID MdbIKuCf 【六神将死神ディスト登場】【六神将シンク登場】 城を探し回っているうち、アリエッタの放った魔物にルークが拉致される。 気がつくとルークは、地下の譜業装置に拘束されていた。 六神将の死神ディストというナルシスト発明家が装置をいじくっていた。 ディスト「ふー。すべてが同じですね。これはビックリしました」 シンク「アッシュの奴勝手なことしやがって」 同じく六神将、仮面をつけた少年シンクもいる。 彼らはデータを装置から取り出した。 ガイがいち早く駆けつけ、シンクをぶっとばし、シンクの仮面が外れた。 「お前…?」ガイはその顔を見て驚く。他の面々も駆けつけてきた。 シンクとディストはデータの入ったディスクを残して姿を消した。 気を取り直して、一同はアリエッタを見つけ出し戦闘。 倒れたアリエッタに、今度こそとどめをさそうと近づくジェイド。 イオンが立ちはだかった。「アリエッタは教会の査問会にかけます。命だけは…」 そこへ遅れてヴァン登場。イオンの頼みを聞き入れ、アリエッタはまたもや命を助けられる。 救出した整備員が大急ぎで船を準備してくれ、ようやく船出。 甲板でルークを、頭痛と幻聴が襲う。 ”やっと捉えた。我の力を感じよ…” ルークの体は何者かに操られ、超振動を起こし始めた。 83名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 32 12 ID MdbIKuCf 【ルークの超振動能力の説明】 気づいたヴァンがルークを抱え込んで落ち着かせ、発動を阻止。 「俺の体、何が起こってるんだ?」おびえるルーク。 「…お前は誘拐された後、なぜ屋敷に監禁されたのか疑問に思った事はないか?」 ヴァンは、軟禁の真相を語りだした。 超振動は、2人の術者が音素をぶつけあわせることで発動する。 だがルークは単独で大規模な超振動を起こせる能力を持っている。 それを知った両国は、戦争に利用しようとルークに目を付けた。 マルクトによる誘拐も、キムラスカによる軟禁も、すべてこの能力のせい。 成人しても婚約者のナタリア姫と結婚させられ、城に軟禁されるだろう。 「嫌だ!このまま軟禁されて、戦争になれば狩り出されるっていうのか?」 「大丈夫だ。今回の和平に努力すれば、戦争は起こらない。 戦争を回避した英雄として理不尽な軟禁も無くなるだろう」 「英雄…。俺が英雄になれるのか?」 途中の街でヴァンはローレライ教団にアリエッタを引き渡すため別行動に。 ルークたちは、六神将シンクから奪ったディスクからデータをプリントアウト。 港に向かう途中、シンクが凄い勢いでガイに襲い掛かった、 ガイはディスクを奪われたものの、データ書類は死守。 一同は船に飛び乗り、なんとか逃げ延びた。 しかしこの時、シンクはガイの体を操るための、ある譜術をかけていた…。 84名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 36 22 ID MdbIKuCf 【フォミクリー&同位体の説明】 船の中でデータ書類を読むジェイド。 「これは同位体研究?ローレライ(第七音素集合体)の音素振動数が書かれている…」 音素振動数とは、指紋やDNAのようなもの。同じ人間はいないとされる。 同位体は、クローン人間のこと。 同位体は、振動数も同じなので超振動が簡単に起こりまくるので超危険。 だが、兵器としては使えるため、レプリカ人間を作る「フォミクリー技術」が 昔、某所で研究されていたという。 だが振動数までそっくり同じ完全同位体を作る事はできず計画は頓挫。 その後、様々な問題で禁止されたという。 ようやくキムラスカ首都バチカルに到着。 港に迎えに来た将軍たちに、家に帰って休めと言われたルークは 「俺がイオンたちを城まで連れて行く、国王に取次ぎすると約束したんだ」と宣言。 「ルーク…立派だわ!」二人旅でルークに振り回され続けたティアが感心する。 実際は、戦争回避の英雄になるため、できるだけ恩を作っておこうという 計算から発せられただけだったのだが。 一同は大詠師モースと会談中の国王のもとへ。 「俺を誰だと思ってる?ファブレ公爵家のルークだ!邪魔をするな!」と ルークは無理やり、謁見場にイオンたちを引きつれ突入する。 想像通り、モースは「マルクトが戦争準備に入ってる」と国王に嘘の進言をしていた。 ルークは会話に割って入り、イオンとジェイドを紹介。 イオンの登場にひきつるモース。 ルークはモースに向かって「嘘の報告してるんじゃねー! マルクトは平和そのもので戦争の気配なんかないっつーの!」と怒鳴った。 和平条約の親書は無事渡され、ルークの役目は終わった。 85名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 38 44 ID MdbIKuCf 【ナタリア登場】 イオンたちを客人として家に連れ帰ったルーク。 応接間にはルークの婚約者ナタリア姫が来ていた。 ナタリア姫は、ルーク失踪の原因であるティアを睨む。 2人は一方的な政略結婚というわけでもなく、 記憶をなくす前、ルークはナタリア姫にプロポーズをしており相思相愛だった。 ナタリア姫は、いつかプロポーズの言葉を思い出してくれると信じていると言う。 (現在のルークは、そんな気はさらさらないらしいが) 婚約者ナタリア姫の登場に、ただただ驚くティアとアニス。 そしてナタリア姫から、ヴァンが今回のルーク失踪を計画した犯人として 捕らえられたと聞く。処刑の可能性もあるという。 次の日、ルークに登城の命令が下る。ヴァンの件を確かめるため城へ。 昨夜会議が開かれ、和平条約は結ばれる運びになったという。 しかし、マルクト王国から和平提案と共に、救援の要請も入っていた。 【第一部クライマックス・アクゼリュスイベント開始】 国境沿いにある鉱山都市アクゼリュスは、 資源豊富な鉱山をめぐって度々領地争いが起こり、現在はマルクト帝国が所有。 ところが最近になって瘴気が噴出。 マルクト側からの道は瘴気で断絶されているため、住民の救助ができない。 そこでキムラスカ王国へ、救援要請をしてきたのだ。 アクゼリュスはもともとキムラスカ領地だった上、 住民を助けるのは和平の証にもなる。 86名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/05(木)18 39 58 ID MdbIKuCf 国王はルークを、キムラスカ代表の親善大使として任命。 アクゼリュス救出に向かえと命令する。 ルークが承諾すれば、城に捕らえているヴァンを無罪放免、 アクゼリュスにも同行させると国王は約束。 ルークは即座に承諾する。 「でも、なぜ俺を親善大使に?」不思議がるルーク。 国王は、保管されていたユリアの第六譜石を詠みあげさせた。 【ND2000 ローレライの力を継ぐ者キムラスカに誕生す 其は王族に連なる赤い髪の男児なり 名を聖なる焔の光と称す。彼はキムラスカを新たな繁栄に導くだろう】 【ND2018 ローレライの力を継ぐ若者。人々を引き連れ鉱山の街へと向かう】 ルークの父ファブレ公爵が誇らしげに言う。 「お前を守るため軟禁していたが、英雄になるべき時が来たのだ」 ジェイド「…英雄ねえ…」(←意味深に) 117名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 40 33 ID ZdcuEBLa ルークは地下牢にいるヴァンを迎えに行った。 そこでヴァンはルークに、ダアト(ローレライ教団の自治区)に亡命して オラクル騎士団に入らないか?と誘う。 ヴァンが言うには、ルークはキムラスカ王国に利用されているのだという。 ユリアの預言には続きがあり、”アクゼリュスで若者は力を災いとして使い それをきっかけに戦乱が起こりキムラスカが勝利、以降長期にわたって繁栄する” と書かれているのだという。 「お前の超振動で瘴気を消せば、アクゼリュスは助かり戦争は回避される。 その後は、亡命して私の元へ来れば、英雄になった上に自由になる」 ヴァンは、自分が力を貸せばルークの超振動の発動と制御も自由自在だと断言。 確かに船で超振動を起こしかけた時、発動を阻止してくれたのはヴァンだった。 「師匠は、なんで俺のことそんなに親身になってくれるの?」 「…お前は忘れてしまったのだな」 幼い頃のルークは、超振動の酷い実験を受け、心身ともに傷つき 7年前ヴァンに、『ここから逃げたい、ダアトに連れてって』と頼んだという。 ヴァンはその願いを受け入れ、ルークを誘拐した。 「師匠が俺を誘拐したのか?マルクトじゃなかったのか!」 「今度は失敗しない。私にはお前が必要だ」 ルークはヴァンについていくことを決心する。 ヴァンは、亡命の機会をうかがうため誰にも計画は話してはいけない、と口止めする。 【ジェイド・ガイ・ティア加入】 というわけで、晴れて親善大使となったルークはアクゼリュスに向かうことに。 ジェイドの報告では、モース派閥のオラクル騎士団が妨害工作のため 海に張り込んでいるという。和平条約回避のため、向こうも必死らしい。 ヴァンがおとりとなって、救助隊を連れて船に乗ってオラクルを引き付けると言い出した。 ルーク一派は陸地経由でアクゼリュスに出発。ヴァンとは向こうで落ち合うことに。 せっかくヴァン師匠と旅ができると思ったのに、とむくれるルーク。 そこへ、アニスがかけつけ、イオンが拉致されたと報告に来た。 118名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 42 15 ID ZdcuEBLa 【アニス加入】【イオン行方不明】 目撃者によると、世界をまたにかける盗賊「漆黒の翼」が オラクル騎士団と共謀してイオンをさらったらしい。 アニスの頼みで、先にイオンを取り戻すことに。 一同はオラクルに見つからないよう街の地下にある廃工場を通って、 外に出ることにした。そこになんと軽装のナタリア姫が登場する。 【ナタリア加入】 ナタリアは、この緊急事態に王女である私が行かなくてどうする!?と 同行する気満々。これには女性陣から反発が。 アニスが「お姫様は足手まといになるから嫌」と言えば ティアまで「同感です」と言い出し ナタリアも負けずに「私は弓の腕が一流ですわ!そこにいる下品なオラクル(アニス)と 無愛想なオラクル(ティア)よりは役に立ちますわ」と言い返す。 ルークがナタリアを引っ張って行き、説得するが なんとナタリアは、地下牢でのヴァンとの会話の後半部分を盗み聞きしており、 連れてってくれなければ国王に亡命計画をばらす、と脅迫する。 亡命については「私との約束(プロポーズの言葉)を守ってくださるのなら 亡命してもいいですわ」と理解を示した。 「わかった!連れてく!だから絶対ばらすなよ!指きりだ!」 「……指きり…お嫌いではなかったの?」不思議そうな顔をするナタリア。 ということでナタリア加入。 不満をもらすティアや、頭を抱えるガイに ルークは「うるせー!親善大使は俺だ!文句言うな」と怒鳴りとばす。 119名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 44 00 ID ZdcuEBLa 街の外に出るとオラクル騎士団が撤退しようとしている所だった。 捕らえられたイオンと、その前方に鮮血のアッシュの後姿を確認したルークが 剣を構え、飛び込んでいく。刃がぶつかりあい、にらみ合う2人。 【アッシュ】 はじめてアッシュの顔を見たルークは驚愕。 アッシュはルークと瓜二つだったのだ。仲間たちも驚く。 唯一、タルタロスでアッシュの顔を見ていたジェイドだけは表情を変えない。 後方から六神将シンクが「今はイオンが先だ」とアッシュを呼ぶ。 「いいご身分だな。ちゃらちゃら女を引き連れやがって!」 アッシュはそう吐き捨てると、戦艦に乗りこみ姿を消した。 「あいつ…俺と同じ顔…」うろたえるルーク。 「我々がここにいることが六神将にばれました。おとり作戦は失敗です」 ジェイドは顔色も変えず話をすりかえ、 このままイオンを探しにオラクルを追って陸路を進むか、 ナタリアを王家に引き渡して新たに船を出してもらい、アクゼリュスに向かうか、 その選択を、ルークに迫る。 「なんで俺が決めるんだよっ!」 「責任者はあなたなのでしょう?」(ジェイドは万事この調子で嫌味言いまくり。 そうやってルークをうまく誘導するので、パーティーの歩みが止まる事がない) ナタリアを王家に渡せば亡命計画がばれるかもしれない。 結局、考え込む暇もないまま、イオンを探して戦艦を追うことに決定。 120名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 45 38 ID ZdcuEBLa 少し進んだところで、ルークをまた頭痛と幻聴が襲う。 しかし今回の幻聴は声も違い、口調が乱暴だった。 ”応えろ、グズ!”「誰だ…!」 ”わかってるだろうよ、そっくりさん”「アッシュか!」 アッシュはイオンは砂漠の遺跡にいると伝えて、伝達を切った。 崩れ落ちるルークを、ティアがとっさに支える。 罠かもしれないと怪しみつつ、一同は指定された場所へ。 奥の扉の前には、アッシュに連れられたイオンがいた。 シンクとラルゴが襲い掛かってきたが、ルークたちは見事撃破し イオンを取り戻す。 結局、ここに呼んだアッシュの意図はわからないまま。 去り際、ラルゴがナタリアに気づいた。 シンク「あれがナタリア王女か。因縁だね、ラルゴ」 アッシュ「なんだ?ラルゴはナタリアと何か関係あるのか?」 しかしラルゴもシンクもその問いには答えない。 六神将には互いの過去を詮索しないという決まりがあるらしい。 【イオン再再加入】 この遺跡も、音素の集合するセフィロトだった。(各地に点在) ジェイドは改めてイオンに「彼らはあなたにセフィロトで何をさせているんですか」と聞き出す。 「…セフィロトの入り口には導師にしか解除できないダアト式封印が施されています。 その解除をさせられました。封印をといても何もできないはずなのですが…」 イオンが喋ったのはここまで。セフィロトは何を守っているのかという問いには 「それは最高機密なので言えません」と黙り込んだ。 無事イオンが戻ってきて、一同はやっとアクゼリュスに向かって出発。 121名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 47 16 ID ZdcuEBLa ようやくアクゼリュス付近の山まで来た。早くヴァンと合流したいルークは 「余計な寄り道なんかしなきゃ良かった」だの 「イオンなんか助けなくても、親善大使の俺がいれば戦争はおきねーんだし」 と愚痴りまくり、ほかのメンバーの反感を買う。空気がピリピリし始める。 さらに、当のイオンが山道に疲れて倒れ、アニスが休憩を頼んだのだが、 ルークは「休憩なんかしない!親善大使は俺だ!俺が行くっつったら行くんだよ!」 と怒鳴り散らした。これには全員憤慨。 アニスが「あんたねぇ!」と叫んだその時、 ジェイドが落ち着いた有無を言わせぬ口調で 「では休みましょう」と、ルークを無視して休息を決定。 自分の発言を無視されたことにむくれるルーク。 ティアが近づき、注意するが、ルークはうぜぇと拒絶。 六神将リグレットが現れた。 リグレットはヴァンの妹であるティアを迎えに来たという。 こっちの仲間になれというリグレットをきっぱりティアは拒否。 「そんな出来損ない(ルークのこと)と一緒にいる必要はない、ティア」 この言葉にジェイドが反応する 「やはりあなた方は禁忌の術を使ったのですね!冗談ではない!」 怒鳴るジェイド。 はじめて見る取り乱したジェイドの姿に驚く一同。 リグレットは姿を消した。 ルークは、リグレットとジェイドがなぜ自分の話題を持ち出したのかわからない。 先述のこともあいまって 「俺が出来損ないだと…?俺が親善大使なんだよ!俺をおいて勝手に話を進めるな」と 怒りまくる。唯一なぐさめてくれたミュウにも「うるせえ!」と一喝。 「師匠だけだ…。俺のことわかってくれるのはヴァン師匠だけ」 泣きそうな顔になるルーク。 122名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 48 40 ID ZdcuEBLa 【アクゼリュスの惨劇】 アクゼリュス周辺は瘴気が満ち、あちこちで人が倒れうめき声があがり、 想像以上に酷い惨状。 真っ先にナタリアが走り出し、倒れている住民にかけよった。 「おい!ナタリア。汚いだろ?伝染るかもしれないぞ」声をかけるルーク。 「馬鹿なこと仰らないで!」軽蔑した目でルークを睨むナタリア。 瘴気を長期間吸い続ると体力を奪われ、最悪死に至る。 急がなければ自分たちも倒れてしまう。 ルークは、親善大使様は俺だ!とさんざん威張り散らしてたくせに あちらの住民代表に「あの…えっと…」と口ごもって、救助に来た事すら まともに伝えられない情けない姿を晒す。(代わりにナタリアが説明) 他の仲間たちは、てきぱきと、情報収拾や改善策に取りかかったのだが、 ルーク一人、周囲にお膳立てをしてもらわなければ、何もできないという お坊ちゃま根性をいかんなく発揮。見事なでくのぼうと化す。 見かねたティアやナタリア、ガイに「しっかり」と声をかけられても 「えーそんなことしなくていいじゃん」と、文句を言う。 うじうじ下を向いて、(早く師匠に会って超振動使って英雄になるんだ!)とか (俺が瘴気を消せば、一気に助けられるんだし救助なんか無駄無駄無駄)と 自分が英雄になる瞬間を妄想するだけ。 ナタリアは、そのうち、ルークが王族としての義務にちゃんと気づいて 救助を立派に果たしてくれるはずだと言いはるのだが、 ジェイドとアニスは静かに腹をたてており、「役に立たない人間はいらない。 ルークは救助隊の頭数にはいれない」と切り捨てる。 123名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 51 42 ID ZdcuEBLa 先に到着しているヴァン先遣隊は、坑道に取り残された住民の救助に行ったという。 ルークたちも後を追うことに。 そこへ、兵士が「第七譜石を発見しました」と報告に来る。 イオンの指示で、ティアは確認のためパーティーを一旦離れる。 坑道最奥部は、瘴気が吹き溜まり、人がバタバタ倒れていた。 「おかしい…ヴァンの先遣隊の姿がない」ジェイドが怪しむ。 悲鳴と騒ぎが聴こえ、ジェイドたちが様子を見に行ってしまい、 ルークとイオンが残された。 ルークは奥に進んで、ヴァンをようやく発見。 そこにはダアト式封印の施されたセフィロトの扉が。 ヴァンは瘴気を消すために緊急に中に入りたいと、イオンに封印解除を頼んだ。 突如、アッシュからの電波が届いた。 ”そこから先に行くのはよせ!アクゼリュスを滅ぼす気か!?” 「なに言ってんだ!俺は瘴気を消して英雄になるんだ!邪魔するな!」 その後もアッシュは何度も電波を飛ばしてくるが、ルークは無視しまくる。 「さあルーク。超振動を使ってこのパッセージリング(セフィロト制御装置)を壊すのだ」 ジェイドの元へ、ティアが血相を変えて駆けつけてきた。 「大変です!先遣隊がオラクルに殺されました! 第七譜石発見も嘘です、彼らは兄に命じられて私を連れ去ろうとしました。 アッシュが私を助け、教えてくれました!兄はどこですか!?」 「おい!早くあの屑をどうにかしろ!死ぬぞ!」アッシュが走って行く。 ティアが叫ぶ「兄さんは…アクゼリュスを消滅させる気なんです!」 124名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 52 33 ID ZdcuEBLa セフィロトの中、ルークは超振動の開放準備に入った。 ヴァンがつぶやく「さあ、愚かなレプリカルーク。力を解放しろ」 船の甲板で超振動を起こしかけた時、ヴァンはルークに催眠術をかけていた。 『私の合言葉を聞いたら、お前は全能力を使って超振動を放つ…合言葉は…』 『愚かなレプリカルーク』 ルークは超振動を発動。強大な地震が起こり始めた。 「くそっ!間に合わなかったか!」アッシュがやってきた。 ヴァンが驚く。「アッシュ?なぜここにいる?」 ヴァンは鳥型魔獣を呼び寄せ、飛び立った。 もう一匹の魔獣もアッシュを捕まえ、飛びたつ。 「放せ!俺もここで朽ちる!」アッシュがもがく。 「イオンを救うつもりだったが…お前を失うわけにはいかぬ」 ティアが駆けつけてきて、去っていく兄を罵る 「兄さん!やっぱり嘘をついてたのね!外殻大地は滅ぼさないって言ってたじゃない!」 「メシュティアリカ!お前にもいずれわかる。 預言に縛られた大地など消滅させた方がいいのだ!」 125名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)17 53 33 ID ZdcuEBLa アクゼリュスが陥落を始めた。 ティアがユリアの譜歌を発動。 男性陣が気を失ってるイオンとルークとミュウを保護し、一同はバリアの中へ。 鉱山都市アクゼリュスは崩壊、巨大な穴と化した。 ルークは目を覚ました。 魔界(クリフォト)と呼ばれる地下の果てに落ちたらしい。 彼らは瘴気の泥海に浮かぶアクゼリュスの残骸の上に乗っていた。 譜歌の保護を受けたルーク一派しか生きていないようだ。 周囲はアクゼリュスの住民の死体がごろごろ転がっている。 瘴気の海に浮かぶ小さな瓦礫の上から、子供が助けを求めていた。 父親が身をていして守ったらしい。少年は父の死体の下で泣いている。 海に飛び込もうとするナタリアをティアがひき止める。 「この泥の海は瘴気を含んでる、入ったら助からない!」 「じゃあ、どうすれば!」 と、地面が揺れ、少年の乗っている瓦礫が海に沈み始めた。 「母…ちゃん……父…ちゃん…助…けて……」 助けを求め、手を伸ばした少年は目の前で海に沈んだ。 126名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/06(金)18 03 27 ID ZdcuEBLa 今日はここまで。 89名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/05(木)19 28 50ID AtWVz7+4 87 乙です。 ただ、ガイは女性恐怖症ではないんだ! あくまでも女性との接触が怖いだけで、女性を眺めるのは好きなナイスガイなんだ!! 89 ゲーム中でもはっきり女性恐怖症と言っているので 見逃してくだされ 90名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/05(木)19 33 47ID 1N/GaJX5 乙。 しかしアンチフォンスロットの件がない所為でジェイドが最強状態の予感 90 アンチフォンスロットについては 戦闘レベルを下げてルークたちに合わせるための物で ストーリーには直接関係ないと思って省略しました。 気になる人もいると思うので一応説明します。 アンチフォンスロットとは、 国家予算規模の封印術で、これを 75でラルゴに使われて ジェイドは戦闘レベルがガクンと落ちた。 値段が値段なので、もう使ってこないだろうというジェイドの 予測どおり、使われたのはここだけ。 ジェイドは徐々に封印術を解除していき、 それに従いレベルも上がっていく仕組み。 148名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 34 57 ID GN69BHnD 【魔界(クリフォト)】 先遣隊を殺したオラクルは戦艦タルタロス(陸海両用)に乗って アクゼリュスに来ていたのだが、タルタロスは非常装置が働き、 海に沈まずに機能も生きていた。 一同は乗り込み、ティアの案内で魔界にあるユリアシティという唯一の島を目指す。 「あなたたちの住んでいる地は外殻大地と呼ばれてるの」 ティアが説明を始めた。イオンが補足する。 2千年前、原因不明の瘴気が星を包み込み、預言を詠んだユリアの発案で セフィロトツリーというエネルギー(記憶粒子)の柱で大地を空中に押し上げたという。 その時、ユリアシティと呼ばれる小さな島だけ魔界に残された。 この話を知っているのはローレライ教団の要人と、魔界出身者だけ。 ティアは魔界ユリアシティの出身なのだ。 アクゼリュスが陥落したのは、セフィロトツリーという柱を、 ルークが超振動で消してしまったから。 そして何千人という人が、一瞬で犠牲になった。 イオンは、自分がヴァンの野望に気づくべきだったと悔やむ。 ジェイド「しかしルークには事前に相談して欲しかったですね。 仮に瘴気を消せたとしても、先に住民を避難させてからでも遅くはなかった」 この発言で、全員の視線がルークに集中。 その空気に耐え切れずルークは叫びだした。 「俺は悪くねえぞ!だってヴァン師匠がやれって言ったんだ! こんなことになるなんて誰も教えてくれなかったじゃないか! 俺はアクゼリュスを助けようとしたんだ!お前らだってなにも出来なかったじゃないか! 俺を責めるな!悪いのは師匠だ!俺は悪くねえ!俺は悪くねえ!」 149名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 36 13 ID GN69BHnD ジェイドがキレた。「馬鹿な発言に苛々する」とブリッジに戻ってしまった。 ナタリアも「記憶を消してからのあなたは別人です」と毅然と言い放ち、立ち去った。 ルークに言葉をかけようとしたイオンを、アニスが止めて引っ張っていく。 「イオン様!こんな最低な奴ほっときましょう!」 ガイもしぼりだすように「あんまり幻滅させないでくれ…ルーク」とつぶやいた。 最後に残ったティアも「いいところもあると思ってたのに。私が馬鹿だった」と言って出て行った。 「ご主人様…。元気出して」ミュウだけはルークの側にとどまった。 「うるさい!」怒鳴られても、ミュウは泣きながらルークを励まそうとする。 「ボクも…ボクのせいで仲間たくさん死んでしまった…だから気持ち…わかるですの…」 「お前なんかと一緒にするな!お前なんかと!!」泣き崩れるルーク。 ユリアシティに到着。ティアの祖父である市長に会いに行くことに。 ところがルークだけは、また責められるから行きたくないと駄々をこね、その場に残る。 「とことん屑だな。出来損ない」アッシュが現れた。一同を探して追いかけてきたらしい。 「なぜ深く考えもしないで超振動を使ったんだ!ばかやろう!」 仲間達とは違い、そのものずばりの言葉でルークを叱り付ける。 「俺は悪くない」馬鹿の一つ覚えを繰り返すルーク。 「レプリカってのは脳味噌まで劣化してるのかよ!」 アッシュは舌打ちをすると、吐き捨てるように、真実を語りだした。 「教えてやろうか?俺はバチカル生まれの貴族なんだ。 7年前にヴァンっていう悪党に誘拐されたんだよ。 おまえは俺の劣化複写人間だ。レプリカなんだよ! お前みたいな屑に、家族も居場所も奪われたなんて、反吐が出る!死ね!」 アッシュがルークに向けて剣を振り上げた。 150名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 38 35 ID GN69BHnD 目が覚めると、ルークの意識はアッシュの体の中に取り込まれていた。 ”起きたかレプリカ”アッシュの意識が話しかけてきた。 アッシュが見下ろすと、ベッドに意識を無くした自分の体が横たわっていた。 アッシュは、ヴァンの外殻大地消滅計画を知り、阻止しようと動いていた。 完全同位体のルークに、コーラル城で細工をしかけて意識が繋がるようにし、 ルークと共同作業をするつもりだったのだという。 自分は六神将の立場を利用して地下に潜ってヴァンの監視を続け、 表立った妨害行動はルークにさせようと考えていた。 ところが、ヴァンに対するルークの信仰が厚すぎて協力要請ができなかった。 そのため、敵として電波を飛ばして呼び寄せたりした。 そんな中、ルークがアクゼリュスを消滅させてしまったのだ。 アッシュは“悔しかったら自分で意識を操作して、元の体に帰るんだな”と ルークに告げる。というわけで、ルークはアッシュの中の人に。 【ルーク離脱】【アッシュ加入】【ティア離脱】 ルーク気絶の合間に、事情説明はすっかり済んでいたらしく みんなはルークがアッシュのレプリカであることを知っていた。 ナタリアは、自分が好きだった『記憶を無くす前のルーク』が突如現れ、混乱していた。 アニスは「ルークがあんな馬鹿とは思わなかった」と素直に悪口を叩いていた。 ガイはひたすらルークを心配している。ルークの更正と立ち直りを願っているようだ。 そんなガイをアッシュは、相変わらずお人よしだなとひっそり懐かしむが ガイはアッシュに向かって「俺はまだお前を信用してない」と拒絶する。 ジェイドは、とっくにルークを見限って思考を切り替えており、話題にすらしない。 ティアは兄のことで頭が一杯のようで、故郷であるユリアシティに残るという。 ミュウは、自分の主人はルークだけだ、と言い張り、 寝たきりルークの体から頑として離れない。 アッシュの体の中から、ルークの意識は全てを見ているだけだった。 152名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 40 36 ID GN69BHnD 【外殻大地へ】 アッシュと仲間たちは、ここに寝たきりルークを残して、 戦艦タルタロスごと外殻大地に帰る作戦を実行。 アクゼリュスを支えていたセフィロトツリーの跡地に乗り、 エネルギーを投入して一時的に復活させ、その勢いで地上に戻った。 アッシュは、ヴァンの動向を探りたい、とメンバーに協力を打診。 一同はアッシュと行動を共にすることになる。 ガイは、レプリカとして誕生したルークがあんな馬鹿に育ったのは 甘やかした自分に責任があると思い悩む。(母親かよ…) また、アッシュにも抵抗を感じているようで、アッシュにやたらとつっかかる。 ナタリアはガイに、ルークの心配だけでなく、奪われた7年間を持つアッシュの人生も 思いやるべきだと主張、ガイがアッシュを疎んじるたび叱り付ける。 アッシュは無愛想ながらも、ナタリアにはめっぽう優しく、 アッシュの指きり嫌いエピソードや、城を抜け出した話など、思い出話で花が咲く。 しかし「ルーク」とナタリアが呼んでしまうたび 「俺はアッシュだ、ルークじゃない」と一気に不機嫌に。 そんな二人をアニスがからかい、 軽いノリや冗談に慣れてないアッシュはうろたえまくる。 ジェイドはそれらを内心面白がりながら遠巻きに観察。 153名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 42 15 ID GN69BHnD ヴァンが出入りしているというレプリカ研究所を調べだした一行。 アッシュ誘拐からルークの製造まで関わっていたスピノザという研究員を探し出した。 非難されたスピノザは言い訳を開始。ジェイドの姿を確認すると レプリカ製造技術フォミクリーは、ジェイドが発案したものだと言い出す。 「アンタだって何十体もレプリカを作っただろう、ジェイド・バルフォア博士!」 ジェイドは否定をしなかった。ジェイドの作った初期レプリカは悲惨な末路をたどり 罪を自覚したジェイドは、研究をやめ軍人になったのだという。 「わしはヴァンの保管計画に乗っただけだ!」 アッシュがどういうことだ?と問いただすが、スピノザは固く口を閉ざしてしまった。 聞き込みで、六神将ディストがフォミクリー研究をしている場所がわかった。 その洞窟を探して乗り込むことに。 ディストはジェイドの幼馴染で、一緒にフォミクリーの研究をしていた旧知の仲。 しかしジェイドが研究を断念し軍人に転職、おまけにフォミクリーを禁忌にしたため 二人は断絶。その後ディストは六神将に入りフォミクリー研究を続けていたらしい。 子供の頃は、親分ジェイド、子分ディストのような感じで仲良くしていたようだ。 ディストは今でもジェイドを崇拝しているというか、歪んだ愛情を持っているというか 可愛さ余って憎さ百倍というか、とにかくジェイドに固執しまくっている。 154名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 45 35 ID GN69BHnD 【ガイ離脱】 ここでガイがパーティーを抜けると言い出す。 「どうしてだ、ガイ」驚くアッシュ(ここで素のアッシュがちらり、声口調がルークと同じ) ガイは「ルークの親友ならついてやらなきゃな」と言い、ナタリアの引き止めに耳を貸さない。 アッシュはユリアシティに繋がるワープ出口をガイに教える。 アッシュ「…お前があいつを選ぶのはわかってたさ」 ガイ「ヴァンから聞いたのか?でもそれだけじゃないんだぜ」 含みのある会話を交わし、ガイがパーティーから抜けた。 フォミクリー研究がされている洞窟に乗り込んだ。 人の姿はなく、レプリカ実験で作られた魔物がうようよしているだけ。 そしてレプリカに必要なデータを収集するための機械を見つけた。 アッシュとジェイドは、機械を調べ、 そこに惑星の10分の1ほどの広さの大地レプリカを作り出すデータが 収集されていることに気づいた。 おまけに先の大戦で消滅したホド島の住民のデータも入っている。 檻の中に、被検体のチーグルが二匹いた。オリジナルとレプリカらしい。 どういうことか、オリジナルチーグルが弱り、レプリカチーグルのほうが元気だった。 ジェイドが言うには、レプリカデータ採取のさいに、 オリジナルに悪影響が出て、体力が弱ったり、死に至る場合があるという。 アッシュがうつむく。中の人ルークも衝撃を受ける。 「ナタリア、アッシュ。心配しなくて大丈夫ですよ」ジェイドがフォローに入った。 データを採取されたオリジナルに異変が出るのは10日以内。 7年ピンピンしてるアッシュに心配はないという。 155名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 49 37 ID GN69BHnD 大規模な地震が起きた。 今の地震でどこかがまた魔界に落ちたかもしれないとアッシュが言いだす。 ルークのおかげで柱を失った大地周辺はとくに危ない。 前にアッシュ達はイオンをさらって、ダアト式封印を解除させていた。 扉の封印を解除しても、セフィロトツリーを作り出している装置には手は出せない。 そう思ってイオンは封印を言われるがまま解除してしまっていた。 ヴァンがどうにかして装置を動かす方法を見つけたのかもしれない。 アッシュが言うには、ヴァンは次にマルクト領にあるセントビナーという街を落とす予定らしい。 “時間がない。お前と馴れ合うのはここまでだ” アッシュは自分の中からルークの意識を追い出した。 【ルーク復活】 ルークが目覚めた。ティアの姿を見つけたルークは セントビナーが危ないから外殻大地に戻りたいと頼み込む。 「どうやって崩落を止めるのよ?少しは落ち着いて物事を考えてから行動しなさい」 ティアはぴしゃりとルークをしかりつけた。 「…本当だな…俺は自分で考える事をしない…」 ルークはしばし黙り込むと自分の思いを吐き出した。 「みんなが俺を見捨てるのも当然だ…。アクゼリュスのこと…謝って済むのならいくらでも謝る。 俺が死んで復活するのなら……死ぬ。でも現実はそうじゃない。 だから自分でできることを始める。俺、変わりたいんだ」 ルークは長い赤毛を切り落とした。 ティアはルークと一緒に外殻大地に行ってくれるという。 「できることから始めなさい。でも…あなたが変わらないようだったら 私はいつでもあなたを見限るわ」 ルークはずっと傍ににいてくれたミュウに、今まで辛く当たったことを謝った。 「ルークが謝るなんて!」とミュウとティアはビックリする。 156名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 51 17 ID GN69BHnD 【ティア加入】 外殻大地に戻るため、ティアの祖父である市長に会いに行く二人。 「あなたがレプリカルークか。なるほど。良く似ている」 「……」ぐっと手を握りしめるルーク。 そしてアクゼリュスを崩壊させたことを、たどたどしい敬語をつかって謝った。 だが、市長はそれに驚くべき言葉で返した。 「アクゼリュスの崩落は、ユリアの秘預言に詠まれていた。(秘預言=極秘扱い重要預言) だから起こるべくして起きた事。あなたが謝る事ではありませんよ」 衝撃を受けるティアとルーク。 ルーク「預言でわかってたならどうして止めようとしなかったんだ?」 ティア「住民を避難させることもできたわ!ホドの消滅の時もそうだったの?」 市長「死の預言は人々を混乱させるだけだ。もちろんホド消滅もユリアの預言にあった」 二千年前、瘴気が発生して人類の危機に直面した時、ユリアは星が繁栄する未来を詠んだ。 このまま預言どおりに進めば、この後戦争が起こりキムラスカが勝利、 星に未曾有の繁栄が訪れるという。 ホド消滅もアクゼリュス崩落も、ユリアの預言どおりに進むための予定調和なだけ。 魔界の人間はユリアの預言どおりに世界を動かす監視者の役割をしており、 ローレライ教団は外殻大地での活動拠点。 モースが戦争を起こそうとやっきになっているのは、 彼が預言を忠実に守ろうとする熱心な監視者だったから。 衝撃の事実にたじろぐ二人。ヴァンもホド消滅の預言の存在を知っているという。 ティア「…だから兄さんは、預言に縛られた大地を消滅させようとしているんだわ…」 市長「ヴァンは今は立派な監視者だよ、ティア。現にアクゼリュスを崩落させたではないか」 ティア「お祖父様!兄さんは次はセントビナーを崩落させようとしているのよ」 市長「セントビナーは崩落しない。預言に詠まれていないからね」 心配なら見に行ってくればいい、と余裕綽々で市長は大地へ向かうワープの通行許可を出した。 157名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)22 53 32 ID GN69BHnD ティアは兄との思い出をルークに語った。 16年前の戦争で、マルクト領のホド島が壊滅。 当時、ティアの一家はホドに住んでいた。まもなくホドは魔界に崩落。 妊娠中の母と11歳のヴァンは譜歌を歌い、助かった。 母はティアを産み落とした後、死亡。(ユリアの血筋は母親からっぽい) ヴァンが親代わりとなってティアの面倒を見た。 成長したヴァンはローレライ教団の幹部になった。 ティアは兄の背を追ってオラクルに志願、特別にリグレットから傭兵訓練を受ける。 毅然としたリグレットにティアは憧れ、リグレットもティアを妹のように可愛がった。 ある日、ヴァンとリグレットの会話を、ティアは立ち聞きしてしまう。 「アッシュが大地消滅計画に気づいたらしい、奴の性格なら妨害工作をしてくるだろう 念のためシンクをアッシュの監視役につけろ」 ティアは、計画を阻止するため兄を殺す決心をする。 (アクゼリュス崩落での、ティアの「嘘つき、大地を滅ぼさないって言ったじゃない」 という台詞から推測するに、決心するまでの間に兄妹間でいろいろ揉めたと思われ) ティアは外殻大地に行くためローレライ教団での任務を引き受け 大地に着くなり、刺し違え覚悟でヴァンのもとを訪れ、襲いかかった。 それが、ルークと最初に会ったあの日だったという。 【ガイ加入】 外殻大地に戻った二人を待ち受けていたのは、笑顔のガイ。 ルークはどうガイに気持ちを表していいのか悩み 「でも俺…レプリカで…ルークじゃないけど…」と口ごもった。 「せっかく待っててやったんだから、もっと嬉しそうな顔してくれよ」 ガイは、ルークを元気付ける。 「ありがとう」 「!!!!ルークが、…ありがとうだって!?」 初めて他人に礼を言ったルークに驚くガイ。 158名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/07(土)23 05 45 ID GN69BHnD 【ジェイド加入】 ジェイドがいきなり現れた、ガイを呼び戻そうと探しに来たのだ。 アッシュと別行動になったあと、 モースによって、イオンとナタリアが拉致されてしまったという。 キムラスカ王国はナタリアとルークがマルクト帝国に殺されたと思いこんで、開戦準備を始めた。 モースは戦争が起こるまで、ナタリアたちを教団本部のあるダアトに監禁するつもりらしい。 二人を助け出すために、一同はダアト向けて出発。 ジェイドは当初ルークを無視。話しかけても ブリザガ級の冷たい声で嫌味を返し、一発でルークを黙らせてしまう。 【アニス加入】 ダアトで、先に情報収集していたアニスと合流。 「うわー、アッシュ髪切ったの~!?」元気な声でルークに話しかけるが 「…あ、ちがった。ルークだ」と眉をひそめた。 「もう体は大丈夫なの?ずっと寝ててもよかったのに~!」 ニコニコ笑顔で嫌味を連発するアニス。 ジェイドとアニスの冷たい態度に、いたたまれないルーク。 ティアもネチネチと、当然でしょう?そんな簡単に許してもらえると思ってるの? と、事あるごとに言う。 だが、以前と違い、ルークは何を言われても怒ったり噛み付く事はしなくなった。 超振動の制御方法も真面目に学び始める。 【ナタリア&イオン奪還】 教会では、モースが「もうすぐ戦争が起こるぞ」といそいそ動いていた。 ヴァンの思惑にはまったく気づいていないらしい。 ティアはモースが戦争賛成派だということを始めて自分の目と耳で確認。気落ちする。 一同はすんなりオラクル本部に捕らえられていたイオンとナタリアを救出。 205名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/09(月)13 14 37 ID fvLUy7+G 160 それだ。ティアがなんかネチネチとおいうちかけてたなーと思って 投稿寸前に書き足したけど、なんか単なるイジメ発言になってしまって 書き足さなきゃよかったと後悔してたところ。 「一度失った信頼を回復するのは難しい」そうそうこれ言ってたんだ。 というわけで 158、ティアの台詞部分書き直して再度貼り。 前回貼った最後の部分です。 170名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2006/01/08(日)01 40 12ID iCzQ/MZ5 実際のアビスをプレイしたけど、上手いなぁアビスの人。 ところで、アッシュの指切り嫌いエピソードってそんなのあったの?「ばかばかしい」って言うのなら覚えてるけど… 170 アッシュ加入直後の二人の思い出話スキットで。 子供のころのアッシュは、父親のファブレ公爵が遊んでくれると指きりしたのに いつも約束破られて大の指きり嫌いに。 んで、指切りをせがんだナタリアに逆切れ起こしたらしいです。 関係ないけど、アッシュに料理作らせて出てくるスキットは必見です。 「俺がお前の舌を満足させてやる」とアニスがアッシュの物まねをしてナタリアに言いより アッシュが真顔でアニスに斬りかかります。 73 下から4行目、マルクト王と書いてしまいましたがキムラスカ国王の間違いです。 206名前:テイルズ・オブ・ジ・アビス◆l1l6Ur354A[sage]投稿日:2006/01/09(月)13 15 54 ID fvLUy7+G 【ジェイド加入】 ジェイドがいきなり現れた、ガイを呼び戻そうと探しに来たのだ。 アッシュと別行動になったあと、 モースによって、イオンとナタリアが拉致されてしまったという。 キムラスカ王国はナタリアとルークがマルクト帝国に殺されたと思いこんで、開戦準備を始めた。 モースは戦争が起こるまで、ナタリアたちを教団本部のあるダアトに監禁するつもりらしい。 二人を助け出すために、一同はダアト向けて出発。 ジェイドは当初ルークを無視。話しかけても ブリザガ級の冷たい声で嫌味を返し、一発でルークを黙らせてしまう。 【アニス加入】 ダアトで、先に情報収集していたアニスと合流。 「うわー、アッシュ髪切ったの~!?」元気な声でルークに話しかけるが 「…あ、ちがった。ルークだ」と眉をひそめた。 「もう体は大丈夫なの?ずっと寝ててもよかったのに~!」 ニコニコ笑顔で嫌味を連発するアニス。 ジェイドとアニスの冷たい態度に、いたたまれないルーク。 ティアも、「しかたないわ。一度失った信頼を回復するのは難しいのよ」 と、事あるごとに言う。 だが、以前と違い、ルークは何を言われても怒ったり噛み付く事はしなくなった。 超振動の制御方法も真面目に学び始める。 【ナタリア&イオン奪還】 教会では、モースが「もうすぐ戦争が起こるぞ」といそいそ動いていた。 ヴァンの思惑にはまったく気づいていないらしい。 ティアはモースが戦争賛成派だということを始めて自分の目と耳で確認。気落ちする。 一同はすんなりオラクル本部に捕らえられていたイオンとナタリアを救出。 Part2