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ヒッピオス アレスの別名。 軍馬の神としての呼称。
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前Ver Ver.1.1.0D情報 次Ver Ver.1.1.0F情報 稼働日 2022年10月12日 公式による告知 Ver.1.1.0Eバージョンアップ告知 計略修正 新戦器登場! 特技修正 流派修正 軍議パラメータの調整 戦器購入に戦器追加 ターミナルに商品追加金剛石商店に商品追加! 大戦屋に商品追加! 不具合の修正蒼045 N 徐琨の計略「一族の援軍」に関する不具合の修正 計略修正 武将名 計略名 内容 変更前 変更後 蒼 坂本龍馬 風雲之志 ↑ 効果時間 12.5c 効果時間 14.2c 孫堅 天啓の幻 ↑ 効果時間 6.7c計略範囲 横幅 6部隊分 効果時間 7.1c計略範囲 横幅 6.4部隊分 陸奥陽之助 外交の才覚 ↓ 計略範囲 直径 2.8部隊分効果時間例知力1に使用した場合 12.1c知力9に使用した場合 6.3c知力10に使用した場合 4.2c 計略範囲 直径 2.4部隊分効果時間例知力1に使用した場合 11.7c知力9に使用した場合 5.8c知力10に使用した場合 3.8c お鍋の方 癒しの陣 ↑ 1.3秒ごとに3.5% 1.3秒ごとに4% 丹羽長秀 米五郎左の戦 ↑ 効果時間 9.2c 効果時間 9.6c 志村新八 ツッコミ ↑ 斬撃時弾き距離 +3部隊分 斬撃時弾き距離 +4部隊分 緋 伊藤俊輔 積水成淵 ↓ 武力上昇間隔 1.7秒ごとに+1知力上昇間隔 1.7秒ごとに+1 武力上昇間隔 2秒ごとに+1知力上昇間隔 2秒ごとに+1 井上聞多 分限者の暗躍 ↑ 計略範囲 直径 5.2部隊分 計略範囲 直径 6部隊分 夏侯惇 隻眼の睨み ↑ 計略範囲 直径 4.6部隊分 計略範囲 直径 5部隊分 おうの 芸妓の恋慕 ↑ 敵武力上昇値 +7味方武力上昇値 +7 敵武力上昇値 +8味方武力上昇値 +8 吉川元春 百戦不敗 ↓ 効果時間 9.2c 効果時間 8.8c 曹仁 難攻不落 ↓ 効果時間 4.2c武力ダメージ軽減倍率 0.6倍 効果時間 3.8c武力ダメージ軽減倍率 0.7倍 毛利元就 三本の矢 ↓ 効果時間 8.8c 効果時間 8.3c 新庄局 護り手を呼ぶ声 ↑ 効果時間 10c計略範囲 直径 6.4部隊分 効果時間 11.3c計略範囲 直径 6.8部隊分 神楽 夜兎の力 ↑ 効果時間 7.5c 効果時間 7.9c 高杉晋助 旧態の破壊者 ↑ 基本時間 7.5c攻城ダメージ倍率 1.6倍 基本時間 7.9c攻城ダメージ倍率 1.7倍 碧 沖田総司 三段突き ↑ 武力上昇値 +6 武力上昇値 +7 清河八郎 維新の魁 ↑ 効果時間 7.5c 効果時間 8.3c 藤堂平助 死地の奮闘 ↑ 武力上昇値(敵0部隊時) +1武力上昇値(敵1部隊時) +1武力上昇値(敵2部隊時) +2武力上昇値(敵3部隊時) +3武力上昇値(敵4部隊時) +4武力上昇値(敵5部隊時) +5武力上昇値(敵6部隊時) +6武力上昇値(敵7部隊時) +7武力上昇値(敵8部隊時) +8 武力上昇値(敵0部隊時) +2武力上昇値(敵1部隊時) +2武力上昇値(敵2部隊時) +3武力上昇値(敵3部隊時) +4武力上昇値(敵4部隊時) +5武力上昇値(敵5部隊時) +6武力上昇値(敵6部隊時) +7武力上昇値(敵7部隊時) +8武力上昇値(敵8部隊時) +9 徳川家康 葵紋の采配 ↑ 効果時間 8.1c 効果時間 8.5c 新見錦 新見殺法 ↑ 効果時間 7.5c武力上昇値 +5斬撃範囲 直径 2.4部隊分拡大 効果時間 8.3c武力上昇値 +6斬撃範囲 直径 3.2部隊分拡大 築山殿 弱体化の眼差し ↑ 計略範囲 縦幅 4.4部隊分計略範囲 横幅 1.8部隊分 計略範囲 縦幅 4.6部隊分計略範囲 横幅 2.2部隊分 北条氏政 五色の采配 ↓ 武力ダメージ軽減倍率 0.8倍 武力ダメージ軽減倍率 0.85倍 本多正信 参謀の毒爪 ↓ 効果時間例知力1に使用した場合 10.5c知力8に使用した場合 8.3c知力10に使用した場合 7.2c 効果時間例知力1に使用した場合 8.9c知力8に使用した場合 6.7c知力10に使用した場合 5.5c 劉封 仁君の継承者 ↓ 効果時間 6.3c 効果時間 5.4c 玄 岩成友通 弱体化の計 ↓ 計略範囲 直径 4.8部隊分効果時間例知力1に使用した場合 8.7c知力3に使用した場合 7.5c知力10に使用した場合 5.3c 計略範囲 直径 4部隊分効果時間例知力1に使用した場合 7.8c知力3に使用した場合 6.7c知力10に使用した場合 4.5c 上杉謙信 毘沙門天の陣 ↑ 効果時間 8.3c 効果時間 8.8c 柿崎景家 先鋒の強襲 ↑ 武力上昇値 +11知力上昇値 +11 武力上昇値 +12知力上昇値 +12 河上彦斎 暗殺剣 ↑ 斬撃範囲 直径 0.6部隊分縮小 斬撃範囲 直径 0.4部隊分縮小 雑賀孫市 乱れ八咫烏 ↓ 効果時間 10c 効果時間 9.6c 直江景綱 方陣 ↑ 効果時間 8.8c 効果時間 9.6c 馬超 獅子槍刃 ↑ 速度上昇値 +50% 速度上昇値 +70% 龐徳 涼州の勇士 ↓ 武力上昇値 +4 武力上昇値 +3 安田長秀 安田・特攻! ↑ 攻城力倍率 1.3倍城ダメージ固定値 0% 攻城力倍率 1.3倍城ダメージ固定値 2% 坂田金時 金太郎無双 ↑ 武力上昇値 +1 武力上昇値 +2 源頼信 先行の睨み - 計略発動時落款 知力低下 計略発動時落款 妨害 直江兼続 戦場の傾奇者 ↑ 速度上昇値 +70% 速度上昇値 +100% 汎用計略 佐々成政等 貫通射撃 ↑ 武力上昇値 +3 武力上昇値 +4 新戦器登場! 「戦器獲得」「戦器ガチャ」に、新たな戦器が18種登場。 ※「戦器購入」で購入不可能。 種別 名称 戦器効果 追加効果 Lv.1 Lv.2 Lv.3 Lv.4 対象 Lv.1 Lv.2 Lv.3 Lv.4 条件 対象 N軍馬 軍馬 速度+40% - - - 味方全部隊 - - - - - - N術書 兵法書 速度減衰0.65倍 - - - 敵全部隊 - - - - - - R軍馬 鏡栗毛 ? ? 速度+30% - 味方全部隊 ? ? 速度+20% - 蒼の武将を4.5コスト以上登録 味方全部隊 R軍馬 白鵠 ? ? 速度+30% - 味方全部隊 ? ? 速度+20% - 緋の武将を4.5コスト以上登録 味方全部隊 R軍馬 飛電 ? ? 速度+30% - 味方全部隊 ? ? 速度+20% - 碧の武将を4.5コスト以上登録 味方全部隊 R軍馬 汗血馬 ? ? 速度+30% - 味方全部隊 ? ? 速度+20% - 玄の武将を4.5コスト以上登録 味方全部隊 R術書 五輪書 ? ? 速度減衰0.7倍 - 敵全部隊 ? ? 速度減衰0.85倍 - 蒼の武将を4.5コスト以上登録 敵全部隊 R術書 闘戦経 ? ? 速度減衰0.7倍 - 敵全部隊 ? ? 速度減衰0.85倍 - 緋の武将を4.5コスト以上登録 敵全部隊 R術書 陰徳太平記 ? ? 速度減衰0.7倍 - 敵全部隊 ? ? 速度減衰0.85倍 - 碧の武将を4.5コスト以上登録 敵全部隊 R術書 太平要術 ? ? 速度減衰0.7倍 - 敵全部隊 ? ? 速度減衰0.85倍 - 玄の武将を4.5コスト以上登録 敵全部隊 SR名物 百貫茄子 ? ? ? 復活-15秒 味方全部隊 - - - 戦場の味方を一瞬で城に戻す カード登録枚数が5枚以下 戦場の味方 SR武器 七支刀 ? ? ? 武力+3 味方全部隊 ? ? ? 武力+2速度減退0.4倍 なし 味方全部隊 SR軍馬 青海波 ? ? ? 速度+50% 味方全部隊 ? ? ? 士気+0.75 なし 自軍 SR軍馬 赤兎馬 ? ? ? 速度+30% 味方全部隊 ? ? ? 武力+5速度+70% なし 最も武力の高い味方 SR軍馬 松風 ? ? ? 速度+50% 味方全部隊 ? ? ? 兵力+25% 残りカウントが40カウント以下 味方全部隊 SR術書 五代之軍記 ? ? ? 速度減衰0.6倍 敵全部隊 ? ? ? 士気+0.75 なし 自軍 SR術書 孫子 ? ? ? 武力-2 敵全部隊 - - - 士気+0.75 なし 自軍 SR術書 三国志 ? ? ? 速度減衰0.6倍 敵全部隊 ? ? ? 復活-12秒 カード登録枚数が5枚以上 味方全部隊 特技修正 特技名 内容 変更前 変更後 狙撃 ↓ 狙撃状態に移行するまでの時間 1.5秒狙撃時追加ダメージ 1HITにつき1% 狙撃状態に移行するまでの時間 2秒狙撃時追加ダメージ 1HITにつき0.5% 流派修正 流派名 型 内容 変更前 変更後 兵種 壱之型 ↓ 攻城ダメージ例騎兵 武力5 突撃1回につき1%槍兵 武力5 槍撃1回につき0.22%弓兵 武力5 弓攻撃1回につき0.35%剣豪 武力5 斬撃1回につき0.9%鉄砲隊 武力5 射撃1HITにつき0.32% 攻城ダメージ例騎兵 武力5 突撃1回につき0.81%槍兵 武力5 槍撃1回につき0.21%弓兵 武力5 弓攻撃1回につき0.33%剣豪 武力5 斬撃1回につき0.82%鉄砲隊 武力5 射撃1HITにつき0.29% 軍議パラメータの調整 項目 変更内容 武功の調整 全てのリーグにおける武功の増減値を調整 マッチングリーグの調整 正二位~従三位で敗北した際の降格ゲージの増加量を抑える調整 戦器購入に戦器追加 「戦器カスタマイズ」内「戦器購入」に戦器を追加。 種類 戦器名 必要大判 SR宝物 玉璽 3000 SR鎧兜 楯無 3000 SR武器 三日月宗近 3000 SR軍配 軍配団扇 3000 SR軍配 軍扇 3000 ターミナルに商品追加 金剛石商店に商品追加! 種類 商品名 必要金剛石 肖像 ぷち岡田以蔵 1500 肖像 ぷち桂小五郎 1500 肖像 ぷち張飛 1500 肖像 ぷち河上彦斎 1500 兵士 女剣士・青 1500 兵士 女剣士・赤 1500 兵士 女剣士・緑 1500 兵士 女剣士・黒 1500 布地 山道・青 500 布地 山道・赤 500 布地 山道・緑 500 布地 山道・黒 500 大戦屋に商品追加! 種類 商品名 必要クレジット 肖像 鎧武者 2 布飾り 鎧武者・青 3 布飾り 鎧武者・赤 3 布飾り 鎧武者・黄 3 布飾り 鎧武者・白 3 システムボイス 好事家 6 不具合の修正 蒼045 N 徐琨の計略「一族の援軍」に関する不具合の修正 蒼045 N 徐琨の計略「一族の援軍」の効果時間表記が誤っている不具合の修正 武将名 計略名 修正前の計略効果時間表記 修正後の計略効果時間表記 徐琨 一族の援軍 なし 一瞬 公式の告知はコチラ→蒼045 N 徐琨の計略「一族の援軍」の効果時間の表記についてのお知らせ
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■ラウンドシールド 小型の木製盾。腕に固定して使用する。 買値:400G 売値:200G 分類:副装備/盾 装備修整 行動値補正 [VIT] + 1 0 ■タワーシールド 固くて重い長方形の大盾。 買値:500G 売値:250G 分類:副装備/盾 装備修整 行動値補正 [VIT] + 2 -1 ■ローブ 軽くゆるやかな薄手の外衣。 買値:200G 売値:100G 分類:防具/衣類 装備修整 行動値補正 [VIT] + 0 +1 ■ハーフアーマー 厚手の布を用いた上半身を守る軽鎧。 買値:600G 売値:300G 分類:防具/軽鎧 装備修整 行動値補正 [VIT] + 2 -1 ■プレートアーマー 鉄板を重ねた重量級の金属鎧。 買値:900G 売値:450G 分類:防具/鎧 装備修整 行動値補正 [VIT] + 4 -3 ■黒眼鏡 かけると賢そうに見える伊達メガネ。 買値:100G 売値:50G 分類:その他/アクセサリー あなたが観察判定を行うに際し、その達成値に+1点の修整を与える。 ■灰火のロザリオ 灰火教団の手製ロザリオ。 買値:200G 売値:100G 分類:その他/アクセサリー あなたがいずれかの状態異常になるに際し、それを回復し抵抗を得てもよい。 そうしたなら、この装備を破壊する。 ■軍馬 騎士団でも採用されている一般的な軍馬。 買値:500G 売値:250G 分類:その他/騎馬 これを所持する場合、《馬術》レベル1が必要である。 これを所持している限り、あなたは遊撃1を持つ。
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魔殻馬 種族:幻獣 登場作品:封緘のグラセスタ 解説 魔の影響を受けし、野生の軍馬。 雑感・考察 名前
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力在る者すべて(前編) ◆j893VYBPfU 緋と闇は交差する。 死の刃は交差する。 戦鬼達は交差する。 暗黒皇帝と呼ばれた赤い悪魔と、 漆黒の騎士と呼ばれた黒い死神。 ともに住まう大陸全土に巨大な厄災を撒き散らし、 屍山血河を築き上げた事で歴史に名を残した希代の梟雄達は、 何度となく擦れ違い様にその槍と斧を交えた。 両者の一撃が共に必殺の一撃。 一度その刃が身体を捉えれば魂まで吹き飛ばされる、 生命を根こそぎ刈り取る必滅の刃。 その処刑の刃を両者はすんでの所で躱し、 あるいは手にする得物で華麗に受け流す。 幾度もその斧が馬首を掠め、あるいはその豪奢な衣装に裂け目を入れる。 幾度もその槍が漆黒の装甲を掠め、いたる所が切り裂かれ、めくれ上がる。 その鋼と鋼が衝突する事で周囲に響き渡らせる耳障りな騒音は、 互いの得物が限界を訴える生命無き者達の苦痛の訴えのようにも、 眼前の獲物の血を吸える歓喜の咆哮にも聞こえた。 その異常極まる擦過音を聞くだけで、常人なら魂を砕かれてしまう事であろう。 だがしかし、その騒乱の中心人物達はその騒乱の中で心萎えるどころか、 その背に冷汗一つかくことさえなかった。 恐怖を抱かぬ理由には、己の技量における全幅の信頼も確かに存在する。 だが、それ以上に。 両者はともに、戦いに狂う悪鬼であり修羅なのだ。 常人ならぬ、人ならぬ戦鬼が、己が死など恐れようはずがない。 だが、その二人の心を占めるものは大きく違っていた。 心より歓喜し、この相剋を愉しみ抜くは黒い死神。 心より憎悪し、憤怒の形相を浮かべるは赤い悪魔。 互いに心身を極限にまで削り合いながら、 その両者の心の距離は決して縮まることはなく、 むしろ地平線の彼方にまで遠く掛け離れていた。 ◇ ◇ ――この男、一体何者なのだ? ハーディンは一命を賭して愛する者を愚弄された憤怒に身を灼きながらも、 目の前の不遜も極まる黒騎士に対して、沸きあがる疑念を抑え切れずにいた。 あの黒騎士は竿の長さを持つ諸刃の大斧を身体の後ろに構える。 マントを翻して背を前に向け、体幹でその得物を隠し歩幅を大きくとる。 そう、この構えなら良く知っている。 正確には、これは斧でなく剣で用いる構えなのだが。 それを無理やり斧でなぞっている感がある。 目の前の黒騎士の得物は剣を超える長さの戦斧だが、 その巨躯とマントは得物を覆い隠すには十分であった。 これはいわゆる“脇構え”に近く、極めて攻撃的かつ防御を考慮に入れぬ構え。 ――脇構え。 この構えには大きな利点と欠点がある。 まず利点としては、得物が完全に身体の幹に隠れてしまう為、 「その攻撃が敵手から見て得物の長さが分からなくなり、間合いを読み辛い」 「その攻撃が繰り出す直前まで、いつどこを狙ってやってくるか分かり辛い」 この二点に集約している。 そう。言わば抜刀術と同じなのである。 ただし、抜刀術はその構造上片手で剣を抜き打たねばならないため、 どうしても両手で剣を振るう事と比較すれば威力は目減りしてしまう。 そして片手で扱う以上、厚い装甲に覆われた部分や身体の硬い部位を両断する事は難しい。 さらに一度防がれてしまえば、片手で扱うが故に力負けしてしまう可能性も高い。 対して、脇構えはその身体で得物の長さを隠している点こそ同じだが、 最初から鞘から引き抜かれている分ロスタイムがさらに少なく、 両手で振るえる以上、その威力においても抜刀術を凌駕する。 たとえ防がれようとも、膂力に差があれば逆にそのまま押し切ることも可能。 それを完璧に防ごうとなれば、使い手に拮抗するだけの技量を持ち合わせた上で 最初から防御に身を固め、意識を集中する位しかないのだ。 だが、この構えには大きな欠点も存在する。 まずその構えの性質上、守勢に回れないという点にある。 己の後ろに得物が来る以上、相手と自分の間に遮るものが一切なく、 敵の攻撃をその得物で防ぐ事が困難となるのである。 相手の攻撃をどうしても躱そうとなれば、身を捻って避けるしかない。 先程の漆黒の騎士が回避をし損ねて不様に転がり回ったように、 敵に先手を許せば大きく隙を与え続ける事にもなりかねない。 まず、それが一点目の欠点。 その上、その構えからなる攻撃が全て弧を描かざるをえない以上、 直線的な刺突と比べればどうしても出遅れてしまうという点にある。 これは、構えの構造上避けられようがない。 これが二点目の欠点である。 それらの欠点を克服したいのであれば、相手のいかなる攻撃よりも速く、 己の攻撃をその身体に打ちこめるだけの技量がなければならない。 この構え、元より防御など考慮にないのだから。 つまり、己の攻撃に絶対の自信がある猛者か、自らの破滅さえ顧みぬ 命知らずの愚者でもなければ、この構えは決して取れないのだ。 果たして、漆黒の騎士はその両方の条件を兼ね備えていた。 そしてこの黒騎士は、かつて“草原の狼”とさえ呼ばれた比類なき騎手を 相手に巨大な戦斧を用い、攻撃偏重のこの構えで拮抗しているのである。 その実力は、もはや並大抵のものではない。 しかもこの構え、この局面においてはさらに優位となる点が一つある。 この黒騎士の戦斧による斬撃は必ずハーディンから見て“左側”からやってくるのだ。 右利きの騎兵にとって、“左側”とはすなわち“死角”である。 しかもこの黒騎士、必ず攻撃は“左側”に回り込んでくるのだ。 全ては騎兵の弱点を知った上での行動としか思えない。 大抵の場合、騎兵は右利きなら右で得物を握り、左で手綱か馬首を握る事になる。 その為、その足下から迫り来る攻撃を手に持つ得物にて防ごうとする場合、 前に来る馬首が邪魔となるためさらに見え辛くなる。 また、馬首から回り込んで左側に得物を繰り出すことなど出来ぬため、 どうしても攻撃や防御手段の限定を余儀なくされてしまう。 故に本来は左腕に騎士用の盾を固定して手綱を握り、その死角を補うのだが、 残念ながら今のハーディンはその盾を持ち合わせてはいない。 ならば必要に応じて左腕で得物を持ち変えれば良い、というわけでもない。 逆腕一本で敵の全力にて打ち込まれる高速の斬撃を凌ぎ切れる筈がないのだから。 攻撃を防ぐ盾がない以上、こちらも敵に合わせて両手で得物を持ち凌ぐしかない。 だが、そうなると当然手綱をまともに握れなくなり、落馬の危険性も増す。 無論、騎馬を普通に操るだけならハーディンの技量なら両足だけでも事足りる。 だが、これでは騎兵が持つ最大の強みである突撃蹂躙(ランスチャージ)が行い辛い。 突撃による剛槍を逃れれば蹄鉄でその背を蹂躙する、二段構えからなる騎兵最大の戦法が。 満足に手綱も握れぬ状態で最大速度で疾駆して歩兵相手に突撃しようものなら、 相手を轢き潰したはいいが自分までもがその馬背から投げ飛ばされる恐れが充分にある。 最大加速がそのままに、地面に叩きつけられるのだ。 そうなれば、打ち所と地面の硬度次第では生命にも関わるだろう。 その危険性を承知の上で、あえて距離を開け突撃を試みようと欲すれば、 件の黒騎士は「それを待ちわびていた」と言わんばかりに、 更に重心を低く持ち構え直えてくるのである。 己の死の恐怖も悲壮感も、微塵も感じさせず。 むしろ、そこには必勝の気迫さえ感じられる。 しかも、その殺気は常に軍馬と騎手の“両方”に向けられてくるのだ。 その滲み出る殺気に、怯えこそせぬものの軍馬までもが警戒の念を抱く。 不可解である。実に不可解である。 これは本来、虚勢と見なすべき所である。 だが、決してそうとは言い切れぬ形容し難い禍々しい何かを、 この黒騎士は感じさせるのだ。 軍馬の突撃にひるまず、その両者を斬るほどの刃など通常は存在しえない。 馬を斬るための武器は、首や胴を両断し、即死させるだけの膂力など只人には持ち合わせぬのだ。 そして、馬の突撃時に刃を出せば、手を出した腕が衝撃に耐えきれずへし折れてしまう。 さらにその一撃で息の根を止めなければ、斬られたままに突撃をする軍馬に蹂躙される恐れもある。 だからこそ、騎兵相手には機動力を奪い、混戦時に馬の脚を斬る事が上策とされるのだ。 一般に斬馬刀と呼ばれる大剣も、馬の脚狙いを前提に作られているがゆえに。 だが、万一。 だが、万一それだけの事が出来る刃を、 あの黒騎士がまだ隠し持っているならば? 動きは明らかにこちらに比肩し、騎兵の弱点を知り抜いた上での行動を取る。 そのような計算高い存在が、ここに来て“露見すればそれで最期”の無意味な虚勢など張るものだろうか? それもまた考えにくい。何か特別な仕込みがある可能性を警戒した方がいいだろう。 その形容し難い不気味さが、「長柄武器による騎馬突撃」への二の足を踏ませた。 そして、こちらが今出せる半端な速度の疾駆では、容易く躱されてしまうのだ。 あたかも暴走する猛牛(ロデオ)をいなす、闘技場の闘牛士(マタドール)のように。 こちらの強みを、騎兵の強みをほぼ封じられた形となっているのだ。 ここから連想される単語はただ一つ。 ――生粋の重装歩兵。 しかも、こちらと実力を等価、あるいはそれ以上とする程の。 だが、そこにまたもう一つの疑念が生じる。 黒騎士カミュはこの私と同じく騎兵だったはず? それが得意の得物ではなく、なおかつ彼の軍馬がこちらの手の中にある以上、 その真価は発揮しづらく倒すのは実に容易い。そのはずが。 あの小癪な黒騎士は己と相手の装備との差や構えの得失を最大限に活かし、 あるいは殺す最上の手段を取ってこちらに迫り来るのだ。 それは戦術眼とそれを行使し得る実力の二つがあって、初めて為せる技。 生粋の騎兵では不可能とまでは言わぬものの、 極めて厳しいものと言わざるを得ないだろう。 ――カミュではない? 疑念は膨れ上がるばかりである。 そう、確かにその実力だけならあの黒騎士カミュと等価…、 あるいはそれ以上の存在かもしれぬだろう。 だが、それ以上に不可解な点がある。 あの黒騎士の振るう刃には、英雄なら必ず持ち得る、 人々を魅せてやまない気品とも華ともいうべき “雅”というものが皆無なのである。 闇の波動とも、瘴気ともいえぬ全身を覆う 殺気を隠すことなくぶつける黒騎士のそれは、 人を斬ることを最大の目的としながらもその美しさで魅せる 名匠による“騎士剣(ナイトソード)”ではなく、 人をただ殺すことだけを追求し、忌まわしき結果のみを残す “断頭斧(ギロチンアクス)”を連想させた。 ありていに言えば、それは吟遊詩人が謳いたくなるような“絵にならぬ”のである。 それにはハーディンが激しく嫉妬し、追い求め、そして最後まで得られなかった優雅さは微塵もない。 むしろ、“暗黒皇帝”と呼ばれるこちらが戦慄の感情を抱くほどの禍々しさに満ち溢れていた。 ハーディンは闇のオーブによって増幅された負の感情により正常な思考を失いながらも、 その増幅された嫉妬のために現状を再認識しつつあった。 ――確かに、あの男はカミュではないかもしれぬ。 ――だが、それが何だと言うのだ? あの男はニーナを愚弄した。 あの男はニーナをその暴言にて辱めた。 あの男はニーナを得体の知れぬ赤毛の女にも劣ると、 傲然と言い放った。 それは許せぬ。 それは赦せぬ。 それは断じて看過出来ぬ。 あの男がカミュであろうとも、そうでなかろうとも。 たとえ神と世界が許そうとも、この私が許さぬ。 ニーナこそは、我が身命を賭して守り抜いた一輪の華であり、 我がその名の下で戦った主であり、半生の全てでもあったのだから。 その度し難い黒騎士の非礼と不敬に対し、このアカネイア皇帝が自ら処を下す。 判決、串刺しの刑――。 連座するは、赤毛の女。 ニーナがたとえこの私に心を向けなくとも、 ニーナがたとえカミュに心を奪われようとも、 ニーナがたとえ目の前の黒騎士を恋い焦がれていようとも、 それはすべからく極刑に処すべき大罪である。 騎士の風上にも置けぬ下郎を、生かす道理なし。 ハーディンは再び、人ならざる憤怒の咆哮を上げると、 漆黒の騎士に向けて突撃を再開した。 ◇ ◇ ――かなり、やる。 漆黒の騎士の思考は常軌を逸するものではあれど、 ハーディンとは対極に静謐であった。 初撃で馬の脚狙いと見せかけて 防ぎに来る武器落としを狙っていたが、 それはしかと両腕で支えた得物で防御された。 両腕で得物を持つ以上足場が不安定となるはずが、 得物を弾き飛ばされることも落馬することもなく、 目の前の騎手は見事に受け切ってみせる。 静止していれば斬撃の威力では得物の差でこちらが上である以上 こちらの弱点となる刺突を用いるのは当然の成り行き。 現に何度も行く手を阻まれ、回避にその身体を横に逸らせて躱せれば、 その回避に崩れた体勢を狙いさらに怒涛の追撃が迫る。 最後までこちらにその手を出させぬが上策とばかりに、 頭上から降り注ぐ槍による刺突と軍馬による踏み付けの嵐は執拗を極めた。 そしてどうにか槍と蹄鉄の豪雨を掻い潜り、隙を見て軍馬を狙えば、 騎手が命じるでもなく危機を察知して前脚で地を蹴り斬撃を躱し、 騎手に意識が集中して不用意に近づけば、 その蹄鉄で蹴り砕かんと前脚を叩きつけに来る。 まさに人馬一体。予想以上の手錬である。 こちら側に少しでも不利な介入があれば、即座に敗れ去るだろう。 それだけの、言わば極上の獲物。 先程の横槍を入れた存在が、極めつけの愚者であった事に心より感謝する。 己の装備の得失さえ弁えず、所構わず殺気をまき散らした存在でなければ、 あるいはその妨害に影響され、既に命を散らしていたのかもしれない。 相手は騎乗。男にダメージを与えるには、 まず馬から引き摺り落とす必要がある。 そして、それ以上に注意すべき点がある。 相手は“二人”、そしてこちらは“一人”なのである。 軍馬と騎兵の連携がうまくいかなければ付け入る隙はあったのだが、 目の前の敵手はまさに人馬一体。 軍馬はただ命令を待つだけの存在ではなかった。 主が獲物を狩るにあたり、絶好の環境を用意する難敵。 長引けば長引くほど、それは体力の差にも繋がるだろう。 たとえこちらが人間とはかけ離れた身体能力を持とうとも。 二対一である以上、最初からこちらが不利なのだ。 このままでは少しずつ嬲られ、いずれは打ち倒されるだろう。 膂力はこちらがやや上、速度は騎兵の向こうが大きく優る。 技量はほぼ等価。機動性は歩兵故こちらが上。 そして体力に付いては、向こうがはるかに凌駕する。 向こうの総合力を数字化すれば11から12、こちらは10。 漆黒の騎士は敵手と相手との実力差を、至極冷静に評価していた。 ――このままでは、確かに敗北する。 ――だが、勝機はある。苦しい相手ではあるが、戦術次第でこの状況は覆えせる。 そう。その前に戦場の常識すら覆す剣、いわば奥義とも言える術技――。 それさえ使う機会さえあれば、状況を覆し、まとめて一刀のもとに斬り捨てる事は可能だ。 使い方はすでにその心身が覚えており、斧においても試し斬りを済ませてある。 その奥義を振るうにあたり、何の支障もありはしない。 何時如何なる状況においても、腕一本あれば窮する事無く繰り出す事は可能であろう。 ただ、それはこちらが力を溜めるだけの、僅かな時間を手に入れる必要がある。 そして、その機は訪れる事を首長く待つものではなく、上手く引き摺り出す必要がある。 だが、こちらの奥の手は使う前から警戒されている。 それは、戦士としての本能が為せる業だろうか? 素晴らしいまでの勘の良さだといえる。 あの奥義が使えぬとならば、もし警戒されているのならば、 あるいは――。 漆黒の騎士は、もう一つの戦略を練り上げる。 いずれにせよ、相手をこちらが望む環境を作り出す必要がある。 幸いにも、目の前の騎手もまたこちらを攻めあぐね、 眼に見えて苛立ちを充満させている。 相手が完全に平静を失えばこちらの勝利。 相手が完全に平静を取り戻せばこちらの敗北。 布石は最初に打ってある。あとは完全に理性を奪えばいい。 相手の思考を奪い、あるいは誘導させ、 相手にこちらの欲する行動を取らせる必要がある。 こちらが万全の力を発揮できる環境を、 己一つで作り上げねばならない。 ――ならば。 勝機を奪い取るは、今ここを置いて他になし。 漆黒の騎士は迎え撃つ。己が勝利する為に。 ◇ ◇ さらに数合を交え、ハーディンは再び距離を取る。 静止したままで戦い続けては、小回りの利く重装歩兵のほうが有利であるが故に。 その隙に漆黒の騎士は甲冑を着ているとは思えぬほどの軽やかな身のこなしで 後方に跳躍し、大通りの中央を位置取る。 逃げ場はない。遮る存在もない。 民家の陰の路地裏に逃げる事も、一切の遮蔽物を使う事も出来ない。 漆黒の騎士はそこで再び脇構えの姿勢に戻り、目先で挑発する。 さあ、その軍馬による突撃蹂躙(ランスチャージ)を行えとばかりに。 ハーディンは警戒する。 確かに厄介な相手ではあるが、ここままでもこちらの優位は揺るぎ無い。 そして今の局面。相手にはやはり何かがある。 だが、わざわざ相手の手に乗る必要性はない。 あくまでもこの戦闘…。いや、この処刑の主導権はこのハーディンにあり、 あの黒騎士にはないのだ。それを知らしめる必要性がある。 ハーディンは無視を決め込み、これまで通りにもう一度刃を交わさんとする。 だが――。 『――諸君、これから第一回目の放送を始める』 ――だが、第三者の、決して無視できぬ存在の割り入る声により、 攻撃の手を一時休めざるをえなくなる。 時刻は、今が逢魔が刻。 神殿騎士ヴォルマルフによる、件の放送の声であるが故に。 こちらがどれほどの力を誇ろうとも、あの声だけは聞き逃してはならない。 件の首輪なる、忌々しい枷がこちに架せられたが故に。 対面する黒騎士も、この時ばかりは静止してただ声を待つ。 無論、戦闘態勢は解かぬままであったが。 そして、放送が始まる。 あくまでも事務的で淡々としたヴォルマルフの口調。 その内容からは、いかなる意志も読み取ることはできない。 だが、次の通達については、抑えきれぬ歓喜の感情が その声に明らかに含まれていた。 『続いて、ゲーム開始からこれまでの死者の発表をする。 ――アメル、オイゲン、シーダ、シノン、ティーエ、ナバール、ビジュ、ベルフラウ、マルス………』 漆黒の騎士はベルフラウの名に「ほぅ。」と短い関心の声を上げ、 ハーディンはその後に続く名に驚愕の声を張り上げる。 「……なん、だと?マルスが、あの小僧が既に殺されたとでも、そう言うのかッ!!」 ハーディンは天を睨み、咆哮する。 ―――マルス。マルス、マルス、マルス…。 マルスマルスマルスマルスマルスマルスマルス マルスマルスマルスマルスマルスマルスマルス マルスマルスマルスマルスマルスマルスマルス マルスマルスマルスマルスマルスマルス!!! たった一つの耳朶を打つその名前が、何度ともなくハーディンの脳裡を反芻する。 後の内容は聞こえなかった。いや、聞く意味さえもそこにはなかった。 ハーディンが嫉妬して、羨望してやまなかった相手が。 その手で直々に、最大の苦痛と絶望を与え処刑する前に…、 早々とどこの馬の骨ともしれぬ輩の手にかかり、 とうの昔に息絶えていたというのだ。 これほどの愚弄が、挫折感があろうものか? 「何故だッ!何故貴様はそんなつまらん所で命を落とすッ! 誰だ!一体誰がマルスを殺したというのだッ!!」 許せん…、断じて許せん! 我が最大の恐怖と苦痛を以て殺す前に、その生命を捨て逃げ去ったマルスが許せん! 我が無力と絶望を思い知らせる前に、そのマルスの生命を奪った何者かが許せん!! 「――殺すッ!全て殺すッ!!このハーディンが殺し尽くしてくれるわッ!」 全てを殺し尽くせば、いずれはマルスを殺した相手にも辿り着く。 ハーディンは怨敵を殺めた何者かを思い、怨嗟の声を張り上げる。 まだ見ぬ相手への憎悪を、闇のオーブにてさらに増幅された “それ”はもはや悪鬼と呼ぶに相応しい程の形相を浮かべていた。 だが、それには目の前の敵が邪魔だ。 あの黒騎士を手早く排除しなければならない。 あの黒騎士を――。 もはや常軌を逸したとしか思えない、どす黒い感情を所構わずまき散らすハーディンと、 静謐にある漆黒の騎士の視線が交差する。やがて、漆黒の騎士が口を開く。 「――ほう。貴殿はマルス殿を倒した相手を早急に探し出し、その手に掛けたいというのか?」 漆黒の騎士は、どこかしら愉しむような、嘲笑うような声色で問いかける。 「ならば、この村に長居は無用。今は早々に退くべきではないのか?」 撤退を提案する黒騎士。態度はあくまでもその不敵さを崩さない。 だが、そこにはこころなしか弱腰さが感じられた。 ――臆したか?それとも今までの態度もやはり虚勢によるか? ハーディンはここに来て消極的な言葉を発する漆黒の騎士に、侮蔑を露骨にする。 「アカネイアの“暗黒皇帝”が、罪人を眼前に退くなど有り得ると思うか?」 ――それに貴様は一つ忘れていることがある。 ニーナをその舌で愚弄した貴様ごときに。 ニーナをその口で辱めた貴様ごときに。 「なにより、貴様ごとき卑劣な間男の意見に、 このハーディンが耳を貸すことがあり得ると思うか? むしろ、ますますその逆がしたくなるというものだ。 貴様は逃さん。今、ここで死ね。 獲物の追跡は、その後にでも行う事にしよう。だが、案ずるな。 貴様と共にいた赤毛の女も、すぐ貴様の元に送ってやる!」 「……フッ。どうやら覚悟は出来ているようだな。 貴殿のこれまでの振る舞いから臆病を心配したが、 その手持ちの槍の使い方程度は弁えていたらしい。」 漆黒の騎士はさらに腰を深く落とす。 これまでのように、擦れ違いざまに左側に回り込り、 斬撃を加えるといった積もりは毛頭にないらしい。 ――この一合にて、決着を付けよう。それがこの幕だ。 口には出さずとも、その黒騎士の態度が雄弁に決着を促していた。 「いいだろう。貴様の挑発には乗ってやる。 今となっては、貴様ごときにくれてやる時間さえも惜しい!」 ハーディンはさらに距離を開け、体勢を整える。 左手で手綱を、そして右腕にグラディウスを支え構える。 騎兵が持つ最大の強みである突撃蹂躙の姿勢を取る。 裂帛の気合いを乗馬に乗せて、今ここに怒涛の突撃蹂躙を開始する。 黒騎士カミュの愛馬は、目の前の黒騎士を蹴散らさんがために駆ける。 迫り来る風を掻き分け、あるいは薙ぎ倒し、それは一つの暴走車と化す。 騎兵の突撃による槍の威力は、そのまま乗馬の加速度に比例する。 騎兵自身の力に加えて、乗馬の力がそのまま加算された魔槍。 その速度、その剛力はいかなる反撃を試みようが、押し返すことは不可能であろう。 目の前の存在は、何の脅威にもなりはしない。 そして万一その槍を受け流し、あるいは回避した所で。 そこには軍馬の蹄鉄による蹂躙が待ち受ける。 防御は不可能。そして回避も不可能。 残るは死、あるのみ。 標的まであと30歩、26歩、22歩――。 騎兵は駆ける。歩兵は迎え撃つ。 ハーディンは不意に唇を歪める。 そう、このままでも十分に眼前の黒騎士を蹴散らす事は可能だ。 だが、先程の事もある。念には念を入れさせて貰おう。 貴様の挑発には乗ったが、貴様の撃ち合いに応じた覚えなどない。 この処刑、主導権は貴様になどない。このハーディンにあるのだ! 標的まであと18歩、14歩、10歩――。 軍馬は疾走を続ける。ハーディンはグラディウスを持ち替え、頭上に構える。 そう。その槍で突くのではなく、投擲するつもりなのだ。その頭蓋に向けて。 グラディウスは、元より投擲にも適した万能の槍。 その威力は岩をも砕く。それがさらに軍馬による加速の力が上乗せされるのだ。 『その手持ちの槍の使い方程度は弁えていたらしい。』か――。 意図せずとはいえ、敵に塩を送るとはな。愚か者めッ!! 万一、眼前の黒騎士にこちらを斬るほどの“切り札”があった所で。 それを迫り来る槍を防ぐ為にまず使わねばならない。 あえて槍を受け、肉を切らせて骨を断つなど不可能。 この槍は防がねばその肉体を砕き、捻り潰すだけの破壊力を持つのだから。 そして投擲をその“切り札”で防いだ所で、軍馬の蹄鉄による蹂躙の嵐が待ち受ける。 槍を防ぎ体勢が崩れ無防備となった中で、もはや突撃を躱すことなど不可能。 いかなる切り札を持ち得ようとも、攻撃と防御はどちらか一度しか行えない。 そして、攻撃はこちらが先なのである。相討つことも有り得ない。 二段構えの、言わば必勝の戦法。 もし、あの漆黒の甲冑がまだ鎧としての防御力があるなら、 たとえ蹄鉄の蹂躙を受けようとも生き残る可能性だけはある。 だが、先ほどの立ち合いで知ったが、あの鎧は一切の防御力を持ち合わせてはいない。 ならば最大加速の付いた軍馬の蹂躙に生き残る術なし。 なぜそのような張りぼてを身に纏っているのか、 理解には苦しむがこちらには関係はない。 こちらはただ投げ穿ち、あるいは踏み拉けばよい。 それでこの黒騎士は処刑される。そこで終わりだ。 こちらが構えを変えた意図を察し、黒騎士に焦りが出たのか。 それともその怒涛の突撃の前に判断を誤ったのか? その斧を振るうにはあまりにも早すぎる機で攻撃動作が開始される。 だがその一撃は、軍馬を掠めることはおろか、 これから投擲される槍を撃ち落とすにした所で早すぎる。 それはただの空振りに終わり、全ては無為と帰すだろう。 …フン、つまらぬ。 先程までの態度は、やはり虚勢ではあったか。 それとも、突撃に肝を潰し目測を誤ったか? いずれにせよ、取るに足らぬ小物だという事か。 ――貴様はここで、死ね。貴様が何者であろうとも、ニーナを愚弄した報いを受けるのだ。 腰を浮かせ、投擲動作を開始する。 その槍は空気を切り裂く異常な唸り声を挙げ眼前の黒騎士は反応すらも許されず 兜を割り頭蓋から派手に脳漿と鮮血を撒き散らしつつも構わずさらに軍馬による 追い討ちを仕掛けその死体はボロ雑巾のように原型を留めず辺りにかつて黒騎士 だったものの装甲の破片と肉片を血臭を盛大に周囲に撒き散らしその死体から 首を切り離して勝鬨の声を上げることには……、決してならなかった。 おそらくそれはハーディンが想像した未来予想図ではあったが、現実は大きく違っていた。 ――暗転、飛翔、驚愕。 だしぬけに視界が回る。身体が浮く。 軍馬から勢い良く、重量あるものが射出される。 ただし、その軍馬から投げ出されたものは、グラディウスだけではなく、 それを握ったままのハーディン本人をも含まれていた。 まるでそれは投石機から打ち出されたかのような見事な放物線を描き―。 高速で空中に投げ出されたハーディンの視界の片隅に映ったものは、 得物を持たぬ漆黒の騎士と、その目の前で倒れ伏す軍馬。 ――激突、擦過、悶絶。 受け身すら取る事が出来ず、勢いが付いたまま顔面から地面に衝突する。 顔が砂利によって大きく擦り剥かれ、顔面の皮が削り取られる。 全ての衝撃が顔面から首、そして右肩に与えられ、 周囲に生物の本能に訴えかける、実に不快な死の音色を響かせる。 闇のオーブによって高められた精神力によってすら抑えきれない、 悶え苦しまんばかりの激痛。手負いの獣は、おぞましい苦痛の咆哮を上げる。 首から痛覚が、右肩からの違和感が、その肉体的損傷が深刻なものであると訴える。 常人であれば、頚骨が折れ既に死亡していたのは間違いない。 だが、これまでに鍛え抜いた全身の筋肉があればこそ、 落馬の衝撃を致死に至らぬ程度に和らげていた。 顔の皮の右半分が捲れ鮮血を流し、首が曲がりかけ、右肩は下がり、その有様はさながらに敗残兵。 ただし、闘争心は未だ萎えることなく、殺意を更に燃え上がらせたその形相はまごう事無く悪鬼。 赤い悪魔は不屈の闘志と、傷つけられた憎悪に背中を押され、今再び立ち上がる。 091 星に願いを 投下順 092 力在る者すべて(後編) 091 星に願いを 時系列順 092 力在る者すべて(後編) 057 死闘 漆黒の騎士 092 力在る者すべて(後編) 057 死闘 ハーディン 092 力在る者すべて(後編)
https://w.atwiki.jp/tendou/pages/75.html
生産 軍馬・鉄砲・兵器(破城槌・攻城櫓・大筒)を生産する。 生産には、技術と内政施設が必要。破城槌は工房のみで生産できる。
https://w.atwiki.jp/sfc_sangokushi/pages/19.html
■まとめ とにかく全都市商業だけやればいい。米は安い時にまとめて購入しておく。 開発はよほど開発値が低くない限りはやるだけ損。治水は割と災害が起きるのでまあ余裕があれば。技術は連弩や発石車の製造に必要なので、上げる都市をいくつか絞ってそこで上げるようにする。 異民族対策は外交の贈呈で敵対心を下げておくことが大事。撃退するなら関係ないが、毎回撃退していると兵士がどれだけあっても足りないので無視する方が効率がいい。その場合、被害は敵対心によって変化するので進物で敵対心を下げておけばほとんど被害を受けずに済む。 ■内政とその他コマンドの同時進行ペナルティ 内政とその他コマンドを同時に行うと、ペナルティを受ける。能力値2/3の効果しか発揮できない。 ただこれは製造・訓練・密偵・捜索といった長期コマンドのみで、登用や施しといった短期コマンドではペナルティはない。 ■開発・商業・技術・治水の上昇値 詳しい計算式は不明。 政治100+50 政治50+50 政治50 商業値 上昇値 商業値 上昇値 商業値 上昇値 27 12 27 7 27 3 39 8 34 5 30 3 47 7 39 5 33 3 54 6 44 4 36 2 60 5 48 4 38 2 65 5 52 4 40 2 70 5 56 3 42 2 75 4 59 3 44 2 79 4 62 3 46 2 83 4 65 3 48 2 87 4 68 3 50 2 91 4 71 3 52 2 95 4 74 3 54 2 99 3 77 3 56 1 102 3 80 2 105 3 82 2 108 3 84 2 111 3 86 2 114 3 88 2 117 3 90 2 120 3 92 2 123 3 94 2 126 3 96 2 129 3 98 2 132 3 100 2 135 3 102 2 138 3 104 2 141 3 106 2 144 2 108 2 146 2 110 2 148 2 112 2 150 2 114 2 152 2 116 2 154 2 118 2 156 2 120 2 158 2 122 2 160 2 124 2 162 2 126 2 164 2 128 2 166 2 130 2 168 2 132 2 170 2 134 2 172 2 136 2 174 2 138 2 176 2 140 2 178 2 142 2 180 2 144 2 182 2 146 2 184 1 148 1 相性による上昇値の差はおそらくない。 諸葛亮(政治96・相性75)+劉備(政治85・相性75) 諸葛亮(政治96・相性75)+諸葛恪(政治83・相性122) 諸葛亮(政治96・相性75)+司馬孚(政治82・相性26) で開発値60~102まで上昇させたが、全く差は出なかった。 また、「相性が悪いと働かない」という話があったので相性75の劉備と相性150の徐栄で内政を行ったが、問題なく作業してくれた。 ■内政にかかる費用 相性が悪いとかかる資金が増える。 政治が低いとかかる資金が増える。 内政値が高いとかかる資金が増える。 ただ割合としては政治に影響される額が一番大きいようなので、相性を考えるよりは政治を気にした方がいい。 ■兵糧収入 難易度・都市規模・開発・治水が影響する。 開発+(開発÷2×都市規模)×(治水÷5+10) これに×難易度補正となる。 都市規模小……2 中……3 大……4 難易度普通……1.2 難易度上級……0.8 ■金収入 難易度・都市規模・商業・太守の魅力・民忠誠度が影響する。 ((30+太守の魅力÷2)+民忠誠度×7÷10)×(60+商業×7÷10)+(30+商業×7÷20)×都市規模÷7 これに×難易度補正となる。 都市規模小……2 中……3 大……4 難易度普通……1.2 難易度上級……0.8 ■相場 米売 9~16 米買 1~9 弩 20~30 強弩 30~40 軍馬 11~30 ■進物 進物の価値は金換算だと 兵糧 5 弩 14 強弩 24 軍馬 20 程度になっている。 なぜか弩は進物としての価値が低い。安く済ませるなら兵糧か軍馬が良い。 効率を考えるなら兵糧か軍馬がいい。兵糧は安い時に買っておいてムダにならないので一番手軽。中盤以降は弩をあまり使わなくなるので、余っているなら進物で使うのもアリ。
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Fw190A 戦闘機 移動力 10 索敵範囲 3 燃料 54 索敵海中 1 生産資金 2400 搭載 不可 防御力 対空 60 対地 15 対艦 30 搭載武器 武器名称 対司 対空 対装 対非 対艦 対潜 射程 優先 1 2 3 4 20mm機関砲 10 90 20 40 0 0 1 16 8 4 4 - 250kg爆弾 20 0 50 80 20 0 1 1 0 1 0 - NOT - - - - - - - - - - - - タンク - - - - - - - - 0 0 1 - ドイツ軍待望の新型機。 ブラウ作戦かアメリカ本土侵攻作戦で登場。 クルト・タンク博士の「航空機とは、サラブレッドではなく軍馬であるべき」という 思想のもと、実用性に重きを置いた高性能機。 サラブレッドことBf109は液冷エンジンのスマートなボディに高性能だったが、 着陸時に事故が多発したりなど扱いにくい機体でもあった。 そして軍馬たるFw190は、遥かに頑丈で扱いやすく信頼性のある機体となり、 空冷エンジンながらBf109を上回る速度をも出した。 更に頑丈なボディは拡張性に富み、様々な拡張型が作られた。 史実通り、すべてにおいてBf109を上回る性能をもつ。 Me262用に確保する以外のBf109系の戦闘機は、全て本機登場次第で差し替え ても問題ない。 それくらい優秀で進化先も有望。 進化は戦闘攻撃機系のFw190Gか戦闘機系のFw190D9に進化が分かれる。 どちらも強く互換性もあるので、適宜切り替え可能なのも便利。
https://w.atwiki.jp/wadaisenryaku2/pages/90.html
Fw190A 戦闘機 移動力 10 索敵範囲 3 燃料 54 索敵海中 1 生産資金 2400 搭載 不可 防御力 対空 60 対地 15 対艦 30 搭載武器 武器名称 対司 対空 対装 対非 対艦 対潜 射程 優先 1 2 3 4 20mm機関砲 10 90 20 40 0 0 1 16 8 4 4 - 250kg爆弾 20 0 50 80 20 0 1 1 0 1 0 - NOT - - - - - - - - - - - - タンク - - - - - - - - 0 0 1 - ドイツ軍待望の新型機。 ブラウ作戦かアメリカ本土侵攻作戦で登場。 クルト・タンク博士の「航空機とは、サラブレッドではなく軍馬であるべき」という 思想のもと、実用性に重きを置いた高性能機。 サラブレッドことBf109は液冷エンジンのスマートなボディに高性能だったが、 着陸時に事故が多発したりなど扱いにくい機体でもあった。 そして軍馬たるFw190は、遥かに頑丈で扱いやすく信頼性のある機体となり、 空冷エンジンながらBf109を上回る速度をも出した。 更に頑丈なボディは拡張性に富み、様々な拡張型が作られた。 史実通り、すべてにおいてBf109を上回る性能をもつ。 Me262用に確保する以外のBf109系の戦闘機は、全て本機登場次第で差し替え ても問題ない。 それくらい優秀で進化先も有望。 進化は戦闘攻撃機系のFw190Gか戦闘機系のFw190D9に進化が分かれる。 どちらも強く互換性もあるので、適宜切り替え可能なのも便利。
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ブレイブマーチ ギルド情報 ギルドレベル 8 ギルド成長点 280/358 ギルドスキル 9個 ギルド資金 753950G ギルドメンバー ギルドマスター ユウキ・ジンエツ ギルドメンバー マーク・ライアー ヒース・クローヴ ヴィータ カトレア・アレクサンドリア ブルータス・スノーケン ミシェル・リーリー エッダ リゼル・カーチェス ノーバ・セレジェイラ トーゴ・ロドリゲス シャイア・セレジェイラ デルタ・ナ・タナカ ウルザ ワガ・ハイ チアキ・スモールマウス 一時的なギルドメンバー キャラクター名 現状 フェイ・ショックシュー 死亡 ブルージル 死亡 ガン・ガンジー メビウスと共に行動 カーネル・サンダース ツーマイと共に行動 ヴェロ・キ・ラプトル ツーマイと共に行動 ギルドスキル 1レベルスキル 《祝福》 《目利き》 《陣形》 《蘇生》 《限界突破》 《値引き》 《目利き》 2レベルスキル 《結束》 3レベルスキル 《耐性 重圧》 ギルド管理アイテム 軍馬(重量-15、移動力+10)、ミスリルの矢(重量+1)×2、闇目の兜(重量+7/回避-2/物理防御+5/魔法防御+3/行動-3/明度によるペナルティ無視) 炎の軍馬(重量-50、武器ダメージ+10、移動力+30、クリンナップに同自分を含むエンゲージのキャラクター5点ダメージ) キングキマイラの翼(補助防具/重量+5/回避+1/物理防御+5/魔法防御+2/行動+1/地、水、火、風に対する魔法防御+8点、常に飛行状態、シーン終了時及びクリンナップにHP15点回復、シナリオ中装備解除不可) ドゥームブリンガー(両手剣/重量+18/命中-2/攻撃力+30/行動-4/至近/セットアップにフェイト3点使用でシーン終了まで武器ダメージ+30)