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口蹄疫とは? 口蹄疫とは、偶蹄類などの動物に関する伝染病。 人間には感染しない。 症状として、口周囲や蹄部に水疱が形成される事があげられる。 伝播力が強い事、感染速度が速い事が主な特徴。 ひとたび、感染例があげられると、広範囲に広がる危険性がある。 動衛研:口蹄疫(Foot-and-mouth disease)関連情報 主な感染例(時系列順) 1908年 日本の東京都、神奈川県、兵庫県、新潟県で552頭が感染。 1908年に、東京、神奈川、兵庫、新潟で522頭の感染が記録されている。(wikipediaより) 19??年 ドイツ 5年間で370万頭感染した 2000年 日本 2000年3月25日から4月9日に宮崎県で3戸、5月11日に北海道1戸の感染が確認、6月9日には終息。日本では92年ぶりの発生となった。(wikipediaより) 韓国 坡州市の牛から発見され、全国的にイベントの中止などの措置が取られるなどの影響が出た。(wikipediaより) 2002年 韓国 FIFAワールドカップを控えた2002年5月2日から同年6月23日までに京畿道や忠清北道の都市で16件の発生が確認された。この時点で約16万頭の牛が殺処分された。 (wikipediaより) 2001年 イギリスおよびアイルランド 2001年にイギリスで約2000件の感染が確認された。約700万頭の羊と牛が食肉処理された他、マン島で行われる予定の陸軍主催のハイキング(en Ten Tors)の中止、2001年イギリス総選挙の1ヶ月延期などの影響が出た。一方農民の消毒やイベント参加への自粛など、政府の厳格な対応によって被害は最小限に食い止められ、隣国アイルランドでは1件の感染が報告されただけに留まった。(wikipediaより) 2007年 イギリス、イングランド 2007年8月3日にイングランドの農場で再び感染が確認されたとイギリス環境食糧農林省(DEFRA)が発表した。政府は家畜の移動を全面禁止し、EUはイギリスからの家畜の輸入を禁止した。(wikipediaより) 2010年 韓国 4月22日。韓国で感染確認 4月20日。日本・宮崎県で感染疑いの牛が発生。22日に、感染確定。 5月4日。 17例目まで確認。 現在対策中
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ㅤ ・口蹄疫ってどんな病気? 口蹄疫とは、牛や鹿などの偶蹄類の動物に感染する急性伝染病で、国際的にもっとも重要な家畜伝染病です。 罹患が確認されている家畜動物としては牛,水牛,しか,めん羊,山羊,豚,いのししなど。 口蹄疫にかかった動物の死亡率は低いのですが,伝播力は極めて強く,感染速度が早く,ひとたび流行すると広範囲に広がってしまいます。 症状としては、突然40~41℃の発熱、元気消失に陥ると同時に多量のよだれがみられ、口、蹄、乳頭等に水疱(水ぶくれ)を形成し、足を引きずる症状が見られる、等です。 治療法はなく、発生した場合は家畜伝染病予防法に基づき,蔓延防止のため家畜の所有者による屠殺(とさつ)が義務付けられています。 口蹄疫ウィルスが体内に入ってから症状が出現するまでの期間(潜伏期間)は、24時間から10日ぐらいまでで、それ以上のときもあります。平均的には3-6日です。 ・何故殺処分しないといけないの? 治療薬はないとはいえ、死亡率が低いのに何故殺処分してまで感染を食い止めないといけないのか。 その理由は以下の3つがあげられると思います。 ・伝搬力が極めて高く、感染源を早期に食い止めなければ直ちに蔓延してしまいます。1997年の台湾では全域に広がり畜産業が壊滅しました。 ・死亡率が数%程度なのは成長した家畜であり、仔牛の死亡率は高確率、子羊は40~94%、子豚は40%、離乳前豚はほぼ100%と極めて高いです。 ・感染した家畜は乳がでなくなったり、食欲が落ち痩せて肉質が落ちたりと家畜としての価値がなくなります。 このように一度感染を許してしまえば大変危険な疾病なのです。 なので現段階では早期殺処分が最も効果的な手段だとされています。 ・人間には感染するの? 基本的に人には感染しません。 ネット上では感染するとの噂もありますが、万が一感染しても症例は至って軽度。軽い発熱や口内炎ができる程度らしいです。 農林水産相では 人に感染することはない。 万が一汚染した物を摂取しても感染しない。 そもそも市場に感染した家畜の製品が流出することはない。 としています。 従って今の市場の肉や乳製品を食べたり飲んだりしても、なんら心配はないということです。 ・何を媒介に伝搬するの? 何を媒介にして感染が拡大するかは未知数です。 むしろ何でも媒介にして感染します。 患畜と接触した人間を介して新たな家畜に感染が伝搬するのはもちろん、 空気感染もするし、近くを通った車や人間がウィルスを運ぶことも充分考えられます。 さらには動物や虫、ハエや野鳥など。何でも感染の媒介者に成り得ます。 したがって感染を完璧に防ごうとするのは無理です。 ・ペットの犬や猫、馬なんかも殺処分されるの? いえ、そのようなことはありません。 確かにペット達もウィルスの伝搬媒介となりますが、だからといって殺処分することにはなりません。 殺処分する対象はウィルスを排泄する偶蹄類の動物だけです。 なので感染を広める恐れがあるからといって殺処分対象にはなりません。 ただし、偶蹄類の動物をペットとして飼ってる場合は屠殺対象となるのでお気をつけください。(現に処分例があります) ちなみに同様に、媒介者となる野生動物の予防駆除もすることができません。 家伝法で殺処分が可能なのは、家畜までです。野生動物の管轄は環境省です。 環境省が動かない限りは野生動物の対策がうてないのです。 参考資料 口蹄疫 -動物衛生研究所 口蹄疫とは 口蹄疫について調べてみた -Tのヤギ飼い奮闘記 wiki-口蹄疫 口てい疫(口蹄疫)について -横浜市衛生研究所 表1.動物に由来する畜産物および副産物における口蹄疫ウイルス
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ(魚拓) 赤松広隆農相は、口蹄疫対策で東国原知事や地元町長と意見交換するため30日、本県入りする。赤松農相の本県入りは10日に続き2回目。 農水省によると、赤松農相は30日午後に県庁を訪れ、東国原知事と約15分間意見交換。その後、ワクチン接種農家を訪問、新富町役場で関係町長とも意見交換する。 (2010年5月29日付) 5月 対応
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→口蹄疫関連資料 口蹄疫とは | 口蹄疫 -wikipedia 口蹄疫(こうていえき、学名:Aphtae epizooticae、 英語 Foot-and-mouth disease、通称FMD)は、家畜の伝染病のひとつ。 偶蹄類(牛、水牛、山羊、羊、鹿、豚、猪、カモシカなど)やハリネズミ、 ゾウなどが感染するウイルス性の急性伝染病。 日本では家畜伝染病予防法において家畜伝染病に指定されており、 対象動物は牛、水牛、鹿、羊、山羊、豚、猪。 人間への感染例はまれであるが存在し、酪農・畜産関係者に 見られることがある。人間での潜伏期間は2〜6日である。 OIEリストA疾病。潜伏期間は7~21日。 | 伝播力の高さ、罹患(りかん)した動物の生産性の低下、 子牛の時の高死亡率(成牛になるのは1%以下)などが 口蹄疫が恐れられている主な理由で、経済的には発見され次第、 畜産物の輸出ができなくなってしまうことも重要である。 家畜の伝染病の中では最も伝染力の強い疾病でもあり、 水疱から破裂した際に出たウイルスが風に乗るなどして、 気象条件によっては100km以上移動することもある。 従って、患畜として確認され次第、家畜伝染病予防法に 基づいて全て速やかに殺処分される。
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓) (2010年5月9日付) 赤松広隆農林水産相は10日来県し、県内で被害が拡大している口蹄疫について東国原知事と対応を協議する。口蹄疫問題で赤松農水相が来県するのは初めて。 知事との協議には、県議会の中村幸一議長も同席。農業関係団体や関係自治体首長らとの意見交換会、記者会見も予定している。 農水省の政務三役では、山田正彦副大臣が4月29日に県庁を訪問し、口蹄疫問題で知事と意見を交わしている。 知事は今月7日、来県した民主党の小沢一郎幹事長に対し、感染疑いで殺処分された家畜に対する補償(評価額の5分の4)の引き上げなど、農家の経営安定や防疫に対する国の手厚い支援を求めている。 5月 対応
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ(魚拓) 4月9日 都農町の繁殖牛農家を往診した獣医師が牛1頭の口腔内がただれているのを確認。 20日 県は都農町の同じ農家で牛3頭が口蹄疫に感染した疑いがあると発表し、県口蹄疫防疫対策本部を設置。農家から半径10キロを家畜の移動制限区域、同20キロを搬出制限区域に指定。県内での感染疑いは10年ぶり。 21日 川南町で初めて感染確認。移動制限区域に県家畜改良事業団(高鍋町)が含まれ、県内一円を対象とした人工授精用精液ストローの供給が停止。 23日 県は1例目の和牛の口蹄疫(O型)感染が確定したと発表。都農町の水牛から3月末に採取した検体も陽性を示し、これまでで最も早い時期の感染疑い例に。 25日 殺処分頭数が計1108頭に。 27日 県畜産試験場川南支場で豚に初めて感染の疑い。 28日 えびの市へ感染疑いが拡大し、鹿児島、熊本も移動制限区域に。国内で初めて豚の感染疑いを確認。自民党の谷垣総裁が川南町で意見交換。 29日 農水省の疫学調査チームが1例目農場を現地調査。 5月1日 県は自衛隊に災害派遣を要請。 2日 川南町に派遣された陸上自衛隊都 城駐屯地(都城市)の隊員約100人が作業開始。 4日 殺処分頭数が計2万7772頭に。 7日 民主党の小沢一郎幹事長が来県し、東国原知事やJA関係者と意見交換。 9日 県は8日に感染疑いの牛が都農町で確認されたことで、この農場を中心に移動制限区域、搬出制限区域を追加。 10日 赤松広隆農林水産相が発生後初めて来県。国が処分家畜を全額補償すると表明。国や都道府県から派遣されている獣医師を10人から100人に増やすと約束。 11日 東国原知事は口蹄疫の感染・感染疑いが見つかった農家に対し、当面の生活を支援する考えを表明。川南町で殺処分と埋却作業を初めて視察し、「想像を絶するせい惨な状況」。 12日 県は県内全域の畜産農家が金融機関から借り入れる生活費に対し、利子を無担保で全額補てんすると発表。 13日 県は移動制限区域内の県家畜改良事業団の種雄牛6頭を、西都市に避難。同事業団が県内に出荷している人口授精用精液ストローのうち9割は、この6頭から採取しているため特例として認めた。 14日 県家畜改良事業団で感染疑いのある肥育牛を所見で確認。高鍋町での確認は初。259頭の肥育牛が殺処分され、敷地内で飼育されていた種雄牛49頭も殺処分へ。 16日 平野博文官房長官と福島瑞穂消費者行政担当相が来県。JA宮崎中央会は15日現在の被害総額が160億円に上ることを明らかにした。 17日 鳩山由紀夫首相を本部長とする政府対策本部が発足。県庁内には現地対策チームを立ち上げた。 18日 東国原知事は感染拡大を受け、県内全域に非常事態を宣言。全県民に協力を呼び掛けた。これまでの殺処分対象は10万頭を超え、計11万8164頭に。 (2010年5月19日付) 5月 対応 自衛隊活動 被害状況 防疫関係
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓) (2010年5月13日付) Q 口蹄疫はどんな病気か。 A 牛や豚、羊、ヤギなど蹄(ひづめ)が偶数ある偶蹄類に感染するウイルス性の病気。40〜41度の発熱や多量のよだれ、口や蹄、乳に水ぶくれができる。餌を食べなくなり肉量や乳量が大きく減る。致死率は高くないが、抵抗力の弱い子牛や子豚は死ぬことも。ウイルスにはA、O、Cなど七つの血清型があり、今回はアジアに多いO型が検出されている。潜伏期間は一般的に牛で1週間、豚で10日間とされる。 Q なぜ感染すると殺処分しないといけないのか。 A 非常に伝染力が強く、瞬く間に動物間に広がり、産肉量や産乳量を激減させるため畜産経済に深刻な影響を及ぼす。日本は、口蹄疫は海外から侵入する最も警戒すべき伝染病と位置づけている。感染源を絶ち、まん延を防止するために発生農場周囲の家畜の移動を制限し、発生農場で飼育されていた家畜はすべて殺処分するよう家畜伝染病予防法(家伝法)で定めている。 Q 数万頭の家畜をどうやって殺処分するのか。 A 今回は電気ショックや薬品注射、その組み合わせで実施するほか、二酸化炭素で窒息させることもある。動物を殺す作業は獣医師でないとできないため、今回のように多数の場合は作業に遅れが出ることも懸念されている。県内だけでは人手不足なので、12日現在で県外から獣医師192人が派遣されている。 Q なぜ埋めるのか。その方法は。 A ウイルスは宿主の家畜が死んでも、2、3日は生きる。まん延防止のために家伝法で焼却か埋却処理が義務づけられている。移動させるとウイルスをまき散らす恐れがあるので、発生場所に埋めるのが原則。今回は農場近くの耕作放棄地や公有地も使われている。深さ約4メートルの穴に1体ずつ並べ、消毒用の消石灰を投入している。埋却後3年間は掘ることが禁じられる。 Q 国内外での発生事例は。 A 国内では92年ぶりに、2000年に宮崎市と近辺で発生、35頭を処分した。北海道でも同年5月に発生し、705頭を処分している。海外では今年1月に韓国で牛に発生し、一時は収まったとみられたが4月に牛、豚で再発生した。中国でも1〜4月に報告されている。1997年には台湾、2001年に英国で大流行し、いずれも数百万頭を処分した。 Q なぜここまで感染が拡大したのか。 A 一つには川南町が畜産の密集地帯だからというのが、爆発的な増加の背景にある。県内の牛、豚の飼育頭数(約120万頭)で同町の占める割合はおよそ8分の1。前回は密集地でなかった事情もあるが、感染力の弱いウイルスだったとの指摘もある。農林水産省牛豚等疾病小委員会の委員長は「人や車両などの移動で拡散している疑いが強い」との見方を示している。 Q 被害総額は。市民にどんな影響があるのか。 A JA宮崎中央会の試算では8日の時点で110億円。食肉、流通業、地域経済への波及を考えると、さらに深刻。本県は養豚の飼育頭数で全国2位、肉用牛は3位の畜産王国。農業産出額3246億円(08年)の6割を畜産が占め、感染拡大が止まらなければ地域経済への影響は計り知れない。 Q 一般の県民ができることは何か。 A 地元の農家はウイルスがどこから忍び寄るか不安におびえている。人の服や車に付着したり、風に乗ったりして感染が広がる恐れもある。まず、むやみに農場に近づかないこと。川南町内の農家は消毒ポイントで畜産関係だけでなく、一般の車両も消毒に協力してほしいと呼び掛けている。(監修=宮崎大学農学部・後藤義孝教授) 【写真】2000年に本県で確認された口蹄疫と同型のウイルス(農研機構動物衛生研究所提供) 5月 防疫関係
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独立行政法人 動物衛生研究所 口蹄疫 - Foot-and-mouth disease(FMD) 社会法人 日本獣医学会 人獣共通感染症 第99回 口蹄疫は人に感染するか 中央畜産会 口蹄疫の発生状況グラフ
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫へ飛ぶ (魚拓) (2010年5月8日付) 冷静な判断とみんなの力で 口蹄疫(こうていえき)に収束の気配が見えない。感染疑いが確認された農場ではウイルス封じ込めのため、すべての家畜が殺処分されることになる。7日午前までに対象頭数は4万4892頭に上っている。 殺処分の現場が壮絶なありさまであろうことは想像に難くない。また、感染拡大阻止のためとはいえ家畜をこのような事態で失った畜産農家が気の毒でならない。 金銭的な損失だけではない。手塩にかけて育てた牛豚が処分され、がらんとした畜舎と同様に、心に生じた大きな空虚が消え去るには長い時間がかかるはずだ。 ■不足するマンパワー■ さらに、新たな問題が生じている。現場で殺処分や防疫作業に従事している人たちの疲労が限界に達しつつあることだ。 県口蹄疫防疫対策本部によると、牛や豚の殺処分は各家畜保健衛生所やJA、県外から派遣された獣医師らが対応している。 殺処分を行う際には牛を牛舎につないだり、豚を追い込んだりする補助員が必要になる。 JA宮崎中央会、同経済連などJA4連は連日、多くの職員を車両や農場の消毒に投入している。 市町村や自衛隊、県外からの応援も加わって連日千人態勢での防疫活動が続く。 しかし、一向に事態が収まる気配がなく、逆に処分対象の家畜が急増。ここにきて、作業が追いつかない状況に陥っている。 県は不足するマンパワーを補うために全市町村の対策本部を通して窮状の打開に手を貸してくれる人員の募集を始めた。 ■牛や豚の扱いに精通■ 疑似患畜を放置すると、さらなる感染につながる危険性が高まるため一刻も早く、殺処分する必要性がある。 そういう事情もあって、口蹄疫の発生現場は可能な限り多くの人手を求めている。ただし、誰でもいいというわけではない。 過去に家畜を扱った経験があるが、現在は家畜に関与しておらず、自宅が畜産農家に隣接していないことなどの条件がある。 県職員やJA職員で条件を満たす人はもちろん、県内在住で過去に畜産経験のある離農者などは呼び掛けに応じてもらいたい。 農林水産省の食料・農業・農村政策審議会牛豚等疾病小委員会は本県で口蹄疫が広がっている問題について「ウイルスは人や車両などの移動で拡散している疑いが強い」との見方を示した。 つまり、作業に従事する人が広範囲から集まることは感染拡大の危険をはらむ。 応援に駆けつけるにしても牛や豚の扱いに精通し、防疫についてしっかりした知識と冷静な行動、判断力のある人に限られる。 畜産は本県の基幹産業であり、多くの人たちの努力で育てられた宝である。 厳しい状況だが、収束へと前進するため、一人でも多く力を貸してほしい。 5月 支援関係 防疫関係
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宮崎日日新聞 激震口蹄疫記事へ飛ぶ(魚拓) (2010年4月24日付) 口蹄(こうてい)疫に感染した疑いのある牛が都農、川南町で相次ぎ確認された問題で、県は23日、都農町の和牛繁殖農家が飼育していた黒毛和牛3頭の口蹄疫(O型)感染が確定したと発表した。 20日に感染疑いの1例目となった3頭で、国内感染は2000年に本県と北海道で確認されて以来10年ぶり。県は23日夜、川南、都農町の2農場で5、6例目となる繁殖牛1頭、水牛1頭の感染疑いも確認。都農町の水牛1頭については3月末に採取した検体から感染疑いが判明した。殺処分対象は6農場で牛339頭、水牛42頭、豚2頭に上る。 県によると、23日、動物衛生研究所(東京都)が抗原検出検査で口蹄疫への感染を確定した。口蹄疫ウイルスには七つの血清型があり、O型は各国での発生の約半数を占める。韓国では4月に牛、豚、ヤギのO型感染8例を確認。1〜3月に牛とシカでA型感染7例を確認している。中国や韓国で発生した口蹄疫と同じウイルスかは、遺伝子の塩基配列を調べなければならず不明という。 感染疑い5例目となったのは、4例目の農場から西100メートルの川南町の肉用牛一貫経営農家で飼育されている繁殖牛1頭。22日、同町役場から連絡を受けた宮崎家畜保健衛生所が立ち入り検査。症状が見られた3頭の粘膜などを同研究所に送り、23日夕方、1頭の陽性反応を確認した。 6例目は、1例目の農場から北西600メートルにある都農町の水牛農家が飼育する水牛1頭。1、3例目と一部同じ飼料業者から飼料を購入しており疫学調査の対象となった。 22日、立ち入り検査で5頭から血液を採取。3月31日、同保健所が下痢症状の原因特定のため採取していた3頭の鼻の粘膜とともに同研究所に送付し、うち1頭の粘膜が遺伝子検査で陽性反応を示した。このため、これまでで最も早い時期の感染疑い例となった。農家は豚2頭も飼育。半径3・5キロには養豚農家が6戸ある。 2例目の埋却処分は23日までに終了。3例目も殺処分を終え、24日も埋却作業を続ける。4例目の埋却地も決定。5、6例目については未定。県は同日、県内の牛や豚などの偶蹄(ぐうてい)類飼育施設すべての消毒を実施することも明らかにした。 東国原知事は週明けにも上京。赤松広隆農林水産相と会談し、口蹄疫に対する支援などを要請する予定。 【地図】口蹄疫感染・疑い確認農場 ◇抗原検出検査 口蹄疫ウイルスの型ごとの特徴を示すタンパク質「抗原」にどの「抗体」が結合するかを調べることで、型を特定する検査。あらかじめ、いくつかの抗体を用意しておき、抗原と反応すれば発色する試薬を使って検出するELISA(エライザ)検査で実施した。感染疑い1例目の牛から綿棒で採取したぬぐい液のウイルスを試験管内で生きた細胞に接種して増やし、検査に使った。 4月 被害状況 防疫関係