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「…………ぁ」 その、姿を見つけて ディランの顔に浮かんだのは、安堵と不安が混ぜこぜになったような表情 すぐに、そちらに向かおうとして ……しかし、迷うように、止まる その様子に、サキュバスはお気楽に告げた 「知り合い、見つけたんでしょ?行ってきなよ」 「あ…で、でも」 「場所取りなら、私がいるから大丈夫だよ~」 花見の場所取りは、一人いれば問題ない 「でも……君は、在処ちゃんの、傍にいたいんじゃ…」 「ん~、そうだけど…ほら、押して駄目なら引いてみな、って言うし」 どうやら、そう言う作戦らしい うまく行くかどうかは、不明だが 「ほらほら、その人を探しに、学校町に来たんでしょ?見失ったら大変だよ」 「う、うん………あ、ありがとう」 サキュバスに、背中を押されて ディランは、その目的の人物の元へと、駆けていった 「来てやったわよー……って、何。この、明らかに何かあった後は」 「…気にしないで。むしろ、思い出させないで」 花見会場にやってきた、赤い靴契約者 赤坂 美樹に、望はややぐったりした様子で答えた 化死窪喪血の騒動が落ち着き、精神的にどっと疲れたのだ そんな望を気遣い、大樹がその頭を撫でてやっていて……その手の優しさに、頬をうっすらと赤らめている 望のそんな様子に首を傾げつつ、美樹は赤い靴を従えて、近づいてきた …なお、弁当などは、全て赤い靴に持たせているようである 美樹は、手荷物一つ持っていない 「ふむ、まぁ、騒ぎがあったのなら、それが終結した後に着いたのは幸運だったな」 「………もっと早く着ていれば、盾にしてやったのに…」 赤い靴の呟きに、ぼそり、呪詛の言葉を吐く望 この変態ならば、友美並のギャグキャラ修正で、きっと、化死窪喪血も物共しなかっただろう二 図体も大きいから、盾にうってつけだし ……と そんな、やや殺伐としたやり取りを、していると 一人の青年が、こちらに駆けて来ている事に、望は気付いた 都市伝説の気配 そして、見覚えのない姿に、警戒する その青年は、望達に…… いや 赤い靴に、駆け寄ってきて 「----ッジブリル!」 と その場にいた誰もが聞いたことのない名前を呼んで、赤い靴に抱きついた その青年は、身長軽く180㎝オーバー が、赤い靴の身長が、優に2m超えなので、体制的に無理はない そして、青年の線が細いせいで、どちらかと言うとガッシリした体格の赤い靴に抱きつく様子は、男同士だと言うのに、むしろ絵になって 花見会場にいた某貴腐人が、物凄い勢いで眼鏡の下の瞳を光らせた事に 当人達は、気付いていない 「………っな!?」 赤い靴は、抱きつかれた事よりも むしろ、その青年がこの場にいることに、驚いたようで 『こら、ディラン!?どうしてお前が学校町に来てるんだ!?ここは「組織」の目が厳しいと言っていただろ!』 やや厳しい口調で、そう青年に言う 青年…ディランは、おどおどと、それに答えた 『だ、だだ、だって……ダ、ダレンが、学校町に行きたいって、言うから…』 『はぁ!?……何を考えているんだ、あいつは!?「組織」強硬派や過激派に生きている事が知られたら、今度こそ殺されかねないぞ!?』 『で、でも………どうしても、って言うから………』 あぁ、全く、あの男は……… 頭を抱える赤い靴 あの男らしい 変な所で、頑固な面があるから 一体、何の目的で学校町に来ると言うのか この街は、本当に「組織」の目が厳しい 日本でも有数の都市伝説出没スポットであるここは、自然と厄介事も置きやすい だからこそ、あの男を学校町に近づけたくなかったと言うのに…! 『…わかった、後で俺もダレンと話す。せめて、学校町に来る目的くらいはわからないと、俺も対応できない』 『う、うん、お願い………あ、ジブリル、危な』 い、と ディランが言い切るよりも、前に ごがっ!!!と 赤い靴は、美樹に容赦なく、蹴り倒された どすっ!とあっけなく、地面に顔をめり込ませる赤い靴 投げ出された弁当箱を、ディランが慌てて、キャッチする 「何をするんだ」 「いきなり、私のわからない言語で知らない奴とくっちゃべってんじゃないわよ」 みし、と 容赦なく、赤い靴を踏み躙る美樹 赤い靴がちょっぴり嬉しそうな声をあげているのは、この変態が若干マゾ属性ももっているだけなので、問題はない …そう 赤い靴とディランは、この場にいる他の者達が、決して理解できないであろう言語で話していたのだ それは、世界中の言語に通じていたとしても、決して理解できない言葉 人工的に作られた、暗号言語だからだ 暗号解読の天才が聞いていたならば話は別だが、そうでなければ、決して、理解はできまい 「っご、ごごごご、御免ね、御免ね……あ、あんまり、ジブリルを虐めないで…」 おろおろと、赤い靴を踏み躙る美樹に、ディランが申し訳なさそうに言う その言葉に、美樹は不機嫌に顔をあげた 「…誰の事よ、ジブリルって」 「あぁ、俺だ」 むく、と 赤い靴が、顔をあげる 「ジブリル・ドソワーニュ=メユール。俺が人間のふりする時の名前だ……そう言えば、教えてなかったな」 「そうね、今日、初めて聞いたわ」 みしっ 赤い靴が、自分に隠し事をしていたのが、気に食わなかったのだろうか さらに、赤い靴を踏み躙る美樹 赤い靴は悦んでいるのだが、ディランは赤い靴を心配して、おろおろしているのだった 「……いきなり何だってのよ」 目の前の光景に、呆れる望 まぁ、どうやら自分は部外者っぽいから、首を突っ込む気はないが… 「…?大樹さん?どうしたの?」 「あ……いえ、何でもありませんよ」 何か、考え込んでいた様子の大樹に、首をかしげる望 …そして そこから、少し離れた所で 「…?辰也……?どうしたんだ…?」 「ん?……いや、何でもねぇ」 「………くけっ!?」 ふと、眉をひそめた辰也の様子に、恵が首をかしげる ……先ほど、聞えてきた、言語 どこかで、聞いた事があるような? 共通の疑問に、大樹と辰也は、ほぼ同時に首をかしげたのだった to be … ? 前ページ連載 - 赤い靴
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「うぇーやだぁ」 そう言って眉間に皺をよせた中2の春歌。 春歌の視線の先には、天井の赤黒い滲み。 クラス全員がそう思っただろう。 春歌も例外ではない。 「ねぇハルー」 春歌は通称、ハル。 「なぁに?優奈」 優奈は黒髪ストレートの春歌とは対照的で、茶髪の巻き髪でいわゆる『ギャル』だった。 しかし、『清楚なギャル』として結構モテている。 顔も可愛かったし、憎んだことも、僻んだこともなかった。 「あの滲みやばくね?」 「だよねー なんかペンキで塗りなおしてもまた浮き出てくるらしいから」 そう。それが怖いのだ。 次へ
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好きなマップ パワープラント 嫌いなマップ 特にない 好きな武器 ASG・ナイフ全般 嫌いな武器 TRG 解像度 800x600 マウス感度 20 マウス加速 off クロスヘア 2 利き手 右 PC環境 マウス IE3.0に変えました マウスパッド Airpad ヘッドフォン 安いやつ キーボード: ぶっふぁろー?って書いてある 画面 19インチの液晶 サウンドカード さうんどぶらすたーえくすふなんたら 回線 ADSL50MB 一応マスターですが一番弱いです さらにかなりの低スペッカーです 影つけるとガクガク、影なしでも銃撃戦ではFPSさがりまくりんぐ 買い換えろ? 俺NEETだよ?
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タグ かっこいい 曲名あ 歌 Lia 作詞 さなぎ 作曲 sumiisan 作品 FORTUNE ARTERIALED FORTUNE ARTERIAL イメージテーママキシシングル第二弾 「扉ひらいて、ふたり未来へ」
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歴代結果 大会名 予選 最終結果 第1回いきものがかり人気曲決定戦 不参加 第2回いきものがかり人気曲決定戦 不参加 第3回いきものがかり人気曲決定戦 ベスト128 第4回いきものがかり人気曲決定戦 88位(0票) ベスト128 いきものがかり夏に聞きたい曲決定戦 23位(1票) 不参加 いきものがかり好きなMV決定戦 不参加 いきものがかり秋に聞きたい曲決定戦 34位(1票) 不参加 いきものがかり冬に聞きたい曲決定戦 42位(0票) 不参加 山下穂尊作詞作曲の中で好きな曲決定戦 不参加 いきものがかりファンになったきっかけ決定戦 79位(0票) いきものがかり恋愛ソング決定戦 19位(6票) 不参加 第5回いきものがかり人気曲決定戦 46位(31票) ベスト128 ドライブ中に聴きたいいきものがかりの曲決定戦 71位(0票) 不参加 いきものがかり主題歌・CMソング決定戦 不参加 いきものがかり春に聞きたい曲決定戦 53位(0票) 不参加 いきものがかり気分を上げたいときに聴きたい曲決定戦 69位(0票) 不参加 いきものがかりLIVEで聴きたい曲決定戦 87位(0票) 不参加 いきものがかりバラード決定戦 38位(1票) いきものがかり作って欲しいMV決定戦 対戦成績 第3回いきものがかり人気曲決定戦 Dブロック1回戦 〇 54-46 vs MONSTAR 第3回いきものがかり人気曲決定戦 Dブロック2回戦 ● 39-61 vs なんで 第4回いきものがかり人気曲決定戦 Bブロック2回戦 ● 31-69 vs YELL 第5回いきものがかり人気曲決定戦 Dブロック2回戦 ● 13-87 vs 気まぐれロマンティック
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【検索用 あかいまほうのきのみ 登録タグ 2010年 VOCALOID muu あ 初音ミク 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:muu 作曲:muu 編曲:muu 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『赤い魔法の木の実』(あかいまほうのきのみ) 歌詞 黒い街に 馬車が走る ああ 深い霧が足をかける 浮かぶ灰と 煙の空 ああ 意味もなさず夜が明ける 口をあける 煤けた廃墟 崩れかけた アーチの下に 重い扉の 前で笑う 片腕のピエロに 合図を 軋んだ歌で 扉が開く 耳をふさいだ その両手が ふらり揺れる くるり回り 中へ中へ 仮面かぶり お辞儀をひとつ ほら始まる 真っ赤な魔法の 木の実を君にあげようか 一口齧れば 虹色の夢世界 空には鉄屑 お星様がキラリキラリ 全部を忘れて 眠らずの夜を待つ 固い靴が 踵鳴らす ああ 外は強い土砂降り雨 曇る窓は ヒビが割れて 難解な迷路を刻んだ 草臥(くたび)れた黒鍵が泣いて 流れたのは 奇怪なワルツ カラクリの 螺子巻きの時計 急かすように 時間を刻む ふらりふらり もつれた足が 空を蹴って 花瓶の花も 淡く揺れる そろそろ終わる 最後のダンス 仮面脱いで お辞儀を一つ それが合図 「おやすみ さよなら」 手を振り 乾いた声 最後の 答えは 出ないまま日が昇る 空にはくすんで 消えかけた雲の後 滲んで歪んだ 「素晴らしいこの世界」 ぽつり 「言ったとおりになった。」 瞳閉じた 君の横顔 暗い部屋で 書いた手紙が 届くころには 僕はいない 真っ赤な魔法の 木の実を君にあげようか 一口齧れば 虹色の夢世界 空には鉄屑 お星様がキラリキラリ 全部を忘れて 眠らずに朝を待つ コメント 一番好きだこれ -- junk (2011-05-26 21 42 25) 幻想的で、なんだか素敵・・・はじめてきいたけどいいっとおもいました もっと知ってほしいと思います -- 麻里亜 (2011-08-29 07 37 26) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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「み、見つけた………これで、この家の庭の破片は全部回収したぞ……」 民家の芝生を舐めるように何かを探していた黒服の男は、 虫眼鏡を片手に、掌にほんの僅かな大きさの獲物を置いて溜息混じりに宣言した 月光が冴え渡る深い夜 東区の住宅地の道端や民家等を、黒服達が血眼になって探している物 それは、昼間に行われたとある少年の戦闘によってこの一帯に散らばった「UFO」の残骸 大小様々な破片ですらも、何らかの都市伝説、若しくは最先端の技術で近未来兵器を作る切っ掛けになる可能性がある それを阻止するべく弛まぬ努力を費やしているのが、彼等―――「組織」の黒服達である 彼等に割り振られたナンバーは…“R-No.” 「R-No.4、エリアE33の破片は全て回収したようです」 「分かった、大変だろうがその調子で、なるべく休みなく作業を続けるように伝えてくれ」 「Yes,ma am」 「……いや、その返事は止めて貰えないか…;」 照れ臭そうにしながらも、黒服に対して偉そうな態度を取っているのは、白髪の巨乳の少女 R-No.の上位メンバーの一人であり事後処理班を統括している、R-No.4―レクイエム・リッケンバッカー 「流石に早いな…順調にいけば今夜中には終われそうだ」 「あらぁ、それは良かったですわ♪」 背後からの声に振り向くと、赤い髪の少女がにこにこと笑顔を振りまいてこちらに歩み寄っていた R-No.0――ローゼ・ラインハルトである 「「「「あ、R-No.0!?」」」」」 「ローゼ、こんな所に来ていて良いのか?」 「てへっ♪ 蓮華ちゃんが怖いから逃げだして来ちゃいましたの♪ …あ、皆さん敬礼なんて堅苦しい事なさらなくても宜しいですわよ;」 「貴様等ァ!! すぐに作業に戻れ!!」 背筋をぴんと伸ばしてローゼに敬礼していた者は、 レクイエムの一喝を受けて慌てて破片探しに取りかかった 「全く、油断するとこれだ…貴様も余り外には出てくるな、一 応 No.0なんだぞ?」 「あの、レクイエムさん? 『 一 応 』とはどういうことですの?」 「そのままの意味だが?」 「ぐすっ……レクイエムさんが虐める……」 「…嘘泣きは止せ;」 「それにしても、作業が順調そうで何よりですわ♪」 「(さっきの茶番は何だったんだ)ん、まぁな…あいつのお陰か」 ちら、とレクイエムが視線を向けた先 ぞろぞろと丸っこい饅頭型の謎のナマモノを引き連れたオレンジ色のツインテールの少女が、後ろ手にこちらに歩いてきていた 彼女はローゼ達の前までくると、手を上げてぴたりと立ち止まる 「ぜんたーい、止まるんだよー」 「「「「ホニョ!!」」」」 「はい、番号」 「ホニョ!」「ホニョニョ!」「ホニョホニョ!」「ホンニョコニョン!」 「よしよし、お利口さんなんだよー…あれ、ローゼさんも来てたの?」 R-No.7――ラピーナ・レスピーギ 本来彼女は物資調達班を指揮しているのだが、 今回は彼女の都市伝説が役に立つだろうという事で事後処理班に協力しているのだ 「お疲れ様ですわ、ラピーナちゃん♪」 「貴様達も、良く頑張ってくれた」 「「「「ホニョニョ!!」」」」 (う……か、可愛い……) 「ねーねーローゼさん、帰ったらクッキー食べよーよー」 「あらぁ良いですわね♪ でも蓮華ちゃんには内緒にして下さらない?」 「はーい」 女が三人寄れば姦しい…とはよく言ったものだが 秘密主義である筈なのに真夜中の住宅街で堂々と井戸端会議を行うとは、果たして彼女達は「組織」としての自覚はあるのだろうか それが明確になるのは、この数秒後の事だ 「――――――――――――ッ!?」 ローゼの瞳の紫水晶が、柘榴石に変わる時 悪意が、音を立てて歩み寄る 「…ローゼさん、どうかしたの?」 「都市伝説ですわ、でも何処から――――――ッ下から!?」 「全員下がれ!!」 咄嗟に黒服達が道路の端に身を寄せた 気配の根源は、その中央から現れた 激しい機械音を轟かせ、大きな穴を開けて地中から現れたそれは 「……ロボット?」 どうみても、そうとしか形容できない物だった 人型ではなく、被災現場などで活躍しそうな、蛇型のロボット その装甲は灰色がかった鏡のようであり、キャタピラのついたユニットが幾つも並んだその先頭に4基のドリルが円状に配置され、 各ユニットにはそれぞれ2基の機関砲が配備されていた 「む……4月に欧州に出現した謎の殺人兵器と特徴が一致するぞ?」 「そんな…これは「ミドガルドシュランゲ」!?」 「ローゼさん、何か知ってるの?」 「ドイツで研究のみに終わってしまった兵器ですわ…こんなものまで都市伝説になってらしたなんて…」 蛇型のロボット―――「ミドガルドシュランゲ」はまだその機体の半分を地中に潜ませた状態で、 先頭のドリルのついたユニットを頭部のようにして辺りを見回すような仕草を取る 《β10-MidgardSchlange-ArtificialIntelligence+MicroSystem-MachineGun+BearingBallet-Land Sea-1935228…目標地点到達確認 目標数…約400体……目標補足…UnitA,B,C,D,E,弾薬装填完了………任務開始》 冷たい女性のような機械音声が響き、機関砲が一斉に動き出す 最初に動き出したのは、ローゼだった 「くっ、『フォトン・ヴェール』!!」 赤光のカーテンが揺らめき、壁となって放たれた弾丸を全て受けきった 光の壁の発生源に気づいた「ミドガルドシュランゲ」は、ローゼ達の方に向き直った 《……Data認証…R-No.0,RoseReinhardt…R-No.4,RequiemRickenbacker…R-No.7,RapinaRespighi 作戦一部変更…対象…R-No.0,他上位構成員2人》 「あら…好都合ですわ、こちらに標的を絞って下さったようですの」 「全員に告ぐ! ここは私達が食い止める! 貴様等は作業を続行しつつ、危険と判断したら即刻逃げろ!!」 「えー、ラピーナもやるのー?……仕方ないかも」 黒光りする機関銃の砲口が、ローゼ達に向けられる 《……射殺》 再び、10基の機関銃が火を噴いた 「『フォトン・ヴェール』!」 「『コンフィタティス』!」 「『妖怪“人”隠し』だよ!」 ローゼは赤い光に身を包んで攻撃を防ぎ、 レクイエムとラピーナはその場から姿を消して攻撃を躱した 《…目標消失……熱探知開始》 「今度はこちらの番ですわ! 『フォトン・クラッシャー』!」 彼女の伸ばした指先から、雷光を伴う赤く細い光条が発射され、「ミドガルドシュランゲ」に向かう だがそれは、曇った鏡の装甲によって反射し、民家の塀を破壊する 「えっ……“光”の攻撃が効かない!?」 「貴様ァ! 私の仕事を増やすな!!」 「ミドガルドシュランゲ」の真上に現れたレクイエムが、軽やかに宙を舞って踵落としを命中させる 彼女の都市伝説「ヒエロニムスマシン」によって肉体強化がなされたその一撃は、機械さえもよろめかせる 「ごめんあそばせ!!」 ローゼも戦術を切り替え、赤い雷光を纏わせた拳を叩きつけた 「フォトンベルト」の能力で、レクイエムと同じように身体強化したその拳は、 またも機体をぐらつかせたが、両者の攻撃はただの一度も傷を与えた訳ではない 「ちっ、やはり硬いな……!」 《R-No.4発見…R-No.7未確認――――――――9時方向熱源反応感知》 「ミサイル発射だよー!!」 民家の屋根の上に立つラピーナが、白饅頭を使役して多弾頭ミサイルを発射させた ラピーナの能力は、「妖怪○○隠し」 あらゆる物を隠すと同時に、隠した物を出現させる事が出来る 放たれたミサイルは全て「ミドガルドシュランゲ」に直撃し、住宅街に倒れ込んだ 「あ……ちょっとまずいかも」 「ちょっとじゃない! 貴様等、後で覚えておけよ!?」 「うえーん」 「お二人とも、まだ終わってませんわ!」 ローゼの言う通り、「ミドガルドシュランゲ」は再度起き上がり、出現した穴から這い出て全身を露出した 全長524メートルという巨大さが、見る者を圧倒させる 「うわ…おっきいかも」 「それに防御力も問題だ…光を跳ね返すらしいからな」 「えぇ、恐らく黒服の皆さんが持ってる光線銃も効かなかったものだと思いますわ………あ、れ?」 ローゼが何かに気づいたような頓狂な声を上げた瞬間、「ミドガルドシュランゲ」が新たな行動に出た ユニットの内部から、弾薬の詰まったランチャーが飛び出したのだ 「ッ! また何か来るかも!」 《原子番号22金属元素製特殊弾丸……発射》 ランチャーから、金属製のビー玉のような弾丸が発射された それはまるで雨のように、少女達に降り注いだ 「『妖怪“皆の前にオリハルコンの塊”ぶつけ』!!」 ずどんっ!と3人の目の前に直方体の金属が落ちてきて、 甲高い音を鳴らしながら彼女達の代わりに弾丸を受けきった 「妖怪○○隠し」には、「妖怪小指ぶつけ」のような“隠す”以外の悪戯をする亜種がいる その能力を、彼女は防衛の為に使用したのだ 「…ふぅ、助かったみたいだよー」 「ラピーナちゃん? この「オリハルコン」は何処から?」 「んーっと、「組織」の倉庫だと思うよー」 「後できちんと返してさしあげて」 「えー!?」 「当然だろ……」 《……攻撃失敗…攻撃方法変更,突撃態勢移行…照準,R-No.4》 直後、「ミドガルドシュランゲ」の先端の4つのドリルがそれぞれ回転すると同時に、 蛇のように持ち上げられた頭部が大きく仰け反った 「レクイエムさん!」 「あぁ、分かっている!!」 《…殺……殺……殺………》 ドリルが迫り、「オリハルコン」の壁を木っ端微塵に粉砕した だがその先に狙いである筈のレクイエムはいなかった 《標的消失……対象変更…照準,R-No.0―――――》 「頼むぞラピーナ!」 「了解だよ!」 鉄蛇の身体は、完全に地面に接した状態 その隙を突いて、各ユニットに白い饅頭がよじ登り、機関砲に触れた 「『妖怪“機関銃”隠し』!!」 妖怪達が消えると同時に、154の機関砲台が一瞬にして消えた いや、“消えた”というより“抉られた”と表現した方が正しいかも知れない 砲台のあった部位からは配線などが露出し、バチッ、バチッ、と火花が走る 《!?!?……損傷率40%…支障皆無,作戦続行》 再びランチャーが飛び出すが、もう遅かった 彼女達の反撃が始まる 「『トゥーバ・ミールム』!!」 レクイエムが召喚した無数の死霊達が刃の形を取り、「ミドガルドシュランゲ」に突き刺さる 狙いは無論、配線が露わになった大きく空いた穴の中 生命体のように悶える「ミドガルドシュランゲ」だったが、その時まだ自分が沢山の敵に狙われている事に気づいていなかった 屋根の上にずらりと並んでいるのは、バズーカ砲を持った白饅頭 その中には、ミサイルランチャーを構えるラピーナの姿があった 「3(トレ)、2(ドゥエ)、1(ウノ)……Vada(行け)!!」 ラピーナのゴーサインと共に放たれる弾、弾、弾 全てがレクイエムと同じく、抉られた損傷部 爆音に混じって、断末魔の様な機械音が響き渡る 「これでトドメですわ!!」 赤く輝く翼を広げ、上空で待機していたローゼが叫ぶ 構えた両手には、強く輝いた赤光が宿っていた 「必殺! 『破滅のフォトン・ストリーム』!!!」 天地を貫くが如く伸びた真っ赤な光条は、定められた狙いを全く外す事なく弱点を射抜く 全長524メートル、重量にして約6万トンもの巨体が、アスファルトにめり込んだ これだけの攻撃を受けても尚、鉄の蛇は未だに沈黙する気配を見せない 上体を起こし、ローゼ達にランチャーの砲口を向ける 「ちっ、流石にしぶといな……」 「うーん、もうこっちの弾薬が切れかけかも」 「あと一押しですわ、もう一度―――」 《……了解……任務達成確認,戦闘終了…撤退》 ランチャーを機体の中に仕舞うと、ドリルが激しく回転を始め、 今度は下を向いてアスファルトに穴を開け始める 「なっ、逃がしませんわ!」 上空から急降下し、その勢いで拳を振るうローゼ だが、 「―――――――――――え!?」 それは大きく空振ってしまった そこに、「ミドガルドシュランゲ」の姿は無かった あの巨体が、忽然とその場から消えてしまったのだ 「…うー、どこ行ったのー!?」 「ローゼ!」 「駄目ですわ……気配が感じられませんわ」 かつん、と地上に降り立ち、ローゼは首を横に振る レクイエムは舌を打ち、ラピーナは複雑な表情で首を傾げる 「……ねーねー、これって蓮華さんに怒られたりしないよねー?」 「「え?」」 粉々になった「オリハルコン」 大穴の空いたアスファルト 潰れた民家 「……あー、その……はい、怒られると思いますわ」 「ハァ……急いで直そう」 † † † † † † † とある艦内のモニタールーム――― 《コチラβ04-Sanger-Skybolt+Stealth-LaserGun-Sky-1936 ボス、「UFO」ノ破片、並ビニ「ミュータント」ノ物ト思シキ細胞ノ一部ヲ入手シマシタ》 「ご苦労様…すぐに帰還して休むと良い」 《Yes,Boss》 大きなモニターが消え、通信が切られる 暗いその部屋で唯一の光は、小さなモニターの僅かな輝きだけ そんな部屋に、白衣を纏った青年が一人立っていた 《……宜シカッタノデスカ? ボス》 「何の事だい? β01」 《β10ノ事デアリマス》 「あぁ、それなら大丈夫だよ。あれは僕の最高傑作だ 上位ナンバーが何人いようと、そう簡単に壊れはしないさ 尤も、壊れればすぐに作り直すだけ……だけどね」 暗がりに浮かぶ怪しい笑み 小さな光があるからこそ尚一層、その笑みは不気味に感じられる 「β01、進路を日本に向けてくれ β04と合流し、その後β10の連絡を待つ」 《Yes,Boss》 「フッフフフフフ……もうすぐだよ もうすぐ、この僕の野望が……達成される」 青年――β-No.0は、またも不敵な笑みを浮かべた ...To be Continued 前ページ次ページ連載 - 赤い幼星
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おれは貧乏だ。間違いなく貧乏だ。 金がないから貧乏なのではなく、いやそれもあるが、心まで寒いから貧乏なのだ。 元凶がある。 あいつは今年もやってくるだろう。このおれの繊細な心に風穴を空けるために。 赤い服を着た貧乏神―――。 ドガンっ! 「痛えええっ!?」 突然の後頭部への衝撃に、一瞬気が遠くなる。 振り向くと、赤い衣装に身を包んだあいつがいた。 「出たな貧乏神」 「サンタ様と呼べ。そしてプレゼントだ」 そう言って、包装された物体を赤いヒールで小突く。 結構な重さがあるようだ。これがおれの頭を直撃したのだろう。 「プレゼント……頼んだ覚えがまったくないが?」 「よろこべ。おまえがずっと欲しかったものだ」 貧乏神は自信ありげに胸を反らした。 足元の塊をジト目で眺める。少なくとも、去年のような被害はないだろう、と判断した。 一年前のクリスマス、おれはこいつに「女が欲しい」と切実に願った。 それは奇跡のように叶った。グラビアアイドルのようなお姉さんと一晩を過ごし、 そしていま、慰謝料と、誰の子ともしれない子供の養育費を払い続けている。 だから貧乏だ。 くそったれ。このエセサンタさえいなければいまごろクルマも買えたし、ハイビジョンのTVだって 買えたんだ。なにが悲しくてママチャリかつ14型ブラウン管なんだおれは? 「さ あ あ け る が い い ! そして歓喜に ふ る え る が い い !」 ……ヒトの気も知らねーでよ。期待してんのはどっちだよ。 ああ開けてやるさ!おれにはもう絞り取られるカネはねーからな! 「ずっと、欲しかったものか」 「そうだ。私の綿密なストーキングの集大成だ。さあ!」 「まさか、ゴールド聖衣……!」 「ご、ごーるどくろす?な、なんだそれは?」 「チッ、違うのかよ」 「だ、だって、そんなもの調査ではっ……」 「あー欲しかったなーゴールド聖衣ー」 「う……」 なにやら意気消沈しているようだがいい気味だ。おれは一気に包装紙を引き裂いた。 なかから現れ出たのは白い箱。家電製品特有の金属臭がした。まさか! 「X-BOX360!!」 ボロアパートにもかかわらず、思わず叫んでいた。 ここ(ゲーム機)まで辿り着いてなんでWii じゃねーんだ!もっとキッチリストーキングしやがれ! 「ど、どうだ?うれしいか?」 貧乏神が顔を覗き込んできたがあいにくおれは接続に忙しかった。 正直、微妙なプレゼントだ。だがこいつにしてはマシなほうだろう。そしてカネのないおれは 娯楽に飢えていた。一刻もはやくゲームを始めたかった。 その様子に、貧乏神は得意気に鼻を鳴らす。 「もう夢中か。当然だな」 「ソフトは?」 こいつのことだから、忘れたという答えが返ってくるものだと思っていた。そしてさんざ罵倒してやるつもりだった。 「ふん。私に抜かりはない」 取り出したのは。 「お姉チャンバラVOLTEX!!」 そこまできてなんでブルードラゴンじゃねーんだ!姉チャンシリーズはカネがなかったからやってただけなんだよ! ※【お姉チャンバラ】 エロカッコイイお姉ちゃんが血みどろになりながら大勢のゾンビをぶった斬っていくゲームだょ! 基本的におんなじステージを繰り返すだけでカネがかかってないんだょ!だから2000円で買えるんだょ! でもX-BOX360版はたいして変化はないのに7140円もするんだょ! ※【ブルードラゴン】 国民的RPG、ファイナルファンタジーを生んだ人がX-BOX360で作ったゲームだょ! 映画作る才能に恵まれなくてクビ吹っ飛んだけど、ゲーマーはまだ期待してるんだょ! 「……まあいいか。プレゼントだからタダだしな」 「ひっかかる言い方をするな。もっとよろこべ。ほんとうは狂喜乱舞したいハズだろう?」 「そんな超必殺技は習得してない」 もくもくとゾンビを斬り刻む。 ちくしょうなんてこった。これは真実、次世代機と呼ばれるモノか?なにも変わり映えしねえ。 この14型TVでは色っぽいケツも揺れまくっている(だろう)お乳も、凄さがなにひとつ伝わってこねえ! コントローラーを静かに置く。 貧乏神が傍らに立っていた。なにかマズかったか?といった表情。 おまえは悪くない。悪いのは。 「貧乏って悲しいよな……」 「なんだ突然」 「おまえが来るたび痛感するんだ」 「私の生まれ持った気品のせいだな。気にするな、私に比べれば大抵の人間はクズだ」 「おまえすげえよ貧乏神……」 「サンタだ」 翌日、ハイビジョンTVを購入した。これで四社のカードが上限に達したことになる。 これからさらに冗談ごとではない極貧生活が待っているだろう。だが、ちまっこいTVで 貧乏気分を満喫するのはもうイヤだ。貧乏神になんか負けてたまるか。 だから、どんなに生活になっても、生きていようとは思う。せめてあと一年は。
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スキル合成テーブル整理 合成結果 合成スキル1 種類 合成スキル2 種類 D C 赤い跳ね馬 = 巧妙 巧打力 + バックトス 守備力 = 好捕 守備力 + カット 巧打力 = 背筋 体力 + 鉄人リスト 長打力 C B = 体重移動 巧打力 + レーザービーム 守備力 = 体重移動 巧打力 + トルネード 球速 = ベースランニング 走力 + 幻惑 変化球 = スクイズ バント + プルヒッター 長打力 = ドラッグバント バント + レーザービーム 守備力 = プッシュバント バント + 開き直り 精神力 = プッシュバント バント + 鉄砲肩 守備力 = バックトス 守備力 + 急降下 変化球 = カットプレー 守備力 + セーフティバント バント = カットプレー 守備力 + 鉄砲肩 守備力 = 逆シングル 守備力 + つなぎ役 バント = 投げ込み 体力 + セーフティバント バント = 高回転 球速 + セーフティバント バント B B = オレ流 精神力 + 好球必打 巧打力 = オレ流 精神力 + セーフティバント バント = レーザービーム 守備力 + いぶし銀 バント = 背面キャッチ 守備力 + 蜃気楼 変化球 = 背面キャッチ 守備力 + つなぎ役 バント = いぶし銀 バント + つなぎ役 バント = いぶし銀 バント + スラッガー 長打力 B A = 幻惑 変化球 + コマ打法 長打力 = 急降下 変化球 + 守備職人 守備力
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582 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/11/30(土) 13 14 30.62 ID ??? 1/3 街が夕暮れに染まる頃、会社帰りのアムロは一軒の屋台を見つけた。 のれんを見るとどうやらラーメン屋らしい。 家族との夕食の前に軽く食べていこうとアムロはのれんをくぐった。 男A「はい、いらっしゃい」 屋台の中の椅子ではそれぞれシンとルナマリアが座ってラーメンを食べていた。 カウンターの奥には二人組の従業員らしき男が立っているのが見える。 アムロはシンの隣の席に座ってラーメンを注文した。 シン「いただいてます」 ルナマリア「こんにちは」 そう言うと二人はまたラーメンに没頭し始めた。 その間、従業員の男の一人はやれ美人だとか 歯が浮くようなことをシンとルナマリアに言っている。 アムロ(ラブホテルよりましか。二人でラーメンってのは……。 いかんいかん、最初にラブホテルという発想はよくないな) シンもルナマリアも食事を終えてアムロにあいさつすると帰って行った。 待ちくたびれたアムロは出されたラーメンを一口食べて……。 アムロ「う、うまい! これは苦労に苦労を重ねた熟練の味!?」 男A「いいえ、一週間前に屋台を開店したばかりですよ」 アムロ「あれ? おかしいな」 男A「ニュータイプのアムロさんでも失敗することがあるんですね」 アムロ「……なぜ俺の名前を一言も言ってないのに知ってるんだ!?」 583 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/11/30(土) 13 16 41.39 ID ??? 2/3 男A「ハハハ、アムロさんにいっぱいくわせたぞ!」 男B「『いっぱい』と『ラーメン一杯』をかけてるのか?」 男A「誰もそんなことを言ってない……! 失礼しました」 それからこの男二人組は身の上話を始めた。 ラーメンをすすりながらアムロは一部始終を聞くことにした。 男A「自分達はなかなかいいところに雇ってもらえなくてね。 最初はニュータイプだ、なんて嘘を言ってなんとか就職しようとしても 誰にも信用されなかったんですよ。 その後、露天商でイヤリングやブローチなんかを売ったり 街角でインチキ占い師等をしながら頑張って生きてきたんです。 そうしたらね……」 アムロ「いろんな苦労を重ねてきたと。そうしたら?」 男A「たくさんの人に会って話をして気がついたらこの街のことに詳しくなってました。 あれだけニュータイプになりたかったのに、 いつの間にかそういう人達よりも口コミで街のことをよく知っているかもって……。 まあそれはニュータイプのアムロさんの目の前で言うことではないですけど」 会社員の身としてアムロは苦労したという二人組の気持ちは痛いほどわかった。 家族を路頭に迷わすことはさせたくない。 一週間前の屋台開店でもラーメンが熟練の味の様に感じるのは 二人組の苦労によるものかもしれなった。 アムロ「失礼ですがお名前は? あまりこの街では見たことのない顔のようですが」 男A「俺達の名前ですか。我らは二人で一つですよ。『赤い二連星』っていうんです」 584 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/11/30(土) 13 19 25.83 ID ??? 3/3 赤い二連星! 黒い三連星に名前が似ているこの二人は確かに赤い二連星に間違いなかった。 赤い二連星A「さまざまな職業やってる間に口も少々上手くなって。これも経験です。 もっともそれを自分で言うことでもないですが」 アムロ「そうか。赤い二連星、いたな。いた」 赤い二連星A「先ほどのお客様のシンとルナマリアが結婚したら赤い二連星の名を継いでもらわないと。 そして俺達とチームを組んで赤い四連星!?」 アムロ「シンとルナマリアが結婚する可能性はあるが赤い二連星にはならないと思うぞ……」 と、ちょうどアムロが食べ終わった時に客が二人入ってきた。 シャギア「ラーメン2つだ」 オルバ「僕の方はチャーシュー多めでね」 アムロは小銭を数え代金を払うと屋台を出た。 アムロ「いやあ、今日はいいものを見たな」 正直、ラーメン屋台はすぐにつぶれてしまうかもしれない。 しかしニュータイプにこだわらなくとも大丈夫なあの二人組ならたくましく生きていくだろう。 そう思いながら、そしてあたたかいラーメンを食べてほかほかになったお腹をさすりながら アムロは家路についた。