約 445 件
https://w.atwiki.jp/kanesube/pages/22.html
冒険用アイテム ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ ■道具■ [アイテム] 【ノーマルチェリー×1】「怪我を微回復」 【回復薬×2】 「怪我を微回復」 【回復薬G×3】 「怪我を小回復」 【ベーコンの葉×1】 「怪我を小回復」 【お手製饅頭×1】 「怪我を中回復」 【ポーション×2】 「疲労を微量回復」 【ハイポーション×2】 「疲労を小回復」 【ファイト一発×1】 「疲労を中回復」 【仙豆×1】 「メインの怪我を全回復 1ターン防御率大上昇」 【ブフーの杖×1】 「対象1体」「【使用した魔物】が【食材】を必ず落とす」 【ふなっしー人形×1】 「一度だけ攻撃を無効化する」 【招き猫のお守り×1】 「使用時、ドロップ率が2倍になる」 【女神のサイコロ×1】 「1T/味方のスキル発動率100%/敵スキル発動率0%化」 【あくまのくすり×1】「疲労を中回復」「次・今の戦闘の与 被ダメージ増加」 【コンバットデッキ×1】 「回復アイテムを1ターンに2回使える」 【エリクサーwww×1】 「メイン(一人)の怪我 疲労全快」 【ダブルアイスクリーム×1】「使用T戦闘力が大きく増加」「使用行動量0」 ■カード■ 【シビレ罠】 … 弱った魔物に仕掛けることで「捕獲」できるかも知れないアイテム【戦闘】 new! ■共通カード■ 【不意玉】 … 強敵に対して「奇襲」でき、確実に「逃走」も可能 【1足絶殺マン】…「冒険」時の出目で「10D ±1」「100D ±5」できる【重複可】 【オアシスへの入り方】…「『昼』に【外周エリア】から【砂漠エリア】に移動時」 ■ドロップ品■ 「ねじれた嘴【★】『鍛冶用』」 「駆動ネジ【★】『鍛冶用』」 「さまよう鎧【★★】『鍛冶用』」 「ロードオブケイト【★】『裁縫用』」 「アダマンタイト[紅]【★★★】『鍛冶用』 … 赤く光る超級鉱石、名前が既に強そう。同名で「蒼」が存在する 「三剣技の書」「斬撃武器専用」「BS"大地斬"を取得」「『防御無視』の強力な一撃」「敵の防御率は削れない」 … 三剣技と呼ばれた技の一つ。更に頂点となる4つめの技があると記されている。 「あくまのくすり」「疲労を中回復」「次・今の戦闘の与 被ダメージ増加」 … Mな悪魔が毎朝飲む薬。3回に1回はお腹を壊すがスッキリする」 ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ 街用アイテム [貯金:"500万"] ■やる夫用■ [スキル] 【空白の書】 … 武器に使用。付加できる最大数が1枠分増加する 【忘却の秘薬Ⅰ】…「"Lv3までの"能力を忘れる時、全額返金される」 【スキルUPの書】…「能力のLvを1つ無料であげられる」「Lv5まで」 [その他] 【PAD】 … 『女性用好感度アイテム?』 【こんらんふせぎバッヂ◆装飾】 … 「【混乱・暴走・操り】などの『制御不可』状態を防ぐ」 ■クランアイテム■ 【ヒルベルトエフェクト◆装飾】 ― 「攻撃がダメージ無効・相殺・軽減を貫通」【球磨川】 【天使の輪◆投擲】[天使羽][隠武器][円月輪] ― 「接近【10】」「ターン終了時、再装備」 [★]天使羽 …「30%の確率で追加攻撃」 【神宮大麻◆札】[退魔] [魔力+] ― 「【魔法【15】」「特効『悪魔』+50%」[魔力+1]【タマモ】 [スキル] 【天の恵みの書】 … 「武器に『天恵【接近+1】』を付与」【未買い取り】 [食材] 【ノーマルチェリー×1】【食材】 【ベーコンの葉×1】「体力2回復」【1/1戦/食材】 [その他] 【天の書】… 「メイン」の(1ターンに与える)攻撃力+20 【地の書】… 「スレーブ」の総合疲労-50% 【星降りのハーブ×1】 … 『最高級好感度アイテム』 「"人間以外"」 【金剛の髪房【★★】】 … 『裁縫用』 【天女の針糸【★★】】 … 『裁縫用』 【蛇剣の皮【★】 … 『裁縫用』 [イベント] 【金額メモ[上級者]】 【ワクチン】 … 「ウィルス」を駆逐する為のアイテム。倒した「ウィルス」に使用可能 【抗体玉】 … 「ウィルス」を倒した後に使用し、データを回収する 【カウンター】… 「戦闘データ」など、様々なことを記録できる 【魔人の書Ⅱ】… 「中級魔人」を呼びだします。危険。通常使用不可 【贄殿遮那[神器]】… 「炎の精霊(シャナ)」から一時的に預かっている「刀」の神器 【虹の実】 … 虹色に輝く巨大な食材。七色の味と呼ばれる珍味。 【ゆかりからの手紙】 … 「慧音」に渡す手紙、中は見ちゃいけない。 ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/714.html
だから人は夢を見るの状態表 【A-3/工場仮眠室/2日目/深夜?】 【リンク(子供)@ゼルダの伝説 時のオカリナ】 [状態]:左太腿と右掌に裂傷(治療済み)、左肩に打撲、足に軽度の凍傷 [装備]:勇者の拳@魔法陣グルグル、コキリの剣@ゼルダの伝説 [道具]:基本支給品一式×5(食料一人分-1、飲料水を少し消費) 歩く教会の十字架@とある魔術の禁書目録、時限爆弾@ぱにぽに、エスパー錠とその鍵@絶対可憐チルドレン、 じゃんけん札@サザエさん、ふじおか@みなみけ(なんか汚れた)、5MeO-DIPT(24mg)、 祭具殿にあった武器0~2つ程、祭具殿の鍵、裂かれたアリサのスリップ(包帯を作った余り) [服装]:中世ファンタジーな布の服など。傷口に包帯。 [思考]:み、見てない、裸なんて見てない……っ 第一行動方針:見張りを続ける。もうしばらくしたらアリサと交代。 第二行動方針:ヴィータを捜し、説得する(無理なら…?)。 第三行動方針:ニケ達と合流し、エヴァの伝言を伝える。 第四行動方針:もし桜を見つけたら保護する。 基本行動方針:ゲームを壊す。その後、できることなら梨花の世界へと赴き、梨花の知り合い達に謝罪したい。 参戦時期:エンディング後 [備考] リンクが所持している祭具殿にあった他の武器が何なのかは不明。少なくとも剣はないと思われる。 祭具殿の内部を詳しく調べていません。 【インデックス@とある魔術の禁書目録】 [状態]:高熱、リンク達に介護されながら睡眠、全身に軽度の凍傷、軽い貧血気味、 背中に大きな裂傷跡と火傷、足裏に擦過傷(共に応急手当て済み) [装備]:水の羽衣(背部が横に大きく裂けている)@ドラゴンクエストⅤ [道具]:支給品一式(食料-1日分、時計破損)、 ビュティの首輪、鉄製の斧@ひぐらしのなく頃に(?) [服装]:私立聖祥大付属小学校の制服の下に水の羽衣。背中と足にシルクの包帯。 [思考]:zzz……? 第一行動方針:休息を取る? 第二行動方針:ヴィータを捜し、説得する。 第二行動方針:ニケ達と合流する。 第三行動方針:紫穂の行方の手掛かりを探す。エヴァの説得も諦めていない。 第四行動方針:落ち着いたら、明るい所でじっくりビュティの首輪を調べたい。 基本行動方針:誰にも死んで欲しくない。状況を打破するため情報を集め、この空間から脱出する。 [備考] 拾った双葉の型紐が切れたランドセルに荷物まとめて入れています。 インデックス自身のランドセルは壊れているので内容物の質量と大きさを無視できません。 【アリサ・バニングス@魔法少女リリカルなのは】 [状態]:全身に軽い火傷(右腕・顔は無事)、左腕から出血(打撲、軽度)、背中に切り傷 上記の怪我は全て応急処置済み。休息(睡眠? 起きている?) [装備]:贄殿遮那@灼眼のシャナ、カレイドステッキ@Fate/stay night [道具]:なし [服装]:ショーツ一枚。傷口に包帯。 [思考]:なのはを離さない。 第一行動方針:朝まで休息する。なのはに同行する。 第二行動方針:はやての遺志を継いで、なんとかする。 第三行動方針:はやての腕や色々な物を盗っていたパタリロの捜索。 基本行動方針:(なのはと一緒に)ゲームからの脱出。 【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】 [状態]:残存魔力中、両手首に小さな傷、頬骨と肋骨一本にヒビ(処置済み)、 かなりの不安、多重人格化(現在《高町なのは》)、休息(睡眠?) [装備]:小さな短刀@ひぐらしのなく頃に(?)、クロウカード『希望』@CCさくら [道具]:なし [服装]:全裸(イヴの服を乾かしている) [思考]:選択…… 第一行動方針:しばらくはアリサ達と共に休息。アリサ達と同行? 第二行動方針:ヴィータとエヴァも殺さず止める。 第三行動方針:はやての腕や色々な物を盗っていたパタリロの捜索。 基本行動方針:大切な人達を護る。ジェダを倒して生き残りで脱出。 [備考] 《高町なのは》と《白い悪魔》の多重人格を発症しました。 別人格といっても大きな違いは無く、あくまで両方とも高町なのはですが、 《高町なのは》は弱く、感情的で、人間。《白い悪魔》は強く、理性的で、悪魔を担っています。 解離性同一性障害に似た症状ですが、概ね記憶を共有する、互いを認識しているなど相違点も多く、 通常の症例は参考にしかならないようです。 ※彼女達がどの程度情報交換をしたのかは不明です。 まだの場合、起きてから情報を交換する事になります。 イヴのナース服の方は、なのはは着ない様です。 ≪249 ワルプルギスの夜/宴の支度 時系列順に読む 251 拭えぬ過去を振り返り(前編)≫ ≪249 ワルプルギスの夜/宴の支度 投下順に読む 251 拭えぬ過去を振り返り(前編)≫ ≪247 いたくても、つらくても。 リンクの登場SSを読む 000 [[]]≫ ≪247 いたくても、つらくても。 インデックスの登場SSを読む 000 [[]]≫ ≪247 いたくても、つらくても。 アリサ・バニングスの登場SSを読む 000 [[]]≫ ≪247 いたくても、つらくても。 高町なのはの登場SSを読む 000 [[]]≫
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/710.html
突如乱入してきた傷だらけの全裸の少年、白石みのるはぶんどった『カレー』をものの数分でかっ食らった。 「誰だか知らないけど、ありがとよ。恩に着るぜ。サイコーにうまかったぜ!」 みのるはそう言うと、現われた時よりも軽い足取りで去っていった。 白目をむいたまま呆然としているかがみをよそに、◆6/WWxs9O1s氏はホッとした表情を浮かべていた。 そんな二人のもとに、怨念のこもった不気味な声が聞こえてきた。 「オオオオオ……どこだ、どこへ隠れた………」 「だ、誰だよ? 薄気味悪い声なんか出しやがって……」 突然聞こえてきた不気味な声に、6/は思わず身震いしてしまう。 「オオオオオ……ウオオオオオ!! 逃がさぬ、逃がさぬぞぉぉぉ!!」 不気味な声は時が経つにつれてどんどん大きくなってくる。こちらに誰かが迫ってきているようだ。 (どうすんだよ俺。かがみは固まったままでアテになりそうにないし……あああどうすりゃいいんだ!) 迫り来る恐怖にあわてふためく6/だが、結局何もできぬまま時間だけが過ぎて行く。 「早くするのだ……そこに隠れているのは分かっているのだぞ……」 おびえる6/の前に、不気味な声の主がその姿をあらわした。 「げぇっ、セト!!」 6/の前にあらわれたのは、エジプトの悪神セトであった。 マッチョな肉体を持つ男の全裸に、よく分からない魔物の頭が乗っているという、不気味極まりない姿をしている。 彼は体中からものすごく強烈な妖気を発しており、恨みのこもった凍りつくような眼差しで、6/をみつめている。 「ようやく見つけたぞ……私の肉便器、白石みのるを……」 (肉便器? 白石みのる? ひょっとして、さっき乱入して俺のことを助けてくれた、あいつのことか?) 6/は、セトは自分のことを白石みのると勘違いしているのではないかということに気が付いた。 だが、気が付いたところでセトを説得するなど無理であることは明白だった。 「先ほどの放送により、余の素晴らしき行為を禁ずる効果は消え去ったのだ。 白石みのるよ、余の肉便器となる栄誉を、いま一度受けるがいい!!」 セトが一瞬異様な笑みを浮かべたのに気付いた時には、もう手遅れだった。 ◆6/WWxs9O1sは、セトのものすごい速さの突進を受けて倒されて馬乗りされ、そして…… 「うわあああああああああああああああああああ!!!!!!! 6/は、白石みのるとしてセトの好意…もとい行為を受ける事となってしまったのである。 【一日目午後九時/埼玉県民家】 【◆6/WWxs9O1s氏@現実】 [状態]:全裸 、スモールライトで十分の一に縮小、病んでる、縛られて逆レイプ中 [装備]:贄殿遮那@灼眼のシャナ [道具]:業務用ポッキー(ダンボール一箱分) [思考] 1:セトこわいよー 2:かがみ、ひよこっこと行動を共にし、傷つける人間は殺す 3:誤解フラグを解く 4:放送を信じない味方を集め、主催を倒す 5:最終手段でかがみを主催に差し出す 6:その願いでみなみを生き返らせてもらうのもいいかも 7:ま と も な ふ く が ほ し い ※大臣の取引には乗ったふりをしていますが、実際に手を貸すつもりはありません。 【柊かがみ@らき☆すた】 [状態]:泉こなたの胴体、高良みゆきの左腕、右手にはバルサミコ酢の空瓶 体中からかなりの悪臭、頭部に傷多数、思考停止 [装備]:なし [道具]:なし [思考] 1:思考停止 2:◆6/WWxs9O1s氏を正気に戻す 3:◆6/WWxs9O1s氏を元の大きさに戻す(峰岸はもうどうでもいいや) 4:◆6/WWxs9O1s氏、ひよこっこと行動を共にする 5:放送を信じない味方を集め、主催を倒す 6:自分の胴体と友人、家族を探したい ※第一回放送を聞いていません ※第四回放送も聞いてません(自慰行為のため) 【白石みのる@らき☆すた】 [状態]:傷はやや回復、全裸 [武装]:なし [所持品]:支給品一式、切り裂かれたかがみのスク水と体操着 [思考]: 基本:自分よりキャラソンのCDが売れている人間を皆殺し(知り合い優先) 1:ツンデレコンビを残虐に殺す 2:ツンデレコンビを殺そうとする奴も殺す 3:人気を得るためにひろしに従う。 4:ふ く が ほ し い ※セトが「変態行為禁止」の放送で掘るのをやめたため逃げてきたようです。ひろしも傍にいるかも ※柊かがみには気付いていません 【やらないかの波動に目覚めたセト@エジプト神話】 [状態]:覚醒やらないか [武装]:なし [所持品]:支給品一式 [思考]: 基本:やおい的な行動をとる。 1:男を犯しつくすまで殺し合いを止めさせない 2:ツンデレコンビを捕らえて願いをかなえるのもいいかも ※「変態行為禁止」の放送によりストレスが溜まり、覚醒しました ※◆6/WWxs9O1s氏を、白石みのると勘違いしています
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/704.html
一方当の本人たちはそんなことは露知らずいちゃついていた 「ウェっ……!!もうヤダこんなの……痛いよう……怖いよう……ヒック…… かがみのことは嫌いじゃないけど……無理矢理なんてヤダよ……序盤のまともなかがみに戻ってくれよ……」 ◆6/WWxs9O1s氏は必死で懇願するが、かがみの耳には届かない。 彼女は◆6/WWxs9O1s氏が暴れないようにしっかり押さえつけながら、ポッキーをまた一本その肛門に差し込んでいく。 「さあ、これで最後の一本よ。もっともっと気持ちよくさせてあげるからね♪」 彼女にとっては◆6/WWxs9O1s氏の悲鳴も痛がる顔も極上の調味料でしかない。 本来なら変態行為に抵触で首が飛んでもおかしくないのだが、そうならないのが6/氏のツンデレクオリティーだ。 そもそも彼女の場合首だけになったって死ぬわけじゃないからどうでもいいとも言う。 涙目でかがみを見上げる◆6/WWxs9O1s氏の顔を愛おしそうに眺めながら、最後の一本を唾液で湿らせていたかがみだったが…… 「う……」 突如下腹を押さえてしゃがみ込んだ。 「ど、どうしたんだかがみ? もしかして、腹でも壊したのか?」 「ああ……ダメ……漏れる……」 「さっさとトイレに行けばいいだろ!!」 「でも、もし目を離した間にあんたがいなくなったらって思ったら……」 「そ……そんな心配しなくてもいいじゃないかよ。俺は、別に勝手にお前の傍からいなくなったりはしないし……」 「うん……ありがとう6/。でももういいわ」 「なんで?」 「もう漏れちゃったから」 「さっさとあっち行けえええええええええ!! このばかがみがあああああああああ!!」 と、その時かがみが懐からおにぎりを取り出した。多分もともとこなたのものだったのだろう。 「ねえ6/、あたしいいこと思いついちゃった。あんたカレー好き?」 「別に嫌いじゃないけど……て待て。お前まさか……」 「えへへ……ただのカレーじゃないよ? 世界で私だけしか作れないカレーだよ? だから良かったらちゃんと残さず食べて欲しいな?」 「無茶言うなー!! 逆レイプは100歩譲って我慢しても、それはいくらなんでも拒否する!!」 「もうっ、あんたって本当にツンデレなんだから!! そんなに照れなくてもいいのよ、二人しかいないんだし、ね?」 そういって、おにぎりの上にその『カレー』を掛けた特製かがみカレーを6/の口元に近づけていくかがみ。 「ちょ、やめ、それは本気で怒るぞ!! 絶交だぞ!! だからやめろ!! 頼むから!! 臭い!!」 抵抗空しく、6/氏の顔にそれがくっつきかけたその瞬間。 「カレーと聞いちゃあ黙っていれねええええ!!」 突如窓から侵入してきた全裸で傷だらけの少年が、かがみの手から『カレー』を奪うと瞬く間に食べ尽くした。 「うんめー!!」 【一日目午後八時三十分/埼玉県】 【◆6/WWxs9O1s氏@現実】 [状態]:全裸 、スモールライトで十分の一に縮小、病んでる、縛られて逆レイプ中 [装備]:贄殿遮那@灼眼のシャナ [道具]:業務用ポッキー(ダンボール一箱分) [思考] 1:助かった…… 2:かがみ、ひよこっこと行動を共にし、傷つける人間は殺す 3:誤解フラグを解く 4:放送を信じない味方を集め、主催を倒す 5:最終手段でかがみを主催に差し出す 6:その願いでみなみを生き返らせてもらうのもいいかも 7:ま と も な ふ く が ほ し い ※大臣の取引には乗ったふりをしていますが、実際に手を貸すつもりはありません。 【柊かがみ@らき☆すた】 [状態]:泉こなたの胴体、高良みゆきの左腕、右手にはバルサミコ酢の空瓶 体中からかなりの悪臭、頭部に傷多数 [装備]:なし [道具]:なし [思考] 1:呆然 2:◆6/WWxs9O1s氏を正気に戻す 3:◆6/WWxs9O1s氏を元の大きさに戻す(峰岸はもうどうでもいいや) 4:◆6/WWxs9O1s氏、ひよこっこと行動を共にする 5:放送を信じない味方を集め、主催を倒す 6:自分の胴体と友人、家族を探したい ※第一回放送を聞いていません ※第四回放送も聞いてません(自慰行為のため) 【白石みのる@らき☆すた】 [状態]:重症、全裸 [武装]:なし [所持品]:支給品一式、切り裂かれたかがみのスク水と体操着 [思考]: 基本:自分よりキャラソンのCDが売れている人間を皆殺し(知り合い優先) 1:ツンデレコンビを残虐に殺す 2:ツンデレコンビを殺そうとする奴も殺す 3:人気を得るためにひろしに従う。 4:ふ く が ほ し い ※セトが「変態行為禁止」の放送で掘るのをやめたため逃げてきたようです。ひろしも傍にいるかも
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/551.html
シャナ 初登場話 6 待ってて 登場話数 19話(多部作を含むと27) 現在状況 二日目の朝時点で生存 現データ 第285話ありとあらゆる呪いを解く程度の呪文時点 初期支給品 マスターソード 所持スキル 説明 フレイムヘイズ 炎を自在に操ることができ、翼を出して空も飛べる。 炎髪灼眼 フレイムヘイズの力を出すことで、身体能力が強化される。 格闘技 幼少の頃より培ってきた技術。 剣術 幼少の頃より培ってきた技術。特に贄殿遮那等の刀の扱いに優れる。 殺人耐性(強) フレイムヘイズは人の命それ自体に頓着しない。 ※しろがね ロワ内で生命の水を飲み、高い身体能力と再生力、人形繰りの技術、自動人形への憎悪を得た。 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 解説 初遭遇話 犬上小太郎 仲間 別行動中の仲間。 6 待ってて グレーテル 敵対 二度目に会った時、襲われるも撃退した。 6 待ってて ビュティ その他 廃病院で拡声器を使って叫んでいるのを聞いた。見つけた時には死んでいた。 105 救いの棟は紅く染まりて 吉永双葉 仲間 別行動中。インデックス達に預けた。 105 救いの棟は紅く染まりて 三宮紫穂 仲間 別行動中。インデックス達に預けた。 144-1 三宮紫穂の憂鬱(前編) トリエラ 敵対 自動人形は必ず破壊する。それがしろがねの使命。 166-1 全ての終わり、一つの始まり――そして誰かいなくなった(前編) リルル 敵対 自動人形は必ず破壊する。それがしろがねの使命。 166-1 全ての終わり、一つの始まり――そして誰かいなくなった(前編) 白レン その他(不認知) 白い子豚時に遭遇し保護した。正体は知らない。 166-1 全ての終わり、一つの始まり――そして誰かいなくなった(前編) 野比のび太 中立 殺し合いに乗っていたが、既に改心した少年。 166-1 全ての終わり、一つの始まり――そして誰かいなくなった(前編) 高町なのは 友好 犬上小太郎からの連絡を貰った。 171-1 大した事じゃない(前編) インデックス 友好 なのはの仲間。双葉と紫穂を預けた。 183-2 血と涙がまだ足りない アラストール(コキュートス) 仲間(物) 本来の主人。インデックスから返却された。灼眼のシャナ出典。 183-2 血と涙がまだ足りない ヴィータ 中立 なのはの仲間? インデックスと共にいた。 183-2 血と涙がまだ足りない 明神弥彦 友好 グレーテルに襲われているところを助けた。情報交換をした。 195 刀銀十字路(前編) キルア 中立 弥彦と一緒にいた時に接触してきた。情報交換をした。 235 分岐 リリス 敵対 捜し求めていた敵。激突するもやられかける。 240 新たな武器と共に レックス 中立 城の中にいた人間。イヴの仲間。 260 消せない罪 ベルカナ=ライザナーザ 中立 城の中にいた人間。イヴの事情を聞く。 260 消せない罪 アルルゥ 中立 城の中にいた人間。イヴの仲間。 260 消せない罪 イヴ 中立 病院で殺害を行った。だが事情を聞いて、理解。 260 消せない罪 木之本桜 中立 ベルカナと話をしているときでてきた。自動人形の仲間のようだ。 260 消せない罪 ヴィクトリア=パワード 敵対 自動人形は必ず破壊する。それがしろがねの使命。 283-1 それぞれの再会 -ongoing-(前編) タバサ 不認知 気絶中に運搬されている 285 ありとあらゆる呪いを解く程度の呪文 最終状態 【H-3/道路沿いの民家/2日目/朝】 【シャナ@灼眼のシャナ】 [状態]:しろがね化、気絶、消耗(大)、全身に打撲等のダメージ(回復中)バインドで拘束されている [装備]:なし [道具]:なし [思考]:………… 第一行動方針:自動人形(トリエラ・リルル・ヴィクトリア)は絶対に破壊する。 第二行動方針:要件が済んだら、インデックスや双葉たちと合流。 基本行動方針:ジェダを討滅する。自動人形(と認識した相手)は、全て破壊する。 [備考]:義体のトリエラ、ロボットのリルル、ホムンクルスのヴィクトリアを自動人形の一種だと認識しました。 [備考]:これまでのインデックスの行動の全てを知っています。 神社を拠点にする計画も知っています。 弥彦、キルア、アラストールと情報交換しました(どの程度かは次の書き手任せ) 第二回放送を聞き逃しました。 踏破地域 A-2(森の境)→B-3(廃病院)→B-1(モニュメント跡)→B-2(道路)→B-3(廃病院)→A-4(砲撃跡地)→B-5(山脈上空)→B-7(路地裏→空中)→C-7(空中)→D-7(空中→トンネル前)→B-8→F-3(城)→H-1→H-3 A B C D E F G H ■□■■■■■□1 □□■■■■□□2 ■□■■■□■□3 □□■■■□■■4 ■□■■□■■■5 ■□■□■■■■6 ■□□□■■■■7 ■□■■■■■■8
https://w.atwiki.jp/usamimibutai/pages/342.html
何となく作ってみたクラブ紹介ページ。 お好きに加筆あれ! ※記載時、下部コメント蘭に追加した行を記載して下さい。 あ・ア行 +... 生贄:贄殿遮那の事。いけにえのしゃな。 卯佐裸:珍獣。主にさとちゃんのことを指す。基本的に真っ裸で過ごすことが多く、外出時にはノーパンで出かけるらしい。 ※これはフィクションです。 か・カ行 +... 誤爆:ぷくちゃんの得意種目 影舞踊:NARUTOにおけるロックリーが使うヒジキの得意技 けっして痴漢しているわけではない さ・サ行 +... サンシャイン:テチスキル「サンライズ」のこと。ヒジキ談 じーちゃん Berikさんの愛称。しかしほぼ誰も憶えていない。 食品:何故か食品類に属した名前の人が多い。対抗勢力として動物軍団が居る。 シンデレラ時間:サイさんの落ちる時間?(12時)。粉ちゃん談 た・タ行 +... 動物 動物の名前、もしくわあだ名で動物の関係がつく人、食品軍団とは仲がすこし悪い。 ちょみちょみ:LvUpする毎に貰えるポイントを手振りすること。 ちといれ:ちと、といれ行ってくるの略 な・ナ行 +... なっちゃん:①とある会社の果汁飲料 ②ナルシルト、成り金の意味合いをもつ、薔薇の紋章さんの愛称 のび太 :さとちゃんの意。「NT行く人?」と召集を掛けたところ、 佐都:向かいますっ と言った3秒後には、反応が無くなり寝落ちした兵。 のび太vs佐都 果たしてどちらが早寝なのであろうか興味は尽きない。 は・ハ行 +... ヒジキ :その名の通り。実は、帰国子女だったりするらしい。 ヘカテー :ミリネアの愛称。硬ぇ=カテーというシャレから名づけられた。 本作では頂の座(くら)ヘカテーと言うらしい。 ハゲにゃん:その名の通り。 とある事情筋では、近々出家するとの噂も・・・ ヒジキ派:クラブ内におけるヒジキ信者達。現在5人(ヒジキ調べ) プリキュア勢:うねうね、みこりん、こまちんの三人によって構成されるプリキュア大好きっ子達である。お邪魔女ドレミとの違いが正直わからn ま・マ行 +... まりーみことわねっと:気をつけろ!中世のケーキとパンの違いについて熱く語ってくるぞ! や・ヤ行 +... やにょ!:やんよ!の誤字。ベリさんどんまいですよ^p^ ら・ラ行 +... ルシアン:うさみみ唯一のルシであるため、ルシ=ヒジキ、ヒジキ=ルシ となっている。 NT2において石化した際、状態異常のアイコンがルシであることから 「ヒジキった」と表現される。肘切ったの?と突っ込まれることも。 わ・ワ行 +... ワンコ耳 新進気鋭の打倒うさ耳を掲げる宗派のことである わんわん xゼファーxのこと(U^ω^)わんわんおー! A・a +... B・b +... C・c +... D・d +... dピエロb 1日10時間のペースで狩る魔人。 なぜか毎回INする時は既に9時間30分狩った後で、皆の前では30分しか狩らない ハゲに執着しているらしく、「私の頭はハゲでこそ輝くっ」と言っていた 変態と呼ばれると異常に喜ぶ E・e +... F・f +... G・g +... H・h +... I・i +... J・j +... K・k +... L・l +... Lacie:オル鯖最後の良心。うさみみ部隊の愛すべきマスター。 ※これはフィクションです。 M・m +... Mナイス:佐都ちゃんが放った一言。MがナイスなのかナイスなMなのかは不明。 N・n +... O・o +... P・p +... Q・q +... R・r +... Ruminace:Lacieのライバル。 しかし圧倒的戦力差を前に、一方的にLacieが意識するだけである。 うさみみ1の資産家だが、謙虚でありLacieと違い好感を持てる徳のある人物である。 Ruminace:全サーバー1のテチ使いになる。 とのこと。 S・s +... T・t +... U・u +... V・v +... Volac BL好き。 W・w +... X・x +... Y・y +... Z・z +... 名前 コメント ちょろちょろ追加 -- ひじき (2011-04-19 22 23 57) ま行追加っ -- シャンヌ (2011-03-15 03 39 24) サ行追加しました -- 佐都 (2011-01-17 01 32 14) あ行追加しました。 -- Lacie (2010-12-28 06 41 04) は・D・M行追加しましたー -- シャンヌ (2010-12-05 04 43 58) さ行を追加しました。 -- Lacie (2010-12-01 03 23 01) な・は・ら・R行を追加しました。 -- Lacie (2010-11-02 23 49 14) あ行ついかしたま(←あえて残しておく -- わふわふ (2010-10-12 05 46 59) さ行追加しました。 -- 佐都 (2010-10-11 03 22 09) は行追加したどす。 -- ミリネア (2010-10-10 19 53 43) わ・た行追加しました -- xゼファーx (2010-10-05 03 01 13) さ・は・や行追加しました。 -- Lacie (2010-09-28 04 53 07)
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/640.html
一方学園長は、ツンデレコンビの周りが人外魔境の地獄絵図になれば彼らの命が危ないと思い、急ぎ埼玉に様子を見に来ていた。 それと同時にその地獄絵図の様子を生で見てみたいと言うのもあったのだが。 遠くから見ても色々な光や爆発音などが聞こえてきて、現地はとんでもないことになっていると予想される。 予想よりも凄い事になっていると思い、心なしかウキウキしながら高校の近くまで来たその時。 ジャイアンの母による超巨大波動砲が。 YOKODUNAが放ったGENKI-DAMAが。 物真似師ゴゴが放ったおしおきメテオが。 桐山和雄が見よう見まねで使った北斗剛掌波が。 藤田浩之の物真似による毒電波が。 チャモロの使ったニフラムが。 アモスの使ったジゴスパークが。 カービィのマイクによる特大音響攻撃が。 剛田武の恨み言の怨念による余波が。 中川有香の大きな口が。 ヴァンデモンのブラッディストリームが。 ダークティラノモンのファイヤーブラストが。 ガチャピンによるショーテル攻撃の余波が。 ムックの狼牙棍による攻撃の余波が。 Pちゃんのワイヤーギミックを使ったトラップが。 シレンの目にも留まらぬ早業の斬撃が。 涼宮ハルヒの神人の大きな拳が。 フーキョンのサイコキネシスが。 王さまの従えた村人による一斉射撃が。 アリエスのミニバンによ突撃が。 タケシ、野比玉子、ディアボロの死亡フラグが。 ドロッチェのレナの鉈による斬撃が。 初日犠牲者の拡声器による周辺の大乱闘の音響攻撃が。 榊祐子のシャープペンによるクリティカル攻撃が。 坂神蝉丸の電動ノコギリでの影花藤幻流奥義が。 高円寺沙由香によるビート・エンド・エスカレーションが。 大石蔵人@ひによるパトカーの突撃が。 大石蔵人@脇による核兵器攻撃が。 赤坂衛の銃弾はね返しによる弾が。 橘敬介のコルトガバメントでの銃撃が。 フグ田サザエのうっかり投げた手榴弾が。 磯野カツオのバットでの銃弾ホームランが。 磯野波平の全自動頭割り機の攻撃が。 法条まりなの警視庁公安仕込みの銃撃が。 ドクターモービスの誠の生首投擲が。 桂言葉の誠の首を追ってのノコギリ斬撃が。 シャナの贄殿遮那による斬撃が。 かみなりさんのエクセリオンバスターA.C.Sが。 太宰治のかみなりさんに譲り受けたチェーンソーでの攻撃が。 柊ただおのトラックでの特攻が。 ジャムおじさんの妄想心音による攻撃が。 カムパネルラのバトル・ロワイアル小説での殴打が。 大道寺知世のブラフマーストラの投擲が。 泉そうじろうの斧の振り下ろしが。 泉かなたによる呪詛が。 ブオーンの稲妻による無差別攻撃が。 アーカードの拘束制御術式零号を開放での攻撃が。 ルーファウスのパロロワ仕込みのズガン攻撃が。 姜維のデスティニーガンダムでの高エネルギービームライフルが。 呂布の無双乱舞での全方位衝撃波が。 ジェイソンの鉈による無差別攻撃が。 バブルヘッドナースのバールのような物での無差別攻撃が。 杉坂の仁科りえ投擲が。 アヌビスのゲイボルグの投擲が。 竜宮レナの斬鉄剣による真っ二つ攻撃が。 K6に無差別オラオラオラオラオラオラオラオラが。 デニム・モウンのストライクノヴァによる超高温の光球が。 ハクオロの鉄扇による投扇興が。 阿部高和の股間のウェポンによる肛虐が。 セトの股間のウェポンによる口虐が。 ≫やおいの股間のウェポンによる睾虐が。 峰岸あやののスペツナズナイフの刃射出が。 692の首ブーメランによる攻撃が。 白石みのるによる小便が。 野原ひろしの指パッチンによる爆発が。 ティル・ニー・ノグのAK-47の乱射が。 メリッサ・ソーンの稲田瑞穂の伝説の剣での衝撃波が。 黒井ななこのチョーク投擲が。 園長先生の風間トオル投擲が。 大臣のドラグノフによる射撃が。 老賢者の何らかの魔法によるビックバンが。 カーズの光のモードでの攻撃が。 DIOのザ・ワールドでの攻撃が。 吉良吉影のキラークイーンでの攻撃が。 ゴルゴ13の狙撃が。 エージェント・スミスによる銃撃が。 那須宗一の皐月直伝メイストームが。 吾妻玲二の狙撃が。 ルワイル・ルネインのインパクトブレインが。 ジョーンズの情報改変で作り出した槍が。 ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン大統領のサンボの技が。 匂宮出夢のイーティングワンが。 ジェームズ・ボンドの銃撃が。 レイスの銃撃が。 滝川一益の手裏剣が。 ミシュラン星人のUFOによる爆撃が。 ジャック・ザ・リッパーのミキサークラッシュが。 御神苗優の朧仕込みの格闘術が。 ジュニ・コルテスの銃撃が。 時原姫菜の銃撃が。 イングラム・プリスケンのアキシオンバスター・デッドエンドシュートが。 リコの狙撃が。 伊奈瀬晶の銃撃が。 サラマンダー・コーラルのグラビデ拳が。 静かなる中条の強大な特殊能力が。 その他大勢の攻撃が。 全て一斉に学園長を巻き込みつつ行われた。 学園長は人知れずに消滅してしまい、誰一人として主催が消えた事に気がつかなかった。 飛び道具を使っているものもいたが、彼等はたまたま埼玉県にぎりぎり入らない位置から使ったので死ななかった。 そして、主催を倒したものが主催と成り代わるカオスロワのお約束により、 たった今、◆6/WWxs9O1sと柊かがみの頭部とひよこっこ以外の全員が主催となった。 だが、その事実を知るものは忍術学園で一部始終を見て唖然としている織田信長達しかいない……。 参加者も残りは3人。図らずも生存から一番程遠い2人がここまで生き残るとは誰も予想できなかったであろう。 【織田信長ズ@色々】 [状態]:呆然 【他全参加者@色々】 [状態]:大乱闘バトロワブラザーズ ※ツンデレコンビ+ひよこっこ以外が人知れず主催になりました。 【大川平次渦正@忍たま乱太郎 死亡確認】 【生存者 残り3人】
https://w.atwiki.jp/mikaxhiro/pages/17.html
水属性 無属性 火属性 水属性 風属性 光属性 闇属性 大地属性 自然属性 武器 名称 威力 重さ 耐久 値段 修理 街 みるハルコンの剣 284 145 50 8,682,690 6,201 猫座流星群紙箱庭 ☆彡 (-人-*) 284 174 50 8,682,690 6,201 ブルーマリン☆ 神曲 270 189 826 7,847,750 339 藍色の片翼 水月の刀 250 22 60 62,689,426 37,315 藍色の片翼 銘酒「チキチキ」 193 193 730 4,009,888 196 藍色の片翼 水龍の牙 167 136 370 3,002,274 289 藍色の片翼 大工魂 167 148 336 3,002,274 319 アニマルらんど♪ 熊手 160 158 151 2,755,862 651 アニマルらんど♪ Aqua Moon 145 15 847 20,456,361 862 藍色の片翼 視蹴極楽乱酒刀 134 134 191 1,932,978 361 猫座流星群紙箱庭 エクスカリバー 132 46 225 9,837,569 1,561 藍色の片翼 アニマルそーど 130 24 650 13,914,955 764 アニマルらんど♪ 蒼天氷雨ノ叢 102 18 449 8,715,847 693 藍色の片翼 みるぱんち 75 75 50 605,535 432 猫座流星群紙箱庭 みるぽんっ! 69 18 50 3,312,524 2,366 猫座流星群紙箱庭 黄色い風呂桶 64 19 79 2,620,868 1,184 藍色の片翼 水龍のチャクラム 43 10 579 1,371,364 84 藍色の片翼 ミナミ・ブランド 24 16 209 62,006 10 ブルーマリン☆ 防具 名称 威力 重さ 耐久 値段 修理 街 バースデイミ★ミ 300 217 709 9,688,581 488 ブルーマリン☆ 南無三 283 262 825 8,621,652 373 アニマルらんど♪ あぶない水着 275 131 743 30,463,589 1,464 アニマルらんど♪ 水龍の鎧 265 45 319 59,662,821 6,679 ブルーマリン☆ 神秘の段ボール箱 261 261 672 7,333,286 389 藍色の片翼 水龍の盾 257 78 71 41,602,660 20,926 ブルーマリン☆ 激流滝の盾 220 207 734 5,210,303 253 藍色の片翼 王猫の着ぐるみ 211 10 50 48,284,766 34,489 猫座流星群紙箱庭 摂氏-273 184 82 662 14,844,628 800 藍色の片翼 猫の缶詰 みる味 161 15 50 25,737,285 18,383 猫座流星群紙箱庭 みるきっくロゴT 71 15 50 3,918,600 2,799 藍色の片翼 浴衣 71 67 174 542,668 111 ブルーマリン☆ 猫座の聖盾 67 44 50 483,243 345 猫座流星群紙箱庭 水龍のパジャマ 59 19 646 2,097,146 115 ブルーマリン☆ 蒼き守り人 55 10 50 2,505,574 1,789 猫座流星群紙箱庭 贄殿萠 50 17 851 1,441,444 60 ブルーマリン☆ 猫眼石の鎧 47 18 50 1,143,144 816 猫座流星群紙箱庭 チョコモナカ 39 11 166 1,007,720 216 ブルーマリン☆ 大工の威厳?? 30 15 830 96,885 4 アニマルらんど♪ 水の国の片翼 28 17 50 84,397 60 藍色の片翼 天衣無縫【水】 24 24 982 62,006 2 ブルーマリン☆ みるハルコンの盾 1 1 707 106 0 猫座流星群紙箱庭 アクセサリ 名称 威力 重さ 耐久 値段 修理 街 獣遺伝子DLL 94 81 414 951,202 82 ブルーマリン☆ 獅子の鬣 91 38 456 3,915,370 306 アニマルらんど♪ 『エルフの雫』 80 80 115 688,965 213 ブルーマリン☆ 福王サインボール 78 4 167 6,549,911 1,400 藍色の片翼 ねこじゃらしβ版 77 30 50 3,016,270 2,154 猫座流星群紙箱庭 王猫像 64 10 50 3,580,038 2,557 猫座流星群紙箱庭 蹴用脚甲・俄雨 60 60 97 387,542 142 猫座流星群紙箱庭 Legend luckkey 57 16 50 2,159,368 1,542 猫座流星群紙箱庭 うさみみ♪ 47 13 324 1,482,244 163 アニマルらんど♪ 鈴つき首輪 43 4 50 1,836,416 1,311 猫座流星群紙箱庭 想いで懐中時計 35 20 50 131,871 94 猫座流星群紙箱庭 ステキステの御札 31 28 50 103,451 73 猫座流星群紙箱庭 式神・猫茶丸 29 7 50 611,563 436 猫座流星群紙箱庭 寒月の鈴 28 12 361 359,983 35 ブルーマリン☆ .*蒼の奇跡*. 26 5 57 547,512 343 アニマルらんど♪ 紅ショウガの置物 20 9 50 173,317 123 猫座流星群紙箱庭 KUROのピアス 18 5 207 216,808 37 ブルーマリン☆ 水竜の腕輪 17 16 50 31,110 22 ブルーマリン☆ みる日記 初版本 16 7 50 114,755 81 猫座流星群紙箱庭 視蹴国粗品タオル 1 1 50 106 0 猫座流星群紙箱庭 王猫の猫耳 0 0 50 0 0 猫座流星群紙箱庭
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/192.html
Alisa in Wonderland ◆2kGkudiwr6氏 「ベギラマ!」 相手の掌から、閃光のような炎の帯が噴射される。 宙を舞い、なんとか寸前で回避したものの、あくまで「寸前」。 アリス・イン・ワンダーワールドで距離感は狂わせているはずなのに……その割には攻撃が正確だ。 こういった幻惑攻撃を知っているのか、受けたことがあるのか…… どの道、それほど効果を発揮していないことには変わりない。 シェルターから出て南下した私が最初に遭遇したのが今戦っている相手だ。 元々、情報を交換したらすぐに攻撃を仕掛け、殺すつもりだった。 ……が、どうやら相手も同じ考えだったらしい。 話が終わると同時にお互いに攻撃を仕掛けあい、今に至っている。 「……強い」 思わず舌打ちする。紙一重のものが多いとは言え、確かに相手の攻撃は当たっていない。 だが、こちらの攻撃がそれほど効果を発揮していないのも事実。 薔薇の花弁による攻撃は易々と切り払われている。明らかに火力が足りない。 この支給品も真正面からの戦闘向きではない。それに、無駄に力を消耗するのは下策。 「……他の参加者に戦ってもらうのが一番ね」 そう呟いて、私は北のほうを見やった。 同時に……霧で生み出す「不思議の国」を広げて。 ■ あたしは腹を立てながら歩いていた。例の刀――贄殿遮那をその手に持って。 普通、あたしの筋力だったらこんな大太刀を平気で持ち歩くなんてできっこない。 だけど、今のあたしはそれを軽々と持ち歩けている。それを説明できる理由はただ一つ。 どうやらこの杖――カレイドステッキの力は本物みたいだ。ムカツクことに。 『どうですかアリサさん、剣の達人になれたお気持ちは』 「うっさい。だいたい仕込み箒の達人でしょうが」 そしてこの杖に宿る精霊、マジカルルビーはもっとムカツク。 今のあたしは、和服の上に割烹着着用という変な格好だった。 いい加減元の服を着たいけど、ルビーは服を戻した瞬間能力まで戻すのだ。 実際、服を戻された瞬間あたしは刀を床に落としていた。普段のあたしじゃこの刀は扱えない。 逆に言えば、服さえ我慢すれば何かしらの能力が得られる…… でも自衛のためにはいっつも、何かしらのコスプレをしていないと駄目だってことだけど。 そんなあたしの考えを見抜いたのか。ルビーがからかうような調子で言ってきた。 『ふふ、元の服に戻してもいいんですよ~? 自力で戦えるなら』 「……はあ」 頭が痛くなってくる。なんて嫌な奴。 ただ溜め息を吐きながら歩き続けて、しばらく後のこと。 いきなり、目の前に異様な光景が広がった。 「……霧?」 思わず足が止まる。目の前に、いきなり濃い霧が広がっていたからだ。 かろうじて前に何か大きい建物があるって分かるだけ、それくらいの濃霧。 『アリサさん……気を付けた方がいいです』 「え?」 『これ、普通の霧じゃありません。所々に金属の粒子が混ざってます』 耳に入ったのは、聞いたことのない真面目なルビーの声だった。 今までわざとおちゃらけていたのか、それともルビーでさえ警戒しないといけないってことだろうか。 明らかに怪しい場所に突き進む趣味は無いけど、結果的にそうせざるを得なくなった。 簡単な話。霧が突風に吹かれたかのように広がって、あたしまで覆ったのだ。 『人為的なものかもしれません。退いた方が……』 「分かってる」 言うと同時に、そのまま霧から逃げるように後ろへ走った。 ひたすら走って、走って、走って……それでもなお、霧が途切れる様子はない。 さすがにこうまでされると、どうしようもなく立ち止まるしかなかった。 明らかにおかしい。ただ走るだけじゃ、ここから逃げられないと思うくらいに。 『アリサさん……』 「うん、絶対おかしいわよこれ……」 コンパスを取り出してみれば、ずっとぐるぐる回っているだけ。 背筋に怖気が走る。明らかに何かされている。魔法を知らないあたしにもそう理解できた。 『しばらく待っててください。私が正しい方角を確認して……』 「……少し黙って、ルビー。誰か来た」 私の言葉に、今回はルビーも素直に従ってくれた。どうやら危険な状況だと真面目になってくれるらしい。 ひとまずカレイドステッキは着物の帯に挟んで、贄殿遮那を構える。 普通ならここまで警戒しないけど……この霧の中で始めて会う相手だ。 この霧を生み出した元凶の可能性がある。 しばらくして現れたのは、変な格好をした金髪の男の子。 青い服に青いマント。なんというか……昔の物語にいそうな、どこかの国の勇者様って感じだ。 「えっと……僕はレックスって言うんだけど、赤い服の人形を見なかった?」 露骨に警戒されているからだろうか。おずおずとした様子で声を掛けてきた。 ただそんなことよりも、問題は質問の内容だ。 なぜに、人形? 「人形って……?」 「空飛ぶ人形だよ。変な蝶々のマスクを付けた」 「そんなのも参加させられてるわけ?」 「うん、この霧はそいつの仕業みたいなんだ。さっきも襲われたばっかりで」 「ふ~ん」 よく分からないけど……もし真実だとしたら、世の中にはそういう変な人形もいることになる。 これも魔法絡みだろうか……またなのは達に聞かなくちゃいけないことが増えた。 ともかく、嘘にしてはおかしな内容だ。人形が霧を作ってる、なんて言われて普通信じない。 あたしも魔法とかそういったことを知らなかったら、信じる気になんてなれなかったと思う。 嘘にしては信憑性が無さ過ぎる、ってことは……逆に嘘じゃないのかもしれない。 「あたしはアリサ」 「アリサ……かあ。 他にもタバサって子を探してるんだ。短い金髪の女の子なんだけど……」 「どんな関係なの?」 「……妹なんだ」 そう言うレックスの表情は暗い。 ……同情する。まさか家族までこんな馬鹿げた場所に連れてこられるなんて。 「悪いけど、今まで誰にも会ってないわよ」 「……そう」 どこか陰のある表情だ。よっぽどその子が心配だからだろうか。 きっと妹思いのいいお兄ちゃんなんだろう。そうあたしは解釈した。 ともかく、次はこっちが質問しないと。なのは達を探すためにも。 「じゃあ、次はあたしの……!?」 「友達を知らない?」――と、言葉を紡ぐ余裕は与えられなかった。 いきなり目の前に、レックスが迫っていたから。 とんでもない速さで移動したんだ、そう理解するより先に腕が動いていた。 振り下ろされた杖を受け止めるために。 「なん、で……!?」 答えはない。ただ一瞬、表情を歪めただけ。 今のあたしに、その表情の意味を考える余裕なんてない。 あっちは杖――つまり鈍器なのに、刀で受けただけで腕が痛くなっていた。 まともにぶつけられれば、ただじゃすまない。下手な刃物より危険だ。 とっさに後ろに跳んで逃げようとして……再び、鈍い音。 あっさり追いつかれて杖を叩きつけられていた。 あたしの目の前で、刀と杖が再び火花を散らす。衝撃で靴が数ミリ地面に食い込む。 その後も攻撃が休まる様子はない。なら当然、こっちも防ぎ続けるしかない。 ただ必死に刀を振るう。そうやって防ぎ続けて……気付いた。 (……防げ、てる?) そう。あたしは完璧に素人なのに、相手の攻撃は普通の子供のものじゃないのに、防げてる。 頭の中に勝手に体の動かし方が浮かんで、それに基づいて杖を受けている。 まるであたしの知らない知識が、あたしの体を動かしてるみたいに。 それに、受けると言うよりは攻撃を繰り出して相殺するという方が正しい。 今のあたしの太刀筋はそんな太刀筋で……明らかに普通の剣術のものじゃない。 だけど、考え事はここで終わりになった。させられた。 『理屈なんて考えてる場合じゃないです!』 ルビーからの警告があたしの意識を引き戻す。 確かにそう通り。これはあたしの力じゃないけど、今はあたしの力……自分が持っている力だ。 それを活かして生き残るしかない。 (……武器さえ奪えば!) 相手の攻撃を受け流し、素早く踏み込んで刀を振るう。 綺麗にまっすぐじゃないけれど……寸分違わずに狙った場所、腕を狙う。 思いっきり邪道な太刀筋は、剣士というよりは暗殺者のそれ。確かに仕込み箒の技術だ。 だけど、それを相手は……力ずくで跳ね返してみせた。 「…………っ!」 痺れを堪え、跳ね上がった刀を戻す。男の子と女の子の力の差っていうレベルじゃない。 休む間もなくあたしの体を粉砕しようとした杖を受け、同時に切り返す。 やっぱり結果は同じ。あっさりと叩き返される。 圧倒的な力の差がそこにはある。逆に攻撃したこっちの腕がおかしくなりそう。 ……下手に攻めれば、返り討ちに遭うだけだ。 だから、取るべき戦法はただ一つ。上手く攻撃を防ぎながら、隙を見て杖を叩き落す。それしかない。 「く……ぅ!」 横からの薙ぎを弾くと共に刀を戻し、1秒も経たずに繰り出される返しを止め。 悲鳴を上げる腕を無理やり押さえ込んで、三段目の攻撃――正眼からの突きを防ぐ。 その衝撃を流しながらバックステップ。同時に腕を目掛けて振り下ろすはずだった刀は、目の前に迫っていた杖に対処するためその軌道を変えることを強制される。 思わず歯を噛み締めていた。相手に隙なんてほとんどない。 そして何より問題なのは、防ぐことでさえ腕に負担が掛かること。 単純な馬鹿力に、おかしいくらいの杖の固さ。どっちもまともに受け続けられるものじゃない。 結果としては、ただあたしの体力が削られていくだけ。 かと言って攻めれば防ぐ以上の圧力で刀を弾き返される。だから、いつか破綻すると分かっていても守りに徹するしかない。 そんな攻防を数分近く繰り返して……突然相手が呟いた。 「……苦しめたくなんかない。諦めて」 悲しげな表情で、彼は言う。 そこには相当な悲哀や苦しみとか、そういったものがあるのかもしれない。 本当は人殺しなんてしたくないとか思ってるかもしれない。 何か事情があるのかもしれない。 ……だけど。 「……だったら始めから、人を殺そうなんてするんじゃないわよ!」 同情だの疑問だの、殺される当人のあたしが感じられるはずがない。 怒りと共に刀を叩きつける。でも結果は同じだ。またも、あっさりと防がれただけ。 あたしが何回刀を振るっても相手は涼しい顔。 でもあたしが相手の杖を受け止めるのには全力全開でやらないといけない。 息なんてとっくにあがっていた。スタミナ切れなのか、それともカレイドステッキの力を借り続けているからなのか。 なのにレックスは汗さえ浮かんでない……不公平にも程がある。強すぎだ。 そんなことを考える間にも、相手は杖を振ってきた。狙いは頭。 痛みさえ感じさせないで即死させようとでも言うんだろうか。 だけど付き合う義理はない……そもそも死んでやるのなんて御免だ。 とっさに頭を伏せようとして…… 『駄目です、刀で受けて下さい!』 悪寒が走る。 ルビーに言われなくたって、あたしのものじゃない知識が教えてくれた。これじゃ避けられないって。 素早く刀で受ける。相手の力に腕が痺れ、おまけに衝撃で数m近く吹っ飛ばされた。 ……でも、生きてるし刀もこの手にある。しっかりと。 『アリサさん、あくまでダウンロードしてる技術は仕込み箒のだけです! 今のアリサさんは剣術こそ達人級ですけど……!』 「分かってる……身を以って、理解したわ」 返答は、冷や汗と一緒だった。 相手の実力は全ての面であたしより上だ。何より、根本的に力が違う。 今のあたしは剣の上手い扱い方が勝手に浮かんでくるし、運動神経だってすずか以上にある。 だけど、相手はそんな程度で勝てる相手じゃない。相手は多分、なのは達みたいな「本物」。 そして、あたしはあくまで他人の力を使って戦ってるだけの一般人なのだ。 ……つまんない意地を張ってる場合じゃない。 「ルビー」 『Ja』 呼びかけと共に、例の魔女としか思えない格好へ服装が変わる。 距離を詰めて追撃される前に、素早くアンバーミサイルこと火炎瓶を取り出した。 着火は一瞬、投擲は正確。 もっとも当たるとは思ってないし、痛そうだから当たってほしくない。 投げつけられたものを防ごうとすれば、回避すれば当然動きが止まる。 その間に逃げる。単純かつ明快な作戦だ。 でも、相手は防ごうとも回避しようともしなかった。ただ掌をむけただけ。 そう――したのは、反撃。 「ベギラマ」 「え!?」 『……アリサさん横へ!』 火炎瓶の爆発を炎が飲み込むのと、私が右に跳んだのはほぼ同時。 だけど、問題なのは。そういった動きに関しては、身体能力だけで技術はないこと。 さっき気付いたばかりのことだ。でも、他にどうしようもない。 とっさに顔を庇ったけど、手遅れ。 避け切れなかった余波が服を燃やして…… 『多元転身!』 「……え!?」 その服ごと、火が消えた。代わりに着ているのは割烹着。 戸惑うあたしを尻目に、ルビーが呑気そうに言葉を告げる。 『変わり身の術、って感じですか。 服なら代えはそれこそ無限にありますから』 「……そう、ありがと」 とりあえず命の恩人(杖?)だし、礼を言っておいた。 まさか、こんなバカらしい仕組みに助けられるとは思わなかったけど。 すぐに体中の火傷を我慢して走り出した。逃げるなら今しかない。 幸い、右手だけは運よく無傷だったから刀を持つことに問題は無かった。 相手は追ってこない。追ってこないで、腕を空へ向けて掲げている。ただそれだけ。 ――嫌な、予感がした。 「――ライ」 その言葉と共に、雷雲が巻き起こる。 紡がれるのは、正真正銘の魔法。 「デイーン!」 ■ 「……粘るわね」 濃霧の中で繰り広げられる激戦。 男の子の方は元より、女の子の方も普通の人間じゃないらしい。 ただ、それでも優劣は明らかだ。 接近戦でさえ女の子は押されがち。そして、遠距離では完全に圧倒されている。 だが……勝ち目がないわけではないようだ。 それはただ一つ……たった今見せたあの刀の特性。 少なくとも、上手く逃げ切る程度のことは可能かもしれない。 いや……それはないか。 「逃れられないからこその、ワンダーランドだもの」 ■ 「……な?」 「うそ……」 場に静寂が満ちる。 確かに、雷は落ちた。周囲には余波が残ってる。 なのに、あたしは無事だった。 呆然としているのは、あたしも相手も同じだ。 違うとすれば、あたしには思い当たることがたった一つだけあったこと。 あの時、とっさに両手で頭を抱えてた。 別に防げると思ったわけじゃない。むしろ、ただの反射的な行動だ。 だけど、その手にはこの刀があった。そして雷はこの刀に落ち…… 何事も無かったかのように、消えた。 ふと思った。 あの火炎を受けて右手が無事だったのは、偶然じゃなかったってことかもしれない……と。 「……ベギラマ!」 気を取り直したらしいレックスの掌から、再び炎の帯が放たれる。 だけど、避ける必要なんてない。あたしの予想が正しければ…… 逃げることも無く怯えることもなく、迫る炎へ向き直る。 構えは刹那、逡巡は無し。呼吸を整え一足踏み込み、刀を走らせ。 「え!?」 綺麗に、炎を斬った。 両断された炎の向こうにあるのは、唖然とした表情。 その隙に再び火炎瓶をバラ撒く――ただし、相手に当てるのが目的じゃない。 一気に二個、地面を目掛けて投げつける。作り出すのは、煙幕! ただでさえ、この周辺には霧が広がってる。その上で火炎瓶の爆発を起こせば視界を覆える。 ……そう、逃げるのは十分すぎるほどに! 結果も見ないで背中を向けて走り出す。 少なくともレックスは、魔法は言葉を口に出さないと使えないみたいだ。 何か聞こえたら、振り向いて対処すればいい。 そう決めていたから、声を聞いてすぐに対処できた。 「……ライ」 呪文はさっき聞いたもの。掌も同じく真上に向いている。 もうコツはつかんだ。さっきと同じように、刀で頭を庇えばいいだけだ。 そう判断して……すぐに、それが間違いだと知った。 (真上じゃない……!?) 雷雲が生まれた場所は、さっきと違う。 これならあたしには……贄殿遮那には当たらない。 ……雷、自体は。 (まさか!?) 呪文が紡がれる。 そう、相手が狙っているのは直撃ではなく。 「デインッ!」 余波による、衝撃。 雷は寸分違わずあたしの脇に落ちた。当然刀に落ちることはなく、雷が掻き消えることもない。 受け身を取る余裕も無かった。衝撃で吹き飛ばされて、そのまま地面に叩きつけられる。 ……すごく、痛い。思わず泣きたいくらいに。見れば腕から血が出てる。 だけど…… 「……平気よ、これくらい!」 歯を噛み締めて、立ち上がった。 それに吹き飛ばされた分、更に距離が離れたんだから……むしろこれは運がいい。 ……そう自分に言い聞かせて、涙を堪えた。 だいたい、なのはだったらこれくらいで泣いたりなんてしない! そのまま走り出そうとした足は、動くまでに止まった。 『駄目です、そっちは! そのまま左へ!』 「!?」 ルビーの警告が縫い止める。 あたしが理由を聞く前にルビーは説明してくれた。単純明快なその理由を。 『多分、普通に走ればさっきの子の所に戻されます。 私の案内に従ってください』 言葉を聞いて思い出した。 最初のときも、真っ直ぐ後ろに歩いたはずなのに霧から出れなかった。 なら確かに……普通にやっても逃げ切れないかもしれない。 「……でも、あんたは大丈夫なの?」 『大丈夫。私のルビーアイがまるっとお見通しです!』 自身ありげにルビーは言う……どこに目があるんだっての。 それはともかく、従うしかない。あたしの方向感覚じゃ事態を悪化させるだけと言うのは最初の時ので分かりきってる。 ルビーの指示に従って、ひたすら走る。 レックスの姿は見えなくなった……振り払えたのかもしれない。 だけど、すこしも霧は薄くならない。まるで誰かに見張られているような錯覚を覚える。 視界が狭くなってきているのは、多分霧だけのせいじゃない……さっきの戦いでいい加減体が限界になっているからだ。 疲労や酸欠からの眠気や脱力感に、白く染まった視界。まるで遭難でもしてるみたいだ。 しかもあたしを殺そうとしてる奴が側にいる。 ……耐え切れない。 「ルビー、あの建物に入るわ」 『分かりました』 目指すのは前々からうっすらと見えていた建物。 ちゃんとした目標が……進めてるっていう証拠がないとどうにかなりそうだ。 多少不安だったものの、こっちはルビーの指示通りに走ればちゃんと辿り着けた。 ……同じ所をずっと走り回っていた、というわけではないみたいだ。それとも。 ……まさか、霧を作ってる張本人にずっと追いかけられている、とか。 慌てて首を振った。想像するだけで怖くなる。 ともかく、もう大丈夫だ。ここに隠れればなんとかなる。なるはずなんだ…… そう言い聞かせて、空きっぱなしの入り口に入ろうと瞬間…… 背中に、何かが突き刺さった感覚がした。 「……あ」 『アリサさん!?』 頭の中がぐちゃぐちゃになる。何が起きたのか、突然すぎて分からない。 痛い、なんてものじゃない。痛すぎて……頭の中が真っ白になっていく。 流れる血液ごと意識を失いそうになる。当然、そうなれば真っ先におかしくなるのは足だ。 意識が薄れた頭は足に命令を伝えられず、折れかけた体は地面とぶつかり合う。 ――寸前で、踏みとどまった。 「……っ!」 倒れかけた勢いでそのまま建物の中に入り込んだ。 視界が余計狭く白くなる。体が限界を訴えて、休息を求める。 それでもまだ安心できない。倒れ込むわけにもいかない。扉だ。せめて扉を閉めないと。 そうして手をかけた扉は……少しも動かない。 一瞬混乱しかけた頭を冷やしてくれたのは、ルビーだ。 『アリサさん、ここはシェルターです! ボタンを押して!』 ルビーの声は、どこか遠い。鈍くなった思考も、なんでボタンを押さないといけないのかすぐには分からなかった。 ともかく従おうとボタン探しても、狭い視界では簡単に見つかってはくれない。 それでも何とかボタンを見つけて、足をもつれさせながらボタンを押した。 扉がしっかりとしまって、あたしを外から隔絶してくれた。これで、やっと…… 『寝ちゃ駄目です! 多元転身!』 「え……?」 閉じかけたあたしの意識を、ルビーの声がたたき起こした。 見れば、服装がナース服に変わっている。 『せめて手当てを!』 ルビーの声は悲鳴に近かった。そんなに今のあたしはやばいってことだろうか。 今流れ込んできた知識も、このまま寝れば大変なことになると告げている。 休息を求める体に鞭を打って起き上がる。そんなことでさえ、相当な労力が必要だった。 少しでも余計なことを考えれば倒れてしまう。 ともかく火傷をした場所には服の上から水をかけて、背中の切り傷や左腕の傷に即席の包帯を巻いて。 ……それが、正真正銘の限界。 睡眠なのか気絶なのか分からない夢の中へ、あたしの意識は落ちた。 ■ 作戦は失敗。 自分の溜め息に、蝶々のマスクが揺れる。 「……逃げられた、か」 閉じたシェルターを見やりながら呟いたのは、そんな言葉。 薔薇の花弁では、一撃で殺すには足りなかったらしい。 もっとも、これは作戦外のこと。故にこれ以上追撃することはできなかった。 ……まさか、アリス・イン・ワールドを脱出できるとは思わなかったのだ。 結果として、霧を展開しながら追いかけるという作戦を取らざるを得なかった。 幸い男の子は攻撃こそ正確だが、移動などにおいては幻惑の効果をしっかりと受けているようだ。 こちらの姿さえ見られなかれば、霧の外に出ないよう誘導するのも簡単だった。 ――もっとも、それは自分の間近にあの子を誘導しているということも意味する。 「…………」 眼下にはさっきの男の子。それが何かを飲みながら周囲を見渡している。 こっちはまともに戦って勝てる相手ではない。 アリス・イン・ワンダーワールドは、距離感などを狂わせるだけで姿を消せる訳じゃない。霧はあくまで副次的な作用なのだ。 グズグズしていれば発見されてしまうだろう。だから、あの女の子を狙うと言う作戦は取れない。 そもそも自分の力では、シェルターをこじ開けられるかどうか。 ならば。 「……ひとまず彼を南下させて、取りこぼしを私が討つ。それが最善」 元々自分は南下するつもりだった。だから、彼にその斥候をしてもらう。 支給品の力で上手く南へ誘導し、戦わせる。南へ歩き出したら霧から脱出させるだけ。簡単だ。 私は彼より北で待ち構え、もし逃げ出した参加者がいればそれを討つ。 男の子は消耗したところで、私がとどめを刺す。 狡猾で外道。だがそれ故に有効な戦法。 そこまで考えて、思わず私は笑っていた。 「……私は相当に下劣ね」 浮かべたのはただ一つ、自嘲の笑みだけ。 【H-5 シェルター内 1日目 午前】 【アリサ・バニングス@魔法少女リリカルなのは】 [状態] 全身に軽い火傷(右腕・顔は無事)、左腕から出血(打撲によるもの、軽度)、 背中から出血(切り傷、深い) 上記の怪我は全て応急処置済み かなり疲労、睡眠 [装備] 贄殿遮那@灼眼のシャナ カレイドステッキ@Fate/stay night [道具] 支給品一式、マシカルアンバーミサイル×7@メルティブラッド [服装] ナース服 [思考・状況] 睡眠 【H-5 南端/一日目/午前】 【真紅@ローゼンメイデン】 [状態] 健康 [装備] パピヨンマスク@武装錬金、核金LXX70(アリス・イン・ワンダーランド)拡散状態@武装錬金 [道具] 支給品一式 [思考・状況] 1 レックスを南下させ、戦闘させる 2 参加者と接触し、情報を得た後殺害する 3 最後の一人になる 【H-6 北端/一日目/午前】 【レックス@ドラゴンクエスト5】 [状態]:すこし疲労 [装備]:ドラゴンの杖@ドラゴンクエスト5 (ドラゴラム使用回数残り3回) [道具]:基本支給品、エーテル×5@FINAL FANTASY4 [思考] 第一行動方針:真紅を警戒しながらアリサを探して殺す。見つからなかったら諦める。 第二行動方針:タバサの居場所を知るために、三人殺してご褒美を得る。 第三行動方針:タバサ以外の参加者を全て殺し、最後に自殺してタバサを優勝させる。 第四行動方針:もしタバサが死亡した場合、自分が優勝を目指し、タバサの蘇生を願う。 基本行動方針:兄妹どちらかの優勝(タバサ優先) できれば二人でグランバニアの両親の元に帰る。 参戦時期:エンディング直後 [備考] エンディング後なので、呪文は一通り習得済み 【エーテル@FINAL FANTASY4】 魔力を回復する薬。6個でレックスの最大MP×1.5倍くらいだと思う。 既に一本消費済み。 ≪047 Like the best friend 時系列順に読む 055 誰のせい?≫ ≪053 Dash!! 投下順に読む 055 誰のせい?≫ ≪021 魔法少女?マジカルアリサ アリサの登場SSを読む 114-2 はやてのごとく!~at the doll s theater~(後編)≫ ≪040 Scarlett butterfly 真紅の登場SSを読む 075 這い上がるくらいで丁度いい≫ ≪036 父の力を手に レックスの登場SSを読む
https://w.atwiki.jp/jojosyana/pages/54.html
全身に掛かる重力の魔を振り切る絶息の空間滑走。 『オメーは「上」だッッ!!』 先刻の彼の言葉。 シャナはその言葉に心の中でもう一度小さく頷いた。 (ウン。「下」はおまえに任せた。だから、こっちは任せて……!) 屋上全域に張り巡らされた青いフェンスを抜けたシャナはそこで黒衣を 翻して軽やかに身を反転させ、尚も直上に向かおうとする力の矛先を換え、 一部は無へと掻き消し華麗に宙返りをしてコンクリートの隙間から 青草の這い出した屋上の路面の上に手をついて着地した。 開けた空間の先。 自分の3倍以上の規模と密度を誇る、巨大な”封絶”の中心部をバックに、 長身の男が端然と一人宙に浮いていた。 「こんにちは。お嬢さん」 男は甘い耽美的な微笑をその硝子工芸のような薄い切り口の口元に浮かべ、 気怠そうな瞳と口調でシャナに言った。 「初めまして、だね。アラストールのフレイムヘイズ”炎髪灼眼の討ち手” イヤ、『紅の魔術師(マジシャンズ・レッド)』と呼んだ方が良いかな? 私の名前は”フリアグネ”。以後御見知り於きを」 フリアグネと名乗った極薄の純白スーツに身を包んだ細身の美男子は、 幾重にも身体に巻き付いた鈍い光沢の長衣の裾を静かに揺らしながら 屋上の路面へと音もなく舞い降り、相も変わらずの気怠げな表情と 幻想的な雰囲気のまま淡麗な色彩のパールグレーの頭髪を緩やかに 揺らしながらシャナに歩み寄る。 周囲を警戒しながら同じようにフリアグネ歩み寄ったシャナが、 その男の声とはまた逆の凛とした声で訊き返す。 「おまえが、王?2日前私たちにチョッカイ出してきた燐子の主?」 「その通りだよ」 純白の貴公子は悪びれもせずにそう言って肩を竦め、そして静かに瞳を閉じる。 「私の何よりも大事で大切なマリアンヌに随分酷い事をしてくれたらしいね? 全くどう縊り殺してくれようか?この討滅の道具が……ッ!」 再び見開かれたパールグレーの瞳の中に、危険な眼光宿らせてフリアグネは シャナに殺気だった言葉をブツけた。 そのフリアグネにアラストールがわずかに声を低くして言う。 「フリアグネ……そしてマリアンヌ、か……音に聞いた名だな……」 「知ってるの?アラストール?」 アラストールの呟きにシャナが訊き返す。 「うむ。数百年の永きに渡り数多のフレイムヘイズをたったの一人で討滅してきた フレイムヘイズ殺し専門の”狩人”だ。燐子創りの鬼才としてもその名は紅世に 鳴り響いている。意志を持つ人形、”マリアンヌ”は彼奴が創造した燐子の最高傑作だ。 しかし、その者がまさか彼の者の軍門に降っていたとはな」 アラストールの言葉にフリアグネはその薄い切り口の口唇を笑みの形に曲げた。 「君と逢うのは初めてだね?紅世の王、”天壌の劫火”アラストール。 しかし初対面の君に殺しの方でそう呼ばれるのは心外だな?」 「フッ……数多のフレイムヘイズを灰燼に帰しておきながら何を言う」 アラストールとフリアグネ。 紅世にその名を轟かせる二人の強力な王が白い封絶で囲まれた 近代的な建築技術で建造された学園屋上で静かに対峙する。 「フッ……まぁいいさ。最早”狩人”真名など私にとってはどうでも良い存在だ。 本来の意、紅世の徒の宝を集める狩猟者としての意も含めて、ね」 そう言うとフリアグネは純白の長衣を閃撃のように鋭く翻した。 それだけで今までの気怠げな甘い雰囲気が一気に吹き飛ぶ。 「貴様……それは一体どういう意味だ?」 シャナの胸元から発せられるアラストールの問いに、 フリアグネは猛々しく名乗りを上げた。 「聞いての通りの意味さッッ!!私は『人間ではないがあの方に忠誠を誓ったッッ!!』 今の私はあの方の敵を抹殺する『炎の暗殺者』フリアグネ! あの方を討滅しようとする薄汚い”フレイムヘイズ”も!そして『幽波紋使い』も! 一匹残らず私が探し出し、そして全て残らず狩り殺すッッ!!」 狂信者特有のギラギラした危険な眼光をその嫋やかなパールグレーの瞳に 輝かせながら、フリアグネは己の暗黒の決意をシャナとアラストールに向けて言い放った。 「そしてェェェッッ!!『幽波紋使い狩り』!!フレイムヘイズ炎髪灼眼ッッ!! 貴様を斃してその真名をも頂戴し!より完璧な”暗殺者”として私はあの方に仕えよう!! 【幽靈(ゆうりょう)と劫炎の簒奪者】!!それが私の新たな真名だッッ!!」 フリアグネはそう言って獲物を狙う黒豹(クーガー)のようなギラついた目つきで シャナを睨め付けた。 「やれるものならやってみろッッ!!」 シャナは右腕を鋭く水平に薙ぎ払い、黒衣を翻らせるとその凛々しき灼眼で フリアグネを睨み返し勇ましき鬨の声を上げる。 ”狩られるのはおまえの方だ!!” 真紅の双眸に宿る気高き光が何よりも強くそう訴える。 自分の上で熱く猛るシャナとは裏腹に、アラストールは冷静に状況を分析していた。 (此奴の……この異常なまでの狂信振り……よもや……この者も彼の者の手によって……) 重い沈黙が醸し出すその雰囲気からアラストールのその心情を類推したのか、 フリアグネはその淡いパールグレーの前髪をアラストールに向けて静かに捲り上げる。 「!」 開けた額。 『そこには何も無かった』 装飾品は疎か露一粒すら浮かんでいなかった。 再度沈黙するアラアストールに向けてフリアグネはその薄い切り口の口唇に不敵な笑みを浮かべる。 「無粋な勘繰りは止めて戴きたいものだな?天壌の劫火アラストール? 『私は自らの意志であの方に忠誠を誓ったのだ』 あの方に弓引くような愚か者でもなければ『逃げ出すような臆病者でもない』」 明らかに含みのある言葉でフリアグネはシャナではなくアラストールに告げる。 直接的にではなく間接的に心疵(トラウマ)を抉った方が効果が大きいという 闇の知識を熟知しての応答だった。 「なんですって……!」 己の意志とは無関係に沸き上がる怒気と羞恥をその強靭な精神力で 必死に抑えつけてシャナはフリアグネを鋭く睨み付ける。 フリアグネはそんなシャナを無視し(無論相応の効果を狙っての行動であるが) 小馬鹿にするようにアラストールに告げた。 「それに君は、あの方を幽血の統世”王”などと無礼極まる失礼な呼び方をしているが 全くもってとんでもない思い上がりだ。まさか自分も”王”だからと言って あの方と同格の存在だとでも想っているのかね? その厚顔無恥と傲慢不遜さは万死に値するよ」 フリアグネはそう言い捨て道端のつまらないものでも見るかのような 侮蔑の視線でアラストールを見下ろす。 その行為にどうしようもない憤激がシャナの全身を駆け巡った。 「キ・サ・マ!!」 怒号と共に炎髪が一迅鋭く靡き、逆鱗に触れられた赤竜のように 大量の深紅の火の粉を振り撒き空間を灼き焦がす。 そしてその空間まで蠢くような途轍もない怒りのプレッシャーを全身から放つシャナを フリアグネは再び無視して再度アラストールに侮蔑の言葉を投げつけた。 「まぁ、愚鈍な君にも名前を覚える位は出来るだろう。 次からはせいぜい『悠血の統世神』とでもあの方の御名を改め給え。 最大限の礼意と敬意を尽くしてな」 「……………………」 きつく結ばれたそのシャナの黄花のように小さく可憐な口唇の中で、 鋭い犬歯がギリッと軋んだ音を立てた。 アラストールがこのあからさまな嘲弄を眉(?)一つ動かす事無く自然に 梳き流したのとは逆に、その上のシャナは今まさに噴火寸前の活火山のように 怒り狂っていた。 その強靭な意志と精神力とで何とか必死に抑えつけてはいるが、 血が滲むほど強く拳を握りしめ(俯いているために表情は伺えない) 歯をきつく食いしばった細く小さな顎が憎悪の為に小刻みに震えている。 今にも贄殿遮那を黒衣の裾から抜き出して飛びかかりそうな危うさだった。 ソレを実行しないのは「まだアラストールの質問が終わっていない」 ただそれだけの理由からだった。 そうでなかったらこんなヤツの言葉に耳を貸す気などサラサラない。 自分にこの上ない屈辱を与えた、「あの男」の軍門に降った 堕ちた紅世の王の戯言等に。 「フリアグネよ。いま一つだけ答えよ。紅世の王足る貴様が何故に彼の者の僕となった?」 挑発を意に介さず平静な声で発せられたアラストールの問いに、 フリアグネは再び小馬鹿にしたような笑みを口元に浮かべ、 大袈裟に両腕広げてヤレヤレと首を左右に振った。 「何を訊くかと想えば……これはまた答えるに値しない愚かな質問だな? アラストール?”天壌の劫火”の眼力も地に堕ちたものだ」 「おまえの主観なんか訊いてないッッ!!黙ってアラストールの質問に答えろ!! 消し炭にするぞッッ!!」 忍耐の臨界点を超えたシャナがアラストールの上で激高する。 フリアグネはそのシャナの様子を愉しむようにみつめると静かに言葉を返す。 「フフフッ……威勢がいいね?お嬢さん……でも、 『果たして君にソレが出来るのかい?』今まで紅世の徒も含めて 我が同胞が何人も君に討滅されたが『「斬殺」された者はいても 「焼殺」された者はただの一人もいなかったよ』」 「!?」 驚愕にシャナのその真紅の双眸が見開かれる。 ついで燃え盛っていた怒りも僅かにその火勢を弱め、 冷静な思考がシャナの中に舞い戻った。 「イヤ、実に残念だ。灼炎の魔導士の華麗なる炎儀を愉しみしていたというのに、 まさかそれが”封絶”を知らない者達の勘違いにしか過ぎなかったとは」 フリアグネはそう言って淡い嘆息と共に長衣の裾をフザけるようにハタハタと振ってみせる。 その仕草にカッとなったシャナが即座に怒気の籠もった声で反論する。 「勝手な憶測は止めておくのね……!いつ、誰が、 炎の「自在法」が苦手なんて言った……!?」 努めて平静を装うシャナをフリアグネは眼を細めて真正面から見据えた。 その射るような視線は獲物をつけ狙う”狩人”そのものだった。 「誰って……?『それは君自身さ。さっきから言葉にこそ出していないが君の その真紅の瞳がそう言ってる』じゃないか?」 予期せぬ言葉にシャナの瞳が更に遠くなる。 一瞬、言っている意味が解らなかった。 しかし長い戦いの日々で磨き込まれた少女の鋭敏な頭脳と経験は すぐさまにフリアグネの言葉の意味を理解した。 論理(ロジック)ではなく感覚(フィーリング)で。 「だってそうだろう?先刻から君の視線の動きを少々注意して「観察」していたが、 君が行っているのは私の攻撃予備動作と間合いの確認、 気の勢とソレによって生じる心の虚への集中力の収斂。 あとは精々目眩ましと隠し武器に対する警戒だけだ。 それは典型的な「剣闘士(スレイヤー)」或いは「格闘士(ケンプファー)」の瞳の動き。 もし君が炎の自在法を得意とする「魔導士(ウィザード)」なら 『そんな事は必要ないだろう』私が何を飛ばそうが己の身体に着弾する前に 全て焼き尽くせば良いだけなのだから。 何よりいま現在に至るまで己の弱点である筈の水や氷の自在法に対する 結界一枚すらも張っていない。 その体たらくでこの私に『炎の魔術師(フレイミング・ソーサレス)』 だと想え、と言う方が荒唐無稽な話だろう?」 (クッ!!コ、コイツ!?一体何者!?) 法王と読んでも異和感のないフリアグネの、そのあまりの洞察力の鋭さに シャナは喉元に白刃の切っ先を当てられたような寒気を感じた。 淡く冷たい、今は人形のように無機質な色彩のパールグレーの瞳が 自分の「弱み」を正鵠に射抜いていた。 今まで、特にここ一年ばかりの間は、戦い慣れた”紅世の徒”はともかく 最近その存在を知ったばかりの『幽波紋(スタンド)使い』相手の戦いには殆ど、 王との契約によって得た人間を遙かに超越するフレイムヘイズの身体能力と 戦慄の大太刀、贄殿遮那との力のゴリ押しという方法で何とか勝利を重ねてきた。 『幽波紋(スタンド)』という驚異的な変異変則能力を持つ異能の戦闘者、 『スタンド使い』には今までの経験で培い、そして磨き抜いてきた戦闘のマニュアルが 全く通用しない場合が実に多かった。 その変幻自在の異形なる力の前では一見した戦闘力の総力値が 相手を上回っているという事などという事は文字通り気休めにもならない。 最弱が突如最強に。 極小が突如極大に。 そんな全く予測の付かない、一筋の道標すらない混沌とした磁場こそが スタンド使いとの通常戦闘。 更に「スタンド使い」相手の場合、その戦闘能力はソレ固有のスペックに合わせた 環境と使用法により威力はありとあらゆる状況に合わせて文字通り千変万化する。 戦闘の黄金律である筈の、「如何に敵である者に致命的なダメージを与えるか?」 シャナの言葉で言えば”己の「殺し」を相手に刺し込むこと”事態が、 敵スタンド使いの特殊能力発動条件であったりした事が何度もあった。 相手の保持する能力によっては圧倒的に優位に立つフレイムヘイズの 超人的な身体能力までもが時に枷となったり、炎の自在法が逆に敵に操られて 自分に牙を剥いた事さえあった。 幽血の統世王、DIOとの戦いによりその事を再認識したシャナは、 最近では最初からフルスロットルで己の全戦闘能力を開放し、相手の特殊能力を 発動させる前に一気に大太刀の連撃の一斉放射をスタンド本体に捻じ込んで 一挙に討滅してしまうという方式を執っていた。 当然相手の反撃もあるが『スタンド能力は本体が倒されてしまえば解除される』 という事を認識した上でのシャナの選択だった。 攻撃の多種多様多彩性は距離を縮める事によって潰し、 逆に至近距離での乱打戦なら肉体の耐久力で遙かに勝る自分の方が圧倒的に有利。 そう見越して執ったシャナの戦闘方式は未知の敵、 「スタンド使い」相手にはものの見事に嵌った。 『幽血の統世王』を除くスタンド使いは全て生身の人間。 故に本体への直接攻撃は何よりも効果がある。 そうやってスタンド唯一の弱点を突く戦いを続け、 討滅したスタンド使い達の数が20人を超えた頃、 『幽波紋使い狩り(スタンド・ハンター)紅の魔術師(マジシャンズ・レッド)』 等というあまり有り難くないレッテルが自分に貼られていた。 だから、それ故に存在の力を編み上げるのに大きな時間をロスする ”炎の戦闘自在法”は最初から戦いの選択肢からは除外された。 能力の解らないスタンド使いを相手に、力を編む為に硬直状態に陥るのは 完全な自殺行為と言っていい。しかも折角編み上げた自在法も相手の能力によっては 無効化、或いは操られて逆にこちらに弾き返されるという 事態は決して稀なケースではなかった。 故にDIOとの戦闘以降の戦いでは”炎の自在法”は 全くといって良いほど使っていなかった。 最近の鍛錬の内容も身体能力の向上と剣技の錬磨或いは新技能の開発という ”贄殿遮那”主体の訓練法で炎を用いる鍛錬は”封絶”くらいしか行っていない。 炎術の練度が鈍っているのは明らかだった。 そして、いま、目の前にいるこの男は、 その事実、『自分の弱点に気がついている』 もし自分の近接戦闘、その主武器である贄殿遮那を封じる手段をヤツが持っていると したら状況はかなり分が悪いと言って良かった。 シャナは怒りで燃え上がりながらも頭の隅で冷静にそう分析し、 警戒心を研ぎ澄ました。 しかしせっかく鎮まりかけた内なる炎に、フリアグネの次の言葉が余計な油を注ぐ。 「まったくもってガッカリだよ。君は生粋の「刀剣使い(ブレイダー)」だ。 それ以上でもそれ以下でもない。凡庸で有り触れた相手。今まで飽きるほど討滅した。 愚直に前から突っ込むしか能のない品位も礼節も欠片も持たない 野卑粗暴極まる者が相手では、戦意の高揚も戦果の充実も生まれようがない。 実に矮小な、取るに足らない存在だよ君は」 そう言って斜に構えた表情で割れた硝子の側面のような 鋭利な視線でシャナを見下ろす。 「ぐ……!!うぅ……うううぅぅ……!!」 生まれて初めての、血に塗れた獲物を目の前にした 子獅子のような唸り声がシャナの口から漏れた。 身体の奥底からドス黒い何かが湧き上がり、早鐘を打つ鼓動と共に 炉解した鋼のように熱い灼熱の血液が全身を隈無く駆け巡る。 心の内で熱く激しく渦巻く感情に気が遠くなりかけた。 奮熱する怒りで頭がどうにかなりそうだった。 「うっ、ぐ……うっうっうっ……ウゥ~~~~~~~!!」 感情に心を焼かれないように必死に憎しみを抑えようとしたが 漏れる吐息と声までは抑えようがなかった。 自分の能力に対する侮辱は、同時に契約者であるアラストールに対する侮辱でもある。 自分自身に対する揶揄や中傷だったら幾らでも耐えられた。 しかしこの世で最も尊敬しそして敬愛する、己の存在の全てを捧げた アラストールに対する侮辱は絶対に赦せない。 侮辱する相手も。 そしてその付け入る隙を与えた自分自身さえも。 そんなシャナの様子を、完全に怒りが不可逆になった事を、 フリアグネは満足気に確認すると再びシャナを無視してアラストールに向き直った 「さて、と。お待たせしたかな?アラストール?それでは君の 下らない質問に答えてさしあげよう」 ”下らない”という部分を殊更に強調してフリアグネは 慇懃無礼を絵に描いたような視線でアラストールを睨め付けた。 「私があの方に忠誠を誓った理由……『それは私があの方に邂逅したからだ』」 俯いて怒りに震えるシャナとはなるべく視線を合わせないように、 瞳を閉じて横に向き直りそして腕を組むとフリアグネはそうアラストールに言い放った。 「実に単純な理由だがそれが全てだ。何よりあの方の世界を覆い尽くすような 巨大な存在の力はその復活前からひしひしと感じていた。「君」もそうだろう?」 意図的にシャナを無視して言葉を続けるフリアグネ。 「……………………」 シャナの震える左足が無意識に一歩前に出た。 そのシャナの様子にフリアグネはDIOに劣らぬ邪悪な笑みを浮かべると、 妖しく煌めくパールグレーの瞳でサディスティックに一瞥した。 「その「兆」が夢の中に現れた事もあったか。 夢の中のあの方は神々しき麗絶な竜神の御姿をしておられたが、 実際に睥睨したその永遠の御姿は夢の中などとは比べものにもならなかった。 あの方に睥睨した君ならその意味が解るだろう?アラストール?」 「むう……」 アラストールは此処からは大海を挟んだ遙か遠く、 北米の地で垣間見たDIOの姿を思い起こした。 確かに、その全身が輝く黄金に煌めくような、その絢爛たる永遠の存在が 具現化したかのような男の姿に討滅の義務感以外の感情が芽生えなかったと 言えばソレは嘘になる。 沈黙するアラストールを誇らしげに一瞥した見つめたフリアグネは、 そのまま微かに高揚した声で言葉を続ける。 「私を始めとする紅世の徒の多くは、あの方が復活するとほぼ同時に すぐにあの方の御許に馳せ参じた。それをしなかったのはあの方の存在を 感じ取れない無能な徒と愚かなフレイムヘイズだけだ」 フリアグネはそう言って何もない空間を長衣と一緒に 愛おしそうに両腕で掻き抱く。 頬には人間のように赤みが差し、瞳はあくまで澄んでいた。 「あの御方の存在は……あまりにも……あまりにも大きく、深く、そしてお美しい…… その御姿を前にしてその御力を試そうなどとは微塵も想わなかった…… あの方の絶対的な存在の前では私の存在など塵芥にも等しい…… ”フレイムヘイズ狩り”のそれまでの自負など跡形も崩れ去った…… そして気がつけば私は自分の宝具をあの方に献上していた…… そしてあの方はそれをお受け取り下された…… それだけで私の心はこれ以上ない至福に満たされたよ…… あんなに素晴らしい気持ちは666年前に マリアンヌを生み出して以来初めてだった……」 端麗な口唇から紡ぎ出されるフリアグネの言葉はか細い呟きのような 淡い声調で、アラストールに聞かせるというよりはまるで自分自身に 己の言葉を言い聴かせているようだった。 そして純白の長衣を何かの分身のように、愛おしそうに抱きしめながら フリアグネは赤子のような限りなく透明に近い表情で 無垢な笑みをその耽美的な美貌の上に浮かべる。 「遂に王足る誇りすらも失ったか?『狩人』フリアグネ」 敵とはいえ、嘗ての己が同胞の変わり果てた姿に落胆の色を押し隠せない口調で 告げられるアラストールの静かな言葉に、フリアグネは夢から覚めたように一瞬ハッ、 と純白の長衣から埋めた顔を起こすと、再び嘲るかのように そして愚者を見下ろすようにして歪んだ笑みで応える。 「誇り?」 細めた流し目でアラストールを見たフリアグネはそのままの視線で 数秒言葉と動きとを止める。 そして、 「クッ、ハハハハハハハハハハハハハハ!!アハハハハハハハハハハハハハ!!」 いきなり子供のような無邪気で開けっぴろげな声で笑い始めた。 「何が可笑しいッッ!!」 怒髪天を突くようなシャナの声で空間がビリビリと震える。 「イヤイヤ、失礼。まさかそんな低次元な応答が返ってくるとは 夢にも想わなかったのでね。つい」 口元を長衣の裾で覆いながらフリアグネはシャナを 小馬鹿にするような流し目で睨め付けた。 相当に精神のテンションが上がってきているのか 口元から微かに小さな舌先まで出している。 「…………!!」 底無しに湧き上がってくる怒りに頭が沸騰するのを覚えた。 「しかし、アラストール。君はまだそんな次元の話をしていたのか? 全くもって最早救いがたい。その老いた精神の鈍重さ加減には 嫌悪を通り越して寧ろ哀れみすら湧いてくるよ。 紅世の最果てに小屋でも拵えて隠居していた方が良いんじゃないのかい?」 心底呆れ返ったという表情で言い捨てられる、 そのフリアグネの歯に布着せない露骨な侮蔑の言葉に 鋼鉄球弩弓(スティール・ボーガン)の鉄糸弦のようにきつく食いしばられた シャナの奥歯がバリバリッと音を立てた。 フリアグネはそんなシャナの様子など意に介さず、理解の悪い受講生を 啓蒙する教授のように指先を顔の前で立てた。 「いいかね?誇りや矜持などというそんな偏狭なヒロイズムは あの方の絶対的な存在の前では全く無意味だ。 あの方の前では全ての言葉は意味をなくす! 善や悪などという些末な概念などは超越しているのだよ!あの方は!」 そう言ってフリアグネは大仰に両腕を広げてみせる。 「そして愚かなフレイムヘイズ風情には解るまい! あの方にその素質を見いだされそして永久(とわ)に傍らで 仕えることの出来るこの至上の悦びが! 今なら解る!そしてはっきりと実感出来る! 私はあの方に逢う為に!そしてあの方に仕える為に数千年も彷徨ってきたのだ!!」 フリアグネは最早完全に自分の紡ぐ言葉に自分で陶酔していた。 カルト宗教の煽動者(アジテーター)にありがちな特有の症状、 催淫(ヒュプノシス)現象である。 その端正な口唇から出る言葉は、死霊の取り憑いた弦楽器が、 狂って勝手に動き出したかのような異様で不気味な調律と韻を掻き奏でていた。 「そしてあの方は!!この使命を完遂した暁にはこの地での 「都喰らい」をお赦し下された!!これで私の永年の悲願もようやく 成就出来るというわけだ!!」 「!!」 「!!」 「都喰らい」 その言葉にシャナとアラストールが同時に絶句する。 そんな二人の様子など無視してフリアグネはその耽美的な口唇から 調律の狂った音色を奏で続ける。 「クククククククククク!全くもって最高だッ!実に実に実に素晴らしいッ! あの方に出逢ってから私という存在の運命はその全てが完璧に盤石に回転している!! ハハハハハハハハハハ!!「神」だ!! あの方は正しく現世(うつしょ)と紅世(ぐぜ)とを統覇するべくして生まれた「神」なのだよ!! フハハハハハハハハハハハハハハハ!! クハハハハハハハハハハハハハハハ!! アアアァァァーーーーーーハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」 「貴様……」 最早身も心も完全なるDIOの下僕へと堕ちたフリアグネに 尚も言葉をかけようとするアラストールに 「アラストール……ッッ!!」 懇願するようにシャナは叫んだ。 「も……う……!無駄……!よ……!! あの……男……の……!!奴隷……に……!!成り……下がっ……た……!! ヤツ……に……!!もう……!これ……以上……! 何……言っても……!通……じ……ない……!!」 怒りで言葉が切れ切れにしか出てこない。 でももうこれ以上聞いているのは堪えられなかった。 もう何も聞きたくない。 あの男に関する言葉も、そしてそのおぞましき従属奴隷の声も。 全身を生き物のように這い回り胎動と脈動を繰り返す溢れ出る憎しみに 気が狂いそうだった。 そう…… 戦わないと気が狂う! 討滅しないと気が狂う!! 目の前のこの男を! そしてあの男に纏わる全ての存在を!! 「クハハハハハハハハハハハハ!!このマヌケめッッ!! 貴様はその「奴隷」に惨たらしく殺されるのだよッ!! 卑しい王の討滅の「道具」がッッ!!」 フリアグネはまるでDIO自身が取り憑いたかのような 邪悪な風貌でサディスティックに嗤うと、 その瞳にも仕える主と同色の悪魔の光を宿らせて叫んだ。 ← PAUSEッ!! *STARDUST¢FLAMEHAZE*