約 22,967 件
https://w.atwiki.jp/aizufudoki/pages/722.html
陸奥国 河沼郡 坂下組 河原田(かはらた)村 大日本地誌大系第33巻 127コマ目 府城の西北に当り行程6里。 家数14軒、東西53町・南北2町25間。 四方田圃(たんぼ)にて東は山に近し。北は日橋川に傍ふ。 東15町長井村の界に至る。その村は辰(東南東)に当り29町30間。 西30間・南2町、共に宮月村の界に至る。その村は申(西南西)に当り3町40間余。 北1町30間耶麻郡木曽組舘原村に界ひ日橋川を限りとす。 山川 松林3 一は村東8町にあり。東西6町40間・南北18町50間。 一は村の2町20間辰(東南東)の方にあり。東西1町40間・南北11町余。 一は村の13町巳(南南東)の方にあり。東西1町・南北5町40間余。 この所にも千笑原(せんさくはら)といえども芍薬(しゃくやく)を以て著(あらわさ)れしものにあらず。ただ長松陰々として雑樹を見ること少く。 多く諸菌を産す。 遠方より望めば3所一となり蒼翠(そうすい)海の如く濤聲(とうせい)常に耳にあり。 また林中路傍に七壇(ななつだん)とて周6~7間より10間余に至り高3~4尺計の壇7相並べり。その来由を知る者なし。 日橋川 村北1町30間にあり。 長井村の境内より来り、25町計西に流れ宮月村の境内に入る。 神社 山神社 祭神 山神? 相殿 稲荷神 鎮座 不明 村西にあり。 鳥居あり。塔寺村兼子大和これを司る。 Google Map千咲原残念ながら広大な松林はありません Goo地図大山祇神社
https://w.atwiki.jp/toefan/pages/85.html
+ 目次 フランコ師範の修行 水晶霊災害 フランコ師範の修行 サブイベント「ビストロシャンバール」より。 水晶霊災害 オンライン
https://w.atwiki.jp/matome3435/pages/2094.html
湯河原の黒砂糖酢農法の柑橘類 2009年3月29日 (日) 神奈川県湯河原の早藤さんは、黒砂糖酢農法という栽培方法を広めた有機農業の世界では有名な生産者。 この農法は、黒砂糖を水で溶き、酵素で発酵させた液に米酢を加えたものを葉面散布し、作物を健康に保つというもので、これにより農薬を使わない柑橘類の栽培を実現しました。 写真は、黄金柑、ネーブル、はっさく。 黄金柑は、一般市場にはほとんど流通することのない希少な品種。ゴルフボール程度の大きさで、温州みかんとゆずが自然交配してできた品種と言われています。香りがよく、果肉はややねっとりした感じで甘味が感じられます。 おいしいもの かなえキッチン : ごはん日記 2009年03月
https://w.atwiki.jp/works_petrowka/pages/61.html
船舶の建造と損耗で見る太平洋戦争 概要 太平洋戦争における工業力の戦いを、日米の船舶建造・損耗から調査し記述する。 まぁ肩肘張らずに気軽に読んでほしい。 軍用艦艇編 アメリカに勝つためには何よりも船を作り、そして彼らの船を沈めなければならない。 まず軍用艦艇を見ると、開戦時点における日本の艦艇は237隻、100万1千トンだ。 一方アメリカは345隻、143万9千トン。トン数の比率は69.56%でいわゆる対米7割をなんとか維持している。 日米海軍艦艇戦力比の推移 日本 アメリカ 日付 隻数 トン数 隻数 トン数 41/12/8 237 1001000 345 1439000 41/12/10 236 1000000 341 1313000 42/5/31 235 1100000 368 1471000 42/6/7 230 1004000 366 1449000 42/7/31 232 1030000 393 1595000 43/2/8 212 1007000 457 1810000 44/1/31 208 996000 661 2850000 44/6/21 182 902000 734 3188000 44/9/31 165 879000 791 3522000 (以上の数値は日本の場合特設空母、アメリカの場合護衛空母を含む空母、戦艦、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦など 主要艦艇を合計したもので小艦艇は含まない。日本の数値には香取、鹿島、香椎を含む。 「貧国強兵」p77の表を一部表記を変え掲載した。大本の出所は戦史叢書「大本営海軍部・聯合艦隊」<6>) 隻数で見ると、開戦時点で1.46倍の差である。じゃあ海戦の度に1.46を超えるキルレシオを出せばいいのかというとそう言う訳ではない。 日米ともに船を戦わせては沈ませる一方でドンドコ建造しているのだから。相手よりもたくさん船を造るか、 相手が建造するよりも多くの船を沈めない限り、彼我の戦力差が好転することなど夢のまた夢である。 さて上記の表によると、開戦からミッドウェーまでの最初の半年間、つまり日本が連戦連勝していた時期ですら アメリカの船は減るどころか23隻もその数を増している。 その内訳はサウスダコタ級戦艦3隻、アトランタ級軽巡4隻、ガトー級潜水艦6隻などだ。 アメリカの艦船数/トン数が最も少なくなっていたのは41年の12月10日。同日発生したマレー沖海戦でPOWとレパルスも沈んでいるから、 太平洋に展開する連合国海軍全体を見ても相当比率は悪くなっていたと思われる。厳密な計算をした訳ではないから分からないけど、 対米英濠蘭戦力比が最も縮まったのはバタビア沖海戦の直後、42年3月1日頃じゃないかな。 だけど……そこまでだった。 開戦直後から2週に1隻のペースでガトー級が竣工し、 42年夏からは11日に2隻のペースでフレッチャー級が竣工し、 42年末からは50日に1隻のペースでエセックス級が竣工し、 43年夏からは7日に1隻のペースでカサブランカ級が竣工し、 43年末からは8日に1隻のペースでアレン・M・サムナー級が竣工し…etcetc これはもうスゴイを通り越して呆れる建造量だ。44年1月31日の隻数&トン数は開戦時点の約2倍となっている。 それまでに撃沈された船を計算から外したとしても、2年間で「開戦時の合衆国海軍」をもう1個おかわりした計算になる。 出来たてホヤホヤの船すら他国へ気前よくレンドリースしたりする(*1)一方でこんな事をやってるのだから文字通り桁が違う。 例えばイギリスに貸与されたボーグ級とバックレイ級とエヴァーツ級だけで100隻越しちゃうんだもの。 一方日本の建造数はどうだったか。ピークである44年(会計年度)に竣工した船は補助艦艇(*2)推定44909トンを除いても42万3493トン、 なんと6833隻もある。え? 何かの間違いじゃないかって? 実はこのうち1464隻38655トンを上陸用舟艇が、 5121隻10508トンを特攻艇が占める。その他の艦艇は合計248隻だけど、この中には輸送艦57隻61100トンがある。 差し引き191隻、31万3230トン。数だけ見れば「おや、日本も2年あれば連合艦隊がおかわりできるじゃないか」と思える。 けれど上記の表と照らし合わせてよく見ると建造した隻数の割にはトン数がやけに小さいことに気がつくだろう。 この中には海防艦111隻87730トンが入っているんだ。特攻艇のべらぼうな建造数を見て分かるとおり小船は建造しやすい。 ある種水増しみたいなものとして数値として出てくる訳だ。(海防艦なんて不要と言ってる訳じゃ無いよ) この111隻に加え掃海艇4隻2520トンと駆潜艇3隻1320トンを抜いたものが上記の表に記すことの出来る「主要艦艇」となる。 その数73隻、22万1600トン。意外と健闘していると思う。だが表を見る限り日本の艦艇数はどんどん減っている。 ということはつまり、このペースを超える勢いで沈められていった事を示している。「消耗戦」という概念は陸の専売特許ではないのだ。 ちなみに、戦果と損害を帝国海軍が国民にどの程度正確に伝えていたかは写真週報に見る海軍総合戦果の虚と実も参照して欲しい。 商船編 次に商船を見てみよう。軍用艦艇の項で見たとおり、どだい建艦競争ではアメリカに勝ち目はない。 じゃあ次善の策で、アメリカが作る以上のペースで船を沈めるしか手立てはない。…って、なんだって? 真珠湾で○○すれば…? 大和や武蔵を××すればもっと活躍できた? インド洋に進出して△△? いいねいいね、どうせ後世の後付けだ。 元防衛大学校の教授が「大和を上手く使えば太平洋戦争に勝てた」とか言っちゃう(*3)ご時世だ。素人が何を言ったって自由ってものだろう。 でも一つ忘れちゃいけないことがある。こちらが作る船を沈められないように守ることだ。 軍用艦艇編で「日米の船舶の比率を好転させるためには、相手が建造するよりも多くの船を沈める必要がある」と書いた。 より正しく言えば「日本の建造量ー損害量」が「アメリカの建造量ー損害量」を上回る必要がある、ということだ。 つまり「味方の商船を守りひたすら損害を抑え」つつ「相手の商船を沈めひたすら損害を与え」なければならない。 建造量が絶対的に違う以上、わずかな損害がボディーブローのように日本の継戦能力を奪っていくのは必定だ。 景気の良い話をする前に、ここはひとつ日本の商船・タンカーの建造と海上護衛について見てみよう。 海上護衛と聞いて一家言も二家言もある人は大井参謀以外にも大勢居るだろう。 さぁて、太平洋戦争を通じて日本の商船はどれだけ造られどれだけ沈められたか? 商船の建造、捕獲、損耗の推移(単位:トン) 建造隻数 建造量 捕獲・引揚 改造 合計 損耗 差引 第1年 73 244672 609211 -36000 817883 1019479 -201596 第2年 201 514158 102831 -100000 516989 1661791 -1144802 第3年 499 1074913 29565 -182000 922478 3071787 -2149309 第4年 160 473912 5880 318000 797792 1175810 -378018 タンカーの建造、捕獲、損耗の推移(単位:トン) 建造隻数 建造量 捕獲・引揚 改造 合計 損耗 差引 第1年 8 21291 63300 36000 120591 9557 111034 第2年 54 254927 6197 100000 361124 174552 186572 第3年 204 624290 6079 182000 812369 824468 -12099 第4年 28 85651 ―― -318000 -232349 361674 -594023 (第1年目は41年12月~42年12月。第2年目は43年1~12月。第3年目は44年1~12月。第4年目は45年1~8月。 合計は建造、捕獲・引揚、改造の計。改造とは商船の場合タンカーへ、タンカーの場合商船への改造を指す。 「貧国強兵」p141,p145の表と「海上護衛戦」の付表から一部表記を変えて作成) 凄まじい泥沼っぷりが見て取れると思う。船が沈められて原料が届かないから鉄鋼その他の生産高が下がる。 生産高が下がったために船が造れず、それがまた原料不足を呼び、ついには増産どころか損失すら補えなくなる。 圧延鋼材の生産高は開戦前の1938年度における487万6千トンがピークであり、それ以降この数値を上回ることはなかった。 鉄を運ぶ船を造るために鉄を使うという現代版賽の河原がそこにはあったのだ。 戦前の海軍は毎年の造船量を50~70万トンと予想していたから、想定よりもずっと多くの船を造ることが出来たことになる。 しかし商船の損耗も戦前の予想年60万トンを遙かに上回ることとなったのは皮肉かも知れない。 特に44年は、前年の2倍の船を造ったと思ったら沈む方も2倍になっている。 開戦してしばらくはタンカーの不足を埋め合わせるため商船からの改造が相次いだものの、 45年に入って油田地帯への航路がシャットアウトされると、タンカーなどお役ご免とばかりに商船へ改造されている。 なんとなれば、45年1月にはタンカーの新規建造が停止されてしまうのだから問題は根深い。まさしく泥縄だ。 それにしても、開戦第1年目に70万トン近い輸送船とタンカーを捕獲できたのは実に大きいと思う。 「43年に日本が作った全輸送船」とほぼ等しい量の船が労せずして手に入ったのだから、棚からぼた餅とはまさにこの事だろう。 開戦時点で日本には2529隻633万7千総トンの商船・タンカーがあった。これが45年8月には2018隻220万7400総トンになる。 船の数自体は8割になっただけだが総トン量では3割5分になってしまっている。大型の優秀船が次々沈められ小船ばかりが 残っていったことが伺えよう。しかも終戦時、このうち100万総トン近くが南方で雪隠詰めを喰らい身動きが 取れなくなってしまっている。 太平洋戦争の全期間を通じて日本が建造した500トン以上の商船・タンカーの合計が約330万総トン、 一方失った商船・タンカーの合計は約820万総トンだから、日本の商船隊が全て入れ替わるくらいの勢いで撃沈され また建造されていったといえる。資料によって「500総トン以上の船のみカウント」とか「100総トン以上のみ計算」とか 若干の誤差があるけど、日本の輸送船団の収支は開戦時保有630万+建造330万+捕獲80万-損失820万=残存220万 ってな感じになる。 なに? さっきから日本の船が沈められる話ばかりで景気が悪いって? じゃあ話題を変えよう。今度は日本が沈めるターンだ。 アメリカでは一体何隻の船が造られ、どれくらい沈めれば勝ち目が見えてくるのだろうか。 沈める、と軽々しく言うけども、第二次大戦におけるキングオブマスプロダクト、メイドインUSAの申し子であるリバティ船を 竣工する以上に沈めるというのは何とも気が遠くなる話ではある。それでもまぁ、気になるのが人情というもの。 リバティ船は合計2710隻が建造された。1隻当たりの総トン数は7176トンなので合計約1945万トンとなる。 油槽船型や石炭運搬船型が合わせて80隻ほどあるので少し数値が前後するけど大体このくらいだ。 加えてこの下には534隻建造のヴィクトリー船(7200総トン)、約500隻建造のT2タンカー(約10000総トン)、 そしてC1,C2,C3,C4の各級輸送船らが待ち構えている。アメリカでは1939年から1945年までの6年間で延べ5777隻、 載貨重量トン数(*4)にして5600万トンの船が建造されたという。こりゃ確かに世界中に物と船をばらまける訳だ。 一方、日本が撃沈した米国の商船・油槽船は「太平洋戦争沈没艦船遺体調査大鑑」(*5)によると合計98隻、51万9772トンであるという。 ……はっきり言ってどうしようもないくらい少ないね。海軍の方針も船の性格も艦隊決戦一本槍だったから仕方ない面もあるとはいえね。 ちょっと待って。そういえばリバティ船はその設計・製造ミスにより全期間合わせて約200隻、約144万トンが 沈没したり使用不能な損害を受けたりしている。と、ということは何? 太平洋においてアメリカ商船の最大の敵は 帝国海軍じゃなくて鋼材の脆性破壊ってこと? 本筋とは逸れるが、友邦ドイツの活躍ぶりはどうだったのだろう。陸軍省戦争経済研究班、通称秋丸機関の英米班が 有沢広巳東京帝国大学助教授を主任としてまとめ、昭和16年7月に陸軍に報告した「英米合作経済抗戦力調査」という資料が残っている。 それによると、英米が協力して戦争に望んだ場合、英国の船舶を月50万トン以上沈めればアメリカからイギリスへの援助を無効に出来るという。 というのも、英米の造船能力は最大能力を発揮しても年600万トンを大きく超えることは無いだろうと推測されたからだ。 大西洋での連合国・中立国商船の喪失量(万総トン) 年度 連合国・中立国 単位:万総トン 月平均 1939 75.5 6.3 1940 399.2 33.3 1941 432.9 36.1 1942 779.0 64.9 1943 322.0 26.8 1944 104.7 8.7 1945 43.9 8.8 合計 2157.2 28.0 (「戦争と石油」(6)より。大本の出典は「輸送船入門」) 実際の喪失量は以上の通りだ。42年は月平均50万トンを上回っている。つまりUボートがアメリカの造船能力を最大瞬間風速的に超えた訳だ。 すごいぜUボート! すごいぜ群狼戦術! ……と言いたいところだがそうではない。 「戦争と石油」によると、大戦中イギリスは730万総トン(年平均100万総トン)の船を建造し、 アメリカは1941年から1945年8月までの間に3850万総トン(年平均820万総トン)を建造したという。英米合わせて年920万総トン。 42年の喪失量779万トンと比較すれば、アメリカ・イギリス人の目には「船が造るそばから沈んでいった」という恐ろしい光景が 現実の物として浮かび上がっただろう。だがそれでもなお米英の船舶量の差し引きはマイナスにならない。 年平均でざっくり計算しただけなのである月だけ見れば船舶量がマイナスということはあるだろうが、 しかしドイツ人はドイツ人で「沈めても沈めても船が減らない」といった逆方向に恐ろしい光景が見えたはずだ。 …なんだか変な話になってきた。ここでJ.B.コーヘン「戦時戦後の日本経済」(*6)を引用し、まとめとしたい。 「戦争中に連合軍が撃沈した日本の船舶は合計1028万3755トンで、そのうち、860万総トン以上が商船(※)、 190万トンが海軍艦艇であった。500トン以下の商船を除いて計3032隻が海底に葬られたのであった」 「日本が船舶保有量の純増を記録することの出来たのは開戦当初の4ヶ月だけであって、それも生産によるのでなく、 拿捕や浮揚によってであった。新造分も漸次増加し開戦当初の4ヶ月は喪失高の4分の1であったが、最大の造船高をあげた 1944年には喪失高の2分の1近くに達したが(原文ママ)、しかし遂に間隙を埋めることは出来なかったのである」 ※引用者注 タンカーを含むあらゆる商船のことと思われる 参考 森本忠夫「貧国強兵」 大井篤「海上護衛戦」 岩間敏「戦争と石油」 公益財団法人殉職船員顕彰会 太平洋戦争と戦没船員 http //www.kenshoukai.jp/taiheiyo/taiheiyo.htm 艦船製造量に見る日米差 http //www.geocities.jp/bbhusou/gunji/column08.html 図録▽太平洋戦争における喪失商船と戦没船員数の推移 http //www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6807.html WW2Ships.com Liberty Ships http //www.ww2ships.com/usa/us-os-001-b.shtml Fletcher-class destroyers in World War II http //destroyerhistory.org/fletcherclass/ 失敗事例 リバティー船の脆性破壊 http //www.sozogaku.com/fkd/cf/CB0011020.html http //detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1110712636 Yahoo!知恵袋の回答。「貧国強兵」でも引用していた「太平洋戦争沈没艦船遺体調査大鑑」によると 太平洋戦争中に米海軍が撃沈した日本海軍艦艇の数は658隻221万3932トン、 同じく撃沈した商船数は2568隻843万3289トンだという。コーヘンの記述とほぼ一致するが、 裏はとってないので参考までに。 最終更新日 2014-06-06 .
https://w.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/58.html
夏は嫌いだ。 正確には夏の暑さが嫌いだ。 雨は嫌いだ。 さらに風が強いとなりゃ、殊更に。 まだ俺がここに居着いた頃から、あの2人は爺さんと婆さんだ。 だけど、よく考えてみれば俺の方が年寄りなんだが。 あの頃、散歩はいつも婆さんが連れて行ってくれていた。 お婆さん「あら、奥さんこんにちは。」 向かえの奥さん「あら、こんにちは。」 この人は散歩の時よく会う、向かえの家の奥さんだ。 人間の大人の割には幼く見える。 向かえの奥さん「こんにちは、コロネっ!」 野良だった俺には名前というものはなかったのだが、この奥さんがくれた名前がそれだった。 婆さん「奥さん、お身体は大丈夫なの?」 向かえの奥さん「ええ、最近は調子がいいんですよ。」 婆さん「そうですか、それは良かったわ。困った事が会ったらなんでも言ってね。」 向かえの奥さん「ありがとうございます。じゃ、それでは。」 いつもの河原、いつもの公園、いつもの散歩。 いつもの毎日は当たり前に過ぎて行った。 雨は嫌いだ。 特に雷はどれだけ歳を重ねても怖い。 そんな時は爺さんが家の中へ俺をあげてくれたんだ。 婆さん「お爺さん、泉さんとこの奥さん妊娠したんですって」 爺さん「へぇ、それはめでたいな。」 婆さん「でも、奥さんがあーでしょう?危ないんじゃないかって。」 爺さん「へぇ…。」 雨は嫌いだったけど、家の中で聞く雨の音は悪くはない。 冬は好きだ。 俺が生まれた所は雪が凄く積もるとこだった。 街灯の下、斜めに踊る雪影をよく思い出す。 それに比べりゃここらはあまり雪が積もらない。 冬の足音が聞こえ始めた頃、いつもの様に散歩に行こうとしていた、その時。 婆さん「あら、こんにちは。病院へ行かれるの?」 向かえの旦那さん「ええ、今日から出産の為に入院するんですよ」 婆さん「そうですか!じゃあ次に帰って来る時はもうママですね!!」 向かえの奥さん「え…ええ。そうですよ!!もう玉の様な子を連れて帰ってきますからね」 婆さん「それでは。頑張ってね!」 向かえの奥さん「それでは行って来ます!!それじゃ、コロネ、しばらくね~」 車に乗って向かえの夫婦は行ってしまった。 その排気ガスの嫌な匂いと奥さんの笑顔がどこか物憂げだったことをよく覚えている。 その日から散歩コースに神社が加えられ、毎日婆さんは何かを願っていた。 それからしばらく向かえの奥さんとは会う事がなかった。 やがて春が来て、町に緑色が増え、雨の季節がもうすぐそこまで来ているのが分かって俺は憂鬱だった。 婆さん「お爺さん!!お爺さん!!生まれたんですって!!泉さんとこの奥さん!!!奥さんも赤ちゃんも大丈夫ですって。」 爺さん「おぉ、本当か!!そいつは良かった。良かった…。おいコロネ!やったって!向かえの奥さん、赤ちゃん産んだってよ!」 何を喜んでいるのかはわからないが、とりあえずいい事があったらしいしシッポでも振っておけばいいだろう。 それから2週間後、俺は久しぶりに向かえの奥さんに会った。 その日は、爺さんも婆さんも何故か朝から上機嫌だった。 婆さん「お爺さん、来ましたよ!」 爺さん「おぅおぅ、来たか来たか。」 排気ガスを吐いて車が来た。 向かえの旦那さん「こんにちは~。」 婆さん「いやいや、もうずっと待ってたんだよ~。」 その場にいる誰もが笑っていた。 一人の小さな赤ん坊を中心に笑顔が溢れていた。 向かえの奥さん「ほら、コロネ~!赤ちゃんだよ~。」 確かに子供は可愛い。犬であろうが人間であろうが子供は可愛い。 だけど印象に残ったのは、向かえの奥さんの笑顔だ。この前とは違う、まるでこの雨の季節を吹き飛ばしてくれるくらいに眩しい。生きる命を輝かせる様な笑顔だったな。 それから一つの季節が過ぎ、緑色が陰りを見せて俺の好きな季節が近付いている頃。 そんな時、向かえの一家が散歩に連れて行ってくれた事があった。 近所の公園に。 旦那さんは赤ん坊を抱えて遊具で遊んでいる中、奥さんはずっとベンチに座り、俺は隣りにいた。 向かえの奥さん「ねぇ、コロネ…。死んだら、人はどうなっちゃうのかな…?」 このただの犬である俺がそんな事知る訳がないだろう。 向かえの奥さん「あの子がね、この先小学校にあがって、成長して、夢とか恋なんかに悩む姿を見守られたら…ね。」 なら見守ればいいだろうに。 向かえの奥さん「あの子、私に似ちゃったからきっと将来背の事で悩むんだろうなぁ…。あの子がウェディングドレスを着てる姿をね、最近夢にみるの…。」 奥さんは笑いながら話しているのになんだか悲しそうだった。 向かえの奥さんは俺が理解してるのかも分からないはずなのに、その子の事を話し続けた。旦那には似ないでほしいとか…。 そして、物凄い笑顔を見せてこう言った。 向かえの奥さん「あのね、コロネ。もうね、あんまり私に時間がないんだって。多分、私よりあなたの方があの子を見てられるから…その、成長見守ってあげてね。よろしくね。頼んだぞ~」 そして、頭を撫でてくれた。 向かえの奥さん「あっ!ちょっと、そう君!!ジャングルジムは危ないよ!!ちょっと!!」 奥さんは駆けていった。 いつもの河原、いつもの公園、いつもの散歩。 いつもの毎日は過ぎて行った。 そして、 その日は、爺さんも婆さんも何故か朝から、口数が少なかった。 婆さん「お爺さん、そろそろですよ……。」 爺さん「そうか…。まだ若いのに、子供さんも小さいのにお気の毒にな………。」 排気ガスの吐いて車が動き出した。 鳴らされたクラクションは耳のいい俺には誰よりも突き刺さった。 その場にいた誰もが泣いていた。 一人の命の終焉を前に涙が溢れていた。 婆さん「…コロネ。お別れなんだよ。」 別れは悲しい、犬であろうが人間であろうが別れは悲しい。 だけど、印象に残ったのは、何も知らぬ顔で俺をみて手を振る少女の笑顔だ。まるで、この悲しみの渦を吹き飛ばしてくれるくらいに眩しい笑顔だったな。 それから向かえの奥さんと会う事は二度と無かった。 「いつも」から何か欠けた毎日も、季節が廻り、それがいつもの毎日になっていった。 欠けたものもあるが増えたものもある。 もうほとんど歩けなくなった婆さんに変わり、最近は向かえの旦那て少女が散歩に連れて行ってくれてた。 いつもの河原、いつもの公園、いつもの散歩 いつもの毎日 人の成長は早い。 少女はもう俺よりも背が高くなっている。 奥さんとの約束通り、この子の成長を俺はみてきた。 奥さんがいなくなってからの旦那さんは、苦労しながらなんとかやってるみたいだ。 俺は…夏は嫌いだ。 雨が嫌いだ。雷は特に。冬が好きだ。あと、散歩も好きだ。 俺よく生きたと思う。犬にしては、とても長生きだ。 向かえの少女「…コロネ死んじゃうの?」 婆さん「そうだね。もう十分生きたからね。」 爺さん「病気でもなく、寿命だからな。よく頑張ったな、コロネ。」 少女が頭を撫でてくれた。 まるで奥さんがあの時してくれた様に。 あぁそっくりだ。 そして、優しい子だな……………………。 少女「死んじゃったの……?」 向かえの旦那「……そうだね。でも、お母さんと一緒にいるんじゃないかな……?」 少女「本当?」 向かえの旦那さん「ああ!本当だよ。……ほら、お墓を作ってあげなきゃ…、ね。こなた。」 少女「………うん。」 ―終―
https://w.atwiki.jp/anchorlegendscenario/pages/738.html
シナリオ名:思い出の河秋刀魚 システム:ゆうやけこやけ 久遠ちゃんと真舵くんは、幼い頃からの大親友。 病弱な久遠ちゃんを連れまわしては、二人とも両親たちに怒られていた。 そんな二人を変化たちは優しく見守ってきた。 久遠ちゃんの持病が悪化して長いこと入院してからは、 二人は距離を置くようになってしまった。 ある時、彼女が都会の大病院へ入院することになった。 それを聞いた彼真舵くんはお見舞いに行くことを決める。 久しぶりに見た彼女は、 今にも折れてしまいそうな程痩せこけていた。 何か欲しい物はないか?と尋ねる彼に、 彼女は少し悩んだ末に、こう答えた。 「人で食べた"河秋刀魚"をまた食べたい」と。 シナリオ名:思い出の河秋刀魚 これは心優しい変化たちが紡ぎ直す絆の物語。 <概要> PC達は、この地域に古くから住む変化たちです。 そして、久遠ちゃんと真舵くんが子供の頃から遊んでいるのを見てきました。 久遠ちゃんは、自分が彼の迷惑になっていると思い、 真舵くんは、自分が連れまわした負い目から、 なんとなくお互いに避けています。 貴方たちの優しい気持ちで、二人の絆を結び直してあげてください。 <登場人物> 久遠ちゃん=彼女 真舵くん=彼 変化 河秋刀魚
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/996.html
映姫4 うpろだ221 六十年毎の、一周期。 現世も冥界も魂が溢れ返り、季節外れの花が咲き乱れる時。 彼女――四季映姫・ヤマザナドゥに取っては、通過儀礼のようなものだ。 無縁塚でサボる部下の尻を叩き、現界に赴いて人妖に『自称』有り難い説教を説いて行く。 そんな何時も変わらぬ、閻魔の日課だ。 だが、今回の開花騒動は、閻魔の元にひとつ、違う花が届く事となった。 「――映姫様、お客様ですよ」 「は?」 是非曲直庁。 時代の流れに対応して、変化を遂げた、地獄の公的機関。 今日も閻魔と死神が、日頃のお勤めをこなしている場所。 そんなところに来る客人とは、大変珍しいものであるが、 「まだ花は全て散っていないというのに……また花妖怪ですか」 「違いますって」 「では八雲の隙間妖怪」 「のんのん」 「まさか巫女ですか」 「あれが来れたら地獄のあり方を考え直さなきゃ行けませんよ」 此処、幻想郷部署の客となると、大概の場合は迷惑を担いで現れる類である。 寛大を持って成る閻魔でも、渋い顔になるのは否めない。 「では、冥界の?」 「だーから違いますって」 が、彼女の部下は何故かニヤニヤと笑っている。 嫌味っぽさを隠しもせず、不遜なほどに笑みを浮かべる。 「……小町、では誰なのですか」 「いえ、正しくは――新任の閻魔なんですがね」 「新任?」 これは珍しい、と目を見開く。 十王全てが閻魔を名乗るようになってから、新任が来ると言うのは初めての事だ。 「あれ?待って――十王に欠員は出ていない筈では?」 「はい。ですが人手不足で――この度、試験的に地蔵業務を閻魔業務を分担制にするそうです」 「……確かに、現状の業務では、説教廻りは時間外勤務ですが」 だが、あれは自分が好きでやっている事だ。おいそれと他人に一任する気にもなれない。 そんな表情が顔に出たのか、小町の笑みが益々深くなる。 「いいじゃないですか、働き詰めは身体に障りますよ」 「いえ、しかし――」 「ところで映姫様」 映姫の反論を遮るように、小町が話題を変えに来た。 「もしかして――覚えてらっしゃらないのですか?約束」 「何の事です?」 その返答に、小町の腰が砕けた。 「……ま、まさか本当に忘れてらっしゃるとは……」 「え?ご、ごめんなさい小町、私は何のことだが――」 『――小町さん、こりゃ百聞は一見にしかずの方が良さそうだ』 そこに、事務所の扉越しに響く声。 「……そーだね、入りな。んでこの鈍感なワーカホリックに一発くれてやりなよ」 『ははは、相変わらずなのか。老けるぞ、映姫』 「んなっ」 本人を前に、部下と揃って不遜の極み。 無論、そこに物申さぬ四季映姫ではなく、机から立ち上がって檄を返す。 「同僚とはいえ失礼なッ!?何者です!?」 『では感動のご対面と行きましょうか』 突きつけられた卒塔婆の前で、扉が開き―― 「どうも。この度着任致しました――」 現れたのは、一人の男。 「――って、もし、映姫王?」 その姿を見て、映姫が固まった。 パーフェクトフリーズもかくやの硬直である。 「あー、この服?どうよ小町さん、やっぱ変か?」 「ま、まあ確かに黒スーツに黒ハットの閻魔なんて、ハイカラが過ぎるたぁ思うけど――」 そうではない。そうではないのだ。 「あ―」 映姫の口から、声にならない声が漏れる。 見開かれた瞳から、涙が溢れ出す。 「あなた――は」 「――はい」 漸く搾り出された声に答えるように、男が歩み寄り、ハットを取る。 「百から先の、其れこそ数え切れぬほど時を刻みましたが―― 漸く、貴女の隣に、立つ事が出来ました」 その声と顔を、映姫は覚えていた。 何年前かはとうに忘れていても、覚えていた。 「ほんと、どの位になるんだろかね。 全く、あたいより偉くなっちまってさ――おっと、口が過ぎましたな」 「今までどおり、○○で良いさ。で――何を泣いているんですか」 「――すみませんでした――忘れていてしまって」 「さて、待てとは言いましたが忘れるなとは言ってませんよ?」 「はい――待ちました。随分と、長く」 「これからは、人手不足に悩む必要もありませんよ――」 「はい――」 幾星霜を、どれだけ重ねた昔だろうか。 その時、一人の阿呆が居た。 「楽しみですな。一緒に茶を飲むのが」 「はい―」 長き裁判の結果、得た無罪の判決。 それをとんでもない理由で突っ撥ね、自ら地獄の門を潜った不心得者である。 その理由を、その男は地獄の門の前で、こう言い放った。 「漸く――惚れた女の寝顔を、公然と拝む事が出来ます」 曰く。 『惚れた女の紐のままでは、未練にしたって耐えるに偲びん』と。 「そっ―あなた、そんな事を覚えてたんですか!?」 「無間地獄は何も無い所でしてな――思い出を掘り返す時間には事欠きませんでしたよ? それはもう涎の雫の長さまでくっきrぐぉ」 男の鳩尾を抉る卒塔婆。 それを振るった映姫の表情は、照れ隠しの憤怒が被さっていた。 「――変わらないのね。あなたは」 「――あの無の中では、変わらぬものしか残りませんよ――貴女への想いとかね」 「これほど不純な閻魔も居たものですかね」 「これほど純粋な閻魔も居ません」 それは昔、遠い別れの前にも交わしたやり取り。 それを尻目に、やれやれと部下は退散を始めた。 「――さて、部下の厚意に預かり、敬語は止めにしようと思うんだけど」 「そうね。でも公私は白黒付けましょうかね」 「今言う事じゃ無かろうに」 昔と違う事は、ただ一つ―― 「ただいま。映姫」 「ええ。おかえりなさい、あなた」 いつでも、寄り添う事が出来る距離にいる事だった。 「――お二人さーん、そろそろ新任挨拶の時間ですよー」 玄関を叩く音と、小町の声。 世にも珍しい閻魔の夫婦、最初の朝は、そんな無粋な目覚めから始まった。 「……案外、ロマンチックにはいかないな」 「……そう、ね」 同じ寝床から、同じ柄の寝巻きで、気だるげに目覚める。 これだけ見れば充分にロマンスなのだが、何分安月給ゆえの共同宿舎。 玄関からの声が直に届く程度には狭かった。 映姫が羽織った大きな男物のシャツも、その寝乱れた髪も、この状況では色気ないものだ。 「……でも、一緒ってのは良いな」 「ええ。私もそう思うわ」 それでも。 「おはよう、映姫」 「おはようございます、あなた」 この二人は、幸せなのであるが。 「しっかし、ここに二人は狭い」 「寝床は兎も角、他は通るのも億劫ね」 朝の洗顔は、狭い洗面所故に交互に。 なんとも窮屈な物である。 「まあ、これも良いのかも知れないな」 「いえ、それは困るわ」 適当に出来合いの朝食を済ませ、制服の袖を通す。 互いの身だしなみを整え合いながらの、忙しない朝のやり取り。 「――せめて、子供部屋が二つは欲しいわ」 「……閻魔同士で子連れか。しかも気が早いぜ奥さんよ」 「何れは貯まるでしょう?色々と」 「溜め過ぎると二つじゃ足りなkぐぉ止めろネクタイはヤバい」 色めき立つ会話も程ほどに、二人揃って玄関を開け――。 「「――昨夜はお楽しみでs」」 「おはよう御座いやがりますねこのサボり魔」 「そしてパパラッチは飛んでお帰りッ」 上司夫妻を売った駄目部下とパパラッチを、見事なコンビネーションで粉砕した。 具体的且つ一言で説明するなら、【重裁『ランページ・ジャジメント』】だろうか。 「ったく――それじゃ行きましょうか、奥さん」 「勿論ですわ――それはもう文字通り地獄なりとも何処へでも」 幻想郷の閻魔さまに、旦那様が出来ました――。 文々。新聞、どうにか上がった今朝の号外(検閲済み)の、見出しであった。 おまけ 勤務時間の、とある話。 「――しかし、小町」 「何でしょう?」 「自分の夫の仕事振りというのも気になりますね」 「あー……」 「というわけでこれから、視察も兼ねて顔を出そうかと」 「うー、あー、その」 「あの人の勤務先は解かりますよね――って、小町」 「あ、あいつなら今、そろそろ極卒との定例会で」 「賽の河原ですね――どうしました?顔色が悪いようですが」 「どうしても、ご覧になります?」 賽の河原。 親に先立った不孝者の霊が、己の罪を償う場所。 「よしよし、今日も沢山積んでいるね」 「あ、黒帽子の閻魔さまだー!」 黒ハットの閻魔は、その穏やかな物腰で、早くも子ども達に馴染みつつあった。 (ああ、ちゃんと子ども達とも打ち解けてますね) (はい……) それを物陰から見守る上司と部下。 別にやましい事があるわけでは無いが、閻魔が覗き見とはこれ如何に。 (で、何が問題なのです?確かに、少々甘すぎる気もしますが) (いえ、あたいの旦那の部署から聞いた話なんですがね?) (そう言えば届を出したのよね、おめでとう) (あ、有難う御座います。で、ですね) 「――あンた新入りかい?困るんだよねーガキに甘くしちゃ」 「「ひっ」」 其処へ、肩を怒らせ、金棒を肩に担いだ極卒が歩み寄る。 「ん?」 (む?なんですかあの柄の悪い極卒は) (あー、今季入ってきた新入りですね) (では夫の顔を知らないわけですね?全く、私が一言――) 「そうか、私を知らないかね――それは良い」 「あーん?てめえ何言って」 「ア テ ン シ ョ ン (気をつけ)ッ!!!」 極卒の声を遮るような、鋭い檄が飛んだ。 「●●!」 「アイ!サー!」 そして何処からとも無く、くるくると回転して現れる死神の男。 (あ゛ー!!?何やってんのアンタ!?) (ど、どうしました小町) (う、うちの旦那です) (はい?) (地獄での監察官をやった、って聞いてましたけど、まさかそっちだったとは――) 「どう思う」 黒ハットの閻魔に、何故か前時代的な軍服を来た死神が応答する。 「イエス・サー。致し方ない事かと思われます。 この男は、つい最近訓練機関を終えたばかりで有りますが故。サー」 「ふん、つまり体制的に蔓延する怠惰か。成る程――」 黒ハットを押さえ、落胆のジェスチャーを示し―― 「おい、貴様」 「な、何だよテメエ、死神従えて――」 「馬鹿もんが!!閻魔様がお呼びだ!口を慎め!!!!」 軍服死神こと●●が、躊躇ない叱咤を浴びせ、極卒が怯む。 それにしてもこの男、ノリノリである。 「な、こ、こいつが、閻魔さま!?こ、こりゃ失礼を」 「貴様の頭蓋にはクソしか詰まっていないのか?」 黒ハットの鍔越しに、○○の眼光がぎらりと輝く。 「それとも、ソレが貴様の脳が導き出した、上司に対する態度かね」 「ひっ、し、失礼しま――」 「ふざけるな!!聞こえんぞ!!」 檄が飛び、獄卒が縮み上がる。 「たッ!!大変失礼致しましたッ!!!」 「言わねば解からんか!!その口がクソを垂れる前と後ろに――」 「サー!!大変失礼致しました!!サー!!」 「よし。いいだろう。 今回はそのクソ以下の熟成の、粗末な脳ミソに免じて、大目に見てやる」 「さ、サー。感謝します、サー」 先程までの柄の悪さは何処へやら、新人獄卒は足早に去っていった。 それを不満も隠さず嘆息し、黒ハットの閻魔が辺りを睥睨する。 気が付けば、騒ぎを聞きつけた他の獄卒が集まっていた。 「こらお前達、とっとと業務に――」 「いや●●、丁度良い」 黒帽子を一層深く被りなおし―― 「改めて、これだけは言っておく。 映姫は大変寛大な閻魔であったが、私は違うぞ!! 田舎の昼行灯気分に浸かり切ったその性根を、この私が直々に扱き倒してやる!! 覚悟するがいい!!」 罵倒する。 「いいか!!?貴様等獄卒は、蝿に集られるクソにも劣るクソ虫だ!! それも訓練されていない、的当ての鬼にもなれない張子のクソ虫どもだ!! それをこの私が自ら!!徹底的に!!血の小便が出るまで鍛えなおしてやる!! 貴様等が名乗る事さえおごがましい罪人である事を、その髄にまで刻み込んでやる!!」 語彙の全てを尽くし、罵倒する。 「どうだ!!嬉しいだろう!?だが勘違いするな!!全ては貴様等の為ではない!! ――そうでなければ、私の給料に響くからだ!!そこに酌量はあっても慈悲は無い!!」 全身全霊で、罵倒する――! 「――返事はどうした!!」 『サー!!イエス・サー!!』 その罵倒に、軍人モドキの死神がまた合いの手を入れる。 「ふざけるな!!聞こえんぞ!!!」 『サー!!!!!イエス・サー!!!!!』 (……これなんてFMJ?) (……) (つーかうちの旦那もノリノリだなあ……あ、手ェ振った。こっち気付いてるな) 「おおー……最近の閻魔様って――格好いいー」 「ははは、そう言うな。照れるなあ――こら貴様等、聞いているのか!!?」 (えー最近の子ども達ってあーいうのが良いのかーうわーやだなそれ) (……) (あ、もしもし、映姫様、大丈夫ですか?お気を確かに――) (……素敵) (は?) (なんて良い声……強い語調……野蛮にして知的な罵倒……) (え?ちょ、映姫様、何ウットリ桃色吐息な奥様フェイスになってるんですか、ねえ) (ああ、最高よあなた……今夜は楽しみにしてなさい……ああ、あぁ――) (ぅわ、駄目だこの人) 何はともあれ。 この夫妻の仲が円満に行きそうなのは、間違いなさそうである。 おまけ2。 「ふーむ、よもや此処までとは。俺から教える事はもう無いな」 「は、有難う御座います。●●先生」 「いやいや、堅苦しいのは無しだ。――で、どーよ、奥様との生活は」 「いやー良いですね。オンの凛々しい姿も可憐ですけど、オフの気の抜けた表情もまた――うむ、 こう――駄 目 だ !! 何 と も 言 え な い!!」 「そうかそうかこの駄目閻魔め。 あー小町も可愛いったら可愛いんだが、ギャップって奴はまだ控え目でな? もーちょっと色々と慎ましく可憐な小町も、もっと見たいもんだ」 「でも、そういうタイプだと思いますよ?」 「時々は見せてくれるんだが、ワンスモア、だな。 あ、胸は慎ましくない方gげふう」 「何 言 っ て い る ん だ い っ!!?」 「俺は慎ましいほうが――おや聞いてたのか小町さん」 「○○も!!映姫様に知られたらどうなるか」 「既に知っているさ」 「はあ?」 「『そっちの』話の相談相手は、全て先生からだからな。そして其処に居る」 「こ、小町ったら、案外おしとやかな所もあるのね……ぽ」 「こ の エ ロ 旦 那 ァーーーーッ!!?裁きを受ける前に 死 ね ぇ !!」 「うわぁい小町ブリーガーだ幸sぽぐぅ」 是非曲直庁・幻想郷課は、今日も春度が全開でした。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 7スレ目 631 「ふぅ…」 「お疲れ様です、四季様」 今日の裁判を滞りなく終え、小さい体を一杯に伸ばす四季様に 俺は湯気の立つ湯飲みを手渡す。 ちなみに中身は梅こぶ茶だ。 「ありがとう…やはり、この香りと味は落ち着きますね」 一度思い立って振舞ってみたら思いの外気に入られたようで、 以来梅こぶ茶が仕事の後の一杯となっている。 年寄り臭いとか思ってても口には出さない。 まだ地獄は経験したくないからな。 「○○、今失礼なことを考えませんでしたか」 「滅相も御座いません」 「それならば良いのですが…うう、ちょっと熱いですね」 ふーふーと息を吹きかけお茶を冷ましながら飲む姿を見て、思わず笑みが零れる。 外見相応の、どこか子供っぽい仕草から感じる微笑ましさか、 はたまたその光景を俺だけが目にしていると言う優越感からか。 「どうかしましたか?」 「いえ別に。 次からは少し温めに淹れますね、四季様」 「そうしてもらえると助かります…ではなくて。 少し変ですよ、○○。 キチンと休養は取っているのでしょうね?」 「ご心配なく。 睡眠時間は十分ですよ」 そうですか、と彼女は満足げな表情で頷き、またお茶を口に運ぶ。 しばらくの間、閻魔の仕事場には、小柄な少女の微かな吐息が響いていた。 「ご馳走様です」 「お粗末さまです、四季様。 お味の程は?」 うーん、と四季様は下唇に指を当てて考え込む。 「若干ですが、薄かったような気がします。 あとは…」 「少し熱くて飲み難かった、ですね。 精進いたします」 苦笑を混ぜながら言う俺に、彼女はほんの少しだけ不機嫌そうな瞳を向け、 「それもそうなのですが…私が言いたいのは」 「???」 はて、まだ他にあっただろうか。 わずかに首を傾げて見せると四季様は、 「言葉遣い、です。 仕事は終わったのですから、その」 顔を俯かせて、ぼそぼそと言葉を紡ぐ。 最後の方は殆ど蚊の泣くような 声だった。 彼女の意図…と言うか希望は何となく分かる。 しかし俺は 敢えて気づかない振りをしてみせることにした。 たまには構わないだろう。 「すみませんが…他に、何か?」 「うぅ…そんなに私の口から言わせたいのですか」 イエス、絶対にイエス。 アレ、俺ってSだったんかな? と軽く戦慄 している俺に、愛用の勺で口元を覆った四季様は少しの間口篭っていたが、 「し、仕事は終わったのですから上司と部下ではありません。 そ、その…今からは恋人として接して欲しいと私は言っているのです!」 一気に捲くし立てて見せた。 視線の関係上表情を伺うことは 出来ないが、恐らくは真っ赤になっていらっしゃるのではないかな、と思う。 俺は軽く咳払いをすると、 「分かったよ、映姫」 畏まった口調を廃して四季様…もとい映姫に微笑みかけて見せる。 「そうです、それでいいのです。 貴方は少し悪戯が過ぎる。 もう少し恋人の意志を汲むこと、コレが貴方に積める善行ですよ?」 「勿体無いお言葉です」 「ま、また! だから貴方と言う人は…」 勺で俺の額を打とうとする映姫の腕をやんわりと掴み、体ごと手元に引き寄せる。 外見どおりに小さく軽い、恋人の身体を腕の中に収めながら、俺は彼女の耳に口を寄せ、 「ごめん、映姫。 ちょっと悪ノリが過ぎた」 「貴方は…狡い人ですね」 「…嫌いになったか?」 「そんなことは、ありませんよ」 背中に回された両の腕に、力が籠る。 強すぎず弱すぎない、心地よさに満ちた抱擁。 その光景は数分後、霊魂を送り忘れたサボタージュの権化が部屋に飛び込んでくるまで続いた。 「コマチー? 入室の際にはノックをしろと教わりませんでしたかー?」 「い、いえそれはですね。 連絡が遅れちゃマズいと思ったわけで」 「やれやれ…来月の給料査定、楽しみにしておくことです」 「そ、そんな殺生な! ○○、アンタからも言ってくれないか!?」 「小町。 黙って訊くこと以外で、部下が上司に出来るこたぁないぜ?」 「う…うわーん!! 神様のばっかやろおぉぉぉー!!」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 7スレ目 690-691 、 ___,,..‐ァ、___ ,. , '"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ト 、 | >''"´ . .//T\ . `"''<i//i / \, '" . . . . . . . .i | i .閻 | | . . . . . . .`y !. | 少しばかり人の弱みを見つけたら、 \_ . . . . . . . | |_l 魔 l | . . . . . / / | ここぞとばかりに突付きまくる. '; r---r-ヘ_r‐'-、__,.r‐ァ'-‐''"ヽ.,__ノ ! その根性が気に食わないのです !/ァヽ、_rへ、/_>、,__!,.イ . . ! . . . . .〉ヾ!-'、<_] | 花映塚では私が⑨に負けた?く__/ . ノ ( . . . . / ! . . /! . ./ | . /!_, .ィ/! . . .',、 ヽ. ! 何が花映塚ですか !/ . . ⌒ ;. ./メ、!,/__レ' レ' !_,,.!'rァ! . i . . ト、 | .! たかが弾幕ごっこに負けただけです/,.! . . . i . / . ./ァ'ーr--r' ´ト '! !.! . ! ./ )' | お遊戯の勝敗ではなく/ ! . . . '; i . . . iハ ト !. '-''ン'| . レ',.イ < 審議者として説教を行って何が悪いのです ';. !. . . レへ; | ゝ `"´ . ⊂⊃|'_ノ、.,_,.ヘ.,,_ | 大体いい歳して弾いじりなんかしてるんじゃありません ハ ! . . . i. .'; . ⊂⊃ ,. -‐、 ,.イ| . |ゝヽ、.,_____ノ| 他にも言いたい事が沢山ありますよイ ハ! . . . .! . . ハ .`i> 、.,_!____,. 'イi . . ! r | 私が一生懸命作ったカレーライスに`´/.レヘ . !. ノン´ンヽ、二「__ン ヤ! ノン!. ___ ! ジャガイモが入っていたからって. / ,' !ァ''"´ `ヽ ヽ、_o' `'マ`ヽ. / /7 .| 食べずに全部残すとはどういう了見です'_,ノ / ヽ,.- 、., ___ ! ハ//i/ __ ! 私は別にいいのです k、 、 ノ´ _____,,ン--─ '''""´  ̄\\ 野菜を作ったお百姓さんに申し訳無いでしょう //ヽr'" 7´ 、 `ヽ.____ // ) ) そもそもの罪は告白しておいて ./ ./ /iヽ.r/i ヽ ヽ,_ソ o ̄""iニ=;─; -'- ' .| 結婚するつもりが無いというあなたの態度です |__,|_/」 .!Y iヽr 、_ン'"i ! !" ! | ええそうですよ 勘違いして一人で浮かれてた ヽ、.,____,,.. イコ o r-!、 _/ | 私が悪いんですよ ,.く / ! Yく !、 ', …… じゃなくてですねえーと / `ート、 ;____ /! ; イヽ.ノ ヽ、 _____________________________________________________ 「とまあ、こんな事があって、ここまで逃げてきたわけだが」 「それであたいにどうしろってのさ。夫婦喧嘩は犬も食わぬって言葉知らないのかい?」 「いや、ほとぼりが冷めるまで置いてもらおうかなー、と」 「お断りだよ。あんたが喧嘩した直後にここにいるってだけで四季様の機嫌が悪くなるってのに。 いくらあたいでも巻き添えは御免だね」 だよなあ。俺だって他人の巻き添えとか真っ平御免だ。 ま、俺も本気で小町のとこに入り浸ろうとしてたわけじゃないけどさ。 人間心の準備というかインターバルというか覚悟完了というか、そういうのは必要なんだよ。 「ところでさ」 「ん、なんだい?」 「弾いじりってなんか響きがエロいよな」 うっわ、小町がすっごい冷ややかな目で俺を見てる。 「……いいからさっさと謝って料理を平らげてきな。それで万事解決するだろうさ」 「それは暗に俺に死ねって言ってるんだな?」 「お、そりゃいい。あんたにあたいの仕事を手伝ってもらうのも悪くないかもねー」 そう言ってカラカラと笑う。 やれやれ、どうにも小町には敵わない。 でも結構ガチで深刻な事態だし、このままってのもシャクなので、精一杯の悪態をついて帰ろうと思う。 「クソッ! なんて時代だ!」 正直ネタとしか思えない悪態をつきながら、彼は四季様の下へ戻っていった。 やれやれ、事あるごとにあたいの所に厄介事を持ち込まないでほしい。 それでなくてもこっちは忙しいし、どうせすぐ元の鞘に収まるんだから。 というか、四季様も四季様なんだよ。 家事もろくすっぽ出来ないくせに、ここぞとばかりに○○の為に頑張っちゃったりして。 指に絆創膏張ってたの、○○やあたいが気づいて無いとでも思ってるのかね。 大方女らしい所見せようとしてこさえた傷だろうけど。 ○○が某メイド長の料理の話をした矢先にコレだ。中々可愛い所あるじゃないのさ。 ……でもあたいは決して四季様唯一のレパートリー、どどめ色の物体をカレーとは認めない。絶対に。 四季様、○○が他でもない貴方の料理を残したのは、絶対ジャガイモとかそういう問題じゃないですから……。 ─────────────────────────────────────────────────────────── うpろだ280 拝啓おふくろ様、あなたの息子は今とてもピンチです。 「さ、今から私が貴方に下す罰を当ててみなさい」 怒り心頭、怒髪天を衝くという表現がまさにぴったりとも言える状態で、えーき様は手にした笏を俺に向けた。 すっごい怖いですえーき様。 「さ、彷徨える大罪?」 「NO!NO!NO!」 「じ、十王裁判?」 「NO!NO!NO!」 俺の願望を込めた予想はことごとく外れ、残るは地獄のごとき苛烈さを誇る審判しか残らない。 OH MY GOD! 「もしかしてギルティ・オワ・ノットギルティですかぁぁぁぁ!?」 「YES!YES!YES! ……ってこら、待ちなさい!!」 俺は答えを待たずに逃げ出した。 だってまだ死にたくないもん。 「待ちなさい! 一度あの世で私に詫び続けなさい○○ーッ!!!」 当然のことながら、えーき様は恐ろしい勢いで俺を追ってきた。 引き立て役だった過去に決別する気は毛頭ないので、俺はもう必死に走ったわけだよ。 「俺が何をしたぁぁぁ!!」 「紅魔館の門番とイチャイチャしてて何を言ってやがりますかぁ!!」 「冤罪だァァ!!」 えーき様が怒ってらっしゃる理由が分かったが、それでなんで俺がこんな目にあうのか分からない。 俺は紅魔館に行った事なんて一度もない。 たった一度だけ、門番と顔を合わせたことがあったが……たった一度だ。 「いいから黙って審判を受け入れなさい!」 「ぐえっ! ……あ、あぶねぇ」 防備品A、ヘルメットに深々と突き刺さった笏を見て、俺は血の気が引いていくのを自覚した。 殺る気満々だよこの人ー!!? 「ド畜生、殺られてたまるかー!!」 人間の里の家の隙間を縦横無尽に駆け回り、えーき様が落ち着くまでの時間を稼ごうとするが、飛行可能である彼女の前にはあまり意味をなさないらしい。 気がつけば真上に居て、レーザーをぶっ放そうとしてくるから怖い。 慌ててその場から駆け出し、家の角を曲がった瞬間――――何かが出てきた。 避けきれない! 俺はその何かにモロにぶつかり、そのままもつれ合って転倒。 衝撃と痛みで視界がはっきりとしないが、俺とぶつかったのは人間のようだ。 「「いてててて……」」 同時に呻き声を上げる、俺と誰かさん。 心なしか声が似てるような気がしたが、まあ気のせいだろう。 「ん?」 「あ?」 いざ起き上がろうとしたとき、俺はその誰かさんの顔を見た。 ……驚いたことに、そこには『俺』が居た。 体格も、顔も、身長も同じだ。ついでに声も。 「○○が2人……!?」 上空に居たえーき様も流石にこれには驚いたようだ。 しかし一番驚いているのは、俺と俺2号(今命名)だろう。 「大丈夫でs……えぇー!? ●●さんが2人ッ!?」 その時、タイミングよくやって来たのは例の紅魔館の門番。 名前は……「ほんみりん」だっけか? まあいいや、兎に角『俺』の浮気疑惑の相手だ。 しかしこの俺2号、名前まで似てるとはどういうことか。マジもんのドッペルゲンガーかなんかだろうか。 「あ、なるほど」 その時俺はぴんと来た。 紅魔館の門番といちゃついてたって言うのは……多分コイツだ。 ここまで俺にそっくりならば、えーき様が間違えてしまうのも無理もない。 「えっ!? あっ、あ……うあぁぁぁぁん!!」 ようやく己の間違いに気づいたのか、えーき様は顔を真っ赤にしたり真っ青にしたりめぐるましくその表情を変え、挙句の果てには泣いてどこかへ飛び去ってしまった。 よっぽど恥ずかしかったのだろう。あと、俺を殺しかけたのを反省しているのかもしれない。 行く場所は大体検討がつくし、慌てて追う必要もないだろう。体痛いし。 「仕方ないなぁ……」 ヘルメットに突き刺さった笏を引っこ抜いてもう一度かぶり、俺は後ろで尻餅をつきっぱなしな俺2号へと振り返る。 今一事情が飲み込めてないようで、奴さんはまだ目を丸くしていた。 「こっちも色々事情があるんでな。まあ、また機会があればじっくり話し合おうぜ!」 さて、職務を投げ出した閻魔様を探しにいこうか。 俺はえーき様が飛び去った方向へ、駆け足で向かうことにした。 ─────────────────────────────────────────────────────────── うpろだ286 えーき様に勘違いで殺されかけてから3日。 俺は……いや、俺とえーき様は買い物という名の、いわゆる"でぇと"をしていた。 はっきり言わせてもらうが、人生初体験である。 歓喜の歌も今なら歌えるかもしれない。いや、きっと歌えるぞ! しかし私服のえーき様は可愛い。相変わらずのミニスカで生足が拝めるのもたまらん。 いつもの帽子もないから、直に見えるうなじもまた艶かしい。 「どうかしましたか?」 「いいえ、何でもありませんとも。決して生足かーいいよかーいいとかうなじハァハァとか思ってませんともぐえ」 ちょっと興奮しすぎていらぬことを口走ってしまった。反省せねば。 自分の頭に突き刺さった笏を引っこ抜き、絆創膏を当てて治療だ。 「もう、せっかくの機会なのですからそういうことを考えてないで、今を楽しみなさい。それが貴方にできる善行ですよ」 「おや、映姫様は今がよければ良いと言う考えは否定なさっていたような」 「細かいところを気にしない! あなたは大雑把なのか神経質なのか分からなくなるときがあるわ」 「よく言われたことです。っと、このネックレスは似合うかもしれませんねぇ」 俺は露店の品物の中からネックレスを手に取るとを、えーき様の首にかけた。 うん、似合う。無茶苦茶似合う。 「あっ……あ、ありがとう」 そこで頬を染めるのは反則。 俺の心にハリケンショットですよコンチクショウ。 「いやはは、これも善行ってやつですよ。親父さん、これ代金ね」 店の人に代金を渡し、また別の場所へ向かおうとする俺達。 しかし! その前に立ちはだかる黒い影が!! 「ふふっ、見つけたぞ……」 「げ、俺2号」 家の影から現れたのは、俺そっくりな人間。その名も●●。 俺と同様に外からやってきた奴なのだが、コイツはどうも紅魔館で世話になっているらしい。 門番と一緒に居るところを、よく目撃されているそうだ。 ま、そのせいで俺が殺されかけたわけだが。 「なんの用だ。俺は今スウィートスウィートなタイムを満喫しているというのに」 「そうです。せっかくの休日だというのに」 俺とえーき様はこの空気の読めないヤローにブーイングを浴びせかける。 が、このヤローの面の皮はかなり分厚いようだ。 閻魔様のブーイングを浴びてもなお涼しい顔をしてやがるぜ。 「ふっ、それが貴様のコレか」 ●●は小指をおっ立てながら、ニヤリと笑う。 うわ、こんなところまで俺そっくりとは気味が悪いぜ。 「その通りだ。悪いかコノヤロー、無茶苦茶可愛いんだぞ」 「えっ、あの……っ」 とりあえず負けじと胸をはって答えてやる。 えーき様の顔はまっかっかだ。可愛いなーもう! 「ほう、言い切るとは流石だ。だが! 美鈴の方が美人で可愛いと断言してやろう!」 「なぁ~にぃ~?」 聞き捨てならねえなぁ。 俺は奴を睨みつけて、一歩前に出た。絶対訂正させてやるぜ! 「ちょっと、ちょっと●●さん。ちょっと目を離したら……ああっ、閻魔様の連れ人に喧嘩を売ってるぅ!?」 その時、またもや家の影から誰かが現れた。 在中華的妖怪、名前は確か紅美鈴。 紅魔館の門番であり、このヤローとイチャイチャしてるともっぱらの評判だ。 「テメー、好き勝手言いやがって……映姫はなぁ、可愛くって、細かいことによく気づいて、優しくて、でも実は甘えんぼさんなんだぞコラ!」 「ちょ、ちょっと○○! 何口走ってるんですか!?」 「ほう、だが美鈴は気立てが良くて、美人で、芯が強くて、胸も大きいんだぞこの野朗!」 「●●さん! 恥ずかしいから大声で叫ばないでください!」 俺も奴もすっかり頭に血が上っている。 コイツは白黒つけんといけないようだな…… こんなこともあろうかと! 鍛え続けたこの体ッ! 奴をぶちのめして己が正義を証明してやるぜッ!! 「この胸にしか目がいかないエロ助め、ぶちのめしてやる!」 「このロリコンがァ……手前こそぶっ飛ばす! そして美鈴が幻想郷で一番の美人であると知れ!」 「誰がだコラ。幻想郷で一番の美人は映姫に決まってんだろうが!」 まるで西部劇のガンマン同士の一騎打ちのように、俺と奴は距離をとって立っている。 「手前、格闘技の心得はあるのか?」 「カラーテを少々」 「奇遇だな、俺もだ」 奴が構える。人間同士であるならば肉弾戦しかあるまいて! だが、それは俺の希望的観測にしか過ぎなかった。 「でりゃああ!!」 奴が突っ込んでくる。 蹴りか! 俺は軽く回避しようとしたが、奴の足の裏に集まる光を見た瞬間、全身の血が引いた。 「でぇ!?」 それは光弾だった。 奴は人間でありながら弾幕を発射する手段を身につけていたというのか!? 弾が俺の肩をグレイズし、服が焦げる。 やべえ、死ぬ。 「ふはは! 避けるとは流石だ。これが俺の、美鈴との愛の結晶! その名も『初見殺しチャイナキック』!」 「まんまじゃねーか! くそ、反則だぜ」 「○○ッ!」 「男の勝負に手を出すなァ!」 前に出ようとした映姫を制止する。しかしコレはまずいぞ。 奴の蹴りはショットガンだ。外の世界の人間が弾幕撃つなんて反則だぜ。 「ふっ、貴様に弾幕が撃てるか? 撃てないだろうなぁ、それが貴様と俺の、嫁に対する愛情の違いだ!」 「んだとぉ!」 俺の、俺の映姫に対する想いが奴に負けているだと!? そんなことはない! 俺はッ! 俺はッ!! 「俺はッ! 世界で一番映姫を愛してるんだよォォォォ!!」 前に出ろ、前に出ろ! 奴の蹴りはさっきので見切れたはずだ。直感を信じろ! 蹴りが放たれる、その瞬間が最大のチャンスだ! 「手前ェェ!!」 「うおおおおおお!!」 奴が蹴りを放とうとするその瞬間に横に回りこみ、一発奴の顔に叩き込むッ! しかし、奴の反応速度は俺の予想以上だった。 自分の顔に向かってくる拳。 完全なカウンターだ。 「ぐはっ……」 「ぐえっ……」 だが、確かな手ごたえを感じ、俺の意識は飛んだ。 意識がはっきりしてきたとき、俺が真っ先に感じたのは「やわらかい」だった。 それもそのはず。映姫様が膝枕をしてくれていたのだ。 「まったく、あんな無茶を……」 「でも、彼の気持ちをその口から聞けたじゃありませんか。あそこまで想われているなんて、私ちょっとうらやましいです」 よく見ると●●には美鈴さんが膝枕している。 あの野朗も、俺と同じく気絶したようだ。まったく、やれやれだぜ。 「でも、貴女と違って私には職務がありますし……」 「時間なんて関係ないですよ。要は、どれだけ彼と楽しい思い出が作れたか……大切なのはそこじゃありませんか?」 「……そうですね、貴女の言うとおりです。私ったら、いつもは偉そうな事言ってるけれど、そんな大事なことに気づかないなんてダメですね」 「そんなことはない!」 俺は思わず大声を出してしまった。 「眼が覚めてたんですか?」 「ついさっきに。映姫様、貴女のお陰で俺は誰かを愛することの素晴らしさを知れた。貴女から大切な思い出も沢山もらえた。だから、貴女は自信を持って良いんだ」 「○○……」 すげえキャラじゃないなと感じつつも、俺は起き上がって映姫を抱きしめた。 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/15773.html
ここを編集 ■ベイビーステップ 作画監督 8 14 18(戸) 22(前) ■ベイビーステップ (第2シリーズ) 作画監督 8(津) 15(津) 22(津) 25(津・田) ■NARUTO -ナルト- 疾風伝 作画監督 660(ウ・江) 671(大) 692(大) 714(富) 720(藪・山) 作画監督補佐 666(一) 669(堀) 686 ■夏目友人帳 伍 作画監督 3(宗・川・冨・池・松・永) ■BORUTO -ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS エンディングアニメーション10(絵コンテ・演出・作画) 作画監督 10(富・S) 17(鈴) 29(佐・鈴・P) 34(清・野・鈴) 46(李) 52(P) 65(黄・甲・津・小・田・桝・西・サ) 73(田・P) 77(薮・津・田・S・L) 87(甲) 91(藤・石・服) 99(佐・野・P・L) 118(田・高・川・輪) 120(K・K・K・K・甲) 125(田・今・加・甲) 135(田・伊・甲) 144(夘) 155(田・ム・夘) 166(今・斉・S・偉) 175(今・斉・夘・杉・S・西・加) 177(清・P) 186(今・P) 199(杉・野・J) 208(杉・J) 217(田・佐・杉) 226(斉・野・J) 235(P) 244(P) 251(P・中・黄) 257(P・L・中・田) 262(J・J・佐) 274(P) 283(P) 292(甲・田・佐・夘) 総作画監督 38 77(甲・薮) 84(夘・今) 148(加・西・ム) 総作画監督補佐 32 作画監督補佐 4(今・清) 55(清) 106 192(今・加) 232(佐・田・大・中・赤) 作画監督協力 293(甲・夘・田・佐・小・持・今) ■アニメ「NARUTO-ナルト-」20周年記念 完全新作PV “ROAD OF NARUTO” 作画監督(夘野一郎、清水義治、加藤久美子、小柳達也、黄成希、甲田正行と共同) ■パズドラ 作画監督 300 ■関連タイトル DVD ベイビーステップ Vol.1 rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
https://w.atwiki.jp/app_genpei/pages/20.html
レベル1 将の器 歩兵×1 歩兵×1 歩兵×1 歩兵×2 薙刀兵×1 歩兵×2 歩兵×3 歩兵×1,薙刀兵×1 歩兵×3 歩兵×4,薙刀兵×2 レベル2 薙刀兵 歩兵×1 歩兵×1 歩兵×2 薙刀兵×1 歩兵×3,薙刀兵×1 歩兵×3 歩兵×1,薙刀兵×1 歩兵×4 歩兵×2,薙刀兵×1 歩兵×4,薙刀兵×2 レベル3 陣楯 歩兵×2 薙刀兵×1 歩兵×2 歩兵×3 歩兵×1,薙刀兵×1 歩兵×1,持楯兵×1 歩兵×4 歩兵×2,薙刀兵×1 歩兵×2,持楯兵×1 歩兵×2,持楯兵×2,薙刀兵×2 レベル4 琵琶法師 歩兵×2 薙刀兵×1 歩兵×3 歩兵×1,騎馬兵×1 歩兵×3,薙刀兵×1 歩兵×3 歩兵×2,騎馬兵×1 歩兵×4 歩兵×1,薙刀兵×2 歩兵×2,騎馬兵×2,薙刀兵×2 レベル5 琵琶女房 歩兵×1 歩兵×2 歩兵×1,薙刀兵×1 歩兵×3,薙刀兵×1 歩兵×3 歩兵×2,持楯兵×1 歩兵×5,薙刀兵×1 歩兵×4 歩兵×3,騎馬兵×1 歩兵×2,持楯兵×2,薙刀兵×2
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/34897.html
ここを編集 ■夕暮れの影 監督・脚本・アニメーション ■さまよいびと 監督・脚本・アニメーション ■短編映画「ゆうびんやさんと小さな手紙の話」 監督・脚本・アニメーション ■短編映画「ルイザとイベリスの街」 監督・脚本・アニメーション ■短編映画「青い城」 Director / Screenplay / Drawing / Animation ■ウォルピスカーター×Orangestar「オーバーシーズ・ハイウェイ」MV 映像(南條沙歩と共同) ■短編映画「観覧車」 Director / Screenplay / Art / Animation / Sound ■YOASOBIの絵師にMV作ってもらった/「今宵の月のように」エレファントカシマシ Drawing / Animation(Animationは南條沙歩と共同) ■平山カンタロウ「あのね」MV 映像 ■ウォルピスカーター「分身」MV Direction / Artwork / Animation ■チェンソーマン #6 エンディングアニメーション(切り絵アニメーション・3DCGアニメーション 3DCGは南條沙歩と共同) ■関連タイトル チェンソーマン Vol.1 Blu-ray rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】