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本日只今「味噌ラーメン」完成しました。 味噌、麺など何種類も仕入れてあれこれ 試した結果、自己評価ではかなりよい出来です。 味噌ラーメンを作ると決定してからは 少しだけ考えるのですが、すぐに材料を仕入れ 行動に移します。 大体想定通りにはいかないからです。 何かに迷ったときは、ラーメンと同じく すぐに行動します。 考えてもよい結果は生まれないような気がします。 (まあ僕があまり深く考えられない頭脳ですので) 今回も実際に作ってみていろいろ 勉強させていただきました。 このような機会を与えて頂いた 皆様に心より感謝します。
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わざと大したことでもないかのように、あたかも普通のことのように話そうと努力しているみたいでした。 紬「私を身ごもったとき、お母さんには本当に好きな女の人がいたらしいのね」 律「そっか……それで、ムギは」 女の子同士って、いいと思うの。 お姉ちゃんたちが付き合い始めたと聞いて、紬さんはさほど驚きもせずそう言っていたのを思い出しました。 紬「私が生まれた頃はそれほど、そういうことに寛容じゃなかったから」 律「……ムギを、ちゃんとした父親の下で育てたかった、ってことか」 紬「ええ。……法律上はね」 法律上、とあえて言った紬さんの声は、どこか冷たくさみしいものに聞こえます。 紬さんは、さっき梓ちゃんに会ったときもその話をしたみたいです。 紬「お母さんね、本当は……私をその女の人との間で育てたかったみたい」 律「そっかぁ……それは、しょうがない時代だったんだろうな」 紬「死んでしまった後に日記を見つけてね、それで知ったんだけどね」 唯ちゃんと梓ちゃんには、そんな気持ちは味わってほしくないの。 だから――分かってもらえるように、逃げないで、ちゃんと家族と話し合うべき。 紬さんの言葉は、胸の奥に重く残ります。 紬「でもね、チケットをあげる時に梓ちゃんは言ってたわ」 憂「なんて、ですか?」 紬「私が唯先輩にそう伝えます、いつか公に認めてもらえるように二人でがんばります、って」 憂「梓ちゃん……」 やっぱり、お姉ちゃんの選んだことは間違ってなかった。 梓ちゃんの強い言葉を聞いて、そう確信しました。 と、そんな話をしていたときにメールが来ました。 お母さんからです。 家に着いてから伯父さんに話を聞いて心配している……といった内容でした。 すぐ帰る、お姉ちゃんは大丈夫――そんなメールを返して帰る支度を始めます。 律「あのさ……」 憂「なんですか?」 紬「私たちも、一緒に行ったほうが説明しやすいんじゃないかしら」 憂「そんな……悪いですよ、お二人とも」 律「いいっていいって。今さら気にするような関係じゃないだろ?」 紬「そうよ、それに……唯ちゃんの家行くの、久しぶりだもん!」 律「いやムギ、遊びに行くんじゃないからな……」 二人のやりとりに思わず顔がほころんでしまいました。 本当に……お姉ちゃん、軽音部入ってよかったね。 憂「分かりました、じゃあメールでそう伝えておきますね」 紬「……おみやげとか持っていった方がいいかしら?」 律「だから遊びじゃねーっての!」 二人と、それから澪さん、純ちゃんには本当に感謝しなくちゃいけません。 でも……お姉ちゃんと梓ちゃんがこんなに見守られてるんだって思うと、本当にうれしかったです。 お店を出て見上げた星空は、きらきらと私たちを照らしていました。 さて――家に早く帰らなくちゃ。 【2010年11月27日 23 00 00/村元市 スカイタワー展望台】 上空に広がる雲一つない星空をぼんやりと眺めながら、私と唯先輩は寄り添っていました。 いつの間にか他の観光客も一人また一人と帰ってゆき、この広い星空を眺めているのはもう十数人ぐらいです。 デッキから見下ろせば、天の川のように流れる車のヘッドライトの群れ。 見上げれば、ちりばめたスパンコールのようにきらめく夜空。 別世界に来てしまったような感覚の中、私は唯先輩の手をずっと握りしめていました。 どこかも分からなくなるぐらいに輝く星々の中で、体温だけは変わらず確かなものだったから。 唯「うわあ……あずにゃん、なんか空が近いよ!」 最上階へのエレベーターが着いたとき、つんのめるように展望テラスへと唯先輩は私の手を引いて飛び出しました。 私も転びそうになりながら唯先輩に着いていって外に出ます。 梓「もう、子供みたいにはしゃがないでください…」 そう言いながら唯先輩が指さした方の空を見上げると……そこにはまばゆい星空が広がっていました。 梓「……うちの近くでも、こんなきれいな星見えるんですね」 こんなきれいなものを大好きな人と眺めているのがうれしくて、手をぎゅっと握りました。 手の甲が外気に冷やされる分、唯先輩の手のひらはとてもあったかく感じます。 しばらく私たちは手の体温をあわせながら、川面のようにきらきら輝く星空に見とれていました。 唯「ねぇ」 梓「あの」 話しかけたタイミングが一緒で、二人でふきだしてしまいます。 唯「あの……今日は、迷惑かけてごめんね」 梓「楽しかったですよ。唯先輩」 少し伏せた唯先輩の目を、追いかけてのぞき込みます。 梓「唯先輩に迷惑かけられるのなんて、慣れてますから」 唯「ふふ、あずにゃんそれひどいよ…」 むしろ、迷惑をかけてほしいです。 一人で抱え込んだりしないでください。 唯「あと……伯父さんのこと、隠しててごめんね」 梓「最初から分かってましたよ。澪先輩から、聞いちゃいましたから」 そう言ったら、小さく声を上げて唯先輩はおどろきました。 唯「えー、いつ知ったの?」 梓「澪先輩から聞いたんです。唯先輩が、私のためにって」 顔を少し隠して照れる唯先輩は、やっぱりかわいかったです。 梓「それに……私も、同じことで悩んでましたから」 唯「……家族の、こと?」 梓「理解は、してくれると思うんですけど……やっぱりこわいですよね」 唯「言ってなかったんだ、まだ」 すいません。 付き合ってる人がいる、とは言いましたけど。 梓「……受け止めてくれると思いますよ。そんな気がするんです」 お父さんの業界にも同性愛者の方がいて、そういうことへの理解があるから――とか、そんな具体的なことじゃなくて。 なんとなく、信じれるんです。 いつかはみんなが、私たちのことを受け止めてくれるって。 どこまでも広がる星空を眺めていたら、夏フェスの日に見たあの空を思い出しました。 梓「ずっと怖かったことがあるんです」 唯「なぁに、あずにゃん」 言いながら唯先輩はぎゅっと私の肩を抱き留めてくれます。 梓「……唯先輩、もう18歳じゃないですか」 唯「うん」 梓「だから……どんどん変わっていってしまうんだな、って」 夏フェスのあの空と、目の前の夜空が記憶の中で重なって見えます。 思うことは同じでした。 ……変わっても、私たちは変わらずにいられるのかな。 じゃあさ、って曇りそうな視界にまばゆい笑顔が飛び込んできました。 唯「私たち、いっせーのせっで変わっていけばいいよ。そしたら変わっても、変わらないでしょ?」 梓「……なんか、唯先輩って変なことばっか思いつきますね」 まただ。 おかしくてちょっと笑ってしまって、それが本当にうれしかったです。 唯先輩はときどき、こんな風に突拍子もないアイデアで私たちを助けてくれたりするんです。 梓「でも……唯先輩はいつも先に行っちゃうじゃないですか?」 今日だって、エレベーターからすぐ飛び出して行っちゃったし。 先に年をとって、先に卒業してしまうし……。 唯「大丈夫だよ」 そう言って、唯先輩は私の手を持ち上げて、自分の手のひらを重ねなおしました。 唯「こうやって、かさねておけば大丈夫。ずっと一緒だもん」 昨日までだって同い年だったから、重なってたもんね。 そう言って唯先輩は笑いました。 閉場20分前の音楽が流れ始めました。 この展望台は0時まで開いてるらしいですが、隣の駅とはいえ終電もあります。 どこかに泊まるのも考えてたけど、今日は家に帰った方がいいでしょう。 唯「……ねえ、」 梓「なんですか?」 唯先輩はそれからなにも言わず、手のひらをぎゅっと握りました。 秘密の合図のように私も重ねた手のひらを握ります。 お互いが一緒になれなくても、離れて過ごす日があったとしても。 こうやって、どこかを一つ重ねて歩いていけば……これからも、離れずにいられる気がした誕生日でした。 梓「唯先輩、誕生日プレゼントです」 きょとんとしたかと思いきや、わくわくしはじめた唯先輩。 私はけさ学校でプレゼントしたお揃いのネックレスに加えてもう一つプレゼントしました。 手のひらだけでなく、くちびるも重ね合わせて。 ◆ ◆ ◆ 梓「ねぇねぇ」 唯「なあに?」 梓「……おめでとう」 唯「うん……ありがとう」 【2012年11月28日 23 50 22/平沢家 寝室】 唯「……あずさ」 日付が変わる十分前、唯の声が聞こえた。 布団の中で絡ませあった肌は少し前から汗ばんでいて、心地よい熱気の中で二年前の唯の誕生日を思い出していた。 梓「なあに、ゆい」 唯「もうすぐ終わっちゃうねって、私の誕生日」 梓「うん……今日は唯が二十歳になった日だもんね」 名残惜しいなあ――はだけた布団から冷えてゆく私の背中を撫でながら、唯はつぶやく。 梓「あっねえ日付変わるよ。じゅう、きゅう、」 唯「待ってよあずにゃん! 心の準備が――」 あわてる唯の身体を抱きしめ、これ以上ないぐらい肌を重ね合わせる。 ふくらんだ胸と汗に溶けた肌を繋いで、皮膚が癒着するぐらいに抱きしめる。 それは、私たち二人のうちどちらかが誕生日を迎えるときの恒例行事だった。 唯が高三の時以外、いつも抱きしめてキスしながら年を重ねてきた。 いまは「誕生日が終わるとき」だけれどね。 梓「……だいすき」 私は唯を、昔と変わらないやり方で抱きしめた。 ――日付が変わった。 繋げた二つの舌をほどいて唇を離す。 濡れた唇と惚けたような唯の顔は昔と変わらない。 あごの下をちょっとなでてみると、唯は犬みたいに気持ちよさそうに目を閉じた。 梓「今のご感想は?」 ふざけて尋ねてみる。 唯も「うぅーん……」と少し大げさに悩んでみせたあと、思いついたように答えた。 唯「……なんか、ほんとに十九歳が終わっちゃったなって気分」 梓「終わってるじゃん、とっくに」 からかって聞くと、唯はきゅうにまじめな顔をしてみせる。 唯「だって……大人に、ならなきゃいけないじゃん」 梓「でもさ、二十歳って……完ペキ大人だよ、年齢的には」 唯「年齢的にはって……でも私も自覚、まだあんまないけどさ」 唯が私の身体を抱くやり方が、何かを確かめるようなものに変わる。 手のひらで身体の輪郭を撫でるような、私の存在を確かめるような。 唯がこんな風に抱きしめるのは、決まって何か不安があるときだ。 唯「昔ね、二年前かな……大人になったら、大人になれるのかなって思ったの」 梓「ふふっ、いみわかんないよそれ」 そんなの十九歳の私だって、まだ分かってない。 唯「でもその頃もさ、大人になった自分が想像できなくて」 梓「わかる、ていうか誰だってそうじゃん」 唯「なんか、別の人間になってしまうことみたいで」 ――変わるのって、やっぱ怖いね。 成人して丸一日経った唯はしみじみとつぶやいた。 梓「……ゆいー、二年前の誕生日のこと、おぼえてる?」 唯「あはは、それ昼間に私が聞いたことじゃん」 そう、今日は二人ともバイトが休みだったから……ちょっとだけ桜ヶ丘に帰郷してみたんだった。 未成年を名残惜しむ唯に連れられて、私たちの思い出の場所をひとつひとつめぐって。 昼間の一時ぐらいだったかな、あの公園に着いたのは。 唯「……なつかしいねえ」 梓「……そうだねえ。唯があんなに泣きじゃくって…」 唯「そういうとこだけ、思い出さないでよっ」 少しむくれる。 変わんないなぁ。 梓「二年前の誕生日にさ、ゆいが教えてくれたんだよ」 唯「え……なにを?」 梓「変わるのが怖くなったら、どうすればいいかって」 おぼえてない、なんて唯はまたとぼけて見せた。 梓「いろいろ言ってくれてるじゃん、音楽を私たちの子どもってことにしようよ、とか」 唯「えーそれ絶対誕生日の話じゃないよ……」 梓「うん、それは誕生日じゃなくて、一年ぐらい前に別れそうになったとき」 唯「よく覚えてるね……」 当たり前だよ。 私は二年前からずっと、あなたのすべてを分かっていたいんだから。 唯「あのね……あずさ」 梓「……付き合ってて、ほしいかな。これからも」 わかるよ。 唯がいま、どんなこと考えてたかなんて。 唯「うん……来年は、あずにゃんもこっちに来てね?」 そういって、成人を迎えた唯がほほえんだ。 大人に……なっていってるといいな。唯も、私も。 梓「分かりました。唯先輩も手を離さないで、ちゃんと連れてきてくださいね?」 あの日と同じ手をつないで、秘密を交わすように握りしめあう。 背中がさすがに肌寒くなってきて、布団をかけなおそうとしたとき――窓から見えた夜空。 唯「……東京でもさ、星って意外とみえるよね」 梓「そうだね……うん」 あの日と同じような星を見つめながら、私たちはもう一度口づけをかわした。 明日、二人で一緒に少しでも変われていたらいいな。そんなことを、考えながら。 つづく。 戻る あとがき 読んでくれた人ありがとう 一日二日遅れの唯ちゃん誕生日おめでとうSSでした ほのぼの百合にしようと書いてたらいつしかこうなった なにこの書いてる間にジャンルが変わる現象・・・・。 ムギちゃんの家庭環境についてはここで書いても蛇足なんでそのうちに 律澪もそのうち とりあえず次は憂が紬に弟子入りするか、澪が髪の毛染めるか、純ちゃんがツイッターにはまる話にする ちなみに、この唯たちの過去・現在・未来については普段ここで書いてます よかったらこちらもどうぞ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1287797867/
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【検索用 きょうくんのないものかたりをしりなさいしれるようにすれるほとにくりかえしあなたのこてんとしなさい 登録タグ 2022年 VOCALOID thus き 初音ミク 曲 曲か】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:thus 作曲:thus 編曲:thus 唄:初音ミク 曲紹介 どうも、教訓の無い物語を繰り返し読んでいるthusです。 曲名:『教訓の無い物語を知りなさい。癡れるように、擦れるほどに繰り返し、貴方の古典としなさい。』 (きょうくんのないものがたりをしりなさい。しれるように、すれるほどにくりかえし、あなたのこてんとしなさい。) POEMLOID投稿祭参加楽曲。 歌詞 (作者HPより転載) ―*―*― ずっと同じ物語を繰り返し読んでいる。教訓など何もない退屈な物語だ。 そうすれば私は、言葉を交わせるから。 そうすることでしか私は、その世界を現実にすることができないから。 そうしなければ私は、言葉を持っているということを実感できないから。 ―*―*― 教訓というものがマーチャンダイズの一連になってからというもの、ありとあらゆるものに意味が先行するようになりました。前後は逆かもしれませんが、そこは重要ではありません。 初め私は、大して興味が無かったので、その行く末を長きに亘って傍観していました。然しそれは次第に、看板から沁み出し、名を持ち、思想となり、行動に憑依し、人格となり、質量を持って私達の目の前に現れるようになりました。視野を蝕む緑内障が、蛙を茹でるように。 私の喋る言葉は大変奇妙なようで、「どうして」と幾どの人が訊きます。当然のように理由があるに違いないと疑わないようです。しかし理由なんて特にないので黙っていると、奇変だ奇変だと揶揄うように話題になりました。齢を問わず、種族を問わず、状況を問わず、素地を問わず、信条までもを問わず、面白可笑しく話題にされました。 それを一度目にしようとした自称友人達は、いつも勝敗を決めるしりとりを仕掛けて来ました。私の前は必ず「り」で終わり、それが殆厭で厭で堪りませんでした。それは、特等席で誰かの公開処刑を楽しみに待つ貴族と、一体何か違うのでしょうか。私の前に毎日できた行列、その待ち時間、暇潰しに向こうで行われているしりとり、それを私はどれだけ渇望したことでしょう。平和とは何たるかを無形に辯っている、「ん」で終わっても続くしりとりを、私はどれほど庶幾ったことでしょう。 ―*―*― なんだか、喋るのがもう面倒になって了って、喋るのを止めました。 ―*―*― 止めた。 已む無く医者に掛かった。次のように言われた。 「教訓の無い物語を知りなさい。癡れるように、擦れるほどに繰り返し、貴方の古典としなさい。」 ―*―*― 侖った。教訓とは先行するものではなく、生きた姿に血の滲む足跡が付くように、完成された人生へ葉が落ちるように、附帯するものだったのではなかろうか。なのにいつから、名前に籠った願いを成就しなければならない呪いに憑かれて了ったのだろう。 と。物語を読みながら独り言を口にしていた自分に気づき、驚き顔を上げた。しりとり勝負を仕掛けて来る自称友人は一人もおらず、暦は何十年も前で止まっており、見慣れない人が一人だけ横向きに立っていた。 真烏いその人は、私の独り言へ「その流れるように綺麗な言葉を、もっと聴かせておくれ」と言った。 喉から全ての箍が決壊し汎濫したように嬉しかった。 嬉しかった。 嬉しかった。 やっと、嬉しかったのです。 コメント 名前 コメント
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「古文学習の見取り図」と題して、古文学習の手順やプロセス、計画の立て方についてまとめます。学習する意図や注意点などにも丁寧に言及していきます。 目次 ①入門・知識を整理しよう ②基礎・知識の確認をしながら、読解の経験を積もう ③センター及び私大型客観式問題対策 ④国立型記述問題対策 ⑤過去問の使い方 ⑥学習スケジュール例 【①入門・知識を整理しよう】 A 文法学習 かな遣いに始まり、読み方の規則、活用形、助動詞の意味・用法、助詞の意味・用法、係り結びの法則、などを一通り学習しましょう。これらは暗記事項ですから、ひょっとしたら無味乾燥な学習に思われるかもしれません。方法を工夫して学習しましょう。一つヒントを出すと、古文の時代というのは書き言葉がそれほど発展していない時代ですので、文法事項の多くが「音」「リズム」によって法則化されています。声に出して朗読する学習は有効であることは言うまでもありません。 ⇒この分野の推薦図書 ・望月古文文法の実況中継 上・下(語学春秋社) とても分かりやすい口調の講義本です。初学者や、一からやり直したい人向けです。 ・基礎から学べる入試古文文法(代々木) 問題集形式の本です。繰り返し復習しやすい構成になっています。 ・古文解釈はじめの一歩(駿台) 古文の文法について一通り知識が固まった時、それを読解に応用すべく用いる本です。論理的な解説が特徴です。 B 単語学習 古文は英語とは異なり、あくまでも日本語です。単語学習といっても、覚えるべき単語の数は英語よりもはるかに少ないので、手っ取り早く覚えてしまいましょう。古今異義語や紛らわしい意味の使い分けなどに注意しながら覚えましょう。どんな難関大を志望するにしても、覚えておくべき古文単語の数はせいぜい300~500に過ぎません。単語帳の単語について、手早く一通り目を通してしまいましょう。その後は、文章読解の中で出てきた単語を単語帳で検索・確認しながら定着を図ると良いと思います。 ⇒この分野の推薦図書 ・読んで見て覚える古文単語315(桐原) 随所に覚えるための工夫がなされていて、付録も充実していて、トータルバランスが一番すぐれた単語帳です。クセがなく誰でも使いこなせるかと思います。 ・読み解き古文単語(Z会) 長文の中で単語を覚えて行く、Z会得意の速単スタイルの古文単語帳です。レベルが高いので学習が進んでいる人や、古文が好きで読み物が欲しい人向けです。 ・古文単語マスター333(数研出版) 最も入試直結的な古文単語帳です。ある程度古文が得意な人ではないと使いこなせないかもしれませんが、とても使いやすく学習効果も期待できる一冊です。 C 敬語学習 敬語は古文学習における一つのハードルです。単純に暗記しさえすれば法則で全て処理できる文法や、ある程度文脈にゆだねて判断できる単語とは異なり、敬語を正しく解釈するには緻密な読みが求められます。まずは、古文文法の参考書を利用し、敬語の三種類について正しく理解しましょう。その後は、様々な文章を読みこなす中から、敬語がどのように文章において運用されるのかを理解していくと良いでしょう。 D 古文常識学習 古文常識は比較的ハイレベルな基礎知識だといえます。特に難関私大では文学史や当時の装飾品の名前などを問う問題が出題されることがあります。国立大においても、文学作品名を問う問題はそれなりに出題されます。そのような、日本史の勉強のような古文知識を身に着けるのは、特に早稲田志望者にとっては必須だといえるでしょう。ただ、古文常識を学習するうえでもっと大切なのは、当時の社会の状況や、当時の人々の暮らし、価値観を理解することです。多くの文章を読解する中から、「出家する場合、家族は悲しんで止めにかかる場合が多い」「和歌をやり取りする場合は恋愛の文脈が多い」などといった、古文のパターン性を掴むことも、立派な古文常識の学習です。 ⇒この分野の推薦図書 ・速読古文常識(Z会) 読み物として面白いうえに、豊富な例題や単語注釈、短めの読解なども入っていて、多角的に知識を定着させる工夫のある本です。使い方をうまく選べば力になります。 【②基礎・知識の確認をしながら、読解の経験を積もう】 実際に文章を読み、文章の中に出てきた単語や文法、敬語、古文常識について確認しながら、実際の入試問題を解く段階へ移行していくために必要な段階です。勉強の方法としては、演習は大量に、復習は何回も繰り返して定着を図る、というコンセプトでやっていけばいいかと思います。この段階は、成果を出すうえである程度量比例な部分があります。豊富な演習量の中から基礎の定着と本番への繋ぎをイメージして取り組みましょう。 ⇒この分野の推薦図書 ・古文上達(Z会) 短めの読解問題から始まり、徐々に長文・難文へと移って行くスタイルの問題集です。多彩な設問を演習しながら、基礎知識の定着も同時に達成しましょう。 ・古文上達基礎編(Z会) 古文上達をすぐに使う自信がない人、苦手な人、理系の人向けです。やり方は特に変わりません。文章を読みながら、基礎へと立ち返って確認していきましょう。 ・入試突破古文解釈トレーニング(開拓者) 理詰めで古文を読んでいく方法論を解説した本。基礎知識を活用しながら、論理的に本文を丹念に読み解く、正攻法の本です。隠れた良書。 【③センター及び私大客観式問題対策】 センター試験古文は、大抵の私大の古文問題より難しい。本文は長いし、設問も難しい。選択肢だってややこしい。センター古文で高得点を取ることは、特に国立理系志望者には大きなハードルになるかと思います。何とか大崩れせず、本番で得点を取るイメージを作る為にも、過去問をベースに対策していくことをお勧めします。①②の段階で、古文の基礎知識は整理されているはずなので、あとはそれをいかにセンター古文の問題とすり合わせて行くか、という作業になります。 ⇒この分野の推薦図書 ・センター古文過去問 何回も本文を繰り返し読み、設問を繰り返し確認し、綿密に復習を重ねましょう。過去問が一番の教材です。 ・予備校のセンター古文予想問題 古文に関しては、予備校の予想問題のクオリティがそれなりにまとまっています。予想問題での演習も有効な対策です。 ・中堅私大古文演習(河合塾) 日東駒専、産近甲龍程度の問題が中心です。難関私大志望者の基礎固めに適しているかと思います。良問が多いです。 ・最強の古文(Z会) 早稲田志望者、国立との併願者で、古文が特に得意だという人向けです。読み物としても面白いです。問題数が多く、設問解説は簡素です。 【④国立型記述問題対策】 二次試験の古文は全般に難しい問題が多いです。本文は易しいが設問に対して解答をまとめるのが難しいタイプの東大・京大・阪大、本文が難解で解析力を要する東北大・名大・九大など、その難しさは様々です。本文を丹念に読み、採点基準を漏らさないように答案をまとめる訓練をしておきましょう。 ⇒この分野の推薦図書 ・ライジング古文(桐原) 旧帝二次古文対策の決定版と言っても差し支えないクオリティです。豊富な例題と解説によって、着実に実力のつく良書です。採点基準はないので、自分で振りましょう。 ・得点奪取古文(河合塾) オリジナル問題のみで構成されています。国立二次全般対策用の問題集です。典型的な問題が多く、採点基準もあり自己採点がしやすいです。 ・漆原の古文記述問題が面白い程解ける本(中経出版) 東大古文対策の解法習得本です。東大過去問と予想問題から構成されている徹底ぶりです。中経出版特有の語り口調やカラフルなレイアウトに抵抗がなければ、学ぶところの多い一冊です。 ⇒記述問題対策については、このwikiの以下のページでも言及しています。古文記述対策 【⑤過去問の使い方】 古文の過去問については、志望大のものだけでなく、同レベルの他大のものを演習することもお勧めできます。というのも、古文は出典や文章展開のパターンが限られているため、豊富な文章に当たっておく方が有利であるからです。また、多様な設問に触れておくことは古文学習のうえで肝要です。例年は易しめの本文、難しい設問というバランスの東大・京大あたりも、難しめの本文、易しめの設問というパターンで出題してくるケースがあります。(例:東大2000・2011、京大2012)そういう時に、出題傾向の近い名大の問題を経験していれば、慌てずに対応できるようになります。 志望大学の古文問題については、以下のような観点で分析してみると良いかと思います。 ・解答欄の大きさはどれくらいか ・訳出には補いが求められるのか ・絶対に誰も知らないような単語が解答のキーになり、その単語を前後から類推するタイプの問題はあるか ・文法的な説明を求める設問はあるか ・文学史の設問はあるか ・古文常識の設問はあるか ・選択肢の直訳・意訳の具合はどうか ・リード文や注釈は豊富か ・リード文や注釈が設問解答にからむパターンはあるか 【⑥学習スケジュール例】 ※偏差値は全統模試を念頭に置いています。 偏差値65~スタート ⇒ 東大 ライジング古文 (or 漆原記述) ⇒ 東大過去問・模試 偏差値65~スタート ⇒ 京大 ライジング古文 ⇒ 京大過去問・模試 偏差値55~60スタート ⇒ 旧帝大二次レベル古文上達 ⇒ ライジング古文(or 得点奪取古文) ⇒ 過去問 偏差値55~60スタート ⇒ 早稲田 古文上達 ⇒ (最強の古文) ⇒ 早稲田過去問 偏差値50~55スタート ⇒ 難関私大レベル 古文上達基礎編 ⇒ 古文上達 ⇒ 中堅私大古文演習 ⇒ 過去問 偏差値50~55スタート ⇒ 国立二次レベル 古文上達基礎編 ⇒ 古文上達 ⇒ 過去問 初学者レベル ⇒ センターレベル 望月文法上下 ⇒ 基礎から学べる古文文法 ⇒ 古文上達基礎編 ⇒ センター標準問題集・センター過去問 ※スレ主偏差値70~スタート ⇒ 京大・早稲田 ライジング古文 ⇒ 東大過去問・東大模試・阪大過去問 ⇒ 最強の古文 (Z会京大国語・京大過去問・京大模試を通年で演習。過去問は25年分、模試は15~20セット程度?)
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名前 かなりまないた 種族 ホシゾラ(モノリス×???) ランク 寿命 ライフ ちから かしこさ 命中 回避 丈夫さ 縛り(大会リセット)が解禁されたよ!やったね! まないたがそれなりに力を開放した姿。 会得した輝き石の力で運命を操作する力(セーブ&ロード)を手に入れた。
https://w.atwiki.jp/hattan/pages/29.html
ただいつものように いつものように 愛を語り掛けただけなのに 何故こんなにも胸が高鳴る…? どうして独りになると淋しくて 涙が溢れそうになるんだろう…? 前は平気で独り歩けてた帰り道 今君の声が頭の中で渦巻いて… 巡りゆく季節のような君の心が僕を 嬉しい気持ちや哀しい気持ちにさせる そしてまた優しさが、ほら… 僕をひとときの幸せに導くから 今君に会えないのならここで 独りぼっちの切なさを少し 想い知ってみようと試みる 大好きな君に届けたい想い此処に… Bさんはいつも気分屋…時によって言うことが変わる(怒)。でもそういう性格だと分かっていて、どうしてこんなに感情が左右されてしまうのか…?二人でいるときは当たり前のように言える言葉を、ある時言ってみれば素っ気ない態度で返された。そんなことはよくあるはずなのに、そればかり気にして独り淋しく帰る。一瞬が鮮明に繰り返し頭の中で再生される。でも、次逢ったときにはまた優しくしてくれる。何て気分屋なんだろう。そんな都合の良さ、普通なら許せないはずなのに、どうしてか嬉しく感じてしまった。『独りぼっち』…この時間があるからこそ、君にもっと惹かれるのかもしれない。 名前 コメント
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季節は過ぎ、夏。 二月から随分と過ぎてもう七月である。 僕たちは、もう二年生だ。 第六話「歪之國之少女(アリス)」 「進藤日和は、お前ももう見ただろうが我々とは違う超能力者だ」 それの説明を受けたのはあれから数日後の事だった。。 「あいつは全ての修正を受け付けず、かつ自分にとって有利な空間に作り変える能力がある」 だから朝倉さんの作ったあの空間内であれだけの能力を使えたわけですか。 「我々はそれを進藤日和の能力にちなんで侵食結界もしくは”水晶渓谷”と呼んでいる」 言い得た名前ですね。進藤さんにぴったりというわけですか。 と、ここで疑問が浮かび上がって僕は新川さんに尋ねた。 「・・・あ、進藤さんが現という意味は?」 その質問を聞いた途端に新川さんの顔が少しだけ険しくなる。 「進藤日和には進藤カゲノという姉が居るんだ」 字はこうだ。そう言いながら書いた文字は「陰乃」。これでカゲノと読むらしい。 何だか言い得て妙な名前ですね。字も名前も。 「進藤日和の能力は現実に作用するのに対して姉の陰乃の能力は空想に作用する。現と夢の差はこれだ」 そう説明する新川さんの難しい言葉に少しだけ首を捻る。 駄目だ。さっぱり理解できてない。ベルヌーイやアンダーソン局在はすぐに理解出来たのに。 「・・・どういう事ですか?」 「陰乃は何も出来ない代わりに、全てを出来る、という事さ」 「・・・?」 「いずれ古泉にも解る日が恐らく来るだろう」 僕は更に聞こうとした。だが、出来ない。 もうこれ以上触れるな。まるでそんな空気を纏わせていたのだから。 あれから特に何という訳もなく、閉鎖空間も比較的小さな物ばかりが多発していた。 小さなイライラが多発するというのも何だか困り物。 ですが、巨大なイライラがたまに発生するよりかはずっと良いのだと思います。 だって、神人さんが強い苦しみに耐えなくて済むんですから。 強い閉鎖空間はそれだけ神人さんを引きずり込もうとする。 だから、弱い方が良い。彼女の為にそれが良い。 「いっくん」 「・・・あ、はい。何でしょうか?」 現実に引き戻された。随分と長い間、物思いに老けてしまっていたらしい。 時計が、知っている時間より分針半周以上周っている。 30分以上もボケーッとしていたわけですか、僕は。 「ぼーっ、とし過ぎだよー」 「すいません・・・」 僕も彼女も苦々しく笑った。 「疲れてるんじゃないかな? 少し寝た方が良いと思うよ?」 「・・・いえ、大丈夫ですよ」 「えー。駄目! ちゃんと休んで? じゃないと怒っちゃうんだからね!」 ぷんぷんと言わんばかりに頬を膨らませて怒るものだから、可愛くて反論する気が失せる。 「仕方ないですね。解りました」 僕は神人さんに押されるがままに自室のベッドへ入り込んで目を閉じた。 自覚は無かったのですが本当に疲れていたのか、僕はすぐに眠りの世界へと溶けた。 ・・・・・・・・・。 暗い。何も見えない。歩けば床が雫の落ちた水面のように波打つ。 「・・・・・・・」 何処か解らない。何か解らない。そして、 コツン、 ”夢”の世界へ踏み入った。 見渡す限り花畑。ブバルディアの花畑。 僕はその中を歩いている。 ゆらゆら。まさにそんな感じだ。僕が僕で無いかのように歩いている。 虚無がひたすらに僕を侵していく。 ―――ようこそ、虚無と陰惨からなる穢れた美麗の世界へ。 「!!」 その言葉で、僕は僕を取り戻した。 「ふふっ・・・私の妹は役に立ったかな?」 はっきりとしてるのに、まるで蜃気楼。そんな少女の見目が振り返って、そこに見えた。 「・・・貴女が、進藤陰乃・・・?」 「そう。それが今の私を示す言葉にして、私を示さない言葉。確かに存在している夢と空想」 「なるほど・・・ブバルディアの花なのは、そういう事ですか・・・」 空想、夢。それがブバルディアの花言葉。 空想は存在しないながら空想として存在する。 夢は、今まさにこの状況。語るには十分すぎる自己紹介をしてくれています。 「ここはそういう空間だから。夢は何でも出来る。だから、私は何も出来ないけど何でも出来る」 くすくす。 笑い声はとても澄んでいる。それは恐ろしい澄み方だ。 何にも汚されていない声。ぞくりとする美しさが恐怖として耳の鼓膜を震わせている。 だがぼやけている。澄んでいるのにぼやけている。 少女は全てがそうなっていた。 「夢は人に繋がって、人は夢に繋がっている。夢の見ない人は死んでいて、死んでいる人は夢を見ない」 「・・・そうですね」 夢を見ていないという人もレム睡眠中は外界の音に反応する。 それは頭が動いているから。 つまりは反応だけはする。それは音に対して動く状況を頭はイメージをしているからだ。 ならばイメージはどう見るか。夢。人は誰でも夢を見ている。 「夢は全てに繋がる。夢で何かが起きればそれは全てに繋がる。私はそういう存在」 楽しそうに笑う。それ以上になお笑う。 純粋な狂気に僕は問うてみた。 「貴女は何か今までの中で影響を与えた事はありますか?」 「あると言えばあるけど、無いと言えば無い。夢は繋がるけど、繋がった夢は断ち切るのが難しいから」 「・・・・・」 言ってることは難しいが理解は出来る。だが、 「だから、貴女の可愛い少女は苦しんでいる」 その言葉には思考停止をせざるを得なかった。 顔を上げれば恐ろしく明瞭でありながらじんわり霞む少女がしっかりと笑っている。 「何ですって?」 「クスクスッ・・・彼女はいつも夢見てたから、形を与えてあげたの。人として」 「・・・・・」 「だけど彼女には涼宮ハルヒが形成する空間内での破壊者という元々の形があるから、それが異物として今の形を無理矢理引き剥がそうとする」 私はそこまで考慮に入れてなかった。陰乃さんはそう言ってクスクスと笑った。 「・・・貴女が、神人さんを現実世界に人の形を与え、引っ張り込んだ張本人ですか」 「そうだよ。見てて可哀想だもん。だって、何回も味わいたくないよね?」 「何をですか?」 「”好きな人に殺される感触”・・・だよ?」 「!」 強調されて、それを言われて過去に神人さんを殺したという事実に立ちくらみが起きた。 何回も僕は彼女を殺している。自分への怒り。少しだけ僕は歯軋りをした。 「だから、人にしたの。おかしいかな?」 本当に純粋な疑問を浮かべている。 「それが彼女の望みなら、構いませんが、貴女はそれ以外の人間の願望も貴女の物差しに当てはまれば叶えるのですか?」 「私はね、仮にも貴方と同じ組織に属する超能力者。超能力の種類は違うけど仲間。不利益な事は叶えないよ。だけど」 「だけど?」 「ちょっと予想外な事が起きちゃって。・・・あのね、どんな事があっても彼女の傍に居てあげて。絶望しないで切望して」 「・・・どういう事ですか?」 「さぁ? 私は知ってるけどそれを解らない。これ以上詮索されるのは嫌だから、そろそろ現に戻って貰おうかな」 「目覚め、か・・・」 「私は常に人々の夢の中にある存在。夢は人々に繋がる。私は人々に繋がっている」 「・・・・・」 「彼女に手を出す存在は私が全部火葬するから、彼女本人から生じる弊害は貴方が助けてあげてね」 「本人から生じる弊害?」 「私は自分のとった行動に責任を持たないといけない。では、古泉くん。au revoir...」 「ちょっと待って下さい! 本人から生じる弊害って―――――」 そこで、僕は現実世界に戻った。 目を開けたらそこには僕が寝てる間に布団に入り込んだのだろう。一緒に眠る神人さんが居た。 ・・・・・・・・・・・・・・・・。 数日後。夢が語った事が現実となって、反機関の組織の一つが瓦解した。 神人さんを捕まえようとしていた機関だ。瓦解と言う表現はおかしいかもしれない。 組員全員が焼死していたのだ。それも、着ている服はまったく無傷で、体だけが焼け爛れていた。 中には、外皮は無事で体内の臓器や肉だけが完全に炭化している者も居たらしい。 僕がその報告を受けたのは日付の変わった0時過ぎ。 奇しくもそれは人々の願いを綴り、その夢を叶える日。七月七日の七夕だった。 「よし・・・書きあがった、と」 「どんな願い事を書きましたか?」 「死んでもお前には言わん」 「おやおや。何かお恥ずかしい事でもお書きになりましたか?」 「んなわけあるか」 SOS団関係者がほとんど部室に揃っている為、少々騒がしい部室。 「鶴屋さんは何てお書きになりましたか?」 「いくらみくる相手でも秘密っさー」 「キョンくーん! ハサミ貸してー!」 「妹よ、そこにあるだろ」 学校は休みでしたが、集まってみんなで願い事を短冊に書く事になり、今の現状。 僕の知り合いがくれたといういつもの設定で部室内に入る程度の笹の葉を運んで入って朝比奈さんが飾っている。 ・・・しかし、何かクリスマスと勘違いしているような気がしますね。 誰も突っ込まないので、まぁ、どうでも良いですが。 因みに涼宮さんの願い事は『宇宙人、未来人、異世界人、超能力者に遭遇しますように』でした。 もう揃ってるんですけどね。異世界人は神人さんだとすれば。 さて、その隅っこの方に小さく『キョンが振り向いてくれますように』と書いてあったのに気付いたのは僕だけでしょう。 「いっくん」 「何でしょうか、神人さん」 僕の方に神人さんが歩み寄ってきた。 「上の方に飾りつけ出来ないから脚立持ってきてだって」 「解りました。あ・・・そういえば、願い事は何て書きましたか?」 「『いっくんとずっとずっと一緒に居られますように』って書いた」 平然と語る神人さんでしたが、その顔は仄かに赤かった。 僕も何となく顔が熱くなってきました。 「それはそれは・・・叶うと良いですね、本当に」 「で、いっくんは何て書いたの?」 神人さんは目をきらきらとさせて僕を見つめている。 しかし正直に答えるのは面白くない。どうしましょうか。 さて、ここで願い事を言わないように逃げる方法には何か。 と、ここで彼に飾り付けを手伝って貰っている朝比奈さんを見て思いついた。 「それは・・・そうですね。禁則事項です」 「あー!ずるい!!」 僕は自分の短冊を胸ポケットにしまうと脚立を取りに走った。 「教えたんだから教えてよぉ~!」 後ろから神人さんが走ってついてくる。僕が何て書いたか不安なんでしょう。 でも、大丈夫ですよ。 だってそうでしょう。僕が書いた願い事は、 『どんなに長い久遠の時の中でも、神人さんと離れずずっと一緒に居られるように』 貴女と一緒なんですから。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。 くすっ。 「こうしている間にも歪んでいく。ウサギとアリスが追いかけっこの間にも。 歪の国はゆっくりと歪んでいく。ウサギとアリスが笑っているこの間にも。 書いた願いさえも歪んでいく。ウサギとアリスが同じように願ってるから。 彼女は歪みの国のアリス。歪みは歪みを生んで歪んでいく・・・うふふ」 何処かで空想の夢がそう詠って、嗤う。 終焉の幕が今、静かに動き出す。
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「パゥワーが漲ります!!」 とは12期メンバー4人が登場する作品・パンケーキ異聞内において 野中美希が、牧野真莉愛の能力である祝福を受けて発した台詞。本来は「パワーが漲ります!!」だが流暢な発音のせいで「パゥワーが漲ります!!」という表記に。何となくインチキ臭い外人風の発音や変態ネタとの和合性の高さから、一躍次世代保全キーワードにのし上がった。何故かああぁっふっふぅとペアになることが少なからずある。(石田亜佑美が)ああぁっふっふぅされると(譜久村聖の)「パゥワーが漲ります!!」だから、かどうかは定かではない。また、「パゥワ」の字面が何となく飯窪春菜のAAが隠れているように見えることから、飯窪春菜が自らの代表能力の一つである偽装幻視を使っている旨のレスがつくこともある。
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イメージが沸くかどうか 小説では、イメージが沸くか沸かないかで決まるのです。イメージが浮かべばいいのですが、浮かばない時点でおしまいです。ネタ切れとかいう言葉は禁物なのです。そういう人は、独自の物語ではなく、他のゲームや小説、映画から引き取って下さい。そのまま写すのは駄目ですが、少し変えてみれば良いのです。 読者から見て 読者のイメージはどうでしょうか? 読者でも分かりやすくしないといけませんからね。 「緑っぽく青みたいで更にうすい色」 よく分かりません。 「緑のようで青くうすい色」 まだマシなのでは? コツ 作品が完成したら、まず休憩。一週間ほど経ってからまた読み返してみましょう。