約 2,824 件
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/2150.html
第16-3章.第16-4章.第16-5章. 第16-4章. ヴァイシャンパヤーナは言った: 「そして、ダルカとケシャヴァとヴァブールは、(ラーマの退路を発見するために)ラーマの後を追ってその場所を後にした。彼らは、無限のエネルギーを持つその英雄が、大地の孤独な場所で、木に背を預け、物思いにふけって座っているのを見た。大いなる魂のラーマを見つけて、クリシュナはダルカに命じた。アルジュナを早くここに来させなさい、ブラフマーナの呪いによるヤーダヴァの滅亡を聞いて』。 「こうして、ダルーカは悲しみのあまり感覚を失い、クルスの(都)へと車を走らせた。ダルーカが去った後、ケシャヴァはヴァブールが彼を待っているのを見て、次の言葉を告げた: 婦人たちを守るために、早く行きなさい。強盗たちが(彼女たちの)富に誘惑されて、彼女たちに危害を加えないように』。このようにケシャヴァに命じられたヴァブールは、ワインでまだ無力であったが、近親者たちの虐殺に元気もなく、出発した。彼はケシャヴァの側でしばらく休んでいたが、彼が遠くまで進むとすぐに、鉄のボルトは、ハンターの手にある槌にそれ自身を取り付け、突然ヤダヴァ族のその孤独な生き残りにそれ自身を飛びかかり、またバラモン族の呪いに含まれていた彼を殺した。汝、ラーマよ、私が女たちを近親者の下に置くまで、ここで私を待つがよい」。 ドワーラヴァティの町に入ったジャナルダナは、父にこう言った。『ダーナンジャヤが来るまで、我が家のすべての婦人たちをお守りください。森のはずれでラーマが私を待っています。私は今日彼に会うでしょう。このヤド族の大殺戮は、クル族の第一人者であったクシャトリヤたちの大殺戮の前に見たのと同じように、私も見た。このヤダーヴァの都を見るには、ヤドゥがそばにいなければ不可能だ。私は森に進み、ラーマと一緒に懺悔の修行をすることを知っていなさい』。クリシュナはこの言葉を述べると、頭で父の足に触れ、すぐに父の前から立ち去った。すると、彼の家の婦人や子供たちから大きな悲しみの慟哭が起こった。泣いている婦人たちが発したその大きな慟哭の声を聞いて、ケシャヴァは足跡をたどり、彼らに言った。アルジュナがここに来て、あなたの悲しみを和らげてくれるでしょう」。 「ケシャヴァは、ラーマが森で孤独に座っているのを見た。彼はまた、ラーマがヨーガに取りかかり、その口から大蛇が出ているのを見た。その蛇の色は白かった。長い間宿っていた)人間の体を離れ、千の頭を持ち、山のように大きな形をした高貴な心を持つナーガは、赤い目をして、海へと続く道を進んだ。海そのものと、多くの天の蛇と、多くの聖なる川が、栄誉をもって彼を迎えるためにそこにいた。カルコタカ、ヴァスキ、タクシャカ、プリトゥスラヴァス、ヴァルナ、クンジャラ、ミスリー、サンカ、クムダ、プンダリカ、高貴な心を持つドリタラーシュトラ、フラダ、クラタ、獰猛なエネルギーを持つシチカンタ、チャクラマンダ、アティシャンダ、ドゥルムカと呼ばれるナーガの最たる者、アムヴァリシャ、そしてヴァルナ王自身がいた。前方に進み、彼にアルギャと足を洗う水を捧げ、他の様々な儀式を行い、彼らは皆、強大なナーガを崇拝し、通常の質問をして彼に敬意を表した。 「兄がこうしてこの世を去った後、万物の終末を知り尽くしていた天眼のヴァスデーヴァは、その寂しい森をしばらくの間、物思いにふけっていた。大きなエネルギーに満たされた彼は、裸の大地に腰を下ろした。彼はその前に、ガーンダーリーがかつて発した言葉によって予兆されたすべてのことを考えていた。彼はまた、ドゥルヴァーサが(クリシュナの家に客人として滞在していた)彼が食べたパヤーサの残りで彼の体がそのリシによって塗りつぶされた時に語った言葉を思い出した。高貴な心の持ち主は、ヴリシュニ族とアンダカ族が滅ぼされたこと、また以前にクルス族が殺戮されたことを思い、(自分がこの世を去る)時が来たと結論づけた。そして、(ヨーガで)感覚を抑制した。ヴァスデーヴァは、至高の神でありながら、あらゆる疑念を払拭し、(人間存在の問題において)確実な結果を確立するために、ただ三界を支持し、アトリの息子の言葉を真実にするために、死を願った。クリシュナは、五感、言葉、心のすべてを抑制し、高いヨーガに身を横たえた。 「ジャラという名の獰猛な猟師が、鹿を狙ってそこにやって来た。その猟師は、高いヨーガで大地に横たわっていたケシャヴァを鹿と間違えて、かかとを斧で突き刺し、獲物を捕らえるためにすぐにその場所にやって来た。上がってきたジャラは、黄色い衣を身にまとい、ヨーガに没頭し、多くの腕を持っている男を見た。自分を犯罪者だと思い、恐怖に駆られた彼はケシャヴァの足に触れた。ケーシャヴァは彼を慰め、上へ上へと昇っていき、大地を輝きで満たした。彼が天に到達すると、ヴァーサヴァと双子のアシュヴィーニとルドラとアディティヤとヴァスースとヴィスヴェーデーヴァとムーニとシッダとガンダルヴァの中の多くの優れた者たちとアプサラスが彼を迎えるために進んだ。そして、王よ、熾烈なエネルギーを持つナーラーヤナ、万物の創造者であり破壊者である、ヨーガの戒律者は、天をその輝きで満たし、自らの想像を絶する領域に到達した。王よ、クリシュナはその時、神々と(天界の)リシとクリシュナと、ガンダルヴァの中の第一人者と、多くの美しいアプサラスとシッダとサッディヤに出会った。彼らは皆、謙虚に身をかがめ、彼を礼拝した。君主よ、神々は皆彼に敬礼し、多くのムーニとリシの第一人者が、万物の主である彼を礼拝した。ガンダルヴァたちは彼を待ち望み、その賛美を称え、インドラもまた喜びをもって彼を称えた」。 第16-3章.第16-4章.第16-5章.
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/1284.html
第8-10章.第8-11章.第8-12章. 第8-11章. ドリタラーシュトラは言った、『軍隊の指揮権を得た後、王自身からあの甘美で兄弟愛に満ちた言葉をかけられ、日の出の時刻に軍隊の整列を命じられた後、サンジャヤよ、教えてください、ヴィカルターナの息子カルナは何をしたのですか? サンジャヤは言った、「カルナの願いを知ったあなたの息子たちは、バラタ族の雄牛よ、喜びの音楽とともに軍隊を整列させるよう命じた。夜が明けるにはまだ長い時間が必要だった。王よ、突然、汝の軍隊の間に起こった。その騒動は凄まじいものとなり、天を衝くほどであった。それは、装備中の象や柵のある車の最前列、鎧を着たり、馬具をつけられる途中の歩兵や駿馬、そして活発に動き、互いに叫び合う戦闘員のものであった!その時、金の背の弓を持ったスタの息子は、輝く太陽の輝きを持つ車に乗って(戦場に)現れ、多くの旗を戴き、白い旗を装備し、鶴のような色合いの馬に乗り、象の綱の飾りをつけ、百の矢筒を満たし、メイスと木の柵を備え、シャタグニスと鈴の列とダーツと槍と槍を積み、多くの弓を装備した。王よ、スタの息子は法螺貝を吹きながら戦場に現れ、金の網で飾られ、純金で飾られた恐ろしい弓を振った。その強力な弓の名手カルナ、その車戦士の最たるもの、彼の車に座って、近づくのが難しく、暗黒を破壊する昇った太陽に似ているのを見て、カウラヴァの中の誰も、人の中の虎よ、ビーシュマやドローナや他の男たちの損失を計算しませんでした、陛下!カルナは法螺貝の音で戦士たちを加速させ、カウラヴァの大軍を引き出させた。軍勢をマカラの配列に整えると、あの屈強な弓使い、敵の灼熱者、すなわちカルナは、勝利への欲望からパーンダヴァに対して進み出た。王よ、そのマカラのくちばしの先にはカルナ自身が陣取っていた。二つの目には勇敢なシャクニと強力な車騎ウルカがいた。頭にはドローナの息子、首にはすべての子宮兄弟がいた。中央には大軍に支えられたドゥルヨーダナ王がいた。君主よ、左足にはナーラーヤナ軍を従えたクリタヴァルマと、あの無敵の戦士たち、ゴーパラスが控えていた。右足には、王よ、ゴタマの息子で、屈強な弓の使い手であるトリガルタ族とサウザー族に囲まれていた。左の後足には、マドラス地方に集結した大軍と共にシャーリャが駐留していた。君主よ、右(後足)には、1,000台の車と300頭の象に囲まれた、真の誓いを立てたスシェーナがいた。尾には、強大なエネルギーを持つ二人の王兄弟、すなわちシトラとシトラセーナが、大軍に囲まれていた。 「偉大な王よ、その最たる者であるカルナがこうして出てきた時、正義の王ユディシュティラはアルジュナに目をかけ、こう言った: 「見よ、パルタよ、勇士よ、この戦いにおいて、ダルタラーシュトラ軍がいかに勇士と強力な車騎兵に守られ、カルナによって布陣されているかを!この広大なダルタラーシュトラ軍は最も勇敢な戦士たちを失った。強靭な腕の持ち主よ、残った者たちは弱く、わらにもすがる思いだ!ただ一人の偉大な弓の名手、すなわちスタの息子だけが、その中で輝いている!その車戦の第一人者は、神々、アスラ、ガンダルヴァ、キナーラ、大蛇など、動くもの、動かないものを従えた三界に打ち勝つことはできない!ファルグナよ、強靭な腕の持ち主よ、今日汝が彼を殺すならば、勝利は汝のものであろう!12年もの間、私の心に植え付けられていた棘も、その時に抜き取られるであろう!これを知っている、腕力のある者よ、望む隊列を組め!」。兄のこの言葉を聞いた白馬のパーンダヴァは、半月の形に軍勢を配置した。左側にはビーマセーナが配置され、右側には弓の名手ドリシタデュムナが配置された。隊列の中央には王とパーンドゥの息子ダナンジャヤがいた。ナクラとサハデーヴァはユディシュティラ王の後方にいた。ユダマンニュとウッタマウヤの二人のパンカラ王子は、(アルジュナの)車の車輪の保護者となった。髪飾りをつけたアルジュナ自身に守られ、彼らは片時もアルジュナのそばを離れなかった。残る勇猛果敢な王たちは、鎧を身にまとい、バラタよ、熱意と決意の大きさに応じて、それぞれ与えられた位置に陣取っていた。バーラタよ、パーンダヴァと汝の軍の屈強な弓兵たちは、こうして偉大な隊列を整え、戦いに心を向けた。ドゥルヨーダナは、兄弟たち全員と共に、パーンダヴァがすでに殺されたと見なした。王よ、ユディシュティラも同様に、パーンダヴァの軍勢が整列しているのを見て、カルナと共にダルタラシュトラがすでに殺されたと見なしました。すると、コンチェ、釜太鼓、タブール、大太鼓、シンバル、ディンディマ、ジャルジャラが、四方から大声で吹き鳴らされ、叩かれた!王よ、両軍の間で、大音響の楽器が吹き鳴らされ、叩かれた。勇敢な戦士たちが勝利を願って発したレオニンの咆哮も起こった。また、王よ、嘶く馬や呻く象の声、車の激しい音も起こった。バラタよ、(カウラヴァ軍の中で)その時、鎧を身にまとい、隊列の先頭に陣取っていた偉大な弓の名手カルナを見て、ドローナの喪失を感じた者はいなかった。君主よ、両軍は歓喜に溢れ、戦いを待ち望み、遅滞なく互いを滅ぼそうと立ち向かっていた。そこで、カルナとパーンドゥの子という二人の英雄は、互いの姿を見て怒りに燃え、固く決心して、王よ、それぞれの分隊を通って立ちはだかった。両軍は互いに前進しながら、(喜びのあまり)踊っているように見えた。両軍の翼や横翼から、戦いを望む戦士たちが出てきた。その時、君主よ、人間、象、馬、車の戦いが始まり、互いに滅ぼし合うことになった」。 第8-10章.第8-11章.第8-12章.
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/968.html
第6-26章.第6-27章.第6-28章. 第6-27章. (バガヴァッド・ギーター第三章) アルジュナは言った、「ジャナルダナよ、もし献身が仕事よりも優れているとあなたが見なされるのであれば、ケーサヴァよ、なぜあなたはそのような恐ろしい仕事に私を従事させるのですか?曖昧な言葉で、あなたは私の理解を混乱させるようです。それゆえ、私が善いものに到達することができるように、一つのことをはっきりと教えてください』」。 聖なる者は言った、「罪なき者よ、この世界には二つの種類の帰依がある。人は、仕事をしないことによって、仕事からの自由を得ることはできない。また、(労働の)放棄のみによって最終的な解放を得ることもない。誰も、仕事をすることなしに一瞬たりとも留まることはできない。 惑わされた魂の持ち主で、感覚の器官を抑制し、感覚の対象を大切にして精神的に生きている者は、惑わされ者と言われる。しかし、アルジュナよ、自分の心によって感覚を抑制し、仕事の器官を使って仕事という献身に従事し、執着から自由である者は、(すべての者の中で)際立っている。(それゆえ)汝は常に仕事に打ち込みなさい。汝の身体を支えることさえも、仕事なしには成し遂げられない。 この世は、サクリファイスのために行われる以外のすべての仕事によって束縛されている。(それゆえ)クンティの子よ、執着から解き放たれて、そのために仕事を行いなさい。 昔、天地創造の主は、人と生贄を共に創造し、こう仰せられた。これ(生贄)を、あなた方(すべて)にとって、あなた方が大切にしているすべてのものの分配者としなさい。これで神々を育て、神々にあなた方を育てさせなさい。こうして互いの利益を満たすことで、あなた方は(自分にとって)有益なものを得るだろう。 生贄を捧げれば、神々はあなたが望む快楽を授けるであろう。神々が与えたものを与えることなく楽しむ者は 盗人である。いけにえの残りを食べる善い者は、凡ての罪から解放される。不義を行う者は、自分のために食物を着せることで罪を犯す。 仕事はヴェーダから生じることを知りなさい。ヴェーダは朽ちることのない御方から生じたものである。それゆえ、すべてを貫く至高の存在は、犠牲の中に据えられている。 パルタよ、このように回転している車輪に従わない者、感覚を楽しむ罪深い生活の者は、無駄に生きている。 しかし、自己にのみ執着し、自己に満足し、自己に満足する人間には、何の仕事もない。彼はここでの行為にも省略にも何の関心もない。また、すべての被造物の中で、彼の利益を左右する者はいない。 それゆえ、常に執着することなく、なすべき仕事をせよ。執着なく仕事を行う者は至高に到達する。ヤナカと他の者たちは、仕事のみによって、その目的を達成した。人がその義務を守ることにも留意し、汝は働くべきである。偉大な人がすることは、卑俗な人もすることである。凡夫は彼ら(偉大な人)が定めた理想に従う。 パルタよ、私には三界でなすべきことは何もない。 パルタよ、もし私がいつでも、怠けることなく行動に移さなければ、人々は四方八方から私の道に従うだろう。もし私が仕事をしなければ、世界は滅び、私はカーストの混血を引き起こし、これらの人々を破滅させるだろう。バーラタよ、無知な者が仕事をするように、執着して仕事をするように、賢者は執着することなく仕事をし、人々に義務を守らせることを望むべきである。賢者は、仕事そのものに執着する無知な人々の間に理解の混乱を引き起こしてはならない。すべての仕事は、どのような形であれ、自然の特質によってなされるものである。心がエゴイズムに惑わされている者は しかし、エゴイズムに惑わされている者は、自分自身を行為者とみなす。 しかし、強靭な腕の持ち主よ、(自己と)資質と仕事との区別を知っている者は、仕事に執着しない。 自然の特質に惑わされる者は、特質によってなされる仕事に執着する。完全な知識を持つ者は、不完全な知識を持つ者を困惑させてはならない。 すべての仕事を私に捧げ、(汝の)心を自己に向け、欲望もなく、愛情もなく、汝の(心の)弱さを払拭して戦いに臨め。 私のこの意見に、常に信念をもって、へつらうことなく従う者は、仕事によってさえも最終的な解放に到達する。しかし、私のこの意見を軽んじて従わない者は、あらゆる知識を失い、分別もなく、破滅することを知っている。賢者であっても、自らの本性に従って行動する。すべての生きとし生けるものは、(自らの)本性に従う。では、自制など何の役に立つというのか。感覚は、感覚の対象に関して、愛情か嫌悪のどちらかを固定している。人はこれらに従うべきでない。 自分の義務は、たとえ不完全に遂行されたとしても、たとえうまく遂行されたとしても、他の者に遂行されるよりはましである。自分の義務を果たすために死ぬことは好ましいことである。(他人の義務を採用することは)恐怖を伴う。 アルジュナは言った、「ヴリシュニ族の子よ、人は誰に強制されて罪を犯すのか。 「それは欲望であり、怒りであり、情熱の属性から生まれたものである。これがこの世の敵であることを知りなさい。 火が煙に包まれ、鏡が塵に包まれ、胎児が子宮に包まれるように、これは欲望に包まれている。クンティの子よ、知識は、飽くことなく炎のような欲望という形で、賢者たちの絶えざる敵に包まれている。感覚、心、理解がその住処であると言われる。欲望はこれらによって、具現化された自己を欺き、(その)知識を包み込む。それゆえ、バーラタの牡牛よ、まず感覚を抑制し、この邪悪なものを捨て去りなさい。 感覚は(不活性な肉体より)優れていると言われてきた。感覚に優るのは心である。心に優るものは 心に優るものは知識である。しかし、知識に優るものは彼である。 こうして、知識に優るものを知り、自己によって自己を抑制し、強靭な腕の持ち主よ、征服するのが困難な欲望の形をした敵を倒せ。 第6-26章.第6-27章.第6-28章.
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/966.html
第6-24章.第6-25章.第6-26章. 第6-25章. (バガヴァッド・ギーター 第一章) (ここからがバガヴァッド・ギーターの本編である。他の翻訳との比較を助けるために章の見出しをつけたが、これはガングリ原文の一部ではない。) ドリタラーシュトラは言った、「戦いの欲望から神聖なクルクシェトラの平原に集まった私の息子たちとパーンダヴァたちは何をしたのか。サンジャヤよ。 「サンジャヤは言った、「パーンダヴァの軍隊が整列しているのを見て、ドゥルヨーダナ王は戒師(ドローナ)に近づき、次のように言った: ドゥルパダの息子(ドリシタデュムナ)、あなたの聡明な弟子によって編成されたパーンドゥの息子のこの広大な軍隊をご覧ください。その軍勢には)勇敢で屈強な弓使いが多く、戦いの腕前はビーマやアルジュナに匹敵する。(彼らは)ユユダナ、ヴィラータ、そしてあの力強い車の戦士ドルパディー、ドリシュタケトゥ、チェキタナ、そして偉大なエネルギーに満ちたカシの支配者、プルジット、クンティボーヤ、そして人間の中の雄牛サイヴヤ、偉大な腕前のユダマンニュ、偉大なエネルギーのウッタマウジャ、そしてスバドラーの息子、ドラウパディーの息子たち、彼らは皆、力強い車の戦士である。だが聞け、再生した者たちの中で最も優れた者たちよ、われわれの中で傑出した者たち、軍を率いる者たちよ。私は(あなたの)情報のためにあなたに彼らの名前を挙げます。(彼らは)汝自身、ビーシュマ、カルナ、常に勝利するクリパ、アシュヴァッダマン、ヴィカルナ、サウマダッタ、ジャヤドラタである。 このほかにも、私のために命を捨てる覚悟のある多くの勇士たちがおり、さまざまな武器で武装し、戦いに熟達している。したがって、ビーシュマに守られた我が軍は不十分である。しかし、ビシュマに守られた彼ら(パーンダヴァ)の兵力は十分である。 ちょうどその時)クルス族の勇猛で由緒ある大祖父が、獅子吼をあげて彼(ドゥルヨーダナ)を大いに喜ばせ、法螺貝を吹いた。すると、法螺貝、太鼓、シンバル、角笛が一斉に鳴り響き、大騒動となった。そしてマダヴァとパーンドゥの息子(アルジュナ)は、白い駿馬をくくりつけた大きな車に乗り、天空の法螺貝を吹き鳴らした。そして、フリシケーシャは(パンチャジャーニャと呼ばれる法螺貝を)吹き、ダナンジャヤは(デーヴァダッタと呼ばれる法螺貝を)吹き、恐ろしい行いのビーマセーナは(ポーンドラと呼ばれる)巨大な法螺貝を吹いた。クンティの息子ユディシュティラ王はアナンタヴィジャヤを吹き、ナクラとサハデーヴァはスホサとマニプシュパカを吹いた。 そして、その華麗な弓の使い手、カシの支配者、そしてその強大な車の戦士、シカンディン、ドリシタデュムナ、ヴィラータ、そしてその征服されていないサティヤキ、ドルパダ、そしてドラウパディーの息子たち、そして スバドラーの息子たち、これらの者たちは皆、斧を吹き鳴らした。その音は大地に響き渡り、ダルタラシュトラの心を引き裂いた。そして、ダルタラシュトラ軍が引き上げたのを見て、パーンドゥの息子は弓を構え、ミサイルの投擲が始まった時、フリシケシャにこう言った。 アルジュナは言った、「劣化を知らぬ者よ、私の車を両軍の間に置いてください。 ドリタラーシュトラの邪悪な心を持つ息子にとって、戦いに好都合なことをするために、ここに集まり、戦う準備をしている者たちを観察しよう」。 サンジャヤは続けた、「バーラタよ、このようにグダケサに言われたので、フリシケーサはビーシュマとドローナ、そして地上のすべての王が見えるように、その優れた車を両軍の間に置き、言った、「見よ、プリター(クン)の息子は、両軍の(自分の)父、孫、友人、義父、親しい人たちが立っているのを見た。クンテーの息子は、憐れみの余り、落胆して言った。 アルジュナは言った、「クリシュナよ、これらの近衛兵が一堂に会して戦いに熱中しているのを見ると、私の手足はだるくなり、口は乾く。私の体は震え、髪は逆立ちます。ガンディバが私の手から滑り落ち、私の皮膚は火傷する。もう立っていられない。ケーサヴァよ、私は不吉な前兆も見る。クリシュナよ、私は勝利を望んでいるのではありません。ゴーヴィンダよ、私たちにとって主権や享楽や命が何の役に立つというのだ。なぜなら、私たちが主権や享楽や享楽を望んでいる彼らは、命や富を捨てる覚悟で戦いに臨んでいるからだ。マドゥの殺害者よ、たとえ三界の主権のためであっても、私はこれらを殺害したくない。 ジャナルダナよ、ダルタラーシュトラを殺すことによって、我々にどんな満足が得られるだろうか?たとえ彼らを敵と見なしたとしても、彼らを殺せば罪が我々を襲うだろう。だから、ドリタラーシュトラの息子たちを殺してはならないのだ。 マダヴァよ、 マダヴァよ、私たちは自分の近親を殺して幸せになれるでしょうか?貪欲のために判断を狂わされた者たちが、民族の滅亡から生じる悪や、内輪もめの罪を見ないとしても、ジャナルダーナよ、民族の滅亡の悪を見る我々が、なぜその罪を避けることを学ばないのか。民族が滅ぼされると、その民族の永遠の習慣が失われる。その習慣が失われると、罪が民族全体を圧倒する。クリシュナよ、罪の優勢から、その種族の女たちは堕落する。ヴリシュニの子孫よ、女たちが堕落すると、カーストの混血が起こる。このカーストの交わりは、種族を滅ぼす者と種族そのものを地獄に導く。それらの祖先は(天から)堕落し、ピンダと水の儀式は絶える。種族の破壊者のこれらの罪によって、カーストが混ざり合い、カーストの規則と家族の永遠の儀式は消滅する。ジャナルダナよ、家族の儀式が消滅した者は地獄に住むと聞いた。残念なことに、私たちは大罪を犯そうと決心している。主権のお菓子の欲望から、自分の近親者を殺そうとしているからだ。ドリタラーシュトラの息子たちが武器を手に、戦いの中で私(私自身)を丸腰のまま殺す方が、私にとってはましなのです」。 サンジャヤは続けた、「戦場でこのように語ったアルジュナは、悲しみに心を痛め、弓矢を捨て、車の上に座り込んだ」。 [宗教の真髄、梵我の知識、ヨーガの体系であり、ヴィヤーサによるマハーバーラタのビーシュマ・パルヴァに収められている。] 第6-24章.第6-25章.第6-26章.
https://w.atwiki.jp/cfonline/pages/478.html
■パーソナリテイ (PL:洸) 名前:ミハエル=レヴェリー 性別:男 年齢:15 ■基本データ 【コロナ】 執行者 【ミーム】 富嶽/フォーリナー 【ブランチ】ミリティア/協力者 【消費経験点】45(能力値:0 特技:45 装備:0 パスの追加:0 ブランチの追加:0) ■能力値/耐久力 【能力値】 肉体:6 技術:10 魔術:12 社会:5 根源:3 【戦闘値元値】 白兵:6 射撃:6 回避:3 心魂:10 行動:13 【戦闘値修正値】 白兵:6 射撃:6 回避:3 心魂:15 行動:25 【HP】 元値:27 修正値:137 【LP】 元値:4 修正値:4 ■宿命/特徴/闘争/邂逅 宿命:造られし者 特徴:人工生命 特徴効果:〔Sin1〕自分が振ったダイスの出目を一つ6にする 闘争:神殺し 邂逅: ■初期パス 【因縁】からの ■準備された装備 部位:名称(必要能力/行動修正/ダメージ/HP修正/射程/備考/参照P) 右手 : (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―) 左手 : (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―) 胴部 :だんだら羽織 (必:【技】10/行:0/ダ:―/HP:20/射:-/IJ063) その他:魔術書 (必:-/行:0/ダ:―/HP:0/射:なし/CF134) 乗り物:MT:ビクトリア (必:【魔】11/行:-/ダ:―/HP:90/射:-/IJ066) ■コロナ特技 【CF091/自/オ/フ1】◆大いなる力 宣:判定直後。[フレア]だけ、対象の判定の[達成値]を減少 【CF091/自/オ/フ1】破滅の光 宣:DR直前。対象が与えるダメージ+[フレア] 【CT054/自/マ/なし】サイコメトリ [メインプロセス]の[メジャー]のCT値-1 ■ミーム特技 【CF114/自/常/なし】伝来の武具5 [分類:富嶽]のアイテムを[Lv×10]経験点分常備化する 【CF115/常/常/なし】法定 [白攻][射攻]のCT値を10にする 【IJ058/自/効/なし】◆モナドリンケージ セットアップにMTを準備できる 【IJ058/心/メ/なし】エクストリームアタック MT専用。[白攻][射攻]のダメージ+[差分値] 【IJ058/自/常/なし】セカンドネーム MT専用。全てのCT値-2 【IJ058/自/マ/3H】マルチロックオン MT専用。メインプロセスの[射攻]の対象を[範囲]に変更する 【IJ058/心/リ/なし】ストライクバック MT専用。[射攻]に[突返]を行う。[射攻]武器専用。射程制限有 【IJ058/自/常/なし】ワークスマシン5 [分類:富嶽(MT)]のアイテムを経験点[Lv×15]点分常備化する 【CF092/自/オ/なし】憤怒 〔Sin1〕[覚醒]専用。[白攻][射攻]のダメージ+【最大HP】 【CF094/自/常/なし】◆刻の結晶 〔Sin1〕宣:オ。他人1人の[戦闘不能][死亡]を[覚醒]に変更。【LP】1にする 【CF094/自/常/なし】三界の至宝 【心魂値】のCT値をー1 【CF094/自/オ/3H】刻の螺旋 〔Sin3〕1シーン、対象の武器の属性を〈根源〉に変更 ■装備 [IJ063]だんだら羽織(部:胴/射:-/HP +20/) [RE02]薔薇十字の指輪(部:-/射:な/HP +0/【根】+2。12を超えても構わない。1個制限) [CF134]魔術書(部:そ/射:な/HP +0/【心】+1) [RE02]みんなで撮った写真(部:-/射:な/HP +0/〔Sin1〕フレアを1枚獲得する。1個制限) [CF133]ファミリア(部:-/射:な/HP +0/[情報収集]を【魔】で行える) [IJ066]MT:ビクトリア(部:乗/射:-/HP +30/) [IJ067]MTOP:シールド(部:-/射:-/HP +20/) [IJ067]MTOP:黄金騎兵(部:-/射:-/HP +20/) [IJ067]MTOP:専用カラー(部:-/射:-/HP +0/) [IJ068]AF:ブリューナクF(部:-/射:-/HP +0/) [IJ069]AF:フレアコンバーター(部:-/射:-/HP +20/) [CT070]MTOP:戦術支援AI(部:-/射:-/HP +0/) [IJ071]武装:近接防御機関砲(部:-/射:-/HP +-/) ■属性防御 肉体:○ 技術:× 魔術:× 社会:× ■モナドトルーパー 【MT】 ビクトリア 【解説】 ■アーマメントフレーム [IJ068]ブリューナクF (射/M/搭)/【魔】×3+2D6/シ [突き返し]不可 [IJ069]フレアコンバーター ■MTオプション [IJ067]シールド (シールド) [IJ067]黄金騎兵 (紋章)ダメ+[【魔】×2]〔Sna1〕。 [IJ067]専用カラー (カラー) [CT070]戦術支援AI (強化)〔Sin2〕判定を振りなおす ■MT武装 [IJ071]近接防御機関砲 (射/M/搭)【技】/至 /至近距離に対する[白兵攻撃][射撃攻撃][突き返し]の達成値が全て+1 ■総計 常備化:126 能力値:【行動値】25 【HP】+90 【心】+4 属性防御:[肉]○ [技]× [魔]× [社]× 状態付与/BS耐性:[飛行]○ [転倒]× [水中]○ [重圧]× 達成値:白兵攻撃+0 射撃攻撃+5 突き返し+0 回避+0 ダメージ:白兵攻撃+10 射撃攻撃+10 突き返し+0 ■戦術 戦闘開始時に《刻の螺旋》で味方と自分の武器のダメージ属性を根源に変更 マイナーで 敵が単体なら《サイコメトリ》、複数なら《マルチロックオン》を使用 メジャーで ブリューナクシステムで《エクストリームアタック》を使用し攻撃 2d6+15+5(+1) (Cr6/7) ダメージで 黄金騎兵と《破滅の光》使用 覚醒しているなら《憤怒》も 36+5+24+フレア+差分値(+137) 味方の攻撃には《破滅の光》でダメージ増加を ■設定 「そんな時代遅れの戦い方なんか圧倒的火力の前では無力なんだよ!ブリューナク!!」 「ごちゃごちゃうるせぇんだよ。敵を全部殺せば世界は平和になるに決まってんだろうが。」 ファイフ・ミリティアに所属するフォーリナーの少年。 才能があった上に年若い関係で将来のエースとして徹底的に鍛えられた為かなりの実力を持つが 今度は精神がそれに追いついてこなくなってしまった。 今では政治面での判断なぞできず、なんでも力押しで解決しようとし、周囲の被害なんて考えずに戦う完全無欠の問題児に。 周囲も何とかしようとしてはいるのだが、他人の言う事なんか聞かないうえに その実力ゆえに毎回それなりの戦果を出し続けている為に功績と処罰とが打ち消しあって軽い謹慎程度しか与えられずに困っているらしい。 (下手に放逐するとそれこそ何をしでかすか分からない)
https://w.atwiki.jp/cfonline/pages/282.html
■パーソナルデータ 【名前】新垣 伊草(あらがき いぐさ) 【PL】hir 【性別】男 【年齢】16 【外見】髪:黒 瞳:黒 肌:アジア系 他:174cm/細身 ■基本データ 【コロナ】 星詠み 【ミーム】 フォーリナー 【ブランチ】協力者/装着者 【消費経験点】120+30(能力値:0 特技:69 装備:1+30 パスの追加:0 ブランチの追加:50) ■能力値/耐久力 【能力値】 肉体:5 技術:6 魔術:5 社会:8 根源:14 【戦闘値元値】 白兵:4 射撃:5 回避:5 心魂:8 行動:11 【戦闘値修正値】 白兵:4 射撃:5 回避:7 心魂:9 行動:11 【HP】 元値:19 修正値:103 【LP】 元値:9 修正値:10 ■宿命/特徴/闘争/邂逅 宿命:喪失 特徴:心の傷 特徴効果:1セッション1回、任意のタイミングで[フレア]を得る 闘争:運命の邂逅 邂逅: ■初期パス 【因縁】サクラからの興味 ■準備された装備 部位:名称(必要能力/行動修正/ダメージ/HP修正/射程/備考/参照P) 右手 :フレアブレード (必:-/行:0/ダ:【根】×3+3D6/HP:0/射:至近/CF095) 左手 :刻の断裂(カイトシールド相当)(必:【技】3/行:0/ダ:―/HP:6/射:-/CF131) 胴部 :刻の結界(エレメンタルアーマー相当)(必:【根】10/行:0/ダ:―/HP:73/射:-/CT058) その他:魔術書 (必:-/行:0/ダ:―/HP:0/射:なし/CF134) 乗り物:風の加護(アルバトロスD3相当)(必:【技】5/行:0/ダ:―/HP:5/射:-/RR024) 予備1:薔薇十字の指輪 (必:-/行:0/ダ:―/HP:0/射:なし/RR024) 予備2: (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―) 予備3: (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―) ■コロナ特技 【CF089/自/オ/フ1】◆女神の祝福 自分以外の対象の判定の[達成値]を+[フレア] 【CF089/心/メ/5H】盾の乙女 対象が次に行なう判定の[達成値]を+[達成値] 【IJ059/自/常/なし】界渡り(VF団相当) 【根】以外の任意の能力値+2。12を超えてもよい 【CF122/自/常/なし】女顔(童顔相当) リアクションの[達成値]+1 ■ミーム特技 【CF094/自/常/なし】◆刻の結晶 〔Sin1〕宣:オ。他人1人の[戦闘不能][死亡]を[覚醒]に変更。【LP】1にする 【CF094/自/オ/フ1】時流の間隙 〔T1〕攻撃のダメージ+[差分値] 【CF094/自/オ/4H】心の支え 〔Sin3〕任意の判定を【根】で行える 【CF094/自/常/なし】三界の至宝 選択した【戦闘能力値】のCT値をー1 【CF094/自/常/なし】スペシャルツール5 選択した【基本能力値】の達成値を常に+[Lv×3] 【CF094/自/オ/3H】刻の螺旋 〔Sin3〕1シーン、対象の武器の属性を〈根源〉に変更 【CF092/自/ク/なし】◇ラファエル 【白】判定を【根】で行える 【CF092/自/オ/なし】◇エロアイオス 〔Sin1〕受けた[実ダメージ]と同じだけの[実ダメージ]を与える 【CF092/自/オ/なし】ウィンドロード 〔T1〕クライマックス専用。[移動][離脱]時にフレア1枚獲得 【CF092/自/オ/なし】憤怒 〔Sin1〕[覚醒]専用。[白攻][射攻]のダメージ+【最大HP】 【CF092/自/オ/フ1】無言のエール 〔T1〕宣:判定直前。[達成値]+[パスの数] 【CF095/自/常/なし】◆無敵装甲 選択した防具の[HP修正]+[【根】×2] 【CF095/自/セ/フ2】フレアブレード フレアブレードを準備する。【根】×2+3D6、部位:片手、行動値修正:±0、射程:至近 【CF095/自/セ/フ2】※フレアバースト ターン最後に[戦闘不能][死亡]でなければ行動可能。ダメージ+[【根】×3] 【CF095/白/リ/フ1】※神気逆流 [白兵攻撃][射撃攻撃]に対して[突返]。ダメージ+[差分値]。[白兵攻撃]可能な武器専用 【CF094/根/オ/なし】※空白の時間 〔Sin1〕【根】対決。[常時]以外の特技の使用を打ち消す 【CF094/自/オ/フ全】※存在しない刻 〔Sin1〕宣:判定直後。対象の[達成値]を0にする 【CF092/自/ク/なし】絶対の絆5 自分以外のキャラの[メジャー]の達成値+[Lv×2] 【CF095/自/ダ/効参】神気収束 宣:DR直前。ダメージ+[代償フレアの枚数×2]D6 ■装備 [CT058]エレメンタルアーマー(部:胴/射:-/HP +45/フレアブレードのダメージ+【根】。[マイナー]でフレアブレードを射程:シーンの射撃武器に変更) [RR024]薔薇十字の指輪(部:-/射:な/HP +0/【根】+2。12を超えても構わない。1つまで所持可能) [RR024]学生証(部:-/射:な/HP +0/[獲得コスト]12以下の[食事]の効果を受ける判定に+2) [CF134]魔術書(部:そ/射:な/HP +0/【心】+1) [RR024]冒険系クラブ(部:-/射:な/HP +0/学生証の常備化が前提。〔Sin1〕ダイス1個振りなおす。ダメージロールでもよい) [RR024]手作りお弁当(部:-/射:な/HP +0/【HP】を【根】だけ回復。消耗品) [RR032]冒険者カード(部:-/射:な/HP +-/〔Sin3〕購入判定の[達成値]+[そのセッションで倒したエネミーの中で最も高いLv]。所持者以外のPCが倒したエネミーでも構わない) [RR032]魔法の糸玉(部:-/射:な/HP +-/[登場判定]を振りなおす。消耗品。) [CF095]フレアブレード(部:片/射:至/HP +0/【根】×2+3D6。《フレアブレード》で獲得。[分類:白兵(その他)]) [CF131]カイトシールド(部:片/射:-/HP +6/【回】+2) [RR024]アルバトロスD3(部:乗/射:-/HP +5/レシプロ機。[飛行状態]を得る。[水中]にならない) [CF133]パワーストーン(部:-/射:な/HP +0/代償HPを2点減点。消耗品) [RR024]みんなで撮った写真(部:-/射:な/HP +0/〔Sin1〕フレアを1枚獲得する。1つまで所持可能) ■属性防御 肉体:× 技術:× 魔術:× 社会:× ■設定 学校帰りの繁華街からオリジンへと界渡りを果たしてしまった、女顔であることと二重人格であることを除けばごくごく平凡な少年。 その美しきご尊顔のせいで無用の誤解を招きまくる現状に苦慮しているが、解決のめどは立っていない。 マーキュリーとして具現化した彼の第二人格が状況を面白がるばかりで事態を悪化させることばかり言うのも原因の一つだろう。
https://w.atwiki.jp/sengoku3empires/pages/63.html
第2レア武器とは 獲得条件について 一覧表 撃破報酬条件 第2レア武器とは 高難易度でのみ入手可能な、もう一つのレア武器。 基本的内容はレア武器とほぼ同一だが、微妙に異なる。武器のスペックは完全に固定であり、ランダム要素は一切ないのは同じ。但し、強化残りの数が強化され、技能強化・変更が更にしやすくなっている。強化残りの数は全ての第2レア武器共通で9。 武器のタイプは武将の成長タイプと同一になっている。 100人撃破するごとに、陣太鼓が発動する=プレイヤー及び自軍全体の強化という特殊効果あり。 入手には特定の条件を満たす必要がある。 陣太鼓効果や基本性能、技能Lvの高さに加え、強化回数の多さ=自由度の高さがあるため、本作の第2レアは相当強力な部類である。 レア武器とは異なり、正ナンバリングとは一部技能に変更がある。レア武器と同様に、正ナンバリングの時点では何故か攻撃力が低かったガラシャ&綾御前の武器の攻撃力が上昇し、本来の姿になっている。 また、正ナンバリングの時点では設定ミスで属性・技能が丸被りだった前田慶次の第2レアも、本来の姿に戻り差別化された。 レア武器についてはこちらを参照のこと→「レア武器」 獲得条件について シナリオは争覇演武のいずれか。 鍛冶屋のランクは最大の4である。このため、入手可能となるのはプレイ終盤限定となる。 必然的に残りの合戦数も限られてくるため、防衛戦に徹する方が効率的に獲得が可能。基本的に一度攻め込んだところを繰り返し攻めてくるので任務が発生したらそこに対象武将を移動すればよい。 最前線国とその隣接国に兵力を置かないことで、わざと敵に領土を与えるという方法もある。攻め込むタイミングを選べるので、防衛戦を待つよりこちら方が確実。 難易度「難しい」以上で、武器獲得の任務が出た後に、任意のステージの撃破報酬を獲得すると終了後に獲得可能。 2Pプレイや中断を使っても獲得可能。(1P側に獲得したいキャラを置かなければならないので注意。) 基本的な内容はレア武器の場合と同じであり、難易度を高めただけと考えていい。 一覧表 武将名 武器名 タイプ 攻撃力 属性 技能 武将名 武器名 タイプ 攻撃力 属性 技能 真田幸村 神槍五十猛尊 ノーマル 52 閃光 猛攻5 天撃5 勇猛5 破天5 無心5 秘技5 前田慶次 天之広矛 パワー 69 紅蓮 猛攻5 地撃5 天撃5 勇猛5 怒髪5 秘技5 織田信長 第六天玻璃 ノーマル 52 凍牙 天撃5 神撃5 覇流5 無心5 秘技5 虎乱5 明智光秀 神剣平国 ノーマル 51 烈空 猛攻5 地撃5 地風5 地流5 無我5 無心5 上杉謙信 円光毘沙門天 パワー 69 修羅 猛攻5 地撃5 天撃5 天風5 覇流5 怒髪5 お市 瑠璃弁天・長 スピード 37 紅蓮 天撃5 神撃5 神風5 覇流5 果敢5 無心5 阿国 宝蔵吉花天 ノーマル 51 烈空 天撃5 覇流5 勇猛5 怒髪5 無我5 虎乱5 くのいち 壊閃黒闇天女 スピード 39 修羅 地風5 神風5 勇猛5 果敢5 無心5 秘技5 雑賀孫市 閻銃天尾羽張 ノーマル 50 閃光 天撃5 天流5 波撃5 怒髪5 果敢5 無心5 武田信玄 不生不滅 パワー 68 紅蓮 猛攻5 地風5 天風5 覇流5 勇猛5 秘技5 伊達政宗 双龍阿修羅 スピード 38 烈空 天撃5 天風5 覇流5 波撃5 勇猛5 怒髪5 濃姫 蝮蛇 ノーマル 50 閃光 天撃5 神撃5 天流5 神流5 覇流5 秘技5 服部半蔵 冥穿黒牛天 スピード 39 凍牙 覇流5 破天4 勇猛5 果敢5 無心5 秘技5 森蘭丸 護法竹刀 スピード 39 烈空 猛攻5 地撃5 地風5 覇流5 波撃5 虎乱5 豊臣秀吉 三界金猿文殊 スピード 38 烈空 地撃5 天撃5 神撃5 勇猛5 背水4 秘技5 今川義元 鳳眼光明遍照 パワー 64 凍牙 地撃5 地流5 神流5 無我5 秘技5 虎乱5 本多忠勝 裂鎗降閻魔 パワー 69 修羅 猛攻5 地撃5 天撃5 神流5 勇猛5 無心5 稲姫 清麗愛弓 ノーマル 50 紅蓮 地撃5 天撃5 波撃5 勇猛5 果敢5 無心5 徳川家康 東照葵火祭 パワー 68 閃光 猛攻5 地流5 天流5 波撃5 秘技5 虎乱5 石田三成 神遊扇 ノーマル 51 閃光 神撃5 神風5 神流5 覇流5 破天5 怒髪5 浅井長政 御伽騎士・市 ノーマル 52 紅蓮 猛攻5 神撃5 覇流5 背水5 果敢5 無我5 島左近 明丘居士刀 ノーマル 52 凍牙 猛攻5 天流5 覇流5 波撃5 勇猛5 怒髪5 島津義弘 武甕槌 パワー 68 閃光 猛攻5 神撃5 勇猛5 背水5 怒髪5 虎乱5 立花誾千代 雷刃鳴神 スピード 37 修羅 地撃5 地流5 天流5 覇流5 怒髪5 無心5 直江兼続 護法夜叉羅刹 ノーマル 51 凍牙 神撃5 覇流5 波撃5 勇猛5 果敢5 怒髪5 ねね 宝鳥心眼太刀 スピード 37 烈空 地風5 勇猛5 破天5 果敢5 無心5 秘技5 風魔小太郎 風雷双頭 スピード 39 閃光 地撃5 天撃5 地流5 天流5 破天5 虎乱5 前田利家 正勝々速日 パワー 67 紅蓮 地撃5 天撃5 神撃5 勇猛5 背水5 虎乱5 長宗我部元親 蝙蝠髑髏 スピード 38 修羅 猛攻5 地風5 天流5 神流5 波撃5 怒髪5 ガラシャ 神皇産釧 ノーマル 50 烈空 地風5 神撃5 神流5 覇流5 怒髪5 虎乱5 柴田勝家 雷公武神斧 パワー 67 閃光 猛攻5 天撃5 天流5 背水5 怒髪5 無我5 加藤清正 三跋羅猛虎刃 パワー 67 凍牙 猛攻5 天撃5 神撃5 勇猛5 果敢5 秘技5 黒田官兵衛 鬼哭泉門塞 ノーマル 50 紅蓮 神撃5 神流5 覇流5 怒髪5 無心5 虎乱5 立花宗茂 風刃神風 ノーマル 52 修羅 猛攻5 地撃5 天撃5 地流5 天流5 覇流5 甲斐姫 神刃甲斐弁羅 パワー 67 紅蓮 地撃5 神撃5 破天5 背水5 怒髪5 無心5 北条氏康 滅杖刀国常立 パワー 67 烈空 猛攻5 地流5 天流5 波撃5 怒髪5 虎乱5 竹中半兵衛 神針娑竭羅 スピード 38 凍牙 神撃5 神流5 覇流5 勇猛5 無我5 無心5 毛利元就 金仙鵄天狗 スピード 39 閃光 天流5 覇流5 波撃5 勇猛5 無我5 秘技5 綾御前 皇杖訶梨帝母 ノーマル 50 紅蓮 地撃5 天撃5 覇流5 果敢5 無心5 秘技5 福島正則 闘棍天手力雄 パワー 67 烈空 猛攻5 地撃5 天撃5 勇猛5 怒髪5 無我5 刀一般 三日月宗近 ノーマル 51 凍牙 猛攻5 地風5 天風5 破天5 怒髪5 虎乱5 槍一般 日本號 ノーマル 52 烈空 猛攻5 地撃5 天撃5 勇猛5 果敢5 秘技5 薙刀一般 弁慶岩融 ノーマル 50 閃光 天撃5 神撃5 天流5 覇流5 怒髪5 無我5 新武将(無双武将) 各無双武将に準じる ▲ページトップへ 撃破報酬条件 敵軍の配置次第によっては、無双武将になる場合もある。 武将 条件 真田幸村 撃破数が300以上で敵武将を撃破 前田慶次 コンボ数が250以上で敵武将を撃破 織田信長 レベルが25以上で敵武将を撃破 明智光秀 開始から2分以内に敵武将を撃破 上杉謙信 撃破数が300以上で敵武将を撃破 お市 味方の拠点の数が6以上の状態で敵武将を撃破 阿国 開始から2分以内に敵武将を撃破 くのいち コンボ数が250以上で敵武将を撃破 雑賀孫市 味方の拠点の数が6以上の状態で敵武将を撃破 武田信玄 味方の拠点の数が6以上の状態で敵武将を撃破 伊達政宗 コンボ数が250以上で敵武将を撃破 濃姫 開始から2分以内に敵武将を撃破 服部半蔵 コンボ数が250以上で敵武将を撃破 森蘭丸 開始から2分以内に敵武将を撃破 豊臣秀吉 コンボ数が250以上で敵武将を撃破 今川義元 味方の拠点の数が6以上の状態で敵武将を撃破 本多忠勝 撃破数が300以上で敵武将を撃破 稲姫 レベルが25以上で敵武将を撃破 徳川家康 コンボ数が250以上で敵武将を撃破 石田三成 コンボ数が250以上で敵武将を撃破 浅井長政 レベルが25以上で敵武将を撃破 島左近 開始から2分以内に敵武将を撃破 島津義弘 撃破数が300以上で敵武将を撃破 立花誾千代 レベルが25以上で敵武将を撃破 直江兼続 味方の拠点の数が6以上の状態で敵武将を撃破 ねね レベルが25以上で敵武将を撃破 風魔小太郎 コンボ数が250以上で敵武将を撃破 前田利家 撃破数が300以上で敵武将を撃破 長宗我部元親 開始から2分以内に敵武将を撃破 ガラシャ レベルが25以上で敵武将を撃破 柴田勝家 撃破数が300以上で敵武将を撃破 加藤清正 味方の拠点の数が6以上の状態で敵武将を撃破 黒田官兵衛 開始から2分以内に敵武将を撃破 立花宗茂 味方の拠点の数が6以上の状態で敵武将を撃破 甲斐姫 撃破数が300以上で敵武将を撃破 北条氏康 味方の拠点の数が6以上の状態で敵武将を撃破 竹中半兵衛 味方の拠点の数が6以上の状態で敵武将を撃破 毛利元就 コンボ数が250以上で敵武将を撃破 綾御前 開始から2分以内に敵武将を撃破 福島正則 撃破数が300以上で敵武将を撃破 刀一般 開始から2分以内に敵武将を撃破 槍一般 撃破数が300以上で敵武将を撃破 薙刀一般 レベルが25以上で敵武将を撃破
https://w.atwiki.jp/90sbr/pages/64.html
大魔王降臨 深い夜の闇に浸された岩場は、全てが影で染められていた。 切り立った岩の茶色も、所々に生える草の緑も不明の黒に冒される。 そしてそこに佇む一人の少年も 年若いまだ小学生くらいの少年の名は李小狼。 小狼は、かの伝説の魔術師クロウ・リードの遠戚に当たる李家の末裔である。 そのクロウ・リードが残した魔法カード『クロウカード』を回収するために、香港から日本にやって来ていた。 小狼は殺し合いが始まってすぐに、自分の荷物を確認していた。 デイパックに入っていた照明を灯し、支給品を一つ一つ検める 食料や地図などから支給武器、そして名簿。 「……さくら!!」 名簿に載っていた想い人の名を呼ぶ。 日本で出会った少女、木之本桜。 『クロウカード』を全て自らのカードである『さくらカード』に変えた継承した者。 そしてつい先刻、小狼がその想いを伝えた相手。 そのさくらが、殺し合いに参加している。 小狼は急いで照明を消して荷物を纏め始める。 さくらが殺し合いに参加している以上、一刻も早く合流して守らなければならない。 小狼は武器とデイパックを携えて、出発を急ぐ。 「待て」 先を急ぐ小狼に声が掛けられたのは、出発してすぐのことだった。 沈着でありながら有無を言わせぬ力にある言葉。 重々しく冷たい、まるで声自体に逆らえない重力があるかのようだった。 あれほど急いていた足を止めた小狼は徐に声がしてきた後方へ振り向いて、天を仰ぐ。 声は確かに上空から聞こえてきたのだ。 そして声の主は確かにそこに居る。 顔に深い皺を湛えた老人だった。 角のある厳めしい冠や全身を覆うマントと言った仰々しい衣装が、老人にはまるで違和感が無い。 それは荘厳でありながら浮世離れした、まるでファンタジーの世界の王族を思わせる姿。 しかし何より強烈なのは、老いた男自身が放つ威。 威圧感を。重圧を。何より底知れぬ威厳を放っていた。 老人はまるでそれが当然のありようであるがごとく宙空に佇み、小狼を見下ろす。 しかし小狼を圧倒しているのは、宙に浮かんでいる事実ではない。 それは老人の存在そのもの。 その底知れぬ威厳だけに尽きない。 自身も年に見合わぬ腕の魔術師である小狼は見抜いていた。 目の前に居る男の尋常ならざる魔力と、 ――――そして人にあらざる凶々しい気を。 小狼を見下ろしながら、徐に地へと降り立つ老人。 その場を動けない小狼は、無意識に武術の構えを取る。 それは警戒以上に、ただ対峙するだけで受ける老人からの重圧に耐えていた。 対する老人は泰然とした表情で、相変わらず小狼を見下ろしている。 やがて薄い笑みを浮かべ口を開いた。 「ふふふ……そう構えずとも良い。もっとも、余を前にして強張るなというのも無理な話か。 だがそなたにその気が無いならば、余にも事を構えるつもりは無い。」 老人は重々しい声で、しかし何ら気負う様子も無く小狼に話し掛ける。 その様子からは小狼はおろか、殺し合いの状況にすら余裕を持っているかに見えた。 ただ話し掛けられただけで押し潰されそうな老人の威圧。 しかしそれは、生来反骨心の強い小狼の反意を招く結果となった。 「……じゃあ何の用だ?」 「余は話し合いを求めているだけだ。何しろこの状況だ、情報を集めたくてな。 そなたも情報は欲しいのではないか?」 老人の呼び掛けにも小狼は警戒を解かない。 小狼は生来、李家の魔術師として教育を受けてきた。 様々な魔法や外法の知識や、それに対応する術を。 それゆえ小狼は老人の邪な気に強く反応してしまう。 それに何よりこの場は殺し合いであり――さくらも参加していた。 「お前の言うことは信用できない」 「ほう……理由を聞こうか」 「お前は人間じゃないだろ。……そして、人間に害する存在だ」 小狼の指摘にも老人に動揺する様子は無い。 ただ興をそそられたとでも言うように、目を細める。 それでも冷たさと鋭さの増した老人の視線に、小狼は背筋を寒くするのを禁じ得なかった。 「ふむ……確かに余は人間と敵対する立場にある魔族だ。だが余自身が直接人間を害したことはほとんど無い。 何しろほとんど人間と接触したことが無くてな」 老人はあくまで小狼に話し合いを求める。 しかし老人の話を聞いた小狼は、怒りを表す。 「流暢な日本語を話しておいて、何が人間と接したことが無いだ!」 小狼にしてみれば、老人の話は到底信じることはできない。 人間と接触したことが無いならば、その言葉を覚える必要が無いはずだからだ。 老人は小狼の反応にも慌てることは無く、むしろ思考を深めている様子だ。 「日本語? …………それは日本という世界……違うな。世界全体の統一言語ならば、それ自体を指す固有名詞を必要としない。 日本という国の言葉か」 老人は小狼に話し掛けるでもなく、一人ごちる。 小狼にはまるで意味が分からない。 「余の言語がその日本語に聞こえると? その日本語とは、名簿や地図に使われた言語ではないか?」 「さっきから、何を訳の分からないことを言っているんだ!」 「その態度から察するに、余の問いへの答えは”YES”か……。なるほど……少しは話が見えてきたな」 やはり老人の言うことを小狼は呑み込めない。 しかし一方的に情報を得られていることは理解できた。 そのために益々老人への反意を強める。 「……お前はやっぱり信用できない、危険な奴だ」 いよいよ老人への敵意を露にする小狼。 小狼にとって老人はただの危険因子ではない。 この場を殺し合いであり、さくらも参加している。 さくらを守るためにも、老人を放置しては置けない。 老人を倒す決意をする小狼。 「……ふむ、どうやら余の”魔”に近い暗黒闘気を察知して、それに強く反応しているようだな」 小狼の敵意を承知したであろう老人は、あくまで余裕を崩さない。 だが威圧感が。重圧が。凶々しい気が増していく。 「……余は大魔王バーン。最後に名を聞いておこう」 大魔王バーン。 やはり老人は有象無象のごとき、そこらの魔物ではなかった。 大魔王の尊称に相応しいバーンの威風に負けじと小狼も返す。 「李小狼だ」 「…………良かろう。小狼よ、これ以上の情報はお前との戦いで得るとしよう……首輪と共にな」 首輪を得る。そう宣言するバーン。 即ち首を狩るという宣言に等しい。 大魔王の宣戦布告を受け、小狼が仕掛けた。 バーンに飛び掛る。と同時に蹴りを放つ小狼。 小狼は魔法と同時に武術の修行も修めている。 その腕前もまた、年齢に見合わぬ域に達していた。 蹴りは精確にバーンの顎へ目掛け打ち放たれた。 「……!」 「余を恐れず攻める胆力は大したものよ。だが勝算の無い相手に挑むのは勇気とは言えぬ。無謀でしか無いな」 しかし蹴りはバーンに届いていない。 蹴りが届く前にバーンの指に阻まれていた。 小狼の渾身の蹴りがバーンの指に止められていたのだ。 小狼はそこから自分の身体ごと捻り、追撃の蹴りを放つ。 しかしその蹴りも届かない。 バーンの手から光が放たれた。 光そのものが圧力を持って、小狼を身体ごと後方へ吹き飛ばす。 空中を何メートルも飛び、岩肌を転がった。 小狼の全身を痛みが襲う。 岩肌を転がった痛みもあるが、何よりバーンの光から受けた衝撃が大きい。 それでも小狼は闘志を振るい立ち上がる。 「余の暗黒闘気を受けて無事とはな。力を抑えすぎたか……いや、どうやら力を制限されているな」 小狼へ向け無造作に手をかざすバーン。 またも暗黒闘気が放たれる。 (早い!!) 先刻以上の速度を持つ暗黒闘気。 左右への回避は不可能と判断した小狼は、咄嗟に膝の力を抜いて前に転がる。 暗黒闘気は身を屈めた小狼の上を通り抜けた。 通過した暗黒闘気は、小狼の後方に在った岩に着弾。 岩を原型すら留めぬほどに、粉々に破砕された。 「ふふっ、今度は力を入れ過ぎたようだ」 岩の惨状を見て、小狼は思わず震える。 暗黒闘気を喰らっていれば、原型を留めていないのは小狼の方だ。 バーンの戦力は尋常ではない。 おそらく小狼の武術は通用しない。 後勢に回れば暗黒闘気の餌食となる。 小狼に残された戦術は、魔法による遠距離戦だった。 小狼は自分に支給された武器である、護符をかざす。 支給されたと言っても、護符は元々小狼の持ち物。 小狼はいつもそれで以って、魔法を使ってきた。 「雷帝……招来!!」 護符から雷鳴と共に閃光が奔る。 それは小狼の魔法によって形成された電撃。 常ならば剣と併用して行う魔法だが、護符だけでも使用は可能。 電撃ならば、多少威力が落ちてもバーンの動きを封じることができる計算だった。 電撃は真っ直ぐバーンへと襲い掛かる。 光の壁に遮られるまでは。 (いつの間にあんな壁が!!) 「知らぬらしいな……これがマホカンタだ……!」 光の壁に当たった電撃は、今度は真っ直ぐ小狼へと返っていく。 しかし今度は回避も防御も手段が無い。 電撃は小狼に被弾。 小狼の全身に電撃が奔り回り、声にならない悲鳴を上げる。 「今のはデインではない……」 失いそうな意識を必死に繋ぐ小狼。 バーンの言うマホカンタは、どうやら反射魔法らしい。 呪文を唱える間も無かったはずなのに、そんな物をいつどうやって使用したのかは分からないが、 現にマホカンタがある以上、真正面から魔法を使えない。 打つ手を見失った小狼は、それでも手持ちの戦力から打開策を練る。 バーンを相手にしての打開策は――見付かる。 今度こそ賭けだと自嘲して、小狼は護符を振るう。 「風華招来!」 護符から発生する突風。 小狼が使用したのは風の魔法。 それをバーンではなく、自分の足元に向けて放った。 地面に当たる突風に押されて、小狼の身体が空に舞う。 空高く、バーンの頭上へと。 バーンの頭上に位置取った小狼は、デイパックに手を入れた。 小狼が荷物を確認した際に知ったことだが、デイパックには幾つかの不可思議な性質があった。 一つはデイパックの内部には、不可能な質量が収められること。 小狼のデイパックには、明らかに入り切らないはずのそれが入っていた。 一つはデイパックの中の物は、重量を無視して出し入れできること。 どういった原理でかは定かではないが、小狼の腕力では動かせないはずのそれを、 小狼は軽々とデイパックから取り出した。 デイパックの中から空中に、巨大なタンクローリーが現出する。 小狼もデイパックも巨大な質量を引き出した反動を受けて、 デイパックは小狼の手から離れ、小狼もバーンの頭上を離れた。 頭上に残ったタンクローリーは重力に引かれ、バーンへ向けて落ちて行く。 巨大な質量がバーンに襲い掛かる。 バーンは少しも慌てる様子は無くタンクローリーに暗黒闘気を発射。 暗黒闘気の直撃を受けたタンクローリーは岩の時と同様に破砕する。 細かい金属片や機械部品、そして内蔵されていたガソリンが、 雨霰のごとくにバーンと、その周辺へと降り注いだ。 「火神……招来!!」 小狼が落下しながら魔法を使用。 護符から火の玉が発生して、地面に散乱したガソリンへ撃ち出される。 ガソリンに着弾。引火。 火は瞬時に周囲一面に燃え広がる。 バーンを巻き込んで。 バーンはその全身を、紅蓮の炎に包まれた。 小狼の目論見は成功した。 ガソリンを伝わっての引火ならば、マホカンタに反射されることは無い。 周囲を火で囲まれれば、バーンと言えど回避も防御も不可能だろう。 そして全身を火で焼かれれば、絶命は免れまい。 消耗もダメージも大きいが、ともかく小狼は賭けに勝った。 バーンは何をするでなく、全身を炎にまかれている。 その目は、あらぬ方向を見つめていた。 (…………あいつ、何を見てるんだ?) よく観察すれば、バーンの様子がおかしい。 バーンはあらぬ方向ではなく、確かな一点を見つめている。 それは岩に引っ掛かった機械部品だった。 「…………ふむ、この火を発する油を燃料にして走る車のようだな。 地上の人間の文明で作られた機械とは思えぬが……おそらくお前の世界では珍しくない物であろう、小狼よ」 バーンの視線が機械部品から小狼に移る。 全身を火に焼かれながら、平然と。 「お前の使った雷と風と火の魔法……デインでもバギでもメラでもない。 どれも系統そのものが余の知らぬ体系の魔法、お前の世界の魔法か」 「な、なんで平気なんだ?」 「ただの火で魔族を殺せるなどと、思い違いも甚だしい……まして大魔王をな!」 突如バーンの全身から周囲へと衝撃が走る。 その一撃で、バーンを焼く火も周囲の火も全て消し飛んだ。 魔術師である小狼には、その衝撃の正体が分かった。 それは純粋な魔法力。 魔法力を全身から開放しただけで、火が消し飛んだのだ。 しかしそんな真似は、並大抵の魔法力の量では不可能。 それこそクロウ・リード並の魔術師でもなければ。 バーンの底知れぬ実力に戦慄する小狼。 当のバーンは再び笑みを浮かべた。 「ふふふ……やはり戦いは良い。両者が真剣であるほど確度の高い情報が得れる……。 小狼よ、お前には情報の礼に褒美をとらせよう。ただの人間には過ぎた栄誉だ」 全て消え去ったはずの火が再び灯る。 バーンの右手の中において。 先程の炎とは熱も強さも、まるで桁が違うと一目で分かる高密度の炎。 そして炎は双翼を広げ、鳥の姿を形どる。 それはまさに伝説の神獣、不死鳥の姿だった。 「これが余のメラゾーマだ……その想像を絶する威力と優雅なる姿から太古より魔界ではこう呼ぶ……、 カイザーフェニックス!!」 バーンの右手からカイザーフェニックスが飛び立つ。 小狼へ向けて。 その全身を飲み込む大きさのカイザーフェニックスが小狼に襲い掛かる。 しかし小狼はそれを予測していた。 「風華……招来!」 横に翼を広げる形のカイザーフェニックスは、上方に隙があった。 小狼は風の魔法で再び宙へ飛ぶ。 全体重を風に乗せて、カイザーフェニックスの上方を飛び越えた。 「……!!」 その小狼の眼前に、不死鳥の姿があった。 飛び越えたはずのカイザーフェニックスが居るのだ。 何が起きたのかまるで理解できない小狼。 カイザーフェニックスの向こうでバーンが、 先程カイザーフェニックスを放ったのと逆の手、左手をかざしている。 その姿を見て小狼は悟る。 バーンは小狼の回避にタイミングを合わせて二撃目を放っていたのだ。 小狼の魔術師としての常識を超えた早さによる魔法の連発。 小狼の回避を更に予測しての精確な魔法の発動。 小狼はバーンの魔術師、そして戦闘者としての力量を悟ったのだ。 そして空中に居る自分は、もはやカイザーフェニックスを回避する手段が無いことも。 「……さく……ら…………」 想い人の名を呼びながら、カイザーフェニックスにのまれゆく。 それが李小狼の最期であった。 【李小狼@カードキャプターさくら 死亡】 戦いの後、小狼に残されたのは首から上だけだった。 首から下はカイザーフェニックスの熱と威力によって完全に消失。 それでもその首にある首輪は無事残されている。 ちょうど首輪から上は残るように、バーンは狙い撃っていたのだ。 「余のカイザーフェニックスを受けて最期を迎えるとは、これ以上無い栄誉であろう」 小狼のデイパックを拾ってきたバーンは、そう語りながら小狼の首に歩み寄る。 バーンに皮肉を述べているつもりは無い。 本心からそう思っている。 あるいは大魔王。 あるいは魔界の神。 天地魔界に並ぶ者無き存在として、呼ばれているのがバーンなのだ。 しかし今は自分の手足で、デイパックを回収しなければならない。 そして首輪も。 「カイザーフェニックスの余波を浴びたにも拘らず首輪は無事か……やはり尋常の物ではあるまい」 小狼の首輪を拾いデイパックに仕舞うバーン。 そもそもバーンが小狼と接触した目的は、まず情報を得るため。 だからバーンにとって小狼との戦いは、自分の状態を確かめる実験を兼ねていた。 そして上手くすれば、自分の手足として動かせる部下として引き入れる。 無理ならば首輪を回収するためだった。 首輪は解析のためのサンプルが必要なのである。 普通に考えれば、バーンがこの小さな首輪に内蔵された爆弾で死ぬはずが無い。 しかし首輪の爆発で、ピエロの魔物が死んでいた。 あのピエロは一見人間に見えるが、発する気は”魔”を帯びた暗黒闘気に近い性質だった。 魔物の一種と見ていいだろう。 人間以上に頑強であるのは違いないあの魔物の頭を、首輪の爆発は完全に破壊した。 それほどの爆発ならば、あの船上でもっと周囲への被害があったはずだ。 内部への指向性の爆発とも考えられるが、あの威力と指向性を小さな首輪が併せ持つには、 バーンの知識をも絶する技術が必要になる。 そう、この首輪はあらゆる意味で規格外なのだ。 そして船上ではまだ不可解な現象があった。 あの頑強で名高い獣王クロコダインの頭を潰した光の矢。 多少の威力でクロコダインの頭を潰すことはできない。 しかもバーンですら認識できない高高度からである。 これらはバーンにも未知の技術が使用されている。 天界・地上・魔界の三界のあらゆる知識を持つ、叡智においても並ぶ者無しと謳われたバーンの、である。 おそらく天界・地上・魔界の三界以外の世界が在る。 根拠は幾つも見付けられた。 地図や名簿や、そして小狼が使い、 そしてバーンも”使わされている”日本語。 そこから推測される日本という国を、バーンは存在すら知らない。 小狼に支給されていたであろう、油を積んだ車。 小狼はあの車をデイパックから淀み無く取り出し、作戦を遂行していた。 おそらく小狼はあの車を知っていたのだ。 更に車の形状や、そこから推測される使用状況からして小狼の私物ではない。 バーンが指摘した通り、小狼の世界では一般的な物と思われる。 そしてバーンの知らない系統の魔法。 小狼の使用していた魔法はどれも、バーンの知らない系統の物であった。 しかし小狼の使用した雷・風・火の魔法は、既にデイン・バギ・メラの系統がある。 わざわざ別系統を作り出す意義はほとんど無いはずだ。 おそらくあれは『別世界で発生・発達した魔法力の運用系統』なのだ。 これらを総合的に分析するに、至った結論が、 天界・地上・魔界の三界とは全く別位相・別次元の世界が存在している。 全く別の世界から参加者が集められているとしたら、バーンにとっても未知の能力を使う者も考えられる。 バーンと言えど、未知のものだけは警戒しておく必要がある。 そしてあの主催者『ノストラダムス』は只者ではない。 何しろ複数の世界からのみならず、バーンまで参加者として召集したのだから。 バーンの能力に制限まで掛けて。 船の上の時からルーラもリリルーラも使えない。 魔法の消耗が常より多い。 暗黒闘気の威力が落ちている。 肉体のダメージは瞬時に再生するはずが、再生が遅い。 もっとも小狼との戦いでは、ほとんど問題は無かった。 消耗した魔法力はすでに回復している。 ただの人間相手ならば暗黒闘気の威力は充分。 火で焼かれたダメージもすでに再生してる。 問題は魔法・暗黒闘気・肉体の再生という各々原理の違う制限を、主催者が掛けたことだ。 しかもバーンを相手にそんな真似をするなど、天界の神々にも到底不可能。 『ノストラダムス』はそれをやってのけた。 『ノストラダムス』は天界の神々をも越える存在だということだ。 「…………面白いな。『ノストラダムス』を倒すことは、あるいは太陽を手にする以上の難事やも知れぬ」 かつて天界の神々は、魔族と竜を魔界に押し込め太陽を奪った。 だからバーンは神々への反逆を決意した。 数千年に渡って力を蓄え、地上を消し去る準備を整えてきた。 大魔王を。 魔界の神を。 バーンを押し留めることなど出来はしない。 それは神々を越える『ノストラダムス』であろうと変わりはない。 バーンはバトルロイヤルのルールなど歯牙にも掛けない ここでもまた『ノストラダムス』への反逆を決意する。 大魔王を。 魔界の神を。 バーンを押し留めることなど出来はしないのだ。 【C-4 岩場/1日目 深夜】 【バーン@DRAGON QUEST -ダイの大冒険-】 [状態] 健康 [装備] なし [道具] 支給品一式×2、ランダム支給品2~4、首輪 [思考] 基本行動方針 殺し合いから脱出する。 1:首輪の解除方法を探す。 2:情報を収集する。 3:未知の存在を警戒。 [備考] ※参戦時期は第23巻終了後です。 ※魔法・暗黒闘気・肉体の再生が制限されています。 ※参加者は未知の別世界から集められていると考えています。 ※小狼の首と護符@カードキャプターさくらとタンクローリー@幽☆遊☆白書の破壊片がC-4に残っています。 【支給品説明】 護符@カードキャプターさくら 李小狼が魔法を使う際に使用する紙製の符。 タンクローリー@幽☆遊☆白書 刃霧要が死紋十字斑の弾に使用した大型自動車。 ガソリンを大量に搭載している。 時系列順で読む Back 美少女と魔獣 Next 『誇り』のバレット 投下順で読む Back 美少女と魔獣 Next 『誇り』のバレット GAME START バーン Next [[]] 李小狼 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/sikimatome/pages/172.html
Cさつきコンボ ノーゲージ どこでも 基礎コン1 レシピ 2×2 5B 2B or 5C 2C 3C ディレイBE623A BEJC jc BEJC 着地 BE5C 2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 114%回収(合計214%) シオン 4629 解説 通称「成仏コン」と呼ばれる基本コンボ、基礎コンの割には難易度が高いがさつき使いはこれができないと話しにならない。逆に言ってしまえばこれさえできてしまえば他のコンボの基本ルートも同じなので、おまけのようなものとまで言える。地上連携で火力を取るなら5C、ノックバックの少なさから安定を取るなら2Bと使い分けが必要となってくる。421A〆後はハイジャンプからの表裏三択をしかける。両ネコは BEJC jc BEJCでは当たらないので BEJC jc ディレイHJBEJCとすること。 基礎コン2 レシピ 2×2 5B 2B or 5C 2C 3C ディレイBE623A BEJC jc BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 127%回収(合計227%) シオン 4987 解説 BE5C後にBE2Cを挟んだコンボ、これができていれば一人前のさつき使いといえるのではなかろうか。BE2Cはフルヒットさせるか持続当てをするかの2パターンあり、火力を取るならBE2Cフルヒット、安定を取るならBE2C持続当てといった使い分けができる、正直持続当てオンリーで構わない。BE2Cフルヒットはしっかり高さを調節して狙わなければならないが持続当ての場合は狙う場所が簡単で、目安としてBE5Cの浮き上がりの頂点にBE2Cを仕込むと持続当てをしやすくなる。BEJC 着地 BE5Cの時にBE5Cが表当てのキャラと裏当てのキャラで分かれる、裏当てになるキャラは確実に中央起き攻めへと持っていきたい場合下記の基礎コン3を選択するようにしてください。 BEJC 着地 BE5Cの表当てor裏当てキャラ シオン 表当て 秋葉 裏当て メカ 表当て 都古 表当て さつき 表当て リーズ 裏当て 聖典 表当て Vシオン 表当て 赤主 裏当て 志貴 裏当て ワラキア 表当て 軋間 表当て ロア 表当て 姫アルク ※ アルク 表当て 翡翠 表当て 七夜 裏当て ネロ 裏当て 青子 裏当て 両儀 裏当て ネコアルク 表当て ワルク 表当て 琥珀 裏当て シエル 表当て レン 表当て 白レン 表当て 制服 裏当て ネコカオス 表当て ※姫アルクはBEJCめくり当てができないので対応外 基礎コン3 レシピ 2×2 5B 2B or 5C 2C 3C ディレイBE623A BEJC jc ディレイHJBEJC 着地 BE5C 214A(スカ)裏周り 2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 114%回収(合計214%) シオン 4629 解説 確実に中央起き攻めへと持っていきたい場合の連携がこちら、ディレイHJBEJCさえなれてしまえば後は楽。強いてあげるならBE5C 214A(スカ)裏周り 2Cで2Cの拾いの猶予が少ないことだが、安定を取って2A拾いから何回か刻んで5C 421AとつないでもOK。 基礎コン4 レシピ 2C(1HIT) 5B 5C 3C BE623A BEJC jc BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 114%回収(合計214%) シオン 5106 解説 下段択(2C)始動の連携、この連携の場合3Cを地上で当てるのでBE623Aにディレイが必要なくなる。 基礎コン5 レシピ BE5C ディレイBE2C BE3C BEJC jc BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 115%回収(合計215%) シオン 6138 解説 BE5C中段始動のコンボ、ノーゲージかつ中段からとは思えない火力を叩き出すのでBE5Cが見えない人にはどんどん狙うべし。BE5C中段の拾いをBE5C ディレイBE2C ノーキャン2C 3C BE623AにしてもOK。 ノーゲージ 壁際 ノーゲージ 起き攻めルート レシピ 2×2 5B 2B or 5C 2C 3C ディレイBE623A BEJC jc BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C 微タメ5C 5A×2~3 BE623A 開始ゲージ100%時 112.6%回収(合計212.6%) シオン 4973 解説 壁際でのノーゲージ表裏起き攻めルート、BE2Cフルヒット・持続当て、5Aの刻み回数によって表裏を調整できるので非常に表裏が見切りにくい。しかもこれに加えてバックダッシュJC中段・サンドリJC中段も待っているのだから完全に見切るのは上級者でも難しい。 ゲージ使用 ゲージ使用 起き攻めルート レシピ 2A×2 5B 2B or 5C 2C 3C ディレイBE623A BEJC jc BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C ディレイ5B 5C BE623B 5B 2A 2B 2C 623C 開始ゲージ100%時 143%回収 シオン 5263 解説 通称「だっくす式」と呼ばれる起き攻めルートへの流れ、ダウン追い討ちのノックバックで離れつつEX対空アームで拾って後ろに隙間を作るという寸法。ここから前ダッシュ慣性着地裏下段orバックダッシュJC中段やハイジャンプ 二段垂直ジャンプ前慣性入れ降り 着地裏下段orバックダッシュJC中段などの起き攻めへと流れる。 中段択高火力 レシピ バックダッシュJC 着地 2B 5B 5C 236C 2C 3C ディレイBE623A BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 85.4%回収 シオン 6698 解説 中段択始動の連携、お手軽なのに補正が軽いおかげでかなりの火力が叩きだせる怖いコンボ。最後のつなぎをディレイBE2C ノーキャン2C ディレイ2B 5C BE623Aとすると確定で後ろに隙間を作ることができる。 中段択高火力 B邪魔拾い直しコン レシピ バックダッシュJC 着地 5B 5C 236C 最速3C 22B 5A or 2A 2C 3C ディレイBE623A BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C ディレイ5B 5C BE623A 開始ゲージ100%時 94.2%回収 シエル 6669 解説 レシピは若干違うがMBACの頃からあるB邪魔からの目押し拾いなおしコンボ、美脚対応キャラがこのコンボの対象となるのですが、他のキャラでも22B後に小パンで拾うことは可能なので最速3C 22B 5A 5C BE623B 5B 2C 623C~とつなげば後続の成仏コンまでつなぐことが可能。最速3C 22B 5A or 2A 2Cの拾いが恐ろしくシビアで難しく魅せコンに近いレベルだが1ゲージでここまで伸ばせるので狙う価値はあるのかもしれない。都古には最速3C 22B 2A 2Cじゃないと入らないので注意。 対応キャラ 志貴・シエル・都古・さつき・青子・白レン・聖典 B対地アーム1 空中避けキャンセルコンボ レシピ 236B 5B 421A 空中避けキャンセル JA(スカ) 着地 2C 3C ディレイBE623A BEJC JB 5C BE623A 開始ゲージ100%時 95%回収 シオン 4375 解説 空中避けキャンセルを使うことによってコンボを継続する。かかるゲージは50%と安上がりではあるものの、壁際に近くないとダウン追い討ちの5B 421Aの部分が当たらないので中々に状況が限られてしまう。 B対地アーム2 EX対空アーム拾い直しコン レシピ 236B 5B 623C 2C 3C ディレイBE623A BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C ディレイ5B 5C BE623B 開始ゲージ100%時 43.1%回収 シオン 6317 解説 1ゲージ使うだけで6000オーバーのダメージを叩きだせるゲージ効率のいいコンボ、ガー不とはいえ崩しからのダメージとは思えない。レシピ自体は火力重視の構成となっているが、ノーゲージ起き攻めルートの隙間空けコンに持っていってもOK。 B行っくよ~!始動 EX対空アーム拾い直しコン レシピ 214B BE623B 5B 623C 2C 3C ディレイBE623A BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C ディレイ5B 5C BE623B 開始ゲージ100%時 65.1%回収 シオン 5368 解説 B行っくよ~!始動でもEX対空アーム拾い直しコンに持っていけるという一例。623C後は上記と同じルートなので特に難しいところはない。 AADコン レシピ 2×2 5B 2B or 5C 2C 3C ディレイBE623A BEJC 着地 強制開放 5B 2C 623C 2C 3C AAD 開始ゲージMAX時 0%回収 シオン 6439 解説 壁際でのAADを組み込んだコンボ、AAD自体に1800もの固定ダメージがついているので確実に止めを刺したいときなどに使用される、残りゲージが少なく時間がない場合は2C 3Cを省いて623C AADと直接つないでもOK。中央になると2Aを一発減らした上で拾いなおしの部分が強制開放 前ダッシュ2A 5A 623C AADとなる。中央の場合はタイミングがかなりシビアとなっていて着地後の強制開放、前ダッシュ2Aが少しでも遅れると入らない。 空投げ・カウンター始動 生空投げ1 レシピ 生空投げ 2C 3C ディレイBE623A BEJC 着地 その場2C or ダッシュ裏周り2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 80%回収(合計180%) シオン 2769 解説 生空投げから2Cで拾って成仏コンにつなげたもの、生空投げでバウンドを一回使っているためBEJCを二回当てることはできないが起き攻めへはつなげられるので問題なし、中央でやると2C拾いがカス当たりするキャラがいるので早めに出して持続当てに統一するのも一つの手。このルートの利点は着地後に位置を見てその場2C or ダッシュ裏周り2Cを選択できるというところ。ダッシュ裏周り2C中央起き攻めを選ぶか、後ろに隙間ができるのを見越して壁際方面へ持っていくかが選択できる。美脚対応キャラだと生空投げ 5B 2C 3C ディレイBE623A~とつなげることができる。 美脚対応キャラ シエル・さつき・青子・聖典(2Cが1HIT)・両ネコ(壁際付近のみ) 生空投げ2 レシピ 生空投げ 2C 3C ディレイBE623A BEJC 着地 ディレイBE2C ノーキャン2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 93%回収(合計193%) シオン 3035 解説 着地後の連携を基礎コン2にして火力アップを図ったもの、火力は上がるかもしれないが上記のと違い着地後に運ぶ方向が選べないのが難点。 生空投げ3 レシピ 生空投げ 2C 3C ディレイBE623A BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 112%回収(合計212%) シエル 3097 解説 成仏コンで壁際まで到達した時のコンボ、中央でも入るキャラがいるのでキャラ限の把握をしっかりしておきましょう。 中央でもBE5Cが入るキャラ アルク・志貴・七夜・シエル・リーズ・ロア・聖典・姫アルク JA・JB・JCカウンター拾い レシピ JA・JB・JC(CH) 2C 3C ディレイBE623A BEJC jc BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 110%回収(合計210%) シオン 4668 解説 生空投げ始動と同様安定の2C拾いからの成仏コン、動画はJC(CH)始動となっているがJA・JB・A邪魔がカウンターヒットしたときも同様のルートとなるので覚えるのが楽。JCカウンターになってしまった場合はJC(CH) 着地即2Cとやると拾えるので練習しておきましょう。 JBカウンター高火力拾い レシピ JB(CH) 5B BE623B 5B 623C 2C 3C ディレイBE623A BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C ディレイ5B 5C BE623B 開始ゲージ100%時 59.1%回収 シオン 6507 解説 ゲージに余裕があればEX対空アーム拾い直しコンにつなげて高火力を叩きだせるというもの。1ゲージでここまで伸びるのなら積極的に狙ってみてもいいのかもしれない。 立ちEXシールド5Aカウンター レシピ EXシールド 5A(CH) BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C 3C ディレイBE623A BEJC jc BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 133.8%回収(合計233.8%) シオン 4808 解説 シールド小パンからBE5C中段始動のコンボにつなげられるというもの。シールド小パンからとは思えぬ高い火力が魅力。 2C暴れカウンター想定コンボ レシピ 2C(1HIT)(CH) BE3C (214A) 2C 3C ディレイBE623A BEJC jc BEJC 着地 BE5C ディレイBE2C ノーキャン2C 3C BE623A 421A 開始ゲージ100%時 107%回収(合計207%) 志貴 5103 解説 発生の早い2Cで暴れ割り込みをしたときにカウンターが取れることを期待したコンボ、もしノーマルヒットでも次のBE3Cで相手のレデュース事故からカウンターが取れる可能性もあるので中々にリターンが大きい。壁背負いなどで位置を入れ替えて壁際に持っていきたい場合はBE3C 214Aとすることで確実に位置を入れ替えられる、キャラによっては214Aを挟まなくても距離が近ければBE3C後に自動的に裏周りとなる。BEJC jc BEJCをハイジャンプキャンセルにしてしまうとまた位置が入れ替わってしまうのでそのあたりは注意。要するにカウンターからBE3Cがつながってしまえば同じなので5B置きからBE3Cを仕込んでおけば同じコンボとなる。 距離が近いとBE3Cで位置が入れ替わるキャラ 琥珀・志貴・七夜・ワラキア・リーズ・両儀・姫アルク
https://w.atwiki.jp/internetkyogakusys/pages/109.html
チュウの瞑想 チュウの瞑想では、たいがいの人が最も大切なものと考えて執着している自分の身体を供物にささげる。一番執着している持ち物をささげてしまうわけだから、ほかのどんな供物にもまして、それがもたらす効果は絶大である。始まりとてない遠い昔から、わたしたちは自分の身体というものに執着しつづけてきた。それは誤った自我の意識を生みだす最大の原因となり、大きな苦しみをつくりだしてきた。チュウの修行は、自我をつくりあげるもとになる自分の身体のイメージをうちくだくことによって、一気にこの苦しみの根を断ち切ってしまおうとする。 まず中央管のちょうど胸のチァクラの位置に光の雫【しずく】を想像しなさい。この光滴は、中央管の下のほうから吹きあげてくる《風【プラーナ】》によって支えられている。この光滴の上には、恐るべき姿をした黒いダキニ「マチク・トゥマ・ナクモ」(マチクはチュウ派の祖である女性密教行者マチク・ラプドンマ、トゥマは恐るべき忿怒のダキニ、ナクモは黒女という意味、つまり「黒い忿怒のダキニ・マチク」)がのっている。 あなたの心そのものの本性を結晶させたこの黒いダキニは、黒と言うよりも濃い紺色の身体、右手に湾曲した刀、左手に骸骨でできた器をもち、右耳のすぐ上あたりに黒い豚の首をつけた、恐ろしくも美しい姿に輝いている。この黒いダキニにあなたの意識を送りこみすっかり一体になったところで、このダキニを中央管を通して頭頂のブラフマ孔から頭上の空間たかだかと一気に送りだすのである。つまり、黒いダキニが飛びだすのと一緒に、あなたの意識も頭上の空間に飛びだして、あなた自身が黒いダキニのすがたをとるわけだ(もしあなたが瞑想にたくみになったら、深い三昧の中から一気にダキニに変身してもよい)。 そこでこう唱えなさい。 パット 身体への愛着を捨て去って神魔を断ち切る 心はブラフマ孔から法界【ダルマダーツ】に踊りでる 死の魔にうち勝って恐るべきダキニに変身する 右手には煩悩の魔を切断する曲刀を握り 頭骨を切り裂いて五蘊の魔にうち勝つ 左手には骸骨の器をもって働き 三界の人頭骨でできた爐の中に 全宇宙をもつつみこむ巨大な死体を投げいれて 短い「アー」字と「ハム」字で甘露に変える 三字の真言【マントラ】の力は甘露を浄め、増やし、変化させていく オーム・アー・フーム(この三字の真言をくりかえし唱える) 冒頭の「パット」というするどい音は、方便と智慧の結合を象徴するもので、一気に意識を高い次元に移し変える力をもっている。これを唱えると同時に、黒いダキニの姿をとったあなたの意識は中央管を一気に上昇して、頭頂のブラフマ孔から飛びだす。あなたの心は黒いダキニそのものとなって、空性の法界に踊りだすのだ。身体に愛着しつづけてきたことを悔いて、神と魔とにうち勝たなければならない。自分にあたえられた幸福な状態にみちたりて、かえって本当の心の開放への道を閉ざされている神は、ここでは魔と一緒にされている。あなたの心は黒いダキニとなって身体を離れて、こうして死の魔にもうち勝つのである。 ダキニの姿をとった心が頭頂から踊りでると同時に、それまであなたが執着をつづけてきた身体は、冷たい死体となって地面にどっと倒れる、と想像しなさい。しかもこの死体は普通の大きさではなく、ぶよぶよにふくらんで、宇宙全体をつつみこむほど巨大なものになっている。 今やあなたはダキニそのものである。その姿をありありと観想しなさい。ダキニは右手に握った曲刀で、死体の頭蓋骨のちょうどまゆ毛の上あたりをすばやく切り裂く。この曲刀は、貪り、瞋り、愚かさという三つの魔を完膚なきまでにうち滅ぼすダキニの力を象徴している。頭蓋骨を切り裂くことで、恐るべき力で人を虜にする煩悩の根元を断ち切ることができたと考えなさい。切り裂かれた頭蓋骨も巨大に成長して、この宇宙全体にも等しい大きさになる。 ダキニが頭骸骨を切り裂くと、その前に山のように巨大な人間の頭蓋骨が三つ忽然とたちあらわれ、ちょうど爐のような形に並ぶ。三つの頭蓋骨はそれぞれ法身、報身、変化身を象徴していて、この三界の頭蓋骨でできた爐の上に死体から切りとった頭蓋骨をあおむけにのせ、つまりは爐にかけた鍋にするわけである。そうして、右手の曲刀で残りの巨大な身体を右手、左手、右足、左足、下腹部、腹部、胸部にそれぞれ切り刻む。そしてそれを曲刀にひっかけて、この鍋の中に放りこむ。 爐の上には大きな雲がわきたち、爐の下からはまっ赤な短い「アー 」字が智慧の炎を吹きあげている。深い信をこめると、赤い炎はいっそう燃えあがって頭骸骨の鍋を熱し、まるで氷のように冷たかった死体が溶けはじめ、ぐつぐつと煮えたち、死体にこびりつく汚れやカスは煮えたつ泡となって鍋のふちからあふれでて、中には清浄な甘露だけが残されるようになるのである。 鍋の上には白く冷たい「ハム 」字が逆さまにさがっている。鍋からたちのぼる甘露の湯気に触れると、この、「ハム」字からまるで雪山が溶けだすようにして甘露が溶けだし、鍋の中にしたたり落ちる。新しい甘露は死体から煮だした甘露と混じりあい、どんどんその量を増していく。ダキニになったあなたの唱える「オーム・アー・フーム」の真言の力で甘露は浄められ、さらに量を増していく。つまり「オーム」という音は汚れを浄める力をもち、「アー」音は甘露を増大させ、「フーム」音で甘露はふたたび輪廻の世界の現象物に変転する。言いかえれば甘露は、神魔や餓鬼や動物たちなどが欲しがっているどんな物にも姿を変えられる力を得るのである。 さて、ダキニであるあなたの眼前の空間を見よう。そこにはさまざまな宝飾に飾られたたくさんの台座に、あなた自身の根本のグルをはじめとする相承系譜のグルや密教行者たち、仏陀や諸菩薩が座していて、そのまわりを守【イ】護【ダ】神【ム】たちがとりまいている。さらに頭蓋骨の鍋のすぐ真上の空間には、密教の七十五尊神をはじめとする護法神【チュウキヨン】、善神【スンマ】たちや、東西南北の四方を守る地【ユ】主【ル】神【ハ】たちがまるで雲のように群れをなしている。彼らは手に手にプルパ、金剛、曲刀、頭骨器などをもって、真実の教えを守っているのである。 これらの神々の下方に広がる大地には、人々の生命や暮しをおびやかそうとしているおびただしい数の障り神と、無始の過去からあなたがなんらかの形で負債をおってきた輪廻の生きものたちが、あたかも朝の日の光に照らしだされつつ大気の中を舞う埃のように群れをなしている。グルをはじめとして、この場に集まったすべてのものたちが、これからあなたが設けようとしている清浄な甘露をふるまう神秘の宴席につどう客人たちなのだ。 いよいよ宴がはじまる。甘露はまず上客であるグルたちや仏陀、菩薩たちにふるまわれる。グル、仏陀、菩薩たちは、平たい金剛の形をした舌から甘露の入った鍋に向けて光を放ち、この光のストローをとおして甘露を吸いあげる。「オーム・アー・フーム」の真言が唱えつづけられているから、甘露はいくら飲んでもいっこうに減る様子はない。大切な上客たちが喜んで甘露をめしあがってくれたことで、あなたは計り知れないほどの供養をはたすことができた、と考えなさい。無始の昔からおかしつづけてきた罪、心の連続体の上にたまった汚れ、密教の三昧耶戒の侵犯など、すべてがこれによって浄められることになるだろう。グル、仏陀、菩薩たちはあなたの供物に喜んで、四つの潅頂をさずけてくれるとも考えなさい。 四種のタントラを守る守護神たちが、次にひかえる中等の客人たちである。守護神たちは、それぞれの象徴=印【ムドラー】の形をした舌をしている。そこで、ある者は、金剛、ある者は法輪、あるものは十字金剛などの形をした舌から光を放って、この光のストローをとおして甘露を飲みはじめる。彼らもまた、あなたの供物に大満足だ。これによって、あなたはさらに無量の供養をなし、心の汚れ、罪、三昧耶戒の違反などをつぐない浄めることがきたと考えるがよい。喜んだ守護神たちは、あなたの修行の障害となるものをとりのぞいてくれるだろう。 次は頭骸骨の爐の上に雲のように群衆しているダキニ、護法神、勇者、善神たちに供物をささげる番である。彼らも舌から光を放ち、甘露が光のストローをとおして上昇していく。これによって、心の汚れを去り、覚醒をはばむさまざまな悪条件がとりのぞかれることになる。 いよいよ最後に、ダキニであるあなたの周囲に集められた、ありとあらゆる生きものたちが供物を受ける番がまわってきた。あなたが瞑想にたくみなら、黒い忿怒のダキニの胸から、白、黄、赤、緑、青の身体をした数え切れないほどのダキニたちを呼びだしなさい。彼女たちは骸骨の器を手にして、巨大な鍋から甘露をすくいとっては、大地に霞のように群れる神魔、地獄、アシュラ、餓鬼、動物、人間たちにその甘露を配っていく仕事をする。甘露は生きものたちの望みどうりの物に形を変えて、心ゆくまで彼らを喜ばせるのである。 あなたのまわりには数え切れない生きものたちが群衆している。そのため、黒いダキニであるあなたの胸から、それこそ無数の五色のダキニたちを生みださなくてはならないわけだけれど、そこまで観想することができない人は、ダキニを一人だけ観想するだけで十分である。そのかわり、彼女がすくいあげた甘露をあたり一面にまきちらしながらあたえていく様子を、ありありと想像しなさい。 始まりもない遠い昔から、わたしたちは生きるために、あるいは誤った考えから、たくさんの生きものたちを殺し、その肉を食らい、財産をかすめとってきた。観想の力で群れつどった生きものたちに甘露の供物をささげることによって、あなたはそうした生きものたちに対する昔からの負債につぐないをしているのだと考えなければいけない。お腹をへらしているものには食べものを、着るものが欲しいというものには立派な衣服を、富が欲しいものには富を、子供が欲しいものには子供を、若さを求めるものには若さを、恋人が欲しいものにはすばらしい恋人をという具合に、とにかくあなたが負債をおっている生きものたちが望むものを、おしみなくあたえていくのである。こうして、さまざまな負債にお返しをしてはじめて、心の連続体の汚れを浄めることができる。 さて、宴の末席に連なるものたちへの供物が一段落したところで、鍋の中の甘露がふたたびゴボゴボと煮立ってくる。この湯気の中から、あざやかな光線と虹がたちのぼり、その先端には聖なる天蓋【てんがい】、のぼり、白いほら貝などの吉祥の品々をのせた供物の白雲があらわれてくる様子を、はっきり観想しなさい。この供物は、グル、仏陀、菩薩、守護神、ダキニ、護法神、善神たちにささげられ、彼らはあなたの心に動かされて、大地に群がるものたちにまばゆい光を送りかえしてくる。この光をあびたものたちは、心をおおう二つの障害、すなわち煩悩の障害と、思考そのものがもたらす知の障害をとりのぞかれ、心の解放に近づくのである。 大地に霞のように群がる輪廻に迷うものたちの中で、臆病なために、あるいは力が弱く病気だったりするために、ダキニがあたえてくれる甘露をこれまで受けられなかったものたちに、最後に残らず甘露の供物をふるまってあげなさい。助けを求めるものには救いを、病気に苦しむものには薬を、死に瀕しているものには不死の甘露を、足のないものには神通力の足を、目の不自由なものには智慧の目を、耳の聞こえないものには神秘の耳をというふうに、彼らが望むものはなんでもあたえてやりなさい。こうして輪廻に迷うものたちはさまざまな苦しみから解き放たれ、男はすべて観世音菩薩に、女はすべてターラ女神に、その姿を変えていくのである。 この複雑な瞑想の間中、「オーム・アー・フーム」の真言を唱えつづけていなければいけない。そして、供物をつくした宴がすべて完了したところで、次のように唱えなさい。 パット 上客に連なる客人たちはもてなしに満足し 供養をはたしてすばらしい達成を得た 末席の輪廻に迷うものたちも供物に喜んで 負債をつぐなうことができた とりわけ障り神たちもみちたりて 疫神、魔、障り神たちは空性の中に消え去っていった 悪縁と自己愛着を粉々にうちくだき 最後に、この宴席にあるものすべてあますところなく ゾクチェンの境地にある無作為の「アー」字に変わっていく 創造的想像力の生みだすこの宴がはてると、他のものをうらんで病や不幸をもたらそうと待ちかまえていた魔の精霊【スピリット】たちも満足して、清浄な法界に消え去っていく。また自分という実体があるとする逆立ちした考えを粉々にうちくだいて苦しみの根元を一気に断ち切った。こうして最後に、この巨大な宴席につどったものたちすべてが、何ものかの力によって造りだされたのではない、生まれることも滅することもない、ゾクチェンの境地にある 「アー」字に溶けこんでしまうのである。青空に溶けこんでしまったこの深い三昧【サマーディ】の状態に、できるだけ長くとどまりなさい。 チュウの修行をやるには、なるべく恐ろしい精霊の集まっていそうな場所を選んで、一人で出かけていくのがよいとされている。墓地や竜神の住むさみしい泉のそばなどが最適である。また、日が沈み、月や星がまだあらわれない夕暮時が、チュウの修行にふさわしい時刻だともいわれている。悪霊たちが血や肉を求めてさまよいだす頃だからである。そんな環境に身をおいて万身の勇気をふるいおこしてチュウの修行をつづけた者は、いかなる幻影にも微動だにしないすぐれた心の境地を得ることになるだろう。