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俺は一人部室に佇んでいた。目の前には真っ白な何も描かれていないスケッチブックと、鉛筆。 終了式が終わった後に美術担当教員に呼び出された俺はこんなことを言われた。 「スケッチブックを最低5枚以上埋めてこい。じゃないと単位はやらんぞ」 俺の中学時代の美術の成績は《5》だった。しかし、高校に入りやる気のないまま美術の時間を睡眠に当てていたらこの様な不測の事態になってしまったのだ。 ともかく、こんな教科で単位を落としたとなるとハルヒに何を言われるかわかったもんでは無いので、真面目に絵を書くことにしたわけだ。 しかし、何を描こうか。どうせなら成績を上げるために少し難しいのを描きたいな……。 「な~に一人で青春感じてんのよっ!」 大きな声とともにドアの開く音がした。ハルヒがやってきた。 「……あれ?それって美術?」 「あぁ。全部寝てたから少し絵を描いて提出しないと単位やらないだとよ」 俺がそう言うと、ハルヒは顔色を変えて俺の顔の近くまで自分の顔を寄せて大声をだした。 「SOS団員ともあろうものが単位取れなかったら死刑だからねっ!」 死刑は困るし、単位が取れないのも困る。しかし何を描こうかね……。 ふと、目の前にいる最高の被写体に俺の目は釘付けになった。こいつらを描いてみるのもいいな。 その時、静かに部室が開いて長門が入ってきた。と同時にハルヒがなにか思いついた時の声。 「そうだ!キョン、あんた有希を描きなさいよ!有希の読書してる姿は描きやすいでしょ?」 同感である。ほとんどページをめくる動きしかしないので、かなり描きやすい。 「長門、お前を描かせてもらっていいか?」 「……いい」 いつもの短い会話を挟んだあと、俺は体を長門に向けて鉛筆を動かし始めた。 単色で表現できることには限りがあるが、俺は可能な限り長門らしさが出るように鉛筆を走らせた。 物静かで、それでいて力強い意志を持ったような長門が無表情に本を読み続けるさまを俺はスケッチブックに描いていった。 「よし、出来たぞ」 俺は誰にともなくそう言った。 「キョンくん……すごいです」 「まさかあなたにこんな才能があるとは思いませんでしたね」 俺は驚いて振り向くと、そこに朝比奈さんと古泉がスケッチブックを覗きこんでいた。……と同時に今度はハルヒにスケッチブックを奪われた。 「へぇ……すごいじゃない。あたしより上手い……?」 ハルヒに褒められるとは珍しい。やっと一つだけ勝てるものが出来たみたいだな。 ハルヒからスケッチブックを受け取り、ゆっくりと長門に手渡した。 「こんな感じだ。なかなかのもんだろ?」 ハードカバーを膝に乗せたまま、しばらく長門は絵を注視していた。 「……これ、もらっていい?」 遠慮がちに……とは言っても無表情だが、そう言われたので「提出した後な」と答えたら、また読書へと戻っていった。 「キョンくん、次わたしも描いてくださいっ!」 朝比奈さんもはしゃぎながら笑顔で言ってきた。 元よりそのつもりである。こんなにかわいい笑顔をしばらくの間見ておけるんだぜ? やらないわけがないだろうが。 そんなこんなで朝比奈さんを描き、成り行き上で古泉を描いた所で長門が本を閉じた。時間か……まだハルヒを描いてないんだけどな。 そう思いながらも長門、古泉と次々に部室を去って行く。順序的にも次はハルヒだ。 正直に言って俺はハルヒを描きたい。好きだからとかそんな感情ではなく、本能的に描きたいのだ。 ドアに手をかけ、出て行こうとした瞬間、俺はハルヒを呼び止めた。 「なによ、早く帰るわよ」 「あ~……なんだ。その……お前の絵、描かせてくれないか?」 ハルヒは勝ち誇ったような笑みを浮かべていた。 「ふっふ~ん、あたしの魅力に気付いて自分から描きたいって言い出したわけね。いいわ、描かせてあげる」 まぁ多少間違った部分はあるが、訂正するのも面倒なのでそのままにしておく。 「でも、ここ閉めるのに何処で描くのよ」 もっともだ。もう二度と上げることはないと思っていたが俺の部屋を使うしかないか。 その旨をハルヒに伝えると、少し上機嫌になりながら俺に早くしろと言いながら部室から出ていった。 朝比奈さんに別れの挨拶をして、すぐに俺もハルヒの後を追った。 「いいか、絶対に入ってくるんじゃないぞ」 妹に言い聞かせて部屋のドアを閉めた。 現在ハルヒと部屋に二人きり。なんとも言えない珍しい状況に緊張してるのか、二人とも特に会話をしなかった。 俺はハルヒに椅子に座るように言って、スケッチブックと鉛筆を準備してベッドに腰掛けた。 「ハルヒ、ちょっとだけ柔らかく微笑んでみてくれないか?少し堅いぞ」 冗談混じりにそう言うと、深呼吸を一つしてハルヒは微笑んだ。 自分で指示しときながら俺はしばらく見とれてしまった。朝比奈さんに優るとも劣らない笑顔だった。 「何してんの?早く描きなさいよ、ずっと笑ってるの疲れるんだからねっ!」 一瞬だけいつもの明るい笑顔になったあと、また柔らかく微笑んだハルヒを俺は描き始めた。 《黙ってればまともな少女》 このキャッチフレーズが似合うような絵を描きあげたが、どうも納得がいかない出来だった。 「あたしは好きだけどな、こんな雰囲気の絵もさ。まぁいいじゃない、どうせ学校の課題よ」 ハルヒにはそう言われたが、俺は学校の課題だということ以上に満足のいく絵を描くことに心が向いていた。 「頼む。あと一枚だけ描かせてくれないか?」 諦めきれないよな。いつものハルヒを描きたいのだということに気付いた俺は頭を下げた。 「……いいわよ。一枚って言わずにあんたが満足するまで描きなさいよ。何回でも笑ったげるからさっ!」 そう言った時の笑顔、これを俺は描こうと思い、ハルヒにはシャミセンと遊んでもらうことにした。 動いている顔を描くのは難しい。だから所々で出るハルヒの明るい満面の笑みを頭に焼き付けながら、ちょこちょこと描いていく。 明るい笑顔でとんでもないことを言い出す、俺の大好きなハルヒの絵を……。 「出来たぞ、ほれ」 ハルヒにスケッチブックを投げ渡して、ベッドに寝転がった。 あ~、疲れた。もうしばらくは鉛筆なんて握りたくねぇな……。 目の前に出てくるハルヒの顔。いつの間にか上から覗きこまれていた。 「……なんだよ」 「あ……いや、ほら。なんか……ありがと。あたしってこんな感じなのかな?なんか恥ずかしい……」 どうやら俺の描いた絵に対しての感想らしい。自分でも快心の一作だったため、非常に喜んでもらえてうれしいもんだ。 「あぁ、俺の中でのハルヒはこんな風にメチャクチャ笑顔が輝いてる女だ。恥ずかしがることなんかないぞ」 こんな月並みなセリフしか言えないが、それだけでよかった。 俺は描いた絵に全部の気持ちを込めていたからな。 「……提出したらあたしにもちょうだいね?命令なんだからねっ!」 どこかうれしそうにスケッチブックを抱き締めながらそう言ったハルヒの笑顔も、俺は脳内フォルダにきちんと納めた。 課題の提出も終わり、部室でだらけながらも朝比奈さんのお茶を啜っていた。 ハルヒはネットサーフィン、長門は読書、朝比奈さんは編み物、俺と古泉はボードゲームという相変わらずの日常が過ぎていた。 春休みなのに何故部室にいるのかと言うと、うれしいことにみんな俺の描いた絵を心待ちにしているらしい。 15時に取りに来いと言われているが、現在13時。 みんながこんなに楽しみにしてくれているとは本当にうれしい。 とりあえず今はこの日常を堪能しよう。俺は今この時がとても幸せな時間なのだから……。 なんて俺の日常はまだまだ平穏を迎えることは出来ないらしい。 15時になり、美術担当教員にスケッチブックを受け取りにいくと、唐突にこんなことを言われた。 「お前、今度のコンクールに出品しろ。たぶん学校一上手いからな。……そうすりゃ《5》を付けてやるぞ、やらないなら《1》だ」 なんて教師だ……。やるしかないじゃねぇか。 俺はわざとらしく、美術教師に聞こえるように言った。 「やれやれ」……と。 おわり
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Q.ゲーム中にカクカクする、スローモーションになる Q.ゲーム中に止まってしまう Q.霊リストに空欄が残る(Wii版のみ) Q.封印が解けないアイテム欄がある(Wii版のみ) Q.長さんで霊との戦闘時にダメージを与えられません Q.三の蝕でメモ(望月の欠けたることもなしと思えば)を入手したけどどうするの? Q.2周目引継ぎは? Q.ハードモード、ナイトメアモードの出し方は? Q.セーブポイントで交換できないアイテムがある Q.真のエンディングとは? Q.クリア特典は? Q.人物や内容に疑問がある。 Q.射影機の改造はどうしたらよい? Q.浮遊霊が撮影できない Q.Easyでも戦闘が厳しい Q.八ノ蝕のパズルが解けない Q.ミッションで装備機能「無」を装備しているのにフィルムが減る Q.ゲーム中にカクカクする、スローモーションになる A.仕様です。ストーリー進行に問題はないとの理由で放置されたバグです。 Q.ゲーム中に止まってしまう A.“三ノ蝕 忘日”において「暗号のようなメモ」を入手した後、灰原病院ニ階の医師詰所奥の扉を開こうとするとゲームが止まります。回避するためには、一階院長室に入り、「暗号のようなメモ」をヒントに院長室内のインターホンに3つの数字を入力して先へお進みください。 Q.霊リストに空欄が残る(Wii版のみ) A.Wii版では霊リストの最大撮影数は233と表示されておりますが、実際は227となり、下記番号が空欄となります。 [空欄となる霊] 浮遊霊:No.32、No.101 怨霊:No.174、No.176、No.182、No.211 このバグはリマスター版では修正されており、コンプリート可能です。 Q.封印が解けないアイテム欄がある(Wii版のみ) A.ゲームクリア後に出現する「エクストラ」にて、封印が解けないアイテム欄がひとつあります。 Q.長さんで霊との戦闘時にダメージを与えられません A.機能「写」がONになっていませんか? 「写」がセットされているときはダメージを与えることができません(ファインダーモード中に十字キー上下で外せばOK) Q.三の蝕でメモ(望月の欠けたることもなしと思えば)を入手したけどどうするの? A.入手したメモをヒントに、院長の部屋のインターホンに数字を入力する。 望月=15日、つまり魔方陣。縦横斜めどの方向に3つ数字を足しても15になるようにすればよい。 答えは左から276(反転で表示) Q.2周目引継ぎは? A.以下のデータが引き継がれます カメラ性能 所持レンズ 装備機能 アイテム(フィルム、回復等) ポイント 鬼灯人形撮影状況 霊リスト Q.ハードモード、ナイトメアモードの出し方は? A.以下の条件で解放されます イージーorノーマルクリア→ハード ハードクリア→ナイトメア Q.セーブポイントで交換できないアイテムがある A.難易度毎に交換できるアイテムが変わる イージー:全てのアイテム交換可能 ノーマル:万葉丸と61式までのフィルム ハード :万葉丸と14式フィルムのみ ナイトメア:全て交換不可 Q.真のエンディングとは? A.ハードモード以上のクリアで見られるED(曲が違う。海咲、円香の描写有り) そこまでの変化は無い、オマケ程度。 Q.クリア特典は? A.クリア後要素 Q.人物や内容に疑問がある。 A.ストーリー・人物考察 Q.射影機の改造はどうしたらよい? A.最大値と感度を特に優先。どのみち1周目では、欠片が足りずMAXには出来ない。 迷ったら、全て一段階程度でも良い。 Q.浮遊霊が撮影できない A.以下を試してみてください 射影機の場合 浮遊霊が出現している時、カメラを構えるだけで自動的に浮遊霊の方を向いてくれます。 あとは上下などを微調整し、中央の円が青く光ったら撮影。 青くなっていなくても撮影した事になる場合もあります。 霊石灯の場合 射影機のような自動で向いてくれる機能はありませんが、 Aボタンを押しっぱなしにして浮遊霊の方を向くと自動的にシャッターが切られます。 この機能は、強化レンズ「写」をセットしていると発揮されないため、 「写」のレンズは外しておきましょう(装備しているだけなら問題ない)。 ※「写」のレンズは浮遊霊撮影には不要です。 また、浮遊霊ではない霊も出現します。 wiki内の霊リストやストーリー攻略を確認し、それが本当に浮遊霊かチェックしましょう。 Q.Easyでも戦闘が厳しい A. 回復薬を大量に買い込む いくらEasyモードとはいえ、 初心者がノーダメージでクリアできるほど甘いバランスではありません。 棒振り(装備機能「避」)では回避不能な攻撃も多数あります。 ザコ戦一回で万葉丸が少なくともひとつは 買えるだけのポイントが入りますから よほどアクションゲームが下手でもない限り、 足りなくなることは稀でしょう。 また、長四郎パートではあっという間に数十万点のポイントが入りますから それを使って各キャラクターに30個くらいずつ常備させておけば安心です。 フィルムをケチらない。 Easyモードでは蝕が進むにつれて 14式、61式、90式のフィルムが購入できるようになります。 (零式は購入できません。これは貴重なので、2周目以降のために取っておきましょう) 高価なフィルムほど巻き上げ時間(次に撮影が可能になるまでの時間)が短く 敵を撮り逃してもすばやく立て直すことが可能です。 安いのでをケチる必要はありません。 特に14式はばんばん使っていきましょう。 カメラを構えても決して立ち止まらない フェイタルフレームを狙おうとするとどうしても立ち止まりがちですが カメラを構えて敵をロックオンしても決して移動をやめないでください。 敵の攻撃を誘う場合は接近し、敵が攻撃動作に入ったら少しずつ後退すると フェイタルコンボが狙いやすくなりますし、 はずしたときも「避」を発動しやすくなります。 霊力をフルチャージしたら即撮影 無理にフェイタルフレームを待つ必要はありません。 狭い通路では敵が壁にめり込んで、ロックオンがはずれることがありますし(後述)、 複数の敵に囲まれている状況では、フレーム外の敵にいいように嬲られてしまいます。 霊力がフルチャージされたら、適宜撮影していきましょう。 ロックオンが外れたら 壁にめり込んだり、ワープなどをして被写体がフレームから外れると、 カメラに蓄積された霊力は急速に失われます。 この状態では、仮に撮影に成功したとしても 敵をひるませることはできなくなります。 ひるまなかった敵は攻撃動作を中断しません。 敵との間合いが狭いときは一転、ピンチに陥ることになります! こういった理由からも、初心者はフェイタルフレームを待たず、 霊力がたまり次第攻撃していったほうが楽に戦えるでしょう。 囲まれたらカメラを下ろして走る Easyモードでは、走っていればほとんど敵の攻撃は命中しません。 また、霊本体には当たり判定がないため、 霊の体を突き抜けて背後を取ることが可能です。 複数の敵に囲まれた状況では、頻繁にカメラを下ろし 敵から距離をとるようにしてください。 月蝕の仮面は敵が瞬間移動するので バイオハザードやサイレントヒルシリーズほどには ポジショニングが重要なゲームではありませんが それでも敵の背後に移動するのは有効です。 なお、敵が自分のそばで攻撃を空振りしたらチャンスです。 すばやくカメラを構えれば、多くの場合、フェイタルフレームが発生します。 武器を持つ敵(主に島民)と戦うときはカメラを下ろす 装備機能「避」が有効なのは組み付き攻撃に対してのみです。 懐中電灯(医者)や松明(島民)等による武器攻撃はかわせません。 このような武器を持つ敵と戦う場合は、 わざとカメラをおろして接近し、敵の攻撃を誘います。 敵が攻撃の予備動作に入ったら敵を突き抜けて背後に回り (後方にスペースがないときは、右または左に1キャラ分くらい移動すれば攻撃は命中しません) すばやく反転してカメラを構えましょう。 空振り動作中の敵に対してはほぼフェイタルフレーム確定です。 Q.八ノ蝕のパズルが解けない A.一つのピースをどこにはめるか考えるのではなく、隣り合うものを並べる事を意識する。 パズルは右の縦一列に1234の順に揃え、そこから一つずつずらして上段を埋めていく 2段目、3段目も同様にやっていけば難しいことはない 図でやるとこんなカンジ?はじめにこう並べて… 〇〇●① 〇〇〇② 〇〇〇③ 〇〇〇④ ①など…上段一列の図柄 〇…その他の図柄 ●…空きマス コレを繰り返して… 2段目 ①②③④ 〇〇●⑤ 〇〇〇⑥ 〇〇⑧⑦ みたいに並べてけば出来ないことはないはず ※攻略スレより勝手に転載 Q.ミッションで装備機能「無」を装備しているのにフィルムが減る A.ミッションでは、「無」は無効になる。
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登録日:2020/03/20 Fri 10 43 00 更新日:2024/03/01 Fri 23 48 02NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 ひつじのショーン アニメ アードマン・アニメーションズ イギリス ウォレスとグルミット クレイアニメ ダブル主人公 ネタバレ項目 映画 犬 羊 ・概要 『ウォレスとグルミットのおすすめ生活』はクレイアニメ『ウォレスとグルミット』の公式サイトで公開された番外編である。全10話。 本編とは関係ない、ウォレスとグルミットが各種発明品を使って自由で快適(?)に日常生活を送る様子を描いた作品。 ・登場人物 ウォレス 声:ピーター・サリス/津川雅彦(DVD版)萩本欽一 チーズが大好きなおとぼけ自称天才発明家。今作では彼の様々な珍発明を拝める。いつも通り?気にするな。 「おやすみ」でグルミットを放置したまま爆睡するわ、「雪だるま」でグルミットの雪だるまを壊すわと、無神経さは健在。 そのせいで回によってはグルミットの代わりに彼が被害を被ることも。 グルミット ウォレスのパートナーのビーグル犬。毎度の如くウォレスの発明品のせいで毎度何かしらいらぬ被害を被る羽目に。 しかしやられっぱなしというわけではなく、「雪だるま」ではアクシデントで雪に埋もれたウォレスを雪だるまにして雪だるまコンテストで優勝した。 ショーン 『危機一髪!』より本編には久しぶりの登場。「おつかい」にてワゴン13号が落としたチーズの回収に出動するが……結果はお察しの通りである。 ちなみに津川版だとちゃんと「ショーン」と呼ばれている。 ・発明品 シュートマシン 「サッカー」に登場。無数のサッカーボールを連続シュートできるマシン。 ウォレスが体力ぎれウォームアップが終わったことで使用。 ボールが無くなってもすぐ補充可能。威力と連射性能も凄まじく、柵に無数の大穴を空けるほど。グルミットを殺す気か! 最もグルミットもゴールを完全に塞ぐ防護服で対抗したが。 リモコン装置 「テレビ」に登場。立つことなくテレビのスイッチを入れられる発明品。ソファーに仕込まれたスイッチを押すと作動。 例によって無駄に複雑なギミックでできており、 テニスボールを持った手がソファーから出てきて、それをバネの容量でテレビの上の絵(の穴)に飛ばすと内部でボールがピタゴラスイッチの如く動き、最後は仕掛けに連動してテレビが前方に出てくる。 これによってテレビが目の前まで来るので、容易くスイッチを入れることが可能だという。 曰く「科学技術の賜物」らしいが、それが一回使うだけでボール切れを起こし機能しなくなるのは如何なものか。 明らかに普通にリモコンを使うか立って直接変えた方が早いし効率的だろう。100歩譲ってもテレビ自体を動かすのではなく、テレビのチャンネルを直接押すギミックにすべきである。これこそ文字通りの才能の無駄遣い。 ちなみにボール以外(例えばテレビのリモコンそのものとか)を飛ばして入れても作動する。正常な動作はしないが。 オート・シェフ 「あさごはん」に登場。自動で朝食を作ってくれるハイテクロボ……なのだが、 「スクランブルエッグ→完成後に飛ばしてグルミットが卵まみれになる」「目玉焼き→完成品がウォレスの目玉に着地コレがホントの目玉焼き」「鼻からお茶を当たり構わず噴射→塞いだ直後大爆発(*1)」と、ものの見事な欠陥まみれのザ・ポンコツ。 現状ウォレスの発明品で唯一言葉を話す。ちなみにウォレス自身が「今度こそ」と発言していることと、グルミットが事前に完全防護服(カッパ)を着る様子から、過去にも何度か同じ物を作ったことがあるらしい。おそらくその度に今回のように暴走させていたと思われる。あとラストで残骸と化した頭部が落下してくる様はかなりホラー。 「ばんごはん」ではこれまたはこれの旧型の残骸が登場し、ターボ式キッチンで処分された。 快眠マシン 「おやすみ」に登場。寝ぐせの悪さにおいて人一倍有名なウォレスが珍しく不眠で苦しんだため作った装置。 自動でベッドと枕を揉みほぐして整え、湯たんぽにぬいぐるみを出し、心地よい音楽を奏で、最後にバネで飛び上がってくる羊の着ぐるみをきたグルミットを見ているうちに眠りへと誘う。 ちなみにこのためだけにグルミットは就寝からたたき起こされる模様。哀れ。 その効果は抜群で、ものの数分でウォレスは眠りに落ちた。飛びまくっているグルミットを放置したままで。 最後はなんだかんだでバネで飛ばされながら新聞を読み始めるグルミットと、それに対して熟睡しているウォレスの構図はある意味「ウォレスとグルミット」シリーズの象徴である。 ターボ式キッチン 「ばんごはん」に登場。珍しく正式名称があるマシン。コインを入れてメーターを回すと作動。 席に着いたウォレスとグルミットをがっちりと拘束 ↓ 天井から出た巨大バキュームが300馬力のパワー(*2)でテーブルの上の物を全て吸引 ↓ 調理マシンが降りてきて一瞬のうちにご馳走をテーブルに並べる ↓ 火炎放射(危うくグルミットに届きそうな勢い)でキャンドルに点火 このようにややオーバースペックな面を除けば、オート・シェフよりもハイテク(?)なマシンである。ウォレス作品特有の無駄なギミックもないし。 ただし、途中でコイン切れになるとブレーカーが切れるのか家中の電気が消え、椅子に座ったものはご馳走を見せられながら拘束される格好に。これ何の拷問? 泥棒避けベスト 「どろぼう」に登場。バネパンチの発射装置を付けたベスト。 威力が異常に凄まじく、扉をぶち破る勢いで対象を吹っ飛ばしたり、下向きに放たれれば着用者を天井に吹っ飛ばしそのままめり込ませるほど。 「泥棒避けベスト、ノンベスト……」 クラッカー用掃除機くん 「そうじき」に登場。 クラッカー感知装置を内蔵しており、さならが狂犬の如くクラッカーの食べカスを、のみならず普通のクラッカーそのものもむさぼり吸引する自動掃除機。 何故か開閉口は牙のような凶悪な形をしている。 普通のクラッカーまで吸い込もうとしたためグルミットに抑え込まれた。 最後っ屁に溜まったゴミをウォレスにぶちまけたけど。 写真製造機 「クリスマスカード」に登場。撮った写真を即座にカードに仕上げてくれる装置(しかも立体にする所はちゃんと立体に仕上げている)。被写体や背景は用意する必要がある。 ウォレスの発明品の中では(見た目が大がかりなのを除けば)比較的まともな装置である。 雪景色の外に目もくれずわざわざ作り物の背景(と着ぐるみを着たグルミット)を使ったこと以外は。 雪だるま製造車 「雪だるま」に登場。雪だるまコンテストに向けて作られた模様。 ブルドーザーの如く集めた雪を使って雪だるまを簡単に作れる車両なのだが、無駄に大がかりな上に肝心の雪だるまの出来は最悪。 グルミットが作ってた考える人風のウォレスの雪像の方が遥かに出来が良い。 ワゴン13号 「おつかい」に登場。自動で買い物に出かけるマシン。名前の由来はおそらくアポロ13号。 見た目はカゴに車輪とロボットハンドが付いただけのお粗末な物。 だが見かけに反して中身はかなりハイテクで、遠隔操作で目的地まで買い物に行けるし万一トラブルが起きた場合の通知機能まで備える・・・のだがそこはウォレス作、 「コントロールルームが無駄にでかい」「大きめのチーズを一つ入れただけで重量オーバーになり破損する」「ひっくり返ったら完全に行動不能になる」など欠陥も目立つ。自分で買いに行った方が早くね? おそらく最終段階では「操作することなく完全自動で買い物に行ってくれるマシン」にする予定で、ナンバリングを見てもまだ運用試験段階の途中の代物と考えられる。考えすぎ? 車輪を片方破損させながらもフランスパンを松葉杖代わりにしてウォレス宅になんとか帰宅するも、 扉の前の段差を越える所で残った車輪も破損して行動不能になった。 一応最後の最後にバックアップシステムを作動させるが、よりによってそれがショーンだったために…。 ちなみに作中では商品を会計しているシーンが無い。まさか万引きしたのだろうか? 追記・修正はウォレスの発明品で快適な生活を送れた人がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] あんな買い物で、店員に何か言われなかったのだろうか? -- 名無しさん (2020-03-20 19 58 25) 名前 コメント
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「突撃!隣の廃墟さん! ……ってコトで今回は、なんと池袋に来ております!」 副都心、池袋――その片隅。 華やかな大都市から忘れられたように、主を失った建造物が立ち並ぶエリアがあった。 人の営みがおおよそ感じられない領域に、似つかわしくない明るい弾んだ声がかすかに響く。 声の主は『ムギスケ』と呼ばれる青年―― 日本各地の廃墟に侵入してのレポート企画『突撃!隣の廃墟さん!』が当たり、 チャンネル登録者5桁を超えた廃墟探訪系動画配信者である。 頑丈なリュックを背負い、自撮り棒を巧みに操りながら周囲の風景と己の姿を収めていく。 「いや~、大都市池袋にこんな廃墟群があるなんて驚きですよね。 それじゃ、さっそくおじゃましましょう!」 ムギスケが、手慣れた様子でひときわ古びた廃墟へと足を踏み入れる。 玄関に『水崎医院』と書かれた、廃病院へと。 ――このときの彼は、気づいていなかった。 今撮影している動画が、彼の遺作となることを。 そしてそれが、登録者の目に触れることが、決してないということを。 「消毒液の匂いがかすかにギュンギュンします。 病院ってやっぱ特別感がありますねえ」 建物の中に踏み入り、ぐるりとインサートを撮影する。 受付を一通り撮影して回り、先に進み―― 診察室と思しき、一番手前の扉に手をかけてゆっくりと開く。 「……おや、飛び込みの患者さまですか?」 扉の向こうには――真っ赤な医者がいた。 「すいません、まさか人がいたなんて……っていうか、現役の病院だったなんて」 建物の外観に反し、改装され清潔に保たれた部屋の中。 ムギスケは居心地悪そうに、患者用椅子に腰かけていた。 「いえいえ、構いませんよ。たまにいるんです、勘違いされる方が」 くすりくすりと、穏やかな笑みを浮かべる男性―― 水崎紅人は、珍客に対して紅茶を差し出していた。 「なにぶん、私一人で運営している病院ですので…… 建物を買い取ったのはいいんですが、なかなか改装に手が回らないんですよ」 はあと気の抜けた相槌を打ちながら、ムギスケは勧められるまま紅茶のカップに口をつける。 廃墟探訪というコンセプトである以上、今回の動画はボツになりそうだな、と内心でボヤく。 これまで、幸運にも廃墟で他者と出くわすというトラブルに見舞われなかった上に 初めてのケースがコレなので、ムギスケも困惑を隠しきれていなかった。 そんなムギスケの困惑と緊張をほぐすように、紅人は様々な話をしていく。 「なかなか患者が来ないんですよね」「場所が場所なので宣伝もしにくいですし」「もっぱら往診が主なので生計には困りませんが」などなど。 ムギスケも、次第に話に引き込まれ、気づけば時計の長針が半周していた。 「ああそうだ、これも何かの縁ですし、ちょっと診察して差し上げましょうか?」 「え、いえいえ大丈夫ですよ!お構いなく!そろそろ帰りますんで」 ムギスケが申し出を固辞しようと、椅子から立ち上がろうとした途端、前によろめく。 「あ、れ?」 足に力が入らない。妙に眠い。 床にぶつかるより先に、医者が倒れるムギスケの身体を支えた。 「……ほら、ダメじゃないですか。親御さんに習いませんでしたか? 知らない人に勧められたものを、口にするだなんて」 先程までと変わらぬ穏やかな口調で、紅人はムギスケの迂闊を責める。 その叱責とも侮蔑ともつかぬ言葉を、ムギスケは遠のく意識の中で聞くことしかできなかった。 「……え?」 ムギスケが意識を取り戻したのは、堅い医療用ベッドの上だった。 服がいつのまにか、入院患者が着るローブに替えられている。 右手首には点滴がつけられ、何らかの薬を流し込まれている。 かすかに腹部が痛んだ気がして、思わず下腹部を触ってみる。 明らかに、開腹手術を施された形跡があった。 縫合糸の感触、ふさがりきっていない傷の生々しい手触り、微かな鈍痛。 声にならぬ絶叫をあげ、ムギスケは点滴の管を引きちぎり――逃げ出した。 点滴の針と管を無理に外したせいで、右手首からぼたぼたと血が垂れ、ずきずきと痛むのもお構いなしだった。 枕元にまとめてあった私物を回収し、病室を飛び出る。 痛みと恐怖の中で、ムギスケは深く後悔した。さっさと帰るべきだった。 まともな医師であるなら、再開発が断念され続けているエリアに居を構えるわけがない。 廃墟の内部だけ改装して、最新設備が完璧に整っている病院がふつうであるわけがない。 いきなり現れた闖入者を、笑って出迎える善良な人間がこんなところにいるわけがない。 そんな当たり前の常識すら、鈍麻していた。 だが、度を超えた恐怖と混乱、己に降りかかる理不尽への怒りが、かえってムギスケの思考を冴え渡らせた。 ――自分は、瘦せても枯れても動画配信者だ。 ならばせめて、この病院の闇を、あの男の悪意を衆目に晒し暴かねば。 撮影用タブレットを取り出し、電源を入れ――撮影を再開した。 病院の入り口に回れ右をして、病院の奥へと進む。 先程まで自分の腹を裂いていたであろう手術室には、まだ血腥さがあった。 吐き気を催しながら、ムギスケはさらに奥に踏み入る。 入り組んだ通路の扉の中を開き、余すところなく撮影する。 そして、冷気の漂う最奥部――『保管室』と書かれた部屋の扉を開いた。 「ひっ……!?」 漏れる悲鳴を押し殺す。 中にあったのは、簡素なベッドに横たわる多くのヒトの姿だった。 一人二人どころではない。ざっと目視しただけでも、両手両足に余る数―― どう考えても治療中には見えなかった。もれなく全員、死体であろう。 だが、これを動画に収めれば、あの医師を糾弾できる。 そう考え、死体の一体にズームアップした――次の瞬間。 被写体が、生気のない目を大きく開き、ムギスケに飛びかかった。 「う、うわああああぁぁぁ!?」 動く死体に、大きく腰を抜かし飛びずさるムギスケ。 その声に反応するかのように、次々と保管されていた者たちが動き出す。 撮影もそこそこに、ムギスケは大慌てで踵を返して逃げる。 十分に証拠は押さえた、あとは脱出するだけだ―― 病院の入口、荒れ果てた玄関ホールで。 ムギスケは、全力で足踏みをしていた。 「え?あ、なんで、ああああ」 逃げ出そうとする己の意思に反して、足が前に進まない。空転する。 何が起きている?早く逃げないと、死体が追いついて―― 「いけませんねえ、入院患者さん?」 聞きなれた穏やかな声に、背筋が凍り付く。 かつ、かつ、と靴音を響かせて――地獄の主治医が、ムギスケに近づく。 「本当なら、もっとじっくり治療したかったんですが…… 治療の途中で逃げ出すような方は、私の患者たる資格はありません。 というか、困るのですよ。私の根城を配信などされてしまっては、ね」 振り向きたいが、身体が動かない。恐怖からではない。物理的に、動かせない。 「ああ、ご安心を。あなたの内臓は健康そのものです、何一つ欠損はございません。 念のため言っておきますが、別に臓器売買で儲けているわけではありません。 あくまで、ソレは私の趣味です。定期的に見たくなるんです、ヒトの内臓が」 紅人の言葉も、どこか上滑りするように耳に入らない。 ムギスケの顔は、絶望と恐怖に歪み、丸めたアルミホイルのようになっていった。 「逃げ出せないのはなぜか、不思議でしょう? 私の魔人能力『凶行裁血』って言うんですけどね、血液が付いたり含まれたものを自在に動かせるんです。 便利ですよ、無能な助手を雇うことなく開腹手術ができますから」 紅人がムギスケの背後から、肩に手を添える。 ムギスケの口からは、力のない笑い声が漏れ始めていた。 「う、ふっ、うふふふへへへ……」 「ああ、気づきました? 開腹手術ですからね、輸血が必要でしょう? ほんの1リットルほど、事前に保管していた私の血液を輸血して差し上げたんです。 先程あなたが出会った方々と同じですよ」 くるり、とムギスケが紅人に向き直る。本人の意思ではない。 体内に循環する己の血液を通じて、紅人がムギスケの肉体を支配している。 「さあ、それじゃあ治療を終わらせましょうか。 手術動画、きっといい出来になるでしょうね」 片眼鏡の奥の瞳を、妖しく紅く輝かせ――水崎紅人は、最高の笑みを浮かべた。 人気動画配信者・ムギスケの最後の動画は裏サイト『NOVA』で独占配信され―― ムギスケの配信動画史上最高閲覧数を叩き出した。 本人がそれを喜ぶことは、二度となかった。
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何度も通ってスポットLVをあげると解禁されるアイテムも存在します。 各スポットについては【こちら】へどうぞ 編集方法がわからない方もコメント欄に情報提供よろしくお願いします 新とわのアーケード レンタルビデオ店 ファーストフード デキシーズ ケーキバイキング 噴水公園(日曜日リアルタイムモード限定) 十羽野CDショップ 電気街 とわの坂上 臨海ショッピングモール 奥十羽野 とわのひがしショッピング街 情報提供用コメント欄 新とわの アーケード 本屋 [部分編集] 名称 値段 和食辞典 12 洋食辞典 12 中華事典 12 料理辞典 12 スイーツ辞典 12 和食のMOOK 9 洋食のMOOK 9 中華料理のMOOK 9 料理のMOOK 9 お菓子のMOOK 9 和食特集号 4 洋食特集号 4 中華特集号 4 総合料理特集号 4 おやつ作り特集号 4 スーパー [部分編集] 名称 値段 普通の和風調味料 8 普通の洋風調味料 8 普通の中華風調味料 8 普通の万能調味料 8 普通のシロップ 8 和食特集号 4 洋食特集号 4 中華特集号 4 総合料理特集号 4 レンタルビデオ店 [部分編集] 名称 値段 備考 CD ハイテンションNo.1 15 CD ハイテンションNo.2 15 CD ハイテンションNo.3 15 Lv2から CD ハイテンションNo.4 15 Lv3から、ポップンミュージック家庭用9・エナジーロック「夢と現実」 CD アップテンポNo.1 15 CD アップテンポNo.2 15 CD アップテンポNo.3 15 Lv2から CD アップテンポNo.4 15 Lv3から CD ジェントリーNo.1 15 CD ジェントリーNo.2 15 CD ジェントリーNo.3 15 Lv2から、ポップンミュージックいろは・フォレストスノウ「月雪に舞う華のように」 CD ジェントリーNo.4 15 Lv3から CD ソフトNo.1 15 CD ソフトNo.2 15 CD ソフトNo.3 15 Lv2から CD ソフトNo.4 15 Lv3から CD ソウル・ファンクNo.1 24 CD ソウル・ファンクNo.2 24 CD ソウル・ファンクNo.3 24 Lv2から CD ソウル・ファンクNo.4 24 Lv2から DVD エヴァー・アフター 35 Lv2から DVD ネバー・タフ・ガイ 35 Lv2から DVD お江戸DAY 35 Lv2から DVD ダーク・ヘルメット 35 Lv2から DVD テディ 35 Lv2から DVD 超兎戦士ウサちー 35 Lv2から ファーストフード [部分編集] 名称 値段 ハンバーガーセット 0 BLTバーガーセット 4 メガバーガーセット 6 チキンバーガーセット 4 メガテリうどんバーガー 10 ホットドッグセット 0 チリドッグセット 3 デキシーズ [部分編集] 名称 値段 ステーキセット 10 サイコロステーキセット 6 たらこのパスタ 3 ナポリタン 0 親子丼 0 天丼 4 天ぷら定食 4 かけそば 0 冷やし中華 2 サンドイッチ 0 トースト 0 コーラ 0 サイダー 0 メロンソーダ 0 プリン・ア・ラ・モード 5 ストロベリーパフェ 4 チョコパフェ 3 バニラパフェ 0 抹茶パフェ 3 ストロベリーアイス 2 チョコアイス 2 バニラアイス 0 抹茶パフェ 3 氷イチゴ 0 氷メロン 2 氷レモン 0 ブルーハワイ 3 ケーキバイキング アンケートにて追加 [部分編集] 名称 値段 いちごのショートケーキ 0 カップケーキ 0 チーズケーキ 2 シフォンケーキ 2 モンブラン 4 アップルパイ 0 噴水公園(日曜日リアルタイムモード限定) 時間帯によって販売商品が変わります。3コマ目(夕方)は価格から25%割引されますが販売商品は少なくなります。 アクセサリー [部分編集] 名称 値段 備考 朝 昼 夕 シルバーリング 62 ◯ ◯ 売切 ピンクウォッチ 30 ◯ ◯ 22 パンクチョーカー桃 12 ◯ ◯ 売切 パンクチョーカー黄 12 ◯ ◯ 9 パンクチョーカー青 12 ◯ ◯ 売切 パンクチョーカー緑 12 ◯ ◯ 9 ピンクリストバンド 12 ◯ ◯ 売切 ブルーリストバンド 12 ◯ ◯ 9 レッドパンクリスト 12 ◯ ◯ 売切 ブルーパンクリスト 12 ◯ ◯ 9 サファイアの指輪 400 ◯ ◯ 300 ルビーの指輪 400 ◯ ◯ 売切 青い木の実の指輪 18 LV2から ◯ ◯ 13 橙色の木の実の指輪 18 LV2から ◯ ◯ 売切 紫色の木の実の指輪 18 LV2から ◯ ◯ 13 金のハート&クロス 70 ◯ ◯ 売切 黒のハート&クロス 50 ◯ ◯ 売切 金のリーフチャーム 70 LV2から ◯ ◯ 52 銀のリーフチャーム 60 LV2から ◯ ◯ 売切 黒のリーフチャーム 50 LV2から ◯ ◯ 37 雑貨 ※まだ発売されていないチケットは、反転で表示されます。 [部分編集] 名称 商品説明 値段 販売時期および使用期限 朝 昼 夕 カップルシートチケット 映画館で行われるプレミアム上映会のペアチケット 35 有効期限無し ◯ ◯ 売切 カップルトーナメント ボウリング場で行われるカップルトーナメントの参加券 15 有効期限無し ◯ ◯ 売切 ギャラリーカップル優待券 ギャラリーで行われている世界のカップル写真展のカップル優待券 30 有効期限無し ◯ ◯ 売切 ガールズコレクション前売 イベントホールで行われるファッションコレクションのペア入場チケット 35 有効期限無し ◯ ◯ 売切 ECOの恋愛講座招待券 ショッピングモールで行われるECOの恋愛講座参加チケット 30 有効期限無し ◯ ◯ 売切 ナイトアクアリウム入場券 水族館で行われるナイトアクアリウムイベントのペア招待券 35 有効期限無し ◯ ◯ 売切 朝までパックキャンペーン カラオケボックスの朝までパックの割引券 20 12月から2月末 ◯ ◯ 売切 プラネタリウム優待券 プラネタリウムで行われるイベントのカップル優待券 25 12月から2月末 ◯ ◯ 売切 アイスショー招待券 スポーツセンターで毎年行われるアイスショーのペア招待券 30 12月から2月末 ◯ ◯ 売切 ナイトクルーズペア招待券 臨海エリアから出航しベイブリッジを臨むナイトクルーズのペア招待券 70 12月から2月末 ◯ ◯ 売切 夜桜ライトアップイベント 噴水公園の桜並木で行われる夜桜ライトアップイベントの参加チケット 30 3月から5月末 ◯ ◯ 売切 ラブソングナイトチケット ライブハウスで行われるラブソングナイトの入場チケット 60 3月から5月末 ◯ ◯ 売切 カップル入場無料チケット 室内プールのカップルオンリーでのペア入場無料券 30 3月から5月末 ◯ ◯ 売切 フラワーガーデン入場券 港の丘公園の世界のフラワーガーデンの入場チケット 20 3月から5月末 ◯ ◯ 売切 動物ふれあいチケット どうぶつの赤ちゃん達とのふれあいイベントの入場チケット 20 3月から5月末 ◯ ◯ 売切 植物園蛍開放鑑賞会 植物園で行われる夜間蛍開放・鑑賞会イベントの入場券 20 夏限定 ◯ ◯ 売切 豪華花火セット 手持ち花火から打ち上げ花火まで色んな花火が入った豪華なセット 15 夏限定 ◯ ◯ 売切 野外コンサート招待券 十羽野湖で行われる野外コンサートのペア招待券 50 夏限定 ◯ ◯ 売切 ナイトミュージアム入場券 美術館で行われるナイトミュージアムイベントのペア招待券 30 夏限定 ◯ ◯ 売切 甘酒引換券 十羽野神社で行われる紅葉ライトアップイベントの参加チケット 20 秋限定 ◯ ◯ 売切 アフターファイブチケット 遊園地のナイトタイムのフリーチケット 30 秋限定 ◯ ◯ 売切 芋お持ち帰り券 天羽山で行われる野外コンサートのペア招待券 20 秋限定 ◯ ◯ 売切 日帰り温泉チケット 十羽野温泉の旅館で使える温泉入浴チケット 80 秋限定 ◯ ◯ 売切 マスコット絵番付 25 噴水公園Lv3 愛花専用 ◯ ◯ 売切 ピクチャーレコード 25 噴水公園Lv3 リンコ専用 ◯ ◯ 売切 テディフィギュア 25 噴水公園Lv3 ネネ専用 ◯ ◯ 売切 アンティークランプ 24 ◯ ◯ 18 ブリキのロボット 60 ◯ ◯ 45 CD [部分編集] 名称 値段 備考 朝 昼 夕 ソウル・ファンクNo.1 15 ◯ ◯ 11 ソウル・ファンクNo.2 15 ◯ ◯ 売切 ハイテンションNo.1 15 ◯ ◯ 11 ハイテンションNo.2 15 ◯ ◯ 売切 アップテンポNo.1 15 ◯ ◯ 11 アップテンポNo.2 15 ◯ ◯ 売切 ジェントリーNo.1 15 ◯ ◯ 11 ジェントリーNo.2 15 ◯ ◯ 売切 ソフトNo.1 15 ◯ ◯ 11 ソフトNo.2 15 ◯ ◯ 売切 ゲームミュージックNo.4 25 ◯ ◯ 18 ゲームミュージックNo.7 25 噴水公園レベル2 ◯ ◯ 売切 ゲームミュージックNo.10 25 噴水公園レベル3 ◯ ◯ 18 料理関係(噴水公園レベル2から出現) [部分編集] 名称 値段 備考 朝 昼 夕 極上の和風調味料 40 噴水公園Lv3から ◯ ◯ 売切 極上の洋風調味料 40 噴水公園Lv3から ◯ ◯ 30 極上の中華風調味料 40 噴水公園Lv3から ◯ ◯ 売切 極上の万能調味料 40 噴水公園Lv3から ◯ ◯ 30 極上のシロップ 40 噴水公園Lv3から ◯ ◯ 売切 怪しい和風調味料 40 ◯ ◯ 30 怪しい洋風調味料 40 ◯ ◯ 売切 怪しい中華風調味料 40 ◯ ◯ 30 怪しい万能調味料 40 ◯ ◯ 売切 怪しいシロップ 40 ◯ ◯ 30 カメラのパーツ(噴水公園レベル3から出現) [部分編集] 名称 値段 備考 朝 昼 夕 トイカメラ 明るい緑 50 ◯ ◯ 売切 トイカメラ 暗い緑 50 ◯ ◯ 37 トイカメラ 明るい黄色 50 ◯ ◯ 売切 トイカメラ 暗い黄色 50 ◯ ◯ 37 アンティーク 明るいセピア 50 ◯ ◯ 売切 アンティーク 暗いセピア 50 ◯ ◯ 37 アンティーク 明るい白黒 50 ◯ ◯ 売切 アンティーク 暗い白黒 50 ◯ ◯ 37 ステルスボディ+3 450 ◯ 売切 売切 ステルスボディ+2 350 ◯ 売切 売切 ステルスボディ+1 250 ◯ 売切 売切 ステルスボディ 150 ◯ 売切 売切 カモフラージュボディ+3 400 ◯ 売切 売切 カモフラージュボディ+2 300 ◯ 売切 売切 カモフラージュボディ+1 200 ◯ 売切 売切 カモフラージュボディ 100 ◯ 売切 売切 十羽野 CDショップ [部分編集] 名称 値段 備考 CD ソウル・ファンクNo.1 15 CD ソウル・ファンクNo.2 15 CD ソウル・ファンクNo.3 15 Lv2から CD ソウル・ファンクNo.4 15 Lv3から CD アップテンポNo.1 15 CD アップテンポNo.2 15 CD アップテンポNo.3 15 Lv2から CD アップテンポNo.4 15 Lv3から CD ジェントリーNo.1 15 CD ジェントリーNo.2 15 CD ジェントリーNo.3 15 Lv2から、ポップンミュージックいろは・フォレストスノウ「月雪に舞う華のように」 CD ジェントリーNo.4 15 Lv3から CD ソフトNo.1 15 CD ソフトNo.2 15 CD ソフトNo.3 15 Lv2から CD ソフトNo.4 15 Lv3から CD ゲームミュージックNo.1 25 スペースマンボウ「Battle Ship」(STAGE1) CD ゲームミュージックNo.2 25 CD ゲームミュージックNo.3 25 エスパードリーム・フィールド曲「エスパードリームなのさ」 CD ゲームミュージックNo.5 25 Lv2から、グラディウスII・人工太陽麺「Burning Heat」 CD ゲームミュージックNo.6 25 Lv2から、バイオミラクルぼくってウパ「A Rattle Samba」 CD ゲームミュージックNo.8 25 Lv3から、月風魔伝「行け!月風魔」 CD ゲームミュージックNo.9 25 Lv3から CD ゲームミュージックNo.10 25 Lv3から、魔城伝説II大魔司教ガリウス DVD エヴァー・アフター 35 Lv2から DVD ネバー・タフ・ガイ 35 Lv2から DVD お江戸DAY 35 Lv2から DVD ダーク・ヘルメット 35 Lv2から DVD テディ 35 Lv2から DVD 超兎戦士ウサちー 35 Lv2から 電気街 電気店 [部分編集] 名前 値段 ズーム+3 200 ズーム+2 150 ズーム+1 100 ズーム 50 記録カード 16 200 記録カード 14 150 記録カード 12 100 記録カード 10 75 記録カード 8 50 記録カード 6 25 手ぶれ補正+1 50 手ぶれ補正 25 カモフラージュボディ+2 350 カモフラージュボディ+1 250 カモフラージュボディ 150 サイレントボディ+2 250 サイレントボディ+1 200 サイレントボディ 100 スウィートボディ+1 100 スウィートボディ 50 リラックスボディ+1 100 リラックスボディ 50 シリアスボディ+1 100 シリアスボディ 50 とわの坂上 臨海 ショッピングモール ブティック [部分編集] 名称 値段 愛花 凛子 寧々 レッドスカーフ 14 ○ ○ ○ ブルースカーフ 14 ○ ○ ○ グリーンスカーフ 14 ○ ○ ○ ピンクのハンチング 15 ○ 黒のキャップ 15 ○ キャップ 22 ○ ストライプリボンのハット 15 ○ 紺のリボンのハット 22 ○ 黒のハンチング 15 - ○ デスジャビキャップ 15 - ○ キラーバンビーズキャップ 22 ○ ソフトハット 15 - ○ 黒のソフトハット 22 ○ ピンクキャスケット 22 ○ ピンクのニット帽 15 ○ ネイビーのニット帽 22 ○ ポーラーハット 15 ○ ピンクのポーラーハット 22 ○ 白のエナメルパンプス 17 ○ ピンクのエナメルパンプス 21 ○ レモンイエローのパンプス 17 - ○ ブラウンパンプス 21 ○ ネイビーのパンプス 17 ○ アクアマリンのパンプス 21 ○ 黒のロングブーツ 49 ○ ○ ブラウンロングブーツ 49 ○ - ブラウンブーツ 49 - ○ - ライトブラウンブーツ 52 ○ ライトグレーのブーツ 52 ○ 黒のサンダル 6 ○ - ピンクのサンダル 10 ○ グリーンサンダル 6 - ○ ホワイトサンダル 10 ○ ピンクのサンダル 6 ○ グリーンのサンダル 10 ○ ミントカーディガン 24 ○ パフスリーブ 24 ○ レースワンピ 24 ○ フォーマルワンピ 24 ○ フェミニントップス 24 ○ レースカットソー 24 ○ サテンチェニック 28 ○ フリルノースリーブ 29 ○ ポップTシャツ 24 - ○ レッドジャンパー 24 - ○ ニットベスト 24 ○ レトロワンピ 24 - ○ キュートYシャツ 24 - ○ ドットカーディガン 24 - ○ 大人めシャツ 28 - ○ ライムキャミソール 29 - ○ マーメイドトップス 24 ○ すっきりワンピ 24 ○ 葉っぱのワンピ 24 ○ お姫様ワンピ 24 ○ ベージュジャケット 24 ○ リボンのトップス 24 ○ ミニスカワンピ 28 ○ ニットセーター 29 ○ チャイナ服(緑) 80 ○ ○ ○ チアガールコス 90 ○ ○ ピンクのメイド服 90 ○ ホワイトカーディガン 34 ○ パープルカーディガン 42 ○ レッドパーカー 34 ○ グレーパーカー 42 ○ 白のニットベスト 34 - ○ 黒のニットベスト 42 ○ ライムサマージャケット 34 ○ 黒のサマージャケット 42 ○ ブルーフリルパーカー 30 - ○ ブラウンフリルパーカー 38 ○ 薄紫のパーカー 34 - ○ 紫のパーカー 42 ○ ブラウンボレロ 34 ○ ダークブラウンボレロ 42 ○ ボーダーのパーカー 34 ○ ブルーボーダーのパーカー 42 ○ 白のボレロジャケット 34 ○ 緑のボレロジャケット 42 ○ 白のカーディガン 34 ○ プラムカーディガン 42 ○ ブルードットギャザー 30 ○ グリーンドットギャザー 38 ○ 黒のフレアスカート 30 ○ 青のフレアスカート 38 ○ ブラウンティアード 30 ○ ホワイトティアード 38 ○ グレーアーガイルスカート 30 ○ レッドアーガイルスカート 38 ○ ブルーティアード 30 - ○ オレンジティアード 38 ○ 黒のプリーツ 30 - ○ ライトグレープリーツ 38 ○ ブルーのフリルスカート 30 - ○ ピンクのフリルスカート 38 ○ ライトグレースカート 30 - ○ ブラウンスカート 30 ○ ピンクティアード 30 ○ ロイヤルブルーティアード 38 ○ グレープリーツスカート 30 ○ ピンクプリーツスカート 38 ○ 緑のフリルティアード 30 ○ グレーのフリルティアード 38 ○ 黒のタータンスカート 30 ○ 緑のタータンスカート 38 ○ 小花のビキニ 28 ○ プルネリアの水着 38 ○ 青のボーダー水着 28 - ○ オレンジビキニ 38 - ○ ハイビスカスの水着 28 ○ ホワイトビキニ 34 ○ アクセサリーショップ [部分編集] 名称 値段 愛花 凛子 寧々 黒フチメガネ 30 ○ ○ ○ 赤フチ眼鏡 30 ○ ○ ○ ブルーネックレス 28 ○ ○ ○ ピンクネックレス 28 ○ ○ ○ ゴールドリング 65 ○ ○ ○ クールブレスレット 18 ○ ○ ○ ピンクブレスレット 18 ○ ○ ○ ブルーヘアピン 8 ○ ○ ○ ピンクヘアピン 8 ○ ○ ○ ブルーウォッチ 30 ○ ○ ○ シルバーイヤリング 60 ○ ○ ○ ゴールドイヤリング 80 ○ ○ ○ ブルーカチューシャ 12 ○ ○ ○ ピンクカチューシャ 12 ○ ○ ○ オシャレ眼鏡 橙 30 ○ ○ ○ オシャレ眼鏡 青 30 ○ ○ ○ ピンクハーフリム 30 ○ ○ ○ ブルーハーフリム 30 ○ ○ ○ ピンクイヤリング 28 ○ ○ ○ ブルーイヤリング 28 ○ ○ ○ ウサミミ 14 ○ ○ ○ ネコミミ 14 ○ ○ ○ タヌキミミ 14 ○ ○ ○ パンクチョーカー青 12 ○ ○ ○ パンクチョーカー緑 12 ○ ○ ○ レッドチョーカー 12 ○ ○ ○ オレンジチョーカー 12 ○ ○ ○ ブルーチョーカー 12 ○ ○ ○ グリーンチョーカー 12 ○ ○ ○ ピンクリストバンド 12 ○ ○ ○ ブルーリストバンド 12 ○ ○ ○ ピンクフリルリスト 12 ○ ○ ○ ブルーフリルリスト 12 ○ ○ ○ ピンクの腕時計 30 ○ ○ ○ ブルーの腕時計 30 ○ ○ ○ ピンクダイバーズ 40 ○ ○ ○ グリーンダイバーズ 40 ○ ○ ○ 黒のウサミミ 14 ○ ○ ○ ピンクのウサミミ 14 ○ ○ ○ 黒のネコミミ 14 ○ ○ ○ 三毛猫柄のネコミミ 14 ○ ○ ○ パンダ柄のミミ 14 ○ ○ ○ レッサーパンダ柄のミミ 14 ○ ○ ○ 赤のハートイヤリング 36 ○ ○ ○ ピンクのハートイヤリング 36 ○ ○ ○ 銀のハートイヤリング 36 ○ ○ ○ 銀のクロスイヤリング 60 ○ ○ ○ 黒のクロスイヤリング 60 ○ ○ ○ ブルーピアス 24 ○ ○ ○ イエローピアス 24 ○ ○ ○ パープルピアス 24 ○ ○ ○ ピンクローズピアス 26 ○ ○ ○ ホワイトローズピアス 26 ○ ○ ○ ブルーローズピアス 26 ○ ○ ○ クローバーリング 34 ○ ○ ○ ホワイトクローバーリング 34 ○ ○ ○ グリーンクローバーリング 34 ○ ○ ○ 青い木の実の指輪 18 ○ ○ ○ 橙色の木の実の指輪 18 ○ ○ ○ 紫色の木の実の指輪 18 ○ ○ ○ ピンクスポーツウォッチ 20 ○ ○ ○ グリーンスポーツウォッチ 20 ○ ○ ○ ブルースポーツウォッチ 20 ○ ○ ○ グリーンの腕時計 33 ○ ○ ○ レッドの腕時計 33 ○ ○ ○ ブルーフラワーブレス 6 ○ ○ ○ ピンクフラワーブレス 6 ○ ○ ○ イエローフラワーブレス 6 ○ ○ ○ ピンクリング 12 ○ ○ ○ ブルーリング 12 ○ ○ ○ グリーンリング 12 ○ ○ ○ 赤のアンダーリム 45 ○ ○ ○ ピンクアンダーリム 45 ○ ○ ○ 黒ブチ眼鏡 30 ○ ○ ○ 黒ブチサングラス 30 ○ ○ ○ 赤ブチ眼鏡 30 ○ ○ ○ ブルーのマフラー 14 - ピンクのマフラー 14 ○ 赤いニット手袋 12 ○ ラケットストラップ 4 ○ ギターストラップ 4 - ○ ホッケーマスクストラップ 4 ○ ピンクのショルダーバック 34 ○ シアンのショルダーバック 54 ○ 鍵盤柄のトート 17 ○ うさぎのトート 24 ○ グリーンポシェット 12 ○ ピンクのスポーツバッグ 34 - ○ 白のスポーツバッグ 54 ○ ワインレッドトート 17 - ○ イエロートート 24 - ○ 黒のポシェット 12 ○ グリーンストライプバッグ 34 ○ オレンジストライプバッグ 54 ○ ブルードットのトート 17 ○ ドットのトート 24 ○ ブラウンポシェット 12 ○ コスメショップ [部分編集] 名称 値段 ローズコロン 12 シトラスコロン 12 ラベンダーアロマ 8 オレンジアロマ 8 ふわもこポーチ 22 アクティブポーチ 22 ハニーバスセット 20 クールバスセット 20 スポーツ用品店 [部分編集] 名称 値段 愛花 凛子 寧々 黒のスニーカー 14 ○ 青のスニーカー 16 ○ ライトブラウンライン 14 - ○ ブラウンライン 16 ○ レッドスニーカー 14 ○ ブルースニーカー 16 ○ ピンクリストバンド 12 ○ ○ ○ ブルーリストバンド 12 ○ ○ ○ 青のフリルビキニ 44 ○ 橙のフリルビキニ 48 ○ 青のリングビキニ 44 ○ 赤のリングビキニ 48 ○ 橙のパンドゥビキニ 50 ○ 緑のパンドゥビキニ 52 ○ 緑のチェック柄ビキニ 56 ○ 赤いアーガイルビキニ 60 ○ 緑の花柄ビキニ 44 - ○ 青のドットビキニ 48 ○ 青のパンドゥビキニ 44 ○ 橙のパンドゥビキニ 48 ○ オレンジのパレオ付ビキニ 50 ○ ピンクのパレオ付ビキニ 52 ○ 赤のフリルビキニ 56 ○ 緑のフリルビキニ 60 ○ 緑のパレオ付ビキニ 44 ○ ピンクのパレオ付ビキニ 48 ○ 青のリボンビキニ 40 ○ オレンジのリボンビキニ 48 ○ 青のフリルビキニ 50 ○ オレンジのフリルビキニ 52 ○ ピンクビキニ 56 ○ オレンジビキニ 60 ○ アンティークショップ [部分編集] 名称 値段 愛花 凛子 寧々 アンティークの時置時計 11 アンティークの望遠鏡 40 アンティークの温度計 8 アンティークオルゴール 14 × アンティークキャンドル 8 ファンシーショップ [部分編集] 名称 値段 ハートベア 14 くまのぬいぐるみ 16 パンダのぬいぐるみ 18 鳥のぬいぐるみ 14 黒猫のぬいぐるみ 14 キリンのぬいぐるみ 18 男の子のぬいぐるみ(赤) 14 男の子のぬいぐるみ(黄) 15 奥十羽野 とわのひがし ショッピング街 カメラショップ [部分編集] 名称 値段 ソフトフォーカス 大 100 ソフトフォーカス 小 50 被写界震度強調 大 100 被写界震度強調 小 50 HDR強調 大 100 HDR強調 小 50 インスタント:標準 50 インスタント:黄み強調 75 インスタント:青み強調 75 インスタント:赤み強調 75 サイレントズーム+4 400 サイレントズーム+3 300 サイレントズーム+2 200 サイレントズーム+1 100 ズーム+3 200 ズーム+2 150 ズーム+1 100 ズーム 50 記録カード 20 300 記録カード 18 250 記録カード 16 200 記録カード 14 150 記録カード 12 100 記録カード 10 75 記録カード 8 50 記録カード 6 25 手ぶれ補正+3 200 手ぶれ補正+2 100 手ぶれ補正+1 50 手ぶれ補正 25 ステルスボディ+3 500 ステルスボディ+2 400 ステルスボディ+1 300 ステルスボディ 200 カモフラージュボディ+3 450 カモフラージュボディ+2 350 カモフラージュボディ+1 250 カモフラージュボディ 150 サイレントボディ+3 300 サイレントボディ+2 250 サイレントボディ+1 200 サイレントボディ 100 スウィートボディ+2 150 スウィートボディ+1 100 スウィートボディ 50 リラックスボディ+2 150 リラックスボディ+1 100 リラックスボディ 50 シリアスボディ+2 150 シリアスボディ+1 100 シリアスボディ 50 雑貨屋 [部分編集] 名称 値段 ブルーの傘 8 イエローの傘 10 ピンクスリッパ 8 ブルースリッパ 12 ペアのうどん用どんぶり 14 ペアのお茶碗 12 ペアグラス 8 ペアの小皿 8 ペアの小鉢 8 ペアのお椀 12 ペアのティーカップ 8 ペアのどんぶり 10 ペアの角皿 10 ペアの丸平皿 10 ペアの丸深皿 10 ビーズ枕 12 アマゾニカ 15 サンスベリア 18 アレカヤシ 20 洋服屋 [部分編集] 名称 値段 愛花 凛子 寧々 ピンクの花柄スカーフ 6 ○ ○ チェック柄のスカーフ 12 ○ ○ 黒のスニーカー 14 ○ 青のスニーカー 16 ○ 白のフラットシューズ 15 ○ 黒のフラットシューズ 18 ○ ブラウンブーツ 24 ○ ライトブラウンブーツ 28 ○ グレーのローファー 20 黒のサンダル 6 ピンクのサンダル 10 ○ 黒のローファー 15 ○ カーキのローファー 20 ○ 緑のバレエシューズ 15 ○ 黒のバレエシューズ 18 ○ ライトブラウンライン 14 ○ ブラウンライン 16 ○ 黒のハイカットブーツ 24 ○ カーキのハイカットブーツ 28 ○ グリーンサンダル 6 ○ ホワイトサンダル 10 ○ 紺のローファー 15 ○ 白のローファー 20 ○ ブラウンバレエシューズ 15 ○ カーキのバレエシューズ 18 ○ レッドスニーカー 14 ○ ブルースニーカー 16 ○ ブラウンハイカットブーツ 24 ○ ホワイトハイカットブーツ 28 ○ ピンクのサンダル 6 ○ グリーンのサンダル 10 ○ ミントカーディガン 24 ○ パフスリーブ 24 ○ レースワンピ 24 ○ フォーマルワンピ 24 ○ フェミニントップス 24 ○ レースカットソー 24 ○ サテンチェニック 28 ○ フリルノースリーブ 29 ○ ポップTシャツ 24 - ○ レッドジャンパー 24 - ○ ニットベスト 24 ○ レトロワンピ 24 - ○ キュートYシャツ 24 - ○ ドットカーディガン 24 - ○ 大人めシャツ 28 - ○ ライムキャミソール 29 - ○ マーメイドトップス 24 ○ すっきりワンピ 24 ○ 葉っぱのワンピ 24 ○ お姫様ワンピ 24 ○ ベージュジャケット 24 ○ リボンのトップス 24 ○ ミニスカワンピ 28 ○ ニットセーター 29 ○ チャイナ服(緑) 80 ○ ○ ○ チアガールコス 90 ○ ○ ピンクのメイド服 90 ○ アーガイルカーディガン黒 34 ○ アーガイルカーディガン白 42 ○ ホワイトカーディガン 34 ○ パープルカーディガン 42 ○ ブルーフリルパーカー 34 ○ ブラウンリルパーカー 42 ○ レッドパーカー 34 ○ ブラックパーカー 42 ○ 白のカーディガン 34 ○ プラムカーディガン 42 ○ グレーのニットベスト 34 ○ ブラウンのニットベスト 42 ○ ブラウンティアード 30 ○ ホワイトティアード 38 ○ ブルーのフリルのスカート 30 ○ ピンクのフリルのスカート 38 ○ ライトグレースカート 30 ○ ブラウンカート 38 ○ スタードットのスカート 30 ○ カラースターのスカート 38 ○ 緑のフリルティアード 30 ○ グレーのフリルティアード 38 ○ 黒のフリルスカート 30 ○ シアンのフリルスカート 38 ○ イエロープリーツスカート 30 レッドプリーツスカート 38 ピンクのスウェット 44 チェックのパジャマ 20 ○ ドットのパジャマ 24 ○ 赤のジャージ 22 ○ 黒のジャージ 14 ○ イエローキャミソール 33 ○ ブルーキャミソール 26 ○ ピンクのパジャマ 20 ○ ボーダーパジャマ 24 ○ ピンクのキャミソール 22 ○ 紫のキャミソール 14 ○ ミントのタンクトップ 33 ○ ブラウンのタンクトップ 26 ○ オレンジのフリルパジャマ 20 ○ グリーンのキャミパジャマ 24 ○ ショートソックスセット 5 ○ ○ ソックスセット 6 ○ ○ ニーソックスセット 10 ○ ○ もこもこソックスセット 8 ブルーのフリルエプロン 22 ○ ブルーのエプロン 34 ライムのフリルエプロン 22 ○ ライムのエプロン 34 ○ ピンクのフリルエプロン 22 ○ ピンクのエプロン 34 ○ 青のフリルビキニ 44 ○ 橙のフリルビキニ 48 ○ 青のリングビキニ 44 ○ 赤のリングビキニ 48 ○ 橙のパンドゥビキニ 50 ○ 緑のパンドゥビキニ 52 ○ 緑のチェック柄ビキニ 56 ○ 赤いアーガイルビキニ 60 ○ 緑の花柄ビキニ 44 ○ 青のドットビキニ 48 ○ 青のパンドゥビキニ 44 ○ 橙のパンドゥビキニ 48 ○ オレンジのパレオ付ビキニ 50 ○ ピンクのパレオ付ビキニ 52 ○ 赤のフリルビキニ 56 ○ 緑のフリルビキニ 60 ○ 緑のパレオ付ビキニ 44 ○ ピンクのパレオ付ビキニ 48 ○ 青のリボンビキニ 40 ○ オレンジのリボンビキニ 48 ○ 青のフリルビキニ 50 ○ オレンジのフリルビキニ 52 ○ ピンクビキニ 56 ○ オレンジビキニ 60 ○ 情報提供用コメント欄 コメント
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16◇舞台装置 「なあ《私》よ」 「どうした《私》よ」 「《私たち》はここで、この娯楽施設において、一体何を成すべきなのだろうか?」 「ははは、何を言う《私》」 「決まっているだろう《私》。どこであろうと同じだ」 「どこまでも《私たち》は”役者”――」「ならば自らに課せられた”役目”を全うするのみであろう」 「そうだ、その通りだ」 「分かっているじゃあないか《私》」 「だが」 「だが?」 「では《私》の”役目”とは何か? 殺し合うことか?」 「いいや、違う」 「違うぞ《私》」 「《私》に与えられた役名は”鏡花水月”」 「鏡に映る花、あるいは」 「あるいは水面に映る月のように、とらえどころのない美しさ」 「そう、鏡花水月に」 「そうだ、鏡花水月に」 「《私たち》は鏡花水月に成らなければならない」 幻影のような薄い霞みに包まれた駐車場の一角。 白銀の髪を厳かに装い、灰と浅葱の着物を着ている”役者”鏡花水月の声が、 その空間の四方八方からまるでエコーのように響いていた。 第一放送が流れても、鏡花水月は変わることなくA-2に鎮座している。 いいや、より正確にいうなら《鏡花水月たち》だろう。 鏡花水月はそのルール能力によって、エリア一つを貸し切って実体のある幻影を作り出す。 ほら、今霧の中から数人の男が出てきた。 それらはみな揃って鏡花水月の容姿をしている。 ――この中で”本物”の鏡花水月は一人。他は全て幻想だ。 だが、蜃気楼や陽炎と違うのは、それがエリア内であれば実体も持っているということだ。 「精査の結果。幻影の《私》が持つ幻影の武器は、この駐車場の車に確かに傷を与えた」 「ただし、与えた傷もまた幻想だ」 「幻想の傷を与えた車をエリア外に運んだ場合、車は元の状態に戻った」 「そう」 「傷を与える行為もまた、幻影」 「しかしエリアから出るまでは、幻影は実体に限りなく近い」 「つまり、ここで起こる出来事は、真実以外でも真実として扱われるということだ……」 ずっとA-2に座し、来る者は惑わして四字熟語としての”役割”を果たそうとする鏡花水月だが、 だからといって何もせずに時間を過ごしていたわけではない。 自らのルール能力、《自分のいるエリア内に質量をもった幻影を発生させる》というそれについて、 彼はこの数時間を使って調べ上げていたのだ。 「もう一つ分かったのは、作れる幻影には制限が課せられているということ」 「嘆かわしいことだが、どんな幻影でも作れるわけではないようだ」 「大きさの制限、作れるのは親指サイズから車サイズまで」 「被写体の制限、此方以外の参加者の幻影は作れない」 「そして……かなり小さな刺激であっても、”受けた”場合には幻影は立ち消えてしまう」 水面に映る月が、少し水面に波紋を立てるだけで消えてしまうように。 鏡花水月の作り出す幻想もまた、少しの刺激でさえ致命傷となってしまう。 これらを踏まえると――無敵のように見えるこのルール能力にも、弱点は存在していることが分かる。 だが、それらは見破られなければ問題が無いものだ。 そして鏡花水月は見破らせない。だから、この空間のすべては、幻影に包まれる。 「鏡の前に置かれたその花が本当に実体なのかどうか、知る術などありはしない」 「だがしかし、鏡の向こうに見える花は間違いなく幻想だ」 「不確かな実体と、確実な幻想」「人はこの両者を並べられると、幻想を選んでしまう生き物だ」 「自らの愚かさに気付くことはない」 「鏡の中へ抜けてしまった少女から見れば、此方こそ幻影であるかもしれないとは考えない」 「故に人は間違える――此方のような者にさえ、間違えさせられてしまう」 「……少女と言えば《私》。 先の男が言っていた少女は、まだ生きているようだな」 「そうだな《私》。 だが、《私》が騙したあの男は死んでしまったらしい」 「悲しいか?」 「いいや、悲しくはない。それがあの男の”役目”であったのだろうと、不思議と得心している」 「恐いか?」 「いいや、恐くはない。此方も人だ、いつかは死ぬる。 次がもし此方の番であったとしても、悔いのない人生を”演じて”きたつもりだ」 「そうか――なあ、《私》。”演じた”人生は楽しかったか」 「《私》なのだから分かっているのだろう。なぜ聞く」 「いいや、これもまた一つの、《私》の”役目”であるからだ」 「そうか……ああ、そうだな」 「幻想ではない実態を確認しておかねばならないのは、此方もだ」 「《私》がその問いに答えを出せないことも含めて……《私》はいつも、決まった演目を演奏するだけの機械だった」 振り返ると鏡花水月は、自ら役者として役に徹するあまり、 それ以外の記憶がほとんど疎かになっていたらしい。 主催者側からの記憶操作はほとんどされておらず、代わりに嫌がらせのように、 自分の姿と目線以外に×が乱れ飛んで霞みがかっている。 さらに、多くのシーンは、三人称視点から自分を見つめた姿で脳内再生される。 否応なしに、ここに来る前の自分を見せつけられるのだ。 確かに綺麗だった。 鏡花水月と成った男が舞っていた舞台は、とても綺麗で完全だった。 だが――それだけだ。 「元からある”役”を完全に演じたところで。それはただ、言われたとおりに役を再現するのと同じなのだ」 「此方はただ、立派な葦として生えているだけで」 「造花でその身を飾らない代わりに、自分の意志で葉を広げようと考えることを、放棄している」 「ここですら。殺し合えと言われてなお、《私たち》は破綻してしまっている」 「自らの命よりも”役割”を優先している」 「鏡花水月になることで、舞台装置と化すことで」 「もし過ちを犯しても、此方ではなく”役”のせいであると言えるように……弱き心に予防線を張っているだけ」 「弱いのだ、《私》は」 「《私たち》は。結局誰もが、その結論に達する。人間は――弱いのだ」 ああ。 だから此方は、ただこのA-2に鎮座する舞台装置であろう。 誰も聞くものが居ない場所。 虚実の存在が入り混じる霞みの中で、鏡花水月は真実の言葉だけを連ねて、 自らの”役割”を改めて認識した。 ここにあるのは舞台装置。 迷い込んで来たものを惑わすだけ惑わして、ただそれだけの、鏡花水月。 「誰も来ずとも構わない。誰かが来ても、構わない」 「夢を見る者、願う者、信じる者――《私たち》はその幻想を壊さない」 「壊さないことで、救われるか?」 「それとも先の男のように、破滅に向かうか?」 「願わくば、その顛末に最後まで、此方が関与せぬことを」 ふ、と消える。 駐車場のあちこちに薄くかげっていた霞が、鏡花水月の”独り言”の終わりとともに晴れ、 表向きA-2は何もない世界へと回帰する。 ――誰かが。このA-2へと這入ってこようとしているのを、鏡花水月は察知したのだ。 「……うむ。問題はない。心配はいらない」 「此方は今回も、いつもと変わらない演目を成し遂げる」 さあ来いとばかりに発した凛とした視線は、侵入者の”二人”に届いているだろうか? 分からない。 分からないが、どうせ鏡花水月のやることは変わらないのだから関係ない。 惑わして、惑わすだけだ。 他のことをするつもりは、鏡花水月には無かった。 ふと、先ほどの男――心機一転との会話を思い出す。 心機一転をやり過ごすために、あのときは適当なことを言った。 彼を追っていたらしい少女……勇気凛々が現れたら説教でも食らわせてやるなどと。 笑止千万だ。 説教とは人格者が行うものだ。 どこまでも役者でしかない鏡花水月に、説教などできようはずもない。 「まだ生きているのだったな、件の少女は。 もしこのA-2に現れたら人格者の”役”でも演じてやろうか」 「むろん、真実味のない説教など、聞いても疎ましいだけであろうが……」 「ときに真実は、幻想を凌駕するほどに幻想だ。一秒先に何が起こるかなんて、お天道様でも分かるまい」 いつまでたっても曇ったままの空を見上げ、鏡花水月はひとりごちた。 けして日の目を浴びることのない殺し合いは続く。 決められている演目のように、悲劇的に。 【A-2/駐車場A地区】 【鏡花水月/舞台役者】 【状態】健康 【装備】不明 【持ち物】不明 【ルール能力】自分のいるエリア内に質量を持った幻影を発生させる 【スタンス】A-2に迷い込んだ参加者をただ惑わす 真打登場 前のお話 次のお話 一発殴る 前のお話 四字熟語 次のお話 幻影水鏡 鏡花水月 戦乱の演 用語解説 【鏡花水月】 鏡に映った美しい花と水に映った美しい月。見えていても手に取ることはできない、 はかない幻のたとえ。某死神漫画のボスが使う刀の名前としても有名である。 四字熟語ロワでは、それと似たような能力を持つ小さな劇座の舞台役者。 与えられた役に徹することを決めた彼は、果たして役目を全うできるのか。 本編一覧へ 四字熟語ロワTOPへ 非リレーロワTOPへ
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ドラゴンボールヒーローズ アルティメットミッション2 【どらごんぼーるひーろーず あるてぃめっとみっしょんつー】 ジャンル カードバトルアドベンチャー 対応機種 ニンテンドー3DS 発売元 バンダイナムコエンターテインメント 開発元 ディンプス 発売日 2014年8月7日 定価 5,690円+税 プレイ人数 1人 セーブデータ 1個 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント ゲーム性やグラフィックは大幅に向上反面、カード収集難度がシリーズトップクラスに一部前作から劣化・未改善な点も ドラゴンボールゲームリンク データカードダスシリーズリンク DBH/UM/UM2/UMXSDBH/WM 概要 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 『アルティメットミッション』シリーズの二作目。 収録カードは第1弾から邪悪龍ミッション2弾+αの2000枚以上となった。 ニンテンドーeショップで無料配信されている引き継ぎ用ソフトを使えば前作のデータを引き継げるほか、「アップデートによる新カードの追加」と「DL版の発売」が本作から行われるようになった。 ストーリーモードは「アルティメットユニバースモード」へと名を変え、前作のステージアイコン選択式からワールドマップを飛び回る方式に変更。 ストーリーのカプセルを集めたり、空中にあるゼニーを集めたり、シナリオステージをクリアする度に各地でドラゴンボールやボーナスカプセルがランダムで貰えるようになった。 また、本作のみのやり込み用モードとして、ヒーローアバター以外のカードが一度使用したら次以降のステージで使用できなくなる「バーストリミットミッション」も追加された。 また、被写体の戦闘力測定機能も続投されている(*1)。 評価点 ※基本的なゲームシステム等については『ドラゴンボールヒーローズ』の記事を参照。 前作の問題点の改善 グラフィックの向上やチャージインパクトの仕様改善により、プレイ時の感覚がかなり筐体に近くなった。特に前作で問題となっていた処理落ちは完璧とはいかないものの大幅に改善され、チャージインパクトに影響が出る場面は激減した。また、デッキの削除も可能になった。 前作からの引き継ぎが可能 ニンテンドーeショップで配信されている専用のDLソフトを使用することで、収集したカードとアバターデータを全て引継ぐ事が可能。集め直す手間が省ける点は素直に嬉しい。 戦闘中のポーズ画面からバトルをやめられるようになった ただし、そのバトルでカプセルボーナスを使用していた場合、使用していたカプセルは戻ってこないので注意。 ショップが時々タイムセールをするようになった アルティメットユニバースモードのステージやアーケードモードのステージクリア時に、一定の確率でショップがセールを開いてくれるようになった。セール発生時はトランクスが告知してくれる上、下画面マップのショップアイコンが点滅するので逃す心配もない。 すれちがい通信の仕様が改善 勝利すると相手のデッキのカードがランダムで貰える点は変わっていないが、本作では「すれ違った相手のデッキを持ったすれ違い相手のアバターがマップに出現し、話しかける事でそのデッキとバトルできる」という仕様になった。 特殊仕様の「スペシャルカード」の存在 一部の高レアカードに、通常の物とは別に金縁で縁取られた「スペシャルカード」が用意された。バーストリミットミッションで使うとミラクルパーフェクト確率がアップする他、通常のカードと別カード扱いの為純粋に入手確率が上がっているだけでなく、通常仕様のカードとスペシャルカードの同時採用も可能となっている。 賛否両論点 アルティメットユニバースモードのシナリオ 前作と同じくドラゴンボールのシナリオを追う形式の為、前作の焼き直し感が強い上、やはり収録カードの都合で邪悪龍編の導入部までしか再現できていない。 しかし、テキストやキャラの動き等が大幅に追加されているため、原作再現の出来と言う点では評価されている。 問題点 排出カードのダブり確率の上昇 本作最大の問題点。 前作ではそれなりに高い確率で新規カードが排出されていたのに対し、本作ではかなり早い段階で排出カードのダブり現象が起こるようになった。排出枚数は1枚のままであるため、本作のカード収集難度はアルティメットミッションシリーズの中でもトップクラスになってしまっている。 一部の音質の低下 特に実感しやすいのが、トランクスの実況ボイス。前作の時点で存在していた実況ボイスの音が若干こもって聞こえるようになってしまっている。 バーストリミットミッション スペシャルカードの中に目的のレアカードがありさえすれば入手しやすくなる事が評価された一方で、マゾな仕様が追加されるバーストリミットミッションに挑戦するプレイヤーは少なかった。そのためか、次回作のXではミッション、スペシャルカードシステム共々削除された。 トランクスの告知コメントが邪魔 トランクスの台詞が画面を半分近く覆ってしまうため、慣れてくると邪魔に感じやすい。 すれちがい通信の敵AIが弱い このシステム面の変更は評価されているのだが、この敵として出現する相手は「アビリティ等を考慮せず、気力残量に応じて決められたエリア位置に移動して作戦決定する」というAIしか組まれておらず、CIもそこまで強くない為、若干肩透かしな感覚に苛まれてしまう。 相変わらずリザルトのテンポも悪いまま Aボタンで飛ばせる演出も増えてはいるものの、やはり携帯機への移植の宿命であると言わざるを得ない。 アルティメットユニバースモード関連 シナリオを進めるためにワールドマップを移動する必要があるのだが、その移動先が遠いという場面が非常に多く、その上ダッシュ時の移動速度も微妙に遅いため、ストレスを感じやすい。ショートカットやワープ機能も無いため、「前作のステージアイコン選択方式の方が良かった」という意見が少なくない。 また、フィールドに置かれているコインを取ることでゼニーを得られるようになったものの、取得量は 雀の涙も同然 なため、結局前作同様、全ステージウルトラクリアボーナスを集め終えた後は資金繰りに悩むことになる。 また、前作ではプレイするかはプレイヤーの判断に委ねられていた劇場版シナリオのステージが、本作ではプレイしなければシナリオを進められなくなってしまった。前作の問題点で述べた「全カードが固定のステージ」も引き続き健在なため、ストーリーモードは前作と比べて劣化してしまっているイメージが残る。 少年編の最後のボスがピラフロボである。また、少年編にピッコロ大魔王も登場しない。最大の謎である。 その他、初心者にとってかなりきついCIの強さを誇る序盤の大猿悟空や、事実上達成不可能なウルトラクリア条件が用意されている大猿ベビー(*2)など、本当に通しでテストプレイしたのか疑いたくなるステージもちらほら存在している。 また、「前作では正常にモーションを取っていたのに、〆の魔空包囲弾の所で全く動かなくなってしまったナメック星人アバターの超ユニット技」「神龍の願い事のシステムメッセージの表示不具合」「CAA"ダブル"のある組み合わせの枠の判定が見た目と異なる」等、ゲームには影響しないが気になる点が存在している。 総評 ゲーム性という面では前作から大きな改善が施されたものの、排出カードのダブり現象の多さやアルティメットユニバースモードの移動面の仕様にストレスが溜まる出来となってしまった。 余程「バーストリミットミッションに挑戦してみたい」といったようなこだわりでもない限りは、それらの問題点が改善されたシリーズ最終作『アルティメットミッションX』か、後継作の移植版である『ワールドミッション』をプレイすることをお勧めする。 余談 青野武氏最後のピッコロ大魔王 ピッコロ大魔王の声は青野武氏のライブラリ音声が使用されてきたのだが、2015年稼働の筐体版ゴッドミッション4弾からは代役の島田敏氏へと変更された。これにより、本作は「青野武氏のピッコロ大魔王が見られる最後の家庭用ゲーム」となった。
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16◇舞台装置 「なあ《私》よ」 「どうした《私》よ」 「《私たち》はここで、この娯楽施設において、一体何を成すべきなのだろうか?」 「ははは、何を言う《私》」 「決まっているだろう《私》。どこであろうと同じだ」 「どこまでも《私たち》は”役者”――」「ならば自らに課せられた”役目”を全うするのみであろう」 「そうだ、その通りだ」 「分かっているじゃあないか《私》」 「だが」 「だが?」 「では《私》の”役目”とは何か? 殺し合うことか?」 「いいや、違う」 「違うぞ《私》」 「《私》に与えられた役名は”鏡花水月”」 「鏡に映る花、あるいは」 「あるいは水面に映る月のように、とらえどころのない美しさ」 「そう、鏡花水月に」 「そうだ、鏡花水月に」 「《私たち》は鏡花水月に成らなければならない」 幻影のような薄い霞みに包まれた駐車場の一角。 白銀の髪を厳かに装い、灰と浅葱の着物を着ている”役者”鏡花水月の声が、 その空間の四方八方からまるでエコーのように響いていた。 第一放送が流れても、鏡花水月は変わることなくA-2に鎮座している。 いいや、より正確にいうなら《鏡花水月たち》だろう。 鏡花水月はそのルール能力によって、エリア一つを貸し切って実体のある幻影を作り出す。 ほら、今霧の中から数人の男が出てきた。 それらはみな揃って鏡花水月の容姿をしている。 ――この中で”本物”の鏡花水月は一人。他は全て幻想だ。 だが、蜃気楼や陽炎と違うのは、それがエリア内であれば実体も持っているということだ。 「精査の結果。幻影の《私》が持つ幻影の武器は、この駐車場の車に確かに傷を与えた」 「ただし、与えた傷もまた幻想だ」 「幻想の傷を与えた車をエリア外に運んだ場合、車は元の状態に戻った」 「そう」 「傷を与える行為もまた、幻影」 「しかしエリアから出るまでは、幻影は実体に限りなく近い」 「つまり、ここで起こる出来事は、真実以外でも真実として扱われるということだ……」 ずっとA-2に座し、来る者は惑わして四字熟語としての”役割”を果たそうとする鏡花水月だが、 だからといって何もせずに時間を過ごしていたわけではない。 自らのルール能力、《自分のいるエリア内に質量をもった幻影を発生させる》というそれについて、 彼はこの数時間を使って調べ上げていたのだ。 「もう一つ分かったのは、作れる幻影には制限が課せられているということ」 「嘆かわしいことだが、どんな幻影でも作れるわけではないようだ」 「大きさの制限、作れるのは親指サイズから車サイズまで」 「被写体の制限、此方以外の参加者の幻影は作れない」 「そして……かなり小さな刺激であっても、”受けた”場合には幻影は立ち消えてしまう」 水面に映る月が、少し水面に波紋を立てるだけで消えてしまうように。 鏡花水月の作り出す幻想もまた、少しの刺激でさえ致命傷となってしまう。 これらを踏まえると――無敵のように見えるこのルール能力にも、弱点は存在していることが分かる。 だが、それらは見破られなければ問題が無いものだ。 そして鏡花水月は見破らせない。だから、この空間のすべては、幻影に包まれる。 「鏡の前に置かれたその花が本当に実体なのかどうか、知る術などありはしない」 「だがしかし、鏡の向こうに見える花は間違いなく幻想だ」 「不確かな実体と、確実な幻想」「人はこの両者を並べられると、幻想を選んでしまう生き物だ」 「自らの愚かさに気付くことはない」 「鏡の中へ抜けてしまった少女から見れば、此方こそ幻影であるかもしれないとは考えない」 「故に人は間違える――此方のような者にさえ、間違えさせられてしまう」 「……少女と言えば《私》。 先の男が言っていた少女は、まだ生きているようだな」 「そうだな《私》。 だが、《私》が騙したあの男は死んでしまったらしい」 「悲しいか?」 「いいや、悲しくはない。それがあの男の”役目”であったのだろうと、不思議と得心している」 「恐いか?」 「いいや、恐くはない。此方も人だ、いつかは死ぬる。 次がもし此方の番であったとしても、悔いのない人生を”演じて”きたつもりだ」 「そうか――なあ、《私》。”演じた”人生は楽しかったか」 「《私》なのだから分かっているのだろう。なぜ聞く」 「いいや、これもまた一つの、《私》の”役目”であるからだ」 「そうか……ああ、そうだな」 「幻想ではない実態を確認しておかねばならないのは、此方もだ」 「《私》がその問いに答えを出せないことも含めて……《私》はいつも、決まった演目を演奏するだけの機械だった」 振り返ると鏡花水月は、自ら役者として役に徹するあまり、 それ以外の記憶がほとんど疎かになっていたらしい。 主催者側からの記憶操作はほとんどされておらず、代わりに嫌がらせのように、 自分の姿と目線以外に×が乱れ飛んで霞みがかっている。 さらに、多くのシーンは、三人称視点から自分を見つめた姿で脳内再生される。 否応なしに、ここに来る前の自分を見せつけられるのだ。 確かに綺麗だった。 鏡花水月と成った男が舞っていた舞台は、とても綺麗で完全だった。 だが――それだけだ。 「元からある”役”を完全に演じたところで。それはただ、言われたとおりに役を再現するのと同じなのだ」 「此方はただ、立派な葦として生えているだけで」 「造花でその身を飾らない代わりに、自分の意志で葉を広げようと考えることを、放棄している」 「ここですら。殺し合えと言われてなお、《私たち》は破綻してしまっている」 「自らの命よりも”役割”を優先している」 「鏡花水月になることで、舞台装置と化すことで」 「もし過ちを犯しても、此方ではなく”役”のせいであると言えるように……弱き心に予防線を張っているだけ」 「弱いのだ、《私》は」 「《私たち》は。結局誰もが、その結論に達する。人間は――弱いのだ」 ああ。 だから此方は、ただこのA-2に鎮座する舞台装置であろう。 誰も聞くものが居ない場所。 虚実の存在が入り混じる霞みの中で、鏡花水月は真実の言葉だけを連ねて、 自らの”役割”を改めて認識した。 ここにあるのは舞台装置。 迷い込んで来たものを惑わすだけ惑わして、ただそれだけの、鏡花水月。 「誰も来ずとも構わない。誰かが来ても、構わない」 「夢を見る者、願う者、信じる者――《私たち》はその幻想を壊さない」 「壊さないことで、救われるか?」 「それとも先の男のように、破滅に向かうか?」 「願わくば、その顛末に最後まで、此方が関与せぬことを」 ふ、と消える。 駐車場のあちこちに薄くかげっていた霞が、鏡花水月の”独り言”の終わりとともに晴れ、 表向きA-2は何もない世界へと回帰する。 ――誰かが。このA-2へと這入ってこようとしているのを、鏡花水月は察知したのだ。 「……うむ。問題はない。心配はいらない」 「此方は今回も、いつもと変わらない演目を成し遂げる」 さあ来いとばかりに発した凛とした視線は、侵入者の”二人”に届いているだろうか? 分からない。 分からないが、どうせ鏡花水月のやることは変わらないのだから関係ない。 惑わして、惑わすだけだ。 他のことをするつもりは、鏡花水月には無かった。 ふと、先ほどの男――心機一転との会話を思い出す。 心機一転をやり過ごすために、あのときは適当なことを言った。 彼を追っていたらしい少女……勇気凛々が現れたら説教でも食らわせてやるなどと。 笑止千万だ。 説教とは人格者が行うものだ。 どこまでも役者でしかない鏡花水月に、説教などできようはずもない。 「まだ生きているのだったな、件の少女は。 もしこのA-2に現れたら人格者の”役”でも演じてやろうか」 「むろん、真実味のない説教など、聞いても疎ましいだけであろうが……」 「ときに真実は、幻想を凌駕するほどに幻想だ。一秒先に何が起こるかなんて、お天道様でも分かるまい」 いつまでたっても曇ったままの空を見上げ、鏡花水月はひとりごちた。 けして日の目を浴びることのない殺し合いは続く。 決められている演目のように、悲劇的に。 【A-2/駐車場A地区】 【鏡花水月/舞台役者】 【状態】健康 【装備】不明 【持ち物】不明 【ルール能力】自分のいるエリア内に質量を持った幻影を発生させる 【スタンス】A-2に迷い込んだ参加者をただ惑わす 真打登場 前のお話 次のお話 一発殴る 前のお話 四字熟語 次のお話 幻影水鏡 鏡花水月 戦乱の演 用語解説 【鏡花水月】 鏡に映った美しい花と水に映った美しい月。見えていても手に取ることはできない、 はかない幻のたとえ。某死神漫画のボスが使う刀の名前としても有名である。 四字熟語ロワでは、それと似たような能力を持つ小さな劇座の舞台役者。 与えられた役に徹することを決めた彼は、果たして役目を全うできるのか。
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よくある質問 疑問があったらここを読み、検索も済ませてから! 検索 よくある質問このソフト面白い?買い? 攻略本でてる? セーブはいくつ? ワイド画面で楽しめる? プログレッシブTVには、対応? ドルビー・プロロジックIIには、対応? 主人公の性別は? Wi-Fi対応で何ができるの? ロードは? ゲームのBGMはどうなっているの? 自分の好きな曲を聴けるときいたけれど? MP3データって何? スタッフロールはどこで見れるの? ただ海中を泳ぐだけの環境体験ソフト? このゲームって完全新作じゃなくて、続編なの? シリーズ前作にあったゲーム性は? マップは?海の広さは? 海図が埋まってないのに、行ける場所がなくなったんだけど? ×のついた所へ行きたいのに、無理だと言われる。 海図の端にある沖や陸地が白いままなんだけど? ずっとポイントを指して、自分で泳がなくてはいけないの? 視点は?3D酔いしない? 3D酔いって何? リモコンにすばやく反応しないんだけど? ナデナデがうまくいかないんだけど? ナデナデしても仲良く出来ない魚がいるんだけど? 光に反応する魚のはずが、水中ペンに反応しないんだけど? パートナーとは? 写真撮影時のカメラ機能は? カメラモード中に、視点(カメラの向き)を動かすには? 撮ったはずの写真が消えているんですが? ゲーム内で撮った写真をSDカードに移せないの? 魚以外に動物はでてこないの? ガイドをうまくやるコツは? ゲーム内の日時はどこで確認するの? 時間や季節の概念は?時間の進め方は? イベントがおこりません。 フラグって何? バグとか、デバッグとかって何? バグの修正された改訂版と従来版を見分ける方法は? FOREVER BLUE なら、略称は「FB」だろ、常識で考えて その他 このソフト面白い?買い? 海が好きな人は楽しめると思います。 基本的に海の中で泳いで生物と触れ合うゲームですが アドベンチャー的な楽しみや、コレクション要素などのお楽しみもあります。 Wi-Fiで遠くの人と一緒に泳ぐ事も。 mk2のレビューも参考にどうぞ 攻略本でてる? 小学館から、公式ガイドブックがでてる。 イベントはもちろんアイテムや装備、生物たちの図鑑情報など、 薄いのに、かなり詳細に掲載されていて、攻略本としてデータ満載でおすすめ。 欠点は、薄いのに情報量が多いだけに、文字や画像が小さいこと。 詳細については、ゲームを楽しむグッズの「攻略本」を参照。 セーブはいくつ? セーブは3つまで可能。一つのセーブで35ブロック必要。 また、データの移動&コピー不可なので、SDカードへ移したり、他のWiiで利用したりすることはできない。 一度作ったセーブデータについては、新しいデータを上書きセーブはできても、個々に削除することができない。セーブデータを消す場合には、Wii本体からFEBのゲームデータを全部削除することになるので、注意。 ワイド画面で楽しめる? 16:9へWiiのオプションで変更可。 プログレッシブTVには、対応? プログレッシブ対応TVへは、別売りのWii専用コンポートネントケーブル(RVL-011)か、別売りのWii専用D端子AVケーブル(RVL-012)を使用すれば、Wiiのオプションで対応可。 ※Wii周辺機器については、こちらを参照のこと。 ※プログレッシブとは、テレビやディスプレイなどが、1回の画面表示を1回の走査で行なうこと。これに対し、奇数段目と偶数段目の2回の走査で1回表示を行なう方式はインターレースという。コンピュータのディスプレイは静止画や文字を表示することが多く、インターレース方式だとちらつきやにじみが生じるため、ほとんどはプログレッシブである。インターレース方式は動画を表示する際にちらつきを抑えられるため、ほとんどのテレビで採用されている。最近は高画質追求のため、TVでもプログレッシブ対応のものが増えてきている。 ドルビー・プロロジックIIには、対応? 対応していません。 ※ドルビー・プロロジックIIとは、ドルビー社が開発した「2chステレオ音声で制作されたプログラムを5.1chのサラウンドサウンドとして拡張して再生するための」技術。これにより、5.1chスピーカーシステムを用意すると四方から包まれるような音響効果を楽しむことが出来る。 主人公の性別は? ゲーム最初に男性・女性を選ぶことが可能。(途中変更は不可)。 ダイブ用のスーツ以外に、ビキニなどの水着もある。 詳しくは装備・ウェアを参照のこと。 Wi-Fi対応で何ができるの? フレンドコードを交換した人(同時に一緒に泳げる人は一人)とダイビング可。 お互いのパートナーの芸を見せ合うことも出来る。 簡単な定形文でのチャットやペンで簡単な意思の疎通が図れる。 ※詳細はWi-Fi通信を参照。 ロードは? 水槽(アクアリウム)に行く時、海に潜る時、海に潜った後も奈落(深海)などの特殊な海域や行く時、図鑑やアルバムを開く時には読み込むが、エリア内を泳ぐ時はシームレスでロードなし。 決定を押してから操作可能になるまでの時間は 「海や特定海域にもぐる」→約30秒 ※この間にBGMを選択することができる。 「船にもどる」→約20秒 「セーブデータを選んでゲームが始まるまで」→約25秒 「写真アルバムや図鑑を開く」→約10秒。 ※海から船へ戻る時や、船での移動中もロードがあるが、Aボタンを押すと短縮される。 ゲームのBGMはどうなっているの? ゲーム専用のボーカルのない音楽2曲と、ヘイリーの曲(CMタイアップ曲含む)9曲+メドレーが、使われている。 ※詳しくは音楽ページを参照。 イベントを進めていくうちに、色々な曲をゲットして自由に聞けるようになる。 ※イベントでの音の演出が神がかっているので、イベントがあると分かっている時や、まだ開拓していない海へ潜る時は、デフォルトのままを推奨。 自分の好きな曲を聴けるときいたけれど? MP3データであれば、SDカードに入れることで、デッキで景色を見たり海中探索中に出かけたりしている時に聴ける。 潜る時にSDカードの曲を選んだ時は、フェードアウトなしにずっと聴くことができる。 ただし、潜っている間は、同じ曲をずっとリピートし続け、途中変更は不可。何曲も聞きたい場合は、特殊専用ツールでMP3データをメドレーのように繋ぐ必要がある。 MP3データって何? CDなどの一般オーディオ用音楽データを、パソコンやデジタルオーディオなどに取り込む場合、データを圧縮する必要がある。MP3は、そのデータ圧縮形式の規格の一つで、他にWAV、WMAなどがある。 このゲームでは、MP3データファイルしか読み取れないので、自分の手持ちの曲がMP3データではない場合、データ変換ツールなどが別途必要となる。 スタッフロールはどこで見れるの? 夕方から夜の時刻に、デッキで「景色を見る」にする。 また、とあるイベントが終了すると、上とは別のエンディングのようなスタッフロールを見ることが出来る。 詳しくは特定生物のイベントなどの【ホワイトマザー伝説】の項目を参照 ただ海中を泳ぐだけの環境体験ソフト? イルカやシャチなどパートナーを複数作って、いろいろな芸をしこむことも可能。 水中カメラで凝った写真の撮影もできる。 海洋生物の図鑑をつくり、自分好みの生物を集めた水槽の作成も可。 海中ガイドや写真撮影の依頼などのイベントあり。 お好みで、奈落(深海)や【海底遺跡】、【沈没船】、【水中大鍾乳洞】などの探索も。 探索に伴い、宝物拾いもできてコレクションも楽しめます。 このゲームって完全新作じゃなくて、続編なの? 株式会社アリカが開発し、株式会社カプコンが販売していた(著作権者表示はアリカのみ)、PS2用ソフト「エバーブルーシリーズ」の続編という形になる。 ゲーム業界流通関係者によると、前々作は、廉価版含め2.7万本、前作は1.5万本販売されたとのこと。 エバーシリーズでは、ゲーム性に重点があり、このフォーエバーブルーは海中散策に重点があるなど、ゲームの方向性は違うものとなっている、 シリーズ前々作 EVER BLUE (エバーブルー)公式サイト http //www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/ps2everblue/ シリーズ前作 EVER BLUE2 (エバーブルー2)公式サイト http //www.capcom.co.jp/everblue2/ EVER BLUE2(エバーブルー 2)攻略 アリカ特設サイト http //www.arika.co.jp/product/eb2/index.html シリーズ前作にあったゲーム性は? 前作より海中散策に注力していており、宝物の売り買いなどはなし。 街での生活や会話などもない。船上・水中・水槽の三つだけ。 サメに襲われたり、 酸素不足でゲームオーバーになったりもなし。 (海中に1時間いると船上に強制的に戻される。サメなどの生物は存在する) マップは?海の広さは? 架空の場所のマナウライの海が拠点でそれ以外へはいけない。 ※奈落(深海)、【海底遺跡】、【沈没船】、【水中大鍾乳洞】など特殊な海域は存在する。 海図は横13×縦9のマス目に区切られていてる。行った場所のマス目が塗り替えられていく形。ひとつのマス目をまっすぐ泳いで横断する場合の所要時間は約35秒。 海図で任意の場所を選ぶと、そこまで船を移動できる。陸地や浅瀬、沖合いなど特殊な場所以外は、最初からどこへでも船で移動可能。 ただし、深海や夜の海へは、話を進めて装備を持たないと潜ることはできない。 一度に潜れるのは、その船を中心とした円形の一定の範囲内のみ。海図でいうと半径1.5マス分ぐらい。その円を出ようとすると壁にぶち当たったようになる。 違うエリアで泳ぎたい時は、一度船に戻って船を移動させてもう一度潜るという作業が必要。 海図が埋まってないのに、行ける場所がなくなったんだけど? ×のついた所へ行きたいのに、無理だと言われる。 海図の端にある沖や陸地が白いままなんだけど? 魚アイコンや×印の所以外でも、海図の任意の場所に船を移動させることは可能。 また、陸地や浅瀬、沖合いなどへは船を移動できないが、近くに泊めて泳ぐことも可能。 海域のギリギリの所を泳げば、海図の端の部分であっても登録される。 ※ただし、深海や夜の海へは、話を進めて装備を持たないと潜ることはできない。 装備についての詳細はツールを参照のこと。 ずっとポイントを指して、自分で泳がなくてはいけないの? パートナーや大きな生物(クジラやサメなど)につかまって自動遊泳できる。 クジラなどの大形生物につかまって泳ぐ時は、視点を変更できる。 また、(-)ボタンを押すと、オートスイムも可能。 視点は?3D酔いしない? 一人称(ダイバー視点)か三人称(俯瞰視点)か、選ぶことができる。 ※人称視点の変更は、(2)ボタンで、水中でいつでも変更可能。 ※魚につかまって自動遊泳している時は、それ以外に、側面方向からの視点へ切り替えることも可能。 俯瞰視点、かつ、デフォルトのノーマルモードだと、常に体が水平に保たれ、その姿を上から確認しながら移動できるため、3D酔いする可能性はかなり低い。 ダイバー視点、かつ、エキスパートモード(背中を上にした泳ぎ方なども可能)だと、「お魚になった私」を感じることが出来るが、操作慣れしていない人や、3D酔いしやすい人には難易度が高い。 ※ノーマル、エキスパートは、十字キーのツールオプションで、いつでも切り替え可。 3D酔いって何? 3Dゲームをしている時に、めまぐるしく変わる画面についていけず、車酔いのような症状をおこすこと。 車酔いでは運転者は酔わないのに対して、ゲームではゲームを操作している人も酔うのが特徴。 操作慣れしていないために、自分が頭の中で考える指示や動きと、ゲームのカメラワークとでブレが生じるときに起こりやすい。 リモコンにすばやく反応しないんだけど? 十字キーのツールオプションで、ノーマルモードかエキスパートモードの変更が可能。 エキスパートモードだとリモコンの動きにダイレクトに反応できるが、ノーマルモードにように常に体が上を向かず、操作なれしないとグルグル回ってしまう。 ※グルグルまわってコントロール不能と思ったら、ポインティングマークを画面外に動かすか、十字キーでメニューを表示。そうすれば体が水平に戻る。 ナデナデがうまくいかないんだけど? 一度特定されて魚の名前( ??? でも可)が出る状態になったら、ポインタは無視して、ただただリモコンを横に振る。 慣れないうちは、少しおおげさに横に動かすと良い。そのうちほとんど動かさなくて撫でるコツがつかめてくる。 円を描くようにするのもおすすめ。 ナデナデしても仲良く出来ない魚がいるんだけど? ナデナデ以外に、つつく、餌、水中ペン、海笛など別の方法を試してみること。 また、友好度は一日に一つしか増えないので、日を変えて再度会いに行くことも大切。 光に反応する魚のはずが、水中ペンに反応しないんだけど? 水中ペンを使った後、「OK」でちゃんと確定してる? パートナーとは? イルカやシャチなどを3頭までパートナーにして、一緒に泳いだり、芸を仕込んだり、アイテム探しを手伝ってもらったりと交流できる。 詳しくは、特定生物のイベントなどを参照のこと Wi-Fi通信をする時に自分のパートナーを連れて行き、芸を見せ合うことができる。 詳しくはWi-Fi通信を参照のこと 写真撮影時のカメラ機能は? 絞り(ボケ具合)とピント位置を任意に決められるから、 被写体以外をぼかして、被写体を際立たせたり 中心以外にピンと位置を持っていけるので 手前をぼかして奥をフォーカスしたり とこだわった工夫がされている 写真撮影についてはイベントの水中撮影の依頼やツールのカメラも参照。 カメラモード中に、視点(カメラの向き)を動かすには? カメラモード中(ズームしていても可)に、画面内にポイントマークが来るように、リモコンをTV画面に向け、あとは見たい方向へ動かす。 ※水中を泳ぎまくっている魚などにあわせて、カメラモードでズームしたまま追いかけ続けることができる。 ※小さな生物を撮るための拡大画面では、カメラの向きは固定。 撮ったはずの写真が消えているんですが? 写真を撮った後、ゲームを終了していたなら、仕様。 撮った写真は、現像後アルバムに貼らずにゲームを終了したら消える。 ゲーム内で撮った写真をSDカードに移せないの? できません。 魚以外に動物はでてこないの? 哺乳類でありながら海中に住むクジラやイルカはもちろんとして、 ペンギンや海鳥、アシカやアザラシ、北極グマなども出てきて交流できる。 図鑑のシルエットでは確認できない、特殊な「隠し」も存在する。 「隠し」については図鑑2の隠しや、特定生物のイベントなどを参照 ガイドをうまくやるコツは? 見失わないように傍を泳ぎながら、求めている魚はもちろん、 それ以外の魚でも、注目・キャンセルを繰り返しては、見せてみる。 キャサリンに「大満足しているから、もどったら?」と言われるまで泳ぎ続ける。 ガイドの詳細はイベントのガイドやツールの水中ペンの項目も参照。 ゲーム内の日時はどこで確認するの? 日付は、キャサリンの伝言メモにある。時刻は操舵室の時計が指している。 時間や季節の概念は?時間の進め方は? ある。日中と夜と、季節などにより魚の出現する海域が変化したり、特定の魚の産卵や孵化の時期のお知らせも届く。 時間変更は、朝から夜、夜から朝というように、一度に進められるのは最高でも半日分。一気に何ヶ月もとばすことは不可能。 イベントがおこりません。 イベントフラグの立て方【注意事項】を参照。 個々のゲーム内イベントについては、イベントや特定生物のイベントなどを参照のこと。 フラグって何? 元々はコンピュータのプログラミング用語から来た言葉。アドベンチャーゲーム等でのシナリオ分岐を制御するための情報をあらわし、この場合は小さなフラグ (あるアイテムを持っているか、特定のイベントを通過しているか、等) の掛け合わせの結果がゲーム上の分岐結果として表面化することになる。 逆にプログラム上の制御を予測してプレイヤーの望む結果を得るための操作を行うことが「フラグを立てる」「フラグ立て」という俗語としてゲーマーの間では一般化している。 このフォーエバーブルーの中では、いくつかのイベントをこなしたり、アイテムを拾ったりすることで、ツールを取得したり、別のイベントがこなせるようになったり、特殊なアイテムが拾えるようになったり、特殊な生物に遭遇することができるようになったりする。 バグとか、デバッグとかって何? バグ → コンピュータプログラムに含まれる誤りや不具合 デバッグ → ソフトウェアの開発過程でバグを取り除く作業 デバッガ → バグの発見や修正を支援するためにデバッグ作業を行う人 現在このソフトで発見されているバグや、このソフトのデバッガについては、バグ報告、改訂版を参考に バグの修正された改訂版と従来版を見分ける方法は? 改訂版を参照。 FOREVER BLUE なら、略称は「FB」だろ、常識で考えて エバーブルー、エバーブルー2シリーズ続編という意味と、この略称を開発会社アリカのプロデューサーもブログで使ってるから「FEB」でもいいんだよ。 その他 海図ポイント詳細(印刷用海図のURLあり) 海図(ネタバレ画像あり) スポット案内 ツール 装備・ウェア イベント アイテム(歴史的遺物) 特定生物のイベントなど 図鑑(サンゴ礁に棲む魚・小さな魚) 図鑑2(大きな魚・深海にすむ魚・クジラの仲間・海辺に棲む動物・隠し) 音楽 Wi-Fi通信 バグ報告 改訂版 紹介記事etc ゲームを楽しむグッズ
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I believe you ◆lbhhgwAtQE 映画館のロビーにて、トグサ達一行は放送を聞き終えた。 そこで呼ばれた名前の中にはトグサやヤマト、アルルゥの知人の名前は無かった。 そう、西洋騎士に果敢に立ち向かっていったあの自称“救いのヒーロー”の豚の名前もそこには無かった。 「ぶりぶりざえもん……無事でいろよ……」 ヤマトが安堵とともに、彼の安否を気遣うように呟く。 ……だがその一方で。 「朝倉さん…………死んじゃったんだね」 「……放送が虚偽でない限り、そのはず」 「あの人、何も言わないでいきなり転校しちゃったから、一度その真相についてSOS団で調べたかったんだけどなぁ……」 それほど仲が良かったわけではなかった。 だが、仮にも面識のあるクラスメートが死んだのだ。 それを知って、何も思わないほどハルヒも冷徹ではなかった。 そして長門もその時、自らの思考のどこかに新たなノイズを感じていた。 一度独断専行でキョンを殺害しようとした反乱分子のバックアップ如きの死に何を感じるのか……。 長門はそのノイズの正体にまだ気付けないでいた。 するとそんな長門を横目に、ハルヒがいきなり立ち上がり、声高らかに宣言する。 「……よし! それじゃ、放送が終わったところでSOS団特別ミーティングを始めるわよ! 議題は勿論、どうやって皆でここから脱出するか! これ以上、朝倉さんやみくるちゃん、それに鶴屋さん達みたいな犠牲者を出さない為にもこれは重要な議題よ!」 その声は、ついさっきまで暗い面持ちだった少女のものとは思えないほど溌剌としていた。 トグサやヤマトはその変わりように驚きつつも、その言葉から彼女の決意じみた何かを感じ取っていた。 「それじゃ、まず最初は――」 「……と、ちょっと待ってくれ」 ここで、トグサは挙手をして発言を求める。 「……何? どうかしたの、トグサさん」 「いや、つまらないことかもしれないが、一つ気になったことがあるんで……質問してもいいかい?」 「別にいいけど……」 話の腰を折られて、やや不満そうなハルヒの表情を見ながらも、トグサは今まで気になっていてそれを尋ねた。 「さっきから、何度か口にしてる“SOS団”っていうのは何だ? 俺達のチーム名か?」 「え? あぁ、そういえばまだあんた達には説明してなかったわね。SOS団って名前はね―― S 世界を O 大いに盛り上げるための S 涼宮ハルヒの 団 っていう正式名称の略称な訳! どう、センスいいでしょ?」 そんな真相を聞いて、思わず絶句するトグサ、そしてヤマト。 「あ、言い遅れてたけど勿論トグサさんも特別団員に認定よ!」 「え、あ、はぁ……そりゃどうも……」 ……状況が状況だったら、笑っていたかもしれないが、今の彼らはただただ唖然とすることしかできなかった。 「……はい! そんなわけでミーティングを続行するわよ!」 ハルヒを議長とするSOS団ミーティングはそれからしばらく続いた。 その中では、トグサが推測した情報端末や首輪に関する考察、今まで出会ってきた参加者の危険性の有無等、様々な情報が交わされてきた。 また、その中で各人の行動も振り返り、ハルヒやアルルゥはそこで始めてグレーテルについて知ることとなった。 そして、今彼女達が話しているのは…… 「ふぅん、それじゃこの技術手袋ってのがあれば、どんな機械でもいじったり出来るって事?」 「時間さえあればな。……だが、さっきも言ったように首輪を直接解体することはよした方がいいだろう。起爆装置が作動しかねないから」 「わ、分かってるわよ、それくらい!」 現在は所持してる支給品について再確認をしていた。 もしかしたら、それらを複合して使うことで脱出の手がかりを見つけられるかもしれないからだ。 「でも、これさえあれば、あんたが言ってた情報端末……要するにパソコンみたいのも作れるかもってことでしょ? だったら無くさないように持ってないとね」 「それは承知の上さ」 そう、承知の上なのだが、不運にもトグサが今まで見てきた中で情報端末を作るのに適した材料や機械はこれといって見当たらなかった。 これではいつまで経っても組み立てることは出来ないし、宝の持ち腐れ状態である。 トグサは、そんな自分の運の無さを心の中でボヤく。 「……で、有希。話は変わるけど、あんたのそのタヌ機って道具の説明書見たけど、すごい効果じゃない。 これさえあれば、あの金髪剣士も撃退できたんじゃないの?」 「…………以前、これを使った時、相手は確かに怯んだ。……だけど、すぐに幻覚から脱した。 相手の精神力が人並み外れて強い場合、効果はないと考えられる。そして、あの騎士はその部類に相当すると判断した」 「――ふぅん。精神が強いと効かない、かぁ。……でも、いざって時は迷わず使ったほうが良さそうね。……有希、頼んだわよ」 「分かった…………」 長門はいつもどおり、無表情のまま受け答えをしていた。 ちなみにヤマトとアルルゥの年下組はというと、先程からうつらうつらと舟を漕いでいる模様だ。 今日はあれだけ色々あったのだ、疲れて眠気が襲ってきても当然だろう。 「あとは、残る不思議な道具といえば……やっぱりこれよね、これ!」 そう言いながらハルヒが取り出したのは、四角い古いカメラのような物体。 「それは?」 「着せ替えカメラって言ってね、これに被写体に着せたい衣装を描いた紙を入れて撮影すると被写体の服がその絵通りに変わっちゃうって訳よ」 「――な、そんな道具まであるのか……」 「そうよ! 見てなさい……ほら!」 ハルヒがそう言いながら、長門にレンズを向けた状態でシャッターを切る。 すると、長門は瞬時に黒い三角帽に黒いローブという典型的な悪い魔女のような格好になる。 「……なるほどな。……で、これは服の材質は変えられるのか? 例えば甲冑や防弾チョッキみたいな絵を入れて着せ替えさせれば……」 「私もそれは考えたけど、それは無理みたい。服の素材は元の服の素材からしか作られないって説明書に書いてあるし」 と、トグサはハルヒから説明の書かれた紙を受け取るとそれを読む。 すると、その道具は元々の衣類の構成分子を分解、再構成することで着せ替えを実現しているとかかれていた。 ――ようするに、木綿からは木綿、合繊からは合繊の服しか作れないという事だ。 しかも、このカメラをちゃんと使うには、被写体にしっかりとピントを合わせる必要があるという。 「戦闘には不向きな代物だな」 「一応、相手へのこけおどしには使えるかなって思ったけど…………」 「そんなのが通じる相手ばかりじゃない。……あの剣士がまさにそうだっただろう。あの目は人殺しを厭わない目だった」 「わ、分かってるわよ、それくらい!!」 そう言って、トグサから説明メモをひったくると、そっぽを向いてしまう。 「あー、もう! このままじゃ脱出方法なんて見つかりはしないわ! もう一回最初から考え直すわよ!!」 「……そう」 長門は魔女のコスチュームになったというのに至極冷静だ。 そして、ヤマトとアルルゥは既に二人でもたれかかるように寝息を立てている。 (……やれやれ) いつから自分は子供達の引率をする立場になったんだ……。 そんな事を思いつつ、トグサは立ち上がり、ハルヒに声を掛けた。 「――すこしばかり席を外す。……何かあったら子供たちを頼むぞ」 「……分かった」 「まっかせなさい!!」 そんな元気な返事を背に、トグサは歩き出した。 ハルヒ達と別れてから十分程度。 やや時間がかかったが、トグサは従業員が詰めていたであろう事務所を見つけ出した。 事務所を探していた目的は、勿論この地の別の施設に連絡できる電話を使うため。 そして、さっそく受話器をとるとホテルの番号をプッシュする。 ……だが聞こえてくるのはコール音ばかり。 トグサは何度も番号をプッシュしなおしては繋がるのを待つが結果は同じ。 「…………どういうことだ?」 番号が合っている以上、誰かその場にいたなら受話器を取るだろうし、受話器を取らないもしくは不在の場合でも留守電に繋がるはずだ。 それなのに、受話器の向こうからはコール音がひたすら聞こえてくる。 留守電にすら繋がらないということは、電話機や回線になにか問題が生じたという事。 朝方電話をした時は何も不都合の無かった電話回線に突如、問題が発生する――――その理由として思いつくのはただ一つだ。 「……ホテルで何かあったのか」 思えば、セラスとホテルで別れてから、6時間ほどは時間が経過している。 バトーの件も目撃したことだし、誰かしらゲームに乗った殺戮者がホテルで戦闘を行い、その余波で電話や回線が破壊されてもおかしくはない。 ……とすると、義体とはいえ女性のセラスを1人置き去りにしたのは、やはり間違いだったのではないか? トグサは、自分の判断ミスを改めて悔いる。 「無事でいてくれよ、セラス…………」 誰に言うでもなく、トグサは事務所の窓からホテルの方角に向かって呟く。 すると―――― ――プルルルルルルルル!!!! 背を向けていた電話が突如、鳴り響いた。 当然の事だが、電話が鳴るという事は誰か知らないがこの地のどこかから電話をかけているという事。 即ち、こことは違う場所の誰かと情報交換を出来るのだ。 現在の状況を少しでも知りたかったトグサは急いで受話器に手をかける……がここで一度手を止める。 今までの考えは、相手が協力的だった場合のもの。 もし、相手が頭の働く殺戮者だったら? 電話を取ったが最後、相手に殺害対象の居場所を伝えることになってしまう。 ここには戦闘能力を持たない子供が多くいる。 もし、そんな殺害目的の参加者がやってきたらひとたまりもない。 どうする……。取るべきか取らないべきか。 ……逡巡の末、彼は決断した。 「……はい、もしもし」 自分は仮にも元刑事だ。 相手が嘘をつく素振りを見せるようだったら、見抜いてみせる。 ……トグサは自分の今まで培ってきた経験と技術に賭けた。 すると、自分の応答に答えるように向こうからも声がしてきた。 『も、もしもし。えっと、そちらは映画館でしょうか?』 ――男の声だ。 だが、その喋り方からは焦りのような緊張のようなものが汲み取れる。 ここは、相手の素性と居場所を聞き出すのに格好の機会だろう。 「あ、あぁ。確かに映画館だ。そっちはどこからかけてる? で、君は何者だ?」 『えっとレジャービルです。俺は名簿だとキョンって書かれてる参加者です』 レジャービル。 胸ポケットにしまっていた地図を広げ、即座に位置を確認すると、それはホテルから比較的近い位置にあることが分かる。 そして、キョンと言う名前……ハルヒが何度か口にしていたクラスメートの名前だ。ということは高校生か。 ということはここにいる参加者に違いないはずだ。 相手の口振りからして、ここまでの発言に恐らく虚偽はないとトグサは推測する。 『ふむ、キョンか。遅れたが俺はトグサだ。この馬鹿げたゲームには乗っていない。そっちもか?』 電話の向こうでキョンは肯定の意を短く示した。 ……ということは、彼は自分達にとって、協力者になりうる人物だ。 「そうか。――で、君はどうしてここに電話を? 仲間を探す為に虱潰しに各施設に電話をかけてるのか?」 ハルヒと長門という彼の仲間であろう人物がいることはあえてここで伏せておく。 もし先に言ってしまうと、そちらに気を取られかねないからだ。 『いえ、実は――』 すると、キョンは意外なことを口にしだした。 何と、あの次元が今、キョンとともにレジャービルにいるというのだ。 ということは、ハルヒや長門を含めた自分達がここいいることを承知の上で電話をしてきたことになる。 「なるほど。それで、声を聞こうとここに電話を」 『はい。……それで、そのハルヒは……』 「元気にしてるよ。すぐにでも代わってやりたいが――――その前に一つ聞きたいことがある」 仲間との再会を取引道具にはしたくなかったが、彼には電話を代わる前にどうしても聞きたいことがあった。 それがホテルに関する情報。 ホテルから近い場所にいる彼らならば、自分達よりも最新の情報が飛び込んでくるに違いない。 そんな期待を胸にトグサがキョンに尋ねると、彼はトグサですら予想出来なかったことを口にしだした。 『……さっき屋上で見たんですが、ホテルはその……無くなってます。恐らくですが倒壊したみたいです』 「……と、倒壊だと!?」 あの堅牢な鉄筋コンクリート造の高層建築が倒壊した……? ロケットランチャーか高性能爆弾でも使ったのだろうか。 破壊状況を直接見ていないので、彼には推測しかねたが、とにかくホテルはもう彼の知っている姿を保っていないことは分かった。 「……そうか。情報提供ありがとう。それじゃ、ハルヒと長門を呼んでくるから少し待っててくれ」 必要な情報を聞き終えたトグサは、そう言って受話器をデスクの上に置くと、小走りでロビーに戻っていった。 少女達を電話の向こうの彼と再会させる為に。 電話の向こうにキョンがいる。 そんな言葉をトグサから聞くや否や、ハルヒはロビーを飛び出していた。 「有希!! 早く来なさいよ! キョンが電話の向こうにいるのよ!! ――って、何でそんなところで立ち止まるわけ?」 「……ここが事務所。電話はこの中にある」 それだけ言うと、長門はドアを開け、中へと入っていく。 「――!! 待ちなさい有希!! 電話は私が先だからね!!」 後を追いかけるように慌てて部屋に飛び込むハルヒ。 そして、彼女は置かれていた受話器を乱暴に取る。 「キョン! キョンなのよね、あんた!」 『ハルヒ、元気か? 何か怪我したって聞いたが……』 その声は、紛う事なき雑用専用の団員の声だった。 懐かしさのあまり、ハルヒは気持ちが緩むが、ここは団長として威厳を保たなくてはならない。 彼女は毅然とした口調で団員に答える。 「こんなの大した事ないって! それよりもあんたは無事なの?」 本当は今もいきなり走った影響か頭がふらふらするが、ハルヒはそのような事は微塵にも口にしない。 『あぁ。色々あったが問題ないさ。何とか無事に生きてる』 いつも通りの溜息交じりの声。 その声が、今のハルヒには何よりも嬉しかった。 「そう、良かった……」 胸を撫で下ろすように声を出す彼女が、ふと首を動かすとそこには三角帽を被ったままのもう1人の団員が立っていた。 そう、彼女もまた、キョンとの再会を心待ちにしているであろう人物の1人だった。 「――あ、それじゃ有希にも代わるわね!」 ハルヒもそれを悟ったのか、受話器を彼女へと手渡した。 すると、彼女はそれをゆっくりとした動きで顔にあて、言葉を発する。 「……電話を代わった」 『おぅ、久しぶりだな。……で、無事か? 骨折ったっぽいが』 そう尋ねられて、長門は添木で固定された左腕を見やる。 「問題ない。回復には時間を要するが、自然治癒可能なレベル」 『……そうか、それはよか――いや、よくないか。骨折だもんな……』 電話越しのキョンの声のトーンが落ちる。 ……すると、長門はそんな彼の感情を悟ったのか、自ら口を開いて言葉を発した。 「現在は体力の温存に専念している。私も涼宮ハルヒも徐々にだけど回復の傾向にある。……心配しなくていい」 それは、彼の不安を消し去ろうとして発した言葉。 だが彼女自身は、このような誰かを励ますような事を言うような人間ではなかった。 それなのに何故―――― これもまた、彼女の中に生まれたノイズが起こした行動なのかもしれなかった。 そしてそれを聞いてか、キョンの声のトーンは元に戻る。 『……ま、声を聞く分には大丈夫そうだな。――と、そうだ。そっちにアルルゥって子がいるだろ? こっちにその子の知り合いのトウカさんっていう人がいるんだ。話をさせてやりたいから代わってくれないか?』 アルルゥ――アルちゃんと呼ばれている少女。 トウカ――アルルゥが何度か口にしていた名前。 名簿においても、二人の名前は極めて近い場所に記されていた。 長門はそれを瞬時に把握すると、意味が無いと分かっていながら受話器を持って頷く。 「分かった…………」 それからが少し大変だった。 長門から話を聞いたハルヒは慌しくロビーに戻り、熟睡していたアルルゥを無理矢理起こしだした。 そして、その騒ぎで先に起きたヤマトが文句を言うが、ハルヒに一蹴され、それに寝起きでやや苛立っていたヤマトが反論した。 ヤマトの反論にハルヒは更にヒートアップし、二人が険悪なムードになっていたところで、トグサが仲介に入る。 ……と、その頃になってようやくアルルゥが目を覚まし、ハルヒは急いで彼女を抱えて事務所へと戻っていったのだ。 ヤマトやトグサにとっては、ハルヒがまさに台風のように映って見えた。 「……な、何なんだよ、あの人は……」 「ま、元気でいるなら何よりなんだけどな……」 ちなみに、この一連の騒動の中、長門はずっと事務所で待機していた。 そして、そんな事務所にハルヒは再度飛び込んでくる。 「アルちゃん! ほら、電話よ! トウカって人が待ってるわ!」 「んー? でんわ? トウカおねーちゃんいない……」 「あぁっ、もう! だから電話の向こうにいるんだって! ほら!」 もどかしくなったのか、ハルヒはアルルゥの顔に受話器を押し当てる。 すると、タイミングよく受話器から声がしてきた。 『ア、アルルゥ殿!? アルルゥ殿でございますか!?』 「……! トウカおねーちゃんの声!」 押し当てられた受話器から聞こえてきた声に、アルルゥは驚くと同時に嬉しそうな声を出す。 そして、ハルヒから受話器を受け取る。 『ア、アルルゥ殿! 無事でしたか!? 某……某はアルルゥ殿が無事かどうかばかりが気になっていた次第で……』 「ん! アルルゥ平気! ハルヒおねーちゃん達と一緒だから平気!」 『そうですか。それは何よりでございます……。某、今しばらくそちらにはいけませぬが、どうかこれからもご無事で――――』 トウカの長ったらしい言葉をアルルゥは理解しているのかしていないのか、うんうんと相槌を打ってゆく。 そして、その会話はしばらく続いた後…… 「――ん!」 アルルゥは受話器をハルヒに差し出した。 「……もう、いいのね」 「ん! おねーちゃん、ありがとう」 「私は別に何もしてないわよ。ま、礼を言うなら馬鹿キョンにでも会った時にしなさい」 ハルヒはやや顔を紅くしながらも、受話器を受け取る。 「……もしもし? キョン? 今電話に出てるのはキョンなの?」 『…………』 返事はない。 すると息を大きく吸って、今一度彼女は受話器に叫ぶ。 「こぅら! キョン! 返事しなさいってばキョン!!!」 『…………聞こえてるさ。……だから、んな大声はよせ』 今度こそ通じたようだ。 「そんなことよりも! ――で、あんたはいつこっちに来れるの? 一時間後? それとも二時間後? トグサさんに頼んで、出来るだけ長くここで待てるように頼むからトウカさんって人と一緒に早く――」 居場所が分かったからには、こっちに来るのだろう。 そんな期待を胸に、ハルヒは尋ねるが、その答えはその期待を打ち砕く。 『悪い。俺達はまだそっちに行けそうにない』 「……え? それってどういう……」 『こっちでの用事が残ってるんだ。それが終わるまではそっちには行けないって事だ』 用事……それは団長命令よりも大事なものなのか。 この涼宮ハルヒと合流する事よりも重要な用事なんてあるのだろうか……ハルヒは胸を締め付けられるとともに、顔をかぁっと熱くした。 「用事って……そんな! 今度はいつ声聞けるか分からないのよ! それなのにどうし――あ、有希、何してるの! 返してってば!」 まだ言いたいことはあった。 だが、長門が彼女から受話器を奪ったことにより、その機会は失われることとなる。 「電話を代わった。……こちらにまだ来れないのは決定事項?」 『ん? まぁ、まだ時間がかかりそうだな』 「……そう」 長門はハルヒと異なり、いつも通りに受け答えする。 そして、長門はその後キョンと自分達が移動する場合の移動先の連絡法について説明した。 『……分かった。それじゃ、そろそろ切るぞ』 「……そう」 『ハルヒ達の事、頼んだぞ』 涼宮ハルヒの保護は、長門有希にとっては最優先すべき行為。 言われなくてもそうするつもりだ。 だが、ここであえて彼女はいつもより語気を強めて、こう言った。 「……任せて」 そして、キョンとの電話は切れた。 すると、それと同時にハルヒが長門の前に立つ。 「……ねぇ、あんたはキョンがこっちに来れなくても構わないの?」 その顔は、明らかに怒気を含んでいた。 無理もないだろう。彼女は会話の途中に受話器を奪われたのだから。 だが、長門はあくまで冷静に答える。 「……用事があるのだから仕方ない。……向こうには向こうの都合がある」 「で、でも! 今度はいつ会えるか分からないのよ!? それなのに会える機会を棒に振るなんて……!」 「……あなたは彼を信じられないの? 彼とまた会えるという可能性はまだ閉ざされたわけではない」 長門は珍しくハルヒに反論するように立ちはだかる。 そしてハルヒは、そんな彼女の言葉に戸惑う。 「そ、そうだけど、あいつらだっていつ誰に襲われるか分からないし……」 「大丈夫! トウカおねーちゃん強い! 敵が来ても絶対やっつけてくれる!」 そこでアルルゥが自信満々にハルヒに言う。 ……そう、キョンの傍にはアルルゥ曰く、剣術使いのトウカという女性がいる。 「次元大介……彼も負傷しているものの、戦力としては大きいと思われる」 「次元……」 ルパンの相棒で早撃ちの名手……そんな男もキョンの傍にいる。 「信じて……。彼を、彼らの仲間を」 「信じる……。…………そうね、今更何を言っても意味が無いか。今はキョン達を信じる方が建設的ね!」 その時、彼女はふとルパンの無事を信じた自分を思い出す。 ……だが、すぐに彼女はその回想を拭い去る。 今度こそは……今度こそは信じた事が実現して欲しい――――ハルヒはそう願うのであった。 「……お、丁度いいところに」 女性陣3名が休憩所に戻ってくると、ソファに座っていたトグサとヤマトは立ち上がった。 ハルヒは何事かとトグサに問う。 すると、彼女は平べったい円形の缶を手渡される。 「……映画のフィルム缶? 中身は…………って、タイトル書かれてないじゃない。これ何のフィルムなの?」 「見てもないのに分かるわけないだろ」 ヤマトがやや仏頂面で答える。 さきほどの口論の件をまだ引きずっているようだ。 「ふん、あんたには聞いてないわよ。……で、中身が分からないフィルムなんか持ってどうしてるの?」 「だから、今からその中身を確認するんだ。ここの映写機を使ってね」 「……こんな非常時に映画鑑賞? 随分暢気な提案ね」 「ま、そう言わないでくれ。ラベルも貼られずに置かれてたんだ。何か脱出の手がかりが隠れてるのかもしれない」 苦笑気味にトグサは笑う。 「これで何も意味が無かったら笑うしかないだろうがな。……だが今まで色々あったんだ、まとまった休憩時間を取るのに最適だろう」 「……適度な休憩は今後の活動を良好にする」 「……そういうことだ。――って訳だから、俺は映写機にこれを入れてくる。観客席で待っていて欲しい」 と、トグサはハルヒ達に背を向け、映写室のある方へと歩いてゆく。 ――が、それをハルヒが呼び止める。 「……あんたはどうするの? 映写室にずっといるの?」 「君達を観客席に置き去りに出来るわけないだろう。フィルムをセットし終えたら、そっちに急いでいくよ。 ……あ、そうそう、中に入ったら正面入口以外のドアをロックしておいてくれ。 誰かが来た時、観客席への侵入ルートを一ヶ所にしておいた方がいいから」 「分かったわ。……ってことであんた達頼んだわよ」 「いや、あんたもやってくれよ……」 ヤマトは溜息をつきつつ、ハルヒの後をついていく。 そして観客席内。 正面入口のドア一枚を除いてドアロックを済ませたハルヒ達は席に座る。 「さぁて、どんな映画なのかしらねぇ」 「……うー、あれこわかった……」 ハルヒの横に座るアルルゥは、一つ前の席の背もたれに顔を隠しながら前を見る。 「大丈夫よ、アルちゃん。すぐに慣れるわ!」 何に慣れるんだよ……とヤマトは心の中でツッコミを入れつつ、何も映されていないスクリーンを見ていた。 ここに来るまでの間に本当に色々あった。 自称ヒーローの豚に出会い大人の階段を登ったり、女の子を撥ねてしまったり、変な女に指図されたり、金髪の少女に襲われたり……。 だが、そんな中で常に行動を供にしていた豚は今は自分の横にいない。 あの後、どこに行ってしまったのだろうか……。 ヤマトは彼の無事を祈り、そして信じつつ、目の前を見続ける。 ――そして上映開始のブザーが鳴り響く。 【B-4・映画館/1日目・夜中】 【新生SOS団】 【トグサ@攻殻機動隊S.A.C】 [状態]:疲労と眠気/SOS団団員特別認定 [装備]:S W M19(残弾1/6発)/刺身包丁/ナイフ×10本/フォーク×10本 [道具]:支給品一式(食料-2)/警察手帳(元々持参していた物) 暗視ゴーグル(望遠機能付き)/技術手袋(使用回数:残り17回)@ドラえもん RPG-7スモーク弾装填(弾頭:榴弾×2、スモーク弾×1、照明弾×1) 首輪の情報等が書かれたメモ2枚 [思考] 基本:情報を収集し脱出策を講じる。協力者を集めて保護。 1:上映中の第三者の侵入を警戒する。 2:その後で今後の方針を決める。 3:全員に休憩を取らせる。 4:情報および協力者の収集、情報端末の入手。 5:タチコマ及び光、エルルゥ、八神太一の捜索。 [備考] 風・次元と探している参加者について情報交換しました。 情報交換により佐々木小次郎という名の侍を危険人物と認識しました。 【石田ヤマト@デジモンアドベンチャー】 [状態]:人を殺した罪を背負っていく覚悟/SOS団特別団員認定 疲労と眠気/右腕上腕に打撲(ほぼ完治)/右肩に裂傷(手当て済) [装備]:クロスボウ/スコップ [道具]:支給品一式(食料-2)/ハーモニカ/デジヴァイス@デジモンアドベンチャー/真紅のベヘリット@ベルセルク クローンリキッドごくう(使用回数:残り3回)@ドラえもん/ぶりぶりざえもんのデイパック(中身なし) [思考] 基本:これ以上の犠牲は増やしたくない。生き残って元の世界に戻り、元の世界を救う。 1:ぶりぶりざえもんと合流する 2:八神太一、長門有希の友人との合流する [備考] ぶりぶりざえもんのことをデジモンだと思っています。 【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】 [状態]:疲労と眠気/頭部に重度の打撲(意識は回復。だがまだ無理な運動は禁物) 左上腕に負傷(ほぼ完治)/心の整理はほぼ完了 [装備]:なし [道具]:支給品一式(食料-2)/着せ替えカメラ(使用回数:残り18回)@ドラえもん インスタントカメラ×2(内一台は使いかけ) [思考] 基本:SOS団のメンバーや知り合いと一緒にゲームから脱出。 1:映画鑑賞後、今後の方針を考える。 2:キョンと合流したい [備考] 腕と頭部には、風の包帯が巻かれています。 【長門有希@涼宮ハルヒの憂鬱】 [状態]:思考に軽いノイズ/左腕骨折(添え木による処置が施されている)/SOS団正規団員 [装備]:ハルヒデザインの魔女服(映画撮影時のもの) [道具]:支給品一式(食料-2)/タヌ機(1回使用可能) @ドラえもん [思考] 基本:涼宮ハルヒの安全を最優先し、状況からの脱出を模索。 1:涼宮ハルヒを休ませる。 2:小次郎に目を付けられないように注意する 3:キョンとの合流に期待 [備考] 癒しの風による回復力促進に伴い、添木等の措置をして安静にしていれば半日程度で 骨折は完治すると思われます。 【アルルゥ@うたわれるもの】 [状態]:疲労と眠気/右肩・左足に打撲(ほぼ完治)/SOS団特別団員認定 [装備]:ハクオロの鉄扇@うたわれるもの/ハルヒデザインのメイド服 [道具]:無し [思考] 基本:ハルヒ、トグサ達と一緒に行動。エルルゥに会いたい。 1:“えいが”怖い…… 2:眠たい…… [共通思考]:映画館でフィルムの中身を確認しつつ、休息をとる。佐々木小次郎を最優先に警戒。 [共同アイテム] :73式小型トラック(※映画館脇の路地に停めてあります。キーは刺さったまま) おにぎり弁当のゴミ(※トラックの後部座席に放置されています) マウンテンバイク(※トラックの荷台に残されたままです) 時系列順で読む Back 以心電信 Next 転んだり迷ったりするけれど 投下順で読む Back 以心電信 Next 転んだり迷ったりするけれど 203 【薄暗い劇場の中で】 トグサ 222 【団員の家出/映画監督の憤慨】 203 【薄暗い劇場の中で】 石田ヤマト 222 【団員の家出/映画監督の憤慨】 203 【薄暗い劇場の中で】 涼宮ハルヒ 222 【団員の家出/映画監督の憤慨】 203 【薄暗い劇場の中で】 長門有希 222 【団員の家出/映画監督の憤慨】 203 【薄暗い劇場の中で】 アルルゥ 222 【団員の家出/映画監督の憤慨】