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ハ ヒ フ ヘ ホ ハ 通常 月間/年間 スペシャル 2012年版 朴賛浩[投手/G] 橋本将[捕手] 長谷川勇也[外野] 長谷川勇也 12[外野/S] 長谷部康平[投手] 畠山和洋[内野/S] 畠山和洋[内野/月間] 畠山和洋[内野/CH] 畠山和洋 12[内野/S] ハミルトン[投手] 早川大輔[外野] 早坂圭介[内野] 林昌範[投手] 林昌樹[投手] 原拓也[内野] 原辰徳[内野/P] 原辰徳 12[内野/P] 張本勲[外野/P] バリントン[投手/G] バリントン[投手/月間] バリントン[投手/CP] バリントン 12 バルディリス[内野/S] バルディリス 12[内野/S] バレンティン[外野/G] バレンティン[外野/月間] バレンティン[外野/NK] バレンティン 12[外野/G] ハーパー[内野] バーネット[投手/S] 板東英二[投手/P] ヒ 通常 月間/年間 スペシャル 2012年版 比嘉幹貴[投手] 東尾修[投手/P] 東尾修 12[投手/P] 東出輝裕[内野/S] 聖澤諒[外野/S] 聖澤諒[外野/CH] 聖澤諒 12[外野/S] 日高剛[捕手] 英智[外野/S] 英智 12[外野/S] ヒメネス[投手] 桧山進次郎[外野/S] 桧山進次郎 12[外野/S] 平井正史[投手/S] 平井正史 12[投手/S] 平尾博嗣[内野] 平石洋介[外野] 平田良介[外野/S] 平田良介 12[外野/S] 平野恵一[内野/S] 平野恵一[内野/B9] 平野恵一 12[内野/G] 平野将光[投手] 平野佳寿[投手/S] 平野佳寿 12[投手/G] 広澤克実[内野/P] 廣瀬純[外野] 廣瀬純 12[外野/S] B.W.[内野/P] フ 通常 月間/年間 スペシャル 2012年版 ファルケンボーグ[投手/G] ファルケンボーグ[投手/B9] ファルケンボーグ 12[投手/G] フィガロ[投手/S] フィガロ 12[投手/ 12開幕投手] フェルナンデス[内野/S] 深江真登[外野] 福井優也[投手/S] 福浦和也[内野/G] 福浦和也 12[内野/G] 福田秀平[外野] 福田秀平 12[外野] 福地寿樹[外野] 福原忍[投手/S] 福原忍 12[投手/S] 福本豊[外野/P] 福本豊[外野/メモリアル] 福本豊 12[外野/L] 福良淳一[内野/P] 福良淳一 12[内野/G] 藤井彰人[捕手/S] 藤井彰人[捕手/月間] 藤井淳志[外野] 藤井淳志 12[外野] 藤井秀悟[投手] 藤江均[投手] 藤岡好明[投手] 藤岡好明 12[投手] 藤川球児[投手/G] 藤川球児[投手/B9] 藤川球児 12[投手/P] 藤田一也[内野] 藤田太陽[投手/S] 藤巻誠人[投手/P] 藤巻誠人 12[投手/P] 藤村大介 12[内野] 藤本敦士[内野] 藤本敦士 12[内野] 藤原紘通[投手] ブラゼル[内野/G] ブラゼル[内野/CH] ブラゼル 12 ブランコ[内野/G] ブランコ[内野/月間] ブランコ[内野/CH] ブランコ 12[内野/G] ブランドン[投手] ブランドン 12[投手] 古川秀一[投手] 古城茂幸[内野] 古城茂幸 12[内野] 古谷拓哉[投手] ヘ 通常 月間/年間 スペシャル 2012年版 ペン[投手] ペン 12[投手] ホ 通常 月間/年間 スペシャル 2012年版 帆足和幸[投手/S] 星孝典[捕手] 星野仙一[投手/P] 星野仙一 12[投手/G] 星野智樹[投手] 星野伸之[投手/P] 星野伸之 12[投手/G] 細川亨[捕手] 細川亨[捕手/月間] 細川亨 12[捕手/S] 細山田武史[捕手] ホフパワー[内野/G] ホフパワー 12[内野/S] 堀内恒夫[投手/P] 堀内恒夫 12[投手/L] 塀内久雄[内野] 塀内久雄 12[内野] ホワイトセル[内野] 本多雄一[内野/S] 本多雄一[内野/B9] 本多雄一 12[内野/G] ホールトン[投手/S] 更新日:2012-07-08
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金田一少年の事件簿(テレビドラマ、連続ドラマ期・1997~、スペシャルドラマ期・2005) スペシャルドラマ期(2005.09) 「金田一少年の事件簿 吸血鬼伝説殺人事件」(2005.09.24) A枠1'00″…NISSAN(日産自動車)、花王、Canon 0'30″…Coca-Cola、Meiji(明治製菓)、NTT DoCoMoグループ B枠1'00″…HONDA 0'30″…JACCS、森永製菓、vodafone、Chamisul チャミスル(JINRO JAPAN INC.)、JT、ほのぼのレイク、マクドナルド、大塚製薬
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PRIDE誇り(2013シーズン3)一覧 新レア「PRIDE」堂々解禁!!(三塁手) 【村田修一8412、ルナ8435、宮本慎也8317、堂林翔太、新井良太8408、中村紀洋8429、小谷野栄一8370、ヘルマン8483、松田宣浩、C.マギー、今江敏晃8426、バルディリス8410】 新レア「PRIDE」続々解禁!!(抑え) 【西村健太郎、岩瀬仁紀8616、バーネット、ミコライオ、福原忍、ソーサ、武田久、サファテ、ファルケンボーグ、ラズナー、益田直也、平野佳寿】 新レア「PRIDE」続々解禁!! 2(レフト) 【高橋由伸、和田一浩、ミレッジ、ルイス、俊介、多村仁志、中田翔、栗山巧、内川聖一、枡田慎太郎、荻野貴司、坂口智隆】 新レア「PRIDE」続々解禁!! 3(中継) 【マシソン、岡田俊哉、江村将也、横山竜士、加藤康介、山口俊、宮西尚生、岡本洋介、五十嵐亮太、青山浩二、C.ロサ、岸田護】 後半戦の鍵を握るエースの投球 【内海哲也、大野雄大、小川泰弘、前田健太、能見篤史、三浦大輔、吉川光夫、菊池雄星、攝津正、田中将大、西野勇士、金子千尋】 俊足巧打で魅せる存在感!(センター) 【長野久義、藤井淳志、上田剛史、丸佳浩、福留孝介、モーガン、陽岱鋼、秋山翔吾、長谷川勇也、島内宏明、岡田幸文、駿太】 敵地を震撼させる特大の一発!(ファースト) 【ボウカー、森野将彦、畠山和洋、岩本貴裕、新井貴浩、筒香嘉智、稲葉篤紀、浅村栄斗、中村晃、銀次、井口資仁、李大浩】 OB選手のPRIDEレア、ついに登場! 【長嶋茂雄、与田剛、高津臣吾、山本浩二、岡田彰布、駒田徳弘、大島康徳、石毛宏典、門田博光、吉田豊彦、村田兆治、山田久志】 要所で増す打者を抑える闘争本能(先発投手) 【澤村拓一、山本昌、村中恭兵、大竹寛、スタンリッジ、三嶋一輝、武田勝、十亀剣、寺原隼人、ダックワース、グライシンガー、ディクソン】 攻守で示す絶大なる存在価値(捕手) 【阿部慎之助、谷繁元信、石原慶幸、相川亮二、藤井彰人、鶴岡一成、鶴岡慎也、炭谷銀仁朗、細川亨、嶋基宏、里崎智也、伊藤光】 試合を決定づける特大ホームラン(助っ人野手) 【ロペス、クラーク、バレンティン、キラ、マートン、ブランコ、アブレイユ、スピリー、ラヘア、ジョーンズ、ブラゼル、フェルナンデス】 激動のルーキーイヤー、終幕!!(ドラフト1位) 【菅野智之、福谷浩司、石山泰稚、高橋大樹、藤浪晋太郎、白崎浩之、大谷翔平(投・野)、増田達至、東浜巨、森雄大、松永昂大、松葉貴大】 打線に厚みをもたらす存在感(ライト) 【矢野謙次、平田良介、飯原誉士、松山竜平、今成亮太、荒波翔、赤田将吾、金子侑司、江川智晃、岡島豪郎、角中勝也、糸井嘉男】 難なく見せる守備が名手たる所以(二塁手) 【寺内崇幸、荒木雅博、山田哲人、菊池涼介、西岡剛、石川雄洋、中島卓也、片岡治大、本多雄一、藤田一也、根元俊一、原拓也】 大感謝祭で確率大幅UP中!!(ショート) 【坂本勇人、井端弘和、森岡良介、梵英心、鳥谷敬、梶谷隆幸、大引啓次、鬼崎裕司、今宮健太、松井稼頭央、鈴木大地、安達了一】 伝説のOB選手(11/11) 【王貞治、立浪和義、古田敦也、衣笠祥雄、田淵幸一、遠藤一彦、西崎幸広、工藤公康、小久保裕紀、吉岡雄二、牛島和彦、福本豊】
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杜王町郊外の鉄塔を買い取り、3年間その中だけで自給自足していた謎の男。素顔をマスクで隠し、名前も偽名。 実は自らのスタンドである鉄塔に閉じ込められており、吉良吉廣にそそのかされ、仗助ら追跡者の誰かを鉄塔に閉じ込めるために敵対する。仗助との対戦後、自分が一番安心して生活できる場所はこの鉄塔しかないと認識し、この中で生涯を過ごす事を決意した。
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<宮田一穂の2/14> 2月13日、南風大学セントラルタワー地下三階・研究書庫にて。 「あ、いたいた シースさん」 書庫に入ってきたキキが、大きな体を活かし棚の上のほうの本を取ろうとしていたシースに話しかける。 「にゃ……キキちゃん。 研究書庫ではお静かに、だよ」 「ごめん、ちょっと聞きたい事あって」 「……?」 「……そっか、キキちゃんも明日みやっちゃんにチョコあげようとしてたのね。 バレンタインだものね」 用事を済ませ、カール=ケンド研究室に戻ってきたシースはキキの話を聞いていた。 「うん、それで……私が自分で作ったりとかできないかな、って」 「なるほどね。 ただ、実はさキキちゃん……」 「?」 シースの言葉に首をかしげるキキ。 「今の段階で四人ばかしみやっちゃんにあげることになってんだ。 秋さん、七美さん、パラさん……でもってあたし」 「そ、そうなの。 全部渡して…… 宮田さん、食べきれるかな?」 「食べきれないだろーね、あの食の細いみやっちゃんのことだから」 少し考えて、シースは言葉を続けた。 「……渡すのは一人一粒ずつにして、あとはみんなのおやつとして冷蔵庫にしまっとこうか。 もっと欲しかったらそっから持ってくってコトで」 その後、ある者は購入し、またある者は自作し、各々宮田に渡すチョコを用意していった。 そして2月14日、バレンタインデーがやって来たのだった。 南風大学は交流所世界にも研究所を設けており、宮田たちSPPメンバーの活動拠点として機能している。 その研究所のロビーで秋がシースに話しかけていた。 「すいません、宮田のヤツ見てません?」 「にゃ、見てないよ。 あたしも探してんだけどさ」 「電話かけても出なくて。 ちょっと交流所も見てきたんですが、いませんでした」 「んー。 そのうち帰ってくるとは思うケド……」 「……別にチョコ渡すのなんて、いつでもいいんだけど」 つぶやく秋。 「……渡すん?」 「日頃のお礼ってことで、ね」 「みやっちゃんもずいぶん頑張ってくれてるもんねー。 あたしもホントならいっぱいあげたいとこなんだけどさー」 「……相変わらず好きですね、アイツのこと」 「うん……みやっちゃんは可愛すぎてもう…… うふふー」 「ああ……じゃまた後で」 愛する宮田のことを考え微笑むシースを残し、秋はその場を後にした。 さてその宮田がどこに行ったかであるが、彼はトリエルドシティに散在する書店を回っているところだった。 知っている限りの店を回ったのち、宮田はスマートフォンを取り出し、同じSPPメンバーの村田に電話をかけた。 「もしもし、村田くん? ……ごめん、どこ探しても見つからなかったよ、その雑誌」 「ああ、そうか。 やはりちびしぃのキーホルダーとあっては……」 村田が探していたのは交流所世界のアニメを取り扱う週刊誌であった。 この週は「ちびしぃがみんなと一緒に都市を作るアニメ」の特集が組まれており、付録として主人公のちびしぃのキーホルダーがついていた。 このアニメは交流所世界で大変な人気を博しており、関連商品はどれも飛ぶように売れていたのだった。 雑誌もまた例外ではなかった。 おまけがついているとあれば、なおさらだ。 「すまない、先輩…… 手間をかけさせてしまって。 じゃあ研究所でまた」 「ごめんね村田くん、力になれなくて。 あ、そうだ、帰ったらみん わっ!?」 直後、がたっ、という衝突音が聞こえた。 「動くな……お前らみんな動くんじゃねーぞ。 動いたらコイツの命はないぜ!!」 書店の中、客たちの前で紫のマスクの男が宮田の首を腕で押さえ、頭に拳銃をつきつけている。 客も宮田も動けずにいる中、マスク男は模様の書かれた札を取り出し、自分と宮田に貼り付けた。 「そうら! 飛ぶぜ!!」 男が叫ぶと札が光りだした。 ギュン、という音と共に空間が歪み、宮田と男はその中に吸い込まれて消えてしまった。 男の声は通話中のままだった宮田のスマートフォンを通じ、村田にも聞こえていた。 「……先輩!!」 大きな窓のついた部屋があった。 窓からはまた別な部屋が見え……そこには機械のアームで柱に固定され、力なくうなだれている宮田がいた。 「さてガキさらってきたが、これでいいのか?」 部屋の中で、先ほどのマスクの男が隣に座っているゴテゴテとした装飾のついたメガネをかけた小柄な男と話していた。 「上出来だッチ。 ほれ、報酬」 メガネの男―――ドクター・アッチがマスク男に、金の入った封筒を手渡した。 マスク男は早速中身を取り出して数える。 「ひい、ふう、みい…… 確かに受け取った。 だがなんでこんな、ひ弱そうなガキをわざわざ……? 確かに一部じゃ有名だが」 「一つには、ボクはこいつとその取り巻きに三回ばかし痛い目に遭わされてるッチ。 その仕返しッチね。 で、もう一つは……」 「……もう一つは?」 首をかしげるマスク男の前で、アッチは壁にかけてあったカレンダーの、今日の日付を指さした。 「今日は2月の14日。 何の日だか知ってるッチね?」 「バレンタインデー……だよな」 「うむ。 ……ボクはもう四十年以上もチョコをもらってないッチ」 「俺ももう二十年ちょっとはもらってないぞ、チクショー……」 つらい現実に、悲しみに暮れるマスク男。 だがすぐに、当然の疑問を口にした。 「でもそれとこの件に何の関係が?」 アッチはメガネを直し、男の問いかけに答え始めた。 「こいつ、ボクの調べじゃ少なくとも合計五人からチョコ貰う予定らしいッチ。 まごうことなきリア充だッチ。 許せんッチ」 「……」 「ボクはこいつを…… 宮田一穂を、おもいックソ辱めてやりたいッチ!!」 黙ってしまったマスク男を前に、アッチは拳を握り締めて強く言った。 「……ウワサ通りのボケナスだなこいつ」 ボソリ、とマスク男がつぶやく。 「ん? 何か言ったッチか?」 「いや別に何も?」 「……まあいいッチ。 さてこっからはボクの開発した素敵なマシーンの出番ッチね。 世紀の大発明、せっかくだから見ていくッチよ」 「……なんか仕事来たら抜けさせてもらうからな?」 アッチは手元にある、機械の操作パネルをビシバシと叩き始めた。 「ええーっ!! み、みやっちゃんがっ!?」 ナリに似合わぬ慌てっぷりのシース。 「宮田さん……さらわれちゃったの!?」 とキキ。 宮田がさらわれた後すぐ、村田は研究所にそのことを知らせていた。 連絡を受けたのはロッシュだ。 「落ち着けよお前ら」と皆を制し、ロッシュは話を続けた。 「……村田が言ってる状況からすると、転移の術でも使ったっぽいンだよなその誘拐犯。 行き先がわかりゃ宮田を助けにも行けるだろう」 「で、でも……どーすれば」 「ちょっと待ってな」 そう言ってロッシュはタブレットPCを取り出して操作し、あるテキストファイルを開いた。 そのタイトルは「転移逆探知技術メモ」であった。 「最新の研究成果を試すときが来た」 ロッシュはタブレットから顔を上げて言い、立ち上がった。 「キキ、パラさん、シッスー、出かけるぞ! 秋は留守番頼むぜ!」 「あ、はい」 四人は出て行き、秋は一人残された。 「……しょうがない、掃除でもしとくか」 ロッシュ、シース、キキ、パラの四人は事件現場となった書店にいた。 事件現場にはすでに警察がいて、客や店員に聞き込みをしていた。 辺りには野次馬も集まっている。 「ロッシュさん達!」 野次馬の中から村田が駆け寄ってくる。 あの後ここまで来たらしい。 「村田か」 「すみません、先輩が……」 「気にすんな。 今から助けに行ける……かもしれないから」 「……かもしれない?」 不安になる村田をよそに、ロッシュは事件現場を軽く眺め、警察に話しに行った。 「すんません」 「わ! ……どなた?」 ロッシュに声をかけられた警官が返事をする。 何とも頼りなさそうな感じだ。 「すまない、ここは今立ち入り禁止なんだぜ」 隣にいた、水色のAA族の警官もロッシュに話しかける。 「あー、南風研のモンです。 犯人の行方がわかるかもしれない方法持ってきたんで試させてもらえません?」 とロッシュ。 「……ハァ?」 「犯人の行方がわかるかも……でありますか?」 「はい。 ちょっとうちのモンをそこらへんに立たせていただければ」 「……だがなあ、調査中だしな」 ロッシュはパラの方を向いて言う。 「なあ、何か転送術使った痕跡とかわからねーか?」 「やってみる」 そう言って、パラは眼をつむり意識を集中させ始めた。 やがてパラは再び目を開いて、何もない床を指差した。 「あそこね、あそこから魔力が放たれた感じがするわ」 「よしきた」 ロッシュとパラのやりとりを聞いていた先ほどの警官が、彼に話しかけてきた。 「あのー……犯人はひょっとして魔法使いの方なのでありますか?」 「術符使っただけって可能性もあるけどな」 「うう、本官たち魔法はニガテなのであります。 ちょっと先輩に相談してくるのであります」 頼りない警官は、先輩と呼ばれたAA族の警官と話に行き、すぐに二人で戻ってきた。 「……魔法がらみじゃしょうがない。 その方法、ちょっと試してくれないか」 「あい、試させていただきます」 ロッシュはタブレットPCを再び取り出し、パラに手渡した。 画面には先ほどのテキストファイルが表示されている。 「この中じゃあんたが一番魔力強いだろうから頼むぜ。 そこに書いてある手順の通りにやってみてくれ」 「……わかったわ」 パラはタブレットに表示された手順を読みながら、実行していく。 パラはまず目を閉じ、集中した。 続いて先ほど指差した地点に立ち、何かを念じた。 すると、パラが一瞬輝きだした。 ……かと思うと、空間のゆがみが起こり、近くにいたシースとキキも巻き込んで消えてしまった。 「……アレ? 俺おいてけぼり?」 呆然とするロッシュ。 キキは背中に冷たい物が触れたことで目を覚ました。 辺りを見回す。 ここは森の中で、今は雪が降っているようだ。 そして、キキは木の枝の上に引っかかっていた。 下を見るとシースが倒れているのが見えた。 しかし、パラの姿はない。 キキはとりあえず飛び上がり、シースの頭の近くまで行った。 「起きて、シースさん」 「ん……がぅ……っ」 シースはむくりと起き上がった。 そして下を見下ろすと、自分が倒れていたところで大の字になって雪の中に埋もれているパラがいた。 「……」 「……」 「……きゃーーー!? パラさぁーん!!」 潰されてしまったパラだったが割とすぐに復活した。 彼女は頑丈なのだ。 「……ほ、ほんと、ごめんなさい パラさん」 シースは涙目で謝っている。 「いいのよ、しょうがない…… まだまだ改善の余地ありそうね、この転移逆探知。 帰ったらロッシュさんに伝えときましょう。 ……さて」 パラは辺りを見回し、何かに気づいた。 「……ねえ、あの建物」 パラは何かの建物を指差した。 角ばった構造をして、大き目の煙突があり、工場のようにも見える建物だった。 「あそこ、怪しくない?」 工場らしき建物に人の気配はなく、入り口にも鍵はかかっていなかった。 「……じゃ、開けるわよ」 パラは扉を開き、建物の中に入っていく。 その肩にはキキがしがみついていた。 後ろからシースが四つんばいになり、縮こまりながら中に入った。 中に入って少し進んだところで、何かの音が聞こえてきた。 「……ねえ、何か聞こえない?」 キキがパラに話しかける。 「……聞こえるわね」 顔の向きを変えないままパラが言う。 「ウィーン、とか、ビリビリッ、とか…… するね」 とシース。 三人がさらに進むと今度は笑い声が聞こえてきた。 「……」 立ち止まるパラとシース。 「あれ、どしたの?」 キキはパラに尋ねた。 「……この笑い声、まさか…… ったく、またアイツかッ!!」 パラは駆け出した。 「げひゃひゃひゃひゃ! うひゃひゃひゃひゃ!!」 アッチはバカ笑いしながら操作パネルのボタンを乱打していた。 彼の隣に座るマスク男は目を細め、窓から下の部屋を眺めている。 「くきゃきゃーっ! 写真写真! 写真撮っちゃうッチー!! 売りさばいて金の足しにするッチー♪」 「ふぅむ……これは……」 アッチとマスク男が何かの話をしていると、彼らの後ろにあったドアに突然切れ目が入った。 少し間をおいて、大きな音と共にドアが破られ、シースが倒れこんできた。 体当たりしたらしい。 続けてパラとキキがその背を乗り越え、室内に飛び込む。 パラの両手には、鋭い氷の刃が形成されている。 振り向いたアッチはアゴが外れたかのごとく口をあんぐりと開けていた。 「ドクター・アッチっ!」 叫ぶパラ。 「あ、あわ、あわわわわ……」 おびえ、動けないアッチ。 「……そこのマスク男、あんたの仲間!? 宮田くんをさらった奴なの!?」 両手の刃をアッチとマスク男に向け、パラは問い詰める。 アッチは答えず、震える手を操作パネルに伸ばした。 そして黄と黒のストライプに囲まれたボタンを…… 「ポチっとぉーっ!!」 押した。 アッチとマスク男が座っていたイスは突然思いっきり伸び、天井をぶちやぶってしまった。 アッチ達がいなくなってしまった後で、シースはゆっくり起き上がった。 前を見ると、パラとキキが窓の下をじっと見下ろしている。 「どしたんです、パラさ……」 尋ねつつ自分も窓の下を覗くシース。 窓の下では宮田が柱にアームで縛り付けられていた。 フリルがつき、胸元の見える紺と白のドレスを着せられ、大きな青いリボンを頭につけられた状態で。 その後、パラたちは窓を破って飛び降り、宮田を解放した。 「大丈夫?」 パラが宮田に尋ねる。 「はい。 ……こんな服着せられてしまったけど」 と宮田。 「何があったのよ」 「気がついたら、僕、柱に縛り付けられてて…… その後上の窓みたらアッチがいて、何か機械動かして…… そしたらマニピュレータがたくさん出てきて僕に無理やりこの服着せたんです」 「……」 三人は女装させられた宮田を見つめる。 シースに至っては少々息が荒い。 「……どうしたんですか?」 「…… 何でもないわ。 早く出ましょ、こんなとこ。 あなたの服取り戻してね」 その後パラたちは宮田が元々着ていた服を見つけ、彼は無事に着替えることができた。 四人は工場から出た。 工場の入り口からは二車線しかない細い道路が続いている。 歩いていけばどこかの街に出られるだろう。 「ありがとうございます、皆さん」 歩きながら、宮田はパラたちにお礼をした。 「ううん、気にしないで」 「……」 パラとキキは平常心だがシースは様子がおかしい。 宮田から目をそらしているように見える。 「どうしたの、シースさん」 「……ごめん さっきのが頭からはなれなくて」 そう言って白っぽい顔を赤らめるシース。 「確かにかわいかったよね、宮田さん!」 「そうねー。 あなた、割と女装似合ってた」 とキキとパラ。 宮田は特に返事はしなかった。 そんなことを話しながら道路を歩き続けていると、一行の上を大きな影が通り過ぎた。 影からワイヤーが放たれ、宮田の胸に絡みつく。 「!? わ、わーっ!」 宮田は空中へと連れ去られてしまった。 影の主は全長12mほどの、銀色の翼竜のロボットであった。 しかし全体的にずんぐりしたフォルムであまり格好がよくない。 「ぐひょーひょひょーん! あーのまま逃げたとでも思ったッチかー? 宮田一穂はいただいてくッチー!」 「悪いがこれも仕事だ! 追加でカネくれるっつーからな!」 翼竜ロボの胴体にあるコックピットから大声をあげるアッチとマスク男。 「返しなさいッ! フリーズボルトッ!」 パラとシースはそれぞれ手を突き出し、氷の弾丸を翼竜ロボに向けて放つ。 しかし翼竜ロボは口を開くとそこからものすごい勢いの炎を放ち、弾丸をかき消してしまった。 「ふひゃははー! このアッチワイバーンSKYでキミら全員コゲカスにしてやるッチー!」 翼竜ロボは長い首をグイグイ動かしながら炎を吐き続け、道路の左右の森の木を燃やしていく。 「っく……! このままじゃホントにコゲカスにされる!」 「どーすんのパラさん……!」 苦戦するパラとシース。 「ふひ、ふひ、ふひぃー!」 コクピットの中で、汗だくのアッチが操縦を続ける。 左手で掴んだレバーを奥に倒したまま、右手のレバーをガシガシと動かしている。 「お、おい、これ排熱失敗してんじゃねーのか? 暑すぎだぜ! 顔が蒸れちまうよ」 「はひ、はひぃ、ふむっ! そうッチね、べ、別な攻撃するッチ……」 アッチは火炎放射をやめにしようと、左手のレバーを手前に倒そうとした。 しかし、レバーはすっぽ抜けてしまった。 「……」 しばしの沈黙ののち、コックピットにとうとう火がついてしまった。 「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃー!!」 「だ、脱出だ! 脱出装置使えィ!」 「作ったっけそんなのー!?」 「はぁーッ!?!?」 直後、アッチワイバーンSKYこと翼竜ロボは爆発四散した。 ワイヤーで吊り下げられていた宮田はやわらかい雪の上に投げ出され、無事だった。 だが森が大火事だ。 「パラさん、森が……!」 慌てるキキ。 「落ち着いて……!」 そう言ってパラは目をつむり、両の手に魔力を集中し始める。 パラの手の中に水球ができた。 水球は見る見るうちに大きくなり、それに合わせてパラも手を広げていく。 やがてパラは両手を開ききるが、それでも水球は膨れ上がっていく。 今度はパラは手の向きを変え、天を仰ぐような格好になった。 すると、それに合わせて水球もパラの頭上に移動した。 水球は膨れ続け、ついにはパラどころかシースよりも大きくなって……破裂した。 魔力を帯びた水があたりに飛び散り、全ての火を消し去った。 パラが翼竜ロボの残骸に目をやると、メガネが割れ、アフロになったアッチがふらふらと立ち上がっていた。 「……さて」 「う、う、お、覚えてろーーーッチ!!」 パラが何かする暇もなく、ズタボロのマスク男を引きずりアッチは走り去った。 森は再び静かになった。 四人は雪の中道路を歩き続け、やがて街が見えるところに出た。 見慣れたトリエルドの街だった。 宮田たちが研究所に戻った頃には、夜も更けていた。 宮田は研究所のテーブルでノートPCを開き、この日のレポートを書いていた。 彼の手元にはチョコレートが六粒あった。 一つ目は、デパートの地下で買ってきたらしい秋のチョコ。 二つ目は、小指に乗ってしまうくらいの大きさのキキのチョコ。 三つ目は、キキの協力のもと作ったという、下手な宮田の顔の絵が描かれたシースのチョコ。 四つ目は、唐辛子の粉が入っているという七美のチョコ。 五つ目は、なぜか非常に冷えているパラのチョコ。 六つ目は…… 忙しい合間を縫って研究所を尋ねてきたアキハラから貰ったチョコ。 それぞれ味わいながら、宮田はレポートを書き終えた。 宮田はレポートを確認してもらいに、ロッシュやシースのいる部屋に行った。 部屋に入ると、ロッシュと七美がいた。 「おー宮田。 聞いたぜー、女装させられたンだってな?」 早速声をかけるロッシュ。 「……大丈夫、だったか? 他にヘンなことされなかったよな?」 心配する七美。 「……悪かったな。 肝心なときに助けに行けなくて」 彼女は宮田の頭を軽くなでた。 「それじゃロッシュさん、レポートの確認お願いします」 宮田はレポートのデータが入ったUSBメモリをロッシュに渡した。 「あいよ。 ……しっかし見たかったなあ、お前の女装」 「あたしもちょっと興味…… あ、スマンスマン」 ロッシュと七美に挨拶をして、宮田は部屋を後にした。 部屋を出ると、そこにはシースがいた。 「あっ ……あ、おつかれ、みやっちゃん」 少し驚いたような様子を見せるも、挨拶するシース。 「……大丈夫ですか、シースさん?」 「うん、まあ、ね……」 「……あの時、僕が女装していたのが忘れられないのですか?」 「……うん。 その……すっごく、かわいかったんだ、うん。 だけど…… ちょっと…… かわい、すぎて……」 「……」 少しの沈黙のあと、シースは突然宮田を抱きしめた。 宮田の華奢な体が彼女の白い腹にめり込む。 「!」 「……ごめん、ガマンできないや。 しばらくこうさせててよ。 どうせこの時間だと誰もいないし」 「……はい」 その時七美が部屋から出てきた。 「……スキンシップですかい」 「あっ……」 「……その、アタシも混ざっていいかい?」 と七美。 その夜、宮田一穂少年は雌竜と女傑に抱かれたり撫でられたりした。 最後は女傑に膝枕をされて心地よい眠りについたという。 まあ、別に変なことはされていないらしいので、大丈夫だろう。 <おわり>
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一階・団欒室。 午後12時過ぎ。 梓「う……ぐすっ……」 律「……」 澪「……」 紬「……」 唯「えっと、本当なの? その……」 唯「……」 憂「お姉ちゃん……」 金田一「……」 美雪「はじめちゃん……」 律「ま、まあ……嫌な事故だった、な」 紬「……」 梓「ううっ……純……純っ……」 唯「あずにゃん……」 紬「……とりあえず、警察と救急車は呼んだから。後は……」 律「……もう、合宿を楽しむ気分じゃないよな」 澪「鈴木さん……」 律「部長である、私の責任だ……どうケジメつければいいんだよ、クソッ」 梓「り、律先輩はっ……ぐすっ、わ、悪くなんかないですよっ……」 梓「わたしが……わたしが一緒にいてあげてたら……う、うわぁああん!」 澪「梓……」 憂「梓ちゃん……仕方ないよ」ギュッ 美雪「はじめちゃん……」 金田一(妙だ、なんか引っ掛かる) 金田一(あれは本当に……事故なのか……?) ……。 プルルルル。 全員「!」 澪「で、電話か……び、びっくりした……」ガタガタ ガチャッ。 紬「……はい、琴吹です。あ、警察の……え?」 紬「それは本当……ですか? わかりました、はい、はい……」 ガチャッ。 唯「ど、どうしたのムギちゃん?」 澪「け、警察は? 警察が来るんだろ?」 紬「それが……この豪雨でこの別荘までの道が崖崩れを起こしたらしくて……」 !? 憂「そ、そんな……」 紬「こんな場所じゃあヘリも飛ばせないし、道が復旧するまで私たちは……」 紬「この別荘に、閉じ込められた事になるわね」 金田一「……」 佐木「それで、復旧にはどれくらいかかる予定なんです?」ジー 紬「最低でもあと三日は……雨が弱まらなければ、もっと長くなる可能性も……」 澪「ぐっ……ぐすっ……」 律「澪!」 唯「み、澪ちゃん。泣いちゃだめだよ~」 澪「だ、だってぇ……ぐす……」 律「……心配すんなって。ほら、手握ってやるから。そしたら少し落ち着くだろ……」 澪「りつ……りつぅ……」 唯「私も、ギュ~だってするしお菓子もあげちゃうよ。だから……泣かないで、ね?」 澪「ゆい……うわぁん……」 唯「よしよし」 美雪「……とっても仲がいいのね、みんな」 金田一「ああ……そう、だな」 梓(……) 梓(純……) 二階・金田一の部屋。 午後14時5分。 金田一「……」 佐木「先輩、どうしたんです。難しい顔しちゃって」 金田一「……事件の事を、考えていたんだ」 美雪「え? だってあれは事故……」 金田一「みんなの手前、言えなかったけどな。どう考えても……不自然なんだ」 佐木「……どういう事ですか?」 金田一「考えてみろよ佐木。どうして彼女はあんな場所にいたんだ?」 金田一「それも、薄いパジャマ一枚で」 佐木「それは……興味本位であの地下室を覗いて、そのまま……階段から転げ落ちてしまって……」 金田一「確かに、あれが普通の地下室ならそれもあったかもしれない。でも思い出せよ佐木、俺たちが初めてあの扉を開けた時の事を」 佐木『階段……ですね。地下に続いているみたいだ』ジー 金田一『ううっ、さぶっ。なんだこの冷たい空気……』 佐木「あっ!」 金田一「そう、扉を開けただけであれだけ冷たい空気を感じるんだ。そこからパジャマ一枚で階段を降りていくのは、どう考えても不自然なんだ」 佐木「なるほど。でも、彼女……好奇心旺盛な感じでしたからね。もしかしたら、寒いくらいはへっちゃらで……」 金田一「いや、あの時の彼女に限って、それはあり得ない事なんだ」 金田一「彼女の体に巻かれていた……タオル」 佐木「……あ! バスタオル!」 金田一「そう。あれが毛布や膝掛けなら可能性もあるけれど……バスタオルを持ち歩いてあの部屋に行く事は、どちらにしろ不自然なんだ」 美雪「じゃあ、はじめちゃん……もしかして」 金田一「……でもな。本当に事故の可能性もあるんだ」 金田一「俺には……あのメンバーが殺人を犯すとはどうも考えにくい」 美雪「はじめちゃん……」 佐木「先輩……」 金田一「あんな仲のいい姿を見てたら……さ」 金田一「……というわけで。今からちょっと現場を調べてくるよ」 金田一「何かあった時が、嫌だからな」 佐木「あ、じゃあ僕も行きます」 金田一「おう、ビデオカメラは心強いからな。バッチリ頼むぜ佐木」 佐木「任せといてください!」 美雪「……気をつけてね、いってらっしゃい」 金田一「あ、あと。さっきの事はみんなには秘密な。余計な心配かけたくねえからさ」 美雪「うんっ、わかってる」 金田一「じゃあ、また後でな」 バタン。 美雪「……はぁ」 美雪(……本当に、私出来ないなあ……こんな時に待ってるだけなんて) 美雪(はじめちゃん……) 二階・階段 梓「……あ」 金田一「っと。梓ちゃんだっけ、どうしたのさ、階段で座っちゃったりして」 梓「……いえ、これ。純に持っていこうかなって思ったんですけど」 佐木「毛布?」 梓「純、ずっと寒い所にいるから……凍えて、風邪ひいちゃうから……」 梓「でも、でも……やっぱり純と向き合うのが怖くて……何も話してくれない親友と会うのはやっぱり……ううっ……」 金田一「……」 スッ。 梓「金田一、さん?」 金田一「心配すんなって。これは俺が純ちゃんに届けておくよ」 梓「で、でも、でも……」 金田一「あと、この毛布にくるまってるお菓子も一緒に、さ」 梓「金田一さん……」 梓「う、ううっ……あ、ま、また……泣かないって決めた、のにっ」 梓「純のために、笑おうって決めたのに……ぐすっ」 金田一「……純ちゃんはさ、多分お腹出したまんま寝ちゃう子だと思うんだ」 梓「え? ……ぐすっ」 金田一「だから、この梓ちゃんからの毛布をちゃんと巻いて眠ってもらえば……あっという間に風邪をひかない純ちゃんになるってわけ」 梓「う……く、ぐすっ、純。風邪ひかないでちゃんと眠りますよね……」ニコッ 金田一「ああ、梓ちゃんの毛布なんだから。きっと……大丈夫さ」 梓「うん……うん……」ニコッ 地下室 佐木「先輩もいいとこあるじゃないですか」 金田一「……うるせー。あんなに泣かれちゃ、男失格だっての」 佐木「またまた~」 金田一「ったく……もう。さっさと調べて戻るからな」 佐木「は~い」 金田一「電気をつけて、と」 カチッ。 金田一(……被害者の様子は変わっていない) 金田一(階段のすぐ下に、転げ落ちた様子で横たわっている) 金田一(確かに、ここが現場にも思える、が……) 金田一(コンクリートの床には、血痕がほんの僅か飛び散っている) 金田一(頭部の損傷の割に……血が少なすぎる。これはやっぱり……) 金田一(……) 眠っている彼女に毛布をかけ、俺たちは階段を上がっていった。 一階・中央団欒室 午後19時 唯「……」モグモグ 澪「……」モグモグ 梓(純……もう、一緒にご飯は食べられないの?) 次第に、自分の中に……「どうして」という感情が沸いてくるのがわかる。 どうして純はあんな所に行ったんだろう。 どうして、私に何も話してくれなかったんだろう。 どうして、純じゃなきゃいけなかったんだろう。 そして……。 梓(……) 私の頭には、どうしても拭いきれない一つの考えがあった。 それは、時間が経ってきて気持ちが落ち着けば落ち着く程……私の中で大きくなった。 それは……。 梓(純は誰に……殺されたんだろう) 梓(確信があるわけじゃない……) 梓(本当に事故なのかもしれない) それでも、もしかしたら。 唯「……」モグモグ 物静かに食事をしている。 律「……」モグモグ この中の誰かが。 澪「……」モグ 紬「……」 憂「……」 梓(純を……殺した) 金田一「……」モグモグ あの三人も含めて、私は人を疑う事にした。 違っていたら謝ればいい。 もしそれがわかってしまったら、私は……どうするんだろう。 梓「あ、あの。ムギ先輩」 !? 食事の手が止まり、全員が一斉に梓の方を向く。 梓(落ち着け……これだけ。これだけだから) 紬「ど、どうしたのかしら?」 ムギ先輩は少し慌てている。 多分誰に質問をしても、同じような反応で会話が進むんだろう。 例え……純を殺した犯人であっても。 梓「気になったんですけど……あの地下室って一体何なんですか?」 紬「ん……」 ムギ先輩は意外、ともとれるような顔をしていた。 私は誰にも気付かれないように目配せをし、全員の顔を盗み見る。 梓「……」 誰も顔色を変える事なく、私を見ている。 私はムギ先輩の返答を待った。 紬「あの地下室は……食料貯蔵庫、いわば冷蔵庫ね」 梓「冷蔵庫、ですか?」 紬「ええ。普段の食料とは別に、非常用の食材を常備してあるの。中には冷蔵庫しかないから……他には何も」 律「……どうして鈴木さんはあんな所に」 紬「説明しておかなかった私が悪いのよ。まさか、あんな事に……なるなんて」 「……」 再び団欒室が沈黙に包まれた。 盗み見た表情の中で……金田一さんが何かを言いたそうだったが言葉を呑み込んでいたように見えた。 が、私はそのまま何も言えずに、二日目の夕食を終えた。 4
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美雪「ケホ、じゃあね!はじめちゃん!」 金田一「うーっす!じゃあな美雪!」 美雪と金田一が、金田一の家の前で分かれた。 金田一が郵便受けを見る。 金田一「今日は手紙がけっこう来てんなー!どれどれ」 「ん?なんだ?この手紙・・俺宛だけど差出人の名前がねーじゃん!!」 金田一少年の事件簿 金田一少年の決死行 グランドフィナーレ 金田一の父「おかえり~~~」 金田一の父は、マスクを付けて咳き込んでいた。 金田一「!?どーしたの父ちゃん・・?会社リストラされたの?」 金田一の父「アホ!カゼひて休んだんだ!!見りゃわかるだろ!」 金田一「カゼぐれーで休んでたらホントにリストラされんぜー!頼むよ?家のローンとか残ってんだから。息子の俺におハチを回すなよ?」 金田一「え~~~~、不動山丸越デパートサマーセール大バーゲン、マンションの広告・・・・ウチにそんなモン送ってきてもなー・・おっ!これはフミ宛!しかも男じゃねーか!どれどれ・・」 「「フミちゃんへ、お手紙ありがとう。ボクは・・・・・」」 走ってきたフミが金田一から手紙を引ったくった。 フミ「読むな!!バカはじめ!人の手紙を大声で読むなんてプライバシー侵害よ!!訴えてやる!!」 麻衣「おじゃましてまーす!フミちゃんの同級生の島本麻衣でーす」 フミ「いーよ麻衣ちゃん!あんなヤツに挨拶しなくても!」 金田一「あ~~~~っ、どもども!」 「・・・・さて・・それにしてもこの手紙・・・・いったい誰からだろ?草太がワープロで 手紙書くわきゃねーし・・・第一学校で毎日会ってるし・・ひょっとして立石のヤツかな・・・・?」 金田一が手紙を開けた。 金田一「ハッ」 金田一の母「あらはじめ!帰ってたの?おやつの大福あるわよー!」 金田一「・・・後でいいよ!」 金田一の母「え!?い・・いいの?大福よ?」 金田一は二階の部屋に登っていった。 金田一の母「ちょ・・・・ちょっとはじめ!?」 金田一の母・フミ「「?」」 金田一の母「はじめー!夕食よー!」 金田一「あ――――・・今行く!」 金田一の母「・・・・変ねえ・・あれっきりずっと部屋にこもって・・いつもならつまみ食いの1回や2回っしにくるのに・・・・」 フミ「そっか!わかったおばさん!さっきの手紙のせいだよ!きっと美雪姉ちゃんから「好きな人ができたから、もう会いたくない」――――って手紙だったんだよ!相手はきっと草太でさ!ケケッ、ザマミロ!」 金田一は部屋で、あの手紙を見ていた。 金田一「・・・・・・・よし!」 金田一は持っていたお金をかき集めた。 金田一「う~~~ん、俺の全財産かき集めて、1万5524円―――こりゃちっと足りねーな!」 金田一の母「は?小遣い2ヶ月分前借りですって!?」 金田一「た・・・・頼んます!」 金田一の母「んなコト言ったって今月苦しいのの・・・・!」 母が父を横目で睨み、父は咳き込んだ。 金田一の母「ふ―――っ」 金田一の父「ね・・熱がっ、セ・・セキがっ!!うっー」 金田一・フミ「「・・・・」」 金田一の母「いったい何に使う気よ?」 金田一「それはその~~~~いろいろありまして~~~~ハハハハ・・・・」 金田一の母「しょーがないわね・・・・・」 「はい!6000円!」 金田一「ワオ!サンキュー母ちゃん!」 「・・・・ところでフミ!お前もけっこー貯めこんでたよなー?」 フミ「な・・・なによ!貸さないわよ!!あんた、だいたいなんでそんなお金いるんだよ!」 金田一「・・・・ちょっと・・な!」 フミ「・・・・」 フミ「わかったよ!ホラ、あたしのヘソクリ!」 フミが金田一にフクロウの貯金箱を渡した。 金田一「サンキュー!フミ!おっ・・けっこー重いじゃん!」 フミ「ちゃんと利子つけて返せよ!トイチだかんな!」 金田一「ト・・・・トイチ!?」 金田一「・・・・全部一円玉・・・・」 「小遣い前借りとフミの千円を足して2万2524円、目標の3万円まであと7476円か・・・さて・・・どーしよっか・・」 「――――――うーん・・・ここはやはり「愛は地球を救っちゃうかも」作戦で、みなさまの御協力をお願いするか・・・・!!うん!」 翌日。 金田一は剣持の元に来ていた。 剣持「おう!金田一!どうした?お前の方からこんなトコ来るなんて珍しいじゃねえか!」 金田一「オッサーン!実はさー、一口500円でカンパしてくんね?」 剣持「は?何のカンパだ?」 金田一「ワケは聞かずに気持ちよく御協力くだせー!」 剣持「まっ・・・・いいけどホラ!」 金田一「うう!ありがとごぜーますだ!!ところで明智サンは?」 剣持「明智警視なら全国の捜査一課の警部クラスを集めてエラソーな自慢話を・・・・・」 明智「エラソーな自慢話とはどういう意味ですか?剣持君!」 剣持の後ろに明智が立っていた。 剣持「い・・いや・・その・・素晴らしい講義を・・・・」 明智「あなたも受けた方がよろしいんじゃないですか?そこの素人探偵に協力を仰がないと事件ひとつも解決できないようでは、警視庁捜査一課の名折れでしょう?」 金田一「ハハハハ!相変わらずの明智節だワ、香港でのケガ、もうだいぶよくなったみてーだな!」 明智「・・・・・ええ・・・・なにやら気味が悪いですね、今日は何の用ですか?」 金田一「500円カンパに来たんだ!明智サンも一口どお!?」 明智「・・いいでしょう!何を企んでいるか知りませんが・・」 金田一「毎度~♡」 明智「そうそう!カンパなら、あそこにいる人たちにも頼めそうですよ」 金田一「?」 俵田「お~~~~っ!!金田一!?金田一じゃねーか!!」 茅「あら」 猪川「おっ!」 長島「チッ」 これまでの事件で金田一と知り合った4人の警部たちが集まっていた。 金田一「あ~~~~っ!俵田さーん!茅さん!!それに長島さんに猪川警部まで!!」 俵田「久しぶりだな~~~!キンダニ!!津野スキー場以来だな!」 俵田が金田一の背中をはたく。 金田一「イテッ!た・・俵田さんもあいかわらず!」 俵田「知ってっか~~~~?俺、あれから昇進して警部になったんだぞ!警部に!」 猪川「はっはっはっ、民間人でこれだけ全国に警察の知り合い作ってる怪しい人物はお前くらいだぞ!」 金田一「いや~~~~まだまだ足んないっスよ猪川警部!四国地方がいねーんだよな~」 長島「ケッ!俺は知り合いでもなんでもないぞ!!」 金田一「そんな~~~~!ツレないな~~~~長島さ~ん!」 茅「この子もホラ、金田一君に会えてこんなに喜んで・・・・!ふふ♡」 金田一「茅さんも、気になる箱ちゃんも元気そうで・・・・」 常談社。 いつき「カンパ?なーんだよ?ひょっとして、コレか?ん?」 金田一「そっ・・そんなんじゃないよー!いつきさーん!!――――ったく、思考が週刊誌なんだから」 いつき「ハハ!いいぜ!それぐらいなら、いくらでも出してやらあ!ホラ!お前にゃ世話になってるしな!」 金田一「あんがと!いつきさん!そういや、みずほちゃん元気してる?」 いつき「おう!最近すっかり体調よくてよ!学校もフツーに通ってんぜ!」 金田一「そうか・・!・・・・・よかったね!」 いつき「?」 金田一「じゃ・・まだ他回んなきゃいけねーから、またね!いつきさん!」 いつき「なーんだ?あいつ・・・・」 玲香のコンサート会場の控え室。 玲香「きゃ~~~っ♡うっそ~~~~!金田一君~~~~!!金田一君からあたしの楽屋に来てくれるなんてカンゲキー♡」 金田一「あ・・・・いや、実は俺、カンパ頼みに来たんだ!」 玲香「カンパね?わかった!これで足りる?」 玲香は札束を出した。 金田一「わ!そんなにいらないよ!500円でいいんだ!」 金田一「サンキュー!玲香ちゃん!新曲ヒットするといいね!」 玲香「・・・・?う・・うん・・・・」 金田一「じゃ・・俺行かなきゃ!」 玲香「あっ・・・待って!金田一君!」 「・・・・また・・会えるよね・・・・・?」 金田一「ああ!あったりまえじゃん!じゃね!玲香ちゃん!」 玲香「・・・・・」 金田一「・・・・さてここまでで、2万6524円!あとは学校の連中にでも・・・ん?」 金田一の横に、タクシーが止まった。 運転手「お客さん、どこまで?」 金田一「え?お・・・俺は別にタクシーなんか・・・・」 運転手「乗んなよ!運賃はいいからさ!」 金田一「はっ」 「じゃ・・・・お言葉に甘えて不動高校まで・・・・・」 金田一がタクシーに乗った。 金田一「どーゆう風の吹き回しだよ?快盗紳士!!」 運転手「あらバレてた?」 金田一「だってタクシーの上のランプがあんたのマークじゃん!」 運転手が帽子を取った、その素顔(?)は、以前名画を巡って金田一と戦いを繰り広げたもう一人の宿敵、快盗紳士だった。 快盗紳士「ホホホ!面白いでしょ?実は今度不動山美術館にある、和泉宣彦の絵をいただく予定なの♡リターンマッチよ!どう?受けて立つ?」 金田一「――――いや!俺は今度は降りるよ・・・オッサンに任す」 快盗紳士「え~~~~~~!?なんでよ~~~!つれないわね~~~!」 金田一「いや~~~~いろいろあってさ!俺も・・・、それよりついでだから、あんたも乗らない?一口500円!」 快盗紳士「はあ・・?なんであたしが?」 金田一「いいじゃん!こないだ俺の依頼料ガメたでしょ!?」 快盗紳士「――――ったく!しょうがないわね~~~~ハイ!」 金田一「サンキュー♡助かるぜ!」 不動高校。ミス研の部室に金田一が来た。 朝基「やあ!何しに来たのかな?」 金田一「うっっ!お・・・お前は・・・・・!」 朝基「授業もデズに部活だけ顔出すなんて不謹慎極まりない!!」 金田一「あっ・・・朝基!!!ミス研でもねーお前こそどーしてここにいるんだっ!?」 真壁「彼はボクの勧めで今日からミス研に入ったんだよ、金田一君!くぅくっくっく」 鷹島「・・・・・・・」 京谷「そーザンス!うっしっし」 金田一「真壁!それに京谷!お前まで!!で・・・お前ら、今度は何を企んでんの?」 朝基「もちろん知力でお前を倒すことさ!金田一!」 朝基たち「ひとりひとりではかなわなくても、3人合わせりゃ「文殊の知恵」!!」 「行くぞ!金田一っ!!」 「我々の攻撃を受けてみろおおおお!!」 朝基たち「「「精神攻撃~~~~!!」」」 朝基たちは、「みょんみょん」とした思念波を出してきた。 金田一「す・・すごい知力ですこと・・・・最終回だってのに・・・みょんみょん・・・って・・」 エミリ「センパーイ!」 金田一「エミリちゃん!!」 エミリ「七瀬先輩、今日カゼで休みなんですって!ちょうどいいから、帰りにエミリとゴハン食べません?」」 金田一「あ・・ワリーんだけど、今日は他に行く所があってさ!」 エミリ「え~~~~~~エミリ残念~~~~~!」 草太「え!お前今日ダメなの?サッカーのチケット手に入ったから誘おーかと思ったのに・・・・」 金田一「なぬっ!?そいつはちと惜しいな~~~~!」まっ・・・それはさておき、みなさーん!!恵まれない金田一君のために、一口500円で愛の カンパお願いしまーす♡うふん♡」 草太「え~~~~!一口500円!?高すぎる!何考えてんだ!」 金田一「頼むよ~~~~!助けると思ってさ!」 草太「ん~~~~しょーがねーなー!ホラ500円!!」 金田一「ううっ!!ありがとう草太!やっぱり親友だな!」 エミリ「じゃ!エミリも~~~!」 朝基「フッ・・・・敵に塩を送るのも武士の情けか・・・・!」 金田一「へっへ~!サンキューみんな!カンシャカンゲキ~!!」 金田一は自分の部屋に戻った。 金田一「おっしゃー!これで目標の3万円達成!!これで準備はOKだ!さーてー・・・・・・・・・あとは・・」 風邪を引いた美雪は、部屋で寝ていた。 美雪「・・・!!」 金田一が窓から入ってきた。 金田一「よっ!美雪!」 美雪「はじめちゃん!!」 金田一「珍しーな!お前が寝込むなんて!」 美雪「ちょ・・・・ちょっと!窓から入ってこなくても・・」 金田一「あ!寝てろって!お前熱あんだろ?下、閉まってたからさ」 美雪「でも・・」 金田一「俺はちょっと見舞いに来ただけだからさ!」 美雪「・・・・」 金田一「――――もう夏休みだな・・」 美雪「・・・・うん・・去年は海に行ったよね・・・・・」 金田一「・・・・ああ・・・・・あのさ・・俺・・・・・・いなくなったら、さびしい?」 美雪「なに言ってんの?別にさみしくなんかないわよ!」 金田一「・・・・・・そっか・・」 美雪「はじめちゃん・・いなくなっちゃうの・・・・・?」 金田一「バーカ!なに言ってんだよ!」 美雪「なによ~~~~~ヘンなこと言わないでよ!も~~~~~!」 金田一「どうした?顔赤いぞ、まだ熱が―――――、ハッ」 美雪の目から涙が零れていた。 金田一「なっ・・・なんだよ、俺・・・・泣くようなこと言ったか?」 美雪「――――言った!思いっきり言った!」 「いなくなるって・・・・・・」 金田一「ごめん・・」 金田一が美雪とキスをした―――――― 金田一「――――まだ・・熱があるみてーだな!」 美雪「・・・・・・・うん」 金田一が窓の方を向くと、窓の外で竜二がビデオを撮っていた。 金田一・竜二「「・・・・・・・」」 竜二「あっ!どうぞ!かまわず続けてください」 金田一「・・・・佐ぁ木いいい~てめえr~~~~~~!! 竜二「わっ」 金田一「このヤロ!そのテープよこせっ!!」 竜二「ダメですっ!これは名探偵、金田一一の赤裸々私生活編なんですから!!」 金田一「なにが赤裸々だっっ!!」 「!、おわ~~~ッ」 竜に「ぎゃっ!!」 金田一が竜二諸共、窓から落ちていった。 美雪「はじめちゃん!」 落ちた金田一の側に、自転車とリュックサックがあった。 美雪「!?はじめちゃん、その荷物と自転車は・・・・・!?」 金田一「あ・・・・・ああ!ちょっとそこまでな!」 美雪「で・・・・でも・・・そこまでって・・・・そんな大きな荷物持ってどこへ・・・」 金田一が自転車に乗った。 金田一「・・・・美雪!」 「またな!」 美雪が下に降りると、金田一は手を振りながら、自転車で去って行った。 美雪「はじめちゃん!はじめちゃん・・・・はじめちゃーん!!」 竜二「・・・・センパイ、どこに行くんですか?あんな荷物持って、長旅ですか?」 美雪「・・・・」 竜二「・・・―――――戻ってきますよね?センパイ・・・・」 美雪「・・・・・・・・・当たり前よ・・・・!必ず帰ってくるよ!」 金田一が分かれ道に差し掛かっていた。 金田一「・・・・さーて、どっちに行くかな・・・」 金田一が草をむしって、投げた。 金田一「よし!こっちだ!」 美雪(帰ってくるよ、もちろん―――――) (だって、ここにはまだ謎が―――――) (あいつの大好きなミステリーが、まだまだいっぱい残ってる) (だから――――大丈夫) (きっと・・・必ず帰ってくる――――) (いつかまた――――逢えるその日まで) (サヨナラ―――――金田一少年・・・・・) 金田一は自転車で走り続ける。 「金田一少年の事件簿」第Ⅰ期 完
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さちひこ@アウトウェイ : 「打ち砕け」さちひこ@アウトウェイ : 「あ、そーれ!」さちひこ@アウトウェイ : 「敵は多い!とにかく手数を!!」さちひこ@アウトウェイ : 「打ち払え! そんでもって、砕けー!」さちひこ@アウトウェイ : 「一薙ぎでまとめて蹴散らしてしまいましょう」さちひこ@アウトウェイ : 「相手を良く見て、流れるような作業を!」さちひこ@アウトウェイ : 「的を狙う必要なしですよー 存分に暴れまくれー!」さちひこ@アウトウェイ : 「諦めるなーー! 叩けえええ!」さちひこ@アウトウェイ : 「頑張れー.一気に撃破だー!」さちひこ@アウトウェイ : 「乾坤一擲!一意専心!ぶん殴れー!」さちひこ@アウトウェイ : 「一匹残らず吹っ飛ばしちゃえ!」さちひこ@アウトウェイ : 「砕け、押し切れ!!」さちひこ@アウトウェイ : 「叩き殺せー!!!」さちひこ@アウトウェイ : 「もう全力で攻撃してください!全力で加護をお送りします!」さちひこ@アウトウェイ : 「粉砕してしまえー」さちひこ@アウトウェイ : 「いけいけーがんばれー!!!」さちひこ@アウトウェイ : 「あきらめるなー! ぶちころせー!」さちひこ@アウトウェイ : 「ここが応援のしどころじゃー!」さちひこ@アウトウェイ : 「ガンガン行くぜーーーー!!」さちひこ@アウトウェイ : 「チャンスよ!」さちひこ@アウトウェイ : 「バラバラに分解してしまえー!」さちひこ@アウトウェイ : 「ふっとばせー」さちひこ@アウトウェイ : 「ぜんぶまとめてやっつけて!」さちひこ@アウトウェイ : 「動きを止めるな! 動き続けろ!!」さちひこ@アウトウェイ : 「戦え、力の限り!」さちひこ@アウトウェイ : 「邪魔するやつは排除しちまえ」 さちひこ@アウトウェイ : 「終わりのない 悲しみの世界だってなぁ 終わりがあるってことを教えてやれ!」さちひこ@アウトウェイ : 「速さが勝負です!」 さちひこ@アウトウェイ : 「全速力で走って斬れ!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「ステップ!動き続けて!」 さちひこ@アウトウェイ : 「ここからいけー!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「動きを止めないでください」 さちひこ@アウトウェイ : 「敵の攻撃に気を配りながら、速く!」 さちひこ@アウトウェイ : 「きっとうまくいく。頑張れ」 さちひこ@アウトウェイ : 「突っ込め!格好なんて気にするな!」 さちひこ@アウトウェイ : 「行け! 風のごとく!」 さちひこ@アウトウェイ : 「風のように走れーーー」 さちひこ@アウトウェイ : 「なんとか接近してしまえば…!」 さちひこ@アウトウェイ : 「素早く動いてください!行動が生死を分けるぞ!」さちひこ@アウトウェイ : 「かぜのようにつきすすめーー!」 さちひこ@アウトウェイ : 「進めー!」 さちひこ@アウトウェイ : 「行け行けー進め!」 さちひこ@アウトウェイ : 「明けない夜は無いんです、今耐えればきっと!明ける!」さちひこ@アウトウェイ : 「前に進めば道はできる!進め!」」 さちひこ@アウトウェイ : 「勝機はすぐそこです。頑張って!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「自分達を信じて突き進めー!!!」さちひこ@アウトウェイ : 「豪快にいけー!」さちひこ@アウトウェイ : 「いけ・・・!!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「死中に活あり…!!!」さちひこ@アウトウェイ : 「殴り込みだ!!」」 さちひこ@アウトウェイ : 「ここが正念場!頑張れ」 さちひこ@アウトウェイ : 「ここが山場です、行け!!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「こんどこそ!つっこめー!!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「人を超えろー!」さちひこ@アウトウェイ : 「敵の足狙うんです!足を殺せば 殺しやすい!」 さちひこ@アウトウェイ : 「敵をにらみつけるようにして猛ダッシュ!!!!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「思いっきり、やっちゃってください!!!!やっちゃえー!」 さちひこ@アウトウェイ : 「限界を超えろーーー!!!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「円陣組んで 気合は入れた! 攻撃ダー!」さちひこ@アウトウェイ : 「タマとったらー!!!!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「反撃の来ないように徹底的に やれ!!!!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「突撃っ!一気になぎ払えっ!! 切り殺せ!」」 さちひこ@アウトウェイ : 「GO!GO!GO!!!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「いってこーい!!!!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「もういっちょー!!!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「叩きのめせ!!!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「突破だー。思い切っていけー!!!!!」 -- さちひこ@アウトウェイ 29 06 58 54) さちひこ@アウトウェイ : 「白兵ファイ!」さちひこ@アウトウェイ : 「つぶせばオールOK」さちひこ@アウトウェイ : 「撃滅グレイトー」さちひこ@アウトウェイ : 「やっちゃえーーーーーーーー」さちひこ@アウトウェイ : 「一点突破ぁぁぁぁっ!!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「わんわんの底力、みせてやれ!」さちひこ@アウトウェイ : 「ここさえくぐりぬければ! あとは気合いを忘れずに!」さちひこ@アウトウェイ : 「全滅だー」さちひこ@アウトウェイ : 「切り殺して潰して潰して潰しまくれ!」さちひこ@アウトウェイ : 「負けないで!」さちひこ@アウトウェイ : 「いてまえー」さちひこ@アウトウェイ : 「がんばれー!!手だせば当たる!当たる!」さちひこ@アウトウェイ : 「まん前からぶっ飛ばせー!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「騎士道精神とか武士道精神なんて無視しろ! 戦争にはそんなものは通用しない!」さちひこ@アウトウェイ : 「全滅狙ってがんばれ!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「狙いは急所。一撃で決めろ!」-- 癖毛爆男@アウトウェイ 29 01 17 38) さちひこ@アウトウェイ : 「やってしまえー!」さちひこ@アウトウェイ : 「斬れー!斬れー!袈裟斬りだー!」空@アウトウェイ : 「いてまえー!」さちひこ@アウトウェイ : 「アウトウェイの白兵戦をみせてやれー!」さちひこ@アウトウェイ : 「きやがれー!みんなまとめて 叩き潰してやる!」さちひこ@アウトウェイ : 「屠れ!」空@アウトウェイ : 「砕け!」さちひこ@アウトウェイ : 「切り裂け!」さちひこ@アウトウェイ : 「切り抜けろ!」さちひこ@アウトウェイ : 「今日は死ぬにはいい日だー!」空@アウトウェイ : 「切り捨てろ!」空@アウトウェイ : 「出会ったことを後悔させてやれ!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「灰燼にしてやれ!」さちひこ@アウトウェイ : 「地獄でアウトウェイを覚えておけよ!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「アウトウェイがご案内する黄泉のツアー。帰りは当然、無しだ!」さちひこ@アウトウェイ : 「アウトウェイを なめるなよ!」空@アウトウェイ : 「アウトウェイの白兵戦術を舐めるなよ!」さちひこ@アウトウェイ : 「アウトウェイ特注の合金で作られた剣だ! 刃こぼれしないぜ!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「アウトウェイー・・・ファイ!」さちひこ@アウトウェイ : 「帰ってきたら 最高級えぶえぶ茸を食わせてやるぞー!」さちひこ@アウトウェイ : 「だから切り抜けて生きて帰って来い!」丞清@アウトウェイ : 「外道(アウトウェイ)なら外道らしく戦って生き残ってやるぅ!!」空@アウトウェイ : 「そうだ!生きて帰ってこないと、許さないからなっ!」さちひこ@アウトウェイ : 「そうだ! 外道(アウトウェイ)は死なない! しぶとく生き残って 殺してやれ!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「戦う時こそ外道(アウトウェイ)。我が国の強さ、見せてやる!」さちひこ@アウトウェイ : 「外道殺法!」さちひこ@アウトウェイ : 「アウトウェイで作られた機体だ! そんじょそこらの資源とは質が違うぞ!」空@アウトウェイ : 「外道(アウトウェイ)の生き様、見せ付けてやれ!」丞清@アウトウェイ : 「いくぞ!!ルール無用の俺たちの戦い見せようじゃないか」さちひこ@アウトウェイ : 「そうだ! 戦いにルールなんざない! 勝たなけりゃ 負けたらハイそれまでよだ! 勝て!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「雨血をふらせてやれ!」さちひこ@アウトウェイ : 「ズバッと斬れ!」さちひこ@アウトウェイ : 「血の道を作れ! それがアウトウェイの通る道だ!」さちひこ@アウトウェイ : 「皆殺しの戦いダー! 敵は殺せ!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「ぶるるるるるるぁぁぁぁぁっぁぁ!! やってやれ!!」さちひこ@アウトウェイ : 「やれ!」空@アウトウェイ : 「徹底的に攻めろッ」さちひこ@アウトウェイ : 「勝ってすすめ!」さちひこ@アウトウェイ : 「アウトウェイに勝利を!」丞清@アウトウェイ : 「勝利を我々のものに!!」さちひこ@アウトウェイ : 「乾坤一擲!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「敵には屈さない! 屈させる!」さちひこ@アウトウェイ : 「負けるな!負けたら 終わるぞ!」空@アウトウェイ : 「勝つまで闘え!」さちひこ@アウトウェイ : 「勝って帰って来い!」さちひこ@アウトウェイ : 「死ね!死ね!死ね!死んでくれ!」さちひこ@アウトウェイ : 「タイミングを合わせて!斬れ!」さちひこ@アウトウェイ : 「思い切りのよさを見せて!」さちひこ@アウトウェイ : 「体当たりも使えー!」空@アウトウェイ : 「全軍抜刀!突撃!」さちひこ@アウトウェイ : 「肩から、あたれー!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「同調しろ! 周囲を見ろ! 効果的に攻撃しろ!」さちひこ@アウトウェイ : 「全体重をかけて あたれー!」癖毛爆男@アウトウェイ : 「さぁ、決めてやれ!」 -- さちひこ@アウトウェイ 29 00 43 25) 「わんっ、いっくぞー♪」「そこだー右へ廻って、いまだ左斜めにー!」「わぅーん。た、たくさんきたけど負けないぞー♪」 -- (宗@田村丸鈴鹿) 「わんっ♪ 鎧袖一触って知ってる? こうするのよっ!」「抜き小手打! 払い右胴打! 片手表突きっ! わん、どんなもんだいっ」 -- (宗@田村丸鈴鹿) 「我に断てぬものなし・・・、とか言ってみたいですねー」 -- (藤田一@アウトウェイ) 「うまく後ろを取れば!」 -- (藤田一@アウトウェイ) 「うわぁ、強そうなのがいっぱい(汗)。でも退けません!」 -- (藤田一@アウトウェイ)
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藤田観光グループが運営するホテルです。 一言でいえば「まぁ大体東横イン」 駅の目の前なのでアクセスは最高です。 ベッドは硬め。腰痛持ちは注意が必要です。 価格帯は4000円前後。やはり東横インの代替財です。
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★新戦力も台頭し、新シーズンに捲土重来を期す横浜ベイスターズの2009年版カードが登場! ★メモラビリアカードは、今季から先発に復帰する寺原隼人のジャージーカードとWBCでも活躍した昨年の首位打者・内川聖のバットカード! ★同じ背番号を背負ったOBと現役選手のコンビネーションカード「背番号物語」はファン必見 ★例年同様、数種類のサインカードを封入! 【発売日】 2009年 5月 【価格】 1パック 7枚入り 420円(税込) 1ボックス 20パック入り 8,400円(税込) ■LINE UP [レギュラーカード] □レギュラー 71種 □チェックリスト 1種 □期待の新戦力 6種 □現役主力選手 6種 □背番号物語 6種 →同じ背番号のOBと現役選手のコンビネーションカード 田代/佐伯・進藤/金城・波留/内川・中根/松本/銚子/下窪・五十嵐/那須 □パズルカード 9種 [インサートカード] □SHINING STAR 9種 [スペシャルインサートカード] □メモラビリアカード 2種 内川聖バットカード(限定200枚/バレル版限定20枚) 寺原隼人ジャージーカード(限定200枚/パッチ版限定20枚) □直筆サインカード 72種 □YB01 85 大矢明彦 60枚 □YB02 10 R.グリン 60枚 □YB03 11 山口 俊 60枚 □YB04 12 吉川輝昭 60枚 □YB05 13 那須野巧 60枚 □YB06 14 小林太志 60枚 □YB07 15 高宮和也 60枚 □YB08 17 加藤武治 60枚 □YB09 18 三浦大輔 60枚 □YB10 19 藤江 均 59枚 □YB11 20 木塚敦志 60枚 □YB12 21 吉見祐治 60枚 □YB13 22 高崎健太郎 60枚 □YB14 24 寺原隼人 60枚 □YB15 27 山北茂利 60枚 □YB16 28 秦 裕二 60枚 □YB17 30 真田裕貴 60枚 □YB18 32 松家卓弘 60枚 □YB20 35 牛田成樹 60枚 □YB21 37 岡本直也 60枚 □YB23 41 小山田保裕 60枚 □YB24 42 T.マストニー 60枚 □YB25 44 石井裕也 58枚 □YB28 47 工藤公康 60枚 □YB29 48 L.ウォーランド 60枚 □YB30 54 小杉陽太 60枚 □YB31 57 加藤康介 60枚 □YB33 60 佐藤祥万 60枚 □YB34 99 横山道哉 60枚 □YB35 5 野口寿浩 60枚 □YB36 29 新沼慎二 59枚 □YB37 36 細山田武史 60枚 □YB38 49 斉藤俊雄 60枚 □YB39 59 黒羽根利規 60枚 □YB40 61 武山真吾 59枚 □YB41 62 高森勇気 60枚 □YB42 0 山崎憲晴 60枚 □YB43 2 内川聖一 59枚 □YB46 23 藤田一也 60枚 □YB47 25 村田修一 60枚 □YB49 43 北 篤 54枚 □YB50 52 石川雄洋 60枚 □YB51 53 野中信吾 60枚 □YB52 55 呉本成徳 60枚 □YB54 63 梶谷隆幸 60枚 □YB55 00 森笠 繁 60枚 □YB56 1 金城龍彦 60枚 □YB57 3 D.ジョンソン 60枚 □YB58 6 松本啓二朗 60枚 □YB59 9 下窪陽介 60枚 □YB60 31 吉村裕基 60枚 □YB61 33 大西宏明 59枚 □YB62 39 内藤雄太 60枚 □YB64 50 下園辰哉 60枚 □YB65 65 関口雄大 59枚 □YB66 67 坂本大空也 60枚 □YB67 113 陳ウェイ 60枚 □YB68 112 杉本昌都 60枚 □YB69 114 王 靖超 60枚 □ホッシー 60枚 □ホッシーゾ 60枚 □ホッシーナ 60枚 【オッズ】 直筆サイン=カートン9枚 メモラビリア=カートン1枚 【特徴】 横浜のチームリミ。好オッズだがあまり売れない。