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●=生還 ●=死亡 ●=特殊 ○=結末不明 0/3【2ちゃんねる アスキーアート】 ●ペンタゴン/●ブラックホール/●ドクオ 0/1【86-エイティシックス-】 ●ヴラディレーナ・ミリーゼ 0/4【APEX legends】 ●レヴナント/●コースティック/●ミラージュ/●ヴァルキリー 3/7【BLEACH】 ●黒崎一護/●茶渡泰虎/●朽木白哉/●更木剣八/●月島秀九郎/●リルトット・ランパード/●ジェラルド・ヴァルキリー 0/1【Call of Duty Advanced Warfare】 ●オズ 0/1【Call Of Duty Black Ops】 ●アレックス・メイソン 0/2【DARK SOULS Ⅲ】 ●王たちの化身/●神喰らいのエルドリッチ 0/4【DARK SOULS】 ●白竜シース/●心の折れた戦士/●太陽の騎士ソラール/●貪食ドラゴン 1/1【DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】 ●黒 0/1【DARKER THAN BLACK -流星の双子-】 ●蘇芳・パヴリチェンコ 0/1【Dead by Daylight】 ●スピリット(山岡凛) 0/1【Death end re Quest】 ●セリカ・クレイトン 0/1【Dr.スランプ アラレちゃん】 ●則巻アラレ 1/1【Epic Seven -エピックセブン-】 ○雪国のソリタニア 0/1【Fallout4】 ●ストロング 3/9【Fate/Grand Order】 ●藤丸立香(ぐだ男)/●ガラテア/●謎のアイドルX・オルタ/●アスクレピオス/●アーチャー・エミヤ/○コヤンスカヤ・タマモヴィッチ/●浅上藤乃/○織田信長/●芦屋道満 2/3【Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!】 ●イリヤスフィール・フォン・アインツベルン/●衛宮士郎(美遊兄)/●ジュリアン・エインズワース 0/1【Fate/strange Fake】 ●ペイルライダー 1/1【FINAL FANTASY Ⅷ】 ●スコール・レオンハート 1/3【FRONT MISSON】 ●ロイド・クライブ/●カレン・ミューア/●ドリスコル 1/3【FRONT MISSON5 Scars of the War】 ●グレン・デュバル/●ウォルター・フェン/●モーガン・ベルナルド 2/2【GetBackers-奪還屋-】 ●美堂蛮/●天野銀次 0/1【Getting Over It】 ●ツボ男 0/1【I wanna be the Emperor】 ●右下ステージ(reversed World)のボス 0/1【I wanna be the Popularity】 ●マッシュ 0/1【NARUTO】 ●春野サクラ 0/1【OH! スーパーミルクチャン】 ●大統領 0/2【ONE PIECE】 ●エネル/●シャンクス 0/2【PSYCHO-PASS サイコパス】 ●狡噛慎也/●槙島聖護 0/4【Re ゼロから始める異世界生活】 ●ナツキ・スバル/●ジュース(ペテルギウス・ロマネコンティ)/●エルザ・グランヒルテ/●レグルス・コルニアス 1/4【RIDER TIME 仮面ライダージオウVSディケイド 7人のジオウ!】 ●常磐ソウゴB/●常磐ソウゴC/●門矢士/●ディケイドにやられた臆病な常磐ソウゴ 0/1【SIREN2】 ●永井頼人 0/2【Vivy -Fluorite Eye's Song-】 ●ヴィヴィ/●マツモト 0/3【VOCALOID】 ●初音ミク/●MEIKO/●神威がくぽ 0/1【アイドルタイムプリパラ】 ●栃乙女愛 0/1【アイドルマスター シャイニーカラーズ】 ●幽谷霧子 1/1【アイドルマスター シンデレラガールズ】 ○佐々木千枝 0/2【アクダマドライブ】 ●一般人/●運び屋 2/8【アニロワ7】 ●ギルガメッシュ/●零余子/●首領パッチ/●孫悟飯(未来)/●シロウ・コトミネ/●イギー/●鬼舞辻無惨/●伏黒恵 1/1【あやかしランブル!】 ●アスカ 1/11【ありふれた職業で世界最強】 ●南雲ハジメ/●シア・ハウリア/●天之河光輝/●坂上龍太郎/●八重垣雫/●檜山大介/●中村恵理/●遠藤浩介/●白崎香織(ノイントボディ)/●畑山愛子/●エヒトルジュエ(ユエ) 0/1【いじめるヤバイ奴】 ●仲島達也 1/2【うえきの法則】 ●植木耕助/●アノン 0/2【ウルトラマンZ】 ●ナツカワ・ハルキ/●ヘビクラ・ショウタ 1/3【ウルトラマンティガ】 ●マドカ・ダイゴ/●ガゾート/●メタモルガ 0/5【オーバーロード】 ●アインズ・ウール・ゴウン/●シャルティア・ブラッドフォールン/●デミウルゴス/●アウラ・ベラ・フィオーレ/●恐怖公 8/25【オールジャンルロワ3】 ○紅霞/●深海マコト/●Ai/●緋村剣心/●ダーク・ウルトラマン/●ウルキオラ・シファー/●タオリー/●レオポルド・ストッチ/●桐生/●カカロット/●野獣先輩/●野原ひろし/●セリュー・ユビキタス/○飛電或人/●バート・シンプソン/●イキリト/●しょう太/●レナード・テスタロッサ/●眠鬼/●空閑遊真/●フェイト・テスタロッサ/●ムゲン団総帥(ユウリ)/●沙慈・クロスロード/●美炭貴一郎/●ブロリー 0/2【おそ松さん】 ●松野カラ松/●松野チョロ松 3/6【オリシティロワ】 ●常盤マキ/●桂木蓮子/●古長重樹/●保志聖吾/●ミク(未久)/●アネル・マーガレット 0/3【オリリピ2】 ●斑一秋/●大海舞菜/●大海ミリア/ミリア・クランベリー 1/6【オリロワ6】 ●楽雅/●勇者(?)スーサイド/●天城九曜/●霊幻・H・真由/●ケツの穴からカレードバドバマン/●羅天丹吾 0/2【オリ学園ロワ】 ●冬川京太郎/●気浮すろ子 1/2【かいけつゾロリ】 ●ゾロリ/●イシシ 0/4【キテレツ大百科】 ●木手英一/●コロ助/●尖浩二/●熊田薫 0/3【キラッとプリ☆チャン】 ●桃山みらい/●歩堂デヴィ/●だいあ 1/4【キングダムハーツ】 ○ソラ/●グーフィー/●ウギー・プギー/●ハデス 1/1【キン肉マン】 ●オメガマン・アリステラ 0/2【クトゥルフ神話】 ●ナイアーラトテップ/●ミ=ゴ 0/1【ぐらぶるっ!】 ●ビィくん 0/1【グランブルーファンタジー】 ●カリオストロ 0/4【クレヨンしんちゃん】 ●野原しんのすけ/●風間トオル/●佐藤マサオ/●野原ひろし 3/4【ゲームロワ2】 ○アキュラ/○つう/●カクレオン/●アルキメデス 1/4【ゲゲゲの鬼太郎六期】 ●鬼太郎/●目玉おやじ/●犬山まな/●名無し 0/1【ケンガンオメガ】 ●弓ヶ浜ヒカル 2/3【コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】 ●ナナリー・ランペルージ/●枢木スザク/●ロロ・ヴィ・ブリタニア 0/1【ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator】 ●鹿 0/1【ゴジラvsデストロイア】 ●デストロイア 1/1【ごちうさ二次創作】 ○チノ 0/2【ザ・シンプソンズ】 ●ホーマー・シンプソン/●ネッド・フランダース 0/4【サウスパーク】 ●エリック・カートマン/●スコット・テナーマン/●ミッキー・マウス/●ランディ・マーシュ 0/5【サタノファニ】 ●堂島瀬里/●堂島真希/●水野智己/●零元しぐま/●第一話で千歌を強姦しようとしたメガネの男 0/1【シャーマンキング】 ●マチルダ・マティス 0/2【ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風】 ●パンナコッタ・フーゴ/●チョコラータ 1/3【シン・ゴジラ】 ●ゴジラ/●矢口蘭堂/●カヨコ・アン・パタースン 2/4【スーパー妄想大戦】 ●御我珠映身/●アカリ・ヒカミ/●涅マユリ/●常磐SOUGO 0/1【ズッコケ三人組】 ●奥田三吉 1/3【ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN】 ●服部静夏/●ペリーヌ・クロステルマン/●フランチェスカ・ルッキーニ 1/1【ストライクウィッチーズ 紅の魔女たち】 ●アンジェラ・サラス・ララサーバル 1/1【ゼーガペイン】 ●ソゴル・キョウ 0/4【ゼノギアス】 ●ウォン・フェイフォン/●エレハイム・フォン・ローエングリン/●グラーフ/●ストーン司教 1/2【セブンスドラゴン2020】 ●カタナコ(スチューデントスタイル♀)/●タケハヤ 1/1【ゼロワンOthers 仮面ライダー滅亡迅雷】 ○滅 1/3【ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld】 ●キリト/●アリス/●エイジ 1/3【それいけ!アンパンマン】 ○アンパンマン/●カレーパンマン/●バイキンマン 0/4【タイタンフォール2】 ●BT-7274/●アッシュ/●ジャック・クーパー/●バイパー 2/3【ダイの大冒険】 ○ダイ/●クロコダイン/○ロン・ベルク 1/1【チェンソーマン】 ○デンジ 0/5【チャージマン研】 ●ジュラルの魔王/●ジュラルモンス/●ボルガ博士/●チントン亭/●タイガー・M・マッタク・ツヨシ 0/1【テイルズ オブ ジ アビス】 ●ルーク・フォン・ファブレ 0/2【デジモンアドベンチャー】 ●アグモン/●パルモン 3/5【とある魔術の禁書目録】 ●上条当麻/●インデックス/●エツァリ(海原光貴)/●フレンダ=セイヴェルン/●垣根帝督 0/5【ドラえもん】 ●ドラえもん/●野比のび太/●源静香/●骨川スネ夫/●剛田武 0/2【ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち】 ●キーファ/●バリクナジャ 0/1【ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君】 ●チャゴス 0/4【ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議な鍵SP】 ●ぶちスライムベス(超ギガボディ)/●サイコピサロ/●しん・りゅうおう/●名も無き闇の王 0/2【ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦】 ●ブロリー/●タコ科学者 1/10【ドラゴンボール超】 ●孫悟空/●トランクス(少年期)/●クリリン/●人造人間17号/●フリーザ/●ザマス/●ゴクウブラック/●ヒット/●フロスト/●ラディッツ 2/2【ドリフターズ】 ○島津豊久/○織田信長 0/3【ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期】 ●王馬小吉/●獄原ゴン太/●星竜馬 3/4【ノーブルウィッチーズ】 ●ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン/●ジェニファー・J・デ・ブランク/●ジーナ・プレディ/●サマンサ・スペード 0/1【バトル・ロワイアル(漫画)】 ●七原秋也 2/4【ヒーリングっど♥プリキュア】 ●花寺のどか/○沢泉ちゆ/●ダルイゼン/●シンドイーネ 0/3【ひぐらしのなく頃に】 ●園崎詩音/●大石蔵人/●知恵留美子 0/4【ひぐらしのなく頃に業】 ●北条沙都子/●園崎魅音/●園崎茜/●赤坂衛 1/2【ファイアーエムブレム ヒーローズ】 ○アルフォンス/●スルト 1/6【ファイアーエムブレム 烈火の剣】 ○ラガルト/●ロイド・リーダス/●デニング/●リムステラ/●ズグ/●魔封じのもの 0/2【ふたばちゃんねる 虹裏】 ●アストラを殺そうとするウルトラマン/●赤坂衛(チーバン・ウェイ) 0/1【ふたばちゃんねる】 ●ワッカ 0/1【プリンセスコネクト! Re Dive】 ●ペコリーヌ 1/3【ブレイブウィッチーズ】 ●雁淵ひかり/●管野直枝/●エディータ・ロスマン 0/1【マギア☆レポート】 ●まどか先輩 0/7【マジカミ】 ●ネメシス(遊部いろは)/●柚城セイラ/●百波瀬ここあ/●大鳥丹/●大鳥蒼/●雪船エリザ/●槍水りり 0/1【マンガで分かる!Fate/GrandOrder】 ●リヨぐだ子 0/1【モスラ3 キングギドラ来襲】 ●グランドギドラ 0/2【モンスターハンター:ワールド】 ●バゼルギウス/●悉くを殲ぼすネルギガンテ 1/4【ゆっくり虐待】 ●ドスまりさ/○れみりゃ/●ふらん/●ゆっくりパチュリー 0/2【らき☆すた】 ●柊つかさ/●白石みのる 0/1【ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会】 ●天王寺璃奈 1/7【リピロワ2013】 ●孫悟空/●サーニャ・V・リトヴャク/●ラインハルト・ハイドリヒ/●赤坂衛/●佐倉杏子/●モハメド・アヴドゥル/●刹那・F・セイエイ 2/9【リピロワ2018】 ●『雷帝』/●南光太郎/●黒いの(DRVS)/●白いの(SBR)/●九条貴利矢/●千翼/●クレナイ・ガイ/○人魚姫/●赤屍蔵人 6/9【リピロワ2019】 ●野獣先輩/●ピンキー姉貴/●鬼舞辻無惨/○手塚国光/○藤宮博也/●本郷猛/●ガッシュ・ベル/●腹筋崩壊太郎/●KOS-MOS(元・邪神モッコス) 1/1【るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-】 ●雪代縁 1/1【ログ・ホライズン】 ●リーゼ 0/1【ロックマンエグゼ5 チームオブカーネル】 ●シェードマン 1/3【ロックマンエグゼ6 電脳獣ファルザー】 ●光熱斗/●ロックマン/○バレル 0/5【ワンパンマン】 ●サイタマ/●キング/●タンクトップタイガー/●ブサイク大総統/●ホームレス帝 0/1【愛すべき『蟲』と迷宮での日常】 ●レイア・アーネスト・ヴォルドー 0/3【異種族レビュアーズ】 ●スタンク/●ゼル/●クリムヴェール 0/1【一眼国】 ●一眼国の役人 0/2【嘘喰い】 ●真鍋匠/●箕輪勢一 0/2【仮面ライダーW】 ●左翔太郎/●照井竜 1/2【仮面ライダーアギト】 ●氷川誠/●葦原涼 2/3【仮面ライダーエグゼイド】 ●宝条永夢/●鏡飛彩/●檀正宗 1/4【仮面ライダーカブト】 ●天道総司/●加賀美新/●矢車想/●影山瞬 1/2【仮面ライダーキバ】 ●紅渡/●名護啓介 0/1【仮面ライダークウガ(漫画)】 ●駿河徹也 1/1【仮面ライダーゲンムズ ―ザ・プレジデンツ―】 ○天津垓 0/2【仮面ライダーゴースト】 ●アラン/●山之内御成 4/5【仮面ライダージオウ】 ●常磐ソウゴ/●明光院ゲイツ/●檀黎斗/●矢車想/●加古川飛流 1/2【仮面ライダーセイバー】 ●神山飛羽真/●大秦寺哲雄 0/5【仮面ライダードライブ】 ●泊進ノ介/●チェイス/●ロイミュード050/●ハート/●蛮野天十郎 0/1【仮面ライダービルド】 ●桐生戦兎 0/7【仮面ライダー鎧武】 ●葛葉紘汰/●駆紋戒斗/●呉島貴虎/●ザック/●城乃内秀保/●シド/●デェムシュ 2/4【仮面ライダー電王】 ○野上良太郎/●モモタロス/●桜井侑斗/●カイ 0/6【仮面ライダー龍騎】 ●秋山蓮/●浅倉威/●須藤雅史/●手塚海之/●香川英行/●東條悟 3/7【架空学園ロワ3】 ●鬼龍院皐月/●閃刀姫-ロゼ/●女部田郁子/●エーデルガルト/●天之川光輝/●継国厳勝/●天空寺タケル 2/2【牙狼-GARO-】 ●冴島鋼牙/●涼邑零 1/2【覚悟のススメ】 ○葉隠覚悟/●葉隠散 0/3【機動戦士Zガンダム】 ●カミーユ・ビダン/●クワトロ・バジーナ/●バスク・オム 0/2【機動武闘伝Gガンダム】 ●ドモン・カッシュ/●ミケロ・チャリオット 0/1【鬼詰のオメコ】 ●ナズ 2/13【鬼滅の刃】 ●竈門炭治郎/●我妻善逸/●嘴平伊之助/●栗花落カナヲ/●冨岡義勇/●甘露寺蜜璃/●黒死牟/●童磨/●綾木累/●手鬼/●轆轤(下弦の弐)/●継国縁壱/●鬼舞辻無惨 2/3【偽りのアリス -放置世界と未熟な少女-】 ●シロップ/●アーデルハイド/●クララ・ゼーゼマン 0/1【泣く女】 ●泣く女 1/1【金色のガッシュ!!】 ●高嶺清麿 2/2【空の境界】 ●両儀式/●臙条巴 1/2【劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME】 ○不破諫/●エス(一色理人) 1/3【劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス】 ●工藤ヒロユキ/●ウルトラマンタロウ/●霧崎(ウルトラマントレギア) 0/1【血と灰の女王】 ●芭藤哲也 0/2【犬のおまわりさん】 ●犬のおまわりさん/●迷子の子猫 0/1【孤独のグルメ】 ●井之頭五郎 0/1【高校鉄拳伝タフ】 ●宮沢鬼龍 0/4【黒白のアヴェスター】 ●マグサリオン/●ザリチェード/●バフラヴァーン/●フレデリカ 2/3【混沌ロワ3】 ●乃木若葉/●ユーリ/○高嶋友奈 2/7【混沌ロワ5】 ○ポートガス・D・エース/●サカズキ/●ユージオ/●伊藤大祐/●武藤遊戯/●クロちゃん/●衛藤可奈美 1/1【止まらないオルガBB】 ●オルガ・イツカ 1/1【侍戦隊シンケンジャー】 ●梅盛源太 0/2【若おかみは小学生!】 ●関織子/●秋元真月 3/8【呪術廻戦】 ●虎杖悠仁/●狗巻棘/●パンダ/●七海建人/●夏油傑/●禪院直哉/●重面春太/●真人 0/1【寿限無】 ●寿限無寿限無五劫のすり切れ海砂利水魚の水行末雲来末風来末食う寝るところに住むところやぶら小路のぶら小路パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の父 0/3【銃ロワ】 ●エーリカ・ハルトマン/●海東大樹/●武田観柳 1/1【新機動戦記ガンダムW】 ●ヒイロ・ユイ 0/1【真・中華一番】 ●シェル 3/7【神獄塔メアリスケルターFinale】 ●グレーテル/●ラプンツェル/●ギロチン/●ジュウ/●アイアン・メイデン/●首吊り台/●シラ 0/2【進撃の巨人】 ●エレン・イェーガー/●ベルトルト・フーバー 0/1【水戸黄門】 ●うっかり八兵衛 0/1【絶体絶命でんぢゃらすじーさん】 ●校長 0/2【戦闘員、派遣します!】 ●戦闘員6号/●キサラギ=アリス 0/2【蒼穹のファフナー Dead Aggressor】 ●皆城総士/●イドゥン 0/1【大人はメスガキには負けないが羆は想定していないんだが???】 ●熊殺し殺し 0/1【超昂大戦 エスカレーションヒロインズ】 ●雪城エリー 1/2【日常】 ○はかせ/●東雲なの 0/1【忍者と極道】 ●輝村極道 1/12【年代別ロワ】 ●オメガマン/●内海成彰/●緋村剣心/●アンパンマン/●海東純一/●金田一一/●上城睦月/●ウィル/●狛枝凪斗/●迅/●志々雄真実/●下人 0/7【迫真ヤンキー部 漢の裏技】 ●田所浩二/●三浦/●KBTIT/●葛城蓮/●TNOK/●ONDISK/●遠野 0/1【抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?2】 ●橘淳之介 0/1【番長「病んでる奴だらけのペルソナ4」】 ●花村陽介 0/4【彼岸島 48日後…】 ●宮本明/●雅/●エロ金剛/●ユカポンのファンの吸血鬼 0/1【彼岸島】 ●チワワ様 0/1【不思議のダンジョン 風来のシレン5 plus フォーチュンタワーと運命のダイス】 ●フォールギャザー 1/1【碧の軌跡】 ●キーア 0/2【冒険王ビィト】 ●ビィト/●バロン 1/2【僕のヒーローアカデミア】 ●峰田実/●葉隠透 0/1【魔界戦記ディスガイア】 ●エトナ 0/1【魔進戦隊キラメイジャー】 ●押切時雨 1/1【魔導物語】 ○アルル・ナジャ 0/1【魔法娼女理愛 獣欲に嵌まる母娘】 ●アブラミ 0/4【魔法少女プリティ☆ベル】 ●高田厚志/●ガギエル/●偽ジロウ/●ルラ 1/8【名探偵エヴァンゲリオン】 ●碇シンジ/●綾波レイ/●惣流・アスカ・ラングレー/●渚カヲル/●虫歯型死徒/●音型死徒/●吸血型死徒/●赤木リツコ 1/1【名探偵コナン】 ●小嶋元太 0/1【幽☆遊☆白書】 ●仙水忍 2/2【遊☆戯☆王ZEXALⅡ】 ●ベクター/○片桐大介 1/3【遊戯王5D's】 ●不動遊星/●ジャック・アトラス/●クロウ・ホーガン 1/3【遊戯王OCG】 ●粋カエル/●閃刀姫-レイ/●迷犬マロン 0/1【流星のロックマン3 ブラックエース】 ●響ミソラ 0/2【例のアレロワ】 ●マジメ君/●ビリー・ヘリントン 137/585 0/10【主催者】 ●『本郷猛』:仮面ライダーショッカー@仮面ライダーシリーズ ●プロトマーリン(ミトラ@黒白のアヴェスター)@Fate/Grand Order ●クワルナフ@黒白のアヴェスター ●天王路博史@年代別ロワ ●龍堂来衣@オリシティロワ ●ネルガル@ファイアーエムブレム 烈火の剣 ●ベル@劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME ●リオン・アークランド@ゼロワンOthers 仮面ライダー滅亡迅雷 ●綱彌代時灘@BLEACH Can't Fear Your Own World ●碧のデミウルゴス@碧の軌跡
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風神「風神木の葉隠れ」 No.2403 風神「風神木の葉隠れ」 スペルカード 攻撃3 迎撃1 命中3 拡散 条件:文 呪力2 [戦闘フェイズ]呪力1 フェイズ終了時まで、このスペルは「高速移動(1)」「低速移動(1)」を得る。 (フェイズにつき1回まで使用可能) イラスト:田中健一 考察 考察の入力。必須ではない。
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藤林すず 概要 ファンタジアから登場したキャラクター。 登場作品 + 目次 ファンタジア ファンタジア(GBA版)LET'S GO ARCHE ファンタジア(ドラマCD) ふじばやしすずのにんじゃにっき TOPなりきりダンジョンTOPなりきりダンジョン(小説版) TOPなりきりダンジョン 太陽の章 TOPなりきりダンジョンXテイルズオブファンダム~旅の終わり~ TOWレディアントマイソロジー2 TOWレディアントマイソロジー3 TOWレーヴユナイティア レイズ ファンタジア 「忍者は…非情でなければ務まらないのです」 年齢:11歳 性別:女性 身長:135cm 体重:28kg 声優:川田 妙子 職業:忍者 忍者の隠れ里に住む「くノ一」。 里の長をつとめている祖父のもと、掟に従って生きている。 自らを押し殺し、厳しく律してきたため感情表現が苦手で、 本来の素直な心を悩ませている。 SFC版では「服部すず」として登場した(NPC)。 ▲ ファンタジア(GBA版) LET'S GO ARCHE このミニゲームの準主役。アセリア歴43××年、永遠の魔女っこアーチェさんは今日も今日とて空中散歩をしている、そんなある日散歩中にすれ違った(ミゲールの町の)占い師の占いにて後5分後に人々の感謝の気持ちを集めないとアーチェに恐ろしい運命が降りかかると予告される(隕石が降りかかる)。事態を解決するべく忍者の里で暮らしていたすずはアーチェに請われ、人助けのサポートをすることになる。葉隠のような術で町やダンジョンにワープする能力を持っている。 ▲ ファンタジア(ドラマCD) CHAPTER3大いなる実りから登場。少しでも出番を増やすために、冒頭は氷の洞窟から始まり、すずはクレス達のヴォーパルソード入手の手助けをする設定に変更。 ▲ ふじばやしすずのにんじゃにっき このコーナーの主人公。ドラマCD版ファンタジアにて本来の出番が3巻までおあずけになるため、1巻に変化の術、高飛びの術。2巻に水蜘蛛の術、桃色の術が収録されている。更に全巻購入特典に「眠ってしまいました」が収録されている。 「眠ってしまいました」の内容はすずが眠っている間に、クレスとミントがいいムードを漂わせていたのだが寝言で「不純異性交遊」、「婚前交渉」と口に出したため二人の恋愛の進展に水を差す結果になってしまったという内容。 ▲ TOPなりきりダンジョン 年齢:12歳 性別:女性 ダオス戦役で、ダオスを倒した時空戦士の一人。 4354年の忍びの里に登場。クルールの正体にいち早く気付く。 ▲ TOPなりきりダンジョン(小説版) 4354年の忍びの里に登場。ディオとメルの事は二人がユミル大陸に入った時から情報網を使って侵入に気付いていた。しかし正体に関しては大きな勘違いをしており、二人がユークリッド国営アカデミーの使いで大消失後のマナ消失の再調査を頼みに来たものと思っていた。 4ヶ月前に藤林乱蔵から頭領の座を継いでおり、「御館様」と呼ばれている。 ▲ TOPなりきりダンジョン 太陽の章 ナレーターとの議論の場にのみ登場。今回最も出番が少なかったメインキャラクター。 おまけドラマ「藤林すずの忍者日記外伝」では、ディオとメルが立ち位置が似ているから脅威だと正直に述べ、「なりきり師」と「忍者」はなんにでもなれる(変装できる)という部分でキャラが被っているとも語った。そこでディオとメル、自分とでファンタジアキャラクターの物真似をしていくという勝負企画が始まった。 ▲ TOPなりきりダンジョンX 「ここは我々が押さえました。あなた方の好きにはさせません」 年齢:12歳 性別:女性 ダオス戦役で、ダオスを倒した時空戦士の一人。 伊賀栗流忍者の頭領。 しのびの掟に従い、感情を捨て非情に生きてきたが、 クレスたちとの出会いが彼女の心に不思議な波を与えていた。 そうやって、周囲とのつながりや人々の感情を知ったすずは、 ダオス戦役の時よりも表情が若干豊かな少女へと成長していた。 ▲ テイルズオブファンダム~旅の終わり~ 4408年以降のアーチェに手紙を送る形で登場している。もうすっかりお婆さんで何年も前に頭領の座を後進に譲って、現在は夫と二人で世界中をのんびりと旅している。 ▲ TOWレディアントマイソロジー2 修行のために故郷のアワユキを離れて ロゼット村のギルドに所属していた。 クレスたちと共にバンエルティア号にやってきた。 けなげな性格で、全体のことを第一に考える癖がついている。 ▲ TOWレディアントマイソロジー3 「忍者は非情でなくては務まらないのに……私は、まだまだ、未熟者です……」 外界との交流を断ち、独特な文化を持つ「ミブナの里」に住む忍び。 ある理由からアドリビトムへの参加を希望する。 ▲ TOWレーヴユナイティア 「結構です。私は守られずともひとりで戦えますから」 すばやい身のこなしで独特の忍術を使う少女。 折り目ただしく、とても大人びている。 ▲ レイズ すずと名乗る幼い「くノ一」。 精霊ヴォルトの洞窟で出会う。 忍びの掟に従い、仲間と思われる忍者を屠るが、 やや進んだところで電撃を食らっていたり、 苦戦しているところをクレスに救われたりと、 やや詰めの甘いところもあるようだ。 ▲
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風神「風神木の葉隠れ」 風神「風神木の葉隠れ」 スペル シンボル:青 必要コスト<青:1 無:0> 自分の全ての「射命丸 文」は、ターン終了時まで、相手効果の目標にならず、防御されない。 天狗は見つからず、捕まえられず illus:茜屋 コメント 目標にならない効果の方は、結局このカードの使用に割り込みで何かされるため、あまり役に立たないが、防御されない効果の方は非常に重要。射命丸文を並べた状態で打てばエンドカードになり得る。 専用デッキが組める程度に射命丸は増えているが、射命丸 文は元々防御されない能力を持っているため、このカードの旨味が薄い。 また、射命丸はいずれも5コストと重く、並べきるまでに時間がかかるのも逆風。カード効果自体は凶悪なのだが、活かせる場面に恵まれない。 関連 里に最も近い天狗「射命丸 文」 伝統の幻想ブン屋「射命丸 文」 射命丸 文
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神はいる。 現に、自分を今試しているのだ。 腐りきった世を救う救世主としての素質があるかどうか。 自分にそれに相応しい技能があるかどうかを調べられている。 神から与え賜った鋼鉄の処刑車を駆使し、全てを裁くことが出来るか。 これは、試練なのだ。 どこか自分に言い聞かせるように、彼は二人の人影に狙いを定める。 裁きの雷が二つの螺旋から、無数に飛び出して行った。 突然の遭遇、それは最悪の遭遇。 どこかへ向かおうとするキャスカに惹かれるように、その歩みに合わせていた。 丁度その時、無数の雷が覚悟たちを襲ってきた。 幸い早めに反応することが出来たので、初撃を浴びることは避けられた。 しかし、避けれど避けれど雷は尽きることなく覚悟たちへ向かってくる。 覚悟一人ならともかく、キャスカを守りながら戦闘するには流石に部が悪い。 単騎ならば速攻も視野に入れていたのだが、その一瞬の間に無数の雷の一部が彼女を焼き払ってしまうだろう。 彼女を守りつつ、襲撃者を撃退する。 これを可能とする最善の手段を、覚悟は最短で弾き出す。 「ふんっ!」 絶えず襲い掛かる無数の雷に対し、キャスカの前に立ちふさがるように仁王立ちをする。 そして素早く支給されていた「零式鉄球装着砲」を構える。 両足を地に着け狙いを済ませる覚悟の身に、一本、二本、三本、次々に雷が覚悟の体へ襲い掛かる。 その全てを受け止めながらも、覚悟は眉の一つも動かさない。 「ふん……ぬっ!!」 裁きの雷は絶えず打ち込まれる。 それらを全て受け止めながらも、覚悟は大の字を崩さない。 受け止めた雷の力を殺さず、己の体を導体として装着砲へと吹き込んでいく。 「おおおおおおおおっ!!」 覚悟の全身から目を覆うほどの眩い光が放たれたとき。 数本の光の筋が、飛び出した。 神の雷に裁けぬものは無い。 分かってはいるというのに、何故こんなにも抵抗する者が多いのか。 神の雷に焼かれれば、裁きを受ければ。 神は全ての罪を許そうというのに。 自分が手を下すのはあくまで最終手段。 自分が裁いても、神は人の罪をお許しにならない。 神自身が与えたもうたこの雷で、裁かれる事によって人は許されるのだ。 愚かな人間の一人に、雷を打つ、雷を打つ。 裁くのは、全知全能の神なのだから。 自分はその力の一部を借りているだけ。 単なる神の代行人なのだから。 しかし、目の前の人間は裁かれることを良しとしない。 それならば、神の雷をひたすらに打ち込むだけ。 神の雷を受けて、立ち続けていられる人間などいないのだから。 「さあ! 懺悔なさい!」 そう叫びながら、何度目かの引き金を引いたとき。 救いをもたらすかのような光が、彼の視界に飛び込んできた。 激痛。 痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。 馬鹿な、なんだというのだ。 胸が、腕が、足が、全てが痛い。 痛くて痛くて全身が引き裂かれそうだ。 あの光を見てから、あの白く輝く光を見てから痛い。 神はお怒りだというのだろうか、自分が神の名を騙って"裁いて"いたことを。 では、なぜ神はこの戦車を与え給うたのか。 わからない、わからない、わからない……。 答えは、見つからない。 牙を持たぬキャスカを守りながら、キャスカの剣となる最善の方法。 覚悟が弾き出したのは「あえて雷を受ける」という事だ。 そして、支給された零式鉄球装着砲へと電力を巡らせて行く。 無限に湧き出る雷の力を限界まで溜め込みながら、キャスカを守り続けていく。 そしてその雷がこの体に最大限まで溜まりきったとき、引き金を素早く引き鉄球を数発射出した。 無数の雷撃をかき消すように、零式鉄球が突き進んでいく。 そして覚悟は装着砲をその場に投げ捨て、その後を追うように即座に飛び跳ねる。 小さな穴を数点空けた戦車の元に辿り着き、息をつく間もなくその車体に触れ。 「超振動」 零式防衛術の内の一つの名を呟き、雷神と呼ばれた戦車を粉々に砕いていく。 がらがらと大きな粒になり、新緑の御神体が崩れる。 そして、次にさらさらと粉状に空を舞い始め。 襲い掛かる危害を全て排除し終えたとき。 かぶりと、肉がちぎれる音がした。 がぶり? キャスカは見た。 恐ろしい光景を。 キャスカは見た。 飛び交う雷達を。 キャスカは見た。 輝く一筋の光を。 キャスカは見た。 砕け行く鋼体を。 キャスカは見た。 吹き上がる血を。 キャスカは見た。 逃げろ、逃げろ、逃げろ。 あれは、見ていいものではない。 突然現れたアレは、恐ろしいものだから。 存在を察知される前に、逃げなくてはいけない。 逃げろ、逃げろ、逃げろ。 震える足を無理やり動かし、走る。 声にならない声が、腹の底から漏れる。 ただひたすらに、走る。 ふと、どこか覚えのあるような物が目に映る。 あまりにも大きすぎて、あまりにもぶ厚くて、あまりにも重くて、あまりにも大雑把すぎる鉄塊を。 そして、うっすらと思い出す。 何時も、傍であの鉄塊が守ってくれていたことを。 それを思い出してから、無意識の内にその鉄塊の方へ足が進む。 「あー」 そして助けを求めるような、一声は。 その鉄塊によって押し潰された。 家族も何もかもを奪われ、その身をも"復讐"の刃に変えた一人の復讐者。 その身に宿した"復讐"を滲ませないように。 その身に宿した"復讐"を忘れないように。 その身に宿した"復讐"を消さないように。 この地でも、憎き人間を殺す。 "復讐"は建前だ、それは分かっている。 本当は人が殺したくて殺したくてたまらないだけである。 だが、"復讐"を誓わねば刃を振るう理由が無くなる。 刃を振るう理由が無くなれば、この快楽に溺れることも出来なくなる。 それは、困る。 だから"復讐"を忘れてはいけない。 だから"復讐"を成し遂げてはいけない。 だから"復讐"を刻み付けるように。 カイムは、鉄塊を振り下ろす。 己に、刻み込むように。 ぐしゃりと肉が潰れる音がする。 ぱきりと骨が砕ける音がする。 どろりと血と脳漿が飛び散る。 ああ、これだ。 この体を埋め尽くしていく快楽。 人が人でなくなっていく光景。 この手で命を奪っていく感触。 この感覚が忘れられないから。 "復讐"はやめられない。 だが、そんな気持ちのいい酔える時間も。 あるものを見て、一気に冷める。 復讐なんて、したくない。 この心から湧き上がる、殺せるんだという気持ちを殺したい。 こんな黒い感情に支配されるなんて、真っ平ゴメンだ。 だから、終わらせる。 この身に宿した"復讐"を滲ませるために。 この身に宿した"復讐"を忘れるために。 この身に宿した"復讐"を消し去るために。 全ての感情の大本を断ち切るために、全てを殺す。 コレは復讐ではない、防衛だ。 いつか見た美しき日々達を"復讐"で汚さないために。 どんな建前を使ってでも、人を殺す。 しかし、防衛の為に人を殺すということは。 殺人の快楽に身を染めるということでもある。 "復讐"の快感、それに身を汚さないために人を殺す。 どこまで感情を押し殺せるか、分かったものではない。 何時しか殺人を"復讐"に置き換えてしまうかもしれない。 それは、困る。 だから"復讐"を忘れる。 だから"復讐"を消し去る。 だから"復讐"を吐き出す。 リュカは、足を進める。 己に、刻み込ませないように。 これからどんな人間を殺そうと、何の情もわかない、何の気力もわかない。 足で踏みつけてみても、なんら思うことは無い。 そうだ、それでいい。 無を保てば、"復讐"など思うことも無い。 人を殺しながらも、何も抱かない。 それでいい、それでいいのだ。 それで、救われるのだから。 永遠とも思えるその葛藤の時間。 それも、あるものを見て一気に現実へ引き戻される。 はじめのばしょでみたはねのはえたいきものは、おいしかった。 でも、はらもちがすごくわるくてすぐにおなかがすいてしまった。 たべてもたべても、おなかがすいてしまう。 これじゃだめだとおもって、あるきだした。 かばんにはいってたひとつぶのじょうざいをのみこむ。 くろいかみのおにんぎょうさんですこしだけあそんでから、ごはんをさがしにいく。 いまはまだいいけど、すぐにおなかがすいてしまうから。 やっぱりにんげんをたべないと、いけないなあ。 おなかがやっぱりはやくすいてくる。 あしがふらついてきて、うまくあるけない。 こまったなあ、こまったなあ。 でも、ちょうどいいところににんげんがいた。 まよってるばあいじゃない、いっしゅんでくびもとにとびつく。 がぶり。 なんだかいつもよりちからのでるあごをつかって、のどぶえ(だっけ?)をかみきる。 くちのなかにちのあじがひろがって、ぐにぐにとしたおにくのだんりょくをあじわう。 うーん、やっぱりこれだね。 そのままとびついたいきおいをいかして、りょううででくびをひきちぎる。 とびついたいきおいで、じめんにどすんとそのままたおれこんだとき。 びくびくとうごく、おとこのこのからだがあった。 ちょっととおくには、がれきをかぶったおとこのしたいもある。 てまえのおとこのこのむねに、いつもよりちからのでるてをつきさしてあるく。 そして、おくでがれきにうもれているおとこのこをひきずりだす。 めのまえには、ふたりのおとこのこ。 やった、これだ。 これをまっていたんだ。 もう、がまんできない。 「ごちそう、いっぱい!」 ばり、むしゃ、ばり、がり、むしゃ、ごくん。 むしゃ、ばり、がり、ごきゅ、ぶち、むしゃ。 ぶちぶち、がりっ、ばり、ぱきっ、ごくん。 ああ。 おいしいなあ。 【葉隠覚悟@覚悟のススメ 死亡】 【キャスカ@ベルセルク 死亡】 【ロウヒーロー@真・女神転生 死亡】 ※覚悟の支給品、零式鉄球装着砲@覚悟のススメ、斬車刀@MM2R、ギガスマッシャー@真・女神転生、メデューサの弾@真・女神転生 以上の物資が付近に放置されています。 【ゲパルト(ゲパルトヘクセS)@メタルマックス2:リローデッド 崩壊】 ※粒子レベルまで分解されたので復元は不能だと思われます 【C-2/中央部/1日目/黎明】 【リュカ@ドラゴンクエストV 天空の花嫁】 [状態]:ダメージ小、魔力消費大 [装備]:アームターミナルC(空) [道具]:基本支給品、不明支給品1~2 [思考・状況] 基本行動方針:情が湧く前に全員を殺し、元の世界に帰還する 1:愕然 [参戦時期]:石化直後 【カイム@ドラッグオンドラグーン】 [状態]:健康 [装備]:ドラゴンころし@ベルセルク [道具]:基本支給品、不明支給品0~1 [思考・状況] 基本行動方針:生き残り復讐する 1:愕然 2:レッドドラゴンを探す [備考] 会場内のどこかに、カイムと契約したレッドドラゴンが身動きの取れない状態でいます。 契約相手同士以外の“声”の伝達に制限がかかっています。 【アリオーシュ@ドラッグオンドラグーン】 [状態]:ゲドーピングタブ適用中 [装備]:不明 [道具]:基本支給品、コーラたん@MM2R、サラマンダーとウンディーネ [思考・状況] 基本行動方針:食事 [参戦時期]:契約以降 035:狩人 投下順 037:Dragon Hello 035:狩人 時系列順 038:鏡の中のあの日の私 004:Messiah ロウヒーロー GAME OVER 008:剣であった者/剣である者 葉隠覚悟 GAME OVER 008:剣であった者/剣である者 キャスカ GAME OVER 010 奪う者/奪われる者 リュカ 053:螺!! 螺螺螺螺螺螺螺螺螺螺旋因果 大復活ッッッ!! 013 心閉ザセシ鉄棺 カイム 053:螺!! 螺螺螺螺螺螺螺螺螺螺旋因果 大復活ッッッ!! 024 食性 アリオーシュ 053:螺!! 螺螺螺螺螺螺螺螺螺螺旋因果 大復活ッッッ!!
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ようやく仕事がひと段落し、終わらせる目処が立った。 ここらで休憩でも挟もうか。 椅子から立ち上がり、背筋を伸ばす。 コーヒーでも入れようかとすると、珍しくこまるから電話が来た。 あいつから連絡が来るときは大抵ろくなことが起こらない。 若干気が重くなりつつもボタンを押すと…… 聞こえてきたのはやっぱり面倒事だった。 ____とある調査以来_____ 「明日こっちに来る!?」 「うん。ちょっと用事があってさ。そっちに行かなきゃならないんだ。 でもすぐ終わっちゃうと思うんだよねー。 じゃあどうせなら兄ちゃんの同級生の方たちと会ってみたいなーと…… ほら、みんな超高校級って呼ばれてた方々じゃん?もちろん今でも有名人! 一度はお会いしておかなければいけないと思うのですよ! というわけで飲み会のセッティングよろしくね!」 「ちょっと待て!いくらなんでも急すぎ……」 「かわいい妹のためだと思ってさ!じゃあ明日の集合場所とか決まったら 教えてね~。じゃっ!」 「あっ、おい!…………はぁ、まったく……」 一方的に話を終わらせ、電話を切られてしまう。 あいつはいつもこうだ。こっちの都合なんてお構いなしに。 僕の同級生に会いたい!って言われてもみんな忙しい方ばかり。 いきなり「明日時間あるかな?」と聞いて何人来てくれるやら。 あいつは1人もこれない場合を想定しているのだろか。 とはいえ……僕も近頃みんなと会えていない。 連絡は結構頻繁に取り合うけれど、最後に集まったのはちょうど1年前くらいか。 都合よく時間が空いている人がいればいいなあ…… そんな淡い期待を胸に電話帳からリストを呼び出す。 なんだかんだで僕もみんなと久しぶりに会えるのではないかと期待しているのだ。 そんなわけで翌日。 昨日はあの後みんなと連絡を取って、お店を探して予約して……と仕事以外で忙しくなってしまった。 やっと仕事もお店の予約も終えたのは予定より遅い時間で。 家に帰ったころにはクタクタで、すぐにベッドに入ってしまった。 目を覚ましたのはいつもより遅い時間。 僕としては飲み会の時間までのんびりしていたかったのだけれど。 昼間到着したこまるに振り回されているだけであっという間に時間は過ぎてしまった。 買い物も終え、僕らは会場に向かう。 着いたのは予定より早かったけど、まぁちょうどいいだろう。 しばらくすると 「わー!!テレビで見たことある人がいっぱいいるよお兄ちゃん!」 「知ってるよ……同級生なんだし。というかさっきからもう少しおとなしくできないのか?」 こまるが騒ぐだろうし、参加するのはみんな有名人だからと貸切にしたけれど正解だったみたい。 さすがに全員は無理だったけれど、たくさんの人が来てくれた。 男子は桑田君に山田君、葉隠君。 女子は朝日奈さんとセレスさん、舞園さん。それと遅れてくるもう1人。 時間になったので、とりあえずみんなで飲み始める。 「はじめまして、苗木こまるです!いつも兄が迷惑かけててすいません!」 「おい……ごめんね、こんなうるさい妹で……」 「いえいえ、苗木殿の妹がいらっしゃるならこの山田、いつでも参上いたしますぞ!」 「そうそう。しっかしこまるちゃん結構レベル高いな……俺を紹介してくれませんか!よろしくお願いしますお義兄さん!」 「あ、あはは……それは……ちょっと……」 「……桑田はそれしかないの?まったく……」 「そうだべ桑田っち。こまるっちは俺の上客になるってお告げが出てるべ。簡単には渡さんべ!」 「……あなたのほうも大概ですわね。」 「あはははは!みなさん面白い方ばかりですね!」 なんかあいつはすっかり打ち解けてるなあ。 だれとでもすぐ友達になれるのが私なのだ!と言っているだけあるか。 「でも久しぶりですね。全員でないですけれどこうして78期生のみんなが集まるのも」 「そうだね。ちょっとした同窓会みたい。……さすがに全員は無理だったけれどね。」 「まぁしょうがないだろ。また今度なんか企画しようぜ。あ、幹事は苗木な!」 「いや、まあいいけどさ……なんか毎回僕だよね、そういう役目」 「あー!それ私も呼んでよねお兄ちゃん!」 「こまるちゃんが来るならみんなきっと喜びますよ」 「ふむぅ……みんなで温泉というのもいいですなぁ」 「えー!スキーとか体動かすのにしようよ~」 「酒が飲めれば俺は何でもいいべ」 「勝手に話進んでるし……」 そんな感じで話も弾み、少しだけみんなも酔ってきたところに 「ごめんなさい、遅れてしまって。」 もう1人の参加者が到着した。 「霧切さん、お疲れ様。まだ始まったばかりだから大丈夫。でも……」 「あら、私が来たら何か問題でも?」 「い、いや、そうじゃなくてさ。今日探偵業務で出張だったでしょう?疲れてないかなーって」 「平気よ、これくらい。ただの手続きだけだったもの。それにあなたの妹さんが来てるんでしょう? そっちのほうがよっぽど気になる事柄よ」 「霧切さーん、こっちあいてますよー」 「わー……また1人有名人が増えたよ~!」 「霧切ちゃんもビールでいいかなー?」 「それより苗木君。頼んでいる餃子はまだですの?」 「あ、俺の頼んでるえいひれもー」 「酒が足りないべ!ジャンジャン追加するべ!」 「……みんな相変わらずね」 「ははは……まあ、こうして集まれるのはいいことなんじゃないかな」 「そうね……とりあえず苗木君の妹に挨拶してこようかしら。」 まだまだ喧噪は収まらなそうだ。 続く
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戦極姫2 ~戦乱の世、群雄嵐の如く~ 本格戦国シミュレーションアドベンチャー『戦極姫2』オフィシャルWEBサイト タイトル 戦極姫2 ブランド unicorn-a Ge-sen18 ジャンル 美少女戦国シミュレーションADV OS Windows 7/Vista/XP/2000Professional 日本語版 発売日 2010年02月19日 定価 9,240円(税込) ※税別価格8,800円 (DVD-ROM 1枚) 更新情報 アップデータ(ver.1.03a)が発表されました。 2010.06.15 以前の修正パッチでは伊達ルートがクリアできなくなっていたのに対応してるみたいです。 三極姫 ~乱世、天下三分の計~@攻略wiki 戦国大戦 設置日:2009年4月15日 合計: - 本日: - 昨日: - Link『戦極姫3~天下を切り裂く光と影~』オフィシャルWEBサイト 『雀極姫』オフィシャルWEBサイト 『三極姫~乱世、天下三分の計~』オフィシャルWEBサイト 『戦極姫2~百華、戦乱辰風の如く~』 オフィシャルWEBサイト[PS2/PSP] 『戦極姫2~葉隠の乙女、風雲に乗ず~』オフィシャルWEBサイト[Xbox360] 『戦極姫 ~戦乱に舞う乙女達~』オフィシャルWEBページ[PS2/PSP] 『戦極姫 ~戦乱の世に焔立つ~』オフィシャルWEBサイト 桜花センゴク~信長ちゃんの恋して野望!?~ TVアニメ「戦国乙女~桃色パラドックス~」スペシャルサイト 戦極姫wikiから移設してみた、でもあっちにものこしてきてたり・・・ 人気目安箱 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 武田信玄 370 (13%) 2 立花道雪 303 (11%) 3 伊達政宗 271 (10%) 4 上杉謙信 215 (8%) 5 真田幸村 185 (7%) 6 高橋紹運 158 (6%) 7 島津歳久 115 (4%) 8 最上義守 114 (4%) 9 織田信長 97 (3%) 10 明智光秀 65 (2%) 11 片倉景綱 55 (2%) 12 島津家久 46 (2%) 13 キクゴロー 39 (1%) 14 北条氏康 38 (1%) 15 徳川家康 37 (1%) 16 松永久秀 37 (1%) 17 鍋島直茂 35 (1%) 18 島津義弘 32 (1%) 19 村上義清 30 (1%) 20 信常エリ 27 (1%) 21 三好長慶 26 (1%) 22 毛利元就 26 (1%) 23 長宗我部元親 24 (1%) 24 津軽為信 23 (1%) 25 直江兼続 23 (1%) 26 北条早雲 17 (1%) 27 本多忠勝 17 (1%) 28 伊達成実 16 (1%) 29 天城颯馬 16 (1%) 30 尼子経久 15 (1%) 31 朝倉宗滴 15 (1%) 32 正木時茂 15 (1%) 33 毛利ナッシュ 15 (1%) 34 虎綱春日 15 (1%) 35 毛利オルテナ 13 (0%) 36 毛利ガーナ 13 (0%) 37 最上義光 12 (0%) 38 デュクシー 10 (0%) 39 村上さん 10 (0%) 40 柿崎景家 10 (0%) 41 島津義久 8 (0%) 42 足利義輝 8 (0%) 43 今川氏真 7 (0%) 44 宇佐美定満 7 (0%) 45 藤堂高虎 7 (0%) 46 長野業正 7 (0%) 47 鬼庭良直 7 (0%) 48 ペリー提督 6 (0%) 49 一条パウロ 6 (0%) 50 久武チカ 6 (0%) 51 円城寺胤 6 (0%) 52 下間頼廉 5 (0%) 53 弘中隆兼 5 (0%) 54 源九朗義経 5 (0%) 55 前田利家 4 (0%) 56 南部信直 4 (0%) 57 島左近 4 (0%) 58 細川幽斎 4 (0%) 59 馬場信春 4 (0%) 60 うんこ 3 (0%) 61 今川義元 3 (0%) 62 大友・F・宗鱗 3 (0%) 63 山中鹿介 3 (0%) 64 本願寺刻印兵 3 (0%) 65 相良武任 3 (0%) 66 真壁氏幹 3 (0%) 67 石川五右衛門 3 (0%) 68 石田二成 3 (0%) 69 筒井順慶 3 (0%) 70 細川藤考 3 (0%) 71 鉄鋼戦鬼宿 3 (0%) 72 雑賀孫市 3 (0%) 73 風魔 3 (0%) 74 ROMちゃん 2 (0%) 75 佐々成政 2 (0%) 76 佐竹義重 2 (0%) 77 六角義賢 2 (0%) 78 前田慶次 2 (0%) 79 北信愛 2 (0%) 80 富樫晴貞 2 (0%) 81 山県正景 2 (0%) 82 服部半蔵 2 (0%) 83 河野道直 2 (0%) 84 浅井長政 2 (0%) 85 竜造寺隆信 2 (0%) 86 織田信行 2 (0%) 87 羽柴秀吉 2 (0%) 88 里見義尭 2 (0%) 89 一条信龍 1 (0%) 90 上泉信綱 1 (0%) 91 丹羽長秀 1 (0%) 92 九戸政実 1 (0%) 93 北条 1 (0%) 94 北条高広 1 (0%) 95 尼子晴久 1 (0%) 96 山本勘助 1 (0%) 97 志道広良 1 (0%) 98 成松信勝 1 (0%) 99 斉藤道三 1 (0%) 100 朝倉義景 1 (0%) 101 木之下籐吉郎 1 (0%) 102 杉田玄白 1 (0%) 103 柴田勝家 1 (0%) 104 百武賢兼 1 (0%) 105 結城晴朝 1 (0%) 106 鳥居景近 1 (0%) 107 京極高次 0 (0%) 108 内藤昌秀 0 (0%) 109 大内義隆 0 (0%) 110 宇喜多直家 0 (0%) 111 山内憲政 0 (0%) その他 投票総数 2800
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たとえ罪という名の仮面をつけても――(後編)◆14m5Do64HQ ◇ ◆ ◇ 今、川田はジグマールから貸し出されたライドルの扱い方を試行錯誤しながら、練習している。 グリップに備え付けられたL・R・S・Hの各スイッチを押す事で形状を変えるライドル。 調べている内に川田はそれらのボタンを発見し、大体の扱いや特性は覚える事は出来た。 元々機械いじりや飲み込みが早い川田なら、それなりに戦闘に扱う事も不可能ではない。 そんな時だ。 ふと、川田がもの思いにふける。 (やっぱ……あいつは死んだか。津村斗貴子……) 脳裏に浮かぶのは自分の協力者であり銀髪の女、津村斗貴子。 川田がこの殺し合いに乗った目的は、この殺し合いで出会い、心を惹かれあった柊つかさにもう一度命を与える事。 一度、確かに死んだ事のある自分がこうして生きているという実例があるために、迷いなく行える行為。 そして斗貴子はつかさを殺した張本人。 ジグマールと出会う前、川田は斗貴子と落ち合うと約束していた場所で彼女を待ち続けていた。 だが、いつまでも待っても斗貴子はやって来る事はなかった。 やがて川田の脳裏にある事実が浮かぶ。 ――津村斗貴子は死んだ。 自分と同列な目的で殺し合いにのった斗貴子が他の参加者の説得に応じ、降伏する事は考えにくい。 それに斗貴子は病院を襲った事もあり、彼女が危険人物であるという情報はかなり広範囲に広まっている可能性もある。 そんな斗貴子を危険視し、即急に始末する考えを持つ者も居るだろう。 更にかなり消耗していた斗貴子の生存は絶望的な状況といえ、川田はその考えに至った。 その考えが浮かんだ直後は自分でも怖いくらい冷静に、川田はその事実を受け止めた。 恐らく、この殺し合いで心を通わせた友人、葉隠覚悟の殺害で一種の興奮状態にあり、感覚が麻痺していたのだろう。 そうでなければ斗貴子の死を平然と川田が受け入れるわけもない。 (この世界に神様ってヤツが居るなら……俺は恨むね。あいつは俺が殺すべきだったんだ……殺されないといけなかったんだ……。 つかささんを殺したあいつだけはな……) 川田の目的はつかさの蘇生ともう一つ、いうまでもなく斗貴子の殺害があった。 あっさりと殺すわけにはいかない。 つかさを殺した斗貴子には生きている事を後悔させる程の痛みを伴わせ、地獄に叩き落す。 両腕、両脚を切断し、達磨となり必死に足掻く斗貴子の顔にハルコンネンを叩き込む。 それかもしくはそのまま禁止エリアに放り込み、恐怖で怯える斗貴子を遠めで眺めながら殺害するのもいいかもしれない。 いや、両目に指を突き刺し、失明させ、徐々に身体の一部を切り落とし、殺害するのも良かったかもしれない。 だが、そんな憎き相手でもあるが、川田は優勝のために斗貴子と手を組んだ。 いや、自分は結局、この殺し合いではかなり弱い部類に入るために組まざるを得なかった。 しかし、そんな斗貴子は死亡した可能性が強い その事実が徐々に、確実に川田に対し大きな失望感を与えてしまった。 やるべき事の一つ、つかさの蘇生と同じくらいやり遂げたいと望んだ事が失われてしまったから。 いいようのない、失望、怒りといった感情が渦巻く中、川田はある疑問を覚える。 何故こんな事態になってしまったのか? いつでもあの憎たらしい斗貴子を殺す機会はあったのに。 これなら同盟を結ぶ事もなく、さっさと斗貴子を殺害すれば良かったかもしれない。 今更言っても仕方のない後悔に塗れた疑問。 やがて、その疑問と解く答えは至極単純なものであったと川田は気づく。 (俺に力があれば……あの女の力に頼らなくとも、この殺し合いに優勝出来る力があれば……こんな最悪な結果は生まなかったハズだ……) 闘いにおいて、戦術を組み立てる知力は極めて重要だ。 たとえ戦力が相手よりはるかに劣っていようと、相手の上を行く知力で為される戦術があれば戦況はひっくり返される。 数多の歴史の動乱で幾度もなく証明された、鉄壁の掟。 事実、川田も正面から闘えば、勝てる見込みは全くないといっていい相手、覚悟に勝利を収めた。 しかし、それでも最低限の力は必要だ。 あまりにも戦力がなければ勝ち続ける事は難しい。 そう。斗貴子と同盟を結んだ時の川田はあまりにも戦力に乏しかった。 あの時に、自分に覚悟と同等の力が、自分達を救った本郷猛のような力があれば。 斗貴子を殺してでも、優勝を狙えるほどの力があれば。 全てを叩き潰し、つかさの蘇生を簡単に実現出来る程の力があれば。 そんな力を労せずに、手に入るわけもないという感情も当然ある。 覚悟や本郷はきっと、血を滲む様な特訓に全てを賭け、守りたいものを守るために、実戦で敵を打ち砕き、あの力を培ってきたのだろう。 自分がそんな力を安易に求めても手に入るはずはない。 だが、それでも、それでも川田は力を願った。 (もう二度とごめんだ……これ以上は取り零したくはねぇ) もう、結果を引き起こさないためにも。 こんなやりきれない思いを、二度と抱かないためにも。 斗貴子が恐らく死亡した事をどうにか受け入れ、川田は取り敢えず学校を離れた。 恐らく斗貴子を殺した相手は負傷している可能性もある。 だが、もしかして斗貴子を無傷で殺害出来る力の持ち主かもしれない。 生憎、自分にはハルコンネンとウージーしか装備はなく、常軌を逸する速度で懐に飛び込まれたらアウトだ。 そのために、力が必要だった。 新たな協力者、そして自分の新たな武器が。 よってその後出会ったジグマールとの同盟を結べた時は内心喜び、ジグマールの実験という提案にも興味が湧いた。 (我ながら分の悪い賭けだとは思うがね……俺にもよく、あんなにアッサリ踏み込めたのかはわからない。だが……結果オーライってコトだ。 お陰でいいものも手に入ったしな) ジグマールの傷跡が修復されているのを見て、激戦に再生能力がある事は理解した。 しかし、左腕を切断させろと言われた時は正直面喰った。 流石にそこまでジグマールの実験に協力する義理はない。 だが、ライドルと未だ確認していない支給品の存在は川田にとって魅力的だった。 斗貴子の死で、より一層力を求めた川田にとって、ジグマールとの協力関係を崩さずに力を得る事は何よりも好ましい。 激戦を奪うという考えもあったが、未だ20人程生存していると思われる状況で、孤立する事はできれば避けたかった。 そのため、川田は意を決し、左腕を差し出す事を決めた。 半ば目先の力に溺れてしまい、先の事を考えない軽率な行為だったとは思う。 だが、それでも川田は力を手に入れたかったから。 二度と、自分の力が足りない事で悲惨な結末を見たくはなかった。 結果として、川田は賭けに勝ち、更なる力を得る事にはなったが。 (さて、このジグマールという男だが、胡散臭い気もするし、どうやらこいつは善人というタイプじゃなそうだな。 まぁこういう相手なら、手を切る時も心が痛まないから良いけどよ……) ライドルを振りながら、ふと新たな協力者、ジグマールの方へ川田は眼をやる。 説明書を片手にジグマールはヘルダイバーを入念に調べている。 HOLYという得体の知れない組織、斗貴子に与えた制服の説明書に書かれていた組織を束ねる人物らしいジグマール。 年齢はパッと見て、40代ぐらいに見えるが言動は何処となく幼稚さを感じさせた。 だが、それでいて斗貴子以上の貫禄が感じさせるジグマールを川田は只者ではないと確信する。 自分と同じく周りを蹴落としてでも、優勝を目指すタイプなのだと推測し、警戒を続けようと川田は考えを決めた。 「さて! そろそろいいかな、川田! 私の方はこのバイクのチェックを行ったからいつでも行けるぞ!」 やがてジグマールは口を開き、ヘルダイバーに跨る。 川田に運転させてやっても良かったが、この先、自分の手足となるヘルダイバー。 上手く扱うためにも練習は行っておきたいとジグマールは考えていた。 「ああ、了解……いや、ちょっと待ってくれ。こいつをチェックしていなかった」 ライドルをデイパックにしまい、川田が思い出したように口を開く。 今まで、ライドルの扱い方を覚えるために、開封していなかった支給品を見ていなかったからだ。 少し不機嫌そうな表情を見せたジグマールを尻目に、説明書に眼を通す川田。 その瞬間。 川田の表情が驚きと苦悶なものに変貌したのをジグマールは見逃さなかった。 「どうした? そんなに良いものだったのか!?」 表情ではあくまでも冷静さを装うが、ジグマールは内面焦っていた。 川田に譲った支給品。 あの支給品は内容をチェックする前に川田と出会ってしまい、内容は知らなく、もしあの支給品が激戦を上回るものならば不味い事になる。 だが、わざわざ内容をチェックしてから川田に譲るというのも、 なんだか自分が酷く小さな人間に見え、ジグマールのプライドが許さなかった。 (な! なぁに! 私はもう一つ支給品を温存している! なんとかなるだろう!) だが、ジグマールにはもう一つ、未確認の支給品がある。 もし、あれがとんでもない支給品で川田が自分に襲い掛かってくれば、この支給品を使ってでも反撃、もしくは逃走すればよい。 いくらでも選択肢はあり、自分が死ぬという事は先ずない。 そう確信し、体裁を繕うジグマールにはなんの関心も見せずに川田はジッと説明書を眺めていた。 湧き上がる驚きと迷いに両肩を、全身を小刻みに震わせながら。 どうする? この支給品を使うか? 川田が感じた疑問はそれだ。 確かにこの説明書に書かれた支給品を使えば、自分の戦力は向上し、優勝出来る可能性も上がるだろう。 だが、この支給品に書かれたキーワード。 これは川田にとって、つかさや桂ヒナギクにとっても大きな意味を持つ。 出来ればこの思いを踏みにじり、殺し合いの道具にさせたくはない。 (だが、俺は……俺は既に葉隠を……この手で、この手で殺した……あいつの思いを踏みにじった……) しかし、今更自分が綺麗事を口に出すわけにはいかない。 最後まで自分を説得しようと、最高の仲間だった覚悟を川田は殺してしまったから。 殺し合いに乗った、愚かな自分に最後まで言葉を投げつけてくれた覚悟に容赦なく弾丸を撃ち込んだ。 今更、自分が引き返せるはずもない。 引き返す事は許されない。 (そうだ、決めたはずだ。願ったはずだ。踏み入れたはずだ。 全てを……全てを失くしてでも、優勝すると……俺は……俺はつかささんを……! だからよ……) エニグマの紙に手をかけ、説明書に書かれた支給品を手に入れるために開封しようとする。 だが、なかなか開く事は出来ない。 力が入らないわけではない。 寧ろ、勢いあまって破ってしまいそうな勢いの力が篭っている。 だが、このまま開かないわけにはいかない。 何故なら自分は決めたから、この力を、この思いを踏みにじってでも―― ――叶えたい願いがあるから。 (すまねぇ……つかささん、ヒナギクさん……) ジグマールが固唾を飲み込み、見守る中、川田がエニグマの紙を開く。 現れたのは奇妙な複眼が備えつけられたヘルメット。 両手に掴んだヘルメットを川田は一瞬、苦渋の表情で凝視した後、意を決した表情で被る。 (本当にすまねぇ……本郷さん、これじゃあ地獄であんたに殺されちまうかもな……だが、俺は決めたんだ。 だからあの言葉を言わせて貰うぜ……たとえ、あんたの想い、あんたの仲間の想いを踏みにじってでも……) 今は亡き本郷への謝罪を呟きながら、川田の身体が閃光に包まれ始める。 その時、川田は始めて気づいた。 自分の両頬に雫が流れていた事を。 だが、その事実は直ぐに記憶の彼方へ飛んでいく。 「――変身」 本郷が生前、叫んでいた言葉を、誇り高き言葉を川田は小さく呟いた。 ◇ ◆ ◇ 「おお、これはこれは……なかなか素晴らしい」 あっけにとられながらもジグマールは川田の変貌に感想を述べる。 口元が露出し、赤い複眼が付いた青のヘルメット。 黄色のマフラーを風になびかせ、漆黒の強化スーツ、赤い胸部アーマー。 仮面ライダー4号、ライダーマンの姿を借りた川田がジグマールの目の前に立っていた。 川田がジグマールから譲り受けた支給品はライダーマンへの変身を可能にさせる特別なヘルメット。 川田の掛替えのない仲間、本郷と同じく正義のためにBADANと闘う男。 ライダーマンこと結城丈二の誇りともいうべき姿を、力を川田は借りた。 本郷や結城が抱いたものとは違い、あまりにも限定的な目的のために。 「……行こうぜ。ジグマールさん。俺はもう、全てに踏ん切りがついた……後は――」 ライドルを再び手に取り、川田が口を開く。 川田が知る由もないが、本来ライドルは仮面ライダー5号、Xライダーが平和のために用いたもの。 人間の自由のために、平和のために己を犠牲にしてまでもGODと、BADANと闘ったXライダーこと神敬介。 だが、今の川田には見ず知らずの他者のために命を賭ける気は毛頭ない。 本郷を始めとする仮面ライダーの願いを踏みにじってでも、川田はある人のために闘い続ける事を誓った。 いうまでもない、その人物は―― 「殺すだけだ。躊躇なく、全力で、どんなヤツだろうと……絶対にな……!」 柊つかさ。 彼女のために川田は全てを捨てる決意をした。 かつて、自分と心を繋いだ者達の想いをどれだけ踏みにじろうとも優勝を目指す。 そう言って、川田はジグマールの方へ歩を歩ませる。 悲しい事など何もないはずなのに、今もなお、何故か涙を流し続けながら。 ヘルダイバーがジグマールとライダーマンに変身した川田を乗せ、南下する。 目的地は学校。 川田が先程襲撃を行った場所。 だが、川田は知らない。 自分の武器になったライドル。 そのライドルがつかさの友人、高良みゆきが最後まで誇りを貫くために用いた形見の品であるという事を。 自分の新たな協力者、ジグマール。 そのジグマールがつかさの姉、柊かがみの左腕を卑劣にも切断したという事を。 自分が先程、戦闘を行い、勝利を収めた葉隠覚悟。 その覚悟が今もなお、存命し、自分の説得を諦めてはいない事を。 自分が先程行った学校への襲撃。 その襲撃でつかさの友人、泉こなたの命を無常にも奪ってしまったという事を また―― (つかささんの仇……津村斗貴子。この女はきっと死んだ。だが……俺の気が晴れるわけはねぇ。だから……) 泉こなたの死が一人の男にある影響を及ぼした事を川田は知らない。 その男がつかさの仇、斗貴子を死に追いやった要因であるとも川田は知らない。 そして―― (俺が殺してやる、俺の復讐を台無しにしたヤツはな……) その男が自分と同じように、自分に対し、殺意を湧いている事を。 川田は知らない。 【C-3 中部 二日目 黎明】 【川田章吾@BATTLE ROYALE】 [状態] 健康 、小程度の疲労、ヘルダイバーに乗車中、ライダーマンに変身中(ライダーマンのヘルメット@仮面ライダーSPIRITSを装着中) [装備] マイクロウージー(9ミリパラベラム弾13/32)、予備マガジン5、ジッポーライター、 ライドル@仮面ライダーSPIRITS バードコール@BATTLE ROYALE [道具] 支給品一式×3、チョココロネ(残り5つ)@らき☆すた、ターボエンジン付きスケボー@名探偵コナン 、 文化包丁、救急箱、裁縫道具(針や糸など)、ツールセット、ステンレス製の鍋、ガスコンロ、 缶詰やレトルトといった食料品、薬局で手に入れた薬(救急箱に入っていない物を補充&予備) マイルドセブン(4本消費)、ツールナイフ、つかさのリボン ハルコンネン(爆裂鉄鋼焼夷弾、残弾4発、劣化ウラン弾、残弾0発)@HELLSING [思考・状況] 基本行動方針:最後の1人になってつかさを生き返らせ、彼女を元の世界に戻す。 1:当面、ジグマールと組んで他の参加者を減らしていく。ジグマールもいずれ必ず殺す。 2:ジグマールと共に学校を襲撃する。 3:斗貴子を殺した参加者を殺害する。 参戦時期:原作で死亡した直後 [備考] ※桐山や杉村たちも自分と同じく原作世界死後からの参戦だと思っています ※首輪は川田が以前解除したものとは別のものです ※津村斗貴子と、他の参加者の動向に関する情報交換をしました。 ※つかさの遺体を、駅近くの肉屋の冷凍庫に保管しました。 ※神社、寺のどちらかに強化外骨格があるかもしれないと考えています。 ※主催者の目的は、①殺し合いで何らかの「経験」をした魂の収集、②最強の人間の選発、の両方。 強化外骨格は魂を一時的に保管しておくためのもの。 零や霞と同じ作りならば、魂を込めても機能しない。 ※覚悟、斗貴子は死んだと思っています ※ライダーマンに変身中のため身体能力が向上しています。勿論、カセットアームなどの機能はありません。 ※ライドルの扱い方を一通り理解しました。 【マーティン・ジグマール@スクライド】 [状態]:全身に負傷中、顎に打撲、HOLY部隊長状態、疲労(大)、核鉄により回復中 、ヘルダイバーを運転中 [装備]:アラミド繊維内蔵ライター@グラップラー刃牙、道化のマスク@からくりサーカス、 激戦(核鉄状態)@武装錬金 、ヘルダイバー@仮面ライダーSPIRITS [道具]:支給品一式 、不明支給品1(未確認)、首輪×2(フェイスレス、シェリス)、首輪探知機@BATTLE ROYALE、光の剣(ただのナイフ)@BATTLE ROYALE、 輸血パック(AB型)@ヘルシング、グリース缶@グラップラー刃牙、イングラムM10の予備マガジン×5、スタングレネード×1、 [思考・状況] 基本:アカギを越える 1:ヒナギク、かがみ、村雨、独歩から逃げる。 2:優勝を目指す。 そのため、当面、川田、エレオノールと組んで他の参加者を減らしていく。二人もいずれ必ず殺す 3:エレオノールと合流する。 [備考] ※エレオノール、アカギ、川田と情報交換しました。エレオノール本人の名前を知り、川田の動向を知りました。 ※人間ワープにけっこうな制限(半径1~2mほどしか動けない)が掛かっています。 連続ワープは可能ですが、疲労はどんどんと累乗されていきます。 (例、二連続ワープをすれば四回分の疲労、参連続は九回分の疲労) ※ルイズと吉良吉影、覚悟、DIO、ラオウ、ケンシロウ、キュルケはアルター使いと認識しました。 ※DIOの能力は時を止める能力者だと認識しました。 ※ギャラン=ドゥはエネルギー不足で外には出てこられなくなりました。 ですがジグマールは、人間ワープの能力を問題なく使えます。 ※激戦の能力を大体理解しました。少なくとも腕の欠損ならば瞬時に再生し、疲労が伴うくらいはわかっています。 ※「激戦」は槍を手から離した状態で死んだ場合は修復せずに死にます。 持っている状態では粉々に吹き飛んでも死にませんが体の修復に体力を激しく消耗します。 常人では短時間で三回以上連続で致命傷を回復すると意識が飛ぶ危険があります。 負傷して五分以上経過した患部、及び再生途中で激戦を奪われ五分以上経過した場合の該当患部は修復出来ません。 全身を再生した場合首輪も再生されます。 自己修復を利用しての首輪解除は出来ません 禁止エリア等に接触し首輪が爆破した場合自動修復は発動しません。 前編 220 鬼ごっこ 投下順 222 夜兎と範馬 224 贖罪の拳、煉獄の炎 時系列順 225 こころはタマゴ 216 Climax Jump マーティン・ジグマール 228 進化 215 交差する運命 川田章吾 228 進化
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◆木の葉隠れ 要TP15 使用後、 分身 / 回復威力 1 最大3枚 風
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集結(中編) ◆1qmjaShGfE 学校へと向かう独歩、彼の視線は道路のど真ん中に止まっている車へと向けられていた。 道を塞ぐように道路に対し直角にとめられた真っ赤な車、そのドアに張られた白い紙は殊の外目立って見えた。 『服部平次より、俺達は事情により首輪を外した。すぐに独歩さんの首輪も外すからその間口を開かないで欲しい』 ちょうど独歩が読み終わるタイミングで、姿を現す服部と赤木。 二人の姿を見て、独歩自身思う所もあったが彼等に頷いてみせる。 それを確認するなり赤木と服部はジョセフの首輪を外した時以上の速度で首輪を解除する。 もうお前らそれでメシ食っていけよと言いたくなるような、惚れ惚れする程の手際の良さであった。 「独歩さん! 悪いけど時間が無い、学校行って残りの連中の首輪外すで!」 正に至れり尽くせりで、何の感慨も無くさんざ苦労させられた首輪を外してもらった独歩。 まるで問題解決能力に欠く愚か者の妄想のようだ。 現実とは厳しく辛い物とさんざ思い知っている独歩は、喜ぶべき事にも関わらず何処か納得いかない顔をしていた。 二人に急かされるままに車へと乗り込む独歩。ジョセフも姿を現して全員真っ赤な車へと乗り込む。 「何ていうかよぉ……こんなんでいいのか?」 「いいわけあるかい。首輪解除は全員同時でないとアカンかったんや。でもしゃあない、既にこっちが首輪解除出来る事は向こうに知られとると考えるべきなんやから」 後部席に座ってようやく得心する独歩。 「だよなぁ、こんなうまい話あるはずねえんだ。…………間に合うか?」 服部のその言葉だけで主催者による首輪爆破に思い至った独歩は、同時に最悪の事態も考える。 「あわせるさ! 猶予の時間はあるはずなんや!」 そう口にしておきながら、服部はその可能性が極めて薄い事を、理解していた。 それでも、それでもなお、ほんの僅かな相手側の手違いの可能性に賭け、服部は車を走らせた。 独歩の処刑は、出発を待つ間の暇潰しとしては充分に楽しめるものであった。 ここまで生き残った猛者であるはずの男が、たった指一本であっさりとその命を散らす。 その無情さ、哀れさはジゴクロイド、カマキロイドのドS心をいたく満足させてくれるものだった。 監視員Bのフェイントも愉快だった。 ゆっくりもったいぶって押そうとしている間に、逆の腕で見えないようにさくっとボタンを押して光点を消した大技はジゴクロイド、カマキロイドの二人に爆笑をもって迎えられた。 カマキロイドは、奴等が大切にしている命とやらを冗談の種であっさり消してしまう感性が素晴らしいと解説まで入れる始末。 「いいわ貴方、凄くいい。戻ったら暗闇大使に改造人間に推しておくわ。相当愉快な奴が出来るはずよ」 正に大絶賛である。 そんな賑やかな待ち時間であった為、ジゴクロイドもカマキロイドも待つという行為をまるで苦とせず出立の時を迎える。 実際にジゴクロイドとカマキロイドが動くとなると、ようやくカニロイドもベッドから起き出して来た。 「じゃ、暗闇大使には貴方からうまく言っておいてね」 「ははっ、御武運を」 ジゴクロイドは自分のバイクに、カマキロイドはサイドカーのついたそれにカニロイドを乗せ、楽しみに胸膨らませながらアクセルを回す。 そんな三人を見送り、姿が見えなくなった後で監視員Bは頭を抱えてその場にしゃがみ込んだ。 『やっべええええええ!! 俺ボタン押してねえしいいいいいいいい!!』 いざ押そうと手を振り上げた瞬間、突然モニターの光点が消えたのだ。 あまりといえばあまりなタイミングに、監視員Bが硬直していると、ジゴクロイドが大笑いしながら突っ込んできたのだ。 「お前このタイミングでフェイントかますかよ! マジで騙されたじゃねえか!」 あの時の自分は神がかっていた。 ジゴクロイドの言葉を聞いた瞬間、瞬時に振り上げた腕に中空でうろうろと迷ったそぶりをさせてみせたのだ。 「あれ? あれ? あれれ~?」 おどけた感じでそう言ってジゴクロイドの言葉に調子を合わせる。 それを見たカマキロイドは、妖艶で美しいその容姿に相応しい響くような笑い声をあげてくれた。 それどころか自分を改造人間に推挙してくれるというのだ。しかも感性が気に入ってという事なら自分の意思は残ったままだろう。 もう一度やれと言われても絶対無理な起死回生の大逆転。 だが、おそらく事実はボタンを押す直前に首輪が解除されたという事なのだろう。 ならば会場に向かった三人はほどなく愚地独歩と遭遇してしまう。 『俺伝説始った途端いきなり大ピンチって勘弁してくれよおおおおおおおお!』 至福の絶頂から地獄の底にまで叩き落された監視員Bは苦悩に身もだえする。 流石に先ほどのような奇跡の大逆転技は、すぐには思いつきそうになかった。 学校、そこは未来への希望に満ちた若人の集う場所。 その校庭で、服部平次は絶望にも似た感情を味わっていた。 放心し、校庭に座り込んで仲間達の顔を見つめる。 どいつもこいつも、アホばっかりや! 「いやぁ良かったぜぇ~、こっちでも首輪外してたのかよ」 バカ面下げたジョセフがケタケと笑いよる。コレ、俺キレてええんちゃう? 「凄いな、自力で外し方を見つけたのか」 村雨は服部達も首輪を外していた事に素直に驚いている。いや驚くで済ますな。 「まあな。でもよぉ、外すんなら全員同時じゃねえともしかしたらBADANの連中が残った奴の首輪吹っと飛ばすかもしれねえんだぜ」 それを我が事のように自慢するジョセフ。うーん殺したい。せめて殴らせろ、一発と言わず気が済むまで。 ジョセフの言葉を覚悟が否定する。 「否、BADANの長ジュドーなる者は我等との正面からの対決を望んでいる。ならばそのような手段は採るまい」 だったら始めっから殺し合いなんぞさせんと、強そうな奴と勝手にタイマンでも張っとれやああああああああ!! こちらと合流せんとしていた覚悟と行き違いにならずにすんだので、まあ良しとするべきであったのかもしれないが、 とてもじゃないがそんなお優しい気持ちにはなれそうにない服部であった。 「指揮をする者が一人ではないのだろう」 赤木が呟いた言葉はおそらく真実であろう。 覚悟や村雨、赤木から伝え聞いたジュドーと呼ばれる人物(?)像から考えるに、この殺し合いのような回りくどい手法を採るとは思いがたい。 又、その復活に死者の魂云々といった件も、実はそこまで重要なファクターではないと思われる。 いつまでも校庭でそんな話をしているのも何なので、校舎内に場所を移しての情報交換。 場所は何故か家庭科室である。 ガスの通ったそこで、ヒナギク、エレオノール、かがみがきゃいきゃい騒ぎながら支給された食料をいかにおいしく食べるかに挑んでいる。 ちゃっかりジョセフも女性陣に混じっているが、それを見たせいで服部は文句を言う気も失せてしまう。 彼特有の陽気であけっぴろげな雰囲気は、自然な形で片腕のかがみの料理をフォローする、といった至難な芸当を可能にしていたからだ。 おどけるジョセフにかがみとヒナギクが二人がかりでつっこみ、それを見たエレオノールがおろおろしている。 一番の問題は、そんな女性陣プラス1の様を見てこの世の幸福ここに極まれりといった顔で生暖かく見守るバカ男二人。 「……独歩はん、とりあえず覚悟はんと村雨はんは放置って事でどや?」 「ま、まあそう言ってくれんな。こういう景色守る為に生きてるよーな二人なんだからよ」 「よく居るやろ、授業中幸せそーな顔で女子の体育眺めてニヤニヤしとるアホ。あれの延長みたいなもんやろ?」 毒々しい言葉を隠そうともしない。 よっぽど首輪の一件が頭に来ていたらしい。 最早盗聴を気にする必要も無く、今までの事を一つ一つ順序立ててまとめ、整理する。 このやりとりの中で全員の思考速度や考えの方向性を見定めようと考えていた服部は、こんなほのぼのにその思惑を潰され不機嫌の極みであった。 ただ、収穫もあった。 雷雲への突入を可能とする独歩が回収してきた支給品『列車』である。 BADAN内部に協力者が居る事は既に知れた。 そして赤木の説明に従ってネット麻雀を確認しようとした所、その協力者と思しき者からの通信を発見。 既に知れている暗闇大使以外の強力な敵の存在を知る事が出来た。 「ただ、列車を使わずとも村雨の持つクルーザーや零を纏った覚悟なら突入は可能……か」 激戦の予想される城とやらへ、かがみやヒナギクを連れて行く事に抵抗のあった服部は思わず唸ってしまう。 服部の呟きに、突如女性陣の空気が変わる。 今までの穏やかな気配など一瞬で消し飛び、彼女達の優しげな佇まいが溢れんばかりの存在感に切り替わる。 剣呑な視線で服部を睨むヒナギク。 「服部さん、もしかして……余計な事考えてるんじゃないわよね」 能面のような無表情となり、物静かな迫力を湛えるエレオノール。 「お二方のみを行かせる気なぞ、毛頭ありません。むしろお許しいただければ私が一人で参りましょう」 二人の突然の変化にも動じる事無く、しかしほのかに苦笑するかがみ。 「みんな優しい人だから……服部さんも、みんなもきっとそういう心配するって思ってた。 それが、心配だったの。私達の誰一人置いていくような真似、絶対許さないわよ」 覚悟はそれを表に出さないだけの配慮が出来た。 しかし、村雨は顔に出てしまう。自分は出来ればそうしたかったと。 独歩は彼女達の反応は予想通りといった所らしい、かがみ同様に苦笑している。 ジョセフは何も言わなかった。彼は、その戦闘能力同様、思考や行動が読みずらい。 それぞれの反応を見ながら、赤木は静かに提案する。 「なら……試してみるか?」 独歩の持って来た列車の入った紙。これをひらひらと振ってみせる。 「ここに居る怪人だか戦闘員だかと戦い、示して見せればいい。それが本当に出来るというのなら、おそらくお前達も城で戦える」 望むところだと言わんばかりのヒナギクとエレオノール。 しかし、ただでさえ一般人している上、片腕というハンデを背負ったかがみは俯いてしまう。 そんなかがみの背に、ヒナギクとエレオノールが両サイドからそっと、支えるように触れる。 「かがみを守りながら戦えれば文句無いわよね」 「おぼっちゃまをお守りするよう、その為に戦わんとしていた私に、出来ぬと思いましたか?」 赤木はちらりと服部を見た後、彼女達の提案を了承する旨を伝えた。 核金は首輪をまけば使用可能という、まるでとんちのような発想で何とか使う事が出来るので、ソードサムライXとニアデスハピネスは服部に、 バルキリースカートとシルバースキンはヒナギクに、エンゼル御前はエレオノールに、モーターギアを赤木にそれぞれ使用させる。 何せみんながみんな解除のサンプルになるだろうと考え、首輪を回収していたのでこれは何の問題も無かった。 又、ヒナギクは元の世界でも使用経験のある木刀正宗を手に持っている。 慣れていない核金の使用は逆効果の恐れがあるため、又それぞれに因縁ある物であったりもするので、基本的に装備の移動はあまり行わなかった。 結局スタンドディスクは使用不能。まさかディスクに首輪を巻いた挙句頭に入れるわけにもいくまい。 赤木には、服部の勧めで454カスールカスタムオートも渡してある。 それを受け取った時の赤木の表情が、服部の意図した意味を正確に把握していると言っていた。 近接戦闘は行わず、後方より全体の戦況を把握しつつ、必要な時に対処を行う。そんな役割を服部は赤木に振ったのだ。 全員、誰一人無傷の者は居ない。それどころか安静にしていなければならない者ばかりだ。 だが、列車を使う為に戦闘が必要と知るや誰一人それを避けようとはしなかった。 その為の武器や作戦を考えている間、ふと話題が途切れた所で服部は赤木に断りを入れる。 「悪いがお前の煽りに乗ってる暇は無いで。フォーメーションは俺が考えさせてもらう。ええな?」 「クククッ、好きにしろ。どの道戦えるかどうかは見ればわかるだろう」 服部は極力単純な形での戦闘を考えていた。 オフェンスとディフェンスのみの二つに絞る。 覚悟、村雨、ジョジョをオフェンス組とし、残る独歩、エレオノール、ヒナギクにオフェンス組が務まるか否かをこの戦闘により判断する。 かがみはディフェンス組固定、そして赤木と服部がそれぞれオフェンス組とディフェンス組に分かれて加わる。 この段階で既に、突入のやり方に関し幾つかの腹案があった服部の発案は、全員にすんなりと受け入れられる。 列車での戦闘は突入時の模擬戦的な意味合いもある。 服部はオフェンス組には正面からの戦闘を担ってもらい、BADANの戦力を根こそぎ剥ぎ取るのをその役割とし、 ディフェンス組は、それによって出来た間隙にBADAN城内での破壊活動を行わせるといった旨を皆に伝えてある。 その際一つだけ赤木から質問があった。 「核金ニアデスハピネスの能力を教えろ」 そう言ってきた赤木に服部は渋い顔で説明すると、赤木らしい人の悪そうな笑いで答えてきた。 「なるほど、なるほど……な。服部、悪いがお前の考え通りにはいかない、と、俺は思うがね……」 憎まれ口の類にも聞こえるが、服部は素直に赤木に問い返す。 「やっぱ……ちっと無理ありすぎかな?」 「屋内だろう。飛行可能だからといって、この戦闘はともかく突入の時お前がオフェンス組に加わるのは無理があるだろう。それではお前の意図したチーム分けがそもそも意味をなさなくなる」 服部が二つにチームをわけようと考えた最大の理由。 それこそ赤木が求める物であった為、赤木は彼の考え通りに話を勧める事に協力していた。 つまり、飛びぬけた戦闘力を持った者達を足手まといの居ない、気兼ねなく暴れられる状態にしようというのだ。 更に深く考えていくと、完全にチームをわけてしまえば、仮に足手まといが死亡したとしても、それを知り衝撃を受ける事もないだろう、と。 服部はこれを皆に敢えて伝えてなかったが、オフェンス組こそが特攻と見られそうなこのチーム分けの本質は、 最強の壁を失ったディフェンス組こそが特攻状態となる事である。 オフェンス組はバイクや単身による潜入なので、列車による突撃に比べて遙かに組織立った迎撃を受けずらく、 列車組、つまり覚悟と村雨の居ない自動的にディフェンス組となるそちらのチームが囮とならざるを得ない。 零は覚悟にしか纏えないし、時速六百キロを越えた状態のバイクを操れる人間など村雨以外にいるはずがないからだ。 「それもこれも今回の戦闘の趨勢如何やな。戦闘員が全部あの勇次郎とかラオウとかやったら俺は裸足で逃げ出すで」 もちろん本気でそう思っているのではなく、極端な例である。 「ジョセフ・ジョースターは確定か?」 「ああ、あいつの波紋は応用範囲が物凄く広い、その上であの鍛えぬいた肉体ってんやからあれは別格や。後は……独歩はんかエレオノールか……って所やな」 クルーザーの後部席、そして覚悟が抱えて移動する。追加二人が限度であろう。 赤木は服部平次がいわゆる善人であると思っていたし、今でもその考えを変える気は無い。 そんな服部が非情とも言える作戦を考えてまでBADAN壊滅を望む理由に、彼は心当たりがあった。 もちろん倒れていった仲間達への想いは、彼の中で重要なファクターであろう。 しかしそれとは別に、服部は決してBADANの存在を許す事が出来ないであろうと。 大首領ジュドーが行った並行世界からの人間の召喚。 これはほんの少し想像すればわかる事だが、圧倒的なまでの、そう核だの世界が滅びるだのとは比べ物にならないほど、危険なのだ。 そもそもどの世界だろうと、そんな技術が存在しているはずがない。 だからこそ相互不可侵であり続けたのだろうし、それぞれ独立した世界として存在し続けられたのだ。 何処か、何処でもいい、たった一つの世界がこの技術を用いた瞬間、全ての世界は時間すら越えて同時に一つの世界として存在してしまうのだ。 世界が世界としてあり続ける為の理、人が安心して生きていられるのは、その理を大なり小なり理解している部分があるからで、 突然それが全く通用しないと突きつけられて、それを受け入れ今までと同じように平穏な生活を営める者など極少数だろう。 概念的な事でわかりずらいのなら、具体例を考えればいい。 単純な話だ。BADANがそれと望んだだけで、見知らぬ世界に放り込まれてしまう現状。 おそらく細部までのコントロールは難しい、ないし幾つかの制限のある技術なのだろう。 でなくばジュドーの復活すら、それが為し得た世界と繋ぐ事で簡単に達成出来る理屈だ。 服部にはそれが理解出来ている。 自分が世界開闢以来の危機に立ち会っている事を。 この技術が円熟すれば全ての破滅に繋がる事を。 人を守る事を自らに課している人間ならば、こんな状況を見過ごせるはずがない。 服部平次とはつまる所そういう人間であるのだが、赤木シゲルはその上で、それもまた世界のありようなのだろうと思っていた。 人が生まれて死ぬように、自然の流れでそうなっていくのなら、それもまた是なりと考えるのだ。 だが、服部が考える程ヒドイ事にもならないのでは、そうも考えている。 そこに居るのが人間であるのなら、例え最初は未曾有の災害と思われるような状況であったとしても、そんな中で人間は生きていくものだと。 各世界が一つになったテストケースである今を見ればよくわかる。 もし仮に、最初の移動以外BADANの介入が全く無かったとしても、今こうして生き残っているタフでしぶとい連中は、 この閉じられた世界でどうにかこうにかやっていくのだろうと思っていた。 それこそが人間だと。 では人間以外の存在の介入を招いたら? そんな存在との共存が適わぬのなら、その時はどちらかが滅びるだけ。それが自然の流れだ。 赤木は自然の流れの中で、自身である赤木シゲルがここに居ると自らが確信出来ればそれだけでよかった。 「その為に戦う。それが人間だ」 例え相手が神とも呼ばれるような存在であろうとも、だ。 間の悪い時というのはあるもので。 大慌てで盗聴室へと赴いた葉隠四郎は、部屋から聞こえてくる暗闇三兄妹の声を聞いて部屋に入るのを断念する。 BADANにおいて、葉隠四郎の存在を一番面白くないと感じている者が居るとしたら、それは暗闇大使であろう。 計画の最初期から参加している最高責任者、組織のNO2である彼は大首領ジュドーへの忠誠心に篤く、同時に嫉妬深い人物である。 そもそも彼は大首領が自分を介さずに組織の者と接触する事を好まないのだ。 強化外骨格への憑依という手段にしても、エネルギー変換装置による復活を併用する形を取ったのは、彼のそんな心の現われであろう。 当初葉隠四郎は肉体への憑依により異次元からこちらへの帰還を果たすという大首領復活のプロセスを聞いた時、 そこにエネルギー変換装置の入り込む余地は無いと考えたのだが、彼はその点に固執した。 その技術の素晴らしさを四郎も認めていたし、そこから生じる莫大なエネルギー値を見た時は何としてでもこの技術を持ち帰ろうと心に決めたものだ。 基礎研究不足の為、この分野の技術は四郎が持ち帰ったとしても実用化するのに百年では済まぬとの研究者達の言葉によりそれは断念したが。 いずれは元の世界へ戻る。あくまで仮住まいとしてBADANに身をおく四郎を、暗闇大使は快く思ってはいない。 隙さえ見つければ四郎失脚を目論んでいるだろう。 今部屋に居る三兄妹は、そんな暗闇直属の部下である。彼等にだけはこの事実知られるわけにはいかない。 そうこうしている内に侵入者だの何だのとサザンクロス内が騒々しくなってくるが、こちらはそれ所ではない。 やきもきしながら三兄妹が消えるのを待っていたのだが、随分と待たされた後ようやく何処かへと消えてくれた。 用心の為、更に時を待ってから盗聴室に向かう監視員の一人を捕まえた。 「疾く、我が問いに答えよ! 昨晩から今までの間に社周辺にて戦闘を行いし者はあるか!」 必殺の解決策を見出すべく頭を捻っていた監視員Bは、今度は葉隠四郎に捕まってしまった。 こっちはそれどころではない、などと間違っても口には出来ない。 彼もまた慈悲の心を持たぬBADAN幹部の一人であるのだから。 「や、社ですか。昨晩からですと、ラオウが滞在していた事もありラオウ対村雨と綾崎、ラオウ対劉鳳の戦闘がありましたが……ああ、後その少し前に村雨対綾崎も」 「ふむ。社に向けて強力な攻撃が放たれた事はあるか?」 監視員Bは小首をかしげるも、記憶には無い。 「いえ、そもそもそんな真似した所で誰も得しませんですし……あるとすれば流れ弾と言うか流れ斬撃とか流れ衝撃とかぐらいですか。 流石に盗聴だけでは戦闘の詳細全てを把握する事も出来ませんし、誰かが戦闘を監視衛星で見ていたとかでも無い限りは……」 「では社周辺で放たれた最も強大な一撃とは誰のどのような一撃であったかわかるか?」 監視員Bも全ての音声を聞いているわけでもない。 あくまで予想でよければとの言葉に頷く四郎。 監視員Bは村雨とハヤテによる二人の同時パンチがそれに当たるだろうと答えた。 他の盗聴担当者がその轟音に思わずヘッドホンを放り出した程であったと聞いている。 もしくは劉鳳があのラオウを滅ぼしたとされる断末魔の一撃か。 葉隠四郎、この返答だけで瞬時に一つの在り得る物語を作成する。 首輪による制限限界をすら越えたというアルターの存在。 その使い手であるマーティン・ジグマールは死亡したが、同じアルター使いである劉鳳にもそこまでの力を出しうる能力があるやもしれぬ。 社の室内映像を見る限り、打撃によるそれとは思いずらかった故、劉鳳の一撃こそがそれに当たると四郎は考えたのだ。 それにこちらなら、その使い手たる劉鳳は既に死亡している為問題ともしずらい。 正義を志す劉鳳なる者、末期の足掻きにより諸悪の根源たる強化外骨格『凄』に一撃を放つも、かすり傷一つ残し『凄』は大健在なり。 こんな所であろうと、一人納得する四郎。 「大儀であった! では最後の勤めを果たすが良い!」 「は、はぁ」 視点が真横にずれ飛んで行くありえない視野が監視員Bの見た最後の光景であった。 四郎の手刀により一撃で首をはねられた哀れな胴体は、ゆっくりとその場に崩れ落ちる。 「死して機密厳守を全うせよ!」 幹部の制裁による構成員死亡率の高さ。 BADANのこんな所も四郎は気に入っていた。 戦闘のプロである覚悟に問いつつ陣立てを確実な物にしていこうと思っていた服部の思惑は、見事に外される事となった。 「策など不要なり! ただ正面よりこれを粉砕するのみ!」 たったの一言で自分の存在意義を全否定された。 あまりといえばあんまりなプロの姿に、思わず覚悟の常日頃の戦闘スタイルを確認してみた所、服部なりに納得出来る部分もあった。 そもそも覚悟には集団で戦闘を行うという意識が無い。 敵が多数であろうと、守るべき対象が複数居ようと、常に単身で戦闘に望む。 そんな馬鹿げた戦争を可能とする為の零であり、覚悟の学んだ零式防衛術なのだろう。 劉鳳も随分と極端な男だったが、覚悟もどっこいである。 常日頃から極端であり続けた故のこのありえない強力さ、そう言葉にするのは簡単だが実際に行動に移すのはまともな神経で出来る事ではない。 服部と覚悟のやりとりを見ていた独歩は、悪いとは思いつつ、つい噴出してしまう。 そんな中、控えめに村雨が言葉を発する。 「……俺はかつて記憶を失っていた時、BADANに居た事がある。それが少しでも役に立てばと思うが、どうもその時とは随分ありようも変わっているようで使える情報かどうか……」 そもそもがBADANによる改造を受けた改造人間である村雨。 何処から材料を調達したものか、炒め物を作り終えたエレオノールが、手を拭いながら至極最もな疑問を口にする。 「それはムラサメのような強者がBADANには多数存在するという事でしょうか」 想像するだに恐ろしい状況を、ありがたい事に当の村雨が否定してくれる。 「当時のリーダーはニードルという男だったが、その頃の俺ですら一対一ならば何とかなると思っていた。 同格の改造人間も数人居たが、ああいった指揮を行えるレベルの改造人間はそうたくさん作れないはずだ」 内容が内容である。村雨の言葉に沈んだ口調が含まれるのも無理は無かろう。 「よく俺の面倒を見てくれた、ココにも来ていたはずの三影が色々教えてくれた。 その頃の俺はまるでその辺の事に興味を持てなかったので、正確に全てを覚えているわけではないのだが」 意外そうなのは覚悟だ。 「ほう、卑劣な悪鬼の巣窟とばかり思っていたが、BADANにもそのような者が居るとは」 三影の話をする時、村雨はほんの少しだけ優しそうな顔に戻った。 「あいつは、あいつだけが、BADANに居た頃の俺の味方だったんだ。ただ、三影はきっと殺し合いに乗っていた……と思う。 口癖のように言っていたあの言葉は覚えている。とてもじゃないが誰かを守る為に戦うような男ではない」 村雨の彼に対する感情は複雑である。自身も整理し切れていないのだろう。 決して晴れぬ霧のように彼の心を覆うたくさんの出来事の、それもまた一つの欠片であった。 「はいっ、村雨さん」 村雨のすぐ横からひょいっと顔を出して、村雨の分の皿を目の前に置いたのはかがみだ。 食事の完成かと思い皆一度話を切るが、かがみは先に食器の準備をしているだけでもう少し時間はかかりそうだった。 「で、どうなの? 良い作戦出来そう?」 服部はぐでーっと机に突っ伏す。 「敵さんの戦力特定が不可能な現状でどーせーっちゅーんじゃー。覚悟はんの言う通り当たるを幸いなぎ倒してく以外あるかーい」 実はそんな単純な話でもないのだが、服部はものすごーくわかりやすくそんな事を言う。 少し離れた所でサラダを用意すべくボールの中身をこねくりまわしていたヒナギクが、大きな声で話に加わってくる。 「あら? もしかしてそれ弱音?」 「んなわけあるか! 誰が弱音なんて吐くかい!」 クスクスと笑っているヒナギクを服部は苦々しい顔で横目に見やる。 「……くっそ、腹立つ女やなぁ」 それでもあの範馬勇次郎に猛然と立ち向かう様をこの目で見ている服部は、それを聞こえない程度の声に留めるぐらいには自制した。 というかちょっと怒らせるのが恐いと思ってるのは内緒である。 「ああ、そや柊かがみ。社にはアンタの予想通り強化外骨格あったでー」 何とか話題をそらそーとして出す内容ではなかった。 自分がやる分と決めていた調理を終えたエレオノールは、かがみを手伝うべく食器を手に取る。 向かう先は、赤木シゲルの前。 「アカギ、貴方の分です」 「ああ」 赤木はほとんど話し合いには参加せず、黙ったまま彼等の話を見守っているのみ。 そんな様子をエレオノールは時折横目で見て知っていた。 「アカギは皆と面識が?」 「幾人かとはな」 激戦の北部地域、最初期から周辺に強大な力を持つ殺人者、範馬勇次郎、ラオウ、DIOを擁していたこの地域の、二人は数少ない生存者である。 喫茶店に大集結した人間達は、遂にこの二人と離脱したパピヨンのみとなってしまった。 「皆心優しく、そして強い方々です。アカギも安心していてください」 エレオノールは赤木が不安がっていると、そう思ったのかもしれない。 彼を安心させられるよう、つい先ほどの決戦の様子を語って聞かせるエレオノール。 そんな彼女のあり様が、一番最初の出会いとあまりに違いすぎて、話の途中でつい失笑してしまう。 赤木のこういった笑いは相手に不快感を与える事が多い。 だがエレオノールにとっては、赤木が笑ったという事がそもそも嬉しすぎたせいで、笑いの種類など気にもならなかった。 よし、ならもっと楽しんでもらおう。 そう考えると、話す言葉にも力が篭る。 いつしか必死に語り始めている彼女に、残る全員の視線が集まる。 その瞬間、絶妙のタイミングで赤木はこちらを見ている者達をエレオノールにわかるように指差す。 はたと気付いたエレオノールがそちらを確認し、注目を集めている事と自らの痴態に気付き赤面すると、部屋中が笑い声に包まれる。 それはとても恥ずかしかったが、自分のした事でみんなが笑ってくれたのは、本当に、本当に嬉しかった。 「服部ー、そーいやスタンドディスクって使えねえって話だったよな」 食事の用意が完了し、皆でランチタイムを楽しんでいる時、唐突にジョセフがそんな事を訊ねた。 「ああ、俺も試したけど無理だったで」 「そっか~、じゃしゃーねーか。記憶ディスクっての、結局中身見れなかったな~」 どうせ使えないからと、ブーメランにでもして飛ばしてやろうかと構えるジョセフ。 食事中というのにお行儀の悪い事この上ない。 いつもならば本気で投げていた。 そう自分で確信出来るジョセフだったが、どうしたものだか、このディスクにそんなぞんざいな扱いは出来ない模様。 どうにも投げ捨てる気にならず、やはり懐に収める。 しかし、そうなるとちょっと悔しい。何というかとてもディスクを投げたい気分なのだ。 確かマジシャンズレッドのディスクもあったなと近くに置いておいたバッグを漁り出す。 「あっれ~。よう服部、マジシャンズレッドのディスクってどうしたっけか」 「俺が知るかい。ジョジョが持ってたんちゃうんか? 確かずっと頭に入れっぱなしだった……や……ろ……」 一つの可能性に思い至る服部。ジョセフも気が付いたらしい。 「ちょ、ちょっと待て! いけるか? いける……か?」 ジョセフは祈るように念じる、マジシャンズレッドよ、この場に姿を現せと。 祈りは通じた。 ジョセフはマジシャンズレッドのディスクを頭に入れたままだったのだ。 彼の背後に幽鬼のように立ち上る鋼の肉体持つ真紅の鳥。 最早お行儀の域を軽く通り越している行為だったが、誰もそれを責めたりしないどころか、喝采で迎えられる。 「おおおおおお!! 何!? 入れっぱなしだったらオッケーって事か!?」 思わぬ出来事を単純に喜ぶジョセフ。しかし服部は少し納得がいってない模様。 「何やねんそれ、そないな単純な話なん? ……ジョジョ、記憶ディスクの方はどや? 今の状態でそれも使えるか?」 使用を躊躇していたジョセフだったが、ディスクが使えた事が嬉しかったのか、上機嫌で早速試してみる。 そんな気軽に使うような物ではなかったと知ったのは、すぐ後の事である。 ハイテンションだったジョセフの表情が重苦しく沈み込む。 参加者でもある空条承太郎の名を冠する記憶ディスクは、参加した彼ですら知りえない、未来の彼の記憶であった。 体調を心配し、声をかけてきたかがみを手だけで制し、少し整理の時間をくれ、とこのディスクに関する発言を拒否するジョセフ。 今まで同行した事のあるかがみも服部も知っている。 ジョセフは決してブレない。 同行者がどれだけ大きく揺れ動こうとも、揺るがぬ大樹のように側にそびえ立つ。 軽薄で浅慮に見える彼の本質は、骨太で逞しい無類のタフガイであると。 そんなジョセフの言葉である。 ならば、とかがみは一つだけ確認してその言葉を了承する。 「今、辛い? 何か出来る事ある?」 首を捻り、誰に言うでもなくぼそっと呟く。 「辛い……って訳じゃねえんだけどな、どうもこの空条承太郎っての、俺の孫みたいなんだわ……流石のジョセフ様も自分の未来図見せられりゃ反応にも困るって……」 ショッキングな事をさらっと言い放つジョセフ。 時間軸のズレ、それを知っては居たがまさかこのような形でそれを見せ付けられるとは誰も思ってはいない。 ジョセフの心境たるやいかばかりか、と皆が心配そうにジョセフを見つめる。 そしてジョセフはジョセフでそんな視線にも気付かずに考え込んでいる。 「とてもじゃねえが信じられねえな~。大体何だよ俺に隠し子って。こんな真似したらスージーに刺し殺されるぞ未来の俺」 あっという間に女性陣の視線の意味が変わる。 敵意といっても差し支え無い程の鋭い視線でヒナギク。 「へぇ、それはおモテになるのねえジョセフさん」 心配していた分が丸々引っくり返ったかがみ。 「刺されればいいんじゃない」 難しそうな顔のエレオノール。 「やってしまったものは仕方ありません。ですがせめて両者に誠意を持って……」 まだやってもいない事で何故にこんなにも責められねばならんのか。 パピヨンと一緒で、それを知ってしまった事により既に未来は変わってしまっている。 その事に気付いていた服部だが、説明してやるのが面倒なので放置していた。 フォローをしてきたのは、何と意外や意外、赤木シゲルだった。 おそらく未来は変わっているだろう。ならばそれは知識として以外何ら意味の無い記憶だと。 そう言って女性陣を渋々ながらも納得させると、食事の途中ながら席を立つ。 「一服してくる。ジョセフ・ジョースター、お前も付き合え」 ジョセフに喫煙の嗜好は無いが、少々居心地の悪くなったここから逃げ出せるというのであれば嫌も応も無い。 いいね、俺も一服したかったんだ。さあ行こう、すぐ行こう、んじゃちょいと失礼。と赤木を引き連れさっさと部屋を後にする。 後編