約 574 件
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/1522.html
658 名前:始末記[sage] 投稿日:2016/02/15(月) 00 06 04.86 ID blz8NsLe 大陸東部 龍別宮町 龍別宮は元の名をリューベック。 リューベック伯爵領の伯都が置かれた町だった。 リューベック伯爵家が皇都大空襲の際に直系の一門がほぼ息絶えて断絶状態となっていた。 五年前に隣接する天領だった地に日本が新京特別区を建設すると、そのままリューベック伯爵領を割譲させた。 その際に名を龍別宮町と改められている。 市ではなく町なのは日本人人口が一万人にも達していないからだ。 新京特別区は日本人の居住区や産業を集中させている。 また、貴族からの名の留学生という名の人質と日本との折衝やご機嫌伺いの為や逗留する当主一門。 それらを世話する従者などの家臣も新京に入ることが許されていて、御目見(おめみえ)という免状が発行されていた。 それ以外の商人や職人、人夫などの平民や彼等との取引を望む日本人商社や日本人冒険者はこの龍別宮に拠点を構えて在住してい。 そして、この龍別宮に配置換えとなった第48普通科連隊や第16普通科連隊が駐留している。 新京特別区を防衛する出丸的役割を期待されている。 他にも警察署や公安の他にもうひとつ武装機関がある。 法務省捕虜収容所管理局である。 自衛隊も平成16年に「武力攻撃事態における捕虜等の取扱いに関する法律」「捕虜取扱い法」が制定された。 だがこの法律はジュネーヴ条約の存在を前提に制定されている。 そして、自衛隊には捕虜の扱いや捕虜収容所の運営の経験はなかった。 日本本国から囚人が大幅にいなくなったことから、矯正局の刑務官達が暇になったことも大きい。 さらに当然のことながら、この世界の国々には別の「捕虜取扱いの慣習」が存在した。 「マイヤー殿、メルゲン子爵家より身代金の支払いが完遂しました。 子爵家より迎えの馬車が到着しています。」 「おう、松山管理官殿、長らく世話になったな。」 収容所とは思えない貴族らしい服を着た男が四年間住み慣れた部屋の片付けを自ら行っている。 メルゲン子爵家第2子であるマイヤーは、帝国ではそれなりの砦の守備隊の隊長を任せられた男である。 帝国がその旗を降ろした後も抵抗を続けていた。 抵抗の場所が大陸南部の辺境であり、日本側にも放置されていたのだが日本の歓心を請おうとする周辺貴族に砦が攻撃されて日本に差し出されたのだ。 収容されてからは日本語や自ら身の回りの整理をする術を学ばらされた。 「身代金だって安くは無いのだから、ここに戻ってくるようなことはしないで下さいよ?」 「はっはは、日本と戦って箔がついたからな。 今なら仕官や結婚も引く手あまただよ。 それに帝国への義理はもう果たしたさ。」 血縁関係を重視する貴族としては、帝国の為に戦ったマイヤーを見捨てることは沽券に関わる。 だから分割で身代金を払ってでも解放させようと行動したのだ。 そして、今でも帝国を懐かしむ世代からはマイヤーのような勇名を持つ男は取り込んで起きたい人材である。 二人はマイヤーの私物が保管された部屋で、私物の返還を行っている。 龍別宮の捕虜収容所は、リューベック城を改装して使われている。 城壁や廊下では小銃を持った収容所管理官が巡回している。 松山管理官は門の外まで付き添うことになっている。 だが先に自衛隊の73式中型トラックが数両入ってきた。 停車した車両の荷台から何人もの手錠で繋がれた男達が連行されていく。 「新入りか、何をしたんだ?」 「旅客船を海賊船を襲った連中ですね。 一応、正式な帝国海軍の残党で、私略船の免状持ちです。 何より・・・」 「俺と同じ貴族の子弟か。 まあ、帝国が無くなって五年も立てば平民や士族の兵士は逃げ散ってるよな。 残っているのは忠誠が染み付いたあんな連中ばかりだ。 だが血族が残っていればあんたらの損にはならないからな。」 身代金は莫大な物で、被害者や遺族への慰労金を支払っても有り余る。 そこで本国に送る食料を購入する資金の足しにしている。 これも帝国や王国の慣習に合わせた結果である。 ちなみに同じように捕虜になった筈の平民や士族は鉱山送りとなって自力で稼いでもらう。 「人権団体が見たら何を言い出すやら・・・」 松山管理官は微妙な顔をする。 本国で刑務所に勤務していた時も小煩かったものだ。 当時の囚人達はまだ生きているのか心配になった。 第2更正師団、彼等今でも戦地で戦っているのだろうか? マイヤーとは正門の前で別れた。 メルゲン子爵家の家臣達が馬車を仕立てて一礼して、マイヤーを馬車に乗せて出発する。 一人になった松山管理官はリューベック城の傍らに建てられた第一更正師団の戦没者を奉る神社の慰霊碑を見て溜め息を吐いた。 彼等の出自が出自だから参拝者はほとんどいない。 戦没者の遺族や師団の僅かな生き残り、そして彼等と共に過ごした自分達刑務官だった者達だけだ。 「明日、掃除しに来るか。」 天気が良いことを願っていた。 捕虜収容所から解放されたマイヤーは、実家の家臣達が用意してくれた馬車に乗り込む。 「ふむ、いい車だ。 何という名だ?」 「トヨタ カローラ フィールダーと申します。」 執事の一人のパトリックが答える。 もちろん車のエンジンは切って、馬で牽引している。 ガソリンは貴重で滅多に手に入らない。 だが馬車なのに揺れが少ないのは大事なことだ。 「この後、駅まで行きまして列車で新京に向かいます。 新京にはメアリー様とクルツ様、アンナ様、マルガレーテ様がメルゲン家新京屋敷にてお待ちになっております。」 メアリーは母でクルツは長兄でアンナはその妻だ。 マルガレーテはクルツの娘、つまり姪となる。 「マルガレーテには苦労を掛けたと聞く。 何か土産を用意出来ればよかったのだが。」 解放の為の折衝は日本語が使えるマルガレーテが未成年で学生の身で一任されてしまった。 日本円を稼いでいる稼ぎ手でもあったらしい。 あいにく解放されたばかりで手持ちがない。 年頃の婦女子に渡すお土産など、全く思い付かなかった。 「御身の御無事なお姿こそが何よりの御土産と存じ上げます。 御嬢様は連日様々な贈り物を貰ってますので馴れておりますし 若様はマイヤー様が学んだ日本語の能力で御仕事をしてくれることを望んでいます。」 マルガレーテは学校で日本語を基礎から学んでいるがクルツは執務の合間に駅前の私塾で学んでいるが時間が足りなくて成果が上がっていない。 「うむ、居候では肩身が狭いからな。 存分に働かせて頂こう。」 龍別宮駅から東西線で約100キロ、約一時間。 馬車は三日間掛けてパトリックが乗って新京に帰ってくる。 新京中央駅のホームに降り立つと感慨深げにあたりを見渡す。 前に来たのは捕虜になって連行された四年前だ。 「線路が増えてるか?」 ホームの天井には『京浜線開通まであと36日』と書かれていた看板が吊られている。 「ふむ、式典とか何かやるのだろう? 顔を出してみよう。」 新京特別区西区にある貴族街にある屋敷に到着すると、家臣一同と家族、近郊に住んでいる知人が集まっている。 地面に膝を着いて、再会の挨拶をする。 「母上、兄上・・・ようやく帰ってこれました。 この身を身請けするのに多大な負担をお掛けしました。」 「貴方が無事ならそれでよいのです。 しっかり食べてた? これ美味しいわよ、収容所じゃあ満足に食べさせて貰えなかったでしょう。」 母親の愛情は辟易するが数年ぶりの再会だからしっかりと受け止めた。 マルガレーテもドレス姿で出迎えてくれた。 来客と旧交を温めて一段落すると、長兄のクルツが日本産ビールをグラスに注いで持ってきてくれた。 「あいにく父上は王都から離れられなくてな。 来週こちらにやってくる。 まあ、その間までは休暇を取って見聞を深めてくれよ。」 「はい、兄上。 しかし、そんなに日本関連の仕事は多いのですか?」 「まだ、公表はされていないが南部の本領の近くに泥婆羅、印度、不丹という部族が天領アルスターを割譲されて新都市を建設することが決まった。 日本企業が建設を受注するのでメルゲンにも資材の発注が行われる。」 「なるほど、忙しくなりそうですな。 しかし、日本の連中はそんなに外様部族の都市国家を建設して寝首を掻かれないの不安にならんのですか?」 「ふむ、我々もその点は疑問に思っていた。 そこから切り崩せるのではと、我々も各都市を調べてみたことがある。 そこでわかったことがあるのだが、日本以外の各都市はどれも男女の比率がおかしい。 年少者も驚くほど少ない。 十数年もすれば人口が減り続けるだろう。 その歪な構造の為か、経済もそれほど有力な地元企業が存在しない。 日本企業が大半を牛耳ってるな。」 「日本に敵対行動を取っても締め上げられるのがオチと言うわけですか。」 現在の王国貴族も大半は日本の傀儡のもと自領の勢力を伸ばすことに専念している。 王国の権威はとうに失墜しているのだ。 大人同士の会話中にマルガレーテが加わってくる。 「叔父様、その・・・拘留中は退屈しませんでした?」 「いや、日本の連中は以外に紳士的だったし、向こうの野球やサッカーといった競技もやらせて貰った。 馴れてからは何度も看守達の軍を打ち破ったものだ。」 夜は久方ぶりの家族との団欒の一時だった。 翌日の夕方、屋敷に一通の手紙が投函された。 長ったらしい文書を要約すると 『マルガレーテ嬢を誘拐した。 返して欲しければ指定の場所までマイヤー殿一人でこられたし なお、外部にこのことを漏洩すればマルガレーテ嬢の安全は保障しない。』 長兄夫妻はそのまま卒倒したのでマイヤーも途方にくれてしまった。 新京大学 大陸に唯一存在する大学機関である新京大学は、本国で定年による退職や派閥争いで燻っていた人材を大量に引き抜いて設立した。 地球系各都市や大陸からの留学生も多数在籍している。 その大学のトップたる総長室に、総督府からの使者である秋山補佐官が訪れていた。 「海棲亜人の生態を含む総合的な研究依頼ですか? なるほど、無理です、お引き取り下さい。」 新京大学陸奥正則総長から、けんもほろろな返答をされるが秋山は引き下がらない。 「御予算の問題でしたら総督府から」 「違います。 単純に人手が足りない。 この大学が設立されてから毎日どれだけの発見や調査が行われてるかご存知ですか? モンスターを含む大陸独自の動植物の研究、大陸の書物の解読と翻訳。 農業の現地に合わせた品種改良、鉱山地域の探索、風土病の治療法の研究、エトセトラエトセトラ」 最後の『エトセトラエトセトラ』は陸奥総長が口に出して言っている。 「いくら研究バカの集団と言われた我々だって限度がある。 終いには怒るぞ、コノヤロー!!」 なんだか暴れだした陸奥総長を秘書や同席した教授達が妙に手慣れた動作で羽交い締めにしている。 「ああ、さすがに刺す又はやりすぎだと思いますよ。」 「失礼、歳のせいか怒りっぽくなっててな。」 興奮冷めやらぬ様子で言われて秋山はドン引きしていた。 「最近の若い研究者や教授は冒険者に混じってダンジョンでモンスターと戦うことに意義を見いだしたり、古代遺跡の研究に人手も少ないからと居を構えて帰ってこなかったりと大変なのだ。 しかし、なんだ? 総督府筋は今まで海棲亜人国家の存在を全く認識してなかったのかね?」 「残念ながら・・・帝国並びに王国、貴族や王国軍から資料、証言からも記述は見付かっていません。 あの学術都市にすらです。 仲介者と見られるアウグストス将軍とやらも遺された帝国軍の名簿や現在の王国軍にも存在しませんでした。 海賊や残党軍に聞いても常に馬の仮面を被っていたと人相書きすら作れません。」 もしかすると資料が無いのは皇都大空襲による影響もあるかもしれないが、ここは黙っておく。 「ふ~む・・・厄介だな。 ところで今思い出したのだが、海棲亜人国家の調査をやっている連中がおったよ。」 「それは素晴らしい。 ぜひお会いしいのですが!!」 だが陸奥教授は渋い顔をする。 「この大学の人間じゃないから難しいな。 新香港の人民武装警察海洋研究所の習麗媛少佐だ。 たぶん今は、ハイライン侯爵領にいると思うぞ。」
https://w.atwiki.jp/hamiyalog/pages/187.html
ウィル 21 01 ……とうとう、アレぴょんにまでHP抜かされたでござる フィア 21 01 生命伸ばさないから…… ルセリナ 21 01 アレックスさんも生命はB2ちょうどなのですけれどねw ウィル 21 02 ( ・∇・)B1! マテル 21 02 貧弱貧弱う あれ (*-ヮ-) 21 03 堕弱堕弱!! マテル 21 03 Tes (*-ヮ-) 21 03 ん ネムチェン? ←セッション非参加者 フィア 21 03 /nick 名前 だったかな マテル 21 03 Tes (*-ヮ-) 21 04 おお、ほんどだ マテル 21 04 Tes マテル 21 04 おお (*-ヮ-) 21 04 いいね、変わってる ウィル 21 04 かわったよー (*-ヮ-) 21 06 (*-ヮ-)ノ マテル 21 06 マテル HP47/47 MP49/49 TOPIC 鳥A 頭 (47)右翼 (36)左翼 (36)胴 (55)/鳥B 頭 (47)右翼 (36)左翼 (36)胴 (55) ルセリナ 21 23 小回りききませんし、最悪Fレジ入れた夜色さんを一人前に出せばなんとかなるのでは と適当なことを考えてます 抜けてきませんよね ノクス 21 24 ところでGM フィア 21 24 まあそれで済みそうな気はするけど、倒すまでに結構ダイス振らなきゃあかんだろうしね ノクス 21 24 なんかランダムダイス多い、よ? GM高梨 21 24 え? ノクス 21 24 [4日目:朝:薄曇り] 7A>6B>5C ・乱:5:食べられる果実がなっているのを発見する。食糧+1日分(*PT6人分)。 ・天候予測:成功。昼から天気は-1。 ・6Bへ:乱:2:腹をすかせた牙がこちらを狙っている。サーベルタイガー4体との簡易戦闘。撃破し、1600Gを獲得。 ・6Bでマナサーチ大:5,6,7行、ABCは、現状マナ反応はない。 ・5Cへ:乱:3:ドルギラスの群れに遭遇。迂回。 [4日目:昼:曇り] 5C>5D ・5Cでマナサーチ大:4,5,6行、BCDをクリアリング。4Dに魔法反応有。 ・天候予測:成功。天候は現状維持。 ほれ 鳥の声が5Dぶんだねぇ GM高梨 21 25 あら フィア 21 25 あれ GM高梨 21 25 ならそうしましょう ウィル 21 25 あらま GM高梨 21 25 か ノクス 21 25 まぁ次の分先取りってことでもいいよ。これ フィア 21 26 ここまでロールしちゃってるしね ルセリナ 21 26 でえはそういうことで えが多かった (´・ω・`) GM高梨 21 26 はい、では次の分はなしということにしておきましょう ノクス 21 26 5Dでは調査の予定だから 更にその次のtbの話いなるけどね (笑) GM高梨 21 26 はい ウィル 21 31 ……すごーいってウィルで発言したくなる フィア 21 31 イメージ崩れるって程でもないし別にいいんじゃないか?w ルセリナ 21 32 一瞬宥和神ライフォスだっけ……って勘違いしました 始祖神でした ウィルさんですしありではありませんの?(適当 フィア 21 32 それアーメス マテル 21 33 マテル HP47/47 MP39/49 マナチャージ消費 フィア 21 41 マナチャージ貸してもらってたと思うんだけど誰に貰ったんだっけ マテル 21 41 わたしー ノクス 21 41 とりあえずマテル フィア 21 41 ほい、ありがとう 【フィアース】HP 65/65 MP 9/18 他 マナチャージ5/5(マテルから借り) ノクス 21 41 使ったら次はウィルのとか借りるといいと思う (笑) ウィル 21 42 かまへんで 多分、ヘルメットの奴 ルセリナ 21 46 別のでしたっけ、と確認してました (´・ω・`) 【ルセリナ】 74/74 30/33 MP1d3消費くらいならまあ、という舐めプ思考です フィア 21 52 そもそも生命11ってなかなか失敗しないしな ルセリナ 21 59 どうせ魔法具でしょうしし、どちらかというと ソサorコン+知力Bで判定かなあと思ってました ノクス 22 00 そういう判定もたまにあるねぇ ルセリナ 22 00 【アレックス】38/38 44/52 使い魔7/7 MC1/5 1ゾロ先生*1 【アレックス】38/38 40/52 使い魔7/7 MC5/5 1ゾロ先生*1 マテル 22 03 アンデット……珍しく役に立てそう……! ウィル化…… ウィル 22 07 【ウィル】HP35/35MP39/48MC2/5 (人間行き) ルセリナ 22 07 要が中心で囲むようにーっていうのがベタなんでしょうが ここが中心なんですよね (´・ω・`) フィア 22 07 砂糖をこよなく愛するようになり、愉悦が趣味になる >ウィル化 ウィル 22 07 そして、背が縮む マテル 22 07 治療しなきゃ ルセリナ 22 07 ウィルさんは二人もいりません、ということでサニティ(物理)を試みます ウィル 22 07 うわーん フィア 22 08 【フィアース】HP 65/65 MP 9/18 他 マナチャージ2/5(マ) 2/5(ア) マテル 22 08 1人は要るから フィア 22 09 というか試みられるのは俺の方じゃなかろうかw ウィル 22 10 さらば人間? ( ・∇・) ルセリナ 22 10 私頭がよろしくありませんので、うっかり本物にやってしまうかもしれません…… ウィル 22 11 ふぇぇ ルセリナ 22 11 大丈夫です、こぶしならc12です ウィル 22 12 ※威力80 ルセリナ 22 17 こっちは逐一更新をかけなければいけないのが地味に面倒ですね おかえりなさいまし フィア 22 18 どこから見えてませんでした? >GM ウィル 22 18 おかえりなさいー マテル 22 18 おかえりなさいませ GM高梨 22 19 5-Dでマナサーチをすればよかったという会話は見ていました ありがとうございました! フィア 22 20 こんな感じでした GM高梨 22 20 助かりました、ありがとうございました フィア 22 34 【フィアース】HP 65/65 MP 9/18 他 マナチャージ2/5(マ) 5/5(ア) 1ゾロ*1 ルセリナ 22 35 【ルセリナ】 74/74 29/33 ウィル 22 37 ノクさんの相変わらずのイケメンムーヴよ フィア 22 38 流れるようにムーブするよね ノクス 22 38 普通だよ…… (笑) マテル 22 39 (地面に、に見えた) ルセリナ 22 40 そんな外道ではないでしょう……w (*-ヮ-) 22 40 何このクソイケメン GM高梨 22 40 (みなさんわりといつもこんなんですよしのさん) (*-ヮ-) 22 41 女性PCで参戦したいね ノクス 22 41 (笑) (*-ヮ-) 22 41 チョロイ枠で ルセリナ 22 42 この流れだとフィアさんがアレックスさんにふわっとするのでしょうか…… フィア 22 42 湯たんぽ代わりに抱っこしてある効果 ルセリナ 22 42 毛皮ですし、濡れたら大変です フィア 22 42 歩こうか ウィル 22 45 おー 地面に投げたら汚れるやん (*-ヮ-) 22 45 やだもうイケ魂。 ウィル 22 46 自分のだからね!また返してもらうつもりだからね! フィア 22 48 【フィアース】HP 65/65 MP 9/18 他 マナチャージ2/5(マ) 2/5(ア) 1ゾロ*1 マテル 22 49 *ちょっと暖かくて落ち着く感じ (*-ヮ-) 22 52 NPチャージと空目した フィア 22 53 FGOじゃないよw ウィル 22 53 一瞬止まる画面 フィア 22 57 【フィアース】HP 65/65 MP 9/18 他 マナチャージ2/5(マ) 5/5(ア) 1ゾロ*1 【フィアース】HP 65/65 MP 9/18 他 マナチャージ2/5(マ) 5/5(ア) 5/5(ウ) 1ゾロ*1 ノクス 23 00 マイナス1とかカルゾラル的にはどうということはないな(訓練されたPL ウィル 23 00 まあのう -2から本番 ルセリナ 23 01 鍛えられてますね…… ノクス 23 01 そうそう フィア 23 01 流石に-2あると色々キツくねえかなw ウィル 23 02 そこにファナという素晴らしい魔法があるじゃろ? ウィル 23 07 貴重なノクデレ ルセリナ 23 07 貴重でしたか ノクス 23 07 そういうことをww フィア 23 17 【フィアース】HP 65/65 MP 9/18 他 マナチャージ2/5(マ) 2/5(ア) 5/5(ウ) 1ゾロ*1 そういえば場合によってはここでサービスシーンのチャンスだったのでは……? ノクス 23 19 え、なんのw ルセリナ 23 19 何のでしょう……? ウィル 23 19 小川……なるほど フィア 23 19 小川があったじゃん? ノクス 23 19 おおお! (笑) ウィル 23 19 人間が入ると ノクス 23 19 なるほど。フィアースのサービスシーンか それは盲点だった。 フィア 23 19 ここで休息取って、かつ天気が良くて昼間なら、チャンスあるかなあと ねえよ!w ルセリナ 23 20 ないんですか ノクス 23 20 w フィア 23 21 誰が嬉しいんだそれ……って言おうとしてああ嬉しい人いるなと納得できてしまった悲しみ ルセリナ 23 22 誰でしょうね ウィル 23 23 アウラか フィア 23 24 アウラがその状況になったら真っ赤になって逃げ出すか、悪くするとまた気絶するんじゃねーかな……w マテル 23 26 両手で顔を隠して隙間から…… ルセリナ 23 28 体濡れてますし、女性陣はホットタオルで体拭くくらいで^^ あ、男性陣は水浴びどうぞ ウィル 23 29 (´・ω・`)水は溺れるからいやだ (逃走 ルセリナ 23 29 泳げとは言っておりませんがw フィア 23 51 ポイズンモールド? ウィル 23 53 ……キノコ系か? フィア 23 54 ファンガスかもしれんね ウィル 23 55 幻覚見せるキノコおるからのう あれは美味しい フィア 23 56 毒キノコって美味しいらしいね…… ルセリナ 23 58 (1ゾロ以外成功で見事1ゾロした某兄 ウィル 00 00 (見事に食らった従者の目の前で大事な人に見えてたキノコを打った若様 GM高梨 00 00 (襲い掛かったら某兄に止められたのでおおっと思ったら防御ファンブルされた犬) ウィル 00 02 【ウィル】HP35/35MP39/48MC5/5 (人間行き) マテル 00 04 マテル 47/47 39/39 ルセリナ 00 06 【ルセリナ】 74/74 33/33 1ゾロ*1 【アレックス】37/38-1 40/52-1 使い魔7/7 MC5/5 1ゾロ先生*1 徹夜1 フィア 00 09 【フィアース】HP 65/65 MP 9/18 他 マナチャージ2/5(マ) 2/5(ア) 5/5(ウ) 1ゾロ*1 マテル 00 23 一度トーク飛ばしてしまえばいいのですけど、情報を渡したりするのと、 一つのトークを見てる時に他のトークの履歴が見れないとか、パソコンだと楽だったのが時間をかけてしまうなと ノクス 00 25 大変ですなぁ フィア 00 25 ふーむ マテル 00 25 (まあ終盤になれば監督役ほとんど要らない子になるのですが ノクス 00 25 ? スマホ参加続きそうなんです? マテル 00 26 人生初の一人暮らしで準備をしていたので、それで貯金が吹き飛びまして…… 当分買えそうにないのです ノクス 00 27 んん? 壊れたの? ←事情を良く知らない フィア 00 27 物理的にクラッシュしたそうで ノクス 00 27 ほう…… マテル 00 27 うちのパソコン、タワーだったのですが二階の自分の部屋から降ろす時におむすびころりん ノクス 00 28 あらぁ…… マテル 00 28 ハードディスクとかは無事っぽいのですがまあ、その他の部品ががが ノクス 00 29 チャットだけでいいなら、まぁ2万も出せば買えますけどねぇ……。都合は色々ありますわな マテル 00 29 贅沢なのですけどどうせ買うならまたいいものを買いたいのです…… ルセリナ 00 29 うちは一度抜き差しでどうにかなったメモリ絶賛放置中です (´・ω・`) マテル 00 30 聖杯戦争も最悪移動先と真名だけ伝える人になれば、データは当人同士で…… ノクス 00 30 さつちさんは絵師ですしなー フィア 00 31 そですね 工夫すればできそうだ ノクス 00 35 さつちさんに紹介したい小説があったんだけど、パソコンないと難しそうだなぁ (笑) 頑張って早く戻ってきてくださいねぇ マテル 00 36 小説……!早いとこお金貯めます! ノクス 00 36 はいw ためしにちょっとトーク宜し? マテル 00 36 はい、大丈夫ですー
https://w.atwiki.jp/amuroinzion/pages/47.html
地平の彼方から轟音を響かせて飛来する3機の巨大爆撃空母ガウ。ガウに付き従う数え切れない程のドップ編隊、MSを満載した輸送機。 それ等全てが地に伏すWBのものに、続々と集結してゆく。 物々しい喧騒の中、アムロを加えたラル隊が、捕虜としてサイド3に送られる予定のWBクルーと対面していた。 「アムロッ! 貴様のせいでリュウは! リュウは死んだんだぞッ!!」 「おっと! 大人しくしてな!」 後ろ手を拘束されているにも関わらず、アムロに迫らんとしたブライトだったが、マシンガンを手にしたアコースに乱暴に引き戻された拍子に後方の壁に背中を激しく打ちつけ、床に腰を付ける羽目となった。 それでも顔を上げたブライトは、異様なまでに澄んだ瞳の色を湛えるアムロの瞳を見て慄然とした。 (こいつは、俺の知っているアムロなのか!? 今迄の奴ならこんな時、オロオロ狼狽えながら自分を見失っていた筈なのに…!) 「ブライトさん」 静かなアムロの声に、ブライトは我に返った。 「僕は、自分の運命を自分で決めて…その結果を全部背負う事に決めました。後悔はしていません」 「何…だと…」 「…連れて行け」 虚脱したブライトはアコースに連行されて行く。アムロの顔を呆けた様に見つめ続けながら……。 それを見届けたラルは、残りのWBクルーに向き直る。 「さて諸君。我々はこの艦を接収する。だが正直手が足りんのだ。 君達は殆どが、成り行きでこの艦に乗り合わせたと聞いている。連邦に義理が無い者もいるだろう?」 WBのクルー達はそれぞれの表情でラルの言葉を聞いている 「単刀直入に言おう。この艦を運用する為に我々に協力して貰いたい。それなりの階級と待遇を用意する」 くぐもったどよめき声が立ち込める。 「勿論強制はしない。だがその場合は南極条約に法り…捕虜としてジオン本国に送られる事になるがね。好きな方を選びたまえ」 額と首に包帯を巻かれたカイが口を開く。 「暫く考えさせてもらえねえかな?」 「駄目だ。今、この場で選択するんだ」 強い口調で即答したラルに、カイは押し黙った。 「何考えてんです! 相手はジオンなんですよ?」 「うるせえな、黙ってろハヤト」 薄く笑いながらラルを見ているカイは、クランプに顎で指示されたコズンが自分の横に静かに移動して来た事に気が付いていない。 「では聞こう。我々に協力しても良いと思う者は、前に出て貰いたい」 無言の一同。 それぞれの表情に明らかな逡巡が見られるが、前に出る者は1人もいないかと思われたその時――。 「退いて下さる?」 今迄頑なまでに言葉を発せず、俯いた姿勢を崩さず、表情をラルに見せていなかった金髪の女性――セイラ・マスが顔を上げ、他者の陰からするりと抜け出すと背筋を伸ばした姿勢でラルの前に立った。 「セイラさん!?」 信じられないものを見た様に、ハヤト達WBクルー一同がどよめいた。 「むっ!? ま、まさか…!」 目の前の美しい女性にラルの眼が驚愕と共に見開かれてゆく。 普段では見られないラルの狼狽ぶりをアムロは意外に感じていた。 眼を転じると、他のラル隊の面々もポカンとした顔つきでラルを見ている。 「貴女はもしや、アルテイシア様!? お忘れですか! ジンバ・ラルの息子、ランバ・ラルにございます!!」 「大尉、この場でその名前は無用です。手をお上げ下さい」 片膝をつき拝礼の姿勢をとったラルは、ハッと気付いた様に立ち上がると、横に控えたクランプにセイラの拘束を解く様に命じた。 「セイラさんが行くのか、ニャヒヒ、そんじゃ俺も…」 軽口を叩きながら前に出ようとしたカイだったが、横から強烈に突き入れられたコズンの鉄拳が鳩尾にめり込み、悶絶しながらその場に蹲る事となった。 「大尉! 捕虜の中に体調を崩した者がいます! 救護室に運んどきますぜ!!」 のんびりした口調のコズンにクランプが返す。 「ご苦労! 手当てが済んだらそいつはそのまま捕虜として本国に送れよ!!」 ニヤリと笑ったコズンが嬉々として答える。 「了解であります!」 襟首を掴まれて引き摺られて行くカイの耳にコズンが囁いた。 「テメエみたいな奴は、ラル隊にはいらねえんだよ!」 -------------------------------------------------- 結局、セイラの他には1人としてラルに協力する意志を示した者はいなかった。 「貴女には、是非一緒に来て貰いたかったのだけれど」 悲しげな顔でセイラに声を掛けられた女性――ミライ・ヤシマは、やはり悲しげな笑顔で答えた。 「私は故郷に家族と親戚がいるもの。私の行動で迷惑を掛ける訳にはいかないわ。他の皆もそう思っている筈よ」 「ごめんなさい…」 軽く俯き、小さな声で肩を震わせるセイラ。 ミライは、後ろ手を拘束されたままゆっくり近付くと、セイラの肩に軽く額を預けて小声で囁いた。 「何か事情があるのね。私には何も出来ないけれど、上手く行く事を祈っているわ。それから、アムロを宜しくね」 「!?」 顔を離したミライを、驚いた表情のセイラが見つめる。 「それじゃあね」 セイラに親愛の笑顔を残し、ミライは連行されて行く。 彼女の姿は、やがてWBクルーの列に加わり、見えなくなった。 ------------------------------------------ 一同とは少し離れた場所で、アムロとフラウは対面していた。 「…君も行ってしまうのか」 先に声を掛けたのはアムロだった。 「子供達がいるもの。私が付いててあげなくちゃ」 悲しそうに笑いながらフラウが答える。 「そうか…そうだよな…」 間接的にせよ、リュウを殺した自分を、カツ、レツ、キッカは決して許さないだろうとアムロには思えた。 「こら! しっかりしなさいよアムロ!」 フラウの両方の掌で強引に顔を挟まれ正面を向かされたアムロは、涙を流しながら怒っている表情のフラウに驚いた。 「貴方は自分のやった事に後悔しないって言ったんでしょう? そんな顔してちゃダメじゃない!」 (ああ……フラウに怒られるのはこれで何度目なんだろう) 何時も悪いのは自分だった。 だが、フラウはどんな時も最後には優しく許してくれた。 「(今だって自分の身より僕の事を心配してくれている。そんな彼女に僕は何を――)…!」 突然のキスに、アムロの思考は中断された。 ほんの一瞬だったが、2人は硬く抱き合い、その間、世界は2人の他には何も存在しない様だった。 -------------------------------------------------------------- アムロとセイラ、そしてラル隊の面々はWBのブリッジに集まった。 ブライト達を乗せたと思われる輸送機が今、飛び立って行く。 それをブリッジの窓から見ながら、アムロはあれは何処に向かうのだろうとぼんやり考えていた。 しかし、ラルが語るセイラの素性が、アムロの思考を現実に引き戻していった。 「何ですって!? この方は、あのジオン・ダイクンの娘さんなんですかい!?」 クランプの驚きはラルとセイラを除く、その場全員の驚きだった。 「アルテイシア様とその兄上のキャスバル様はわしの父、ジンバ・ラルと共に地球に逃れて暫く過ごした事があるのだ。 最も、キャスバル様はすぐに家を出て行かれ、行方不明となってしまわれたが…」 「それにしても姫様、良くぞご無事で…」 ラルの言葉を継いだハモンの言葉に、セイラは顔をほんのり赤らめた。 「姫様なんてやめて下さい。私は今はセイラ・マスなのですから」 「いいや! あんたは俺達の姫様だ! 大尉、そう呼んで構いませんよね!?」 コズンの声にラルが重々しく、しかし、満更でも無さそうに答える 「…許可する」 拍手と歓声がWBのブリッジに響き渡った 事情が良く飲み込めていないアムロだったが、一同の放つ歓喜のエネルギーに圧倒されると同時に、輪の中心ではにかむ金髪の女性にこれまでには見られなかった輝きと言える様なもの…が顕現している様に感じられてならなかった。 「何ですと!? キャスバル様が生きていると言われるのですか!」 「兄は今、ジオンで…赤い彗星と呼ばれています」 オォッというどよめきとそれを上回る衝撃がブリッジを席巻した。 「何という事だ…御屋形様のご子息が2人共御健在だったとは…!」 浮き立つラルの横でハモンが冷静に言葉を継いだ。 「貴方。 若様は、ゆくゆくはザビ家を内部から突き崩すのが目的なのでは? そしてお父上と母君の無念を晴らそうとお考えなのでは無いでしょうか?」 「何と…!」 雷に打たれた様に、ラルは感慨する。 その胸には、これまでの自身の苦境がありありと蘇っていた。 -------------------------------------------------------- 暫く俯いていたラルは、顔を上げると決然とした表情で言い放った 「諸君、暗闇で蠢いているしかなかった我々の前に、光が見えたぞ! 道標は示された! まず我等は態勢を固め、キャスバル様を迎える準備を整えるのだ!!」 「それと、この子の立場には一工夫必要でしょう、貴方?」 ハモンはそう言って、アムロを示す。 「…そうだな。ザビ家の寵愛を受けるガルマ様を討ち取った憎き木馬の、しかもガンダムのパイロットだからな…」 「ザビ家は殆ど独裁国家…このままではこの子の命は風前の灯です」 苛烈なザビ家のやり方は身に染みているラルである。 傍らのアムロはごくりと唾を飲み込んだ。 「ここは先の制圧時に犠牲となった唯一人のあの軍人に身代わりとなって貰いましょう」 「リュウさんに?」 「身代わりだと?」 「ガンダムの正規パイロットだったのは『彼』だったと上には報告するのです。どう考えても状況的にもその方が自然でしょう? まさか、正規軍人を差し置いて…戦闘訓練をした事が無い民間人の、しかも少年がガンダムを乗りこなしていた等と…ふふ、そちらの方が非現実的な報告ですわ」 「な、成程!」 納得した様に、ラルは言う。 「アムロ。 貴方、メカニックの真似事は出来る?」 「は、はい、得意です!」 「結構。貴方は手が足りない木馬の軍人にメカニック助手として不当に拘束されていた事にします。 その扱いに不満を持っていたこの子は、軍人の隙を見てガンダムを奪い、命懸けでジオンに亡命した…。 これはジオン国民にとって賞賛に値する行為でしょう。何せこの子は、『WBに拘束させられていただけでこれまでの戦闘には一切参加していない』のですから」 アムロは目を見張った。 (自分の過去が書き換えられて行く) 「勿論、木馬を手に入れたのは我々ラル隊の功績とします。 WBのクルー達は尋問でガンダムのパイロットはこの子だったと証言するでしょうが…」 ハモンの言葉の真意を悟ったラルが、ニヤリと笑う。 「それは、全員で示し合わせた『アムロ憎し』の証言だと判断されるだろうな」 「『この子はこれからラル隊に入り、パイロット見習いとして働いて貰う事になりました』と上に報告すれば、特にお咎めは無いでしょう。真正面からで無ければ抜け道は色々見つかるものです」 ハモンは妖艶に微笑しながら、一同を見渡したのだった。
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/1763.html
うたわれるもの 605 名前:水先案名無い人 :2006/10/02(月) 18 54 10 ID GrHNygf70 「あの、ハクオロさん…」 「うん?なんだい、エルルゥ」 「そろそろわたしたちのことを紹介してほしいんですが…」 「ああ、そうだな」 キン! キン! キン! キン! ♪こどものこ~ろのゆめ~は~ 全「うたわれるもの」キャラ入場!! 真っ二つにされたのに生きていた!! 謎の手術を受け仮面兵とともに甦った!!! ノセチェシカの皇 カンホルダリだァ――――!!! 大封印はすでに我々が完成している!! オンカミヤムカイの賢大僧正 ワーベだァ――――!!! 潜入ししだい売りまくってやる!! 謎のオカマ行商人 チキナロだァッ!!! 素手の殴り合いが兄者との出会いだった!! 素敵なシスコン ヤムチャ化 オボロ!!! 真の誤解を知らしめたい!! クッチャケッチャの皇 オリカカンだァ!!! 国は三大強国だが狩りなら全ての獲物がワシのものだ!! シケリペチムの皇 ニウェだ!!! キママウ対策は完璧だ!! ヤマユラのおやじ テオロ!!!! 全オンカミヤリューのベストなバストは私の中にある!! 湖の上に魂が来たッ 黒い翼のおてんば娘 カミュ!!! かくれんぼなら絶対に敗けん!! ムックルの口の中に潜んだる 森の娘 アルルゥだ!!! 契約者(なんでもあり)ならこいつが怖い!! やきもちやきのピュア・ヒロイン エルルゥだ!!! 森の中から荒ぶる王が上陸だ 水が弱点 ムティカパ!!! ルール通りに進化をさせたいからウィツァルネミテア(大神)になったのだ!! 超生物同士の肉弾戦を見せてやる!! ディー!!! めい土の土産に子供が欲しいとはよく言ったもの!! 「嫌いです」の一言が今 お兄様にバクハツする!! アニメ版では不遇 ユズハだ―――!!! エヴェンクルガの戦士こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ ゲンジマル!!! 若様のためにここまできたッ 性別一切不明!!!! 双子の弓兵(ペリエライ) ドリィとグラァだ!!! ワタシは侍大将最強ではない副官として最強なのだ!! 御存知ベナウィ 「またですか…」 アヴ・カムゥの本場は今やシャクコポルにある!! オレを驚かせる奴はいないのか!! グランドファザコン ヒエンだ!!! ヲイデゲェェェェッ説明不要!! 吊り橋切断!!! 可愛いにゃ~!!! エヴェンクルガのうっかり侍 トウカだ!!! 方術はゲームで使ってナンボのモン!!! 超実戦ガーデニング!! 本家ナ・トゥンクからスオンカスの登場だ!!! マーマはボクのもの 邪魔するやつは思い切り嬲り思い切り糞尿を垂れ流させるだけ!! 最凶キャラ統一王者 ハウエンクア 好色皇を試しにトゥスクルへきたッ!! 全クンネカムン膝枕チャンプ アムルリネウルカ・クーヤ!!! かかあ天下に更なる磨きをかけ "辺境の女"ソポクが帰ってきたァ!!! 今の自分に姉上はいないッッ!! 叛乱軍のシスコン デリホウライ!!! 齢ウン十年の裏技が今ベールを脱ぐ!! ヤマユラから トゥスクルさんだ!!! あるじ様のそばでならワタシはいつでもただの女だ!! 燃えるナクァン カルラゥアツゥレイ 本名で登場だ!!! 国師の仕事はどーしたッ 母性本能の炎 未だ消えずッ!! 調停するのも封印するのも思いのまま!! ウルトリィだ!!! 特に理由はないッ ドジっ娘が萌えるのは当たりまえ!! 泥田坊になったのはないしょだ!!! 床上手! サクヤがきてくれた―――!!! 大将と磨いた実戦槍術!! スカーフェイスのデンジャラス野郎 クロウだ!!! 鬱展開ならこの人を外せない!! 超A級試験体 ミコトだ!!! 超一流試験体の超一流の浄化の炎だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 試験体63号!! ムツミ!!! アフロヘアーはこの男が完成させた!! ケナシコウルペの皇!! インカラだ!!! 仮面の男が帰ってきたッ どこへ行ってたンだッ 聖上ッッ 俺達は君を待っていたッッッ おかえりなさい ハクオロさ――――――――んッ 加えてスライム化に備え超豪華なマニア向けリザーバーを4名御用意致しました! 隠れファン多し デリ子!! カワイソス… シャクコポルの避難民の女の子!! 東鳩2からのスピンオフ カムチャタールの酒場の三人娘! ……ッッ どーやらもう一名は残党狩りに遭い生死が不明な様ですが、エンディングで帰ってきたら皆様にご紹介致しますッッ 610 名前:水先案名無い人 :2006/10/02(月) 19 02 19 ID 9+Jwt0NB0 「力ちゃん、私を見て。"柚ちゃん"ってささやいて」 「(声裏返る)え~っ、そういえば、我々のことを紹介してほしいというおたよりが…」 「あーっ!またスルーされたーっ!」 キン! キン! キン! キン! ♪こどものころ~のゆめ~は~ 全「うたわれるもの」声優入場!! カスミンは生きていた!! 更なる研鑽を積み萌えボイスが甦った!!! サクヤ 水橋かおりだァ――――!!! 「姫様!」はすでに私が完成している!! ムント 白熊寛嗣だァ――――!!! 出番が来しだい「糞虫」と言いまくってやる!! カンホルダリ 最上嗣生だァッ!!! 池田秀一との掛け合いなら私の歴史がものを言う!! 特撮の悪役代表 ゲンジマル 飯塚昭三!!! 真の「心配すんな、負けんなよ!」を知らしめたい!! テオロ 石川ひろあきだァ!!! 天然巨乳なら3階級制覇だがツンデレツルペタなら全階級ワタシのものだ!! カミュ 釘宮理恵だ!!! 精神崩壊の演技は完璧だ!! クーヤ 富坂晶!!!! 全声優のベスト・セクシーは私の中にある!! うたわれらじおにはいつ来るッ カルラ 田中敦子!!! 柚姉には絶対に敗けん!! 力也とお揃いの携帯見せたる ウルトリィ 大原さやかだ!!! ボクっ娘(なんでもあり)ならこいつが怖い!! 修羅場のピュア・ゲスト ドリィ・グラァ 渡辺明乃だ!!! マジレンジャーからティターンが上陸だ!! オリカカン 小形満!!! ルールの無いアニメを終わらせるためにナンクルナイサ(魔法の言葉)と言ったのだ!! プロのヘタレ演技を見せてやる!! ヌワンギ 吉野裕行!!! 「二次元が初恋じゃダメですか?」とはよく言ったもの!! 露出度の高い格好が今 現場でバクハツする!! トウカ 三宅華也だ―――!!! 赤い彗星のシャアこそがラスボスの代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ ディー 池田秀一!!! PS2に移植するためにここまできたッ アニメでは一切不明!!!! 追加シナリオのお姉さん(京都弁)キャラ カムチャタール 田口宏子だ!!! オレはテニプリ最強ではないうたわれでも最強なのだ!! 御存知世界のT・K スオンカス 近藤孝行!!! 声優の本場は今やマウスプロモーションにある!! オレを驚かせる奴はいないのか!! デリホウライ 加藤将之だ!!! カーカッカァァァァァ説明不要!! 師匠!!! コスパのCM!!! ニウェ 秋元羊介だ!!! 打ち上げのお酒はちゃんと持ち帰ってナンボのモン!!! 超実戦おにいちゃん!! 声優一家から ヒエン 野島裕史の登場だ!!! 力ちゃんはワタシのもの 邪魔するゲストは思い切りフォーク思い切り竹串で刺すだけ!! 力ちゃんラブ統一王者 エルルゥ 柚木涼香だニャン おでんを買い占めにコンビニへきたッ!! 「嘘だっ」「はい~?」チャンプ ユズハ 中原麻衣!!! 苦し紛れに更に無理を重ね"最終回のおばあちゃん"前田敏子を選んでみたァ!!! 今の自分はロイ・マスタングではないッッ!! インカラ・ササンテ 大川透!!! 芸歴ン十年の演技が今ベールを脱ぐ!! ワーベ 大木民夫だ!!! リスナーの前でならオレはいつでもマチュピチュだ!! 炎上するブログ クロウ 小山剛志 ラジオにゲストで登場だ!!! 大学はどーしたッ 愛おしい空気 未だ消えずッ!! 「おとーさん」も「くり」も思いのまま!! アルルゥ 沢城みゆきだ!!! 特に理由はないッ 浪川がいらないのは当たりまえ!! MUSASHIのことはないしょだ!!! うおっまぶし! ベナウィ 浪川大輔がうたわれらじおにきてくれな―――い!!! 自宅代わりのカラオケボックスで鍛えた実戦アカペラ!! ホスト部ではサイレント・クール オボロ 桐井大介だ!!! オカマだったらこの人を外せない!! 超A級声優 チキナロ 太田哲治だ!!! 超一流声優の超一流の姐さんっぷりだ!! 突然の退場にオドロキやがれッ 実はこの人も力ちゃんラブ!! ソポク 雪野五月!!! おばあさんの演技はこの人が完成させた!! 声優界の切り札!! トゥスクル 京田尚子だ!! 箱根のみなさーん うたわれるものですよーッ 舞台から帰ってきたンだッ 力ちゃんッッ 俺達も柚ちゃんも君を待っていたッッッ ハクオロ 小山力也の登場だ―――――――ッ 加えてフォークによる負傷者発生に備えて超豪華な二役を4名御用意致しました! ハウエンクア 渡辺明乃!! ター 雪野五月!! 最終回の子供 中原麻衣! ……ッッ どーやらムックル役の背の高い人の名前が出てこない様ですが、思い出し次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 615 名前:水先案名無い人 :2006/10/02(月) 19 10 22 ID akrKaRNy0 『終ッッッ』 『りょ~~~~~~~~~~~~~~~~~~う!!!』 『全26話 四月開始の中でも高クオリティなアニメがッ』 『うたわれるもの………見事なアニメだ~~~~ッッ』 『ソフト発売2002年4月26日ッッ DVD版ッ2003年12月12日 発売から 実に4年!』 『アニメ化への不安はファン全員の心といってもよかったでしょうッ』 『26回に亘る物語は――――』 『ただの一つとて凡庸な内容はありませんッ』 『すべての演出がお見事ッッ』 『すべての脚本が好アレンジッッ』 『そして全てのキャストが・・・・ッッイカしてたァッッ』 『アニメにおいて「エロゲー原作」ということがあるいはハンデになるとの声もあるでしょう。』 『しかし覚悟を決めて製作するプロデューサーの表情の』 『激闘の末作品を仕上げた時のスタッフの表情の』 『ラジオで共演者から猛烈なアタックを受け弱りきる主役の裏返った声の』 『そのどれもが我々の心を突き動かさずにはおきませんッッ』 『良い作品を作ろうとする姿はかくも美しい!!!』 『「うたわれるもの」は美しい!!!』 『「うたわれるもの」はスバラシイ!!!』 『アリガトウ うたわれるもの ナイスアニメ化ッッ』 『うたわれるもの イズ ビューティフル!!!』 616 名前:605-615 :2006/10/02(月) 19 17 15 ID OOp6B2EA0 アニメの最終回記念ってことで一発やってみました。 キャラは普通だったんだけど、声優が足りないんで苦労しました。 下山・太田・加藤・近藤の4名は一体何役やってるんだ?と録画をチェックしてビックリしてみたり。 615は 340を元にさせてもらいました。これもテンプレにした方がいいかも。 617 名前:水先案名無い人 :2006/10/02(月) 19 51 21 ID /8QQBrXS0 GJ! 浪川(´Д⊂ 618 名前:水先案名無い人 :2006/10/02(月) 20 27 39 ID PvxUZwLA0 関西では最終回は今夜放送じゃー 619 名前:水先案名無い人 :2006/10/02(月) 21 16 20 ID ktAwpXVO0 キャラ、声優ともにGJ! キャラ編の最後のリザーバーに(´Д⊂ ホントにどうしたんだか……。 あと、テオロ役の石川ひろあき氏といえば、ガオガイガーのウッシー役も有名ですぜ 620 名前:水先案名無い人 :2006/10/02(月) 22 17 50 ID YcHdYnSK0 616 GJ!! 渡辺明乃が二人いるような気がするけど二役だから気にしない! 621 名前:水先案名無い人 :2006/10/03(火) 00 09 35 ID b9gRx35W0 609 >東鳩2からのスピンオフ カムチャタールの酒場の三人娘! kwsk。タマ姉とか花梨とかこのみみたいな娘が映ってたのか? 622 名前:水先案名無い人 :2006/10/03(火) 09 37 24 ID 707pnMpH0 621 ttp //www.famitsu.com/game/coming/2006/07/19/104,1153316561,57161,0,0.html 一番上のCGでオボロに酒を注いでるのが三人娘。 タマ姉シナリオで貴明に執拗に嫌がらせをする玲於奈・薫子・霞の三人組のこと。 623 名前:水先案名無い人 :2006/10/03(火) 18 41 22 ID zn+hF41m0 オボロが出てる同人は抜けない法則 コメント 名前
https://w.atwiki.jp/nannyankannman/pages/219.html
トルネードセックスソサイエティ トルネードセックスソサイエティ (Tornado Sex Society、またはTSS)とは、words on a screenである。 主文 Let Me Carve Your Way Artist Naoki Hashimoto Composer Daisuke Ishiwatari I once had some sweet memories It's worth remains the same How can I remember those moments, sweetheart? They should have been right there Vanish into dark Future, now, and past Vanish into dark When it all mixes up Drowned in pain, I lost my mind There's no good or bad in there Drowned in gain, I lost my mind There's no good or bad in there Vanish into dark It is hopelessness filled by the light Abyss of desire Abyss of dreams Is it farther than the edge of the world? And then after that Will the dream still go on? I hope, I hope, that it's not the end of sorrow and joy Vanish into dark Future, now, and past Vanish into dark When it all mixes up Drowned in pain, I lost my mind There's no good or bad in there Drowned in gain, I lost my mind There's no good or bad in there Vanish into dark It is hopelessness filled by the light Drive! Drive piles into the footprints behind Slash! Don't forget the respect for pain Drowned in pain, I lost my mind There's no good or bad in there Drowned in gain, I lost my mind There's no good or bad in there Drowned in pain, I lost my mind There's no good or bad in there Drowned in gain, I lost my mind There's no good or bad in there Vanish into dark Future, now, and past Vanish into dark When it all mixes up Vanish into dark It's the sweet smell of death Vanish into dark Dreadful hope never speaks out Patched-up liberty compressed sky The broken wall will cry for humanity I once had some sweet memories It's worth remains, all the same How can I remember those moments, sweetheart? Tell me, tell me If there's a man who can make anything Give me the tools to live in the past It's all gone down so deep I can't see anymore If that's not the way to go Let me carve your way I'm a shadow, always... with you 聖園ミカとセックスするぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!うおおおおおおおお1#1おj1!O!O!o!o!o!o!O!Oo1!OooooO!o1Oおおおお小保内おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお落ち着けうおお 所感 5連勤に精神を削られて芹沢あさひのフィギュアぶっかけを探しながら「フwww、ホwホww、セックスwwwwwwww」みたいなことを呟いた 参考文献 https //danbooru.donmai.us/posts/6295124?q=serizawa_asahi https //danbooru.donmai.us/posts/6066928?q=serizawa_asahi https //www.thehealthsite.com/sexual-health/headache-when-i-masturbate-what-could-be-the-problem-sex-query-of-the-day-94508/ https //danbooru.donmai.us/posts/6106385?q=serizawa_asahi https //danbooru.donmai.us/posts/4812152 https //danbooru.donmai.us/posts/6486820?q=serizawa_asahi https //danbooru.donmai.us/posts/6481646?q=serizawa_asahi I WANT SEX NOW FUCK https //youtu.be/K-eclK-F8rA?si=hNH_iYyFebs4oRYt alright https //danbooru.donmai.us/posts/6452151?q=serizawa_asahi まあ……そうですね https //danbooru.donmai.us/posts/6363033?q=serizawa_asahi can I breed this mf fr so true https //shinycolors-song-for-prism.idolmaster-official.jp/idol/#str SHUT THE FUCK UP SHUT THE FUCK UP SHUT THE FUCK UP SHUT THE FUCK UP SHUT THE FUCK UP SHUT THE FUCK UP SHUT THE FUCK UP SHUT THE FUCK UP SHUT THE FUCK UP YOU'RE NOT REAL SHUT THE FUCK UP SHUT THE FUCK UP SHUT THE https //danbooru.donmai.us/posts/5216179?q=serizawa_asahi+ https //danbooru.donmai.us/posts/6678145?q=serizawa_asahi https //danbooru.donmai.us/posts/6542311?q=parent%3A6612122 公衆セックスがよ あ? 疲れた ファイナルセックス共和国 あ~ インゴヒゴの淫語責めTrack、シンエヴァの全エヴァシリーズが貫かれるシーンが脳内で同時再生されて一切の効力を喪失した ハイランダーの双子のほっぺをそれぞれ指でひとつまみしたのちに軌条に投身自殺して死にたいっす~ dye 疲れた ブルーアーカイブのキャラ全員とえっちして寝たい わたくしは、ややだぼだぼの服を着て動き回った後のあさひの肌 (←やわらかくてすべすべしてる) と服の間に生じる蒸気だけで生きる生命体です そうだったのか? https;//www.pixiv.net/en/artworks/109502733 精神年齢が中学生のガキだから良い直助のシャニマスのえっち絵を上質紙で印刷して壁一面に貼りつけた空間に全裸で幽閉されたのちそこで延々と射精して死にたい いや、大崎甜花ちゃんが直腸で測った体温計からしか得られないぬくもりは存在するよね するわけねえだろゴミ ↑俺がこのページを書いている間に経験する大抵の感情を説明できる曲 twitter今度こそ死んだ??!?!?!?!???!?!?乙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ 虹夏ちゃんの朝フェラなんだよな https //gbf-wiki.com/index.php?plugin=attach refer=img openfile=3040475000_02_full.png ログインしたら画面にこれが飛び込んできてえっちすぎて泣いちゃった Chopin, Frederic Ballade no.1 g-moll Op.23を聴きながらえっちな同人誌を読むな 大崎甜花ちゃんがアイドル途中で断念して初めに来た職場の上司になって「君にはこの仕事向いてないと思う (表記ゆれ この職場にいたら君の才能がもったいないと思う)」って言いたいし、そこから自尊心とか情緒とかいろいろズタズタになってサブスク制のSNSにえっちな写真を上げることでしか生きていけない女になる末路を延々とネトストしていきたい ↑おかしくない?頭 ↑いいえ oyama mahiro no otokoni modorikake no body ni haeta chimpo wo sha'britai desune は?俺はGoddess of Victory -Nikke- に課金などしていませんが…… idola mustang slimy powersのすとーりーよく分かってないので一生二次創作ができない けどソシアルゲエムのシナリオとかSNSに氾濫しているしょーもない表層のネタを掬って逆供給してる部分は絶対あるので真に受けてもというか、陰茎股間教化親王 ―クラミジアボルテクス― って感じなんですよね いや、何が? 某動画サイトで購入してそれなりに使用していたwoman from ukraineが登場するsoftcore pornが視聴不可になっていた上にそれを見越して保存していたHDDのデータが破損していた 田中摩美々という名前を久々に見てえっちだなあという感情を抱いたよ、僕は いい感じの田村ナイズドネームを職場で思いついた 忘れた シャイニーマスターズ (存在しないゲーム) ゲーム性皆無だけど俺の中で文字送りが原神より苦痛でないという点だけでゲームとして成り立っている感がある 自己嫌悪と昔の出来事に苛まれて布団から出たくないモード発動してるときにpixivのアカウントで芹沢あさひピクチャーをぐだぐだ漁ってたらおすすめが全部芹沢あさひピクチャーになって、そのあまりの非現実性に悲しみと絶望と無力感に打ちひしがれて涙が出た 視覚が脳に届いた瞬間無条件にセックスだね~ってなるアイドル → 櫻木真乃 あさひは……なんか、こう、もっとある (どういうこと?) 宇沢レイサと黒崎コユキが運転する暴走車に轢かれて衝撃で19mくらい吹き飛ばされたのちコンクリートに頭を打ち付けて死にたい ハイランダーのガキ 射精 宮藤芳佳と西住みほと雪村あおいと諸々のしばふ艦で永遠にシコり続けていた俺のあの頃 (ころ) を返せよ あさひ性欲強め依存概念 いいね いいのですか?若様…… Steel for Humans Percival Marcin Przybyłowicz, Mikolai Stroinski Балала тайра, варара тарига Балала тарина, варара тарина Балала тайра, варара тарига Балала тарина, варара тарина Ой Лазаре, Лазаре Oh Lazarus, Lazarus Тука ни са казале Here we're told Колко листе по гора That as there are leaves in the forest Толкоз здраве на таз къща That much health be given to this home Първо тука дойдохме We have come here Мома момче найдохме To find the boy a girl Я момата годете Wed the girl Я момчето женете Wed the boy Варара тарига, балала тайра Варара тарина, балала тарина Варара тарига, балала тайра Варара тарина, балала тарина Варара тарига, балала тайра Варара тарина, балала тарина Варара тарига, балала тайра Варара тарина, балала тарина クソどうでもいいけどこの画像保存したときファイル名がFyKから始まってて手の込んだセックスだねえ……となった シャニマス、母数が多いのかAIに突っ込んでも割と正確にえっち小説書いてくれるから助かる てか最近一切絵で抜かなくなったのヤバいと思う (AI小説か音声作品しか使っていない) 今考えるとソシャゲって「キャラクターがその世界の物語において特定の役割を占めることによって生まれる必然性」が無いからあんま愛着湧かないのよね ↑ Lapplandとかいうキャラが好きな奴がする発言ではない パスタ エロ漫画次元でたまに見る謎のキャスケット的な帽子と黒いエプロン的なやつで構成されるjs/jcの制服、わたしたちはえっちのための要員ですよ^^ 感が出ていてよい オタクは刹那主義者かつ感受性がSNSでADHDを自称する頭悪めの白人キッズ並みにガバガバなので実際顔が良ければどうにでもなる ← ひどい発言 ちんこ (oenis) ふたなり芹沢あさひ概念別に嫌いではないけど好きでもない でもあさひのスパッツ剥いだらなんもないのもそれはそれでおかしいと思う ← いや、マジで何? あと1年くらい年取ったらここに書いてあること全部キツくなってそう 確かに 確かに、じゃねーんだよクソがあさひは俺の 俺の? 俺の…… 何だったんだ? https //app.suno.ai/song/6f3fe25e-0e7d-46f3-93eb-5b98bebb2393 https //app.suno.ai/song/c556b2d8-3d5d-4042-9cf0-7c962dfd4836 ←もしかして寄せてる? I'm not psychopath nor schizophrenic (This sentence is currently under development and subject to change.) https //danbooru.donmai.us/posts/4701474?q=serizawa_asahi+ holy shit time to breed right now
https://w.atwiki.jp/crackingeffect/pages/154.html
「すばるという名の少女、もしくは桃色の髪をした無手のランサーに覚えは?」 『幸福』の消滅を確認し互いに剣を収めたところで、騎士のセイバーはそんなことを聞いてきた。 互いに敵意はなく争う気もない、というのを確認した矢先のことだった。蓮は半秒ほど考え、やがて納得したように返す。 「どっちも知り合いだ。じゃあアンタがランサーに協力するっていうサーヴァントなんだな」 「ああ。ここに赴いた理由自体は別にあるが、彼女に請われ協力した事実は間違いない」 誠実毅然に返す騎士を目の前に、蓮はなるほどと納得の念を覚えた。 このセイバーは、清廉潔白な騎士道の体現のようなサーヴァントだ。ならば多少の打算もあるのだろうが、弱者の懇願を受け入れても不思議ではない。 しかし気になる点が一つ。こいつは何故すばるのことも知っている? 「君達の後を追ってきたそうだ。サーヴァントもなく、たった一人で。勇敢な少女だよ」 勇敢じゃなくて無謀だろ、という言葉を何とか喉元で飲み下す。無為に強い言葉を使う必要はない。 彼の話ではこの霧の中でも正気を保っていたそうだ。ならその時点で、あのランサーよりはマシだろう。 説得が不可能と判断して元凶を先に討滅したわけだが、これで奴は正気に戻っているかどうか。 「だが、それなら話は早い」 「何の話だ?」 「すばるを頼む。僕のマスターも、恐らくはそこにいるだろうから」 「はぁ!?」 いきなり何を言ってるんだ、このセイバーは。 会ったばかりのサーヴァントに頼むには、あまりに無防備に過ぎるだろう。 そんな顔を察してか、騎士のセイバーはただ一言。 「"直感"だ。そう馬鹿にしたものでもない」 「勘って、お前な……」 「それよりも」 小言を無視し、彼は続ける。 「嫌な予感がする。何かが、まだ続いているような気がしてならない」 ▼ ▼ ▼ 白い結界が、まるで風船でも割れるかのように呆気なく「ぱりん」と消えた。 「……あ」 怪物たちとの交戦から全力で離れ、木陰で体を休めていた友奈は、それを目撃した。 突如、天が罅割れるように大きな亀裂が走り、次の瞬間には甲高い音と共に砕け散った。同時に白い霧も急速に晴れていき、物の数秒程度で境内は元の穏やかな夜の景色を取り戻したのだった。 「良かった……元に戻ったんだ」 友奈は安堵の息を吐く。これで当面の危険は無くなったというわけだ。 恐らくはセイバーと百合香が何とかしてくれたのだろう。できれば自分もそれを手伝いたかったが、一人でも助けられたのなら上出来だ。 そう、助けることができたのだ。例え一人だけだったとしても、友奈は誰かを助けられた。 一度は見捨ててしまった子を、友奈は救えた。 誇らしい気持ちが胸いっぱいに広がるようだ。 「そういえば、まだ名前聞いてなかったっけ」 ふと思い出す。激動続きで自己紹介の暇さえなかったのだ。 でも、まあいいだろう。時間はこれからいくらでもある。 まずはセイバーたちと合流して、次はマスターの救出だ。やるべきことはまだまだたくさんあるのだから、いつまでも休んではいられない。 「霧が晴れたよ。もう大丈夫みたいだから、一緒に……」 行こう、と声をかけようとして。 「……あれ?」 振り向いたところで、気付く。 あの子がどこにもいない。 さっきまで友奈の傍にいた。手を握れるほど近くに、けれど今はもういない。 あれ、あれ? と周囲を探して。ほどなく、少し離れたところに立つあの子の後ろ姿を見つける。 何をしてるんだろう、とちょっとだけ思ったけど。でもそんなの関係ないから、その背中に声をかけようと─── 『どうして?』 ぴたり、 と、友奈の動きが止まった。 何を言われたのか、一瞬分からなかった。 友奈は身体を硬直させて、手を伸ばそうとしている中途半端な姿勢のまま固まっていた。 虚を突かれたような気分だった。 直視したくない現実を突き付けられたようで、身も心も強張らせることしかできずに。 「な、なにを……」 振り絞るように声を出して、けれど後ろ向きの彼女は無言。 いいや、違う。よく聞けば彼女は何事かを呟いている。ぶつぶつ、ぶつぶつと何かを呟いて、けれど明確な声は聞こえない。 低い呟きの声に交じるのは、時折泡を噴くような、くぐもる音。 そして、 ひゅーっ、 と口の端から溢れる、息の漏れる、劣化した蛇口が立てる、笛のような音。 同じ音を、友奈は聞いた覚えがある。それは生前や、あるいは今日の昼ごろに。 ひゅーっ、 ぶつっ、ぶつっ、ぶつっ、 目の前の"人間"が、異様な音を立てる。 確かに、その音には聞き覚えがある。 例えば、それは今日の昼ごろ、この手で看取ったあの子のように。 "死に瀕した人間が立てる異常な呼吸音"に、酷似した音だった。 そして、異常はそれだけではない。 「あ、あのね……」 夜の闇で見えづらかったが、目の前の少女は友奈の記憶とは異なる点がいくつもあった。 まず第一に"髪が白い"。くすんだ骨色の髪は夜闇に黒く染まり、けれどかつてとはまるで違うのだと一目で分かる。 頭頂から何かが生えている。後ろからでは分かりづらいが、恐らくは角のようなもの。角、頭から生えている? 「ねえ、いったいどうしたの……?」 問いかける。その声は縋るかのように、信じたくないとでも言うかのように。 いやいやと、そんなのはあり得ないと、頼むから嘘だと言ってほしいと。 そんな友奈の嘆願に、少女は変わらず何事かをぶつぶつと呟き続けるだけで。 『…………………で…』 辛うじて言葉だと認識できる、言葉としての形の最底辺。そんな声を呟きながらほとんど動かない体から、ぽつりぽつりと何かが滴っているのが見える。 涙、涎? それは顎を伝ってか、足元にぽつぽつと滴り落ちる。 だが友奈には分かった。分かってしまった。そのどうしようもなく覚えのある鉄錆の臭い。雫にしては粘性の強い、特有の音。 いやだいやだ、そうあって欲しくないと凍った体と心で唱え続けるけれど。 いずれにせよ、少女は口の中を咀嚼するように動かしながら、泡を吐くような呟きを、淡々と続けていた。 よく聞けばその口の中から聞こえる、歯が噛みしめられているらしい、軋んだ音。 そしてそんな壊れた言葉の滓のように溜まり続けた血の泡は、やがて限界を迎えて口の端からこぼれたのか、これまで以上に大きく地面へと落ち、ぽちゃんと湿った音を立てた。 それまで泡でくぐもっていた声が、微かに聞こえた。 『ねえ』 『どうして助けてくれなかったの?』 少女は、ぶつぶつと、口の中でそんなことを呟いていた。 『どうして』 低く小さく淡々と呟く。 『どうして』 木々の間に見え隠れする月明かりだけが、僅かな光源の暗い境内で。 ぼんやりとした白い光が少女の後ろ姿を薄く照らし、骨色の髪が同じ光を鈍く反射する。 『どうして?』 誰のことを言っているのか、今や明白だった。 彼女がどういう状態にあるのかすら、最早明確だった。 「……やめ……て……」 友奈はか細い悲鳴のように、恐怖に絞られた声で少女に言った。 何を? 言葉を? それとも現実を? 分からない。とにかくやめてほしかった。安堵に暖まったはずの心が、徐々に不安へと天秤を傾けつつあった。 その声が聞こえたのか、少女の成れ果てが首だけで、ぎしっ、と軋むような動きをして、友奈のほうを振り向いた。 そして何かを言おうとするかのように、微かに口を開いた。 だが──────どっ、と口の隙間から溢れだしたのは言葉などではなく、蟲卵と見紛うほどの大量の真っ赤な泡を大量に混じらせて糸を引く、頭蓋の中身が全て溶けだしたのではないかと疑うほどの、恐ろしい量の血液だった。 「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 夜の境内に、自分の耳が壊れるかと思うほどの、凄まじい悲鳴が響き渡った。 悲鳴の爆発する境内で少女の口から大量に溢れだした粘性の血液が、ぴちぴちと音を立ててまき散らされて、薄く開かれていた口は弛緩したように顎が外れて広がった。ぱっくりと開いた口から更に量を増した血液が吐き出されるにつれ、首が内容物を失ったようにゆっくりと傾ぎ、口が、下顎が、中身が溢れだす皮袋のように重力に従って引き伸ばされた。 がくり、と頭が自重で下を向いた瞬間に、ぼきりと聞こえる骨折の音。それがかつて自分の手折った首を想起する暇もなく、容器を傾けたかのように泡混じりの血が、鼻から、目から、噴き出した。 そして大きく見開かれた眼窩から、まるで内側からの圧力で栓が抜けるように、流れ出す血泡に押し出されて、ごろりと両の目玉がまろび出て、粘つく血液に絡め取られるようにして、ごろごろと泡と共に流れ出していった。 「────────────────────────────────────!!!!」 絶叫した。 全てが悲鳴で埋め尽くされるほど絶叫した。 顔中の穴という穴から血と泡を吐き出す少女と向き合ったまま、身動きもできずに全身を震わせて絶叫した。 身体ががくがくと痙攣するように揺れて、目の前の現実さえ輪郭がぼやけるように視界が白んで。 「──────あ」 そんな恐怖すら過去と思えるような"喪失感"が、友奈の総身を襲った。 何もかもが、途切れた。 暗転。 暗闇。 ………。 ……。 …。 ────────────────────────。 「まあこんなモンだろうよ。ちっとばかし順当すぎる結果じゃァあるがな」 ポンポンとボールめいたものを片手で投げ、弄びながら、中空に立つドフラミンゴは嘲笑の響きでそう言った。 彼はずっと待ち続けた。自分では何もせず、ただただ事態の推移を見守っていた。死地に飛び込む不用意などせず、自分以外の諸々が奮戦する様をずっと嗤いながら待っていたのだ。 ランサーをここまで放っておいたのは、単純に戦力として期待できたから。 そして事態の元凶が討たれた以上、やるべきは一つである。 「だが、しかし……フフフッ! その顔は傑作だなァランサー! 死体抱えて逃避行たァ泣かせる話じゃねェかよ! おれはンなもんごめんだがな、死体なんざ気色悪くて仕方ねェ」 心底気持ち悪いとしか思っていない物言いで、ドフラミンゴは手にした"それ"をゴミを投げ捨てるかのように放り捨てた。歪な球体はボールのようで、しかし「ドサリ」という弾力性の欠片も見当たらない音を立てて転がり、"それ"は茂みの向こうへと消えていった。 「若様! ご無事でしたか!」 「おいおいそんな血相変えてくんじゃねェよ。馬鹿共みてェに鉄火場行ってたわけじゃねェんだ」 「し、しかしこれほどの異常事態、我々は見たこともなかったもので……」 おろおろと狼狽する黒服に、ドフラミンゴはただ鼻を鳴らすだけだった。黒服はドフラミンゴが曲がりなりにも命を懸けた闘争に赴いたものだと考えていたが、当の本人はただの様子見、安全席から大上段で見る観覧程度にしか思っていないという、その違いが現れていた。 ドフラミンゴは己の命を賭けない───そうするメリットが薄すぎるからだ。 ドフラミンゴは誰とも対等な目線で立ち会わない───彼は己を人間などとは比べものにならない高みの存在であると定義しているからだ。 そして彼は─── 「まァ、確かに異常事態ではある。まさかあの小娘、揃いも揃ってゾロゾロと連れ出してくるたァ思わなかったからな。 最低でもセイバーが二騎に、他のマスターが更に二人。ちっとばかし目を離した隙にワラワラと群れやがって目障りったらありゃしねェ……!」 「わ、若様……?」 「だが、逆に良い機会だったのかもしれねェなァ。人手は足りちゃいたが所詮は表に出てこれねェゴロツキの屑共ばかり、支配してやるのは楽だったが使い勝手がよろしくねェ。 最低限の間引きと隠れ蓑にはなったし、他のアテもついた。どうせここまで残ってる連中なんざ、つまらねェ小手先じゃ狩れねェ奴らばかりだろうしな」 「若様、一体何を……先ほどから言ってることが、よく……」 「……ああ、悪ィ悪ィ。つまりだな」 彼は、口だけを動かして笑みを浮かべ。 「もう潮時ってことだ」 瞬間、噴出する大量の血が夜空を赤く染めた。 悲鳴とどよめきが黒服たちの間を伝播する。それもそのはず、何故なら今までドフラミンゴと話していた黒服が"突如として首を切断され血を噴き出した"のだから。 ホースから飛び出す水のように、勢いよく飛び出る血液。頭部を失った体は支えを無くして地に倒れ込み、後には物言わず水音だけを出す肉塊が転がるのみだった。 「ひ、ひィ……ッ!」 「怯えるんじゃねェよ。まあアレだ、先延ばしになってた死刑の期日が今来たってだけのことだ。別におかしな話じゃねェだろ?」 ドフラミンゴが元村組を訪れたあの日、あの時。 確かに彼は言った。ナワバリを追われた者がどうなるかと。 その時既に彼らの命運は決まっていたのだ。あとはその末路を迎える時が早いか遅いか、その違いしかない。 怒号と共に、誰かが発砲した。 最初は一人、次に二人。悲鳴と発砲音はすぐさま黒服全員に蔓延して、何丁もの銃が火を噴く。 けれど銃撃を受けたはずのドフラミンゴに一切の傷も流血もなく、それは彼ら全員が最初から分かっていたことだ。 分かっていてなお、もしかしたらと縋るしかなかったのだ。 嗚咽をかみ殺す声が、そこかしこで木霊した。 「それじゃあアばよ人間(ゴミ)共。フフフッ、少しは役に立ってくれたぜ?」 「ひぁ、うわぁ!?」 皆一様に銃を構えていた黒服たちは、突如としてその銃口を互いの眉間に照準し合った。 その行為は彼らの本意ではなく、その首に纏わりついた寄生糸(パラサイト)の特性によるものである。 ゆっくりと歩み去るドフラミンゴの背後で、発砲音と微かな発光が何度か続いた。 彼の姿が完全に消え去った頃、その場に動く者は一人として存在していなかった。 ▼ ▼ ▼ 自分に何が起こったのか、分からなかった。 目を開けるとそこは真っ暗な木々の間で、友奈は酷使した肺から荒い息を吐きだしているのだった。 周りを把握しようとして、膝が砕ける。激しい眩暈に、額を押さえて呻く。どうやら、自分でも分からない内に逃げ出していたらしい。 でも、でも、あれ? 私、なんで逃げてるんだっけ。 「……私、一体何を……」 一瞬訳が分からなくなり、しかし次の瞬間には全てを思い出していた。 目の前に霧が広がった瞬間、自分が覚えたのは昂揚と幸福感と、誰かを救わねばという強迫観念。そして助けられなかった少女を助けて、助けたのだと思い込んで、そして…… そして、あの子を前に、私は…… マスターを、失った……? 「はぁ……はぁ……ぐぅッ」 自覚した瞬間に、蓄積されていた不快感が一気に襲い掛かってきた。ぐらりと体がよろけ、必死に悲鳴をかみ殺す。 吐き気、などという生易しいものではない。 壊れた脳の壊れた命令に従って、壊れた心と壊れた体が自分を攻撃している。 空っぽの胃は止め処なく胃液を吐き出し、あまりの苦しさに涙が滲む。三半規管は滅茶苦茶で、自分が真っ直ぐに立っているのかすら分からないほど。 魔力の欠乏は深刻で、既に手足の末端から消滅しつつある。 いっそ倒れてしまいたいのに、倒れてはならないと心が叫ぶ。 言うことを聞かない体を無理やり動かし、とにかく前を目指した。参道を抜け、林の中へ。ここではないどこかへ逃げられるならどこでも良かった。 荒れる息と霞む視界。走馬灯のように浮かぶのは聖杯戦争の記憶。行けども行けども死屍累々が積み重なる地獄の光景、咽るような血臭と肺にへばり付く脂の臭い。その全てが自分の生み出したものなのだと、今更になってようやく友奈は自覚した。 「う、ぅぶぇ……ッ」 今も鼻の奥にこびり付く強い死臭に、立ち止まっては血の混じった胃液を吐き出した。今までなら耐えられた。でももう無理だ。最早周りの景色も見えなくなって、とうとう自分がどこにいるのか分からなくなった。霧の中を、朧気な意識のままに彷徨い続けた。 私は何のために戦ってきたんだろう。 ……何かのために戦えた? ……どうだろう、分からない。 辿りついた場所は、円形に開かれた林の広場。 木々に囲まれ月明かりに照らされた、夜の底のような空間。 そこが、終着駅だった。 友奈以外には一人として、そこには誰もいなかった。 辿りついた先に、友奈を待ってくれている人などいなかった。 諦観が体の隅々を満たしていくような感覚を、友奈は覚えた。友奈は空っぽの心で、半ば条件反射的に肉体を動かす。 わたしは、何をしているんだろう。そんな疑問が頭に浮かんだ。もう、守るべき人なんていない。自分の闘いも、マスターの願いも、あの子の死も、このままでは全てが無意味なものになってしまう。 マスターは死んだ。あの子もそうだ。このままでは私も消えてしまって、そうなったら後には何が残る? 生き返ったと思いたかったあの子は異形と化して、私はマスターの願いすら碌に聞けてあげられないまま。 そんなのは、認められない。 そう考えている間にも、体は休むことなく生存に向けて動かされる。 ───讃州中学勇者部五箇条……なるべく、諦めない…… かつて自分を支えてくれた矜持として在る想いを、心に再び刻み込む。 諦めない。諦めない。勇者になりたいと願った自分は、もう二度と諦めないと決めた。 崩れそうになる足を、それでも踏みとどまって進む。 力を失ったはずの右腕が、僅かに持ち上がる。 私は、色んなことを間違えた。 私は勇者失格だ。 ───だけど。 ───それでも、私は…… ───私は、勇者に…… 『勇者になれるって、本当にそう思ってるの?』 耳元で、笑みを含んだ暗鬱な声が囁いた。 びくりと体が竦んで、忘我にも似た表情に、友奈は顔を凍りつかせた。 それは脈絡なく訪れた声に驚いたようにも見え、あるいは何か得体のしれないモノへの警戒のようにも見え、そのいずれにも似た感情の正体は、恐怖。 その声を聴いた途端、夜闇の鬱屈した気配が一人の人間の形へと集約した。 友奈を見上げるように佇む、機械の少女。 鉄錆色のドレスと白熱電灯の顔が、形を取る。 『───可哀相』 機械の少女。 鉄錆の臭いを纏わせて、夢のように、幻のように、現実味も伴わぬままに彼女は現れる。 月の向こうから、女は来る。 何処とも知れぬ場所から、女は来た。 そして、その女は告げるのだ。 人間め、恐怖の生贄よと嗤いながら。 人間め、悪質な装置だと嗤いながら。 空間さえ捻じ曲げて。 月の見ている場所ならどこにでも。 『あなた、そんなに怯えて』 『暗いからそんなことになるの。 暗いから、見えないすべてを怖がるの』 「え……?」 頓狂な声をあげる。状況、まるで分かっていない。 この少女は誰? 少女、異形? 目の前のこれは何? 突然現れて、空間、時間さえ無視したように。 知らない。知らない。私はこんなもの知らない。 ああ、でも。何故だろう。私はこんなもの知らないはずなのに。 その声に、耳を塞ぐことができない。 その光に、目を閉じることができない。 『光が欲しいんでしょう? なら、あげる。あなたにあげる』 「い、いらない……」 震える声を出す。言葉、振り絞るように。 耳は塞げない。 目は閉じられない。 それと同じように、口、止めることもできずに。 「そんなのいらない……だって、私、暗くなんかなってない……。 こないで、こっち、こないで……!」 『あなたはずっと暗闇の中よ』 『幸福にも考えものね。あんなもので人は恐怖を忘れ去る』 『何度も何度も、夢の中で夢を見るなんて。やっぱりあなたには光が必要ね』 「なにを……!」 『必要でしょう? ほうら、明るい明るい』 その身に灯るものを、女は見せる。 その身に灯る白熱電灯。 それは照らすだろう。 恐怖を、長い長い影としながら。 それは呼び起こすだろう。 恐怖を、メモリーに繋ぎながら。 耐えきれない現実と共に。 耐えきれない過去と共に。 刻み付ける、影を際限なく伸ばして。 力を失った少女では、 光は、避けられない─── ただ、浴びて─── 『照らしてあげる。 照らしてあげる。 ほうら、これであなたは明るくなった』 光、ただ一身に浴びて。 苦痛もなく、恐怖もなく、ただ友奈は。 「───あ、ああ、え……?」 困惑、していた。 何が彼女をそうさせるのか。何が彼女を惑わせるのか。 それは─── 「これ、あの子の、記憶……?」 映し出されるのは、何処かの光景か。 今や友奈の視界には、この場所ではない別の場所の光景が映っていた。夜ではなくまだ明るくて、林の中ではなく人工的な壁と通路が見える。 それは記憶だ。友奈のものではない、これは既に死んだとある少女の記憶。 友奈が救えずこぼれ落とした犠牲者の記憶。 最期に「ありがとう」と言ってくれたはずの、あの子の記憶。 そして、その中で彼女は。 屍食鬼に、体を、貪られて。 「うそ、うそ、うそ、うそ……。 だって、そんなの、なんで、私は……!」 ───そして、友奈は全てを見た。 【───ありがとう】 それは、幼い少女が勇者に抱いた憧憬。 【───え?】 それは、幼い少女が勇者に抱いた疑念。 【───違う、違う、違う。そんな言葉なんて欲しくない】 抱いた希望は砕け散った。お前は救われないと告げられた。 後に残ったのは虚飾だけ。お前は救われないからお前以外を救うという、少女にとってはどうしようもない死刑宣告。 【───いや】 【───いやだ。死にたくない。死にたくない!】 そうして、彼女は目の前の存在に最後まで助けを求め。 救いと信じたその腕で。 【この】 【嘘つき】 ───首を、折られた。 ………。 ……。 …。 「いや……いやあああああああああああああああ!!!」 絶叫が迸る。友奈は、恥も外聞もなく、ただ感情のままに叫んでいた。 信じられなかった。 友奈が信じてきたものが、根本からぶち壊されたような気がした。 「うそ、うそ! そんなのうそ! あの子にありがとうって言われて、だからこれが正しいんだって考えて! なのに!」 少女は決して、友奈に感謝などしていなかった。 最期まで願っていたのは自らの生存。友奈に求めたのは自らの救済。 助けて、助けてと懇願する声が木霊する。自らの運命を悟り気丈に振る舞う健気な少女の姿はどこにもなかった。そこにいたのは、ただひたすらに生きたいと願うありふれた人間だけだった。 ありがとうという末期の言葉は、友奈が勝手に聞き間違えたものでしかなかったのだ。 「それが嘘なら、わたし、今まで何を……」 機械の女は答えない。ただ、嗤いを深めるだけで。 『明るくなった、明るくなった。 これで何も怖くないわね』 『光があれば、いいんでしょう? 光、希望、あればいいんでしょう? あなたたちは、嬉しいんでしょう?』 「なんで!?」 言葉を遮るように叫ぶ。その声は、最早肯定でも否定でもなく、単なる感情の発露でしかなかった。 「何なの、何なのこれ! 私はただ助けたくて、せめて苦しまないようにって、それだけで! 私頑張った! いっぱいいっぱい頑張ったよ! でもどうにもならなかった! 私一生懸命頑張って、でもどうしようもなかったの!」 友奈の心は、もう限界だった。 彼女はずっと追い詰められていた。マスターが会話のできない屍食鬼であった頃から、彼女が無辜の民を傷つけた時から、天夜叉のライダーに良いように使われた時から、幼い少女を手にかけた時から。 ずっとずっと、友奈は心をナイフで串刺しにされ続けていた。 それでも頑張ってこれたのは、それが自分以外の誰かのためになるからと信じていたからだ。 マスターのため、あの子のため。救うのだと、報いるのだと。 ありがとうと言われたならば、つまりそれは願いを託されたということだったから。 マスターはもう死んでしまったけど、でも、だったらせめてあの子の最後の願いだけはと。 そう信じて、ずっと頑張ってきたのに。 「マスターは最初から狂ってた! あの子は私が来た時には手遅れだった! 私はみんなの願いを叶えたかった。私は勇者になりたかった。でもマスターは誰かを殺すだけで、あの子は怪物に成り果てて!」 くしゃりと歪む。ぽろぽろと、涙が落ちる。 「私に、どうしろって言うのよぉ……!」 『でも殺したのはあなたよ?』 すとん、と投げかけられる言葉。 一瞬何が何だか分からなくて、慟哭の声さえも思わずぴたりと止んだ。 友奈は不出来な機械のように、ぎぎぎとぎこちなく振り返る。 「……あなた、なにを、言って……?」 『殺したのはあなたよ。 屍食鬼の蔓延を防がなかったのは誰? あの子がその屍食鬼に襲われる原因を作ったのは誰? まだ生きていたあの子の首を折ったのは、誰?』 問われ、けれど考えるまでもなく答えは明白だった。 殺したのは、友奈。 全部全部、友奈。 間に合わなかったとか、力が及ばなかったとか、そんなこと以前に。 全ての悲劇を引き起こした原因は、友奈。 「で、でも、でも! マスターは最初から屍食鬼だった! その原因は私じゃない! 私だって、そんなマスターを助けたくて……」 『そのマスターさんが他の人を噛むのを黙って見てたのは誰? 知ってたのに、止めることもできたのに、黙って見過ごしていたのは誰? マスターに逆らえなかった? アレは令呪を使うこともできなかったのに?』 女の言葉に、友奈の頭にかつての記憶がリフレインする。 【マスター……】 【お願い――こんなことはもうやめてください】 確かに、自分はそう言っていたと思う。 けど、あれ? 私は、マスターを止めた? 口を血糊で濡らす彼女を、私は悲しい気持ちで見つめて。 ああ、また咬んで来たんだなと。遣る瀬無い気持ちになって。 止めることはできたはずだ。令呪の強制がない以上はサーヴァントの行動を縛るものはない。 何も殺す必要なんてない。腕を掴んで押し留めて、行動を制限するだけでいい。 たったそれだけで、都市を襲った未曾有のパンデミックは防ぐことができたはずなのだ。 でも私はマスターのために…… あれ……あれ? 私、一体、何を……? 『あなたは何を考えていたの? えっと、確か……勇者になる、だったかしら?』 女の言葉に、逡巡していた思考が現実に引き戻される。 怯えた目で女を見る。後に続くであろう言葉が、今の友奈には何かとてつもなく恐ろしいものに感じた。 『あなた、そんなもののために沢山沢山殺したのね』 決定的な何かを、突きつけられた気がした。 友奈は言葉もなく、震える息を吐くだけだった。自分の仕出かしたことが、それが客観的な事実として語られることが、底冷えするほどにおぞましくて仕方がなかった。 『みんなのために? あの人だけは守る? 報いるために? 慈悲の死を? ねぇねぇねぇねぇ───どれがいい?』 挙げられた四つの言い訳は、全部友奈が口にしてきたこと。 『どれもみぃんな同じよ。だって最後には殺してるもの! 情状酌量? なら殺された人たちに聞いてみるといいわ。頑張ったから仕方ないの。殺した後で泣いたり悲しんだりしてあげるから、私が勇者になるために大人しく死んでくださいって!』 勇者。 その名の響きが、今は何故だか異質なものにしか聞こえなかった。 「やめ、て……」 か細い声が漏れる。それが、今の友奈にとっては精一杯だった。 「やめてよ、お願い……」 ───古今、英雄というものは何かを打倒することでそう呼ばれる。 強大な敵を倒し、戦争を勝利へと導き、あるいは優れた武功を以て英雄と祭り上げられる。 英雄とは、時として人殺しの代名詞でもある。 その意味で言うならば、今の友奈は─── 『おめでとう。あなたは確かに殺戮者(ゆうしゃ)になれたんだわ!』 「黙れえええええッ!!!」 その言葉を止めさせようと駆けだして、しかし友奈の拳はつまずくように空回る。意識と肉体の動きがズレて、上手く合わせることができない。 「なんで……なんでぇ……!」 信じられないといった表情で、友奈は己の両手を見下ろす。何ということだろう、友奈の力の象徴たる薄桃色の勇者服が、何故か急速に消失しつつあった。 マスターを失ったが故の魔力欠乏───それだけではない。それだけでは、友奈自身ではなくその力だけが失われることに説明がつかない。 その原因は、先刻刃を交えた藤井蓮の特質にあった。 彼のスキルに神殺しというものがある。全宇宙を掌握する覇道の神格を打ち倒した彼の一挙手一投足には、その全てに神性に対する特効が付与される。物理的な干渉力とは別個に、神性という概念そのものを破壊する力が付随するのだ。 結城友奈、ひいては"勇者"とは、八百万の神々が集いし神樹より力を与えられし存在。彼女らが纏う力とは神の力そのものであり、逆に言えば神性を除かれた勇者は只人でしかない。 先刻の戦闘、最後の交錯において、友奈は藤井蓮により掠り傷程度の斬撃を食らっていた。 その程度では、本来何も影響が及ぶことはない。如何に強力な神殺しであろうとも、蚊の一匹すら殺せない小さな傷では何をも殺すことはできない。 けれど、今はどうか。 マスターを失い、魔力を失い、全快時とは比ぶべくもないほどに弱体化した今の友奈なら、どうか。 本人も気づかないほど小さな傷に残留した神殺しの概念は、遅行性の毒のように弱った彼女を蝕んだ。 その結果がこれだ。ボロボロの外装は魔力の粒子となって溶けて剥がれ、後に残されたのは何の力もない無力な少女のみ。 抜け殻の死骸を守るために刃を向けて、要らぬ戦いを相手に強いた。相手は自分に本気で攻撃できないと、心のどこかで甘えていた末路がこの有り様だった。 「うあ、ああ、ああああああああ、ぁぁぁあああああああああああああああ……!」 友奈は叫んだ。身体が泡となって消えてしまいそうだった。 心が消え、思いが消え、肉体さえも消えていくかのような喪失感が全身を叩いていた。 「取り消して、取り消してよ! やだ、そんなのやだぁ! 私は、誰かのために……!」 我武者羅に腕を振り回して、けれども機械の少女はひらりひらりと舞うように。 当たらない。当たらない。腕は悉く空を切って、少女はただ哂うだけ。 「マスター、マスター、マスターッ……!」 友奈にマスターはもういない。佐倉慈は最初から死んでいた。そしてその残骸さえ、今は主としての機能を無くして真実ただの塵屑となった。 「助けてくれって、ありがとうって、そんなの……全部、うそなんて……!」 あの少女はもういない。他ならぬ友奈が殺した。死者蘇生の奇蹟なんてあるはずもなく、友奈は自分が殺した亡骸に縋りついていただけだった。 「私は……」 もう何度目かになる空振りと共に、足元に躓いて、友奈は顔面から地面に倒れ込んだ。 滲む涙を拭うこともできず、瞼と歯を食いしばって、友奈は懇願するかのように。 「私は───誰かを助けたかっただけなのに……」 最早立ち上がる気力さえなく、無力な少女がさめざめと泣きわめく。 傍で見下ろす機械少女は、喜びも悲しみもなく、ただ嗤うだけで。 『笑いなさいよ。笑いなさいよ! 泣くのは駄目。泣くのは駄目! チク・タク。ほらチク・タク!』 『チク・タク。刻むの。 チク・タク。刻むの。 イア・イア。喚ぶの……!』 『あははははははは……!』 嗤って、笑い声だけを残して、跡形もなく消え去った。 まるで最初からいなかったかのように。まるで最初から、友奈一人が虚しく押し問答をしていただけであるかのように。 そして、入れ替わりに現れたのは。 『ァ、ガ、ガァ、ギィイイイィィイイィイイ……!!』 ───本物の異形が、そこにはあった。 機械の少女のように、人の輪郭を保っているような生易しいものではない。これは本物の、人でもなければ人外とさえ呼べはしない、異形としか形容のしようがないものだった。 そんなものが、倒れる友奈の目の前に立っていた。 一言で言ってしまえば、それは粗雑な金属をこね合せたグチャグチャの球体だった。 鉄材や鉄鋼、歪んだ砲塔が至るところから突き破る歪な球体から、辛うじて人のものだと分かる四本の手足が生えていた。しかしそれも左右非対称のバラバラな位置で、足など二足歩行できていることそれ自体が不思議なほどに歪んで、鉄に埋もれて。 垂れ下がった頭部は、内側からいくつもの鉄材に貫かれ膨れ上がって。戯画的に裂け広がって。 滅多刺しにされたズタ袋。 それが、その異形に対する第一印象だった。 そして、この塊から感じられる感情は、純粋なまでの怒りと憎悪。 「あ、ああ、あああ───」 友奈には、その醜悪な鉄塊が何なのか、分かった。 見る影もなく凌辱され尽くして、変質し尽くして。 けれどもそれが、あの少女であるのだと、友奈にはどうしようもなく完璧に分かってしまったから。 絶望がゆっくりと心を絞めた。 ───結城友奈は誰も救えない。 その事実が確たる現実となって目の前に現れた。 ───結城友奈は誰も救えない。 それは動かすことのできない絶対的な証明。 ───結城友奈は誰も救えない。 信じていたものは全てでたらめで、自分の努力なんて何の意味もなかった。 ───結城友奈は誰も救えない。 最初から何もかも間違えていた哀れな子供は、ただの一人さえ助けることもできずに。 ───結城友奈は、 ───勇者などでは、 「あ、うっ、あぁぁ…………。 ああ、あ、ぁぁああああああああああああああああッ──────」 ………。 ……。 …。 胸に宿る遠い日の記憶。憧れた輝かしい背中。 勇者は何をも諦めない。 私はそれが格好良いと思ったから勇者に憧れた。 弱きを助け強きと手を取り合い、みんなに笑顔を届ける暖かな人。 私もそう在ろうと思って、ずっと頑張ってきた。 白痴のマスターを助けるため、友奈は頑張って走り続けた。 天夜叉のライダーが襲撃してきた時も、友奈はずっと諦めなかった。 法外な契約を取り付けられても、複数のサーヴァントに囲まれても、釘バットのバーサーカーに襲われても、騎士のセイバーに不信を向けられても。 多くの人を見殺しにしても、あの子の手を掴めなくても、幸福のサーヴァントに何もできなくても、誰からも理解されなくても。 流す必要のない血を流し受ける必要のない傷を負い。痛みと苦しみに歯を食いしばり喪失の悲しみに心をズタズタにし。 打ちのめされてボロボロになって、それでも守れるものがあるなら構わないと戦い戦い戦い抜いて。 あきらめないで。 がんばって。 ずっとずっと、ひとりぼっちで走り続けた。 勇者は何も諦めない。 だから私も諦めない。 諦めない、諦めない、諦めない。 諦めない、諦めない、諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない諦めない───。 けど。 そうだけど。 「わたし、なにを、あきらめないんだっけ……?」 すぐ目の前に迫る黒腕を見つめて。 友奈は泣き笑いのような声で、己の為した全てを嘆いた。 ───水をぶちまけるかのような撒血の音が、辺りに木霊した。 【ランサー(結城友奈)@結城友奈は勇者である 霊基喪失】 ▼ ▼ ▼ 「あの子は人形だよ。彼にとっては壊れた人形。勇者の器なんかじゃない。ただの死に損ないさ」 ───視界の端で魔女が嗤っている。 何処かで少女の声がする。あの緋色の瞳だけが記憶に強くこびり付く。 時計の音に紛れ込んで、零時示す黒き秒針さえ遮って。 それは少女であって少女ではない。魔女へ堕ちた声だけが、少女の残骸を今に遺す。 「この物語はエンドロール。流れる文字の背後に映される、細切れになった過去の追憶。 誰もが信じている。諦めなければ夢は叶うと、手を伸ばせば何かを掴めるのだと。 けどそれは誤りだ。全てはもう終わってしまって、取り返せるものなんて何もない。だからこそ、この聖杯戦争は幕を開けた」 そこは紫影の塔。神々の玉座に連なる世界の果ての塔、その階段。 黄金螺旋ではあり得ない影の連なり。 魔女はそこから全てを見下ろし嗤っているのだ。今も、今も。 「君は分かっているはずだよ。最初から全て分かっていたはずだ。アレらはとっくに壊れていて、君が願うような尊さなんて何処にもない。 さっきのがいい例さ。自分が壊れているとも気付かないまま滑稽に踊り続けた人形。あんなものがオルゴンだって? 勇者にもなれず潰えていったあんなものが?」 「黙れ」 挑むかのような声に、魔女は嗤う。 馬鹿だなぁ、分からないなぁと口許を弦月に歪めて、ただ諦めろと囁く。 少年はただ、それを真っ向から否定するように。 「黙れ、黙れ、黙れ。 自分の手で歪めておいてそれを偽物と嘲笑うか。自ら突き落としてそれを愚かと、お前は嗤うのか。 滑稽に過ぎるぞ西方の魔女。囁くだけが能のお前が、根源なりし無貌の道化を気取るか」 否定の声は憤怒に満ちて。 嚇怒の念は憐憫に満ちて。 惻隠の情を以て紡がれる。なんと哀れな女であることかと。 自嘲と悔恨さえ伴って、声はただ過去の残影に向けて。 「結城友奈は勇者じゃない? 馬鹿を言え。 逆だよ。結城友奈が堕ちたんじゃなく、アレが最初から結城友奈じゃなかっただけだ。前提そのものをはき違えた、ただそれだけのことだろう」 「ク───フフ、ふふふふふふふふふ!」 堪えきれないと声を漏らし、魔女はただ嗤うのみ。 壊れた亡霊。偽りの支配者。世界の境目を越えてきた者。 ───世界の破壊者にして、観客にして、自らもまた演者。 「───成る程」 魔女の声には嘲りが含まれている。 対する少年は、無言。 「そういうこともあるのだろうけど、そうでないこともあるのだろう。 さあ、ボクの愛してやまない世界救済者の皆々様。どうか御笑覧あれ! 是なるは既に終わりし物語、大いなる正午の腕に抱かれた夢の残骸なれば!」 それは何かを尊ぶように。 それは誰かを慈しむように。 果て無き希望を叫ぶ。退廃満ちる都市を見下ろし、それでも尚と叫ばれる。 少女であった魔女はただひたすらに、彼らの救済を願うだけで。 「───これこそ、我が愛の終焉である!」 だが、しかし───喝采はない。 NEXTそして終わらぬエピローグ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/52254.html
登録日:2022/10/02 Sun 16 58 56 更新日:2024/08/21 Wed 13 54 39 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 30歳 ONE PIECE ONE PIECE登場人物項目 クール ゲーム ドレスローザ ドンキホーテファミリー ハーピー パンクハザード モネ ユキユキの実 三十路 全世界人気投票76位 初登場が新世界編開幕~パンクハザード編 姉 巨乳 松井菜桜子 生死不明 秘書 能力者 自然系 雪 雪人間 雪女 鳥女 あらデート? 嬉しい♡ モネとは、漫画『ONE PIECE』の登場人物。 【プロフィール】 通称:モネ 所属:ドンキホーテファミリー 所属船:ヌマンシア・フラミンゴ号 役職:シーザー・クラウンの秘書、ドンキホーテファミリー幹部 悪魔の実:ユキユキの実(自然系(ロギア)) 年齢:30歳 身長:227cm 出身:北の海 誕生日:8月27日(ハッピーになる) 星座:乙女座 血液型:X型(現実だとA型) 初登場:単行本67巻・第657話・『生首』 好物:抹茶ミルクかき氷 CV:松井菜桜子 【概要】 新世界・パンクハザードに住むシーザー・クラウンの秘書を務めている女性。 人間の身体と鳥の手足と尻尾を持つ鳥人間(ハーピー)であり、腕の変わりとなっている羽を使って空を飛ぶこともできる。一方で羽で新聞を読んだりお盆を持ったりと羽をあたかも人間の腕のように器用に扱うことも可能。 トラファルガー・ローがパンクハザードの研究所に居候する前はまだ普通の人間であったことから、この手足はローの能力によるものだと思われる。(*1) 胸部分にデカデカと「HAPPY」と書かれた黄緑色の薄着の上着に紺と黄色の縞々タイツ、そしてその上から黒いパンツを着用している。 文字を書くときなどに牛乳瓶の底のような丸眼鏡を掛けているメガネっ娘。また度々ペロリと舌なめずりする癖がある。 冷静沈着でクールだが、ローに対して軽口を叩くなどお茶目な一面も。 上司であるシーザーのことはほかの部下同様「M(マスター)」と呼び、彼の秘書としてパンクハザードでは侵入者を排除する役目も担っていた。 追記・修正はハーピーになってからお願いします。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 以下ネタバレ注意 M(マスター)にもしもの事があったら……私 “ジョーカー”に消されちゃう その正体はドンキホーテファミリーの幹部の一人であり、“ジョーカー”ことドンキホーテ・ドフラミンゴの部下。また同じくドフラミンゴの部下であり、特別幹部のシュガーの実の姉である。 ドフラミンゴの命を受け、シーザー・クラウンの秘書兼監視役としてパンクハザードに派遣されていた。 ●目次 【プロフィール】 【概要】 【人物】 【戦闘能力】◆技 【来歴】◆過去 パンクハザード編 【余談】 【人物】 あまり感情を露わにしない冷静沈着でクールな性格。笑い方は「うふふ」で、どことなくミステリアスな印象を抱える美女。あと当然巨乳。しかしローに軽口を叩いたり、敵に自身の鳥人間(ハーピー)としての見た目をベタ褒めされ、頬を赤らめてテレるなどお茶目で可愛らしい一面もある。 その一方で自分と妹シュガーを不遇な生い立ちから救ってくれたドフラミンゴに心酔しており、ドフラミンゴこそが海賊王にふさわしいと信じている。また彼のためなら死ぬことも厭わない。 非常に狡猾な性格であり、弱者などの優先すべき対象を執拗に付け狙い、確実に仕留めようとする執念深さを持つ。シーザーの研究所では彼に実験のため連れてこられた子供たちの保母として子供たちからも慕われていたが、その裏ではシーザーの非人道的な実験に加担していた。 ドンキホーテファミリー最高幹部のヴェルゴがパンクハザードを訪れている際には、よく記憶が不確かになったりするヴェルゴにツッコミを入れることも。 共にドフラミンゴへの忠誠心が高く単独任務を任せられるほどドフラミンゴの信頼も厚いこともあり仲の良いようで、モネは気さくに「ヴェルゴ」と呼び捨てで呼んでいる。 因みにシーザーがローの心臓を人質に取る対価として、モネの心臓をローに人質用に取られている。 また度々掛けている眼鏡はドフラミンゴの侍女として活動していた10年前から愛用していた様子。 モネの優秀さもあって、単独潜入任務を任せられることが多かった模様。 【戦闘能力】 戦闘力と勝敗は別物でしょ!? 自然(ロギア)系悪魔の実「ユキユキの実」を食べた「雪女」。 青キジの「ヒエヒエの実」の下位種。 非常に自由度が高い能力であり、雪の中を一瞬で移動し強大な吹雪を自由自在に起こせるほか、氷の牙で相手の肉体を噛み砕いたり、自身が雪を纏う事で恐ろしい雪女のような姿に変身することも可能。 範囲も非常に広く、かなり広いフロアを一瞬にして雪景色に変えてしまうこともできる。 周囲が雪原ならば、雪に隠れて敵に気づかれず偵察することも可能。 とはいえ雪であるため熱に弱く、熱を帯びた攻撃であれば覇気がなくともダメージが通る様子。 鳥人間(ハーピー)の体躯を得たことで機動力も凄まじく、飛行は勿論、他にも自身の翼の腕を氷の刃に変えて攻撃したり、武器の巨大なアイスピックを鳥の足で掴んで用いるなど、様々な手段で敵と戦う。 一方で自分の実力の限界は十分に理解しており、11人の超新星の一角であるルフィやゾロなどの格上との戦闘はなるべく避け、 相手が実力を発揮できないように搦め手を用いて体力を奪ったり、弱者を優先して執拗に付け狙うなど非常に狡猾な性格。 凍結や低温による被害も厄介ではあるものの、やはり物質そのものが必殺の威力を持つ他の自然系と比べればまだ大人しい、と言えるかもしれない。 加えて覇気も体得していないなど抜きん出て強いわけでもないが、少なくとも自らが無敵だと勘違いしてきた“自然系”ではないことは間違いないだろう。 慢心せず、自らが格下だと認めて正面からぶつかることを避ける戦略的な行動も辞さない「油断しない自然系」。 ルフィたちの成長によって一蹴できるようにもなったが、やはり自然系はそれだけで厄介であることもまた再確認させてくれる敵。 ◆技 カマクラ 名前の通り、かまくら状に分厚く積み上げた雪の壁を作りだし、防御壁とする。 本人曰く「そこらの海賊じゃこの壁は壊せない…!!」とのことだが、ルフィには破壊されてしまった。 強化版としてこのカマクラを十層にも積み上げて防御力を大幅に強化した”カマクラ十草紙”という技がある。 雪垣(ゆきがき) 足元に積もった雪を押し上げて雪の壁を生成し、通路などを塞ぐことで相手の行動を制限する技。 万年雪(まんねんゆき) 積もった雪を操って相手の体を呑み込む拘束技。 拘束された相手は雪を纏った姿のモネに氷の牙で噛みつかれ、噛み付かれた場所は凍結して砕け散ってしまう。 この状態では相手を拘束する特性上実体を持つため、覇気がなくとも破壊することができる。 たびら雪 肌刀(はだがたな) 翼の腕を氷の刃に変えて斬りかかる斬撃技。 雪兎(ゆきラビ) 天空からウサギ形の雪玉を地上へ向けて乱射する対地攻撃。 雪嵐(ふぶき) 積もった雪を吐息と能力で巻き上げ、大規模な雪の竜巻を生み出し、雪の竜巻に巻き込んだ相手の視界と行動を阻害する。 抱きつき(仮称) 冷たい冷気を纏いつつ相手に抱きつくことで、対象の体力を急速に奪いそのまま眠るように凍死に誘う。 【来歴】 ◆過去 作中では描かれていないが、SBSによると13年前に相当悲惨な境遇だったところをドフラミンゴに実妹のシュガー共々救われたらしく、その恩からドンキホーテ海賊団に入団し、その後姉妹揃って悪魔の実を食べ能力者となった。 尚、元はドンキホーテファミリーのメンバーだったにも関わらずトラファルガー・ローはモネがドンキホーテファミリーの一員である事を知らなかったが、これはモネとシュガーの加入したときには既にローは脱退後であったため。 彼の部下となった後、シーザーの元へ行くまではドフラミンゴの命令でドレスローザで侍女として活動し、10年以上前のドンキホーテ海賊団によるドレスローザ乗っ取りにも参加していた。 パンクハザード編 パンクハザードでは表向きはシーザーの秘書、裏では彼の行動を監視する監視役として侵入者を排除する役目を担っていた。 麦わらの一味が上陸した際には遠方から偵察に赴き、ウソップに目撃されている。その後、研究室でシーザーに一味が島に来たことを伝え、ドフラミンゴの命令に従い、同じく表向きは海軍中将として潜入していたドンキホーテファミリー最高幹部であるヴェルゴと共にローを捕らえた。 ルフィたちによる襲撃の際は、ローの作戦に従いシーザーを捕らえようとするルフィを迎撃しシーザーから遠ざけることに成功。 最初は子供達の救出に動いていたナミ・チョッパー・ロビンを足止めし殺そうとするが、ゾロ・たしぎら海兵組が現れ、ナミ達を取り逃がしてしまう。 モネの足止めに残ったゾロとたしぎを相手にすることになるが、ゾロは女性を傷つけられないと判断し、標的をたしぎにしぼって圧倒的な実力で追い詰める。 しかし、たしぎのピンチにゾロがあえてモネのほおを傷つけ、その上で武装色を“使わず”彼女を両断。 「覇気を使われていたら死んでいた」という強者への恐怖からモネは立ち上がることも出来なくなり、それでも抵抗を試みるもたしぎに斬られた。 その後は瀕死ながらなんとか生きており、電伝虫越しにドフラミンゴと最期の会話を交わす。ドフラミンゴに自身の誤算を詫びられ、自爆スイッチを押すことで「全てを道連れに死んでくれ」と命じられる。モネはこれを承諾して自身もろともパンクハザードを爆破しようとする。 (さよなら若様)(あなたこそが) (“海賊王”になる男…!!!) が、シーザーがスモーカーの心臓と思い込んで彼女の心臓に氷柱を突き刺したことで自爆スイッチを押す寸前で昏倒。 後のドフラミンゴの発言を見る限り、ヴェルゴ共々死亡した可能性が高い。 【余談】 鳥好き? 鳥人間(ハーピー)である彼女だが、なぜそれまでに自身の足や腕が機能しなくなったといった描写はない彼女が腕と足を動物の身体に変えられているのかは不明。(*2) SBSにて公開されたモネ含むドンキホーテファミリーの幼少期が書かれた際に、モネが「BIRD」と書かれた鳥に関する本を持っていたことや、サンジらに鳥人間(ハーピー)の見た目を絶賛され、照れていたことから、「自分からなりたいと志願したのではないか?」と考察されることも。 戦闘面でも飛行能力や足の爪が追加されたことで機動力と攻撃力が大きく強化されている。 追記・修正は心臓を突き刺されてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 実際とても可愛い、というか造形も大変好みのキャラクターだったので死亡したっぽい時はショックだった。おのれロー…… -- 名無しさん (2022-10-02 17 51 45) モネを出したことはパンクハザード編の功績 -- 名無しさん (2022-10-02 18 17 36) ワンピース屈指の正統派美女だと思う。帰らぬ人になってしまったのが本当に残念。 -- 名無しさん (2022-10-02 19 04 38) 台詞色の背景ちょっと見づらかったので色変え 髪の色じゃなくて羽の色っぽく -- 名無しさん (2022-10-02 20 49 42) 心臓を交換してたことが巡り巡ってドフラミンゴ墜落にまで繋がってるのが皮肉というか何というか -- 名無しさん (2022-10-02 20 52 33) この人のユキユキからモリモリが出るまでの約十年自然系が出てなかったという事実。 -- 名無しさん (2022-10-02 22 17 38) モネとヴェルゴの真っ当な幹部感良いよね -- 名無しさん (2022-10-02 22 36 49) シュガーとは姉妹なんだっけ?姉妹仲はどうだったんだろうな…… -- 名無しさん (2022-10-02 23 42 00) 元の体は身長どれくらいだったんだろ -- 名無しさん (2022-10-04 00 39 55) ドフラミンゴの本質を知らないまま理想のドフラミンゴに殉ずるの本当に幸薄い、ベビー5がストレートに家族ごっこでしかない事を突き付けられた事をきっかけに別の居場所を見つけたのを見ると余計にそう思う -- 名無しさん (2022-10-17 23 54 23) 悲惨な境遇から救われたらしいモネとしては自分のヒーローだからこそ偉大な王になって欲しかったんだろうけど、実は海賊王然りワンピース然りそれを目指すキャラはハッキリと公言しているのでしていないドフラミンゴは多分… -- 名無しさん (2022-11-21 04 29 04) ↑ 実際ドフィはひとつなぎの大秘宝とかどうでもよくて「今の支配構造が破壊され世界が今以上に荒れればそれ以外はどうでもいい」ってスタンスだったからね -- 名無しさん (2023-03-03 18 45 49) そういやしらほし姫やロビン以外ではかなり珍しい強気な要素の無いネームド女キャラだな -- 名無しさん (2023-08-01 21 05 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/1647.html
各スレの概要 <先月< >来月> 『イラスト投下』【】 『ss投下』[[]] 『更新その他』[[]] 『公式化』《》 【10月 日 スレ目 】 【10月 30日 2スレ目 ログは下です】 【10月 30日 1スレ目 スレログは下ス】 【10月 27日 2スレ目 スレログを下へ】 【10月 27日 1スレ目 スレログは下に】 【10月 26日 2スレ目 ログ下】 【10月 26日 1スレ目 スレログは下です】 【10月 23日 2スレ目 ログは下に】 【10月 23日 1スレ目 スレログ↓】 【10月 20日 2スレ目 スレログは↓ス】 【10月 20日 1スレ目 スレログは↓に】 【10月 19日 2スレ目 スレログ↓ス】 【10月 19日 1スレ目 スレログは下に】 【10月 16日 2スレ目 スレログは下に】 【10月 16日 1スレ目 ログは下です】 【10月 13日 2スレ目 ログ下デース】 【10月 13日 1スレ目 ログは↓っす】 【10月 12日 2スレ目 ログ↓】 【10月 12日 1スレ目 スレログは↓ですん】 【10月 9日 2スレ目 ログした】 【10月 9日 1スレ目 ログは下です】 【10月 6日 2スレ目 ログ↓】 【10月 6日 1スレ目 スレログは下ス】 【10月 5日 2スレ目 】 【10月 5日 1スレ目 ログは下に】 【10月 2日 2スレ目 スレログはページ下に】 【10月 2日 1スレ目 スレログok】 【10月 日 スレ目 】 【10月 30日 2スレ目 ログは下です】 『イラスト投下』【ばるんヒィちゃん】【トゲZ】【鬼男子】【鋼助イメージ】 『更新その他』【SSS 悪金羅】 とつくにADV進行中 種族内でも影の薄い種 おっぱい位置づけ やってみたいこととか 亜人の男子生徒が少なくないですか? 設定の作られ方 異世界ハイエース エロ方向性や体格差 悪仙の可能性や日常 学園の制服とか 異種族男性キャラについて 神々の属性 【10月 30日 1スレ目 スレログは下ス】 『イラスト投下』【魅惑のアラクネ】【】 食器や家具とか仕掛けもの エリスタリアなど食事料理 特徴ある形状を持つ種族の食事風景 架橋型の蟲人とは 本能とか怖い部分 毒持ちの種族 【10月 27日 2スレ目 スレログを下へ】 『更新その他』【ある家族の日記】【SSS エロヘンタイ】 『イラスト投下』【浮田さん】【ケモスイメイ想像】 エロハーレム未知の世界 ADV展開とかあの子の相手とか 質問です大延国の皇帝の系譜 黒い展開とイスズのCM エロしたいキャラ 蟲人の成長 触手屍鎧 キャラの外見考証 キャラとSSと時代考証とシェア いやらしい関係だ 【10月 27日 1スレ目 スレログは下に】 『ss投下』【鋼鉄男と猫娘】【bubble thought/sort】 『更新その他』【月灯りの恋人たち外伝 上】【朝市と宮司さん】【ミズハで居酒屋やってます】【幸運な挑戦者とマヌケな王者】【新書庫・十一ノベルADV試作】【スレSSS オルニト串】【スレSSS オルニト噂】【スレSSS オーガコック】 『イラスト投下』【鳥おいしい】【翼蛇】【僕の実を】【ぼくがいいの?】【鳥人神官】【カニさん】 お題完遂早い!ほっきーおつかれさん オルニトとかどうですか?農作物 インカアステカノベルゲーどう ガチでゲーム制作ときたかー今後どうする? ゆるく広くつかみどころがまだむにゅっとしているイレゲ ご新規さんへの歩き方オススメ オルニトの食と家畜と鳥人の鳥度合い オルニトの町とかどんなのだろう 食の交流と料理想像と調味料 蛇の伝承 トゥーロの成長 旅のお供に樹人を 見てもらたもらえてないネタや要素 キャラシェアどう? 過去オルニトの神殿模様 海生物の調味料 オルニトの移動手段 架橋型とはなんぞ 【10月 26日 2スレ目 ログ下】 『イラスト投下』【マスターアップ】【ハロゥインごろごろ】【ティータ】 『更新その他』【スレSSS カナヘビさん】【スレSSS あらすじ】 11月のお祭りや憧れの人 ティータとかカナヘビとか 見え難い要素は思い切ってSSにしてみるとか バトルと演舞の違い ポートアイランドの犯罪24時 武器形状と着ぐるみ 不良と更生計画 まだ書かれていない国の歴史と過去SS 年表あると便利だよね オルニトの鳥世界 自国以外で活躍する種族 イメージに合うBGMや曲 未完作品は気長に待とう 作品の歩んできた道と繋がり こんな話をやってみたい 設定は流動的なんだよ 受けている外食産業は お題を…何だか難しいぞ アイドルと飛行理論 画廊と新書庫には今までの積み重ねが 【10月 26日 1スレ目 スレログは下です】 『更新その他』【Dime Dreams】 『イラスト投下』【ソコガクレ】【コギリ想像】【斉藤どんなん】【慰められラニ】 異文化芸能と蜘蛛の糸 娯楽としての異世界芸能 衝撃の乙姫と転生論 まだ本決まりしていないミズハミシマの過去と今 異世界で第二の人生 同門シェアなど 【10月 23日 2スレ目 ログは下に】 『イラスト投下』【マスター正装】 『ss投下』【釣り人と持ち込み食材】 のんびり海のSSや調味料 水の中の蟲人や蟲 地球から異世界への流行とか 【10月 23日 1スレ目 スレログ↓】 『ss投下』【もっさん「面白そう!」】【もっ、もんっ】【tag】 十一門でADVハート モルテがSSで大暴れ 恋愛要素込みのゲームになったら? スラヴィアの記念日ってどんなの? 色々ゲーム化とか妄想膨らみんぐ ハイエースでも攻略難しい奥山さん シーヴとグレッグの何とも言えないカンケイ 何か思うことや改善とかあったら是非 【10月 20日 2スレ目 スレログは↓ス】 『イラスト投下』【くるりっ】【ぽっちゃり】【ゴブリンモンロー】【イスズ】【オッスペンギン】【イスメノ】 異世界の芸能や付き合いなど 学園キャラの展開はどうなった むっちりむちむち キャラ付けの変化や推移とか カップルのその後とか女性キャラとか キャラ観や世界観を広めてみよう ようこそいつでも門は開いているよ やりたいようにやっているけどスレペース早いよね SS感想コメント書いてみたり エロや性癖 国ごとのオススメとかある? 穴とか穴とか挿すとか 短めSS保管庫もあるんだよ 異世界ならではの生物 この話の続きを 【10月 20日 1スレ目 スレログは↓に】 航海貿易奴隷関連 奴隷待遇と就業体制 ハードとソフトの境界線 スラヴィア領民の扱い 教育と実験 オルニト神教とハピカトル 鳥人とオルニトの現状 【10月 19日 2スレ目 スレログ↓ス】 『イラスト投下』【想像ミルミ】 『更新その他』【スレSSS 支店でハラヘッタ】 オークオーガドニー 過去出たキャラの詳細設定 育ち具合と食生活 ケンタの耳は頭の上 【10月 19日 1スレ目 スレログは下に】 『ss投下』【今日の講義は「もう一人の歌姫」について】【朝市と宮司さん】【ある午後の営業風景】【狗侍語り 団子】【エリスタリアへ早急に】 『更新その他』画廊 SSは月末に多くなる? 異世界の危険物 異世界の食事おいちぃ 今日はドニー ドニーの生活と精霊 異世界調味料 便利な樹人の冬 海賊の料理や酒 オークとは 【10月 16日 2スレ目 スレログは下に】 エルフ装備 gタグもう少し 色恋はどういう要素 美味しい食べ物 この気配は セイランとか子供までいる SS出の要素 シェアへの気持ち 【10月 16日 1スレ目 ログは下です】 『ss投下』【初夜(キンクリ予定未完成版】【RED3】【root】【エルフの騎士】 『イラスト投下』【強制リンク】【真っ赤ラニ】 『更新その他』【スレSSS 水もしたたる】 ついに初夜きたか 個性的な蟲人とトンデモ便利虫 ディルカカネットワーク 蟲の女王と氏族 それちょっと違う! 蜘蛛の特徴 カナヘビすっかりディセトの住人 色んなアラクネ キャラの声イメージや年齢 フタバ亭とかエルフの騎士とか 【10月 13日 2スレ目 ログ下デース】 『イラスト投下』【レプラコーン】【ウッドエルフ】 『公式化』《・カラビアさんは現在のキャラ・廃都は狼と関係なく衰亡した・ハイエルフは王夫妻以外にも存在する》 エリスタリア投票結果 国の裏側とかレプラコーンとか 変体刀なにがあった 冬の狼の正体 設定の意味 エリスタリア昔話 ドラゴン可能性 エルフの病 エルフ設定だと盛り上がる?いえ何でも 公式非公式なんだか公式の差 マクロスと更新忘れ去られ要素 【10月 13日 1スレ目 ログは↓っす】 『ss投下』【ミズハで居酒屋やってます】 『更新その他』【幻燈書店】 薄異あきに衝撃走る…諦めないで! 日またぎでエリスタリアで まとめページは便利 エリスタリア三要素の投票開始です エリスタリア各領地の再配分だー 廃都まわりをあれこれ考えます 記憶に残るエルフキャラ ソーシャルプロットそれは天才的な若者が一代で巨大なコミュニティを作り出し全てに裏切られながらも再起していく物語 エリスタリア国土自体を考えてみる ゲートと世界樹の位置と観光や交通 怖いぜ世界樹の強すぎる神力 異世界で居酒屋いいね!行ったことないけどいい雰囲気 地球調味料と異世界料理 【10月 12日 2スレ目 ログ↓】 『ss投下』【パノレスの闘技場】 『イラスト投下』【蟲人水着】【トゲオー】【黒鎧アイドル装備】【スッチャ】【ニュコッ】 『更新その他』【SSS行くぜワナヴァン】 引き続きエリスタリア話とダークエルフ考察 樹人の自律行動など アルラウネさんアルラウネさん そろそろ狗侍に名前をつけろうもん ウッドエルフやエルフの種類 フェアリーや樹獣など エルフの遺伝子とエルフの役割 好きなエロシチュおしエロ 普通に好きなシチュも 【10月 12日 1スレ目 スレログは↓ですん】 『ss投下』【海賊の流儀】 エリスタリアの設定公式化を進めてみます 受け取り方の違いや登場頻度など ダークエルフとその長カラビアについて エルフ種族全体とハイエルフのイメージ 過去の王と王妃の事件簿 シャンドリン周りと現在に至るまで 【10月 9日 2スレ目 ログした】 『イラスト投下』【三七水着】 異世界の王や階級制度 なぜなにラムールと月の女神 亜人オタ化地球に馴染むとアイドル化 ぽっちゃりむっちりエロシチュエーション 【10月 9日 1スレ目 ログは下です】 『ss投下』【戦争と魔法と歌姫】 『イラスト投下』【ネネ様想像】【アンリさん想像】 破滅樹傘下のレパートリー 歌姫さんたちと精霊さんたち 音以外のコミュニケーション 魚人と人魚馬人と人馬 色々とりどり七人アニー ラムールハーレム 【10月 6日 2スレ目 ログ↓】 『イラスト投下』【イスxメノで】【アユさん微笑】 『更新その他』【スレSSS まさか息子が】【砂漠の風呂】 ディセトでいろえろ ち*このくせに! チ@ポのくせに!あと風呂サービスとか 賭け興行や闘技場 カナヘビ掘り下げで師匠とか 竿で屈服させたい 【10月 6日 1スレ目 スレログは下ス】 『イラスト投下』【カナヘビイメージ】 アニーのキャライメージってどんなん?って他のキャラにも移りつつ ドニーの若様が中島みゆきを歌い 各キャラのテーマソングに話が移り 助手からマタタビにマタタビから麻薬に 化学肥料はエルフ麻薬になるかなって話から堆肥の作り方へ 堆肥から世界樹の落葉へ廃都シャンドリンへ シャンドリンからエリス各地へ ハイエルフってどんな扱いよ 鱗人の容姿について画像色々 【10月 5日 2スレ目 】 『イラスト投下』【ネモチー想像】 エルフの枝とか琥珀とか 上に続いてウッドってどんなんだろなあとダエロエルフの話に派生 ダエロの長のカラビアの話に ダエロ話がメインに エルフスラヴィアンのアデーレに移ってスラヴィアキャラについて色々 画像は恐竜先生で恐竜と鱗人の話に 鱗人色々種別あるねって派生して種族小分類の話に 種族分類から蟲人の共有種独立種の話に 【10月 5日 1スレ目 ログは下に】 『イラスト投下』【コルテ女史イメージ】 種族の違いと意識の違い 地球の神について 蟲人の特異性など 着るスラヴィアン 便利な素材や作品時系列など 異世界の武器レベルは? 【10月 2日 2スレ目 スレログはページ下に】 『イラスト投下』【ペロペロ樹人】【頭に花が】【学園キャラ】【ぐぬレシエ】 ハイエルフの歩く城 樹人さんエキスの薬湯風呂 スレ内ss舐めて治癒する樹人さん 異世界に宇宙はない異界はある 月神の狂気の漏れ。月の滴や月の欠片 【10月 2日 1スレ目 スレログok】 『ss投下』【男爵と侯女】【狗侍語り】 『イラスト投下』【色んな樹人】 『更新その他』【ある旅人の観察日記】 ほっきー帰還 男爵の力について 異世界の薬とか治療法:マセバの飲用治療虫とか そろそろ街と村をまとめたい 戦闘者に作り替える寄生虫、狂化蟲 悪魔君の家獣みたいなのエリスにいそう イレゲ12使徒 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/marurowa/pages/242.html
BLACK FRACTION◆Wott.eaRjU 「さぁ、そろそろ返答をお願いしたいのだがね……」 男――サカキが低い声でそう呟く。 紡ぐは何かの回答を、要求する旨を伝えるための言葉。 言葉とともに、向け続けるは視線の矢。 年相応の威厳さは消えず、冷たさすらも感じられる程に睨みを利かせた瞳。 月並みな表現だがまるでナイフのように鋭い……そんな感じだ。 そう、既に何分間も返答を待っているというのに。 サカキは極めて平然を貫き、其処に立っていた。 (即答は出来んか。まあ、無理もない。重要な事だ、所詮他人でしかない私と組むかどうか……慎重になるのはわかる) 沈黙に紙一重の思考。 この殺し合いを潰す為に手を組む。 サカキがロべルタに出した提案、極めてシンプルな内容。 要するに自分の生存のために、お互いを利用するだけ利用し尽くす。 いささか大袈裟な表現かもしれないが、根本は間違ってはいない。 青臭い子供の決め事ではなく、信頼関係とやらは二の次だ。 いかに互いの利が噛み合うかが重要な事。 サカキにとってロべルタを抑える事が出来れば、この上とないメリットとなる。 ロべルタのポテンシャルは既に先程の騒ぎで、その一端を見ている。 素晴らしい。射撃技術を始め、思わず感心する能力値だ。 味方に出来れば己の戦力が飛躍的に上がってゆく。 だが、敵に回す事になれば手を焼く事は必至。 故にこの同盟交渉の機は、自分のものにしておきたいのは当然と言える。 決して無限とは言えない時間の中で、サカキは静かにロべルタの次の行動を見守る。 (とはいえ、なかなか肝が冷えるこの状況はどうにかしたいが) しかし、現状は余裕綽綽なものとは到底言えない。 サカキの視界に一際強く映るものはロベルタの表情ではなく、ぽっかりと一つの穴が空いた筒だ。 ロベルタによって、依然として向けられている黒い銃身からサカキは眼を離せない。 予備動作はあるだろうが、きっとロべルタの技術に掛かれば些細なものになるだろう。 故にいつ銃弾が飛び出してくるかを見計らうのは容易ではない。 結局はロベルタの決断次第、恐らくは一発の発砲がサカキ自身の死へと繋がる。 単なる推測にしか過ぎないが、不思議と自信はある。 サカキの行動を警戒するロベルタの視線――あまりにも冷たいもの。 犯罪組織ロケット団の中でも、これ程までの眼を持つ者はそうそう居ない。 ロベルタが歩んできた人生が、いかに常識と逸脱している事がわかる。 だが、本当に重要な事はロベルタが何をしてきたかわけではない。 何が出来るか――それがサカキにとって有益な事であり、大体の見定めは終えたつもりだ。 結論から言えばロベルタの有用性は十分。 但し、この状況を乗り越えてからの話ではあるが。 (こうも黙っていられると、こちらも何らかの行動を示す必要がある……が、煮え切らんな。 私としたことがどうにも気が乗らない、いや……自信が伴ってこないと言った方が正しいかもしれん) 自分らしくもない。 弱音とも言うべき事を思う己に苦笑しながら、サカキはあの出来事を考える。 思い出すは先程の一件。 園崎詩音――サカキを含むその場に居た4人は、園崎魅音と認識している人物による騒動。 普通の少女だと思っていたが、様々な奇妙な能力を行使した魅音。 人間離れした反応で、事の次第に反応したロベルタとヴァッシュ。 そして何よりも、只の学生だと思っていた広瀬康一にも常識を超えた力があった。 言葉すらも発する人形を――ポケモンのような物体を何処からともなく出す力。 馬鹿げている。あまりにも馬鹿げた力が溢れている。 ギラーミンの言葉通りなら、未だ見ぬ参加者にも相応の力があるのだろう。 サカキはロケット団のボスである共に一人のポケモントレーナー。 ポケモンを戦わせる事を主としており、自身の能力の行使には慣れていない。 (だが、何も出来ないわけでもあるまい。 現に私の命は未だ続いている……この状況下ですらも) サカキは思う。 手持ちのポケモンが一匹も居ない今、自分は弱者の部類に入っているだろう。 支給された一振りの剣もあるが、拳銃相手では有効距離に違いがありすぎる。 仮に交渉が決裂し、戦闘に転がり込めば恐らく自分に勝ち目はない。 ロケット団のボスも落ちぶれたものだと非難されようが、気にする事はない。 自分の目的はこの場からの脱出。 一時の感情に溺れ、暴走するなど甘い時期はとうの昔に過ぎている。 自分がこの場で弱者というのなら――それを受け入れた上で行動すれば良いだけの事 ならば慎重に動かなくてはならない、たとえば次の手の打ち方など。 まあ、全ては、今後のロベルタの反応次第なのだが。 そんな時、サカキは思わず眼の前の出来事に眼を奪われる。 (なっ!?) ロベルタの腕から何かが零れ落ちる。 いや、それが何かはサカキにはよくわかっていた。 只、事実としてはあまりにも受け入れ難かった。 そう、それは一挺の拳銃。 今までサカキに向けて突きつけられたものであり、ロベルタにとって重要な武器。 何故この状況で手放す、サカキを襲う疑問もごく当然のもの。 たとえ交渉に応じる気があってもこれでは警戒が薄すぎる。 この目の前の女がそんな真似をするのか――そう、するわけがない。 地へ落ちる拳銃から即座に視線を放し、ロベルタを見やるが既に遅い。 サカキは一瞬、目の前で何が起きているのか理解出来なかった。 「まいったな、このような馬鹿げた武器があるとは……」 回った。 サカキが銃に気を取られている間に、ロベルタはデイバックからあるものを取り出した。 手早いでは生ぬるい。 女性とは思えない筋力を存分に扱った事による、眼にも止まらぬ動き。 クルリとさも軽々と言ったようにそれはサカキの前で回った。 白と黒の躯体を持つそれには厚みがあり、かなりの重さを窺えるというのに。 それは一見して只の十字架にしか見えない。 髑髏を模したような、中心部にある握り手をロベルタの左手がしっかりと掴む。 そして一度の回転を終えて、やがてそれの先端がサカキの正面を捉えた。 ぽっかりと空いた、深い窪みがサカキと向かい合う。 銃とロケットランチャーを複合させた、設計思想に隠しようのない無茶がある。 暗殺者集団、ミカエルの眼では与えられる事が至上の名誉と認識されている武器。 個人兵装の類では最強にして最高と称された得物――パ二ッシャー 「……それが君の答えかね」 パ二ッシャーの銃口が、サカキにとっては嫌に冷たいものに見えた。 ◇ ◇ ◇ 自分は誰だ。 幾ら鍛えていようが、パ二ッシャーの重量は相当なもの。 確かな重みを腕に感じながら、ロベルタは思う。 そう、自分の名はロベルタ――本当の名前はロザリタ・チスネロス、あの日捨てた筈の名前。 ラズレス家に面倒をみてもらい、今は婦長として誠心誠意彼らのために尽くしている。 自分を拾ってくれた旦那様、そして次期当主である若様のために。 その筈だった。 「やはり私は此処で時間を潰すわけにはいきません。一刻も早く、手短に終わらせるつもりです……何もかも」 サカキの声と謙遜ない程に低い声が響く。 そうだ、自分はこんな意味のわからない場所には興味がない。 あの日、とある記念式典に出席した旦那様――無慈悲なる爆弾に、身を焼かれたあの方を忘れた事はない。 革命を信じて、殺して殺しまわった結果、マフィア共の麻薬を守る番犬でしかなかった自分。 そんな自分を追っ手から匿い、あまつさせ屋敷に住まわせて貰った御恩。 たとえ四肢を引き裂かれようとも、頭をカチ割られようとも恩義を忘れてはならない。 だから、自分は誓った。 旦那様の葬儀の後、涙と雨でボロボロになった若様がポツリと漏らした疑問―― 『どうして殺されなければならなかったのか』、あの子らしい純粋な言葉が踏み切らせた。 もう一度、銃を取り、返り血を――旦那様を殺した“あのクソ共”の汚らしい血を浴びる覚悟を。 「貴方も見たでしょう。先程の少女……一見何も力がなかった彼女ですらも異常な力がある。 最早、のんびりと構えているわけにもいかない。 私は現時点で最も判り易く、遂行が可能な行動を取るつもりです……たとえ手にした情報が少なかろうと、何が待っていようとも」 「……優勝か。が、ギラーミンが必ずしも約束を守るとは限らないだろう。 君はそんな不確実な事に己の命を賭けられるのか?」 確かにサカキの言う通りかもしれないと思う感情もある。 だが、命ならとうの昔に捨てている。 恐れを抱く事はたった一つだ。 ラブレス家の優しさによって、今日まで繋ぎとめられたこのちっぽけな人生。 幾多の血に塗れたこの身体が、彼らのために何も出来ずに朽ち果ててゆく。 それだけがどうしても我慢出来ない。 「ずっと考えていました。貴方と手を組むべきどうか……いえ、この殺し合いとやらが本当に意味があるのかどうかを」 周囲の空気が変わる、ロベルタの瞳が更に鋭さを増していく。 サカキは思わず息を呑む。 サカキには未だ彼女にどのような目的があるかはわからない。 だが、彼女が諦めという意思を持ち合わせていない事は痛い程にわかる。 彼女が作る、底冷えがする程に冷たい表情を見てサカキはそう思えずにはいられない。 そして、彼女が次に何を言おうかしているのも大体の予想はついた―― 故にサカキは彼女との会話に乗り出す。 「私は、ギラーミンとやらのあの言葉は不自然としか思えません。 自分を倒したら何でも願いを叶える……あの時、貴方が言ったようにギラーミンが死んだら一体誰が願いを叶えるのか……疑問に思うのは可笑しい話ではない。 ですがギラーミンはその事を見落とした、それは一体何故でしょうか」 「……奴はつい考えずに口にした。自分に与えられた台本を……己のボスによって用意されたセリフ、いや若しくは奴に任せられていたのかもしれない。 子供に仕事を言いつけるわけでもあるまい。 ギラーミンに言うべき要項だけを伝え、それを我々に知らせるような類の説明をしろと……そして奴はつい口にしてしまった。 事情を知らない我々にとっては、不自然なセリフが出てきてしまった事に気づかずに……」 「そう、貴方が言ったように、ギラーミンの上に何者かが居るという前提なら何も問題はありません。 あれは単なる進行役であり、彼の殺害が褒美とやらの、彼の上に立つ者に辿り着く資格に直結しているのかもしれない。 しかし、この殺し合いが単独でのものならば不自然さが残ります」 「勿論、褒美の渡し方だな。奴を殺せばあらゆる願いを叶える事の出来る力が手に入る……なんとも抽象的で下らん言葉だ。 問題なのはその手に入れ方……よもや殺すだけで急に力が湧く事もあるまい。 大方、奴の上の存在がなんらかの行動を起こすのだろう……私も君の推測を聞き、確かに納得はした。 あのギラーミンのセリフは、奴が自分の上に何者かが居る事を前提にしていなければ出てくるわけがない。 だが、何度も言うようだが奴らが約束を守る保障は」 「そうです。ですが――」 一息。 長い問答を経て、ロベルタは少し息を吸う。 この殺し合いの事について会話を重ねたのは何も今回が初めてではない。 互いに相手が何を言うのか見当がついていた サカキの問いかけは至極尤もなものだ。 有無を言わさずに自分達を此処に集めた者達など信用には値しない。 だが、何も可能性が0というわけではない。 そう、彼らが自分達を集めた目的。 言うなれば彼らが指示した道標に沿って歩いて……いや、走って行けば――可能性はある。 辿りつく可能性は0ではない。 「彼らを表の舞台に引っ張り出す事は出来るでしょう。 最後の一人となれば彼らが接触を行わないわけがない……彼らの望みは私達の中からたった一名を選びぬく事なのですから。 そして、その後の事はそれから考えるつもりです、ギラーミンを殺した後に出てくるであろう人物の出方次第で。 勿論、この場からの脱出は絶対に譲る気はありませんが……! ですから、残念ですが……名も知らない紳士殿、お別れです」 そう、優勝してしまえばギラーミン――いや、真の主催者とも言うべき存在に近づく可能性が出てくる。 集団では動きにくい、単独での行動の方が裏切りなどを気にする必要もない。 弾薬の補充は別の参加者から奪うなりなんなりし、強者と戦う事になっても奇襲などを織り交ぜればやりようはある。 只、今まで以上に警戒すればいい。 パッと見ては武器とは思えず、今まで気づかなかったパ二ッシャーがある。 既に一挺の拳銃で満足していたため、碌に読んでいなかった説明書にも目を通した。 詩音を追う途中、サカキに追いかけられている間の僅かな瞬間に。 引き金を連結した形になったパ二ッシャーの掴み手に力を込め、ロベルタは狙いをつける。 たとえ、未だ使い慣れていない武器だとしてもこの距離で外す事はない。 依然としてサカキに向けられた銃口からはやがて、無数の銃弾が吐き出され――る事はなかった。 「……君は何故、そうまでして拘る。何か大きな目的でもあるのか、何か大切なものでも失ったか……仇討でもするつもりか?」 「仇討ではありません。私が行うのは所詮、穢れた犬同士による共食い。その途中で寄り道をする……そう、ギラーミンという犬の喉笛を食い千切る。 同い穢れた犬であるこの私が……只、それだけの事です」 己に向けられた銃口をサカキは食い入るように見つめる。 サカキが投げ掛けた疑問はごく自然なもの。 彼は未だロベルタの事情はわからず、名前すらも知らない。 ロベルタにとって無視してもいい質問だが、彼女は何故か動きを止める。 理由は彼女自身にもわからないが、心辺りはある。 サカキが浮かべる顔、彼の醸し出す雰囲気に見覚えがあった。 「犬か……ククク、面白い。自分のコトをそこまで評せられる君が、今までどんな生き方をしてきたか是非気になるところだ。 だが、生憎お喋りを楽しむ時間もなければ、私にはそんな趣味もない。 君も私をこのまま殺すつもりだろうからな……そこでどうだろう。一つ提案があるのだがね」 「……手を組むという話ならもう結構ですが」 「そうではない。何、簡単な事だ」 組織を、それも堅気のものではない――法に触れた組織を束ねる一介のボスの面構え。 一向に動じず、不適な笑みすらも浮かべながら話を進めるサカキ。 余裕などない筈の状況であるが、サカキとてプライドがあるのだろうか。 世界を股にかける犯罪組織の長が、自分より年下の娘なぞにコケにされてたまるものか。 たとえ馬鹿みたいな銃器を携えた、狂犬と呼ばれた元テロリストだったとしても。 勿論、口に出すような事はしない、する必要はない。 野心を常々と抱く多くの手下どもを力づくで従わせてきた、ボスとしての威厳があれば事足りるのだから。 そして、サカキは続ける。 彼の言うように、至極簡単な提案を叩きつける。 「私とゲームをしよう。君は犬としてこの殺し合いで優勝を目指し、私はあくまでもギラーミンの殺害を目的とする。 そう、先程の彼らと協力し、私はこのゲームを潰して見せよう。 そして私は君のように己自身を犬とは見なしはしない。 奴と同じ位置……いや、最終的には奴を見下ろす形でケリをつける。 私と君のやり方……どちらの方ギラーミンの命を奪えるか、それを確かめようではないか……放送とやらで呼ばれる互いの名前でな」 競争。 言うなればどちらがギラーミンを倒す事が出来るかどうかの競争。 但し、それには人の命が関わる。 ギラーミンを倒すとはいえ、危険人物に襲われた時に、サカキは当然反撃を行うつもりだ。 結果的にその参加者の命を奪う事になっても、それは気にする事ではない。 自分の命を守るためには仕方のない事だと割り切る事など簡単な事だ。 だが、それよりもサカキは“ある事”を平然と見過ごすのをロベルタに告げている。 そう、ロベルタが優勝を目指す――殺人を犯そうとする事に特に言及していない。 肯定でも否定でもない、あくまでも無言。 それはロベルタに対し、勝手にやれと暗に言っているようにも見えた。 しかし、ロベルタは首を縦に振ろうとはしない。 「……確かに貴方の方はそれでいいでしょう。少なくともそのゲームに乗れば、貴方はこの場を切り抜けられる。 ですが、私には何もメリットはありません」 当然の反応。 ロベルタにしてみれば此処でサカキを逃す手はない。 何も参加者を殺すには正攻法だけが必要というわけでもない。 時には相手を口車に乗せて、騙し討ちをするのも手段の一つだろう。 そのためには自分の存在を知っているサカキは此処で消しておけば、後々問題になる事もない。 が、流石にその事はサカキ自身も理解しており、ロベルタがそう切り返してくる事を予想出来ていた。 「君の言う通りだな……そこでだ、その代わりといってはなんだが……君にこれらを譲ろう、きっと君の役に立つ筈だ」 自分とのゲームに乗ることへの交換条件。 サカキが取り出したのは少量の包帯と薬、そして五本の短剣――投擲剣・黒鍵。 確かにロベルタにとってはどれも有難いものだろう。 包帯と薬は負傷した右腕の治療に、黒鍵はナイフと見立てれば色々と応用が利く。 だが、それでは理由には弱い。 故にロベルタの表情にそれ程の変化は見られない。 幾ら魅力的な物とはいえ、そんな物はサカキを殺してから奪ってしまえば良い話なのだから。 そう、その事をサカキは見落としている――わけがない。 「私を殺した上で奪うつもりかもしれないが、本当にそれでいいのか? 此処で私が死ねば、きっと疑問に思うだろう。 今も私の連絡を待っているあの二人の青年と少年……彼らは君の事を不審に思うかもしれない。 あの見るからに正義感に満ちた彼らが君を疑ってしまえでもしたら、それは面倒な事だろう。 彼らの力を忘れたわけでもあるまい。」 「……ッ」 今もサカキを待つ二人の人間、ヴァッシュと康一。 康一の方は言うまでもない。 突如として奇妙な人形を発現し、それで詩音の動きを完全に抑えた恐るべき力。 どうやってやったのか、どこまであの力が及ぶのか。 何一つわからない力を持ち、言動からしてこの殺し合いを憎むだろう。 一方、いまいちパッとした動きは見せなかったヴァッシュだが、サカキとロベルタは見抜いている。 彼も只の一般人ではない。 何よりもあの一触即発とも言える状況に、『ラブアンドピース』など酔狂染みた事を叫んで、乱入を行える度胸。 自分達の予想以上の実力を持っているからこそ、成し遂げた芸当であると二人は奇しくも同じ推測をしていた。 そう、そんな自信がなければ只の馬鹿でしかない――まあ、半分は当たっていると言えるのだが。 そして、その二人がサカキの連絡が途絶えた事を知れば、詩音かロベルタのどちらかに殺されたと疑うのは当然だろう。 少なくとも、危険人物であると疑われるのは免れない。 彼らのような実力者から眼をつけられる事は、避けたいと思うのは自然な話だ。 「だが、此処で私のゲームに乗れば私は彼らに対し、君の事について話さない事を約束しよう。 『結局追いつく事は出来なかった』、とでも言えば彼らは信じるだろう。 これで君にもメリットはある……そう思わんか?」 ロベルタは何も言わない。 只、沈黙を貫き続ける。 依然としてパ二ッシャーの狙いは逸らさずに、サカキを研ぎ澄まされた瞳で睨みながら。 両のポケットに手を突っ込み、悠然と構えるサカキはその睨みにも億さない。 彼もまたそれ以後は何も言わず、身守り続ける。 ロベルタが歩く道を、己を犬と称した女の意思を、その目に焼きつけるためにも。 「さぁ……どうする?」 最期に発した駄目押しの問いかけ。 その言葉が響いた途端、パ二ッシャーの銃口が―― 動いた。 ◇ ◇ ◇ 「迷う事はありません。一刻も早く、私の目的を果たす……たとえ、あのサカキという男との取り決めがなんであろうとも。 そう――」 既に太陽が顔を出し始めている辺り一帯をロベルタが走る。 背中には支給されたパ二ッシャー、右腕に巻かれたものは簡易治療による包帯。 懐には五本の黒鍵、そして既に支給されていたコルト・ローマンも用意してある。 まさに万全の装備、合衆国の軍隊を相手にするにはもってこいといったところか。 だが、この場で相手にするのはアメリカではない。 自分が相手をするのは化け物共なのだ――腕を生やす事が出来たり、奇妙な人形を出す事の出来る種類の。 ならばこちらもそれ相応の装備、覚悟を以って挑まなければ生き残れない。 そう、だからロベルタは乗った。 この殺し合いにも、サカキの提示したゲームとやらにも。 「サンタマリアの、名に誓い――」 この場に似つかわしくない言葉を呟く、だが不思議と心が休まるような心地がした。 サーチアンドデストロイ。 女子供であろうと油断は出来ない、即刻殺せば脅威は霧のように消えてゆく。 一度油断を見せればまた、あのような失態を犯す可能性がある。 「すべての不義に――」 詩音の予想外な抵抗――あんな事はもう二度とあってはならない。 そのためにも硝煙の臭いが身体中に染み込むまで、銃弾を叩き込めば良い。 優勝し、必ずギラーミンを殺して、真の主催者を引っ張り出す。 それを胸の奥底に焼き付けて、自分は暴れ狂おう。 所詮、犬は犬だ。 それもとびっきりの――旦那様を殺した奴らを叩き殺すまでは、死ぬことは許されないとう使命を帯びた狂犬。 故にロベルタは走り続ける。 「鉄槌を――!!」 最後に支給された支給品。 何かの錠剤が含まれた瓶をロベルタはデイバックの中に保管し、疾走する。 そして、その瓶の中には少しだけ空洞があった。 少しだけ、ほんの少しだけの空間がポッカリと空いていた。 ◇ ◇ ◇ 「行ったか……」 額に滲み出た汗をサカキは拭う。 やはり長い間、銃口とにらめっこをするのは神経が削がれる心地がするものだ。 しかし、当面の危機は去ったのもまた事実。 手放したものは多くはあったが、それでも上出来だ。 ポケモンが一匹も居ない状況は自分にとってあまりにも酷なものと言える。 その状況を乗り越えただけで、十分に妥協点は出る。 サカキはそう確信していた。 「さて、私も急がねばならんな……」 自分の提案を受け入れ、取り敢えずはこの場を去ったロベルタを思う。 互いの生存を確認するために、既にお互いの名前は交換済みだ。 偽名を使っている可能性もあるが、正直ロベルタがこの先死のうがどうなろうかはどうでもいい。 自分のカードと成らなかった者の末路など所詮些細な事だ。 それがたとえ興味を、経歴に興味を持った人物であろうとも。 自分と別れる際、姿がかなり遠くなった時に何かを口に含んでいたが、それについてもあまり興味はない。 まあ、彼女の言った名前が放送で呼ばれたら鼻で笑ってやろう――その位の認識。 しかし、約束を違えるつもりはない。 嘘も方便とは言うが、それではサカキの誇りが許さなかった。 そのような手段を講じずとも、自分はこの殺し合いに生き残るという自信がサカキにはあるのだから。 「先ずは集めるべきだな……彼らだけでは足りない。 そう、仮初の形だが結成する価値はある――」 康一とヴァッシュへの連絡もした方が良いだろう。 既に時間はかなり経っている。 あまり心配させても面倒であるし、他の参加者と不用心に接触するかもしれない。 性格にクセがありそうだが、それらをコントロールするのも上に立つ者の勤め。 よって、サカキは固く決意する―― 「新生ロケット団……目的は只一つ、ギラーミンの殺害……そして奴の上に居る存在を引きずり出す。 必ずや率いてみせる……たとえ何があろうともな」 サカキの野望は未だ終わらない。 【C-2 北部 山道/一日目・早朝】 【サカキ@ポケットモンスターSPECIAL】 [状態]:健康 [装備]:投擲剣・黒鍵 5/10@Fate/zero [道具]:支給品一式、電伝虫@ONE PIECE [思考・状況] 基本:ゲームを潰してギラーミンを消す 1:ヴァッシュに連絡を入れ、彼らの元に戻る 2:同士を集め、ギラーミンへの対抗勢力を結成する(新生ロケット団) 3:ヴァッシュと康一にはロべルタの事は『追いつかなかった』と説明し、彼女の事は言わない。 ※備考 第三部終了(15巻)以降の時間から参戦。 ※康一、ヴァッシュ、はまだ知りません。 ※詩音を『園崎魅音』として認識しています。 ※ギラーミンの上に黒幕が居ると推測しています 【C-2 中心部 山道/一日目・早朝】 【ロベルタ@BLACK LAGOON】 [状態] 健康 。メイド服。 右腕に切り傷(応急処置済み) [装備] パ二ッシャー@トライガン・マキシマム(弾丸数100% ロケットランチャーの弾丸数2/2) コルト・ローマン(5/6)@トライガン・マキシマム 投擲剣・黒鍵 5/10@Fate/zero [道具] 支給品一式 コルト・ローマンの予備弾42 グロック26(弾、0/10発)@現実世界 謎の錠剤入りの瓶@BLACK LAGOON(残量 95%)パ二ッシャーの予備弾丸 2回分、ロケットランチャーの予備弾頭 6個 [思考・状況] 1:サカキとのゲームに乗り、殺し合いに優勝する。 2:園崎魅音(詩音)を追い、殺す。 3:必ず生きて帰り、復讐を果たす。 【備考】 原作6巻終了後より参加 ※康一、ヴァッシュ、名前はまだ知りません。 ※詩音を『園崎魅音』として認識しています。 ※ギラーミンの上に黒幕が居ると推測しています、よって優勝の褒美は有効であると考えています。 ※錠剤を服用しました、具体的な影響は後の方にお任せします。 ※何処へ行くかは後の方にお任せします。 支給品説明 【パ二ッシャー@トライガン・マキシマム】 ウルフウッドが使用する、十字架の形をした『最強にして最高の個人兵装』 銃とロケットランチャーの複合兵器。 制限:本ロワでは原作での破壊力を出せないように、また超人でなくとも扱えるよう制限がある。 【謎の錠剤入りの瓶@BLACK LAGOON】 原作七巻、バオの回想シーンでロベルタが服用したアレ。 時系列順で読む Back 同じ夜明けを見ている Next 想いは簡単に届かない 投下順で読む Back 同じ夜明けを見ている Next 想いは簡単に届かない Back Next 奈落の花 ロベルタ エル・ブエロ・ガザ・デ・フローレンシア 奈落の花 サカキ 呼び水
https://w.atwiki.jp/mongolhugjim/pages/28.html
大澤壽人(1906-1953) Hisato Ohsawa 新資料 『煌きの軌跡 一大澤壽人作品資料目録一』 (関西に在住する音楽評論家でつくる「音楽クリティック・クラブ」特別賞受賞) 内容:この資料が神戸女学院に寄贈された経緯にはじまり、作品が、器楽曲、声楽曲、放送作品、といったジャンルで整理され、創作ジャンル不明作品、未確認作品まで、さらには編曲作品まで収録されている。 出版日:2007年12月4日 編集・発行:神戸女学院 頒価:1,000円 問い合わせ:662-8505 西宮市岡田山 4-1 神戸女学院史料室(0798-51-8503) 注:大澤壽人の生年については、1906年と1907年と二説あり、本人も両方使っていた形跡があるが、1906年が正しい。 名前の読みについても、おおさわ (Osawa) と、おおざわ (Ohzawa) と二説あるが、おおさわ (Osawa) が正しい。 贈賞式当日、「パスポートの記載などから、そのように判断される」と、目録編纂者から説明があった。 以上『関西クラシック音楽情報 ・・・音楽賞のページ・・・(09.1.16 更新)』(http //www.music-kansai.net/award03.html)より引用 <参考文献> オーケストラ・ニッポニカ『第9回演奏会「昭和九年の交響曲 その2(大澤寿人交響作品個展)」プログラム』 大澤壽人 ピアノ協奏曲第3番変イ長調「神風協奏曲」自筆譜フルスコア (私家版) 岡田暁生「大澤寿人と戦前関西山の手モダニズム」(宇佐美斉編著『日仏交感の近代 文学・美術・音楽』京都大学学術出版会、2006年) 片山杜秀 Isoda *classic* CD IE3003, 大澤壽人の室内楽 ピアノ五重奏曲、ピアノ三重奏曲 マイ・ハート弦楽四重奏団、藤井由美(日本語解説) 片山杜秀 ナクソスCD 8.570177J, 日本作曲家選輯 Vol.22 大澤壽人:ピアノ協奏曲第2番、交響曲第2番/ドミトリ・ヤブロンスキー、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団 (日本語解説) 片山杜秀 ナクソスCD 8.557416J, 日本作曲家選輯 Vol.8 大澤壽人:交響曲第3番、ピアノ協奏曲第3番『神風』/ドミトリ・ヤブロンスキー、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団 (日本語解説) 片山杜秀 ミッテンヴァルトCD MTWD99011, オーケストラ・ニッポニカ 第1集(日本語解説) 富樫康『日本の作曲家』(音楽之友社、1956年) 深井史郎『恐るるものへの風刺:ある作曲家の発言』(音楽之友社、1965年) 松井真之介(2011)「阪神間モダニズムが生み出した二人の音楽家 貴志康一と大澤壽人」(『鶴山論叢 (11)』、神戸大学、pp.35-56) 大沢寿人「編曲の経験」『音楽芸術 10(7)』pp.70-73,1952/07 (音楽之友社 〔編〕/音楽之友社) 大沢寿人「映画監督の中を往く」『Demos 7(5)』pp.21-23,1949/04(朝日新聞文化事業団) 神戸生まれ。合唱やオルガンに親しみながら関西学院を経てアメリカはボストン大学とニューイングランド音楽院へ留学。そこで、コンヴァースとセッションズにつきシェーンベルクの教室にも出入りした。当地では奨学金を得たり、ボストン交響楽団を振って自作発表会をやるなど活躍を始める。更にパリに渡り、ナディア・ブーランジェにつきポール・デュカスのレッスンも受ける。ここでもコンセール・パドゥルー管弦楽団を指揮しての自作品の演奏会を催し、これはオネゲルらの賞賛を受けた。1936年帰国するも、緻密かつ難解な作風は当時の日本では演奏困難な上、聴衆の理解を得られず、もっぱらポピュラーな作品や放送、映画の世界に身を投じる。戦後は神戸女学院で教鞭をとる傍ら、映画や放送にも引き続き携わりながら、クラシック音楽の啓蒙、聴衆の拡大に力を入れる。あまりに多方面での仕事に、無理がたたったのか過労による脳溢血で死去。まだ46歳だった。 作品表 管弦楽 ボストン時代(1930-34)の作品 交響曲第1番 ピアノ協奏曲第1番 コントラバス協奏曲(セルゲイ・クーセヴィツキーに献呈) チェロと管弦楽のための「浦島」 小交響曲(Fl.1/Hr.1/弦5部)(1932) 管弦楽組曲「影の断片」(未完)(1934?) 交響曲第2番(1934) ピアノ協奏曲第2番(1935) 「"さくら"の声」ソプラノとオーケストラのための(UNE VOIX A "SAKURA")(1935) ヴァイオリン小協奏曲―To a Chinese Poem(1936) 交響曲第3番(1937) 幻想交響詩「西土」(南京陥落記念)(1937) ピアノ協奏曲第3番変イ長調「神風協奏曲」(1938) サックス協奏曲(1947) トランペット協奏曲(1950) 組曲「路地よりの断章」(1.インヴェンション/2.母の子守歌/3.だるま/4.夜想曲/5.かくれんぼ/6.銅鑼(管弦楽のみで銅鑼の音を再現する発想は黛の先取りか)/7.陽気な小径)(1930年代) 「鉄と火の協奏曲」(大戦末期) ペガサス狂詩曲(テナーサックス、ピアノ、ジャズ・オーケストラ)(作曲年不詳) 編曲 シェーンベルク「6つのピアノ小曲」(室内オーケストラ)(1951) 室内楽 ピアノ・ソナチネ チェロ・ソナタ ト短調 (1932) ピアノ三重奏曲 ニ短調 (1932) ピアノ五重奏曲 ハ短調 (1933) 弦楽四重奏曲 イ短調 (1933) 五重奏曲(Fl./Vn./Va./Vc./Pf.)(作曲年不詳) 声楽 カンタータ《海の夜明け》(1940) カンタータ《万民奉祝譜》(1940) 映画音楽 1943.12.22 海賊旗吹っ飛ぶ 松竹京都 1944.07.20 還って来た男 松竹大船 1944.10.26 野戦軍楽隊 松竹京都 1946.07.11 お夏清十郎 大映京都 1946.10.01 瀧の白糸 大映京都 1946.12.15 歌麿をめぐる五人の女 松竹京都 1947.04.22 天下の御意見番を意見する男 大映京都 1947.05.27 モデルと若様 松竹京都 1947.07.01 母の灯 松竹京都 1947.08.16 女優須磨子の恋 松竹京都 1947.09.09 激怒 松竹京都 1947.11.23 それでも私は行く 松竹京都 1947.11.25 白粉帖 大映京都 1948.02.07 かりそめの恋 松竹京都 1948.02.10 夜の門 大映京都 1948.05.10 好色五人女 大映京都 1948.05.26 夜の女たち 松竹京都 1948.09.20 千姫御殿 大映京都 1948.11.01 幸福の限界 大映京都 1949.06.20 三つの真珠 大映東京 1949.08.15 幽霊列車 大映京都 1949.08.16 母呼ぶ鳥 松竹京都 1949.10.31 女殺し油地獄 大映京都 1949.12.18 今宵別れて 松竹京都 1950.06.04 南海の情花 南海映画 1950.07.15 千両肌 新演技座 1950.12.09 緋牡丹盗賊 大映京都 1951.01.20 絢爛たる殺人 大映京都 1951.03.31 赤い鍵 大映京都 校歌、社歌、団体歌 大阪府立阿倍野高等学校校歌(詞:安西冬衛) 大阪府豊中市立第二中学校校歌(詞:田中順之助/加筆 竹中郁) 大阪府豊中市立第四中学校校歌(詞:小川克美) 岡山県立岡山東商業高等学校校歌(詞 吉田研一) 長崎県立島原高等学校校歌 (詞:宮崎康平) 兵庫県加古川中学校 校歌(詞:竹中郁) 兵庫県神戸市立岩岡小学校 校歌(詞:竹中郁) 兵庫県赤穂市立赤穂東中学校 校歌(詞:竹中郁) 報徳学園校歌 (詞:富田砕花) 神戸製鋼社歌 その他 幻想交響詩劇「邯鄲」(声、管弦楽、現実音を合成)(1953) ラジオ番組「シルバータイム」テーマ曲(大澤によるセミ・クラシック番組) 大澤寿人作品に対する感想文集 昭和九年の交響曲シリーズ <その2>より 2006.3.4(土) 大阪・いずみホール 18 00開演 大澤壽人 交響曲第2番(1934) 大澤壽人 「"さくら"の声」ソプラノとオーケストラのための(UNE VOIX A "SAKURA")(1935) 大澤壽人 ピアノ協奏曲第2番(1935) 指揮 本名徹次 本名徹次三輪 郁腰越満美 ピアノ 三輪 郁 ソプラノ 腰越満美 管弦楽 オーケストラ・ニッポニカ 交響曲第2番(1934) この交響曲はあまりにテクスチュアが複雑で、作曲者は一つの気分、一つの楽想に身を任せることを極端に避けているような印象。ころころ曲想が変わり、響きはこれ以上無いまでに磨かれ、技術的にもボストン交響楽団など、当時の実力あるオケの名人技を前提としているため、申し訳ないがアマオケには手に負えない代物だった。プロコフィエフの交響曲3番を技術的にも内容的にももうワンランク難しくして、泥臭さをかなり抜いてしまった、といえばある程度曲の印象の一端でも伝わるだろうか。邦人作品演奏に理解ある、腕の立つプロのオーケストラでの再演を期待したい。 「"さくら"の声」 このソプラノのヴォカリーゼが支配的なオーケストラ伴奏歌曲は当夜で最もお客さんもリラックスして聴けたであろう作品。タイトルの通りの音楽が展開、洗練された音遣いは流石。ただ、元の旋律の持つ力が強過ぎるものの、大澤の特徴である潔癖な音遣いは健在。ソプラノの動きもゆったりなテンポの中でせかせかと縦横に動く。 ピアノ協奏曲第2番(1935) ピアノコンチェルトは当夜の白眉といったところか。交響曲2番に見られたような要素は多くあったにしろ、ピアノが中心にすえられたことによって音楽の骨格が捉えやすくなり、さらにこの作品には適度の通俗性が備わっていて、既に演奏されCD化もされているピアノ協奏曲3番「神風」と同じく再演すべき名曲だろう。もしかして大澤はピアノ協奏曲で本領を発揮するのだろうか。独奏者のヴィルトゥオージティが発揮され、しかもピアノとオーケストラが主従の関係ではなく絶妙に寄り添う、聴いていて全く飽きない作品。 幻想交響詩劇「邯鄲」(1953) (片山杜秀氏が神戸女学院で2005年に行った講演より) 能にもなった「邯鄲夢」の話を基にしたラジオ放送用の音楽劇。元の話は、中国の青年廬生が高僧に教えを請いに行く途上、邯鄲の町で宿をとり、そこの主人に勧められた不思議な枕を使うと、飯が炊けるまでの一睡の夢のうちに数々の挫折と栄華を経験し、目を覚まし、人生その全てはひと時の夢に過ぎないのだという悟りを得て、宿の主人に感謝して帰っていく、というもの。 大澤はこの廬生を最終的に現代に迷い込ませた。音楽は場面に応じて変幻自在で、廬生が現代の街を行くシーンでは、ジャズ風の音楽と共に現実音(車のクラクションや雑踏の音)が一緒に流されており、当時としてはかなり斬新な技法を使っている。その部分は講演会でも流され、誠に華々しく、野心的に感じた。 しかし片山氏によると、廬生の心の動きや、周囲の状況によって音楽の雰囲気だけでなく、様々な作曲技法が交錯する。その様は、まるで大澤自身の作曲家としての生涯、伝統的な作曲技法をしっかりと身に付け、ジャズ、ポピュラー音楽も体験し、当時の創作の最前線にいた芸術家達と交流し、もっと現代的な技法も自分のものにしてゆき、日本では生きていくために分かりやすい音楽に転向した、その波乱の運命を表しているかのようだ。 そして物語の終盤、廬生が全てを体験したのち、「これは夢ではないかしら」という歌詞が高らかに歌われる。 この廬生はもしかして大澤自身のことだったのではないだろうか。神戸での音楽といつも共にあった幸せな学生生活、アメリカ、フランスでの野心的な活動とそこで受けた賛辞の数々、日本での挫折と再出発、戦後の、もう海外での活躍も顧みられることもない、しかも保守的な風土の関西でのクラシック音楽啓蒙活動・・・・これら全てを「これは夢ではないかしら」と大澤自身が歌ったのかもしれない。 小交響曲(1932) 編成:Fl.1/Hr.1/弦5部 曲の編成が変わっているばかりでなくとても特異な響きを持つ曲。少なくとも日本人でこんな曲書く人筆者は知らない。1932年のアメリカ留学中に書かれたこの曲は大澤本人の指揮ボストン交響楽団によって初演された。こういうヴィルトゥオージティを持ったオーケストラを前提としているだけあって、ソリスティックな動きが多く、リズムも煩雑でせせこましく(これは大澤の個性だが)演奏は困難を伴うよう。そして聴こえてくる響きは、なんとも不思議な浮遊感に満ちていて、でも音楽の見通しはシンプルなすっきりしたもの。ソナタ形式も見られる。主題は日本の民謡のようだが、その展開は調性と無調を行ったり来たり、楽器を重ねた厚い響きにはならず終始薄い響き。とはいえ難解で聴きにくいなんてことはない。そしてとても洗練されていて美しい。 70年前に書かれたとは思えない、筆舌に尽くしがたい音楽。 日本の音楽家たちに戻る 参考文献リスト1(書籍など) 参考文献リスト2(論文、雑誌記事など) 日本洋楽史を知るデータベース