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/ .. . / 〃 l ト、 i l i ヽ / . / /l /,' ! |! ! l l ', ′ 〃_;/-!‐/┼ ! ⊥_i l | | i i. l /;´ / l / l ! ! l 「iヽ、l l l l | ! l / !′ l l | l! l liヽ| |. | l ;! |' _,.⊥._ l | ! | ! | !. | l /, '⌒ヽ` =,==、、 !| l ! | l | ' {r _ノ { _ ヽ\ l! ! | !  ̄ `ー-=' l l ! | ,'! l l | ' /1 l ! l / '| l l |i |ヽ ,.'ー '| ! l! ! | ;、; 、 __ , イ ! l l |、 レ′ !`,iー- .._ __,,. ァ ´く !l ハ i! /l! _,. -‐l|'ハ! |´ ハ V´ }/!| /| ,. ‐'´ / | { l ',`ヽ ′ / / ! | ヽ \ / / ,. - 、! ヽ、 _, ,′ハ. ヽ \ / ,. -―- 、 / _, -'´ ぃ ´ / 〈 \ 丶 ヽ 【情報】 ・伊藤伸恵(苺ましまろ) ・呪術対策科の三年生、喫煙家 ・ギンコと校舎の隅でヤニ吸ってる所に、苗木に話しかけられる ・研究テーマのために、苗木の分身を引き取ろうとする
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≪メンバー≫「生き残り10人」 人吉善吉(超高校級の???) 苗木誠(超高校級の幸運) 安心院なじみ[?年](超高校級の???) 戦刃むくろ(超高校級の軍人) 桑田怜恩(超高校級の野球選手) ●弐大猫丸[二年](超高校級のマネージャー) 狛枝凪人[二年](超高校級の幸運) 九頭龍冬彦[二年](超高校級の極道) ●球磨川禊[三年?](超高校級の過負荷) 不二咲千尋(超高校級のプログラマー) 七海千秋[二年?](超高校級のゲーマー?) ●朝日奈葵(超高校級のスイマー) ●不知火半袖(超高校級のフードファイター?) 名瀬夭歌(超高校級の生体工学者) ●音無涼子→江ノ島盾子(超高校級の絶望) ≪保有スキル≫ 【お母さん直伝サバット】戦闘補正+2 【大博打・改】コンマが1~4なら0個、5~0なら7個のアイテムを手に入れられる。 【七光り】学級裁判時のミス時のダメージが1/2になる。 【詭弁】発言力の最大値増加 【アルゴリズム】発言ウィークポイントが3個以内になる。 【草食系】対人コンマ判定に+2 【情報通】書庫での情報収集時のコンマ判定に+1 【剛腕】遠距離戦闘コンマで+1 【生存本能】撤退コンマ判定に+2 【分析力】捜査時に、重要な証拠のある場所や人物が思い浮かぶ。 ≪保有アイテム≫ 【男のマロン】【松田の似顔絵】【財部ちゃんのパンツ】【無限タンポポ】【包帯】【須木奈佐木のマスク】 【熊の髪飾りの少女】【イン・ビトロ・ローズ】【シークレットブーツ】【週間少年ジャンプ】【須木奈佐木 咲のデビューシングル】 【球磨川がなくしたうさぎのぬいぐるみ】【手ぶらジーンズ写真集】【希望の乾パン】【黒神めだかのブロマイド】 ≪16日目≫ 直下コンマ判定 5以上なら……? 2 善吉「おはよう」 狛枝「おはよう人吉君! すがすがしい希望の朝だね」 善吉「そうですね。九頭龍もおはよう」 九頭龍「……ああ」 あいにくと個室以外での居眠りは禁止されてるので、4人で俺の部屋に止まっていた。 安心院「やあ、おはよう」 その中にはもちろん安心院もいる。男3人に女1人というのは少しあれだが、安心院に手を出そうものならもれなく天に召されてしまう気がする。というかこいつなら単独行動していても絶対無事だ。 さて、今日は何をしようか? ↓1 苗木たちの様子を見に行く 善吉「……」 狛枝「ひょっとして苗木君の様子がきになるのかい?」 善吉「……そりゃまあ」 昨夜聞いた話では苗木の病状は回復してないようだし心配だ。 苗木の高熱をふれて確かめてみた身としては、いつか死んでしまうのではないかという思いが振りきれないのだ。 安心院「それじゃあ見に行ってみようか」 九頭龍「……」 九頭龍は行きたくなさそうだ……。 安心院「それじゃあ行ってみようか」 九頭龍「おい!? 引っ張るんじゃねえよ!?」 九頭龍が安心院に引っ張られていった。 善吉(なんつーか、パジャマ会の時のデジャヴが……) 一階の保健室のベッドには相変わらず意識の戻らない苗木と、それを看病している桑田と戦刃がいた。 桑田「人吉じゃん。何の用だよ」 人吉「苗木の様子が気になってな」 桑田「あー……まだまだみたいだな。1時間ごとに氷嚢交換してるんだけどよ」 むくろ「……まだ下がりそうになさそう」 善吉「そうか……」 球磨川の時も2日程度は寝込んでいたはずだ。何があっても死にそうになかった球磨川でも回復にそれだけかかったのだ。苗木ならもっとかかって当然かもしれない。 善吉「」 何を話そう? ↓2 空白の二年間かいったい何があったんだろうな 善吉「空白の二年間にいったい何があったんだろうな」 むくろ「……いろいろあったよ」 ぼそりとつぶやいたつもりが戦刃に聞かれていたらしい。真面目な顔で戦刃は答えた。 むくろ「普通の日常だってあったし、時間を追うごとに箱庭学園とのつながりだって強くなっていった。……盾子ちゃんの絶望も感染していったけど」 善吉「……そうか」 むくろ「私は今でも盾子ちゃんのことが大好きだし大切なんだ。だって私がいなかったら盾子ちゃんは本当に独りになっちゃうから……でも……」 戦刃の声はだんだんと小さくなっていった。 むくろ「何か2年間のことで聞きたいことが会ったら私の知ってる範囲で教えるよ」 善吉「」 何を聞こうか? ↓2 ちーたんの調べたのにコロシアイ生活は過去にもあり、それで希望が生まれた風にかかれてるが 過去に何回かコロシアイ生活があったか? 善吉「……そういやさ、不二咲の解凍したファイルのデータの中に、コロシアイ学園生活は過去にもあって、それで希望が生まれたみたいにかかれてるが、過去に何回かコロシアイ学園生活があったのか?」 むくろ「……」 戦刃はすこし考え込んだ後こちらを向いた。 むくろ「ごめん、わからない。そもそも盾子ちゃんが二番煎じのことを計画するはずがないと思うし、今回が初めてだと思う」 善吉「……そっか、ありがとな」 むくろ「ごめん……役に立てなくて」 善吉「いや、お前が知らないってこと自体が情報みたいなもんだろうしな」 戦刃が知らないということは、やはりコロシアイ学園生活なんて悪趣味なものは今回が初めてなのだろうか? しかしもしそうだとすると、今度は不二咲の手に入れたデータの意味が分からなくなる。 善吉「いったいどういうことなんだろうな……」 何かプレゼントする? ↓1 球磨川がなくしたぬいぐるみ 【球磨川がなくしたぬいぐるみ】をプレゼントした。 戦刃「……ありがとう。盾子ちゃんが好きそうな気がする」 戦刃はぬいぐるみをギュッと抱きしめると笑った。 喜んでもらえたようだ。 スキルが強化されました! 【生存本能】撤退コンマ判定に+3 午前中は保健室で過ごした…… さて、午後は何をしようか? ↓2 学園長室への探索 午後は学園長室に行ってみることにした。 九頭龍「やっぱ鍵がかかってるみてーだな」 善吉「ったく、追加された校則がなけりゃあ壊していくんだけどな」 モノクマの戦闘力は、ここに連れてこられた初日に見せつけられている。 下手に逆らって戦うにしても、俺が単身で挑むには難しい相手だ。俺だけならまだしも、他のメンバー全員を守りきるのは不可能だ。 今のところはあきらめるしかないのかもしれない…… 善吉「」 何を話す? ↓1 狛枝に データでは俺は超高校級の生徒会長みたいなんだが そこらへん超高校級に詳しいお前は知ってるか? 善吉「狛枝先輩、データでは俺は超高校級の生徒会長みたいなんですけど、そこらへん超高校級に詳しい狛枝先輩は知ってませんか?」 狛枝「うーん、実はあんまり詳しく知らないんだよね。でも心当たりならあるよ」 善吉「心当たり……?」 狛枝「うん、化物生徒会長に唯一勝利して100代目生徒会長になった人物が希望ヶ峰78期の交流生としてやってくる、って話なら聞いたことがある」 善吉「……」 狛枝「といっても、僕みたいなゴミ虫が調べたところで詳しい情報とか手に入れられなくてさ……名前とか顔とかまでは知ることができなかったんだけどね。でも君がそうだったんだね」 善吉「」 もう少し詳しく質問をしてみようか? ↓1 俺めだかちゃんに勝てたとは到底思えないんだが。 何かの噂でいいから勝った理由心当たりないか? 善吉「俺が勝てたとは到底思えないんだが。何かの噂でいいから勝った理由の心当たりはありませんか?」 狛枝「そんなこと言わないでよ! キミは間違いなく勝利したんだよ? だから君には間違いなく勝てるだけの才能があったんだよ」 善吉「……予想とかでいいんで」 狛枝「……そうだね、勝ったって言うのも曖昧な表現かもしれないよね。で生徒会長は結局は投票で決められるから、そのあたりが肝なんじゃないかな。噂の99代目生徒会長が身体的にも精神的にも化物レベルだったとしても、大衆の票を集めるっていう点においてはそのあたりのスペックがすべてを決めるわけじゃないからね」 善吉「……」 正直俺が勝てる理由なんてこれっぽっちも思いつかない。俺は今でも追い続けているだけで守ることすらできていなかったはずなのに…… 善吉「そもそも勝てた理由どころか、俺が生徒会長なんかに立候補した理由すらわからないんです」 狛枝「だからこそ、名瀬さんの活躍が重要になってくるよね」 狛枝が言っているのは、名瀬の作っている薬のことだ。 ここにはカメラがあるからあえてぼかしていったのだろう。 善吉(……そうだよな、きっともう少ししたら思い出せるはずだ) プレゼントを渡す? ↓1 週間少年ジャンプ 【週刊少年ジャンプ】をプレゼントした。 狛枝「ボクにくれるのかい?ありがとう、人吉クン!キミがくれる物ならゴミクズでも残飯でもボクは喜んでいただくよ!」 善吉「残飯なんて食ったら腹壊しますよ」 狛枝「ふふふ……僕なんかを心配してくれるなんてさすが人吉君だよ……申し訳なさ過ぎて今すぐ死にたいくらいだ」 善吉「やめてくださいってそういう冗談」 スキルが追加されました! 【乾坤一擲】コンマが1~5なら0個、それ以上なら10個のプレゼントが手に入る モノクママシーンをしますか? ↓1 チームのみんなでやる 誰が代表して回しますか?(選んだ人物によって補正の有無または補正内容が変わります) ↓1 狛枝 【等価交換】大博打のコンマ判定に加え、すでに持っているアイテムを支払った個数分+補正がつく。 コンマ判定。アイテム支払うなら指定。 ↓1 1 狛枝「……ごめんね」 善吉「つーかこのモノクママシーンが壊れやすすぎるんっすよ」 狛枝「でも、この不幸の次にどんな幸運が待ち受けているのかと思うとわくわくするよね!」 善吉「……そうですね」 直下事件発生判定コンマ 2以下で……? 5 異常なし。 ≪16日目を終了します≫
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第一回放送までの死亡者リスト 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 深夜 西住まほ 逆蔵十三 001 The END of Panzer vor 絞殺 素手 深夜 東方仗助 柊聖十郎 004 Chase 病死 生死之縛・玻璃爛宮逆サ磔 深夜 浜面仕上 我妻由乃 007 MELTY BLOOD 失血死 和道一文字 深夜 黒鉄一輝 セリュー・ユビキタス 018 杜王喰種 捕食 魔獣変化ヘカトンケイル 深夜 タツミ 吉良吉影 029 月下の誓い 爆殺 キラークイーン 黎明 朝日奈葵 フリーザ 038 宇宙史上最悪の―― 射殺 デスビーム 黎明 東堂刀華 プリンセス・デリュージ 041 愛なき時代に生まれた訳じゃない 刺殺 三叉槍 黎明 クリリン プリンセス・デリュージ 041 愛なき時代に生まれた訳じゃない 斬首 三叉槍 黎明 逆蔵十三 我妻由乃 045 茫漠の死者 斬首 和道一文字 黎明 秋山優花里 バーサーカー 047 BREAKERS 両断 射殺す百頭 早朝 大杉栄光 フリーザ 051 F(前編)051 F(幕間)051 F(後編) 刺殺 素手 早朝 孫悟飯 フリーザ 051 F(前編)051 F(幕間)051 F(後編) 射殺 デスビーム 早朝 苗木誠 フリーザ 051 F(前編)051 F(幕間)051 F(後編) 消滅 デスボール 早朝 世良水希 ギルガメッシュ 069 Gregorio 刺殺 王の財宝 早朝 アカメ 麦野沈利 072 絶望に至る病(前編)072 絶望に至る病(後編) 射殺 原子崩し 早朝 渋谷凛 麦野沈利 072 絶望に至る病(前編)072 絶望に至る病(後編) 蹴殺 足 早朝 アナスタシア 麦野沈利 080 See visions 射殺 原子崩し 以上 17人【残り53人】 おまけ 名前 最期の言葉 西住まほ (……帰りたかった、な……) 東方仗助 「頼……ぜ、億…………泰、て……め……、こっ……ち……来……ら、許さ…………」 浜面仕上 「な……」 黒鉄一輝 (……ごめん、ステラ――) タツミ 「え?」 朝日奈葵 「希望は前に進むから」 東堂刀華 まだ! ――私は!! クリリン 「斬ッッ!!」 逆蔵十三 (お前が、最後の希望だ) 秋山優花里 「西住殿?」 大杉栄光 「言ってろよ三流。やられ役がお似合いだぜ」 孫悟飯 「お前じゃ……勝てない……お父さんには、お前じゃ……絶対に!!!!」 苗木誠 (……"希望"を) 世良水希 「急段・顕象ッ!!」 アカメ 「ま、だだ……まだ、終わって――」 渋谷凛 「はっ……ざまあ、みなさいよ……」 アナスタシア (ミナミ……どうか、貴女だけでも…………) 殺害数 順位 該当者 人数 このキャラに殺された人 生存状況 スタンス 1位 フリーザ 4人 朝日奈葵、大杉栄光、孫悟飯、苗木誠 生存 皆殺し 2位 麦野沈利 3人 アカメ、渋谷凛、アナスタシア 生存 対主催→優勝狙い 3位T 我妻由乃 2人 浜面仕上、逆蔵十三 生存 奉仕(雪輝) 3位T プリンセス・デリュージ 2人 東堂刀華、クリリン 生存 優勝狙い 5位T 逆蔵十三 1人 西住まほ 死亡 奉仕(宗方) 5位T 柊聖十郎 1人 東方仗助 生存 優勝狙い 5位T 吉良吉影 1人 タツミ 生存 ステルス 5位T セリュー・ユビキタス 1人 黒鉄一輝 生存 危険対主催 5位T バーサーカー 1人 秋山優花里 生存 皆殺し 5位T ギルガメッシュ 1人 世良水希 生存 皆殺し
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今回の作業でも植えることができなかった苗木は、今秋以降に植樹することとし、壊れかけたシカ柵に仮植えすることとした。 作業日誌(2010年4月25日)に戻る
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、_ ___ `ヽ、 ゞilァ',イ.,イi,il l il}l`ミX!、 ,ィiリ',イ州il|!i{州!Ⅶl!}l Ⅶl≦ミ、 //,イィ州州l州l州!Ⅶl.}li l Ⅶli、 〃.i州州lト、l州!.Ⅶi!_Ⅶl|i.}i l州li / .l州州ハ! Ⅶi|!´Ⅵ!.Ⅶ州!.}.l州 ′ ,iリl州iト、`_ Ⅵ _` |!Ⅷ州l州i、 〃/.}lⅦ!`じ! `ーr‐ァ,i州lハ'i{li、 .リ }ハ / `´イl'ノ リ l、 ヽ 、__, '.イ'ilil{_ \.__....イ / } ' ,}! lf<ヘ,;;;;; /< x≦ミ=z、 ,}ト、.Y .rz'///////////>, 、 , イ//ミl.| .,|////////////////i , イ'//////,'〉〈!////////////////,| .|li'/ハ'/////○'//////////〈///////ト、 }ili'/ハ'///////////////,`ヽヽ、//////| |'/ハ'l}'////,○'///////////,ヽ'//////,{ 【情報】 ・球磨川禊(めだかボックス) ・苗木のアバターその③ ・【神座】アビーの夢の世界での実験に使用した姿 ・球磨川禊の幼年期verはそのまま苗木誠の幼少期として使用された + 幼年期ver - - 、 , ´ ヽ、 , \ ヽ , 、 ゜。 / / l ヽ、 、 .' / l .il l ', .i ハ ,' / l .l .il l _ _.!__.il _ ハ ./ / l , -lー-lト、 ' .ト、il `ヽ ヘ / l,' 人 ハ ト、 .l V\ l l \ ./ 〃 .l芋VミV .!z伝芋ミ、l .l l 从 .\ ./ 从 .《´{ i i }Vト、 l .{ i i } 》 ト、从 .∧\ \ / /i / il ト 从.乂l l ノ ` .\ !.乂! ! ノ 从 / V ', .∧ `⌒`ヽ / / .l/i 从 l \l `¨´ , ヽ、`¨´ / l// 从∧ ∧ // il li 人.l l \ r、__ , , ' / ム∧ .il .\∧ / .′l 〈 li \ ゝ__ノ / 〉∧ \ ', l>、 ≧ 、_ _ __ , ≦ >´ ./ ` 〉、 ` ヽ、li il., > ´ 〈 / `ヽ、  ̄ ̄ ̄ ̄ , '/ヽ、 / 、 ` ー ------ 一 ´ / ハ ./ ミ、 ヽ _ __彡´ ./ ハ / `ヽ、 ./ .ハ / ー - t-t ´ .ハ / l l ハ 【情報】 ・文化祭の途中で、工学科の事故に巻き込まれて苗木誠が若返った姿 ・性格はめっちゃクソガキ 【登場回】 ・第79話後半:https //yaruomatomex.blog.fc2.com/blog-entry-3511.html
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霧「苗木君、プレゼントよ」 苗「え? ど、どうしたの、唐突に…」 霧「いつもあなたに貰うばかりだから…たまには私からも、と思って」 苗「そんな、気を使わなくても良いのに…でも、ありがとう」 苗「これは…小説?」 霧「ポーよ」 苗「ぽー…?」 霧「知らない? エドガー・アラン・ポー」 苗「ご、ごめん…詳しくなくて」 霧「江戸川乱歩…という名前を聞いたことはないかしら?」 苗「確か、小説家…だよね?」 霧「推理小説作家よ。怪人二十面相や少年探偵団…くらいなら、あなたも知っているでしょう」 苗「あ、うん」 霧「彼の『江戸川乱歩』というペンネームは、エドガー・アラン・ポーをもじったものなの」 苗「へえ、そうなんだ」 霧「ええ。ポーは史上初、推理小説というジャンルを確立した作家とされているのよ」 苗「ふうん」 霧「名探偵による推理の展開や、その助手による第三者的視点からの語りなんかも彼が定型化して…」 苗(霧切さん、いつになく饒舌だなぁ) 苗(やっぱり好きなもののことになると、さすがの霧切さんも身が入っちゃうんだろうなぁ) 苗(いつものクールな霧切さんも良いけど、こういうのに夢中な姿も結構可愛い…かも) 霧「それで、あなたに渡したのは私が一番好きな、……苗木君?」 苗「……え? あ、ごめん…何?」 霧「……」 苗「…あの、霧切さん?」 霧「やっぱり、あなたには退屈な話だったかしら…」 苗「えっ?」 霧「ごめんなさい…興味のないことを延々と話されても、つまらないわよね」 苗「いや、あの…」 霧「あなたのような世間一般の男の子が、いったい何をプレゼントされたら喜ぶか、分からなくて…」 霧「せめて自分の好きなものを、と思ったのだけれど…」 霧「…どうやら、失敗だったみたいね。次はもっとマシなものを用意しておくわ…ごめんなさい」 苗「そ、それは違うよ! 興味ない話なんかじゃないよ」 霧「…でも、現にあなたは…」 苗「別に霧切さんの話が退屈とかじゃなくて、驚いちゃってさ」 霧「…驚く?」 苗「霧切さんって、普段はあまり自分のこと話さないでしょ」 霧「そ、そうかしら…」 苗「そうだよ。だから、こうやって好きなものの話をしてくれるのが、なんか新鮮で…」 霧「……」 苗「やっぱり霧切さんにも、女の子らしい可愛い一面もあるんだな、って考えてたんだ」 霧「!?」 霧「……、それは普段の私が女の子らしくない、という意味?」 苗「え!? あっ、いや、そういうわけじゃなくて、もちろん普段も可愛いんだけど」 霧「!! な、…生意気よ、苗木君のくせに…」 苗「えぇー…」 霧「……罰として、その本は明日までに読んできなさい」 苗「うん。霧切さんがせっかくくれた本だもん、帰ったらすぐに読むよ」 霧「……もう」
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「ここだよ、霧切さん」 あの後スタスタと先に行ってしまう霧切さんにどうにか追いつき、改めて目的地まで先導した僕は今、霧切さんと共にある店の前に立っていた。 駅から程近い場所にあるアーケード街。その中ほどにある、女性向けの小物やアクセサリーなどを扱うショップだ。 「意外ね。苗木君がこんな店に来たいだなんて」 「うん、実は……とある女の人にプレゼントがしたいんだ。でも僕だけじゃ良く分からないから、霧切さんとかの意見も聞いてみたくて」 「え? ……そう、そういうことだったの」 何故だろう。さっきまで笑顔だったはずなのに、霧切さんは急に表情を曇らせて俯いてしまった。 と、僕が声をかける間もなく顔を上げた霧切さんは、いつも通りの無表情で、さっきまでの笑顔は名残さえ残っていなかった。 「えっと……霧切さん?」 「……早く選んでしまいましょう。こういう店は苦手だわ」 「あ、うん。わかったよ」 店内は休日だけあって、若い女の子でごった返していた。店内はピンクを基調とした内装で、正直言って、男の僕にはひどく居心地が悪い。 「苗木君は、どういうものを送りたいのかしら」 「え、あ、っと……アクセサリー、かな」 「そう。じゃああっちの売り場ね」 そう言って足早に歩く霧切さんに、僕は黙って付いていくしかなかった。 霧切さんが明らかに『話しかけないで』オーラを出しているような、そんな気がしたから。 「ブレスレットなんてどうかしら」 「えっと、出来れば手とか手首に付けるものは避けたいかな」 「注文が多いのね」 「う、ごめん……」 僕の注文を聞いて改めてアクサせりー売り場を見渡す霧切さん。 不機嫌そうながらも付き合ってくれている辺り、僕の気のせいなのか判断に迷うところだ。 「それじゃあ、これなんてどうかしら」 そう言って霧切さんが指差したのは、ネックレスだった。 葉っぱと音符を模した装飾のシルバーのネックレスは、僕が贈ろうとしている相手に似合っているように思えた。 それは想像に過ぎないけど、多分、間違ってはいないだろう。 「これ、すごくいいよ! 霧切さんにお願いしてよかった」 「そう……」 「じゃあ、ちょっと買ってくるから待っててくれる?」 無言のまま、しかし首を縦に振ってくれた霧切さんをその場に残して、僕はそのネックレスを持ってレジへと向かった。 正直なところを言えば、僕は浮かれていたのだろう。 霧切さんと買い物が出来て、自分の目当ての物が見つかって、おかげで、霧切さんの表情とか、言葉に少しだけ込められた感情とか、そういったものを感じ取ろうとしていなかったのだと、僕は後日悟ることになるのだ。 「今日は本当にありがとう、霧切さん」 「…………」 「えっと……も、もし良かったらなんだけど、お礼にお昼でも」 「苗木君、私急用を思い出したから帰るわ。じゃあね」 「え、ちょ、霧切さん!?」 僕は勿論止めようとしたのだが、霧切さんは尾行術でも応用したのか、瞬く間にアーケード街の人ごみにまぎれて見えなくなってしまった。 後に残された僕は、ラッピングされたネックレスを抱えて、一人岐路に着くしかなかった。 月曜日。週の始めのその一日は、酷いなんてもんじゃなかった。 「霧切さん、おはよう」 「…………」 「霧切さん、学園長が呼んでるけど」 「…………」 「霧切さん――」 「…………」 霧切さんが、まったく口をきいてくれなくなった。 それだけでもかなりの精神的ダメージなのに、朝日奈さんからは僕が無理矢理襲った容疑を掛けられるし、葉隠君からはいわゆるハプニングエロの容疑、腐川さんからは浮気の容疑を掛けられた。 その全てをどうにか論破して無実を証明するだけで一日が終わってしまい、へとへとになって気づいたころには、既に最後の授業が終わっていた。 「もう放課後か……って、こんなことしてる場合じゃない!」 あまりの精神的疲労に一瞬目的を見失いかけたが、すぐに行動しないといけない。 今日は土曜日に選んだあのネックレスを渡す日なんだから。 「まさかもう帰ってるなんてことは……」 そう懸念して目的の相手の下駄箱を見てみるが、外靴がまだ入っているし、帰ったわけではないらしい。 となれば、まだ校内にいるはず。さっき教室にはいなかったから、色んなところを探し回ってみよう。 体育館、視聴覚室、プール、図書室、娯楽室、美術室等々、学園の1階から目ぼしい教室をしらみつぶしに探してみたが、目的の人は見つからなかった。 最後に生物室を見てみようかと、あの長い直線廊下を歩いていた時、こうして探している間に帰ってしまったのではないかという不安に駆られ、もう一度下駄箱へ戻ろうと後ろを振り返った。 「あ……」 「あ……」 ばっちり目が合った。廊下の角から頭だけを覗かせて僕の方を見ていた霧切さんと、完全に目が合った。 お互いにしばらく固まっていたが、霧切さんがいたたまれずに顔を引っ込めたことで、僕もやっと我に帰った。 「あ、ちょ、待ってよ霧切さん!」 廊下に足音が響いている。それは、霧切さんが走って僕から逃げているという証拠に他ならなかった。 僕は慌てて霧切さんを追いかける。今まで探し回って疲れていたのが嘘みたいに、僕の体は軽かったように思えた。 「はぁ、はぁ……追いついた」 「…………」 僕がやっとのことで霧切さんに追いついたのは植物園の中だった。 何とか手の届く範囲まで追いついて、霧切さんの手を握って逃げるのを阻止したのだけど、息が切れてうまく喋れそうに無い。 「……プレゼントは、渡しにいかなくていいのかしら?」 「え?」 「誰に渡すのかは知らないけれど、あれだけ探し回るほどの相手なんでしょう? 私を追いかける前に、その子を探す方が先決なんじゃないかしら」 「あ、それは」 「勝手に期待して勝手に裏切られただけの私のことなんて、気にする必要は無いわ。早く手を離して」 言弾「土曜日に買ったネックレス」 「それは違うよ!」 「違うんだ、霧切さん。このネックレスは」 僕はそこで言葉を切って、手に持っていたネックレスの袋を、霧切さんに差し出した。 探している間ずっと手に持っていたから、ラッピングは少し汗で湿ってしまったけど、そこまで見た目は悪くなっていないはず。 「霧切さんへのプレゼントなんだ」 「え?」 「ほら、今日で僕が霧切さんの助手を初めて一年でしょ? だから、感謝の気持ちっていうか、僕なんかを助手にしてくれてありがとうってことで、何か贈り物がしたくて」 「じゃあ、土曜日の買い物は……」 「他の人に聞くより、本人に聞いたほうが好みとか、分かるかなって思って。ただ、霧切さんに贈ることは隠しておきたかったから、ああいう言い方になっちゃったけど」 「……」 「怒ってる……かな?」 と、僕が顔色を伺うように霧切さんの表情を覗き込むと、霧切さんは片手で器用にネックレスのラッピングを外していく。 そして、ネックレスの入ったケースだけを僕の方に差し出して、僕の好きな笑顔で言った。 「苗木君、付けてくれる?」 「え?」 「苗木君からの贈り物なんでしょう? だったら、首に掛けるところまで苗木君がするべきだわ」 「あ……うん!」 僕は自分でも分かるくらい満面の笑みを浮かべながら、霧切さんの後ろに回りこみ、そのネックレスを霧切さんの首に掛けた。 音符と葉っぱ。霧切さんの名前の『響』と、僕の苗字の『苗』に密かにかけているそのネックレスは、笑顔の霧切さんにこそ、最高に似合っていたように思う。
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個人的には、旬の食材もそうだけど、秋の味覚として映えるのは乳製品だと思う。 焦げ目のついたチーズや、芯から体を温めるホワイトソース。 シチューやグラタンに入れてみたり、ちょっと変わり種を選べばピザやキッシュ、温かいものは肌寒い日にこそ、だ。 「……ホットミルク、飲む?」 「……いただくわ」 ベランダの網戸越しに、椅子に座って膝を抱えている彼女に呼び掛けた。 声はどこか虚ろで、単調で、秋の寒さを感じさせる。 「今日はお酒、飲まないんだね」 「……そういう日もあるのよ」 「考え事?」 「…物を考えてない時間なんてないでしょう」 「体調が悪いとか」 「…だったら家に籠ってるわね」 切りがなさそうなので、とりあえず僕用のマグカップに口を付ける。 沸騰させないように温めたミルクに、スプーン一杯のハチミツ。ハニーミルク、という奴だ。 一口飲めば、甘みと温かさが体中に広がって、勝手に溜息が出る。 霧切さんのマグカップには、バニラエッセンスとシナモンスティック。風味を楽しみたい人向け。 美味しいはずなのに、彼女はまだ口を付けようとしない。 ふ、と、彼女の視線を追えば、見事な中秋の名月。 いつもなら、それを肴に、と、喜々として自分からコルクを開けるような人なのに。 「……苗木君、貴方は、…」 「何?」 「……いえ、何でも」 我が家に来てから、今日はずっとこんな感じだ。 虚ろをさまよっていた視線が、ふと僕を捕らえて、何かを言いたそうに口を動かして、それでも躊躇って口を噤んで。 なのに、ソファーからは動こうとしない。 気にはなるけど、なぜか急かしたくはなかった。 彼女が言い淀んでいるほどのことを、自分から進んで聞く気にはなれない。 「……ごめんなさいね」 「何が?」 「鬱陶しいでしょう、沈んだ客人が、ずっと家に居座って」 抱えた膝を、少しだけ強く抱き寄せる霧切さん。 彼女を鬱陶しいと感じたことなんて一度もないけれど、きっとそういう答えを求められているワケじゃない。 「…何があったの?」 「……、たいしたことじゃないのよ、本当に」 そう言って、眉尻を下げたまま、無理矢理に微笑もうとする。 その笑みがあまりにも痛々しくて、胸が締め付けられる心地までする。 彼女が言いたくないなら、僕も聞きたくなんてない。 けれど、そんな笑顔だけはして欲しくなかった。 彼女が抱えている苦悩を、悲痛を、普段は凛とした表情の裏に隠している、その重さを。 「…こういう弱みを見せられる相手、苗木君くらいしかいないから……ごめんなさい」 隠しているということは、つまり見られたくないということで。 だから僕も、彼女と接する日々の中では、出来るだけ気付かないフリをする。 けれどその重さや弱みを、僕にだけ見せてくれるというのなら。 見せてくれる間だけは、それを受け止めてあげたい。 その間だけ、彼女のためだけの存在でありたい。 傲慢だろうか。 「…ホットミルク、飲んで。霧切さん用のスペシャルブレンドなんだから」 「コーヒーみたいな言い方をするのね…」 パーカーを脱いで、霧切さんの細い肩に、そっと羽織らせる。 驚いたように此方を見上げる霧切さん。 構わず、その後ろに座る。 「苗木君…?」 「飲んで」 子猫を抱きかかえるように、怯えさせないように、後ろからゆっくりと、その肩を抱く。 抱きしめるのではなく、温めるため。 その肩はパーカー越しなのにとても冷たくて、両腕を回すと、ふるり、と、少しだけ震えた。 「……セクハラよ、苗木君」 「訴えていいよ」 言いながらも、強く拒まれたりはしない。 両の掌を温めていた、霧切さん専用のマグカップを、彼女はただじっと見つめていた。 「…ずるいわ、貴方は。私が拒めないのを知ってて…」 「霧切さんの嫌な事は、僕はしないよ。嫌なら、離れようか」 「ダメ」 きゅ、と、存外に素早い仕草で、袖を掴まれた。 「……霧切さん?」 「……」 沈黙が、夜に染み入る。 月が陰って、しん、と寒さが深くなる。 マグカップから立ち上る湯気は、夜風に晒されて、ゆらゆらと。 「…女の弱いところを、こういうところでくすぐるから…貴方は天然って言われるのよ…」 「……」 「独りが好きなくせに、側にいて欲しいだなんて…面倒な女でしょう、私は」 「今に始まったことじゃないから」 す、と、目尻から一筋の光が零れていた。 あまりに綺麗で、見惚れそうになる。 眺めていると、涙はそのまま、首元に回した僕の手のひらに落ちた。 「……温かい」 ホットミルクにようやく口を付けた彼女が、涙も拭わず、染みいるように呟いた。
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霧「37.5度…微熱ね」 苗「でも、昨日に比べればだいぶ楽になったかな」 霧「だからといって油断は禁物よ? 熱が下がりきるまで、今日一日は安静にしていなさい」 苗「…うん。そうさせてもらうよ」 霧「素直で結構ね。それにしても…」 苗「何?」 霧「『バカは風邪をひかない』なんて言うけれど、『バカ正直』はこの場合の『バカ』には含まれないのね。あなたのお陰で一つ勉強になったわ」 苗「ちょ…ちょっと、霧切さん…!」 霧「…ふふっ、ごめんなさい。流石に今のは失礼だったわね」 苗「もう…病人をからかわないでよ…」 霧「悪かったわ。あなたと話していると、どうにも余計なことまで口をついてしまうみたい」 苗「…僕のせいなの?」 霧「どうでしょうね。まぁそれはともかく…何か、さっきの件のお詫びをさせてちょうだい」 苗「い、いや…そこまではいいよ」 霧「そう言わないで。そうね…何がいいかしら」 霧(そろそろ昼食時だし…お粥でも作ってあげましょうか。それくらいなら私でも問題なく作れるし…) ピンポーン 苗「あ、インターホン」 霧「…来客みたいね」 苗「うん。ちょっと出てくるね」 霧「待って。あなたは病人でしょう? 私が行くわ」 苗「そ、そう? それじゃあ…悪いけど、お願いするよ」 霧「ええ…」 ガチャ 霧「…あら」 舞「あ、霧切さん! 霧切さんも苗木君のお見舞いですか?」 霧「…まぁ、そんなところね」 苗「舞園さん!? 駄目だよ、ライブが近いんでしょ? 風邪がうつったりしたら…」 霧「……」 舞「平気ですよ。私、こう見えても体は強いんですから!」 苗「でも…」 舞「それより、お粥作ってきたんです! ほら、もうすぐお昼時ですし」 霧「!」 苗「わざわざ…僕のために?」 舞「ふふっ、その通りですよ。食べてくれますか?」 苗「も、勿論! ありがとう、舞園さん!」 霧「…………」 ◆ 苗「それじゃあ、いただきます」 舞「はい、どうぞ!」 パクッ 苗「…熱っ!?」 舞「苗木君!? だ、大丈夫ですか!?」 苗「う、うん…少し熱かっただけだから」 舞「…ごめんなさい」 苗「ちょ、ちょっと…そんなに落ち込まなくても…」 舞「もっと冷ましてから持ってくるべきでした…私、気が回らなくて…ごめんなさい」 苗「そんな、謝るようなことじゃないよ!」 舞「……」 苗「僕はほら、全然何ともないからさ!」 舞「そう…ですか…?」 苗「気にしないでいいって、ね?」 舞「…苗木君って本当に優しいんですね…」 苗「え? や、優しいだなんて…ははっ、これくらいで大袈裟だなぁ…」 霧(…何、赤くなってるのよ…) 舞「あの…苗木君。お詫びというわけじゃないんですけど、スプーンをこっちに貸してもらえますか」 苗「あ、うん。いいけど…何するの?」 舞「それはですね…」 フーッ フーッ 霧「……!?」 苗「え…ちょっと、舞園さん? そ、そこまでしてくれなくても…」 舞「駄目ですよ。風邪をひいている苗木君に、このうえ火傷までさせたりなんて絶対にできませんから」 フーッ フーッ 舞「…これでもう熱くないですよ?」 苗「あ、ありがとう…」 舞「それじゃあ、口を開けてください。『あ~ん』って」 霧「!!?」 苗「い、いいよ! そ、それは流石に…自分で食べられるから…」 舞「『あ~ん』……」 苗「ちょ、ちょっと…舞園さん?」 舞「『あ~ん』ですよ、苗木君」 苗「あ……あ~ん……」 パクッ モグモグ 舞「どうですか?」 苗「う、うん…おいしい、よ…」 舞「本当!? よかった…!」 霧「………………」 舞「はい、『あ~ん』」 苗「ま、また…?」 舞「当然です。ほら、『あ~ん』して下さい!」 苗「あ、あ~ん…」 霧「………………………………」 ◆ 舞「あ、もうこんな時間…。ごめんなさい、私もう仕事に行かないと…」 苗「うん、頑張ってきてね。それからお粥、ご馳走様」 舞「どういたしまして! それじゃあまた…霧切さんも」 霧「…ええ。いってらっしゃい」 舞「はい、行ってきますね。お邪魔しました!」 ガチャ バタン 苗「……(ニヤニヤ」 霧「…随分嬉しそうね」 苗「え…そ、そうかな?」 霧「…まぁ当然よね。国民的トップアイドルに手料理を振舞われて…そのうえ手ずから食べさせてもらって、嬉しくない筈がないわよね」 苗「い、いやあ…」 霧「全国一千万の舞園さやかファンに知られたら…さぞ恨まれることでしょうね、あなた」 苗「お、脅かさないでよ…はははっ…」 霧(何よ、鼻の下伸ばして…) 霧「まぁいいわ…それより食後の薬を飲まないとね」 苗「あ、ああ…そうだね」 霧「昨日処方してもらったのは、机の上のこの薬袋かしら。錠剤二つに、粉薬が一袋…」 苗「……」 霧「どうかした? 水ならそこにあるけれど」 苗「う、うん…」 ゴクン 苗「ふぅ…薬も飲んだし、一眠りでもしようかな」 霧「苗木君、まだ粉薬が残っているわよ」 苗「あ、ああ…それは…えっと、後で飲むよ」 霧「服用は食後三十分以内、と薬袋に書いてあるわ。一眠りする前に飲むべきだと思うけれど」 苗「そ、それは…」 霧「……」 苗「なんというか…その…」 霧「あなた、もしかして…粉薬が苦手だったりするの?」 苗「!」 霧「…図星みたいね。錠剤と粉薬の残数が合わないことからして、昨日も粉薬だけ飲んでいない様子だし」 苗「うっ…」 霧「まったく…子供じゃあるまいし…」 苗「そ、そうだけどさ…誰だって苦手なものの一つくらいあるでしょ!?」 霧「その通りかもしれないけれど、そういう問題ではないわ。あなただって早く治したいでしょう?」 苗「で、でも…飲まなくても、ちゃんと熱は下がってるし…」 霧「はぁ…あなたね…」 霧「……ああ、そうだ。いいことを思いついたわ」 苗「…いいこと…?」 霧「あなたに薬を飲ませる方法よ」 苗「それって…?」 霧「あなたは大人しく、じっとしていなさい。私に任せておけばいいから」 苗「い、一体何を…?」 霧「…水、もらうわね」 苗「あ、そのコップ…さっき僕が…」 グッ 苗(水を口に…?) 霧「……」 ビリッ ザッ 苗(今度は…粉薬を…!?) 霧「……」 苗「あ、あの…霧切さん…?」 ガシッ 苗(か、肩を掴まれた…これって…?) 霧「……」 苗「ちょ、ちょっと…顔が…近…」 霧「……」 苗(って、どんどん近づいて……!!?) チュプ 苗(え…えええええ!?) 霧「……んっ……」 ゴクン 苗(薬が流れ込んで…くる…。口移しって…やつなのか…?) ゴクン ゴクン 霧「ふっ……ん……」 苗(いや…それよりも霧切さんの唇が柔らかくて…舌先がちろちろ触れて…) ゴクン ゴクン ゴクン 苗(気持ち…いい…) ◆ プハッ 霧「…ふぅ」 苗「…………」 霧「上手くいったわね」 苗「…………」 霧「粉薬なんて別にどうってこともなかったでしょう?」 苗「いや…あの…どうってことも…っていうか…」 霧「何かしら?」 苗「き、霧切さん…いいいいい今のは…その…一体…!?」 霧「…何を慌てているのかしら」 苗「い、いや…だって…」 霧「最初に言ったじゃない。『あなたに薬を飲ませるためのいい考え』よ」 苗「え、ちょっ…その…それでいいの!? 霧切さん的に!?」 霧「…あなたが何を言わんとしているのか分からないわ」 苗「い…いやいやいやいやいや!」 霧「…さて、私もそろそろ行かないとね」 苗「え?」 霧「薬も飲んだことだし、あなたもゆっくり休むといいわ」 苗「ちょ、ちょっと待ってよ…!」 霧「その調子なら、もう明日には回復しているでしょうけれど…時間があれば、また様子を見に来るわ。お休みなさい」 苗「き、霧切さん!」 ガチャ バタン 苗(な、何だったんだ…夢かコレ?) 苗(まだ…ドキドキしてる…) ◆ バタン 霧(……) 霧(やった…やってみせたわよ…) 霧(今日のところは私の勝ちよ、舞園さん…!) 【続く】