約 3,643 件
https://w.atwiki.jp/kodanuki/pages/67.html
魔改造の実魔どんぐり 魔さくらんぼ 魔りんご 魔いちご プラント 苗木 魔改造の実 魔物製の果実。 魔法の果実とも言う。 初登場はこちら(魔どんぐり)。 妖精の店の商品はこれらの果実を調合することによって作られている。 果実を食べても三番回路が閉じている剣士なら退魔性は落ちない(本人が魔法を使用した扱いにはならない)。 二番回路の落とし子であり土魔法との相性が良い。 子狸さんは土魔法から魔法の果実を生成できる稀有な魔法使いである。 天動説/しいて36話注釈より 自分たちを中心に宇宙が回るという考え方。地動説の逆。この世界の人間は、そもそも「宇宙」という概念を持たない。太陽と月と星は空に貼りついているものであり、それがぐるぐると回るのだ。そんなことを本気で考えていたら、魔法のパワーで現実になりかけたことがある。これには魔物たちもまじでびびった。のちに「二番回路の逆襲」と呼ばれるこの事件を踏まえ、魔物たちは二番回路に流れ込んだ余剰ぶんのエネルギーを少しずつ還元していくオートマチックのシステムを作った。これが「魔改造の実」である。便宜的な処置ではあったが、食べると案外おいしかった。夢の味なのかもしれない。 土魔法/しいて36話注釈より 特定の条件を満たした人間にしか扱えないとされる魔法。スペルは「ドミニオン」。土属性、豊穣属性とも呼ばれ、その名の通り土を操ることができる。水魔法と同様、土そのものを生成する魔法ではなく、浸食魔法から分離した魔法の一種だと思われる。海上でもない限り人間の足元には常に土壌があるため、強力な魔法とされる。植物を操ることはできないが、魔改造の実を生育したり兵器化することもできるようだ。習得するための特定の条件とは、大自然への信仰。条件を満たした人間は、たいてい自然への回帰を声高に叫びはじめる。さらに高じると文明破壊に乗り出すものも……。 + ... 魔改造の実は未来から落っこちてくる 二番回路の暴走を防ぐためにいくつかの概念が果実に封じられている。 魔どんぐり もっともポピュラーな魔法の果実。 ほのかな甘味がある。 初登場はこちら。 魔どんぐり/しいて26話注釈より 異様に巨大などんぐり。食べると、ほのかな甘味がある。魔法の影響を受けて歪な発達を遂げた「魔改造の実シリーズ」のひとつである。同シリーズを、人間は「魔法の果実」と呼ぶ。魔改造の実に共通する特徴は、季節を問わず土壌に無造作に転がっていること。木々に成っている姿を見たものはいないため出自は定かではないが、その形状から近しい果実の名称で呼ばれる。 + ... 二番回路による神の降臨を抑制している 魔さくらんぼ 本編では緑のひとが隠し持っていた。 初登場はこちら。 + ... 二番回路による異能の結実を抑制している 「天使の卵」(異能持ちは一部の国では天使憑きと呼ばれる) これが失われ、連結世界の異能は像を結んだ 魔りんご すりおろし魔りんご。 初登場はこちら。 + ... 二番回路による人間の進化・霊化を抑制している 知恵の実的な 魔いちご 詳細不明 初登場はこちら。 + ... + ... プラント 海底都市の扉の先にある果樹園のこと。 遠未来にいる木のひとが過去に果実を飛ばしている果実はここに集まっている。 海底のひとがプラントペレーターとして魔改造の実を世界各地へ転送している。 苗木 未来において実シリーズがなる木。 南極大空洞の扉の先にいる苗木にはかまくらのひとがジョウロで水をかけている。 木のひと。 広告室/しいて36話注釈より 魔物たちのエリートで構成される広報部隊。その正体は謎に包まれているが、噂によると深海を拠点にしているらしい。活動時期が討伐戦争と重なる傾向が見られ、河に出没しては話の流れをぶったぎる。目的は不明。なんらかの暗号であるという説から、たんなる嫌がらせであるという説まで、さまざまな憶測がなされている。話は変わるが、ドライ(数字の「6」)とか呼ばれることもある海底洞窟在住の不定形生物さんは「プラントオペレーター」と呼ばれる特殊な任務についている。作業内容は、「魔改造の実を世界各地へと転送すること」である。そして彼らの仕事は、各国の騎士団が警察機構として機能しなくなったとき、もっとも多忙を極める。忙しいとイライラしてくるので、注意が必要だ。 [2012年08月15日20時59分]より (省略)現状、領主の館の大広間に集合している青いのは五人。海底に住んでいるひとを除いて全員集合している状態です。港町のときもそうでしたが、青いのは大きな事件が起きるたびに何かしら理由をつけて子狸の付近に集まろうとする習性があるようです。海底のひとは決して持ち場を離れません。注釈でもちらっと触れましたが、魔改造の実は「プラント」と呼ばれる、おそらく海底のどこかでぽこぽこと生まれるのですね。なぜ海底なのかというと、魔法は成層圏内でしか機能しないという原則があるからです。地中を除けば、もっとも成層圏から離れるのが海底なのですね。本当は海底のさらに下、地中で栽培したかったみたいですけど、そうすると人間たちが自力で見つけ出すのは事実上不可能になってしまうという事情があったようです(人間が扱える範囲に限定したとしても、魔法を用いれば海底に到達することは不可能ではない)。(省略) [2013年06月17日23時41分]より (省略)そして、おそらくポンポコ騎士団は海底都市の次に「南極大空洞」と呼ばれる……まあ、大きなかまくらみたいなものです……そこに立ち寄っていて、苗木にじょうろで水撒きしている青いのと会っています。この「苗木」というのが、未来において実シリーズがなる木です。いずれ作中で書きますが、魔法の果実は未来から現在に落ちてきて、海底都市の扉を開けた先にある果樹園(プラント)に集まるシステムになっています。それらを目にして、子狸も何か思うところがあったのかもしれません。作中で実現することはありませんが、「実シリーズを全種類揃える」「減衰特赦を持つ」「豊穣属性開放」「レベル9開放」これら四つの条件をバウマフ家の人間(お屋形さまは除く)が満たすと、高確率でゲームオーバーとなります。つまり子狸を野放しにすると詰みます。ご利用は計画的に。(省略) [2013年10月03日22時05分] (省略) (省略)異世界というのはですね(省略)こう、魔法のルールがあきらかに人類に有利に働くよう設定されていて、緑のひとの家には何故か宇宙船が置いてある。魔軍元帥に火の宝剣を持たせたのは、空中回廊の奥に保管されているのが、まんま魔法動力兵の残骸だからです。さすがにこれは見せられん、と。では南極の地下には何があるのかと言えば、苗木に水をやるかまくらのひとの姿が。海底都市には果実のプラントがある……。最後に、魔(雷)の宝剣を古代遺跡の扉の鍵穴にねじ込んでも、じつは不良品でしたみたいな。なんじゃそりゃってなりますよね。(省略)
https://w.atwiki.jp/iesi/pages/25.html
復興支援と治安維持活動への理解と参加を呼びかけよう! こ、こわくないよ!武器持ってるけど殴ったりたたいたりするもんじゃないから! I=Dも・・!<怖くないキャンペーンを展開します ●企画1:理解と参加を呼びかけるパンフレットの作成 るしにゃん王国にて行われる復興活動 芥辺境藩国にてテラ系外の共和国軍の介入を防ぐ治安維持部隊 彼らの見た目や気迫は確かに怖いと感じるかもしれません。 よその国から、というのがまた拍車をかけてもいるでしょう。 しかし、本質は心だと思います。 作業に当たる人々の心を伝えましょう。 参考資料:EV105作戦会議の模様 (非常に情報量が多いので携帯の方は見づらいかもしれません・・) ■復興支援や治安維持活動への理解と参加を呼びかけるパンフレットの、 文面とイラストを募集いたします。 ■設定国民の皆様へのボランティアの参加も呼びかけてみたいと思います。 ■これらのパンフレットを貴国内で(設定上)普及させていただければ幸いです。 すべてのイラストの募集先 携帯用画像BBS 画像投稿用お絵かきBBS 文章の投稿はこちらの掲示板におねがいします。 ●企画2:森の羽募金 苗木を買ってください、 被災した土地の復興と、被災した人や動物たちを助けに行きます。 これは、各国の設定国民のみなさまへの活動です。 募金で苗木を買い、 ダイガーという避け藩国にいる若草色の避け鳥の羽(衣服にも使用しているそうです) を、代わりにプレゼントします。 いい案がありましたら、この下のコメントにてご助力お願い申し上げます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kvdflkflvlk/pages/65.html
/./........//.........................................}..............\ /..../.........../.............................................../....................... /..../.........../.........../...;.........................../.....................|.... /..../.........../......../....../.........................∧..........|..........|....| ;....イ............;......_/.. -‐/.._./................../ .i........|.........i|....| |/...|............|/7....//./|...;............./_ | ....|.........||....| |i.....| .........i|.....j斗恙ミ /./..........., ′ |\..; ........||. ! j;.../|..........i|...;j ん沁 ヾイ ....../,斗恙ミ|iイ...........ⅱ...! ../../i i|..........i|...i| | i_Л 仏. '′ ん沁 ヾ|..}........从...... , //../i i i | .......ⅱ八 V夕 |ノi_Л ノノ....../...|l....... , ..../../i i i i | .......从rヘ , V'夕 ア7..../.....|l.........| /..,./../i i i i i i|..........|i圦 厶L./......八........| ./И i i i i i i i|.........!沁、 r 、 /................小 . ....| ....'.....i| i i i_」Li| ..........!| |\ 丶 '′ イ i i.............. /i i i . ......| |/|......i|i i7. 人i|............!|\ノ 丶、 _.. ⌒ヾ7............ /i i i i ..........| | \爪if.. ⌒i|............ | 丶、  ̄ / /|............/ i i i i i ..........| _ ,ノ⌒| 人i|............! `丶、____/> '′ j...........{ i i i i i i ..........|. √「 __| ⌒i|.|i...........゙ 、 厂 ̄ } 小........广i..r<..../}_/ / 、 r┴ ヽ j|八___.....ハ) _/ / / |h..,」ノ |ノ 厂]. / `、\___/⌒Y `\ 7 ;′ , ′jノ~ / 丨/ `、 {....... ハ \_ | | / / } 【情報】 ・土御門夏目(東京レイヴンズ) ・退魔訓練科四年、苗木誠の先輩 ・苗木誠のクラスメイトを助けた恩人 ・性癖:異種セックス ・目標:多種族国家の設立 ・文化祭でAV鑑賞を認めさせるために暴動を起こす程度には変態 ・記憶喪失のお嬢と友達になろうとするが、性癖のせいで警戒され失敗 ・恋愛観は重く、"北原伊織"に失恋した経験アリ ・花屋戦後、苗木の分身を引き取り、彼女に”ユメ”という名前を与えた 【能力】 ・陰陽術と式神使役 ・半年に一回しかできない特別な占術 【登場回】 ・第42話後編:https //yaruomatomex.blog.fc2.com/blog-entry-2590.html ・第74話前編:https //yaruomatomex.blog.fc2.com/blog-entry-3426.html ・第84話:https //yaruomatomex.blog.fc2.com/blog-entry-3749.html
https://w.atwiki.jp/kvdflkflvlk/pages/88.html
/ .. . / 〃 l ト、 i l i ヽ / . / /l /,' ! |! ! l l ', ′ 〃_;/-!‐/┼ ! ⊥_i l | | i i. l /;´ / l / l ! ! l 「iヽ、l l l l | ! l / !′ l l | l! l liヽ| |. | l ;! |' _,.⊥._ l | ! | ! | !. | l /, '⌒ヽ` =,==、、 !| l ! | l | ' {r _ノ { _ ヽ\ l! ! | !  ̄ `ー-=' l l ! | ,'! l l | ' /1 l ! l / '| l l |i |ヽ ,.'ー '| ! l! ! | ;、; 、 __ , イ ! l l |、 レ′ !`,iー- .._ __,,. ァ ´く !l ハ i! /l! _,. -‐l|'ハ! |´ ハ V´ }/!| /| ,. ‐'´ / | { l ',`ヽ ′ / / ! | ヽ \ / / ,. - 、! ヽ、 _, ,′ハ. ヽ \ / ,. -―- 、 / _, -'´ ぃ ´ / 〈 \ 丶 ヽ 【情報】 ・伊藤伸恵(苺ましまろ) ・呪術対策科の三年生、喫煙家 ・ギンコと校舎の隅でヤニ吸ってる所に、苗木に話しかけられる ・研究テーマのために、苗木の分身を引き取ろうとする
https://w.atwiki.jp/momogi_aniken/pages/167.html
模歌炉神(HN・COD廃人予備軍) 砂鮫 浅葱湊 ホットジュピター スポイラー すぱゐだー豆 Y田リョナ 紫苑 剣の ゼプツェン 局長 MAT ミキプルーンの苗木 黒鈴木
https://w.atwiki.jp/dgrpss/pages/188.html
戦刃「・・・みんなにちょっと頼みたいことがあるんだが・・・」 そう女子たち(江ノ島を除く)に言った。日は木曜で時刻は4時を過ぎた頃、男子は皆帰った後だ。 大神「どうしたのだ戦刃?お主が頼みごとなど珍しいな・・・」 戦刃「そう・・・実は・・・」 腐川「なによ・・・勿体ぶってないで早く言いなさいよ・・・!こっちだって色々と忙しいのよ・・・!」 朝日奈「もう!腐川ちゃん!もしかしたら凄く言いづらいことかも知れないでしょ!例えば・・・す、すきな人が出来たとか・・・」 腐川「だ、だったらなおさらよ・・・!そんなラブコメ展開、い、いちいち私に報告しないでよ・・・!」 戦刃「・・・そのようなことではないから安心して」 舞薗「それで戦刃さん、頼みたいことって何ですか?」 戦刃「うん・・・実は・・・・・・・ふ、服を選ぶのを手伝って欲しい・・・の・・・/////」 舞薗「服・・・ですか?」 戦刃「そう・・・実は私、制服以外にジャージと昔着ていた軍の服しかなくて・・・こんなことを頼めるのはあなたたちだけなの・・・」 霧切「・・・江ノ島さんはどうしたの?江ノ島さんの方が私たちより、ファッションに詳しいと思うのだけれど?何よりあなたたち姉妹だし、相談しやすいと思うのだけれど?」 セレス「そうですわね・・・江ノ島さんは仮にも“超高校級のギャル”・・・いくつもの雑誌のモデルをしていらっしゃいますし、ファッションに関しては私たちより上だと思いますけど?」 戦刃「・・・・・・そのことなんだけど・・・・・・」 回想--------------------------------------------------------------------- 戦刃「・・・・ねぇ盾子ちゃん。今度服買いに行かない?私じゃ何が似合うかわからないし・・・」 江ノ島「あーごめん、今週末まで雑誌の撮影だから無理。てかお姉ちゃん、外に出ないでしょ?出るとしたらトレーニングかコンビ二行くぐらいだし。好きな人でも出来た?もしかして苗木だったり?」 戦刃「そ・・・そんn「てゆーかさ、あたしたち双子だけど絶望的に方向性が違うじゃん?方向性がさ。幾ら同じ顔でもあたしの服をお姉ちゃんが着ても絶望的に似合わないと思うの。 てゆーかまずサイズが違うし。特に胸とか胸とか胸とかね。だから多分一緒に言ってもアドバイスできないと思うよ、お姉ちゃんはあたしと比べて絶望的に残念だし。特に胸が。そー言うわけだからさ、他の人誘ってね、お姉ちゃん。」 戦刃「そう・・・・分かった・・・・・・」 舞薗「そうなんですか・・・そんなことが・・・」 霧切「江ノ島さんも酷いわね・・・実の姉の頼みを断るなんて・・・」 戦刃「いいんだ。姉って言っても実際は一緒にいた時間のほうが短かったし。それに盾子ちゃんは今の仕事を楽しんでるみたいだからそっちを優先して欲しいし・・・」 朝日奈「でもさー何で急に服を買おうと思ったの?今までは特に困らなかったんだよね?」 戦刃「別に急にってわけじゃないの・・・前から盾子ちゃんが出てる雑誌は読んでたし、ファッションにも興味はあった。 でも普通に生活するならジャージとかで良かったんだけれど・・・ただ、今度ばかりはそうもいかなくなったの」 セレス「と言いますと?」 戦刃「今週末にすこし出かけることになって・・・けど、休みの日に制服は目立つし、軍服だと論外。近所ならジャージでも恥ずかしくはない・・・けど今回はジャージじゃ流石に恥ずかしい場所だから・・・」 舞薗「なるほど・・・だからデートに最適な服を選んで欲しい、ということですね?」 戦刃「デ、デートだなんて・・・別に、そんなことでは・・・////////////」 舞薗「隠してもだめですよ?戦刃さんの表情にしっかり出てます。何より私・・・エスパーですから♪」 腐川「な、なによ・・・やっぱりラブコメ展開じゃないのよ・・・・・!で、でもあたしと白夜様の関係には程遠いわね・・・ま、まだデートすらしたことないなんて・・・//////」 朝日奈「あれ?腐川ちゃんが十神に一方的じゃなかったけ?いつから付き合ってるの?」 腐川「あ、あたしは恋人とかを遥かに凌駕した所にいるのよ・・・!白夜様が靴を舐めろと言えば喜んで舐めるし、呼吸を止めろといえば喜んで止めるわ・・・!」 朝日奈「それ・・・ただ単に良いように使われてるだけじゃ・・・」 腐川「い、いいのよ・・・!白夜様の幸せは即ち、あたしの幸せでもあるのよ・・・!そのためなら、さ、殺人でも何でもするわ!」 霧切「物騒なことを言ってる腐川さんはおいといて・・・そのデートの相手は誰かしら?戦刃さん?」 舞薗「あ!私もそれ知りたいです!戦刃さん誰なんですか?」 戦刃「いや・・・だから・・・その・・・デートなんか・・・じゃ・・・///////」 大神「待て、話が脱線してきているぞ・・・戦刃の服選びを手伝う、というの話ではなかったのか?」 霧切「・・・そうだったわね・・・」 大神「それに戦刃はデートではないと否定しているのだ。本人がそういうのであれば、そうなのだろう」 舞薗「そうですね・・・戦刃さんごめんなさい・・・」 戦刃「いや・・・いいの・・・私は気にしてないから・・・」 セレス「さて、お話も終わったことですし早く行きません?早く行かないと日が暮れてしまいますわ」 そうセレスが言ったので時計を見ると時刻は16時30分を回っていた。真っ暗というわけではないものの、辺りは暗くなり始めていた。 舞薗「そうですね、最近は日が暮れるのも遅くなってきてますけど、急がないといけませんね。」 霧切「お店はどこが良いかしら?この辺だと一番『島村』が近いけど?」 朝日奈「えーやっぱり『10Q』じゃないかなー?あそこは凄くいいって聞いたんだけど」 舞薗「いえ、やっぱり普通のデパートが良いと思いますよ?いろんな店舗が入ってますから色んなジャンルの服が置いてありますし戦刃さんに似合うのも見つかると思います。」 大神「うむ・・・我は舞薗の意見に賛成だ・・・種類があるということは、それだけ選べる範囲が広いということだしな・・・戦刃はどこか希望する場所はあるのか?」 戦刃「・・・服を選ぶ買うこと自体が初めてだから・・・でも選ぶのならやはり選択肢は多いに越したことはないと思う」 セレス「それではデパートでよろしいのですね?」 戦刃「・・・・・」コクッ 大神「決まりだな・・・」 舞薗「そうと決まれば善は急げです!暗くならないうちに急ぎましょう!」 全員「オー!」 戦刃「・・・・ありがとう・・・みんな・・・・・・・・・」 ○×デパート四階------------------------------------------------------------------------------------------------ 大神「戦刃は日本に来る前は傭兵をしていたのだったな?戦場ではどのような格好が主だったのだ?」 戦刃「様々、だ。私が所属していたフェンリルでは決まった服装もなかったからな。 基本的には野戦服を着ていたが、場合によっては敵から服を奪って潜入したり、特殊加工のバトルスーツを着たり、時には裸同然で任務を遂行したこともあった。」 朝日奈「は、裸同然って・・・かなりハードなんだね・・・」 戦刃「戦場というのはそんなものだ。私は潜入工作が主だったのだが、ヘマをして敵に見つかり身包みを剥がされた一回だけだ。 すぐに仲間が助けに来てくれたから助かったのだが・・・」 霧切「危機一髪だったのね」 戦刃「そうだな、今思えばかなり危なかった。その後、私は二度とそんなヘマをしないよう、フェンリルを一度はなれてある男の元へ修行に出た。 実を言うと私の今の戦闘技術の大半はその男から伝授されたものだ」 朝日奈「へーそれでその人はどんな人だったの?」 戦刃「傭兵の能力は凄かったが・・・人格としてはかなりおかしいところがあったな。携帯食料の代わりにカロリーメイトを常備していたし、潜入任務に水着やタキシードを着ていったこともあった。 そして何よりダンボールに心酔していたな。ダンボールの魅力について5時間講義を受けさせられたこともあったくらいだ。」 セレス「その方は特殊な性癖をお持ちのようですわね・・・ダンボールを愛しているなど・・・」 大神「しかし・・・戦刃の師匠であるならばその実力は凄いものだろうな・・・手合わせしてみたいものだ・・・」 戦刃「彼の編み出した技術は世界中の軍隊も注目している。幾ら大神でも、勝てるかどうかは分からないな・・・」 大神「ふふ・・・そう簡単にやられるつもりはないぞ・・・?」 腐川「あ、あんたたち・・・話に夢中になってんじゃないわよ!戦刃の服を買いにきたんじゃないの!?」 朝日奈「あ・・・そうだったね・・・つい夢中になっちゃった・・・」 舞薗「ふふ・・・それじゃあ急ぎましょうか、あんまりゆっくりしてもいられませんしね」 霧切「そうね・・・夜になるまで時間も少ないみたいだし・・・早くしましょう」 それから一時間・・・・アイドルである舞薗の意見を中心にして服を選んでいったのでさほど時間は掛からなかった。 戦刃を象徴するクール系をはじめ、可愛い系、さわやか系の組み合わせを選んでいき、レジで精算した後はデパート内のレストランで夕食をとった。 そのため、外に出る頃には辺りは真っ暗になっていた。 朝日奈「うわ~・・・真っ暗だね~・・・セレスちゃんなんか真っ黒の服だからどこにいるのか良く分からないや・・・」 セレス「朝日奈さん、あなたの目は節穴ですか?わたくしは目の前にいますわよ?」 朝日奈「うわ!セレスちゃん、ビックリさせないでよ~・・・」 大神「朝日奈よ・・・セレスは先ほどからお主の前にいたぞ・・・」 舞薗「ふふふ・・・でも、良かったです!戦刃さんに似合う服が見つかって!」 戦刃「みんな・・・ありがとう・・・わざわざ付き合ってもらって・・・」 舞薗「いいんですよ!お礼なんて!それに私たち・・・友達じゃないですか!」 戦刃「・・・・友達・・・・・・・・・・・」 舞薗「そうです!友達です!また何かあったら、相談してくださいね?力になりますから!」 大神「そうだな、我らは同じクラスメイトだ。手合わせを望むなら我がいつでも相手になろう・・・」 朝日奈「じゃああたしは一緒にトレーニングを手伝ってあげる!一人じゃ出来ないトレーニングもあるだろうし!」 セレス「わたくしは・・・そうですわね、紅茶を飲みたいときは是非仰ってくださいな。おいしい紅茶の淹れ方を教えて差し上げますわ。」 腐川「あ、あたしは何にも出来ないけど・・・愚痴くらいならべ、別に聞いてあげても良いわよ・・・!あ、あんたの話、意外と面白いし・・・何より小説のネタになりそうだし・・・!」 霧切「何か探し物があったら私に言ってね。どんなものでも、直ぐに見つけてあげるわ」 戦刃「みんな・・・・本当に・・・本当にありがとう・・・!」ホロリ 朝日奈「もー、戦刃ちゃん泣かないの!」 戦刃「本当にありがとう・・・これで今週末、苗木に恥ずかしい思いをさせずに済む・・・」 「・・・・・え?」 戦刃「・・・どうしたの、みんな?」 キョトンとした皆をみて、戦刃もキョトンとしてしまう。 舞薗「戦刃さん・・・苗木君に恥ずかしい思いって、どういう・・・」 戦刃「ああ、実は苗木から今週末に映画を観にいかないかと誘われてな。ちょうど観たいと思っていたものだったし、断る理由も特になかったから了承したんだ」 霧切「・・・それと今日の服選び、一体何の関係があるのかしら?」 戦刃「私は別にジャージでも良かったのだが・・・でもどうやらそれはしてはいけないことだと前に盾子ちゃんから聞いていたから。周りに迷惑がかかるからって。特に一緒に行った人たちが恥ずかしいからって。誘ってくれた苗木に迷惑はかけられないから・・・」 大神「だから今回、服を買うということになったわけか・・・」 戦刃「そう・・・でも私自身服を買ったことがないから何を基準に選べばいいか分からなかったし・・・だからみんなに協力してもらって・・・」 朝日奈「いや、それはいいんだけどさ・・・それってその・・・所謂デートなんじゃ・・・」 そう朝日奈に指摘された戦刃は、しばらくすると顔を赤らめた。 戦刃「きょ、今日は本当にありがとう!あ、あんまり遅いとじゅ、盾子ちゃんが心配するから!先に帰るね!じゃあ!」 普段の彼女からは想像も出来ない慌てぶりで、その場を立ち去った。 朝日奈「あ!ちょっと戦刃ちゃん!・・・行っちゃったね・・・」 セレス「それにしても朝日奈さんに言われるまで気づかないなんて・・・彼女は朴念仁ですわね・・・」 大神「苗木も十分朴念仁だと思うがな・・・だからこそ相性が良いとも言えるが」 腐川?「あらぁ~あの傭兵ちゃん意外と可愛いとこあんのねぇ~?あんなに顔を紅くして慌てちゃって。ゲラゲラゲラ!」 朝日奈「あれ、ジェノちゃん何時からいたの?」 ジェノ「何時からいたの?とかはど~でもい~じゃな~い!こんな修羅場は滅多にお目にかかれないのよ?参加しないほうがおかしいわぁ~~~~!」 朝日奈「修羅場?」 舞薗「・・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・ 霧切「・・・・・・・・・」キリギリッ 朝日奈「さくらちゃん、ふ、二人が怖い・・・!」 大神「朝日奈よ・・・大丈夫だ・・・我がついている・・・」 セレス「全く・・・苗木君も気の多い人ですわね・・・わたくしのナイトになるお方が・・・」 ジェノ「まーそこのゴスロリのことはおいといて、あの純情ちゃんが家に帰った後にどんな反応するか楽しみだわー」 朝日奈「?それってどういうこと?」 ジェノ「じ・つ・は♪買った服の中にエロ下着を紛れ込ませといたのよ~~!とびっきり際どいのをね? あの純情ちゃんのことだから真っ赤になるのは必死だと思うけど、もしかすると思い込んで・・・みたいなことがあるかもとおもうだけであはぁ~~~~~んもう耐えられなぁ~い!濡れるッ!」 霧切「・・・舞薗さん、今週末空いてるかしら?空いてるなら私の仕事を手伝って欲しいのだけれど・・・?」 舞薗「奇遇ですね、霧切さん。今週末の予定は特にないです。私で手伝えることなら、手伝いますよ・・・?」 霧切「そう・・・良かったわ。詳しい内容は寄宿舎でしましょうか・・・大事な案件だから聞かれたらまずいし・・・」 舞薗「そうですね・・・失敗しないよう、しっかり作戦を練らないといけませんしね・・・」 霧切・舞薗「「ふふふふふふふ・・・・・」」 朝日奈「・・じゃ、じゃあそろそろ帰ろうよ!もう遅いし!ね!?」 大神「む、そうだな・・・早くしなければ皆心配するであろうしな・・・」 朝日奈「そ、それじゃあ急いでいこう、!そうしよう!」タッタッタ・・・ 大神「朝日奈よ、走ると危ないぞ・・・!」タッタッタ・・・ セレス「(・・・ジェノサイダーさん、下着を入れたというのは嘘でしょう?そんな暇はありませんでしたし・・・何より、外に出るまではずっと私が付いていましたから・・・)」 ジェノ「(あららー・・・バレちゃってた?ま、嘘では殿堂入りのアンタに勝てないと思ってたけどね。でもまあ、顔を真っ赤にさせるものは仕込ませたのは本当よ?)」 セレス「(ほぅ・・・一体何を仕込ませたのです?あの短い時間の間に・・・)」 ジェノ「(何?知りたいの?じゃあ特別に教えてあげるわ!正解は苗木の×××のサイズを書いた紙を入れ込んだの!まあ見たことねーから実際の所どのくらいかはわかんねーんだけどさ。 でもあの純情ちゃんには刺激的なものに変わりはないしね~?)」 セレス「(全く・・・あなたは下品ですわね・・・あなたは“超高校級の文学少女”なのですから苗木くんの×××が戦刃さんの△△△にバキューンするぐらいのを書いてもらわないと面白くもなんともないですわ・・・)」 ジェノ「(いや、文学少女は根暗の方だしあたしは殺人鬼だし・・・ていうかあんたの方がよっぽど下品だと思うけど?)」 セレス「(ふふふ・・・週明けが楽しみですわ・・・!)」 江ノ島盾子の部屋--------------------------------- 戦刃「・・・ただいま」 江ノ島「お姉ちゃんお帰りー今日は遅かったね?何してたの?」 戦刃「・・・皆と服を買いに行ってた」 江ノ島「嘘!?お姉ちゃん服買ったの!?万年ジャージ女の絶望的に残念なお姉ちゃんが!?どんな服買ったの!?見せて見せてー!」 戦刃「殆ど皆の意見を参考にして買ったものだけど・・・あと残念言うな」 江ノ島を自分の部屋にあげると、江ノ島はすぐさま批評し始めた。 江ノ島「この王道中の王道は舞薗さやかね・・・このゴスロリ感の強いのはセレスなんとか・・・この陰気な感じは腐川ので・・・この修行着みたいなのは大神の・・・ これは朝日奈の・・・ていうかジャージじゃんこれ。朝日奈らしいといえば朝日奈らしいけども。これは霧切の・・・ん?」 戦刃「どうしたの、盾子ちゃん?」 江ノ島「いや、なんか書かれた紙が落ちてきたんだ、け、ど・・・?」 戦刃「紙?値札のこと・・・じゃなさそうね・・・一体何が書いて・・・!?」 江ノ島「・・・お姉ちゃん・・・実の妹でもこれは流石にドン引くよ・・・?苗木の×××のサイズとか・・・」 戦刃「ち、違うの・・・というかそんなのがいつの間に・・・盾子ちゃん、本当にち、違うの・・・」 江ノ島「ていうかお姉ちゃん今週末出かけるって言ってたよね?もしかして苗木と行くの?ていうかお姉ちゃん苗木のこと好きなの?つーかお姉ちゃん肉食系だったっけ?」 戦刃「ち、違うの・・・!いや、違わないけど・・・でも違くて・・・・・・・」 江ノ島「いや、お姉ちゃんが誰とどこ行こうが、誰と付き合おうがあたしには関係ないけどさ、これは流石にヤバイと思うよ?・・・色んな意味で」 戦刃「だ、だからそんなんじゃ・・・い、色んな意味でって?」 江ノ島「一言では言い表せないけど、とりあえず今週末は気をつけた方がいいと思うよ?じゃああたしは自分の部屋に戻るから。じゃあねー」 そういい残して江ノ島は自分の部屋に戻っていった。 戦刃「ちょ、ちょっと盾子ちゃん・・・!・・・・・行っちゃった・・・・」 部屋には自分以外に今日買った服と苗木の×××のサイズ(嘘)が書かれた紙が落ちている・・・ 戦刃「(・・・それにしても一体誰が・・・というよりこの情報は正しいのだろうか・・・もし正しいのだとしたら・・・・・・私は・・・・)」 そんなことを考えていると顔が真っ赤になり、急いで散らばった服を片付け、紙は丸めてゴミ箱へ投げ捨てた。その後ベッドに倒れこんでいつものように眠りに落ちようとしたが、 メモの内容が頭から離れずに悶々として眠れなかった。そして翌日、苗木の顔をまともに見ることができなかったので周囲から不思議に思われたのは言うまでもない。
https://w.atwiki.jp/dgrpss/pages/719.html
――ぎ……ん……きて……えぎくん…… ――な、に……? 何か聞こえ…… 「苗木君起きなさい」 ――バチンッ! 「いだっっ!? 何っ!? えっ、何っ!? えっ!? 霧切さん!?」 僕は左頬に激しい痛みを感じて飛び起きようとした――けれどそれはできなかった。恐 らく今僕の頬をひっぱたいた犯人であろう霧切さんがベッドで寝ている僕に馬乗りになっ ていたからだ。当然僕は状況を飲み込めずパニックに陥った。 「え!? なんで霧切さんが僕の部屋に居るの!? ていうかなんで僕の上に乗ってる の!?」 「あなたが何度言っても起きないからよ。鍵も開いていたし、それにここまでの熟睡って ……あなた簡単に殺されるわよ?」 混乱する僕を前に霧切さんはいつも通り冷静に淡々と話す。でも、僕はそれどころじゃ ない。お腹の上の柔らかい感触で今にも発狂しそうだった。 「わかった! わかったから!今後は気を付けますからお願いですから降りてください っ!!」 「……そんなに必死になるほど重かったかしら」 「そ、それは違うよ! 別の問題があるからぁあっ!! とにかく降りてっ!」 僕が必死に叫ぶと彼女は「別の問題?」と眉を顰めながら呟いてようやく僕の上から降 りてくれた。ちょっともったいないかも、なんて全っ然思ってないけど、もう少しで本当 に色んな意味でやばかった。精神的に死んでたかも。 「苗木君? あなた顔が赤いわよ。息も上がってるし発汗もみられる……具合でも悪いの かしら」 「え、霧切さんが突然現れるからびっくりしただけだよ!(どう考えても君のせいじゃない か!)」 「苗木君、すぐにバレる嘘は感心しないわよ」 「え……ちょ、ちょちょちょ、霧切さんっ!?」 僕の嘘について批判しつつ、なんと彼女の顔が僕の顔にどんどん近づいてきた。 ――えっ?何これ?僕キスされるのかな。 そう一瞬でも思ってしまったら僕が焦らないわけがない。けれど、もちろん当然霧切さ んがそんなことをするわけがなかった。至近距離に霧切さんの顔があるのが恥ずかしくて 目を瞑っていたら、コツン――という感触が額にあった。恐る恐る僕が目を開けると、相 変わらず至近距離に霧切さんの顔があり、その額は僕のと重ねられていた。僕はようやく、 さっきの会話の流れを考えてみても、僕の熱の有無を確かめてくれているんだと分かった。 「あ、あの……霧切さん?」 「……少し微熱程度くらいには熱がありそうね。でも高熱じゃなくて良かったわ」 離れた霧切さんが、僕を案じてくれる言葉をかけながらフッと笑った。いつもポーカー フェイスを維持している彼女だから、時々見せる笑みに僕はいつもドキリとしていた。 「あ、ありがとう。でも、熱を確かめるなら手で……あっ、手袋してるからか」 「ええ、そうよ。何か不快だったかしら? だとしたら謝るけど」 「いや、そんなことないよ! こっちこそごめん、変なこと言って」 「別に気にしてないわ」 霧切さんはそういうと右手で髪を払った。その仕草と、サラリと動く綺麗な髪に僕は一 瞬見とれる。ここだけの話、僕は霧切さんのその仕草が好きだったりする。 「それで、どうして僕の部屋に?」 「ああ、そうだったわ。苗木君のせいで忘れるところだった」 「どう考えても僕のせいじゃないと思うけど」 「何か言ったかしら?」 「……あの、霧切さん? この際だから言うけど人の部屋、っていうか異性の部屋に勝手 に入ってくるのはよくないと思うんだ」 僕はそのまま何も言わず用件を聞こうとも思ったけど、なんだか霧切さんはそういう所 が危なっかしい気がして、僕の考えを話すことにした。 「勝手に入ったのは悪かったわ。でも叩かれるまで起きない人がインターフォンの音程度 で起きるかしら?」 「うっ……それは……でも! それはダメだよ! 僕だって男なんだよ!?」 僕が意を決して言い放った言葉に霧切さんが、珍しく驚いた顔をした。でもすぐにいつ ものポーカーフェイスに戻……え?霧切さんが笑ってる? 「き、霧切さん?」 何か霧切さんの様子がおかしいことに気付いた僕の問いかけを無視するように、霧切さ んが無言のままベッドの方に近づいてくる。それだけじゃない。彼女は何を考えているの か、ネクタイを緩めシャツのジッパーを少しだけ下ろして――って、えぇっ!? 「ちょ、霧切さん何やってるの!?」 「ネクタイを緩めてジッパーを下げたのよ」 「いや、そうじゃなくて!! 見えたらいけないものがもう少しで見えそうなんだけど!」 「見たいの?」 いつもの僕をからかう時の笑みを浮かべながらとうとう霧切さんが再びベッドの上どこ ろか僕の太ももの上に乗って来た。そして彼女の右手が僕の左胸に添えられる。もう何が 何だかわからない。僕の動悸は全力疾走をしても足らないほどに激しく脈打っていた。霧 切さんは分かっているのにわざっとやっている。いくら僕だって理性が揺さぶられないは ずがない危険な状況だった。そして霧切さんは僕の耳元に顔を近づけて言った。 「すごい、動悸ね。ふふっ……ねぇ、苗木君。あなたは確かに男の子だけど、私の信頼を 裏切るような甲斐性はないわ」 「へっ?」 僕が間抜けな声を出すと、霧切さんは何事もなかったように離れて服装も元に戻した。 何だか男としてはすごく複雑なことを言われた気がする。 「ね? あなたは、こんな状況になっても何もできなかったでしょ? だからあなたの反 論は認められないわ。でも……確かに男の子だというのは認めるけど」 少し顔を下に向けながら言う霧切さんの視線を追うとそこには――っ!? 「うわぁあっ!! み、見ないでよ霧切さん! セクハラだよっ!!」 僕は顔の熱がさらに上がるのを感じながら、足元にくるまっていた布団を急いで抱え込 んだ。霧切さんはそれを見て笑ってるんだから本当に性質が悪い。 霧切さんには適わないな。それを痛感した精神疲労の激しい夜だった。 ― END ―
https://w.atwiki.jp/kvdflkflvlk/pages/34.html
__, -- 、 , . . .ヽ、 / i Y .ヽ、 // i ! . . . .\ ヽ . ヽ、 // . | . { .| i 、 ! ハ . ヽ / ハ ト、 |、ト、 |りX ノ ハ | ヽ ´ /i トX從ミ `イ豺刋 / イ . ヽ イ ./ | ト ヽ沙' , ゝ‐イ イ /j . ヽ、. / / / | 、 |_ヽヽ __ ノ / // ヽ / . / / -=ニ三rく三ト - イ /ノ ヽ /. //ニ三三 {⌒´ /7「 \ / i` ト, 、 . ´ ∧三三三7 }ノ7ハ. 水、 } ff ` . .{ (. / .∧.三三/ ' V / ハ V {{ / ヽ . ヽ/ / ∧三/ | V し1V1し′ {' ヽ、 ヽ. . / / { У | jV ij ij { 、 ヽ | l ノ. /| / !_ ノイ 7 . .. |、 \ __> 〈 ノノ . . /{ { / { / .. Lヽ._八... ∨ . ノイ ! 〉 . | .. | / } /. { V レ'´ . . . ... . | / ノ ヽ、 ∨ / . .. ... . .. . ...{ / く ト、 ヽ / 〈 .. ..... .......... )′ / ヽ ヽノ .{ . { / タエエエエエ工エエエエ( 〈 ヽ \.乂 \./ 〉く. /X Xノ \ レハ }、 ヽ、 ヽ ヽ / `/ /7> < .! X / レ'ハ ∧ . 〈 ノ /く \ノ >く..j ><.. j 、/ ヽ X ノマ彡' ,. ( ∠ / `ヽ ..___| ____厶 __ - 个 | , -‐ ' `て{ く. l..____..| !..___..| ハ / (´ ` ̄> ノ l . . . . . | | . . . . . | `ヾー- 、 ヽ、 ( < l . . . . . ト- } . . . . .! ..ノ ノ < ⌒` l . . . . . l く´! . . . . .ト ) ` ̄て) 【情報】 ・逢坂大河(とらドラ!) ・Aランク上位の神格者、バトルジャンキー ・苗木と同い年の高校生(高専生ではない?) ・クエスト”駆け落ち”のベリーハード対象 ・ベストでない状態(疲労:89)で、苗木の”太極”を正面から破る実力者 ・奇策を使わず、正々堂々と戦った苗木を認めた 【能力】 ・『四神・白虎』:四神の一つである白虎の神格を持つ ・近接戦闘に於いては、事情ならざる力を発揮するが、特に、結界術に関しては群を抜いた技量を誇る 【初登場回】 ・第85話:https //yaruomatomex.blog.fc2.com/blog-entry-3750.html
https://w.atwiki.jp/dragoncage/pages/801.html
妖精の舞う花園 概要 ティラの樹海の奥深くに存在する一年通して尽きることなくさまざまな花が咲き誇る場所。 動物、幻獣、妖精が自由気ままに暮らし、その中心となる木々の開けた場所には、 一対の世界樹の苗木が存在し、それはそこに住まうものと、守護者たる守りの剣と同化したドライアードによって守られている アクセス アルフレート宅庭の枯れ井戸に扮した妖精の小道を通ってすぐ。 地理的にアルフォート側から出入りも出来なくもないが、住人の案内なしにたどり着くのは至極困難。 エリア情報 花園のコテージ "花園の歌姫"シルフィールとコハクと呼ばれるエルフが住んでいる、小さなコテージ。 窓から双子の世界樹が見える位置に作られている。 花園の広場 直径100mほどの、背の低い草花だけが咲くごく小さな丘。 その中心に、1対の世界樹の苗木が生えている。 若草の衣をまとう、守りの剣と同化したドライアード、"未来(ユメ)の護り刀"ウィリアリアがこれを護っている。 転移の魔法陣 花園の外れ、鬱蒼と茂る草木の間を抜けた先に、淡い薄桃色に輝く魔法陣が存在する。 妖精郷へ続く魔法陣の一つらしい。 その他 守りの剣について "未来(ユメ)の護り刀"ウィリアリアに同化した一振りのみ存在。 ウィリアリアに同化したことで特殊な性質を持つ。 範囲:限界距離約半径500m、中心から離れるほどに効果が弱まる。 効果時間:おおよそ3ヶ月。 特殊能力:範囲内に存在する剣の欠片から大地を通じて徐々に力を吸収し結界維持の力とする。 そのため効果時間にムラが出るが、消費量>吸収量であるため結界維持の儀式自体は必要。 製作者:深風
https://w.atwiki.jp/dgrpss/pages/449.html
霧「37.5度…微熱ね」 苗「でも、昨日に比べればだいぶ楽になったかな」 霧「だからといって油断は禁物よ? 熱が下がりきるまで、今日一日は安静にしていなさい」 苗「…うん。そうさせてもらうよ」 霧「素直で結構ね。それにしても…」 苗「何?」 霧「『バカは風邪をひかない』なんて言うけれど、『バカ正直』はこの場合の『バカ』には含まれないのね。あなたのお陰で一つ勉強になったわ」 苗「ちょ…ちょっと、霧切さん…!」 霧「…ふふっ、ごめんなさい。流石に今のは失礼だったわね」 苗「もう…病人をからかわないでよ…」 霧「悪かったわ。あなたと話していると、どうにも余計なことまで口をついてしまうみたい」 苗「…僕のせいなの?」 霧「どうでしょうね。まぁそれはともかく…何か、さっきの件のお詫びをさせてちょうだい」 苗「い、いや…そこまではいいよ」 霧「そう言わないで。そうね…何がいいかしら」 霧(そろそろ昼食時だし…お粥でも作ってあげましょうか。それくらいなら私でも問題なく作れるし…) ピンポーン 苗「あ、インターホン」 霧「…来客みたいね」 苗「うん。ちょっと出てくるね」 霧「待って。あなたは病人でしょう? 私が行くわ」 苗「そ、そう? それじゃあ…悪いけど、お願いするよ」 霧「ええ…」 ガチャ 霧「…あら」 舞「あ、霧切さん! 霧切さんも苗木君のお見舞いですか?」 霧「…まぁ、そんなところね」 苗「舞園さん!? 駄目だよ、ライブが近いんでしょ? 風邪がうつったりしたら…」 霧「……」 舞「平気ですよ。私、こう見えても体は強いんですから!」 苗「でも…」 舞「それより、お粥作ってきたんです! ほら、もうすぐお昼時ですし」 霧「!」 苗「わざわざ…僕のために?」 舞「ふふっ、その通りですよ。食べてくれますか?」 苗「も、勿論! ありがとう、舞園さん!」 霧「…………」 ◆ 苗「それじゃあ、いただきます」 舞「はい、どうぞ!」 パクッ 苗「…熱っ!?」 舞「苗木君!? だ、大丈夫ですか!?」 苗「う、うん…少し熱かっただけだから」 舞「…ごめんなさい」 苗「ちょ、ちょっと…そんなに落ち込まなくても…」 舞「もっと冷ましてから持ってくるべきでした…私、気が回らなくて…ごめんなさい」 苗「そんな、謝るようなことじゃないよ!」 舞「……」 苗「僕はほら、全然何ともないからさ!」 舞「そう…ですか…?」 苗「気にしないでいいって、ね?」 舞「…苗木君って本当に優しいんですね…」 苗「え? や、優しいだなんて…ははっ、これくらいで大袈裟だなぁ…」 霧(…何、赤くなってるのよ…) 舞「あの…苗木君。お詫びというわけじゃないんですけど、スプーンをこっちに貸してもらえますか」 苗「あ、うん。いいけど…何するの?」 舞「それはですね…」 フーッ フーッ 霧「……!?」 苗「え…ちょっと、舞園さん? そ、そこまでしてくれなくても…」 舞「駄目ですよ。風邪をひいている苗木君に、このうえ火傷までさせたりなんて絶対にできませんから」 フーッ フーッ 舞「…これでもう熱くないですよ?」 苗「あ、ありがとう…」 舞「それじゃあ、口を開けてください。『あ~ん』って」 霧「!!?」 苗「い、いいよ! そ、それは流石に…自分で食べられるから…」 舞「『あ~ん』……」 苗「ちょ、ちょっと…舞園さん?」 舞「『あ~ん』ですよ、苗木君」 苗「あ……あ~ん……」 パクッ モグモグ 舞「どうですか?」 苗「う、うん…おいしい、よ…」 舞「本当!? よかった…!」 霧「………………」 舞「はい、『あ~ん』」 苗「ま、また…?」 舞「当然です。ほら、『あ~ん』して下さい!」 苗「あ、あ~ん…」 霧「………………………………」 ◆ 舞「あ、もうこんな時間…。ごめんなさい、私もう仕事に行かないと…」 苗「うん、頑張ってきてね。それからお粥、ご馳走様」 舞「どういたしまして! それじゃあまた…霧切さんも」 霧「…ええ。いってらっしゃい」 舞「はい、行ってきますね。お邪魔しました!」 ガチャ バタン 苗「……(ニヤニヤ」 霧「…随分嬉しそうね」 苗「え…そ、そうかな?」 霧「…まぁ当然よね。国民的トップアイドルに手料理を振舞われて…そのうえ手ずから食べさせてもらって、嬉しくない筈がないわよね」 苗「い、いやあ…」 霧「全国一千万の舞園さやかファンに知られたら…さぞ恨まれることでしょうね、あなた」 苗「お、脅かさないでよ…はははっ…」 霧(何よ、鼻の下伸ばして…) 霧「まぁいいわ…それより食後の薬を飲まないとね」 苗「あ、ああ…そうだね」 霧「昨日処方してもらったのは、机の上のこの薬袋かしら。錠剤二つに、粉薬が一袋…」 苗「……」 霧「どうかした? 水ならそこにあるけれど」 苗「う、うん…」 ゴクン 苗「ふぅ…薬も飲んだし、一眠りでもしようかな」 霧「苗木君、まだ粉薬が残っているわよ」 苗「あ、ああ…それは…えっと、後で飲むよ」 霧「服用は食後三十分以内、と薬袋に書いてあるわ。一眠りする前に飲むべきだと思うけれど」 苗「そ、それは…」 霧「……」 苗「なんというか…その…」 霧「あなた、もしかして…粉薬が苦手だったりするの?」 苗「!」 霧「…図星みたいね。錠剤と粉薬の残数が合わないことからして、昨日も粉薬だけ飲んでいない様子だし」 苗「うっ…」 霧「まったく…子供じゃあるまいし…」 苗「そ、そうだけどさ…誰だって苦手なものの一つくらいあるでしょ!?」 霧「その通りかもしれないけれど、そういう問題ではないわ。あなただって早く治したいでしょう?」 苗「で、でも…飲まなくても、ちゃんと熱は下がってるし…」 霧「はぁ…あなたね…」 霧「……ああ、そうだ。いいことを思いついたわ」 苗「…いいこと…?」 霧「あなたに薬を飲ませる方法よ」 苗「それって…?」 霧「あなたは大人しく、じっとしていなさい。私に任せておけばいいから」 苗「い、一体何を…?」 霧「…水、もらうわね」 苗「あ、そのコップ…さっき僕が…」 グッ 苗(水を口に…?) 霧「……」 ビリッ ザッ 苗(今度は…粉薬を…!?) 霧「……」 苗「あ、あの…霧切さん…?」 ガシッ 苗(か、肩を掴まれた…これって…?) 霧「……」 苗「ちょ、ちょっと…顔が…近…」 霧「……」 苗(って、どんどん近づいて……!!?) チュプ 苗(え…えええええ!?) 霧「……んっ……」 ゴクン 苗(薬が流れ込んで…くる…。口移しって…やつなのか…?) ゴクン ゴクン 霧「ふっ……ん……」 苗(いや…それよりも霧切さんの唇が柔らかくて…舌先がちろちろ触れて…) ゴクン ゴクン ゴクン 苗(気持ち…いい…) ◆ プハッ 霧「…ふぅ」 苗「…………」 霧「上手くいったわね」 苗「…………」 霧「粉薬なんて別にどうってこともなかったでしょう?」 苗「いや…あの…どうってことも…っていうか…」 霧「何かしら?」 苗「き、霧切さん…いいいいい今のは…その…一体…!?」 霧「…何を慌てているのかしら」 苗「い、いや…だって…」 霧「最初に言ったじゃない。『あなたに薬を飲ませるためのいい考え』よ」 苗「え、ちょっ…その…それでいいの!? 霧切さん的に!?」 霧「…あなたが何を言わんとしているのか分からないわ」 苗「い…いやいやいやいやいや!」 霧「…さて、私もそろそろ行かないとね」 苗「え?」 霧「薬も飲んだことだし、あなたもゆっくり休むといいわ」 苗「ちょ、ちょっと待ってよ…!」 霧「その調子なら、もう明日には回復しているでしょうけれど…時間があれば、また様子を見に来るわ。お休みなさい」 苗「き、霧切さん!」 ガチャ バタン 苗(な、何だったんだ…夢かコレ?) 苗(まだ…ドキドキしてる…) ◆ バタン 霧(……) 霧(やった…やってみせたわよ…) 霧(今日のところは私の勝ちよ、舞園さん…!) 【続く】