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無着成恭(むちゃくせいきょう)さんの教育実践記録 「山びこ学校」の舞台となった山形県上山市立山元小中学校で15日、 最後の卒業式が行われ、126年の歴史に幕を閉じた。 ヤフーニュースhttp //headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090316-00000640-yom-sociより 最後の卒業式となると、 思いも大きいでしょうね。 みんなが卒業する卒業式ですね。 卒業祝い関連商品はこちら 卒業祝い
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【メリア】「私の名前はラズメリア・シュヴァイツァー。ラズメリア様でも、メリア様でも好きな方で構いませんわ。」 【メリア】「せっかく旅に出たのですもの、家で身につけたこの技を存分に使って魔族を一掃してみせますわ。名を広める程度に。」 【メリア】「えっ、いやらしいこと……お、おふざけもいいいいかげんになさい!!!(顔真っ赤にしつつ)」 【メリア】「(…でもこんな調子じゃ襲われても仕方ありませんわね。…でもそれでも……あぁだめだめ。でも…)」 http //www.grifis.net/trpg/wiki/wiki.cgi/15thmoon/HC?page=%A5%E9%A5%BA%A5%E1%A5%EA%A5%A2%A1%A6%A5%B7%A5%E5%A5%F4%A5%A1%A5%A4%A5%C4%A5%A1%A1%BC 【GM】 【GM】 【GM】†HeroineCrisisTRPG† 【GM】―ランドリューフ戦記― 【GM】 【GM】【魔術師ラズメリア・淫惑の舞台】 【GM】 【GM】■スリリングな旅 【GM】君が魔術師として将来を嘱望されて育ちながら、女性としてはあまり嗜みを身につけなかったのはある意味仕方ないことだ。 【GM】しかし、大勢の人がいる世界に縁がなかったとはいえ世界にこれほど多くの人間がいるとは・・そして。 【GM】君が肉体によりミアスマを取り込むための解答・・”肌を晒す”・・の結果、これほどのスリル、というか緊張感を味わうことになるとは思ってもみなかった。 【GM】そういうわけで君は今、世間の人間なら想像もしないローブの下はすっぽんぽんという変態的な女と思われてもしかたない格好で、クレスフレウ帝國帝都クレディウムの大通りで、群衆の生み出す雑踏と視線の嵐を前に、身を竦めている。▼ 【メリア】「………(す、すごく視線が集まってる気がしますわ。でもこれが最適な方法であって決して疚しい事じゃ!…か、風が吹かないことを祈りたいけどもしめくれたら…)」 胸の高鳴りを抑えつつ帝都を進むメリア。ウィッチローブに長杖、そしてニーソックス。一見どこにでも居る魔術士の風貌だが問題は外見でなく中身だった。その下はほぼ生まれたままの姿で下着といえば立ってしまうことを恐れたが為に急遽身につけたニプレスぐらいか…これが公にバレでもしたらたちまち騒ぎになってしまうだろう。 その姿はやや帝都に馴れてないような素振りにも見えるが、内心はバレないようにするので手一杯であった。 【メリア】「(もしめくれたら、最悪襲いかかられかねませんわね…って、何考えてるんですのわたくしは!?)」歩きつつも脳内ではグルグルと思考が交錯し、それを払いながら進んでいく 【GM】そんな君を行きかう人の10人に6人程度は足を止め、あるいは声をかけようとする者もいたが・・君の張り詰めた様子と、強烈な視線に退散していった。 【GM】それもこれも、君が世の男性のほとんどからすれば整った容貌の気品ある女性に見えるから、なのだが性的なことや世間の常識も最近知った君には・・ 【GM】「あ、あの、どうしたの君、すごい顔でなにか・・怒ってる?」明らかに女を引っ掛けようとしている若者の視線も、君のローブの下の裸体、あるいは身体目当てのけだものにしか見えないのであった 【メリア】「っ!なにか私に用があって?」キッと鋭い目と口調でで男に問うメリア。何も自分の美貌に自信がないわけでもないし男もなかなかの風貌。ただこう言った上から構えた口調と、今のような現状が自ら殿方を逃がしてるというのもよくある話で… 【GM】「い、いえございません!」と庶民らしい男はすごすご引っ込んで行きました。 【GM】とまあそんな調子では魔族退治の旅のため冒険者の店を探すどころではなく・・いつの間にか日も落ちかけた頃には、君は広い帝都で 迷い子になっていた。 【GM】街灯はともっているが、宿の場所など見当もつかないし、おかしな宿に泊まればさっきまでの想像が現実になりかねない。かといって道を聞こうにも人気もなく・・ 【メリア】「……ふぅ、何だかおしい気も…いえ、とりあえず今はそんな場合じゃっ!」 ひと安心し胸のあたりをちらちらと見る。締まったウエストとは正反対に大きな胸は男を引き寄せるだけではなく、最悪下着をつけてないのがバレかねない危険な箇所でもある。故に二プレスを付けたもののやはり気になり… そうこうしている内に日も暮れてしまい、当たりにいた人もまばらになりつつあって… 【メリア】「……どうしましょう。ここは恥をしのんで聞いてみるしか…」すっかり帝都をさ迷う身となってしまっていた 【GM】あてもなく歩くうちに、きらびやかな光の漏れる場所が目にとまります。酒場だとしたら食事はできるだろうし、宿も兼ねているかもしれない。 【メリア】「かといえ変な宿屋には泊まれませんし…あら?」さまよってると明かりが見える店が1つ。どういった店かは人目では判断がつきにくいが、店を聞くにはまさに渡りに船であった 【メリア】「宿屋ならいいとして…話ぐらいなら聞いてくれる…と信じたいですわね」しきりに衣装を確認し、見えてないか確認しつつそのお店に向かうのだった 【GM】それが、君の最初の冒険であり、街にも危険は潜んでいると身を以て君が知るのは間もなく後のことだった・・ 【GM】 【GM】 【GM】■演劇館”秘宝亭” 【GM】酒場の屋号だろうか、と思いながらそこを君がくぐると、酒場というには一風変わっていて、ステージと客席がある調度も悪くない間取りだった。 【GM】だが、まだ日が落ちたころにしては客はほとんどおらず、代わりに掃除をしている若い男がいる。 【GM】「あれ?新しい娘かな・・まあいいや、入って入って」女の扱いは慣れているのか君に臆する様子もなく、あっさりと中に招き入れてくる▼ 【メリア】「秘宝亭…?とりあえず店主のひとりふたりは居ますわよね。」そういい覗いてみれば案の定若い男が一人 【メリア】「ごめんくださいまし。ここは宿屋もやってまし……新しい娘?」あっさり招き入れられて拍子抜けするメリア。見た感じ酒場のようだが… 「オホン、それでここは宿屋もやってらっしゃるのかしら?ちょっと探してまして」と、改めて話すメリア、プライドを守るためあえて迷ったとは言わない。 【GM】「ん?まあ・・なんて言えばいいのかなあ。ホールって言うほど気取ったものじゃないけど」と悩んでから 【GM】「メリアちゃんみたいな娘が街を華やかにできる場所・・かな」とステージのほうを見ながらいやに気取った表現を。 【GM】「まあ、うちは素人でも大丈夫だから、軽くやってみて合わないと思ったら違うところを探すといいよ」どうも話がお互い噛み合っていないがお互いあまり聞く気はないのも一因だろう 【GM】だがそのしろうと、という言葉は君のプライドを何となくちくっと刺激します 【メリア】「…何だか話が食い違ってる気もしますが、わたくしこれでもスタイルと魔術の腕前には自信ありまして、よ!」と言いつつ胸をはろうと…して現状を考えて少し張る程度にとどめ、ステージを見る 【メリア】「それで、こんなステージで本当に大丈夫ですの?私の腕前だと誰かと一戦交えるのでしたら、お店の一部が壊れても文句は言えませんわよ?」高飛車とも自信過剰とも言える感じにステージに男に話すメリア。男の話に乗せられてかやや売り言葉に買い言葉な感じも 【GM】「おお・・マジック、そりゃすごいなあ。一芸あるんなら素人とは言えないね」感心した風に男は拍手するがなんだか侮られているように感じるのは気のせいだろうか 【GM】とはいえこの男、女には慣れているのか色目を使う様子もなければ君をじろじろ見ることもなく。 【GM】「いいよいいよ。期待の新人だね・・じゃあ、もう契約しちゃう?まあサインぐらいのだけど一舞台ごとの決まりだから」と平凡極まりない顔の店員?の男は羊皮紙とペンを差し出す。 【GM】内容は舞台の上での負傷などについては自己責任として、また器物の破損は劇場が負担する、というような意味合いのものだった。 【メリア】「しっ、しろっ!?…随分と舐められたもんですわね。なんならここでお見せいたしましょうか?」魔術士の直系で通った身としてのプライドに触れたのか、やや怒りの表情を見せつつ杖を前に出し… 【GM】若い役者がただ同然でこき使われるのは珍しくもないことを考えれば破格の待遇だが君がそんな事情に通じているはずもない。 【GM】「やだなあ、杖じゃなくてペンだってば」と、気色ばむ君の手をそっと握ってペンを握らせてきますね 【GM】なにかやっているようには見えないが無駄のない動きなのは確かだった。この男も役者なのだろうか 【メリア】「……まぁ、特別に許して差し上げますわ。今日は少々機嫌がいいコトですし」と、期待の新人と言われて杖の代わりにペンを握るメリア。機嫌がいいと言いつつも実際は発射する際にめくれては大事というのもあるし、何より余計な力も使う。 【GM】「はいはい、どうもー。まあメリアちゃんみたいな気品のある娘ならすぐ人気者になれるよ」マジックショーか・・それもいいなあ、と何か考えながら君がサインするのを見守る 【メリア】「褒めたってそうやすやすと靡きませんわよ……っと、これでよろしくて?」さらさらと書き、突きつける 【GM】「うんうん。毅然としてて度胸もありそうだし期待してるよ」実際は服の下を気にして羞恥心に震えながら心細い思いでここにたどり着いたなど知る由もなく、契約書を受け取り。 【GM】「おっと、言い忘れたけどおれが一応支配人代理のジョブスで・・あとはまだ集まってないんだ。悪いけど控え室で待っててくれる?」掃除に戻る様子を見せながら君を隣室に促す。 【GM】「疲れてるならベッドもあるから休んでてもいいよ。身だしなみもあるだろうしね」 【メリア】「ま、せいぜい私の力で釘付けにしてみせますわ。私のことはメリアで構まわくてよ。よろしく、ジョブズさん。それじゃ早速失礼しますわね」と言い控え室に向かう。少々の心細さも彼女の気丈すぎるプライドが打ち消しあってるものの、かえってそれが要らぬ羞恥心を沸き立てる 【GM】かくして掃除に戻った彼を尻目に君は控室に入るが・・。 【GM】 【GM】落ちついて見れば、今のこの格好でステージに上がって、やったこともない演劇だの激しい動きをするということは・・。 【GM】場末の酒場の踊り子よりはしたない様を晒すことになると気がついたのはサインしてしばらくしてからのことだった。 【GM】かりに衣装があるとして当然下着などない状態で身に付ければものによっては今よりもひどいことになる。 【GM】ベッドとクローゼットに姿見のある部屋の中で君はそれに気づいた。 【メリア】「ふぅ、とりあえずは一安心ですわね。なんか腑に落ちない気もしますが」と、ベッドに腰をかけるように一休み。少し衣類の乱れも気になるが外ほど過敏には反応せず… 【メリア】「……あまり派手に動かず発動するとなると…はぁ、厄介ですわね」ごろっと体を仰向けにして枕を顔に押し付けるメリア。一瞬何にも覆われてない秘部が白日の物にちらとさらされるが、ドアはちゃんとしめているのでまず安心 【メリア】「………」それでも一応乱れを戻しつつ 「相手も気になりますわね、私の初戦を飾る相手…ウフフ」 そう思いつつ、しばしの休息をとるのだった。このあとのことを一応ながら頭の片隅に入れつつ…… 【GM】 【GM】 【GM】■淫惑のステージ 【GM】そして気がついてみるときみはしどけない、というかローブの裾がまくれたまま無防備に寝そべっていて。 【GM】ドアの向こうからは「時間だよ、あ、衣装はそのままでいいから」と・・何の準備のないまま生まれて初めて舞台の上に・・いや 【GM】いまの”はいてない”変態の痴女のような格好にローブだけで視線の集中する舞台に立たねばならないことに、気付いた。 【GM】が、時すでに遅し。痺れを切らしたジョブスがドアを開けて「呼んだのに起きないんだもんな・・ええとマジックショーの流れで行くけど適当に合わせてみてね」とオペラ座の怪人のような衣装で部屋に入って。 【GM】さすがにきみの生足が露になっているのには目を吸い寄せられて「・・あれ?下着は・・?」と首をかしげる▼ 【メリア】「……もう、ですのね。 っ!?みみみ、見られてませんわね…」そこでひと安心しつつ、次に思ったこと。それは『この姿で舞台に上がらねばならない』ということ「……な、何も恥じることはありませんわ。これはあくまで理にかなったこと。未遊馬を多く取り込んで多く消費できる最適な…ひぇっ! わ、わかりましたわ今行きましてよ!」と、ジョブズが来て思わず飛び起き 【GM】「最適な・・?いや、まあ冷えないんならいいけどね、うん」とそわそわしながら君を舞台袖に誘う 下着は?と言う問に間髪入れず 【メリア】「気のせいですわ!むしろ忘れて。…お客はもちろんいいいるのですわよね?」同じくそわそわしつつ舞台袖へ 【GM】「勿論、今日はいつもの娘が体調が悪かったから休んでもらったけど席はほぼ埋まってるよ」言葉どおり舞台側から見るとまさに視線が集中するのが感じられるほどの人数が集まっている。 【GM】ほとんどが男性で身なりも悪くないが、少し年配の男性が多いのだけが気になった。が・・ 【GM】客がすべて目元を隠すようなマスクをしているのに較べれば些細なことだった。 ちらと見ればこっちにも伝わらんとばかりの視線にますます体も固くなりがちで、悪い方向での欲望ばかりが先行しがちになっていく。 【メリア】「………とにかく、進行は任せますわよ?」 【GM】「うんうん、まあ素人じゃないんならわかるよね。お客さんに尻や背中は向けずに、得意のマジックをよろしく」とその自信はあるように見える態度に頷いて。 【GM】身体を固くする君のお尻を押すようにしてとん、と舞台に押しやった。 【GM】『それでは本日のショータイム、美しきマジシャン、ラズメリア嬢の華麗なマジックショーです、どうぞご覧ください・・!』 【GM】そのアナウンスに君はマジック、の意味を悟るがこれまた時すでに遅しだった。 【GM】鳩を出したり空を飛ぶような魔法は学んでいない。というより客が見に来ているのは手品のほうだろう 【GM】その現実と、無数の・・刺すような男たちの視線、は敏感な君の身体ばかりでなく心まで委縮させていく・・ 【メリア】「……向けたらどうなっ、ってきゃっ」その問いを聞く間もなく、お尻を押されて舞台へと強制的に追いやられるメリア。ジョブスのアナウンスが客席に伝わると同時に歓声とともに視線が一点に向く。これには思わず体も硬直してしまう。そして闘うわけでもない、これは純粋に手品を見に来たのだろう と、この時初めて悟った。悟ってしまった、それも驚くほどスムーズに… ここでクライシスアクト<突き刺さる視線>を使います 【GM】はい、アクトどうぞです 【メリア】「(み、見られてる。しかも釘付け…)プライドなんてものすら砕きかねないほどの視線、特に心なしか胸や顔、そして下部に集中している気さえ感じなおさら言葉を出しにくくなる…が、このまま黙り込んでいてはなおさらひどいことになる。メリアはその視姦の呪縛を何とか振り絞り… 【メリア】「……オホンッ!皆様、本日は私の凄まじいマジックの数々をしっかり焼き付けてくださいまし」ショーの口火を自ら切る。何をするか考えつつ 【GM】『・・なんだ?普通の魔術師のように見えるが・・』『見た目はいいが、どうもぎこちないな・・』目の肥えた観客には丸わかりなのだろう、早くもそんな囁きが客席から上がっている 【メリア】「(さ、ささやかれてる……早速バレたのかもしれませんが今更引き返せませんわ、ここは魔法で!)」と言いつつぶつぶつと詠唱を始める周辺の空気さえそれを感じつつある「まずは世にも不思議な光の玉をお欄くださいまし」 お欄→ご覧 【GM】『しかしふしだらな胸だな・・』『まああのルックスであれだけのスタイルなら無理もない』『多少のことは大目に見てもいい気にはなるな』当然ながら君を女性として見る視線も多く・・一挙動ごとに君に視線が集まり、一瞬もそれは逸れることがない 魔術をかじってるものなら察してしまうだろう。メリアはここでプリズミックミサイルを撃つつもりだ 【GM】「あれ?普通の魔法・・?ち、違うよ・・マジックって言うのはそう言う意味じゃなくてね?」気づいたジョブスがすかさず舞台装置を動かして・・ 【GM】すとん、ときみの足下の床が傾き、ちょうど魔法を構成しようとしていた君の視界が回転して・・ 【GM】すってん!と音がしそうなほど見事に君は尻もちをつくと・・魔法は霧散して。 【メリア】「さぁあ刮目なさい!1・2・スッ、きゃあっ!?」床が傾き、すてん!とあられもない姿で転げるメリア。当然魔法も不発に終わってしまう。 が…問題はそこからだった 【GM】『・・おおっと、種も仕掛けもありませんがどうやらメリア嬢のマジックは不調のようです、よって本日は予定を変更して・・』 【GM】そんなアナウンスが入ると、マスクの怪人と、せむし男や覆面の男たちが現れる 【GM】『ラズメリア嬢の魔術が怪人たちを打ち倒す活劇をご覧ください・・』客席がどよめくが知らぬ顔で強引に脚本を変えたようだ 【GM】だが、それより重要なのは君が客の前で仰向けになるように倒れたことで、それはつまり・・ 【GM】長いローブが奇麗にまくれて、M字に開いた君のまっしろいすらりと伸びた脚も見ものだが。 【GM】その奥の女性の大事な、うっすらとすら毛もない部分が満場の観客におっぴろげて晒されているということだった・・。 【GM】『・・今日はずいぶんストレートだな』『いつもならもう少し間を持たせるんだが・・』そんな呟きもパニックを起こした君にはなんのことやらです。 ではアクト<罵倒>を使用 RPは今から流します 【メリア】「なっ、何をなさいますの!?」わたわたと衣服を直し、取り繕うメリアだが時既に遅し。うっすらとも、いや毛も剃ったのか全く生えてない秘部を、ついに脚の前にさらしてしまう。 【メリア】「sdfklj;ヵぁうsdjkdj!!!1111」客と目があい驚きのあまり意味不明の言語を発しつつ…近くには怪人役らしき者もいる。思わずとった行動は一つ 【メリア】「こ、こう言うお店だったのですねこの詐欺師!変質者!!はぁ、はぁ……み、みみみ、みんな消し飛んでしまえーっ!!」客の反応からもはや混乱状態に陥ってしまったのか、明らかに『おまえが言うな』とツッコミが入りそうな悪態を吐きつつ呪文の詠唱にかかってしまう! 立ち上がると何も身につけてない秘部が隠れ、客席からどよめきが少し消えるも詠唱は止まらない 【GM】「いや、最初に言った気がしたけど・・ん?言ってなかったかな?・・おっとと、これは手荒なこともしないとかな・・まあわかってくれたなら話が早いよ!」 【GM】ジョブス達が慌てて演技・・のはずが本気で取り押さえにかかってきます 【GM】『おや・・メリア嬢は準備万端だ・・そんな恰好で舞台に上がって、自分からさらけ出すとはなんてはしたない娘でしょう。どの口が変質者だなどと・・!』 【GM】下の口じゃない?と客席から応答があるがそんな自棄になったアナウンスが響きつつ。 【GM】舞台の魔物はその大きな口を開けて君たちを呑みこもうとしていた・・アドリブという名の奈落に。 【GM】開幕がなければIV順に行動です 【メリア】「~~~~~…その口ごと黙らせて差し上げますわ。ブラスト…」呪文を終え、今にもメリアは打とうとしていた そんな訳でIV4です 大ピンチ! 【GM】()内はIV。【】のものはトラップ、ですが見えないタイプのものです。 ふむむー 【GM】突破は出来ますが羞恥心を克服するとか言うたぐいの精神的な重圧を示す罠なので、目には見えないってことで。 なるなる、それは難しい 【GM】なお突破は行動を消費で、この罠の場合は【知力】で判定です 【GM】トラップは特に改造されていなければ全員の行動が終わった後に発動です なるほど、1ターン使って突破と 【GM】ですね。能力値判定なのでアイテムなどでボーナスがないと素で振ることになる 【GM】さておき、こちらは全員5・・だけどそれでもメリアより先ですね。 【GM】ではダメージの処理の練習がてら参ります。 4ですからねぇ…運動はからっきしなのです 【GM】「ははは、できるかな、未熟なマジシャン娘・・」「そうだそうだ、はいてないなんてけしからん・・!」そういう舞台とはいえ素人娘がいきなりの御開帳のインパクトに演技にもキレがありません 【GM】と言いつつ魔法が客席にでも飛んだらえらいことなので手加減しつつ取り押さえにいく・・《浸食攻撃》《ダークネスヒット》! 【GM】3d6+1 【GM】NOT_GM - 3D6+1 = [5,4,5]+1 = 15 【GM】3d6+1 【GM】NOT_GM - 3D6+1 = [3,4,5]+1 = 13 【GM】うわ、1なのにw 【GM】とりあえずこの攻撃はダメージが通っても半減します。ただしHPにダメージです 【メリア】「ええいおだまりなさい!って!?」今発射しようとしたところで飛びかかってくる人たちに思わず無防備状態 HPダメージかぁ 【GM】受動魔法で軽減するのもいいですが、攻撃のMPは残さないとですね 【GM】(範囲で倒すならあえて受けるのも手 ですよねー ちょっとまずいですが此処は2つとも受けます 【GM】では切り捨てで7点と6点のHPダメージです。HPダメージ条件のアクトはいくつでも使えますね っと、13ダメージですね。ではここでは使わず次で AP0系が多いなぁ… 【メリア】「ちょっ!おやめなさい!やめっ」2人がかりで取り押さえられ、衣服も乱れだす。暴れれば暴れるほどに格しきれない秘部をチラチラと見せてしまいさらに観客を煽る結果となってしまう 【GM】『予定と違うがこれは・・』『うむ、必死な素人娘も・・野趣あるものですな』『しかしラズメリア・・どこかで聞いた名前ですが』君が名家の出身だと知るものは少ないはずだが、身なりの良い彼らは富裕な商人なり貴族なのか、いやなことに思い当たるものもいて 【GM】『はは、まさかあのかたぶつの家の娘がこんな見せものに・・』『ですなあ、ご令嬢もあんな姿を見られたら世を儚んで自決を選びかねないほどで』聞きたくもない囁きばかり聞こえてきます 【GM】そうはいいながらも男たちの口元は緩み気味のあられもない姿と手向かうさまに、視線に男性の色欲が混じってくるのです・・ 【メリア】「っ…あなた達、後で覚えてなさいよ…」必死で隠しつつも言われてることは当に図星な訳で、その話題が出ると一瞬身持ちも硬くなる 【GM】で、観客が今の演出で口撃する形でメリアのプライドを責め立ててきますね 【メリア】「(きっ、気のせい、他人の空似、きっとそうですわよ…)」内心ではどぎまぎしつつ男らを睨み、身構えている 【GM】《魔力撃》のみで。 【GM】3d6+1 【GM】NOT_GM - 3D6+1 = [5,5,1]+1 = 12 【GM】3d6+1 【GM】NOT_GM - 3D6+1 = [4,5,3]+1 = 13 【GM】1なのにな・・w 【GM】まあ香木の欠片を使う気でなければ喰らうしかありません。こっちは普通にAPからのダメージになります 【GM】今のところは・・フフフ また高いなぁ…12の方にシールドと他AP 13には胸AP で受けます! 【GM】アクトはあります? 申し訳ない、他APのを胸APに変更します。 そして<はいてない>と<はえてない>発動 【GM】はい、ではすでに周知のことですが、取り押さえられるどさくさに股を開かされてしまうという感じでどうでしょう 【メリア】「っ!?きゃぁあああっ!!」下半身から引き倒すように跳びかかった男にまんまに捕まり、胸はガード出来たものの何も生えて無く、当に覆い隠すもの1本もない下半身は男たちの目にさらされ… 【GM】「さあ、捕まえたぞ・・」「かけだしマジシャンではこんなものだな」とはいえ舞台に上がればその気になる役者たちは、魔法使いと言えど所詮小娘の君を容易く捕らえて・・そのはずみで抑えられた脚からローブがまくれ、またも魔術のために効率よく・・などといいわけはしていても見る側からすれば・・ 【GM】『ほう、これは・・奇麗なものですな』『いつもの役者も悪くはないが素人臭いのを引いてもなかなか』 【GM】文字通り被りつきで、衆人環視の中、性器を晒しておひねりを強請る変態の痴女にしか見えない・・が 【GM】『先ほどから悲鳴を上げていますが・・あんな格好では演技というより』『はは、好きものの娘が見せたがってやっているようにしか見えませんな』 【GM】遠い客席からオペラグラスで、近くからは被りつきの息のかかる距離で君は五十人はくだらない男たちに、いまだ男を知らない初々しい、毛も生えていない処女膣を広げて怯える痴態を鑑賞されてしまう・・。 【GM】『そうそう。でなければ下着も着けずに毛まで剃って・・』『あの年頃で生えていないなどそう言う趣味でもなければ・・』君を屈辱の底に落とす言葉が視線とともに浴びせかけられていく 【メリア】「はっ、離しなさいっ、離して!まじまじと見ないでくださいまし!!」顔を紅潮させつつ否定の言葉を口にするも、内心ではどこか欲情ヲのよおす感情すらむくむくと沸き上がっては、理性でそれを打ち消していく「そ、そんなこと……」そう言いつつも体はその思考を感じとるかのように熱さを増して行き、どぎまぎとした感情は周辺の言葉にどんどんと流されていき… 【GM】「・・ほ、ほう。そんなところまで晒して恥ずかしくもないとは半人前のマジシャンには羞恥心もないのだな・・」あろうことか、毛の処理もしていない丸い白いお尻や尻穴まで衆目に晒されていることを告げて。 【GM】座長がトリを務めるように抑えつけられた君に迫ってきます。 【メリア】「そんな、そんな趣味で剃ってるんじゃ……うぅぅぅ…」思わず自身の目を覆い現実から逃げようにもしっかりとつかまれたままで… 【GM】では、今のアクトに対応して舞台では《淫らな遊戯》の始まりを告げる音楽が流れ出します 【GM】まあエネミ―の屑属性の特技なのですが。【知力】で抵抗をどうぞ。 【GM】2d6+5+2 【GM】NOT_GM - 2D6+5+2 = [1,4]+5+2 = 12 【GM】12以上出さないと追加で2D6+【侵食度】ダメージです 【GM】舞台の空気にあてられてガードが緩んでしまう感じですね 【GM】これもAPに優先的に割り振られます 【メリア】「なっ、なんですのこの音楽…」思わず周囲を見回すとますます昂った男たちがメリアの周りをまじまじと見つめている… ここでポテンシャル2CP分使います 4d6+3 【GM】N04_Meria - 4D6+3 = [1,3,6,5]+3 = 18 【GM】使った甲斐はありましたね。むむ、まあよし 使わなかったらダメージだった… 【GM】ではその誘惑に耐えたところにジョブス座長が。 【GM】まあここは素でいいか。 淫靡な音楽に一瞬流されそうになりつつも、まだ残ってる理性で押しとどめる 【GM】2d6+1 【GM】NOT_GM - 2D6+1 = [5,4]+1 = 10 【GM】出目たけえ たけーなー ではこのまま胸APで受けましょう。<晒される柔肌>と<大きすぎる胸> 【GM】ではマントを広げて君に覆いかぶさると「こらこら、お尻まで見せてどう言うつもりだい、下着までなしなんて聞いてないよ・・?」と小声でいいながらも君をしっかりつかまえてきますね 【GM】「見せるならこっちの大きい方でしょう・・?」とずる・・っとローブをまくって。 【GM】大きすぎる胸、その下のお腹からへそに繋がるラインをさらけ出すようにしてその肌を満場の観客に見せつけて 【メリア】「ちょっと、つかまないで!」といいつつ、ジョブスが手をかけると。ローブの下は当に生まれたままの姿で、申し訳程度に絆創膏状のニプレスが乳首に貼られている程度だった 【GM】君を客席に向けるようにして背後から組みつくとその乳房を持ち上げるようにたぷ、たぷんっと揺らしながら・・ 【GM】ローブの留め具を外して君の服の前を完全にはだけて、お尻を押すようにして舞台の前に歩かせ 【GM】照明が当たると汗に濡れ光る君の裸芯が美しくライトアップされ客席から、君の恥辱の表情とみごとの肢体に声が漏れる 【メリア】「!!!??? っ~~~~!!」思わずさらに顔を赤くしつつも、乳房を持ち上げられるとジョブスの意思に沿うかのようにたぶん、たぷっと揺れ、力では勝てないのか圧されるがままに前へ 【GM】『ほう、あの野暮なローブはこの身体を包んで、際立たせるための・・』『まさかこんな隠し玉があったとは・・』 【GM】『大衆演芸も馬鹿に出来ませんな、この発想はなかった』『もっともおおっぴらに見せられるものではありませんが』こやつめははは、という感じで君のスタイルの品評会が聞こえてきます 【GM】『素人娘らしく乳輪もきれいなものですな』『これはこの後、あの娘の予約も増えそうですが』どうやらそう言うアフターサービスもありらしい 【GM】【ジョブス】「ふん、マジックは半人前でも乳だけは十人前だな・・こうしてくれる、悲鳴を上げて助けでも乞うがいい・・!」と演技を始めてメリアの乳輪を揉みほぐしながらお客様に柔らかさと張りのよさをアピールしています そしてライトアップされれば隠し通しの無い裸体を客席の眼前に晒すこととなり、 【メリア】「こっ、こんなの見たところで何の得もありませんことよ!?後でれいらに行って突き出してやる…」まだ反抗する気はあるのか、やや声が上ずりつつも観客に向かい罵声を浴びせるメリア。たとえそれが現実的な処置でなくてもとにかく罵りの一つでも言わなければ気も済まないのだ、が… 【GM】少なくとも観客は君の押し隠した羞恥心と屈辱に震える表情にたいそうご満悦のようだ 【メリア】「いぎっ!? こっ、この・・・!!!」乳輪を無理無理に揉みほぐされ、思わず悲鳴も上がる 【GM】そしてメリアはふと気付いた 【GM】背後から組みついている男の腰のあたりから硬い感触が、むき出しのお尻にこつんと当たっている・・これはもしかして。 【GM】演技のはずだと思っていたが・・彼らはもう十分以上に興奮、いや欲情しているのではないか・・と。君は今さらに危険な状況を、お尻にあたる感触で再認識する。 【メリア】「ひぃぃ!!? な、なななな!」思わず動揺する。さっきの初絵にしてはあまりに熱く、そして太く肉的な感触だった。あまり考えたくなかった結末さえ頭によぎる さっきのは杖にしては ね 【GM】【ジョブス】「あ・・うんごめん。まあ本番は”まだ”だから大丈夫」あんまり安心できない囁きが耳元に・・ 【GM】 【GM】というところで波状攻撃をしのぎ切って行動です 【メリア】「そう、なら……今からが本番ですわね!!」メリアから一気にさっきが沸き上がり、離すことをけしてしなかった長杖を持ち直す。 プリズミックミサイル+スプリット発動 【メリア】「さぁマジックの続きと行きましょう?まず手始めに邪魔してくださった役者の皆様から行きましょうか!」自然と一般数の多い観客を狙わない当たりに、メリアのちょっとした本心が見え隠れもしつつ術はが放たれる! 4d6+6+5 ポテンシャル2使用 【GM】N04_Meria - 4D6+6+5 = [6,2,1,6]+6+5 = 26 ターゲットはRPどおり役者全員で 杖の先端から放たれた数十の魔力の珠が間髪入れず役者の足元に着弾する! 【GM】ではスタントもなしで文字通り宙に浮いて吹っ飛んで退場・・! 【GM】【ジョブス】「やるな、だが今ので力を使い果たしたようだな・・!」プロとして譲れない場面だ、とそんな暴走を拾って合図をする「やれ、忌まわしきくちなわよ・・奴を捕らえ恥辱と恐怖をあじあわせるのだ・・!」 【GM】とポーズを取るが魔力は感じない、だがそれはつまり・・ 【メリア】「ハァ、ハァ…さ、お次はあなた方ですわよ?」全裸状態とはいえ、まず1群集片付けたメリアはそれをも感じさせないほど高ぶり、充足に浸っていた 【GM】またしても大道具係が動く時が来たのだ。舞台袖で彼は縄を用意すると 【GM】 【GM】舞台袖から飛び出した背景に合わせた色の麻縄が生き物のように君に絡み付き・・ 【GM】まるで下着のように肝心な場所に食い込み、さらにはしっとりと肌に吸い付き擦れ卑猥な下着のように君の性器や乳房を絞り動くたびに卑猥な媚肉をくっきり浮かせていく。 【GM】と同時に、肌に触れるだけで上物の縄はしゅっ、しゅっと女性の肌に繊細な刺激を与えていくのだ 【GM】まさに職人の技で君は瞬く間に拘束され縄の味と卑猥に飾り立てられた姿を衆目に晒される悦びを教え込まれていく・・。 【GM】「座長。捕まえたぜ、あとは好きにしな・・」 【GM】いかめしい顔の大道具係が舞台袖で縄を弾くと君の股間にそれがくちゅ・・っと食い込みますね。 【GM】という演出でトラップ発動です 【GM】【舞台の魔物】/知力/攻-/ 【GM】《淫毒》《バインディング》《薄絹の呪い》《複雑Ⅰ》《浸透》《寄生》 【GM】ダメージはありませんが[拘束][催淫][水着]を受けてもらうことになります。 【GM】判定達成値-4、-1D6、ダメージにゾロ目があるとHPに直撃、となります 【GM】まさに一転して大ピンチですね 【メリア】「フンッ、ミアスマもろくに使えないのにどうするおつも…なっ、くぅっ!?」舞台袖から飛び出した縄の数々は巧妙にメリアを縛り上げていき… 【GM】では次のターンでいいでしょうか。フフフ 【メリア】「こっ、こんなことしてまでっ…っ!?」新たな下着のように縛り上げられた縄は体に絡み、動けば動くほどに擦れて自らに快楽の刺激を与えてしまう。 ええい一点不利に。どうぞどうぞ 【GM】【ジョブス】「そう、どんなことをしても・・勝てばよかろうなのだよ・・では、お仕置きの時間だな・・!」 【GM】きぐうにも演技が噛み合ったところで舞台の魔物はさらなる牙をむくのです 【GM】つまり、作劇上犯されるシーンが待っているのだ・・ ほほう… 【GM】演出上座長から参ります ういうい、弾ければはじいてくれるー 【GM】《狙撃》《サモン・テンタクラー》で縄の縛り目を締め上げ。乳房を絞るように揉み潰しながら君を男女の行為の姿勢とは思えない・・ 【GM】立ったまま背後から犯すように組みついてそのさまを観客に見せつけてくる・・! 【GM】【ジョブス】「所詮は小娘だな、縄の責めだけでもう尖らせて・・濡れているじゃないか」と君の性器に触手がのたうつように指を踊らせ、君の敏感なクリトリスや乳首を縄で擦り、責め立てていく 【GM】1d6+9+5 【GM】NOT_GM - 1D6+9+5 = [4]+9+5 = 18 【メリア】「ひっ、うくっ、いぃ……か、勝手に決めてくださいません…こと!?」そうは言うものののたうつ様に体に擦りかかってくる縄に思わず体をねじるも、それがますます逆効果になっていく 他APでうけます。これで全AP0ですな 【GM】演技というより見せものでなければとっくに犯されているだろう。あまつさえ君は最後の衣服もはがされて・・ 【GM】全裸に帽子と杖に履きものだけという痴女そのものの恰好で片足を上げて秘所を晒されクリトリスを硬くしたさまを客席に見せつけられ・・ 【メリア】「はや、く、はや…ひっ、あぅぅ!」ニーソックスまで剥がされ、いよいよ何も身につけるものが無くなり観客らの目は釘付けになるどころか熱気を帯びて行き 【GM】観客の視線は容赦なく君の隠されていた女性の部分に注がれ、刺すように舐めまわすように全身をねぶられる 【GM】という演出で追撃です どうぞどうぞ 【GM】《魔力撃》のみで。 【GM】視線の魔力が襲いかかるとかそう言う感じです 【GM】3d6+1 【GM】NOT_GM - 3D6+1 = [3,4,6]+1 = 14 【GM】3d6+1 【GM】NOT_GM - 3D6+1 = [5,5,5]+1 = 16 ぶ 【GM】・・もうAPないから水着は意味ないけど死ぬかな! 【GM】シールドして輝石を使えばあるいはですね ちょっとまってねー いま13ダメージ受けてるんだっけ… 【GM】HP10。シールドは8軽減なので両方に使えば6点と8点。 【GM】ダメージを受ける順番は任意なので8受けてから輝石を使えば、出目しだいで生きる・・。 一方(14)にシールド+輝石使用 もう片方(16)にはまずセービンググレイス 【GM】ああ、そっちのが無難ですかなー 残り6で…行きます 3d6+6 【GM】N04_Meria - 3D6+6 = [1,5,5]+6 = 17 【GM】では振り直しで。 【GM】3d6+1 【GM】NOT_GM - 3D6+1 = [4,4,3]+1 = 12 【GM】ん、HP10-6なら4かな OH…でも下がった ですねぎりぎり 【GM】(まあシールドすれば生き残る ですね、シールド! 【GM】15点になったところで4点ダメージです。 【GM】ではアクトはありますか? これで残り4 <純潔の証>とどうしようかなー<後ろの処女> これで8つ全部ですね 【GM】はい、では《淫らな遊戯》が再び始まります、フフフ・・。知力で抵抗どうぞ 【GM】2d6+5+2 【GM】NOT_GM - 2D6+5+2 = [1,6]+5+2 = 14 CP/SPの上昇は宣言時に適応済み? >クライシスアクト 【GM】あ、SPはシナリオ中はノーカウントです ういうい、CPは? 【GM】CPは宣言の段階で獲得したと思ってください 【GM】(ロールがまだでもね 了解 2d6+3d6+3 ポテンシャル3 【GM】N04_Meria - 2D6+3D6+3 = [1,3]+[6,5,5]+3 = 23 【GM】OK、ではアクト行きましょう。 うい 【メリア】「ま、まだ…っ、ううっぁっ」うめくような声と共に縄はどんどんと縛り上げられて行き、跡でも付きかねないぐらいに絞り上げられてついに抵抗する気すら失われる 【GM】【ジョブス】「ふん、そんな強がりもそこまでだ。これだけ漏らしていやがるふりをするとは・・」こつん、と熱く硬いものが、君の縄で食い込んだ性器に触れて。 【GM】ぐり、ぐりっと君の処女穴に遠慮なく侵入しようと花びらをゆっくりと見せつけるように広げながらねじ込むと痛みが股間から突きぬけていく 【GM】君は縄で徐々に釣りあげられ、客席にヴァギナもアナルも晒すような姿勢で、男のものを性器にゆっくり体重で埋められていく・・ 【GM】【ジョブス】「とんだ淫乱マジシャンだな・・お前が出来るのは舞台の上で卑猥な衣装を着て男に尻を振るぐらいのものだ・・」ぱしんっと、縄を撃たれた君のお尻が軽く音だけは高く叩かれ、じんじんと痺れる痛みが走る それと同時に淫靡な思考がじわじわと侵蝕し… 【メリア】「や、やめて、それをつきこまれたら、あ、が、い、あ、あ、あ・・・!!!」片足立ちのままジョブスに懇願するも、その願いは届かずゆっくりと、じわじわと晒されながら自重で肉棒が埋め込まれていく 【GM】ローブの下を全裸で街を歩くような女が処女だなどと思わない彼は遠慮なく・・「素直になるなもう少し早くするべきだったな・・今からでも遅くないぞ」 【GM】赦してください、と哀れに乞えばあるいは助かるかも知れない、と君の顎をつまんで屈服の言葉を促す 【メリア】「いたぁぁっ!やだ、やだ、やだやだ…」尻を叩かれ、メリメリと侵入する肉棒が初めての痛みとともにメリアを攻め立てれば思考も砕け… 「………ゆ、ゆるし…」あわあわと息絶え絶えにプライドは陥落し始めて行き まだどこかで躊躇いすら見受けられる。行ってしまえばもう覆い隠すものはプライドすらもなくなってしまう 【GM】【ジョブス】「よく聞こえないな・・?」そう言うと腰を送り、抵抗のある処女膜をごつ、ごつと小突くほどに浅く挿入を始めて 【GM】それが脅しではないと示すように尻を掴み逃れられないようにしてみり、みりと腰を埋めてくる・・ 【GM】【ジョブス】「それとも、尻穴のほうがいいということか?とんだ変態マジシャンだな・・?」君のお尻を掴んで揉み潰すと尻穴を広げ・・指をねじ込んでぐいぐいと広げて客席に向ける・・! 【メリア】「いぃぃぃぃっ!?許して!許しくださいまし!だからお尻までいじらないで、初めても、取らないで…」と、処女膜がメリメリと突破されようとする痛みに耐えかね、ついにプライドも陥落してしまう 【GM】ではそれを聞き終えると。真に迫るどころではない君の姿に観客も静まり返り。 【GM】その姿に座長扮する怪人も静かに頷き その言葉自体は最初あった時とは大違いで、ツンツンとした棘のあるものではなく明らかに男に屈服したメスそのものでもあった 【GM】【ジョブス】「なるほど。雌穴に入れられたら・・いやではなく、よすぎておかしくなるから・・か。たいした淫乱マジシャンだな・・!」真に迫った演技で、君の尻を抱えるとマントの怪人は・・ 【GM】【ジョブス】「では、客の前で二つ孔同時に抉ってやろう・・!」 【GM】役者の狂気に満ちた彼にはそれは寸劇を惨劇に変える振りでしかなく。君が怯える暇もなく・・ 【GM】ぶ・・ぢいいんっ・・!! 【GM】太いゴムがねじ切れるような感触と骨盤が割れそうな衝撃が同時に襲い・・ 【GM】君の肉壺の処女膜は力任せの男の腰と、君の体重であっさりとすりつぶすように引きちぎれて。 【GM】大量の血をだくだくと溢れさせていく。 【メリア】「えっ……」一瞬疑問符さえ出かけたが、それすらも許されず 【GM】それが舞台に滴ると、観客は演出だとさえ思ったが怪人はかまうことなく 【GM】【ジョブス】「なんだ?生娘のような声を上げて・・”お前のような淫乱が処女のはずがないだろう”?」 【GM】そう言うと仮面の下から舌を伸ばして、乳首を齧り、うなじを舐め・・君の唇を噛みながら悲鳴が上がるのを待つように 【メリア】「っあああああああああああっ!?」その痛みは理性を軽く砕き、プライドすらもズタズタに引き裂くに易く、後に引く絶叫が止まると思わずうなだれてしまう 【GM】ごりゅ、ごりゅっと豊満なスタイルとは裏腹にみっちり媚肉の詰まった処女膣を、抉り、引き裂き、子宮をめがけて男のペニスのかたちを教え込んでいく 【GM】【ジョブス】「どうした?・・悲鳴はそれでおしまいか?ならば・・孕まされてもいいということだな」喪心した君に妊娠、恐れていたその可能性を突きつけて屈伏する余地さえ与えない 【GM】言葉とともに肉槍は君の子宮を探り当て、ごちん・・と入口に当たって、こじあけようとねじ込んでいく・・ 【メリア】「っ、うあっ、はぁっ……」 ズカズカと子宮を抉られ、形を教え込まれるにつれ徐々に言葉もポツポツと戻ってき…「はっ、うふふ、ふふふ…赤ちゃんまで…っ、ぐ、あ、あ、あ…」まるで熱に浮かされるような声を上げ、徐々に覚醒していく。プライドの高いお嬢様でなく、ジョブスの言い当てたようなプライドをかなぐり捨てた痴女に、少しづつ、現実を見るかのように 【GM】舞台の魔物は二人の男女を、座長と魔術師ではなく、割り振られた・・悪の怪人と、堕落した淫乱なマジシャンに変えていく・・ 【GM】【ジョブス】「そら、おまえの穴はすべて男のためにある・・それを教えてやろう」というと客席に手招きして「お前もそう思うだろう・・?この娘はそう言う女だと」 【メリア】「っあ、あっ、お腹がっ、ゴツゴツあたって……赤ちゃんは、いや…」ぼーっと、まだ意識が朦朧とするかのようにつぶやき、客席が目に入る 【GM】まだ若い、こう言った見世物は初めてらしい男は少し驚くが「あ、ああ・・そうだな。そういうこと・・だ」と突然の指名に常連から耳打ちを受けて 【GM】自分が今日のゲストになったことを知り、緊張した面持ちで舞台に上がると、君の背後に回り・・ 【GM】「おなかか・・なら、確かめてやろう。子供が出来ていないか・・さ」 【GM】無防備に広げられてひくつく、君の熱と臭いを放つ肛門・・アナル、穢れた排泄の器官を広げて。 【GM】むにゅ・・っとぎこちない様子でペニスの先端を添えて・・今はもうメリアにもそれが男のチンポ、だとわかるそれが・・ 【メリア】「あ…来ない、で…えぐらないで…」広げられつつも、言葉では弱々しく抵抗を試みるメリア。だがそれすらも男を煽る要因になってしまう 【GM】排泄の快感とは逆の・・異物が挿入される感覚がゆっくりと続き・・処女とは裏腹に、彼があらかじめ渡されたオイルを塗ったためか、すんなりと呑みこんでしまう 【GM】「まったく口だけは達者だな・・こんなでかい尻を振って・・男を誘っていないわけが・・ないだろう・・!」ぐにゅう・・・っと君の白い柔らかい尻を手のひらで掴んで味わいながら、ゆっくりとカリのとがったチンポをメリアのお尻のはじめてに埋めていく・・ 【メリア】「んん!?い、うあああああぁぁっ!!?」思わず侵入を拒もうとお尻に力を入れるもそれさえも許されぬかのようにずぬぅっ!っと突き込まれれば、締め付けるアナルや腸は男のペニスを楽しませるための性具でしか無くなってしまい… 【GM】気がつけば、観客のチンポがメリアの尻にすべて呑みこまれて・・味わったことのない肛門を広げられ満たされる感覚と・・しりあなと性器で、ふたつのチンポの違いが判るようになってしまった自分に、メリアは気付く・・ 【GM】まだ処女だというのに。あんな格好で街をうろついて、迷って意地を張ったばかりに・・そんな後悔も徐々に、教え込まれた女の身体の感覚に蕩かされていく 【GM】【怪人】「まったく、口もろくに聞けんとはな、そら、見てみろ・・自分の姿を」 【GM】そう言うと怪人は幕を取られた鏡を示して。 【GM】そこに映されている・・膣と肛門をペニスで穿たれ、お腹をチンポの形に浮き上がらせている・・処女だった、いや・・淫乱なマジシャンが舞台で犯されて蕩けている、淫らな光景を映し出す・・ 【GM】ゆがんだ鏡に映る君の表情は、歓びに染まって、舌を出して喘いでいた・・ 【メリア】「あ、あぁぁぁ…もっと、もっとえぐってくださいまし。わたくしに、もっと……」感じるがままに2つのペニスを内臓で感じ取り、どんどんと淫靡な感情は歯止めがかかっていく。そしてそれを如実に顕さんと鏡はその姿を映し出し、メリアの体のみならず、心まで屈服させようとする 【GM】【怪人】「ふん、もう堕ちきったのか・・お前のような卑しい女が舞台に上ることが間違いなのだよ・・」そう言うと、ついに屈服したメリアの子宮をちゅごんっ・・とチンポの先端で小突いてこじ開けて。その天井を突いて 【GM】「そ、そうだ・・しりあなもこんなにぬるぬるに包みこみやがって・・何人の男を相手してきたんだ・・お前はそうやって芸じゃなくて身体ばかり売ってきたんだろう・・!」アドリブを始めたゲストが、ぱあんっ・・!!と君の大きなお尻、魅惑の曲線を描く形のいいそれを・・何度も何度も平手で叩きながら、ぬりゅ、ぬりゅとオイルでぬめるアナルをなめらかにピストンして犯して・・ 【GM】数分前まで処女だった・・だが幼いころから行為自体には親しんでいた君をその数分で、チンポの味のわかる雌に変えて・・ 【メリア】「な、なんて…これが、わたくし…いぎぃっ!?」その一撃で冷めかけた淫靡な熱も徐々に浮かされる事となり… 「ひぎぃっ!や、やって、なんか。体なんて、売って…!」体を捻り、逃げようとしてるのかそれとも男を愉しませるようにか、いずれにしても叩かれながらも抵抗らしきものは試みる 【GM】魔術の知識も、プライドも脳みそから蕩けて零れおちそうなほど二本のチンポは舞台の上で犯される君をくるわせていく・・ そして、粉々にされたプライドの代わりにとって変わった淫乱な素質が、砕けたプライドや知識と一緒に混ざり合い、頭の中で再構成されていく…… 【GM】素人の観客は処女とは思えないメリアのうねる腸内を突きまくり、スパンキングしながらびくびくと腰を震わせて今にも射精しそうになり・・「う、うそをつけ・・!ではお前は――」 【GM】――男なら誰でも受け入れる、色狂いのようではないか・・と 【GM】静まり返った客席に響いたその声は砕けていく君の心に沁み入って行き 【GM】【怪人】「まったく上の口は素直ではないな・・もういい、無様を晒す前に舞台から降りろ・・種をつけられて孕んでからな・・!」 【GM】意識も混濁した君の子宮の中でチンポが暴れ、天井を突き・・君のスポットを探り当て小突きながら・・そちらもまた射精の時を迎えていくのが君の雌の本能にはわかった 【メリア】「……もう、色狂いでも、露出狂でも、好きに行って罵ったってかまいませんわ。でも……」色狂いのようではないか。その言葉に黙り込み、怪人の行った言葉に返す言葉もなく…だが 【メリア】「あなたがただけ楽しむなんて…やっぱり、不条理がすぎますわ…!」メリアはまだ諦めずに…否、その形を変異させて、男らに対する反骨心をむき出しにし、その射精の予感に思わず腰を緩く動かしだす。それはまるで射精を促すかのように 【GM】「お、お・・おっおっお・・!?」 【GM】ゲストの男はその動きに精液を絞り取られそうになりながら瞬く間に・・ 【GM】ぶしゅっ・・! 【GM】はじけたように糊のような精液を君の腸内で爆ぜさせて 【GM】【怪人】「ようやく素直になったようだな・・ではせいぜい淫売らしく尻を振るがいい・・!」射精を堪えて肉槍で君を突き上げ、縄を揺さぶる怪人の責めが君に襲いかかる・・ 【GM】 【GM】 【メリア】「はっ、あぁッ!お腹に、流れ込んでいく・・・」腸内で精液が爆ぜるように注ぎ込まれ、思わず感じ取っては絞りとるかのように腸内を締め上げてしまい… 【メリア】「そうですわね…イカせるだけじゃじなくてそのまま観客ごと逝かせてあげますわ」注ぎ込まれて達しつつも、彼女はまだ考えがあるようで呪文を詠唱しだす ここで香木のかけらを使用してMPを10まで回復 そして観客に対しスプレッド+プリズミックミサイル 3d6+6+5 ポテンシャル1 のこりCP3 【GM】N04_Meria - 3D6+6+5 = [5,3,6]+6+5 = 25 束縛で21かな 【GM】ですね、とはいえ元が低いので充分です。 【メリア】「はぁぁぁああああっ♪♪」ミアスマが体の中でどんどんと膨れ上がる感触に思わず絶頂すら覚えつつ、男が突き入れている子宮と腸内に魔力の奔流が溢れ、それが尿道を介し男たちに逆流してくるのだ! 【GM】『むう、これは・・』『うむ、見事な美痴(びっち)ぶり』『とんだ逸材ですな・・!』 【GM】観客からも感嘆の声が上がり柏手を鳴らすものさえいる 【GM】そして、君の痴態に満足した観客たちはフィナーレを待っている。 【GM】という演出でトラップ発動はダメージがないので割愛して、次のターンです 【メリア】「逃がし…ませんわよ?ハメを壊して目覚めさせてくれた分、嫌というほどお礼をしませんと…」観客の言葉を意図もせず、それどころか少し打ち震えつつ… はーい 【メリア】「ですわよね、ジョブスさん。あなたには特に感謝しませんと」そう言いつつも膨れ上がるのは欲情した気と殺気 【GM】座長はたじろがず「ほう、ではどんな手品を見せてくれるのかな・・」とあえて君から逸物を引き抜いて。 【GM】縄の下着をつけいまや淫靡な色気を纏う君の股の間から精液が溢れる演出を入れて、待ち構える。 【GM】ここは待機してみます。くるがいい・・ メリアは犯していた男たちにたっぷりと魔力を注ぎ込んだ後…睨むように、味見するように見つつ… 【メリア】「縄が外れたらしてあげようかと思いましたけど…縛ったのはあなたですものね」と、惜しむようにつぶやきつつプリズミックミサイル。 【GM】どうぞ。ポテンシャルはあるかな 長杖を持たず、両穴からは精液を零しつつ、詠唱する様はあまりに淫靡で、そして芸術的ととっても致し方ない光景で… はい、3つ! 【GM】もっと入れてもいいんだよ・・ (ぐらぐらぐら 【GM】まあよしです、どうぞ・・! 5d6+6+5 ごめんね、保険として残しておく! 【GM】N04_Meria - 5D6+6+5 = [5,4,2,6,6]+6+5 = 34 【GM】うん、さすがにそれではちょっと・・ね 御丁寧に魔力の光弾はジョブスの下半身を砕かんばかりにガンガンと叩き込まれていく! 【GM】【怪人】「ふふふ、あいにくとその程度では・・」と舞台で見苦しい姿は見せぬ、とマントを払って耐え凌ぎ 【GM】今度はワイヤートリックで宙に浮いて君のロープを掴み縄を引き絞る・・ 【GM】《狙撃》《サモン・テンタクラー》で。 【GM】1d6+9+5 【GM】NOT_GM - 1D6+9+5 = [5]+9+5 = 19 【GM】これはw 【GM】では、致命傷をどうぞ と、その魔力の余波か宙ブラリのロープがちぎれ、体勢が戻る 【メリア】「なら、今度はわたくしが耐える番ね」 こ、これは…! ちょっとまって! シールドまだ残ってる 【GM】8止めてもぴったり0ですなー いや、ポテンシャルでうわまし…げ、これシールドが無い! 【GM】はい、これだけつかないんですの OH…では 【GM】(他人にも使える分ね 1d6 【GM】N04_Meria - 1D6 = [3] = 3 【GM】おう、せっかくCP残したのに・・ なんてこった…あぁ4がでればそういうことか ではかけだ 最期のセービンググレイス 1d6 1がでればって厳しいな! 【GM】N04_Meria - 1D6 = [2] = 2 【GM】ああ、ありですね。むしろ1が出るかも・・あれ 【GM】ちょっとお待ちを なんと惜しい… あぁづぞ どうぞ 【GM】あー、ちょっと変則的ですが。 【GM】御存じなく振っちゃったので直前の敵のダイスなら振り直してOKですわ 【GM】(5以下なら生き残る 【GM】・・よく考えたらそっちの方が確率高いしなあw あー、なるほど 表だからあれですね。使えないと 【GM】でした。まあ確定前なので。ではそれでいいかな して、振りなおした結果が2ですがこれでOK…なのかな?今回は 【GM】あ、ダメージだからこっちが振り直すので宣言だけよろしくです。 【GM】(それでシールドならあるいは あぁ、ダメージの方ね。ではセービンググレイス使います 【GM】ではっと 【GM】1d6+9+5 【GM】NOT_GM - 1D6+9+5 = [4]+9+5 = 18 【GM】HPいくらでしたっけ・・ ちょっと待ってね …ログ通りだと5のはず >残りHP これはシールド使っても無理っぽいかなー 【GM】いえ、11ですね。合ってた。 【GM】なのでいま10抜けてもHP1・・のはずだ っと、こっちの計算ミスか 【GM】というわけで、あ、でも次がこっちのターンかw うむ…どこで間違ったかはさておき攻撃のチャンスですな そうだそうだ、IVがが 【GM】まあ次の致命傷で生きていたら・・! 可能性が低いよ! 【GM】1点の差が生死を分ける・・上げておくことをすすめます、と言いつつ次のターン 【GM】宣言は同じなので致命傷表だけどうぞ。(防いでも意味ねええ 【メリア】「ひ、ああっ…」甘い声を漏らしつつ、一撃をまず受け… 1d6 【GM】N04_Meria - 1D6 = [1] = 1 【GM】おおー おぉ! 【GM】では今度こそファイト、ですわ ですねー! そして2発目を受け……まだ倒れない。メリアはふらふらと近寄り、ジョブスの男根を撫ぜるようにし… 【メリア】「こんなのがあるから、さっきみたいなことをするのかしらねぇ……!」そのペニスを握り、直接プリズミックミサイル! 2d6+6+5 【GM】N04_Meria - 2D6+6+5 = [2,6]+6+5 = 19 【GM】防御が3で・・うむ 【GM】あ、催淫が復活してますので-1Dですがポテンシャルはいらない・・? さっきので使ってしまって… 【GM】セービンググレイスしても2点はあった気が・・ あらら、また計算間違えたかな… 【GM】まあ使うなら振り直してどうぞです では申し訳ない。ポテンシャル使います。ここでダメだったら後は持久戦 2つ 【GM】はい、3Dでどうぞ 3d6+6+5 【GM】N04_Meria - 3D6+6+5 = [3,2,4]+6+5 = 20 実に平均値 【GM】ではそれで。「ぐっ・・」と呻いて怪人は「いいだろう、この舞台は今日はお前のものだ・・」 【GM】と告げるとするすると空に消えて 【GM】同時に音楽も変わりゆっくりと舞台の幕が閉じられて・・ 【GM】後には処女を散らして男の種を雌穴で飲み干した魔術師の少女が立ち尽くすばかりとなった・・ 【メリア】「……終わり、ましたのね。」ドロドロと両穴から注ぎ込まれた精液と血液を流しつつ、ぺたんと座り込む 【メリア】「ふふf、ふふふふ、あはははははははっ!!!」そして思わず笑い出してしまう。まさか両方の処女まで奪われ、自身のことをこうも見抜かれていたなんて…そう思えるだけで体は恐怖と興奮で震え、そして疲れもどっと湧いてくる 【GM】 【GM】 【GM】そして幕は閉じて。 【GM】舞台の魔物は幕が閉じると同時に去り、あとには膜を失ったラズメリアが閉ざされた舞台から降りていくのでした 【GM】 【GM】 【GM】■幕間 【GM】そういうわけで君は控え室で死んだように眠ったあと、座長のもとを訪れた。 【GM】座長は伏せっていたが君が来ると身を起して「いやー、お疲れ様、本当に素人とは思えない演技だったよ」といっていてて、と股を抑えて呻いていた 【GM】【大道具】「俺の縄に吊るされてあれだけ動けるとは、嬢ちゃん、磨けばものになるぜ・・」たぶんドMの才能だろうが褒められた。 【メリア】「あなたとは初めまして、でしたわね。副座長のおかげて『とても楽しい』劇になりましたわ」と笑顔で言い放つ。服の下は相変わらず全裸だ、あの経験から開き直ったのかのしれない 【GM】【ジョブス】「まあ段取りする暇もなかったけどお客さんも喜んでたよ。盛り上がったね・・これは報酬」と銀貨の詰まった袋を渡してきた 【メリア】「どちらかと言うとわたくしは責める方が好きですわ……えぇ、確かに。」銀貨の詰まった袋を受け取り これでしばらく路銀に困るということも無いだろう 【GM】【ジョブス】「そうだねー、メリアちゃんが泣いて初めてなんですの、とか言った時はえ、って思ったけど平気だったみたいだし」まさかあんな格好で街を歩く娘が処女だなど思ってもいないだろう 【GM】【ジョブス】「どこかで勉強したのかな、さまになってたよ」と君の処女を奪った男は悪びれずにくせのない顔で笑う 【メリア】「……その、あれは一応ミアスマを効率良く回すための方法の一つですのよ!まったく…あなたのせいで別のまで目覚めてしまいそうですわ」と、冗談っぽくこっちも返す。あながちジョブスのいってることも間違ってはないようだ 【GM】【ジョブス】「あ、あとこれも契約なんだけど・・あんまり言いふらさないでね。一応みんな合意でやってる劇だけど、知れ渡るとね・・」 【GM】そう言うと表情を戻して「まあまた出たいならいつでも歓迎だけど」とベッドに横になって呻く 【GM】こんな見せものでも世の中には需要はあるし、それで生活したいものもいるのだろう、と君は世間の片隅で生きるものの姿を目にした思いだった 【メリア】「…その、家で少々って、何を言わせますの!」と、少し赤いがあった時よりかは収まってる。 「えぇ、よくよく考えたらわたくしがしゃべったら要らぬ風評が立ってしまいますわ。 ………」と言い、ベッドで横になるジョブスを見る。劇とはいえ、思わず手ひどく傷めつけってしまったことにはちょっとした罪悪感があるのか… 【メリア】「そうですわね。機会があれば……キ、機会なんて殆どないとは思いますけどね!」といい、軽くキスをする。 彼女なりのお詫びだろう 【GM】【ジョブス】「ん?・・ああ、舞台のこと?ちゃんと演技だから・・うん、まあメリアちゃんは可愛いし色っぽかったから・・」ちゃんと勃起したし気持ち良かったよ・・と言いかけて「あ。・・どうも」 【GM】不意打ちのキスにちょっと茫然として、去っていく君を見送る 【GM】 【GM】 【メリア】「それじゃあ失礼しますわ」と、店のドアを開け、街へ… 【GM】 【GM】†HeroineCrisisTRPG† 【GM】―ランドリューフ戦記― 【GM】 【GM】【魔術師ラズメリア・淫惑の舞台】 【GM】 【GM】End 【GM】 【GM】お疲れ様でしたー、ちょっと長めになりましたがおつきあいどうも 【GM】色々リソース管理大変ですが慣れるとそれも楽しいかとおもいます いえいえ、お疲れさまでしたー 楽しかった! そして負けかけたけどなんとかなるものね 【GM】(CPMPHPアイテムもあるから 【GM】実はGMのほうが楽とはそういうことですわ ちなみにどこら辺で計算みすったのかなぁ…(アイテムはメモしつつしてた) なるほど 【GM】CPは使ったアクトから総計逆算して、使用した分を引いたのです ジェネレーターもあるしやろうと思えばやれますしねぇ なるほど 【GM】HPはログを見て。 【GM】まあ間にアクト挟まるから割と見落とすのですよなー (アクト使いつつ随時足したり引いたりしてた) 【GM】(たまに裏にメモしておくといいかも ですね、今度からそうしましょう ううむ、ますますムラムラしてきたぞ して、早速陥落しかけたメリアさんはどうでした? 【GM】エロセだけど、ゲーム的なたのしみも多いシステムですからなう 【GM】そうですね・・、いい感じにエロいお嬢さま魔術師どうもでした 【GM】(羞恥心はいいものだ 隷奴とは又違う趣で いやぁまだ侵蝕値0なので羞恥心はたぶん楽しめるはずです 最初ほどではないけど 【GM】まあお客さんから指名されまくってぶつくさ言いながらこなすようになるメリアさんもいつか・・(ないよ 露出狂になってみせるのが快感!とかなるのもまたそれはそれで 【GM】なんかそっちの方向で行きそうですねー、設定上 【GM】>見られる系 ハハハ、それをやってる頃にはブツクサどころか進んでやってるでしょうねぇ 【GM】ともあれお疲れ様でした、ではリザルトー ですです、犯され孕まされ系はもう一方(パフィー)任せ 【GM】◆リザルト 【GM】<基本経験点> 【GM】シナリオが成功した:40点 【GM】<モンスター経験点> 【GM】ポーン級モンスターを倒した:2X4(8)点 【GM】ルーク級モンスターを倒した:4点 【GM】<トラップ経験点> 【GM】ルーク級トラップを解除した:4点 【GM】合計56点+総獲得CPが経験点となります。 【GM】名声+1、コネはなし、ミアスマ+4です。 おー、ちょっとメモメモ 【GM】かなり弱い部類だがIVが低いと数は脅威だ・・ 【GM】(範囲攻撃ないとそれでも苦戦しますが だなー IV4ではポーンにすら負けるのか 【GM】PCだとIV2もありえますからね 【GM】(特化させちゃうと割とつらい わお、たしかにメリアも知力特化 とりあえず使い捨て2つは入れ替えて…後もう一つ入れ替えOKでしたっけ 【GM】ですね。 【GM】SP制限に引っ掛かったのがあればそれも入れ替えられます 【GM】それ以外はレベルアップ時の項目参照で。 ういうい、更新しつつやってみます。まだSP制限には引っかかってない 最終的には《テイルオブスペード》に入れ替えたいなぁ… 【GM】ではお疲れ様でしたー。今回はこっちのチャンネルだったけどまたの機会があればオープンチャンネルで はーい、いつでも持て余しつつ待ってるので機会があればぜひ! 【GM】まああんまり説明もいらなかったしロールもこなれてるので楽をさせてもらいましたわ
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LIVE FOR YOU (舞台) 1 ◆Live4Uyua6 世界を撫ぜる白色にその日が来たのだと目を開いた。そして天に頂く赤色を見上げこの日が終わりであると、そう確かめた。 出立。彼らはそれまでより足を持ち上げ、そしてそれからに向かい足を踏み出した。新しい未来への、出立。 後々。そしておわりへと向けて歩を進める。流れる風景の中には過去と現在。目の前に見据える先には、後々。 超越。憚るは苦難。天へと向かう為の鉄と木と硝子でできた梯子には段が無数。しかし、彼らはそれを登り、超越。 幸運。彼らは賽を振るい円盤を回す。己等の行方を試し、計り、見極める。必要なのはそれ。得るべきはつまり、幸運。 突破。半ばを超え演劇はそのテンポを上げる。次へと飛び込むのに必要なのは勢い。今、過去を確かめ、振り切り、突破。 舞台。ついには足をかけ、彼らはその上へと身をさらす。ここまで来たのなら、ただただそうするだけ。生き様を見せる、舞台。 何が始まるのだろう。どんな意味があったのだろう。その命は何を抱えて、彼らは何を成す? いかな結果がそこに残される? - ギャルゲ・ロワイアル2nd 第二幕 連作歌曲第六番 LIVE FOR YOU (舞台)」 - 悲願を達成したいと願っても、幸福を得たいと願っても、聞き入れるべき神は耳を閉じただ冷笑を返すのみで願いは届かない。 全ては舞台の上の立つ者の間だけで決定される。劇の内容がそのままの結末となる。では、今から、最後の舞台を、開演します。 ・◆・◆・◆・ 朝。 これまでとなにも変わらない朝がやって来た。 窓の外に浮かぶ朝日は霧雨に隠れてその輪郭は朧で。 かわりに雨粒はきらきらと輝いていて。 とても奇麗だ。 そんな光景を僕はベッドの上から見つめていた。 明日はなにをしなくともやってくる。 それが僕らにとってどんなに大切な日であっても、そうでなくとも同じように。 また日は昇り、そして僕らを照らすだろう。 それを、僕がまた見られるとして、果たしてそこにあるのは歓喜と希望なのか? それとも悔恨と絶望なのか? わからない。 けど、僕らはなんとしてでも明日を希望にしなくちゃいけないのだろう。 それが、僕らが……いや、僕。クリス・ヴェルティンがするべきことなのだろう。 唯湖。来ヶ谷唯湖を止めて、明日を希望に変えるために、しなくちゃいけないことなのだろう。 そんな重責を担っているはずなのに、どこか僕の心は軽かった。 何故だろうかと思いを巡らせ、その答えがなんとなく理解できる。 それは、……きっと何も変わっていないから。 空に輝く朝日も。 訪れた今日という日も。 そばで微笑んでくれる彼女も。 なにも変わってはいなかったから。 だから僕はここで朝日を見ていられる。 唯湖……君もこの朝日を見ているのかな? それは僕には知る由もないことなんだけれども。 でも、見ているのだろうとそう思った。 そして、また必ず訪れる明日。 その明日に君は一緒にいるのだろうか? 朝日をともに見られるのだろうか? 答えは誰も知ることもなく。 それは全て、きっと僕らにかかっているのだろう。 でも、……辿りついてみせるよ。 その、……明日へ。 朝日は変わらずに雨に隠れて淡く光っているだけなのだけど、 けれどその存在はまぎれもなく確かなもので、 光の先にはそれがあるのだと、信じることができた。 ・◆・◆・◆・ 「起きたか、クリス。ほらコーヒーだ」 「ん、ありがとう」 先に起きていた彼女――なつきが両手にコーヒーを持って僕の傍までやってきた。 一つを僕に渡し、そして僕の隣に座る。 口にしたカプチーノはちょうどいい熱さで、ぼやっとした頭を覚醒させていく。 なつきは変わらず僕の傍で、なにも変わらず微笑んでいた。 何も彼女は変わることなく笑っていてくれる。 そのことは僕にとって何故かとても嬉しくかけがえのないものだった。 「……遂に今日だな」 「そうだね」 穏やかで優しい時間が暫く流れた後、なつきは不意に呟く。 その声はどこか感慨深いもので、彼女が見つめる先もどこか遠かった。 僕はそんな表情を見ながら静かに相槌を打つ。 「これで全部決まる」 「……うん」 「その時……、一緒に居たいな。……なぁ……クリス」 「うん……そうだね……なつき」 なつきの表情は柔らかく穏やかなもので。 でも、少しだけ臆病な感じもして。 僕は曖昧に笑って、そっと彼女の方に身を寄せる。 彼女は表情を崩して、目を瞑って、ぎゅっと僕の手を握った。 その柔らかい、てのひらから伝わる温もりが僕の心も温めてくれる。 触れたら壊れそうな温もりがここにあって。 僕はそれを絶対に壊したくなかったから。 だから、もっと身を寄せ合った。 願うなら、ずっと一緒に居られるようにと。 静かに祈りながら。 「……そうだ、クリス。渡したいものがあるんだ」 「……うん?」 「これ、ホテルの売店で見つけたんだ」 「ペンダント?」 なつきから渡されたもの。 それは紐で括り付けられた大きな金属の錠と鍵だった。 こんなものがアクセサリーと言えるのか不思議に感じたけど、 錠と鍵にはとても美麗な意匠が刻みこまれていてそうなのだろうとも思えた。 僕がそれを興味深く触っているとなつきが微笑みながら言う。 なつきの手には僕と同じものが握られていた。 「これはな、2対で1セットなんだ」 「……どう言う事?」 「その錠と鍵を合わせてみろ」 「うん……あれ?……上手く会わないや」 錠に鍵をさそうとするもうまく合わない。 この錠と鍵では合わないのだろうかと思っていると、くすっとなつきが笑う。 「ほら……これで」 「あ……はずれた。……どういう事?」 そのままなつきは笑いながら自分の鍵を僕の錠に差し込んだ。 すると僕の錠は簡単に外れ、紐から落ちる。 なつきはそれを見て会心の笑みを浮かべ、その意味を教えてくれた。 「これはな……互いが鍵と錠を持ち合うんだ」 「うん」 「でも、今のようにクリスの鍵と錠じゃ開けられなかったろ?」 「うん」 「だけど、私の鍵ならクリスの錠を開けられる……そして、クリス。私の錠にクリスの鍵を」 「わかった」 僕は言われるままなつきの錠に鍵を差し込む。 そして、さっきと同じようにそれはあっけなく外れた。 様子を見て、なつきはまた説明を続ける。 「ほら、この通り簡単に外れただろ?」 「うん……だけどこれにどんな意味が?」 「それはな……こんな言い伝えがあるみたいなんだ」 なつきは子供のように笑ってその言い伝えを話し始める。 その様子はどこか憧れている少女のようで。とても微笑ましい。 「恋人同士が何かで一旦離れ離れになるかもしれない時、これを使うらしいんだ」 「……うん?」 「互いの錠を……互いの鍵で閉めるんだ……それはな」 なつきは顔を真っ赤にして恥ずかしそうに。 「―――互いの心が結ばれたまま、解けないようにって」 そんな……恥ずかしくなりそうな言い伝えを。 なつきは真っ赤になりながら言うのだった。 「そしてまた二人が出会ったとき……外すんだ。再び……巡り合えたその証して……な」 そう、話を締めくくった。 顔を真っ赤に染めながら。 僕の顔もその話を聞いて真っ赤に染まってしまった。 単なる縁起担ぎかもしれない。 でも、そんな縁起担ぎが今の僕にとって何処か嬉しくて、縋りたくて。 だから、僕は、 「うん…………なつき……こっちに来て」 「……うん」 彼女の首へと手をまわして、錠を紐から離れないように。 心が結ばれたまま解けないように。 しっかりと鍵をかけた。 「これで……もう離れないよ、なつき」 「……うん……うん! クリスも……」 なつきも少し目じりに雫を貯めながら同じように。 僕の外れた錠を紐から離れないように。 心が結ばれたまま解けないように。 しっかりと鍵をかけた。 「これで……クリスも離れないな」 「うん……そうだね」 そして、結ばれた心。 それはもう二度と離れる事が無く。 強く強く繋がれ結ばれている。 だから、 「……きっとまた、明日も一緒にいられるから……なつき」 「うん…………そうだな……クリス……きっとそうだ」 「離れる訳……ないから」 「うん……うん」 また、明日を一緒にいられる。 繋がっているから。 結ばれているから。 その証が静かに互いの胸に揺れていて。 「クリス……」 「なつき……」 なつきは温かいてのひらで僕の頬をはさんで。 そのままずっと見つめ合って。 そして優しい口付けを。 いつまでも、いつまでも。 心が結ばれているようにと。 そう―――強く願いながら。 ・◆・◆・◆・ 潜りなれた扉を押し開け、食堂の中を覗き込んだクリスは自分となつきとが一番最後らしいと知った。 早起きはしたつもりだったが、どうやら少しゆっくりとした時間をすごしすぎたらしい。 頭の片隅にまだその余韻を少し残しながら、クリスはなつきの手を引いて部屋の中へと入る。 先日よりかは控えめであったが、テーブルの上には自由にとることのできる料理が並んでいた。 クリスは皿を手にすると、白く柔らかいロールパンとカボチャのスープにチーズとサラダをとってなつきの分も同じようにとる。 そして、飲み物をとってきたなつきと一緒にその場を離れ、席をとるためにぐるりと周りを見渡した。 「おーい、クリス。なつき。こっちだこっち」 ちょうどまっすぐ視線の先。この中では大柄な九郎が手を振っているのを見てクリスはそちらへと足を向けた。 九郎とアルとが並んで座っているテーブルに、なつきと隣り合うように腰をかける。 「どうだ? よく眠れたか?」 「うん。不思議とすんなり眠れたかな。九郎は?」 俺もだ。と、フォークを立てて答える九郎の目の前には積み上げられた皿の塔が立っていた。 どんな健啖家なのか。それよりも九郎はいつ起きていつから食べているのか。クリスは目を丸くする。 九郎の隣のアルはと言うと、そんなことには慣れっこなのか特に反応もないようだった。 ただ、見た目通りの幼い子供のように、生クリームののったプリンを小さなスプーンで崩してこれもまた小さな唇で食している。 周りはどうかとクリスは首を傾け視線を廻らせる。 向こう側の席にはファルと美希。そしてやよいとその右腕にはまっているプッチャンの姿があった。 ファルが傾けている白磁のカップの中身は紅茶だろうか。3人とも食事は終わったようでゆったりとお茶を楽しんでいるようだ。 その隣の席には箸を器用に使って魚を食べる柚明。 と、桂が皿を持ってその隣にやってくる。なんど往復を繰り返したのだろうか、積み上げられた皿を見るに彼女も健啖家らしい。 少し離れて、更に隣には碧の姿が見える。彼女らしからず目を瞑って神妙な態度で、しかしよく見れば口元は笑っていた。 部屋の奥の方には、そこが定位置だと言わんばかりに玲二と深優の姿があり、いつもどおりに黙々と食事をしている様子が窺える。 ぐるりと視線を反転させれば、部屋の端。壁に立てかけられたホワイトボードの前に九条と那岐が立っている。 どうやら今も今後の予定について色々と確認しあっているらしい。 その近くの席にはツンと澄まし悠々と食事をとっているトーニャがいて、その隣には珍しく静かなドクター・ウェスト。 なんどか同じ食卓を囲んでわかったことだが、彼は意外にもというか普段ほど食事の作法はエキセントリックではないらしい。 そして、一周し終えた視線を元のところに戻して、九郎とアル……と足元のダンセイニ。自分と、なつき。 この朝を迎えてこの島にきてより6日目。 ついにこの日が来たというわけだが、しかし決戦の日というには誰も浮き足立つところなく静かで、そこには心地よい緊張感があった。 騒がしくしている者はいない。かといって沈痛なわけでもない。ささやかなゆとりをもって、でも油断はしていない。そんな心地よさ。 「向こうの本拠地に入ったら、次はいつ食事がとれるかわからないからな。クリスもなつきもしっかり食べておけよ」 「うん。……そうだねクロウ」 「って、お前らそんなのだけで足りるのか? 食べられる時に食べておけだ。ほら、遠慮すんなって――」 大食漢である九郎からすればクリス達の食事は前菜にも相当しないのだろう。 山盛りのあんかけチャーハンや酒蒸しした貝ののったパスタなど、彼は自分の前からクリス達の目の前に移動させてくる。 クリスとなつき、目を合わせくすりと笑うと九郎に礼を言って、それぞれを互いに取り分けあった。 『――これより、二十一回目となる放送を行う。 新しい禁止エリアは、8時より”C-3”。10時より”B-6”となる。以上だ――……』 クリスが食事に手をつけはじめてほどなく、神崎黎人による定時放送が室内に流れた。 決戦を直前にした最後の放送。 あちらからも何かあるかもしれないと皆は身構えたが、しかしいつもどおり必要最低限のことだけを述べただけでそれは終わった。 天井を見上げていた九郎がまた大皿との格闘をはじめ、クリスも冷めないうちにとスプーンでスープを掬う。 ふと気付くとなつきとアルとがホワイトボードの方を見ている。 つられて見やると、九条が貼りだした地図に新しい禁止エリアを書き込んでいるところだった。 夜中に流れた放送で指定された”E-5”と”E-6”。そして今指定された”C-3”と”B-6”。 決戦を前にして全ての禁止エリアが指定されたこととなる。そしてそれは想定通り、作戦に問題をもたらすものではなかった。 「ふむ。順調すぎるのもまた逆に見落としがないかと不安を煽るものであるのう」 最強の魔導書であるアルはそんなことを呟き、しかし言葉とは裏腹なにんまりとした表情でいくつめかのプリンにスプーンを刺した。 「はい、ちゅうも~く!」 クリスがサラダをフォークでつつきはじめた頃。那岐がパンパンと手を叩いて皆の注目を集めた。 すでに食事を終えてまったりしている者。まだ忙しなく食べている者。ただひたすらにデザートをつついている者。揃って那岐の方を見る。 「さて、ついにこの日が来て、これから決着をつける為の一大決戦が始まるわけなのだけども――」 ホテルに到着して以後、時と場所に合わせて洋服や水着姿をとっていた那岐の衣装が本来のものである弥生時代のものと変わる。 「星詠みの舞の本来の進行役として、君たちが今ここにいることに対し感謝を述べさせてもらいたい。ありがとう、みんな」 珍しく神妙な顔で、そして一礼する那岐。ぺこりと小さな頭を下げて、もどすとにこりと笑みを浮かべた。 「これからあの黒曜の君である神崎黎人。彼が率いる一番地。そしてシアーズ財団との決戦がはじまる。 厳しい戦いになるだろう。 こっちも一騎当千の強者揃い。最強のHiMEの布陣だと胸を張って言えるけど、向こうだって世界を牛耳る秘密組織だからね」 とはいえ、と那岐は鼻をならす。 「僕は君たちが負けるだなんてこれっぽっちも思ってやしない。 HiMEの軍団は一人として欠けることなくまたこの場所に戻ってこれると確信している。それだけの強さが君たちにはある。 深優ちゃん。例のものを――」 那岐に言われ、一番後ろに座っていた深優が立ち上がり、更にその奥にあったテーブルの傍らへと進む。 そのテーブルの上にテントのように張られた真白なシーツ。深優がそれを引いて取り除くと、室内に小さな歓声が響いた。 「君たちのモチベーションを高めるためにね。ご馳走を用意しておいたよ」 一番目立つのは、テーブルの真ん中にデンと鎮座する子牛の丸焼きだろうか。 それを囲う皿の上にも、茹で上げられた真っ赤な海老やら蟹やら、カラリと焼き上げられた北京ダックやら、分厚い肉の塊など、 やよいが見れば卒倒しそうな、そして実際にそうなりかけた程の豪華な料理と食材がテーブルの上にずらりと並んでいた。 「勿論。これだけじゃあないよ。これはあくまで祝勝会用ディナーの一部の一部。 厨房にはまだまだこれ以上のものが控えている。デザートだって一軍を成して冷蔵庫の中で君たちの帰還を待っているのさ。 そして――」 勝って帰ってきたら今晩からはお酒も自由解禁だ。そう聞いて、また室内に歓声が響き渡る。 「今晩のご馳走を食べる為にみんな頑張ろう!」 さざなみのように小さく繰り返し感情の波が行き来する食堂の中。 皆が皆。それぞれの未来の予感を胸に、小さかったり大きかったり、それぞれの彼、彼女ごとの笑顔を顔に浮かべていた。 ・◆・◆・◆・ 朝食とミーティングを終え、決戦に向けて廊下をずらずらと並んで行く16の人と、一体のスライムとひとつのパペット。 パートナーとしてなつきの手を握って並び歩いているクリスは、そういえばと、前を行く九郎に話しかけた。 「その衣装はどうしたの?」 問われて九郎は「ああ、これか」と返事を返す。 彼の出で立ちは全裸でもなければタオル一枚でもなく、ローブだけでもなければ、ジャージ姿というわけでもなかった。 ノースリーブのインナーの上に襟の大きな白いシャツとタイ。下は漆黒のスラックスに同じ色の革靴を履いている。 クリスにとっては初見で、知る由もないが、彼――探偵大十字九郎としての一張羅である。 「行方不明になっていた俺の一張羅だったんだけどな。灯台下暗し。せしめていた犯人はアルだったんだ」 「なにが犯人か。たわけ。それは”偶々”、妾に対し支給品として配られていたものにすぎん。 礼こそ言われても、盗人扱いとは冗談としても度が過ぎておるぞ」 「ワリィ、ワリィって。――とまぁ、これが俺の本来の姿ってわけだ。格好いいだろうクリス?」 そうだね。とクリスは素直に同意する。 初めて彼を見た時は、全裸の上に泥に塗れたローブを羽織っていただけだったのだ。それと比べれば随分と見違えていた。 「持っていたなら、どうしてすぐに渡してあげなかったんだ? ただでさえ男物は少ないのに」 「ふむ。確かに妾も九郎と再会した時はその姿に憐れを感じ顔をしかめたものよ。 だがな、故に、今着せてしまえばまた早々に駄目にしてしまうと予見し、この時までとっておいたのだ」 なるほど。と、クリスの隣から質問したなつきは納得した。 アルはというと、クリスとなつきを振り返り、そしてその後ろを歩いている者たちを見てふむと頷く。 「期せずしてか、言い合わせた訳でもないのに皆がそれぞれに己が一張羅を身にまとっておる。 これもどことやらの運命の神の悪戯か、はたまた決戦に向かう我らの意気の表れなのかのう……?」 言われて、クリスもどうやらそうらしいと気付く。 クリス自身も今はアイドル候補生の為の衣装ではなく、はじめに来ていたピオーヴァ音楽学院の制服を着ている。勿論、男性用だ。 しかも九郎と同じく、この制服も卸したての新品であったりする。昨晩、カジノの景品よりなつきが持ってきてくれたのだ。 おそらくは彼女もそうしたのだろうか、同じ学院に通うファルも真新しい制服に身を包んでいた。 隣を行く美希が着る制服からもほつれや血の滲みは見られない。やよいが着ているトレーナーも襟首が伸びてはいたが奇麗なものだ。 碧はやはりそれが美少女戦士としての正装なのかウェイトレス姿で、深優はなつきと同じ制服をきっちりと着こなしていた。 皺くちゃだった玲二のスーツは誰が仕立て直したのだろうか、新品も同然のようになっており、 血に染まっていたはずの柚明の着物も、おそらくは桂の努力のかいあってか元通りの鮮やかな蒼を取り戻していた。 衣装だけでなく、皆は一様にこれが始まった時と同じようにデイバックを背中に負っている。 象徴として嵌め続けていた銀の首輪も一様にそのままで、始まった時の様に、そしてこれからが始まりだという様に、彼らは歩いていた。 クリスも、雨が降り注ぐ暗い森の中を歩いてたことを思い出し、その後と、今と、これからを思い、想い、廊下を進む。 昨日までより少しだけ長く感じたエレベータ。開いた扉より出て、クリスは冷たいコンクリートの感触を靴の裏に感じる。 そこは地下駐車場で、エレベータから出てきた面々の目の前にはこの為にと用意された車両が並んでいた。 「クリス。こっちだ」 慣れた所作でバイクに跨ったなつきからヘルメットを手渡され、クリスはそれを被り彼女の後ろへと跨る。 なつきのおなかへと手をまわすと、身震いするかのようにエンジンがブルンと大きな音を立てた。 「……クリス。その、もっとしっかり抱きついてくれ。優しくされると……なんだか、こそばゆい」 「う、うん。わかった」 なつきの背中に身体を密着させ、クリスはぎゅうっと抱く。 やわらかくて、温かさが伝わってきて、心地よく、初めての乗り物に対する不安が解けるように失われてゆく。 小刻みなエンジンの振動も、どこか心地よく感じると、そんな風にクリスは思い始める。 耳に地を震わすような大きく強いエンジン音。 向こうを見れば、無骨なジープの運転席に九条の姿があり、助手席にはトーニャが座っていた。 奥の荷台にはファルと美希とダンセイニ。そして、プッチャンを手に嵌めたやよいがいて、こっちに手を振っている。 ――出ませい! 鋼の牙! 愕天王! 召喚の雄叫びに振り返れば、天井につきそうな巨獣――愕天王が駐車場の中にその姿を顕現させていた。 その背中には、チャイルドの親である碧に、軽々と飛び乗る那岐と深優に、桂と彼女の手を借りてゆっくりと登る柚明。 一際甲高いエンジン音が響き渡り、駐車場の端から玲二の乗るバイクが出口へと向けて走り出した。 それを見て、それぞれも動き始める。 次いで、なつきが追うようにバイクを発進させ、その後ろにジープ。そして愕天王が地響きを立てて地下から表へと出てゆく。 「しっかり掴まっていろよ」 なつきの声にクリスはぎゅうと身体を押し付ける。グンと、速度が上がったのはその次の瞬間だった――。 ・◆・◆・◆・ 出立し、歓楽街を西へと走り去って行く3台の車両と1体の獣。 地より遥かに高い場所。ホテルの屋上にそれを見送るふたつの影があった。大十字九郎とアル・アジフである。 「外に出た途端に叩かれるってこともなかったか」 「うむ。どうやら、あちらも徹底してこちらを待ち構える姿勢であるらしいな」 では我らも出立するかと二人が頷きあった時、耳を劈くような轟音と共にホテルより最後の”車両”が飛び出した。 「ふぅはははははははははは! ドクタアアアァァァアアア……ウェスト……ッ! この世の理を解き明かす者たる我輩天才大天才。 愚者でありながら分不相応にも神秘の力を欲し、人頼み神頼みのボンクラ共を成敗に御供を従えいざ発進! GO! GO! WEST! GO-WEST! 一度に攻めて攻め破り、潰してしまえデーモンアイランドゥ!」 騒音のひとつ向こう。音楽の遥か先にあるけたたましいメタル調行進曲をがなり立てながらそれらは北進して行く。 先頭を進むのは九郎とアルからすればお馴染みで、出てきては叩き潰し出てきては叩き潰した破壊ロボ……の小さいやつ。 その後ろにつき従うのは3つの御供で、ロボの次に道路の上を普通に走る不思議な機関車トミー。 一見すれば普通のショベルカーにしか見えないが、しかし機動性は通常のものを遥かに上回り、トミーに負け劣らじのけろぴー。 最後尾を行くは、この島内において博士が直々に改造をほどこしたトラック。移動する騒音公害ことファイアーボンバー号。 まるで伝説の勇者の一行よろしく、それら4台は列をなして繁華街を北へと走り去って行く。 「相変わらずで喧しいことだ」 「そういえば、俺がアーカムに来た時にはじめて見たのが”アレ”だったんだよなぁ……」 アルは溜息をつき、九郎はしみじみと過去を回想する。 さてと、もうホテルには自身らを残して何者も残ってはいない。 皆、目的地へと向け出立した。遅れれば出番を失うだろう。そうなれば正義の味方としても失格だ。 大十字九郎はアル・アジフと共に、宙へとその身を躍らせる。 ――『マギウス・スタイル』 瞬間。少女の形態をとっていたアル・アジフが本来の姿である魔導書へと変じ、頁を展開して九郎の身を包んでゆく。 身を包む紙片は皮膚に浸透し神経と接続。物理的。魔術的。魂霊的にと繋がりあい、九郎の血肉とアルの知とを一体化。 ひと瞬きほどの刹那の後、適合した紙片は術者の上を黒い皮膚で覆い、人書一体――術衣形態は完成する。 ――『マギウス・ウイング』 ワードを発するだけで本来術者が行うべき複雑な詠唱は生きる魔導書がそれを肩代わりし、結果だけが瞬時に出現する。 再度展開した頁が九郎の背中に翼の形をとり、いくつもの呪文を浮かべ、魔術により理を捻じ曲げ人間の”飛翔”を現実とした。 次いで、”落下調整””加速””抵抗軽減”と連続で魔術を展開、九郎は白き太陽の前を突っ切る一条の矢と化し空を掻っ切る。 「さぁ、行くぜ。俺たちが一番乗りだ!」 術衣形態をとった九郎は地を行くドクター・ウェストをすぐに追い越すと、彼等の目的地であるツインタワーへと飛んでいった。 ・◆・◆・◆・ 「――参加者達が動き出しました。 パターンは『W7-GR2-P165』。行動を開始した時間、予想される進路ともに、こちらが最も可能性が高いと判断したパターンです」 参加者達が行く地上よりはるか地下深く。 忙しなく人が行き来する大会議室。その壁の一面を占める大型モニターの脇から、秘書が参加者達の動向を報告している。 「ふむ。だとすればこちらも予定通り動くとしましょう。戦闘配備を第3級より第1級へと移行させてください。 そして、最終決戦中の指揮権の規定により、シアーズ財団の戦力を黒曜の君の権限を使って徴収します。 これも予定通りに行うとシアーズ側へと通達してください。時間はありません。早急に行うようにと」 主催側の首魁である神崎黎人は報告を受け、いつもの様な静かな表情で、そして慌てることなくそのままの態度で指令を下した。 指令を聞いた秘書はすぐさまに踵を返し、主君の命令を各所に伝達すべくオペレーターの下へと駆けてゆく。 ほどなくして、モニター上部のランプが緑から赤色へと発する色を変え、モニターの中に各戦力の分布と状態が表示された。 「ふふふ。あれだけ渋ってた割には素直に言うことを聞くのね。これも想定内かしら?」 椅子に座る神崎の隣から、同じようにモニターを見つめる一番地警備本部長は彼へと声をかけた。 モニターの上ではシアーズ財団の所持するMYU型アンドロイドのほとんどがツインタワーへと移動を開始している。 彼女の言葉の通り、シアーズ側は貴重な戦力を先鋒として消費してしまうことにかなり難色を示していた。 少なくとも”表向き”はあれらが彼らの戦力のほとんどであったからだ。 「ええ。彼らではなく、”アレ”からすれば程度としてはかかる手間の問題でしかありませんからね。 ここで強硬な態度に出るとは考えていませんでした。所詮、たかだか数十体のアンドロイドにすぎません」 神崎は何事でもないように答える。だが、その表情には酷薄な笑みが浮かんでいた。 これも表向きは誰も気付いてないということにはなっているが、 シアーズ財団が決戦の機に乗じて主催を乗っ取ろうとしているのはもはや誰もが明確に感じ取っているところである。 故に、神崎はツインタワーへと、つまりは参加者側の最大戦力に対する当て駒にと、シアーズのアンドロイド軍団を向けた訳だ。 「相変わらず敵が多いと苦労も増えるものだわ」 「ええ。しかし突き詰めれば、個人個人にもそれぞれ異なる願望。欲する結果があります。 そう考えればシアーズの件に関してはさして難しい問題ではありませんよ」 ふぅん。と、警備本部長は艶かしい唇から息を漏らした。 この神崎黎人という一回り以上も年下の少年。黒曜の君であり、美袋命の兄でもある彼。中々に深いと感じる。 決して歳相応とは言えない落ち着いた物腰。柔和でありながらしかし鉄壁の心の内は茫洋としていてその奥が見えない。 「まぁ、いいわ。私は私個人としての願望と責任感に基づき与えられた仕事をこなすことにしましょう」 ふふ。と小さく笑い。彼女は神崎の元を離れ、自分に宛がわれたデスクへと向かう。 個人個人それぞれの願望。 それは参加者達やシアーズ側だけに限らず、自分も、神崎黎人も、名を知られることのない兵士だってもっているものだ。 戦いに挑む理由も、達成される野望にあったり、戦いの後の平穏にあったり、または戦いの中にあったりするのだろう。 「なんだか、長くなりそうね……」 革張りの椅子に深く腰を下ろすと、警備本部長はシガレットケースから煙草を一本取り出しその先に火をつけた――。 ・◆・◆・◆・ 朝の陽の光も射しこまない地下の暗く閉じた一つの部屋。 その部屋の主、来ヶ谷唯湖はしかし朝を認識していて、いつもと変わらないように紅茶を啜り、一枚の写真を見ていた。 耳をくすぐる鳥の声、ゆっくりと身体を温める陽射しなんてものはこの部屋には存在しえない。 ただの無機質で無音、無感情の中で、それでも唯湖は最後の朝をいつもと同じとおりに過ごしていた。 そう、最後の朝。 今日こそが来ヶ谷唯湖がクリス・ヴェルティンに殺される日なのだから。 だから、唯湖は静かに終焉を待ち続ける。 口に含む紅茶の味だけはいつもと変わらないなと思いながら。 ただ、一枚の写真を見続けて。 「――――来たか」 そして、唯湖がゆっくりと飲んでいた紅茶の一杯目を空にしようとする頃。 彼女は予感し、不意に笑う。 そして次の瞬間、 『来ヶ谷さん』 聞こえてくる神崎の声。 唯湖は白磁のカップをテーブルに置いて立ち上がる。 彼の声に耳を傾けながらポニーテイルに縛っていた髪をといた。 「来たのだろう?」 『ええ、彼が進行を開始しました』 さらりと広がる長い髪を適当に梳いて、いつもの黄色のリボンを結ぶ。 鏡を見て変わらない自分を確認し、制服の上着をとって袖を通した。 「全員か?」 『その通りです。もう少ししたらこの基地までやってくるでしょう』 そして、久々に使う事になるデイバックから武器を取り出す。 この島で最初に使用した、かの亡霊の愛銃でもあるデザートイーグル。 残弾を確認し、取り出しやすい場所に身に着ける。 そして、本来は鉄乙女の愛用品であり、この場所では千羽烏月が振るっていた名刀、地獄蝶々。 腰に差して、デイバックを背負い出立の準備を整えた。 『ですから、来ヶ谷さんは舞台の方に―――』 「解っている。今から向かう」 『お願いします。ではまた縁があったら』 「可笑しな事をいうな、君も。縁も何も……私の目的を知っているだろう?」 「……それもそうですね。健闘を祈ります」 「ああ」 そう言って、通信を切断する。 唯湖は無機質な部屋を、なんとなく見渡す。 居心地がいいと思っていたわけではないが、もう戻ってくることもないと思うと僅かに感じるところもあった。 自身が最後に出立した場所。そこを心の片隅に留め、最後にテーブルの上に置いてあった写真を取る。 唯湖は神妙な面持ちでその写真を見つめる。 しかしわずかに穏やかさとやすらぎを感じさせるような風で。 そして、しばらく写真を見続け、やがて決意したかのように写真を懐に仕舞い込んだ。 「――――行くか」 そう呟いて。 何も無かった部屋を後にする。 もはや誰も帰ってこない。二度と使われることのないその部屋を。 Little Busters!”M@STER VERSION” (突破) 7 <前 後> LIVE FOR YOU (舞台) 2
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作者 木本 雅彦 出版社 早川書房 発行 10.05.10 ページ 428 いやぁ、面白かった。そして、同じ技術者として、感銘を受けた。僕の書いた一行が未来につながっていると言われると、なんだか身が軽くなった気もした。 技術者が技術者で有り続ける事。これは今の日本ではなかなか実務に身を置く物として難しい。なにせ「技術者を『卒業』して管理者へ」等と言う道筋が出来てしまっているからね。ただ、その中でも技術者で有り続ける事。 この話の面白みと言うのは「魂と精神」とか「各種ネットワーク」とかそういう話じゃない気がする。「死んでしまった人」が「生きている人」を動かし、そして「死してなお生き続ける」事を全うするために自らの罪を自らの手法で贖罪する。と、言うことだろうか。コンピュータ技術ネットワーク技術の話がたくさん出てくるので興味のない人にはとっつきにくいかもしれないけれども、そんな事置いておいても、読みごたえは抜群だった。 一人の女性が自分で有るために立ち上がる方法。一人の引きこもりが自分で歩きだす方法。一人の技術者が死してなお生き続ける方法。 これを描いた。と、言ってよいかもね。すっげー、楽しんだ。でも、人にはお勧めしない。ネットワーク用語とか判る人、90年代後半のネットワークの成立を経験し、コンピューターが身近な生活している人にはタマらない話だろう。 何処かの作家が「小説は嘘の積み重ね。その嘘はほんの少しの嘘の積み重ね。」みたいな事を言っていたと覚えてる。そう、この少し未来の話はこうだったら良いな。という技術者の夢が積み重なった結果で出来上がっている。これがワクワクするところなんだ。かゆい所に手が届く「出来そうな嘘」。 筆者の木本雅彦は東京工業大学に所属の研究者だそうで、なんだか理工系の技術者の文章書きって大西科学のジャッキー大西さんを思い出すではないかいな。まぁ、理系の人にオススメかもしれん。 名前 感想など
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51話:幕を引く時主役は舞台に 「俺を入れてもう7人しか残ってないのか……」 第二回目の放送を聞き、高原正封は驚く。 藤堂リフィアは未だに生きているらしく、その上、 次の放送時刻――午後4時までに死亡者が一人も出無かった場合、 全員ゲームオーバーにすると放送者のセイファートが言っていた。 ゲームオーバーとは恐らく首輪を爆破すると言う意味だろう。 「さっさと残ってる奴捜さないと……」 下手をしたら4時間後に即死、と言う事態になり得る。 正封は荷物を纏め病院から出立する支度をした。 そして一階に下り、ロビーを通り掛かったその時。 「……!」 入口付近に見覚えのある狼獣人の少女が立っていた。 銀色の毛皮を血塗れにした、青いベストとスカート姿の少女。 「あなたは…高原、さん」 「お前…生きてたのか…その怪我で」 少女――藤堂リフィアは抜き身の直刀を持ちながらゆっくりと正封に近付いていく。 途中、肉塊の山があったため、それは避けていたが。 正封はスタームルガーGP100を構える。 「…今度は殺す」 「…高原さん」 「何だよ?」 「さっきの放送聞きましたよね…次の放送までに一人も死者が出なかったら、 全員ゲームオーバーだって」 確かにそう言っていたが――それがどうしたと言うのだろうか。 「…私、もう疲れてしまいました…もう、残り人数も少ないですし、 もう、脱出なんて出来ないのかもしれません」 「……」 リフィアは虚ろな目で、正封を見ながら言う。 どうも様子がおかしい、正封は少し後ずさりして様子を見続けた。 「…高原さん……私と一緒に死んで下さいぃぃいい!!」 「!!」 突然狂ったような叫び声を上げ、リフィアが直刀を構えたまま正封に突進した。 …… 「あ…ぐ…はぁ、はぁ」 頭部に何度も.357マグナム弾を撃ち込まれ完全に破壊されたリフィアの死体を見下ろしながら、 腹の辺りを血塗れにした正封が息を荒げる。 「これで…完全に、死んだ、ろ…ざまあ見やがれってんだ…ちく、しょう、め」 そう言い切った直後に、口から大量の血を吐き出す。 「うげほっ…あ…やべ…これ…まずいか? あ、はは、はは。 は、早く、他の奴ら、捜しに、いかないと」 フラフラと出口に向かう正封だったが、途中で床に倒れ、そのまま動かなくなった。 ◆ D-4公民館の体育館倉庫。 稲垣葉月とレックスは放送を聞いて絶望した。 もう生き残りは自分達を含め7人しかおらず、次の放送までに死者が出無ければ、 全員ゲームオーバーになると告知された。 二人は脱出を諦め、心中する事にした。 天井からぶら下がる二本のロープの先には、輪が作られている。 「レックス…最期に、シよ?」 「うん…」 葉月は衣服を脱ぎ捨て、レックスを仰向けにし、包皮に包まれているそれを、 皮の上からゆっくりと愛撫を始める。 「ああ…気持ち良いよ……」 「…一杯、気持ち良くしてあげるからね」 二人とも、目に涙を浮かべていた。 快楽から来る涙では無い事は確かだった。 …… 「レックス…あなたと会えて、幸せだったよ」 「俺もだよ、葉月……ありがとう」 ガタン。ギシィ……。 ◆ マティアスは警察署の屋上に下り立った。 生き残りもわずかになり、次の放送までに死者が出なければゲームオーバーになる。 早急に事を進める必要があった。 屋上の扉を開け、警察署の内部へと進む。 同じ頃、警察署二階の一室で放送を聞いた皐月眞矢も行動を起こす。 拳銃を構えながら警察署一階へ降りるために階段へ向かうが。 「おっと、早速発見したぞ」 「!!」 階段の上――屋上の方から、自動小銃を携えた翼の生えた人狼が現れる。 ニヤニヤと邪悪な笑みを浮かべるのを見た眞矢が咄嗟に危険人物だと悟る。 「へえ…可愛いなぁ、ただ殺すのはもったいないなぁ」 眞矢の身体を値踏みするように見詰め、舌舐めずりをするマティアス。 「……私の身体はそんなに安くない」 嫌悪感を露わにした眞矢は、自動拳銃をマティアスに向けて発砲した。 「おっと」 しかしあっさりとかわされ、マティアスによる自動小銃の銃撃を受けた。 「がはっ……!」 胸元を小銃弾が貫通し、眞矢は口から血を吐き致命傷を受ける。 持っていた銃を落とし、その場に跪いた。 「残念だなぁ」 マティアスは階段を下りて苦しむ眞矢に近付くと、 顎をぐいと持ち上げ、眞矢の顔を眺めた。 「こんなに可愛い子なのに、味わえないなんて……フフフフフ」 「……」 眞矢は最期の力を振り絞り、右手でマティアスの首輪を掴んだ。 「……!?」 「…死ねぇ!!」 そしてその首輪を力一杯、引っ張った。 ピィー、バァン!! 短い電子音の後、マティアスの喉笛が破裂した。 鮮血と肉片、そして首輪の破片が眞矢の顔に当たり、傷付けた。 マティアスは床に崩れ落ち、しばらく喉元を押さえ悶えていたが、やがて動かなくなった。 そして眞矢も間も無く、眠るように息を引き取った。 ◆ 伊賀榛名は呆然と、市街地を歩いていた。 中村アヤも死んでしまった。 自分はこの殺し合いで一人きりになってしまったのだ。 しかも、生き残っている参加者は自分を含め僅か7人との事。 次の放送までに一人も死者が出なければ全員ゲームオ―バーになると、 主催者の一人セイファートが言っていた。 「もう、終わりなの…もうどうしようもないの…?」 自分を除き、残り6人の中に、この殺し合いからの脱出を目指している者が何人いるのか。 いや、もしかしたら自分以外は全員、殺し合いに乗っている者ばかりなのでは。 「……もう嫌だ」 絶望感が榛名の心に押し寄せる。 その時だった。 『……あーあー、マイクのテスト中、マイクのテスト中』 「…?」 突然、主催者の片割れ、柴田行隆の声で放送が入った。 突然の事に、榛名は驚いたが、耳を傾ける。 『最後の一人が決まったので、これにてバトルロワイアルは終了です。 伊賀榛名さん、おめでとうございます。見事、優勝しました! おめでとうございます! では…禁止エリアを全て解除しますので、 お手数ですが学校までご足労下さい…おめでとうございます』 「…………え?」 午後12時25分、ゲーム開始8時間25分。 バトルロワイアル終了。 【藤堂リフィア 死亡】 【高原正封 死亡】 【稲垣葉月 死亡】 【レックス 死亡】 【マティアス 死亡】 【皐月眞矢 死亡】 [残り1人] 【参加者番号4番 伊賀榛名 優勝】 第二回放送(新訳俺オリロワ) 時系列順 誰にも見せられない傷 第二回放送(新訳俺オリロワ) 投下順 誰にも見せられない傷 お姉ちゃん、寂しいよ 高原正封 死亡 相反する二人 藤堂リフィア 死亡 カウントダウンBR 稲垣葉月 死亡 カウントダウンBR レックス 死亡 カウントダウンBR マティアス 死亡 光の途絶 皐月眞矢 死亡 廃墟探索に気を付けなければイケナイ事の一つ=崩落 伊賀榛名 誰にも見せられない傷 第一回放送(新訳俺オリロワ) 柴田行隆 誰にも見せられない傷
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「もう帰ってしまうんですか?」 「はい。名残惜しいですけど、俺は他にやることがあるので」 昼前になって積もり積もった話に区切りをつけたエトレクは、白波邸を辞していた。春美とゲンブによる対策と「アルマ」なる人物との連絡。それについての進展を確認する必要があったためだ。 アカネやランカは残念そうだったが(シドウは買い物)、「仕方がないですよね」「無理には止めないけど、また来てください」と送り出してくれた。心配ではあったが、いつまでもここにいるわけにもいかない。 「では、またいずれ」 寂寥を振り切るように、怪人赤マントは旧友の家を後にした。 「エトレクさーん、通報されないようにねー!」 「こら、ランカ!」 一言、ちょっと傷つく言葉を背に受けて。 「気持ちはわかるけど、大きな声で言っちゃダメでしょ」 「小さい声ならいいの?」 「そういうことじゃなくて、言われた方がどう思うかを考えなさい」 エトレクが帰った後の白波邸では、早速アカネのお説教が始まっていた。彼女はあくまで「叱る」ということに重点を置いており、怒鳴りつけることで恐怖を元にわからせるのではなく、理路整然と、わかりやすく諭し、なぜそれがいけないのかを自分で理解させる、という形だ。 この教育の賜物か、ランカは他人の心の機微に聡く、それでいて思いやりのある女の子に育った。そしてそれは、アズールに対しても同様。 「それとアズール、起こされるまで寝てちゃダメよ」 「す、すみません。アカネさんが帰って来たのが嬉しゅうて、なかなか寝付けへんかったもんで」 狐の姿のまま縮こまるアズールに、アカネはあくまでも正面から言う。 「そうだとしても、一度は起きて顔を見せなきゃダメ。でないと、心配になるでしょ? 起こしに行く方も手がいつも空いてるわけじゃないんだから、他人任せにするのも感心できないわね」 「面目ないです……でも」 「眠って目を覚ましたら、ほんまは全部夢やったんやないか……そう思うたら、怖うて眠れんかったんです」 「アズール……」 ランカにも、その気持ちは痛いほどよくわかった。今の今まで死んだものと思っていた母が、突然無事で帰って来たのである。ランカは喜んだが、アズールが感じたのは恐怖。今自分が見ているのがただの幻ではないのか、そう思ったのだ。 「………」 アズールの心象をようやく知ったアカネが取った行動は、彼女を撫でることだった。 「ふぇ……?」 「わかるでしょ? 私はここにいるわよ、アズール」 その暖かさが、何よりの証だった。 「そういえば、あの子……マナちゃんはどうしたの?」 「あ、それなんですが」 アズールが言うには、昨日エトレクが事情を説明した後上にあがったのだが、それっきり姿が消えてしまったらしい。彼女は「ウェーブリンク」という波動を操る能力そのものらしいので、自分を散らばせてどこかにいるのは確かなのだが。 「……一度、その子とも話をしておかないとね」 「? お母さん、マナちゃんに用事があるの?」 「ん……ちょっとね」 昼過ぎになって来客があった。 何度もチャイムを鳴らす音がし、「誰かな?」と思ったランカが玄関に出る。 「はーい?」 「あ、ランカ! お母さんが帰って来たって本当なのか!?」 開口一番まくし立てたのはスザクだった。やたら慌てている。 「ど、どうしたの?」 「いや、来る途中でシドウさんに会って、それで聞いて」 どうも、買い物帰りのシドウと鉢合わせた際に話を聞いて、それでゲンブ共々飛んで来たらしい。 そのゲンブは、あまり驚いてはいない。 「俺は、昨日話をした時に春美から聞いた」 「昨日? じゃあ、エトレクさんとはすれ違っちゃったのかな」 「かも知れん。肝心の話の内容だが、これはアースセイバー全体の問題だろう、ということになってな。シノさんや聖、七篠教官とも協議し、ひとまず、学生メンバーを中心に警戒シフトを組むことで一致した。その中に『百物語組』が一名ずつ、交代で入る予定だが、これは後日当人たちと協議する」 「つまりは警戒を強くするってことかぁ……ところで綾ちゃん」 「っと、何?」 「用事ってそのこと? お母さん呼んで来ようか?」 ランカが奥を指差すと、スザクは「ああ、そうじゃないよ」と首を振る。 「『訪問』だよ。これから探偵事務所に流也さんを迎えに行くところなんだ」 「あれ、待ち合わせるんじゃなかったの?」 「マスター、マスター。霧波さんはえらい方向音痴やと聞いとりますが」 「あ、そうだったっけ……」 彼を一人で外に出すと、連れ戻すのに事務所のメインメンバーが一日出払う程の手間が必要となる。ならば、迎えに行った方が誰のためにもなる。その点は、ランカも同意せざるを得なかった。 「それで、迎えに来てくれたの?」 「ああ。さ、行こう。アズールも一緒にな」 と、そこへ。 「あら、出掛けるの?」 「あっ、お母さん」 家の奥からアカネが顔を出した。その眼がスザクを捉え、口元に笑みが浮かぶ。 「そう……あなた達ね、ランカの友達っていうのは。私は白波 アカネ、ランカの母親よ。よろしくね」 「は、はい。火波 スザクって言います、よろしく」 「水波 ゲンブです。どうぞよろしく」 簡単に自己紹介が済んだところで、改めてとアカネが尋ねる。 「どこに行くの?」 「えぇと、この間の大騒ぎの時……」 シン・シーの一件の後、「アカノミ」という巨木の妖怪の許を尋ねることにした旨を伝えると、アカネは「ふむ」と考え込んだ後、いきなり、 「よし、それなら私も行くわ」 なんてことを言いだした。 「え?」 「お母さんも来るの!?」 「ほ、本気ですか?」 「ええ、もちろん。ランカと一緒に出かけるの、これが初めてだもの」 (あ……) 思い返せば、ランカは最近退院するまでの間身体が非常に弱く、外出などまともに出来る状態ではなかった。アズールを拾った日、エトレクと会う日はたまたま調子のいい時だった。 そんな彼女だから、両親とどこかに出かけた記憶はない。アカネにしても、この機会はチャンスだった。 「それなら、いいですよ。流也さんがなんていうかわからないですけど……」 「大丈夫だよ、私が何も言わせないから」 言い切るランカの姿に、スザクとゲンブは彼女に頭が上がらない自分達を幻視した。 (……僕らの中だと、一番ヒエラルキーが高いのってランカだよな) (認めたくはないが、そうだな) かくて舞台は巨木のもとへ (とりあえずの段落はついた) (後は訪問を残すだけ) (そう、当面は)
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Dat Rosa Mel Apibus 舞台説明ページ #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 このページでは、4月中盤から建てられる「The Cult War 2」の舞台設定などを書いています。 一応用語っぽい解説なども後ろの方に載せて居ますが、それは基本として、(超未来である事を踏まえ)ある程度自由にRPして下さると幸いです。 ただし、PLの中にはその世界に慣れない/SF的用語が分からないPL自身の知識の差があるかもしれないので、それでRPがし辛くなるような事がなければと思います。 PLへは、不老不死が可能となった未来、今の時代とは違う感覚の常識をある程度以上、各自で考えてもらう事になりますが、宜しくお願いします。 Dat Rosa Mel Apibus 舞台説明ページ [#n99d2055] 舞台 [#zb2663a4] 現実世界(マンデイン) [#i4699c3e] 電脳世界(ユートピア) [#pa66516e] 星幽界(アストラル) [#l76eb281] 単語集 [#k0cfa971] 予備情報(裏話が好きな人向け) [#qf3503d3] 舞台設定相談場所 [#ra983f5e] ※こっそりバナーをつけました。thxSさん!(4/14) ※電脳世界の簡易図(?)を作成しておきました。(4/15) 舞台 ◎巨視的視野から見る世界(参考) ○地球 自然環境は劇的に改善され、素晴らしいものになっている。宇宙や軌道上から見る地球の姿はまさに「青」。 環境は理想郷に程近い、とされる。 脳を電脳化、体を機械などの義体にする事による不老不死の技術は一般的であり、 ほぼ全ての人類(地球外含む)が不死技術の恩恵を受けています。 本来の「寿命の死」を迎える事なく生き続ける人間が殆どであり、若者にとって自らの死は玩具の一つと成り果てています。 ある種、管理され尽くした――「ディストピア」。 ○軌道上 前作「The Cult War1」の登場人物、Lizが住居、Audreyの出身場所。上〜中流階級者・技術者が住まう場所。 デブリの対策は行われている。 地球の衛星軌道上に計画的に建造され点在しています。 ○月・火星 テラフォーミング中で居住可能。ただし、主要施設はまだドーム内と思われる。 The Cult War 1 プロローグより引用(Cult 1 ではこんな感じでした)人間の情報化が可能となりつつあり、魂の半永久化が実現しつつある世界。人類の大半は、生身の体だけでなく機械の体と電脳に拠る恩恵を受けており、常時back-upという手段で電脳社会/現実社会で急に死を迎えるという事がなくなりつつある。 世界観のイメージは、スピリチュアルな側面を保有しておいてもよい。現実世界は、聖俗が現代よりも更に混在/混合し合い、各々の民族・各々の宗教があるに関わらず、地球全体で見た場合一つの宗教を思わせるかもしれない。 が、現実世界の描写は、早いもの勝ちです。 個人的には、映画「イノセント」辺りのイメージでも、地上に汚くへばりつき電脳世界に没頭しているような人々がいてもよいと思っています。或いは、「地上の環境は綺麗になった反面」「聖俗は全て電脳世界へと移された」かたちでも。 現実世界(マンデイン) ◎メガロポリス メガロポリスは他にも点在しているが、今回の舞台はそんなメガロポリスの一つ。 広大なエリアを領し、空をおおい尽くすばかりの、高層建築群(煌き・透明感・計画的。無機的・有機的フォルムの)が建てられている。 旧文化圏でもある下層の存在は、公式には認めておられず、上層の一般市民にも殆ど知られていない。下層の事を口にするのは禁忌だが、完璧な世界の硬直化をのがす揺らぎ的な立ち位置(ブレーキで言うところの「あそび」ですね)として、下層の存在は黙認されている。 ○上層 基本的な舞台は、メガロポリス上層になると思います。 上層市民と、下層人の交流はありません。 (「上層市民」は自分達の事を「上層」市民などと呼ばない事に注意。) 下層な人々との交流も可能ですが、出来る限り舞台は上層地域になるようにしましょう。勿論、展開により、自由に行動してOKです。 メガロポリス上層の住人達は、大抵不死技術である脳の電脳化を施されており、 幾つものチャンネルを開き、常時ネットワークと繋がりながら暮らしている人が殆どでしょう。 【3Dホログラム】 メガロポリスの道や建物には、AIや電脳世界へダイブ中の人間が出現出来る、ナノ単位の3Dホログラフィクス装置が埋め込まれています。 ただし、私的な施設などには許可がないと出現が不可能です。 (蛇足:つまり、私的な施設というのはクローズド回線にあたる訳です。) AIは、単独では公共施設――警察・権力機構、学業施設なども出現出来ないなどの制限があると思われますが、メガロポリス機能停止後は臨機応変にその辺りは出現したりしなかったりしましょう。 【不死システム】 不老技術である、意識の情報化のバックアップシステム自体は【Inc.】がほぼ独占していますが、 バックアップ先となる体の方は複数の企業が担っています。 死、或いは体が破壊されて再生が求められる時、任意の企業を選ぶ事が可能。再生まで完全保障してくれます。 村進行中、住人は事件が起こるまでの記憶しか【Inc.】に保存されず、また事件が終わるまでは【再生されない】 下記に書いてある博物館、美術館などの公共施設は、 他の場所にも同じ施設はあるが、飛び抜けて有名だったり巨大だったりする場所という感覚でとらえて下さい。 また、進行中、必要な施設や場所があれば自由に作って下さい。(wikiもいじって下さいw) 村建て人は、シムシティが苦手なので都市計画も酷い事になっています。。。 ○中央部 ---【電波塔】 正式名称未定か。社会見学など出来るらしい。 【エリア・ゼロ】 インフラにまつわる場所か。 【都市銀行】 ○中央部周辺 【中小企業】 ○中央部周辺境界 ●北部 −・−・− ●東部 −・−・− ●南部 オープンカフェ・−・− ●西部 −・−・− ○北部 工業系エリア 【シャトル発着場】 中央に近く利便性に富んでいるようだ。 【宇宙関連機体開発・製造場】 【Kosha Cybernetics 本社】 ○東部 宗教系エリア 【教会・寺院】 通りには、世界宗教の設置するAIのホログラムがあるが、設置場所は全域であり東部だけに限らない。 【カテドラル・オメガ】 大聖堂。東洋と西洋、様々な宗教混合はあるに関わらず、西洋よりの大聖堂。 【装飾品系ショップ等】 【電脳街】 南部から広がる ○南部 学術系エリア 【博物館】 【美術館】 【電脳街】 東部から広がる 【Webcafe"Brute Force"】 【La Mancha】 大型ディスカウントストア 【SBY109劇場】 La Manchaの8階にある劇場 【繁華街】 西部から広がる ○西南部 博物館や美術館にほど近い上品な居住地区 【フェミニスト団体事務所】 【高層住宅群】 富裕層の住む高級住宅地。マーシュ邸がある。 ○西部 娯楽系エリア…? 【空中庭園】 遺伝子操作で操作可能な仮想上の動物も居るかもしれない。 【繁華街】 南部から広がる ○周辺部 周辺部からは美しい自然を臨む事が出来る。 【境界】メガロポリスを囲むように、円状の空中路。 ○下層+地下 下層市民は、都市基盤部分に寄り添うように生きており、汚らしい格好をした者が多いかもしれない。 「上層」という言葉は、主に下層人によって使われている言葉。 不死技術が施されていない人間も探せば多分いると思いますが、ヒュプノスの影響を受けなかった下層人達(NPC)は一日目時点で、上層へ行く交通機関の手段を失います。 また、旧い時代の記憶を保持した人もいるかもしれません。プロ以外でも、意識のない人間から情報を読み取る事も可能でしょう。 処分を逃れたクローン廃棄体・人口抑制の規制から外れ余剰出産された人間・廃棄された義体やロボットのなれ果ても居るかもしれません。 電脳世界(ユートピア) 電脳世界に、人間PCは精神を降ろす事で自在に動き回る事が可能。ショック死などがあっても、不死技術――意識の情報化によるバックアップ――の完備により、即時に復活が可能。一部のAI達の故郷とも言うべき世界である。「memento mori」「The Cult War 1.5」の話は、○パブリックの「図書館」で読む事が可能。(※前者はThe Cult War1全体ではない)○クローズドの「図書館」とは別物。○クローズドの「図書館」に、アクセスするには専用パスコードが必要。詳細と情報精度は、○クローズド「図書館」の方が上。時間は必要だが月や火星の人々とも話す事は可能。CENTER #ref(Stage_Utopia.jpg,center,nolink,The Cult War 2 電脳世界の様子 @kkr) ○不可侵領域(通称:S級空間、S級など) 空間の存在のみが知られているが、不可侵的存在として一般市民は勿論の事、上階級の人間であっても触れる事が出来ない。(アクセス不能空間) その不接触性から、S級が本当にあるのか?と存在を疑われる事もある。 5年前の事件(The Cult War1.5参照)は一時期"電脳世界"を揺るがした。 その事件は、今は図書館に記録される数行の歴史。 今まで、限りない人々(ハッカー/クラッカー)がS級空間に侵入を試みたが、その一切が失敗し続けている。 ○クローズド 企業、私的な個人の空間で占められた領域。 主に、財ある者や、研究者、軍部の開発者などで占められている模様。 スタンドアローン(電脳空間と繋がっていないor開かれていない)状態である事も多い。 一つ一つの企業や個人の空間は繋がっておらず、単にクローズドという保護領域に別個として存在していると考えた方が良い。 領域自体のセキュリティは、パブリック・アッパーと比較するのが馬鹿らしくなるほど厳しく、個々の空間はガーディアンが常駐している事が殆ど。専用パスコードが必須な空間が殆どである。 ただし、クローズド領域のセキュリティ自体は厳しいものの、個々の空間自体が施しているガーディアン・セキュリティ・防壁はピンキリである。 ここをハッキング/クラッキング出来る人物は、アンダーの猛者か正規研究者の中でも一握りだろう。 この領域の「図書館」は、電脳空間の創成期からの全ての情報をそのまま記録しているという噂がある。 「権利関係」の保存場所は、クローズドの別の場所。 ○アッパー 「○パブリック」よりセキュリティに優れた領域。それは反対に、強力で悪意あるウィルスやPGM、AIの標的になり易いという事でもある。 (自分の腕を鳴らすためのクラッカー達の強力なウィルスや、悪意あるAIは、「○パブリック」より手応えのある○アッパーを狙うかもしれない。) 自由に、人間もAIも闊歩。「○パブリック」との行き来は自由。 ○パブリック 普通の人々がアクセス出来る領域。ウィルスや攻撃型PGMの影響に弱い。 現実空間では表現不可能な自由な町並が並ぶ事も多く、大体のMMO空間などはこの領域にある。 自由に人間もAIも出入り出来、「○アッパー」との行き来は自由。 普段の生活は、すべて「○パブリック」と「○アッパー」で事足りる。 ○アンダー 人間は、アンダー領域へ入るためのテクニックを保有し、特殊なアクセスの仕方をしなければ入る事が不可能な違法空間(違法領域)。 AIは、特殊なアクセスをしなくても、アンダー領域へ繋がるほろこびなどを、別の領域(パブリック・アッパー・クローズド)で見つければ、自由に出入りが出来る。 普通の一般人は存在すら知らず、アンダーの話を聞いても全く行く気がしないものが大半。 普通のAI達も、違法領域の事を知らないものが大半。好んでいこうとは思わない。 「上」(アンダー領域以外の全ての領域を指す)では手に入らない違法PGM、 違法アクセスコードなどもあるが、ウィルスの蔓延と悪意ある人間、AIが闊歩しているので厳重な注意が必要だ。 一般には口にされない情報も、真偽織り交ぜ飛び交っている。 (「The Cult War 1.5」の南極を模した空間にあった裂け目は、その場所/その空間ごと消去された模様。) 星幽界(アストラル) アストラルに関しては、村開始前に特に定めるつもりはありません。 という訳で、自由にRPしてしまって下さいませ。 下記は星幽界そのものではなく、墓下の設定です。 いわゆる――○墓下の設定 真っ暗かつ紫紺の世界。 足元は、白い靄…白い煙のような流れが覆っている。痛くなるような沈黙。反響し続ける声。 残像を残す、己の白い影。動いた軌道は煙のように白い尾が引かれる。 現実を模倣した陽炎のような白い建築物達は、揺れ、嗚呼まるで霊魂(ゴースト)のように。 星幽界(アストラル)には完全に到っていないものの、そこはまさしく星幽界に程近い…。 もしかすれば、名前を呼べば、かつての「誰か」に出会う事が出来るかもしれない。 単語集 PGM プログラムの略称 【Inc.】 何もつかなければ【Immortality, Inc.】(不死販売株式会社)を指す。衛星にバックアップデータとなるものは保存されている。人間の「死」が確認されると軌道上(衛星等)から、バックアップした魂(Data)を体に送る。この事により、事実上「寿命」「事故死」「病死」が完全に人間から排除された。【Inc.】以外に独自のバックアップシステムを有している所(【スクール】等)もあるらしい。村進行中は、【Inc.】との接続が断たれる。 電脳デバイス 現実世界に居ながら、電脳世界の様子を見る事が可能なもの。義眼やメガネタイプがある。(イメージ:「電脳コイル」の「メガネ」みたいなもの)メリットとして、人間PCの電脳に仕掛けられた攻撃が当たる前に攻撃に気づく事が出来る。生身の人間以外は、義体のPCは皆組み込まれている。 S2 ――隠語。酷く重要なものらしいが……? 不可侵領域の鍵 S2という隠語で語られる血脈、魂・遺伝子の型、経験/感情のデータ型などが、鍵の素材となる。 村側PCは、全員この因子を持ち、狼側は、鍵の素材を継ぎ接ぎして、不可侵領域への真なる鍵を作成しようとしている。 手紙 村進行中は、各PCがどこにいるかの多層地図(広域、詳細、等等)として使える。 基本は【S級の謎や正体を知りたいならばメガロポリスに来るといい】といった趣旨が書かれているが、PCにより挑戦や警告、S級と関係なくPCの経済的利益になる事が書かれていても構いません。何にしろ、PCに合う相応しい導入として、または小道具の一つとして有益に使って下さい。(例:電脳デバイスを組み込んだ義眼を通して見ると、発光する球体が見える――等々。) PC達が「死」ぬ、或いは「オネイロス」によって倒されると、所持している手紙がPCの状況を感知しデータをコピーする。 「手紙」は他の「手紙」とリンク(共有)しており、PC達のデータは手紙で共有される。 ヒュプノス …――覚める事なき夢を。 対都市用PGM。元々は「memento mori」だったものだが、全くの面影をなくし改変され尽くされている。メガロポリスの停止は元より、 (1)メガロポリスから外部への連絡・移動手段の停止 (2)一部でも電脳化している人間の昏倒 (3)AIの停止などが主な効果としてあげられる。 メガロポリス内のインフラまで完全停止する訳ではないようだ。 使用されたのは今回が初めて。 オネイロス ヒュプノスと対になるようなもの――と思われる。ヒュプノスの影響を受けなかったPC達の正常覚醒を断つ。 (ただし、これは基本であり、狼役が自由にオネイロスが何かを決めてもらっても構わない。) 予備情報(裏話が好きな人向け) 電脳世界@【出典】The Cult War1.5ネリー 1 27の意味深発言より。 現在三番目の世界とされている。 一度目の世界は皆忘却の彼方、遥か昔のネット創成期(云わば、現代だろうか?)、二度目の世界の始まりは「The Cult War」より少なくとも40年以上前。 「The Cult War」では三度目の世界となっている。 【スクール】@yummyさんより(Cult1時点のイメージとして頂きました) (スクールの一般認知度、「専門機関の人→知ってる」「一般人→知らない」 「アンダーで色々知識があるすこし一般からずれた人?→微妙に知ってるかも。噂は聞いてるかも。 」 一般の人が誰でも知ってると、微妙に変な気がするかもというお話でした。 ) 一般社会とは隔絶された場所にある特別養成施設。 長野まゆみのテレヴィジョンシティのあの建物の様な大きなビルディング。内側には、一般領域には無い前時代的な自然が不自然に確保されている。巨大なスクリーンに滅亡した世界のヴィジョンが流される。 子どもはFemaleばかり。非一般市民。 少女達は誰とも交わる事無く、清らかなまま産むための器官となる為に育成される。彼女達は将来、生体(女)のまま、公共機関における1つの機能になる。(最も優秀な生徒1名だけがスクールに残り、Mamの後継者として特別養成される。) 一学年の人数は50人も居ない気がする。5歳前後幅がある集団。一般社会がどういう場所であるか等の知識は生徒達にあるようです。 ※Mamに死者の再生が出来るのか? →不明。不適正な生徒はデータだけを残してリロードされない気が。身体のパーツ交換などはMamの気分1つで容易に行われる。 ※シンクロ:GeneとShillaが行っていた。精神的なセックスの様なもの。生徒達は、肉体と精神が完全に一致しておらず、身体パーツがMamの気分1つで容易に交換される事、彼女達の将来の用途(具体的な肉体を失った存在。と言ってもゴーストと言うにはもう少し明瞭な存在のイメージ。)から、肉体を重視しない傾向がある。 ○Mam(審問グラをあてるならジェーン): 元は国家公務員。MamであってMomでは無いので母では無い。多分すでにまっとうな肉体は有りません。 ○Jack(審問グラをあてるならナサニエル): スクールの内部ネットワーク上にS領域に存在。(ダイヤ・クラブ・ハート・スペード)4人居る。全員同じ外見。Mamの愛人か、唯一自分の子宮で産んだ子どもがモデルと言う噂。 ※スクール内部のデータ(生徒をおおいに含む)は、INC.の手の届かない領域にある気がします。INC.と繋がりゼロなはずなので。公的機関の一部を、Mamが一人で民営の組織として独立させ発展して来た新興の小組織のイメージ。 ※面倒なので、2の舞台ではスクールの事は知られていない。情報ゼロでスタート。が良いのではとの話も聞きましたが、村建て人も初期情報を全部取り込もうとするよりは、開始時はフラットの状態で、村で話された内容で進めるのが良いと思います。 舞台設定相談場所 現実世界の固有名詞の場所や相談、舞台設定に対する質問などはここで。 村建て人以外でも、自由に話し合って下さい。 様子見さんへ>鳩から彼方に書き込めないので此方で。了解です。mixiメッセージかmailを送って頂けますか?折り返し提出内容等を連絡します。 -- kkr gmail にメッセージを送信させていただきました。ご確認ください。 -- 様子見 名前 コメント
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・舞台設定 【蒲市】 ちょっぴり田舎の町。 学校があるおかげか多少はにぎわっており、コンビニとかゲーセンとか映画館とかはある。 が、若者的は流行に乗るために一時間ほどで行ける福岡まで出て行ってしまうこともしばしば。 結果ぼちぼちの賑わいを中心部では見せながら、少し遠くへ行くと畑が現れここは田舎であるということを思い出させてくれる町となっている。 【謎の町(蒲市?)】 PC4が迷い込んだりPC5がたどり着いたりした謎の町 住人は全員白い仮面をつけていて怪しげだが、学生は学校に通っているなどある程度人々の行動は蒲市と変わらないようだ。 ただ、皆が皆全く同じ行動をとっているわけでなく、いつもの町と違う様相を呈している。 ちなみにPC5は結構長距離歩いてここに到達した、気がする。 正確なことは本人も覚えていない。 ・ペルソナについて 【発現方法】 作中での説明は一話でやりますが、今回のペルソナ発現方式は「小瓶を呷る」です。 小瓶そのものはどこからともなく現れます。 キャラクターイメージの参考に。
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LIVE FOR YOU (舞台) 3 ◆Live4Uyua6 ・◆・◆・◆・ 機械神と戦闘機人たちによる対決は、この『大戦』の始まりに相応しい幕を上げた。 少数対多数。巨対小。正義対悪。構図についてはどうとでも言える、単純にして純粋なる闘争。 魔の力を内包せし青年が空を駆り、天が見定めし才により生み出された巨獣が大地を蹂躙する。 しかしそこには、なにかが足りないと――そう思わないだろうか? 作品のメインテーマにしてメインタイトル。強すぎるがゆえに座を奪われた象徴的存在。 黒幕はワンサイドゲームを嫌う。だから黒幕はそれの参加を良しとはしなかった。では。 最終決戦――クライマックス――世界最後の戦場。現れるか、現れてはいけないのか? ・◆・◆・◆・ ――合体ロボは男のロマンである。 数多の科学者、研究者が効率化の風潮と対立し、それでも追い求めることをやめなかった夢の完成形。 言動こそ奇異なれど、才能だけは本物と言えるその男――ドクター・ウェストもそれを追い求めた。 彼がこの数日間で拵えた決戦兵器は、迫る有象無象をことごとく粉砕していく。夢のままに。 「ぶわぁーひゃっひゃっひゃ! ドクタァ――――ッ、ウェェェェェストッッ!!」 金色に輝くその巨体の名は、『ドクター・ウェスト式ドリームクロス合体・G(何の略かはないしょ♪)破壊ロボ・おかわり3杯』。 ツインタワーの守備兵として配置されていた女性型アンドロイドが、数体がかりでこれの驀進を止めるべく攻撃を続けるが、 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ! さて、我輩は何回『無駄』と言ったであろうか? 自分でもわからぬっ!」 対物ライフル、熱線砲、ロケット弾等、ドクター・ウェストの発明品を考慮し用意していた武装のほとんどが、G破壊ロボの装甲に弾き返される。 「馬鹿め、この機械に銃は効かない! 誰が製造したかは知らぬが、なかなかのレアメタルだったのであ~る」 【ドクター・ウェスト名語録《1》――「この機械に銃は効かない」】 博物館に展示されていた油圧ショベルの『けろぴー』はその装甲こそが最大の長所(材質は不明)。 前大戦においても「駄目だっ……! あの機械に銃は効かない!」と諦観の声があがったことで有名。 本日の作戦プランは『G破壊ロボによる一点突破攻撃』――要は『突撃』。 ドクター・ウェストに与えられた役目は、あくまでもツインタワーからの敵基地侵入を補助することにある。 その巨体ゆえ、活躍の場は地上のみに限定されるというのもあり、操縦者のウェストはここぞとばかりに張り切っていた。 「しかし残念である。我が最高傑作が立つせっかくの大舞台、どうせなら相応の鬼械神を相手取りたかったところであるが――」 唯一の不満は、敵と呼べる存在が人間大の戦闘用アンドロイドしかいないということだろうか。 女性型のボディを持つそれは深優・グリーアの同型、そしてその戦闘力は深優の六割八割程度と聞かされている。 「こやつらにあのメタトロンほどの歯ごたえを期待するのも無為というものであろう。ならば!」 G破壊ロボのスペックに相応しい強者との戦いに憧れ、しかし叶わないからといって悲観することはない。 雑魚を蹴散らす破壊の権化というのもまた、それはそれで絵になるからだ。 「これは死闘でもなんでもなく、我輩のIt s Show! 一方的な蹂躙ゲームにほかならないのであぁぁぁるっ!!」 アンドロイドたちが放つ弾雨はG破壊ロボの驀進を止めるには至らず、あっという間にツインタワーの入り口まで差し掛かった。 距離が詰まったことを鑑みて、敵の一体が戦闘モードを近接用に切り替える。 右腕に内蔵していた高周波ブレードを展開、直接G破壊ロボに斬りかかった。 カギン、という珍しい音が鳴り、これも容易く弾かれる。 「ふん! このG破壊ロボがわざわざコクピットを晒すナンセンスな構造をしているとでも思ったか!? 耐熱ガラス一枚に隔てられた操縦席など非科学的であるからして、我輩へのダイレクトアタックは無効ッ!」 と、ドクター・ウェストはG破壊ロボのコクピットからモニター越しに敵アンドロイドを諭す。 そしてもちろん、鉄壁を過信してばかりではいない。 敵がこちらの射程距離に踏み込んできたと見て取るや、右の肩口に置かれていた『けろぴー』のショベルカー・アームが駆動する。 本来ならば土砂や岩石をつかんだだろうそれが、至近距離にあったアンドロイドの体を優しく包み込み、 そして、発光した。 「これがシャイニングフィンガーというものか! わひゃひゃひゃひゃーっ!」 【ドクター・ウェスト名語録《2》――「これがシャイニングフィンガーというものか」】 あの有名な「俺のこの手が光って唸る! お前を倒せと輝き叫ぶ! 必殺!」の掛け声により放たれる一撃。 ドクター・ウェストは溶断破壊マニュピレータと天地乖離す開闢のタービンの輝きによりこれを見事再現してみせた。 溢れんばかりの光は爆音を生み、そしてショベルカー・アームが解放されると同時、中から粉々になったアンドロイドの残骸が零れる。 他のアンドロイドたちは表情こそ変えぬものの、味方の一体がいとも簡単に破壊されたことにより攻勢を緩めた。 こちらの戦力に対する認識を改め、戦法を練り直す――いや、計算しているのだろう。 どうすればG破壊ロボを撃破できるのか、撃破までいかずとも中のドクター・ウェストを戦闘不能に追い込めないものか、 どちらも難しいとするならせめて足止めに徹することはできないだろうか、ひとまず撤退するのも手か――などなど。 天才科学者であるドクター・ウェストには、アンドロイドたちの思考パターンが容易に想像できる。 「ああ、しかし現実は非情なり。我輩とG破壊ロボの絶対的破壊力の前には、下手な小細工も意味を為さないのであった。 では、地上に這い蹲るカトンボがごとき雑兵を蹴散らす作業に戻るのであ~る。レェェェッツ、プゥゥゥレェェェイッ!!」 その姿はさながら金色に輝く破壊神――G破壊ロボの『G』はゴールドか、はたまたジェネシックか。 正解は未だ、制作者本人にしか知りえない。 ・◆・◆・◆・ 双頭の楼閣を背景にG破壊ロボが暴れ回っていた頃、九郎とアル・アジフはその隙をつきツインタワー内部へと進入を果たしていた。 幾度となく集合場所にとは考えたものの、北東の果てという僻地に位置したがため、結局は足を踏み入れることがなかった未開の地。 元々は都会の観光スポットかなにかなのか、海や街並みが一望できる展望フロアを始めとし、内部には土産屋や飲食店が多く並ぶ。 広さ、堅牢さ、隠れやすさ、どれを取っても不足なく、バトルロワイアル会場における一施設としては篭城にもってこいと言えた。 ただ、今回は隠れ潜む場所を探し求めに来たわけではない。 このツインタワーの地下に存在する一番地基地の入り口――会場内にいくつかある内の一つを、占拠しに来たのである。 一番地側としても、九郎たちの目論みは読めていたのだろう。 深優にそっくりな戦闘用アンドロイドをガードマンとして外と中に配置し、基地への進入を拒もうとしている。 九郎とアルの二人ならば、あるいは適当にやり過ごして基地への侵入という目的を果たせるかもしれないが、 後々の追撃の可能性、仲間の安全性などを考慮するとなると、潰せるものは潰せる内に潰しておきたい。 ゆえに九郎は『下』ではなく、ひたすらに『上』を目指しながら応戦に励んでいるのだが――。 『どぅわぁーひゃっひゃっひゃ! こちらは万事順調、快進撃であるぞ大十字九郎! そちらはどうであるか? なにやら息切れの音が聞こえるような、いやいや我輩終生のライバルに限ってまさかまさか。 と、宿敵の苦戦を見て見ぬ振りしてあげる優しさに満ち溢れた我輩、この冬映画化。早くもハリウッドが見えたのである!』 耳元のインカムから聞こえてくる騒音にイラつきを覚えつつも、律儀にこれを返す。 「やかましい! 通信してくんなら必要なことだけ喋りやがれ!」 それは『外』で奮闘しているG破壊ロボの操縦者、ドクター・ウェストからの通信だった。 ツインタワーの中腹辺り、壁一面がガラス張りになっている展望フロアで、九郎とアルは白兵戦に臨んでいる。 窓越しに外を見やれば、金色のドラム缶だかショベルカーだか機関車だかトラックだかよくわからないものが暴れており、 数体の敵アンドロイドを相手に言葉どおりの快進撃を見せているようだった。 ウェストは今頃、G破壊ロボの中でさぞ楽しそうに呵呵大笑しているのだろう。 その姿を思い浮かべれば、込み上げる怒りが沸々と、戦闘意欲へと転化されていく。 「後ろだ、九郎!」 そばを浮くアル・アジフ――が小さくなった姿、通称『ちびアル』形態――から警告が飛んでくる。 九郎はすぐさまその声に反応。振り向き様に手中の刀、『バルザイの偃月刀』を振り上げ、迫る刃を跳ね除けた。 外でウェストが蹴散らしているアンドロイドと同型の敵が五体、現在九郎とフロアを同じくしている。 『マギウス・スタイル』を展開しているとはいえ、九郎は生身。ウェストのように装甲任せ、火力任せとはいかない。 深優よりも若干は劣るか、というレベルを複数相手にし、油断ならない戦いに身を投じなければならなかった。 「侮るなよ九郎! ブラックロッジの雑兵共を相手にするのとはわけが違うのだぞ!」 パートナーからの心強い激が飛んでくる。 敵アンドロイドたちの構成は、内蔵型ブレードアーム装備が三体、それに援護としての機関銃装備が二体。 室内戦を考慮してか、さすがに度の越えた重火器は装備していないようだが、それぞれが侮れない身体能力を見せている。 銃弾は防御陣でほぼ弾き返せる分、接近戦で挑んでくるほうが幾分か厄介とも言えた。 「ああ、たしかにあの覆面共に比べりゃ全然強ぇや。それでもよ……」 五体の内の一体がカーペット敷きの床を駆け、九郎に肉薄してくる。 恐るべき速度での正面突破に目を見張り、しかし慌てず『バルザイの偃月刀』で敵の刃を受け止めた。 「どっかの鬼ねーちゃんに比べりゃ……全然弱ぇ!」 覇気のある声に伴い、九郎は己が腕力でこれを押し返した。 数日前にこの街で相対した『怪人』との一件を思い出せば、これしきのことは恐怖にすらなりえない。 ただでさえ、今は信頼できるパートナーが隣にいるのだ。それだけでもう、大十字九郎の口から弱音など生まれるはずがなかった。 二人なら無敵だ、と九郎は心中でのみ雄叫びをあげる。 耳にしたわけでもなく、傍らのアルは静かに微笑みを浮かべた。 直後、機関銃を構えた二体のアンドロイドが、九郎目掛けて一斉掃射を仕掛けてくる。 九郎は即座、宙に魔法陣を描き<旧き印(エルダーサイン)>を展開。 障壁が銃撃の雨を防ぎ、辺りに無数の弾丸が散らばった。 「へっ、これにしたって単なる鉛弾だ。柚明さんの剣の雨に比べりゃ屁の河童ァ!」 吼えて九郎は、機関銃を持った一体目掛けて『バルザイの偃月刀』を投擲。 ブーメランのごとく飛翔する刃がその身を削ぐかという瞬間、別の一体が腕のブレードを盾にこれを守った。 『バルザイの偃月刀』がまた九郎の手元に戻るまでの間、他三体も時間を無駄にはせず、二体は九郎に斬りかかり、一体は銃撃を再開する。 「チッ、さすがに数が多いと厄介だな、と!」 これに対し、九郎は背中の両翼『マギウス・ウイング』を展開。 鷹の羽ばたきを思わせるほどに雄大なそれは、アルの魔力とページで構成された作り物の翼。 本来は飛行のためのものだが、ここは室内。九郎は翼を羽ばたかせるのではなく、『分解』させる。 途端、『マギウス・ウイング』は硬質化された紙吹雪へと変幻し、展望フロアを埋め尽くさんほどに空間を舞った。 銃弾は逸れ、斬りかかってきたアンドロイドは九郎の姿を見失う。どこへ消えたかといえば、外だった。 「今度はこっちだ、キョロキョロしてんじゃねぇぞ!」 再び顕現させた『マギウス・ウイング』で窓ガラスを突き破り、外へと飛翔していた九郎。 五体のアンドロイドはそれを目視するや否や、攻撃方法を全員、射撃に切り替える。 対物ライフルや熱線砲、果ては内蔵型ミサイルまで持ち出し、宙を舞う九郎に向けて一斉放火。 九郎は蝶のように飛び回りこれを回避。余裕の残る声で傍らのアルに語りかける。 「思ったよりもチームワークいいんだな! ああも連携取られちゃ、各個撃破っていうのも難しいぜ!」 「あの深優の同型ともなればな。思考回路とて、ブラックロッジの戦闘員とは比べものにならんということだ」 敵対するアンドロイドたちは、ただ命令に従順な殺戮マシーンというわけではない。 命令を果たすために必要、不必要なことを見極める知能を持ち、攻撃に移るまでに『思考』というフェイズを経る。 味方の危機に反応したり、九郎の位置取りによって武器を切り替えたのがいい証拠。 彼女たちは常に最善策とはなにかを考え、各自で答えを出し、極めて効率的に戦っている。 ならば、そこにこそつけ入る隙はある――と、九郎とアルは揃って思考する。 「しかし、このままではいたずらに時間を浪費するばかり……やはり九郎、ここは当初の予定通り“切り札”を使うとしよう」 九郎が防御のための魔法陣を展開させる傍ら、アルが不敵に笑みつつそう言った。 九郎もまた、集中力は緩めず微笑みで返す。 「了解ッ! おい、やよい! 聞こえるかっ!?」 インカムのチャンネルを切り替え、今頃は西側のルートで進軍しているだろう高槻やよいに通信を試みる。 『うっうー! 九郎さんですか? なんだかすごい音が聞こえますけど、そっちは大丈夫ですかー?』 「ああ、まったく問題ないよ。それより、そろそろアレを出す! 合図するから、そっちも準備しててくれ!」 『アレですね? わかりましたっ! それじゃ、はりきって準備しちゃいまーすっ!』 この作戦、これから先はグループ間での連携が特に重要になってくる。 九郎とやよいのこの通信も、ツインタワー攻略のための大事な布石。 実るか腐るかは、やはりこの場の主役――大十字九郎の双肩にかかっている。 「さぁ、先駆けるぞ九郎!」 「おうよ!」 九郎は『マギウス・ウイング』を大きく羽ばたかせ、上空へと飛翔する。 敵アンドロイドの攻撃は基本的に、屋内からの射撃のみ。九郎のように空を統べる者はいない。 必然、彼女たちは九郎を狙い撃てる位置取りを求め、上階へと移動するだろう。 最終的な決戦の舞台は、おそらくツインタワー屋上――ヘリポート。 ・◆・◆・◆・ 「む?」 G破壊ロボのコクピット内で、ドクター・ウェストはモニター越しにその映像を捉えた。 「あれに見えるは大十字九郎……『下』ではなく『上』に向かっているとな? ふぅむなるほど、いよいよ大詰めということであるか」 塔の外壁に沿うように上昇していく九郎とアルを捉え、しかしウェストはなにも言わない。 彼らの狙いはわかっている。もちろん、この上昇が当初の予定通りであるということも。 「ならば我輩は我輩で、天才的にジェノサイドを続けるのみ。と、言ってはみたものの……」 戦いが始まって早々、ウェストのテンションは鎮火に向かっていた。 それというのも、現在G破壊ロボを囲っている敵アンドロイドの数が原因だった。 生半可な銃器では傷くらいしかつけられないと悟ったのか、武装は腕のブレード一本に固定。 直接斬りつけてもダメージは与えられないので、基本は回避に努めるというあからさまな時間稼ぎ戦法。 それらを実行するアンドロイドの数、三体。たったの、三体なのである。 「少ない……あまりにも少ないのである! 質で劣るならせめて数にものを言わせて欲しいところ、これでは張り合いがなさすぎる!」 まさか敵の戦力がこの程度であるはずがなく、たとえそうであったとしても、悲観はすれど楽観はしない。 では他のアンドロイドたちはいったいどうしたのか。答えは簡単、大十字九郎の妨害に回ったのである。 「確かに、この『ドクター・ウェスト式ドリームクロス合体・G(何の略かはないしょ♪)破壊ロボ・おかわり3杯』を 相手にするにはそれ相応の犠牲を伴うこと必定。手持ちの駒を無為に散らすよりは、比較的仕留めやすい大十字九郎を 狙ったほうが理に適っていると言えよう。だがこの場合、強すぎるがゆえに取り残された我輩の心情はしょぼ~んなのである」 ヨヨヨヨヨ、と薄暗いコクピットの中で感傷に浸るウェスト。 おそらく敵側は、G破壊ロボの進撃を防ぐことは不可能と判断したのだろう。 ならばこれに人員を割くのは無為。G破壊ロボには足止め係だけを残し、残りは全員、本命として大十字九郎を狙う。 どうせG破壊ロボ自体は、巨体すぎるがために基地へ侵入することができないのだ。 中にいるドクター・ウェストを止めることは不可能だとしても、最低限九郎とアルだけは戦闘不能にしておきたい。 ――というのが、一番地かシアーズ財団の誰かが考えついた無難かつ面白みのない作戦だろうか。 「屈辱! 雑魚キャラ掃討係など、我輩の行動理念に反するのであ~る! こんな雑務をこなすためにG破壊ロボの開発に勤しんできたわけではないと、我輩は声高らかに叫びたい! 奇跡の合体変形を果たしたスーパーロボットが、塔の周りでちまちま経験値稼ぎなど泣けてくるぜおっかさん!」 憤慨するあまり、ウェストは狭いコクピットの中でギターを掻き鳴らした。哀愁のビートである。 そうやってウェスト自らが隙を作ってしまっている間にも、敵アンドロイドたちは攻撃をしてこない。 完全に足止めに徹す構えなのだろう。遊んでいるなら遊んでいるで、ツッコミもなしにひたすら静観。 これは目立ちたがり屋のウェストにとって、ひどく頭にくる行為だった。 「ええい! 見せ場がないなら自分で作る! 最終回でいきなり空気キャラ降格など、寝言もいいところなのであーる! てっめぇーら全員いますぐ解体してやるからそこ一列並べぇ~い! と、咆哮する我輩ふと気づく。おんや……?」 G破壊ロボに搭載されたレーダーシステムが、不意にその到来――いや、飛来を察知した。 これより南の方角。空港の辺りより、なにものかが高速で接近してくる。 コンクリートジャングルを一直線に突き進むそれの速度は人間を超越しており、そしてなにより『高い』。 「……ふん。なるへそ、そういう展開であ~るか」 G破壊ロボの巨体が、ぐるりと南の空を向く。 その先、一直線に飛んでくる『敵機』の姿があった。 ――それは、〝猛禽類〟。 ――ラプターの愛称を持つ。 ――実戦経験はないが、現代最強クラスの戦闘翼。 ――鋭角的な機首、小さな操縦席、三角形の翼、二つの垂直尾翼。 ――刻まれしは『天海春香』、『765』、『PROJECT iM@S』などの刻印。 ――危なっかしくもあるけれど、いつでもポジティブに――少女の想いを重ねた新機軸の設計。 ――名称は、『F-22A -THE IDOLMASTER HARUKA-』。 ――アンドロイドの少女が操縦しているのだろうピンクカラーの……ステルス戦闘機だった。 「そういえば、アル・アジフが『戦闘機を乗り回す女子高生がいた』とかなんとか言っていたであるな。 あながちコント用のネタと切って捨てるべきではなかったということであるか。しかし、だからどうした! こちらは天下無敵のG破壊ロボ! たかが戦闘機の一機や二機、即座に粉砕☆玉砕☆大喝采なのであぁぁぁる!」 低空飛行で迫る戦闘機に先ほどのシャイニングフィンガーを叩き込まんと構えるG破壊ロボ。 敵機が機銃やミサイルを放ってこようと、G破壊ロボの装甲の前では無力。落とされる前にこちらが墜とす。 捨て身とも取れるが、これは過信ではない。自身が最高傑作の重装甲を確かに信頼しての、良策なのである。 しかし、 「……?」 どういうわけか、迫る戦闘機はミサイルの一発も撃ち込んでくる気配がない。 射程距離には入っているはずだ。まさかこちらのバリアを警戒しているわけでもないだろう。 ミサイルどころか機銃も発射してこない。そして飛行高度は、徐々に徐々に低くなっていっている。 ほとんど、地上の建物に激突せん勢いで――そこまで見極めて、ウェストはようやく気づいた。 敵の狙いは、突攻であると。 「なんと、カミカゼ・アタックとな!?」 【ドクター・ウェスト名語録《3》――「カミカゼ・アタック」】 のワの「わたし、転ぶのには慣れてますから! 転んでも怪我しないように、体が勝手に反応しちゃうんです! よっ、ほっ、はっ……おっ……とととと、と…………あ、ああっ、あ…………どんがらがっしゃーん」 並大抵の武器では効果がないと鑑み、敵はG破壊ロボに戦闘機を直接ぶつけてくるという暴挙に出た! こちらと拮抗するには、確かにそれくらいの大胆さが必要と言えよう。 操縦を務めているのも、おそらくはアンドロイド。玉砕前提の攻撃とて、向こう側にとっては痛手ではない。 「乗っているのが神崎黎人本人だったら、たいした大和魂だと褒めてやるところであるが……ふん。 気に食わん。実に気に食わんのである。機械は機械と。駒は駒にすぎないと。そう言いたいわけであるか……」 例の『言霊で部下を自我なき操り人形に変えた』という言も含め、神崎の本気が窺える戦術ではある。 しかし、いけ好かない。 自我を持つアンドロイドを単なる弾丸としか考えぬその所業、科学者であるウェストにとっては憤慨以外のなにものでもない。 もし、囚われのエルザが単なる駒として見られ、無碍に扱われでもしようものなら――。 「我輩激怒」 短く言い表し、ウェストは手元のコンソールパネルを開き操作し始めた。 怒涛のキータッチで、とあるプログラムを打ち込んでいく。 するとコクピットの天井からレバーが下がり、ウェストはこれに手をかけた。 戦闘機はその間にも高度を落とし続け、G破壊ロボとの距離を詰めている。 「凡人の戦術が、大天才である我輩の戦法を凌駕できると思うなよ」 相対距離はあとほんの数十メートルというところまで詰まり、それでもG破壊ロボは動かない。 これは諦観か。否。 回避を放棄し、防御に徹するために……動かないのだ。 上昇の予兆すら漂わせず、一目散に突っ込んでくる戦闘機。 その機首がついに、G破壊ロボに触れるか否かというタイミングで、 「イェェェェェスッ! オープン・ウェスト!」 ウェストは天井のレバーを思い切り倒し、秘蔵の回避プログラムを起動させた。 【ドクター・ウェスト名語録《4》――「オープン・ウェスト」】 合体ロボが合体するのは道理。合体ロボが分離するのもまた道理。分離からの再合体はロマン。 掛け声とともにレバーを倒すことで緊急分離プログラムを発動。G破壊ロボはバラバラになる。 背中に引っ付いていた改造トラック、ファイアーボンバー号が火を噴きながら天空へと上昇。 肩口に張り付いていた油圧ショベル、けろぴーがパワーアームの長さを調節しながら大地へ。 ボディとして覆いかぶさっていた機関車、トミーが元の形状に戻りつつ弾け跳ぶように離脱。 残されたミニマム破壊ロボはわずかに全長を低くし、頭の位置を通過しようとした敵戦闘機を両腕でキャッチ。 バーナー吹き荒れる戦闘機をそのまま馬力で押さえ込もうとするが、しかし上手くはいかずお手玉してしまう。 その絵はさながらうなぎ取りのようで、破壊ロボの寸胴なデザインも合わせると、ひどくコメディテイストだった。 「よっ、ほっ、はっ! うおおおおおおお、死なばもろとも~っ!」 【ドクター・ウェスト名語録《5》――「死なばもろとも~っ」】 とある大陸の伝説。ガソリンで動くマシーンが大型ミサイルをお手玉して相手に投げ返したとか。 男の子なら戦闘機の一つや二つ、爆発する前に受け止めてみせろということなのかもしれない。 ドクター・ウェスト魂の咆哮が響き渡り、破壊ロボの手中で戦闘機が大きく跳ねた。 博物館の展示品に収まるサイズの破壊ロボが、戦闘機をお手玉できるのはどういった理屈か。 それは気合や根性といった埒外のファクターが働いたわけでは、決してない。 すべてを可能にしているのは、破壊ロボの中枢に埋め込まれた動力炉代わりの宝具――『乖離剣・エア』の力なのだ! 『乖離剣・エア』ならば仕様がない。 破壊ロボはここ一番で本来以上のスペックを発揮し、神風突攻を仕掛けてきた戦闘機を、紙飛行機にように空へと投げ飛ばす。 すでに加速を失い、操縦も利かなくなっていたその機体は、すぐにバランスを維持できなくなり市街へと落下する。 結果、爆発。 モニターの奥のほうで爆炎が上がるのを確認し、ウェストは「絶景、絶景」と満悦に浸る。 決死の戦術は破られ、破壊ロボは未だ健在。ウェストは大勝利を収めたのだった。 「いやはやまったくもってご愁傷様神崎くんと言うほかないのであ~る。さて、ピンチも乗り切ったところで改めて合体を……うぬ?」 と、ウェストはそこで新事実を知る。 戦闘機飛来前に相対していた三体のアンドロイドの反応が、レーダーから消えている。 よもや逃げたのか? とウェストはこれを怪訝に思ったが、真相はどうやら違うらしく、アンドロイドたちの姿は別のところにあった。 ファイアーボンバー、けろぴー、トミーの、真下である。 「なんということでしょう(驚嘆)」 それは分離の際の幸運か不幸か、戦闘機の飛来により勝負を確信していたがための油断か。 空中での分離を果たしたG破壊ロボは、本体以外の三機が地上に着地した際、三体のアンドロイドを一体ずつ下敷きにしてしまったらしい。 改造済みのトラックとショベルカーと機関車である。 いくら頑丈なアンドロイドとはいえ、その重圧に耐えられるはずがなく、ボディはぺしゃんこ。 今は三体が三体とも、一切の機能を停止し、沈黙に伏している。 つまり――敵、残存兵力ゼロ。 ドクター・ウェストの前にはもう、敵の姿はなかった。 「ぬぅおおおおおおおおおおお! G破壊ロボのせっかくの出番がこれで終了とな!? まだまだ隠しウェポンは残っているのであるぞ! ええい、援軍! さっさと援軍を連れて来い! 我輩にもっとクライマックスを! 我輩とG破壊ロボに見せ場という名の愛をプリィィィィィズ!!」 魂の慟哭が空に響き渡る――その先。 ツインタワーの屋上では、真の主役がいよいよ、切り札を起動させようとしていた。 ・◆・◆・◆・ ツインタワー屋上。 広大なヘリポートとなっているその場所には今、多くの戦闘用アンドロイドたちがひしめき合い、大十字九郎とアル・アジフを包囲していた。 戦場を屋外に移したことで重火器も解禁。それぞれが多種多様に武装を果たし、最後の一手を詰めようとしている。 凶刃と凶弾を向けられる、そんな中で大十字九郎は思った。 「……なぁ、アル」 「どうした、九郎」 「少しおかしくねぇか? こいつら、本気で俺たちを殺しにかかってきてるような気がするんだが……」 「確かにな。だが、妾たちを害して困るのは他ならぬ神崎黎人のはず。それでも、四肢をもぐくらいのことはしてくるかもしれぬが」 「殺す気でかからなけりゃ、半殺しも難しいってか。高く買われたもんだぜ。ま、半分も殺されてやるつもりはねーけどよ」 それでこそだ、と傍らのアルから称賛を受け取る。その姿は依然、デフォルメモードだった。 九郎は右手に魔銃『クトゥグア』を持ち、周囲を取り囲むアンドロイドたちに応戦していたのだが、 その数も増してきた現状、一丁の銃で凌ぎきるというのももはや限界だった。 対多数を想定した武器、戦法がないわけではなかったが、それを行使・実行するためには条件がまだ揃い切らない。 「焦るでないぞ九郎。急いては事を仕損じる。この場はもうしばらく――」 「――踏ん張ってみせろ、男の子なら!」 九郎の叫びが号砲となり、銃を装備していたアンドロイドたちが数体、一斉射撃を始める。 『バルザイの偃月刀』で生み出す防御陣と『マギウス・ウイング』で形作った盾を駆使し、全方位からの攻撃に対応。 しかしそれは長く維持できるものではなく、また防御の隙を縫わんと、何体かのアンドロイドはブレードを振り翳し突撃してきた。 攻撃力のみならず、俊敏性も兼ね揃えた敵の近接格闘に『クトゥグア』の射撃を合わせるのも難しい。 目には目を、接近戦には接近戦をと、九郎は武装を拳銃から『バルザイの偃月刀』の方へとシフトさせる。 正面からやって来たアンドロイドの斬撃をまず一閃で薙ぎ払い、続けて後方から迫っていた二体の刃もこれで弾いていく。 味方が射程内にいる限りは、銃撃担当のアンドロイドたちも砲火を抑えるようだ。 それでも攻撃、離脱、即座の銃撃の流れに対応しきるのは至難と言え、九郎の体力は徐々に追い詰められていった。 敵の狙いも、もしかしたらこれなのかもしれない。 物量にものを言わせて攻め切ることも可能だが、あえてそれを行わず、時間をかけてじっくりと疲弊させていく。 もとより、来ヶ谷唯湖と美袋命以外の者が九郎やアルの命を奪ってしまっては、それは神崎にとっての大惨事となるのだ。 貴重な戦力をここで釘付けにし、基地への侵入を阻むというだけでも、作戦の成否としては上々と言えよう。 ならば、殺されることはないと高をくくり正面突破に躍り出るのも手ではある。 が、後々のことを考えれば、ここで傷を負いすぎるわけにはいかない。 手負いの鴨となってしまっては、それこそ敵拠点内で待ち受ける来ヶ谷唯湖に的撃ちされて終わりだ。 このまま消耗戦を続けるわけにはいかない――と、九郎は歯噛みしながら、ひたすらに好機を待った。 それを知らせる役目を担うのは、二人。 殺しても死なないという意味ではまあ信頼できるキ○ガイ科学者と、赤貧の辛さを共感しあったアイドルの女の子。 インカムを通じて齎されるはずの合図は、未だ。それでも九郎は防御と回避と反撃を繰り返し疲れを蓄積させていって、待つ。 (アレの起動さえ上手くいけば――!) 心の中で念じ、また振り翳された残撃を払う。 そのとき、ツインタワー付近の空で、轟音が響き渡った。 「な、なんだぁ!?」 南の方角を見やると、汚らしい花火が煙を焚いている光景が映った。 その瞬間を目撃するには至らなかったが、どうやら地上でなにかが爆散したようだ。 まさかウェストの破壊ロボが、と柄にもない心配をしてしまったことにはすぐさま首を振り、そして気づく。 その瞬間ばかりは、アンドロイドたちも攻勢をやめ九郎と同じ方角を見ていたことに。 やはり彼女たちは、単なるコンピュータではない。それなりの知能を持っているのだ――と。 『――応答せよ、大十字九郎! まことに遺憾であるが、我輩の活躍はこれにて一旦休止なのであーる! 残りはすべてそちらに回っただろうからして、きっちりかっちり始末をつけるのであるぞ! なに? 妙に優しいじゃないか、とな? か、勘違いしないでよね! 貴様を倒すのは我輩の役目だから――』 ドクター・ウェストからの緊急連絡が入ったが、必要な部分だけを聞いてすぐに通信を切った。 どうやら、階下での戦いは今の爆発を最後に決着したらしい。 残りの敵勢は九郎を取り囲む屋上のアンドロイド十数体と、ウェストの対応を諦め今まさに屋上へと向かっているだろう数体。 ならば後は、起動キーを持つ彼女に確認を取るだけだ。 「やよい! こっちの準備は整った、そっちはどうだ!?」 『うっうー! こっちも準備オッケーですっ。いつでも動かせますよ!』 インカムの向こうから、元気のいい返事が返ってくる。 九郎は一瞬、傍らのアルと視線を交し合い、揃って頷く。 これで、すべてが整った――。 「さぁ、こっからがクライマックスだ! 『アトラック=ナチャ』!!」 唱えた途端、九郎の髪が緑色に発光し、紐状になって屋上全域へと行き渡った。 紐――いや『糸』は辺りに散らばっていたアンドロイドたちの体に絡みつき、その身を拘束。 これこそが前述の対多数用戦法。捕縛結界魔法『アトラック=ナチャ』である。 「いよいよだ……詰めるぞ、九郎ッ!」 「応ッ! 『マギウス・ウイング』、展開ッ!!」 九郎を取り囲んでいたアンドロイドたちの身動きを封じ、さらに九郎は両翼を広げた。 そのまま真上に上昇。銃弾も届かないほどの高さまで飛翔し、停止。滞空しながら眼下を見る。 飛行手段を持たない戦闘アンドロイドたちは、飾り気のない表情で九郎とアルを見上げていた。 窺っているのだろう。 九郎がどんな手で打ってくるか。 撤退という可能性もあるいは踏まえているか。 否、大十字九郎は逃げも隠れもしない。 今この場で、アンドロイドたちは殲滅する。 そして、ツインタワーの地下から一番地に殴り込みをかけるのだ。 「目ん玉ひん剥いてよぉーく見やがれ! 大十字九郎とアル・アジフ、一世一代の大舞台だ!」 作戦に変更はない。必ず成功させる。 だからこそ、九郎はアンドロイドたちの注目をさらい――勝負を決すための祝詞を読み上げ始めた。 「――憎悪の空より来たりて!」 九郎を中心として描かれる、巨大な光線の魔法陣。 大空が轟き、軽い爆発が巻き起こった。 「正しき怒りを胸に――」 アンドロイドたちは皆、それを見上げることしかできない。 なにが起こるかは、データとして刻み付けられているのだろう。 「――我等は魔を断つ剣を執る」 ゆえに想像し、ゆえに警戒はする。が、おそらく対応策は持たない。 誰も想定の枠には入れていなかったから――それが召喚されるなど。 「汝、無垢なる刃――デモンベイン!」 鋼鉄を鎧い刃金を纏う神。 人が造りし神。 鬼械の神。 汝の名は、 I m innocent rage. I m innocent hatred. I m innocent sword. I m DEMONBANE. デモンベイン。 それは、魔を断つ者の名――。 ・◆・◆・◆・ 同時刻――。 星詠みの舞の舞台となった島の山頂、D-4のエリアより轟音が響き渡った。 あるシステムが発動されたがために、山の中枢部が大きく切り開かれ、その中身を露出させていく。 内部は無数の配線や鉄板、その他機械的な設備が多数見え隠れし、山内に生息する小動物たちを驚かせる。 召喚者の言霊を、鍵の所有者の意思を受けて、秘匿され続けていた機械が今、表舞台に現れた。 無骨で巨大な口。北東を一点に見据える黒い瞳。極めて機械的に動作する回路。 エネルギーは瞬く間に満ちていき、照準はとうに固定され、そして、起動する。 その名は――。 ・◆・◆・◆・ ――十秒、二十秒と待っても、変化は訪れなかった。 大十字九郎を中心として展開されていた魔法陣は既に消え失せ、今はなんの輝きもない。 なのに九郎は表情に微笑を浮かべ、パートナーのアル・アジフは傲岸に腕組みをして宙に佇んでいる。 ツインタワーの屋上からその様子を見上げるMYU型アンドロイド、十数体。 大十字九郎とアル・アジフの撃破、あるいは基地内潜入阻止を言い渡されたはずの彼女らは、ただただ待つ。 このままなにも起きず、九郎たちが下りて来ないというのであればそれでもよい。 彼らが戦線に加わらなければ、別ルートから攻め込んでくるだろう者たちの相手がそれだけ容易になる。 しかし、彼女たちとしては九郎が『デモンベイン』の名を告げたことだけが疑問だった。 詳細な資料を得ていたわけではないが、その存在はこれまでの九郎やアルの言動、エルザの情報から推察することができる。 彼らが元居た世界、アーカムシティという場所で猛威を振るっていた巨大人型兵器。 正しくは鬼械神(デウス・マキナ)という名称らしいそれは、此度の儀式には関わっていないはずである。 支給品や博物館の展示物、ましてやカジノの景品の中にも、その影は存在していなかった。 では、彼らはなにゆえデモンベインの名を呼んだりなどしたのだろうか? 考える――考え続ける――九郎にとっては唯一の懸念と言えたこのタイムラグを、『退避』ではなく『警戒』に使う。 それが、彼女たちの敗因。 精巧な機械人形であるがゆえの、失態。 九郎の策、というほどでもない『ハッタリ』にまんまと騙されてしまった、 「かかったな、アホが!」 どうしようもないミスが――南西からの号砲、という形で彼女たちを襲う。 島の山頂に隠されていた決戦のための秘密兵器。 原子力艦すら沈める超巨大大砲『青春砲』の直撃を受けて。 アンドロイドたちは、双頭の塔もろとも爆発し、地上に叩きつけられる。 ――九郎の眼下、『青春砲』の砲撃を受け、ツインタワーは倒壊した。 LIVE FOR YOU (舞台) 2 <前 後> LIVE FOR YOU (舞台) 4
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▼● The Rank 2 Final Mission バルガの舞台 (Burning Circleを調べる) 『ランク2最終ミッション』でバトルフィールドに突入! 現在このエリア内にいるパーティメンバーのうち 自分を含めた6人がバトルフィールドに入れます。 制限時間:15分 現在の『ランク2最終ミッション』ベストタイム:[Number]分[Number]秒 記録保持メンバー:[PC Name]ほか[Number]名 Searcher ククク、バカどもめ、 たわいもないウソにダマされて、 のこのここんなとこまでやってくるとは。 Searcher オレ様がその、おそろしい怪物だ。 なにしろ、今一度獣人の軍団をまとめて、 おまえ達人間を皆殺しにしようっていう くらいだからな。 Semih Lafihna 獣人たちをまとめる? まさか、再びクリスタル戦争を起こすつもりか。 Searcher ククク、察しが早いな。 Searcher いずれ人間は、人間と獣人と、 どちらがこの地の覇者なのか、たっぷりと 思い知らされることになるだろうよ。 だが、おまえ達はそれを知ることはない。 Searcher いま、ここで、死ぬんだから、な! Searcher 我が声へ応えよ、邪竜! 我が敵は汝が敵なり、我が剣となりて 眼前の敵を打ち砕けぃ!! Semih Lafihna 空間のひずみ。 ……まさか、これは!? Semih Lafihna ……ドラゴン? Semih Lafihna ふ……ふふ。 アレのはずがあるわけはないか。 どうも、私の考えすぎだったようね。 Semih Lafihna ふ、自慢のペットもこの程度? Semih Lafihna ……ん。 私が最後まで相手をするまでもないようね。 後の処理は彼らに委ねましょう…… [Your Name]は、Black Dragonを倒した。 [Your Name]は、Seekerを倒した。 Searcher ぐ、が……バ、バカな。 たかが人間如きに、このオレが…… Lion どうやら先を越されたみたいね。 Lion ちょっと、このドラゴンは…… Lion 間違いないわ。 こいつは、北の呪われた地に棲息する幻獣よ。 どうして、こいつがここに……? Lion 闇の王が倒れて、 あそこが封印されて以来、 ヤツらの姿を見た者はいないはず……。 Lion その幻獣が、 またこうして獣人達と一緒にいるなんて…… Searcher 闇の王は、 間もなく死の世界よりよみがえられる。 オレはそのための準備を整えていたに過ぎぬ…… Lion なんですって!? おまえは……? Searcher 闇の王が配下、Searcher。 20年前に闇の王と刺し違えたような偉大な勇者は、 もうおまえ達人間のなかにはいまい? Searcher この20年、 おまえ達が仲間同士でいがみ合いを続けている間に、 我らは着々と準備を進めてきたのだ。 Searcher 闇の王がお目覚めになった時……、 その時こそおまえ達、 人間の時代は終わりを告げるのだ…… Searcher せいぜい 束の間の平穏を味わっておくがいい…… 世界が混沌と闇に呑み込まれる、その日まで! ククク…… ハハ…… ハ…… グハッ…… Lion 闇の王が、復活……? まさか、ほんとうに…… あの戦いの日々がかえってくるというの? Lion 憎しみと、哀しみの日々が……。 Lion [Your Name]は国へ戻って この地で起きたことの報告を忘れないで。 闇の王の復活が本当なら これからもっと大変なことになるわ。 Lion それじゃ、私は行くわ。 またどこかで会いましょう、[Your Name]。 バトルフィールドクリアタイム:[Number]分[Number]秒 現在のベストタイム:[Number]分[Number]秒 だいじなもの 闇の血族の証を手にいれた! 闇の血族の証 獣人のダンジョンの奥で手にいれた紋章。 闇の血族の復活のきざしか? 称号:ブラックドラゴン スレーヤー ▲ ランク2最終ミッション(バルガの舞台) 他国を回れ(ウィンダス編)(後編) バストゥークを離れて(ウィンダス編)(後編) ■関連項目 サンドリアミッション , バストゥークミッション Copyright (C) 2002-2012 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.