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423 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/09/13(月) 22 26 [ imAIk9NE ] 投下終了です。 「ところで青島さん、ザイニチベイグンって何ですか?」 「え?えーっと、日本に居て日本を守ってくれるアメリカっていう国の軍隊のことだよ。」 「えっ、けど青島さん達自衛隊も十分強いじゃないですか。」 「僕達の世界ではあれくらいじゃ、守りきれないんだよ。それに複雑な理由もある。」 「・・・難しいんですね。」 「そう、難しい。」 だから出すのも難しいです・・・けど時が来たら頑張るかもしれません。 ではご感想、ご考察、お待ちしております。 424 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/09/13(月) 22 49 [ 0wvC9A8w ] >阪神大震災の時火事場泥棒が一人も出なかった なんかの冗談か? http //www.google.co.jp/search?hl=ja ie=UTF-8 q=���紊ч���純������贋灰罍� lr= 425 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/09/13(月) 22 52 [ imAIk9NE ] ぐお! 書き違えた! ttp //www.google.co.jp/search?sourceid=navclient hl=ja ie=UTF-8 q=���紊ч���純������贋灰罍� というか勘違いでした。スンマセン。 426 名前:_ 投稿日: 2004/09/14(火) 15 49 [ OiuVqWhk ] >425 何が言いたいのかは分かるが、リンクが意味不明 >阪神大震災の時火事場泥棒が一人も出なかった これは間違い。 書店が結構あらされてて、漫画の棚がほぼ空で ハードカバーは全然減ってないって本屋を見た事があった。 正しくは流言飛語やパニックがほとんど起こらなかった。 427 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/09/14(火) 16 43 [ imAIk9NE ] すんません、現地の人でしたか・・・。 orzリンク先は阪神大震災、火事場泥棒でgoogleで調べた物です。 少し旅に出てきます。 428 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/09/14(火) 17 54 [ 2aCdNJ8k ] F猿さん、間違いは誰にでもあります。 要はそれを反省し次に活かしていけばよいのです。 これにくじけないで頑張ってください。 次回の話も期待して待ってますので。 429 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/09/14(火) 19 51 [ Cux13G3w ] どうもご苦労様。ミスの点については気にしないで。 424の人も悪気があって言ったわけじゃないんだし。 それにこんなに速いペースで次々と話を書けるのがすごい。 この調子でがんばることを願う。 430 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/09/15(水) 01 57 [ kNl7oH4g ] 疑問に思ったことを挙げさせてもらう。 F世界には女性の水着はあるのだろうか? こっちの世界では100年程前から女性の水着はあるが今の形とはかけ離れている。 今着ている水着らしいものができたのは半世紀ほど前と新しい。 森の種族であるエルフのセフェティナには馴染みがないかあるいはあっても薄いもの。 服を取り扱っている店を青島に案内してもらっている時に水着を見つける彼女。 そして起こる一悶着、そんな光景が頭に浮かぶ。 それとは別に話の投下、お疲れさん、そう落ちこまいで次の話で挽回してやればいい。 431 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/09/16(木) 21 54 [ KpMs54VQ ] 調べた ビキニ(bikini) 胸と腰だけを覆う型の肌露出度の高い婦人用水着の総称。1946年、パリのエンジニア、 ルイ・リード(Louis Réard)が考案した水着を、ビキニ環礁での原爆実験にあやかって 自ら“ビキニ”と命名したことにはじまる。しかし、あまりの大胆さからほとんど着用 されることはなく、米国でも1960年代初頭まで一般のビーチでは着用禁止とされていた。 日本でも1950年に入ってきたが、一般に着られるようになるのは1970年代になって からである。バブル期にいったんは「ワンピース」に押されたものの、1990年代中ごろ から若い女性を中心に一大ブームとなっている。 詳しくは以下のやつに ttp //kononatu.hp.infoseek.co.jp/CHOSA/index.html 432 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/09/16(木) 23 41 [ imAIk9NE ] 心配かけました、すみません。 次回は明後日か3日後になると思います。 433 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/09/17(金) 19 04 [ imAIk9NE ] 最近書くのが早くなってきたような。 投下一回分なら一時間もかからなくなって嬉しかったり。 プロ野球はストか回避か・・・。 それでは、投下開始します。
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175 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/07/24(土) 22 39 [ qUq6iUEM ] 「具合はどうなんだ?」 「はい、出血等から見るに幸い臓器の損傷は無いみたいです。」 天野の応急処置を終え青島は答えた。 そして倒れている魔術師達のほうをチラと見る。 「あの・・・殺さないんですか?」 セフェティナがおずおずと青島に尋ねる。彼女の世界、いや青島たちの居た世界にとって敵は必ず殺すべき存在である、常識である。尋ねるまでも無い事なのだが、しかし、彼ら自衛隊はその点世界の非常識であった。 証拠に彼は明らかに殺さないように魔術師達を攻撃した。それもセフェティナの常識を揺るがすものであった。それに元々同じ国の民である、傷つくのは見ていて気分の良いものではない。 セフェティナの言葉に答える代わりに青島は叫んだ。 「出雲!止血と消毒だけでもしてやれ。」 「!」 セフェティナは息を呑み、その表情が少し明るくなる。 青島はその顔を見て少し口元を緩めるとまた真剣な表情になり狩野に向き直った。 176 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/07/24(土) 22 39 [ qUq6iUEM ] 「ヘリコプターは自動小銃があれば確保できるとは思いますが、天野二曹の怪我もあります。あまり時間はありません、甲板に急ぎましょう。」 「ああ。そうだな、大丈夫ですか福地さん。」 「・・・ああ。少なくとも船に戻るまでは君たちに従うとしようか。・・・船に戻るまでだがな。」 「十分です。」 笑って言う狩野に福地は渋い顔をした。 177 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/07/24(土) 22 40 [ qUq6iUEM ] 長い廊下を歩いていく、異様なまでに静かなその一本道。 「いったい、あの攻撃はなんだったんだ?あの黒い釘のような・・・。」 沈黙を紛らわすかのように青島がセフェティナに尋ねる。 「はい、ネイルと言います、呪文詠唱がほとんど必要ない上、マナの干渉波もほとんど無いから良く暗殺用に使われる魔法です。」 「へえ・・・。え?」 少しだけ感心して、止まる。聞きなれない言葉、いや子供のころには何度も聞いたが―――が当然のように出てきた。 「・・・今何て言ったの?」 「え、・・・ネイルと言って」 「いやそっちじゃなくて、魔法?」 「はい、魔法です。別におかしくともなんとも・・・あ。」 彼らの居た世界にはマナが無い、それに今更セフェティナは気づいた。 「話すと長くなるので、後でお話します。」 「ああ・・・頼むよ。」 魔法。魔法、子供のころ猿のようにハマったRPGに良く出てきていた。 まさかこの世界には月が紅いだけじゃ飽きたらず魔法まであると言うのか。 舐めていた、この世界を。 青島は自分が置かれた状況を改めて思い知らされた。 178 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/07/24(土) 22 41 [ qUq6iUEM ] 「・・・おかしいな。なぜこうも攻撃が無い?」 狩野は一人つぶやいた。 当然の疑問と言えば疑問である。ここで後ろからの追撃も無い、前からの攻撃も無いとなればいつわれわれに攻撃を仕掛けてくるのか。甲板で一網打尽にする気なのか。 「ジファンは・・・ここでみすみす私達を逃すような人間ではありません。」 ダダアンッ!!セフェティナが呟くのが早いか、何かが弾けるような音がして、だいぶ離れたところにおいてあった樽が木っ端微塵に弾ける。 「げうっ!」 と、同時に鈍い悲鳴が上がり、陰に隠れていたのか、バンダナに剣と言う海賊スタイルの男が血を流して倒れた。 179 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/07/24(土) 22 46 [ qUq6iUEM ] 「くそおっ!」 倒れた男の影から、もう一人、右手に篭手を付けている――魔術師である証拠――がヤケクソ気味に青島たちに手を向ける。 ダアンッ! 「があっ!」 しかしそれもまた足を撃ちぬかれ、地面に倒れる。 音のしたほうをセフェティナが恐る恐る見ると、青島の持っている自動小銃が煙をまるでタバコのようにふかしていた。 「天使・・・様?」 その悪――セフェティナの価値観で、だが――を容易くなぎ倒すにもかかわらず、不殺を貫く彼を、セフェティナはある種の憧れの視線で見つめていた。 「良い判断だ、青島二尉。」 「いえ、もし自分が敵ならここに間違いなく伏兵を配置する、そう思っただけです。」 「ほう・・・。」 狩野はなぜこの一見軟弱に見える男が何故将来の高級幹部に選ばれたか、それが分かった様に思えた。 一方青島は、セフェティナの自分に対する視線が変質してきているのに気づいていなかった
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紀元二千七百年まであと6635日 「旭の神兵」製作大本營本部にようこそ 総帥 伊藤京漆 項目を探すなら。 ・項目一覧 ・単語検索 ・タグで項目を検索 名前 コメント 著作:「旭の神兵」製作大本營/平成24年9月26日 「互いの考え理解」 日米共同指揮所訓練を単独取材 - 産経ニュース 海上自衛隊 Kawasaki P-3C Orion 9151 厚木飛行場 航空フォト | by kotaちゃんさん 撮影2021年12月11日 - FlyTeam 岸防衛相「内容を把握していない」 北大東村の自衛隊誘致に見解(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース コロナ禍の南海トラフ想定 地震と津波、防災訓練 伊勢総合病院で医師、自衛隊 三重 | 防災・危機管理トピックス - リスク対策.com 「これじゃ駄目だ」 自衛隊誘致で1700人台に回復した人口、再び落ち込む島 - 沖縄タイムス 護衛艦「むらさめ」型、護衛艦隊の中核を成したステルス化と省力化を進めた汎用護衛艦 - MotorFan[モーターファン] 海のなかは音に満ちている 海自・現役潜水艦乗りが語る、鯨の鳴き声 - 朝日新聞デジタル 旧日本軍使用か?爆弾発見 兵庫・姫路港海底に沈む 海上自衛隊が処分へ(ラジトピ ラジオ関西トピックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <社説>北大東島自衛隊誘致 緊張をさらに高めるな - auone.jp 県内に落下した可能性も 自衛隊輸送機が部品紛失/岩手(IBC岩手放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 自衛隊が安全を確認 小屋から砲弾や手りゅう弾 秋田・男鹿市(秋田朝日放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アフガン撤退の教訓を肝に銘じよ! 国軍に士気がなければ米軍は動かない 自衛隊機の派遣命令遅れは政治に責任 (夕刊フジ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 陸上自衛隊の21歳の男性陸士長が駐屯地の柵を乗り越え不正外出 「居場所が無くなった」 北海道千歳市(HBCニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 海上自衛隊 護衛艦の命名・進水式(長崎県)(長崎国際テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【訂正】北海道ガスの補強、航空自衛隊千歳・佐藤大貢捕手 「野球を通して広報活動にもなれば」基地の思いも背負い都市対抗に初出場(スポチュニティコラム) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【最新国防ファイル】陸上自衛隊第1師団 東京など1都6県を防衛警備 - ZAKZAK 米軍基地を自衛隊の管理下におけ! 米国の戦争を仕掛けるディープ・ステート、北京冬季五輪後に動き出す人民解放軍 中国侵攻で機能不全に陥る日米安保 - Dream News 「中種子と協力し誘致したい」 馬毛島基地関連施設で南種子町長(南日本新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <オスプレイ>佐賀県「排水対策、漁協と一緒に確認」 県議会常任委で見解 - 佐賀新聞 「自衛隊が国民の命脅かしている」 滋賀の演習場で誤射多発、地元に不信感 - 京都新聞 御所・葛上中で自衛隊の仕事内容学ぶ体験学習 - 47NEWS 砲弾場外着弾「再発防止に取り組む」 自衛隊、高島市や県訪れ謝罪 - 47NEWS 自衛隊と米軍の共同訓練 岩手山演習場でオスプレイが参加|NHK 岩手県のニュース - nhk.or.jp 沖縄 北大東村議会 島への自衛隊の配備求める意見書を可決 - NHK NEWS WEB 陸上自衛隊 射撃訓練中に砲弾場外着弾 “弾薬取り違え原因” - NHK NEWS WEB 【戦うことは「悪」ですか】拉致被害者救出に自衛隊の活用を! 前進しない最大の原因は「圧力」不足 超法規的にでも救出を目指すべき - ZAKZAK 陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練 宮城・王城寺原演習場で1700人が参加(khb東日本放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 民間人装ったテロ対応訓練、陸自と米軍が実施 京都・京丹後、専門家「経ケ岬は攻撃対象」(京都新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【山口】防府読売マラソン・大会を支援へ自衛隊が会議(KRY山口放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 函館空港に自衛隊三沢基地所属戦闘機1機が緊急着陸(函館新聞電子版) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 自衛隊三沢基地所属F35戦闘機が函館空港に緊急着陸(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 北大東村への自衛隊配備、排除せず 岸防衛相、誘致の動き受け見解(琉球新報) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 函館空港に航空自衛隊のF35が緊急着陸(共同通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 自衛隊の戦闘機1機 函館空港に緊急着陸 一時滑走路を閉鎖|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp 知事「軍備より平和外交を」 自衛隊の配備巡り認識 県議会一般質問(琉球新報) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 莫大な予算と高度な技術が必要、敵基地攻撃は日本だけで可能か?(JBpress) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 陸上自衛隊 戦車部隊が射撃技術を競う大会|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp アイドルが自衛隊入隊でグループ卒業へ 進路に反響「このパターンは新しい」「かっけー!」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ハセガワ、プラモデル「E-2C ホークアイ『航空自衛隊』」の再販分を本日出荷!(Impress Watch) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「借金の返済やギャンブルに使った」官舎の自治会費73万円横領、37歳の幹部自衛官が懲戒免職(HBCニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 海上自衛隊の自衛官 酒気帯び運転の疑いで逮捕 大村市|NHK 長崎県のニュース - NHK NEWS WEB 日米共同演習「ヤマサクラ81」の開始式 図上演習中心に有事対応を確認(ABCニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ワクチン接種の急性期副反応、9割はストレス原因 自衛隊の調査結果 [新型コロナウイルス] - 朝日新聞デジタル これ何? 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ですがスレ避難所 その109 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/36360/1361622968/36 36 名前:TFR ◆IBMOSAtBIg[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 16 36 59 ID l90otez60 /^l'"'"~/^i'ツ'ッ., ヾ ヾ. 1 もさ。___ ミ´ ∀ ` 彡\ \ ッ _ ミ \ \_.,,._,,.,.(,,_,ノ,._,,.__,,~)  ̄ ̄ ̄  ̄場を和ませるには新ネタもさ。「海上自衛隊の25DDは日本の海洋軍事史上初の『巡洋艦』である」と主張してみるもさ。3000トンの艦を巡洋艦と呼ぶことに抵抗がある場合には「占守型から数えて5代目の、『国が海から利益を得る能力を防護する』任務の専用艦」戊型海防艦と呼ぶのも良いかもしれないもさ。インド洋派遣任務が開始されたころには「全ての護衛艦のサイズと航続性能をアップする」と言う意味不明な方針が日刊防衛通信に毎日のように掲載されていたことを思い出すと、25DDの仕様には感無量もさ。39 名前:74 ◆XJY.OPJzb2[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 16 55 37 ID ulYPtGyk0 [5/21] 3000トンの艦を巡洋艦と呼ぶことに抵抗がある場合には夕張や天竜よりも全長が長く・航続性能もありますので、軽巡洋艦と呼ぶのに何ら差し支えはないかと思います。 38次に飲み会があったら、私も薬を抜いてからでコップ一杯分を干すことにします。40 名前:避難所の名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 17 00 13 ID gY7fneDc0 [1/5] 36『根拠地を起点とした活動範囲』が『対象とする航路とそれを支える陸の各拠点』らをカバーすべく設計されている、ってところでしょうか。艦の規模に沿って呼ぶのではなく、艦の任務、目的に従って呼ぶならば、的な。57 名前:避難所の名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 19 58 35 ID bRvuZE2w0 3619DDはトン数に比して重武装すぎ?59 名前:避難所の名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 20 05 50 ID I1vf10Ow0 57VLSのセル数が半分なだけで、25DDが19DDより軽武装ってなことはないだろ。ひょっとしてお師匠の言いたいことは、電気推進機の採用による省燃費化で航続距離の増大を図れたことや、騒音の軽減、整備の負担減などなどを指していて、それを踏まえて『巡洋艦』と呼んでおられるのかも。61 名前:TFR ◆IBMOSAtBIg[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 20 19 05 ID l90otez60 [2/2] /^l ,―-y'"'~"゛´ | 57 19DDは主力艦の護衛が任務もさ。 ヽ ´ ∀ ` 空飛ぶ水雷の脅威(SSM含む)や海面下の水雷艇を駆逐する艦もさ。 ミ . O だから19DDはああなっているもさ。 ゛; づ⌒ ヽ_ __ミ ソ ヽ 要するに19DDは巡洋艦でも海防艦でもないもさ。./ ゛ー―(____/|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ 40 規模ではなく任務で分類するなら、そうなるもさ。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ モサの書き込みの元ネタは、実は湾岸戦争時の多国籍軍空軍司令官であったホーナー将軍の著書の言葉「重爆撃機というものはあっても戦略爆撃機というものは無い」もさね。これを逆にして考えてみたもさ。「3000トンの巡洋艦もありうるし、30000トンの駆逐艦もありうる」と思うもさ。ここで判りにくいジョークをひとつ。25DDみたいなフネを"Fly Cruiser"とか"Bantam Cruiser"とか呼ぶことを提案してみるもさ __,,、、、 ヽ γ^ー--、_ ;' / ヽ_// { ノ/| ではおやすみもさい。| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄みなさんに素敵な夢がありもさように。66 名前:避難所の名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 21 09 10 ID gY7fneDc0 [3/5] 61 ここで判りにくいジョークをひとつ。 25DDみたいなフネを"Fly Cruiser"とか"Bantam Cruiser"とか呼ぶことを提案してみるもさ『ライトウェイト・ファイター』ならぬ『ライトウェイト・クルーザー』ってことですか。明確な位置付けとそれにフィットした設計、って感じで。121 名前:大義私 ◆4aBXtL/KvQ[] 投稿日:2013/02/25(月) 20 49 12 ID GIKI0v/6O [2/2] 61>19DDは主力艦の護衛が任務もさ。あきづき型は護衛艦というより時代を越えて直衛艦と呼ぶのに相応しい船だと思うのでつ前時代における軍艦(巡洋艦)と補助艦(駆逐艦)の間に加わるという実現しなかった戦闘艦が時代を越えて誕生したのでつ>25DDみたいなフネを"Fly Cruiser"とか"Bantam Cruiser"とか呼ぶことを提案してみるもさ25DDは国産嚮導(護衛)艦-Flotilla-leaderだと思います、駆逐艦と巡洋艦の中間をうめる多任務艦で小艦隊や支援艦艇群の指揮となる船嚮導駆逐艦が前線で活躍したアメリカではミサイルフリゲート(DLG)と呼称され最終的に巡洋艦種になりましたが(ミサイルフリゲートとして最初から造られた船は駆逐艦の下位種ですが)それが時代と海を越えて我が国に誕生するのでつできれば25DDはヘリ甲板や格納庫を在来型DDH並に大型化し、かつて構想に終わった、対空能力を持った大型DDHことDLHとして就役してもらいたいです122 名前:TFR ◆IBMOSAtBIg[sage] 投稿日:2013/02/25(月) 21 47 16 ID KAvdV7PA0 66 121 レス感謝もさ。お礼を兼ねてネタを解説してしまうもさ。 /^l ,―-y'"'~"゛´ | 重巡洋艦は"Heavy Cruiser" ヽ ´ ∀ ` 軽巡洋艦は"Light Cruiser" ミ . O もさね。 ゛; づ⌒ ヽ_ __ミ ソ ヽ./ ゛ー―(____/|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ここで、25DDを"Fly Cruiser"とか"Bantam Cruiser"とか呼び、同時にブルックリン級巡洋艦を"Middle Cruiser"、デ・モインなどを"Super Heavy Cruiser"と呼び、さらに帝国海軍の海防艦(占守型以降)は"Minimum Cruiser"か"Straw Cruiser"と呼ぶことにすればネタ完成もさね。 __,,、、、 ヽ γ^ー--、_ ;' / ヽ_// { ノ/| おやすみもさい。| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄みなさんに素敵な火曜日がありもさように。124 名前:避難所の名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/02/25(月) 22 11 45 ID Wyp28b.E0 [4/4] 122それ一くくりに「護衛艦(Escort)」と呼んでええんと違うんかと・・・125 名前:避難所の名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/02/25(月) 22 25 03 ID EUVoDj7E0だから、それだとボクシングの階級になぞらえた師匠の洒落になんないから (汗無粋なことをしてしまった。すみません御師匠。126 名前:ごっぐ ◆a4kC3oZiIQ[sage] 投稿日:2013/02/25(月) 22 35 36 ID omjAu3DM0やめてクルーザー級クルーザーとかイミフなものがw。つかバンタム級護衛艦てw。127 名前:舞鶴の質屋 ◆Wcnk3S8mG6[sage] 投稿日:2013/02/25(月) 22 48 02 ID 0kvw.B2M0USネイビー所属Heavy Cruiser Rocky Balboa 敵味方から呼ばれるアダ名は Italian Stallionって感じに(ヲイ
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西暦2020年8月16日 00:15 某ホテル 「ハハハ!大成功だ!」 テレビで伝えられる新潟駅の惨状を眺めつつ、若い男が愉快そうに笑っている。 「おいおい、見てみろよ、防護服なんて着てやがる! 毒ガスなんてね~よ~」 テレビの中ではレポーターが着剣した小銃を抱える自衛隊員たちを背景に、犠牲者の総数を報告している。 「・・・ということで、現在の時点で死者は100名以上、今後も増えると予測されています。 現場からお伝えしました」 「100人か、まだまだだな。 もう少しうまくいくと思ったんだが」 悔しそうに女性が言う。 見たところ、本気で悔しそうだ。 「まあまあ、次があるさ次が。 こっちの武器は、まだまだあるんだろ?」 優しく慰めつつ男性が尋ねる。 先ほどまでニュースを見て大喜びしていた人物とは、到底同じには見えない。 「あ、ああ、そうだな。 まだまだあるさ、安心しろ」 慰められた女性は、気を取り直して笑みを浮かべた。 それを見た男性も笑みを浮かべる。 「なら大丈夫さ。どうせ警察なんかに俺たちは見つけられない。 それに、見つけられたってあいつらは手出しできないさ」 「そう願っている。 さあ、それよりも今宵も共に楽しもう」 「おうよ」 男女は互いに淫靡な笑みを浮かべ、ベッドの中へと消えていった。 彼らの隣には、大きく膨れた旅行鞄が二つ、転がっていた。 西暦2020年8月16日 07:15 日本本土 防衛省 救国防衛会議 爆破テロから一夜明けた会議室内は、通夜のように静まり返っていた。 あちこちで、疲労を隠せない様子の代表たちが、それでも現状の把握と事態の解決のために電話と格闘していた。 「第四次集計です」 警視庁の代表が、ヨレヨレの書類片手に立ち上がる。 「座ったままでいい、読んでくれ」 一晩でどうしてと尋ねたくなるほどに老け込んだ統幕長が言う。 「はい、死者142名、重軽傷が290名、行方不明が300名以上と思われます。 1000名を超える人がなんとか無傷で逃げ延びてはいますが、だからと言って、この数は・・・」 「なんでそんなにいたんだ?」 疑問を覚えた統幕長が尋ねる。 爆発が発生したのは22時11分。 確かに新潟駅は多くの人々でにぎわうターミナル駅だが、夜の十時を超えて2000近い人々が屯している場所だろうかと疑問に思ったのだ。 「昨日の新潟は風が強く、一部の架線に樹木が接触した影響で、いくつかの路線が停止していたのが原因です」 「クソっ、それで、犯人の目星は?防犯カメラには何か映っていないのか?」 「ダメです。爆発の影響とその後の火災で、駅員室は全滅。記録装置ごと破壊されています。 他の店舗に関しても、爆発とその後の消火活動の影響が大きくテープをいくつか回収できたに過ぎない状態でして」 「失礼しますよ」 憂鬱そうな統幕長と、もっと憂鬱そうな警視庁の代表の会話に、公安の代表が割り込んだ。 「何かわかったのか?」 「ええ、色々と」 顔を輝かせた統幕長に、彼は答えた。 「誰だ!どこのクズ野郎がこんな事をしたんだ!!」 徹夜明け、かつ多くの民間人が犠牲になった後というだけあり、統幕長の理性は非常に弱くなっていた。 「どこそこの誰々さんと断定はできません。 ですが、犯人の目星になる情報です。 一週間前に、大陸に行っていた若い日本人男性が一人、現地で行方不明になっています」 「ああ、一人いたな。居住区から勝手に抜け出した若いのだな」 記憶を辿る表情になった統幕長が答える。 「ええ、彼を今朝、ウチの人間が新潟港で発見しました。 大陸と往復していたコンテナの中から発見されたそうです」 「そいつが犯人か!」 「落ち着いてください。 残念な事に死体で、です」 いきり立つ統幕長を宥めつつ彼は続けた。 「ですが、死体とその周囲の状況が随分と喋ってくれましたよ。 若いのはエルフとこっちに渡ってきたようです。 随分と信用していたようで、最後は全裸になったところで後ろから一刺し。 短剣が後頭部から脳まで突き抜けていました。 一緒にいたと思われるエルフは一人と推定され、頭髪の長さからして女性の可能性が高いです」 現代警察の科学捜査は、一つの死体と僅かな遺留品からそこまでを簡単に突き止められる。 だが、統幕長はその結論でむしろ混乱してしまう。 「まてまてまて、こっちの事を知らない女性のエルフが、金髪の長髪でうろつけばすぐにわかるだろう」 「ええ、ですからこちらの事を知っている者と行動を共にしていると考えて間違いありません。 それでですね、新潟県警は県内全域にローラーをかけるようですが、我々は違うと考えています」 公安の代表は、嫌らしい笑みを浮かべた。 「じゃあ、どこなんだ?」 「新潟から検問にかからずに行けて、そして更なるテロを起こすのに最適な人口密集地があります。 そこは今回のテロからはかなりの距離があり、誰もがまさかと思ってしまう」 「ま、まさか」 統幕長の顔が青ざめる。 公安の代表の笑みは、歪みを増していた。 「そう、日本の首都、我々がいる、東京ですよ」
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西暦2020年8月2日 22:40 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 森の中 エルフ第二氏族の村 「これ以上は、まずいな」 かなりの長時間に渡って偵察活動を行っていたアドルフは、そう呟くと撤収を命じた。 新人冒険者であるグロックたちにとって、それは神の御言葉に等しく、一同は静かに森を去った。 「しかし、どうしてニホンの連中は見つかったんでしょうか?」 静かに、かつ足早に森を進みつつ、グロックが言う。 「確かに、連中は少なくとも長距離偵察に出るような奴らは非常に有能だ。 それがいとも簡単に捕まるなんてさすがにおかしい」 ガーランドが周囲に視線を向けつつ続ける。 「ああ、そりゃあ匂いだろ」 「匂い?」 二人ともよくわからないようだ。 「いいか?ニホンの連中は鉄や鉛の臭いを大量に出している。 それに加えて、戦った後にはいつも火山のような臭いもしている。 そんな状態でエルフの森に入ってみろ。見つからない方がどうかしている」 「なるほど」 知識を記憶する表情でグロックが頷く。 確かに、硝煙の独特な臭いは、この世界では珍しいに違いない。 「それで、助けますか?」 後ろを振り返りつつ、バーレットが言う。 彼はどうにも気になることがあるようだ。 もちろん、それは彼だけではない。 「囲まれたな」 アドルフが言う。 「全員動くな」 木々がざわめき、命令を発する。 そして一堂の前に、一人のエルフが現れた。 もちろん、それだけではない事は全員が了解している。 「名前は?」 「エルフ第二氏族、サトゥーニア、お前は?」 「アドルフ、アドルフ・ヒトラー。この近辺では名の通った冒険者さ」 第二氏族の命運を握る事になる二人が、出会った。 西暦2020年8月2日 22:41 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 森の中 エルフ第二氏族の村 「エルフの皆さんの村に近づいてしまった事は謝罪します。 ですが、我々に皆さんを傷つけようという意思は全くありません。 このまま通していただくわけにはいきませんか?」 丁寧にアドルフが言う。 しかし、サトゥーニアは面白そうな表情を浮かべて答えた。 「ならば、こんな夜更けにここで何をしていた? ただの散歩にしては随分と森の中まで入っているようだが。 まさか、道をまっすぐと歩く事すらできないわけではあるまい?」 「どうやらそのまさかのようでして、冒険者としては恥ずかしい限りです」 苦笑しつつアドルフは応じる。 このような程度の低い嫌味で腹を立てるようでは、冒険者は務まらない。 「恥かきついでに、最寄の街道を教えていただけるとなんとか廃業を免れられるんですが、なんとかなりませんかね?」 「その前に、我らの質問に答えてもらいたい」 サトゥーニアの答えに、アドルフは内心で舌打ちしそうになった。 どうやら、無傷で帰宅するわけにはいかないようだ。 俺だけならば何とでもなるが、新入りどもを見捨てて帰ることはできない。 「どういったご用件でしょうかね?もしかして、私たちが探している薬草の場所を教えていただけるのでしょうか?」 「やくそう?」 彼の質問に、サトゥーニアは怪訝そうな表情を浮かべる。 「ああ、まだ言っていませんでしたね。 私たちはこの森でかつて見られたというニューク草を探しているんですよ。 雇い主が緊急で必要と言う話でして、出来るだけ早く持ち帰る必要があるのです」 ニューク草とは、神聖魔法との組み合わせでいかなる病魔も発見できるという薬草である。 もちろん、港町にして城塞都市であるダルコニアならば、そういった薬草の類は、きちんと金を出せば直ぐに見つかる。 しかし、人の街に出てくる事が皆無に近いエルフには、その事実を知る由もない。のが通常である。 「妙な事を言うな? つい二日前に、まとまった数を売ったばかりだぞ? それがもう売り切れたとでも言うのか?」 再びアドルフは舌打ちを抑えた。 俺とした事が、直ぐバレる様なウソをつくとは。 第二氏族は人間と交易をしている事を、彼は今まで忘れていた。 とはいえ、いやぁすいません、実はギルドの依頼でここに来ていまして。と素直に自白するわけにもいかない。 「それは金を持っている人間の場合、ですよ」 彼は表情を完全に制御して続けた。 「一般市民には、気軽に手が出せない値がついています。 ましてや、神聖魔法の代金まで必要とあれば、なおの事です」 彼の説明はこうだった。 まだまだ彼が駆け出しだった頃、一夜の宿を与えてくれた一家があった。 体力気力の限界にあった彼は、その一夜のおかげで生き延びる事ができ、そして今がある。 その一家の長が倒れた。 刻々と本人の体力と蓄えは失われており、試しにといくつもの薬草を購入するわけにはいかない。 そこで、一家は恥を忍んで彼に依頼をした。 治ったら、きっと代金を支払う。 だが、今はその余裕がない。 なんとかしてもらえないだろうか?と。 アドルフに否応はなかった。 「と、いうわけなのですよ」 「なるほどな、冒険者は自分の利益にならない事はしないと聞いているが。 随分と変わった奴もいるようだな」 「まあ、普通なだけでは冒険者は務まらないわけで」 「世話になった家族への恩返し、か。ふむ、まあいい、それで探し物はニューク草だったな」 「ええ」 「それならば足元にあるぞ」 サトゥーニアの指摘に、一同は足元を見た。 そこには、夜の闇の中、青い光を放つ、美しい花があった。 「いやいやいやいや、感謝いたしますよエルフのお嬢さん! これで私も昔の恩を返せるというものです」 「礼はいい、早々にこの森を立ち去るがいい」 「ありがとうございます、それではこれにて失礼致しますよ」 手早くニューク草を採取すると、アドルフたちは愛想笑いを浮かべつつその場を立ち去った。 「サトゥーニア様?あんな連中を逃がしてよかったんですか?」 ナーカには今のやり取りが不満らしい。 「逃がさないで、どうするのよ?」 仕方がない、という態度を崩さずに彼女は尋ねた。 だが、視線を向けられたナーカは、途端にオドオドとし始める。 「そ、それは、連中を捕らえて・・・」 「本当の狙いが何なのかを尋ねる?」 「そうっ!そうです!」 彼女の言葉に、ナーカは笑顔を浮かべて言った。 そして、表情を青ざめさせた。 見るからに失望した表情を、サトゥーニアは浮かべたからである。 「いいかしらナーカ」 「は、はい」 「五人組の見るからにひよっこの奴らも含めて、彼らの装具を見た?」 「い、いえ」 「プレートアーマーなどは一切なし、それでいて食料は沢山もてるようになっていた」 「つまり?」 「せいぜいが物見、もしくは本当にニューク草狩り。 街のギルドが何を考えているかはわからないけれど、警戒すべき事は何もないわ。 それに、彼らを捕らえたら、いよいよ私たちは引っ込みがつかなくなるわよ」 街の方角を見つつ、彼女は憂鬱そうに言った。 「と、いいますと?」 不思議そうにナーカが尋ねる。 「新興のニホン国の兵士を捕らえ、今度はグレザール帝国の支配下にあるギルド員を捕らえる。 何かの手違いで拷問や処刑でもして御覧なさい。 三日と持たずにこの森は消え去るわ」 絶句したナーカを無視し、サトゥーニアは部下たちに撤収を命じた。 もちろん、三人ほどアドルフたちが森を出るまで追跡するようにも命じる。 開放された安心感で、うっかり目的を喋ってくれるかもしれないからだ。 西暦2020年8月3日 01:00 ゴルソン大陸 グレザール帝国領 城塞都市ダルコニア 「はい、そうです。 恐らくは行方不明の自衛隊の偵察です。 はい、数は彼らの単位で一個班。 そうです、ええ、ええ、はい。 私たちの任務は終了で? 了解、物資を受け取り、行動を開始します」 ここまでなんとか守り通していた衛星通信機をしまい込み、グロックは言った。 「軍曹」 「はっ」 今までの態度とは大きく変わり、明らかに上位者に対して接する態度で彼は応じた。 「我々の冒険者生活は終わりを迎えた。 三十分後、我々のための物資が投下される。 目的は、陸上自衛隊と合同での捕虜奪還だ。 何か質問はあるか?」 「はい、いいえ少尉殿。何も質問はありません。 貴様らもそうだな?」 彼の後ろに立っていた三人組に、軍曹は尋ねた。 もちろん、厳しい訓練の果てに選ばれた、合衆国海兵隊の精鋭たる彼らに、今の説明で理解できない事など何もなかった。 そう、彼らは合衆国海兵隊の人間だった。 この世界の人間に酷似しており、英日両方の言語を操れ、戦闘能力にもサバイバル技術にも問題がない彼らは、諜報員としてうってつけだった。 旧連合王国捕虜と共に暮らし、この世界での生活習慣を叩き込まれた彼らは、少数で各地の都市へと潜伏していた。 グロック少尉たちもその一グループである。 彼らの目的は三つ。 この世界の『標準の生活』を探し出し、市民の目からその最善を見出す事。 この世界の他の国家の情報を収集し、今後の外交方針や戦争計画の材料とする事。 そして、自分たちの名前に反応し、投降に応じないものを抹殺する事。 一つ目と二つ目は、日本が支配地域と外交に優位を確保するための活動である。 当事者たちが喜ばないのであれば、いかなるインフラも教育も医療も物資も、援助するだけ無駄になってしまう。 そして、よく知らない相手との外交では、思わぬトラブルが起こりかねない。 日本人たちは、多少の人名の損失には目をつぶり、それでも情報の収集に打って出たのである。 それでは最後の一つはというと、これは救国防衛会議の強い要請で採用された方針である。 技術情報やさまざまな概念が持ち込まれれば、日本の持つ技術的優位というアドバンテージは、物量の前に失われてしまう。 国家に害をなす者は、憲法で規定されている日本国民の定義から外して構わない。 そういうことだった。 「アドルフさんはどうしますか?」 軍曹が不安そうに尋ねる。 親しくはしていたが、こちらの正体に疑問符を抱いているようならば殺さねばならない。 「私には親切な異世界人にしか見えんがな」 だが、少尉の回答は、アドルフの殺害を否定するものだった。 「少尉殿がそう仰るのであれば問題はありません。 それでは回収に出発しましょう」 軍曹は内心で安堵し、答えた。 軍人と殺人鬼はイコールではない。 無意味な殺人など誰もやりたくないのだから当然の反応である。 彼らは互いに頷き、装具をまとめると、夜の闇の中へと消えて行った。 西暦2020年8月3日 02:59 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 森の中 エルフ第二氏族の村近郊 「俺のターンだ!」 「静かにしてください」 浮かれた様子で叫んだ佐藤一尉を、二曹は素早く小銃で殴りつけて黙らせた。 現在、彼らはエルフ第二氏族の村周辺に展開している。 エルフ第一氏族およびダークエルフの協力により、現在のところ発見された様子はない。 今回の救出作戦は、救国防衛会議の要請により過大な戦力が集められていた。 にもかかわらず、今まで発見されていないのには、当然ながらわけがある。 それは、兵力の大多数が空にいたからである。 「はじまりましたね」 時計の針が0300時を示したのを確認し、二曹が言う。 空の彼方から、爆音の連鎖が響いてきた。
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戦争はまず、矢を射掛け合うことから始まる。 「いくさ」の語源でもある。 フソウでは伊庭たちの日本に似た、和弓も使われていたが、弩(クロスボウ)も普及している。 足を引っ掛け、腕と背筋を使って弦をひくヘビィクロスボウのような物ではなく、 腕の力だけでひけるライトクロスボウに分類される程度のものだったが威力・射程・命中精度は弓をしのぐ。 陣の前に一列に並んだ置き楯で相手の矢を避けながら、指揮官の騎乗した武士の号令一下、一斉に数十の太矢が敵陣へと放たれる。 多くは置き楯に突き刺さり、一部が運の悪い敵射手の体に深く突き刺さる。 距離にして80間前後(150mほど)の距離を離れていても、足軽程度の身に着ける量産品の胴鎧などはやすやすと貫く威力である。 やがて、残りの矢が少なくなった頃合を見て、槍隊が槍襖の隊形で正面から、騎馬隊(徒歩の従者を引き連れた歩兵支援部隊で、 騎兵単独で突入やかく乱を行う機動戦力とは別)が側面を援護しながら突撃を行う。 これがフソウ国のほぼ基本的な戦争の形態だ。 そして、突撃を開始した浅野勢を防御体勢の黒田勢が迎え撃つ。 槍と槍、馬と馬が激突し、遠距離戦から近接戦へと移行した戦場は双方の雄叫びと血しぶきで狂乱の絵図となった。 平野部に面した杉林の中に、一本だけ突き抜けて高い、樹齢が900年にも及ぶだろうという古杉がある。 その天辺にのぼればこの辺り一帯を見通すことができるが、その高さまで上れるのは猿か天狗だけだ。 今、そのまっすぐな杉の木のはるかな天辺に鳥の顔を模した”面”を付けた一匹の天狗が止まって戦場を見渡している。 面の形状からしてカラス天狗と呼ばれる階位に属する個体のようだった。 面は、天狗の社会で身分を表す道具であり、公式な場所や外界では必ず身につける。 この辺りで黒田と浅野の戦が始まって以来、彼は暇さえあればこうして人間たちの戦を見物していた。 俗世、人間たちの事に関わるべからず、自らの領土たる山を離れるべからず、天狗の年寄りたちはそういう昔からの戒律にとかく煩い。 だが、人間たちが天狗の領土を侵すような事態になりそうな時は別で、監視や警告のために斥候を人里に遣わすことになっていた。 このカラス天狗もそうした一匹である。 よく、飽きもせず同種同族で殺し合いが出来るものだ、天狗の言葉でそう独り言を言いながら、カラス天狗は 杉の木の上で器用に胡坐をかき高下駄の鼻緒を直しながら、刀と槍と鎧と旗のひしめき合う戦場を見下ろした。 天狗たちは人の前に出るとき、人間の目に付くような場所に出向く時に人間たちの山伏・修験者と呼ばれる者たちの 姿形を真似る決まりがあったが、これは大昔、人間と積極的に接触を持とうとしなかった天狗たちが唯一目にする 機会のあった、山の奥深くまで進入してくる人間、山伏たちの格好を見てこれが人間たちの着る衣服のスタンダートだと思い、そのまま真似たためである。 人間と天狗は外見の容姿が違うところも多くあり、身体機能や能力にも差があるため人間は天狗を恐れていた。 故 に、天狗たちは人間と接触する時に彼らを必要以上に驚かせることの無い様にと、せめて着ている物 ぐらいは同じにして、それほど違いの無い話の通じる存在だ、と人間が安心できるよう配慮したつもりだった。 が、この装束が人間の中でも一部しか着ない物だと知った今は単なる天狗にとっての習慣と化している。 このカラス天狗は比較的若い固体で山を降りた外界というものに強い好奇心を持っていたため、斥候役に 志願したのだが、彼にとって実際に目にした「実物の人間世界」というものは、暇さえあれば人間同士の 縄張りを巡った殺し合いに終始している印象しかなく、酷くつまらない物に見えた。 天狗にも領土意識はあり、同族以外が自分たちの領土に近づくのを忌避するが、自分から異種族の領分に 侵入してこれを奪いたいとか、必要以上に他者を攻撃して殺害したいというような概念が天狗という種族には殆ど無い。 そもそも天狗は自分たちの領土以外には無関心で、これを侵すということもその必要性もない。 他の山に棲む同族の天狗たちと殺しあうことも、一般的に想像の範疇外だし理解できない行為だ。 人間が入って来れないような険しい山奥という狭い領土しか持たない天狗からみれば、人間たちは天狗より 広い領土を持っているのにそれらを互いに奪わなければならないほど困窮しているのか?とさえ思える。 もっとも、天狗は種族として個体数が少ない上に異種族どころか同族とも住む山が異なれば接触の機会も少ない 故に、領土の狭さ貧しさに困るということも他所から奪い取るということも発生しないだけなのかも知れ無いが… とりあえず、このカラス天狗にとっては人間の戦争はもう見飽きていた。 人間の戦争がお互いの武器を相手の体に突き刺したり切りつけたりといった天狗から見れば単純すぎる 原始的な方法でしか行わないのもそうだ。 天狗同士で戦(それこそ滅多に行わないが)をするなら、突風を起こして相手を吹き飛ばしたり、無数の石礫を 飛ばしあったり、幻術を使って惑わしたりと、派手かつ多彩な攻撃で相手を翻弄しつつ、相手の戦法、手の内を読んで 目論見を崩し、裏をかき、追い込み、あるいは逆転し…とにかく高度な駆け引きを行うものだ。 なのに人間ときたら、頭数ばかりは天狗より遥かに多いくせに、そろいもそろって押し合いへし合いの戦しかしない。 そして最後には押し負けた方が散り散りになって逃げてゆく。 戦の理由からして理解不能だが、何が楽しいのかカラス天狗にはさっぱりわからない。 戦の後に得たものといえば、倒した敵の切り取った頭のみ。 頭を切り取ってその数に一喜一憂しているなんて、赤鬼と同じくらい野蛮だ。 ひょっとすると人間とは知能も 赤鬼か、よくて青鬼と同程度なのかもしれない。 案外、人間の世界というものは思っていたよりもつまらない、カラス天狗が思わず面を外しつつ欠伸をしかけた とき、彼の鼻に今までかいだことの無い臭気が漂ってきた。 物が燃える臭いに似ているが、何を燃やしているのか、酷く異質な臭いである。 彼は戦場を見回し、付け直した面の額に人差し指と中指をあて、念を集中させる。 千里眼と呼ばれる望遠レンズのような機能を果たす術を起動させて、臭いの元と思しき物を探した。 すると、戦場の端のほうの草むらから何かが動き出し始めているのを見つけた。 順風耳(集音マイクの様な術)も用いて音を聞くと、獣のうなり声にも似たこれまた異様な音と共に、動き出した 箱型で草木をくくりつけた物体が煤のような息を尻から盛んに吹いているのが見て取れた。 訝しげに見ているとひとつ、ふたつ、みっつ…とその物体はそこに潜んでいたのか、草むらから次々と現れて、 戦争をしている人間たちの群れのほうへとその鈍重そうな外見には見合わない足の速さで進んで行くではないか。 いったい、あれは何なのか。 人間たちがつまらない戦争に飽きて、一風変わったものでも拵えたのだろうか? 興味深げにカラス天狗がその物体…(知る由も無いことだったが、自衛隊の戦車である)たちを観察していると、 やがて彼は人里に降りてきて以来で最も驚愕する光景を目にすることになった。 「全車、横列隊形で前進、あと200前進で躍進射撃、発砲は指揮車両に合わせ」 「ハクバ1了解」 「ハクバ2、了解」 草を踏み均し、泥を跳ね上げ、猛然と進撃する90式戦車と74式戦車。 合計5両。 そしてその両脇を警戒する位置に、やや後ろに付いて2両の偵察警戒車。 指揮車両である90式戦車のやや後ろに、置いていかれまいと必死に馬を走らせる前田又佐衛門利信こと犬千代。 戦車のハッチを開け、黒田憲長が上半身を出し後ろを振り向いて犬千代に声をかける。 「犬千代! 遅れていまいなー!?」 「はーっ!」 戦車のエンジン音と走行音がうるさいので、やりとりは大声で交わす事になる。 それでもかなりの大声でなければ、騒音にかき消されてなかなか会話が通じなかった。 「やはりお主もこれに乗れば良かったのではないかー?」 「いえ、我が愛馬松風、名だたる名馬なれば『せんしゃ』ごときには走りで負けませぬゆえー!!」 犬千代は槍を振って答えるが、ここに来るまでに既に戦場を駆け回された当の”松風”は既に苦しそうである。 戦車の荒地走破性はやはり、この時代の軍用馬を軽く凌駕するようで、馬(松風)も騎手(犬千代)も、 ともすれば引き離されそうになるのを必死で追いかけていた。 戦車隊が進む方向、浅野の陣列では突如側面から現れた異様な物体、戦車の出現で浮き足立ちつつも、 槍足軽の一隊をこちらに急いで方向転換させようとしている光景が見て取れる。 戦車に黒田の旗印が括り付けられているのも、浅野は認識したことだろう。 「小隊集中射撃、榴弾、正面300、歩兵、てっ!!」 3門の120ミリ砲と2門の105ミリ砲が連続して轟音と炎の塊を放ち、1秒とおかず浅野の槍隊およそ30名は HAET-MP(砲弾の名称・種別。 多目的榴弾のこと)の炸裂と土煙の中に飲み込まれた。 煙が晴れたとき、そこに立って生きているものは一人としていない。 そしてその瞬間、戦場を戦車の駆動音以外の全ての音が、沈黙した。 浅野、黒田両方の陣営が戦うのを中断し、あっけに取られて戦車隊の方向を見つめている。 90式戦車のハッチから体の半分を出している憲長も、馬上の犬千代も、呆けたような表情で前方…千々に 吹き飛んだ浅野の槍隊(の残骸)を見つめている。 はは、と憲長の口元から乾いた笑い声が漏れた。 「これはいい! これでは戦にならん! 一方的な蹂躙だ! 犬千代! この戦、早くも勝ったぞ! 佐野、このまま予定通り本陣に突撃しようぞ!!」 戦車砲のあまりの威力、その衝撃の大きさにやや狂乱気味に興奮している憲長を他所に、車長用砲操作パネルの 照準器ごしに「効果」を確認した佐野は苦々しげな表情をしていた。 たかが歩兵一個小隊に、やりすぎてしまった感が拭えない。 だが、初撃で相手にできるだけ大きなインパクトを与えておくことが事前の構想だった。 敵、浅野にせよ味方、黒田にせよ前者には恐怖を、後者には自分たちの戦力価値を印象付けておかなくてはならない。 敵にはこちらが脅威と見なされるようにすれば、戦うことを選ばないか、少し戦うだけで退散してくれる可能性が広がる。 味方には自分たちを高く評価させ、今後交渉や要望を通す時の材料にできるかもしれない。 そのためにも、この戦闘で佐野たちは自分たちの力を双方に見せ付けた上で勝利しなくてはならないのだ。 鹿嶋3尉とも話した時は威嚇程度の攻撃でも充分か、と提案がでたが、威嚇が通用する相手ならば、自分たちは部下を失うことは無かったのだ。 佐野は、この世界に迷い込んで始めての交戦、自衛のために発砲したその日以来、内面を大きく変貌させていた。 それほどに、彼が受けた衝撃は大きかった。 刀と槍、弓が主な武装であるこの世界の人間に比べ、佐野達が有している自衛隊の装備は小銃にせよ戦車にせよ、 時代の差が大きすぎてまるで勝負にならないほどの力の差がある。 しかしどれほど力を保有しようとも、こちらに行使する気がなければ、相手はこちらを舐めてかかってくる。 その結果、部下が殺傷される。 命を落とす。 異郷の地で、置かれた状況も帰る方法もわからないまま。 出来ることなら、自分たちがいたあの日本に帰りたい。 帰れないまま迷い子となって死んでいくのは嫌だ。 生きて帰りたい… ならば、どうしたら良いのか。 部下も襲ってくる敵も、なるべく死なせないためにはどうしたらよいのか。 敵を自衛のためとはいえ、殺さないようにするには、敵が、こちらを攻撃したいと思わなくなるようにはどうしたらいいのか。 この世界の軍隊が、何百人何千人で襲ってきても、自分たちには叶わないと、手を出してはいけない相手だと思わせるには、どうしたらいいのか。 自分たちの力を、圧倒的な力を持っていることを、知らしめてやるしかない。 自分より強い相手に好んで喧嘩を売ってこようとする馬鹿はそうそういない。 そうすれば、自分たちを敵に回したいと思う相手は少なくなり、上手くいけば、敵も自分たちも死傷する人間が結果的に減るかもしれない。 今日の殺戮が、明日の殺戮を阻止する抑止力になるかもしれない、という思いだ。 当面の味方である黒田は自分たちを戦争に利用しようとするだろうが、佐野は憲長ならば短絡的に自分たちに 直接敵を殺せと命令するような使い方はしないだろうと考えている。 戦車隊の力を背景に、可能な限り戦わずに相手を降伏させる戦い方を選ぶに違いない。 憲長にその発想が無くても、佐野がそう教えればいい。 そう、佐野は憲長に教えたいことが幾つもあった。 多くのことを教えたいと思っていた。 近代軍制、戦術、戦史、政治における軍事のあり方、あるいは、近代日本をモデルにした社会制度のあり方や 社会整備…黒田憲長がこの世界の織田信長となりうる器ならば、それは歴史に名を残す偉大な人物に成長する可能性を内包しているかも知れないのだ。 そして、自分が憲長に関わることで、憲長はどのような影響を受け、どこまで成長してゆくのか…? 佐野は日本に帰りたいと思うと同時に、自分が「織田信長」を作るかもしれないという思いにも強く囚われ始めていた。 戦車の異様さと砲の威力、轟音に度肝を抜かれた浅野勢は陣形を乱し、一部が武器を拾うのも忘れて逃げ惑うが、 残りの半数以上は陣形を立て直そうと指示を飛ばす指揮官らしき騎馬武者の下に集まり、槍を揃えて防御体制を取ろうと動き始めている。 これだけ力を見せ付けても、部隊の中枢は士気を失わない。 中々に統制された軍団と言えるかもしれなかったが、どちらかと言えば蛮勇、あるいは戦車という未知の ものに対する理解力の無さだと佐野は解釈した。 「各個撃破、車長の判断で攻撃せよ」 佐野は指示を切り替えた。 指揮車両の左右の90式から機銃の曳光弾が槍隊に吸い込まれてゆき、彼らは藁束が倒れるようになぎ倒される。 74式や偵察警戒車も集まりだす浅野の小部隊にめいめいに砲撃を行う。 相手はほぼ歩兵のみ…車載機関銃で充分制圧可能だし、砲を使うより効率的だ。 しかし、機銃は手持ちの弾丸の割合が少なかった。 12.7ミリも、戦車競技会では競技項目に無かったため、下ろしていたので、ここには無い。 あらかじめ部隊の全員に申し渡し何度も徹底して確認しているが、砲弾も銃弾も使いすぎると戦車で轢き殺すしか攻撃手段が無くなってしまう。 これからの戦いは、常にできるだけ消耗を防ぐ短期決戦にならざるを得ない。 移動するのにも限りある燃料を消耗するだけに、戦車用トランスポーターの代用を見つける事も考えなければいけない、そう実感した。 機銃音と砲声を轟かせ、戦車隊はいくつかの槍と騎馬武者の陣列を踏み潰してひたすらに進撃した。 やがて、前方にきらびやかな旗指物が見えてくる。 「佐野っ!! 浅野の本陣の旗が見えたぞ!!」 「危険ですからハッチを閉めててください!」 佐野は憲長が叫んではじめて、今更ながら彼がハッチから体を外に出したままなのに気が付いて仰天した。 未来の織田信長の可能性を秘めた少年が流れ矢に当たって戦死でもしたらと気が気では無い。 言っているそばから果敢に戦車に挑もうとする浅野の弩兵たちが隊列を組んで進み出て、弓先を車上の憲長に向ける。 放たれたうちの数本が90式戦車の砲塔に当たって跳ね返った。 が、高揚している憲長は意にかえさない。 「小癪な! 佐野、蹴散らしてしまえ!」 しかし佐野は意図的に無視した。 操縦手にインカムで指示を出して、進行方向を変えてかわさせる。 心の中で、砲手席に座らせている憲長に、機銃や砲の操作の仕方を教えていなくて良かったと思う。 目たらやったらに勝手に撃ちまくられたら、たまったものでは無い…。 代わりに憲長の指示に従ったのは犬千代だった。 犬千代は愛馬に拍車を入れて戦車の前に出ると、右手に槍、左手に背中から抜き放った大太刀を構えて 駆け抜けざまに弩兵3名を血祭りに上げ、うち1名を槍で胴鎧ごと刺し貫いて空中に放り投げた。 槍を持つのは片腕であり、加えて馬上、常識を外れた膂力である。 「前田又佐衛門利信ここにあり!! 我こそはと思わんものは前に出よーーーーっ!!」 高らかに名乗りを上げ、背を向ける弩隊の隊列を二つに割って、代わって前進してきた槍隊の形成する槍襖の中に突っ込んでゆく。 十数の穂先が犬千代を刺し貫くと思った刹那、大太刀が穂先を一振りの元になぎ払い、馬をぶつけるようにして 足軽の隊列に飛び込むと、槍で突き、叩き、追い散らして戦車に遅れを取った分を取り返すかのように、獅子奮迅の働きを見せた。 「おうおう、犬千代は水を得た魚だのう!」 「…戦車が要りませんな、あれでは」 感嘆と賞賛に満ちた声の憲長と対照的に、佐野は半分 呆れていた。 犬千代の個人の戦闘能力は並外れたものだが、所詮 どこまでも個人の技量に寄った戦い方だ。 味方の誰もが犬千代のように、単騎で敵の小隊を 翻弄できるくらい強ければ、戦争に苦労は無い。 味方を支援し突入の糸口を開くための、戦線に打ち込む楔としては有効かも知れないが、近世以降の戦争の形態にはそぐわない。 「いや、我々も同じか」 佐野は小さく呟いた。 戦車を駆る自分たちもまた、この世界の文明レベルからすれば明らかなオーバーテクノロジー である装備の火力に頼って、今戦っている。 憲長との取引と、どうにもならない成り行きによって黒田に与しているが、自分たちがいる事によって黒田勢そのものが強くなったわけではない。 浅野勢の正面を受け持っている黒田勢本隊は依然として、前からの黒田勢なのである。 『ハクバ3より指揮車両へ、浅野の騎兵部隊、左より接近』 車列の側面に配置した偵察警戒車から通信が入る。 正面攻撃に回っていた騎馬隊(機動部隊)が、本陣の危機とみて取って返してきたのだろう。 さらに、反対側からやや少数ながら同様に騎兵部隊が突撃してくると通信が入った。 佐野はハッチから身を乗り出して確認する。 隣で憲長が、「あれは浅野本陣の備えの隊(予備戦力)だろう」と推測した。 「このまま目前の本陣に突入を仕掛けましょう、進路をさえぎられると、大将に逃げられる恐れがあります。 突破力では戦車の敵じゃありません」 『全車両、1時方向の敵本陣に突撃! 突入後、偵察隊は下車戦闘用意』
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982: ナイ神父Mk-2 :2021/05/08(土) 00 23 06 HOST p431031-ipngn2301akita.akita.ocn.ne.jp 憂鬱スパロボ 外伝ゲート自衛隊 用語関連 各世界の魔法に関して 概要 主に特地で確認された技術の一種となる。出現世界毎に使用方法、運用手順などに違いはあるも大凡の所では個人の力量に依存した物となっており一個人、或いは一個体で使うには一定の限界値が存在している。コレに関しては本人が有する魔力の量或いは魔力運用の為の燃料が限界値の主な原因と成って居る。又、一部の高難易度或いは特定種族のみが使用を可能とするものに関しては遺失技術と成って居る物も存在その為一概に古い方が劣っているとは断言できない技術ともなっている。更に言えばこうした遺失技術の方が寄り物理現象でも特に干渉する難易度の高い物(時間経過や世界間でのゲートの製造等)が多く存在しており研究の対象と成って居る。 〇文明圏関連の魔法 概要 過去に魔法技術による大国の出現が有った事に寄って過去の遺失技術程高度な魔法技術が使われている世界の代表格となる。各種文明圏や種族間での技術力に著しい差が有る事から一概には言えない物の人力では無い自動詠唱によりある程度自動化された事での機械的な運用が可能である事からそれが機械へと転用されており一部科学文明国を除くと主流技術と成って居る。人間や生物が使用する場合は本人の魔力に依存する他機械的に使用する際には燃料となる魔石と呼ばれる消費資源が必要を必要としている。 その為、機械化を行う場合には科学技術による品同様に燃料で特定の魔法を発動させて飛行、或いは攻撃に転用されるシステムとなって居る事から科学技術との組み合わせを行う場合は別途に燃料を必要とすることとなり同時併用に関しては兵器としては重量の増加等が懸念される。又、古代の魔法文明に関しては時空間干渉技術の存在が指摘されており残された伝承等から最低でも核兵器技術、或いはそれに相当する技術と誘導兵器技術を保有する事が推測されている。 〇特地関連の魔法 概要 主にゲートの開いた特地周辺にて使用されている魔法に成る。仕組みとしては上位次元への一種のアクセスに寄って使用者のイメージに乗っ取た現象を発現する。その為、本人のイメージや事前知識が重要であり機械化も進められて居ない事から現在の所機械を介して運用するには最も向かない技術と成って居る。又、発動する現象に関しても基本的には物理現象に縛られる為万能性は高いとは言えないものと成って居る。 帝国が他世界へ進出に使用したゲートに関しても基本的には魔法技術となっておりこの技術を使用可能な人物は希少な存在と成って居る。特地に関しては技術の管理に当たって宗教的に神とあがめられる精神生命体による技術抑制に寄って管理されていたが近年この神間の政治バランスの変化と危機的状況に於いて技術的な抑制解除せざるを得なく成って居る事から今後の研究が待たれる分野と成って居る。 983: ナイ神父Mk-2 :2021/05/08(土) 00 23 41 HOST p431031-ipngn2301akita.akita.ocn.ne.jp 〇セッテルンド大陸関連の魔法 概要 特地や文明圏とは調度裏に成る地域の大陸にて使用されている魔法となる。現状確認されている物では可なり機械化の進められた機器として存在している。基本的に生物であればエーテルを吸収して転換したマナとソレを使用する為の触媒を介して脳内の仮想器官にて特定の術式を図式として演算それによって現象を発現する。この性質の為、空気中のエーテルをマナへと転換する為の魔力転換炉と演算及び制御を行うための演算機での制御が可能となり機械的に運用を可能としている。 この為、一部技術と物質が特地を経由して平成世界に送られ軍用兵器技術へと転用されている。又、エーテルに関しては融合惑星で確認されたG元素の一種と似通った形質も有している事からβ世界から派遣された研究者がその解析に寄与すると言った事態も起きている。エーテルに関しては現在解析が進められている物の不明な点も少なく無く、早期解明が急がれている。特性としては負の質量を保有しており宇宙空間には純エーテルとして存在、固形物として地下から発掘される場合もありその際には空気中に晒されると徐々に気化する特性を有している。 〇魔女関連の魔法 文明圏極東に出現した日本の更に東部に出現した20世紀前半の地球に似た文明形態を有する世界での魔法となる。基本的には使用可能者は圧倒的に女性が多くその為、使用する女性はウィッチと呼称されている。使用に於いて広く普及している方式としては契約した使い魔と魔法力を増幅する脚部装着の装備を使用して運用される。共通技術としての飛行魔法やシールド技術などが存在するほか各魔女が固有に保持するスキルが存在それを利用して戦闘を行っている。 武装に関しては史実に於ける航空機や戦車をベースとしたものが使用され、同名の航空機も存在している。戦闘に関しては共通する強化によって通常の同サイズ兵器以上の威力を発揮する上、魔力に寄る攻撃がこの世界特有の敵であるネウロイに効果的である事から対ネウロイの主力として前線へと投入されている。細かい方式としては扶桑式やブリタニア式等が存在するが此処では割愛する。 〇連合関連の魔法 概要 連合世界で運用される魔法となる。基本的には生体マグネタイトと呼ばれる物質を元にそれによって仮想の肉体を構築する悪魔と呼ばれる存在の使役或いは加護を得て使用する魔法となる。高度な機械化も進められておりPC技術発明以降は演算に寄る各種召喚や生贄の代用など様々面が代替される事によってかつては一部のエリートにしかできなかった複数の悪魔の使役を一般人でも行える様になっている。その為、従来の技法の多くはこうした機械化に敗北して特殊技能として存在はしてはいる物の戦力的な価値としては高レベルの物以外は扱いとしては一歩劣るってしまう部分も出ている。 こうした技術に関して連合はその存在を公には否定・隠蔽している。その理由としては悪魔と言う存在が人々の認知に寄って急速に力を増す為である。その為、神秘の拡散はそのまま物質世界への悪魔側の世界からの侵略となる事からそれを抑制する目的で表向きには連合の世界には魔法は存在しないというのが一般知識と成って居る。 又、こうした既存の物質法則へと浸食する存在としては過去トゥメルと言う先住民がその存在を発見した上位者と呼ばれる存在や黄泉・涅槃とも呼称される所謂あの世とでも言うべき世界がありそうした地域或いは存在に関しては連合下部の公式組織によって浸食や進行に対して防御が為されている。 連合の古式的な魔道技術に関しては戦闘力と言う一面においてこそ今日の主流を占めるサマナーと呼ばれる職業の人間に対して不利では有る物の大規模な物や或いは正式な手順に則った物はサマナーの機械的な代替を上回る効果を発揮する物も存在している。その為、こうした伝統技術を運用する人間は基本的に実力的には通常のサマナーより上位と成って居る事が多い他、惑星上或いは惑星と衛星間のマグの流れにも干渉出来る事から場合によっては龍脈等を通じての地殻変動や月の潮汐力へと干渉する等と言った事も一説には可能とされている。 985: ナイ神父Mk-2 :2021/05/08(土) 00 25 15 HOST p431031-ipngn2301akita.akita.ocn.ne.jp 以上ですWIKIへの転載は自由です取り敢えず各世界の魔法系とかと特地で使う飛行船とかを軽くをば…
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某年 某月某日 月曜日 仕事は相変わらず速く進む。朝一から測定を行って、データチェックにも着手できた。 このペースなら明日の昼頃には先方に提出できそうだ。 隣国との農地拡大交渉に進展。 これまでの農地に加えて、我が国が新たに50万ヘクタールの農地拡大を行う方向で合意がなされた。 来年以降の食糧価格には期待が持てそうだ。 あの「エルフ」という種族、植生を破壊される事を極端に嫌い、おまけに魔法を使うという。 なんだか過激派の環境保護団体みたいだ。そんなのが隣国というのも因果な話だと思う。 まあこちらから手出ししなければ攻撃されないそうだし、覇権主義よりはマシなのだろうが。 「みどり3」は運用開始直後に失われたし、「だいち2」は「あの日」以降ずっと音信普通だ。 新しい衛星の打ち上げはまだ先の話だし、隣国との交渉でもこれだけ手間取るのだから、 遠方の資源を発見して手に入るまでにどれだけ掛かるのやら。 当面は「樫」や「白樺」などの天然ガス田と隣国からの各種資源があるものの、どちらも 供給不安定だし量だって多い訳じゃない。海外でのウラン鉱石の確保もこの先の重要課題だ。 発電用の石炭は国内の炭鉱が稼働してはいるが、石炭だけでは国内の電力需要を賄いきれない。 発電用だけではなく、化学工業向けの需要に応える必要もある。北海道ではそれに加えて 冬季向けの燃料用石炭も生産する必要がある。可採年数は40年を切ったとも聞く。 こうやって資源確保に血眼になる状況を書き連ねてみると、中世レベルの生活はのんびりしていて 精神的には楽なように思えてくる。でも現代文明を失った生活など自分には考えられない。 もし資源の供給が止まれば、待っているのはきっとこの世の地獄だろう。 船団襲撃事件の詳報が公開された。レーダーの映像がはっきりせず、海況が悪かったので 目視でも敵の接近を察知できなかったのだという。状況から見て隠蔽魔法を使われた可能性もあるそうだ。 敵方は一昨年あたりから太平洋での通商破壊に力を入れ始めたが、今のところ大きな損害には至っていない。 黒潮ルートは中央向けの主軸輸送路だ。中世レベルの敵軍に荒らされるようでは困る。 問題なのは下りの輸送路で、積荷を軽くして沿岸付近を航行するのでどうしても単独行になりやすい。 敵軍に遭遇する事は稀だが、座礁する事が割とある。GPSやロランの有難さを今更ながら実感する。 仕事が進んだ日は早く眠くなる。まだ18時だというのに眠くて仕方が無い。 なんとか19時までは起きていたい。3時前に目が覚めるのは真っ平御免だ。 某年 某月某日 火曜日 昨日書いたことが現実になった。2時40分起床。 この3時間弱を潰すために望遠鏡で外を眺めてみる。何気なく通勤路を辿って見ると、怪しい人影。 張り込み中の私服警官か、はたまたストーカーか。目が合った。何か道具を使ってこちらを見ている。 暗視装置の類だとしたら、こちらが望遠鏡を使っているのもバレバレじゃないか。 こちらが警戒するような素振りでも見せたら怪しまれると思い、そのまま空に望遠鏡を向けた。 職場に模型好きの同僚がいる。彼の得意技は厚紙を切り貼りして、中は空洞で可動する模型に 組み上げる事なんだそうだ。いわゆるペーパークラフトという工法である。以下、彼の仲間の得意とする工法。 厚紙切り出し積層、木彫の可動組み上げ、乾漆、気合の入った奴は山奥に篭って砂鉄を原料に鋳造。 伊万里焼でフィギュアを作ろうとしている奴もいるが、あまり細かい細工をすると焼いた時に垂れてくるのだとか。 ……各人それぞれ得意技があるらしい。もはやモデラーとかそういう範疇を超越しているような気がする。 仕事は相変わらず速い。午後に入ってから先方にデータを提出する。 受け持ちの仕事が無くなったので、同僚の手伝いなどをして過ごす。 始業直後から違和感。引き出しの中身の配置が変わっていたような気がする。誰か知らないが、 物を借りる時には一言声を掛けてからにしてほしい。 太平洋第7洋上風力発電所が操業を開始した。 来月には阿蘇第2地熱発電所が稼動する予定である。そうなればこのあたりでも多少は電力事情が 改善する事になる。とはいえ自然エネルギー発電は供給が不安定になりがちだから、大きな期待は 掛けられないのだが。潮位差発電が実用化されれば港での電力自給にも一定の目処が立つ。 未だに実用化研究の段階で足踏み状態なのがもどかしい。 帰宅途中、他種族のように見える人物とすれ違った。服装は一般的なものだったが、 明らかに異様な気配を漂わせていた。すれ違った瞬間にこちらの心の底まで見透かされたような、 そんな感じだった。気味が悪いというより、恐ろしい。この田舎に、一体何の用があったのだろうか。 某年 某月某日 水曜日 あまり頭を使わなかった翌日は夜明け過ぎに目が覚める。 普通なら頭を使って疲れるから、次の日は遅くに目覚めるような気がするのだが。 帰宅途中、地面に変な模様。矢印ではなく、丸い模様だ。 2本の線の間に文字のような、模様のようなものが描かれている。真ん中には幾何学的な図形。 田中が言っていた「魔方陣」らしい形だ。いよいよ気味が悪い。思い切って田中に写真を撮影して送り、 助言を求めた方がいいのだろうか。一応撮影だけはしておいた。 奴も忙しいだろうから迷惑だろうが、こうも気味の悪い事が続くと誰かに相談せずには居られない。 こんな事で相談できるのは、数ある知り合いの中でもアイツしかいないだろう。 神主の伊藤にお払いを頼むという手も無い訳じゃないが、宗教に頼るのは何か生理的に嫌だ。 昨日、自然エネルギーが不安定などと書いた矢先の出来事。 雲仙第3地熱発電所の建設予定地で大規模火砕流が発生。計画の後退は必至との事。 既存の2つの発電所への影響は今のところ無いが、最低限の要員のみ残して職員は退避。 自衛隊が災害出動して、例の骨董品を引っ張り出してきた。そう、74式戦車。 10式戦車と置き換えが進んで滅多に見かけなかったのだが、まだあったらしい。 で、例の投光機が活躍している。やはり明るい。ニュース映像を見る限りでは新人らしき姿が多かった。 やや不謹慎な気もするが、きっと良い訓練の機会になっているのだろう。 朝一で依頼の舞い込んできたチップの測定を行った。 明日の午前中という納期は少々早いが、今の自分ならば余裕を持って提出できそうな気がする。 疲れたので19時過ぎには休む事にする。 某年 某月某日 木曜日 夜明け前に目が覚めた。望遠鏡は使わず外の様子を窺ってみる。 やっぱり張り込み?がいた。自転車の一件で目を付けられたのだろうか。だとしたら酷い話だ。 出社の途中、また地面に変な模様。今度は自宅の方に矢印が向いている。 一昨日すれ違った奴が描いた魔方陣とやらなのだろうか。田中の話にはやけに現実感があった。 今まさに何らかの魔法がこの街のどこかで行われているような気分になってくる。しかしその一方で 魔法など存在せず、これは自転車絡みの手の込んだ嫌がらせなんじゃないかという疑念も存在する。 夕方のニュース、大陸で資源開発に当たっている邦人が襲撃 護衛が強化、資源探索は重要 今日は火砕流の発生は無し 74式戦車がエンジン故障、大陸へは無理?、寄る年波 誰かがドアを叩いている。人が日記を書いて精神を落ち着かせtってくぁwせdrftgyふじこlp;@
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某年 某月某日 木曜日 何てこった、また3時に目が覚めた。一体どうなっているんだ。 こんな暗いところで読書ばかりしていても目を悪くする。いっそ新聞配達のアルバイトに応募するか。 倍率も高いし職もある、どうせ落ちるだろうが。 朝一でデータのチェックをもう一度やってみたが、間違いは無い。こんなに能率が上がってしまうと 元に戻った時が心配だ。先方へは、いつもよりやや早い時刻に引き渡した。あまり早くに提出でもしたら 次以降の納期を縮められかねない。 仕事が終わって帰ろうとしたら自転車が無かった。盗まれたらしい。防犯登録してあるので しまい際の警察に駆け込んで届けを出してきた。5年前に買った古き良き交通の足である。 何が何でも取り戻したい。今の圧縮強化木フレームとセラミックギアとベアリングでは重くて仕方がない。 おまけにセラミックのギアはよく欠けると、もっぱらの評判だ。強化木のシャフトも割れる事があるらしい。 安全性の審査基準は未だに凍結されたままである。あんな代物、命がいくつあっても足りるものか。 アオダモフレームがどうのと広告でも宣伝しているが、金属製に比べれば大同小異だ。 飛脚自転車便で使ってるのだって金属フレームじゃないか。 帰りは臨時の貸し自転車に乗って帰った。古い型だったから快適だったが、その分痛い出費となった。 昔はあれほど放置自転車が溢れていたのが夢のようだ。鍵も掛けたのだが、なぜ盗られたのだろうか。 夕方のニュースで、昨日出港した船団に敵対勢力が攻撃を仕掛けてきたと言っていた。 敵は大型船5隻、飛行隊母船1隻で、嵐に紛れて接近されたらしい。木製部分が多いから レーダーには映りにくいのだというお決まりの文句。航跡の反射波とかで分かるんじゃないかと思うのだが、 波が高いと識別にも苦労するのだろうか。撃退したが、我が方にも負傷者を出したそうだ。 詳細な情報は明日以降だろう。この先1週間はこの話題がニュースを賑わすはずだ。 昨日地面に描かれていた模様はなくなっていた。どうも気になる。まるでおとぎ話の世界に 迷い込んだみたいだ。近いうちに知り合いにファンタジーの世界観について尋ねてみるか。 某年 某月某日 金曜日 4半期に1度のボーナスが支給された。 船団が襲撃されたので次のボーナスに響くかもしれない。民間船に被害が無ければ良いのだが。 沈没までには至らないものの、損害を受けるというケースは結構ある。仕事の成果が水の泡なんてのは困る。 配給キップ1枚で食えるのは玄米0.7合に漬物20g。1日3枚、21枚綴りで毎週届く。 これだけでは生きていけないのはお上も認めている。だから皆、稼いだ金の大部分を食糧確保に費やす。 このあたりは気候が温暖だから農業も活発なんだが、土地が足りないから食糧価格はどうしても高止まりする。 北海道では今年に入ってから餓死者が50人を超えたそうだ。肥料の不足は深刻なようである。 物が溢れる東京が羨ましい、そんな時代は過ぎ去った。人口が多いから食糧不足は深刻で、 餓死者も100人を越えたらしい。都知事の口減らし政策は道半ば、転職政策も思うように進まないようだ。 素人考えでも、証券マンや保険の営業員をいきなり農家にするのは難しいと思う。それに土地も足りない。 町工場の職人不足も深刻らしい。80代以上の大ベテランとキャリア5年未満の新人が7割以上というのは どう考えてもいびつな構造である。 自衛官が3年連続で人気の職業の第1位になった。第2位は農業。以下、林業・製鉄・食品加工業と続く。 漁業は上位から消えた。怪物に襲われたり敵の襲撃を受けたりしたから、敬遠する動きが広がったのだろう。 自分のいる電子部品産業は今のところ堅調である。材料価格の高騰はあるが、政府の進める 「エコ製品置き換え運動」の後押しもあって、既存の電子部品を回収して省資源の製品に作り変える活動が 継続中だからだ。もっとも自衛隊向けの需要が落ち着き、置き換え運動もあと2~3年で完了するから 先行き不安は隠せないのだが。今の内に軍需産業のクチを探しておいた方が良いのだろうか。 先週の試作品が改良されてまた持ち込まれた。午後に入ってからだったので納期は火曜の午後。 多少の余裕が見込めそうだ。自転車はまだ見つからない。貸し出し期間を1日延長する。 明日は高校時代の友人に電話をして、あの変な模様について尋ねてみる事にする。 風の噂では外務省官僚になったと聞く。勉強の出来る奴だったが、あのオタクがよくもまあ偉くなったものだ。 某年 某月某日 土曜日 警察から吉報。一昨日盗まれた自転車が見つかった。 借りた自転車を返した足で警察署に向かい、自転車を受け取る。受け渡し所に係官がいて、 資源の有効利用のために今の自転車を買い換えてはどうかと言われた。もはや定型句だ。 今市場に出回っている奴の安全性が確認されてから買い換えると答えたら、黙って返してくれた。 このやり方も何時まで通用するか……資源の確保は外交官の手腕にかかっている。 ファンタジーの世界観について、東京にいる知り合いに電話をして尋ねてみる。 予想以上の情報量だった。高校を出てから更に知識を蓄えていたらしい。いつまで経っても終わらない。 まるで歩くファンタジー専門の図書館だ。もうよせ、充分すぎるほど分かったよ、田中。 大事な客が来ているとか言う割には長電話じゃないか。 電話口にいる奴の後ろで子供の声が聞こえる。その割に喋り方は子供っぽくない。 お気に入りの萌えアニメでも見ていたのか。コミケが中止になった一昨年は奴にとって地獄だったに違いない。 奴の話を総合すると、あの模様は「魔方陣」と思われるが、「ダークエルフ」は滅多に魔法を使わないそうだ。 考えられるのは「エルフ」だが、そんな街中では活動できないとの事。「魔導士」の可能性もあるが、 国内に潜入しているとは考えにくいらしい。奴に聞いて分からなかったのだから、誰に聞いても無駄だろう。 船団襲撃事件の続報。敵ガレー船を1隻撃沈、4隻に損害を与え撃破。飛行隊の母船は取り逃がした。 基本的に主砲による砲撃で攻撃を行ったため、「ひのき」の活躍が目立ったようである。 さすが、76mm砲3門の威力は伊達じゃない。艦載ヘリは時化のため飛行できず。 敵は時化に紛れて飛行隊で我が船団を偵察、何らかの方法で探索を逃れて本隊も接近。 波間から突然現れた5隻の敵艦隊に我が方の攻撃は遅れた。バリスタとみられる攻撃を受けて帆走貨物船 「第6高戸丸」が被弾、乗員2名が重症、5人が軽傷を負った。護衛艦3隻は同船の被弾後ただちに 正当防衛射撃を開始、1隻の船腹に大穴を開けて撃沈。他の4隻の帆走設備などに甚大な被害を与えた。 やっぱこうなるよな…… 詳細な戦闘経過は明日か明後日にでも発表される事だろう。帆走設備は遠くからでも目立つから、 船団に加わっていると攻撃されやすいという問題がある。燃料の節約と低視認性、難しい問題だと思う。 某年 某月某日 日曜日 ここのところ雨続きで夜明け空が見えない。せっかくの新習慣も天気に振り回されっぱなしだ。 まあ雨が降れば水遣りの手間が省けるし安上がりだから降ってくれた方が有難いのだが。 ペンのインクを買いに出かける。 店頭に並んでいるのはクラーケン印のバイオインクのみ。何てこった。値が張るのを我慢して 買い続けてきた人工インクも遂にメーカーが倒産と相成ったそうだ。この先ずっとイカ墨インクとは気が重い。 帰宅してからはプランターの手入れに精を出す。タンポポは当然順調、フキはそろそろ終わりだろう。 サツマイモはそこそこ育っている。出窓を補強した甲斐があったというものだ。たとえそれが 紐で吊っただけのものでも、である。太陽コンロの出番はまだまだありそうだ。少々嵩張るが実に頼もしい。 先週の日記を読み返して、記憶に無い箇所を発見。 光る石だの速く動けただの、まるでSFだ。自分にこんな事が起こったら強烈な記憶になるだろうに。 呑み過ぎたくても酒は無し、猫を紙b……じゃない、幻覚を見たにしては仕事で問題を起こしていない。 白昼夢でも見ていたんだろうか。最近の睡眠時間が短いのと関係があるんだかないんだか…… 船団襲撃事件に関して新情報は無し。役所も基本的には休みだし仕方が無いか。 夕方のニュースで船団が東京に到着した映像を放送していた。負傷者の命に別状は無く、重傷の2名は 病院に搬送された。積荷は石炭だったが、バリスタ弾は発火しないので大きな損害はなかったようだ。 それにしても大きな杭が刺さった帆走貨物船というのはなかなか奇妙な姿である。 子供の頃にプラモデルの船に花火を仕掛けて池に浮かべたのを思い出した。 今あの残骸はどうなっているだろうか。朽ち果てる事も無く、地中のどこかで眠っているのだろうか。