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その後の葦出纏と樹脂あくりる 「いや、だーかーらさー、動画のあのデブは迷宮時計なんだよ。 前のワクワク動画で腹時計が同時に二体存在した瞬間あったじゃないか。 あれの応用で、影武者を用意したんだよ。僕も詳しくは知らないけど、それじゃ!」 強引に電話を切り、葦出は逃げ出す準備を始める。 事務所にもワクワク動画にも国会にも質問が山の様に来ているがこれ以上答える気も無い。 「どこへ行く気だ?」 荷物をまとめている葦出に樹脂あくりるが声をかける。 「取りあえず海外かな。G国(※)に視察という名目でほとぼり冷めるまで逃げとくよ」 「だったら拳銃は置いていった方がいい」 「あっ!忘れてたよ。いやーありがと」 葦出はポケットに入れた拳銃を取り出す。 飯田カオルが優勝した直後に撃ち殺せば迷宮時計は僕のものだぜフッハハーと思って入手したものだ。 「ついでにこれ処分しといてくれない?」 「契約に無い、というか私が契約したのはあんたじゃないんだが」 「でも、雇われたにも関わらずカオルちゃん守れなかったじゃないか。 ペナルティみたいなもんだと思って観念してよ。それともカオルちゃんの代わりにここで撃たれてみるかい?」 「やめた方がいい。私は髪と服にガラス繊維を編み込んで防弾している」 「その白髪ガラスだったんだ!?うん、じゃあやめた。改めて拳銃の処分お願いするよ」 「貴様は本当にクズだな。・・・まあ私も人の事は言えないが」 あくりるは拳銃を受け取りながら自分がカオルに協力した時の事を思い返す。 『歴史を変え、自分と同じガラス職人だった男と家族として幸せに暮らす』 カオルが優勝した時に迷宮時計の力で叶えようとした願い。 だが、自分の力で勝ち取ろうとしない時点で家族への愛などあったはずがない。 「私はただ、流されていただけだった。こんな願い、自分でアイツを殴りに行って酒を取りあげれば 簡単に叶ったのにそれをやろうとしなかった。私は最低だ・・・」 「なーに過去回想っぽい事してるの?僕にはよくわからないよ。まあ僕には関係ない事だし逃げるね~。 そーれ、隠し通路からスタコラサッサだぜ~」 葦出は責任を取らされる前に逃げ出した。その後にあくりるもついていく。 彼らはこうして飯田カオルの敗退と同時に舞台から退場した。 迷宮時計争奪戦、それの始まりはこの時より遥かに前の事だったが、 一般社会がこの戦いの存在を本当に信じたのは飯田カオルとその協力者が 失踪したこの日からだった。 ※G国について ヨーロッパに存在する国。あまり先の事を考えず勤労時間を大幅に削ってしまった結果財政が破綻し、 街には雑兵や寄生者が群がりほぼ完全に機能停止してしまっている。この事はヨーロッパ全体に 悪影響を与えユーロの価値を暴落させつつある程だ。 『雑兵』 G国の経済破綻により職を失った者や、就職出来なかった者達が暴徒と化した存在。 茶色のメットと灰色の服を着てG国各地で暴れまわり金や食料を奪っていく。 日本で言うモヒカンに似ているが、細部は大きく異なる。 モヒカンは一般人に襲い掛かる時「ヒャッハー!」と叫ぶが、雑兵は「セイッセイヤー!」と叫ぶ。 モヒカンは筋力と耐久力が一般魔人に匹敵するが、雑兵はパワー面で劣る代わりに亜音速で動ける。 モヒカンの主な死因は内部からの爆発だが、雑兵は頭から地面に激突しての死亡が多い。 『寄生者(パラサイト)』 元々はG国の公務員で、それぞれが警察や建設や予算作成などに関わっていたのだが、 国の方針が誤った方向に行った結果彼らが全く仕事しなくなり、G国は衰退の一途を辿っていった。 そして、G国の経済危機がヤバイ領域に達した時に責任を取らせれクビになった公務員ニート、 或は自ら退職して暴徒化した者が寄生者である。G国公務員試験の体力テスト合格基準が短距離の音速移動の為 彼らのほとんどが音速以上の戦闘行為が可能な魔人である(雑兵が亜音速で動けるのもその為)。 暴徒になる前の役職から三級寄生者(地方公務員級)・二級寄生者(国家公務員級)・一級寄生者(本庁勤務級) に分類され、当然ランクが上がるほど恐ろしい存在であるとされる。 このページのトップに戻る|トップページに戻る
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http //www40.atwiki.jp/img_books/ 雑誌 考える人 2013年 8月号 「Medical Technology」1998年1月 26巻1号 「親子鑑定と血液型」 単行本 近親姦に別れを―精神分析的集団精神療法の現場から 詭弁論理学 押入れのちよ 言語にとって美とはなにか 目で解く幾何―高校への数学 直線図法編巻 奇界遺産 国語入試問題必勝法 脳のなかの幽霊 考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則 順列都市 ロウソクの科学 ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト 信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス 眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く 方法序説 隣の家の少女 兵隊よもやま物語 兵隊たちの陸軍史 ボヴァリー夫人 フェッセンデンの宇宙 銃・病原菌・鉄 デザインのひきだし19 これだけ!KPT 型システム入門 -プログラミング言語と型の理論- ヴァーチャル日本語 役割語の謎 時間衝突 欠陥翻訳時評 英単語基本単語集(赤尾好夫) 試験に出る英単語(森一郎) 英単語連想記憶術(武藤たけ雄) 翻訳の秘訣 理論と実践 翻訳英文法 訳し方のルール 英文翻訳術 名訳と誤訳 新編英和翻訳表現辞典 翻訳をマスターするステップ100 翻訳のプロ特訓 英文翻訳 プロが教える翻訳のコツ 最新英語情報辞典 英和商品名辞典 和英ポルノ小辞典 ことばの国 現代英米性俗語辞典 鏖戦 The First Time (K. W. Jeter) 震える血(The Thang,Boobs) FBI心理分析官 考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則 青髭 山川の「詳説」 オスカー・ワイルドにおける倒錯と逆説 吉野葛 カーミラ 農夫の剣 幼年期の終り パラレル・ヴィジョン―20世紀美術とアウトサイダー・アート 時間旅行者は緑の海に漂う 不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ 小説吉田学校 腹腹時計 完全自殺マニュアル 『らせん』『ループ』『エス』『タイド』および外伝作品『バースデイ』 にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語 くるみ割り人形とねずみの王様 紫色のクオリア 蝿の王 閉じこもるインターネット 帰ってきたヒトラー 玩具修理者 吉村昭の漂流 竜の卵 ヒトはなぜペットを食べないか? 誰にも愛されなかった男 シブミ 実践の倫理 影響力の武器 家庭で作れるアイルランド料理 偶然の科学 失楽園 言語都市 ウォーハンマーノベル ジョナサンと宇宙クジラ 言葉遣い師 何かが空を飛んでいる ヒトは食べられて進化した 夢幻諸島から かりそめエマノン 堕落する高級ブランド 仰臥漫録 月は無慈悲な夜の女王 エデンの東 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム 四畳半神話大系 超絶技巧 美術館 玩具修理者 毒になる親 図説 コーランの世界 写本の歴史と美のすべて ドッペルゲンガー(二重人格) パーキンソンの法則 漫画 屈折リーベ ホークウッド 新ゲノム 生徒会役員共 カオシックルーン ガラスの仮面 ARMS 山賊ダイアリー 課長バカ一代 魔族倶楽部へようこそ! 水色シネマ タフ外伝 OTON―おとん― 地獄先生ぬーべー みーたん 鈴木先生 ストップ!!ひばりくん! 度胸星 七夕の国 神聖モテモテ王国 究極超人あ~る ヨルムンガンド アニマル横町 落下傘ナース エレメントハンター 敷居の住人 ハトのおよめさん ディスコミュニケーション 魔女っ娘つくねちゃん きんぎょ注意報 ドクター秩父山 必殺山本るり子 エンジェル伝説 皇国の守護者 魁!!クロマティ高校 拳闘暗黒伝セスタス 惑星のさみだれ 百合星人ナオコサン 淫魔の乱舞 フルセット 銀の華 殺し屋1 番外編 ミル (手原 和憲) ひまわりさん 純情パイン レイプマン trash.(ヤングチャンピオン烈コミックス) 岸和田博士の科学的愛情 バーテンダー 最低女神 デビルマン 幕張
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大発表への反応~柊時計草(風月藤原京)の場合~ その日、二人にして一人の探偵は朝の街並みを歩いていた。 まださほど照らしていない内だと言うのに、日差しを避けるためかひどく重装備である。 服装は白いマスクに、念のために眼帯を付け、帽子も白いパナマ。白いトレンチコートに、白手袋、白、白、白。 ニーソックスは黒い。 まるで病院から脱走してきたかのような風体だが、自分は探偵ではありませんと主張するには十分だった。 とは言え、人通り少ないとは言え、通行人の反応は気になるところだが、時勢も時勢であり咎める者はいなかった。 グルジア(ジョージア)の沿岸部から発見された新種の蟹ウィルス「アンフィサ(花咲)」の伝播を警戒する気の早さか、それとも日本人特有のお互いを庇いあう習性、それが最適に思える解(いいわけ)だろうか。 二人の服装、これは魔人能力「オリカミ」によって編んだ一例であるが、これだけの容積を割いてなおロングヘアーと言える分量を残している。複雑に編み込み、地に着かないように長さを絞った。 髪は人の倍長い。 肌寒さを感じるには過剰染みていたが、自分が人間だと思い込んでしまった人形(ピノッキオ)なら仕方ない。 そう――片割れに知らせず嗤(わら)った。 そんな風にして、探偵としての気配を押し殺した二人は街角に埋没するようにして、まだ無人の公園のベンチに座る。ノートパソコンを開く。 ある筋からの情報、隠す必要はないから言っておくが、「革命暦(カランドリエ)」とか言う胡乱な連中からだが、「時逆順」を持つ者についての情報があるらしく、特にネット配信を開くことにする。 彼女たちに気を許す気は全く無かったが、手間を割く暇を思えばこの程度は許容範囲だった。 放送が始まり、これを見る。 これも探偵としての基礎技能か、始まる放送を見逃すまいと目と花を開く。 結論を先に言えば、朝の公園で声を出さなかったのは奇跡と言うべきだろう。笑った嗤った哂った。 時逆順、貴様はそんなものに成り果てたのかと、笑った。服に、髪に、押し殺し、包んで、わらった。 その狂笑は音を吸収した髪にそのまま染み付いたのではないか? と自分で思わせるほどだった。 議員の提案は一顧だにしていない。 二人は別に日本国に関して悪感情を持っているわけではない。 一時は法の下に禄を食んでいたことを踏まえれば、多少思うことはあるが、おめでたい小娘だと切り捨てる。 「『馬鹿みたいな女が築く世界、その中で私達のような存在が生まれてくることはないだろう。 ……、それを思えば、いやよそうか』」 「ん、時計草? どうしたの、消そうか?」 「『……、いや。議員と言う社会的影響力は侮れない。後ろ暗い事情を抱えた連中を引き寄せるのはまずないだろうが、有象無象の被害者たちを解放してくれるなら、手間が省けていいじゃないか』」 「いや、そうじゃなくて。放送の事、最後まで見てなくて途中上の空だったでしょ?」 「『ああ……、そっちか』」 そっちは、ね。ノーコメントだ。 「それより、この飯田カオルって議員。『そ、何の後ろ盾もないホームレスの娘が初当選ねぇ。怪しいとでも言って欲しいの?』いや、その。『欲しいの?』あ、その。『の?』はい」 「『それは怪しいよね』」 議員の略歴を見るだけで瞭然の事、わざわざ言わなくても。 だから、こんな意味の無いやり取りをしている。いつまで出来るのかはわからないけれど。 「『資金の流れを辿りましょう。交渉材料になるかも』」 常識の範疇で収まる連中への交渉材料はいくつか持っている。 ここまでの「時逆順」を巡る戦いで穏便にお引き取り願ったことも一度や二度ではない。 だが、「腹時計」と成り果てた「時逆順」を見て、一つの確信を得ると共にこれからは常軌を逸した信念や性癖の持ち主とぶつかるであろうと直感する。 四択のアンケートを無視し、ブラウザを消す。 ついでに壁紙も先の議員か、はたまた別のリフレインを想像したのでPCを折り閉じた。 探偵は立ち上がる。来る際と異なるのは片腕をポケットに縫い付けている点だ。 ああ、痛いな。脳に痛覚は無いと言うが、この不快さと屈辱感は二人で共有している。 やる瀬の無い怒りをアルコールで強制的に黙らせると、二人にして一人は歩き出した。 流石に一五歳が二人いるからと言って二倍の計算は、酒屋さんには通らないらしかった。 際限の無い力が何をもたらすと言うのか、そこまで思い悩んでいる者がいれば、会ってみよう。 そうでないなら容赦はしない。 二人が去って、かさりと茂みが動いた。 「っ、だーーーーーーーー! 尾行とかまどろっこしい! ふっくん、とっとと推理パートに移るよ!」 『ショウ子、私としては話がさっぱり読めないんだが……』 「『飯田カオル』と『時逆順』、さっきからブツブツ言ってたあの怪しい探偵も所有者に間違いないよっ! 私の推理(ゴースト)がそう囁いてるっ!」 『君の場合は叫んでいそうだな……、いや探偵同士は魅かれ合うんだったか」 やれやれと、身体があったら肩をすくめていわんとばかりな口振りだった。元気な探偵、山禅時ショウ子に続く、彼女の相棒ふっくんの声だった。 『で、彼女が何なんだい?』 「人工探偵はほっとけない! 三千字の敵はどの流派だろうとぶっ飛ばさないと!」 『また、それか……、君は?』「え?」 「『うわああーあーあーーーーーーあーーーーー!?』」 直後、次元のはざまっぽい裂け目に吸い込まれる二人であった。 まぁ、半転校生にはよくあることである。この場合だと、探偵を呼ぶ声なき声が探偵を引き寄せたと言うことだろう。転校生にはよくあること、半転校生には選べないというだけで。 さて、彼女が推理を開始する前にどこかに行ってしまったので地の文が代わりに申し上げておく。 そもそも事件は始まってないじゃん? 今、捜査パートですしおすし。 ……と、言うわけで探偵達は図らずも邂逅せずに去っていった。 時計の破壊を目論む探偵と、全次元宇宙を破壊する危険性を孕んだ探偵、互いが互いの事を知るのは、止まる時間の果てか、忙しく時間の流れか、それは誰にもわからない。 このページのトップに戻る|トップページに戻る
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黒木すずね 読み くろき すずね あだ名 すずっち ローマ字表記 Kuroki Suzune 身長 154cm 体重 44kg 3サイズ B83 W55 H84 誕生日 7月16日 血液型 O型 出身地 鹿児島 趣味 釣り 声優 山岡ゆり ポジション RWG、(RMF) 最近まで山奥で自給自足の生活をしてたサバイバル精神あふれる野生児。街中でも鳥などを捕まえて見せたりして周囲を驚かせることがしばしば。すずねの腹時計は1分単位まで正確に刻む。街に来てファッションに興味を持ち始める。 キャラ性能 シュート、ドリブル、パス、ディフェンスの4値は、ビーナス(☆6)時点での最大値を表記。 Sビーナス(☆7)時の数値はこの値に+175、SSビーナス(☆8)時の数値は更に+100した値となる。 また、一部初期キャラを除き、びびっどボードが実装されている選手はスタミナ数値の横にボード内解放分の(+100)と表記する。 シュート ドリブル パス ディフェンス 649 619 595 637 スタミナ ☆6(Lv70) ☆7(Lv80) ☆8(Lv90) 数値 562(+100) 634(+100) 716(+100) 経営 会社 11 スタジアム 16 クラブハウス 32 最近まで山奥で生活していたという、狩りや釣りを得意とする野生児。 適応能力は高く、時折野生の勘で動き出そうとしてしまうが、徐々に都会での生活に慣れてきている。 最近はファッションに興味を持ち始めているが、野生っぽい自分に合うかどうか不安に思う事も多い。 パスは若干匹目だが、全体的にバランスの良いステータス配分となっている。 シュートが高いのは勿論の事、意外にもディフェンス値が高めなので、前衛ブロッカーとしての活躍も見込める。 Sビーナススキル サバイバーガール 適正ポジションに配置すると発動。FWのディフェンスが10%、シュートとパスが5%アップGKのシュートとディフェンスが5%アップ 前衛パスカットの強化が可能であり、ブロッカーとアタッカーを両立したい場合に使えるスキル。 GKの強化も出来るので、幅広くチームを補強したい時にオススメ。 実装済み衣装 衣装名 スタミナ シュート ドリブル パス ディフェンス 総合 スロット スキル名 消費スタミナ スキル種類 倍率 衣装入手経路 ビーナスユニフォーム - - - - - - 3 サバイバーシュート 90→120 シュート ×8→×9 - 野生児のサバイバルユニ +78 +41 +85 +30 +16 250 3 生存競争ドリブル 125 ドリブル ×10.5→×11.5 自給自足の山スタイル +84 +39 +87 +25 +15 250 3 自然児ドリブル 95 ドリブル ×8.5→×9.5 ワイルドかつ、おしゃれに +63 +25 +35 +85 +22 230 3 共闘!パス 80 パス ×8.5→×9.5 ワイルド娘のパレオビキニ +87 +79 +25 +38 +21 250 3 ワイルド・ダイレクト 115 ダイレクト ×8.5→×9.5 すずのねがすぐそこに! +60 +10 +7 +86 +87 250 3 すずが鳴るカット♪ 110 パスカット ×10.5→×11.5 【バーサーカー】スズネ +61 +15 +55 +6 +63 200 3 狂戦士の猛撃 95 スライディング ×9.5→×10.5 野生児の本領発揮 +77 +86 +20 +32 +15 230 3 アングラ―シュート 105 シュート ×10.5→×11.5 すずね×イワトビペンギン +71 +88 +26 +46 +19 250 3 イワトビダイレクト 120 ダイレクト ×11→×12 衣装画像 野生児のサバイバルユニ 自給自足の山スタイル ワイルドかつ、おしゃれに ワイルド娘のパレオビキニ すずのねがすぐそこに! 【バーサーカー】スズネ 野生児の本領発揮 すずね×イワトビペンギン
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ルールってなに? ここではPSO2内でのパーティルールを噛み砕いて説明してます。 知らないと迷惑かかっちゃったり、狩り効率が下がったりするので、 ある程度の効率を求めるトルマリーナとしては知っておいてほしいこととして明記していきます。 もちろん他の考察検証サイトを読んでみるのもいいと思いますよ。 逆にこれに反した行動をとると最悪の場合、某掲示板に名前が上がったりするかもなので、 脅すわけじゃないけれど、他のメンバーに飛び火しないとも限らないことですし、 個人的には守ってほしいです。 ダークファルス・ルーサー SHとXHで倒し方というか攻略法に一手間加わります。 知らないでやっちゃった、じゃ済まないパターンに陥ることが多いです。 やっちゃいけないこと ミラージュをしょっぱな入れる これにつきます。 XHでは腹時計の下にバリアが貼られています。 これを解除しなければ常時露出した弱点がなくなってしまうので、与えるダメージが低下します。 だからバリア解除後にミラージュダウンをさせて腹時計を壊すのが効率的なのです。 じゃあそのバリア解除はどうするのか、 回りをよく見ると腕(手首)を攻撃していると思います。 羽飾りのついた手甲を破壊するとそれを修復しようとして二の腕のコアが露出、 そこを破壊すると一定時間ダウン。 これを両腕行います。 注意点として両腕終わる前にHPを削りすぎてしまうと行動パターンが変化し、バリア解除がぐだります。 なので1回目のダウンではもう片方の腕あたりに待機して復帰を待っているのがセオリーです。 バリア解除後は一緒ですね。 サブレベル ブレイバー追加あたりから顕著に現れたサブのレベルが使い物にならない人を多く見かけるようになりました。 サブ40(現在は55)までは経験値がわずかずつでも入ってしまうので、 レベル上げのついでにありえない組み合わせで来てしまうとかね。 あとはメイン職が楽しくてサブ上げが疎かになってしまうパターン。 気持ちはわからないでもないですが……以下トルマリーナの持論。 サブ職上げるとそのステータスがメインに20%加算されます。 またスキルの効果もいくらメインレベルが上がろうとサブ職のスキルの効果が上がることはありません。 サブ職が上がっていないということは、 例えばHuだったらフューリーが完全ではない、とか RaだったらWHAが完全ではない、とか 火力に左右するモノが疎かになっているはずなんです。 またそういったサブ職が上がりきってない方は基本的に初心者で、 装備もまだまだな人だと思います。 装備は弱い上に、ステータスも同じレベルの人より低い、 初心者なので操作もまだ未熟、 はてさて、これで役に立てるでしょうか? 答えはNOです。 たくさんいる装備OKレベルOKな人の中からあえてその人を選ぶ利点は皆無でしょう。 装備はレア運もあるので仕方ない、でも仕方ないなりに サブはきっちり上げて ステータス上げてなきゃ、 役に立てる部分も立てないでしょ、っていう話。 装備と違ってレベルはお金をかけずに上がりますから、 そこで手を抜くのはちょっと違うよね、ってこと。 ちゃんと準備して野良参加してほしいがための叱責です。 別にチーム内でやる分には構いませんがねw まるぐる(現在は緊急以外では廃れています2015/4) 目的としては最近様変わりしましたが、 低レベル帯では効率のよいレベル上げ(エネミー単価が低いのでEトラ報酬でがんがん上げる) vh以上ではレアドロップ狙い、な狩り方法です。 さてこんな他人だらけの場で息を合わせなきゃいけないのですから大変です。 まるぐるの基本は12人で遊牧民することです。 これ鉄則です。 集団行動できない人は、権利があったらキックされてしまうレベル です。 権利ないのでできませんがね…w ただ裏でナニ言われてるかわかったもんじゃないぐらいグチの種になってるでしょうね。 さて、これなんでなんでしょうね? 実は共有ブロックでは同じMAPでポップする敵の数がPCブロックよりはるかに少ないんです。 つまり別行動して沸かせちゃったら、本隊のところではちょっとしか沸かなかったり、 大迷惑ですね? また12人の火力で敵をたたくのと、たった一人で敵をたたくのと、 どっちが早いでしょうかね? たった一人が勝ることなどありえないでしょうね。 つまりみんなの効率はもちろん、自分の効率も落としてるわけです。 また一度倒した座標の敵は大体プレイヤーが2~3ブロック離れないと再出現しません。 これは一人の話ではなく、MAPにいる全員が離れないといけないので、 別行動していると沸いたり沸かなかったりが頻繁に起こって、著しく効率が下がります。 はいまた大迷惑ですね? Eトラに関してもみんなで殴ってさっさと終わらせたほうがいいでしょ? 一人で行動して離れたところでボス沸かせて、 じゃあ、そのボスに辿り着くまでに沸かせちゃったザコはどうするの? もったいないじゃん? で到着まで一人でボスとやりあって、 挙句死んじゃったらどうする? トルマリーナ的にはそのまま床を味わって邪魔しないでほしいかなーって! まぁ、こう思われても仕方のないくらいうざーい行動ってことですはい。 アドバンスのルール 上のまるぐるの話に共通する部分が多々ありますが、 レベル上げという目的上間違えてほしくないのが効率を下げないことです。 単独行動禁止 バースト時の行動 注意点として、同じ所をぐるぐる回ったりはしません。 1回沸き切ったところはもう沸きません。 つまりアドバンスにおいて敵は有限なのです。 そこで問題になるのが上記のPOP制限です。 アドバンスというのは共用ブロックで行うことがほとんどです。 なのでそのMAPのコマで沸き切らせてから次へ次へと進んでいくのが普通です。 先行などしたらキックされても文句は言えませんし、 効率が下がれば離脱する人も出てくるでしょう。 バースト前提の稼ぎですので4人でなくなる=効率ダウンです。 なのでMAPレーダーを見ながら注意深く行動しましょう。 そしてPSEバーストについてですが、 ここでバーストの仕様について簡単に説明をすると、 バースト時はそのMAPブロックに対応したエネミー種が、プレイヤーの人数分POPします。 つまりソロだったら1匹しか沸きません。1匹倒したら1匹補充される、といった感じです。 だから最大人数である4人がいいんですね。その時点で稼ぎは4倍になるはずなので。 沸く範囲も、プレイヤーを中心とした円範囲の特定のポイントに沸きます。 つまり1人離れてしまうと味方の手の届かないところにPOPして殲滅速度が落ちます。 このことからバースト時はプレイヤー同士が狭い範囲で密集して敵を殲滅するのがセオリーです。 密集する場所は袋小路の最奥、入り口や出口のMAPブロックがベストです。 特に入り口出口は通称出口バーストといってアドバンス中最高の効率が出ます。 これは出入り口のMAPブロックにはエネミーのPOPポイントが存在しないために起こることなのですが、 マメ知識のためここでは省略します。 密集する利点としてはPOP範囲に加えて、 PBケートス・プロイにおいてのPP回復も挙げられます。 PPはそのまま攻撃回数に直結しますので、 それが全員高速回復するとなれば、殲滅スピードが上がるのは明白です。 倒せば倒すほどおかわりされる食べ放題システムなのがバーストですから、殲滅が早ければその分稼ぎも増えます。 またあまり敵へ向かって移動をするのも好ましくないため、 射撃武器や法撃武器がパーティ参加条件に含まれていることも多いです。 RaGuやFoTeSuは問題ありませんが、他の人はどうするべきなのか。 HuやFiはガンスラッシュ、またサブ職をRaにしてライフルを持つのがベストでしょうか。 もちろん攻撃力は絶対必要なので、サブのレベルもそこそこ上げておき、武器強化は必ずしましょう。 Boは法撃職で射撃に関しては不得手ですのでサブFo+タリスで遠隔攻撃するといいと思います。 Brはそのまま弓を使うか、同じくサブRaにしてライフルを使うとよいでしょう。 本来好ましくないメインサブの組み合わせでもバーストの仕様上、 逆に歓迎されることにもなりますので、 臨機応変に対応していきましょう。 他にもPBにおいてケートスPの他には、 ユリウス・ニフタ(N)が推奨されます。 これら2つのPBは仮にカンストしても使い道のあるものなので、 アドバンス参加できるようになり次第、マグの見直しをしましょう。 おわりに なんでチームサイトでこんなことを書くのかっていうと、 本来ネトゲっていうのは、 先輩が後輩に暗黙のルールや仕様を教えるものだと思ってるからです。 (この場合の先輩後輩は単純にプレイヤーとしての、ですね) 1つのコミュニティに属するということは、 そのコミュニティの看板を背負っているものだと思います。 幸いこのゲームはキャラの頭上に表示できる情報の限界があるので、 チーム名を常時表示している人は少ないと思いますが、 それでも強い悪印象を覚えれば、その人のアークスカード見ますよね。 ルールやマナーなんてクソくらえだという人は そもそもコミュニティに属しようとは思わないはずですし、 チームに入ろうっていう人は大抵仲間になりたいからくるはずなんです。 個人的にはルールやマナーは嫌いな人間ですけど、 守ったほうが楽しい、メリットがある場合は別です。 逆に守らないほうが楽だったり、守ることにデメリットしか感じないのであれば、 そのルールは廃れていくべきものであると思います。 だからわからないことはどんどん聞きましょう。 聞くは一時の恥、聞かぬは……ってことです。
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裏第二回戦SS・図書館その1 【1・本屋文吉を襲った悲劇】 『学問のすすめ』で知られる福沢諭吉は西洋型図書館を日本に伝えた人物でもある。 本屋文吉は図書館司書としての才を持った男だった。 先祖代々本に関わる仕事をしてきた一族に生まれた彼は、福沢諭吉によって 西洋型図書館の様式が知らされた直後に実家の書庫を改造し、民間のものとしては 初の近代化された大型図書館を完成させた。 輸入した照明を天井に設置し日が沈んでも本が読める様にしており、本は 幼児用・学術用・物語本などのジャンルごとにキッチリとわけてあり、さらに 客用のトイレまで備え付けてあった。 日本が近代化を始めた頃、本屋文吉は既に平成の世でも通用する図書館を一人で 完成させていたのだ。そんな彼だからこそ悲劇は襲い掛かった。 「ボンバー!」 あり得ないサイズの胸をした女が本棚を倒していた。 「くたばりゃー!」 見た事も無い形状の三味線を持った女が照明を叩き割った。 「すみません、邪魔なのでちょっと寝てて下さい」 鉄の様な質感の女が文吉の首を絞める。 (壊されていく・・・オラの図書館、諭吉っあんにも褒められたオラの図書館が 天女に壊されていく・・・オラ何か悪い事したんかなあ・・・) 状況を理解出来ないまま文吉は気を失った。文吉は天才的司書で建築の才能も 持っていたが普通の人間だった彼には魔人の事など何も分からなかった。 いや、たとえ魔人だったとしても図書館の出来が良すぎて戦闘空間に指定されたなんて 事は理解でき無かっただろう。 こうして、開館前日ようやく全ての本の整理が終わったタイミングで文吉は 全てを失う事になったのだった。 【2・低評価な二人】 「マッハ3おっぱい突きィィィ!」 本葉柔がおっぱいの反動で超音速の突きを放つ! 「6ビート機動ォォォ!」 ツマランナーがミュージシャン特有の感性で先読みしてかわしながら顔面に一撃! だが、柔の強靭な肉体には小刻みの攻撃はノーダメージに終わった! このやり取りが何度繰り返された事だろう。 互いに有効打が一発も入らないまま苛立ちだけが積もっていった。 「ああああー!また変な避け方された!私の方がずっと速いのに何よそれっ!」 「企業秘密や。お前かてムッチャ身体硬いやん、顔面狙ったのにこっちの手がダメージ 受けるってどないこっちゃ!」 柔は苛立っていた。パワーと速度は圧倒的にこちらが上。 密着して押し倒せば柔術で倒せる。だが、相手は必死に距離を取ろうとする。 変身すれば倒せる。だが、制限時間付きの奥の手を一人目に使いたくはない。 マッハ4以上のおっぱい突きなら倒せるかもしれない。だが、自分にもダメージがある、 やはり三人目の行方が分からないままでは使いたくはない。 ツマランナーは苛立っていた。相手の打撃はおっぱいを起点にした読みやすい攻撃。 距離を取って歌えば倒せる。だが、相手は必死に距離を詰めてくる。 16ビート以上で殴り続ければ倒せるかもしれない。だが、15年修行しても 8ビートが限界だった、今の自分は歌で強化しない限りは6ビートが限界だ。 (ケンちゃんならこんな奴一撃で仕留めるだろう。でも私は出来ない) (サブイネンならとっくに完封しとる時間やろう。やけどワイはこのザマや) (私は) (ワイは) ((なんて弱いんだ)) 己の不甲斐なさに苛立ちながら二人の攻防は続く。 【3・超高評価な二人】 「ひゅ~~~っ、すっげ。何よアレ」 倒された本棚の隙間から顔を出し小声で呟く。 戦闘空間内唯一の一般人であるウツキの目には何も分からない。 今自分に出来る事はこうやって近未来の警備システムすら欺くステルスで隠れ続ける事、 そして、戦闘空間に所持品として連れ込んだ相棒に学習させる事だけだった。 「コウ、戦力分析はできた?」 ウツキは自分の横で光学ステルスを発動し続けている相棒に確認の声をかける。 「おっぱいの方、本葉柔は今はパワーでゴリ押ししているけど柔術が本来のスタイル。 恐らく私が奇襲してパワーを奪っても、ウエイトを利用してこちらの四肢を破壊可能。 私の勝率は3%程度。で、あれと拮抗してるツマランナーに対しても勝率はほぼ一緒」 「3%!?」 「うん、対魔人ヒューマノイドはあくまでもヤクザ魔人やテロリストを想定して 作られた存在。魔人ボディーガードの代用品だから。あのレベルに勝てというのはちょっと」 「あのレベルって、それじゃあ、あのおっぱいとゴスロリはどのレベルにあるっていうのよ」 ウツキは迷宮時計知識においては参加者の誰よりも精通している。 だが、魔人同士の戦いに関しては素人と言ってもいい。 覚悟そのものはあった、だが選択を間違えていた。 銃火器を手にするリスクを避けたという点、これが彼女の最大のミスである。 どうしてもこの争奪戦を勝ち上がりたいならばどんなリスクを背負っても最低限 自分とコウの分の二丁の拳銃を用意するべきだった。 このレベルの敵相手にナイフでリンゴ剥けるからって何になるというのだ! 戦闘知識に疎いウツキはコウに確認する、あれはどのレベルの魔人で、 勝つ為に何をすればいいのかを。 「答えてコウ。あいつらはどの程度の魔人なの?」 「亜神クラス。転校生では無いと思うけど。どちらも体術と経験を元に神や大天使とかと ある程度やりあえるレベルだよ」 「スカウターの故障・・・なわけないよね」 「ウツキが昨日念入れにメンテナンスしてくれたから故障の線は無いよ」 コウの戦力分析が当たっている事はこれを読む読者諸君ならご存知だろう。 かたや神の血を濃く受け継ぐ男と二年に渡り競い合いメキメキと上達し続ける蟹。 かたや滅亡した関西で15年に渡り天使打倒の為に己を磨きついには撃破したオカマ。 両者共に目標とする存在が大きすぎる為、また客観的な自分の強さを知る機会に 乏しかった為に自己評価を低く見積もっているが、二人とも現時点で既に参加者屈指の 実力者なのである。 「どうするウツキ?ちなみに勝率3%というのは奇襲が成功して私の対魔人機能で 中二力を奪うのが成功した場合の数字で実際はもっと下がるよ」 「そうね・・・当初の予定通りAプランで行くか、それともBプランか」 ウツキが策を練ろうとしたその時、激しい攻防をしていた二人がぴたりと停止し、 揃ってウツキ達の方を見ていた。 「ボンバー!いつまで隠れてるつもりよアンタら!何で二人いるか知らないけどさー!」 「ワイらの消耗を待っとるんなら先にそっち潰すでー」 「あ、ばれた」 「ウツキ、これで勝率はほぼゼロだよ」 ウツキは本棚の隙間から這い出し立ち上がる。 その目には諦めではなく強い決意が込められていた。 「しょうがないにゃあ。コウ、ステルスとシールドを解除して。プランBで行くから」 「本当にそれでいいの?それをしたらウツキは・・・」 「『迷宮時計の秘密その13 殺されたみんなや破壊された戦場は迷宮時計の力で元に戻せる』 だから気にしないで」 「うん、分かった。ウツキは頭がいいからきっとこれが正しいんだよね」 ステルスが解除されウツキとコウの姿があらわになる。 その直後、柔とツマランナーが自分に向かって何かをする暇を与えない様に、 ウツキは図書館内に響き渡る大声で叫んだ。 「ギブアーーーーーップ!!!!!!!!!!!!!!!!!」 腕時計型の迷宮時計が外れて床に転がる。 この時計は試合の勝者が確定するまで誰も所有権を得る事は出来ず、 そして、ウツキの敗北が確定した。 ワカバウツキは迷宮時計争奪戦を終わりに導く為ならいかなる犠牲も払う覚悟を していた。それは自分の自由や命も当然含んでいたし、目的が達成できるならば 自分が優勝する必要すら無いと考えていた。 「はい、これで私負けました!オッケー?それで提案があるんですけど、 私は迷宮時計に関する重要な情報を持っています。ちょっと休憩して お話しませんか?」 【4・情報交換】 先程まで隠れていた二人も、先程まで戦っていた二人も、今は皆で図書館の椅子に座り 長机を囲んでいる。ウツキが姿を現した直後に降参したのが効果的だった。 だが、こうしてすんなり交渉へ移行できたのはウツキ一人の功績だけではない。 柔とツマランナー、この二人が持つ『特別な事情』があるからこそ上手くいったと言える。 幸いにも柔達はどちらも好戦的ではあるが理性が存在した。 幸いにも柔達はどちらも頭はあまり良くないが素直なので迷宮時計の情報に食いついた。 そしてこれが一番重要な事だが、幸いにも柔達はどちらも優勝を目指してはいたが 迷宮時計の事をこれっぽっちも信用していなかった。 「それじゃあ聞かせてよ。あんた迷宮時計の何を知ってるの?」 「はい、それじゃあ結論から言いますけれど、普通に優勝してもそれだけでは 迷宮時計の呪縛は終わりません」 「だよねー」 「ワイもそんな気はしてた」 「えっ」 二人の返事にウツキちょっとビビる。 彼女的には「な、なんだってー!」「どういう事やねんウツキはん!」という リアクションを期待していたのだ。だが、これはこれで話しが早い。 「どうやらお二人とも迷宮時計を単なる願いを叶えるシステムとは考えては いないみたいですね。普通の参加者は自分の願いの為だけに盲目的に戦いに向かうか 巻き込まれたためしぶしぶ義務的に戦っているものなんですが、一体どういう経緯で 迷宮時計への疑念に辿り着いたか参考までに教えてもらえませんか?」 「せやなー、ワイの場合は迷宮時計そのものがヒントになったんや。ちょっと見てくれや」 ツマランナーがゴスロリドレスの腕を捲ると、地肌の上から下まで時計盤がびっしりと 埋め込められていた。 「ワイの時計はこんなんや。首から下は全体的にこんな感じになっとる。 んで、この時計が言うには迷宮時計が生まれた世界はワイのおる世界とは別にあって、 ワイのいる世界にはたまたま時計の欠片が流れ着いたって話やった」 「うっわ、酷い話!」 「柔ちゃんもそう思う?ワイもこれを知った時、基準世界殴りこんで滅ぼす決意 したぐらいや。でも最近気になりだしたんや。この迷宮時計って元は転校生の 肉体の一部やろ?別世界に流れ着いたイレギュラーな欠片って元の転校生の何%の 力やねん?そんでそんなチンケなカスみたいな欠片になんでこれだけの強制力とかが 発生しとんねん?やからワイは頭足りんなりに考えた。迷宮時計って完成なんてする気 なくて、平行世界にばらまき続けてパワーを高め続けとるんやないかって」 「恐らくツマランナーさんの想像は大体合ってると思います。私の調査でも 迷宮時計は欠片をばら撒き続けており、その合計の力は既に元の転校生を超えていると 予測されています」 「これでハッキリしたわ、ワイらは願いというエサに吊られて迷宮時計の目的に 利用されとるんや」 「それじゃあ次は私が話すね!」 語り手がツマランナーから柔へとチェンジ。 彼女が迷宮時計に疑念を持ったきっかけを話し出す。 「まー、私の場合は一般常識として『迷宮時計はマジヤバイ』っていう教育が されていたワケ。私の出身世界は元は最終処分所って言われてて・・・」 柔は語る。学校で習った世界の成り立ちを。創造神の子孫であるケンちゃんから 伝え聞いた、迷宮時計により生じた歪みのヤバさを。 女神の言葉を書き残した、世界のループについての書物が存在する事を。 全てを語り終えた時、柔以外の二人と一機は涙を流していた。 「迷宮時計のせいで苦労したのね・・・」 「マジ基準世界のヤツ許せへんわ・・・」 「ううっ、目からオイルが・・・」 「いやいやいやいや、別に私が荒地で苦労したわけじゃないから! ただ、現在進行形で迷宮時計に苦しめられてはいますが!」 最後にウツキが自分の調べた迷宮時計に関する情報を語る。 その内容はツマランナーと柔の持つ情報を補完するものであり、 勝ち上がった後、何をすれば真の終わりへと到達できるかを示していた。 「理解してもらえたでしょうか?」 「うん」 「おう」 「ならば今から私達四人は『絶対に迷宮時計の誘惑には負けないんだからねっ同盟』です。 ではご一緒に、絶対に迷宮時計の誘惑には負けないんだからねっ!」 「「絶対に迷宮時計の誘惑には負けないんだからねっ!」」 同盟名を唱和し手を重ね合う。ユウジョウ! 「・・・で、こっからどうすれば?」 「取りあえずお二人で戦って決着つけて下さい。くれぐれもガチでお願いします」 ガチの部分にアクセントを置き、決着を促す。 「確かにここで仲良く暮らしても何の解決にもならんけど、せっかく分かり合ったのに ガチでやる必要あるんか?」 「心は分かり合っても、どっちが強いかはまだ分かっていません。 私達の代表には優勝して貰わないといけないのですから、お二人には手加減抜きで 戦って貰いたいのです。なお勝者には元の世界に転送される前にこのコウを 所持品として持ち帰ってもらいます」 「どーも、対魔人ヒューマノイドのコウでーす。ウツキがプランBで行く場合は 勝った方についていって監視しつつ協力しろって言われてるのでよろしくー」 そんな訳で図書館の戦いは『絶対に迷宮時計の誘惑には負けないんだからねっ同盟』の 代表者決定戦(勝者には最強の所持品コウをプレゼント)へと変更されたのであった。 【5・全力全開フルスロットル!】 「それじゃあここからは出し惜しみ無しの全力で行くぜぇぇぇぇ!」 柔がゴーグルを外し真の力を解放する!おっぱいに込められたM44エナジーが 高まっていく! 相手が大幅な自己強化を行おうとしていると察したツマランナーは自分も 今一番強い曲を選び演奏する! ジャーン! 「聞いて下さい、『ウオッチウイッチ』 「ワン、ツー、ワンツーさんし」 ジャカジャカジャカジャカ 「運命を捻じ曲げる時計の欠片 それが全ての始まりだった 私は時計の魔女と化し 世界を巡るの」 ジャカジャン! 「避けられぬ戦いの運命 望み抱く戦士達 時計の欠片かき集め 願い叶えるのは誰」 「ああ、身体が身体が熱いよぉぉボンバアアアアアア!!!!」 ジャカジャカジャカジャカ 「だけどそれは幻 だけどそれは虚構 私の願いは叶いやしない ウオッチウイッチ私は真実を知り ウオッチウイッチ全てを終わらせる ウオッチウイッチこの身体に宿る時計で ウオッチウイッチループを突き破れ!」 ジャーン! 「ピピピピッ! 3分間クッキング、はじまりー!」 二人は同時に光に包まれ、異形の存在へと変身していた。 本葉柔は胸甲周4mの巨大な蟹ボンバーνへとなり、ツマランナーの右腕には百近い 迷宮時計が絡みつき一本の剣を作り上げていた。 最早二人には劣等感からの苛立ちや見えない三人目の敵への焦りは存在しない。 お互いの心情を知った上で全力を出し合う事を誓ったこいつら、 後は燃え尽きるまでぶつかり合うだけだー!! 「これは『迷宮時剣』、ワイの首から下に埋まっとる迷宮時計を皮膚ごと引っ張り上げて 作った剣や。ワイの時計の性質は破壊不能型、つまりこの剣は誰にも壊せへん」 「ボンバアアア!」 ボンバーνはちょっと嬉しそうだ! 正直最初はツマランナーを胡散臭い嫌な奴と思っていたが、 生み出した剣の説明をしている所がケンちゃんっぽくて好印象! ツマランナーが男だったら惚れてたかもしれないとボンバーνは思った! 「30秒しかこの状態持たんからな・・・一気にいくで!」 「ボンバアアア!」 ガキイインン! あらゆる魔剣を砕いて来たボンバーνの鋏とツマランナーの迷宮時剣が ぶつかり合い激しく火花を散らす。鋏と迷宮時剣はどちらも軋んだ音を 立てながらも砕けはしなかった。 「武器の質はほぼ同等か、ほんなら小回りが利く分ワイが有利や!」 ツマランナーは本棚の間を出入りし、二本の鋏の動きを制限しながら 胸甲に迷宮時剣を叩き付け、徐々にヒビを入れていく。 己のハイスペックに頼り攻撃が単調で大振りになりがちなのが柔の、 そしてボンバーνの弱点だ、特に距離を取っての打撃戦でその弱点が顕著に表れる。 「ぼ、ボンバアア」 「甲羅割るまで後一撃ってトコやな、さあカニミソをぶちまけろやー!」 「ボンバアアー!」 焦りからか今迄以上に大振りで繰り出される鋏をツマランナーは見事にかわし、 決着の一撃を叩きつける。とはいかなかった。 「ぐっ・・・」 ツマランナーの腹部を鋏が貫通し、その動きを止めていた。 二つの大鋏ではなく、移動の為の脚として使っている小さな鋏の一つが 器用に槍の様に突き刺さっていた。ボンバーνは日々進化していた。 スペック任せでは一生ケンちゃんには勝てないと知っている彼女は おっぱい柔術だけではなく変身後の為の体術も密かに特訓していたのだった。 「大鋏をフェイントで使い小鋏でワイを刺したか・・・やるなあ」 ツマランナーは腹部を刺し貫かれ身体を固定されたまま、がくりと頭を落とす その頭部を大鋏が挟み込み万力のごとく締め上げる。 メキメキと頭蓋骨が砕けていき、ゴリッと硬いものが砕ける音がした。 「ボンバアアア!?」 突如ボンバーνが頭部を締め上げる大鋏を開き、何かに驚いたかの様によろめく。 最強の硬度を誇って来た大鋏が内側から割れて使い物にならなくなっていた。 「残念やったな、胸か首を挟んどったらお前の勝ちやったが・・・目には目を、 囮には囮じゃコラあ!」 ツマランナーがゆっくりと顔を上げる。頭蓋骨はコメカミの部分が挟み込まれて陥没し 両目は大鋏の圧力で無残に飛び出していた。だが、その目は大鋏の力をもってしても 形状を維持していた。 刃物が一番欠けやすい時、それは自分が切ろうとしている物質が刃物より固いという事を 理解せずに柔らかいものを切る時の力加減で切ろうとした時にこそある。 ボンバーνはツマランナーの迷宮時計化していた眼球をそうとは知らず全力で挟み込んで しまったのだ。 眼球こそ無事だが、視神経は潰れツマランナーの視力は完全に失われていた。 しかし、敵の位置は腹に刺さった小鋏が教えてくれる。 大鋏が破壊されたショックから立ち直れないままのボンバーνへ今度こそ トドメの一撃。そう、迷宮時剣を振り下ろすだけで勝利が確定する。 しかし―、 「う・・・ううっ・・・なんやコレは・・・」 コメカミが陥没し両目が飛び出す程の力で頭部を挟み込まれたのだ。 当然、ツマランナーのダメージは脳にまで及んでいた。 そして、視力が失われた事や柔の超巨乳という条件が揃い、 ツマランナーの脳内にありえない幻を見せつけた! 『妻夫木さ~ん』 『よ、四葉か?なんでや?』 ツマランナーの見た幻、それは一回戦の対戦相手である須藤四葉だった。 一回戦終了後、わざわざ新幹線まで使って会おうとしても会えなかった寂しさが 脳裏に残っており、それが今回負った脳へのダメージと柔の巨乳からの連想でこの 幻を生み出したのだ。 『何で四葉がおんねん、つーかアレ?わい今何をしとるんやったっけ?』 『そんな事どうでもいいじゃないですか、それよりも大変な事があります。 私のオチンチンが爆発しそうなんです!』 幻の四葉がスカートをたくし上げると長さ36センチの天使砲が飛び出した。 『こんな状態じゃあ子供達のお世話ができません、ああつ、精子の一つ一つが 意思を持ち始めました!』 『任せろや、三十過ぎのレッサー禅僧のアナルでよければいくらでも貸すでえ』 幻の四葉がツマランナーを背後から何度も突き上げる。 孤児院にいた頃の記憶を取り戻した須藤四葉は仲間達のオシッコを強制的に洩らさせる などの背徳的行為を思い出すたびに苦しんでいたが、ある日気づいた。 私は変態行為大好きでいいやと。そうやって自分を肯定した時、須藤四葉は完全な 天使へと覚醒したのだった。以降の数年間、四葉はツマランナーのアナルで 精処理を行う事を週一の自分へのご褒美としていた。 『モア(アナル拡張加速)!モア(前立腺の快感加速)!モア(射精からの回復加速)!』 『これやこれやー、この感覚むっちゃ懐かしいわ~イグゥゥゥ!!』 四葉に犯される夢を見ながら、現実のツマランナーもチンチンをフル勃起させていた。 股間を押さえこむ迷宮時計が右腕に行ってしまっている為、チンチンは下着から飛び出し スカートを大きく持ち上げている。 「ボンバアアアア????アバーッ!ブクブクブク」 最悪のタイミングでミルキーショック!ツマランナーがオカマだと知る機会を得ぬ まま戦い続けていたボンバーνはショックで大量の泡を吹く。精神に致命的ダメージ! しかし、アレの条件は整った。対戦相手がホモなのに整ってしまった。 経緯はどうあれツマランナーはボンバーνを見てフル勃起し、彼の攻撃でボンバーνの 胸(というか胸甲だが)は破れかけていた。 「ボ、ン~~~バァアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」 強敵(とも)との戦いへの感謝、性別を偽っていた事や自分を性的に見た事への恨み、 その他色々な思いを乗せた咆哮と共に七色のおっぱいレーザーを発射したボンバーνは 大鋏が割れたショックとミルキーショックのダブルパンチで白目を剥いてぶっ倒れた。 そして幻覚を見たまま殺人レーザーを浴びたツマランナーは断末魔すら上げる事も出来ず、 両足首を残して一瞬で蒸発した。 「これが亜神級の全力勝負・・・なんというか酷い勝負だったね」 ウツキが一言でまとめた。 【6・私はコウ。コンゴトモヨロシク】 「おえええええええ~~~~」 朝食と昼食がペースト状になって喉を逆流している。 胃の中が空っぽになり、ようやく柔は精神的にいくらか落ち着いた。 「ったく!男だったんならもっと早く言ってくれればあんな結果にならなかったのに!」 「大丈夫?」 「ん、ありがと背中さすってくれて。・・・えーっと名前なんだっけ」 「コウだよ。対魔人ヒューマノイドのコウ」 「おっけー、んじゃコウちゃん、大会が終わるまでの間コンゴトモヨロシクボンバー!」 「ぼんばー」 両手を大きくあげ叫んでからハイタッチ。変わった子だけどこれなら上手く やっていけそうだと柔は思った。 「んでこれからどうする?」 「取りあえずウツキが来るのを待たないと・・・あ、来た」 荷物をまとめたウツキが崩壊した図書館から出てくる。 「待っててくれてありがとう二人とも。それじゃあ、このまま移動しながら 柔さんに今後について説明しましょうか」 「ボンバー!警察とかが来る前にずらかるよ!」 「ぼんばー」 勝ち上がったオカマに全てを託し、二人と一機は図書館だった廃墟から走り去っていった。 これより半日後、意識を取り戻した本屋文吉は危険物所持や放火の容疑で警察に捕まり、 証拠不十分で有罪にこそならなかったが図書館の再建は絶望的となった。 逮捕から一年後に図書館跡地に戻った文吉は、比較的無事だった児童書の棚を リヤカーに乗せ屋台図書館として子供達の家を回り、その活動を自伝として出版した。 図書館司書をするには外敵をものともしない高い戦闘力が必要だったと主張する この本は当時は人々の理解を得ず全く売れなかったが、文吉の死後図書館の近代化と共に 再評価され現在では魔人司書専門学校のテキストとして採用されている。 【7・戦いはまだまだ続く】 「四葉ぁぁぁぁ!・・・ハッ、夢か」 ツマランナーが意識を取り戻すとそこは自室だった。 自分が見た四葉は幻覚だった事、さっきまで柔と戦っていた事、ウツキから聞かされた 自分がこれからすべき事などを一つずつ思い出していく。 「自室って事はワイが勝ったんやな。はあー、一回戦に続いてまたもや仲良くなった 女の子を傷物にしてしまった自分に自己嫌悪。ってそんなんしとる場合やないな。 まずはコウちゃんと今後の相談せんと。おーい、コウちゃーん」 呼べど来ない、部屋を見渡しても存在しない。勝者である自分にプレゼントされる 予定だった所持品としては最強戦力の存在、それがどこにもいない。 「おっかしいなあ、どこいったんやコウちゃん。アレ?なんか靴下の中ゴワゴワする」 足元に違和感を感じたツマランナーが靴下を脱ぐと、折りたたんだメモが転がり落ちた。 メモにはこう書かれてあった。 『ツマランナーさんへ まずは勝利おめでとうございます。本来なら所持品としてコウを持ち帰ってもらうはず でしたが、ツマランナーさんの足首しか残って無かったので、どうやってもコウを 持たせる事が出来ないまま転送時間が来てしまいました。というか、コウが あんな変態と一緒に居たくないと言ってどうしようもない状態でした。 結果はあんな事になってしまいましたが、貴方が一応私達の代表です。 こちらでも色々動いてみますが、基本的に世界の運命を動かせるのは勝ち上がった 参加者だけです。貴方自身が優勝するか、それが無理ならせめて信頼のおける参加者を 見つけて優勝を託して下さい。それではお体に気を付けて。ウツキ』 『ツマランナーへ まず最初に言っとくけど、実戦ルールだったら私が勝ってたから! ちくしょーーーー!レーザーが当たるまで気絶しなかったら私の勝ちだったのにー! もう一回勝負すれば私が絶対勝つからそれまで負けるなよ、ボンバー!柔』 『さよなら変態さん、私はついていけません。コウ』 「ああそっか、目が見えへんだからよーわからんけどワイはレーザーに焼かれた・・・ いや、蒸発させられたんや。そりゃあ所持品持ち帰りなんてできへんわな。ガックシ」 大幅なパワーアップイベントのチャンスを失った事を知ったツマランナーは ヘナヘナと力無く崩れ落ちる。 だが、ツマランナーの成長パートはこれで終わりでは無かった。 一回戦終了後と同じ様にツマランナーの全身に激痛が走る! 「ギャース!キター!」 一回戦終了後は爪と目が迷宮時計になった。 果たして今回はどれだけ時計化が進むのか!? 痛みが治まったツマランナーは服を脱いで力士に手渡し鏡の前に立つ。 「ハアハア・・・だるいけど確認せんと」 「迷宮時計の数は増えてないでゴンス、逆に手足の時計が半分以上減り、 ワシのリソースになったでゴンス」 「さよか、本来なら喜ばしい事やけど装備として使える時計が減ったのは痛いな。 ってだれやおまえー!」 自分の部屋に前触れも無く出現した力士にノリツッコミをするツマランナー。 しかし、ツッコミをしたタイミングとほぼ同時に彼は力士の正体に思い当たる。 この力士についての情報が頭に流れ込んで来たからだ。 「はじめまして、おかみさん。ワシは迷宮時計の欠片のレア形態の一つ『腹時計』でゴンス! 肉体一体型の時計とキッチンタイマーの融合でワシが生まれる事は御存知でゴンスな?」 「ああ、さっき知ったで」 キッチンタイマーが肉体一体型の時計と合わさればすなわち腹時計となる!もはやこれは常識! 「そういう訳だからこれからは世界標準時計関に代わりこの腹時計が相棒として 相談とかに乗るでゴンス!ちなみに、おかみさんがこれまで迷宮時計の欠片を多く 集めてくれたからワシの力は関脇級になっているでゴンス。ビンタされないと 動く事も出来ない平幕級との違いを見せてやるでゴンス!ふんすー!」 「ん、がんばれや~」 ツマランナーは適当に返事して布団にどさりと倒れ込む。 「疲れた・・・体力は回復しとるはずやのにむっちゃ疲れた・・・」 「ならワシがマッサージするでゴンス!」 腹時計がツマランナーの背中をプロ並みのテクニックで揉み解していく。 「どうでゴンスか?」 「気持ちええわ~、世界標準時計のアホの声も聞こえん様になったし、 ウツキから得た情報があるから世界標準時計からの情報は別にいらへんし、 身体の迷宮時計は結構減ったし、今回の戦いは大収穫やったわ。ただなあ・・・」 「どうしたでゴンス?おかみさん」 「やっぱこんな力士よりコウの方が良かったって気持ちもあるねん。 あっちの方が華があるし便利そうやし。コウ、カムバーック! 何であんなタイミングでチンチン勃起してしもたんやワイは~」 覆水盆に返らず。ツマランナーはこの腹時計と共に戦うルートを突き進むしかないのだ。 それに、こいつだって色々役に立つかもしれないぞ、頑張れツマランナー、 君の戦いはまだまだこれからだ! 「コウ、カムバーック~」 チャンチャン。 このページのトップに戻る|トップページに戻る
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それは、蛋白石が唐突に言い放った一言に端を発する。 蛋「あたりめー♪」 主「当たり目って……お昼のサイコロ?」 蛋「違いますよぉ。これですこれー」 そう言って取り出したのは……あぁ、するめの方だったんだ。よく見たら、先ほどから蛋白石は口を動かして何かを噛んでいる。 主「それどうしたの?」 蛋「近所のおばあさんのお手伝いしたらもらいましたー」 主「……あまり人前を出歩かないようにって言ってるのに」 蛋「えへへ、ごめんなさい。でもおかげでこんな美味しい物が食べられるなんて……幸せぇ~」 目を輝かせて感動する蛋白石。でもするめってソコまで驚くほど美味しいのかなぁ。実はイカ苦手だし、僕。しかし、このパターンで行くとおそらく……。 蛋「ご主人様もお一つどーぞ」 ほらね。 主「ははは……気持ちだけは受け取っておくよ。イカ苦手なんだよ」 蛋「えーっ! 好き嫌いはダメです!!」 蛋白石といえば食べ物、食べ物といえば蛋白石。彼女は好き嫌いに対しては、某食堂のおばちゃんとまではいかなくても、かなり厳しい。それはミーディアムである僕に対しても変わらない。この前も苦手な青カビチーズを食べるまで寝させてもらえなかった。 蛋『出された物はちゃんと食べないと、食べ物さんに悪いんですよっ!!』 と、思いっきり怒られた。しかし食べ物にさん付けな辺り、さすが蛋白石だと思うよ、うん。 ただ、それを分かっていて遠慮する僕も僕だなぁ……嫌いな物は嫌いなんだから仕方ないってことで、ここは一つ。 蛋「噛めば噛むほど味が出るんですよぉ。こんなすごい食べ物はなかなかありませんよっ。ガムは飲み込んじゃいけないし」 主「いやいや、最後のはあまり関係ないと思う」 蛋「関係あります! 飲み込めなかったらお腹空いちゃうじゃないですかぁー」 さすが蛋白石と言わんばかりだなぁ。 蛋「お腹空いたら何もできなくなっちゃうんですよ。それなのに世の中には食べ物を独り占めにする悪い人も……むぅー、ちょっと大陸行ってきます!」 主「行かなくていいから包丁置いてっ! それは国の偉い人たちに任せておこうよ!」 蛋「任せていたって空腹はどうしようもないんです!」 食べ物が関われば、普段は興味なしの国際情勢にまで口出しするんだ……やっぱ蛋白石の食べ物に対する執念はすごいよ。すごすぎるよ。 蛋「独り占めじゃなくて、みんなで一緒に食べてみんなで美味しいって言わないとダメです! それが食べ物さんに対する礼儀なんですよっ」 主「わ、分かったから……で、つまりどういうことなの?」 蛋「ご主人様、好き嫌いはいけません!!」 あー、結局そこに行き着くんだ。どうやって行き着いたかは謎だけど。 殺「で、結局嫌いなイカを食したというわけですか」 電「ぐりーんだよー?」 主「だってぇ……うぅ、この微妙な風味と臭いがなんとも」 殺「諦めるしかありませんね。ですが、蛋白石もなかなか面白いことを言うのですね」 微笑みを浮かべながら蛋白石に目をやる殺生石。こっちとしてはあまり笑い事じゃないんだけどなぁ。 蛋「ごっしゅじんさまー♪」 主「あひぃっ! く、くすぐらないでよぉー!」 蛋「ご飯食べる前にそんな難しい顔しちゃダメですよー。みんなで美味しく食べるんですから♪」 主「はぁ……」 そういう気分にさせたのは蛋白石なのに……まぁ、僕の好き嫌いが一番悪いけどさ。 蛋「みんなはご主人様のご飯好きだよねー?」 殺「当然です」 電「おいしーよ」 どうして蛋白石は唐突にそういうこと言うのかな。真っ向から感想言われると恥ずかしいよ。しかも電気石まではっきりと……。 でも……そっか、みんな美味しく食べてくれていたんだ。 蛋「というわけですから、そろそろ明るい食卓を……ご飯を……私……もぉ……ごはーん!!」 主「え、ちょっ、うわっ、待って! そこ噛んだら痛いいたいイタイ!」 蛋白石の腹時計はトランスタイマー。……どうやら、今日は美味しく食べられる食事になりそうだった。 蛋「鮭とばー♪」 主「もう干物はやめて……これ以上あご頑丈にしないで。すっごく痛いから」 結論、干物はあごが頑丈になる。
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秀吉「いったいどうしたのじゃ?ようやく年下の男の子への興味が薄れたと 思ったら―痛いのじゃ!その関節はそっちには曲がらなっ…!」 優子「それはフィクションでの好みだって言わなかったかしら・・・?」 秀吉「し、しかし仮にもわしらは姉弟なのじゃし、 この間のわしらの妙な噂のせいでついに見境が無くなったものかと」 優子「今度は圧し折るわよ?」 秀吉「あ、いや…そ、それより姉上よ、一体何があったのじゃ?」 優子「いや、あんたってすごく可愛いじゃない?」 秀吉「わしは男じゃというに…」 優子「それで演技もうまいし素晴らしい役者だと思うのよ」 秀吉「な、何か裏がありそうな物言いじゃな…」 優子「うんうん、それで歌も上手くて、まぁ多少勉学に眼を瞑れば十分優等生よ ―ってあら?どうしてそんなに私との距離を作ろうとするの?」 秀吉「嫌じゃ!絶対何か裏があるにきまっておる!そんなに姉上がわしを褒めるようなことは 貶すことがあってもありえぬ!」 優子「そんなことないわよ、あんたは私の唯一の弟なのよ?身内を誇って何が悪いのかしら?」 秀吉「む、むぅ…そう言われると罪悪感がするのじゃ…」 優子「まぁ、聞きなさいよ。それでそんな優等生のあんたに頼みがあるのよ」 秀吉「姉上?なぜゆっくりとわしを身体を羽交い絞めにするのじゃ?い、嫌じゃ!離せ!」 優子「一瞬でも油断したあんたが悪いのよ。私にここまで言わせたんだから私のお願い聞いてくれるわよね?」 秀吉「そんなことは頼んでおらぬ!離すのじゃ!!だ、誰か、助け―」 優子「今度の休み、私の代わりにデートに行きなさい」 秀吉「なぜわしがこのような目に…」 明久「おはよう、秀吉。あれ?元気がないみたいだけどどうかした?」 秀吉「あ、明久!?なんでもない、わしは元気じゃぞ!?」 明久「??まぁ元気ならいいけど…」 秀吉「す、すまぬ!わしはちょっと用があって先に行かねばならぬのでお先に!」 明久「あ、お~い秀吉~!…行っちゃったよ。はぁ、せっかく秀吉と二人で登校できると思ったのに…」 秀吉「あ、危ないところじゃった…明久はあれで妙に勘が鋭いところがあるからのう…」 ??「誰の感が鋭いって?」 秀吉「だ、誰じゃ!?って雄二か…脅かさないでほしいのじゃ…」 雄二「はっはっは、すまん秀吉。脅かすつもりはなかったんだがな」 秀吉「むぅ…しかし今朝は早いのじゃな雄二よ、何か用事でもあるのかの?」 雄二「あぁ…今朝起きたら翔子が隣にいて…」 秀吉「相変わらずのようじゃな、二人の仲は―」 雄二「…俺の右手に印鑑が握られていた」 秀吉「…すまぬ雄二、おぬしも大変なようじゃな…」 雄二「ああ、すまないな、っておぬし『も』?」 秀吉「あ、いやその、これはじゃな…」 『坂本雄二を発見したぞ!異端審問会の名において、やつを粛清せよ!!』 雄二「さらばだッ!!」 秀吉「いってしまいおった…まぁ余計なことを言わずに済んだからよしとするかの…」 俺しかいない予感、よってここにサレンダーを行う! 明久「なんか今日の秀吉変だったな~」 美波「アキ!おはよー!」 明久「う~ん、何かあったんだろうか。でも秀吉はなんでもないって言うしなぁ…」 美波「ちょっとアキ?聞いてるの!?」 明久「学校に着いたらもう一度秀吉に聞いてみようとする僕の右腕が痛いィィィィィ!!!!」 美波「何無視してんのよ!!」 明久「あ、あれ?美波いたの?」 美波「どうやら右腕が惜しくないみたいね…?」 明久「いだだだあッ!!右腕が張り裂けそうなほどに痛いィィィ!!!う、嘘です! 昨日の夜から美波様のことだけを考えていましたッ!!」 美波「え…そうなの…?やだなぁアキってば、それならそうと早く言いなさいよ~」 明久「た、助かった…」 美波「秀吉の様子が変?」 明久「うん、だから気になっててね」 美波「そっか~、うん、わかった!ウチに任せなさい!」 明久「美波が?いいの?」 美波「だって秀吉は私たちの友達よ?困ってるなら助けてあげないとね!」 明久「美波…それじゃ、任せてもいい?」 美波「まっかせといて!『女同士』、ちゃんと話を聞いてあげるわ!」 ~学校内~ 秀吉「…なんじゃろうか、何か変な同情をされたような…」 秀吉「い、いや、そんなことよりも姉上の命令をきちんと確認せねば…!」 ~回想~ 優子「いい?仮にも私としてデートに行くんだから、前回のような失言をしようものなら…わかってるんでしょうね?」 秀吉「だから、わしはそのようなことをするつもりはないと…」 優子「黙りなさい」 秀吉「…ッ!」 優子「まぁいいわ、とりあえず詳細を説明しないとね、相手は……同じAクラスの久保君よ」 秀吉「姉上!?一体どんな経緯があったのじゃ!?」 優子「どうやら以前の噂が原因で久保君も私が同性愛者だと思ってるみたいでね…」 秀吉「まだ噂は潰えておらんかったか…!」 優子「それで『ぜひ君とは一度そのような話をしたいと思っていたんだ』って…」 秀吉「それならば姉上自ら誤解を解くのが一番手っ取り早いと思うんじゃが…?」 優子「まぁそうしたいのは山々なんだけど実はその日にちょっと用事があってね」 秀吉「用事?自分の誤解を放ってまで行かなければならぬ用事とはどのようなものかの?」 優子「『伝説の木の下で貴様を待つ(Vol.4)』の初回限定版の購入、ってどこへ行こうというのかしら?」 秀吉「もう姉上を姉上とは呼べぬ!こんなにけがれ切った姉上などもう姉上ではないのじゃ!!」 秀吉「第一今まではすべて通販だったではないか!それが何故今になってわざわざ!?」 優子「いいからあんたは黙って私の言うことを聞いてればいいのよ!」 秀吉「し、しかしじゃな、姉上…!」 優子「明日の放課後に休みの日に着ていく服を選ぶからあんたも一緒に来なさい」 秀吉「スルーしおった!?ぐぬぬ…こうなってはどうにもならんか…」 ~回想終わり~ 秀吉「あぁ、どうしたらいいのじゃ…」 明久「やっぱり今日の秀吉は変だよ?本当に何でもないの?」 秀吉「あ、明久?あれ、今は何時じなのゃ?」 明久「あはは、何言ってるの秀吉、今は6時過ぎじゃないか」 雄二「どうやらこいつの腹時計はいつも夕飯時らしいな」 明久「なっ!何言ってんだよ雄二!そんな当てにならない腹時計の時刻を教えるほど 僕はバカじゃないさ!見てよほらこの腕時計を見て…」 雄二「秒針が止まってるこの時計がどう当てになるというんだこのバカ」 明久「そんなっ!朝見たときは間違いなく6時過ぎで…」 土屋「……空腹による一時的な起床」 雄二「おおムッツリーニ、どうやらこいつの腹時計はバカ正直なようだな」 明久「バカバカ言うなこのバカ!」 姫路「おはようございます、みなさん」 明久「あ、おはよう姫路さん」 姫路「みなさん集まってどうかしたんですか?」 雄二「ああ、このバカのバカ正直な腹時計の故障をどう直すかって話してたんだ」 姫路「吉井君の?」 雄二「こいつはどうやら朝極度の『空腹』で目が覚めたそうでな」 明久「(こ、この野郎…ッ!僕にまたしても地獄を見させようとする気だな…!)」 雄二「(まさか姫路の愛情料理をお前が食わないわけがないからな、ここで一遍死に晒せ!)」 姫路「あ、あの~実は…」 明久・雄二「「!?(な、なんだ今の悪寒は…!?)」」 ワタシ、ケサミンナニケーキヲツクッテ… 雄二「第何…忘れた!回!!」 明久「最強王者決定戦!!」 明久・雄二「「ガチンコジャンケン対決~!!」」 土屋「……イェーイ」 姫路「きたんですけど、今回は三つしか用意できなかったんです…」 明久「(よし、ケーキは三つ!そしてこっちは四人!!)」 土屋「(……絶対に負けられない…!)」 雄二「よしいくぞォ!」 土屋「……ジャーンケーン」 明久「秀吉!?何してるの!?早く参加して!」 秀吉「ああ、すまぬ明久よ。今回はわしは遠慮させてもらうよ」 明久・雄二・土屋「「「なん…だと・・・ッ!?」」」 姫路「あの、もしかして御迷惑でしたか…?」 秀吉「いや、そういうわけではないのじゃが、今日はちょっとそういう気分じゃないのでな、すまぬ」 姫路「そうですか…そ、それじゃ三人で分けてくださいね♪」 明久・雄二・土屋「「「は、はい…」」」 明久「総合得点が上がった!1200点こえたよ僕」 秀吉「ほう!それはよかったのう。それくらいならEクラスの中堅くらいはありそうじゃ」 雄二「ようやく使えるようになったか、このバカは」 明久「そういう雄二はどうなのさ?」 雄二「俺には悪魔が取り憑いているからな。2100点だ。まあ、翔子におし-目がああああ」 雄二が2000オーバーに驚いたけど、悪魔という言葉に反応して異常な速さで雄二の目を突いた霧島さんも凄かった。 しかしさすがは神童と呼ばれただけある。 この短期間でここまで上げるなんて 明久「そういえば秀吉と美波とムッツリーニはどうだった?」 秀吉「ワシはなかなかじゃったな。1466点じゃ」 美波「私はダメダメだったわ。1270点。ギリギリアキに勝ってるけどなんか悔しい」 土屋「……俺は保健以外が壊滅だった。928点」 明久「やっぱり霧島さんの家でみんなで勉強したかいがあったね」 翔子「……雄二……次は3000超えてね。超えなかったら即挙式だから」 雄二「おいなんだそのふざけた条件は!俺は2000超えただけでもBクラスの高い位置にはいると思うんだが」 翔子「……ダメ。無理なら今挙式」 明久「よかったね雄二!こんなに綺麗な人と今結婚だなんて、羨ましいよ」 雄二「おめえらは俺の不幸を楽しんでんじゃねえ!特に明久!てめえに言われると一番ムカつく」 平均点って A2700 B2100 C1800 D1500 E1200 F900 点くらいでいいのかなぁ 常夏を見てる限りそんなに高い気がしないAクラス こうして我らFクラスも一部だけ点数が上がった。 雄二もいるし、いまの僕らならDクラスとまともにやってもいける気がする。 そして、なによりも 玲「あらアキくん。成績上がりましたね。では、今日から一日三分だけゲームしていいです」 明久「そんなあ!姉さんの意地悪。僕だっ」玲「足が滑って手が勝手に動きました」 僕のすねを蹴り飛ばして床に転がった僕に拳を落としてくる姉。 明久「ちょっと姉さん!ストップ!もう逆らいません!」 玲「ではお姉ちゃんからアキくんにチュウをご褒美にあげます」 明久「なんて生活だからね。僕もたまには真面目にやるさ」 秀吉「それは凄まじいのう」 雄二「一瞬同情しかけたぜ」 原作(俺が読んでる6巻時点では)まだEクラスと戦ってないので、まずEクラスと戦う。 雄二「もう3ヶ月経ったことだしそろそろEくらいには仕掛けてみるかな」 雄二が久しぶりに戦争をしようと、意気込んでいた。 雄二「もちろん使者は明」明久「ちょっと僕はトイレ行ってくるよ」 美波「アキ、男らしく使者として行ってきなさいよ」 明久「やだよ!使者になる前に死者になっちゃうよ!だから美波が行ってきてよ。美波なら女の子なんだから僕みたいな肘はそんな方向には曲がらないいいいい」 美波「ウチが女の子ですって!」 明久「うん、そう言ったつもりだよ?美波は少し乱暴だけど素敵で可愛い胸の無い僕の(バキッ)肋骨が何本も逝っちゃうよおおお」 美波の右ストレートが僕の肋に快音を響かせた。 みんなもカルシウムはしっかりとろうね! 明久「そういやなんで雄二がいかないのさ。代表が後ろでのうのうと生きてるなんておかしいじゃないか」 雄二「俺は代表だからな。お前は俺の補佐だ。ありがたく思え」 明久「ありがたくないよ!」 ガラガラ 愛子「ムッツリーニ君!遊びにきたよ」 土屋「……なんの用だ」 愛子「何のようってそりゃ……私の写真をとってもらうためかな?……全裸でね♪」 土屋「(ブバババババ)」 土屋「……工藤……俺になんの恨みが」 一瞬にしてムッツリーニの周りをFクラスの連中が囲んだ。 土屋「慌てるな。異端審問は、工藤の写真と引き換えに中止だ」 ムッツリーニのその一言で異端審問は一瞬で中止になった。 代わりにみんながムッツリーニにエールを送っている。 長くなりそうだからキングクリムゾン! 10月。 放課後の教室で美波が一人、泣いているのを見かけた。 明久「珍しいね。どうしたの?」 美波は僕をチラリと見ると、脱兎のごとく走っていった やっぱり泣き顔を見られるのは嫌なんだろうなと、想いつつ僕も下校することにした。 次の日から美波は学校に来なくなった。 雄二「中間テストも近いってのに、あいつ大丈夫か?」 明久「鉄人は風邪だとは言ってたんだけどさ」 雄二「だけど?」 明久「この前の放課後、教室に忘れ物を取りに来たら、美波が泣いてたんだ。僕が話しかけたら逃げられたけど」 雄二「ほう?あの島田が泣くなんて珍しいな。いじめは無さそうだけど」 土屋「……いや、原因はこのクラスじゃない」 ムッツリーニが静かに口を開いた。 その表情は真剣そのものだった。 雄二「どういうことだ?」 土屋「……最近、Aの男子四人組が不穏な動きを見せている」 秀吉「そういえば姉上もいっておったのう。EやDクラスの女子を多人数でいじめる輩がおると。それが不安で最近はBL本で自慰が出来なくてイライラしておる」 そう言う秀吉はなぜかやつれたような顔をして、学校にきていた。 明久「なんでいじめるのかわかるか?ムッリーニ」 土屋「……自分より格下の異性を貶すのは、糞野郎の心理」 雄二「つまり、ただ自分より格下の女子をいじめて悦に入っているガキ共か」 雄二「よし、俺がシメてくる。ムッツリーニ、名前は?」 土屋「……田中、山田、佐藤、藤原。久保に次いで頭の良い奴ら」 雄二「よし、まとめてシメてくるぜ」 明久「ま、待って雄二」 雄二「なんだ?明久。お前もボコりに行くのか?」 明久「四人に暴力なんか振るったら停学は免れないよ?ここは、別の方法を考えよう」 秀吉「(よく島田は明久を半殺しにしても停学にならんのう)」 雄二「他の方法ったって、試験召喚獣で戦うくらいしか無いぞ?」 明久「じゃあそれでいいじゃないか!奴らは自分よりも頭の悪い女子をいじめてるんだろ?だったら、僕や学年最下位の雄二が奴らに勝てば……」 雄二「簡単に言うけどな?明久。奴らはAクラスだぞ?3000オーバー四人に2100の俺と1200のお前が勝てる訳ないだろ。しかも学年最下位は俺じゃねえ」 明久「かつては神童と呼ばれた雄二に期待してるよ。これ以上犠牲者を出さない為にも」 中間テストまであと四日。 僕らにできることは- 明久「でも、美波のあんな顔、もう見たくない。僕はやるよ、絶対に。そして美波の前で二度とそういうことをしないって誓わせて謝らせる」 雄二「ヤレヤレだぜ。お前がこう言い出したら止まらないだろうしな。しかし、最近お前も変わってきたよな」 明久「そうかな?僕はただ大切な人を守りたいだけだけどさ。その為なら、頑張れる」 勉強。 今日から僕は雄二と毎日勉強することにした。 翌日 鉄人「島田はともかく、あいつらまで風邪引いたのか?」 秀吉「ババア-じゃなかった。鉄人。明久達には守らなければならないものがあるのじゃ」 鉄人「そうか、木下。そんなに俺と語り合いたいか。放課後に生徒指導室に来るように」 秀吉「なぜワシがッ!」 雄二宅 明久「この数式は…こうだっけ?」 雄二「それにxをかけるんだ」 土屋「……俺も動くしかないな」 土屋はとある一軒家の家のポストに封筒を入れた。 土屋「……俺のターンは終わった。……愛子が待っている」 明久「……眠い。雄二、僕を殴って」 雄二「……ああ」 ゴスッ! 明久「いっでええええ!広辞苑ってそういう風に使うものじゃないよね!」 雄二「すっきりしただろ?さて、昼飯は鮪の目玉だ。しっかり食え」 明久「まあいつもよりはマシだけど、なんかグロいよね。これ」 中間テストを控えた僕と雄二は二人で、学校にも行かずに勉強に明け暮れた。 少し前の僕達にはありえないことだったけど、美波をいじめたAクラスの奴らを見返す為なら、僕は悪にでもなる。by松任谷 観察処分者は免除されないけど、ここまで本気になるんだ。 適当な結果では終わらせない。 三日目終了。 明久 過去問 2977点 雄二 過去問 3452点 中間テスト前日。 相変わらず明久と雄二と島田は学校に来ない。 暇じゃ。 ムッツリーニも最近忙しそうに情報をかき集めておる。 ワシも部活に励むしかないからのう。 雄二宅 雄二「さて、もう何日も寝てないな。今日は寝るぞ」 明久「明日テストなのに?」 雄二「さすがの俺も集中力の限界だ。お前も寝ろ」 明久「わかった。このページが終わったら寝るよ」 中間テスト。 明久「ついに、この日がきたね」 雄二「俺もまあ、翔子からのノルマを超えるためだったからな。後悔はしてない」 秀吉「おお!明久、雄二!一体どれだけ勉強をしていたんじゃ!」 明久「秀吉、久しぶりかな。相変わらず可愛いね」 秀吉「お、お主等が心配で仕方なかったぞ!島田も来ないし、クラスも少し暗かったしのう」 明久「ごめんね。でも僕はもう、負けないから」 テスト用紙が配られた。 解ける。 なんだ、簡単じゃないか 学園長室 ババア「どういうことだい?これは」 高橋「わかりません。Fクラス。しかも観察処分者がこんな点数採るなんて思ってもみませんでした」 ババア「カンニングの疑いは?」 高橋「この点数だと、カンニングしてる暇なんて無いと思われます」 ババア「……ふむ。一体、なにがどうなってんだろうね」 高橋「しかも、明日全校の前で試召戦争をしたいと、立ち会いを指名付きで頼まれました」 ババア「ほう、面白いじゃないか。あの小僧の努力に免じて、立ち会ってやりな」 高橋「分かりました」 翌日。 全校集会が開かれた。 美波は学校には来てなかったけど、もう後戻りは出来ないし、するつもりも無い。 そして、ステージ上に呼ばれる僕と雄二、Aクラスの四人。 雄二「さて、なにをするんだろうな」 明久「さあね。まあ、僕達バカに、成績優秀者の顔でも覚えとけと言いたいんだろうね」 高橋「教科は総合科目でいいですね?」 明久「構いません」 田中「ちょっと待てよ。なんでお前ら戦う気でいるの?バカなのか?」 佐藤「バカだから戦うんだろ。しかも、四対二とか、俺らイジメっこみたいじゃん」 明久「雄二、巻き込むつもりはないよ。僕一人の戦いなんだ」 雄二「そうかい。んじゃ、俺は見学してるかな」 藤原「おいおい、なにかっこつけちゃってんの?観察処分者を処刑するのこれ」 田中「まじかよー。こんなバカ相手にしても仕方ないけどさ」 佐藤「バカだからしかたねえわなー」 明久「バカがどうした?例えバカでも、僕達は頑張って生きているんだ。おまえらに……そんなたった一人のバカの本気を見せてやる!」 愛する人のため 僕は召喚の構えを取った。 明久「試獣召喚!」 山田「調子に乗りやがって」 四人「試獣召喚!」 総合科目 Aクラス田中 2844点 Aクラス山田 3259点 Aクラス佐藤 3147点 Aクラス藤原 2962点 VS Fクラス吉井明久 8461点 体育館がざわめいた。 あの高橋女史でも7000点の総合科目を、観察処分者の僕が超えている事実に。 ざわ…ざわ… なんか真面目に書いてる俺が恥ずかしくなってきました。 山田「て、てめえ!カンニングしやがったな!」 明久「カンニングでこの点数出せるなら苦労しないよね。これが僕の本気さ」 田中「ふざけるな!こんな勝負受けられるか!」 明久「へえ~。もしかして観察処分者であるバカな僕と戦えないなんて言わないよね?まあ、僕に負けたら、真のバカってことだし。しかも四人がかりで」 藤原「高橋先生!学園長!これは何かの間違いですよね!」 高橋「いいえ、彼は真面目に取り組んでいました」 ババア「気に入らないがね。努力が結果に出ているだけさね。バカにもやれば出来るってことさ」 明久「これが、バカの底力だ」 僕のデフォルメされた召喚獣が、木刀を一閃させた。 山田 1470点 田中 1784点 佐藤 1691点 藤原 1255点 田中「ふ、ふざけんなよ!こんなの無効だ!」 明久「おまえ等にいじめられて……泣いていた女の子は、今も学校を休んでいるんだ。もう、美波に……涙なんて流させないッ!!」 僕の召喚獣は一気に追い討ちをかけて、四人の召喚獣を吹き飛ばした。 Aクラス 田中戦死 佐藤戦死 山田戦死 藤原戦死 明久「お前達の敗因は一つ。……僕の大切な人を泣かせた。それだけだ」 鉄人「戦死者は全員補習を行う!」 鉄人が現れて、四人を担ぎ上げた。 鉄人「よくやったな。少しはお前を見直したぞ」 翌日から、美波は学校に来るようになった。 明久「美波、おはよう。風邪は治ったの?」 美波「う、うん……昨日、ムッツリーニから特効薬を貰ってさ。服用したら……その……」 明久「おい!ムッツリーニ!美波に変な薬を届けたんじゃないよね?」 土屋「……DVD」 明久「DVD?ムッツリーニが言うから……まさか、女子にそんなものを渡すなんて」 美波「なんでアンタはそういう発想になるわけよ!」 明久「あいたたたた!美波、僕の足はそんな方向には曲がらないよ!」 美波「でも、ありがとね。アキ、最高に格好良かったよ!」 美波はプロレスの技をかけながら、僕にキスをしてきた。 これで、二度目。 異端審問は避けられないだろうなぁ……。 優子「という夢がまさか正夢になるなんてね」 完。 一応優子スレなんで入れとかないとうわー
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第一回戦:【現代】水族館 このページではダンゲロスSS4第一回戦、【現代】水族館の試合結果を公開します。 投票結果 試合SS キャラクター名 得票数 第一回戦SS・水族館その1 飯田カオル 20票 第一回戦SS・水族館その2 山禅寺ショウ子 21票 サブGK総評 SS4唯一のメタ干渉能力者・山禅寺ショウ子 vs SSキャンペーン常連の変態・飯田カオル 両者とも話題性たっぷりなキャラクター同士の戦いだった水族館。 幕間でキャンペーン全体へ強い影響を与えつつ、更に相手の土俵にあえて乗った上でスピーディでコミカルな試合を書いた飯田カオル(65・男)。 対し、制限文字数をぴったりにした上で更にテクニカルなトリックを決めた山禅寺は、流石はこの制限を設けた本人ならではの巧みさと言えましょう。 その得票数はまさに一進一退。投票締め切りの二時間前に入った最後の2票がなければ結果は逆になっていた、ギリギリの勝負でした。 宇宙の命運を賭けた試合(※ 毎回です)は、こうして探偵が勝利し、二回戦へと駒を進めました。 一回戦第11試合:【現代】水族館 勝者:山禅寺ショウ子 飯田カオル その2の3000字ぴったりは計算された物なんですかね。プロットを立てるのが大変そうです。でもその1に入れます。カオルさんの言いくるめ方が上手かったのと、ショウ子ちゃんが可愛かったので ショウ子ちゃんアホかわいい。その2のギミックはすごく面白くてびっくりしたけど、結局勝負のついてない状態で終わっているのが個人的にはかなりマイナスです。 敵を庇う肉皮ゲーリングがかっこよかった 超越者はそりゃあ勝つ気なくて当然だなあと思ったので解法が非常にスマートでした。 半制約を強いられているという点で、それに乗っかった方に票を入れたいところ…… その1はしっかり相手の土俵に立ちつつ自分の持ち味も出してまさかの戦闘を行わないエンド。小気味良いテンポも気持ちいい。その2もぴったり3000字に揃えた所にニヤリとしつつまさかの叙述トリックに驚かされ、と楽しめたが話そのものの好みがその1を選ばせた。後その2はショウ子の目的が一読しただけでは分かりにくかった SSその1→対戦相手が馬鹿すぎないかと思ったんですが、キャラ説やプロローグを読み直すと確かにこのぐらいのことをしてしまってもおかしくないキャラでした。SSその2→最後のオチの意味がちょっと良く分からななったです。3千字で書ききれなかったのかもしれませんが、その1が3千字で見事にまとめてたのでその1で。 山禅寺ショウ子 笑ったので。 その1は腹時計なだけに三千字の土俵に乗って来た姿勢に好感は持てるが、素直すぎた。相手を安易に落とすやり方も好かない。いきなり邪道で来た探偵の悪辣さに一票かなと、盤外戦術にしっかり乗っかってきてるし、ちゃんと読むと納得できる。ただ、向こうが探偵の事を知っていたことにもう少し納得があれば どちらも非常にテクニカルでSS力の高さを感じました。試合当事者以外のキャラも魅力的でした。 なーるほど!という感じ 相手の土俵に上がっての堂々とした戦い!まずは敬意を表しましょう。 そして、三千字の中で、恐るべき叙述トリックを仕掛けた探偵に喝采を。 3000字で巧く仕掛けを凝らしてきたなぁ、と感心しました(まめ) 1もよかったけどオチの意味に気づいたらこっちかなって あくりる登場したの何で? という疑問に見事な解答が用意されてたので。カオルの正体がバレるシーンは笑いました。 3000字という制限の中でギミックを仕込んでくるチャレンジ精神に感服しました。この状況なら戦闘空間での交渉もかなり優位だろうとは思いますが、結末は描かれていないので、10分以内に交渉が終わらなかったパターンもありそうですよね!! その2の方が汚かったので ギミックを理解するとなるほどよく練られているな、と唸らされました!ただ、転送後に三千字コールがあったらよかったなー。あれすき。その1は、少しカードを温存しすぎたかな、と思いました。 短い文章量で叙述トリックまでやられてしまっては致し方ないのですが、絶対二回戦の三つ巴に勝ち進んでほしく無いです きっちり3000字で対戦相手のSSも利用するというわざまえが、すばらしい。最後のトリックも見事ですね
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ベストトリック このページではダンゲロスSS4ベストトリックへの投票結果・コメント内容を公開します。 このページには表試合SS、裏試合SS、幕間SSの全てに関するネタバレが含まれる可能性があります。 ネタバレを回避したい方はご注意下さい。 コメント内容【最新試合までのネタバレ注意!】 シシキリ(Twitterを利用した参加キャラクター偽装) セックス(架神さんには何かの形でナマ子の物語を完結してほしい……) 寺院その1 女陰交換 第一回戦SS・氷河その2。セクスカリバー破り:まさかセクスカリバーの設定を活かしてこんな形で破れるとは思ってもいませんでした。脱帽です。 駅その2、お花の天国真実 第一回戦SS・希望崎学園(過去)その1より、 蒿雀ナキの『五々色鳴』の味覚による海水殺応用。 全く予想もつかせぬ上に、誇るでもなく美しい筆致でさらりと書いてみせる感じはまあ、惚れますよね。 タロマル作戦 やや強引ながらもルールの穴をついたトリック 応用というか濫用というか北海道はすごかったよね。あれはもうオンリーワンだよ。 【過去】希望崎学園その2の全身の皮膚で海水を舐めさせるトリック。 スマートでカッコ良すぎた‥‥。 港湾その3での、梶原恵介の見開き 真沼くんの応用全般 『サヴォイ・トラッフル』によるホットチョコレートのコーティング!不可視の糸の姿を浮かび上がらせ、『赫い絲』の効果を打ち切り、そしてマニキュアによる爪弾丸!!天才! 天逆鉾 トリックかどうかはわからないけど、氷河のセクスカリバーの破り方は痺れた。 【現代】地下駐車場その2における刻訪朔の背景 図書館その2のコウの方がプレイヤーでウツキが腹時計だったというオチ。 善通寺眞魚の「筆を選ばず誤りて帰る」による対戦相手の持ち帰り (表第一回戦第12試合その2) シシキリの正体 ★『五々色鳴』味覚拡張 『第一回戦SS・希望崎学園(過去)その1』より。 決着の能力応用ですね。さらっと書いて、それで決着。あまりにも鮮やか。あまりにも美しい。 個人的な理想として、決着の描写は短い程いいと思うんですね。長々とした解説も、決着後のエピローグも、ないならないほうがいい。その一手ですっぱり幕を引いてくれるのが一番かっこいい。 もちろんその部分で魅せてくれたSSも多々ありましたが。ともかく、ぼくにとってまさしく理想的な決着で、最高に好きなんです。こういうのを、書きたい! 準決勝開拓地その2 蛎崎君の出自や北海道の解釈、戦場の特異性など、いろいろな工夫が見られました。ぶっ飛び具合も含めてとても面白かったと思います。 性剣セクスカリバー撃破法(氷河その2) 【現代】動物園 その3のエリモ エゾシカも印象深いが、北海道→森進一、『襟裳岬』→エリモの春は何もない春、でアレを決めてに持ってきたのには脱帽。 第一回戦SS・大浴場その1 乾燥に弱いと言う雨竜院暈々の弱点を、彼女のホームグラウンドから見事にひっくり返して持ってくることによって勝利を掴み取ったどんでん返しなトリックでした。 『友人からは主にカサカ=サン(アクセントは「活火山」)とあだ名で呼ばれる』、この一文からボンペイを持ってくるのは見事でした! 敵を利用し、いなすと言う点では最高のSSだったのではないでしょうか? 第一回戦SS・軍用列車その2の、60年に亘る戦い エリモ 1位:水族館その2 一回戦で“探偵”が仕掛けたトリック。それは読み手を悉く欺き、感嘆せしめた超上質の叙述トリック! それが僅か3000字の中で表現されているのは素晴らしいの一言に尽きます。 2位:時ヶ峰健一 剣を生み出す男の最強の武器は【拳】―― 遂には創世まで為したその力(を押し通す解釈力)は、ダンゲロス世界において最も強い力の一つだと言えるでしょう。 3位:綾島聖 あんなの予想できるわけ……ないでしょうがぁ~~~~~!! 腹に一物抱えたキャラなのは想像できてもナンデあんなケヒャリストになるのか!あまつさえ優勝してしまうのか!?プレイヤー各位にも感染者を生む当たり非常~~~~ォに罪深いですよぉ~~~~~っ!!! 山中鹿助はエゾシカ エリモ 軍用列車その2で行なわれたまさかの大転換。このSSの存在が岐路となり、後のSSに莫大な影響を及ぼしたのは間違いない。ダンゲロスSS4を語るとき「軍用列車以前」「軍用列車以後」等の概念を用いることになるだろう 潜衣花恋"シャックスの囁き" ・迷宮時計の欠片の性質を奪うことで、一時的に不死身(と同等の)状態になること (【過去】開拓地「その1」、「その2」)