約 2,178,634 件
https://w.atwiki.jp/tdl_menu/
こちらは、東京ディズニーランドのレストランおよびフードワゴンメニューのまとめサイトです ごらんいただきまして、ありがとうございます。 東京ディズニーランド内レストランの全てのメニューを掲載しているつもりですが、メニューが豊富なうえ、頻繁に変更等があるため、更新が遅れがちになることがあります。ご了承のうえごらんください。 また、最近、公式サイトに掲載されている各レストランのメニューが詳細になりましたが、こちらでは全てのレストランのメニューだけを見やすくまとめてありますので、東京ディズニーランドに行かれる際のお役に立てていただければ幸いです。 なお、基本的な情報等は、公式サイトから引用しています。 ~おしらせ~ デザインを一新してみました♪ 低アレルゲンメニューの一覧を作成しました。 お子様メニューの一覧を作成しました。お子様用のメニューをお探しの際にお役立てください。 あったかドリンク情報を作成しました。これからの季節、暖かい飲み物をお探しの際にぜひお役立てください! ポップコーン情報・スーべニア情報は、随時更新しています。 最終更新日時は0000年00月00日00時00分00秒です。 リンク MAIHAMANIA ~東京ディズニーリゾート内のグッズ代理購入(買い物代行)します!~ 東京ディズニーリゾート公式サイト 東京ディズニーシーのメニューガイド モバイル版TDLメニューガイド モバイル版TDSメニューガイド
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/424.html
彼は1度死んだ。 殺されるわけがない、そう思っていた。 自分を殺せる奴はいない、その気持ちが油断を生じさせたのか 実にあっけなく、彼は死んだ・・・・ 目を開くと青空が広がっていた。 「さすがゼロのルイズ!」「平民を呼び出すなんて!」「ありえないだろ常識的に考えて」 なんだ・・・俺は死んだんじゃないのか? 「ち、ちょっと失敗しただけよ!」 ここはどこだ・・・?こいつらは・・・? 「ミスタ・コルベール!儀式を「だめです」 おい、そこの女!ここはどこだ! 「なによ!あんたが勝手に出てきたんでしょ! ほんとにもぅ・・・あんた、名前は?」 何だこいつは?人にものを頼む態度か? まぁいい・・・俺の名は、メローネだ
https://w.atwiki.jp/tdl_nemu/pages/58.html
店舗情報 スペシャルメニュー スペシャルセット…¥1,150( 販売期間:1/9~3/19 ) | ライトニング・サンド( ローストポーク&チーズ ) フレンチフライポテト ソフトドリンク スーベニアランチケース ◎プラス¥870で、スーベニアランチケースを付けることができます ¥870 販売期間:1/9~3/19 | 価 格 販 売 期 間 クリーミーカスタード&リトルグリーンまん、スーベニアカップ付き ¥750 1/9~3/19 ランドール・ボッグスのカップケーキ、スーベニアプレート付き ¥750 おすすめメニュー | 価 格 販 売 期 間 ホットワイン( 赤 / 白 ) ¥680 ~3/19 グランドメニュー サンドウィッチ | ◎セットメニューにはフレンチフライポテトとソフトドリンクが付きます セット 単 品 マイルハイ・デリ・サンド ローストビーフ、ローストチキン、チーズ、レタス、トマト、ザワークラウトソース ¥1,300 ¥920 ターキーパストラミのパニーニ ターキーパストラミ、チーズ、トマト、キャベツ、レッドオニオン、クリーミーチリトマトソース ¥1,120 ¥740 ルーベン・ホットサンド コーンドビーフ、チーズ、ザワークラウト、サウザンアイランドドレッシング ¥1,150 ¥770 プラス¥340で、ソフトドリンクを生ビールに変更することができます( 季節のカクテルは、プラス¥400 ) サイドオーダー | チキンとベジタブルのスープ ¥300 デリサラダ コーンドビーフ、ローストチキン、生ハム、シュリンプ、スモークサーモントラウト、 チーズ、レタス、トマト、パプリカ ¥860 フレンチフライポテト ¥220 デザート | ニューヨークチーズケーキ ¥390 ソフトドリンク | コーヒー ¥290 ¥340 アイスコーヒー / アイスティー / アイスウーロン茶 ¥240 ¥300 コカ・コーラ / アクエリアス / ファンタレモン キリンアップルティーソーダ / キリンオレンジ | 紅茶 / ウーロン茶 ¥290 ミルク / アセロラドリンク ¥190 アルコール | キリン一番搾り生ビール ¥600 ※メニューの内容および価格等は、予告なく変更になることがあります ※品切れや販売終了の際はご容赦ください ※20歳未満の方の飲酒および飲酒運転は法律で禁止されています
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/733.html
ゼロの奇妙な道連れ 第一話 ゼロの奇妙な道連れ 第二話
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/458.html
ゼロの究極生命体 序 第壱話 究極生命体 召還 第二話 究極な使い魔 誕生
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/72.html
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ トリステイン魔法学校 その2年生において最も重要な事である使い魔召喚の儀式ッ! それがこの快晴ともいえる天候の中行われている。 「ミス・ヴァリエール。召喚の儀式を」 「はい!」 そしてそんな中周囲に ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ と音が聞こえんばかりに気合の入りまくった少女が教師に答え前に踏み出す。 「お前どっちに賭ける?」「爆発する方に」「まぁゼロのルイズだしな」「これ賭けになるのか?」 何時もなら大きめに叩かれる陰口であったが今回ばかりはその気合の入りっぷりに押され小声で話される程度となっている。 『ゼロのルイズ』それが今現在彼女に与えられている不名誉とも言える二つ名である。 最も集中力がノリにノってる彼女の耳には思いっきり聞こえているわけであるが・・・。 だが、それに対する怒りを心の中に押し止め召喚呪文の詠唱を始める。 「宇宙の果てのどこかにいるわたしのシモベよ 神聖で美しく、そして、強力な使い魔よ! わたしは心より求め、訴えるわ・・・我が導きに、答えなさい!!」 (成功する!) そう思った。手ごたえも確かにあった。呪文の詠唱にも完璧に集中できていた。 だが次の瞬間見えたものは「閃光」僅かに遅れて「爆音」が周囲に鳴り響く。 ドッギャアアーーz___ン!! その場に起こった物は「爆発」! つまるところ失敗というやつである。 土煙が立ち込め周囲の視界がほぼゼロになる。 聞こえるのは煙に撒かれた生徒達の咳と爆音の余韻のみ。 「またハデにやってくれたなッ!」「使い魔召喚の儀式にすら失敗するとはさすがゼロだよッ!」 などと生徒達から彼女を非難する声があげられるがハッキリ言ってその当人には全く聞こえてはいない。 呆然自失で前方を見据え (なぜ・・・どうして・・・・ どうして『爆発』だけなのよォオオオ~~~ッ!) と心の中で叫ぶ。 泣きたい、泣き叫べるものなら泣き叫びたい。 だが彼女のプライドが辛うじてその一線を越えさせないでいた。 といってもスデに半泣き状態に違いものがあったが・・・ だが、煙が薄らぐにつれ生徒達のざわめきが徐々に違うものになってきている。 「おい・・・アレ」「あそこに何か居るぞッ!」 その声を聞きルイズに希望が差し込む。 そして煙が晴れ爆発があった先を見ると―――男が倒れていた。 「ハ・・・ハハハハハハ」「はっはっはっやってくれるぜまったく!」 「平民!平民を召喚するなんて俺たちにはとてもできないぜェーーーーーッ!」 「さすが『ゼロ』俺たちにできないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるぅ!」 顔を真っ赤にしながら倒れている男にルイズが近付く。 だが男は動かない。動こうとしない。 「おいおい、まさか平民だけじゃ飽き足らず死体を召喚したんじゃあないだろうなァ」 周りから野次とも言える言葉が届く。 だが彼女はそれを無視し男が生きているかどうかを確認する。 (息はしてる。気絶してるだけ・・・・生きてはいるみたいね。) 最も、この場合気絶してくれている方が彼女にはそれがよかった。 何せ人生におけるビックイベントとも言えるファーストキスをしようというのである。 (感謝しなさいよね・・。貴族にこんな事されるなんて・・。普通は一生ないんだから!!) 心の中でそう何度も繰り返し使い魔の儀式を行う。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 だが、気付いていない―――誰も気付いていない。男がほんの少し動いた事に。 男が倒れたままのなっているため男の上に乗るような形で男の唇に自分のそれを重ねた。 闇に浸かっていた意識に光が差す、時間が経つにつれその光も広がっていく (オレは・・・一体どうなった・・・?) (少しだが声が聞こえる・・・オレはまだ生きているのか・・・?) 唇のあたりに少し何か感触があったような気がしたがあまりよく分からない。 体を動かそうとするが動けない、頭は起きているが肉体が起きていない。 だが次の瞬間起こった事に男の肉体も一気に覚醒するッ! 「うごォっ!」 左手に焼き鏝を押された・・・それ以上のような熱が集まるッ! 頭と肉体が瞬時に覚醒し男が上半身を起こし左手を押さえる。 「・・・・終わりました」 多少顔を赤らめながら教師にそう伝える。 「全員終わりましたね。では皆さん学院内に戻ってください。」 コルベールは生徒たちを建物の中へと移動させようとした時、今まで倒れたいた男が跳ね起きたッ! (ぐぅ・・・何だこの痛みはッ!?) 男が左手を見る、そしてその手を見るとルーンが手の甲に浮かび上がっていた。 (まさかこれは・・・スタンド攻撃かッ!?) 男がそう考えるよりも先に体が反応し、自分の分身というべき物の名を叫びそれを発現させる。 「・・・・・ザ・グレイトフル・デッドッ!!」 ルイズや他の者には見えない―――だが男、プロシュートだけに見える煙が周囲を包んでいった。 目次 続く
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/430.html
++第四話 ゼロのルイズ②++ 「これは?」 「あんたの朝食よ」 床に置いてある皿を指差して、ルイズは言った。 皿の上にはいかにも固そうで、まずそうなパンが乗っている。 それと、おまけ程度に肉のかけらの浮いたスープ。それだけだ。 「椅子は?」 「あるわけないでしょ。あんたは床」 確かに自分は使い魔になると言った。でも、この仕打ちはあんまりじゃないだろうか。 花京院の中で葛藤が生まれる。ここまでされても許すのか、それとも怒るのか。 しかし、ルイズはさっさと花京院を無視し、食事の前の祈りを始めてしまった。 「偉大なる始祖ブリミルと女王陛下よ。今朝もささやかな糧を我に与えたもうたことを感謝いたします」 他の生徒たちの唱和も重なり、食堂に響き渡る。 怒るタイミングを逃してしまい、花京院は握り締めた拳を下ろした。 食事はお世辞にもおいしそうとは言いがたいが、あるだけましだ。もし、彼女に召喚されていなかったら食事にさえありつけなかったかもしれない。 それに比べたらましだろう。たぶん。 パンを一口かじってみたら、予想通り固かった。 明日からはなんとかしよう。絶対に。 花京院は静かに決意した。 朝食を終えると、生徒たちはそれぞれ教室へと移動する。 ルイズと花京院がやってきたのは大学の講義室のような教室だった。 二人が教室に入ると、生徒の視線が二人に集中する。 からかうような視線や好奇心むきだしの視線に、思わず花京院は反感を覚えた。 笑い声の木霊する教室を歩き、席につく。 「あんた、なに椅子に座ってんのよ」 ルイズが文句を言うが、さすがにここまでは譲れなかった。 鋭い視線をルイズに向け、花京院は言った。 「このぐらいは構わないだろう」 穏やかながらも、その言葉に含まれたものを感じ取ったのか、ルイズはもう何も言わなかった。 扉が開いて、教師が入ってきた。 紫色のローブに身を包み、帽子をかぶった中年の女性だ。ふっくらとしていて、優しい雰囲気を漂わせている。 「あの人も魔法使いなのかい?」 「当たり前でしょ」 呆れたようにルイズは言う。 花京院は教師に視線を向けたまま、密かにスタンドを出してみた。 彼のスタンド、『法皇の緑(ハイエロファントグリーン)』を床の下で移動させ、教室の中央の空間に出現させる。 もしも、スタンド使いならば何らかの反応があるはず。 そう思ってのことだったが、教室にいる生徒はぴくりとも動かなかった。どうやら本当にスタンドが見えていないらしい。 スタンド使いはいない。そう考えてもよさそうだ。 花京院は何食わぬ顔でスタンドを回収した。 何も気付かなかった教師はまん丸の瞳で教室を見回すと、満足そうに微笑んで言った。 「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功のようですわね。このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、様々な使い魔たちを見るのがとても楽しみなのですよ」 シュヴルーズはルイズの隣に座る花京院を見て、目を大きくした。 「おやおや、変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール」 とぼけたシュヴルーズの声に、教室に笑いが巻き起こった。 ルイズはうつむいている。 笑い声に満ちた教室で、誰かの声が響いた。 「ゼロのルイズ! 召喚できないからって、その辺歩いてた平民を連れてくるなよ!」 その時、ルイズは立ち上がった。 長い、ブロンドの髪を揺らして、鈴の音のような澄んだ声で怒鳴る。 「違うわ! きちんと召喚したもの! こいつが出て来ちゃっただけよ!」 「嘘つくな! 『サモン・サーヴァント』ができなかったんだろう?」 ルイズは声の主をにらみつけると、シュヴルーズに視線を移した。 「ミセス・シュヴルーズ! 侮辱されました! かぜっぴきのマリコルヌがわたしを侮辱したわ」 「かぜっぴきだと? 俺は風上のマリコルヌだ! 風邪なんか引いてないぞ!」 「あんたのガラガラ声は、まるで風邪でも引いてるみたいなのよ!」 マリコルヌは立ち上がり、ルイズを睨みつける。 教壇に立ったシュヴルーズは首を振って、小ぶりな杖を振った。 立ち上がった二人は糸の切れた人形のように、すとんと席に落ちた。 「ミス・ヴァリエール。ミスタ・マリコルヌ。みっともない口論はおやめなさい」 いさめるようなシュヴルーズの言葉に、ルイズは申し訳無さそうにうなだれる。 いつもの生意気な態度が嘘のような変わりようだった。 「お友達をゼロだのかぜっぴきだの呼んではいけません。わかりましたか? 「ミセス・シュヴルーズ。僕のかぜっぴきはただの中傷ですが、ルイズのゼロは事実です」 くすくすと教室から笑いがもれる。 シュヴルーズは厳しい顔で教室を見回し、杖を振った。 忍び笑いしていた生徒たちの口に、どこからか現れた赤土の粘土が張り付く。 「あなたたちは、その格好で授業を受けなさい」 教室は静かになった。 こほんと咳払いをすると、 「それでは授業を始めますよ」 そう前置きをして、シュヴルーズは説明し始めた。 魔法に興味のあった花京院は熱心に授業を聞いた。 わからないところはルイズに聞きながら、魔法についての知識を吸収していく。 魔法には『火』『水』『土』『風』という四つの基本的な属性がある。 その他に、失われた系統魔法の『虚無』があるが、今は使えるものがいない。 属性を組み合わせることによって、より強力な魔法が使える。 組み合わせられる属性の数によってメイジのレベルが決まるようだ。 そこまで聞いたところで、シュヴルーズの説明は終わった。 「それでは、実際にやってみてもらいましょう」 誰に当てようか生徒たちの顔を順々に眺めていたシュヴルーズはルイズと目があった。 シュヴルーズは柔らかい笑みを浮かべた。 「ミス・ヴァリエール。あなたにやってもらいましょうか」 生徒の視線がルイズに集まる。そのどれもが恐怖と心配の入り混じっていた。 いつまでも立ち上がらないルイズを花京院は不思議に思った。 「行ってきたらいいじゃないか。ご指名だろう?」 花京院も促すが、ルイズは困ったようにもじもじするだけだ。 シュヴルーズは再度呼びかけた。 「ミス・ヴァリエール! どうしたのですか?」 「先生」 おずおずと手を上げたのはキュルケだった。 「なんです? ミス・ツェルプトー」 「やめといた方がいいと思いますけど……」 「どうしてですか?」 「危険です」 キュルケは、きっぱりと言った。 その言葉に、教室のほとんど全員が頷く。 ルイズのこめかみがぴくりと震えるのを花京院は見た。 「危険? どうしてですか?」 「先生はルイズを教えるの初めてですよね?」 「ええ。でも、彼女が努力家だということは聞いています。さぁ、ミス・ヴァリエール。やってごらんなさい。失敗を恐れていては、何もできませんよ?」 「ルイズ。やめて」 キュルケが蒼白な顔で言った。 しかし、ルイズは立ち上がった。 「やります」 緊張した顔で、ルイズは教室の前へと歩いていった。 花京院はその様子を後ろから眺める。 「そう緊張しなくても大丈夫ですよ。錬金したい金属を強く心に思い浮かべるのです」 ルイズの隣でシュヴルーズは笑いかけた。 こくりと、小さな頭が上下に動く。 机の上に乗った小石を睨みつけ、ルイズは呪文を唱え始める。 その様子はいかにも魔法使いらしくて、花京院は少し感心した。 ルイズは呪文を唱え終えると、杖を振り下ろした。 ――その瞬間、机ごと小石は爆発した。 爆風をもろに受けたルイズとシュヴルーズは黒板に叩きつけられた。 机の破片があちこちに飛んでいき、窓ガラスを割り、何人かの生徒に当たる。 爆発に驚いた使い魔たちが暴れだす。キュルケのサラマンダーが火を吐き、マンティコアが窓から飛び出していく。 外から大蛇が忍び込み、誰かのカラスを飲み込んだ。 教室の至るところから悲鳴が起こり、物の破壊音が響き渡る。 キュルケは立ち上がると、ルイズを指差した。 「だから言ったのよ! あいつにやらせるなって!」 「もう! ヴァリエールは退学にしてくれよ!」 「俺のラッキーが! ラッキーが食われたー!」 花京院は呆然とその光景を眺めた。 黒板に叩きつけられたシュヴルーズは床に倒れたまま、ぴくぴくと痙攣している。 ルイズの顔はすすで真っ黒になり、制服もぼろぼろだった。 しかし、さすがというべきだろうか。ルイズは落ち着いていた。 顔についたすすをハンカチで拭い、淡々と感想をもらした。 「ちょっと失敗みたいね」 当然、他の生徒たちが反発した。 「ちょっとじゃないだろ! ゼロのルイズ!」 「いつだって成功の確率、ほとんどゼロじゃないかよ!」 花京院はやっと、『ゼロのルイズ』の意味を悟った。 そして、これからの行く末に暗雲が立ち込めていくような、そんな気がした。 ゼロのルイズに、スタンド使いの自分。 どちらもこの世界では異端の存在のようだ。 そんな二人が、果たしてこのまま無事にいられるのだろうか。 花京院の不安は尽きることがなさそうだった。 To be continued→
https://w.atwiki.jp/tdl_menu/pages/122.html
いたずらっ子のお店にとっておきのメニュー ドナルドのいたずら好きな甥っ子3人組が経営する、カウンターサービスのレストラン。実 はお料理が大の得意な甥っ子たちがとっておきメニューを用意して、みなさんをお待ちして おります。 カウンターサービス 座席数…約430席
https://w.atwiki.jp/uogen/pages/17.html
お店のメニュー 寿司8かん盛り 580円 海鮮ちらし寿司 398円 海鮮巻き寿司 450円 などなど
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2169.html
その日、朝の肌寒さのせいか、ルイズは早くから目を覚ましてしまった。 ルイズは腕から茨を伸ばして窓を閉じつつ、布団を茨でかけなおす。 一通り用事が終わると、茨はその場でフッ…と消えた。 ルイズにしか見ることのできない『茨の冠』は、文字通りルイズの手足となっていた。 ルイズが使い魔を召喚した日、誰にもその存在が確認できないことから、皆がルイズを馬鹿にした。 それだけならまだしも、コルベール先生ですらルイズを疑ったのだ。 だが、『私にしか見えない茨の冠を被ったら、私の腕から私にしか見えない茨が生えました』なんて言えるものだろうか。 って言うか、言った、力説した。 最終的に、オールド・オスマンが直接ルイズの腕を確かめて、やっとルイズが使い魔を召喚したのだと結論づけられた。 確認の方法は簡単で、水桶の中に砂を敷き詰め、茨をそこに這わせただけだった。 それをオールド・オスマンが触れて確認し、ルイズは落第を免れたのだが…困ったのはその後。 ルイズの腕から生える透明な茨は、視認がほぼ不可能であり、言わば悪用し放題なのだ。「まぁ~、ヴァリエール家の娘が悪用するはずはないじゃろうなぁ~」 と、ルイズのプライドを刺激して、悪用しないよう警告したが、それも苦肉の柵。 オールド・オスマンは、ディティクトマジックでも認識できないルイズの使い魔に、頭を悩ませていた。 そしてルイズ自身も頭を悩ませていた。 この使い魔のせいで、ルイズはある人物に付き纏われることになったのだ。 「ヴァリエール、いるー?」 コンコン、とノックの音が響くが、ルイズは気づかない。 「ちょっと、ヴァリエールー?」 ルイズの部屋をノックしていたのはキュルケだった。 本来は禁止されている『アンロック』の魔法で鍵を開けると、ルイズの部屋にずかずかと乗り込み、ルイズの布団を引っぺがした。 「ふえっ、らり?」(え、なに?) 「まだ寝てるの?朝食の時間になるわよ」 「ふわ…って、ツェルプストー、なんで人の部屋に勝手に入ってるのよ」 「あら、あんたを起こしてあげたんじゃない、感謝してほしいぐらいよ」 キュルケがルイズの手を掴むと、おもむろにルイズの手を頬にすりよせる、俗に言う頬ずりって奴だ。 「ちょちょちょちょちょちょっと!なにしてんの!」 「あら、つれないわねえ…ね、あの触手、ちょっとだけ出してよ」 「イヤよ!触手じゃなくて茨よ!い・ば・ら!」 「何よもう、触った感じじゃ、太さといい固さといい…何よりも何本もあるなんてのが素晴らしいじゃない!」 「とっとと出て行け色ボケ女ぁ!」 ルイズが枕を投げ、続いて腕から伸びる茨を使って手当たり次第に部屋の中のものを投げる。 たまらずキュルケが退散し、廊下を走って逃げていった。 ルイズは部屋で、朝から息を切らせてしまい、疲れている様子。 「…ハァ、ハァ…、なんでこの茨、妙に太くて棘が丸っこいのよ…これじゃまるで(検閲)じゃない…」 (※アニメ版です) キュルケに茨の形状を知られて以来、毎朝毎朝こんな調子だった。 「それに、こいつは触手じゃなくて『ハーミット・パープル』なんだから…もう」 ルイズは愚痴を言いつつ服を着替え、食堂へと足を進めた。 朝食を終えて授業の時間、コルベール先生の授業は独特で、火の魔法講義と言うよりは、火の利用法講義だった。 火単体の能力より、火と水、火と土、火と風…火を媒介とした利用法を考案し、発表している。 火の魔法に自信を持っているキュルケは、それが不満らしいが、火が生活のあらゆる面で活用されているという話には喜びを見せていた。 タバサという生徒は少し特殊で、攻撃や攪乱に役立ちそうなものに関心を寄せている。 彼女はいつも本ばかりを読んでいる上に、キュルケの友達ということもあって、なかなか人が寄りつかない。 ルイズも本来なら、彼女のことなど気にも留めていなかっただろう。 だが、彼女には、ルイズを共感させる何かがあった。 最初は偶然だった。 ルイズのことを「魔法成功率ゼロのルイズ」と馬鹿にしたマリコルヌの首を、ちょっとだけハーミット・パープルで締めてやろうと思ったのだ。 マリコルヌに気づかれぬよう、首と頭にハーミット・パープルを這わせると、ルイズの頭に何かが伝わってきた。 『ミス・ロングビル…ボンテージ着てたらどんな感じだろう…』 「はあ?」 突拍子もない思考に、ルイズは思わず呆れた声を出してしまった。 「ミス・ヴァリエール、どうしましたか?」 「あ、いえ、なんでもありません」 授業を担当している教師、ミスタ・コルベールに注意され、ルイズは慌てた。 しばらく待ち、再度ハーミット・パープルでマリコルヌの頭に触れると、また同じように声のような何かが伝わってきた。 『あのメイド、おっぱい大きかったなあ』 「………」 思わず、ルイズは惚けた顔をしてマリコルヌの方を見てしまう。 マリコルヌがルイズの視線に気づいたので、慌ててルイズは正面を向いた。 正面を向きつつもハーミット・パープルは解除せず、マリコルヌの思考を聞く。 『なんだろ…もしかしてヴァリエールの奴、俺に気があるのかな!?でもあんなゼロの乳じゃな…』 とりあえずマリコルヌの首を一瞬で締め上げてから、ハーミット・パープルの『能力』を他でも確かめようと、違う生徒達の頭にも這わせてみた。 その結果、ハーミット・パープルは『人間の思考を読める』ということが解った。 ついでに、ルイズは意外なことまで知ってしまい、一日の授業が終わった後で自己嫌悪に陥ってしまった。 キュルケは、ルイズを馬鹿にするとき、軽い気持ちで馬鹿にしているが、心配するときは本気で心配している。 言うなれば、裏表がなく正直な奴だった。 ただ自分に言い寄ってくる男に対しては、ものすごい軽い気持ちで接しているようだ。 次に教室では目立たないタバサという少女の思考も読んでみた。 まずタバサというのは偽名、本来ならシャルロットと名乗りガリアの王女様になるところだったが、叔父の策略で父は殺され母は自分の身代わりとなって毒の犠牲に。 しかも母は、タバサを危険な任務に行かせるために、生かされている状態…つまり人質だった。 トリステイン魔法学院には、身分を隠して生活するため、また毒の解毒法を探すために図書室を利用しているのだとか。 他にも何人もの生徒の心を読んでみたが、ルイズはタバサ以上の苦しみを見つけられなかった。 ただ一人匹敵すると言えば、コルベール先生だろうか。 彼は昔、任務とはいえ一つの村の人間をすべて焼き殺し、その贖罪として火を平和的に利用するための研究をしているらしい。 ご丁寧なことに、殺した人の数はしっかり記憶していた。 そんな重たい思考を探ってしまい、ルイズはは自己嫌悪に陥ってしまったのだ。 「みんな、苦しんでるんのね…」 ベッドに寝そべり、天井を見上げつつルイズが呟く。 「ゼロって呼ばれてる私だけど、家族がみんな無事だし、ちい姉さまも病気がちだけど、生きてる」 思い出すのは、タバサ…シャルロットの思考。 「私より辛い思いしている人なんて、沢山居るんだ…」 ルイズは姉の姿を思い出す。 ちいねえさま「カトレア」は、魔法こそ優秀だが身体が弱く、ルイズのように外を飛び回ることも出来なかった。 タバサの母は心を病み、人形を娘だと思いこんでいる。 その身に負っている症状の違いこそあるものの、明日からタバサと同じように図書館に通ってみようと思うルイズだった。 図書館にて、ルイズはまた一つ別の発見をした。 トリステイン魔法学院の図書室『フェニアのライブラリー』の蔵書数はものすごく、案内図を見ても迷ってしまう。 案内図を見て、人体を治療する魔法薬について書かれた本を探そうとしたが、それだけでも1000を超えている。 姉の身体を治療する薬についても調べたいが、ここはタバサを優先しようとした。 「精神を治す魔法薬って、どの本なのかしら…もう、多すぎて解らないわよ」 片っ端から読むには多すぎる、どれか一つに絞りたい。 ルイズがそう考えた途端、右手から飛び出たハーミット・パープルが、しゅるしゅると伸びていった。 「?」 ハーミット・パープルの伸びた先には、本棚の案内図があった。 よく見ると、ハーミット・パープルは『エルフ』の棚の『上から二段目』の『右端』を指している。 「なによ、こんな高いの、レビテーションが使えないと取りに行けないじゃない」 ルイズが愚痴る。 「って、よく考えたらハーミット・パープルで取ればいいのよね…ちゃんと取れるかしら?」 しゅるしゅるとルイズにしか聞こえない音を立てて、ハーミット・パープルが本を取ってくる。 よく見るとその本は大判で、ルイズが持つには少し大きいように思えたが、不思議なことにハーミット・パープルが持つとほとんど重さを感じなかった。 「…便利ね」 これがハーミット・パープルが持つ能力の一つ、『探知』だった。 ハーミット・パープルが持ってきた本は、かなり古ぼけており、エルフの伝承について書かれている本だった。 おとぎ話のような書き方がされており、資料的価値は非常に薄いように思えたが、目次のある部分に驚くべき記述があった。 『精霊魔法』の項目を見ていくと『呪い』という中項目があり、更にその中に『生ける屍』と書かれていたのだ。 そのページを開くと、古い文字でびっしりと毒薬について書かれていた。 古い始祖ブリミルの伝承本で使われる文字と同一だったので、ルイズはかろうじて読むことができたが、難しい文字のため、ついつい小声で音読してしまった。 「エルフ…用いる魔法薬は、水の秘薬が頭脳に停滞し、精神を混乱状態で安定させる……」 難しい文字を読むため、いつになく本に集中していたルイズは、背後を通りかかった人物の気配に気づかない。 「この毒は、意識を朦朧とさせるだけでなく、認識をすり替える…人形を我が子だと思いこむ母、オークを美しい女性だと思いこむあわれな男…など、後世では呪いなどとも呼ばれる……」 「見せて」 「うきゃっ!?」 ルイズは背後から聞こえてきた声に驚き、おもわず叫び声を上げてしまった。 振り向くと、そこにはタバサがいた。 タバサはルイズが読んでいた本をのぞき込み、指でなぞりつつ内容を確かめていく。 ルイズは椅子に座ったままだ。 鬼気迫る雰囲気でページをめくるタバサに声をかけようと思ったが、怖くて無理っぽい。 本を机に置き直して、タバサが呟く。 「…始祖ブリミルの直径第一子時代のエルフに関する本、ブリミル降臨以前の精霊同士の関連図がある本」 「え?」 「なんでもない」 ルイズは思う。 もしかして、タバサは母親を助ける手段を思いついたのではないか? それか、具体的な手がかりを見つけようとしているのではないか? 「本は返す」 そう言って立ち去ろうとするタバサを、ルイズが呼び止めた。 「待って、古代ルーン文字に関する本と…始祖ブリミルの降臨以前の、ええと…そうそう、精霊の本よね、ちょっと待って」 ルイズが右手を上げて、小声で呟く。 「……ハーミット・パープル、言ったとおりの本よ、探してきなさい!」 右手から伸びた茨が図書館中をはい回り、本を一冊一冊確かめていく。 その間、ルイズの頭にはものすごい情報が流れ込んできた。 図書館にある本のタイトルや主旨が頭の中に流れ込んでくるのだ。 ルイズの意識が、精神力の尽きたメイジが無理矢理魔法を行使するかのように朦朧としてきた頃、ハーミット・パープルがいくつかの本をルイズの元へと届けた。 「…これが、多分、あなたの読みたがっ…て…る…本……」 バタン、と音を立てて、ルイズは机に突っ伏してしまった。 ルイズを心配したタバサが、ルイズの顔をのぞき込むと、ルイズはよだれを垂らして寝ていた。 ルイズの持ってきた本は、まさしくタバサの探し求めたものであり、そこには母に使われた毒と、その解毒方法を解読するには十分だった。 「一個借り」 タバサは、もう一人の友人にしたように、その不器用な言葉で感謝を表した。 なお、その翌日、ルイズは二日の謹慎を食らい、自室で自習に励んでいた。 『フェニアのライブラリー』には教師しか閲覧を許されない書棚がある。 ハーミット・パープルは、そこから本を持ち出してしまったのだ。 「もう、閲覧禁止の棚から持ってくるなんて、もうちょっと気を利かせてよね!」 自分の腕から生える茨に文句を言う。 しかし、その表情はどこか嬉しそうだった。 ハーミット・パープルは実体化、半実体化ができる。 これを利用すれば『アンロック』を使わずに鍵を開けることができ、しかも、壁を突き抜けてその向こう側を探すという驚くべきことまでやってのけるのだ。 自分の腕から生えた使い魔が、驚くべき能力を持っているとわかり、ルイズはかつてない程に満足していた。 もう一つは、タバサの母を治療する糸口が見つかったという事。 ルイズにとって、苦しんでいる身内が救われるのは、我が事のように嬉しいのだ。 左腕からハーミット・パープルを出現させると、ルイズはそのうち一本を右手に持って、話しかける。 「ね、これからもよろしくね、ハーミット・パープル」 すると、ハーミット・パープルがルイズの机からペンを取り、紙に文字を書いていった。 「何?何を書いたの?」 『ハッピー うれぴー よろぴくねー!』 意外とファンキーな奴じゃない。 と、ルイズは思った。