約 408,067 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/355.html
SSもこれで四作めです そのわりに進歩の兆しもありません 虐待はほとんど無いです 思いつきだけで書いてます 支離滅裂です 若干のHENTAI成分あります かんっぺきなSSが読みたい人 胴付きゆうかにゃんが嫌いな人 胴付きとはいえゆっくりの台詞に漢字が使われているのが嫌いな人 以上の症状の方はすみやかに退避して下さい ゆっくりお願いします。 我が輩はゆうかにゃんである 我が輩はゆうかにゃんである 名前はまだ無い えっ? ゆうかにゃんって名前じゃないの? ああ そういえば総称であって固有名詞じゃないか 名前付けるとしたら何だろう? V3かな 力と技のひまわり回る いいかもね お姉さん! 私のモノローグに勝手に割り込まないでにゃん 第一そのネタは昭和の中期生まれのお兄さんじゃないと理解できないにゃん! あはは ごめんね とゆうか、なんというかそのネタがわかるあんたも凄いわよ さてはまたお隣のパチュリー(胴付き)と夜中までネットサーフィンしてたわね どうりで眠そうな顔してると思ったわ ゆゆ… だってお姉さんがくれた新しいひまわりさん リトルドリット・ハイブリットさんの育て方を検索していたらつい… ああ 別に怒っている訳じゃないのよ ああそうね そういえば今朝早くからお庭に出て作業してたわね クスクス …しらないにゃん! お姉さんはいつも知っててわざとそういうこというにゃん! 言葉責めにゃん! 恥辱プレイにゃん! …何処でそう言う言葉覚えてくるのかしら… やっぱりインターネットは胴付きゆっくりの健全な発育に弊害があるのかしら でも真っ赤になって拗ねているゆうかにゃんは可愛いから良しとしましょう …こほん… 我が輩は… どこまですすんだかにゃ? あっ思い出したにゃん 名前はまだ無い そしてわが輩の前で先ほどから ニマニマ笑いながら見つめているのはゆうかにゃんのおねえさん もうすぐアラサーの仲間入りするにゃん 昨日も鏡の前で一時間ほど目尻のたるみがどうとか… いたいいたいお姉さん痛いにゃん! こおらああ、さっきからゆんパッド(胴付きゆっくり用ネット端末)に何を熱心に書いているのかと思ったら何これ! お姉さんは他にも最近お尻のお肉がたる…くぁwせdrftgyふじこ!!! 痛いにゃん!離すにゃん!チョークスリーパーさんはゆっくりできないにゃん! ぎゅにゅにゅにゅ… 34秒 34秒 ゆうかにゃんギブアップにてゴング カンカンカン ウイナーおねえさん! ともかくこんな小説で懸賞に応募しちゃだめ!っていうか冒頭から盗作じゃないの… これじゃ審査する前に落選よ だってえぇぇ 一等の幽後温泉2泊3日の旅がどうしてもほしかったにゃん! おねえさんにプレゼントしてパンチダンシングしてほしかったにゃん! …もうあんたって子は… 気持ちは嬉しいけど… ところでパンチダンシングってなによ? ああ!アンチエイジングね ふふふ あはははは もう利口なようで中途半端なのよね あんた達って ひーひー苦しいお腹痛いい! あはははは ほらゆうかにゃん! こっちにきておやつのチョコレートロール一緒に食べましょ! いつまでも拗ねてないで …おねえさんがそこまでいうならそうするにゃん… ホットミルクさんにはハチミツさんが入っているにゃん 大好きにゃん ふふふ現金ねえ そういうところも好きよ ほっぺつんつん くすぐったいにゃん モギュモギュ おいしいにゃん ふふふ あら何だか庭が騒がしいわね? まさか… ゆうかにゃん! しゅつどうにゃあああん! あっ! お口お口 チョコ付いてるわよ! 拭いてから… ああ行っちゃった… げすげすげす なかなかうまそうなおはなさんがいっぱいのゆっくりぷれいすだぜ でぶでぶでぶ おはなさんはぜんぶでいぶがたべてあげるよ びしょくかでごめんね! ゆびゆびゆび きゃわいいれいみゅにょためによういされてりゅんだね きゃわいくってごめんね×4 ぶっ殺っがっしゃああ!! ゆびゃああ!! いじゃいいいい しょうこりもなくゆうかにゃんの花園をあらす糞饅頭ども! 今週に入ってもう三回目にゃん! 温厚なゆうかにゃんもいい加減きれるにゃん! もうきれてるでしょおおお! いじゃいよー×4 でいぶとでいぶのかぞくにけりをくらわすげすなゆうかにゃんはゆっくりしんでねぇぇぇ! 言いたいことはそれだけにゃん? ではハラワタぶちまけて死ぬが良いにゃん! きょわいよー×4 ゆっくりできないいいい! おわびにでいぶにあまあまもってきてね!たくさんでいいよ! お前らの餡子は何色にゃーん!! ぎゅぼ! べぎゅ! ぶちゅ! ぼびゅ! まりざのかわいいおちびちゃんがあああ! どぼじでふみつぶすのおおお! おれんんじゅーすさんでもいいよ!はやくもってきてね!ぐずはきらいだよ! まりさ! お前には地獄すら生ぬるいにゃん! ゆがあああ!まりさのごーじゃすなおぼしさんやぶらないでええ! ゆぎゃあああ!ばりさのほうせきのようなおめめさんがあああ! ゆぎょぎょぎょぎょ!ばりざのなまめかしいおながざんがあああ… あんござんでないでぇぇ… もっとゆぎゅりじだ… あまあまはようふうとわふうのりょうほうをそろえてね! おれんじじゅーすは100ぱーせんと… ゆゆゆ なんでばりざがずたずたなのおお! なんであがじゃんだぢぺちゃんこなのおお! でいぶに今日を生きる資格はないにゃん! ひでぃぶ! ぽりぽりぽり あらら 愛用のシャベルででいぶ真っ二つだわ ぼりぼりぼり お花を荒らすゆっくりに対してはほんとゆうかにゃん容赦ないわねえ ぼりぼりぼり ゆうかにゃんゴミを片付けたら一緒にシャワー浴びましょうね 餡子まみれだから お姉さん! 何? 上がってくるとき足拭いてね そんなにポテチさんたべるとまたスカートさんがきつくなるにゃん! ひでぶ! 我が輩はゆうかにゃんである 名前はまだ無いにゃん 今日も非道な野良ゆっくりを退治したにゃん わが一日に一片の悔いないにゃ… いたいにゃん お姉さんに叩かれたお尻が痛いにゃん でも泣かないにゃん 退かぬにゃん 媚びぬにゃん 顧みぬにゃん はいはい そんなこといってると友達いなくなるわよ ほらお尻にハチミツの湿布してあげるからねええ お姉さん手つきがにゃんだか怖いにゃん うふふふふ このゆるゆる動くシッポが… ツルツルでほんのり赤くなってる桃のようなお尻が ハアハア ゆっくりできないにゃああああん おしまい
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1201.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 569 ねとられいむ/コメントログ」 いいね -- 2010-06-08 22 13 09 通常種の野良なんてこんなもんだよね。 あー、近所に胴付きの野良うどんげとか、胴付き野良きめぇ丸とかいないかなぁー。拾って飼うのに。 -- 2010-06-25 13 11 16 やっぱり元野良ゴミなんてこんなもんか・・・。いや、そこらのゴミに期待する方が愚かなんだな。 -- 2010-06-25 23 46 50 母性(笑) -- 2010-07-07 07 51 28 これは人間のほうも悪い気がするけどな 結局のところ、れいむの優先度がおねえさんから自分の子供に移っただけでイラっとして殺したってことだろ その程度の人間がゆっくりだろうがなんだろうが生物を飼うなって事だろう -- 2010-07-08 20 12 08 ゆっくりが人間をイラッとさせた時点でゆっくりが悪いんじゃね? 生の饅頭が腐ったゴミになった様なものだし。 -- 2010-07-25 07 22 38 “飼われている(生かされてる)”自覚があるならそもそも優先度が変わる訳がない。 速攻でまりさに好意的になった点を考えても、単にれいむの頭が悪かったってこった -- 2010-08-01 18 49 31 れいむはもっと酷い目にあえ -- 2010-09-14 01 16 42 やれやれ、れいむもまりさもざまぁwww しんぐるまざーのでいぶの因子でも有ったんだろうね。 馬鹿な野良なんて飼うものじゃないですよ、お姉さん。 きちんと飼われてる自覚のあるバッチ付きとか飼えば良かったのになぁ -- 2010-10-17 16 00 23 優先度変わったからって暴言吐くのはゆっくりだけだな その暴言があるか無いかが境だな -- 2010-11-10 00 21 11 ぼせい(笑)が生んだ悲劇(笑) -- 2011-01-21 22 10 49 ゆっくりを他のペットや生物と一緒にするなよ イキモノじゃなくてナマモノなんだから -- 2011-02-16 13 14 25 すごいすっきりしました! わざわざペットショップ行かなくてもそこらの野良でいいんじゃないかな? -- 2011-05-12 20 24 00 回収屋に回収される寸前に、さっき飲んだのは金髪馬鹿ってのを伝えてほしかったww -- 2011-10-26 14 51 08 なんて素敵なおねえさん -- 2013-05-22 18 42 42 結婚してくれ!!おねえさん -- 2014-01-05 01 04 38 ショップ行く必要なくね?既に虐待派として目覚めちゃってるんだから・・・ -- 2014-06-05 18 32 36 面白いけどね、お姉さん、 れいむにじゅーすさんの正体 をおしえてあげたらもっと素敵だよ! -- 2015-03-30 11 57 07 れいむの餡子は腐ってたん だよ -- 2015-03-30 11 59 01 まりさジュースを食べたんだよ。ってれいむに教えてあげなかったのが残念 -- 2015-10-08 00 49 54 もしこの世界にいたら金バッジを殺すつもりで飼いそう れいむは殺す予定ない場合胴付きでない限り飼っちゃダメ -- 2016-03-02 16 47 43
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4154.html
※HENTAI注意 ※胴付きでぺにまむ ※『ゆっくりいじめ系1502 初物お兄さん』の続編かもしれない 「やあ、僕は初物お兄さん!初物が、特にゆっくりの初物大好きなんだ!」 虚空に話しかける異常な青年が一人、薄暗い洞窟に佇んでいた 両手の指をわしゃわしゃと無駄に激しく動かしながら 「うぅ~・・・ごっぢぐるなぁ~!?」 そんな彼の姿を見て怯えているのは1匹の胴付きの成体れみりゃと彼女の子ども3匹 子れみりゃを庇うようにして両手を広げる親れみりゃは「うー!」と唸って彼を威嚇している その後ろの子れみりゃはただ怯えて「ごあいどー」と泣きじゃくるばかり 「ゆっくりでぎないおにーざんはでていくんだどー!」 「断る!僕は君の子どもの“ば~じんっ!”と“しょっじょまくっ!”を貰いに来たんだから、ここで引き返すわけには行かないよ!」 「「「う゛~・・・ごあいいいいぃぃい!」」」 子れみりゃの悲鳴がいっそう大きく洞窟の中に響き渡る しかし、青年はその声をそよ風か何かのように爽やかに聞き流し、ゆっくりと彼女達のもとへ歩いてゆく その度にカツン、カツンと足音が洞窟内にこだまする 「ぎゃお~~~!」 やがて、その緊張感に耐え切れなくなったれみりゃがたどたどしい足取りで彼に襲い掛かった どうやら身の程を弁えている個体らしく、勝算があるとは思ってない ただ、何としても我が子を守るために・・・ただ守りたいという一心で・・・ 「「「まんま゛ぁ~~~!」」」 「おぢびぢゃん!はやぐにげるんだど~!?」 「遅い!」 自らの命を犠牲にしてでも我が子のば~じんっ!を守ってあげたい その一念で仕掛けた渾身のパンチを青年はいともたやすくかわすとれみりゃに足払いをかけた 世界が回り、そして上下が逆転する 転ばされたのだとれみりゃが気づいたときには、青年はすでに3匹のば~じんっ!を奪っていた 「う゛あ゛~~~!いだいどぉ~!?」 「やべるんだど~!」 「あ゛あ゛あ゛!でびりゃのば~じんっがぁ~!」 両手の中指を2匹の子れみりゃの下あご付近にもぐりこませ、残りの1匹のそこに噛み付くという異様な格好 だが、それは紛れも無くもっとも効率よく3匹の子どもの初めてを奪う動きであった 胴付きでも出産は下あごか頭に生える茎から産むので、事実上胴付きゆっくりも常に性器を丸出しにしている それを知るものは少ない。だからこそ、胴付きれみりゃは下にある偽まむまむによってば~じんっ!を守ることが出来るのだ もっとも、守ったところで何があるというわけでもなく、そのほうがエレガントだという程度の価値しかないのだが・・・ 「んんんんん~~~~!・・・ん?」 初めてを奪ったことに言いようのない喜びを覚え恍惚の笑みを浮かべていた初物お兄さん が、彼のその淫靡が笑みが一瞬曇り、両の指と舌を下あごのまむまむから引き抜いた 「「「う~?」」」 「うぅ・・・もうやべでほぢいんだどぉ・・・」 青年の行動を温情のようなものだと解釈した親れみりゃは彼の足元まで這いずって行く 実際にはまむまむに突っ込んだ指に妙な圧力を感じたから引っ込めただけなのだが そして、しっかりと地面を掴む足を握り、上目遣いで必死に許しを乞うた 「おねがいぢまずぅううう!でみりゃのあがぢゃん、ごれいぢょういぢめないでぐだざいいいい!」 「いや、でも・・・あの反発は・・・ん?」 そこでようやく親れみりゃに気づく青年 少しの間、彼女を見下ろして何か考え込むようなしぐさをしていたがやがて意を決したかのように 「よしっ」と短くつぶやくと、彼女を両手で捕まえて抱き上げた 「う~・・・れびりゃ、いいごにずるからはなぢでほぢいんだど~・・・」 必死に我が子を、そして出来れば自分も助かりたい親れみりゃは青年にあらん限りの語彙を尽くして命乞いをする しかし、彼はそんなものまったく聞いておらず、おもむろに親れみりゃのまむまむに舌をねじ込んだ 「う゛あ゛~~~~~!?」 「「「まんま゛ぁ~~~!」」」 「!?」 およそ10秒ほどまむまむに舌を挿入していた男は、やがて驚愕の表情を浮かべてそれを引き抜いた 「やっぱり、しょっじょまくっ!が・・・君達は再生力が特別強いみたいだね」 「うぅ?」 「つまり、怪我がすぐ治るってことさ。野生で生きていく上では凄く重要な力だよ」 「にぱーっ!そーなんだど~!れみりゃは、とってもえれがんとなんだど~!」 「「「まんま~はえれがんとなんだど~!」」」 どうやら今のほめ言葉を自分達に対する好意と受け止めたらしい 4匹は先ほどまでの涙と嗚咽はどこでやら、後光が見えそうなほどに明るく破顔一笑した きっと、良い子でエレガントなれみりゃ達は助けてもらえる。そう思った瞬間・・・ 「そういうわけだから君達は僕のおうちで飼う事にするよ!」 「どーぢでそーなるんだどおぉぉぉぉぉ~!?」 ‐‐‐あとがき‐‐‐ 某所に書き込め無くてゆっくり出来ないよ! ってことで4月21日の10 33頃のHENTAIお兄さんにこのSSをプレゼント 製作時間20分弱のやっつけでごめんね! しかし、初物お兄さん・・・それは初物と言って良いのか? byゆっくりボールマン このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1588.html
※『ふたば系ゆっくりいじめ 393 体』『ふたば系ゆっくりいじめ 401 体2』の続きです先にそちらを見なければわからない描写が存在します。 ※俺設定要注意 ※ご都合主義満載です ※虐待されないゆっくりも存在します ※ガ板ネタ 要 注 意!! 体3 先生は喜んでいた。とある『計画』のために街の排ガスなどに汚染されていない野生のゆっくりが欲しかったのだ。そこへ4匹も、それも山からこんなところまで歩いて来れる活きのいいゆっくりを無償・無労働で手に入れることができたのだから。 先生はそれぞれの箱にお菓子を入れ、皆が食べるのに夢中になっている隙に長ぱちゅりーの箱にのみ蓋をして積み込んだ。これによって長に他の連中の言葉を遮らせない。しかもぱちゅりーの箱にのみお菓子を多めに、他3匹には見えない角度で、という徹底ぶりである。 そして車を発車させた。これにより、車は中の会話は誰にも聞けない動く密室と化す。 「やあ君たち!本当は何か別の目的があって山からきたんじゃないのかい?」 「ゆゆっ!?どうしてわかったんだぜ?」 「うん!さっきお話ししたとき、ぱちゅりーが何だかゆっくりしてなかったからね。何かあるんじゃないのかって思ってね!」 「ゆー!すごいよ!実はね……」 先生は人目を気にする心配がなくなったため、鬼意山口調になっていた。 にもかかわらず、ゆっくり達は命の恩人でありお菓子をくれた先生を完全に信用していた。そして、計画をしゃべってしまったのだった。 「へえ…なるほどね」 心の中ではもう踊りたくなるほど喜んだ。 ―――なんということだろう!すぐゆっくりが欲しかった時にこんな好都合なゆっくりが手に入るなんて。まるで腐女子の前の投手と捕手!!!――― 「そうだ!皆今日は疲れただろう。『おにいさん』の家に泊まって、明日ゆっくり帰ればいいよ」 「ゆゆっ!それはめいあんだぜ!さすが『おにいさん』だぜ」 「ゆわーい!おとまりだよ!みんなでおとまりなんてちいさかったときいらいだよ」 「ちこう!ちんこ!ちぃぃぃぃぃぃんぽぅ!」 (むーしゃむーしゃ!むきゅうう!し・あ・わ・せええ!) 当然、この『おにいさん』と『おにいさん』はまったくニュアンスが違う。ゆっくりが「まりさのいえのまりさはまりさのところのまりさといっしょにゆっくりすることにしたんだって」というのと同じである。ただ、人間は漢字でそのニュアンスを区別できる。そう、『鬼意山』と『お兄さん』の違いを…。 なお、ぱちゅりーであればさすがに泊まることは何かと理由を付けて反対しただろうが、「完っ全っ防音!透明な箱Z」(拘束鬼意加工所製、¥3,980)のせいでこの会話を聞くことはかなわない。 計画どおり! 「よし、そうと決まればおにいさんのお家に行こうね。」 といっても元々山になど向かっていなかったので、すぐに到着した。 箱に入れたままゆっくり達を虐待ゆっくり用の待機部屋に入れ、そこでようやく箱から出した。 「ゆわー…。とってもゆっくりしたゆっくりぷれいすだね」 「ここをまr「おにいさんの家だからね」…そ、そうだったんだぜ」 「ちーーーんぽ!」 「むきゅう。なんでこんなことに…?」 ぱちゅりーは一応心配はしていたが、先ほどからお菓子をたくさん食べて満腹に近かったため、警戒心が薄れて実際に何か行動を起こすようなことはしなかった。 そしてゆっくりたちがその場でくつろごうとしたとろで、先生は大きな声で言った。 「あらためていらっしゃいませ!加工所にようこそ!」 「がごうじょはい゛や゛あああああああああああああああああああああ」 「ゆぎゃああああああああああああああああああああああああああああ」 「いいいいいいいいでぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」 「むぎゅううううううう!だましたわねええええええええええええええ」 「ああ、ごめんごめん。説明が足りなかったね。ここはゆっくり加工所じゃなくて人間加工所だよ」 「ああああ…ゆ?どういうことなんだぜ!?」 「君たちは胴が無い人間の子供を探しにきたんだろ?」 「むぎゅ!?どぼじでぞれを!?」 「さっき君のお友達に教えてもらった」 「むぎゅうううううううう。なんでおしえたのーーー!?」 「だってこのおにいさんはゆっくりできるんだぜ!」 「そうだよ!ねー」 「さお!」 「というわけで何で胴が無いのか教えてあげようと思ってね」 「お、おにいさん…ぱちゅりーたちをころさないいの?」 「はっはっは、今回は許してあげるさ。でももうやっちゃだめだぞ。虐待鬼意山に捕まっちゃうかもしれないからな」 ここで普段のぱちゅりーなら本当に許されたのかと警戒したが、先生はとてもゆっくりした人間であり、愛で派であるだろうと認識してしまっていた。偶然助けたことに始まり、意識を逸らせる為にお菓子を多くあげたことでそのような判断を下してしまったのである。 「あ、ありがとう…でもにんげんかこうじょってどういうことなの?」 ぱちゅりーは先ほどの疑問を思い出して質問した。なにせ加工所といったらゆっくりを捕まえ、苦しませて殺すことで有名なのだ。故に『ゆっくり』加工所。つまり『人間』加工所と言ったら人間を捕まえてを殺す場所という意味になってしまう。 そしてその疑問に応えるべく先生は笑顔で説明を始めた。 「君ちは人間が生まれた時は胴が無いのは理解しているかい?当然だよね。捕食種だって最初は胴無しなんだもの。そっくりな人間が最初から胴があるわけないもんね」 「ゆー!おさのいったとおりなんだぜ!」 「でもなんでさっきのばしょにいたおちびちゃんたちはみんなどうがあったの?おかしいよ!」 「その通り!」 先生は的を射た発言をした生徒に対するようにれいむに反応した。 「そう!彼らは子供なのにもう胴付き人間になっている!そしてその答えがこの人間加工所なのさ!つまり…」 「つ…つまり?」 「ここで生まれてすぐの子供に胴を付けてあげているのさ!」 「「「な、なんだってーー!?」」」「ど、どぴゅどっぴゅーー!?」 「だって考えてごらん。街は危険がいっぱいだ。とても大きなスィーや硬い地面、それに猫や犬、鴉それがどんなに危険かわかるだろう?」 「た、たしかにそうだわ!」 「だから生まれてすぐに胴付きにして何倍も強くしてあげるんだ。そうすることで街でも生き延びれるし、街で鍛えられているからこそ人間は強いんだよ」 「りにかなっているわ…。まさかにんげんさんにそんなひみつがかくされていたなんて…」 ぱちゅりーはショックを受けていた。それならば同じ胴付きであるれみりゃやふらんが敵わないのも無理はない。生まれてすぐに強くなる上、こんな場所に住み続けているのだから。車に乗る前は人間の強さを探り、ゆっくりもそれをやろうと思っていたが、これでは無理だ。自分の計画が完全に破たんしたことを理解し泣きそうになっていた。しかし… 「ところでさ、提案があるんだ」 「ていあん?いったいなんなんだぜ!?」 「うん、ねえ君たち…」 胴付きに、なりたくない? 「え?」 「それっていったい…」 「なんなら、順番に君たちを胴付きにしてあげてもいいんだ。やめておくかい?」 「で、できるの!?」 「勿論さあ!おにいさんは気に入ったゆっくりがいると、ついやっちゃうんだ!ゆっくりの体のことなら何でも知ってる、胴ぐらい朝飯前さ!」 「そ…それは…」 さすがのゆっくり達もこの提案には困惑していた。確かに胴付きになれば何倍も強くなれる。しかし通常6種の胴付き化など聞いたことがない。そう不安がっていると、 「ぱちゅりーはどうつきになりたわ!そしてぜんそくとはおさらばするのよ!」 ぱちゅりーは意を決したように叫んだ。人間ほど強くならずとも、胴があればかなり今の状況が改善される。あわよくば群れに帰った後、みんなをここに連れてきて胴付きにしてもらおう、と。 むきゅ!どうつきになればたとえにんげんさんにかてなくても、かなりていこうすることができるわ。そうなればきっとにんげんさんもわたしたちをけいかいしてあまりひどいことをしなくなるにちがいないわ!れみりゃたちはかずがすくないからにんげんさんからにげているんでしょうけど、ぱちゅりーたちならゆうかんにいどむわ。かんぺきなさくせんね!むきゃきゃ! ぱちゅりーの頭の中では、全員胴付きになった時の強さを人間≧捕食種≧通常種ぐらいにしか考えていなかった。自分たちと胴無しの捕食種との戦力差など頭にない。やはり森の賢者(笑)であった! ちなみにもう1つ。ぱちゅりー種、というかゆっくり自体喘息にならない。体が弱い=喘息という単なる思い込みである。 「おさがなるんなられいむもなるよ!」 「まりさもどうつきになってきのみさんをいっぱいあつめるんだぜ!」 「にじせーちょー!」 「じゃあ決まりだね。順番はそうだな・・・一番元気なまりさ!きみに決めた!」 「やったぜ!いちばんのりだぜ!」 「いいなあ。れいむもはやくやってほしいよ!」 「ははは、でもまりさ1つ聞いておくよ。一度この手術をしたらもう元には戻れない。いいね?」 「かまわないんだぜ!どうつきになってれみりゃをぎったんぎったんにしてやるぜ!」 「よし、では胴付き手術にレッツゴー!」 まりさと先生は笑顔で部屋から出て行った。まりさは好奇心に満ちた笑顔で。しかし先生の笑顔は違った。 そこにあったものは、先ほどの惨劇になかったもの……悪意に満ちた、大人の笑顔であった。 「むきゅ。げんきなゆっくりのじゅんってことはぱちゅりーはいちばんさいごね…はやくやってもらいたいわ!」 ユギャアアアアアア! 「そうだね!つぎはれいむだよ!」 パイルダーーーーーオンッ! 「あばれうま!」 ナジム!ナジムゾオオオ!! 「むきゅきゅ。そうねみょんもげんきだものね」 バリザノナガニハイッデゴナイデエエエ 何やら非常にゆっくりできない声が家じゅうに響いているが、生憎ゆっくりたちには聞こえていなかった。虐待鬼意山たちの例に漏れず、虐待関連の部屋には防音が施されているのだ。もしこれがなければ「胴付きになれる」という本当の意味を理解して泣きわめいてしまっただろう。 がちゃ 「ふぅ…。手術は終わったよ。後は2日間安静にしていれば体が馴染むだろうね」 「おにいさん!まりさはもうどうつきになったの!?」 「なったけど、体がまだなじんでないんだ。もうちょっとしたら完全な胴付きさ!」 「ゆー!じゃあつぎはれいむだよ!はやくつれていってね!」 「せいてんかん!ばべるのとう!!」 「悪いけど、胴付き手術に必要なものを休ませなければならないんだ…。もう3日待ってくれよ。それまでご飯もあげるしさ」 「ゆえええええいやだよさっさとしてね!」 「おちついてれいむ!いそいでもなれないんだったらまちましょう。でもおにいさん、ごはんはちゃんとちょうだいね」 「お安い御用さ」 このような調子でれいむ、みょんと3日ごとに部屋から出されて手術を受けに行った。しかし、みょんが連れ出された時点でにぱちゅりーはあることに気づいた。 みんな帰ってこないのだ。もうだいぶ経つのにれいむはおろかまりさも戻ってこない。さすがに怪しいと感じてそのことを話したが、 「今はリハビリ中なんだ。体を動かす訓練で毎日クタクタだから来れないんだよ」 と言って会わせてもらえない。では自分が会いに行くといっても何かと理由をつけて部屋から出してもらえないのだ。 そしてとうとうぱちゅりーの番が来た。 「むきゅ。おにいさん…よろしく…おねがいするわ」 ―――あちゃーまずいな。さすがに警戒している。暴れてもいいように力が弱いぱちゅりーを最後にしておいてよかった。――― 先生は自分の判断の正しさに安心して、ぱちゅりーを抱いて作業部屋の扉を開けた。そこにはさまざまなものが置いてあった。インパクトや電ノコなどの工具、薬品が多く陳列している棚、それとは別にさまざまなゆっくり関連の本が並んでいる棚、他にもいろいろなものがあったが、ぱちゅりーの目はそれらを見ていなかった。なぜなら、 「ついにそれが最後ですね。おお感謝感謝」 捕食種に並ぶ天敵、胴なしのきめえ丸が部屋の真ん中にいたのだから。 「むぎゃあああ。き、きめえま………る?」 叫んでいる途中でぱちゅりーはあるきめえ丸のある異常に気づいた。 子ゆっくりであろう小柄なきめえ丸の体の下に何やら大きめの丸い物が3つ付いていた。胴付きで四肢が欠損しているのであればもっと平坦なはずである。だがそれにはくびれが3つも付いてるうえ、1つ1つが丸い。先ほどのように丸い物体が3つと表現するほうが近い。しかも真ん中と下は少し動いているのだ。 「ゅ……ゅぅ……」 「まら…だんこーん……」 「むきゅっ!?れいむ!?みょん!?」 ぱちゅりーは3日ぶりの友人の声に思わず声をあげた。だが、その聞こえた方向がおかしい。なぜならそれはきめえ丸に付いている謎の物体から聞こえてきたのだ。 「まだ意識があるとは。黒饅頭とは一味違いますね。おお、あっぱれあっぱれ」 「ど、どういうことなのきめえまる!!」 「そのことについて僕が説明してあげるよ!あれは君と会う前日だった…」 先生は待ってましたといわんばかりに話を始めた。 ――――――10日前 休日を利用して先生は虐待に使うゆっくりを収穫するために森に来ていた。ぱちゅりー達が来た時に待機部屋に誰もいなかったのもストックが切れていたためだ。 何匹かは見つけたが、先生の虐待に耐えられそうなゆっくりはおらず、見つけては潰し、巣を暴いては潰すを繰り返していた。 そうしてしばらく歩いていると、何やら泣き声が聞こえてきた。先生はしめた!と思いその場に急いで駆け付けてみると、2匹の野犬達がそれぞれゆっくりを襲っていた。その後ろには子供以上大人未満の大きさのきめえ丸が横になって涙を流して叫んでいた。先程聞こえた声は彼女のものだったのだ。 先生は大声を出して野犬を驚かすと、彼らはそのまま逃げだしていった。するときめえ丸は2匹の元に駆け寄ろうと体を起こしたが、同時にすさまじい絶叫をあげた。どうやらあんよを食い破られていたにもかかわらず起きたため、中身が地面に触れてしまったようだった。 「おお…人ゲンさン……」 「オ゛、おぢビじゃンヴぁだいじょウぶだドゥ…?」 「父上ぇーーー!母上ぇーーー!」 襲われていたゆっくりはきめえ丸とふらんだった。だが、この2匹はもう長くないであろう。羽は食いちぎられ、振りまわされたであろう髪もあちこちに散らばっていた。歯もかなり砕けているし体中に噛み跡がありかなりの量の中身が飛び出ていた。何より、顔面の4分の1が喰われているのだ。きめえ丸は左目しか残っていないし、ふらんは頬が消えて口の中が丸見えだ。 どうやら手遅れだったようだが、落胆以上にこの状況を不思議に思った。きめえ丸とふらんが一緒になって動物に襲われるなど珍しい。ふらんがきめえ丸を襲っている最中に犬が来たのかと一瞬思ったが、ふらんがきめえ丸を積極的に襲うなど聞いたことが無い。 とりあえず小さいほうのきめえ丸をそっと反対にして抱いてやり、オレンジジュースをかけてやった。そして無駄とは分かっていたが2匹にもオレンジジュースをかけてやることにした。 「おお、痛みが…少し…引きました」 「うー…ありがと…」 「父上!母上!大丈夫ですか!?人間さんありがとうございます!」 「いや、この傷じゃもうだめだ…もうこのジュースじゃ鎮痛剤ぐらいの効果しか期待できないよ」 「かまいません…最期に、この子の顔が見れるのですから」 「おにいさん…たすけてくれて…ありがと」 「そんな!?気をしっかり持って!休めば大丈夫ですよ!?」 「いいえ、私達はもう助かりません…。だから…これからはあなた1人で…生きていくのですよ」 「で、でも…おちびちゃんもケガしてるんだどう。おにいさん、おねがいが…あるんだどう」 「子供を助けてやってくれってか?別に構わないが、お前ら番いなのか。珍しい組み合わせだな」 「…ええ…そんな珍しいが故の…たった1人だけの可愛い可愛い子供です…どうか…怪我が治るまで…ぐふっ」 「もう…おわかれだど…おちびちゃん…げんきで…」 「「さよう…な…ら…」」 「うううう。うわああああああああ」 先生も虐待鬼意山である。親が目の前で死んだ子ゆっくりなどよく見かけるし、親の死体をさらにぐしゃぐしゃにして子のお飾りをそれに突っ込みヒャッハーするなど日常茶飯事だ。 だがそれは餡子脳饅頭の話。彼女らのような高い知能を持つ稀有なゆっくりの死にはある程度敬意をはらう。 先生はきめえ丸が落ち着くのを待ち、今後の話を始めた。 「お前の両親に頼まれた。だからそのあんよの傷がふさがって自立できるようになるまで俺の家に来い。」 「ぐすっ。本当によろしいのですか?」 「子ゆっくり1匹ぐらいなら当面はわけないさ」 「おお、感謝…感謝…」 先生は親の死体を別々の袋に入れ、きめえ丸を手に持って帰路に着いた。驚いたことに、きめえ丸のあんよすでに膜が張っていた。 ―――オレンジジュース効果とはいえ普通これだけの大怪我はこんなに早く治らないぞ!?ふらんの血…餡を引いてる影響か――― 帰宅後、きめえ丸にさらにオレンジジュースをかけてやり、死体入り袋を冷蔵庫に入れた。死体を処理するのはあることを確認した後に、と先生は決めていた。そして、あの4匹の運命を決定した『計画』について話を始めた。 「なあきめえ丸、お前も栄養をちゃんとつけたらいずれ胴付きになるんだよな?」 「ええ。その通りです。でもあの森は食べ物は決して多くありませんからね。きめえ丸種は雑草はあまり食べれませんから、母も胴なしのままだったんです。父も私達に合わせてゆっくりを食べるのを控えてましたし…」 「その事なんだが、お前、子供のまま胴付きになってみないか」 「は?」 「お前が大人になるのを待っていたら秋の中盤になっちまうんだ。その頃には冬ごもりの準備はほぼ終わってなきゃいけない。でもお前は人間の家から森に帰ったばかり、しかも独り立ち直後だ。ほぼ確実に失敗して死ぬ。」 「おお…おお…」 「でも胴付きなら大人になる前に森に帰れる。それどころか身体っていうアドバンテージがあるから準備もスムーズに進む」 「それならとても魅力的な提案ですが…可能なんですか?」 「ああ。最近『月刊ゆ虐の友』で見てな。それによると成功率は低いそうだが、俺の見立てではお前の場合かなりの高確率でうまくいく。」 「…元々選択肢など無いに等しいのです。それをお願いします」 ――――――9日前(ぱちゅりー一行捕獲、まりさ手術日) 「ゆゆーん。これでまりさもどうつきだぜ!」 「そうだね。まりさは胴の上部分や手になるんだよ」 「ゆ?」 がちゃ 「おお、それが『あれ』の材料ですか」 「ゆぎゃあああ!きめえまるだあああああ!」 「そおい!」 先生は部屋に入るやいなやまりさを顔面から床に叩きつけた。そのせいでまりさの前歯が折れてしまっていた。 「ゆぎゃあああ!?なにするんだぜ!?」 「ヒャアアアアア!ゆっくりは改造だああああああ!」 虐待鬼意山の中には称号やG(ぎゃくたい)ネームとして○○鬼意山と呼ばれる者がいる。ぺにぺにがおちびちゃんな『短小鬼意山』や自動車の修理工として働く『修理工鬼意山』などが後者にあたる。 先生は前者……Gネーム、『改造鬼意山』と皆に呼ばれる虐待鬼意山であった。 よし、ではまずはまりさのあんよを切り刻む! 「ゆひいいいいい!?やめるんだぜえええゆぐおおおおおあああああ!?」 カッターで碁盤目のように縦横に切っていく。中の餡子も一緒に傷つけることで痛みも加わりより一層移動能力を奪える。 「ゆああ。ばりざのしんそくのあんよが…」 これで安心してより痛い作業に移れる。次はまりさの目に指を突っこもう。 「ゆぎゃああああああ!」 抉る、抜くなどという生易しいものではない。掻き出す。何回にも分けて眼球をほじくり出す。これにより眼球からの痛覚の信号がいつまでも餡子に送れていく。それを2回、両目で行われることでまりさを気絶も出来ずに苦しませ続ける。 「ゆがあ、ゆがあ」 うん!スプーンの方がきれいだけど、今回はどうせ眼の痕は消えるんだ。だったら声を楽しまなきゃな。 おつぎはぺにぺに。さすがに手では餡子を削り取りすぎてしまうな。ならば…これだ! 先生……改造鬼意山は短いアルミパイプを取り出した。直径は4?ほどであり、これをまりさのぺにぺにがあるであろうの位置にあてがった。 そおい! 「ゆごああああああ!!!!!!」 先程よりさらに大きな声をあげたな。まあ当然だ。内臓にダイレクトで異物を入れられたんだから。ではこれを体内から出してっと。 上手に抉れました~♪ いまアルミパイプに詰まっている餡子はぺにぺに、まむまむとして機能する部分だ。これで変な所でにんっしんする心配もなくなった。穴がでかいからジュースを流して出餡多量を防ぐ。 「いじゃい…いじゃいよおおおお…もうおうちかえるぅぅぅ」 まりさがうるさいが無問題だ。あんよ、目、ぺにぺに…ならば次は歯だな。 「ふが!?」 まりさの口の上下をフックで固定し、大開きにする。そして!ペンチで!!抜く!!! 「ふごおおおおお!?!?」 一本一本丁寧に抜いていく。なるべく痛みをあたえるのがゆっくりの歯医者の極意だと聞く。ならば虐待鬼意山にだって可能。 ぶちっ「ぬ゛」 ずぽっ「ヴぁ」 べきっ「あ゛」 めりっ「ぼ」 ついにすべての歯を抜き終わり、残すはあと一か所。頭だ。これが今回の肝であり、失敗は許されない。 まず頭髪を表皮ごとナイフではぎとり、ハゲ饅頭にする。そして目的に合わせて頭頂の皮を切り取った。 次に冷蔵庫から2種類の餡入りのビンを取り出す。これはきめえ丸の両親の中身だ。あの後、計画の為に中身の一部を取り出し、保管しておいたのだ。 親きめえ丸の餡子をふらんのものより多くビンから出し、小皿の中で混ぜた。そしてまりさを立たせて固定し、見えている餡子を覆うように先程の混合餡を乗せた。 「きめえ丸、いいな!タオルをしっかり噛んで喰いしばれ!」 「わ、わかりました。お願いします」 きめえ丸の底部をナイフで切り取っていく。可哀想に。あんなに痛そうなうめき声を上げて…。もう少しの辛抱だからな! 幸いにも前日の確認後、あんよの治療を中止していたので薄皮を切るだけで済む。健全なあんよを切り取ることになっていたらと思うと自分まで痛くなりそうだった。 「きめえ丸、よく頑張った!さあ最後の仕上げだ」 先程放置しておいたまりさのところまで抱えて行き、 「パイルダーーーーーオンッ!」 餡子がむき出しのあんよをまりさの餡子むき出しの頭に合体させた。 すぐさま結合部にオレンジジュースを浴びせ、今までの手術の成果を見守る。すると3分も経つと… 「ゆ゛!?」 「おおっ!?」 ついに反応が出てきた! 「馴染む!馴染むぞおおお!!」 「はひはのははひはひっへほはひへえええ!」 うん、まりさお前何言ってるんだ?しょうがないので以前ゆっくりの歯で作った入れ歯を口に突っ込んでやると、 「ばりざのながにはいっでごないでえええ」 と弱弱しく叫んだ。 普通、ゆっくり同士を結合させるとバラバラの意思を持つ双頭ゆっくりができる。だが今回の虐待…もとい手術ではだんだんきめえ丸に主導権が移っていっているようだ。これこそが俺が雑誌の方法に独自のアイデアを加えた胴付き化の手法なのだ! その秘密はあの混合餡にある。あれはきめえ丸の両親のものだ。ふらんの餡がふらんとのハーフであるきめえ丸の餡に反応して『傷ついている』と認識することで、再生能力をまりさの餡子に作用させて置き換えているのだ。だが、そのままではふらんの餡が増殖しかねないと思い、親きめえ丸の大量の餡と混ぜた。 こうすることで量を確保しつつふらんの餡の濃度を下げ、同時に混合して一体化した親きめえ丸の餡がきめえ丸の餡との『つなぎ』として働き、きめえ丸側の餡がまりさを侵食していったのだ。やがて混合餡もきめえ丸の大量の餡に駆逐されて一体化するだろう。両親は死んでなお子供を助け、子供の一部として生きていくのだ。 今は1匹分だけだし体もくそもないが、最終的に成ゆっくり4匹分の餡子と大量のオレンジジュースの効果で下のパーツから胴が形成されていくだろう。その形成もふらん再生能力による欠損部の修復作用のおかげなのだ。 手術は大成功だったが、俺もきめえ丸もくたくただ。念のため時間を置きたかったし、きめえ丸の体力回復もかねて残りの3匹には3日後と伝えておこう。 ――――――6日前(れいむ手術日) 「ゆぎゃああああああ」 「いやだやめてだれかれいむをたすけて」 「ゆあああああ…れい丸は…しにたく…おお、いやだ…」 ――――――3日前(みょん手術日) 「ちんぽおおおおお」 「でかまらあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 「ぢ…ん…わたしのほわいとちょこがなにかにおかされていく…。だがたとえからだとこころはあけわたしても、このたましいだけはまもってみせる…」 ――――――現在(ぱちゅりー手術日) 「……とまあこんな感じで目の前のきめえ丸…いや寄生丸がいるんだ。さっき声がしたのは上からまりさ、れいむ、みょんだよ。まりさは完全に一体化したみたいだけど、下2つは本体から遠い分しぶといね」 あまりにも凄惨な内容のため、クリームを吐き出さないように口をホッチキスで止められたぱちゅりーは大粒の涙を流していた。 改造鬼意山がホッチキスを外してやるとぱちゅりーは弱弱しく体当たりしながら責めてきた。 「だましたのねええ!どうつきにするなんていってええええ!ふざけるなああ。みんなをかえせええええ!!!!」 「おいおい、落ち着いてくれよ。僕は何にもだましちゃいないよ。寄生丸に取り込まれて一体化することで胴付きになったじゃないか。たかがゆん格が消滅しちゃっただけだよ。いつか勝手に生えてくるよ。それに二度と元に戻れないって念を押したのに志願したのは君たちじゃないか」 「むぎゅうううううううぁああああああああ!」 「やれやれ…ヒャッハパンチ!」 改造鬼意山はもう会話は無駄だと結論を出し、パンチの先制攻撃を口にお見舞いした。 「がは…」 「さて、では恒例の……ヒャア!我慢できねえ!改造だあ!」 先生はぱちゅりーに再びホッチキスをして身体をひっくり返した。あんよを切るつもりだが、今回はカッターでなく名刺を取り出した。 「一流の社会人鬼意山は仕事道具を虐待に応用できるという。部品はともかく作業くらいはその域に達したいものだ。というわけで練習に付き合ってくれよっ!」 そういうとあんよに当たるような軌道で名刺を高速で振りぬいた。紙とは張りを持たせることで時に人間の皮膚すら切り裂ける。ぱちゅりーのあんよも例外でなく切られたが、饅頭であるがゆえに人間より皮が厚く、運動能力を奪うほどの深さには達しなかった。 「~~~~~!?」 「やはり1回じゃ無理か。せめて名刺2,3枚で済むようにしたいな。」 そう言って名刺であんよを切る作業を続けていった。慣れていないせいもあり、結局名刺15枚をダメにし、時間もまりさの3倍もかかってしまった。だが苦痛はそれに比例していない。少しずつ削られていくあんよ、時間をかけ露出していく中身のクリーム。口がふさがっていなければおそらく今頃皮だけになっていただろう。 続いて、半田ごてを持ち出した。餡子よりも流動性の高いクリームがこぼれないように少し焼いて固めるのだ。 あんよを切られた苦痛に参っていたぱちゅりーはいままでをはるかに超える激痛に白目をむいた。なにせ内臓むき出しの部分を焼かれているのだ。やがてあんよ全体が焼かれ、気絶してしまったぱちゅりーにオレンジジュースとキツケの胡椒をかけて無理やり覚醒させた。 改造鬼意山は次はどの作業をしようかと迷っていた。あんよ→目→まむまむ→口→頭ばかりでは芸がない。最初と最後は必須なので、中の3つを入れ替えるべきなのだろうが、どれが一番いいか悩んでいた。 考えること10秒。逆転の発想、ならば同時進行でやってみようという意見に至った。 先程のようにわざわざオレンジジュースをかけるのも面倒なので、今回はスプーンで右目をくりぬいた。それを左目の前に持っていくと、滝のような涙を流してそれを食い入るように見つめた。いったん目の作業は中止。続いて口の作業に移る。 問題は口の中の大量のクリームである。おそらくホッチキスを外した瞬間一気にこぼれて絶命してしまうだろう。そこで、今回の副題、同時進行にふさわしいやり方で解決する。そのために口より先にまむまむを処理する必要がある。 今回のまむまむくり抜きは、まりさの時と違い大き目に穴をあける。そこでパイプでなくショベルで穴をあけることにした。 理論もくそもない。改造鬼意山はただひたすら掘った。やがて口の下に直径8?、深さ6?程の穴がぽっかり空いた。中枢餡を傷つけないかと少し心配していたが、杞憂に終わったようだった。 この余分な大きな穴が役に立つ。今度は真ん中あたりから上に掘り進み、口とまむまむ跡とをつなげた。 口からまむまむ跡へ大量のクリームが流れ込んでいく。だが元々体内にあったものが戻っただけなので、多くは吸収され残りは穴をふさぐ程度だった。 これで口の中はきれいになった。まむまむにも半田ごてを軽く当てて漏れないようにし、いよいよ口を開いた。 「む゛…おに゛いざん…やべで…やべで…」 オニイサンハキニシナーイ。ラグラージハキモクナーイ。 ぱちゅりーに死なれても困るし、新しい手法も作りたかったので今回はペンチを使わない。ナイフで歯茎ごと切り落としてすぐに口を閉じ、再び半田ごてを用いて唇を癒着させた。今回の功労賞は間違いなく半田ごてである。後でバーナー派に布教でもしようかな、とも改造鬼意山は考えていた。 「~~…~…」 もうぱちゅりーと口をきくことはない。目を残しておいたので口をふさいでも恐怖の感情がはっきりわかる。同時進行プロジェクト、大成功である。 髪の毛の作業に移るが、さすがに工夫を凝らすこともなかったのでここでは割愛する。 そして最後に残った目の除去である。 「やあぱちゅりー!どうしてこうなったんだろうって疑問に思っているだろうね。目をとる前に答え合わせしてあげるよ!」 「…~~」 「まずタイミングが悪かったね。寄生丸がいなければ、もしかしたら君たちは生きて山に帰れたかもしれない。まあ十中八九改造した上でだろうけど」 「……」 「次に胴付きになった後の夢だね。言っとくけど人間は胴付きふらんを1人で10匹皆殺しにできる。5匹ぐらいなら無傷だよ。人間に抵抗できないし、そもそも胴付きになっても捕食種に敵わないよ。今だって胴なしに勝てないだろ?」 「~~!」 「そして教師に捕まったこともアウトだね。自分の教え子に危害を加えようとしていたゆっくりを優しくするわけないさ」 「~!~!」 「そして最後に…人間は生まれたときから胴があるんだよ。成長して胴が生えるなんて、虫じゃないんだからさあ」 「……!?」 ぱちゅりーは最後の言葉を理解できなかった。自身の計画の根幹の理論。そもそもそれが完全否定されたのだ。ぱちゅりーの餡子脳はその瞬間思考を停止していた。 改造鬼意山はきめえ丸ももとへぱちゅりーを連れていき、自分の未来を目に焼き付けさせてからスプーンを左目にあてがった。 「じゃあさよならぱちゅりー。暗闇の中、徐々に浸食されながらヒャッハりしていってね!」 ――――――約2週間後 改造鬼意山…いや先生は卒業生を送るような目で玄関に立っていた。 「今まで本当にお世話になりました」 「ああ、達者でな。でもホントに森に帰るのか?お前さえよければ俺の飼いゆっくりになってほしいんだが」 「嬉しい提案ですが、やはり父と母と一緒に暮らした森こそが私の住む場所なのです」 寄生丸…否、きめえ丸は見事な胴付きになっていた。 あの後順調に体が形成されていき、3日前ついに成体前に完全に胴付き化した。形成の過程で餡子が大量に消費されたので体も頭の大きさに見合ったものになっており、とても整った美ゆっくりになっていた。 なによりうれしい誤算だったのは、ぱちゅりーの野生で生きるための豊富かつ有用な知識がきめえ丸に残った事だ。一番頭から遠かっただゆえにクリームの中にあった記憶がが中途半端に残り、それが『記憶』でなく『知識』としてきめえ丸に定着した。おかげでかなりの知識を手に入れ、おまけにぱちゅりーの記憶と混同することもなかった。 そして残りの日々をリハビリ・訓練にあててこの日ついに一人立ちとなったのだった。 「じゃあ元気でな」 「ええ、春になったら挨拶に来ます。先生もお元気で!」 こうして、きめえ丸は森に帰って行った。その後も交流を続け、きめえ丸が森を案内したり奥さんになったふらんを紹介したりして死ぬまできめえ丸は先生を慕い続けるのだった。 「さあて、たまには作業部屋を掃除するか。ん?なんだっけこの頭皮?気持ち悪いなあ」 それぞれ色の違う髪の付いた4つのゆっくりの頭皮が部屋の隅に積まれていたが、先生はそれが何なのか完全に忘れていた。 こうして森の賢者(笑)の作戦は失敗し、優秀な長と多くの大人を失った残りの群れは今までの敵に加え、最近出現した人間の協力者と噂される胴付ききめえ丸による誘拐にも頭を悩まされいったのだった。 【あとがき】 補足 1.先生は二重人格ではありません。ただ単にTPOをわきまえているだけです。 2.作者の作品ではゆっくりの知能によって喋り方を変えています。 ドスクラス、特に高い知能のゆっくり(例:きめえ丸)・・・・・・漢字混じり 一般的な知能の高いゆっくり(例:ふらん、『仏』の帰依なずーりん)・・・・・・カタカナ混じり 普通のゆっくり(例:言うまでもないでしょ。馬鹿なの?死ぬの?)・・・・・・ひらがなのみ 終わった…終わったぞ…。 元々『体』で完結させていた作品。中途半端との声を聞き無理矢理『体2』を書いたため、ネタ切れ・虐待描写下手・レポート三昧の三重苦で結局『体3』の完成に2週間弱も近くもかかってしまった。 もう…寝てもいいよね…? 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 310 仏 ふたば系ゆっくりいじめ 393 体 ふたば系ゆっくりいじめ 401 体2
https://w.atwiki.jp/ykansatu/pages/16.html
れいむ まりさ ありす ぱちゅりー みょん さくや ちるの れみりゃ ふらん わされいむ こたまりさ 胴付きゆっくり ちぇん(予定) その他 コメント(編集できない場合やメモなどに) れいむ れいむ・まりさは最も一般的な種となるが 観察日記では特に出現率が高い、という訳ではない 可動部がもみあげ2本で、アクションは一番派手 基本お飾りは赤リボン。また髪色が黒なため 各種の派手な色のお飾りが映える格好 お飾り収集の土台として良いかもしれない まりさ れいむと並ぶ一般種。可動部はおさげが1本 基本は黒の三角帽で、水上でも生存可能 観察日記での口調は「だぜまりさ」となる ありす 可動部無し、基本お飾りも赤カチューシャと地味だが シンプルゆえに本体の妙な外見を観察しやすくもある 性癖については専売特許ではなく、Cランク(ゲス)であれば どの種もそうした行動に出るため影が薄くなった印象 また、まりさとありすは外見が似ているため お飾りを外すと見分けがつきにくくなる一面あり ぱちゅりー 可動部無し、基本お飾りは桃色帽子 帽子タイプは全て水上で生存可能 他種より寿命が短く設定されている模様 みょん 可動部無し、基本お飾りはカチューシャ 基本種準拠だが口調が個性的で、銀髪を持ち お飾りも黒と独自性を打ち出せている印象 焼けてしまうと何故かみょんだけ白目になる さくや 可動部はおさげ2本。基本お飾りはプリム 髪色はみょんと被っている 関連作品であまり見ない種であり 大元の設定が少々こなれていない感じではある 森では微妙に出にくい 捕食種の捕食対象にならない ちるの 可動部は羽、基本お飾りは青リボン 飛行種だが捕食種ではない唯一の特性有 れみりゃ 可動部は羽、基本お飾りは帽子。登場する種の中で唯一常時目を閉じている。 飛行・捕食種なので、捕食有りに設定している場合は 多頭飼いに注意が必要 S・Aランクは基本的に捕食行動をしない B・Cランクは積極的に捕食行動を行う 目を閉じているので見た目だけでは空腹度が分からない。 尚、ゆっくりにっきの方では目が開く個体もいる。 ふらん 可動部は、羽、基本お飾りは帽子 鋭い容貌に牙を持ち、これもユニークな顔 れみりゃ同様飛行・捕食種となる 捕食行動の習性も、れみりゃと同様 わされいむ れいむのもみあげがわさわさになったもの 1.5.3l(?)から、種ではなく突然変異のような 扱いになり、恐らくれいむ発生時に低確率で わさ種になると思われる。 わさ種同士の交配でも産まれるのは ほぼ通常れいむとなるため希少価値は高い こたまりさ まりさの基本お飾りが炬燵になったもの こたつむり表記もありどちらが正解なのか不明 厳密には種ではなく、飾りが違うだけのまりさ 口調も通常まりさと同じとなる なお、炬燵を他の種に遺伝させることが可能な他、 森や店には他種のお飾りが炬燵になっているゆっくりもいる 胴付きゆっくり v1.6a以降のラブモード限定で新規追加された 胴体がついたゆっくりで、全種存在する スキップするように移動し、飛行種であっても空を飛ぶことはない 成長可能な最大サイズが通常ゆっくりより小さい 寿命以外では死なず、一切のダメージを受けない アリス種の胴付きゆっくり ちぇん(予定) 画像なし 猫ゆっくり ゆっくりにっきのみだが恐らくv.2.0aで追加する パチュリーの次に出る その他 画像なし おかざりばらばら コメント(編集できない場合やメモなどに) 名前 温厚の優しいゆっくり。たまにはうんうん出す。 - 咲良 (2023-12-24 18 11 59) 無 - 咲良 (2023-12-24 18 10 26) 最近始めたけどみたことある - 歌ぽヨぽヨぽヨぽヨぽよ (2022-11-12 14 27 02) ゆっくり日記の事なんだろうけど、目元に涙浮かんでるやつか。 - 名無しさん (2022-11-03 20 13 53) なでなでしすぎると泣き笑いの顔になるよ - ゆっくりが現実に居たらなあ (2022-11-03 08 53 50) ゆっくりを叱るとお飾りがとれることがあるよ あとなでなでしてもすねて星マークが出るだけで価値が上がらないよお - ゆっくりが現実に居たらなあ (2022-11-03 08 50 33) 夜眠れなくなりそう😖 - 名無しさん (2022-05-03 20 03 46) 胴付き虐はたぶん絶対規制される - ーーー (2021-09-28 09 31 43) ちぇんは「ゆっくりにっき」からだからいないぞ、トップページよく読め - 名無しさん (2018-09-30 23 42 43) ちぇん追加願います - 名無しさん (2018-09-02 14 05 11)
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/694.html
※駄文、稚拙な表現注意 ※俺設定注意 ※あっさり小話第3弾です。 まりさは希少種になりたかった。 希少種になりさえすればこんな薄汚い粗大ゴミの中で暮らさなくてもいい。 腐臭ただよう生ゴミや苦くてゆっくりできない雑草を食べなくてもいい。 加工所の職員たちに追い回されることもない。野良犬やカラスに襲われることもない。 希少種に・・・希少種になりたい。 それがまりさの願いだった。 希少種になる薬 作、長月 まりさはこの町の野良ゆっくりだ。 といっても始めから野良だったわけではない。半年ほど前、飼い主のお兄さんに、この空き地に捨てられたのだ。 あの捨てられた日のことをまりさは今でもはっきり覚えている。 「おねがいじます、おにいさん!!わるいところがあったらあやまりますから!!だから・・・だからまりさをすてないでくださぃいいいい!!!」 そう慟哭するまりさを無視してお兄さんはまりさの帽子についていた銅バッジを強引に毟り取った。 「ああ・・・まりさのばっじさんが・・・」 「やっぱりゆっくりは希少種だよな。通常種なんてだせーし、飼っててもつまんねーや。」 それが捨てないでと懇願するまりさに対するお兄さんの残した最後の言葉だ。そのまま一瞥もせずにお兄さんは去った。 それからまりさは自分一人の力で生きてきた。 幸いにもまりさが捨てられた空き地には食べられる草も多く、不法投棄された粗大ゴミがそのままな為、食べ物と住む所には困らない。 しかしまりさは飼いゆっくりだった頃の事が忘れることができなかった。人間でもそうだが一度飼いゆっくりとして何不自由ない生活をするともう生活のレベルを落とせないものである。 そして忘れられないことがもうひとつ。 「やっぱりゆっくりは希少種だよな。通常種なんてだせーし、飼ってもつまんねーや。」 元飼い主の青年が最後に残したあの言葉だ。 「おにいさん・・・まりさじゃ・・つーじょーしゅじゃゆっくりできなかったの?つーじょーしゅはゆっくりできないの・・?」 心無い言葉はまりさの心を呪詛のように締め付けていたのである。 実際のところ、町のゆっくりが幸せにゆっくりできるかどうかは、通常種で産まれてくるか、希少種として産まれてくるかで8割は決まってしまうといっても過言ではない。 人間側に通常種は悪い害獣、希少種は愛玩動物という固定観念があるからだ。 事実、通常種は野良は勿論のこと飼いゆっくりであっても弱い立場にある。 金やプラチナバッジでも持っていない限り、人間の都合やきまぐれで簡単に捨てられてしまうからだ。そして一度バッジをなくしてしまえばもう一度飼いゆっくりに戻ることはほぼ絶望的である。 逆に希少種のほうは余程のゲスでもないがぎり捨てられることはほとんどないし、仮に捨てられても人間のほうから飼いたいという者が現れる。希少種=勝ち組で善良、通常種=負け組みで害獣の構図がはっきりとしているのだ。 まりさは思う。 希少種なら捨てられることもなかったのに。 希少種ならまりさを拾ってくれる人もいるのに。 希少種なら人間さんも優しくしてくれるのに。 「ゆぅ・・・まりさ・・・きしょうしゅさんになりたいよ・・・」 叶わぬ望みと知りながらもまりさはそうつぶやかなくてはいられない。 いつしかまりさの願いは「飼いゆっくりになりたい」から「希少種になりたい」になっていた。 そんなある日のことだった。 まりさが希少種になることができる薬を入手したのは。とある知り合いの飼いゆっくりがくれたのだ。 最初は信じられなかった。そんな薬があるなんて聞いたこともないからだ。 しかし実際にその薬のおかげで希少種になっているそのゆっくりを見れば信じざるを得なかった。 やった。これで自分も希少種になれるのだ。 まりさは薬をもらい、はやる気持ちを抑えて帽子の中に入れて持ち帰った。 「そろーりそろーり・・・きょーろきょろ・・」 不法投棄されたゴミ山に帰ってきたまりさ。辺りに誰もいないことを確認する。こんな素晴らしい薬を誰かに横取りされたらこまるからだ。 「よしっ。だれもいないね・・・」 さっそく帽子から薬を取り出すまりさ。渡された薬はなにやら茶色い消しゴム大の立方体である。 「おくすりさん、まりさをきしょーしゅにしてね!!」 まりさはそういうと一気にその茶色い薬を飲み込んだ。 よし。これで自分も希少種の仲間入りだ。そうまりさが思ったとき。 「ゆぐへぇ・・・・あああ・・・」 激しい嘔吐感がまりさを襲った。 「ゆげぇえええ・・・」 たまらず餡子を吐くまりさ。しかし一向に吐き気は治まらない。 なんで?これは希少種になるための薬ではなかったのか? どうして?なぜ?まりさには訳が解らない。 「ゆぐぇ・・・ゆげぇえええ・・・」 考えている間にも吐いた餡子の量はどんどん致死量に近づいている。 「じにだくない・・・ばりさ・・・じにだぐないよ・・・」 死にたくない、死にたくないと必死につぶやき続けるまりさ。痙攣する体でなんとか餡子を体内に戻そうとする。 いやだ・・・こんな所で死にたくない。 まりさは希少種になるのだ。 そして優しい人間さんに飼ってもらって・・・ いっぱいいいこいいこしてもらって・・・ たくさんのあまあまと美ゆっくりのお嫁さんをもらって・・・ いっぱいおちびちゃんを作って・・・ そして・・・そして・・・ やりたいことが走馬灯のようにまりさの脳裏によぎる。しかし現実はいつだって非情である。 「なるんだよ・・・きじょうしゅに・・・どうづぎ・・ゆっくりに・・・」 腹から搾り出すようにうめき声をあげたあと 「ゆべぇええっ・・・」 最後に大きく餡子を吐いてまりさは死んだ。 まりさは知らなかった。 「希少種になる薬」の正体を。 「あの、まりささん・・・ちゃんとどうつきゆっくりになれたでしょうか。」 その頃まりさを死に至らしめた張本ゆんである胴付きさなえは家でまりさのことを考えていた。 ちなみにさなえが「希少種になる薬」としてまりさに渡したのはカレーの固形ルーだ。あのカレーを作るときに入れる板チョコのようなアレである。 さなえに悪意はない。 おまんあき種であるさなえの中身はカレーだ。そしておまんあき種のさなえは激辛カレーを食べると胴付きに進化するという特徴を持つ。 さなえは過去にキャラメルと間違えてカレーの固形ルーを食べたことがあり、それが元で胴付きになってしまった。それからさなえは固形のカレールーを胴付きになることが出来る魔法の薬と勘違いしているのである。 だから前々から希少種になりたいともらしていたまりさの為に、飼い主の目を盗んで固形ルーを持ってきたのである。 実際のところ、さなえの考え方は満更間違っているわけではない。 確かに胴付きまりさは立派な希少種だし、胴付きになってしまえば、愛でお兄さんからHENNTAIお兄さん果てはロリコンお兄さんまで幅広くめでられることになるだろう。当然拾ってくれる人もたくさんいる。 しかしさなえは知らなかった。 カレーを食べても、おまんあき種以外のゆっくりは胴付きにはなれないこと。 そして大抵のゆっくりにとって激辛カレーは猛毒だということを。 「おーい!!さなえー。ごはんよー。」 その時、飼い主のお姉さんがやってきた。どうやら食事の支度ができたらしい。 「はーい。いま、いきまーす。」 元気に返事をするさなえ。お姉さんが作る料理はとてもおいしくてゆっくりできるのだ。 「今日はさなえの好きな激辛カレーに四川麻婆豆腐、そしてトムヤンクンよ。」 「わーい、たのしみですー。」 そう言ってキッチンのほうへパタパタとかけていったさなえ。 その顔はとてもゆっくりしていた。 後書き 遅くなりましたがおまんじゅうあきさん復帰記念作品。おまんじゅうあきさんの「さなえは激辛カレーを食べると胴付きになる」設定を使わせていただきました。 面白かった、ゆっくりできた、と言う方は下のゆっくりできたよ!!ボタンを押していただければ幸いです。 追伸 感想用掲示板ができましたので、そこの長月のスレにご意見、ご感想はそちらでおねがいします。URLも書いておきますので。 ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板 http //jbbs.livedoor.jp/otaku/13854/ 今まで書いた作品 anko259 ゆっくりちるのの生態(前編) anko268 選ばれしゆっくり anko279 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 anko292 ゆっくり見ていってね anko304 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 anko313 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い anko333 夢と現実のはざまで anko350 あるまりさの一生 anko385 ゆっくりを拾ってきた anko425 ゆっくり Change the World(出題編) anko448 ゆっくり Change the World(出題編2) anko484 ゆっくり Change the World(解答編) anko497 あるゆっくりできない2匹の一生 anko542 てんこがゆっくりするSSさん anko558 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ anko577「餡子ンペ09」ゆっくりを愛でてみた anko613「餡子ンペ09」れいむと幸せを呼ぶ金バッジ anko633「餡子ンペ09」としあき博士のれいぱーありす矯正計画 anko735「餡子ンペ09」あるてんこの一生 メスブタの群れ anko764「餡子ンペ09」あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(前編) anko791「餡子ンペ09」あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(後編) anko932 誰も救われない話 anko1022 あるババ・・お姉さんの結婚 anko1057 もらうぞ anko1127 めすぶた祭り anko1224 あるちるのの一生 ずっと続いていく物語 anko1500 ある愛でお兄さんの午後 anko1530 どうして・・・ anko1638 とてもかわいそうなでいぶ anko1672 奇跡のドス anko1713 まりさときゃっしゅさん anko1775 ゆっくりしたおちびちゃん
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4385.html
『蒼きらんと白きちぇん』 10KB 小ネタ 差別・格差 戦闘 同族殺し 共食い 群れ 捕食種 希少種 自然界 人間なし 独自設定 今日、7月16日をもって、丁度、2周年です。多分。 紺色の夜空が少し残った朝ぼらけ。真夏の熱気によってボヤけた太陽が空に浮かんでいる。その様を眺めていた一匹の胴付きゆっくりである。 青と白の道士服を来たらんだ。しかし、普通のゆっくりと違って腰に短弓と瓢箪、肩に矢束が備わっていた。 らんはその場で屈んでみせた、大地に生えている無数の草の中の一部を掴みとり、それを引き抜いてみせる。 そして、草の束をパラパラと手からこぼしてみせた。サラサラと落ちるその草は生き生きとした水っぽい緑の光沢を放つ。 「うむ、ことしもよいくさがはえたな」 四方八方を緑の短い草で構築された草原。それがらんの住む場所であり、ゆっくりプレイスである。 すべてが緑のその世界は狂いそうになるほどに単色である。だが、らんは気にしない。幼少の頃から見慣れているからだ。 「あさのさんぽはたのしいが、かちくたちのめんどうをみなければな」 群れから離れたこの場所で、グッと背筋を伸ばして体に溜まった息を抜く。そして、遠くから見えるゲルの乱立する方へと視線を向けた。 「ちぇん、そろそろかえるぞ!」 ちぇんと呼ばれたゆっくりは草を食べる作業を中止し、腰を上げた。よく見ると脚がある。それも四足だ。 ちぇんはらんの家畜である。人間で言うところの馬に値するゆっくりだ。らんが子供の頃に父から与えられた4足ゆっくりである。 それ以来、らんはこのちぇんを兄弟同然のように扱い、大切にしている。希少種の四足ゆっくりを勧められることもあったが、らんはちぇん一択だ。 「わかったんだねーらんしゃま!」 トコトコとらんの下へたどり着くちぇん。搭乗者が乗りやすいように足を曲げて腰を下ろしたちぇん。それにらんは跨った。 「いくぞ!」 そして、掛け声をかけるらん。その声を聞いたちぇんはゲルが聳える方に駆け出す。 らんとちぇん、二匹は遊牧民族ゆっくりなのだ。 蒼きらんと白きちぇん 嘘あき ゲルが立ち並ぶ遊牧民族ゆっくりの拠点。拠点は季節ごとに代わる。いや、家畜の餌である草原の草がなくなったら拠点を移るのだ。 らんはゲルの中でも最も大きなゲルの近くにある自分の家に戻る。その中では胴付きのれみりゃがせっせと家事をこなしていた。 「おかえりなさいませなんだどーおぜうさま!」 「ああ、ただいま! きょうもかりすまだね、れみりゃ」 「そ、それほどでもないんだど~」 からだをクネラせて喜びを表現するれみりゃを横に、らんは木製の丸椅子に座った。 胴付きれみりゃはらんの家のハウスキーパーである。基本的に胴付のゆっくりが支配者層である遊牧民族ゆっくりにも階級制が存在する。 戦いを好まなかったり、運動能力が低いもの、知能が低いものは家事手伝いなどの小間使いのような扱いにされるのだ。 れみりゃはどちらかと言うと知能が低いと決めつけられているタイプである。これは、れみりゃ種が下等に見られているからだ。 れみりゃの中にはれみりあと呼ばれる”かりすま”があり、優秀な亜種も存在するが、大抵は小間使いなどの労働力である。 公共奴隷といってしまってもいいだろう、ほとんどのれみりゃは群れのために労働を強いられ、一部の出来のよいれみりゃは位の高いゆっくりのメイドとして雇われる。 らんの家に住んでいるれみりゃはらんを幼少期から面倒を見ていた、いわば、ばあやのようなものである。 そう、らんは位の高いゆっくりである。それも、群れのドス、胴付きゆかりの四女である。 ドスというのはカイザーのようなもので、カイザーがカエサルの名が元であったように、ドスも王の名称として存在する。 遊牧民族らしく言ってしまえばハーンのようなものだ。らんの父は西の草原の群れ連合の盟主でもある。 話を戻そう。家に帰ってきたらんを出迎えたれみりゃは台所であるものを捌いていた。 「おぜうさま、りょうりのしたくができたど!」 石のナイフで腹を裂いた胴無しのまりさだ。頭には木の枝が刺さっていて、苦悶の表情を浮かべている。 木の枝が刺されているのは家畜を安楽死するために中枢餡を一突きで突き殺すためのものである。 「おお、きがきくね。ちなみに、かちくたちのほうはどうだい?」 らんは木のスプーンで中身を掬いながら咀嚼する。れみりゃは捌いた時に手についたあんこをペロペロと舐めとりながら答えた。 「ごはんをたべてゆっくりねているところだど。このあとにようじがあるのでしたら、れみりゃがめんどうをみるど?」 うーんとらんは少し間をおいてから答えた。 「いや、そこまでめいわくはかけられないよ、れみりゃ。ありがとう」 れみりゃは照れながら帽子を深くかぶり直した。らんは知っている。このれみりゃは自分に惚れていることを。 ゆっくりと言うものの恋愛観は大抵がフィーリングで決まる。優しくされれば直ぐに靡いたりするのだ。 はっきりと断るなり受け入れるなりしないといけないのかもなと考えながららんは家畜のことを考えた。 突然、家に来た使いの者から父がらんのことを呼んでいることを知り、家畜の世話をれみりゃに任せると、すぐさま近くにある最も大きなゲルへと赴いた。 「いだいなるどすである、ちち、ゆかりさま。このたびはいかがなされたのですか?」 側近である胴無しえーりんと胴付らんに挟まれた王座の前で膝を折るらんは父の言葉を待つ。 「なに、ちょっとしたあくしでんとがおきたのよ。それをなんとかしてもらいたくて」 ゆかりは側近のえーりんに合図を送り、説明をさせた。 「はい、らんさま。ふしょうながらもこのえーりんがせつめいをさせていただきます」 「のうがきはいいから、はやくせつめいしろ」 らんは身内には優しいが、外部のゆっくりには厳しく接する。これは、らんが三女というポジションにいるからそうなった側面がある。 「はい。こうきょうのかちくゆっくりがしゅうだんとうぼうをしました」 家畜ゆっくりの逃亡。これは遊牧民族ゆっくりには致命的なことである。なぜなら、胴付にとって唯一の食料であり、交易材料でもあるからだ。 そもそも、家畜ゆっくりとは何か。それは、胴のないゆっくりのことである。労働力にもならないし知能も低いゆっくり達は家畜として飼われているのだ。 成熟したゆっくりや子供を産み過ぎたゆっくりの子供を殺してあまあまにして食べる。これは支配者層のゆっくりの食生活であり嗜みである。 家畜ゆっくりと四足ゆっくりはその場に生えている草を食べて生きている。あまあまなどは舌が馬鹿になるので与えられない。 ちなみにえーりんは希少種であり、胴無しでありながら、胴付き以上の知恵を持つゆっくりであったので側近として仕えることが出来ている。 希少種の中でも優秀なゆっくりは取り立てられるが、逆に優秀じゃない希少種は支配者層のなかでも位の高いものの家畜となる。 「それで、どこににげたんだ? どこのまぬけがにがしたんだ?」 「ここからほくとうのほうがくににげています。いちおう、せっこうはだしておいたのでごあんしんください。にがしたのはわきみこのれいむです」 あの怠け者で有名な胴付れいむのことかと歯噛みしてイラつくらん。公共奴隷の家畜ゆっくりを逃がすとは危機管理能力のないやつめと。 それを見越してか、えーりんは言葉を続けた。 「あのれいむにはばつをあたえているのでごあんしんください。おかざりやぶりのけいにしておきました」 「まあ、だとうだな」 れみりゃ以下というレッテルは罰に見合うものだとらんは思った。事実、れいむはどちらかというとでいぶのような思考の持ち主だからである。 「それで、だっそうのしゅぼうしゃですが、まりさとれいむのにひきです。それもかちくのりーだーかくだったそうです」 家畜にも意志があり、小規模ながらもコミュニティが存在する。それは、家畜たちが生きていくうちで大切なものであり、胴付きゆっくりも黙認している。 だが、このように反乱の種となる事もある。 「そいつらをしとめれば、はんぎゃくのいしをくじいてなんとかできそうだな」 らんが頷いていた時に、ここでゆかりが声を出した。 「まちなさい、らん。わたしはいけどりはみとめるけど、ゆるしはしないわ」 「ということは、みせしめにぜんいんころせと」 「そういうことよ」 らんは、立ち上がった。父の判断は正しい。その納得のための儀式として握りしめた両手をかち合わせた。 「しょうちしました。この、らんめがなんとかしてみせましょう」 脱走の首謀者であるまりさは焦っていた。じっくりと追いついてくる胴付ゆっくりがいるからだ。 殺してしまおうかと考えたが、四足ゆっくりに乗っている胴付とでは機動力が違う。逃げられるのが落ちだ。 ただ、ひたすらに、この緑の監獄から逃げ去って見せる。それが、まりさとその仲間たちの意志であった。 首謀者まりさの嫁であるれいむはまりさが焦っていることに気づいており、それでもなお励ましの言葉をかけた。 「だ、だいじょうぶだよ! ちゃんとにげきればゆっくりできるよ!! ゆっくりしてないあいつらにころころされるのはまっぴらごめんだよ!!」 そう、捕まれば殺される。いや、逃げなかったらそのまま殺されて食われていた。ならば、逃げるのが正しい。 そう頑なに信じ続けて仲間たちと一緒に家畜の管理者である胴付れいむのスキを狙って逃げてきたのだ。 だが、行軍スピードは落ちに落ちていて、間抜けなことに胴付きゆっくりに補足されながら逃げている状態である。 「ゆぎゃあああああああああああ!!!」 何事だと、後ろを振り向くと、最後尾のゆっくりの頭に矢が貫通していた。斥候の仕業だ。 良く見ると、斥候の後ろから集団が来るではないか。完璧に補足されてしまったのだ。 そう、らん率いる”けしく”たちである。群れお抱えの常備軍であり、エリート兵たちだ。 「ば、ばらばらになってにげるんだよぉおお!!」 なんとしてでも生き延びてやる。そう思って取った最善の方法だ。しかし、機動力は圧倒的に胴付きゆっくりが上である。 「ひゃっはー!!! かりなのぜぇえええ!!」 四足れいむに跨った胴付まりさが長い樹の枝を振るって、逃げる家畜ゆっくりの背中を刺していく。それも、綺麗に中枢餡を避けて生殺しである。 らんはなるべく生け捕りにして、公開処刑をする方を選んだのだ。それをする価値もあるし、なによりも余裕があった。 「ぴゅんぴゅんとばすよーわかるよー」 あるゆっくりは弓の練習とばかりに矢を射て、家畜ゆっくり達に致命傷を与えて動きを封じていく。 決して逃がさないように散開戦術で戦っていく胴付ゆっくりたちに死角はなかったのだ。 「ああ、ああ!!」 呆然とその場を見つめる首謀者まりさは自分がとった行動の間違いに気づく。 あれが、胴付きゆっくり、四足ゆっくりを駆るゆっくり界最強最悪の種族であると。 意気消沈の首謀者のまりさとれいむを捕まえたらんは、家畜ゆっくりの広場の真ん中に串刺しにしておいた。見せしめである。 残りの捕虜たちは仲間たちに食料として分け与えた。 「「ゆがぁあああああああ!!! ころせぇええええええ!!!」」 苦しさと悔しさが相まって叫ぶまりさとれいむ。中枢餡を避けて串刺しされているので未だに生きているのだ。 だが、時間が経てば死ぬことができるだろう。一週間という時間がどれほど長く感じるかは分からないが。 「これでよかったんだ」 らんはそう自分に言い聞かせ、ちぇんの上で呟いた。 「らんしゃまーどうしたの?」 「ん、なんでもないさ」 家畜ゆっくりの広場の前では恐怖に怯える家畜ゆっくり達が屯っていた。その姿を見てらんはつくづく自分が父から良い道具にされていると思えてくる。 「これで、やつらもにげきれないとわかったさ」 「そうだねーわかるよー」 らんは腰につけていた瓢箪からゆっくりを発酵して作ったゆっくり酒を一口飲んで、一息つく。 「わたしはいまのげんじょうをふじゆうにおもったことはない。だから、ここがすきだ」 だが、三女という身であるゆえに、上の姉妹との権力闘争では負けが濃厚である。そして、父に押し付けられる汚れ仕事。 そういう点ではらんは未だ納得することはなかった。 「いくぞ!」 ちぇんの尻を平手打ちし、当てもなくちぇんを走らせる。 「わわわ、わからないよ~!」 らんはちぇんの体にしがみつつ、急加速で上半身を大きく揺さぶりながら笑ってみせた。 「らんはぜったいにどすになってみせる!! うみをみるんだ、どすになってうみもせいはしてやる!! あはははは!!!」 らんには夢があった。いつか、この緑の大地を通り越して海を見るという夢である。そのためにはドスになってこの世界を牛耳ってやろうと。 太陽が沈む草原で、らんは大いに笑ってみせた。その声は草原中に響いたに違いない。 終わり
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3502.html
『虐待15年目後編2』 22KB 虐待 制裁 駆除 虐待人間 虐殺します 虐待15年目 後編2 胴付き大☆虐☆殺☆祭り!! 苦手な人は回れ右!! じゃんじゃん批判してくれ!! んでもって、どんどん軽蔑してくれ!! なんか最近、私のSSってストーリーが無いように思えてきた・・・。 でもいいんだ、ゆっくりが殺せれば結果オーライだと思います。 見れば見るほどムカついてきて、殺したくて殺したくて脳みそがフットーしそうです。 だから皆さん。もっともっとゆっくりを殺しましょう。 いや、殺してください。おねがいします。 *一部反社会的、差別的な表現がありますが、SSの属性としてとらえてください。 とらえられない正義漢たちも回れ右。 ・・・なんだここは?虐待桃源郷か?? 脳みそがエンドレスでフットーし続けている中で俺は呆然としている。 呆けながら改めて入り口近くの看板を見ると、そこにはこう書かれていた。 《大自然の小さな群れ☆まほうのお庭!!》 「ゆゆっ!!おにいしゃん!!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」 「まりちゃこーろこーろすりゅよ!!!ゆぴぴぴぴ!!!ゆっくちころころーーー!!」 「まりちゃののーびのびをみてねっ!!ゆ~ん!!ゆゆゆん~♪」 「まりちゃのきゃわいいぴょんぴょんみちぇね!!!ぴょん!!ぴょん!!ぽい~ん!!!」 「まりさもにょ~びにょ~びすりゅよっ!!!ゆっくちにょびにょびーーー!!」 まりさ、まりちゃ、まりちゃ、ところによりまりさ。 手入れされていないためか、無秩序に雑草が芽吹き始めている中庭の至る所に黒い帽子の糞ゲロが蠢いている。 ある糞はなだらかな坂を転がり、ある糞は全身を伸ばして無意味にジャンプし続けていた。 「のーびのーびすりゅよ!!ゆんせっ!!ゆんせっ!!ゆゆゆん!!」 「おちびちゃんたち!!まりさとかけっこするのぜ!!」 「ゆゆっまけないのじぇえ!!!せーにょ!!!ゆっくちいぃぃぃ!!!」 全国の虐待鬼威惨の一斉アンケートにおいて、 殺したいゆっくりランキング不動の一位、ウザいゆっくりランキング20年連続一位、絶滅してほしいゆっくりランキングもダブルスコアで一位。 肥溜めのブッちぎり絶対王者、それがまりさ種だ。 そしてそいつらが、ドブに大量に沸いた糸ミミズさながらの姿をさらしている。 しかし驚くべきことに何匹かの胴付きがいる。 成体胴付きまりさはともかく、人間の膝上の高さぐらいの胴付き子まりさまでがいるのだ。 「おちびちゃんたちっ!!おゆうぎもいいけどおきゃくさんにあいさつはしたのかぜ?まりさたちのかわいいごあいさつ をみせるんだぜっ!!」 「はやくあつまるのぜっ!!そそうのないようにごあいっさつだぜっ!!!」 成体の胴付きが指示をしている。この前ゆっかーで殺った奴よりも健康そうだ。 そしてそいつらの周りに、十匹近いドブネズミじみた子まりさ、赤まりさ、胴付き子まりさがうぞうぞと集まって来た。 「「「「ゆっ!!あつまったのぜ!!ひさしっぶりのまりさのごあいさつなのぜ!!!」」」」 「「「まりちゃたちもごあいさつすりゅよ!!きゃわいきゅっちぇぎょめんにえぇぇ」」」 集まってきた糞ゲロチンカス饅頭共の中から一匹のカスが目の前にやってきた。 さっきから夏場の蚊よりも目障り極まりない胴付き子まりさだ。 そいつは俺の目の前でぼうしと服らしきものを正しながら、なにやら口走ろうとしている。 「きょうはまりちゃがあいずをすりゅよっ!!みんにゃ!よういはいいのじぇえぇ??!! せーーーーの!!!ゆ「くたばれや!!!」(グブジョボッツ!!!)っぐびゅびぼぼおおぉぉぉ!!!」 挨拶を待つまでもなく、俺はそいつの顔面に膝蹴りをブチ込んだ。 口元に炸裂させた一発からは、歯の砕けるベキベキという小気味いい感触が伝わった。 俺の膝蹴りは糞ゲロ生ゴミ饅頭の口元から後頭部までをぶち抜いており、へし折れた歯が後頭部から飛び出している。 「ぎぇぺぴあがっ・・・!!げぷぴいいぃぃ!!ひぎゅ・・・ぽぽお!!や”びゅぼお”ぉ”ぉ”ぉ”っぉ”!!!」 糞の顔面はグチャグチャに歪み、中から溢れる餡子が顔面中の皮を突き破っている。 駅とかでたまに見る、(顎の無いオッサン)+(ダウン症のガキ) みたいな顔になった胴付き子まりさの姿に他のゆっくり共は呆然としている。 だが、一匹の赤まりさが堰を切ったように泣き喚いたのを皮切りに、恐怖が一瞬にして周囲に伝染した。 「「「「ゆっぴひひぃぃぃぃぃぃ!!!!まりちゃああああぁぁぁぁぁ!!!」」」」 「「「ゆんやああああああぁぁぁ!!!やめでええぇぇ!!やめるのじぇえええええぇぇぇ!!!」」」 胴がついているだけで、泣き喚く際の顔面の様子は胴なしのゴミ共と何一つ変わりはしない。 こいつらの胴に詰まっているのは排便されないでいるだけのただの糞だ。 要するに胴付きゆっくりというのは、恒久的に便秘になっているだけの汚らしいゆっくりなのだ。 「誰がやめるかよクソボケが!!!くたばれや!!(ブチュジュジュ!!)」 顎の無い、側頭部やら口だった穴など、顔面中からゲロのような餡子を垂れ流す胴付き子まりさの脳天をフルパワーで殴った。 「い”ぎがばあぁぁ!!!(グベジョッ!!)やぶべべべぇ!!(グボジュッ!!)えんべぴぴっ!!!」 どこからこいつは声を出しているのだろうか?それだけは感心する。 一発ごとに胴付き子まりさの顔面は餡子にまみれ、顔面の皮の面積が小さくなっていく。 そして枕を殴るような感触が濡れタオルを殴るような感覚に変わったぐらいで、 俺はその出来損ないのがんもどきをコンクリの壁にブン投げた。 (ビュチャアアアッ!!!) 壁に張り付く際にグチャグチャの死体が汚い音を立てる。 昔のコントでよく見た、壁に頭だけつっこまさせられた芸人みたいだ。 頭を失くしながらも、器用に壁に貼り付いている。 「「「いひいいぃぃぃぃ!!!!ばりざあああああああ!!どぼじでええぇぇぇ!!!やべであげちぇええええええええ!!!」」」 糞が詰まった肥溜め饅頭が一斉に喚き、クモの子を散らすように逃げ出す。 ある物は中庭の壁際まで逃げ、ある物は失神し、ある物は呆けている。 今までこいつらのゆん生には暴力という文字は無かったに違いない。 胴がついているというだけで、ありがたがって保護する阿呆が余りにも多いからだ。 加工所広報が口うるさいほどに訴えているデータがある。 胴付きが発生した場合、その近辺の農作物が受けるゆ害は45%増しになるというのだ。 イルカや鯨同様に、こういう糞饅頭は自分の独善を満たしたがる人間にとっては最高のシンボルといってもいい。 連中は自分の財布が傷むか胃袋がペッタンコにならない限り《ゆっくりたちをまもれ!!愛らしい隣人を殺すな!!》 などと叫び続けるに違いない。 「やべるんだぜええぇ!!やべでえええ!!まりざはごんばばびゅぼえええぇぇぇ!!!」 採算も取れない巨大な建物を作って無計画にひたすらゴミを集め、 そのゴミをご神体にして阿呆から金を集めようとした結果がこの有様だ。 「まりぢゃのいぼうじょだぢゅびゅががががべべえええ!!!いびゅげびばあ!!あぼびゅべ!!えべっ!!」 ゆ虐はゴミ掃除をスポーツに昇華したといってもいい。 実際にゆ虐を禁止した市では地域の学力は下がり、少年の非行化が増大し暴力事件が増え続けている。 わざわざ隣の市までゆ虐をしに行く市民はとてつもない数らしい。 ゴミが散らばって汚れている。それだけでも治安は低下するのだ。 「いやじゃああぁぁ!!やべでえぇ!!!だずっげぶぼおおおぉぉぉぉ!!!!あ”あ”あ”!!いだいいい”!! まりざのがだだがああ!!!あ”え”え”え”え”え”っぇ!!!!」 俺は先程から立て続けに3匹の胴付き子まりさを撲殺した。 1匹目は金属バットで頭部をフルスイングした。 立った状態のままで一瞬にして頭が爆散し、辺りにシャワーのように餡子が飛び散った。 頭部をなくしたというのに胴体は見事に立ったままの状態をキープしている。 2匹目の胴付き子まりさは、こいつらが花畑と称する雑草の養分にした。 脳天から唐竹割りの要領でバットを叩きつけると、つんのめるようにグシャグシャの頭部から地面に倒れこんだ。 そして更に地面へと擂り込むように殴ったところ、 まるでトラックが水溜りを跳ねたときのように胴付き子まりさの背中の皮が一瞬で弾け、中の餡子が放射線状に飛び散った。 3匹目は逃げようとして転んでいたマヌケ。 腹ばいになって立ち上がろうとしている背中にバットを投げつけたところ、なんとバットが胴体を貫通し突き刺さったのだ。 そして無茶苦茶にもがいて命乞いする上半身をわざとらしく見下ろした上で、頭を両足でジャンプして踏み潰した。 後には胴なしの糞ゆっくり同様の、土と餡子にまみれた汚らしい物体が残った。 「な”ん”な”の”ぜえ”?!!お”にいざんは”ああぁ!!!どぼじでばりざだぢを”ごろずの”お”お”???!!!」 新たなターゲット決めようとしていた俺の前に、一匹の胴付きまりさが両手を広げて立ちふさがった。 そいつの顔面は涙と鼻汁にまみれ、足元には砂糖水の小便が滴っている。 口をわなわなと震わせながら、なおもそいつは喋り続けた。 「あ”あっ”・・!!ばりっ・・!ばりざだぢはごごの”すたー”どじでばだらいでいばず!!!びんな”がじごぐで に”ん”げんざんがだい”ずぎな”ゆっぐり”でずぅ!!!」 「だから何?」 俺だってたまにはゆっくりごときと喋ってみたりするのだ。 まあ、どっちにせよ殺すんだけどね。 「ごごはあぁ!!!あぐっ・・・!!”にほんゆにせふ”のおうちでず!!ゆ”ぐう!!ゆ”っ・・! ゆっぐりとゆっぐりがだいずぎなにんげんざんのいごいのばじょでずううぅぅぅ!!!ぐずっ・・!!ぐびび・・!!」 「あっそ、で??あーでも、今日からはゆっくりが大嫌いな美男子たちのプレイルームに変更だから。うん。」 俺の言葉に中庭にいる全ての糞胴付きゲロ饅頭が凍りつく。 そして一瞬の沈黙の後、糞饅頭のそれぞれが無秩序極まりない絶叫をしだした。 甲高くとてつもなく人をイラつかせる声が中庭の四方から聞こえる。 「なにいっでるのぜええ!!!まりざだちはここの”すたー”だっておねえさんがいってのぜえええぇ!!!」 「まりざだぢはごごのがいゆっぐりだっでいっでだのじぇええぇ・・・!!!ゆああああぁぁぁぁ!!!あああぁーーーん!!!」 「まりちゃたちはえらばれたゆっくりなんじゃよおお!!どぼじでな”のぉ?!いっじょにゆっぐりじようよおおぉぉ!!」 あームカつく。やっぱりこんな奴らと会話なんかするんじゃなかった。 にしてもゆニセフの阿呆共の外道っぷりには感心してもいいくらいだ。 なんせここのゆっくり共は奴らが集めた全体の1000分の1にすぎないのだから。 残りの1000分の999がどうなったかなんてことはいうまでも無い。 親玉がパクられて組織が分裂した今となっては、その1000分の1すらどうでもよくなったようだ。 「まりざだぢはせがいいぢのゆっぐりだっでぇ!!おねえさんたちがいってだのぜえええぇ!!!!だがら”あ”あ”べばああぁぁぁ!!!」 やべっ!!だずげっ・・・!!!ごろざ・・・ぬ”ぼぼぼおおおおぉぉぉぉ!!!」 顔面からあらゆる汁を流しながら喋り続ける一匹のまりさ。 こいつらが世界一なのは、存在する価値が無いという点であることをバットで教えてやる。 一撃で潰れたまりさから飛び散る餡子が前衛芸術のように地面を彩った。 「まりちゃはいっせいくじょされたむれのいきのこりなんだじぇ!!みんなのきぼうをせおったゆっくりなんだじぇ!!! だがらせいっさいげべべごぼばあああぁぁぁぁぁぁ!!!」 ケツとおさげを振り回しながら、豚の交尾のあえぎ声よりも汚い声でわめく子まりさ。 そいつの後ろ側半分だけを一気に踏みつけると、見事な餡子のオプティックブラストを見ることができた。 なーにが希望だ、なーーーにが生き残りだ。逝き残りの間違いだろうが、さっさとくたばれっての。 つーか、くたばってからも更にもう一回くたばれや糞ゲロが。 「にんげんさんっ!!まりさたぢぃぃぃあ”あ”あ”!!やべでやべで!!!ごろざないで!!! まりざをだずげでぼぶげべべべぐばああぁ!!!!」 さっきから生意気にも人間に意見して悦に入っている胴付きまりさ。 そいつを頭から掴んで両足を中庭の木の幹に叩き付けた。 「あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”!!!いばい”い”い”い”ぃ”ぃ”!!ばりざのお”お”お”ぉ”ぉ”ぉ”!!! ばりざの”あ”ん”よ”が”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”!!!!」 胴付きまりさの両足の膝から下が衝撃で千切れ飛び、汚らしい黒い餡子の切断面が覗いている。 「ふぁいとーーー!!いっぱあぁーーーーーつ!!!(ブゲジョボオオ!!!!)」 俺は再び胴付きまりさを振りかぶり、今度は膝から腰の辺りを木に叩きつけた。 「ぐべびえ”え”え”え”え”え”え”!!!!い”ん”ゆ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”!!!!ゆ”あ”・・・!!! ゆ”ん”あ”あ”!!!!やべでえ”え”え”!!!ぼうやべでぐばばい”い”い”ぃ”ぃ”ぃ”!!!!!」 木の幹にある突起に引っかかったのか、胴付きまりさの胸から腰下までの部分が破れた袋さながらに、 見事に破れて千切れている。千切れた下半身は空しく木の幹に張り付き、改めて掴んでいる胴付きまりさに目をやると、 涙やら鼻汁やら餡子やらでまみれた顔面の下には、胸の一部と両腕だけがくっついていた。 「あ”・・・!!い”ぎいぃ・・!ばりっ・・・!!!までぃずああぁぁぁ!!!ぼうや・・・べ!!!」 虫の息だ。いや、虫に失礼だろう。 いうなれば糞の残り香だ。バキュームカーが去った後の匂いに近いものがある。 もうこいつからはロクなリアクションも期待できないのだろう。 なので、両腕の生えたこの奇妙な饅頭を、中庭の隅に集まって蠢く赤まりさの集団めがけて投げつけた。 「おぞ・・・ら”・・・を”・・・ぼん”べぎゅぶば・・・。」 うまい具合に赤まりさ共の目の前に落下した”元”胴付きまりさ。 地に落ちてから一回転したそいつの両目と目があう。 「や”べで・・・・おぼおおおぉぉぉぉ!!!だずげ・・・げべぼぼぼぼ!!!!」 餡子を吐きながら最後の命乞いを繰り出す。 俺は痰を吐きながらこいつにくれてやる最後の蹴りを繰り出した。 「死ねや!!!(ブバアアァァァァッ!!!!!)」 「ゆぼっ!!!!!!!(ビグチャアアア!!!!)」 俺の渾身の蹴りは数匹の赤まりさごと”元”胴付きまりさをゲル状まりさに変えた。 餡子のシミが中庭の隅の壁にへばりつき、その真下にはゲルまりさの手らしいものが乾いた犬の糞みたいに転がっている。 そしてそこに集まっていた数十匹の赤まりさが、ゲル状の餡子の海で一斉に悲鳴を上げた。 「「「「「「ゆんやあああぁぁぁぁぁ!!!!ゆっ・・!ゆっ?!!ゆっぴぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」」」」」」 「「「きょわいのじぇええええぇぇぇぇ!!!ゆぴっ・・・!!ゆぴっ・・!!ゆぴぴぴいぴいぃぃぃぃ!!!!」」」 「「たちゅ・・・!!たちゅ・・・たちゅけけけけ!!!けぴぴぴぴぴぴ!!!ぴいいいっぃぃぃっぃ!!!!」」 完全に中庭と建物の間壁に追い込んでいるため、こいつらに逃げ場など無い。 一塊になって震える赤まりさ共は、小便を漏らしながら糞をたれながらケツを振りながらおさげを振り回しながら・・・・・。 (ジョロジョロジョロジョロ) (ブリブリブリブリブリ) (プッシャアアアアッ) (ブリンブリンブリンブリン) つまりなんだ、その、殺してくれってことか。 んっ・・・? 「やめるのぜええぇ!!おちびちゃんたちいいぃぃ!!ここはまりさがくいとめるのぜ!!!みんなはやくにげるのぜ!!! こんなゆっくりしていないくそにんげんはまりさがたおしてやるのぜえ!!!!」 いつの間にか俺の足元には2匹の成体まりさがいて、そいつらは俺の脛にポヨンポヨンと体当たりをしたり、 ズボンの裾に噛み付いて引っ張り続けていた。 「・・・・・・・・!!」 こいつらは助手だ。要するにクソうざい赤ゆっくり共の始末に自分たちを使ってほしいらしいのだ。 殊勝な奴らである。せいぜい見栄えのする殺し方をさせてやらねば!! 早速俺は一匹の髪の毛をつかんで持ち上げる。 そしてお決まりの言葉が出ると同時に、そいつの口元に拳を叩き込んだ。 「ゆっ!!おそらを(ババギュジャアッ!!!)どう”え”え”ぶぼぼぼぼおおおお!!!!」 一撃でまりさの歯のほとんどを砕き、そのまま口の中で手を開いて口の中の餡子ごとまりさの舌を引き抜いた。 「あ”ん”がががが・・・!!ばべあああああっ!!!!」 歯を無くし、舌と口蓋を根こそぎ無くしたことによって、まりさの口はただの穴になっている。 餡子を吐くこともできないただの黒い穴だ。 俺は間髪いれずにその穴を強引に掴んで上下に拡張する。 「ん”・・・!!!!い”・・・!!!!」 そしてもう一匹のまりさを足で踏んで押さえつけた。 「ゆぎゅぶっ!!!やべろおおぉ!!ぐぞにんげんん!!!ばなぜ!!!ごろず!!ごろじでやるううううぅぅぅ!!!」 力加減をうまくやって、あなるから後頭部がいい位置にくるように足を動かし、 いい具合になったところでその部分の皮を爪で削ってえぐり飛ばした。 「い”ぎゅげばあああああぁぁぁ!!!いばいん”だぜええぇぇぇ!!!ばりざの!!ばりざのがわがああぁぁぁ!!!!」 そして剥き出しになった餡子の喉の辺りまでを掴みとって投げ捨てる。 「あ”あ”あ”がばあ”あ”あ”あ”!!!あばばっ!!!ばびいぃぃ!!!!ばえ”え”え”!!!!」 更に餡子を掴み取っては投げ捨てていく。 簡単に死なれてはつまらないので、あんよからまむまむ周辺の餡子のみを抉り出す。 一掴みごとにまりさは小さくなっていき、やがて下半分がスッカスカになった。 「あ”あ”あ”!!!ばりっ・・・ずあ”の”あ”ん”よ”ざん”・・・が・・・。」 そしてその小さくなったまりさを、先程の口がただの穴になったまりさのその穴にケツから突っ込んだ。 「・・・・・!!!・・・・・・・・!!!!!」 「え”ゆ”ん”っ!!!!」 まりさをまりさが丸のみしようとしている様な状態だ。 大口を開けたまりさの中に一回り小さくなったまりさがスッポリとはまりこみ、 苦悶の表情とともに無力な憎悪の視線を俺に放っている。 「「ゆっぴいいいぃぃ!!!まりちゃのおねえじゃんがああぁぁぁ!!!やめるのじぇ!!たちゅけてあげちぇよおぉぉぉ!!!」」 赤まりさの群れがざわめく。そしてざわめく数匹をまとめて掴み上げ、口の中にはまっているまりさの、 その更に口の中に突っ込む。 「「「「ゆぴっ!!ゆぴっ!!ゆっぴぎいいいぃぃぃ!!ゆんやああああぁぁぁぁ!!!」」」」 グチャグチャになった2匹の成体まりさがこいつらの地獄行きの揺りかごだ。 「「「ゆぴっ!!ゆぴぴぴぴいいいぃぃぃ!!はなちちぇぇぇ!!きゃわいいまりちゃをころちゃにゃいぢぇぇぇぇ!!!」」」 「おちょりゃをとんじぇるみぎゃびびぶゅっ!!!!」 「やめちぇにぇぇ!!まりちゃちゅぶびゅぶぶぶびゅびゅ!!!」 「びゅびゅぶびょぼびゅ!!!!」 「たちゅけち・・・・えべびゅ!!!!」 残った赤まりさからも何匹か捕まえて糞でできた揺りかごに突っ込む。 ”おそらをとんで”とかいう奴は果てしなくウザいので、揺りかごに入れる前に握り潰す。 そいつの周りの奴らも連帯責任でまとめて握り潰してから地面に投げつけた。 十個近い寒天の目玉が点々とする餡子のシミが地面に広がり、広がるシミのあちらこちらにおぼうしが生えている。 そして、1匹分程の餡子がわずかに痙攣しているのが見える。 よく目を凝らすと死に損ないの赤まりさが、姉妹の内容物で出来たプールから必死で這い出ようとしている姿だった。 「まり・・・ちゃ・・・は・・ちにちゃ・・く・・にゃ(グベジョッ!!!)ぎぴっ!!!」 無論踏み殺す。なーにを張り切ってんだか・・・。 幸運だが、姉妹愛に欠ける赤まりさを直ちに姉妹の仲間入りをさせてやった所、 小さな水溜りを踏んだ時と同じ感触が足の裏に残った。 「「・・・・・!!・・・・・・!!!」」 「「「「「ゆゆゆゆぴぴぴぃぃぃ!!ゆぴっ!!ぴっ!!ぴぴぴっ!!まりっ!!ぴっ!まりちゃの!!おねっ!!ぴぴぃぃぃっ!!!」」」」」 器になっている2匹の成体まりさは滝のような涙を流し始め、器に盛られた10数匹の赤まりさが一斉に引きつる。 そして、早くこいつらを殺したくなった俺は、手ごろな高さの木の枝にこの不細工な器を突き刺す。 俺の胸の辺りの高さに位置しているまりさのあんよは、わずかに痙攣しながら糞と小便を無茶苦茶にひり出していた。 (ブリブリブリブリ!!ジョロジョロジョロ!!) (ブリブリ!!ボトボトボトボト) 「あー、うぜー!!うるせーし、きたねーし、くせーし、てめえらって生きてる必要がねーんだよ!!」 俺は汚らわしい音を垂れ流すまりさのあんよ全体にライターオイルをかけ、 十分にオイルがかかっているのを確認して火を付けた。 「・・・・・!!!ん”ぼばああぁぁぁぁぁ!!!!あ”あ”あ”あ”----!!!」 火が一気に燃え広がるのと同時に、なんと舌と喉を無くしたはずのまりさが絶叫を上げ始めた。 「おっ!!いいね、いいねー。魂の叫びってヤツだ。」 実はコレ、口の中に突っ込んだまりさの喉が癒着して出している声なのである。 あらゆる意味で本当にいい加減な糞饅頭だ。 「ぎっ・・!ぎっぴいいぃぃぃ!!ばりざ・・・あづづ!!だずげ・・・ででげげえげ!!!」 火はまりさのあんよ全体を覆い、やがてライターのオイルではなくまりさを燃料にして燃え始める。 饅頭皮が焦げる香ばしい匂いが辺りに広がった。 まりさのおさげが火に包まれるくらいになったところで、口に突っ込んだ方のまりさからも凄まじい叫び声が上がる。 「あ”あ”あ”---!!あづい”い”ぃ”!!やべでえ”え”!!だずげでえ”ぇ”ぇ”!!おねえ”ざん”はどごを”!!! ん”ん”---っ!!じに”だぐな”い”!じにだぐな”い”!ばりざじに・・・あ”あ”-----!!」 二匹の絶叫は見事な不協和音となって中庭に響き渡る。 餡子が焦げ、皮が炭になり、髪の毛は見る影も無い。 そしてまりさが命乞いをしながら叫び続けるたびに、口内の赤まりさ共を噛み潰して殺し始めているのが見える。 「ゆっぴいいぃぃぃ!!!いぴぃっ!!やめちぇにぇぇぇ!!まりちゃをぎゆぺぴ!!」 奥歯が一匹の赤まりさを一瞬でプレスした。 「いやじゃよおぉぉぉ!!ちにちゃくにゃい!!まりちゃにゃんにもわりゅいことちちぇん”びゅばっ!!」 舌によって口蓋に押し付けられた赤まりさは、(雑巾に失礼だけど)ボロ雑巾になって張り付いている。 「たちゅけて!たちゅけて!!たちゅけちぇぇぇーーーー!!まりちゃをころちゃにゃいでええぇぇぇぇ!!」 さっきから俺の方をガン見している赤まりさが、まりさの口内から逃れようと飛び跳ね続けている。 だが、赤ゆっくりに跳躍力などというものは無い。 あれは飛んでるつもりでいるだけであって、実際1ミリしか浮かんでいないといわれている。 「ゆっくりしちゃい!!まりちゃゆっくりしちゃいよおぉぉぉ!!おきゃあちゃあぎゅばぴっ!!!」 前歯が赤まりさを鮮やかに真っ二つにした。 口内に残った右半分は、他の糞と一緒にグチャグチャにすり潰されているが、 左半分は前歯に張り付いたまま中空を見つめている。 「ぎゅっぴっ!!」 「ゆぴゅびばが!!」 「がびゅぼっ!!」 まりさの口内からは赤まりさ共の断末魔が続く。 だが、急にまりさの顎の動きが止まる。 わずかに生き残った数匹の赤まりさは姉妹達の内臓風呂の中から這い出し、何事かを確認し始めた。 「「「「まりちゃ・・たち・・?たちゅかっちゃの・・・?ゆっ!ゆぴぴぴぴ!!まりちゃはゆっくりしちぇるゆっくりだきゃら たちゅかっちゃのじぇえぇぇぇ!!!」」」」 無論、そんなはずが無い。 まりさの動きがとまったのは顎を動かす餡子が炭になったからだ。 全て順番通りに進んでいる。あんよから喉の周りを炭にした火が次に燃やすのは口の中だ。 「「「「ゆっくちにげりゅよ!!まりちゃたちはりっぱなどすになっちぇ・・・・・?にゃんだかあったきゃくなっちぇ き・・・・・。きっ・・!きぴっ!!きゅぴいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!」」」」 まりさの喉の奥がブスブスという音を立て始めるのを合図に、口内の餡子が沸騰し始める。 焼け焦げた餡子が灼熱の気泡を出しながらブスブスと燃え出す。 「「「「ゆぴぴぴあ”あ”あ”!!!ぴぴぴぴぴぃぃぃぃ!!あじゅい”い”ぃ”!!!いやじゃあああぁぁぁぁ!!! いやじゃいやじゃいやじゃ!!まりちゃじにじゃぎゅにゃいいぃぃぃ!!!」」」」 数匹の赤まりさ共は暫くもがいていたが、やがて灼熱の餡子に飲み込まれた。 飲み込まれてからも暫くは、かすかに痙攣しているやつもいたが、そのうちに完全に先にくたばった姉妹達の仲間入りを果たした。 「おっ!!!」 口内の赤ゆっくり共から目を放し、改めて2匹の成体まりさのほうに目を向けてみると、 2匹は見事に1つの焼け焦げた炭になっていた。 滅茶苦茶に振り回されていたあんよはなすび型に歪み、大口を開け放った状態の特大サイズのまりさがそこにはいた。 第一ラウンドはこれで終了だ。 気だるい爽快感を楽しみながら、俺は一服入れようと腰を下ろす。 そしてタバコに火をつけようとしたそのときである。俺の背後に叫び声が上がるのが聞こえた。 「にゃっ・・・・・・!!!まりさ・・・・・!?にっ・・・にゃあああああああぁぁぁぁ!!!!」 一匹のゆうかにゃんがそこにいた。 如雨露をもったまま、マヌケにも腰が抜けたようにすっ転んでいる。 俺はそいつの目の前まで歩いていくと、腰をかがめて優しく語りかける。 「お前も死のーか。つーか死にてぇだろ?」 後編2終わり。 久しぶりのとうこうです。 勉強に追われてしばらくゆ虐ができなかったせいか、ストレスがマッハです。 ゆ虐は私の心のオアシスです。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1669.html
ゆっくりフライヤーズ「荒野の朝日」 羽付きあき ・短編です ・独自設定ゆっくりが登場しますご注意を ・独自設定を入れております ・ミリタリー物 ・・・P-193の昇降梯子から胴付きまりさが降りてきた。 陽炎越しのその姿は、まるで蜃気楼のように儚く、そしてどこか危なげな雰囲気を連想させる。 「職員さん。あの機体をハンガーに戻しておいてくれ。今日の夜の作戦にも参加する。整備を・・・」 「お前、最近出撃しすぎじゃないか?昨日だけでも4回出撃してるじゃないか」 目線だけを合わせるその横顔は、いつもと同じである。 だが、加工所職員はどこか疲弊していると言う様に感じていた。 胴付きまりさが声を上げて去っていく。 「機体を損失してるんだ・・・急いで稼がなきゃ・・・」 「・・・」 何故胴付きまりさはあれだけ積極的に作戦に参加するのか? 加工所職員にその真意を聞く事は出来なかった。 「あいつ・・・毎月50万も何処に送ってるんだ?」 加工所職員の呟きは、胴付きに聞こえる事は無い。 ・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ 「今ある分だけを・・・46万程送ってほしい・・・場所は・・・」 加工所内にある胴付きゆっくり用の窓口で分厚い封筒を手渡す胴付きまりさ。 ・・・このゆっくり飛行隊の平均的なパイロットの報酬は、8~12万程、胴付きまりさはその4倍近くも稼いでいる知う事になる。 当初は驚かれていたが、今ではもう誰もそれだけの報酬をどこに送っているかなど気にするものは誰もいなかった。 機械的に封筒を渡すと、そのまま自室へと戻っていく。 次の夜間作戦までは後3時間しかない。それでも浅い睡眠を取っておく必要があるのだ。 足りない4万程を、胴付きまりさは後三日で集めなければならない。 作戦参加数以上に、ハイリスクハイリターンな作戦に参加する必要があった。 ・・・昨日は対空砲火の雨の様な通常のゆっくりまでもが放つドススパークの雨を掻い潜り、うーぱっくに乗ったゆっくりが急降下して上から下から攻め立てられる作戦にも参加した。 参加した僚機達は次々と火を吹いて落ち、少しでも高度を上げようとすれば上から撃ち抜かれた爆散した。 衝撃で機体が震えているのか恐怖で自分が震えているのかさえ分からない状況の中で胴付きまりさは命からがら生還した。 ・・・今日の昼には標高2000mの山岳の上層に居るドスまりさの群れを叩いた。 不安定な気流と、整備不良気味の機体と格闘しながら、高時計が狂ったように回り続けるのを尻目にさらに高い高度からの急降下爆撃を敢行し、地面にぶつかりそうになりながらも帰還した。 同じく急降下爆撃をした僚機は、操縦桿が戻らず地面に激突して爆発。機体は欠片も残さず煙と火を噴き出して燃えていた。 そして今日参加する作戦はまるで目をつぶったかのようなまっ暗闇での低空侵入の後の爆撃である。 本質的な難易度はそんなに高くは無いのだが、まっ暗闇でと言うのが危険度を増していた。 しかもP-193は夜間戦闘機ではない。簡素な改造だけで作戦に臨まなければならないのだ。 おまけに度重なる損失で、部隊の再編成が間に合わない間なので、行くのは胴付きまりさ単機である。 お陰で報酬はかなり高い。だが、好き好んでそんな作戦に参加する胴付きゆっくりは、まりさだけであろう。 それでも胴付きまりさは今日も行く。 そこまでして胴付きまりさを駆り立てるのは、闘志か、それ以外の何かか。 それは胴付きまりさですらぼやけるほどに、疲弊していた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 夜の闇を誘導等が照らし出す。 空への道を暗闇でも示していた。 機体が軽くふるえる。音を上げてエンジンが吠えたてた。 「午前3時15分・・・」 呟きと共にレバーに手をかけた。一気に跳ね上がる計器と共に、機体は加速していく。 後ろに流れる誘導等だけが速度を知る唯一の手掛かりであった。 離陸し、夜の闇に消えていくP-193「NB仕様」 胴付きまりさの夜間単独作戦が始まった。 ・・・・・・ ・・・ 底が抜ける様な闇の中、P-193が低空侵入でドスを中心にすーやすーやを続けているゆっくり達に向かって一直線に飛ぶ。 「あたらしいゆっくりプレイス」を求めて街の近くまで肉薄しているのだ。 無人の荒野の端にまだいたのが唯一の救いであるが、明日には街にやってくるだろう。 それまでにどうしても叩いておく必要がある。 「・・・運がなかったな、ドス」 そう呟いて、機体をさらにドスに近づける。 ・・・投下されたナパーム弾が、暗闇を照らしだした。 「ゆぎゃぁぁぁああああ・・・!あづいっ!あづいぃぃっ・・・!」 「どぼじでびざんがもえでるのぉぉ・・・!?ゆっぐりぎえでねぇぇ・・・!」 「あぢゅいわぁぁ・・・!ゆ”!ゆ”!ゆ”!」 「あでぃずのおぢびぢゃんがぁぁ!?いながぼのなひさんはゆっぐりぎえなざいっ!」 辺りを炎が照らし出す。 あっという間に真っ黒焦げの饅頭になり果てたゆっくりは少数である。 投下地点が少し右にそれていたのだ。ドスには当たらず。周りのゆっくりの飾りや砂糖細工の髪に燃え移った。 火を消そうと必死にごーろごーろするまりさや、燃える子ありすを為す術も無く泣き叫んでみる事しかできないありす。 飾りに燃え移ったれいむは、辺りを右往左往しながらぶつかったゆっくりに火を移していた。 「むぎゅぅぅぅ!?みんなあああああ!?」 「どぼじだのっ!?どぼじでええええ!?」 無事であったドスまりさと「むれのけんじゃ」であるぱちゅりーが声を上げた。 それなりに優秀な群れのブレーンなのだろう。状況をかんがみると、ドスに大声を立てた。 「むきゅ!どす!おぼうしさんをとってね!なかにぶじなみんなをひなんさせるのよ!」 「ゆ、ゆっくりわかったよ!みんな!どすのおぼうしさんのなかにはいってね!」 舌でその巨大なトンガリ帽子を取り払うと、声を上げて無事なゆっくりを中に避難させる。 ・・・目標が照らし出されて明るいと言う状況で、胴付きまりさがそれを逃すはずはなかった。 機体を反転させ、ラダーを微調整しながら、機銃を放つ。 雷の様な音が辺りに響き渡ると、暗闇の中オレンジ色の光がドスの帽子の中に叩きこまれて行った。 「これでゆっくりあんぜんだよ!」 「どすのおぼうしすっごいおおきいね!」 「とってもとかいはだわ!」 「これであんしんなんだねーわかるよー」 残っていた群れのゆっくりは全体の4割程であった。 そのすべてを収容して、ドスとぱちゅりーは一安心・・・であるかのように見えた。 まっ暗闇から低い音が辺りに響き渡る。突如オレンジ色の光が空で点灯したかと思うと、ドスの帽子がボロキレの様に削り取られ宙を舞った。 「ゆっぐばぁっ!」 「わがらなぼっ!」 「どがいびゅっ!」 「ゆぎゃあっ!」 ・・・中にいたゆっくり達が弾け飛ぶ。 バラバラに四散するれいむ、上半分だけが吹き飛び、残った下半分がプルプルと震えるちぇん 最早帽子と同じぐらい粉々のボロキレとなって弾け飛んだまりさ カスタードクリームが辺りに飛び散り、前のめりに倒れるありす。 餡子や、クリーム、チョコと小麦粉の皮と飾りがドスの帽子の切れと共に辺りに飛び散った。 「あ”あ”あ”あ”あ”!?みんなあああああ!?どぼじでえ”え”え”!?」 「むぎゅぅうううう!?」 後無事なのは、ゆっくり達の陰に隠れていた僅かな子ゆっくり、赤ゆっくり達やドスとぱちゅりーだけだろう。 状況も理解できずに、また轟音と共にオレンジ色の光が真上から降ってきた。 小麦粉の皮が砂糖細工の髪ごと千切れ飛び、小麦粉の皮が振動でブルブルと震えて、寒天の両目を見開いてドスは悲鳴を上げた。 「ゆぎゃあ”あ”あ”あ”!!いだいっ!いだいぃぃぃっ!!あ”ぎぃ”ぃ”ぃ”!!」 「どずうううううう!?むぎゅ”う”ぁ”あ”っ!?」 斜めに傾いて餡子を吹き出しながら辺りをごーろごーろするドスまりさ。 ぱちゅりーは弾けとんだ小石がぶつかり、小麦粉の皮を切り裂いて生クリームをまき散らしながら地に倒れ伏した。 「ゆ”あ”あ”あ”あ”あ”!?」 パニックになったドスまりさが口を大きく開き、轟音と共にドススパークを暗闇に向けて放つ。 うーぱっくの様な物が暗闇の中、一瞬照らし出された。 「うぉっ!?くっ!」 ドスまりさに止めを刺そうとドスをヘッドアップディスプレイに重ねた瞬間。突如光に包まれた。 スティックを左に倒し、機体を横に傾け、何とかすんでの所で回避する胴付きまりさ。 回避運動と同時に放たれた機銃が、ドスの体を貫いたのはその直後であった。 「ゆ”あ”ぎぎぎぎぎぎぃぃぃ!!」 小麦粉の皮に弾がめり込んだ衝撃でブルブルと震えるドスまりさ。 小麦粉の皮と餡子が辺りに飛び散った。 そのまま斜めに傾いき、横に倒れると、舌を投げ出し口をあんぐりと開いて、寒天の白目をむきながら弱弱しく痙攣していた。 「ゆ”・・・!ゆ”・・・!ゆ”・・・!」 とめどなく餡子が流れ、あにゃるからぶぴっと音を出しながら餡子がドロリと漏れ出すと、ドスまりさはそれっきり動かなくなった。 夜が白み始め、辺りには立ち上る煙だけが見えている。 「悪く思うなよ・・・お前らが怖い様に、こっちだって怖いんだ・・・」 そう呟きながら機体を上昇させる胴付きまりさ。 ヘルメットのバイザーが、昇る朝日に照らしだされている。 ・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ 昇り始めた朝日と共に、胴付きまりさが乗るP-193が帰還した。 いつもの様に梯子を伝って、降り、いつもの様に歩いて行く。 ふと立ち止まり、胴付きまりさが朝日を眺めた。 滑走路の端に立ち尽くし、胴付きは思う。 (また今日も朝日を見る事が出来た・・・) ・・・朝の涼しい風が低く吹き抜ける中、孤独なゆっくりを朝日は今日も照らし出していた。
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/960.html
体3 28KB ※『ふたば系ゆっくりいじめ 393 体』『ふたば系ゆっくりいじめ 401 体2』の続きです先にそちらを見なければわからない描写が存在します。 ※俺設定要注意 ※ご都合主義満載です ※虐待されないゆっくりも存在します ※ガ板ネタ 要 注 意!! 体3 先生は喜んでいた。とある『計画』のために街の排ガスなどに汚染されていない野生のゆっくりが欲しかったのだ。そこへ4匹も、それも山からこんなところまで歩いて来れる活きのいいゆっくりを無償・無労働で手に入れることができたのだから。 先生はそれぞれの箱にお菓子を入れ、皆が食べるのに夢中になっている隙に長ぱちゅりーの箱にのみ蓋をして積み込んだ。これによって長に他の連中の言葉を遮らせない。しかもぱちゅりーの箱にのみお菓子を多めに、他3匹には見えない角度で、という徹底ぶりである。 そして車を発車させた。これにより、車は中の会話は誰にも聞けない動く密室と化す。 「やあ君たち!本当は何か別の目的があって山からきたんじゃないのかい?」 「ゆゆっ!?どうしてわかったんだぜ?」 「うん!さっきお話ししたとき、ぱちゅりーが何だかゆっくりしてなかったからね。何かあるんじゃないのかって思ってね!」 「ゆー!すごいよ!実はね……」 先生は人目を気にする心配がなくなったため、鬼意山口調になっていた。 にもかかわらず、ゆっくり達は命の恩人でありお菓子をくれた先生を完全に信用していた。そして、計画をしゃべってしまったのだった。 「へえ…なるほどね」 心の中ではもう踊りたくなるほど喜んだ。 ―――なんということだろう!すぐゆっくりが欲しかった時にこんな好都合なゆっくりが手に入るなんて。まるで腐女子の前の投手と捕手!!!――― 「そうだ!皆今日は疲れただろう。『おにいさん』の家に泊まって、明日ゆっくり帰ればいいよ」 「ゆゆっ!それはめいあんだぜ!さすが『おにいさん』だぜ」 「ゆわーい!おとまりだよ!みんなでおとまりなんてちいさかったときいらいだよ」 「ちこう!ちんこ!ちぃぃぃぃぃぃんぽぅ!」 (むーしゃむーしゃ!むきゅうう!し・あ・わ・せええ!) 当然、この『おにいさん』と『おにいさん』はまったくニュアンスが違う。ゆっくりが「まりさのいえのまりさはまりさのところのまりさといっしょにゆっくりすることにしたんだって」というのと同じである。ただ、人間は漢字でそのニュアンスを区別できる。そう、『鬼意山』と『お兄さん』の違いを…。 なお、ぱちゅりーであればさすがに泊まることは何かと理由を付けて反対しただろうが、「完っ全っ防音!透明な箱Z」(拘束鬼意加工所製、¥3,980)のせいでこの会話を聞くことはかなわない。 計画どおり! 「よし、そうと決まればおにいさんのお家に行こうね。」 といっても元々山になど向かっていなかったので、すぐに到着した。 箱に入れたままゆっくり達を虐待ゆっくり用の待機部屋に入れ、そこでようやく箱から出した。 「ゆわー…。とってもゆっくりしたゆっくりぷれいすだね」 「ここをまr「おにいさんの家だからね」…そ、そうだったんだぜ」 「ちーーーんぽ!」 「むきゅう。なんでこんなことに…?」 ぱちゅりーは一応心配はしていたが、先ほどからお菓子をたくさん食べて満腹に近かったため、警戒心が薄れて実際に何か行動を起こすようなことはしなかった。 そしてゆっくりたちがその場でくつろごうとしたとろで、先生は大きな声で言った。 「あらためていらっしゃいませ!加工所にようこそ!」 「がごうじょはい゛や゛あああああああああああああああああああああ」 「ゆぎゃああああああああああああああああああああああああああああ」 「いいいいいいいいでぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」 「むぎゅううううううう!だましたわねええええええええええええええ」 「ああ、ごめんごめん。説明が足りなかったね。ここはゆっくり加工所じゃなくて人間加工所だよ」 「ああああ…ゆ?どういうことなんだぜ!?」 「君たちは胴が無い人間の子供を探しにきたんだろ?」 「むぎゅ!?どぼじでぞれを!?」 「さっき君のお友達に教えてもらった」 「むぎゅうううううううう。なんでおしえたのーーー!?」 「だってこのおにいさんはゆっくりできるんだぜ!」 「そうだよ!ねー」 「さお!」 「というわけで何で胴が無いのか教えてあげようと思ってね」 「お、おにいさん…ぱちゅりーたちをころさないいの?」 「はっはっは、今回は許してあげるさ。でももうやっちゃだめだぞ。虐待鬼意山に捕まっちゃうかもしれないからな」 ここで普段のぱちゅりーなら本当に許されたのかと警戒したが、先生はとてもゆっくりした人間であり、愛で派であるだろうと認識してしまっていた。偶然助けたことに始まり、意識を逸らせる為にお菓子を多くあげたことでそのような判断を下してしまったのである。 「あ、ありがとう…でもにんげんかこうじょってどういうことなの?」 ぱちゅりーは先ほどの疑問を思い出して質問した。なにせ加工所といったらゆっくりを捕まえ、苦しませて殺すことで有名なのだ。故に『ゆっくり』加工所。つまり『人間』加工所と言ったら人間を捕まえてを殺す場所という意味になってしまう。 そしてその疑問に応えるべく先生は笑顔で説明を始めた。 「君ちは人間が生まれた時は胴が無いのは理解しているかい?当然だよね。捕食種だって最初は胴無しなんだもの。そっくりな人間が最初から胴があるわけないもんね」 「ゆー!おさのいったとおりなんだぜ!」 「でもなんでさっきのばしょにいたおちびちゃんたちはみんなどうがあったの?おかしいよ!」 「その通り!」 先生は的を射た発言をした生徒に対するようにれいむに反応した。 「そう!彼らは子供なのにもう胴付き人間になっている!そしてその答えがこの人間加工所なのさ!つまり…」 「つ…つまり?」 「ここで生まれてすぐの子供に胴を付けてあげているのさ!」 「「「な、なんだってーー!?」」」「ど、どぴゅどっぴゅーー!?」 「だって考えてごらん。街は危険がいっぱいだ。とても大きなスィーや硬い地面、それに猫や犬、鴉それがどんなに危険かわかるだろう?」 「た、たしかにそうだわ!」 「だから生まれてすぐに胴付きにして何倍も強くしてあげるんだ。そうすることで街でも生き延びれるし、街で鍛えられているからこそ人間は強いんだよ」 「りにかなっているわ…。まさかにんげんさんにそんなひみつがかくされていたなんて…」 ぱちゅりーはショックを受けていた。それならば同じ胴付きであるれみりゃやふらんが敵わないのも無理はない。生まれてすぐに強くなる上、こんな場所に住み続けているのだから。車に乗る前は人間の強さを探り、ゆっくりもそれをやろうと思っていたが、これでは無理だ。自分の計画が完全に破たんしたことを理解し泣きそうになっていた。しかし… 「ところでさ、提案があるんだ」 「ていあん?いったいなんなんだぜ!?」 「うん、ねえ君たち…」 胴付きに、なりたくない? 「え?」 「それっていったい…」 「なんなら、順番に君たちを胴付きにしてあげてもいいんだ。やめておくかい?」 「で、できるの!?」 「勿論さあ!おにいさんは気に入ったゆっくりがいると、ついやっちゃうんだ!ゆっくりの体のことなら何でも知ってる、胴ぐらい朝飯前さ!」 「そ…それは…」 さすがのゆっくり達もこの提案には困惑していた。確かに胴付きになれば何倍も強くなれる。しかし通常6種の胴付き化など聞いたことがない。そう不安がっていると、 「ぱちゅりーはどうつきになりたわ!そしてぜんそくとはおさらばするのよ!」 ぱちゅりーは意を決したように叫んだ。人間ほど強くならずとも、胴があればかなり今の状況が改善される。あわよくば群れに帰った後、みんなをここに連れてきて胴付きにしてもらおう、と。 むきゅ!どうつきになればたとえにんげんさんにかてなくても、かなりていこうすることができるわ。そうなればきっとにんげんさんもわたしたちをけいかいしてあまりひどいことをしなくなるにちがいないわ!れみりゃたちはかずがすくないからにんげんさんからにげているんでしょうけど、ぱちゅりーたちならゆうかんにいどむわ。かんぺきなさくせんね!むきゃきゃ! ぱちゅりーの頭の中では、全員胴付きになった時の強さを人間≧捕食種≧通常種ぐらいにしか考えていなかった。自分たちと胴無しの捕食種との戦力差など頭にない。やはり森の賢者(笑)であった! ちなみにもう1つ。ぱちゅりー種、というかゆっくり自体喘息にならない。体が弱い=喘息という単なる思い込みである。 「おさがなるんなられいむもなるよ!」 「まりさもどうつきになってきのみさんをいっぱいあつめるんだぜ!」 「にじせーちょー!」 「じゃあ決まりだね。順番はそうだな・・・一番元気なまりさ!きみに決めた!」 「やったぜ!いちばんのりだぜ!」 「いいなあ。れいむもはやくやってほしいよ!」 「ははは、でもまりさ1つ聞いておくよ。一度この手術をしたらもう元には戻れない。いいね?」 「かまわないんだぜ!どうつきになってれみりゃをぎったんぎったんにしてやるぜ!」 「よし、では胴付き手術にレッツゴー!」 まりさと先生は笑顔で部屋から出て行った。まりさは好奇心に満ちた笑顔で。しかし先生の笑顔は違った。 そこにあったものは、先ほどの惨劇になかったもの……悪意に満ちた、大人の笑顔であった。 「むきゅ。げんきなゆっくりのじゅんってことはぱちゅりーはいちばんさいごね…はやくやってもらいたいわ!」 ユギャアアアアアア! 「そうだね!つぎはれいむだよ!」 パイルダーーーーーオンッ! 「あばれうま!」 ナジム!ナジムゾオオオ!! 「むきゅきゅ。そうねみょんもげんきだものね」 バリザノナガニハイッデゴナイデエエエ 何やら非常にゆっくりできない声が家じゅうに響いているが、生憎ゆっくりたちには聞こえていなかった。虐待鬼意山たちの例に漏れず、虐待関連の部屋には防音が施されているのだ。もしこれがなければ「胴付きになれる」という本当の意味を理解して泣きわめいてしまっただろう。 がちゃ 「ふぅ…。手術は終わったよ。後は2日間安静にしていれば体が馴染むだろうね」 「おにいさん!まりさはもうどうつきになったの!?」 「なったけど、体がまだなじんでないんだ。もうちょっとしたら完全な胴付きさ!」 「ゆー!じゃあつぎはれいむだよ!はやくつれていってね!」 「せいてんかん!ばべるのとう!!」 「悪いけど、胴付き手術に必要なものを休ませなければならないんだ…。もう3日待ってくれよ。それまでご飯もあげるしさ」 「ゆえええええいやだよさっさとしてね!」 「おちついてれいむ!いそいでもなれないんだったらまちましょう。でもおにいさん、ごはんはちゃんとちょうだいね」 「お安い御用さ」 このような調子でれいむ、みょんと3日ごとに部屋から出されて手術を受けに行った。しかし、みょんが連れ出された時点でにぱちゅりーはあることに気づいた。 みんな帰ってこないのだ。もうだいぶ経つのにれいむはおろかまりさも戻ってこない。さすがに怪しいと感じてそのことを話したが、 「今はリハビリ中なんだ。体を動かす訓練で毎日クタクタだから来れないんだよ」 と言って会わせてもらえない。では自分が会いに行くといっても何かと理由をつけて部屋から出してもらえないのだ。 そしてとうとうぱちゅりーの番が来た。 「むきゅ。おにいさん…よろしく…おねがいするわ」 ―――あちゃーまずいな。さすがに警戒している。暴れてもいいように力が弱いぱちゅりーを最後にしておいてよかった。――― 先生は自分の判断の正しさに安心して、ぱちゅりーを抱いて作業部屋の扉を開けた。そこにはさまざまなものが置いてあった。インパクトや電ノコなどの工具、薬品が多く陳列している棚、それとは別にさまざまなゆっくり関連の本が並んでいる棚、他にもいろいろなものがあったが、ぱちゅりーの目はそれらを見ていなかった。なぜなら、 「ついにそれが最後ですね。おお感謝感謝」 捕食種に並ぶ天敵、胴なしのきめえ丸が部屋の真ん中にいたのだから。 「むぎゃあああ。き、きめえま………る?」 叫んでいる途中でぱちゅりーはあるきめえ丸のある異常に気づいた。 子ゆっくりであろう小柄なきめえ丸の体の下に何やら大きめの丸い物が3つ付いていた。胴付きで四肢が欠損しているのであればもっと平坦なはずである。だがそれにはくびれが3つも付いてるうえ、1つ1つが丸い。先ほどのように丸い物体が3つと表現するほうが近い。しかも真ん中と下は少し動いているのだ。 「ゅ……ゅぅ……」 「まら…だんこーん……」 「むきゅっ!?れいむ!?みょん!?」 ぱちゅりーは3日ぶりの友人の声に思わず声をあげた。だが、その聞こえた方向がおかしい。なぜならそれはきめえ丸に付いている謎の物体から聞こえてきたのだ。 「まだ意識があるとは。黒饅頭とは一味違いますね。おお、あっぱれあっぱれ」 「ど、どういうことなのきめえまる!!」 「そのことについて僕が説明してあげるよ!あれは君と会う前日だった…」 先生は待ってましたといわんばかりに話を始めた。 ――――――10日前 休日を利用して先生は虐待に使うゆっくりを収穫するために森に来ていた。ぱちゅりー達が来た時に待機部屋に誰もいなかったのもストックが切れていたためだ。 何匹かは見つけたが、先生の虐待に耐えられそうなゆっくりはおらず、見つけては潰し、巣を暴いては潰すを繰り返していた。 そうしてしばらく歩いていると、何やら泣き声が聞こえてきた。先生はしめた!と思いその場に急いで駆け付けてみると、2匹の野犬達がそれぞれゆっくりを襲っていた。その後ろには子供以上大人未満の大きさのきめえ丸が横になって涙を流して叫んでいた。先程聞こえた声は彼女のものだったのだ。 先生は大声を出して野犬を驚かすと、彼らはそのまま逃げだしていった。するときめえ丸は2匹の元に駆け寄ろうと体を起こしたが、同時にすさまじい絶叫をあげた。どうやらあんよを食い破られていたにもかかわらず起きたため、中身が地面に触れてしまったようだった。 「おお…人ゲンさン……」 「オ゛、おぢビじゃンヴぁだいじょウぶだドゥ…?」 「父上ぇーーー!母上ぇーーー!」 襲われていたゆっくりはきめえ丸とふらんだった。だが、この2匹はもう長くないであろう。羽は食いちぎられ、振りまわされたであろう髪もあちこちに散らばっていた。歯もかなり砕けているし体中に噛み跡がありかなりの量の中身が飛び出ていた。何より、顔面の4分の1が喰われているのだ。きめえ丸は左目しか残っていないし、ふらんは頬が消えて口の中が丸見えだ。 どうやら手遅れだったようだが、落胆以上にこの状況を不思議に思った。きめえ丸とふらんが一緒になって動物に襲われるなど珍しい。ふらんがきめえ丸を襲っている最中に犬が来たのかと一瞬思ったが、ふらんがきめえ丸を積極的に襲うなど聞いたことが無い。 とりあえず小さいほうのきめえ丸をそっと反対にして抱いてやり、オレンジジュースをかけてやった。そして無駄とは分かっていたが2匹にもオレンジジュースをかけてやることにした。 「おお、痛みが…少し…引きました」 「うー…ありがと…」 「父上!母上!大丈夫ですか!?人間さんありがとうございます!」 「いや、この傷じゃもうだめだ…もうこのジュースじゃ鎮痛剤ぐらいの効果しか期待できないよ」 「かまいません…最期に、この子の顔が見れるのですから」 「おにいさん…たすけてくれて…ありがと」 「そんな!?気をしっかり持って!休めば大丈夫ですよ!?」 「いいえ、私達はもう助かりません…。だから…これからはあなた1人で…生きていくのですよ」 「で、でも…おちびちゃんもケガしてるんだどう。おにいさん、おねがいが…あるんだどう」 「子供を助けてやってくれってか?別に構わないが、お前ら番いなのか。珍しい組み合わせだな」 「…ええ…そんな珍しいが故の…たった1人だけの可愛い可愛い子供です…どうか…怪我が治るまで…ぐふっ」 「もう…おわかれだど…おちびちゃん…げんきで…」 「「さよう…な…ら…」」 「うううう。うわああああああああ」 先生も虐待鬼意山である。親が目の前で死んだ子ゆっくりなどよく見かけるし、親の死体をさらにぐしゃぐしゃにして子のお飾りをそれに突っ込みヒャッハーするなど日常茶飯事だ。 だがそれは餡子脳饅頭の話。彼女らのような高い知能を持つ稀有なゆっくりの死にはある程度敬意をはらう。 先生はきめえ丸が落ち着くのを待ち、今後の話を始めた。 「お前の両親に頼まれた。だからそのあんよの傷がふさがって自立できるようになるまで俺の家に来い。」 「ぐすっ。本当によろしいのですか?」 「子ゆっくり1匹ぐらいなら当面はわけないさ」 「おお、感謝…感謝…」 先生は親の死体を別々の袋に入れ、きめえ丸を手に持って帰路に着いた。驚いたことに、きめえ丸のあんよすでに膜が張っていた。 ―――オレンジジュース効果とはいえ普通これだけの大怪我はこんなに早く治らないぞ!?ふらんの血…餡を引いてる影響か――― 帰宅後、きめえ丸にさらにオレンジジュースをかけてやり、死体入り袋を冷蔵庫に入れた。死体を処理するのはあることを確認した後に、と先生は決めていた。そして、あの4匹の運命を決定した『計画』について話を始めた。 「なあきめえ丸、お前も栄養をちゃんとつけたらいずれ胴付きになるんだよな?」 「ええ。その通りです。でもあの森は食べ物は決して多くありませんからね。きめえ丸種は雑草はあまり食べれませんから、母も胴なしのままだったんです。父も私達に合わせてゆっくりを食べるのを控えてましたし…」 「その事なんだが、お前、子供のまま胴付きになってみないか」 「は?」 「お前が大人になるのを待っていたら秋の中盤になっちまうんだ。その頃には冬ごもりの準備はほぼ終わってなきゃいけない。でもお前は人間の家から森に帰ったばかり、しかも独り立ち直後だ。ほぼ確実に失敗して死ぬ。」 「おお…おお…」 「でも胴付きなら大人になる前に森に帰れる。それどころか身体っていうアドバンテージがあるから準備もスムーズに進む」 「それならとても魅力的な提案ですが…可能なんですか?」 「ああ。最近『月刊ゆ虐の友』で見てな。それによると成功率は低いそうだが、俺の見立てではお前の場合かなりの高確率でうまくいく。」 「…元々選択肢など無いに等しいのです。それをお願いします」 ――――――9日前(ぱちゅりー一行捕獲、まりさ手術日) 「ゆゆーん。これでまりさもどうつきだぜ!」 「そうだね。まりさは胴の上部分や手になるんだよ」 「ゆ?」 がちゃ 「おお、それが『あれ』の材料ですか」 「ゆぎゃあああ!きめえまるだあああああ!」 「そおい!」 先生は部屋に入るやいなやまりさを顔面から床に叩きつけた。そのせいでまりさの前歯が折れてしまっていた。 「ゆぎゃあああ!?なにするんだぜ!?」 「ヒャアアアアア!ゆっくりは改造だああああああ!」 虐待鬼意山の中には称号やG(ぎゃくたい)ネームとして○○鬼意山と呼ばれる者がいる。ぺにぺにがおちびちゃんな『短小鬼意山』や自動車の修理工として働く『修理工鬼意山』などが後者にあたる。 先生は前者……Gネーム、『改造鬼意山』と皆に呼ばれる虐待鬼意山であった。 よし、ではまずはまりさのあんよを切り刻む! 「ゆひいいいいい!?やめるんだぜえええゆぐおおおおおあああああ!?」 カッターで碁盤目のように縦横に切っていく。中の餡子も一緒に傷つけることで痛みも加わりより一層移動能力を奪える。 「ゆああ。ばりざのしんそくのあんよが…」 これで安心してより痛い作業に移れる。次はまりさの目に指を突っこもう。 「ゆぎゃああああああ!」 抉る、抜くなどという生易しいものではない。掻き出す。何回にも分けて眼球をほじくり出す。これにより眼球からの痛覚の信号がいつまでも餡子に送れていく。それを2回、両目で行われることでまりさを気絶も出来ずに苦しませ続ける。 「ゆがあ、ゆがあ」 うん!スプーンの方がきれいだけど、今回はどうせ眼の痕は消えるんだ。だったら声を楽しまなきゃな。 おつぎはぺにぺに。さすがに手では餡子を削り取りすぎてしまうな。ならば…これだ! 先生……改造鬼意山は短いアルミパイプを取り出した。直径は4?ほどであり、これをまりさのぺにぺにがあるであろうの位置にあてがった。 そおい! 「ゆごああああああ!!!!!!」 先程よりさらに大きな声をあげたな。まあ当然だ。内臓にダイレクトで異物を入れられたんだから。ではこれを体内から出してっと。 上手に抉れました~♪ いまアルミパイプに詰まっている餡子はぺにぺに、まむまむとして機能する部分だ。これで変な所でにんっしんする心配もなくなった。穴がでかいからジュースを流して出餡多量を防ぐ。 「いじゃい…いじゃいよおおおお…もうおうちかえるぅぅぅ」 まりさがうるさいが無問題だ。あんよ、目、ぺにぺに…ならば次は歯だな。 「ふが!?」 まりさの口の上下をフックで固定し、大開きにする。そして!ペンチで!!抜く!!! 「ふごおおおおお!?!?」 一本一本丁寧に抜いていく。なるべく痛みをあたえるのがゆっくりの歯医者の極意だと聞く。ならば虐待鬼意山にだって可能。 ぶちっ「ぬ゛」 ずぽっ「ヴぁ」 べきっ「あ゛」 めりっ「ぼ」 ついにすべての歯を抜き終わり、残すはあと一か所。頭だ。これが今回の肝であり、失敗は許されない。 まず頭髪を表皮ごとナイフではぎとり、ハゲ饅頭にする。そして目的に合わせて頭頂の皮を切り取った。 次に冷蔵庫から2種類の餡入りのビンを取り出す。これはきめえ丸の両親の中身だ。あの後、計画の為に中身の一部を取り出し、保管しておいたのだ。 親きめえ丸の餡子をふらんのものより多くビンから出し、小皿の中で混ぜた。そしてまりさを立たせて固定し、見えている餡子を覆うように先程の混合餡を乗せた。 「きめえ丸、いいな!タオルをしっかり噛んで喰いしばれ!」 「わ、わかりました。お願いします」 きめえ丸の底部をナイフで切り取っていく。可哀想に。あんなに痛そうなうめき声を上げて…。もう少しの辛抱だからな! 幸いにも前日の確認後、あんよの治療を中止していたので薄皮を切るだけで済む。健全なあんよを切り取ることになっていたらと思うと自分まで痛くなりそうだった。 「きめえ丸、よく頑張った!さあ最後の仕上げだ」 先程放置しておいたまりさのところまで抱えて行き、 「パイルダーーーーーオンッ!」 餡子がむき出しのあんよをまりさの餡子むき出しの頭に合体させた。 すぐさま結合部にオレンジジュースを浴びせ、今までの手術の成果を見守る。すると3分も経つと… 「ゆ゛!?」 「おおっ!?」 ついに反応が出てきた! 「馴染む!馴染むぞおおお!!」 「はひはのははひはひっへほはひへえええ!」 うん、まりさお前何言ってるんだ?しょうがないので以前ゆっくりの歯で作った入れ歯を口に突っ込んでやると、 「ばりざのながにはいっでごないでえええ」 と弱弱しく叫んだ。 普通、ゆっくり同士を結合させるとバラバラの意思を持つ双頭ゆっくりができる。だが今回の虐待…もとい手術ではだんだんきめえ丸に主導権が移っていっているようだ。これこそが俺が雑誌の方法に独自のアイデアを加えた胴付き化の手法なのだ! その秘密はあの混合餡にある。あれはきめえ丸の両親のものだ。ふらんの餡がふらんとのハーフであるきめえ丸の餡に反応して『傷ついている』と認識することで、再生能力をまりさの餡子に作用させて置き換えているのだ。だが、そのままではふらんの餡が増殖しかねないと思い、親きめえ丸の大量の餡と混ぜた。 こうすることで量を確保しつつふらんの餡の濃度を下げ、同時に混合して一体化した親きめえ丸の餡がきめえ丸の餡との『つなぎ』として働き、きめえ丸側の餡がまりさを侵食していったのだ。やがて混合餡もきめえ丸の大量の餡に駆逐されて一体化するだろう。両親は死んでなお子供を助け、子供の一部として生きていくのだ。 今は1匹分だけだし体もくそもないが、最終的に成ゆっくり4匹分の餡子と大量のオレンジジュースの効果で下のパーツから胴が形成されていくだろう。その形成もふらん再生能力による欠損部の修復作用のおかげなのだ。 手術は大成功だったが、俺もきめえ丸もくたくただ。念のため時間を置きたかったし、きめえ丸の体力回復もかねて残りの3匹には3日後と伝えておこう。 ――――――6日前(れいむ手術日) 「ゆぎゃああああああ」 「いやだやめてだれかれいむをたすけて」 「ゆあああああ…れい丸は…しにたく…おお、いやだ…」 ――――――3日前(みょん手術日) 「ちんぽおおおおお」 「でかまらあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 「ぢ…ん…わたしのほわいとちょこがなにかにおかされていく…。だがたとえからだとこころはあけわたしても、このたましいだけはまもってみせる…」 ――――――現在(ぱちゅりー手術日) 「……とまあこんな感じで目の前のきめえ丸…いや寄生丸がいるんだ。さっき声がしたのは上からまりさ、れいむ、みょんだよ。まりさは完全に一体化したみたいだけど、下2つは本体から遠い分しぶといね」 あまりにも凄惨な内容のため、クリームを吐き出さないように口をホッチキスで止められたぱちゅりーは大粒の涙を流していた。 改造鬼意山がホッチキスを外してやるとぱちゅりーは弱弱しく体当たりしながら責めてきた。 「だましたのねええ!どうつきにするなんていってええええ!ふざけるなああ。みんなをかえせええええ!!!!」 「おいおい、落ち着いてくれよ。僕は何にもだましちゃいないよ。寄生丸に取り込まれて一体化することで胴付きになったじゃないか。たかがゆん格が消滅しちゃっただけだよ。いつか勝手に生えてくるよ。それに二度と元に戻れないって念を押したのに志願したのは君たちじゃないか」 「むぎゅうううううううぁああああああああ!」 「やれやれ…ヒャッハパンチ!」 改造鬼意山はもう会話は無駄だと結論を出し、パンチの先制攻撃を口にお見舞いした。 「がは…」 「さて、では恒例の……ヒャア!我慢できねえ!改造だあ!」 先生はぱちゅりーに再びホッチキスをして身体をひっくり返した。あんよを切るつもりだが、今回はカッターでなく名刺を取り出した。 「一流の社会人鬼意山は仕事道具を虐待に応用できるという。部品はともかく作業くらいはその域に達したいものだ。というわけで練習に付き合ってくれよっ!」 そういうとあんよに当たるような軌道で名刺を高速で振りぬいた。紙とは張りを持たせることで時に人間の皮膚すら切り裂ける。ぱちゅりーのあんよも例外でなく切られたが、饅頭であるがゆえに人間より皮が厚く、運動能力を奪うほどの深さには達しなかった。 「~~~~~!?」 「やはり1回じゃ無理か。せめて名刺2,3枚で済むようにしたいな。」 そう言って名刺であんよを切る作業を続けていった。慣れていないせいもあり、結局名刺15枚をダメにし、時間もまりさの3倍もかかってしまった。だが苦痛はそれに比例していない。少しずつ削られていくあんよ、時間をかけ露出していく中身のクリーム。口がふさがっていなければおそらく今頃皮だけになっていただろう。 続いて、半田ごてを持ち出した。餡子よりも流動性の高いクリームがこぼれないように少し焼いて固めるのだ。 あんよを切られた苦痛に参っていたぱちゅりーはいままでをはるかに超える激痛に白目をむいた。なにせ内臓むき出しの部分を焼かれているのだ。やがてあんよ全体が焼かれ、気絶してしまったぱちゅりーにオレンジジュースとキツケの胡椒をかけて無理やり覚醒させた。 改造鬼意山は次はどの作業をしようかと迷っていた。あんよ→目→まむまむ→口→頭ばかりでは芸がない。最初と最後は必須なので、中の3つを入れ替えるべきなのだろうが、どれが一番いいか悩んでいた。 考えること10秒。逆転の発想、ならば同時進行でやってみようという意見に至った。 先程のようにわざわざオレンジジュースをかけるのも面倒なので、今回はスプーンで右目をくりぬいた。それを左目の前に持っていくと、滝のような涙を流してそれを食い入るように見つめた。いったん目の作業は中止。続いて口の作業に移る。 問題は口の中の大量のクリームである。おそらくホッチキスを外した瞬間一気にこぼれて絶命してしまうだろう。そこで、今回の副題、同時進行にふさわしいやり方で解決する。そのために口より先にまむまむを処理する必要がある。 今回のまむまむくり抜きは、まりさの時と違い大き目に穴をあける。そこでパイプでなくショベルで穴をあけることにした。 理論もくそもない。改造鬼意山はただひたすら掘った。やがて口の下に直径8?、深さ6?程の穴がぽっかり空いた。中枢餡を傷つけないかと少し心配していたが、杞憂に終わったようだった。 この余分な大きな穴が役に立つ。今度は真ん中あたりから上に掘り進み、口とまむまむ跡とをつなげた。 口からまむまむ跡へ大量のクリームが流れ込んでいく。だが元々体内にあったものが戻っただけなので、多くは吸収され残りは穴をふさぐ程度だった。 これで口の中はきれいになった。まむまむにも半田ごてを軽く当てて漏れないようにし、いよいよ口を開いた。 「む゛…おに゛いざん…やべで…やべで…」 オニイサンハキニシナーイ。ラグラージハキモクナーイ。 ぱちゅりーに死なれても困るし、新しい手法も作りたかったので今回はペンチを使わない。ナイフで歯茎ごと切り落としてすぐに口を閉じ、再び半田ごてを用いて唇を癒着させた。今回の功労賞は間違いなく半田ごてである。後でバーナー派に布教でもしようかな、とも改造鬼意山は考えていた。 「~~…~…」 もうぱちゅりーと口をきくことはない。目を残しておいたので口をふさいでも恐怖の感情がはっきりわかる。同時進行プロジェクト、大成功である。 髪の毛の作業に移るが、さすがに工夫を凝らすこともなかったのでここでは割愛する。 そして最後に残った目の除去である。 「やあぱちゅりー!どうしてこうなったんだろうって疑問に思っているだろうね。目をとる前に答え合わせしてあげるよ!」 「…~~」 「まずタイミングが悪かったね。寄生丸がいなければ、もしかしたら君たちは生きて山に帰れたかもしれない。まあ十中八九改造した上でだろうけど」 「……」 「次に胴付きになった後の夢だね。言っとくけど人間は胴付きふらんを1人で10匹皆殺しにできる。5匹ぐらいなら無傷だよ。人間に抵抗できないし、そもそも胴付きになっても捕食種に敵わないよ。今だって胴なしに勝てないだろ?」 「~~!」 「そして教師に捕まったこともアウトだね。自分の教え子に危害を加えようとしていたゆっくりを優しくするわけないさ」 「~!~!」 「そして最後に…人間は生まれたときから胴があるんだよ。成長して胴が生えるなんて、虫じゃないんだからさあ」 「……!?」 ぱちゅりーは最後の言葉を理解できなかった。自身の計画の根幹の理論。そもそもそれが完全否定されたのだ。ぱちゅりーの餡子脳はその瞬間思考を停止していた。 改造鬼意山はきめえ丸ももとへぱちゅりーを連れていき、自分の未来を目に焼き付けさせてからスプーンを左目にあてがった。 「じゃあさよならぱちゅりー。暗闇の中、徐々に浸食されながらヒャッハりしていってね!」 ――――――約2週間後 改造鬼意山…いや先生は卒業生を送るような目で玄関に立っていた。 「今まで本当にお世話になりました」 「ああ、達者でな。でもホントに森に帰るのか?お前さえよければ俺の飼いゆっくりになってほしいんだが」 「嬉しい提案ですが、やはり父と母と一緒に暮らした森こそが私の住む場所なのです」 寄生丸…否、きめえ丸は見事な胴付きになっていた。 あの後順調に体が形成されていき、3日前ついに成体前に完全に胴付き化した。形成の過程で餡子が大量に消費されたので体も頭の大きさに見合ったものになっており、とても整った美ゆっくりになっていた。 なによりうれしい誤算だったのは、ぱちゅりーの野生で生きるための豊富かつ有用な知識がきめえ丸に残った事だ。一番頭から遠かっただゆえにクリームの中にあった記憶がが中途半端に残り、それが『記憶』でなく『知識』としてきめえ丸に定着した。おかげでかなりの知識を手に入れ、おまけにぱちゅりーの記憶と混同することもなかった。 そして残りの日々をリハビリ・訓練にあててこの日ついに一人立ちとなったのだった。 「じゃあ元気でな」 「ええ、春になったら挨拶に来ます。先生もお元気で!」 こうして、きめえ丸は森に帰って行った。その後も交流を続け、きめえ丸が森を案内したり奥さんになったふらんを紹介したりして死ぬまできめえ丸は先生を慕い続けるのだった。 「さあて、たまには作業部屋を掃除するか。ん?なんだっけこの頭皮?気持ち悪いなあ」 それぞれ色の違う髪の付いた4つのゆっくりの頭皮が部屋の隅に積まれていたが、先生はそれが何なのか完全に忘れていた。 こうして森の賢者(笑)の作戦は失敗し、優秀な長と多くの大人を失った残りの群れは今までの敵に加え、最近出現した人間の協力者と噂される胴付ききめえ丸による誘拐にも頭を悩まされいったのだった。 【あとがき】 補足 1.先生は二重人格ではありません。ただ単にTPOをわきまえているだけです。 2.作者の作品ではゆっくりの知能によって喋り方を変えています。 ドスクラス、特に高い知能のゆっくり(例:きめえ丸)・・・・・・漢字混じり 一般的な知能の高いゆっくり(例:ふらん、『仏』の帰依なずーりん)・・・・・・カタカナ混じり 普通のゆっくり(例:言うまでもないでしょ。馬鹿なの?死ぬの?)・・・・・・ひらがなのみ 終わった…終わったぞ…。 元々『体』で完結させていた作品。中途半端との声を聞き無理矢理『体2』を書いたため、ネタ切れ・虐待描写下手・レポート三昧の三重苦で結局『体3』の完成に2週間弱も近くもかかってしまった。 もう…寝てもいいよね…? 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 310 仏 ふたば系ゆっくりいじめ 393 体 ふたば系ゆっくりいじめ 401 体2 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ラグラージはカワイイ -- 2014-06-21 22 38 28 いいはなしだ 。・゚・(ノ∀`)・゚・。 -- 2011-06-04 06 38 12 みょん実は誇り高いこと言ってたwww -- 2011-01-13 00 38 31 けっこうシリアスに見てたのにパイルダーオンッ!!でクッソワロタwwww -- 2010-12-07 02 03 23 きめぇ丸を嫁にしたいぜ・・・ -- 2010-11-06 17 50 37 きめぇ丸の両親が、子供の一部となり命を繋いでいく、か。 感動的だなぁ… きめぇ丸達、幸せになってね! -- 2010-10-10 19 13 45 みょんの言葉が微妙に感動的だった。 -- 2010-08-15 22 04 34 死んでなお子供の一部となり まさかゆ虐で涙腺緩む日がくるとは…… イイハナシダナー (つд`) P.S. いや、ラグラージはキモいだろjk -- 2010-07-19 20 14 42 きめぇ丸優遇は、ゆっくりできるね!! -- 2010-06-23 12 17 03