約 380,904 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/87.html
抗議 2KB 抗議 「ゆっくりを虐めるなー!」「虐めるなー!」 「ゆっくりにも生きる権利を認めろー!」「認めろー!」 プラカードや旗を持ち、街を練り歩く集団。 ゆっくり愛護団体のデモ行進である。 彼らの手には、彼らのペットであろう、ゆっくりを抱えている。 れいむ、まりさ、ありす、ぱちゅりー…… そのどれもがとてもゆっくりした顔をしており、穏やかである。 当然のように、金バッジである。ペットショップで買うと、数万は下らないであろう。 彼らの前に、別の集団が現れた。 彼らも皆、手にゆっくりを抱えている。 ゆうか、きめぇ丸、てんこ、れみりゃ、ふらん、ゆうかにゃん…… そのどれもがとてもゆっくりした顔をしており、穏やかである。 当然のように、金バッジである。 ペットショップで買うと、最低でも五十万、最高で二百万を超えるゆっくり達である。 その集団が、デモを警備する警官の制止を振り切り、愛護団体に近づいてきた。 そして、彼らとすれ違う瞬間、集団は行動に出た。 先頭の男が、手に持っていた金バッジゆうかにゃんの両目に指を突き入れた。 「ゆぎゃ……」 彼女は短く悲鳴をあげ、そのまま歯茎をむき出し息絶えた。 隣の女が、ポケットからライターを取り出し、抱えていた金バッジきめぇ丸の髪の毛に火をつけた。 「おお、あついあつい……」 きめぇ丸は頭を焦がし、熱で目玉が破裂して、やがて死んだ。 別の人間は、金バッジめーりんの底部をバーナーで焼き、 サッカーのように蹴り飛ばしながら歩いていた。 「じゃおぉ!じゃぁぁぁぁぁおぉぉぉぉぉ!!!」 めーりんは中身を吐き出し、地面にシミを残しながら死んだ。 更に別の者は、金バッジありすを無理やり揺すった。 「何だお前、金バッジとあろうゆっくりが、はしたなくぺにぺにおっ勃てて、すっきりするつもりか?」 「おにいざん見ないでぇぇぇぇぇ!ありずの恥ずかしいすがた見ないでぇぇぇぇぇ! んぼぉぉぉぉぉ!!!!!」 男は、ありすがすっきりする直前に、陰茎をひねってちぎった。 彼女は、屈辱と痛みと快楽の入り混じった複雑な表情を見せた。 そして、ありすの股間からは大量のカスタードが噴出し、平たくなった。 その後ろの者は、金バッジ胴つきれみりゃの四肢を、ちぎっては捨て、ちぎっては捨てを繰り返していた。 彼女の頭部には大量の注射が挿されており、それによって、再生能力を極限まで高めている。 「うー!!!うー!!!ざぐやぁぁぁぁぁ!!!はやぐだずげるんだどぉぉぉぉぉ!!!」 最後は首をひねってちぎり、頭部をぞうきんのように絞って肉汁を滴らせて死んだ。 世にも珍しい、コレクターなら喉から手が出るほど欲しいレア種達を、 惜しげもなく虐待し、虐殺する人々。 彼らの顔は、とても静かで、どことなく穏やかである。 その奇行を、愛護団体の人達、そして警官達は、唖然として見守っていた。 彼らが抱いていた金バッジゆっくり達は、全て白目をむき、痙攣していた。 吐餡して死んでしまった個体もいる。 虐待集団が愛護団体をあらかた通過した頃、ようやく彼らは警官達によって取り押さえられた。 逮捕され、投獄され、尋問されても、彼らは断固として反省をせず、 自分達の間違いを決して認めはしなかった。 愛護団体がデモ行動を行うと、今でも必ず彼らのような集団が現れる。 既存作 SS 妊娠過程、 食葬、 ふたば系ゆっくりいじめ 7 浅瀬 ふたば系ゆっくりいじめ 8 鉄鍋 ふたば系ゆっくりいじめ 17 さとり ふたば系ゆっくりいじめ 19 賽の河原 ふたば系ゆっくりいじめ 24 れいむ死ね ふたば系ゆっくりいじめ 26 役立たず ふたば系ゆっくりいじめ 60 全自動すっきり阻止機 絵 ゆっくりSAW、ゆっくりサバイバー、自作SSの挿絵 ゲームあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆうかにゃんを殺さないでー(´д`|||) -- 2016-06-06 13 04 51 ↓別に他人のペット殺したわけじゃないだろ -- 2014-04-03 13 48 59 私はゲスじゃないなられいむが大好きだ。れいむを殺したやつは表へ出ろ。 -- 2014-02-05 00 55 59 ゲスまで権利あったら大変だわ そりゃ反対するわ ゆうかは殺すなあああぁぁ(;o;) -- 2014-01-05 17 21 52 ゆっくりに権利どーこーはさておき 少なくとも「他人のペット」を殺したんなら、賠償責任を問われるわけで……。 -- 2013-08-21 14 11 23 きめぇ丸殺した奴ちょっと来い -- 2013-06-20 15 22 49 そのきめぇ丸要らないならください -- 2012-12-12 05 51 40 虐待集団が捕まったのは愛護のデモの邪魔をしたからかな?それ以外に理由も無いし。 -- 2012-09-06 01 15 27 ゆうかにゃんを殺した奴、ちょっと表へ出ようか -- 2011-12-23 01 44 51 金バッジ(定期更新制)を持つゆっくりは人間に可愛がられるのを許されるべき。 俺たち人間に置き換えたら、常に高校・大学受験勉強のような状態なのだから。 金は苦労しているのに何も苦労無くゆっくりを貪っている銅や銀レベルのゆっくりなんて可愛がるどころか生かす価値もない。 金の準備期間として銀をある程度の期間生かすのはいいかもしれないがな。野良や野生なんてでっかいゴキブリと変わりないな。 どっちにしろゆっくりに権利なんていらない。 そんなことしたら犬猫をはじめとしてコイや金魚、カブトムシにも権利を与えることになる。 -- 2011-11-02 22 03 35 ↓×7のコメントの「ゆっくり」を「希少種」に置き換え -- 2011-02-15 22 45 18 ↓↓↓↓作品(二次)と現実(三次)を完全に隔離しないと物事が考えられないなら作品を読む必要は無いな。 -- 2011-02-15 22 42 46 ↓それだと他人の飼いゆは駄目ってことになるから、その理論で全ゆっくり虐待するのは無理だな。 ゆっくりに権利は無くとも飼い主には権利があるから。 -- 2011-01-15 23 11 32 ゆっくりは金でも野良でも飼いでも虐待あるのみ。全ゆっくりは生き地獄の中を生きればいい。決して死んで楽にはさせたくない。死んだほうがマシなまま寿命をまっとうしてほしいな。ゆっくりには全ての権利が必要ない。 -- 2010-12-29 22 52 30 いや、あくまで例えでしょ。でも金バッジのゆっくりを殺しちゃあ訴えられても仕方ないNE なんてったて数十万だし。 -- 2010-11-23 07 33 27 鯨の話題とか、二次と三次を混合する奴からしか出ない台詞だわwww -- 2010-09-10 02 48 42 愛でなきゃならん理由は無い。虐待しなきゃならん理由も無い。駆除しなきゃならん理由はある。 虐厨も愛で厨も論理に根拠は無い。両者は立場こそ違うが同じ論理でモノ言ってる。 「とにかく全部保護」は暴論。「とにかく全部虐待」も暴論。 クジラも滅びない程度に殺して喰えばいい。公衆衛生を害するゆっくりも殺せばいい。 味噌もクソも一緒にするのは単細胞。白すぎるのも、黒過ぎるのも住みにくい。 -- 2010-09-07 01 40 19 同意だ。 「(自分にとって)ゆっくりは可愛い。お前らの感情など知らん。根拠は無いが俺たちは正しい。その正しい俺たちがゆっくり好きなんだからお前ら全員もゆっくりを保護しろよ」 って事だろ? まんま、でいぶの心理構造よなぁ。 そしてこの「ゆっくり」を「鯨」に置き換えくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」 -- 2010-09-06 01 19 22 そういうやつらは結局自分のことしか考えてない。 -- 2010-08-20 10 33 44 そりゃそうだろ。 世界平和 < 自分の人生が豊かであること -- 2010-08-18 23 06 16
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/974.html
朝の陽射しが目に入り、重い眼を開けた。 目を覚ますと、何時も通りれいむおかーさんの傍に居たようだ。 そして反対側にはいもうとのれいむとまりさが。 向いにはまりさおかーさん。 寝息を立ててれいむおかーさんに擦り寄るれいむ。 まりさは帽子をずらしながら気持ちよさそうな顔で寝ていた。 起こさないように口で帽子を直してあげた。 近くにあった時計さんを見てみると、8と0が並んでいた。 いつもおにーさんに言われている通りに、大きな声でみんなを起こそう。 「ゆっくりしていってね!!!」 今日も元気に言えた。それだけで誇らしさで胸いっぱいになる。 そしてみんなも、ゆっくりと目を覚ますとれいむに向って大きな声で言ってくれた。 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 これで今日も何時ものようにとてもゆっくりできる。 「ゆっくりおそとであそぼうね!!!」 おかーさんがそう言うと、まどさんに向かって飛び跳ねて、何かを動かした。 こうすると、開かない窓さんがゆっくり開いてくれるのをおにーさんから教わった。 「ゆっきゅちー♪」 「ゆぅー♪」 妹達は我先にと外へ飛び出していった。太陽さんがゆっくりしてる時は いつもみんなでお外でゆっくりしている。 ポカポカと太陽さんはとってもゆっくりできる。 「ごーそ!ごーそ!」 後ろを見ると、まりさおかーさんがふくろさんの中に頭を突っ込んでいた。 お尻がプルプルと横に揺れている。 なにやら探しているようなので、手伝おうとピョンとまりさおかーさんの傍に近づいた。 「なにしてるのまりさおかーさん?ゆっくりれいむもてつだうよ!」 そう言うとまりさおかーさんは、とってもゆっくりできる笑顔でれいむの方を向いてくれた。 お口でみかんさんを持ちながら。 「ゆっくりむーしゃむーしゃするよ!」 持ってたみかんさんをおぼうしさんの中に詰めて、おぼうしさんを被りなおしたまりさおかーさん。 そのままおそとへ向かって言ったのでれいむも着いて行った。 おそとではいもうとたちとれいむおかーさんがゆっくりしていた。 「れーみゅのぼーりゅしゃんはゆっきゅちまっちぇね!」 「まりしゃのほーきだよ!ゆっきゅりおちょらをとびゅよ!」 れいむは、おにーさんが買ってくれたぼーるさんをゆっくり追いかけてた。 ころころと転がるぼーるさん。れいむも負けじとピューンと大きく跳ねると がしっとおくちでぼーるさんをキャッチした。 そのまま勢いでぼーるさんごとコロコロと転がって行った 「ゆゆ?、ゆっくちころがりゅよ?」 とてもゆっくりした笑顔だった。 まりさは、おにーさんに買ってもらったほーきさんをブンブンと振りまわしながら ちょうちょさんを追いかけていた。 「ちょうちょさん!ゆっきゅちまっちぇね!!!」 「ゆーしょ!ゆーしょ!」 「かわさんはちゃんとむいてたべようね!」 「むーしゃ!むーしゃ!しあわせー♪」 「「とってもゆっくりー♪」」 「むーちゃ!むーちゃ!」 「ちょっちぇもゆっきゅりできゅるよ!」 おやつを食べ終えて、家族みんなでおにわさんの一か所に集まった。 そこはおおきなきさんの下で、ゆっくりしたかぜさんが通るゆっくりプレイスだ。 「おにゃきゃがぴょんぴょんするよ!」 れいむとまりさは、お腹を膨らませながらまりさおかーさんのすーりすーりしていた。 「れーみゅはたきゃいたきゃいちたいよ!」 れいむがそう言うと、れいむおかーさんが、まりさおかーさんの頭へといもうとたちを運び始めた。 正直言って、ちょっと羨ましいのだが、れいむは"おねーさん"だ。 ここはいもうとたちの為に我慢しよう。そう決めて、れいむおかーさんの所へ向かった。 「おかーさん。れいむとゆっくりしようね!」 「そうだね!れいむはおかーさんといっしょにゆっくりしようね。」 おかーさんはれいむのほっぺをペロペロと舐めてくれた。 ちょっとヌルヌルするけどとっても気持ちよかった。 しばらくすると、みんなゆっくりとおひるねをしていた。 まりさおかーさんの上に乗ったいもうと達は、最初は 「ゆゆぅ~♪おしょらをちょんでるみちゃいー!」 「とょっちぇもしゅずしいよ!」 「ぽよーん!ぽよーん!」 と、はしゃいでいたが、疲れたのか今は「ゆぅ……」と眠っていた。 みんなの寝顔を見るのが大好きだった。 みんなの笑顔はすっごくゆっくりできるものだからだ。 ふと、玄関の方から変な音が聞こえた気がした。 ちょっと気になるが、家族みんなを起こすのはゆっくりしてない。 ちょっと見に行こうと、ピョコンと跳ねようとして…… ゆ? なんだかあしさんがすーすーするよ。 「ゆぅ!おそらをとんでるみたーい♪」 気がついたらみんなちっちゃくなってた。 れいむよりずっと大きいまりさおかーさんとれいむおかーさんも。 おにわさんにある大きなぼーるさんも、いしさんよりも高い所に居た。 とってもゆっくりできる景色だ。思わず口からおうたがもれる。 「ゆ!ゆ!ゆ~♪ゆっくりー!」 なんだかとっても気分がいいので、おかーさんに教えてもらったおうたを歌おう。 そう思った瞬間。 何かが聞こえた。 「うー!うー!」 いたい。あたまがすごくいたい。なんだかとってもゆっくりできない。 れいむおかーさんは?まりさおかーさんは?いもうとたちは? おにーさんはどこ?だれかたすけて! なんだかれいむのからだがかるくなっていくよ?どうして? ゆっくりできないよ!!!ゆっくりできな・・・・ そこは大きな川が町の中心を流れている都市だった。 東北にあるその市は、市内は発展していたが 少し郊外の住宅地へ向かえば手つかずの自然が多く残っているところだった。 都市と言っても名ばかりの田舎、渋滞なんて物に悩まされることもなく、夏になれば多くの子供達が朝から虫取りの為に森へ向かうような場所である。 おそらくこれからもずっとこんな感じなのだろう・・・久々に故郷に帰ってきた俺はそんな事を考えていた。 「なんて物思いにふけている場合でもないのです。今回は仕事で来たのです。」 「説明口調で何を言ってるんですか先輩。」 ワゴン車に乗って駅前の道を走る俺。といっても助手席で「ぐたぁー」と言ってるだけである。 窓の外を見てみると、ノンビリと歩いてる人達が見えた。そしてその足元で楽しそうにしているゆっくり達。 各々が何もせず道の真ん中でのんびりとしていた。 しかし、そんな彼らを邪険にする者などいなかった。 むしろ可愛がっているように見える。 前に視線を向けると、横断歩道を渡っているゆっくりが居た。 親であろうまりさとその子供が、身なりの良いご高齢の婦人と会話しながら跳ねていた。 魚屋の前で呼び込みをするちぇん。下校途中の子供と一緒になって遊ぶみょん。 ゲートボール中のお年寄り達と楽しそうに会話をしているぱちゅりー。 人間とゆっくりの理想のあり方とはこういう物なのだろう。 「こっちでいいんですよね?」 「うんそうそう。そこ右に曲がって後はまっすぐね。右側にデカい建物が見えるから。」 隣の運転席に座っているポニーテールの女の子はよっちゃん。 俺とは天と地ほどの学歴を持つ天才少女な後輩である。 明らかに場違いな子だ。しかし社長にスカウトされて来たと聞いて納得した。 あの人なら何やっても不思議じゃない。 でももっとマシな仕事を与えてもいいだろうに。 「いやぁー懐かしきわ我が故郷。これで仕事じゃなければいーのになー。」 「実家にでも帰るんですか?」 「いんやぁー。この仕事始める時に親と縁切ったようなもんだしねぇー。馴染みの店で旧友と一杯かな。」 「あ・・・すみませんでした。今のは忘れてください。」 申し訳なさそうな顔でそう言いながら、俺にガムを差し出すよっちゃん。出来た後輩である。 「別にいいんだけどねホント。」 今すぐガムを食べようか考えたが止めてポケットにしまった。 車は順調に走っていた。 ラジオからはDJの軽快な語りが流れていた。お互い話すこともなくただ黙ってそれを聞いている。 どんよりとした空気が場を支配し始めた。 この手の空気は嫌いだ。仕方がないので適当な曲でも流すことにしよう。 バックになにか・・・これでいいだろ。CDをセットする。 ステレオからはノリのいい音楽が流れてきた……あ、これメタルマックスのボス戦だ。 久方ぶりの市役所である。 相変わらずデカくてボロい。改築する金もないのだろうか? そんなどうでもいい事を考えながら、中に入る。 と、入口に一人の中年男性が立っていた。 「いやーどうもこんにちは。ようこそ●●市へ。」 どこにでもいそうな、ごく普通の男性だった。 案内された部屋に入り、先ほどの男性は数枚のプリントを渡された。。 「えーでは。さっそくなんですが、被害に関してですね、説明させて頂きたいと思います。」 持ってきてもらったお茶を口に含みながら、最初に渡されたプリントに目を通した。 そこにはここ最近、頻繁に起こっている飼いゆっくりの行方不明及び殺ゆ事件に関しての被害報告が書かれていた。 「報告があるだけで2ヵ月で137匹。そのうち、身元が分かる装飾品やバッジが見つかったのが11件。 ふれあい広場と称した地区での野生種の被害を考えればこの2倍は軽く行くのではないかという意見もありましてね 器物破損もそうですが、ゆっくりとの楽しい生活を市の政策として打ち出してる手前、ほっとけない自体でして。」 確かに数が多い。が、それ以上に飼いゆっくりという部分が問題なのだろう。 「飼い主が外で遊んでる時に、ちょっと目を離した隙に行方不明になったケースもありますね。」 次のプリントに目を向ける。行方不明になった場所が地図に記されていた。 だいたい森に近い住宅地が狙われているようだ。たまに都市部の住宅地の方へも犯人は行ってるようだが おそらく警戒が強くなったからだろう。 「ほんと困りましてねー。犯人はわかってるんですが、どこら辺に居るのかが全くわからなくて。」 そう言うと、男はバックからノートパソコンを取り出した。 「とある被害者からお借りした映像なのですけどね、監視カメラも泥棒じゃなかったから意味がなかったと。」 パソコンに映った動画は、とても幸せそうな食事風景だった。 「うー!あまあまー!でりしゃーす!」 まだ胴体のない子供のれみりゃが、赤ちゃんぐらいのまりさの頭に自慢の牙を突き刺していた。 「やべでね゛! おねがいだがらゆっぐじじでー!!!」 「ゆっぐじじでよぉー!」 親と思われるれいむとまりさは、これまた親であろうふらんとれみりゃに押さえつけられていた。 「うー!ゆっくりたべてねー!」 「うー!うー!」 親であろう二人は、その両手で二匹を抑えつつ子供の様子を楽しそうに見ていた。 おそらく初めて子どもと狩りに来たのだろう、二匹からすれば子供の立派な姿に感動してるといった具合か。 画面をよく見ると、木の枝に何かが刺さっているのがわかる。 ちょと画面が荒れていて見えづらかったがよく見ると、それはれいむだった。 その周りを飛んでいるのはふらんだ。パタパタと飛んで、少しづつれいむを齧っている。 手前のれみりゃ達の声のせいで声は拾えないが、何を言ってるかはだいたい予想がつく。 「うー!おねーさま!あまあまたくさんおいしかったね!」 「うー!ふらんったらおくちのまわりよごれてるー! 」 子どものれみりゃとふらん。 お互いのほっぺを擦り合わせ、もちもちっとした感触を楽しんでいるのだろう。 れみりゃがふらんのほっぺについた餡子を舐めとっている。ふらんはそれを見て嬉しそうだ。 どこかのデパートで使われた広告と全く同じ構図の映像が最後に流れた。 違うとすれば、デパートの方は、口の周りについてるのがプリンであり。 こちらは餡子がべっとりと付いてることであった。 「わかりました。巣の調査も含めて、1週間以内には結果が出せると思います。」 よっちゃんがテキパキと答える。あからさまに駄目人間オーラを放っている俺よりも 説得力があるのだろう。相手方は安心したような顔をした。 市役所を出ると、空はどんよりとした曇り模様であった。 「よーっちゃーん……イカ。」 「死にたいんですね。わかりました。」 ヨシツネ辺りをペルソナにしてそうな殺気を放ってきた。もうちょっと冗談に優しくなろうよ。 「先にホテル戻ってていいよ。ちょっくら歩いてくるから。」 「もう調査するんですか?もう夕方ですし、おそらく出てこないと思いますよ?」 「なーんとなくだから大丈夫。適当な時間に帰るから。」 まだ何か言いたげな後輩をよそに、ショルダーバックを肩にかけて懐かしい道を歩きだした。 通常、れみりゃとふらんは夜行性である。 別に昼間動けない訳ではないのだが、狩りなどの行為は主に夜に行われる。 獲物であるゆっくりが巣で寝ている事も関係してくるのだろう。昼間よりは格段に、しかも一度に大量に 捕まえることができるからだ。 ただし、これはあくまで野生の場合。都市部に住んでいる者は逆に日中活動するよう者も珍しくない。 理由は簡単。都市部のゆっくりは基本飼いゆっくりである。捨てられた物は保護されるか山に帰る。 ゆっくりできない都市部に好き好んでいる者はごく希である。 飼いゆっくりが、真夜中に外に居るか。普通に考えればNOだ。 殆どが家の中に居るだろう。れみりゃやふらんでは絶対に手が出せない場所だ。 ならば、外に出る可能性のある昼間に活動するのは自然な話である。 そんな訳で、最近はれみりゃ達による飼いゆっくりの捕食事件が続発している。 自治体で簡単に対策が立てれそうなのだが、世間はなんでかゆっくりしている。 そうやってゆっくりしてる間に、野生化した元飼いゆっくりが農作物を荒らし始めたり 商店のゴミや商品を漁り始めるのだ。 まあ、俺としてはそれが飯のタネの一部なのでありがたい話であるのだが。 と、こんな無駄に長ったらしい設定を脳内で語りながら住宅地から外れた砂利道を歩いていた。 ここら辺一帯は一番事件が多い地区である。この辺りに犯人達が住んでいるのはどうみても明らかだ。 が、今日は犯人探しをするつもりはない。旧知の店のカスタードタイ焼きを頬張りに来たのだ。 ホテルへ戻り、次の日からの捜査を話し合った。 「なんでダブルじゃないの?馬鹿なの?」 よっちゃんの手にしてた空き缶が紙屑のようにクシャクシャになった。 あれれ?スチール缶だよねそれ? 次の日。犯行が集中してる地区の森の中。 今日いっぱいかかると思われていた巣の捜索だが、僅か一時間程度で終わってしまった。 「うっうー!うあうあー!」 「ぎゃおー!」 「うあうあー!うー!うー!」 「みゃんみゃすごいどぉー!とってもきゅーてぃくるなだんすーだどぉー!」 「うー!うー!」 「くりゃえ!れーばてぃーん!」 「じゃおーん!」 「さすがですわおぜうさま!」 森を歩いた先にあった崖。そこに少し大きめの穴が開いており その入口で胴つきれみりゃが自慢のダンスを披露していた。 周りには子供の胴つきや、胴なしの子供。 そしてめーりんとさくやが子ども達の傍にいた。 「罠とかわんさか持ってきたんだけどなー。」 「無意味でしたね。」 まあここは早く見つかって喜ぶべきなのだろう。 とりあえず様子を見ることにした。 丸一日入口を見張ってていくつか分かったことがあった。 まず、この群れは一か所の洞窟に住んでいる。 そして、胴体付きは留守番。胴体無しは狩り。と、役割を分担している 野生なら手が使える胴体付きは有利だろうが、住宅地では逆にそれが仇になる。 それを考えると中々良い分担だ。 「うー!ままー!」 どうやら狩り担当が帰ってきたようだ。 口には駄菓子屋で売ってそうなチョコが大量に入っている。 しかしいくらなんでもザルすぎやしねーか? それと、重大な事が一つ。 予想通り、この群れは夜には全員が眠る。 一応めーりんが門番的な事をしているが、考慮するほどのものでもない。 大体の事はわかったのでホテルに戻り、明日の支度を行う。 「これでまあ、明日の夜には終わりそうだね。」 「夜だと暗くて面倒なんですけどね。」 なんだか不満そうな顔でカタカタとノートパソコンで書類作成中のよっちゃん。 横にあるビールと桃については突っ込まないでおこう。 「あーんで?明日何人くらい来るの?忙しいのはわかるけど、ちょっと広いからそれなりじゃないと。 確か新人さんが来るんだよね?まあ楽な分類だから問題は……」 冷たい声が響いた。 「2人です。4人でやりますよ。」 ……は? 思わず手に持ってた網を落としかける。 「いやいやいやいやいや待て待て待て。それおかしい。森の中に荷物運んだりすんだよ? むしろそっちの方が駆除より作業多いんだよ?」 よっちゃんは疲れ切った声で答えた。 「どうやら研修中に、"また"新人が逃げたみたいですよ。ビデオ見た後に。」 「えーまたかよ。なに?それで?いい加減人数増えないと大変だよ?オレ死ぬよ?」 「文句は社長に直接行ってください。つき合い長いんでしょ先輩?」 ぷすーっと怒ったまま部屋を出て行ったよっちゃん。ビールでも買いに行ったのか。 しかしまあ、新人さんが増えないのはわかるけどねえ。 この人数でやれってのは流石に困るんだぜよ? 続け 【あとがき】 思いっきり中途半端です。申しわけない。続きは誠意作業中。 オリキャラ分多いので注意 ひょとした他の作品が先に上がるかも byバスケの人?
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2375.html
農家の悩み 11KB 虐待-普通 ギャグ 小ネタ 変態 非常に生温いです ここは静かな農村。 最近は農家なんて跡を継ぐ者がいなくて何処も困っている。 俺の家もそんな問題を抱えていた。 俺の兄達は農家を継ぐのが嫌で皆家を出て行った。 そんな訳で結局俺が農家を継ぐ事になった。 まあ、それでもこうして野菜を育てているとなかなか楽しい物である。 だが、ここに来てもう一つ問題があった。 それは、農家に嫁に来てくれる娘がいない事だった。 実際俺の付き合っていた女が、俺が農家を継いだと知ったとたん別れ話をしだした。 まったく、女って奴は… で、跡継ぎ問題で悩んでいた所に親が見合いの話を持ってきたんだが… 「どうだ?この子なんて良いんじゃないのか?」 「……………」 「それじゃあ、こっちの子なんてどうだい?結構可愛いと思うけど…」 「……………」 「どれも可愛い子ばかりじゃないか?一体何が気に入らないんだ?」 「だぁぁぁぁぁぁ!!これはどれもゆっくりじゃないかぁぁぁぁ!!」 そう、俺の親が見合いの相手に択んだのはゆっくりだったのだ。 「いくら嫁不足だからって、何を血迷っているんだ?俺はHENTAIじゃねぇぇぇぇ!!」 「そうは言ってもな……こればかりはどうにもならん問題だぞ?」 「そうよ、せっかくだからお見合いしてみたら?案外気に入るかもよ?皆胴付なんだし」 「あほな事言ってるんじゃねぇぇぇぇ!!そういう問題でもねぇぇぇぇ!!」 まあ、そんな流れで強引に親に見合いを進められてしまったのだが… 俺の目前には胴付のさなえが座っている。 身長は低め、というかお子様みたいなさなえだ。 緊張しているのか妙にモジモジしている上に、顔が少し赤い。 「えーっと………おにいさんのごしゅみはなんですか?」 「………ゆっくり苛めです」 「…えーっと………それは…さなえもふくまれるのでしょうか?」 「……(こら、何言ってるの!さなえちゃんが怖がるでしょ!)」 俺の話を聞いてさなえは怖がっている様だった。 まあ、実際にはゆっくりは苛めるんじゃなくて駆除するのがメインなのだが。 「うるせー!この話はなかった事にしろぉぉぉぉぉ!!」 「あうぅぅぅ………ごめんなさい!さよなら……」 泣きながら走り去っていくさなえ。 その姿を見ると流石にちょっと可愛そうになってくる。 俺が悪いんじゃないぞ…ってか、何処から連れて来たのやら? 「あ、待ってください!…こら、お前のせいで帰って行ってしまったぞ!!」 「うるせー!こんなのやってられるか!」 「ふむ、何が気に入らなかったのかねぇ…まあ、まだまだ良い子は沢山いるから安心してね」 「出来るかぁぁぁぁ!!」 「うっうー!おぜうさまなんだどー!」 「………帰れ!」 次に連れて来られたのは胴付のれみりゃだった。 何と言うか、先ほどのさなえが可愛く見えるほど、こいつはふてぶてしい奴だった。 何でコイツも顔を赤くしているんだ? 「どうしてそんなこというんだどー!まだ、ぷっでぃーんもたべてないんだどー!」 「おい親父!こんなのが嫁で本当に良いのか?」 「うーむ………」 「悩むような奴を最初から連れてくるなぁぁぁ!!」 「うー!ざぐやー!ざぐやー!」 泣いて何処かへ飛び去るれみりゃ。 まあ、コイツには罪悪感は湧かないけど。 「おぉ…こわい!こわい!」 「こら、そんなに見つめたらきめぇ丸さんが怖がるだろう?すみませんね、 コイツはきめぇ丸さんに見惚れているんですよ。」 「おぉ……ひわいひわい」 今度は胴付きめぇ丸が連れて来られた。 俺が睨んでいたのを怖がっていたようだが、親父の話を聞いて急に顔を赤くしだした。 確かに妙に色っぽい気がするが………いかん、いかん、俺はHENTAIじゃないぞ! 「だぁぁぁ!誰が見惚れるかぁぁぁぁ!ってかそのヒュンヒュンするのやめろぉぉぉぉ!!」 「おぉ………ひどい!…ひどい!!」 「こら!何てこと言うんだ!………あぁ…せっかく……」 「せっかく…なんです?」 「なんでもないです…」 泣いて飛び去るきめぇ丸、ちょっと可哀想かも… いやいや、それにして親父め………何か企んでいたな… 「ゆるさなえ!」 「………………」 「どうだ?良い子じゃないか、この子に決めなさい!いやむしろ、この子で決まりだ!」 「あなた………………」 「ごめんなんさい…」 「ゆるさなえ?」 今度はゆるさなえか… 噂には聞いていたがまさか本当にいるとは… それにしても、この親父は…自分の趣味で択んでないか? 流石にこの格好は不味いだろう…お袋に思いっきり睨まれてるし… この後、ゆるさなえには丁重にお帰りいただきました。 「ちーんぽ!」 「……………」 「しろうとどうてい?でかまらいんぽ?」 「「「……………」」」 胴付みょんは珍しいけど…… こいつは狙って喋っているのか?もしかしてワザとなのか? ってか、何で顔赤くしてるんだ?隠語喋って恥ずかしいからなのか? 「うなちんぼーい?せくはらおやじ?」 「………おかえりください!」 「!!………ちーんぽ!おなにーましーん!」 ったく、やっぱりワザとだろ!ってか隠語叫びながら泣いて走り去るな! まあ、ちょっと可哀想かもしれんが……… というか、さっきからどのゆっくりも泣いてるって事は俺に気があるのか? やれやれ、困ったな。 「あぁん!おにいさんのつきささるしせん…とっともいいわぁ♪」 「……………」 「あら?ほうちぷれいなのかしら…そういうのもきらいじゃないけど……はげしくいじめてほしいわぁぁ♪」 「そうか、ならわしが……」 「あなた!何言ってるんですか!」 隠語の次はメス豚か…… これも親父の趣味なのか?まさか親父がHENTAIだったとは… 「あぁん!てんこをかまってぇ!かまってくれないとしんじゃうわぁぁ!」 「かまってやるからお引き取りください!」 そう言う訳で、しばらくの間てんこをしばき倒してやったら満足して帰って行った。 まったく、これだから変態は…… 「はじめまして、ゆうかです……その…よろしくおねがいします」 「すまないが、帰ってくれないか?」 「うぅ……そんな………」 「こら!ゆうかを泣かすんじゃない!」 「あなたは黙ってて」 「ごめんなさい………」 今度は胴付のゆうかか…よくこんなに胴付を探してきたものだ。 だが、俺はHENTAIじゃない。 きっぱりとお帰りいただこうかと思ったんだが… ゆうかは今にも泣き出しそうだ。 流石にゆっくりとはいえ、こうも泣かれると罪悪感がわいてくる。一部例外も居たが… 「ぐす……もうゆうかには…うぅ…かえるところがないんです……」 「そう言われてもなぁ……」 ゆうかは涙混じりにお見合いに来た経緯を話してくれた。 なんでも、元々は山に住んでいて自分の花畑も持っていたそうだ。 ところがドス率いるゲスの集団に花畑を荒され、殺されかかったそうだ。 そこにこのアホ親父が通りかかって、助けてもらったお礼にお見合いする事に決めたそうだ。 「おにいさんのおよめになれば…ぐす……おはなばたけをよういしてくれるって………だから…うぅ……」 「なるほどね………で、このアホ親父に変な事されてないか?」 「こら!何を言っている!俺が連れてきた胴付はみんな新品だぞ!お前のために我慢していたんだぞ!!」 「あなた………もしかして、まだそんなあほな事していらしたんですか?」 「まだそんな事って……もしかして、やっぱりなのか?お袋よ」 「そうよ、この人は『ドス殺し』と『胴付ごろし』なんてあだ名があってね…… 昔から暇さえあれば山に行って、ドスを苛めたり、胴付きめぇ丸を追い掛け回していたのよ…」 おふくろはそう言うと親父を見て睨んだ。 なんだかその背後にはよく分からん鬼のようなものが見える…気がする。 「はっはっは!まあ落ち着け!最近は年には勝てなくってな………山で胴付を追い回すのは月一にしているんだよ…」 「他に言いたい事はある?」 「ひぃ!………ごめんなさい……ぐばっ!」 謝罪の言葉を聞いたとたんにお袋が親父を殴った。 そこから一方的に親父が殴り倒されていた。 「ま、まって…ぐほっ!あやまったじゃ…ぶばっ!…ゆるして…ぼぐっ!いたいのはいやぁぁぁ!!」 「あなたの謝罪は鳴き声でしょぉぉぉぉ?!たっぷり反省しろぉぉぉぉ!!」 あまりの惨劇に思わず俺とゆうかは抱き合って震えていた。 まさか現代に鬼がいようとは……… 「おにいさん、みずまきおわりました」 「こっちもおわったにゃん」 「お疲れ様、ところで…子持ちだったなんて聞いてなかったんだけど…」 「このこはゆうかのいもうとよ」 「ふーむ、妹ねぇ…」 結局ゆうかは家で面倒を見る事になった。 まあ、俺は胴付を結婚する気はさらさら無いのだが、 いく所が無い上にアホ親父に連れてこられた手前、放って置く訳にも行かなかった。 ゆうかは流石に園芸知識があるだけあって、農家としてもやっていけそうだった。 猫耳を生やした妹のゆうかにゃんも、頑張って姉を手伝ってくれていた。 のんびり働く彼女達を見ていたら、畑にはってある柵の外から声が聞える。 「ゆゆ!おやさいがいっぱいあるよ!おいくそじじい!れいむはしんぐるまざーなんだよ! やさしくしないといけないんだよ!だからおやさいいっぱいちょうだいね!」 「かわいいれーみゅに、おやさいいっぱいちょーだいね!それきゃらくそじじいは、どりぇーにしてあげりゅよ!」 声の主は我等が農家の敵、ゆっくりである。 それも鬱陶しいしんぐるまざーのれいむだった。 親子そろってふてぶてしい顔をしてニヤついている。 「おにいさん、しんぐるまざーがきました!わからないわー」 「キャディーさん5番アイアン取ってください」 「ゆうかはきゃでぃーさんじゃないですけど…はいどうぞ」 「ゆゆ?!なんなのそれは?そんなものはいらないよ!さっさと 『バキッ!』 ゆぼふっ?!」 状況を理解していなかったれいむは、5番アイアンとちゅっちゅして吹っ飛んでいった。 流石に重いだけあって飛距離はそんなには出ないが………空を飛んでいた何かに当たったな。 子れいむは何が起こったのか理解できず固まっている。 これは最近趣味と実益ををかねて始めたゆっくりゴルフ。 娯楽の少ない農村で流行っている新スポーツだ。 まあ、ゆっくりをゴルフクラブで吹っ飛ばしているだけなのだが… 「じゃあ、次は子れいむな!」 「ゆん?……………ゆびゃぁぁぁぁ!れーみゅこ 『バスッ!』 ゆびゃび!」 「おにいさん、ようしゃないですね…」 何かを撒き散らしながら勢いよく飛んでいく子れいむ。 流石に軽いだけあってよく飛ぶ…………空とぶ何かに当たりそうになったな。 ちなみに赤ゆだともっとよく飛ぶか砕け散る。 「あら、おにいさんこんにちは、ゆっくりしていってくださいね」 「はいはい、ゆっくりしていって………あら?このまえのさなえか?」 突然挨拶されたので、声が聞えた方を向く。 そこには先日の胴付さなえと思われる少女が風呂敷包みを持っていた。 「はい、そうですよ。せんじつないていたところを、あのいえのおばあさんにひろわれまして」 そう言って指を刺す方を見れば、自分の家のお隣さんだった。 確かにあの家は先日連れ合いをなくしたお婆さんが住んでいる。 「そういうわけで、よろしくおねがいしますね」 なんだか嬉しそうに微笑むさなえ。 ってか、何で顔が赤いんだ? コイツも親父に何処から連れて来られたのだろうか。 そんな事を考えていると、さらに声が聞えた。 「ちーんぽ!おまえちんこもげろ!」 「おにいさん、おひさしぶりね♪」 今度は胴付みょんと胴付きてんこが現れた。 てんこは何故か少し顔が赤い、みょんは案外解って喋っているのかもしれないな… 「てんこもこのむらでおせわになることになったわ♪おにいさんにたたかれた、おしりのいたみがわすれられなくって♪」 「せっくすふれんど!こんどーむ!」 「そういうわけでよろしくね♪」 何故か嬉しそうに笑うみょんとてんこ。 なんだかとんでもない事が始まる予感だ、そんな不安が頭をよぎる。 そんな俺の方に向かって走ってくる影が二つあった。 あれはれみりゃときめぇ丸? 「うっうーどうしてこんなことするんだどー!」 「おぉ、あぶない、あぶない!けがするところだったじゃないですか!」 なぜか怒っているれみりゃときめぇ丸。 よく見ればれみりゃの服が餡で汚れており、その手には瀕死のれいむを持っていた。 「さっきれいむに当たりそうになった(当たった)のはお前達か」 「そうなんだどー!」 「そのとおりです!」 「何でこの村に居るんだ?帰ったんじゃないのか?」 「わたしはとおくからつれてこられたので、かえりたくてもかえれないのです。 このむらのおてらで、おせわしてもらうことになりました」 「おにいさんとけっこんすれば、ぷっでぃーんたべほうだいって、いわれたんだどー!だからけっこんするんだどー!」 「そういうわけで、よろしくおねいします」 「けっこんだどー!」 だからきめぇ丸よ、何故顔を赤くするんだ? 嫌な予感は的中した。親父が連れてきたゆっくりがむらに住み着いてしまったようだ。 いくら女が少ないからといっても、俺はゆっくりと結婚するつもりはさらさらない。 「俺はゆっくり達とラブコメするつもりはないぞぉぉぉぉ!!」 「おぉ、もてもて、もてもて♪」 「うれしくないぞぉぉぉぉぉ!!」 「ゆるさなえ!」 こいつも居たのか、ってか服くらい着ろ! しばらくして、この村は胴付が沢山暮らしていると評判になり、ゆっくり愛好家とHENTAIさんで賑わう事になった。 完 おまけ 胴付えいきと… 「じゃあいくよ、えいき」 「あぁ、くろ!くろ!そこはだめですぅ」 「じゃあここは?」 「くろ!くろ!くろぉ!そこもだめですぅ!いじわるしないでください…」 「じゃあ、ここだね!」 「あぁ…しろ、しろ、しろ、しろぉぉぉ!おにいさんはいじわるですぅ…」 「そんな事言われてもねぇ♪」 「いじわるなおにいさんは、しけいですよ!」 「いや、オセ○くらいで死刑にされてもね…」 完 ハイテンション農家の話を書こうと思ったらこうなってました。 とりあえず、続きを書く気は無いです。 オ○ロは商標名でリバーシーなんて言ったりするみたいですね。 徒然あき 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ちーんぽ!おまえちんこもげろ! -- 2016-08-31 06 30 16 おお、ひわい、ひわい -- 2016-08-31 06 25 59 ゆっくりのルーミアっていたか? れみりゃ扱い雑すぎだろおいwwwレミ☆リャ☆う~☆ -- 2013-07-21 03 29 07 いやいや胴付きなら通常種も出しなさいよ!胴無しよりかなりお利口になって可愛いんだから! -- 2013-06-20 08 15 13 WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!最高に住みTAIって奴だァ! -- 2013-06-16 12 24 04 うおおおお胴付き食べ放題ぃいいゆうかにゃんくれぇえぇえええええ! -- 2012-05-22 10 40 55 お兄さんもてるねー、わかるよー -- 2011-10-10 01 23 44 胴付きゆうか羨ましいぞクラァァァ!!! -- 2011-10-08 16 39 20 おいおいちょっと待て!!胴付きるーみあはどうした!!?? -- 2011-05-26 15 44 56 TIKUSYOOOOOOOOOOOOO!!!!!!! この男羨ましすぎるZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!! -- 2011-05-26 15 43 55 こんな村が有ったら住に行くわw さなえちゃん可愛いよー -- 2010-12-22 11 51 34 きぉいいおいさああああああまああああああ1!! 俺と立場をかわりやがれえええ!! -- 2010-12-21 21 22 27 こんなお父さんほs『HENNTAI』どぼじでぞんなごどいうのおおおおお -- 2010-12-13 00 27 29 softolk使うとヤバい!おもしれええ -- 2010-11-27 22 45 18 ここにいるやつら、リアルで結婚できない匂いがプンプンするぜ…!俺も含めてな…! -- 2010-11-25 01 44 20 ああうん、多分俺はHENTAIだ。 -- 2010-11-07 02 18 52 ↓↓↓配偶者を最初から家政婦扱いしてかかるのは良くない。相手を便利な道具としか見なしていない、一種の女性蔑視。 というかゆっくりに住み込みで家事やらせるだけのことを結婚とは言わないよ。あなたは結婚相手となるゆっくりを前提から家政婦扱いし、妻として愛する気がないので結婚する権利は無いね。 一人でホームヘルパーでも雇ってろ! -- 2010-10-30 01 40 28 DQNな女性と結婚するよりかはマシだと思うよ。 -- 2010-10-17 06 28 54 冗談抜きで、知性のある胴つきなら嫁に最適だと思うんだ -- 2010-09-29 18 04 54 あえて結婚するなら家事万能で従順な胴つきさくや一択だな 次点で農作業が得意なのうかりんが候補になるかな -- 2010-09-27 00 17 20
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3770.html
朝の陽射しが目に入り、重い眼を開けた。 目を覚ますと、何時も通りれいむおかーさんの傍に居たようだ。 そして反対側にはいもうとのれいむとまりさが。 向いにはまりさおかーさん。 寝息を立ててれいむおかーさんに擦り寄るれいむ。 まりさは帽子をずらしながら気持ちよさそうな顔で寝ていた。 起こさないように口で帽子を直してあげた。 近くにあった時計さんを見てみると、8と0が並んでいた。 いつもおにーさんに言われている通りに、大きな声でみんなを起こそう。 「ゆっくりしていってね!!!」 今日も元気に言えた。それだけで誇らしさで胸いっぱいになる。 そしてみんなも、ゆっくりと目を覚ますとれいむに向って大きな声で言ってくれた。 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 これで今日も何時ものようにとてもゆっくりできる。 「ゆっくりおそとであそぼうね!!!」 おかーさんがそう言うと、まどさんに向かって飛び跳ねて、何かを動かした。 こうすると、開かない窓さんがゆっくり開いてくれるのをおにーさんから教わった。 「ゆっきゅちー♪」 「ゆぅー♪」 妹達は我先にと外へ飛び出していった。太陽さんがゆっくりしてる時は いつもみんなでお外でゆっくりしている。 ポカポカと太陽さんはとってもゆっくりできる。 「ごーそ!ごーそ!」 後ろを見ると、まりさおかーさんがふくろさんの中に頭を突っ込んでいた。 お尻がプルプルと横に揺れている。 なにやら探しているようなので、手伝おうとピョンとまりさおかーさんの傍に近づいた。 「なにしてるのまりさおかーさん?ゆっくりれいむもてつだうよ!」 そう言うとまりさおかーさんは、とってもゆっくりできる笑顔でれいむの方を向いてくれた。 お口でみかんさんを持ちながら。 「ゆっくりむーしゃむーしゃするよ!」 持ってたみかんさんをおぼうしさんの中に詰めて、おぼうしさんを被りなおしたまりさおかーさん。 そのままおそとへ向かって言ったのでれいむも着いて行った。 おそとではいもうとたちとれいむおかーさんがゆっくりしていた。 「れーみゅのぼーりゅしゃんはゆっきゅちまっちぇね!」 「まりしゃのほーきだよ!ゆっきゅりおちょらをとびゅよ!」 れいむは、おにーさんが買ってくれたぼーるさんをゆっくり追いかけてた。 ころころと転がるぼーるさん。れいむも負けじとピューンと大きく跳ねると がしっとおくちでぼーるさんをキャッチした。 そのまま勢いでぼーるさんごとコロコロと転がって行った 「ゆゆ?、ゆっくちころがりゅよ?」 とてもゆっくりした笑顔だった。 まりさは、おにーさんに買ってもらったほーきさんをブンブンと振りまわしながら ちょうちょさんを追いかけていた。 「ちょうちょさん!ゆっきゅちまっちぇね!!!」 「ゆーしょ!ゆーしょ!」 「かわさんはちゃんとむいてたべようね!」 「むーしゃ!むーしゃ!しあわせー♪」 「「とってもゆっくりー♪」」 「むーちゃ!むーちゃ!」 「ちょっちぇもゆっきゅりできゅるよ!」 おやつを食べ終えて、家族みんなでおにわさんの一か所に集まった。 そこはおおきなきさんの下で、ゆっくりしたかぜさんが通るゆっくりプレイスだ。 「おにゃきゃがぴょんぴょんするよ!」 れいむとまりさは、お腹を膨らませながらまりさおかーさんのすーりすーりしていた。 「れーみゅはたきゃいたきゃいちたいよ!」 れいむがそう言うと、れいむおかーさんが、まりさおかーさんの頭へといもうとたちを運び始めた。 正直言って、ちょっと羨ましいのだが、れいむは"おねーさん"だ。 ここはいもうとたちの為に我慢しよう。そう決めて、れいむおかーさんの所へ向かった。 「おかーさん。れいむとゆっくりしようね!」 「そうだね!れいむはおかーさんといっしょにゆっくりしようね。」 おかーさんはれいむのほっぺをペロペロと舐めてくれた。 ちょっとヌルヌルするけどとっても気持ちよかった。 しばらくすると、みんなゆっくりとおひるねをしていた。 まりさおかーさんの上に乗ったいもうと達は、最初は 「ゆゆぅ~♪おしょらをちょんでるみちゃいー!」 「とょっちぇもしゅずしいよ!」 「ぽよーん!ぽよーん!」 と、はしゃいでいたが、疲れたのか今は「ゆぅ……」と眠っていた。 みんなの寝顔を見るのが大好きだった。 みんなの笑顔はすっごくゆっくりできるものだからだ。 ふと、玄関の方から変な音が聞こえた気がした。 ちょっと気になるが、家族みんなを起こすのはゆっくりしてない。 ちょっと見に行こうと、ピョコンと跳ねようとして…… ゆ? なんだかあしさんがすーすーするよ。 「ゆぅ!おそらをとんでるみたーい♪」 気がついたらみんなちっちゃくなってた。 れいむよりずっと大きいまりさおかーさんとれいむおかーさんも。 おにわさんにある大きなぼーるさんも、いしさんよりも高い所に居た。 とってもゆっくりできる景色だ。思わず口からおうたがもれる。 「ゆ!ゆ!ゆ~♪ゆっくりー!」 なんだかとっても気分がいいので、おかーさんに教えてもらったおうたを歌おう。 そう思った瞬間。 何かが聞こえた。 「うー!うー!」 いたい。あたまがすごくいたい。なんだかとってもゆっくりできない。 れいむおかーさんは?まりさおかーさんは?いもうとたちは? おにーさんはどこ?だれかたすけて! なんだかれいむのからだがかるくなっていくよ?どうして? ゆっくりできないよ!!!ゆっくりできな・・・・ そこは大きな川が町の中心を流れている都市だった。 東北にあるその市は、市内は発展していたが 少し郊外の住宅地へ向かえば手つかずの自然が多く残っているところだった。 都市と言っても名ばかりの田舎、渋滞なんて物に悩まされることもなく、夏になれば多くの子供達が朝から虫取りの為に森へ向かうような場所である。 おそらくこれからもずっとこんな感じなのだろう・・・久々に故郷に帰ってきた俺はそんな事を考えていた。 「なんて物思いにふけている場合でもないのです。今回は仕事で来たのです。」 「説明口調で何を言ってるんですか先輩。」 ワゴン車に乗って駅前の道を走る俺。といっても助手席で「ぐたぁー」と言ってるだけである。 窓の外を見てみると、ノンビリと歩いてる人達が見えた。そしてその足元で楽しそうにしているゆっくり達。 各々が何もせず道の真ん中でのんびりとしていた。 しかし、そんな彼らを邪険にする者などいなかった。 むしろ可愛がっているように見える。 前に視線を向けると、横断歩道を渡っているゆっくりが居た。 親であろうまりさとその子供が、身なりの良いご高齢の婦人と会話しながら跳ねていた。 魚屋の前で呼び込みをするちぇん。下校途中の子供と一緒になって遊ぶみょん。 ゲートボール中のお年寄り達と楽しそうに会話をしているぱちゅりー。 人間とゆっくりの理想のあり方とはこういう物なのだろう。 「こっちでいいんですよね?」 「うんそうそう。そこ右に曲がって後はまっすぐね。右側にデカい建物が見えるから。」 隣の運転席に座っているポニーテールの女の子はよっちゃん。 俺とは天と地ほどの学歴を持つ天才少女な後輩である。 明らかに場違いな子だ。しかし社長にスカウトされて来たと聞いて納得した。 あの人なら何やっても不思議じゃない。 でももっとマシな仕事を与えてもいいだろうに。 「いやぁー懐かしきわ我が故郷。これで仕事じゃなければいーのになー。」 「実家にでも帰るんですか?」 「いんやぁー。この仕事始める時に親と縁切ったようなもんだしねぇー。馴染みの店で旧友と一杯かな。」 「あ・・・すみませんでした。今のは忘れてください。」 申し訳なさそうな顔でそう言いながら、俺にガムを差し出すよっちゃん。出来た後輩である。 「別にいいんだけどねホント。」 今すぐガムを食べようか考えたが止めてポケットにしまった。 車は順調に走っていた。 ラジオからはDJの軽快な語りが流れていた。お互い話すこともなくただ黙ってそれを聞いている。 どんよりとした空気が場を支配し始めた。 この手の空気は嫌いだ。仕方がないので適当な曲でも流すことにしよう。 バックになにか・・・これでいいだろ。CDをセットする。 ステレオからはノリのいい音楽が流れてきた……あ、これメタルマックスのボス戦だ。 久方ぶりの市役所である。 相変わらずデカくてボロい。改築する金もないのだろうか? そんなどうでもいい事を考えながら、中に入る。 と、入口に一人の中年男性が立っていた。 「いやーどうもこんにちは。ようこそ●●市へ。」 どこにでもいそうな、ごく普通の男性だった。 案内された部屋に入り、先ほどの男性は数枚のプリントを渡された。。 「えーでは。さっそくなんですが、被害に関してですね、説明させて頂きたいと思います。」 持ってきてもらったお茶を口に含みながら、最初に渡されたプリントに目を通した。 そこにはここ最近、頻繁に起こっている飼いゆっくりの行方不明及び殺ゆ事件に関しての被害報告が書かれていた。 「報告があるだけで2ヵ月で137匹。そのうち、身元が分かる装飾品やバッジが見つかったのが11件。 ふれあい広場と称した地区での野生種の被害を考えればこの2倍は軽く行くのではないかという意見もありましてね 器物破損もそうですが、ゆっくりとの楽しい生活を市の政策として打ち出してる手前、ほっとけない自体でして。」 確かに数が多い。が、それ以上に飼いゆっくりという部分が問題なのだろう。 「飼い主が外で遊んでる時に、ちょっと目を離した隙に行方不明になったケースもありますね。」 次のプリントに目を向ける。行方不明になった場所が地図に記されていた。 だいたい森に近い住宅地が狙われているようだ。たまに都市部の住宅地の方へも犯人は行ってるようだが おそらく警戒が強くなったからだろう。 「ほんと困りましてねー。犯人はわかってるんですが、どこら辺に居るのかが全くわからなくて。」 そう言うと、男はバックからノートパソコンを取り出した。 「とある被害者からお借りした映像なのですけどね、監視カメラも泥棒じゃなかったから意味がなかったと。」 パソコンに映った動画は、とても幸せそうな食事風景だった。 「うー!あまあまー!でりしゃーす!」 まだ胴体のない子供のれみりゃが、赤ちゃんぐらいのまりさの頭に自慢の牙を突き刺していた。 「やべでね゛! おねがいだがらゆっぐじじでー!!!」 「ゆっぐじじでよぉー!」 親と思われるれいむとまりさは、これまた親であろうふらんとれみりゃに押さえつけられていた。 「うー!ゆっくりたべてねー!」 「うー!うー!」 親であろう二人は、その両手で二匹を抑えつつ子供の様子を楽しそうに見ていた。 おそらく初めて子どもと狩りに来たのだろう、二匹からすれば子供の立派な姿に感動してるといった具合か。 画面をよく見ると、木の枝に何かが刺さっているのがわかる。 ちょと画面が荒れていて見えづらかったがよく見ると、それはれいむだった。 その周りを飛んでいるのはふらんだ。パタパタと飛んで、少しづつれいむを齧っている。 手前のれみりゃ達の声のせいで声は拾えないが、何を言ってるかはだいたい予想がつく。 「うー!おねーさま!あまあまたくさんおいしかったね!」 「うー!ふらんったらおくちのまわりよごれてるー! 」 子どものれみりゃとふらん。 お互いのほっぺを擦り合わせ、もちもちっとした感触を楽しんでいるのだろう。 れみりゃがふらんのほっぺについた餡子を舐めとっている。ふらんはそれを見て嬉しそうだ。 どこかのデパートで使われた広告と全く同じ構図の映像が最後に流れた。 違うとすれば、デパートの方は、口の周りについてるのがプリンであり。 こちらは餡子がべっとりと付いてることであった。 「わかりました。巣の調査も含めて、1週間以内には結果が出せると思います。」 よっちゃんがテキパキと答える。あからさまに駄目人間オーラを放っている俺よりも 説得力があるのだろう。相手方は安心したような顔をした。 市役所を出ると、空はどんよりとした曇り模様であった。 「よーっちゃーん……イカ。」 「死にたいんですね。わかりました。」 ヨシツネ辺りをペルソナにしてそうな殺気を放ってきた。もうちょっと冗談に優しくなろうよ。 「先にホテル戻ってていいよ。ちょっくら歩いてくるから。」 「もう調査するんですか?もう夕方ですし、おそらく出てこないと思いますよ?」 「なーんとなくだから大丈夫。適当な時間に帰るから。」 まだ何か言いたげな後輩をよそに、ショルダーバックを肩にかけて懐かしい道を歩きだした。 通常、れみりゃとふらんは夜行性である。 別に昼間動けない訳ではないのだが、狩りなどの行為は主に夜に行われる。 獲物であるゆっくりが巣で寝ている事も関係してくるのだろう。昼間よりは格段に、しかも一度に大量に 捕まえることができるからだ。 ただし、これはあくまで野生の場合。都市部に住んでいる者は逆に日中活動するよう者も珍しくない。 理由は簡単。都市部のゆっくりは基本飼いゆっくりである。捨てられた物は保護されるか山に帰る。 ゆっくりできない都市部に好き好んでいる者はごく希である。 飼いゆっくりが、真夜中に外に居るか。普通に考えればNOだ。 殆どが家の中に居るだろう。れみりゃやふらんでは絶対に手が出せない場所だ。 ならば、外に出る可能性のある昼間に活動するのは自然な話である。 そんな訳で、最近はれみりゃ達による飼いゆっくりの捕食事件が続発している。 自治体で簡単に対策が立てれそうなのだが、世間はなんでかゆっくりしている。 そうやってゆっくりしてる間に、野生化した元飼いゆっくりが農作物を荒らし始めたり 商店のゴミや商品を漁り始めるのだ。 まあ、俺としてはそれが飯のタネの一部なのでありがたい話であるのだが。 と、こんな無駄に長ったらしい設定を脳内で語りながら住宅地から外れた砂利道を歩いていた。 ここら辺一帯は一番事件が多い地区である。この辺りに犯人達が住んでいるのはどうみても明らかだ。 が、今日は犯人探しをするつもりはない。旧知の店のカスタードタイ焼きを頬張りに来たのだ。 ホテルへ戻り、次の日からの捜査を話し合った。 「なんでダブルじゃないの?馬鹿なの?」 よっちゃんの手にしてた空き缶が紙屑のようにクシャクシャになった。 あれれ?スチール缶だよねそれ? 次の日。犯行が集中してる地区の森の中。 今日いっぱいかかると思われていた巣の捜索だが、僅か一時間程度で終わってしまった。 「うっうー!うあうあー!」 「ぎゃおー!」 「うあうあー!うー!うー!」 「みゃんみゃすごいどぉー!とってもきゅーてぃくるなだんすーだどぉー!」 「うー!うー!」 「くりゃえ!れーばてぃーん!」 「じゃおーん!」 「さすがですわおぜうさま!」 森を歩いた先にあった崖。そこに少し大きめの穴が開いており その入口で胴つきれみりゃが自慢のダンスを披露していた。 周りには子供の胴つきや、胴なしの子供。 そしてめーりんとさくやが子ども達の傍にいた。 「罠とかわんさか持ってきたんだけどなー。」 「無意味でしたね。」 まあここは早く見つかって喜ぶべきなのだろう。 とりあえず様子を見ることにした。 丸一日入口を見張ってていくつか分かったことがあった。 まず、この群れは一か所の洞窟に住んでいる。 そして、胴体付きは留守番。胴体無しは狩り。と、役割を分担している 野生なら手が使える胴体付きは有利だろうが、住宅地では逆にそれが仇になる。 それを考えると中々良い分担だ。 「うー!ままー!」 どうやら狩り担当が帰ってきたようだ。 口には駄菓子屋で売ってそうなチョコが大量に入っている。 しかしいくらなんでもザルすぎやしねーか? それと、重大な事が一つ。 予想通り、この群れは夜には全員が眠る。 一応めーりんが門番的な事をしているが、考慮するほどのものでもない。 大体の事はわかったのでホテルに戻り、明日の支度を行う。 「これでまあ、明日の夜には終わりそうだね。」 「夜だと暗くて面倒なんですけどね。」 なんだか不満そうな顔でカタカタとノートパソコンで書類作成中のよっちゃん。 横にあるビールと桃については突っ込まないでおこう。 「あーんで?明日何人くらい来るの?忙しいのはわかるけど、ちょっと広いからそれなりじゃないと。 確か新人さんが来るんだよね?まあ楽な分類だから問題は……」 冷たい声が響いた。 「2人です。4人でやりますよ。」 ……は? 思わず手に持ってた網を落としかける。 「いやいやいやいやいや待て待て待て。それおかしい。森の中に荷物運んだりすんだよ? むしろそっちの方が駆除より作業多いんだよ?」 よっちゃんは疲れ切った声で答えた。 「どうやら研修中に、"また"新人が逃げたみたいですよ。ビデオ見た後に。」 「えーまたかよ。なに?それで?いい加減人数増えないと大変だよ?オレ死ぬよ?」 「文句は社長に直接行ってください。つき合い長いんでしょ先輩?」 ぷすーっと怒ったまま部屋を出て行ったよっちゃん。ビールでも買いに行ったのか。 しかしまあ、新人さんが増えないのはわかるけどねえ。 この人数でやれってのは流石に困るんだぜよ? 続け 【あとがき】 思いっきり中途半端です。申しわけない。続きは誠意作業中。 オリキャラ分多いので注意 ひょとした他の作品が先に上がるかも byバスケの人
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2970.html
『しゃけりあ(前編)』 13KB 虐待 実験 改造 虐待人間 れみりゃ虐待は大好物です しゃけりあ(前編) あまりのテレビの心霊特集のつまらなさに、俺はブチ切れそうになった。なんせネタが古い のだ。とっくにカビの生えたネットでは誰も見向きもしないような賞味期限切れのネタをし たり顔で紹介しているのである。あまつさえ、出るはずも無い霊を待つカメラ中継に有象無 象の芸人とアイドルの空回りのリアクション。ネタなんだからとことんネタに徹すればいい のに、スピリチュアルだとかなんだとかのエセ感動路線まで加わっては、もはや有害放送レ ベルとさえいえる。 『河童のミイラ』が紹介されているが、あんなもんとっくにネタバレしている。猿の頭を鮭 の胴体にくっ付けただけの代物だ。 「あー、つまんねー。なんでこんなときに限ってスポーツやってねーんだよ。」 つまらない芸人やクイズ番組よりはスポーツ中継の方が優れたバックミュージックである。 試合がないのはわかっていながらも一通りチャンネルをまわしてみるが、あまりのつまらな さに辟易する。洋画劇場に至っては『イン○ィジョーンズ魔宮の伝説』である。 「俺がガキの頃から、覚えてるだけでも11回目じゃねーか!!!!」 怒りのあまり、テレビのリモコンをぶん投げる。その勢いのまま、鏡餅の代わりにおいてあ るれいむを強引に掴んで台所へともっていく。あろうことか俺の家の庭で冬をこそうなどと、 クソふざけたことをやらかした一家の唯一の生き残りだ。顔面の大きさに比べて、凄まじく 胴体がでかい。理由は、まむまむを焼き潰して塞ぎ、ガキとすっきりーをさせる。頭から生 えてきた汚物ともエンドレスですっきりーをさせ続けた結果だ。生まれようがないゴミがこ いつの腹には溜まっているのである。 「い”や”あ”あ”ぁ”ぁ”!!!ぼう”い”や”だあ”!!どぼじでれいぶをいじめるの”!!! れいぶはまでぃざとおぢびじゃんどゆっぐりじだがっだだげな”の”に”い”い”ぃ”ぃ”---!!!!」 ウネウネと尻を動かす糞饅頭を流し台の中でひたすらにぶん殴る。鉄拳鏡開きだ。 「ぶぶびえ”え”!!!ばべべえ”!!ばぼぶう”!!ぼごばあ”あ”ぁ”!!!」 顔面をボコボコにした後、汚らわしい汚物の溜まった部分を殴ると、感触が違うのがわかる。 「おぼっ”!!ぶぶぼぼお”!!お”お”おおおっ・・・ばぼばあ”あ”あ”!!!!!」 「うわっ!!!きたねー!!!何吐いてやがんだてめぇ!!!!」 れいむの吐き出した大量の餡子の半分には、金や赤の飾りが付いている。大小様々なそれら は、苦悶の表情を浮かべたままゲル状になっている物もあれば、2~3匹まとめてくっつい ているものもある。汚い。 「おびっ・・!おびびぢゃあああぁ!!!ぶぶぼぼぼお”ぼばあ”!!!!」 「死ね!しね!ゴミが!!死~~~ねええええ!!!!」 テレビの心霊特集がつまんねーのは、とりあえずこの空間においてはこいつの責任だ。 姉の子供や従兄弟の子らにお年玉をやったことで、俺の財布がスッカラカンなのもこいつが 悪い。れいむを殴る音が次第に濡れたものへと変わっていく。ベッチャベチャ、グッチャグ ッチャという音になった頃には、れいむは死んでいた。 だが、俺の怒りはおさまらない。もういい、今日は虐待で一日過ごそう。そう思った俺は、 連れに電話をかける。しばらく帰省していたみたいだが、もうこちらに帰ってきたらしく、 今までにもましてゆ虐にはげんでいるらしい。 奴は虐待用ゆっくりのストックの豊富さやバリエーションの多彩さから、近隣の虐待鬼威惨達に重宝されている。 ツー、ツー、ツー、 ♪アガッチュベイベー!アニーヂュベイベー!アウォンチュベイベー!ゆんやあ!!!♪ 『はい、もしもし(ゆげべぼおおぉぉ!!)なんか(ばでぃざのあが)ようか(ぢぃぶぶびゅ!!)???』 「よお、いきなりですまねえんだけどさ、虐待用のゆっくり余ってんのねえか??」 『あぁ!?れいむとかまりさなんぞ外いきゃいくらでもいるじゃ(ぐぶぼあぁぁ!!)ねーか。」 「それがさ、胴つきれみりゃなんだよ。俺が欲しいの。お前帰ってきてかられみりゃ狩りしてただろ?」 『hentai目的か??お前もついにあっち側に行っちまったか。俺みたいな(ぼうやべでえぇ!!)まともな 人間には理解(うめばぜん”ん”!!)しがたいぜ。』 「ちげーよ!!俺はまともだっつーの!!あのよ、どうしてもやってみたいことがあるんだよ。」 『んーと・・・、ああ、いるぜ。(だずげでぐだじゃあ”ぼぼぼ)最後の1匹だけど、番のふらんは昨日ぶっ殺した。』 「そうか!頼む、貸してくれ。今度、別の胴付き虐待おごってやるから!!」 『胴付きえーきくらいの(い”ぼゆ”ゆ”ゆ”ゆ”!!!)レアなの頼むぜ。それに何か面白そうだな(ゆぶびゅ) 俺にも一枚噛ませろ。』 「おう!!まかしとけ。あと2時間くらいしたら取りに行く。」 とりあえずれみりゃの手配は付いた。次はアレだな。 ********************************************** 二時間後。もう一つの材料をそろえた俺は、胴つきのれみりゃを受け取りに、連れのアパート まで来た。奴のゆっくりぷれいすは屋上付きのアパートで、部屋数も一人暮らしにしては多す ぎるぐらいの物件だ。 奴は余っている部屋に女を連れ込む事などせず、ゆっくり虐待一筋という男の中の男だ。 (ピンポーン) 『おう、入れ』 インターホンを鳴らすなり、すぐに返事があった。相変わらず準備のいい奴である。そして、 胴付きのれみりゃを受け取るために奴の部屋に入るや否や、耳をつんざくような糞饅頭の叫 び声が聞こえてきた。 「あ”あ”あ”あ”--っ”!!!あ”つ”い”ぃ”!!い”だい”い”ぃ”!!ばじざの”あがぢゃんだ ぢい”い”ぃ”ぃ”ぃぃぃ!!!だべえ”!!うばれじゃだべべえ”ぇ”!!!」 『あけおめー。』 「ああ、おめでとー。今年も頼むぜ。」 簡単な新年の挨拶を済ませている最中も、奴は虐待の手を休めることは無い。色が変わるほど に熱せられた鉄の串を、パンチングボールのように天井から吊り下げられた、胎生妊娠してい るまりさのあなるに突っ込んでかきまぜている。産道の周りやあんよには、いくつもの焼け爛 れて引きっつた傷があって、そこからは饅頭皮の焦げる香ばしい匂いが漂っている。 「いがべあ”あ”あ”!!!ぶぶぶべええ”!!!ばびざばば!!あがばあ”べえ”!!!」 鉄の串をかきまわす度にまりさは泣き叫び、巨大なあんよをぶりんぶりんと振り回している。 焼け焦げたあなるからはブリブリと餡子が漏れ続け、そうしているうちに産道がメリメリと 広がっていく。 『おっ、まりさちゃん。前からも糞をひねり出すってか?』 汚らしく広がった産道の奥からゴミ虫の鳴く声が聞こえる。 「ゆっくち!!ゆっきゅち!!ゆっきゅちうんじぇにぇ!!!」 赤れいむが顔面を覗かせた。親まりさはズタズタだというのに、こいつには傷一つ付いてい ない。こいつの餡子脳では、夢と希望と愛に満ちた世界に生まれようとしているのだろうが、 ゆっくりにそんなものは存在しない。とりあえず死んどけ。 「あがぢゃあ”あ”ん”!!!だべえ”!!うばれじゃだべえ”!!!」 「おきゃあしゃん!!ゆっきち!!ゆっきち!!ゆっきぢゆぶぶぶっべれれべべぶぶ!!!!」 産道から半身を乗り出した瞬間、突然赤れいむが苦しみの声を上げだした。両目は飛び出さ んばかりに動き回り、口からは水のような餡子が吐き出され続けている。 「ゆぷびゅびゅぶぶぶ!!!っぼぶべぽぽぽ!!!!」 「がぺぴ!!・・・あが!!!あが・・ぢゃん”ん”ん”!!!!!!」 ニヤついた笑みを浮かべる心の友にたずねる。 「何したの?」 『んっ?わかんねーの?ケツに突っ込んだ串を、そのまま赤ゆっくりにも突き刺したんだよ。こっからは 更に面白いぜ。」 そういうと、盟友はまりさにブッ刺してある鉄串を「フンッ!!」と一気にねじり込んだ。 すると、まだお決まりの「ゆっくちしちぇいっちぇね!!」すら言えずに苦しみ悶える赤 れいむの右目から鉄串の先端が飛び出してきた。いまだに高温の鉄串は容赦なく赤れいむ の目玉を焼き焦がす。 「ぶびゅぶぶぶびゅばばばっべべべっべ!!!!!」 「あがっ・・・!!あがばべ・・・!!!ばでぃざぼあがばん”ん”ん”!!!」 見事な最初で最後のセッションを見せ付ける、2匹の糞饅頭。今、他人から見る俺の顔は 相当ニヤついているに違いない。あーっ!!今すぐ虐待してーよ!!心の中で無音の咆哮 を挙げる俺の心を読んだかの如く、奴が話しかけてきた。 『続きはお前にゆずるぜ。お前の腕前が見てみてーよ。』 そういって、右手に持った鉄串を俺に渡してくる。俺の虐待が見てみたいらしい。そうい われちゃあ受けて立つしかない。奴から受け取った鉄串は、ずっぽりとまりさのあなるに 突き刺さって、その先端には赤れいむをとらえている。俺はそれをそのまま強引に、先端 部を上に向けるために力を入れる。メリメリとした音を出して、赤れいむが突き刺さった ままの鉄串がまりさの産道の天井部にめり込む。 「い”ゆ”ぶべべっ!!いだい”い”ぃ”!!やべで”!!やべでぐだざい”い”!!!ばりざが な”に”を”じだっでいう”の”お”お”ぉ”!!!」 「ゆ”びゅぶぶべびゅ!!!!」 赤れいむを貫いたまま、鉄串はまりさの産道の天井部を引き裂いて体内に入った。まりさ の産道は上方向にめくれ上がって、バキュームカーのホースよりも汚らしい中身をみせつ けている。たった今、俺の殺意が1000倍増しになった。 「死ねっ!!死ねや!!死いいいぃぃぃねえぇぇぇ!!!」 「ぎゅべぶっぼぼぼぼお”お”お”!!!ゆる”じで!!ゆるじでぐだざい”ぃ”ぃ!!!!ばでばばば べぶぶ!!!!ばりざがわ”るがあ”あ”あ”べぶぶぶう”!!!」 俺はまりさにズッポリと刺さった鉄串を滅茶苦茶にねじり、えぐってまりさの中身をグチ ャグチャにかき回す。あなるや産道はとっくに裂け、壊れたネジの頭のようにズタズタに なっている。糞で出来た物体が糞を垂れ流す。どちらが本物のクソなのだろうか? 「オラァ!!(ボグッ)死ねや!!(グジャッ)くたばれ!!(べグジュッ)」 「えぶばべえ”!!!やべぶぼお”!!!ばりざがわう”ぶぶびゅ!!!ゆべべべぼぼお”!!!」 鉄串をおもいっきり突っ込んだ後、まりさの顔面を固めたコブシで無茶苦茶に殴る。 一発目で左目を破裂させ、二発目にまりさの顔面の形が変わる。三発目で砂糖菓子の歯を ほとんど砕き、四発目に至っては顔面の一部がちぎれ飛ぶ。五発目はむきだしになった餡 子にブチ込んだ。 「おひぇはいじばばばばぶびゅお”お”ぼぼお”!!!」 まだ何か言おうとしているまりさの口だった場所から、大量の餡子が吐き出される。上や 下から吐きだされる餡子には、赤や黄色のボロクズが混じっているのがみえる。そして感 動的なことに、口から吐きだされた何個目かの赤いクズがなんと、生きていたのである。 「おきゃ!!がべべびゅぶぶびゅ!!!ゆっぐぢい”ぶぶえ”るびゅ!!!!!」 鉄串が何度も突き刺さり引っかかれたのであろう。赤れいむの左半分はグズグズになって いる。死に損ないのうんこと、護れもしないガキを作ったバカまりさにとどめの一発をく れてやる。 人間でもいるんだよ。育てる甲斐性がねーくせにガキ作る奴。 「ゆぶぐぢ!!ぐぼべびゅぶぶえ”ゅ!!!え”びゅぶぶびじじぇいぶびゅ!!!!」 「ばりざのおじびえ”ぶぶぼお”ぉ”ぉ”!!!ゆ”ん”!!!」 赤れいむごとまりさに腰の入ったパンチを打ち込むと、口らしき場所から真っ二つになっ たあんよがグチヤリと落ちる。ぶらさがったままの顔面はむなしく揺れ続け、ゆっくりの 命の価値と意味を正しく理解させてくれている。つまり、ゼロだ。 手に付いた餡子をふき取っていると、隣で見ていた奴の手には、いつの間にか胴付きのれ みりゃが握られていた。 「う”あ”あ”あ”ぁ”!!!い”や”だあ”!!れ”み”ぃ”はごうま”がん”に”がえ”る”ん” だどお”ぉ”ぉ”!!!ざぐや”あ”!!だずげでぼじいんだどおおぉ----!!!」 『うるさい、ボケが!死ね(グジュッ)」 「う”あ”あ”ん”ん”--っ”!!!い”だい”ん”だどお”ぉぉぉ!!!」 奴は、涙と涎と鼻汁まで出して泣き叫ぶれみりゃの右腕をもぎ取った。傷口からあふれる 肉汁の匂いがあたりに充満する。続け様に左腕までもごうとしていたので、俺は急いでや めさせた。 「おいおい!!俺にくれるんじゃなかったのかよ!?」 『あー、すまんすまん。ついムカついてやっちまった。でもよ、お前なにするつもりなんだ?」 「そうだよ、それだよ。じつはな・・・。×××と×××を××つ×るつもりなんだよ。」 俺は奴に今回の虐待プランを話した。すると奴は眉間にしわを寄せて言い返してきた。 『お前、頭大丈夫か?本格的にやばくなってきたんじゃねーのか?んなめんどくせー事するより、普通に 掻っ捌いたほうが楽しいぜ?』 俺は反論する。 「どっちにせよ殺っちまうんだし、いいじゃねーか!くだらねー事を楽しむのもゆ虐だぜ?!!」 『あー、んーっ。わかった。完成したら呼んでくれよ、俺今から寝るから。」 「おう、わかった。つーわけだオラァ!!来い、糞肉饅頭!!!」 「ん”ん”ん”---っ”!!!い”や”な”んだどお”お”ぉ”!!!れ”み”ぃ”じにだぐな”い”んだど お”お”お”ぉ”ぉ”!!!!!」 れみりゃを黒いゆゴミ袋に入れて家まで持って帰る。これで材料は揃った。今の俺は 現代のパラケルススにしてアグリッパだ。 頑張れ!!れみりゃ。お前はゆっくりという種を新たなステージへと導く先駆者なの だーーーーーーーー!!!! そんなわけで、俺はグネグネと動き回るゴミ袋をかついで家へと帰ってきた。時間は たっぷりある。袋を破いて中から糞肉まんを取り出すと、ねじ切られたはずの右腕が 綺麗にくっついていた。高い再生能力、これだけがれみりゃの取り得である。 それ以外の特性は、人間に殺されるためだけにあるとしか思えないが・・・。 「ん”ん”あ”あ”あ”ーーー!!!やべでぼじいんだどおぉぉぉ!!!れ”み”ぃ”の”むれのみ”ん”な”を がえじでぼじいんだどおおぉぉぉ!!!」 こいつはずっとこの調子である。これほどの恐怖を与えられたとなると、あいつの虐 待内容がどんなものだったのかが気になる。新年早々れみりゃの群れを虐殺するとは 流石だ。俺も負けていられん。 「財前教授の、総回診です♪」 「う”わ”あ”あ”あ”ぁ”!!!!だずげでぐだざい”い”ぃ”ぃ”---!!!れ”み”ぃ”じにだぐ な”い”ん”だどお”おおぉぉ!!!」 高校時代の白衣を見に纏い、れみりゃを引きずりながら俺の部屋へと続く廊下を歩く。 部屋に入ったとたんにれみりゃの叫び声がすさまじいものになった。 たちこめる死臭に自分の運命を悟ったかのようだ。何百匹ものゆっくりに安らぎを与 えてきたこの部屋の天井からは、何本かのフックが吊り下げられている。 無論、捕まえた胴付きをぶら下げるためのものだ。 まずはそこにれみりゃをぶら下げておく。そして荷物の中からとあるものを取り出す。 鮭だ。近所の大型店で買ってきたやつで、かなりデカい。分厚い出刃包丁で頭を落とし、 胴体部の背骨と鮭の身を、出来るだけ皮を傷つけないように注意しながら、深さにして 20センチほどかき出していく。 (ゴリ・・ゴリュ・・・グチュ・・ギュニュニュ・・ガチュ) 堅い鮭の背骨に苦しめられながらも、なんとか皮を傷つけることなく、中身を半分ほど えぐり出す事に成功した。今、俺の両手は非常に魚臭い。 「よっしゃ、次はてめえだ。」 「う”あ”あ”あ”----っ”!!!い”や”な”ん”だどお”お”ぉ”ぉ”!!!れ”み”ぃ”に” な”に”を”ずるんだどお”お”お”ぉぉ??!!!」 ブルンブルンと体をよじって抵抗するれみりゃからフックを外し、まな板の上に乗せる。 刃渡り30センチ程のパン切りナイフを取り出し、顔中から肉汁を流す糞肉まんの下腹部に あてがう。 「あ”あ”あ”---ん”ん”--!!!だずげでぼじい”ん”だどお”!!やべでぐだざいい”ぃ”!!!」 自ら流した肉汁の涙でグズグズになったれみりゃに最後通告を行う。 「覚悟はいいか、糞肉まん。」 前編終わり 過去作 帰省シリーズ 試験運用加工所
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/909.html
・どうしてこうなった… ・愛で要素が強いです ・人間さん?一人もいないからね!! ・書いていたら長くなりすぎた、またこんな話なので様々な要素を考慮して中編としてあげます。 批判が相次いだ場合、後半を挙げるか挙げないか考えます。 中編が始まるよ!! 翌朝、れいむはお姉さんの隣で寝ていた。 昨日お姉さんがれいむに話してくれた話は生まれたばかりのれいむにはとても難しく なかなか分からなかったがお姉さんが 「それじゃ明日一日でどういうことか分かりやすく教えてあげるね」 と言ってくれた。れいむはお姉さんの言っている意味がどういう意味か良く分からなかったが とりあえずこのお姉さんからどのゆっくりよりもゆっくり出来る気のようなものを感じ、 お姉さんの言うとおりにする事にした。 れいむにとって運命を分けるであろう一日は大きな泣き声から始まった。 「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆわぁぁぁぁ!!にゃに!!ゆっくちできにゃいこちょでみょおきちゃの!!」 れいむは突然の泣き声で目が覚めた。 声はとても甲高く、ゆっくりの物とは違う声であった。 れいむはこの声に自分と同じようなゆっくりがどこかでゆっくりできなくなっているのではないか と考えお姉さんを起こすことにした。 「おねえざぁぁぁぁぁぁん!!ゆっぐぢでぎないごどがおごっだよぉぉぉぉぉぉ!! だずげであげでねぇぇぇぇぇぇ!!」 れいむはお姉さんの体を必死にさすったり、耳元で大きな声をあげたりしてお姉さんを 起こそうとするがお姉さんはなかなか目を覚まさない。 お姉さんはどうやらいがいと着やせするタイプだったらしく、健康的な肉つきにすらりと伸びた長い脚 長い金髪は世の男どもを魅了するには十分すぎる破壊力をもっていた。 それだけならまだいい、さらにその目をひくのは…あふれんばかりの饅頭であった。 もうこれは反則といって良いだろう破壊力をもったお姉さんはかわいい声で 「一緒にゆっくりしましょうね」と呟き、寝がえりをうった。 寝がえりうった時、れいむの指が肩ひもに引っ掛かり肌が少しはだけた状態になった。 「おねえざぁぁぁぁぁん!!ゆっくちちてにゃいではやきゅ「あねさん!!どうしたんです…」ゆ?」 突然部屋の扉が開かれた。 そこには顔に傷が付いたお兄さんが立っていた。 お兄さんは身長が約150cmで着物を来ていた。 だが何よりれいむの目を引いたのは腰紐にさしていた日本刀だった。 「おにいざぁぁぁん!!ゆっぐぢ「お前!!あねさんに何をしたみょん!!」ゆ?」 ここでお兄さんの視界に入ってきた光景を見てみよう。お兄さんの視点で うおぉぉぉぉぉぉぉ!!あねさんの部屋からゆっくりの声が聞こえやがるみょん!! あねさんの部屋に野良共がはいりやがったのかぁぁぁぁぁぁみょん!! おねさん!!だいじょうぶですか……みょん… 肩ひもが外れている。肩に手を置いているゆっくり。あれはあねさんをひっくり返そうとしているのかみょん。 うおぉぉぉぉぉぉぉ!!あねさんを仰向けにしてあんなことやこんなことをしようとしたみょんかぁぁぁぁ!! あねさんは俺の天使!!エンジェル!!ゴッド!!そしてびぃぃぃぃなすぅぅぅぅぅぅぅ!! あねさんの純白はぁぁぁぁぁぁぁ!!jhgdskfちうふ お兄さんのみょんな頭脳と目はそう判断し、お兄さんはれいむが認識できないくらいはやく 抜刀するとれいむの後ろ側にまわりこんで、刃をれいむに付きつけた 「貴様ァァ!!あねさんの純白をぉぉ!!よくも…よぐもぉぉぉぉぉぉ!!」 「ゆ?……ゆびゃぁぁぁぁぁれいむじにだぐない!!じにだぐないぃぃぃぃぃ!!」 お兄さんのみょんな頭の中ではいつの間にかお姉さんの純白が失われたと解釈されたらしく その顔には青筋が浮かびまくっていた。 れいむはなにが起こったか全く分からず、ただゆっくり出来ない事が目の前で起こったことを すぐに理解し、必死に命乞いをするほかなかった。 「れいみゅはおねえしゃんをおこしょうとしただけなんですぅぅぅぅぅぅ!!」 「嘘つくなみょん!!あねさんの顔がいっちゃっている目になっているみょん!! こんな赤ちゃんの時点でレイパーとはとんだゆっくりだみょん!!」 お兄さんの頭の中でお姉さんの顔はいわゆるあんな顔になっているとみなされたようだ。 お兄さんは構えた刀をれいむの頭上高く構えた。 「じゃあな。レイパーに生まれてきた事を後悔するみょ「んなわけないでしょ馬鹿アニキ!!」 みょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!」 振り下ろされるその瞬間、背後から何者かがお兄さんの頭目掛けて回し蹴りを仕掛けた お兄さんはすごい勢いで壁に叩きつけられた。 「みょぉぉぉぉぉぉ…ん」 お兄さんの首がなんかあり得ない方向へ曲がっていた。 れいむはさすがにびびったが回し蹴りをかけた相手は何事もないような顔をしていた。 「ったく。アネキの事となるとなんで何時もああなんのかなぁ?大丈夫?けがはない?」 「ゆ…れいむは…だいじょうぶだよ…。でも、あのおにいしゃん…」 「ああ、大丈夫。うちのアニキはあの程度じゃ死なないから。しばらくほっといたらすぐに復活するから。」 「ゆ…ゆ?おねえしゃんはゆっくち?」 れいむは助けてくれた相手を見て思わずそう呟いた。 少女は身長130cm程度と小学生程度の大きさであった。 顔はゆっくりのものではなかったがその下膨れのような顔はまさしくゆっくりだった。 髪はお兄さんと異なり赤色で腰にまで届くほど髪は長かった。 帽子をかぶればゆっくりめーりんに見えなくもないがやっぱり違う…そんな感じだった。 「あたいはゆっくりじゃないよ。それと初対面の人にゆっくりなんて言わないでもらえるかな? なんかイラっとくるからさぁ」 「ゆ!…ごめんなしゃい」 「うん、分かればいい。ところでれいむは昨日来た子かい?」 れいむは語ってもいいかと考えたがこのお姉さんがなんか怖いためおとなしく言うことにした。 「ゆん…れいみゅはきのうふらんにここにつれてこられたゆっくりでしゅ」 「ああ、やっぱりね。見たことない子だったからねぇ。アニキもそれで野良とまちがえたのかな ところでアネキは起きた?」 「ゆんや…おきてぇないよ」 「おけおけ。ったく群れの長なんだから一人で起きられるようになってよねぇ」 そういうと怖いおねえさんは眠っているお姉さんの肩をつかむと首を大きく後ろにづらし、 思いっきり頭突きをした。 ドン!! 威勢のいい音が部屋に響き渡る。 「う~~ん。あら、今日も良い天気」 頭突きをくらったはずなのにお姉さんは何事もなかったかのように目を覚ました。 「良い天気じゃないって…もう、一人で起きられるようになってくださいよ」 「いつもごめんね。…ところであの子はどうしたの?」 「いや、いつもの病気。そんなことよりアネキ、この子は決めたのかい?」 「いいえ、よくわからないから一日考えるって」 「まあこんな赤ちゃんがここにやってくるんだ。親からは見捨てられてるし、もう決めちゃうだろ」 「だと思うけど、本人の意思を尊重するわ」 「まったく、アネキらしいよ」 「ゆ…おねえしゃんたち、なんにょおひゃにゃし?」 「あら、ごめんね。じゃあ朝ごはんにしようか?」 「ゆん!!れいみゅおにゃきゃぺこぺこだよ!!」 長お姉さんはれいむに話かけるとれいむの手をつないで食堂に向かった。 「ほら、いつまでも寝てないでとっとと起きる!!」 「みょん!!」 一方もう一方のお姉さんは伸びているお兄さんをけっとばしていた。 食堂は建物の外見からは想像がつかない程清潔感が漂っており、そこに非常に多くの胴つきの ゆっくりがひしめいていた。 「ゆっくりしないで一列に並んでね!!割り込みは厳禁だよ!!」 「まりさにはお米さんを大盛りにしてほしいんだぜ!!」 「お野菜さんは取って一掴み分だよ!!それ以上とっちゃだめだよ!!」 「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「ゲラゲラゲラゲラ!!」 「こぼね♪こぼね♪」 みんな礼儀ただしく食事担当のゆっくり達が配るごはんをキチんととって席に座って行った。 そんな中にいくつかのグループがフライングしてご飯を食べていた。 そのグループはれいむ以上に小さい子達がそれより少し大きい子達の手を借りながら 白い飲み物を飲んでいた。 少し大きい子ども達といっても大きさはばらばらで中にはさっきのお兄さんやお姉さんと あまり背が変わらないのもいれば長お姉さんとほとんど身長が変わらないお姉さんもいた。 「おねえしゃん。あそこのこたちみんにゃよりさきにごひゃんしゃんをちゃべちぇるよ」 「うん?あの子達ね。あの子たちはみんなと違ってまだ一人でご飯を食べられないの。 だから大きい子達が先に食べさせてあげているのよ」 「ひちょりでこひゃんがたべぇられない?なんでぇ?」 「とても難しい話になるんだけどね、あの子たちは半分ゆっくりじゃないの」 れいむは驚いた 「はんぶんゆっくちじゃないって?」 「そうそのおかげで今はなかなかゆっくりできないのよ?でもね、時間が立てばみんなゆっくり 出来るようになるわ。」 「ゆっくりできるようになるの?よかったよ!!」 「ふふっ、やさしいのね」 「そんでもにゃいよぉ…」 れいむはテレ顔になった。 ここで群れのゆっくりが長の姿に気が付いた 「「「「おはようございます、長!!」」」」 「はいみんな、おはよう」 その場にいた皆が挨拶をした。それはすごい声だっただろう。 れいむは驚いて長お姉さんの後ろに隠れてしまった。 だが、一匹のまりさがれいむに気が付いた 「ゆ?長、その赤ちゃんは?」 「この子?昨日保護したゆっくりよ」 「ということはそういうことなの?」 「そういうことよ」 「そういうことだ、まりさ」 お姉さんの後ろから首があり得ない方向に曲がっていたお兄さんが立っていた。 れいむもまりさも驚いた。 「あら、もう大丈夫なの?」 「お陰さまで見ての通りです。それとれいむ」 「ゆ…ゆぅ!!」 「へんな勘違いをして悪かったな」 お兄さんはれいむに対して頭を下げた。 れいむは恐れ多いような顔をして困ってはいたが、お兄さんの後ろにいた別のお姉さんは小声で 「こんな機会めったにないんだからえらそうな顔でもしちゃいな」と言ってきた。 お兄さんは頭を挙げると群れのみんなへ向かい大きな声で叫んだ 「群れのみんな、今日は昨日保護した赤れいむが一日群れの者として過ごす。 みな、群れの一員だと思って仲良くして欲しい」 「「「「ゆっくりわかりました!!」」」」 どのゆっくりも元気に答えた。 長とれいむははいぜん担当のゆっくりから食事を受け取り一番奥の席に座り、その横に お兄さんとお姉さんが固めるように座った。 全員が食事を受け取り、席に着いた事を確認すると一匹のれいむが立ちあがった。 「それじゃあいいよね!!…今日も一日がんばってお勉強します!!働きます!!ゆっくりします!!」 「「「「勉強します!!働きます!!ゆっくりします!!」」」」 「いただきます!!」 「「「「いただきます!!」」」」 この言葉を皮切りに食事が始まった。 食事は白いお米に生野菜、そして味噌汁というありきたりではあるがゆっくりにすれば とんでもないほどのごちそうであった。 この食事が長だけなのではないかと思った読者も多くいるとは思いますが、 全員(先のフラインング組は別)同じ食事だった。 れいむはお行儀よくいただきますの合図を待って食べることにした。 箸の使い方なんて物は生まれたばかりのれいむには全く分からないものだったが、長お姉さんが 「れいむちゃん、お箸はこうやってもつのよ」 と言って横かられいむの箸の持ち方を教えてくれた。 教えてもらってもれいむはちゃんと持つ事が出来ずに落としてしまったが 「しょうがないわね、今回だけよ」 と言って自分の箸でれいむの分を食べさせてくれた。 その様子を群れのゆっくりは自分も昔はああだったなぁという顔をして、 お兄さんはその様子をプルプル震えながら凝視していた。 反対側にいるお姉さんはお兄さんの様子を笑いをこらえるような顔で見ていた。 食事が終わると長お姉さんはやることがあるといい、れいむをとある人物に預けた。 「それじゃあこの子をお願いするわね」 「うむ」 その人物はさっきのフライング組の中に混じっていたお姉さんだった。 誰よりもしっかりしていそうな顔つきに水色の長い髪、そして誰よりもでかそうな胸、 長お姉さんよりも年上に見えた。 「言っておくが長は私より年上だぞ」 れいむはうそ~と言わんばかりの顔をしていた。 「じゃあれいむちゃん。今日一日たのしんでね」 そういうと、長お姉さんはお兄さんともう一方のお姉さんを連れて寺から出発した。 「じゃあれいむ、こっちにきなさい」 れいむは水色髪のお姉さんの後を付いて行った。 寺の中をしばらく歩くと一際大きな部屋にでた。 一番奥に大きな仏様がいたためおそらくここは仏間だろう。何十畳にも及ぶその広い部屋には 等間隔に机が置かれ、その横に筆や紙が置かれていた。 「ここはどきょ?」 「ここは教室だ」 「きょうしちゅってにゃにしゅるおへやにゃにょ?」 「お勉強をする部屋だ」 「おべんきょうはゆっくちできりゅの?」 「お勉強自体はゆっくりできない。だが、がんばってお勉強すれば将来もっとゆっくり できるようになる」 「ほんちょ?」 「本当だとも。実際長お姉さんだってがんばってお勉強したからあんなにゆっくりできる ようになったんだ。」 「わきゃっちゃよ!!れいみゅぎゃんばってぇおえんきょうちゅるよ!!」 「うむ。素直な良い子だ(これなら問題ないかな)」 れいむがやる気まんまんになったのを確認した先生お姉さんは生徒(他の胴つきゆっくり)が くる前から勉強を教えることになった。 とは言ってもまずは筆の持ち方と字の読み方からだ。 「これは”あ”と読む、筆を持って写してみなさい」 「ゆっと…むずかちいよ…」 「みんな最初はなんでも難しいものだ。がんばれ!!」 「ゆん!!…れいみゅ、ぎゃんばりゅ!!」 そんなこんなで時は流れ、少ししてから他の生徒たちがやってきた。 「あら、赤ちゃんからお勉強だなんてとても都会派だわ」 「すごいんだね~、わかるよ~、わかるよ~」 「れいむも来たときは先生があんな感じで最初は教えてくれたよ!!なんか懐かしいよ!!」 来るゆっくりはみな方々に喋り、自分も昔は~、先生は前から~とか言っていた。 「む?もうこんな時間か。れいむ、悪いが皆の授業をしなければならない。 合間合間を見てまた教えるから自習しておいてくれ」 「ゆん?…わきゃっちゃよ」 「さてと、じゃあ早速今日の授業を開始する。まずは大人からだ。 それ以外の者はそれぞれ教え合いをしたり、自習をしておいてくれ 教え合いは良いが小さな声でやってくれ。」 「「「「は~い!!」」」」 「じゃあ今日は昨日の続きで大根の育て方だ」 授業の内容はれいむには分からなかったため、れいむはひたすら”あ”を書いていた。 だが、次のページがあることに気付きめくってみたらそこには全く別の字が出てきた。 これは何だろう? 「きょれは…にゃんぢゃりょう?」 れいむは必死に考える。 だが生まれて一日しか経ってない頭ではどうやっても良いアイディアが出てこない。 先生お姉さんに聞こうと思ったが妙なオーラが先生から漂っていたため質問がしづらい。 「ゆ~んと、ゆ~んと「きょれは”い”しゃんだよ」ゆ?」 れいむが必死に唸っていると後ろから別の赤まりさが小声で話しかけてきた。 「まりちゃは3っかまえにむれぇにはいっちゃまりちゃだよ、ゆっくりちていってね」 れいむは大きな声で返す 「ありがちょうまりちゃ、ゆっくちちていってね!!」 その瞬間、空間が静かになった。 まりさはやっちゃったという顔をし、周りのゆっくり達はビクビクしだした。 「ゆ?みんにゃどうちちゃの?」 れいむはそう呟いた。その答えはまりさの視線の先にあるもので分かってしまった。 先生お姉さんだった。 お姉さんが黒板の前かられいむの前までやってきていたのだ。 先生お姉さんの髪の毛が水色から緑色に変わり、頭から角が生えていた。 「ゆ…ゆぴぃ…」 「れいむ、授業初日でさっそくか…」 恐怖に慄くれいむに、先生お姉さんが小さく呟く 「まあ今回はれいむが授業中極力静かにしなかったら何が起こるか知らなかったからという事に尽きるし 私からも説明が足りなかった。今回はなかったことにするが…」 お姉さんがれいむの顔に顔を近づけ、れいむを睨めつける 「次はないからな」 そういうと先生お姉さんは元の状態にゆっくりと戻って行った。 「さて、授業を再開する」 この一言で呪縛から解放されたようにゆっくり達が溜息を一つ漏らした。 れいむは良く分からずにまりさに小声で話しかける 「おねえしゃんきょわきゃっちゃ!!にゃにあれぇ!!」 混乱するれいむにまりさは今の現象を教えてくれた。 なんでもお姉さんは日頃はちょっと厳しいけど優しい先生なのだが、自分を行う授業に対して 並々ならない使命感を抱いており授業を少しでも妨害するような事をすると あの姿に変身してお仕置きをするらしい 「おちおきってなにぃぃぃぃぃぃ!!」 「おちおきはひやちぇんちぇいのきびゅんしゃんによってぇちがうけどいちびゃんおおいにょは」 そういってまりさは後ろの方にいた別のまりさに目を向ける れいむもまりさの視線を追ってそのまりさに目を向ける。 一見しただけなら普通に授業を受けているように見えるが良く見るとお尻の辺りが やたらでかくなっていた。 そしてまりさの顔も必死に痛みに耐えているような顔をしていた。 「まりさ、この大根はどうしてこんな穴だらけになったと思う?」 「ゆぐぅ…そ…ゆぴぃ…それは…虫さんが…いちゃ…食べちゃったから」 「うむ、その通りだ」 れいむはどういうお仕置きか理解し、戦慄した。 後日分かった事なのだが先生お姉さんは群れの中でも最古参であのお兄さんやお姉さんも 昔先生お姉さんに散々お尻を肥大させられたとか… その音は遠くの山にいるふらんを恐怖に陥れたという伝説が残っていたとか残っていなかったとか。 中編はここまで!!
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/2419.html
春、ですねー。 皆さんは春と言ったらナニを想像しますか? 花粉症? あ~ありますね。 私もこの時期にはいつも悩まされます。 でも他にもあるでしょ? ほら、春と言ったら! …暴走族? …あ~出てきますね~。 私は一度も見たことありませんけど、 春になると何処からともなくわいてくるとか言われますよね。 …でも他にもあるでしょ? ほら、もっと華やかな春の代名詞! 博霊例大祭!? いや、あれは別に春にやるとは限らないじゃん! 神主、今年はその日に結婚してある意味春だけど 全然春の代名詞じゃないじゃん! …あんたら、ボケ倒しは大概にしてくださいよ! 春で連想されるのはアレしかないでしょうがぁああああああ! …と、とにかく今回はアレの話です。 それじゃあいつもの! この小説は銀魂をパロったゆっくり小説です。 出てくるゆっくりにロクなゆっくりは居ません。 また、ゆっくりが酷い目に合う描写もあります。 それでも構わない方だけ、この物語をお楽しみください。 てゐ魂第三十六話「春よ、遠き春よ、瞼、閉じればそこに。」 ゆっくりの国も春真っ盛り。 ぽかぽか陽気はゆっくり達を浮かれさせ、バカ騒ぎしたい気持ちにさせる。 でも、道端でバカ騒ぎしたら警察に捕まるのはどこでも同じ。 だから人もゆっくりも向かうのだ!花見という戦場に! \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/、 / \回回回回回/ ヽ. / \___/ i ,' / ソ ヽ、! | i / ; ; ゝ、____ノ 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 i / ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | Y ハ レヘ i' (ヒ_] ヒ_ンハソ ハ | ノ l |" ,___, l | ノ ノ ハヽ、 ヽ _ン ノ i ( イ / / イヽ>, -r=i' ´イ ハノ 〈rヘ ! レ´ `y二」ヽレ' 〈 「いやぁ~桜だねぇ~満開だねぇ~。」 てゐはゆっくり公園の桜を見てそう呟いた。 公園の桜は咲き乱れ、舞い散る花弁が花見に繰るゆっくりを出迎えているよう。 まさに絶好の花見日和だ。 てゐも頭の上にキングサイズのどん兵衛持参で 花見に来たのであった。 勿論、一人の訳がない。 /( _,,....,,....,,....,.,,.( ( r r ∠ ( /''r''''ヽ ;;;;/./ニ> / ̄ヽ{ ' } ..,,_..,,  ̄フ...人____( ) )''''''''' '''''ヽ_..,,-" "- / / i ヽヽ i { { ! i i i ; i ', ノ ヽ ヽ ゝヽ人人、/_ノノ i ', ` i \ヽrr=-, r=;ァ| ノ i ,' | ).)" ̄ ,___, ̄"' |/' | ! ノ | ,ノ ヽ _ン 人 V ノ ,.、 __/ | ( >、.._ __ ,.イ ヽ ヽ(_,i !,,.-''" ノ 人 ヽ /ヽ二ン ヽ \ \.! ヽ -=ニ__ 〈 人 \ 〉/ { } ヽ i !, ヽ,! ! ‐--,' ) \ ''ヽ 人 ; ヽ r/ ヽ ー,--' く 人 ( ノ|・|ヽ ヽ、_ /! 7`\ ̄ 人 /=∞=/)._ \ ヽ||・||) !`ー,ヽ-' ∧ \ / .〈 ヽ、/ ) . /||・||( / ヽ\ ) \, .\ヽ ( ( (||・||) 人 \) )/ 「桜美しいな美しい、私はこれでますますゆっくりの国の桜が大好きになった。」 てゐの部下であるはずなのに、なぜかてゐより偉そうな青髪の胴つきゆっくり、てんこ。 ,.へ ___,.へ __,,. --─'──`<.,,/ ト、 ,. -───-- 、_ ,. '" `'く ト. ♪ rー-、,.'" `ヽ、. ∧ / ゝ____,.へ--、へr-、ノ i、 ! | /! \ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l V i__,.へ!_,./--'─'--'-<ヽi__/ Y | /」 く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 }^ヽ、 __i. r'へ,.イ / ハ ハ i `ヽ7、.| .|/ .r'´ノ\ ゝイ,.イノヽ! レ ヽ,_`ヽ7ヽ___ 、_ ノ ハ } \ ∠__,.ヘ `Y´ / / ノ__,/,.ィ レ' 、!__ハ i i iヘ| | > /ヽ/ r'´ ィ"レ´ ⌒ ,___, ⌒ `! i ハ / }! i ヽ /iヽ. i イハ ハ| ⌒ ,___, ⌒ !_!ィヘ.| .| / / ハ ハ/ ! /// ヽ_ ノ /// i ハ 〈〈{_ ノ } _」 !/ !., | V |' /// ヽ _ン // .ハハノ.| |> ⌒Y⌒Y´ノ /l ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´ ∧ `ヽ、ノ 〈 ハ. .从ヽレi. | 〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉 V /!〈rヘハ!|>,、 _____, ,.イハ ハ〉 レ' ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ |/ 「てゐさん、場所取り完了だど!」 「さすがにこの時間だと、ゆっくりもあまり居ないようね。」 同じくてゐの部下にあたる、ツッコミ担当の胴なしカリスマなしゆっくりれみりゃ。 そしてその妹の、こわーいゆっくりフラン。 既に最高の場所を陣取っており、いつでも花見ができるといった感じだ。 「おぉ、そんじゃあゆっくり花見でも始めますか。」 「hai!」 てゐと天子はそう言ってれみりゃとフランが敷いたビニールシートの上に乗っかった。 「それじゃあ早速…。」 てゐはそう言ってどんべぇの蓋を開ける。 「ちょっとてゐさん、せっかくの花見にどんべぇは無いんじゃない?」 と、そこでフランが口を挟んでくる。 彼女はてゐが目の前に置いたどん兵衛を取り上げてしまった。 「ちょ!何するのさ私の楽しみ!」 てゐはフランに向かってそう叫ぶ。 ________ / /| / / | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ …すると、フランはてゐの目の前に重箱を置いた。 「フフ、実は私、お弁当作ってきちゃったの! 今日はこれを食べて皆でゆっくりしようね!」 フランはてゐに向かって笑顔でそう言ってくる。 それを聞いたてゐの顔は…実に複雑な顔をしていた。 「…あ、あのされみりゃ、フランって料理できるの?」 てゐは隣にいたれみりゃにそう耳打ちする。 「…一応、簡単なものなられみりゃが教えた事があるけど…。」 れみりゃはそう返す。 その表情には不安が満ちていた。 「料理なんてシンプルなモノしか作れないけど…それでも私なりに頑張ってこれを作ったわ!」 フランはそう言って重箱の蓋を開けた。 ____ ゚ _(/ o8o ゚ヽ 。゚(ミ~~~(゚Д)◎  ̄ヽ (_ノ ノ \__/ …出て来たのは丸々カラッと揚げられた丸っこい魚だった。 ,. -‐-、 ,.- 、 / i /, ヽ. / ハ├──-//i i ,. -───-- 、_ ,' / ソ ヽ、! | rー-、,.'" `ヽ、. i / ; ; ゝ、____ノ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 }^ヽ、 i / ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | Y .r'´ノ\ /イ,.イノヽ! \ レ ヽ,_`ヽ7ヽ___ 、_ ノ ハ } \ ハ レヘ i' ・ ・ ハソ ハ /ヽ/ r'´ ィ"レ´ ・ ・ `! i ハ / }! i ヽ | ノ l |" ,___, l | ノ / / ハ ハ/ ! △ ∪ i ハ 〈〈{_ ノ } _」 ノ ハヽ、 ヽ _ン ノ i ( ⌒Y⌒Y´ノ /l ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´ イ / / イヽ>, -r=i' ´イ ハノ 〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉 〈rヘ ! レ´ `y二」ヽレ' 〈 ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ それを見たてゐ達は…眼を点にする。 するしかねぇだろ、こんなもん見せられたら。 「…あの…何これ?」 てゐが恐る恐るフランにそう問いかける。 「知らない、魚屋で「あのフグ鯨入荷だよー珍しいよーおいしいよー」って言ってたから買ってみました。 そいで調理法が分からないからカラッと揚げてみました! さあ、召し上がれ!」 ゆっくり特有のドヤ顔でフグ鯨とかいう魚のから揚げを進めるフラン。 …てゐ達の全身から冷や汗が流れる。 (…ど、どうしよう…フグ鯨なんて魚聞いたことないけど、フグ何て名前が付く以上、食ったらとんでもない事になる可能性が高い…。) …正直、食いたくない、しかし…。 ,.へ ___,.へ __,,. --─'──`<.,,/ ト、 ,. '" `'く ト. ∧ / ゝ____,.へ--、へr-、ノ i、 ! | /! V i__,.へ!_,./--'─'--'-<ヽi__/ Y | /」 __i. r'へ,.イ / ハ ハ i `ヽ7、.| .|/ ∠__,.ヘ `Y´ / / ノ__,/,.ィ レ' 、!__ハ i i iヘ| | > /iヽ. i イハ ハ| (◯) ′(◯)!_!ィヘ.| .| !/ !., | V |' " ,___, "ハハノ.| |> ∧ `ヽ、ノ 〈 ハ. ヽ _ン .从ヽレi. | V /!〈rヘハ!|>,、 _____, ,.イハ ハ〉 レ' |/ 「どうしたの?まさか私の料理、食べられないっていうんじゃないでしょうね?」 そう言って笑顔で微笑みかけてくるフラン。 だが、目が完全にレイプ目だから、恐怖しか伝わってこない。 (ど、どうするんですかてゐ!あのフラン怖い!こわすぐる!) てんこがおびえた目でてゐに助けを求める。 (お、落ち着け!…こういう時は、時間稼ぎだ!) てゐはフランにこう話しかけた。 「…あ、あのさフラン、他の料理はないかな? 私、魚は苦手なんだよね~…。」 とにかくこの料理を食べたくないてゐはフランに向かってそうお願いした。 「…好き嫌いしてると大きくなれないよ?」 「いいよ、首しかない生命体のどこを大きくしたいのさ。」 「じゃあてんこちゃんは?大きくなってうれしい事はあるでしょ?おっぱいとか。」 「それはぜひとも…いいや、貧乳はステタースというし、別にいらないかな?」 ちょっと迷ったりするあたりはてんこの悲しい性か。 「…もう、仕方ないわね…別の料理を持ってくるわ。」 フランはそう言ってビニールシートの上から降りて茂みの中に入っていく。 どうやら茂みの中に別の料理を置いてあるようだ、なぜそんなところにしまったし。 「…次はちゃんとしたモノを持って来るよね。」 「…それはあまり期待できないような…。」 「フランの料理センスは独特過ぎるど…。」 フランがいない間にヒソヒソ話を始める万屋達。 「準備できたよー!」 と、そう言ってフランが茂みから出てくる。 「いい?れみりゃ、てんこ、フランの奴が変なのを持ってきたら全力でこの場から逃げ出すよ。」 「了解だど!」「Hai!」 三人は顔を見合わせて頷くと、フランの方へと振り向いた。 ) ) ) ) ) ) (,, ( ( (,, ( ( ) , ) ) , ) (,, ( ( (,, ( ( ) , ) ) , ) ( ( ( ( ( ( ヽ ヽ ). ヽ ヽ ). ) ,)) ) ,)) ( ( ( ( ) ,,) ∧ ) ,,) ( ノ | | ( ノ /´ ̄'!☆|"´ ̄\ / / | | \ / ノ | ! \__\ ∠〃 {ノノ_ハ_V レ'、_i_l>\__> /'レ小(◯), 、(◯) 从l \ |('/ ̄ 'ー=-'  ̄///) ,r‐──────‐、 . / ',, / ', . ├─────────┤ . lニニニニニニニニニニニl lニニニニニニニニニニl . ',─────────/ }ニニニニニニニニニ{ jニニニニニニニニニ', . / '', i TEN G A i l l l l l l l l . ゝ────────‐''' 「ハイ!ホシクマゆーぎの丸揚げだよ!」 そして、三人とも固まった。 ある程度変なものが来るんじゃないのかと予想して身構えていたら、 その予想をはるか斜め上に突っ走るようなものがやってきたのだから当然か。 「…あの…。」 れみりゃは思わず目の前に出された揚げゆーぎに話しかける。 「むう、お前はフランの姉のれみりゃと言ったか?」 揚げゆーぎは話しかけてきたれみりゃを見てそう言った。 まさかこんな状態でまだ生きているとは思わなかったれみりゃは思わずびっくりしてしまう。 「…ふ、私がこんな事になっていることに驚いているようだな。 どうしてこうなったか聞きたいか?」 「いや、別に。」 れみりゃは丁重にお断りする。 「あれは昨日の事だった、私はフランとの決着をつけるため、 お前の家、紅魔館に向かったのだ…。」 しかし、ゆうぎはそれを無視して語り始める。 ┏ ━━━━━━━━━.,━.゚━━┓。 ╋┓“〓┃ < ゝ\',冫。’ ∧ ・ミ/^l ..∠ _ ,'´ゝ.┃. ●┃┃ ┃ ┃┃_.━┛ヤ━━━━ ,- | | ゙゙"´ | ..━━━━━━━━━ ━┛ ・ ・ ∇ ┠─ /´ ̄'!☆|"´ ̄\ 冫そ _'´; ┨'゚,。 .。冫▽ / / | | \ 乙 / ≧ ▽ 。 / ノ | ! \__\ │ て <乙 ∠〃 {ノノ_ハ_V レ'、_i_l>\__> ─┨ ミo'’` 。、゚` /'レ小(◯), 、(◯) 从l \ 了、'' × o ○ ┃ |('/ ̄ (__人__)///) ◇ ノ 。o┃ ┗ ,r‐──|!!il|!|!l| ─‐、 。┷+\━┛,゛; . / |ェェェェ| ',, / ', . ├─────────┤ . lニニニニニニニニニニニl lニニニニニニニニニニl . ',─────────/ }ニニニニニニニニニ{ jニニニニニニニニニ', . / '', i TEN G A i l l l l l l l l . ゝ────────‐''' 「しかし正面から行っても一向に入れてくれなくてな、仕方ないから窓から侵入したのだが…。」 ばしゃああああああああん! ∧ | | /´ ̄'!☆|"´ ̄\ / / | | \ / ノ | ! \__\ ∠〃 {ノノ_ハ_V レ'、_i_l>\__> /'レ小(◯), 、(◯) 从l \ |('/ ̄ 'ー=-'  ̄///) ,r‐──────‐、 . / ',, / ', . ├─────────┤ . lニニニニニニニニニニニl lニニニニニニニニニニl . ',─────────/ }ニニニニニニニニニ{ \\ jニニニニニニニニニ', // ______________ ┗┓ ┏┛ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ 「勢い余って鍋に突っ込んでしまってな。」 ) ) ) ) ) ) (,, ( ( (,, ( ( ) , ) ) , ) (,, ( ( (,, ( ( ) , ) ) , ) ( ( ( ( ( ( ヽ ヽ ). ヽ ヽ ). ) ,)) ) ,)) ( ( ( ( ) ,,) ∧ ) ,,) ( ノ | | ( ノ /´ ̄'!☆|"´ ̄\ / / | | \ / ノ | ! \__\ ∠〃 {ノノ_ハ_V レ'、_i_l>\__> /'レ小(◯), 、(◯) 从l \ |('/ ̄ 'ー=-'  ̄///) ,r‐──────‐、 . / ',, / ', . ├─────────┤ . lニニニニニニニニニニニl lニニニニニニニニニニl . ',─────────/ }ニニニニニニニニニ{ jニニニニニニニニニ', . / '', i TEN G A i l l l l l l l l . ゝ────────‐''' 「それでこの様という訳だ。 …ふ、無様だろう、敗者というものはいつも無様なものだ。 そして、敗者は勝者に従うしかない、これが勝負の世界の非情の掟というものだ!」 _人人人人人人人人人人人人人_ > さあ!お食べなさい!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ∧ | | /´ ̄'!☆|"´ ̄\ / / | | \ / ノ | ! \__\ ∠〃 {ノノ_ハ_V レ'、_i_l>\__> /'レ小( ○)}liil{(○) 从l \ |(' (__人__) ) ,r‐ヽ |!!il|!|!l| /─‐、 . / |ェェェェ| ',, / ', . ├─────────┤ . lニニニニニニニニニニニl lニニニニニニニニニニl . ',─────────/ }ニニニニニニニニニ{ …未だかつてこれ程までに漢らしい『さぁ、お食べなさい!』があっただろうが。 かっこいい、かっこいいよゆうぎ。やる夫の癖に。 ,. -───-- 、_ rー-、,.'" `ヽ、. _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 }^ヽ、 .r'´ノ\ /イ,.イノヽ! \ レ ヽ,_`ヽ7ヽ___ 、_ ノ ハ } \ /ヽ/ r'´ ィ"レ´ ⌒ ⌒ `! i ハ / }! i ヽ ,. -‐-、 ,.- 、 / / ハ ハ/ ! △ ∪ i ハ 〈〈{_ ノ } _」 / i /, ヽ. ⌒Y⌒Y´ノ /l ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´ / ハ├──-//i i 〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉 ,' / ソ ヽ、! | ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ i / ; ; ゝ、____ノ _ ト 、 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 \ `ヽ! ,ハ i / ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | Y ,. -─-\, | /,. -‐─-..、., /| ハ レヘ i' rr=-,´ r=;ァハソ ハ ∠.,,__ `>'´ ` 、/ / | ノ l |〃 ̄  ̄"l | ノ __`>'´-‐-、 ; '´ ̄i`Y ./__ ノ ハヽ、 ヽ ノ i ( \__ ; . ''"´ ̄`○)i ノ ハ/ __/ イ / / イヽ>, -r=i' ´イ ハノ / ´ ヽ、__ノ `''<i 〈rヘ ! レ´ `y二」ヽレ' 〈 / . / __ ヽ. \ \ ,' / ,' ,! ,ハ` | | | ` ー--r‐' i. ! .i__!_ノ ''ァ‐テ‐、!__ハ |/ ! ! | | | rr=-, レ r=;ァレ/ / ! | 八 // ̄  ̄/// , ' ! |'/ \|', 'ー=-' / /| | ノ´ / ヽ、 / / ,ハ | | / / >.ー--イ/ ∠__!__/ | / / ,'r,ソr/ ̄/ ,'/ \ ! / /)/ 「7‐|7 . / `ヽ! //ニニニニヽ ,' /,.-'‐‐'ァくム! ,' /! _ 〉 ((/ ̄ `゙`) / / ,.-‐</ / | / // _ァ'"´ `Y | (つ(_,,ア | 「…とりあえずさ、コンビニで弁当買ってこようよ、まともな弁当もなしに花見でゆっくり出来る訳がない。」 「…でも食べないとフランが「495年の波紋」をしてくるかも…。」 「そこは私がうまくごまかすから。」 しかし、どんなにカッコ良くても無視されてしまってはあまり意味が無いのであった。 「…おい、私の事は無視か、オイ!」 あなたの扱いはそんな感じで十分ですよ、やる夫ですし。 「…ちょっと、昨日から見ないと思ったら何でこんな所で揚げものになっているんですか所長…。」 と、てゐ達の後ろからそんな声が聞こえてくる。 「ん?今のは誰の声?」 てゐ達は声のした方へと振り向いた。 __ . -''"´ `' * ,'´ ,. -‐ァ'" ̄`ヽー 、`ヽ ゝ// `ヽ`フ // .,' /! /! ! ハ ! ',ゝ ___/( ! ノ-!‐ノ ! ノ|/ー!、!ノ ,.ゝ `ヽヘ ,ノレ' rr=-, r=;ァ ir /! ノ . ( ノ ! /// /// ! ヘ( ノ) ,.ハ ''" 'ー=-' " ' ! ',ヽ. ,_)__'! ト.、 ,.イ i .ノ ハ、_,,..-‐、_ _ r'"ヽ t、 `>r--‐´レヘ ノ i `ヽ ( ノ .ヘ,ィヽ、ハ、 `'ーr''´ ノヘ. 〈 ァ /つ'´ (r‐-、/ i`'' ー‐ヘ´ Y,_,.ノ`"''‐'´ o _,./!, ! Y ノ__ `ヽ. ○ ノ / ` ' ,イ、 ;_ ノi i .-、 ̄ヽ! _ 。 ^'ーァ' |く ;___ __; i;/ >ァ、 `"''" rく___ | /  ̄ ´i / i/ o ン' `ヽ__」 / _r-'ヽ | !___,.ヘ_ノ、 `''ァ'ヽ.,_r-‐ ''"´ /」 ; - 、.,_ ヽ 、 / i __;;∠ ' `r 、/>ーr-─ァr二7´ ゜ i` ̄´7'"` ̄´ `'ー' ○ i`ー-ァ' o ` ''´ .. ; 、 そこに立っていたのは胴つきゆっくり、れてぃ=ホワイトロック。 不敵な笑みがチャームポイントの公安⑨課の副長です、 「…って、何であんたがこんな所にいるのよ…。」 れてぃはてゐの顔を見るなり滅茶苦茶げんなりした顔になった。 「…それはこっちのセリフだよ、何であんたがここにいるのさ。」 てゐはれてぃに向かってそう反論する。 それに答えたのはれてぃの後ろからひょっこり現れたもう一人の胴つきゆっくり。 /^\ ,.へ___ / >''´ ̄ ̄`'''ヽ7 | /´ _ _'ヽ、 〉 / /´ / , 、 、 ヽ〉 / i イ レ\ ハノ! /i i └rイ レイ (ヒ_] ヒ_ン)ハヘ| n⌒i く_ノ 〉 i"" ,___, " iハ _,,.! ノ ハ. i ハ、 ヽ _ン 人|´ / i\レヘハレへ〉'=r--r='i´Vヽy'´ ヽ、,_`ヽ,r'´ `ト、 ∞」 i ノ <  ̄〉、___ノ  ̄ Y/ >_/ /〉 , , 、!_ゝ `(⊆ノ/ / ! ハ くヘ,.へ_,.へ__,.ヘ,.ヘ `'r、__ハ___ハ__!ン ト_ン ト_ノ 「そんなの⑨課の人たち全員で花見に来たに決まってるでしょ!」 ちるのは弁当箱片手に誇らしげにそう宣言する。 と、言うかよく見たら居るのはレティとちるのだけじゃ無い。 ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 __ _____ ______ + ,'==─- -─==', i ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 人 i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | 'r ´ iゝ、イ人レ/_ルヽ、ン、 `V´ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| ,'==(ヒ_] ヒ_ン ).==', i /〉 + ,,,-!Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | i イ "" ,___, "" ヽイ i | ,/ /_つ ,,-'''" ヽL.',. ヽ _ン L」 ノ| .| レリイi ヽ _ン | .|、i .|| /´ , -、ヽ / | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / !Y!. 「 !ノ i |/ し⌒'='^ー'´ / //レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ L.',. L」 ノ| .| / | /",,,メメ‐ /| ,‐ | ||ヽ、 ,イ| ||イ| // _____,r-、 \ -''"ヽ、 ,-‐, / / レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ ( ) ) ) ) ノ >\ \゙ヽ、 /緩/// /´ ` ´ 、/ / , | // ̄ ̄"ヽ、 ゙‐''",,/____ / ,-、 〉 / ヽ / / / |===''"、  ̄ ̄  ̄'''ヽ、/ /`ヽ i / / /| | \\ ゙'''ヽ ,,-',.- "´ 、/,ヘ、 〉 / __/ / \| |\ \ ゙ヽ‐ /─/ ヘJ ,ヘ、 / , -ー .-" ` ..、 } ゙、 / ゙ヽ‐-----‐、''''ヽ'''" 'ーし'´ ⌒ヽ i ´ ヽ `' .、,--、,,,_ ]三二、/ ゙'ヽ、 \ヽ ⌒ヽ、_l ,..- ー | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ|,,,;;; )゙''ヽ-、;;ヾ'''\゙ヽ、゙"〉 | 彡彡ヽ、_ .ノヽ ___, イ ☆ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ `"--,, __゙''''ヽ、 \-‐| / 》》彡彡〆彡≡彡 ☆ ☆! / _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 `_,,....,,_ '‐-ヽ==、-''" 彡>-z,/ノΣΞ三 ☆ / / . rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 -''" `''-、、__ ,, ゙''' 二ニ=´z=-=--zzz=_/ / r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ ヽ ヽ ヾ _=~、z=ニニ三三∈ ☆ノ /☆ ☆ !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ ニ三Σ三 し ´ ☆ `! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ 三≡=ミ ☆ ☆ ☆ ,' ノ !' /// ///i .レ' _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 _,,....,,_ ☆ ☆ ☆ ( ,ハ 'ー=-' 人! _..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 -''" `''-、 ,.ヘ,)、 )>,、_____, .イ ハ "-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ ヽ ヽ ( )',.イ ヽ、__ノ 「ヽ.レ'ヽノ `!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ '; ヽ、/iヽノ i Y `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ! `ー┘ ! i ,' ノ !'" ,___, "' i .レ' _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 -,イ !ンi ノノ ( ,ハ ヽ _ン 人! _..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ "-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ / ヽ `!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ || | | `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ || || ,' ノ !'" ,___, "' i .レ' し| i |J ノノ ( ,ハ ヽ _ン 人! .| || ( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ | | .| / \ .しiヽJ __ ((⊂ ) ノ\つ)) _| |_ | |Θ | (_⌒ヽ | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|_ |_|_| ヽ ヘ } |___|__|_| |_| ε≡Ξ ノノ `J 後ろには⑨課に所属する胴つきゆっくりがずらりと並んでいた。 「うわぁ、何か凄い。」 れみりゃはそんな感想を漏らす。 「そんな訳だから今すぐどっか行って、そのカラッと揚がった所長置いてどっか行って。」 れてぃはてゐを睨みつけながらそう要求してくる。 「…はぁ!?何さ、その要求!」 むろん、そんな要求をいきなり押し付けられて黙っているてゐではない。 ものすごい剣幕でてゐはれてぃを睨み返す。 「ウチは毎年この場所で花見をしてるのよ!不法侵入者はゆっくりしていないでさっさと出て行きなさい!」 「ふざけるな!この花見プレイスは私達が先に陣取ったんだ!アンタらは公園の隅っこで花見してろ!」 口論を始める二人のゆっくり。 「ちょ!てゐさん!せっかくの花見の席でそんな事しちゃダメなんだど―!」 あわててれみりゃが止めに入るが。 // _,.-'" / /、 =三 三ミ /r'゙ //r''" ;/ ヾ; 三ミ 三ミミミ / / / ,r'''''''" ヾ、 ミミ / / / _,,、- ‐‐''"⌒゙'''-ミ / j j ;ノ/ __ i ; l i゙i / / ;r'''''''''''''''";;;;;;; ; ; `ヾ; / / | l V / /;/;;;r----- 、_;;;;;;;;;;;ヾ / / | | l { r'゙ i;;;r', ' ゙ブ;シ / /;i j ! l; i { i |;;r' ○ ,.-'";;/ / /V! / ノ ノ } レj;;;;! ... __,/;;/ / / l、 i| l / ;ノ ;ノ//;;/,.-‐'";;;;;/ ;'゙ / _r; ´゙i;| j l / ///;;;;;;;;;_,,r''" /__ r゙Y゙lヽト、!i! ,/ / / {;;;;;r''" /rニv‐Yiヾ! Vクミi;! / ` _,,.-''" __r‐゙i、|ヽ,|ヽ,,/ ミミ| / ___,、-'ニ、__r v'゙i、.|、Vト、ヽ,./ ト、_)| / _,,、-'ニv=v‐v〈`ト、.|、l;ハ|ヽ!`' ト|,ヽ,/ 、トヽj / //´゙ヽ,l, |;、 lヽ|ヽ|ヽトi`'`'`' 、ト、ト、,/ ト、l,`'ク / ノ ´ ヽ,! ヽ!ヽ!`' 、ト!ヾy' ,、ト、゙!`Y/ / ゙i,`;/,、 ト|ヽj゙し'" / (イメージです。) 「ああん!何さ、れみりゃ!?」 「余計な口出しは無用よ!引っ込んでなさい!」 「…な、何でもありませんだど…。」 れみりゃ如きがこの二人を止められる訳がありませんでした。 「プっ。」 あ、フランが吹いた、れみりゃの姉としての威厳が10下がってー50になった。 「え?元からマイナス…ってそれは気にしている場合じゃないど! ここはてんこちゃんに助けを…!」 れみりゃはてんこに助けを求めようとするが…。 _ ト 、 \ `ヽ! ,ハ ,.-、 ,. -、 ,. -─-\, | /,. -‐─-..、., /| / \ / ヽ, ∠.,,__ `>'´ ` 、/ / ,' ヽ、______/ ! __`>'´-‐-、 ; '´ ̄i`Y ./__ ! ;>'''"´ `"''< く. \__ ; . ''"´ ̄`○)i ノ ハ/ __/ ! ァ' ,. '"´` ⌒'ヽ; ! / ´ ヽ、__ノ `''<i _ノ ;.' ,' , ; i i ヽ! / . / __ ヽ. \ \ `ヽ.,' i ,' ! ,'! /! /! ,' ', ,' / ,' ,! ,ハ` | | | ` ー--r‐' / i iノ !__\/ | / 、/ィ'/レヘ .'、 ∧ i. ! .i__!_ノ ''ァ‐テ‐、!__ハ |/ ! ! ./ ! ∠,..イ (ヒ_] ヒ_ン i i>-ヽ====== ======== | | | rr=-, r=;ァレ/ / ! `ヽ! !ノ '" ,___, " ,V i,」 ∨ | 八 !!/ ̄  ̄// / , ' ! ノ ,' .|ト.、 ヽ _ン ,イ i ', |'/ \|', -=ョ / /| | (rヘ. i ', .|>,、 _____, ,.イ レヘノ ノ´ / ヽ、 / / ,ハ | | レヽ、/ヽ!,.イ´ \_/iヽ!ノ!/レ' / / >.ー--イ/ ∠__!__/ | ト 、, /´`ヽ ヽ、/ムレ'i`ヽ./! / / ,'r,ソr/ ̄/ ,'/ \ ! \_`7 '; '(ハ) Y Y / /)/ 「7‐|7 . / `ヽ! <,__,ゝ、___rノ i | i__,.〉, ,' /,.-'‐‐'ァくム! ,' /! _ 〉 ∠,_7 /〉 ; ; ! ', / / ,.-‐</ / | / // _ァ'"´ `Y | / /; ' / i ; 'ヽ.i 「おいぃ?さっきから何ガン付けている訳ですか?お?」 「アタイは貴様から一秒たりとも目をそらさん!」 …まぁ、大体わかっていた。 「…ゆ、ゆーぎさん!アンタあの二人の上司でしょ!なんjとか仲裁を…!」 こうなったらワラにもすがる思いで、とゆうぎに頼んでみる。 ゆうぎは黙りこみ、こう言った。 「…私は敗者、敗者はただ、見守るのみ。」 「うぜぇええええええええど!敗者っていうかほとんど自爆しただけだろうがお前は!」 やる夫に期待した自分が馬鹿だった。 れみりゃは後にそう語っている。 中編へ続く
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3580.html
『気持ち悪い!』 14KB 制裁 駆除 群れ 野良ゆ 現代 独自設定 ネタ被ってるかも もし台所でゴキブリを見かけたら?普通は気持ち悪いと感じて駆除しようとするだろう。 もし天井裏でねずみがちゅーちゅー鳴きながら走り回る音が頻繁に聞こえたら? 普通は気持ち悪いと感じて駆除しようとするだろう。 じゃあもし家の中で家ゆを見かけたら……? 「おじびじゃぁぁぁんっ!にげるんだぜぇぇぇぇっ!!」 「ゆんやぁぁぁっ!おちょうしゃんもいっしょににげようよぉぉぉっ!?」 「おじびじゃんはばりざがまもるんだぜっ!こんっしんっのぷくーでぐぞにんげんは ゆっくりしないでじんでね!ぷくぅぅぅぅっ!!」 とある民家の台所。家の住人である女の子に見つかった家ゆのまりさ親子は見苦しくうろたえていた。 家ゆとは人間の住居に侵入して住み着きやすくする為に進化したゆっくり種の事である。 体が成体でも普通のゆっくりの子ゆっくりと同じ程度かそれ以下のサイズなのが特長だ。 その小ささゆえに人間に見つからずに家具の隙間や冷蔵庫の後ろ等に人知れず巣を作り、 家の中のものを好き勝手に拝借して繁殖する事が可能なのだ。 それと家ゆが普通のゆっくりに比べて違う点がある。それは人間を極度に恐れているということだ。 理由は二つ。一つは身体が小さい家ゆに進化するという事はそれだけゆっくりどもの餡子に 人間への恐怖が深く刻まれているという事実に他ならないということだ。 不法侵入しておうち宣言で人間の住居を乗っとろうとしたり力で奪おうとして結果は失敗続き…… 際限なく潰され続けて、それでも人間の住居への未練を捨てきれないからこそ家ゆへ進化したといえる。 二つめは頭部の大きさでゆっくりは自身より強いか弱いかを測るという事だ。 ならば自分の体が小さくなった家ゆが大きな頭部をもつ人間を恐れるのも無理のない事といえる。 ……といっても、あれだこれだと屁理屈つけて腹の中では人間を見下しているだろうが。 ともあれそういう訳で家ゆのまりさ親子は人間に見つかったとたんに恐慌状態に陥って こうして泣き叫んでいるというわけだ。 だがそれよりも心中穏やかでないのが…… 「き……気持ち悪い!なにこれっ!?家ゆ!?な、なんでこんなのがうちに……!とにかくスプレー!駆除しないとっ!」 その家に住んでいると思われる女の子は顔をまっ青にして家ゆ撃退用のトウガラシスプレーを探し出すと いまだに泣き喚いている家ゆ親子にさっと吹きかけた。 「おちょうしゃぁぁ……ゆぐっ!?ゆげえええええええっ!!?も、もっちょ……ゆっくじ……」 「お、おちびぃぃぃ!く、くぞにんげんんんっ!よぐもさいっあいっのばりざにのおちびを」 「キモい!キモい!はやく死んでっ!!」 「ゆげっ!……も、もっと……ゆ………」 スプレー1発で子まりさは即死。親まりさは女の子にスリッパで叩かれて 間もなく最愛のおちびとやらの後を追った。 「ううー嫌だなあ……死んでも気持ち悪いよこいつらー……ティッシュ越しでも触りたくないよ……」 女の子は後始末のことを考えると軽く鬱になったが……ふと思い出す。 家ゆは一匹見かけたら百匹いると思え!とどこかで聞いた事があることに。 「ま、まさか家中に……?もしかして私の部屋にも!?じょ、冗談じゃないわよ! 確か……そうアレ買ってあったよね?前に家族一緒に買い物いったときお母さんが念のためにって 買っておいた……えーと……あった!」 慌てて洗面台の戸棚をしばらくごそごそしていたが、どうやら目当てのモノが出てきたようだ。 家ゆ退治用のお徳用5個セットゆるサン……まさかこれを使う日がこようとは。 女の子はしばらく考えていたが… 「……よし五個全部使おう。居間とお風呂場と台所と和室に2階の部屋……家中に設置するっ!家ゆがあれだけで 他にいないのならそれでいいけど……もし家ゆがあちこちに巣を作ってたらと思うともう夜も眠れなくなるわ!」 女の子は家中を閉めきって鍵をかけ、ゆるサンを各部屋に置くと蓋をこすって次々と始動させる。 もうすぐ煙が出てきて家ゆを一勢駆除するはずだ。 すべてが終わると既に外出の準備を完了していた女の子は玄関の鍵を閉めて外へ出た。 どうせ家族はまだこの時間帰ってはこないのだ一時間ほどで終わるというし問題ないだろう。 「……ゆっ?ゆゆっ?だいじょうぶだよみんな!くそばばあはでかけたみたいだよ!」 女の子が出て行ったとたんに台所の至るところから家ゆがぞろぞろ出てきた。 数はざっと六十匹……人間が見たら身の毛もよだつ光景であろう。 「ひどいみょん……またむれのゆっくりがえいえんにゆっくりしちゃったみょん……」 「わかるよーにんげんはおにだからようしゃないんだねー」 「どぼじてごんなごとするの……?れいむたちはにんげんさんにめいわくをかけないでゆっくりしてただけなのに!」 「むきゅ。しかたないのよ……にんげんはごうよくでひとりじめばかりするかとうせいぶつだから……」 「それでもすこしくらい、ありすたちにゆっくりぷれいすをわけてもくれてもいいのにね!」 「ぜったいにゆっくりとわけあおうとはしないんだねー。けちなんだねーわかるよー!」 「まりささまたちはくそにんげんのかおをたてて、おとなしくすみっこでくらしてやってるというのに! まったくかんしゃのきもちがたりないんだぜ!」 「ほんとうならおうちせんげんして、このいえぜんぶをぱちぇたちのものにするところなのに!むきゅ!」 「にんげんはくじゅにゃにょ?おんちらずにゃの?」 「にんげんはいなかものだからね!とかいはなありすたちのこころづかいがりかいできないのよ!」 「くじゅ!にんげんはくじゅなんりゃじぇ!」 「ばーきゃ!くちょにんげんのばーきゃ!」 「ゆっくりしね!おんしらずのくそばばあはゆっくりしないでいますぐしね!」 女の子が外出したとたんに好き勝手言い始める家ゆたち。 もちろんこんなのは単なる負け惜しみ、負け犬の遠吠えという奴だ。 口で偉そうに吠えて少しでもゆっくりしようという空しい行為。 だってこいつら本当はまりさ親子が殺されているのを冷蔵庫の下や食器棚の陰から見てたのに 誰ひとり助けにいかず泣きながらガタガタ震えて見殺しにしていたのだ。 要するに自分が屑だと認めたくない為に人間を悪者にしているだけの話なのだ。 だがそんな家ゆどもの勝手な戯言ももう終わり。 ゆるサンから煙が出てくる。ゆっくりの死臭成分と辛味成分がブレンドされた死の煙が…… 「……ゆっ?なんだぜ?なんだかゆっくりできないかんじなのぜ?」 「わかるよー。けむりさんがでてきたんだねー」 「けみゅりしゃんはさいっきょうっのまりちゃがせいしゃいし……げふっ!げふっ!……ゆべえええええっ!?」 「ゆんやああああ!?れいぶのおちびちゃんがぁぁぁぁ!?」 「あ、あんこはいてえいえんにゆっくりしちゃったんだみょん!?」 「なんでぇぇぇぇ!?どぼじでぇぇぇぇぇっ!?」 「……むきゅっ!?みんなこのけむりさんをすってはいけないわ!このゆっくりしていないけむりさんが れいむのおちびちゃんをえいえんにゆっくりされたのよ!」 「なんだとぉぉぉぉっ!じね!ゆっくりしていないけむりざんにゆっくじじな……ゆげええええええっ!!?」 「れ、れいぶうううううううっ!?」 「みんな!いそいでおうちにひなんするのよ!たなさんやれいぞうこさんのうしろまでは けむりさんはこないはずだわ!」 「ゆ、ゆっくりりかいしたよっ!」 まりちゃに続いて親れいむもゆるサンの煙を吸い込んだとたんに餡子を吐いて死んだ。 残った家ゆはおうちである物陰に隠れて煙から避難しようとする。 考え方は悪くないが惜しい、家ゆ駆除専用は伊達じゃないのだ。 ゆるサンは部屋の隅々まで煙が行き届くようになっている。そう時間をかけてゆっくりと…… 「ゆふ~~!これでもうあんっしんっなのぜ!」 「とかいはなありすのおうちにまではけむりさんはこないわ!」 「けむりさんがなくなるまでれいぶはすーやすーやす……ゆんやああああっ!けむりさんがくるぅぅぅ!」 「やべちぇね!ゆっくじできないけむりさんはむこうへい……ゆげえっ!?ゆげええええっ!?」 「お、おちびちゃぁぁぁんっ!?」 まずは耐性がなくすぐに死ぬ赤ゆっくりや子ゆっくりから。 一気に吸わなければ成体なら少しは耐えられる。あくまで少しだけだが…… 「む、むきゅ……エレエレエレエレ……!も、もっと……むっきゅり……」 「ゆんやああああ!ぱちぇりーがしんじゃっだぁぁぁっ!」 「も、もうごんなぐざいとごろにはいられないよっ!れいぶはだいどころさんのむれをぬげて いまさんのむれにいぐよっ!」 ……ん?今れいむは気になることを言った。 台所の群れを抜けて、居間の群れにいく……?どういう意味だろうか? それはとりあえず置いておくとして、れいむの考えに賛同したらしい台所の家ゆどもが全部表へぞろぞろと出てきた。 その数、大小合わせて100匹超!人間に見つからずによくぞこれほどの数まで増やしたと関心するべきなのだろうか。 とりあえず果てしなくキモい光景であることだけは確かだ。 しかし物陰に隠れてやりすごそうとしていたのに表に出てきたらどうなるか。 そうたちまちゆるサンの餌食である。そして実際に多くの家ゆが餡子を吐き出して死んでいく。 まあ中には台所中央に置いてあるゆるサンに向かうバカな家ゆもいるのだが…… 「けむりさんはゆっくりしないででるのをゆっくりやめてね!」 「やめてくれないとまりさぷくーするのぜ!ぷく―――………ゆべええええええっ!」 「ゆっくりやめるみょん!ゆっくりしないでやめるみょん!やめないとせいさいす……ゆぶううううっ!?」 ぷくーとやらでゆるサンが止まると本気で思っているらしいバカな家ゆがゆるサンの周囲で次々と死んでいく。 もう台所は多数の家ゆの死骸で足の踏み場もないくらいだ。 そんな中、台所脱出に成功したれいむとまりさ、ありすが居間に向かって懸命に跳ねていた。 「だいどころさんはもうおしまいなんだぜ!いまさんのありすのむれにいれてもらうんだぜ!」 「あそこならけむりさんはとどかないはずよ!それにあのむれのおさありすはとってもとかいはだしね!」 「もうずぐだよ!もうすぐいまさんにとうっちゃくっす……ゆっ?」 「ゆ……うっ……」 「ゆっ?あれはありすのむれのまりさなんだぜ!」 「ちょうどよかったわ!ありすをあなたたちのむれにいれてちょうだいっ!」 「に、にげ……るんだ……ぜ」 「ゆゆっ!?」 「い、いまさんに……ゆっぐりできないけむりざん……が……ゆげええええっ!!」 「「「ゆううううううううっ!?」」」 言い切ったとたんに居間のまりさは餡子吐き出して永遠にゆっくりした。 居間まりさの後ろをよく見ると居間の中からもうもうと煙が出ているのがわかった。 それと聞こえてくる。居間の群れのものと思われる家ゆたちの悲鳴が…… 「い、いまさんはだめよ!けむりさんでだいどころさんとおなじじょうきょうになってるわっ!」 「じゃ、じゃあどこにいけばいいんだぜ?げんかんさん?わしつさん?どこもけむりさんだらけなのぜええええっ!!」 「ゆううううっ!げむりざんはどっかいげえ!れいぶをゆっくじざぜろおおおおおっ!!」 気がついた時にはもう手遅れで家中がゆるサンの煙に包まれていた。 女の子はご丁寧にも押し入れや洋服タンス等もすべて開けっぱなしにしておいたので それらに住んでいた家ゆは苦しさのあまり表に出てきて……そして力尽きて死んだ。 それにしても恐ろしいことで家ゆは本当に一匹見つけたら百匹はいるものだ。 あまりにも数が多くて家の中であるにも関わらずいくつかの群れがあるほどに。 まず台所にぱちゅりーが長をする百匹前後の群れがある。食料が豊富にとれるから数が多いのだろう 居間にはタンスの後ろなどを巣にしているありすを長とする八十匹前後の群れが。 玄関にもちぇんが長をする三十匹ほどの群れが靴箱を住みかに生息しているし、 和室の押し入れ等ににはだぜまりさを長とする七十匹ほどの群れがある。 さすがにトイレにはいないようだ。基本的に使ったらドアを閉めきってるからだろう ともあれそれらがゆるサンによって苦しさのあまりぞろぞろと巣から出てきて盛大に餡子吐き出して死んでいく。 げに恐るべき光景といえよう。なんというか後片付けが大変そうだ。 あ、後もうひとつ群れがある。勇者の群れと呼ばれる特別な群れが…… 「ぞうだよ!にかいのゆうじゃのむれにたすけてもらえばいいんだよ!」 「ゆうしゃってあのちぇんとみょんのむれのことなのぜ?」 「そ、そうよ!くそにんげんのにもつにかくれてにかいさんへいじゅうした、あのちぇんならたすけてくれるわ!」 そう以前女の子のお母さんが洗濯物を干そうと二階に上がったとき、 洗濯物が入った洗濯籠の中に隠れて2階へいくことに成功したちぇんとその番のみょんがいた。 連中は二階の部屋に住み着き、子供をあっという間に産んで増やして群れを作ったという。 一階の家ゆたちから勇者の群れと呼ばれて尊敬されている連中だ。 そいつらに助けてもらえばいいと台所の家ゆどもは階段の前にくると大声で二階に向けて叫ぶのだった。 「たずげてね!ちぇんたちはれいぶをたずげでね!」 「けむりざんでみんなたいへんなんだぜ!ちぇんにみょんはゆっくじじないでばりざざまたちをたずけるんだぜ!」 「……ごっ!……べっ!」 「なにじでるのおおおおっ!ざっざとたずげなざ……」 「……べっ!……ゆべえっ!」 「ゆぎゃっ!」 「も、もっど……ゆっぐじ……」 「……ゆっ……?」 「か、かいだんさんからちぇんにみょんたちがころがりおちてきたの……ぜ?」 「たずげでねー……ちぇんのむれ……が……ゆぶぶううううう……!」 「ど、どぼいうごとおおおおおおおっっ!!?」 階段から多数のちぇんとみょんの家ゆが転がり落ちてきた。 二階の部屋にも同様に女の子によってゆるサンが焚かれたからだ。 二階の群れのちぇんとみょんも一階の家ゆ同様、右往左往した挙句に次々と死んいく。 まだかろうじて生きてるちぇんとみょんたちは部屋から飛び出して、 狂乱して考えなしにあちこち逃げ回った末に階段から大量投身したというわけだ。 大抵は階段の途中で潰れて餡子の染みになるのだがまれに成体が一階にまで到達することがあった。 とはいえすぐに死ぬことに変わりはないのだが。 この調子だと二階の家ゆも全滅だろう。 「ゆうううううっ!どぼじでごんな……げほっ!ごほっ!?」 「げ、げむりざんがとうとうここまできちゃっだわ!?」 「いやだあああっ!じにだぐないぃぃぃ!ばりざはごんなどころでじんでいいゆっくりじゃないんだぁぁぁぁっ!!」 「じね!くぞけむりはゆっくじじないでじねえぇぇぇっ!!」 「ごんなのとかいばじゃないわああああっ!うっ……!?ゆぶぶぶっ……!」 「うぶぶぶぶっ!」 「うげろえおおおおおおおおおおおっっ!!?」 「「「も、もっとゆっくり……したかっ……」」」 最後の最後まで見苦しく足掻いた3匹が一勢に餡子吐き出してペラペラの皮だけになった。 これにて駆除は完了だ。ゆるサンはの煙はあと20分もすれば消えるであろう。 だがしかしこれは……家中に数百という数の家ゆが所狭しと死んでいる光景は家ゆでなくとも吐き気がする光景であろう。 まこと後片付けが大変そうである。死んでも迷惑をかけるのがゆっくりという奴とはいえ…… そしてゆるサンの効果が切れてからしばらくして……帰ってきた女の子が自宅の前にいた。 だがなぜかなかなか家に入ろうとはしない。 「うーん……どうしよう。思い切って……いやでもなあ~」 「お前……門柱から我が家を覗き込んでなにしてるんだ?」 「あ、お兄ちゃん」 「なんだ?また母さんに怒られでもしたのか?」 「違うよ!いやその……家の中にアレがいてね。で、アレ焚いて帰ってきたんだけど家の中に入る勇気がなくて……」 「はあ?ちっとも言いたいことが理解できんぞ。もうちょっと分かりやすく言えよな」 「うーつまり……」 女の子は部活から帰ってきた中学生の兄に事情を説明した。 まあ要するに、もし家の中で家ゆが大量に死んでたらと思うと怖くて入れないとかそういう事だ。 「なんだお前~来年はもう中学生になるというのにいまだにゆっくりが怖いのかよ!?」 「怖いというよりキモいじゃない!あんなの見るだけでも嫌だよ!」 「はっはっはっ。まだまだお子様だなあ……じゃあ俺と一緒に家の中に入ろうぜ。2人なら怖くないだろ?」 「それは……まあ」 「それじゃ入るぞー。まったくお前はいつまでたっても怖がりな……ん……だか……ら…………?」 「……え?」 ……兄妹が見たものは。家中で黒くなって死んでいるたくさん……とにかくたくさんの家ゆの死骸。 足の踏み場もないくらいに家ゆの死骸が床に転がっている。足元の玄関にも…… 玄関で呆然と立ち尽くしてしばらくそれらを見て黙っていた兄妹だったが…… やがて、うぞぞぞぞっと鳥肌を立てて顔を青くして…… 「うぎゃああああああああああああっっ!?」 「い、いやあああああああああああああっっ!?」 とりあえず絶叫した。 その後、家中の家ゆの死骸を集めてゴミ袋にいれて捨てにいくという苦行を兄は泣く泣くやらされることになる。 妹ちゃんは自分の部屋だけ、これまた泣く泣くちぇんやみょんの死骸を片付けたとか。 これに懲りたらこの家では以後、戸締りを厳重にして家ゆを侵入させないようにしたり 禁避剤を設置したり定期的にゆるサンを焚くなどの家ゆ対策をするようになるだろう。 家ゆはいつ、どこからやってきて、どこにどれだけ家の中にいるのか分かったもんじゃないのだ。 笑い事じゃありませんよ?そこのあなた…… あなたの家は大丈夫ですか?油断しているとほら……あなたのすぐ後ろに家ゆが…… 今まで書いたもの anko3367人間に飼われるというのは… anko3370野良ゆは人間に関わってはいけないという話 anko3379親の罪は anko3401たすけあい anko3410世紀の凶悪立てこもり事件 anko3416選んだのはお前だ anko3440ぷくー!をしてみた anko3486胴つきさんはゆっくりできない anko3501胴つきさんはゆっくりできるね! anko3503じゃまもの anko3509ゆっくりいーたー
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1960.html
前編へ ~☆~ 一方、ゆぶき町では怪しいゆっくり達が右往左往の大騒ぎしていた。 闘争中のてゐを捕まえる為、ゆぶき町全域を探し回っているのだ。 「おい!そっちに居た?赤ちゃんを連れたうさ耳ゆっくり!」 「いや、駄目だ!何処にも居ない!」 「むぅ、これだけの数で探しているのに、手がかりさえ得られないとは…。」 だが、一向に見つからないてゐの姿に、怪しいゆっくり達は焦り始めている。 …ふと、そんなゆっくりの目にマンホールの蓋が映る。 「…まさか、下水道を移動しているとか?」 「えェ!?まさか、そんな方法で!?」 「ありえないとは限らないだろ!映画ではよくある手法だぜ!」 あーだこーだと言っているが、いつまでも言い争っていてもしょうがない。 ゆっくりの何匹かが、マンホールの蓋を開けて、下水道へと下っていく。 「これで見つかるとは限らないけど…。」 「残りのメンバーは隠れられそうな所をドンドン探してみようぜ!」 そして残されたゆっくりは地上を更に徹底的に探し回るのであった。 怪しいゆっくり達の仲間のうちのれいむが逆さになって転がっていたダンボールを持ち上げて、「何処に居るの~~!?」 まりさが側溝の蓋を開けて。「大人しく出てくるんだぜ!」 ありすがゴミ箱をあさりながら。「今出てきたらおいしいタイヤキをあげるわよー!」 他のゆっくり達もあちこち探し回るが、てゐの姿は一向に見つからない。 …と、探しているゆっくりの内の一匹が、しきりにちらちらとある地点を見ている。 「…オイみょん、さっきから何しているんだ、気になって仕方ないぜ!」 「いや、だってさっきからあの変な胴つきゆっくりがこっちを見ている気がして…。」 「え?」 それを聞いてまりさがみょんの視線の先を見る。 …そこには、三度傘を深く被り、虚無僧のいでたちをした妙な胴つきゆっくりが一人据わっていた。 確かにそいつはしきりにちらちらとこっちを見ているような気がする。 怪しいまりさが、更に怪しい虚無僧ゆっくりに近づいて話しかける。 「オイ、お前、さっきからこっちをちらちらと見ていて何のつもりだぜ!?」 虚無僧ゆっくりは俯いたまま、ぼそりとこう呟いた。 「…いえ、私はそのゆっくりが連れている半霊がマシュマロみたいでおいしそうだな~って思っていただけです。」 「え!?」 :__」`ヽァ'7 ,,.____.,,__ : ハ : :ヽ ;!ゝ''"´_ ____ .`"'ヽ、: : ノ ヽ : :Y ´ `ヽ ヽ,: : / .ノ : : / / / / i 、 ヽ. \ ';,: : i ( : :| i |-‐ハ | ハ___ i i. | : : i `ヽ :. :| ハ ,ォ-;、|__ハ__/_」__`ハ | |: : ノ | : :レヘ__,!ノ(◯) ´(◯) Y!-| |: : ,. '"  ̄ ~ ̄~`ヽ、 | : :`ー/ ! "" ,rェェェ、 "" i | i |: : ,' i : :/ ヽ、 |,r-r-| ,/ | | .|: : i (◯), 、(◯) i : ヽ :レヘ_/丶..,.`ニニ´.___//,ノ,/ :: !"" ,rェェェ、 ". i : : ',. |,r-r-| . / : >,、 _`ニニ´,._/ 怪しいみょんはそう言って自分の半霊を見る。 半霊はその虚無僧ゆっくりから身を隠すようにみょんの後に隠れる。 「それは一体何味ですか?マシュマロ味ですか?はんぺん味ですか?」 「ひ、ひぃいいいいい!」 虚無僧ゆっくりの問いかけに、身を震え上がらせる半霊とみょん。 「気、気味の悪い奴だぜ、おいみんな!ここの捜索は後回しにするぜ!」 「ウ、うん!ゆっくり理解したよ!でも半霊が何味なのかは確かに気になるよ!」 「…………!」 更に震え上がるみょんと半霊を引きずるように、怪しいゆっくり達はその場から引き上げていく。 …虚無僧ゆっくりが去っていくゆっくり達を見送ると、横に視線を向ける。 「…連中は去ったわよ、そろそろ出てきなさい、てゐ。」 ,. -‐' ┐__,,.._ / l-‐─-='、ニー -,,,__, / _ ノ ノ ) ヽ. _ ;l.'-―‐ ' "´ヽ. / -=_. ´) Y--‐''"´`''、 i. - 、 | _l. 、_) | V,-,-,-,-( |ヽ、,ノ | ヽ _ _ l l ) ./∧ーーーー |‐'". `、 _ ,イ ; -‐―‐-、.--、 |' ー、'"`ヽ ヽ l ー-‐<__フ / i. | | ノ ヽ、  ̄ ー‐-‐ !、 l_,,..-< _ /,..-‐''" 丶. 、;;;;__ `_、_l ;; l ヽ/  ̄ ̄ ̄ ̄ ' ー ―――-┘' そう、横に居るテルヨフに問いかける。 しかし、テルヨフは全くピクリともしない。 「…どうしたのよ、てゐ、出てきなさい!敵は去ったわよ!」 虚無僧ゆっくりはテルヨフを持ち上げ、まるで貯金箱の中身を確かめるかのように振りまくる。 「まさか、中で何があったの?オイ、返事しなさい!てゐ~!」 「それの何処にどうやって隠れろというんじゃ馬鹿ぁあああああああ!」 一心不乱にテルヨフを振りまくる虚無僧ゆっくりの後ろからてゐは後頭部に回転体当たりをぶちかます! 弾みで、虚無僧ゆっくりの首がポロリと外れてしまう。 一瞬ドキッとする光景だが、心配は無い。 名瀬から、虚無僧ゆっくりの身体は、文字通り飾りの身体なのだから。 「ちょ、てゐ、何処に隠れていたのよ。」 ,,.. -──-- 、.,_ ,. '" `ヽ. ,.' ; ヽ. /__二ニ=-ハ i __i_ 、 ', / / ハ ! ! ハ __!_ '; i i i /! ,!ヽ.! L ! ー- ヽ! i | | ! ハ (ヒ_] ヒ_ン ) !__」 i | └-iヽ ! ,___, "" | ! | | .| 7" ヽ _ン .レi | | レ'iゝ、 ,イ | i | | ! ! i >ー-r i; -! | | | | 落ちた弾みで外れた三度傘の下から現れたのは、長く美しい黒髪が特徴のゆっくり、かぐやであった。 「そんな事より、マジでそいつの何処に隠れろというのさ!馬鹿なの!?死ぬの!?」 てゐはかぐやにまくし立てるように怒鳴りかける。 ちなみに、てゐは丁度かぐやの後に置いてあった大きなゴミ箱の中に隠れてました。 「うう、やっぱりくちゃかったよ…。」 鉢植えの赤ちゃんれいむもゴミ箱の上に置かれています。 …まぁ、どうでもいい事だが。 「何行ってるのよ、テルヨフの力は凄いわよ!なんと、こんな所に収納場所が!」 かぐやはそう言うと、テルヨフを裏返して背中のチャックを下ろした。 ,. -‐' ーー__,,.._ / 、ニー -,,,__, / _ ;l.'-―‐ ' "´ヽ. / ''、| i.,,__ | ,- ,l ̄ |. `i 、 | ー ーl | -- 、ノノ [三三三三三三三三三三三三三三三三三三三] `、 ―‐- | |´"'' ー、..,, ヽ / i. l ノ ヽ ヽ、 l_,,..- | /_,,..--'..,,_ノ 丶. 、;;;;__ 、_l ;; l ヽ/  ̄ ̄ ̄ ̄ ' ー ―――-┘'~ 背中のチャックからは、無数の目玉が覗き込んでいた。 「怖いよ!隠れたくねぇよ!何処に連れて行く気だよ! って言うか前から思っていたけど、それは一体何なんだよ!」 「元のキャラ的に背中にチャックがあっても不思議じゃ無いでしょ!」 「とりあえず、元のキャラはそこまで得体の知れない存在じゃ無いと思う!」 …なんだか、かなりメタな方にまで話題がずれている二匹であった。 「…あんたちゃち、なきゃがいいにぇ。」 赤ちゃんれいむはそんな二匹を見てそんな事を呟いた。 「別に仲良くねぇよ!」 聞こえていたらしく、てゐがそう言い返す。 「…で、なんだか追われているみたいだから匿ってあげたけと、 何で追われてるの?しかも何で赤ちゃんなんかつれて…。」 てるよはそう言って会の毛を伸ばして、ゴミ箱の上の赤ちゃんれいむを引き寄せた。 「うにゃああああ!?」 引き寄せられる際、赤ちゃんれいむが叫び声をあげる。 まぁ、いきなり大量の髪の毛が迫ってくれば、子供じゃなくても叫び声を上げたくなる気持ちも解る。 かぐやは引き寄せた赤ちゃんれいむの顔をじっと見つめる。 「…それにしても、見れば見るほどあんたに似てふてぶてしい顔してるわね。 ここまで来ると、ふてぶてしさで80日間世界一周できるんじゃない?ってレベルね。」 「どれだけふてぶてしいのさ、このゆっくり。」 かぐやの台詞にツッコミを入れるてゐ。 「…まぁ、そのふてぶてしい赤ちゃんをあのゆっくり達が必死になって追いかけてるんだけどね。 怠惰ふてぶてしいだけじゃ無いみたいだよ、こいつは。」 「そうだよ!ふてぶちぇしいだけじゃないんだよ、えっへん!」 てゐの言葉を受けて小さな胸?を張る赤ちゃんれいむ。 「…えばってどうするのさ馬鹿。」 てゐは呆れから来る溜息を吐いた。 「…まぁ、このふてぶてしい赤ちゃんの事は良く解らないけど、あのゆっくり達の事は良く知ってるわ。 …多分、あいつらはイオシスカンパニーに雇われた反逆ゆっくりよ。」 かぐやは、先ほどまでとは明らかに違う、真面目な表情と口調でそう言った。 「…イオシスカンパニー?」 あまり聞き慣れない言葉に、てゐは首をかしげる。 「知らないの?古今東西のクスリを製作、販売している有名な会社なのに。 ホラ、ここから見えるところに本社ビルだってあるのよ。」 かぐやはそう言って空を髪の毛で差した。 髪の毛の先の景色には、周りのビル群より一際高い、イオシスカンパニーと書かれたビルが見える。 「ふ~ん、あたしは薬の事には無頓着だから知らなかったよ。」 てゐはそのビルを眺めながらそう呟いた。 「…ま、あそこが売ってるのは薬だけじゃ無いみたい。」 かぐやがそう言うと、てゐは彼女の方へと向きを変える。 「…表向きはゆっくり達のための医療用の薬を売っているけど、裏側では反逆ゆっくりに スペルカードや胴無しでも使える武器を売りさばいているのよ、そのコネクションを使って、 会長は反逆ゆっくりを自身の用心棒として雇っているの。」 「…はは、そりゃ物騒な話だね。」 「そういえば、あそこの会長さん、跡継ぎの事でもめているって話を聞いた事があるわね。 何でも跡継ぎを誰かに連れさられて、その犯人と跡継ぎを反逆ゆっくりを使って必死に探しているとか。」 会長 跡継ぎ 捨てられていた赤ちゃんれいむ そして、そのれいむを必死で探す反逆ゆっくり。 キーワードが繋がって今回の話の全貌が何となくてゐの頭に浮かんできた。 「…あんた、思っていた以上に厄介なもん連れてきたんだね…。」 てゐは赤ちゃんれいむの方を見て、めんどくさそうにそう言い放った。 「ゆ?」 自分の置かれている状況が理解できていない赤ちゃんれいむは首を傾げるだけだった。 「…まぁ、解ったような解らんような…とりあえず、現況はあの会社にあるって解れば十分だよ。」 てゐはそう言って赤ちゃんれいむが実っている鉢植えを自分の頭の上に乗せる。 「ちょっと、何処に行く気?」 かぐやがてゐを呼び止める。 てゐは振り向かずにこう言った。 「もう、育児なんてめんどくさい事したくないし、親に突っ返してくる。」 「む、いきゅじほうきなんて れいみゅはどうきゃとおもうけど?」 「五月蝿い、本当の親の所に帰れるんだからいいでしょ!」 頭の上の鉢植え赤ちゃんれいむと言い争いを始めるてゐ。 かぐやはそんなやり取りを聞きながら、てゐ立ちに向かってこう言った。 「てゐ、イオシスカンパニーに殴り込みを掛けるなら一つだけ忠告しておくわ、 どうせあんたの事だから反逆ゆっくりの十匹や二十匹は楽勝でしょう、 でも、ただ一匹、目隠しをしているゆゆこには気を付けなさい。 下手したら対峙した瞬間に、あなたは頭から丸呑みされてるかもしれないわ。」 かぐやの忠告を受けててゐは立ち止まる。 脳裏をよぎるのは路地裏であったあの不気味なゆっくりゆゆこ。 しかし、動揺するでもなく、恐怖するわけでもなく。 「余計な忠告、ご苦労さん。」 それだけいって、てゐはイオシスカンパニーのある方へと歩き出すのであった。 「…かじぇがつよくなってきちゃよ、さむいよ!」 「子供は風の子。」 てゐの頭の上の赤ちゃんれいむが、風に揺られてユラユラ揺れていた。 ~☆~ イオシスカンパニー 丁度ゆっくりの街全体が胴つきゆっくりにより、発展し始めた頃に設立された製薬販売会社である。 社員の殆どが胴無しゆっくりを占めている会社であったがその技術力は胴つきゆっくりの経営する他のライバル会社にも引けを取らず、 現在も製薬業界においてトップシェアも果たす大型会社である。 …しかし、その急成長振りには疑問の声が上げられており、 裏で何かしてるんじゃない?と業界の間ではもっぱらの噂になっている。 「あ~もう、またこびり付いているよ…。」 「ちゃんとトイレはキレイに扱って欲しいぜ…。 これを掃除するのはまりさ達何だからな…。」 まぁ、そんな黒い噂なんて、トイレ掃除のために雇われたパートのゆっくりには関係ない話である。 彼女たちはイオシスカンパニーのトイレを掃除して雇い主からその報酬を貰う。 それ以外の会社との接点は無いのだから。 「全く、いつもいつも思うけど、何でここの連中はトイレをキレイに扱わないかな! 掃除するまりさ達の方の身にもなって欲しいぜ、全く。 一度社長に忠告して置くかぁ?なぁ。」 「…しても無駄じゃ無いかな、汚しているのはここの社員じゃなくて お客さんの方みたいだよ。」 「お客さん…ああそういえばたまに見かけるな、何だかガラの悪い変なゆっくり。」 「全く、お客さんだからってずうずうし過ぎるわよね。」 愚痴を漏らしながらトイレ掃除を続けるゆっくり達。 やがて、掃除していないのは奥のほうに設置された胴付きゆっくりや人間用の 洋式トイレだけとなった。 「後はあの胴付きや人間用の洋式トイレだけか…。 この会社は社員もお客も胴無しゆっくりだけだし、あんまり汚れてないんじゃないか?」 一方がそう言って溜め息を付くと、もう一方がこう言った。 「それでも、点検ぐらいはしないと社長怒るよ?給料引かれるよ?」 「…それもそうだな、めんどくさいけどこれも仕方ない、か。」 「…ああそう言えば、トイレと言えばこんな話を聞いた事があるよ。」 「何だよ、急に。」 「とある胴無しゆっくりがトイレで用を足すためにトイレに駆け込んだんだ。 でも殆どのトイレが使用中で開いているのは胴付きゆっくりや人間のための 洋式トイレしかなかったの。 で、そのゆっくりは無理矢理その洋式トイレで用を足すことにしたんだって。」 「…で?」 「洋式のトイレって中蓋があるでしょ? 焦っていたそのゆっくりは中蓋を閉めずにそのまま用を足そうとしたのよ、 …それが悲劇の始まり、そのゆっくりはトイレに嵌って、出ることが出来なくなったんだよ。」 「…何だその間抜けな話は。」 「ちなみに作り話じゃ無いよ、実際にトイレに嵌ったゆっくりを助けるために レスキュー隊まで来て大騒ぎだったんだから。」 「は、何とも間抜けなゆっくりもいるもんだぜ、 今度実際にあってトイレに嵌った感想を聞いてみたいもんだ。」 「確かに!フフフフフ!」 そんな下らない話で談笑しながらゆっくり達は洋式トイレの扉を開いた。 | | \ .∧ ○、,_ \ ○、.,_ / ', / `ヽ.`ヽ. /´ `ヽ)!へ,/V/、 ' ,_,ノト 、 ,' _[_`ゝ-‐''´ヽ、/ !/ ,ハ ,| /,' ´ |レへ,! / ! / /_.7-‐ァ' ̄!二7´ ̄7ヽ、/`ヽ._! !/ | | r' ̄7-‐'"´ ̄  ̄`ヽ、_!`ヽ、___! |、/ヽ| | !ァ'´ ゝ、 !. / ァ'/! 、`ヽ、___7、 ,ハ | ;' ,' /(◯), V 、(◯)ハ/! ヽ. ヽ ! / / ! ! ;' '"" ,rェェェ、 "" ! /! ハ!/ / `ヽ! ! .|,r-r-| .レ' ,' ./ |‐--‐< \ \__ __/ / \___) (___/ 「助けててんこ~。」 …そこには洋式トイレに思いっきり嵌っているらんの姿があった。 「………。」 「………。」 呆然と、トイレに嵌っているらんを無言で見つめているゆっくり二匹。 「…あんた、れいむ達と一緒に雇われた用務員だよね?」 一方がようやくと言った感じでトイレに嵌っているらんに問いかける。 「そ、そうだてんこ!一緒にトイレの掃除をするために雇われたらんだてんこ! トイレに思いっきり嵌ってしまったてんこ!助けてくれてんこ!」 らんはそう言ってトイレから脱出しようともがいている。 …が、きっちり嵌っている為、脱出は難しそうだ。 「…ところでさ、何でこんな高い所の階のトイレに居るんだぜ?」 そんならんにまりさがそんな質問を投げかけてくる。 「え?」 「二手に分かれてトイレ掃除をしたほうが効率がいいからってことで、 私とれいむは上の階のトイレから、お前は下の階のトイレから掃除することにしたんだよな。 ここはまだ30階中の25階だぜ?お前と鉢合わせするには早すぎるんだが…。」 「…。」 そう指摘されて、らんは冷や汗を流す。 そんならんに二匹のゆっくりの視線が冷たく突き刺さっていく。 …やがて、らんは観念して口を開いた。 「ご、ごめんなさいてんこ、一階まで降りるのがしんどくてここでサボってましたてんこ。」 「…。」 「…。」 その告白を聞いて顔を見合わせる二匹の用務員ゆっくり。 やがて、お互いに頷きあうと、ちょうどトイレに嵌っているらんを挟み込むように横に回りこむ。 _,,....,,_ -''" `''-、 ヽ ヽ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ | | __ _____ ______ _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 \ .∧ ○、,_ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 \ ○、.,_ / ', / `ヽ.`ヽ. 'r ´ ヽ、ン、"-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ /´ `ヽ)!へ,/V/、 ' ,_,ノト 、 ,'==─- -─==', i `!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ ,' _[_`ゝ-‐''´ヽ、/ !/ ,ハ ,| i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ /,' ´ |レへ,! / ! レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| ,' ノ !'" ,___, "' i .レ' / /_.7-‐ァ' ̄!二7´ ̄7ヽ、/`ヽ._! !/ | !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | ノノ ( ,ハ. ヽ _ン 人! | r' ̄7-‐'"´ ̄  ̄`ヽ、_!`ヽ、___! |、/ヽ| ..L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ | !ァ'´ ゝ、 !. / ァ'/! 、`ヽ、___7、 ,ハ | | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /__ ヽ___ ヽノ、`\ ;' ,' /(◯), V 、(◯)ハ/! ヽ. ヽ ! / / レ ル` ー--─ ´ルレ レ´_/ / /ヽ ! ! ;' '"" ,rェェェ、 "" ! /! ハ!/ / 〉 /\ 丶 / /  ̄ `ヽ! ! .|,r-r-| .レ' ,' ./ |‐--‐<  ̄♪ \ 丶 / / ♪ \ \__ __/ / \ 丶 (_ ⌒丶... \___) (___/ /⌒_) | /ヽ }. } ヘ / し )). J´(( ソ トントン ソ トントン 「ねぇねぇ、どんな感じ?どんな感じなの?」 「仕事サボった挙句にトイレに嵌ったのはどんな感じ?」 ウザサ1000倍で二匹のゆっくりはらんに話しかける。 「ちょ、そんな事してないで助けててんこ!」 「ねえねえ!」 「ねえねえ!」 らんの制止を無視して迫って来る二匹のゆっくり。 「ごめんなさいてんこ!仕事サボったのは誤るてんこー! だからマジで助けてください、お願いしますー!」 トイレから出ることが出来ないらんは絶叫することしか出来なかった。 ~☆~ 「…うう…酷い目にあったてんこ…。」 何とか悪夢の洋式トイレから脱出することが出来たらん。 彼はチリ一つ無い廊下をとぼとぼと歩いている。 「全く…れいむ達は真面目に掃除してるのに抜け駆けしてゆっくりするなんて何考えてるの! この事は雇い主に報告するよ!いいね、答えは聞いてない!」 先ほど、用務員ゆっくりに言われたことが脳裏をよぎる、 これで、給料を減らされるのは確実だった。 「ああ、何でこんな事になったてんこ…。 何とか仕事先を見つけたのはいいけど、トイレは臭いし、このビルトイレ多すぎだし…。」 全30階で、全ての階にトイレが最低限2つある。 全てきれいに掃除し終える頃にはまず間違いなくヘトヘトになっている頃だろう。 「…やっぱり、らんが駄目すぎるのが原因なのかてんこ?」 らんは自嘲気味にそう呟いて今までの人生を振り返る。 胴付きゆっくりの秘書であったが、ある事件でその胴付きゆっくりをボコボコにして辞職、 その後、仕事を転々とするがどれもこれも長続きしない。 現在は妻に食わせてもらっていると行っても過言では無い。 「やっぱりらんは何をやっても駄目だゆっくりだてんこ、ホント、どうしようもないてんこ…。」 今までの事を思い返せば思い返すほど、落ち込んでいくらん。 ド壷に嵌るとはこう言う事をいうのか。 『もう自殺しかないな、確定的に明らか。』 「そうだてんこ、もう自殺しか…って待て待て。」 言いかけて正気に戻るらん。 「今なんで自殺なんて考えたてんこ!?流石にそこまで追い詰められてないてんこ!」 「イヤイヤ、もう自殺したほうが良いって、ほら、さくっと!」 「サクッとって何だてんこ!そんなお手軽感覚で自殺して溜まるかてんこ! ッて言うからんはさっきから一体誰と話しているんだてんこ!?」 声は背後から聞こえてきている気がする。 そう思ったらんはすぐさま後へと振り向いた。 /| _,,...._ /( _,,....,,....,,....,.,,.( ( r r ∠ ( /''r''''ヽ ;;;;/./ニ> / ̄ヽ{ ' } ..,,_..,,  ̄フ...人____( ) )''''''''' '''''ヽ_..,,-" "- / / i ヽヽ i { { ! i i i ; i ', ノ ヽ ヽゝ、ヽ人人、/_ノノ i ', ` i \ヽrr=-, r=;ァ'| ノ i __,,.. -‐─- 、.,_ ,' | ).)" ̄ ,___, ̄"' |/' | ! _r'`i ̄Y ̄7ー、_. `ヽ、., ノ _人 ,ノ ヽ _ン 人 V ノ ♪ rr'´i>'‐- 、─-ァ' i‐-、 、ヽ、,__ `ヽ/| _r/ ̄ヽ>____イ \ _」Y´  ̄`ヽ/-、 ヽr--ヽ. .Y^ヽ、__Y ヽ. ∧ | |/ヽ. く ノ i /i ハ ハ 、 Y´i `''ー- 、 ´ /` \_」 |/ ム ∨ ', .r' ∠_/ / ト,、 レ' |/_,.!イi i iン く⌒ヽ ノ ハ } \ ヽ ル' L__/」 〉 ノ /ヽ/ r'´ ィ"レ´ ⌒ ,___, ⌒ `! i ハ / }! i ヽ 「 T、` ー イ |' / / ハ ハ/ ! /// ヽ_ ノ /// i ハ 〈〈{_ ノ } _」 | |ハ | | ⌒Y⌒Y´ノ /l ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´ ,' !「}二ニニニ二} ', 〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉 /ヽ; ヘハイ |\ /ト、/\ ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ. ハ/ヽ,ノV |∧ ` |_」\ハ そこに立っていたのはカチューシャを着けたれみりゃと、メイド服を着込んだてんこだった。 「…!?!?!?お、お前達なんでここに居るんでて…むごッ。」 いきなりらんはれみりゃの羽で口を塞がれる。 「シーッ!今れみりゃはメイドに扮して潜入操作中何だど!」 「め、メイド?」 「そうだど!お前は頭に輝くこのカチューシャが目に入らないのか!」 れみりゃはそう言って頭の上のカチューシャを見せ付けた。 そして、続いててんこがこう言った。 _,,...._ |\ ゝ,,,, \| ) )_,,....,,....,,....,.,,. )\ /_,,....,,_\、' r''''ヽ''ヽ ) _..,,-" { ' }r-''''フ ,'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ. "-..,,_ r''''''''''''''''''''''''''''''''''''''( ( )____ノ - ,, | そ .お ご お | // r ; ! ヽ i ヽ ',' |''" | れ .風 飯 帰.| .' '; i i i ! i } } i | と 呂 に な |_|\∧∧/|_ ,' i ' ; ゝ、人人ノ/_ノノ / ノ 、 | も に す さ |\ / i ヽ .| (ヒ_] ヒ_ン ) / / i '、 | ・ す る い.|< じ > ! | \| "" ,___, " ( /| | '、 | ・ る ? .ア|/ \ ヽ V 人 ヽ _ン ヽ 人 '、 | ・ ? ナ | ̄|/∨∨\| ̄ 、_)ノ ノ >.、_ ,.イ/ ( ノ (._ ヽ | タ | / / ノ´ ,,.ィ''i ̄ ̄ノ こ ノ | ノ \ ヽ、_____ノ _,,...._ |\ ゝ,,,, \| ) )_,,....,,....,,....,.,,. )\ /_,,....,,_\、' r''''ヽ''ヽ ) _..,,-" { ' }r-''''フ "-..,,_ r''''''''''''''''''''''''''''''''''''''( ( )____ノ - ,, // r ; ! ヽ i ヽ ',' |''" .' '; i i i ! i } } i_|\∧∧/|_ ,' i ' ; (ヒ_] ヒ_ン ) / ノ 、\ / i ヽ .| "" ,___, " / / i '、< さ > ! | \| ヽ _ン ( /| | '、/ \ ヽ V 人 ヽ 人 '、 ̄|/∨∨\| ̄ 、_)ノ ノ >.、_ ,.イ/ ( ノ (._ ヽ / / ノ´ ,,.ィ''i ̄ ̄ノ こ ノ | ノ \ _,,...._ |\ ゝ,,,, \| ) )_,,....,,....,,....,.,,. )\ /_,,....,,_\、' r''''ヽ''ヽ ) _..,,-" { ' }r-''''フ "-..,,_ r''''''''''''''''''''''''''''''''''''''( ( )____ノ - ,, // rゝ、人人ノ/_ノ i ヽ ',' |''"_|\∧∧/|_ .' ';(ヒ_] ヒ_ン ) } } i\ / ,' i ' ; ,___, / ノ 、< つ > i i ヽ .| "" ,ヽ _ン " / / i '、/ \ ! | \| ( /| | '、 ̄|/∨∨\| ̄ ヽ V 人 ヽ 人 '、 、_)ノ ノ >.、_ ,.イ/ ( ノ (._ ヽ / / ノ´ ,,.ィ''i ̄ ̄ノ こ ノ | ノ \ 「お、お前はらんを馬鹿にしてるのかてんこ!?」 てんこの言動に怒りを覚えるらん。 「そんな事より、ちょうどよかったど~。」 「え?」 れみりゃの言葉でらんは目を点にする。。 「ここで働いているならここの構造について知っている筈だど! ちょっと道案内してほしいんだど!」 「み、道案内…?何処に?」 突然の問いかけに戸惑いを覚えるらん。 そんな彼女に答えを出したのはてんこであった。 「これから社長をズタズタにするから社長の居場所を教えて欲しいんですがねぇ。」 ~☆~ その頃、イオシスカンパニーの受付では。 「…………。」 受付で働いて早十年。 今まで様々な来客者に対応してきたベテラン、受け付けパチュリー。 しかし、今度の客にはそんな彼女も戸惑いを覚えるしかない。 ,-r_'Zヽ1Yヾ_ュ-、 r'`7ヽ,イ_スTゝ‐zヘjヽ. l`スZ_Y_い_,-ヘlイ_j、T,ゝ7 _,ト'Tヽ_ノ、 メ、7イ-rヘいKス._ ヽレv'ート、/7-、f`ナV-、ハノ、lヽィ′ ,レ'Tー!7´ト、_K´Yヽノ、j-イ゙Y、 ,ゝiくヽレくY_ノvヽい'ーくメゝト!、 ∥'人ノ`{二XX二}`;ヘレ′ _ || __ /{/}\ ` r , -`―'- 、イ v{/}v┘ イi イ人ルレ ン、 {/} /ヒン ヒン)| i、| {/}〈 ワ []ノ i {/} ー―――'レル'_{/}_ i´‐一''┴─`i ,. -l∧ ∧∧ ∧l ,.- 、 / `l工 工 工l /, ヽ. / _|_|_| //i i ,' / ソ ヽ、! | i / ; ; ゝ、____ノ 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 i / ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | Y ハ レヘ i' rr=-,´ r=;ァハソ ハ | ノ l |〃 ̄  ̄ l | ノ ノ ハヽ、 'ー=-' ノ i ( イ / / イヽ>, -r=i' ´イ ハノ 〈rヘ ! レ´ `y二」ヽレ' 〈 「どうしたのさ、私は社長に合わせて欲しいんだけど。」 「はやくあわちぇてね!」 鉢植えに実った赤ちゃんれいむとそいつを頭に載せているゆっくりてゐ。 子連れで会社に来たゆっくりなど、初めてのケースである。 だから受け付けパチュリーも戸惑いを覚える。 …しかし、ここで慌ててミスを犯してはいけない。 落ち着いてマニュアル通りの対応をするだけである。 「申し訳がありません、社長も多忙な方ですので事前にアポを貰わなければ 会うことも許されません、取ってますか?アポ。」 「アポ?ああ、りんごの事?」 「アッポォではなくてアポイトメントの事よ。」 「何でゆっくりに会うのにそんなのを取らなくちゃいけないのさ。 イヤだねぇ、最近は何をするにもややこしくなっちゃって。 昔はもっとシンプルだったよ、出会い頭に「ゆっくりしていってね!!!」で誰も彼も仲良しだった。」 「…あの、何の話ですか?」 「それなのに今やただ会うだけであれやこれやとややこしい事しなくちゃ行けない! ああもう!『ゆっくりしていってね!!!』の精神は何処に消えたのさ!」 「せちがりゃいよのなかだにぇ!」 てゐの叫びと同時に頭の上の赤ちゃんれいむも続いて叫ぶ。 パチュリーはこのやり取りを聞いて確信した。 コイツ、ただの馬鹿だと。 「お客さん、ここで騒ぐようならこちらも考えがありますよ。」 パチュリーはそう言うと、壁に取り付けられていたボタンに体当たりをする。 う~!う~! 警報と共に、警備棒を被ったパチュリーが何匹かでてくる! 「ムキュ!一体何があったのかしら?」 「あそこで営業妨害をしているゆっくりを追い払って!」 受け付けパチュリーはそう言っててゐの方を見る。 すぐさま、警備パチュリーがてゐに飛び掛る! 「おっと!」 てゐは後に飛び跳ねてそれをかわす! その背後にはエレベータ。 「ふう、きょうも外回りだぜ!」 タイミングよくエレベータが開き、中からゆっくりが出てくる。 てゐはそのゆっくりの横をすり抜けてエレベータの中に入り込む! 「うわ!こら!エレベータは出るゆっくり優先だぜ!」 ビックリしたゆっくりはてゐにそう言うが、てゐは無視してエレベータを操作する! 「逃がすか!」 エレベータの扉が閉まろうとするが、それに構わず警備パチュリーが飛び込んでくる! ムギュ。 結果、エレベータの扉に警備パチュリーが挟まってしまう。 「むぎゅー!すぐにエレベータの扉を開けなさい!」 両側からエレベータの扉に挟まれて、ムンクのような顔になりながら警備パチュリーは叫ぶ。 「開けなさい、といわれて素直に開けると思わないでよ!」 てゐは警備パチュリーの顔面に、両耳で正拳突きをぶち込んだ! ドゴオッ! 挟まっていた警備パチュリーはロビーの床に転がり落ち、異物がなくなったエレベータは正常に閉じられる。 エレベータはそのまま上昇を始めた。 「ムキュ!大丈夫!?」 受付パチュリーの片割れが、警備パチュリーを起こす。 大丈夫では無いだろう、モチモチのほっぺには立派な跡が刻まれていたのだから。 「ムキュー!絶対に逃がさないわよ!」 怒りに燃える警備パチュリーは頭のナイトキャップの中から通信機を取り出した。 勿論、他の階の警備パチュリーに侵入者が居ることを知らせるために。 エレベータの中ではてゐと赤ちゃんれいむが一息ついていた。 「…さて、あんたの親にもうすぐ会える訳だけど、心の準備は出来ているかい?」 「むしろ、あんたがこころのじゅんびをしゅるべきじゃないの?」 「…そりゃ厳しい。」 赤ちゃんれいむの言葉に、てゐは苦笑いをするのであった。 続く 「昔はもっとシンプルだったよ、出会い頭に「ゆっくりしていってね!!!」で誰も彼も仲良しだった。」 ってなにげにいい台詞 -- 名無しさん (2011-01-29 18 04 12) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2719.html
『野良のゆうかにゃん.TXT』 6KB 愛で 制裁 日常模様 野良ゆ 現代 独自設定 うんしー 初投稿です 『野良のゆうかにゃん』 重い・・・。 新居に引っ越したのはいいのものの、生活用品が足りず近くのホームセンターでかなり買い込むこととなってしまった。 両手に買い込んだものでパンパンになった買い物袋を持ち、今後のことを考えながら歩く。 親戚の持ち家をかなり安く借りることが出来たが、独り身には広い・・・猫でも飼うか?犬でもいいな・・・などと考えているうちに家に着いてしまった。 鍵を開け、荷物を持って入る。 両手が荷物でふさがっているため少し玄関に入りづらく感じる。 ふと足に ぽよん とやわらかい感触があった。 しかも、そのままぐいぐい押してくる。 驚いて下を見ると、小さな女の子・・・いや、緑の髪、麦藁帽子から突き出た猫の耳、下膨れの丸顔・・・ゆっくりだ。 TVで見たことあるな、確かゆうかにゃんという種類だ。 「おい、ちょっと、なにする。やめ・・・。」 ゆうかにゃんは俺の脚をすり抜けようと、足の隙間にぐいぐいを体を入れてくる。 俺は、勝手に家に上がられるのは気持ちが悪いから当然抵抗するが、いかんせん両手が塞がってるので捕まえられない。 おまけにこいつ結構力が強いぞ。 「やめろ、入るな。何なんだお前。」 と声を掛けるも、ゆうかにゃんは俺の目を見つめて キリッ! とした顔をするだけで、何も返事をしない。 とうとう足をすり抜けられ、家に上がられてしまった。 ただ玄関で靴を脱いで行ったのが、微妙にお行儀がいい。 とりあえず荷物を玄関に置き、ゆうかにゃんを捕まえて家から出すため、居間に入るとゆうかにゃんの他に、野良ゆっくりが3匹・・・れいむとまりさに子ゆっくりのれいむ・・・がいた。 ああ、喚気するために窓開けていたんだっけ。 周りを見渡すが、特に荒らされてはいないみたいだ。 これが話に聞くおうち宣言か?と見つめていると 「ゆゆ!やっとかえってきたね。」 「まちくたびれたよ。ぷんぷん。」 「あまあまよこちぇー。」 といきなり騒ぎ出した。 「おい、ここが俺の家だとわかっているなら出でけよ。それともなんか用か?」 と話しかけると、親のれいむが 「はぁ、やっぱりにんげんさんはあたまがわるいね。ねいむたちはね、あそびにきてあげたんだよ。わかる?おきゃくさまなんだよ。おもてなししなくちゃいけないでしょ。ん?あとぶさいくだね。」 と返事をした。 何処でこいつらはこんなことを覚えてくるんだろうな 「勝手に上がりこんで来て、何がお客様だ。さっさと出ていけ。」 と俺が怒鳴るも親まりさは 「はぁ。ほんとにゆっくりしてないんだぜ。こんなにゆっくりしてるいけめんまりさと、ぜっせいのびゆっくりのれいむ、ほうせきのようなおちびちゃんが、あそびにきたんだぜ。うれしいでしょ。ゆっくりできるでしょ。おれいにあまあまもらってあげるぜ。」 と意味がわからないことを言うし、子ゆっくりに至っては 「でりゅ、もりゅもりゅでりゅよー!」 とうんうんを撒き散らしている。 本当に訳が分からない。 だめだ、こいつらと話をすると精神が削られる。 俺はげんなりとしながら、何の気なしに隣に立っていたゆうかにゃんを見ると キリリッ! と顔をひきしめ、ゆっくりと頷いた。 「え。なに、お前も遊びに来たの?」 と俺が声を出すや否や、ゆうかにゃんはいきなり親まりさの顔面を蹴り上げた。 「ぶべらあ!」 と叫び声を上げながら、親まりさは吹き飛び庭に蹴り出されてしまった。 「いぢゃいいいぃ!」 と叫びながら涙と涎としーしーとうんうんと折れた歯を撒き散らし、ビッタンビッタン跳ねているのが本当に気持ち悪い。 そして、ゆうかにゃんは何が起こったのか理解していない親れいむを持ち上げ、まりさ目がけて投げつけた。 「おそらをとんでいるみたい。」 れいむは、いい笑顔で放物線を描き、まりさに命中しまりさを押しつぶした。 「ゆふ。いだいよ。なんなの。ゆ?ま、まりさぁ!」 「ゆっ・ゆ・・ゆ・・・。」 あれは致命傷だな。 さらに、「れいみゅのうんうんゆっくりしてるにぇ。もうこれはこくほうだにぇ!」と意味不明なことを言っている子れいむをつかみ上げ、オーバースローで親れいむに投げつけた。 バチコーンといい音が鳴り、親れいむの眉間に子れいむはめり込み白目をむいている。 「ゆんやぁあ!いだいいいいいいぃいい!もうおうちかえる!」 親れいむは子れいむを額にめり込ませたまま、転げ出るように庭先から飛び出して行った。 そして、すぐに車のブレーキ音と何かが踏み潰される音がした。 ゆうかにゃんはその音を聞き、満足げな表情をうかべた後、俺を見つめながら キリリリッ! とキメ顔をして親指を立てた。 「うなずいたのは、『駆除は任せろ』という意味だったの?いや、そんな頼んでないし。お前も出てけよ。」 とつっこむとゆうかにゃんはコテンと横に倒れ、すんすんと泣き出した。 俺が悪いのか・・・なんだろう・・・この罪悪感・・・。 「あーほら、ええとチョコレートあげるよ。ね。だから泣き止んで。ついでに帰ってね。」 俺がチョコレートを差し出すと、ゆうかにゃんは急に泣き止み キリリリリッ! とキメ顔をしてからチョコを受け取った。 そして、玄関へトコトコと歩き出した。 やっと帰ってくれる。 安堵しながら玄関ドアを開け、「じゃあな。」と声を掛けようとすると、ゆうかにゃんはポケットから白い布切れを取り出して俺に差し出してきた。 「え、くれるの?」 と尋ねると、ゆうかにゃんはコクンと頷いた。 俺がその布切れを受け取ると、ゆうかにゃんは外へ歩き出した。 しかしなんだろうこれ。 白い・・・靴下か?小さいな・・・。 俺が布切れを調べていると 「みつけたーーーーーーーーーー!!!」 外から大声が聞こえた。何事かと除くと 「あたしのくつしたを、かえせ!」 と胴つきのふらんが、ゆうかにゃんに怒鳴っている。 もしかして・・・これのことか・・・ ゆうかにゃんは、スタスタとふらんに近づいたかと思うや否や、ボディブローを打ち込み、ふらんがお腹を抱えくの字になったところに顔面への膝蹴りを叩き込んだ。 さらに、仰向けに倒れたふらんに馬乗りになり、容赦なく拳を振るう。 「ゆう・・あっかっ・・やめ。」 ふらんがぐったりして、抵抗が無くなるとゆうかにゃんはふらんのスカートの下に手を入れ、下着を脱がし始めた 下着を脱がされていることに気がついたふらんが抵抗しようとするが、またゆうかにゃんがふらんの顔面へ拳をめり込ませる。 必死で抵抗していたふらんだったが、十数発殴られたところで 「うっ・・・ひっく・・もうやめて・・・いたいの・や・・だ・・・うう・・。」 と心が折れたのか抵抗をあきらめた。 ゆうかにゃんはふらんの下着を脱がし終わると、それをポケットにしまい込み、そのまま走り去って行った。 後に残ったのは、泣きじゃくっているふらんだけである。 ゆっくりなんてどうでもいいと思い放って置いたが、なんだか可愛そうになり俺はふらんにオレンジジュースをかけて手当てをした。 靴下を返してあげると最初は訝しがったが、ゆうかにゃんとの出来事を話すと納得し 「おにいさんありがとう。」 と満面の笑みでお礼を言われた。 その笑顔が、たまらなく可愛く思えた。 その後、俺はふらんを飼いゆっくりにした。 そして1ヶ月がたったがふらんはいまだに下着を着けていない。 ゆっくり用品店で買い与えても、はかないのだ。 理由を聞くと、下着を盗られたのが口惜しくて、取り戻すまではかないことにしたそうだ。 正直やめて欲しい。 知らない人からすると、俺が飼いゆっくりでHENNTAI行為しているように見える。 本当にやめて欲しい。 そしてあのゆうかにゃんは、あれから姿を見せない。 今考えても何故ふらんの下着を盗むのか理由が分からない。ふらんに聞いても分からない。 まぁ、ゆっくりの行動に意味を求めてもしかたがないのかもしれない。 「5000えんでうれたにゃん。」 おしまい 挿絵:さなえあき 挿絵:車田あき