約 374,283 件
https://w.atwiki.jp/yaruo-seihai/pages/41.html
_,, -ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、 ,r'" `ヽ. __,, r'7" . ヽ_ ゙l | ゙) 7 | ヽ`l /ノ ) .| ヾミ,l _;;-==ェ;、 ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡| 〉"l,_l "-ー ェェヮ; ) f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ヽ" ''  ̄´. ;i, i `'' ̄ r';' } | 久々にワロタ . ゙N l . .... ;イ; ' l 、 ,l,フ ノ .| こういう魔術師が沢山いた . |_i"ヽ; ... / ゙'''=-='''´`ヽ. /i l" < のが昔の型月なんだよな 今の新参は昔の .| ゙l ´~===' '===''` ,il" .|'". | 型月を知らないから困る .{ | 、 ` ===== " , il | \________ /ト、 |. ゙l; ,i' ,l' ノト、 / .| \ゝ、゙l; ,,/;;,ノ;r'" | \'" | `''-、`'ー--─'";;-'''" ,| \_ | `'7"""""ヽ | ト、 ,,イ ∧ /| | \ / \ / ヽ / | ラング家現当主。別名悪できる夫 研究肌の魔術師であり、類まれなその才覚から“革命者”と呼ばれる。 キル夫と結託し聖杯戦争を開催し、自身の娘を出場させる。 本人もかつて聖杯戦争で勝利し、今の地位を築いたらしい。 彼の過去の戦いの軌跡は、間桐できる夫編を参照。
https://w.atwiki.jp/jojofate/
ジョジョの奇妙な聖杯戦争 SSを書いてくれる人募集中ッ! 初心者大歓迎! 下手でもOK! どんなSSでも良いから投下してください! もちろん、あの御方だけは禁止です。 出したら釣りと見なしますので悪しからず。 ↓↓SS募集中↓↓ ジョジョの奇妙な聖杯戦争 第27部 とりあえず設置↓ 投票所 主人公は承太郎に決定しました。 アイディア部屋設置しました↓ 皆さん、書いてください。 ネタバレが嫌いな方は覗かない方が良いです。 アイディア部屋
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/1090.html
820 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2007/10/11(木) 04 53 16 「目標のビルを内部から制圧する」 展開された領域における『厄介さ』は一度聞けば忘れようもない。 そこに自分から飛び込むのは愚策だ。 「シェロ達を信じる、と言うことですわね?」 ルヴィアが眉根を吊り上げて問い質す。 「勿論だ、見捨てるつもりはない」 情の面から見ても、利の面から見ても、ここで見捨てるという選択肢はない。 だが空間内に突入するという愚策を選ぶつもりも無かった。 確かにここで見捨てる選択肢を取れば、この戦いに限りある程度のアドバンテージを得られる。。 既に確認された事として、この空間で塗り潰された非現実は解除後に現実によって上書きされる。 その空間内での移動は自由だが、その空間外に出ることは原則的に出来ない。 この空間内においては戦闘力としての筋力や魔力は無効化される。 また防御魔術などはこの空間内においては無駄でしかない為、展開する意味はない。 つまりどちらが勝つにせよ、この厄介な空間が解除されると同時にジェネラルの火力を半分も叩き込めば確実に排除が可能だと言うことだ。 そう、新たに防御魔術を展開させる隙も、逃げ出す隙も与えなければ撃破は可能なのだ。 しかしこの行動を選択することはできない。 この戦いが最終局面であれば、マスターからの信頼を失おうとこの戦いでの勝利をもたらす事を考え、実行しただろう。 だがこの戦いはこれから先も暫くは続くことは確実であり、マスターからの信頼は失えないし、であるが故に恩もある味方を殺すような行為を万が一にもするわけにはいかない。 「一個分隊を残す、後方からの援護の後、万一の場合に備え」 ジェネラルは言葉を言い終わるよりも早く、兵士に突き飛ばされた。 それを何なのか問い質すよりも早く、血煙が目の前を覆った。 「……狙撃!?」 ルヴィアが理解するよりも早く、ジェネラルが抱きかかえて伏せさせた。 同時に発煙筒によって相手の視界を奪う。 夜間に煙を展開すれば、煙の位置は明らかになるが煙の中までを見通すことは難しくなる。 そして無闇に発砲すれば自らの位置を露見させることにもなりかねない。 「音のした方向から発砲は目標ビルの方向から……」 視線を向ければ、そこには壁があり、ビルなど見えはしない。 狙撃銃ならばこの程度の厚さの壁など容易に貫通するはずだが、凝視しても穴など開いてはいない。 「だとすれば……跳弾、か?」 それとて十分に不可解ではあるが、だとしても解せない部分が残る。 動きを止めていたとはいえ、遮蔽物の向こう側の『標的』を射抜いた、と言う点だ。 念のため周囲を見渡してみたが、ミラーのようなものは存在していない。 また遮蔽物越しの視界を確保できるような魔術の存在があれば、ルヴィアが、己のマスターが気付かぬはずもない。 「そうか、観測手……」 そこまでの思考から、その直前にビルの制圧の手順、つまり戦術を考えていたこともあり、その仮定には時間も掛からず辿り着けた。 サーヴァント同様、神秘を纏う存在であるジェネラルの兵を撃ち抜いたと言うことから推測すれば、この狙撃手はサーヴァントだ。 そしてそのサーヴァントの観測手をマスターが行っていると推測すれば、今回の事は不可能ではなく、逆にこちらの好機となる。 狙撃手から見えぬ所を、観測手が別の位置から観測し、伝えている、そう考えるのに時間は掛からない。 「マスターとサーヴァントが別行動をしている可能性が高い……と、すれば」 ジェネラルは己のマスターを見やる。 「貴方はサーヴァントを釘付けにして、その間に私がマスターを倒す」 油断ではなく、その自信はある。 自身は時計塔で麒麟児と呼ばれる程の存在であり、『そこいらのマスター』などに遅れを取るはずがない。 ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトはそれだけの自信を自然と身につけている。 「……分かった、その作戦で行こう、ただし二個分隊ほど護衛はつけさせてもらうがそれは良いね?」 正直な所を言ってしまえば、目を離すのは不安ではある。 だがマスターのプライドと実力を信じ、尊重する。 それもまた信頼と言えるだろう。 「ええ、勿論、信頼してますわ」 「では、その信頼を裏切らぬ事を心がけよう」 互いに笑う。 この日、互いの心から『隠匿』の二文字が消えたのはこの時である。 「Go!」 ほぼ同時、消え始めた煙の中から飛び出す。 ジェネラルとその兵士が目標のビルに向けて弾幕を貼る。 ガラスというガラスが撃ち抜かれ、壁も多くが穴だらけど化す。 ビルに吸い込まれることのない弾丸は上空へ、屋上からの可能性も考慮し、銃撃が叩き込まれる。 その姿を確認することなく、二個分隊を伴い、総身を曝して駆け抜ける。 SC空間を背後に背負っている以上、その先の可能性は考慮から除外した。 それならば、SC空間を展開させる寸前に名乗った男――クロードと言った――が狙うべきは先頭の兵士達であるはずだ。 夜と言うこともあり、できるだけ近くでの観測を行いたいはずだからである。 と、すれば、候補は二つ。 真正面の喫茶店か、その隣の雑居ビルか。 それ以外はあの道を監視するには角度が悪いか、距離がある。 ジェネラルの火力は極めて高いが、敵の位置も分からぬ盲撃ちでは倒すことは出来ないだろう。 ならば急がねばならない。 アンチボディ:喫茶店に突入する オーガニックマシン:雑居ビルに突入する
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/1185.html
464 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2008/01/09(水) 04 40 44 時間さえも枯渇した世界。 ただの人がその場所を知れば、乾いた場所だと考えるだろう。 魔術師がその場所を知れば、マナの『無い』場所だと気付いただろう。 そんな枯渇した世界でその時、少女は眠っていた。 意識はなく、それどころか身体すら存在していない。 漠とした意識は、身体の存在すらも拒否させていた。 今の彼女には何もない。 意識も、身体も無い。 『そう』なるまでは強く、本来少女に有り得ざるモノすらも現出させる程に強く望んでいた意思すらも、である。 今の彼女にあるのは、ただの夢だけ。 彼女の意識のように儚く、漠とした夢は、未だ形を取れては居ない。 そんな世界に、莫大すぎる力が流れ込む。 それは消失したサーヴァントの魔力に他ならない。 恨み、願い、それらを全て飲み込んだ膨大な魔力は、この場ではただひたすらに消費される物でしかない。 笑っているな、と男が自覚した。 男は物体ならざる物体に拘束され、世界以上に乾いていた。 幾度となく注ぎ込まれた膨大な魔力に因るものか、彼女の夢は白という色を手に入れた。 先は遠くないと、どこかで声が聞こえた気がした。 男にとってどれほどの無意味な時が経ったのか、形のない少女の傍らで、何かがざわめいた。 それは形を取り始め、永きを掛けて形となる。 だがそれは不可視の形に過ぎず、実体とはなることは出来ずにいた。 まだ足りない、と。 不可視の形は考えた。 切っ掛けが必要だと、不可視の形は考えた。 その思考は男と同一であり、故に男はその不可視の形を受け入れた。 故にその形は崩れ、闇に溶けていく。 崩れていくその形に何かを受けたのか。 少女が形のない目を開き、再び閉じた。 地面に羽根が一つ、ふわりと落ち、いつしかそれすら乾いて消えた。 愚人は過去を、 賢人は現在を、 狂人は未来を語る。 ――ナポレオン・ボナパルト 時は僅かに巻き戻る。 衛宮士郎、間桐桜、名城瞳の三人が目を開けたとき、そこは先程とまるで同じ、しかし現実感の希薄な場所にいた。 「SC空間……!」 「良く知っているじゃあないか」 声のした方向は真上、そこには二つの人影、そして奇妙な複数のオブジェがあった。 「……鉄球?」 幻想となった月明かりの下、照らされたオブジェは大きさの異なる鉄球。 空中に浮かぶ鉄球は、前衛芸術の絵画のようで現実感は更に希薄になっていく、少なくとも三人にはそう思えた。 鉄球の上、一人の男はまるで大衆に喝采を浴びる英雄のように立っていた。 片方の手には白地に赤のカポーテを握り、そしてもう片方に剣を握ったその姿は、紛れもなくマタドールのそれである。 「この空間に存在しうる、と言うことは君達も強さを求める存在かね? 今の私はただ力を蓄えたいと言うだけで、好きこのんで戦おうとは思わないのだが」 キリキリと剣の鞘を弄びながら、故にこの戦場を交渉の場としたのだ、と続けた。 「……戦いを好まないのはこっちだって同じだ、だからこそ聴きたいことがある」 二人を背後に庇いながら、僅かに後ろに下がっていく。 真上から鉄球を落下されればそれだけで危ない。 「ほぅ、何かね、若人よ」 「この近隣で何人もが行方不明になっている、それについて何か知っているか? と言うことだ」 その言葉に僅かに頭を傾け、そしてすぐに戻る。 「ああ、それは私の仕業だ、こいつに食わせたんだよ」 隣の鉄球、そこに座ったままの男の頭を撫で上げる。 包帯にまみれた姿や腕に突き刺さった拘束具は、名城から聞いていたウツロという男の特徴に一致する。 その人間味をまるで感じさせない、虚ろに開いた目は、見ているだけで悪寒が走る。 「強さを求める、と言っただろう? 私自身が練習台として切り刻んでも良かったのだが、それでは色々と効率が悪くてね」 あの二人は『違うモノ』だと言うことを何とはなしに理解した。 具体的に言えば、双方に人間味というモノを感じられなかった。 歯を食いしばり、睨み付ける。 「怒るかね? 最強の力を得る資格は最高の戦士にこそ相応しい」 男は弄んでいた剣を高々と掲げて宣する。 「故に、血と喝采の中で、闇と静寂の中で、数多の命を絶ってきたこの私、クロード・シュバリエこそが相応しかろう?」 背中に熱を感じる。 沸騰しかけた頭が僅かに冷える。 「その為のモラトリアムさ、この戦いはな」 「……なら、ここで殺されても文句はないって事でいいんだな」 「ああ、無いとも、君が私の死になりうるとすれば、それは嬉しいことだよ」 好敵手との戦闘に勝利する。 その事を期待し、クロードは笑う。 そのカポーテを盾のように構え、鉄球が地上に降下する。 「さあ、征こうぞバーサーカー、今宵の宴は熱くなれるかどうか……試そうではないか」 その言葉と同時、バーサーカーの笑い声が虚ろな世界に確かに響いた。 ちらりと後ろを見やる。 桜も名城も、目の前に異常達に怯えた様子はなく、決意に満ちた目をしている。 「名城……アイツを頼む」 「うん、分かってる」 オーギュメントを持つ物はオーギュメントでしか倒せない。 少なくとも、ただの人間である衛宮士郎には倒せまい。 魔術を用いれば一時の足止めは可能だろうとは推測できるが、あとが続かず、結果だけ見ればただやられるだけだろう。 その認識は共通の物。 故に狙うべきは敵マスター、サーヴァントとのいずれかを撃破できればその段階で勝利はほぼ確定する。 「桜――」 マタドール:「手伝ってくれ」 バーサーカー:「名城をサポートしてやってくれ」 投票結果 マタドール:5 バーサーカー:2
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/1508.html
77 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2008/03/14(金) 03 26 11 空に飛ぶ影が見える。 無意識の内に強化した彼女の視力を持ってしても影にしか見えぬ距離で、並の人間ならば昼間でさえそれを認識する事は難しいだろう。 それを地上からの探照灯が照らした。 「あれは……ミストオサカ?」 ヘリに吊り下げられるように抱きかかえられた遠坂凛が眼下に広がる都市を見下ろしているのが見えた。 「一体何を……?」 探照灯が別の場所を照らそうとする直前、不意に指を差された。 その指先が自分とは違い、僅かに上を指している事に気付いたとき、視線がその先にある物を理解した。 全力で前に跳ぶ。 その直後の背後で轟音がした。 その正体は先程の『女王蟻』の眷属に相違あるまい。 「くっ……まだ居るの!?」 振り返った先に存在したそれは蟻などではなかった。 もっとおぞましい『何か』、そうとしか形容できないが、それは既存の生物ではない。 少なくとも何億年か、何十億年か。 どこかで進化を違えた、この星の生態系から外れたモノだ。 一見すれば確かに蟻のようではある。 三つに分かれた体と巨大な顎。 だがその体は粘液のように着地の衝撃を受けて波打っている。 粘液に見えた物体は露出し、形を保てなくなった細胞だ。 そう、無数の細胞が奇妙なバランスによってその形を保つ細胞だ。 反射的に放ったガンドを受け、形を保てなくなった無数の細胞は一度崩れ落ちてから巨体に吸収され、新たなバランスの元、体の一部と為って新たな姿を構築する。 そんな、核無き単細胞生物が寄り合わさった多細胞生物が目の前の存在の正体、その一角。 怖気と共にそう認識したとき、背後から発射された砲撃魔術が目の前の生物に炸裂する。 直撃したそれは、細胞同士の接着を揺さぶり、完全に四散させるに十分な威力だった。 「ミストオサカ、援護は無用でしてよ?」 誰による物かはすぐに察しは付いた。 故に砲撃の張本人ではなく、その主に対し振り返りもせずにそう強がる。 そうしなければ足下から力が抜けてしまう気がしたから、敢えて体を強張らせた。 「あら、そうかしら? 私にはとてもそうは見えなかったけど?」 憤怒の形相で振り向こうとして、止めた。 「まあ、今の所は貴女が少女にぶら下がるなんて姿を見られただけで良しとしましょう、何故ここに?」 語調はまるで変わることなく二人の間の温度が下がる。 時計塔の多くの人間が知る極めて高レベルな才女二人の演出する――時に極めて低レベルとなる――舌戦のゴングである。 「ここに来るつもりは無かったけど、見かけたら助けてあげるのが礼儀でしょう?」 「……そうですわね、見つけ方が淑女と言えぬ姿でしたけれど、ね」 なのはは目の前の大人二人を純粋に凄いと思っていた。 温度が下がった場所からは少し離れているにもかかわらず舌が痺れるような錯覚を起こす、その場所で平然と立って会話をしているのだから。 「とにかく事情を聞くのは後にしますわ、今はこちらを優先させましょう?」 「ええ、そうね」 『いや、それは困るな、想定外の戦力が来訪した理由は是非にとも聞きたいと思うのだが』 その想定外の声にその声の方向と逆に全員が飛び退く。 声は四散した細胞群から聞こえた。 『如何かな? 我が変幻自在の細胞群は』 細胞は咄嗟に放たれたガンドを受け、吹き飛びながらも水たまりのように寄り集っていく。 細胞群に直撃した筈のガンドは細胞の集合を崩すことすらなく表面を波打たせて終わる。 ガンドが効いていない、そう判断した時間は同じだった。 連べ打ちに移行しようとしたガンドを制御し、間合いを計るべく後退する。 『ほう、邪魔しないでくれるのかい? 嬉しいね』 そんな声と共に寄り集う細胞群の中、新たに誕生したのは無数の目だった。 戦う存在だったはずのそれは、ただ『見る』事を目的とした細胞群へと生まれ変わる。 その視線は虚ろに周囲を見渡し、そして少女を視界に捕らえ、それを凝視する。 「な、何……?」 二人を庇うように前に出ていたなのはが一歩後退する。 何処までも湧き上がる生理的な嫌悪感。 それは見た目による物だけではない、死の危険とはまた違う『身の危険』を感じ取ったからに他ならない。 『良い少女だ……欲情するね』 その声を聞き、防御フィールドを前面に展開して更に一歩後退する。 なのはは既に半ばまでパニックに陥っている。 如何に戦闘経験があろうとも、うぞうぞと己に近付いてくる未知の存在からの『欲情』を受ける事など少女には出来るはずも無かった。 更に一歩下がろうとした瞬間、響いた笑い声と共に細胞群が爆ぜ飛び、一本の巨大な鞭のように変化して地上を駆け抜ける。 既に展開させていた防御フィールドに弾かれると、その上を滑るように迂回し、細胞群の鞭が真横からなのはに襲いかかる。 それを瞬時に感じ取ったなのはが咄嗟に空中へ飛び退く。 これは判断ではなく本能に根差した危機回避であり、レイジングハートの戦術判断と合致したが故にかつて無いほどの反応速度を記録した。 『カカカ、逃がさんよ……』 歌うように弾む声と共に鞭が更に変形し、鞭の身のままに羽を生やす。 そのまま二人を完全に無視し、細胞群が空を舞った。 ――僅かに間が開き 鬼神楽:『マスター』ジェネラルが念話を飛ばしてきた 螺旋の蛇:「……気付きまして?」ルヴィアが遠坂に声をかけた 原色の舞踏:「これは……」遠坂が何かに気付いた 投票結果 鬼神楽: 螺旋の蛇: 原色の舞踏:5
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/1350.html
651 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2008/02/28(木) 05 13 45 同時刻、ビル内下層 空気の変化、それを敏感に察知しビルの窓から外を見やる。 「……向こうは終わったようだな」 空間の歪みが消えていくのがそのビルからでも分かった。 「ええ、シェロ達が勝ったと思いたいけど……」 「斥候に確認させている、それよりも、だ」 「分かっているわ」 頷き、耳を澄ます。 「私達の当面の敵、相当に手強いようね、騎乗時だけの事かと思っていたけれど……」 「それは甘い見立てだった、と言うことだろうな」 ビルの上層部では銃声がひっきりなしに響いている。 耳を澄ませば、その持ち主が動き回る足音さえも聞こえてきそうだ。 その銃声はほぼ全て同じ、ジェネラルの兵士が放つ小銃による物であった。 それはつまり敵が生き残っていると言うことであり、苦戦していると言うことだ。 「……急ぎましょう、手間取れば危険だわ」 「ああ……ッ!」 言葉の途中でジェネラルがルヴィアを抱き寄せ、壁際に身を寄せる。 訝しむ暇もない、市街地全てに響き渡るような猛獣の声がしたためだ。 ジェネラルはルヴィアを抱き寄せたまま、壁から僅かに身を乗り出し、壁から外を見やる。 「……なんだ、あれは?」 見つけたのは『生命体』であるということ以上は分からぬ、奇っ怪な存在だった。 このビルとは別の、小さなビルの屋上に現れた『それ』の大きさはアジアゾウ程度だろうか。 形そのものは羽蟻のようだが、あれほどの馬鹿げたサイズの蟻など自然に存在するはずがなかった。 全身から粘着液のような物を垂らしているのがここからでも見え、その奇怪さは吐き気を催す。 「……! 女王蟻、なのか?」 その巨体の下で同種の存在が蠢いているのが見えた。 『女王』と比べれば小型とはいえ、サイズは虎ほどもあろうそれが数十匹、護衛のように存在していた。 「あんな生物が居るとは思わなかった、マスターは何か知っているか?」 身体を離し問いかける。 「……あんな気持ちの悪い物、知りたくありませんでしたわ、自然界にはあんなの居ないと思いますし」 同じように覗き込み、心底不機嫌そうな顔で答える。 「……つまりアレは、敵と言うことか」 「そういうこと、でしょうね」 吐き気を催したのか、背を向けて廊下を歩き出す。 余りにも人外であり、美学の欠片も無さそうな『敵』であるという認識だけは共通の物であった。 外部では突如現れた怪物に対して包囲部隊が銃撃を始めた。 上層からは銃声は止むことなく続いている。 そのどちらとも、終わる気配を感じ取れずにいる。 廊下で足を止め、振り返る。 「どちらかに戦力を集中させるべきかしら?」 「さてね、上はともかく下のアレについては予測がつかんからな……ある程度ダメージは与えられているようだが途方もなくしぶとそうでもある」 楽観的な予測は言わないでおこう、とジェネラルは続けた。 「……以外と驚いていないのね」 「驚いてはいるがね、パニックになるわけにもいかんよ……何しろマスターの命が掛かった状態だ」 言い終わるよりも早く、ジェネラルがKP-31を抜いた。 ルヴィアはKP-31を抜いた、と感じると同時に地面に身を投げ出し難を逃れる。 総重量7kgにもなる70発のドラムマガジンを装備したKP-31を片手で連射する様は自身を弱いと言って憚らぬ『ジェネラル』らしからぬ行動であった。 弾倉全てを打ち終えると、ドラムマガジンを捨て20発の箱形弾倉に切り替えると自らの身でルヴィアを庇い、その左腕に刀を受ける。 「ぬっ……」 敵は少年であった。 先程の乱射で致命傷を受けていたのか、既に瞳には光がない。 だがその状態で尚刀を突く事を止めない。 「ぐっ……!」 右のKP-31が少年の頭部を吹き飛ばし、遂にその少年は倒れ伏した。 「マスター、無事かね?」 腕に刺さった刀を抜き、放り捨てる。 「ええ、私は大丈夫ですわ……それよりも」 ちらりと、倒れ伏した少年を見やる。 「見た目には只の少年のようだったが……この場に武装して存在していた手合いだ、自らの意思にしろ操られていたにせよ、敵だ」 少年の着流しに軽く触れる。 質素な和装の上からでもはっきりと分かる。 心臓は停止し、その身は崩れかかっている。 「魔力も何も感じない、気配の薄いだけの少年? 確かに、ただ操られているだけだったのかもしれませんわね」 だとしたら悪いことはしたとは思うだろうが、悔いはしない。 敵は全力で叩くのが自らの信条、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトはそう考えている。 そのような信条が無かろうとも、命を賭けた場面で敵を気遣うつもりはなかった。 「マスター、『操る』というのが正解だとして、何体くらいが上限なのかな?」 軽い口調で尋ねる。 「私の限界ならば答えられまけど、魔術師としての限界なら未知数、ですわね」 立ち上がり身構える。 気付けば、廊下の前後には数十の少年少女の姿があった。 その全ての目には光はなく、刀や槍で武装している。 いずれもが柄や刀身を詰めた屋内用の装備である。 「挟み撃ちですわね……兵を呼び戻すのはどの位掛かるかしら?」 「時間で良いなら数分だが、上下どちらも状況が激変するだろうな……それにこの場所は集団戦に絶望的に向かない」 場所はビル内の廊下ではあったが、先刻異常繁茂した植物がバリケードとして立ち塞がり、火力を生かす事は難しい。 一方障害物にさえ気をつければ刃物は十分な威力を発揮する。 「……なるほど、自力でなんとかしなさい、って事かしら?」 「できるならばな、既に相当数が損耗しているし、万全の状態で今召還できるのはあと数人と言ったところか」 「それなら――」 女王:「一度退くのが賢明ですわね」窓を破り外へと脱出する 吸血鬼:「一気に突破を!」ガントを連射しながら前方に突撃する 戦闘機械:「迎え撃ちましょう」近くのドアを蹴飛ばして部屋の中に突入する 投票結果 女王:5 吸血鬼:3 戦闘機械:0
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/1066.html
843 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2007/07/30(月) 04 42 46 よし、道場に行こう。 無心で竹刀を振るえばこの雑念も落ちるだろう。 「ま、何も解決はしないが」 自嘲気味に笑う。 問題を先送りにしているのだから世話はないというものだ、と。 「あれ?」 道場の電気が点いている。 消し忘れかな? 「おや、士郎君」 「あれ、先生、それにジェネラルも、どうしたんですか?」 居間で将棋を指していた二人がなぜかそこにいた。 「いや、お恥ずかしながら、どうにも居間の皆さんがソワソワしていて……間が持たなかったのです」 ……ちょっと分かる。 多数の女性の中での男というのには、耐えきれない空気というものがあるのだ。 「それで、二人はここで演武を?」 「演武と言うレベルのことではない……はっきり言うが直接戦闘での私は弱いぞ」 さすがに護身術程度は身についているがね、と笑うジェネラル。 そこは笑っちゃいけないと思うが。 「そうだ、私と替わってくれないかね?」 「え?」 ひょいと投げられた竹刀を半ば無意識にキャッチする。 「さっきも言ったとおり私は直接戦闘には向かないし、それ故の能力もある、ならば君を鍛えた方が効率も良かろう?」 「ああ、そうかもしれません……もし士郎君さえ良ければ、ですが」 願ってもない事だと思う。 こうして竹刀を構えてみれば、かつての特訓が目に浮かぶようだった。 「こちらこそ、よろしくお願いします」 一礼し、竹刀を構え、摺り足で間合いを詰めていく。 その構えに淀みはない。 基本を忠実に守る闘法だとはっきり分かる。 誠実な師の教えの賜だろう。 じりじりと距離を量りつつ詰める摺り足にも、それが俄仕込みでないことは見て取れた。 だが、それだけでは足りない。 人とサーヴァントという存在の差はたったそれだけでは埋まりはしない。 自然型を保ったまま、逆に一歩詰める。 「!」 反射的に竹刀を突き出す。 相手は無手、ならば竹刀の分だけ間合いが長いコチラの攻撃が―― 違うと思ったときにはもう遅い。 胸部を狙ったはずの竹刀は瞬時に機動を逸らされ、同時に掌底の一撃が胸部に叩き付けられる。 「がっ……」 数歩踏鞴を踏み、勢いを弱める。 たったそれだけで済んだことで、随分と加減してくれたんだと理解する。 その上で見てみれば、突きだした筈の左腕は真っ直ぐに伸びきっていない。 かなりの余裕を持って突きだした事は明白で、それを完全に伸ばしきれば、手加減していたとしても壁際まで吹き飛ばされていたのだろう。 「どうやら誠実な師の教えを受けたようですね、基本を基本のままに、その技のみを持って達人の域に至った、そんな人物……違いますか?」 ぞくり、とした。 正にそれは、あのセイバーに当て嵌まる。 その事を僅か数秒の立ち会いで見切った眼力には感嘆する他ない。 それが表情に出ていたのか、セイバー……先生は続ける。 「しかし士郎君は普通の人間ですから、そう無茶ばかりはできません、昨日の戦いのことも考えれば分かりますね?」 その言葉には頷かざるを得ない。 事実、出来たことは多くなく、そして結果を見てみれば、あの市街地の大規模破壊は己の行動をトリガにした物という解釈だって出来てしまう。 「それが分かっていれば問題はありません、続けましょう」 上段からの打ち下ろし、下段からの打ち上げ、中段の突き。 それら全ての軌道を逸らし、時に回避し、その直後に掌底を撃ち込んでくる。 数度壁に叩き付けられると、その一撃一撃が、ダメージとなりにくい箇所に当てられていると気付かされる。 受け身さえ取れれば叩き付けられるダメージも殆どゼロに出来るだろう。 そして時に出てしまう間違った動き方や癖の指摘も受けた。 「教えるの上手いですよね」 「そうでもありませんよ、士郎君の飲み込みの良さというのもあるでしょう」 その辺りのことに自覚はないが、もしかしたら他の人達よりも少しくらいは優れているのかもしれない。 「……なんだか、ちょっと痛そうですけど、楽しそうですね」 「おや……もう夕食の時間かな?」 道場に桜がやってきた。 「はい、そうです……すぐ出来るって言ったんだから待っててくれても良いと思いますよ?」 桜が少しだけ顔を膨らませる。 「そこに関しては済まないと言う他ないな、どうにもあの場の空気に耐えられなくてね」 空気に耐えられないと言われてもどうにも実感が湧かない。 何しろ自分からしてみれば、いつものような和やかな空気なのだ。 周囲のほぼ全員が女性、というのは男性陣からしてみれば奇妙な感覚で、この家でそれに慣れているのは衛宮士郎くらいのものである。 その上全員がどことなくソワソワしているのだから、奇妙な感覚は打ち消されるどころか段々に増していくのは当然であった。 「ああ、士郎君、ここまでにしておきましょう、桜さんが来ました、夕食の時間でしょう」 次の一手を繰り出そうとするのを手で制する。 「そうですね、そうしましょう」 その言葉の通り、構えを解き、竹刀を下ろした。 後片付けを簡単に済ませ、夕食の時間となる。 タタール:いつものポジションに座る ストレリツィ:男性二人の近くに座る イェニチェリ:直前に誘われた場所に座る
https://w.atwiki.jp/projectmred/pages/50.html
概要 長所 短所 特殊技能/性能 A技 技分類 ダメージ 備考 弱攻撃1 % 弱攻撃2 % 弱攻撃3 % ダッシュ攻撃 % 横強攻撃 % シフト可 上強攻撃 % 下強攻撃 % 横スマッシュ % シフト可 上スマッシュ % 下スマッシュ % 空中N攻撃 % 空中前攻撃 % 空中後攻撃 % 空中上攻撃 % 空中下攻撃 % B技 通常必殺技 横必殺技 上必殺技 下必殺技 投げ技 技分類 ダメージ 備考 掴み攻撃 % 前投げ % 後投げ % 上投げ % 下投げ % 最後の切り札 アピール 技分類 備考 上アピール 横アピール 下アピール カラー
https://w.atwiki.jp/nagasakikousiki/pages/62.html
熱盛上手すぎ
https://w.atwiki.jp/psyren_wars/pages/20.html
間桐雁夜&バーサーカー ◆wd6lXpjSKY 全てを投げ捨てた。 己を犠牲にしてまで救いたい、そう願っていた。 迫る運命は己の身体を蝕み、それでも終盤まで生を保った。 男は本能だけで足を動かし彼女の元へ辿り着く。 明確な意識など無く深層心理に堕ちている感覚だけが彼を突き動かしていた。 伸ばした腕は報われない、少女は腕を認めない。 最後の希望も途絶えた今、男は薄暗い空間の中蟲で構成された闇に沈んでいく。 哀れな男だ。自分を特別化しようと見栄を張った結果がこうである。 黙って生活していれば一定の幸福を得たのだろう。今となっては無駄な結果論に過ぎないが。 だが救いたい心は本物だった。 彼は不器用な男だ、己を犠牲にし強制的に英雄に見立てる事でしか決断が出来なかった。 聖杯戦争。一度魔術師の道を踏み外した彼が正当に生き残れる訳など初めから存在しないのだ。 辛い修行と題した生命の消耗――彼の寿命などとうに残っていない。 追い打ちを掛けるように召されるは狂戦士、彼の身体は現界を突破していた、だが終盤まで生き残った。 それだけで奇跡、男は結果として意味の無い人生を送ったが見世物としては一級品と呼べるだろう。 「さ……ら、ちゃ……」 飲み込まれていく身体、消えていく心と信念。 伸ばした腕も蟲の中に消えてしまい、間桐雁夜はこの世界線から姿を消した――。 ■ 目覚めると見知らぬ天井。 壁はコンクリートで構成され薄暗い廃墟のようだ。 ひんやり冷たく感じる空気は身体に悪い、だが間桐雁夜には似合う。 身体の中には刻印虫、何故今になっても彼の身体を蝕んでいるのか。 しかし、今重要な事はそれではない。 「天戯弥勒……あいつは何者なんだ……?」 身体を起き上げると彼はどうやらソファーの上で眠っていたらしい。 腕で頭を支えると彼は思考の梅に沈んで行く、全てを確かめるのだ。 ガラクタの中から思い出を漁り出すと天戯弥勒という男が聖杯戦争を宣言した事は覚えている、それだけ。 箱の中に収まっている記憶には聖杯戦争、彼が知っている物が単語一覧となって表示されている。 一つ一つ積み木を重ね上げるように丁寧に積み立てていくと一つの城【意味】が見えてくる。 「聖杯戦争……俺はもう一度夢を追いかけてもいいの……か」 願いに縋った一つの戦争、そして始まるもう一つの戦争。 この戦いに時臣は存在するのだろうか、傲慢な王は笑っているのだろうか。 分からない、そもそも現実かどうかも理解出来ない。ならば――。 腕を見ると其処には見慣れた令呪が宿っている、ランスロットの真名を持つ英霊ではないようだが。 「何だっていい。俺は桜ちゃんを救うんだ、一緒に葵さんの所へ戻って凛ちゃん達と笑顔で……」 勘違いするな、其処に貴様の居場所など存在しない、哀れな男よ、甘い夢を見過ぎるな。 間桐雁夜の願いの先にある風景は理想だ、それも己にとって最高の状態、誰も追い付けぬ遥か遠い理想郷。 昔一瞬だけ噛み締めた甘さを何時迄も吸い続けた男は大人になった今でも蜜を貪る、情けない。 不器用などではない。人間として欠けているのだ。現実を受け入れる覚悟が感じられない。 そんな男に聖杯を授けた所で訪れる未来に価値はあるのだろうか、ある。 奇跡だ。どんな形でも、他人の願いを笑う事は外道の所業。求める事は罪ではない。 過程など関係ないのだ。表の歴史に刻まれる事のない聖杯戦争、結果だけが全てを物語る。 「お前は俺に、最期のチャンスを与えてくれるのか――バーサーカー」 視線の先には彼と同じように白髮の男が一人、青年は細い、だが英霊だ。 そしてクラスは狂戦士、強さは申し分ない――バーサーカーに雁夜は縁があるようだ。 バーサーカーも雁夜と同じくイスに腰掛けているが理性や言語能力は存在しない。 狂化の力によって底上げされた能力、魔力の消耗に拍車を掛けるがそれは強さの代償。 端くれだが魔術師、雁夜の魔力でも速攻で消滅、その段階には達していない。 長期的な戦闘はマスターの生命を削る。ランスロットの時のように長生き出来る保証など無い。 「俺は救いたいんだ、そして幸せになりたい――力を貸せバーサーカー」 一度は終わった奇跡への道、それが奇妙な運命で今もう一度開かれようとしている。 バーサーカーは不敵な笑顔、腕を大きく広げ笑いを上げる。 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」 その言葉は不明な単語の羅列にしか聞こえない。単語と明言出来る訳でもない。 狂戦士は理性を失い戦いを貪る危険な人形になる、それが運命。 このサーヴァントも救いたい存在が居る。 どうしようもない屑、だが夢は、平穏を、周囲のために動く心は在る。 理性が失われようと彼はマスターを笑ったりなどしない、本質では力になりたいと思っている。 嗚呼、狂戦士でなければ彼らは共に夢を望む戦士として聖杯戦争を駆けていただろう。 守りたい存在――彼らの原動力は根源的に同じ、方法や出口は違えど似た境遇の持ち主。 雁夜にそれを知る術などない。狂戦士にそれを話す道理もない。 彼らに光の道など似合わない。もう一度光を浴びれると思うな。 何故闇に染まった人間が光を求める、未練が在るなら何故その道を往った。 救い、救済――偽善を成し遂げた段階では光の道を歩む資格にはならない。 何度だって告げてやる、貴様らに光など似合わない。 求める行いを止める事などしない、誰も止めないのだ、他人の破滅に己を犠牲にする必要も無かろう。 その道は一方通行だ。 今更引き返すなど都合が良すぎる。 守りたい存在を利用して己を崇めようなど狡い人間だ。 もしもう一度、光を浴び、平和を求めるならば。 染まった闇を深くして。 聖杯を勝ち取る他に方法など無い。 【マスター】 間桐雁夜@Fate/Zero 【参加時期】 原作終盤死亡寸前 【マスターとしての願い】 間桐桜を救い出す。 【weapon】 蟲を使役する。 即席のため本家である魔術師には及ばない。 【能力・技能】 間桐の人間による蟲の使役を用いる。聖杯戦争に間に合うために行った調整では本来の力は出し得ない。 しかし蟲と言う存在は人間に無意識で不快感を与える、そして力が無い訳ではない。 【人物背景】 間桐の家に生まれるが、それを嫌い家を飛び出し一般人として生活を送っていた。 好意を寄せる幼馴染がいたが彼女の幸せを案じ手を出さないでいたがその娘が間桐の家に養子に出されていることを知る。 雁夜はその娘を救うために己の身体を犠牲にしながら魔術師の道をもう一度歩む……即席ではあるが。 寿命を削られた男は少女を救うべく戦う。聞こえはいいが自分のためである。 しかし少女を救う気持ち、これだけは真実だ。 【方針】 自分に残されている時間など無い。バーサーカーの魔力消費を考えると尚更。 聖杯に辿り着くためには構ってなど居られない、全力で勝ちに行く。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 一方通行@とある魔術の禁書目録 【パラメータ】 筋力A 耐久A+ 敏捷C 魔力D 幸運E 宝具A (宝具の影響が大きいです) 【属性】 秩序・狂 【クラス別スキル】 狂化:B 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。 【保有スキル】 絶対能力:A 生前彼は学園都市最強と呼ばれる超能力者の頂点に君臨していた。 狂戦士となり理性を失った今でも高度な計算や演算を可能にさせる能力。 戦闘続行:C 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。 歩む道:A 彼の感情は揺れ動く、闇に光が差し込んだから。 だが今更素直にはなれない。彼は苦悩しながらも己の道を進み続ける。 【宝具】 『一方通行』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:―― 最大捕捉:―― 学園都市一位の座に君臨する彼の力は「ベクトル操作」。 触れた全ての事象を反射するその力に単純な物理攻撃は通じなく反射は自動的に行われる。 生前未知なる魔術の前では初見で反射は不可能だったが英霊となった今ではランクD相当の魔術ならば初見で反射可能。 単純な跳ね返しだけではなく、ベクトル操作により飛行性能を得るなど多種多様の戦法を可能にする。 『黒キ翼』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:―― 最大捕捉:―― その力は本人にも理解出来ない。圧倒的な黒い翼を生成する能力。 この世に存在する全ての事象にベクトルを与え強制的に配下に置くことが出来る能力。 魔力供給の関係上、連発可能な代物ではない。 【weapon】宝具に依存する。 【人物背景】 学園都市最強の超能力、第一位の一方通行。 一流の悪党と称したその生き様は闇に染まっている、虐殺も行ってきた。 言い訳は行わない、彼は悪党、だった。 【サーヴァントとしての願い】 バーサーカーのため不明、彼にも守りたい存在は居るようだが――。 【基本戦術、方針、運用法】 自身の能力(宝具)により戦闘を行う。狂戦士に計画など無い。 BACK NEXT 013 人吉善吉&アサシン 投下順 015 悪魔の証明 013 人吉善吉&アサシン 時系列順 015 悪魔の証明 BACK 登場キャラ NEXT 参戦 間桐雁夜&バーサーカー(一方通行) 018 ゴムと反射と悪党と