約 2,741,423 件
https://w.atwiki.jp/adgj/pages/31.html
アルカナ別コンボ 闇
https://w.atwiki.jp/gods/pages/54091.html
エルカナ(11) 旧約聖書『歴代誌』に登場する人物。 アハズ王の補佐官。 ジクリ(10)に殺された。
https://w.atwiki.jp/hongoeletetankers/pages/61.html
マップ左上が重戦車戦場。小高い丘の頂上付近は三叉路が二つあり敵の側面を突いていたつもりがいつの間にか挟撃になっていたりする。 味方が今どこを撃っているのかよく注意しないと効果的に火力を集中できなくなる。 マップ右下は山道からスポットができ通行料を貰うこともできる。こちらも見つかるため長居は無用だ。 マップ中央は南北の膠着状態を打開するためのルート、ぐらいに思っていたほうがいい。あくまでメイン戦場は左上と右下だ。
https://w.atwiki.jp/ahmobile/pages/169.html
御苑女学園 No.22ロズキクロス No.23イリオススフェラ 日本聖霊庁 No.45因果の意 No.46無量光の意 No.47本不生の意 ローゼンベルク(現ウァルキュリア) No.70靭衝レーム 西欧聖霊庁(現きら様同盟) No.97ヒュペルメゲデス No.111ニトルム No.112レグヌム
https://w.atwiki.jp/konohamatome/pages/148.html
攻撃力=相手の初期体力が変動 防御力=自分の初期体力が変動 ホーミング回復速度(×が外れるタイミングは全てのアルカナで一定) アルカナ 攻撃力()/防御力()/ホーミング回復速度 アルカナゲージ増加率。攻撃時/ガード時/被ダメ時 ※攻撃力、防御力の後ろの()内の%はAF中自キャラに係る補正値 【音】0(100%)/-792(103%)/90% 90%/60%/80% 【闇】0(100%)/-1056(105%)/80% 85%/90%/95% 【雷】0(108%)/-1584(102%)/90% 80%/100%/90% 【樹】0(103%)/-1848(100%)/100% 100%/120%/20% 【花】-264(90%)/-1320(100%)/100% 85%/40%/40% 【土】-528(100%)/1320(130%)/30% 70%/120%/110% 【時】-528(100%)/-1320(100%)/45% 85%/80%/90% 【光】-528(95%)/-1584(95%)/105% 100%/75%/50% 【鏡】-792(90%)/-792(90%)/105% 85%/85%/85% 【風】-792(100%)/-2112(90%)/110% 80%/90%/80%
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/573.html
斜影はるかな国 斜影はるかな国 (朝日文芸文庫 お 33-1) 斜影はるかな国 斜影はるかな国 文春文庫 (文春文庫 お 13-7) 斜影はるかな国 (講談社文庫 お 47-7) 題名:斜影はるかな国 作者:逢坂剛 発行:朝日新聞社 1991.07.01 初版 定価:\1,650(本体\1,602) さて悪評高い本書。バンディーダ(馳星周)・五条(吉野仁)・関口さん(関口苑生)という黄金トリオが口を揃えて「今度の作品はねー」というのだから、なかなか読む気が起こらなかったのも当たり前と言えば当たり前。でも600ページを越える逢坂の最新長編小説で、しかもスペインを舞台にした冒険小説とくれば、どんなに前評判が悪くても書店の軒先を見ただけで手が延びてしまう。買ってしまう。読んでしまう。これまでの逢坂剛は何といってもそれに値する作家であったからなのだ。 さて感想。まあまあ読ませる冒険小説ではあると思う。ただしどうしてもいけないのは朝日新聞夕刊に日々連載されていた新聞小説であるせいか、無闇に長いことであるように思う。逢坂作品は本来こんなペースではないはずだ。特に前半部分は冒険サスペンスの味わいよりも、いかにも新聞小説といったところを匂わせての、バルセロナ・オリンピックを絡ませたジャーナリストのスペイン取材に終始する。スペイン内戦時代にフランコ側についた日本人がいた、というのがその取材のテーマであるのだが、この取材を通してめぐるマドリードや、サラマンカの描写は凝った観光案内のようなもので、スペイン・マニアにとっては応えられないのだろうが、確かに冒険サスペンスを期待する多くの読者にとっては忍の一字と言ったほうがよさそうである。 逢坂剛は専業作家ではないから、かなり趣味的な興味を作品に投影しているケースが目立つ。特にスペイン現代史への興味は尽きることがないらしく、様々な作品の中でこれらの一面は語れてきた。だから傑作といえる作品群の中では、読者の我々はサスペンスを楽しみながら自然とスペイン現代史に関わる知識を少しばかり得ることができる。そもそも冒険小説やハードボイルドというものは多少なりとも時代背景や地域的な問題を素材にしてストーリーを紡ぎだすことが多いと思う。しかしそうした読者と無関係な素材を通しても、作者の意図と読者とはどこかで通じ合わねばならないと思う。そういう意味ではスペイン内戦というのは、読者と作者の興味を通じ合わせるには大変難しそうな主題であると思う。第二次大戦前まで遡る古い歴史、しかも「はるかな国」の歴史をいくらその時代に日本人が関わったかもしれないからと言って、容易に我々の興味に結び付けることはできないことだ。ではこれまでの逢坂作品がなぜいとも容易に、それを可能にしてきたのか? それは一言でいうなら、我々が求めるところのサスペンスやハードボイルド的側面と逢坂の個人的興味のスペイン現代史とが、絶妙のバランスを持って成立していたからであると思う。 この作品はそういう意味では何度もいうが新聞小説の体裁を作ることによって、逢坂特有の連続した緊張感をだいなしにしてしまっているように思う。また主人公の存在意義が、単なるジャーナリスト的興味から偶然とはいえ徐々にルーツ探しに移行してゆく過程も、ぼくには少し設定のふらつきではないのだろうかと思えた。最初からルーツ探し(森詠の「冬の翼」と酷似してしまうが)という目的で主人公を旅立たせたほうがよかったのではないかと思う。 逢坂得意の人を食ったどんでん返しはこの作品にもある。洞窟での冒険シーンや、殺し屋の恐怖が迫るシーンも面白い。個々の息詰まる楽しいシーンが散りばめられていながら全体をほぼ冗漫なリズムで通してしまったのが残念だと思う。全く全面批判するには惜しい。逢坂剛ということでの特別の意識がなければ、けっこう楽しめる作品だ。ただあいにくとぼくは逢坂剛ということで特別な意識を持ってしまっているから、厳しいこともたまには言っておきたい。 中程でほんの少しだけ岡坂神策(逢坂のシリーズ・キャラクター)が登場するのはサービスであろうか? と思いきや、登場人物の一人・花形理絵は先の作品『十字路に立つ女』でデビュー済みなのですね。読み残していたその作品もいい機会だから読むことに決めた。期待を抱いて、だ。 (1991.07.24)
https://w.atwiki.jp/ronde/pages/335.html
魔法・アルカナ ● 魔法 ● 魔法逆引き ● アルカナ ● アルカナ逆引き 上へ
https://w.atwiki.jp/524data/pages/13.html
アルカナハート3の攻略データ 随時追記されます キャラ 春日舞織 リリカ・フェルフネロフ ヴァイス 犬若あかね メモ的な何か
https://w.atwiki.jp/ghosthunt/pages/39.html
第三話 目次へ 前へ(第二話) 次へ(第四話) 早漏な自分を許して欲しい。 滝川クリステル法王が君臨するまで引き続き前座をお楽しみ下さい。 ☆前回までのあらすじ エロい童貞はどうしようもないのに、えっちな処女がぐっと来るのはなぜなんだぜ? 酷く冷たい色だったような ―――――聖なる侵入―3―――― どうして誰もいないと思ったのだろう、こんなところで、一人とり残されるはずないのに…。 綾子が着物を直す間もなく、リンはずかずかと部屋に上がり込み、布団の上にあぐらをかいた。 (やだ、そこは…) 愛液でぬれそぼった布団の感覚が尻から伝わり、険しい顔をしたリンの眉間がさらにしわを寄せた。 「松崎さん、ここはどこです?」 「…○県○市○区の」 リンは横の卓に思い切り拳を振り落とした。 「ひっ」 「ここは、依頼人の所有地、事件現場、仕事場です」 ねめつけるような視線に綾子は消え入りたくなる、 「いくら解決したとは言えまだ仕事中ですよ、何やってるんですかあなたは!その上あなたが倒れたために私は予定をかえてここに滞在するはめになったんですよ!?」 普段のリンからは想像もつかない口調で叱責され、恐怖と申し訳なさで死にたくなる。 「あげくに、これですか。私が居る横でこんなふしだらな…」 「違うの!その…私以外いないと思って」 リンはますます不機嫌な感情を顕わにした、綾子はハッとし、口を紡ぐ (これじゃ存在感がないって言っているようなもんじゃない) 「随分と舐められたもんですね」 「…許して…そんなつもりじゃ……ひっ」 リンはまたテーブルに拳を打ち付けた。綾子は怯えてひくっひくっとしゃくりあげる。 「許して…じゃないでしょう?こんな非常識なことを許してもらうんですよ?もっと丁寧に言いなさい」 「…許して…ください…」 「じゃあ、整理しましょう、あなたはここで何をしてたんです」 「!?…そんなの、あんたが一番知って」 「これから許しを請う人間に『あんた』ですか?いい根性じゃないですか」 リンは立ち上がり、部屋の隅に座っている綾子の間近まで寄り、仁王立ちで綾子の前に立ち塞がった。 ただでさえ長身の彼が、ますます大きく見える、けだるそうにポケットに手を突っ込む仕草が、綾子の恐怖を助長させた。 「…ごめんなさい…私は…ここで…」 「ここっていうのはどこですか」 「し、仕事場です」 「私は…仕事場で…、その…ぁの」 「滝川さんを想ってオナニーしてたんでしょう?」 「!…やだ、そこまで聞いてたの」 「耳栓してたってつつぬけですよ、ほら、早く言いなさい」 「私は…仕事場で…、その…ぉ…オナニーをしました」 「滝川さんが抜けてますよ」 上の方から容赦のない言葉が飛ぶ、綾子は耐えきれずに涙をぽろぽろとこぼした。 「私は…仕事場で…、破廉恥にも、同僚の滝川を想ってオナニーをしました」 調査場所でこんなはしたないことをして、さらにそれを同僚に報告する。自分でまいた種とはいえ、綾子のプライドはズタズタだった。 涙が次々にあふれ出てくる、情けなくてしょうがない。 「言えたじゃないですか」 リンの言葉に少し安堵すると綾子はふぅ、とため息をついた。 「では、仕置きをしましょうか」 上から信じられない言葉が投げられ、綾子は目を丸くしてリンを見上げた。 「あたりまえでしょう、こんなことをやって、お咎めなしにすむとでも思ったんですか」 綾子はリンのあぐらにうつぶせになるような形になった。 まるで、子供の頃に親から受けたお尻ペンペンみたいな格好だなと思った。 (まさか…リンに限って…そんな) 先ほどから、左脇腹…リン側の脇腹に妙なぶつかりを感じる、リンはポケットに何か入れているのだろうか?弾力がある割に硬く、妙な熱を帯びている。 男を知らない綾子は、それが何なのかさえ、わからなかった。 リンは自身のかさつき始めた唇を舐めると、一息ついて綾子の袴の帯を解き始めた。 「なっ何を!!嫌っ」 「袴の上からじゃあまり効果はないんですよ」 暴れる綾子をリンは片腕で押し込め、袴を膝まで下げた。 リンの眼下に、襦袢に隠れて薄紫のショーツが見えた。襦袢をめくり、じっくりと眺め、そしてショーツの上から綾子の双丘を撫で回した。 「!!!!!ひゃああん!いやぁっ」 「いやらしいですね、下着にシミが出来てますよ」 そう吐き捨てると間髪入れずにリンは綾子の白い尻たぼをひっぱたいた 「ひいっ!」 「軽く叩いただけじゃないですか、私としてはこのぐらいは」 ぱぁんっと小気味よい音が部屋に響く 「いやぁっ!こんなっこんな恥ずかしいのいやぁ!」 「恥ずかしいですか?そうですよね、こんな幼児が受ける罰をあなたみたいな大人が受けるんだ、私だったら羞恥で死にたくなりますね」 「やめてっ!お願い!恥ずかしいっ!」 まだ余裕があるとリンは捉えたのか、更に強い力でひっぱたく 「痛っ!ひぃっ!痛っ!うぐっ…許し…ひぎぃっ」 「仕置きなんだから、つらくて当たり前です、耐えなさい」 「ひっ!あぐっ!くぅっ!うっ…うっ」 いつ終わるかもわからない苦行に、綾子は絶望した。火照る臀部をひたすらに叩かれ、羞恥と苦痛にむせび泣いた。 左側に置いてある姿見で綾子の苦悶の表情を眺めていたリンは、自分の手のひりつきに気づき、綾子の臀部に目を落とした、 「猿のように紅くなってますよ」 「ふっ…うう…言わないで…いや…ひっ!ひいいっ!痛っ!」 「あなたにぴったりじゃないですか?猿なんて、ねえ!」 一応はセーブしていたが、だんだん歯止めが利かなくなってきそうだとリンは内心焦った。そんな中、リンは綾子の妙な変化に気づいた。 「はぁ…くっ…痛い…痛ぁい…痛ぁ…ぃ」 鼻につくような甘い声、姿見には苦痛に顔を歪ませつつどこかトロンとした綾子の表情が映し出されていた。 「…仕置きにならないじゃないですか」 叩く手を止め、下着越しにリンの長い指が秘芯をなぞる。 「あああんっ」 長いスパンキングで耐えることを忘れていた綾子は、うっかり嬌声をあげてしまい慌てて逃げようと体制を変える。 「違うのっ…違うのっ…これは…ひぃんっ!あうっあうっ」 リンは下着のうえから花びらをぐちゅぐちゅとこね回した、水音が信じられないほど大きく部屋に響く。 「仕置きにならないっていってるでしょう、松崎さん、はは、呆れて物が言えないですよ」 リンは綾子へのスパンキングをエスカレートさせた。体中が砕けてしまうんじゃないかという衝撃に綾子は泣きじゃくる。^ 「ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!壊れちゃう!許して!ひぃっ」 「許して?本当はもっとして欲しいんでしょう、SPRがこんな変態の巫女を雇っていたなんて…とんだ恥さらしだ」 パンッパンッと肉を叩く音の間に、ぐちょぐちょと綾子の淡い目からはしたない淫音が響く。 蜜が下着を伝い、リンのスラックスまで濡らし始めた、綾子は自分の体を呪った。 (リンの言うとおりだわ、私って、どうしようもなく変態なんだわ、信じられない) 「ひぃ…ごめんなさい…あう…ほんとうに…ごめんなさい」 かすれた声で綾子は許しを請う、リンに本気で申し訳ないと思った、普段は寡黙な男がこんなにも感情を露わにして怒っている。 自分はなんてどうしようもないんだろう、こんな苦行も快楽に変えてしまうなんて。こんな自分は罰を受けて当然なんだ。 「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめ…んんっ!」 まるで心肺蘇生法の気道確保ぐらいに顎を掴み持ち上げ、リンは綾子の唇に自分の唇を押しつけた。 綾子の口を閉じさせないように指を頬に食い込ませ、口内を犯し始めた。 (だめっ…こんな…はげしいキス…ファーストキスなのに…) 「んむっ…んんっ…むむっ……はぁっ」 リンの一方的なキスは、またリンが一方的に離れることで解放された。 「そこまで反省できるなんて、ふふ、ご褒美をあげますよ」 リンは胸ポケットからICレコーダーを取り出し、綾子の目の前に差し出した――――― リンになって綾子の尻をひっぱたくのもいいけれど、 綾子になってリンにしばかれるのもありだなと思った変態はこの指とまれなんだぜ? 目次へ 前へ(第二話) 次へ(第四話)
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/491.html
聖なる侵入(後編) ◆LXe12sNRSs 【仮説①】、【仮説②】、【仮説③】――これらすべて間違いであったとしても、一つだけ決定的だと断言できるものがある。 それは、螺旋王が決して道楽目的で殺し合いを始めたわけではないということ。 それを裏付ける証拠が、接合装置としてはあまりにもミスチョイスなネジの存在。 このネジがあるだけで、首輪は単なる拘束器具ではなくなる。 加えて、清麿のような知恵者が参加を強いられている事実。 さらに、第二放送での知恵を武器とする者へ宛てられたメッセージ。 考えれば考えるほど、清麿は可能性を感じてしまうのだ。 端からすれば、あまりにも馬鹿げた軽挙。 しかし理を突き詰めればこそ、そこに突破口があるような気がしてならない。 100パーセントとは言えない。しかし90は堅い。 ネジの意味を考えれば、当然そうであるべきなのだ。 これはおそらく、知恵を試されている。 螺旋の力というものに、知恵が該当するのか。 それとも優秀な螺旋遺伝子とは、螺旋の力に加え知恵が求められるのか。 息を吐き、ドライバーを握り、左手を首筋の裏に当て、清麿は唱えた。 (――俺の首輪の、ネジを回す) 清麿はネジの意味について考え、そして結論を出した。 このネジは、回せば首輪が外れる。それが清麿の首輪にも適用されるかは定かではない。 しかし仮に外れなかったとしても――そのペナルティで、首輪が爆発することは絶対にない。 そう、確かな自信を得たのだ。 (【仮説①】にしても【仮説②】にしても、首輪を弄って爆破なんて、道楽目的でない限り主催者が望むはずがないんだ。 俺たちは実験動物。死ぬにしたって、実験観察の視野外で死ぬんじゃ主催側にもメリットがない。 もちろん無理矢理首輪を外そうとしてってんなら話は別だが……これは無理矢理じゃない。ネジっていう鍵がある。 螺旋王はきっと、俺たちを試してるんだ。このネジに気づくか、このネジを回せるか――) 事態はもはや、監視が為されているかどうか、首輪の解除がどうといった話ではない。 実験なのだから、監視はされていて当然。また趣旨は実験であるのだから、主催側も首輪の爆破による死などは望まない。 そういった前提を覆すのが、ネジの存在。これが技術面での仕様がない不備だというならまた話は別だが、螺旋王の能力を見るにそれはありえない。 ゆえに、清麿は決意した。 ネジを回しても首輪が爆発することはない。 だから次のフェイズへ進むため、首輪のネジを回す。 (……震えてやがる。ははっ、当たり前か……一歩読み間違えれば死……怖いよな。ああこえーよ) 気取らず、清麿は震えたままの手で、首輪後部に貼ってあったネームシールを剥がした。 刻まれた名は、『Kiyomaro Takamine』。紛れもない、高嶺清麿の本名。 この名前を背負ってきた人生とも、お別れになるかもしれない。そんなことを思う。 人間らしい臆病さで、清麿はしかし、勇敢に立ち向かった。 シールの裏に隠されたネジ。十字の鍵穴に、銀色のドライバーを差し込む。 合致した。 あとは左に捻るだけ。 鼓動が高鳴る。 手は震えたまま。 震えて力が入りにくい。 しかしやめない。 やめるわけにはいかない。 清麿は奥歯を噛み締めた。 回した。 『――螺旋力なき者よ。その愚かさを悔いるがいい――』 (――――!) 結果、ネジはビクともしなかった。 たぶん1ミリも回ってはいない。 代わりに訪れた変化は、首輪から発せられた遠雷のように轟く低い声。 螺旋王の肉声に、限りなく近い声調の警告。 もしくは、戒めの言葉。 「…………ぐっ!?」 瞬間、清麿の全身を微弱な電流が襲い、たまらず椅子から転げ落ちた。 床に激突し、握っていたドライバーがすっぽ抜ける。 清麿の体は依然そのまま、丘に上がった鯉のように微動を続けていた。 (電気ショック――!? これが、首輪を外そうとした者への洗礼ってわけか! ……だけど!) 死なない――! 首輪から放たれる電流が全身を襲う最中、清麿は希望を見い出した。 推論は当たり、首輪は起爆せず、この程度のペナルティで済んでいる。 やはり、主催側にとっても首輪での爆死はナンセンスなのだ。 同時に、あのネジもただの接合のための部品ではないということが明確になった。 (螺旋力なき者よ、その愚かさを悔いるがいい――! そう言ったな螺旋王!? 覚えたぞ、ああ、覚えてやったさ!) してやったりと言った風に口元を緩め、笑みを作る清麿。 これしきの電気ショック、清麿にとっては大した苦痛ではない。 なにせ彼は、これまで何組もの魔物とそのパートナーとの戦いを切り抜けてきた猛者である。 電撃、爆発、冷気、打撃、熱線、風圧、ありとあらゆる攻撃や痛みに耐え抜いてきた。 死なない程度に抑えられた電流などでは、清麿の心の力を屈服させられるはずもない。 経験が育んだ清麿の超人的バイタリティは、むしろこの苦痛を、好機とさえ捉えさせた。 (まだだ。まだ踏み込める……ッ!) 床に転がったドライバーを掴み、倒れた姿勢のまま、再びネジ穴にあてがう。 間断なく、また躊躇もなく、清麿は再びネジを回そうと試みた。 『――螺旋力なき者よ。その愚かさを悔いるがいい――』 「がっ!?」 二度目の嗚咽が漏れ、表情に苦悶が広がる。 しかし、今度はドライバーを手放さない。 先端をネジ穴に嵌めたまま、なおも力を込める。 継続して流される電流に、苦痛は続いた。 だがやはり、清麿は手先に込めた力を緩めはしない。 ぐい、ぐい、とがむしゃらにネジと格闘する。 腕に血管が浮かび上がり、そして、 「う……おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 気合のあまり咆哮を上げ、さらに強く、ドライバーの柄を握り締めた。 きゅる、 微かな、擦れるように微かな金属音。 『――螺旋力確認――』 同時に、声。 清麿の手が、止まった。 力尽き、掌からドライバーを零す。 事切れたように、ぐったりと倒れる。 しかし、聴覚は生きていた。 (……回った。そんでもって、わかった……) 口元だけの笑み。 清麿は、朦朧とする意識の中で、確証を得た。 ネジの意味――そして、螺旋力とはなんなのか。螺旋の力に目覚めるというのが、どういうことなのか。 忘れない内に紙に記そうと手を伸ばし……そこで清麿の意識は落ちた。 ◇ ◇ ◇ とある王は言った――螺旋力とは、『進化の力』であると。 生命が持つ遺伝子……螺旋状に巻かれたDNA、そこに秘められたエネルギーの総称こそが、螺旋力であると言える。 螺旋力は遺伝子を持つ生命体であれば誰もが持ちえ、気合や信念といった感情エネルギーでそれを覚醒、加速させることが可能である。 しかしこの力は、本来は螺旋族という名の限られた種しか持ち得ない力であるはずだった。 少なくとも、螺旋王ロージェノムが知る世界では―― これは言わば、『発見』。 螺旋力か、もしくはそれに似た別のなにかか。 螺旋状のDNAを持った人間という種、そしてそれに限りなく近い遺伝子を持つ鳥、猫、サイボーグ、魔物…… 彼らが秘めたる力は、本当に螺旋王の知識の中にある螺旋力と同質のものなのか。 また螺旋王の住む世界と別の次元に住む彼らは、人間ではあるが螺旋遺伝子まで同質であるのか否か。 気合、信念……遺伝子の覚醒、死を前にしての本能の発揮……日常からしてそれらに精通している者は、果たして? Dボゥイ、アレンビー・ビアズリー、八神はやて、スバル・ナカジマ、玖我なつき。実験参加以前から、戦場にて遺伝子を燃やしていた者。 小早川ゆたか。闘争とは無縁の環境を生き、しかしながら初の極限で、遺伝子を覚醒させた者。 広い広い、多次元宇宙。遺伝子は、人間は、同質なのか、別物なのか。 高嶺清麿――実験以前より、生き残りを懸けて戦い続けてきた戦士。 幾度となく窮地に陥り、幾度となく乗り越えてきた。その中に、既に前例はあったのか。 仮定、高嶺清麿は……『半覚醒者』。 既に覚醒済み、もしくは不完全な覚醒、他の者についても同様? 渦巻く模様の瞳。それは螺旋の紋様か、それとも『答えを出す者(アンサー・トーカー)』の発動か。 否、『答えを出す者』の発揮こそ、ロージェノムの語る螺旋力の覚醒ではないか。 螺旋力覚醒の副産物? もしくはまったく別の異能? 探究心は、尽きない。 【D-6/総合病院/1日目/夕方】 【高嶺清麿@金色のガッシュベル!!】 [状態]:気絶、右耳欠損(ガーゼで処置済)、軽い貧血、疲労(大)、螺旋力覚醒 [装備]:イングラムM10(9mmパラベラム弾22/32) [道具]:支給品一式(水ボトルの1/2消費、おにぎり4つ消費)、殺し合いについての考察をまとめたメモ イングラムの予備マガジン(9mmパラベラム弾32/32)×5、魔鏡の欠片@金色のガッシュベル!! 無限エネルギー装置@サイボーグクロちゃん、清麿の右耳 首輪(エド)、首輪(エリオ/解体済み)、首輪(アニタ) [思考] 基本方針 螺旋王を打倒して、ゲームから脱出する 0:導き出した『答え』を、メモに記す。 1:脱出方法の研究をする(螺旋力、首輪、螺旋王、空間そのものについてなど包括的に) 2:周辺で起こっている殺し合いには、極力、関わらない(有用な情報が得られそうな場合は例外) 3:研究に必要な情報収集。とくに螺旋力について知りたい。 4:螺旋王に挑むための仲間(ガッシュ等)を集める。その過程で出る犠牲者は極力減らしたい。 [備考] ※首輪のネジを隠していたネームシールが剥がされ、またほんの少しだけネジが回っています。 ※思考0の導き出した『答え』とは、首輪のネジが回った事実を踏まえての瞬間的な閃き(主に螺旋力について)が当てはまります。詳細は不明。 [清麿の考察] ※監視について 監視されていることは確実。方法は監視カメラのような原始的なものではなく、螺旋王の能力かオーバーテクノロジーによるもの。 参加者が監視に気づくかどうかは螺旋王にとって大事ではない。むしろそれを含め試されている可能性アリ。 ※螺旋王の真の目的について 螺旋王の目的は、道楽ではない。趣旨は殺し合いではなく実験、もしくは別のなにか(各種仮説を参考)。 ゆえに、参加者の無為な死を望みはしない。首輪による爆破や、反抗分子への粛清も、よほどのことがない限りありえない。 【仮説①】【仮説②】【仮説③】をメモにまとめています。 ※首輪について 螺旋状に編まれたケーブルは導火線。三つの謎の黒球は、どれか一つが爆弾。また、清麿の理解が追いつく機械ではなくオーバーテクノロジーによるもの。 ネジを回すと、螺旋王のメッセージ付きで電流が流れる。しかし、死に至るレベルではない。 上記のことから、螺旋王にとって首輪は単なる拘束器具ではなく、参加者を試す道具の一つであると推測。 螺旋王からの遠隔爆破の危険性は(たとえこちらが大々的に反逆を企てたとしても)限りなく低い。 ※螺旋力について 螺旋力とは―――― ◇ ◇ ◇ 夢の世界の話。 眠りにつく清麿。囁く声。 一面に広がるお花畑。備考を刺激する香り。声と香りがスイッチ。 「……麿……清麿…………清麿」 「ん……んん……?」 「清麿!」 「ん~……この声はジン……ってうわあああああああああああ!?」 起こされ見る。目の前に立つ囁きの主。視線を独占するその異様な姿。 変な格好のジン。怪しげなコスチューム。バレエのレオタード+短パン+蝶の被り物。 奇人変人。彼に惚れた女の子たちが総じて泣く。 「ジ、ジン……その格好はいったい……!?」 「人の格好に口出しするな。それより清麿。おまえは最近、物事を難しく考えすぎてる。 もっと頭やわらかくいこう! そうすりゃみんな、HAPPYYYYYYYYYYYYYYYYYだァー!」 明らかにおかしい挙動。もしくは可笑しな挙動。ひたすらに困惑する。 「ハッピーにいこうぜ、ハップィィィィィィィにー! わっはっはっはっはっはっはっは!」 (おい……ジン……) 恐ろしすぎてツッコめない。ジンの変貌にぶるぶると震える。青ざめる。 笑いながら走り出したジン。追えない。ついていけない。相変わらずの困惑。唖然。 追ってこない清麿に気づいてUターン。戻ってきてカンカンに起こるジン。唖然のままお説教。 「♪今のが俺のレッスン1。だけれど今のじゃ0点だ♪アホ足りないからお仕置きです。アホのビンタをお見舞いよ♪」 ぬるぬるのヤリイカ(新鮮)。頬を引っ叩かれる。ビンタビンタ往復ビンタ。 パシーンパシーンパシーン。意外と痛い。 「♪さてさてそれではレッスン2。アホのお手玉やってみよう♪手本は漢のラッドくん!」 ジンが指差し構えるラッド。筋骨隆々。胸板露出。内腿露出。全裸にふんどし姿。色は白。 やる気満々仁王立ち。なにをやってる殺人狂。 「清麿ォー! 覚悟しやがれぇー!!」 (おい……ラッド……) 恐ろしすぎてツッコめない。ツッコんだら負けかなって思う。青ざめる。 お手玉取り出すラッド。お手玉放るラッド。お手玉するラッド。笑いながらやるラッド。楽しそうにやるラッド。 「ワッハッハッハッハ、ワッハッハッハッハ、ワッハッハッハッハ、アホのお手玉おみまいだ!」 アホのお手玉投げつけられた。顔面クリーンヒット。まだなにもしてないのに。 「♪さてさてそれではレッスン3。0点続きの清麿に、なつかしキャラがお目見えだ♪」 ノリノリで仕切るジン。お手玉当たって鼻が赤い清麿。笑いっぱなしのラッド。 どこからともなくやってくる二人。今度は普通の格好。 けれども第四部最終決戦仕様のヨーコ。やたら星。ついでにシンヤ。 「今日は清麿にアホのビンタをくらわせるのが仕事らしいわ。協力してビンタをくらわせましょう」 「うん! ぼくとヨーコが協力して、清麿にアホのビンタをくらわせよう!」 「あ、清麿だわ」 「なんて言うと思ったかバカめぇ!」 「キャア!?」 仲良く手を取り合うヨーコとシンヤ。しかしシンヤの裏切り発生。おなかを蹴飛ばされるヨーコ。 「裏切ったわねテッカマンエビルゥゥゥゥゥ!」 「人間なんかとつるんでいられるか。清麿にアホのビンタをくらわせるのはこの俺だ……ってうわああ、バナナの皮だ!?」 すってころりん。バナナの皮ふんずけて転ぶシンヤ。バナナの皮=果汁のぬるみ=孔明の罠。 「マッハッハ! それはワシが食って捨てたバナナの罠よ! 不味かったぞ! 清麿にアホのビンタをくらわせるのはワシだ!」 紫色のチューリップの中に潜んでいた東方不敗マスターアジア。跳躍。清麿に襲い掛かる。 すすーっ……と身を引く清麿。やや遅れて東方不敗着地。そして落下。 「うわあ! こんなところに肥溜めが!?」 肥溜め=肥料=屎尿=汚物。清麿まで届かず肥溜めに落ちる東方不敗。汚物塗れになってもがきあがく。 「ぐぬぬぬぬ……これしきのことで東方不敗が滅入ると思うなよぉ!」 熱血+加速+集中+必中+ひらめき+気合+ド根性。ついでに努力+幸運。 超級覇王電影弾。渦巻く肥溜め。上昇する超級覇王電影弾=汚物塗れの東方不敗。脱出後再び清麿目掛け降下。 すすーっ……と身を引く清麿。やや遅れて東方不敗着地。そしてまたもや落下。 「うわあ! こんなところにも肥溜めがー!?」 二重の罠。二重の策。二番煎じ。諦めないじじい。 「ぬぅ! 死ねん……ワシは、ワシは清麿にアホのビンタをくらわせるまで死ねんのだああああああああ!!!」 (じいさん…………あんた立派だよ…………) 東方不敗→名誉の肥溜め沈没。あっはっはと笑う清麿。あっはっは。 「♪よしよしなかなかいいカンジ。あとはまったりオットセイ♪」 コスチュームチェンジ。みんな揃ってオットセイ。みんなで輪になりオットセイ。 「♪えっちらオットセイ! えっちらオットセイ! えいっ!!♪」 「♪えっちらオットセイ! えっちらオットセイ! とおっ!!♪」 「♪えっちらオットセイ! えっちらオットセイ! へいっ!!♪」 アッハッハッハ。 「♪えっちらオットセイ! えっちらオットセイ! ふんっ!!♪」 「♪えっちらオットセイ! えっちらオットセイ! ていっ!!♪」 「♪えっちらオットセイ! えっちらオットセイ! やあっ!!♪」 アッハッハ。アッハッハッハ。アーッハッハッハッハッハッハァーッ! えっちらオットセイ………… えっちらオットセイ……………… えっちらオットセイ…………………… ◇ ◇ ◇ 「…………………………アレ?」 それは、電気ショックを浴びすぎた後遺症か。それとも脳を酷使しすぎた反動か。 夢から覚めた清麿は、気絶する直前に得たはずの答え、とても重要だったはずのなにかを、まるっと全部忘れてしまっていた…… 「…………………………アレ?」 螺旋力もアンサーナントカも、全部気のせいだったのかもしれない…… 【D-6/総合病院/1日目/夕方】 【高嶺清麿@金色のガッシュベル!!】 [状態]:右耳欠損(ガーゼで処置済)、軽い貧血、疲労(大) [装備]:イングラムM10(9mmパラベラム弾22/32) [道具]:支給品一式(水ボトルの1/2消費、おにぎり4つ消費)、殺し合いについての考察をまとめたメモ イングラムの予備マガジン(9mmパラベラム弾32/32)×5、魔鏡の欠片@金色のガッシュベル!! 無限エネルギー装置@サイボーグクロちゃん、清麿の右耳 首輪(エド)、首輪(エリオ/解体済み)、首輪(アニタ) [思考] 基本方針 螺旋王を打倒して、ゲームから脱出する 0:…………………………アレ? 1:脱出方法の研究をする(螺旋力、首輪、螺旋王、空間そのものについてなど包括的に) 2:周辺で起こっている殺し合いには、極力、関わらない(有用な情報が得られそうな場合は例外) 3:研究に必要な情報収集。とくに螺旋力について知りたい。 4:螺旋王に挑むための仲間(ガッシュ等)を集める。その過程で出る犠牲者は極力減らしたい。 [備考] ※首輪のネジを隠していたネームシールが剥がされ、またほんの少しだけネジが回っています。 ※直前の考察内容をほとんど忘れてしまっています。 [清麿の考察] ※監視について ………………アレ? ※螺旋王の真の目的について …………………アレェ? ※首輪について ……………………アレェー? ※螺旋力について ………………………アルェー? 時系列順で読む Back 聖なる侵入(前編) Next Mushroom Hunting Samba 投下順で読む Back 聖なる侵入(前編) Next Mushroom Hunting Samba 206 聖なる侵入(前編) 高遠清麿 211 The Incarnation of Devil(前編)