約 28,058 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/9383.html
――― 憂「じゃあ、また明日夕方にね」 唯「あ、憂…」 憂「ん、何、お姉ちゃん」 唯「その、仕事忙しいようだった無理しなくて良いから…」 憂「大丈夫。お姉ちゃんは良くなる事だけを考えて」 憂は雑誌や、TV視聴用のカード、コップと言った入院生活用の様々なグッズをベッド横の棚に並べ、 私に一々説明し終えると帰って行った。 私は、ベッドに身体を横たえ、布団に潜り込む。 睡魔は、私の瞼を落そうとしたが、 その瞬間また例の自動機械が振動し、私を眠りから引き戻す。 ――― 唯「憂?」 ベッドを区切っているカーテンが揺れたような気がした。 いや、こんな時間に憂が来るわけ無い。 唯「誰…」 暗闇の中、目を凝らすとカーテンの合わせ目のところに人が立っている。 看護師の巡回もさっき終わっている。 看護師でも無い。 あ…。 えっと、名前は思い出せないけど、高校の時部活に誘ってくれて人だ。 なんで、あれから十年近くたってお見舞いに来てくれるんだろう。 いや、こんな時間にお見舞いなど有り得ないと言うのは、 今自分自身で思ったことでは無いか。 私は激しく狼狽し、けれどその狼狽も長く続かず、 また眠りと覚醒の間のような状態に戻って行く。 彼女は、あと一人入部しないと、 高校で頑張ろうと考えていた部活が廃部になってしまうとかで、 私を随分熱心に勧誘してくれた。 でも、私は自信が無いとか確かそんな理由で断ってしまったのだ。 結局、その部活は廃部になったらしい。 医者は何度も 「どうしてそんなにお酒を飲むようになったのか、良く考えてみてください」 と言っていた。 明確な理由の一つに、その時の後悔を忘れるためと言うのがあるように思う。 カチューシャの彼女の悲しそうな姿の幻覚なんていうのを見たのが、 なによりの証拠だ。 ――― 再び、働き出さねばならない。 憂の手取りがその年齢の女性の平均給与を大きく超えない以上、 そう言う風に考えるのは当たり前だった。 バイトの面接の日、私は朝からアルコールを控えて出かける。 いつもの水筒に偽装した焼酎も持たない。 だが、結局、店の近くの自動販売機を探してしまう。 結局、この日、面接の前に二本の缶ビールを開けてしまっていた。 憂「帰りに玉ねぎとパン粉買って来て。明日はハンバーグにしようと思うの」 最近は一回に一つの事しか覚えていられないようになってしまっていた。 仕方が無いので、言われた事、 やらなければならない事を手の甲にメモしていく。 手の甲はそんなメモで真っ黒になっていた。 当然、面接でも、手の甲の事を聞かれる。 慌てて気の効いた返答をしようとするが、出て来ない。 かわりに心臓の鼓動が早くなって、 胃の奥から出て来るようなおかしな咳き込み方をする。 口の中にさっき飲んだビールの味が広がる。 面接官にもその臭いが伝わってしまったのであろう。 そのバイトには落ちたのは、それが理由なのは確実だった。 駅前のスーパーで憂から頼まれた買い物を終えて、帰ろうとしたところ、 アコースティックギターとウッドベースと言う女の子の二人組みが演奏をしているのに気付く。 一人は何か猫みたいな感じの子で、 もう一人は髪がほわほわした感じの子だった。 私は最初何となく足を止めて見ていたけど、次第に腹が立って来て、 聞こえるようにわざと悪口を言ってしまう。 唯「何、自分に酔っちゃってるの? こんなとこで安っぽい青春応援歌なんか歌っててプロになれると思ってるの?」 二人の女の子は私の言葉を無視して演奏を続ける。 その態度にますますイライラが募る。 唯「ねえ、これ周りの人から別に求められて無いよね? こう言うの何て言うか知ってる?」 猫っぽい女の子がちらっと私の方に視線を送る。 私はやっと相手にされたと言う感覚からか、 ますます調子に乗って言葉を続ける。 唯「オナニーって言うんだよ。 オナニーは人に見られないように、押入れの奥か、 シャワーを最大にして音が聞こえないようにしてやるもんじゃない?」 常軌を逸した行動だと言うのは分かっていた。 でも、今の私は普通の人なら押し留められるような行動や発言に、 まったく歯止めが掛からなくなっていた。 この頃は、この時だけに限らず、 幾度となくこう言った行動に出てしまう事が多かったのだ。 ギターの方の子が演奏を止めて、立ち上がり、私の方を睨む。 ?「ちょっと、貴女がどう言う人か知らないですけど、 聞きたくなかったら立ち去れば良いだけの話じゃないんですかっ?」 ウッドベースの子はギターの子の手を引いて、押しとどめようとする。 ?「ちょっと、梓止めなよ。ただのよっぱらいだから」 梓「純、悔しくないの?」 純「そうじゃなくて…」 遠巻きに二人組の演奏を見ていた歩行者達もおかしな雰囲気を感じたのか、 私とその2人組の周りに寄って来る。 憂「お姉ちゃん?!」 その時、憂の声。 唯・梓・純「憂?!」 私だけでなく、2人組もまた、憂の方を見てその名前を呼んでいた。 憂は二人組に何度も頭を下げていた。 私は、少し離れたところでその様子を見ている。 憂「お姉ちゃんがごめんね」 純「いや、良いよ良いよ、気にしてないからさ…」 梓「憂も不幸だね、あんなお姉さんがいて」 純「梓!」 梓「だってそうじゃない」 純「憂、ごめんね、この子意地っ張りでさ」 憂「いいよ、純ちゃん…。梓ちゃんごめんね、迷惑かけちゃって」 梓「…、私も言い過ぎた…、ごめん…」 最後に憂は二人組に頭を下げると、私の方に駆けて来る。 私と憂は手を繋いで歩いていた。 唯「あの…、あの二人憂の友達だったんだね…」 憂「うん、高校の時の同級生なの」 唯「そうなんだ…、その…、ごめんね…?」 憂「良いよ、お姉ちゃんのことだもん、何か理由があったんだよね…」 理由はきっとアルコールで、ただそれだけの事だ。 それは憂も分かっていると思ったけど、 私は気を使ってくれた憂の言葉を肯定も否定もせず、口をつぐんだ。 酒に溺れた姉。 それを甘やかす妹。 どこにでもある話だった。 一体何番煎じになるのだろう。 私達はしばらく言葉を交わさず歩いていたが、 私は繋いでいた憂の手が震えているのに気付く。 憂は声を押し殺すようにして泣いているようだった。 憂がポソリと呟く。 憂「私がいるせいでお姉ちゃんが悪い方に行っちゃうのかなあ…」 違う。 憂にそう思わせてしまう、私が全面的に悪いんだ。 ――― 脳波の検査が決まったと告げられたのは入院してから、 二週間が過ぎた頃だった。 この脳波の検査結果によって、 あとどれだけ入院していなければいけないか、と言うのが判断されるらしい。 三日を過ぎた辺りで点滴は外され、 一日一回の入浴、 敷地内の散歩を許されていたので、 アルコールが摂取出来ないと言う事以外は、 ほぼそれまでの生活と同じようなサイクルで生活出来るようになっていた。 それでも、いったい何時になったら退院出来るのだろうと言う焦りはある。 同じ病棟には、何度もここに運び込まれ、 それでも酒を止められないと言う人が溢れていた。 このまま退院出来ないでいると、 結局彼らのようになってしまうのでは無いかと言う恐怖、 それがその焦りの主な原因だ。 何度も病室を間違えて入って来る人がいて、 その○○さんと言う人は、 退院の日に、誰も迎えに来てくれなかったため、 思わず立ち呑み屋に入ってしまい、そこで急性アルコール中毒で倒れ、 再度運び込まれ入院した人と言う事だった。 私はその話を聞いた時に、夜中だと言うのに憂に 「退院の日は絶対迎えに来てね」 と言うメールを送ってしまうほど恐ろしくなったものだ。 脳波の検査では頭に電極を幾つも貼り付ける必要がある。 入院中はしっかりコンディショナーを使用せずに洗っていた私の髪は、 痛んで寝癖がキレイに直らないような少しゴワゴワした感じだったので、 電極を上手く固定出来ないようになってしまっていた。 ――― 待つ事二日。 検査の結果、私の退院は決定した。 脂肪肝。 これに関しては断酒が守られれば、これまでの食習慣とあわせて考えて、 それほど問題になると言うものでも無いらしかった。 私のような症状で入院した患者としては例を見ないほど、 正常に近い状態だったらしい。 憂の用意してくれていた食事のお蔭と言っても良かった。 問題は脳の方だった。 CTスキャンの映像を見せられる。 これを見せられれば誰でも納得せざるを得ない。 頭蓋骨と脳の間に隙間が出来ているのだ。 脳の萎縮が始まっていると言うことだった。 医者の言う「もう二度と酒は飲めない」と言う言葉が、 これほどまでに納得させられる材料と言うのは他には無いだろう。 ――― 憂「大丈夫?本当に?」 唯「うん、大丈夫だから」 憂は私から○○さんの話を聞いていたので、 「久しぶりに外をブラブラしてから帰りたいから、先に帰ってて」 と言う私の言葉を中々受け入れる事は出来ないようだった。 それでも、ほんの10分だけ、と言う事で、久々の散歩を許してもらう。 私は公園のベンチの指定席に腰を下ろす。 いつもは幼稚園前の子供を連れた母親達で賑わっている公園だが、 何故か今日は子供が一人ブランコを漕いでいるだけのようだった。 このまま、お酒を止めて健康になったら、 憂は私から離れていってしまうかも知れない。 とは言え、憂の事なので、 現在無職の私を放り出すようなことはないだろうけど。 だけど、お酒を本格的に止めれば、再就職しない理由も無くなってしまう。 そして、お酒は二度と飲めない。 唯「憂…」 私のネガティブな思考は、唐突に草むらから飛び出して来て、 何の躊躇も無く私の足に飛び付いて来た猫によって中断させられる。 生まれてまもない感じのする、ほんの赤子の猫だ。 どうして、その子が立った一匹でそこにいたのかは分からないが、 自活する能力もまだ碌に備わっていないに違いない。 その赤子猫は見知らぬ人間である私に怯える事も無く、 サンダル履きの私の足に顔を寄せてくる。 唯「あはは、何だぁ、君、珍しい猫にゃんだねー?」 私は猫を抱き上げる。 唯「そろそろ10分だね…」 私は一つ思いつく。 たった一つの冴えたやり方。 唯「ね、君、一緒に来る?」 赤子猫は私の問いに「ニャア」と答えて賛意を示す。 唯「そっか…。じゃあ、おいでー」 私はその赤子猫を抱いたまま、家に向かい歩き出す。 ――― 家の前では泣きそうな顔をした憂が私を待っていてくれた。 私が酒を飲んでしまわないか、随分と心配だったに違いない。 憂は、私が胸に抱いている赤子猫を見つけて、少し驚いたような顔をする。 憂「あれ、お姉ちゃん、その子どうしたの?」 唯「うん、なんかね、私に懐いてるみたい」 憂「へー、そうなんだ…。飼う?」 唯「うん。憂さえ良ければそうしようと思って連れて来ちゃった…」 憂「かわいいねー」 唯「ね、憂?」 憂「なーに?」 唯「飼っても良い?」 憂「もちろん」 唯「あ…」 憂「何?」 唯「名前はどうしよっか」 憂「うーん…。お姉ちゃんが決めて良いよ」 唯「えー…」 急に言われても名前なんて出て来ない。 憂は久し振りに真剣な表情を見せる私がおかしかったのか、クスリと笑う。 唯「憂、酷いー」 憂「えへへ…、ごめんね」 唯「あ…」 私は、以前町で見かけた憂の友達の猫っぽい方、 梓と言う名前の女の子の事を思い出す。 憂「もしかして良いの思いついた?」 唯「あずにゃんって言うのはどう?」 憂は苦笑する。 唯「駄目…、かな?」 憂「ううん、可愛いと思う。それにこの子メスみたいだし、丁度良いよね」 憂は赤子猫の首筋を撫でながら賛同してくれる。 唯「よーし、君の名前はこれからあずにゃんだよ」 私があずにゃんを高い高いしてやると、 あずにゃんは一際力強く感じる声で「にゃーん」と鳴いた。 きっと、あずにゃんが自活出来るようになり、 そして私達がこの子から親離れ出来るようになるには、 半年ぐらいはかかるに違いない。 それぐらいの少しの間なら、憂を繋ぎとめていても許されるよね? ね、それぐらいなら…。 私がそう思いながら抱きしめ、そして愛撫してやると、 あずにゃんは私の頬をペロリと舐めた。 That good continue? 3
https://w.atwiki.jp/gensouiri/pages/1245.html
3話まってます -- (名無しさん) 2008-07-24 00 21 03
https://w.atwiki.jp/ohden/pages/744.html
任意のVMだけ隔離してVPNで繋ぎたい Hyper-V(Windows Server 2008R2) 例えば、開発環境だけ外部ネットワークと隔離したいんだけど、リモートデスクトップやファイル共有とかは使いたいって場合ね。 こんなイメージ。 参照:https //technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj134174.aspx 試行錯誤開始。 スタートメニューから[すべてのプログラム]-[管理ツール]-[ルーティングとリモート アクセス]を選択。 更新日: 2015年10月21日 (水) 10時10分19秒 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/guilmono/pages/144.html
tesuto -- 2012-11-02 20 55 16
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/839.html
「ん……今のは放送か?」 朦朧としていた意識が徐々にはっきりしてくる。 そうだ、自分は確かあの後更にみなみから暴行を加えられて…… (ん? 何だこの生臭さは? それに、なんだか体がぬるぬるして……) ふと自分の体を見下ろした6/氏は、自分の股間に一抱え以上ある巨大なタコが吸い付いているのに気がついた。 しかもそのタコは八本の足を駆使して、うなじ・太腿・脇など6/氏の弱いところに侵略を開始していた。 「ちょ、何これ!!」 慌てて振りほどこうとするも、タコはますますきつく体を締め上げていくのみ。そもそも手は後ろで縛られているし足も括られている。 それはまるで蛇のように陰湿に、徐々に力を加えるようにして6/氏の体を攻めていく。 「ん……く……んはあっ!!」 口の周りに、タコのぬめぬめとした吸盤がまとわり付いてきてその頑なな口から扇情的な声を聞こうと愛撫してくる。 「ちょ……なんで俺こんなことで……」 自分自身でも信じられないことに、彼の下半身の男性自身はタコの愛撫によって勃起していた。 タコはまるでその硬さを弄ぶかのように、自分の柔らかい胴体をそれに擦り付けてくる。 6/氏は最早抵抗の声を上げる自由さえ奪われ、あえぎ声を上げるのみ。 それに気を良くしたかのように、さらにタコは侵略を進める。 彼のセーラー服の胸元から、裾から、履いているスパッツ及びスクール水着の尻から、それぞれの触手が地肌の上に侵入を開始する。 ニーソックスはとうの昔に奪われ、生足はタコの触手のうち残り二本を悦ばせるために奉仕されるのみ。 そして、今までとは比べ物にならないくらいの地獄の責め苦が始まった。 「あ、嫌、そんな……そんな所……ひぎいいいいいいい!!」 吸盤が乳首を噛む。脳の意思に反して更に屹立する下半身のそれを、タコは自在に動く胴体で嘗め回す。 さらに触手のうち二本がついに股間にまで伸びてきて6/氏の後ろめたい快楽に拍車をかける。 「ああ、んあああっ、かがみ!! かがみいいい!! 助けてくれえええ!!」 かつて自分の純情を奪った者に助けを請う。その事の異常さすらも今の彼には理解できない。 しばらく彼の草むらを探検していた二本の触手の端は、ついにそのさらに上にある双丘にまでたどり着いた。 二つの尻たぶを無理矢理広げ、その谷間にある秘部をねっとりとした外気にさらす。 タコはその時の6/氏の悔しそうな顔を見て満足したように笑った。 かがみやセト、リンカーンら数多の性器を受け入れた門が、今また新たなる客を迎えようと震えていた。 「うぐ……ひっく……」 それまで全身をまさぐっていた八本の触手の動きがにわかに鈍る。 それはまさに、これより本番を迎えようとしているという宣言に過ぎなかった。 「かが……」 こんな時にすらも快楽を感じてしまう自分自身が吐き気がするほど憎い。 体のほうはすでにタコを迎え入れる準備を整えているのだ。そう、あの時のように。 (恨むぞ……俺をこんな体にしやがって……) 次に彼が気がついた時、股間にのしかかっていた重みも触手のぬめりも吸盤の痛みも対表面から消えうせていた。 まだ手足は縛られているが、さっきまでと比べればはるかにいい待遇だ。 そして目の前に、 「目が覚めた?」 タコを手にした岩崎みなみ(量産型)が立っていた。 「で、何なんだよそのタコは?」 「食材にしようと思って、リトル○ーメイドのアトラクション内で捕獲してきた。 でも、意外と頭がいいから仲間にしようかと」 「今すぐ茹蛸にしてください」 「それは、出来ない」 みなみ量産型の足元で、タコは不満そうに墨を吐いていた。あと一秒でも遅かったらと思うと……とても考えられない。 「ヴェル爺やわくわくさんたちは見回りに行ってる」 「ああそうかい。それで、ここは一体どこなんだ。さっきアトラクションがどうとか言ってたが」 「窓の外を見て」 量産型に抱きかかえられる。石造りらしい建物の、ガラスの無い大きな窓から見えたのは…… 「ここは某世界的に有名なテーマパーク。そのシンデレ○城の最上階。ここからはほぼ前全景が見える」 ―――流石に、壮観だった。 ここに来るのは高校の修学旅行以来だ。あの時は同じ班のヤツが嫌ディ○ニー厨で、アトラクションに乗るたびに文句を言うので あんまり楽しめなかったのだが。 「ここに貴方を監禁して柊かがみをおびき寄せる」 みなみ量産型は6/氏を床に下ろすとそう告げ、さらに突然微笑した。 「まるで囚われのお姫様みたいね」 「……ふん。白馬の騎士様なんて来ないかもしれないぞ?」 代わりにドラゴンが来たりしてな。 みなみは提げていたビニール袋の中からごそごそと二つのパンを取り出した。 メロンパンとチョココロネだった。 「食べる?」 「確か放送で食事禁止ルールがあったろ?」 「それはさっきの放送で解除された」 みなみは6/氏の手の縄を解きながら言った。止まっていた血が再び通い始める。 「本当だろうな?」 「疑うなら私が先に食べる」 量産型はそう言うとパンの袋を開ける。 「ああ、もういい。わざわざありがとうな」 その手からパンを受け取った。 「で、飲み物は無いのか?」 「飲み物禁止ルールは解除されていない」 「て待て。飲み物無しでメロンパンとチョココロネを喰えってか?」 「……イヤなら仕方が無い」 量産型はいつもの無表情だったが、どことなくその横顔は寂しそうに見えた。 「ったく、仕方ねえな」 そう悪態をつくと、乾いた菓子パンを飲み物無しでかなり無理をして口の中に詰め込んだ。 「あ、死ぬ死ぬ」 二つのパンを平らげた6/氏はあえぎ声を上げた。 菓子パンの糖分が体の水分を吸収したような感覚で、腹が膨れる代わりに喉は砂漠の遭難者のようにカラカラになった。 「……よかったら」 そう言って量産型が取り出したのはゼリー状の栄養食品だった。 「これなら首輪が爆発しないことは確認済み」 「さっさと言え、そんなこと!!」 急いでそのゼリーを喉に流し込んだ。かなりマシになった。 「はあ……昨日に続いて今日も厄日かよ」 しばらく、誰も何も喋らなかった。 「あの、」 その沈黙を破ったのはタコの次に意外な人物だった。 「一つ聞いておきたいことがあるの。これはわくわくさんの命令に関係なく、私個人の単なる興味」 「何だよ。言ってみろ」 「あなたが『岩崎みなみ』に好意を持っていることは調査済みだ」 「ああ、俺はみなみが好きだ。文句あるか?」 「しかし、あなたの言動を分析するとあなたは『柊かがみ』にもそれと同等以上の執心を持っていることが推定される」 「……くだらねえこと言ってんじゃねえや」 確かにかがみはこのロワが始まって以来殆ど一緒にいた相手だから、心配する気持ちや頼る気持ちが無いと言えばウソになる。 まあ、思い返してみればかがみのせいでひどい目にあったことのほうが遥かに多いのだが。 「私は量産型だから、人を好きになるという感情が良くわからないの」 少し機嫌を悪くした6/氏に構わず量産型は続ける。 「あなたは一体『岩崎みなみ』のどこを好きになったのか」 「ハッ。まさに人の心がわからないロボットの言いそうなことだ」 「……それは、どういう」 「好きになるってことはな、相手の全部を好きになるってことだよ。『どこが』なんて問題じゃねえ。 俺はみなみの顔が好きだ。髪型も好きだ。声も服のセンスも付き合ってる友人も全部ひっくるめて好きだ。 好きっていうのは、そういうことだ」 「よくわからない。人間にはマイナスな面もあるはず」 「時には理屈に合わないことがあるのが人間だ。『ドラえもん のび太と鉄人兵団』でしずかちゃんが言ってたろ? だから俺はみなみを―――住んでる次元が違っても、好きになったんだ」 ――まあ、性別が同じヤツを好きになる変態もいるんだし、それくらいは許されるだろう。 「やっぱり、私にはわからない」 「わかってくれなくていいよ。大体ロワ内で恋愛発生させたりしたら大体死亡フラグになるしな」 量産型はなおも釈然としない顔をしていたが、その足元でタコは何度も大きく頷いていた。 ガラスの無い窓から差し込んでいた西日は、いつからか夜闇に変わっていた。 (二日目も夜に突入か……) 一体いつになればこの殺し合いは終わるのか。それはまだ誰にもわからない。 【二日目・午後六時半/千葉県某夢の国】 【◆6/WWxs9O1s氏@現実】 [状態]:柊かがみのセーラー服とスクール水着とスパッツとニーソックスを着用 、 精液とタコの体液塗れ、とらわれのお姫様状態 [装備]:贄殿遮那@灼眼のシャナ [道具]:業務用ポッキー(ダンボール一箱分) [思考] 1:建前:みなみとしばらく一緒にいたいなあ 本音:かがみと早く会いたい 2:建前:かがみのやつめ、合流したら尻百叩きだ 本音:かがみと合流したら抱きしめてあげたい 3:誤解フラグを解く 4:放送を信じない味方を集め、主催を倒す 5:最終手段でかがみとともに主催のところに行き、(本物の)みなみを生き返らせてもらう 6:ま と も な ふ く が ほ し い ※大臣の取引には乗ったふりをしていますが、実際に手を貸すつもりはありません。 ※第六回放送その他色んな放送を聴いていません(かがみにレイプされていたため、などで) 【タコ@某夢の国】 [状態]:健康 [装備]:みなみ量産型 [道具]:支給品一式 [思考]:触手プレイをする
https://w.atwiki.jp/opjapan-jp/pages/36.html
AnonymousJapanではIRCを使って、合法的な活動にするにはどうすればいいか等、個々の意見交換を行なっています。 接続方法については下記の説明を参照してください。(もちろん他のIRCクライアントでも大丈夫です。) Windowsユーザ向け(外部リンク) LimeChatを使った説明が記載されています。 Linuxユーザ向け XChat-IRCを使った説明が記載されています。
https://w.atwiki.jp/hirireorikyara/pages/52.html
野村和也が再び目覚めた時は、湿った草の上に倒れていた。 立ち上がって周りを見渡す、遠くに建物は見えるがほとんどが背が高い草が広がる草原だ。 「俺は……」 自分は死んだはずだと、和也は思う。 殺し合いは今回が初めてでは無い、以前に別の殺し合いに巻き込まれた。 刀を持った女性に襲われ、逃走の末に二人の男に命を救われた―――が、 結果的にその二人は女性と相討ちになってしまった。 自分を助けてくれた二人の分も絶対に生きると、その時の和也は心に誓った。 ゲームは佳境に入り、主催者との直接対決の時がやって来た。 その一人、◆6LQfwU/9.Mには逃げられてしまったが、もう一人の謎のプログラマなる男は倒した。 ―――和也が自分の命と引き換えに。 なのに―――なぜ? 「…考えても、分からないよな…とにかく…」 なぜ死んだはずの自分が蘇生したのか、考えるのは後にする事にした。 経緯はどうあれ、再び「バトルロワイアル」、殺し合いゲームに呼ばれてしまったのだ。 「…前と同じようにするだけさ…この殺し合いを潰す」 あの主催者と思われる男女二人の目的が何なのかは分からない。 しかし、こうして殺し合いを開き、何十人もいる人々を最後の一人まで殺し合わせようとしているのは事実だ。 ならば、自分は殺し合いを転覆させる―――和也は決意した。 足元に転がっているデイパックを早速開けて中身を漁り、まず名簿を取り出し開いた。 (随分多いな……70人以上も……!?) 殆どの名前は日本人名、しかし中には外国人と思われるカタカナ名や本名なのか疑いたくなるもの、 どう見ても歴史上の人物名だったり四字熟語ではないかと思うものまである。 だが、以前の殺し合いもそのほとんどが人の名前では無かったので和也が驚いたのは人数の多さだった。 (守谷彩子……前の殺し合いでも、いたな……) 以前の殺し合いでも名簿に乗っていた名前を見付ける和也。 実際に会った訳ではないが放送で名前を呼ばれたのを聞いた。 ―――実は彼を襲った刀を持った女性こそが守谷彩子なのだが、その事を彼は最後まで知らなかった。 他に知っている名前は無い事を確認すると和也は名簿を置き、更にデイパックを漁る。 すると、一振りの日本刀が姿を現した。 「刀……模造、じゃ、ないよな……」 和也は真剣かどうか確かめるために少しだけ鞘から刀を抜いた。 ―――真剣かどうかを確かめるだけのつもりだった。 だが。 少しだけ鞘から抜いたその刀身から放たれた光を和也が目にした瞬間。 「模造じゃない、な――――――――――――――――――――――――――――綺 麗 な 刀 じ ゃ な い か」 野村和也は「野村和也」では無くなった。 ◆◆◆ 「…ちっちゃ」 デイパックの中に入っていたそれを見た高校生の少年―――紆余曲折の感想。 小型の拳銃、コルトM1908、愛称「ベストポケット」、その愛称の通りポケットにすっぽり収まる程小さな拳銃だ。 弾薬は既に装填されているようで、予備の弾倉が二つセットになっている。 添付されている説明書には操作方法が丁寧に記されていた。 「うわっ、ポケットに入る……隠し持てるのは良いかもしれないけど、威力弱そうだな。 もう一つあるな……これは……」 紆余曲折のランダム支給品はもう一つあるようだった。 「お徳用ストロー……外れだ」 沢山のストローが入ったパックをデイパックの中にしまい直す。 「……しかし、何でまたこんな事に……殺し合いしてると思ったら別の殺し合いか」 紆余曲折――紆余曲折と言う名前では無い、本名はちゃんとあるが、 以前の殺し合いで四字熟語を名前として名乗る事を強要されていた。 その殺し合いの最中、突然、全く別の殺し合いの場に立たされたのだ。 「名簿見たらタクマさんや死んだはずの心機一転、東西奔走もいるみたいだし……。 崩壊してた顔も傷も治ってるし……とにかくタクマさん捜すかな……ん?」 これからの行動指針を決めている時、遠くから一人の男がこちらに歩いてくるのを発見した。 見た目はどこにでもいそうな大学生ぐらいの青年なのだが、 右手には抜き身の日本刀らしき物が握られている。 歩き方もどこかぎこちない、ふらついているように見える。 (何だ、あいつは……やばそうな雰囲気がする) そう紆余曲折が思った、次の瞬間、男が猛烈な勢いで一気に距離を詰め始めた。 「!!」 あっと言う間に目と鼻の先まで刀の男は迫り、刀を振り上げ、紆余曲折へ一気に振り下ろした。 振り下ろされた刃は紆余曲折の身体を袈裟に斬り裂――――く事は無かった。 刃の軌道が逸れた、と言うより、迂回させられたと言った方が良いのかもしれない。 約4秒の間、男が繰り出した斬撃が不可思議な力によって「迂回」させられた。 (この力はまだ使えるか、良し…!) 紆余曲折は右手に持ったコルトM1908ベストポケットを男の足に向け、引き金を引いた。 タンッ! タンッ! タンッ! タンッ! タンッ! タンッ! 至近距離で銃の中の6発全てを撃ち込んだが、当たったのは4発。 右足太腿に2発、腹に2発。 弾自体の威力が非常に弱いため致命傷には至らなかったがよろめかせるのには十分だった。 男がよろめいた瞬間を突いて、紆余曲折は全速力で走り出した。 乱れた呼吸を整えながら振り向く、追ってくる姿は見えなかった。 (振り切れた…?) 一先ず危険は去ったと安堵し、紆余曲折は胸を撫で下ろす。 「あの男は何なんだ…凄く危険な感じがした……いや、危険な感じがしたのはむしろ、あの人よりも、刀の方、か?」 紆余曲折は刀を持った男より、むしろ刀そのものから嫌なものを感じ取っていた。 言うなれば刀そのものに意思があり、男は刀に操られているようにも思えたが―――今となっては知る由も無い。 もしかしたらあの刀をどうにかすれば男の方は正気に戻ったりするのかもしれないが、 はっきり言って見ず知らずの男のためにそこまでする気にはなれない。 放っておけばあの男の手に掛かる参加者も出てくるかもしれないが、大半が全く知らない人物のために、 危険を冒す事は無いと紆余曲折は考えた。 (心無い事考えているかな、僕は……だけど、勇気と無謀は違うって言うし。 ……向こうに大きな建物が見えるね、あそこ行ってみようか) M1908ベストポケットの弾倉を変え、紆余曲折は北方向に見える巨大建造物へ向け歩いて行った。 ◆◆◆ いくら威力が低いとは言え実弾をその身体に4発も食らえば普通なら歩く事はおろか立っている事も困難なはずだが、 今の野村和也――「だった」存在には大したダメージでは無いのだろう、 攻撃を受けた時に少しよろめいた程度で済んだようだ。 「逃げられたか……まあ、いいか……」 和也は、邪魔になりそうな背の高い草を刀で薙ぎ払いながら、東の方に見える道路を目座し歩き始める。 その目には、彼とは全く別の「何か」が宿っているようだった。 【C-3/平原地帯/一日目/朝】 【野村和也@需要なし、むしろ-の自己満足ロワ】 [状態]:腹部、右足太腿に小さな銃創、精神被支配(妖刀村正)、D-3方面へ移動中 [服装]:若干血が付着 [装備]:妖刀村正 [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~2 [思考] 基本:獲物を探し、斬る。 [備考] ※需要なし、むしろ-の自己満足ロワ死亡後からの参戦です。 ※妖刀村正により精神が支配されています。 ※守谷彩子の顔は知っていますが名前を把握していません。 ※紆余曲折の外見のみ記憶しました。 【紆余曲折@四字熟語バトルロワイアル】 [状態]:肉体的疲労(小)、C-2方面へ移動中 [服装]:特筆事項無し [装備]:コルトM1908ベストポケット(6/6) [道具]:基本支給品一式、コルトM1908ベストポケット弾倉(1)、お徳用ストロー [思考] 基本:生き残る。進んで殺し合いをするつもりは無い。 1:タクマさんを捜す。 2:刀の男(野村和也)には要注意。 [備考] ※四字熟語バトルロワイアル18話「取捨選択」直後からの参戦です。 ※ルール能力に規制はありません。 ※野村和也の外見のみ記憶しました。 ≪支給品≫ 【妖刀村正】 野村和也に支給。 装備すると精神が刀に支配され人斬りを楽しむ殺戮マシンと化す呪われた刀。 刀の刀身をへし折るか装備者から離すかすれば精神支配から解放される。 需要なし、むしろ-の自己満足ロワにおいて守谷彩子に支給され野村和也が襲撃された。 【コルトM1908ベストポケット】 紆余曲折に予備弾倉2個とセットで支給。 1906年にジョン・ブローニングが設計した超小型自動拳銃FNM1906を、 アメリカのコルト社がコピーしたもの。ベストポケットは愛称で、ベスト(チョッキ)のポケットにも入る程小型な事にちなむ。 使用する.25ACP弾は威力が非常に弱く急所を狙わない限り大したダメージは期待出来ない。 俺のオリキャラでバトルロワイアルにおいて四宮勝憲に支給、その後金ヶ崎陵華に渡される。 【お徳用ストロー】 紆余曲折に支給。 ストローが30本入っているセット。 DOLオリジナルキャラバトルロワイアルにおいてブルース・ヤスパースに支給されている。 時系列順で読む Back 悪人同行 Next 白か黒か行く道はひとつだけ 投下順で読む Back 悪人同行 Next 白か黒か行く道はひとつだけ GAME START 野村和也 034 魔王のくせになまいきだ GAME START 紆余曲折 058 おさかな→天国
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1657.html
14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/02/24(日) 18 28 07.89 ID CoqU6X7a0 恋人繋ぎで妄想が捗る 桐乃「...」ジッ 京介「ん?俺の手になんか付いてるか?」 桐乃「あんたってさ、男の割に手大きくないよね~」 京介「そうか?」 桐乃「そうだって~ちょっと手貸してみ?」 京介「ほれ」スッ 桐乃「ふむふむ」ピト 京介「いや俺の方が圧倒的に大きいじゃねーか」 桐乃「ふ、ふむふむ」ギュッ 京介「お、おい」 桐乃「ふむふむ…ふむふむ…」ムギュムギュ 京介「おーい桐乃さーん?」 15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/02/24(日) 18 41 25.52 ID ugdC9E1y0 京介「……柔らかいな、おまえの手」 サワサワ 桐乃「い、いつまで触ってんの!キモいってば!!」 ニギニギ 京介「おまえが手ぇ握ってるから離せないんだが」 桐乃「あ、あんたから離すまで離さないっての…」 京介「……じゃあ、ずっとこのままだな」 桐乃「……うん」 20 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/02/24(日) 20 36 28.21 ID t2PZFbC3P 京介「今日も寒いな」 桐乃「そうだね」 京介「こう寒いと手が冷えてしょうがないな」 ハー ハー 桐乃「手袋ぐらいしてくればよかったのに」 京介「うっせ。忘れちまったんだからしょうがないだろ」 桐乃「しょうがないなぁ」 スポッ 桐乃「はいこれ」 京介「あん?」 桐乃「手袋。これ結構伸びるし、あんたの手でも入るでしょ」 京介「ありがてーけどそれじゃあお前の手が・・・って片方だけ?」 桐乃「いいからつけなさいよ」 京介「わかったよ」 京介「つけたぞ。で、これでどうすんだよ」 桐乃「こうすんの」 ギュッ ズポッ 桐乃「思ったとおり、アンタのコートのポケット大きいね。 あたしとアンタの手入れても余裕じゃん。 これでアンタも寒くないっしょ?」 京介「……そうだな。」 桐乃「でしょ? えへへ。じゃ、かえろっか」 京介「おう」 ----------
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/441.html
温泉旅館の男子脱衣室の中に、一人の外国人が居た。 彼の名はジャック・バウアー。 アメリカの連邦機関であるCTUロサンゼルスに勤務する捜査官であり、多くのテロリストたちから国を守ってきた。 そんなジャックでさえ、今回の事態には頭を抱えていた。 「僕は確か、ローガンの悪事を暴いて大統領の座から失脚させることに成功して、そのあと中国政府に身柄を拘束されたはず。 そして中国に連行されて……どうも記憶が曖昧だな」 中国政府に連れて行かれたはずが、気がついたらあのガラスケースの中に閉じ込められていた。 単純に考えれば、今回の件に中国政府が関与、もしくは黒幕の位置にいる可能性が極めて高い。 それではこのゲームの目的は、自国の捕虜を戦わせて主催側がそれを観戦して楽しむものであろうか。 そこまで考えて、ジャックは再び頭を悩ます。 「そんなことをして、一体何になるんだ?」 捕虜は国との取引に際に役に立つ。 それだけではなく、ジャックのような特殊機関に所属していたものならば、かなりの機密情報を所持している。 それをわざわざ無駄に殺すような真似を中国がするだろうか。 否、そのようなことをして得をする人間など皆無だ。 「……なにが起こっていると言うんだ」 主催者側の意図が全く理解できないままその問題を棚上げにして、ジャックは支給品の確認をすることにした。 「これが僕の支給品か……」 ジャックはデイパックの中から取り出した鉄パイプと殺虫スプレーを交互に見比べ、軽く溜息を吐いた。 CTUの協力を期待できない今、自力でなんとかするしかない。 爆弾首輪を解除して、主催者を打ち破り、祖国に無事帰国しなければならない。 だというのに、与えられた武器は鉄パイプに殺虫剤。 行く先に大きな不安を覚えながらも、ジャックは脱衣室を後にした。 ジョーンズは、敵を捜し求めて温泉旅館を徘徊していた。 右手には支給品の如意棒が握られている。 そして左手には小型の端末を持っていた。 「……なるほど。これは首輪探知機か」 首輪探知機のディスプレイを見ながら、興味深そうに呟く。 画面には光点が二つ。 一つはジョーンズのもの。 だがもう一つは? 「……近いな」 探知機をデイパックに入れながら、敵の気配を探る。 (確かに感じるぞ……気配を殺しながら移動しているようだな) ジョーンズが察知した敵の気配は、非常に微弱だ。 その気配の消し方は明らかにプロのそれ。 それでもジョーンズは持ち前の超聴力で、敵の僅かな息遣いや足音を聞き分けた。 流石は宇宙人。 ご都合主義でも何でも有りだぜドロッチェクオリティ! 「さあ、闘争を楽しませろ!」 ジョーンズは如意棒片手に、気配がするほうへと走り出した。 【一日目 1時20分】 【A-2 温泉旅館】 【ジョーンズ@缶コーヒーBOSS】 [状態] 楽しんでる [装備] 如意棒@ドラゴンボール [道具] 首輪探知機、支給品一式 [思考] 基本行動方針 バトルロワイアルを楽しむ 1 気配の相手(ジャック)と戦う 【ジャック・バウアー@24】 [状態] 健康 [装備] 鉄パイプ [道具] 殺虫スプレー、支給品一式 [思考] 基本行動方針 ゲームからの脱出 1 主催者を倒す 2 首輪を解除できる人間を探す [備考]:ジャックは黒幕を中国だと疑っています。 ジョーンズの接近には気がついていません。 【首輪探知機】 探索範囲を自由に変更できたりできなかったり。 その話の書き手が勝手に決めればいいさ。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/9380.html
1 2 3 4 5 注意:アル中 2010/11/09 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1289312818/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る ひねくれた考えになるかも知れないけど、この唯は無理にHTTに加入する必要はないと思う。 人気にあやかって加入したと、色眼鏡で見られるのがオチだ。 ここまでパラレルをやられるとそう思っても仕方がない。 この唯は梓と純との三人で頑張って欲しい。 -- (名無しさん) 2011-12-23 00 34 45 まだ最後に希望が持てるだけでもマシな方だと思う。 別のSSじゃ唯がパニック障害になって社会復帰が困難な状況になって妹にうざったいと思われる、それでも自力で何とかしようとしたもののHTTのメンバーからも利用されて最後は病院の隔離部屋に閉じ込められるという酷いオチがあったSSを見て居た堪れなくなった気分だった。 -- (名無しさん) 2011-01-28 02 58 56 たった一つの冴えたやり方 自殺でもするのかと思った -- (名無しさん) 2011-01-27 22 16 33 アル中設定があんま活かされてない -- (名無しさん) 2010-11-29 06 30 00 けいおんキャラがけいおんキャラになるためには、 五人いないと駄目って話じゃないのかな。 -- (名無しさん) 2010-11-29 00 57 23 名前だけけいおんキャラでもなあ -- (名無しさん) 2010-11-28 16 06 41 最後は上手く、まとまったし、けいおんの世界観とも合致したと思った。 -- (名無しさん) 2010-11-28 14 37 54 ええ〜話やな〜 -- (名無しさん) 2010-11-28 12 04 29 完全なるifの世界観のSS久しぶりに読んだ気がするけど好きだわ~。 この唯はダメっぷりに拍車がかかりまくってるけど唯は唯だなァ。どうにも 憎めねェ -- (真・けいおん厨) 2010-11-28 11 22 43 ええ話や… -- (名無しさん) 2010-11-28 09 32 45