約 27,812 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/752.html
『A Jewel Snow』の後日談的話です。 時は12月の24日。世間がクリスマスイヴだと賑やかになり、 幸福に過ごす者、それに嫉妬する者、働くことに追われる者。 様々な人たちがいる。そして今、俺は珍しく昼から街に出ている。 つい1週間と少し前、晴れて恋人となった人と歩いているからだ。 俺と腕を組んで満面の笑顔を浮かべている美少女、涼宮ハルヒである。 「繋ぎとめる想い」 「ねぇ、キョン。次はどこ行こうか?」 満面の笑顔を浮かべながらハルヒが聞いてくる。 昼に会ってからこの調子でずっと連れまわされている。 「あ、ちょっと見てキョン!あれ面白そうじゃない?」 とハルヒが指差したのは置時計だ。中からサンタが出てくる仕掛けらしい。 随分と期間限定でしか使えない感じの時計だが、売れるのだろうか。 しかし、腕を組みながらあっちこっち歩き回るその様は目立つカップルである。 ついでに女の方はとびきりの美少女である。 何やら嫉妬のような嫌な視線をいくつも感じたのは被害妄想ではあるまい。 俺にしてみても二人でいるときのハルヒは普段と見違えるようだった。 満面の笑みを俺に向けるハルヒを心底可愛いと思ったのは初めてだ。 そんな笑顔を独り占めできている事実に、俺はけっこう浮かれていた。 とりあえずは今ポケットに入っているこれを渡すタイミングでも探すか…。 構築されかけた新世界が砕けたあの日の後、古泉から呼び出しがあった。 寒さを感じる季節だというのに、部室では言えない様な事なのか。 一体何の用だ。 「世界を救ってくれたあなたには、何かお礼が必要だと機関が考えたもので」 いつものスマイルを向けてくる古泉。嬉しくはないな、裏があるんじゃないと思うだけだ。 しかし古泉は持っていた鞄から封筒を差し出しただけだ。 これは? 「今後資金が必要になる場面もあるでしょう。是非お使い下さい」 ちょっと見た感じ諭吉さんがそこそこの人数を揃えている。 怖くて受け取れないなこれは 「そう仰らずに。我々一同の気持ちですよ」 まだ怪訝そうにする俺をよそに古泉はもう帰宅する準備をしていた。 待てよ古泉。まだ俺は受け取るとは一言も… 「あなたならそれの使い道もお分かりになっているのでは?」 いや、まぁそれはそうだが… 「涼宮さんを喜ばせていただければ我々の仕事も減ります。つまる所依頼ですよ」 「そういう形ならあなたも納得していただけるでしょう?」 「僕個人としても涼宮さんとあなたには上手く行ってて欲しいんですよ。では」 やれやれ…言うだけ言って本当に帰りやがった。 確かにあって困るものでもないが…なぁ。 とりあえずそれまでの俺からすれば大金だ。とりあえず自分の鞄にしまう。 クリスマスと世間で言われる日が近づいている今日この頃。 古泉たちの意図を読むのは簡単だ。 要するにこれで何かしらのプレゼントでも用意しろって事なんだろ? 確かにそれで閉鎖空間の発生なりが減ったりすれば向こうも助かるんだろうが。 一つの組織の意見を聞くと他の組織の意見も聞いてみたくなるのが世の常だ。 セカンドオピニオンってやつ。そんな訳で後日のSOS団活動にいつもより早く行き、 部室に居た長門に聞いてみた。 なぁ長門、ハルヒは俺が何かをプレゼントしたりしたら喜ぶと思うか? 「涼宮ハルヒはあなたから物を受け取る事によって大きな効用を得る可能性が高い。 そして人々の間で慣習化されたタイミングであれば、相乗効果によってより大きなものになる」 ようするにクリスマスに渡すって事ね。特に問題は無いわけだな。 「ある」 あるのか?何だ? 「涼宮ハルヒだけにその機会が与えられるのは不公平」 そう言うと長門は俺に視線を向けた。 あのー、長門さん?いったい何を仰ってるんですか? 「…なんでもない、忘れて」 いや、そうは言っても… 「忘れて」 わかったよ、そうする。 そうしていると朝比奈さんが来た。何てタイミングがいい。 朝比奈さん? 「ふぇ?あ、キョン君おはよう」 おはようございます。近いうちにハルヒに何かプレゼントでもって考えてるんですが… 「ふぇぇ!?キョン君、アツアツですねぇ~」 最近「アツアツ」なんて言い方は久しく聞いていないな。と思ってると 「いいと思いますよ~。涼宮さんも喜びます」 どうやら問題は無いらしいな。いや、すっかりその気になってた俺は 仮にまずいからやめろって言われてもやったかもしれないが。 程なくして古泉とハルヒも来た。何で一緒に来ないかって? 普段からベタベタしてたら周囲から何言われるかわからん。 学校、それもグラウンドのど真ん中で抱き合ってキスしただけでも軽く事件なのだ。 どれだけの人間が知ったかは解らないが学校が始まっても平穏が続くとは限らない。 いや、今までハルヒに連れまわされた日々だって決して平穏じゃなかったが。 それにハルヒは普段はSOS団団長だからと言ってベタベタしない。 俺はと言うと実際それくらいで丁度いいと思っているのだ。 たまーにしか見せない一面があるから人っていうのは輝くものなのさ。 なんだかんだ言ってもハルヒだって、年頃だ。恥じらいの一つや二つあるだろうさ。 帰り道では割とベタベタしてるのはそういった意味じゃ思い切ってる。 今週の土曜も不思議探索はしないらしい。ハルヒは24日にデートをするって話に なっていたので、今日に予定を入れる事も無かった。 少し間を空けたほうが気分が出るし、探し物もできる。好都合だ。 そうして俺は今何をプレゼントしようか悩みながら街中をブラブラしていた。 ベタにアクセサリーの類にしてみるか。ハルヒは変わったもの好きだが、 プレゼントに「変わった物」なんて要素を組み込むのは簡単じゃない。 そういった意味じゃなんともやりにくい相手ではある。 別にハルヒと付き合ったことを後悔してるわけじゃない。 やりにくい中にある駆け引きを俺もどこかで楽しんでいるからだろう。 俺は近くにあったアクセサリー店に入ってみる。店員が愛想良く迎えた。 適当に品物を見ていると値段に高低差に驚愕する。高い方を買う奴の気が知れん。 店の一角にふと何かを見つける。ショーケースに入っていない物があったのだ。 俺のその視線に気付いたのだろう。店員が俺のほうに来た 「あちらの品に興味が?」 ええ、あれは何ですか?と適当に受け答えする。 「こちらはJewel Snowと言うペアのネックレスです」 そう言うと飾ってあったそのネックレスを持ってくる。ペアと言うには一つしかないが。 「このJewel Snowには面白い仕掛けがありまして」 そう言うと店員が雪の結晶を模した宝石部分に何かをしている。 形容し難い音が少ししたかと思うと雪の結晶は2枚になった。 「これは2つの結晶が重なってひとつになるんです」 なるほどね。それがペアたる所以か。 「でも、それだけでは無いんですよ」 まるでカラクリアクセサリーだな。なんて事を俺は思う。 「この結晶が重なっている時に光を当てると…」 そう言うと店員はライトの下に結晶を持って行く。 そこで俺は自分の目に写ったものに驚愕した。 あの陽を反射した世界の破片と同じ輝きがそこにはあった。 同じ物で出来ているはずは無いだろう。偶然同じ光の屈折が起きるだとか、 名前もわからんこのガラスか宝石かが同じような輝きを放っているに過ぎない。 だが、幻想的で美しい光。正直に言うと見惚れていた。 「この様に光るのは重なった時だけです。屈折の関係なんですよ」 店員が説明を続けているが耳には入っていなかった。 気が付いたら俺はこう聞いていた。これ、いくらですか? 「値札はあちらになります」と店員が指したのはその結晶が元あった場所だ。 値札を確認してみる。古泉に貰った資金に少し足せば買える金額だった。 俺一人ではどう足掻いても届かなかった代物だ。お前に初めて感謝しそうだ。 俺は店員にそれを買う旨を伝えた。店員が包装の準備をする。 ハルヒがあの雪の意味を知っているはずは無い。 だが、これは気に入るはずだ。俺には妙な確信があった。 これでプレゼントは揃った。あとは日を待つばかり…か。 おかげでまた財布には冬が訪れる事になりそうだが。 24日のデートまで節約しないとな。 そしてやってきたのが今日だ。 あちこち歩き回った為に、精神的には満たされつつも肉体は着実に疲れを貯めていた。 なぁハルヒ、どこかで少し休まないか? 「何よキョン、もう疲れたの?しょうがないわね」 可愛らしい微笑を向けてハルヒが答えた。 いやホント可愛いな。普段の破天荒さは何所へ行ったのやら、 こうしていると本当に普通の美少女である。今日限定かも知れん。永久保存版ってやつだ。 普遍的な事を嫌いながらも今日と言う日にハルヒも浮かれているのだろうか。 そんな事を考えながら歩いていたらベンチを見つけた。ハルヒと相談し、そこで休む事にする。 「今日はいろんな物見たわね。どれが良かった?」 そうだな、さっき商店街を歩いていたサンタの一団は印象深かったな。 「でもあれは不気味よ。赤い服が集団で歩いていたらまるで犯罪者じゃない」 随分極端な理論だ。しかしその言葉にいつものような棘が無い。 言ってることこそとんでもないが、悪意も不満も無く、ただ思ったって感じだ。 あの雪の日以降、ハルヒは急激と言ってもいい程に棘が無くなった様に思える。 恋心は人を変えるとはよく言ったものだが、これは極端じゃないか? それが俺と付き合う事になった結果なのか、何かの過程に過ぎないのかはわからない。 もしかしたらあの時砕けた世界にハルヒを構成していた棘が含まれてたのか? あれからSOS団の活動も平常通りのままだ。何も思いついてないのだろうか。 この時何が問題だったのか、「ハルヒらしくない」という認識が俺の中に生まれる。 今のハルヒは大切に思っているし、この可愛らしさが続けば俺も輝ける学生生活を送れる事だろう。 だが、人とは悲しくも慣れてしまうのだ。超常現象の数々に出会った俺には、 今の生活にどこか張り合いの無さを感じているのも事実だった。 なぁ、ハルヒ… 「ん?どうしたのキョン?」 ハルヒは笑顔のまま俺の声に振り向いた。 お前、変わったよな 「そうかな?キョンが言うならそうなのかも」 いや、変わったよ。大人しくなったって言うか… 「そうね。確かに色んな事をしなくてもいいって思うようにはなったわ」 「だって…今はキョンと居たい。二人で」 そう言うと少し照れたように顔を伏せる。俺はと言うと複雑な心境だった。 「どうしたの?いきなりそんな事言い出すなんて」 いや、なんでもないさ。ふと思っただけだよ 「でも…今のキョン、何か考えてる顔してる」 驚いた。ハルヒが俺の顔をじーっと見ている。 その表情にさっきまでの明るさが残っているが、曇りはじめてきている。 俺がそんな顔をしていた事もそこそこに驚いたが直ぐに見抜いたハルヒに驚いた。 「何か心配事でもある?例えば来年の進級とか?」 ハルヒが少し不安を浮かべながら聞いてくる。そう言って欲しいのだろうな…。 大丈夫。本当になんでもないんだ その回答にハルヒは頷いた。しかしその顔には明確に不安の色が浮かんでいた。 そろそろ行こうか。という俺の言葉で俺たちは席を立ち、また歩き出す。 しかし今度はハルヒが腕を組んでくることはなかった。 「あたし…行きたいところがあるんだけど、いい?」 ああ、いいぞ。表情を作り直しつつ答える。 ハルヒに付いていくように歩くと公園についた。 日が日なのでそこそこに人が居る。 外灯のある場所の下に座れそうな場所があったので、ハルヒはそこに座った。 この公園に何かあるのか? 「ううん、別に。ただ、あんなに人が多いのが嫌だっただけ」 表情を曇らせたままハルヒが答える。俺はとりあえずハルヒの隣に座る。 「ねぇ、キョン」 ハルヒが俺の方を見て言った。 「話してよ。さっき何を考えていたの?」 いや、だから大したことじゃ… 「嘘よ、だってキョンあの時残念そうな顔してた」 そんな顔してたのか。俺は。 「あたしとこうやってデートするの、楽しくないの?」 いや、それは見当違いだ。あれが楽しくないなんて思う奴がいたらここに来い。 思いっきり殴ってやる。 いや、楽しいさ。本当に楽しいと思ってる 「じゃあ、どうして…」 隠さないほうがいいな。とこの時に確信した。 俺はな、ハルヒ。人の話も聞かないで勝手に引っ張るお前も好きだったんだ。 今のハルヒはこの上なく可愛らしいし、そんなハルヒと居られるのが嬉しい。 だが、いつものようなハルヒじゃないとどこか空虚な感じになるんだ。 勝手な話だよな。今までだってお前が何かを言い出せば反対してたのに。 ハルヒは黙って俺の話を聞いていた。考えているのか、一言も発しない。 しばらくの沈黙の後、ハルヒが口を開いた。 「キョンは…あたしにどうして欲しいの?」 それが問題なのだ。今のハルヒは魅力があると思う。だがいつものパワーも持っていて欲しい。 言ってしまえば相反する要素だ。共存させろなんて無理な注文だとわかっている。 俺自身も解らないんだ。だから考えていたのさ。 「そっか…」 それっきりまたハルヒもだんまり。 あぁ、なんだってこんな日にこんな暗いムードになってしまうのだ。 俺のわけわからない矛盾がハルヒに伝わり、それでこんな状況になった。 最低だ。俺は。 すまん、ハルヒ 「え?」と俯いていたハルヒがその一言で俺を見る。 ちょっと頭冷やしてくる。そう言って立ち上がった。 正直どこに行くか全く考えてはいないのだが、これ以上ハルヒと居て ハルヒの気分を損ねるわけにも行かない。 だが、数歩歩いた時に後ろから声が飛んできた。 「待ってよ、キョン!」 その声に少し驚いて俺は振り向いた。ハルヒも立ち上がってる。 ついでに泣きそうな顔をしている。俺の罪悪感はそこで3割増くらいになった。 「キョンがそう思うのも、仕方ないわよ…あたしは…今までキョンを引っ張ってきたんだもん…」 「でも今はキョンと居たいって気持ちがあるから…あたしが勝手に引っ張るんじゃなくて」 「キョンが自分であたしと居る事を選んで欲しかったから…」 そこまで言って、ハルヒの目から涙が落ちた。 本当にごめん。ハルヒ 「あたしはキョンが来なかったあの1週間、毎日待ってた」 「待つだけの事なんてしたくなかったのに、何もできなかった」 「本当にキョンが死んでいるって思うのが怖かったから」 「今も怖い…キョンが離れてる感じがする。もう…待ちたくない…」 「行かないで……」 今俺の目の前に居るのは弱弱しい女の子の姿だった。 そうだ。いくら力があったって、普段人を無理やり引きずるようなハルヒだって、 女の子なのだ。誰にも頼ることなく生きてきたハルヒが初めて頼った相手、それが俺だ。 俺はそんな事を考えず、身勝手な不満で今を楽しむことすらも忘れていた。 何を悩んでいたんだ。俺のバカ。 今まで何を言っても自分を曲げなかったハルヒだ。俺はそれに今まで付き合ってきた。 これからだってそれが変わるわけじゃない。ハルヒが出来ない時には、俺が手伝う。 それでいいじゃないか。ハルヒが思いつかないなら俺が考えればいい。 何でそんな事も思いつかなかったんだ。 俺はハルヒの方に戻った。俯いて泣いているハルヒを抱きしめる。 「………キョン?」 すまん、ハルヒ。俺がバカだった。 「バカ……わかればいいのよぉ」 そう言うとハルヒも俺に抱きつく。 いつぞやの展開と似ている気もするが、気のせいだろう。 自分に学習能力が無いとは認めたくないしな。 俺はハルヒが泣き止むまでその頭を撫でていた。 ハルヒも泣き止み、俺たちはさっきまで座っていた外灯の下に戻った。 「いいの?キョン。あたしはどうすればいいかまだわからない…」 いいんだ。二人で考えればいいんだって気付いた。 「キョン……」 時間ならあるじゃないか。慌てて何かを求めたってしょうがない。 最初から解ってればよかったんだけどな。 そう言うと俺は自分がおかしくなった。ふっと笑い声が漏れる。 「…バカキョン」 そう呟いたハルヒにも笑顔が戻っていた。 …やっぱり笑ってるのが一番だよ。ハルヒ。 「うん。ありがとう…」 「でも、あたしを悲しませたんだから、埋め合わせはしないとダメよ!」 あ、ああ…どうすればいいかな? ハルヒはその質問に答える代わりに俺のほうに顔を向けて、目を閉じた。 一応、ここ人通りあるところなんだが… 「ダメ、あたしを泣かせた罰よ」 いたずらっぽくハルヒが言う。わかったよ 俺も目を閉じ、ハルヒと唇を重ねる。 そう、今の俺にはそこにある幸福だけでも十分だ。 これ以上を求めるなんざ天罰が当たる。 どれくらいの間唇を重ねていたかはわからない。 お互いに頃合だと思ったのか、ほとんど同時に唇を離す。 ハルヒの顔には笑顔が戻っていた。涙の跡が少し残っていたが、 それはそれで可愛さを引き立てるものだった。贔屓目じゃないぞ? 「…それじゃ、行きましょ!キョン!」 そう言ってまたハルヒは俺の腕に組み付く。 でも、その前に重要な事があるんだよな。俺には。 ちょっと待ってくれ。そう言って俺はポケットに手を入れて、 包装紙にくるまれた物を取り出し、ハルヒに差し出す。 ハルヒはそれを受け取ると期待と嬉しさをブレンドした特上のスマイルを俺に向けた。 「開けてもいい?」 俺が頷くと包装紙を丁寧に解いていく。中から出てきたのは箱だ。それも開ける。 中には二つの雪の結晶が付いた二つのネックレスがあった。 「これって…ペアって事?」 俺は店員から得た知識を有効に使わせてもらった。 ただのペアじゃないのさ。これは一つでも中々綺麗なもんだが、 重ねて光に当てると… そう言って俺は結晶を重ねると、頭上の外灯にそれをかざす。 その結晶が放つ光にハルヒは見惚れていた。 「すごい…」 しばらくかざすとまた二つに戻し、片方をハルヒに渡す。 「こういう時は彼氏が彼女にかけてあげるものでしょ」 ハルヒが笑いながら言ってくる。俺はその通りにした。 その後、ハルヒが俺の首にネックレスをかける。 正直俺には過ぎたもののような気がするのだが。 「あたし、とっても嬉しい…こういう時、何て言えばいいのかな?」 嬉しさのあまりなのか、ハルヒも混乱気味なのか?プレゼント効果とでも名づけよう。 さぁ、ハルヒが思うまま言えば良いんじゃないか? 「うん…ありがとう…キョン。あ、そうだ。あたしからも渡さないとね」 そう言ってハルヒは持っていた紙袋からごそごそと何かを探した。 今日ずっと持ってたのはそのためだったのか。 ハルヒが取り出したのはマフラーだった。そこ、ベタって言うな。 ハルヒが俺の首にマフラーをかける。かけた後にふっと笑ってこう言った 「これじゃせっかくのペアネックレスが隠れちゃうね」 かまわないさ。人に見せるためにこれはあるんじゃないからな。 俺たちの繋ぎとめる想いを誓う為の物。それがこのJewelSnowの役割だ。 これからもハルヒを大切にしていこう。俺は自分の首にかかっている結晶にそう誓うと、 ハルヒの手を握って、俺はまた歩き出した。二人の未来に向かって――― FIN...
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/3832.html
作詞:otetsu 作曲:otetsu 編曲:otetsu 歌:神威がくぽ 翻譯:yanao 基於相互尊重,請取用翻譯者不要改動我的翻譯,感謝 手牽手 聲音顫抖 訴說著些什麼 因為並不想聽 不說也沒關係 別發出聲 什麼也別說 此刻就只是牽著手吧 並不是特別討厭你那髒手 我不會做啥壞事的就借我你的手吧 右手 左手 在互牽著的同時 喂看著吧 一模一樣對吧 左手 右手 閒得發慌 該做 該做 該做些什麼呢 聲音顫抖 訴說著些什麼 因為並不想聽 不說也沒關係 別發出聲 什麼也別說 此刻就只是牽著手吧 重複又重複 磨損得厲害的手 被弄髒的手 逐漸染黑的心還有什麼? 什麼? 因為已經習慣 你那髒臉了 轉過頭來吧 借我你的嘴唇 並不是特別討厭你那髒手 我不會做啥壞事的就借我你的手吧 右手 左手 在互牽著的同時 喂看著吧 一模一樣對吧 說著喜歡喜歡實際上就是討厭 毫無怨恨的單手 左手 左手 在互牽著的同時 心情便變得好糟 右手和右手閒著 就是為了能無時無刻互刺啊 聲音顫抖 訴說著些什麼 因為並不想聽 不說也沒關係 別發出聲 什麼也別說 此刻就只是牽著手吧
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/17739.html
ネフティスの繋ぎ手(OCG) 儀式・効果モンスター 星2/風属性/魔法使い族/攻2000/守 0 「ネフティスの輪廻」により降臨。 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。 手札・デッキから「ネフティスの繋ぎ手」以外の 「ネフティス」儀式モンスター1体を儀式召喚扱いで特殊召喚する。 (2):このカードが「ネフティス」カードの効果で、 リリースされた場合、または破壊された場合に発動できる。 次のスタンバイフェイズに、自分の手札・デッキ・フィールドからそれぞれ1枚まで、 儀式モンスター以外の「ネフティス」カードを選んで破壊する。 デッキ圧縮 ネフティス ネフティス補助 リクルート 儀式モンスター 儀式モンスター補助 風属性 魔法使い族 関連カード ネフティスの輪廻(OCG)
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/15903.html
SMP/W82-048 カード名:“手の繋ぎ方”識 カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《サマポケ》・《鬼》 【自】このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札の上から1枚を公開する。そのカードが《サマポケ》のキャラなら、そのターン中、このカードのレベルを+1し、パワーを+1500。(公開したカードは元に戻す) 【自】このカードのバトル相手がリバースした時、あなたは他の自分の《サマポケ》のキャラを1枚選び、レストし、後列のキャラのいない枠に動かす。 RR これもおむすびだね SR んへへ レアリティ:SR RR Summer Pockets REFLECTION BLUE収録
https://w.atwiki.jp/karanemi/pages/1101.html
エヌマ・エリシュ 作品名:Fateシリーズ 使用者:エルキドゥ 別呼称:人よ、神を繋ぎ止めよう(Fake) 奈須きのこ作品のFateシリーズに登場する能力。 宝具の一つ。形状は槍、というかエルキドゥ自身。 抑止力の補正を受けた楔の一撃 能力についての詳細基本性能 抑止力の武装化 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 能力についての詳細 基本性能 宝具のランク A++ 種別 対粛清宝具 レンジ 1~999 最大捕捉 1000人 宝具による効果 抑止力の武装化 抑止力の武装化 光る楔となって抑止力の力を受け取り、相手を貫く対人類、対星など抑止力が働くものに対して威力が激増する。 エルキドゥ自身の身体を一つの神造兵器と化す能力。 アラヤやガイアといった【抑止力】の力を流し込む光の楔となり、膨大なエネルギーを世界 が認識できる形に変換して相手を貫く一撃。 星、もしくは人類への破壊行為に反応して威力が激増する。 元ネタ エヌマエリシュ(Enûma Eliš) バビロニア神話の創世叙事詩エヌマエリシュ。 関連項目 宝具 人よ、神を繋ぎ止めようの能力分類 天地乖離す開闢の星 同じルビの宝具。 関連タグ Fate 奈須きのこ作品 槍 神槍 粛清 能力 リンク Wikipedia エヌマエリシュ
https://w.atwiki.jp/touhoukashi/pages/743.html
【登録タグ TaNaBaTa あにー さ サクラツナギ 幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life 曲】 【注意】 現在、このページはJavaScriptの利用が一時制限されています。この表示状態ではトラック情報が正しく表示されません。 この問題は、以下のいずれかが原因となっています。 ページがAMP表示となっている ウィキ内検索からページを表示している これを解決するには、こちらをクリックし、ページを通常表示にしてください。 /** General styling **/ @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight 350; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/10/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/9/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/8/NotoSansCJKjp-DemiLight.ttf) format( truetype ); } @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight bold; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/13/NotoSansCJKjp-Medium.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/12/NotoSansCJKjp-Medium.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/11/NotoSansCJKjp-Medium.ttf) format( truetype ); } rt { font-family Arial, Verdana, Helvetica, sans-serif; } /** Main table styling **/ #trackinfo, #lyrics { font-family Noto Sans JP , sans-serif; font-weight 350; } .track_number { font-family Rockwell; font-weight bold; } .track_number after { content . ; } #track_args, .amp_text { display none; } #trackinfo { position relative; float right; margin 0 0 1em 1em; padding 0.3em; width 320px; border-collapse separate; border-radius 5px; border-spacing 0; background-color #F9F9F9; font-size 90%; line-height 1.4em; } #trackinfo th { white-space nowrap; } #trackinfo th, #trackinfo td { border none !important; } #trackinfo thead th { background-color #D8D8D8; box-shadow 0 -3px #F9F9F9 inset; padding 4px 2.5em 7px; white-space normal; font-size 120%; text-align center; } .trackrow { background-color #F0F0F0; box-shadow 0 2px #F9F9F9 inset, 0 -2px #F9F9F9 inset; } #trackinfo td ul { margin 0; padding 0; list-style none; } #trackinfo li { line-height 16px; } #trackinfo li nth-of-type(n+2) { margin-top 6px; } #trackinfo dl { margin 0; } #trackinfo dt { font-size small; font-weight bold; } #trackinfo dd { margin-left 1.2em; } #trackinfo dd + dt { margin-top .5em; } #trackinfo_help { position absolute; top 3px; right 8px; font-size 80%; } /** Media styling **/ #trackinfo .media th { background-color #D8D8D8; padding 4px 0; font-size 95%; text-align center; } .media td { padding 0 2px; } .media iframe nth-of-type(n+2) { margin-top 0.3em; } .youtube + .nicovideo, .youtube + .soundcloud, .nicovideo + .soundcloud { margin-top 0.75em; } .media_section { display flex; align-items center; text-align center; } .media_section before, .media_section after { display block; flex-grow 1; content ; height 1px; } .media_section before { margin-right 0.5em; background linear-gradient(-90deg, #888, transparent); } .media_section after { margin-left 0.5em; background linear-gradient(90deg, #888, transparent); } .media_notice { color firebrick; font-size 77.5%; } /** Around track styling **/ .next-track { float right; } /** Infomation styling **/ #trackinfo .info_header th { padding .3em .5em; background-color #D8D8D8; font-size 95%; } #trackinfo .infomation_show_btn_wrapper { float right; font-size 12px; user-select none; } #trackinfo .infomation_show_btn { cursor pointer; } #trackinfo .info_content td { padding 0 0 0 5px; height 0; transition .3s; } #trackinfo .info_content ul { padding 0; margin 0; max-height 0; list-style initial; transition .3s; } #trackinfo .info_content li { opacity 0; visibility hidden; margin 0 0 0 1.5em; transition .3s, opacity .2s; } #trackinfo .info_content.infomation_show td { padding 5px; height 100%; } #trackinfo .info_content.infomation_show ul { padding 5px 0; max-height 50em; } #trackinfo .info_content.infomation_show li { opacity 1; visibility visible; } #trackinfo .info_content.infomation_show li nth-of-type(n+2) { margin-top 10px; } /** Lyrics styling **/ #lyrics { font-size 1.06em; line-height 1.6em; } .not_in_card, .inaudible { display inline; position relative; } .not_in_card { border-bottom dashed 1px #D0D0D0; } .tooltip { display flex; visibility hidden; position absolute; top -42.5px; left 0; width 275px; min-height 20px; max-height 100px; padding 10px; border-radius 5px; background-color #555; align-items center; color #FFF; font-size 85%; line-height 20px; text-align center; white-space nowrap; opacity 0; transition 0.7s; -webkit-user-select none; -moz-user-select none; -ms-user-select none; user-select none; } .inaudible .tooltip { top -68.5px; } span hover + .tooltip { visibility visible; top -47.5px; opacity 0.8; transition 0.3s; } .inaudible span hover + .tooltip { top -73.5px; } .not_in_card span.hide { top -42.5px; opacity 0; transition 0.7s; } .inaudible .img { display inline-block; width 3.45em; height 1.25em; margin-right 4px; margin-bottom -3.5px; margin-left 4px; background-image url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2971/7/Inaudible.png); background-size contain; background-repeat no-repeat; } .not_in_card after, .inaudible .img after { content ; visibility hidden; position absolute; top -8.5px; left 42.5%; border-width 5px; border-style solid; border-color #555 transparent transparent transparent; opacity 0; transition 0.7s; } .not_in_card hover after, .inaudible .img hover after { content ; visibility visible; top -13.5px; left 42.5%; opacity 0.8; transition 0.3s; } .not_in_card after { top -2.5px; left 50%; } .not_in_card hover after { top -7.5px; left 50%; } .not_in_card.hide after { visibility hidden; top -2.5px; opacity 0; transition 0.7s; } /** For mobile device styling **/ .uk-overflow-container { display inline; } #trackinfo.mobile { display table; float none; width 100%; margin auto; margin-bottom 1em; } #trackinfo.mobile th { text-transform none; } #trackinfo.mobile tbody tr not(.media) th { text-align left; background-color unset; } #trackinfo.mobile td { white-space normal; } document.addEventListener( DOMContentLoaded , function() { use strict ; const headers = { title アルバム別曲名 , album アルバム , circle サークル , vocal Vocal , lyric Lyric , chorus Chorus , narrator Narration , rap Rap , voice Voice , whistle Whistle (口笛) , translate Translation (翻訳) , arrange Arrange , artist Artist , bass Bass , cajon Cajon (カホン) , drum Drum , guitar Guitar , keyboard Keyboard , mc MC , mix Mix , piano Piano , sax Sax , strings Strings , synthesizer Synthesizer , trumpet Trumpet , violin Violin , original 原曲 , image_song イメージ曲 }; const rPagename = /(?=^|.*
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1488.html
参っちゃったね。 まさか、こんなことになっちゃうなんてさ。 「ごめんっ!本当に悪気はなかったんだよっ!」 「そんな、問題じゃ、……ぐしゅ、あり、ありません……」 んー、状況が分かんないと思うから、最初から説明するよ。 今日は久々にみくるがうっとこに遊びに来たんだよ。 「お邪魔します。……私が一人でここに来るのって久々ですね」 「そだねっ!」 ほんとに何時以来かな? この間来たのはみちるちゃんってことになってたっけ? あれ? みくるが見慣れないアクセサリーをつけてるなあ。 「なんだい、それ?」 「これですか?」 そう言って首にかかったネックレスを持ち上げる。 特に大した装飾もないけど、相当古いもんだと思うねっ。 「そうなんです。わたしがお母さんから、お母さんはお婆さんからって、 ずーっと昔から伝わってるものなんです」 「そんな大事なものをつけてきたのかい?」 「ええ」 「ちょっとみしてもらっていい?」 みくるが少し困ったような顔をする。 でも、もう一押しすれば……だねっ。 あたしは手を合わせて頭を下げた。 「ねっ、いいだろ?」 結局、予想通り貸してもらえたんだ。 「ふーん。やっぱりだいぶ古いものだねっ。下手に引っ張ったら壊れちゃ……」 「そんなこと、しないで下さいよ」 「……うん」 普段はおっとり喋るみくるが強い口調で言ったもんだからびっくりしたっさ。 大事なものだから、そろそろ返そうと思ってみくるの首に掛けてやろうとしたら、 恥ずかしがって逃げるもんだからつい悪乗りして追いかけたんだよ。 そしたら、ネックレスのチェーンがどっかに引っ掛かってさ……、後は分かるにょろ? それで冒頭の場面に戻るんだね。 突然みくるが立ち上がって涙声で言ったんだよ。 「わたしもう帰ります」 「ちょっと待つっさ!すぐなお……」 「鶴屋さん、大っ嫌いです!」 そう言って部屋を出て行くみくる。 あたしはもう何をしていいか分からなかったよ。 結局、ちぎれたチェーンを集めた後は何もする気が起きなくて寝ちゃったんだ。 月曜日にどんな顔して会えばいいんだろう? 月曜日に教室につくとみくるはもう自分の席にいた。 恐る恐る挨拶してみたんだね。 「おはよー、みくる」 「……」 長門ちゃん張りに無言。これは相当まずいね。 こういう時は一人で悩むよりは誰か他の人にも相談してみよう。 第一候補は同じ部活の、ハルにゃんかキョン君かな? というわけで昼休みにキョン君のクラスに行ってみたっさ。 どうもハルにゃんはいないみたいだね。 「キョン君!」 キョン君はびっくりしたような目であたしを見てる。 実際びっくりしてるんだろうけどね。 「何かようですか?」 「うん、実はね、キョン君……」 あたしは大まかに事情を話したんだ。 「それであたしはどうするべきかなっ?」 「謝るのが一番だと思いますよ」 そだね。でも、なかなか話しかけれる雰囲気じゃなくてさ。 「じゃあ、こうしましょう……」 キョンくんの案は簡単に言うとSOS団のクリスマスパーティーの時に謝るってものだった。 他の三人にも協力してもらうらしい。 「いやー、キョンくん案外いいこと思い付くねっ」 「案外、ですか」 「ああ、ごめんよっ。 それでさ、ものは相談なんだけど今度の土曜日ちょーっと付き合ってくんないかいっ?」 「別に構いませんよ」 いや、これで安心できるねって思ってたけど土曜日までまだ何日もあるんだよね。 願わくば黒みくるが覚醒しませんように。くわばらくわばら。 それで、約束の土曜日になったにょろ。 待ち合わせ場所にはキョンくんと妹ちゃんがいた。 「すいません。親が出かけちゃって。こいつを留守番させる訳にもいかないから……」 「いいって、いいって。一人で留守番なんてつまんないかっね!」 あたしは妹ちゃんに笑い掛けたんだ。そしたら妹ちゃんが爆弾発言を投下したんだよ。 「これって、デートなの?」 むむむ、それは難しい質問だね。 「断じて違う」 キョンくんが即答。鶴にゃん悲しいっさ。 「気を取り直して出発進行にょろ!」 「にょろ!」 キョンくんから聞いてたけど本当に耳についたものを片っ端から真似てるみたいだね。 「……ところで行き先は決まってるんですか?」 頭をおさえながらキョンくんが言う。 「うん、壊しちゃったネックレスのかわりになるようなものを買いに行くんだよっ」 しばらく歩くと目的の店が見えたんだ。 「ここだよっ!」 「なかなか古めかしい店ですねって、こら待て、勝手に入るな!」 キョンくんはお兄さんが板に付いてるね。 「なんだかんだでもう十年以上ですから」 「すごいねぇ。ともかく、あたしたちも入るっさ!」 店内の照明は落ち着いた感じだったよ。 キョンくんは先に入っちゃった妹ちゃんを探していたね。 「全く、どこ行きやがったんだ? ……ああ、いたいた」 あたしもキョンくんについてってみたっさ。 すると妹ちゃんがじーって一か所を見てるんだっ。 「何を見てんだ、お前は」 「これ欲しい」 妹ちゃんが指差したものを見てあたしは思わず息を飲んだよ。 そこにあったのはこないだみくるが付けてたものと全く同じものだった。 「お前にはまだ早……」 「いいよ、お姉さんが買ってあげるよっ!」 キョンくんが遠慮と非難が半々の視線を浴びせて来る。 「気にしないで下さい、鶴屋さん。こいつのわがままですから」 「いいじゃないかっ!先輩の言うことは素直に聞く物だよっ!」 キョンくんはまだ何か言いたそうだったけど、結局何もいわなかった。 あたしは妹ちゃんに訊いた。 「妹ちゃん。買ってあげたら大事にするかい?」 「するよ」 よく見ると妹ちゃんとみくるって似てるんだよね。 「どのくらいだい?」 妹ちゃんは少し考えた後こう言った。 「家宝にする」 横でキョンくんが笑いをこらえている気配がある。でもあたしは無視して言ったんだ。 「よし、決まりっ! ちゃんと大事にするんだよっ!」 結局、あたしたちはそこで妹ちゃんようにネックレスと代えのチェーンを買ったんさ。 「今日はどうもすいません」 「気にしないでいいよっ! 付き合ってもらったお礼さ」 「そうですね」 いつの間にかもう駅前だったよ。 「んじゃねっ!クリスマスの日、よろしくねっ!」 「ちゃんと仲直りして下さいよ」 「任しとくっさ」 何て言ったけどだいぶ不安なんだよね。 それでもクリスマスパーティーの日。 宴もたけなわの頃ハルにゃんの一言でプレゼント交換が行われるはずだったんだけど、 あたしとみくる以外のみんなは『偶然』プレゼントを忘れちゃったのさ。 「ごめんね、鶴屋さんとみくるちゃんだけでやってもらってもいい?」 「いい……です、よ」 とぎれとぎれに返事するみくる。 とにかくあたしは謝りながらみくるに綺麗に包装したネックレスを渡した。 みくるはちまちまと包装紙をはがして中を見たときびっくりしていた。 「これ……?」 「替わりにもなんないけどさ」 新しいチェーンについた古い装飾品。 みくるは恐る恐るそれを首に付けてくれた。 今度はみくるが堅い動きであたしにプレゼントを渡してくれた。 中に入っていたのはみくるとお揃いのアクセサリーだった。 あたしもみくるにならって付けてみた。 「似合ってます」 ここでなぜかハルにゃんが種明かしするような顔で言った。 「実はあたしね、みくるちゃんから相談されたのよ。鶴屋さんと仲直りしたいって。 そしたらキョンが同じことを鶴屋さんから相談されてるって言うのよ」 知らぬは本人ばかりなりってことかい? 「そうね。でもいいじゃない。一件落着で」 まあ、そうなんだろうね。 だってみくると仲直りできたから。 それが何よりのクリスマスプレゼントにょろ。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/16399.html
ほしつなぎろーど【登録タグ VOCALOID ほ オセロP 依存 初音ミク 曲】 作詞:オセロP 作曲:オセロP 編曲:オセロP 唄:初音ミク 曲紹介 __光に、憧れているだけじゃもったいない オセロP の4作目。 PVは 依存氏 が手掛ける。 ボーマス16にてリリースの1stミニアルバム『● ハローワールド ○』の収録曲。 歌詞 日が暮れキラキラと光ってる街を背に 気が付けばまたここだ いつからか立っていた 近くなる 遠くなる 距離は縮まらない 僕が見た君は今日もまたきらめいて 君が見た僕は明日もまだ星屑さ 今もまだ立っている 君をもう見れないよ 近くなる 遠くなる 手は届かなくなる 暗くなる 霞んでる 光に手を伸ばして 君の指が結んだ星が形を作って 僕の指がなぞった星がまた一つ消えた 「強くなる」 目を閉じる 明日に手を伸ばした 君と見た星が今も背中を押して 僕の見た夢の続きまだ探すから いつか今歌う詩が届きますように 今はただ歌い続くこの声の限り コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sekoketi-mama/pages/818.html
https://w.atwiki.jp/guilmono/pages/133.html
推奨Lv 通常:Lv50 上級:Lv100 攻略Lv 通常:Lv60 上級:Lv120 階層数 10 階層時間(踏破前) 39分 階層時間(踏破後) 19分 道中出現モンスター レアモンスター ダンジョンボス レアアイテム ダンジョン内イベント 冒険の手記(全6) 道中出現モンスター [種族] 名称 種族/Lv HP Exp [人型] 足軽兵 剣士 Lv50 1847 150 [人型] 力士 戦士 Lv51 5081 153 [人型] 忍者 忍者 Lv52 976 156 レアモンスター [種族] 名称 種族/Lv HP Exp [魔物] ミラクルラビット 修道者 Lv77 1000 77777 ダンジョンボス [種族] 名称 種族/Lv HP Exp [神魔] 弁慶 侍 Lv76 16185 7600 [神魔] 牛若丸 剣聖 Lv77 11239 7700 ※牛若丸と弁慶は全難易度合わせて一日1回のみ討伐可能です。日付が変わると復活します。 レアアイテムの編集 レアアイテム 名称 罠難易度 ドロップモンスター 旗本の盾 313~329 足軽兵 ナイトプレート 191~210 力士 力士の帯 358~374 小太刀 313~329 忍者 獅子王刀 - 牛若丸 源氏の小手 626~ ★虎の巻 - 鬼丸国綱 626~ 弁慶 源氏の鎧 - ★七つ道具 - 奇跡のコイン 480 ミラクルラビット ★うさぎのしっぽ - ダンジョン内イベント 入り口 『大地の裂け目』そう呼ばれる巨大な谷がある。 そこに掛けられた一つの橋は東と中央大陸をつなぐ唯一の交通手段である。 この橋を無事、渡りきらなければ東の国へ行くことは出来ない。 3F到着 橋から横へ目を向ければ、大地を切り裂いたかのような深い谷が彼方まで続いているのが見える。 この裂け目は神々の戦いによって出来たものだと言われている。 もしそうであれば、大地を裂くほどの攻撃とはどんなものなのだろう。 神々とはどれほどの力を持っていたのだろうか。 その壮大な裂け目を見ていると人知の及ばないものが存在することを肌で感じ取れるようであった。 6F到着 橋を進むと次々に賊が襲ってきた。 その姿や出で立ちはあまり見たことのない格好であった。 10F到着 襲い来る者たちの姿は中央大陸では見ない格好である。 この者たちは、東の大陸の賊ではないだろうか。 ダンジョンボス戦前 橋を渡りきるまであと一息、というところで二つの人影が見えた。 一人は小柄の男。 もう一人は鎧を着た大男。 周囲にはこの二人以外に人影はない。 これまで10人以上の敵と何度も戦ってきた冒険者たちにとって、二人という人数には恐ろしさを感じない。 いつものように戦闘隊列を組んだまま冒険者たちは走り寄った。 小柄の男が腰を低く身構えた。 大男が薙刀を大きく構えた。 ダンジョンボス戦前―NPCイベント レイフォード レイフォードは大男が身構える姿を見て言った。 「侍か!」 そして身を低くして走り込み、抜刀しながら大男に斬りかかった。 その動きは速く、下からの攻撃ゆえ避けにくい。余程の達人でなければかわせるものではない。 大男は怯む様子も見せずに長刀を振り上げ、真っ正面からレイフォードを切り伏せに来た。 その一撃は鋭く、長き得物とは思えぬ速さで振り下ろされた。 振り下ろされた長刀は、石造りの堅い地面に切れ目を作った。 そこにレイフォードの姿は無い。 レイフォードは不利を悟って素早く身を引いていた。 「できる……!」 レイフォードは再び刀を構えてそう言った。 大男も長刀を構えて腰を落とした。 ダンジョンボス戦前―NPCイベント アイーシャ アイーシャが剣を抜いて切っ先を小柄な男に向けてこう言った。 「橋を封じて人々を苦しめる賊よ!その行いを悔い改め降伏せよ。さもなくば……」 アイーシャが語っている途中に、小柄な男は身を低くして素早く踏み込んできた。 反応できない速さで打ち込まれた一撃によりアイーシャの剣が弾かれた。 アイーシャは危うく剣を手放すところであったが、持ちこたえて後ろへ下がった。 「や、やるわね……!」 アイーシャは慌てて剣を構え直してそう言った。 ダンジョンボス撃破後 二人の武者は恐るべき手練であった。 戦いは押し勝ったが、二人の武者は致命傷をかわしている。 素早くこの場から引いて逃げ去っていったのだ。 あれほどの者がただの賊なのだろうか? 疑問を感じながらも冒険者たちはようやく橋を渡りきり、東の大地を踏みしめた。 冒険の手記(全6) 手記コンプリート報酬:伝説の黒装束 優秀な盗賊の手記1 冒険の醍醐味はトレジャーハントだ。 迷宮で手に入るアイテムについてまとめておこう。 優秀な盗賊の手記2 まずアイテムは敵が落とす宝箱から手に入る。 宝箱の難易度は良い物が入っているほど高くなる。 それはアイテムのレア度、価格、発見階層で変わる。 優秀な盗賊の手記3 罠を解除できる確率は、キャラクターの罠解除率から難易度を引いた数字となる。 98%までだが余剰に罠解除率が高ければそれ以上にも上がっていく。 この数字が罠解除確率だが、実はそれは見せかけだ。 このあとのサイコロ判定には開ける者の『運』の要素が絡むからだ。 優秀な盗賊の手記4 入手できるアイテムには『アイテム』と『レアアイテム』の二種類がある。 この二種類は出る確率が違う。 アイテムごとに確率の差はない。確率はこの二種類だけだ。 そしてアイテムの数だけ判定が行われる。レアアイテムを複数持っている敵はそれぞれ判定される。 そのサイコロ判定にはパーティー全員の『運』の要素が絡んでくる。 優秀な盗賊の手記5 高Lvのゴーレムに矢を100本射ったら85本が当たった。 高Lvのピグミーチャムに射ったら75本が当たった。 何の確率だろうな。 優秀な盗賊の手記6 一度の出撃で同じアイテムは手に入らない。 それが得られるのは同じ宝箱から一度に同じアイテムが出た時だけだ。