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05/07 13 39 W61SH(e) [32]DD 18 この国は比較的平和な方だ。少なくとも民間人を巻き込んだ銃撃戦、なんてのはほとんど無い。 だが、それはあくまで表面上の話に過ぎない。チョイと裏に回ってみれば、そこは暴力と権力が支配する腐敗した世界だ。 昼間の内は奴らも外には出て来ない。 が、夜になれば街中を怒号と悲鳴が駆け巡り血と硝煙の匂いが充満する。表の住人はやれ旧市街だ、やれスラム街だと騒ぎ立てるばかりで何ら対処しようとはしない。 ―――まさに地獄だ。 誰一人として想像しちゃいなかった。この国の――日本の首都と呼ばれたこの街がこんな事になるなんざな…… ◆ 俺達を乗せた車は寂れた大通りを走っていた。昼間だからか、外に人影は無い。 だが…視線を感じる。敵意や怨念…そういう負の情念が無言の圧力となって俺達にのしかかってくるのだ。俺の隣でハンドルを握る渡辺も何か感じる物があるらしく、終始無言のままだった。 やがて一軒の廃屋の前で車は停車した。 「着きましたよ、警部」 「……渡辺、分かってるな?」 「大丈夫ですよ。いざとなったら……」 「フンッ…行ってくる」 そう言って俺はドアを開けて外に出た。 案の定、俺の目に映るのは銃火器で武装したチンピラ共だ。全員が殺気立った眼で俺を睨み付けている。そんなヤツらに対して俺が取るべき行動は一つ…俺は左手に持った黒い手帳を開き、中身を見せた。 その瞬間ある者は逃げ去り、ある者は恐怖に顔を歪ませる。それだけの力が、このちっぽけな手帳には宿っているのだ。 「貴様…何の用だ」 そう言ったのは、その場に残ったチンピラの一人だ。恐らく、ある程度の人格者なのだろう。 「…お前達の頭に聞きたい事がある。話をさせろ」 その俺の要求に対し、奴は「少し待て」と言い残すと廃屋の奥に消えた。 数分後、奥から出て来た三人の男に案内され俺は廃屋に足を踏み入れた――この狂った街で最も死臭を放つ"死喰い人"の巣穴へと…… [編集][コピー] 05/07 18 05 W62H(e) [33]DD 32 俺は促されるまま階段を一段ずつ降りていく。周りを取り巻く闇が深まるのと同時に、あの匂いが濃くなっていく。嫌というほど味わった"死の臭い"だ。 長い階段の終点では、言い知れない威圧感を放つ無骨な扉が俺達を待っていた。 「ここだ。入れ」 案内役の男達はそれだけ言い残し、階段の奥に消えていった。薄暗い闇の中には、俺の影だけが揺らめいている。 「さて…行くか」 俺は赤錆にまみれた取っ手を握り、ゆっくりと扉を開け放った。同時に、部屋の奥から殺気の充満した空気が漏れ出す。 そして、奴と目が合った。 部屋の中央――黒塗りの椅子に鎮座しているその男と… 「ククク…テメェか?オレに用があるってのはよ…」 「…お前が"死喰い人"か?」 「…さぁな、立ち話もなんだ。座れよ」 奴はそう言って、対面のソファーを指差した。断る理由も無く俺は腰を下ろし、改めて奴を正面から観察する。 研ぎ澄まされた凶器のように無駄の無い身体――そこから人種を判別する事は出来ない。 暗く深い碧の右目と対照的に濁った灰色の左目には、共に人を射殺せるほどの眼光が宿っている。 不気味な笑みを浮かべながらも、その挙動には一切の隙が無い。 何より、コイツはそのドス黒い殺気を微塵も隠そうとしない――それを正面から受ける俺の身体が、本能的に忌避する程の殺気を… 「ククク…オレを始末する準備が出来たのかァ…?」 「…個人的にはそうしてやりてぇが、今日は別件だ…この男を知ってるか?」 俺は懐から一枚の写真を取り出し、男に見せた。奴は表情一つ変えずにそれを眺める。 「……どこにでも居そうな顔だな?」 「………」 「ククッ…そう睨むなよ。最近喰った連中の中には居なかったはずだゼェ…」 「…質問を変える。最近お前の――」 「…ゾアだ」 「何…?」 「オレの名前だよ。"お前"なんて呼び方よりマトモだろ?」 そう言って奴は――ゾアは笑った。人を和ませるどころか、人に底知れぬ不安を与える……そんな歪んだ"笑い"だった。 俺はそれを見て改めて感じた。そう、コイツが…今俺の前で不敵な笑みを浮かべるこの男こそが…東京旧市街を――この地獄を統べる者"死喰い人"なのだと…… [編集][コピー] 05/08 11 19 W62H(e) [34]まぼだき 27 部屋に入って制服を脱ぎ、ジャージに着替える。携帯通信端末を荷物を詰めた段ボール箱から取り出す。 ユーザーIDとパスワードを入力し、ポートを開きコマンドを入力する。 「アイツらとコンタクトがとれるかどうか」 終戦後間もない頃はお互いにいがみ合っていたが今となってはただの思い出に過ぎなくなっていた。もう私は戦いから身を引いたがアイツはら今も戦い続けている。 できれば手伝いに行きたいが、それは余計なお世話だろう。 「ノエルは駄目か」 また地球連合かアルテミスの高官たちとパーティでも行ってるんだろう。あの派手好きめ。 「ジークリンデは・・・在宅?ガネルとアイーシャも」 あぁそういえば結婚してマイホーム生活送ってるんだったっけ。 まずはジークリンデとコンタクトをとってみようか。 [編集][コピー] 05/08 16 16 W61SH(e) [35]まぼだき 30 「あわわわわ!う、撃たないでぇ」 操縦席ハッチを開け、白いハンカチを持って両手を上げる。だってオルガの御両親物凄い殺気立ってたもん!死ぬかと思った・・・。 「アタシはオルガさんに招待されたベルネ=T=グランシュカーです。吉山国際学園中等部機械科3年A組!」 自己紹介しても信用されないと思ったので学生証を掲げる。 「お、お邪魔でしたら直ぐに帰るんで!あ、あのあのえっとえーっと・・・」 もはやアタシの頭は予想だにしない事態を把握しきれずパンク寸前だった。 [編集][コピー] 05/09 21 03 W61SH(e) [36]DD 33 「………」 「ククク…どうした?急に黙り込みやがってよォ…」 「…何でもない、こっちの事だ。改めて聞くが…ゾア、この数日間でここをうろついてた奴は居るか?」 「………」 俺の質問にゾアは沈黙する。その瞬間、ヤツの放つ殺気が僅かに増加した気がした――まるで獲物を見つけた野獣のように… 「…女だ」 「何…?」 「女が一人…狩りの時間にいやがったらしいぜェ…4日前だ」 「…殺ったのか?」 「クククッ…殺られたよ、6人もなァ…信じられるか?」 「そりゃあ只者じゃねぇな…」 「ククク…違いねェ…」 化け物が化け物と呼ぶ女の存在…それだけではこのパズルは解けない。まだ部品が圧倒的に不足していた。 「…ゾア、他に何か気付いた事は?」 「…得物」 「……?」 「…奴の銃、アレは正規品じゃねェ…」 「…なぜそうだと言える?」 「…表のブツにしちゃ弾が規格外なのさ」 「どういう事だ…?」 「クク…奴は"UG"かも知れねァ…?」 ◆ 日光が目に染みる。時間にしてたった数十分…それだけでこうも光を眩しく感じるものか…… 廃屋から外に出た俺を待っていたのは、対戦車ライフルを担いだチンピラ達と談笑するバカの姿だった。 「オイ渡辺ッ!!何してやがる!!」 「おっ、安……警部殿じゃないですか。いつ戻ったんですか?」 「…ついさっきだ。で、テメェは何してやがる…?」 「イヤァ、彼等なかなか話が通じる連中でして、色々と積もる話を………オブッ!?」 とりあえず、その腑抜けた横っ面に正拳をかましてやった。 「それで、どうでした"死喰い人"は?」 隣でハンドルを握る渡辺がそう聞いてきた。その右手は赤く腫れた頬を押さえたままだ。 「…二度と面を合わせたくねぇ相手だ」 「警部にそんな事言わせるとは…彼等以来じゃないですか?」 「………」 渡辺の言葉を聞いた俺は、あの出来事を思い出した。クソ忌々しい記憶だ… 「そういえば…」 思い出したように渡辺が切り出した。 「何を聞いたんです?」 「…渡辺。このヤマ、UGが絡んでるかも知れねぇ」 「へぇ、UG…ですか」 その単語を聞いた渡辺の目が一瞬別人のそれに変化した。 「それでどうするんです?これから」 「一度戻るぞ。情報を整理する」 「りょ~か~い」 渡辺がアクセルを踏み込み、俺達を乗せた車は加速していく。その先の"何か"を目指して…… [編集][コピー] 05/10 00 44 W62H(e) [37]ラルド 35 「もう、おとーさん!おかーさん!いきなり構えないでよ!」 隣でテンパっているベルネに流石に同情する。 実際オルガですら恐い位に二人とも殺気立っている。 ガネルなんか、対戦車榴弾砲であるRPG―7を片手で担いで何時でも射てる状況である。 「ごめんねベルネ。両親共に元、今もなのかな?軍人なんだ。だからあんな感じなだけで……取り敢えず上がって!後でお父さんとお母さんにはちゃんと言っておくから。」 オルガは戦車から下りると、放心状態のベルネを支えて自分の部屋に連れて行く。 「ちょっと待ってて、今飲み物取って来るから。」 オルガはベルネをベッドの縁に座らせると、飲み物を取りに、部屋を出た。 [編集][コピー] 05/11 01 41 Android() [38]まぼだき 37 「し、死ぬかと思った・・・」 まだ冷や汗が止まらないけど、平常心を取り戻すことはできた。本当になんなのオルガのご両親!もしかして元兵士かな・・・。 そうだ元兵士といえばあの人が・・・と思い立った瞬間、携帯電話の着信音が鳴り響く。 「はいもしもし」 『私だよベルネ』 「シェっ、シェロひゃん?!」 どうしてあの人アタシの携帯電話の番号知ってるのだろう・・・。 「あの、どうしてアタシの番号を」 『ヨシヤマのネットワークを使った』 なんですと?!口が軽すぎるよヨシヤマの人たち! 『ところで、貴女いまどこにいるの』 「友達のお家です」 『その友達の名前はわかる?』 「えっとオルガ・・・、オルガ・ナイトウィングです」 『ナイトウィングか・・・ 分かった。切るよ』 本当に電話を切っちゃったよシェロさん。でも何だか『ナイトウィング』という苗字の人を知っているようだった。 あ、戦車を移動させるの忘れた。 通信を切り、端末を机に置きソファーに横になる。 「成る程。ナイトウィング・・・、あの二人の娘か。確かに目元がそっくりだ」 端末に通信が入ってきた。 送信者はイヴァだった。 『近いうちに日本に訪問することになったよ!道案内よろしく~』 ・・・・・・。 「はぁあああああ?!」 もう叫ぶしかなかった。 [編集][コピー] 05/11 15 38 W61SH(e) [39]DD 28 突然の顧問襲来から約数十分……あれから私は何をするでもなく、ただ部室で暇を潰していた。窓から撒き散らした可燃ゴミのせいで入部希望者数名が押し掛けて来たが、それを追い返して状況も落ち着いてきた頃だ。 幸い、この部屋には先代部員達が掻き集めてきた膨大な数の資料が保管してある。それを端から読んでいれば、時間なんて飛ぶように過ぎていく――それが、この部屋に居座る理由の一つでもあった。 ここの資料には一般的な物以外に、都市伝説のように怪談じみた物や信憑性が怪しい物も混在している。かと思えば、歴史的大事件について徹底的に調べ上げられたファイルや、明らかに専門機関の調査報告書に見える物まで揃っている始末だ。 私が今読んでいるファイルもその内の1つで"閉鎖区画"と呼ばれる都市伝説について書かれていた。 ――7年前の国際的バイオテロ事件DSC…この国は間接的被害こそ受けたものの、直接的被害は無く"滅菌処理"の対象にはならなかった……一般的にはそう云われているのだけど、このファイルによると事実は異なるようだ。 どうやらこの国でも汚染区域が見つかったらしく、政府は秘密裏にこれを封鎖・滅菌処理を施したらしい。ただ、政府が独自に行った滅菌処理は不完全だったらしく、感染区域拡大を恐れた政府はその区画を何らかの方法で隔離・隠蔽したそうだ。 閉鎖された区画は地図上から抹消され、次第に人々の記憶からも消えていった。しかし、閉鎖区画には現在も当時のウィルスが生き残っていて、もしそれが解放される事態になればこの国は確実に滅亡するだろう。かつて滅菌処理で亡んでいった国々のように――というような内容だった。 それから後のページには、先代部員達による考察が細かく書き込まれている。 一通り読み終えたそのファイルを元の場所に戻し、私は軽く溜め息を吐いた。 この部屋にはこんな物がまだ大量に残っている。1年掛けたにも関わらず、まだ半分以上手付かずのままなのだから… 私は先代部員達の努力の結晶(?)に感謝してから、あの面倒な教師が帰って来る前に部室を後にした。けど、私に帰る家なんて無い。 私が向かうのは第二の暇つぶしポイント……校庭の隅にある射撃訓練場だった。 [編集][コピー] 05/11 19 56 W62H(e) [40]ラルド 38 「おまたせ、ベルネ」 オルガはお盆を持って自室へ入る。 「お昼御飯まだだったでしょう?驚かしちゃったお詫びって訳じゃないんだけど良かったら食べて。」 オルガはお盆に乗っていたスパゲッティをテーブルの上に置く。 「量が少なかったら言ってね、おかわり有るから。」 少ないとオルガは言ったが、あくまでもオルガの量よりも少ない、と言うだけで普通かそれ以上はボリュームがある。 [41]まぼだき 40 この量は軍人が食べる量じゃないかな・・・。もしかしてオルガも毎日これくらいの量のご飯を?太ったりしないのかな。 気になってオルガの身体を横目でちらりと見てみるる。そして自分の身体を見て、またオルガの身体を見る。 ・・・・・・・・・・・・。 「世の中不公平よね・・・」 「?」 アタシのボヤキの意味が分からないのかオルガは首を傾げるだけだった。 でもこの量は胃袋に収まりきるか心配だなぁ・・・。 ж 同時刻。 突然決まった『聖巫女』の吉山国際学園の来校に学園の教職員一同は会議室に集められ、警備体制について激論を交わしていた。 しかしなぜ『聖巫女』がこんな極東の島国の学校なんかを? 私は『聖巫女』の訪問はシェロ=ルミークからの情報提供ですでに把握済みだ。 [編集][コピー] 05/12 08 41 W61SH(e) [42]零 34 03時17分、アルテミス ドーバー基地 雲一つない夜空の下、戦術歩行戦闘機「FE-2000 タイフーン」12機からなる戦闘部隊が、市街地の大通りを高速で移動していた。 敵軍の侵入を幾度となく退け、足を踏み入れた者の生還を許さない無慈悲な海峡をたった1個中隊の戦力で築くのは『月の矢』の部隊名を掲げる、アルテミスの猛者達だ。 彼らの目的はドーバー海峡を越えてくる敵部隊の無力化。 ドーバー海峡を突破されると言うことは本土が直接敵の攻撃を受けるということ、絶対に守らなくてはならない絶対防衛ラインなのだ。 中隊を指揮するジークリンデ・アイヒベルガー中佐は、目前に展開する光のパノラマを黙って見つめていた。 外部カメラの映像が網膜投影で視界全体に広がっているため、まるで生身で飛んでいるような錯覚に陥る。 全周を覆い尽くした白い光が奔流となって後方へ流れてゆく光景は、人類が生み出した物とは思えない美しさを持っていた。 そう感じた瞬間、ジークリンデは心が緩むのを感じた。 「……いけない」 今から殺し合いをすると言うのに気を緩めてしまった。 極度の精神的緊張を強いられる戦闘任務にあって、一瞬でも気を緩める事は許されない、もし緩めようものなら、その瞬間が人生最後の瞬間になるからだ、それはジークリンデ自身も理解している、故に気を緩めた自分にイラついた。 だがそれも一瞬のこと、すぐさま感情を制御して平常を取り戻した。 目前の空間に浮かび上がる虚像、機体ステータスのウィンドウに目をやる。 部隊は時速700㎞を超える速度で、大通りと大通りの間を長距離跳躍中である事を示していた。 「―――ムーンアローゼロより中隊各機。敵群の存在を確認。前方1時方向、距離約7000!」 ヘッドセットのスピーカーから、全域管制官の声が響く。 ジークリンデはゆっくり深呼吸をした。 「ムーンアロー1より各機――跳躍中止。第壱小隊、前へ出ろ。隊形を雁行から楔弐型へ!」 中隊全機は、同時に跳躍ユニットの噴射制御パドルを閉塞、逆噴射用のパドルを解放して一気に減速、機体を派手にスライディングさせながら着地を開始する。 [編集][コピー] 05/12 22 33 H001(e) [43]零 42 突撃前衛の4機が前方へ突出、残りの8機がその後ろに続き、部隊が完全停止した時には、雁行型だった隊形は大きな矢印へ変わっていた。 楔型隊形――攻撃時に多様され、戦術機甲部隊が戦闘を行う際の基本隊形といっても過言ではない。 「――ムーンアローゼロより各機。大規模敵群が中隊座標へ移動中。近いぞ、注意しろ!」 警告を受け、ジークリンデは自機の索敵情報へ目をやるが、そこに敵影はない。 誤報……あるいはセンサーの故障なのか? いや、市街地の地形や構造物の配置によっては、戦術機の複合センサーであっても、大きな死角や誤差が生じる場合がある。 「ムーンアロー1よりムーンアロー2、12時方向へ指向索敵1回」 突撃前衛として最前線に位置していたムーンアロー2の兵士はジークリンデの命令を受け、それまで周囲を満遍なく索敵していた自機の複合センサーを前方へ集中させた。 [編集][コピー] 05/12 22 59 H001(e) [44]ラルド 41 「ごちそうさまでした。」 オルガは食べ終わるとベルネを見る 「ごめんね、量多かった?」 ベルネは無言で首を横に振ったが、明らかにダウンしてしまっている。 「あはは……ちょっと食器置いてくるからゆっくりしててね、飲み物も持ってくるよ。」 そう言うとオルガは再度部屋を後にした。 [編集][コピー] 05/13 19 44 Android() [45]まぼだき なかなか通信に出ないナイトウィング一家に対して私は苛立ちを募らせていた。確かに秘匿回線を少しハッキングして使っているからとはいえ、少々警戒し過ぎではないか。 「早く出ろ・・・!」 手元に置いていた.44magのシリンダーを指先で回転させる。これは月面都市連合(現在はB.M.Sと呼称を変えている)にいた時からの癖だった。 「やっと繋がったか・・・久しいなガネル。私か?ガーゴイルビアンカと言えば分かるだろう」 [編集][コピー] 05/13 22 38 W61SH(e) [46]ラルド 45 「シェロ=ルミークか…珍しいな、と言うか初めてじゃないか?」 電話に出たガネルはその名前と共に昔の忌々しい記憶が甦る。 「何の用かな?いつぞやの決着でも着けたいのか?」 ガネルは電話越しに冗談をかます。 「……冗談だ。」 しかしシェロの反応があまり良くないので訂正の言葉を放つ。 「で、改めて………用件は?」 [編集][コピー] 05/14 20 51 Android() [47]零 43 「――こちらムーンアロー2。12時方向、距離3500に感あり! 規模は…一個大隊です!」 無線報告と同時にジークリンデの網膜にも詳細情報が映し出されれ「敵性存在」を示す赤い光点が無数に浮び上がっていた。 位置は前方3500m、沿岸部に展開、戦術機36機と地対空ミサイル車両8を主力とした戦術機甲部隊、まだこちらには気づいていないようだ。 「『トライデント』で行く、第一撃着弾と同時に第壱小隊は1500まで進出し攻撃。第弐、第参小隊はそれぞれ距離を100を保ち、これを支援、一気に制圧する!」 ジークリンデはレシーバーに響く『了解』の合唱を遮るように命令を発した。 「――攻撃開始ッ!」 「――ムーンアロー11、フォックス1ッ!」 「――ムーンアロー12、フォックス1ッ!」 第参小隊最後尾に位置する2機の制圧支援機から、無数の誘導ミサイルが敵群へ向かって放たれる。 敵も気づいたのかフレアを発射し迎撃体制に入った、だが。 ――爆発。瞬間、夜の港が眩い光で溢れ、吹き返して来た爆風が機体を揺さぶる。 「――第壱小隊突撃ッ! 第弐、第参小隊、前進しつつ援護射撃開始ッ!」 噴射跳躍によって一気に敵群との距離を詰める第壱小隊。 それをめがけて放たれる砲撃。だが、そのような状況にあっても、少しも怯む事無く攻撃を開始する4の突撃前衛小隊は、瞬く間に鉄塊の山を築き上げて行く。 36㎜砲の餌食になる仲間を無視し押し寄せる敵群が、何者かの号令に従うように左右に隊列を分けた。 [編集][コピー] 05/14 22 12 H001(e) [48]零 47 第壱小隊を包囲しようとしているのか、いや… 「ムーンアローゼロより各機」 勢いに乗る中隊へ、再び全域管制官からの警告が響く。 「――敵自走砲台と中隊規模の敵増援を感知――12時方向、距離約5000、H12広場からH24大通りへ移動中」 ジークリンデの網膜に波形データと照合データが投影される。 680㎜自走レーザー砲台『ルクス』だ。照合データから言って間違えない――ジークリンデがそう確信すると、操縦桿をしっかりと握り直した。 「敵遠距離レーザー照射、各機散開ッ!」 ジークリンデの号令と同時に中隊が射線上から左右に逃れた次の瞬間。 ――閃光。大通りと大通りに隣接する建造物が炎上し融解を始める。 レーザーの温度は摂氏4500。最新の対レーザー蒸散膜をコーティングした耐熱耐弾装甲でも約4秒しか持たない。 「各機被害報告ッ!」 ジークリンデも自分の機体ステータスを確認する。 システムオールグリーン、健在。 次々と他の隊員からも報告が入る。殆どの機体が健在、ひどくても小破健在だ。 敵は今の一撃で勢いづき自走レーザー砲台を主に左右に展開した部隊による一斉攻撃を仕掛けて来た。 「――ムーンアロー各機に告ぐ、あれを使う――下がれ!」 第壱小隊は左右へ大きく展開、第弐小隊は第参小隊のいるラインまで後退した。 部隊全体は三又槍型とも言うべき特殊な隊形となり、その中央に位置するジークリンデが、正面から敵を迎え撃つ体制を整えた。 本来、自走砲台などの大型兵器に対して、正面からこういった攻撃的隊形を選択する事は自殺行為に他ならない。 なぜなら、大型兵器正面の頑強な装甲は、戦術機の装備する120㎜滑空砲の砲撃ですら容易に貫けないからだ。 コックピットに機動回避を促す警報が鳴り響く。 だが、ジークリンデは微動だにせづ、網膜に移る虚像を睨み付けていた。 [編集][コピー] 05/14 23 23 H001(e) [49]まぼだき 46 「なに大したことじゃない。私の妹分がそちらにお邪魔していると思うが」 時計を見る。ちょうど1500時の時間が時計に表示されていた。今頃は間食でもしている頃合いか。 「できるだけ良くしてやって欲しい。あの子は難しいところがあるから」 そう。 あの子、ベルネは神殿で保護を受けていた一時期、悪夢にうなされていた。イヴァの処置により今ではマシになっているが、いつ再発するか分からない。それに昼間でも急に意識を失うこともある。 恐らくあの子自身の身体が限界に近づきつつあるようで、ヨシヤマの金子に何とか手を打ってもらえるようには言ってあるが、それで不安が解消されたのかと言われればそうでもない。 ベルネが接触した人間に彼女のことについて言っておかないと、いざという時話にならないからだ。 「しかしあの娘、オルガと言ったか?・・・・・・気をつけろ。最近軍人の家系を狙うテロが後を絶たない」 元、現軍人を問わず軍人の家系を狙うテロ。犯行グループの名前は『CROW』という反地球連合組織。 情報自体があやふやで、地球連合は『CROW』の存在を真っ向から否定しているがヨシヤマ重工業は『CROW』が実在することを把握していた。 『CROW』の首領は男性とも女性とも言われており、構成人数もかなりのものだということも。 「戦いから身を引いたのに・・・私はまた」 そう呟いて通信を閉じる。 一体何が起ころうとしている? [編集][コピー] 05/14 23 41 W61SH(e) [50]まぼだき 日本共和国旧東京市街沿岸。 アサルトライフルや、対物兵器で武装した一団が接岸している貨物船から物質を下ろしている。その一団に共通していえることと言えば、頭に黒い鳥の羽を付けていることと、闇夜に溶け込むような色の服を着ていることだ。 今貨物船から下ろされた貨物の扉が開かれ、そこからテクニカルが姿を現す。 「いやーそれにしても壮観だねぇ?ここがかつての日本の首都だったなんて想像できないね」 髪の長い、中性的な顔立ちの人物が貨物船のデッキから廃墟を見渡している。その後ろにはサングラスで素顔を隠した小柄な女性と大柄な男性が控えている。 「フラン、ダルキア。荷下ろしはどうかな」 「今はテクニカルを下ろしてる。テクニカルの次は食糧、最後にCFだな」と男が答える。続けて女性が答える。 「部下には全員この港一帯の制圧を命じました。先程獲物を数匹捕らえたようです」 「うわそれマジなの?!なになに、ヤクザ?役人?」 その時デッキにロープで身体を縛られた、地球連合の公的機関の制服を着た人間が三人連れて来られた。 三人共日系人だ。一人はすっかり怯えきっていたが、残り二人は悪態をついていた。 「頭目、どぶねずみを捕まえてきましたぜ」 「おっ!ご苦労さん」 頭目と呼ばれた人物は捕虜を連れてきた部下にコインを数枚握らせ、下がらせた。 「さて、あー・・・『こんばんは。お役人さん』」 頭目は流暢な日本語を話した。若干訛りがあるが、十分に通じたようだった。 『貴様ら何者だ』 「『私たちはイタリアから来ました。ちょっとした用事で』」 頭目はにこやかに会話をしているが、後ろに控えている二人には頭目が何を考えているのか、完璧に読み取っていた。 「二人とも、コイツらムカつくから殺しちゃっていいよ」 「バラですか、ミンチですか」 「両方!ついでにこの辺りに隠れてる奴らもお肉にしちゃってね」 頭目が指を鳴らすと同時に二人はそれぞれの手に大口径のハンドガンを持ち、捕虜に向かって発砲した。 翌日。 地球連合日本沿岸警備隊の隊員、105名の遺体が無惨な姿で発見されたことが大きく報道された。 [51]まぼだき 50 夜が明けた旧東京市街を黒い車列が駆け抜ける。人っ子一人もいない。時たま見かけるのは野良猫か、この辺りを根城にしている組織同士の抗争跡くらいだ。 完全防弾仕様のリムジンの中から『CROW』の頭目ランス=クロウは自分たちの根城にするのに相応しいビルを探していた。 「えーっ何も無いじゃん・・・まさかの野宿になるのかな」 「まだ太陽が昇ってから4時間しか経っていません」 と女性が指摘する。それを聞いて男が威勢のいい声で笑う。 「固いぞフランチェスカ。今は頭目と俺しかいないんだ。いつも通りでいいんだよ」 「・・・分かった」 フランチェスカと呼ばれた女性はサングラスを取り、足を組み愛銃の改造型.44Magのシリンダーを意味も無く回し始める。 「さっき無線を傍受した奴によると、地球連合がこの地域に部隊を展開するようなことをほざいてたよ。マジうぜぇ」 「何でそれを先に言ってくれないの・・・早く隠れ家見つけないとヤバくない?」 「無かったら奪えばいいじゃん」 そう言ってフランチェスカは窓の外を指指した。そこにはこちらの車列を訝しげに見つめるギャングの集団、70人程度がビルの前に固まっていた。 ランスが指を鳴らし、車を止まらせる。それに呼応するように車列が止まり、車の中から完全武装した構成員たちがぞろぞろと降りる。 最後にランス、フランチェスカ、ダルキアの三人が降り完璧に整列した構成員の間を歩く。 「んだぁおまいら!」 ギャングのリーダーらしい男が刀を振り回しながらランスに近づく。 「すいませんね。ちょっと宿をお借りしますよ」 「お前」 男が何かを言う前に、男の頭が吹き飛んだ。いつの間に抜いたのか、ランスの大口径ハンドガンの銃口から硝煙が上っている。 「It s cooking time.今日のメニューはギャングの肉のソーセージです」 リーダーを失って浮足立つギャングたちに鉄の嵐が襲い掛かった。手足が吹き飛び、血飛沫が上がる。 今日、旧市街地に根城を張る組織が一つ消滅した。 [編集][コピー] 05/15 19 14 W61SH(e) [52]DD その男は走っていた。 自分を追って来る"何か"から逃げるために生き延びるために… 「…ハァッ…ハァ……クソッ!!」 星の光すらも届かない狭い裏路地を、男は全速力で走り抜けて行く。道端のゴミ箱を蹴飛ばし、壁にぶつかりバランスを崩しながらも、その脚を止める事はしない。背後を振り返る事もせず、ただ前だけを見て走り続ける。 ――そうしなければ自分は死ぬのだ。少しでも足を止めれば"奴"に捕まり……殺される――男の生存本能がそう警告していた。 「…ハァ…ハァッ………ッ!!」 地面に散らばったゴミに足を取られ、男の体が受け身も取れないまま地面に倒れ込む。立ち上がろうと男は力を込めたが、その脚は激しい痛みを訴えるだけで全く動こうとはしなかった。 「ッ…!!クソ…こんな…所でッ…!!」 ――こうしている間にも"死"は確実に迫ってくる―― 残された右足と両腕の力を使い、男は地面を這って進む。泥にまみれ、身体中ボロボロになりながらも彼は"街の光"を求めて闇の中を這いずり回る。 (表通りに…人の居る所に出られれば…) それだけを考え、彼はただひたすら前に進む。今、男の中に在るものは純粋な生存本能のみであり、それこそが今の彼の全てだった。 唐突に男の動きが停止した。疲れすら忘れて動かし続けた身体が、まるで鉛のように動かなくなる。 「…ぁ……ア…あァ…」 その目は絶望に打ちひしがれたまま、目の前にそびえ立った黒く高い壁を映し出していた。 「…ウ…あァ…アぁぁァァぁッッ!!」 悲痛な叫びが闇の袋小路に響き渡った。 [編集][コピー] 05/15 20 04 W62H(e) [53]ラルド 49 「軍人家庭を狙ったテロ行為……」 ガネルは電話の後、書斎に込もってパソコンに向かっていた。 「『クロウ』か、かなりの家庭が被害を受けているのか。これなんかは最近ニュースになった事件か………くそっ」 ガネルは机を殴る。 「戦争は終わったってのに、何時までたっても争いは治まらないか。なぁアイーシャ、オルガに少しは戦いのやり方を教えた方が良いと思うか?」 いつの間にか後ろにいたアイーシャにガネルは問いかける。 「そうね……本当は嫌よ、でもガネルが必要と言うなら。」 アイーシャは背を向けると部屋から出ていった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「ベルネ、気分はどう?」 飲み物を手に戻ってきたオルガはベッドに横になっているベルネを見る。 「さっきより顔色は良いみたいね。今、3時を少し回った所だけど、何時ごろまで居るの?夕飯も食べていくなら、遠慮しないで言ってね。」 [編集][コピー] 05/15 20 52 Android() [54]零 48 「――『アルテミス』……準備は良いか?」 ジークリンデは「誰か」にそう呼びかけると、残弾僅かな中隊支援砲を投棄、機体の右肩に固定された異形の兵器、FE-2000 タイフーンの全身ほどある大型弓の安全装置を解除した。 ジークリンデがその弓を構えると、甲高い充電音が鳴り響く ――自走砲台を表す光点が正面に移動し、照射準備に入った。 予測照射範囲がマップ上に表示され網膜に投影される――機動回避はもう間に合わない。 「――撃てッ!」 その瞬間、通常のものとは明らかに異なる砲声と閃光が港に充満した。 アルテミスの弓は、チェーンガン並みの発射速度で矢を吐き出し続け、そのハミングの如き振動が強烈なトルクとなって機体を軋ませる。 弓には絶え間なく新たな雷光の矢がローディングされ、遠雷に似た不吉な響きが、機体を介してコックピットに伝わる。 ジークリンデは歯を食いしばり、ターゲットサイトに集中した――すると、あの頑丈な装甲を持つ自走砲台が、まるで粘土のよいにひしゃげ、飛散する姿が映しだされた、やがて自走砲台は爆発し、炎上した。 「――全機兵器使用自由! 1機残らず片付けろッ!」 ……………。 ………。 …。 『仮想戦闘プログラム・ルクス3 終了』 と書かれたダイアログが浮かび上がった。 周囲に広がっていた港の風景が小さな六角形の破片となって消え、赤灯に照らされたシミュレーションのコックピットを背景にプログラムが終了した。 [編集][コピー] 05/15 22 16 H001(e) [55]米酢 9 『聖巫女』の緊急訪問に対処する為の緊急会議を適当な理由をつけて抜け出してきた斎藤。 まったく勤務初日からめんどくさいのは御免だ。それはそうと・・・この学校の保健室は手術室が軽く二部屋は入るんじゃないかというくらい無駄に広い。それに此処が軍事訓練を行っているのを差し引いても絶対に使わないであろう手術器具。 「まったく、レントゲンなんて病院に行って撮ればいいのに・・・私の記憶が正しければ保健室は戦争が起こっても大丈夫みたいな場所じゃないのにな」 斎藤は近くにあったソファーにもたれかかると先ほど拝借してきた職員名簿に印を付けていく。 「ぱっと見ただけだから確証は無いけど少なくとも3人くらいは吉山の裏に深く関係してそうな奴がいるわね。それとは別に血なまぐさい奴が数人・・・」 この学校には生徒を含めまともな人間が居ないのかしら。 斎藤は自虐的に笑いながら 名簿を放り投げた。 「ふふっなんにしたって暇はしなさそうね。まったく地下に『METAL GEAR』でも収容してるのかな~♪」 とんでもない事口走る保健室の先生の長い一日はこれから始まると言っても過言ではなかった。 [編集][コピー] 05/15 22 22 N02B(i) [56]まぼだき 53 「うーん、さすがに夕飯までご馳走になるのは気が引けるから5時には帰るかな?いやオルガってよく食べるよね」 さすが軍人の家系というべきか。オルガの栄養吸収力はずば抜けているようだ。 「てゆーかさオルガって男子にモテるでしょ」 本人は何で?という表情を浮かべている。 「スタイルいいし、可愛いしさ、成績はどうか知らないけど・・・ほら、アタシって機械科じゃない?毎日機械触ってるからオイル臭くなるし、髪はベタベタになるし、すぐ汚れるし・・・」 あぁなんで自分で傷口をえぐってるんだろう。悲しくなってきた。自分のスタイルをここまで呪う日がくるとは・・・。 「それにあちこち小さいし・・・」 そう。胸とか胸とか胸とか! 「神様って本当不公平だよねー」 [編集][コピー] 05/15 23 16 W61SH(e) [57]まぼだき 51 ギャングの残骸を尻目に『CROW』の構成員たちはせっせと機材や武器、食糧をビルの中に運び込んでいた。後続の貨物船から下ろされた物資や人員は相当な希望に膨れ上がっていた。 ビルから半径500範囲内はすでに『掃除』済みだ。邪魔になる弱小勢力は全て消し去った。 今回自ら連れてきたのは500人。予め潜入させていた人員を含めれば650人に上る。武器弾薬は三ヶ月分、食糧は二ヶ月分持ってきた。 どうやら我々と同じ『CROW』の名前を持つ組織がこの国にあるらしい。その組織はどこのどいつが率いているのか。そいつを取っ捕まえて、ミキサーにぶち込んで挽き肉にしてやる。 ランスはビルの最上階から陣地の構築を進める部下たちを観察していた。ダルキアとフランチェスカの姿も見える。 「おーおーやってるやってる」 地上ではフランチェスカとダルキアが部下を指揮して陣地を構築していた。二人はそれぞれ協議しながら機関砲の配置や、装甲車の配置を検討し部下に指示を下している。 「・・・ダルキア」 突如フランチェスカが獲物の気配を感じとった猟犬のように鋭い表情を浮かべた。 「俺も感じた。行け、頭目には俺が伝える」 フランチェスカは身体を低くして走り出した。目指すは獲物の気配がする場所。恐らくこの旧市街地と新市街地の境目となる所だろう。 一度立ち止まり、四方を見渡す。一番気配が強かった方向、新市街地へと続く橋へと再び走り出した。 [編集][コピー] 05/16 00 08 W61SH(e) [58]DD 52 背後から聞こえたほんの微かな物音。それが彼には、自身に迫る死神の足音のように聞こえた。 「ァ……」 壁を背に振り返った男の目に、闇から現れた死神の姿が映る。闇に溶けた身体は見えず、ただ目のような一つの赤い光が男を見下ろしている。 「ァ…ァァァァ…!?」 既に壊れた男は隠していた拳銃を構え、死神の頭部目掛けて引き金を引いた。 ―――― 銃声が響く。一発、二発、三発……… 死神は歩く。一歩、二歩、三歩……… 男はひたすらトリガーを引き続ける。 放たれた銃弾は確かに死神の頭部に命中している。が、死神の動きは止まらない。 ――五発…六発…七発…… 人間なら既に死んでいるはずの銃弾を頭部に受け、しかし平然と死神は男のほうに近付いていく。 ――5m…4m…3m…… そして、男のすぐ目の前で死神の動きは制止する。男が至近距離で放った最後の銃弾はその頭部に吸い込まれ、漆黒の装甲に弾かれた。 「ウァ…アァ…ァァ」 大きく見開かれた男の目に、その死神の姿が明確に映し出される。全身を隙間無く覆う装甲、頭部に赤く光るカメラアイ、大鎌の代わりに携えられた機関砲、そしてこの死神が何者かを示すマーキング…… 「ァァ…ァ……ウァァァァッ!!」 男は叫びながら死神に飛びかかった。その手に握られたナイフの刃が死神の胸に突き立てられる――はずだった。男の左腕がナイフを握り締めたまま胴体と分離し、地面に転がっていなければ―― 「―――――!!」 死神は、もはや声ですらない悲鳴を上げ地面をのた打ち回る男の頭を鷲掴みにし、自身の視線の高さまで持ち上げ―― 「――」 勢いよく握り潰した。 ◆ 『処理完了』 「数は?」 『68。内民間人14』 「それ、殺り過ぎだから。いくら何でも人質皆殺しはダメでしょ…」 『仕方無、排除最優先』 「ハァ…隠蔽する身にもなってよね。とりま、こっちに戻って来てよ…面倒な事になってるっぽいから」 『了解』 通信を切ってからも笑いが止まらなかった。別に僕は殺人凶じゃ無いし、争い事も嫌いだ。 けど、何故か血が騒ぐ。今だって待機組になった事を後悔してる程だ。 「楽しくなりそうだね。久々に…」 誰に向けた言葉でも無く、ただ思った事がつい口から出ただけだ。 全員の搭乗を確認してから、僕はトラックを発進させる。 ――次は戦場だ―― 心が踊った。 [編集][コピー] 05/16 01 23 W62H(e) [59]まぼだき 57 獲物を追って新市街地に入ったのはいいが、人の気配が多過ぎて獲物を捉え続けるのが難しくなってしまった。 だが獲物の特徴をこれまで追跡した中でフランチェスカはある程度把握できていた。 獲物は中肉中背の男性、武器を所持しているか不明だが、明らかに軍隊経験者・・・それも元特殊部隊であること。元特殊部隊なら気配を隠すことも容易だろう。それにこれだけの人が行き来しているのので身を隠すにはもってこいの場所だ。 一々こちらに視線を向けてくる民間人に苛立ちを覚えながら獲物の気配を探す。 「そこのお嬢さん少しお時間いい?」 「黙れ」 近寄ってきたホストに、通行人に見えないようにナイフを突き付ける。殺意を放ち、ホストに肉薄する。ホストの男性は顔を恐怖に引き攣らせながら、転がるように逃げていった。 ナイフをしまったその時、獲物が動く気配を感じた。 どうやらフランチェスカのすぐ近くに隠れていたようだ。人目があるところではやりにくい為、路地裏に誘導する。 獲物はフランチェスカが自分に気づいてないと解釈しゆっくりと彼女の後を追う。 十分に入り込んだところで獲物は懐から自分の武器を取り出した。サイレンサーを取り付けた.45calの小型SMG。その銃口をフランチェスカの背中に向ける。 トリガーを引けば追跡者の背中にありったけの弾丸を撃ち込める、はずだった。 重く響く銃声と共に獲物の右腕が肘から先が吹き飛んだ。 獲物が腕を押さえて地面に膝をついた。 「どこの組織の人間だ」 フランチェスカは硝煙が上る銃口を獲物の頭部に向ける。獲物の男は彼女を見上げ、その顔に唾を吐きつけた。男の唾液はフランチェスカの頬に当たった。 「くたばれ阿婆擦れ」 そう吐き捨てた男の頭部は次の瞬間見事に吹き飛んでいた。 男の唾をハンカチで拭き取り、それを近くのごみ箱に投げ捨てる。 「この国の警察は対応が早いな」 警察が近くまで近づいていることを悟ったフランチェスカは薬莢を回収し、組織の陣地に戻る為走り出した。 その動作はまるで猟犬のように素早かった。
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登録日:2012/07/09(月) 00 13 08 更新日:2023/11/21 Tue 10 28 44NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ※スタッフはいたって真面目です やたらと設定が練り込まれたエロス エロ装備 オルタネイティヴ パイロットスーツ マブラヴ 無駄に洗練された無駄の無い無駄なエロ設定 羞恥心克服用 衛士 衛士強化装備 超高性能 衛士強化装備とはマブラヴのBETAの存在する世界に登場する衛士(戦術機の操縦士)のパイロットスーツのことである。 外見は前側が半透明の被膜で覆われおり、斬新なデザインとなっている。 衛士強化装備は各国によっていろいろなバリエーションが存在するが(前があれなのは全世界共通)、ここでは日本帝国軍が制式採用している99式衛士強化装備を紹介する。 衛士強化装備は戦術機周辺装備という位置付けであり、基本的に衛士が戦術機に搭乗する際に着用する一種の防護服である。 かなり高度な伸縮性を持ちながら衝撃に対しては瞬時に硬化する性質を持った特殊保護被膜、各種装置を収納したハードプロテクター類とヘッドセットで構成されている。 この特殊保護被膜は全身に密着しており、着用者の筋電圧測定からバイタルデータ及び水分の回収。 電圧収縮によって血液の偏りを防ぐ耐G機能等を備えている。 そして他にも通信機、GPS発信機を搭載していて、さらには耐衝撃性能に優れ、防刃性、耐熱耐寒、抗化学物質性といった高度な耐環境性能だけでなく、バイタルモニターから体温・湿度調節機能、カウンターショックなどの生命維持機能も備わっている。 防刃性や耐熱性はもちろん被膜部分にもあり、刃は相当ゆっくり接触させない限りは傷もつかない(しかし流石にBETAの破壊力に対してはほとんど無力である) このパイロットスーツは内蔵バッテリー式となっていて、連続フル稼働で約12時間、生命維持機能に限定した省電力モードで最大72時間の容量があり、戦術機に搭乗した際は機体側の電力で稼働、自動で充電モードへ移行する。 2リットルの飲料水パックを内蔵しているが、緊急モード時は汗及び尿の分解濾過装置による循環機能も備えている。 そして武ちゃんやまりもちゃんが体験したおもらしだが、これは高伸縮排泄物パックによってカバーすることが出来る。 戦術機の操縦においては、ヘッドセットとスーツ全体で脳波と体電流を測定し、装着者の意思を統計的に数値化し常にデータを更新、戦術機や強化外骨格(戦術機周辺装備の1つであり、緊急脱出システムの核)の予備動作に反映させるという、間接思考制御のインターフェイスとして機能する。 ヘッドセットは戦術機のサブコンピューターとしての機能を担い、戦域情報のデータリンク端末として衛士のオペレーションを補助する。 内蔵された高解像度網膜投影装置により、コクピット内にディスプレイ類を必要しないだけでなく視力の強弱も影響しない。 これは両頬先端を押すことで起動、展開し、戦術機から離れても一定距離までなら使用することができ、戦術機のカメラの映像も映すことが可能。 頸部には高機動時の急激なG変化による損傷を防ぐハードプロテクターが存在し、コンピューター等の主要電子装備が収められている。 頸後部には着座用のロックコネクターがあり、腰部、下腿部の四点支持にて座席に身体を固定する。 このようにこのパイロットスーツは超高性能なスペックを誇っており、人類の生存率を上げている要因の1つと言えるだろう。 ……ここまで真面目に説明してきたが、皆さんはお思いだろう。 なんだこのエロいスーツは。非常にけしからんぞ、と…… そう、冒頭で説明した通り胸から股関付近までが半透明の被膜であるため見た目が物凄くエロいのだ。 訓練兵用 正規兵用 【画像跡】 【画像跡】 このように正規兵より訓練兵の方が圧倒的エロスを醸し出しているのだが、これは前線における部隊の男女混成と施設共有を前提とした羞恥心の鈍化という目的が1つある。 つまり、 『環境が劣悪な前線で男女別でシャワーなんて有り得ないから普段から裸同然になって慣れろ』ということである。 そのため 【画像跡】 や 【画像跡】 こんなもの そしてこんなのも…… 【画像】 …ごめん。裸体とパイロットスーツの違いがわからなかった。 えー、ごほんっ。 などなど、エロスーツ、セクハラパイスーなどとプレイヤーから言われる外見となっているのである。 え? エロゲーなんだから設定なんて後付けでエロ目的でデザインしたんだろって? いいえ。完全にスタッフの趣味です 他に理由として、重大事故発生率が高い訓練兵の負傷箇所の即時視認性を高める事、更に分解剤による柔軟化が早い事が挙げられる。 この分解剤による柔軟化により被膜を素手でも引き裂ける程度まで軟化させることができ、緊急脱着装置として機能する。 これは負傷衛士の緊急手術に使われるものなのだが、作中では当然そんなことに使われることはなく、野獣の武ちゃんによって即時性行為用として使用された。 高価な装備をいとも簡単に使い捨てる武ちゃんは流石です。 全年齢版では色々と見える部分に関しては規制されている。 追記・修正・参考画像の追加は1日全裸で過ごした人にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 戦時中の『産めよ増やせよ』の風潮に則り男女のエロス促進の目的ありだったりして -- 名無しさん (2013-08-21 15 30 44) まぁ死んだらぐちゃぐちゃになるからどんな格好でも一緒だし -- 名無しさん (2013-08-21 15 40 18) なお、訓練用強化装備はサランラップスーツと呼ばれている模様 -- 名無しさん (2014-07-31 00 21 07) グチャグチャだったりぺちゃんこだったり溶かされたりするしね -- 名無しさん (2014-11-17 18 38 18) こんなん男はどうすんの。もっこり不可避かつまわりからまるわかりやん。 -- (2014-12-29 16 05 37) ↑男性には、その状況(女性の身体と自身の反応)に慣れろって意味合いがあるんだよ。たぶん。 -- 名無しさん (2015-01-26 14 10 02) 仮に、アストラギウス銀河の最低野郎共がこんな至れり尽くせりな装備を見ちゃったら失神するんじゃなかろうかw -- 名無しさん (2017-07-30 11 01 15) マジレスするなら羞恥心の鈍化って全く効果が無いよな。エロいと思うのはそういうシチュエーションが加味されるから思うのであって、例えば裸婦画デッサンの時は全裸女性のモデルが大人数の前に晒されてもみんな真剣なのでエロいとは思わない。戦時中ならなおさらなので、訓練用があんな卑猥なデザインにされたら余計羞恥心をあおる結果になりかねない・・・エロゲとしては正しいな! -- 名無しさん (2020-03-24 09 04 05) どっかの銀河戦争と違って人材無駄遣いとか出来ない世界だもんね -- 名無しさん (2021-02-13 23 02 27) これを見て『「キラリティー」の最終局面に出てきたエロスーツのパクリじゃねえか!』と思ったのはオレだけだろうか。 -- 名無しさん (2022-06-19 17 06 29) アニメ版オルタのブルーグレーの訓練用強化装備もあれはあれで好き -- 名無しさん (2022-06-19 17 50 21) エロいデザインであることにもちゃんと(?)理由がある設定なのは割と好き。「羞恥心の鈍化」についても、現場に理解のないお上が要らん気を利かせた感があって、寧ろリアリティがあるんじゃないかとすら。 -- 名無しさん (2023-11-21 10 28 44) 名前 コメント
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QMA6 理系学問 生物 ページ1 / 2 / 画像問題 / ニュースクイズ / 高校生クイズ 問題文 答え 1906年に、混合物を分析する「クロマトグラフィー」を発明したロシアの植物学者はミハイル・○○○○○? ツヴェット 1915年に、世界で初めて化学物質を用いて人工的にガンを発生させることに成功した日本の病理学者は? 山極勝三郎 1923年に、インシュリンの発見によりノーベル生理学・医学賞をマクラウドと共に受賞したカナダの医学者は? バンティング 1957年に文化勲章を受章した、東京医科大学の初代学長を務めた日本の医学者で、老人病の研究で有名なのは? 緒方知三郎 1957年に文化勲章を受章した「日本の植物学の父」と呼ばれる植物学者は? 牧野富太郎 1968年に札幌医科大学で行なわれた日本初の心臓移植手術を執刀した医師は? 和田寿郎 1969年にナイジェリアで初めて発生した、インフルエンザに似た症状がみられる国際伝染病は「○○○熱」? ラッサ 1987年に「多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明」の功績でノーベル生理学・医学賞を受賞した日本の生物学者は誰? 利根川進 2007年に理化学研究所が発表したショウジョウバエの体内時計システムに見られる遺伝子の名は「○○○○○のオレンジ」? 時計じかけ 「恐ろしいカギ爪」という意味の名前が付けられた機敏で二足歩行をしたと考えられている恐竜は? ディノニクス 「おたふく風邪」の正式病名は「流行性○○○炎」? 耳下腺 「喧嘩太郎」の愛称で呼ばれた1957年から25年間に渡って日本医師会の会長を務めた人物は○○太郎? 武見 「呼吸器」と「合胞体」の頭文字に由来する、乳児急性気道感染症の主な原因となるウイルスは「○○ウイルス」? RS 「黒死病」とも呼ばれる、ノミを介して伝染する病気といえば? ペスト 「すべての細胞は、他の細胞から発生する」という細胞学説で有名なドイツの病理学者はルドルフ・○○○○○○? ウィルヒョー 「青春のシンボル」ともいわれるニキビを正式な医学用語でいうと? 尋常性痤瘡 「プリオンの研究」により1997年にノーベル生理学・医学賞を受賞したアメリカの学者はスタンリー・○○○○○? プルシナー 「閉塞性血栓性血管炎」とも呼ばれる、血栓により血液の循環が悪くなる病気は「○○○○○病」? ビュルガー かつてマダガスカル島に生息していた、体長3mにも及ぶダチョウに似た巨大な鳥は? エピオルニス その社名は「体温計」を意味するドイツ語に由来する東京都渋谷区に本社を置く医療機器メーカーは? テルモ その独特な動きから別名を「ミチオシエ」という昆虫は? ハンミョウ その鳴き声を英語圏では「oink-oink」と表現する動物は? ブタ その標本は現在、スミソニアン博物館に収蔵されている、絶滅した鳥・リョコウバトの最後の一羽に付けられていた名前は? マーサ べん毛を持ち、水中を泳ぎ回ることができる藻類や藻菌類に見られる無性生殖を行う胞子の一種は? 遊走子 らせんを描いた葉緑体が特徴的な、水田などに見られる糸状の緑藻で、漢字では「水綿」と書くのは? アオミドロ アゴの部分が突き出して角質化している、鳥の特徴的な顔の部分といえば? クチバシ アホロートルやイソギンチャクに見られる、動物が幼生形のまま生殖巣が成熟して繁殖する現象を何という? ネオテニー アメリカの天文学者カール・セーガンが著した宇宙と生命の起源を扱った科学啓蒙書のタイトルは? コスモス エイズを発症させる「ヒト免疫不全ウイルス」をアルファベット3字でいうと? HIV オスのシマウマとメスのロバの間に生まれた雑種動物は? ジンキー オスのトラとメスのライオンの間に生まれた雑種動物は? タイゴン カカオに含まれるアルカロイドの一種で、チョコレートやココアの苦味成分であるのは? テオブロミン カタツムリが交尾の際に突き出す槍のような突起の名前を何という? 恋矢 カニ類の幼生の段階でゾエア期を経て変態したものを何という? メガロパ ガラス瓶にゴム栓をしてアルミニウムなどのキャップで巻締めた、注射剤などを入れる容器を何という? バイアル サンゴ、クラゲなどの刺胞動物の幼生を何という? プラヌラ ザルコマイシン、カナマイシンなど多くの抗生物質を発見した日本の微生物学者は? 梅沢浜夫 ジュラ紀後期に栄えた恐竜でその名前には「異なるトカゲ」という意味があるのは? アロサウルス ソバは○○科の植物? タデ タコやイカの口の中にある物をかみ砕く器官は? からすとんび トルコの皮膚科医の名が付いた口内炎・虹彩炎などを引き起こす原因不明の病気は「○○○○○○病」? ベーチェット ニホンザルの学名は○○○・フスカタ? マカカ ニューロンとニューロンとの接続部を「シナプス」と名づけたイギリスの生理学者はチャールズ・○○○○○○? シェリントン ニワトリなどに感染して黒頭病を引き起こす寄生性の原生生物は? ヒストモナス ノーベル賞候補に挙げられたこともある日本の細菌学者で慶應大学医学部の発足に尽力し初代学部長に就任したのは? 北里柴三郎 ヒト免疫不全ウイルスを発見し2008年にノーベル生理学・医学賞を受賞したフランスの医学者はリュック・○○○○○? モンタニエ ヒトを始めとする脊椎動物の網膜に含まれ、光を受け取るのに重要な役割を持つ、別名を「視紅」という色素は? ロドプシン ヘリコバクター・ピロリが胃潰瘍の原因だと明らかにし、2005年にノーベル生理学医学賞を受賞した医学者はバリー・○○○○○? マーシャル ホスピス運動の創始者として知られるイギリスの女性医学者はシシリー・○○○○○? ソンダース 杏雲堂医院の院長や癌研究会癌研究所の所長を務めた日本の医学者で、第2回の文化勲章を受章したことでも知られるのは? 佐々木隆興 井戸泰とともにワイル病の病原体を発見した日本の細菌学者は? 稲田龍吉 一度に大量に調理する場所で発生し易いことから、これによる食中毒を「給食病」ともいう細菌は「○○○○○菌」? ウェルシュ 一般に「狂牛病」と呼ばれるプリオンが原因とされる牛の病気を、アルファベット3文字で何という? BSE 一般に「プール熱」と呼ばれる病気を、正式な医学用語でいうと? 咽頭結膜熱 一般には「アスター」と呼ばれる、その名に反して北海道ではなく中国原産のキク科の植物は○○キク? エゾ 飲むと血糖値を下げることから糖尿病の治療などに用いられる南インド原産のつる性植物は? サラシア 英語では「コーラル」という熱帯の海の生態系に欠かせない植物のような腔腸動物は? サンゴ 夏に異常繁殖すると赤潮の原因となる原生動物で、刺激を受けると青白く発光することで知られるのは? ヤコウチュウ 街路樹によく見られる別名を「セイヨウトチノキ」という落葉高木は? マロニエ 漢字では「枸杞」と書くその赤い実は食用になるナス科の植物は? クコ 幾何学的な模様からペットとしても人気がある発見した動物学者から命名されたカエルは○○ツノガエル? ベル 魚などに多く含まれ、頭がよくなる栄養素として知られる「ドコサヘキサエン酸」をアルファベット3文字でいうと? DHA 強い酸性である胃の中に生息し、慢性的な胃潰瘍や胃炎、最近では胃がんの原因ともいわれている細菌はヘリコバクター・○○○? ピロリ 狂犬病ウイルスの発見などで知られるフランスの細菌学者はルイ・○○○○○? パスツール
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725 :1/3:2007/04/13(金) 22 00 56 ID 42ExWWbA 【ツンデレを起こしに行ったら胸もとがはだけてたのでもにゅもにゅしてみた】 朝です。朝は隣家の寝ぼすけ娘っ子を起こしに行かないといけないのです。だから、起こしに行きます。 「おはよう、タカシ君。ごめんね、よろしくね」 何度繰り返したか分からない挨拶をおばさんと交わし、寝てる幼なじみが待つ二階の部屋へ。 「……ぷー、……ぷー」 部屋に入ると、年頃の女性だというのにまるで女性らしさを感じさせない体つきの子どもが変な寝息を立てていた。 「起きろ、ちなみ。朝だ」 「……む、むぅ……変態が寝込みを襲う」 「し、失敬な! 誰が変態だ! ちょっと人より女性の好みが幼くてちょっと人よりつるぺたが好きでちょっと人より背が低い子が好きなだけだ!」(変態だと気づいてないご様子) 「……ぷーぷー」 人の訴えを無視し、尚もぷーぷー鳴きながら寝続けるちなみ。早く起きれ。 「どーすっかな……そうだ! 変態とか言われたので、変態らしい起こし方をしよう!」 変態といえば、えろいことだろう。(力説) というわけでちょいと布団を剥いで……って、胸元がはだけてて、なんかピンク色の突起物が! いくら幼なじみとはいえ、そうそう突起物を見る機会なぞない。多少の後ろめたさはあるが、それ以上にエロ心があるのでここぞとばかりに見れ! 網膜に焼き付けろ! 「うーん、やはりこう、なんというか隆起がほとんどない胸の上にぽつんと突起物があるのはたまらないなぁ。まるで湖上の塔のようで、美しいと思いませんか?」 「……ぷー?」 疑問形の寝言が返ってきた。別に答えなくていいです。 「……ん、んむ、ここは、も、揉んだりしてみるかな。ばれたら三日くらいネチネチ言われそうだが、寝てるし……よし、いざ!」 両手をこすりあわせ、薄い胸の上に持っていく。手の平の中心にツンとした突起があたり、そして指先がちなみの胸元に少しだけ埋まった。 「おお……まさか、こんな貧乳なのに埋まるとは……恐るべし、乳」 指先を細かく動かし、ちなみの胸をまさぐる。あまりの気持ちよさと、かなりの後ろめたさで脳がクラクラしてきた。 「……私としては、なんの躊躇もなく寝てる幼なじみのおっぱいを揉むタカシの方が恐るべしだと思う」 頭上から降ってきた声に、背筋を冷たいものが伝う。 「……お、起きて?」 恐る恐る顔を上げると、顔を真っ赤にさせたちなみが俺をにらんでいた。 「え、えっと、その、だな」 さあ考えろ、起こしに来たのにいつのまにか胸を揉んでいて、それでいてちなみが許してくれそうな理由を! そんな都合のいい言いわけ存在しねぇ。(0.3秒) 「あ、いや、その、……俺はこれくらいのおっぱいが大好きデスよ?」 726 :2/3:2007/04/13(金) 22 01 17 ID 42ExWWbA 「……いいから、出てく」 「はいっ!」 怒気をふりまくちなみから逃げるように部屋から飛び出し、そのまま階段を落ちるように下りる。 「あら、どうしたの? なんかすごい音してたけど……」 「いやあ、ちょっと階段を滑り落ちて尻が大変痛むだけです」 「まあ。いわゆる階段落ち→尻痛みのコンボね」 そんなコンボはないと思いながら席に着き、おばさんの淹れてくれたコーヒーを飲む。そうしている間にも、刻一刻とちなみと対面する時間は近づいてくるわけで。 「オラドキドキしてきたぞ」 「娘の幼なじみが戦闘民族に」 「違います」 恥ずかしい独り言を聞かれ軽く赤面してると、俺よりもっと赤い人が居間に入ってきた。 「あ、お、おはよ、ちなみ。さっきは、その、……ごめん」 「……うー、えっちぃ人がずうずうしくも私の家にいる」 言葉で俺をチクチク責めながら、ちなみは隣に座った。 「おはよ、ちなみ。……あらちなみ、顔真っ赤よ? 風邪?」 「……違う。……ちょっと、アレが」 おばさんの言葉にちなみが俺方向を見るので、気づかないフリをしながら新聞を読むことにする。 「アレ? ……はっ、まさか、タカシ君が朝から娘の膜を……?」 「違うっ! 膜とか言うなっ! アホかっ!」 我関せずを貫き通したかったが、あまりのことに思わず突っ込んでしまう。 「……まさかおしり? あのねタカシ君、初めてでお尻はちょっと……」 うるさいのでチョップでおばさんを黙らせる。おばさんは残念そうに奥に消えていった。 「……タカシは胸だけで飽き足らず、私の前はおろか後ろの処女までも付け狙う」 「狙ってないっ! 全部おばさんの妄想だっ! ええいもう知らん、一人で学校行ってくる!」 「……タカシは人の胸を陵辱したあげく、私を残して行ってしまおうとする。……私を置いて」 ……ああ、もう。そんなこと言われたら、逃げるに逃げられない。 「早く飯食え! 遅刻するぞ!」 「……乳揉み魔が、えらそうに」 もっかい揉んだろかと思ってると、おばさんが焼いたパンを持ってやってきた。 「まあ、タカシ君乳揉み魔だったのね。でも、ちなみのぺたんこな胸ですら揉めるなんて……。どんな最先端技術が?」 727 :3/3:2007/04/13(金) 22 01 40 ID 42ExWWbA パンを受け取ったちなみは、悲しそうにもぐもぐした。 「別府家に伝わる秘伝ですので、申し訳ありませんが」 「代々乳揉み魔なのね」 嫌な家系にされたので嫌な顔をしてると、くいくい袖を引っ張られた。ちなみだ。 「……終わった。……遊んでないで、早く行く」 誰を待っててやったんだと思ってたが、大人なので言わずに付いていく。おばさんに見送られ、外へ。雲ひとつない快晴だ。 「……おっぱい魔人。……おっぱい魔人」 だが、後ろからいやな呟きがずっとついてくるので、心の中は曇模様。 「あの、ちなみさん、できればそういうことは言わないでいただきたいのですが」 「……おっぱい魔人が近づいてきた。……また揉まれる予感」 振り返ってそう言うと、ちなみは両手で胸を隠して後ずさった。言い返したいが、揉んだのは事実なのでどうしようもない。しょうがない、素直に謝ろう。 「ごめん。俺が悪かった。金輪際こんなことしない」 「……タカシは私のおっぱいを揉みたくないと言う。……つるぺたは胸にあらず、と言う」 「いやいや、言ってない。とにかく、もうこんなことしないから、許して欲しいココロ」 「……ふん」 人が折角謝ったというのに、ちなみの奴はふくれっつらで他所向いてしまった。 「なんだよ、不満そうな顔して」 「……別に」 「別に、って顔してないぞ。ほれ、どーした」 ちなみのほっぺをつまんでむにーっと引っ張る。 「……へふひ(別に)」 それでも表情を崩さないのは驚嘆に値すると思う。 「うーん……まさかとは思うが、金輪際ちなみの胸を揉まないって誓いが嫌なのか?」 そう言った瞬間、初めて表情が崩れた。 「あれ、まさか正解?」 「……ち、違う。不正解。はずれ。ぶぶー。間違い。論外」 ほっぺを掴んでた指を払い、ちなみは足早に先へ行ってしまった。 「待て。答えを教えるべし」 「……教えないべし」 そんな感じで学校まで行きました。
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新たな助っ人。しかも二人。しなびていたボッシュの開拓精神に、再び火が灯り、つい でにガソリンが浴びせられる。 「よォし、君たち! 早くこいつら二人を倒し、私を助け出すのだっ! さすれば、君た ちのアメリカンドリームを盛大に叶えてやろう!」 訳が分からないことをまくし立てるボッシュ。 どのように運命が作用すればこの男が米国大統領になれるのか。二十一世紀における世 界七不思議に認定しても良いくらいだ。 「さァ、シコルスキー君とえぇと……イギリス人らしき人! ミーのために存分に戦って くれたまえっ!」 とうとう一人称が「ミー」になった。しかしながら、ドイルをイギリス人と見破った観 察眼は伊達ではない。とにかく放っておくといつまでもわめきそうなので、うんざりした ゲバルは強硬手段に出る。 「ボッシュ……少し黙ってろ」 一本拳をこめかみに軽くぶつける。すると、ボッシュは電池が切れた玩具のようにぐっ たりしてしまった。 「こ、殺しやがった!」仰天するシコルスキー。 「安心しろ、失神させただけだ。レッセンもこいつを担いだまま戦うわけにもいくまいし、 逃げられでもすると面倒だからな」 レッセンはボッシュを丁重に降ろすと、さっそく二人めがけて殺気を放出する。ゲバル の影を演じていたが、やはり相当な実力を秘めている。 非凡な殺気に惹かれたのか、ドイルもまたレッセンに矛先を向ける。 「シコルスキー、ゲバルはおまえに任せてやる。私はあのハリウッド俳優みたいな付き人 を相手する」 「ドイル……」 ドイルも本音はゲバルと戦いたかったにちがいない。が、シコルスキーの並々ならぬ闘 志に免じて、メインを譲った。 「レッセン対ドイル、か。ではシコルスキー、我々は場所を移すとしようか」 二人きりとなった両雄。レッセンは両拳を縦に重ねる構えを取るが、対するドイルは構 えを取らない。両手をだらりと下げ、立っているだけだ。 「ミスタードイル、なぜ構えない。私をナメているのか。あるいは構えを必要としないス タイルなのかな?」 この問いをドイルは黙殺する。 答えはどちらでもなかった。むしろレッセンを強敵と判断したゆえの策だった。 ドイルがガーレンから受けた傷は決して軽くはなかった。彼の怪力によって体内に仕込 んだ武器(タネ)に接触不良が起こっており、故障を詳しく調べる時間もなかった。 ゆえにドイルは油断を誘うため、あえて構えない。胸板に仕込まれた最大の切り札で終 わらせるために。 「──いざッ!」 レッセンが仕掛ける。力強い踏み込みから、まっすぐ直突きを狙っている。 後手のドイル。反撃に出る。といっても親指のスイッチを始動させる、数ミリの動作。 ──爆破。 ドイルの胸から猛烈な熱風が吐き出された。いかなるタフネスであろうとこれを喰らえ ばひとたまりもない。 もう勝負ありか──否。 目には目を、歯には歯を。最凶の手品には、最速の手品を。 瞬時に上着をはぎ取り、振りかざし、盾とするレッセン。生地本来の防熱仕様とレッセ ンの素早い動作によって、押し迫る炎熱はみごとに弾き飛ばされた。 「対爆薬の訓練は積み重ねている」 防御に使われた上着は当然の如くドイルに投げつけられ、目くらましとして再利用され る。 「くっ!」 「しけい荘のことはボスから聞き及んでいた。あなたが体中に武器を仕込んでいることも。 短期決着を目論んでいたのだろうが、それはこちらも同じ。早いところ終わらせてボスに 加勢せねばならん」 「フン……やってみろよ。やれるものならな」 ドイルは左肘の刃で上着を切り裂き、突っかけたレッセンに右拳でカウンターを取る。 「グァッ!」 もう一丁。怯んだレッセンに、鋭い左ハイによる追い打ち。ガードさせた右腕を痺れさ せるほどの一撃。 「手品師はタネだけじゃないんだぜ。ちゃんと本人の技術も鍛えなきゃ、客を沸かせるこ とはできない」 切り札を完璧に防がれたドイルにショックがないといえば嘘になる。しかし、ガーレン をも追い詰めた体術で、したたかに流れを呼び戻す。ボクシングの基本技術、ワンツーか ら、華麗な胴廻し回転蹴りで顔面を穿つ。 「──がふゥッ!」 完全なるドイルペース。なのに、レッセンは不気味に嗤(わら)った。 「ミスタードイル。これから私とあなたの決定的な差を教えよう」 「ほう……?」 突如、レッセンは地面を叩きつけるように蹴りつけた。すると蹴り飛ばされた黒い物体 が飛来し、ドイルの両目に柔らかく触れた。 ダメージはない。気にせずドイルは戦闘を再開しようとする。 そしてドイルは気づく。レッセンの策はすでに完了していたという事実に。 闇。 目蓋を大きく広げてみる。 闇。 目をこすってみる。 闇。 レッセンの打撃が、ドイルの鳩尾を貫く。回避や防御はおろか、覚悟すらできず。 「ゲハァッ! ごほっ、目が、目が……見えねェ……」 「今、目に当てたのは、ミスター柳が捨てた毒が塗られた手袋だ。決定的な差とは、私は 先ほどのボスと柳のファイトを始終目撃していたということだ」 光を奪われたドイル。もしドイルもゲバルと柳の死闘の概要を知っていたなら、毒手グ ローブをむざむざ喰らうことはなかっただろう。 すかさず背後に回り込み、無防備な首筋に強烈な突きを叩き込むレッセン。 「グハァッ!」 レッセンのえげつない猛攻は続く。もうひとつ後頭部にハイキックを浴びせ、うつ伏せ にダウンしたドイルの背骨めがけエルボーを叩き落とす。足でドイルを裏返すと、喉に向 けて踵をぶつける。瞬く間に瀕死に追い込まれるドイル。 体内配線を通じ作動する、肩甲骨周辺に埋め込まれたスプリング。これにより強引に跳 ね起きるドイルだったが、劣勢が覆るわけでもない。 忍術を操るゲバル、彼の愛弟子であるレッセン。ゆえにレッセンは気配に緩急をつける 技術を叩き込まれていた。ドイルに己の座標を掴ませない。 ましてドイルの手当たり次第としかいえない攻撃を被弾するはずがない。 心臓、鳩尾、金的とリズミカルな三連撃から、ドイルの首を捻転させんとレッセンの両 腕が迫る。──が。 間合いがぶつかり合った瞬間、ドイルはレッセンに全身でなだれかかり、抱きついた。 「なんだと……。まだこんな体力が──」 「安心しな。もうアンタをスマートに葬れる武器(タネ)は残っちゃいねェ……」 「スマートに……だと?」 「俺は全身に少量ずつ爆薬を仕込んでいてな……一ヶ所ずつの威力はせいぜい、虫を殺せ るかどうかってところだ……」 「き、貴様ッ!」 レッセンはこの時点でこれから起こることを想像できた。必死に引き剥がそうとするが、 ドイルは外れてくれない。 「あるスイッチを押すと……そいつらが全て同時起爆する仕組みになっている。……もち ろん使った経験などねェ」 「は、放せッ!」 「行かせるかよ……。アンタが行けばあいつの勝利はなくなる。……しかし」 「待っ──!」 大、爆、発。 ドイルは手品の成果を喜ばしく感じていた。 爆音とレッセンの絶叫、芳ばしい火薬の匂い、生き延びていた網膜が拾った強烈な閃光、 全身を蝕む焼けつく痛み。 二人のための、二人だけの爆発が、ドイルとレッセンを激しく抱擁する。 壮絶なダブルノックアウト。 まもなくドイルはダメージで他の四感覚を失うも、味覚だけは最後まで硝煙の味を噛み 締めていた。 味覚を司る舌はこうささやく──。 「シコ……キー……あと、は……任せ……た」
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批判サイド 創造論者の主張 Claim CI100 Life looks intelligently designed because of its complexity and arrangement. As a watch implies a watchmaker, so life requires a designer. 複雑さと配置を見れば、生命はインテリジェントにデザインされたように見える。時計は時計職人の存在を意味するので、生命はデザイナーの存在を意味する。 Source Cicero, Marcus Tullius. 1896 (45 B.C.). De Natura Deorum (On the Nature of the Gods), transl. Francis Brooks. London Methuen; Book 2, chap. 34. Paley, William, 1802. Natural Theology or, Evidences of the Existence and Attributes of the Deity. London J. Faulder. Davis, Percival and Dean H. Kenyon, 1989. Of Pandas and People The Central Question of Biological Origins (2nd ed.). Dallas, TX Haughton. Response デザインの定義によれば、デザインを推論するには、デザインプロセスについて何らかのものを決めておかねばならない。我々はこれを、進行中のデザインの観察や、既知のデザインの結果との比較などにより行う。我々が持っている既知のインテリジェントデザインの例は、人間によるデザインのみである。生命は人間によって創られたようには見えない。 生命が複雑ではないと論じる者はいない、しかし、複雑さはデザインと同じではない。デザインされた単純なものが存在し、自然起源の複雑なものがある。複雑さはデザインを意味しない。大半のデザインのゴールは単純さである。 ほとんどの場合、デザインの推論は、それ以外の方法を創造できないという理由でなされる。これはまったくの Argument from incredulity"(疑いからの論) である。歴史的に見れば、稲妻や虹や季節変化など、我々が自然起源であることを知っている多くのものが、超自然のデザインとされてきた。 以下の理由から、人間の標準からすると、生命はデザインされたようには見えない。既知のデザインでは、イノベーションがひとつの製品で起きると、すみやかに他の製品にも取り入れられる。真核生物では、イノベーションは一般に、ひとつのリナージュに限定される。同じようなイノベーションが異なるリナージュ(たとえば、クモと毛虫とシロアリモドキの網)で起きると、その実装の詳細はリナージュごとに違っている。リナージュをたどると、生命とデザインの間の大きな違いがわかるだろう。Eldredgeはこれを行い、三葉虫とコルネットを比較した[Walker 2003]。 デザインにおいて、形態は典型的には機能に従う。幾人かの創造論者たちはそう感がている[Morris 1974]。しかし、生物には異なる形態で同じ機能を実現している例がある。たとえば、鳥とコウモリと昆虫とプテロダクティルス(翼幅約20フィートの翼竜)の羽は異なる構造から形成されている。クモと毛虫とシロアリモドキは巣を作るための器官が異なる。昆虫には少なくとも11種類の異なる耳にがある。同じ基本形態が異なる機能を持っていることもある。たとえば、同じ骨格が人間の手と、クジラのヒレと犬の足とコウモリの翼になっている。また、幾つかの構造や、場合によっては器官全体が機能を持っていない。たとえば、痕跡器官や、外からたどりつけない洞窟や深い地下など孤立環境に住む生物など。 上述のように、生命は複雑だが、デザインは単純さを目指す。 デザインされたものの多くは、それの機能と、それの製造者はまったく関係がない。これに対して、生命は自己複製する。 生命は計画を欠いている。生物の構造やプロセスの仕様は存在しない。遺伝子は生物の表現形を完全には記述していない。対応する遺伝子がないものは、どんな構造にもなる。デザインされたシステムと異なり、生物は環境中で自分自身を組み上げる。 生物には無駄が多い。大半の個体は繁殖至らない。大半の受精接合子は十分に成長する前に死亡する。デザインプロセスは、このような無駄を最小化するようになっている。 生物には、部品を別の目的に応急使用したシステム例がが多くある。それは進化において起きると考えられるものであり、インテリジェントデザインでは起きると考えられないものである。たとえば、脊椎動物の眼では、網膜神経が光受容器の前にあるので、眼に盲点がある。 昆虫が着陸して受粉するためのプラットフォームをランはもっている。そのプラットフォームを花の下方に持ってくるように、花の茎は、花茎から出る子房がねじれて、本来あるべき向きから180°変わった向きになっている。 生命は非常に変化しやすい。ほとんどすべての種には、我々が計測するものすべてに、値の広がりがある。生命の仕様となる情報は技術用語で、許容度が大きい。ほとんど標準と言えるものがない。 生命は汚い。生命がデザインされたなら、死や病気や腐敗は生命の一部として統合されているので、それらはデザインされたはずだ。これは標準的な弁証法の問題である。おちろん、デザインされた汚いものは多くある(兵器など)。しかし、デザイナーが倫理の規範を持つ者だと考えるなら、汚いデザインはデザイン仮説に反する証拠となる。 進化過程はデザインプロセスと考えらることができて、我々が生命に見出す複雑さと配置は、既知のインテリジェントデザインよりも進化によって起きるものに近い。実際、いまや技術者たちは進化と本質的に同じプロセスを使って、他の方法なら手に負えないほど複雑になってしまう問題の解決策をさぐっている。 進化はデザインされたように見えないか? 生命が生存できるように地球を改変することに、何らかの適応的メカニズムが必要だと考えるなら、そして生命がデザインされたと考えるなら、進化あるいは同様の仕掛けが、その中にデザインされていると考えられる。 生命にデザインを識別可能だと主張することは、生命ではないものと生命が異なること、すなわち声明ではないものはデザインされていないことを意味する。生命が識別可能にデザインされたと主張することは、インテリジェントデザイナーが生命以外の宇宙を創造していないことを主張したことになる。 現状のままでは、デザインの主張は予測を作れないので、非科学的かつ役に立たない。デザインの主張は何の研究結果も出せない。 References Morris, Henry M. 1985. Scientific Creationism. Green Forest, AR Master Books, pg. 70. Walker, Gabrielle, 2003. The collector. New Scientist 179(2405) (26 July) 38-41. Further Reading Aulie, Richard P., 1998. A reader s guide to Of Pandas and People Isaak, Mark, 2003. What design looks like. Reports of the National Center for Science Education 23(5-6) 25-26,31-35. Miller, Kenneth R., n.d. Of pandas and people A brief critique. Pennock, Robert T., 1999. Tower of Babel. Cambridge, MA MIT Press. Perakh, Mark, 2003. Unintelligent Design. Amherst, NY Prometheus. オリジナルページ これは Index to Creationist Claims, edited by Mark Isaak の和訳です。
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■基本データ 【コロナ】 聖戦士 【ミーム】 ネフィリム/ 【ブランチ】VIPER/ 【消費経験点】100(能力値:0 特技:81 装備:19 パスの追加:0 ブランチの追加:0) ■能力値/耐久力 【能力値】 肉体:6 技術:11 魔術:4 社会:9 根源:4 【戦闘値元値】 白兵:6 射撃:8 回避:8 心魂:6 行動:8 【戦闘値修正値】 白兵:4 射撃:11 回避:8 心魂:6 行動:12 【HP】 元値:24 修正値:44 【LP】 元値:5 修正値:5 ■宿命/特徴/闘争/邂逅 宿命:決戦存在 特徴:不屈の闘志 特徴効果:最大HP+5 闘争:修羅道 邂逅:エリザベス・パーラメント ■初期パス 【因縁】エリザベス・パーラメントからの哀れみ ■準備された装備 部位:名称(必要能力/行動修正/ダメージ/HP修正/射程/備考/参照P) 右手 :対MTライフル (必:-/行:-4/ダ:【技】×2+1D6/HP:0/射:シーン/CT060) 左手 :防弾マント (必:-/行:10/ダ:―/HP:0/射:なし/CF133) 胴部 :ボディアーマー (必:【技】5/行:0/ダ:―/HP:15/射:-/CF130) その他:ターゲットゴーグル (必:-/行:0/ダ:―/HP:0/射:なし/CF133) 乗り物: (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―) 予備1:パイルバンカー (必:-/行:-2/ダ:【魔】×2+4D6/HP:0/射:至近/CT055) 予備2:多目的ゴーグル (必:-/行:0/ダ:―/HP:0/射:なし/CF130) 予備3:手榴弾 (必:-/行:0/ダ:―/HP:0/射:シーン/CF132) ■コロナ特技 【CF088/自/ク/なし】◆勇気ある誓い 1度の判定でソフィアに合致しているフレアを何枚でも出せる 【CF088/自/オ/6H】虹色の希望 〔Sin1〕[メインプロセス]中に使用するフレアを全て自分のソフィアとして扱う 【CF088/自/効/なし】リインフォース5 [覚醒]専用。あなたが与えるあらゆるダメージ+[Lv×10] 【IJ044/自/常/なし】闇を払う者5 [覚醒]専用。[白攻][射攻]の[達成値]+[Lv×2] 【CF088/白/メ/なし】捨て身の覚悟 [白攻]のダメージ+[差分値]×2。自分も同ダメージを受ける 【CF088/自/効/なし】不死鳥の炎 〔Sin1〕[死亡][戦闘不能]を[覚醒]に置き換え、【HP】0【LP】1にする 【CF122/自/常/なし】豪腕怪力 [部位:両手]の武器を[部位:片手]として装備できる 【CF122/自/常/なし】超巨大武器 武器のダメージを+2D6、判定値を-2する パイルバンカー。 【RR024/自/オ/効参】墓穴 その判定の[達成値]+20 エンディングフェイズで山札から引いたカ-ドだけ【LP】ダメ-ジを受ける 【IJ044/自/リ/フ2】差し違え 至近からの[白攻]へ[突返]。ダメージ+[差分値×2] クライマックス専用。自分も同ダメージを受ける 【CT054/自/オ/フ3】アーマーパージ 【HP】1となり、1シーン[メジャー][リアクション]の判定+[最大HP÷10] シーン終了時【LP】3点喪失 ■ミーム特技 【CF121/射/メ/2H】◆コンバットシューティング [射攻]を行う。ダメージに+[差分値] 【CF121/自/マ/2H】ロックオン メインプロセスの[射攻]の[達成値]を+【技】 【CF121/自/セ/5H】ダイナミックエントリー 【行】に関わらず最初にメインプロセスを行う 【CF121/自/マ/なし】カバーポジション3 〔Sin[Lv+1]〕ターン終了時まで[遮蔽状態]となる 【CF118/自/マ/2H】マルチワーク 即座に[マイナー]を2回行える 【CF121/自/マ/なし】ドレスチェンジ 装備しているアイテムを[Lv+1]個まで交換できる 【CF121/射/リ/5H】※魔弾の射手 [白攻][射攻]に対して[突返]を行う。[射攻]武器専用。射程制限有 【CF121/自/セ/フ2】※ウォーハウンド そのターンの間与えるダメージが+[【技】×2]される ■装備 [CT060]アーマライトカスタム(部:両/射:シ/HP +0/【技】×2+1D6。 【射】+2。[sin1]ダメージ+【技】×5) [CT055]パイルバンカー(部:そ/射:至/HP +0/【魔】×2+4D6。 先端を白木にするとダメージ基準が【魔】となる(コストは同じ)超巨大武器。【白】-2。) [CF133]輝く紋章(部:片/射:な/HP +0/【行】+10。盾に描く場合は盾のコスト+15/+6) [CF133]ターゲットゴーグル(部:そ/射:な/HP +0/【射】+1) [CF130]多目的ゴーグル(部:一/射:な/HP +0/〔Sin3〕判定を振りなおせる) [CF130]ボディアーマー(部:胴/射:-/HP +15/) [CF132]手榴弾(部:一/射:シ/HP +0/【技】+1D6の[射攻]。消耗品) [CF132]手榴弾(部:一/射:シ/HP +0/【技】+1D6の[射攻]。消耗品) [CF132]手榴弾(部:一/射:シ/HP +0/【技】+1D6の[射攻]。消耗品) ■属性防御 肉体:× 技術:× 魔術:× 社会:× ■戦術、設定、メモなど ケイン・シュライネン伍長。 対戦車猟兵。現在は対MT兵士――機甲猟兵である。 生き残る為にありとあらゆる手段を使い、友軍兵士の死体をトラップに使うため、 自らを「最低の存在」であるMT乗り、その生き血すら啜る『戦場の蛭』と自嘲する。 本来ならば、MT部隊の隊長になっていてもおかしくない人物。 元はファイフの極めて優秀な猟師であった。 幼馴染が士官学校に入学し、それにあわせてミリティアに志願。 友人達が士官への道を進む中、学歴から一兵卒以外の道を許されず、 所属部隊は治安維持として派遣されたターエファイト王国にて壊滅。 ただ一人生き延び、機甲猟兵となった己に、酷い劣等感を抱いている。 不眠症(戦闘神経症)の疑いあり。 「MTが棺桶だと? 笑わせる。 俺には棺桶すら無い」 対MTライフル「Hirudinea」 ウルティマ・ラティオを基に開発された試作銃。 銃身が12.7mm口径から17mm口径へと交換され、 専用弾として全長160mmの鉄鋼弾を採用するなど、 ほぼ完全に別の銃器となってしまっている。 MTパイロット用のゴーグルと接続することで、 スコープを覗かずとも照準情報を網膜に投影可能。 装弾数は3+1。 装甲貫徹杭を発射するユニットを装着できる為、 パイルバンカー・カスタムとも呼称される。 全長450mmのダマスカス鋼製の杭を、液体炸薬で発射。 鹵獲した準騎士級MTの装甲を貫通する威力を持つ。 だが装弾数が一発であることとあわせ、 光速機動を行う騎士級MTに接近することは自殺行為でしかなく、 「三千世界一役に立たない装備」と評価されている。
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いつか。 いつか、こんな日が来ると思っていた。 「長門っ!」 宵闇は秋風を存分に含んで、他に誰もいない校舎の屋上から、見慣れた文芸部員の姿を溶かしていく。 例によって言葉も表情もない。こんな時になってまで、長門有希は挨拶のひとつも言おうとしない。 「長門! 行かないでくれ! 長門!」 もう遅い。 頭で解っていても感情がそれを全否定する。 「……」 青白い月光をほのかに映す小さな顔は、確実に何か言おうとしているように見えた。 一年半だぜ。これで俺がこいつの内面を窺い知れてなかったら、今までが全部ウソになっちまう。 「……さよなら」 長門。 「長門!」 煌いた砂塵は、次の瞬間には無へと姿を変える。 まるで何もなかったと言わんばかりに、そこには中秋を控えた冷たい月の明かりだけがあった。 ……さよなら。 たったそれだけかよ。 他にもっと言いたいことがあったんじゃないのか。浮かべたい表情があったんじゃないのか。 どれだけの言葉を尽くしても伝えられないことがあるように。 どれだけの時を過ごしても足りないように感じるのは、どうしてだ。 一度だけ微風が凪いで、何かが視界をかすめた。 「……?」 一枚の栞が落ちていた。 「長、門……」 拾い上げる。 まるで、すべてを証明するかのように、小さな紙片は俺の手に収まっていた。 「……くっそ……ちくしょう、……バカ野郎」 信じられないくらい、アホかってくらい、俺はずっと泣き続けた。 月も空も雲も、驚くほどに清浄で、ぞっとするほどに青かった。 さよなら。 俺だって言いたかった。 なのに叶わなかったのは、こんなに突然いなくなるなんて思わなかったからだ。 「バカ野郎……」 自分に向かって悪罵を投げる。 これまで、あいつはどれだけ俺を助けてくれたと思ってるんだ。 命の恩人どころの騒ぎじゃない。本当なら心臓がいくつあっても足りないのに、全部あいつが救ってくれた。全部だ。 なのに結局何一つそれらしい恩返しができなかったじゃねぇか。本当にバカ野郎の思い上がりもいいとこだ。 「ながとぉお」 殴ってやりたいくらいにだらしがなかった。 心に残ってるだとか、SOS団は永遠に不滅だとか、絆は目に見えないものだとか、そんなのどうでもいい。 あいつはもう戻ってこないんだ。 その事実だけが、俺の中の堰を切ったままで、何にもできやしない。 文芸部室に置物のようにしていつも座っていて、終業時刻まで読書を黙々と続ける姿。 その面影を軸にして、あらゆる情景が記憶の蓋をすり抜けて浮かび上がってくる。 邂逅をもたらせた五月の日。朝倉と対峙した後ろ姿。野球大会でのインチキ。七夕での冷凍睡眠。ループサマー。 孤島でトランプやってる姿に、文化祭の魔女衣装。雪山で倒れてのっぴきならなくなっちまったこと。 春の一件。朝比奈さんとカレー食べてる光景。 決定的な昨年末の暴走――、 「……よかったら」 今でも夢に現れる、幻としか表現しようのない笑み。 とうとうあいつは笑顔を浮かべるようなこともなかった。 間違いなく笑いたかっただろう瞬間が、いくつもいくつもあったのに。 「……ちくしょう」 気づいたら栞は涙で濡れていて、ともすればその感触を失してしまいそうになる。 忘れるもんかと、しっかりと、それでいて大事に握りしめる。 「さよなら。長門……」 誰にも届くはずのない声を。別れの挨拶を。俺は呟いた。 そうして唯一の文芸部員と、俺はさよならをした。 「……というお話を考えまして」 「古泉、今すぐ窓からフルジャンプしろ。俺が許す」 「喜緑……くん……?」 目に飛び込むのは鮮烈なまでに目映い夕陽。 信じられない光景がブッキングして俺の網膜を焦がす。 「会長。わたしからひとつ質問があります」 その時、俺はどんな顔をしていた。 「会長は宇宙人なる存在に心当たりはございますか?」 そう言う書記の姿は、足許からゆっくりと、そして確実に拡散し、霧消しはじめていた。 バカな。 「喜緑くん! キミは一体……」 「ふふ。会長。秘密を守るのはよい書記の見本ではありませんか?」 そんなはずはない。 確かにいつも通り、彼女は笑っている。 まして現在進行形で消えているのに、どうしてこんな穏やかにしていられるんだ。 「会長、いくつか隠していたことを謝らなければなりません」 麗容に微笑む彼女の輪郭を、夕陽がシャープに浮上させる。 二度と忘れられない、と俺は思ったはずだ。 こんな印象的な場面を忘却するほうがどうかしている。 「わたし、アルバイトしていたことがあるんです」 彼女は上半身だけを微動させた。 そこから下は、もう何も残っていなかった。夕陽に伸びる、木立の影以外に。 「本来なら引責辞任ものだったかもしれません」 朱色に染まっていたのは夕陽による色彩効果か。 「会長? 宇宙人がいたとして。果たして彼女は誰かに 感情 と呼べる発露を得るでしょうか?」 「喜緑くん。悪ふざけはよしたまえ。何のトリックかは知らないが、私をからかうのは酔狂が過ぎる」 俺が言うと、喜緑江美里はまた何でもないような平素の笑みを浮かべる。 どうしてだ。どうしてそんな平常心でいられる。 「一年間。……それはあまりに短く小さな時。無にも等しいかもしれません」 「喜緑くん! いい加減にしたまえ! さもないと――」 どうするというのだ。 得体の知れない書記職は、得体の知れない何かによって今、まさに消えようとしている。 その場に立ち会っている俺に何が言える? 「ありがとうございます。会長との時間は、有機体である間、わたしに短く小さな 喜び を与えました」 「喜緑くん!」 気づけば、身体が勝手に動き出していた。 後から思えば、誰に動かされたのか解ったものではない。考えたくもない。 「会長……?」 「…………」 夕陽が瞳を貫くように光を放ち、ゆえに俺は目を閉じた。 彼女をとらえたと思った刹那、それは空を掻いて、現を夢に変える。 「会長…………」 聞き慣れた声だ。 それは優しく鼓膜を打ち、知らぬ間に、子守唄であるかのように胸に染み渡る。 「……感謝する」 「わたしは――」 声も空間にかき消えた。 慌てて俺は閉じていた目を開けた。 「喜緑くん!」 「 」 微笑んだ双眸だけが、目に映る総てだった。 そして、まもなくそれは夕陽に昇華され―― 「喜緑くん! どこだ! 帰ってきたまえ!」 俺は何度も彼女の名前を呼んだ。 誰もいない生徒会室には、やはり誰もいなかった。 そうして喜緑江美里は眼前から姿を消したのだった。 不確かな記憶を、俺は時折意図的に引っ張り出す。誰にも気づかれないように。 そしてあの声を聴くのだ。 確かに、彼女がいた証を。 「っていうのはどうでしょうね。果てしなくオイシイですよ」 「古泉、私の全権限をもって貴様を血祭りに上げる」
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IANA/イアナ 所属 REU 本名 ニエンケ・マイヤー 出身地 オランダ、カトウェイク 誕生日 8月27日(35歳) 身長 157cm 体重 56kg アーマー ●●○ スピード ●●○ 固有アビリティ ジェミニ・レプリケーター 遠隔操作可能なホログラフィックのイアナの分身を展開し、敵を惑わせて情報を収集する 強さ ★★☆ 重要度 ★☆☆ +略歴 経歴 「繋ぎ方さえ分かっていれば、全てのシステムは相補的なものだ」マイヤーの母親は衛星タイタンに着陸したホイヘンス大気構成計測器のリードエンジニアであった。幼少期から空への興味を掻き立てられていた彼女は、戦闘機のパイロットを目指して航空宇宙工学を学んでいる。しかし色素欠乏症の影響で網膜に損傷のある彼女は、その望みを叶えることができなかった。以降、彼女はシステムエンジニアリングに注力し、特殊なコンタクトレンズの開発に取り組んだ。それは彼女の遺伝的欠損を埋めて余りある、最先端のARオーバーレイ技術を取り入れたものだった。マイヤーが将来の指針を得るきっかけとなったのは、博士課程における共同研究だった。国際宇宙ステーションから帰還した彼女は宇宙の果てへの探求心を刺激され、なんとしてもその道へ進もうと決意する。彼女は地形マッピング・ソフトウェアの開発を推し進め、自身のバーチャルコピーをリアルタイムで投影することを可能にした。これは人工衛星やドローンによって行われ、見えているあらゆる場所が投影の対象となる。そしてこの技術がエレナ・“Mira”・アルバレスの目に留まり、やがてはシックスの関心を引くこととなった。 性格 ニエンケ・“Iana”・マイヤーとの初対面時、彼女にこんなことを言われた。私が紅茶をかき混ぜるのに使っている銀のスプーンは、王が使う銀食器類よりむしろ、私が座っている椅子の釘と多くの共通点があるというのだ。彼女は金属的な後味を抑えるために金のスプーンを使った方がいいと薦め、さらに私が砂糖を入れるのを見ると、やはり亜鉛や銅の方がいいと訂正を加えた。実に素晴らしい。彼女の還元主義的かつ率直なアプローチは、仲間のオペレーターたちを苦労させることになるだろう![…]母親と一緒に衛星タイタンへの着陸を見守った時の話や、国際宇宙ステーションで過ごした貴重な数日間のことを語る時、彼女の顔はパッと明るくなった。とどまることのない彼女の探求心は、これらの出来事をきっかけにして生まれたのだろう。生まれるのが200年早ければ、この星の全てを地図に記さんとする恐れ知らずの冒険家になっていたかもしれない。だが現代に生まれた彼女は、地球より馴染みのない遠き星々に想いを馳せることとなったわけだ[…]マイヤーのファイルを読んで分かるのは、彼女がその知性と意志と勇気で道を切り拓いてきたことだ。一見すると協力的で社交的な彼女だが、その奥に隠された彼女の芯はとても脆い。理解ある社会に思えたとしても、色素欠乏症を抱えて成長するのは決して容易なことではなかった。だが社会的烙印や子供じみた中傷に苦しめられた彼女は、それによって強い意志と自信を培ってきた。彼女個人は自分がどれだけの犠牲を払おうと、立ちはだかる障害をひたすらに突き破っていく。まるで荒れ狂う川のように[…]彼女はその経験と知識を共有することに積極的で、自分が育った環境とは大きく異なるチームのもとで成長したがっている。特に注意を引かれるのは様々な状況を読み解く分析力と、自分自身から慎重な側面を引き出してそれらを同時に処理する能力だ。多くの場合マルチタスク型の人間は各分野の成果が低下してしまうものだが、マイヤーはこの点でも例外的存在と言える[…]彼女がレインボーの素晴らしい戦力となることは疑いようがない。だがイライザ・“Ash”・コーエンやエレナ・“Mira”・アルバレスと同様、彼女ひとりに多くをこなさせるのではなく、チームと上手く連携させることが何より重要だ。-- DR.ハリシュヴァ・“Harry”・パンデー。レインボー・ディレクター 訓練 王立軍事士官学校(KMA)-BSc航空宇宙工学TUデルフト-MSc組み込みシステムESAのネットワーク/パートナーシップ構想-地球情報科学の博士号欧州宇宙飛行士団体(EAC)NASAの仮想現実研究との協力ジョンズ・ホプキンス大学 応用物理研究所(APL) 関連分野での経験 サイドキック計画(2015年)調査遠征67(予定) 備考 デバイス ジェミニ・レプリケーターオペレーター エニンケ・マイヤー"IANA"調査担当者 ECHO"江夏優"以前、エマニュエル・ピション"Twitch"と一緒にアリア・デ・ルカ"Alibi"のプリズマを調整したことがある。エレナ・マリア・アルバレス"Mira"はその事をふまえ、俺がIanaのホバリング式プロジェクターをテストしたがるだろうと考えた。結論を言うと、ドローンに使用されている技術は全く別のもので、俺のよりずっと高度な代物だった。Ianaとは確かに同じ分野の人間だが、そこには時間の隔たりがある。新世代の彼女に比べれば、俺はもはや船空学のおじいちゃん世代だ。Mira、これが年老いた気分というやつか?(コメント_アスセナ・ロシオ・キスペ"Amaru" いつか追いつく日が来るよ)それはともかく、俺はYOKAIのクローキング技術を利用して投影する像の洗練化を試みた。敵の目を騙すカギは、本物そっくりの見た目と動きを反映することだ。それができなければ意味がない。視準にいくつかの問題があり、それが彼女の像を不鮮明にしていた。他の惑星に投影するというなら問題ないだろうが、敵の銃撃を引き付けるには問題ありだ。そこでプロジェクターの配置構造を新たに考案して効率化を図り、必要な解像度を得ることに成功した。しかも消費エネルギーの増加はほんの僅かだ。大したもんだろ?-江夏優"Echo" 装備 メインウェポン ダメージ 装弾数 サブウェポン ダメージ 装弾数 ガジェット 固有アビリティ ARX200(アサルトライフル) 47 20 Mk19mm(ハンドガン) 48 13 スモークグレネード ジェミニ・レプリケーター G36C(アサルトライフル) 38 30 GONNE-6(ハンドキャノン) 10 1 フラググレネード - 固有アビリティ 遠隔操作可能なホログラフィックのイアナの分身を展開し、 敵を惑わせて情報を収集する。 ホロの分身はスキンやヘッドギア、メインのアサルトライフルの迷彩まで 全く一緒なので、パッと見では見分けることは不可能。有刺鉄線には引っかかるが、フロストマットなどのトラップ系にはまったく引っかからずに突破できるのでそこで見分けることも可能。ミュートに引っかかると分身が変な色になるのでそれでも見分けられる。 分身は歩く、走る、匍匐前進、リーン、腰リーンなど基本的な動作はすべて行えるが、ラペリングや銃撃、ピンを立てることははできない。 操作中は分身の視点に移るので、ドカドカ走って突破口を見つけたり、どこにフロストマットやエラ棒がついてるか、ヴァルカメがどこにあるかを探したり、交戦中に突っ込ませて敵を誘惑させられる。 だが視点が移るということは、つまり本人の視点ではなくなるため起動する場所を間違えると、呑気に分身をいじってる間ににカベイラに尋問されたり、遊撃しているプレイヤーにやられたりする。分身の使える時間は数値やあなたが思っているよりも短く、起動音もそこそこでかい音量のため、ドローンを使うときより周囲に気をつけて使う必要がある。 カベイラやヌックと同じく、ガジェットの使用制限がなく時間制限のみなので、手持ちのドローンがすべて壊されても索敵が行えるこのガジェットはとても強力。使う場所さえ気をつければ初心者にはおあつらえ向きのオペレーターといえるだろう。 ちなみに敵に撃たれると使えるようになるまでの時間が長くなるため、敵を見つけて撃ってきそうな様子なら分身をサッと切ったほうがいい。 +初期の仕様 GONNE-6が追加 コメント欄 名前 コメント
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2006.4.18 バージョンアップ 追加だいじなもの 客星城球襟章 バリスタポイントランキングにて青魔道士で1位の選手に贈られる。これを佩用している間は称号を名乗れるが、一定期間ののち返却の義務がある。 奔星城球襟章 バリスタポイントランキングにてコルセアで1位の選手に贈られる。これを佩用している間は称号を名乗れるが、一定期間ののち返却の義務がある。 連星城球襟章 バリスタポイントランキングにてからくり士で1位の選手に贈られる。これを佩用している間は称号を名乗れるが、一定期間ののち返却の義務がある。 銀海航路チケット アルザビ〜ナシュモ間に就航している機船に乗船するためのチケット。 アサルト参加証・ルジャワン霊窟 ルジャワン霊窟でおこなわれるアサルトへの参加を受け付けた証。 アサルト参加証・マムージャ兵訓練所 マムージャ兵訓練所でおこなわれるアサルトへの参加を受け付けた証。 アサルト参加証・レベロス風穴 レベロス風穴でおこなわれるアサルトへの参加を受け付けた証。 アサルト参加証・ペリキア ペリキアでおこなわれるアサルトへの参加を受け付けた証。 アサルト参加証・イルルシ環礁 イルルシ環礁でおこなわれるアサルトへの参加を受け付けた証。 ドゥカーヤ研究書 ドゥカーヤが長年研究してきた「オルドゥーム文明」に関してまとめた研究書。ドゥカーヤ自身による解説と、不可解な絵のようなものが描かれている。 雷池 蓋のない、小さな金属製の容器。ドゥカーヤの研究によれば、雷を捕まえて中に封じることができたようだが、その取り入れ口は解明されていないらしい。 雷動掃磁器 磁器のような材質でできた取っ手付きの壺。ドゥカーヤの研究によれば、注ぎ口のような穴から、砂鉄を吸い集めることができたらしい。 雷動車 4つの車輪がある、玩具と思しき金属製の物体。ドゥカーヤの研究によって構造が解析され、オートマトンの駆動にも、その成果が反映されているらしい。 ザッハークの呪印 アトルガン皇国の国旗に描かれる双頭蛇「ザッハーク」を模した、タトゥー。青魔道士としての能力解禁を意味する。 煌きの水 ふだんは濁って見えるのに、日の光に当てると輝く不思議な水。惚れ薬の一種。 虚像の器 強烈な閃光で風景を記録できる装置。アーリマンの網膜が使われている。 プレート状の鋳物 ゼオルム火山で入手した細長く四角い鋳物。表面には独特の模様が施されている。 不滅隊への差し入れ ナジャから渡された青銅の箱。にかわで密封されているため、中を見ることはできないが、箱を振ると何やら柔かそうなものが、ころころと転がる音が聞こえる。 虹苺 眼に見えないという幻の果実。 山猫二等傭兵バッジ 傭兵派遣会社「サラヒム・センチネル」の青銅の階級章。中央にシンチレーター製のフナが1匹、象嵌されている。 渡航免状 この者はアルタナ四国協商に属す民であり、傭兵の任に当たるため貴国に渡航することを許可する。貴国領にて、正当なる保護と便宜を与えられるよう関係諸官に要請する。なお、この者が万一死亡せし時には、貴国は我が国へ通知する義務を負うものである。 ウィンダス連邦マウラ弁務官 移送の幻灯使用許可証 六門院にある「移送の幻灯(Runic Portal)」の使用許可証。 山猫一等傭兵バッジ 傭兵派遣会社「サラヒム・センチネル」の青銅の階級章。中央にシンチレーター製のフナが2匹、象嵌されている。 山猫上等傭兵バッジ 傭兵派遣会社「サラヒム・センチネル」の青銅の階級章。中央にシンチレーター製のフナが3匹、象嵌されている。 ライファルの書状 傭兵? 賢者? ……のライファルから預かった手紙。宛名に、かろうじて、ドラギーユ城と読みとれる。 皇国軍認識票 皇国軍の認識番号が書かれたプレート。アサルトに応募するために必要となる。 ライファルの書置き たっぴつな字で、「国に帰る。」……と書かれた、羊皮紙。かろうじて、読めた。 冥路の騎士の痕跡 冥路の騎士が存在する証拠になると思われる、彼が乗っているという四脚の巨獣が残した足跡の石膏型。でかい! 金貨の入った袋 ずっしりと重い中に金貨がつまった袋。相当の金額だと思われる。 古びたヘキサガン タラッカ入江で拾ったかなり古いヘキサガン。壊れていて動きそうにない。 血髄油 オートマトンを動かすために必要なオイル。 メテオライト 血髄油(けつずいゆ)が結晶化したもの。 ツェツェルン特製ナベ 例えようのない強烈な匂いを発している。食べられるのだろうか……? アサルト隊長腕章 本作戦領域における急襲作戦の指揮権を表す腕章。湾刀が描かれている。 古びたからくり人形 アラパゴ暗礁域で見つけたからくり人形。今は機能を停止しているようだ。 マムージャの赤いベル 赤い色に塗られたマムージャの楽器。振ると「ガランガラン」と乾いた音を奏でる。 マムージャの青いベル 青い色に塗られたマムージャの楽器。振ると「カランカラン」と澄んだ音を奏でる。 モブリンの楽譜「第一楽章」 モブリン文字と記号が記された羊皮紙。モブリン文字は読めないが、記号はトロール向けに書かれた絵文字らしい。何かのリズムを表しているようだ。 モブリンの楽譜「第ニ楽章」 モブリン文字と記号が記された羊皮紙。モブリン文字は読めないが、記号はトロール向けに書かれた絵文字らしい。何かのリズムを表しているようだ。 メローのホムンクルス 小さなメローが入ったフラスコ。手の平に乗るほどだが生きているようだ。小さな寝息をたてている……。 ラミアのホムンクルス 小さなラミアが入ったフラスコ。手の平に乗るほどだが生きているようだ。こちらをキッと睨んでいる……。 クロックメーカー 時計細工を応用して、オートマトンを強化する、特殊な彫金合成スキル。 イアトロケミストリ 医化学を応用して、オートマトンを強化する、特殊錬金術合成スキル。 アブダルスの島-プルゴノルゴの地図。 自分やパーティの位置などが確認できる。 アルザビ地図 アルザビ、アトルガン白門の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 ナシュモ地図 ナシュモの地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 ワジャーム樹林地図 ワジャーム樹林の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 カダーバの浮沼地図 カダーバの浮沼の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 ゼオルム火山地図 ゼオルム火山の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 エジワ蘿洞地図 エジワ蘿洞の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 マムーク地図 マムークの地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 ハルブーン地図 ハルブーンの地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 アラパゴ暗礁域地図 アラパゴ暗礁域の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 アルザダール海底遺跡群地図 アルザダール海底遺跡群の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 ルジャワン霊窟地図 ルジャワン霊窟の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 マムージャ兵訓練所地図 マムージャ兵訓練所の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 レベロス風穴地図 レベロス風穴の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 イルルシ環礁地図 イルルシ環礁の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 ペリキア地図 ペリキアの地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 ナイズル島地図 ナイズル島の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 チョコボサーキット地図 チョコボサーキットの地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 コロセウム地図 コロセウムの地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 バフラウ段丘地図 バフラウ段丘の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 ゼオルム遺構地図 ゼオルム遺構の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 アラパゴ遺構地図 アラパゴ遺構の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 バフラウ遺構地図 バフラウ遺構の地図。自分やパーティの位置などが確認できる。 銀海遺構地図 銀海遺構の地図。