約 541 件
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/1177.html
「恋の抑止力~ほらゲームが始まる~♪」 笠置透(かさぎ みなも)は上機嫌で鼻歌を口ずさみながら、 大江戸先進科学研究所の食堂の厨房でボゥルの中身を攪拌する作業を続けていた。 もうすぐバレンタインデー。 日本ではお菓子業者の陰謀が耶蘇教の聖人の偉業を塗りつぶしてしまった『人造の』特別な日である。 とはいえ一般的な婦女子にそんな問題は瑣末なわけで、透もまた生まれてこの方眼中になく、 何をやっているかといえば父親と幼馴染へのチョコ作成という、周囲が聞いたらこれはこれで ドン引きしかねない恒例行事のためだった。 彼女にとっては毎年変わらぬ、特別だけれども特別でない、慣れた行為に過ぎない。 煮え切らない関係と言えば「ひかるちゃんはlike、鮎川は愛してる」という有名な台詞があったが、 はたして彼女の中でも幼馴染への厚意にどこまでメリハリが着いているのかは甚だ疑問だ。 その手の中のボゥルに入った溶けたホワイトチョコレイトこそ、 もしかしたら最も雄弁に彼女の内面を語っているのかもしれない。 真っ白いけど、溶けてぐちゃぐちゃ。 さて、彼女も黙っていれば美人の類である。 黒髪ロングという希少な美的センスは、成人ではあるが未だ未だあどけなさの 抜けていない貌とあいまい、触れたら崩れてしまいそうな危うげな雰囲気すらある。 それがパステルカラーの飾り気の無いエプロンを胸にかけ、髪が落ちないようにと 後頭部のあたりでくるりとまとめると、無造作なのにどこか色香が漂うのはお年頃のせいであろうか。 髪の長い女性が黙々と三つ編みにしている所作も確かに見ていてほっこり来るものがあるが、 それはそれで筆者の甘酸っぱい思い出を刺激するものなので、黒い歴史として蓋を閉めておく。ぱたん。 さて、そんな透の足元でちょこなんと尻を突いて、 しきりに尻尾を振っては舌なめずりをしている犬がいる。 毛足は短く、色は黒い。面長で、ひょろりとしているが筋肉質だ。 ドーベルマンとジャックラッセルテリアが駆け落ちしたら、その子供はこんな風になるだろうか。 元々は研究所の敷地に紛れ込んだ野良犬だったが、 誰かが餌付けしたのか、はたまた『虐待コピペ』を実践したのか、すっかり居付いてしまった。 職員は思い思いの名前で呼んでいて、ポチだのクロだの無難なやつに始まり、 パトラッシュだのグレート・パスカルだの椛だのといった版権臭いものが乱舞する中で、透はティンダロスと呼んでいる。 いわく、曲がり角から餌を狙っているかららしいが、その辺の機微を正しく理解できる職員はいなかった。 で、そのティンダロス、溶けたチョコなど与えてみれば、 ひと舐めで興味を失うだろうについに『ちょうだい、ちょうだい』と飛び跳ね始めた。 筋肉質の小型犬の跳躍力はけっこうなもので、透が油断したところに、 ボゥルを世界一有名な配管工よろしく突き上げる。 「ひゃっ!?」 ボゥルの中のホワイトチョコは慣性にしたがって飛び散り、透の顔に飛散した。 「やぁん…鷹くんの(チョコレート)がぁ…」 食堂で休憩中だった職員達の何人かが、彼女の状況と台詞にコーヒーを吹いた。 「もぅ…口の中までぇ…いきなりなんだから」 ティンダロスはこりゃ拙いと空気を読み、さっさと厨房から逃げ出している。 残された透は小ぶりな唇の端を伝って落ちそうになる白濁を人差し指でぬぐい、 ちょっと悩んでから結局口に含んで舐めとった。 頬とか、鼻梁とかに粘りつく白いほとばしりも、丁寧に拭ってから嚥下する。 湿った音がやけに鮮明に響いた。 「んぅ…濃くって、飲みづらいよぉ」 そこで好い加減、衆人の視線に気づいた透は、恥ずかしそうに顔を歪めた。 「は、はしたない娘(こ)とか思わないでくださいね…」 初撃に耐えたはずの幾人かが、更にコーヒーを吹いたのだった。 天然ものはこわいと言うおはなし。 どっとはらい
https://w.atwiki.jp/seiyuumatome/pages/132.html
今井由香=杉沢淳子=杉沢結花 主な出演作品 テイルズ オブ デスティニー(ルーティ・カトレット) セイバーマリオネットJ(間宮小樽) ふたりはプリキュア Splash Star(霧生薫(初代)) 同級生2(杉本桜子) エクセル・サーガ(松屋美咲) 星界の紋章(ジント・リン) くじびきアンバランス(榎本千尋) ああっ女神さまっ(藤見千尋) 18禁ゲーム 作品タイトル HP ブランド 発売日 キャラ名 Hシーン 備考(淫語) つくもの ~やどりぎロマンス~ ○ XUSE 2009/05/01 杉内紗絵 有 プリンセスうぃっちぃず EXCELLENT ○ ぱじゃまソフト 2006/04/28 シンシア・ルーセル - プリンセスうぃっちぃず EXCELLENT ○ ぱじゃまソフト 2006/04/28 オル - 恋Q! ~恋とHの乱れ射ち~ ○ Meteor 2005/06/10 新里美咲 有 プリンセスうぃっちぃず ○ ぱじゃまソフト 2005/05/27 シンシア・ルーセル - プリンセスうぃっちぃず ○ ぱじゃまソフト 2005/05/27 オル - Milkyway3 ○ Witch 2005/04/28 坂本礼 - 家族計画 ~そしてまた家族計画を~ ○ 高屋敷開発 2004/07/30 高屋敷準 無 家族計画 ~そしてまた家族計画を~ ○ 高屋敷開発 2004/07/30 久美景 有 パッチで音声追加 密 DVDPG ○ rouge 2003/06/26 一条結那 有 家族計画~絆箱~ ○ D.O. 2002/12/27 高屋敷準 有 家族計画~絆箱~ ○ D.O. 2002/12/27 久美景 有 ガンシスター ○ AniSeed 2002/11/29 マリア・レーヴェン 有 密 ○ rouge 2002/11/22 一条結那 有 淫獄病棟2 ~絡みあう罠~ ○ Girl s Software 2002/11/01 鳴海弥生 有 お願い ○ rouge 2002/08/09 笠置歌織 有 Milkyway2 ○ Witch 2002/06/28 坂本礼 - Milkyway2 ○ Witch 2002/06/28 高坂繭 - Milkyway2 ○ Witch 2002/06/28 高坂久遠 - はっぴ~ぶり~でぃんぐ ○ Purple Software 2002/04/26 チョコ 有 Milkyway うぃず Voice ○ Witch 2002/03/08 高坂繭 - 淫獄病棟 ~秘められた罠~ ○ Girl s Software 2002/11/01 鳴海弥生 有 Alive renewal ○ Witch 2001/03/30 高坂久遠 有 ガールズ・チャット ~わかりあえたら~ × Girl s Software 2001/03/30 粟野さおり 有 さくらんぼ海岸 ○ フェアリーテール 2000/06/30 鮎川めぐみ - プレゼントプレイ ○ digiANIMECorporation 1999/06/24 麻生ユウキ 有 めい・King ○ にくきゅう 1998/07/03 椿 有 18禁アニメ 作品タイトル HP 発売日 キャラ名 Hシーン 備考(淫語) 下級生 MY PRETTY CLASS STUDENT Volume2 × 1995/07/21 夏実リエ 有 今井由香名義。憧れの人のSEXを目撃し主人公と青姦 エンジェルブレイド1巻 ○ 2001/12/14 不動あやめ 有 輪姦陵辱 エンジェルブレイド2巻 ○ 2002/07/05 不動あやめ 無 エンジェルブレイド アルティメットエディション ○ 2004/07/09 不動あやめ 無 1~3話+5分の総集編 エンジェルブレイド パニッシュ1 ○ 2004/12/29 不動あやめ 無 エンジェルブレイド パニッシュ2 ○ 2005/05/13 不動あやめ 無 エンジェルブレイド パニッシュ3 ○ 2005/09/09 不動あやめ 有 エンジェルブレイドパニッシュ!アルティメットエディション × 2007/03/09 不動あやめ 有 Milkywayその1「浮気してもええよ 」 ○ 2003/06/25 高坂繭 無 Milkywayその2「きもちは止まらないよ」 ○ 2003/08/25 高坂繭 無 現在のオススメ
https://w.atwiki.jp/vip-shinrei/pages/56.html
前スレは21時頃までの分しか持ってないので補足誰か頼む 27 名前:市内 ◆doc69kzD2I [] 投稿日:2007/08/23(木) 00 43 29.55 ID 6f8x+x8VO ジョムと別れ只今帰還 箕面駅前の石碑と滝の調査をしてきた すぐにでも報告をしたいところなのだが、家人が使用中でPCが使えない為、報告は明日に回し保守作業に移行する ジョム 土地勘無くてほんと申し訳無い… 次回調査も宜しく頼む 45 名前:市内 ◆doc69kzD2I [] 投稿日:2007/08/23(木) 00 57 41.24 ID 6f8x+x8VO ただいまー なんか素直に嬉しいなw お茶ご馳走さま 丁度合流する辺りから豪雨になり始め、箕面近くまで相当酷かった 車に乗り込む時そこそこ濡れてたからな、ジョムすまん 今から凸する人、凸中の人、足元も悪いだろうし気をつけて行ってくれー 187 名前:市内 ◆doc69kzD2I [] 投稿日:2007/08/23(木) 12 56 03.35 ID LWIsRZcw0 北海道の無事も財布の生死も確認できたことなので軽ーくレポをば まず、今回の目的は ・オカ板でも話題に上っていた箕面駅前の石碑を見つけること 滝周辺の調査 百楽荘の所在地確認 の三点であった が然し、合流に多少手間取った且つ雨の影響を少なからず受けた為、上記二点しか遂行出来なかった その上画像の枚数も少ない 労ってくれた皆には申し訳ない思いで一杯だ 189 名前:市内 ◆doc69kzD2I [] 投稿日:2007/08/23(木) 12 57 42.46 ID LWIsRZcw0 箕面駅前 http //www.vipper.org/vip595723.jpg http //www.vipper.org/vip595724.jpg http //www.vipper.org/vip595725.jpg まぁ何ともあっさりと見つかったものである そんな長居することもないので早々に滝道へと移動 触れ合い http //www.vipper.org/vip595726.jpg http //www.vipper.org/vip595729.jpg http //www.vipper.org/vip595730.jpg 下る途中でまるで殻のような何かを踏みつけ嫌な音がしたのは気のせいだろう 道中 http //www.vipper.org/vip595734.jpg http //www.vipper.org/vip595737.jpg http //www.vipper.org/vip595738.jpg 何枚目かに挙げたトンネルの画像 これを抜けると鳥居があるのだが、それより先はジョムも行ったことがないらしく何があるのかは判らないとか 要再調査といったところか 190 名前:市内 ◆doc69kzD2I [] 投稿日:2007/08/23(木) 12 59 33.46 ID LWIsRZcw0 滝周辺 http //www.vipper.org/vip595740.jpg http //www.vipper.org/vip595745.jpg http //www.vipper.org/vip595747.jpg 最早鉄板とも言うべきこのポーズで今回の調査を終了とする この滝道、普段は散歩の人やDQNが多いらしいのだが、天候も天候な為か往路は人っ子一人居なかった 復路になると傘を差しながら犬の散歩をするおばちゃんとすれ違い、自転車で疾走する学生らしき人に追い越された あの辺りにはあまり民家がないように思えたのだが、彼は何処から来たのだろう 明るさ等々は多少弄ったがサイズ自体は変えていない為そこそこ重いと思われる すまない あと折角なので前々回の笠置旅館と今回の全画像をゲーム用に提供したいのだが、如何せんZIPでの挙げ方が解らない・・・ 260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/23(木) 16 54 47.13 ID LWIsRZcw0 ほ 箕面 http //www3.axfc.net/uploader/12/so/C_34070.zip.html パスは471
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2836.html
30 :ライスイン:2014/12/08(月) 21 57 16 1906年5月13日、欧州同盟軍が海南島へ向けて出港した翌日、脅迫して停泊・補給を容認させていたタイ王国で事件が発生していた。 「陛下、急ぎ王宮を脱出してください。欧州軍がすぐそこまで迫ってきております。」 「軍が抵抗しておりますが力の差は大きく全滅は時間の問題です。」 側近からの報告にタイ国王ラーマ5世は苦虫を噛みつつ脱出を決断する。 今現在、タイ王国は欧州同盟軍の一方的な宣戦布告による攻撃にさらされていた。 切っ掛けは欧州同盟軍艦隊主力の出港前だった。上陸していたイタリア軍兵士がタイのご婦人を強引にナンパしようとした事だった。 騒ぎを聞きつけたタイの警官隊が現場に到着し制止したが邪魔されたイタリア兵達が逆上し発砲。双方に死傷者が出た。 同盟はこの件を利用してタイ側に港湾の租借や軍隊の駐留権、犯人の引き渡しや賠償を要求したが当然の如くタイ側は拒否。 拒否の回答を受けた同盟各国は 「わが軍の兵士を殺害した悪逆非道な無法者を討伐する。」 と声明を出しタイ王国に宣戦布告。 砲艦や駆逐艦に援護させたイタリア軍1個師団とフランス植民地兵1個師団、スペイン軍1個旅団に モンテネグロ軍1個小隊(2個中隊中戦闘可能な数。残りは疫病や食中毒でダウンし接収したタイの病院に収容)を投入。 圧倒的な戦力により首都バンコクは陥落寸前になっていた。 以後、タイ王国は奥地に後退しつつ徹底抗戦を宣言。全土より兵力を集中しつつ機会を待つことになる。 また日本はこの事態を受けてタイ王国支援を表明した。 英国も一度は非難の声明を出したが水面下で同盟側から権益保障ほか優遇措置を持ちかけられ口を噤んだ。 また米国はこの暴挙を激しく非難し制裁として同盟向け戦略物資の大幅値上げを実施した。 孤立大陸 第4話「海南島沖海戦」 1905年6月16日未明、海南島沖に帝国海軍連合艦隊が集結し欧州同盟軍主力艦隊を待ち受けていた。 司令長官東郷平八郎大将が率いる艦隊の戦力は ○第1艦隊 戦艦:10 装甲巡洋艦:6 巡洋艦:7 駆逐艦:22 戦艦 長門(連合艦隊旗艦)、陸奥 戦艦 扶桑、山城、伊勢、日向、伊賀、伊予 戦艦 河内、和泉、摂津、讃岐 装甲巡洋艦 鞍馬、伊吹、磐梯、乗鞍 装甲巡洋艦 筑波、生駒 巡洋艦 球磨、多摩、北上、大井、木曽 巡洋艦 天龍、龍田 駆逐艦 若竹型8隻 神風型14隻 31 :ライスイン:2014/12/08(月) 21 57 48 ○第2艦隊 戦艦(旧式):10 装甲巡洋艦(旧式):6 防護巡洋艦:7 駆逐艦:18 戦艦 薩摩、安芸 戦艦 香取、鹿島 戦艦 敷島、初瀬、朝日、三笠、十勝、羅臼 装甲巡洋艦 春日、日進、 装甲巡洋艦 出雲、磐手 装甲巡洋艦 八雲、吾妻 防護巡洋艦 筑摩、矢作、平戸 防護巡洋艦 新高、対馬 防護巡洋艦 笠置 千歳 駆逐艦 神風型18隻 ○第3艦隊 巡洋戦艦:5 巡洋艦:6 駆逐艦:4 巡洋戦艦 金剛、比叡、榛名、霧島、剣 巡洋艦 長良、五十鈴、名取、由良、鬼怒、阿武隈 駆逐艦 海風、山風、浦風、江風 という帝国海軍の総力を挙げた大艦隊であった。 出撃に際して英国が観戦武官の派遣を申し出てきたが”身の安全を保障できない”など様々な理由を付けて断った。 しかし一部の艦は就役後間もない為、練度に不安はあったが・・・。 対する同盟側は名目上はロシア主導のため、総指揮はロシアのグリゴーリイ・チュフニーン大将(派遣艦隊司令官任命後に昇進)が取り、 編成は ○第1群(ロシア、ベルギー、ポルトガル)戦艦:7 防護巡洋艦:3 戦艦:モスクワ級(旧英R級)モスクワ、ウラジオストック、ハバロフスク、オデッサ、ボロディノ級スラヴァ 戦艦ブリュッセル 戦艦リスボン (両方とも旧英バーフラー級) 防護巡洋艦:ボガトィーリ級3隻 ○第2群(フランス オランダ)戦艦:13 装甲巡洋艦:4 防護巡洋艦:6 戦艦:ブレニュス、シャルル・マルテル、カルノー、ジョーレギベリ、マッセナ、ブーヴェ、シャルルマーニュ級3隻、イエナ 戦艦:マールテン・ハーペルソン・トロンプ、コーニンギン・レゲンテス級海防戦艦3隻 装甲巡洋艦:デュプレクス級3隻、デュピュイ・ド・ローム 防護巡洋艦:フリアン級3隻、アルジェ級3隻 ○第3群(ドイツ、トルコ)戦艦:12 装甲巡洋艦:2 防護巡洋艦:6 戦艦:カイザーフリードリヒ級5隻、ヴィッテルスバッハ級5隻、トゥルグート・レイス級戦艦(旧独ブランデンブルク級)2隻 装甲巡洋艦:フェルスト・ビスマルク、プリンツ・ハインリヒ 防護巡洋艦:ヴィクトリア・ルイーゼ級5隻、防護巡洋艦ハミディイェ 32 :ライスイン:2014/12/08(月) 21 58 19 ○第4群(イタリア )戦艦:6 装甲巡洋艦:3 防護巡洋艦:4 戦艦:レ・ウンベルト級3隻、ルッジェーロ・ディ・ラウリア級3隻 装甲巡洋艦:ヴエットール・ピサニ級3隻 防護巡洋艦:エトナ級3隻、ジョバンニ・バウサン ○第5群(オーストリア)戦艦:3 装甲巡洋艦:1 防護巡洋艦:2 戦艦:ハプスブルク級3隻、装甲巡洋艦:カイゼリン・ウント・ケーニギン・マリア・テレジア 防護巡洋艦:カイザー・フランツ・ヨーゼフ1世級2隻 ○第6群(スペイン)戦艦:2 装甲巡洋艦:1 戦艦ペラヨ、バルセロナ級(旧英R級)2隻 バルセロナ、カタルーニャ 装甲巡洋艦エンペラドル・カルロス5世 その他に ○輸送船団 装甲巡洋艦マルコ・ポーロ(艦隊より脱落していたがタイ停泊中に追い付いてきた) 駆逐艦:10 特設砲艦(※1):12 輸送船:多数 ○タイ侵攻部隊援護艦隊 防護巡洋艦ゲフィオン(艦隊より脱落していたがタイ停泊中に追い付いてきた) 駆逐艦:6 砲艦:9 という編成であった。 士気の統一が完全とは言えず、駆逐艦以下の艦艇はタイ侵攻部隊の支援や後方の輸送船団護衛に送り込んでいるため、支援艦艇が 極端に不足していた。また体調不良の兵士も多く、戦闘能力が低下しているなど無数の問題を抱えていた。 そして・・・ 1905年6月16日09:00 両艦隊は海南島沖にて会敵した。ここに史上初の超大規模海戦の幕が開ける。 「な・・・なんなのだ、あの巨大な戦艦は」 先頭を進んでいた第1群旗艦モスクワの艦橋は驚愕に包まれていた。否、モスクワだけではなく第1群のすべての艦が。 なにしろ日本側の2つの艦隊の内、片方(第1艦隊)が途轍もなく、そして多数の主砲を持つ艦で構成され、それが高速で迫ってくるからだ。 「う・・・撃てっ!!」 焦った一部の艦が命令を待たずに独断で発砲する。しかし当然のことながら日本艦隊のはるか手前で着弾する。 そして・・・破滅は訪れる。 「全艦砲撃開始」 「砲撃開始っ!!!」 「撃てぇー」 旗艦長門の艦橋で東郷長官の命令が響き渡るや第1艦隊に属する戦艦・装甲巡洋艦が一斉に砲撃を開始した。 「ぐぁっ、なんだこの水柱の大きさは」 「損害を報告しろ」 日本艦隊が発砲した時、彼らはまだ余裕だった。距離が2万以上離れているため絶対に当らないと思っていたのだ。 「ベルギー戦艦ブリュッセル爆沈、戦艦スラヴァ大破。」 「ポルトガル戦艦リスボン大傾斜、沈没しまーす」 いきなりの味方戦艦の轟沈報告に動揺を隠せないモスクワ艦橋。 「不味い、後方の味方と合流するのだ。このままでは不利だ。」 チュフニーン大将が命令を下す。しかしその時、戦艦扶桑の放った砲弾がモスクワ艦橋に命中。 彼を乗せたまま欧州同盟軍総旗艦モスクワは海底に沈んでいった。 33 :ライスイン:2014/12/08(月) 21 58 59 ほぼ同時刻、欧州同盟艦隊遥か後方を航行中の同盟軍輸送船団。 彼らの士気は緩み切っていた。日本海軍如きに負けるはずがない、彼らは勝利を確信していた。 自分たちは日本領土に乗り込んで日本人を駆除して富を奪うだけ・・・そう考えていた故に迫りくる艦隊の発見が遅れたのだ。 「「「「私たちの力、見せてあげるね~」」」」 第3艦隊旗艦金剛の艦橋で上記のセリフが響き渡った。司令・参謀長・艦長・副長(※2)の4人が一斉に叫んだのだ。 そして白ける環境、周囲は静寂に包まれた。 「船団まで25000を切りました。」 見張り員からの報告に我に返る金剛艦橋。そして船団との距離が2万を切った頃・・・ 「金剛を先頭に全艦突撃、すべて海に沈めるのだ。」 司令官の号令のもと、金剛を先頭にして船団に突入する第3艦隊。そして行われる一方的な殺戮。 数時間にわたる戦闘の後、欧州同盟軍輸送船団は文字通り全滅。 降伏が間に合ったトルコ軍2個師団を除き、10個師団・3個旅団の陸兵と数万にも上る水兵・船員が魚の餌となったのであった。 ~主戦海域~ 「やはり無傷とはいかぬか。」 長門の艦橋で東郷長官が呟いた。敵第1群を壊滅させている最中に2~6群が合流し陣形を整えたのだ。 そして砲戦が開始されようとしている時に横から第2艦隊が殴り込みに成功。欧州同盟艦隊を半包囲する形となり乱戦になった。 性能と練度に優れ、優位に戦う連合艦隊だが敵の数は多くこの時点で戦艦十勝、羅臼、初瀬、朝日 装甲巡洋艦筑摩、矢作などが沈没。 防護巡洋艦以下も損失を出していた。長門も目立つだけに攻撃が集中したが小破に留まっていた。 「やはり損害は第2艦隊に集中していますな。」 「旧式だから仕方ありません。上村司令官もよくやってくれています。」 秋山参謀長らの会話の通り、損害は比較的旧式艦の多い第2艦隊に集中していた。 「そこまでだ。あと少しで決着がつく。」 参謀たちの会話を遮るように東郷長官が話す。 目前の欧州同盟艦隊はすでに無傷の艦は居なかった。主力艦は大破状態のレ・ウンベルトのみ。 残った他の船も中~大破状態であった。 「この一撃で決着を付けろ、撃てぇー!!」 東郷長官の言葉と共に無数の41・36・30.5㎝砲弾がレ・ウンベルトへ放たれる。そして発生する爆音と水柱。 それらが消えたとき、レ・ウンベルトもまた消えていた。 その後、行われた残敵掃討は夜になる頃には終了。欧州同盟が威信をかけた主力艦隊は海南島沖にて消滅した。 ※1:2000~3000t級の輸送船に47㎜~15㎝級の艦砲を搭載した特設砲艦。船団護衛の為に急きょ用意された。 ※2:4人とも転生者で前世は歴戦のT督。それぞれ金剛型4姉妹を嫁にしていたらしい。 34 :ライスイン:2014/12/08(月) 21 59 47 おまけ 日本海軍艦艇一覧(巡洋・駆逐艦)~1907 (機銃は表示省略) ○古鷹型巡洋艦(9000t 20.3㎝45口径連装砲×3、12.7㎝40口径高角砲×6、試製61㎝4連装魚雷発射管×2 32kt) 01:古鷹(1907年5月) 02:加古(1907年7月) ○夕張型巡洋艦(3141t 12.7㎝40口径連装高角砲(砲塔型)×2、7.6㎝40口径高角砲×2 試製61㎝連装魚雷発射管×2 33kt) 01:夕張(1906年12月) 02:雨竜(1907年1月) ○川内型巡洋艦(5595t 14㎝50口径連装砲×3、7.6㎝40口径高角砲×4、53.3cm連装魚雷発射管×4 33kt) 01:川内 02:神通 03:那珂 全艦1906年9~12月就役予定 ○長良型巡洋艦(5570t 14㎝50口径連装砲×3、7.6㎝40口径高角砲×4、53.3cm連装魚雷発射管×4 32.5kt) 01:長良 02:五十鈴 03:名取 04:由良 05:鬼怒 06:阿武隈 ○球磨型巡洋艦(5500t 14㎝50口径連装砲×3、7.6㎝40口径高角砲×4、53.3cm連装魚雷発射管×4 32kt) 01:球磨 02:多摩 03:北上 04:大井 05:木曽 ○天龍型巡洋艦(3500t 14㎝50口径砲×4、7.6㎝40口径高角砲×2、53.3cm3連装魚雷発射管×2 31.5kt) 01:天龍 02:龍田 ○筑摩型防護巡洋艦(5000t、14㎝50口径砲×8、7.6㎝40口径高角砲×4、53.3cm魚雷発射管×4 26kt) 01:筑摩 02:矢作 03:平戸 ○新高型防護巡洋艦(3360t、14㎝50口径砲×6、7.6㎝40口径速射砲×10 23kt) 01:新高 02:対馬 ○笠置型防護巡洋艦(史実通り米国製) 01:笠置 02:千歳 ○吉野型防護巡洋艦(史実通り英国製) 01:吉野 02:高砂 ○須磨型防護巡洋艦(史実通り) 01:須磨 02:明石 ○磯風型駆逐艦(1227t 12.7㎝40口径高角砲×3 53.3㎝連装魚雷発射管×3 33.5kt) 01:磯風 02:浜風 03:天津風 04 時津風 全艦1907年3~5月就役予定 ○海風型駆逐艦(1150t 12.7㎝40口径砲×3、7.6㎝40口径速射砲×2、53.3㎝連装魚雷発射管×2 32kt) 01:海風 02:山風 03:浦風 04:江風 ○若竹型駆逐艦(850t 12.7㎝40口径砲×3、53.3㎝連装魚雷発射管×2 32kt) 01:若竹 02:呉竹 03:早苗 04:早蕨 05:朝顔 06:夕顔 07:芙蓉 08:刈萱 ○神風型駆逐艦(550t 7.6㎝40口径速射砲×2 53.3㎝魚雷発射管×2 29kt) 01:神風~32:綾波 32隻 ○春雨型以前は本土防衛及び予備 如何でしたでしょうか。戦闘描写が苦手なため、碌に交戦シーンを書けませんでしたが 海戦はこれにて終了。運よく降伏が間に合ったトルコ軍2個師団(とその輸送船)以外は全滅。 残るはタイ侵攻部隊と現地武装勢力にボコられている各国の植民地駐留部隊だけといった状態です。 ~予告~ 欧州同盟の大艦隊は壊滅した。この機に日本軍はアジア各地の欧州軍の撲滅を開始する。 しかし何故か大陸と半島では日本軍惨敗の噂が広まっていた。 火の手が上がる大陸、そして極東に迫るロシア第2陣50万。 次回”燃える大陸、燃え尽きる半島”
https://w.atwiki.jp/vip-shinrei/pages/409.html
2008年の経緯 2008/01/01(火) 01 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk一行 能勢町廃神社、妙見山 2008/01/02(水) 00 00 三女 ◆igFE82OdtM 殺人事件のあったトンネル 2008/01/04(金) 00 00 市内 ◆doc69kzD2I御一行 長居公園 2008/01/04(金) 01 26 埼玉東南部 ◆1tQ9qt4/b 国道16号線、千葉と埼玉の県境付近 2008/01/05(土) 00 00 三重県民 ◆PSPOEoiZ22御一行 青山トンネル、他 2008/01/05(土) 21 47 横浜 ◆OJSpf7U1Qw 見晴らしトンネル、他 2008/01/05(土) 00 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 どんづるぼう、 2008/01/05(土) 00 00 三女 ◆igFE82OdtM 「軍艦島」を中心に廃墟巡り全国旅 2008/01/07(水) 18 00 神戸海賊◆HPfz/6s0N. 兵庫(明治橋)トンネル他 2008/01/08(火) 18 00 ジョム ◆0GxUXDiJU2御一行 止々呂美廃墟、五月平展望台 2008/01/09(水) 17 00 海賊御一行 摩耶観光ホテル他 2008/01/10(木) 22 30 ぱん大仏 ◆pANDa0pSe.御一行 源氏の滝 2008/01/10(木) 22 30 シマヘビ ◆HEbivcmNzM 謎のバス停「ダイ」 2008/01/10(木) 22 30 象の像の人 ◆Nap/gUKt9E 葵城 2008/01/12(土) 18 00 横浜 ◆OJSpf7U1Qw & 鶏 ◆U5oiU4.Zk6 本牧山公園、他 2008/01/12(土) 23 55 ぱん大仏 ◆pANDa0pSe. & 滋賀白クーペ ◆q9cd9NgPZY 安威地下倉庫 2008/01/13(日) 00 00 ID aHunnC7KO 東尋坊 2008/01/13(日) 01 26 吹田 ◆ePAjf0GufU & ジョム ◆0GxUXDiJU2 ゼロ戦墓地 2008/01/13(日) 12 00 一平◆634nUxvQLM 吉松地下軍需工場 2008/01/13(日) 22 30 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 王寺霊園、東大阪の電柱他 2008/01/14(月) 00 00 しゅうにぃ御一行 犬鳴トンネル 2008/01/15(火) ?? ?? 三女 ◆igFE82OdtM 平塚駅前地下バス通路、他 2008/01/16(水) 16 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk くろんど池 2008/01/16(水) 22 00 海賊 ◆HPfz/6s0N 景福寺公園、他 2008/01/16(水) 22 00 プルトニウム ◆lmx0GJIzco御一行 新幹線公園 2008/01/18(金) 21 00 一平◆634nUxvQLM 高坂にある常安寺 2008/01/19(土) 09 00 シマヘビ ◆HEbivcmNzM 京都市清滝・愛宕山 2008/01/19(土) 13 00 一平 ◆634nUxvQLM 吉松地下軍需工場RETRY 2008/01/19(土) 16 00 横浜 ◆OJSpf7U1Qw御一行 白滝不動尊、他 2008/01/19(土) ?? ?? 海賊 ◆HPfz/6s0N御一行 宝塚発成人式ダム巡り、一庫ダム編 2008/01/20(日) 00 00 ぱん大仏 ◆pANDa0pSe.御一行 一龍旅館 2008/01/20(日) 00 00 名古屋 ◆eLW/XDs01s 朝鮮学校 2008/01/20(日) 20 00 滋賀白クーペ ◆q9cd9NgPZY御一行 白石鉱山 2008/01/21(月) 18 00 海賊 ◆HPfz/6s0N 須磨離宮公園裏[天井川方面] 2008/01/21(月) 23 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 伊丹空港、小戸神社、満願寺 2008/01/21(月) 23 00 北海道札幌市民 青葉中央公園 2008/01/21(月) ?? ?? ID KYg+kprz0 メキシコ、アメリカ心霊スポット 2008/01/22(火) 21 00 静岡 ◆pvKYiW6BDg 熱海にある錦ヶ浦 2008/01/22(火) 21 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 どんづるぼう 2008/01/23(水) 22 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 大阪空港、モアイ公園 2008/01/26(土) ?? ?? 一平 ◆634nUxvQLM 八丁湖 2008/01/26(土) 18 45 三条麦茶 ◆igFE82OdtM 恵心病院 2008/01/26(土) 22 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行&オカ板合同調査 一庫ダム 2008/01/??(?) ?? ?? 象の像の人 ◆Nap/gUKt9E 象の像再調査、他 2008/01/30(水) 19 30 横浜 ◆OJSpf7U1Qw御一行 旧平沼橋駅、他 2008/01/08(火) 18 00 ジョム ◆0GxUXDiJU2御一行 どんづるぼう 2008/01/??(?) ?? ?? 象の像の人 ◆Nap/gUKt9E 一龍旅館、他 2008/02/01(金) 22 00 海賊◆HPfz/6s0N.御一行 生瀬トンネル他、西宮スポット巡り 2008/02/02(土) 19 00 横浜 ◆OJSpf7U1Qw御一行 藤塚トンネル、他 2008/02/03(日) 01 00 三条麦茶 ◆igFE82OdtM 緑ヶ丘霊園再&霊感のある先輩が怖いといってた墓地 2008/02/04(月) 21 00 海賊◆HPfz/6s0N. 吹上大歳神社&大山寺トンネル 2008/02/04(月) 21 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 飯盛霊園 2008/02/07(木) 22 00 プルトニウム ◆lmx0GJIzco御一行 枚岡「公園」 2008/02/09(土) 10 00 シマヘビ ◆2m2faFxx7A御一行 「樹海」改め京都最北端&最南端スポット 2008/02/10(日) 12 00 三条麦茶 ◆igFE82OdtM 巣鴨プリズン跡 2008/02/11(月) 1 20 滋賀白クーペ ◆q9cd9NgPZY 暗峠&旧生駒トンネル 2008/02/12(火) 22 20 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 駒の森十二神社 2008/02/14(木) 2 00 あうち ◆vvmTeuYnf6 吉原神社及びその周辺 2008/02/14(木) 4 00 カワサキ ◆5W9tm9oZV2御一行 里見公園 2008/02/14(木) 9 00 横浜 ◆OJSpf7U1Qw御一行 八王子城址、万騎が原林道&峠道 2008/02/15(金) 4 00 カワサキ ◆5W9tm9oZV2 船橋県民の森、白幡神社(達磨神社) 2008/02/15(金) 4 00 鶏 ◆U5oiU4.Zk6 腹切りやぐら、材木座海岸 2008/02/16(金) 18 00 横浜◆OJSpf7U1Qw御一行 観音崎。他 2008/02/16(金) 23 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 広沢池、清滝トンネル他 2008/02/18(月) 23 00 負飛蝗 ◆SxOxBFqVtQ&ぱん大仏 ◆pANDa0pSe. 生け贄神社(大阪市西淀川区) 2008/02/20(水) 1 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk 笠置旅館 2008/02/23(土) 10 00 ID 9hQstZCc0 高島平団地(東京都) 2008/02/22(金) 14 00 ぱん大仏 ◆pANDa0pSe.御一行 三津屋廃病院、生贄神社 2008/02/22(土) ?? ?? しゅうにぃ ◆zNwfAD0cXo 犬鳴トンネル 2008/02/23(土) 1 00 象の像の人 ◆Nap/gUKt9E 大池納骨堂リベンジ、皆殺しの家跡地 2008/02/23(土) 1 00 象の像の人 ◆Nap/gUKt9E 大池納骨堂下見(解説付) 2008/02/23(土) 10 00 吹田 ◆ePAjf0GufU御一行 石切霊園 2008/02/23(土) 1 00 市内 ◆doc69kzD2I御一行 大池納骨堂 2008/02/24(日) 10 00 あうち ◆vvmTeuYnf6御一行 浅草花屋敷、吉原神社他 2008/02/24(日) 10 00 市内◆doc69kzD2I御一行 枚岡神社他 2008/02/25(日) 14 00 姫人形 ◆HzSKRBDKQw 吉祥苑、旧小野尻峠 2008/03/01(土) 22 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 東山トンネル、他 2008/03/02(日) ?? ?? 象の像の人 ◆Nap/gUKt9E 遊女の墓(貝塚市) 2008/03/02(日) 26 00 三女 ◆igFE82OdtM 生田緑地 2008/03/02(日) ?? ?? よりとも ◆1192BC2EN. 源氏の滝 2008/03/03(月) 12 00 海賊◆HPfz/6s0N. 呑吐ダム、藍那古道 2008/03/05(水) 22 00 海賊◆HPfz/6s0N. 番外編 土山駅踏切、林崎バス停 2008/03/06(水) ?? ?? 象の像の人 ◆Nap/gUKt9E 羽曳野・西浦の廃墟 2008/03/07(木) 1 00 KAWASAKI ◆5W9tm9oZV2 船橋県民の森、白幡神社リベンジ 2008/03/07(金) 18 00 海賊◆HPfz/6s0N. 舞子・猫屋敷跡 2008/03/09(土) 14 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 呑鶴峯、竹内街道他 2008/03/??(?) ?? ?? 笠置 ◆SxOxBFqVtQ 天保山の廃墟 2008/03/15(土) 22:00 海賊 ◆HPfz/6s0N.御一行 舞子墓園、吹上大歳神社他 2008/03/??(?) ?? ?? 象の像の人 ◆Nap/gUKt9E 廃茶屋いさまつ、古津楽苑 2008/03/22(土) 21 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 山田池公園、源氏の滝他 2008/03/22(土) ?? ?? 一平 ◆634nUxvQLM ご先祖様の廃墟(関東某所) 2008/03/25(火) 10 00 海賊 ◆HPfz/6s0N 法華山、雪彦山他 2008/04/01(火) 10 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 榎トンネル、鳥取砂丘等。鳥取遠征編 2008/04/07(土) 22 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk 地獄谷峠、亀岡首塚他 2008/04/??(?) 10 00 海賊 ◆HPfz/6s0N 平荘湖畔 2008/04/12(土) 22 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 枚岡の廃神社 2008/04/13(土) 12 00 海賊 ◆HPfz/6s0N. 糀谷ダム事前調査 2008/04/??(?) 23 00 ジョム ◆0GxUXDiJU2 箕面市・萱野小学校前バス停 2008/04/19(土) 10 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 大阪府立菊水学園 2008/04/25(金) 10 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 空飛ぶ巫女の不思議な悪戯 ~宝塚の謎の紐~ 2008/04/26(土) 08 45 シマヘビ ◆2m2faFxx7A 聖火リレースペシャル、長野刑務所跡地 2008/05/04(日) 22 30 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 ゴッホの丘(三田市) 2008/05/05(月) ?? ?? 茨木 ◆BzLOvEKrdk御一行 和歌山・高野山 2008/05/09(金) 22 00 ◆634nUxvQLM ハクビシンの棲む稲荷神社 2008/05/10(土) 22 30 茨木 ◆BzLOvEKrdk 奈良・鶯の滝 2008/05/11(日) 03 30 三女 ◆igFE82OdtM 神奈川のジェイソン村 2008/05/16(金) 22 30 茨木 ◆BzLOvEKrdk 妙見山 2008/05/17(土) 22 00 滋賀白クーペ ◆q9cd9NgPZY 摩耶山山頂 2008/05/20(火) 21 00 ◆SxOxBFqVtQ御一行 北摂霊園 2008/05/21(水) 12:00 茨木 ◆BzLOvEKrdk2008ご一行 呑鶴奉突撃 パート3(奈良県) 2008/05/23(金)22 00 三女 ◆igFE82OdtM 小坪トンネルに行こう!(神奈川県) 2008/05/25(日)?? ?? 一平 ◆634nUxvQLM 長瀞の古城+α(サルの大群)(埼玉県) 2008/05/27(火)?? ?? 三女 ◆igFE82OdtM さようなら恵心病院!(神奈川県) 2008/05/31(土)15 00 海賊 加古川・志方の廃別荘の前の道を通ってみた・・(兵庫県) 2008/06/01(日)22 00 滋賀白クーペ ◆q9cd9NgPZY 戦争遺跡を探る!大阪・京橋編(大阪府) 2008/06/03(火)?? ?? ? 夜の病院でキモダメシ?(所在不明) 2008/06/05(木)21 00 三女◆igFE82OdtM 善波トンネルで恐怖体験!?(神奈川県) 2008/06/06(金)?? ?? 茨木 ◆BzLOvEKrdk一行 稲川もビックリ!白高大神突撃録!(奈良県) 2008/06/13(金)?? ?? 滋賀白クーペ ◆q9cd9NgPZY 坪野鉱泉(富山県) 2008/06/14(土)?? ?? 泥 ◆llAlQd2Mk6 JR京都線高架下に行って帰ります(大阪府) 2008/06/15(日)?? ?? 茨木 ◆BzLOvEKrdk一行 京都霊界案内 パート2(京都府) 2008/06/21(土)12 00 海賊 日本三奇・生石神社の謎を探る!+法華山(兵庫県) 2008/06/21(土)?? ?? 尼崎 ◆Jz/c33oe6Iご一行 どーなってるの?滝畑ダム!(大阪府) 2008/06/28(土)?? ?? 笠置 梅屋敷(奈良県) 2008/07/05(土)?? ?? 茨木 ◆BzLOvEKrdk一行 鶯の滝リベンジ!パート2(奈良県) 2008/07/13(日)?? ?? 鶏 ◆6Y.gidd3Mo 八王子城跡で遊んでみた(東京都) 2008/07/16(木)?? ?? 三女 ◆igFE82OdtM 鵐(しとど)の窟に突撃!(神奈川県) 2008/07/26(土)20 00 茨木 ◆BzLOvEKrdk一行 六甲山リベンジ!パート4(兵庫県) 2008/11/15(土)~11/16(日) 尼崎 ◆Jz/c33oe6I一行 阪奈道路から見える赤い橋と室池 2008/11/23(日)~11/24(月) 誰かが源氏の滝で鍋供養 2008/11/30(日)?? ?? 尼崎 ◆Jz/c33oe6I 京都大遠征
https://w.atwiki.jp/bmevideo/pages/14.html
メインキャラ サブキャラ その他 メインキャラ ロイ 金玉に針刺されたり鞭打たれたりと散々な主人公 針刺しおばさん ロイに針刺してるおばさん ツルツルマン トレーラー3で一瞬だけ写る全裸で削除対象をパスした男 サブキャラ 全自動ガバガバマシーン マンコのビラにピアスを付けて動かすマシン 池沼兄貴 全自動ガバガバマシーン本編にて現れた謎の男。 ヤク中の可能性が高い 指詰めおじさん 中指を切断しカメラに断面を見せ付けたメガネのおじさん 右の小指と左の中指を切断し足の指は9本ない。 名前は「カッター」でありモドゥコンにも来ていた Erebli 様々な性器改造を成し遂げた男 爆弾キンタマやサクランボ加工は彼の動画が元になっている ダン 性器にピアスを付けてもらっている際にチェーンソーのような唸り声を上げた顧客 ふんどしブンブン丸 アナルプラグを装着した状態でクソデカキンタマを全力で振っている男 動画内のデスボイスが印象的だが声の主は別人説があるので注意 またブラブラマンとよく間違えられやすいが別人である 最近は謎の曲を付けて動画にするのが流行っている ブラブラマン 縄に金玉を引っ掛けてぶら下がる男 pornhubでは「belmont」という名前で活動している users/belmont ブドウ 針を刺されたりスタンガンを当てられた人 ISIS(BME) 腹に鉄の棒を刺して見せたイスラム過激派風の格好の男 現在も様々な名義で活動している リッキー・リー・キング 自身の去勢記録を淡々と語った男 動画の内容自体は地味だが、数少ないしっかり喋るキャラなのでラップ素材としてMAD動画で度々出演している その他 笠置シヅ子 風評被害に遭ってしまった東京ブギウギの歌手 不運にもチン隠しの画像としてよく使われる ロイの説明が秀逸だ、アウ! -- 名無しさん (2016-06-15 21 05 43) サブキャラにバチバチマンも加えて欲しいんだ、アウ! -- 名無しさん (2016-06-16 14 39 44) 凍結不可避だ、アウ! -- 名無しさん (2016-08-23 15 47 28) ロイが主人公だったとは・・・(新参) -- 名無しさん (2016-10-11 20 49 31) チクチクウーマンも追加して差し上げろ -- 名無しさん (2016-12-21 11 57 17) #くそリプオブザイヤー2016 ELECTRICAL COMMUNICATION 引き裂かれてる IMAGINATION 誰にも 邪魔させない Sparkしてる ROCK ACTION 打ち砕け MEDITATION 狂った現実(いま)を焼き捨てたい -- 名無しさん (2016-12-24 01 39 45) Belmont...悪魔城シリーズっぽいんだ、アウ! -- 名無しさん (2016-12-24 11 09 35) 絶叫マンのアフレコは誰によるものか明らかにするのが今後の研究課題だ、アウ! -- 名無しさん (2017-01-11 20 47 03) 絶叫マンとふんどしぶんぶん丸って別人だったのか…(にわか) -- 名無しさん (2017-01-22 02 27 04) 絶叫マンの声が後付だとしても別人説は可能性高いんですかね…トワイッ!(混乱) -- 名無しさん (2017-01-24 03 58 34) 低周波での電流はすごく気持ちいいですよ!おちんちんの芯とかありえないところまで 刺激されて下腹部全体が興奮でカーっと熱くなります!レベルで言ったら 1.普通の手コキ 2.前立腺刺激の射精の瞬間 3.亀頭ローション責め 4.ジョットバスもしくは強めのシャワーを亀頭のピンポイントに宛てた感覚 5.電流時の高揚感~射精 という感じです! -- 名無しさん (2017-07-03 17 29 15) 絶叫マンのお母さあああああああん!!!おばあちゃああああああああああん!!!というのは空耳なんですかね…?それとも日本人? -- 名無しさん (2017-10-22 23 53 15) バチバチマンはBMEじゃなかったのか、勉強になるんだ、アウ -- 名無しさん (2019-04-25 19 09 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/newtdj/pages/23.html
+目次 52回生の場合(順番の記憶が定かでない) 学年春秋 56回生の場合 学年春秋 57回生の場合 学年春秋 64回生の場合 遠足のスタイル 春と秋の2回。最初のころは律儀に全員でまとまって列をつくって歩いたりするのだが、学年が上がるにつれて「現地集合→グループで自由行動→解散」という方法をとるようになる。いずれにせよどの学年においても「現地集合現地解散」は確実。中一からそうなので、親からは驚かれるようである。行先は、だいたい奈良京都大阪兵庫。生徒によって住んでいるところがまちまちなので、皮肉なことに徒歩で行けるところが「遠足」になる人間がたいてい存在する。また、学年によっては投票で決められる。 高校三年になると、遠足が模試になったりする。学校に一学年だけがいて、模試をやるというのは、おそらく教師も辛いだろう。 山好きの先生が多いと、自然と山が多くなる。 52回生の場合(順番の記憶が定かでない) 学年春秋 1年山辺の道奈良の旧市街? 2年橿原飛鳥?京都東山~山科? 3年?? 4年嵯峨~嵐山大阪城公園~大阪市立科学館 5年南港・天保山哲学の道 6年神戸三宮なし 56回生の場合 学年春秋 1年飛鳥平城旧跡? 2年?生駒山登山が雨天中止→大阪の科学博物館?みたいなの 3年大阪万博公園(民族博物館)?わたしの仕事館? 4年京都・ダーティの地元散策神戸中華街 5年関空+梅田劇団四季「マンマミーア」京都御所 6年模試USJ(ユニバーサルスタジオジャパン) 57回生の場合 学年春秋 1年平城宮跡天王寺動物園 2年六甲山牧場大阪城+大阪歴史博物館 3年愛知万博関西サイクルスポーツセンター 4年アスカボウル+わたしの仕事館須磨アルプス 関西サイクルスポーツセンターではサーカスを見たのだがその1週間くらい後、同じサーカスで座席が落下して大阪の中学生が怪我をするという事故があった。たまたま私は遠足の日その席に座っていたのだが、足で踏ん張っていないと椅子ごとこけてしまいそうだった。(座面ごとリクライニング) 64回生の場合 学年 春 秋 1年 東大寺等 笠置山&バーベキュー 2年 交野磐船 関西空港&長居公園 3年 赤目四十八滝 琵琶湖博物館 担任団(特にK藤と主任Yとアゴ)が一様に山好きかつ運動好きのためか、2・3年の秋を除くと全て歩く・走る・登るのどれかの要素が入っている。またYの権力により3回連続で理科系の場所に行った。飯田師や生徒の苦労も少しは分かってくれよ・・・ 関空の時は集合場所を間違えた教師がいたな・・・だれだっけな・・・ 遠足のスタイル こんな感じで決まることが多い。適当だな…。 担任A「今回はどこ行きたい?○○とか△△というのが教師の間では出てるけど」 生徒B「えー、□□がいい」 担任A「他どっか行きたいとこあるかー?」 生徒C「たまには◎◎行きましょうよ」 担任A「他にはないかー?、じゃあまとめとくわ」 ~後日~ 担任A「他のクラスで出た案も入れると、候補はこんだけや。□□がええもん、手あげて(人数を黒板に書き出して)○○がええもん(以下略)」 担任A「じゃー後で他のクラスの分と集計しとくわ」 ~翌日~ 担任A「えー、行先は◎◎に決まりました」 ~当日~ 担任団「何時までにどこそこへ集合やぞ。では自由行動」 234 :名無しさん@自治スレでローカルルール改正議論中 :2005/11/02(水) 10 58 48 ID d/Bt3C+a 【東大寺学園の遠足】 ひとつ、現地集合 《↓グループで自由行動》 ふたつ、何時に〇〇へ再集合 《↓解散後も各自自由》 以上。www 自主性を重視し、自分の頭で考え行動する力を育み、 また感受性を高め、さらに全員が楽しめることを目指した処置。 しかし、教師はその間何してんだろ。まあいいや。
https://w.atwiki.jp/mekeseke/pages/43.html
1920 s Glenn Miller Blind Willie Johnson The Carter Family Jimmie Rogers 佐藤千夜子 二村定一 神長瞭月 添田さつき 鳥取春陽 石田一松 1930 s Andre Previn Xavier Cugat The Andrew Sisters Leadbelly Robert Johnson 榎本健一 上原敏 東海林太郎 川畑文子 中野忠晴 藤山一郎 ディック・ミネ 二葉あき子 1940 s Frank Sinatra Nat King Cole Duke Ellington Jo Stafford T-Bone Walker Lightnin Hopkins Muddy Waters Woody Guthrie Pete Seeger John Cage 李香蘭 霧島昇 並木路子 二葉あき子 笠置シヅ子 1950 s Charlie Parker Gene Kelly James Brown Bo Diddley Fats Domino Howlin Wolf John Lee Hooker Chuck Berry Little Richard Hank Williams Elvis Presley Buddy Holly Bill Haley Link Wray Iannis Xenakis 美空ひばり 江利チエミ 雪村いづみ トニー谷 春日八郎 島倉千代子 小林旭 1960 s Ray Charles Albert Ayler Sun Ra The Drifters The Platters The Supremes Chubby Checker The Everly Brothers The Ventures The Beach Boys The Beatles Herman s Hermits Kinks The Rolling Stones The Who The Byrds The Zombies Cream King Crimson Pink Floyd(Syd Barrett) Grateful Dead Tom Jones Simon Garfunkel Buffalo Springfield(Neil Young) The Bee Gees Stevie Wonder Bob Dylan Marvin Gaye Cher The Velvet Underground Captain Beefheart Deep Purple The Skatalites Sly The Family Stone Sergio Mendes Phil Spector(*) Electric Music(*) ザ・ピーナッツ ハナ肇とクレイジー・キャッツ 三橋美智也 越路吹雪 北島三郎 丸山明宏 ジャックス(早川義夫) タイガース(沢田健二) スパイダース(かまやつひろし) Flower Traveling Band 1970 s Barbra Streisand Olivia Newton John Funkadelic Parliament Earth Wind and Fire Jackson5(Michael Jackson) Creedence Clearwater Revival Procol Harum Elton John The Carpenters ABBA Isley Brothers Janis Ian Jimi Hendrix John Mayall David Bowie Steely Dan(Donald Fagen) Queen Aerosmith Hermeto Pascoal Sparks Shakti Nusrat Fateh Ali Khan Televisions(Richard Hell) sex pistols(John Lydon) The Clash Germs Black Sabath KRAFTWERK Tangerine Dream(klaus schulze) Ash Ra Tempel(Manuel Göttsching) penguin cafe orchestra Brian Eno(*) No Wave(*) 追記 Paul Weller(Jam) Talkin Heads Miles Davis Weather Report Fela Kuti(Afro Beats) ドリフターズ 岡林信康 高田渡 加川良 三上寛 中島みゆき 頭脳警察 はっぴいえんど(細野晴臣、大滝詠一) Sugar Babe(山下達郎、大貫妙子) 荒井由美 河島英五 裸のラリーズ 1980 s Bon Jovi Bruce Springsteen Cyndi Lauper Madonna Whitney Houston New Order Run DMC Ultramagnetic MC s(Kool Kieth) The Pogues Birthday Party Husker Du Sonic Youth(Ciccone Youth) Pixies Meat Puppets Butthole Surfers Daniel Johnston The Fear John Zorn Einstürzende Neubauten(Blixa Bargeld) MB Whitehouse Nurse with wound 森進一 細川たかし 薬師丸ひろ子 The Blue Hearts Yellow Magic Orchestra RCサクセション(忌野清志郎) Eastern Youth タモリ Lollipop Sonic(the Flippers Guitar) 暴力温泉芸者(*) 1990 s (思い浮かぶのが全て傍流な気がしてリストアップできませんでしたorz) aphex twin beck red hot chili peppers(john frusciante) nirvana 岡村靖幸 小沢健二 KAN たま 電気グルーヴ Bloodthirsty Butchers 小室哲也(*) すがぬまメモ Shoegazer My Bloody Valentine Chapter House, Slow Dive Neogazer Supercar Hartfield バート・バカラック 選挙(川崎、ドキュメンタリー) マリ、砂漠のブルース ライヒ、クロノス・・Different Trains
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/4269.html
参加者 8/8【ルパン三世】〇ルパン三世/〇次元大介/〇石川五ェ門/〇峰不二子/〇銭形幸一/〇レベッカ・ロッセリーニ/〇ニクス /〇レオナルド・ダヴィンチ/ 7/7【ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】〇空条承太郎/〇ジャン=ピエール・ポルナレフ/〇ラバーソール/〇偽キャプテン・テニール(偽)/〇マライア/〇テレンス・T・ダービー/〇DIO/ 7/7【ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン】〇ニンジャスレイヤー/〇ダークニンジャ/〇ヤモト・コキ/〇ラオモト・カン/ 〇フォレスト・サワタリ/〇シルバーカラス/〇ミュルミドン/ 7/7【ローリング☆ガールズ】〇森友望未/〇小坂結季奈/〇響逢衣/〇御園千綾/〇宇徳真茶未/〇籾山蔵之介/〇石作志麻/ 6/6【ヴァルキリードライヴ マーメイド】〇敷島魅零/〇櫻美鳳/〇柊晶/〇シャルロット・シャルゼン/〇時雨霞/ 〇相良百華(A3)/ 6/6【おそ松さん】〇松野おそ松/〇松野カラ松/〇松野チョロ松/〇松野一松/〇松野十四松/〇松野トド松/ 6/6【GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり】〇伊丹耀司/〇レレイ・ラ・レレーナ/〇ロゥリィ・マーキュリー/ 〇ピニャ・コ・ラーダ/〇栗林志乃/〇ゾルザル・エル・カエサル/ 6/6【桜Trick】〇高山春香/〇園田優/〇野田コトネ/〇南しずく/〇池野楓/〇飯塚ゆず/ 6/6【城下町のダンデライオン】〇櫻田茜/〇櫻田葵/〇櫻田修/〇櫻田奏/〇櫻田輝/〇佐藤花/ 6/6【東京喰種】〇金木研/〇霧嶋董香/〇芳村/〇月山習/〇亜門鋼太朗/〇真戸呉緒/ 6/6【七つの大罪】〇メリオダス/〇エリザベス・リオネス/〇ホーク/〇ディアンヌ/〇ヘルブラム/〇ビビアン/ 6/6【パンチライン】〇伊里達遊太/〇成木野みかたん/〇曳尾谷愛/〇台初明香/〇友田千早/〇ぐり子/ 6/6【モンスター娘のいる日常】〇来留主公人/〇ミーア/〇パピ/〇セントレア・シアヌス/〇スー/〇ラクネラ・アラクネラ/ 5/5【アイドルマスター シンデレラガールズ】〇島村卯月/〇渋谷凛/〇双葉杏/〇諸星きらり/〇城ヶ崎美嘉/ 5/5【アカメが斬る!】〇アカメ/〇レオーネ/〇エスデス/〇セリュー・ユビキタス/〇シュラ/ 5/5【アルドノア・ゼロ】〇界塚伊奈帆/〇スレイン・トロイヤード/〇アセイラム・ヴァース・アリューシア/〇網文韻子/ 〇ザーツバルム/ 5/5【寄生獣 セイの格率】〇泉新一/〇加奈/〇田村玲子/〇島田秀雄/〇後藤/ 5/5【下ネタという概念が存在しない退屈な世界】〇奥間狸吉/〇華城綾女/〇鬼頭鼓修理/〇アンナ・錦ノ宮/〇《頂の白》/ 5/5【Charlotte】〇乙坂有宇/〇友利奈緒/〇高城丈士朗/〇西森柚咲/〇乙坂歩未/ 5/5【ハナヤマタ】〇関谷なる/〇ハナ・N・フォンテーンスタンド/〇笹目ヤヤ/〇常盤真智/〇常盤沙里/ 5/5【ヘヴィーオブジェクト】〇クウェンサー=バーボタージュ/〇ヘイヴィア=ウィンチェル/〇ミリンダ=ブランティーニ/ 〇フローレイティア=カピストラーノ/〇プライズウェル=シティ=スリッカー/ 5/5【六畳間の侵入者!?】〇里見孝太郎/〇東本願早苗/〇虹野ゆりか/〇笠置静香/〇藍華真希/ 4/4【異能バトルは日常系の中で】〇安藤寿来/〇神崎灯代/〇櫛川鳩子/〇高梨彩弓/ 4/4【がっこうぐらし!】〇丈槍由紀/〇恵飛須沢胡桃/〇若狭悠里/〇直樹美紀/ 4/4【ご注文はうさぎですか?】〇保登心愛/〇香風智乃/〇天々座理世/〇桐間紗路/ 4/4【監獄学園】〇藤野清志/〇諸葛岳人/〇白木芽衣子/〇緑川花/ 4/4【干物妹! うまるちゃん】〇土間埋/〇土間大平/〇海老名菜々/〇橘・シルフィンフォード/ 4/4【落第騎士の英雄譚】〇黒鉄一輝/〇黒鉄珠雫/〇桐原静矢/〇東堂刀華/ 3/3【オーバーロード】〇モモンガ/〇クレマンティーヌ/〇シャルティア・ブラッドフォールン/ 3/3【SHIROBAKO】〇宮森あおい/〇高梨太郎/〇矢野エリカ/ 3/3【夜ノヤッターマン】〇レパード(ドロンジョ)/〇ヴォルトカッツェ(ボヤッキー)/〇エレパントゥス(トンズラー)/ 2/2【純潔のマリア】〇マリア/〇ガルファ/ 計163人 みせしめ 【ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】〇モハメド・アヴドゥル/ 主催者 【夜ノヤッターマン】〇ドクロベエ/
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/161.html
とっくの昔に、諦めていた。 僕には無理だ、僕にはなれない。 父さんのような、母さんのような、強い人間になんてなれるわけがない。 でも── ARTIFACT LEGACIAM 第五話 夏の扉 「状況は?」 大和の格好は随分と不恰好なものだった。 仕立ての良い漆黒のスーツに琥珀色のカッター、臙脂色のネクタイ──そして、ミスマッチな黄色の安全ヘルメット。 その安全ヘルメットだけは辺りの風景に馴染んでいる。ここは整備場を兼ねた巨大で広大な格納庫であるからだ。 「あれから5日の間突貫作業でこなしたからよ問題はねぇ。マッチングも完璧よ。出撃とあらばすぐにでも出られるぜ」 答える男は薄いブルーの作業衣に安全ヘルメット、初老の……けんの深い顔立ち。“おやっさん”として技術部・整備部の職員に慕われる“職人”笠置清四郎だ。 だがよ、と笠置は低い声で大和を振り返る。 「補機の熱核反応炉……最新型のGEA-3000Dは二基ともおじゃんだしよ、電装系も端から端まで全交換よ。ユニット01のは特別製だからな、あいつの電装部品1パッケージで中古の89式が5機は買えるぜ」 報告書には目を通していた大和だ。笠置から直に聞くまでもなく損害状況は把握している。 想定されていた最大稼動時のエネルギー量、そのほぼ二倍以上という記録的な数字を叩き出したため、機体の補助動力である熱核反応炉はオーバーロードで完全に破損した。それゆえに全交換。 その過負荷をもろに受けた電装系は、これもまた完全破損。当然ながら全交換だ。機体の特殊性から現用兵器との互換性のないその部品はありえない程コストがかかる。 もちろんそれだけではないが、目を引く程に金のかかる修理箇所はこの二箇所だった。逆に言えばここまで金のかかる破損は他になかったと言っていい。 「修理にかかった金額は……考えるのも怖いくらいですよ」 「まぁ、俺の仕事は金の心配をすることじゃあねぇ。そこはあんたにまかせとくけどな、それにしたってこいつァひでェや」 ふむ……と大和は頷いたきり黙りこくる。笠置はその様子を複雑そうに見ていた。 「今後もあのマイクロブラックホールがなんとかっていう武装を使うつもりだってんならとんでもねェ金がかかる。そいつは覚えといてくれや」 もっとも見ているだけにとどまらず、口や手が出るのが笠置という男なのだが。 「注意を喚起するこたァできんだろ、こいつのパイロットってのが見つかったンならよ──」 「見つかってはいないのです」 自分の言葉を遮った大和に笠置は「何だって?!」と聞き返す。 「見つかったわけではないのです、先の戦闘でユニット01を駆ったパイロットは」 「おいおい、聞いてねぇぞ。じゃあどうするんだよアメリカさんとの話はよ」 目を見張る笠置の前の大和の顔は苦渋に満ちたものだった。 「“彼”は先の戦闘の後に一度は帰ってきたものの、何の情報を我々に落とすでなく、気がついた時にはその姿を消していました」 その消息はようとして知れない。 「“継承者”──つまりパイロットに関する情報は何一つないわけです」 絶句だ。言葉も出ないとはこのことだ。 しかし、大和には絶句したりする余裕も何も許されることはない。責任者、SARF長官である限り。 「太平洋の件は我々だけで取り掛かるしかないでしょう……」 大きく見上げる大和の視線の先にあるもの── レガシアムは物言わず、ただそこに立ち尽くしているだけだった。 いよいよ夏休みを間近に控えて、太陽は早朝から大いにはりきって働いているようだ。 夏の扉が早くこっちに来いよって、知らない世界へ誘ってるような気分になるよなって山彦あたりなら言いそうなくらいに。 「そういえばさ」 「うん?」 僕はバックパックに入り込んで、首だけチョコンと出している黒猫に語りかけていた。 「お前の名前ってなんていうんだっけ?」 なんだそんなことかぁと黒猫は間延びした調子の返事をする。 あぁ、こいつまだ眠いんだな。昨日なんか随分遅くまで人のデータ端末をいじっていたし。 「ないよ、名前」 その返事は想定の範囲外だった。思わず「ないって何が」などと間の抜けた言葉を返してしまう。 「だから名前だよ。僕、持ってないんだ」 「じゃあ普段は何て呼ばれていたのさ?」 うーんと考え込む。 「ヒィかな。確かそんな風に呼ばれた覚えがある。後は“ちょっと”とか“ねぇ”とかさ」 ヒィ? それは呼び名であるとか、名前の範疇には入らないのだろうか。ふと思い浮かんだ思考はすぐに読み取られてしまう。 「うぅん。そんなんじゃないんだ。あれだよ、共通言語で“彼”って“ヒィ”って言うだろ? 男性を示す三人称のさ」 「お前、それって腹が立ったりしなかったのか?」 「何で?」 「何でって……名前も付けないで、呼ぶにしたって“彼”だなんてさ、失礼にも程があるんじゃないか?」 そういうものなのかなーと黒猫は相変わらず眠たそうにしている。ふぁーと欠伸まで出た。つられて僕も欠伸が出る。 「お前って何かズレてるな。それってまるでイジメみたいなもんじゃないか」 「そうかな?」 「だってさ、お前って要するにレガシアムと並んで、謎の敵に対抗する地球連邦評議会のなんたらフォースの切り札なわけじゃないか」 「SARFだよ。Special Armed Response Force 特殊装備運用迎撃応答軍事機関サーフ」 「そのサーフだかセーフだかがさ、頼りにしてるレガシアムの、そのお前がそんな扱いされるってのはヘンな話じゃないのかってことなんだよ」 「そういうものなのかなー」 また言った。なんだかそんな黒猫にも腹が立ってきて、僕は唐突に思いついたことを口にする。 「わかった。僕がお前の名前を考える」 「僕の名前?」 後ろ手でバックパックから黒猫のヤツを引っ張り出す。両手を脇の下に入れて、正面向いて抱き上げた。 「こうして見ると、ただの黒猫なんだよなぁ」 「ほっといてよ」 ビロードの深い黒。その毛並みは艶があって、混じり気なしの掛け値なしの真っ黒。そしてエメラルドグリーンの瞳。 「よし、決めた。お前の名前は今日からカイアな」 「カイア?」 「お前の瞳って綺麗な緑じゃないか。藍晶石──カイアライトっていう天然石があってさ、その石って綺麗な緑色をしているんだ」 ついでに言うと、衝撃によって割れやすいので取り扱いに注意が必要ってとこも似合っていそうだ。 「後の方の説明には何かひっかかるものがあるけど……、いいねそれ」 「気に入った?」 「気に入った」 そう言うと黒猫は僕の腕をよじ登り、肩を伝ってまたバックパックの中へと帰っていった。 「黒猫じゃなくて、カイアだろ!」 へぇへぇすんません。 「そっか、僕の名前かぁ」 いつの間にか眠たそうな間延びした口調でなくなっている。僕はカイアの嬉しそうな声を耳の側で聞きながら、僕はまた歩き出した。 早朝だってのに日差しはもう痛いくらいに強くなっている。 「なぁカイア」 「にゃあ」 「とりあえず、学校についたらどっかで時間潰しといてくれよな。授業中もバックの中でじっとしてるなんてイヤだろ?」 「にゃあ」 交差点を右に曲がると校門まで続く最後の坂が目の前に広がる。一年の頃には見上げるたびにげんなりしたものだけど、さすがに二年にもなれば慣れた。 とはいえ出来ることなら、この坂くらいは自分で登っていってくれないかな。重たいとは言わないけど、お前を背負わずに登っていけるならそれに越したことはないだろうし。 「にゃあにゃあにゃあ」 「なんだよカイア、喋れよ」 急にネコみたいににゃあにゃあ言い出したカイアに僕は首をまわして振り返り── 「そうよカイア、喋りなさいよ」 緊張しきったカイアの顔と、その向こうに委員長を──伊吹志摩子の顔を見たのだった! 「い、伊吹……さん?!」 「おはよう、不破君」 にっこりと笑って、伊吹はカイアの方に視線を移す。 「ねぇ、喋らないの?」 「や、やだなぁ。ネコが喋るわけないじゃないか」 よし、どもらずに言えた。ナイス自分。 ふうん、と伊吹は僕の顔に視線を戻し、そしていきなり大笑いを始めたのだ! 「おっかしー! 不破君ってばその顔!!」 「え?」 伊吹は子供の可愛いイタズラを見つけたお母さんのように笑っている。 「だって不破君ってば本気で焦ってるんだもん」 ということは? 「それとも、このネコちゃんって本当に人間語を喋ってくれるの?」 聞かれてしまったわけじゃあないってことか! 背中に噴出した汗が一気に流れていく。あぁ、冷たい。 こんな早朝に登校してる奴なんていないだろうと思ったから普通にカイアと話しながら歩いていたのに。 そのことを聞くと、伊吹は誰もいない早い時間に新鮮な空気を吸いながら登校するのが好きなんだと教えてくれた。 「それにしても意外だなぁ」 並んで歩き出すや否や伊吹がそんなことを言いだす。 「不破君ってネコ大好きなんだ、普通に喋りかけるくらいに。まるでホントに会話してるみたいに自然に語りかけてたもんね」 アハハ、と笑ってみせて、僕も反撃を試みる。 「僕も意外だったよ」 何が? と伊吹が首をかしげる。 「伊吹さんってもっとお堅い感じだと思ってたからさ、あんな風に声をあげて大笑いするんだなぁって」 「ヘンかな?」 「いや、いいと思うよ。もっと笑えばいいのにって思った」 「そう?」 それから僕たちが話をしたのは期末考査がどうだったとか、夏休みはどうするとか、そんな他愛もない話ばかりだった。 一年の時からずっと同じクラスだったのにこんなに話をするのは初めてだねとか、そんな話もしながら僕たちは校舎に入る。 その時だった。 ──!! それはまるで暗闇の中で放たれた火花のように僕の頭の内に弾けて消えた。 「どうしたの?」 急に立ち止まった僕を訝しげに伊吹が問いかける。 彼女には分からないし、伝えることもできない。 僕と、おそらくはバックパックでごそごそし始めたカイアだけに伝わったその感覚。 それが教えたのは、簡潔なただひとつの事実。 今、敵が、現れた。 NOA太平洋第七艦隊旗艦は揚陸指揮艦バイクスピークという。 その指揮所に大和と信濃、いつもの白衣に身を包んだ鞍馬がいた。 「哨戒機αより目標は発見できずとの報告」 「よろしい、引き続き捜索任務を続行せよ」 「アイアイサー、捜索任務の続行を指示します」 オペレーターに指示を出した初老の軍人が大和たちに振り返る。 「哨戒機と電子戦機はほぼフル稼働です。サテライトネットワークも利用して完璧な監視網を構築していますが」 「けっこうです」 とはいえ、不満があったとしても「けっこうです」としか言えないのが現在の大和たちの状況だ。 正直なところ、わき上がる不安を拭えないでいる大和である。 太平洋上に表れたE&E出現の痕跡を調査する為にNOAを引き込めたのは僥倖だったが、肝心のユニット01──レガシアムを持ってくることはできなかったのだから。 E&E迎撃の要であるSARFの切り札。 それがないというのはどういうことか? お前たちは此処に何をしに来たのか? そういう無言の圧迫感を大和は感じている。 基本的に他国との相互不干渉政策をとっているNOAをこういった舞台に引きずり出せたのは確かに成果かもしれない。 だが、この成果を今後にいかせる形で結末を見れないではなんの意味もないではないか。 その思いが大和を萎縮させ、口数を少なくさせていたのだった。 「東北東方面の海面上に不自然な断続点が見られないでしょうか」 もっともそういうものに全くもって無頓着な者もいる。 「ここと、ここと、ここです。一見潮流による海面温度の温度差と錯覚しかねない微弱な違いですが」 ほう、と声があがる。と、同時に余所者が何を言い出しやがるという反発の雰囲気も持ち上がり始めた。 が、そういう物に無頓着であるからこそ鞍馬のような人間は好きに物を言えるのだ。 「敵はこちらの常識では測りきれない非常識な存在です。こちらの観測能力では手に負えない欺瞞能力の存在を想定するべきでは?」 ふむと部下たちに指示を与えていた初老の軍人が鞍馬に向き直る。 「では、我々はどうするべきかな? ミスター・クラマ」 「戦闘隊形を構築して西南西方面からの急襲に備えること、ですかね」 鞍馬は戦術コンソールの大型モニター上を指し示す。ここと、ここと、ここ。そうやって示していくポイントは東北東の地点から艦隊現在位置を中心に大きく回りこみ── 「今、E&Eはこの周辺にいると思われます。失礼、五分前には……に訂正しましょう」 「敵はこちらの動きに対応して回り込んでいると?」 「こちらが見つけるまで待ってくれているなんて義理は、彼らにはないでしょうから」 考え込む逡巡はほとんどなかったと言っていい。 「全艦に戦闘態勢をとるよう通達せよ。空母バラク・オバマにセンチネル部隊スクランブル召集の伝達急げ。砲撃艦エドワード・H・オヘア、ユージン・A・バレンシアに砲戦準備を指示。急いでくれたまえ」 「ついでに申し上げるなら、試験艦ヴァンデクリフトⅢを前面に押し出すこともお勧めいたしますが」 鞍馬の言葉にギョっとしなかったNOA軍人は、その視線を真っ向から受け止めた初老の軍人を除いて他にはいなかった。 「NOA全軍を通じて初めて完成したという、実用型重力子兵器運用特務艦ヴァンデクリフトⅢ。ここで使わずにいつ使う……とは思いませんか、提督」 「その通りだ」 率直にその言葉を受け止め、ニコラス・A・アンダーセン──NOA太平洋第七艦隊司令官はこの日初めて笑い顔を見せた。 「これより我々は戦闘ブリッジに移る。君たちもぜひこちらで我らをサポートしていただきたい」 アンダーセンの言葉を受け入れて、大和はつくづく何がきっかけで良い方向に転ぶものかはわからないなと一人ごちるのだ。 できれば“彼”が“継承者”をSARFに連れてこなかったことも良い方向に転ぶきっかけになってくれればいいな……。 そんなことを考えながら戦闘ブリッジに入っていき、大和は通信士の甲高い声を耳にすることになった。 「方位170、距離30000にエネルギー反応、感アリ! 未確認敵性体ナンバー4と思われます!」 ソレは巨大なクラゲのような形をしていた。 巨大──そんな形容が冗談のような直径十数kmの円盤状の物体。それが太平洋上に現れた新たなるE&Eだった。 「方位コード25に、複数の熱源確認。敵機動兵器群捕捉!」 「VFA27ロイヤルメイセス、VFA102ダイヤモンドバックス迎撃行動に入ります。アンノウンにエンカウント、戦闘開始」 クラゲはその内部に小型の子機を保有しているようだった。小型といえども、それらは全長15mクラスのセンチネルと同等の大きさではあるが。 それら子機の進路を塞ぐ形で機動空母バラク・オバマの艦載機であるセンチネル、セクレタリアトが迎撃戦闘を開始する。 「今度のE&Eは空母タイプとでも言うのか……」 大和はため息をつくことすらできない。先から感じている不安感がさらに増しているのだ。 「そうか、了解した」 インターホンを置き、指揮卓のアンダーセンは大和たちに振り返る。 「ヴァンデクリフトⅢと砲撃艦2隻の戦闘準備が完了したようです。あなた方の意見を聞きましょう」 「提督、E&Eは強力な防御フィールドを展開しています。それゆえに重力子兵器でフィールドをこじ開け、砲撃艦の電磁レールガンで中枢を狙い撃つしか勝機はありません」 「チャンスは一度、と言うわけですな」 「こう言ってはなんですが、当てにさせていただきます。提督」 フフっと笑ってみせるアンダーセン提督だが、その目は笑っていないように思う大和だ。 実際大和も笑えない状況だと思っている。 コンソールのモニターに次々と増える光点は圧倒的に敵戦力である赤い光が占めている。太平洋における最大級の戦力であるNOAの太平洋第七艦隊のソレに倍する量に思えるのだ。 「センチネル部隊の戦闘空域に突入する。敵戦力の右翼に対してミサイル第一波発射」 「アイアイサー、各艦ミサイル第一波攻撃開始」 ミサイル攻撃の開始を支持しつつ、アンダーセンは機動空母バラク・オバマに対してセンチネル部隊の第二派、第三派の出撃も命じていた。 NOA海軍の主力艦載センチネル、セクレタリアトはNOAとしては艦載機タイプの範疇に収まらない全領域汎用タイプのセンチネルだ。 同じ汎用型である日本の96式撫子と比較して、高速機動戦闘での機体制御において劣っているが、反面中・低速域での機動性や稼動時間などの面で優勢な性能を示しているという。 だが、この日、この時では相手が悪かったと言っていい。 援護にかける艦砲やミサイル攻撃も正確にE&Eの子機たちを狙い撃っていくが、数が多すぎる。落とす分より新たに出てくる分の方が多いのだ。 戦力比はセンチネル一機に対して、E&Eの子機は五機……以上。 センチネル部隊は目に見えて押されていた。 「進路このまま、速度維持しつつ前進。ミサイル第二波用意。本命を使う」 それでもアンダーセン提督は前進を命じるのだ。 クラゲの様なE&Eは先程の位置から動いているようには見えない。ならばこちらから近付くしかない。 「ミサイル第二波発射準備よろし」 「第二波発射」 ミサイルの第二波は先程の第一波よりもさらに右翼側へ、センチネル部隊の戦闘空域から大きく離れて放たれたように見える。 理由はすぐに大和たちにもわかった。 ──!!! その爆発光はモニターを挟んでいても、幾重ものフィルター越しであっても人の根源的な恐怖を呼び起こす。 圧倒的な熱と光の暴力が空間を満たしていくのだ。 「核、ですか」 『NB-87』 それは西暦2104年の現在においても最強の、そして最悪の兵器。第七艦隊に数発だけ配備されている小型の限定戦術核弾頭だ。 「軍人としてはともかく、人としては愚行の極みかもしれないが……必要とあれば私はそれを躊躇わない」 人類に躊躇っていられる余裕はない。わかっていても自分に『核』という選択肢は選べただろうか? 大和にとって答えはNOだ。 「提督、敵機動兵器群右翼は完全に消滅! 間隙ができました!」 よおし……そのアンダーセンの言葉は酷く陰鬱な響きを含んでいたように大和は感じる。 「ヴァンデクリフトⅢは敵を射程に捉えているな? 重力子砲による空間断裂攻撃を慣行する。砲撃艦2隻はヴァンデクリフトⅢの攻撃の後、最大火力をもって集中攻撃をかけよ!」 「重力子砲準備完了、いけます!」 「砲撃のタイミングはこちらへ。艦隊全艦に停止命令発令。対衝撃、対閃光防御の指示を」 命令は一つ一つ確実に命じられ、達せられていく。 左翼の敵はセンチネル隊とそれを援護する巡洋艦、駆逐艦によって完全に拘束されている。正に千載一遇のチャンスだ。 それなのに不安は消えない。むしろ大きくなってくるのはなぜだと大和は自問自答していた。 「重力子砲カウント開始。30、29、28……」 遮蔽された戦闘ブリッジの中で、スタッフたちがそれぞれのシートに座り、対衝撃姿勢をとる。 「22、21、20、19……」 その時だ。 「目標円周部に重力震発生! 質量値、エネルギー値、双方極めて大!」 「変更はない。カウントは続行せよ」 確かにいくら重力波障壁を形成したところで、空間そのものの断裂を作り出して直接本体に砲撃を加える為の“道”を作り出す重力子砲は防げないだろう。 「12、11、10……」 「そういうことなのかッ?!」 カウントだけが続く静寂を切り裂いたのは鞍馬の悲鳴にも似た叫びだった。 「撃ってはいけない!」 その言葉はカウント0と重なった。 ズンという鈍く短い衝撃とともに、不可視の波動がヴァンデクリフトⅢからクラゲE&Eに向け放たれたはずだ。 だが、その強烈な力場の働きをその身に受けたのは、 「全艦艇が強力な重力場変動に捕えられました! う、動けません!!」 次々にモニターが死んでいく。最後の戦術コンソールに映し出されたのは海面上に落ちていくセンチネルたちの姿だった。 「な、何が起こった?!」 「わかりません! 重力場変動が我が艦隊の展開する広範囲に突然発現したとしか!!」 オペレーターたちの声はもはや泣き声にも等しい。混乱が冷静さに取って代わっている。怒声と悲鳴が立ち始めた時、アンダーセンが「各員、現状把握急げ」とただ一言を発する。 ただそれだけでスタッフたちが、少なくとも表面上は平静を取り戻すのを大和たちは目撃した。それはやはり年季の差なのだろうか。 闇がブリッジを覆ったのは本の一瞬。すぐに非常用電源に切り替わり、薄暗い照明とモニターの明かりが回復した。 「SARFの諸君、意見を聞こう。ミスター・クラマには気がついたことがあるように見えるが」 はい、と鞍馬は即答した。 「恐らくあのE&Eは子機を搭載する空母であると同時に、その巨体自体が巨大な加速器なのです。荷電した重力子を加速させることにより、瞬時にマイクロブラックホールを発生させたのでしょう」 そうか、と信濃がそれをつなぐ。 「発生させたブラックホールを用いてヤツはこちらの重力子砲を空間の断裂を引き起こす以前の時点で偏向させた?」 「その余勢をかって、敵は逆にこちらに重力攻撃を行ったというわけか……」 アンダーセンがつぶやき、鞍馬が続ける。 「あれだけの巨体ならば加速器内部で生み出されるエネルギーはとんでもない数値となるでしょう。あの巨体、円形のボディ、もっと早く気が付くべきでした」 オペレーターがアンダーセンの下に駆けつけるが、その身のこなしは目に見えて鈍い。 いや、と大和は思った。おかしいのは自分もだ、身体が不自然に重い! 「現在我が艦隊には重力変動と思われる攻撃がかけられている模様です。広範囲──およそ10000m四方に渡ってであります。実測値ではまだ2G弱に過ぎませんが、時間とともにその強さは増していっております!」 「おそらく指向性のある重力攻撃だと思われます。2G……簡単に二倍の重力とは言え、人間でならば60kg余分に背負ってるだけでも、艦艇で言えば──」 行動不能になるだけでは済まない。 「どうすることもできないのか……ッ」 士官の一人が吐き捨てるように言う。 「まだだ、まだ何か方法が」 いま一人が打開策を探る。 そして、 「待ってください」 端末を操作していたオペレーターが、 「この空域に高熱源体が接近しています! 識別信号は……信号はSARF-01、アーティファクト・レガシアム!」 その名を高らかに読み上げた。 眼下に広がる光景は、どう控えめに見たところで地獄だった。 それは僕が、戦争を知らない世代だからなんだろうか。本当の地獄は、まだまだもっと酷いものなんだろうか? また一隻、軍艦が中ほどから折れて火を噴いて沈み始めた。飛んでいるセンチネルはいない。飛行機もだ。 「あの敵が広範囲に重力場変動を起こしている! このままじゃ……」 全滅の二文字。 怖い──だけど! 「いいのかい、ユウ?」 「何をいまさら」 カイアはもう一度「いいのかい?」と繰り返す。 「君には、自分から戦場に飛び込んでいく義理はないんだよ」 でも、 「僕にはこの敵のことがわかった」 そして、 「レガシアムと一緒に戦えるのは僕らだけなんだろ?」 「そうだけど……」 カイアは口篭ってハッキリとものを言わない。 心配をしてくれているのだと僕にはわかった。危険に飛び込む僕の身を案じてくれているのだとわかった。 「何で僕にこんなことが出来るのかとかさ、とりあえずそれは後回しだ」 「でもさ、危ないことは怖いことなんだよ!」 それもわかっている。だけど── 「言っただろ。怖いからってじっとしているのはもっと怖いんだよ」 「でもさ!」 「自分なら出来るかもしれないことを、出来ないかもしれないって震えているのは、もっともっと怖いんだ!」 わかってしまったから、見えない振りをすることはできない。 心で念じる。さぁ、戦おうレガシアム。お前の力で、僕たちの力で! 「助けられる命を、助けるんだ!」 ゴウッ。 それはレガシアムの巨体をも揺らすとてつもない強さの突風だった。 「ヤツが動き出したんだ」 目の前のクラゲの様な敵がじりじりとこちらに向けて動き出している。その速度は驚くほど遅い。 「ちょっと動き出しただけでこれか?!」 「それだけの巨体、それだけの質量を持っているってことなんだよ!」 グラヴィティ・フォース・フィールドを展開する代わりに重力制御システムで広範囲重力変動の影響を遮断しているそうだ。 高重力の影響を受けないその反面、こちらの突風の──物理的影響は遮断できていない。 「バリアーの防御は期待しないでね。相手の攻撃は全部回避して」 無茶を言ってくれる! それを言葉にして口に出す間もなくビームの光条がレガシアムを襲った。だけど、僕はその光の軌跡を見ることなく感じ取っていた。 ビシャーン! そんな音が聞こえたんだ。説明しようがない感覚を頼りにレガシアムの機体を右に左に振って、飛来する飛翔体に対して正対する。それは幾つもの正四面体を歪に組み合わせたかのような物体だった。 『こないだの花瓶みたいなモノなのか?』 左手を置いたスロットルを調節し、フットペダルを踏み込む。後は念じた動きをレガシアムが拾って実行してくれる。 ズズンッ! 突進の勢いはそのままに、膝蹴りをキューブにかましてピンポイントでバリアーを張った拳を振り下ろしてその真芯を貫く! そのレガシアムの拳はあまりにも簡単にキューブを粉砕して、僕は拍子抜けした。 「こいつ……弱いぞ?」 違う! とカイアが警告を発する。 「こいつらは本体が生み出す子機──外部端末に過ぎないんだ。いくら潰したって本体には何のダメージにもならない!」 なるほど、確かにワラワラとまるで砂糖に群がる蟻のようにゾクゾク、ゾクゾクとクラゲの中から這い出してくるじゃないか。 雑魚を相手にしてもしょうがないってわけだ。本体を叩かないといけない。 だけど、ちょっと動き始めただけで大型台風並の猛烈な突風を起こす相手にどう近付けばいい? 考えてる暇なんてない。 「ユウ、重力場変動の数値が2Gを突破する! これ以上の負荷がかかると下の艦隊は!」 切迫したカイアの声に、2Gってそんなにヤバイのかと思いつつ僕はレガシアムの機首をクラゲに向けた。 わらわらとキューブの大群が迫ってくる、その向こうからクラゲも近付いてきている。 「なんでキューブ共は突風の影響を受けないんだ」 「受けていないわけじゃないみたいだ。風の流れに抵抗しないで、利用して飛んでいるんだよ」 手近に迫った一機にアンカーを撃って固定。ワイヤーを手繰って振り回す。 こいつら自身はフィールドを持ってないようだ。アンカーは簡単に撃ちこめたし、振り回して他のヤツにぶち当てればその衝撃で爆発もする。 だけど数が多い。ロケットアンカーで一つ一つ撃ち落していくんじゃとうてい捌ききれない。 やはり直接突っ込んでいくしかないのか? しかしそういう訳にもいかなさそうだ。 一部のキューブたちがレガシアムから眼下の艦隊に向けて動き始めている。 どうする? どうすればいい? ハっとしたのはその時だった。 「カイア、レガシアムには重力を操る能力があるんだよな」 「そうだよ。振り分けるエネルギーの量次第で僕たちはブラックホールだって作り出せる」 ならば、だ。 「重力の力は波の形で伝播する。荷電した重力子を作り出して、一気に放出したら──どうなる?」 洋上はまるで嵐のようになっている。 風が凄いからじゃない。風に乗って飛び交うキューブたちがまるで巻き上げられる枯れ葉のようだからだ。 渦を巻いているようで、見ていると酔いそうになる。 「エネルギーチャージはできてるよ。一時的に対重力制御を切らなきゃいけないけど、出来なくはない!」 「よし。連中が艦隊に取り付く前にまとめてやっつけるぞ」 モニター上に重力制御系の切り替え表示が出た。 「カイア、頼む」 「了解! 発信のタイミングはトリガーで!」 再びフットペダルを踏んでキューブの真っ只中に飛び込んでいく。 「……!!!」 それは怖いなんてものじゃなかった。冷や汗が溺れるほど噴き出してくる。なにせ15mからはあるように思えるキューブたちとそれが放つビームの隙間を縫うように飛ぶのだから。 だけどそれでも、このレガシアムの中こそが一番安全な場所だという確信が疑うまでもなくある。 そして、なぜか敵の動きがまるでスローモーションの様に見え始めていた。 なんで僕にこんなことが出来るんだ? それは後で考えればいい──自分の言った言葉だ。けれど不審とかそういうことじゃなくて、“なんで?”という気持ちが心の隅にはある。 正面にキューブ! 減速はしないで蹴り飛ばす。そいつは飛んでいって別のキューブに当たり、爆発して飛び散った。 「カイア!」 艦隊を巻き込まないように調節は頼むぞ。背中でカイアが頷く気配を感じる。 そして僕はトリガーを引いた。 後で聞いた話によると、その様子はまるで静かな水面に大きな石を投げ込んだような感じだったってことだ。 石はレガシアム。そして広がっていくキラキラとして波紋は荷電した重力子の凶暴な波! 「メガ・グラビテイショナル・ウェーブとでも呼んでもらおうか!」 カイアの得意気な声が耳を打つ。その厨二めいた呼び名をつけられた本来不可視であるはずの波動は所狭しと飛び交っていたキューブたちを波に飲み込んでいく! 「凄いもんだな……」 正に一掃という言葉そのものだ。 「子機は完全に殲滅完了だ。ユウが一気に飛び込んだから全部射程範囲に収められたし」 じゃあ後は! その時、ズンという衝撃が僕を襲った。 「な、ん、だ、こ、れ……?!」 まるで押さえつけられるような感触。見えない手で下へ下へと押さえつけられてる! 「E&Eの、重力攻撃だ。一気に、強力な、重力場変動を、かけて、きた、み、た、い……」 そんな! それじゃ下の艦隊は?! 確認するよりも早く、考えるより早く僕はカイアに向かって叫んでいた。 「カイア! レガシアムのパワー全開でヤツからの重力場攻撃を遮断しろ!!」 「重力場変動が……消失した?!」 さっきまでの身体の重たさが嘘のように消えている。大和たちは立ち上がり自分たちの異常を確認しあった。 艦隊に重力場攻撃が仕掛けられてすぐにユニット01が現れ、そして急激な加重に意識を失いかけて──唐突にそれが消えたのだ。 「全艦ダメージチェック、報告を急げ。戦闘可能な艦はどれだけ残っているか?」 アンダーセンはさすがにいち早く我を取り戻したようだった。すぐさま指示を飛ばし始める。 「状況確認……ヴァンデクリフトⅢは大破、空母バラク・オバマ損害軽微。特殊砲撃艦エドワード・H・オヘア、ユージン・A・バレンシア健在です──」 「強襲揚陸艦ヴァリィ・フォージ大破轟沈。ミサイル巡洋艦ロジャー・ヤング中破、ただし戦闘継続は可能と報告アリ──」 「提督!」 指揮下艦艇の損害確認を妨げてオペレーターの声が上がった。 「今確認できました。重力場変動の影響が途絶えたのはSARF-01の行動によるものであります!」 蘇ったモニターにレガシアムの姿が写し出される。 その姿は巨大なE&Eに向かって両の手を突き出し、立ち向かうかのように空にその身を晒していた。 「目標の重力場攻撃に対してSARF-01が同量同質のカウンターアタックをかけている模様です。彼がこちらへの攻撃を総て受け止めているんです!」 どよめきがブリッジに満ちる。 「一人で戦っているのか」 アンダーセンが掠れた声でつぶやく。 「たった一人で我々を守っていると、いうのか……」 激震の中で操縦桿を握ることさえできないでいた。握る? そもそも、その腕がまだ身体にちゃんとくっついているのかさえ怪しいもんだ。 あんな急上昇や超々スピードで飛んでも殆ど慣性を感じないレガシアムのコックピットだったのに、今、僕は目を開けることさえ困難な程の衝撃に翻弄されている。 身体が引き裂かれそうな、バラバラに引き千切られそうな、信じられないくらい重たいものに押し潰されつつあるような。 痛い、苦しい、辛い、怖い、怖い、怖い──! 恐怖、死んでしまうという恐怖が少しばかりの義務感や正義感なんて一気に吹き飛ばしてしまった。 じっとしてる方が怖い? 震えてる方が怖い? 見ない振りなんてできない? それで死にそうな目にあってれば世話ないじゃないか! ──やっぱりムリだったんだ。 ロボットと猫と、不意に感じた不思議な感覚。 それで自分は特別なんだと思ったのか? スペシャルなロボットとスペシャルな相棒は手に入れたのかもしれない。だけど、それで自分もスペシャルな存在になれたなんて思うのは間違いだったんだ! そうだ、とっくの昔に、諦めていたじゃないか。 僕は、何にも、なれない。 強い人間になんてなれるわけないんだって。 強くなんてなれない。 「優作、強くなれよ」 僕には無理だ。 「優作、強い子になるのよ」 僕になれるわけがなかったんだ!。 父さんのような、母さんのような、強い人間になんてなれるわけがない! どうして、どうして強くならなきゃいけないんだ!! ──なぁ優作。夏休みには海行くからな、う・み! 今年こそひと夏のバケーションって洒落込もうぜ! ──ねぇねぇユウちん。これ見てよ! この96式の滑らかで艶やかなボデーがたまらないって思わない~? ──不破くん、私も家でネコ飼ってるの。よかったら、その、今度うちのネコ、見に来ない? それは山彦のニヤケ顔だったり、高雄のぽややん顔だったり、伊吹志摩子の落ち着いた笑顔だった。 「優作、強い男に、なれよ」 また声が聞こえた。 どうして強くならなきゃいけないのさ。 誰かに必要とされるために? 誰かに無碍にされないため? 誰かに頼ることなく、生きていくため? ──お兄ちゃん! 千歳? そうだ、千歳。僕の妹。父さん母さんの代わりに、僕が──! 何かがわかった気がした。 そうだ、強くなる理由、それは── 「大事なものを、守るために」 「守るんだ、守るんだ……」 再び操縦桿を握る手に力が戻る。そうだ、まだ何も終っちゃいない。 「まだ、諦めるには早すぎる。僕はまだ、何もやりきっちゃいない!」 力を込めて、心に念じる。もっと力を、もっと強く、もっともっともっと!! 再びレガシアムに力が蘇った気がした。 心なしか圧力が弱まった気もする。 そして、 レガシアムの右側面1000mを灼熱のプラズマが飛ぶ。 特殊砲撃艦エドワード・H・オヘア、ユージン・A・バレンシアの両艦に搭載されている陽電子重砲が火を噴いたのだ。 「構うことはねェ、砲身が焼き付くまでぶっ放せ!」 「SARF-01を援護せよ。後の事は考えなくていい、砲撃を休むな!」 そう檄を飛ばすのはエドワード・H・オヘア艦長のジェラド・イングラム大佐。ユージン・A・バレンシア艦長のユージーン・マクドナルド大佐だった。 ともにアンダーセン提督の秘蔵っ子で、動のジェラドと静のユージーンと知られた将校だ。 その二人がレガシアムを援護すべく、指示を待つことなくその艦載重砲の威力を発揮していた。 E&Eは重力攻撃の最中であり、その巨体を守るバリアフィールドが発生していなかったことは彼らにとって僥倖だったと言っていい。 特殊砲撃艦艦載型陽電子重砲──それは核を除けば地上で運用される最大級の威力を持つ兵器だ。 そしてこれまた僥倖であることに、彼らの得物がまず撃ち抜いたのは、E&Eの重力制御器官だったのである。 「いけるぞ!」 眼下の艦艇から放たれた灼熱の光の砲弾はクラゲE&Eの致命的な何かを撃ち抜いたようだ。 「カイア!」 ユウが叫ぶ。 「おうさ!」 僕が答える。 高重力の中で一度は折れかけたユウは再び真っ直ぐに目を見開いて天に向かってそびえ立った。 ユウには彼の前進を妨げるトラウマがあるようだ。それは事ある毎に現れてユウの気持ちを折ろうとする。 だけど、ユウはきっと負けない。きっと乗り越えていく。 『それは僕たちには生まれない──心』 雄叫びを上げて、ユウは巨大なE&Eに立ち向かっていく。 『ユウ、君のその心が僕たちに力をくれる。君が僕たちを連れていってくれる。扉を開けて、ここではない何処かへ』 フィールドを円錐状に展開して、フルブースト。こんな戦い方なんて僕には思い浮かばない。 『そうさ』 ショックアブソーバーの効力を最大設定へ。円錐状に展開したグラヴィティ・フォース・フィールドにさらに高エネルギーフィールドを被さるように展開する! 「貫けえぇぇぇ!!」 その一撃はE&Eの中枢を文字通り串刺しに貫いた。 ──信じてる。君となら、僕たちはどこまでだって強くなれるって。 ■次回予告■ 再びE&Eを殲滅し、優作はレガシアムと共に空へと消えた だが、その行く手はSARFのサテライトネットワークによって完全に追跡されていたのだった レガシアムのパイロットとしてSARF情報部のエージェントに追われる優作 市街地であるにも関わらず、センチネルさえ繰り出して優作を取り押さえようとする大人たちに、 カイアはレガシアムを呼び出すのだった 次回 アーティファクト・レガシアム SARFとの接触 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) + ... 名前