約 772,622 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2148.html
第五話:成上姫 杉原のよくわからない計画を聞いて呆れる俺が外へ出るとそこには蒼貴と紫貴に話をしている少年とようやく来たらしい石火のオーナーがいた。 彼は杖を持って座っており、石火が何をしているのかを話していた。 「戻ってきたようだね」 俺の存在に気づいた石火のオーナーは俺の方を向いて、杖で立ち上がりながら話しかけてくる。 その言葉に少年もエルザが心配で仕方のない様子で俺の方に駆け寄ってきた。 「安心しな。性格はアレだが、腕は確かだ。しばらくすれば目を覚ます。ボディの仕様が変わってるから、その事はこの嬢ちゃんに言っておけよ?」 「色々とありがと……」 「気にしなさんな。そんな事より、もうあんなのに手ぇ出すんじゃねぇぞ。勝利とこいつの命……どっちが大事かこれでわかったろ?」 「はい……!」 「それでいい。そういや、あのチョーカーは誰からもらったんだ? まさかお前が作ったって訳じゃねぇだろ?」 「実は……」 エルザの無事を確認し、落ち着きを取り戻した少年は俺に問われてようやく自分が何故、そうしてしまったのかを答えてくれた。 少年は例によって神姫センターで敗退を喫し、どうやれば勝てるのかとエルザと共にティールームで考えていたらしい。そんな中、何やら怪しげな青年が近寄ってきて、『簡単に強くなれる方法』として例のリミッター解放装置の装着を持ちかけてきて、どういう物なのかを口で説明した後、五千円で売りつけていったのだという。 その説明とは 『これを付ける事で神姫の本来の力を百パーセント発揮できるFRONTLINE社の次世代型のパーツで今はまだ出回っていない限定パーツなのだが、自分には必要がなく、買い手を捜しているがどうか?』 というものならしい。誰だかは知らないが、汚いやり口をしてくれたものである。恐らくは神姫の死を何とも思っちゃいないだろう。 確かに神姫は身体が作り物で、脳味噌はAIでしかないだろう。しかしそれはその定義を越えて魂というモノになっており、それは創造主である人間であったとしても否定してはならないはず。 騙される方が悪いというのがあいつ等の言い分だろうが、そういう考えの方がもっと悪いのは火を見るよりも明らかな事だ。 もしかすると、今この瞬間にもこの少年みたいに騙されて、泣いている神姫とオーナーがいるのかもしれない。 「そうか……。よく話してくれた。お前の勇気のおかげでその悪さをしている奴をとっ捕まえる手がかりが拾えたぜ。ありがとな」 「はい……」 「それと他に何かあったら俺のオーナーアドレスに頼む。この研究所に情報を漏らしたって事で何かあるかもしれないからな。……今日はもう、帰んな。エルザを大事にしてやって、これからの事を考えてやれ。相談があれば少しは乗ってやるから、な」 「……うん! これからちゃんとエルザと強くなっておじさんみたいに強くなるよ!!」 「……まぁ、今日は帰んな。今はゆっくり考えろ。こいつの今後をな」 おじさん扱いされた俺は何とかそれをこらえて少年に帰る事を勧めた。 「ありがと! 何かあったら連絡するよ!!」 そうすると少年は笑顔を浮かべ、少年はエルザと共に去っていった。これであの少年もこれで何とか平気な様になるだろう。 一応の一件落着はした。が……。 「おじさん……か……」 まだ二十代にして『おじさん』扱いされるとはさすがにショックなものがあった。 正直、ミコちゃん以上に悲しいものを感じてならない。 「オ、オーナーはまだ若いですよ! 渋くて、男前ですし!!」 「そうよ! あんなちっこいのにオーナーの魅力なんて分かるワケがないわ!!」 蒼貴と紫貴は何とか俺の気を取り直そうと必死になって、フォローをしてくれた。 ありがたい限りなのだが、それはフォローになっていないって……。 そんなブルーな状況の中、杖を突きながら、石火のオーナーが近づいてきた。 「大丈夫かい……?」 「ああ……。何とかな……」 「そう。それはよかった。まぁ、なんだろう。子供っていうのは素直だし、仕方ないんじゃないかな……?」 「まぁな……。それにしてもよくここまで来れたな。目が見えなくて大変だったろう」 そう。俺が石火のオーナーからエルザを預かった時からそれはわかっていた。「早く行けない」とは「目が見えないから、早く行けない」という意味だったのだ。 だから杖が必要であり、迂闊に走る事もできない。案内人もいなかったら歩く事すらままならないだろう。 しかし案内人はいない。どうやってここまで辿り着いたのだろうか。 「僕には石火がいるから心配ないよ。彼女が僕の目の代わりをしてくれているからね」 「盲導犬ならぬ盲導神姫という事ですか」 「そうだよ」 蒼貴の答えを石火のオーナーが肯定すると、「なるほど」と俺は思った。 確かに神姫は犬よりも鮮明に『見る』事ができる。色を見分け、遠くまでを見抜き、見たものが何であるのかを正確に把握して伝えられる。 犬みたいに補助をする事が身体の大きさの関係上、限られているにしてもその大きさ故に胸ポケットにでも忍ばせて周りを見てもらえば、言葉のやり取りも容易であるため、とても分かりやすい導きをしてもらう事が出来るだろう。 それに人と同じ様に会話することも出来て、退屈もしない。 下手すれば欠点を補って余りあるかもしれない事を考えれば、非常に興味の持てるものなのは間違いない。 チョーカーの様な悪い使い道とは反対に、こうして神姫が人間を手助けできる良い使い道や可能性を垣間見れそうだ 「あれれ? 何? 珍しい?」 「ああ。神姫もこういう使い方があったんだなと感心していたとこだ。正直、戦わせるか愛でるかの二択しかないんじゃないか思っていたからよ」 「まぁ、確かに神姫のやる事って大抵はそういう感じだよね」 石火は「やっぱりか」という様な顔をする。確かに神姫というものは戦いをし、主を癒すためにあるというのが一般的な定義だ。 しかし、その癒し方というのはこういう事もまた一つの手段だというのは忘れられがちなのかもしれない。 「そりゃ、仕方ないさ。ならない事にはそういう事を知る機会もねぇしな。だが、なかなか面白ぇとも思う。考えた事もなかったよ」 実際に盲目を始め、身体が不自由にならなければこういう事に出会う事はない。 それでもそういう事を垣間見られるというのはある種の幸運の様に俺は思う。 神姫が本当の意味で人間を助ける手段として、こういう可能性があってもいいと考えられるのはなかなか楽しいものだ。 「それだったら、隣の駅の方にちょっと私が訓練した施設にでも行ってみる? 色々と見れると思うよ」 「そうか。なら、ちょっと見に行ってみていいか?」 「いいよ。君にも興味があるから話をしながら行こう。ちょっとゆっくりになっちゃうけどね。……あ、名乗り忘れていたけど、僕は輝(あきら)って言うんだ。よろしく」 興味を持った俺の申し出に輝が了承してくれた。 「構わねぇよ。杉原の用事もしばらく後になりそうだしな。……俺は尊だ。こちらこそよろしく頼む」 輝が申し訳なさそうに言ってきた言葉を何の事もない様に俺は返す。少年から情報も聞き出したし、杉原の準備もしばらくかかるだろうからゆっくりといけそうだからたいした問題じゃあない。 言葉を交わした俺達は自分たちの神姫を連れ、OMESTRADA社の外を歩き始めた。 その時から、輝を見ていたが、彼は石火の言葉に従って、ゆっくりながらも確実に歩みを進めていた。 犬みたいに引っ張る事はなく、引き寄せられる様に歩く事は出来ないが、遠くを見通し、全体を見て判断する石火の導きの言葉に迷いなく進んでいる。 これは、彼女に絶大の信頼を持っているからこそそうできる事だ。輝と石火は普通の奴の何倍も固い鋼の絆で結ばれているのは想像に難く無かった。 俺と蒼貴と紫貴はそんな鋼の絆を結べているだろうか。すれ違い、喧嘩し、それでも笑って、日常を過ごしてそんな当たり前のような事を繰り返しているだけだが、果たしてそれであいつらは俺を信頼してくれているだろうか。 時々……気になるな。 「そういえば、君は双姫主なんだってね。すごいじゃないか。僕には出来ない芸当だ」 「……何でそんな事まで知ってんだ?」 「あれ? 知らないのかい? 君、週刊バトルロンド・ダイジェストでOMESTRADA社の賞金騒動で優勝してそのまま、専属テスターになったとかって事で今活躍中のオーナーとして紹介されている様だけど……」 「はぁっ!? マジかっ!!?」 絆の事を考えていると輝に突然、双姫主の事を言われて思わず聞き返した。いつの間にか俺が紹介されているとは一体どういうことだろうか。 いつの間に俺たちはそんな紹介されるほどの事は……しているのか。これじゃあ、いい晒し者じゃないか……。 「うん。そこのフブキ……蒼貴も『盗賊姫』ってあだ名を付けられて紹介されていたかな」 「わ、私もですか……?」 自分がまさか通り名付きの有名神姫になっているとは思わなかったと言わんばかりな驚きの表情で蒼貴は自分を指し、輝に聞き返す。 「武器を盗んでそのまま自分の武器として扱えるなんて、どんな武器も扱える並外れた器用さが無きゃやれるものじゃないよ。僕が今まで見てきた中でこんな戦い方をする神姫は一人もいなかったね」 「輝~。あたし達だって超スゴいっしょ? なんたってあたしは『ダブルトリガー』ってあだ名があるし、神姫の最初の世界大会で優勝までしちゃってブイブイ言わせていたんだからさっ」 「こらこら。そういうのは軽く言いふらすものじゃないでしょう。それに……昔の話だよ。それはね」 「いいじゃない。減るもんじゃないし。私はまだ戦えるから輝はそれを感じていてよ。目が見えなくたって参加できるし、いつか輝をチャンピオンに返り咲かせてあげちゃうぞっ?」 「あはは。ありがとう」 こいつら、なんて事を軽く言っているんだろうか。 神姫の世界大会といえばとてつもない金が動く神姫の大会の中でも一番でかい祭りだ。それを一回でも優勝しようものなら、とんでもない賞金と世界大会優勝者という大きな名誉を得る事が出来る。 って事は目の前にいる輝という奴は相当凄い奴だって事になる。そんな奴と共同戦線を張れるとは……世の中はわからないもんだ。 その時、偶然、立ち読みできる本屋を見かけた。そこには新型の神姫であるランサメイト、エスパディアの二機が裏表紙を飾っている週刊バトルロンド・ダイジェストが置いてあった。 そういえばCMでランサメイトとエスパディアの発売が発表されていた。恐らくはそれらに関してのレビューも書いてありそうだが、気になっている事はそれじゃない。 「……すまん。ちょっと、週刊バトルロンド・ダイジェストを読んでいいか?」 「ん? 本屋でもあったのかい?」 「そうみたいだよ。外で売りに出されていて立ち読みも出来そうな週刊バトルロンド・ダイジェストが置いてあるみたい。ひょっとして自分の活躍が気になっちゃった~?」 「……そんなとこだ」 「なら、見てみるのもいいかもね。行ってきていいよ。近くまで行くから」 俺は早速、輝と石火の許可をもらって週刊バトルロンド・ダイジェストを開いた。 そうすると最新の神姫素体やパーツのレビューや組み合わせの情報が最初に出てきたが、この辺は今は用がないため、そのページをパラパラとめくっていく。 そして辿り着いた。『注目!! 今を駆ける神姫とオーナー達!!』という記事に。 そこには様々な武装と戦術を使いこなす柔軟なオールラウンダーな戦い方を繰り広げるストラーフタイプの神姫 アイゼンや相手の武装と戦術を模倣し、『ミラー・オブ・オーデアル(鏡の試練)』の異名で恐れられるアーンヴァルタイプの神姫 マスターミラーといったハイレベルな神姫達を絶賛する記事が紙面を彩っていた。 そんな中、記事に目を通していると……あった。 戻る 進む
https://w.atwiki.jp/share-world/pages/106.html
結局言ってしまえば、本とは読むものでしかない。 地球が何度回ろうとも生まれ変わろうとも、技術が栄枯盛衰と一進一退の繰り返しでも、紙媒体から電子書籍に移り行く現在進行形でも変わらない事実、本とは読むものでしかない。どんな形になろうとも、目からでしか文字を感じ取れないものだ。 だからかそれとも職業柄と言うべきか、僕は人が読書している事事態に文句は言えない。それ自体はもうどうする事も出来ないのだ。けど、だからこそ、それ以外の事には割と敏感なのかもしれない。 「あの」 「阿野じゃねえよ」 「あー、いえ。そのだれ」 「園田でもねえ。黙ってろって。客のプライバシーも守れねえんだなこの店」 人工的な甘い香りがする書店内にて、人の唾混じりに見えない言葉が飛ぶ。おかしいな掃除はさっき念入りにやったはず、残り香はそれでもひどい。その圏内で行われたこれはまるで口論だが、そんなものではない。命題すらないのだから。 カウンター越しに相手を見やる。カエル顔の男であった。ともあれ声変わり前の風早君のような、水をぶっかけられてなった姿ではないだろう。時々ぎょろりとこちらを向く視線はなかなかに威圧的で、僕としてはあまり視線を合わせずにいる。おかげで言いたいことも言えない状況、互いに交流していくには網膜から言葉を取り込む事も重要かもしれないな。これが痛い目を見る、か。 覗き続けていると、醸し出している雰囲気にデジャビュを感じた。確か山田悠介の『ライヴ』って作品で出ていたような人物、狂った方で無く金好きの方。そんな人物は今、この店では珍しい店員以外の人間、という事である。 いつものようにバイト中。目の前の男性はお客さんという事になる。犬さん達のような常連さんではなく初見さんだ。 しかしタイミングが悪かった。ちょっと外に出ていた隙にお客さんは来ていたらしく、自動ドアを開けた先に見知らぬ人物がいたことに少なからず驚きながらも「いらっしゃいませ」と発した。そのまま相手の足元に目を向けようとしたけれど、その大きく威圧的な二つの目玉に気をとられてしまった。それに、所有物がまずかった。 戻ってきた僕の右手にははきとちりとり、左手には水瓶座、これでは安西ワールドか、スポーツドリンクのペットボトルが握られていた。捨てに行くついでに補給水分を買っておきたかったのだ。相手は明らかに気に入らない様子だけれど。 けっ、といっそ嫌悪と言葉にするかのように吐き捨てて、すごく腹立たしげに、何か頭に「き」のつく言葉を吐いた。ここはあえてぼかそう。らりん革命やミニト、どけが続くかと期待はしないでほしい。出来るだけ不快感はここまでで留めておきたい。 おかげでついでに捨てておくものも思い出したのに捨てにいけないではないか。もう一本前もって買っておくべきだったかな、今もカウンターの上に置くだけで飲むなんて出来やしない。この手では本も読めないし。 しかし相手はお客さん。詳細は知らないけれど目的があって店に来たんだろう。そのあとのお客さんは、大判サイズのマンガ本を三冊抜き取ると、それらを読み始めた。本の上で。もう一時間は過ぎた。 どこの本屋もそうだが、本棚の下は出っ張りとなっていて平積みコーナーとしている。空き場所の見えないよう整理することは日常だ。 彼はその上にズボンの尻とそこで包まれた部位を乗せた。当然のように。ここが自分の私物であるかのように。 本とは読むものでしかない。だからこそそれ以外の制限は際限なく緩い。人は座りながらでも、寝転びながらでも、あるいは脳への刺激として逆さ読み、後ろ読みなどでも行う。読む場所だって、人前では読めないという人、風呂の中で読むという人、本がもたらした規則ゆえにそれ以外の事は多様なバリュエーションが許されており、自由なのだ。 それでもわざわざ自動ドアに一番近い場所で、本来の紙の形が歪むほど体重をかけるものかと言われれば、もう僕の知る範囲の話でない。 「あの、立ち読みや逆立ち読みはありなんで、座り読みは一応商品なのでやめてもらえませんか」 それでもバイトの立場としては声をかけるべきかと、伝わらない。どうでもいいハイハイ全部きれいごと、とかわされるかと思ったけど、返答を聞く事が出来た。 「デカルト曰く我思う故に我あり、どういう意味か知らねぇだろ」逸らしてきたな。 「いえ。たし」「教えてやるよ、感謝しろよ金持ちの俺にお前が視聴料を払う必要はねえんだからな。つまり俺という存在が存在するためには常に思考が欠かせない。だからこうして他者の多様な思想を何時どんな時にでも取り入れる必要があるんだ、お前だってだから読書をする訳だろう? 俺に文句は無いよな」 彼は両足を宙に上げて馬鹿笑いをする。幾人の、文字に起こした思いが、訳も知れない男の尻に、潰されている。歪められている。 「……」 違うだろ。 奴ならそう言うだろうか。いや奴がそう言っている頃にはもうこの人物は地に伏しているかもしれない。巨人の肘に潰されるカエル、か。慌てる相手とは裏腹に巨体は自分が何をしたかにも気付かないだろうな。 しかし何故だろう。この男は、ただの書店員に対して、どうしてこうまで必死なのだろう。 これではまるで競っているようだ。相手を見下していると同時に、相手へ手を抜こうともしない。見えないところでは何もしようとしないのに、認識した対象を相手にする時は、過剰なまでに自分を誇示してくる。そのように見せつける事で、自分で自分自身が強者という勘違いを本気で信仰している。そうまでして守りたいのだろうか、自分のプライド、とかを。 努力は認める。功績は不可ものだ。 そして彼は、僕がポカンと考え事をしている時の呆け顔に合わせてちょうど顔を上げてきた。そうして彼は幾分鼻の穴を開放し、熱気を放出し、満足げな表情で僕を見た。僕がはっと表情を戻すのと同時に、再びマンガに目を戻す。 あの顔は確か、歯の浮くような歌詞(個人的意見)を作るプロデューサー兼司会者がよく使う表現がぴったり合うはずだ。そうだどや顔だ。 言いたいことを言い切り、相手の好意や苦渋に満ちた顔を眺め、耳には幻聴にも負けない拍手が響いているのだろう、そんな顔。 ある性質を感じる。異常な変態性か脆弱な幼心にしかとらえられない。つまりそれは嗜虐性というのだけれど。 彼は今それに充実している。 そんな顔を浮かべられて、「てめぇ!」と突っかかればいいのだろうか。もしもこれが『押売押花』の話なら。僕には別に苛立ちとかは湧いてこない。 しかしどうだろう、嗜虐性ということに関してなら、今は持っている。イタズラ心だ、くだらない事に。 どうしようかと悩んでやはり「おっとっと」にした。カニ型がおいしい魚鮮スナックを思い浮かべる時間も無かった。 ぴとぺとぽっと。 振るわれたペットボトル。中身のスポドリおよそ千分の三が床に飛び散った。廊下にはカフスボタン位のサイズの水たまりが出来上がる。これにもどうやら気付いたらしい。本の上から尻をどかし足を廊下につけた。まずはよし。 「おおっ、なにしてんだ! どんな店だおめぇ」 「すいません、栄養と睡眠と水分が不足していたもので」 「俺が濡れたらどうしていたんだ、なあ、責任とんだよな、いくらか請求できるよな」 「ということは濡れてはいないんですね。しかしこのままでは滑って転んでしまいますね、ちょっと手伝ってもらえませんか」 「客にやらせるってのか?」 「バイトとしてこの場をもう離れる訳にはいかないですしぃ、それに僕の汚い手でやってしまえばいつまでも綺麗には程遠いのですぅよ」 「俺の手は汚れてもいいってか」 「本当に綺麗な手ならこれぐらいお汚物に汚染なんてありえない、そのはずでしょう?」 「何で挑発してんだよ」 「誘発ですよ。嫌ならいいですよ、それぐらいのこと別に僕がやってのあなたと同じ結果しか導けないでしょうし」 「おい……誰が使えねぇお前と同じだって」 「なら、あげますよ、それ。先程のお詫びも兼ねまして、それでもやってくれないならお金を払ってもらいますが」 やすしくん、とでも呼ばれそうな表情だった。こぼれる程両目を開いていたが、やがて落ち着いた顔つきに戻ると呟いた。 「……そうして俺を追い出す気だろうがそうはいかねぇ」違うよ、自意識過剰だな。ただの嗜虐性だって。 「それではこちら使ってください」 「ん……うおわっ、きったねぇ! 何させる気だ!」 差し出したバケツを指差しながら、地団駄を踏み、僕には唾を飛ばしてくる。直視はどちらも避けたいのだろう。 うっすらと見ると中には、不定形のぬるりとした腐臭や排泄物に似た汚物まみれの雑巾しかなく、正に不衛生とでも呼ぶべき代物だ。バケツの外側にまで点々と深緑が盛り上がりを見せている。 「細菌でも繁殖させてんのかよ」 ちょうどバケツに視線を戻した時、触れてもいないのに中身が動いた。落ち切れない粘着質な汚れが先程の揺れでずれただけだろうが、慣れていないと吐瀉物に生命が宿った、とでも見間違うかもしれない。 「すいません、捨てに行こうと思っていたんですが忘れてしまって」 「まともなのこれだけじゃねぇかよ」 と言いつつ彼は、そんな雑巾の中では比較的綺麗で白い部分も多い物を手に取る。しかし持ち方は明らかにばっちい物を持つように、出来るだけ触らないように指先でつまむように、だ。それはでも、まだ湿っている。 「ちゃんと絞ってくださいよ」 一瞬脳内変換じゃ『搾って』と出てきたけどこっちにはフルーティな雰囲気が伴うはず、そう思ってもうワンクリックして『絞って』の方を検索した。別のバケツも用意しておく。 「うるせえよ。やってもらっている立場で俺になんで命令してんだ」 言いながら雑巾を彼は、絞る。 それは非常に慣れた力の入れように見えた。生まれる螺旋、透けた水流が落ちる、布が擦れる音が固い物質が軋む音に感じた。 雑巾をただ絞るだけ、彼は絞る、絞めるように、殺意を向けた相手の首にとどめを刺すように彼は、雑巾を絞っていた。 まるで無防備だ、力を入れることに集中していて、他の事に何も気付いていない。 「ったくなんでおれがこんなことギャアァああああああああああ!」 両耳をつんざいた低い男声。 悲鳴だった。 悲痛だった。 大袈裟だ。自身が、絞め殺された訳でもないのに。 震える腕からこぼれ落ちるのは彼の絞った、先程僕も使った、一枚の雑巾。 本というのが結局読む物でしかないように、雑巾というものは絞るものではない。拭く物だ。 人工的な甘い香り、褐色の瓶を思い浮かべる栄養ドリンクの匂い。寝不足でうっかり落としてしまった。まだお客が一人もいなかった時でよかった。すぐに掃いて大きな欠片はちりとりに入れた、しかし経験あるだろう、はきとちりとりでは細かな埃まで入れることが出来ない、そして液体もこのままでは動きがない、ならどうする、拭い去ろう、そのための雑巾だ。 それでも絡みつく、小さいゆえに多い、刺のように、針のように、隠し刀のように、それでも、刃物だ。 彼の両手に、食い込む瓶の破片と湿疹のようにしかし小さなドームを作る赤い液体が見える、七割位その率を占めている。 傷つけたことになるか、しかしまあ彼でないのだから、充足感でどや顔にはなっていないだろう。 その後の彼は慌てていた。予想だにしない激痛に理解が追いつかないのか、血液に対する耐性がないのか、こぼれんばかりの目玉に血管を浮かび上がらせていた。悲鳴が終わると急いで彼は『それ』を掴む。自分の両手に向けて使う。不必要に思えるほど、これでもかと。 その動きも止まる。僕が指差した先を見て、彼は絶句する。 彼の手元には、先程彼が汚らわしいと吐き捨てた、雑巾ならぬ雑菌しか存在しないのだから。 あとがき その後の彼らがどうなったかはご想像にお任せします。にしても悪巧みって難しいですね。しっぺ返しがあるやもしれないと脅えながらこれから過ごしていきます。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11669.html
ペルソナッ!! 「……」 ?「なぁ、こいつどうする?」 ?「まだ使えそうだし、捨てるの勿体なくね?」 ?「だな」 ?「じゃあもうちっと使うか」 ?「サンセー」 ?「ひひひ」 …… 唯「ふぁー……」 憂「ふふ、お姉ちゃんすごい欠伸」 唯「えへへ」 憂「授業中寝ちゃだめだよ?」 唯「分かってるよー」 律「よー、平沢姉妹」 澪「二人とも、お早う」 憂「お早うございます」 唯「りっちゃん、澪ちゃんおはよー」 梓「お早うございます。こうして皆さんが揃うのは久しぶりですね」 唯「あっずにゃ~ん!」 スリスリ 梓「ん!あ、朝からそーゆーことするのダメです!!」 梓「それにしても唯先輩、さっき大きな欠伸してましたけど」 唯「見てたの?恥ずかしーなー」 スリスリ 梓「す、スリスリしちゃダメって言ってるじゃないですか!」 律「すりすり~」 梓「律先輩もダメです!!」 憂「ふふふ」 澪「こら、いい加減にしないか律」 ポカ 律「いてぇ!暴力はよくないぞ、澪~」 澪「おまえが悪い」 律「ついカッっとなってやった、後悔はしていない」 梓「……はぁ。ところで、唯先輩はなんでそんなに眠そうなんですか?」 唯「えへへ、実は昨日ギー太が寝かせてくれなくてさぁ」 梓「……寝かせて」 律「お、梓がいやらしいこと考えてるぞー」 梓「かか、考えてませんよ!?」 律「焦るところがまた怪しいな」 唯「あずにゃんえっち……」 憂「梓ちゃんたら」 梓「う、憂まで!?」 律「スケベ梓ー!」 唯「えっちなあずにゃんここまでおいでー!」 梓「むきー!!」 憂「ふふ、行っちゃいましたね」 澪「あの二人にも困ったものだ」 憂「でもとっても楽しそうでした」 澪「今年で受験生なんだから、その自覚をそろそろ持って欲しいんだけどな」 憂「大丈夫ですよ!お姉ちゃんやるときはやっちゃう子です!!」 澪「……」 憂「皆さんが大学生になっても……、こんな日が続くといいですね」 澪「憂ちゃん?」 憂「私たちもお姉ちゃんたちを追いかけましょう!」 澪「あ、ああ」 がっこう 唯「ふぁ……」 紬「ふふ、唯ちゃんの欠伸とってもキュート」 唯「あ、ムギちゃんおはよう!」 澪「お早う、ムギ。唯は授業中寝ないよう気をつけろよ」 唯「えへへ、憂にも同じこと言われたよ」 律「そうだぞー、私を見習って真面目に授業受けないとな!」 唯「……」 律「何か言えよ!!てかツッコめよ!!」 澪「今日は心なしかクラスが騒がしいな。何かあったのか?」 紬「……」 澪「ムギ、知らないか?」 紬「うーん、分からないわ」 律「気のせいじゃねーか?」 澪「そうかな……」 さわ子「はーい、みんな席ついてー」 唯「あ、さわちゃんきたよ!」 律「澪、席に戻ろうぜ」 澪「そうだな」 紬「じゃあ、また後でね」 唯「うん!」 … さわ子「……はい、点呼おしまいっと。それから、皆さんに大事なお話があります」 律「ついに彼氏ができたんですかー?」 さわ子「り……田井中さん、後で体育倉庫に来るように」 律「職員室じゃないのかよ!?」 さわ子「コホン……、それで大事な話なんだけど、今朝のニュースで知っている人も大勢いると思います」 唯「……zzz」 律(あー、今日はニュース見てなかったな) 澪(もしかして朝騒がしかったのはそのせいなのか) 紬(……) さわ子「この近くで殺人事件がありました」 ほうかご ぶしつ 律「事件のせいでしばらく部活動は禁止だってよ」 唯「これじゃ練習できないね」 律「でもケーキは食べような」 唯「……えへ」 梓「えへ、じゃありません。こうして残るのだってほんとはいけないんですよ」 唯「つ、つっこまれちゃったよ、りっちゃん」 律「梓は先輩だろうと容赦しないからな」 梓「今日だって午前中で授業は終わりなんです。もしさわ子先生に見つかりでもしたら……」 さわ子「……あなたたち」 澪「ひっ!?」 さわ子「もぉ、あれほど今日は早く帰りなさいって言ったのに」 律「ケーキ食べながら言っても説得力ないぜ」 さわ子「……」 キッ 律「なんでもございません」 唯「でもでも、帰るまでお腹空いちゃうし」 律「ムギが持ってきてくれたケーキを無駄にするのもなんだし?」 さわ子「そうね……。私の分も持ってきてくれわけだし」 紬「ふふ♪」 澪「じゃあ今日はケーキを食べて早めに解散しよう」 梓「そうですね。練習ができないのは残念ですが、仕方ありません」 さわ子「ほんと、今日だけだからね?」 唯「はーい」 さわ子「それにしても、ひどい事件よね」 律「今朝ニュース見てないから、どんな事件か知らないんだよなー」 唯「私も私も」 澪「唯はいつもニュース見ないだろ」 梓「そうですね」 唯「ひどい!」 紬「たしか電信柱に被害者が突き刺さってたんでしたよね」 さわ子「ええ、それも三人まとめてね」 律「……すげぇな」 梓「異常としか言えません」 さわ子「大の男が三人まとめてやられて、三人まとめて電信柱に突き刺されるなんて、狂ってるわ」 紬「一部ではなんとか三兄弟って騒がれてるけど」 唯「なんとか?」 紬「えっと、たしか昔流行った曲だったと思うんだけど」 律「あー、あったな、そんなの」 梓「うーん、私は記憶にないです」 唯「私も分からないよー。何三兄弟なの?」 紬「ごめんなさい、私もド忘れしちゃって……」 さわ子「とにかく!今日はケーキ食べたら早く帰りなさい」 律「分かってるって。部長の私が、責任を持って帰宅させるぜ!」 さわ子「それが一番心配なの」 律「とらすとみー」 紬「……そういえば澪ちゃんは?」 唯「部屋の隅でガタガタ震えてるよ」 紬「最近夜は物騒だってうちの使用人が言ってたけど、まさかこんな事件が起こるなんてね」 律(……使用人がいるんだ) 唯「たしかに夜はなんだかいや~な感じだね」 律「最近になって変な霧が出始めたからな、そのせいで余計にだ」 梓「あ、私も思いました。夜の0時頃から時折霧が出るんですよね」 紬「使用人たちの話によるとね、霧の中を歩いてると、お化けが出るんですって」 さわ子「……その話は初めて聞くわね」 唯「も、もしかしたら、事件の犯人はそのお化けなんじゃ」 律「んなわけないだろー、お化けなんていないって!……う、噂話だよな?」 紬「私も聞いた話だから、なんとも言えないわ」 梓「夜遅くに出歩かないほうがいいってことですね」 律「そうだな」 唯「憂にも言っておかないと」 紬「それじゃあ、そろそろ帰りましょう」 さわ子「みんな、気をつけて帰るのよ。なんだったら私が車で」 律「大丈夫だって。まだ昼だぜ?さすがにこんな時間からは出ないだろ」 唯「もしものときはりっちゃんが身体をはってくれるんだよね」 律「そういう役は唯だろ」 唯「えぇ!?」 わたしんち 唯「たっだいまー」 憂「あ、お姉ちゃんお帰り。遅いから心配したよ」 唯「えへへ、ごめんね憂」 憂「お昼できてるよ。一緒に食べよう?」 唯「うん!今日は何かなー」 憂「今日のお昼はうどんでーす」 唯「わー♪」 唯「ご馳走様でしたー。すっごくおいしかったよ」 憂「ふふ、ありがとう」 唯「満腹満腹~」 ゴロン 憂「食べてすぐ寝ると牛さんになっちゃうよ?」 唯「ならないよー」 憂「お姉ちゃん、午後は何か予定あるの?」 唯「んー、とくにないかなぁ」 憂「事件のことは知ってるよね?」 唯「うん、今朝さわちゃんから聞いたよ。怖いよね」 憂「だからね、外出はなるべく控えたほうがいいと思うんだ」 唯「そだね、とくに夜は……あっ!」 憂「どうしたの?」 唯「ムギちゃんから聞いたんだけど、霧が出てる晩に出歩くと、お化けに会うんだって」 憂「お化け?」 唯「うん」 憂「それって、黒い液体みたいなやつかな?」 唯「うーん、そこまでは分からないよ」 憂「……そう」 唯「だからね、憂も出歩いちゃだめなんだよ!」 憂「うん、気をつけるね。心配してくれてありがとう、お姉ちゃん」 唯「かわいい妹のためだからね!」 よるおそく 唯「……ない」 唯「消しゴムが……、ない!」 唯(どうしよう、これじゃ宿題ができないよ) 唯(憂に借りれば……。でも、それだと明日学校で困るし……) 唯(コンビニまでは歩いて10分ぐらいだけど……うーん) 唯「今は、23時半……。霧が出てなかったら買いに行こうかな」 唯「どれどれ……」 唯(うん、大丈夫みたい。ぱっと行ってぱっと帰ってくれば平気だよね……) 唯「いってきまーす」 こんびに 唯「……ぷっ」 唯「ふふ!」 『ポーン!りそね銀行が午前0時をお伝えします』 唯「……っ!」 唯(今週号のジャソプを立ち読みしてたら、いつの間にか0時になっちゃった) 唯「し、しかも霧がが出てる」 唯(どうしよう……) ブブブブブブ 唯「……!?」 唯(け、携帯電話かぁ。びっくりしたよ) 唯(憂から……。勝手に出歩いたこと怒られるよね) 唯「も、もしもし?」 憂『おねーちゃーん』 唯「ごご、ごめんなさい!ついカッとなって!!」 憂『夜に出歩いちゃだめって言ったじゃない』 唯「ごめんね、あの、消しゴムが無くて、えへへ」 憂『それなら私が貸してあげたのに。じゃあ今はコンビニにいるの?』 唯「うん。早く帰ってこようと思ったんだけど、ジャソプが面白くて長居しちゃった」 憂『もう……。じゃあ私が迎えに行くから、お姉ちゃんはコンビニで待っててね』 唯「だ、大丈夫だよ!走って帰れば5分ぐらいだし、それに憂だって危ないよ」 憂『私は平気。今から迎えに行くから、コンビニで待ってなくちゃダメだよ?』 唯「でも……」 憂『本当に危ないの!だから待っててね!!』 憂「お姉ちゃん?」 唯「あ、憂」 憂「良かった、ちゃんとコンビニで待ってたんだね」 唯「これ以上憂に心配かけたくなかったからね。それと、今日はごめんなさい」 憂「ううん、もういいよ。さ、急いで帰ろう」 唯「そうだね、帰って早く寝よう!」 憂「……宿題あるんじゃないの?」 唯「やりたくないよー」 憂「それは自分で頑張らないとだめだよ」 唯「……はい」 かえりみち 唯「それでね!その話がすごく面白くて!!」 憂「そんなに面白いの?」 唯「うん、そんなにだよ!とくに『1、2の3で消えますから』って歌が傑作なんだよ!」 憂「そうなんだ。でもお姉ちゃん、立ち読みばっかりしてちゃだめだよ?ちゃんと買わないと」 唯「う、うん、そうだね。今度は買って、憂と一緒に見る」 憂「私と?」 唯「二人で仲良く読むんだよ」 憂「ふふ、楽しそう」 唯「でしょー?」 憂「……」 唯「憂?」 唯「どうしたの憂?」 憂「お姉ちゃん、私の後ろに隠れて」 グイッ 唯「う、憂!?」 憂「……来るよ」 唯「来るって、何が……」 ガガ……ギギ゙…… 唯「な……何、あの黒い塊……」 憂「お化けの正体だよ」 唯「あれが……」 憂(まったく気配を感じなかった……。気配を消せるタイプもいるってことなの?) 唯「に、逃げないと。逃げようよ、憂!」 憂「たぶん、追いつかれちゃうよ」 唯「そんな……」 憂「大丈夫だよ。お姉ちゃんは、私が守る……!」 憂「来て、ヒミコッ!!」 2
https://w.atwiki.jp/ifheta2ch/pages/1198.html
71/703-800 704 1/2 2011/09/03(土) 18 35 03.70 ID ??? 元ネタから結構改変しています ルーマニアの口調捏造 あと、例に漏れすハンガリーとルーマニアが険悪です 336 :本当にあった怖い鉄血宰相:2011/09/03(普) 06 14 18.53 ID PReUkesE0 これは俺の知り合いから聞いた話だ。 無人島にとある夫婦が流れ着いて数年が経過したそうだ(仮に貴族風の旦那をA、夫人をHとする) 2人だけの生活に寂しさを感じたある日、浜辺に若い男が打ち上げられた(仮にRとする) 若者は吸血鬼のような風貌で、しかもなんと妻とは互いに生理的嫌悪感を感じてる旧知の仲だった。 よりによってこんな所で出会ってしまうなんて・・・と夫人と若者は絶望した。 が、狭い島で旦那の目を盗んで喧嘩をするのは不可能。 「それでは、今日から3人で交代で見張りを始めますので、船が近づいたら知らせてください」 と、何も知らない旦那は若者に見張りを命じた。 若者は少し考えてから見張り用の木に登り、夫婦に向かって叫んだ。 「な、何をしているんだ!そんな所で夫婦喧嘩をしないでくれ!妻に暴力を振るうなんてそれでも貴族か!」 「何てことを言うんですか!私たちはただ食事の準備をしていただけですよ」 しばらくして、次は夫人が見張り用の木に登り、場に残った若者と旦那に向かって叫んだ。 「二人とも喧嘩なんてやめてください!こんな乱暴なことをするAさんなんて見たくないです!」 「で、ですから私がそのようなお下品なことをするわけないでしょう!」 延々と二人でそれを交互に繰り返した後、とうとう旦那自身が自ら見張りをする番に。 旦那はハシゴに登って、ふと下を見た。 「なるほど・・・確かにここからだと、二人が乱闘をしているように見えますね」 709 ほんわか名無しさん [] 2011/09/03(土) 22 14 03.63 ID B+5Arozu 「S…聞いてくれ…実は俺…変態なんだ…」 「そんなことしっとるよ~(´ワ`)」 「だから…今夜お前の子分を…」 「殺されたいんか~?」 「ほんと…悪かった。ユルシテクダサイ…」 先日飲み屋に一人酒に行ったら隣の席から聞こえてきた会話。 いろいろつっこみたいがあの二人は俺を差し置いて一週間に一度の割合で飲み会を開いているらしい。 まぁ一人のほうが楽しいし?ビールもうまいし?話してると酒がまずくなるし? 隣からの笑い声うるさいぜ!ケセセセセ!! 715 マロン名無しさん 2011/09/04(日) 17 35 45.08 ID ??? スレタイネタ 他作品ネタあり 【答えは全部】ウクライナさんが相談に乗るスレ【おっぱいです】 チャージマン研風にイギリスの料理を語るスレ ↑と↓のスレタイを合体させるスレ 俺よりスヌーピーの方が仕事してる件 【ゾンビマウス】Aさんに真・女神転生PCE版を貸してくれと言われました…【デモンダック】 パタリア「イーースターーーー!」 プーとポーがいることだしパーとピーとペーも決めようずwww 【風評被害】日本の漫画のせいでイメージが悪くなった言葉【エスポワール】 トマトちぎーしては投げちぎーしては投げしてきたwww 720 1/3 2011/09/05(月) 20 04 09.98 ID ??? 地獄のミサワ~in国家板 1:以下、名無しにかわりまして全裸がお送りします:2011/09/4(仏) 21 40 05.08 たまたま欲しいと思ったものがブランド品だっただけかな。 2:以下、名無しにかわりましてヘタレがお送りします:2011/09/4(伊) 21 45 35.48 ヴェー、まーた語っちゃったじゃん。 ったく、本当、俺から悲惨な過去聞き出すのが上手いよなあ。 3:以下、名無しにかわりまして厨二がお送りします:2011/09/4(普) 21 46 10.57 ID 痛っ!くねえ フライパンで殴られる痛みなんてその気になれば完全に消せるぜ。 けど今日は自宅警備しなきゃだから帰るわハハハハ… 4:以下、名無しにかわりましてメタボがお送りします:2011/09/4(米) 21 46 15.56 名は体を表すっていうだろ? ところで俺の名前は中国語で美国だ。 4:以下、名無しにかわりまして骨太がお送りします:2011/09/4(露) 21 56 15.56 何で教えてあげなかったかって? 聞かれなかったからね^し^ 5:以下、名無しにかわりましてツインテがお送りします:2011/09/24(中) 22 04 57.17 若いあるなー。 6:以下、名無しにかわりましてボインがお送りします:2011/09/4(烏) 22 03 05.08 私はおっぱいがでっかいでーす。(ドイーン) 7:以下、名無しにかわりましてオタクがお送りします:2011/09/4(日) 22 07 35.48 朝ご飯は塩鮭と沢庵。 昼ご飯はタラコお握りと茄子味噌漬け。 夕ご飯はしめさばと奈良漬け。 それが私の流儀です。 8:以下、名無しにかわりましてムキムキがお送りします:2011/09/4(独) 22 08 10.57 この会議室、何かおかしい…。 何故まともな発言が一つも出ないんだ? 9:以下、名無しにかわりまして親分がお送りします:2011/09/4(西) 22 08 15.56 あー、飽きたわー。 このスレで一番先に俺が飽きたわー。 10:以下、名無しにかわりまして腐女子がお送りします:2011/09/4(洪) 21 10 15.56 辛いわー、昨日原稿で実質二時間しか寝てないから辛いわー。 11:以下、名無しにかわりまして子分がお送りします:2011/09/4(南伊) 22 13 05.08 とっくに飽きてたー . 9より30年先に飽きてたんだよコノヤロー 12:以下、名無しにかわりまして貴族がお送りします:2011/09/4(墺) 22 15 35.48 ようやく気づく者が現れましたね。 あの時ドイツ帝国に私だけ仲間外れにされていたことに。 13:以下、名無しにかわりまして厨二がお送りします:2011/09/4(普) 22 18 10.57 . 12 あっれえ、そこで混ざっちゃおうとしちゃいますかぁ。 14:以下、名無しにかわりましてがお送りします:2011/09/4(洪) 22 28 15.56 軍事板を制圧した。 15:以下、名無しにかわりまして眉毛がお送りします:2011/09/4(英) 22 30 15.56 今のお前ら六十点 725 マロン名無しさん 2011/09/05(月) 21 41 30.84 ID ??? パブったイギリスによるフランスタイム。 23 名無し@お髭さん 2011/09/05(仏) 23 15 57 さっきバーからの帰り酔っぱらったイギリスがコンビニによると言ってきかないので少しだけ寄ることにした。 するとイギリスは立ち読みを始めたのだが店員に 「立ち読みしないで下さい。」 と注意され無言で本を置きトイレに向かった。 トイレから帰ってきたイギリスがまた立ち読みを始めたので店員が 「だから立ち読みは……」 と言ってる途中でイギリスは激怒し怒りをあらわにした表情で 「もう起ってねぇぞ!!」 とズボンをずらして叫びやがった。 俺は他人の振りをして店から出た。アメリカ後は頼む、回収しておいてくれ。 726 マロン名無しさん 2011/09/06(火) 00 00 53.47 ID ??? 紳士エ・・・。 126 :親分名無しさん:2011/09/05(月) 12 41 12.84 ID ??? シエスタしとった子分の寝言。 「ちくしょーちくしょー完全体に、完全体にさえなればー!」 どうやら子分はあと何回か変身を残しとるようです。 ゆっくりでええでー。 731 マロン名無しさん 2011/09/06(火) 22 19 01.01 ID ??? コピペ改変。スラブ姉妹と迷った。 イギリスの誕生日っていつなんだ? 543 名無しさん@元ヤン 2011/XX/XX(英) 21 19 54 ID Ero/SHInSHI 元弟「イギリス、その財布ださいよ。ボロボロじゃん。捨てたらどうだい」 俺「ええっ?でもこれお前が、初めての給料で買ってくれた大事な財布だか」 元弟「何年前だい?!もう角がすり切れてるじないか!」 俺「だけどカード沢山入るし、気に入ってるか」 元弟「いいから捨てなよ!それ安物なんだから」 俺「だけど」 元弟「ほらこれ!代わりにそれ使えば?!」 俺「○○(お高いブランド)!?えっ?こんなのどうし」 元弟「恥ずかしいから、そのボロ財布捨ててくれよ!あと冷蔵庫のケーキ今日中に食べてくれるかい」 忘れていたけど今日俺の誕生日だった。 ケーキは手作りだった。 勿論、前の財布は大事に隠している。 今から30cmのレインボーホールケーキを一気食いしてくる。 735 マロン名無しさん 2011/09/07(水) 00 13 33.64 ID ??? ちょっと不謹慎かも あとドイツが割とひどい 11 :名無しさん@涙目です。(カリーニングラード):2011/09/06(普) 16 19 08.74 ID DBBgA80g0 ハンガリーって何か自殺多発の要素あるのか…? 31 :名無しさん@涙目です。(ベルリン):2011/09/06(独) 16 20 46.52 ID CoWJvubt0 . 11 経済終ってる 36 :名無しさん@涙目です。(カリーニングラード):2011/09/06(普) 16 21 34.68 ID DBBgA80g0 . 31 そうなのか…ハングリーなんだなハンガリーだけに 319 :名無しさん@涙目です。(ブダペスト):2011/09/06(洪) 16 58 26.38 ID 1zZsyHiS0 ∧∧∩ _ ∩ ( )/ ⊂/ ノ ) ⊂ ノ / /ノV . . 36 ( ノ し'⌒∪ (ノ 465 :名無しさん@涙目です。(ウィーン):2011/09/06(墺) 18 25 05.83 ID CUE4xOQf0 . 319 つまんないジョーク言われただけでそんなにアングリーにならないでください 737 マロン名無しさん 2011/09/07(水) 17 18 27.98 ID ??? 754 ブルストくわえた一人さん 2011/09/02(普) 21 39 17.66 ID pro1io00 随分安いヘッドホンじゃねーか!と思って買ったら 耳当てだった ρ γ ⌒ ヽ (;;) `フ´);) ( r==+=) | l j 740 マロン名無しさん 2011/09/08(木) 01 59 35.68 ID ??? ほぼ無改変&未登場国家有り。 199 :塩じゃけくわえた名無しさん:2011/08/08(日) 15 55 39.30 ID s1O/SukI 英「同じ海洋国家で、 王室を中心とする伝統文化と自然を愛する国民性があるよな」 独「勤勉で科学技術力があり、きれい好きかつ几帳面である」 墺「生活文化が洗練されていて、こだわり派で、 楽しみの追求に余念がありません。パティスリーのレベルが高いですね」 中「2000年にわたる文化交流の成果は数えきれないある」 印「神様がいっぱいいて、みんなカレー大好きですし、 金閣寺みたいなきらきらの建物があって好みが一緒」 『だから日本は、うちの国に一番似てるんだ!』 って各国の方が白熱してるんですけどどうしましょう 741 マロン名無しさん 2011/09/08(木) 02 30 26.50 ID ??? . 740 . 349 742 マロン名無しさん 2011/09/08(木) 08 28 52.47 ID ??? 日本部分以外無改変 691 塩鮭かわいいよ名無し 2011/09/07(日) 21 51 30.83 ID si0jAKe 薔薇は美しく散るといえばオスカルの死に際の一言を思い出して笑ってしまいます 「このフランスに何かあるならば、私は祖国と心中する」とかフランスさん思いだしながら読んだら 真面目なシーンなのに笑いが止まりませんw 692 薔薇かわいいよ名無し 2011/09/07(仏) 22 02 26.84 ID roSe023 エロパワァ注入~ 693 薔薇かわいいよ名無し 2011/09/07(仏) 22 02 55.65 ID roSe023 すみません。誤爆しました。 694 白旗かわいいよ名無し 2011/09/07(北伊) 22 09 57.17 ID pasTAaa ワロタwwどこの誤爆だよwww 誤爆に見えないよ兄ちゃん 743 1/2 2011/09/08(木) 12 37 49.36 ID ??? コピペ改変+色々な設定や方言は適当なので注意。 857 パフィン@名無しさん 2011/09/07(水) 15 10 20.37 ID pafffiiinn 僕「N(兄の名)。僕に言うこと無い?」 兄「え?…無ぇべ? 何で?」 僕「冷凍庫に入れといた僕の雪見だいふくが無いの」 兄「雪見だいふく…。俺は知らなね。って言うか、なして俺に聞く?」 僕「だって、N前科あるし…」 兄「あんみつに関しては悪かったとお兄ちゃんは思っている。 しかし雪見だいふくに関してはイカンノイだ」 僕「ホントに? ってかどこで覚えたのその言葉?」 兄「ホントだ。お兄ちゃん、I(僕の名前)にめっちゃ疑われてる。悲しいべ」 俺「前科があるからね。僕のリコリスも食い荒らしたし」 兄「それは、な。ほらそこにサーモンがあるから食べるべ的な」 俺「サーモンなの?。食べないでよ。訳わかんない」 僕「そっかぁ。じゃあ誰だろう。N知らない?」 俺「知らね~」 僕「そっかぁ。おかしいなぁ。Dー、D-!!」 壁||言回`) ←S 僕「あ、S。おかえり」 兄「………いたのか」 壁||言回`) S「…俺…食っちまった…」 兄僕(゚д゚) 壁||言回`) S「……すまね」つ【雪見だいふく】 兄と僕、無言。 SがFとDを呼んで人数分買ってきた雪見だいふく食べながらいろいろ話した。 Sが意外に甘党で、シュークリームとかショートケーキとか甘々なお菓子が大好きだったとか。 カボチャを甘く煮た煮物が大好きで、カボチャを自分で買ってきてはFにカボチャを出しては 「作ってくんろ」ってだけ頼んでFが「おっひゃあ!」だった事とか。 5人で暮らしてきたけど全く知らなかったっていうか甘党を隠し通してきたSに驚き、 Sの知られざる一面に何ともいえない夜を迎えたよ。 後、5人同居設定を最初に書くのも忘れた。 752 マロン名無しさん 2011/09/08(木) 23 14 04.91 ID ??? 521 一人@楽しすぎる 2011/09/08(普) 12 17 21 ID KeSEseSE/SE バイト初日、OL風のきれいな女が俺に何か話しかけてくる。 「あの、……開いて……」 店内がやかましい割に女の声はか細くてはっきりとは聞き取れなかったが、 「お店は何時まで開いてますか?」 とかいうことを聞いてんだろうと思った俺は、 「365日24時間いつでも開いてますよ」と教えてやった。 そしたら女は、目を丸くして驚いていた。 そこまで驚かなくてもいいのではと思ったが、 その場はそれで収まった。 そしてバイト終了後、制服を脱ごうとして気付いた。 社会の窓が開いていた。 あまりの恥ずかしさに俺は次の日からバイトに行くことをやめた。 757 マロン名無しさん 2011/09/09(金) 04 51 12.70 ID ??? ほんのり夏祭り? 913:本当にあった怖いちぎぎ:2011/06/18(南) 03 20 48.45 ID toma/CIg 日本に教えてもらって、ヒガンの入りの日に、消滅したじいちゃんに供え物をした。 トマトとチーズをカタコンベ前に置いて祈ってると、耳の真後ろから 「・・・蜂蜜入りワイン」 って声が聞こえてきた。 悪いな、じいちゃん。 ワインは帰る途中、我慢できなくて弟と飲んじまった。 ゴメンゴメンって手を合わせたあとに大笑いしたら 次の日、めちゃくちゃ腹を下した。 次の彼岸はじいちゃんの知らない酒供えてやるから覚悟しろよ? コノヤロー 914 :本当にあった怖い善処:2011/06/18(日) 04 03 00.23 ID Zen/sho 素直にワイン供えてあげてくださいwww 762 マロン名無しさん 2011/09/09(金) 14 49 44.15 ID ??? 人によっては気分を害す一般人ネタすいません 420 :おさかなくわえた名無しさん[]:2009/11/09(一般) 15 34 07 ID ygZ/OtRr 昨日ファミレス行った 国は分からんが、若い白人男3人、アジア系男4人の7人がワイワイ何語か知らんが話してた。 白人は一人は釘付けになるほどのイケメン、あとのふたりも素敵だった。 しかし…アジア系4人はチンチクリンにのっぺりした顔、貧相でものすごい差だったよ。 話しにならないほど見劣りしてた。 ちなみにその4人は、白人三人を隠せば誰もが振り返るようなルックスだったwwworz 421 :パンダ背負った名無しさん[]:2009/11/09(中) 16 25 33 ID YA6/cyA なっなにあるかそれ! 昨日・ファミレス・白人=欧米人…我それ見事に合致しちゃったある… いや~照れるあるね~ 誰もが振り返るようなルックスっていわれちゃったある~!やったある!! 日本と韓国と香港も喜ぶよろし 422 :おさかなくわえた名無しさん[]:2009/11/09(日) 16 26 15 ID r4o9cHa まぁその……あなたがそれでいいのなら よかったですね中国さん 774 マロン名無しさん 2011/09/09(金) 18 00 34.92 ID ??? 890 名前:本当にあった怖いオタク 投稿日:2011/09/08(日) 18 22 02.51 ID 2Hon40Jp この間家に帰ったら自分の部屋で猫の集会が開かれてました いつでも自分とこの猫が出入りできるように玄関を少し開けてるんですが 家に帰って自室の前に行くとなんかドタドタってあわただしい音がして 部屋からご近所の猫7匹もすっ飛んで出て行きました 部屋に入ると何事も無かったように部屋の真ん中にちょこんと座ってる家の猫と犬 逃げる方向を間違ったのかもふもふのデ・・・ふくよか猫がカーテンにぶら下がってました まぁその後デ・・・ふくよか猫は扉の隙間から多少つっかえながら飛び出ていきましたけどw 正直なところもう少し居てくれても良かったんですが・・・煮干しとまたたび用意して次の開催を待ってます。 775 マロン名無しさん 2011/09/09(金) 18 11 55.15 ID ??? 1 名前:名無しさん@12周年 投稿日:2011/09/09(仏) 10 10 39.14 現在、ユーザー数が伸びているSNS。日本に関するフランスの情報サイト「Denshift」では、 日本でのSNS事情を紹介している。 ttp //news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011 d=0907 f=national_0907_053.shtml 4 名前:名無しさん@12周年 投稿日:2011/09/09(日) 10 11 22.81 「2ちゃんねらー」をフランス語で 7 名前:名無しさん@12周年 投稿日:2011/09/09(英) 10 14 04.47 . 4 ヌルポンッヌ 8 名前:名無しさん@12周年 投稿日:2011/09/09(西) 10 14 49.44 . 7 ガッジョレーヌ! 13 名前:名無しさん@12周年 投稿日:2011/09/09(普) 10 16 52.61 . 4 . 7 . 8 おまえらww 776 マロン名無しさん 2011/09/09(金) 18 34 19.55 ID ??? 621 名前:名無しさん@涙目です。(ブカレスト)[] 投稿日:2011/09/09(尼) 06 26 36.39 昔あるところに二重帝国として栄えた夫婦 妻が夫に、長い間連れ添った礼として自らの秘密を明かす 妻が秘密を隠し持っていたことに疑念を抱く夫 その秘密とは絶対に中を見てはならないと言っていた鞄の中身の公開 ビデオの中にはいくつかのゲイビデオと大量のお金が 貧しい妻が隠し持っていた大金に驚く夫 中身はなんと2億フォリント(100万ドル) そのゲイビデオは、妻が夫を裏切って浮気するたびに記念として1つずつ購入したもの テープは6本、6回も浮気をしたのかと憤慨する夫 夫の発言を否定し、続けて言う妻 妻はゲイビデオが鞄に一杯になると古本屋でテープを買い取って貰っていた 大量のお金はゲイビデオを売って得たお金だった 622 名前:名無しさん@涙目です。(ブダペシュト)[] 投稿日:2011/06/13(洪) 06 27 49.50 . 621 待ってろ 623 名前:名無しさん@涙目です。(ブカレスト)[] 投稿日:2011/09/09(尼) 06 28 59.72 . 622 串を用意して待つ 624 名前:名無しさん@涙目です。(ウィーン)[] 投稿日:2011/06/13(墺) 06 30 38.61 . 621 貴方は彼女の事をまったく理解できていません 彼女が折角手に入れた愛用のゲイビデオを手放すわけがないでしょうに 625 名前:名無しさん@涙目です。(ブダペシュト)[] 投稿日:2011/06/13(洪) 06 32 01.79 . 624 浮気の方を否定してくださいよ! 780 マロン名無しさん 2011/09/09(金) 20 17 01.60 ID ??? . 776 浮気しないってのは言うまでもないことだったんだよw 40 以下、名無しにかわりまして普憫がお送りします 2011/8/03(土) 03 42 38ID 面接官:何か資格はお持ちですか 俺:死角?特にねえな、俺は無敵です 784 マロン名無しさん 1/3 2011/09/09(金) 22 31 42.89 ID ??? . 780 おい普憫あっちで弟さん泣いてるぞ 以下ほんのりハンガリータイム&兄ちゃんタイム(葉っぱ隊的な意味で) あと日がご乱心です 1 名無しんぼ@ハンバーガーいっぱい。 2011-09-09 この前日本と遊びに日本ちへ行ったんだ! ドアが開いてたから中に入って、ある部屋を通りがかったんだ。そこはいつもお化けが出るって、あまり日本が近づかないはずの部屋だったんだけれど 何故かその日はその部屋の襖越しに彼の姿が見えたから、声を掛けようとした。 お化けか!?と思ったんだけど、どう見てもいつもの日本のシルエットだったしね。 でも、何だかシルエットの動き方が変なんだよ。もぞもぞしてるって言うか… 気になってそっと襖の隙間から覗いてみると、なんとジャージの上を脱いでるじゃないか! この部屋は今は物置で、服なんて置いてないのは知ってるから、ここで着替えようとしてるはずもない。 そもそも日本は、この部屋をかなり怖がってたはずなんだ。 かなり怖かったけど、好奇心が勝って覗き続けた。 日本は暫く目を閉じて、何かに悩んでいるようだった。 そうしたら、何が起きたと思うかい!? いきなり決意したような目をぱちりと開けて、下のジャージまで脱ぎ捨てて 全裸で「びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!」って何度も叫び出したんだ!!!! ワケガワカラナイヨなんだぞ… こんな時どんな顔をすればいいのかわからないんだ この恐怖がわかるかい!? 生まれて初めてゴーストより酔っ払ったイギリスより全裸のフランスよりもトゥースキュアリーなものを見たよ。 日本の書斎の床に散らばってた書きかけの漫画を見て時間を潰してるんだけど、あの時の日本がどうしても浮かんできてしまうんだ。 俺はどうすべきか、安価で教えてくれ!. 100 12 名無しんぼ@マカロンいっぱい。 2011-09-09 一緒に脱いでこい 18 名無しんぼ@トマトいっぱい。 2011-09-09 一緒に脱げばええで 21 名無しんぼ@消し炭いっぱい。 2011-09-09 一緒に脱いでこいよ 別にそこまで怖いことでもねえだろ…ちょうど電話が掛かってきたとこだったんじゃねえのか? 27 名無しんぼ@ボルシチいっぱい。 2011-09-09 一緒に脱げば良いと思うよ^し^ 49 名無しんぼ@満漢全席いっぱい。 2011-09-09 一緒に脱げばいいある 53 名無しんぼ@トマトいっぱい。 2011-09-09 一緒に脱げばええ 64 名無しんぼ@ピッツァいっぱい。 2011-09-09 一緒に脱げば良いんじゃない? 68 名無しんぼ@パスタいっぱい。 2011-09-09 一緒に脱いでろよ 80 名無しんぼ@ジャガイモいっぱい。 2011-09-09 一緒に脱げよ 81 名無しんぼ@ヴルストいっぱい。 2011-09-09 一緒に脱げ 96 名無しんぼ@トルテいっぱい。 2011-09-09 一緒にお脱ぎなさい 97 名無しんぼ@腐女子いっぱい。 2011-09-09 一緒に脱げばいいと思うわ あわよくば 98 名無しんぼ@トマトいっぱい。 2011-09-09 一緒に脱げ 99 名無しんぼ@いっぱい。 2011-09-09 君たちに聞いた俺が馬鹿だったんだぞ! あとくたばれイギリス もう二度と君に電話を掛けないことにするよ^^ 安価は次か…もう何も怖くないんだぞXD!↓ 100 名無しんぼ@高血圧いっぱい。 2011-09-09 修羅場明けだったんです修羅場明けだったんですよ とりあえず腹切ってきます 安価は頂きますね . 1 笑えばいいと思いますよ ※因みに親分のレスは仕様です 797 マロン名無しさん 2011/09/10(土) 00 18 56.22 ID ??? 1 名前:小鳥名無しさん 投稿日:2011/08/07(木) 22 31 15 ID ??? 関係は断ちたくないけど深くかかわりたくない そんなやつとのウマい付き合い方教えてくれ 2 名前:小鳥名無しさん 投稿日:2011/08/07(木) 22 31 15 ID ??? なるほど、シカトする がいい方法なんだな。わかった 71スレ目次 前 次
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/558.html
天災は忘れた頃にやってくる……と言う事で何の意味も前フリも無く再開。 いつのものだろうと、早朝の空気は凛として澄み切っているものだ、という期待を裏切らない気候だった。 夏休みが終わったばかりのまだまだ残暑厳しい季節だったが、川原沿いの三人を 照らす太陽も、肌寒さを感じるようなこの時間帯にあってはじんわりと温かい、やさしい光に思えた。 上条は、インデックスと、途中でであった御坂妹と共に歩いていた。 「いい天気ですね、とミサカは空を見上げて感想を述べます」 「ああ。本当、気持ちのいい天気だよな。早起きは三文の得って奴かな」 「正しくは『早起きは三文の徳』ですよ、とミサカは訂正してみます」 「お、そうなのか? ……っつーか発音同じなのになんで分かるんだ?」 「それは企業秘密です、とミサカはミステリアスな少女を演出します」 「別に演じなくても……それに企業秘密でミステリアスって……」 「演出です、とミサカは強調します。ついでに、女心が分かっていませんよ、とたしなめてみます」 「今のは女心関係あったのか……分からん……」 「諦めたらそこで試合終了ですよ、とミサカは覚えたての台詞で激励します」 某有名漫画の台詞が、目の前の不思議っ娘(ミステリアスな少女です、とミサカはあくまで訂正します) から出てくるとは思わなかった。 「お前も漫画とか読むのか?」 「お姉様が薦めてくれるものを、少し。なかなか面白いものですね、とミサカは素直な感想を述べます」 「そうか……アイツも結構マメだな。そういえばインデックスも漫画好きだったよな。なあインデッ」 ックス、とは続けられなかった。どんよりと雷雲色のオーラをまとったインデックスが、 地獄の深淵のような、状況から考えると深すぎる闇をたたえた瞳を上条に向けている。 「あ、あれ……? インデックスさん? どうしたんでせう?」 「どうして……」 声も心なしか低い。 「ど、う、し、て! 私がいるというのに二人っきりで朝も早よから楽しげに談笑しているのかな!」 「いやいやいや二人っきりじゃないし! 今話題ふったよ! お前ほら、漫画とかアニメとかよく見てるじゃねえか! 今一番はまってるのはあれだ、マジカル、」 「あーーー! あーーー!!」 声をかき消さんとして両手を振り回す。 「なんだ!今度はどうした!?」 「どうしてそういうことをペラペラ言っちゃうのかな当麻は!」 「だからそういう流れだろ!」 「言われるのはやなの!」 「なんだよもう……分かったよ。じゃあ自分で言うならいいんだろ」 上条はずい、とインデックスの背を押して御坂妹の前に出してやる。 「あ……」 「……、とミサカは黙して相手の目を見つめます」 それ黙してないから、と心の中だけでつっ込んでおく。 「や……」 「……や?、とミサカは鸚鵡返しをします」 インデックスは、蚊の鳴くような声でぼそぼそと呟いた。ほんのり赤くなったうなじを見つめて 上条がなんとなくどきどきしていると、 「……?すいません、聞こえませんでした。これでも聴力には自信が、」 「やっぱり恥ずかしいーーーー!!」 一年の逃亡生活は伊達じゃない、と言わんばかりの逃げ足で駆けていく。 「脱兎の勢い……と、ミサカは先ほどのあなたを見習ってことわざを使って表現してみます」 「余裕だな……ま、白くて小さいからな」 俺もずいぶんな余裕だな、と上条は一人ごちた。 「ま、そう離れては無いだろ」 「追いかけなくていいんですか? とミサカは問います」 「大丈夫だって。第一、お前いま走ったりするのダメなんだろ? のんびり行こうぜ」 「……はい。と、ミサカは笑みで返します」 しょうがねえな、という呟きは、すぐ傍で聞こえた。歩き始める。 「あいつの感覚ってのもよく分からんなあ……夕飯時はテレビにかじりついてるのに」 どこまで行ったかな、という呟きが、一歩前から聞こえる。 「あいつはさ、割と律儀な方で、週刊誌とか立ち読みせずにきっちり買うんだよな。……俺の金だけど」 みつからねえな、という呟きが、さっきよりも少しはなれたところから聞こえる。 「……すこし、歩調を緩めてくれますか、とミサカは提案します」 振り向く顔は、三歩先にある。 「あっ! 悪い、ペース速すぎたな。大丈夫か?」 「はい、だいじょ……いえ、少し疲れました」 「そっか、ごめんな。ここらで少し休もうか?」 「いえ。彼女も探さなくてはならないし……そこで、とミサカは提案します」 何を、と問う前に答えを示された。御坂妹が、ひじの少し上辺りをつかみ、腕全体に体を預けるようにして 密着したのである。 「はウッ!?」 「このまま、歩いてもいいですか? とミサカは許可を求めます」 さっきよりもかなり近い位置から見つめられて、上条は混乱した。 (落ち着け俺! ときめくな俺! 相手は御坂美琴の妹だぞ! 中学生以下なんだぞ!) (いや、でもこの胸は姉のものに僅差で勝利して……) (相手は保育園に行ってる様な実年齢なんだぞ!) (柔らかい、暖かい……) (だからやばいって!) 「……だめ、ですか?」 「い……いや。行こうぜ」 これが健全な男子高校生たる上条当麻の選択だった。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1167.html
……… 眠れない…。 これで何度目になるだろう、静寂のなか薄暗い部屋で、彼が眠っていた布団に包まれ、目を閉じる……。 しかし、瞼の裏には記憶が映しだされ、彼の顔が画面いっぱいに広がる。 なぜだろう?気が付くと、彼のことばっかり考えている。 これはエラーなのだろうか? なぜこんなにも私の睡眠機能を妨害されるのだろう。 そんなことを考えていると、いつのまにか眠ってしまったようだ。 「ふふふ。長門さん、好きなんでしょ、彼のこと」 好き…?たぶん違うと思う……。 「そう、まあそのうち分かるわよ。自分の気持ちに…」 朝。太陽の光がカーテンの無い窓からさしこんできて目を覚ます。 今日は、不思議探索の日ということで軽く朝食をとり、家を出る。 着替える必要はない、いつもの制服で十分だ。 でも、私服で行ったら彼が喜ぶかな……。 いけない、またエラーだ。 集合時間15分前、いつもの駅前に到着する。 彼はまだのようだ。 「おはよう有希!」 「お、おはようございまぁ~す」 「おはようございます、長門さん」 三人ともあいさつをしてきた…。 私は軽く会釈をする。 しばらく待っていると、彼がやってきた。 「遅い!罰き…」 「はいはい、分かったから」 彼はもうあきらめがついているようだ。 そうして、いつもの喫茶店に入る。 私は、注文した飲み物を飲みながら、彼といっしょになればいいなと毎回考えていた。 そして、涼宮ハルヒのクジを引く、私は無印だ。 彼は…、私と同じ無印だった。うれしい。 他の人は、古泉一樹が印入り、涼宮ハルヒが印入り、そして朝比奈みくるが無印だった。 (あら、残念ね。二人きりじゃなくて…クスクス) 別に残念とは思っていない。 こうして、彼と朝比奈みくると私で不思議を探すことになった……。 とはいっても、探す気なんかないことはみんな同じだろう。 「いい!デートじゃないのよ!鼻の下のばしてんじゃないわよ!!」 そう言って彼女は歩いていった。古泉一樹がやけにニヤニヤしているのはなぜだろう? 「朝比奈さんはどこか行きたいところありますか?」 彼は彼女にきく。 「いえ、特には…」 「そうですか、長門はどうだ?」 彼がたずねてくる。図書館と言いたいが、今は朝比奈みくるもいるのでやめておく。 「……ない」 私は彼の顔を見ずにこたえた。 「…そうか」 彼は少し困った様子で、 「じゃあそこらへんをブラブラしてますか」 「はい」 そんなやりとりが交わされて、私は彼の後ろについて歩いている。 彼は、朝比奈みくると会話を楽しんでいる……羨ましい。 私も情報伝達能力がもっと高ければ―――。そんなことを考えていると、いきなり話がふられた。 「長門も鶴屋さんの小説おもしろかったよな?」 「…………」 私はこたえることもできず、ただうなずくことしかできなかった。 (ふふっ、手でもつないでみれば?) そんなことはしない。 (恥ずかしがることないのよ。早くしないと涼宮ハルヒにとられちゃうわよ) …………。 そんなことをしているうちに、集合する時間がやってきた。 駅前につくと、もう涼宮ハルヒと古泉一樹が待っていた。 「ふん!じゃあクジ引きするわよ」 彼女はイライラしているようだ。 みんながクジを引く、私は印入りだ。 彼は…印入り。今日は運がいいらしい、彼は私を見ると微笑んでくれた…。頬が熱くなるのを感じる。 あとの三人は無印だった。 みんなと別れる。行くところは決まっているも同然で、彼がたずねてきたときは、 「図書館」 と即答した。 私は彼の後ろについて歩いている。 会話はしないけれど、二人で歩いているだけで幸せな感じだった。 (たまには、図書館じゃなくて映画館とかもつれてってもらえば?) …………。 (せっかくの二人きりになれたのよ。それにこれはデートと変わらないわよ) …………。 (涼宮ハルヒのことなんて気にしないで、ホテルでも行っちゃえばいいのに) うるさい。 お互い無言のまま、今では行き慣れた図書館についた。 人影も少なく、冷房のきいた閑静な室内に足を踏み入れる。 私はこの空間がとても好きだった。 私は、本を手にとりその場で立ち読みをする。その間、彼はだいたいは眠っている。 (ねえ、彼の近くで読んでみたら?肩によりそったりして) ………///。 本を読んでいるとすぐに時間がすぎる…。 彼が、私に帰ろうと言ってきた。私は彼の肩から頭をどかし、図書カードで本を借りた。 私は図書館で借りた一冊の本をもって彼と並んで歩く。なんだか楽しい。 いきなり彼がこっちを向く。どうしたのだろう?と思っていたら、無意識に手を握っていたようだ。 (やればできるじゃない、ふふふふっ) 「長門どうしたんだ?」 別に…。 「おい、ハルヒに見つかったらまたうるさく言われるぞ」 …いい。 「…やれやれ」 私は不安になり、彼にたずねる。 「…嫌?」 「そっ、そんなことないぞ、うん。どっちかっていうとうれしい」 「…そう」 私は彼の言葉を聞いて、安堵した。 できることなら彼とずっと一緒に……。 そんなことを思いながら私は、握る力を少しだけ強くしていた…。
https://w.atwiki.jp/drawingbooks/pages/18.html
イラスト コミックハウツー研究室 基礎編 25-371 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2008/07/16(水) 21 49 09 ファンロードでよく描いてたK春香さんが描き方本出してるみたいなんだけど 買った人いない? 25-376 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2008/07/17(木) 10 33 43 371 ざっと立ち読みはした。あれってファンロードの連載まとめたやつじゃないかなあ? 初めの一冊的な見かたをすれば悪くはないかも知れないけど 2冊目3冊目には物足りない感じ。超初心者向け? 25-391 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2008/07/17(木) 21 06 57 371 買ってきたよK春香の本 FRの再録だろうけど人体の仕組みとアナログの原稿製作のコツが P数少ないながらポイント押さえられててわかり易く説明されてて良かったよ。 基礎編って書いてあったからその内応用編も出すだろうか 25-435 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2008/07/18(金) 21 17 38 K春香のハウツー研究室買ってきたYO これは良書かもわからんね すでにハム、ルーミス、hitokaku本で人体のポイントが頭に入ってる人 つけペンやトーンが普通に使える人には必要ないかもしれないけれど 初心者のとっかかりにはすごくいいかも 25-564 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2008/07/24(木) 15 18 49 K春香本良かった。 「キャラの描きわけ」「漫画キャラデッサン」「キャラのパース(人体のパース)」 「年齢の描きわけ」「男女の描きわけ」「筋肉の描きわけ」「デフォルメ」「表情の描きわけ」 「ペン入れ」「アナログカラー原稿のコツ」「アナログ白黒原稿のコツ」 なんかは結構詳しく載ってたと思う。 快描教室を今風にしてわかりやすくした感じ…のようなことを書いてた人がいたけど 本当にそういう感じだった。 良かったのは、全部のページを多分K春香さんが描いてると思われる点。 よくある漫画技法書だと、表紙が上手い人が描いてて中身を下手な人が描いてるとか 上手い人が担当しているページは少ししかないとかがあるけど、それがなかった。 面白かったのが、100円ショップの画材だけでカラーイラストを描くテーマ。 100円ショップの画材でも結構描けるもんだなぁと感心した。 「これ皮肉かなぁw」と思ったのが、 萌え絵っぽい可愛い女の子の顔の描きわけや表情の描きわけのページ。 悪い例と改善例が載ってたんだけど 萌え絵の描きわけなんて、プロの漫画家や、プロのキャラデザイナーでも 描きわけできてない人が多いだろ!?って思った。 25-565 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2008/07/24(木) 15 31 25 絵が古くて見る気にならない 25-566 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2008/07/24(木) 16 42 41 絵、古くなかったけど…。 どういう絵が新しいのだ? 25-567 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2008/07/24(木) 16 46 18 565じゃないけどK春香はさすがに古いと思うよ ただ絵柄の新旧と解説書として使えるかどうかは全く別だけど 25-569 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2008/07/24(木) 17 28 34 ttp //k-haruka.info/be-happy/nicky.cgi?ctg=8?page=2 中はそんな古くないようだけど メインのキャラはマイメロのクロミ擬人化みたいな感じだなw それより参考書マニアとしてはデッサン人形が元になってる説明が多様されてる ことが鼻につきそう 25-828 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2008/08/08(金) 04 46 54 ここでちょっと前に話題になってたK.春香の本買ってみた。 既にデッサン把握している人には物足りないと思うけど、 初心者にはいろいろ丁寧でわかりやすいのが良かったと思う。 けっこう難しい事言ってたりもするんだけど、不思議と頭に入ってきた。 専門学校の先生をやってるみたいだけど、教え方が上手い先生なんだろうなと予想。 で、企画でやっていた100円均一の画材で絵を描くのをマネしてみたんだが、 これは技術や経験が必要だなと確認した。面白かったけどね。サインペン水溶きは癖になりうそうだ。 26-30 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2008/08/21(木) 16 23 23 6 背表紙で敬遠したけど、結局買ってきた。 ざっくり感想。 全体的にTIPSっぽい。コツだけ描いてる感じ。 基本的に1P1テーマなんで物足りないかな。 これ1冊だけ買っとけ。っていう本ではない。 でも、他の本買ったら、それで間に合う内容かもしれない。 初心者~初心者に毛が生えた程度向けか。 なんとなく模写になれて、さてオリジナルって言うときに読むとよさげ。 私にはちょうどいい感じ。 後半は漫画の描き方っぽい。トーンやアナログカラーなど私には不要なので感想無し。
https://w.atwiki.jp/hamilton/pages/532.html
プロフィール 多村 仁志(多村 仁) たむら ひとし 1977年3月28日生まれB型 神奈川県厚木市出身。 1994年ドラフト4位で横浜高校から紀田と共に入団 http //kyusyu.nikkansports.com/baseball/professional/hawks/f-kh-tp0-20061205-126258.html http //www.baystars.co.jp/newscolumn/detail.php?in_id=1121 06年12月5日、ソフトバンク寺原隼人投手との1対1トレードが成立。 09年5月22日、登録名を「多村 仁志」に変更した。 12年11月5日、ソフトバンクとの多村仁志、吉川輝昭、神内靖⇔吉村裕基、江尻慎太郎、山本省吾3対3トレードで横浜復帰。 背番号は復帰した時は52だったが2014年からは昨年まで小池がつけ、そして相川もかつてつけていた8に。 生まれてから幼少時代まで暮らしていた場所は「清川村」であるが、出身地は「厚木市」となることが多い(参考:広報あつぎH18年5月1日号)。 宮ヶ瀬ダムの建設に伴い厚木市に引っ越している。 幼少時代を過ごした生家は今、ダムの底で眠っている。 宮ヶ瀬の公式サイトでは多村を応援している。 ☆☆宮ケ瀬ドットコム☆☆ チーム内では同期の相川などと仲が良かった。 ちなみに多村の娘、彩夏ちゃんは相川ファンである。 実況板では スペランカー スペランカー体質で知られる イ タタ 木寸 下タン情報によると、担当記者にはハマスタに多村の車があるかどうか確認する作業があるそうである。(記事) 多村が死球をくらったりファインプレーをしたりすると、横浜実況板には悲鳴をあげたり彼の体を心配するレスが溢れる。 (例:WBC決勝満塁で死球の場面)→残機 また、このような情報もある。(【スペランカー】彡´ー`)彡 ゚ー゚)×13【多村仁】より) 546 名前: 代打名無し@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2005/06/04(土) 00 28 10 ID IA7Wmn9i0 以下プロ野球aiに載ってた記事の一部を抜粋↓ 「僕自身より、チームが勝てばいい。もちろん、一番の目標は優勝です。 98年に優勝したときは、僕、手術して病院にいましたから」 さらにさかのぼれば高3の夏、横浜高の五番バッターとして県大会優勝を 果たした多村は、胴上げに加わろうとセンターから走っていく途中、 足がつってしまい、歓喜の輪に間に合わなかった。 「みんなが校歌を歌っているのに、僕だけマウンドのところでうずくまって いるんです。しかもそれが、しっかりVTRに残ってる(笑)。今度こそ あの輪に入りたい、優勝したときにフィールドに立っていたいですよ」 以上です。突然長文載せてすまん。どうしても多村ファンのみんなにも 見てもらいたいエピソードだったのでw知ってたら二重にすまん。 というか、多村のスペはやっぱり斜め上に行くぜ・・・orz 試合後にスペかよ。ベイスターズの優勝のときは出遅れるなよ・・・。 ☆☆2006横浜実況スレ 6/8東北楽天戦 エピローグpart1☆☆ 782 名前:ホッシー君@逆境マシンガン :2006/06/09(金) 00 25 26 今日本屋でプロ野球ai立ち読みしてみたら、多村と石川の対談が載ってた 内容はおもしろかったが、昨日の今日だけに笑顔の多村が切なかった… 834 名前:ホッシー君@逆境マシンガン :2006/06/09(金) 00 33 18 789 多村が例の高校優勝決定時にうずくまってた話をして、「その時のVTRとか残ってるんす よ、消したい過去なのに」と言ったら、石川が「すげぇ見てぇ!」と反応、それに多村が 「んなもん見なくていいw」と 他にもおもしろい話載ってたよ ぜひ立ち読みを さらにこのような情報もある。(【スペランカー】彡´ー`)彡 ゚ー゚)×17【多村仁】) 310 :代打名無し@実況は実況板で :2005/07/27(水) 20 06 53 ID DCDQ6JE9O プロ野球選手の甲子園伝説という本に多村が載っていたぞ。 2年生のセンバツ時、ベンチ入りが決まっていたが 成長期が原因の左膝痛で開会式の時は入院していたらしいw 313 :代打名無し@実況は実況板で :2005/07/27(水) 22 37 16 ID Vdd/xmUg0 310 本、買ってきた。 1994年春の特集、以下抜粋 (前略)1年前のセンバツ開会式の日は病院のベッドの上にいた。 ベンチ入りが決まっていたにもかかわらず、 成長痛に見舞われ左ひざを痛めて手術。 「みんながうらやましいし、悔しいし、自分で自分を責めて泣いてましたね」 渡辺元(=元智)監督の計らいで甲子園球場に呼ばれ、 外野の芝の上を歩いただけの甲子園だった。(後略) だそうな。 ┌||ー|| │||ー|| │||___|| │...∇ シアイデタイヨー ウラヤマシイヨー │...( ──y──────── │ ヽ |__Y__|_ │./| \(;;´ー`;;)・゚・ │||, 〜Δ ⌒⌒ヽ〜-、 │||\ , ` ゙ヽ、 │||\.\|| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| │ \|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| 真偽の程は不明だがこんな話もある。 【スペランカー】彡´ー`)彡 ゚ー゚)×14【多村仁】より 137 :代打名無し@実況は実況板で :2005/06/17(金) 01 19 24 ID mX8pn1YUO 中学ん時、体育祭のリレーで転んで靱帯痛めて救急車で搬送されましたね。 当時からスペ度高かったです 139 名前: 代打名無し@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2005/06/17(金) 01 24 56 ID E36ieC370 137 マジ? 141 名前: 代打名無し@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2005/06/17(金) 01 50 02 ID mX8pn1YUO 139 ほんとです 145 名前: 代打名無し@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2005/06/17(金) 11 44 23 ID AdaTXgzd0 141 マジなら凄い話ですな 同級生の方とかですか? 146 名前: 代打名無し@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2005/06/17(金) 12 02 33 ID mX8pn1YUO 145 後輩です。親交はもうありませんけど 151 名前: 代打名無し@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2005/06/17(金) 14 50 16 ID AdaTXgzd0 146 お答えありがとうございます。 凄いですな。 その頃からしょっちゅうスペってましたか? 159 :代打名無し@実況は実況板で :2005/06/17(金) 18 30 19 ID mX8pn1YUO 151 小学校で、ソフトボールやってた時から運動能力はずば抜けてました。 当時から常人とは違ったオーラでてましたね。中三の体育祭ではこんなすごい人でも怪我するんだ ってか救急車かよって思いましたが、今考えるとそれがスペ伝説の幕開けだったのかなと その他、多村のスペランカー経歴は以下サイトを参照 スペランカー過去ログ 多村スペランカー経歴 欧米型でも日本型でもない骨格をしているらしい。 多村 肉体「欧米化」 アメフットの河口から直伝(西日本スポーツ) ひとしくん livebays実況板内では「ひとしくん」と呼ばれることが多い。 これはWBCを目前に取材を受けた相川が多村に対して「(WBCを経験して)仁くんも変わるかもね」と答えたことから。 その後、WBCで多村が変わったかどうかは未だに謎である。 デイリーベイスターズ 2006年1月26日(木)相川が都内で自主トレ(元ネタ) 当面の目標は差し迫ったWBCだ。「1日1日の試合」を常に念頭に置く相川らしい 2004年のシドニー五輪では負けられない緊張感の中で成長を遂げた。 「(多村)仁くんも変わるかもね」。まず仲間に思いを巡らせたところもまた、相川らしい。 ※ちなみに相川が出場した五輪は、シドニーでは無く、アテネである。 DQNモード 毎年契約更改で粘ることでも有名。 2004年は自身最高成績をあげ、「大台にいかない理由がない。出さないと球団が恥ずかしいと思う」という名言を残し、(記事) 越年は当然、どれだけ揉めるだろう、という実況板住人の期待をよそに12月10日にあっさりと9200万円で更改 800万円を別の名目でもらったなどという憶測を呼んだ お金に関する話題になるとこの人のAA 彡´ー`)がよく登場する 冬場のDQNモードになるとAAは彡メ`д´)に変わる また、お金が絡まなくても少々はっちゃけたところがあり、その一端を本人のブログ等で垣間見せることがあるが、ベイファンはおおむね生温かく見守っていた。 ソフトバンクに移籍した今季、訓練されていない鷹ファンがついつい本気で反応してしまう可能性が危惧される。 高校時代はチーマーだったらしいw 高校時代、日々の厳しい練習が嫌になり「普通の高校生になりたいんだ!」と言って部活どころか学校にまで来なくなってしまうが、 お兄さんに「お前から野球を取ったら何が残るんだ!」と言われ、野球部に戻ったり、 練習中に小倉部長にバットで小突かれ、小突き返してしまったり、 「もう練習に来なくていい」と言われ、本当に来なくなってしまったり、 高校時代は色々とやんちゃだったらしい。 同期の相川、金城とあわせてキンタムァと呼ばれる。 相川曰く、「多村はおだてないとダメ」らしい。 ☆☆2007横浜実況スレ6/20ソフトバンク戦エピロークpart3☆☆ 261 名前:235 投稿日:2007/06/22(金) 01 56 19 見つけたー! プロ野球aiの2000年11月号だった! ――お互いの扱い方を教えて。 相川:オレはわかるけどね〜。 多村:え、何を? 相川:怒るとやらない。誉めたら、誉めた分やる。 だから、うま〜く誉めていけば、やってくれるんですよ(笑)エサをあげないとね。 多村:エサとか言うなよ〜!亮二はつかみどころない。 いきなりキレることもあるし、そのキレどころがわからない。 相川:フフフ…自分でもわからないけどね(笑) 314 名前:ホッシー君@6月の開幕戦 投稿日:2007/06/22(金) 02 16 46 すげえ、インタビュー読み返してたら、一軍で野球をやれてることに対しての感想が 相川:こんなところでやってもいいのかな〜って思ったりして(笑) 多村:お客さんの数も違うし、やればやるだけ利益になって返ってくるし。 参考URL ネタ画像 ttp //www.geocities.co.jp/Athlete-Olympia/8632/dqntamura.jpg ttp //www.ccn3.aitai.ne.jp/~misoccus/dqntamura.jpg ttp //www.hitoshi6.com/diary/05-1-29-e.jpg ttp //www.hitoshi6.com/photo/7-1-b.jpg m9彡^Д^)プギャー http //www.kanaloco.jp/sports/bay/yb05040502.html 彡´ー`)b 彡´ー`)b http //6tools.jp/blog/photos/2007430.jpg やる気の無い?フォーム「多村シルエットTシャツ」 http //www.baystars.co.jp/newscolumn/detail.php?in_id=563 二宮清純「プロ野球の時間」 http //www.ninomiyasports.com/xoops/modules/news/article.php?storyid=4030 関連項目 スペランカー ヒトシ3兄弟 残機 THE END 今、高濃 HITOSHI事変 キンタムァ HOP-HOP 国民総残念 完全復活 →鷹板用語集@wiki「タヌラ」 20050609発信 「多村シルエットTシャツ」発売のお知らせ (株)ベイスターズサービスでは、2005年6月10日(金)より、 「多村シルエットTシャツ」を発売いたします。 【商品名】 「多村シルエットTシャツ」 【内 容】 ベイスターズの誇る‘ハマの大砲’多村選手が、バットを構え、 投球を待っている姿のシルエットをデザインしたTシャツです。 イメージポスターに採用されている自筆メッセージ、 「Franchise Player!」がプリントで入ります。 【カラー】 ブラック、ホワイト ※ホワイトは、オンラインショップのみの限定カラーとなります。 【発売日】 2005年6月10日(金) 【価 格】 2,500円(消費税込み) 【販売所】 ・オフィシャルショップ「ザ・ベイスターズ」(セルテ2F) ・横浜スタジアム内グッズ売店(試合開催日のみ) ・ザ・ベイスターズ オンライン ショップ 【お問い合わせ】 (株)ベイスターズサービス TEL 045-641-0808
https://w.atwiki.jp/kagemiya/pages/414.html
【氏名】緋衣千寿(ひごろも・せんじゅ) 【性別】男性 【年齢】20歳 【出身】日本 【身長】171cm 【体重】72kg 【肌色】日焼け気味 【髪色】黒 【瞳色】黒 【属性】混沌・中庸 【好きなもの】野球 【苦手なもの】警察 【令呪】右腕 腕全体を覆うようなトライバル柄 【魔術属性】火 【魔術系統】なし 【魔術回路】質:E 量:C 編成:異質 【起源】『打ち直す』 【サーヴァント・クラス】キャスター 【真名】クティーラ ■人物 よれたTシャツとジャージでコンビニに来てチューハイ買っていくついでに立ち読みしてそうな、気の抜けたあんちゃん。 黒い短髪にラフな格好で、結構引き締まった体つきをしているが覇気のない顔つきをしているので威圧感はない。 ただし生粋の殺人鬼であり撲殺魔。殺人は生き方であり生き様。ただ人を殴りつけるという行為そのものを嗜好する。 本質的に悪の自覚がないが、己の行為が人に咎められるものだという理解はあるので逃げ隠れる性質の悪いタイプ。 【一人称】俺 【二人称】あんた・お前・あなた 【三人称】あいつ・あの人 ○性格 普段は胡乱な表情で街をぶらついている。目立つことを嫌い最低限清潔感のある恰好をしているが、基本的に自堕落な生活スタイル。 目先のことに思考を誘導されがちで将来を深く考えずに刹那的な生き方をしている、街を歩けばよく見られるようなごく普通の若者。 年下には常識的に優しくて、目上の人には常識的に頭を下げる。対等な友人には、ごく普通に気安い。 一方で、「人を殴ること」について非常にストイック。殺人鬼ではあるが快楽殺人者ではない。 獲物に的確な打撃を打ち込むための身体づくりに余念なく、体力を付けるための走り込みも欠かさない。 まるでアスリートさながらだが、彼にとって殺人とは自己鍛錬の結果生じる死でしかないので実際求道者めいているのだ。 ○動機・サーヴァントへの態度 夜の街をぶらついていたら挙動不審な怪しい人物を偶然見かけ、なんとなく後をつけ、"行けそう"だったので不意打ちで殴り殺したところ今まさに召喚を行おうとしていた魔術師であった。 敷かれていた召喚陣は起動しており術者不在のままサーヴァントが召喚されてしまう。 更に無自覚ながら魔術回路を有していたことで聖杯から令呪を与えられ、そのままマスターとして選ばれた。 基本的に小市民的なので偉ぶったりはしない。知らない人を殺した途端に出て来た謎の偉人にへこへこ。 魔術師としての能力を持たないため魔力供給に難があり、サーヴァントの格にもよるが魂喰い等の他の供給手段を用いなければ全力戦闘は厳しい。 気質や行動方針から正当な英雄との相性は最悪。そもそも召喚直後に死体が転がってる時点で良好な関係は絶望的。 悪逆の反英雄との相性はそこそこだが、マスターとしての能力の問題から貪欲に勝ちを狙うタイプのサーヴァントからは切り捨てられる可能性がある。 勝敗に頓着せず、かつ享楽的な気質を持つサーヴァントとならば友好的な関係を結べるだろう。 ○役どころ 巻き込まれ兼マーダー枠。 引っ掻き回し役以外の何物でもねぇ!終盤まで生き残れば立ち位置も変わるかもしれない。 全力で虐殺ムーブかますので余程強いサーヴァントを引かない限り早期脱落はほぼ確定。 ○台詞 「あー、うん。センジュっていうんだ。長生きしそうな名前だろ?」 「いや――別に理由はないよ。君には何の落ち度もなくて、俺が悪い」 「ごめんね」 「鉄を打つように……殴るッ」 ■来歴 特筆すべきところのない一般家庭に産まれ、ごく普通に育つ。 が、生まれ持った気質ゆえか、12歳の時にふと通行人を工事現場からくすねた鉄材で撲殺する。 そこは動機と呼べるものなど一切なく、ただなんとなくそうするべき気がしたという曖昧な理由によるもの。 しかし相手を殴りつける度に自分自身が正しい姿に作り変えられるような感覚を覚えた彼は、以来「しっくりくる」「するべきことをしている」という感覚に従い殺人を繰り返すようになる。 彼にとって、人を殴るのは鉄を鍛えるため。 彼にとって、己とは歪な形の鉄。 彼は獲物の中に打ち直すべき己を視ている。 ――それは何処までも自己中心的な発想から来る最低の行為であり、彼がどうしようもなく邪悪な殺人鬼であると断ずるには論を俟たない。 ただ、殺人者としては一流だが殺人鬼としては二流。証拠の隠滅等もずさんで、初犯から休むことなく暴れ回っていながら未だ捕まっていないのは、その幼さ故に捜査線上に上がらなかったことが大きい。 とはいえ段々と危ない立場になって来たため、三年ほど前に国外に逃亡。 ホームレスのような生活をしつつ、死体から抜き取った財布を収入源に世界各地を転々としている。 ■魔術・礼装 魔術師としての能力を持たない。 ただし殺人者としては一流。位置的・心理的な「必殺の間合い」を見切ることに長けており、初撃で標的を瞬殺する。 存在として『人間』で、かつ初撃に限定するならば、例え相手がサーヴァントであろうとも一撃を打ち込める可能性がある(倒せるとは言ってない)。 もっとも普段はわざわざ必殺に拘る必要もなく、ひたすら殴打し続けて結果的に殺すことの方が多かったりするが。 ◇凶器:『鉄材』 獲物に拘らないが殺し方に拘る。故に「金属製」で「長い棒状」のものが一番しっくりくる。 乱暴な使い方をするのですぐに折れ曲がってしまうことが多く、角材や金属パイプなどを現地調達することも多い。
https://w.atwiki.jp/njucdtb/pages/85.html
トップに戻る 女の子「お姉ちゃん、これ~」 女店主「ん? どうしたのかな。あぁ、ケーキの作り方の本か~」 女の子「もうすぐね、お母さんの誕生日なの」 女店主「あぁ、それで。けど、どうしたの、そんな浮かばない顔して?」 女の子「…… あのね。今月お小遣いもう無くって……」 女店主「ん~、そっか…… じゃぁいいや、このページだけコピーしてあげよう」 女の子「ほんとう!?」 女店主「本当よ~、女の子ちゃんだけ特別ね。ちょっと待ってて~」 女店主「…… ん? そういえば、うちコピー機壊れてたっけ……」 女の子「? お姉ちゃん?」 女店主「…… 今から、コピー機行くところに行くとして…… いや、それだったら面倒くさいし、いっそのこと……」 女の子「? ???」 女店主「…… よし、決定!」 女の子「!」 女店主「今から、女の子ちゃんは一緒にケーキを作ることになりました~!」 女の子「えっ!? え?」 女店主「習うより慣れろって言うしね~。コピーできないなら、いっそ作っちゃいましょう」 女の子「でも、お姉ちゃんに悪いよ! それに、お仕事は?」 女店主「いいのよ、いいのよ~、うち繁盛して無いし。それにあたしもケーキ食べたいし」 女店主「さて、そうと決まれば、店じまい店じまい」 男 「台風一過、良い天気ですね」 店 「んー、かんけーないよ。外に出ないし」 男 「せっかくの良い陽気なんですが・・・ たまには外に出て良いと思うんですがね。 まあ、読書の秋とも言いますし、良いですけど」 店 「なに?私と一緒に散歩したい?」 男 「あ・・・ぅ、そんな事一言も言ってませんよ!」 店 「そうだな、言ってないからなあー」 男 「・・・」 店 「ま、一つ屋根の下で一緒に読書というのもまたオツだぞ」 男 「・・・ぇ!?ぁ・・・」 店 「ふっ・・・君をいじるのは楽しいなぁ」 男 「弄ぶのはやめてください・・・」 女の子「おばちゃーん、この絵本読んで!」 女店主「お前も学習しないやっちゃな……おねいさんな?」 女の子「おばちゃんなおねいさん?」 女店主「このやりきれない思いは男で晴らすか、さて? えーと人魚姫か」 女店主「――お終い、満足したか?」 女の子「うん!」 女店主「さぁそろそろ帰りな、夕飯の時間だぞ」 女の子「うん! またねおばちゃん!」 女店主「戻ってるし、お姉さんな? この煮えたぎる思いは男で晴らすか」 男「こんばんわー頼んでた本あります?」 女店主「ちょうどいい所に来たな、あるぞ」 男「本当!? 今入荷したんですね! やったぁ!」 女店主「そうなんだ、奥の部屋にあるから先行ってろ、店閉めるから」 男「はーい」 数分後 男「ひぎぃ!」 ラジオ「さぁ、はじまりました日本シリーズ。中日対日ハム第二戦」 客「あれ? 珍しいですね、ラジオなんて」 女店主「あぁ。たまたま昨日耳に入っちまってな。まぁ、話のネタ程度に」 客(僕以外に、話す相手とかいるのかな……) 客「そういえば、女店主さんって、どこのチームのファンなんですか?」 女店主「ん~。特に、どこってのはねえな」 女店主「たかが試合の結果で一喜一憂するほど、俺も暇じゃねえし」 客「…… じゃぁ今回は中日と日ハムどっちを応援してるんですか?」 女店主「日ハム」 客「どうして?」 女店主「負けず嫌いだから。中日がリードしてたら中日、日ハムがリードしてたら日ハム」 客「そんな無茶苦茶な」 女店主「いいんだよそれで。負けて悔しい思いするのもめんどくせえし」 客「も~。それじゃぁ、もしも最終戦までもつれ込んだら? この場合、どっちが勝つか分かりませんよね?」 女店主「あ~。そりゃ確かに…… う~ん……」 ラジオ「中日の先発はな…… ヴツッ!」 女店主「め ん ど く せ え」 客(…… 聞くのやめちゃった…… 女店主さんらしいや) 女店主「さ~、仕事仕事っと」 女店主「そういや、お前。うちで買った本とかどうしてんの?」 女店主「もうかれこれ、長いこと通ってるけど、ずいぶん溜まったんじゃない?」 客「…… いや、そんなことも無いですね……」 客「よく考えると、立ち読みばっかりで、そんなに買って無いから……」 女店主「ほほう…… すると、お前さん冷やかしかい」 客「まぁ、その部類に入る客であることは認めますけど」 女店主「だったら、帰った帰った! 冷やかしに読ます本はねえ!」 客「そんな、立ち読み禁止とも何も書いて無いじゃないですか」 女店主「うるせえ。買わねえなら、図書館か漫画喫茶にでも言ってろ」 女店主「おめえは、当分出入り禁止だ」 客「え~」 ――翌日 女店主「…… よう、いらっしゃい。そんな入り口のところで、もじもじしてねえで入って来いよ」 客「…… 出入り禁止じゃないんですか?」 女店主「めんどくさいことにな。あの後で、冷やかしでもお客様は神様だってことに気づいたんだよ」 客「…… 僕以外に、人が来なかくて寂しかったんですね?」 女店主「…… ほれ、お茶でも淹れてくれよ。昨日買ってきた羊羹があるんだ、一緒に食おうぜ」 客「まったく、素直じゃないんだから…… はいはい、わかりました、今準備しますね」 男「こんにちは~」 女店主「・・・・・・・・・」 男「ま~た裏に引っ込んで、何やってるんですか?」 女店主「・・・ふぅ。やっと手なずけた猫が、逃げたじゃないか」 男「猫?そんなの何処に居たんですか?」 女店主「お前の下品な声で、逃げてったよ」 男「下品って・・・お客向かってそれはないでしょ?注文してた本はどうしました?」 女店主「あぁ、それか」 男「ちょ!注文の本ですよ、商売する気はあるんですか??」 女店主「猫が」 男「え?」 女店主「猫がくわえて逃げた」 男「えぇ!本当ですか?どっちに逃げたんですか?!」 女店主「・・・あっち」 男「猫ー!待てーーー!!」 女店主「お前と横になったら、面倒になって買いに行かなかっただけなんだが・・・な?」 猫「にゃあ~♪」 女店主「ボウズ。知人から、面白い物を貰ったんだ、一緒に見ねえか?」 客「? なんですか?」 女店主「映画だよ、映画。知り合いが監督やっててな。つっても、ミニシアター系だが」 客「へ~。女店主さん、さすが古書店をやってるだけあって、顔が広いですね」 女店主「まぁな。というわけで、まぁこっちこいよ。店番やりながらぼちぼち見ようぜ」 客「そうですね、そうしましょうか……」 ――2時間後 テレビ「お、お前の後ろに…… な、何かいるぞ!」 テレビ「ぎ、ギィィイヤァアァアアア!」 客「……」 女店主「……」 客「いや~、まさか本格ホラーだったとは……」 女店主「特殊メイクと分かっていても、けっこうこれは強烈だな……」 客「と、ところで、そろそろ店じまいの時間なんじゃないですか?」 客「い、入り口閉めてこなくて大丈夫?」 女店主「ば、馬鹿、お、おめえ。い、良いところじゃねえかよ、行くのめんどくせえよ……」 客「い、いいところって。そ、それなら、なんでテレビ直視しないんですか?」 女店主「う、うるせえ、俺の勝手だ。そ、それより、お、お前扉閉めに行って来いよ」 客「や、やですよ。ぼ、僕だって、めんどくさ」 テレビ「ギャァァァアアアア!!!」 女店主・客「ひぃぃっ!」 女「ちくしょ……例の如く取れない……」 ピョンピョン 男「ほら、取ってあげるよ、お嬢ちゃん」 女「あ、ありがと……」 男「いいさいいさ」 女「とでも言うと思ったかデカブツが!!!!」 ゲシッ 男「いてっ」 店主「礼儀がなってないなあ」 スカーン 女「はぅ!!!!!!???」 店「まずゴメンからだなあ」 女「い、いやだ」 店「高校生だよな? それとも本当に小学生か?」 女「…ご、ごめんなさい」 店「解れば良いんだ、うん」 男「子供のあやしかた完璧ですね」 スカーン 男「った!!!!」 店「少女にしときなー」 男「(器がでかい……)」 店「広辞苑が1番人殴るのにしっくりくるな」 店主「…ペラ」 男「ジーッ…」 店主「…ペラ」 男「ジーッ…」 店主「読みづらいんだが。顔に何かついてるか?」 男「いや…店主って美人ですよね…」 店主「美人だったら行き遅れないだろ」 男「高翌嶺の花って奴じゃないすか?」 店主「そうか…///」 男「はい…じゃまでしたね。すいません」 店主「ああ…邪魔だ邪魔」 男「…ペラ」 店主「…飯でも食うか…」 男「何頼みます?」 店主「いや…俺が作る…」 男「えぇ!!?」 店主「嫌か?一応料理は作れるぞ」 男「いえ…ビックリしただけです…」 店主「そうか、じゃ店番頼む」 男「はぁ…何だか今日は機嫌良いな…」 店主「~♪」 男「こんにちはー」 女店主「なんだよ随分久しぶりだな、用時でもあったのか?」 男「俺自身特に何も、って所ですね」 女店主「女か?」 男「違いますよ、目が据わってるんですけど、笑顔なのに笑顔じゃないよ怖いよ!」 女店主「まったく、健全な男が彼女居ないとはね、駄目だぞ? 歳食うと行くあても無くなって妥協する事になるし良い事ない」 男「だからなんでダンダンと目が据わってくるんですか! 怖いですよ! 睨まないでください!」 女店主「いや……自己嫌悪というか、駄目だねぇ年とると積極臭くなって」 男「そうですねぇ――イタッ! 本の角で殴らないでくださいよ! なんなんですか今日は! 久しぶりだってのに!」 女店主「うるせー! ばーか! ばーか!! 罰として珈琲煎れやがれ!」 男「どんな罰だよ……はぁ、しょうがないですねぇ」 女店主「♪」 女店主『雨か…いい天気だな』 男「そうなんですか?普通は悪い天気じゃないですか」 『ふふん、農家に怒られるぞ。それとな、こんなのは気分の問題だ』 「…何か嫌なことでも?」 『…どうしてそう思う?』 「いえ、気分の問題って言うから」 『あっはっは、それいつは嬉しいな。けど残念はずれだ』 「む、じゃあ何でですか」 『何でって、客が来ないだろ、この天気なら』 「………」 『あぁ、それとも、こんなおばさんと二人は嫌かい』 「へ?あ、嫌、そんなって、え?え?」 『ふふん、冗談だよ、うぶだねぇ。』 男「ふむ…!なるほど…そうか…」 店主「…何をそんなに真面目に見てんのかな?ww」 男「うわぁ!! み、見てません! 恋愛HowTo本なんて、絶対に!見てないですっ!!!」 主「そうかそうかwwwwww(可愛い奴ww)」 男「…あ!? ち、違いますよ! どうにかして女客さんに話しかけて、それで 仲良くなろうとなんてしてませんから!! あわよくば付き合おうなんて…そんな……」 主「え…」 男「///」 主「そ、そっか…」 男「……どうかしました? 顔色…悪いですよ」 主「ぇ……ぁ、ぅん……」 主「…気にしないでいいから…」 男「体調でも悪いんですか?」 主「違う…!」 男「でも…」 主「…煩い…」 男「え…?」 主「煩い!! 違うって言ってるでしょ!!」 男「!」 主「ハッ! ぁ…」 主「ぁ…ぅ…」 男「……」 主「ご…ごめ…」 男「はは…すみません…でした…」 男「駄目ですね…HowTo本なんて買っても、女の人の心なんてわからないですね…」 主「!! ち、違…」男「今日は…もう帰ります…」 主「待って…!」 男「ごめんなさい…さよなら」 キィ…バタン… 主「…違うの…」 店主「お兄さん、おつかい頼むよ、はい」 男「客をパシリに使わないで下さいよ! 仕方ないな‥」 店主「何だかんだで了承してるじゃんか~、はいお金 メモの通りに買って来てね~」 店主「おかえり~!」 男「生理用品とか買わせるのは予期してたんであまり応えませんでしたが‥ 下着は流石に自分で買ってくださいよ…」 店主「お兄さんの好みで買ってくればよかったのに~」 男「出来ませんよ!!」 店主「色とかフリルついてるとか指定すればよかったのか?」 男「そういう問題じゃありませんよ!!」 店主「‥」 男「こんにちは~‥あれ? 読書ですか?」 店主「…」 男「(俺が居る事にも気が付かない程集中している‥?)」 店主「…」 男「(立ち読みでもしてるか‥)」 店主「時よ止まれ!!」 男「ジョジョ!?」 店主「‥いや、ファウスト…」 男「…」 店主「…」 男「英字タイプライターですか‥生活苦しいのに何でこんな無駄遣いを…」 店主「無駄遣いじゃない! 本の道を究める為に必要なんだ!!」 男「なんですか、本の道って…」 店主「早速だけどタイプライトしてみたよ、ほら」 男「ほうほう‥」 店主「どうだい? お兄さん」 男「コレ、英文どころの問題じゃなくて適当に打っただけじゃないですか!! 無茶苦茶無駄遣いですよ!!」 店主「本の道を究める為に必要なんだよ!!」 男「正直に衝動買いしたって言えばうちで飯ぐらいは食べさせてあげますよ‥」 店主「ホント!? じゃあ衝動買い!!」 男 「この本は、どこに置けばいいですか?」 女店主「あの隅の棚な。あー、いそがしい」 男 「最近サボってましたからね。これは?」 女店主「うるさいっ、そこらにでも積み上げといて」 客 「すみません、この本……」 女店主「んあー、ここに置いといて」 客 「……(お代はここに置けばいいのかな)」 数分後 女店主「あれ? ここに置いといてって言った本は?」 男 「知りませんけど」 女店主「……万引きとは、いい度胸だな。待ちやがれ!」 男 「おーい! この忙しい中どこに!?」 交番 警察官「もう一度、聞くけど何で捕まったか分かる?」 客 「ぐすん……、わかりません」 客「秋も深まってきましたね。最近は夜が永い永い」 女店主「そうだな。ここの夜は静かで小説読むのがはかどる」 客「秋の夜長を読書で過ごす。なんとも女店主さんらしい」 女店主「まぁ、秋じゃなくても読んでるがな」 女店主「そういうお前は何して過ごしてるんだよ」 客「勉強の秋と言いまして。レポートやらなんやらで、とても楽しむ余裕はありませんよ」 客「けど今日は、ちょっと違う秋を楽しみたくなりまして……」 女店主「酒? 焼酎か」 客「僕の地元のお酒です。女店主さん好きかと思いまして」 女店主「おうおう、好きだぜ酒の類は。なるほど、さしずめ食欲の秋というところか」 客「いえいえ違いますよ。今日は、こっちが肴で、本題はこっちです」 女店主「? あぁ、随分前に貸した小説じゃないか」 客「最近、やっと読み終えましてね。それで、この小説について語り合いたいと思いまして」 女店主「読むわけではないが、これもまた読書の秋か…… いや、芸術かな?」 客「どっちでも良いじゃないですか。それより、今日は付き合っていただきますよ」 女店主「おうとも、朝まで語り合おうじゃないか……」 女店主・客「乾杯」 女店主「腹減ったなぁ。おい、ボウズ! コンビニ行って飯買ってこい!」 客「また人をパシリに使って。たまには自分で行ってきたらどうですか?」 女店主「馬鹿野郎! 俺が居ない間に客がきたらどうするんだよ!」 客「そういうのはですね。僕以外に人が居るような状態で言ってください。全然説得力無いです」 女店主「ちっ! その言葉、後悔するなよ」 客「はぁ。ほら、店番は僕がしてますから、どうぞ行ってきてください」 女店主「ふん!」 女店主「まったく、あいつは最近私のことを軽く見て無いか?」 女店主「こう見えて私はあの店の店長だぞ。偉いんだぞ!」 女店主「そりゃまぁ、店頭販売で利益はそんなに出してないけど。ネットでそれなりには儲かってるんだからな」 女店主「よし、帰ったらそこんところをガツンと言ってやろう……」 客「あ、女店主さん。ついさっき、奇特なお客さんがきましてね」 客「ジョジョ全巻とこち亀全巻、あとゴルゴを全巻かっていきましたよ。はい、これお代です」 女店主「( ゜д゜)」 店主「ところでさ、学校どうよ?」 ペロッ 男「どう、って聞かれても‥今日も普通ですよ」 店主「体育教師にセクハラされた! とかそういうの期待してたんだけどなあ~」 男「イヤですよそんなの!! ‥気になってるんですけどページめくる時指なめるのは癖ですか?」 ペロッ 店主「うん、癖~」 男「俺はなんだか抵抗があってしないんですよね」 店主「二日ほど歯磨きしてないんだよね~、実はww」 男「‥なんかそんな気がしてたんで指摘してみましたよ‥昨日焼肉だったでしょ?」 店主「あ! やべ!!」 ペロッ 店主「あっ!!」 男「売り物ならやめたほうがいいと思いますよ…ていうかやめてください」 男「こんにちはー」 … 男「あれ?いつもの場所に店主さんが居ない…」 男「店主さーん何処ですかー!」 店主「…こっち~」 … 男「部屋に炬燵出したんですね…」 店主「うん♪」 男「炬燵から出て仕事してくださいよ」 店主「え~、出たら寒いし」 男「炬燵と仕事どっちが大事ですかっ!」 店主「炬燵(即答)」 男「…」 店主「おにーさんが暖めてくれるなら出るけど」 男「あっt、いや、そんな////」 店主「んじゃ店番ヨロシク」 男「また、からかって!嫌ですよ店番なんて」 店主「だったらお前も炬燵な」 男「はい?」 店主「ほら(炬燵をポンポン叩く)」 男「…はい」 店主「おにーさん、クリスマスもうすぐだね」 男「年の瀬も近いですねー」 店主「クリスマスも初詣も、どこも行かないんだよ」 男「店主さんそんな事気にしてるなんて以外ですね」 店主「おにーさんもモテないから一人だよね!ねえ!?」 男「残念ながら友人と過ごしますよ」 店主「うぇぇぇぇえぇ‥!」 男「!? 泣かないで下さいよ! ほら、クリスマスも年末も顔出しますから!」 店主「ほんと? ケーキ買って来てよ? 蕎麦は奢るから!!」 店主「(友人・・・って、男だよね?)」 男「? どうかしましたか、店主さん?」 店主「(訊きたい・・・けど、訊けない・・・)」 客「…… 女店主さん、脚立の上に腰掛けて何やってるんですか?」 女店主「ん? あぁ、いかんいかん」 女店主「ちょっと中身を確認するだけのつもりが、ついつい読みふけってしまってた」 客「まったく、しっかりしてくださいよ」 女店主「なに言ってんだ。俺はいつだってしっかりしてるぞ」 客「……」 客「どうでもいいですけど、はやく降りてください。パンツ見えてますよ」 女店主「!? うそっ!」 客「ズボンなのに見えるわけ無いじゃないですか」 女店主「……///」 女店主「てめえ、騙しやがったな!」 男「ゴホ、ゴホ」 店主「ん?風邪引きかい、お兄さん」 男「えぇ、でも咳が出るくらいで大したこと無いんですよ」 店主「病人が何言ってやがる…ほら頓服やるから(ガサガサ)」 男「頓服って…;(また古風な)」 店主「んー無いな、じゃあ葱…卵酒…生姜湯…あぁ…めんどくせぇ」 男「ゴホ、ゴホ(この人、探し飽きてきたよ…)」 男「店主さん風邪引いても薬飲まないタイプでしょ?」 店主「俺は気合いで寝て治す派だからな!」 男「いや、得意気に言われても…薬位飲みましょうよ」 店主「えー、でも苦いし、食後に飲むとかめんどくせぇからなぁ…」 男「子供ですかっ!」 男「もう!ちょっと薬買ってきますから、ちゃんと飲んで下さいね!」 店主「あ、あぁ…行っちゃったよ…あれ?風邪引いてるの男なのに何で俺が飲む事に…」 男「…店主さん、せめて食べ終わったおせんべの袋はちゃんとゴミ箱に捨ててください。本棚の周りに散らかってちゃお客さんがひくでしょう。」 女店主「ぇ、別にそこに捨ててる訳じゃなくて、お兄さんがゴミ箱に捨ててくれると思って置いてあるんだけど?」 男「…もしかして店主さん、ポイ捨てして怒られた時に、捨てたんじゃなくて後で取りに行くから置いてあるだけよッ!!…とかって逆ギレするタイプじゃないですか?」 女店主「失礼ね、そんなモラルの欠片も感じられないヤツはウィキペディアの角に頭ぶつけて氏ねばいいと思うかな。」 男「ウィキペディアに角はありません。かじった知識でしょーもない事言ってる暇あったらゴミぐらい捨ててください…ブツブツ」 ヒョイ 女店主「ぉ、感心感心。若いうちの苦労は己の糧になるからなー、マジメに働いてくれたまえ少年。」 男「まったく…ところでゴミ箱はどこですか?」 女店主「それぐらい自分で探しなさいっ。」 男「…?」 女店主(私の座ってるレジの足元だったりして…) 男「ところで店主さんって何歳なんですか」 女店主「そりゃあお前、永遠の十七歳に決まってるだろう」 男「真顔で言わないで下さいよ…」 店主「う、うるさいなっ、大体私が何歳なんて聞いてどうする気なんだ、お前は」 男「どうするって、その…(///」 店主「何故頬を赤くしてるか知らんが、私はお前が思っているより若くはないぞ」 男「そんな事はないと思うんですが」 店主「じゃあお前は私が何歳に見えるんだい、言ってみな」 男「えー…と、にじゅう・・・ご?」 店主「…!ぶ、無難な数字いいやがって、手慣れてやがんな」 男「そ、そんな事ないですよ!」 店主「ったく…って切れてやがる。おい、タバコ買って来い色男」チャリンチャリン 男「はあ、はいはいわかりましたよっと…」トボトボ 店主「25、か…。そんなに若く見えるとはなぁ…。 お世辞だとしてもなかなか…って何を言ってるんだ私は(///」 男「うわ!! 何だコレ!?」 店主「どうした~? イニシャルG?」 男「違いますよ! ていうか何ですかそのゴキブリの呼称は‥ それよりこの本、見て下さいよ!」 店主「うわぁ~、気持ち悪いなあ‥髪の毛の束かあ‥まあ、こういう事も たまにあるんだけどね‥あ~、包紙の凡字がまた気持ち悪いな~」 男「お祓いとかしないんですか? 気持ち悪いじゃないですか‥」 店主「うーん、めんどいからいいや」 男「そ、そうですか‥」 店主「後でブックオフに売ってくればいいよww」 男「何考えてるんですか!! 引き取ってくれませんよ!!」 店主「時代は、萌えなのかしらね…」 男「…いきなりどうしたんですか?本の山見つめながら。。」 店主「いやぁ…ほら、このさっきのお客さんが売りに来た本の束見てみなよ。」 男「…萌え萌え武器時点…女神大百科…もえたん…え、店主さんこれ買い取ったんですか?」 店主「ちょっとチャレンジ精神でやってみんべー、って買ってみたんだけど…失敗だったかなぁ?」 男「まぁ…需要があるから供給もあるんですし、とりあえず置いといてみればいいんじゃないですか?」 店主「え、何?お兄さんもしかして萌えとかわかるのー?オタクなのー?」 男「やっ、オタクじゃないですけどそのっ、わからない訳ではないというかでもやっぱりわからないというか…っ」 店主「あらあら、そんな一生懸命に否定しなくても…それぐらいで偏見持って、お兄さんの事嫌いになったりしないから心配しなさんなっ。」 男「えっ…」 店主「という訳で、我が店にも萌えを導入すべく、お兄さんにはコイツを着てもらうっ!」 ドン!! 男「店主さんっ!?これメイド服じゃないすか!!」 店主「安心して、しかもネコミミ付きよっ!!」 男「どこに安心しろとっ!?男のフリフリメイド服の需要なんてないでしょうにっ!!」 店主「いいえ、貧乳が希少価値としてあがめられるように、男のメイドにもそれなりの需要が…ハァハァ」 男「店主さんの方がよっぽどオタクじゃないっすかァーッ!!」 店主「お兄さんってさー、色白だよね」 男「店主さんのほうが遥かに白いですよ! たまに血管浮いて見えますよ?」 店主「そうかな? 垢で多少は黒ずんでるかと‥あ」 男「また汚くしてるんですね!? 今度は何日、いや何週ですか?」 店主「三日だよ~、さすがに週は無いってば~」 男「毎日とは言いませんけどせめて二日に一回は入って下さいよ!?」 店主「オフロ嫌い~、お兄さんが一緒だったら入る~」 男「幼児退行しても無駄ですよ! いくつになってそんな事言ってるんですか!!」 店主「あ~あ、本気だったのにな~、勿体無い‥」 男「と、とにかく! ちゃんと風呂くらい入って下さいね!! (俺は勿体無い事をしてしまったのか‥?)」 店主 「お兄さんお兄さん」 男 「今度はなんですか?」 店主 「あそこの本取ってくんない?」 男 「高…ちょっと待ってください」 店主 「いつもすまんね」 男 「気にしないでください。あの脚立使っていいですか?」 店主 「おぉどうぞどうぞ」 男 「よいしょっと」 ギシッ ギシッ 男 「(本棚を向いて)え~と、これだ」 店主 「(チャ~ンス)えいっ!」 ブスッ バサッ 男 「ぐあっ」 店主 「やった♪やった♪」 男 「か、カンチョウってあなたは…」 店主 「これだこれだ。お兄さんありがとね♪」 授業が終わった午後。 友達に別れを告げ、いつもの道を歩く。 今日はバイトの無い日。 いつもの寂れた商店街。 後3分でいつもの店。 「今日も店主さん風呂に入ってないんだろうな」 「今日はどんな本をお勧めされるのかな。」 ふと目に付くケーキ屋。 「なんか買っていこうかな。店主さん何が好きかな。」 お勧めのケーキを2個買って。 後2分。 「今日はちゃんと店番してるのかな。」 後1分。 「この前、炬燵出してたから店頭にはいないのかな。」 古ぼけた店、やってるのかやってないのかわからないような店が見えてきた。 「こんにちは~」 そんな、毎日。 男「そのレジの横にある豚の貯金箱って何なんですか?」 店主「あ~、それね、どっかに募金でもしようかと思って置いてたんだけど三年くらい放置してるんだよね」 男「お、結構ぎっしり入ってますよ? 開けてみましょうか?」 店主「いいけどどうせ小銭ばっかだよ、一円とか五円とかさ」 ガチャン! 男「思ったより入ってるかもしれませんよ? 数えてみますね」 店主「案外百円玉とか多いなぁ‥」 男「懐に納めちゃだめですからね?」 店主「んで? いくらになった? いくらになった!?」 男「‥コンビニ行って募金してきます‥」 店主「何言ってるんだよ!! 新しい豚買ってもっと貯めようよ!!」 男「いいですけど‥本当に自分の為に使わないんですよね‥?」 店主「ふふふ‥見損なうなってばぁ‥」 男「(一回り大きくなった豚を嬉しそうに見つめているなぁ‥)」 店主「(おなかが一杯になったら何買おうか? 豚さーん♪)」 店主「そこで立ち読みしてるお兄さぁん」 男 「はい?」 店主「立ち読みついでに、こう、そろってない棚が何となく気になって 図書館とかで司書でもないのに並べ直してしまいたくなる現象、あれ何ていったっけ?」 男 「そんな遠回りなこといってないで、やることないんなら自分で並べ直してくださいよ」 店主「ちぇー」 男 「自分の店でしょうが」 店主「だが店主のわたしもまた、【あのお方】に操られるコマの一つに過ぎなかったのだ――」 男 「 い な い か ら 。 そ ん な の 」 店主「たとえお前がわたしの お☆ね☆が☆い♪ を無視したとしても、第二第三の店主が」 男 「 仕 事 し て く だ さ い 」 男 「前々から気にはなってたんですが、あの一角の自費出版本、誰が買うんです?」 店主「いや――それなりにぶっ飛んでる内容だし、ネタ師がネタ用に買うんじゃないかと思って」 男 「そこまで物好きじゃありませんよネタ師だって」 店主「そこまで物好きじゃなくてネタ師が務まるかー! この根性なし! 意気地なし!」 男 「ちょっと待って。なんでそこで俺が責められるんです?」 店主「なんとなくー」 男 「なんとなくで客責めないでくださいよ」 店主「客と名乗りたけりゃ騙されたと思って一冊買ってってみなー。ほれほれーぃ」 男 「ホントに騙されただけで終わりそうだから遠慮しときます」 店主「ちぇっ――こういう諧謔を解しない男はもてないぞー」 男 「大きなお世話ですよ!」 ※生理的嫌悪感に注意 男「本格的に寒くなってきましたね」 店主「鼻水がとまんないよ~、本に垂れる~‥くしゅ!! あ~、本が!!」 男「マスクとかしてくださいよ、本に対して危険です!」 店主「あ~‥おにーさん、母親がやるみたいに口で鼻ずず~ってやって?」 男「イヤですよ!!」 店主「なんだ、私はその程度の存在だったのか‥」 男「ぬぅ‥な、なら‥」 店主「冗談冗‥な!?」 男「ん‥」 じゅる‥ 店主「んあ‥や、やめ‥///」 ずず‥ 店主「‥あぁ、鼻すっきりしたぁ~‥まさかほんとにやるとは‥///」 男「冗談なら早く言ってくださいよ!!」 店主「‥私の鼻水どうした?」 男「あ‥飲んじゃった」 店主「おにーさんは私の事ほんとに好きなんだねえ///」 男「うえええ!!」 店主「吐くな吐くな! のめーwwwwww!!」 女店主「んー? 何かお探し? ブックオフとかの方が探しやすいよー。ちゃんと本並んでるからねー」 客 「なんですかそのすさまじいやる気のなさは」 女店主「零細企業が東証一部上場企業に勝つには、捨て身のノーガード戦法しかないでしょ」 客 「ノーガード? 戦法? ってか勝つ気?」 女店主「おいおい。当店自慢の人力検索システムなめんなよー。何の本? 言ってみー?」 客 「岩波文庫の絶版してるやつですけどね」 女店主「よし。リクエスト復刊のに出しとくから、そのへんで立ち読みでもしながらちょっと待ってろ」 客 「探す気以前にやる気ねぇってレベルじゃねえ!」 女店主「まー岩波文庫の古いのがどんだけそろってるかってな、正統派古本屋の基準ではあるわな」 客 「特に買う用があるってわけじゃなくても、 あの匂ってきそうな背表紙が並んでると何となく落ち着くんですよね」 女店主「じじむさい嗜好してんなーお兄さん」 客 「――――あ。あった」 女店主「ほらなー?」 客 「探す気なかったくせに何でそこで自慢げなんです?」 店「むむむ……」 男「カウンターに文旦のっけて何やってんですか? まさか売り物?」 店「田舎の親戚が送ってきたんだけどさー。うん、一人じゃ食いきれねーし売ろっかなあ」 男「本屋で食べ物売るなんてまたいい加減な」 店「文旦好きなんだけど皮むくのめんどくさいしぃ」 男「なんでそこで客の目をじっと見るんです?」 店「『客』とな!? お兄さんとわたしの仲なのに、こういうときだけ他人面とな!?」 男「やっぱむかせる気だったんだこの人……」 店「商品扱う立場で汁物で手べとべとにするわけにもいかんでしょが」 男「それ以前に客にむかせたら客が商品にさわれなくなるとは思わないんですか?」 店「文旦ってスーパーじゃ何円ぐらいだったっけね、お兄さん?」 男「本業のほうを真面目にやってください」 客 「そういやクリスマスもやってるんですか、ここ」 女店主「年内は二十九日前後までやってるよー」 客 「またいい加減な」 女店主「わたしたちがこうやって裏方で頑張ってるからバカップルどもがいちゃつけるのさー」 客 「【たち】? ひょっとして俺、クリスマスもここでこうやって無意味に店主さんと花札?」 女店主「――ほい、三光であがりっと」 客 「お店、頑張ってませんよね、別に?」 女店主「はーい、負けた人がそこの古紙回収に出す分ちゃっちゃと縛るー」 客 「頑張ってんの俺ですよね? 主に」 女店主「コーヒーはブラックとか言うけどさ。知的労働の後は脳が糖分を求めるわけよー」 客 「知的? 労働?」 男 「あの天井際のどす黒いかたまり、なんですか? まさかカビ?」 店主「んぁ? お前なあ。いくらなんでもあそこまでカビ育てるほどわたしゃいい加減じゃねーぞ」 男 「そういや換気だけはいいですしね、ここ」 店主「わたしの不断の努力をさらっと無視しますかいお前さんは」 男 「人に本棚の整理させようとするような人がなに言いますか」 カビ?「……」 もそもそ 男 「あ。カビが動いた」 店主「カビ決定? 【ふーせつのるふ】で町内会長に訴えるよ、お兄さん」 男 「そこはかとなくレベル低いですね……それとどっちかといや【偽計業務妨害】じゃないですか?」 店主「似たよーなもんだろ。いちいちめんどくせー」 カビ?「……」 ばさささささっ――――びとっ 店主「あ。カビが飛んだ」 男 「いや、あれ、蝙蝠じゃ――――ああ、蝙蝠ですよ」 店主「紛らわしいやっちゃなー。ぶら下がらずにへばりついてたんか」 男 「ぶら下がるのがめんどくさかったとか、誰かさんみたいに――追い出さなくていいんですか?」 店主「血吸い蝙蝠じゃあるまいし、かったりーよ。ほっとけほっとけ ノシ」 ぐてぇ~ 蝙蝠「……」 べたぁ~ 男 (まさか仲間だと思って迷い込んできたのか、こいつ……) 店主「おにーさん、肩車して~」 男「また幼児退行ですか? 甘えんぼなのもたいがいにしてくださいよ」 店主「本棚の上のダンボールとりたいけど脚立が天に召されちゃったんだよ、頼む、お願い!」 男「分かりましたよ‥早く終わらせて下さいね?」 店主「おほ! 高い高い~‥」 男「取れましたか?(ふ、ふともも‥)」 店主「その前に蜘蛛の巣取りたいからそっち動いて」 男「えー、しょうがないな‥」 店主「んで、次は天井の掃除な」 男「埃が!埃が!」 店主「ああ、背が高いって楽だなぁ~」 ゴツっ!! 店主「ぐああああ!!! ‥ジャンプするな!!」 男「いい加減用を終わらせて下さい!!」 男「あの、店主さん…」 店主「何~? 本の精でも見えるようになった?」 男「そんなもん見えませんよ! で、店の前に何で床屋のサインポールが置いてあるんですか!」 店主「ああ、近所の床屋さんが廃業するって言うから貰ってきたんだ しかし‥サインポールっていうんだねアレ」 男「あそこの床屋さんと親交があったんですか‥意外ですよ」 店主「だってあそこの常連客だし」 男「へえ、その髪、ちゃんと手入れしてたんですねぇ」 店主「当然に決まってるだろ!? まったく、失礼な奴だな!」 男「でも、行くならせめて美容院ぐらいにして欲しいものですね‥」 店主「…だって、あそこにいると何だかみじめな気分になってくるんだもの‥ 光り物一杯もってるしさ~‥いいおべべ着てさ~‥はぁあ~‥」 男「あはは、失礼しました! さ、本の精の話でもしましょうか!?(ああ、涙目になってる‥)」 男「……あれ?」 店「んぁ? あー、お兄さーん。いらは~い」 男「何で正月の早朝から開いてるんですかここ?」 店「いや、初詣に行くには眠いし、寝るには目が冴えてるし、 だったらわずかなりとも売り上げのある可能性に賭けたわけよ」 男(相変わらずやる気のある、なし、その対象と三拍子みごとにずれまくってる人だ――) 男「誰が来るんですこんな日に」 店「――お兄さんみたいな人とか?」 男「あれれー?」 店「まあ遠慮せずあがってココアでも作ってけ」 男「飲むのあなたですか!」 客「あけましておめでとうございます、女店主さん」 女店主「おう、おめでとう。今年もどうぞご贔屓に」 客「あれ、流石の女店主さんも元旦くらいはまともな接客するんですね」 女店主「なんだそれ、まるで俺が普段はまともに接客してねえみたいな言い草だな」 客「…いや実際その通…いえ、なんでもないです。その手に持った広辞苑をとりあえず置いて下さい、頼みますから」 客「それより、女店主さん! 年長者として、日々勉学に勤しむ学生に、こう励ます意味を込めてあげるものとかは……」 女店主「そんな遠回りな表現せずに、お年玉くださいって言えばいいんだよ。ったく」 女店主「まぁ、しかし。よく考えれば、今年に入ってのお客第1号だしな…くれてやっても良いか」 客「うわーい、やったぁ! 流石女店主さん、話がわかる!」 女店主「んじゃぁ、まぁ適当に参考書のコーナーから、何冊か持ってけ」 客「ゔぇっ!?」 女店主「参考書なら勉学の助けになるだろう。日々勉学に勤しむ学生には、持って来いじゃないか」 客「そ、それはそうですけど……けど、ここにある参考書って、古くて売れないのばっかりじゃ……」 女店主「それともなにか? ゲームでも漫画でも自由に買える、現金の方が良かったか?」 客「そんなことは…あ、ありがとうございます……うぅっ、嵌められた……」 女店主「はっはっはっは!! まぁ、しっかり勉強して、悪知恵が働く程度の大人になるこった!!」 店「お兄さんお兄さん。ちょいとこれ買っていってみない?」 客「――福袋?」 店「たった千円だよー」 客「これ、いつまでたっても売れない本とかでしょ?」 店「失敬な。わたしの目利きなめんなー。千円以上の価値はあるぞー」 客「うさんくさいなあ。遠慮しときますよ」 店「ちぇー。しゃーないなあ」 がさごそ 客「ねえ、なんで福袋の中身、古紙回収に出しそうなくくり方になってんです?」 店「そんなこたぁどうでもいい。買わないんだったらそれ、責任持って古紙回収だしといてー」 客「なんで僕が――」 客「え? 古紙?」 店「気にすんなー。正月ぐらいおおらかにいけー」 店主「年が明けたってのに客がこない…」 男「まあ、何の努力もしてませんからね」 店主「あ~、数の子うまぁ~い‥」 男「最近うちに食べに来るのも躊躇しなくなりましたよね‥まさか元日早々来るなんて‥」 店主「そのうちお兄さんちの食客にでもなろうかな~、そう、来年の今頃位には‥」 男「ありありと思い浮かべる事が出来るんで全力で阻止しますよ」 店主「いいじゃんか~、下着とかフル装備しちゃっても怒らないぞ~」 男「そんな性癖ありませんよ! そもそも年末に大掃除すらしないし伝票の整理ですら 俺が‥いくら売れなくて量が少ないからって大変だったんですよ!!」 店主「怒んないでよ~、ほら、伊達巻あげるからさ~」 男「元はうちの伊達巻じゃないですか!」 店主「仕方ないな~、海老ならどうだ?」 男「もう‥こうだ!」 店主「あ! 私のおせちがぁ!! 全部食べるんじゃない!!」 トップに戻る