約 16,299 件
https://w.atwiki.jp/1942_fhsw/pages/527.html
艦種記号 CV 弱点 飛行甲板 概要 アメリカ軍の航空母艦。この艦級にはレキシントンとサラトガが存在する。 サラトガは他の空母よりも対空性能が格段に上がっている。特にエリコン20mm連装機関砲は鬼のような連射性能を持つ。 史実 ワシントン海軍軍縮条約で建造中止になったレキシントン級巡洋戦艦の船体を流用して建造された。 アメリカ海軍初の大型正規空母で、サラトガは開戦から終戦まで生き延びた三隻の航空母艦の内の一隻として知られる。 レキシントン(CV-2) キルログ表記 レキシントン 座席 1番席 Mark1 28mm4連装機関砲 1基 警鐘 レーダー有 2番席 Mark1 28mm4連装機関砲 3基 警鐘 3番席 Mark10 12.7cm単装砲 3基 Mark1 28mm4連装機関砲 1基 4番席 Mark10 12.7cm単装砲 3基 Mark1 28mm4連装機関砲 1基 5番席 Mark10 12.7cm単装砲 3基 Mark1 28mm4連装機関砲 1基 6番席 Mark10 12.7cm単装砲 3基 Mark1 28mm4連装機関砲 1基 サラトガ(CV-3) キルログ表記 サラトガ 座席 1番席 Mark12 12.7cm連装砲 2基 エリコン20mm連装機関砲 5基 レーダー有 2番席 Mark12 12.7cm連装砲 2基 ボフォース40mm連装機関砲 3基 レーダー有 3番席 Mark12 12.7cm単装砲 2基 ボフォース40mm連装機関砲 3基 レーダー有 4番席 Mark12 12.7cm単装砲 2基 ボフォース40mm連装機関砲 3基 レーダー有 5番席 Mark12 12.7cm単装砲 2基 ボフォース40mm連装機関砲 3基 レーダー有 6番席 Mark12 12.7cm単装砲 2基 エリコン20mm連装機関砲 4基 レーダー有 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/30430.html
登録日:2014/11/12 Wed 20 34 25 更新日:2023/06/04 Sun 11 43 28 所要時間:約 22 分で読めます ▽タグ一覧 コニシ ツンデレ←瑞鶴 七面鳥 五航戦 五航戦の急に踊りだす方 大食い 幸運艦 弓道 弓道家 正規空母 正規空母娘 瑞雲もいいけど、瑞鶴もね! 瑞鶴 真壁提督(弟) 空母 紐パン 翔鶴 翔鶴型航空母艦 航空母艦 艦これ 艦娘 艦隊これくしょん 被害担当艦 装甲空母 野水伊織 鶴姉妹 ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ 出典: wikiwiki.jp/kcvoice/ ・ wikiwiki.jp/kcvoice/ 「私って、怪我しやすいのかしら……ねぇ、瑞鶴?」 「アウトレンジで……決めたいわね!」 イラストレーター:コニシ CV:野水伊織(両者共通) 本項目では、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』における五航戦/翔鶴型航空母艦について解説する。 概要 太平洋戦争末期まで活躍した日本海軍の最高殊勲艦・武勲艦をモチーフにした航空母艦娘。 図鑑ではNo.106、No.107~108に入る。 カテゴリは一航戦と同じく正規空母。空母なので勿論ボーキ大食い。 2013年5月17日、艦これ初のイベントクエストである「敵泊地に突入せよ!!」にて、 姉の翔鶴はE3突破報酬、妹の瑞鶴はE4ボスドロップとして同時に初実装された。 以後は既に空母レシピでの建造・高難易度海域でのドロップが可能となっており、姉≦妹な具合で双方激レア艦娘の枠に収まっている。彼女らと出会うにはかなりの豪運が必要。 なお、通常建造よりも大型艦建造の方が入手しやすくなっているが、それと引き換えに消費する資材量も馬鹿にならないのでご利用は計画的に。 ちなみに空母レシピだけでなく、大型艦建造で全資材投入数値フルマックスにしても出るっちゃ出る。 2014年4月1日に行われた型月のエイプリルフール企画では、赤セイバーがやらかしたこの鬼畜所業でキャス狐は翔鶴を手に入れたが、二隻目だったので遠い眼をした。 ……おススメはしない。 2015年9月25日に翔鶴の改二が、2015年10月30日に瑞鶴の改二が実装。 これが今までにない特殊な改造となっており、改造にはお馴染み設計図の他に専用アイテム「試製甲板カタパルト」が必要となる。 さらに改二で改造が終わらず、さらに練度を上げると改二甲への改造が可能となる(アイテム不要)。 改二甲になると、カテゴリが装甲空母へと変化するが、元の改二に戻す事が可能。 勿論戻した改二も再度改造できるので、改二と改二甲を使い分けする事が可能である。 …まぁ、改造の度に資材が必要になるし、改修値がその度にリセットされるから気軽にはできないんだけど。 ちなみにこの仕様を知らず、ひたすら改造を繰り返して資源を溶かした提督もいるとか。 なお、この複雑な仕様のためか、二人ともなんと装備を何も持ってこない。 その代わり、村田隊や付岩井隊、付岩本隊など史実で翔鶴・瑞鶴に所属していたネームド艦載機が入手できる任務が実装されている。 ちなみに、瑞鶴実装が月末であったことに伴い、一部提督がこれらの任務達成不能になるという事態が発生した。現在は解消されているのでご安心あれ。 ミッドウェー戦後、瑞鳳を加えて一航戦を引き継ぎ、赤城と加賀のいなくなった穴を埋めるべく奔走。 艦これではたとえ一航戦を失ってもまた手に入れるチャンスは巡って来るので、翔鶴型の括りは五航戦のまま。 翔鶴型、特に瑞鶴は皇族のお達しで急拵えだったこともあり、極めて限られた時間の中で訓練・演習を積んだ航空隊パイロットの錬度は一・二航戦の人外兵団と比べられてしまい、 「お粗末」「五航戦は妾の子」などと揶揄される始末。 そのため加賀には「五航戦の子なんかと一緒にしないで」と非情な台詞を吐かれている。 しかし実際の五航戦パイロットはそんな評価にもかかわらず、きちんと評価すれば教導官を務めていてもおかしくないほどの精鋭だったという。 その中でも当wikiにも項目がある超有名な御仁の「零戦虎徹」がいたくらい。 そもそも人外魔境の生還者を比較対象にしたのが悪かったのだ。 本当に極東は激戦区だ……(戦慄) とか言っていたら付岩本隊が実装され、岩本隊任務をすべてこなして手に入る艦載機は実質最強の艦戦として君臨している(*1)。 加賀さんの心境や如何に。というか、ネームド艦戦は全部五航戦の子である。付岩井隊は爆戦に化けるけど その他、史実におけるガチガチ空母な彼女らの逸話はこちらとこちらをご参照あれ。 ステータスは改までの段階では運を除いて姉妹で完全に一致しており、 改装前21/21/21/12→改装後24/24/24/12、計75→84というバランスの取れた大量の艦載機スロット数を誇る。 火力は39と正規空母の中では低く、砲撃戦ではどうしても一航戦に後塵を拝する。 その代わり第三位にも及ぶ均等なスロット数によって、艦載機の数が物を言う航空戦では高い攻撃力を叩き出す。しかし均等すぎるところが器用貧乏とも言える。 改二になると翔鶴は艦載機スロットが27/27/27/12の計93と増加。火力も63と二航戦に次ぐレベルにまで上がる。 瑞鶴は艦載機スロットが28/26/26/13の計93と増加。 火力は56と姉に比べると抑えめだが、装甲、対空、回避は翔鶴より高い。運は言わずもがな そして改二甲になると翔鶴は火力が70と堂々の空母トップになる(瑞鶴は火力65)…が、 装甲空母になった代償か、艦載機のスロット数は34/21/12/9(翔鶴)、34/24/12/6(瑞鶴)の計76と激減。 割り振りもバランス型だった今までと比較して大きく変化する。 また、改二・改二甲のどちらもまさかのデフォルトで射程:中である。 ミッドウェーで索敵をしくじって先制攻撃を受け敗北した先輩の経験が生きている・・・のかもしれない。 改二甲になると噴式景雲改と橘花改という2種類のジェット艦載機を運用可能になる。 ジェット機を装備していると「噴式強襲」という追加の航空戦フェイズが発動する。火力は若干控えめだが随伴艦を沈めてくれると航空戦でも優位になる。 加えてカタログスペックでも爆戦の上位互換で撃墜もされにくいという凄まじい性能を持つが、艦爆として扱われず(そのためこれで空母カットインの艦爆枠にはなれない)装備して戦闘するたびに鋼材を消費するというデメリットもある。 運用に比して必ずしも必須という訳では無いが、ジェット艦載機を運用できるのは五航戦改二甲と加賀改二護とVictorious改の4人にのみなので覚えておくと役に立つだろう。 ちなみに装備すると射程:長になるので射程調整目的で積むのもあり。 造波抵抗軽減能力の高い球状艦首(バルバス・バウ)と細長い船体の採用によって空母としては破格の高速航行(本気を出せば海面状況次第では護衛の駆逐艦を置き去りにしてしまうほど)が可能となっていた史実からか回避性能が高めで、尚且つ燃費に関してかなり(改までの時点では)良心的。改二で一気に悪化し、改二甲でまさかの燃料3桁に躍り出るが。そんなとこまで赤城をリスペクトしなくても… ただし翔鶴は幸運の関係で意外と被弾する。おいおい本末転倒じゃないか。一方の瑞鶴は幸運も高けりゃ回避も翔鶴より高い反面基礎火力で翔鶴に劣るという状態になっている。 力の翔鶴、技の瑞鶴って事だろうか なお、島風級の船速というのは史実については誤認の可能性が高いが、艦これにおいては船速を最速まで伸ばす条件が翔鶴型と島風が全く同じであるため、 どうも艦これの翔鶴は本気を出すとガチで40ノット行けるらしい。さすがにその本気をアーケードで披露することはなかったというか、そんな事をされたら間違いなく空母間のパワーバランスが崩壊する ちなみに史実でも「被害担当艦」という大変不名誉な呼称を得ていた事から不幸キャラのようなイメージを持たれている翔鶴だが、 艦これにおいて初期値10→改装後12→改二(甲)20という運の値は普通。 それどころか、まるゆ改修を重ねて運を底上げしてやると、並大抵の艦娘では届かないMAXで97(*2)に到達するという潜在的な超幸運艦である。 多くの艦娘は初期値10でMAX59とかそのくらいが平均値であり、ミッドウェー海戦で最後まで生き残り、 瑞鶴と同じく初期値が高い飛龍改二でもMAX92、終戦まで稼働可能で残った葛城も79。 翔鶴の97を超えるのは艦娘全体でも、瑞鶴を含めて片手の指で数えられる数しかいない。 実際史実でも大炎上しながら生還を果たすなど、決して不運なばかりではない。 なのだが、妹の瑞鶴(幸運40→改装後42→改二(甲)50)とちょくちょく一緒にいるのでそのしわ寄せを受けやすく、 公式・二次問わず様々な作品ですっかり「不幸艦」の立ち位置を確立している。 一方、上述した数値の通り、瑞鶴はかなりの「幸運艦」。 回避能力においては姉を楽々凌駕する。姉より優れた妹など(ry もしかすると瑞鶴の言う「幸運の女神」は度々妹を庇わざるを得ない状況に陥った翔鶴のことなのかもしれない。 キャラクターデザイン デザイン担当はコニシ氏。 ほぼ全ての正規空母と共通の弓道着モチーフの衣装に身を包み、矢筒を背負い、弓を携える。 特徴的な脚部艤装の邪魔にならないようスカートもかなり短め。 元となった航空母艦の高速性を表すような軽快な印象である。 胸当てには史実で度々間違われていたことからの「シ」「ス」の識別用文字が刻まれている。 まあ艦これでの鶴姉妹は姉が銀色の長髪、妹が緑がかった黒髪のツインテールなので視覚的判別は容易。 出典: wikiwiki.jp/kcvoice/ 「やだ、これもいいわね。さーんきゅっ!」 改装すると瑞鶴はエンガノ沖海戦での迷彩仕様に変わる。 これは当時三航戦の最終構成となった彼女と瑞鳳・千歳・千代田の共通迷彩であり、最期を共にした彼女ら四人の死に装束と言える。 その頃には姉もいなくなっていたため件の「ス」も塗り潰されることとなり、艦これでも読みにくくなるという形でしっかり再現されている。 なお、翔鶴は改二になると一航戦・赤城を意識した髪型とポーズに変化する。 瑞鶴は加賀を意識するのではという胸熱を予想する提督も多かったが、特にそんなことはなかった… 括りでは五航戦のままだが、赤城から一航戦の誇りを受け継いだ新一航戦・翔鶴としての晴れ姿と言えるだろう。 一方瑞鶴は改二の時点では迷彩仕様のままだが、改二甲で五航戦仕様へと戻り、「ス」も復活する。 迷彩からの復活を喜んだ史実リスペクト提督も多い。瑞鶴との迷彩お揃を喜ぶ葛城の立場が微妙になってしまったが 出典: wikiwiki.jp/kcvoice/ ・ wikiwiki.jp/kcvoice/ ・ wikiwiki.jp/kcvoice/ 「やられました! 艦載機発着艦困難です!」 「もうっ、私がここまで被弾するなんて! 誘爆を防いで! 飛行甲板は大丈夫?」 中破するとこの通り。 特に瑞鶴は「一体何があったんだ!?」な凄まじき脱衣を披露する。 矢筒を失い、胴着は一部を残して跡形もなく焼失し、艤装も見る影がないほどボロボロ。 折れた弓で申し訳程度に胸を隠す……すぐに着替えないと刹那で風邪引くレベルである。 ここまでやられてしまうとむしろ心配しか出て来ない。 ちなみに翔鶴の方は上記の中破画像でもはっきり分かるのに加え、アニメでも紐パンを披露した事もあったため、翔鶴=紐パンという認識はかなり広まっている。 対して瑞鶴は中破画像ではちょっと分かりにくい上にアニメでもそういったシーンは無かった。 しかし2017年6月の富士急ハイランドとのコラボ企画「瑞雲祭り」に瑞鶴が駆り出され、新たな描き下ろしイラストが登場したのだが、 この絵だと誰が見ても明らかなレベルでスリットから紐パンが見えている。 やはり妹も紐パンだったのだ…。 そして2019年11月21日。艦これアーケードにて実装された瑞鶴改二はMVP時にそれはもうダイナミックに紐パンを晒していたのであった。 ……ところで、折角画像を用意したんだ。 wiki籠り諸氏の中にも姉と妹の歴然とした差異を見抜いた方がおられるのではなかろうか。 艦これの正規空母は大概どの娘も立派な胸部装甲をお持ちだ。 軽空母にも多くの猛者が控えている。 RJ? ZH? TH? ああうん、うっすら聞いた。 画像を見るに、翔鶴姉さんだって中々なモノをお持ちでいらっしゃる。 ……なのに瑞鶴ときたら…… そう―― 瑞鶴は正規空母にあるまじきちっぱい。 いや、一向に構わないんだけどね! コニシ氏のイラストで巨乳化したり、アーケードで巨乳化したり妙に巨乳化には恵まれていたりするが……アーケードでは改二でぺったんこになってしまった。どうやら瑞鶴の巨乳は不具合扱いらしい。 「提督? あの、そろそろポートモレスビーを……あの、その……」 あ、ごめん。放っといてごめん。 妹のことばっかでごめん。 そういえばアニヲタwikiって艦娘の中破画像載せて大丈夫なんだね(悦) ちなみに改二になると瑞鶴もさすがにアレはヤバいと思ったらしく胴衣の被害は大きく減っている。胸はあんまり成長しなかった …その改二の中破グラだが、翔鶴改二と瑞鶴改二の中破グラを並べると瑞鶴が翔鶴を庇うかのように立ちはだかる構図になる なお、瑞鶴改二の実装時のイラストについて元絵とアスペクト比が違うという事をコニシ氏自ら指摘する事態になった。 運営もそれに応じて実装翌日に修正をかけて謝罪している。 しかし、原因はコニシ氏が運営に送ったデータの中に雑に圧縮してしまったものが混ざっていたためだったらしい 性格 「提督、報告書をご覧になりますか?」 翔鶴は艦娘の中でも屈指の清楚さと儚げさ、お淑やかさを持ち合わせている。 その様子は鳳翔さんや大和、榛名などといった「大和撫子」な娘達に並び立つほど。 扶桑型ほどではないが、(それほど低くはないのに)幸運値故に被弾を受けやすい自分の体質を気にしている節もある。 また、クリスマスに瑞鶴に「これを食べて落ち着いて」と七面鳥を差し出す(明言されてはいないが瑞鶴の反応を見るに多分そうだろう)などといった畜生天然な一面も。 とは言え、彼女も戦闘になるとやはり凛々しく艦載機を率い、勇猛に敵艦隊へ艦上爆撃を放つ。 ただしMVP取得時の台詞では自分が旗艦でない場合でも他の艦を「随伴艦さん」と言い、少々味方への認識に難が見られる。 アニメでも加賀に突っかかる瑞鶴を窘めるつもりで同じセリフを言って立ち去ってしまい、 「よろしくお願いします、随伴艦さん♪」 「少し、腹が立ちました」 吹雪の胃の穴はますます大きくなるのであった。 真面目なので妹と違って卒なく律儀に時報をこなす。だが、逆を言えばあっさりしていてネタが薄い。 1700の時報は一聴の価値あり。癒されるぞ。 そしてネタバレ:ケッコンカッコカリ時、彼女は提督に向けて感謝の想いを言葉にする。また、自身が沈んだマリアナ沖海戦を引き合いに出し、(たとえ死を迎えても)提督とずっと一緒にいたい、という心情を吐露する。もしかすると彼女の時間はそこで止まってしまっているのかもしれない。潜水艦を執拗に警戒するのも大戦時の経験からか。しかし… 改二ネタバレ:改二になると図鑑の説明文が追加され、マリアナを越えて提督と共に翔び続けたいと自らの運命へと立ち向かう覚悟を固める。この発言には「鶴翼の絆」作者の内田弘樹氏をはじめとする多くの提督を涙させた。そして… 2018冬イベネタバレ:瑞鶴が史実での最期を迎えたレイテ沖海戦の決戦前夜ではナーバスになっている瑞鶴を「私がいる…そしてみんなも」と宥め、自らもまた瑞鶴の運命を変えるべく戦う事を決意する。そして、開始された2018冬イベには史実では参加することのなかった小沢艦隊の一翼となった翔鶴の姿がそこにあった。さすがに史実艦扱いはされなかったものの、E7乙甲難易度においてはギミック解除時にボス戦で史実艦組真っ青の2.4倍ものシナジーがかかる。 「提督さん、どう? どんな感じ? どんな感じ!?」 瑞鶴は元気で勝気で向上心の強い娘だが、時報を面倒臭がるようにがさつな面もある。 「マリアナの七面鳥撃ち」と揶揄されたことに対しても持ち前の負けん気の強さから「七面鳥ですって!? 冗談じゃないわ!!」とも言い返す。 しかし根は素直なので提督の言うことには従順であり、放って置かれると臍を曲げ、甘えた声でアピールしてくるほどの構ってちゃん。 直撃を回避しまくる自分自身の幸運さを鼻に掛けることはなく、努力と錬度の賜物だと無い胸を張る。 時報では三度の食事を楽しみにしており、昼飯時に提督が仕事に精を出していると駄々っ子みたいになることも。 しかし、そんな中でも七面鳥だけは毛嫌いしている。どれくらい毛嫌いしているかというと、ターキーを食っていたというだけで青葉と秋雲が爆撃されるくらい。 食ってる側としてはどう考えても理不尽である。 おまけにターキーを振る舞っていた大和を睨み付けて困惑させている。 命知らずにもほどがある。 なお、2017年12月11日のメンテナンスにて秋雲に修羅場modeの限定グラが実装された(そして秋雲の限定ボイスは普通に昨年のクリスマスボイスが使いまわされた)関係で、 現実逃避するかのように不自然なまでにノリノリでターキーを貪る秋雲(修羅場mode)を、容赦なく爆撃する瑞鶴というあんまりにもあんまりな状況になった。秋雲の明日はどっちだ。 一人称が「私」になったり自分の名前になったり、意外と精神年齢が低いのかもしれない。 ……いや、見た目相応か(下げていた視線を上げて逸らす)。 すかさずネタバレ:ケッコンする時、提督は彼女に真顔で凄まじい勢いで肉薄するらしく、「顔が近い!」と慌てふためき、最後にはしどろもどろになってしまう。たぶんチューした。……が、ここで液晶に阻まれる現実の提督本体が続出している。ああ無情。 2018冬イベネタバレ:E7クリア後のエンディングで流れる「月夜海」を最後まで聞き終えると「愛してる…ずっと!」とまさかの告白をしてくる。 「瑞鶴ったら! スカートはあまり触らないで……って、あらやだ、提督……」 「翔鶴姉、なに? ……って、提督さんじゃん!? なにやってんの!? 爆撃されたいの!?」 二人は姉妹揃うとお互いにべたべたイチャつき合っているらしく、彼女らを第一艦隊旗艦にしてつついたらどこぞのポンコツ最新鋭の次女のようなハプニングが発生する。 翔鶴は提督のお茶目(セクハラ)についてとやかく言わないが、瑞鶴の方は母港にもかかわらず艦載機をけしかけてくるほど鬼怒おこぷんぷん丸になる。 ケッコンしても許してくれない。 付いた二つ名は爆撃系女子。誰か……助けて……! また、台詞の随所で姉(妹)がいることを前提として喋るので、片方しかいない場合は物凄く怖い。 特に翔鶴だけしか手に入れていなかったりすると、画面を挟んだこちら側の居た堪れなさは半端ない。 そもそも翔鶴はユーザー150万人突破記念の掛け軸に妹の名前を書いて解説で「なぜ妹の名前を書くのか謎」と突っ込まれるくらいかなりのシスコン。 更にネタバレ:轟沈させてしまうと翔鶴は矢矧と秋月に後を託す。瑞鶴は姉の許へ…… 川内に対しては姉妹共に「うるさい」と苦言を呈し、瑞鶴に至っては名前を読み間違えかけている。 商品・メディア展開 二人を演じた野水伊織女史は、翔鶴名義で一航戦・赤城の藤田咲女史と共に艦娘想歌第一弾『暁の水平線に』でデュエットを披露している。 背伸びしたお子様レディは関係ない。 一番くじでも『第三次作戦 空母機動部隊 見参!』で姉妹は超絶クォリティの目玉商品として君臨。 各地で売り切れが続出した。 また、瑞鶴を主人公に据え、翔鶴もメインを張る小説として、富士美ファンタジア文庫から内田弘樹氏による『艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆』が好評発売中。 富士美書房『ドラゴンマガジン』ではシリーズのサイドストーリーも展開している。 詳しくは当該項目にて。 2015年1月から放送開始されたアニメでは1話の顔見せ以降ほとんど出番がなかったが、5話の新編成により主人公・吹雪と瑞鶴が同じ艦隊となり、出番は急増。 加賀とはよくいがみ合っているが、実は双方とも相手がいない場所ではお互いの実力を認め合っている節がある。要はツンデレvsツンデレの構図である。ブッキーの胃が… 劇場版では瑞鶴はかつて一度沈んでしまい深海棲艦化した艦娘である事が示唆された。同じく一度深海棲艦化した事がある加賀と異なり瑞鶴は深海棲艦化した記憶がないため、加賀に「たとえ沈んでも戻ってこれる可能性があるってことでしょ?」と言ってしまい、加賀に「二度とそんなことは言わないで」と怒られる一幕があった。血気盛んな後輩が心配なあまりきつく当たってしまう先輩の図。なお出撃時にちゃんと謝って和解しました。 なお、翔鶴も瑞鶴と共によく出てくるようになったが、案の定というべきか被害担当艦となることが多く、パンチラしたり被弾したりしている。 2017年6月18日に富士急ハイランドで開催された1/1瑞雲公開のスペシャルステージ2日目のタイトルは、 まさかの「『瑞雲』もいいけど、『瑞鶴』もね!」であったため、提督達を大いに噴かせた。 謎の自己主張だったが、会場で公開されたイラストではさすがに微妙そうに瑞雲を抱えていた。 二次創作での扱い 史実やゲーム上でお互いを気遣う台詞から姉妹で百合百合キマシタワー建造に勤しむものが多い。 しかし単体でも提督の良き部下・伴侶として活躍したりイチャラブしたりする場合も見られる。 ただし従順貞淑な正妻ポジの「出来る奥様」として描かれるのはほとんど全て姉の翔鶴の方であり、妹の瑞鶴にはとんとそういった面が見られない。 しかし代わりに…という訳ではないだろうが、瑞鶴には幼馴染の女の子とかJKのガールフレンドとかそういうポジが非常に良く似合うため、 姉とは独立して提督諸氏の需要を開拓している。 瑞鶴は二次において加賀とはよくいがみ合っているが、逆に仲が良くなりすぎる作品もある。 「瑞鶴を温かく見守りたいが素直になれない加賀」から「冷蔵庫の『瑞鶴』と表書きしてあるプリンを一切の迷いなく食べるぐう畜空母」まで解釈はさまざま。 『鶴翼の絆』でも見られる冷厳先輩VS熱血後輩の構図がよりエスカレートしてかなりの割合を占める。 そうでなくても加賀瑞で「先輩・後輩」ネタが扱われることは多い。 ちなみに、ゲーム中では加賀が五航戦を意識するセリフはあるが、瑞鶴が一航戦を意識するセリフは特になかったりする。 唯一加賀さんの話題になるセリフも2016年元旦ボイスで瑞鶴の新年の挨拶が加賀さんのそれと大体同じで提督と翔鶴に笑われるというものだが、 そもそも加賀さんの名前が出てこないのであっちのボイスの内容を覚えておかないと意味がわからないレベルである。 赤城はそんな二人の様子を生暖かい眼で見守り、時折二航戦や翔鶴を誘って黙々と飯を喰らう日々。 だが、翔鶴も加賀の手に掛かれば(悪意の有無を問わず)酷い目に遭う。 銀髪の子かわいそう。不幸艦の役割は公式でも二次でも変わらない…… ちなみに瑞鶴は貧乳空母つながりで龍驤や瑞鳳と「RJ・ZH・ZK」トリオを組むこともあったが、 最近は彼女の上……違った、下を両舷全速で征く大鳳(TH)にポジションを乗っ取られている。 所謂「フラット3」。ブラッドではない。嘆きの平原は今日も雨だ。 なお、最期の同僚であった瑞鳳とセットで「ズイズイコンビ」と呼ばれることも。メディアミックスで胸が増量するコンビでもある 2015年春に瑞鶴を先輩と慕う正規空母、葛城が登場しているが、葛城もフラット具合は似たようなものである。こちらは瑞葛(ズイカツ)とも。 フラットつながりで慕っているわけではなく、葛城が竣工した時点で真珠湾に参加した正規空母が瑞鶴以外皆沈没していたという重ーい史実が由来なのだが あと、川内をかわうち呼びするのが受けたのか、絡みはこれだけなのに二次創作では川内とは悪友という扱いを受ける事も多い。 大体夜戦馬鹿に文句を言う瑞鶴と正規空母を夜戦に誘おうとする川内という凸凹関係になっている 「wiki籠りさん、新規項目記事が完成いたしました」 「追記・修正、画像も補充しておいてね!」 画像:艦隊これくしょん -艦これ- © 2013 - 2014 DMM.com/KADOKAWA GAMES All Rights Reserved. △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-12-16 21 30 30) 多分二次創作での扱いとゲーム中の性能が最も乖離してる艦娘だよなぁ。マジで装甲空母と正規空母の間には越えられない壁があるレベルなのに、二次ではいつまでも一航戦より未熟な子扱い。 -- 名無しさん (2017-01-13 23 35 56) 建造一発目できた空母が翔鶴だったから当時はレア度がわからなかったが……、五航戦、マジで出ねえ……。 -- 名無しさん (2017-01-13 23 43 14) 個人的に、瑞鶴はガチでJK姿が超似合いすぎな気がする。 -- 名無しさん (2017-02-02 20 17 20) 空母の運が重要になるとのこと。もしかしたらまた瑞鶴が強くなってしまうかもしれない -- 名無しさん (2017-09-12 01 36 07) ハルオミさんゲーム間違えてますよ -- 名無しさん (2017-12-06 16 21 21) 改二になって、中破時露出度が下がってしまったのがとても残念だ。 -- 名無しさん (2017-12-06 18 02 36) 18冬イベで主役を張ることがほぼ確定的。 -- 名無しさん (2017-12-24 22 51 39) しかもif展開ということで史実では沈んでる翔鶴も主要メンバーに入るというおまけつき -- 名無しさん (2017-12-24 22 54 08) 海の向こうで全裸待機してるヨークタウン級次女の姿が幻視されますね、すっぽかしの予感大ですが -- 名無しさん (2017-12-25 02 19 39) 1期ラストイベントで主役扱いに。ジンバー瑞鶴とか言われてるとかなんとか -- 名無しさん (2018-02-16 00 52 06) 随分とエッちい下着を穿いてますねぇズイズイ・・・(アケ版を目に焼き付けながら) -- 名無しさん (2019-11-24 23 57 38) みんなー!資源半分使っても翔鶴姉が建造できない音頭の始まりよー!歌に合わせて上手に踊ろーう! -- 名無しさん (2021-01-29 12 41 25) まだ資源半分残っているではないか…回せ -- 名無しさん (2021-01-29 15 22 26) 名前 コメント 余談 余談 さて、艦これにおける翔鶴型空母を徹頭徹尾ご説明してきたが、ここまで閲覧してくださった皆様方には惜しみない感謝を捧げつつ、最後にもう少しだけお付き合い願いたい。 本項目の末尾にあたり、語らずには終えられぬ鶴姉妹の特徴をご紹介しよう。 五航戦最大の特徴、それは―― 脚、だよ。 鶴姉妹の魅力の最たる部分は、脚…… それも、脚部艤装だ。 彼女達は……あの二人は……! 脚がカッコイイんですよ。 もう一回言いますよ。 出典: kanmusu.blomaga.jp/ リンク先の画像を加工・分離 脚 部 艤 装 が カ ッ コ イ イ ん で す よ 。 黒い靴とかエア・ギアとかのようなスタイリッシュな流線型かつ重厚感溢れる鋼鉄の武装。 この艦艇尾部を彷彿とさせるフォルムと、裏側で鈍く光る金色のスクリュー、いいよなあ…… あぁ、すみません。艦娘型録見てました。 世の中の深海棲艦が全て艦娘になったら……そこはきっと楽園(ぱらいぞ)なんですよねえ…… んんっ、いかん、ちょっと昂奮して熱に浮かされてきた。 風に当たってこよう。 ……ん? 縁側に瑞鶴の艤装が、何故? ああ、さてはあの娘、自分の装備を磨いてる途中で何か用事作って放っぽり出したな? やれやれ、日が暮れる前に中に入れておこ…… ……待てよ? これはもしや、翔鶴型航空母艦の艤装を隅から隅まで念入りにチェック出来る千載一遇のチャンスというやつでは!? 艤装は鎮守府の管理下とは言え、艦娘の身体の一部のようなもの。 明石や整備班はともかく、提督なら本体抜きには実際に触ることなど滅多にない。 近くに持ち主もいないし、これは好機! これが、これが瑞鶴の脚部艤装! 見た目通りの重量感、鈍く美しい金属光沢! いつもこんなに重たいブーツを履いて水上を駆け回っているのか…… どれ、私も履いてみるとしよう。 提督たる者、艦隊の司令官たる者、部下の装備のコンディションも把握しておかなければならない。 べっ、別にやましい気持ちなんてないんだからね! 強いて言うなら知的好奇心を満たすためなんだから! それに彼女らの装備に適合すれば、私も艦娘の力を使えるようになるかもしれないし! いざ! みちっ ……フー…… オーケーオーケー、一旦落ち着こう。 なんだこれキツいな。当たり前か。 ならばそんな道理、私の無理でこじ開ける! どれほどのサイズ差があろうと、今日の私は大和型すら凌駕する存在だ!! この程度の痛み! あの娘達が戦場で受けた数々の傷に比べれば!! 解る、解るぞ。理解出来る。 あの娘の心に共感し、私は今、あの娘の『痛み』を理解する。 幾多の仲間、幾多の命、姉までも奪われながら、自分独り生き残る孤独…… 私自身が瑞鶴になるということのように……! ああ……ツインテールになりそう……!! いや、なる! なってみせるッ! 私が……私達が、瑞鶴だッッ!! ぬうぅぅおおおおぉぉぉぉおおおおッ!!! テェェイル・オオオオォォンンンンッ!!!! ずぼっ ッ、しゃぁぁあ! 入った! 入ったぞ! ガチャッ 「提督さーん、私の艤装知らないー? 縁側に乾しておいたんだけどー」 あっ。 「……何……してんの……」 ……ごほん! 咳払い! これはね瑞鶴、君の艤装のチェックをしていたのさ。 君が途中で放ったからしにしていたから、代わりに私が点検しておこうと思ってね。 これで私も、君達の仲間入り……かな?(照) 「全機爆装! 準備出来次第発艦!」 「目標、母港執務室の『提督』!」 「やっちゃって!」 ですよね――――――――ッ!!!! 「提督? あの、そろそろポートモレスビーを……あの、その……」
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/8811.html
822 名前:ホワイトベアー[] 投稿日:2023/09/18(月) 20 06 01 ID om126208191080.22.openmobile.ne.jp [7/13] ドッチェランド級航空母艦 基準排水量:51,000t 満水排水量:68,000t 全長 :305.1m 全幅 :78.8m 最大速力:30ノット 航続距離:9,300海里 (18kt巡航時) 武装 ゴールキーパー×3基 アーチャー8連装発射機×4基 グレイル6連装発射機×2基 航空艤装 HC-3蒸気式カタパルト×3基 航空機用エレベーター ×3基 艦載機 固定翼機×60~40機 回転翼機×6~2機 同型艦 1番艦:ドッチェランド 2番艦:プロイセン 3番艦:ザールラント 4番艦:アドミラル・シェーア 5番艦:アドミラル・ヒッパー 6番艦:アドミラル・グラーフ・シュペー ドッチェランド級航空母艦はドイツ帝国海軍が西欧戦争後に建造した初の大型航空母艦である。 日米の空母がカタパルト4基、エレベータ4基、艦載機約80機を搭載するの大型空母であるのに対し、本級をはじめとした欧州連合各国の空母はその2/3程度の能力であるため日本では中型正規空母として認識されている。 概要 日米との対立が決定的になった西欧戦争後に提唱された欧州連合内では加盟国各国の軍事力を統合運用する《欧州防衛軍構想》の一環として1940年代初頭からドイツやソ連、フランス、イタリアなど欧州連合主要国で共通した空母を建造する《欧州統合空母計画》で他国の空母の設計の大本となった。 前級である『ザイドリッツ』は『グラーフ・ツェッペリン』級よりかは高い能力を有していた。 それでも空母でありながら単艦での高い戦闘能力と防御性能を持たされた結果、ジェット艦載機を搭載すると『ザイドリッツ』の航空機搭載可能数は正規空母でありながら軽空母並みにまで落ちてしまっていた。 日米海軍は勿論、イギリス海軍ですらも47,000トンクラスのジブラルタル級航空母艦を運用している状況では『ザイドリッツ』では些か航空機運用能力で目劣りしてしまう。 その反省から本級の武装は2基の対空機関砲と計8基の艦対空ミサイル発射機のみという、それまでのドイツ海軍の空母比べると格段に軽装備となった。 ドイツ帝国海軍が設計方針を大きく転換できた背景は英独海軍協定に縛られることなく艦艇を整備できるようになったことがあった。 従来のドイツ帝国海軍は英独海軍協定の縛りにより艦艇保有規模を制限されており、単艦に多くの機能を求めていた。 しかし、『ドッチェランド』級航空母艦の設計が開始された1940年代には西欧戦争での勝利で英独海軍協定は有名無実化していた。 十分な数の護衛艦を整備できるようになったドイツ帝国海軍は要約航空機の運用に重点を置いた『正規空母』を運用する余裕ができたのだ。 一方、日米海軍のように超大型空母を大量建造・大量配備できない事から個艦規模での生存性が重視され、『ザイドリッツ』の特徴である高い防御力は維持されている。 来歴 本級の建造の経緯は1930年代後半にまで遡る。 1935年6月に英独海軍協定を締結したドイツ帝国は27,000 t級のザイドリッツ級装甲空母1隻、24,000トン級のグラーフ・ツェッペリン級航空母艦を3隻の計4隻を整備していた。 当時の欧州最大の海軍国であったイギリスの空母保有数が『ジブラルタル』級航空母艦4隻、『アーク・ロイヤル』級航空母艦8隻の計12隻で、この計画が達成されればドイツ海軍はイギリス海軍の1/3に匹敵する欧州有数の空母保有国となる。 しかし、『グラーフ・ツェッペリン』級航空母艦は世界大戦前のドクトリンに基づいて設計された空母と言う事もあって性能的には成功したとは言えなかった。 『ザイドリッツ』級装甲空母もその実態は『グラーフ・ツェッペリン』級の発展改良型と言える艦艇で、レシプロ機の運用は問題なく行えるが冬戦争で日米が運用している様なジェット機の運用は困難であった。 823 名前:ホワイトベアー[] 投稿日:2023/09/18(月) 20 06 40 ID om126208191080.22.openmobile.ne.jp [8/13] 世界大戦後から欧州でも目まぐるしい発展を遂げるジェット技術による自国の空母の急速な陳腐化と、各国で進む超大型空母の整備を背景にドイツでもジェット機の運用を前提とした空母の整備の必要性が唱えられていく。しかし、この頃のドイツの最大の仮想敵国は国境を接するフランスだった。 軍備整備計画でも重視されていたのは陸軍と空軍で、予算の割当でも陸空軍に重点が置かれてしまう。 少ない予算での活動を余儀なくされたドイツ海軍にできることは、せいぜい『グラーフ・ツェッペリン』級2番艦『ペーター・シュトラッサー』を実験艦として改装し、日米英の警戒心を呼び起こさないようにひっそりと各種ノウハウを蓄積させることぐらいであった。 1930年代末に予想よりも早く英仏と開戦し僅かなうちにフランスを屈服させ、イギリスに有利な条件でベルサイユ講和条約が締結すると言う歴史的な大勝利を納めるとドイツを取り巻く情勢は大きく変わる。 事実上、欧州での覇権を確立したドイツ帝国の存在は世界の海洋覇権を握る大日本帝国にとっては極めて目障りなもので、彼らはイギリスに代わりドイツ帝国及びその同盟諸国を最大の仮想敵国に定めた。 そして、大日本帝国は欧州連合に同盟諸国対抗するため同盟諸国を巻き込んでハワイ条約機構を設立、相次ぐブロック圏の確立を受けてイギリスは自治領と共にイギリス連邦を設立する。 三大陣営の誕生と後に冷戦と呼ばれる対立構造の鮮明化に伴い日米同盟というシーパワー連合と対峙することとなったドイツ帝国は、フランスやソ連と共に日米に匹敵する軍事力を整備する必要に迫られた。 ただ、欧州連合の結成日に合わせる形で『公式記録上は初の』核実験を実施したことから、世界大戦のトラウマが未だ色濃く残るドイツがもっとも警戒した対象はアイスランドに駐留する日米の戦略爆撃機部隊であった。 核兵器を抱える日米同盟に対抗するため、欧州連合は協力して核戦力の研究及び整備と一大防空網、通称《大西洋の壁》の建設を決定。オーストリア・ハンガリー帝国がハワイ条約機構に加盟し日米地上軍の駐留を受け入れたことから同国との国境線上の防衛線の増強も余儀なくされた。 ただでさえ莫大な予算を必要とする巨大プロジェクトをいくつも同時並行で進めざるを得ない以上、海軍予算の大幅な増大は難しい。 低予算で早期に新型空母を実戦配備する必要に迫られたドイツ帝国は、少しでもコストを削減するために欧州第二の海軍大国であったフランスや海軍拡大を計画していたソ連との共同での空母開発を模索しはじめる。 ドイツ帝国海軍の考えは入念な根回しもあって最終的に欧州連合理事会にて決議された欧州防衛軍構想の一環としての合同空母研究計画という形で実現した。 同計画によってドイツ帝国海軍はアングルドデッキや、理論上ではジェット戦闘機の運用も可能な新型のカタパルトを単独で行うより遥かに軽い負担で実用化させることに成功する(ジェットエンジンの技術を対価として水面下でイギリスからの支援を受けていたとの噂もある)。 1940年代ばになるとドイツ帝国海軍のグラーフ・ツェッペリン』級航空母艦やフランス海軍の『ジョフル』級航空母艦の後継艦の必要性が本格化し始めた。 これにより合同空母研究計画は独ソ仏伊の欧州連合主要国の主力空母整備計画である《欧州統合空母計画》へと発展、1947年には『グラーフ・ツェッペリン』級航空母艦の代艦として建造が内閣から承認され、1949年より1番艦である《ドッチェランド》の建造が開始された。 824 名前:ホワイトベアー[] 投稿日:2023/09/18(月) 20 07 11 ID om126208191080.22.openmobile.ne.jp [9/13] 設計 上甲板はそのほぼ全域が飛行甲板で、『ザイドリッツ』の特徴が引き継がれ重装甲が施されている。 飛行甲板下の主船体は9層の甲板から構成されており、ギャラリデッキとされる第1甲板の下に格納庫が置かれている。 格納庫下には居住区画や機関区画、応急区画などが設けられている 機関にはワーグナー式のボイラーを8缶搭載し、蒸気タービンによって4軸の推進器を駆動している。 速力は最大で30ノットとされているが、実際の最大速力は33ノットであると分析する識者も少なくない。 発電機には単機出力1,500キロワットのMAN AG社製のタービン発電機を10基、単機出力1,000キロワットのASEA社製ディーゼル発電機3基搭載している。 航空艤装としては当初から8.5度のアングルドデッキを持つ。 飛行甲板のスペースを狭めないために右舷側のアイランド、左舷側のアングルド・デッキや舷側エレベーターなどは左右にオーバーハングさせた設計で、航空甲板のスペースを確保している。 カタパルトは75メートルのドイツ製C-11蒸気式カタパルトを艦首側の2基とアングルド・デッキに1基の計3基が設置されている。また、アングルド・デッキ上には艦載機着艦用のアレスティング・ワイヤー3本が設置されている。 飛行甲板と格納庫を連絡するエレベーターは艦首甲板上に2基、後部甲板に1基の計3基が設置されている。 各エレベーターはそれぞれ艦載機を2機ずつ昇降することができる。 個艦防御兵装としては計画時は艦砲の搭載を予定していた。 しかし、仮想敵国であるハワイ条約機構軍の装備に対して砲装では能力が不足しているとしてアーチャー個艦防空システムやグレイル短距離艦対空ミサイル6連装発射機といったミサイル兵装に変更された。 ミサイルによる迎撃が突破された場合に備えてゴールキーパーCIWSも3基搭載された。 三次元及び二次元対空レーダ、対水上レーダ、航海用レーダ、高角測定レーダーを搭載している。また、ミサイル誘導用の二次元低空警戒レーダーも多数装備する。 能力 『ドッチェランド』級航空母艦は艦隊での運用を前提とした大型空母であり、艦隊旗艦として運用されることが想定されていたため強力な指揮統制通信システムが搭載されている。 艦隊司令官の指揮所となるのが第1甲板にあるギャラリデッキに設けられた旗艦用司令部作戦室である。 また、『ドッチェランド』級は陸海空軍の部隊から編成される統合任務部隊の洋上ターミナルとしての機能も想定されていたため、ギャラリデッキには統合任務部隊司令部としても活用できる大型の多目的室と強力な通信設備も用意されていた。 船体は日米のスーパーキャリアと比べるとやや小さいが、それでも従来の空母とは比べ物にならないほど巨大な船体を有している。 初期の搭載機としては欧州連合諸国が合同出資して設立されたユーロアエロプラーヌム社製のEF-130の艦載機仕様であるEF-130M戦闘機とミステールM戦闘攻撃機を戦闘・攻撃戦力として、ソ連のA・S・ヤコヴレフ記念試作設計局製のYak-44AとYak-44Eを早期警戒機及び電子戦機として選定していた。 艦載ヘリコプターとしてはフォッケ・アハゲリス社のFI 481を主力としており、救難仕様のFI 481Hと対潜哨戒仕様のFI481Sを搭載する。 1950年代の搭載機の標準的な編成は下記の通りである。 EF-130M戦闘機×18機 ミステールM 戦闘攻撃機×36機 Yak-44A×4機 Yak-44E×4機 FI 481H×4機 FI481S × 4機 編成には含まれていないが艦上輸送機であるYak-16も搭載可能とし、必要に応じて編入される。 同型艦 1950年に1番艦である『ドッチェランド』の就役した事を契機として2年毎に1隻ずつが就役していった。 『ドッチェランド』及び『プロイセン』はドイツ帝国海軍本国艦隊配備された。 『ザールラント』、『アドミラル・シェーア』、『アドミラル・ヒッパー』、『アドミラル・グラーフ・シュペー』の4隻は新設されたばかりの欧州統合海軍大西洋艦隊に配属され、1970年代初頭より就役した『フリードリヒ・エーベルト』級原子力空母と入れ代わるまで準姉妹艦達と共に欧州連合海軍における航空戦力の主力を担っていた。 凖同型艦としてフランスの『ガリエニ』級航空母艦4隻、ソ連の『モスクワ』級航空母艦4隻、『イタリア』のアクイラ級航空母艦2隻が存在している。 825 名前:ホワイトベアー[sage] 投稿日:2023/09/18(月) 20 08 20 ID om126208191080.22.openmobile.ne.jp [10/13] 以上、改訂版世界線での冷戦初期から中期にかけての欧州連合主力空母であるドッチェランド級航空母艦でした。 wikiへの転載はOKです
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4004.html
168 :雲龍型航空母艦(仮)その他:2015/04/23(木) 23 45 26 641,642様へ 以前ちょいちょい艦艇支援をさせて頂き、空母投稿について予告をしていた者だが 約束を果たせず申し訳ない。あれからぶっ倒れて投稿どころではなかったのだ。 遅きに失した上に出来は今一つなのだが、一応最低限の義理として投稿させて頂く。 もう既に雲龍型空母の概要も出来ているだろうから、無視してもらって一向に構わない。 時は各国との欧米諸国との激しい空海戦よりさかのぼって転移直後。 国ごとまったく戦術傾向の違う世界に転移、という事態は限られた逆行経験者ですらですら面喰う状況、当然の事ながら海軍全体では対応に大慌てになっていた。 こと、突如艦隊決戦を要求される事となった水上打撃部隊の作戦部署や設計・開発部署においては「控えめに言って大パニック」な状況、徹夜して慌てふためくだけの日々を過ごすような、組織的には末期症状な人物模様が必ず見られる、という体たらくだった。 だがそれも無理のない話だろう。幾ら巨大国家日本とは言え平和なご時世で予算削減が叫ばれる中、航空優勢全盛の世界では防空戦闘こそ万全に練られていたが、艦隊戦、特に此方より強力な艦艇を有する相手との殴り合いとなると、逆行者ですら殆ど経験が無い事だった。 それでも開戦までに水準以上の戦力を作り上げただけ、彼らは優秀かつ勤勉だったのは間違いない。 艦隊勤務者も死ぬほど猛訓練を科し、(訓練においては)一流となっていた。 「死ぬ気で訓練をして、そしてその事に死ぬ程後悔した」とは水雷戦の神様と呼ばれたM提督の言である。 そんな海軍全体がざわめく中だったが、やはり日本海軍の花形である航空屋は対応できる余裕を有していた。 戦時建造プランも当然の如く各種用意しており、予算と工員とドックの都合さえつけば即座に起工できる程に。 しかしそんな航空屋でも困ったのは、工期が想定しきれない事だった。 どの位戦備に時間を掛けていいのか?国ごと未知の世界に転移となると、情勢を把握しきるのは難しい。 なにせ戦時中なら大鳳級ですら短期間で建造できる日本とは言え、平時からの急造にはどうしても限度がある。 疾風や天山の運用能力は前提だったが、他の求める性能と限られる工期が左右した結果、最終的に3つの案が出る事となる。 169 :雲龍型航空母艦(仮)その他:2015/04/23(木) 23 48 19 日本海軍 仮称千鶴型装甲空母 基準排水量 43,800t 全長・全幅292.5×62.0m(水線部34.8m) 機関:艦本式オールギヤードタービン4基4軸 ロ号艦本式水管罐8基 最大出200,000HP 航続距離:18kt /8,000浬 最大速力:33.5kt 装甲 垂直‐舷側主甲帯76mm/15度傾斜、格納庫側壁50mm、水雷防御用テーパードアーマー76-50mm 水平-甲板38mm、格納庫甲板50mm、装甲飛行甲板75mm 武装 54口径12.7cm高角砲 2連装4基(砲架型・艦橋前後) 50口径7.6cm速射砲 2連装8基 20mm機銃多数 搭載数:84機(第一世代ジェット艦載機基準) 航空艤装:カタパルト4基(艦首2アングルドデッキ2)、舷側エレベーター3基 航空屋の求める、云わば「主力量産空母の理想」を忠実に再現した大型空母 平たく言えば日本海軍が究極の空母と自負していた最強空母、大鳳型の縮小簡易量産型である 一部簡略化されたとはいえ空母としての性能は求められる全てが揃っており、これが揃えば申し分無しと言い切れる程である。 難点はやはり工期であり、巨大工業国家日本の全力、つまり戦時生産絶頂期ならばおよそ2年で竣工でき、これほどの巨大空母でも次々と投入できる見込みは十分にあった。 しかし何分数十年続いた平和からいきなり叩き起こされた状況で工業が巨大な分戦時体制へ移行も短期間で行える物では無く、現状ではどんなに頑張っても3年近くかかる、という厳しい見通しが出ておりその点においては難アリ。 日本海軍 仮称雲龍型装甲空母 基準排水量 32,000t 全長・全幅273.8×42.0m(水線部28.5m) 機関:艦本式オールギヤードタービン4基4軸 ロ号艦本式水管罐8基 最大出160,000HP 航続距離:18kt /8,000浬 最大速力:32.5kt 装甲 垂直‐舷側主甲帯50mm/15度傾斜、格納庫側壁50mm 水平-甲板38mm、格納庫甲板50mm、装甲飛行甲板75mm 武装 54口径12.7cm高角砲 4基門(砲架型・艦橋前後) 50口径7.6cm速射砲 2連装8基 20mm機銃多数 搭載数:60機(第一世代ジェット艦載機基準) 航空艤装:カタパルト4基(艦首2アングルドデッキ2)、舷側エレベーター3基 情報部分析や上層部の意見集約による戦時空母建造期間は2年までが望ましい、と見込まれていた。 その為に考案された「平時からでもなんとか2年で出来る最強空母」が本案であったとされる工期短縮の為に防御力も一部簡略化する事となったが運用側は「一発の被弾で攻撃不能になっては困る、対爆撃防御は必要」と言う希望が強かった為船底を大鳳、仮称千鶴級の3重から2重へと減少、水雷隔壁の削減やテーパードアーマー撤廃など水雷防御が大きく削減されているが、史実エセックス級に迫る程度の耐久力は有する(つまりそんなに良くは無いが1、2発で沈む程でも無い)本艦が主力空母として採用された暁には「敵雷撃機迎撃を最優先とすべきである」と言う有難い注釈付き。 170 :雲龍型航空母艦(仮)その他:2015/04/23(木) 23 49 50 日本海軍 仮称飛祥型正規空母 基準排水量 18,500t 全長・全幅220×33.0m(水線部24.5m) 機関:艦本式オールギヤードタービン2基2軸 ロ号艦本式水管罐4基 最大出80,000HP 航続距離:18kt /7,000浬 最大速力:27.5kt 装甲 垂直‐舷側主甲帯なし(25mm前後のHT鋼外板のみ) 水平-天井及び床としての鉄板以上の物は無い 武装 50口径7.6cm速射砲 単装2基 20mm機銃単装20基(機銃を載せる為のスポンソン等土台も最低限な為、増設不可) 搭載数:42機(第一世代ジェット艦載機基準) 航空艤装:カタパルト2基(艦首1アングルドデッキ1)、舷側エレベーター2基 史実G18型航空母艦の流れを汲む、「空母なんて結局は艦載機キャリアだ、主力機を数運べるなら性能は問わん」 という極端きわまる思想の元、そこそこの積載と機動部隊運用上支障の出ない速度に留め、極限まで簡素化を徹底して工期を縮める事にのみ注力した、急造型正規空母。 平時からの急造ですら1年で作れると言う凄まじい建造効率かつ(戦時体制が整っていれば半年で作れると豪語された) 仮称雲龍型の半額以下という低コストでいっぱしの航空機運用力と艦隊の足を引っ張らないだけの速度を有する、と言えば聞こえは良いが対空火器は最低限、防御に至ってはゼロも同然、装甲のみならず防御的意味を持つ隔壁も無く(バルジ?二重船底?何それ)ダメージコントロールによる被害極限すら難しい。 「正規商船空母」「戦標空母」などと言われる代物。大きさの割に軽いが、ようは防御も火器も殆どない為。 あまりに極端すぎて採用されなかったが、雲龍型の脇を固める飛鳥型急造空母に設計経験が生かされた・・・らしい。(了)
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6866.html
159: yukikaze :2021/01/24(日) 18 46 26 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp ではこちらも大鳳型航空母艦を投下。翔鶴型はまたいずれ。 大鳳型航空母艦 基準排水量 53,600トン 満載排水量 69,500トン 全長 300.0m 水線長 282.2m 最大幅 64.0m(アンクルドデッキ含む。船体の幅は40m) 吃水 10.5m ボイラー 艦本式ロ号缶12基 主機 艦本式タービン4基4軸 24万馬力 最大速力 31.0ノット 航続距離 16ノット/12,000海里 乗員 4,000名 兵装 54口径12.7cm単装高角砲6基 装甲 舷側:178mm 甲板:飛行甲板:95mm、弾薬庫周辺:90mm、機関部周辺:55mm 搭載機数 136機(レシプロ機) 同型艦 大鳳 祥鳳 瑞鳳 龍鳳 (解説) 日本海軍が1939年度に策定した緊急海軍整備計画において建造をした空母である。 完成当時、最初から空母として設計された艦としては、世界最大の空母であり、大和型戦艦から改装された『播磨型』航空母艦とともに第二次大戦後半において、航空機動艦隊主力として活躍。 大戦終結後は、『飛鷹型』航空母艦が戦列に加わるまでの間、日本海運の中核として、冷戦の最前線に身を置くことになる。 1930年代前半、日本海軍は翔鶴型2隻の就役により、念願の正規空母4隻体制に移行する。 すぐさま、4隻の正規空母を運用することによって、空母運用のノウハウを積み重ねていくことになるのだが、この時、艦隊側において支持の大きかったのは翔鶴型であった。 確かに蒼龍型の飛行甲板の防御は、継戦能力という点では優れていたものの、35,000tという排水量の割に、搭載機数が64機と少なく5,000tも排水量が少ないのに、排水量が100機近い翔鶴型を好むのは、ある意味無理のないことであった。 しかも、蒼龍型の装甲飛行甲板にしても、実験の結果、500kgの徹甲爆弾を使われた場合、急降下爆撃だと高度450m以上、水平爆撃では 高度1,200m以上から投下された場合、飛行甲板を貫通して、格納庫に大被害を与えることが判明し、海軍内部においては、飛行甲板の装甲化について無用論が出る始末であった。(蒼龍型が、排水量の都合上、エレベーターが2基しかなく、航空運用に不便だったのも蒼龍型の不評を後押しした。) こうした動きから、海軍においては、今後の空母戦力の拡充としては、翔鶴型空母を量産するのが適当であるという意見が支配的となっていた。奇しくも、海軍としては『新八八艦隊計画』において、今後、大量の装甲板が消費されることを考えるならば、効果が限定的と見られていた装甲空母よりも、従来型空母の方が戦力的にも予算的にもマシと思われたからである。 この流れに待ったをかけたのが、第一航空戦隊を指揮していた嶋田少将である。 山本五十六と並んで「海軍航空の生みの親」と呼ばれる彼は、同一排水量において、装甲空母の搭載機数の少なさを認めるも、その一方で「徹甲爆弾の威力は分かるが、だからと言って「では飛行甲板の防御は不要」と唱えるのも乱暴。陸用爆弾一発で飛行甲板が使い物にならなくなる可能性を考えれば、排水量の制限がない場合は、可能な限り装甲化を進める方が、空母を指揮する側からすれば、より柔軟に且つ大胆に行動することができる」と、反対の論陣を張ったのである。 無論、嶋田にしても「航空母艦にとって重要なのは運用する航空機の数と、搭載機の全力を発揮できるだけの体制」として、排水量の制限があれば非装甲でもやむを得ないと明言しているのだが、海軍航空の第一人者の発言は、それなりに重く、結果的に装甲空母の研究は、頓挫されることなく続けられることになる。 とはいえ、海軍側にとっての本命は、あくまで翔鶴型であり、一朝有事の際は、翔鶴型の設計を幾分簡略化した空母を、1年8ヶ月で起工から完成まで至るように整えることを計画していた。 実際、艦政本部における人員も、改翔鶴型の設計に人数が多く取られており、装甲空母の設計については、あくまで研究のための最低人数しか配属されていなかった状況を見れば、海軍の装甲空母の熱意がどの程度であったかを見て取ることができる。 そうした状況が一変するのは、1936年のアメリカによる東京海軍軍縮条約の事実上の形骸化を待つ必要がある。 160: yukikaze :2021/01/24(日) 18 47 40 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 1930年代のアメリカは、転落の道を転げ落ちていた。 世界最大の経済大国にのし上がったまではよかったが、悪い意味で自国の利益に忠実でありすぎたために、列強各国から侮蔑と憎悪の視線を一身に纏う羽目になっていた。 アメリカにとって不幸だったのは、彼らは世界各国から孤立しつつあるという現状に対して、「相応しい地位についていない」不満以外持っていなかったということであろう。 実際には、これまでのアメリカ外交の稚拙さと、世界恐慌を引き起こしておきながら、日英からの早期解決プランを拒絶したことの積み重ねが、列強諸国から見切りを付けられただけなのだが、問題は没落の道に入ってなお、世界有数の経済力と軍事力を保持していたことであろう。特に20隻保有している『ダニエルズ・チルドレン』の戦艦群は、各国海軍にとっては脅威の的であり、アメリカ国民にとっては、自国の強さと偉大さの象徴であった。 そしてポピュリストであるが故にこれらの空気を最大限に利用したのがロングであった。 彼は、この強力な海軍を更に強化すれば、アメリカを侮っている列強もたちどころにアメリカに頭を垂れ、失業者も造船や鉄鋼、更には拡張された海軍に吸収され、そしてロングは「合衆国を救い、新世界を導くリーダー」として称賛されると、彼とそのブレーンは算盤を弾いたのである。 徹頭徹尾、自国の都合でしかなく、他国の反発必至なのであるが、外交素養のないポピュリストや、それに煽られる大衆にその辺の配慮を気にすることなどあろうはずもなく、警鐘を鳴らした一部の人間は『非国民』として断罪されるなど、自由民主主義ではなく、国家社会主義への道をひた走ることになる。 1937年にアメリカ政府が発表した海軍拡張計画はまさにその現われであっただろう。 今後5年間の内に、ルイジアナ級戦艦6隻、ヨークタウン級空母4隻、ノーザンプトン級巡洋艦4隻、駆逐艦64隻を整備するという発表は、ルイジアナ級戦艦を除けば、一応は総排水量の枠組み以内に収まる計画ではあったものの、アメリカの行動を受けて、列強各国がエスカレーター条項を決定して以降は「条約違反」として、総排水量規制を半ば無視するような形で(一応アメリカは、「各国がエスカレーター条項を撤廃し、アメリカが「適正である」と判断するレベルで自主的に軍事力を削減するのが確認できた場合、アメリカも、総排水量規制に従い、海軍戦備を見直す」と宣言したものの、「適正」の基準も碌に示さなかった時点で、その目論見は御察しであった。)、更なる海軍拡張を進めていくことになる。(1939年に議会を通過した、アメリカ級戦艦4隻、フィリピンズ級大型装甲巡洋艦6隻、インディペンデンス級軽空母8隻、改ノーザンプトン級12隻、アトランタ級12隻、駆逐艦多数のアレン・プランのこと) この流れで日本も、大和型戦艦8隻、既存戦艦8隻の大規模改修を軸にした『新八八艦隊計画』を遂行することにする。 1938年時の日本海軍の計画は、大和型戦艦6隻、阿賀野型巡洋艦6隻、陽炎型駆逐艦16隻と、こちらも軍縮条約の総量を守りつつ、ルイジアナ級戦艦に対する牽制を主にしていたわけだが、1939年のアレン・プランを受けて、更なる戦力の拡充を決意することになる。 この時、海軍軍令部次長に就任していたのが嶋田繁太郎中将であったのだが、彼は、アレン・プランが未だに大艦巨砲主義のままであることに着目し、以下の方針を固めることにする。 以後、海軍の戦備を航空機主体とする。 原則、水上艦艇の建造については、航空母艦、護衛用の巡洋艦及び駆逐艦を主体とする。 航空母艦については、以後30年は使える艦艇と、戦時に1年強でできる戦時急造空母とに分類する。 潜水艦については、水中高速潜水艦を主力とする。 この決定に戦艦派は激怒したのだが、それも嶋田の「大和型以上の化け物をそんなにホイホイ量産できると思うか? 維持費だけで死ぬぞ?仮にアメリカが20~30万トンの戦艦作っても、今のアメリカの国力じゃあ、逆に持て余すだろ」という、総研から出されたデータを基にしての説明によってぐうの音も出ないことになる。(それでも、大和型7番艦と8番艦の予算化だけはバーターとして確約させた。) 実際、嶋田のこのプランがあったおかげで、日英は1940年以降加速度的に悪化する国際情勢を乗り切れるだけの戦力確保に成功しているのだから、嶋田の先見の明が光る決定であったと言える。 161: yukikaze :2021/01/24(日) 18 48 50 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp これにより最上型巡洋艦や阿賀野型巡洋艦の廉価版と言っていい『水無瀬』型や『球磨』型が、1940年代以降続々と建造されることになるのだが、その嶋田が主力空母として指定したのが、当時細々と計画されていた、45,000t級装甲空母であった。 口さがない者からは「嶋田が自分の好みの艦を指定した」などと評される決定であるが、嶋田にしてみたら「排水量制限が緩和され、船体も大型化できるんだったら、わざわざ無防備にする必要はない」「航空戦は数であり、同排水量においては、非装甲空母の方が効率的とあるが航空機の運用を考えるに、一空母が運用できる数は最大でも100機程度。そう考えると、コスト的に翔鶴型が有利と一見見えるが、航空機の更なる大型化を考えた場合、航空母艦の大型化は避けられない。そうなると翔鶴型は、今はともかく今後は小さすぎて使いにくい艦となる。 航空機の運用数に制限がある以上、排水量の拡大は防御に回すのが合理的。無論、非装甲甲板にして個艦排水量を減少させるという方法もあるだろうが、大型空母がたった一発の被弾で長期間戦線離脱するという危険性を無視することはできない」という理由からの判断であり、大鳳型とほぼ同じ排水量の『イーグル』級航空母艦(史実マルタ級航空母艦)が、沈みこそしなかったものの、被弾に弱く長期的に離脱しがちだったことを考えれば、彼の言が正しかったと言えるであろう。 以下、本型について解説する。 本型のシルエットは、史実ミッドウェイの最終改装の姿に準じた代物になっている。 元々、日本海軍の空母の基本形は翔鶴型によって完成されていたところであるが、本型では飛行甲板での利用の増加を図るために、舷側エレベーターの張り出しが、翔鶴型よりも大きくなっている。 これにより、70年代まで大掛かりな改装の必要もなく、現役を全うすることになるのだが、バランス的には聊か悪かったのも事実であり、水面から飛行甲板までの高さが、トップヘビー防止のために15mとなっていたことから、蒼龍型空母よりはましとはいえ、荒天時における波浪の影響を受けやすいのは欠点とされていた。(トップヘビーの心配がない翔鶴型は17m) また、GM値がやや大きかったことから動揺周期が短くなり、飛行作業に面倒が生じたことも、本型の欠点とされていた。 防御構造については、播磨級空母を除くと、日本海軍でも最大の防御力を誇っている。 舷側装甲については178mmと、播磨級と比べると薄かったものの、播磨級の装甲が傾斜装甲であったために、3.3mの高さしかなかったのに対し、本型の装甲適用範囲部の高さが5.5mにまで拡大をしており、被弾による艦内の損害箇所の局限化を計ることができている。 飛行甲板については、蒼龍型を超える95mmの装甲を飛行甲板全面に張っており、500kg通常爆弾及び250kg徹甲爆弾による全高度からの水平爆撃及び800kg爆弾による低高度からの急降下爆撃にも耐えられるようにしている。 おの防御性能によって、アメリカ軍から幾度となく狙われながらも、一度も膝を屈することなく航空攻撃を加え続けたことから、アメリカ軍から酷く嫌われる存在になる。(なお最も嫌われたのは、最初から最後まで無傷で戦果を挙げ続けた『瑞鶴』と、何度も撃沈判定を下しながらも その都度蘇っては痛打を与え続けた『翔鶴』の『アバズレ姉妹』(アメリカ海軍命名)である。) なお、飛行甲板だけに目がとらわれがちであるが、弾薬庫及び機関室上面にも相応の防御装甲が張られており、仮に飛行甲板を貫いても、弾薬庫や機関室は無事であるようにしている。 本型最大の特徴は水中防御であり、これは阿蘇型の防御構造の発展型になっている。 水線化の水中防御は、翔鶴型と同様衝撃吸収層を持つ多層式防御となっているが、翔鶴型の4層に対して本型では6層となっており、更に各層の幅は、翔鶴型の1.35mに対して、本型では1.5m。隔壁の厚みも、翔鶴型の1.5倍から2倍程度にまで増厚されることになる。 これだけでも抗堪性が強化されていることが分かるが、同型では両舷各6基の汽缶を単独の汽缶室に分けるとともに、両舷に並んだ汽缶室の内側に内軸用と外軸用の機関室を前後にスペースを分けて配置していることで、仮に機関室部分で被雷しても、各舷側の個々の汽缶室で被害が局限できるようになるなど、艦隊側からも好評を受けている 162: yukikaze :2021/01/24(日) 18 49 22 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 事実、祥鳳が被雷したときは、汽缶にこそダメージを受けたものの、航行には全く支障がなく、作戦行動を続行していたことからも、同型の水中防御の優秀さを見て取れるのだが、その反面、機関の取り回しが非常に面倒になり、本型以降には採用されていない。 また、艦内の区画が細分化されたことなどから、艦内は巨艦の割には狭苦しく、居住性は、翔鶴型や播磨型よりも良いとはいえず、搭乗員は、播磨型ではなく本型に配属されるのを嫌がったともされる。(播磨型が『播磨ホテル』と呼ばれるレベルで居住性が良かったのもあるのだが) 本型の兵装については、排水量の割にかなり軽武装となっている。 これはトップヘビーを嫌ったが故の措置とされているが、流石に単装砲6門だけというのは『個艦防御すらできない』として、艦隊側から機関砲等の追加装備要求が出されることになる。 とはいえ、すでに護衛艦艇も充実していたことから、追加装備がされることはなく、1960年代の大改装時に、艦対空ミサイル発射機やCIWSが取り付けられた程度になっている。(その際12.7cm砲は撤去さえている) 本型の搭載機数は、艦上戦闘機及び艦上攻撃機がそれぞれ64機、偵察機が8機という数字であり、圧倒的というべき航空打撃力を有している。 それを如実に示したのが、第二次ニューファンドランド沖海戦であり、日本から播磨型航空母艦とともに増援に赴いた大西空母機動艦隊によってアメリカ艦隊は大被害をこうむり、堪らず引き返そうとしたところに、フィリップス艦隊の突撃により、トラファルガー以来のワンサイドゲームを獲得することに成功する。 アメリカ海軍にとっては、播磨型と本型が参戦するなど欠片も予想しておらず(基本的に就役は1年後と見ており、播磨に至っては大和型戦艦として建造されていると判断されていた)、本海戦での敗因の一つとなっている。 本型は、第二次大戦中最後の海戦である『ニューヨーク沖海戦』においても、アメリカ陸海軍航空隊の攻勢(自爆機含む)を凌ぎながら、アメリカ艦隊に対して航空攻撃を継続し、海戦の勝利に尽力することになる。 冷戦中も、播磨型と組んで、東ロシア帝国やアメリカ合衆国(東アメリカ)との睨みあいを続けるものの、格納庫の高さが5.3mしかなかったことが祟って、第三世代ジェット機の運用に支障を来たし始めたことや、日本海軍の艦艇が原子力化やガスタービン化に移ったこともあって、70年後半以降から順次、反応動力空母である『飛鷹型』へと代替されることになる。 163: yukikaze :2021/01/24(日) 18 57 43 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp これにて投下終了。 史実ミッドウェイの最終改装形態をベースに策定してみました。 文中にある大型装甲空母不要論。これ史実アメリカ海軍で実際にあったもの。 アメリカ海軍自身はエセックス級で満足しており、この大型空母建造については「エセックス建造の邪魔になる」として否定的でした。 ぶっちゃけルーズベルトが「大型装甲空母作れや」と、再三勧告しなかったら流れていただろうなと。(FDRはインディペンデンス級でも同じことしており、海軍は「また横やり入れやがった」と、うんざりしていたようですが) 史実キティみたいなの作らなかったのは、播磨型に取っていたため。 まあただでさえ、3万トン級の翔鶴型で満足している艦隊に、キティクラスの大きさの空母提案しても「翔鶴型4隻よこせ」と怒鳴られるでしょうし。 なおこいつの恐ろしさは、三輪型空母の建造を優先していたこともあって、1942年になってようやく起工したけど、1945年には実戦配備できたという建造スピード。 造船大国日本の本気を示す証拠でもあります。被害者のミッチャーとスプルーアンスは本気で泣いていいと思う。 なお、最初の段階で史実ミッドウェイの最終形態に近いシルエットですんで、大改装費用がそれほどかからず、運用にかかる費用は大分安くなっえいます。 これが冷戦時代の日本海軍の艦艇整備に役立っているという裏事情があったりします。 164: ひゅうが :2021/01/24(日) 18 58 09 HOST p279123-ipngn200204kouchi.kochi.ocn.ne.jp 159-162 乙です もはや通常の戦艦以上の大きさを誇る空母。しかも装甲済み 素敵ですね あとどこかからか「アバズレですって?!冗談じゃないわ!」と怒りの声がw (それと、24万馬力の方でよろしいのですよね?) 165: yukikaze :2021/01/24(日) 19 19 59 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 164 24万馬力でお願いします。(修正し忘れた)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/46638.html
登録日:2020/12/01 Tue 21 51 00 更新日:2024/07/04 Thu 14 27 19 所要時間:約 30 分で読めます ▽タグ一覧 おっぱい アズレン アズールレーン イギリス イラストリアス級航空母艦 ロイヤル 四姉妹 碧蓝航线 空母 長女・痴女・三女 イラストリアス級航空母艦とは、艦船擬人化シューティングゲーム『アズールレーン』に登場するキャラクターのカテゴリ。 史実においてイギリスが建造した航空母艦を擬人化したもの。2023年現在4人実装されている。 また、この記事では派生キャラである「リトル・イラストリアス」「イラストリアス(μ兵装)」についても解説する。 + もくじ 概要所属KAN-SENの特徴 ゲーム的な特徴 所属KAN-SENイラストリアス リトル・イラストリアス イラストリアス(μ兵装) ヴィクトリアス フォーミダブル インドミタブル 概要 先述の通り、史実におけるイギリスがWW2以前に建造した空母を擬人化したKAN-SENたちのことをまとめた総称。 イギリスをモデルにした陣営・ロイヤルに属している。 所属KAN-SENの特徴 軍服や制服をイメージしたデザインが多いアズールレーン陣営のKAN-SENの中でも異彩を放つ、ドレスを思わせる優美で麗しいファッションが特徴。 空母の象徴と言える航空甲板も共通して布や巻物のような形にアレンジされており、全体的に戦士・軍人というよりは「女神」という形容が似合いそうなデザインとなっている。 が、何より目を引くのは姉妹揃ってたわわに実った胸部装甲。 この豊満なボディはゲーム内のストーリー・イベントやメディアミックスでもイラストリアス級の特徴として取り上げられることが多く、各種コラボイベントではコラボキャラにすら反応されるほど。 サービス開始から3年が経った現在では驚くべきことにイラストリアスを超えるバストの持ち主も何名か現れているのだが、それでもなお「アズレンの元祖巨乳」として存在感を放ち続けている。 ゲーム的な特徴 レアリティはSR~SSR。 姉妹で共通して、「史実通りの重装甲」という長所と「低い装填速度」という短所を持つ。 長所である重装甲に関しては通常海域では主力艦隊に飛んでくるのはだいたい戦艦の砲撃or空母の爆撃なので、そこまで強い恩恵はない。 「他陣営の空母よりちょっと硬い」ぐらいの認識でいいだろう。 短所の装填速度に関しては長所とは逆に顕著な弱点となっており、これのおかげで他陣営のSSR空母と比べると手数が少なく防御手段としては扱いにくい。 その代わり、他陣営のSSR空母にない航空攻撃がトリガーとなる強烈なスキルを有している…という調整がなされている。 上記の重装甲を除いては姉妹ながら性能に共通点は少なく、各々個性的な調整がなされている。 高い防空能力を持ち、サービス開始から3年が経った今なお類似するスキルの少ない防御スキル「装甲空母」で前衛艦隊の生存能力に寄与するイラストリアス レアリティのためステータス自体はオリジナルに劣るものの、2種の航空攻撃スキルとオリジナル譲りの制空能力を持つリトル・イラストリアス 「装甲空母」を失った代わりに攻撃スキル「ソング・オブ・ブルースピリット」を獲得し、防空性能と攻撃性能を両立したμ兵装イラストリアス ランダム性は高いものの、強烈なバフスキル「強襲空母」により空母トップクラスの瞬間火力を叩き出すヴィクトリアス 「敵の動きを完全停止させる」という唯一無二のスキル「じっとしてなさい!」を持つほか、戦艦並みの耐久力と攻撃能力を両立する攻撃型空母・フォーミダブル と5人それぞれオンリーワンの強みを持っており、指揮官からの評価はある一名を除いて高い。 ネックはレアリティ故の入手難度の高さ。特型建造で出現するイラストリアス・ヴィクトリアスはまだマシで、他の3名は現状では入手不能で、復刻を待つしかない。 イラストリアスに限っては勲章との交換や初心者向けのバトルパス「新兵任務」で必ず手に入るため、初心者でも比較的簡単に入手可能なのが救い。 所属KAN-SEN イラストリアス 指揮官さま、ご機嫌よう。イラストリアスが着任しましたわ。愛と平和をこの海に、聖なる光をあなたに~ イラストリアス級航空母艦1番艦。レア度はSSR。 CV 雨宮天 若干シースルー気味の白いドレスを纏い、白いハットを被ったいかにも「淑女」「深窓の令嬢」といった感じのデザイン。 そして、何より目を引くのが、装甲空母の重心の高さを反映したかのような立派なバスト。本人曰く「下が見えない」ほどの大きさであり、イベントやメディアミックスでも胸について言及される機会は多い。 ▷そんな周囲の皆さんのリアクションの一部 『Queen's Orders』ではお茶会中のエリザベスを胸で下敷きにしてしまい、彼女の逆鱗に触れてしまう。「この巨乳め!」 ウォースパイトのキャラストーリーでは、ぺったんこのウォースパイトに敗北感を刻みつける。(だ、ダメだ、相手にならない……) 『うたわれるもの』コラボでも無自覚に乳揺れを見せつけてネコネをビビらせ、ウルゥル・サラァナ姉妹に危機感を抱かせる。「主様に見せられない」「主様がご不在で良かったです。このような扇情的光景で誘惑されては、私たちの立つ瀬がなくなるところでした」 このインパクトある外見からか、重桜の一航戦姉妹や主人公4人組、エンタープライズと並んで各種広告に顔を出すことも多い。 白く長い髪は後頭部と左右でそれぞれ髪留めでまとめられており、頭頂部では細くてわかりにくいもののアホ毛がピコピコ揺れている。 性格は優しく穏やか。ロイヤルの国風である「優雅」さを実践する、ロイヤルレディの手本のような存在。 その優しさはロイヤルの仲間のみならず他陣営のKAN-SENにも向けられており、イベント「36年Z組ニーミ先生」では悩めるZ23に助け舟を出して彼女の補習授業を成功に導いたほか、 「ワイワイお茶会」では引きこもり気味の雷を心配したりと、誰にでも笑顔で手を差し伸べる姿はまさに女神。 この優しさから戦争に関しては忌避しており、各種イベントでは戦いを嫌うような言動を見せることも多い。 また、穏やかと言うか天然な部分もあり、特に自身の暴力的なスタイルに関してはまるで無頓着。そのせいで、一部の恵まれない人たち(意味深)からは敵意を向けられることも…。 一方で勘が鋭いという特徴もあり、とあるイベントではサディアの作戦を直感で回避、制圧する場面もあったりする。 この直感力はロイヤル陣でも知れ渡っているらしい。 指揮官さまの手……イラストリアスの心の音、感じていますか? 指揮官に対しては好意的で、指揮官のことも艦隊の仲間同様に優しくケアしてくれる。 というか、パイタッチを拒絶しなかったり、妙に距離を詰めてきたりと最初から指揮官への好感度が高く、好感度を上げると普段の穏やかさの影に隠れたちょっと押しの強い部分を見せてくる。 「夜戦」だの「軟着陸」だの意味深なワードとともに指揮官に距離を詰めてくる姿には、雨宮女史の柔らかな声も相まって何とは言わないがいきり立った指揮官も多いのではないだろうか。 し、指揮官様をユウワクするなんて…やはりあの女は今潰しておく必要がありますわね…!!> 大鳳?血走った目で何見てんの~?> ああああああアルバコア!!?!?!!> ありゃりゃ、また気絶しちゃった…> 各種イベントでの出番は多く、様々な艦のキャラストーリーにちょくちょく顔を出す。 また、自身にもキャラストーリー「ご令嬢の小さな提案」が実装されており、イラストリアスが指揮官とともに、母港の絶景スポットでお茶会を開こうと奮闘する様子が描かれる。 ここでも無自覚に指揮官に距離を詰めて指揮官の理性を危うくさせるなど、天然ぶりは変わらず。 小説で展開されるメディアミックス「Episode of Belfast」にも登場。 ロイヤルメイド隊がメインの作品故に出番は少ないものの、ヴィクトリアスと共にベルファストのミスコン用の衣装を作り上げるなど、要所で活躍する。 アニメには、ロイヤル陣営のメインキャラとして登場。 しかし、劇中でもっぱらクローズアップされる初期艦4人組やエンタープライズに比べると、出番は少なめ。 『クロスウェーブ』には、メインキャラの一人として登場。 性能は、防空に特化した防御型。スロット配置は「戦闘機×2」「攻撃機」。 装填は前述の通り空母の中では低めで、戦闘機にスロットを2枠割いていることもあって攻撃面こそ他国のSSR空母や他の姉妹に劣るものの、 2箇所の戦闘機スロットから繰り出される大量の戦闘機による対空・制空能力は他の追随を許さない。 特に通常海域終盤は敵の空襲が激しいうえ、高い制空値を要求されるため、一人でかなりの制空値を稼いでくれるイラストリアスは終盤海域クリアの救世主と言ってもいい重要度となる。 そして、彼女を象徴するスキルが、航空攻撃に連動して前衛艦隊に自身の耐久の5~10%の耐久値を持つシールドを展開する「装甲空母」。 サービス開始から3年が経った今なお、類似する効果を持つ艦船は限定建造のジャンヌ・ダルクのみ。 シールドは敵弾のみならず接触ダメージや炎上ダメージまでも無効化するすさまじい性能を誇り、 単に敵弾を防ぐだけでなく、重桜系の前衛艦と組ませて魚雷接射の際の盾にしたり、グローウォームを主軸とした「頭突き艦隊」(*1)をサポートしたりと用途は幅広い。 総合すると、回避が苦手な初心者指揮官から終盤海域に挑まんとする歴戦の指揮官まで、高い防空能力と「装甲空母」で手厚くサポートしてくれるSSRに相応しい強力な正規空母。 彼女のもたらす「聖なる光」は、必ずや艦隊を勝利に導いてくれることだろう。 人気キャラと言うだけあって着せ替えの実装数は多く、パーティドレス「終わらないお茶会」「輝きの舞踏会」、チャイナドレス「オトメユリの輝き」、韓国版配信記念の韓国風のドレス「異国風衣装」が実装。 ▷イラストリアスのクローゼットを開く 温かい日差しに、美味しいお菓子と紅茶、午後のお茶会には癒やされますわ。指揮官さま?せっかくいい午後ですもの、少しおしゃべりでもしていきませんか…? 「終わらないお茶会」は濃い青色のパーティドレス。 髪は青いバラをあしらった髪留めで頭頂部付近にまとめる形にアレンジ。まとめられた髪にはいつも違って若干ウェーブがかかっている。 舞踏会のお誘い…ですか?ふふ…指揮官さまさえ良ければ…イラストリアス、喜んでお付き合いいたしますわ~ 「輝きの舞踏会」はサービス開始一周年記念に実装された、白いパーティドレス。 各所に「終わらないお茶会」を思わせる青い花の装飾が施されている他、側頭部には鳥の羽のような髪飾りを付け、髪型は三編みにアレンジしている。 こちらも「終わらないお茶会」同様胸から上の露出度が高め。 他の陣営の衣装を頂けるなんて、イラストリアス、光栄ですわ。でも…この東煌風のドレス、胸元はちょっとキツいですね… 「オトメユリの輝き」は、白いシースルーの改造チャイナドレス。 胸元が大胆に開いている他、腰に届くほどに側面のスリットが開いており、零れそうな胸とむっちり太ももで指揮官の理性を挟み撃ちにするアブナイ衣装。 飛行甲板も中国(東煌)風にアレンジされている。 ご機嫌よう、指揮官さま。すみません、イラストリアス、着付けに時間がかかっちゃいまして…遅れては…いませんよね? 「異国風衣装」は、「韓国版配信記念」ということで韓国の装いを意識したドレス。 今までの着せ替えとは違って露出度はかなり控えめ…だが、ご立派な胸部装甲は布地に守られていてもしっかり自己主張している。 髪は後頭部で大きなシニヨンにしてまとめており、花をあしらった髪飾りと簪でアレンジしている。 「指揮官さまのことなら、イラストリアスはな~んでも受け入れちゃいますから♪」 悲しみの向こうは、愛と希望の輝きが満ち溢れる幸せの彼方ですわ。この想い、あなたとともに永遠となりますように… ケッコンが入手条件の特殊スキン「愛と希望の暁星」も実装済み。 アズレンお約束の魔改造ウェディングドレスで、正面の開いたひらひらのスカートからは絶対領域が除くほか、他の着せ替えと同じように胸元が大きく開いて谷間を見せている。 頭には輝くティアラをいただき、その周囲には花束を抱えた艦載機が飛び回る。 念願のケッコンを果たしたということもあって、新規セリフでは通常時にもましてデレデレ。 パイタッチも全面解禁されるほか、「母港帰還」セリフでは指揮官を膝枕でねぎらってくれる。 リトル・イラストリアス 指揮官さま、ごきげんよう、ロイヤルのイラストリアスですわ。愛と平和をこの海に、聖なる光をあなたに――ですね♪ イラストリアス級航空母艦1番艦…?レア度はSR。 CV 雨宮天 見た目はこれまでのリトル系KAN-SENと同じく、「幼いイラストリアス」といった感じ。 違いとしては、オリジナルより髪が短めになっており、服装はシースルー素材の袖付きワンピースになっている。 肩からは白い耳付きの可愛らしいポーチをぶら下げている。 …流石に、幼少期なのでまだ胸はない。 背中には妖精を思わせる4枚の羽根がついており、これで羽ばたいて移動することもできる。 しかしあまり高度を取ることはできないようで、寮舎のちびキャラを放っておくと高度を保てずに墜落してしまう。 夕張・明石のメンタルキューブに関する実験から生まれた、所謂「幼女化」「リトル」系のゲームオリジナルKAN-SEN。 過去の幼女化艦同様、ロイヤル陣営の技術開発ポイントの対象にはならない。 外見と同じくストレートに「幼い日のイラストリアス」的な性格。これはリトル・クリーブランドなどのアズールレーン陣営のリトル系KAN-SENと共通する。 誰にでも優しい性格は幼い日からしっかり形成されており、指揮官のことも幼いなりに全力でサポートしてくれる。 口癖は「愛と平和」で、オリジナル同様に世界に平和をもたらすために奮闘する…のだが、 スキル発動時には「聖なる光で、愛と平和の敵をボコボコにしましょう!」などとナチュラルに物騒な台詞が飛び出す。 また、ヴィクトリアスと同時編成した際にも「愛と平和のためのボコボコですね!わかりました!」という台詞が聞ける。 実は妹と同じでイラストリアスも本来は活発な性格なのか、それともヴィクトリアスが吹き込んだのか、真相はyostarのみぞ知る…。 性能は、レアリティ相応にオリジナルから弱体化しており、オリジナルの持つ「装甲空母」も失ってしまった。 が、その代わりに攻撃面が充実しており、戦闘機による制空・防空能力とスキルによる攻撃能力を両立する変則的なバランス型の空母に調整されている。 スキルは、航空攻撃時に最大70%の確率でソードフィッシュによる追加攻撃を行う「艦載機発進よーい!」と、 戦闘開始後、一定時間ごとに確率で敵の命中率をダウンさせる特殊航空攻撃を行う艦載機を召喚する「愛と平和への願いを」。 「愛と平和への願いを」はダメージも低く、命中率ダウン効果もわずか4秒で切れてしまうため正直扱いづらいが、「艦載機発進よーい!」は純粋にオリジナルに不足している手数を補ってくれる優秀なスキル。 戦闘機を攻撃重視にしていれば、侮れない攻撃力を発揮してくれる。 イラストリアス(μ兵装) この衣装のコンセプトは「宇宙の星々」と聞きましたわ。幻想的で素敵です、ふふふ レア度はSSR。 CV 雨宮天 歌の力をエネルギーに変える新型兵装「μ兵装」を装備したイラストリアス。 オリジナルと同じ白基調のフリフリとしたアイドル衣装に身を包んでおり、こちらでもやっぱりお胸が零れそう。というかこの格好で歌って踊ったら確実に零れると思うんですけど(名推理) 頭上には、アルバコアが提案した「宇宙」というテーマに沿って、宇宙衛星を模した饅頭が浮かんでいる。 イラストリアスがμ兵装のテストのために結成されたアイドルグループ「ASTRUM」に参加した際の姿。 衣装が変わっただけなので性格はオリジナルと全く変わらない。 ダンスはやっぱりというかその胸部装甲でバランスを崩しやすいイラストリアスにとっては鬼門なようだが、持ち前のポジティブさでASTRUMの仲間たちとともに一生懸命アイドル活動に打ち込んでいる。 ステータス面はオリジナルとほぼ同一。強いて言えば耐久は僅かにオリジナルより高い。 スキルは、複数の効果を内蔵したユニークスキル「走査機オースペクスμ」と、航空攻撃を行った際に最大100%の確率で追加の航空攻撃を行う「ソング・オブ・ブルースピリット」。 「走査機オースペクスμ」は自身の航空攻撃が装填完了(航空攻撃発動時ではない)する毎に画面に存在する敵艦の速力を一定時間低下させ、さらにランダムで10秒間 「画面に存在する敵艦の回避をダウン」 「味方前衛艦隊が与えるダメージをアップ、同時に味方主力艦隊が受けるダメージを軽減」 「味方主力艦隊が与えるダメージをアップ、同時に味方前衛艦隊が受けるダメージを軽減」 という3つの効果の何れかをランダムで発動させる。 「走査機オースペクスμ」は「航空攻撃の装填完了」時に効果が発動するので発動タイミングをコントロールしにくく、 更に得られる効果は3種のうちランダム…と狙って戦略に組み込みにくいものの、効果そのものは強力。 雷撃重視の前衛で動きが鈍った隙に魚雷を撃ち込む、または主力の戦艦砲をお見舞いするなど、攻撃のチャンスが純粋に増えるのは嬉しいところ。 「ソング・オブ・ブルースピリット」はシンプルな追加航空攻撃スキル…に見せかけて癖の強い内容で、 装甲に対するダメージ補正が軽装甲には極端に強く、逆に重装甲にはダメージが強く減衰される…と相手を選ぶ。 また、「ソング・オブ・ブルースピリット」で投下される爆弾には炎上効果があるのだが、何故か炎上ダメージの参照元が火力値であり、 空母であるイラストリアスには火力値がないため、炎上ダメージは非常に低くなってしまう。 とはいえ、スキルレベルを上げれば100%発動するという追加航空攻撃スキルには破格のメリットは魅力。残念だが、炎上は存在しないものと割り切ろう。 ヴィクトリアス ロイヤルネイビー所属、航空母艦ヴィクトリアス――さあ、私の着任に賛歌を捧げなさい!勝利の象徴である私さえいれば、何もかもうまくいくはずだわ! イラストリアス級航空母艦2番艦。レア度はSSR。 CV 中村繪里子 白と濃紺色のツートンカラーだった姉と対を成すような、白と金色の派手なカラーリングが目立つ。 大きく翻った白いドレスに美しい黄金の長髪、操舵輪と十字架、空母のビーコンを組み合わせたデザインの巨大な杖、 そして艦名の「Victorious」(勝利)に因んだ古代ギリシャにおいて「勝利」のシンボルとされた月桂樹の冠により、イラストリアス姉妹の中でも最も「女神」のパブリックイメージに近い姿をしている。 というか、ドレスの腰部分にある連装砲と杖のビーコンさえなければ「ファンタジー作品の女神キャラ」と言っても通じる外見。 先述のように衣装は姉と同じシースルー素材のドレス…なのだが、このドレス、なんと前面が大胆にカットされており、胸の谷間からおぱんちゅまで全部丸見え。 この露出狂一歩手前な格好から、一部の指揮官からは「長女・痴女・三女」と揶揄されることも。 胸は若干長女・三女より小ぶりなものの、長女・三女が規格外なだけで、「巨乳」と言って差し支えない立派なサイズ。 慎ましやかで優しげな性格の姉とは逆に、こちらは活発で我の強い性格。 公式に言及されるほどのナルシスト気質であり、入手時のセリフを筆頭に自身の美と実力に疑いを持たず、ときに自己中心的な振る舞いも見せる高い自負心の持ち主。 だがワガママなだけではなく姉譲りの優しさも持ち合わせており、「タッチ」セリフでは指揮官を励ましたり、 イラストリアスのキャラストーリーでは彼女のフォローを指揮官に頼んでおり、『クロスウェーブ』では風邪を引いたポートランドを看病したりするなど、むしろ根は善良な人物である。 「任務」セリフでは「任務を任せるなんて考えないことだわ」と言いつつも任務を手伝ってくれたりと、ちょっとツンデレな一面も見せる。 …少なくとも、同じく「身勝手でナルシスト」と評されがちな某ポケット戦艦の一番艦とかに比べれば遥かに話が通じることは間違いない。 また、彼女もロイヤルの淑女故に言葉遣いや振る舞いはロイヤルらしい「優雅」なものであり、中村女史の柔らかな声も相まって、その性格に反して嫌味さは全く感じさせない。 暴力は好きではないけど、困ったことを解決するには暴力が一番手っ取り早い時が多いわね…… そして彼女のもう一つの特徴が、「困りごとを解決するには力が一番」という信条…要するに脳筋であること。 戦いの他にも何事も力押しで解決しようとする傾向があり、自分を構ってくれないティルピッツを部屋ごと爆撃したりと物騒な行動を取ることもしばしば。 前述のポートランドの看病の際にも、わざわざ氷山を砲撃してできた氷の欠片で氷枕を作って持ってくるなど、いちいちやることが大雑把。 とはいえ、本心では姉同様に暴力・戦争を忌避しており、勝利時にもあまり喜ぶことはない。 姉さん、た、たゆんとしすぎてるってば! 上記したように押しが強い性格の彼女だが、実は色恋沙汰に関しては全くのウブ。 「ラブ」セリフや着せ替え「女神の休日」では指揮官をからかったり、恋に関してさもエキスパートであるかのように振る舞うが、 「タッチ2」(パイタッチ)では普段の優雅さが吹っ飛んで狼狽してしまうほか、イラストリアスと組ませた際の特殊セリフでは姉の規格外巨乳が無防備なことが気になってしょうがない模様。 …自分の格好の方がイラストリアスよりだいぶデンジャラスだと思うのだが、その自覚はないらしい。 実装と同時に開催されたイベント「凛冽なりし冬の王冠」では史実の通り「タングステン作戦」にデューク・オブ・ヨークとともに参加。ティルピッツと対決する。 しかし、史実と違って全力で戦えたことに満足し、命を捨てようとしたティルピッツの態度に思うところがあったのか、 相手を仕留められる状況だったにも関わらず武器を収め、ロイヤル本国の命令を無視して後退。「ティルピッツを仕留めきれなかった」という虚偽の報告をする…という利敵行為を行ってしまう。 この気分一つでロイヤル本国の命令を破棄した行動は、指揮官の間でも賛否が分かれている。 その後は「春風の十字星」にちょい役として出演した他、「黒鉄の楽章、誓いの海」では史実の「ビスマルク追撃戦」と同じように、キング・ジョージ5世、レナウン、アーク・ロイヤルらと共にビスマルクを攻撃している。 小説で展開されるメディアミックス「Episode of Belfast」にも登場。 姉のイラストリアスに比べると出番は少ないものの、基地合同のミスコンのために姉とユニコーンと協力、ベルファストのために得意技の裁縫でドレスを作り上げている。 『クロスウェーブ』にはサポート艦として参戦。 性能は先述の通り、制空を捨てて攻撃にステータスを全振りした攻撃型空母。 装備枠は「戦闘機」「爆撃機」「攻撃機」のバランス型で、爆撃機・攻撃機の補正値が若干高め。 スキルは、「自身の戦艦へのダメージ向上」「投射タイプの砲撃のダメージを軽減する」という2つの効果を持つユニークスキル「勝利の歌」と、 アーク・ロイヤルやユニオンのホーネットのスキルと同じ、低確率で自身の与ダメージを2倍に向上させる「強襲空母」。 ヨークタウン級の記事を見てもらえば分かる通り「強襲空母」の発動率は最大でも25%と安定性に欠けるものの、発動時の効果は破格であり、決まりさえすれば敵陣を確実に一掃できる。 彼女の気分屋な面を再現してか装填速度がイラストリアス級の中でも最も遅いため、他の「強襲空母」持ちと比べて試行回数が少ないのは大きなネックだが、 SSR相当の航空値から繰り出される「強襲空母」の破壊力は他の艦にないヴィクトリアスだけの大きな長所。 バクチ性は高いものの、敵陣を凄まじいダメージ数値が埋め尽くす様は指揮官を魅了すること間違いなし。分の悪い賭けは嫌いじゃないギャンブラーな指揮官にはおすすめかもしれない。 ▷とは言ったものの… …さて、ここまでは彼女の性能をマイルドに書いてきたが、実際の彼女の評価は現状ではあまり高くない。 それも、「SSR空母のハズレアと言えば誰?」と聞かれたら、多くの指揮官がこの娘の名前を挙げるレベルでぶっちぎりに評価が悪い。 ここからは、なぜヴィクトリアスの評価が悪いのかをオブラートなしで書いていくので、ヴィクトリアス推しの指揮官は黙って折りたたみを閉じることを推奨する。 低すぎる装填値 「装填速度が遅い」というのは先程も書いたのだが、オブラートに包まず言うと彼女の装填値はSSR正規空母中ワースト。(*2) これより遅いのは『うたわれ』コラボ艦のフミルィルだけで、なんとレア度Rのワスプにさえ劣る。 このため、上記のように「強襲空母」の試行回数が少なくなってしまう他、敵弾に対する防御手段としても使いにくく、 それ以前に通常戦闘ではヴィクトリアスの装填が完了する前に戦闘が終わってしまうこともしばしば。 「艦載機で装填を補えばいいのでは?」と思うかもしれないが、あまりにも回転率を重視しすぎると肝心の打点が低くなってしまい、「装填も火力も中途半端な空母」になってしまう、というジレンマがある。よりによってメインウエポンにしたい爆撃機に関しては、『落とす爆弾の火力と装填を両立した艦載機が無い』という有様で、特殊弾幕を持たず手数の少ないヴィクトリアスには頭の痛い問題。 このため、まともに運用しようと思ったら入手難度の高い設備「ホーミングビーコン」(*3)の装備は言わずもがな、 ケッコン・オフニャ・僚艦のスキルなどで装填をガンガン盛らないといけないため、他陣営のエンタープライズなどのグッドスタッフSSR空母と違って「とりあえず」で採用できるような艦では決してない。 低い制空値 航空値はイラストリアスの妹だけあって悪くないものの、対空値が低いので相手の制空値を減らしにくく、ヴィクトリアスを艦隊に入れるだけで制空優勢~確保が取りにくくなる。 これはレンジャーやアーク・ロイヤルなど他の攻撃特化型空母にも共通する欠点なのだが、ヴィクトリアスの場合はこれに上記の装填値の問題も重なるため、ますます艦隊の編成を縛ってしまう。 縛られる編成 上記の装填・制空の問題により、僚艦選びはかなり限定的なものになる。 弱点である装填をカバーできるフッドやバターン、言わずと知れたロイヤル陣営バフ持ちのクイーン・エリザベスのうちの誰かとは絶対に組ませたいほか、 前衛も空母を支援できるようなアーデントやシリアスなどが望ましい。 そして、ヴィクトリアスばかりのことを考えて艦隊を組むと全体的に制空が犠牲になるため、第2艦隊で制空面をフォローしてやる必要もある…と、第1・第2艦隊の両面で彼女をサポートする必要がある。 アテにしにくい「勝利の歌」 ユニークスキル「勝利の歌」だが、汎用性が高いように見えて実はかゆいところに手の届かない微妙な性能。 1つ目の「戦艦へのダメージ向上」という効果だが、これには巡洋戦艦、航空戦艦は含まれない。 敵として出てくることがまれな航空戦艦はまだしも、前者の「巡洋戦艦を含まない」点がネックで、通常海域で中盤以降頻出する、ネームドの金剛型戦艦に対して効果が発動しないのが大問題。 「戦艦がボスの時に使えるのでは?」と思うかもしれないが、実は通常海域には戦艦のボスは現状全く出てこないので、使うとしたらイベント海域で戦艦のボスが出てきた時ぐらいしかない。 後半になると敵のネームドに長門型が混じるようになるため死にスキルにはならないものの、 そもそも道中戦闘のネームド戦艦を処理したいタイミングで低装填値のヴィクトリアスの装填が完了しているか、という問題もあり、 端的に言うと「勝利の歌」はヴィクトリアスの「低装填の瞬間火力重視」というコンセプトと噛み合っていない。 第2の「投射タイプの砲撃のダメージを軽減する」効果は特に縛りがない為信頼が置けるが、こっちもこっちで榴弾で発生する火災のダメージを軽減しないため、防御能力は完全ではない。 このように、どちらの効果にも大小の欠点があり、彼女の評価を落とす一因になってしまっている。 多すぎるライバル そもそも、リソースや装備を割き、編成を縛ってまで彼女をサポートするよりも、単純に強力なSR~SSR空母軸の定番編成をしたほうが強い、という身も蓋もない問題もある。 特に航空攻撃が苛烈になる終盤海域では制空優勢~確保を取り、かつ高回転率の空母で相手の空襲を防がないと苦戦は免れないため、ヴィクトリアスの出番はますますない。 火力に関しても、確かに「強襲空母」込の火力は高い。 しかし、しつこいようだがそれは「強襲空母」が発動すればの話であり、普段の彼女もまあまあ火力は高いものの決して全空母最遅クラスの装填に見合うものではない。 強襲空母を抜きにして考えれば、 最大70%という現実的な確率で発動する上、無敵効果も併せ持った強力な航空火力バフスキル「LuckyE」を有するエンタープライズ 特殊な命中・ダメージバフ「空と海の観測者」を持ち、最大80%というこれまた現実的な確率で追加航空攻撃が行えるシャングリラ 「先手必勝!」による初回発艦の速攻力と「一航戦」による高火力を併せ持つ赤城・加賀 100%発動する追加航空攻撃スキル「幾望の嵐」と特殊弾幕「弓張りの夢蝶」で戦場を制圧する信濃 赤城とほぼ同等のステータスを持ちつつ、100%発動する追加航空攻撃スキル「Future Base」と、「強襲空母」とほぼ同一の効果を持つ確率バフ「Melty World」を備えたキズナアイ・アニバーサリー など、安定して通常時のヴィクトリアス以上の高火力を発揮できるSSR空母は数多く存在する。 このように、現状におけるヴィクトリアスの評価は決して高くない。 彼女を使い続けるには装備の厳選、僚艦の充実、何より真摯な愛が必要になってくる。 希望があるとすれば、ウォースパイトやサンディエゴなどに施されたURへの改造という救済だろう。 史実で彼女はジェット機の運用も出来るように大規模な近代化改装を受けており(*4)、史実を踏まえた改造には期待が持てる。 お着替えよし!髪型よし!指揮官、私のほうは準備できてるから、早く出発しましょうよ!休日は人を待ってくれないわよ~ 着せ替えは私服「女神の休日」が実装。 茶色のコートに白いマフラー、という秋冬向けのコーデなのだが、彼女は何故かコートの上半身を着崩してわざわざノースリーブのセーターと両肩を露出させている。 …やっぱりこの人、露出狂のケがあるのでは…? フォーミダブル はじめまして指揮官、私はフォーミダブル、イラストリアスの3番艦ですわ。お見知りおきくださいませ イラストリアス級航空母艦3番艦。レア度はSSR。 CV 釘宮理恵 姉2名とは趣の異なる、白黒のゴシック調の改造ドレスを身にまとう。 ドレスは胸元や肩が露出するようなデザインになっており、そこからは姉譲りのたわわな胸部装甲が覗く。 また、胸部装甲には首のチョーカーから伸びるタイ、或いはリボンに見える布が挟まっているのだが、 『びそくぜんしんっ』のホリ氏に届けられた作画資料によると、このタイのような布は「おっぱい布」という身も蓋もない名前らしい。 飛行甲板は4枚の虫、或いは妖精の羽のようにアレンジされている異色のデザイン。 髪は灰色で、床につくほどの長さの長髪を黒いリボンでツインテールにしてまとめている。 性格は冷静沈着なロイヤル淑女。 しかし、それは彼女の一面でしかなく、本来の彼女はロイヤルらしからぬ俗っぽい性格。 指揮官のいないところで仕事をサボろうとしたり、敵に負けると「こんちくしょう」と言いかけて慌てて取り繕ったり、ロック音楽を愛好したりと、良くも悪くも俗っぽい行動が目立つ。 このため、「普段は演技で外面を取り繕っているが、本当は俗っぽい」という点で共通するヴィシアのル・マランとは気が合うらしく、ロード画面などではセットで描かれることが多い。 だが、クロスウェーブのプロフィールには「苦手なもの:優雅でない御方」という一文があり、優雅を重んじるロイヤルレディとしての一面もあながち100%演技の産物というわけではないようである。 こう見えても自分の追跡術は縁あるサディア竜騎兵隊仕込みであります!それに高速で接近し、魚雷による一撃離脱こそ駆逐艦の正しい戦い方ではありませんか!フォーミダブルさん、”重たい”空母である貴方から簡単には引き離れませんよ! ……なんですって? あなた、今の言葉、もう一回言ってみなさい。 誰 が 「 重 た い 」 で す っ て ? そんな彼女のNGワードは「重い」「重たい」。 史実における進水時の大事故(*5)が原因なのか、自分の体重に関して言及されると演技も忘れてブチ切れてしまう悪癖がある。 初登場となったイベント「悲歎せし焔海の詩」ではサディアの駆逐艦・カラビニエ―レが意図せずこの地雷を踏んづけてしまい、レディとしての外面をかなぐり捨てたフォーミダブルに全力でブッ飛ばされてしまった。 その怒り狂いっぷりは僚艦のウォースパイトがドン引きするほど。 また、このイベントでは「『じっとしてなさい!』(後述)で何故相手の動きを止められるのか」ということにも言及しており、 そのスキルの正体は指揮官の誰もが想像できなかった「相手を一喝してビビらせ足を止める」というあまりにレディらしからぬ斜め上なもの (ちなみに、イベント前はデフォルト立ち絵の背後に描かれている時計の模様から「時間を止めているのでは?」という予想が最有力であった)。 指揮官に対しては長女・次女と違い過度に好意を寄せたり、スキンシップをすることはないものの、好感度を上げれば徐々にデレてくれる。 ▷そして…(ケッコン後のネタバレ注意) フォーミダブル、指揮官お兄ちゃんのために任務リストを準備したにゃん♪……こんなフォーミダブルはいかがですか?指揮官? ケッコンするとロイヤルレディとしての演技を捨て、指揮官にも素のままの態度で接してくる。 ケッコン後は「指揮官に靴を脱がさせる」「メールを指揮官にとってこさせる」などぐうたらした一面を隠さなくなり、指揮官をからかって遊んだりと、ぐうたらでほんのりSっぽい本来の性格が顔を見せる。 小説で展開されるメディアミックス「Episode of Belfast」にも登場。 『クロスウェーブ』にはDLCで参戦。 性能はイラストリアスよりも次女ヴィクトリアスに似た、低装填の攻撃型空母。 装備枠は「戦闘機」「攻撃機×2」。最後まで限界突破を行うと戦闘機のスロットに爆撃機を装備できるようになる。 豪勢にもスキルは3つ持ちで、それぞれ唯一無二の効果を持つ。 1つ目のスキル「フォロワーウィング」は、自身の航空値をアップさせるほか、 攻撃機「フェアリーアルバコア」装備時のみ「フェアリーアルバコア」を装備している装備スロットの威力補正率が向上する。 さらに自身が航空攻撃を行う際、最大100%の確率でフェアリーアルバコアによる特殊航空攻撃を展開し、一定確率で命中した敵に「浸水」のデバフを与える。 特殊航空攻撃で追加されるフェアリーアルバコアは大量の魚雷を画面上にばらまくため浸水デバフの期待値は高く、フォーミダブルの強みの一つと言ってもいい強力なスキル。 2つ目のスキル「じっとしてなさい!」は、航空攻撃の際に初回時確定で2回目から最大80%の確率で相手の速力を強制的にゼロにし、一切の動きを停止させるというメチャクチャなスキル。 自爆ボートがピタッと停止するさまは初見だと驚くこと請け合い。 持続時間は1.5秒と短いものの、誇張抜きで相手の動きをガッチリ止めてしまうため、自身の航空攻撃が高確率でヒットするほか、 戦艦の攻撃にタイミングを合わせて砲撃をクリーンヒットさせる、味方の航空攻撃に合わせて重桜系の攻撃機をフルヒットさせる、などのロマンコンボが狙える。 3つ目のスキル「ボックスハンガー」は、イラストリアス級の堅牢な装甲を再現したスキル。自身の受けるダメージを軽減し、自身が航空攻撃を行う際、自分以外の主力艦の受けるダメージを一定時間軽減する。 単純に主力艦隊の耐久力を上げてくれるスキルであり、これのおかげでフォーミダブルの実質の耐久力は下手な戦艦並みになっている。 総じてどのスキルも実用的かつ強力な効果であり、「フォロワーウィング」による制圧力や「じっとしてなさい!」による各種コンボの魅力は、低い装填という欠点を飲んでも採用したい場面は多い。 ただし、ヴィクトリアスの項目で述べたように「低装填・低制空」というデメリットは、特に後半海域においては決して無視できるものではない。 ヴィクトリアスほどではないものの艦隊編成が縛られることは覚悟しよう。 指揮官、準備運動は十分ですこと?…よろしいですわ。では、泳ぎに参りましょう♪ 着せ替えは水着「ロイヤルレディの海」が実装。 青色の布地少なめのビキニ型の水着。髪型は側頭部で三つ編みとシニヨンを組み合わせた独特のアレンジをしてまとめているのだが、それでも足元に届くぐらい長い。 ちなみに過去に演じたキャラがキャラだけに釘宮女史の演じるキャラとしてはかなり移植に映るであろう彼女ではあるが、過去に釘宮女史はこのフォーミダブルのプロトタイプとでも言うべき存在として、竹井10日氏の怪作にして快作、10歳の保健体育の似鳥翠蓮を演じている。 フォーミダブルと翠蓮を比べてみると「くぎゅなのに巨乳」、「ですわ口調だけどどことなく俗っぽい」、「モチーフはお嬢様だがあまり淑女という感じがしない」と言われてみれば、パワプロでいう豪田佳代と姫野カレンのような似たような特徴を引っ提げて新キャラとして昇華したような通じ合う感じである。 もし彼女を一目で気に入った指揮官諸君ないしねっからのくぎゅフリークな指揮官諸兄は是非10歳の保健体育ドラマCD付き特装版を購入し、改めて心置きなく釘宮病パンデミックを巻き起こそう。 インドミタブル ほんのちょっぴりだけ本気出そうかしら・・・ 2022年5月に実装されたイラストリアス級4番艦。レアリティはSSR。 CV:伊藤美来 史実で上3人よりちょっと違う設計(甲板改造による艦載機数の増加等)で作られたためか、「ちょっと無気力」(公式より)でぐうたらな白ドレスお嬢様なのだが、いざとなればちょっとだけ本気を出すらしい。 追記・修正はイラストリアス級空母をオールコンプリートした指揮官にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] おっぱいがいっぱい -- 名無しさん (2020-12-01 23 06 13) 清楚…清楚ってなんだ…? -- 名無しさん (2020-12-01 23 08 58) ↑ 項羽、もしくは覇王かな...(白目 -- 名無しさん (2020-12-01 23 42 37) ↑ 節子それ清楚やない、西楚や。 ちなみにイラストリアスのケッコン衣装の正しい読み方は「あいときぼうの“あかぼし”」 -- 名無しさん (2020-12-02 01 04 51) 過去にステやスキルのサイレント修正を行った前例があるのにヴィクトリアスのステを修正しない理由はさっぱり分からない。迂闊に装填を短縮する装備が出せない理由は8秒無敵さんのせいだろうが。 -- 名無しさん (2020-12-02 02 07 52) せめて戦艦特効バフが全体だったなら -- 名無しさん (2020-12-02 03 35 32) イラストリアスというかロイヤルそのものが特にイベントだと敵に容赦しないお国だからなぁ… -- 名無しさん (2020-12-02 11 00 11) ヴィクトリアス見てるとCV中村繪里子でボッコボコにしましょう!とか言い出すからシャドバのあいつ思い出すんだよな…そういえばあっちもハズレレアだったなって… -- 名無しさん (2020-12-02 11 06 32) クロスウェーブのボイスによると、全員ユニコーンとは仲が良いみたいだな -- 名無しさん (2020-12-02 13 55 11) 艦船通信やアニメ他メディアミックスによるものではなく、よりによって、しかも現状唯一ゲーム本編で起きたキャラ崩壊というのが悲惨 -- 名無しさん (2020-12-03 00 40 02) ↑なにかキャラ崩壊に当たる事あったっけ? -- 名無しさん (2020-12-03 02 00 03) 戦闘機と攻撃機は「制空(攻撃力)の高い艦載機を選ぶと勝手に足の速い機で固まる」から、イラストフォーミの2人は実戦ではむしろ装填速い方なのよな… -- 名無しさん (2020-12-03 04 44 29) CWでは妹的存在のユニコーンも含めて全員出演している(ヴィクトリアスはサポート、フォーミは要DLC) -- 名無しさん (2020-12-03 21 43 21) 仮にコイツらにバストの数値を当てはめたらいくつくらいになるんだろうな まあ二次元補正に数字なんてアテにならんけど、自分は自分はイラ97、ヴィ94、フォー95と予想 -- 名無しさん (2020-12-04 19 36 49) ↑ イラ姉さまは3桁では... -- 名無しさん (2020-12-05 01 14 32) ↑まあ勝手な予想だからね ただ個人的にはシリアスや大鳳クラスで3桁突破ってイメージだ -- 名無しさん (2020-12-05 03 51 11) ↑ 忘れたわ! イラストリアス姉さまよりでかそうな連中だとシリアス、大鳳、ベルファスト、ホノルル、リノ、ブレマートン、樫野......パっと思いつく範囲でもため息がでるな -- 名無しさん (2020-12-05 03 59 18) 某サイトでイラ116、ヴィ106、フォー111と見事に3桁突破と紹介されてたんだがどこから割り出せたんだろうな さすがに全員は載ってなかったがイラは最大だよ(ちなみに次点フォー、3位はレンジャーの109、ヴィは4位) -- 名無しさん (2020-12-06 18 50 36) ↑それも単なる個人的な予想だと思う。ところでヴィクトリアスにもスキル修正が来たけど…けど… -- 名無しさん (2021-01-14 14 34 05) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2899.html
282 :yukikaze:2015/02/09(月) 23 05 15 攻龍の旦那が『雲龍って史実通りだと戦後も使えるかいな』とあったんで、取りあえず投下。 雲龍型航空母艦 基準排水量 19,000t 全長 228m 全幅(水線幅)29m 飛行甲板長 242m 飛行甲板幅 34m エレベーター 2基 機関性能 蒸気タービン4基4軸 104,000HP 満載時最大速力 30kt 航続距離 18kt/8,000浬 武装 40口径12.7cm連装高角砲6基 25mm3連装機銃21基 25mm単装機銃30挺 12cm28連装噴進砲6基 搭載機数 レシプロ機 45~50機(搭載機体によって増減) 舷側装甲(機関部‐弾薬庫)25mm 船体甲板(機関部‐弾薬庫)25mm 飛行甲板(格納庫上部)15mm 日本海軍が『昭和十六年度戦時艦船建造及航空兵力拡充計画』において建造した戦時急増空母。 就役した時期が遅く、戦時急造空母として成功したかというと微妙ではあったものの、沖縄沖海戦では、第三艦隊最後の栄光を見せつけ、戦後は日本海軍空母機動艦隊の一翼を担うなど、功績を上げた艦でもある。 元々同級は、中型空母である飛龍型をベースに改良を加えて建造することが考えられていたのだが、軍令部側は、飛龍型が10年前の設計であること、構造が複雑であること、決して大型艦ではないことより難色を示し、構造の簡単で建造の容易な、戦時急造艦のような最低限の防御力をもった空母を新規開発することを検討するよう命じている。 これに対して艦政本部側は、設計陣が多忙であることを理由に消極的な態度を取ったのだが、軍令部側から一つの用兵プランが出た事で、飛龍改型を捨てることになる。 283 :yukikaze:2015/02/09(月) 23 05 48 『空母からの陸爆出撃』 後世からみると血迷ったかと言われかねないプランではあるが、しかし軍令部側は大真面目であった。 アメリカの無体ともいえる空母量産計画が完遂された場合、日本海軍は圧倒的なまでの航空戦力によって壊滅してしまい、艦隊決戦で勝利などゼロと言っていいのである。 そうであるが故に、日本側としては、アウトレンジによる先制攻撃で敵空母の発着艦能力を破損せしめ空母の無力化を図ることが至上命題となった訳であるが、そんな中で軍令部の一派が目を付けたのが銀河であった。 その高速性と長大な航続距離、そして急降下爆撃能力は、基地部隊だけでなく空母でも利用できれば、まさに柔軟な用兵が達成できるのである。 そしてこの構想を山本五十六が支持したことによって、雲龍型の項目に『陸爆を運用できること』という狂った項目が追加されることになったのである。 これを受けて艦政本部は、親空母建造の設計に取り掛かることになるのだが、彼らはのっけから頭痛を覚えることになる。 項目の一つに陸爆の運用とあるからには、当然空母に格納しないといけない訳だが、何しろ陸爆は大きいのである。水平面での全高でも5.3m。翼まで折りたたんだ場合の事を考えたら、何メートルになるんだこれという大きさである。 結局艦政本部の採った方策はというと、陸爆が搭載できるだけの格納庫を設置すると共に、エレベーターについては、飛行甲板後部ギリギリに陸爆用の巨大エレベーターを設置するという、乱暴ではあるが確実な方策を採ることにしている。 また、陸爆が運用できるよう、航空機燃料搭載能力が拡充されると共に、陸爆が安全に飛行できるようとにかく安定性を高めた船体になるよう設計をした。 しかしながらここまで進んでいた空母の陸爆搭載計画は突如として中止されることになる。 これは陸爆を搭載した空母の場合、その殆どのスペースを陸爆が占めることになってしまい、開戦当初でその戦力的価値がなくなってしまう事実に、現場からの批判が出たからである。 しかも、この計画に乗り気だった山本五十六も、こうした批判に対して当初の熱意を失ってしまい最終的には、陸爆を搭載しなくても良いという決断を下すことになる。 艦政本部がその日一日中罵声が飛び交ったのも無理はない。 何しろこの計画のお蔭で、本来ならば1942年には起工できるはずだったのが、1943年にまでずれてしまったのだから。 艦政本部が時期が遅れること確実なのに、後部エレベーターを前部エレベーターと同様に改設計したのは、この陸爆搭載計画の忌々しい痕跡を抹消するためだったという説も根強い。 もっとも、この計画の残滓は思わぬところで福を呼ぶ。 広大な格納庫と、大量の航空機燃料の搭載、そして安定した船体と長大な飛行甲板は、若年搭乗員でも新型機を運用するのに役立つことになり、更には最小限の改装でジェット機運用ができるようにもなっている。万事塞翁が馬である。 また、同級は、戦時急増空母であるという側面から、航空機運用能力以外は一切切り捨てられている。 船体は基本直線構造であり、機関も駆逐艦のを流用。格納庫も容積確保の為に1層。そして甲板の長さと凌波性能を高める為にエンクローズドバウとし、艦橋と煙突も飛鷹型に準じた形とすることで、航空機運用能力と工作の容易さを図っている。 その反面割を食ったのが防御力であり、最も厚い部分でも25mmしかなく、魚雷は船体幅が広い事も相まって、3層の液層防御で食い止めることが期待されているだけであり、爆撃に至っては、応急で何とかする以外方策がなかった。 沖縄沖海戦で雲龍と天城が、短時間で無力化せざるを得なかった理由はここにあった。 同級は、起工から竣工までかかった期間は1年半であり、戦時急増空母としての建造期間としては悪くなかったものの、前述したように竣工した時期が悪く、当初計画通り、1942年に起工できていれば、マリアナ決戦に1~2隻は間に合ったのではないかと言われている。 そうした点では、同級の目論見が成功したかというと微妙なのだが、前述したように、同級は戦後も活躍をしている事を考えると、最終的には成功した艦であると言えるであろう。
https://w.atwiki.jp/gunjibu/pages/103.html
アヴィオール(空母) ※編集中 アヴィオール(NFS Avior, CVN-32)は、北マイクラ諸国連邦海軍の航空母艦。アヴィオール級航空母艦のネームシップ。空母には星の名前を付ける慣例から、りゅうこつ座イプシロン星の通称、アヴィオールが名付けられた。同型艦は4隻(計画中含む) 目次 1艦歴 2設計 3前級との比較 4第九艦隊 5ギャラリー 6関連項目 艦歴 231年2月起工、233年4月完成。エンド独立戦争終戦までに完成が間に合わなかったため、実戦経験はない。233年5月、第九艦隊に編入。旗艦となる。なお、232年1月に二番艦の建造が開始された。 設計 もとより第九艦隊計画の一環として設計された艦であり、多方面作戦時に一隻で十分な航空戦力を持つことを目標として設計された。広い飛行甲板と四基の電磁式カタパルトを装備し、航空機の展開能力に優れる。なお、後部にウェルドックがあり、上陸戦に参加することも出来る。 対空戦闘能力は、基本的に艦載戦闘機が行うものの、多目的ミサイルランチャーに対空ミサイルを搭載することでそれなりの戦闘は可能。なお、2基のCIWSが最後の防衛用火器である。ただ、ミサイルの同時発射数には限りがあるため、やはり護衛の駆逐艦等は必要である。 前級との比較 前級、ベテルギウス級航空母艦との大きな変更点は、その大きさである。約1.3倍程度になっており、航空機搭載数は大幅に上昇している。また、ベテルギウス級の装甲が1ブロックと貧弱なのに対し本艦は2ブロックであり対艦ミサイルに対する防衛力は若干上昇している。速力はわずかに本艦が上である。というのもベテルギウス級は原子炉が2基なのに対し本艦は4基搭載しているからだ。ただ、旋回半径はその大きさゆえにベテルギウス級のほうが勝っており、魚雷回避が困難である。そのため、アスロックを搭載した艦を護衛につける必要がある。 第九艦隊 本艦は、第九艦隊の旗艦であるがゆえ、第九艦隊との関係の深さは言うまでもない。第九艦隊向けに建造計画が立っている艦船のほとんどが、本艦の防衛や本艦とのデータリンクを重視して設計されている。中でも設計計画が立っている新型情報収集艦は、人工衛星からの情報交換を行うことで、敵機を1cm単位で精密に位置を観測することができ、艦載航空隊のミサイルを遠隔誘導することで正確に目標に命中させることが可能である。 ギャラリー 発艦する直前の航空機から撮影 ウェルドックを開いた状態 ヘリコプターより 多目的ミサイルランチャー 発艦準備をする艦載機 艦尾 艦橋から 横を飛ぶ航空機から 関連項目 北マイクラ諸国連邦 北マイクラ諸国連邦海軍
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6844.html
941: yukikaze :2021/01/17(日) 19 42 24 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 寄り道は仕方ないよねということで、ヨークタウン完成。 ヨークタウン級航空母艦 全長:230.8メートル 全幅:35.4メートル 喫水:8.9メートル 基準排水量:2万5千トン 満載排水量:3万1000トン 機関:バブコック ウィルコックス式重油専焼水管罐9基 ウェスティングハウス式オールギヤードタービン4基4軸 12万馬力 速力:31ノット 航続距離:15ノットで12,000カイリ 武装:55口径20.3センチ砲連装装2基 25口径12.7センチ単装高角砲6基 28ミリ4連装機銃4基 12.7ミリ機関銃 単装24基 装甲:舷側 114ミリ(傾斜角なし) 水平 76ミリ(飛行甲板) なお、格納庫甲板側面に114ミリ、格納庫甲板も76ミリ装甲が張られている。 搭載機数 1943年度で50機(露天係止含む) 同型艦 ヨークタウン エンタープライズ ホーネット ワスプ エセックス バンガー・ヒル タイコンデロガ オリスカニー (解説) 第二次大戦開戦前にアメリカ海軍が保有していた唯一の正規空母である。 そのタフネスぶりから『マイティ・ヨーキィ』と、艦隊から絶賛されたものの、海軍行政に振り回された挙句、最後は囮として終焉を迎えるなど、その悲劇的な最期から、今なおファンの多い艦である。 東京海軍軍縮条約によって、20万トンの航空母艦の建造枠を得たアメリカ海軍であったが、実のところ、この新たな艦種については持て余していた。 ある意味当然な話で、この時期の航空機の能力を考えれば、艦艇に打撃を与えることができるかといえば難しく、偵察任務に使うにしても能力不足といった有様で、海軍としては「こんなもん貰ってもなあ・・・」という有様であった。 これに対し、アメリカ海軍において沸き起こったのが『航空巡洋艦』構想である。 彼らの主張としては「航空機なんて使えるかどうかわからんものを主兵力とするからこんがらがるのであって、巡洋艦をベースに航空機運用能力を持たせるとすれば、問題ないのでは?」というものであったのだが、この提案は予想以上に多くの海軍士官から賛同を受けることになり、実際に設計までもされるところまで行った。 これが後に『No.39計画航空巡洋艦』と呼ばれるものであったのだが、これに危機感を覚えていたのが、アメリカ海軍でも絶滅危惧種扱いされていた航空主兵派であった。 彼らにしてみれば、こんな異形の艦を作られても、砲撃戦こそが主となり、航空機が従となるのが明らかであった。 故に彼らは「まともな航空母艦」の建造を望んでいたのだが、問題は海軍航空の大ボスであるウィリアム・A・モフェット少将が好んでいたのが、「飛行船」、「小型空母」および「航空巡洋艦」であり、『No.39計画航空巡洋艦』に諸手を上げて賛同していたことであった。 このままではどうにもならないことから、航空主兵論者は、モフェットの後継を狙っていたアーネスト・キングを旗印に巻き返しを図ることになるのだが、パイロットに絶大な人気を誇るモフェットの力は強く、このままでは海軍航空が『No.39計画航空巡洋艦』と1万トンクラスの小型軽空母の2極化になるのは確実であった。 事ここに至って、キングは思い切った手を打つことになる。 彼は頑として認めなかったものの、日本海軍が建造に着手している『装甲空母』に着目し、これを「艦隊決戦時に、制空権と着弾観測を継続して行うことで、アメリカ海軍の砲撃戦を圧倒的に有利にする」というプランを、上層部に提出したのである。 キングにしてみれば「とにかく、あの『No.39計画航空巡洋艦』を潰すのが先決であり、これさえ潰せたら、あとは新型空母を基準として議論することができる」という、次善の産物であったとされるが、この提案は、大艦巨砲主義を信奉していた海軍提督達からも好意で迎えられ、何よりモフェットが、自分の後継者としてタワーズを昇進させていったことに、海軍上層部が「海軍の秩序を乱す行為」と、敬遠していたこともあって、最終的にはキングの案を基に、航空母艦の建造が進められることになる。(このことで、モフェットとキングの関係は決定的に悪化することになる。) 942: yukikaze :2021/01/17(日) 19 43 14 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp もっとも、キングにとっても痛恨だったのは、アメリカ海軍上層部は、キングの意見を是としながらも、あくまでこの艦については、『航空機運用ができる巡洋艦』という認識のままであったということであろう。 これが、同級において、目に見えない欠点を生み出すことに繋がる。 以下、同級について解説する。 同級最大の特徴は、航空機格納庫の重防御であった。 色々と誤解されがちであるが、同級については、蒼龍型のそれとは違い、重点とされたのは格納庫内部にある搭載機を守る事であり、飛行甲板を守ることではなかった。 無論、キング達の意識としては、「飛行甲板の装甲化による継戦能力の向上」であったのだが、海軍上層部は「搭載機を守らなければ意味はない」という認識であり、そうであるが故に、同格納庫については、日本海軍巡洋艦の主砲である15.5センチ砲相手に撃たれても十分に耐えれるようになっている。 一方、それ以外の防御については、そこまで頑丈ではなく、エレベーターも無装甲であり、格納庫部分以外の飛行甲板の装甲も38ミリ程度に留まっている。 舷側装甲については、114ミリ装甲を前後64ミリの隔壁で繋いでバイタルパートを形成。格納庫~外舷に至る水平装甲は76ミリとした。 この他機械室上面も76ミリ装甲が貼られ、艦内縦通隔壁は38ミリの厚みが確保された。 このように、直接防御については、巡洋艦に準じて頑丈であったが、水中防御については幾分問題はあった。 アメリカ海軍艦船の標準的な防御手段というべき液層防御を採用していたのだが、戦艦と比べると防御層の幅がやや狭かったこと、更に本級で初めて溶接構造を大々的に取り入れたのだが、溶接に関するマニュアルに誤りがあり、実際に計算された強度を達成できておらず、これが、同級が爆撃には強かったものの、雷撃に対して予想以上に弱かった要因となっている。(マニュアルのミスは戦後になって判明) 次に兵装であるが、巡洋艦の延長線上という考えから、アメリカ海軍巡洋艦の主砲でもある20.3センチ連装砲を2基搭載している。 艦橋の前部及び煙突の後部に載せられたこの砲塔は、4門しかないことから、水上砲戦に使うには難があり、航空機運用には邪魔であると非常に不評(しかも重心の問題から、左舷にバルジを付ける必要があり、これが速度低下につながっていた)であったのだが、「敵の小型艦艇が来ても追い払える」として最後まで撤去されることがなかった曰く付きの代物であった。 実際、この砲が使われた形跡は殆どなく、全く無意味な装備と言ってよかったのだが、アメリカ海軍でもこの問題点は重々承知していたらしく、装甲板の供給の遅れで、1944年度にようやく就役した『タイコンデロガ』と『オリスカニー』には、同砲は装備されていない。 高角砲については、当時のアメリカ海軍のメイン高角砲である25口径12.7センチ単装高角砲が装備されている。 この高角砲については、能力的に不満が多く、艦隊でも後継の38口径に変えるように陳情がなされていたものの、こちらについては、戦艦への装備が重視されていたのと、日英の艦載機を舐め切っていたこと、更に重量の問題等もあって、換装はされていない。 これについても、彼らは第二次大戦中盤から猛烈なツケとして払う羽目になる。 何より同級における最大の欠点が、航空燃料の搭載量が全搭載機(54機)に対して5回分の航空燃料しか持たず、爆弾も250kg爆弾を80発しか搭載していないというのは、航空打撃戦力として致命的と言ってよい代物であった。 これは、アメリカ海軍が航空魚雷開発に失敗してしまった(なお、その理由が、酸素魚雷開発に成功したことで、航空魚雷も酸素魚雷にしようと固執したことが原因であった。)事が大きいのだが、この航空打撃能力の弱さは、アメリカ海軍の空母機動艦隊への発展に大きなマイナス要因となってしまうことになる。 同級は、第二次大戦開戦当時、国内の混乱と、主に装甲板の供給の割り当てに失敗していたことで、4番艦までは就役、5番艦と6番艦がようやく就役間際という体たらくであった。(7番艦と8番艦は進水済み) とはいえ、その防御力はお墨付きであり、アメリカ海軍会心の勝利と言われた『第一次ニューファンドランド沖海戦』においては、イギリス海軍をいち早く発見。イギリス空母の爆撃を受けても平然と航行し、艦隊決戦時の制空権確保に成功するなど、アメリカ海軍の想定通りの活躍を示すことになる。この時数発の爆弾を受けながらも『へなへな弾で沈むほど本艦はやわにあらず』と、『ヨークタウン』艦長が啖呵を切ったことで『マイティ・ヨーキィ』の愛称を受けることになる。 943: yukikaze :2021/01/17(日) 19 43 46 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 一方、太平洋の戦場は次元が違っており、ハルゼー提督が指揮するヨークタウン級2隻は、圧倒的な機数を誇る日本海軍航空隊に手を焼く羽目になる。 初戦の『パラオ沖海戦』においては、戦闘機の数がそれぞれ36機あったことで、日本海軍の航空攻撃を防ぐことに成功したものの(これは日本海軍の空母機動部隊の戦術の拙さも大きいが)、マリアナ沖海戦においては、マリアナの基地航空部隊と空母航空艦隊の波状攻撃の前に、凌ぐのがやっとという有様であった。 この時、基地航空艦隊と空母機動艦隊の連携ができれば、ハルゼーの空母部隊か、戦艦部隊の何隻かは沈んでいた可能性もあり、この一件と、戦艦部隊の砲戦によって、豊田連合艦隊司令長官が負傷したこともあって、嶋田首相及び山本海軍大臣による海軍上層部の粛清劇に繋がることになる。 その後、海軍軍令部第一部長に任命された真田少将は、アメリカ海軍に奪われたトラック基地に対して、輸送破壊作戦を命令。 マリアナ諸島からのハラスメントの爆撃から始まり、潜水艦のみならず空母機動艦隊を利用しての徹底的な輸送船狩りにより、大西洋側と比べて輸送船やタンカーの割り当てが少なかった太平洋艦隊の補給路は寸断状態に陥る。 この事態にハルゼー中将は「とにかく連中の空母部隊を叩き潰さないことにはどうにもならん」として、アメリカ海軍として初めて、空母を1隻単位ではなく、2隻まとめて運用を行い、『エニウェトク環礁沖海戦』で『蒼龍』と『翔鶴』を中破にまで追い込むも、『飛龍』と『瑞鶴』による反撃を受け、『エンタープライズ』『ワスプ』が沈められるという大敗を被ることになる。 以降、アメリカ海軍においては、空母を、攻撃の槍として使うのではなく、あくまで艦隊の防御として使うのが適当であるという認識が決定的となってしまい、『ヨークタウン』級も、専用の爆撃機ではなく、爆弾も搭載できる戦闘機を重点的に載せるようになるなど、日英の空母と比べると異端の道を走ることになる。 そして、レイキャビク沖海戦における『ホーネット』、第二次ソロモン海戦における『エセックス』の喪失により、航空機の数の暴力の差の前には戦闘機の比率を変えてもどうにもならないことを悟ったアメリカ海軍は、大型装甲巡洋艦を空母として改装した『フィリピンズ』これに生き残っていた『ヨークタウン級』4隻を集めた空母機動艦隊を編成する。 だが、このアメリカ海軍最後の空母機動艦隊は、圧倒的な戦力を誇る日英空母機動艦隊に対し、戦艦部隊への戦闘機の傘をさすこと、並びに囮役として、その打撃を受け続けるという、悲壮極まりない任務を負うことになる。 イギリス空母機動艦隊を統括するフレーザー提督並びに日本の空母機動艦隊を統括する五藤提督による4度にわたる波状攻撃により、アメリカ海軍最後の空母機動艦隊は、ミッチャー提督とともに海神の御許に送られ、スプルーアンス大将の戦艦部隊も、日英連合艦隊の切り札でもあった、大西提督率いる空母機動艦隊(大鳳級及び播磨級空母)による攻撃によって半壊。 後に『ロイヤル・ネイビーの百倍返し』と言われる、フィリップス提督指揮下のイギリス戦艦部隊によって、一方的に打ち据えられ、完全勝利を献上することになる。(ただし、海戦の最後で、別動隊であったオルテンドルフ艦隊により、あわや上陸船団に突入されそうになる一幕があり、4提督は護衛部隊を指揮していた西村提督に土下座で謝罪することになる。) ヨークタウン級空母は、アメリカ海軍において空母機動艦隊の第一歩を踏み出せる潜在能力はあったものの、不幸なことに、アメリカ海軍の方針の間違いにより、悲劇的な最期を迎えることになる。 946: yukikaze :2021/01/17(日) 19 59 15 HOST p149168-ipngn200303kamokounan.kagoshima.ocn.ne.jp 投下終了。元ネタはイラストリアス+レキシントン。 アメリカ海軍が『戦艦による艦隊決戦』に拘るのならばこういう艦になるだろうなあと。 史実アメリカ海軍も、割と艦隊航空どうするかは迷走しておりまして、その元凶がモフェット。 キングやミッチャーなんかを航空派に転じさせるなど精力的に活動しているんだけど、同時に小型空母や航空巡洋艦、飛行船にかなり拘っていたり、愛弟子のタワーズに対して情実人事したりと色々とアカンこともしております。 この時の確執で、キングとタワーズ、それぞれが海軍人事で色々とやらかし、正直アメリカが日本に負けた場合、間違いなく敗因の一つに数えられるだろうなあと。 『No.39計画航空巡洋艦』については史実でも真面目に計画されていた艦です。 蒼龍原案と同じことアメリカ海軍も考えていたんだと、中身最初に見た時、苦笑いしたものです。 ヨークタウンの弱点ですが、これまんまイラストリアスの弱点です。 本級の場合は、8インチ砲弾の置き場所確保のために、航空燃料なんかが圧迫されたと思っていただければ。 なお、日本海軍はこいつらの防御力過剰に評価しており、43式徹甲爆弾(長門型の砲弾改良して、緩降下爆撃に使えるようにした代物)なんてものを採用したりもしています。 まあ50番までは確実に跳ね返しますからねえ。 フィリピンズはひゅうが氏ネタを拝借。イメージ的には大鳳ですが、予算と工期の関係から、非装甲甲板空母だったりします。まあ工作精度が甘すぎて、第一撃目でお役御免になりましたが。 2番艦として作られたサモアは、ニューヨーク沖海戦に間に合わせるための回航中に伊47によって、護衛艦ごと消し飛ばされ(なお竣工して沈没するまでの最短記録を打ち立てている)、アメリカ海軍空母部隊はほぼ終了しています。 しかしまあ・・・量で押しつぶされるアメリカ海軍っていうのは、ほんと新鮮だよなあ。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/8190.html
281:加賀:2022/10/02(日) 18 56 50 HOST softbank060087155060.bbtec.net 『大鳳』型航空母艦 基準排水量 48,000トン 満載排水量 62,000トン 全長 290m 全幅 34m 飛行甲板 280m×30m エレベーター×3 ボイラー 九九式艦本式重油専焼水管缶×12 主機 艦本式タービン×4 出力 180,000馬力 速力 33.4ノット 航続距離 11,500海里 兵装 45口径12.7サンチ連装両用砲×8 99式40ミリ連装機関砲×8 25ミリ三連装機銃×6 同単装機銃×72(後に96基まで増加) 対空設備 13号対空電探改 42号対空電探改 発艦装備 油圧式カタパルト×2 搭載機 艦戦×36 艦爆×27 艦攻×27 偵察×10 補用×12 同型艦 『大鳳』 【概要】 日本海軍が戦前戦中を含めて最初で最後に建造した装甲空母である。(戦後は別)艦型については『翔鶴』型を踏襲していた。元々装甲空母の概念は日本海軍にもあったがより鮮明化されたのは第二次上海事変だった。この戦闘で空母『龍驤』が急降下爆撃を受けて被弾炎上大破という事態になった。海軍上層部はこれを考慮して飛行甲板にも装甲を敷いて戦力の低下を防ぐ意味合いを兼ねての装甲空母の研究だった。 その為、艦本は建造途中の『翔鶴』型の設計図を流用しての装甲空母化を図ったのだ。だがこの時点で搭載機は70機前後になると予測されていた。というのも装甲化のため史実『大鳳』と同じく飛行甲板装甲化による重心低下のため艦内容積が減少するとなっていた。 だが、それに異議を唱えたのが新見政一だった。 「なら史実『ミッドウェイ』級をそのまましちまえ。『翔鶴』型でさえ史実『ミッドウェイ』級を模範にした和製『ミッドウェイ』級だぞ?」 史実『ミッドウェイ』級は船体のうえに強固な装甲を施した飛行甲板を載せるという特殊な構造となっていた。それを利用する事にしたのだ。これにより『翔鶴』型まではいかないものの、常用100機を確保したのである。 また機関は九五式の改良型である九九式艦本式重油専焼水管缶を採用している。 そして④計画に組み込まれて史実より一年早い昭和15年7月に拡張された川崎重工業川崎造船所で起工式を遂げるのである。 なお、進水は昭和17年4月で就役したのは昭和18年4月であった。『大鳳』の初陣はYZ作戦であり第一機動艦隊旗艦を務めた。 また、マリアナ沖海戦にも旗艦として参戦、米第五艦隊から航空攻撃で1000ポンド爆弾3発が命中するも空母の運用に支障を来す事はなくその威力を発揮した。 エンガノ岬沖海戦では山口中将の囮空母として参戦し中破しながらも生還する。 そして沖縄沖大海戦では第三艦隊旗艦として参戦、英東洋艦隊の空母6隻を沖縄沖の漁礁に変えつつスプルーアンスの第五艦隊を攻撃、『大和』らの第二艦隊、『信濃』の第五艦隊の突撃を側面から支援した。『大鳳』は大破しながらも生き残る事に成功しそのまま宜野湾に擱座し無傷の飛行甲板からカタパルト発艦による第32軍の地上支援を行ったりと装甲空母の役目を果たしたのである。 戦後は空母不足の米海軍に接収され『マリアナ』として運用される事になる。また、ジェット機運用にあたり『瑞鶴』共々SCB-110、SCB-101/66と順次近代化改装された。 なお、日本への返還は1977年であり裏を返せばその頃まで米海軍の空母不足は続いていたのである。(米空軍との衝突もあった) 日本への返還後は佐世保を基地とする第二艦隊旗艦となり定期的な改装をしつつ20××年の今もその巨体を海に浮かべている。 なお、後継艦については中々建造がされず(軽空母級の配備はあるが大型空母は今なお現役という皮肉。しかも戦艦『信濃』でさえも後継艦には恵まれていない)改装のための費用なら出せる状況だった。 これも元『大鳳』『マリアナ』乗組員らの影響もあったりするのである。 ちなみに某艦隊これくしょんではコードネーム『RJ』『ZH』と共に『TH』として三大フルフラット空母として受け継がれている。(『ZK』?奴は裏切ったよ) 282:加賀:2022/10/02(日) 19 01 48 HOST softbank060087155060.bbtec.net 三週目の『大鳳』 空母『信濃』の役割を『瑞鶴』と共に受け継がれている。 和製『ミッドウェイ』級ならぬ『ミッドウェイ』級そのものに近い。(全長とかは工期削減のため短め)中央エレベーターは『ミッドウェイ』級と同じくアウトボード式で対処。 油圧式カタパルトも『ミッドウェイ』級の位置にしているので戦後、米海軍関係者は「奴等、『ミッドウェイ』級の図面を手に入れたのか?」と調査する逸話もあったりなかったりと……。 なお、フルフラットは解消されなかった模様(何でや!?)