約 24,227 件
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/477.html
「天気よくてよかったねー、ロボ」 「うん、ほんとだなぁ」 朝から爽やかな晴れ間が広がる休日、 ニコと連れ立って久しぶりに郊外の公園へやってきた。 デートといえば俺の馴染みのショップめぐりか部屋に篭って ダラダラ過ごすだけのワンパターンそのもの。 『別に嫌じゃないよ?ロボといると退屈しないし』 いつもそうやってニコは一点の曇りのない笑顔でそばにいてくれる。 けれど澄み切った空の下、たまにはこんな健全なデートもいいかもしれない。 「どうしたの、ロボ?ぼーっとして」 「え?いや、今日も一段と青空が鮮やかだよなぁと思って」 眩しくてたまらない。いつもなにげに見上げている空の青さが。 近頃特にそう感じるのはどういうわけなのだろう。 「そう?普段と変わらない綺麗な空だと思うけど、ロボにはどこか違って見えるの?」 俺につられるように不思議そうにニコも宙を仰ぐ。 うーん、俺の気のせいなのかなぁ……。 その謎は解けそうでなかなか解けないでいる。 「これ全部ニコが作ったの?すごいじゃん!」 公園の芝生でひと休みして少し早めのランチタイム。 「うん、そうだよ。この日のために頑張って早起きしたんだから」 と、センスよく彩られた料理をシートに上に手際よく並べていく。 「あ、この卵焼きは結構自信作なんだよ」 「ふーん。じゃあ、その自信作とやらをいただきましょうか」 なんの迷いまなくここぞとばかりに俺は大きな口を開けた。 「はい……って、なにそれ?あたしにどうしろと?」 ニコの醒めた声にも都合よく聞こえないふりをして知らん顔。 「子供じゃないんだから自分で食べなよ」 いつものように冷静に言い返すも、結局はしょうがないなぁと口の中へ運んでくれた。 満面の笑みで嬉しさをかみ締めて味わいながら 「ん~、うまい!最高にうまいよ~!さすがだなぁ、ニコ。 えーっとね、今度はウィンナーがいいなっ」 彼女を褒め称えた後はちゃっかりと次の催促に移ると更なる願望が口をつく。 「それでさぁ、食べ終わったら膝枕してほしいなー」 「はいはい、わかりました……って、え?ええぇ!?」 昔から一度彼女にやってもらいたかったんだよね~膝枕! 「はあ…どうせヤダって言っても聞かないんでしょ?いいわよ、やってあげるわよッ」 「やったあ~!」 呆れ顔のニコをよそに胃袋を満たしながら俺の頬が緩みっぱなしだったのは言うまでもない。 「はあ~気持ちいいなぁ、ニコの太も……あっ」 げっ、しまった! 念願の膝枕に感激のあまりついつい本音が飛び出してしまい慌てふためく。 「今、なんて言った?」 「い、いえ何でもありませんっ」 「…ったく、とりあえず5分だけだからね!」 きっちりと念を押されてしまったわけだがこの場はおとなしく妥協しておかないと 後々のおねだりにも影響してくること必死なので素直に従うしかない。 木洩れ日の下で程よくそよぐ風が頬を撫でて通りぬけていく。 「風が気持ちいいね」 束の間の至福のひとときに浸る俺の耳にニコの優しい声が伝わってくる。 幾重にも続く公園の木々は半分ほどがすでに色褪せて散り落葉樹となっていて 秋の終わりを実感しながら、ふと眺めた頭上の真っ青な色がやけに目に沁みた。 やっぱり眩しい。気のせいなんかじゃなく確実に。 「ロボ?」 なぜ?どうして? そう思いながら柔らかな感触の心地よさにしだい意識は薄らいでいき俺の瞼は重くなっていった。 「………う~ん…ニコぉ?」 寝ぼけ眼の視界に今にも倒れこみそうなニコの姿が飛び込んできた。 何とか状況を把握すると半身を起こして交代しなきゃとそっと身体を支える。 過去の経験からして、ちょっとやそっとじゃビクともしない娘だけれど、 できるだけ静かにゆっくりと起こさないように。 「これでいいかな」 ふたりで横になるには少し狭すぎるシートの上で彼女がはみ出してしまわないように しっかり抱えて腕枕をすると目に映る白く綺麗な肌。儚げな花のようなピンク色をした唇。 こんなに間近でじっくりと改めてニコの顔を見るのは始めてかも。 普段の生意気ぶりもそれはそれで可愛らしくもあるのだが、何より今、目の前で眠る少女は 子供のように無防備で穏やかでそのギャップも俺の心を惹きつけてやまない。 誰の目にも触れさせたくない。自分だけが見ていたい。 俺って実は物凄く独占欲の強い奴なのかもしれない。 彼女の存在そのものが今まで知りえなかった自分の本質を気付かせてくれて ニコがもたらす明るさが周囲に彩りを与えて輝いているように思う。 決してそれまでの日常を否定するわけではないけれど心が浮き立つ。 ……あれ?ああ、そっか。そういうことか。 「なーんだ。こんな単純なことだったんだ」 今更気付くなんてマヌケ以外の何者でもないな俺は。 自嘲気味な笑みを浮かべると風になびくニコの黒髪にそっとキスをして再び瞳を伏せた。 数時間後。 「もう、ふたりして一緒に寝入っちゃうなんて…どうして起こしてくれなかったのよ?」 「だってニコがぐっすり眠ってたから無理に起こしたらかわいそうだと思ったんだよ~ 俺の心優しい気遣いがわかんないのかなぁ」 「だからってさー」 隣で可愛い唇を尖らせるその仕種が可笑しくて可愛くて頬が緩むのを抑えられない。 「ん?なんで笑ってんの?あたしの顔に何かついてるの?」 「あーゴメン。いやぁ、ここのところずっと頭にあった疑問がついさっき解消してさ、 今、猛烈にすっきりしてるんだよねぇ俺」 「さっぱり意味がわからないんだけど?」 納得顔で頷く俺に首を傾げて眉をひそめる。 「一言で説明すると、ぜーんぶニコのせいだったんだなあって」 「はい?ますます理解不能。何がどうしてあたしのせいなのよー?」 こちらに鋭い視線を向けてあからさまに憮然とした様子。 「内緒。それよりずいぶん風が冷たくなってきたなぁ。 これは早めに家に戻ったほうがいいかも。風邪でもひいたら大変だし」 さらりと話をすり替え、返事も待たずにその小さな手を掴んで歩き出す。 「今夜はニコのために身体のあたたまる美味しいものを作ってあげるよ。だから早く帰ろう」 何がいい?とたたみ掛けて聞く俺に 「なんかうまくはぐらかされたような気がする…」 ニコはどこかまだ腑に落ちない感じで複雑そうにぽつりと漏らす。 「まあいいじゃん。あんまり考え込むとハゲるよ?」 「なっ!?その言葉そっくりそのままロボにお返しするわ。そっちのほうがハゲる確率高そうだよ」 「うわ、ひどっ!なんてことをッ」 情けない声をあげる俺を見てたちまちにやりと口元が動く。 ああ、やっぱりニコだ。このまま穏やかに物事が終わるはずもないわけで。 「もう冗談だってばー、何本気にしてんのよっ。ほら早く帰ろ。 リクエストに答えて何でも作ってくれるんでしょ?」 いたずらっぽく表情を変化させて反対に俺の手をひいていく。 ぎゅっと力を込めて。 重ねた掌の温もりから伝わる、今、自分は満たされて幸せだと思う感情。 こうして他愛もない会話を交わしながら歩く散歩道もどんなに憂鬱で気が滅入る続く日々も ニコがいるだけですべての景色が鮮やかに輝いて見えて。 この空が青いのも君のせいなのだから。 終わり
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/4956.html
蒔田瑞穂 スワンナ 特性はとむね推奨 美緒 スリーパー 璃瑚奈 マイナンorムシャーナ ねむる必須 翔 プラスルorレントラー 川本蘭 トサキント 前園 デスカーン 怖がりで怖いもの見たがり=ゴーストに弱くゴーストに強い 沢村亘理 ミカルゲ ふういん(閉じ込められた)必須 不破 ペラップ おしゃべりorさわぐ(マシンガントーク)必須 脇野和気和気子 マニューラ カウンターorしっぺがえし(正当防衛)、どろぼう必須 雨宮京 コモルーorクルマユ 犬神愛智 シャンデラ じこあんじ(周囲が自分に見える)必須 -- (名無しさん) 2012-07-07 23 27 26
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/49857.html
登録日:2021/11/25 Thu 22 08 43 更新日:2023/10/25 Wed 21 21 51 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 3人娘 おはようございます!自分やる気あります! ネガティブスリーパー 凡人 噂によると世の中はそんなに甘くないらしい 天才 女子中学生 屁理屈 最多出演 璃瑚奈 空が灰色だから 美緒 翔 わあああああ ダメだったよー!! これがモノホンの不幸ってやつよ がおおおおおおおおおおおお!! 璃瑚奈と美緒と翔とは漫画『空が灰色だから』の登場人物である。 【概要】 短編のいくつかに登場する女子中学生3人組(作中で高校生に進級している) 基本1話完結のオムニバス作品の本作ながら、3回もメインで登場した最多登場人物達でもある。 何かにつけネガティブで言い訳ばかりの璃瑚奈にツッコむ美緒とその横で自由に振舞う翔のやりとりが繰り広げられる。 【人物】 全員とある中学校の3年2組に所属している。 璃瑚奈(りこな) 3人娘の1人。黒髪ショートヘアに黄色のリボンを2つつけている。 小柄で貧乳なのをコンプレックスにしている。 内向的でネガティブな性格であり、うまくいかないことがあると屁理屈をこねる癖がある。 よく冷や汗をかいている。 美緒(みお) 3人娘の1人。紫髪で前髪で目が隠れており、素顔はうかがい知れない。 身長もスタイルも年相応。 3人の中では常識的でツッコミ役。ごく普通の女の子。 翔(しょう) 3人娘の1人。白髪のロングヘアで黄色のリボンを2つ結んでいる。 中学生離れした身長と巨乳の持ち主。 3人の中でも最も自由奔放で陽気な性格で、よく奇行に走る。 【登場エピソード】 ・第15話 ネガティブスリーパー 3年1学期の期末テスト、美緒は国語72点で落ち込んでいた。 だが璃瑚奈はその程度で不幸ぶるんじゃねぇと物申す、彼女は38点だった。 美緒「これはアカンたれすぎるよ璃瑚奈ちゃん!」 そんな2人をよそに翔はライオンのモノマネをやっていた。 美緒・璃瑚奈(なにこいつ) その後勉強のし過ぎで眠いとのたまう璃瑚奈。なんと9時間しか寝てないという。 これには勉強してない自分だって7時間しか寝てないとツッコむ美緒。 ちなみに翔は3時間しか寝てなかった。しかし勉強はしてなくてテトリスばっかやっていたという。 そして翔が格ゲーのコマンドを繰り出す中、みんなで三高に行くんだから睡眠時間を減らせと璃瑚奈に注意する美緒。 だが璃瑚奈は今更根性論なんてと一蹴。むしろ寝た方が効率が上がると昨日ネットで見たことを話す。 美緒「勉強はー!?」 更に璃瑚奈は睡眠時間が長いまたは極端に短い人間に天才型が多いとまたネット知識をひけらかし。 美緒くらいの睡眠時間の人間は凡人だとのたまう。この間翔は美緒にまだ技を繰り出していた。 そして璃瑚奈のネガティブ論はヒートアップし、 璃瑚奈「マイナス マイナス そしてまたマイナス!生まれながらにして借金生活」 そのうえ自分が貧相な体格なのはうつ伏せでねてるからだの、睡眠時間を縮めるのは日本人が陸上でメダルを取ることに等しいなどと言い訳を繰り返し、更にはその言い訳すら才能だと自負するのだった。 その間も翔は奇行を繰り返し、自分のテストをぶちまける。 その結果は…全て100点だった。 ここに真の天才がいたと気付かされた2人、これならもっと上の高校いけるよと言うが、翔は2人と同じ高校に行くという。 その理由は言わずもがな、2人と一緒にいたいから。これを聞いた璃瑚奈は少し気合を入れてみると決意したのだった。 ちなみに翔曰く、どの高校行っても結局は同じ授業しかやらないじゃんとのこと。 ちなみにこの話が収録されたコミックス2巻のおまけ漫画にて、3人とも同じ高校に合格していた。 璃瑚奈の高校での目標は、背を伸ばすことだった。 ・第38話 噂によると世の中はそんなに甘くないらしい 3年生の2学期、受験勉強疲れで死にたいと言う璃瑚奈。 そしてそれにツッコむ美緒、奇行に走る翔といつもの日常が繰り広げられていた。 そしてまた勉強時間の話になり、美緒はつい漫画をよんでしまい3時間しかやってないと言い、 翔は朝までオセロゲームやってて0時間、そして璃瑚奈はネットサーフィン含めて4時間で一番勉強やってるとのたまうのだった。 そして人間は寝てる時間だけ成長してないという話になり、睡眠7時間の美緒が年齢通りに15歳だとすると、 睡眠時間3時間の翔は実質17歳、そしてぐっすり寝ている璃瑚奈は実質13歳であり、 実質中1が中3の勉強をしていることがすごいとまで言い出す始末。 流石に美緒はそれを屁理屈だと言い、璃瑚奈は寝てる分だけ人生経験してないと説教する。 美緒「世の中そんなに甘くはないよ」 これには璃瑚奈も涙ぐみ、ネガティブモードに入る。 美緒はそんな彼女に対し、「現実を見ろ」と言う。 それに璃瑚奈はカチンときて… 璃瑚奈「ポジティバーどもにネガティバーの何がわかる!」 そう叫び、ネガティバーなりに現実をみていると語り、心を安定させるためにわざと落ち込んでいるとのこと。 その間翔は昇竜拳のポーズをとっていた。 さらに世の中は甘いかもしれないとたたみかける璃瑚奈。 最初から苦いと思うより甘いと考える方が現実的だと語り、これには美緒も言い負かされてしまう。 そしてこの世界を甘いものにしたいと熱弁する璃瑚奈、そこへ翔が割って入り… 翔「口だけ言っても自分が行動を起こさないと何も変わらないよ!」 そうマジレスされ閉口する璃瑚奈、でもとりあえず高校合格をサクッと目指すことにするのだった。 美緒(なんだかんだで璃瑚奈ちゃんはすごくポジティバーな気がする…) ・第50話 おはようございます!自分やる気あります! 晴れて高校生になった3人。 だが相変わらず璃瑚奈はやる気がないのであった。 そこへ熱血教師的な女教師にでくわし、挨拶をする。 翔「おはようございます!」 美緒「おはようございます」 璃瑚奈「す」 教師は翔の挨拶を褒め、美緒にもっと元気を出せと言い、2人に紛れて「す」しか言ってない璃瑚奈に説教をする。 そして璃瑚奈は挨拶の練習で放課後呼び出しを喰らうのであった。 当然璃瑚奈は行く気はなく、挨拶なんて所詮人間が勝手に作ったごっこだろとまたもや屁理屈。 そんなに挨拶が大事ならオリンピック種目にしろよだの、宇宙人に見られたら笑われるだのとごねる。 だが翔は理由なく人と声が交わせると前向き意見。 しかし璃瑚奈はそれすらも嫌だと後ろ向き。 そして彼女は遂にやる気と言う概念にまで文句をつける。 やる気何て所詮自己申告制、本当に必要か?とまで言い出す。 そもそも自分はやる気がないと言われながらも高校に合格している。 だから自分にはやる気なんて必要ないと宣言する。 美緒(ずっと翔に勉強見てもらってたクセに) そして璃瑚奈は中3の文化祭で飾りを壊してしまった時のことを語る。 その時は途中までサボってたヤンキー風のクラスメイトに叱られてしまい(*1)、だったらお前ら最初からやる気だせよと文句をつける。 そしていつものように璃瑚奈はヒートアップし… 璃瑚奈「やる気なくてもやることはしっかりやれ!」 そう大声でぶちまけ、自分はやる気に頼らないで生きていくことを誓うのだった。 だが翔は「やる気なくてもやるってやる気がすごい!」と褒める。 美緒も「結局自分達はごっこの中の住人なんだから挨拶はしよう」と言う。 だがそれに関しては恥ずかしいからイヤだと叫ぶ。 でもそれは翔曰く「やる気なくてもやることもやらないというやる気がすごい」と褒められる。 遂には璃瑚奈自身にも訳がわからなくなってしまい… 結局呼び出しに応じて職員室に行く璃瑚奈。(と付き添いで美緒と翔も) 先生はちゃんと来てやる気あるなと褒める。 璃瑚奈「やる気ねぇつってんの、やる気がなくたって私にはこれくらい造作もない」 口ではあーだこーだ言って屁理屈をこね、ネガティブでやる気なしでもやることはちゃんとやる璃瑚奈と、そんな彼女を何だかんだ笑顔で見守りながら付き合ってきた美緒と翔。 この3人の友情というか腐れ縁は、これからも続いていくだろう。 璃瑚奈「項目追記・修正する気しねぇー」 美緒「いやそこは追記・修正しようよ璃瑚奈ちゃん!」 翔「わはは楽しいなー!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] こういう平和な人たちを見るのはいい、心が落ち着く -- 名無しさん (2023-04-02 22 57 49) 璃瑚奈の屁理屈に、美緒が悪戦苦闘しながらレスバトルしてトドメは翔がやってるな -- 名無しさん (2023-08-22 15 03 33) 「ポジティバーどもにネガティバーの何がわかる!」←後半の -- 名無しさん (2023-10-25 21 21 06) 理論はよくわからないがこれはよくわかる -- 名無しさん (2023-10-25 21 21 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/11541.html
DRAGON BALL THE MOVIES Blu-ray ♯07 発売日:1月9日 鳥山明原作による大人気アクションアニメの劇場版のパック第7巻。 幻魔人・ヒルデガーンとの対決を描いた『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』と、 悟空の少年時代の初期エピソードをリメイクした『ドラゴンボール 最強への道』を収録。 ここを編集 1995年7月公開。ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータに続く劇場版第十六作。第十七作にドラゴンボール 最強への道がある。 http //www.b-ch.com/contents/feat_dragonball/ 監督 橋本光夫 監修 山内重保 原作 鳥山明 脚本 小山高生 作画監督 山室直儀 美術設定 窪田忠雄 美術監督 東潤一 色指定・検査 辻田邦夫 撮影 清水政夫 編集 福光伸一 ネガ編集 麻生芳弘 音響効果 新井秀徳 録音 二宮健治 録音助手 渋江博之 記録 小川真美子 音楽 菊池俊輔 助監督 今村隆寛 アニメーション制作 東映 ■関連タイトル DRAGON BALL THE MOVIES Blu-ray ♯07 DRAGON BALL THE MOVIES #13 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる サウンドトラック「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」大全集 アニメコミックス 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる ドラゴンボール 全曲集 ドラゴンボールZ ベスト ソング コレクション “LEGEND OF DRAGONWORLD” Dragonball Z 孫悟空伝説 テレビアニメ完全ガイド DRAGON BALL 金色の戦士 ドラゴンボール アニメイラスト集 東映アニメーション40年ガチンコ奮闘史 アニメ『ドラゴンボールZ』『聖闘士星矢』『トランスフォーマー』を手がけた男 フィギュア・ホビー:ドラゴンボール 原作コミック 鳥山明/ドラゴンボール 完全版 1巻 rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
https://w.atwiki.jp/vocaloidenglishlyric/pages/985.html
【Tags Daijoubu-P Miku tT S】 Original Music title 空が落ちた English music title The Sky Fell Romaji music title Sora ga Ochita Music Lyrics written, Voice edited by 大丈夫P (Daijoubu-P) Music arranged by 大丈夫P (Daijoubu-P) Singer(s) 初音ミク (Hatsune Miku) Click here for the original Japanese Lyrics Romaji lyrics (transliterated by motokokusanagi2009): dare mo inai shiroi sekai boku wa hitori aruki tsuzukeru subete suna ni kiete iku noka sora ga ochita sora ga ochita boku no ue de dō shite kimi ga subete se ou sono tsumi o hitori ashi o tometa sono basho niwa kimi no hane ga sora o kiri saku kieta hazu no koe ga kiko eru sora ga ochita sora ga ochita boku no ue de fureru tabi ni kuzurete iku hohoemi o nokoshi kawara naide to negatta nowa boku no tsumi dato iu noka sora ga ochita sora ga ochita boku no ue de dō shite kimi ga naze ni boku ga todoka nai inori sora ga ochita sora ga ochita boku no ue de subete tsutsumi kaeshite iku boku dake o nokoshi [Daijoubu-P, DaijoubuP]
https://w.atwiki.jp/chi-chi/pages/60.html
684 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/05/22(火) 11 28 04 ID ??? 667 蛇姫に悟空が妻子持ちとバレたのは、悟空がチチがベジータとナッパに襲われそうになる夢を見て、 チチと悟飯の名前を叫んだからだっけ? ある意味、すごい夢見るな、悟空。 686 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/05/22(火) 18 10 30 ID ??? 684 もし悟空が途中で起きず、あの夢の続きを見たら。 「べジータ、こいつがカカロットの女房だってよ。へへっ、長い宇宙船暮らしで溜まってんだ。 なあ、この女、ヤッちまってもいいか?」 「おい、女。サイヤの王族が、貴様の様な下賤な女の相手をしてやるんだ。ありがたく思え。」 チチのチャイナ服の襟に手をかけ、左右に思い切り破り裂くべジータ。 チチの白い乳房が一瞬露わになり、思わず両手で胸を抱いて隠すチチ。 すかさず、べジータがチチのの細い手首を掴み、胸元を押さえる手を引き離す。 「いやッ!!離してけろ!!」 「おとなしくしやがれ!」 そのとき、ジャーン!悟空、颯爽と登場。 「おめえ達!チチから手を離せ!」 「なにを!最下級戦士の分際で!」 悟空に襲いかかるべジータとナッパをあっさりと倒す悟空。「悟空さ、マンセー」といった感じで 惚れ惚れと悟空を見つめるチチ。だがチャイナ服が破れ、胸が露わになっているのに気付き、 慌てて胸元を直す。 「チチ・・・」 胸元を隠す手を取り、自分の方に引き寄せ、腕の中に強く抱きしめる悟空。 チチの柔らかい胸が悟空の胸板に押し付けられる。 「チチ、あの世で、どんだけおめえを抱きてえと思ったか・・・」 「悟空さ、おらも会いたかっただ・・・」 開いた胸元から手を差し入れ、チチの乳房を掴みながら、深く口づけを交わす。キスしながら 片手で器用にチチの服を脱がせていく。やがて手はチチの薄いショーツを脱がせ、股間に手をやると、谷間はしとどに濡れている。 「チチ、もう、挿れてもいっか?」 「来て・・・悟空さ・・・」 囁かれた甘い声に、すでに張り詰めた己自身を深い溝に当てて、体に力を込めた。 と、ここまで見て目が覚めたら、パンツの中バリバリ。20才過ぎて、嫁がいて、夢精してる悟空。 (終)
https://w.atwiki.jp/srwlhack/pages/197.html
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 0E 0F 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 1A 1B 1C 1D 1E 1F 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 2A 2B 2C 2D 2E 2F 30 31 32 33
https://w.atwiki.jp/srwlhack/pages/198.html
103DC80,パイロット,2,28,,0,,,,パイロットリスト.idn 103DC82,機体,2,28,,0,,,,機体リスト.idn 103DC84,優先ターゲット,2,28,,0,,,,パイロットリスト.idn 103DC86,機体改造値,,28,,10,,,, 103DC87,武器改造値,,28,,10,,,, 103DC88,X座標,,28,,10,,,, 103DC89,Y座標,,28,,10,,,, 103DC8A,?,,28,,16,,,, 103DC8B,?,,28,,16,,,, 103DC8C,登場順,,28,,10,,,, 103DC8D,平均Lv+,,28,,10,,,, 103DC8E,?,,28,,16,,,, 103DC8F,?,,28,,16,,,, 103DC90,?,,28,,16,,,, 103DC91,勢力,,28,,0,,,,0 青自軍|1 黄友軍|2 青友軍|3 緑敵軍|4 赤敵軍|5 黄敵軍|6 黄敵軍|7 緑敵軍| 103DC92,?,,28,,16,,,, 103DC93,?,,28,,16,,,, 103DC94,パイロット,2,28,,0,,,,パイロットリスト.idn 103DC96,機体,2,28,,0,,,,機体リスト.idn 103DC98,優先ターゲット,2,28,,0,,,,パイロットリスト.idn 103DC9A,機体改造値,,28,,10,,,, 103DC9B,武器改造値,,28,,10,,,, 103DC9C,X座標,,28,,10,,,, 103DC9D,Y座標,,28,,10,,,, 103DC9E,?,,28,,16,,,, 103DC9F,?,,28,,16,,,, 103DCA0,登場順,,28,,10,,,, 103DCA1,平均Lv+,,28,,10,,,, 103DCA2,?,,28,,16,,,, 103DCA3,?,,28,,16,,,, 103DCA4,?,,28,,16,,,, 103DCA5,勢力,,28,,0,,,,0 青自軍|1 黄友軍|2 青友軍|3 緑敵軍|4 赤敵軍|5 黄敵軍|6 黄敵軍|7 緑敵軍| 103DCA6,?,,28,,16,,,, 103DCA7,?,,28,,16,,,,
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/281.html
第24話『帰ってきたせっちゃん――ある日のせっちゃん。空が荒れる日――』 風が止んだ。 強い日もある。弱い日もある。 でも、まるで空気が動かない日なんて、いつ以来だか思い出すこともできない。 燦然と輝く太陽。しかし、時折、通り過ぎる暗雲が大地に影を落とす。 上空では、緩やかな風が流れているのだろう。 白い雲は高く、黒い雲は低く、高低差のある雲が別々の速さで移動する。 二色の雲の隙間から、光の筋が後光となって十字に走る。 畏敬すら感じる雄大な空の景観。初めて見る空の異変に、せつなは本能的な恐怖を感じていた。 「せつな、どうしたの? 急がないと遅刻しちゃうよ?」 「ええ、ごめんなさい。ねえ、ラブ。台風の前っていつもこうなの?」 「う~ん、よくわからないよ。あたしは雷が鳴らない限りは気にしないし」 「雷も怖いけど、もっと良くないことが起こりそうな気がするの……」 授業が始まっても、せつなは空模様の移り変わりが気になって、ずっと窓ばかり見ていた。 それは他の生徒も同じようで、先生も特に注意しようとしない。 不自然なくらい静かだった外の様子が変わっていく。 再び風が吹き始め、上空の青空を包むように、南から本格的に厚い雲が押し寄せる。 パラパラと小雨が振り出した時点で授業は中断され、昼を待たずして全校生徒は帰宅を命じられた。 「あ~あ、今日の給食楽しみだったのにな」 「もう、ラブったら。それどころじゃないでしょ?」 せつなが、普段とは表情の違う商店街を眺めながらたしなめる。 人々の笑顔と、幸せが集まる場所。それがクローバータウンストリートだった。 道を歩いているだけでお店の人から声をかけられたり、挨拶したり。買い物する人、散歩する人で賑わって。 そんな喧騒は鳴りを潜め、シャッターを閉じた店舗ばかりが並び、閑散とした雰囲気が漂う。 「開いてるのは、日用品と食料品のお店だけね」 「うん、おかあさんは遅くなるって言ってたね。水とかがよく売れるからって」 流石に、ラブも不安そうに街の様子を見渡す。 台風は、毎年、必ずと言っていいほどやって来る。でも、今回は超大型と呼ばれる規模の大きいものだった。 大事な街、大切なお店の数々。二人で空を見上げながら、大きな被害が出ないことを祈った。 『帰ってきたせっちゃん――ある日のせっちゃん。空が荒れる日――』 桃園家の庭で庭木の支柱を立てていた圭太郎が、手を止めて帰宅したラブとせつなを迎える。 既にアンテナの補強を済ませ、ゴミ箱や鉢植え等も、全て家の中に移してあった。 「お帰り。ラブ、せっちゃん」 「ただいま、おとうさん」 「おとうさん、お仕事じゃなかったの?」 「お母さんから連絡があってな、早引きして帰ってきたんだ」 「そっか、予報よりも早く荒れそうだもんね」 「私も何か手伝うわ」 庭の手入れや大工仕事は圭太郎に任せて、ラブとせつなは溝と排水溝の掃除を受け持った。 準備の遅れている近所の家の手伝いもしていたら、あっという間に夕方になった。 既に空は分厚い雲に覆われていて、太陽なんてどこにも見えない。 それなのに、空が赤い。 夕日とは異なる光景。一面に広がる雲が、絵の具でも落としたかのように真っ赤に染まっていた。 「明日が本番らしいが、今夜から荒れるかもしれないな。ラブとせっちゃんはもう家の中に入っておくんだ」 「おとうさんはどうするの?」 「僕は今からお母さんを迎えに行く。そろそろ終わる時間だろう」 「あたしも行こうか?」 「私も行くわ」 「ありがとう。でも、まだ風も雨も弱いから大丈夫だ」 圭太郎を見送ってから、ラブとせつなは万一に備えた避難用具をカバンに詰めていく。 懐中電灯・ローソク・マッチ・携帯ラジオ・予備の乾電池・救急薬品・衣料品・非常用食料・携帯ボンベ式コンロ。 全部入れたら、ちょうど大きなカバン四つになった。 「こうしてみると、なんだか旅行の準備みたいだね」 「そうね、役に立たないといいのだけど……」 空の色が赤から黒に変わってきた頃、あゆみと圭太郎が帰宅した。 外の雨はますます激しくなっていて、二人ともレインコートを羽織っていた。 「ただいま。ラブ、せっちゃん」 「遅くなってしまったよ」 『おかえりなさい!!』 家族が揃ったことで、ようやくせつなにも笑顔が戻る。 あゆみの買ってきた食材で、三人で夕飯を作ることにした。 「今日はゴーヤと、じゃがいもを買ってきたのよ」 「どうしてゴーヤなの?」 「沖縄から上陸するから、そこの食材を縁起を担いで食べるといいらしいの」 「じゃがいもは何に使うのかしら?」 「台風の日は、なぜかコロッケがよく売れるのよね。だからコロッケも作っちゃいましょう」 「うん。なら、それは私に任せて!」 「あたしはゴーヤチャンプルを作るよ」 「あらあら、じゃあわたしはお吸い物でも作ろうかしら」 普段通りの楽しい夕ご飯。こんな時でも、家族が揃っていれば不思議と安心できる。 話題は主に台風のお話だったけど、三人とも、不安を煽らないように冗談を交えて聞かせてくれた。 「僕が子どもの頃は、台風が来ると、なんだかワクワクして楽しかったな」 「お父さんは、学校が休みになるのが嬉しかったんでしょ?」 「ははは、それもあるなあ」 「えぇ~信じられない。学校に行けないと寂しいじゃない!」 「そんなことよりも、街が壊れちゃわないか心配だわ」 「わたしの父、おじいちゃんはね、台風の日でも仕事してたわ」 「畳職人だったのよね?」 「ええ。『この家も職人の手によるものだ、滅多なことじゃビクともしねえ』ってね」 小さな台風なら、せつなも昨年に経験している。しかし、それは直撃もしておらず、大きな被害もなかった。 今回は規模が違う。書籍やテレビで、台風の本来の破壊力を知ってしまった。この街にも、同じことが起こるかもしれない。 青い顔をしているせつなを心配して、食事が終わっても四人は一緒に過ごした。 テレビを見ながら、みんなで体を寄せ合うようにして居間で過ごす。 ラブはせつなが小刻みに震えているのを見て、そっと、自分の掌をせつなの手の上に重ねた。 「せつな、怖いの?」 「うん。空が荒れるなんて、私には馴染みのないことだから……」 「そっか、ラビリンスじゃ天候すら管理されてたんだよね」 「信じがたい話だなあ……」 「安心だけど、それも寂しい気もするわね」 「私も、天気は決まってない方が好きよ。でも、自然は優しいだけじゃないのね」 「心配いらないよ! あたしがついてるじゃない!」 「わたしも頼ってもらわなくちゃ」 「僕が補強したんだから、絶対に大丈夫だ」 「うん、ありがとう」 せつなは努めて笑顔を作る。でも、不安は晴れなかった。 せつなが心配しているのは、自分のことではなくて、この家のことだけでもなくて―― 大好きなこの街が、壊れてしまうことだったのだから。 天と地を貫く眩い閃光。 月の光もなく、星が輝くこともない、 暗く、深い、漆黒の闇を、一瞬にして白く照らし出す雷光。 大量の雨粒が地表に叩きつけられる騒音の中にあって、一層の存在感を持って轟き渡る雷鳴。 この世界では古来より「神鳴り」と恐れられた、大自然の脅威の一つ。 「なのはわかるんだけど……ちょっと脅えすぎよ? ラブ」 「いや、だって怖いよ? って、キャアァァ――!!」 「はぁ~、それじゃ自分のベッドには戻れそうにないわね。しょうがないから一緒に寝ましょう」 「えへへ、やったね!」 雷の被害にあって命を失う確率は、一億分の一とも言われている。 ある意味、もっとも被害の少ない自然災害なのだが、ラブの言うには危険だから怖いわけではないらしい。 「キャアァァ――!!」 「はいはい、大丈夫よ」 先ほどとは、まるで正反対。せつなは、脅えてしがみ付くラブの背中をさすりながらクスリと笑った。 この様子では、朝まで寝かせてもらえないかもしれないと。 不思議なことに、そんな頼りないラブの体温を感じていると、さっきまで恐れていた台風の不安も薄らいでいくのだった。 雷が止んだのは、深夜遅くになってからだった。そこで、やっとラブが眠りに付く。 しかし、その後も暴風雨は容赦なく襲いかかる。 窓を叩く雨の音によってせつなが目を覚ましたのは、本来なら学校に遅刻してしまうような時間だった。 「ラブ、起きて。もうこんな時間よ」 「うう~ん? まだ暗いよ?」 「暗いのは厚い雲が空を覆っているからよ。風も昨日にも増して強いわ」 「どれどれ……。キャッ!」 外の様子を確認しようとしたラブが、慌てて窓を閉める。 突風と、それによって運ばれた雨が、ラブのパジャマを容赦なく濡らした。 「これは、確認するまでもないね。今日も学校は休みだよ」 「それはわかるけど、商店街や学校は大丈夫かしら?」 朝だというのに外に光はなく、まるで夜のように暗い。 真っ黒な厚い雲が、空を一面に覆う。微かに東の空が赤いのが、朝日の残滓なのだろう。 空は変化がないように見えて、よく目を凝らせば、雨雲がかなりの速度で移動しているのがわかる。 秋の高い空とは対照的に、厚い雨雲は地上に降りようとしているかのように、威圧感を伴って低く低く漂う。 「なんだか、雲が落ちてきそうで怖いわね」 「バケツをひっくり返したような大雨も、この雲から生まれてるんだよね。だから重たいのかな?」 「クスッ、確かにこれだけの雨を降らせる雲が、空に浮かんでいるのは不思議ね」 「こんなに強い風が吹いてるんだもん、雲なんてビュンって飛ばされちゃいそうなのにね」 せつなにとって、この世界の出来事は常に驚きと発見に満ちている。 ラブもそんなせつなと共に過ごすことで、多感な感性が更に敏感になっていた。 これまでなら、静かに通り過ぎるのを待つだけの台風にも、こうしてあれこれと想いを巡らせる。 雲は、大気中にかたまって浮かぶ水滴や氷の粒で構成されているらしい。 高度も大きさもバラバラだが、質量など無いに等しいだろう。本質的には霧と全く同じものなのだとか。 そんなものが台風の風圧にも散り散りにされず、地上に洪水をもたらすほどの大雨を降らせ、木々をなぎ倒す落雷をも発生させる。 なんて神秘的な存在なのだろうと思う。あらためて、祖国ラビリンスが失ったものの大きさを知る。 「ラブ~、せっちゃん~、朝ご飯ができたわよ」 『は~い!!』 食卓には圭太郎が先に座っていて、珍しく新聞を広げていた。行儀が悪いとあゆみに注意される。 頭をかきながら、ラブとせつなに気が付いて挨拶をした。二人も笑って返事をする。きっと、台風の被害が気になるのだろう。 暴風警報で、当然のように学校は自宅待機。一部の地域では避難勧告も出ているらしい。圭太郎とあゆみの仕事も休みになった。 テレビのニュースでは、屋根の一部がはがされたり、自宅の一部が水没したりと、痛々しい報道が続く。 その都度、せつなの表情は曇っていく。何もできないとしても、ここでじっとはしていられない。そんな気がしてくる。 「おかあさん。私、食事が済んだら外の様子を見てくる」 「ダメです!」 「危ないことはしないわ! テレビじゃこの辺りは映らないもの。ちょっと見に行くだけだから」 「ダメと言ったら、ダメよ。外に出ると危ないからお休みなのよ」 「でもっ!」 「せつな。あたしたちは、あたしたちにできることをしようよ」 「私たちにできることって?」 「えっと、トランプ遊びとか、録画しておいた映画を観るとか」 「…………」 「あはは。ダメ……かな?」 「せっちゃん、自然に対して人が出来ることはないの。それよりもラブの勉強を見てあげて」 「わかったわ、おかあさん。ラブ、今日の私は特別に厳しいわよ?」 「お手柔らかにお願いします……」 昼過ぎになって、更に台風は勢いを強めた。まるで地震でも起きたかのように家が揺れ、ミシミシと軋みを上げる。 圭太郎とあゆみはそれでも落ち着いていて、「大丈夫よ」と微笑んだ。 結局、勉強の後は本当にトランプで遊んだり、映画を観たりして過ごした。ただし、あゆみと圭太郎も一緒に。 家族四人でお出かけすることはあっても、こうして一日中家で一緒に過ごすのは初めてだった。 せつなは不謹慎だと思いつつも、子どもの頃は台風が楽しみだったと言った、圭太郎の気持ちが少しだけわかるような気がした。 台風のような非日常でしか、得られない時間がある。そして、発見があるのだと。 暴風雨は、強くなったり、弱くなったりを繰り返しながら、深夜まで続いた。 流石に慣れてきたのと、やっぱり緊張が続いて疲れていたのだろう。その日はみんな早く布団に入って、ぐっすりと眠った。 「なに……これ?」 昨日とはまるで別世界。どこまでも青く澄み渡る空は、かつて見たこともないくらいに美しかった。 これが――台風一過。台風が過ぎ去った後、清清しい天候になること。 でも、せつなには、そんな空を楽しむ心の余裕なんてなかった。 「ひどい……。ずいぶんやられちゃったね」 「こんなのって……」 「せつな?」 「こんなのって、こんなのってないわっ!」 支柱を立てたにも関わらず、大きく二つに折れた庭の木。 建物の一部が損壊し、あちこちで看板や旗が引き千切られた商店街。 なぎ倒されて、へしゃげた駅前の自転車の山。ブロック塀ごと倒れてしまった学校のフェンス。 休日で生徒の居ない校庭では、数人の教師がゴミの回収作業に追われる。 四つ葉公園の美しい紅葉は、見る影も無いほどに葉が散って、剥き出しのハダカの枝が痛々しく連なる。 真っ赤な絨毯と感じていた落ち葉は、風で飛ばされて四方八方に散乱する。もはや、秋の風情の欠片も感じられない。 「自然は、美しくて、優しくて、心を豊かにしてくれるものじゃなかったの?」 肌を撫でる爽やかな秋風ですら、今のせつなには暴風の名残のように思えて憎らしかった。 街中を駆け回って、クタクタになった先にたどり着いたのは、先日、写生会でモチーフにした四つ葉公園の湖の畔だった。 無残に散った葉っぱは、風に散らされて水面を覆う。 ロープで繋がれていたであろう数隻のスワンボートは、湖の中央で転覆していた。 「帰らなきゃ。きっと、みんな心配してる……」 フラフラと、せつなは歩き始める。 一つ一つの被害なら、かつてのラビリンスの襲撃ほどではないだろう。 でも、ここまで広範囲に、一度に何もかも滅茶苦茶にするなんて。そんな暴力がこの世界にあるだなんて、認めたくなかった。 どの道を通って帰ってきたのか、自分でもわからない。ふと気が付けば、せつなは商店街に戻ってきていた。 なるべく、足元しか見ないように歩いてきたからだ。 目の前には駄菓子屋さんがある。お婆さんが低いキャタツに乗って、壊れた日除けを外そうとしていた。 「おばあさん。それ、私にやらせてください」 「おや、せつなちゃんかい。助かるよ」 その後も、一通りの掃除や後片付けを手伝った。 全てを終えて帰ろうとするせつなを、お婆さんが引き止める。 「お待ち、疲れたろう? そんな時は甘いお菓子が一番さね」 「でも……」 「いいから、お上がり。そんな顔をしてる娘を放っておけるもんかい」 話したいことがあるからと、強引に店の中に押し込まれる。 ちゃぶ台の前で正座するせつなに、熱い緑茶とお店のお菓子が振舞われた。 「泣きそうな顔をしてたよ。何かあったのかい?」 「何かって……。何もなかった場所なんて、どこにもなかったわ」 「そうだね。起きちまったことは、クヨクヨしたって始まらない。そうは思わないかい?」 「ラビリンスなら……。ラビリンスの科学力なら、台風だって押さえ込める。天災なんて失くすことができる」 「そういや、お前さんはプリキュアの一人だったね。でも、あたしはそんなの御免だね」 「どうしてですか? こんなに酷い目にあったのに」 「人間ってのは傲慢な生き物でね。どんなに幸せに恵まれたって、すぐに慣れちまって感謝の気持ちを失ってしまう。 だから、時々こうやってガツンと神様に叱ってもらう必要があるんだよ」 「この街の人たちは、叱られるようなことなんてしてないわ!」 「まあ高いところにいる神様にゃ、良い人悪い人なんて区別は付かないのかもしれないね」 「だったら、そんな神様なんていらないわっ!」 「要るんだよ。自然を畏れて、その恵みに感謝する心。それを失わないためにはね」 珍しく饒舌なお婆さんの言葉に、せつなは黙って耳を傾ける。 人間は自然の一部であり、自然を排除するのではなくて、共存してその力を借りることで発展してきた。 信仰や宗教、祭りや儀礼、詩歌や踊り、絵画や彫刻、住まいやエネルギー。せつなが愛する、この街の全てもまた、自然から生まれたのだと。 自然の力に「八百万の神々」を感じ、畏れ敬い、感謝と謙虚の心を持って、自然と共に生きていく。 その心を失った時、人もまた、人間らしさを失うのだと。 「夜があるから夜明けもあるんだよ。壊れやすいものだからこそ、大切にしたいと願うのさ」 「でも、取り返しの付かないものを失う人もいるはずよ」 「取り返しの付くものなんて、そうそうありはしないよ。だからこそ、人は支え合うんじゃないのかい?」 「だけど……だけど……。こんなの、悲しいものっ!」 お婆さんは一度話を切って、お茶の代わりを淹れる。せつなが落ち着くのを待って、再びゆっくりと話し出す。 「あたしだって、天災を歓迎してるわけじゃない。悲しい時は泣くといい。でも、それが済んだらもう一度街を見てごらん」 「もう、十分に見たわ……」 「いいから、ごらん」 せつなは再び外に出る。そこには、朝とは比べ物にならないくらいの人々が集まっていた。 それぞれ壊れた家を直したり、掃除や片付けをしたり。 それは、たった今、せつなもやっていたこと。ただ、一つ違うのは―― みんな、笑顔で取組んでいることだった。 「よっ、婆さん。壊れた日除けの代わりを持ってきてやったぞ」 「ありがとうよ。お礼に好きなお菓子を持って行っておくれ」 「馬鹿言わないでくれよ、とても釣り合うもんじゃねえよ。でもまあ、今日は大サービスだ」 被害の小さかった者は、大きかった者を助ける。助ける方も、助けられる方も、瞳に強い意思の力が宿っていた。 「どうして? こんなに滅茶苦茶になったのに」 「到底、立て直せないとでも思ったかい? まあ、一人じゃ無理だろうけどね」 「悲しいって気持ちを、悔しいって気持ちに変えて頑張るのさ。いつか、楽しいって気持ちに変わるまでね」 「一人じゃないから? そうね、一人で直すわけじゃないのよね」 「おじさま、私にも何かやらせてください!」 せつなは、日除けの取り付けの手伝いを申し出る。それが終わったら、他のお店の手伝いに回るつもりだった。 明るい表情で作業に取り掛かるせつなを、お婆さんは眩しそうに見つめてつぶやく。 「納得なんてしなくていいのさ、まだ若いんだからね。でも、あたしはこの歳になって思うんだよ。 幸せなだけの世界なんて、不幸なだけの世界と、なんの違いもありはしないってね。 望まなくたって、不幸は必ずやってくる。だから、幸せに向って精一杯頑張るんだよ」 笑顔を振りまきながら修繕を手伝うせつなの元に、三人の少女が駆け寄る。 「見つけたっ! せつな、心配したんだよ!」 「ごめんなさい、ラブ。私、今日一日、ううん、落ち着くまで、みんなの手伝いをするって決めたの」 「そっか。じゃあ、あたしも一緒にやるよ!」 「しょうがないわね。今日は仕事の予定もないし、アタシも手伝うわ」 「わたしの家は大丈夫だったから、一緒にやらせて」 若い娘たちが懸命に働く姿を見て、周囲の大人たちもやる気を漲らせる。 負けてはいられないと思ったのだろうか? いつの間にか、四つ葉中学の生徒や、他校の学生たちまで参加していた。 せつなには、お婆さんの呟きがちゃんと聞こえていた。 その意味は半分も理解できなかったけど、一つだけ確信が持てたことがある。 きっとこの街は、前よりもっと、もっと素敵な街として甦るって。 美しく澄み渡る青空は、そんなせつなたちを優しく見守っていた。
https://w.atwiki.jp/srwlhack/pages/199.html
00