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毎日新聞スクープ_福島健康調査 「秘密会」で見解すり合わせ 開示請求後に議事録作成 福島県「不適切」と非認める 河北新報 10月10日 http //www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121010t61012.htm 福島県が県民健康管理調査検討委員会の議事録の公開請求を受け、急きょ事後的に議事録を作成して請求者に開示したことが9日、分かった。請求時点で行政機関が保有する文書の内容と有無を明確化する情報公開制度の趣旨を損ねる行為で、県も「不適切な処置」と非を認めている。 請求者は郡山市の男性で4月3日、昨年5~7月にあった第1~3回委員会の議事録を開示請求した。県は議事録を作成しておらず、委員会の協議内容を記した職員のメモに基づいて議事録を作り2週間後に開示した。本来は開示請求時点で対象文書がない場合は請求者に不存在の事実を知らせなければならず、制度の趣旨に反している。 県は昨年10月、委員から議事録を作るよう要請されたが、放置していた。問題の議事録は委員らの発言内容の正誤について本人の確認を取っていない。県は第1~3回の議事録を作り直す方針だが、録音記録は第4回以降しかなく、議事内容を正確に反映した議事録かどうか検証できない。 男性は「滞りなく開示されたので、議事録を慌てて作成したとは思わなかった。県から事情説明はない」と話している。 仙台市民オンブズマン代表の千葉晃平弁護士は「議事録は記憶が鮮明なうちに作成するのが常識。お手盛りに作られた可能性を否定できず、議事録に値しない。情報公開制度の根幹を揺るがす行為だ」と指摘している。 県の鈴木正晃総務部長は「議事録を作った職員は請求時点の保有文書を開示するという知識に欠けていた」と陳謝した。 県民健康管理調査は福島第1原発事故を受けて県が全県民を対象に実施している被ばく検査で、検討委員会は専門家の委員から意見を聞いて調査に反映させる。第1、2回は非公開、第3回は報道機関のみに公開し、第4回以降は全面公開されている。 ◎議事進行表、8回中6回事前送付 福島県の県民健康管理調査検討委員会の議事進行表事前送付問題で、県は9日、事前送付は8回の委員会の中で計6回あったことを明らかにした。6回のうち第3回(昨年7月)と第6回(今年4月)の進行表に「議論の誘導と疑われかねない記述があった」としている。 県によると、進行表に議論誘導と受け取れる記述があったのは第3回が「尿検査でホールボディーカウンターを代替するのは困難でないか」など10項目、第6回が「生活習慣病リスクの低減が重要との議論へつなぐ」の1項目。 県の鈴木正晃総務部長は「進行表送付は議論の拡散を防ぐ目的だったが、意見調整と疑われる行為だった。会議の在り方を見直す」と述べた。 県の内部調査では、進行表の事前送付を受けた検討委員会の委員に議論を誘導された認識がなく、県は「議論誘導はなかった」と結論付けた。 2012年10月10日水曜日 毎日新聞スクープ_福島健康調査 「秘密会」で見解すり合わせ
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禁じられた愛/ボン・ジョヴィ You Give Love A Bad Name/Bon Jovi ボーカリストのジョン・ボン・ジョヴィとキーボードのデヴィッド・ブライアンを中心として結成されたロックバンド、ボン・ジョヴィ。「ビッグ・イン・ジャパン」(あまりよい意味で使用されない)の一人でもあります。現在は世界で活躍するボン・ジョヴィですが、デビュー当初は日本でヒット。その後世界でヒットしたわけです。管理人もシンプルなロック性にひかれたというのはごく最近の話です。 本曲は、1986年に発売されたアルバム「ワイルド・オン・ストリーツ」(原題は「Slippery When Wet」)からの作品。本アルバムからは他に「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」がヒットしていて、ボン・ジョヴィの代表アルバムとしても知られています。何と本アルバムの売り上げが全世界で1800万枚、しかも8週連続全米No.1というから驚きであります。本曲も週間No.1を獲得するなど、アルバム、シングルひっくるめて全世界でヒットとなった作品です。 近年ではお笑い芸人の椿鬼奴さんがネタとしてこの曲を披露(たしか「アメトーーク」では「フィジカル」を披露していたが)したほか、カップヌードルのCMで替え歌で使用されました。「むすこさぁ~ん~はちゅ~さんでぇ~」…。 ワイルド・イン・ザ・ストリーツ ちなみに、本アルバムのジャケットは当時「エロい」という理由で規制され、以下のジャケットに変更されました。 SLIPPERY WHEN WET ロキシーの時といい、スコーピオンズといい、日本は寛大すぎて逆にヤダ。スコーピオンズについてはググってみましょう。
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カード名 レアリティ カテゴリ レベル 詳細説明 破られた秘匿 青髭 WR ソウル 4 【アシスト】使用可能レベルに達すると、以下の効果を発動する。〔小/中/大/特大〕 ▲最大HPが上がる 〔小/中/大/特大〕 ▲ストレート攻撃力が上がる〔 特殊 〕 ▲一定時間経過するたびに一定時間スピードが上がる 【ソウル】巨人召喚 強化陣【モチーフ作品】ペロー童話"青ひげ"より、金持ちの男「青髭」【イラスト】RARE ENGINE/ 【CV】速水奨 「グワハハハハハハハ、見られたからには生かしておけん!」 ver3.01のソウル。 Lv4からHPとストレート攻撃力UP。 互換ソウルを見ての通り剛拳はつせと競合するがはつせはSS偏重、対して青髭はHP偏重という点で差別化されている。 特殊効果で40秒後にスピードアップのバフを得られる。効果時間は30秒。(+MAX時) 特殊能力は「特殊OFF(40秒)→特殊ON(30秒)」を交互に繰り返す形となる。 速度上昇値はLv5速度特大アシストより若干速い程度。 順当に試合が進めばチームLv5になる頃に最初のスピードアップが発動する。ワンダースキルと組み合わせる設計だろうか。 強化方向的にはアタッカーサポーター向き。 そこそこのHPとSS、Lv5アシ並のSPを得られるLv4ソウルと考えれば中々強力ではある。 ただ上述のとおり速度アップONよりOFFの時間の方が若干長いため、肝心な時に発動していないケースも多い事には留意。 発動ゲージを見ながら攻め、逃げのタイミングを計り戦果を上げたい。 強化値+5、+MAXで特殊能力の効果時間が延びる。 作中では生半なヴィランも鼻白む所業を見せた青髭であるが、WLWではソウルとしてキャストに助力する立場に。 とはいえRARE ENGINE先生の描いたその風貌は恐るべきもので、セリフもたとえば拠点破壊に対応して出てこられたら実に原作再現度が高いと言えよう。ノリノリの(?)速水ボイスは必聴。 もっとも、そうして出てくるのは強化陣巨人。単体であればこれも原作通り、助けに来た竜騎兵などに打ち倒されることとなるだろう。対面を生かして帰さないのは護衛にあたるキャストの仕事だ。 互換ソウル(HP&ストレート攻撃力) レアリティ Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 SUPER RARE ヘン 名工 鬼六 さかきの造 幸福王子 ワイルド【HP大SS特】12を司る者ベネディ【HP特SS中】 王子 ロバ耳の王ブロウ【HP特大SS大】シンギングデッドマン【HP特大SS特大】 WONDER RARE ロードピス【スキル消費MP軽減】 宵のヴェガ【リンク攻撃力UP】 剛拳はつせ【リンク攻撃力UP】破られた秘匿 青髭【一定時間毎に一定時間スピードUP】童話の語り人 吉四六【武器2枚でスキル消費MP軽減】 ネレイス【常時MP回復速度UP】 表を編集する ソウルカード一覧に戻る
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OPテーマ 扉を開けたら 発売日:4月21日 1.扉を開けたら作詞 金子麻友美 作曲 和泉一弥 編曲 久下真音 2.Let s try it!! 作詞・作曲・編曲 森いづみ 3.扉を開けたら(Instrumental) 4.Let s try it!!(Instrumental) 5.扉を開けたら~MUG-MO全員ver.~ 6.扉を開けたら(TV size ver.) ここを編集 2021年4月放送開始。続編にやくならマグカップも 二番窯がある。 https //yakumo-project.com 監督 神谷純 原作 プラネット、日本アニメーション 演出チーフ 前田薫平 シリーズ構成 荒川稔久 キャラクターデザイン・総作画監督 吉岡彩乃 プロップデザイン 滝れーき、清水悠 美術監督 田辺浩子 美術設定 綱頭瑛子、岩佐禎 色彩設計 花村智子 撮影監督 滝澤竜 3Dモデル設定 柿木彩花 3Dレイアウト 岩佐禎 特効 中野友貴 2Dワークス 田中里咲 編集 名取信一 音響監督 伊藤巧 音響効果 北方将実 サウンドミキサー なしもとりょうこ 録音助手 山後茜 音楽 長谷川智樹 タイトルロゴ・ポスターデザイン 草野デザイン事務所 アニメーション制作 日本アニメーション 脚本 荒川稔久 絵コンテ 神谷純 演出 神谷純 前田薫平 山田弘和 古賀一臣 尾崎正善 清島ゆう子 内沼菜摘 作画監督 吉岡彩乃 田守優希 鷲田敏弥 堀光明 福永智子 日高真由美 佐藤多恵子 中野友貴 武本心 金田莉子 ■関連タイトル やくならマグカップも Blu-ray BOX 初回限定盤 OPテーマ 扉を開けたら 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
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44話 血塗られた聖堂 教会の中から、何発かの銃声が響いた。 その後、まず、若い青年の断末魔が、その次に、少女の断末魔が響く。 そして、何も聞こえなくなった。 一ヶ所に留まって出来るだけ動かなければ安全だ。 そう考えていた時期が私にもありました。 でも、現実はそんなに甘く無くて。 だってほら――――。 教会にずっと隠れていた私、永倉萌と、人狼の森井俊政さんは、 不意に訪れた、青い髪に赤い鉢巻の男の人に、刀でズタズタにされちゃった。 痛い。痛い。身体中が痛くて、動かす事が出来ない。 僅かに動く首を必死に、森井さんが倒れている方向へ向ける。 「も゛…………もえ……ぢゃ…………」 ……森井さん、だよね。 でも、森井さん、あんな、車に轢かれた小動物のように、内臓がぐちゃぐちゃに飛び出してて、 片方の目が斬られて潰されてたりしてたっけ。 ドカッ! 「あ」 森井さんの頭に刀が突き刺さって、串刺しになっちゃった。 森井さん、もう動かない。 森井さん、死んじゃった。 青い髪の男の人は、森井さんの頭から、刀を抜き取って、 私の方に、歩いてくる。 逃げなきゃ。じゃないと殺される。森井さんみたいに、お腹斬られて内臓ぐちゃぐちゃにされちゃう。 あれ? 痛い。痛い。痛くて足も手も動かない。でも逃げなきゃ。 グサ。 あ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 嫌だやめて痛いよ何でそんな事するの何で何で私の足を斬っちゃうのもう歩けないよ 駄目だよそこ赤ちゃん生まれる所なのに赤ちゃん産めな■なっちゃうよ何で何で斬っちゃうの 何で中の物掻き■すの膣と子宮が見える見える見えるお願い■いよやめてよ声でない ああそんなずた■■にしないでよ痛い■い痛い痛いよああやめてくれた■ももう赤■■■■めないよ あれあの白い液■って森井さんの■液かなもしかし■■■■さんの赤ちゃ■出来てた■■■■ないのに えどうして何■痛いよ痛い■い痛い痛■お腹斬らないでお■斬ら■いで中から■い色んな物が ■■ク色のソ■■■■みたいな■■びゅるびゅる出■溢れ嫌痛い痛■刀で掻■回さない■ い■いいたいいたい■いいいいいたいい■■いた■■■■どうして■たしがこん■めにあうの わたしなにも■る■ことして■■■におかあさん■とうさ■■■■■よたす■てよおね■い し■■■■い■ たす■て あ おとこ■ひと わ■って る 礼拝堂に、人狼と少女の死体が転がっていた。 いや、転がっている、と言うよりは、広がっていると言った方が良いだろうか。 どちらも、内臓が掻き出され、更にその臓物が刀によりズタズタに切り刻まれていた。 更に四肢も切断され、もはや直視する事もはばかられる状態となっている。 苦悶に満ちた死に顔が、その最期が決して楽では無かった事を物語っていた。 女神の姿が描かれたステンドグラスを見上げながら、 下手人である青髪に赤い鉢巻、赤い瞳の青年、勤武尚晶は、 少女――永倉萌の衣服の切れ端で、自分の刀に付着した血や体液、肉片を拭き取っていた。 廃墟となった雑居ビルで休息を取った後、 地図に載っていた教会を訪れた尚晶は、そこで二人の参加者を発見した。 一人はパールグレイに墨色の人狼種の男、もう一人はセーラー服姿の桃髪ツインテールの少女。 こちらが襲い掛かると、人狼は自動小銃を、少女は小型自動拳銃で応戦した。 左肩に一発、小銃弾を食らってしまったが、大した事は無かった。 血の臭いを嗅いでる内に、興奮してきてしまい、 ついつい不必要に相手の身体を弄んでしまった。 今思えば、胴体が原型を留め無くなるまで切り刻む事は無かったと尚晶は反省する。 とは言っても彼に罪の意識は全くと言っていい程無いのだが。 「もうすぐ、放送だな……」 懐中時計を取り出し、時刻を確認し呟く尚晶。 放送を聞くため、人狼と少女の持っていた銃と予備弾を回収し、 尚晶は奥の部屋へと歩いて行った。 【森井俊政@オリキャラ・新規組 死亡】 【永倉萌@オリキャラ・再登場組 死亡】 【残り 16人】 【一日目/午前/A-2北部教会礼拝堂】 【勤武尚晶@オリキャラ・新規組】 [状態]左肩に被弾、肉体的疲労(小)、返り血(少) [装備]備前長船兼光 [所持品]基本支給品一式、九八式軍刀、S W M36(5/5)、38sp弾(15)、 SVT-40(0/10)、SVT-40予備マガジン(10×5)、FNポケットモデルM1906(0/6)、 FNポケットモデルM1906予備マガジン(6×1) [思考・行動] 基本:殺し合いを楽しむ。 1:放送を待つ。 [備考] ※ブライアン、聖徳太子(名前は知らない)の容姿を記憶しました。 ※僅かに屋外へ銃声が漏れたようです。 ※A-2北部教会礼拝堂に森井俊政、永倉萌の惨殺死体及びデイパックが放置されています。 迫る、事実を知る刻 時系列順 女狐と狼 迫る、事実を知る刻 投下順 女狐と狼 足軽の如く 勤武尚晶 空を仰ぐ―――― 一応脱出のための努力もしています 森井俊政 死亡 一応脱出のための努力もしています 永倉萌 死亡
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夜空に浮かぶ満月を水銀燈はぼうっと眺めていた。 殺し合いの場には似つかわしくない綺麗な満月。 地上で行われている残虐な催しなど気にも留めずに、こちらを見下ろし淡く光を放っている。 (そういえばもうすぐお月見パーティーするんだったわねぇ…) 姉妹と昔から付き合いの少年、それにその親友。 本当なら今頃は、自宅で行う彼らとのちょっとしたイベントを楽しみにしつつ、変わらぬ日常を過ごしていたはず。 それがどうしてこんな事になってしまったのだろう。 脳裏に浮かぶのはさっきの首を吹き飛ばされた死体、ではなくその後の出来事。 ◇ 61人の参加者が会場へ転送される中、水銀燈だけは飛ばされずあの場に残っていた。 余りの非現実に混乱している時あの男、GOと名乗ったロン毛の青年は言った。 『ごめんごめん。水銀燈さん、だっけ?君にはちょっと話があるから残ってもらったよ』 『ま、詳しい説明は彼がしてくれるから』 言い終わると同時にGOの背後から男が姿を現した。 茶色の背広にメガネを掛けており、某天空の城のアニメに出てくる某大佐にどこか似ていた。 『やぁ、始めまして。ここからはGO様に代わり私が説明させていただきます』 男は無表情で淡々と話す。 『まずはこれを見て欲しいんDA☆』 男は懐から何枚かの写真を取り出し水銀燈に渡す。 困惑しつつそれを受け取り見た水銀燈は、驚愕し目を見開く。 何故ならそこには妹たちの学校や自宅での様子が写っていたからだ。 『専門的なことはともかく、君達の事は全て調べ尽くしてあるんDA☆』 『その気になれば何時でも妹たちを殺せる事が、分かるだろう?』 『っ!あんた…っ!』 水銀燈は怒りを露に掴みかかろうとするが、 『まま、そう焦んないでよ』 GOが手を翳した瞬間、その場で硬直してしまう。 必死に体を動かそうとするも、まるで見えないなにかに拘束されてしまったようにびくともしない。 『付け加えるとこのゲームには二人、君の妹が参加しているんDA☆』 告げられた一言にに青ざめる水銀燈。 『生き残れるのは一人だけ。どう足掻いても両方を生き残らせる事は不可能なんDA☆』 『けれど慈悲深いGO様が君の為に特別ルールを用意してくれました。かわいそうなお友達の数が君を入れて三人になったら、その時点で脱出させてあげるんDA☆』 『これなら姉妹揃って家に帰れることが、分かるだろう?』 男が言い終わったのを見計らい、次いでGOが口を開く。 『ただし願いを叶えるのは無しだからね。あれは最後の一人になった参加者へのご褒美だからさ』 『もし妹ちゃん達が途中で死んじゃって、生き返らせたいってなったら、その時は最初に言った通り殺し合いに優勝する道を選ぶんだね』 『あ、疑ってる?大丈夫だって安心しろよ~。俺の力でパパッと蘇らせてやっからさ』 『じゃそろそろいいよな?いこうぜもう、チャチャっと。大丈夫だろもう?よしキマリッ!』 一方的に話を打ち切ると、水銀燈が何か言う前に転送を開始。 しかし、会場へ送られる直前に思いもよらぬ事を言った。 『あっそうだ(唐突)。妹ちゃん達だけじゃなく、やる夫君とやらない夫君も参加してるから』 ◇ あれからずっと考えた。 自分はどうすべきなのかを。 誰を守り、誰を切り捨てるのかを。 考えて考えて考え続けて、決断した。 (支給品は説明書通りならどれも強力なもの。これもあいつの慈悲ってわけかしらぁ) きっとあの二人は自分の選択を認めないだろう。 酷く罵倒され恨まれるかもしれない。 (伊藤誠、あいつまでここに居るのね。もし見つけたら…) けれど構わない。 それで二人を、妹達を守れるなら自分はどれだけ傷ついてもいい。 手を汚すのは自分一人でいい。 (待ってなさい。お姉ちゃんが絶対助けてあげるから) 【水銀燈@やる夫スレ】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:共通支給品一式、不明支給品1~3 [思考] 基本:翠星石と雪華綺晶を生き残らせる 1:妹以外の参加者を殺す 2:やる夫、やらない夫にはできれば会いたくない 3:もし翠星石達が死んだら…? [備考] ※GOから特別ルールを設けられました 1:残り人数が水銀燈を入れ三人になったら会場から脱出できる。 2:但し願いを叶える権利は得られない。 「説明お疲れ様。悪いね、突然押し付けちゃって」 「いえ、GO様のお役に立てて光栄です」 労わりの言葉を掛けるGOへ恭しく頭を下げる某大佐似の男。 現在彼らが居るのはあの薄暗い会議室のような部屋ではない。 窓の一切ない空間。そこに無数のモニターが存在している。 モニターの画面に映る殺し合いの様子を、GOは楽しげに眺めていた。 「おう、何勝手なことしてんだよ」 と、背後からの声に神は振り向く。 そこに居たのは黒いスーツを着たヤクザ風の男だった。 「あんなルール用意するなんて聞いてねぇぞ。どういうつもりだ?あく説明しろよ(せっかち)」 「ごめんごめん。でも別にいーじゃん。彼女、ゲームに乗ってくれたみたいだしさ」 気楽に言うGOを睨み付けるヤクザ風の男。 だがこの神が勝手な行動をするのは今に始まったことではない。 ため息を吐くと背を向け、そのまま話す。 「…次からは俺に一言声かけてからにしろよ」 それだけを言い男は部屋を後にする。 その姿を見送ったGOは再びモニターを眺め楽しげに笑う。 「TNOK君ももっと気楽に楽しめば良いのに。ねぇ、馴レーション君?」 「GO様の仰る通りDEATH!」 そう、殺し合いはまだまだ序盤に過ぎない。 62人の参加者がどんな結末を迎えるか。 それは神にも分からない。 ※主催者側に馴レーション@チャージマン研!とTNOK@真夏の夜の淫夢が居ます。
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<5月20日追記 重要なお知らせ> 今までにふぁみーるを見てくれた方 お問い合わせ質問等はyahooメールにて対応します。 メールをもらったら出来る限りその日かその翌日には返信してます。 メールが届かない方はyahooメールを受信できるように携帯の設定をお願いします。 *********************** このHPを見ても分からない事、不安な事があれば どしどし質問してくださいね。 そして、試しに行ってもいいよ~っていう人は 活動日の1日前には連絡をください。 よろしくおねがいします。 そして、大事なお知らせ 管理人の仕事の都合上、メールが頻繁に返せないので 返信は気長に待っていて下さい。 でも、1日に1度はちゃんと返すようにします。 管理人より
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#blognavi さてさて今回のお相手は「蒼黒龍」さんです! 戦場は久々に「エルン山脈の戦闘」! このマップは狭い上に穴がボコボコあって補助をかけにくいからあまり好きではありませんがそれは相手も同じです!! がんばってみましょう!! 今回集まったのは13人ほど。 まずは2パーティー組んで・・・ と、おお! まだ始まっていないのに敵さんが一人おいでましたよ!! ぬおおおお、これは一体どういうおつもりなのでしょうか!? とりあえずみんなで囲んでおきましょう! 始まったら即座にフクロですっ!! あれ?いつのまにかいなくなってますよ; ううむ・・・挨拶にこられていたのでしょうか・・・ それとも何かの作戦でしょうか!? いけません、ここで混乱しては相手の思うつぼですよっ!! と・・・とにかく、パーティーを組んで準備しましょう^^; さあ開始ですっ! 急いで補助をかけたらみんなで発進!! マップが狭いのですぐさま接敵です! そして戦闘開始!! おおお!! こちらの強面さんたとが敵さんをどんどん倒していきますよ!! 私も負けじと(?)ヒールしていきますっ!! こちらの勝ち点がどんどん増えていって・・・ ・・・あれ・・・ いきなりギル戦終了画面が出てきましたよ・・・! どうやら敵さんみんなお亡くなりのようですよ・・・! どうもレベル的にも人数的にも差がありすぎたようで・・・;; (ペモ) カテゴリ [ギル戦] - trackback- 2006年02月09日 20 12 31 #blognavi
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25話 秘められたる欲求 「殺し合いなんてしたくねぇ……」 狐獣人の青年、蒲生重勝は森の中で途方に暮れていた。 別に道に迷ったと言う訳ではなく殺し合いに巻き込まれた事に対してである。 彼はアダルトビデオで、女優に精液をかけたりするだけのいわゆる「汁男優」として出演し生計を立てていた。 本番こそ無かったが有名なAV女優に自分の精液をかけられるだけでも良かったし、 何より気持ち良くなれて金も稼げるのだから汁男優の仕事に満足していた。 そんな自分がまさか殺し合いなどに巻き込まれるとは予想だにしていなかった。 「死にたくねぇ……どうすっかなあ」 「あの……」 「えっ……うお! いつの間に」 いつの間にか背後に、学生服姿の少女が立っていた。 金髪で、中々の美少女だった。 ここで重勝は自分が油断し過ぎていた事を自覚する。 もしかしたら声も掛けられず殺されていたかもしれないのだから。 「あ、驚かせてすみません……私は殺し合いには乗っていないです」 「本当か? ……俺も乗ってはいないけど」 「私は、神楽坂雪子と言います」 「俺は、蒲生重勝」 「あの、蒲生さん……もし良ければ一緒にいては駄目でしょうか? 一人だと、怖くて、不安で……足手纏いにはならないようにしますから……」 「え? うーん……」 可愛い少女に一緒にいて良いかと訊かれ、重勝は少し悩む。 こんな殺し合いに巻き込まれ、不安なのは十分に理解出来る。 自分だっていつ襲われるか分からない恐怖はあった。 頼みを無碍に断るのも気が引けたので重勝は雪子の頼みを聞いてあげる事にする。 「別に良いぜ。俺も一人じゃあれだったし」 「本当ですか、ありがとうございます……あの、宜しくお願いします」 「ああこちらこそ」 「……蒲生さん、何を支給されたんですか? 私は、これなんですけど」 雪子が重勝に見せた物はグルカナイフ。 ククリとも言う「く」の字型に曲がった刀身を持った大型の刃物だ。 「でっけぇナイフだな……俺は、これなんだが」 「サブマシンガン、ですか」 重勝が雪子に見せた物は、フィンランド製の短機関銃、タンペレーン ヤティマティック。 少し上を向いた銃口とコッキングハンドルを兼ねた折り畳み式のフォアグリップが大きな特徴。 「セロテープで説明書きが貼っつけてあったから、使い方は大体分かった。 でも……これで人を撃ちたくはねぇな……脅しに使うぐらいにしてぇよ」 「人なんて殺したくない……ですよね」 「そりゃあそうだろ、いきなり殺し合いに放り込まれたからってはいそうですかって殺し合い出来る訳ねぇよ。 ……ただ、自分の身は守らなきゃいけないしな……そのためにもしかしたら相手を殺しちまう時も、あるかもしれない」 「そんな時が来なければ、良いんですが」 「だな……」 その後、二人は取り敢えず森を抜ける事にした。 この時、神楽坂雪子はある欲望を隠していた。 (滅茶苦茶にされたい……) 男に、蹂躙されたい。 身体をまさぐられ、犯されたい。 純潔を奪って貰いたい。 たっぷりと精を注がれたい。 殴られたい、首を絞められたい。 小便をかけられても肛門を舐めさせられても良い。 滅茶苦茶にして欲しい。 (蒲生さん……頼めるかなあ) その欲望を、蒲生重勝に叶えて貰おうと、雪子は考える。 【D-3/森/早朝】 【蒲生重勝】 [状態]健康 [装備]タンペレーン ヤティマティック(40/40) [持物]基本支給品一式、タンペレーン ヤティマティックの弾倉(3) [思考] 基本:殺し合いには乗らない。死にたくない。 1:雪子ちゃんと行動。 【神楽坂雪子】 [状態]健康 [装備]グルカナイフ [持物]基本支給品一式 [思考] 基本:殺し合いには乗らない。死にたくない。 1:蒲生さんと行動。蒲生さんに滅茶苦茶にして欲しい。 《人物紹介》 【蒲生重勝】 読み:がもう・しげかつ 25歳。茶色の狐獣人。AVの汁男優として女優に精液をぶっかける仕事をしている。 本番こそ出来無いが気持ち良くなれて金も稼げ、本番程技量も必要無いのでこの仕事に満足している。 ジムに通っているためそこそこ引き締まった身体を持つ。 【神楽坂雪子】 読み:かぐらざか・ゆきこ 17歳。高校二年。金髪をポニーテール風に纏めている。某無双シリーズの王元姫に似ている。 家は資産家で、裕福な家庭に育つ。聡明で温厚、礼儀もしっかりしている上、巨乳でスタイルも良いと言う才色兼備。 だが、乱暴に男に犯され蹂躙されたい、奴隷になりたいと言うマゾな欲望を抱えており、 しかしその欲望が叶えられず人知れず悶々としていた所、今回の殺し合いに巻き込まれた。 024:占い師、妖狐、賞金稼ぎ 目次順 026:頭がパーン ゲーム開始 蒲生重勝 034:抑えきれぬ欲求 ゲーム開始 神楽坂雪子 034:抑えきれぬ欲求
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399 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 21 57 38 ID ilFLI4vw 「……すまなかった。」 「あら、どうされましたか、兄様?」 「あの事故から、ずっとお前に全てを任せて俺の傍に縛り付けていた。」 「ふふ、そんな事を謝られるなんて、いいんですよ今更。」 「全部俺が悪いんだ。お前は俺なんかに構わずに、友人や恋人を作って、もっと広い世界に居なきゃいけなかったんだ。 それを、俺と夜澄しか居ない生活に閉じ込めて、俺なんかを愛していると言わせるまでに歪めた。 夜澄、お前の愛しているって言うのは、だから、それは間違いなんだ。」 夜澄はその事に気づいていなかったのだろう、言葉の意味が分からずに困惑している。 「あの、兄様、……何を言ってらっしゃるのですか?」 「落ち着いてくれ、確かに今は受け入れられないかも知れないけどそうなんだよ。」 「ですが、そのお話ですと、まるで夜澄は兄様と一緒に暮らしたせいで狂ってしまったというように聞こえるのですが?」 「今はそう思うかもしれないけど、それでも。」 夜澄は正気を確かめるように、怪訝そうな目で俺の顔を覗き込んだ。 「まさかとは思いますが、兄様は夜澄が寂しいというだけでどんな男にも靡くような尻軽女だとでも思ってらっしゃいますか?」 「え、いや、ちがう、でも、俺を愛してくれているのは事故のショックと、そして、俺がお前を縛り付けたからなんだよ!!」 夜澄は呆れたような表情になったが、何かに合点がいったのかくすくすとまた笑い出す。 「くすくす、そんな冗談はダメですよ、兄様。事故なんて何にも関係ないですって。 そんな事がある訳無いじゃないですか、あんな事故なんかで夜澄は変わらないですよ?」 「事故は関係ない?」 「ええ、露ほども、くすくす、いいですか? 兄様。 兄様と二人になる前も、二人だけになれた後も、ずうっと夜澄は夜澄のままですよ? 夜澄は何も変わっていません、夜澄は初めから兄様だけを想っていたんですから。」 「は?」 「くすくす、生まれてからずうっと夜澄の大事なモノは兄様だけですよ?」 思考が置いてきぼりになっている俺の顔を愛おしそうに見つめながら夜澄が続ける。 400 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 21 58 06 ID ilFLI4vw 「夜澄がまだ小さな時、不思議に思ったことがあったんです。 どうして兄様に触れられると心地良いのに他の人に触れられると気持ち悪いのか。 兄様の声は夜澄の中に響くのに、他の声は唯の雑音なのか。 兄様とは一つになりたいのに他の人からは離れたいのか。 くすくす、今思えば本当に馬鹿らしいです。 だって、兄様と夜澄だけが愛し合うことのできる人間で、他の人はみんな人形なんですから、くすくす。」 「人・・・形、人の形って書くやつだよな?」 「ええ、人の形をしただけの偽者です。 人にそっくりなだけ、心なんて無い。 くすくす、そんなもの愛せる訳ないじゃないですか。 人そっくりに振舞う人形なんてただ気持ちが悪いだけですよね?」 「人形って、俺たちと何も変わらない人間だろ?」 「いいえ、人形ですよ? そして、夜澄と兄様だけが特別なんです。 だって、夜澄は兄様の痛みでしたらまるで自らの身が引き裂かれるように感じる事が出来ますよ。 でも、他の人?、まあ兄様がそう仰るなら人としましょうか、が痛みにのた打ち回っていたり、 大切な方を失って嘆き悲しんでいても、くすくす、ここは病院ですから毎日煩いんです、 夜澄にはそんな方の気持ちなんて理解できませんでしたし、そもそも興味を持てませんでした。」 「お前は俺以外を人だと思えないって言うのか?」 「ふふ、そういうことになりますね。夜澄だって不思議に思う時もあったのですよ。 どうして兄様だけは違うのか、どうして兄様は全てが愛しいのかって。 でも、今の夜澄にはちゃーんと分かりますよ?」 今から言うであろう答えを確かめるかのように、じっくりと俺の瞳に視線を合わせる。 「兄様が夜澄のモノだからですよね? くすくす、兄様が居なければ夜澄は独りです。 だから夜澄を寂しくさせない為に兄様は生まれてきてくださったんです。 夜澄だけを守る為に、夜澄だけを愛してくださる為に9年も先に生まれてくださって、くすくす。 ふふ、勿論、兄様は夜澄の為だけに、今までも、これからも生きてくださるんですよね? だから、兄様は夜澄のモノなんですよ? ・・・…くすくす、本当に、夜澄は兄様だけを愛しているのですよ?」 そう言って嬉しそうに頬を赤らめる。 今夜の夜澄は今までにない位に表情が豊かだ。 401 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 21 58 44 ID ilFLI4vw だが、嬉しそうに夜澄の話すその内容は全てが破綻しており、俺の常識から逸脱しすぎているものだった。 少しでも理解できる部分を繋ぎ合わせるならば、夜澄は俺を愛していて、俺以外の者を認識すらもしていないという事なのか? だったら、俺との、いやお袋や親父とのあの幸せだった頃の生活も夜澄の目には写っていなかったのか? いや、そうじゃない、考えるべきはどうして今に繋がったのかだ。 「お前は昔から俺を愛している、それは良いとしてもどうしてこんな事をしたんだ?」 「あら? 今日の兄様はお疲れですね、鈍いですよ。くすくす、ちょっと考えればすぐ分かりますよ?」 「鈍い、というのは認めるが、その、これはさすがにおかしいだろう?」 夜澄の整った眉が少しだけ動いた気がする、何か気に触ったのだろうか。 「しょうがないですねー、くすくす。 夜澄は兄様を愛していますけど、一つだけ、実は一つだけ大っ嫌いな所が有るんですよ?」 顔は笑顔のままだ。だが、目は笑っていない。 「教えてくださいね、兄様。どうしてですか?」 その目は怒りと、そして憎しみで歪んでいる。 「どうして兄様は夜澄以外のモノとお話が出来るんですか、夜澄だったらそんなの気持ち悪くてできませんよ? どうして、夜澄以外のモノに心を奪われる事ができるんですか、兄様は誰の為に存在していて、誰の恋人で、誰のモノですか? 夜澄ですよね、夜澄のモノなのにどうして、夜澄と離れ離れになっていても平気でいられるのですか? 今まで兄様が夜澄をどう扱おうと夜澄は心を痛めたりはしませんでしたよ。 でも、夜澄の知らない研究室で気持ちの悪い女と実験に熱中していた兄様に、病室で夜澄の居ない職場の話を楽しそう話す兄様に、 どれだけ夜澄は悲しまされたか分かりますか? そんなものを夜澄が望んでいるなんて思えるんですか? ねえ、夜澄と離れていられる兄様、夜澄以外の事を考えられる兄様、そういう兄様を見るたびに何度も気が狂いそうになったんですよ。 どうして兄様は夜澄無しの生活で気が狂わないんですか? そんな暢気な顔をしていられるんですか? だって、おかしいですよね? そんなの狂っていますよね? 兄様は誰のモノですか? 何が一番大切な事ですか?」 「や、夜澄?」 「今回だってそうです。・・・・・・本当は先生が居住権と移動権の売買を持ちかけて、夜澄が法廷で買い戻す手筈だったんです。 なのに、自分から勝手に夜澄の傍を離れようとする。しかもあんな、気持ち悪い女の所に・・・。 もし一歩間違っていたら今頃兄様は・・・・・・、夜澄は考えるだけでもおぞましいです。 正直に言って夜澄は今回の兄様の愚行には絶望しましたよ。本当に兄様は何をしてらっしゃるんですか・・・?」 402 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 21 59 24 ID ilFLI4vw 「夜澄、何を・・・?」 ぎり、と歯を食いしばる音がする。 今まで見た事もない夜澄の憎悪の表情に竦んで言葉が紡ぎ出せない。 「何を? それは夜澄が言いたいですよ? 本っ当に、兄様は夜澄の為に生まれたという意味を、本当に分かっていますか?」 そこまでを息継ぎ一つせずに喋りきった夜澄が、ふぅ、と息を吸い込んだ。 そして、まあ過ぎた事ですけどね、と言ってまた楽しそうにくすくすと笑い出す。 「くすくす、夜澄はずっと兄様だけを想っているのに、夜澄のモノなのに、兄様はつまらない事にかまけてばっかり。 それどころか、放っておけば今回みたいに夜澄の傍からいなくなっちゃうじゃないですか、くすくす。 だから、ちゃんと兄様を夜澄のモノにしてあげるんですよ、心も体も。 ふふ、お父様とお母様の事故が良い切欠になりました。 ずっと病院に篭もって病気の振りをし続けるのは少し大変でしたけど、くすくす。 ああ、でも学校に行って気持ち悪い思いをしなくて済んだ分快適な生活でしたよ。 お蔭でお金も準備する事が出来ましたし。」 「金? そうだ、一体あの金は何なんだ?」 「お金ですか? 兄様が今まで夜澄の治療に出してくださったお金がありましたよね? 元気な夜澄には必要なかったのでお医者様から返していただいて、 ずっと兄様の購入資金として貯めてたんですよ、くすくす。」 「医者まで俺を騙してやがったのか?」 「あら、お医者様を責めてはいけませんよ。 あの方にだって大切なご家族がいらっしゃっるのですから理解してあげないと、まあ、どうでもいい事ですよね。」 「お前が、人を強請ったのか?」 「ふふ、過程なんてどうでも良いじゃないですか。 大切なのは兄様が完全に夜澄のモノになった事、愛し合う二人が一つになる事ですよ。 さあ、結果を愉しみましょうか? いっぱい、くすくす。」 そう言い終えると夜澄は着物の帯を解く、白い肢体が目の前に広がる。 403 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 22 00 01 ID ilFLI4vw 「夜澄、何をする気だ!?」 「何って、愛し合う男女がすることって一つになる以外にあるんですか?」 夜澄は不思議そうにコクンと首を傾げる。 そして、拘束されている俺のズボンを下ろし、俺のモノを口に咥えた。 その光景に固まっている俺を気にせずに舌を器用に絡める。 「ふふ、大きくなりましたね、もういいでしょう?」 夜澄はそのまま俺に跨り、糸を引く自分の秘部を指で押し開いて俺のモノをあてがおうとする。 「おい、待てよ!! 俺らは兄妹なんだぞ!!」 「そうですね、それが何か気になりますか? そんな事、・・・・・・っん・・・・・・。」 そう言ってそのまま腰を落とす。 ぬるりとした感触と共にあっさりと入った。 404 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 22 00 32 ID ilFLI4vw 痛がる様子も無く、夜澄は気持ちよさげに腰を上下させる。 「やめろ!! やめろよ、夜澄!!」 俺の言葉など全く聞かずに夜澄はただ腰を振る。 快感だけに集中する夜澄には何も聞こえていない。 「・・・・・・んんっ、・・・・・・ひ・・・し・・・・・・りの兄様の・・・んっ・・・・・・体、 ・・・ん・・・いい・・です・・・凄くいい・・・ん・・・、くす・・・くす、分かり・・・ます・・・よ、 もう・・・・・・出ま・・・すね? ふふ・・・いっぱい・・・いっぱい夜澄の・・・子宮に・・・・・・。」 そう途切れ途切れに言って深々と夜澄は腰を落とす、その瞬間俺は腰が抜けるような快感を感じた。 暖かいものが自身のモノから流れ出す。 腰を深く落とし、恍惚の表情で夜澄はそれを受け止める。 頭から血の気が引いていく。 ああ、終わった、俺は妹の膣に、たっぷりと。 事が済んでしまってからも、まだ夜澄は蕩けた表情のままだった。 口からは涎も垂れている。 見た事も、いや想像だって絶対にした事がなかった夜澄の痴態がそこに有った。 もうそれ以上はそんな夜澄を見たくなかった、顔を横に背け目をつぶった。 それに気づいた夜澄が俺の顔を両側から掴み、強引に正面を向かせる。 「何をしてるんですか、兄様? まだまだ夜澄は足りませんよ? くすくす、勝手に終わらせないでくださいね?」 そう言って、体をぴたりと俺に付け腰の動きを再開する。 入れる、出す、入れる、出す…。 部屋の中にベッドの揺れる音と水音だけが響く。 3回目、4回目、5回目・・・。 405 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 22 01 02 ID ilFLI4vw ・・・・・・2時間? いや3時間くらいだろうか? 息が苦しい、頭はまだぼんやりとしている。 一方、さっきまで横ではぁ、はぁと激しく息を切らしていた夜澄はもう落ち着き、今は俺の腹に跨る格好で座っている。 「ふふ、兄様のお×ん×ん最高でしたよ、くすくす、本当に夜澄の子宮にぴったりと嵌って。 兄様、知っていますか? 兄妹同士のまぐわいは一番気持ちいいんですよ? もう兄様は夜澄以外の体では満足できませんね? 一生、くすくす。」 俺を見つめながら嬉しそうに夜澄は言う。 その言葉に我に返る。 俺は夜澄と、妹とセックスをしてしまった、いや、レイプされたと言ったほうが正しいのか…。 「本当に、気持ちよすぎて、…くすくす、たった一週間まぐわっていないだけで夜澄はおかしくなりそうでしたよ? はしたないですね、夜澄は、くすくす。」 「・・・・・・おい?・・・・・・一週間?・・・・・・一週間ってどういうことだよ・・・・・・。」 「くすくす、ですから一週間ぶりの兄様とのまぐわいですよ?」 また夜澄が笑い出す。この状況の何がおかしいのか俺には分からない。 「ふざけるな!! 俺はそんな事今までした事無い!! 無いに決まってる!!」 「あら、よく兄様は夜澄の所に来ると一緒にお昼寝して下さいましたよね?」 まさか・・・夜澄は・・・・・・。 「くすくす、ええ、実はですね、兄様に差し上げてたお茶に秘密がありましてね。 幸せに眠れるお薬と、くすくす、元気の出るお薬、が入っていたんです。」 「お前は・・・・・・、俺と一緒の夢を見てくれたんじゃないのか?・・・・・・」 「くすくす、ごめんなさい、それもウソ、です。 本当は、寝ている兄様のお召物を脱がせて、しゃぶって、犬みたいに腰を振って、お口いっぱいに含んで、 兄様の匂いのするお口で、目を覚ました兄様と、お父様とお母様のお話をしていたんですよ。 悪い子ですね? 夜澄は、くすくす。」 夜澄がまた笑う。本当に楽しそうに笑う。 「ああ、そうですね。いつもお母様の着物を着たままでしたから、 これにはきっと夜澄の汗とよだれとお汁と、くすくす、兄様の匂いがいっぱい浸みてますね?」 そう言って夜澄が着物の裾に鼻をあてて、すんすんと匂いを嗅ぐ。嬉しそうに良い匂いですよ、と笑う。 406 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 22 01 31 ID ilFLI4vw 気持ちが悪い。 俺はずっとそんな気持ち悪い着物の匂いを嗅いでいたのか、そう思うと胃の奥から熱いものがこみ上げる。 今まであそこで口にしたものを、肺に吸い込んだものを全て吐き出したい。 吐き気を堪えながら、聞きたくも無い質問を続ける。 「入院してから、ずっとそうしていたのか?」 「いえ、もっと前、二人で一緒に暮らしていたときからですよ。 くすくす、良く食事をしてそのまま寝てしまう事がありましたね。」 あの時は研究が辛いからすぐに寝入っているのだと思っていた。 あれも、夜澄の仕業だったのか。 「あの頃も、本当はそれなりに楽しかったですよ? いろんな夜澄の隠し味が入った食事を召し上がって頂いて、夜は夜澄をたくさん召し上がって頂いて。 もし、隠し味を知られてしまったら、夜、目を覚まされてしまったら、 兄様は夜澄をどうされるのでしょう? 夜澄は兄様をどうするのでしょう? そう考えながら、兄様の前では兄様が望まれる妹の夜澄を演じて、 くすくす、本当に心臓が止まってしまうかと思いましたよ?」 そんな話は信じたくない。 それが本当なら、俺の大切な家族は、そんな事をしておいて、笑顔ができる女だというのか。 俺の大切な夜澄は、毎晩、家族である俺を犯しておきながら、涙を溜めて、独りにしないでとあの時俺に抱きついていたというのか。 407 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 22 02 03 ID ilFLI4vw 「全部、嘘なんだろ? お前は、あんな生活には耐えられなかったんだよな!?」 「くすくす、これは全部本当、ですよ。ああでも、もう今の夜澄にはあの生活は耐えられませんね。 こうやって最愛の兄様から全てを奪って夜澄だけのモノにする、こんな気持ちいい事を知ってしまった今の夜澄には、きっと。」 「気持ち良いだと!? 俺は、お前の為に自分の夢も、将来も、エリスも裏切って一緒に居たんだ、それを知ってて言っているのか!?」 「ええ、もちろん知っていますよ。兄様が悩んだ末に一緒に居て下さるといった時の必死に未練を振り切ろうとする表情、 それに自らを売る前の晩にいらした時の苦悩しきった表情。 いつも決断を迫られる度に夜澄を想う兄様、夜澄を選ぶ兄様、ええ、それを思い出すだけでも、くすくす、胸が満たされます。 自分の夢より、体より・・・・・・、何よりも夜澄が大切、そんなに兄様から愛されているなんて、 やっぱり兄様は夜澄のモノなんだって、そう思うたびに、くすくす、夜澄は幸せものです、くすくす。」 「幸せ?」 「くすくす、両親も、夢も無くされて、ご友人も、大切な物はみーんな、夜澄の為に無くなっちゃいましたね。 最後に残っているのは最愛の夜澄だけ、夜澄は本当に幸せです、くすくす。」 理解が出来ない。 ただ自分の欲望の為に家族を騙して奪って、何の痛みも感じずに、自分が幸せだと言い切る夜澄が。 「これが幸せか? これがお前がずっと望んでいた幸せだっていうのか?」 「はい。これが夜澄の望んだ最高の幸せですよ。 他にどんな幸せがありますか?」 夜澄は最上の笑顔で応える。 俺がいつか見たいとずっと願っていた不安も憂いも浮かばない綺麗な笑顔で。 「どんな幸せだと・・・。」 幸せ、両親との最期の瞬間を思い出す。 あの時の両親の顔が浮かぶ、夜澄を幸せに、と言い、 存在しない右手を夜澄に向かって伸ばしていた母親の姿が浮かぶ。 絶対に違う、あの時おふくろが望んでいた夜澄の幸せはこんなものではなかった。 「お前は、おふくろ達には、後ろめたく思わないのか? 後悔しないのか? こんな風に兄妹でやっちまって・・・・・・。 ・・・覚えてるよな、あの時お前に手を伸ばしたおふくろの手をさぁ!? こんな事知ったらどれだけ悲しむか分かるよな!? 親父や、お袋に済まないと思うだろ!? 頼むよ、そうだと言ってくれよ!! 夜澄!!」 408 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 22 02 26 ID ilFLI4vw 必死の言葉に応えてくれたのだろうか、夜澄は真顔に戻り、物思いをしているようだ。 そして暫く考えた後、ちょっと困ったような顔をしてから答える。 「ん、兄様のお願いです、そうですと言いたいですが。 ・・・・・・全然、思わないんですよ。 ずうっと兄様は夜澄のモノなんですから、何に罪悪感を感じればいいんですか? ごめんなさい、何が悪いのか夜澄には本当に分からないんです。くすくす、困りましたね?」 夜澄はバツが悪いのか、照れくさそうに笑っている。 その表情は穏やかで、この場所には全く相応しくない。 「それに、実はお父様やお母様の事を夜澄は何にも覚えてないんです。 お母様の手の話だって兄様がそれを言うと構ってくれたから話を合わせていただけですから・・・・・・。 良く考えてください兄様、あんな小さい子供が細々としたことを覚えていますか? さっき言ったじゃないですか? 兄様以外の人間なんていません、って。 夜澄にとってはどうでも良いお人形さんが2つ減っただけですよ。 そんな事いちいち覚えていられるわけ無いじゃないですか? 私が覚えているのは、くすくす、今にも泣きそうな可愛らしい兄様のお顔だけですよ。 くすくす、今のお顔とそっくりでしたよ?」 夜澄の言葉にまるで針金をねじ込まれたように心臓が痛む。 それでも、そこで黙ってくれればまだ救いがあったのに。 「そうですね、他に覚えている事ですと・・・、」 なのに、夜澄は何かを思い出したようで楽しげに言葉を繋いだ。 「ああ、そういえばあの後、お手洗いで、くすくす、兄様の顔を思いながら、一人で慰めたら・・・、 くすくす、涙が出るほど気持ちよくって、あれより気持ちよかったのは、くすくす、兄様と一つになった時だけですよ?」 409 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 22 03 05 ID ilFLI4vw う・・・そだ。 体中の血が引く。 記憶が巻き戻る。 あの時に夜澄は確かに居なかった。 ならば、泣き崩れる俺を置いて夜澄は一人で、その涙を思い出しながら、随喜の涙を流して、 そして、ついさっきまで俺の腕を握っていたあの小さな手で、 「自・・・慰をしてのか? そんな事どうでもよくって。 お前にとっては親父もお袋もそんな事なのかよ・・・。 そんな事より、性欲の方が大事なのかよ・・・?」 「くすくす、そうですね? 少なくともお母様たちよりは、くすくす。」 「最低だよ・・・。お前は、最っ低の変態だよ!!」 今の絶望を俺はこんな風にしか表せない、その無能すら憎い。 「ふふ、兄様の大切な夜澄は本当に最低ですね? くすくす。」 気持ちよさそうに夜澄が言う。 そこには、昨日までのふっと消えそうだった儚い面影などはない。 そこに居る夜澄が誰なのか分からなくなってくる。 「お前は何なんだよ!? 何だったんだよ!? いつも俺の傍に居て、家族思いで、独りで、寂しくて、黙ってやさしい笑顔を向けてくれた夜澄は何だったんだよ!?」 「ええ、演技ですよ、それは。くすくす、夜澄はお利口さんですから。 夜な夜な兄と交わる気持ち悪い妹なんて、兄様望まれない事ぐらい分かりますよ。 お淑やかで、家族思いの妹の方が兄様はお好みですよね? よーく知ってましたよ。そして、必死にそれを演じきりましたよ、くすくす。 でも、もう隠す必要も無いですから。これが本当の兄様の大事な妹の、夜澄です。 気持ち悪いですか? くすくす。」 知られないように今までがんばりましたよと小さく胸を張り、くすくすと笑う。 「昨日の夜、俺を信じると言ってくれたのもみんな演技なのか!?」 「ええ、でも、信じていたのは本当です。 兄様のする事はみーんな夜澄の為になるって。 ちゃんと信じたとおりになりましたね、くすくす。」 その楽しそうな笑い方が煩い、耳に付く、くすくす、くすくすと。 何の罪悪感も無くこの状況で笑えるというのが理解できない。 「何が楽しいんだよ?」 「あら、何で楽しくないんですか? 夜澄は病気ではありませんでした、邪魔なモノは全てなくなりました、 そして兄様は夜澄のモノで、二人はずうっと一緒になりました。 ほら、ハッピーエンドじゃないですか?」 「ふざけるな!!」 410 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 22 03 31 ID ilFLI4vw 俺は激昂した。 「俺が夢を捨てて、親友を裏切って、体まで売って、 そこまでして求めたのはこんなお前との共同生活なんかじゃない!!! おれの夜澄は、お前なんかじゃない!! お前は家族でも、まして恋人でもない!! お前はただn「うるさいですね?」」ぱんっ、という音が響く。 異常者だ、と言い切る前に夜澄に平手で殴られた。 「夜澄のモノがそういうお口をきいてはダメですよ。 夜澄を拒絶するのも不愉快にさせるのも禁止ですからね?」 そう言って夜澄はさっきまでの笑顔をそのまま凍らせたような表情で俺を見下ろす。 まるで本物の人形のようだと思った。 そしてふっと表情を緩めると、俺の口を塞ぐように口付けをした。 手馴れた動作で口に舌を捻じ込み、絡めて、くちゅくちゅと音を立てる。 5分はそれを続けただろうか? 夜澄はやっと満足したようで、ゆっくりと口を離した。 「んんっ、はぁ、はぁ・・・・・・。 ふふ、あんまり夜澄を困らせないでくださいね。 あんまり意地悪な事を言われちゃうと夜澄は傷ついちゃいますよ?」 「何がモノだよ、俺は俺だ、なんでも思い通りに出来るとおもうな!!」 「くすくす、今日の兄様はとっても意地悪さんですよ? このままでは兄様を夜澄の思い通りにはできませんね。 でも、ついちょっとだけ意地悪し返したくなっちゃうかもしれませんよ? 兄様は痛いのが好きですか? くすくす、恥ずかしい事は? 熱い事や苦しい事は? ふふ、どんな意地悪をしようか迷っちゃいますね? 」 夜澄は上機嫌で俺の顔に手を当てて愛しげに撫でる。 それは愛しい人に笑顔で投げかけるような言葉では無いのに。 気に入らない事をすれば拷問まがいの行為で矯正すると脅迫しているのに。 なのに、その表情は子供みたいに楽しそうだ、まるで何をして遊ぼうか迷っているかの様に。 411 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 22 04 04 ID ilFLI4vw 「なあ、夜澄は俺のことを愛してるんだよな・・・・・・?」 「ええ、何よりも。」 「だったら、」 「でしたら?」 夜澄は不思議そうに小首を傾げる。 「だったら、どうしてこんな事出来るんだよ!?」 「こんな事、あら、どんな事ですか?」 「俺から何もかも奪って、俺の思いを裏切った事に決まっているだろ!?」 「ふふ、簡単じゃないですか、愛しているからですよ。 くすくす、決まっているじゃないですか?」 夜澄は俺の質問がさも馬鹿らしいというように、笑う。 「愛しいから、自分のものに、独占したい、閉じ込めたい、どんな手段でも・・・・・・・、くすくす。 それこそが正しい愛なんですから。好きな人の幸せを想うなんていうのは歪んだ、唯の自己愛ですよ?」 「ふざけるなよ、自分がしている事が分かっているのか? こんなのはただの強姦だ!! 相手を犯す愛なんてあってたまるかよ!!」 「ふふ、そういう様に言うのは、自分が可愛いからですね。 相手を傷つけたくない、なんてただの卑怯者ですよ? そんなの。」 あの気持ち悪い女みたいに、と夜澄が吐き捨てるように言い放つ。 「そういう綺麗事を言う人は嫌われて傷つく事を恐れる臆病者で、 くすくす、人形から非難をされるのが怖い卑怯者です。 後はきっと、恋人を壊して愛せなくなるのを恐れる愚か者ですね、くすくす。」 「そんな筈があるか!! 本当に愛しているなら!!」 そこで言葉は夜澄に遮られた。 「本当に愛しているならば? それならば、どんな中傷でも甘んじて受けるべきですよ。 犯して、壊して、禁忌も倫理も正義も、全てを捨てて手に入れるべきでしょう? そして、どんなに壊れた恋人でも、くすくす、ほら、笑顔で心から愛せるじゃないですか?」 夜澄は心からの笑顔で語りかける、凛とした声音には一点の濁りも無い。 きっとそれは妹の夜澄ではなく、本当の夜澄の笑顔なんだと思う。 412 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 22 04 35 ID ilFLI4vw 本当の夜澄の笑顔は真夏の星空の様に明るくて、とても綺麗だった。 だから、俺はやっと、俺の夜澄への思いは始まりから裏切られていたんだと認め切る事ができた。 夜澄を唯一の家族として愛していた、そして家族でいる為に何度も悩んだ。 でも、夜澄はその思いを理解してくれなかった、その代わりに利用して、そして愉しんだ。 今までも、これからも俺を夜澄だけのモノにし続ける為に。 ああでも、もう夜澄を責めるもの筋違いに思えてくるよ。 だって、ただ俺と夜澄の『幸せ』に不運な齟齬があっただけなのだから。 そして、二人同じ時間を過ごして、その中で別々のハッピーエンドを求め続けていただけだったんだからな。 結局、俺は何年も1人で空回りし続けていただけだった、ただそれだけの事だ。 「兄様ならば、分かることができますよ? だって、夜澄のモノなんですから。」 もう力の入らない体から空気が漏れるように答える。 「俺には、分からないよ。もう、無理だよ、ごめんな、俺はもうお前を愛せな・・・・・・ウグッ」 「意見の相違ですね? でも夜澄はそんな答え求めてませんよ?」 今度は踵が腹にめり込む。 夜澄は立ち上っていた、俺の腹を力いっぱい踏み躙りながら言葉を続ける。 「さっき言いましたよね、夜澄を否定するなって? くすくす。 まあ、それを思い通りにするのも、愛なのですね? それでも思い通りにならなければ誰にも盗られないように壊せばいい、くすくす。 夜澄はどんな宗一兄様でも愛せますよ? くすくす。」 だから、頑張って夜澄を愛してくださいね、とまた笑い出す。 「でも安心してくださいね、いきなりそんなもったいない事なんてしませんから。 何を考えれば夜澄の想いに添えるか、何をすれば夜澄の愛に応えられるか。 一つ一つ、ぜーんぶ教えてあげますからね。何度でも、何度でも出来るまで永遠に・・・・・・、くすくす。 だから、素直に従ってくださればちゃあんと夜澄を満足させられますからね。」 「そん・・・なの・・・壊れるのと・・・・・・何が……違うん・・・だ?」 夜澄がまた踏みつける。 「さっき言ったじゃないですか? 愛しています、って。 夜澄の言葉を忘れちゃだめじゃないですか。」 痛みと苦しさで朦朧としながら壁に掛かったカレンダーを見る。 売買された人間には一ヵ月後に形だけではあるが様子見が来る、最も今更開放された所で・・・、 413 裏切られた人の話4 sage 2010/07/11(日) 22 05 14 ID ilFLI4vw 「あら、日付が気になりますか? くすくす、大丈夫ですよ、すぐに夜澄と愛し合う以外考えられなくなりますから。」 足をどけた夜澄は俺に跨り、触れ合うぐらいに顔を近づける。 「夜澄は今まで兄様だけを愛して、これからも兄様だけを愛し続けます。 永遠に、ずうっと、ずうっと、ずーーーうっと兄様は夜澄だけのモノですよ? 絶対に手放したりなんてしませんからね、くすくすくすくす・・・・・・。」 見開いた夜澄の目が俺を見つめる。 欲望や嫉妬、狂愛でどろりと濁った瞳、なんてありふれた物は無かった。 夜澄の瞳はどこまでも、冬の夜空のように澄み切っていた、そして、そこにはうっすらと俺が写っている。 瞳に写る俺は涙を流していた、でも俺には何を悲しめばいいのかもう分からない。 これからは何に涙すればいいのかも夜澄は教えてくれるのだろうか? なにも分からない。どうして・・・・・・、 どうしてだ、今まで俺は何の為に? ―くすくす、夜澄のモノになる為ですよ。 お前は、これで、こんな事で本当に幸せなのか? ―ええ、これ以上の幸せなんて考えられないほどに、夜澄は幸せです。 そして、兄様もすぐ幸せになれますよ、くすくす。 俺の幸せは一体何なのかな? ―くす、『夜澄の幸せ』、ですよ、兄様? それが、自分の意思で紡ぐ事を夜澄に許された最後の言葉だった。 戻る 目次へ 次へ