約 45,734 件
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/3050.html
第一部(頂点決戦) +... ア行 幻想片影(イマジンシャドウ) ウサミミ ウサミミの姉 サ行 鳳凰翼風(サブソニック) タ行 色別信号(ディスティンクション) ハ行 ブースター マ行 操敵(マリオネット) A~Z 幻想擬体(AIMクローン) 第二部(頂点決戦Ⅱ) +... ア行 仮想片影(ヴァーチャルシャドウ) 仮想黒兎(ヴァーチャルラビット) カ行 影呑みさん 黒い影 黒ウサミミ(未編集) 仮想世界 サ行 狂想片影(シャドウチューン) 白ウサミミ 深層世界(未編集) ゾーィ=マクレガー タ行 色別信号(ディスティンクション) ナ行 能兎黒栗(のとこくり) 能兎白栗(のとはくり) 能兎栗(のとりつ)
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/1288.html
ア行 足軽 衛星誘導車 カ行 工示雅影(こうじまさかげ) サ行 山岳達子(さんがくたつこ)/山岳揚子(さんがくようこ) 将軍 ハ行 ひこぼしⅡ号 追加実験棟モジュール ヒドラジン マ行 マイクロカッター
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/656.html
【種別】 替え歌 【元ネタ】 『創聖のアクエリオン』のOP 【初出】 鎌池和馬スレッド73「とある魔術の禁書目録」 1000レス目 1000 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2007/01/08(月) 00 51 00 ID Ei7X92Nu 1000なら 世界の始まりの日 かまちの樹の下で 当麻たちの声の遠い残響 三人で聞いた ロリコンものすべて 愛したものすべて この手に抱きしめて 現在は何処を彷徨い行くの 答えの潜む琥珀の太陽 出会わなければ ノーマルの自分でいられた 不死なる瞬き持つ幼女 傷つかないで 僕のモラル この気持ち知るため生まれてきた 一万冊と二千冊前から愛してる 八千冊過ぎた頃からもっと恋しくなった 一億と二千冊あとも愛してる 君を知ったその日から僕の地獄に幻想は絶えない 【解説】 禁書スレにおいて恒例とも言うべき、1000レス目に仕込まれるネタの一つ。 普段なら「貰っていきますね?」系レス等、ツッコミ待ちとも取れるようなネタが仕込まれるのが通常であるが、 このような歌の改変ネタを入れるのは珍しい。 『一万冊と二千冊前から愛してる』というフレーズこそ禁書スレではたびたび言われてきたネタだが、ここまで範囲を広く改変したのは初めてである。 作者曰く、「答えの潜む琥珀の太陽」の部分の改変が出来なかったのが悔やまれるとのこと。 代案として「小萌の潜む科学の学園」というものが出たが、今のところ変わっていない。 誤字の指摘もあったが、それをひっくるめてもハイクオリティである。 なお、改変部分の元ネタとなる歌詞は 世界の始まりの日 生命(いのち)の樹の下で くじらたちの声の遠い残響 二人で聞いた 失くしたものすべて 愛したものすべて この手に抱きしめて 現在(いま)は何処(どこ)を彷徨(さまよ)い行くの 答えの潜む琥珀の太陽 出会わなければ 殺戮の天使でいられた 不死なる瞬き持つ魂 傷つかないで 僕の羽根 この気持ち知るため生まれてきた 一万年と二千年前から愛してる 八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった 一億と二千年あとも愛してる 君を知ったその日から僕の地獄に音楽は絶えない ( アニメソングの歌詞ならここにおまかせ? (外部ページ)より抜粋)
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/3220.html
前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/こぼれ話 大覇星祭こぼれ話 Ⅲ 美鈴「はい! という訳で、今回も始まりましたね。こぼれ話」 詩菜「多くの方に見られていると思うと、何だか緊張してしまいますね」 美鈴「でも女は見られて美しくなるって聞きますよ?」 詩菜「あらあら。それでは美鈴さんたら、今以上にお美しくなってしまうのかしら?」 美鈴「やっだも~! 詩菜さんには敵いませんよ! お肌なんてこんなにスベスベで…化粧水、何使ってるんですか?」 当麻「……おい。何か勝手に前説始めたかと思ったら、急に井戸端会議になったぞ。おかんパワー恐ろしいな…」 美琴「もう…ママったら……」 刀夜「いやあ母さん、盛り上がってるなあ」 当麻「そして父さんは何故かそれを嬉しそうに眺める、と。何だよこの空間!」 美琴「ううぅ……授業参観みたいで落ち着かないわね…やった事ないけど…」 禁書「ちょっとちょっと、とうま! 私もいるって事を忘れてないかな!?」 当麻「いや、忘れてた訳じゃないけど、この三十代トリオが自由すぎてそっちまで気を回せなくて」 刀夜「こら当麻! 女性の年齢について話すのはマナー違反だろ! 確かに母さんはアラフォーだけど、とてもそうは見えないってご近所でも評判なんだぞ!? 実年齢の割には!」 詩菜「…あらあら刀夜さん。マナー違反なのはどちらなのかしら…?」 刀夜「はっ! ど、どうした母さん!? 笑顔なのに目だけが笑ってないよ!?」 禁書「」 当麻「な? 何言っても、結局食われちまうだろ?」 美琴「今回もゲストが厄介そうね…」 美鈴「あっ、そう言えば美琴ちゃん。当麻くんに押し倒された時、どうして目を瞑ったのかしら~ん?」 美琴「それ前回の話でしょおおおがあああああぁぁぁぁ!!!///」 美鈴「だって、結局その答えを貰ってなかったし」 美琴「まずはそのニヤニヤ顔を止めろ馬鹿母っ!///」 美鈴「もう…美琴ちゃんてば、ホントに素直じゃないんだから…ねぇ当麻くん?」 当麻「は、はぁ……そうッスね…って、俺に振られてもなぁ……」 詩菜「あらあら当麻さん。本当にその天然ジゴロな所は誰に似たのかしら……?」 刀夜「だ、だから何故目が笑っていないんだ母さん! そして何故私を見るんだ母さん!」 禁書「……私の空気っぷりがハンパないんだよ…」 「さて、と。母さん、少し遅くなってしまったがお昼ご飯の場所取りをしよう」 「あら。そうねぇ」 刀夜「あっ! ほらほら母さん! 私達が出ているぞ! いや~、こうやって客観的に見ても、やっぱり母さんは綺麗だな~」 詩菜「あ、あらあら刀夜さんったら…褒めても何も出ませんよ?」 当麻「あ~もう! はしゃぐなそしてイチャつくな! 恥ずかしいから!///」 美琴(あっ…コイツ顔赤くなってる。………ちょっと可愛い…///) 美鈴「ほらほら当麻くん! 当麻くんが赤面するのを見て、それを更に可愛いとか思って赤面してるウチの美琴ちゃんに何か一言、言ってあげて?」 美琴「あなたはエスパーか何かですか!!?///」 禁書(えすーぱーとかじゃなくても、短髪はすぐに顔に出るから分かりやすいんだよ……言わないけど…) 大覇星祭が、普通の運動会と違う点の一つとして、『場所取り』というものがある。 刀夜「こればっかりは毎年骨だな~…会社の花見も場所取りは苦労はするけど、これはそんな比じゃないですよ」 美鈴「まぁ、これも大覇星祭の風物詩みたいな物ですからね」 当麻「いっそさぁ、学校ごとに食事できる区画を決めとけばいいと思うんだよ。そうすりゃ混まないし」 禁書「何を言っているのかな!? そんな事をしたら、その場所の物しか食べられなくなるんだよ!? 色んなお店に行けるから楽しいのに!」 当麻「お前は食い物なら何でもいいだろ!」 美琴「私も反対ね」 当麻「え、何で? 結構いい考えだと思ったんだけど…」 美琴「学校ごと…って事は、つまり他の学校の子とは食べられないって事でしょ? そんなのつまんないじゃない」 美鈴「そうよね~。美琴ちゃんは当麻くんと一緒にお食事がしたいもんね~」 美琴「ちちち違っ!!! わ、わわ、私が言ってるのは! 初春さんや佐天さんとって意味で、べ…別にコ、コ、コ、コイツの事なんかじゃ!!!///」 詩菜「あらあら。甘酸っぱいわねぇ」 禁書「……もしかして、今回はずっとこんな感じなのかな…?」 「―――せっかく母さんが作ったお弁当なんだから、最も美味しく食べられる場所を探そう。その方が当麻だって喜ぶだろうし、私は確実に喜ぶ。願わくば母さんにも喜んでもらえるとありがたいけど」 「あらあら、刀夜さんたら」 美琴「な、何ていうか…とても仲が良いんですね…」 刀夜「いや~、はっはっは。これはお恥ずかしい」 詩菜「あらあら、見せ付けちゃったかしら?」 禁書「と、言いつつ満更でもなさそうなんだよ…とうやもしいなも」 美鈴「美琴ちゃんも今のうちに参考にしておきなさい。未来の為に、ね?」 美琴「みみみ未来って何の話だコルァアッ!!! 何でママは話をそっち方面に持って行きたがるのよ!!!///」 美鈴「だって面白いし。…にしても、お二人を見てたら私もパパに会いたくなっちゃいましたよ。今頃どこにいるのかしら?」 当麻「美鈴さんの旦那さん、海外で働いてるんでしたっけ?」 美鈴「そうなのよ! 海外を飛び回ってて…まぁ、定期的には帰ってきてくれるんだけどね」 詩菜「刀夜さんも海外出張多いわよね?」 刀夜「そうだなぁ…もしかしたら、どこかで会っているかも知れないな」 美琴「パパかぁ…私はしばらく会ってないわね。電話くらいしてみようかしら?」 禁書「短髪でもホームシックにかかる事があるんだね」 美琴「『でも』って何だ『でも』って!」 禁書「だって短髪って、普段から細かい事を気にしてなさそうだし」 当麻「そうか? 割と寂しがり屋だぞ」 美琴「ぶっ!?」 美鈴「わ~お! 流石は当麻くん。美琴ちゃんの事分かってくれてるのね~♪」 「だって美琴ちゃん、好きな男の子いるんでしょ? これ聞いたらパパが面白い反応見せてくれるわよー」 当麻「……えっ…?」 美琴「ちょおおおおおぉぉぉぉ!!!!! なしなしなし、これ違うからっ!!!///」 美鈴「美琴ちゃん、こんな所で取り乱してたらこの先持たないわよ?」 美琴「この先って……………って、思い出したーーーーっ!!!!!///」 禁書「…激しく嫌な予感がするんだよ……」 詩菜「あらあら。青春なのねぇ」 刀夜「美琴さんもお年頃だからなぁ」 「えー? 違うのーん? あの黒くてツンツンした髪の男の子が気になって夜も眠れなくて、思わずベッドの中で枕を抱き締めちゃうんじゃないのーん?」 「ちがっ、違うわよ! どういう理屈でそんな結論に達するのかしら! って、そもそも何でアンタがあの馬鹿の事を知ってんのよ!?」 美琴「にゃああああああぁぁぁぁん!!!!!///」 刀夜「どどどどういう事なんだ当麻!!?」 当麻「えっ? 俺?」 詩菜「あらあら…今頃気づいたのかしらぁ…?」 美鈴「で? で? 黒くてツンツンした髪の男の子代表は、これを聞いてどう思うのかしら!?」 美琴「ママ楽しんでるたけでしょっ!!?///」 当麻「いや…どうって言われても、本人は『違う』って否定してるんだから…ねぇ?」 美琴「そそそ、そうよ!!! ぜぜん全然違うんだから!!!」 美鈴「もう…本当に素直じゃないわね、美琴ちゃん」 詩菜「当麻さん……女の子に恥をかかせる物ではありませんよ?」 禁書「いつもながら、とうまがとうまでとうまだから助かったかも…」 当麻(で、結局黒くてツンツンした髪の男の子ってどこの誰なんだろう? 俺以外にそんな奴いたかなぁ…?) 「んふーん♪ 美琴ちゃんの気になる男の子の親御さんだよー。ほら美琴ちゃん、アピールアピール!!」 美鈴「という訳で、ウチの美琴ちゃんです。本日はよろしくお願いいたします。…ほら、美琴ちゃんも挨拶して」 詩菜「これはこれはどうもご丁寧に。それでは後は、若い人でごゆっくり…」 当麻「ちょ、待て待て待て! 何でお見合いみたいになってんだよ!」 美琴「困りますから!!!///」 美鈴「あらそう? 残念。でも冗談は抜きにしても、ここらでお互いに自己紹介はしておいた方がいいんじゃない?」 当麻「いや、みんな知ってるでしょう。この後全員で食事したんですから」 刀夜「しかし当麻。よく考えたら、私はその子について何も知らされていないぞ?」 禁書「ん…私かな? 私の名前はインデックスっていうんだよ。あ、魔法名はDedicもがもがっ!」 当麻「うんうん。分かった分かった」 禁書「むーっ! むーっ!」 美琴「ってアンタ! 何そのちっこいのとイチャイチャしてんのよ!」 当麻「お前にはこれがイチャイチャしてるように見えんのか!?」 刀夜「だから当麻…その子は一体どこの誰なんだ…って、聞いていないな……」 「ひっ……い、いや母さん違うんだよ私は決してあの女性の顔と胸と腰と脚に見惚れていたとかそういう訳ではないんだよだからそのあれだつまり色々とごめんなさいでしたーっ!!」 ―――― 「……やっぱり親子なのね」 禁書「ここは全力で短髪に同意できるかも…」 美琴「…でしょ?」 詩菜「本当に当麻さんたら、似なくて良い所まで似てしまって…」 美鈴「あっはっは! こりゃ美琴ちゃん、将来は相当苦労するわね~!」 当麻&刀夜「「………何が?」」 ―――上条は……ふと、己の視界に違和感を覚えた。 店内を見回す。 ―――テーブル横の通路は狭く、その通路を挟んだ上条たちの隣のテーブル席は、淡い灰色のYシャツに薄手のスラックスを穿いた女子大生ぐらいの女の人と、彼女と向かい合うように陸上選手が着るようなランニングに短パン姿の女子中学生―――超能力者でもある御坂美琴がこちらを睨んでいた。 美琴「ていうか今更だけど、今回はみんな名前表記なのね?」 当麻「まあ、仕方ないな。『上条』が三人、『御坂』が二人だもんな。あれ? じゃあ俺は御坂のことなんて呼べばいいの?」 美鈴「決まってるじゃない。下の名前で呼ぶしかないでしょぉ? ね、美琴ちゃん?」 美琴「えええええええええええええええええ!? し、下の名前って!?/// ちょ、ママ!?///」 美鈴「何うろたえてんの? だって、『御坂』だと、敬称があっても無くても私も反応しちゃうし、どっちを呼んでるか分からないじゃない」 美琴「そそそそそそそれはそうなんだけどさぁぁぁああああああああ?///」 禁書「……短髪は短髪って呼べばいいんだよ……」 詩菜「あらあら。だったら美琴さんも『当麻さん』って呼ばなくちゃいけないわね。だって『上条さん』だと私たちの方も誰が呼ばれているのか分からないから」 美琴「話が膨らんできた!?///」 当麻「うんにゃ。『美琴』は別に大丈夫じゃね? 普段から俺のことは苗字でも名前でも無くて『アンタ』って呼んでるし、父さんと母さんのことならおじさんと……ええっと……お姉さん、でいいんじゃないかな?」 刀夜「(……よし、さすがだ息子よ。よく分かっているじゃないか)」 当麻「(まあな……伊達に俺も父さんの息子じゃないってことだろ? 『おばさん』と言う前から母さんの眼力のプレッシャーは凄かったぜ……)」 美琴「み、みことって……みことって……」 美鈴「良かったわね、美琴ちゃん」 詩菜「あらあら当麻さん的には、年端もいかない女子中学生に『アンタ』って呼ばれて喜んでいるのかしら? まるで夫婦みたいな呼ばせ方ね。それもカカア天下っぽい家庭の」 美琴「ふふふふふふ夫婦ぅぅぅううううううううううう!?///」 禁書「……どんどん話がズレていっているんだよ……」 「ちょっとアンタ! 何で私の事だけいっつも検索件数ゼロ状態なのよ! ―――」 美鈴「あら、美琴ちゃんっていつも当麻くんにスルーされてるの?」 美琴「そうなのよ! ったく、ホントに腹立つわ…」 当麻「俺はそんなつもりはないんだけどなぁ…」 刀夜「ちょっと待て当麻! 逆に言えば、そんなにしょっちゅう彼女から声をかけられているって事なのか!?」 当麻「え? まぁ…確かに不自然なくらいエンカウント率は高いかな?」 美琴「ぶっふっ!!?///」 詩菜「不自然に…ねぇ……それは是非、美琴さんにもお話を聞かなければならないかしらね」 美鈴「私も聞きたいなー! 美琴ちゃんが『不自然に』当麻くんに声をかける理由が聞きたいなー!」 美琴「ちくしょう! ママ、佐天さん以上に厄介だわ!///」 禁書「私は聞きたくないかも!」 当麻(…俺はちょっと聞きたかったりするけど……) 「かく言う短髪だって、どこに住んでる誰なの? とうまのガールフレンドかなんか?」 美琴「ええっと……ええっと……///」 禁書「西洋だと単に『友達』って意味なんだけど」 美鈴「直訳すると同じ意味なんだけどね。でも、日本で『ガールフレンド』って言っちゃうと、『恋人』ってニュアンスの方が強くなっちゃうの」 禁書「むむ……! じゃあ何て言えばいいのかな!?」 美鈴「『女友達』でいいのよ。でもまあ、私としては美琴ちゃんが当麻君の『ガールフレンド』でいいんだけどね。『ガールフレンド』がいいんだけどね」 美琴「マ、ママ! 何を言って……!?///」 禁書「それは絶対にダメなんだよ!! 短髪は『女友達』で充分かも!!」 刀夜「と、当麻! お前は女子中学生を恋人にするなんぞ何と羨ま……けしからん真似を!!」 詩菜「当麻さん、母さんは別に反対しないけど、もうちょっと身辺整理した方がいいと思うわ。ところで刀夜さん? 羨まって言いかけた意味と続きを教えてくださらないかしら?」 刀夜「な、何を言ってるんだ母さん! 別に深い意味は……!!」 当麻(何か俺……今回入り辛いなぁ……) 「えっ!? い、いや、別に私はこんなのと何かある訳じゃ……」 「とうまの学校の応援にも来てたよね。確か『ぼうたおしー』の時」 「ちがっ、ちょ、黙りなさいアンタ!!」 美鈴「まあ、噂によると全部『未遂』みたいだしね。『何かある訳じゃ』ってのはある意味正しいわ。とっても残念だけど」 詩菜「あらあら。案外あるある話なのかしら。偶然女性とぶつかっていい感じになったり、不意に女性と触れ合う事になっていい感じになったり、たまたま女性と会話してるといい感じになったりってよくある話なのかしらそうかしら」 刀夜「(当麻! お前はなんちゅう学校生活を送っているんだ!? おかげで父さんまで巻き込まれているじゃないか!!)」 当麻「(自覚あるのかよ父さん! つか、俺のは本当に偶然だからな!!)」 詩菜「ちなみに美鈴さんはどのような噂を聞いていらっしゃるので?」 美鈴「そうねー、美琴ちゃんと当麻くんがよく手を繋いでいたり、美琴ちゃんと当麻くんが押し倒したり押し倒されたり、美琴ちゃんと当麻くんが一晩中一緒に過ごしたり、美琴ちゃんと当麻くんがお互い食べかけのホットドッグを交換したり、あと美琴ちゃんが口を付けたストローのスポーツドリンクを当麻くんが飲んだり――――」 美琴「ちょ、ちょっと待ってママ! どこでいったいそんな情報を仕入れたの!? それと一晩中一緒に過ごしたってのはかなりの脚色が含まれてるから!!///」 美鈴「んー、以前、大覇星祭を見に行ったときに知り合った頭の外がお花畑の女の子とそのお友達の女の子が教えてくれた。ママ、美琴ちゃんの学園生活が心配で、結構、その子たちと連絡取り合ってるのよ」」 美琴(ああああああああああああああ! 初春さんと佐天さん!! そう言えば、あの二人はママと一緒にいた時間があったあああああああああああああああ!!) 禁書「ていうかとうま…短髪のお母さんの話は初耳のもあるんだけど、私があんなにお腹を空かせていた時にとうまは短髪とそんな事をしていたんだね……」 当麻「インデックスさん目が怖い! つかあの時は俺も無理やり連れてかれたのをお前も見てるだろ!? ちょっと美琴さん! あなたも何か言って―――」 美琴「かかか間接キ! ……ス………とか! ぐっ、ぐ、偶然だから!!! 狙ってやったとかじゃないんだから~~~!!!///」 当麻「ちょ、美琴さーーーーーん!!!」 「いや、違うのですよ母上! コイツは近所に住んでる子でちょっと料理ベタだから色々ある訳でですね――――」 「え? いやとうま、近所って言うか……」 「俺が説明するからお前は静かにッ! てか女の子として料理ベタの部分に引っかかりを覚えないってのはどうなんですか!?」 「でも、できないものはできないし」 「くそ、本気で食べる専門ですかインデックス!? 一方美琴はどうなの家事とか!」 「は? ま、まあそりゃ私だって学習中の身ですから多少はね。流石にペルシャ絨毯のほつれの直し方とか、金絵皿の痛んだ箔の修繕方法とか完璧に覚えているって訳じゃないけど」 「美琴ちゃん……そもそも普通の日本のご家庭にペルシャ絨毯とか金絵皿は存在しないし、それは家事ではなく職人芸って言うのよ?」 当麻「至極当然の感想どうもありがとう! ほらみろ美琴! 以前の二学期最初の日こぼれ話で風斬やインデックスと普通に話してたことが普通じゃないことが分かっただろ!」 美琴「むむむ……何か納得できない……だって、家庭科の授業で習うんだから仕方ないじゃない……」 禁書「ねえとうま……そんなに家事ってできることが重要?」 当麻「当たり前です! 確かに昔は女性の仕事だったかもしれませんが、今は、夫婦共働きがほとんどなんだから家事分担ができないと男女ともに結婚の可能性は下がるんです!!」 美鈴「てことは、当麻くんとしては多少なりとも家事ができる女の子と一緒になりたい、と?」 詩菜「あらあら、ということは美琴さんの方がそこのお嬢ちゃんよりも多少なりとも優位に立っている、ということでいいのかしら?」 美琴「!!!!!!!?!///」 禁書「!!!!!!?!!」 刀夜「とっ、とと、当麻っ! けけけ結婚なんてまだ早いぞ!? せめて18歳になるまでは待ちなさい! 法的に!」 当麻「んな事言われても…」 禁書(家事……やってみようかな…) 「は? ま、まぁそりゃ私だって学習中の身ですから多少はね、流石にペルシャ絨毯のほつれの直し方とか、金絵皿の傷んだ箔の修繕方法とか完璧に覚えいるって訳じゃないけど」 当麻「は? 何で二回目?」 美鈴「それはもちろん大事なことだからじゃない。もうちょっと言いたいこともあるし」 美琴「……激しく嫌な予感しかしないんだけど、何を言いたいの?」 美鈴「とりあえずは、一般的な花嫁修業から始めましょうか、ってね」 美琴「――!!!!?!/// 花っ! 嫁っ! とか、ないからっ!!!!!///」 詩菜「確かに…うちにはペルシャ絨毯はないわねぇ…」 当麻「母さんも、何、何気に『うちには』とか言ってんの!?」 刀夜「こら当麻! ワガママ言って母さんを困らせるんじゃない! 非難するなら、絨毯も買えないような私の安月給を非難しなさい!」 当麻「そこじゃねーよ! 俺が言ってるのはそこじゃねーよ!」 禁書「何かもう…短髪がとうまのお嫁に行くことは前提なのかな…?」 美鈴「うん」 詩菜「ええ、まぁ」 刀夜「はっ! そ、そう言えば!」 美琴「ううぅ……もうヤダこの人たち…///」 「まあ、とりあえずご飯を食べるとしようか。当麻、そちらのお二人にはありがとうって言っておくように。わざわざ当麻が来るまで何も食べずに待っていてくれたんだぞ」 「そうなの?」 「うっ」 禁書「め、目の前にご飯があるのに食べないで待てるなんて、信じられないんだよ!」 当麻「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな」 美琴「犬ですら、ちょっと訓練させれば『待て』るわよ……って、ママどうしたの? 難しい顔して」 美鈴「ううん……ここは当麻くんと当麻くんのお父さんが本当に親子か疑いたくなる部分ね…って……」 詩菜「その心は?」 美鈴「いえね。当麻くんだったら絶対に美琴ちゃんが待ってた、なんて気付かないと思うのよ。でも当麻くんのお父さんはちゃんと気付いているし、おかしいな、って」 刀夜「そうですか? 普通だと思いますよ。当麻が鈍いだけで」 当麻「(……何気なく酷い評価じゃね?)」 美琴「(寸分の狂いもなく的のど真ん中をぶち抜いているわよ)」 禁書「(だよねー。とうまだったら絶対に気付かないんだよ)」 当麻「(お前らの俺評価がよーく解った)」 詩菜「あら? でもおかしくないかしら? そもそも待ち合わせをしていたわけでもないのに、どうして刀夜さんは『待っていた』なんて発言したのかしら?」 刀夜(ひくっ!?) 美鈴「当麻くんよりは女心が分かってる、ってことじゃない?」 刀夜「みみみみ美鈴さん! 悪気がないのはよっく分かってるんだけど、その類の発言は控えていただけないでしょうか!?」 詩菜「あらあらあらあらあらあら……刀夜さん……? 『また』ですか……?」 刀夜「か、母さん! 何やらおどろおどろしいどす黒いオーラが立ち上っていますよ!?」 当麻(何でだろう……前回が前回だっただけに今回は妙に楽だわ……) 「まぁまぁ。ようやく待ち人が来たんだから、さっさとご飯にしちゃいましょう。えっと、お名前は上条当麻君で良いのかな?」 「え? そうですけど。あの、そっちは御坂のお姉さんか何かで?」 「ううん。私は御坂美鈴。美琴の母です。よろしくね」 …………………………………………………………………………………………………、母? 上条サイドのテーブルに着く全員が動きを止めた後、 「HAHAァ!?」 みんなで仲良く絶叫した。 禁書「この世界は絶対におかしいんだよ! 『こもえ』もそうだし『しいな』はもちろん、短髪のお母さんも含めて、とうまの周りには若い大人が多過ぎるんだよ!!」 美琴「でもそれって私たちも安心材料じゃない? 少なくとも――そうね、向こうさ、もとい! 二十年近くは若いままで居られるってことなんだし」 禁書「うぅ……そういう言われ方をすると確かにそうなんだけど……」 当麻「なあ美琴、お前、何か言い直さなかったか? 『向こうさ』って『向こう三十年』か? 素直にそう言えばいいじゃん」 美琴「!!!!!!!!!!!?! アンタ馬鹿じゃないの!? こういう気遣いくらいはアンタのお父さんに似て気付きなさいよ!! あと、その洞察力は別のところで発揮させなさいよ!!」 当麻「はぁ……? って、何かいきなり永久氷壁に閉じ込められた気分!?」 詩菜「あらあら当麻さん……やっぱり当麻さんはちょっとは女心を学んだ方がいいと思うわぁ……」 美鈴「ふふふふ当麻くん……正直なのは悪くないけど時と場合によるわよ……」 当麻「前言撤回!! いいいいいいや……別に母さんたちのことを言ったわけじゃなくて……その……深い意味はないわけで……」 刀夜(息子よ。自分の不始末は自分で付けるんだぞ。父さんは遠くから見守ってやるからな)※意訳すると怖いので近づきたくない。 「――――女の子ならご飯は鍋で用意するくらいの大飯喰らいの方が形よく立派に育つのよ。エクササイズも大事かもしんないけど、小さなお弁当をチマチマ食べてるだけじゃ大きくならないって。それだと逆に育ってほしい所に栄養が行き渡らないかもしれないわね。もう、私が何でこんなに大量の乳製品を持ち込んできたと思ってんのよ。娘のためでしょー?」 「なっ、ちょ……育つとか、大きくなるとかって、いきなり何の話を始めてんのよ」 美琴「……娘をからかって何か楽しい?」 美鈴「うわー。すっごい冷たい視線。反抗期? もしかして反抗期なのかなー?」 当麻「何言ってんだ美琴。良い母親じゃないか。お前のこと、心配して食事に気を使ってくれてるんじゃないか」 美琴「ほほぉ。つまり、アンタはこの馬鹿母が何のためにこういう準備をしたのか分かるとでも?」 当麻「もちろんだ。成長期は食事に気を付けなきゃならんという事に決まっている」 美琴「へ?」 禁書「とうま?」 当麻「成長期は骨を強くしないといけないだろ。じゃないと急激な身体的増進に耐えられん訳だし」 美琴「……」 禁書「……」 美鈴「正解だけど不正解ね……」 刀夜「……当麻……お前という奴は……」 詩菜「あらあらここまで鈍いとは母さん思わなかったわぁ……」 当麻「え? 俺、何か間違えた?」 「――――いっぱい食べたらいっぱい育つってのは、生物学的に当たり前の事よ。――――摂取量と運動量を調節すれば、きちんと育ってほしい所が育ってくれるわ。欧米の食文化なんてすごいじゃない。あんなバケツみたいな量のご飯を食べてりゃ、そりゃあ日本人より良い体格になるわよね。胸がデカイと人生得するわよーん?」 言いながら美鈴はわざとらしく両手を挙げて「うーん」と伸びをした。背中が弓のように反らされた事で膨らんだ部分が強調される。ぐぐっ、と発展途上の美琴はわずかに怯んで、 「べ、別に。いっぱい食べたら体がいっぱい育つなんて、ほとんど迷信じゃない。――――って、アンタ! 何を人の家の母に視線を奪われてんのよ!!」 美琴に指摘された上条は、ズバァ!! と音速で視線を逸らした。 美鈴「ほら美琴ちゃん。当麻くんだって大きな胸に視線が釘付けになるじゃない。だからね、大きいことは良いことなのよ」 美琴「いやいやいや! そりゃ否定はしないけど、多分、健全な男子だったら普通の反応なんじゃないの!?」 詩菜「良かったわ当麻さん。当麻さんもちゃんと健全な男の子だったんで母さん、安心しちゃったわ」 当麻「うぉい! 母さん! その指摘何かおかしくない!? ここは、どっちかというと息子をたしなめる場面じゃないの!?」 禁書「ところで、とうやは何で目を背けてるのかな?」 刀夜「……お嬢ちゃん……男には、絶対に許されない行為というものがあってだね……今がまさにそれなのだよ……」 「……何、とうま? そんなに人の顔をジロジロ見て」 「いやぁ」上条はとても苦い笑みと共に、「いっぱい食べたらいっぱい育つ、か。叶ったら良いなぁって」 「!!」 禁書「さて、とうま。噛みつきと電撃どっちがいい?」 美琴「私としては両方が理想ね」 当麻「ちょっ! 何でこういう時だけはいつも息がぴったりなの!?」 美鈴「女の子が女の子をからかうのは同性だからまだ許される部分があるけど、男の子が女の子をこういう風にからかうのはさすがにデリカシーが足りなさ過ぎるわね」 詩菜「あらあら。少なくとも刀夜さんなら言わないセリフかしら。無自覚だけど女性心ってものはちゃんと分かってる人だから」 刀夜「……母さん、それって褒めてらっしゃるのでしょうか……?」 当麻「……あの……スル―しかけたけど、美鈴さんの女の子が女の子、ってのは……?」 美鈴「よし。美琴ちゃんとそっちの女の子。当麻くんに女心を傷つけた男はどうなるのかを教えてあげなさい」 美琴&禁書 「「了解」なんだよ!!」 当麻「何でぇぇぇぇえええええええええええええええええええ!?」 刀夜「……さすがにこういう場合は愛する我が子でも守りきれないぞ……」 詩菜「当麻さんには少し反省してもらいましょうね」 当麻「はい、それでは皆さんもご唱和ください。『不幸ーだーーー』」 「……、そ、そう。二人はなんかあったんだー。へぇ、なるほどねぇ」 「わぁーっ! ウチの美琴ちゃんときたら気になって仕方がないくせに興味がないフリなんか装っちゃって超可愛い!―――」 当麻「うぅ…酷い目に遭った……」 女性全員「「「「自業自得」」」」 刀夜(女性4人から攻められるとか、ある意味羨ましいぞ当麻! でもそれ言うと母さんが絶対に怒るから、言~わない!) 美琴「まぁそれはともかく…け、結局コイツと何があった訳? い、いや興味はないんだけどね? ほら、話題に出ちゃった訳だし聞いておかないとって思って」 禁書「それは! その…秘密、なんだよ……///」 美琴(えっ!? な、何この反応…! もしかして私の想像以上にとんでもない事が起こっていたりなんかしたり!!?) 刀夜「何があったのかは知らないけど、これ絶対羨ましい目にあっているだろ当麻! でもやっぱり母さんが怒るから言~わない!」 詩菜「口に出ていますよ刀夜さん…?」 「……ってか、前々から思ってたんだけど。アンタ達って何でいつも一緒にいる訳?」 ―――― 「じゃあ短髪は何でいつもとうまと一緒にいるの?」 美琴「………」 禁書「………」 当麻「な、何で二人ともこの手の話題になると険悪になるのでせうか!?」 美鈴「見事なまでに修羅場ね…こんなの昼ドラでしか見た事ないわ」 詩菜「あらあら、そうかしら? 私達にはお馴染みの光景よね刀夜さん…?」 刀夜「何故、私の方を見るんだ母さん!」 「……、何でも言う事聞くって?」 「いや!! 何でもと言ってももちろん限度はありますインデックス! 決してあなた様が今想像しているようなエロ方向へ話が進む事はありえませんのでご安心めされよ!!」 美鈴「私としては、ちょっとくらいならエロ方向でもOKなんだけど」 美琴「ママーーー!!! ちょっといい加減にしてよもう!!!///」 美鈴「だって全然進展しないんだもん」 当麻「そもそも何で美鈴さんは、俺と美琴をくっつけたがるんですか? 本人、こんなに嫌がってるのに」 全員「「「「「」」」」」 当麻(あれ? 空気が固まった。「俺としてはありがたいですけど」って付け加えようとしたけど、言わない方が良さそうだな) 銀髪碧眼のチア少女と向かい合っていた少年が。 その場で身を屈め、チア少女の腰に両手を回し、ほっぺたをお腹に押し付けていた。 美琴「……ああ…思い出したわ……アンタこん時、何をやっていたのかしらねぇ…?」 当麻「ぅおおおい! 睨みつけながらバチバチすんのやめてくんないですか!? つかカットされた部分に悪意があるよ! 俺はこの時インデックスのウエストを測ろうとしてだな…って、インデックスからも何か言ってくれ!」 禁書「…え? そんな事あったかな? 私は覚えてないんだよ」 当麻「嘘つけえええええ!!! お前、完全記憶能力者だろうがあああああ!!!」 美鈴「あ、私達は避難しておいた方が良さそうですね」 詩菜「あらあら、ウチの当麻さんが何度も怒らせるような事をしてしまってすみません」 美鈴「いえいえ。ウチの美琴ちゃんこそ何度も怒っちゃってすみません」 「こんの……くたばれエロ野郎ォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」 少年の元に突撃し、拳を振り上げ、割と渾身の力を込めて殴り飛ばした。 「ごァああああああああああああッ!?」 美琴「こんの……くたばれエロ野郎ォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」 当麻「ごァああああああああああああッ!?」 詩菜「あらあら。見事に再現されてるわね。電撃も迸っていてまるでギャラクティカマグナムみたい」 刀夜「母さん冷静だね!? そんな母さんも素敵だけど!(ネタが古いとは言えない。絶対に言えない)」 美鈴「まぁアレよね。ケンカするほど何とやらって奴。結婚生活でも、全くケンカをしない夫婦って意外と離婚率が高いって言うし」 禁書「この状況を見てもまだそんな事を言える短髪のお母さんは大物だと思うんだよ」 うえーん、と上条は半泣きで目元を擦った。と、馴れた手の感触ではなく、薄手の布の感触が返ってきた。サテンか何かの、ツルツルした生地だ。何ですか、これは、と改めて観察してみると、それは白い布だ。ツッコミハリセンのように、何度も何度も折り畳んである。 プリーツスカートだった。 インデックスが穿いていたチア衣装の。 美琴「こんの……くたばれエロ野郎ォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」 当麻「ごァああああああああああああッ!?」 詩菜「あらあら。今度は左なのね。電撃が大宇宙を突き抜けていく錯覚を感じるからギャラクティカファントムみたい」 刀夜「母さん冷静だね!? そんな母さんも素敵だけど!(またネタが古いとは言えない。絶対に言えない)」 美鈴「まぁアレよね。これは自業自得としか言いようがないわね。よりにもよって女の子のスカート剥いちゃうなんて」 禁書「……うんまあ……これはとうまが悪いんだよ……///」 当麻「何で!? よく見ようよ!! 美琴が俺を殴り飛ばさなきゃ起こらなかった惨劇だよ!?」 銀髪碧眼の少女は、おへそどころか、下着も太股の付け根も全部見えてしまっていた。いや、厳密に言えばテニスのアンダースコートのように、下着型の衣裳という事なのだろう。サテンのテカテカした、淡い緑色の布がピッタリと肌に貼り付いているのが分かる。もちろん錯覚だろうが、なんかパンツ型の生地に走る皺が色々な部分を浮かび上がらせているような気がして、まともに見ていられない(しかし、上条は緻密に説明済み)。 美鈴「当麻くん? 当麻くんってひょっとしてむっつり?」 当麻「何ですかその言い方!? そんな風に言われるならまだ蔑まれたり殴られたり噛みつかれたりした方がマシですよ!?」 美琴「ほっほ~う?」 禁書「それでいいんだね?」 当麻「!!!!!!!!!!!!!!?!」 詩菜「あらあら。いくら刀夜さんでも公衆の面前で女の子を辱めたりはしないのにね。恥じらいの顔はさせることはあっても」 刀夜(当麻……母さんが怒ってるぞ……とっても怖いぞ……いつも以上に怖いぞ……) 「……ちょっと待ちなさいよ、アンタ」 「……お久しぶりですの。殿方さん♪」 禁書「この時の短髪は天使に見えたんだよ」 美琴「まぁ、こんときのコイツは明らかに女の敵だったしね。あのままだと何を仕出かすかも分かんないし制裁は必要よ」 当麻「大事なことだからもう一回言うけど、美琴が俺を殴らなきゃインデックスのスカートは無事だったよな?」 禁書「と、とうまがスカートを掴んでいたのが悪いと思うんだよ///」 美鈴「その前に、当麻くんが美琴ちゃん以外の女の子に抱きついてちゃ、そりゃ美琴ちゃんが怒って当然じゃない」 美琴「さらっと何を言ってくれやがりますかこの馬鹿母は!?///」 当麻「だーかーらー、何でそれで美琴が怒んなくちゃいけないんだって! 怒る理由を教えてくれませんかね!?」 詩菜「……あらあら、ここはさっきの食事のときと違って、明らかに当麻さんは刀夜さんの息子だって分からせてくれるわぁ……」 刀夜「とととととと当麻! お前は本っっっ当に少しは女心というものを理解した方がいいぞ!!」 「でも! 今ここで為すべきはこの壊れたインデックスのスカートをどうするかであって不毛な争いを止めて皆で手を取り合うのが一番だと思うのですがどうでしょうこの平和的解決案は駄目ですか駄目ですねごめんなさい!!」 言い訳するつもりが自己完結してしまった瞬間、それを遺言にするべく二人の少女が襲いかかってきた。 美琴「……馬鹿?」 当麻「うわーお。思いっきり視線が冷たいですよ美琴さん。あなた様は電撃姫なのですから熱い視線の方がお似合いでは?」 禁書「馬鹿……///」 当麻「よーしインデックス。ここは恥じらう場面じゃなくて俺を罵倒する場面だ。ドーンと来い。覚悟はできてるからな?」 刀夜「ところでこの後、このお嬢ちゃんのスカートはどうなったんだ? ま、まさか当麻! お前が美味しく頂いたとか!?」 当麻「何をどう考えたらそんな結論に達するんだよ父さん! つーか、父さんならそうするってことなのか!?」 詩菜「……」 刀夜「当麻! お前は父さんに何か恨みでもあるのか!? 矛先がこっちにも向いたじゃないか!」 当麻「明らかに自爆だろうがぁぁぁあああああ!!」 美鈴「んで、真面目な話、実際はどうしたの? あっちの家庭崩壊の危機的なやり取りはほっぽっといて」 美琴「私が直したわよ。原作にもその描写はあったと思うけど」 禁書「だから、この時の短髪は天使に見えたって言ったんだよ」 当麻&刀夜「「ちょっとぉぉぉおおおおお! そっちのお三方、見て見ぬふりしてないで助けて下さいなぁぁぁあああああああああああああ!!」」 「お、お姉様のご家族……ですの? いやァああ……素晴らしい。まったくもって素晴らしすぎますわ! 何ですのよこのお姉様オーラの大インフレは!? ち、ちくしょう。こうなったらわたくしも覚悟を決めますわ。もう黒子ってば姉妹だろうが親娘だろうが何でもまとめてかかって来いですのよーッ! うふげへげへへあははーっ!!」 「あら。美琴ちゃんの乙女チックってばそういう方向性だったの?」 「どういう方向性を指してんのかしら!? 私はまともな道を進んでいるわよ!!」 「そうよねぇ。美琴ちゃんはあの男の子へ一直線だもんねぇ。寄り道している暇はないか」 美琴「ぶっ!! 物理的に黙らせてやる!!///」 美鈴「きゃーきゃー。美琴ちゃんってば照れ隠しにムキになっちゃってこっわーい」 刀夜「仲の良い親子だね母さん」 詩菜「そうですね。我が家の仲の良さにも負けず劣らずというところかしら」 当麻「親子というより姉妹って感じがしないでもないけどな」 禁書「ちょっと羨ましいかも。私にも母親っているのかな? 私がいるってことは母親がいるはずなんだけど描写されたことがないんだよ」 当麻「どうなんだろうなぁ。ま、いるとは思うが――ところで、美鈴さんが言った『あの男の子』って誰のことだ?」 禁書(!! とうまのばかー!! うまい具合に話題を逸らせられると思ったのに何で蒸し返すかな!? って、あれ? でもとうまは誰のことか分かってないってことなのかな?) 刀夜「当麻……今の言葉は本気で言っているのか……? だとしたらあまりにも鈍過ぎると言わざるを得ないのだが……」 詩菜「あらあら当麻さんったら、ちょっと今の発言は頂けないわ。ほら、美琴さんも美鈴さんもさっきのじゃれ合いを止めてジト目で睨んでるわ」 美琴「……ママ、分かった? コイツはこういう奴なのよ……」 美鈴「うん……ちょっとママも当麻くんの認識を改めなきゃいけないかなって思っちゃったわ……」 当麻「え? え? お、俺何か悪いこと言った? 両家の親御さんたちの俺の印象が駄々下がりなんですけど?」 禁書「これがとうまのとうまたる所以なんだよ……安心材料なのか不安材料なのかは判断しにくいけど」 短めの黒い髪を、ツンツンに尖らせた少年だ。彼の隣には、頭一つ分も背の高い金髪にサングラスの少年が立っている。 ―――― 「ほら美琴ちゃん。憧れの殿方があっちにいますのよー?」 「誰がそんな手に引っか―――いや違う! そもそも憧れでも何でもないわよッ!!」 顔を真っ赤にした美琴は、冗談かと思ったのか美鈴が指差した方へ見向きもしなかった。 美琴(あっ、この時本当にコイツいたんだ。……見れば良かった…) 美鈴「ほら~! ママの言う事聞いてないから!」 美琴「だ、だって! こういう時のママって、十中八九私をからかってるだけなんだもん!」 美鈴「この時は残りの一か二だったの!」 禁書「高い確率でからかってる事は認めるんだね」 刀夜「…? どうした当麻。何かを考え込んでいるようだが……」 当麻「……ツンツン頭…美琴の憧れ…好きな人…? なぁ、これってもしかして、さ…」 禁書&刀夜&詩菜&美鈴「「「「!!!?」」」」 当麻「もしかして俺―――」 美琴「えっ!!? あ、ふぁえっ!!!?///」 当麻「―――の、隣にいる土御門の事か? 確かにアイツ、頭がツンツンしてるけど…」 全員「「「「「」」」」」 当麻「え? え? なになに?」 刀夜「当麻……」 詩菜「当麻さん……」 美鈴「当麻くん……」 禁書「とうま……」 美琴「…うん。私は分かってた。うん、分かってたから全然何も思ってないから。期待とか全然してなかったから、うん」 当麻「えっと……違うの?」 美鈴「だぁ~かぁ~らぁ~!!! 『黒髪』って言ってるでしょうがああああああああ!!!!!」 美琴(あ、ママが切れた) 当麻「あ、あーそっか。黒髪か」 詩菜「当麻さん…もうここまでくると、鈍いとかそういう問題ではない気がするわね。何だか私、当麻さんの将来が心配になってきたわ……」 刀夜「当麻! 母さんに心配をかけるんじゃない! お前はもうちょっと、乙女心という物を勉強しなさい!」 禁書「ここまでくると、流石にちょっとだけ短髪に同情するんだよ…」 美琴「あはははは……ははは………はぁ…」 当麻(けど美琴の好きな相手が土御門じゃないって分かった時、何かホッとしたな。…何でだろ?) 「――――罰ゲームで何でも言う事聞くってルール、忘れんじゃないわよ」 「い、いや、罰ゲームって言われても……」 ――改めて美琴の顔を眺め、 「み、見ての通り、とある事件に巻き込まれて体中がボロッボロなのですが。この状態で大覇星祭の競技に参加したっていつもの実力なんて出せる訳はないし、こういった場合、勝負は一体、どうなってしまうのでせう?」 「……、うーんとね」 美鈴「ねーねー美琴ちゃん。ちょっと聞きたいんだけど」 美琴「……何よ?」 美鈴「美琴ちゃんってば、罰ゲームで何をお願いしたのかなぁ? ママ、とっても興味があるんだけど」 美琴「んな!? な、何でそんなこと言わなきゃいけないのよ!? わわわわわ私だって別にいやらしいことなんて考えてなかったし当たり障りのない罰ゲームくらいしか……やらせてないわよ!!///」 美鈴「本当にぃ? せっかくのチャンスなのに当たり障りのない罰ゲームしか要求しなかったのぉ?」 美琴「だ、黙れ! 黙りなさい! 黙らせてやる!! この馬鹿母!!///」 詩菜「あらあら。実際はどうだったのかしら当麻さん?」 当麻「ん? 美琴の言う通りだよ。まあ、ちょっと恥ずかしい思いもしたけど携帯のペア契約と、後は――何か、スゲエやる気にさせられることを命令されたくらいだった」 禁書「ひょうかを助けに行った時だよね。私も短髪に助けてもらったかも」 当麻「そうそう。な、美琴」 美琴「へ? あーそうそう」 刀夜「なあ当麻? ペア契約って普通、どんな関係の二人がするものなんだ?」 当麻「そりゃあ、男女ペアなんだから恋人とか夫婦とかじゃね?」 美鈴「あれあれ~? 美琴ちゃん、ママとっても興味深いことが聞けた気がするんだけどぉ?」 美琴「ききききき気のせいよ気のせい! だいたいそいつにそんな気があるわけないじゃない!!///」 詩菜「あらあら。美琴さん、美鈴さんは当麻さんの事じゃなくて美琴さんの事の方を聞かれているのよ? どうしてペア契約を当麻さんと結びたかったのかなって」 美琴「!!!!!!!!!!!!!?!///」 禁書(……やっぱり話を逸らせなかったんだよ……はぁ……) 美琴は腕を組み、上条の半泣き顔を見て、わずかに息を吐いた。今まで見るからに怒っていた彼女の眉が、ほんのわずかに下がる。それから、ゆっくりと肩の力を抜くと美琴は口元を綻ばせて、小さく笑った。それを見た上条は助かった、と胸を撫で下ろした、が、 「死ぬ気でやれば?」 「それだけ!? いや無理だって! すでに八方死んでる上条さんがこれ以上頑張ったらホントに死んじゃいます!! 大体、吹寄とか姫神とか土御門とか、俺以外にも欠員がいんのよ!? だから無効とまでいかなくてもせめてハンデを……って、あ、あ、あーっ! 無言で帰っちゃうのーっ!?」 美琴「そもそも罰ゲームはアンタから言い出したのよ。言い出しっぺのアンタが逃げようとするのはどうかと思うけど」 当麻「そ、それはだなぁ……」 詩菜「あらあら。当麻さんったら、なんだか見苦しい言い訳しているわね。と言っても、なんだか見慣れた言い回しのような気もするけど」 刀夜「……」 美鈴「当麻くん、やっぱり持ちかけた方が逃げようとするのはよくないと思うわよ。ここは義母として、娘のためにも当麻くんを説教させてもらうわ」 禁書「……何か字面がおかしいんだよ?」 上条「ふぅ。冒頭でも言ってたけど、今回は本当に授業参観みたいな気分だったな。何か別の意味で疲れた」 美琴「アンタはまだいいわよ。アンタんトコの両親はウチと違って子供をからかうなんて真似しないんだから」 上条「そんなもんかねぇ。ちなみにインデックスは俺の両親と御坂の母親の飯を食いに行くという誘いに乗っていなくなったってことなんだが」 美琴「そうだけど――何が気になるの?」 上条「迷惑掛けてなきゃいいけどな、ってだけさ」 美琴「ま、いいんじゃない? あの子ならちっちゃい子供みたいなもんだって笑って許されるわよ(ふっ! ぐっしょぶママとコイツの両親! あの子をうまい具合にすんなりとここから連れ出してくれたわ!!)」 上条「(な、何で御坂は悪い笑顔でガッツポーズ決めてんだ? でも怖いから聞かないでおこう、っと)で、今回で『禁書目録【原作】』の方は終わったわけだから、次回からは『超電磁砲【外伝】』ってことなんだよな?」 美琴「あ、そうなるわね。となると次回からのゲストは超電磁砲サイドが中心ってことなのかしら」 ??「ちなみにミサカはどちらサイドの登場人物なのでしょうか、とミサカは素朴な疑問を抱きます」 上条「お? 次回のゲストは御坂妹か。そういや御坂妹ってどっちサイドだ?」 美琴「両方っぽいけど、こと大覇星祭に関しては超電磁砲サイドね。ん? ちょっと待って。アンタは一人で来たの?」 ミ妹「いいえ。次回のゲストと一緒に来ました、とミサカは素直に答えます」 ??「That s right――久しぶりね。御坂美琴」 美琴「え!? もう一人って布束しのぶさんなの!? 久しぶり! って、もしかしてフェブリとジャーニーも連れてきたとか?」 布束「surely――まさか。連れてきてないわよ。but――もっとも、一緒に戻っては来たけど。ただ、ここに来る前に佐天涙子さんに会ったから預けてきたわ」 美琴「そっか。でもまあ元気そうで何よりよ」 上条「……なあ。この人ってどんな人なんだ? なんとなく御坂妹と雰囲気が似てるんだが……」 美琴「ああ。そう言えばアンタは初めて会うわね。でもまあ、具体的な紹介は次回でいいんじゃない? ちゃんとしてくれるから。でしょ? 布束さん」 布束「understand――分かったわ」 上条「OK。じゃあ次回はこの面子なんだな」 美琴「そういうこと。んじゃま、また次回お会いしましょう」 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/こぼれ話
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/1020.html
【種別】 小説 【初出】 2004年9月発行 電撃文庫公式海賊本「電撃h」 【解説】 鎌池和馬氏が電撃文庫に応募した作品。 受賞には至らなかったものの「とある魔術の禁書目録」の人気からか公式海賊本「電撃h」にて読みきり小説の形で掲載され、その後同シリーズ2作を収録した電子書籍版が配信されている。 掲載時本文の前に載っていたコメント テーマは、[H]air dyed [H]eroine(髪を染めたヒロイン)。 死体を前に立つ少女と死ぬに死ねない少年。 深夜の公園で、出逢い、別れ、知ること―――。 担当編集が読んで思わず唸った、秘蔵の原稿が今紐解かれる。 ジャンルとしては新伝綺モノで、鎌池氏の作品としては他にあまり例がないタイプ。 様々な作風を試していたというデビュー前〜初期ならではの内容と言っていいだろう。 同じ世界観を持つ作品に「殺人器とネバーエンド」がある。 なお、「とある魔術の禁書目録」の世界観とは特に関連は無いが、公式コラボ小説ではキャラクターが共演している。 【登場人物】 七浄京一郎(ななじょうきょういちろう) 殺妃(さつき) 静菜(しずな)
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/1252.html
【種別】 通称 【初出】 三巻 【CV】 尾小平志津香(禁書目録) 生天目仁美(超電磁砲) 【解説】 常盤台中学学生寮に詰めている女性、本名は不明。 三巻、五巻、ドラマCD、とある科学の超電磁砲に登場している。 特に言及はされていないが、恐らく全て同一人物だと思われる。 規則に対して非常に厳しい人物であるようだ。 能力者ではないが、その戦闘能力は非常に高く とらドラ!vs禁書目録に収録の「とある科学の超電磁砲・番外編」で、寮に侵入した猟犬部隊三人を相手にし、丸腰にもかかわらずあっさりと撃退している。 とある科学の超電磁砲単行本三巻のカバー裏の黒子の日記によると、入寮間もない頃の黒子の知る範囲で一年生とはいえレベル4を三人相手にして瞬殺してのけたらしい。 とある自販機の存在証明では御坂美琴と削板軍覇の2人の超能力者(レベル5)の間に入り、これを鎮圧している。 など、伝説クラスの功績を挙げている。 そもそも何の能力も持たないただの一寮監が「純粋な徒手空拳だけで最低レベル3以上の能力者を震え上がらせる」だけでもとんでもない事実である。 立ち位置が立ち位置のため本編での出番こそ少ないが、あの御坂と食蜂が揃って畏怖の念を抱いている時点で その実力の高さは推して知るべし、である。 アニメ版禁書目録では、何故か外見が 漫画版 や超電磁砲で登場した際の物と異なっている。 寮監が複数人いる、という可能性もあるが現時点では不明。 アニメ版超電磁砲では、原作にない彼女のプライベートが描かれた。第一三学区の「あすなろ園」にて、子供たちの保母のボランティアを勤めており、常盤台の寮監としては思えない程子供たちに優しく接する姿は黒子達を驚愕させた。 同じくボランティアに来ている大圄が気になっていたが、黒子の押しで「愛の結晶作戦」と称しアタックする事になった。 当初は上手く行っていたと思ったが、当の大圄は(外見的に見て)数十歳も年上であるあすなろ園の園長先生が好きであったため、結局告白出来ずフラれてしまった。 それでも傷心したり嫉妬に走らなかったりした点は、流石大人の女性と言うべきか。 料理に関してはあまり上手ではない様子。
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/2299.html
小ネタ 第8回 異教のサルでもわかるツンデレ語講座 こんばんは。異教のサルでもわかるツンデレ語講座の時間です。[前回の吹寄制理さんの回で、「大覇星祭」と表記するところを、 誤って「ナチュラルセレクター」と表記してしまった事を、改めて深くお詫び申し上げます。]今週は2回目の登場となります。御坂美琴さんを例に見ていきましょう。まずは日常会話から。美琴 「…ねぇ、アンタってさ……その…女友達多いじゃない? かか、彼女とか…ほ、欲しくない訳…?」上条 「そりゃできるなら欲しいけどさ……俺なんかを好きになってくれるヤツなんていないだろ?」美琴 「ひ、一人くらいいるんじゃないの!? アンタのことが好きでアピールしてる人が!!」上条 「例えば?」美琴 「た、例えば……いつも帰り道で偶然出会ったり、お、お揃いのストラップやペアリング渡されたり…… あ、あ、あくまでも例えばだからね!?」上条 「……そんなの御坂しかいねーじゃん」美琴 「ア、アレー? ソー言エバソーネー、グ、偶然ネー」上条 「ったく、からかうなよ。一瞬本当に『御坂が俺のこと好きなんじゃないか』って思っちまったじゃねぇか」美琴 「あ、あはは! もう、そんな訳ないじゃない! あはははは…はは……はぁ……」お互いにもう一歩、といったところですね。では早速ツンデレ語を標準語に訳してみましょう。美琴 「アンタってさ、彼女とかは欲しくないの?」上条 「そりゃできるなら欲しいけどさ……俺なんかを好きになってくれるヤツなんていないだろ?」美琴 「そんなことないわよ! アンタが気付いてないだけで、アンタのことが大好きな人はいっぱいいるんだから!」上条 「例えば?」美琴 「目・の・ま・え! 誰がいる?」上条 「……そんなの御坂しかいねーじゃん」美琴 「えへへへへ…そういうこと!」上条 「ったく、からかうなよ。一瞬本当に『御坂が俺のこと好きなんじゃないか』って思っちまったじゃねぇか」美琴 「い、一瞬だけ!? も~~!!私は本気なのに~~~!!!」はい。とても微笑ましい会話となりましたね。次は勉強を教えてもらった後の会話を見てみましょう。上条 「ぶはぁ~~~終わった~~~!!! サンキュー御坂、おかげで助かったよ」美琴 「別にいいわよ。大したことじゃないし」上条 「けどわざわざ休日に呼んどいて、宿題手伝ってもらった挙句、このまま帰すのは悪いよな…… お礼したくても金も無いし……何か俺にしてほしいことってあるか?」美琴 「は、はあ!? な、無いわよそんなモン!!」上条 「あっ! じゃあご褒美のチューなんてどうでせうか?」美琴 「なっ!!!? バ、ババババカじゃないの!!? そそ、そんなのご褒美どころか罰ゲームじゃない!!!」上条 「…いや、冗談だよ……」美琴 「え? あ、うん…冗談ね。うん、も、もちろん分かってたわよ? うん」このままでもいい感じですが、ツンデレ語を訳して見てみましょう。上条 「ぶはぁ~~~終わった~~~!!! サンキュー御坂、おかげで助かったよ」美琴 「私もアンタん家来れて楽しかったから、おあいこよ」上条 「けどわざわざ休日に呼んどいて、宿題手伝ってもらった挙句、このまま帰すのは悪いよな…… お礼したくても金も無いし……何か俺にしてほしいことってあるか?」美琴 「それは…まぁ…いっぱいあるけど……」上条 「あっ! じゃあご褒美のチューなんてどうでせうか?」美琴 「……………いいの?」上条 「…いや、冗談だよ……」美琴 「やだ! 私もうスイッチ入っちゃったもん! チューしてくれるまで帰らないもん!!」標準語に直しただけで、とてもストレートになりましたね。 それでは次は、インデックスさんも交えた会話を見てみましょう。禁書 「……何で短髪がここにいるのかな。ここはとうまと私のお家なんだよ!」美琴 「確かにここはアイツの寮だけど、アンタはただの居候でしょ!?」禁書 「だからって短髪が来る道理は無いんだよ! かーえーれ!かーえーれ!」美琴 「よっしゃ、そのケンカ買ってやろうじゃない!」上条 「……あのさぁ、お前等…前から思ってたんだが、何でそんなに仲が悪い訳?」禁書 「とうまがそれを聞くのはおかしいかも!!」美琴 「そうよ! アンタがはっきりしないのが悪いんじゃない!!」上条 「はっきりって……何をだよ」禁書 「それは……」美琴 「ねぇ……」上条 「?」それでは早速訳してみましょう。禁書 「……何で短髪がここにいるのかな。ここはとうまと私のお家なんだよ!」美琴 「いたら悪い訳? 私だってアイツと遊びたいの!」禁書 「だからって短髪が来る道理は無いんだよ! かーえーれ!かーえーれ!」美琴 「うっさいうっさい!! アンタはいつでもアイツを独り占めできるんだから、たまにはいいじゃない!!」上条 「……あのさぁ、お前等…前から思ってたんだが、何でそんなに仲が悪い訳?」禁書 「とうまがそれを聞くのはおかしいかも!!」美琴 「そうよ! アンタが、私かこの子かはっきり選べばこんなことにはならないんじゃないの!!」上条 「はっきりって……何をだよ」禁書 「それは……」美琴 「これだけ言っても気付かないって…どんだけ鈍感なのよアンタは……」上条 「?」やはり上条さんは上条さん、という事ですかね。それでは最後はいつもの様に、普段使っている言葉を、いくつかツンデレ語に訳してみましょう。「好きになっちゃうじゃない」⇒「思いっきりカッコつけてんじゃないのよ!!」「名前で呼んでよ」⇒「ビリビリ言うな!」「だって…少しでも一緒にいたいんだもん」⇒「用事がある訳じゃないんだけど。……ある訳じゃないんだけどさ」「もう! どれだけ心配したと思ってんのよ!」⇒「今日という今日こそこれまでの事全部話してもらうわよ!」「ずっと一緒にいる」⇒「今度は一人じゃない」と言ったところで、今週の、異教のサルでもわかるツンデレ語講座はここまで。来週は麦野沈利さんを例に解説したいと思います。それでは、またお会いしましょう。次も見たいなら見れば!? わ、私は別に見て欲しいなんて、思ってないんだからね!!
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/464.html
【種別】 商品 【初出】 三巻 【解説】 学園都市に無数に存在する大学や研究所などで作られた「商品」の「実地テスト」として、 街の到る所に実験品が溢れている為に普通の町とは異なるとんでも商品が販売されているらしい。 よく変なものが登場する。 三巻 御坂美琴が自動販売機に電撃をプレゼントした際に、自動販売機から出て来た十九本: 「ホットおしるこ」「黒豆サイダー」「きなこ練乳」「抹茶ミルク」「ヤシの実サイダー」等 比較的まともそうな「ヤシの実サイダー」は美琴に飲み干された。 彼女曰く 「ああん?生ぬるいわねー。『ガラナ青汁』と『いちごおでん』の二大地獄が やってこなかっただけでも美琴さんの強運に感謝しなさいっての」 十巻 とある病院の自販機コーナーにて、入院していた吹寄が誤って購入したものは「練乳サイダー」。 『超電磁砲』第一話 常盤台中学内伝 おばーちゃん式ナナメ四五度からの打撃による故障機械再生法を使用した 美琴が手にした「黒豆サイダー」。 『超電磁砲』第十三話 量子変速攻撃に使われた空き缶に「黒豆サイダー」「ヤシの実サイダー」「いちごおでん」などが見られる。 『超電磁砲』第二十一話 小学生との缶蹴りで、美琴が蹴り飛ばした缶が「きなこ練乳」。 『超電磁砲』第三十一話 美琴が上条に投げて渡した缶は「ウインナーソーセージ珈琲」。手渡しの缶は「黒豆サイダー」。 漫画『禁書目録』第十一話 美琴が上条に投げたのは「きなこ練乳」 アニメ『禁書目録』前期OP 自販機(おそらく劇中で蹴ったモノと同じ)の前で美琴が「ヤシの実サイダー」を飲んでいる。 アニメ『禁書目録』第十話 原作より種類が追加されており、アニメで確認できるものは 「スープカレー」(美琴の蹴りで出てきた) 「ガラナ青汁」「きなこ練乳」「ハバネロパイナップルジュース」「山芋ドリンク」 「凝縮栄養飲料SURVIVAL+1」「黒豆サイダー」「甘露茶「「ヤシの実サイダー」 「ひやしあめ」「いちごおでん」「冷た~いおしるこ」「カツサンドドリンク」(美琴の電撃で出てきた) 等々。小説版では入らなかった「ガラナ青汁」と「いちごおでん」の二大地獄が混じったのが最大の変化か。 この中で「スープカレー」と「ヤシの実サイダー」は美琴に飲まれ、舞夏は「カツサンドドリンク」を持っていった。 アニメ『禁書目録Ⅱ』第一話 寝転がり右手を見つめる上条の右上に「ヤシの実サイダー」。 アニメ『超電磁砲』第四話 木山春生が「スープカレー」を自販機で購入していた。 アニメ『超電磁砲』OVA 初春飾利が二大地獄の1つ「いちごおでん」愛好者らしい。 どうも缶ジュースではなくおでん缶のイメージが正しく、かつデザートに分類される正しく地獄。 とある科学の超電磁砲 ARCHIVES 1 佐天涙子の冷蔵庫に「コカゴーヤ」なるものが入っていた。彼女のおすすめ。 元ネタはコカコーラとゴーヤ? アニメ『超電磁砲S』第三話 春上衿衣も同室の初春の影響か「いちごおでん」を愛好している。 いちご以外にもさつまあげ、うずら卵、昆布、かんぴょう結びなど普通のおでんと同じ具が入っている。 さらに初春に言わせれば「冷たいおでんなんておでんじゃない」らしく、夏場でもホット。 原作、関連作品に出てきたものをまとめると以下の通り •いちごおでん •ウインナーソーセージ珈琲 •うめ粥 •霞(ミネラルウォーター) •甘露茶 •きなこ練乳 •凝縮栄養飲料SURVIVAL+1 •黒豆サイダー •決闘牧場特産 カツサンドドリンク •コカゴーヤ •黒糖サイダー •ザクロコーラ •西瓜紅茶 •熊のスープカレー •超健康補助飲料 ガラナ青汁 •手作り風 冷た~い おしるこ「粒入り」 •濃厚ひやしあめ「黄金蜂蜜入り」 •甘蕉茶(バナナ茶) •ハバネロパイナップルジュース •フィジョアサイダー青汁 •ホットおしるこ •抹茶ミルク •ヤシの実サイダー •山芋DRINK •レインボートマトジュース •練乳サイダー 漫画『禁書目録』第十一、十二話の幕間や、アニメ『超電磁砲』公式サイトの 変なジュース では、一部のジュースのラベルや成分、製造業者が公開、解説されている。 【余談】 2014年4月29日より立川市にて「ヤシの実サイダー」が実際に飲める清涼飲料として発売され、現在もオリジナルデザインの自動販売機で販売されている。値段は140円。 ヤシの実そのままではなく若干のパイン果汁が入っている事からか、商品名は「ヤシの実 パインサイダー」となっている。 缶には描き下ろしのキャラクターがデザインされており、このデザインは毎年リニューアルされている。
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/1598.html
IF 分岐物語 【本文】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 【初出】 2011/04/10 禁書自作SSスレPART10で連載開始。 2011/04/24 禁書自作SSスレPART10で完結 【著者】 9-46(トリップなし) 【含有】 【あらすじ】 【解説】
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/3262.html
【種別】 魔道書 【元ネタ】 古代エジプトで冥福を祈り死者とともに埋葬された葬祭文書。 Wikipedia - 死者の書 【初出】 一巻 新約 とある魔術の禁書目録SSで詳細な記述あり 【解説】 禁書目録(インデックス)に蔵書されている魔道書の一冊。 その原典は、ピラミッドの中で眠る王の魂を現世に戻すため、 ミイラと一緒に副葬されるパピルスの魔道書。 体裁の決まった一冊の書物ではなく、王が冥界から現世に戻って来られるように、 王の辿った足跡や罪業に合せて一人一冊オーダーメイドで作らなければならない。 そのため、新しい死者が生まれるごとに新しい魔道書を一冊ずつ作る必要がある。 某日、バステトの巫女であるリープが、 既に亡くなったセクメトと呼ばれた魔術師の記憶を求めてインデックスを襲撃。 セクメトの情報をインデックスに認識させ、頭の中で専用の『死者の書』を組み上げさせ、 それを盗み見る事で目的を遂げようとした。 リープはインデックスに敗北して撃退されたものの、その内容は口頭で伝えられ、目的は果たされた。