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研究成果 研究成果とは パッチ7.6.00(04/01)から追加されたシステム 潜在スキルに続くキャラクターに関係なく試合中継続する効果を選択して付与することが出来るシステム 基本能力+選択した一般成果二つを組み合わせてパッシブ効果を付与していくシステムになっている 研究成果のセットアップは何度でも無料で行える 初回は1ページのみ開放、ページの保存数は金貨で拡張可能で2ページ目の開放は無料 3ページ目から5000金貨がかかり、それ以降は前ページにかかった金貨+追加で5000金貨必要になる(10000、15000と増えていく 研究成果調整画面で予め保存しておいた研究成果セットを戦闘準備画面で一つ選んで試合に挑めるようになっている 研究成果 ヒーリングセル 生体力学 超振動 環境変数 初心者向けお勧めと雑記 コメント [部分編集] ヒーリングセル ヒーリングセル ヒーリングセル活性(基本能力) 受ける被害-1、HP30%以下の回復効率+15% 一つ目の一般成果 先天免疫強化 対戦開始時最大体力+5 後天免疫強化 Lv12達成時最大体力+10 二つ目の一般成果 披露物質除去(疲労物質除去の誤表記だと思われる) 休息時のスタミナ回復+1 炎症反応抑制 休息時の体力回復+1 ヒーリングセルは体力防御力等に特化した能力 基本能力は誰が持っても便利な受けるダメージを固定数値で-1出来る効果 試合中ずっと安定して被ダメージ-1が発動するので腐る事がない安定したスキルになっている 回復アイテムの効果量UPはシウカイの能力と同じく地味に見えるが強い効果 回復アイテムを多用するシウカイやEleven等と相性が良く HPの成長が低く30%以下になりやすいキャラやHPを減らす機会の多い運用のキャラでも使いやすい 紫斬り突き武器【方天戟】を使う場合にもカウンターからの展開がやりやすくなる 一つ目の一般成果はどちらも最大HPを増やす効果 数値は小さめだが先天免疫強化は対戦開始時最大体力+5は序盤の事故率を少し下げてくれる 後天免疫強化は発動が少し遅めだがLv12達成時最大体力+10上げてくれる どちらも同じ最大HPUPなのでどちらを選ぶかは好み ランクマッチ等序盤に死ぬデメリットが大きい場面に対応出来るので先天免疫強化を選ぶ人が多い HPが無くなれば終了なので誰が持っても嬉しい効果だが最大HP量が重要なキャラに便利で 最大HPで回復量が変わるシセラやHP%計算消費で攻撃力を追加出来るシウカイと相性が抜群 その他にも最大HP%計算でHP回復の出来るナタポンやエマにも相性が良い 二つ目の一般成果は休息時の効果を上げる効果 疲労物質除去は睡眠時のST回復量+1させる、炎症反応抑制は治療時のHP回復量+1させる 休息をこまめに使う人ほど効果が出てくる為意識的に休息を使う人はもちろん 回復アイテムを使った後のクール中やエリア移動の待ち時間等細かい空き時間に しっかり休息を挟む操作が出来ると強さが発揮される 疲労物質除去はST枯渇の多いキャラや睡眠をよく使う人に便利な効果 特に元々睡眠時のST回復量を上げられるスアと相性が良い 同じ理由で炎症反応抑制は治療時のHP回復量を上げられるキャッシーと相性が良い スキルによって敵に見つからない時間や戦闘を防いで安定して休息のとれるキャラ全般とも相性が良い 生体力学 生体力学 生体電流調整(基本能力) 疲弊時、1回に限ってスタミナ40回復(毎回禁止区域選定時に1スタック回復) 一つ目の一般成果 肺活量増大 対戦開始時の最大スタミナ+15 下半身循環促進 Lv5達成時地域移動スタミナ-1 二つ目の一般成果 戦闘呼吸 敵攻撃時スタミナ回復+1 バランス感覚撹乱 敵攻撃時、敵のスタミナ-2 生体力学はスタミナに特化した能力 基本能力は少し運用に癖があって意識的に使わないと腐りやすいが 自分のSTが0になり疲弊ダメージを受ける場面になるとスタックを消費して自動で発動 ダメージを受けずにスタミナを回復させる(本来必要だったST消費を+40から引いた分を回復させる 禁止エリア更新毎にスタックが復活するST+40の自動発動回復アイテムが配られるような強力な効果 スタックが1or0(最大値1)で禁止エリア更新時に使用していなかった場合1回分発動しなくなるのが難点 ステータス的にスタミナがきついキャラの補助にもありがたいが 元々スタミナ補助を持っているキャラで使った場合ST回復アイテムの作成機会自体を減らせるので 上手く使わないと腐りやすいのを回避すれば誰が使っても便利な効果と言える 出来るだけ無駄にしない為にもST回復アイテムを保持していてもまずはパッシブスタックを使用してから 手持ちのST回復を使うように意識するとスタック持ち越しで無駄にすることを減らせる 一つ目の一般成果はST最大値を上げるorエリア移動時のST消費を下げる効果 肺活量増大は試合開始時からST最大値を+15出来る=最初にST+15回復してもらってるのと同じになる スタミナのステータスが低いキャラにはとてもありがたい効果でスタミナ消費の多いキャラとも相性が良い スキルでスタミナを消費するフィオラと相性が良くST最大値が増える事で追加ダメージを少し伸ばせる 更にスタミナ数値が試合を通して100固定のエマにとっては数少ない最大STを上げる手段になっている HP回復量のほうに少し影響があるがST数値で追加効果の威力とST回復量が上がるので抜群の相性になっている 下半身循環促進はエリア移動に消費するSTを-1する効果でエリア移動が多いキャラと相性が良い スタミナ数値にさほど弱さが無くSTを上げるメリットが薄いキャラ全般と相性が良く機動力に直結するので雑多に使いやすい アイテム回収があちこちのエリアに散らばってるオーダーを使うような人にお勧めで 特に物資の確保が忙しいババラやエリア移動が軸になっているシルヴィアと相性が良い 他のST補助アイテムと組み合わせる事でエリア移動の負担を軽くできるのも魅力 紫靴防具【バトルシューズ】や紫服防具【チャンパオ】等と組み合わせると強力になる 二つ目の一般成果は敵攻撃時のST補助効果で攻撃に自分のST回復+1or相手のST-2を付与出来る どちらの効果も汎用性が高く攻撃する事にメリットが増えるので強い効果になっている 好みで選べば大丈夫だがどちらかと言えば目にするのはやはり数値が大きいバランス感覚撹乱が多め 相手のSTを削れる攻撃を持っているウィリアムやニッキーが使った場合 敵プレイヤーのSTをズタボロに出来るので強力、更に紫投げ武器【法輪】を組み合わせてST削り特化も出来る 特化していない場合でもシセラの解放で自分以外敵プレイヤー全員にST-2を強要したり ビアンカのブラッディハンズで殴った相手に2回HitさせてST-4させたり汎用性は高め バランス感覚撹乱の効果はログに表示される為STに余裕のないキャラはプレッシャーが大きくなるので 敵プレイヤーの戦闘をするかどうかの判断に関わってくる事がある 難点としてST対策が万全な敵プレイヤーの場合少しくらい削れた所であまり効果がない場合もある点 気になる人は戦闘呼吸で自分のST回復を選んで機動力補助として使うのが良い 超振動 超振動 超振動共鳴(基本能力) HPが50%以上の場合、防御貫通+7% 一つ目の一般成果 神経系撹乱 Lv10以降、生存者攻撃時の追加被害+1 高周波振動 野生動物を倒した時追加経験値+30% 二つ目の一般成果 分子構造スキャン 近距離武器製作時の熟練度+50% 量子揺動 装填時、弾丸・矢追加装填+2 伝説等級以外の投げ武器製作時の数量+1 超振動は攻撃と補助に特化した能力 近距離武器用遠距離武器用や戦闘型野生動物管理型等はっきり能力が分かれているものが多い 超振動を選ぶ一番の理由は基本能力の強さ、HPに条件があるが防御貫通+7%はとても強力 戦闘を重視するキャラや火力を出したい出せるキャラ全般と相性が良い万能攻撃型能力 一つ目の一般成果は追加被害付与or野生動物討伐メリット上昇 明確に目的が分かれていて敵を叩いて勝利するか、野生動物を徹底的に確保して成長するか 自分の立ち回りに合わせて選べば良い 神経系撹乱は戦闘をするキャラなら誰でも腐らない汎用性の高い優秀能力 追加ダメージ+1と聞くと微妙に聞こえるがLv10達成以降試合を通してずっと+1なので最終的に結構なダメージを稼げる 特に敵を叩くことが多いキアラや彰一等元々攻撃する事にメリットのあるキャラと相性が良い 高周波振動はあまり積極的に敵プレイヤーを殴らず野生動物を重視して動く人に嬉しい能力 野生動物をしっかり管理する人が使えば安定した経験値増加が見込める 野生動物が持っている経験値+30%UPと言う事で獲得経験値の少な目な鳥犬こうもりより 熊ゴリラ以降の経験値多めな大型野生動物を取った時のほうが一回で取得出来るメリットは大きい 野生動物全部の把握が出来ない場合もある程度取りたい野生動物に目星をつけて動くと良い 野生動物と言えばナディンで相性は抜群である 二つ目の一般成果は近接使いの成長補助or遠距離使いの補助 分子構造スキャンは近接武器を作る時の製作熟練値にボーナスがかかる そこまで武器を大量に作ることが無いのであまり大きな恩恵を感じない地味な印象だが 完成までに手数が必要な武器(青段階を二回踏む武器や二つの青武器を合わせるもの等)を 選ぶ事で製作熟練値を自然と稼ぎやすくなる 極端に簡単に作れる武器等があれば適当に作って熟練値だけ稼いで捨てるのも視野に入る 近接武器に縛られてしまうが武器の製作回数が多くなりやすい近接武器投げつけアレックスと相性が良い そして超振動もう一つの目玉能力の量子揺動 このスキルが装填必要な銃や弓にとても便利な能力になっている その武器が持っている装填限界を超えて装填出来るので銃弓の使いやすさを大きくサポートしてくれる 弓のほうは矢筒の効果もあり恩恵が薄く思われがちだが量子揺動と潜在スキルの矢補充を組み合わせる事で 矢筒以外の装具が選択できるようになるのが強く、高周波振動で紹介した 野生動物特化にしたいナディンに紫装具【シュレディンガーの猫箱】を持たせたり 矢筒だと装具ランクが紫止まりになるのでアルダにオレンジ装具【クンダーラ】を持たせたり 弓キャラの矢筒を使わない運用を手助けしてくれるので使いやすい 銃のほうは装填数が多い物があるが弓のように装填数をサポートする装備品は存在しない 火力の高い武器に関してはどれも装填数が少なく弾薬管理に難点を抱えているものが多い 無限弾丸武器や50発装填武器等もあるがオレンジ武器や火力上位武器はどれも装填数6発かそれ以下になっている その中でも火力がずば抜けて強い紫銃武器【EB-M17A1】が装填数4発というかなり極端な性能になっている この銃を使う為にあるのではないかというくらい便利な能力になっていて相性も抜群だ 火力が高く装填数に難がある銃武器ならこの能力を選ぶだけで使いやすさが大きく向上する そして過去に開発がやらかしてしまった投げ武器の伝説等級以外の投げ武器製作時の数量+1 今は修正が入り落ち着いてはいるがそれでも強力な効果 製作するごとに数量+1させる効果なので何セットも最終武器を作る投げと相性が良く 製作に手間がかかるが完成個数が少な目の投げ武器【ボーンクラッシャー】や【高爆手榴弾】等の個数UP 元々完成個数が少ない【ブーメラン】と【強化ブーメラン】のどこかに行ってしまった時用保険確保等 投げ武器特有の個数に依存した部分を少し解消してくれる 製作途中の投げ武器も全て+1なので緑青ランクで完成個数が少ない通過武器や 上位武器の製造に手間取った場合も投げ切る心配も少し軽減されるのもありがたい そして投げの浪漫武器【迎身血雫】を作成するのにも大きな助けになっている この運営やらかし案件については下のほうの雑記の折り畳みにて残しておきます。 環境変数 環境変数 EV-Type1 CU(基本能力) ドレス、ドレスシャツ、ハイビショップの服の中でランダム一つを装備したままゲーム開始 一つ目の一般成果 EV-Type2 LT ゲーム開始時ライターを1個追加支給 EV-Type3 SCR ゲーム開始時屑鉄を1個追加支給 二つ目の一般成果 超音波探知 水場で探索時、アイテムを2個発見する確率+10% ルミア島:港、池、浜辺、灯台 ソウル:大橋、川辺、湖 地面透過性パルス 山岳/険路地域で探索時アイテムを2個発見する確率+10% ルミア島:森、山道、トンネル、墓場 ソウル:軍事基地、展示場、競技場 環境変数は物資支給、物資確保に特化した能力 基本能力はどれが選ばれるかランダムなのが難点である程度オーダーやビルド知識が必要になるが ドレス、ドレスシャツ、ハイビショップの服はどれも人気の防具通過素材になっている それぞれの派生先をしっかり頭に入れてどれが選ばれても大丈夫なようにしておこう ドレスは防御力15でチーパオと情熱のドレスに派生、生地+医師ガウンを確保したのと同様 情熱のドレスがレア素材が必要ですぐ完成させることが出来ないのでチーパオを目指すことが多い 他の二種と違っていくつかエリアをまたがないとチーパオ→チーパオ上位派生が完成しないので 少し手数が重くハズレと見る人が多いが完成させてしまえば特殊能力が強い服防具になる ドレスシャツは防御力15でスーツに派生、生地+はさみを確保したのと同様 派生に必要な素材が生地+生地+軍手なので路地裏に駆け込めば速攻紫防具が完成する ハイビショップは防御力12で聖法衣と聖騎士の鎧と天使の翼に派生、十字架+司祭服を確保したのと同様 特にハイビショップは服防具or装具or頭防具に派生が広い為使いやすく当たりと見る人が多い その中でも聖法衣が黄金追加で出来るので墓場もしくはトンネルに駆け込めば速攻完成する ランダム結果に左右されるがドレスなら白酒確保が出来るダイリン、聖法衣なら命中補正と相性が良い莉央 ドレスシャツは即効性が高く誰でも相性が良いが路地裏スタートで軍手も狙えるので拳法キャラとの相性が良い 一つ目の一般成果はゲーム開始時にライター一個or屑鉄一個を確保出来る能力 ライターを選べば序盤に便利なお湯や焼き砥石等回復アイテムに関するリードが取りやすい 港に行けば手持ちのライター+砥石+マグロを拾って速攻マグロのたたきが作れて序盤の安定に役立つ 屑鉄を選べば武器防具等に一手リードが取りやすく、金槌が落ちるエリアに行けば鉄板ビルドが加速するのは勿論の事 村会館に駆け込めばスリッパ→ハイヒール確保や皮を拾えばベルトが即確保出来る 港に行けば金槌+屑鉄で鉄板を作りそのままダブルリボルバーを作って港1エリアで速攻魔弾の射手が狙えたが 余りにも強すぎたのかパッチ8.7.02(12/09)の修正で魔弾の射手のレシピが変更で1エリア作成は出来なくなった(鉄板ではなくハンドキャノンが必要になった 屑鉄を速攻使いたいルートや屑鉄が取れないエリアでも屑鉄を持っている状態でスタート出来る 今まで出来なかったルート選びが出来るので使い方によって強力になる能力になっている この能力は今後研究が進めば更に色んな使い方が見つかると思われる どちらを選ぶかは好みだが港運用のようにある程度目的をしっかり持った運用が大事になってくる そして謎のおこげ屑鉄… 二つ目の一般成果は特定地域でのアイテム確保を補助する能力 超音波探知は水辺で発動して地面透過性パルスは山道に関するエリアで発動する 水辺と言えばやはりレオンとレノックスが相性抜群で 元々収集癖でアイテム確保が強いレオンを更にアイテム確保力を上げることが出来る その他にも水辺に適性が無いキャラでも【太公望の釣竿】を使って釣りをする事を含めた 回復素材を水辺で集めることが多い人なら水辺での活動も多くなる為相性は良くなってくる 地面透過性パルスはこれと言って相性抜群と言えるほどのキャラは居ないが 強いて言えば罠の素材が関連エリアに集中しているので罠を重視するアイソルと相性が良い この能力も好みで選べば良い、自分の必要物資がどちらに多めか照らし合わせて選ぼう 初心者向けお勧めと雑記 強力で特徴的な効果が多く同じキャラでも研究成果の選択で動きが変わるような物が多い スタートアップの環境に関わるものはどれを持っても嬉しい物が多く 中盤以降に付与される能力も強い物が多い キャラの特性に合わせたり、自分の欲しい能力を伸ばしたり等 今まで以上に自分なりのやり方を突き詰めて遊べるようになっている 人気の高い組み合わせは汎用性で選んでる人が多くみられる スタミナ特化「生体力学-下半身循環促進-戦闘呼吸」 1回の禁止区域更新ごとに疲弊を回避してST40を回復する効果が発生(スタック形式) Lv5以降エリア移動に消費するST-1、敵攻撃ごとに自分のST1回復 スタミナ負担軽減は誰が持っても機動性やスタミナアイテム確保の負担を減らせるので強くて人気 潜在スキルの「加速」を組み合わせる事でスタミナ負担を更に減らせるので選ぶ人も多い 誰が使っても強いがスタミナ管理がきつかったキャラ全体が扱いやすくなっている 防御特化「ヒーリングセル-先天免疫強化-疲労物質除去」 受ける被害-1、HP30%以下の回復効率+15%、対戦開始時最大体力+5、休息時のスタミナ回復+1 体力が低く序盤の事故が多いキャラや攻撃を受けることにメリットのあるキャラと相性がいい 一番目の先天or後天は序盤のメリットを取るか終盤のHP補正量を取るかで選ぶと良い 二番目の炎症反応抑制は休息でHP回復自体あまり効率が良くないので疲労物質除去がお勧めだが 休息のHP回復量を増やせるキャッシーや安全確保状態で休息の出来るハトやアレックス等は 炎症反応抑制(休息時のHP回復量+1)を選ぶのも悪くないので好みで選ぶと良い この二つが多く選ばれている 他の二つの能力は武器やキャラによってメリットが変わるものが多い為 汎用性と言うよりはシナジーを見て選ばれることが多い様子 とりあえず何を選べば良いか悩んでる方は上記二つから選んでみる事をお勧めします。 +修正された項目を含む雑記 生体電流調整でスタミナを補ってスタミナ回復作成の手間を軽減して スタミナがきついキャラを補ったり、エマのようなスタミナ数値が重要なキャラとも相性が良かったり 後天免疫強化で最大HPが欲しいキャラに付与したり 【法輪】を装備してバランス感覚撹乱を付与した ウィリアムで誘い玉をやって敵のスタミナをズタボロにしたり ちょっと考えただけでも色々やばそうな事が思い浮かびますが 特に注目したいのが超振動の量子揺動 投げ武器扱いの物なら何でも+1される強力なパッシブ効果 投げ武器使いのキャラにしか関係なさそうに見えますが 回復作成素材に投げ武器が関わってる部分が実は多いので誰でも嬉しい効果と言えます 魚関係を焼いたり、焼き芋やポテトを作れる【熱せられた砥石】 鶏肉や卵、野生動物鳥系と相性がいい【熱いオイル】 どちらにも影響があるので誰でも使いやすい効果だと思います 極端な話になってしまいますが 投げの浪漫武器【迎身血雫】作成で考えた場合 針+毒薬で毒針が1セット4つ完成に+1で5本、この地点では特に何もないが 毒針+万年氷で作る一投釣魂針が本来1セットで1本完成のところが+1で2本完成する レア素材生命の木一つから1本しか完成しないところを追加で完成するのはかなりの強さ 次にダイナマイト作成時にこれも投げ武器なので+1で2つ完成、屑鉄二つ確保でRDXが二個完成 針+枝で作る棘の足場が1回の作成で2個作れて機雷針がそのまま二つ作れることになる 本来通常ならダイナマイトが1セットで1つ作成なので1セット分素材が浮く そして最後に一投釣魂針+機雷針で迎身血雫が完成する、勿論投げ武器なので+1されて2本完成 途中作成段階でも2セット分確保出来ているので量子揺動を持っているだけで 本来1本しか完成しない迎身血雫が4本完成してしまうことになる、攻撃力200の投げ武器が4本… 今回は迎身血雫で解説しましたが 実際のところ投げ、罠、回復面等色んな部分と関わってる強力なパッシブ効果になっています 実装されたばかりのシステムなのですぐに調整が入ると思いますが まだまだ有効活用(悪用)の方法が見つかっていくと思われます。 ※追記(04/03)ライブパッチにて 研究成果:超振動 - 量子揺動の仕様を変更しました。 [修正事項] 既存:装填時、弾丸/矢の超過装填 1, 投げ武器製作時の数量+1 変更:装填時、弾丸/矢の超過装填 1, 伝説等級以外の投げ武器製作時の数量+1 早速修正されました!!と言う事でこの情報は過去情報を含む雑記扱いになります。 更にこの後に投げ回復素材が後日軒並み投げ属性排除も受けてしまいました! コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る △Topへ
https://w.atwiki.jp/bettititi/pages/96.html
10点満点 9/10(3/24) 錐体路および赤核オリーブ路は下行性伝導路 (2020-03-24 14 09 09) 前脊髄小脳路は側索の前外縁。 後脊髄小脳路は側索の外後縁。 (2020-03-24 14 09 43) コメント
https://w.atwiki.jp/shin12m0408/pages/52.html
神経解剖学12回のノートまとめのことです ページ名間違えちゃいました アップするの遅れました、すいません。 見にくいところもあるかもしれませんが、よろしくお願いします。 pdfとついてるのが、授業のまとめです。アップロードを間違えてましたので、恐縮です。あと、pdfの1と2の順番が逆になっているので、注意お願いします。。。 山本侑
https://w.atwiki.jp/vice2rain/pages/27.html
東西南北、四方に君臨する四大魔法使い。俺はかなりの魔力を持ってるって自負してるけど、あいつらにはきっと適わないだろう。なんといっても凄いのは、その魔力の及ぶ範囲の広さ。地球の半分までなら軽く魔力を行使してしまう。ゆえに、もし普通のエルフやハーフエルフがそんな魔力を手に入れてしまえば、たちまち世界はひっくり返るような混乱に包まれるだろう。そんなんでも、均衡を保っていることから考えるに、極悪と思われる北の魔女も、案外無欲なほうなのかもしれない。やってることはともかく、彼女はとりあえず自分が美しくさえいれば満足する。と、まあ人間離れした思考の持ち主ばかりな四大魔法使いである・・・と、思い込んでいた。そのときまでは。 3章 俺サマと愉快な仲間たちと西の魔女 プリアラを仲間に加え、俺たちの旅は少々ハイスピードでスタートを切った。このあたりではまだ北の魔女の魔力が及ぶので、普通ならば全然なんてことのない平原も凶暴な影と戦い、少々凶暴化させられたモンスターたちを蹴散らしながら、かつ日が沈む前に次の街へゆかなければならないので、大急ぎで通らなければならなかった。だからといってプリアラを責めることは出来ない。あいつが北の魔女から抜け出したのは当然の事・・・。人間の感情をもつ、プリアラなら。そう割り切って、俺たちは走っていた。戦闘用に開発された脚力を増強する補助魔法がこんな形で役に立つとは思わなかった。脚力が増せば、当然走る速度もかなり上がる。そのために、モンスターたちと戦う時間のリスクを負っても、まだ時間に余裕のある形で旅を進めることはできていた。 「この魔法っ、かなり、使い勝手がっ、いいわねっ・・・今度教えてっ!」 「無理っ、だろっ・・・お前黒魔導師だろうがっ!これは白魔術っだっ!」 「っていうかっ・・・僕っ、もうダメっ、ですっ!」 「ばっきゃろっ!ここで止まったらっまたっ戦闘っだろうがー!」 脚力は上がっても体力が上がるわけではない。当然ながら俺たちはへとへとになりながら走っている。とくにレオンは、鎧やら剣やら重いものをたくさんもっているから大変そうだった。たしかにこれならきつい。・・・少々魔力をくって俺が辛くなるかもしれないけど、仕方ない。 「プリアラっ、まだっお前は余力っあるかっ!?」 「私はっあまり感覚とかっないからっ大丈夫!」 「わかった・・・」 レオンに指先を向けて魔力で浮かせ、俺はそれを担いではしった。レオンは最初唖然としていたが、次第に楽しむようになってきたらしい。普通の人間じゃ空中浮遊なんてことあまりないし。・・・楽しむくらいだったら走りやがれっ! 「疲れがっとれたならっおろしてもいいだろっ!!」 「あ、はいー。大丈夫です。っていうか、もう少しで街ですよー!」 こいつの言葉に俺は随分励まされた。レオンを下ろして3分、それ以後モンスターや影と戦うことはなく、街についた。西の果ての町、ダウンバルト。この街を境に西へ行くと荒野が広がり、その荒野に西の魔女は住んでいるという。西の魔女に着いても北の魔女と同じく情報はあまり知られていない。っていうか、四大魔法使いの情報をもっているやつなんているかどうかも怪しいが。何はともあれ宿の確保と情報収集が先決だから(ついでに腹も減ったし)ギルドの戸を叩いて宿の予約をしておいた。それから。 「これからどうする?やっぱり私は情報集めをしたほうがいいと思うの。」 「そうですね、僕もそう思います」 「よーし、じゃあギルドの地下に直行だな。」 「えっ、それなら外に出たほうが」 「いや、冒険者に聞いたほうが」 「冒険者に情報を渡すときは自分の情報も渡すものでしょ。あまりめぼしい情報なんか・・・」 「いや、単純に腹減ったから地下に行きたいだけなんだけど・・・いいだろいいだろいいだろー?!さっきの戦いで多分ヴァイス君一番頑張ったよ!努力賞あげようよ!いやマジ本当にお願いします!俺腹減ったら戦ができねぇ、ってあれ?諺?」 「・・・わ、わかったから地下にいこうか。ね、プリアラもそれでいいですか?」 「しかたないわね・・・。このオサルさんときたら。いいわ。行きましょ。いざとなったら他の冒険者をふんじばって情報をせしめればいいのよ。」 「・・・・・・そ、それ、違法・・・・・・」 「何か言ったかしら、レオン?」 「・・・いえ・・・・・・」 「メシーーーー!」 一応弁解しておこう。ヒトにとって食事というものは非常に大切だ。世間じゃ水と塩さえあればいきていくなんていうバカな理論を組み立てている輩もいるようだが、俺はそうは思わない。バランスのとれた食事を3食とることによって、脳に栄養がいく。脳に栄養がいくということは、神経系が活発に運動するということだ。神経系が活発に運動するということは、中枢も活発に運動するということになる。中枢が活発に運動すれば、冒険者にとって必要な条件反射に磨きがかかる。さらに、魔法を使うものについてはさらに重要な集中、いわゆるコンセントレーションがしやすくなる状態を維持することが出来る。また豚肉などによく含まれるビタミンBなどにより筋細胞にも栄養がいくことからレオンのような剣士にも機敏かつ鋭い動きができるという利点があり・・・つまりは!メシをくうこと=人生に必須項目!人間は飯を食うために働き、働くために飯を食うんだ!よし。 「とりあえず、ワインを貰うわ。」 え?プリアラさん昼間っからアルコール入っちゃいますか?マジっすか? 「僕は・・・じゃあ、紅茶とクラブハウスサンドを。」 「・・・俺はそうだな、とりあえずハンバーグランチとエッグカレーとアラビア―タとグラタン、ミックスピザそれからパエリアだけ。全部大盛りで。後からデザート頼むから。・・・あっ、お茶も!」 メニューから好きなものを選んで言った俺を2人は凝視した。なんだよ、その眼は。 「ヴァイスって結構大食いなんですねー。」 と、暢気にレオン。が、隣の方の視線がコワイ・・・なぜに?! 「・・・ヴァイス、あなた私のこと馬鹿にしてる?」 「は?なんで!?」 「あなたねー・・・そんな高カロリーなものばっかり選んで、挙句の果てには全部大盛り?!しかもデザートもですって?!ふざけているわ!私なんてダイエットに全身全霊を注いでいるのに全く気にしてないヴァイスはなんでそんなに細いのよォーーーーーー!」 プリアラのエクスプロージョンストレートがダブルで俺にヒットした。こいつは痛い。かなりダメージを受けた。椅子ごとひっくりかえって、壁にまで打ち付けられた俺はよろよろと立ち上がる。普通の店ならば客たちは途端に慌てふためくのだろうが、ギルドの地下といえば血気盛んな冒険者ばかりであるから、むしろこの騒動を楽しもうとしているものばかりだった。 「いたたたた、プリアラー、何お前そんなに怒ってんの?っていうかな、俺ももうちょっとがっちり体型になりてぇよ。むしろコンプレックスだよ。太りたくても太れぐほぁ」 「覚悟しなさいヴァイス・・・アンタに乙女心がわかってたまりますかーーーー!」 「いいぞいいぞやれーーー!」 「そうだそうだー!」 早くも騒動を煽るヤツらが現れだした。だがここで仲間にぶっ殺されるわけにもいかない。(しかも原因が体格の話で)俺は大人しくその場に正座して頭を床につけた。いわゆる土下座だ。別に俺のプライドにはノーダメージ。命のためならなんだってするぜ? 「マジッすんまっせーん!俺、あれだけ食べないと生きていけないんですッ!」 「・・・・・・もう、わかったわよ、ほら。食事もきたわ。食べましょう。」 「・・・怖かったなあ・・・。ヴァイス、大丈夫ですかあ?」 「(バカ、これ以上プリアラのカンにさわるようなこと言うな!)」 もう何も言うまい、と思い俺は黙って並べられた食事を食べた。とりあえずデザートを頼むことはやめておいた。俺が食べ終わる頃にはみんなももう食べ終わっているかと思ったが、レオンはまだクラブハウスサンドの一枚目を食べ終わったところで、プリアラもまだワインがグラスに残っていた。 「お前ら・・・遅くね?」 「あなたが早いのよ。何よ、フードファイター気取り?」 「微妙に古いですよプリアラ。それにしても本当に早いですね。胃袋ブラックホールですか?」 「微妙に古いぜ、レオン。俺に取っちゃ普通なんだけどねー。」 俺たちが暫く話をしていると変なおじさんが俺たちの前に現れた。別に悪そうなオヤジではないが。背中に大きな斧をしょっているところから、冒険者だということがわかる。っていうか、斧よりも頭が気になる。かなり大きな体格をしていて強そうなのに、頭はバーコードだ。寂しい・・・。中年男の哀愁漂う頭だった。本来なら笑ってやりたいが、ごめん、笑えすらしない。 「・・・で?あんた何?」 「いやあ、さっきのケンカ見ててなあ!お嬢ちゃん強いじゃないか。」 「ふふ、ありがとう。」 「あんたたちも冒険者だろう?若いのに凄いな。俺もそこそこベテランの冒険者でね。面白いものを見せてもらったし情報を少しくらいならあげられるよ。」 ケンカの後に情報を貰うという例は珍しくはない。冒険者という者は得てしてケンカが大好きだ。このオヤジも例外ではないのかもしれない。とりあえず、あまり期待しないで聞いてみた。 「ん・・・そうだな、北の魔女について、何か知っていないか?」 「北の魔女ねえ、えらい綺麗な姉ちゃんらしいけどねえ。それくらいか。」 まあ、これは当然だろう。こんな答えが返ってくるのは計算済みだ。ここから誘導尋問をして・・・ 「ではサガルマータ到達に必要なことについて知っていませんか?!」 ・・・レオン―――――――!このバカッ!なんてことしてくれやがったんだよ!直球で行くなってアレほど言ったのに!プリアラはこいつを抑止するどころか頷いて聞きたがっていやがる!少しは考えろよ・・・!だが意外にもオヤジは豪気に笑って答えた。 「あんたたちそんな目標を持ってたのか!がはは、俺の知ってることでよかったら教えるぞ!なんでも、四大魔法使いのうちだれかが、サガルマータに行くために必要なカギをもっているらしい・・・。サガルマータに行くには、世界の中央にあるウードレイ山を登らなきゃならない。だが、その山頂に着いたところで、そのカギがなけりゃサガルマータにはいけないんだとよ。まずは西の魔法使いにでも会ってみたらどうだ?ここからだと近いしな!まあ、俺もこれは聞いた話だから、嘘か本当か、知らないが。」 「・・・そうか。ありがとう。じゃ、おっさんあんたも頑張れよ!」 「お前たちもなー!」 おっさんのエールを背中に受けて俺たちは取った部屋へ戻った。戻ってすぐにプリアラが俺たちの部屋をノックし、入ってくる。表情は少し硬かった。 「さっきの話だけど・・・ちょっと鵜呑みにいもできないわね。」 「まあ、あのおっさんも嘘か本当かわからないって言ってたしな。」 「それだけじゃないわ。」 「・・・?何か、気に掛かることでもあったんですか?」 「ええ。あの人斧を背負っていたわりに・・・心が読めないのよ。」 おかしい。プリアラが心を読めないのはエルフの血を持つもの・・・つまり魔法使いだけだ。だが、あのおっさんは完全に人間だった。俺はエルフの血を持っているからわかる。なのに、なぜ心が読めない?可能性として挙げられるものといえば・・・誰かに魔法で心を隠すようにしてもらったのか、それかあのおっさんが人間でないか・・・つまり人間を模して作られたもの・・・か。だとすれば、なぜ俺たちに情報を与える?合点が行かない。王族とヤミネコがいるとはいえ、表面上単なる一冒険者の俺たちをわざわざそこまでして罠にかけようとする奴なんて、そうそういないだろう。 「多分、北の魔女の仕業ではないと思うわ・・・。あの人がやるならもっと綺麗な人を作ったでしょうから。とにかく・・・あまり期待しないほうがいい。それだけよ。」 「だけど、行き先も当分ははっきりしないだろ?西の魔女に会いに行くっていうのはやっぱり得策だろ。」 「そうですね。どうです、プリアラ?」 「・・・そうね。北の魔女の館で西の魔女について見たことがあったんだけど、なんだか優しそうなおばさんだったから、きっと大丈夫ね。うん、行きましょう。」 翌日、俺たちは荒野に向けて旅立った。ダウンバルトから地図によれば3kmのところに幻影の砂漠がある。そこを抜けなければ西の魔女のいる場所には辿り着けない。幻影の砂漠というのは、その人物の深層心理に潜む闇や過去を具現化する(といっても砂でだが)場所で、あまりに長くいすぎると、廃人になりかねない危険な場所だ。だが、腕のいい魔術師ならば幻術を打ち破る術も得ているので多少はなんとかなるだろう。とくにプリアラがこっちにはいるし、俺もいる。だが、俺の幻術を他の2人に見られることだけは避けなきゃいけない。本来なら俺だって見たくはなかったんだ。 砂漠に入ったとたん、当然のように幻術は現れたレオンの目の前にはあいつの兄と思しき人。そしてプリアラの前には北の魔女と思しき女の人が。レオンは動揺していたが、プリアラが冷静に幻術を解いて、何とかなった。砂で出来たモンスターたちと戦いながら二人はどんどん進む。俺も幻術を破ろうと呪文を唱えた。が・・・ 『兄貴!』 「ヴァイス!何しているのよ!早く・・・もう、仕方ないわね・・・!」 「・・・ッ・・・あ・・・アリ・・・ア・・・・・・・・・、あ、悪い、プリアラ!」 「廃人になるところだったじゃないの!あんなに砂漠に入る前は余裕ぶっていたのに!」 「ご、ごめん・・・。」 「大丈夫?ヴァイス。先を急ぎましょう。」 「あ・・・ああ・・・・・・。」 深層心理、か・・・。改めて、俺は人の心というものが怖くなった。もう、完全に消したと思っていたが。砂嵐はまだ吹き荒れている。つまり、幻影の砂漠をまだ越えられていないということだ。たくさんのモンスターが現れたが、所詮は砂だから軽く剣で突付いてやればもろく崩れ去っていった。砂嵐の向こうに、一瞬キラリと光るものが見える。きっと、あれこそが西の魔女の家に違いない! 「もう少し、ですね!」 「そうね・・・、急ぎましょう!」 そのときだった、砂の中から巨大な影。砂で出来たものだということはわかっていても、その存在感は圧倒的だった。身の丈は、俺たちの12,3倍といったところか。巨大な龍が姿をあらわしたのだ。この砂漠で、人の深層心理にあるもの以外のものが湧き上がることはない。それが現れたということは、レオン、プリアラ、そして俺の誰かがこの大きな龍を潜めているという・・・現れだ。 「・・・逃げましょう!こんなの、相手にしていられないわ。」 「逃げるな。」 「ヴァイス!」 「逃げては・・・いけない。」 ほぼ無意識的に、俺は突っ立ったまま、口を開いた。仲間の批難する声が聞こえるが、内容はあまり頭に入っていない気がした。 「逃げたりなんか・・・できるものか。だが・・・」 負けたりなども、できるものか! 俺がそう叫んだ瞬間龍は崩れ去った。そのあと暫く俺はぼーっとしていたらしいが、レオンが俺を引っ張って幻影の砂漠を抜けてくれたらしく、西の魔女の家で俺は目を覚ました。あたりの風景とは裏腹に、家の中は温かみのある造りだった。作りかけのパッチワークや糸を紡ぐための機械があり、鍵針が魔法で動いてせっせと編物をしていた。チェックのテーブルクロスのかけられたテーブルにレオンとプリアラはかけていて、紅茶を飲んでいる。俺の眠っていたベッドもパッチワークで全て作られていた。この西の魔女というのは、裁縫が得意らしい。 「あ、気がついたのね。」 プリアラが俺を振り返った。レオンもほっとしたように歩み寄ってくる。 「よかった、無事だったんですね。」 「無事も何も・・・砂ごときにやられてたまっかよ。」 「砂と侮る人は大勢います。が・・・あのような大きな幻影に内面から打ち勝つ人を見たのは初めてですよ、ヴァイスさん。相当な精神力を使ったでしょうね、尊敬します。」 聞いた事のない声が俺を呼んだ。いつのまにか、クッキーをもった太ったおばさんが俺の前に現れていて、その人が俺に話したのだとようやく理解できる。そうか、この人が西の魔女・・・。なんか、どこにでもいそうなおばさんなんだけど。 「あんたが、西の魔女・・・マルラだな?」 「そうです。話はプリアラさんとレオンさんから聞きました。サガルマータを目指すということも。プリアラさんは自由の為に、レオンさんは、国のために。では私からあなたに問います。あなたはいったい何のために目指すというのですか。」 「あんたなら俺の心を読むことも出来るんじゃないのか?」 俺は試すように、マルラに言ってみたが、マルラは首をふると視線を落とした。そして再び口を開く。 「そうですね。私は人の心を読むことが出来ます。そこにいる、プリアラさんと同じように。そして私に尽くしてくれる使い魔ガエリレルのように。失礼ながら眠っているあなたの心を読ませていただきました。」 「なら、わかってるだろ?」 「ええ。わかっています。ですが、わかっていることはあなたのサガルマータに行きたい理由ではありません。」 ・・・まずい。俺は直感的にそう思った。さすがは力のある西の魔女だ。もしかしたら・・・ 「あなたは、深層心理の上に、何枚もの嘘の心理を重ねていますね?」 「・・・お見通し、ってわけか。」 「ヴァイス?君は・・・」 「レオンさん。参考までに言いますが、深層心理の上に嘘の心理を重ねることは珍しいことではありません。事実、商人の人はほとんどがそうしています。長く冒険をしているヴァイスさんも同じでしょう。ですが、ここまで多くの心理を重ねることによって深層心理を隠そうとしたのははじめてのケース。あなたはもしかしたら、過去に恐ろしい体験をしているのかもしれませんね・・・。ごめんなさい、思い出させるようなことを言って。あなたが消したいのはこの過去・・・私はそう推測します。四大魔法使いはサガルマータに行くものの理屈をしっかりとかみ締めなければその道を開いてあげることができないのです。」 そういうことか。あー、ビビッた。別にバレてやましいことなんてないけど、いろんな秘密話されたらたまったもんじゃない。西の魔女が思ったよりも良心的で良かった! 「さて・・・サガルマータに行くために必要なキー・・・星界の封印というのですが・・・それは私の元にありました。」 「あった、ということは・・・今はないんですか?」 「・・・ええ。数日前に、妙な男が押し入り、奪い取ってしまったのです。私の力をもってしても、取り返すことはできませんでした。」 「そんな・・・!マルラさんでもダメなら、どうすれば!」 「いえ、もしかしたら私だからこそ・・・できなかったのかもしれません。私の力は熱と砂を操る力。それが効かなかったのですから・・・」 「それ以外の力を使えば、取り返すことも出来るかもしれないんですね?」 「そうです。私があなたたちに出来るのはその男の風貌を教えることと、サガルマータへ続く道を切り開くお手伝いをすることだけ。これをお持ちなさい。」 マルラは俺たちに赤い鈴を手渡した。乾いた金属音がなる、あまり綺麗とはいえない音の鈴だった。 「これを鳴らせば、私の力の及ぶ限りお手伝いしましょう。熱と砂を上手に使ってください。そして、これが男の特徴です。」 何もなかった空間からぱっと石版があらわれこげたような匂いがすると石版に男の顔と、文字とが浮かび上がってきた。男は、というよりそいつはかなりのおじいさんだった。髭面で、紳士的な顔つきだが、どこか怪しい匂いのするタイプだ。シルクハットを被り、スーツを着ている、かなり目立つ風貌である。しかも武器らしい武器も持たず、ステッキ一本だけを持っている。手品しのような感じもするが、こんな丸腰で西の魔女の家に押し入るなど相当な魔力を持っている奴に違いない。 「ありがとうございます、マルラさん。私たち、絶対サガルマータに行きます!」 「ええ、応援しています。」 「ああ・・・帰りもあの砂漠を抜けなきゃいけないんですよね・・・」 「心配には及びません。帰りはガエリレルに送らせましょう。そして、北の魔女を避けるように南へお行きなさい。この男と北の魔女、行動は別でしょうが一緒に出くわしてしまえばあなたたちに危険が生じます。回避できる危険は回避すべきです。そして、北の魔女以外の魔法使いにも手紙を送っておきましょう。協力を、募ってみます。」 「悪いな、ありがとう!」 マルラの使い魔、ガエリレルは大きなライオンだった。炎の鬣にビビってレオンは恐る恐る乗ったのだが、乗ってみると別に熱を感じない。マルラによると、ガエリレルが信頼している相手に熱は伝わらないのだという。百獣の王の背中に俺たちは乗り、颯爽と砂漠を駆け抜け―そして、今度は南に向かって旅立つのだった。
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注意、このお話は一部の描写に対魔忍があります。 対魔忍への耐性がない方は読むのはお控えください。 「帰ろう、姫和」 斬る。 「おい、無理を承知で言うぞ。制御しろ」 斬る。 「諦めて受け入れるなんて、ひよよんらしくありまセンよ!」 斬る。 「姫和ちゃん、これがあなたの戦う理由なの?」 斬る。 「日和ちゃん」 …… ……斬「御前試合の決勝の続き、今、お願いしてもいいかな?」 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「---ッ!?」 意識が戻る。 先ほどのは……夢? 辺りを見渡すが、人気を感じない。 「……本当に悪趣味だな」 左目を抑えつつ自傷気味に笑う。 修羅の道を進むと確かに決めた。 だが、夢とはいえ、わざわざ鮮明に友人達を切り捨てる姿を見せつけられるのは、気分が悪い。 先ほどの原因は、おそらく龍眼の暴走にそれに加えた八神将ゆえの悪意の賜物。 八神将とされた身ではあるが、食欲があるのは、先の携帯食料を食べたことで証明されている。 なら、全身が重く圧し掛かる疲労感。 身体が休みを求めていた。 そこで、休息の手段。強制的に意識がとんだのだろう。 人間には三大欲求がある。 その一つが睡眠欲。 もっとも、内容が内容なため、回復にまったく繋がっていないのがこれまた悪趣味。 「だが、修羅の道とはこういうことなのだろう」 夢は夢。 しかし、八神将の役割から解放されない限りは、いつか起こり得る出来事。 先ほどの夢が直ぐに実現してもおかしくない。 「……それでも、私は決めた。後戻りはするつもりはない」 あのときも。 折紙紫を母の仇として討つと決めたあのときも。 私はブレない。 死ぬまで、まだまだまだまだ止まらない。 ……いや、止まれない。 豹尾神として役割を努める。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「それにしても……くっ」 (身体が火照る……ん゛ん゛ん゛!!) ビリィィィィィィ!!!!! 豹尾神。 万事不浄を忌み嫌う。 そんな豹尾神と化した自分の身体に変化が起きていた。 不浄の穴に女性として大切な性器に強い違和感。 違和感の正体―――電撃蟲。 姫和が知る由もないが、ミスティが利用して、益子薫の精神を破壊した刀使にとって因縁が深い蟲。 この蟲はミスティだけでなく伊藤大祐にも支給されていた。 (くっ!……夢だけで終われば良かったのだがっ!?) 先ほどの悪夢を見ていた隙に潜り込んでいたようだ。 電撃蟲は生きている。つまり意思がある。 八神将だろうが関係ない。 蟲は……女性の存在を確認し、私に寄生したのだ。 「何とかしなけれッ!?あっ、がぁっ!!!!!?????」 電撃と快楽が押し寄せる。 癒着した神経系に強い電流が流れる。 三大欲求最後の欲。 それは性欲。 人間と言う種である以上は食欲・睡眠欲・性欲を捨て去ることはできないのだ。 負けてたまるものか 注意 ここから対魔忍です 脳裏に浮かぶ。 「八神将になるだけでなく、乙女も散らすことになるとは、笑いが止まらぬ喜劇じゃな」 「うふふ、かわいそう~姫和ちゃん。初めての相手は蟲さんだなんて。壊れちゃうのは寂しいよう……しくしく」 メフィスとフェレスの顔が。 「い゛っ!?あ゛あ゛あ゛!!??」 ブチブチブチィィィ!!!!! ズンッと貫かれて処女膜が破られた。 破瓜の激痛で乳房がブルブルと震える。 女性としてもっとも大切な秘所から血が流れ落ちる。 本来なら愛する人と出会い、愛の結晶を宿す行為の果てに失うはずが、蟲に奪われる現実。精神が崩壊してもおかしくない。 それでも私は壊れない。 負けてたまるものか! 脳裏に浮かぶ。 「どうした?そのまま快楽に身を委ねれば楽になるぞ?小烏の刀使」 タギツヒメの顔が。 「で……でるなぁぁぁ!!!」 (くっ……だめ……だ、も……漏れるっ!) ジョロロロォッ…… ジョバジョバとおしっ……黒タイツの繊維を潜り抜け、尿が滝のように流れ出て水溜りができる。 地面から湯気が立ち昇る。 膀胱が緩くなり、女性としての尊厳を傷つけられた。 それでも私は壊れない。 負けてたまるものか!! ドバドバ押し寄せてくる快楽。 不浄の穴が動き出す 「まっ、まさかっ……!?」 嫌な予感というのは当たるもの。 既に処女にお漏らしと存分に辱められた。 顔面が蒼白になる。 「お、おい……んっぐぅうううううぅぅっ!?」 (理解できない……そこは排泄する場所だぞ!?) メリメリメリィィと不浄の穴が必要に穿られる。 未成熟な腸壁を穿り殺してくる。 「あ゛ぎぎっ……お゛ォお゛ォォ!!??」 目がカッと見開き、苦悶に満ちた悲鳴と嬌声が混じる。 「いっっっくぅぅぅううううう!!!!!?????」 (き……気持ちいい!!!!!) 尻穴でイク。それは、彼女の不浄の穴が後戻りできない領域に達した証。 それでも私は壊れない。 脳裏に浮かぶ。 「ごめんね。姫和」 ―――母の顔が。 私は……負けないッ!!!!! カッ――― 「これは……!?」 驚愕を隠しきれない。 なんと、身体に流れてきた電流が放出されず帯電しだした。 (なるほど……そういうこともできるのか) 余談であるが、本来の物語の半年後には電撃を自在に操れるようになる。 電撃蟲の存在が半年分前借するかのように姫和に天啓を授けた。 もっとも天ではなく獄だが。 ちなみに胸の先が反応で固くなってるのは目を背ける。 「可奈美の守る剣と違い、私は斬る剣。……何も変わりはしない。■すことに」 性と同時に戦術の幅が広がった。 「心を新たにして事に當れ……か」 望まぬ展開で性の花が咲いた。 だが、それは強い花。 性欲の刃を鋼色の花束とする。 改めて決意をしたと同時に、放送が流れた。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「では放送はこれまで、次の放送も楽しみにしていてね、ボン・ボヤージュッ!」 「……」 放送が終わった。 ―――ああ。 もう二度と流した涙を笑って話す日はこないのだな 全てを薙ぎ払える力が私にあれば 全てを守り抜ける力が私にあれば 【C-4とD-4の境界線/朝/一日目】 【十条姫和(豹尾神)@刀使ノ巫女】 [状態]:禍神、疲労(極大・再生中)、混濁した意識、狂気度低下、龍眼の暴走、精神疲労(絶大)、自殺願望 強い三大欲求 強い自己嫌悪 アナル・子宮に電撃蟲寄生(豹尾神の影響により肉体に刻みみはりついた)、攻撃するたびに身体に快楽と電流が纏います 性の花が咲きました [装備]:小烏丸@刀使ノ巫女、召喚石バアル@グランブルーファンタジー(現在使用不可能)、タブレット(スペクトラムファインダー@刀使ノ巫女のアプリ起動) 電撃蟲@対魔忍アサギシリーズ [道具]:基本支給品×4(大祐、千、トッペイ、自分)、麻痺の杖(残り1)@少年ヤンガスと不思議なダンジョン、疾風のレイピア@ドラゴンクエスト8、ピオリムの杖(残り3)@トルネコの大冒険、 ブルーマリーのスタンガン@ RB餓狼伝説SP DOMINATED MIND、 火炎放射器@北斗の拳 じゅもんのしょ@大貝獣物語2 [思考・状況] 基本方針:殺■/■したくない。 1:■す。■す。■す。■す。■したくない。 2:■でもいい、■を■してくれ─── 3:私は……禍神だ。 4:可奈美……私は…… 5:く……体が疼く……お゛ォお゛お゛ォォ……い……■くぅぅぅぅ!? [備考] ※参戦時期はアニメ版二十一話。タギツヒメと融合直後です。 ※魂の状況により意思の疎通については普段と変わりませんが、 身体は八将神としての役割を全うする立場にあります。 ただ、自意識を保つ為で本来の時ほどまともな会話は望めません。 ※タギツヒメと融合した影響により周囲に雷光が勝手に放出されます。 龍眼も使えるようになってますが暴走状態で、本人の意思とは関係なく行います。 死亡時、或いは彼女の抑えが限界を迎えた際にタギツヒメが肉体を乗っ取るかは不明です。 (同時にタギツヒメがそのまま八将神を引き継ぐかも不明です。) ※迅移(主に三、四段階)の負担が大幅に減ってます。 ある程度の時間を置けば動けるレベルに回復できますが、 デメリットが完全緩和ではないので無暗には使いません。 ※名簿は見ていませんが、刀使ノ巫女の参加者は把握しました。 ※スペクトラムファインダーの表示に参加者が含まれていることに気付いていません。 ※短時間ですが夢を見ました。 ※禍神でありますが、食欲・睡眠欲・性欲が存在します。 ※電撃蟲により身体に電流を纏うようになりました。(電撃蟲は排除できません) 【電撃蟲@対魔忍アサギシリーズ】 伊藤大祐に支給された朧が井河アサギの調教のために用意したイモムシ型の淫蟲。攻撃の意思を示すと強烈な電撃を放つ。姫和のアナルと子宮に深く潜り込んだ上に豹尾神とされた肉体との寄生により、即時再生機能が付与されました。アサギが行ったように仕留めることはできず、排除することは不可能。ただし、タギツヒメと融合した影響が早まり、電撃の扱いの幅が増えた。ミスティが薫に対して行ったことを考えると、この結果は皮肉。もし、大祐が生きていたら碌なことに使われていただろうと推測できる。 【ブルーマリーのスタンガン@RB餓狼伝説SP DOMINATED MIND】 恵羽千に支給されたブルーマリー愛用のスタンガン。↓↙←+C 。ちなみにレディーはみんな持っているらしい。マジか。 「もう、スタンガン使ったっていいじゃない!レディーはみんな持ってるわよ」byブルーマリー 【じゅもんのしょ@大貝獣物語2】 トッペイに支給されたドラゴバードを成長させる呪文の書。ドラゴラビグーラ 074:戦火の残滓 投下順 076:クレーターの中心で愛を求む 051:SAMURAIGIRLS,SUN KILL!KILL!KILL! 十条姫和
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登録日:2015/01/26 (月) 12 20 00 更新日:2023/03/24 Fri 16 30 47NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 強迫性障害 強迫神経症 病気 精神疾患 障害 ※ご自身の健康問題については、専門の医療機関に相談してください 強迫性障害(きょうはくせいしょうがい、英 Obsessive–compulsive disorder ; OCD)は、 不合理な行為や思考を自分の意に反して反復してしまう精神疾患の一種である。強迫神経症とも呼ばれる。 同じ行為を繰り返してしまう「強迫行為」と、同じ思考を繰り返してしまう「強迫観念」からなる。 重篤例では強迫病と称された過去もあり、古典的精神医学では神経症の中でも改善の難しい一群とされていた。 アメリカ精神医学会発行のDSM-IV(精神障害の診断と統計マニュアル)において、不安障害に分類されている(*1)。 最新のDSM-5では独立したカテゴリーに再編され、不安障害とは別個の精神疾患として扱われるようになった。 概要 簡単に言うと、 「なんだか汚れている気がして」肌が荒れるほど手を洗う 「誰が触った物かわからないから」物を壊すまで洗ってしまう 「鍵が閉まってないような気がして」何度も家に帰る 「相手が自分の言葉を理解していないような気がして」何度も同じことを呟く 「特定の言葉を恐れて」その言葉を口に出したり書いたりできなくなる 「物の配置に」異様にこだわる 「恐ろしい結果を招かないに」(効率関係なく)物事を決まった手順で進めないと気が済まない などの行動を起こす精神疾患である。 定義 本人の意思と無関係に思い浮かぶ「~をしなければならない」という「強迫観念」と、その強迫観念に従い不合理かつ意味不明な行動をとってしまう「強迫行動」が、平均的な人々より多く強いことである。 人間誰しも「失敗したくない」「何か起きてからでは遅い」という不安や予防ありきの思考は必ずするもので、あまりに楽観的すぎてもそれもまた社会に馴染む為には問題になるというもの。 ただ同時に「現実に起きたものは片付けるしかない」「100%がないものを心配してもキリがない」という割り切りもまた必要で、多くの人は生活が破綻しないようバランスを取りながら(人によっては諦め半分で)日々過ごしていることだろう。簡単に言ってしまえばこの判断のバランスが病的に崩れて修正が利かなくなってしまっている状態のことである。 75%の患者は強迫思考と強迫行為の両方に悩まされている。 症状は「強迫観念」と「強迫行為」からなり、両方が存在しない場合は強迫性障害と見なされない。 この「強迫観念」および「強迫行為」は、普通の人間には全く意味がわからない観念・行動が多い。 患者本人も「無意味である」「時間の無駄である」と理解しつつも、 強迫に従わなければ眠ることもままならない不安感に押しつぶされてしまうため前述の強迫行動をとることになる。 主に元来の性質が神経質であったり極端に綺麗好きであったりする者に多いとされている。 ただし強迫性パーソナリティ障害との関連性は従来言われた程強くないとする研究報告もされている(*2)。 症状 強迫性障害の症状を「強迫症状」という。 症状には個人差があり、複数の症状を併発することもある。 また、ストレスにより悪化する傾向にある。 観念・行為 ・不潔恐怖・洗浄強迫 いわゆる潔癖症と呼ばれるもの。何度も手を洗ったり外出時に手袋をつけ生身では物を触らないなどを指す。 不特定多数の人が触れるお金などを触ることを拒んだり、一日に何度も帰宅し何度もシャワーを浴びるなど生活に支障をきたすレベルのものもある。 手(身体)の洗いすぎで肌あれが起きたり、洗ってはいけない物を洗って壊してしまうといったこともある。 また極端に汚れを嫌うため、部屋の片付けや掃除が出来なかったり、風呂嫌いに陥っているなど、逆に不衛生な状況に陥っている(*3)場合も多い。 ・確認行為 家の鍵やガスの元栓が気になる。確かに閉めたはず、確認したはず、と思っても不安がぬぐえず執拗に確認する。 確認強迫とも言う。 ・加害恐怖 自転車、車の運転などで「不注意により事故を起こしてしまうのでは」と異常に不安になる。 酷くなると「赤ん坊や犬猫を突然殺してしまうのでは」と、その気が一切なくても考えてしまう。 ・被害恐怖 自分への被害を極度に恐れる。鋭利なものを遠ざけたりする。 ・自殺恐怖 自分が自殺してしまうのではないかと異常に恐れる。 ・疾病恐怖 HIVやガンなどの病気を異常に恐れて「自分は病気なのではないか」と不安になる。 これは心気性障害(心気症)などでも見られる。 ・縁起恐怖 縁起、宗教、社会的な規範にそっていないのではないかと不安になる。 宗教的に神への冒涜や教義に違反しているのではないかと考え続ける。 無宗教者であってもジンクスや験担ぎを異常に気にしたりする。 ・不完全恐怖 物の位置を気にして置き場所に異常に拘ったり、歩道を右足から進み損ねたため同じ道を何度も通ったり、書類の不備を異常に確認したりなど、 自分にとっての完璧を求める。 芸能人にも多く見られる。 ・保存強迫 ゴミ屋敷の原因。 不要なものが実は大切なものかもしれないとして捨てられなくなる。 DSM-5では同じカテゴリーに溜めこみ障害が追加されたが、OCDによる強迫観念に基づく症例では診断されない。 ・数唱強迫 数に異常に執着する。 「4」を恐れたり「7」をあがめたり。 自分の誕生日を嫌い絶対に言わないなどの症状もある。 ・恐怖強迫 病気や災害など、口にとある単語を出すと実際に起こってしまうのではないかと思い込む。字に書いたり、PCなどで文字を入力することもできなくなる。 形式 強迫性障害は以下に見られるような形で表出することがある。 ・回避 症状を引き起こすような状況を避けるために、生活の幅を狭めること。 重症化すると、家に引き籠るなどしてごく狭い範囲でしか生活しなくなることがある。 ・巻き込み 自分と同じ症状を他人に懇願したり強要したりすること。 周囲が患者の代わりに何かをするのは、かえって症状を悪化させることがあるため、極力避けなければならない(*4)。 ・感染 他の強迫性障害の患者から影響により、持っていなかった別の症状が発症すること。「伝染」とも呼ばれる。 治療 有益とされているのはあえて強迫行動をとらせないことである。 実際の治療では「薬物療法」と「行動療法」が用いられるが、後者に関しては専門家不足で日本では満足に受けられないのが現状である。 またどちらを用いても寛解(症状の抑制には成功したものの再燃する可能性が低くない段階)に至らない場合、 海外では最終手段として帯回切除手術(悪名高いロボトミーではない)やDES手術(脳深部刺激療法)などを実施する事もある。 強迫性障害を扱った作品 『恋する寄生虫』 三秋縋の小説。 主人公が潔癖症、ヒロインが視線恐怖症。 『奇病連盟』 北杜夫の小説。 主人公が不完全恐怖による確認行為を繰り返す。 『恋愛小説家』 アメリカの映画。 主人公が潔癖症。 『マッチスティック・メン』 アメリカの映画。 主人公が潔癖症。 『おつむてんてんクリニック』 アメリカの映画。 主人公が潔癖症。 『アビエイター』 アメリカの映画。 主人公が潔癖症。 『名探偵モンク』 アメリカのミステリードラマ。 主人公が潔癖症。 『流星ワゴン』 重松清の小説。 主人公の妻が潔癖症。 余談 強迫神経症は非常に理解の得られがたい精神疾患であり、普通の人からすると考えられないものである。 しかし患者の多くは、自分にすら意味のわからない行動をしなければ、不安に押しつぶされてしまう。 場合によっては「儀式」と呼ばれるほど意味不明な行動を、他人を巻き込んでもとらざるを得なくなる。 患者本人は、とにかく辛くて辛くて仕方がないのだ。 患者でない人には理解できないだろうが、どうか頭ごなしに患者を否定したり罵倒するなどしないであげて欲しい。 患者自身も理解できないため、他人に相談しにくい事柄でもあるから、勇気をだして相談してきた患者を、無下にすることだけはしないで欲しい。 もしあなたが誰か友人や恋人、子供に相談されたときは、できる限り親身になって理解してあげて欲しい。 追記・修正は強迫を克服してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] リセットします。前持って行っておきますが、罵倒するような行為は禁止します。 -- 名無しさん (2015-01-27 17 07 20) 賢明な判断だと思います。立て主さん、あの状況によく耐えました。お疲れ様です。 -- 名無しさん (2015-01-27 17 17 11) 誰もがもっている病。不意になっちゃう。 -- 名無しさん (2015-01-27 17 29 59) 自覚した瞬間に死にたくなる。 -- 名無しさん (2015-01-27 18 45 39) 勉強脅迫とかないのかな? -- 名無しさん (2015-01-27 18 54 28) 空中ブランコで確認行為の患者いたけど 先生に「結婚すれば?」とか言われてたな 確認行為の方は家を最後に出るのが自分じゃなけりゃ少しは緩和されそうな気がする -- 名無しさん (2015-01-27 18 59 03) 前に別の症状で医者に行った時に、そんな症状を言われた事がある。 -- 名無しさん (2019-10-23 17 22 49) 潔癖症は昔職場が一緒だったが、大変そうだなとよくわかった。ただ人を汚いもの扱いするタイプは嫌がられても仕方ないわ。 -- 名無しさん (2022-03-20 09 38 41) 名前 コメント
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角川ソフィア文庫から山鳥重先生の『脳からみた心』が文庫化されました。 脳からみた心(web KADOKAWA) 一般向けに書かれた神経心理学の本として定評のある一冊です。 翻訳ものが多い中,失語症や盲視,様々な脳損傷事例などの話を日本人の事例をもとに学べるという点も貴重ではないでしょうか。 最終更新:2013年06月27日 (木) 18時49分12秒
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はじめに ・ 認知症の症状は認知機能障害が神経心理学的検査で捉えられる10~20年前からAβ、タウ蛋白蓄積を経て顕在化 するとされる。 ・本邦では高齢化が急激に進み、10年後の認知症患者数は300万人に達するとされる。 ・また、5歳年齢が増すと認知症患者数が倍増するという報告もあり、65歳以上では10人に1人、 85歳以上で3~4人に1人が罹患している。 → 都市・近郊部の団塊世代の高齢者の増化は、認知症の介護の受け皿不足などの社会問題化。・認知症には、 中核症状 (記憶障害、見当識障害などの認知機能障害) 周辺症状 (幻覚、妄想、不安、うつ状態等の精神症状や徘徊、譫妄、睡眠障害、性的逸脱行動、 常同行動、不潔行為等行動的障害)がある。 ・認知症の周辺症状(behavioral and psychological symptoms of dementia BPSD)は、 介護者にとってむしろ大きな負担。認知症の原因疾患と病態・認知症をきたす疾患はアルツハイマー型認知症(Alzheimer’s disease AD)が最も多い。 ・3大認知症: AD、血管性認知症(Vascular dementia VaD)、レビー小体型認知症(Dementia with Lewy bodies DLB)・合併する混合性認知症も存在する。 ・この他の認知症:前頭側頭葉変性症・ピック病等、タウオパチー(タウの異常蓄積)起因認知症など。・ADの特徴的な病理変化: ①大脳皮質(海馬や側頭葉)の著しい萎縮 ②老人斑や神経原線維変化と神経細胞の脱落 ③神経細胞死にともなう神経伝達物質の異常 ・臨床症状は近時記憶障害が特徴的で遠隔記憶は比較的保たれている。 ・典型的なADは行動異常・軽い物忘れから始まり、精神症状や物忘れがひどくなり、 中等度で錯乱・焦燥性興奮が出現し、高度に進展すると運動機能障害・痙攣などから入院や施設介護が必要。 ・危険因子は、加齢、女性(若干多い)、糖尿病、肥満等である。 ・VaDは脳血管障害(無症状の多発脳梗塞)に関連して出現した認知症の総称。 ・まだら認知症(夜間譫妄・鬱状態・感情失禁・その他の神経局所症状)が階段状に悪化していく。・VaDとADはしばしば合併し、MRIでは脳梗塞とともに脳萎縮がみられる。・VaDの危険因子は加齢、男性、高血圧、糖尿病、喫煙など。 ・初老期や老年期に発症するDLBは、進行性の認知機能障害とパーキンソニズム、視覚性幻覚など特有の精神症状を 示す認知症。 ・臨床症状は幻視、REM睡眠異常(悪夢や寝言など)が特徴的で、興奮や無気力状態を繰り返す。 ・パーキンソン病(Parkinson’s disease PD)との合併も多く、転倒によるADL(activities of daily living)低下 で寝たきりとなることも多い。 ・タウオパチーの前頭側頭葉性変性症(frontotemporal lobar degeneration FTLD)はタウが神経細胞封入体を形成して 脳に蓄積し、前頭葉と側頭葉が萎縮する。 ・ FTLD の3つの臨床サブタイプ 前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia FTD) 進行性非流暢性失語症(progressive non-fluent aphasia PNFA) 意味性認知症(semantic dementia SD)・タウ関連認知症には、 運動障害が合併するPD関連疾患の進行性核上性麻痺(progressive supranuclear palsy PSP) 失行症状(麻痺などの運動機能障害はないが動作遂行能力が障害される状態) 脳の萎縮の左右差が出現する大脳皮質基底核変性症(corticobasal degeneration CBD) 高齢者に多い嗜銀顆粒性認知症(argyrophilic grain disease AGD) 脳の石灰化を伴う神経原線維変化型認知症(diffuse neurofibrillary tangles with calcification;DNTC) パーキソニズム認知症複合病(Parkinsoinsm-dementia complex)など。 異常蛋白蓄積症としての認知症 ・認知症を呈する神経変性疾患の発症メカニズムは、 「蛋白コンフォメーション異常を起点とする蛋白凝集と線維化」と考えられている。 ・ Aβ、タウ、α-シヌクレイン(α-syn)、TDP-43などは認知症を起こす異常蓄積蛋白とされ、 これらの関連遺伝子と、その変異の存在も同定され、家族性認知症との関連が強く示唆されている。 ・ ADの特徴的な病理変化は、老人斑と神経原線維変化。 ・老人斑の原因蛋白Aβ過剰産生や代謝障害による脳組織中への蓄積が、 Aβ線維形成の促進・シナプス伝達障害・神経細胞死をもたらす。 ・一方、タウがリン酸化等の修飾を受けると線維性封入体(神経原線維変化:NFT)を形成するが、その過程で 産生される中間毒性体(オリゴマー)が神経細胞死を引き起こす。・神経細胞脱落は海馬、海馬傍回などの側頭葉内側から始まり、辺縁系や大脳皮質全体に広がり、シナプス減少や 脳萎縮を経て認知症に至ると考えられている(アミロイドカスケード仮説)。 ・ DLBでは、α-syn(シナプス小胞の機能維持や神経可塑性に関与するシナプス前蛋白)がリン酸化を受け、 線維を形成し神経細胞内封入体として蓄積凝集しレビー小体が形成。・レビー小体は嗅球、腸管、心臓の交感神経節などの自律神経末端から上行し、 隣接神経細胞(脳幹、中脳、大脳辺縁系など)から、さらに大脳皮質全体に徐々に広がり、 病理の進行に伴って神経細胞が脱落する。・クロイツフェルトヤコブのプリオン、Huntington病の神経細胞核内封入体、筋萎縮性側索硬化症のTDP-43、SOD1も 異常蛋白の蓄積が疾患発症に起因する。 認知症の診断 ・認知症の心理学的スクリーニングには、改訂版長谷川式簡易知能評価スケールが、本邦で汎用される。 国際標準は、認知機能検査(Mini-Mental State Examination MMSE) ・ その他の尺度: ADの程度や経過観察:認知機能低下位尺度(ADAS-cog)、 FTDなどの前頭葉機能低下の判断:前頭葉機能検査(FAD)、 日常生活の全般的重症度評価を目的:CDR(介護者から情報を得た後に被験者に問う)、 認知症患者の中核症状とBPSDを下位尺度で評価:CIBIC-plus-J。 ・スクリーニング検査で認知症の可能性が高い場合→画像診断。 ・脳MRIは脳萎縮など形態的変化の描出に優れているが、早期診断は難しい。 脳MRIの画像を処理し統計解析するシステムのVSRAD® で、ADの脳萎縮初期に特徴的な扁桃体海馬の内側にある 海馬傍回の萎縮の程度と他の部位の萎縮の程度と比較解析し、初期ADの補助診断として用いられている。 ・脳MRIに加えて、 萎縮など形態異常の出現前に機能異常を早期診断できる脳血流シンチ(SPECT)、 脳血流低下出現前に脳の糖代謝機能異常の出現を検出するFDG-PET、 AD脳内で沈着するAβをPIB-PETで可視化するアミロイドimagingも用いられる。 ・脳波検査も有用で、認知症初期は正常だが次第にα波の徐波化やθ波の混在や増加がみられ、 末期には遅い波だけになり、やがて平坦な波形になる。 ・昨今、認知症前駆段階の軽度認知障害(mild cognitive impairment MCI)での対応が注目されている。 ・MCIから年間16%が認知症に進行し、8.5%がADに進展する上、症状はMMSE値と相関するため。 ・特に脳脊髄液(CSF)Aβ42の低下とCSFリン酸化タウの上昇は、ADの早期診断バイオマーカーとして期待される。 ・早期ADも萎縮のないMCIの段階から、FDG-PETによる後頭葉や頭頂後頭葉の糖代謝の低下や、 血液量や酸素消費量の低下、PIB-PETによるAβの沈着がみられる。 ・一方、DLBは進行するまで脳萎縮が認められないが、後頭部の後部帯状回の脳血流量が落ちる。 ・なお、現段階でPIB-PET検査の保険適用はない。 ADの治療薬 ・ AD脳では前脳基底部のマイネルト核でコリン(Ch)作動性神経細胞の顕著な脱落が見られ、アセチルコリン(ACh) やコリンアセチルトランスフェラーゼやアセチルコリンエステラーゼ(AChE)が減少する。 ・一方、AChE阻害薬(AChEI)やニコチンによる脳内Ch系神経伝達の促進は、学習記憶を含む認知機能に 深く関係しているため、AChEIが実用化された。 ・ADではグルタミン酸(Glu)神経系の機能異常も生じており、過剰なGluによるN-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体 の活性化が興奮毒性による神経細胞障害を引きおこすとされる。 ・ NMDA受容体の活性化は記憶や学習に深く関与する長期増強(LTP Long-term potentiation)の形成に欠かせない が、持続的なNMDA受容体の活性化でLTP形成が障害される。 ・ NMDA受容体拮抗剤は過剰なGluによる神経細胞興奮毒性及びLTPの形成障害を抑制し、記憶・学習障害などの 症状抑制に繋がることを期待され開発された。 ・現在日本でADに使用できる薬剤は、AChEIのドネペジル塩酸塩(以下ドネペジル)とガランタミン臭化水素酸塩(以下 ガランタミン)とリバスチグミン、NMDA受容体拮抗剤のメマンチン塩酸塩(以下メマンチン)である。 ・アミロイドカスケード仮説とAD治療薬の位置づけを図1に示す。 ・ドネペジルは、唯一、軽度から高度ADの進行抑制に適応がある。 現段階では、高度アルツハイマー型認知症に関しては後発品の保険適用はない。・ガランタミンはヒガンバナ科のマツユキソウ由来のアルカロイドで、AChE阻害作用とニコチン性受容体(nAChR)へ のAPL作用(Allosreric Potentiating Ligand;シナプス前膜でACh放出増強と後膜でのnAChR感受性を上げ、 シグナル伝達を増強させる)を併せ持っている。 ・特徴は、他剤に比べて夜間睡眠障害が少ないこと。 ・ AD患者(MMSEスコア9~18)を対象としたGAL-GBR-2Studyでは、ガランタミン24mg/日vsドネペジル10mg/日を 無作為に割付けMMSEの推移を52週間で評価。(Drugs Aging2003)。 → 結果:MMSEのスコアはベースラインと比べてガランタミンは同等、ドネペジルは1,5ポイント有意に下げた。 ドネペジルに比べガランタミンは長期の認知機能維持効果を期待できると考えられている。・投与の開始時期については、2000年M.A.Raskindらによると、 ガランタミン24mg/日の早期投与群は、6か月開始遅延群に比べて高い認知機能維持が認められたため、 早期治療開始が重要とされる。 ・Aβから生じたGluの神経細胞毒性の増強が神経細胞死に関与するとされている。 ・ Kihara,Tらは、神経細胞にAβとGluを加え、ガランタミンを添加し培養するとAβとGluによる細胞生存率低下が ガランタミンにより抑制され、神経保護効果が示されたとしている(Biochem.Biophys.Res.Commun.2004)。 ・ADモデルマウスにガランタミンを継続投与するとミクログリア(脳内局在Aβを貪食)が活性化し、 Aβ貪食能が有意に増強しAβ沈着を抑制した。このAβ貧食促進がAPL結合部位に対するモノクロナール抗体FK1に より抑制されるため、ガランタミンはAPL作用によるミクログリア活性化を介してAβを除去する可能性を示した(Takata KらJ.Biol. Chem 2010)。 ・AD未治療患者では3年半で70%が施設入所となるが、ガランタミンを3年半続けると入所者は50%に減少するとの 報告もある。 ・症例: 71歳でAD発症の女性にドネペジル5mgを開始後、Aβ抗体療法の治験に参加し一旦は改善した。 その後病状が悪化し10mgに増量したが徐々に病状が進展したため、ガランタミンに変更した結果、 MMSE値が再度改善された。ドネペジルからの切り替えがうまくいった例である。 ・リバスチグミンはAChEIとブチルコリンエステラーゼ(BChE ACh分解酵素の一つ)阻害作用も併せもつ。 ・ AChEは神経細胞に発現するが、BuChEは神経細胞の他、グリア細胞や血管内皮細胞にも発現する。 ・ ADの進行に伴う神経細胞の脱落でAChE活性は低下するが、一方でグリア細胞は増生し、AD脳ではBuChE活性が 上昇する。AChE阻害作用だけでなく、リバスチグミンのBuChE阻害作用によりシナプス間隙のACh濃度が上昇する ことでさらなるAD症状の改善が期待される。 ・BChEは扁桃体や海馬、老人斑に存在し、老人斑の成熟にも関与していると考えられている。 ・Greig.NHらは、ADモデルラットへのBChE阻害薬投与は濃度依存的にACh濃度を上げ、Aβを減少させ、 認知機能も改善させたと報告している(PNAS 2005)。 ・米国ではリバスチグミンは軽・中等度のADに加えて軽・中等度のPD関連認知症にも適応があり、 本邦でも適応追加が期待されている。 ・リバスチグミンは貼付剤で消化器系副作用も少なく、皮膚障害がなければ介護者による服薬管理がしやすい。 ・症例: 77歳男性、MMSE22点で夜間徘徊などの症状のあるAD患者にリバスチグミン貼付剤4.5mgから開始し増量すると 夜間徘徊もなくなり、車いすから杖歩行に改善し、MMSEは30点(満点)に改善した。 しかし、貼付剤の痒みは4~5時間後に出現し、2日間持続した。 ・ NMDA受容体拮抗剤のメマンチンは、過剰なGluによるNMDA受容体活性の抑制や神経保護作用および、 LTP形成障害抑制作用も併せ持ち、易怒性や攻撃性などのBPSDの改善が期待できる。 ・ AChEIとも併用可能であるが、副作用として眠気ふらつき、頭痛などがある。 ・症例: 老健施設入所中の84歳女性で79歳から物忘れ徘徊などの症状が出てADとされドネペジルで治療を受けていたが、 激高、被害妄想がひどくメマンチンに切り替えた。2週間後に表情が穏やかになり徘徊など消失した。 ただしMMSEは改善されていない。 ・この他にBPSDの改善には抑肝散、幻覚等の精神症状にはクエチアピンやリスペリドン等も用いられる。 ・現在海外で用いられているADMC Clinical Consensus Panelの軽度~中等度ADに対する治療アルゴリズム→図2 。 ・認知症の早期診断と速やかな治療には、服薬管理の向上が重要。 →これには認知症の進行前に家族を含めた介護者に症状や随伴するBPSDに留意できるように、 薬剤服用の意義を説明することが欠かせないと考える。 AD治療法の開発の現状と展望 ・開発中のAD治療薬は、Aβ抗体療法、Aβ凝集抑制剤、Aβ産生抑制剤、タウの凝集抑制・異常リン酸化タウの リン酸化抑制剤としてのリチウム、βセクレターゼ阻害剤、γセクレターゼ阻害剤、AChEI、バルプロ酸Na、 不飽和脂肪酸などがある。 ・ Aβ免疫療法ではヒト化AβのMab226抗体を点滴投与すると、脳内から除去されたAβが速やかに血中に移行すると される。 ・ MCIの段階からAβやタウは蓄積し、神経細胞死が進むため、早期診断と治療開始は必須である。 ・新規AD治療薬とのコンビネーションで根本治療を期待したい。 Q:米国は早期AD診断を探索しているが日本は? A:バイオマーカーやPIB-PETによるMCIからの早期AD診断を目的としたUS-ADNI (Alzheimer’s Disease Neuroimaging Initiative)が米国で進んでいる。このUS-ADNIではApoE遺伝子ε4が早期ADに関連するとの重要な結果も示され、その結果が期待されている。日本のJ-ADNIでもMCIから早期AD進展の診断確立法を探索していて近年中に結果が出る予定である。 Q:早期診断による早期治療の効果とその方向性は? A AD発症の10~20年前からタウとAβの蓄積は8割型完成されている。早期発見・早期治療が何よりも重要であり、長期治療効果の期待できる治療薬の早期使用は意義があると考えられている。早期治療の結果は3~5年後の認知機能の維持で期待できる。無症状のMCI患者の服薬の医療経済的負担は問題だが、認知症発症後の将来の施設入所費用に比べると負担は軽いと考えられている。さらには若年層の就労者では、服薬による進行抑制は大きなメリットがあると考える。 ヾ(* - *)
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COVID-19関連論文 / COVID-19ワクチンの副反応と副作用・後遺症 ■ コロナワクチン後のプリオン病 「葉月のブログ(2021-04-17)」より 上記記事中のリンク先の機械翻訳 Volume 5 | Issue 1 | 1 of 3Microbiol Infect Dis, 2021COVID-19 RNA Based Vaccines and the Risk of Prion Disease COVID-19 RNAベースのワクチンとプリオン病のリスク 概要 新しいワクチン技術の開発は、過去に問題を抱えていました。現行のRNAベースのSARS-CoV-2ワクチンは、広範な長期安全性試験を行わずに、緊急命令によって米国で承認されたものである。この論文では、ファイザー社のCOVID-19ワクチンが、ワクチンを受けた人にプリオン病を引き起こす可能性があるかどうかを評価しています。ワクチンのRNA配列とスパイクタンパク質の標的相互作用を分析し、細胞内のRNA結合タンパク質であるTDP-43とFused in Sarcoma(FUS)を病的なプリオン構造に変化させる可能性を検討した。その結果、ワクチンRNAには、TDP-43とFUSを病的なプリオン確認状態に誘導する可能性のある特定の配列があることがわかりました。今回の解析では、合計16個のUGタンデムリピート(ΨGΨG)が同定され、さらにUG(ΨG)リッチな配列が同定された。GGΨA配列が2つ見つかった。潜在的なG四重らせん配列が存在する可能性があるが、これらを検証するには、より洗練されたコンピュータープログラムが必要である。さらに、ワクチンRNAの翻訳によって作られたスパイクタンパク質は、亜鉛を含む酵素であるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)と結合する。この相互作用により、細胞内の亜鉛が増加する可能性があります。亜鉛イオンはTDP-43を病的なプリオン形態に変化させることが示されている。TDP-43とFUSの病的なプリオン確認への折り畳みは、ALS、前頭葉変性症、アルツハイマー病、その他の神経変性疾患の原因となることが知られている。同封されている所見やその他の潜在的なリスクから、筆者はSARS-CoV-2用のRNAベースのワクチンの規制当局による承認は時期尚早であり、このワクチンは利益よりもはるかに多くの害をもたらす可能性があると考えている。 キーワード COVID-19、ワクチン、糖尿病、免疫力 はじめに ワクチンは、多くの慢性・晩発性有害事象を引き起こすことがわかっている。1型糖尿病のように、ワクチンを接種してから3〜4年経ってから発症する有害事象もあります[1]。 1型糖尿病の例では、有害事象の発生頻度が、ワクチンが予防するために設計された重篤な感染症の発生頻度を上回ることがあります。1型糖尿病は、ワクチンによって引き起こされる可能性のある多くの免疫介在性疾患の1つに過ぎないことを考えると、慢性的な遅発性有害事象は公衆衛生上の深刻な問題です。 例えば、最初の枯れたポリオワクチンは、実際に患者にポリオを発症させました。これは、製造工程を拡大しても、患者に注射する前にポリオウイルスを効果的に殺すことができなかったためです。 RNAベースのワクチンは、特定の有害事象を誘発する特別なリスクがあります。そのような有害事象の一つに、内在性タンパク質が活性化してプリオンを形成することで起こるプリオン病があります。 アルツハイマー病やALSをはじめとする多くの神経疾患の原因となっていることが明らかになっている一群のRNA結合タンパク質については、多くの知見が発表されています。 TDP-43とFUSは、これらのタンパク質の中でも最もよく研究されているものの1つである[2]。 ファイザー社のRNAベースのCOVID-19ワクチンは、長期的な安全性のデータがないまま、緊急使用の認可を受けて米国FDAに承認されました。このワクチンの安全性が懸念されたため、このワクチンがプリオン病を引き起こす可能性があるかどうかを調べる研究が行われました。 方法 COVID-19に対するファイザー社のRNAベースのワクチンは、TDP-43およびFUSをプリオン病の原因となる状態に変化させる可能性があるかどうかを評価した。 ワクチンRNAは、TDP-43およびFUSを活性化することができる配列の存在について分析された。 転写されたスパイクタンパク質とその標的との相互作用を分析し、この作用がTDP-43とFUSをも活性化するかどうかを調べた。 結果 COVID-19に対するファイザー社のワクチンを解析した結果、ヒトにプリオン病を誘発する2つの潜在的な危険因子が判明した。ワクチンに含まれるRNA配列[3]には、TDP-43とFUSがプリオンに基づく構造で凝集するよう誘導すると考えられる配列が含まれており、一般的な神経変性疾患の発症につながると考えられます。特に、RNA配列のGGUA[4]、UGリッチ配列[5]、UGタンデムリピート[6]、G四重鎖配列[7]は、TDP-43やFUSと結合する親和性が高く、TDP-43やFUSが細胞質内で病的な構造をとる原因となることが示されている。今回の解析では、合計16個のUGタンデムリピート(ΨGΨG)が同定され、さらにUG(ΨG)リッチな配列が同定された。GGΨA配列が2つ見つかった。 G四重極配列が存在する可能性もあるが、これを検証するには高度なコンピュータプログラムが必要である。 ワクチンにコードされているスパイクタンパク質は、亜鉛分子を含む酵素であるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)と結合します[8]。 スパイク・プロテインがACE2に結合することで、TDP-43が病的なプリオン化を遂げる原因となるイオンである亜鉛分子が放出される可能性がある[9]。 考察 医学の世界には、"The cure may be worse than the disease"(治療は病気よりも悪いかもしれない)という古い言葉があります。 この言葉はワクチンにも当てはまります。 今回の論文では、RNAベースのCOVIDワクチンが、COVID-19の流行以上の病気を引き起こす可能性があるという懸念が示されています。 この論文では、プリオン病を引き起こす新しい有害事象のメカニズムに焦点を当てています。プリオン病は、ワクチンが予防するために設計されたウイルス感染よりも、さらに一般的で衰弱したものになる可能性があります。 この論文では1つの潜在的な有害事象に焦点を当てていますが、後述するように、他にも複数の潜在的な致命的有害事象があります。 過去20年間、一部の科学者の間では、プリオンが生物兵器として使用されるのではないかという懸念がありました。最近では、ユビキタスな細胞内分子が活性化して、アルツハイマー病やALSなどの神経変性疾患を含むプリオン病を引き起こすのではないかという懸念が出てきている。この懸念は、TDP-43やFUSなどの特定のRNA結合タンパク質が活性化されて病気の原因となるプリオンを形成するメカニズムに関する研究データが悪用される可能性があることに起因する。 生物兵器の開発に利用される可能性のあるこの研究が、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団やエリソン医療財団などの民間組織によって、国や国際的な監督を受けずに資金提供されていることも懸念されます[2]。 例えば,過去には,核爆弾の製造に関わる情報の公開が禁止されていました。 発表されたデータによると、TDP-43、FUSおよび関連分子を含む特定のRNA結合タンパク質が病的な状態に変化するには、いくつかの異なる要因があることがわかっています。これらのRNA結合タンパク質は多くの機能を持ち、核と細胞質の両方に存在している。これらの結合タンパク質は、特定のRNA配列と結合するアミノ酸領域、結合モチーフを持っている。 細胞質に存在するタンパク質が特定のRNA配列に結合すると、分子が特定の方法で折り畳まれ、細胞質内で病的な凝集やプリオン形成が起こると考えられています[2]。今回の分析では、ファイザー社のRNAベースのCOVID-19ワクチンには、TDP-43やFUSに高い親和性を持ち、慢性変性神経疾患を引き起こす可能性があるとされているこれらのRNA配列が多く含まれていると考えられます。 TDP-43のRNA認識モチーフへの亜鉛の結合は、アミロイド様凝集体の形成につながるもう一つのメカニズムである[9]。ワクチンのRNA配列によってコードされるウイルスのスパイクタンパク質は、亜鉛分子を含む酵素であるACE2と結合する[8]。この相互作用により、細胞内の亜鉛レベルが上昇し、プリオン病を引き起こす可能性があります。最初の結合は,ワクチンによってトランスフェクトされた細胞の表面にあるスパイクタンパク質と,隣接する細胞の表面にあるACE2との間で行われる可能性があります. その結果、複合体が体内に取り込まれる。 あるいは、ACE2を産生し、スパイクタンパクをコードするワクチンRNAをトランスフェクトされた細胞の細胞質内で最初に相互作用が起こる可能性もあります。 COVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2が生物兵器であると信じられており[10,11]、ウイルスのスパイクタンパク質がプリオン病を引き起こすように設計されている可能性があることを考えると、この相互作用は非常に気になります。 もう1つの関連する懸念は、ファイザー社のワクチンがユニークなRNAヌクレオシド1-methyl-3'-pseudouridylyl(Ψ)を使用していることです。FDAの説明文書によると、このヌクレオシドは自然免疫系の活性化を抑えるために選ばれたそうです[12]。 このヌクレオシドを含むRNA分子は、間違いなく結合が変化しているだろう[13]。残念ながら、TDP-43、FUSなどのRNA結合タンパク質への影響は公表されていません。 このヌクレオシドをワクチンに使用すれば、TDP-43やFUSに毒性のある構造を取らせることができるRNA配列の結合親和性を高めることができる可能性があります。 COVID-19に対する新規のRNAベースのワクチンによって誘発される可能性のある有害事象は他にもたくさんあります。このワクチンは、新規分子であるスパイクタンパクを宿主細胞の表面に配置します。このスパイクタンパク質は、別の可能性のある新規感染性物質の受容体となる可能性があります。COVID-19が実際に生物兵器であると主張する人々が正しければ、ワクチンを受けた人の宿主細胞上にあるスパイクタンパク質に結合する、より危険な可能性のある第2のウイルスが放出されるかもしれない。ワクチン摂取者においてワクチンRNAがどのくらいの期間翻訳され、翻訳後どのくらいの期間スパイクタンパクが摂取者の細胞内に存在するのかという情報を提供するデータは公開されていません。 このような生体内での発現に関する研究は、複雑で困難なものとなるでしょう。遺伝的多様性は、感染症の原因となる大量殺戮から種を守ります。 ある個体がウイルスに感染して死亡しても、別の個体は同じウイルスの影響を受けないことがある。ある集団の全員の細胞に同一の受容体であるスパイクタンパク質を置くことで、少なくとも1つの潜在的な受容体に対する遺伝的多様性がなくなる。 集団の全員が、同じ感染体と結合する可能性を持つことになるのです。 自己免疫やその反対の症状であるメタボリックシンドロームは、ワクチンによって引き起こされる有害事象としてよく知られています[14]。COVID-19の感染は、自己抗体や自己免疫疾患の誘発と関連しており[15,16]、ワクチンが同じように作用することは十分に考えられます。 ある著者は、スパイクタンパク質によってコードされるアミノ酸配列が、中枢神経系に存在するタンパク質を含むヒトのタンパク質の配列と同一であることを発見しました[17]。 自己免疫は、スパイクタンパクのような外来抗原が、MHC分子に結合した自己分子を持つ抗原提示細胞によって提示されたときに、エピトープの拡散によっても誘発されます。 最後に、この分野の研究者が、COVID-19ワクチンがプリオン病を誘発する可能性をさらに裏付ける発表をしています。 著者ら[18]は、COVID-19のスパイクタンパクに、関連するコロナウイルスには見られないプリオン関連の配列を見出しました。また[19]は、COVID-19を接種した男性にプリオン病であるクロイツフェルト・ヤコブ病が最初に発症した例を報告しています。 現在のCOVID-19の流行は、実は米国政府の個人が一部で発表した生物兵器攻撃の結果ではないかという警告を発している人も少なくありません[10,11]。 2001年に米国で発生した炭疽菌攻撃が、米国陸軍の生物兵器施設であるフォート・デトリックで発生したものであることを考えると、このような理論はあながち的外れではありません。FBIの炭疽菌捜査は、この事件を担当していたFBI主任捜査官の助言に反して終了したため、米国政府内にまだ共謀者がいる可能性が高いのです。このような場合、生物兵器の攻撃を阻止するためには、共謀者を逮捕することが第一であり、そうでなければ攻撃は止まらない。広範な試験を行わずに、新しいRNA技術を利用したワクチンを承認することは非常に危険です。ワクチンは生物兵器であり、元の感染症よりもさらに危険なものになるかもしれません。 参考文献 (※mono....以下略、詳細はリンク先本文を参照。)
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編集の仕方 ページの↑の方に「@ウィキメニュー 編集 表示 ツール ~」と書かれたツールバーが見えると思います。 『編集』をクリックし、『このページを編集』をさらにクリックしてください。 編集ページに飛ぶので、自分の担当した問題を書き込んでください。何があるか分からないので、個人の名前などは書き込まないで下さい。 ツールバーが見えない方は、お使いのブラウザのポップアップブロック機能を無効にしてみて下さい。色々やって駄目なら、COSまでメールを下さい。 問題1 coup injury で多い打撲部位はどこか? (1)後頭部打撲 (2)側頭部打撲 (3)頭頂部打撲 (4)前頭部打撲 問題2 急性硬膜外血腫で受傷時から意識障害出現時までの時間帯を何と言うか。 問題3 急性硬膜外血腫を生じやすい硬膜の血管を1つ記せ。 問題4 救急外来に外傷の患者が搬送されてきた。意識レベルJCSⅢ-100。右に大きい瞳孔不同を認める。血圧80/50mmHg。呼吸悪く、腹部膨満あり。大腿骨に開放性の骨折あり。創部より静脈性の出血が続いている。酸素吸入開始、静脈ラインを確保した。SpO2 80。胸部および腹部単純Xpにて肋骨骨折、緊張性気胸、iliopsoas line消失を認める。 次にしなければならないことを1つ選べ。 (1)大腿部創部縫合 (2)頭部CT (3)胸腔ドレナージ (4)腹腔ドレンをする (5)緊急で右の穿頭術を行う 問題5 急性硬膜下血腫と慢性硬膜下血腫の血腫の性状について正しいものを1つ選べ。 (1)急性硬膜下血腫は流動性、被膜あり。慢性硬膜下血腫は凝血、被膜なし。 (2)急性硬膜下血腫は凝血、被膜あり。慢性硬膜下血腫は流動性、被膜なし。 (3)急性硬膜下血腫は流動性、被膜なし。慢性硬膜下血腫は凝血、被膜あり。 (4)急性硬膜下血腫は凝血、被膜なし。慢性硬膜下血腫は流動性、被膜あり。 問題6 慢性硬膜下血腫で正しいものを一つ選べ。 (1)若年の男性に多く、頭部外傷後一ヶ月以内に発症する。 (2)症状は片麻痺や失語症、半盲などの神経脱落症状が多い。 (3)診断はCTが有用だが、腰椎穿刺による診断も可能である。 (4)治療は開頭による血腫の全摘出術が第一選択である。 (5)血腫は凝血塊で、皮膜がある。 問題7 放射線に感受性の高い脳腫瘍を3つ記せ。 問題8 脳腫瘍に伴う頭蓋内圧亢進に対する内科的治療と外科的治療を述べよ。 内科的治療[ ] 外科的治療[ ] 問題9 36歳男性。軽度の運動性言語障害と頭痛にて入院した。Broca近傍に4cmのring enhancementを認め、神経膠腫を疑われた。治療法を述べよ。 問題10 後縦靭帯骨化症(OPLL)が頚椎C3-7まで連続しており、下肢の痙性麻痺 が強い患者の外科的治療について簡単に述べよ。