約 6,956 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7814.html
前ページ次ページゼロのロリカード トリステイン艦隊、『オストラント』号。 ツェルプストー家の財力を使い、コルベールが作り上げた渾身の蒸気船。 飛行機と船を折衷させたような、周囲の艦とは明らかに一線を画した特異なデザイン。 風石をふんだんに使用し、石炭燃焼による蒸気機関を搭載。 そして何よりも特筆すべきは、コルベール謹製のジェットエンジンを積んでいた。 アーカードから教わった知識と、それを体現できるコルベールの技術力。 SR-71『ブラックバード』の特殊な燃料を不完全ながらも錬金した、卓抜したメイジとしての実力。 タルブ戦後も研究をし続け、爆発力は落ちるもののSR-71のそれよりも遥かに扱いやすい燃料を開発。 それらが噛み合い実現させた、世界で唯一にして最速の船。それが『オストラント』号であった。 コルベールは設計から建造まで全てを手掛け、遂にはこのガリアとの一戦の前に完成させたのだった。 アニエスも納得ずくで、戦争の早期終結の為に、コルベール自身不本意ながらもその集大成を使うことになった。 本来は探検船としての用途であり、各種最新技術を詰め込んであるものの、武装は最低限の物しか積んでいない。 しかしてハルケギニアの枠を遥かに超え、オーバーテクノロジーの粋を集約した船。 単純な巡航速度は言うに及ばず、旋回性能も非常に高い。 一度ジェットエンジンによる推進力を得れば、直線距離に於いては風竜ですら追いつけない。 特定の艦を狙った奇襲作戦に於いて、これほど有用な船は他にないのであった。 ルイズとタバサはオストラント号の上から、ジョゼフの乗る艦を万感の想いで見つめていた。 旗艦の周囲にある、一隻のフリゲート艦。 そこにジョゼフがいる。そしてジョゼフを倒せば、この戦は終結するだろう。 所詮は王の権力と、暗殺による恐怖で縛り付けたガリア軍。 その意志を継ぐ者さえいなければ、あっという間に現体制は崩壊する。 既にトリステイン艦隊は、『幻影』の艦隊から離れて進みつつある。 それに呼応するように、ガリア艦隊も動いていた。 暫くすればアーカードによる、支援砲撃がある。それが開戦の号砲。 戦争開始まで秒読み段階に入ったその間、ルイズは少し前のやり取りを思い出していた。 ◆ 「あぁ、こうなったら背に腹は変えられない。そっちから言ってきたんだし、『あれは嘘だ』とか無しだよ」 「無論だ」 どことなく嬉しそうなウォルターは、立ち上がって体中についた汚れを払う。 そして「また僕は裏切るわけか・・・・・・」と少しバツが悪そうに言った。 そんなウォルターをアーカードは腕を組んで「今更だろう」と笑う。 二人の会話が聞こえず何が起こってるのか疑問に思っていると、ウォルターが一所を指差した。 「あれだ、あの旗艦右後方のフリゲート艦にジョゼフがいる」 「・・・・・・どういうこと?」 タバサがウォルターの言葉を疑う。突如そんなことを言い出したことも解せない。 その内容にしても、敵方の将だ、あっさりと信用出来るわけがない。 はいそうですか、とそこに突っ込むわけにはいかない。 同じようにルイズもウォルターに聞く。 「裏切るの?」 居場所を教えてもらうのはありがたいが、それはつまりウォルターは背信したということ。 タバサの猜疑心とルイズの問いにアーカードが答える。 「懐柔した」 一言、ただそれだけ。ウォルターに裏切らせてこちらへと引き込んだということ。 単純にアーカード自身の目的の為に、最も合理的な方法を選んだに過ぎない。 「・・・・・・わかった、あなたは信用しないけどアーカードを信じる」 タバサは毅然とした目で冷ややかにウォルターを射抜く。 ウォルターは初見の時の、悪い印象が拭い切れない。 そもジョゼフに協力していた時点で、信用するに値しない。 「やれやれ、嫌われたもんだ」とウォルターは肩を竦める。 「私は・・・・・・個人的な感情だけれど、あなたを少しだけ信頼してるから」 一方でルイズは些少ながらフォローしてやった。 ルイズの言葉に、ウォルターはただ黙って不思議な微笑みを浮かべる。 ウォルターにとっては、自分の目的の為だったのだろう。 それでも、攫われてからアーハンブラ城で救出されるまでの扱いには感謝していた。 はっきり言って、初見でジョゼフに勝てるとは思えない。今現在戦っても勝てそうもない。 ウォルターが誤魔化したからこそ、今自分はこうして生きているとも言えた。 「では、私は地上から88mmで砲撃しつつ支援しよう」 敵艦の死角から、一撃で中枢を破壊する方が効率が良い。 正面から撃てば、敵の魔法や竜騎兵によって多少なりと阻まれる可能性もある。 「お前達は例によってコルベールの船で、一直線にフリゲート艦を狙うといい」 当初の予定目標は敵旗艦であったが、もし違っていた場合の損耗をアーカードは考えた。 よってヨルムンガント一掃のついでにウォルターを懐柔し、正確な位置を知ることにしたのだった。 「当然こやつも付き合わせる」 そう言ってアーカードは、有無を言わさず命令するようにウォルターを見る。 「あぁ、わかってる。・・・・・・だけど、僕らが直接乗り込んだ方が早くないか?」 アーカードと自分がまとめて乗り込んだ方が、手早く、楽に、片が着く筈だ。 「それは我々の仕事ではない、・・・・・・な?」 アーカードはタバサへと視線をやる。タバサは無言で頷いた。 「ルイズも露払いをしてやれ」 「わかってるってば」 どの艦に乗っているかはわかったものの、易々とは乗り込ませてはくれないだろう。 いずれにせよ『エクスプロージョン』など、虚無で援護する必要がある。 そしてタバサがジョゼフに負けるようなことがあれば、速やかにタバサを連れて離脱。 その際に・・・・・・自分がジョゼフと一戦交える必要が、あるやも知れない。 勿論確実に勝つのであれば、アーカード達が邪魔な敵艦隊を全滅させるまで待つ。 然るべき後に、全員で乗り込めば良い。それが最も安全と言えるだろう。 だが、そこまでアーカードにおんぶにだっこというのは憚られた。 これは戦争だ。経緯や目的はどうあれ、国と国の戦。 なれば一人にだけ押し付けるのは、道理にそぐわないというものである。 それに、敵軍の被害も最小限に抑えたいと考えていた。 アーカード一人に任せたら、敵軍は殲滅に追いやられてしまうだろう。 こと戦争とはかくあるべきである、というアーカードは正真正銘の化物であり、情などは埒外。 目的達成の至上命令に於ける、単なる障害物。闘う意志で立つ者に例外は無い。 何も知らずただ命令に従って戦争に駆り出される軍人だろうと、アーカードは容赦無く殺す。 微塵の躊躇も無く、一片の後悔も無く、鏖殺する。 鉄火を以て闘争を始める者に人間も非人間もなく。 殺し、打ち倒し、朽ち果てさせる為に。殺されに、打ち倒されに、朽ち果たされる為に。 それが全て。それを違える事は、神だろうと悪魔だろうと誰にも出来ない唯一ツの理。 主人であるルイズの命令でも、それを侵すことは出来ない。 「アーカード、程々にね」 だからせめて『命令』ではなく、『お願い』としてルイズは言ってみた。 「なるべくな」 そしてアーカードは酷く化物らしい笑みを浮かべる。正直あまり期待は出来なかった。 「・・・・・・復讐かぁ」 ウォルターはタバサの境遇を思い返し、その答えに当たる。 しかも極上の復讐相手。動機も、強さも、因縁も、あらゆる要素が高水準で揃っている。 そりゃ自分達に、獲物を横取りされたくはないに決まっている。 そも横取りされる気分というもの・・・・・・ウォルター自身、嫌と言うほど身にしみている。 「あぁそうそう、ビダーシャルもいるから気をつけて」 ウォルターは言い忘れてたかと、気付いて言った。ビダーシャル、エルフの名を。 「えっ?だけどエルフは確か・・・・・・」 ルイズは記憶違いに疑問符を浮かべる。姫さまから聞いた話では、エルフは殺されたと。 そのおかげで聖戦発動が回避されたと、さらに規模の大きい戦にならずに済んだと姫さまは安堵していた。 ロマリアの密偵が掴んだ情報らしかったが・・・・・・。実は生きていて、しかも未だに協力している・・・・・・? 「あぁそれブラフ。ビダーシャルが聖戦発動をやめろってんで、嘘の情報を流したんだ」 「であれば・・・・・・少し厄介か」 タバサとルイズでは手に余る。 アーカードは「手助けはいるか?」といった視線を投げ掛けた。 「いいえ、そこまで手は煩わせないわ。エルフは私が受け持つ」 虚無の担い手だけが、強力なエルフに対抗できる。 ガンダールヴを得て、ヨルムンガントを粉砕したアーカードもゴリ押し出来るだろう。 だが、ここは自分が行くべきだ。それにエルフがいるなら・・・・・・少し考えもある。 エルフの強さは間近に見ていたし、恐ろしいとも確かに思う。が、アーカードに比べればまだマシだ。 (それに・・・・・・少し自分の力を試してみたいしね・・・・・・) 己の強さを存分に発揮出来る相手。 アーカードの戦闘狂な部分が、少し伝染してしまったのかも知れない。 ルイズは大きく強く頷く。 アーカードもルイズを信頼している。召喚されたばかり頃の、かよわい少女ではない。 アーカードの認める相応しき主人へと変貌を遂げた。今や何の憂いもない。 「まぁビダーシャルはそんなに乗り気じゃないし、既にジョゼフには辟易している筈だ。 多分闘わなくても済むと思うけど、ジョゼフの遁走に手を貸すくらいはするかも知れないな」 ウォルターは楽観的に私見を述べる。 自分が敗北したことで、もはやジョゼフの勝ちの目は0なのだ。 もはやジョゼフに付き合い続ける義理はない。 「さぁ行くがいい、征って終わらせてこい」 アーカードは言い切った。信頼に対して信頼で応える。 これ以上求められない主人と従僕の関係。メイジと使い魔の絆。 「ええ、征ってくる」 ルイズは自信と誇りを含んだ笑みで、アーカードに応えた。 ルイズとタバサはシルフィードに乗って飛び、アーカードとウォルターが残される。 「いい主人だね・・・・・・」 感慨に耽るようにウォルターはしみじみ呟く。 「ははっ、そうだろうとも。いい女達だ」 「インテグラとどっちが?」などと、イジワルな質問でもしてやろうと思ったが。 比べるものではないのだろうなと、ウォルターはどこかで感じ入る。 そんな次元の低いものではないのだ。何物よりも強固な絶対の信頼関係に、優劣などは存在しない。 (インテグラは・・・・・・) 自分のことをどう思っていてくれたんだろうか。 人生、主君、信義、忠義、あらゆるもの。己の全てのものを賭け、納得して反逆した。 そう、「納得した」と言い聞かせるように。そしてアーカードと闘った・・・・・・。 (もしも裏切らない道を選んでいたなら・・・・・・) 今更思っても詮無いことだと、苦笑する。 (まっいいさ。幸運なことに、これ以上ない好機を得られるわけだしね) ◆ 艦隊と艦隊の相対距離が、少しずつ、そして確実に詰まっていく。 ルイズはアンリエッタから預かった風のルビーを見つめた。 始祖の祈祷書は未だ新たなページを見せてはくれない。 テファのこともある、エルフとの戦は出来得る限り避けたい。 ――――――その為に、自分に出来ること。 「いよいよね」 掛けられた声に気付いて、ルイズは振り向く。 「本来なら気楽にいけって言うとこだけど、今くらいは気張っていきましょ」 炎色の髪をたなびかせ、キュルケが言った。 「そうね、今くらいは気合を入れないとね」 ルイズはキュルケの笑みに同じように返す。 かつては仇敵であったツェルプストー家の、キュルケともこうして理解し合えたのだ。 (そうよ、エルフとだって・・・・・・) ルイズは大きく何度も深呼吸をして、逸る心を落ち着ける。 手は綺麗に、心は熱く、頭は冷静に。 魔力を高めるのに、感情の起伏は必要だ。昂ぶりが力になる。 しかして感情に身を委ね、振り回されてはいけない。 それでは不安定な力として、己や周囲をも危険に晒してしまう。 支配する、制御する、管理する、操作する、己の意志で必要な分だけを引き出す。 人の身では持て余しかねない虚無の力を、最も理想的な形で使いこなす。 ついぞ『無想』を会得することは叶わなかったが、それでもやらねばならない。 オストラント号の砲台は私。 虚無の『爆発』で以て、的確に進むべき道を切り拓かねばならない。 タバサは後方でシルフィードに乗り、場合によってはすぐに自分を拾って飛び立てるようにしている。 タバサは魔力を温存する為に然るべき時まで戦えない。それまではタバサの分までフォローする必要がある。 (・・・・・・絶対に勝つ、勝って笑う) ルイズはゆっくりと目を瞑る。 そしていつでも『エクスプロージョン』を放てるよう、詠唱し始めた。 † 北花壇騎士として、いくつの任務を請け負ってきただろう。 どれだけの死線を越えてきただろう。 キメラドラゴン、地下水、ミノタウロスのラルカス、火竜、コボルド・シャーマン、アーカード。 どれもが難敵、それでもどうにか生き延びてきた。 騎士としての任務外でも多く戦った。 アーカードが終わらせてしまったが、フーケは強かった。 ウォルターには、まるで勝てるビジョンが浮かばない。 そのウォルターが駆るヨルムンガント相手には、逃げるのが精一杯だった。 盲目の炎術師メンヌヴィルに負けた。憎き虚無の担い手ジョゼフに負けた。 そして・・・・・・アーカードに負けた。 一つ歯車が狂っただけで死にかねなかったことも多かった。 実際に死んだも同然の状態にも陥った。 「・・・・・・お姉さま、本当にやるのね?」 ふと、シルフィードが小声で話し掛けてくる。 「もう無理に復讐をする必要はないと思うのね」 タバサはただ黙ってシルフィードの言葉を聞く。 シルフィードの言いたいことはわかる。母さまは心は戻らないまでも帰ってきた。 これ以上己が身を晒し、その命を懸けて復讐をする意義はあるのか。そういうことだろう。 だがジョゼフを放置するわけにはいかない。 復讐を抜きにしても、ジョゼフは殺さねばならない。 同じ王族としての責任とは言わない。が、いずれにせよ暴走を止めねば国家が破壊される。 大勢の人間が不幸になってしまう。世界の正義の為に、ジョゼフは必ず討たねばならない。 あの男を説き伏せるという選択肢は存在しない。狂人に常人の理屈は通じない。 「お姉さまが死にそうになった時に、どれだけシルフィが心配したことか・・・・・・。 あの胸が大っきいハーフエルフがいなかったら絶対死んでたのね。もうあんな思いはごめんなのね」 タバサは目を瞑る。自分が死んでしまえば、悲しむ者がいる。 ただ制裁を加えたいと言うのなら、アーカードに任せればいい。 間違いなく、嬉々として殺してくれるに違いない。 「それでも・・・・・・私がやらなくちゃいけない」 誓いであり、義務と言っても良い。 自分の中で渦巻く行き場の無い感情に決着をつけ、前に進む為にも・・・・・・。 アニエスのように、復讐相手を赦すことは出来ないし、それほど達観してもいない。 コルベールのように、ジョゼフは贖罪の為に生きているわけでもない。 あの男は・・・・・・この手で殺さねばならない。 「お姉さまが頑固なのは、シルフィよ~くご存知なのね。それでも言うのね」 「・・・・・・大丈夫、勝算はある」 「本当?絶対に勝てるのね?絶対に死なないのね?」 「戦いに・・・・・・絶対はない」 シルフィードは「それじゃ駄目なのね」とぶうたれる。 今までも任務などで勝算の薄い戦いは多かったが、ここまで食い下がるのは初めてだった。 一度ジョゼフ相手に死に掛けてるだけあり、いざ決闘の時が近付いてシルフィードも気が気じゃないのだろう。 「信じて」 「うぅ・・・・・・」 使い魔としては、主人にそう言われたら黙るしかなかった。 改めて言われて、「信じることが出来ない」なんて言える筈もない。 「お姉さまはいじわるなのね。シルフィがいないと作戦も成り立たないっていうのにね」 「ありがとう、感謝している」 「はぁ・・・・・・もうしょうがないのね。お姉さまにはシルフィがついてなくっちゃ駄目なのね」 シルフィードを説得したタバサは、ゆっくりと確認するように頷く。 (もう・・・・・・負けない) 復讐前だというのに、自分でも驚くほど落ち着いている。 激情に駆られて今までのような無茶はしない。場合によっては退く決断も要る。 二度と無様な醜態は晒さない。ルイズに尻拭いなどさせない。 全てを完遂して未来をその手で掴み取る。自分は・・・・・・もう孤独ではないのだ。 ◇ ウォルターが軽やかな足で戻って来る。 「とりあえず地上軍は止めてきた」 トリステインの地上軍はいないものの、対空攻撃でもされたら邪魔臭いことこの上ない。 事と次第によっては地上軍とも同時に戦わねばとアーカードは考えていたが、それは杞憂に終わった。 ジョゼフ直属であることと、ヨルムンガントを率いていたことから、実質的な地上軍の最高権限はウォルターにあった。 よって進軍・攻撃中止の命令は呆気なく伝わり、余計な手間を掛ける必要もなくなった。 これで空中艦隊にのみ専念出来る。準備は整った。 「尤も僕が止める以前にヨルムンガントが全部破壊されちゃったから、士気はガタ落ちだったけど」 ウォルターは内心嬉しさを隠し切れなかった。 もう二度と、アーカードと共闘することなんて考えていなかった。 ワルシャワのあの日が・・・・・・思い起こされる。 また肩を並べて闘えることが、素直に嬉しかった。 空を見上げ、トリステイン艦隊とガリア艦隊の距離を測る。 「・・・・・・そろそろか」 アーカードは88mmを持ち上げる。残砲弾の数では到底全ては落とし切れない。 オストラント号が進む道筋の敵艦を、的確に選んで支援する必要がある。 いざ飛び立とうとした瞬間、ウォルターが声を上げた。 「あっ・・・・・・」 「なんだ?」 「いやぁ~・・・・・・」 ウォルターは思わず言葉を濁す。アーカードは眉を顰めた。 「歯切れが悪いな」 「ヤッバイなぁ・・・・・・、元素の兄弟を忘れてた」 「誰だ?」 「こっちにいる数少ない手練れの連中さ」 アーカードは「ふむ・・・・・・」と考える。 こっちにいる手練れと言えばルイズの母親、烈風カリンを思い出した。 彼女ほどの強さは、恐らくハルケギニアでも早々いるものではないと思われる。 が、ウォルターが言うくらいだ。相当な使い手なのは確かだろう。 「その連中がジョゼフの命令で、ちょっと任務請け負ってんだよね」 ウォルターは言いにくそうに続ける。 「標的は虚無の担い手。ティファニア、ヴィットーリオ。一応は攫って来いって命令」 「それならば問題なかろう」 ティファニアにはアンデルセンが、ヴィットーリオには大尉がそれぞれついている。 最低でも烈風カリンと同等以上の実力者でなければ、まず負けることはない。 「そして、トリステインのアンリエッタ女王」 「なんだと?」 「元素の兄弟は四人。んで当然余るから、国のトップを狙う命令もついでにね。 水魔法で傀儡にするって話だった。だけど教皇ヴィットーリオと女王アンリエッタ。 この二人に限っては、最悪殺してしまっても構わないって命令だ。 トップが死んで国が荒れ、より一層の混沌が見られるならばそれも良しってね」 「いずれにせよ遅かろう。戻っても間に合うとは限らんし、既に終わっている可能性もある」 「まっ、確かにそうなんだけど」 アンリエッタにはアニエスがついている。念話での交信は出来なかった。 未だに血は飲んでいない半人前だが、腐っても吸血鬼。そこらのメイジには遅れをとるまい。 感覚を集中させると、アニエスがまだ滅していないということだけはわかった。 だがそれがイコール、アンリエッタの無事に繋がっているかはまた別である。 これから襲われる可能性。アンリエッタのみが殺されている可能性。 (昼間に襲われた場合が厄介か・・・・・・いや、無用に心配しても詮無いな) 今はアニエスを信じよう、我が血族の強さを。 前ページ次ページゼロのロリカード
https://w.atwiki.jp/prdj/pages/1902.html
属性 Alignment 属性は奇妙なクリーチャーである;それは人の哲学と道徳をまとめるが、同じ属性の二人のキャラクターは必ずしも似ていない。しかし属性はキャラクターの魂とその人物が他人と交流する方法について多くを語っている。 各属性にはキャラクターが従うべき哲学や教義の一覧と、特定の属性のキャラクターをプレイする間心に留めておくべき中心的な概念の一覧がある。君は君のキャラクターにとって一つの単語がとくに重要であると決めて良い――単純に正義、貪欲、自己といった。君はこれらの単語の一部が複数の属性で出現していることがわかるだろう。ある人にとって「自由」は自分自身や他の人にとっての自由を意味するかもしれないし、違う人にとっては自分が欲しい物を手に入れる自由を意味するかもしれない。 属性を考える時、簡単なテストを使うこと:キャラクターは困っている見知らぬ人にどうするか? 混沌にして善の人は、襲われている見知らぬ人を見ると彼の援助に走る――渦中にいる人には助けが必要だ。秩序にして善のキャラクターは状況を引き継ぐよう動き、正義が為されているかを判断する。中立のキャラクターは引き下がり情勢を見、彼女がその状況に適当であると考える方法で動き、次の機会にはおそらく別の行動をする。混沌にして悪のキャラクターは加わり、被害者と強盗の両方から奪おうとするだろう。秩序にして悪のキャラクターは前線に行くのを躊躇い戦いが終わるのを最後まで待ち、彼の利益か彼の神かカルトの利益に有利になるように活用するだろう。 秩序にして善 Lawful Good 正義がすべて。名誉が私の鎧だ。犯罪を犯すものは償わせる。法と真実なしでは混沌しか残らない。私は光であり、私は正しさの剣である。わたしの敵は最終的には償う。正当性は力である。私の魂は純粋である。私の言葉は真実だ。 主概念:任務、公正、名誉、資産、責任、正当、真実、美徳、価値 秩序にして善のキャラクターは名誉を信じる。確固とした信念として持っている規律や信仰が彼女を導くだろう。その信仰を裏切ることよりはむしろ死を選び、この属性の最も極端な支持者は殉教者になることに異存はない(幸福ですらあることもある)。 秩序-混沌の連続体の最端部にいる秩序にして善のキャラクターは冷酷であるように見える。彼女は邪悪な竜を世界中を渡り追いかけたり、デヴィルを追ってヘルまで行くことが頭から離れなくなり正義を齎すのに偏執的になるかもしれない。彼女とは曲がることなく狙いに屈む厳格な人という印象を与えるかもしれないし、そして専心の足らない者を弱者と見做すかもしれない。彼女は厳格に、そして不快にさえ感じられるかもしれないが、教義や信仰から行動しており、常に首尾一貫している。彼女の世界は法の世界であり、彼女は上司に従い、上司の中に悪いところがあると信じるのはほとんど不可能であると理解している。彼女はそのような詐欺師によって簡単に騙されるかもしれないが、しかし結局は彼女は正義は為されると知っている――必要あらば彼女自身の手で。 中立にして善 Neutral Good 私ができる最善を尽くす。誰の中にもある善を見る。他人を助ける。より大きな善を目指して努力する。私がどのように見るかに関係なく私の魂は善だ。決して表紙で本を審査しない。人生における善行への傾倒は承認を必要としない。慈愛は我が家から始まる。親切にせよ。 主概念:慈悲、慈善、思慮、善性、人情、親切、理由、正当 中立にして善のキャラクターは善だが、命令によって拘束されない。彼は見つけられる善を見つけるが、悪は最もきちんとした場所にさえ存在できるということを知っている。 より大きな善のために、中立にして善のキャラクターは彼ができることは何でも行い、彼ができる誰とでも働く。そのようなキャラクターは善行に専念し、彼が達成するためにできるどんな方法でも働く。その人が更生したと思うならば悪の人でも許すかもしれないし、彼は誰にでもほんの少し良さがあると思っている。 混沌にして善 Chaotic Good 私の魂は善だが自由である。法には良心がない。盲目な命令は混乱を促進する。徳は祈祷書のみからでは学ぶことはできない。同情には定形がない。最小の親切な行為も決して無駄にはならない。親切には親切で報いる。困っている人に親切にせよ――次の日に親切にされるのが必要となるのは君かもしれない。 主概念:慈悲、慈善、自由、歓喜、親切、容赦、温情 混沌にして善のキャラクターは自身の道を進むための自由と権利を大事にする。彼女には彼女自身の倫理と哲学があるかもしれないが、それらを厳しく固持はしない。彼女は毎日善行、おそらくは知らない人に親切にし、運が無い人にお金を与えるといった事を為そうとするかもしれないが、これは純粋に喜びのためだ。何が真実と事実に基づいた善と正当性かについて、そのようなキャラクターは心に決めたものがあるが、悪行が善だと自分を騙すことはない。彼女の親切は慈悲深い――おそらく時折盲目的だが、常に十分な理由がある。 混沌にして善のキャラクターは予想できなそうに見え、教会の外では不運な人に施しを与えるが、中では寄付を拒否するかもしれない。彼女は本能を信頼し、厳しそうな司教の教えよりも、親切そうな目をした乞食の言葉に蓄えの多くを注ぎ込むかもしれない。彼女は金持ちから強盗し貧しいものに与えるかもしれないし、気前よく自身とその友人の喜びに費やすかもしれない。極端な場合、混沌にして善のキャラクターは自身の慈悲に対し向こう見ずに見えるかもしれない。 秩序にして中立 Lawful Neutral 法は法を生じさせる。私の言葉は私の絆だ。混沌は世界を破壊する。序列を尊重せよ。規律によって生き、規律によって死ぬ。伝統は続かなければならない。法はすべての文化の基盤である。私は私自身の裁判官だ。 主概念:調和、忠義、命令、組織、地位、規定、仕組、伝統、言葉 秩序にして中立のキャラクターは規律や伝統を称賛するか、規範によって生活をしようとする。彼は混沌と無秩序を恐れるかもしれず、おそらく過去の経験からそうする正当な理由があるかもしれない。秩序にして中立の人物は、誰が自分を統治しているかを彼の同胞がどれだけ安全であるかと同様に心配せず、社会の正常性に安寧を感じている。そのようなキャラクターは指導者や刑罰が法を保つならばそれらを賞賛するかもしれず、たとえ自分の国が残忍な侵略国であっても他国に対する戦争を支持するかもしれない――彼の唯一の懸念は、軍事行動の正当性である。 自分自身の規範に従う秩序にして中立のキャラクターは望んでそれを破ることは決してなく、それを守る殉教者になるかもしれない。 中立 Neutral 世界の回っている歯車と、我々の気まぐれと欲求は無関係である。私は私である。君の友人と家族以外の誰も信用しない。歯車は我々とは無関係に回る。仕組みは移り変わる。全ての帝国は姿を消す。時間が癒やしてくれる。四季は決して変わらない。太陽は万人の上に昇る。 主概念:安定、循環、平等、調和、公平、必然、自然、季節 中立のキャラクターは、2つの異なった哲学のうち一つを持っているかもしれないという点で変わっている:彼女は他の人への疑念や無関心のため中立である人かもしれないし、世界に対し本当に中立のスタンスを持とうとしており過激主義を拒絶する人なのかもしれない。 中立のキャラクターは利己的であるか公平であるように見えるかもしれない。彼女は主に運命の承認によって突き動かされているかもしれず、この属性の最も極端な支持者は隠者になり、世界の熱狂者から隠れている。しかしながら、いくらかの中立のキャラクターは、公然と中立のために努力をし、いずれかの属性へと向かってしまう行為を過度に避ける。この種の中立のキャラクターは秩序と混沌、悪と善の間で進んでいくことを誇りに思う。彼女には夜と昼の基本的な力と自然について宿命論的な見方があるかもしれない。 混沌にして中立 Chaotic Neutral 転石苔を生せず。今日だけがある。風のように生き、適う運命に乗れ。運命に抗う者は愚行と戯れている。君には一度の生しかない。力を望まない者への力。型に嵌まるな。古い規律に反抗しろ。 主概念:気まぐれ、運命、自由、個性、解放、自己統制、予測不能性 混沌にして中立のキャラクターは彼自身の自由と選択する能力を重んじる。彼は権力を避け、目立ったり、違いが表出することを恐れない。極端な場合、彼は自分自身に適しているライフスタイルを完全に受け入れるかもしれない――都市近くの洞窟に住んだり、アーティストとなったり、それ以外で伝統に挑むような。彼は額面通りの価値を受け入れることはなく、闇雲に他者が自分にするか考えるように言うことを受け入れるよりはむしろ、自分で心に決める。 秩序にして悪 Lawful Evil いつか私が支配する。強いリーダーは称賛され、弱いリーダーは倒される。私には正義があり私が正しい。混沌は死をもたらす。この世界には規律か忘却かしかない。序列は尊重されなければならず、恐れられなければならない。弱いものは確かなリーダーに従う。罪は満足である。誰にでも悪徳はある。 主概念:計算、訓練、悪意、力、罰、合理性、支配、脅威 秩序にして悪のキャラクターは彼女自身の利益によって動機付けされる彼女の仕事をするが、究極的には規律が彼女を守るということを知っている。彼女は自身の目的を達成しようとする――しかし混沌ではなく規律を通して。怒り心頭に発するときでも、彼女自身の死を覚悟の上で急な行動を取るより、彼女は慎重に復讐の計画を練る方がありそうだ。その復讐が果たされるには何年もかかることがあるが、それは許容される。 範囲分布の最端部にいる秩序にして悪のキャラクターは彼女の狙いに熱心で、それらを成し遂げるためにはどんな犠牲でも払う。彼女の歪んだ哲学は、彼女の最も親しい支持者、家族、友人に対してさえ、彼女を疑心暗鬼にできる。彼女は支配を得るためなら止まることがない、なぜならば、支配を通してだけ自分は平和を持てるからである。それでも最も強力で秩序のある社会にさえその社会の敵はおり、そして秩序にして悪のキャラクターにとってそうした敵の破壊だけが充足を齎す。 いかなる犠牲を払っても規律がすべてである。 中立にして悪 Neutral Evil 私こそが創造において最も重要なものである。君が望むことをせよ、しかし決して捕らわれるな。良心は天使のためにある。悪の目的のための悪。悪徳は悪徳独自の報いである。罪人は己の人生を楽しむ。悪とは単なる言葉である。他人は良心のない私の自由と人生を妬む。 主概念:欲求、不道徳、必要、自分本位、罪、悪徳、悪意、堕落、不正 彼自身の必要と欲するものによって動機づけられている中立にして悪のキャラクターには良心がなく、自己満足のためだけに行動する。彼は教団の罠と悪を周囲に置くかもしれないが、そうするのは罪と不正に近づく為の純粋なものだ。秩序にして悪の人が取引に傾倒し、混沌にして悪の者が暴力に傾倒する一方、中立にして悪の人物は自分の目的だけに傾倒する。様々な点で、彼は絶対的な自己の利益以外への明確な忠誠心を持っていないので、彼は悪の縮図である。 裏切っていたり、彼を知る者に近付いた人物を殺害したりしているため、過激な中立にして悪のキャラクターは一匹狼となる傾向がある。 混沌にして悪 Chaotic Evil 欲しいなら奪う。勝てば官軍。強きは弱きを支配する。私を尊敬しないなら苦しめ。私を恐れよ。今日だけがあり、そして今日必要なものを奪う。怒りは私の長所を引き出す。私はより強いものだ。 主概念:無秩序、怒り、無道徳、蛮行、混沌、変質、自由、冒涜、暴力 混沌にして悪のキャラクターは彼女自身の怒りと必要に完全に駆り立てられている。他人に生じさせる苦しみに関係なく、彼女は軽率に気まぐれに行動する。 様々な点で混沌にして悪のキャラクターは彼女の生来の性質によって予測できないことが決まりきっている。彼女は広がる炎、来るべき嵐、研いでいない剣の刃のようである。極端な混沌にして悪のキャラクターは似た心根の個人を見つけ行動を共にする傾向がある――協力の必要によってではないが、この混沌への親和性があるためであり、彼女はその喜びを共有する他人と共に自分の本性を実践する機会を楽しむ。 属性変更 Changing alignment 時間と共に、人物は幻滅するかもしれず異なる属性に流されるかもしれない。この章では段階的にキャラクターの属性を変更することを記録するためのオプションのシステムを記載する。 あらゆるキャラクターは、秩序-混沌の属性軸の9ポイントのスケール(表3-1参照)を持ち、1、2、3は秩序を、7、8、9は混沌を、残りは中立を表す。あらゆるキャラクターは、善-悪の属性軸の同様のスケールを持ち、1、2、3は善を、7、8、9は悪を表す。 プレイヤーはキャラクターの属性が属性トラックのどこにあるかについて決める。例えば、善の心を持ついたずら好きなローグは秩序-混沌の軸で7、善-悪の軸で2を持つ――混沌よりはるかに善である混沌にして善のキャラクターである。残酷だが立派な騎士は、秩序-混沌の軸で1、善-悪の軸で7を持ち、悪よりはるかに秩序の、秩序にして悪のキャラクターである。 キャラクターがリストにある属性に合わない行動をとるとき、行動が適切な属性トラック上でキャラクターの属性を移動させるかに十分かどうか、そしてそうならばどのくらいなのかをGMは決定する。PCが遠い刑務所へ護送する必要がないように捕らえたオークの戦闘員を処刑することは悪に1段階しか向かわせない;情報のために人質を拷問することは2段階向かわせる。小さい違反において、更なる行動が属性トラックで移動を引き起こすという警告をGMは出すことができる。ただ楽しむだけの為に子供たちでいっぱいの孤児院を燃やす事のような過激で意図的な行為は、属性トラックにおけるキャラクターの元々の立ち位置に関係なく、完全にキャラクターをその属性に押し込むべきである。 属性トラックにおけるキャラクターの立ち位置が他の属性に移動するとき(3から4、7から6など)、キャラクターに書かれた属性は新しい属性に変更される。キャラクターは彼の前の倫理観を捨てることに関連した罪の意識、後悔、あるいは不運のために、攻撃ロール、セーヴィング・スロー、判定に-1のペナルティを受ける。1週間後、このペナルティは消え去る。キャラクターがまだ彼の前の属性の「境界線上」にいることに注意すること、そしてそれ以降の行動によって1週間のペナルティの繰り返しを伴いながら彼の前の属性に戻るよう移動するかもしれないので、属性変更の後、新しい信念と哲学を受け入れ、新しい属性に従って行動するのがキャラクターの最善の利益となる。このペナルティは属性変化の他の結果(元クレリックや元パラディンになることのような)に追加である。 属性トラックの特定の区画の中でキャラクターの立ち位置を強化するための仕組みは、柄にない行いをするより大きな努力を必要とする。少し善(3)の人がかなり善(1)になるのは難しい――穏やかな善の行為の生涯でさえ不十分である。キャラクターがその属性を促進するか維持する方向へ大きな努力をする場合、GMはそれが属性から外れるような大抵の行為をしても即座に属性の変更の危険を冒すことにはならなくなる属性トラック上の「最も安全な」点の1つ(1、5、9)への移動に値するかを決定すべきである。これは、プレイヤーが悪-善の軸で善の区画の中にいようと些細な悪行を同数の些細な善行で相殺する事でこの機構を遊ぶ真似を妨げるのを手助けする。 ヘルム・オヴ・オポジット・アラインメントなどによる強制属性変更は属性トラックにおけるキャラクターの立ち位置それぞれを、対応する逆の立ち位置に移す(1は9に、2は8になど);真なる中立のキャラクターは、両方とも最端の姿勢へトラックをジャンプさせる(1/1、1/9、9/1、9/9へ)。慎重な属性変更とは異なり、強制属性変更は攻撃ロール、セーヴィング・スロー、判定に通常の一週間のペナルティを課さない。 アトーンメント呪文を用いることで、属性トラックにおけるキャラクターの立ち位置を、前の属性に戻すために最低限の量を移動させる。例えば、再び善属性となる為にアトーンメントを使う堕ちたパラディンは、元々彼女の善-悪のトラックの立ち位置で2か1にいたとしてさえ、3へ遷移する。呪文は最悪の不思慮を逆転する手段であり、トラックの属性ゾーンの中で安全なゆとりを得る為のものではなく、これはキャラクターに回復した属性の信条の範囲内で地歩を固める方向に動く要因を与える。アトーンメントの「魔法による属性変化を戻す」のオプションを使うことは通常の属性変化による攻撃ロール、セーヴィング・スロー、判定のペナルティを目標に与えないが、「救済あるいは誘惑」のオプションの受容ではペナルティを与える。 勇気のいるようなキャンペーン、または属性変更に対してより柔軟性がほしいGMは、属性のゾーンの大きさを変えたり(1と9以外すべて中立)、属性の振る舞いを定量化する際に更なる粒度を許すために9ポイント以上のスケールを使ったり、属性のゾーンの間でキャラクターがペナルティなしで属性をゆっくり変えることのできる遷移地帯を作ったりできる。 強制属性変更 Forced Alignment Change 強制属性変更が純粋に恣意的である場合(呪いや魔法のアイテムからであるなど)、一部のプレイヤーはこの変化を異なる方法でキャラクターの振る舞いを深掘りする機会と見做すが、多くのプレイヤーはキャラクターの元々の概念を好みできるだけ早く普段通りに戻ることを望む。GMは強制属性変更の濫用を避けるか一時的にすべきである(キャラクターが悪の実体に支配されてその実体が特定の目的を達成したら解放されるようなシナリオなど)。プレイヤーが他の属性のキャラクターを遊びたいならそうプレイしたいと演じたいともう頼んでいるだろうし、急速な変遷は多くのキャラクターの構想を滅ぼすことを覚えておくこと。 キャラクターが属性を変えるとき、一部のクラスはクラス能力を失う。モンクが混沌の猿の神の呪いから解放されるような短い冒険にとって属性変化は興味深いかもしれないが、しかしこれらの状況は珍しいものであるべきである。一部のキャラクターにとって、属性変化は、ウィザードの呪文書を破壊したり、射手の腕を切断することと同等のキャラクターを変化させる概念である――傷跡は長きにわたり、戻るのは難しく、結局プレイヤーを罰することとなる。 属性変更 1 2 3 4 5 6 7 8 9 秩序 中立 混沌 1 2 3 4 5 6 7 8 9 善 中立 悪
https://w.atwiki.jp/sattintale/pages/13.html
少女記録中 平成弐拾年長月 平成弐拾年葉月 平成弐拾年文月 平成弐拾年水無月 平成弐拾年皐月 平成弐拾年卯月 平成弐拾年弥生 平成弐拾年如月
https://w.atwiki.jp/sattintale/pages/89.html
少女熱病中 ボクってば意外としぶといようです。 というわけで久し振りにだるだると書いてみるテスト。 暑いし世間は絶望の夏休みに突入したらしいし悲劇的状況なわけだけど。幻想郷最速を誇る方の月だと思うとなんとなくいい気分に――ごめんなさい、やっぱりそうでもn 文屋ちゃんは好きだけど、それとこれとは話が違いすぎる。カレーは好きだけどドライカレーにすると嫌い、みたいな。過去にドライカレー食べた記憶無いけどね。あぅあぅ。 そういえば昨日遂にオンゲー引退を決意した件について。 軽く衝動的だった気はする、だが後悔はしていない。起きてきて早速復帰しようかなとかちょっと考えたのは夢だよね、多分。 名残惜しくないと言ったら嘘になるだろうけど良かったんだよ、これで。肉体の整合性と精神の安定を保つためにもね。 リアルマネー投資してるパンヤは休止って格好で残すけど、他は追々消す方向かな。 びすたんのドライブがディスク焼けることに今更気付いたので、MEたんが冬眠して以来の音楽CD作成に勤しんでる今日この頃。未だにCD派のボクなのです。 他には二、三年前に買ったまま眠ってたGBA版のサモンナイト三作目を進行中。喋るっていいよね、うん。PS版二作目がもうすぐ発売らしいんだけど、予約特典まだ間に合うなら買っちゃうかも。移植されてるの知ったのがつい先日なのはHI☆MI☆TU! まだ書くことあるような気もするものの、朝の慌ただしさに敗北してこの辺で終了。別にボクは何ら急ぐことはないですけど。そもそも予定なんてn さて、御飯御飯。べ、別に食い意地張ってなんかないんだからっ。 2008年07月21日 (月) 07時55分32秒 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/sattintale/pages/69.html
少女悔恨中 TWのイベント期間が終了して約一名への返却もようやく済んで、ひとまずやるべきことはやったかなっていう感じ。寝不足続きな気がするから長めにゆっくり寝たいですの。 あとは彼ともうちょっと上手くやり取りできたら……。 眠くて頭回ってないみたいだし、短いけど今日はこの辺りで。御休みなさいませ。 2008年04月10日 (木) 23時04分43秒 名前 コメント すべてのコメントを見る ふむ、本人がそう望むならしょうがないことではあるね。 が、戻ってくるのを首を長くして待ってよう。 LWの復帰もだいぶ先のようだし、そしてLWのBBSみてやり場の無い怒りに駆られている 俺がいる・・・ おまけ:日記なんてものは、気が向いたときに書くものさ<それは俺のmixi(ぁ -- (銀) 2008-04-18 10 44 39 虎 支援は、そこまで無理せんでいいよ 養殖を頼むつもりは一応無いし; リンク 意見把握 した上で敢えてそのままにしてやりましたヽ(´ー`)ノ 異論は認める、というか嫌なら変えますヽ(;´Д`)ノ -- (約一名) 2008-04-17 01 18 44 更新不定期にすると書かなくなっちゃいそうだし。 良い判断だ、正にその通り(実例は身をもって(帰れ あと、ランジエ虎で作るの決めたからー 集めてたの全部投げ売りしたからー あとよろすくー(外道 -- (約一名) 2008-04-15 23 14 31
https://w.atwiki.jp/sattintale/pages/19.html
少女保管中 更新履歴 コメントログ長月 コメントログ葉月 コメントログ文月 コメントログ水無月 コメントログ皐月 コメントログ卯月 コメントログ弥生 コメントログ如月
https://w.atwiki.jp/sattintale/pages/96.html
八日/6
https://w.atwiki.jp/sattintale/pages/65.html
少女滑込中 日付が変わってしまいそうな悪寒。だけどめげずに日記書くですの。 今日もTW繋いでたわけなんだけど。運気の無さには定評のあるボクなのに、またしてもイベントでレア入手=捌ければ資産増加のキワミ、アッーていう。昨日の件があったばかりだし、さすがに期待してなかったんだけどね。 人間関係も良好な気がするしこれは本格的にTW復帰フラグ? まぁ廃人しないように注意はするつもり。塞翁が馬って言葉もあるしね。ちょっといい事あったからって調子に乗るとだめなのです。 ニコ動見られる人に一つ宣伝。「森永ミルク」で検索してみると多分二件しか出ないと思うんだ。再生数が多いほう、初音ミクに歌わせてみた系動画のはずだからそれを見てほしいのですよ。 弟の先輩が作ったらしくて一回見てって言うから見たんだけど、あれは純粋に良作品だと思う。タグを引用させてもらうと「記載現る」。 もっと評価されるべきだと感じてつい紹介してしまった。別に森永の社員になったわけじゃnウワナニヲスルヤメロ。 以下米返信。 Re 約一名 蒼氷兜と鎧引いちゃった件について。しかも鎧が準MAXだった件について。カードもそれなりに出てるし、売れ具合次第で幸せになれるかもしry。 どう見てもイベント成金です、本当にあぅあぅ。 ちなみに焼き栗返そうと何回か覗いたけど、すれ違ってるのかなかなか会えなくてさーせん。 どうにか間に合ったかな……かな? 時間に追われるのは好きじゃないから、もっとのんびり書けるように心掛けようと思うボクなのでした。 2008年04月06日 (日) 23時59分34秒 名前 コメント すべてのコメントを見る ふむ、本人がそう望むならしょうがないことではあるね。 が、戻ってくるのを首を長くして待ってよう。 LWの復帰もだいぶ先のようだし、そしてLWのBBSみてやり場の無い怒りに駆られている 俺がいる・・・ おまけ:日記なんてものは、気が向いたときに書くものさ<それは俺のmixi(ぁ -- (銀) 2008-04-18 10 44 39 虎 支援は、そこまで無理せんでいいよ 養殖を頼むつもりは一応無いし; リンク 意見把握 した上で敢えてそのままにしてやりましたヽ(´ー`)ノ 異論は認める、というか嫌なら変えますヽ(;´Д`)ノ -- (約一名) 2008-04-17 01 18 44 更新不定期にすると書かなくなっちゃいそうだし。 良い判断だ、正にその通り(実例は身をもって(帰れ あと、ランジエ虎で作るの決めたからー 集めてたの全部投げ売りしたからー あとよろすくー(外道 -- (約一名) 2008-04-15 23 14 31
https://w.atwiki.jp/sattintale/pages/71.html
少女遊戯中 夜久し振りに発症して死ぬかと思った。うん、冗談とかじゃなくてほんとに。でも起きてTW繋いでる辺りボクってば真性のネトゲーマー。むしろ廃人。 こんなことだから彼から連絡来なくなっちゃうんだよね……。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。でもどうしたらいいか分からないのです。非力さって罪だね。 以下米返信。 Re 塵っち 自治厨じみてるけど、公の場なんだから最低限の礼儀はあって然るべきだと思うのですよ。いくら正論言っててもwとか^^とか付けられると、ね。 鯖復帰したらネタをネタとして上手く扱える紳士淑女でありたいものですの。 Re 約一名 同じく待機組。何か大事にでもならない限り見守る予定。 リンクは遠慮なくしちゃっていいけど、タイトルそのまま載せるのは自重推奨。ボクの方は別に問題ないけどね。適当に誤魔化して穏便に済ませたほうが良さそうな。そっちでも無問題なら直球でどうぞ。 リンク確認後こっちからも貼らせてもらおうかな。 まったりって言ったもののどっぷりTWプレイ中のボクは何処に向かおうとしてるんだろうか。。 追記 手違いで昨日の記事に今日の記事上書きしちゃったっていう。慌てて修正したですよ。やっぱり他の事と並行してやるのはあぅあぅ。 2008年04月12日 (土) 23時37分46秒 名前 コメント すべてのコメントを見る ふむ、本人がそう望むならしょうがないことではあるね。 が、戻ってくるのを首を長くして待ってよう。 LWの復帰もだいぶ先のようだし、そしてLWのBBSみてやり場の無い怒りに駆られている 俺がいる・・・ おまけ:日記なんてものは、気が向いたときに書くものさ<それは俺のmixi(ぁ -- (銀) 2008-04-18 10 44 39 虎 支援は、そこまで無理せんでいいよ 養殖を頼むつもりは一応無いし; リンク 意見把握 した上で敢えてそのままにしてやりましたヽ(´ー`)ノ 異論は認める、というか嫌なら変えますヽ(;´Д`)ノ -- (約一名) 2008-04-17 01 18 44 更新不定期にすると書かなくなっちゃいそうだし。 良い判断だ、正にその通り(実例は身をもって(帰れ あと、ランジエ虎で作るの決めたからー 集めてたの全部投げ売りしたからー あとよろすくー(外道 -- (約一名) 2008-04-15 23 14 31
https://w.atwiki.jp/sattintale/pages/41.html
少女投出中 こんばんは、幼女です。久し振りにいい時間帯で眠気が。今日はもしかしたら気持ちよく寝られるかも。 しかし、その前に日記書いちゃおうという。何という習慣乙。 昨日誰か来るって書いたけど、弟はどうやら女の子連れ込んだ呼んできてたらしい。そういえば前に誰か来た時も女の子だったような。青春なんですかね。 まぁ居るのか居ないのか分かんなくなるくらい静かだったし、好きにやってくださいなって感じ。……さすがに喘ぎ声でも聞こえてきたらあぅあぅだけど。 昨夜は宣言通り一枚お絵かきして寝たんだけど、今日もまた描いてた件について。微妙にうpしてもいいかな、なんて思ってきたんだ。 タイトルも内容もネタ切れ感たっぷりだし。絵で適当に場を濁せないかなっていうさくry もしやるならプリンタで取り込むんだけど、xpに繋がってるのですよ。そして今はvistaなわけで。 前に言ったか忘れちゃったので一応説明すると、リビングにあるのがvistaで自室とは別な部屋に置いてあるのがxpですの。で、基本的に機器の移動しないからxpの時じゃないと無理っていう。 ネトゲ時もxp vistaだったし、出来たらxpのみでいきたいんだけどね。弟に半分所有権あるからなんとも。大学進学と一緒に持って行くとか言ってたし。新しく購入するにしても予算があるわけもなく。激しく困ってるわけじゃないから、当分はこのままでやるしかないかと思うわけなのです。 ……愚痴じゃないよ。絶対に愚痴なんかzy さてと。ほどよく埋まったことだし寝るとするですよ。御休みなさいまし。 2008年03月15日 (土) 01時42分25秒 名前 コメント すべてのコメントを見る 気をつけて行っといで~ -- (銀) 2008-03-26 00 14 14 コメントあったのでコメント返しにきました 焼き栗についてですが 私はあげたつもりなので、特に気にしないで十分かと それでも返したいというのなら、その意志を尊重しようかとは思う。 inについては、まだノーパソが戻ってきてないので ノーパソが戻ってきてから、あとそちらにあわせようかと思う。 -- (約一名) 2008-03-25 08 24 08 1200踏んだヨ -- (塵) 2008-03-22 19 44 09