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破滅の超人(メガデス・ジャイアント) VR 自然文明 (7) クリーチャー:ジャイアント 6000 ■W・ソウル ■闇の呪文または闇のクリーチャーの能力によって、相手がバトルゾーンにあるクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。 ■自分のターン、このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置いてもよい。 ■マナ爆誕8 ■W・ブレイカー 作者:焼きナスオ 《ディープ・パープルドラゴン》の自然版を目指したクリーチャー。 同じようなコンセプトで焼きナスオが作成したカードに《アイアン・メイデンドラグーン》がある。 フレーバーテキスト 収録 DMAX-04「アナザー・エクストラ・パック リテイク&リバイバル」 参考 《ディープ・パープルドラゴン》 《アイアン・メイデンドラグーン》 評価 名前 コメント
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破滅のヴィクティム 解説 攻撃系の暗黒魔術。 体を崩壊させる漆黒の霧で包み込む。 雑感・考察 天秤登場時に暗黒魔術に分類されている。(この魔術自体の説明では分からないが、使用者のヴァレフォルに暗黒魔術の極みというスキルがある) 説明文的におそらく同系統っぽい魔術を効果が高い順に並べると、破滅のヴィクテム 崩壊のディザイア。 作品 分類・ランク 属性 種別 範囲・射程 効果 取得者・備考 天秤 魔術・暗黒、M 暗黒 攻撃 全体 魔攻1300、威力9、束縛 ヴァレフォル 珊海 - - 攻撃 範囲内敵部隊 効果値100~700+攻撃封じ イグナート 天結いⅠ - 暗黒 攻撃 1-3 魔攻+25、麻痺 ヴァレフォル破滅ヴィクティム、名義 名前
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破滅の女神ルイン 46427957 星8/光属性/ATK/ 2300 DEF/ 2000 [天使族・儀式/効果] 「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。フィールドか手札から、レベルの合計が8になるようカードを生け贄に捧げなければならない。このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、もう1度だけ続けて攻撃を行う事ができる。
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1249話においてツィツィミトル討伐することで終了したイベント。 破滅の女神とはツィツィミトルのことで間違いないし、ツィツィミトル自体は1245話が初登場ではあるが、イベント自体は狭い意味では闘争の聖地において為されたファルネーゼ家の王女たちに対する儀式での黒い球体発生(1155話)から港町クーリエへと移動する4つの黒い球体全てを封印させる(1249話)までと考えられる。 ツィツィミトルが魔神を操っているという長老様の見立てが正しいのであれば、広い意味では一連のアナザースカイ・オンラインの世界の剪定作業全体がイベントとも考えられるものである。ツィツィミトル討伐でイベントはクリアだが、戦いは各地で残っていた。 神々や、旧い時代のドラゴンと神との因縁など色々と関係しているもので、さらには運営の中の管理者なども個人的に手を出していたため、単にゲームのイベントとして良いかは不明。 キースはボーナスポイントに10点、エクストラ評価で15点を得た。 特に闘争の聖地,奈落の牢獄,港町クーリエで大きな動きがあった。他の各地でも襲撃があったが、主にその3箇所での動きを以下に列挙する。 闘争の聖地 ファルネーゼ家の王女たちに対する儀式は第八回闘技大会の四日後に行われることとなった。キースは問答無用で出頭を命じられたが、プレイヤー達にはちゃんと冒険者ギルドを通じた「依頼」としてエリアポータル外での警備が出ていた。(1155話) 1155話で赴くと、多くのNPCのドラゴニュート、バードマン、ドワーフ、ミュルミドンやバオバブエント,センチネルゴーレム,ドラゴンたちがいた。闘争の聖地の巨大なドームの上には名物長老エルダードラゴンまで出張っていた。 ドーム内の地面と天井には幾重にも魔法円と魔方陣が描かれている。これらは対になっているようで上下に柱の帯のように魔力が連なっているようだ。女教皇シュザンヌや法騎士らが王女を囲み、秩序法典を手に法儀式を行っていた。勿論師匠たちやサビーネの姿もあった。ドームの外のバオバブエント,センチネルゴーレム,ドラゴンたちも結界を張っているらしく、かなり厳重な守りであった。 不思議と魔物が出現することも無く、静かな時間が流れていた。 1156話ではダークエルフの援軍を連れてルグランも合流した。 王女たちから魔人の指輪を取り出し、かわりに魔結晶を融合させて分離自体は成功した。その流れは魔竜化阻止の儀式に近いものだった。 しかし、分離した魔人の指輪を抑えていた結界が歪み、球状星団のような黒い球体が出現、そこからまずはゾディアックシリーズと追従勢力の魔物が出現。その後北欧神話系も続き、ヨルムンガンドの分身がドームを崩壊させた。その後エリアポータルを黒い球体が完全に覆う形となった。どうやら異なる空間と繋がる一方通行の門となっているらしい。 その後淤母陀流神之影,阿夜訶志古泥之影,天之常立神之影,意富斗能地神之影,大斗乃辧神之影,宇摩志阿斯訶備比古遅神之影,ヨルムンガンドの分身,テュポーンの写身,ガイアの影,プルシャの影,ダイダラボッチの影,ユミルの影,共工の影が出現。魔竜やヴィゾーヴニルの影も出現していた。天之御中主神之化身,高御産巣日神之化身,神産巣日神之化身も参加する嫌らしい編成。とりあえずの魔物は片付けたものの、黒い球体自体には手を出すことができないまま、球体は少しずつ東へ移動し始めた。 その戦闘に夢中になったキースはもともと転生煙晶竜の偽装のため追従召喚モンスターの数をごまかす目的だった待宵,キレートをパナール,極夜に交換してしまった。 今回の戦いでは転生煙晶竜は何故か名物長老の横を動かず、参加しなかった。問いただしても素直に理由を話すことはなかった。(1157話) 1160話の情報では黒い球体の進路は東北東になっているとのこと。隣のN4E27も含めて魔物は出ないまま。今回の事案の総司令部もサニアの町に設置された。 黒い球体は1164話時点でようやくN4E27に入った。 1175話時点の情報に寄ると、黒い球体はN4E28マップに侵入した所で停止した。港町クーリエ周辺のプレイヤーからの情報ではあと2つの黒い球体が観測され、計3つとなった。 奈落の牢獄 1202話でN4E28北側の球体の封印が為された。と同時に東方海上のこのマップの黒い球体では悪魔、天使、魔竜の襲来があった。封印された北の球体の周辺でも同様の襲撃があったようだが、ドラゴン達にによりすぐに制圧されたらしい。東でもじきに制圧されそうでキースが物足りなさを感じていた所に待ちに待った弥勒菩薩が出現した。供は日光菩薩,薬師如来,月光菩薩,文殊菩薩,釈迦如来,普賢菩薩,観音菩薩,阿弥陀如来,勢至菩薩他孔雀明王などの仏像シリーズ。他のプレイヤーはそれぞれ別の場所に跳ばされたが、キースだけは【神殺し】の称号により強制転移を免れて戦闘へ。転生煙晶竜がぶちきれた。3時間を越える熱戦であったが、名持ち竜たちが援軍として到着してしまい、煙晶竜もばれてしまった。ボーナスポイントに12点、エクストラ評価で15点が加点されたがそれ所ではなくドラゴンの軍勢に完全に包囲されてしまった。それでも逃走を図ったが50対1でこれまでのいかなる敵よりも厳重なる結界まで使われ拘束され、N4E28北の黒い球体封印場所まで連行された。(1203話) + 弥勒菩薩出現 弥勒菩薩出現 《汝等の所業、最早無視する訳には行かぬ。ここより去れ!》 流れるような所作で合掌。 周囲にいたNPCドラゴン達の姿は見えない。 ユニオン編成で共有化されていた仮想ウィンドウも全て消えていた。 眼下には海面、例の黒い球体も見える。 頭上は大空、変わらず蓮の花が幾つも見えていた。 正面には弥勒菩薩様。 仏様とは思えない表情になっている! まるで苦虫を潰したような、そんな感じだ。 《何という事だ! 矮小なる者でありながら神殺しだと?》 『いい機会じゃ! 救世主を騙る痴れ者め、我の真の怒りを知るがいい!』 転生煙晶竜の雰囲気が激変する。 …3時間後 《愚かな。汝等の為す事など無意味であろうに》 弥勒菩薩様の全身は酷い様相になっていた。 あちこちが焼け爛れているかのようであり、一部は炭化している。 片腕は無く、胴体も穴だらけで頭部も半壊状態だ! まあ頭部に関しては半分はオレがやったんだけどね。 これでもまだ喋るだけの余裕があるのか? 《痴れ者達よ、汝等に世界の真理に辿り着く事は叶わぬ》 『囀るな、この偽善者が!』 転生煙晶竜が怒りと共に放ったのは? 全身に奔る赤い筋の中から幾条もの光が伸びてゆく。 それは蛇行しながら凄まじい速度で弥勒菩薩様の全身を貫いた! 弥勒菩薩様の全身が分解されて行くかのようだ。 アッサリとその巨躯が消えてしまっていた! + 容疑者確保 容疑者確保 『ええい! 多少の無礼は構わぬ! 翼を押さえろ! 我は頭をやる!』 『ハッ! しかし宜しいので?』 『非礼の詫びであれば我が一切を引き受ける! 構わぬ、やれ!』 『金紅竜、黒曜竜! 結界を敷け!』 『ハッ! しかし無礼が過ぎませんか?』 『やるのだ! 我のみでは煙晶竜殿を抑えられるとは思えぬ! 全力で我共々、封じよ!』 『煙晶竜殿! 何故に抵抗なさいますか!』 『放っておけ! 儂は自由気ままに生きたいだけじゃ!』 『それは存分になさるが良いのです! その前に我等にご教示して頂けねば困るのです!』 『それが、嫌なんじゃ!』 『黒曜竜、準備はいいか?』 『応ッ!』 転生煙晶竜の周囲に魔方陣と魔法円、しかも立体的に構成されている? しかも最外縁は球体か! 無論、紫晶竜も一緒だ。 水晶竜と翡翠竜もです。 中にいるドラゴン達の動きが一気に遅くなる。 一体、何をした? 翠玉竜が魔方陣と魔法円の球体に着地、蔦の束と化した翼を撃ち込んだ? 球体の中が蔦で満たされて行く。 これは拘束の為だろう。 絶対に逃がさない。 その執念が感じ取れる。 『金紅竜! 黒曜竜! このまま結界を維持せよ!』 『『ハッ!』』 『蒼玉竜、柘榴竜、白金竜はこのまま我等を運搬せよ! 手間であろうが、やるのだ!』 『『『承知!』』』 『翠玉竜、そのまま拘束を厳重にせよ!』 『しかしこれでは紫晶竜殿も!』 『構わぬ。それよりもだ、確実に煙晶竜殿を抑えよ!』 既に球体の中は蔦で満たされ尽くしている。 いや、その蔦も一部がズタズタになっているのも見えた。 中でまだ転生煙晶竜も大いに暴れているようだな。 この状況下でまだ観念しないとは、見上げたものだ! いや、見苦しい? 『ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ! 離せぇぇぇぇぇぇぇっ!』 『失礼!』 『水晶竜?』 『ハッ! 尻尾は抑えました!』 『翡翠竜、どうだ?』 『左の翼は使えない筈です!』 『そのまま離すでない!』 『『ハッ!』』 『やめろぉ! お主等、ぶっとばすぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!』 紫晶竜の指示で的確に拘束を進める一方で、転生煙晶竜の言動が痛い。 何なの、この差は? 唯の駄々っ子みたいだな、と思った事は何度かあった。 やっぱり唯の駄々っ子だ。 『念を入れよ! 眷族達にも体の各所を封じさせるのだ!』 『『『『『『了解!』』』』』』 降下して行く球体は三重の結界が敷かれていた。 金紅竜と黒曜竜が更に2つ、重ね掛けするという念の入れようです。 その結界の内部は完全に蔦で埋め尽くされ、中にいる4体ものドラゴンの姿は見えない。 会話も途絶えていた。 転生煙晶竜の子供のような怨嗟の叫びも聞こえて来ない。 代わりに唸り声が聞こえている。 たまに美味い物でも喰わせろと呟いていたけどさ。 警察の事情聴取でもカツ丼は自腹を切らないと食べられないと聞く。 贅沢な事を言っている状況じゃないでしょうに! 1222話でN4E28南側の球体の封印作業が行われた。キースは80弱のパーティと、ドラゴン達と共に東側の黒い球体の警戒に入る。そしてまたもや封印と共にモンスターが出現した。スローン,メルカバーらの他にサンダルフォンの写身,メタトロンの写身,カマエルの写身,ハニエルの写身,ザフキエルの写身,ラジエルの写身,ザドキエルの写身の巨躯の姿も見えた。ラファエルの写身,ミカエルの写身,ガブリエルの写身,ヴリトラの写身,テュポーンの写身,悪魔達も出現しかなりの戦力だったが、ドラゴン達も含め味方も大戦力であり、あっけなく撃破した。(1223話)その後、黒い球体が浮上し、上空からも流れ星のように楕円形の円盤などの近未来兵器が襲来した。どうやら隔離されていたヘヴィーアーマーズ・オンラインβテストラストとしての大気圏突入による攻撃イベントらしい。しかしカタストロフィが機械には致命的に相性が悪かったらしく、いきなり兵器が動作不良になってしまって凡戦以下となってしまった。(1223話)1234話でのアルメイダとの会話によると、偽りの神樹の残りのイベントが流用されたらしい。 1231話の情報では残り1つとなった黒い球体はじりじりと西への移動を開始したとのこと。 港町クーリエ 1175話でキースからS1W15での出来事がフィーナに伝えられ、それまでに観測された3つの黒い球体により町が消滅する可能性が出てきた。NPCもN4E28の西に入った所で停止した黒い球体1つについては封印の準備をしていたが、防ぎきれない可能性が出てきたことにより生産職は拠点を聖霊城に移すことにした。 キースは唯一黒い球体が発見されていない東側の海中を探索することとなったが、転生煙晶竜はS1W15への警戒のためか参加せず海魔の島に残ることになった。海中は出現モンスターがかなり強化されている印象だった。しかし東側以外の方向には出現しておらずかなり偏った分布になっていた。キースの探索によりN4E29の東側に4つめの黒い球体があることが判明した。 まずは闘争の聖地から追跡している西側の黒い球体を封印することにしたことがキースに伝えられた。(1185話) 黒い球体の虚無の性質と邪結晶の虚無の性質を、錬金術の秘術を併用して溜め込んだ力を反転させることで相克させて封印する計画は無事成功し、西側の黒い球体は消滅した。その痕跡から魔神へと到る手がかりを探ろうとしたが、直後に港町クーリエに巨神が出現した。キースはドラゴン達を出し抜くため黙って急行した。あまりにうれしかったのかグリーンハウス・エフェクトとアイス・エイジを混ぜた呪文融合など狂気の沙汰をかいまみせた。(1187話)しかし続々とプレイヤーが参戦し、後半にはドラゴンたちも到着してしまったため、最後には凡戦となってしまった。戦いによって港町クーリエは壊滅し、エリアポータル機能を失った。人魂の有無すら不明。一方で東側の黒い球体からもギリシャ神話関連のモンスターが出現していた。(1188話) + 主な出現モンスター 主な出現モンスター ユミル プルシャ ダイダラボッチ ガイア 共工 ヨルムンガンドの写身 テュポーンの写身 無情なるフンババ グレンデル キングトロール 淤母陀流神之写身 阿夜訶志古泥之写身 天之常立神之写身 意富斗能地神之写身 大斗乃辧神之写身 宇摩志阿斯訶備比古遅神之写身 ジズ ヴィゾーヴニル ロック鳥 アストラルドラゴン ボイドドラゴン ユニバーサルドラゴン 1202話で北側の球体の封印が為された。と同時に東のN4E29にある球体では悪魔、天使、魔竜の襲来があった。封印された北の球体周辺でも同様の襲撃があったようだが、ドラゴン達により鎮圧された。しかし東には弥勒菩薩も出現した模様。 1203話では連行された転生煙晶竜の取調べが行われた。キースは無情にもそそくさと帰ることにしたが、さすがに気まずいのか名物長老エルダードラゴンに転生煙晶竜の弁護をお願いした。そしてうまいものが食べたいという容疑者に差し入れを持っていってやろうと考えた。 1222話からは南にある3つめの黒い球体の封印作業に入った。キースもうきうきして東側の球体警戒に向かうが、、残念なことにドラゴンに加えてパーティ数80弱の大集団になってしまっていた。 1247話で訪れた時には最後の黒い球体はすでに上陸し、町の上空に来ていた。封印のための魔方陣と魔法円や、バオバブエント達、センチネルゴーレム、ドラゴンの準備も整っていた。プレイヤーたちもサモナー系300弱にグレータードラゴンも含むドラゴンナイトなどかなりの戦力が集結していた。他にも静かなる竹林,サニアの町,忘却の砦などに分散され、いかなる場所での異変にも対応する体制を整えていた。封印終了直後、上空に浮き島が8つ出現した。浮き島を質量兵器にするのと同時に魔竜,メルカバー,サンダルフォン,メタトロン,カマエル,ハニエル,ミカエル,ザフキエル,ガブリエル,ラジエル,ラファエル,ザドキエル,スローンなどの天使,堕天使などが襲来した。墜ちた1つの浮き島は地上のNPCが結界で受け止め、プレイヤーは上空に留まる浮き島に接近するも、結界のようなもので侵入が出来ないようになっていた。また、天使達も屠る際に意味ありげな笑みを浮かべていた。襲撃はサニアの町,闘争の聖地,岩雲城,奔馬の像,港町サリナスなどにもあったが、プレイヤーがドラゴン達らとともに迎撃した。 長老様は積極的にドラゴン達を指揮していた。1248話ではさらに地上部隊として10体以上のキムクイガーディアン・スレイブらと魔人,オリハルコンゴーレム・オブ・ドラゴン,オリハルコンゴーレム・オブ・トライホーンリザード,オリハルコンゴーレム・オブ・ビッグホーンリザード,オリハルコンゴーレム・オブ・ケルベロス,オリハルコンゴーレム・オブ・オーガも出現。浮き島に対して張った結界を相克を使い破ろうとしてきた。さらに落ちて転がっていた浮き島からはツィツィミトルもダイダラボッチ,ガイア,ユミル,プルシャらを引き連れ出現した。これらの巨神は上空の浮き島に偽装していたようだ。さらにハデス,ポセイドン,ラー,オシリス,ホルス,天照大神,月読命,須佐之男命,オーディン,トール,フレイ,シヴァ,ブラフマー,ヴィシュヌらも出現した。神殺しに対して宣戦を布告してきたが、それは結果的にキースのことだけではなかったらしく、そのことも呼び水となったのか転生煙晶竜に続きついに長老様が本気になり、全身に青い筋が走り巨大化、エンシェントドラゴン・オブ・ゴッドスローターの姿となった。キース自体は周囲そっちのけで須佐之男命との戦いを堪能した。1249話で戦闘後イベント破滅の女神クリアのインフォが流れた。しかし浮き島は1つ上空に残っていて、結界のためか手を出せない状態であった。情報によると各地の竜の巣などでも同様に結界のために手を出せない浮き島が残っているらしい。また、戦闘継続中の地もあるらしい。喜び勇んで駆けつけようとしたが、ジュナからお留守番と、上空浮き島の監視を命ぜられた。しかし当然の如くキースは監視に留まらず魔人の指輪を使った潜入を企画し、それを見越して同様に居残ったプレイヤーのいつもの面々も同行を申し出た。 + 1248話の戦闘 1248話の戦闘 『まつろわぬ者達よ、聞け。我は歌う。我は語る。滅びそのものを!』 『何だ?』 『破滅をもたらす女神め! 何を連れて来た?』 『語るに及ばぬ、その目で確かめるがいい!』 『魔神の助勢を得たか。女神よ、何を引き換えにしたか?』 『賢きドラゴンよ、汝も知り得ぬ領域があるのだと知るがいい』 『語るに及ばず、かな?』 『キースよ、あの女神はお前さんがやれ!』 「ええ!」 『神殺しよ、汝の存在もまたここで終焉を迎えるのだ!』 「そうかい!」 「ッ?」 全身に戦慄、巨大な何かに殴られたかのような感触! 遠近感が、おかしい。 より近くにいるのは転生煙晶竜、なのに長老様の姿の方が大きいぞ? 長老様の全身が膨張でもしているのか? しかも全身にヒビ割れが生じているかのよう。 同じだ。 転生煙晶竜と同じく、これが長老様の本気モードなのか? 全身に青い筋が奔っています! 『何?』 『破壊の女神よ。汝もまた知り得ぬ領域があったようだな!』 『儂もまた神殺し。その意味を今、知るがいい!』 『女神よ、どうやら最初から魔神に与していたな?』 ツィツィミトルは仮面を被っているから表情は全く読めない。 アリョーシャの目で見ると、全身が震えているぞ? 『いや、魔神共をも使役していたのやも知れぬな。だがどちらであっても儂にはどうでもいい』 『ここで滅びよ。再び辺獄で失う何かが残っていれば再会も出来よう!』 『『ッ!』』 ツィツィミトルの背後に跳ぶ。 「シャァァァァァァァァァァーーーーーーッ!」 『何ッ?』 戦いはいつのまにか須佐之男命との獣の争いに。 『ガッ!』 『ケェェェェェェェェェェェェーーーーーッ!』 「フッ!」 『シャ!』 『シャァァァァァァァーーーーーッ!』 「ハハハッ!」 「クフッ!」 『グッ?』 「ハッ!」 「ッ!」 『ケェェェェーーーーーッ!』 『キースさん!』 『本当に支援しなくていいんですか?』 「か、構うな! 周囲の掃討を続けてくれ!」 『小さき者よ、来たぞ!』 『邪魔者を掃討せよ!』 「お、お構いなく!」 『シャッ!』 「ッ!」 『キースの周囲を固めよ! ここを起点に敵を排除する!』 『『『『『『ハッ!』』』』』』 「フーーーーーーーーーーーッ!」 「キィャァァァァァァァァァァァッーーーーーーーーー!」 『ガァァァァァァァァァァァァッーーーーーーーーー!』 『随分とまあ、無茶な奴じゃのう。誰の手も借りようとせん所は特に無茶が過ぎる!』 『人の身で神殺しともなれば普通ではいられんのじゃろ』 『神殺しのドラゴンがそれを言うか?』 『儂は元々、普通のドラゴンじゃったぞ? 普通でなくなったのは誰のせいかのう』 転生煙晶竜とエルダードラゴンの長老様がオレの目の前で言い合いを始めたぞ? 『長老様?』 『む?』 『今の言葉、聞き捨てなりませんぞ!』 『確かに。だが金紅竜よ、今は待て。まだ終わっておらぬようだ』 《イベント『破滅の女神』をクリアしました!》 《ボーナスポイントに10点、エクストラ評価で15点が加点され、ボーナスポイントは合計48点になりました!》
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Ver. 1.2 カードNo. 1-2-064 種類 トリガー レアリティ R 名称 破滅のギャンブラー 属性 無 CP 0 アビリティ あなたがプレイヤーアタックを受けた時、対戦相手のCPを-2する。 被PA時にに発動するカウンター系のトリガーカード。 相手ユニットが展開する前に発動できればその後の行動を制限できる。 また、玲瓏の鉱脈によるCP補充も無効化できる。 トリガーカードであるため、条件を満たすと強制的に発動してしまう点に注意。 相手がCPを使い切った後に発動すると無駄打ちになってしまう。 フレーバーテキスト 莫大な富を得るか、はたまた破滅の道を歩むか。代償が命だったとしても一瞬の快楽に身を焼かれる、それがギャンブラーというものだ。 トリガーボイス 終わった…… +エラッタ 2016年11月28日付修整リスト(Ver.2.0EX2_02) CPを-4 CPを-2当時は創世竜ティアマトなどの【狂戦士】付与と併せた相手のCPを削るコンボが問題視されていた。 関連項目 カード反撃の狼煙 - 被PA時に自身のCPを+4
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破滅の儀式(OCG) 儀式魔法 「破滅の魔王ガーランドルフ」の降臨に必要。 自分の手札・フィールド上から、レベルの合計が7以上になるように モンスターをリリースしなければならない。 また、自分のメインフェイズ時に墓地のこのカードをゲームから除外する事で、 このターン自分フィールド上の儀式モンスターが戦闘によって破壊したモンスターは 墓地へ送らず持ち主のデッキの一番上に戻る。 バウンス 儀式 儀式モンスター補助 魔法 魔法除外 関連カード 破滅の魔王ガーランドルフ(OCG)
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基本性能 名前 RARE 攻撃力 会心率 防御力 スロット ブレ カスタム強化 パーツ強化 主力弾 備考 破滅の引金【悲】 12 351 0% - ①①* 大 3~6 × 弾薬種 装填数 反動 リロード 特殊 抑制0 抑制1 抑制2 抑制3 抑制4 補助0 補助1 補助2 補助3 補助4 LV1通常弾 4 中 小 普通 速い 速射 LV2通常弾 3 中 小 普通 速い 速射 LV3通常弾 2 特大 大 中 普通 速い LV2貫通弾 2 大 中 小 やや遅い 普通 速い LV1散弾 3 大 中 普通 速い 速射 LV2散弾 2 特大 大 中 普通 速い LV3散弾 2 特大 大 やや遅い 普通 速い LV1徹甲榴弾 2 特大 大 中 やや遅い 普通 速い LV1回復弾 3 大 中 やや遅い 普通 速い LV2回復弾 3 特大 大 中 小 やや遅い 普通 速い LV2麻痺弾 3 特大 やや遅い 普通 速い LV2睡眠弾 3 中 小 やや遅い 普通 速い 水冷弾 4 中 小 普通 速い 滅龍弾 2 大 中 小 普通 速い 斬裂弾 1 大 中 小 やや遅い 普通 速い 鬼人弾 1 中 小 やや遅い 普通 速い 硬化弾 1 大 中 小 やや遅い 普通 捕獲用麻酔弾 2 大 中 小 普通 速い 特徴 名前 コメント すべてのコメントを見る
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《破滅の黙示録》 C 闇/火文明 (7) 呪文 ■S・トリガー ■相手のクリーチャー1体破壊する。もし自分の場にサイキック・クリーチャーがいれば、かわりにサイキック・クリーチャー以外の場のクリーチャー全て破壊してもよい。 作者:リース族 フレーバーテキスト 奴は生まれた瞬間から壊れていた。殲滅龍ことアナザーバイオレンスはその行動全てに意味がなく、ただ破壊し尽くすためだけに存在した。やがて大いなる闇の存在が襲い掛かり、全てを飲み込むことになったとしても、奴は破壊をやめるつもりはないだろう 収録 DMXU-02 「伝説の復活編 第2弾 叛逆のドロン・ゴー」 評価 名前 コメント
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破滅の詩。 ――――二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ。一人は泥を見た。一人は 星を見た。 フレデリック・ラングブリッジ 『不滅の詩』 「う……ここは……?」 森の中で起きた惨劇からどれぐらいの時間が経過したのか。 ネリネによって拉致された千影が目覚めた場所。 そこは暗い闇の中だった。 (そうだ……。私はホテルを目指そうとして背後から襲われて……気を失ったん だ……) 直前の出来事を千影は思い出す。 放送で咲耶の死を知った後、悠人と共に休んでいたところへ銃声が響いたのが始 まり。 悠人は偵察に向かう前「ここで待って19時半にまで戻らなかったら先にホテル へ行け」 と言い残した。 それが、彼と交わした最後の言葉になるとは思いもしなかった……。 悠人の言ったとおりに帰りを待ち続けた結果、襲撃してきた参加者の罠にはめら れた彼は 炎の海に呑まれ、そして……帰らなかった。 その後、炎の海の前で愕然とした千影は単身ホテルに向かおうとして立ち上がっ た時、背後から何者かに襲われ、麻酔をかがされて気を失った。 当たり前だけど、それからのことは何も覚えていない……。 「なんで……こんなことになってしまったんだろうね…………わからないよ…… 咲耶くん ……悠人くん……」 不帰の人となった二人の名を呟く千影。 自分は放送の時、神社にいるのは危険という予感からあえて西へ移動して隣のエ リアへ入った。 それがあの時点での最良の選択と思えたから、少しでも不吉な予感から逃れたか ったから。 だけど、放送で咲耶が死んだ事を知って衝撃を受け倒れそうになった。 最初は咲耶の死が自分の中で膨れ上がってた不吉な予感と考えていたけどそうで はなかった。 その後に起こった悠人の死、あれはあまりにも衝撃的だった。 きっとあの時感じた不吉な予感はこの全てだったに違いないのだろう……。 そうしている間にも目が闇に慣れて周囲の様子が見えてくる。 床はコンクリート、闇の中で機械類が整然と配置されている様子から、ここは地 下室の様に思えた。 「どう見ても……ホテルじゃないね……。とりあえず……ここを出ないと……う あっ!?」 その場から動こうとした千影は、ようやく体の自由がきかないことを知る。 体がロープか何かで縛られ、飼い犬みたいに壁か柱につながれていた。 解こうにも後ろ手にきつく縛られていて自分の力ではどうにもならない。 足についても同じで、足首のところで縛られ歩く事はおろか満足に立つ事もでき なかった。 だが、仮にこの拘束が解けても千影が逃げる事は難しい。 なぜなら今の千影は何もまとわぬ生まれたままの姿、すなわち全裸なのだから。 (私の服を持っていくなんて……酷いことをするね……。だけど……この肩の傷 は…… どういうことかな……?) 神社でネリネによって負わされた左肩を見ると、そこに巻かれている包帯は新し い物に換えられていた。 襲撃者がゲームに乗っているならば、とっくにあの場で殺している筈。 なのに、自分を全裸にしながら包帯を巻きなおすとはどういうことだろうか。 千影が疑問に思っていると、不意に正面にある扉が開く。 扉は閉じられ、スイッチが押される音と共に部屋の照明である蛍光灯が点灯し、 部屋の状況と入ってきた者の姿が明らかになる。 入ってきた人物の姿を足元から上へと見上げた千影は、その顔を見たとき思わず 息を呑む。 一瞬置いて千影は、できることなら遭遇したくなかったある人物の名を口にして いた。 「ネリネ……くん……?」 肩からディパックを提げ、手には槍を握り締めた黒髪の少女がそこにいた。 千影は思う。 彼女は本当にネリネか?彼女の髪の色は青かったはず。 だけどあの長い耳、一度見たら忘れない形の耳は間違いなく彼女と同じだし、手 にしている 槍も彼女が持っていた永遠神剣と同じものだ。 なにより、ゲームに乗った彼女が自分を手当てした理由からしてわからない。 千影の頭の中でそんなことがグルグル回っていた時、少女が口を開いた。 「ええ、またお会いできましたね。千影さん」 その声を聞いて千影は自分の予想、それも最悪のものが当たってしまったと思っ た。 おそらく髪が黒いのは染めたのだろう。 だが、それ以上になぜ自分を一思いに殺さず拉致という手段で連れ去ったのか、 ここはどこなのか等、知りたいことはいくつもあった。 だから、千影は再び口を開きネリネに質問する事にした。 「教えてくれないか……。どうしてあの時……私を殺さず連れ去ったんだい……?それに……ここは一体どこなのかな……?」 「気を失っていた千影さんには分からないことだらけでしょうね。いいでしょう 。私が順を追って教えてあげましょう」 千影の弱弱しい姿を見たネリネはその姿に満足したのか、静かに笑ってみせると 口を開いた。 「まず、ここは博物館です。千影さんのいる場所は地下室の一番奥にある機械室 ……」 自分が閉じ込められた場所でもあると、ネリネは言わなかった。 それは不名誉だからではなく、単に千影の質問の事項に含まれてなかっただけの こと。 「私を……さらった理由は……なんだい?」 「簡単なこと、千影さんにはこれから私の魔力を回復する為の『器』になっていただこうと思いましてね」 「それは……私の魔力を奪い取るということかい……?ならばあの時……永遠神剣で一突きにしていれば……なぜ?」 千影にはこの点が分からなかった。 神社でネリネの槍が刺さったとき、魔力が吸収されたことから永遠神剣で攻撃されれば魔力を奪われるのは確かだった。 今回も魔力が目的だったならば、気を失っている間に永遠神剣で一突きにすれば魔力を全て奪い取れたはずなのに。 「まだお分かりになりませんか?私は『器』と言いました。要するにこれからの千影さんは私に必要な魔力を供給し続けていただこうと思うのです」 千影の疑問に対して、ネリネはストレートに返した。 要するに「自分の道具として魔力を供給し続けろ」ということだ。 何も魔力を得るのに魔力持ちの人間を殺す必要は何処にも無い。 だったら、生かしたまま従属させ魔力の供給源にしてしまえばいいだけ。 生きている以上、魔力は確実に回復するからだ。 千影の魔力がどれぐらいの時間で回復するのか分からないが、魔力の絶対量が自 分より少ない分回復も早いのではないかとネリネは推測していた。 魔力の量が少なかったら回数で補えばいい―― 単純だが、ネリネはこの様に考えていたのである。 「私は……、ネリネくんの物には……ならないよ……。魔力を……どれだけ奪わ れてもね……」 ネリネの言葉に千影は当然の如く反発する。 だが、ここまで姉妹を含めて多くの知り合いが死に、少し前にも悠人の死を目の 当たりにした事から 千影の精神はボロボロもいいところで、声のトーンも神社で会った時と比べて明 らかに落ちていた。 そんな千影の様子を見たネリネは、反発された事に腹を立てるどころか嬉しそう に笑ってみせる。 「そうやって今のうちにせいぜい強がってられることですね。そのうち嫌でも私 に従いたくなりますから」 確かにネリネは笑っていたが、目は笑っていなかった。 彼女は、千影に一度永遠神剣を用いた驚くべき瞬間移動で攻撃を回避された経験 から、この期に及んで反抗する千影を警戒していた。 いくらあの短剣型の永遠神剣が自分の手元にあるとはいえど、反抗するからには まだ何か隠し玉があると思って警戒した方がいい。 だが、色々とやりたい事もある。 休憩して体力と魔力を少しでも回復し、次の戦いに備える必要もあるからだ。 そう思ったネリネは千影に背を向けると扉の方に向かう。 だが、途中で振り返ったネリネは千影に向かって口を開いた。 「また千影さんを暗闇の中で一人にしますけど、私もやりたい事がありますから 我慢してくださいね。それから」 次にネリネは自分のディパックからある物を取り出す。 その物体を見た千影は、衝撃を受けた。 「次にここへ来るときには、この永遠神剣についても詳しく教えていただきたい ものですね」 ネリネの手に握られていたのは“時詠”だった。 なんということだろうか。恐らくこの島において最上位に位置するであろう永遠 神剣が最悪の参加者の手に渡ってしまったのだ。 (大変なことになったね……よりによって“時詠”をネリネくんに奪われるなん て……) 普通なら喜びいさんで永遠神剣を使いそうにも思えるが、ネリネはやはり警戒し ているのか“時詠”をまたディパックにしまいこんだ。 地下室の照明はスイッチを切られ、扉が閉じられる。 再び室内を暗闇が支配した……。 ここで、話は戦闘後から博物館に到着するまでの時間帯にさかのぼる。 悠人は自分の仕掛けた火攻めで死亡ないしひん死の重症をおったと判断したネリネは、気絶した千影を担ぎ上げ“献身”の力で身体能力を増幅させると、北へ向かって一気に走りぬいた。 博物館前に到着したネリネは千影を近くの植え込みに隠すと周囲を歩き回り、誰もいないのを確認して千影を担ぎ敷地内へと踏み込んだのだ。 館内は昼間にあの男女と戦ったとき同様真っ暗で唯一1階の事務室だけ明かりが 点いていた。 最初はそこに誰かいると思ったネリネだったが、結局そこは無人であった。 そこから荷造り用のロープを入手したネリネは地下室へ向かい、自分が閉じ込められた機械室へ千影を放り込み、全裸にした上でロープを用いて締め上げると今度は館内の探索にうつった。 2階3階と探索し、誰もいない事を確認したネリネだがここに自分たち、ここで殺した朝倉音夢とあの男女以外の人間がいたという痕跡は発見できた。 それは、いまだ1階の展示ホールに転がっている音夢の首無し死体。 確か音夢の首を切り取った時、首輪はそのままにしていたはずだ。 だが、死体を見たところ首輪はなかった。 大方、誰かが持ち去ったのだろう。 何の目的で持ち去ったのかは知らないが、そんな事はネリネにとってどうでもよかった。 そして、ホール内にポツンと置かれた箱。 最初はそれが何なのかわからず、警戒していたが見たところ爆弾でもなさそうであった為、ネリネは思い切って回収してみた。 箱を開いてみると中に入っていたのは銃の弾丸だった。 ネリネはすぐに銃が無いかと周囲を見渡したが銃本体はなかった。 (そういえば、森の中で弾の無い銃を拾いましたね。もしかしてこれがあの銃の弾でしょうか?) ネリネの発想はかなり単純なものだったが、実はこれがまたドンピシャだった。 とりあえず、弾丸の入った箱をディパックにしまいこんだネリネは、その後事務室とつながっている給湯室のシンクで髪を染めるオレンジの染髪剤を洗い落とし、新たに黒の染髪剤で染め直した。 移動中も思ったが、やはりこれからも暗闇での戦いやゲリラ戦を中心にする以上は地の色である青でも目立つ。 だから今後、ネリネは余程のことが無い以上は髪の色を黒や茶といった目立ちにくい色で通すつもりだった。 亜沙への哀悼を示す上で一度は緑に髪を染めたいとも思ったが、それは別の機会にしようと決めたネリネは、小休止のあと千影のいる地下室へ向かったのである。 再び、時間は現在に戻る。 千影と少しだけ話したネリネは、地下室を出て博物館の屋上に上がり、入手した 千影の支給品の一つである銃火器予備弾セットと自分のディパックから銃器を取り出し、弾薬の装填を行なっていた。 (これで当分弾に困る事はありませんね) 苦労しながらも、デザートイーグルのマガジンに弾を装填し終えたネリネは、先 ほどより多少慣れた動作で、9ミリパラベラム弾をホテルで撃ち尽くしたイングラムの空マガジンへと装填する。 続いてに、あの戦闘に先立って森の中で回収したベネリM3にショットシェルを装填し、作業は終わった。 どの銃にどの弾が合うのかを探すのが一番の苦労だったが、そこは予備マガジン に入っている弾丸を見ながら予備弾薬を見比べて発見し、その弾だけが入っているケースを取り出すことで解決した。 最後のベネリについては最初から弾が入ってなかったが、館内で回収した弾丸が 合うのではと考えて装填したところこれがぴったりだった為、装填を終えた後に予備弾セット から同じ弾の入ったケースを取り出し、先の2丁と同様に銃器を入れるディパックへ収めた。 残る2丁の銃、九七式自動砲とS W M37 エアーウェイトについては装填を後回し にしたが、これは、今後どの銃の使用頻度が高くなるか考えた結果後回しにしただけである。 武器の準備は確実に整いつつあった。 これからどうするか。 ネリネは残った二丁の一つ、九七式自動砲へ予備弾丸を装填しながら考える。 予備弾丸が手に入ったことで弾薬の不足に悩む事はなくなった。 もっとも、何が起こるか分からない以上大事に使うに越したことはない。 とりあえずは、千影から手に入れた永遠神剣について本人に聞く必要があるだろう。 もしかつての自分ならば後先を考えずに使用していただろうが、ここでは一つの小さなミスが後々大きな失策につながる恐れがある。 この先も一人で戦い続けることを考えれば焦りは禁物。 その為にも千影から詳しい話を聞き出す必要がある。 (ですが、あの態度では素直に話してくれそうにもないですね) 地下室から出る前に、千影が自分へ反抗する言葉を口にしたことからそれは明らかだ。 簡単な尋問では口を割らないだろう。 “献身”で手足を切り裂いたり銃で撃ち抜くという手もあるが、彼女は貴重な魔力の供給源だ。 今後も連れ移動する際に担いでいてはこちらの体力がもたない。 だが、今のままでは隙を見て逃げられる可能性も十分ある。 (そのために服を脱がしたのですが、それでも逃げるときは逃げるでしょうね……) はてさて、どうするべきか。暫く考えたネリネはある方法を思いついた。 ならば、心を壊すというのはどうだろう―― 単純に言えば、千影の眼前で彼女の親しい友人や知り合いを拷問にかけ、ジワジワと嬲り殺しにするのだ。 目の前で自分の知り合いが殺されるというのを見せつけられたらあのクールな千 影も たまらず悲鳴を上げるだろう。 あとは頃合いを見て話を聞き出せばいいという算段だ。 (ですけど、千影さんの知り合いを今から捜すのは骨が折れますね……) この場合、これが最大のネックだった。 やはり、拷問にかけるべきかとネリネは思いながら弾薬の装填を中断し、屋上か ら 双眼鏡で周囲の状況を伺う。 その時、ネリネは博物館に近づいてくる二つの人影を見つけた。 見つからぬよう、屋上の床に伏せたネリネはそのまま目を凝らして人影の正体を 見極める。 (……あれは、確かトウカさん……。そう、楓さんの仇……) 双眼鏡の向こう側に見えたのは自分の仇敵とも言うべきトウカ、そしてその10 0メートルほど 後ろを歩く長髪の女性――坂上智代――だった。 (どうやらあの後ろにいる女性がトウカさんの後を付けているみたいですね) 様子からして、二人が仲間という可能性は低い。 むしろ、長髪の女性がトウカを尾行し、隙をうかがっている様に見える。 あの二人は恐らく敵対しているというのがネリネの判断だった。 (二人ともこちらに気付いてないみたいですね……そういえばトウカさんは……) そう、トウカは神社で千影を逃がす為に一人残って自分と楓に戦いを挑んできた。 彼女と千影がそれなりに強い信頼関係で結ばれている可能性は極めて高い。 トウカを捕らえられれば、先ほど考えた千影に対する精神的拷問という策も不可 能ではない。 だが、神社での戦いぶりを考えればこれだけの装備があっても苦しいだろうとネ リネは思う。 トウカは自分と楓による攻撃、剣に対して槍と拳銃という装備の不利を覆して楓 を倒した人物であり、ネリネ自身も“献身”による身体能力の強化をはかったところで勝 てる確率は五分五分と考えていたほどだ。 ここで奇襲するべきか、それとも機をうかがうか……。 これまでの戦いは万全の準備を整えて攻撃を仕掛けたが、今回は必ずしも万全とはいえない。 何より、このままどちらかに博物館へ入られたらそれはそれで困りものだ。 (とりあえずは、様子を伺いましょう。それからでも遅くはありません) それに、あの長髪の女性がトウカを狙っている可能性も十分にある。 もし、二人が戦闘に突入し血みどろの殺し合いを演じるなら頃合を見て介入するのもありだろう。 そういうことを考えながらネリネは、一旦ここは様子見にする事とした。 この時点でトウカと智代は自分たちがネリネによって監視されているのに気づい ていない。 トウカは春原陽平を切り殺し、智代と袂を分かった事によりどこか喪失感を味わ いながらもハクオロや千影を探していた事に加えてここまでの疲労もあって警戒感が鈍って いたし、智代は智代で、ハクオロをはじめとするすべての参加者に対する殺意が異様に膨 れ上がった状態でようやく発見したトウカだけを見てたことにより「自分が第三者に見られ ている」という考えにいたらなかった。 二人にすれば、最悪のタイミングとしか言い様がないだろう。 そんな二人を双眼鏡で見ながら、ネリネは一瞬夜空を見上げた。 月と星の輝く夜空を。 その中に一際輝く星を見つめながら思う。 あれはきっと自分を勝利に導く星に違いないと。 それは、同時刻に地下室の千影が漆黒の闇の中で絶望に浸っていたのとあまりに も好対照であった。 ――――二人の少女が同じ建物から未来を見つめたとさ。一人は勝利を見た。一 人は絶望を見た。 【C-3 博物館・屋上/1日目 夜中】 【ネリネ@SHUFFLE! ON THE STAGE】 【装備:永遠神剣第七位“献身” 登山用ブーツ 双眼鏡】 【所持品1:支給品一式×6 IMI デザートイーグル 10/10+1 IMI デザートイ ーグル の予備マガジン10 デザートイーグルの予備弾92発 九十七式自動砲 弾数2/7 九十七式自動砲の予備弾100発 S W M37 エアーウェ イト 弾数0/5 コンバットナイフ 出刃包丁@ひぐらしのなく頃に 祭 イングラムM10(9ミリパラベラム弾32/32) イングラムの予備マガジン(9ミリパ ラベラム弾32発)×8 9ミリパラベラム弾68発 ベネリM3 7/7+1 12ゲージショットシェル127発 永遠神剣第三位“時詠”@永遠 のアセリア -この大地の果てで-】 【所持品2 トカレフTT33の予備マガジン10 洋服・アクセサリー・染髪剤いずれ も複数、食料品・飲み物多数】 【所持品3 朝倉音夢の生首(左目損失・ラム酒漬け) 朝倉音夢の制服 桜の花 びら コントロール室の鍵 ホテル内の見取り図ファイル】 【所持品4:謎ジャム(半分消費)@Kanon、『参加者の術、魔法一覧』、四葉の デイパック】 【所持品5:C120入りのアンプル×8と注射器@ひぐらしのなく頃に、ゴルフクラ ブ、各種医薬品】 【所持品6:銃火器予備弾セット各100発(クロスボウの予備ボルトのみ残数80/100 )、 バナナ(フィリピン産)(2房)】 【状態:肉体的疲労小・魔力消費中、精神的疲労小、腹部に痣(消えかけ)、左 腕打撲、右耳に裂傷、左足首に切り傷(いずれも治りかけ)、非常に強い意志】 【思考・行動】 0:現在はトウカと智代(智代については名前知らず)について様子を伺う。 1-1:千影から“時詠”をはじめとする情報を聞き出す為、自分に従属させる 方法を探る。 1-2:“時詠”の情報が得られるまでは武器として用いるつもりはない。 2:稟の遺体を持ち帰り、楓や亜沙、他の参加者の最後を忘れぬ為に優勝を目指 す。 その途中であった人間は皆殺し(戦い方は一撃離脱・ゲリラ戦中心、出来る限り 単独行動している者を狙う) 。 3:ハイリスク覚悟で魔力を一気に回復する為の方法、或いはアイテムを探す 4:千影を魔力の回復源として用いる(当然体の自由は拘束等で奪う) 5:トウカを殺し、楓の仇を討つ 6:純一に音夢の生首を浸したラム酒を飲ませ、最後に音夢の生首を見せつけ殺 す 7:つぐみの前で武を殺して、その後つぐみも殺す 8:桜の花びらが気になる 【備考】 現在は髪を黒に染め、黒の髪留めでポニーテールにしています。 私服(ゲーム時の私服に酷似。ただし高級品)に着替えました。(汚れた制服と前の 私服はビニールに包んでデイパックの中に) 私服の上からウィンドブレーカーをはおっています。 ネリネの魔法(体育館を吹き飛ばしたやつ)は使用不可能です。 ※これはネリネは魔力は大きいけどコントロールは下手なので、 制限の結果使え なくなっただけで他の魔法を使えるキャラの制限とは違う可能性があります。 ※永遠神剣第七位“献身”は神剣っていってますが、形は槍です。 ※永遠神剣第七位“献身”は制限を受けて、以下のような性能となっています。 永遠神剣の自我は消し去られている。 魔力を送れば送る程、所有者の身体能力を強化する(但し、原作程圧倒的な強化は不可能)。 魔力持ちの敵に突き刺せば、ある程度魔力を奪い取れる。 以下の魔法が使えます。 尚、使える、といってもウインドウィスパー以外は、実際に使った訳では無いので、どの位の強さなのかは後続の書き手に委ねます。 アースプライヤー 回復魔法。単体回復。大地からの暖かな光によって、マナが活性化し傷を癒す。 ウィンドウィスパー 防御魔法。風を身体の周りに纏うことで、僅かな間だけ防御力を高める。 ハーベスト 回復魔法。全体回復。戦闘域そのものを活性化させ、戦う仲間に力を与える。 ※古手梨花を要注意人物と判断(容姿のみの情報) ※音夢とつぐみの知り合いに関する情報を知っています。 ※音夢の生首はビニール袋へ詰め込みラム酒漬けにした上、ディパックの中に入 れてます。 ※魔力が極端に消耗する事と、回復にひどく時間がかかる(ネリネの魔力なら完 全回復まで数日)という事に気が付きました。 ※トウカと、川澄舞(舞に関しては外見の情報のみ)を危険人物と認識しました。 ※千影の“時詠”を警戒。ただし“時詠”の能力までは把握していません。 ※魔力持ち及び永遠神剣の持ち主を献身で殺せばさらに魔力が回復する仮説を思いつきました。 ※ある程度他の永遠神剣の気配を感じ取れます。 ※桜の花びらは管理者の一人である魔法の桜のものです。 ※見取り図によってホテルの内部構造をかなり熟知しています。 ※博物館についても歩き回ったため、最初に比べて内部構造を把握しています。 ※回収したディパックは武器を入れたものに丸ごと突っ込んで移動に支障が無いようにしています。 ※悠人(外見のみ、名前は知らない)は死んだか重症を負ったと思っています。 【C-3 博物館・地下機械室/1日目 夜中】 【千影@Sister Princess】 【装備:なし】 【所持品:なし】 【状態:現在全裸、ロープにより拘束中、左肩重傷(治療済み)、肉体的疲労中 、魔力消費小、精神的疲労極大、咲耶の死に対する深い悲しみ】 【思考・行動】 基本行動方針:襲ってくるものには手加減しない。衛が生きている以上はゲーム に乗らない。 0:拘束中。拉致されたことと“時詠”を奪われたことで精神的ショック大。 1:咲耶くん、そして悠人くん君まで…… 2:鷹野の発言に強い興味。 3:永遠神剣に興味 4:北川潤、月宮あゆ、朝倉純一の捜索 5:魔力を持つ人間とコンタクトを取りたい 6:『時詠』を使って首輪が外せないか考える 7:もう一度舞に会いたい ※千影は『時詠』により以下のスキルが使用可能です。 但し魔力・体力の双方を 消耗します。 タイムコンポーズ:最大効果を発揮する行動を選択して未来を再構成する。 タイムアクセラレイト…自分自身の時間を加速する。他のスキルの運用は現時 点では未知数です。 詳しくはwiki参照。 またエターナル化は何らかの力によって妨害されています。 ※未来視は時詠の力ではありません。 ※四葉とオボロの事は衛と悠人には話してません(衛には話すつもりは無い) ※千影は原作義妹エンド後から参戦。 ※ハクオロ、トウカ、悠人を強く信頼。 ※悠人は死んだと思っています。 【C-3 博物館周辺/1日目 夜中】 【トウカ@うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄】 【装備 舞の剣@Kanon(少々の刃こぼれ有り)】 【所持品 支給品一式】 【状態 全身に軽い打撲、胸に中度の打撲、右脇腹軽傷(応急処置済み)、精神的 疲労大、中度の肉体的疲労、若干視力低下中(催涙スプレーの影響)】 【思考・行動】 基本方針 殺し合いはしないが、襲ってくる者は容赦せず斬る。 0 博物館に入るかどうかは次の書き手さん任せ。 1 ハクオロと千影、千影の姉妹達を探し出して守る。 2 ネリネを討つ。 3 次に蟹沢きぬと出会ったら真偽を問いただす。 【備考】 ※『声真似』の技能を持った殺人鬼がいると考えています。 ※蟹沢きぬが殺し合いに乗っていると疑っていますが、疑惑は薄れています。 ※ハクオロは無実だと判断しました。 ※ネリネに監視されていること、智代に尾行されていることに気づいていません。 【坂上智代@CLANNAD】 【装備 永遠神剣第七位『存在』@永遠のアセリア-この大地の果てで-】 【所持品 支給品一式×3、サバイバルナイフ、トランシーバー×2、多機能ボイス レコーダー(ラジオ付き)、十徳工具@うたわれるもの、スタンガン、 催涙スプレー(残り2分の1)、ホログラムペンダント@Ever17 -the out of infinity- 】 【状態 疲労大、血塗れ、重度の精神的疲労、左胸に軽度の打撲、右肩刺し傷(動 かすと激しく痛む・応急処置済み)、両腕共に筋肉痛、 左耳朶損失、全ての参加者に対する強い殺意】 【思考・行動】 基本方針 全ての参加者を殺害する。 0 トウカを尾行し、隙あらば襲撃し殺害する。 1 何としてでもハクオロを殺害する。 2 トウカも殺害する。 3 ハクオロに組し得る者、即ち全ての参加者を殺害する。 【備考】 ※トウカを襲撃するかは次の書き手さんまかせ。 ※トウカの後方100メートル辺りから追尾中。 ※ネリネに監視されていることに気づいていません。 ※ネリネと舞を危険人物として認識しています。 ※『声真似』の技能を持った殺人鬼がいると考えています。 ※トウカからトゥスクルとハクオロの人となりについてを聞いています。 ※永遠神剣第七位"存在" アセリア・ブルースピリットが元の持ち主。両刃の大剣。 魔力を持つ者は水の力を行使できる。 ウォーターシールド…水の壁を作り出し、敵の攻撃を受け止める。 フローズンアーマー…周囲の温度を急激に低下させ、水分を凍結させ鎧とする。 他のスキルの運用については不明。 155 救心少女夢想(後編) 投下順に読む 155 救心少女夢想(後編) 時系列順に読む 152 炎の魔法少女(後編) ネリネ 152 炎の魔法少女(後編) 千影 150 憎しみの果てに トウカ 150 憎しみの果てに 坂上智代
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※このSSを見るときは十分に気を付けてください 心臓の弱い方にはお勧めしません「戻る」ボタンを押してください 三丁目のビル建設現場、最上階にて━ 私はエマに事情を聞いた 「アレハ、3月・・・ソウ、卒業シーズン真ッ只中ノコトデシタ・・・統真様ハアル人物トデュエルヲ行ワレタンデス」 「ある人物って?」 「名前ハ分カリマセン・・・教エテハ頂ケマセンデシタノデ・・・デスガ、“女性”ダッタコトハ確カデス」 「女性・・・?」 「昔ノ統真様ハ今ホド性格ガ荒レテハイマセンデシタ、小サイ時ハヤンチャナ部分ガアリマシタガ、年ヲ経ル毎ニツレ冷静デ周リノ人ニハ優シク、人望ガトテモ厚イオ方デシタ」 「今とは全く持って想像できない話ね・・・それで、デュエルしてどうなったの?」 「ハイ、負ケテシマイマシタ・・・当時ノ統真様ナラ、勝負事トハイエ負ケルコトハアルダロウト思ワレタカモシレマセン、デスガ、ソノ女性ハ・・・・」 『あら、早乙女君もうやられちゃったの・・・・それはちょっとないんじゃないの?』 『クッ・・・・』 『まぁいいわ、所詮アナタでは役不足だったってコトね・・・・いいこと早乙女君、この世の中には勝つことが出来ない人物ってのが、一人や二人いるものなのよ』 『勝てない・・・だと?』 『えぇ、あなたそのデッキをよく愛用してるようだけど私のは何のカードか分からずただデッキに入れて作っただけの“モノ”ですもの・・・』 『なっ・・・!?』 『そんな圧倒的不利な私とやって負けるなんてね・・・これでどれだけの技術、戦略等に差があるかわかったんじゃない?』 『・・・・・・・ッ!!』 「アロウコトカソノ女性ハ近クノショップデ購入シタパック8ツヲ開ケ指定ノ枚数マデ入レテ作リ上ゲタダケノデッキデ戦ッテタンデス、ソレヲ聞イタ統真様ハショックヲ受ケラレ、後ニ塞ギ込ンデシマワレマシタ」 「その場で組んだデッキでって・・・そんな奴聞いたことない」 「統真様ハ数々ノデュエルモンスターズノ大会デ好成績ヲ収メル程、腕ニ自信ヲ持ッテオラレマシタ・・・・シカシ、アノ負ケガ屈辱的ダッタノカ・・・アレガキッカケデ統真様ノ性格ガ荒レ始メマシタ」 「それが今のあいつ・・・てこと?」 「イエ、マダアソコマデ酷クハアリマセンデシタ」 「え?じゃなんであんな風になったの?」 「・・・アル噂ガ統真様ノ耳ニ入ッテキタノガ切欠デス・・・」 「ある噂?・・・それってまさか」 「ハイ、“運命を意のままに出来るカード”デス・・・、統真様ハソノカードヲ追イ、探シ求メルヨウニナリマシタ、嘘カ本当カモワカラズ・・・ソシテ1ヵ月経ッタアル日ノコトデス」 ソノ日モ統真様ハ“カード”ヲ探シニ出カケラレテイマシタ・・・シカシ、午後カラ雲行キガ怪シクナリ、ソシテ大雨ガ降ッテキマシタ 私ハ統真様ニ傘ヲ届ケルベク、街ニ探シニ行キマシタ 『統真様!』 統真様ハアル空キ地ノ真ン中デ立ッタママ空ヲ見上ゲテイマシタ 私ハ駆ケ寄リ、傘ヲオ差シシマシタ 『統真様、風邪ヲ引カレテシマイマスヨ、帰ッテ服ヲ乾カシマショウ・・・』 『クッ・・・・クククククッ!ハハハハハハハ!ハーッハハハハハハハハハァ!!!!』 『ト、統真・・・様?』 突然笑イ出シタ統真様ハ私ノ方ヲ向キコウ言ッタンデス 『ついに・・・ついに見つけた・・・クククククッ!あれが俺の求めていたカード・・・・・ははははははは!!!手に入れてやるッ・・・・この手になァ!!!ふはははははははははは!!!!』 「モシカシタラ、アノ日ニ統真様ノ身ニ何カガ起コッタノデハナイノカト思イマス・・・・人ガ変ワッタカノ様ニ暴力的ニナリ、人ノ苦シム姿ヲホクソ笑ムヨウニナリマシタ」 「そういえば・・・大会後、あいつ言ってたわね」 『お前らは見たことないからんな事が言える、おれは見たんだよ・・・・くくくくははははははは!!』 突然、悪寒が走った・・・とてつもなくいやな予感がする あの夢の中に出てきた褐色肌の少年が言っていた言葉 『まもなく、貴様の前に破滅の使者が現れるだろう』 夢だと思って気には留めてなかったのだが、エマから早乙女の話を聞いて何故かそのことが頭を過らせた 破滅の使者?破滅の使者とは一体なんなのだろうか・・・そのとてつもない“モノ”が早乙女を変貌させたのだろうか・・・ 「エマ、あんたこれからどうすんの?」 「・・・エ?」 「帰る気なの?あいつんところに・・・」 「・・・・・・・ドウデショウ、今回ノ命令ハ失敗シテシマッタコトデスシ・・・」 「そのままどこかに行方を晦ましたほうがいいんじゃないの?」 「・・・・ドウシタンデスカ急ニ?」 「・・・・・さぁ・・・・分からない・・・・」 何かが私の頭に告げている・・・ “奴は血に飢えている、奴は肉を欲している、奴は魂など存在しない、奴は何も感じはしない、奴は全ての魂を狩取るまで終わらない” 直に囁いてくるこの言葉・・・気味が悪くなった もしかしたら行方不明の藤山先生はそれに巻き込まれたのではないだろうか 前まではこんなことがなかった、・・・しかしここ最近私の周りで不吉なことが起こり始めている 何かの前兆・・・? 一体何が起ころうとしているのか、見当が付かない ━破滅の使者━ 私とエマは建設現場から出るため地上へ降り、出口に向かおうとした・・・そのとき、何かの視線を感じた 私は視線を感じた方へ振り向くと、柱の影から早乙女 統真が現れた 「早乙女・・・ッ!」 「よぉ、久しぶりじゃねぇか・・・ふはははははッ!」 「ト、統真様・・・」 「エマ、デュエルで不様に負けといて何ノウノウと生きてんだお前は・・・この恥さらしがッ!」 「ウッ・・・・!」 「どっちが恥さらしてるっての?・・・」 「なんだと・・・ッ?」 「たかが一度、女性とのデュエルで負けといて、よくそこまで精神が跡形もなく崩れたものね早乙女統真・・・一体いつまでこんなふざけたことを続けるつもり?」 「・・・・ク、クフフフフフフフ・・・・いつまでだと?運命を意のままに出来るまでだ、俺は全てをものにしてやるんだよッ!」 「何を言い出すのかと思えば、ただの噂を信じるっての・・・そんな絵空事を抜かすなんて馬鹿げてる」 「どうとでもいえ・・・それよりその小汚ねぇ奴をこっちによこせ、そいつは処分しなきゃならねぇからなぁ・・・」 「ヒ・・・・ッ!」 早乙女は明らかに殺意に満ちた眼をしている・・・ 私は怯えるエマを自分の体の後ろに隠した 「そんなことが許されると思ってんの?金の力があれば何でもできるとでも?・・・・・・・お前、ふざけんのも大概にしろ・・・ッ!」 「ふははははは、こりゃいい面構えだ、この俺に楯突こうってのか?はははは、・・・何もできねぇ庶民風情がイキがるなぁッ!!!」 早乙女はデュエルディスクをセットした 「貴様は例のカードを手に入れて始末する筈だったが気が変わった・・・今ここで始末してやる!」 「・・・・・・いいだろう、こっちも同意見、どうやらテメェは徹底的に叩き潰しておく必要があるらしいな・・・ッ!」 私はエマから預かっていたデュエルディスクを未だ手につけたままだった、そしてそのままデッキをセットし、早乙女に向け一言言い放った 「今度は吠え面かくなよ・・・ッ!」 「「デュエル!」」 こうして建設現場の出入り口付近で早乙女との最後のデュエルが始まった 「先攻は俺様からだッ!ドロー!・・・手札から“イービル・ソーン”を召喚!」 “イービル・ソーン”星1/闇属性/植物族 攻 100/守 300 このカードをリリースして発動する。 相手ライフに300ポイントダメージを与え、 自分のデッキから「イービル・ソーン」を 2体まで表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。 この効果で特殊召喚した「イービル・ソーン」は効果を発動する事ができない。 「俺はこの“イービル・ソーン”をリリースし、貴様に300ポイントのダメージを与える!」 「ッ!?」 “イービル・ソーン”の効果でライカは300ポイントのダメージを受ける ライカ LP4000 ⇒ LP3700 「クッ・・・!」 「そして俺は、“イービル・ソーン”の更なる効果でデッキから“イービル・ソーン”二体を守備表示で特殊召喚する!・・・最後に、カードを1枚伏せてターンエンドだッ!」 早乙女の場には守備表示の“イービル・ソーン”2体と、伏せカードが1枚存在していた いや、問題はそこじゃない、・・・・早乙女のデッキ、あれは・・・・ 「私のターン、ドロー!・・・私は、“フォーチュンレディ・ウインディー”を召喚!」 “フォーチュンレディ・ウインディー”星3/風属性/魔法使い族 攻 ?/守 ? このカードの攻撃力・守備力は、このカードのレベル×300ポイントになる。 また、自分のスタンバイフェイズ時、このカードのレベルを1つ上げる(最大レベル12まで)。 このカードが召喚に成功した時、 自分フィールド上の「フォーチュンレディ」と名のついたモンスターの数だけ、 相手フィールド上の魔法・罠カードを選んで破壊できる。 “フォーチュンレディ・ウインディー”の効果により攻撃力、守備力共に900ポイントアップした 「そして、“フォーチュンレディ・ウインディー”の効果発動!フィールド上の“フォーチュンレディ”と名のついたモンスターの数だけ相手の伏せカードを破壊できる・・・ッ!」 早乙女が伏せいていたカードは“聖なるバリア-ミラーフォース-”だった 「おーおー、慎重すぎるじゃねぇか?・・・ははははははは!」 「チッ・・・・(いちいちウッサいわね)」 舌打ちしてると、エマが私のところに駆け寄ってきた 「ライカサン・・・」 「何?今デュエル中なんだけど・・・」 「今統真様ガ使ワレテイルデッキ・・・アノ“植物デッキ”コソガ統真様ガ本来使ワレテオラレタ“デッキ”ナンデス・・・ッ!」 「・・・なんですって?」 「統真様ハアノデッキデ幾ツモノ大会ヲ打破シテイマス・・・気ヲ付ケテクダサイ、必ズ苦戦ヲ強イラレテシマイマス」 「・・・・・・・・。」 確かにドラゴン族を主体としていたデッキに入ることのなかろう植物族モンスター“イービル・ソーン”が入っていた事に疑問を感じていた エマの言うことが本当なら今こちらが不利になっている、何故なら一度この“フォーチュンレディ”デッキであいつの慣れていない“ドラゴン族”デッキで戦ったのだ、殆どの手の内が知られている 「・・・・・わかった、だから少しはなれて頂戴・・・気が散る」 「・・・・ハイ」 「(それじゃ、アレを出すしかないわね)・・・・私は、“フォーチュンレディ・ウインディー”で、左側の“イービル・ソーン”にアタックするッ・・・行け!」 “フォーチュンレディ・ウインディー” 功:900 ⇒ “イービル・ソーン” 守:300 2体のうち1体の“イービル・ソーン”を破壊した 「私は、カードを3枚伏せ、ターンを終了する!」 ライカのフィールド上には“フォーチュンレディ・ウインディー”と伏せカードが3枚セットされた状態になっていた 「ふふふっ、行くぞ、この俺様のターンだぁ!ドロー!魔法カード発動ッ“超栄養太陽”!」 「!?」 “超栄養太陽”━、 永続魔法 自分フィールド上のレベル2以下の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。 リリースしたモンスターのレベル+3以下のレベルを持つ植物族モンスター1体を、手札・デッキから特殊召喚する。 このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。 そのモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。 「俺は“イービル・ソーン”をリリースし、そのレベル+3以下の植物族モンスターをデッキから特殊召喚する!出て来い!“ダンディライオン”!!」 “ダンディライオン”星3/地属性/植物族 攻 300/守 300 このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上に「綿毛トークン」 (植物族・風・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。 このトークンは特殊召喚されたターン、アドバンス召喚のためにはリリースできない。 「そして、手札から“ローンファイア・ブロッサム”を通常召喚!」 “ローンファイヤ・ブロッサム”星3/炎属性/植物族 攻 500/守1400 1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する 植物族モンスター1体をリリースして発動できる。 デッキから植物族モンスター1体を特殊召喚する。 「くッ・・・・(なんかやばいモンが出てきたわねッ!)」 「“ローンファイヤ・ブロッサム”の効果ッ!“ダンディライオン”をリリースし、デッキから“ナチュル・コスモスビート”を特殊召喚!さらに、“ダンディライオン”の効果!場に“トークン”二体を並べる!」 “ナチュル・コスモビート” チューナー 星2/地属性/植物族 攻1000/守 700 相手がモンスターの通常召喚に成功した時、 このカードを手札から特殊召喚できる。 早乙女は一気に展開を始め、“ローンファイア・ブロッサム”“ナチュル・コスモビート”“綿毛トークン”2体が揃う 「俺様は、“ローンファイア・ブロッサム”、“綿毛トークン”2体に“ナチュル・コスモビート”をチューニングッ!現れろ!“ブラック・ローズ・ドラゴン”!!」 “ブラック・ローズ・ドラゴン” 星7/炎属性/ドラゴン族 攻2400/守1800 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカードがシンクロ召喚に成功した時、フィールド上のカードを全て破壊できる。 また、1ターンに1度、自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外して発動できる。 相手フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にし、 エンドフェイズ時までその攻撃力を0にする。 「・・・“ブラック・ローズ・ドラゴン”ッ!」 「ヘッ、知ってんなら話は早え、“ブラック・ローズ・ドラゴン”の効果を発動!シンクロ召喚成功時、全ての場のカードを破壊するッ!!」 「そうは行くか!私は手札から“エフェクト・ヴェーラー”を墓地に送り、お前の“ブラック・ローズ・ドラゴン”の効果をエンドフェイズ時まで無効にする!!」 「な、なんだと!!?」 ライカは“エフェクト・ヴェーラー”の効果で“ブラック・ローズ・ドラゴン”の破壊効果、その持つ効果全てをエンドフェイズ時まで無効にした “エフェクト・ヴェーラー” チューナー 星1/光属性/魔法使い族 攻 0/守 0 このカードを手札から墓地へ送り、 相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。 選択した相手モンスターの効果をエンドフェイズ時まで無効にする。 この効果は相手のメインフェイズ時にのみ発動できる。 「ふ、舐めたマネを・・・だがな、これで終わりだと思うなよ・・・・俺様は、手札から“ダーク・アームド・ドラゴン”を特殊召喚する!!」 「くっ・・・!」 “ダーク・アームド・ドラゴン”星7/闇属性/ドラゴン族 攻2800/守1000 このカードは通常召喚できない。 自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。 自分のメインフェイズ時に自分の墓地の闇属性モンスター1体を ゲームから除外する事で、フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。 「(“イービル・ソーン”3体が墓地に存在している時点で“ダーク・アームド・ドラゴン”の特殊召喚条件は整っている・・・2体の厄介者が出てきたわね・・・ッ!)」 「“ダーク・アームド・ドラゴン”の効果、墓地の“イービル・ソーン”を1体除外し、お前の場の伏せカードを1枚、左側を破壊する!」 「そうはさせない!・・・その効果を使われる前に速攻魔法!“月の書”を発動!!」 「な、何ィ!?」 “月の書”━、 速攻魔法 フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、裏側守備表示にする。 “月の書”の効果で“ダーク・アームド・ドラゴン”は効果を使うことなく裏側守備表示になった 「クッ、面倒なモンを伏せていたか・・・だが残りの2枚は一体何を伏せてやがんだァ?また魔法カードかぁ?ははははははは!!」 「・・・・・・・・・・・・・・。」 「バトル!“ブラック・ローズ・ドラゴン”で、その雑草色を粉砕しやがれ!!」 “ブラック・ローズ・ドラゴン”が“フォーチュンレディ・ウインディー”に攻撃してきた 「(これ以上ダメージを受ける訳には行かない・・・ッ)私は速攻魔法!“タイムパッセージ”を発動!」 “タイムパッセージ”━、 速攻魔法 自分フィールド上の「フォーチュンレディ」と名のついた モンスター1体を選択し、そのレベルをエンドフェイズ時まで3つ上げる。 効果で“フォーチュンレディ・ウインディー”の攻撃力は1800になった “ブラック・ローズ・ドラゴン” 攻2400 ⇒ “フォーチュンレディ・ウインディ” 攻1800 「ぐあッ!!・・・」 ライカ LP3700 ⇒ LP3100 「くっ・・・・この瞬間、罠カード発動!“フォーチュン・インハーリット”!、次の自分のターンのスタンバイフェイズ、“フォーチュンレディ”と名のつくモンスターを2体特殊召喚する!」 “フォーチュン・インハーリット”━、 通常罠 自分フィールド上に表側表示で存在する「フォーチュンレディ」と名のついたモンスターが 破壊されたターンに発動する事ができる。 次の自分のスタンバイフェイズ時に手札から「フォーチュンレディ」と名のついた モンスターを2体まで特殊召喚する事ができる。 「俺はカードを1枚伏せ、これで終了だ・・・さぁ、テメェのターンだ・・・さっさとカードを引け!」 「うるさいわね・・・・あんたなんかに言われなくとも引いてやるよ・・・ッ!!」 私はデッキからカードを一枚引く・・・ 「・・・スタンバイフェイズ!私は手札から、攻撃表示で“フォーチュンレディ・アーシー”、そして“ウォーテリー”を特殊召喚!」 “フォーチュンレディ・ウォーテリー”星4/水属性/魔法使い族 攻 ?/守 ? このカードの攻撃力・守備力は、このカードのレベル×300ポイントになる。 また、自分のスタンバイフェイズ時、このカードのレベルを1つ上げる(最大レベル12まで)。 自分フィールド上に「フォーチュンレディ・ウォーテリー」以外の「フォーチュンレディ」と名のついた モンスターが存在する場合にこのカードが特殊召喚に成功した時、 デッキからカードを2枚ドローする。 “フォーチュンレディ・アーシー”星6/地属性/魔法使い族 攻 ?/守 ? このカードの攻撃力・守備力は、このカードのレベル×400ポイントになる。 また、自分のスタンバイフェイズ時、このカードのレベルを1つ上げる(最大レベル12まで)。 このカードのレベルが上がった時、相手ライフに400ポイントダメージを与える。 私の場に攻撃表示の“フォーチュンレディ・アーシー”、“ウォーテリー”が出てきた 「スタンバイフェイズ時の効果!、“フォーチュンレディ”の効果でレベルが1つ上がる!」 “フォーチュンレディ・アーシー” 攻2400 ⇒ 攻2800 “フォーチュンレディ・ウォーテリー” 攻1200 ⇒攻1500 「その瞬間“アーシー”の効果が発動!レベルが上がったとき、相手ライフに400のダメージを与える!」 「チッ!」 早乙女 LP4000 ⇒ LP3600 「次に“ウォーテリー”の効果で私はカードを2枚ドローする、そして、そのままバトルフェイズ!」 メインフェイズからスタンバイフェイズ1へ変わり、そのままバトルフェイズに入った 「まず、“ウォーテリー”で裏側守備表示となっている“ダーク・アームド・ドラゴン”にアタック!」 “フォーチュンレディ・ウォーテリー” 攻1500 ⇒ “ダーク・アームド・ドラゴン” 守1000 “ダーク・アームド・ドラゴン”を撃破した 「そして“アーシー”で“ブラック・ローズ・ドラゴン”にアタック!」 「グォ・・・ッ!!」 “フォーチュンレディ・アーシー” 攻2800 ⇒ “ブラック・ローズ・ドラゴン” 攻2400 “ブラック・ローズ・ドラゴン”を撃破し、早乙女は400のダメージを受ける 早乙女 LP3600 ⇒ LP3200 「ぐ・・・・ッ!この野郎・・・・ッッ!!!、俺は罠カード発動!“リビングデッドの呼び声”!、俺は墓地から“ブラック・ローズ・ドラゴン”を特殊召喚する!!」 “リビングデッドの呼び声”━、 永続罠 自分の墓地のモンスター1体を選択し、表側攻撃表示で特殊召喚する。 このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。 そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。 早乙女の場に、“ブラック・ローズ・ドラゴン”が復活した 「・・・・・私はこのままターンエンド!」 「チッ舐めたマネを・・・俺様のターンッ、ドロー!!」 早乙女はカードを一枚デッキから引いた 「くはははははは・・・さぁ眼に物見せてやる・・・!!俺様は“闇の護封剣”を発動!」 「なッ!!(しまった、あのカードは・・・ッ!)」 「貴様の場に存在する全てのモンスターを、【裏側守備表示】にしてやる!!」 “闇の護封剣”━、 永続魔法 このカードの発動時に相手フィールド上に存在する 全てのモンスターを裏側守備表示にする。 また、このカードがフィールド上に存在する限り、 相手フィールド上モンスターは表示形式を変更する事ができない。 2回目の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを破壊する。 “フォーチュンレディ・アーシー”、“フォーチュンレディ・ウォーテリー”は裏側守備表示になった 「(“フォーチュンレディ”は裏側守備表示にされたら今までの上がったレベルがリセットされてしまう・・・それどころか攻撃、守備の数値が0のままだ・・・ッ!そしてあの“ブラック・ローズ・ドラゴン”・・・)」 「そして、“ブラック・ローズ・ドラゴン”の効果発動!俺様の墓地に存在する植物族のモンスター一枚をゲームから除外し、お前のモンスターを表側攻撃表示にし攻撃力を0にする!」 「クッ・・・!」 「クソメガネの“アーシー”を選択!」 “ブラック・ローズ・ドラゴン”の効果で墓地の“ローンファイア・ブロッサム”を除外し“フォーチュンレディ・アーシー”は表側攻撃表示になり攻撃力が0になった 「叩き潰せッ・・・“ブラック・ローズ・ドラゴン”!」 “ブラック・ローズ・ドラゴン” 攻2400 ⇒ “フォーチュンレディ・アーシー” 攻0 「ぐあああああッ!!!」 ライカ LP3100 ⇒ LP700 「クソッ・・・(“タイムパッセージ”を使ってなかったら負けてたわね・・・まさかここまで面倒な奴だったなんてッ!)」 「俺はこれでターン終了だ、ははははは、これで終わりだな!ライカ・ラスポート!“闇の護封剣”の効果でこいつが存在し続けるとき、お前のモンスターは表示形式を変更できん!」 ライカは、窮地に立たされた・・・残りLP700、首の皮一枚繋がっているような状況だった、“闇の護封剣”の効果で表示形式が変えられず、“ブラック・ローズ・ドラゴン”の効果で 攻撃表示にされてしまう始末・・・この状況を何とか打破しなければこちらの不利は解決しない 「・・・・・・私のターン、ドロー!・・・・・ッ!?」 デッキから、カードを一枚引き、その引き当てたカードを見て、私はこのカードに全てをかけることにした 「私はカードを1枚伏せ、このままターンを終了する!」 「ふ、このターンで終わらせてやる・・・俺様のターン!ドロー!!、行け!“ブラック・ローズ・ドラゴン”!水色野郎を粉砕しろ!!」 “ブラック・ローズ・ドラゴン”の効果で次に墓地の“ダンディライオン”を除外し“フォーチュンレディ・ウォーテリー”は表側攻撃表示になり攻撃力が0になる、そして“ブラック・ローズ・ドラゴン”が攻撃を放つ! 「その瞬間、私は罠カードを発動!“和睦の使者”!」 「何ィ!?」 “和睦の使者”━、 通常罠 このカードを発動したターン、相手モンスターから受ける 全ての戦闘ダメージは0になる。 このターン自分のモンスターは戦闘では破壊されない。 「これで“ウォーテリー”は破壊されず、戦闘によるダメージは0となる!」 「はっ、無駄な足掻きだな、それがいつまで続くのか見ものだぜ!、俺様はこれでターンエンドだ!!」 「私のターン・・・ドロー!!」 ようやく私のキーカードがやってきた・・・そして、奴が私の“ウォーテリー”を表側にするのも待っていたのだ 「先に言っておく、これが私のラストターンだ・・・“ウォーテリー”の効果でレベルがひとつ上がり、効果上攻撃力は1500、だがそんなのはどうでも良い・・・見せてやるよ、私のデッキの“もうひとつの顔”を!」 「“もうひとつの顔”だァ?ハッ!俺にはただ吼えてるだけのメス豚の戯言のようにしか見えねぇがな!」 「フィールド魔法!“アンデットワールド”を発動、そして私は表側表示で存在する“ウォーテリー”をリリースし、アドバンス召喚を行う!現れろ!“真紅眼の不死竜”!!!」 「“真紅眼の不死竜”・・・・だとッ!?」 「このままバトルフェイズに入る!“真紅眼の不死竜”で“ブラック・ローズ・ドラゴン”を攻撃する!!」 “真紅眼の不死竜” 攻2400 ⇒ “ブラック・ローズ・ドラゴン” 攻2400 「バカかお前!“真紅眼不死竜”と“ブラック・ローズ・ドラゴン”は同じ攻撃力!共にやられちまうだろうが」 「バカなのはお前だ早乙女統真」 「何ィ!?」 「忘れた訳じゃないだろ?、私がどうやってこの“真紅眼の不死竜”を出したのか・・・・」 「!?」 “真紅眼の不死竜”の効果はこう記載されている 【このカードはアンデット族モンスター1体をリリースして表側攻撃表示でアドバンス召喚する事ができる。】 つまり 【自分フィールド上に“アンデット族”モンスターが存在しなければこのカードは1体のリリースでアドバンス召喚を行えない】のだ だが今さっきライカは 魔法使い族である筈の“ウォーテリー”1体だけをリリースして“真紅眼の不死竜”をアドバンス召喚したのだ 「・・・どういうことだッ!?」 「つまり早乙女、お前の“ブラック・ローズ・ドラゴン”はもう使い物にならないってことだよ」 「な、何!?」 「フィールド魔法、“アンデットワールド”は、互いのフィールド、そして墓地に存在するモンスターを“アンデット”化させる!」 「アンデット化だと!!?」 “アンデットワールド”━、 フィールド魔法 このカードがフィールド上に存在する限り、 フィールド上及び墓地に存在する全てのモンスターをアンデット族として扱う。 また、このカードがフィールド上に存在する限り アンデット族以外のモンスターのアドバンス召喚をする事はできない。 つまり手札、ゲームから除外されているカード以外は全てアンデット化されてしまうのだ 「“ブラック・ローズ・ドラゴン”の持つ効果は墓地に存在する植物族限定、だがその植物族は“アンデット”と化した今、もうその効果は使えず“ブラック・ローズ・ドラゴン”はただの2400バニラだ」 「なん・・・だと!?」 「実際冷や冷やしたのよね・・・先に“アンデットワールド”を発動させちゃうと、あんたの“ブラック・ローズ・ドラゴン”は効果を使えず、“闇の護封剣”が切れるまで“ウォーテリー”を表側に出来ない」 「・・・・・・・まさか、最初の攻撃時にもう手札にあったってのかッ!?」 「裏側だと“ウォーテリー”は“アンデットワールド”の効果を受けない、だから“ブラック・ローズ・ドラゴン”を使って私の“ウォーテリー”を表側にする必要があった・・・植物はほっとくと展開して面倒だからね」 「・・・・・・ふ、ふざけやがって!」 「ふざけてんのはお前だ・・・そして、“真紅眼の不死竜”の効果はまだ終わってはいない・・・それをこのバトルで教えてやる・・・!“真紅眼の不死竜”!“ブラック・ローズ・ドラゴン”に攻撃!!」 “真紅眼の不死竜”と“ブラック・ローズ・ドラゴン”の攻撃力は共に2400だった 「これが最後のカードだ、速攻魔法!“収縮”!!」 「“収縮”・・・・だと!?」 “収縮”━、 速攻魔法 フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。 選択したモンスターの元々の攻撃力はエンドフェイズ時まで半分になる。 “収縮”の効果により“ブラック・ローズ・ドラゴン”の攻撃力は2400から1200へ落ちた “真紅眼の不死竜” 攻2400 ⇒ “ブラック・ローズ・ドラゴン” 攻1200 早乙女の“ブラック・ローズ・ドラゴン”が破壊され1200のダメージを受けた 早乙女 LP3200 ⇒ LP2000 「グッ・・・・・く、・・・・へ、まだこっちは・・・2000残ってるぜ?これからどうする気だぁ?」 「早乙女、私に“ブラック・ローズ・ドラゴン”を破壊させてしまったことで、お前の負けは確定したんだよ・・・“真紅眼の不死竜”の効果発動!!今破壊した“ブラック・ローズ・ドラゴン”を特殊召喚!!」 「な・・・何ィ!!?」 今破壊された早乙女の“ブラック・ローズ・ドラゴン”は、ライカの場に特殊召喚された “真紅眼の不死竜”の効果はこうだ、 “真紅眼の不死竜”星7/闇属性/アンデット族 攻2400/守2000 このカードはアンデット族モンスター1体をリリースして 表側攻撃表示でアドバンス召喚する事ができる。 このカードが戦闘によってアンデット族モンスターを破壊し墓地へ送った時、 そのモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。 つまり、“アンデットワールド”の効果でアンデット化した“ブラック・ローズ・ドラゴン”は、“真紅眼の不死竜”の効果の対象になってしまうのだ・・・まるで主人を裏切り寝返ったかのように 「そ、そんなことが・・・あるはずがねぇ・・・・ッこの俺が負けるはずがねぇ!!?」 「言い訳なら地獄で言え・・・“ブラック・ローズ・ドラゴン”で、早乙女、貴様にダイレクトアタック!!」 そう、まさに早乙女に止めを刺すところだった・・・ 『グヴアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!』 突然何かの大きな奇声が聞こえてきた、それは早乙女の方から聞こえた そして次の瞬間、早乙女は宙に浮き、出入口付近へ飛ばされていった あたかも何か見えない大きなものが早乙女を掴み取り投げ飛ばしたかのような感じで・・・ 《ドサッ!!ドッ!ザザザァ!》 「統真様!!」 エマは、早乙女に近づく、眼は見開いているが動く気配がない・・・まるで魂の抜け殻と化してしまったかのようだった 「な・・・・何、一体何が起こったって言うの・・・!?」 『グヴアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!』 その瞬間、私の真後ろ・・・早乙女が飛ばされる前にいた所から奇声が聞こえ、徐々に近づいてきている気がした 私は奇声が鳴る方へ振り向いた・・・ そこにいたのは━、 「ッ!?・・・(な、何こいつ・・・・・!!?)」 得体の知れないものがいた・・・こいつは一体何? 考えても分かるわけがない、私はこんな異様なモノを見るのは初めてだ・・・ただ明らかなのは、 こいつは「人間」ではないこと 私の心が一気に恐怖一色へと染まる・・・それもそうだ、こんな得体の知れない奴が私の目の前にいる・・・ 下手に動けば何をされるのかわからない、私はその場で硬直していた 「ラ、ライカサン・・・・ナ、ナンデスカコレ・・・・ヒッ・・・ヒィ!!」 どうやらエマにもこの得体の知れないのが見えているらしい・・・これで私がいきなりおかしくなった訳ではない事がわかった・・・・しかし、問題はこの状況をどうすれば良いかだ ・・・・・何も考えられない、私は完全に冷静さを失っていた 『ウウウウグオオオオオオオオォォォォォッ!!!』 その生物の左の手の平の中心に穴が開いていた、そしてその穴から黒い紐状のようなものを出現させ、目にも留まらぬ速さで私の右腕に巻きついた 「えっ・・・・・?な、何これ!?」 それを引き剥がそうとしたがその黒い紐状のモノは触ることが出来ず引き剥がそうとする私の左手をすり抜けてしまう そしてその生物は、・・・・なんと口からデッキを取り出し、左手の甲に出来ているヘコみにそのデッキをはめ込んだのだ 「ま、まさかこれ・・・・デュエル・・・・・しろっての???・・・・・・・・・・こんなのと」 『グヴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァ・・・・・・・・ッ!!!!!!』 右腕に巻きついたあの生物を繋ぐ一本の黒い紐状のモノを見て、もはや考えている悠長はなかった・・・・こんなのを巻きつけられている以上、私には逃げる選択肢が完全に消えてしまっているのだ 「ッ!やってやる!」 私はデュエルディスクにあるカードをまとめ、デッキに戻した・・・デュエルディスクが何かを感知したのか、そのデッキをシャッフルしだし、LPが700から4000へと表示を変えた 大丈夫、こいつとのデュエルで勝てば消える筈・・・・──、 確信は持っていなかった・・・しかしこの状況、そう願わずにはいられない こうして私はこの謎の生物とデュエルすることとなる・・・・しかし、このデュエルは 私にとって地獄の始まりだった━