約 1,567 件
https://w.atwiki.jp/sarukey/pages/41.html
小笠原分校デモプレイログの青の厚志・芝村舞卓-1のログになります。 青の厚志:同級生 芝村舞:同級生 学校イベント:昼休み 青の厚志・芝村舞卓-2 東 恭一郎@リワマヒ国 入れ違いでお邪魔します きみこ@FVB お邪魔します エスト@ゴロネコ藩国 よろしくお願いします 経@詩歌藩国 こんばんはー、よろしくお願いします 結城由羅@世界忍者国 入れ替わりー 竜宮 司@詩歌藩国 こんばんは 島鍋 玖日@鍋の国 よろしくお願いします。 月代由利@世界忍者国 ROM40ちかいww ピストン@ビギナーズ王国 こんばんは。お邪魔します。 月代由利@世界忍者国 さて、投票でしょうか?w 相羽錯耶@海法よけ藩国 おじゃまします 芝村 投票だね。 芝村 月代さん。頼む。 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 こんばんは、 おじゃまいたします。 芝村 音頭を取って10分で決めよう。 月代由利@世界忍者国 はーい。 では、皆々様ラストゲームです。 月代由利@世界忍者国 一緒に遊びたい人、 二名、 述べてくださいましー 月代由利@世界忍者国 月代は 二名なら 青のあっちゃんと舞姫がいいです(素直 志水高末@たけきの 萌と瀧川で 竜宮 司@詩歌藩国 金美姫、BL きみこ@FVB 小島空先生 と 源 に会いたいです! エスト@ゴロネコ藩国 森精華、金美姫がいいです 東 恭一郎@リワマヒ国 エリザベス艦長 中村光弘 経@詩歌藩国 岩崎 岩田 島鍋 玖日@鍋の国 ヤガミと晋太郎さんがいいです 月代由利@世界忍者国 おおう、すでにバラバラw 結城由羅@世界忍者国 青と舞かな ピストン@ビギナーズ王国 ニーギと善行さんで 相羽錯耶@海法よけ藩国 瀬戸口と晋太郎 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 ハリーさんが良いです。 もう一方は、どなたでも。 結城由羅@世界忍者国 芝村の日と礼を 志水高末@たけきの (あ、中村も良いかも・・・(ぇ 月代由利@世界忍者国 さて、では青・舞・晋太郎が二票ずつで あとばらばらですねぇ… ピストン@ビギナーズ王国 金美姫も2票ですかね エスト@ゴロネコ藩国 金美姫も2表入ってない? 竜宮 司@詩歌藩国 金美姫も二票ダヨ 月代由利@世界忍者国 ああ、ごめんなさい。金のおねーさまも二票ですね;;;<記入もれたー 芝村 決戦投票開始。 ピストン@ビギナーズ王国 青、舞で。(決戦 月代由利@世界忍者国 では2票たっだ4名で決戦投票しましょう♪ 月代由利@世界忍者国 さあ、どうぞー♪ 志水高末@たけきの 金、舞ちゃんでお願いします 経@詩歌藩国 舞・晋太郎で 月代由利@世界忍者国 月代も青・舞で(決戦投票分 島鍋 玖日@鍋の国 青と晋太郎さんに一票です 東 恭一郎@リワマヒ国 舞と晋太郎さん 相羽錯耶@海法よけ藩国 晋太郎と美姫かな。 結城由羅@世界忍者国 青、舞で(決戦) 竜宮 司@詩歌藩国 金美姫、晋太郎 エスト@ゴロネコ藩国 金美姫と・・・青 きみこ@FVB 青、晋太郎 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 ええと、 では 舞さんと 金美姫さん。 月代由利@世界忍者国 確認しますー 月代由利@世界忍者国 うあー、差がないほとんどww 芝村 いくつだい? 月代由利@世界忍者国 舞7、青・晋6、金5 月代由利@世界忍者国 見事ですw 月代由利@世界忍者国 CPでいうなら 青舞が3ですが 月代由利@世界忍者国 (CPなら2が多いなぁ 芝村 んー。 芝村 まあ、いいか。青と舞でいこうか。 芝村 青と晋太郎だと、会話が成立しなさそうだ。 月代由利@世界忍者国 了解しましたー 月代由利@世界忍者国 あはははは(笑)<晋兄と青の会話 ピストン@ビギナーズ王国 (笑<会話が成立しない 竜宮 司@詩歌藩国 それはそれでおもしろそうですが(笑) 経@詩歌藩国 よろしくお願いします 相羽錯耶@海法よけ藩国 ふたりして地平線を延々眺めていそうだ 芝村 はい。ピストンさん。イベントを選んでください。 結城由羅@世界忍者国 あはは<会話が成立しない 島鍋 玖日@鍋の国 (笑)<会話が成立しない よろしくお願いします 経@詩歌藩国 甘いものなら何とかなるかも・・・・?料理自慢?? 芝村 青も舞も今回は同級生です。 月代由利@世界忍者国 同級生!!(がっつぽーず エスト@ゴロネコ藩国 両方とも世話焼きだから、自慢合戦とかw ピストン@ビギナーズ王国 あっ、はい。まいったな。。。 志水高末@たけきの おぉー!>同級生 きみこ@FVB 一緒に泳ぐにしたら、舞の水着姿を見ただけで青に殺されそうな…。 経@詩歌藩国 ドキドキです>同級背負 経@詩歌藩国 同級生です(誤字 月代由利@世界忍者国 ですねぇ・・・・<一緒に泳ぐと惨劇 結城由羅@世界忍者国 (とりあえずPCの年齢は気にしないことにした) 東 恭一郎@リワマヒ国 元キャラ年齢3×歳にして真面目に学生やることになるとは、懐かしい気分だなぁ(遠い目 ピストン@ビギナーズ王国 昼休み、でいいですか?>皆さん 月代由利@世界忍者国 (PC年齢はぽいっとww 竜宮 司@詩歌藩国 死なないからたぶん平気、だといいなぁ・・・ 経@詩歌藩国 オゥケィです>ピストンさん きみこ@FVB お任せしますよ>ピストンさん 月代由利@世界忍者国 はーい、どんな昼休みなるか(笑 島鍋 玖日@鍋の国 okです。>ピストンさん エスト@ゴロネコ藩国 了解です>ピストンさん 経@詩歌藩国 じゃあ死ぬよりいやな目に!?>舞の水着姿見たら 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 はい、 昼休み。好了です。 志水高末@たけきの どぞどぞ>昼休み 結城由羅@世界忍者国 はーい<昼休み 竜宮 司@詩歌藩国 昼休みですね 月代由利@世界忍者国 たぶんそんな感じかと(笑)<水着で惨劇>経さん ピストン@ビギナーズ王国 お時間とらせましたが、昼休みでお願いします。 芝村 んじゃ。いきますか! きみこ@FVB よろしくお願いします! 志水高末@たけきの お願いします 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 よろしくお願いいたします。 月代由利@世界忍者国 はーい♪(あれ?自分ネコミミネコシッポ? ピストン@ビギナーズ王国 (皆さん、惨劇に期待していたようですが(笑)) 島鍋 玖日@鍋の国 よろしくお願いいたします。 結城由羅@世界忍者国 よろしくおねがいしまーす 経@詩歌藩国 よろしくお願いします! 竜宮 司@詩歌藩国 よろしくお願いします ピストン@ビギナーズ王国 はい。よろしくおねがいします。 相羽錯耶@海法よけ藩国 お願いしますー エスト@ゴロネコ藩国 よろしくです~ 東 恭一郎@リワマヒ国 よろしくおねがいします 島鍋 玖日@鍋の国 (PCそのままなら自分も猫耳猫尻尾猫グローブ・・・しかも男。 きみこ@FVB (してないしてない(笑)>惨劇に期待) 月代由利@世界忍者国 (自分が安全ならいいけどなぁ(爆>水着で惨劇 芝村 (午前終業の鐘) 竜宮 司@詩歌藩国 惨劇に挑めっ(ぇ きみこ@FVB 「お昼だ!」 月代由利@世界忍者国 「わーい、しゅうしょーのかねっ♪」 経@詩歌藩国 (裏マボーナスの幼い厚志は影響あるんだろうか・・・・?) ピストン@ビギナーズ王国 「ふぃ~ 終わった終わった」 きみこ@FVB 「お腹すいた!」 青の厚志さんが入室されました。 結城由羅@世界忍者国 「うにゃあ、昼休みーごはんだごhんだー!」 月代由利@世界忍者国 惨劇にいどみたくなーい。小笠原まできてー(笑) 竜宮 司@詩歌藩国 「よーやく授業おわったー」ぐてー 志水高末@たけきの 「今日は学食・・・ いや、購買か? 島鍋 玖日@鍋の国 「午前も終わり。飯にするか・・・」 経@詩歌藩国 「お昼の時間です、まず手を洗わないと・・・(とてとて」 東 恭一郎@リワマヒ国 「任せたまえ、抜け出して購買で飯を調達というお約束に挑戦してきたさ」 芝村舞さんが入室されました。 青の厚志 お昼だね。 エスト@ゴロネコ藩国 お昼か・・・・・・・今日も水道の水だな・・・ 相羽錯耶@海法よけ藩国 「ふわぁ(あくび)、やっと飯だ。めしーめしー」 きみこ@FVB (きゃーーーーーーーー!青が目の前にいる…!)興奮を隠しきれず。 芝村舞 ふむ。そなたは決まったことしか言わぬな。 きみこ@FVB 一緒にお昼食べてくれる人を探している 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 「・・・・・・昼・・。」 結城由羅@世界忍者国 (お、あっちゃんだー) 竜宮 司@詩歌藩国 「君たちはお昼はどうするの?」 月代由利@世界忍者国 「お昼ですねぇ。あっちゃん(ってよんでいいのか(?!)と舞姫はどうするんでしょー?(じい」 経@詩歌藩国 「よし、綺麗になったー(ぱたぱた」 青の厚志 うん。僕はそういうところが、自分で気に入っている。毎日おはようと言うんだ。いいことだろ? 月代由利@世界忍者国 (ああああ、動悸おかしい;;;;<これでもGPM至上の女 芝村舞 そうかも知れぬ。 わかった。すぐ行く。 きみこ@FVB (青にお昼一緒に食べようと声かけたいけど、舞さんとの間に入ると殺されそうな気がする) ピストン@ビギナーズ王国 弁当を取り出して早速食べようとしている。(飯食ったら何しようかな) 東 恭一郎@リワマヒ国 「舞の人的には、青の人に学生の心のオアシスにして体の補給所、お昼休みの時間だね、とか言えと・・・思っているというわけか・・・」 経@詩歌藩国 「それはステキですね」>毎日おはようという 青の厚志 (青は白いテーブルシーツを広げた) 青の厚志 舞、こっち。みんなも。 結城由羅@世界忍者国 (舞さんに声をかけよう、と小声できみこさんに) ピストン@ビギナーズ王国 「ぇ」 志水高末@たけきの (ぬ、こやつら弁当派か・・・ ピストン@ビギナーズ王国 青の行動にあっけにとられている。 青の厚志 (全員分の磨き上げられた食器が並べられた) 島鍋 玖日@鍋の国 (大きな重箱を取り出し)「一緒に食っていいのかな?なら、おかずは提供するよ」 結城由羅@世界忍者国 「にゃ!呼んでもらえた!わーい」 月代由利@世界忍者国 「(デバガメってったら殺されるよな、 それなら一か八かで一緒にご飯 食べない?の方が?) ってあああ。行きます、行きます、ちょー行きますてゆか手伝います!!!」 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 (テーブルのセットを手伝います) きみこ@FVB 了解。>結城さん。お友だちになりたいからなー。「ねえ、みんなで一緒にお昼食べない?」と舞に言います。 島鍋 玖日@鍋の国 「う、俺のおかずはいらなそうだな(笑」 志水高末@たけきの 「ど、何処から食器をw ピストン@ビギナーズ王国 「ぇ・・・」 経@詩歌藩国 「はーい、なんでしょう」厚志に近づく 竜宮 司@詩歌藩国 「うん、ありがとうー」机と椅子を移動させる きみこ@FVB おお!全員分! 島鍋 玖日@鍋の国 (準備を手伝う) ピストン@ビギナーズ王国 食器を見て唖然としている 相羽錯耶@海法よけ藩国 「おっと、それじゃ厚志さんのお言葉に甘えて・・・」 月代由利@世界忍者国 「何か手伝うことはー?」<あっちゃん 青の厚志 料理を並べ始める。ローストビーフがメインらしい。前菜はアスパラの冷たいスープだ。 エスト@ゴロネコ藩国 「む・・・・俺は弁当を持ってないが・・・?」いいのか?といった感じで青を見ます 東 恭一郎@リワマヒ国 「おじゃまするよ」<ガタガタと椅子を引っ張って来る 芝村舞 大げさなやつだ。 きみこ@FVB 「わーい!ありがとう!何かお手伝いして良いですか?」青に言います ピストン@ビギナーズ王国 「はっ・・・ちょっと席残ってますかぁ~?」 結城由羅@世界忍者国 「何かお手伝いいたしましょう」いそいそ「わはーおいしそー」(料理を見て) 経@詩歌藩国 「うわあ、おいしそうですー」 月代由利@世界忍者国 「いや、もうこれ最後の晩餐でもいいかもしれない・・・(感無量。ぁ」 きみこ@FVB 「うわあ…青の手料理をいただけるなんて…感涙。」 青の厚志 食事に努力を払うのは、主夫の第一歩だ。僕はそう思っている>舞 ありがとう。きみこさん。でも今日はちゃんと座ってて。 竜宮 司@詩歌藩国 「豪勢だね。おいしそうだ」 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 (給仕で料理を運びます。) ピストン@ビギナーズ王国 「学校の昼ご飯でこんな食事ができるなんてっ!」 青の厚志 今日のお昼は。僕が全部を決める。誰にも文句は言わせない。 相羽錯耶@海法よけ藩国 「まぁまぁ舞さん、せっかくおいしい料理なら見た目から綺麗に食べたいものですよ」 きみこ@FVB 「はい!」顔真っ赤にしてお行儀良く座ります。 月代由利@世界忍者国 「・・・・(座ってて、といわれたので大人しく座ります。 涙ぐんでますが) ええ、もうあっちゃんの好きなように!☆」 青の厚志 乃亜さんも手伝いはいらない。ちゃんと座って。 経@詩歌藩国 「え、えっと。座っていいのかな。お邪魔します」 青の厚志 ピストンさん。椅子が2度ずれている。そう。そのまま。 芝村舞 (なんか今日は妙にうるさいなで難しい顔をしている) 志水高末@たけきの (おとなしく座る そして、鞄から取り出した【槙のふりふりエプロン装着】 島鍋 玖日@鍋の国 「わあ・・・うまそうだなぁ。お邪魔します」きちんと座ります。 ピストン@ビギナーズ王国 「うはっ・・・ご、ごめんなさいっ!」 竜宮 司@詩歌藩国 「わかった。ありがとうね」椅子に座ります02 14 21] 月代由利@世界忍者国 「し、志水さん、ふりふり・・・・?」 ピストン@ビギナーズ王国 (なれない展開にてんてこ舞いになっている) 青の厚志 (まだ少し涼しい風が入る窓をあけた 白いカーテンが揺れている) 月代由利@世界忍者国 「(あやや、舞姫がくずってるにゃあ;;」」 きみこ@FVB (2度…ものすごーく威儀を正してますね…)私も背筋を伸ばします。用意してくださる方の気持ちに応えよう 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 「了解。」(少し頭を下げる) 青の厚志 (窓の外にも料理を並べ始めた) 結城由羅@世界忍者国 おとなしく青の言うとおり座ります(お誕生日だからかな) 竜宮 司@詩歌藩国 「?どうしましたか?」<舞さん 志水高末@たけきの 「や、制服汚れたらまずいだろ?(真顔>月代さん 東 恭一郎@リワマヒ国 「腹が減って気が立ってるとか。まぁ、昼だしな、俺も胃袋が泣きそうだ」 芝村 ナレーション:続々と鳥たち、猫たち、ネコリスたちが集まってきた。 エスト@ゴロネコ藩国 黙って座って舞の様子を伺います 月代由利@世界忍者国 「いや、うちのところにもふりふり着る男性が(ぁ」>志水さん ピストン@ビギナーズ王国 「あ、あの・・・なにを」(青の行動がよくわかっていない) 月代由利@世界忍者国 きゃー♪やっぱりネコリスちゃーん!!!!! 芝村舞 (顔を赤くしている)@@ ね、猫。猫。 島鍋 玖日@鍋の国 (あ、舞姫お誕生日だ。そのお祝いかな?) きみこ@FVB 「うわあ!なんてステキなお客さまかしら!」 経@詩歌藩国 「わあ、かわいい・・・・」>鳥や猫やネコリスたちをみて 結城由羅@世界忍者国 ふふふ、舞姫かわいい。にこにこ ピストン@ビギナーズ王国 (女性陣の反応が可愛いなぁ~) 島鍋 玖日@鍋の国 「鳥に猫に、ネコリス・・・かわいい」 ぽわわん、とみつめます 竜宮 司@詩歌藩国 「ネコリスー」@@ 青の厚志 (両手を叩き、注目を一身に集まって笑顔になって) 月代由利@世界忍者国 (・・・・・やっぱりシュークリームでも作ってくれば・・。 いや、廃棄処分にされるか・・・(遠い目) 青の厚志 今日は、舞の誕生日なんだ。(少し照れて) きみこ@FVB (ああ…青の笑顔が見られる日が来ようとは…) 芝村舞 (盛大にぶっ倒れる) エスト@ゴロネコ藩国 「なるほど・・・鳥や猫やネコリスを呼んだのか」感心します。 ピストン@ビギナーズ王国 「おおっ!」 竜宮 司@詩歌藩国 「ああ、しっかりしてください」わたわた<舞さん 東 恭一郎@リワマヒ国 (なるほど、皆も会食にはせ参じたというわけか、小憎ったらしいほど良い奴等だねぇ) 月代由利@世界忍者国 (本当にこれが私最後の晩餐でもいいかもしれない。爆 青の厚志 だからお祝いをしよう。 志水高末@たけきの 「なんと!? ぷ、ぷれぜんとー・・・>誕生日 きみこ@FVB ニコニコと舞さんを助け起こします。「よかったですね、ステキなお祝い!」 月代由利@世界忍者国 「わわわ、姫ー!主賓がー!」 島鍋 玖日@鍋の国 「舞姫、大丈夫か?」 芝村舞 そなたはそんなもののためにこれだけやったのか! 東 恭一郎@リワマヒ国 「それはめでたい。おめでとう、舞殿。」 経@詩歌藩国 「おめでとう!舞ちゃん」(にっこり。 青の厚志 そうだ。 ピストン@ビギナーズ王国 「喜んでっ♪ 結城由羅@世界忍者国 「芝村舞さん、お誕生日おめでとうございます!」 月代由利@世界忍者国 「さぁすがあっちゃん♪ おめでとうなのです、舞姫~♪」 青の厚志 僕は必要ならなんでもする。一人を祝うためなら。 きみこ@FVB 舞さんに耳打ちします。「本当に愛されてますね!幸せですね♪」 相羽錯耶@海法よけ藩国 「あはは、よろこんで。おめでとう舞さん」 島鍋 玖日@鍋の国 「おめでとう舞姫。君が生まれてきたこの日を皆で祝えることに感謝を」 エスト@ゴロネコ藩国 「舞さん、おめでとう」 芝村舞 (顔を赤くして突っ伏している) 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 「生まれた日は、とても大切だ。 おめでとう。」 竜宮 司@詩歌藩国 「芝村さん、おめでとうございます」 ピストン@ビギナーズ王国 「お誕生日おめでとう~」 きみこ@FVB 青に言います。「一緒に祝わせてくれてありがとう。とても嬉しいです。舞さん、お誕生日おめでとうございます!」 芝村舞 (わ、忘れていた。この男はこういう男だった) 志水高末@たけきの 「おめでとう~(ある意味新しいプレイ(黙 きみこ@FVB うらやましいわ~こんなことしてくれる人が彼氏なんて~ 東 恭一郎@リワマヒ国 「喜んでいるようだね、今日は最高の日の一つだな、厚志君」 経@詩歌藩国 「厚志君、舞ちゃんにおしぼりを渡したほうがいいと思うな」 芝村 ちなみに料理は青が1年前から準備していたものだ。 月代由利@世界忍者国 「むしろお水の方がいいかも?」>渡すの 結城由羅@世界忍者国 「バラバラに生まれた二人が出会えた奇跡を祝うのは当然ねう」 エスト@ゴロネコ藩国 「困っているようにも見えるのだが・・・」首を傾げます 竜宮 司@詩歌藩国 「さ、席について、皆で食べましょう」 きみこ@FVB うわ!そんな席にご一緒させてもらえるなんて!なんてありがたもったいない… 月代由利@世界忍者国 一年前!!!!! よく同席させてくれたなあっちゃん… 経@詩歌藩国 (あっちゃん、努力家・・・・) 東 恭一郎@リワマヒ国 アスパラの種を植えるあたりからやりそうだな(笑 青の厚志 (爽やかに笑って)さ、みんなで食べよう。 島鍋 玖日@鍋の国 あっちゃんすごいなぁ。 きみこ@FVB (そして今日からまた一年後の今日のために、計画を練り始めるんだろうなあ) 青の厚志 努力は嫌いだ。恥だから。 結城由羅@世界忍者国 「お祝いの席に同席できて、光栄です」 経@詩歌藩国 「はい、いただきまーす(手を合わせて」 ピストン@ビギナーズ王国 「は、はい。いっただっきま~す!」(実はもうお腹ペコペコ) 志水高末@たけきの 「いただきまーす! きみこ@FVB 「え。努力は恥なんですか?」 島鍋 玖日@鍋の国 「いただきます」(手を合わせる 青の厚志 さ、そんなことは忘れて食べてよ。結構自信あるんだ。ただこの一撃のために。準備してきたから。 月代由利@世界忍者国 「はい♪ では、いただきます(礼」 竜宮 司@詩歌藩国 「いただきます」 経@詩歌藩国 (!!心の中を読まれた気が。顔に出てた?) 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 (それは失礼をした・・。手出し >一年前から) 反省。 「・・いただきます。」 ピストン@ビギナーズ王国 「ただ、この一撃か。うぅ~ん。おいしい。」 相羽錯耶@海法よけ藩国 「いただきます・・・・? 一撃?」 東 恭一郎@リワマヒ国 「いただきます。 好きな人の為に万難を排する努力をするのは、美しいと思うけどね。……こっこれは美味い」 きみこ@FVB そう言われるなら。「わーい!お祝いお祝い!いただきまーす!」 芝村舞 努力は恥だ。だが何もしないよりはいい。きみこ。我らの考え方だ。 島鍋 玖日@鍋の国 「一撃って・・・あ、うまい。これは確かに一撃だなぁ」 エスト@ゴロネコ藩国 「まずは舞さんが食べるべきだろう。」しばらく待ちます。 結城由羅@世界忍者国 「いただきますー」 月代由利@世界忍者国 「一撃・・・・ 私も出せるように頑張ろう。うん。」 芝村 並んで猫と犬と、ネコリスとヤドカリと鳥が食べている。 志水高末@たけきの 「ぐほっ もう食べちゃったよ・・・>エストさん きみこ@FVB 「では、努力が恥なら、最上のものってなんなんでしょう。」 東 恭一郎@リワマヒ国 「……だが、一撃と言う以上は、残りのメニューはこんなものではあるまい。グルメの国の住人として受けて立つ」 きみこ@FVB (しかし誕生祝いを一撃って(笑)) 竜宮 司@詩歌藩国 「ネコリス・・・・」ほわほわ 月代由利@世界忍者国 「窓の外も平和~ ああ、すんごいいい場所にいるよ私・・・」 きみこ@FVB お料理いただきます。ああ…おいしい… 結城由羅@世界忍者国 「ネコリスかわええ」ぽわあ ピストン@ビギナーズ王国 「ふ、増えてる?」 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 (や、 やどかり・・・! )(可愛い・・) 月代由利@世界忍者国 「。。。。。。。。(おいしいものを食べると静かな子)」 青の厚志・芝村舞卓-2 芝村さん入室:2007.04.30. 01 44 22 芝村さん退出:2007.04.30. 03 06 11
https://w.atwiki.jp/sarukey/pages/42.html
小笠原分校デモプレイログの青の厚志・芝村舞卓-2のログになります。 青の厚志:同級生 芝村舞:同級生 学校イベント:昼休み 青の厚志・芝村舞卓-1 青の厚志 次はサラダなんだ。まっててね。(レタスを手でちぎるところからはじめている。瑞々しそうだ) 東 恭一郎@リワマヒ国 (女性陣が癒し殺されてるなぁ・・・) きみこ@FVB ヤロカリまで仲間なんだ…すてきー 島鍋 玖日@鍋の国 「うまい料理に得がたい友・・・窓の外には動物たち。天井の至福ってこんなのかなぁ」 竜宮 司@詩歌藩国 「動物たちもお祝いに来たのかな」 経@詩歌藩国 「おいしいのです・・・・。ホワイトアスパラなめらかー♪」 月代由利@世界忍者国 「・・・・ご飯食べ終わったらふれあいできるかしら」>窓の外の住人たち きみこ@FVB 「美味しいなあ。ぜひとも作り方を教わりたいわ…そりゃこんなに美味しいのは作れないだろうけど…」 島鍋 玖日@鍋の国 「舞姫、よかったな。あっちゃんの思いがいっぱいこもってるいい日になりそうだよ」 芝村舞 (多少辟易ししつ)別に、ここまでしなくても。 青の厚志 (涙目)どこがイヤなの!? 東 恭一郎@リワマヒ国 「おや、愛妻料理は喜んで食べるものだよ、舞殿」 月代由利@世界忍者国 「いいじゃないですか、舞姫。 一年に一度しかない日なのですから♪(にこにこにこ/あ、あっちゃんが…」 志水高末@たけきの 「良いじゃないか、祝ってもらえる事は最高の喜びだ>舞姫 結城由羅@世界忍者国 「ぐはぁ」涙目に吹いた きみこ@FVB (必死で吹き出さないよう耐える) 経@詩歌藩国 「・・・・!」(涙目にびっくり。 島鍋 玖日@鍋の国 「いいんじゃないか?今日は特別なんだし。・・・あっちゃんの誕生日にお返ししてやれば(ニヤ」 竜宮 司@詩歌藩国 「お祝いしてくれてるんですから素直に受け取っておきましょうよ。準備に時間もかけてるでしょうし」 結城由羅@世界忍者国 「いやまあ、愛ですよ、愛。いいではないですかー」 芝村舞 良いというか。やりすぎだ。誕生日など。そなたが祝えばいいだけの話だ。他になにがいる。 月代由利@世界忍者国 「げふ (小声) ね、ねえ、やっぱり私たちちょーおじゃまでわ;;;;」 芝村舞 だいたい……(少し優しく)私が先に死んだ時、そなたはどうするのだ。 経@詩歌藩国 (きゃー(聞いていて照れる。 志水高末@たけきの 「・・・今なら、学食開いてるかな・・・ 竜宮 司@詩歌藩国 「 あついなぁ」 東 恭一郎@リワマヒ国 「……厚志君からのプレゼントは、あ と の お た の し み ということだと思うのだが」 青の厚志 (滂沱の涙) きみこ@FVB (うわそんなこと言ったら泣いちゃわない!?) ピストン@ビギナーズ王国 (手が止まる)「ん・・・まずかったかな。」 きみこ@FVB あ、やっぱり 月代由利@世界忍者国 「(小声)志水さん、行く時は皆一緒にいきましょう;;」 芝村舞 あ、いや。別に泣かぬでも。 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 竜宮 司@詩歌藩国 「ほらほら、誕生日に泣いたりしないの」 結城由羅@世界忍者国 「あわわ、青さん泣かないで」 島鍋 玖日@鍋の国 「あちゃー・・・泣いた」 きみこ@FVB 泣きやませるのはねー、舞さんしかできないよねー エスト@ゴロネコ藩国 「うお!!舞さんはすごいなあ・・・一言で青があそこまで変わるとは」 青の厚志 (ふりふりエプロンで顔を隠しながら)舞が死んだら生きていけない。世界滅ぼして僕も死ぬ。 月代由利@世界忍者国 「あ、滂沱;;」 志水高末@たけきの 「(小声)そうね、一人は寂しry>月代さん 経@詩歌藩国 「仮定でもそういうのはやめたほうがいいのです。今悲しくならなくてもいいのです」>舞ちゃん(先に死んだら~ 島鍋 玖日@鍋の国 「今日はめでたい日なんだから、な?もう泣くなよ・・・(姫何とかしてくれ、と目線を送ってみる)」 月代由利@世界忍者国 「世界滅ぼすのかよ!!(笑」 きみこ@FVB ぎゃー!舞の死=世界の最後 志水高末@たけきの 「ぎゃ、ぎゃーーー!?>世界 東 恭一郎@リワマヒ国 「まぁ、厚志君なら少なくとも自分より前に死ぬって運命すら殴って飛ばすつもりだろうから問題ないさ」 ピストン@ビギナーズ王国 「ん・・・スープだけでお腹いっぱいになってきたような。。。」 きみこ@FVB 「舞さん、素直に一言、美味しいって言ってあげるといいと思いますよ!」 竜宮 司@詩歌藩国 「死なせないよう頑張ればいいさ」 相羽錯耶@海法よけ藩国 「うーん、世界を滅ぼされるのは困るなぁ」(ほほをかきながら) 島鍋 玖日@鍋の国 「いや、世界滅ぼすのはやめてくれ。まじで」 芝村舞 世界を滅ぼすな。世界は世界のものだ。そなたのものでも私のものでもない。 月代由利@世界忍者国 「(小声)そろそろ移動した方がいいかもしれない(短期予知によると」>志水さん 東 恭一郎@リワマヒ国 「そろそろサラダはまだかい。手が止まっているようだが」 青の厚志 だって……(泣き) 東 恭一郎@リワマヒ国 「ゲストを待たせるようでは、ホスト失格ですぞ」 志水高末@たけきの 「(小声)あ、いや、もーちょっと・・・>月代さん 芝村 ブータが爪を伸ばして島鍋 玖日の首筋に爪を突き立てた。「うなー」 ピストン@ビギナーズ王国 「(小声で)ちょ、東さん、まずくないですか?」 きみこ@FVB 青がついてれば、舞さんが先に死ぬ事なんてまず無いと思うけど! 月代由利@世界忍者国 「あ、ブータ!(びしっ」 結城由羅@世界忍者国 「気持ちはわかりますけどねー」ひっそり微笑む きみこ@FVB わ!ブータ! 島鍋 玖日@鍋の国 「わ、ブータ?どうしたんだ?」 芝村 青がいるときだけは。生死判定が発生しうるぞ。 志水高末@たけきの 「な、島鍋!? 大丈夫か? 島鍋 玖日@鍋の国 ブータを抱えます。 月代由利@世界忍者国 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ソウデシタ<生死判定 相羽錯耶@海法よけ藩国 「ブータ、ちょとこっちおいで」(と後ろから抱えあげる) ピストン@ビギナーズ王国 (ぇ) 竜宮 司@詩歌藩国 !? 惨劇の恐怖 東 恭一郎@リワマヒ国 「(小声で)まぁ、腹がふくれれば言い争う気もなくなるさ」 経@詩歌藩国 「厚志君は舞ちゃんを最後まで守れば良いんじゃないかな!舞ちゃんから目を離さないで きみこ@FVB うわーーー。舞さん預かる国は責任ちょー重大…。 月代由利@世界忍者国 「ま、舞姫ー? とりあえず言い忘れてる一言ない?」 東 恭一郎@リワマヒ国 まぁ、死んだら死んだで(笑 芝村 見れば東 恭一郎の後ろには遠くで狙撃兵が既に射撃体勢に入っている。 月代由利@世界忍者国 今惨劇起こったらウチの国潰れる!! ピストン@ビギナーズ王国 「(小声で)ウチらそうかもしれませんが、二人ともまだ手もつけてないじゃないですか」 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 「青氏、何故 泣くのですか? 先ほどのは、愛の告白以外の何モノでもない気がするのだが。 貴方さえいれば良いと。」 志水高末@たけきの (これが短期予知の結果か・・・月代、恐ろしい子ッ!! ピストン@ビギナーズ王国 「(小声で)そんなこと言ってると、何があるかわかりませんよ」 竜宮 司@詩歌藩国 「狙撃兵ッ!?」 月代由利@世界忍者国 (ああ、摂政s、本当に最後の晩餐になるやもしれません;;;(祈 エスト@ゴロネコ藩国 「狙撃!東さん!!」 きみこ@FVB 無し無し今の発言無し!>狙撃兵 芝村 (一方その頃、リワマヒ国には軍勢が侵入しつつあった) 東 恭一郎@リワマヒ国 (狙撃兵・・・すげーや(笑) 相羽錯耶@海法よけ藩国 「それならさ、誕生日って1年無事に生きていられました、ってことを祝うパーティにすればいいんじゃないかな」 月代由利@世界忍者国 軍ー!!!! 島鍋 玖日@鍋の国 「あっちゃん。姫に愛されてるなあ。あっちゃんが入れば姫他に何も要らないってさ」 きみこ@FVB きゃー!>軍勢 ピストン@ビギナーズ王国 「ん?狙撃?」(小声モードから顔を上げる) 島鍋 玖日@鍋の国 軍って。ひえええ。 東 恭一郎@リワマヒ国 (わぉ・・・) 志水高末@たけきの げ>リマワヒ 経@詩歌藩国 「相羽さん!!それはステキな考えです!」 芝村舞 厚志。(ため息) きみこ@FVB 「みんなで守るから!舞さん!青、心配しないで!」 月代由利@世界忍者国 「舞姫や青より後に死ぬ気もないからいいっちゃいいけどよくないなぁ・・(もぐもぐ/ぁ」 竜宮 司@詩歌藩国 「死なせたりしないように私も微力だけど手伝うから、落ち着いて」 きみこ@FVB 「舞さんも言ってやってー」 芝村舞 だから、やりすぎだ。そなたはなんでも、力で抑えようとする。魔王にでもなるきか? それとも人に文句をいい、監視を続けるような者になるのか? 月代由利@世界忍者国 「(ごっくん) 舞姫ー。すとっぷーすとっぷー;;」 島鍋 玖日@鍋の国 「あっちゃん、今姫は目の前にいるだろ?おまけに今日はめでたい日だ。だからな、泣くのやめて祝おうぜ」 青の厚志 でも心配なんだ……(涙顔) きみこ@FVB (大きな力があるってのも大変ねえ…) 経@詩歌藩国 「・・・・・(黙って舞ちゃんの言葉を聴く」 島鍋 玖日@鍋の国 「姫が危ない目や泣くようなことにならないように俺も力を貸すからな、泣くなよ」 結城由羅@世界忍者国 (舞がいないと青はダメなのねう) 芝村舞 青の厚志。そなたがなりたいものは、なんだ? 竜宮 司@詩歌藩国 「心配ばかりしても事態は好転しないからねl。行動しないと」 青の厚志 お嫁さん…… 結城由羅@世界忍者国 「みんな、あなたがたの幸せを願ってますよ」 東 恭一郎@リワマヒ国 「……(自分や自国に差し迫る危機はともかく、微笑ましいなぁ)」 月代由利@世界忍者国 「・・・・・・(><)b (もはや言葉がない」 きみこ@FVB ヒロインだ… 志水高末@たけきの 「(心の声)嫁かよ!? 結城由羅@世界忍者国 (悶絶した<お嫁さん) ピストン@ビギナーズ王国 「……(相変わらずっぷりにちょっと感動)」 東 恭一郎@リワマヒ国 「(ぶっ……やっぱりお婿さんじゃなくて、お嫁さんなのかっ)」 きみこ@FVB (エプロン姿の新妻…) 志水高末@たけきの 「(心の声)いい加減婿になろうとか、そういうのは・・・ 島鍋 玖日@鍋の国 「(><)b(素敵だ)」 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 「模範的なお嫁さんは、軍を動かしたりしないと思うのだが?」 相羽錯耶@海法よけ藩国 「・・・(なんというか、相変わらずだねぇあっちゃん)」 竜宮 司@詩歌藩国 「…素敵な未来予想図だね」 芝村舞 ならば(嫁は私ではないのかと根本的矛盾を感じつつ)、もう少し穏便にせよ。血で濡れているのはどうかと思うぞ。 エスト@ゴロネコ藩国 「なるほど・・・」 月代由利@世界忍者国 」 月代由利@世界忍者国 根本的な矛盾感じてたのか(笑) きみこ@FVB (青ってば、結婚式では舞さんにタキシード着せる気かしらん) ピストン@ビギナーズ王国 「・・・(舞さんも受け入れているわけではないのね)」 月代由利@世界忍者国 (二人ともドレスかもしれませんよ>結婚式 経@詩歌藩国 (お婿さんより、”お嫁さん”というもののイメージが大切なのかな?) 結城由羅@世界忍者国 「まあ、青には色々助けていただいてますので、それくらいで」(苦笑) 島鍋 玖日@鍋の国 「・・・素敵な未来だなぁ」 東 恭一郎@リワマヒ国 「(いや花嫁が2人いる結婚式というのも、案外いいかもしれないね)」 志水高末@たけきの (あえて二人ともタキシード(ぇ 青の厚志 (鼻をかみつつ)分かった。すぐ無力化絶技の開発をする。 きみこ@FVB (うん。でも確かに嫁はイメージ合ってるかも) ピストン@ビギナーズ王国 「…(タキシード姿の青はかっこいいだろうになぁ)」 芝村舞 (凍っている)(遠い目をしている) 月代由利@世界忍者国 「 orz (無力化絶技て」 結城由羅@世界忍者国 「何のことか覚えがないかもしれませんが、青には感謝を…ってナニソレ<無力化絶技」 東 恭一郎@リワマヒ国 「はい、ゴミ箱」 志水高末@たけきの 「あ、あのー無力化絶技って、何? 月代由利@世界忍者国 「(小声) ひめー、ひめー、もどってきてー!!」 青の厚志 ガスも開発させるよ。 きみこ@FVB 「あー…それなら血を流さずにすむでしょうけど…」 竜宮 司@詩歌藩国 「・・・芝村さんも頑張って」 島鍋 玖日@鍋の国 「白いエプロンの似合うお嫁さんになりそうだなあっちゃんは・・・無力化絶技の使える嫁さんか」 きみこ@FVB 「ガス!?」 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 (絶技って、開発するものなのか・・) 結城由羅@世界忍者国 「いや、だから、ガスって何!」 経@詩歌藩国 「・・・・なにかズレている気がします」>無力化 芝村舞 (立ち上がる舞。青を見上げた) 月代由利@世界忍者国 「そしてガスも扱うお嫁さんかー。 これは旦那さんしっかりした人じゃないと大変ですねぇ(にゃはははは」 エスト@ゴロネコ藩国 「無力化の絶技・・・か・・・それはすごいな」 ピストン@ビギナーズ王国 「…(これは・・・どっちを押さえる努力をするべきかな?)」 きみこ@FVB 「舞さん、大変だなあ…この人を御さないといけないとは…」 相羽錯耶@海法よけ藩国 「それってたいりょーさつりくへーきっていうんじゃないかなぁ」(汗 東 恭一郎@リワマヒ国 「(たぶん、笑気ガスならともかく、斜め上に飛んでそうだなぁ)」 竜宮 司@詩歌藩国 「(ファイトッ 芝村さん)」 島鍋 玖日@鍋の国 「(姫ファイトー)」 芝村舞 (頬を全力で引っ張った)そなたはー!! 月代由利@世界忍者国 「(小声) みんなっ、一応脱出準備っ!(マテ」 経@詩歌藩国 「(小声で)舞ちゃんがんばってー」 青の厚志 いひゃいいひゃいよまひ…… ピストン@ビギナーズ王国 「あちゃーやっぱりやっちゃった。。。(でも押さえる根性ないです)」 結城由羅@世界忍者国 (ほろり…) 島鍋 玖日@鍋の国 「・・・ハンカチ水でぬらしてくるか」 竜宮 司@詩歌藩国 「・・・・・・・」微笑ましく見守ります 志水高末@たけきの 「ブッ・・・>引っ張る光景に噴出す 相羽錯耶@海法よけ藩国 「(小声で)うぁ。いい音がした・・・」 きみこ@FVB 「うわー!(もう見ているしか無いような)」 エスト@ゴロネコ藩国 「青も舞さんにやられるのは幸せだろうし、傍観だな」 志水高末@たけきの (腰を浮かせて撤収用意>脱出準備 きみこ@FVB 「この人にこんなことできる人は、世界にただ一人だなあ」 経@詩歌藩国 「厚志くんは背が伸びたんだなあ・・・・」 月代由利@世界忍者国 (短期予知があたりそうな気配。笑 ピストン@ビギナーズ王国 「みんな妙にそわそわしているな。。。(ちょっと不安)」 竜宮 司@詩歌藩国 「ほらほら、まだ誕生会の途中ですし。芝村さんもその辺で許してあげてください」 きみこ@FVB 舞をなだめたいけどヘタに手を出せない感じでオロオロ。 芝村舞 普通に祝え。私は特別だが、祝うのは普通でよい。それが芝村だ。誰よりよ誇り高い。 島鍋 玖日@鍋の国 「(ハンカチ冷やして戻ってきた)姫、これで冷やしてやるといいよ」 経@詩歌藩国 「いや、みんな舞ちゃんを信じようよ(強がり」>そわそわ 結城由羅@世界忍者国 「せっかくのご飯が冷えちゃいますし、動物たちも怯えちゃいますよー」微笑む 青の厚志 ひゃい…… きみこ@FVB 「舞さんすてきだ…」 経@詩歌藩国 「舞ちゃん、かっこいい・・・・」 月代由利@世界忍者国 「 (><)b (さすが姫っ!」 芝村 犬と猫とヤドカリとネコリスと鳥と山羊は並んで窓の外から様子を伺っている。 竜宮 司@詩歌藩国 「誕生会を続行しましょうか」 月代由利@世界忍者国 「あ、外増えた。」 結城由羅@世界忍者国 「舞さん、私たちにもお祝いさせてくださいな」 きみこ@FVB じゃあ改めて、「普通のお誕生会」しましょうね♪ 島鍋 玖日@鍋の国 「外増えてる・・・いいなぁ」 相羽錯耶@海法よけ藩国 「(あれ、さらに増えてる)」 結城由羅@世界忍者国 「ほら、犬と猫とヤドカリとネコリスと鳥と山羊もお祝いしたいって」 ピストン@ビギナーズ王国 「お二人とも、改めて同席させていただいてもかまいませんかね?」 島鍋 玖日@鍋の国 「誕生日の歌うたって、皆でおめでとう言ってケーキのろうそく消して、わいわい騒ごうか」 月代由利@世界忍者国 「ん、普通の、ね。 (小声/てゆか普通な気がするけどな」 結城由羅@世界忍者国 (多いな!) 芝村舞 (簡単には死ねぬな。別の意味で)私はサラダを食べる。厚志。そなたの手作りが良い。 青の厚志 うん。すぐ作る。 経@詩歌藩国 「にぎやかで良いお誕生日会なのですv」 志水高末@たけきの 「普通の・・・(外を見て) 普通の? きみこ@FVB 「舞さんさすがー。 月代由利@世界忍者国 「(うん、世界のためにも、姫を護ろう。 とりあえず姫まもっときゃなんとかなるなこれは。うん」 ピストン@ビギナーズ王国 にやにや。(ようやく食事に戻った~♪) 芝村舞 (ため息をつきつつ)いいから皆も食べるがいい。私のことには構うな。 月代由利@世界忍者国 「いいじゃないですか。 動物がいっぱいって悪いことじゃないでしょw」>外に動物 島鍋 玖日@鍋の国 「(とりあえず、姫を守るのは重要事項だなぁ。姫がいないとあっちゃんが・・・)」 結城由羅@世界忍者国 ちちち、と手に料理を乗せて窓の外のシマリスを呼んでみる 月代由利@世界忍者国 「食べてます(つか食べきった。あっさり。笑」>舞姫 竜宮 司@詩歌藩国 「ネコさんもごはんー」ブータにご飯をあげます きみこ@FVB 「ちょこっと過激だけど、愛が一杯の食卓ですね♪」 経@詩歌藩国 「はい。じゃあ、お言葉に甘えて~(・・・・もぐもぐ」 きみこ@FVB サラダが出るまでに、できたらブータだっこしたいなあ。礼儀正しく膝に来てくださいませんかと頼んでみよう。 東 恭一郎@リワマヒ国 「出るそばから食べてるのでご安心を。とても美味い。」 島鍋 玖日@鍋の国 「動物はいいなぁ、なごむ・・・あ、ブータありがとな。おすそ分け」同じくブータにご飯をあげます 志水高末@たけきの 「では、頂こう(ずずずー エスト@ゴロネコ藩国 「では、自分もいただくことにする。」そういって食べだす。 芝村 ブータはうなずき。きみこの膝の上に座った。 ピストン@ビギナーズ王国 「ありがと~♪ では、改めて・・・いただきます~」 芝村 あと、3分です(笑) きみこ@FVB 「わーい!ありがとうございます!ぎゅ。」 芝村 食事は順調に進みました。 月代由利@世界忍者国 「・・・・ネコリスさん一匹きてもらっちゃ駄目かな?(外見ながらどきどき」 東 恭一郎@リワマヒ国 「(そろそろ最後の1撃のお時間、ですかな)」 結城由羅@世界忍者国 (あ、ブータいいなぁ) 相羽錯耶@海法よけ藩国 「ふむ、冷める前に食べてしまいましょう」 島鍋 玖日@鍋の国 「いいなぁきみこさん。ブータ、次俺も抱かせてくtれるかな」 竜宮 司@詩歌藩国 「どれもみんなおいしいね」 ピストン@ビギナーズ王国 (うん。ブータいいなぁ。気持ちよさそう) きみこ@FVB 他の人も待ってるね。ブータ、ありがとうございました。 経@詩歌藩国 「瑞々しくておいしいのです。厚志君ありがとう、舞ちゃん今日はほんとにおめでとう、また来年も祝いたいです」 志水高末@たけきの 「おまえさん、さっき爪立てられてなかったか?(汗>島鍋さん 月代由利@世界忍者国 「。。。。。。。(とりあえずひたすら食べよう、 二人を見つつ。もぐもぐ」 結城由羅@世界忍者国 「何か流れちゃったんで、最後に。青の厚志さん、ヤガミと芥辺境藩国戦で助けてもらってありがとうございました」 青の厚志 (青は、最後の一撃としてシュークリームを用意していた) 島鍋 玖日@鍋の国 「ブータに罪はない。悪いのは俺だったんだろう」>志水さん きみこ@FVB 「青、美味しいです!一緒にお祝いさせてくれてありがとう!」心からの感謝をこめて青と舞に御礼を言います。 経@詩歌藩国 (だっこされているブータをみて動機息切れ) 月代由利@世界忍者国 「(被らなくてよかったー!!!!!!!!!!>シュークリーム」 きみこ@FVB わーシュークリームだ! 志水高末@たけきの 「こ、これはーッ!?>シュークリーム 東 恭一郎@リワマヒ国 「これは……すごい。」 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 ああ、私も撫でさせてもらいたいです。 ブータに撫でても良いか、聞いてみたいです。 月代由利@世界忍者国 「うん、外さないですねぇww」 島鍋 玖日@鍋の国 「うわ、すごいこのシュー・・・」 ピストン@ビギナーズ王国 「うわっ!しっかりデザートまでっ♪」 芝村舞 (舞は最近エクレア好きだったが、一生シュークリーム好きとして生きなければなるまいと考えて、ちょっと笑った) 芝村舞さんが帰りました。 青の厚志さんが帰りました。 結城由羅@世界忍者国 「あと、おいしいお料理をありがとうございました。舞さんと末長くおしあわせに」にこにこ 月代由利@世界忍者国 (最近はエクレアがブーム、と/メモ 東 恭一郎@リワマヒ国 「ごちそうさまでした」 ピストン@ビギナーズ王国 「(色々な意味で)ごちそうさまでした♪」 きみこ@FVB 「ごちそうさまでした!」 芝村 はい。ゲームは終了です。 月代由利@世界忍者国 「あっちゃん、舞姫、ありがとうございましたー!!!! ごちそうさまー!!!!!!(色々」 島鍋 玖日@鍋の国 「ごちそうさまでした」 結城由羅@世界忍者国 「ごちそうさまでしたー」(確かに色んな意味で) 芝村 皆さんお疲れ様でした(笑) 相羽錯耶@海法よけ藩国 「ごちそうさまでした」 志水高末@たけきの 「ご馳走様(手を合わせる ピストン@ビギナーズ王国 「といっても・・・なんか全然食った気しないのに、お腹いっぱいですよ。。。」 経@詩歌藩国 「ごちそうさまでした、なんだか幸せになりました」 月代由利@世界忍者国 御疲れ様でしたー(笑) 竜宮 司@詩歌藩国 「ごちそうさまでした」 東 恭一郎@リワマヒ国 お疲れさまでした。いやはや、口は災いの元、気をつけます。はい。 志水高末@たけきの お疲れ様でした エスト@ゴロネコ藩国 「ごちそうさまでした」 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 「ご馳走様でした。」(礼) 月代由利@世界忍者国 うちの藩国潰れるかと思った(笑) 島鍋 玖日@鍋の国 無事に終わってよかったです・・・地雷を踏みかけたようですし。 エスト@ゴロネコ藩国 お疲れ様でした ピストン@ビギナーズ王国 お疲れ様でした~ 東 恭一郎@リワマヒ国 いろんな意味でごちそうさま、です。はい。 結城由羅@世界忍者国 お疲れ様でしたです ピストン@ビギナーズ王国 去年の新年会は荒れる前に逃げ出したので、初めてこんなにドキドキしました。 志水高末@たけきの (そういや、リマワヒへの軍勢は・・・ きみこ@FVB 幸せでしたー。青にはヘタに声かけると殺されそうな気がしてたんですが、笑顔が見られて嬉しかったです! 相羽錯耶@海法よけ藩国 心臓に悪い・・・(苦笑 経@詩歌藩国 お疲れ様でした。参加できてとてもうれしいですー 結城由羅@世界忍者国 今日の青は機嫌が良くて良かったです 月代由利@世界忍者国 あー・・・・・・ うん、会話は成立できなかったけど、うん、よかったー きみこ@FVB (舞さんが死んだら最悪の形でゲームオーバーらしい…。) ピストン@ビギナーズ王国 「(小声で)志水さん、リワマヒでわ?」 島鍋 玖日@鍋の国 お疲れ様でした。参加させていただきありがとうございました。 芝村 まあ、舞がいる間は青は大丈夫だよ。 芝村 100%飼いならされているから。 月代由利@世界忍者国 ええ、今まで以上に姫を護ろうと思いました>青と舞の関係 志水高末@たけきの (ギャーーー!? 恥ずかしい・・・>リワマヒ きみこ@FVB 舞さんは猛獣使いだなあ エスト@ゴロネコ藩国 確かにそう見えました。 竜宮 司@詩歌藩国 青は相変わらず青でした 東 恭一郎@リワマヒ国 「未だに国名を間違えられるのか・・・キャンペーンでも考えるかなぁ・・・」 結城由羅@世界忍者国 すごい表現だなぁ<100% 竜宮 司@詩歌藩国 何故4重・・・・ 経@詩歌藩国 飼い!?・・・・・あっちゃんは猛獣扱い。 エスト@ゴロネコ藩国 あの様子だと、確かに舞が死ぬと魔王になりそうだ・・・ ピストン@ビギナーズ王国 現実にもある、何か話したいけど話せない空気がチャットでも味わえるとは。。。(笑 竜宮 司@詩歌藩国 メロメロですしねー 東 恭一郎@リワマヒ国 大丈夫かもとおもっても心臓には悪かったです。滅びたらごめんー、みたいな 月代由利@世界忍者国 世界滅ぼして僕も死ぬ。 は次回予告の〆にでも使ってみよう(ぁー 島鍋 玖日@鍋の国 姫とあっちゃんがラブラブ?しているのが見れてよかったです 志水高末@たけきの や、うちも間違えられる事多い・・・>たけきの(正)たけきのこ(誤) きみこ@FVB 青のあっちゃんの手料理を食べられる日が来ようとは(感涙) 相羽錯耶@海法よけ藩国 舞は青の手綱だなぁ・・・って考えたら青は馬か!(汗 ピストン@ビギナーズ王国 (小声で)会話は楽しませてもらいました。>東さん 結城由羅@世界忍者国 世界の平和のためにあの二人にはほんとに末永くお幸せにしておいていただきたいものです 経@詩歌藩国 ブータが出てきてうれしかったです 芝村 馬だね。リタガンにもそうあった。 月代由利@世界忍者国 ね、ネコリスー・・・・・・ きみこ@FVB すてきなお誕生会にお招きいただけました♪ 東 恭一郎@リワマヒ国 しかし、微笑ましくて良かったなぁ・・・<あの二人 きみこ@FVB 馬なんだー。 月代由利@世界忍者国 馬確定ですかあっちゃん(笑) 島鍋 玖日@鍋の国 ぜひとも姫にはあっちゃんを娶っていただきたい 東 恭一郎@リワマヒ国 馬なんだ!? ピストン@ビギナーズ王国 ブータ登場は意表をつかれましたね 島鍋 玖日@鍋の国 う、馬ですか・・・ 月代由利@世界忍者国 (幸福な雰囲気なので まっとうな発言ができません。ぁ エスト@ゴロネコ藩国 世界滅ぼして僕も死ぬ、は名せりふだなあ・・・ きみこ@FVB 青は、舞との結婚式はどういう格好であげたいと思ってるんだろう? 島鍋 玖日@鍋の国 ブータに首筋引っかかれた(笑) たぶんとめてくれたんでしょう。 月代由利@世界忍者国 名台詞ですね。 エクレアブームと一緒にメモらせていただきましたw ピストン@ビギナーズ王国 馬は。。。言い得ているような感じですね。 結城由羅@世界忍者国 迷台詞というか… きみこ@FVB 世界とあのカップルは一蓮托生。 結城由羅@世界忍者国 いやまあ、青らしいですけどね(苦笑) 相羽錯耶@海法よけ藩国 うーむ、そうすると調教師は善行あたりか(笑) エスト@ゴロネコ藩国 こういうゲームができるようになるのかな?小笠原では 芝村 ははは。お金さえあれば。 芝村 もとい娯楽さえあれば 島鍋 玖日@鍋の国 がんばって稼ぎますー。 エスト@ゴロネコ藩国 なるほど・・・1T15億ですね 月代由利@世界忍者国 おかねとごらくー!(ぴーぴー きみこ@FVB お金か娯楽か…。どうやって稼ごう…。 志水高末@たけきの お金さえorz 芝村 では落ちますー 島鍋 玖日@鍋の国 娯楽の販売はもう終わったのですか?裏マーケットのボーナスで店が消えてますが。 芝村さんが退室されました。 ピストン@ビギナーズ王国 とりあえず青だけで小笠原はマジ危険、ということですかね(笑<今日の教訓 東 恭一郎@リワマヒ国 ありがとうございましたー ピストン@ビギナーズ王国 おつかれさまです~ エスト@ゴロネコ藩国 どうやって稼ぎますかねえ・・・ 月代由利@世界忍者国 はい、御疲れ様でした。ありがとうございましたー 経@詩歌藩国 (・・・・お金なーい!) 志水高末@たけきの お疲れさまでしたー エスト@ゴロネコ藩国 お疲れ様でした 相羽錯耶@海法よけ藩国 さて、それではおつかれさまでしたー きみこ@FVB なんか考えよう。がんばって稼ごう。どうもありがとうございました! 島鍋 玖日@鍋の国 お疲れ様でした、ありがとうございました。 月代由利@世界忍者国 青に触れるな、 が正解かも??;; 経@詩歌藩国 お疲れ様でした。ありがとうございますー! 竜宮 司@詩歌藩国 お疲れ様でしたー 月代由利@世界忍者国 おちまーす 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 お疲れ様です。 ありがとうございました。 東 恭一郎@リワマヒ国 では、お邪魔しました 島鍋 玖日@鍋の国 では失礼しますー。 エスト@ゴロネコ藩国 では、自分も戻ります~ 結城由羅@世界忍者国 お疲れ様でしたー 結城由羅@世界忍者国 落ちますー きみこ@FVB お疲れ様でした。お休みなさい。 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 失礼いたします。おじゃまいたしました。 経@詩歌藩国 それでは皆さんお疲れ様でした 青の厚志・芝村舞卓-1 芝村さん入室:2007.04.30. 01 44 22 芝村さん退出:2007.04.30. 03 06 11
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/405.html
翌日。 シフトよりもずっと早くに起きて、どこかへ出かけた舞波さんは、戻るなり私服のまま、お嬢様の部屋へ向かった。私は掃除がてら、後ろから様子見。 「お嬢・・・千聖」 ノックとともに呼びかける舞波さん。私服のときは、等身大のお嬢様の友人に戻るらしい。久しく聞いていなかった“千聖”という呼び方は、とても新鮮に感じられた。 「・・・」 細く扉が開く。おそるおそる、と言った具合に、小さなお顔が隙間から出てきた。いつものワガママっぷりはどこへやら、上目づかいで私と舞波さんを交互に伺い見るお嬢様。 「千聖。少し、話さない?ほら、これがあれば大丈夫」 お嬢様を安心させるかのように、舞波さんはペンと紙を見せてにっこり笑う。 「ね?今日は美味しいラフランスが手に入ったと料理長さんが言ってたから。一緒に食べよう」 「・・・」 お嬢様は少し口をパクパクさせた後、大きくうなずいて舞波さんの腕を掴んだ。声の出せない状態では、さすがに篭城を続けるのは困難だと判断したらしい。 ここに残ると言ってくれない舞波さんを拒絶していた手前、お嬢様はどんな態度を取ったらいいのかわからないらしく、困ったような顔をしていた。・・・そうやってしおらしくしてれば可愛いじゃん、とかいってw 「めぐさん、手が空いている時でいいから、お茶を入れてもらえますか?」 「はぁい、よろこんでっ」 私が妙に明るい声を出したのが気に入らないのか、お嬢様は眉を吊り上げて、“あっかんべー”をしてきた。んまっ、生意気な!即座に“お尻ペンペン”で応戦すると、悔しそうにうめいて地団駄を踏んだ。 「うふふ、もう、千聖ったら」 私にからかわれたのが良いきっかけになったらしい。お嬢様は私を指さしたり紙に何か書いたりしながら、じょじょに舞波さんに向ける視線を和らげていった。・・・ま、憎まれ役もたまには悪くないか。 2人に背中を向けて、超特急で拭き掃除を開始する。3階から玄関までガーッとモップを滑らせて行く途中、「あっ、村上さん」と後ろから声を掛けられた。 「あー、こんにちは」 「どうも、おつかれさまです」 昨日と同じメンツ。制服姿の愛理さんに舞美さん、萩原さん。各々お花や果物を持っているから、お嬢様のお見舞いだろう。 「どうです、お嬢様?声が出なくなってしまったって聞いたんですけど・・・」 大きなクマのぬいぐるみを抱きかかえた愛理さんが、体全体をくねっとさせる。・・別に、ふざけてるわけじゃないんだろうけど。催眠効果でもあるのか、その独特の動きを見てると、何だか力が抜ける。 「もう、舞美ちゃん!何で昨日のうちに千聖のこと教えてくれなかったの!?舞、すぐに駆けつけたのに。」 「だって、昨日はもう夜遅かったからさ。舞はお嬢様のことになると、突っ走っちゃうでしょ?」 一方、舞美さんは汗をかきかき萩原さんの口撃に頑張って反論しているみたいだ。・・・なるほど、こういう関係性か。 「大体、今日だって本当は家からここに直行したかったのに。どうせ学校なんて舞にとっては行っても行かなくても同じようなものなんだからねっ」 「まあまあ、細かいことはいいじゃないか!学生は本分の勉強が学校!あれ?なんか違う?」 「もー、舞美ちゃんは!・・・まあいいや。それで、千聖の容態はどうなんですか!?」 頭から湯気を出していた萩原さんは、その勢いのまま、私をぐるりとにらみつけてきた。この、クソ・・・いやいや。 自分のこめかみと口の端がヒクリと動いたのがわかった。だめよめぐ、私はメイド!どんな仕打ちにも耐えなければ、メイドマスター(?)の称号は与えられないわ! 「・・・ご心配なく。まだお声の方は治っていませんが、篭城は中止してくださいました。今、お部屋で舞波さんと一・緒・に仲良く過ごしていらっしゃいます」 「外に出てこられたんですね?安心しました、ケッケッケ。やっぱり篭っていたら体に悪いですもんね」 「さすが舞波さん、とかいってwよかったね、舞?」 安堵の表情を浮かべる2人とは対照的に、萩原さんは心底面白くなさそうな顔をしている。無言で私にノートと教科書を押し付けると、きびすを返して去っていこうとした。 「舞、どうしたのー?」 「別に。舞波さんがいるなら、舞はいい」 舞美さんの呼びかけに足を止めた萩原さんは、唇を尖らせる。 「あの、舞波さんのことが苦手でいらっしゃるんですか?」 「・・・別に、違いますけど。」 「あー、わかった。舞、ヤキモチやいてるんでしょう?」 どうやら、図星だったらしい。舞美さんを軽く睨んでいるけれど、その目にはあんまり迫力がない。 「舞ちゃん、せっかくお嬢様が誘ってくださってるんだし、寮に入ったら?そうしたらずっとお嬢様と一緒にいられるよ。舞ちゃんのお父さんとお母さんが了承してくれるなら・・・」 「・・・舞は、舞波さんの代わりじゃないもん。千聖は全然わかってない」 「あ・・・」 今度こそ振り返らず去っていく萩原さんは、怒りながら悲しんで、傷ついているようにも見えた。 「うーん。友情って、なかなか難しいですねぇ・・・」 お嬢様の学校生活のことはまったく知らないけれど、学年が違うのにこうしてお見舞いに来てくれる萩原さんが、お嬢様を本気で心配しているのはわかる。なのに、当の本人は違う人に夢中になっているんじゃ、くやしく思うのは当たり前なのかもしれない。 「・・・それじゃ、私はこれで。お嬢様と舞波さんにお茶を入れるんで」 「あ、わかりました。じゃあ私たちはまた後で来ますね。今日は旦那様たちもお帰りになるって聞いてるんで、その時にでも。・・・ぬいぐるみだけ、渡してもらっていいですか」 給仕用のワゴンの下段に愛理さんから受け取った特大のクマちゃんのぬいぐるみ、上段にラフランスのポッシェとハーブティ、舞美さんからのタオル(なぜ?)の差し入れを乗せて、お嬢様の部屋へ向かう。 ――それにしても、ちょっとしたお見舞いのためにこんな大きいぬいぐるみとは・・・。可愛らしい紙細工のメッセージカードまで添付してある。この心遣い、もしかして愛理さんもなかなかのお嬢様なんじゃないか。 部屋の前まで来ると、舞波さんの「うふふっ」って笑い声がした。当然ながらお嬢様の声は聞く事ができないけれど、和やかな雰囲気なのが伝わってくる。 「失礼しまーす・・」 「で、ここはこの指を・・・あ、めぐさん。どうもありがとうございます」 2人はソファに座っていた。私が入ってきたのも気にせず、お嬢様は大型のスクリーンと手元の本に熱心に見入っていた。 「手話・・・?」 「ええ、今朝買ってきたんです。もちろん筆談でも問題ありませんが、覚えておいて不便はないかなと。今2人で、初級編を勉強してるんですよ」 「え、舞波さんも覚えるの?だって・・・」 言いかけて、私はハッと口を噤んだ。お嬢様1人に苦労させないように、あえて一緒に勉強しているんだろう。 私なら、ちょっと上から目線で「教える」とか「補助してあげる」という発想になってしまうところだ。舞波さんの姿勢を見ているとつくづく勉強になる。 「うふふ。私、新しいことを覚えるのが好きなんです。手話が出来ると、千聖と人前でナイショの会話もできちゃう。なんちゃって」 千聖お嬢様は舞波さんの声に反応するように、声を出さずに笑って、舞波さんに寄り添った。 多分、お嬢様も舞波さんの思いやりをちゃんとわかっている。 だから部屋から出てきてくれたし、こうして一緒に勉強もしているんだと思う。なんだかんだ言っても、お嬢様は舞波さんと一緒にいたいんだろう。声が出ないという大事を抱えてるなんて信じられないくらい、すっごく穏やかな顔をしている。 「千聖、じゃあ復習しようか。一回テキスト閉じて」 真剣な面持ちで、画面に出された言葉を手話で表していく2人。・・・と思ったら 「・・・あれ?これ、何だったっけ」 テンポよく問題に答えていくお嬢様と対照的に、舞波さんは手をわきわきさせて苦笑している。別に、お嬢様を勝たせて優越感を持たせてあげようって感じじゃなくて、本当にてこずってる様子。 「・・・こうじゃなかった?」 思わず、さっきスクリーンに映っていた手の形を再現してみせる。 「あ、そうそう。それでした」 続く2問目3問目も、舞波さんはなかなか答えを出せない様子で、私がフォローとヒントを与えるというなんとも不思議な状況になってしまった。 「めぐさん、さっき少し見ただけなのに。頭がいいんですね」 「いえいえそんな。覚えるのは早いんですけど、すぐに忘れちゃうタイプなんで」 「それでも、うらやましいな。私、勉強でも運動でも、なかなかすぐには身にならなくて。ずっと覚えていることは得意なんですけど、パッと答えなきゃいけない時は困りものですよ」 なるほど。頭のいい人だな、とは思っていたけど、私とはまた違うみたい(自分で言っちゃいました、とかいってw) そもそも、私なら、ちょっとやってダメだったものはすぐに投げてしまう。あきらめないで根気よく課題に取り組めるというのは、素直にうらやましい。 「でも、飲み込みが悪いと、いろいろ工夫して身に付けられるという利点もあるんですよ。最初からできるより、楽しいことでしょ?」 利点、っていえるかわからないけど。と舞波さんは笑った。 「何か、いいですね」 「え?」 「舞波さんの考え方って、素敵」 「うふふ、そんな。めぐさんったら」 この私の毒気を抜いて、ほんわりした空気を作り出してしまうなんて。顔を見合わせてデヘヘと笑っていると、いきない私たちの間に、お嬢様がズボッと顔を突っ込んできた。 「うっわびっくりした!」 存在を無視されていたみたいで寂しかったのか、お嬢様は私から舞波さんを取り上げるように立ちはだかって、“べーっ”って舌を出してきた。 そして、両手の人差し指を立てて頭の上に角を作ってから私を指差した。 「んー・・・めぐさんを表す手話ってこと?」 我が意を得たり、と言った感じに、お嬢様の顔が明るくなった。角って・・・鬼か!鬼だって言いたいのか! さっそく覚えた手話を実践できたお嬢様は、満足そうにケラケラ笑った。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/283.html
「包帯、きつくないですか?」 「はい、大丈夫です。」 舞波さんは手際よく私の足に湿布を貼って、くるくると包帯で包んでいく。 ただの疲労だったみたいで、この後バス停まで歩くのにはもう支障がなさそうだった。 あまり長居をするのも悪いし、私は折を見て荷物の整理を始めた。そこで、お母さんに連絡をしていないことに気がついた。 まだ心配されるような時間じゃないけど、一応・・・そう思って、私は千聖ちゃんに「どうもお世話になりました。あの、電話をお借りしてもいいですか?」と切り出してみた。 「ええ、もちろん。ちょっと待っててね。コードレスのお電話、取ってくるわ」 「あ、私が行きますよ。」 「いいわ。舞波ちゃんはここにいてさしあげて。」 千聖ちゃんはぴょこんと立ち上がると、早足で部屋を出て行った。 ――沈黙。 私はこういう微妙な空気が苦手で、話題を見つけようと、ついおかしなことを口走ってしまった。 「・・・あの、何歳ですか?」 「え?」 「あ、いや、何か若いなーって。メイドさんなのに!同い年ぐらいなのかなとか思って」 あぁ、われながらデリカシーのないこと!一対一の会話のしょっぱながこれってどうなの。 「ふふふ。」 でも、舞波さんはそんな失礼な問いに怒るわけでもなく、ほっぺにえくぼを作って笑ってくれた。 「私、今15歳です。学年で言ったら、高校1年生。」 「そうなの?じゃあ同い年だ!」 なんとなく嬉しくて、思わず声が大きくなる。そんな私を見て、また舞波さんは「ふふ」と笑った。 「ん?」 「いえいえ。もっと年上の方かと思っていたから。びっくりしちゃって。」 orz そう、そうなんだ。私はよく言えば大人っぽい、悪く言えば老けて見られることが結構ある。ぜんぜん、気持ちは若いつもりなんですけど! 「ふふふふ」 よっぽどツボに入ったのか、舞波さんは目を細めて笑い続ける。不思議と嫌な感じはしなかった。 さっきの千聖ちゃんとのやりとりを見ていたら、おとなしい人のように感じられていたけれど、案外面白がりなとこもあるのかもしれない。 「・・・失礼しました。私、今学校に行っていないから、同い年の人と話すのが新鮮で。何か楽しくなっちゃった。」 「学校・・・行ってないんだ。じゃあ、ここで住み込みで働いてるってこと?」 「うーん。働いてるというか、ここ一週間ぐらい、置いてもらってるだけ。居候はなんとなく嫌だったから、家事の手伝いをさせてもらっていて。ちょうど今、お屋敷に人手が足りない時期だったみたいだし。」 人手が、足りない? 「ほ、本当に!?」 「うわぁ」 思わず顔を近づけて迫る。 「あの!よかったら私を雇ってもらえませんか!」 「雇う、って」 「私、住み込みで働けます!っていうか、住み込みがいいんです!結構、掃除とか得意なんで、お願いします!」 「・・・えーと、でも、それは私が決められることではないから・・・」 ――そうか、そりゃそうだ。 でも、私にとってこれは、家を出るための大きなチャンスだ。・・・・それに、ここはあの学校に近い。どうしても逃したくない。 「・・・でも、それはいいかもしれないですね。」 「えっ?」 私が一人メラメラ燃えていると、舞波さんが独り言のようにつぶやいた。 「めぐさんは、お嬢様とも気が合いそうですし。私から、提案させていただこうかな」 「気・・・合いそう?さっきなんて、思いっきり私の存在無視して舞波さんとしゃべってたじゃない。」 「ふふふ。お嬢様は、警戒してたり緊張してると、もっとギクシャク気を使っておかしな感じになるから。ああして普段どおりの態度でいるってことは、めぐさんのことはもう好きな人のカテゴリーに入れたってことだと思いますよ。」 ――何か、何か、この人って。本当に優しい人なんだな。 私は柄にもなくじーんときてしまった。 私を立てながら、お嬢様へのフォローも忘れない、けれどあくまでさりげないその心配り。千聖ちゃんがあそこまで舞波さんを慕う理由が、少しわかったような気がした。 「それに、私・・・」 「お待たせしました。ごめんなさいね、食堂に舞美・・寮の方がいらしてたから、少しお話をしてたの。お2人は、何のお話を?」 舞波さんの話の途中で、千聖ちゃんが戻ってきた。白い陶器のような質感の、大きな受話器を小さな手でしっかりにぎっている。 「お嬢様。よかった。愛さん、今、お仕事を探しているんですって。それで、お屋敷に住み込み」 「嫌よ。」 舞波さんの声を、千聖ちゃんがピシッとさえぎる。子供のようだと思っていたその声色の変化に、思わず息を呑んだ。 「千聖・・・」 「だめ。そんなこと・・・そんなの嫌!帰ってちょうだい。千聖は舞波ちゃんがいればいいの。帰って。」 “めぐがいてくれたら、それだけでいい。他の友達はいらない” 私の頭に、そんな言葉が甦ってきた。 あの時の雅の目が、声が、堰を切ったように頭の中を浸食していく。 「ごめんなさい、私」 いたたまれなくなって、私は荷物を掴んで部屋を飛び出した。 幸運なことに、今度は迷うことなく、広いお屋敷の出口にたどり着くことができた。 心臓のドキドキが止まらない。あの日から、なるべく考えないようにしていた雅の事を、今日1日でこんなに思い起こしてしまうなんて。 「待って、めぐさん」 玄関でスニーカーを履くのにてまどっていると、背後から舞波さんが追いかけてきた。相変わらずポーカーフェイスというか、何を考えているのかイマイチ掴めない、ごく普通の顔をしている。動揺しまくりな私や千聖ちゃんと大違いだ。 「お世話になったのに、ごめんなさい。」 とりあえずそう言ってみると、舞波さんは軽く首を横に振って「これ」と小さな紙を渡してきた。 「私のメールアドレスと、ケータイ番号です。良かったら、」 「舞波ちゃん!千聖をおいていかないで!」 「それじゃ、また今度。バス停までは、別の者がお送りしますから。」 そして舞波さんはくるりと踵を返して、その涙まじりの声の主のほうへ戻っていった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/411.html
その冷たい感触は、気がつくと背中に回されていた。優しいコロンの香りが、私を包む。・・・お嬢様が、私を抱きしめていた。 あまり体の接触を好まないお嬢様の抱擁は、生まれたての動物の赤ちゃんがお母さんにしがみつくようにぎこちないものだった。 どうしていいのかわからなくて、私もお嬢様を抱き返そうとした。すると、お嬢様はするりと私の手を抜けて、今度はしゃがみこむ愛理さんの頭を抱え込むようにして抱いた。 「おじょう、さま・・・?」 次は、目一杯背伸びして舞美さんの首筋に顔を押し付ける。最後に、萩原さんの細い体に腕を巻きつけるように優しく包んだ。 声が出せない代わりに、せめて感謝の気持ちが伝わるようにと、苦手なスキンシップを試みてくれたお嬢様。 微笑んではいたけれど、その笑顔はどこか遠かった。淡くて、儚くて、触れたら壊れてしまうシャボン玉のようだと思った。 「・・・千聖」 眉をしかめた萩原さんが、体を離そうとするお嬢様の両腕を掴んで、無茶な体勢で抱きしめる。2人はベンチに倒れこんだ。 「だ、大丈夫ですか?舞、お嬢様・・・」 慌てて近寄る舞美さんに反応もせず、萩原さんはキツく目を閉じて、ベンチにお嬢様を押し付けたまま、固まっていた。 「・・・帰ろ、千聖」 やがて萩原さんはゆっくり体を起こして、無理やり唇を歪めて笑顔を作った。 「靴、履いてないじゃん。汚れちゃってるよ。千聖は舞がいないとダメなんだから。しょうがないなあ」 「あ、それは私が」 「いいから。舞がやる。・・・やりたいの」 萩原さんはお嬢様の足元に跪いて、綺麗に揃えられたバレエシューズを、冷え切った足に被せてあげた。 まだあどけなさの残るその横顔が、切なさに染まる。それがとても哀しく感じられて、私と舞美さんは手を繋いだまま、黙って立ち尽くすしかなかった。 “ありがとう” 口パクでお嬢様が告げると、少しだけ萩原さんの表情が緩む。すっごく気が強い子という印象を持っていたけれど、本当は繊細で優しい心を持っているんだろう。冷えたお嬢様のふくらはぎを、萩原さんは何度もさすってあげていた。 「今、お屋敷の方に連絡を入れました。温かい食事を用意しておいてくれるそうです」 電波が入らなかったのか、少し私たちから離れていた愛理さんが、ケータイを片手に戻ってきた。お屋敷、という言葉を聞いて、お嬢様は不安そうに吐息を漏らす。 「あ、あの、大丈夫ですっ!愛理が手紙を見つけて、すぐに村上さんと私たちに教えてくれたんで、お屋敷の人にはみんなで林道にランニングに行くって言っておきましたから!だから、大丈夫です!何なら帰り、本当に走って帰ります?とか言ってw」 「もう、そんなこと言ったの舞美ちゃん?舞とかメイドさんがランニングとかおかしいじゃーん」 「ケッケッケ、私も走るのはちょっとなぁ~」 お嬢様を気づかって、明るい声が湖に響く。お嬢様もうっすらと笑っている。その頬は、愛理さんのカイロのおかげか幾分赤みを取り戻してきていた。 「じゃあ、行こうか」 だけど、萩原さんが手を引っ張って立ち上がらせようとすると、お嬢様は体を引いた。 「千聖・・?」 小さく首を振って、まだここに居たいとばかりに足を踏ん張らせる。 「お嬢様、これからどんどん冷え込んでくるから、もう戻りましょう。ね?」 “もう少し、待って” 「何でよ。だってもう・・・」 言いかけた萩原さんは、千聖の後ろに視線を固めて、絶句した。つられて振り返った私たちも、そこに佇む人を見て、呆然としてしまった。 「・・・舞波さん・・・・・」 湖と林道を繋ぐ入り口に、舞波さんが立っていた。 セミロングの髪が乱れて、この寒いのにおでこにうっすら汗が滲んでいる。 一体どこから走ってきたのだろうか。荒い息もそのままに、舞波さんはずんずんとお嬢様に近づいていく。おっとりと物腰の柔らかい印象だったのに、すごい気迫を感じる。私たちは思わず、家来のように背筋を伸ばして道を開けてしまった。・・・あの萩原さんまで。 「・・・」 お嬢様は、驚いてはいないようだった。表情を変えずに、ベンチに座ったまま、舞波さんをまっすぐに見ていた。 「・・・」 舞波さんも、何も言わない。そのまま随分長い事、2人は見つめ合っていた。 そして、お嬢様の唇が震えながら開いた。 「まぃ、は、ちゃん・・・」 搾り出すような小さな声だけど、お嬢様は確かに舞波さんの名前を呼んだ。 「お嬢様、声・・・!」 「ごめ・・・なさ、しんぱい、かけて・・・」 「ううん、そんな・・・よかった、お嬢様・・・!ね、村上・・・あ、あれ?舞・・?」 泣き笑いで喜ぶ舞美さんと愛理さんは、顔をこわばらせる私達を見て、首をかしげた。・・・どうやら、萩原さんも私と同じようなことを考えているみたいだ。 ――こんなことを言ったら、せっかく取り戻したお嬢様の声をまた奪ってしまうかもしれない。でも、言わなければもっと・・・ 「お・・・お嬢様、・・・・・あの・・舞波さんは・・・・・」 「だい、じょうぶよ・・むらかみさん・・・」 意を決して口を開くと、お嬢様は私に儚く笑いかけた。そのまま、舞波ちゃんに向き直る。 「まいは、ちゃん、は、おわかれを、いいに、きたのね?」 萩原さんが、深いため息をついた。 「残れないのに、ここに来てごめんね・・・。このまま千聖の顔を見ないで、黙って出て行くなんて・・・やっぱり、できなかった。」 それは、この状況において非情な言葉だったはずなのに、お嬢様はいいのよ、とつぶやいて、さっき私たちにしたように、舞波さんを両手で包んだ。 「千聖・・・パーティの日、私を呼んでくれてありがとう。お屋敷に置いてくれてありがとう。歴史の本、いっぱい貸してくれてありがとう。メイドさんのお仕事、経験させてくれてありがとう。私と友だちになってくれてありがとう。 ずっとずっと優しくしてくれてありがとう。」 舞波さんは時折声を詰まらせて、長い間お嬢様へのお礼の言葉を言い続けた。どちらかと言えば口下手で、感情を表に出す事が不得意な舞波さんの、次々溢れるお嬢様への思い。 頬を滑る涙を拭おうともせず、目を真っ赤にした愛理さんは優しく笑って2人を見ていた。 2人の邪魔をしないようにと、舞美さんはしゃくり上げる音を一生懸命こらえながら、両手を硬く握って立ち尽くしていた。 萩原さんの手は、救いを求めるように震えて踊り、私の手と触れ合った。私はその手を握り締めた。振り払われなかったから、そのまま手を繋ぎ続けた。こんなに寒いのに、私たちの手はひどく湿っていた。 しばらくして舞波さんの言葉がとぎれても、2人は静かに抱き合っていた。 お互いの感触を体に残すように、硬く、強く。 「まい、は、ちゃん」 「うん」 「わたしも、まいはちゃんに、であえてよかったわ」 お嬢様は、とても幸せそうだった。久しぶりに発された声はまだ掠れてぎこちない小さなものだったけれど、不思議な力強さと温かさが伝わってくる。 「まいはちゃんは、ちさとの、はじめてのおともだちよ。 はなれても、ずっとだいすき」 「ありがとう。・・・手紙、書くからね。たまには電話で話したりもしよう。またいつか、会いに来るから」 ゆっくりと、重なっていたシルエットが二つに分かれる。 別れの時が来たのだと、私は悟った。 「愛理さん、読書会楽しかったです。お餞別の本、読んだら感想送りますね」 「またお屋敷に来たら、いつでも開催しましょう。ケッケッケ」 「舞美さん、いろいろ気にかけてくださってありがとうございます。生徒会のお仕事、頑張ってください」 「こちらこそ!学校のこととか、心配なことがあったら何でも言ってくださいね!一応生徒会長なんで・・・あ、でも違う学校だからあんまり関係ないか、とかいってw」 「舞さん。・・・千聖をお願いします。」 「・・・」 萩原さんは何も応えなかったけれど、はっきりとうなずいた。 舞波さんは嬉しそうに笑うと、ゆっくり私のほうに向き直る。 「ウフフ・・・。めぐさん。」 「はい」 「一緒に働けてよかった。めぐさんは、強いです。強くて、優しい。私の昔の話に本気で怒ってくれて、嬉しかった。もっといっぱいお話したかったな。」 「そんなの、これからだっていくらでも。・・・私こそ、舞波さんにいろんなこと教えてもらいました。今まで周りにはいなかったタイプで、もし学校とかで知り合ってたなら、友達になれたかは微妙なとこだけど・・・でも、こういう縁があって・・・ ごめん、自分でも何を言ってるんだかよくわからなくなってきた、とかいってw」 頭を掻く私を見て、皆が笑った。・・・よかった、こういう空気でお別れすることができて。誰もさよならを言わず、再会を当たり前に信じているのがわかった。 「・・・めぐさんの忘れ物も、きっとすぐ近くで見つかりますよ。」 「え・・・」 「お心当たりは?」 「・・・・あるっちゃあります」 忘れ物、たくさんありすぎて、どれのことだかわからないけど。舞波さんがそういうなら、そうなんだろう。無意識に顔がほころんだ。 「では、そろそろ」 「・・そうですね。舞波さん、本当にひとりで大丈夫ですか?お屋敷までは一緒に・・・」 「いえ、少し経ったらここに両親が来てくれるので。大丈夫」 「わかりました」 舞美さんと愛理さんが先頭。お嬢様と萩原さんが真ん中。私が一番後ろ。名残惜しいけれど、湖の入り口へと足を進めた。 「舞波さん、ありがとう。」 「バイバイ、またね」 林道に入っても、いつまでも後ろを向いては手を振る私や舞美さんたちとは違って、お嬢様はまっすぐ前を見て、一度も舞波さんの方を振り返らず、歩き続けた。 舞波さんのシルエットがどんどん小さくなる。 そして、完全にその姿が見えなくなった頃、お嬢様は急に足を止めた。 「・・・お嬢様?」 「っ・・・・」 夢遊病のようにフラフラと2,3歩歩いたところで、木の根元に倒れこむようにうずくまるお嬢様。 「ぅ・・・」 両手で顔を覆って、激しく肩を震わせている。 「あ・・・」 さっき泣かなかったのは、もう悲しみを乗り越えていたからじゃない。ただ、お嬢様は我慢していただけだったんだ。 旅立つ舞波さんを心配させないように、舞波さんが見る最後の自分の顔が、笑顔であるように。必死で抑えてきた感情が、ついに爆発してしまったようだった。 「まいは・・・ちゃっ・・・まい・・・は・・・・」 嗚咽の切れ間に、お嬢様は何度も舞波さんの名前を呼んだ。愛理さんは何か言おうと口を開いたけれど、言葉が見つからなかったようで、再び口を閉ざして立ち尽くしていた。 「・・・千聖。」 お嬢様の傍らに座り込んでいた萩原さんが、髪を撫で、頭をコツンとぶつけて寄り添う。 「千聖。舞、寮に入る。・・・しばらくは、舞波さんの代わりでもいいよ。これから舞のこともっと知って、好きになってくれるなら。 私、千聖の大切な人になりたい。これからは舞が守ってあげる。だからもう泣かないで、千聖。私がずっとそばにいるから、泣かないで・・・」 こんな優しい顔もするんだ、と思うほど、萩原さんは柔和に微笑んで、お嬢様の体を支えていた。 深い悲しみの中で泣きじゃくり続けるお嬢様に、その声が届いているのかはわからない。 今のお嬢様はもう心の容量がいっぱいで、何も考えられないかもしれない。けれど、萩原さんの無償の愛情は、これからゆっくりお嬢様の心を癒してくれる。舞波さんの超能力じゃないけど、なぜかそう強く確信する事ができた。 「・・・行きましょう、お嬢様」 私は2人に近づくと、少し強引に、お嬢様の手を引っ張って立ち上がらせた。 萩原さんがお嬢様の隣で一緒に歩いていくのなら、私は後ろから背中を押して、お嬢様を幸せな未来へ導いていきたい。そのためには、いつまでもここに立ち止まっているわけにはいかないと思った。 「歩けますか?」 「だ、だい、じょうぶ、よ」 「さ、行きましょう!今日のごはんは何でしょうね?私、おなかグーグーです、とかいってw」 明るく笑ってまたお嬢様の前を歩こうとした舞美さんは、ふと思い立ったような顔になって、私と愛理さんの腕を取ってお嬢様の横に並んだ。 「せっかくだし、みんなで一緒に歩きましょう。昔、こういうドラマありませんでした?Gメン750なんとか」 「Gメン多っ!ていうか古すぎてわかんないし」 「いやいや、わかってんじゃん!」 漫才みたいなやり取りで、お嬢様もついに「・・・ウフフフ」と小さく笑い出した。 ――きっと大丈夫。この人達がいれば、お嬢様は悲しみの淵から這い上がってこれるはず。大切な友だちは、何も1人だけじゃなくたっていいんだから。 「あ・・・・」 ふいに、愛理さんが空を指差した。 厚い雲に覆われたそこから、小さな白い粒がふわふわと舞い落ちてきていた。 「雪だ・・・」 「嘘みたい・・・もう5月なのに」 大粒の塊が次から次へと降りてきて、地面を白く飾り始める。 「・・・まいは、ちゃん、かしら」 ほっぺたや鼻の頭に雪の粒を纏ったお嬢様が、ぽつりと呟いた。 「・・・私も、同じこと思ってました」 この雪は、舞波さんの涙。 感情表現の少ない舞波さんが、お嬢様を思って静かに零した真っ白で淡い気持ち。手のひらや髪に落ちてすぐに消えてしまうけれど、しっかりと心に染み込んでくる。 「また、会えますよ。今度はお嬢様が、舞波さんのお家にお邪魔するのもいいかもしれないですね」 「ええ・・・いつか、また」 雪を体に纏ったまま歩き続けていたら、ずっと奥の方で光がちらついてきた。お屋敷の、外灯だ。気配で、メイド仲間や執事さんたちが何人も外で待っているのがわかった。 「・・・お嬢・・・・千聖。」 「え・・・」 「千聖には、私たちがいますから」 小声でそう告げると、お嬢様は泣きはらした目をパチパチさせて、「やっぱり、むらかみさんは、おもしろいわ」と笑ってくれた。 ――大丈夫だよ、舞波さん。これからは、私が。 手のひらに落ちてきた一際大きな雪の塊は、まるで舞波さんから私へのバトンのようだった。 * 「めぐ?千聖のお話を聞いてるの?」 「へ?・・ごめん、聞いてなかった」 「もう、ひどいわ!舞波ちゃんに書くお手紙のこと、相談しようと思ってたのに。ねえ、写真を送ろうと思ってるのだけれど、どれがいいかしら?なっきぃとえりかさんと栞菜のことも紹介したいわ。」 ――そして、現在。 言うまでもないけれど、お嬢様――千聖は、もうすっかり元気を取り戻した。学内にも寮にもたくさんの友だちが出来て、毎日楽しそうに笑っている。 千聖と舞波さんとの文通は、あれから半年以上経った今もまだ続いている。遠く離れても、二人の友情は途絶えることはなかった。私はそれがとても嬉しかった。 「あのね、舞波ちゃんは歴史が好きでしょう?最近、あの、インターネットの・・・チャット、というのかしら?そこで歴史のお話をして仲良くなった方と、メル友さんになったそうよ。 その方がレキジョ?さんになりたいと言うから、舞波さんがいろいろ教えてさしあげてるみたい。ハンドルネームが“プリンセスピーチ”さんですって。ウフフ、何だかももちゃんみたいな人ね」 「プッ、たしかに、センスが・・・」 「舞波ちゃん、学校でも趣味の合うお友だちと、歴史研究同好会を作って充実していらっしゃるみたい。・・・よかったわ。もう舞波ちゃんをいじめる人はいないのね」 今でも、舞波さんの話をするお嬢様の表情は優しい。その顔は、私を勇気付けてくれる。 ――いつになるかわからないけれど、私もこんな風に、大切な人と微笑み合う事ができるようになりたい。 「・・・それにしても、桃子さんといえば。ムフフ」 「え?」 「千聖、舞波さんとお別れするとき“舞波ちゃんが千聖の初めてのお友だち”って言ってたじゃん?だけど、あの時ってもう、桃子さんと友だちだったんだよね?中1の時点で、もう知り合いだったんでしょ?」 「あ、え、えと、それはあのとっさにももちゃんのこと忘れフガフガフガフガ」 「あーあ!かわいそーな桃子さん!今度お屋敷に遊びにいらしたら言いつけてやろっと。では、わたくしはこれで♪」 「ま、待ってめぐ!違うの、だめよももちゃんに言ったら!命令よ!」 わめく千聖を置き去りにして、私は部屋を出た。妙に晴れやかな気分で、鼻歌が自然にこぼれてくる。 「ありがとう!おともだち。心が強くなるぅ~・・なんつって」 もし舞波さんと再会できる時が来たら、その時は私の最高の友達を笑顔で紹介したいな、と思いつつ、私はケータイに貼ってある色あせたツーショットのプリクラを、そっと指でなぞった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/404.html
怒りと興奮で、頭がクラクラする。ついこの前までは舞波さんを応援するような気持ちだったのに、我ながら感情的だなとは思うけれど、口が勝手にベラベラと言葉をつむいでいく。 「お嬢様が声出なくなっちゃったの、別に舞波さんのせいだなんて思ってないよ。でも、舞波さんが傍にいれば治るかもしれないでしょ。どうして一緒にいてあげないの?」 「・・・大丈夫です。あの症状はちゃんと治まりますから」 「それも、未来が見えてるっていうの?でも100%じゃないんでしょ?どうしてそんなにここを出て行くことにこだわるの?・・・舞波さん、冷たいよ」 舞波さんの声はあくまで冷静で、そのことが余計に私を苛立たせる。どうして私の方が焦っているのか、舞波さんは淡々としていられるのか、全然理解できなかった。 “旦那様が、明日戻られると・・・” “主治医の診察の時間が・・・” ドアの外で、他のメイドさんや執事さんが話している声が耳に入るけれど、どこか遠い世界の出来事のように感じられた。まるで、このお屋敷には私たちしか存在していないかのように。 「めぐさん」 舞波さんの真っ黒な瞳は穏やかに光って、暗い室内の中でも、私をじっと見つめているのがはっきりわかった。 「私は、お嬢様の近くにいないほうがいいんです。」 しばらくして、舞波さんが発したその言葉に、私は心臓を突き刺されたような痛みを覚えた。 「・・・どういうこと」 「今のお嬢様は、私のことしか見えていないから。私がそばにいる限り、これから何度でも同じことが起きると思うんです。」 息が詰まって、返事ができない。私はその先に続くであろう言葉を、もう知っていた。 “私とばっかりいることで、みやびの世界が・・・” 「私の存在がお嬢様の世界が狭めてしまうから」 “私たち、いつまでも今のままじゃいられないんだよ” 「お嬢様だって、いつまでも、お屋敷から出ないわけにはいかないですし」 “私たち、もっと自立した上でまた・・・” 「一度離れてみて、お互いの生活基盤ができたら、また・・・」 「やめて!!」 私は怒鳴るように、大声で舞波さんの言葉を遮った。ぴたりと口をつぐんだ舞波さんの顔を、見ることはできなかった。目を合わせたら、私の心が砕けてしまいそうだったから。 私は乱暴に舞波さんの肩を離すと、ベッドから飛び降りた。 「・・めぐさん」 「・・・舞波さんは、お嬢様のためだって思ってるのかもしれないけど。そうやって勝手に決めちゃったことが間違ってたら、取り返しのつかないことになるんだから。」 そのまま、ドアを閉めて小走りに非常口へ向かう。ドアを開けて、鍵を閉めて。ズルズルと扉にもたれかかって、私はもう一歩も動けなくなってしまった。 「みやび・・・」 やっと、私は自分がみやびに投げつけた言葉の重さを理解した。さっき舞波さんにぶつけた言葉は、自分自身に投げつけたようなものだった。 「ごめん」 唇が震えた。 「ごめんね、みやび」 ずっと、口にするのを避けていた大好きな友達の名前。思い出すのは、くだらないことで一緒に笑いあっていた頃のみやび。隣にいられなくなったときから、心に開いたままの大きな穴に、強い風が吹き抜けていったように胸が痛んだ。 私は誰よりも舞波さんの気持ちがわかる。わかるからこそ、私と同じ過ちを繰り返してほしくなかった。あんな形で友達を失うのは、もう私一人でじゅうぶん。 舞波さんは、優しそうな外見のわりに、かなり頑固者なんだと思う。お嬢様が弱れば弱るほど、舞波さんはお嬢様を引き離して、袋小路に迷い込んでしまう。私にはそれが、手にとるようにわかる。 「でも、言い過ぎちゃったかな・・・」 あまりにも自分のことと重なるから、余計にもどかしくて、ついキツイことを言ってしまった。舞波さんがどれだけお嬢様のことを思っているのか、わかっていたのに。 実際、このまま舞波さんが残ったところで、お嬢様の声が元に戻るなんて保証はどこにもない。だけど私は、自分の過去の過ちを、舞波さんに払拭してほしかった。 突き放すんじゃなくて、寄り添うことが正しかったと教えられたかった。それを目の当たりにし、苦しむことが、みやびへの贖罪になると思っていたのかもしれない。また自分の勝手な思いで、人を傷つけてしまった。 「もー・・・なんで私ってこうなんだろう・・・」 新鮮な外の空気に晒されていると、少しずつ頭が落ち着いてくる。私がバカだったって、よく考えればわかる。何でもずけずけ言いたい放題言った後後悔するなんて、子供か私は。 「すー、はー。すー、はー。・・・よしっ」 何か言う前に、一歩立ち止まって考える。考えるのが間に合わなかったら、後でもいいから思い返す。大きく深呼吸。それで、悪いと思ったらすぐに謝る。 案外へこみやすい私のために、みやびが考えてくれた反省の手引きは、まだまだ有効だった。 地面にべったりへばりついていたおしりを上げて、気合を入れて体を起こす。 舞波さんに謝る。それが、今すぐにやらなきゃいけないことだと思う。 私と舞波さんは違う。どんなに似た状況にあったとしても、舞波さんには舞波さんのやりかたや考え方があるんだから、自分の正義を押し付けたりするのはよくない。 メイドルームの扉は、うっすら開いていた。・・・中から光は漏れていない。さっき2人でいた時より、日が落ちてもっと暗くなっているのに。 さほど広くない部屋の奥、満月の覗く出窓に、舞波さんは深く腰掛けていた。何となく声を掛けるのがためらわれて、私はその静かな横顔に見入った。 「・・・ね」 「え・・?」 ふいに、聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声をキャッチしたような気がして、少しだけ足を進めた。 「・・・めんね・・・・」 「舞波さん・・」 「ごめんね、千聖・・・」 舞波さんは、泣いていた。表情も変えず、ただ静かに、ごめんねと繰り返しながら。 こういう悲しみ方もあるんだ、と初めて知った。 私のように、悲しみに怒りを乗せてぶつけるわけでもなく、お嬢様のように、打ちのめされて身体を損なってしまうわけでもなく、穏やかで、どこまでも深い悲壮。 私は言葉を失って、茫然と立ち尽くした。 「・・・めぐさん」 5分か、それとも1時間か。 時間の感覚も忘れて、月明かりの下の舞波さんを見つめていると、漸くその顔が、私の方に向けられた。 不思議なことに、もう涙は頬を伝っていなかった。いつもの舞波さんの顔。仄かに微笑みが浮かんでいるようにすらみえる。 「あ・・・あのね、さっき、あの・・・」 私らしくもない。口ごもったり言いよどんだりすることなんてめったにないのに、まるで心の中を見透かされているみたいで、心がざわついた。 「ごめんなさいね、さっき。言いにくいことを言わせてしまって」 ちょっと眉を寄せて、申し訳なさそうに頭を下げる舞波さん。私はあわてて首を横に振った。 「えっ!そんな、全然。謝らなければいけないのは私のほうだから。私本当、頭と口が直結してるってみや・・・友達にも言われてるぐらいで。だから、なんていうか、さっきのは別に嘘の気持ちじゃないけど・・・・とにかく、ごめんなさい!私・・・」 尚もベラベラと喋り続けていると、胸の辺りで柔らかい感触がぶつかった。 「うわっわっ」 舞波さんが、抱きついてきていた。あんまりこういう愛情表現を受けたことがない私は、手の置き場に困って、舞波さんの腰のあたりで両手をぎこちなく組んだ。付き合いたてのカップルか。 「私、ちゃんと千聖お嬢様のこと、好きです」 「うん、わかりました。その言葉が聞けてよかったです」 舞波さんが出て行くまで、あと3日。結局、ここに残るとは言ってくれなかったけれど、私の心は少し軽くなった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/284.html
その夜、私はさっそく舞波さんにメールを送ることにした。 千聖ちゃんの拒絶は気になるところだけれど、やっぱりあそこで働かせてもらいたい。 文章を作るのはあんまり得意じゃないけれど、なるべく失礼のないよう推敲して、送信。 「おおっ」 数分後、手の中のケータイから、メール受信ではなくて、着信音が鳴り響いた。反射的に通話ボタンを押す。 「もしもし?」 “あ・・・夜分にすみません。私、今日お会いした・・・” 「舞波さん!?」 “はい。先程のメールに電話番号も書いていらっしゃったので、電話で連絡させていただきました。 先程は、追い返すような形になってしまってすみませんでした。それで、できたらもう一度、お屋敷の方へ着ていただきたいのですが・・・メールの方にお書きになっていた件についてもお話ししたいので” ラッキー!私はベッドの上で姿勢を直して、「はい、もちろん!すぐにお伺いします!明日にでも!」とやたらすがすがしい声で返事を返した。 “よかった。では、明日の13:00に・・・” 舞波さんはお屋敷までの道のりを、丁寧に説明してくれた。これなら迷わないですむかもしれない。 “舞波ちゃん?どなたとお話しているの?” そのまま少し雑談をしていると、ふいに、今日一日ですっかり耳になじんだ声が受話器越しに聞こえてきた。千聖ちゃんだ。 “ええ、ちょっと。すみません・・・では、また。” すると舞波さんは、ほんのり慌てた様子で、電話を切っってしまった。 こんな時間までべったりとは・・・千聖ちゃんは、そんなに舞波さんのことが好きなのか。さっきの豹変っぷりも、私に舞波さんを取られてしまうんじゃないかって心配からだったのかもしれない。 あんまり一人の人間に固執しすぎるというのも考えものだけど・・・そんなことを私が言う権利はないわけで。とりあえず、不安にさせてしまったことは明日謝ろう。 遠足の前の日みたいにドキドキがとまらないけれど、とりあえず私はベッドに入ることにした。 翌日。 今日は面接も兼ねていると予想して、私は私服の中でも一番まじめそうに見える、紺色のアンサンブルを選んだ。 昨日と同じバス停で降りて、歩くこと15分。少しばかり迷ったものの、舞波さんのおかげで私は無事にお屋敷へとたどり着くことができた。 「めぐさん。」 門扉の前に、舞波さん。と、千聖ちゃんが待っていてくれた。 「こんにちは。」 「こんにちは。今日は暑いですね。」 「ふんっ」 千聖ちゃんに笑いかけてみるも、ぷいっと横を向かれてしまう。 「千聖は舞波ちゃんがめぐみさんをお出迎えするって言うから着いてきただけよ。」 「へいへい。わかってますがな。千聖はんはほんまに舞波はんのこと大好きでんなー」 「まあ!何て失礼な!」 その口調に若干カチンときて適当な返事を返すと、千聖ちゃんの眉がぴくんとあがった。 「・・・・ふふふ」 そんな私たちのやりとりを見て、舞波さんはまた楽しげに笑った。 「まあ、立ち話もなんですから。昼食もご用意してあります、中でお話しましょう。お嬢様、よろしいですね」 「・・・わかったわ。」 3人並んでお屋敷へ向かう途中も、千聖ちゃんは舞波さんの横をがっちりキープして離れない。 腕を組んだり寄り添ったりはしていないけれど、「舞波ちゃんの隣は誰にも譲らないわ」という無言のオーラをぎんぎんに放出している。 そんなに好きか、舞波ちゃんのことが。 じろじろ眺めていると、私の視線に気がついた千聖ちゃんが「あっかんべー」をしてきた。 このっ・・・むかつく! 私は一人っ子なせいか、こういうのをスルーする技術がない。さっそく「くるくるぱー」のジェスチャーをやり返すと、千聖ちゃんは悔しそうに地団太を踏んだ。 長い廊下を抜け、1階の奥にある食堂につくと、そこにはすでに三人分のお食事が並べてあった。 「どうぞ、お召し上がりになってください。」 実はすでに家でカレーを食べてきたのだけれど、これは別腹だろう。胃袋の中身はどこへやら、おなかがきゅるっと音を立てた。 「いただきまーす・・・」 ハーブチキンとチーズのクロワッサンサンド。ミネストローネ。シーフードサラダ。 料理人さんの腕もさることながら、きっと食材も良いのだろう。どれもすごくおいしい。 「お口に合うかしら?」 千聖ちゃんが上品な手つきでサンドイッチを口にしながら、首を傾げて話しかけてきた。 「ええ、とってもおいしい。毎日こんなお食事だなんて、うらやましいな。とかいってw」 「うふふ。それはよかったわ。」 さっきまでの低レベル争いはどこへやら、千聖ちゃんはにこにこ笑顔に早がわり。 笑ったり、泣いたり、怒ったり。千聖ちゃんは感情表現がストレートな子だ。 「・・・さて、めぐ・・・村上さん。」 一通り食事が済んで、デザートの器が下げられたタイミングで、舞波さんが表情を真顔に戻した。 「昨日おっしゃっていた件ですが、おじさま・・・じゃなくて、旦那様にお伺いしたところ、先ずは試用期間という形で雇うのなら、と許可がおりました。」 マジですか!と小躍りしそうになるのを抑えて、私は努めて冷静に「ありがとうございます。」と頭を下げた。 ふと、千聖ちゃんの方を見ると、今日はもう何も言わなかったけれど、やっぱり不快そうな顔をしている。 「・・・舞波ちゃんが、今日は何も言わないでっておっしゃるから、千聖は黙っているだけよ。」 意外と察しのいい千聖ちゃんは、またも私の視線から、言いたいことを悟ってくれた。 「・・・あの、千聖ちゃ・・・様は、私のことが嫌いですか?」 「えっ」 就労許可がおりたとはいえ、それははっきりしておかなければいけないことだ。 「ほら、私けっこうずけずけものを言っちゃうところがあるので。もちろんそういうところは改善していきたいんで、その上でこちらで働かせてもらいたいと思うんですけど。 でも、お嬢様が私のことをお気に召さないのであれば、それはもう直す以前の問題ですし。」 千聖ちゃん、もとい千聖お嬢様は私の問いかけに瞳を揺らして「・・・違うわ」とゆるゆる首を振った。 「違う?」 「そうじゃないの。私はめぐみさんが嫌いなわけではなくて・・・・もう、いいわ。職が見つからなくて困っていらっしゃるのでしょう?お屋敷で働かせて差し上げます。」 なんて上から目線!と突っ込もうと思ったけれど、私はその表情を見て固まった。 苦しそうで、辛そうで、今にも泣き出しそうな顔。まるで、この世の悲しみを一身に背負っているかのような・・・ 「舞波ちゃん、私、部屋に戻るわ。後のことはお願いします。・・少し、一人になりたいわ」 「わかりました。」 そんな状態のお嬢様を見ても、舞波さんはいつものふんわりした雰囲気を崩さない。 やがてお嬢様が食堂を出て、廊下からその足音が完全に消えてから、舞波さんはくるっと私のほうへ向き直った。 「今日はこの後、時間ありますか?お屋敷と、学生寮を案内したいんですけれど。」 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/410.html
春だというのに、肌に刺さる空気は冷たく、私は羽織っていたストールを強く体に巻きつけた。 メイドも運転手も、誰もそばにはいない。誰にも何も言わず、こっそり家を出て来てしまった。今頃、大騒動になっているかもしれない。 “これからも千聖のそばに居てくれるなら、迎えに来て。このままお帰りになるなら、千聖には構わずに行って。” そんな手紙を、自分の部屋に置いてきた。きっともう、舞波ちゃんはあの魔法のような力で、私の居場所を突き止めているに違いない。来てくれるのかどうかは、わからないけれど。 学校へ行くための林道を逆方向に進んで、40分ぐらい歩いたところにある、小さな湖。 私はそのほとりにあるベンチに座り込んで、風に揺れる水面をぼんやりと眺めていた。 初めて舞波ちゃんが家に来た日、リップとパインを連れて、一緒に散歩に行った。 その時、“きっとこの先の道に、いい場所があるよ”そう言って舞波ちゃんが連れてきてくれたのが、ここだった。 家から遠いので毎日来る事は出来なかったけれど、私にとっては特別な場所。舞波ちゃんが見つけてくれた、素敵な空間だったから。 「・・・クシュン」 とはいえ、一人ぼっちで過ごすにはすこし物寂しい場所だ。 水の近くは冷えると、舞波ちゃんが言っていたのを思い出した。衝動的に出てきてしまったけれど、コートぐらい着てくるべきだったかもしれない。今更家には戻れないから、どうしようもないけれど。 もう日も落ちかけた時分に、私以外人気はなかった。誘拐されそうになって以来、こんな風に1人になることはなかったのに、不思議と怖いとは思わなかった。それよりも、ここを動きたくなかった。 こうして空気の良い静かな場所にいると、いろんなことが頭に浮かぶ。 あんな書き置きを残して、一体私は自分が何をしたいのか、まだ自分でもちゃんと理解できていない。 もちろん、舞波ちゃんにはこれからもお屋敷にいてほしいと思っている。だけど、何が何でも舞波ちゃんを引きとめようと考えていた頃とは考え方が変わってきたような気がする。少しはワガママな感情を抑えることができるようになったのかもしれない。 ――でも、こんな風に舞波ちゃんを試すような真似をして、きっとまた村上さんに叱られてしまうわね。 村上さんがあの大きな目を見開いて怒るのを想像すると、なぜか少しだけ心が明るくなった。 村上さんは私のワガママを許してくれないけれど、ただその場しのぎのために、心にもないことを言って私を慰めたりしない。だから、“バカ”なんて言われてしまったけれど、全く不愉快ではなかった。 むしろ、正しいことを言っていたとすら思う。 メイド長は村上さんのことをとても怒っていたけれど、早く謹慎が解けたらいいのに。何でも思ったことを言ってもらえるのは、嬉しい事だとわかったから。これからも千聖の家で働いてほしい。 村上さんは、必要以上に私を特別扱いしない。メイドとしてはよくないことかもしれないけれど、私はそれが嬉しい。舞波ちゃんと違ってすぐに眉を吊り上げるけれど、ちゃんと私のことを考えてくれている証拠だと思うから別に構わない。 ふと、舞のことが思い浮かんだ。 舞も、少し村上さんに似たところがあるのかもしれない。 まだ仲良くなってから1週間と少しぐらいしか経っていないけれど、舞は私をよく気にかけてくれる。“お嬢様”とは呼ばず、千聖と名前で呼んで普通に接してくれる。私を他の人と区別したりしない。とても嬉しいことだ。 学校を休むようになってからは、頻繁に家に来てくれるようになったし、声が出なくなったらインターネットや本で調べたことを色々と教えてくれた。 だけど、もっと仲良くなりたいと思って寮に誘ったら、舞は激しく首を横に振った。どうして嫌なのかは自分で考えてと言われた。 きっと、私が悪いのだと思うけれど、どうしたらいいのかわからない。 私には何か欠けているものがあるのだと思う。それが何なのか自分でわからない限りは、せっかく友だちになってくれた舞とも、これ以上親密になることは無理なのかもしれない。 舞美さんや愛理さんも、すごく私に親切にしてくれる。お2人が寮に来たばかりの頃と比べれば、少しずつだけれど打ち解けることができている。 たまに舞美さんと行く朝のランニングも、お庭で偶然会った愛理さんとボーッと過ごす時間も、とても楽しい。 でも、ふとした時に感じる私への遠慮や気づかいに、とても胸が痛む。 お2人は寮に入る条件として、私のお世話をしなければならないらしい。もしもそのことで、辛い気持ちになっているなら・・・そう考えると、私は自分の存在が、人を傷つけているようで悲しくなる。 やっぱり、私は一人ぼっちでいた方がいいんじゃないか、と思ってしまう。 舞波ちゃんと出会ったのは、丁度私がそうやってクヨクヨしている時期だった。 初対面の時から、舞波ちゃんはすぐに私の気持ちを理解してくれた。だから、私は舞波ちゃんに強く惹かれた。 舞波ちゃんは不思議な力を持っていて、誰にでも分け隔てなく優しくて、陽だまりのようにほんわり温かい。 太陽のように照りつける光じゃなくて、うとうととまどろんでしまうような穏やかな光。いつまでもそばにいて、私を照らしていてほしいと思った。 だから、舞波ちゃんがいなくなると知った時は、まるで暗い谷底に突き落とされてしまったような気分だった。 しかも、舞波ちゃんを辛い目に合わせた人達が住む街へと帰るのだという。その理由を、何度聞いても舞波ちゃんははっきり答えてはくれなかった。 私は打ちのめされて、塞ぎこみ、声を出す事すら出来なくなった。家族が帰ってくるほどの騒動になり、その騒動のさなかに村上さんに「ばか!」と怒鳴られたのだった。 「・・・フフ」 喉が震えて、少しだけ笑い声みたいなものが漏れた。あの時は本当にびっくりしたけれど・・・村上さんのおかげで、こうして少しは冷静になれた気がする。 もしも舞波ちゃんがお屋敷には残らず、帰るという決意を変えなかったとしても、私は舞波ちゃんを恨んだり、嫌いになったりすることは絶対にない。 いっぱい泣くかもしれないけれど、大好きな舞波ちゃんの決めたことなら、応援できると思う。 それでも、ここに舞波ちゃんが来てくれることは、私にとって最後の希望。あと1日でもいいから、私のために時間を設けてくれると信じたかった。・・・私が舞波ちゃんを好きなように、舞波ちゃんも私を思ってくれてると心から感じたかった。 「・・・・ックシュン」 二度目のくしゃみ。もう辺りはだいぶ暗くなっていた。湖の向こう岸の森も、暗く生い茂って手招きするかのように揺れる。・・・だんだん、怖いという感情が湧き上がってきた。 私は靴を脱いで、ベンチの上で体育座りのような体勢になった。行儀が悪いのはわかっていたけれど、昔から体を丸めていると、安心感を持つことができた。 おでこを膝につけて、ただひたすら大好きな人の名前を思う。 舞波ちゃん、私を見つけて。 * 「待っ・・・」 私の制止よりも先に、萩原さんの手は、ベンチの上で膝を抱えるお嬢様の肩を掴んだ。 「・・・!」 振り返ったお嬢様は、萩原さんと私たち――愛理さんと舞美さん、村上、を、驚いた様子で見比べた。 一体、いつからここにいたんだろう。小麦色の頬はうっすら青みがかり、唇も色を失い欠けている。 「・・・お嬢様、」 どこかおぼつかない足取りで、愛理さんが2人の元へ歩み寄った。お嬢様の手を握り締める。予想以上に冷たかったようで、小さく息を呑む音がした。 「・・・お嬢様、カイロ持って来ました。使ってください。寒かったよね、気づかなくてごめんなさい、お嬢様」 色白の愛理さんの、鼻の頭が赤くなった。 愛理さんは、お嬢様の手紙の第一発見者だった。今日は学校の用事で、お嬢様のお部屋に立ち寄るのが遅くなってしまったらしい。それで、責任を感じてしまっているのかもしれない。 「・・・千聖」 萩原さんも一度名前を呼んだっきり、肩を掴んだまま黙ってしまった。私だって、かける言葉が見つからない。私の手を掴む舞美さんの手に、痛いぐらい力が篭った。 “お嬢様は、湖にいると思います” 青ざめてうろたえる私たちに、舞波さんは一言そう告げると、淡々と荷物の整理に戻った。 萩原さんは今にも掴みかかりそうな勢いで怒っていたけれど、私はそれを制して、3人をここに連れてきた。・・・見つかって、本当によかった。 今頃舞波さんはもうお迎えが来て、お屋敷を発ってしまったかもしれない。でも、私はそれが薄情や冷酷だとは思わなかった。お屋敷には残れないから、舞波さんはここに来なかった。そこには、私たちにはわからないような苦しみがあったと思うから。 「お嬢様」 私の声に、お嬢様はビクッと肩を揺らした。母親に怒られるのを恐れる子供みたいだ。相手は一昨日あれだけ自分を怒鳴った人間なんだから、無理もない。 「お嬢様、帰ろう」 だから私は、なるべく優しい声を出した。 5月とは思えないほど寒い日に、薄着のまま大好きな人を待ち続けたその気持ちを思ったら、とても怒ることなんてできなかった。 「今日は寒いから、お嬢様の大好きなカルビクッパを作ってもらいましょう。あったまりますよ。お風呂は、檜の入浴剤を入れてみましょうか。今日は、お好きなテレビ番組がありましたね。眠くなるまでじっくりご覧になって・・・」 自分の声が、ひどく震えているのがわかった。だけど、喋り続けなければならなかった。私はメイドで、お嬢様の心をひどく傷つけて、まだそのことを謝ってなくて、だから・・・ ふと、頬に冷たい感触を覚えた。反射的に口を噤む。 お嬢様の小さな手が、私の顔に添えられていた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/282.html
二人三脚ならぬ三人六脚のような状態でしばらく歩いていると、道の先に唐突に門扉が現れた。 「でかー・・・・」 まるで歴史ある博物館や大使館の入り口のようだ。周りを囲む蔦の絡まる塀は高く、奥に大きなレンガ造りの建物があることだけどうにか確認できる。 特別、高級住宅地でもない土地の、何てことない林道の横道に、まさかこんなものがあるとは想像できなかった。 私が口をぽかーんと開けて見入っているうちに、2人はそのまま足を進めて、門の正面に移動しようとしていた。 「ちょ、待って!こんなところ勝手に入ったら怒られちゃうよ!」 私は軽くパニックを起こして、幸か不幸か急に元気が戻ってきた。 「怒る・・・?どうしてかしら?私、叱られるようなことはしていないわ!」 「だってっ」 必死で足を踏ん張る私を、背の低い方の女の子が向きになって引っ張る。 「千聖。足、痛くしてるんだからそんなに引っ張っちゃだめだよ。」 そんな彼女を、“まいはちゃん”と呼ばれていたもう一人がそっと嗜める。そのまま、私の方に顔を向けて、「大丈夫ですよ」と言って口角を上げた。 「大きな建物ですけど、住宅ですから。」 「は・・・嘘。嘘!住宅って!こんな家ありえないから!」 確かにさっき、「お屋敷で手当て」とか言ってたのは覚えている。だけど、まさか、こんな・・・・私の常識で考えられる範疇を超えている。 「まあ、ありえないだなんて失礼ね。ここは千聖のおうちなのよ。」 わーわーわめく私に気を悪くしたのか、“ちさと”と名乗った背の低い子は、軽く眉をしかめた。 「ほら、見ていてちょうだい。」 私の手を離すと、監視カメラつきの呼び鈴のところまでパタパタと走っていく。そのままインターフォンを押すと、地鳴りのような音と共に、門扉が開かれていった。 「お帰りなさいませ、千聖お嬢様、舞波様。」 「お帰りなさいませ、千聖お嬢様、舞波様。」 漫画やドラマみたいに、門からお屋敷まで使用人さんがびっしり道を作って・・・とまではいかないけれど、2人のメイドさんと、1人の執事さんが深々と頭を下げて待っていた。 「ええ、ただいま。リップとパインを、お部屋に戻してちょうだい。それから、こちらの方が怪我をなさっているわ。手当てをしてさしあげたいの。」 背の小さい方の子が、ごく自然な口調で、メイドさんに指示を出す。 さっきは子供みたいな声でお嬢様言葉を話すのに違和感を感じていたけれど、この立ち振る舞いは・・・やっぱり、超お嬢様なんだと今更実感が沸いた。 「かしこまりました。舞波様、少しお時間が早いようですが・・・?」 「もう、私には様づけはいらないですよ。うーん・・・、着替えてから、こちらの方のお怪我の治療に立ち会います。千聖、じゃなかった千聖お嬢様、それでよろしいですか?」 「・・・わかったわ。医務室に行っているから、すぐに来て頂戴ね。」 まいはちゃんという名前のその人は、軽くうなずいて、小走りに走っていった。 屋敷の室内は言うまでもなく、私のような庶民には到底理解しがたい調度品で構成されていた。 大理石の床。趣味がいいんだか悪いんだかわからない骨董品。ひげのおじさんの銅像に、仙人みたいなおじいちゃんの肖像画。 歩きながらもぽかーんと口を開けてそれらに見入っていると、「こちらよ。」と小さな手が私の服の袖を引いた。 「うわ・・・」 細かな細工の施された金色のノブの向こうには、普通の病院の診察室みたいな設備が整っていた。 今はお医者様の姿は見えないから、さすがに常駐しているってわけじゃないんだろうけれど、そもそも医務室なんてものが家の中にあること自体がありえない。 「はい、これ。喉が渇いていたのでしょう?スポーツドリンクがいいって、舞波ちゃんが」 「あ、どうもありがとう。・・・・ねえ、ねえ、どういうことなの?」 「え?」 冷たい飲み物で喉を潤して、ベッドに腰掛けさせてもらってすぐ、私は口を開いた。 「あの、舞波さんて人は、あなたのお姉さんではないの?お友達?このおうちはあなたのおうちでしょ?どうしてあなたじゃなくて、舞波さんが着替えるの?ていうか、なんで舞波さんは、ここに着いた途端にあなたに敬語になったわけ?あと、お時間早いってどういう」 「ちょ、ちょっと待って。そんなにたくさん質問されても、わからないわ。それに、私、まだ貴女のお名前もお聞きしていなのに。」 「あ、ごめんなさい。確かにそうだわ」 今まで接したことのない立場の人とお近づきになるというこの状況に、つい興奮してマシンガントークをかましてしまった。 改めて自己紹介しようと背筋を伸ばすと、私がしゃべりだす前に、目の前のお嬢様が「舞波ちゃんは、」と語りだした。 「舞波ちゃんは、千聖のお姉さまではないの。千聖の叔父様の、奥様の弟様の、従兄弟に当たる方の娘さんでいらっしゃるのよ。」 「・・・・・・・つまり、血縁関係のない遠縁の親戚、ということ?」 「そう、そうなの!すごいわ、一度で理解してくださったの、貴女がはじめてよ。えっと・・・」 「愛です。友達はめぐって呼ぶよ」 「めぐ?可愛らしいニックネームなのね。私の名前は、千聖です」 そういって、お嬢様もとい千聖ちゃんは、空中に“千”“聖”という文字を描いた。 「綺麗な名前。」 「うふふ、ありがとうございます。でもね、舞波ちゃんのお名前もとても素敵なのよ。波が、舞うって書くの。」 そんな風に舞波さんの名前を説明してくれる顔はとても柔らかくて、まるで自分のことを自慢をしているかのように誇らしげに見えた。 「ねえ、千聖ちゃんは・・・学校には行っていないの?舞波さんも。」 少し空気が緩んだところで、私は一番気になっていたことを切り出してみた。千聖ちゃんの顔が、若干こわばったように感じた。 「あ、ごめん。何か立ち入ったこと聞いちゃったみたい」 「・・・いえ、あの、私のことはいいの。でも、舞波ちゃんは・・・。」 そうつぶやくと、千聖ちゃんはうつむいて黙り込んでしまった。 ああ、もう最悪だ。どうして私はこう、何でもずけずけ口に出してしまうんだろう。まだ知り合って間もない人じゃないか。 「私・・・誘拐、されそうになって・・・」 「えっ・・」 しばらく沈黙した後、千聖ちゃんは震える声でそうつぶやいた。 「だから、私はしばらく学校を休むようにって・・だって、怖かったから・・・」 「千・・」 許せない。こんなにちっちゃい子を、怖い目に合わせるなんて。短気な私は、話を聞いただけでむかむかしてきた。 「警察には行ったの?小学校の先生は?」 「小学・・?あの、つい最近の話なのよ。」 「・・・あ、そ、そう。そっか。」 ――中学生だったのか!おちびちゃんだし、全体的にあどけない印象だから、てっきり・・・ 「もちろん、警察には行ったわ。それに、寮の皆さんも心配してくださって」 「寮・・・?」 次から次へと、馴染みの無い単語が生まれてくる。出会ったばかりのお嬢様の、こんな深いご事情を聞くことになるとは・・・。重ね重ね、人生何があるかわかったもんじゃないと思う。 「寮っていうのはね、そこの裏に・・・」 コン、コン そのとき、軽快なノックの音が室内に響いた。 「失礼しまーす。・・お嬢様、入ってもよろしいでしょうか。」 「あっ!舞波ちゃん!」 まだ話の途中だというのに、その声を聞いたとたん、千聖ちゃんは目を輝かせて一直線にドアへ向かっていった。 「早く、入って頂戴。」 急かされて入室した舞波さんを見て、私は思わず「えーっ!」と声を上げてしまった。 飾り気のない濃紺のロングスカートに、白いレースのエプロン。エプロンと同じ光沢のある素材で作られたカチューシャ。 そう、“着替えてくる”と言ってしばらく姿を見せなかった舞波さんは、どういうわけかメイドさんに早変わりしていたのだった。 舞波さんはメイドさんだったんだ。すると、急に千聖ちゃんに対して敬語になったのは、お屋敷ではあくまでメイドという意識から?いやいや待てよ、でもさっき遠縁の親戚だって・・・ 「今ね、スポーツドリンクを飲んでいただいて、お話してたのよ。それでね、お名前も伺ったわ。愛さんとおっしゃるそうよ。」 わけがわからない私を放置状態にしたまま、千聖ちゃんは舞波ちゃんに話しかける。 千聖ちゃんのお尻に、ちぎれんばかりに振られている尻尾が見える気がした。本当に、舞波さんのことが大好きなんだなぁなんてしみじみ思う。 舞波さんは特に口を挟まず、うんうんとうなずきながら、優しい顔で千聖ちゃんの話を聞いていた。 「そうですか、それでは、体調のほうはもう大丈夫そうですか?」 「うん・・・いや、はい、おかげさまで。」 メイド服を身に纏った舞波さんは、さっきよりもずっと大人びて見えて、私は思わず敬語になってしまった。 「では、足の治療をいたしましょうか。お嬢様、お部屋に戻られますか?」 「いいわ。舞波ちゃんのそばにいる。」 ――おいおい、私のそばじゃなくて、舞波さんのそばかい。 どうでもいいツッコミを心の中で入れながら、私はまた舞波さんにうれしそうに話しかけている、千聖ちゃんの姿を眺めた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/357.html
「引き止めて、って」 「・・・村上さん、少しは舞波さんからご事情を聞いていらっしゃるのでしょう?」 お嬢様の視線がティーカップの中に落ちて、長いまつげが揺れる。 「私がお聞きしたのは、舞波さんが私と同い年で、今は学校に行ってなくて、ここ一週間ぐらいこちらに滞在していて、もうあと一週間で出て行かれるっていうことだけ・・・・です」 「そう。」 さっきの話は、かなりデリケートなことのように感じたから、とりあえず伏せておいた。 「舞波ちゃんは、ここを出て、元いた場所に戻ると言っているの。でも、そんなことをする必要はないのに。どうして・・・あんな人たちの所に」 「お嬢様・・・・」 「舞波ちゃんはここにいれば幸せになれるわ。学校だって、千聖と同じところに通えばいいじゃない」 小さな肩を震わせながら、半ば独り言のように喋り続けるお嬢様の横顔は、中学生の女の子がしていいようなものじゃない・・・本気の怒りを感じさせる迫力があった。 「私は、舞波ちゃんを傷つける人は許さないわ」 「待って、それは変だよ」 その威圧感に少し圧倒されつつも、なぜか私の心にはよくわからない闘争心が芽生える。 「変?どうして?」 「だって、出て行くと決めたのは舞波さん本人なんでしょう?ここにいれば幸せかどうかは、舞波さん本人にしかわからないんじゃないですか?」 「それは・・・っ、村上さんは、舞波さんのご事情を知らないからそんな無責任なことを言えるのよ」 「無責任ですって!」 ヤバい。冷静にならなきゃと思う気持ちはあるものの、私の持ち前の闘争心が、お嬢様の生意気発言をねじ伏せようと本能を煽ってくる。 「だったらお嬢様、お聞かせください。その舞波さんの事情とやらを。それで納得できたなら、ご命令に従いますから。」 「それは・・・言えないわ。勝手に私が話すべきではないもの」 「じゃあ悪いけど相談には乗れません。肝心なことは話してくれないんじゃ、何が正しくてどうするべきなのか、判断できないもん。それこそ、“無責任”なんじゃないですか」 「でもっ・・・でもっ・・・、村上さんは、メイドなんだから、千聖の言うことを聞きなさい!命令よ!」 「勤務時間外はメイドとして扱わないって言ったのはそっちでしょう!?自分の発言には責任を持ったらどうです!」 「何ですって!村上さんの意地悪!」 「意地悪で結構!私は譲れないとこは絶対譲らないんです!」 頭の中に“解雇”“謝罪賠償請求”などの単語が浮かんでいるけど、その程度じゃ私の口を止めることはできない。悪い癖だとは自分でも思う。よくもまぁ、今までの人生で、大きなトラブルがなくやってこれたものだ。 「・・・・ちょっと、何してるの」 その時、いきなり後ろから、妙に冷めた第三の声が響いた。 「・・・舞」 お嬢様の目線を辿ると、そこには腰に手を当てた女の子が立っていた。大きな目が、私だけを的確に捉えて威嚇してくる。負けじと睨み返して、私達の間に火花が散る。 「千聖。この人誰」 「今日から働くことになった、村上さんよ。」 「働く、って。メイドの口のききかたじゃなかったよ。どういう教育してるわけ?」 ――どうやら、結構前から私達のやりとりを聞いていたらしい。だからって、指をさすな指を! 「・・・失礼しました。分をわきまえない発言でした。申し訳ございません。」 だけど、言ってることは正しいと思う。第三の人物の登場でクールダウンした私は、素直に頭を下げた。 「・・・お望みであれば、退職届を書いてきます。解雇処分なら、甘んじて受け入れます。」 「まぁ・・・・どうして?」 「ですから、お嬢様の気分を害するようなことを・・・」 「別に、不快な思いはしていないけれど。村上さんはご自分の意見を言っただけでしょう?千聖の意見と違うからって、解雇なんておかしいわ。」 お嬢様は目をパチパチさせながら、不思議そうに首を傾げた。・・・本当、大人なんだか子供なんだかよくわかんない。 「千聖、もう用事済んだ?テキスト持ってきたんだけど」 「あ・・・ごめんなさい、舞。わざわざありがとう。村上さん、ご紹介が遅れてしまったけれど、こちらは私のお友達の舞よ。舞、こちらはメイドの村上さん。」 「よろしくお願いします。」 「どうも・・・」 正確には、私にとってははじめましてじゃないけれど。お屋敷の塀の外から、大きなその目をギラギラ光らせていたのは記憶にあたらしい。 「舞はね、学年は1個下だけれど、とても優秀なの。千聖の勉強をみてくださるのよ」 「はぁ、そう、ですか」 もうお嬢様の癇癪は一旦収まったみたいだけれど、こっちの“舞さん”とやらは未だ仏頂面で私を睨みつけている。そりゃそうだ、友達の家の召使が、従属すべき相手に歯向かって、大声で怒鳴りあっていたらいい気はしないだろう。 「村上さん。帰りがけでかまわないから、料理長に、舞が夕食をご一緒することを伝えておいて。」 「はい、わかりました。」 そろそろ引き際なのかもしれない。私は素直にうなずいて、柔らかいソファから身を起こした。 「あ・・・それから」 「はい」 ドアを開ける一歩手前で、お嬢様がもう一度私を引き止めた。 「私、村上さんが協力してくださらないことを、了承したわけではないわよ。ちゃんと納得すれば、舞波ちゃんを説得してくださるのでしょう?」 「え・・・それはぁ・・・うーん」 「村上さんを味方につけるのは骨が折れそうだけれど、千聖はあきらめないわ。」 「はぁ・・・」 何、その無駄なポジティブ思考!私は基本的に物事の白黒は常にはっきりつけておきたい性格だけど、あんまりとんちんかんなことを言われると、対処に困ってしまう。まして、相手は天然だ。悪意や敵意がない分、自分の出方がよくわからない。 「お休み中にお呼び立てしてごめんなさいね。今日はもう結構よ」 「あ、は、はい。では、また明日」 私は未だドアの前に立ち尽くしている舞さんにも会釈して、横を通り過ぎようとした。 “――何よ、舞波さん舞波さん、って” 「えっ」 思わず振り向くと、またキツイ目つきで睨まれてしまった。どうやら私に聞かせようっていうつもりの独り言ではなかったらしい。 「千聖、今日は英語やろっか。」 だけど舞さんはそれっきり、何事もなかったかのように涼しい顔で、部屋の奥へと足を進めていった。・・・何だろうな、いろんな思惑が入り乱れていて、これは思いのほかやっかいな自体に巻き込まれてしまったのかもしれない。 「おかえりなさい、めぐさん。」 「あ・・・ただいま」 部屋に戻ると、簡易テーブルで読書をしていた舞波さんが、かわいらしい八重歯を見せて微笑んだ。 「お嬢様、エキサイトしてたでしょう」 「あぁ、いや、別に・・」 「ごめんなさいね、めぐさんをおかしな立場に立たせてしまって」 やっぱり、この人には隠し事というか、物事をうやむやにしておくことはできないらしい。私は否定も肯定もしなかったけれど、その様子で、大体のことを察してしまったみたいだ。 だったらもう、この話を突き詰めていくしかない。どちらの味方になるつもりもないけれど、このまま中途半端に関わって、放置されるのも面白くはないから。 「もう、出て行くことは、舞波さんの中では揺ぎ無い決定事項なんでしょうか」 「・・・そうですね。よく考えて、決めたことですから」 その返答はあくまで淡々として柔らかい口調だったけれど、同時に、誰の意思も寄せ付けないような強さも感じた。お嬢様のように感情をダイレクトに表してくれるようなタイプではない分、舞波さんの言葉は重い。 「・・・・さっきの話の続きを、してもいいですか?」 私が押し黙っていると、舞波さんはふふ、と笑って体を近づけてきた。 「宇宙人っていうのは、学校に行ってたときのあだななんです。」 「あだなって・・・」 「前にも話したとおり、私は妙に勘が良かったり、人の言葉の裏が読めてしまったり、・・・あとは、そうですね、失くし物がどこにあるのかわかったり、そういうおかしな力があるんです。オカルトみたいな話なんですけど」 「いや・・・信じます。っていうか、実際私があの女子校を訪ねたのも当ててたし」 この短い付き合いの中でも、舞波さんは見栄を張ったり嘘をつくタイプじゃないのはよくわかった。それだけ誠実で、実直な人の言葉を信じられないわけがない。 「昔から私はかなりの人見知りで、なかなか友達ができなかったんです。でも、小学生の時、偶然この能力を、同級生の前で披露することがあって。 たしか、失くした消しゴムを見つけてあげたんだったかな・・・。で、“神様”なんて呼ばれるようになって、いきなり人気者になっちゃった。今までは仲間に入れなかった、休み時間の鬼ごっことか、ドッヂボールのグループに入れてもらえたり。・・・それで、調子に乗ってしまった。 私は確かにそういう不思議な能力があるけれど、漫画やドラマみたいに、百発百中というわけではないんです。当たることもある、ぐらいで。」 「・・・つまり、逆に言えば、当たらない時は当たらない。」 「そうです」 舞波さんはあいかわらず微笑して話を続けているというのに、私は変な汗をかいて、そわそわしていた。そんな私を気遣うように、舞波さんは、緊張で固く握られた私の手を包んでくれた。 「そのうち、顔も知らない違うクラスの子や上級生からも、物探しの依頼が来るようになってしまったんですけれど、こういうのって神様が見てるんでしょうね。段々と外れる回数が増えていって。 だんだんと、私が人の物を隠して、それを超能力で見つけたようにインチキしているんじゃないかという噂が流れました。」 「舞波さん・・」 「それでも、みんな表面上は仲良くしてくれる。でも、私はその笑顔の裏が見えてしまう。それがどうしようもなく辛かった。 今までのように自然に友達と接することができなくなって、神様だった私は、いつのまにか陰では宇宙人とか変人って呼ばれるようになっていました。 靴を隠されたり、グループ分けで仲間はずれというのもあったなぁ。ちょっとあれは辛かった。 こんなことになるなら、人見知りの頃のまま、ずっと一人ぼっちでいれば良かった。そしたら、誰も私の能力で混乱したり、嫌な気持ちになることはなかったのに」 「待ってよ、何で舞波さんが悪いみたいな話になるわけ」 黙って最後まで聞くつもりだったのに、私はたまらなくなって、ついに口を挟んだ。 「神様とか変な扱いをしたのは、周りの人たちでしょ?そんなふうに勝手に盛り上がって、自分たちの思うとおりの力じゃなかったら今度は勝手に失望して。」 「でも、私がのぼせ上がっていたのは事実ですから」 「仮にそうだとしても、それが人を傷つけていい理由になんてならない。何だ、陰口って。言いたいことがあるなら直接言うべきでしょ。ばっかみたい」 顔も知らない、これから知り合うこともないであろう人たちへの怒りが沸々とわいて来る。 私は短気だし、この性格が災いして人とぶつかることもしょっちゅうある。だけど、イジメや仲間はずれだけは絶対にしない。気に入らないことがあれば本人に言うし、戦う必要があるなら一人で向かっていく。謝るべきと判断したら謝る。それでいいじゃないか。 ――まあ、言ってるほどのことを実行できてるかはわからないけれど。雅のことだって、結局傷つけたまま宙ぶらりんになってしまってるし。 「うふふ。もう、私なんかのことで、そんなに怒らなくていいんですよ。本当、めぐさんとお嬢様は似ていらっしゃる。お嬢様にもこのお話をしたとき、とても怖い顔をしてた。」 「・・・お嬢様は、“舞波ちゃんは、あんな人たちの所に戻ることはないのに”と言っていました。何のことだかわからなかったけれど、イジメのことだったんですね」 私がそう切り出すと、舞波さんはふと笑顔を引っ込めて、真剣な表情に戻った。 「私は、今でもあれをイジメだとは思っていません。」 「どうして?」 「そんな風に思ったら、少しでも仲良くしてくれたクラスメートに失礼だから。原因が私にある以上、一方的な被害者のようには振舞えません。」 「でも・・・」 「結局私は、また一人になることを選びました。誰とも話さず、目立たずに生活していれば、誰にも迷惑がかからないから。 なのに、一度でも友達と過ごす時間を知ってしまったら、もうその楽しかった感覚からは逃れられなくなってしまうんですね。 休み時間、自分の後ろの席で盛り上がる声を聞くのが辛くて。お昼の時間、一人で給食を食べるのが悲しくて。 私は少しずつ、自分が誰で、どういう性格で、これからどうするべきなのか。そういうことがよくわからなくなっていきました。そして、ついに学校に行くことすらできなくなった。 その日から小学校はもちろん、地元の公立中学校にも、結局一度も行っていません。・・・これが、私が学校へ行っていない理由です。」 舞波さんはゆっくり目を閉じて、深いため息をついた。だけどその顔は沈んではいなかった。むしろ、大きなことをやりとげた後のような、すがすがしい達成感に満ちた表情にすら見える。 「ごめんなさいね、つまらない話をしてしまって」 「・・・いや、むしろつまらなくなさすぎて、何にも言えないんですけど」 舞波さんは強い。人を恨んだり憎んだりする気持ちを、全て自己責任のように処理してしまっている。だけど、傷ついた自分を赦して癒すことのできない弱い人でもある気がした。 「不登校になって、しばらくの間はずっと家にいました。両親は“舞波のペースでがんばればいい”と言ってくれたから、勉強したりボーッとしたり。そんな感じで過ごしていたんですけど」 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -