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373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/04(火) 23 40 22.91 ID YD73mxJ0o 戦争と風子を結ぶもの、それは戦後を生き抜いた祖父、祖母。 姫子「……」 澪「……」 夏「……」 冬「……」 澪、夏、冬は何を想っているのだろう。 黙りこくってしまった。 わたしはもう一度、温かいお茶を両手で包み、今ある暖かさに有難味を感じる。 風子「どう、したの……?」 姫子「ううん、なんでも」 風子のマネをしてみる。 風子「……そう」 空気を察知したのだろう。 椅子に座りながらわたし達の間に生まれた違和感を肌に感じているようだ。 その空気を振り払うために、話題を変える。 姫子「やっぱり、行きたいよね、宗谷岬」 夏「行くべきですよ!」 冬「はい! 行きましょう!」 澪「ここまで来たら、行くべきだな!」 風子「……」 次の目的地は宗谷岬に決まった。 374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/04(火) 23 43 36.57 ID YD73mxJ0o ――― 宗谷岬 ――― 冬「北緯45度31分14秒。海を挟んで43キロ先にはサハリンの島影が見えます」 夏「あ、ほんとだ」 冬「あのモニュメントは高さ544メートルで――」 姫子「北極星の一稜を型どった三角錐をデザインしたものだよね」 冬「……はい」 澪「日本の最北まで来たか……」 風子「……」 姫子「さいほくにきた、ってね」 夏「?」 冬「音読みと訓読みをかけているんですね、姫ちゃんさん」 姫子「……うん」 夏「……あ……うん……なるほど」 澪「……」 風子「……」 冬「……えっと」 姫子「……」 とても気まずい雰囲気になる。 夏「や、やっぱり観光客が多いなー」 冬「有名な場所だから」 澪「そうだな。バイクが多かったから、旅人の人気スポットなんだろうな」 モニュメントへ歩いていく3人。 風子「……ふぅ」 姫子「……」 風子が小さく溜息を零す。 わたしも3人を追うように進んでいく。 風子「ごめんね、姫子さん」 姫子「……」 なにに対して謝っているのか……なんとなく分かる。。 自分の気持ちにけじめをつけることができなくて、 様々な感情がグルグルと胸の中を回っているのだろう。 375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/04(火) 23 44 59.43 ID YD73mxJ0o 風子「……」 姫子「……」 右手の掌で包む時計。 心の傷となる大事な約束。 その間にいる祖母。 冬、夏、澪、わたし。 今、この旅の時間を壊しているのではないかという心苦しさを感じているはず。 大人なら、スッパリと割り切ってしまえるのだろう。 子どもなら、思い悩んで、誰かが訊くまで抱え込むのだろう。 わたし達は敢えて風子には訊ねることはしなかった。 風子からの言葉をただ待っているだけだった。 姫子「風子が抱えているものが何かは分からないけどさ、 見つかるまで一緒に探そうよ」 風子「……」 姫子「この旅が最後って訳でもないんだから」 風子「……でも」 姫子「……」 風子「この5人で……旅をするのは……最後……だと…………思う……」 姫子「……」 確かにそうかもしれない。 未来のことなんて誰も分からない。 風子「このままだと……時間を…………潰しているだけ……になる……」 姫子「わたしはそうは思わないよ」 風子「…………どう……して……?」 姫子「楽しいから」 風子「……」 姫子「それに、この時間が失われるわけじゃないでしょ?」 風子「……」 姫子「……」 風子「……」 姫子「……」 返事は無かった。 376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/04(火) 23 46 51.59 ID YD73mxJ0o 雲に隠れて顔を出す。太陽がそれを繰り返している。 日差しを受けては影に入る風子がなぜか儚く見えた。 風子「時間は失うものだよ」 姫子「……」 風子「私とお祖母ちゃんの時間は、永遠に去っていった」 姫子「……!」 昨日、わたしは一歩間違っていれば、今の時間を失っていることになる。 風子はそれを示唆している。 風子「どうして、今なんだろう」 姫子「……」 風子「大切な時間なのに、ね」 姫子「……じっくり考えなさいってことじゃない?」 止めた。 風子の抱えているものを一緒に背負わなければいけないと思い込んでいた。 風子が自身で答えを見つけなければならないのなら、とことん探してもらおう。 寄り添う必要は無い。 わたしと風子は行き着くところ他人なのだから。 姫子「きっと、今がチャンスなんだよ」 風子「……そうかな」 姫子「よく分からないけど、正しい答えなんてないと思う」 風子「……」 姫子「たとえ間違っていたとしても、それは悔いにはならないよ」 風子「時間は戻らないのに?」 今、風子は戸惑っているんだ。 取り戻せない時間があることを知っているから。 この旅を大切にしたいという気持ちと、 この旅でなにかしらの答えに辿り着きたいという意思。 それらが渦巻いている。 今までの自分と決別をする為に。 377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/04(火) 23 48 26.36 ID YD73mxJ0o わたしの知る限り、風子はそういうところで器用じゃない。 姫子「時間は戻らないけどさ……なんていうか」 風子「……」 姫子「これからも……風子と……友達で……いられれば……」 風子「……」 姫子「ずっと……その……」 風子「……」 姫子「支えあっていけるかな……なんて……」 風子「……」 自分でも恥ずかしい事を言っていると自覚している。 高校時代ならそれもよかったのだろう。 この台詞はさすがに照れる。 姫子「……」 風子「……」 いつもならからかってくるけれど、今はそれも無かった。 姫子「行こう」 風子「……」 雲に遮られていた太陽がヒカリを照らし出す。 冬、夏、澪、3人が待っている場所へわたしは歩き始める。 初夏の心地よい風と、柔らかな日差しが少し曇りがちだったわたしの気持ちを晴らしていく。 この旅が終わって、北海道から離れる時のわたしはどんな自分になっているのか、楽しみになってきた。 きっと何かが得られるのだろう、今のわたしの気持ちがそう告げていた。 旅はまだまだ続くから。 378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/12(水) 20 38 57.95 ID EN5LpQ9ho ― ― 高橋風子 ― ― 立花姫子 彼女とは高校三年の春に出会った。 その年の秋まで言葉を交わしたのはほんの数回。 どれも用事を伝えるだけで、感情を伝えたことはなかった。 時間は戻らないけど これからも風子と友達でいられれば ずっと支えあっていける そう言ってくれた。 いつしか彼女は私にとってかけがえの無い存在になっていた。 高校三年生の春には思いもしなかった時間がここにある。 それなのに私は、この時間を潰そうとしていた―― 姫子「北方領土か……」 海の向こうを眺めて姫子さんが呟く。 その先にあるのは樺太。 かつて、この国で起こった戦争。その爪痕が今もなお解決されないでいる。 連想されるのは戦後を生き抜いた、祖父と祖母の強くて暖かい精神だった。 夏「戦争か、ピンとこないなぁ」 澪「うん。それはいいことなのかな」 冬「……」 風子「ピンとこなくていいんだよ」 私は戦争で失った命を知らない。 姫子「どうして? 悲惨さを知ることで回避しようとする気持ちが生まれるでしょ?」 風子「うん。お祖母ちゃんの言葉なんだけどね――」 私が子どもの頃に聞いた言葉。 畑で採れた野菜を洗いながら聞いた、生涯忘れることが出来ない言葉。 風子「――もっと学校で勉強していたかった、って」 私は目を閉じる。 皺が深くて、優しくて暖かい笑顔を、瞼の裏に映しながら言葉を紡ぐ。 風子「ただ、その一言だけだったけど、色んな想いが込められているように感じた」 優しくて暖かい笑顔の裏には、悲しくて、寂しそうなイロが隠されていた。 379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/12(水) 20 42 08.11 ID EN5LpQ9ho 風子「お祖母ちゃんは疎開して田舎に移った身なんだ」 夏「……」 冬「……」 澪「……」 姫子「……学校で、友達と一緒に勉強をしていたかった。ってことかな」 お祖母ちゃんから聞いたその言葉を私も同じように解釈した。 生まれ育った土地から戦火を逃れる為に離れ、辿り着いた場所でお祖父ちゃんと出会った、と母から聞く。 それは一緒に育ってきた友人達と別れて来たということ。 冬「戦争がなければ、風子さんのお祖母様は、 学校で楽しい時間を過ごせていたのかもしれませんね」 夏「うん、きっとね」 澪「……うん」 風子「私がそれを聞いたのは、小学校6年生の夏だったんだ……」 みんながお祖母ちゃんの抗えない寂しさを感じ取ってくれたようで、不思議と嬉しかった。 嬉しくて視界が滲むけれど、涙は零さない。 風子「畑で採れた野菜をね、洗っているときに聞いた言葉……」 声が震えそうになるけど、涙は零さない。 風子「野菜を洗う手がきれいだった。しわしわで、皮が厚くて、何十年もそうしてきた手」 思い出して、心が締め付けられるけど、涙は零せない。 風子「家族を守っていた……暖かい…………しわしわの手に……触れたかった……」 私は叶えられない願いを言葉に出していた。 堪えるのが限界に感じたとき、背中に暖かさを感じた。 風子「!」 姫子「風子って名前、お祖母さんが名づけてくれたんだっけ?」 風子「う、うん」 夏「由来はなんですか?」 冬「……」 澪「……」 見守ってくれたお祖母ちゃんはもう居ないけれど、代わりに、私を見守ってくれる友人達がいる。 380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/12(水) 21 01 11.86 ID EN5LpQ9ho 風子「大空を駆け抜ける強い風のような、海を抱きしめる優しい風のような、 そんな子になるように、って」 夏「……」 冬「……」 澪「風の子、か」 姫子「……」 永遠は刹那に去っても、風はいつか生まれる その言葉も貰ったけれど、それはまだ理解できていない。 風子「戦争の悲惨さを学ぶより、戦争の無い未来を信じて、楽しんで生きていた方がいいって、 お祖母ちゃんは教えてくれた」 姫子「でも、人は過ちを何度も繰り返してるよね」 そう。 今も世界のどこかで戦争が起きている。 お祖母ちゃんが教えてくれたことに、私も姫子さんと同じ言葉で返した。 テレビドラマで俳優が使っていた台詞だから、覚えたままを使った。 姫子さんとは違って、その言葉の意味を理解していなかったけれど。 悲惨さを伝えていかないと、人はまた争いを繰り返すのではないか、という疑問。 風子「人の考えは千差万別だから、ワタシの言葉だけを真実として受け取るなって、返してくれた」 冬「……」 風子「後半の意味が分からなかったけどね」 夏「……あたしも少し分からないかな」 澪「……」 姫子「分からなかった。ということは今は分かるんだ」 風子「……うん」 人と人は必ず衝突する。 それはお互いの主張が大事だから避けられない。 どっちも正しい、どっちも間違っているなんてことは沢山ある。 風子「例えば、ここにいる5人の考えを尊重すること」 姫子「……それはお祖母さんの教えだよね」 風子「…………そうだね」 姫子さんに指摘された私の言葉はお祖母ちゃんの言葉を言い換えただけだった。 私自身がみつけた考えでは無い。 姫子「今の風子自身が見つけたその真実はあるの?」 風子「……無い……かな」 381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/12(水) 21 02 59.18 ID EN5LpQ9ho 戦争のことだけじゃない。 状況によって物事の良し悪しは変わってくる。 風子「……私は、そこまで深く考えていなかったみたい」 姫子「……」 だから、この旅の途中で、 お祖母ちゃんの時計が動かなくなった事実をどう受け止めていいのか分からない。 受け止め方が分からないからといって、かけがえのない今の時間を潰していいのかも分からない。 解からない事だらけで、進んでいかない自分が少し、嫌だ。 風子「……」 夏「うーん、まさかここで戦争について考えるなんて思ってもみなかったなー」 澪「……そうだな」 冬「……」 姫子「……」 なんで、こんな話をしてしまったんだろう。 戦争の話なんて、楽しい旅には相応しくないのに。 風子「ごめんね、こんな話しちゃって……」 夏「えっと……」 澪「……」 冬「風子さん……」 姫子「……何を謝っているのか知らないけど、観光しにここまで来たわけじゃないでしょ」 風子「……」 溜息交じりに諭される。 姫子「お祖母さんの教えを風子が受け継いでもいいでしょ。たとえ、戦争を経験していないとしても」 風子「……!」 姫子「考えすぎて頭が固まってるみたいだよ、風子」 風子「……」 その通りだね。 なにをやっているんだろう、私は。 382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/12(水) 21 04 22.89 ID EN5LpQ9ho 姫子「みんなに明日の事で提案があるんだけどさ」 夏「提案?」 澪「?」 冬「なんですか?」 風子「……」 観光しにここまで来たわけじゃない。 その言葉の意味が理解できないでいる。 姫子「明後日まで、だよね。この北海道の旅は」 夏「そうですね」 冬「明々後日のお昼までに釧路駅発の列車に乗ればいいんですよね」 澪「うん」 風子「……」 地元に帰ってからも、こんな風に思い悩むのかな。 姫子「だから、明日一日は個人で行きたいところに行こう」 風子「――!」 胸がザワザワと嫌な音を立てた。 夏「別行動ってことですか?」 姫子「そういうこと」 澪「今日泊まる場所によって変わってくるな」 姫子「うん。だから、今日はコムケでどうかな?」 冬「コムケなら網走が近いですから、移動に必要な足は心配ないですね」 姫子「うん。……風子はどう?」 風子「……」 独りで悩めと、突き離されたような気分になった。 姫子「……風子?」 風子「あ、うん。いいと…思う……」 夏「じゃ、決まりー!」 冬「網走かぁ」 澪「……」 ダメだな…………私は……。 383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/12(水) 21 06 04.77 ID EN5LpQ9ho ――… コムケに向けて車を走らせる。 夏「流氷かぁ、いいなぁ、見てみたいなぁ」 冬「うん。見てみたい」 後ろの席でオホーツク海を眺めながら夏ちゃんが目を煌かせている。 冬ちゃんも助手席で同意をしながら同じ姿勢で眺めている。 澪「ガリンコ号に乗って海上を進むんだって」 冬「あ、知ってますよ。砕氷船ですよね」 夏「さいひょう?」 澪「そう、氷を砕きながら進むんだ」 夏「うわぁー、楽しそう~」 冬「この海に渡ってくるんだね」 澪「……見てみたいな」 風子「……」 ――… 『これがクッチャロ湖?』 冬「そうですよ。冬には白鳥が舞い踊ります。白鳥の湖です」 『ふーん……』 夏「反応薄いな、姫子さんは。だからいつも澄まし顔になってしまうんだよ」 『聞こえてるよ、夏』 澪「姫子は薄情だな」 夏「白鳥と薄情っ! あっはっはは!!」 冬「ツボに入ったようです」 『あ、そう』 風子「……」 姫子「グッド・ラック」 30
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51 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 30 05 神 ID ??? 神風特攻を逆切れして果物ナイフを振り回すようなもの、と言ったら、怒られるんでしょうね。 ていうか、必死を「志願を強制」してやらせるって、それなによ。富永みたいに、のうのうと生き残った 指揮官も山といますし。しかも特攻で飛んでいったのは予科練がほとんどで、兵学校出はほとんど 無し。個人的には、あれほど海軍の嫌らしさが出た作戦はないかと思っていますが。 確かに、あの当時の日本としてはかなり高い効率で戦果をあげていますが。 58 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 31 43 神 ID ??? 42 ベムスターさん 必ず負けるのは、皆知っていました。問題は、自分の責任になるので、誰も戦争をやめよう、と言い出せなかった ところにあって。うん、まさに気概が無くてまけましたね(笑 70 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 34 42 神 ID ??? 47 まこたんさん 気概なんて、口先だけで、当時の日本の上層部にはまったくありませんでしたよ? むしろ気概だけならば、アメリカの方がよほど有り余っていましたし。何しろ全体主義者から神に祝福された 民主主義を守るための聖戦である、みたいな感じで初期はあおりまくっていましたから。 54 ケイレイさん なにしろ日華事変の時点で日本の経済は完全に破綻してしまっていましたからねい(w 日米戦争はその到来を早めただけであって。 82 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 36 45 神 ID ??? 59 因果応報先生 本当にやりきれませんね。というわけで私は、実際に突っ込んだパイロット他の方々に対しては、最大限の敬意を あらわすものですが、それを推進した指揮官連中は、口を極めて罵り指弾し続けるでしょう。 ていうか、あれも黒島と大西なんですよねえ。山本五十六がひっぱりあげた。 107 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 41 19 神 ID ??? ちなみに私は、この数年で山口多聞否定論者になりました。 あの馬鹿が攻撃隊なんか出さずに、飛竜で蒼竜をひっぱって帰ってくれば、空母の損害は赤城と加賀の二隻で 済んだのです。というわけで、翔鶴、瑞鶴の二隻とあわせれば、もう一度同じだけのことはできたのですね。 本当に無駄な真似をしくさりやがりました、あの野郎は。 122 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 44 24 神 ID ??? 86 ケイレイさん というより、いじめられていじけている子供を、在満邦人ゆう悪いチンピラどもがそそのかして 悪い道に引きずり込んで、結果として一家破産、というところではないかと。 87 ベムスターさん つまりはそういうことなわけで、陸軍に主導権を握られて、予算を持っていかれるのが嫌で、 無理矢理アメリカを仮想敵にして、予算をふんだくってきた海軍の詐欺がばれそうになって、 あわてて火をつけて全てちゃらにしたようなもんですから。 うむ、まさに気概に満ちていますな。責任回避の(笑 149 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 48 21 神 ID ??? 105さん つまりはですね、黒島亀人なんですよ。あの糞野郎が特攻兵器の初期段階での開発主導者であって。 で、山本五十六閥というのがあって、大西はその絡みで黒島をかばったんでしょう。最後に宇垣も特攻隊の 指揮官やって、他の搭乗員巻き込んで死にましたし。 個人的には、山本五十六が堀悌吉の代わりに退役していれば、と、本気で思っています。あの自称ギャンブラーめ。 160 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 50 01 神 ID ??? 118 まじかる☆キラブリッジ大佐どの あの時点で他の空母の防空にあがっていた零戦は無事なんですから、攻撃機を全部捨てて、 零戦を拾って帰ってくればいいだけで。実際、零戦の防空はほぼ完璧に近い威力を発揮して おりましたし。 165 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 50 41 神 ID ??? 119さん というより、逆にあの状況で引っ張って帰ってこれない方がおかしいでしょう。 189 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 55 19 神 ID ??? 158 ベムスターさん そのソロモン戦で、あと使える空母が二隻増えていれば、多分二次ソロモン戦くらいで状況は がらっと変わっているんですよ。もしかしたら、ワスプだけじゃなくて、もう一隻は食えたかもしれない。 あの時点で米軍からもう1隻空母が無くなったら、第三次ソロモン戦や南太平洋海戦の様相は完全に 変わっていたでしょうね。下手しますと、ガダルカナルを奪回できたかもしれない、それくらい大きな 可能性があるんです。 196 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 57 18 神 ID ??? 174 因果応報先生 です。ああいう勝つために必要な冷酷さを平然と発揮できるのが、スプルーアンスの恐ろしいところで。 そして、その命令を判って遂行するアメリカ兵の気概もたいしたものです。 205 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 59 26 神 ID ??? 193 ケイレイさん そら、使いもしない大和や陸奥をのこのこトラックに出すからです。 三次ソロモンで陸奥が投入されていたら、多分ワシントンは食えましたね。 223 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 01 55 神 ID ??? 199さん 敵情不明でたった18機の99艦爆だけ、護衛も無しに出そうとした多聞丸のむちゃくちゃさを指摘したいですね。 普通、敵情不明で主力空母二隻食われたら、一旦引いて後続の主力と合流して再戦か、撤退か、どちらか 決めるべきかと。 負けている博打に全財産突っ込んですってんてんになった、典型例ですね。まったく。 245 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 04 59 神 ID ??? 211さん 本当の意味で、仲間を信じ、上官を信じ、祖国を信じて戦い、死んでいった男たちですね。 これをして、本当の気概というのではないでしょうか。当時の日本海軍の将兵、そうした信頼感があって 戦争をやっていたのでしょうか? これに関しては、嫌というほど反証を読みすぎて、欝が悪化しそうです(w 212 因果応報先生 本当におっしゃるとおりで、あの当時のアメリカ軍人の気概というのは、ロシア人しか対抗できないでしょうね。 276 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 09 25 神 ID ??? 235 ベムスターさん ここら辺は調べていただければ簡単にわかるんですが、実はミッドウェーでは搭乗員の損耗は それほどでもないんですね。真に空母機動部隊の搭乗員が壊滅したのは、南太平洋海戦でであって。 つまり、飛鷹と準鷹があれだけ活躍できたのも、一航戦の搭乗員をそのままスライドさせられたから であって。 つまり、南太平洋海戦までは、飛竜と蒼竜があると、状況はがらっと変わるんです。で、母艦機搭乗員の 陸上での消耗が始まるのは、ガダルカナル撤退後の山本五十六の下手な作戦指導である「あ」号作戦 からであって。 288 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 10 52 神 ID ??? 240さん 本当に、最近になってミッドウェー戦について時系列に沿って調べてみればみるほど、 多聞丸が蒼竜と飛竜を持って帰ってくれば!! と、切歯扼腕してしまいます(w 297 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 11 58 神 ID ??? 244さん ですよ。赤城と加賀と蒼竜です。で、蒼竜は上甲板より上は火災は発生していましたが、延焼はなんとか阻止して 機関部は無事だったんですよ。だから、つれて帰ってこれた、と、繰り返しているわけで。 318 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 14 33 神 ID ??? 251さん 人口2億の国で、2500万人殺され、工業地帯の大半を奪われるか、ウラルの東側に疎開させる羽目になり、 国土の最も肥沃な地帯を焦土とされ、それでも敵の三倍の兵力をかき集めてドイツ軍を祖国から叩き出した あたり、その粘り強さは、まさしく最上の敬意をもって相対するべきかと。 357 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 19 06 神 ID ??? 310 ケイレイさん ですよ。駆逐艦の乗組員が戦後、なんで自力で動ける船を自分の手で沈めないといけないんだ、と、 涙にぬれながら魚雷を撃った、と、談話を残しているじゃないですか。 381 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 20 57 神 ID ??? 321 ベムスターさん ようやく判っていただけましたか。あの時点で飛竜と蒼竜、二隻で120機の艦載機が南太平洋海戦に 参加していたら、いえ、第二次ソロモンで飛竜だけでも参加していたら、ガダルカナルを巡る戦況が完全に 変わったことを。 396 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 23 12 神 ID ??? 332さん つまりですね、必勝の信念をもって戦う、というのは、そういう戦争をやりぬく覚悟なんです。 それが当時の日本の政府や軍にありました? 無かったじゃないですか。それで戦争をおっぱじめて 国土を焦土と化さしめ、320万人の同胞を殺したんです。そりゃ、私がこれだけ呪詛の言葉を吐き続ける わけですね。 425 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 26 24 神 ID ??? 374さん はい、おっしゃるとおり赤城は機関部への延焼の阻止に失敗して、かなり早い段階で放棄が決定しています。 そこが蒼竜と違うところなんですよね。本当に、蒼竜は惜しいことをしたものです。 468 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 32 01 神 ID ??? 432 ベムスターさん 私が山本をチキン呼ばわりする最大の理由は、南雲機動部隊が全滅した瞬間に、尻尾巻いて逃げ戻ってきている ことなんですね。あれ、比叡と霧島以下の護衛部隊にはミッドウェー砲撃を命令して、途中で自分が逃げ戻ることに 決めたら、さっさと撤退命令出しているじゃないですか。あれで三隈が日中米軍機につかまって沈められたわけで。 本隊が早期に進出して、護衛部隊と合流できていれば、三隈は助かったでしょうね。 509 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 35 59 神 ID ??? 491さん おろ、飛竜でしたっけ、処分されたのは? 確か蒼竜のはずでは。 それはあとで調べてみますです。 558 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 42 07 神 ID ??? 540さん 太平洋戦争で戦死された方々をダシにして、スレ住人に気概が足りないと罵倒し、集中砲火を浴びたところです。 743 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 22 07 12 神 ID ??? というわけで、午前10時20分、エンタープライズの爆撃隊が赤城に二発、加賀に四発、 ヨークタウンの爆撃隊が蒼竜に三発、爆弾を命中。搭載弾薬に引火し爆発炎上により、 19時13分蒼竜、19時25分加賀が沈没、ですね。 で、14時45分ヨークタウンの索敵機が飛竜を発見、17時03分に攻撃隊が爆撃を開始、 爆弾4発命中により火災発生、24時15分総員退去、となっています。01時30分総員退去 終了し、味方駆逐艦により処分、ですか。 さて肝心の赤城ですが、16時25分総員退去を命令、しかしいつまでたっても沈まないので、 01時50分、山本五十六の命令で味方駆逐艦によって処分されています。 というわけで、連れて帰ってこれたかもしれないのは、蒼竜ではなくて赤城ですね。 間違いました。とすると、引っ張って帰ってくるためには、比叡か霧島で引っ張るしかない わけですが、まあなんとかなりますかね? なんとかなりそうですが。 801 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 22 13 21 神 ID ??? 758 ケイレイさん いえ、問題は排水量と機関出力の問題で。あと、引っ張るワイヤーの強度と。 比叡と霧島は、132000馬力で赤城と大差ないんですが、赤城は4万トン級の大型空母ですから。 839 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 22 16 58 神 ID ??? 809 ケイレイさん うむ、おっしゃるとおりですね! というわけでやはり気概が足りないのですよ、気概が! ええかげんしつこいですかね、気概ネタ(藁 879 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 22 21 44 神 ID ??? 861 だよもんさま まったくですな。人間ならば歩きながら山道でも眠れますが、動物にはそんな真似はさせられませんから(謎 906 名前: 【army 610】 名無しロサ・カニーナ ◆HiIyB3Xw.2 [ sage] 投稿日:2008/06/04(水) 22 24 54 神 ID ??? 871 ケイレイさん 実際、米軍はヨークタウンを修理し、随伴駆逐艦からの消火活動で、復旧させていますからねえ。 やはり多聞丸が赤城を連れて一時戦域外に撤退して、艦隊の再編成に当たらなかったのが痛かった といいますか。 やはり気概が足らなかったわけですな!
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493 :徹子 ◆M8VXgbCSSo [sage]:2015/09/27(日) 22 08 40.38 ID JiBqUk28O さて、報告しとこう 帰ってから テーブルにはもうご飯が準備されてた。 いつもなら向かい合ってご飯食べるのに今日はかをりが隣に座った。 徹子「狭くない?ww」 かをり「狭くない」 完全に狭いです。もう可愛い。 徹子「アーン」 なんか行ける気がして唐翌揚げを差し出してみた。 かをり「パクッ」 徹子「可愛いww」 かをりはモグモグしながら眉間にシワを寄せて睨んできた。 ご飯食べ終わったあともソファにもたれ掛かってたらかをりが私の腕を抱いて肩に頭を乗せてきた。 徹子「今日は甘えん坊だねww」 かをり「いいでしょ」 徹子「うん」 胸が腕に当たってます。御馳走様です。 494 :徹子 ◆M8VXgbCSSo [sage]:2015/09/27(日) 22 16 54.17 ID JiBqUk28O そこで軽くチュッチュッしてたらかをりから舌をいれてきた。 いつもはかをりの口の中で展開されてるのに今日は私の口の中。 これはこれで悪くないわ。とか思いながら次の段階へ。 徹子「また胸大きくなってない?」 胸を鷲掴み。抵抗なし。 かをり「えっ.....やっぱりそう思う?」 いえ、大して思ってません。 え?やっぱり? 徹子「いつ計ったの?」 かをり「わかんない」 徹子「私も計りたいと思ってたんだけど、今度一緒に行かない?」 かをり「一緒に!?」 徹子「もう大きいのバレてるよww」 かをり「んー.....わかった」 なんか凄く自然に誘えました。 みんな本当にありがとうwwwwww 495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2015/09/27(日) 22 19 19.83 ID QZy/CzbJo 自分で自分の耳を塞いでみたらめくるめく世界を堪能できたかもねー 495 自分の耳塞ぎながらキスとかどんな状態だよwwwwww 496 :徹子 ◆M8VXgbCSSo [sage]:2015/09/27(日) 22 28 59.89 ID JiBqUk28O そのあと甘えてくるかをりを相手にしながら理性を保つ作業がしばらく続いた。 私、甘えられたりとかするのが好きなんだと初めて知った。 徹子「かをりって普段と変わりすぎだよねww」 かをり「徹子なら周りに言ったりしないから」 徹子「甘えるの好き?」 かをり「言わない」 可愛すぎるだろ? かをり「徹子は「元彼にもそうだったの?」とか聞かないよね」 そういえば前に元彼についていろいろ聞かれたことがあった。 徹子「んー、あんまり興味ない。私の前にいるかをりが私にとってのかをりだからね」 ホントに興味がない。たぶん元彼が知らないかをりを私は知ってる。 元彼しか知らないかをりならこれから知っていけばいい。 どんなかをりも愛せる自信がある。そう思わせてくれるかをりと出会えたことが私の数少ない誇りだから。 497 :徹子 ◆M8VXgbCSSo [sage]:2015/09/27(日) 22 38 54.69 ID JiBqUk28O かをり「元彼にはこんなにベタベタしなかったから。それは言っておきたい」 徹子「はいはいwwwwww」 かをり「信じてないでしょ?」 徹子「信じてるけど興味ないんだってwwwwww」 かをり「そう」 不満そうなかをりを抱き締めたらかをりも私の腰に手を回してくれた。 徹子「お疲れ様。任せちゃってごめんね」 かをり「徹子がいないときは私の仕事だから」 徹子「いつもありがとう」 かをり「でも出来るだけいてね?」 徹子「うん」 プライベートと仕事、どっちでも支え合えるってホントに良いものだと思った。 仕事で負担かけた分、プライベートで甘えさせてあげられる。仕事が忙しかったりしても理解し合える。 みんなも職場恋愛しようぜ! 乳揉みはこんなとこです。 502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/27(日) 23 12 23.64 ID WMu1/Qs0o 酔っ払いを家に届けてきた、、、 乳揉みの他はなんか無かったんですか! 502 お疲れ!まぁ、プラトニックなお付き合いしてるからねwwwwwwスレ見てくれてる人達には暇かもww 飲み会の話は明日にしようかと思ってたんだけど 504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2015/09/27(日) 23 25 32.41 ID 4xaB20gIO 私もかをりさん派です 普段ツンツンしてる人をどうにかしたい気持ち物凄くわかります。 ロマンです 504 きっとあなたと私では「どうにかしたい」の意味が違う! 507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/27(日) 23 42 39.51 ID Ylc3Fbmz0 かをタン派は黙ってても勝手にラブラブしてくれるから少ないように見えるんだよwwww 瑛ちゃん派は黙ってたら忘れ去られる可能性があるから定期的に主張しないといけないwwww 507 なるほどな!かをりって普段から勘違いされやすいからさぁ。スレでも嫌われてるのかと思ったわwwwwww 残念ながら瑛ちゃんとは絡み少ないからなwwwwww 509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/27(日) 23 52 57.22 ID tft0d6+P0 みんな徹子フィルターを通してかをりを見てるわけで可愛く映らないわけがないじゃない 509 私のフィルター通さないとたまに私ですら「キッツイなぁ」って思うときあるんだぜ?ww 私とかチームの子には向けないけどホントにしつこい男性社員とかへの対応が凄い。 511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/27(日) 23 56 23.37 ID Jofmij5UO 徹子は可愛いというよりイケメン枠だと思うんだ 511 複雑wwwwww かをりと付き合って、まぁ私が彼氏なんだろうなって気はしてるから今じゃ嬉しいけどねww こんな仕事してるから周りに話したりすると「女性なのにカッコいい」って言われること結構あったけど、 その言葉がホントに嫌だった時期があったわwwwwww 513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/28(月) 00 21 04.33 ID xNJjqrYKo 徹子は何気に男性人気高いと思うんだ そういえば徹子の髪型が変わったのは周りで何か反応あった? 513 割りと好評だったぞ! 女性社員からは可愛い言われた! そりゃみんな言っとくよねww あとは ヨシさん「急に女らしいことすんな。抱きたくなる」 猿「後ろ姿で惚れたのに振り向いたら徹子さんでした。どうしてくれるんですか?」 こんな感じかな。書き出したら好評でもない気がしてきたwwwwww あ、男性人気の件に関してはないと思うよwwwwwwみんな守ってあげたくなる瑛ちゃんみたいな子好きでしょww 514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/28(月) 00 23 24.76 ID 1SCdaeidO 別スレで例えてすまんが、ハスメドでいうメドレーみたいな行動がイケメンな百合スレ主が好きな傾向にあるんだわ 徹子のその傾向あるんじゃないかなぁってちょっと思ったり 514 メドレーはイケメンだよねぇ。あそこまでの行動力ほしいわ。 私は実際は強がりなだけのヘタレだぞwwwwww 518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/28(月) 01 24 14.18 ID 1SCdaeidO 男が全員守ってあげたくなるタイプの子が好きとは限らんのだ 徹子みたいな子が好きな奴も少なからずいるんだぜ 518 まぁ、こんなんでも一応彼氏いたことはあるしね。 物好きもいてくれないと私みたいなのは孤独になるわwwwwww 520 :徹子 ◆M8VXgbCSSo [sage]:2015/09/28(月) 06 44 15.90 ID fsc7zDwJO おはよう! 521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2015/09/28(月) 09 28 41.15 ID Yn9e1uTJo 515 ヨシさんの発言に濡れるわ 521 ヨシさんは平気でこういうこと言うよwwwwwwイケメンな上にそれを自分で理解してるからタチが悪い。 523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2015/09/28(月) 19 33 16.75 ID Yn9e1uTJo ほほう。 私は今日からヨシさんと瑛ちゃん派になるので、 ヨシさん話もちょこちょこ戴けるようおながいしますm(__)m 523 ヨシさんは武勇伝多いよwwwwww 「ヨシさんに目をつけられるのは喜んでいいけど抱かれたら負け」 524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2015/09/28(月) 20 02 59.31 ID On2jEgFSo 今なら言える… 私は猿派!! 524 猿派wwwwww飲み会報告にちょうど猿絡んでくるわwwwwww 525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/28(月) 20 29 33.38 ID huTHJLS+O 私はたまに出てくる飴玉派だ! 飴玉の出演回数が増える事をパンツ脱いで待ってるが、じきに肺炎になるだろう… 525 飴玉は......このスレではレアな子だからな 528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/28(月) 21 19 32.30 ID onSVTmYHo この前徹子の部屋で頭からどら焼きだしててワロタ 528 検索したら出てきて笑い堪えるの必死だったww 530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/28(月) 22 59 20.79 ID DDhp8Ozh0 面白そうだから私は瑛ちゃん×かをり派でwwww 530 え?それ私どうしたらいい? 531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/28(月) 23 48 18.09 ID BSQeMlZt0 え?瑛ちゃん×かをり☓徹子?え? 531 え?え? 532 :徹子 ◆M8VXgbCSSo [sage]:2015/09/29(火) 06 28 55.95 ID 5t2H2NhfO おはよう! 昨日報告できなくて申し訳ない。今夜こそ! 536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2015/09/29(火) 07 29 55.11 ID PVxPXavzo 523レス どういうことだ…骨抜きにされるってこと? 536 面食いだから目をつけられるのは可愛い証拠 単純にヤリ○ンだから抱かれてもその先はなし 543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2015/09/29(火) 12 14 31.23 ID po947ktpo それはあかん。やっぱり瑛ちゃん一筋にする。 543 女性関係に目を瞑れば物凄くいい人だよww 545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2015/09/29(火) 15 07 51.24 ID s8liUe3Oo しかしその一点がねぇ ヨシさん独身? 545 既婚!一昨年だったかな。 結婚してからはヨシさんの女遊びは聞かなくなったけどね 奥さんも元社員だから知ってるけど綺麗な人だよ!セフレ→結婚っていう馴れ初めwwwwww 出来ちゃったわけではない 547 :徹子 ◆M8VXgbCSSo [sage]:2015/09/29(火) 15 52 49.99 ID Z6zcNujYO 派閥あるみたいだし情報を 猿 20歳で入社 元ヤンキー(談・猿と同じ高校だった子) 彼女有←最新情報 基本無表情 仕事大好き社畜の鏡 意外と面倒見がいい 下ネタを当たり前に言う ゲーマー サルっぽい SもMもいけるらしい ヨシさん 既婚 女たらし、ヤ○チン イケメン 男女問わず後輩に優しい 徹子の兄弟子的な人 物凄く仕事が早い 奥さんは元セフレ 交際期間0で結婚 プロポーズはヨシさんから Q、何故プロポーズをokしたの? A、奥さん「顔はいい、お金持ってる、体の相性がいい。結婚したら浮気しないと約束してくれた。セフレでも長くやってると情くらい湧く」 黒柳徹子 生年月日 1933年8月9日82歳 別名義 トットちゃん 日本の女優、タレント、声優、司会者、エッセイスト、ユニセフ親善大使、平和運動家である。血液型はA型。 愛称は「トットちゃん」、「チャック」。所属事務所は(有)吉田名保美事務所。 日本のテレビ放送開始以来長年に亘り第一線で活躍している、テレビ放送史を代表する芸能人の1人である。 テレビ朝日『徹子の部屋』の司会や、累計800万部を記録し戦後最大のベストセラーとなっている『窓ぎわのトットちゃん』の著者として知られる。 生い立ち 東京府東京市赤坂区(現:東京都港区)乃木坂に生まれ、大田区北千束町で育つ。 名前は、両親たちが男の子が生まれると思い「徹」という名前を考えていたの だが、実際は女の子が生まれたため 「子」をつけて「徹子」とした。また、「黒柳」とサインを書くときには柳の異体字である「栁」(木偏に夘)を使う。 父は音楽家で、NHK交響楽団のコンサートマスターも務めたヴァイオリニストの黒柳守綱(旧姓田口)、 母は声楽家でエッセイストの黒柳朝(旧姓門山)。弟 はヴァイオリニストの黒柳紀明、妹はバレリーナでエッセイストの黒柳眞理、 伯父には日本ニュースのニューヨーク支社長やアメリカ・メトロニュースの極東代 表を務めた田口修治がいる。 幼少期、注意欠陥・多動性障害・学習障害と推測される問題児であったため、公立小学校を1年生時代に退学させられ、 トモエ学園1年生に転校する。第二次世 界大戦中は青森県三戸郡南部町に疎開。 トモエ学園、香蘭女学校、東洋音楽学校(現:東京音楽大学)声楽科卒業。慶應義塾大学文学部に聴講生として学ぶ。 1953年にテレビ女優第一号の一人とし てNHKに入局した。 (Wikipedia引用) 548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/29(火) 16 12 39.72 ID 7d9/rlxmO 飴玉の…飴だ…ま…タン…のプロ…フィ…… 548 飴玉タンは自分で調べてねwwwwww 549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/29(火) 16 25 08.99 ID mNoWSu99O 547 何故黒柳徹子の情報を載せたし、しかも詳細にww 俺はやっぱり徹子ちゃん派でいることにするよw 549 黒柳派もいるかと思ってな! 551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/09/29(火) 17 24 59.52 ID 02vDgMQTo 奥さん赤裸々だなww それぐらいの器じゃなきゃヨシさんの相手はできないってことかね 551 奥さんとは私仲いいんだわ! あそこまで割り切った仲のセフレは逆に爽やかだったww 552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2015/09/29(火) 19 51 45.47 ID po947ktpo 547 ちょwwwふいたわwwwでもADHDなのはしらんかった! ヨシさん既婚なんだ! 社内の人とセフレってすごいなwww てことは、今はヤリチンじゃないんだねo(^o^)o 552 今は女性関係の話を聞かない(やっていないとは言い切れない)かな 555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2015/09/29(火) 20 02 59.33 ID C4PbSt6L0 おおお俺だってセフレぐらいおるわ! なぜか毎回2万ぐらい取られるけど! 555 な、なんでだろうな?不思議なことも.....あるんだね。 →続き
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第151回花ホテル講演会 タイトル:「地域SNSでの顔が見える関係作りと世代間交流がもたらす可能性」 講 師:虎岩 雅明 氏(NPO法人TRYWARP代表理事 千葉大学非常勤講師 千葉市在住) 日 時:平成21年3月3日(火)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第152回花ホテル講演会 タイトル:「道の駅の役割と街づくりの在り方を考える」 講 師:栗原 稔 氏(環境経済ジャーナリスト 茨城県龍ヶ崎市在住) ゲ ス ト:増野 秀樹 氏(農産物直売所「雪だるま物産館」組合事務局長 上越市在住) 日 時:平成21年3月9日(月)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 中編 後編 サプライズ講演会 タイトル:「あなたに見せたいレベルの高いマジック!」 講 師:横山 卓也 君(会津大学3年)ほか 日 時:平成21年3月14日(土)16 00~18 00 第153回花ホテル講演会 タイトル:「起死回生の観光地産業について考えよう!」 講 師:田村 誠一郎 氏(株式会社デーブスeサポート 代表取締役 東京都在住) 日 時:平成21年3月18日(水)19 00~21 00 動 画:Stickam 全編 第154回花ホテル講演会 タイトル:「優雅にクラしたいまちづくり」 講 師:江花 圭司 氏(NPO法人 まちづくり喜多方 代表理事 喜多方市在住) 日 時:平成21年3月25日(水)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 サプライズ講演会 タイトル:「元気が出るまちづくり」-視点を変えれば進路が見える- 講 師:小柳 剛照 氏(東北ジャイロ流通研究所 所長 福島市在住) 日 時:平成21年3月27日(金)16 00~18 00 動 画:Stickam 前編 後編 第155回花ホテル講演会 タイトル:「奥川マラソンから猪苗代ウルトラマラソン完走まで」 講 師:バーバル・アムジャド 氏 (株式会社フィデッサ 営業部 海外アカウントマネージメント部長 東京都在住) 日 時:平成21年4月4日(土)16 00~18 00 動 画:Stickam 前編 中編 後編 第156回花ホテル講演会 タイトル:「iPhoneアプリの作り方を教えます!」 講 師:佐々木 陽 氏(株式会社GClue 代表 会津若松市在住) 日 時:平成21年4月8日(水)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第157回花ホテル講演会 タイトル:「この人のように生きたい!」 講 師:倉島 一博 氏(元会津若松ザベリオ学園小学校長 郡山市在住) 日 時:平成21年4月14日(火)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第158回花ホテル講演会 タイトル:「笑倍人・コミュニケーション○○○○!」 講 師:半田 真仁 氏(採用と教育 代表・福島県観光交流大使 福島市在住) 日 時:平成21年4月24日(金)19 00~21 00 動 画:Stickam ハイライト サプライズ講演会「気づいて欲しい、あなたの街の素晴らしさ!」 2009.04.28 講 師: 坂口 純子 さん(株式会社JTB東北 地域交流ビジネス推進部プロデューサー) ゲスト:清水 愼一 氏(株式会社JTB 常務取締役) 日 時:平成21年4月28日(火)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第159回花ホテル講演会 タイトル:「デジカメ撮影のポイントと基本テクニック」 講 師:那知上 智 氏(写真家 喜多方市在住) 日 時:平成21年4月30日(木)17 00~18 30 動 画:Stickam 全編 第160回花ホテル講演会 タイトル:「金融危機で日本は世界はどう変わる!」 講 師:奥崎 喜久 氏(日本ビジネス経営研究所 理事長 千葉県在住) 日 時:平成21年4月30日(木)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第161回花ホテル講演会 タイトル:「戦国大名とのかかわりからみた福満虚空蔵尊」 講 師:大竹 登 氏(柳津町史談会会長 柳津町在住) 日 時:平成21年5月17日(日)17 00~19 00 動 画:Stickam 前編 後編 第162回花ホテル講演会 タイトル:「物語の旅!」-江戸時代の会津へ アフリカの大地へ- 講 師:前田 智子 さん (童話作家 会津若松市在住) 日 時:平成21年5月22日(金)19 00~21 00 第163回花ホテル講演会 タイトル:「こころを救う会津三十三観音霊場」 講師予定:星 昭三 氏(西光寺住職 会津坂下町在住) 日 時:平成21年5月26日(火)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第164回花ホテル講演会 タイトル:「今開かれたニューワールドへの扉」~忘れていた英知を思い出そう~ 講 師:宮沢 洋一 氏 (株式会社ナディス 代表取締役 会津若松市在住) 日 時:平成21年6月3日(水)18 00~20 00 第165回花ホテル講演会 タイトル:「生きる速さとカウンセリング」 講 師:小柳 晴生 氏(放送大学客員教授 元香川大学保健管理センター所長・教授) 日 時:平成21年6月13日(土)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第166回花ホテル講演会 タイトル:「奥会津の過疎の町から発信!企業組合の町おこし」 講 師:目黒 謙 氏(富士電機デバイステクノロジー(株)勤務 金山町在住) ゲスト:目黒 祐一 氏(企業組合 おく愛’ズ 理事長 金山町在住) 日 時:平成21年6月22日(月)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第167回花ホテル講演会 タイトル:「室町時代から江戸時代にかけての会津の暮らし」 講 師:簗田 直幸 氏(NPO法人 会津の文化づくり 理事長 会津若松市在住) 日 時:平成21年6月28日(日)17 00~19 00 動 画:Stickam 前編 後編 第168回花ホテル講演会 《NPO法人うつくしまVST様と共同開催》 タイトル:「敗(ま)けない経営!」~私の過去から今までをお話します~ 講 師:新城 榮一 氏(福島駅西口インキュベートルーム 統括マネージャ) 日 時:平成21年7月6日(月)18 00~20 00 第169回花ホテル講演会 タイトル:「90分でわかる最新情報技術動向」~社会生活とビジネスに役立つIT入門 ~ 講 師:西郷 圭一 氏(日本アイ・ビー・エム(株) 事業開発 パートナー事業部) 日 時:平成21年7月12日(日)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 中編 後編 第170回花ホテル講演会 タイトル:「東京の小学校と今も続くこころの交流」 講 師:木村 善隆 氏(集団学童疎開に伴う交流を図る会会長 会津美里町在住) 日 時:平成21年7月20日(月)17 00~19 00 動 画:Stickam 前編 後編 第171回花ホテル講演会 タイトル:「仕事にいかすコミュニケーション・マジック!」 講 師:半田 真仁 氏(キャリアカウンセラー 採用と教育 代表 福島市在住) 日 時:平成21年7月30日(木)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第172回花ホテル講演会&演奏会 タイトル:「バロック音楽とジャズ、古典音楽とロックの相似性について考察と実演」 講 師:佐々木 秀男 氏(コントラバス奏者 東京都在住)、前川 光世 氏(オーボエ奏者)、笹沢 早織 氏(キーボード奏者) 日 時:平成21年8月17日(月)19 00~21 00 動 画:Stickam 全編、Youtube ハイライト 第173回花ホテル講演会 タイトル:「思いをカタチに変えるには!」-がんばりすぎるあなたのために- 講 師:河辺 議導 氏(元 インテル(株)代理店営業統括部長 「知の匠」代表 東京都在住) 日 時:平成21年8月24日(月)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第174回花ホテル講演会 タイトル:「私たちの提案するIT経営についてお話します!」 講 師:我妻 くるみ さん(株式会社コンピューターシステムハウス勤務 郡山市在住) 日 時:平成21年8月28日(金)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 中編 後編 第175回花ホテル講演会 タイトル:「絵本の力!」- 私だけの物語を創るためのとっておきの話 - 講 師:柴崎 恭秀 氏 (会津大学短期大学部 産業情報学科 准教授) 講 師:前田 智子 さん(童話作家 会津若松市在住) 日 時:平成21年8月29日(土)19 00~21 00 第176回花ホテル講演会 タイトル:「あなたも簡単、お話し上手のコツ!」 講 師:常盤 秀次 氏(元 福島中央テレビ・アナウンサー オフィスときわ 代表 須賀川市在住) 日 時:平成21年9月3日(木)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 中編 後編 第177回花ホテル講演会 タイトル:「なぜいま、婚活が大切なのだろうか?」 講 師:浅野 秀雄 氏(アサノヘルス 代表 会津若松市在住) 日 時:平成21年9月11日(金)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 中編 後編 第178回花ホテル講演会 タイトル:「持続可能な人間重視の街づくりの実践!」 講 師:高萩 幸一 氏(NPO法人サステイナブル・コミュニティ研究所福島 専務理事 伊達市在住) 日 時:平成21年9月16日(水)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 中編 後編 第179回花ホテル講演会 タイトル:「これがいわき湯本温泉流オンパクだ!」 講 師:里見 喜生 氏(いわきフラオンパク実行委員長 古滝屋若だんな いわき市在住) 日 時:平成21年9月28日(月)19 00~21 00 動 画:Stickam 質疑 第180回花ホテル講演会 タイトル:「健康が第一!究極の温泉療法を伝授します!」 講 師:福田 智之 氏((財)健康運動指導士 武活道Martial arts life代表 いわき市在住) 日 時:平成21年9月29日(火)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 中編 後編 第181回花ホテル講演会 タイトル:「上杉時代の岌州(ぎゅうしゅう)和尚と麒麟山城主金上盛備(もりはる)」 講 師:古川 利意 氏(日本考古学協会員 会津坂下町在住) 日 時:平成21年10月6日(火)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第182回花ホテル講演会 タイトル:「伝統話芸 上方落語の楽しみ方!」 講 師:桂 三若 氏(桂 三枝師匠一門 2001年NHK新人演芸大賞受賞 大阪府在住) 日 時:平成21年10月9日(金)18 30~20 00 第183回花ホテル講演会 タイトル:「オ・ト・ナのマジック学入門講座!」 講 師:穴澤 佳一 氏 (会津マジック愛好会 副会長 会津若松市在住) 日 時:平成21年10月12日(月)17 00~19 00 第184回花ホテル講演会 タイトル:「中小企業は今後ITとどう向き合うべきか?」 講 師:山口 康雄 氏 (フクジンコンサルタンツ株式会社 代表 喜多方市在住) 日 時:平成21年11月20日(金)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第185回花ホテル講演会 タイトル:「IT導入による観光事業の変化」-そのケーススタディ トルコと日本- 講 師:ジャンス・デニズ 氏(早稲田大学大学院 国際情報通信研究科 東京都在住) 日 時:平成21年11月22日(日)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第186回花ホテル講演会 タイトル:「デジタル一眼レフの基本と、あるもので出来る一枚上手の商品撮影」 講 師:那知上 智 氏(写真家 会津若松市在住) 日 時:平成21年11月29日(日)19 00~21 00 第187回花ホテル講演会 タイトル:「NHK大河ドラマ『天地人』からその後の地域おこしを!』 講 師:石田 明夫 氏 (日本考古学協会員 会津若松市在住) 日 時:平成21年12月4日(金)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第188回花ホテル講演会 タイトル:「会津みしらず柿から地域活性化を!」 講 師:中島 茂 氏(有限会社 白虎食品 代表 会津若松市在住) ゲスト:長谷川 修一 氏(野良里倶楽部 代表 会津坂下町在住) 日 時:平成21年12月11日(金) 19 00 ~ 21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第189回花ホテル講演会 タイトル:「地域を大切に思い、私が祈り続けること」 講 師:保志 康徳 氏 (アルテマイスター 代表取締役社長 会津若松市在住) 日 時:平成21年12月14日(月)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第190回花ホテル講演会 ≪社会起業家講演会≫ タイトル:「明日の地域は我々が創る!自立した事業活動の継続と、社会的な活動成果の両立のために」 講 師:吉田 匡 氏(千葉大学大学院 融合科学研究科 特任准教授) ゲスト:新城 榮一 氏(福島駅西口インキュベートルーム統括マネージャ 会津若松市在住) 日 時:平成21年12月19日(土)17 00~18 30 動 画:Stickam 前編 後編 第191回花ホテル講演会 タイトル:「ついに登場!ロボットスーツが介護の現場を救う!」 講 師:安永 好宏 氏(CYBERDYNE株式会社 経営企画部長 つくば市在住) 日 時:平成22年1月14日(木)19 00~21 00 第192回花ホテル講演会 タイトル:「もう一度チャレンジ、ネットショップ成功への道!」 講 師:松原 功 氏(メンズショップ・ガーベル新潟 店長 新潟市在住) 日 時:平成22年1月20日(水)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第193回花ホテル講演会 タイトル:「これからどうする奥会津の観光!」 講 師:吉川 幸宏 氏(金山町観光情報センター長 金山町在住) 日 時:平成22年1月27日(水)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 後編 第194回花ホテル講演会 タイトル:「ホテル業から見た観光地の地域活性について」 講 師:田村 誠一郎氏(株式会社デーブスeサポート 代表取締役 東京都在住) 日 時:平成22年2月12日(金)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 中編 後編 第195回花ホテル講演会 タイトル:「100年に一度の大不況、でも私はポルシェ&マンション購入!」 講 師:バーバル・アムジャド 氏(事業戦略コンサルタント 東京都在住) 日 時:平成22年2月20日(土)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 中編 後編 第196回花ホテル講演会 タイトル:「緊急検証、"地域づくり"にはいったい何が足りないの?」(仮題) 講 師:飯野 智子 さん(有限会社Faith Up 代表取締役社長 東京都在住) 日 時:平成22年2月23日(火)19 00~21 00 動 画:Stickam 前編 中編 後編 第197回花ホテル講演会 タイトル:「私の心に残った郷土料理のお話です!」 講 師:常盤 秀次 氏(元福島中央テレビ・アナウンサー オフィスときわ 須賀川市在住) 日 時:平成22年2月26日(金)11 30~13 00 動 画:Stickam 前編 後編 第198回花ホテル講演会 タイトル:「IT経営実践の成功事例~中小企業IT経営力大賞2010受賞企業から」 講 師:古山 吉浩 氏(有限会社 古山鉄筋工業所 専務取締役 伊達郡国見町在住) ゲスト:山口 康雄 氏 (フクジンコンサルタンツ株式会社 代表 喜多方市在住) 日 時:平成22年3月6日(土)19 00~20 30 動 画:Stickam 前編 後編 第199回花ホテル講演会 タイトル:「民話を学んでまちおこし!」 講 師:五十嵐 七重 さん(奥会津の語り部 三島町在住) 日 時:平成22年3月24日(水)18 30~20 00 動 画:Stickam 全編 第200回花ホテル講演会 タイトル:「こんなときあなたが、必要とされている!」- 会津や奥会津を愛する人たちへ - 講 師:加藤 哲夫 氏(特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター 代表理事) 日 時:平成22年4月16日(金)19 00~20 30 動 画: Ustream 全編 前へ 次へ 以下広告
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出典辞典 不思議の国のアリス 鏡の国のアリス ナルニア国物語 ゲド戦記 指輪物語 ピーターパン キャッツ ピーターラビット ウォーターシップダウンのうさぎたち 宝島 床下のこびとたち 蝿の王 ガリヴァー旅行記 くまのプーさん 不思議の国のアリス [概要] キャロル・ルイスことチャールズ・ラトウィッジ・ドジスン作。1865年出版……と、ずらずらと説明する必要が無いほど超有名。 もとはといえば、テムズ川のボート下りの途中、すなわちかの名高き「黄金の午後」にドジスン先生がリドル家の3人姉妹にせがまれ即興で作り上げたお話。姉妹はこの話をお気に召し、ドジスン先生は「地下の国のアリス」を書き上げ、クリスマスプレゼントにした(なんとドジスン先生自筆の挿絵付き!)。そののち、友人のジョージマクドナルドのすすめで「不思議の国のアリス」をテニエルの挿絵とともに出版。初版2000部を回収させるなどゴタゴタはあったが、新版はその年の内に刷られ、ベストセラーとなるに至る。 Forestとの関わりは、それほど論じる必要もないだろう。黒のアリスを含めて、この作品が元ネタとなっている小道具は山ほど登場するし、アケルが雨森や伽子を相手に物語を作り上げていく様はドジスン先生とリドル家の少女たちを彷彿とさせる。違いと言えば、ドジスン先生はロリコンではないが、アケルはそうでない、というぐらいだろう。 [構成] ウサギの穴へ落っこちて “Down the Rabbit-Hole” 涙のプール “The Pool of Tears” コーカス・レースと長いお話 “A Caucus-Race and a Long Tale” 白ウサギ、小さなビルを送り込む “The Rabbit Sends in a Little Bill” 芋虫からのアドバイス “Advice from a Caterpillar” 仔ブタと胡椒 “Pig and Pepper” マッドティーパーティー “A Mad Tea-Party” 女王様のクロケー場 “The Queen's Croquet-Ground” 代用海ガメの話 “The Mock Turtle's story” ロブスターのカドリール “The Lobster-Quadrille” 誰がタルトを盗んだのか? “Who Stole the Tarts?” アリスの証拠 “Alice's Evidence” 関連:Ⅰ プロローグ、アリス 参考:プロジェクト杉田玄白「不思議の国のアリス」 鏡の国のアリス [概要] 「不思議の国のアリス」の続編。1871年出版。 ポーンのアリスがクイーンにプロモートするまでを描いた作品。構成もチェスのルールに(忠実にではないが)基づいている。 知られているようで意外と知られてない作品で、映画やアニメのせいで大抵のひとが不思議の国とごったまぜにしている。例えば、女王様と言っても、こっちにでてくるのはチェスの女王様だし、ハンプティダンプティはこっち。まがいウミガメはあっち。ジャバウォックはこっち。 …とまあ、一回読み直して見る方が早いかも。その時には「かつらをかぶったすずめばち」も忘れずに。 [構成] 鏡の家 "Looking-Glass house " 生きた花のお庭 "The Garden of Live Flowers " 鏡の国の昆虫 "Looking-Glass Insects " トゥィードルダムとトゥィードルディー "TWEEDLEDUM AND TWEEDLEDEE" ウールと水 " Wool and Water " ハンプティ・ダンプティ " Humpty Dumpty " ライオンとユニコーン "The Lion and the Unicorn" 「ぼくならではの発明」 "`It's my own Invention'" アリス女王 "Queen Alice" ゆさぶる "Shaking" 目をさます " Waking " どっちが夢を見ていたのか? "Which Dreamed it?" 関連:Ⅴ ザ・ゲーム 参考:プロジェクト杉田玄白「鏡の国のアリス」 ナルニア国物語 [概要] C・S・ルイス作。並行世界のナルニア国を舞台としてイギリスの少年少女が冒険する物語。 C・S・ルイスが敬虔なキリスト教徒だけあって、ベースはキリスト教。アスランはそのままキリストで、石包丁はロンギヌスの槍、といったように、話の流れも聖書に沿っている。そのせいで少し宗教臭いのがたまにきずだが、それを補って余りある魔力がこの物語には満ちている。リーピチープ好きなら読んで損はない。 [既刊リスト] 「ライオンと魔女」 The Lion, the Witch and the Wardrobe 「カスピアン王子のつのぶえ」 Prince Caspian 「朝びらき丸 東の海へ」 The Voyage of the Dawn Treader 「銀のいす」 The Silver Chair 「馬と少年」 The Horse and His Boy 「魔術師のおい」 The Magician's Nephew 「さいごの戦い」 The Last Battle j 関連 Ⅰ プロローグ、Ⅴ ザ・ゲーム ゲド戦記 [概要] アーシュラ・K・ル=グウィン作。アースシーを舞台とした魔法使いゲドの物語。 「ナルニア」のような子供向けの明るい童話というよりは、どちらかといえば暗い物語で、話の重心は外世界の輝かしさではなく、それぞれのキャラクターの内世界に潜む暗闇に置かれている。ゲド戦記が単なる「童話」に終わらず、ファンタジーとして人々の心に訴えかける魅力を持っているのは、この視点の深さのせいだろう。 この作品に通底する「内心の問題は自分で内的に解決するしかない」という精神はForestに通じるものがあり、この作品がForestに世界観の面で大きな影響を与えている理由もうなずける。特に、はじまりの物語の真の名前のくだりは灰流がそのまま借用したものだろう。 ちなみに、ゲド戦記の訳者は清水眞砂子さんで、この人は随筆家としても有名。ゲド戦記の訳者にふさわしく、孤独であることの意味や、人間社会に対する冷めたものの見かたを滑らかな筆致で描く人なので、ゲド戦記が好きな人にはおすすめ。 [既刊リスト] 「影との戦い」A Wizard of Earthsea(1968年) 「こわれた腕環」The Tombs of Atuan(1971年) 「さいはての島へ」The Farthest Shore(1972年) 「帰還 -ゲド戦記最後の書-」Tehanu, The Last Book of Earthsea(1990年) 「アースシーの風」The Other Wind(2001年) 「ゲド戦記外伝」Tales from Earthsea(2001年) 関連:はじまりの物語・Ⅰ 指輪物語 [概要] J・R・R・トールキン作。1954年から1955年に三巻で出版。舞台となるのは人間やホビット、エルフ、ドワーフ、トロル、オークなどが住む中つ国(Middle-earth)。ファンタジーという分野の中で、原点と呼べるのがこの本だ。ファンタジー好きだと公言してる奴で、まだこれを読んでいないと言うのならばモグリだと判断しても構わない。 もう50年も昔の本だが、あと50年,60年経とうと、必ず読まれていると断言できる数少ない本の一つである。 [既刊リスト] 「影の帰還」 The Return of the Shadow 「指輪の仲間」 The Fellowship of the Ring 「アイゼンガルドの反逆」 The Treason of Isengard 「モルドールへの旅」 The Journey to Mordor 「指輪戦争」 The War of the Ring 「王の帰還」 The Return of the King 関連:Ⅱ 風に乗ってきた招き、Ⅴ ザ・ゲーム ピーターパン [概要] ジェームス・マシュー・バリー作。 ピーターパンの初登場は、ジェームズ・マシュー・バリの「小さな白い鳥」という小説。そこから戯曲「ピーターパン」と、小説「ケンジントン公園のピーターパン」が生まれる。後に、長編として、「ピーターパンとウェンディ」が書かれる(今日、普通に「ピーターパン」と言われるものはコレ)。 世間ではディズニー版のピーターパンの方が有名か。ただし良くも悪くも原作とは別物。あの独特の毒が抜かれてしまっている。(雨森は「改悪」と言うだろう) [補足] 新潮文庫の「ピーター・パン」が、「ケンジントン公園のピーターパン」。岩波少年文庫の「ピーター・パン」は、「ピーターパンとウェンディ」なので、混乱無きよう。 [既刊リスト] 「小さな白い鳥」(1902年) 「ピーター・パン 大人になりたがらない少年」(1904年) 「ケンジントン公園のピーター・パン」(1906年) 「ピーター・パンとウェンディ」(1911年) 関連:Ⅲ 新宿漂流 参考:katokt訳 ケンジントン公園のピーターパン katokt訳 ピーターパンとウェンディ キャッツ [概要] 原作である詩はT・S・エリオット作。1939年出版。のちにミュージカル化され、1981年に初公演。詩集は15篇から成り、ほぼ一匹一篇のペースでそれぞれの猫達の生き様を詠みあげている。ミュージカルはそれにストーリーとキャラを追加・変更し、音楽をつけたもの。 Forestはミュージカルの方を元ネタとしているので、ミュージカル版のストーリーを踏まえていたり、グリザベラというミュージカルオリジナルのキャラが登場してたりする。 というか、リドルの元ネタが雨森の本棚なら、なぜ出典がミュージカルの方なのだろうか? [補足] 日本におけるミュージカル『キャッツ』は、西新宿の仮設劇場にて初演されたという縁がある。新宿での公演は1983~84年と86~87年。年代的に雨森は難しそうだが、灰流であれば、真っ黒な布地にふたつの猫の瞳が輝くキャッツテントでの観劇の機会があってもおかしくはない。 [ネコ一覧] ガンビーキャットおばさん(The Old Gambie Cat) グロウルタイガー(Growl tiger) ラムタムタガー(Rum Tum Tugger) マンゴジェリー(Mungojerrie) ランペルティーザー(Rumpelteazer) デュートロノミー爺さん(Old Deuteronomy) ランパスキャット(Rumpuscat) ミスターミストフェリーズ(Mr.Mistoffelees) マキャヴィティ(Macavity) ガス(Gus) バストファー・ジョーンズ(Bustopher Jones) スキンブルシャンクス(Skimbleshanks) 関連:中央公園 Ⅴ ザ・ゲーム ピーターラビット [概要] ビアトリクス・ポター作・絵。1901年私家版、1902年ウォーン社版刊。 野ウサギの子供「ピーターラビット」を中心とした動物達の、イギリス湖水地方が舞台の絵本シリーズ。青色のコートを着ているウサギの絵は一度は見たことがあろう。一度も見たことがないという人は最寄りの本屋の童話コーナーか、三菱UFJ信託銀行の支店に行けばよい。 [既刊リスト] 「ピーターラビットのおはなし」 The Tale of Peter Rabbit (1902年) 「ベンジャミンバニーのおはなし 」 The Tale of Benjamin Bunny (1904年) 「ティギーおばさんのおはなし 」 The Tale of Mrs. Tiggy-Winkle (1905年) 「『ジンジャーとピクルズや』のおはなし」 The Tale of Ginger and Pickles (1909年) 「フロプシーのこどもたち」 The Tale of the Flopsy Bunnies (1909年) 「キツネどんのおはなし」 The Tale of Mr. Tod (1912年) 関連:Ⅴ ザ・ゲーム ウォーターシップダウンのうさぎたち [概要] リチャード・アダムス著。1972年出版。 ヘイズル率いるウサギ達が故郷のサンドルフォードを離れ、ウォーターシップダウンにたどり着くまでの冒険話。 ピーターラビットとはまた異なる種の物語で、ガスで仲間が虐殺されたり、別の群の策謀で仲間が死にかけたりと、良く言えばリアルで、悪く言えば少しえげつない。しかしそれもまた魅力のひとつで、マイナーだがコアな人気を持つ物語である。 関連:Ⅴ ザ・ゲーム 参考:Wikipedia、NHK「ウォーターシップダウンのうさぎたち」 宝島 [概要] ロバート・ルイス・スティーブンソン著。1883年出版。 ベンボー亭に泊まっていた海賊の元に元仲間が来襲。ベンボー亭を切盛りしていたジム・ホーキンズはたまたま海賊の地図を手に入れ、医者のリヴジー先生と地主のトリローニ、そして片足のバーベキューやスモレット船長などの船員とともに宝探しに出かける。というお話。 この作品の魅力は、細々と解説するよりも、『宝島』の前文を引用しておいたほうがよいだろう。 読もうかどうか迷っている人へ もし船乗りが歌うように語れば 嵐に冒険、暑さに寒さ 帆船、島々、孤島への置き去り人 そして海賊、埋蔵金 全ての古いロマンスが 昔そのままに再び語られれば、 昔の私をかくも喜ばせたように 今の若者たちだって喜ぶだろう。 まあいい、とにかく飛びつけ! とはいえ、 もし教養ある若者が歴史を知りたい気持ちを失って、 もうキングストンやバレンタインの勇者、 森と湖のクーパーを望まないなら、 まあそれもいいだろう! それなら私や私の海賊たちは、 あの作者や登場人物が眠る 墓場を分かち合うこととしよう。 kakoto訳『宝島』前文より 関連:Ⅶ たからもの 参考:プロジェクト杉田玄白「宝島」 床下のこびとたち [概要] メアリノートン作。1952年に出版されたのをはじめとして、全部で6作が発表されている。 話はアリエッティ・ホミリー・ポッドの一家を中心に展開され、一作目では三人のソフィーおばさんの家での生活の様子とそこから離れることになった顛末が描かれる。二作目ではその家を出て野に入った一家の冒険がかかれ、三作目では三人が新たな生活の地を求めて再び冒険に乗り出す様子がかかれる。楽しいお話ながらも、人間に対する苦い視点が全体を貫いていて、なお読まれていく価値のある作品であろう。 なお、最近、どこぞの映画会社がこの作品を映画化したのを機に、大幅に増刷されたもよう。 関連:回想・Ⅳ ガーデン、Ⅴ ザ・ゲーム 蝿の王 [概要] ウィリアム・ゴールディング作。1954年出版、つまり、かの漂流物時代からおよそ100年後の作品。 未来の世界大戦に疎開途中の子供をのせたイギリスの飛行機が無人島に墜落して、生き残った子供達だけで脱出を模索するという冒険小説。 とまあ、いわゆる漂流記物の話の筋だけはなぞってるが、内容はまったく逆。他の子供を拷問するのは当り前。果ては仲間をリンチして殺したりするなど、徹底してブラックで、所々やりすぎてて逆に笑いを誘うほど(特にラストはひどい)。実にゴールディングっぽい作品といえる。 ちなみに蝿の王とは悪魔ベルゼブルのこと。 関連:Ⅲ 新宿漂流 ガリヴァー旅行記 [概要] ジョナサン・スウィフト作。1726年初版出版。1735年完全版出版。 何の間違いか、子供向けのお話としても人気があった作品で、ディズニーも映画化している。(もちろんディズニーテイストで) 本編は批判・風刺・皮肉、そして壮大な内輪ネタの嵐。巨大ネズミや不死人からはては交霊術まで出てきて、もはやなんでもあり状態。しかも何の暗喩かは知らないが、トイレ関係の話が何度も何度も出てくる。 この作品の政治性が同時代の人にはウケたらしいが、現代人にはあまり通じないと思われる。子供のころ絵本で親しんだ人は軽いカルチャーショックを受けるかもしれない。 [構成] はしがき リリッパット国 プロブディンナグ国 ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリップ、日本 フウイヌム国 ガリヴァー船長より従兄シンプソンへ宛てた手紙 出版社より読者へ 関連:Ⅵ 傘びらき丸航海記 参考:青空文庫『ガリバー旅行記』 くまのプーさん [概要] A・A・ミルン作。E・H・シェパード画。1926年1作目出版。日本語版の訳者は石井桃子さん。 あらすじ、というか個々のお話は知られてる通り。対照的にそのラストはあまり知られていないが、実に深く、感動的。このラストのためだけにでも読む価値は十分にあろう。有名な話だが、各々のキャラクターは基本的にモデルがあり、ロビン君はミルンの息子のクリストファー・ロビン、各々のキャラクターはそのぬいぐるみがモデルである。例外はオウルとラビットで、彼らにはぬいぐるみがない。ラビット(とカンガとルー)は森には出てこないようだ。 この項目ではディズニー関係には立ち入らないことにする。雨森の言うとおりアレは別物だし、それにまつわるゴダゴダはそれだけで一冊の本が書けてしまう。 [既刊リスト] 「クマのプーさん」Winnie-the-Pooh (1926年) 「プー横丁に立った家」 The House at Pooh Corner (1928年) 関連:Ⅴ ザ・ゲーム、Ⅵ 傘びらき丸航海記 1 ロリーナ・シャーロット・リデル(Lorina Charlotte Liddell,13才)、アリス・プレザンス・リデル(Alice Pleasance Liddell(en),10才)、イーディス・メアリ・リデル(Edith Mary Liddell - 8歳)の三人のこと
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『平成18年度検定決定高等学校日本史教科書の訂正申請に関する意見に係る調査審議について(報告)』 平成19年12月25日 教科用図書検定調査審議会第2部会日本史小委員会 http //www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/08011106/001.pdf http //www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1018.html 資料1 専門家からの意見聴取結果・・・資料(1)大城将保沖縄県史編集委員1.はじめに 2.沖縄戦の特徴としての「集団自決」 3.座間味島の「集団自決」に関する歪曲と矛盾 4.「集団自決」の調査・研究の足跡 5.「集団自決」の全体像を 我部政男山梨学院大学教授 高良倉吉琉球大学教授 秦郁彦現代史家 林博史関東学院大学教授 原剛防衛研究所戦史部客員研究員 外間守善沖縄学研究所所長 山室建德帝京大学講師 資料1 専門家からの意見聴取結果・・・資料(1) 大城将保沖縄県史編集委員 「沖縄戦における『集団自決』」についての意見書 2007.11.22 大城将保(沖縄県史編集委員) 1.はじめに 私は沖縄県立沖縄史料編集所の専門員(のち主任専門員)として『沖縄県史・沖縄戦記録2』(1974)の編集を担当し、かつ同書「慶良間諸島・座間味村」の部の解説を執筆し、さらに『沖縄史料編集所紀要・第11号』(1986)に掲載された「梅澤裕手記・座間味島集団自決事件に関する隊長手記」の解題を執筆した者として、目下問題になっている平成18年度教科書検定において5社7冊の高等学校日本史教科書の「集団自決」をめぐる記述にたいして修正を求める検定意見が出されたことにたいして、私見を述べたいと思います。 なお、この問題にたいする私の見解は近著『沖縄戦の真実と歪曲』(高文研・07年10月)に詳述してありますので、以下においては概要を述べるに止めたいと思います。 2.沖縄戦の特徴としての「集団自決」 太平洋戦争の末期(45年3月~)に南西諸島で戦われた沖縄戦は一般に「日米最後の決戦」と称されているが、内実は、日米両軍の地上戦闘というのみならず、〝鉄の暴風〟と形容される激しい砲爆撃にさらされた戦場に、軍民一体化された数十万人(40~50万人)の沖縄県民が沖縄守備軍(第32軍)の要請によって戦場に動員され、友軍(日本軍)・敵軍(米軍)・沖縄住民の集団が三ツ巴になって逃げ場のない孤島の戦場で数ヶ月間もせめぎあった戦闘であった。 沖縄戦は「総動員体制の極限」といわれる。米軍の反攻で絶対国防圏の防備が崩壊寸前となった1944年(昭和19年)夏、日本軍は、それまで軍事的には空白地帯だった南西諸島を不沈空母として利用すべく第32軍を新設・配備して、航空基地の建設を開始、米軍上陸の直前まで老幼婦女子までも根こそぎ動員して飛行場建設や陣地構築作業に従事させた。 しかし、献身的に軍に協力した一般住民は自ずと部隊の内情を見聞することになり、彼らが敵の手に落ちれば軍の機密が敵側に漏洩することになるというジレンマを軍はかかえることになった。これを防止するために、慶良間諸島や伊江島、津堅島、読谷村などの重要な秘密基地や要塞地帯では住民の疎開を禁止して島内に閉じこめ、防諜対策を強化して移民帰りや反軍反官的な言動を行う者はスパイ容疑者として衆人環視のもとで銃剣や軍刀で見せしめに処刑(虐殺)をするという事件も各地で起こった。(前掲書一覧表参照) いよいよ米軍上陸必至の戦況になると、防衛隊、学徒隊、青年義勇隊、女子挺身隊、従軍看護隊などに編成されて部隊の指揮下にはいって実戦に参加したり、弾薬運搬や野戦病院勤務などの後方活動の任務を与えられて「軍民一体化の戦闘」に参加することになった。これら非正規の戦闘要員に対しても『戦陣訓』に示された防諜対策(住民に対するスパイ取り締まり)と「生きて虜囚の辱めを受けず」の軍律に基づいて、「敵の捕虜になると女は強姦され、男は股裂きにされる」という宣伝が徹底されて、「捕虜になる前に潔く玉砕(自決)せよ」と訓示された。同様の宣伝と訓示は戦闘部隊が配置されたどの地域でも行われた形跡がみられ、牛島軍司令官の着任時の「訓示」の第十条に明記された「防諜に厳に注意すべし」の具体化であることは明らかである。「戦闘能力のある者は戦闘に参加し、戦闘能力のないものは捕虜になる前に自決(玉砕)せよ」という方針は全軍的な作戦方針に基づくものであって、特定の部隊長がその場になって命令したか否かの次元の問題ではないのである。 「集団自決」に関する命令系統は、一般的には駐屯部隊と村役場や防衛隊、警防団、義勇隊などを通じて事前に協議なり指示なりがなされていて、住民には兵隊や防衛隊員から繰り返し「訓示」が徹底されており、決行のタイミングは軍から支給された手榴弾や爆雷や毒薬などが配付され、口頭で命令が伝達されるのが一般的だった。その役目は村役場職員や防衛隊、警防団などが担当する手はずになっていた。 敵を眼前にして逃げ場のない避難民は、手榴弾や爆薬が支給された時点で「軍の自決命令」と受け止めるように心の準備がなされていた。孤島の場合であれば、その島の最高責任者である部隊長(慶良間の場合は戦隊長)が命令したものと受け止めるのが自然であった。 「敵の捕虜になるまえに潔く自決せよ」という軍の命令は沖縄全域、戦闘部隊の駐屯する島ではいたるところに徹底されていた。軍命に従わずに、「アメリカ軍は民間人には乱暴はしない」などと口にしようものならたちまちスパイ容疑者として衆人環視のもとで見せしめに処刑された。 米軍上陸後は、やむなく敵に捕まって避難民収容所に保護された老幼婦女子までねらわれた。大宜味村渡野喜屋事件の場合は、収容所に保護された避難民約80人を日本兵がスパイ容疑で手榴弾で虐殺したという事例もあった。 したがって、米軍と日本軍の谷間に追い込まれた一般住民は、敵の捕虜になってスパイの汚名をきせられて友軍に殺されるよりはと、恐怖のどん底で集団自決に追い込まれるのが一般的だった。「集団自決」と「住民虐殺」はコインの両面のように表裏一体の関係をなしていた。 3.座間味島の「集団自決」に関する歪曲と矛盾 ここで、慶良間諸島のなかの座間味島の「集団自決」問題にふれておく。 海上特攻艇基地であった座間味島の梅澤元戦隊長が座間味島の百数十名の「集団自決」について「自分は命令してない」と主張するのは無意味である。戦隊長みずからその時その場で自決命令など出す必要はないし、また、「自決はするな」といえる立場でもない。 梅澤氏は、私たちが編集・発行した『沖縄史料編集所紀要』に掲載した「隊長手記」のなかで、米軍上陸の前夜、自決用の弾薬をもらいにきた村役場職員や団体役員5名に向かって、「1.決して自決するでない。(中略)壕や勝手知った山林で生きのびて下さい。共にがんばりましょう。2.弾薬は渡せない」と答えたと自ら書いている。これを「大江健三郎氏、岩波書店『集団自決』訴訟」の証拠資料として裁判に提出してある。ところが、原告側がもう一つの証拠として提出してある宮城晴美著『母が遺したもの』の記述とこの隊長手記とはあきらかな矛盾がある。『母が遺したもの』で当時女子青年団長であった著者の母親初枝さんの遺稿では、「隊長は沈痛な面持ちで『今晩は一応お帰りください。お帰りください』と私たちの申し出を断ったのです。私たちもしかたなくそこを引き上げてきました」とある。「私たちの申し出」というのは自決用の弾薬をくれ、ということである。弾薬をくれなかった点は両者は一致している。しかし、もっとも肝心な「決して自決するでない」という隊長の決定的な言葉はどこにも見あたらない。もし、敵上陸直前のその場で島の最高責任者である戦隊長から村役場助役はじめ村の代表者たちが「自決をするでない」との明言を聞いていたとしたら、その夜の悲劇は起こらずに済んだはずである。また、私たちが聞き取り調査をした村民の誰ひとりとして梅澤隊長から「自決をするでない」というキーワードが発せられたという証言をしたものはいない。 結論として、『紀要』の梅澤氏の手記は、自己弁護のために後からこの一条をつけ加えたとしか考えられず、手記全体の信憑性をいちじるしく損なうものとなっている。 従って、私はいま現在、私がかつて、『沖縄県史・沖縄戦記録2』の「解説」のなかで、座間味島の集団自決について、「午後十時ごろ、梅澤隊長から軍命がもたらされた。『住民は男女を問わず軍の戦闘に協力し老人子供は村の忠魂碑前に集合すべし』というものだった」という記述を訂正する必要はないと考えている。右の文章は座間味村の公的文書から引用した部分であるが、村当局も現時点で訂正する必要はないとの態度である。 原告(梅澤氏)や原告側弁護団や支援団体は、梅澤氏の一方的な主張を利用して、「沖縄県史は隊長命令説を訂正した」とか、「大城主任専門員は『現在宮城初枝氏は真相は梅澤氏の手記の通りである』と言明している」といった文章が一部の雑誌や新聞などで書き立てているが、まったく事実に反することである。『沖縄県史⑩』はその後復刻版が出ているが、私が執筆した箇所で訂正されたところは一行一句もないし、また「現在宮城初枝氏は…」云々の文章は私にはまったく身に覚えのない記事であって、事実無根のデマ宣伝としか言いようがない。私が近著のタイトルにあえて「歪曲」という言葉を使ったのは、それ以外に表現のしようがないからである。 4.「集団自決」の調査・研究の足跡 沖縄戦は、従来の日米両軍の作戦中心に記述された米軍公刊戦史(『沖縄・最後の戦闘』・1947)や日本軍戦史(防衛庁編『沖縄方面陸軍作戦』・1968)ではとらえきれてないもう一つの戦史、〝県民戦史〝とでもいうべき歴史記述がなくてはその全体像とその教訓を客観的にとらえることはできない。ところが、地上戦闘が行われた沖縄本島と周辺小離島で3人に一人という肉親・同胞を失った人々の心の傷はふかく、ながらく戦場体験の実相を語ったり記録に残すことは出来なかった。わずかに沖縄タイムスの記者たちがまとめた『鉄の暴風』(1950年・沖縄タイムス社)が軍民混在の戦場の様相の一端を伝えただけで、沖縄県民の立場から書かれた本格的な沖縄戦記録というものはなかなか現れず、日本復帰のころまでながく沈黙の時代が続いた。 その間に、防衛庁戦史室から『沖縄方面陸軍作戦』(1968年)が刊行されるが、軍隊史観に立った同書では、慶良間諸島の集団自決について、「小学生、婦女子までも戦闘に協力し、軍と一体となって父祖の地を守ろうとし、戦闘に寄与できない者は小離島のため避難する場所もなく、戦闘員の煩累を絶つため崇高な犠牲的精神により自ら命を絶つ者も生じた」と記述されているだけで、軍の関与についても責任の所在についても、そして「集団自決」の犠牲の実態についてもまったく眼中になく、むしろ「犠牲的精神」を賛美し顕彰せんばかりの筆致である。 しかし、このような軍隊の視点からとらえた「集団自決」の実相は、復帰後、主人公である沖縄県民が重たい口をひらいて語り出したことによって大幅に修正されていった。日本復帰の前後から動き出した沖縄県史や市町村史の戦場体験記録事業によって、県民主体の沖縄戦記録が続々と現れるようになり、多様で広範囲な証言記録の集積によって防衛庁戦史のような美化された「集団自決」のとらえかたは過去のものとなっていった。 沖縄県史が開拓した沖縄戦記録の事業は、30余年たった現在でも、市町村史や字誌などにひきつがれて、体験者の胸の底に封印された戦場の記憶が徐々に発掘・記録されつつある。全県53市町村のうち、独立巻として証言記録集にまとめられたのが16市町村、目下調査・編集中のところが9市町村ある。このほか沖縄戦に関する戦史・戦記類は私が知るかぎりでも700冊にのぼっており、決して調査・研究が進んでないというわけではない。ただ、唯一の地上戦闘という特異の性格から本土の人々にはなかなか食いつきにくいところがあってまだまだ全国的な共通認識には至らない面がある。それだけに、沖縄戦の住民犠牲について国民的共有認識にまで普及させるうえで教科書の役割は大きいといえる。 戦場体験の発掘作業からしだいに浮かび上がってきた沖縄戦の特徴は、「戦場では軍人よりも一般住民の犠牲がはるかに大きい」という事実である。この傾向は、国家総力戦といわれる近現代の戦争の典型的な特徴でもある。太平洋戦争でも、日本は原爆や空襲で多くの民間人が犠牲になった。しかし、上空からの攻撃を受けただけでは、「戦争とは人間が人間でなくなる状態だった」という極限状況までは見えてこない。 国内で唯一住民をまきこんでの地上戦となった沖縄戦の悲劇をもっとも鮮明に象徴するものは「集団自決」と「住民虐殺」である。歴史教科書にこの二つの史実が記述されるようになったのは、1980年以降、体験者が心の底に封印してあった〝地獄の戦場〟の記憶をつらい気持ちをこらえて県史や市町村史に語り出した成果がようやく教科書にも反映され、多少なりとも国民的な共通認識として認められてきた矢先に、事実誤認と歪曲に基づいた一方的な主張の影響をうけて教科書から抹殺するような検定のあり方は沖縄県民の心情としてとうてい許し難い暴挙というしかない。検定意見の「撤回」と記述の「回復」こそが県民の総意であり、私の意見の結論でもある。 5.「集団自決」の全体像を 昨今の「集団自決」をめぐる一部の主張をみていると、「木を見て森を見ず」の見本のような気がしてならない。一部の人々が仕掛けた「梅澤戦隊長と赤松戦隊長の名誉回復」のための民事訴訟が、なぜ「沖縄戦における集団自決」問題全般の判断材料とされるのか、実に疑問である。 いうまでもなく、沖縄戦における集団自決は座間味島や渡嘉敷島だけで起こったことではない。同じ慶良間諸島の中でも、隣り合った慶留間島では野田戦隊長みずからが事前に島民の前で「敵上陸のさいは全員集団自決を決行するように」という主旨の訓示を行った事実は広く知られている話である。なぜ、このような明白な事実を無視するのか。 かりに、慶良間諸島の集団自決については大阪地裁で係争中であるから、これを判断材料から除外するとしても、「集団自決」と「住民虐殺」は伊江島から摩文仁にいたるまで、地上戦闘のあったすべての地域で多発しているのである。私自身が確認しただけでも、沖縄戦における集団自決の事例は33件約1,100人にのぼっている(前掲書一覧表参照)。私が判断するかぎり、そのほとんどは軍が関与しているし、直接命令を下した指揮官名まで判明している事例も少なくない。ただし、以上の数字といえども、まだ氷山の一角でしかないだろう。集団自決は一家全滅に至る場合が多く、死者はもはや証言をすることもできないからである。 最後に申し上げておきたいことがある。現在、沖縄戦をまともに調査・研究している研究者やジャーナリストで、「沖縄戦における集団自決に関して、命令・強制・誘導等の軍の関与はなかった」と断言できる者は私の知るかぎり一人もいない、という事実である。 我部政男山梨学院大学教授 高良倉吉琉球大学教授 秦郁彦現代史家 林博史関東学院大学教授 原剛防衛研究所戦史部客員研究員 外間守善沖縄学研究所所長 山室建德帝京大学講師 戻る
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その次の日のこと。 作業の合間を縫って、リツコはようやく自分のプライベートなパソコンの前に座る。 そして、そこに表示された膨大なログを見てギョッとした。 (シンジ君がレイの体の秘密を知ってしまった!? なんてこと!) そのログの内容。 それはアスカがシンジに告げた、レイの注射に関する会話が詳細まで書かれていた。 リアルタイムでリツコ自身が傍受していたら、すぐにでも手を打てただろうに。 しかし、多忙なリツコではずっとシンジの言動、シンジの行動を見張り続けることなど不可能だ。 (盗聴を別の者に命じても、シンジ君の言葉の意味まで解釈できる者なんていない。 ましてや、私の計画の意味を知るのは私自身だけ) リツコの計画。 それは何か。 (早すぎる。レイの注射はNERV抜きでは手に入らないことを知るのは、あまりにも早すぎる。 まだ、残存する使徒は少なくないのだ。今、このことを知ってしまっては……) 昨日のリツコは多忙だった。 参号機に続いて、四号機が開発されていたアメリカでとてつもないことが起こってしまったのだ。 「あ、先輩! ここにおられましたか!」 マヤがやってきた。 まだまだ事態は収束していない。 こんなに忙しい自分の身の上をリツコは呪う。 =- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- 「向こうはなんて言ってきたの? やはり、参号機の輸送は中止?」 リツコはマヤに問いかける。露骨に眉間に皺を寄せながら。 この状況、とても部下達に対して愛想のいい顔ができないようだ。 マヤも必死だ。 あまりの大変な事態に、彼女も厳しい形相でリツコに答える。 「それが違うんです。四号機の失敗を踏まえて、こちらで参号機を完成させよ、と」 「何を言ってるのかしら。考えられる原因は数万通りでしょ? それを全て踏まえるだなんて無理よ」 これもまた珍しい、リツコの憤慨。 「あ、あの先輩。それから、参号機のパイロットなんですが」 「何?」 そういえば、シンジがパイロット候補の鈴原トウジと面談した筈。 その結果を踏まえて代表者が集合して検討しなければ、とリツコはマヤに言おうとした。 しかし、マヤは言い辛そうに報告する。 「昨日の夜、シンジ君が事務にNERVからの特別出資を命じたそうなんです」 「……? それは、どういうことかしら」 「重病人が疎開できずに困っているから、この辺り周辺の病院に対して特別に費用を支払え、と」 「あ、まさか」 「パイロット候補の鈴原君は、該当する病院に入院されていた妹さんと共に、既に……」 (やられた!) 思わず、リツコは心中でそう叫んだ。 シンジの大ざっぱな支援活動に紛れてしまい、パイロット候補が含まれていることをチェックできなかったのだ。 何しろ候補者の名前はまだまだ極秘で、一般的な社会活動に従事する者が知るはずもないことだから。 =- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- リツコはさっそくシンジを呼び出そうとしたが、代わりにやってきたのはミサトだった。 司令代行を勤める彼女のことだし、それは当然なことだが。 ミサトは言う。 「シンジ君から聞いたわ。十分、納得できる話じゃないの」 「しかし、パイロットの決定をしないうちから」 「シンジ君は決断したそうよ。レイを乗せることに」 「……」 「確か、言ったわよね? シンジ君に決めさせるって。あんた、自分の口でそう言ったのよ」 リツコは凍り付いて何も言わない。 ミサトはそんな彼女を見捨てて去っていく。 リツコの背後に居るのは、青葉とマヤ。 そう、エヴァとのシンクロの仕組みを知っている者達。 思わず青葉は机に顔を伏せてうなり声を上げる。 「よかった……小学生の女の子をコアに押し込むなんて、絶対にやりたくなかったんだよ……」 「青葉さん、レイなら平気だというんですか」 「すまんな、伊吹。俺は既に、それについては麻痺しちまってるんだよ」 それを聞いて、いい気なものだ、とリツコは考える。 しかし、それは口にできない。 なぜなら、それはリツコ一人の都合だから。 (私は、シンジ君は鈴原君を選ぶと思っていた。 レイを二度までも失い、もう二度とレイを失うまいと、そう考えると思っていた。 どちらを選ぶか、それがシンジ君の心を測る目安となり、シンジ君に覚悟を決めさせるチャンスと考えていた。 しかし、予測に反する結果となった。 シンジ君、またレイが死んでも良いの? あれほど君はショックを受けていたじゃない) (おまけに、こともあろうに鈴原君が選ばれる可能性を完全に潰してしまった。それも、自分の手で。 仮にレイを選択したとしても、私がシンジ君に働きかければ修正は可能だと目論んでいたが) (もはや……) リツコは思わず、歯ぎしりをする。 (シンジ君、あなたの心も麻痺してしまったのかしら。死んでもどうせ生き返るのだ、と) (レイなど使い捨ての女の子だと、そう納得してしまったのだろうか) =- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- リツコは多忙にも関わらず、自室に戻ることを選択した。 自分の心を落ち着けるため。 (なんだか、自分の思考がおかしい。上手くいかないことが多すぎて混乱し始めている。この私が) 所詮、世の中はロジックではない。 全て計算しつくして、ボールを投げればどう跳ね返ってどこに行き着くのか。 そうしてリツコは全て読み切ることで、これまでの困難を乗り越えてきたのだ。 しかし、予測の付かないことが多すぎる。 (アスカ――マイナス因子となるのは判っていたけど、甘く見ていたようね。 レイの注射について、そこまで調べ上げてしまうなんて。 アスカにそれを教えた教官、もしかしたらレイに使用されたクローン技術の開発に関わっていたのかも知れない。 そして、ポロッと機密を漏らしてしまった――) (機密保持が甘かった。クローン体の維持のため、どれだけの生け贄がゼーレによって投じられていることか。 アスカに対して子供騙しの手は通用しなかったのだ。簡単な罠でシンジ君を安心させられると思っていたのに) (そして、結果は最悪。NERV抜きには生きられないことを、いつか私自身から言うつもりだったけど。 しかも最悪なことに、犠牲者ありきでレイが生きていることだけ、シンジ君は知ってしまった) (そしてシンジ君の選択。もはや、レイのことをコピー可能な作り物としか見ていないのか。 あるいは、生かしてはおけない罪深い存在である、と。 早急にシンジ君に手を打たなければならない。 そうだ。その必要の有無を知るためにも、彼に選択をさせたのだから) リツコは心を落ち着けるために、自分のコンピューターを開く。 様々な情報、事情を記されたファイルを閲覧するため。 (手を打つと言っても、ミサトが邪魔ね。うかつにシンジ君に顔を合わすことも出来なくなってしまった……ん?) リツコが見たもの。 それは動画ファイルの一つだった。 (参照日付がおかしい。この時間は私はここに居なかった) リツコは立ち上がる。 知られてはならないことを知られてしまったのだ。 そして、それは一体誰が? それによっては大変なことになる。 =- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- 加持リョウジ。 NERV諜報部に所属する男。 しかし、その実態はNERVの動向を知るためのフリーエージェント。 (悪いね、りっちゃん。君が何を考えているのか、それを報告するのが俺の仕事) そう考えながら、リツコのコンピューターに潜入。 しかし、リツコとは友人なのだ。 全てを告げ口するつもりはない。 (しかし、碇ゲンドウが何を考えていたのか。NERVの人類補完計画が何なのか。 それが判らない限り、何が重要なのか判ったものじゃないな) どうやら、加持は全ての情報を与えられているわけではないらしい。 調査し、全て報告せよ。 彼の任務はそれだけのようだ。 (仕方がない。りっちゃんにとって不利になりそうなことは何なのか、持ち帰ってじっくり調べるか) リツコが所持するデータファイルの一覧に手を通す。 この時間、彼女は多忙で不在の筈。 しかし、手早くコピーをしてしまおう。 いつ何時、彼女がそこに戻ってくるかどうか。 (ん、このファイル……動画ファイル?) 何故、そんなものが存在するのか。 実務に忙しいリツコが動画を閲覧して楽しんでいる? まあ参考資料として、記録映像を保管している可能性もあるのだが。 そして、そのファイル名が気になる。 名称の中に「shinji」の文字があるからだ。 加持は気になった。そのファイルに興味津々だ。 ここで閲覧するのはマズイ。いや、しかし……。 (ん、パスワードか。えーと……甘いな、りっちゃん。俺達だったら絶対に判るパスワードじゃないか) そして、そこに映し出された映像を見て、加持は衝撃を受ける。 =- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- その映像は色合いやピントが不鮮明で、とても見づらいものだった。 古いものだろうか。しかし、誰が編集したのだろうか。ところどころ繋がりがおかしい。 (なんだ、これは。まるで、自分の夢を映像化したような……) 『おい、何故こんなところに子供がいるんだ?』 冬月の声だ。幾分、今よりも若い。 『ごめんなさい、私の息子なんです』 女性の声。一体誰だ? 『君かね。ユイ君、これは君の試験なんだぞ』 『いえ、私の試験だからこそみせて起きたいんです』 その声の主が徐々に近づき、そして画面一杯にその顔がアップとなった。 (べっぴんだな。しかし、見覚えがある……んん?) (あの、ファーストチルドレンの綾波レイにそっくりじゃないか) 『シンジ、ここで見ていてね。全てはあなたの未来のために』 (カメラの持ち主はシンジ君なのか? しかし、この低い視線は……まてよ。 ユイといったな。ユイを名乗る関係者は只一人) (そうか、碇ユイ。碇ゲンドウの妻、ユイか。ということは? エヴァンゲリオン初稼働のテストパイロットはゲンドウの妻だったのか。確か、それは事故で……) やがて映像は、その事故発生の瞬間に至る。 『おい、どうした』 『数値がおかしい。なんだ? いったい何が』 『止めろ! 早く!』 『いや、待て! あああっ!』 不鮮明な映像、不鮮明な音声を見ながら、加持の頭の中に一枚の絵が浮かび上がる。 (テストパイロットにして、ゲンドウの妻が事故により死亡。 続いて現れたテストパイロットはユイそっくりの少女、綾波レイ) (そうか、あの子はクローンだったのか――ありうる。エヴァ自体がクローン技術で作られているのだから) (パイロットにはDNAのチェックが不可欠と聞いている。成る程、そういうことか……) そこまで考えた加持は我に返って、その場を立ち去る。 今の映像こそ、重要な鍵だ。 しかし何故、それが今まで判らなかったのだろう。 当時の事故について知るものはごく僅かだと聞いてはいたが。 =- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- リツコは忙しい最中にも関わらず本部を出て、ある所に向かう。 待ち合わせをしていた。その相手は、あの映像を閲覧した相手。 それが誰なのかは、すでに判っていた。 閲覧可能な者は限られているから。 「よう、遅かったじゃないか」 既にその相手はそこで待っていた。 場所は、誰も居ない古い施設の廃墟。 リツコにためらいは無かった。 いつもの白衣から取り出したもの、それは一丁の拳銃。 「ん、りっちゃん。何を……」 ――ドンッ! 問答無用。 リツコは両手でしっかりと銃を構え、相手に何も言わせず、瞬殺。 リツコは既に動かなくなった相手に語りかける。 「加持君、ごめんなさい。こうでもしないと、あなた相手に勝ち目がないから。 あなたは知ってはいけないことを知ってしまった。 あなたはシンジ君に繋がりがある。万に一つ、それをシンジ君が知ってしまえば」 後は、心の中で呟いた。 (もしシンジ君が、レイは自分の母親のコピーであることを知ってしまえば――。 彼は必ず、レイを見捨てて碇ユイの復活を願うだろう。コピーの存在は所詮、オリジナルの影でしかない) (レイの本質、それは母性。レイはシンジ君に対して強い母性を抱き始めている。 だからこそ、その果てに存在する者。碇ユイこそが、レイの本来の姿である、と彼は思い至る筈――) 「これ、お願いね。それにしても」 リツコは傍らにいる諜報部の一人に、加持の射殺に使った銃を手渡した。 「ミサトの銃って大きすぎて私には合わないわね。そんなのを片手で撃つミサトって凄い」 =- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- ミサトは眠っていたことに気が付いた。 午前4時。 どうやらキーボードに顔を押しつけて居眠りをしてしまったらしい。 目の前にあるノートパソコンの画面には同じ文字が延々と並んでいる。 無理もない、多忙の毎日である。 「ん……ふう」 と、寝起きの呼吸を整えながら、封を開けたまま放置していた缶コーヒーを飲み干した。 ぬるい、と思わず愚痴をこぼしながら。 なら、ビールでも飲むかと立ち上がる。 散らかった部屋を掻き分けながら、冷蔵庫へと進むミサト。 だが、ふと違和感を感じる。 気が付いて、脇のホルダーに入れていた銃を引き抜いた。 (弾が減ってる?) その時、玄関のチャイムの音が鳴る。 こんな時間に、誰? そう、それはもちろんNERV諜報部の男達であった。 =- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- 「葛城さんが監禁? 何故?」 葛城ミサトの側近、司令塔の日向は驚きの余り大声をあげた。 それに対して答えたのは青葉。 「いや、なんでも諜報部所属の加持とかいう男を射殺したとか」 「ええ? でも、加持さんって、葛城さんの昔の……。 痴話喧嘩の果てに射殺? まさか、葛城さんがそんなことをするとは思えないが」 「だから、その動機について尋問中らしい――荒れてるだろうな」 青葉と日向だけでなく、その周囲の者達も顔を寄せて話に加わろうとする。 しかし、そんな彼らを諫める者。 「さあ、みんな。仕事は山ほどあるのよ。ボヤボヤしていると、あっという間に時間なんて無くなってしまうわ」 リツコである。 その鋭い号令を受けて、ざわついていた司令塔は一瞬で静まりかえった。 シンジはともかく、ミサトの不在でいよいよリツコの双肩にNERV運営が委ねられたのだ。 いや、冬月が居るではないか? (こうなれば、副司令も除いてしまった方がいい。もう不確定要素など放置してなるものか) そう考えながら携帯電話を取り出すリツコ。 そして、シンジにも会わなければ。 もう邪魔者は居なくなったのだから。 =- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=- -=-
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一、市川清一の話 きみ、ねむいかい? エ、眠れない? ぼくも眠れないのだ。話をしようか。いま妙な話がしたくなった。 今夜、ぼくらは平和論をやったね。むろんそれは正しいことだ。だれも異存はない。きまりきったことだ。ところがね、ぼくは生涯《しようがい》の最上の生きがいを感じたのは、戦争のさいちゅうだった。いや、みんながいっているあの意味とはちがうんだ。国を賭《と》して戦っている生きがいという、あれとはちがうんだ。もっと不健全な、反社会的な生きがいなんだよ。 それは戦争の末期、いまにも国が滅びそうになっていたときだ。空襲が激しくなって、東京が焼け野原になる直前の、あの阿鼻叫喚《あびぎようかん》のさいちゅうなんだ。 きみだから話すんだよ。戦争中にこんなことをいったら、殺されただろうし、今だって多くの人にヒンシュクされるにきまっている。 人間というものは複雑に造られている。生まれながらにして反社会的な性質を持っているんだね。それはタブーになっている。人間にはタブーというものが必要なんだ。それが必要だということは、つまり、人間に本来、反社会の性質がある証拠だよ。犯罪本能と呼ばれているものもそれなんだね。 火事は一つの悪にちがいない。だが、火事は美しいね。「江戸の華」というあれだよ。雄大な炎というものは美的感情に訴える。ネロ皇帝が市街に火を放って狂喜したあの心理が、大なり小なりだれにもあるんだね。ふろをたいていてね、まきが盛んに燃えあがると、実利を離れた美的快感がある。まきでさえそうだから、一軒の家が燃えたてば美しいにきまっている。一つの市街全体が燃えれば、もっと美しいだろう。」国土全体が灰塵《かいじん》に帰するほどの大火炎ともなれば、さらにさらに美しいだろう。ここではもう死と壊滅につながる超絶的な美しさだ。ぼくはうそをいっているのではない。こういう感じ方は、だれの心にもあることだよ。 戦争末期、ぼくは会社へ出たり出なかったりの日がつづいた。毎日空襲があった。乗り物もなくなって、会社から非常召集をされると、歩いていかなければならなかった。ひっきりなしにゾーッとするサイレンが鳴り響き、夜なかに飛びおきて、ゲートルを巻き、防空ずきんをかぶって防空壕《ぽうくうこう》へ駆けこむことがつづいた。 ぼくはむろん戦争をのろっていた。しかし、戦争の驚異とでもいうようなものに、なにかしらひきつけられていなかったとはいえない。サイレンが鳴り響いたり、ラジオがわめいたり、号外の鈴が町を飛んだりする物情騒然の中に、異常に人をひきつけるものがあった。異常に心を昂揚するものがあった。 最もぼくをワクワクさせたのは、新しい武器の驚異だった。敵の武器だから、いまいましくはあったけれど、やはり驚異に相違なかった。B29というあの巨大な戦闘機がそれを代表していた,そのころはまだ原爆というものを知らなかった。 東京が焼け野原にならない前、その前奏曲のように、あの銀色の巨大なやつが編隊を組んで、非常な高さをゆうゆうと飛んでぎた。そのたびに、飛行機製作工場などが爆弾でやられていたのだが、ぼくらは地震のような地響きを感じるばかりで、目に見ることはできなかった。見るのはただ、あの高い空の銀翼ばかりだった。 B29が飛行雲をわかしながら、まっさおに晴れわたったはるかの空を、まるで澄んだ池の中のメダカのようにかわいらしく飛んでいく姿は、敵ながら美しかった。見る目にはかわいらしくても、高度を考えれば、その巨大さが想像された。今、旅客機に乗って海の上を飛んでいると、大汽船がやはりメダカのように小さく見えるね。あれを空へ移したようなかわいらしさだった。 向こうのほうに、豆粒のような編隊が現われる。各所の高射砲陣地から、豆鉄砲のような連続音口がきこえはじめる。敵のすがたも、味方の音も、しばいの遠見の敦盛《あつもり》のようにかわいらしかった。 B29の進路をかこんで、高射砲の黒い煙の玉が、底知れぬ青空の中に、あばたみたいにちらばった。敵機のあたりに、星のようにチカッチカッと光るものがあった。まるでダイヤモンドのつぶを、銀色の飛行機めがけて投げつけるように見えた。それは目にも見えない小さな味方の戦闘機だった。かれらは体当たりで巨大なB29にぶっつかっていった。その小さな味方機の銀翼が、太陽の光を受けて、チカッチカッとダイヤのように光っていたのだ。 きみも思い出せるだろう。じつに美しかったね。戦争、被害という現実を、ふと忘れた瞬問には、あれは大空のページェントの美しい前奏曲だった。 ぼくは会社の屋上から、双眼鏡で、大空の演技をながめたものだ。双眼鏡の丸い視野の中を、銀色の整然とした編隊が近づいてくる。頭の上にきたときには、双眼鏡にはかなり大きく映った搭乗《とうじよう》員の白い顔が、豆人形のように見わけられさえした。太陽に照りはえる銀翼はやっぱり美しかった。それにぶっつかっていく味方機も見えたが、大汽船のそばの一隻のボートのように小さかった。 その晩ぼくは、会社の帰り道を、テクテク歩いていた。電車がある区間しか動いていないので一あとは歩かなければならなかった。八時ごろだった。空には美しく星がまたたいていた。灯火管制で町はまっくらだった。ぼくたちはみな懐中電灯をポケットに用意していた。明るいのではいけないし、それに電池がすぐだめになるので、あのころは自動豆電灯というものが市販されていた。思い出すだろう。片手にはいるほどの金属性のやつで、槓桿《こうかん》を握ったり放したりすると、ジャージャーと音をたてて発電器が回転して、豆電灯がつくあれね。足もとがあぶなくなると、ぼくはあれを出してジャージャーいわせた。にぶい光だけれど、電池がいらないので、実に便利だった。 まっくらな大通りを、黒い影法師たちが、黙々として歩いている。空襲警報が鳴らないうちに早く帰りつきたいと、みなセカセカと歩いている。きょうだけはサイレンが鳴らずにすむかもしれない、というのが、われわれの共通したそらだのみだった。 ぼくはそのとき伝通院のそばを歩いていた。ギョッとする音が鳴りはじめた。近くのも遠くのも、いくつものサイレンが、不吉な合奏をして、悲愴《ひそう》に鳴りはじめた。いくら慣れていても、やっぱりギョッとするんだね。黒い影法師どもがバラバラと走りだした。ぼくは走るのが苦手なので、足を早めて大またに歩いていたが、その前を、警防団員の黒い影が、「待避、待避」と叫びながら、駆けていった。 どこからか、いっぱいにひらいたラジオがきこえてきた。家庭のラジオも、できるだけの音量を出しておくのが常識になっていた。同じことを幾度もくりかえしている。B29の大編隊が伊豆《いず》半島の上空から、東京方面に近づいているというのだ。またたくまにやって来るだろう。 ぼくも早くうちに帰ろうと思って、大塚駅《おおつかえき》のほうへ急いだが、大塚に着かない前に、もう遠くの高射砲がきこえだした。それが、だんだん近くの高射砲に移動してくる。町は真のやみだった。警戒管制から非常管制に移ったからだ。まだ九時にならないのに、町は真夜中のようにシーンと静まり返っていた。ぼくのほかには、ひとりの人影も見えなかった。 ぼくはときどきたちどまって、空を見上げた。むろんこわかったよ。しかし、もう一つの心では、美しいなあと感嘆していた。 高射砲弾が、シューッ、シューッと、光の点線を描いて高い高い空へ飛んでいく。そして、パラパラッと花火のように美しく炸裂《さくれつ》する。そのあたりに敵機の編隊が飛んでいるのだろう。そこへは、立っているぼくから三十度ぐらいの角度があった。まだ遠方だ。 そこの上空に、非常に強い光のアーク灯のような玉が、フワフワと、いくつも浮遊していた。敵の照明弾だ。両国の花火にあれとそっくりのがあった。やみ夜の空の光りクラゲだ。 高射砲の音と光が、だんだん激しくなってぎた。一方の空だけではなかった。反対側の空にもそれが炸裂《さくれつ》した。敵の編隊は二つにわかれて、東京をはさみ討ちにしていたのだ。そして、次々と位置を変えながら、東京のまわりに、爆弾と焼夷弾《しよういだん》を投下していたのだ。それがそのころの敵の戦法だった。まず周囲にグルッと火の垣《かき》を作って、逃げ出せないようにしておいて、最後に中心地帯を猛爆するという、袋のネズミ戦法なのだ。 しばらくすると、遠くの空がポーッと明るくなった。そのときぼくは町の警防団の屯所《とんしよ》にいた。鉄かぶとをかぶって、鳶口《とびぐち》を持った人たちが、土嚢《どのう》の中にしゃがんで、空を見上げていた。ぼくもそこへしゃがませてもらった。 「横浜だ。あの明るいのは横浜が焼けているんだ。今ラジオがいっていた」 ひとりの警防団員が走ってきて報告した。 「アッ、あっちの空も明るくなったぞ。どこだろう。渋谷へんじゃないか」 そういっているうちに、右にも左にも、ボーッと明るい空がふえてきた。「千住だろう」「板橋だろう」といっているあいだに、空に舞いあがる火の粉が見え、炎さえ見えはじめた。東京の四周が平時の銀座の空のように、一面にほの明るくなった。 高射砲はもう頭の真上で炸裂していた。敵機の銀翼が、地上の火炎に照らされて、かすかにながめられた。B29の機体が、いつもよりはずっと大きく見えた。低空を飛んでいるのだ。 四周の空に、無数の光りクラゲの照明弾が浮遊していた。それがありとしもなき速度で落下してくるありさまは、じつに美しかった。その光りクラゲの群れに向かって、地上からは、赤い火の粉がうずをまいて立ちのぼっていた。青白い飛び玉模様に、赤い梨地《なしじ》のすそ模様、それを縫って、高射砲弾の金糸銀糸のすすきが交錯しているのだ。 「アッ、味方機だ。味方機が突っこんだ」 大空にバッと火を吹いた。そして、巨大な敵機が炎の血だるまになって、落下していった。落下地点とおぼしきあたりから、爆発のような火炎が舞いあがった。 「やった、やった。これで三機めだぞッ」 警防団の人々がワーッと喚声《かんせい》をあげた。万歳を叫ぶものもあった。 「きみ、こんなとこにいちゃあぶない。早く防空壕にはいってくださいッ」 ぼくは警防団員に肩をこづかれた。しかたがないので、ヨロヨロと歩きだした。 大空の光の饗宴《ぎょうえん》と、その騒音は極点に達していた。そのころから、地上も騒がしくなった。火の手がだんだん近づいてくるので、もう防空壕にも居たたまらなくなった人々が、警防団員に指導されて、どこかの広場へ集団待避をはじめたのだ。大通りには、家財を積んだ荷車、リヤカーのたぐいが混雑しはじめた。 ぼくもその群衆にまじって駆けだした。うちには家内がひとりでるすをしていた。彼女もきっと逃げ出しているだろう。気がかりだが、どうすることもできない。 いたるところに破裂音がとどろいた。それが地上の火炎のうなり、群衆の叫び声とまじり合って、耳も聾《ろう》するほどの騒音だった。その騒音の中に、ザーッと、夕だちが屋根をたたくような異様な音がきこえてきた。ぼくは夢中に駆けだした。それが焼夷弾の束の落下する音だということ、を聞き知っていたからだ。しかも、頭の真上から降ってくるように思われたからだ。 ワーッというわめき声に、ヒョイとふりむくと、大通りは一面の火の海だった。八角筒の小型焼夷弾が、束になって落下して、地上に散乱していた。ぼくはあやうく、それに打たれるのをまぬがれたのだ。火の海の中にひとりの中年婦人が倒れて、もがいていた。勇敢な警防団員が火の海を渡って、それを助けるために駆けつけていた。 ぼくは二度と同じ場所に落ちることはないだろうと思ったので、いちおう安心して、火の海に見とれていた。大通り一面が火におおわれている光景は、そんなさなかでも、やっぱり美しかった。驚くべき美観だった。 あの八角筒焼夷弾の中には、油をひたした布きれのようなものがはいっていて、落下の途中で、それが筒から飛び出し、ついている羽根のようなもので空中をゆっくり落ちてくる。筒だけは矢のように落下するのだが、筒の中にも油が残っているので、地面にぶつかると、その油が散乱して、一面の火の海となるのだ。だから、たいした持続力はない。木造家屋ならそれで燃えだすけれど、鋪装道路では燃えつくものがないから、だんだん炎が小さくなって、じきに消えてしまう。 ぼくはそれがホタル火のように小さくなるまで、じっとながめていた。最後は、広い地面に無数のホタルがまたたいて、やがて消えていくのだが、その経過の全体が、仕掛け花火みたいに美しかった。 空からは、八角筒を飛び出した無数のキツネ火がゆっくり降下していた。たしか「十種香」の道行きで、舞台の背景一面にキッネ火のろうそくをつける演出があったと思うが、あの背景を黒ビロードの大空にして、何百倍に拡大したような感じだったね。どんな花火だって、あの美しさの足もとにも及ぶものじゃない。ぼくはほんとうに見とれた。それが火事のもとだということも忘れて、ポカンと口をあいて、空に見入っていた。 もう、すぐまちかに火の手があがっていた。それがたちまち飛び火して、火の手の数がふえていった。町は夕焼けのように明るく、はせちがう人々の顔が、まっかにいうどられていた。 刻々に、あたりは焦熱地獄の様相を帯びてきた。東京じゅうが巨大な炎に包まれ、黒雲のような煙が地上の炎に赤く縁どられて、恐ろしい速度で空を流れ、ヒューッと音をたてて、あらしのような風が吹きつけてきた。向こうには黒と赤との煙のうずが、たつまきとなって中天にまき上がり、屋根がわらは飛び、無数のトタン板が、銀紙のように空に舞い狂った。 その中を、編隊をといたB29が縦横に飛びちがった。味方の高射砲も、今は鳴りをひそめてしまったので、敵は極度の低空まで舞いさがって、市民を威嚇し、ねらいをさだめて焼夷弾と小型爆弾を投下した。 ぼくは巨大なB29が目を圧して迫ってくるのを見た。銀色の機体は、地上の火炎を受けて、酔っぱらいの巨人の顔のように、まっかに染まっていた。 ぼくはあの頭の真上に迫る巨大な敵機から、なぜかてんぐの面を連想した。まっかなてんぐの面が、空いっぱいの大きさで、金色の目玉でぼくをにらみつけながら、グーッと急降下してくる。悪夢の中のように、それが次から次と、まっかな顔で降下してくるのだ。 火災による暴風と、たつまきと、黒けむりの中を、超低空に乱舞する赤づら巨大機は、この世の終わりの恐ろしさでもあったが、一方では言語に絶する美観でもあった。凄絶《そうぜつ》だった。荘厳でさえあった。 もう町に立っていることはできなかった。かわら、トタン板、火を吹きながら飛びちがう丸太や板きれ、そのほかあらゆる破片が、まっかな空から降ってきた。ハッと思うまに、一枚のトタン板がぼくの肩にまきついてあごに大きな切り傷を作った。血がドクドクと流れた。その中へ、またしてもザーッ、ザーッと、焼夷弾の束が降ってくる。ぼくはめがねをはねとばされてしまったが、捜すことなど思いも及ばなかった。 どこかへ避難するほかはなかった。ぼくは暴風帯をつき抜けるために、それを横断して走った。ぼくはそのとき、大塚辻町《おおつかつじまち》の交差点から、寺のある横町を北へ北へと走っていた。走っている両側の家並みも、もう燃えはじめていた。突き当たりに大きな屋敷があった。門があけはなしてあったので、そこへ飛びこんでいった。 まるで公園のように広い庭だった。立ち木も多かった。颶風《ひようふう》に揺れさわぎ、火の粉の降りかかる立ち木のあいだをくぐって、奥のほうへ駆けこんでいった。あとでわかったのだが、それは杉本《すぎもと》という有名な実業家のうちだった。 その屋敷は高い石垣《いしがき》の崖《がけ》っぷちにあった。辻町のほうから来ると、そこが行きどまりで、目の下はるかに巣鴨《すがも》から氷川町《ひかわちよう》にかけての大通りがあった。東京にはほうぼうにこういう高台があって、断層のようになっているが、そこも断層の一つだった。ぼくはその町がはじめてだったので、大空襲にょって起こった地上の異変ではないかと、びっくりしたほどだ。 その断層は屋敷のいちばん奥になっているのだが、断層の少し手前に、コンクリートで造った大きな防空壕の口がひらいていた。あとで、その屋敷の住人は全部疎開してしまって、大きな邸宅がまったくのあき家になっていたことがわかったが、そのときは、防空壕の中に家人がいるのだと思い、出会ったらことわりをいうつもりで、はいっていった。 床も壁も天井もコンクリートでかためたりっぱな防空壕だった。ぼくは例の自動豆電灯をジャージャーいわせながら、おずおずはいっていったが、入り口からふた曲がりして、中心部にはいってみても、廃墟《はいきよ》のように人けがなかった。 中心部は二坪ほどの長方形のへやになっていて、両側に板の長い腰かけが取りつけてあった。ぼくはちょっとそこへ掛けてみたが、すぐに立ち上がった。どうもおちつかなかった。空と地上の騒音は、ここまでもきこえてきた。ドカーン、ドカーンという爆音が、地上にいたときよりも激しく耳につき、防空壕そのものがユラユラゆれていた。 ときどき、いなずまのように、まっかな閃光《せんこう》が屈曲した壕内にまで届いた。その光で奥のほうが見通せたとき、板の腰かけの向こうのすみにうずくまっている人間を発見した。女のようだった。 豆電灯をジャージャーいわせて、その淡い光をさしつけながら声をかけると、女はスッと立って、こちらへ近づいてきた。 古い紺がすりのモンペに、紺がすりの防空ずきんをかぶっていた。そのずきんの中の顔を、豆電灯で照らして、ぼくはびっくりした。あまり美しかったからだ。どんなふうに美しかったかと問われても、答えられない。いつもぼくの意中にあった美しさだというほかはない。 「ここのかたですか」ぼくが尋ねると、「いいえ、通りがかりのものです」と答えた。「ここは広い庭だから焼けませんよ。朝まで、ここにじっとしているほうがいいでしょう」といって、腰かけるようにすすめた。 それから何を話したか覚えていない。だまりがちに、ならんで腰かけていた。お互いに名も名のらなければ、住所もたずねなかった。 ゴーッというあらしの音とも炎の音ともつかぬ騒音が、そこまできこえてきた。そのあいだにドカーン、ドカーンという爆音と地響き。まっかないなずまがパッパッとひらめき、焦げくさい煙が吹きこんできた。 ぼくは一度、防空壕を出て、あたりをながめたが、むこうのおもやも炎に包まれ、立ち木にまで燃え移って、パチパチはぜる音がしていた。その辺は昼のように明るく、ほおが熱いほどだった。見あげると、空は一面のどす黒い血の色で、ゴーゴーと颱風《ひようふう》が吹きすさんでいた。広い庭には死に絶えたように人影がなかった。門のところまで走っていったが、その前の通りにも、まったく人間というものがいなかった。ただ炎と煙とがうずまいていた。壕に帰るほかはなかった。 帰ってみると、まっくらな中に、女はもとのままの姿勢でじっとしていた。 「ああ、のどがかわいた。水があるといいんだが」 ぼくがそういうと、女は「ここにあります」といって、待ちかまえていたように、水筒を肩からはずして、手さぐりでぼくに渡してくれた。その女は用心ぶかく、水筒をさげて逃げていたのだ。ぼくはそれを何杯も飲んだ。女に返すと、女も飲んでいるようだった。 「もう、だめでしょうか」 女が心細くつぶやいた。 「だいじょうぶ。ここにじっとしてれば、安全ですよ」 ぼくはそのとき、激しい情欲を感じた。この世の終わりのような憂慮と擾乱《じようらん》の中で、情欲どころではないというかもしれないが、事実はその逆なんだ。ぼくの知っているある青年は、空襲のたびごとに激しい情欲を催したといっている。そして、オナニーにふけったと告白している。 だが、ぼくの場合は単なる情欲じゃない。ひと目ぼれの激しい恋愛だ。その女の美しさはたとえるものもなかった。神々《こうごう》しくさえあった。一生に一度という非常の場合に、ぼくがいつも夢見ていたぼくのジョコンダに出会ったのだ。そのミスティックな邂逅《かいこう》がぼくを気ちがいにした。ぼくはやみをまさぐって、女の手を握った。相手は拒まなかった。遠慮がちに握り返しさえした。 東京全市がひとかたまりの巨大な火炎になって燃え上がり、空は煙の黒雲と火の粉の金梨地《きんなしじ》におおわれ、そこを颶風《ひようふう》が吹きまくり、地上のあらゆる破片はたつまきとなって舞い上がり、まっかな巨人戦闘機は乱舞し、醤、焼夷弾は驪翩と降りそそぎ・天地は疆鑼たる大音響に鳴りはためいているとき、一瞬ののちをも知らぬ、いのちをかけての情欲がどんなものだか、きみにわかるか。ぼくは生涯を通じて、あれほどの歓喜を、生命を、生きがいを感じたことはない。それは過去にもなく、未来にもありえない、ただ一度のものだった。 天地は狂乱していた。国はいま滅びようとしていた。ぼくたちふたりも狂っていた。ぼくたちは身についたあらゆるものをかなぐり捨てて、この世にただふたりの人間として、かきいだき、もだえ、狂い、泣き、わめいた。愛欲の極致に酔いしれた。 ぼくは眠ったのだろうか。いや、そんなはずはない。眠りはしなかった。しかし、いつのまにか夜が明けていた。壕の中に薄明が漂い、黄色い煙が充満していた。そして、女の姿はどこにもなかった。彼女の身につけたものも、何ひと品残っていなかった。 だが、夢ではなかった。夢であるはずがない。 ぼくはヨロヨロと壕のぞとへ出た。人家はみな焼けつぶれてしまって、一面の焼け木杭《ぼつくい》と煙と火の海だった。まるで焼けた鉄板の上でも歩くような熱さの中を、ぼくは炎と煙をかわし、あき地を拾うようにして飛び歩き、長い道をやっと自分の家にたどりついた。しあわせにもぼくの家は焼け残り、家内も無事だった。 町という町には、無一物になったこじきのような姿の男女が充満し、痴呆《ちほう》のように、あてどもなくさまよっていた。 ぼくの家にも、焼け出されの知人が三組みもはいってきた。それから食料の買い出しに狂奔する日がつづいた。 そのなかでも、ぼくはあのひと夜のなさけを忘れかねて、辻町の杉本邸の焼け跡の付近を毎日のようにさまよい歩き、その辺を掘り返して貴重品を捜しているもとの住人たちにたずねまわった。空襲の夜、杉本家のコンクリートの防空壕にひとりの若い女がはいっていたが、その女を見かけた人はないかと、執念ぶかく聞きまわった。 こまかい経路は省略するが、非常な苦労をして、次から次と人のうわさのあとを追って、尋ね尋ねた末、やっとひとりの老婆を捜し当てた。地袋の奥の千早町の知人宅にやっかいになっている、身よりのない五十いくつの宮園とみという老婆だった。 ぼくはこのとみばあさんをたずねていって、根掘り葉掘り聞きただした。老婆は杉本邸のそばのある会社員の家に雇われていたが、あの空襲の夜、家人は皆どこかへ避難してしまって、ひとり取り残されたので、杉本さんの防空壕のことを思い出し、ひとりでその中に隠れていたのだという。 老婆は朝までそこにいたというのに、不思議にもぼくのことも、若い女のことも知らなかった。ひょっとしたら壕がちがうのではないかと、詳しく聞きただしたが、あの辺に杉本という家はほかになく、コンクリート壕の位置や構造もぼくらのはいったものとまったく同じだった。あの壕には両方に出入り口があった。それが折れ曲がって中心のへやへはいるようになっていた。とみばあさんは壕の中心部まではいらないで、ぼくの出入りしたのとは反対側の出入り口の、中心部の向こうの曲がりかどにでも、うずくまっていたのだろう。それを尋ねても、ばあさんはあいまいにしか答えられなかった。気も転倒していた際のことだから、はっきりした記憶がないのも無理はなかった。 そういうわけで、けっきょく、女のことはわからずじまいだった。あれからもう十年になる。その後も、ぼくはできるかぎりその女を捜し出そうとつとめてきたが、どうしても手がかりがつかめないのだ。あの美しい女は、神隠しにあったように、この地上から姿を消してしまったのだ。その神秘が、ひと夜のなさけを、いっそう尊いものにした。生涯をひと夜にこめた愛欲だった。 顔もからだも、あれほど美しい女がほかにあろうとは思えない。ぼくはそのひと夜を境にして、あらゆる女に興味を失ってしまった。あの物狂わしいひと夜の激情で、ぼくの愛欲は使いはたされてしまった。 ああ、思い出しても、からだが震えだすようだ。空と地上の業火に包まれた洞窟《どうくつ》のくらやみの中、そのくらやみにほのぼのと浮き上がった美しい顔、美しいからだ、狂熱の抱擁、千夜を一夜の愛欲……ぼくはね、「美しさ身の毛もよだつ五彩のオーロラの夢」という変な文句を、いつも心の中でつぶやいている。それだよ。あの空襲の炎と死の饗宴《きようえん》は、極地の大空いっぱいにたれ幕のようにさがってくる五彩のオーロラの恐ろしさ、美しさだった。その下でのひと夜のなさけは、やっぱり、五彩のオーロラのほかのものではなかった。 二、宮園とみの話 こんなに酔っぱらったのは、ほんとうに久しぶりですよ。だんなさまも酔狂なおかたですわね。 だんなさまのエロ話を伺ったので、わたしも思い出しましたよ。しわくちゃばあさんのエロ話でもお聞きになりたいの? ずいぶんかわっていらっしゃるわね。オホホホホホ。 さっきもいったとおり、わたしは広い世間にまったくのひとりぼっち、身よりたよりもない哀れなばばあですが、戦争後、こんな山奥の温泉へ流れこんでしまって、こちらのご主人が親切にしてくださるし、朋輩《ほうばい》の女中さんたちもみんないい人だし、まあここを死に場所にきめておりますの。でも、せんにはずっと東京に住んでいたのでございますよ。あの恐ろしい空襲にもあいました。だんなさま、その空襲のときですよ。じつに妙なことがありましたの。 あれは何年の何月でしたかしら。上野、浅草のほうがやられて、隅田川《すみだがわ》が死骸《しがい》でいっぱいになったあの空襲のすぐあとで、新宿から池袋、巣鴨、小石川にかけて、焼け野が原になった空襲のときですよ。 そのころ、わたしは三芳《みよし》さんという会社におつとめのかたのうちに、雇わればあさんでいたのですが、そのおうちが丸焼けになり、ご主人たちを見失ってしまって、わたしは近くの大きなお屋敷の防空壕《ぼうくうこう》に、たったひとりで隠れておりました。 大塚の辻町といって、市電の終点の車庫に近いところでした。そのお屋敷は辻町から三、四町もはいったところで、高い石垣《いしがき》の上にあったのですが、お屋敷のかたはみんな疎開してしまって、あき家になっておりました。 コンクリートでできたりっぱな防空壕でしたよ。わたしはそのまっくらな中に、ひとりぼっちで震えていたのです。 すると、そこへ、ひとりの男が懐中電灯を照らしながら、はいってきました。むこうが懐中電灯を持っているのですから、顔は見えませんが、どうやら三十そこそこの若いお人らしく思われました。 しばらくは、わたしのいるのも気づかない様子で、壕の中の板の腰かけにかけて、じっとしておりましたが、そのうちに、すみのほうにわたしがいるのを気づくと、懐中電灯を照らして、もっとこっちへ来いというのです。 わたしはひとりぼっちで、こわくてしかたがなかったおりですから、喜んでその人の隣に腰かけました。そして、ちょうど水筒を持っておりましたので、それを男に飲ませてやったりして、それからひとことふたこと話しているうちに、なんとあなた、その人がわたしの手をグッと握ったじゃありませんか。 勘ちがいをしたらしいのですよ。わたしを若い女とでも思ったらしいのですよ。小さな懐中電灯ですから、わたしの顔もよくは見えなかったのでございましょう。それに、そとにはボウボウと火が燃えている。おそろしい風が吹きまくっている。そのさなかですから、気も転倒していたことでしょうしね。なにかいろっぽいことをはじめるのですよ。オホホホ……いえね、だんなさまが聞きじょうずでいらっしゃるものだから、ついこんなお話をしてしまって。でも、これは今はじめてお話ししますのよ。なんぼなんでも、気恥ずかしくって、人さまにお話しできるようなことじゃありませんもの。 エ、それからどうしたとおっしゃるの? わたしのほうでも、空襲で気が転倒していたのですわね。こっちも若い女になったつもりで、オホホホ……いろいろ、あれしましたのよ。今から思えば、バカバカしい話ですわ。先方の言いなりしだいに、着物もなにも脱いでしまいましてね。 いやでございますわ。いくら酔っても、それから先は、オホホホ……で、まあ、いろいろあったあとで、男はそこへ倒れてしまって、眠ったようにじっとしていますので、わたしは気恥ずかしくなって、いそいで着物を着ると、夜の明けないうちに、防空壕から逃げ出してしまいました。お互いに顔も知らなければ、名まえも名のらずじまいでしたわ。 エ、それっきりじゃつまらないとおっしゃいますの? ところが、これには後日談があるのでございますのよ。防空壕の中では、相手の顔もわからず、ただ若い男と察していただけですが、それから半月もしたころ、わたしは池袋の奥の千早町の知り合いのところに、台所のてつだいをしながら、やっかいになっておりましたが、そこへ、どこをどう捜したのか、そのときの男がたずねてきたじゃありませんか。 でも、その人がそうだとは、わたしは知らなかったのです。話しているうちに、だんだんわかってきたのです。あのとき、防空壕の中に若い女がいた。おまえさんが、やっぱり同じ夜、あの防空壕にはいっていたということを、いろいろたずねまわって聞き出したので、わざわざやって来たのだ。その若い女を見なかったか。もしやおまえさんの知っている人じゃなかったかと、それはもう、いっしょうけんめいに尋ねるのです。 その人は市川清一と名のりました。服装はあのころのことですから、軍人みたいなカーキ服でしたが、ちゃんとした会社員ふうのりっぱな人でした。三十を越したぐらいの年配で、近眼鏡をかけておりましたが、それはもう、ふるいつきたいような美男でございましたよ。オホホホ…・.・。 わたしは、その人の話を聞いて、すぐに察しがつきました。その市川さんは、とんでもない思いちがいをしていたのです。そのときの相手がわたしみたいなおばあちゃんとは少しも知らず、若い美しい女だったと思いこんでいるのです。いじらしいじゃございませんか。その女が恋しさに、えらい苦労をして、捜しまわっているというのですよ。 きまりがわるいやら、バカバカしいやらで、わたしはほんとうにどうしようかと思いました。若い女と思いこんでいる相手に、あれはこのわたしでしたなんて、いえるものですか。ドギマギしながら、ごまかしてしまいました。先方はみじんも疑っていないのです。わたしがうろたえていることなんか、まるで感じないのです。 その美男の市川さんが、目に涙をためて、そのときの若い美しい女をなつかしがっている様子を見ると、わたしもへんな気持ちになりました。なんだかいまいましいような、かわいそうなような、なんともいえないへんな気持ちでございましたよ。 エ、そんな若い美男と、ひと夜のちぎりを結ぶなんて、思いがけぬ果報だとおっしゃるのでしょう。そりゃあね、この年になっても、やっぱり、うれしいような、恥ずかしいような、ほんとうに妙なぐあいでしたわ。相手が美男だけにねえ、いよいよ気づかれてはたいへんだと、そしらぬ顔をするのに、それはひと苦労でございましたよ。オホホホ……。 (「文芸」昭和三十年七月号)
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「いやぁ……予想以上につらくてさぁ、こりゃ今夜のエヴァ再放送も完走できるか微妙なところだね」 「エヴァの再放送って深夜じゃない、ダメよ、ちゃんと寝てなきゃ」 ベッドの上で力なく笑いながら言うこなたにツッコむかがみだが いつものようにこなたのボケを拾うだけでなく こなたを心配しての言葉だった バイト先の冷房が効き過ぎていたせいで調子が悪いとこなたが言っていたのが木曜日 その翌日の金曜日、こなたは熱を出して学校を休み、かがみはそんなこなたを心配して泉家に見舞いに来ていた 「でもでも、今日はアスカ来日だよ?アスカかわいいんだよねぇ、ちょっとかがみんに似ててさぁ」 「なっ?!似てないわよっ!!バカな事言ってないでおとなしく寝てなさいったら」 この期に及んで「ほらほら、そういう所が……」と食い下がるこなたをたしなめて布団をかけてやるかがみ 元気に振舞ってはいるが、思ったよりも熱が高いのか、呼吸もどこか苦しそうだった 「ありがとね、お見舞い来てくれて」 「いいって、あんたも何度か来てくれてるじゃない、それにしても、今日はずっと一人だったの?大丈夫?」 「お父さん、締め切り間際で担当さんに拉致されちゃって……」 「俺が居ないせいでこなたにもしもの事があったらどうするんだ!俺は書かないぞ!ここでなきゃ書かない!」と必死に抵抗するそうじろうだったが 当のこなたに「お父さんここに居たら私の様子ばっかり見に来て余計書かないじゃん」と説得され しぶしぶ「何かあったらすぐ連絡しなさい」とだけ言い残し、家を後にした 「それじゃあ、ゆたかちゃんは?もう学校終わってるはずだけど」 「ゆい姉さんに言って疎開させる事にしたよ、ゆーちゃん最近は病気もしないで元気で学校に行ってるのにうつしたら悪いから……」 「何言ってんのよ、それで、あんたは一人でどうすんのよ?!」 「大丈夫、何とかなるってば」 普段マイペースで周りの事なんか気にしない、むしろ周りの人が気になるような事ばかりするのに 変なところで気を使いすぎる、かがみはそんなこなたがいじらしく感じると同時に、心配でしょうがなかった 「まったく、何とかなるじゃないでしょうに、しょうがないわねぇ」 そう言うと、どこかに電話をするかがみ 用件はすぐ済んだようで、早速こなたの方に向き直り、言った 「明日は土曜日だし、今日は私が看病してあげるわよ、家には連絡したから」 「えっ……そんな悪いよかがみん、私本当に大丈夫だから」 「そんな事言って、私が見張ってないと本当に最後までエヴァ見てそうだからね」 「あちゃー、こりゃ録画するしかないかぁ……ま、これで本当に何とかなったみたいだね」 そう言っておどけるこなただったが、かがみが居てくれるとわかった途端 熱でつらそうだった顔に明るい表情が浮かんでいた 学校帰りに見舞いに来ていたため 制服のままだったかがみは一度荷物を取りに行ってから再びこなたの部屋に戻った 「ん、かがみんわざわざありがとうね」 「いいからいいから、調子はどう?悪くなったりしてない?」 「ちょっとつらいかも、なんか思ったより熱あるみたいで」 「そっか……薬は飲んだ?あ、ポカリ買ってきたから飲む?」 かがみがコップにポカリを注いでこなたに持たせてやると こなたは俯いたまま息を詰まらせるように肩を震わせ 次第にすすり上げるような音がこなたの方から聞こえてきた 「ちょっと、大丈夫?どこか痛い?」 「や……ごめ……かがみ、なんか弱ってる時に優しくされると……切ないっていうか……」 ポロポロと涙を溢しながら、それでも申し訳なさそうに笑うこなた それを見るとかがみはこなたの手から、まだ口をつけてないコップを外して机の上に置いてやると そのままそっと抱いて頭を撫でた 「無理しちゃって、本当は一人で心細かったのよね?」 涙に声にならないので、かがみの胸に頭をうずめたまま小さく頷くこなた かがみはそんなこなたの頭を優しく撫で続けた こなたの涙が止まるまで、ただただ優しく 「どう?落ち着いた」 「うん、それにしても、かがみに抱っこしてなでなでしてもらえるなんて、夏風邪もひいてみるもんだねぇ」 「なっ!?さっきまで心細くて泣いてたクセに、ほら、ポカリでも飲んでおとなしくしてなさいったら」 「はーい、おとなしくしてたらまたなでなでしてね」 泣き止んだと思ったらすぐいつもの調子でかがみをからかうこなたを 「はいはい」とやりすごしながらも満更でもない様子のかがみ 体の調子の方はあまり思わしくないものの、こなたもそれなりに元気を取り戻しつつあった 「あれ?かがみん、どったの?その格好」 かがみが居る事で安心したのか、しばらく眠っていたこなたが目を覚まして 何故かエプロン姿でこなたの額の汗を拭ってくれていたかがみに声をかけた 「ああ、これ?食事、風邪ひいてるあんたに用意させるわけにはいかないでしょ?」 「かがみが作ったの?」 「な、なによ?大丈夫よ、一応つかさにメールして聞いたし、味見もちゃんと……」 「んじゃ、お腹すいたし、もらおうかな」 「え?そ、そう、それじゃ用意するから、ちゃんと上に一枚羽織ってからね」 出来に関しての不安を口にしないこなたに拍子抜けしながらも 椅子にかけられていた夏には若干場違いなフリースジャケットをこなたの肩にかけてやり 無意識に肩を貸すように組むかがみ 「かがみん、そこまでもしなくてもいいんじゃないかな?」 「え、あっ……これは……いいのよっ!病人なんだから、素直に甘えなさいよ」 赤くなるかがみにニヤニヤとしながらも「はーい」と返事だけは素直にして そのまま腕を絡めるこなた その行動に、肩を貸したのを指摘された時よりも一層顔を赤らめるかがみ 「これじゃどっちが熱があるかわかんないねぇ」 「う、うるさいっ!」 そんなやり取りをしながら食卓にこなたを座らせ、つかさ直伝の卵粥を用意してやるかがみだったが どことなく先程のこなたの温もりが恋しい気持ちでいた 「おおっ、これはなかなか……熱で味覚がボケてるのがもったいないぐらいだねぇ」 「そ、そりゃどうも、半分以上つかさのおかげだけどね」 料理の出来を褒められても素直に嬉しいと言えないかがみを見て 少し眠っていくらか回復したこなたがいたずらを思い付く 「これでかがみが食べさせてくれたらす~ぐ元気になれるのになぁ」 「はいはい、バカな事言ってないで、さっさと……いや、ゆっくりでいいからちゃんと食べなさいよ?」 一旦は軽くあしらったものの 「さっき甘えろって言ったじゃん、ねね、一口だけ」と瞳を潤ませて上目づかいにねだるこなたに かがみの中の何かが壊れた 「……っ、しょうがないわねぇ、本当に一口だけよ?」 「えっ?……そ、そだ、かがみん、ちゃんと『はい、あーん』って言ってよ?」 今にも発火しそうに顔を赤らめて卵粥を皿から掬うかがみの仕草に 自分で頼んでおきながらもドキドキしてしまい、妙にぎこちなくなるこなた 「わかったわよ、はい、あーん……これでいい?」 「お、おっけー……」 お互い恥ずかしいので早く済ませてしまいたい反面 済ませたら済ませたでそれもまた恥ずかしい気がして 終わった後に何を言おうかと迷いながら、かがみはスプーンをこなたの口に こなたは自分の口をかがみの持つスプーンに、スローモーションのようにゆっくり近づける 今まさにかがみの左手のスプーンがこなたの口に入る……という瞬間 二人にとって聞き覚えのある賑やかな声が食卓に響き渡った 「やほー!こなた、ゆい姉さんがうどん買ってお見舞いにきたよーーっ」 「「Σっ!!!!?」」 瞬時にそのままのポーズで固まる二人 突如現れたゆいはそれを見て少し何かを考えて、申し訳なさそうに話し始めた 「あー……いや、お姉さんこなたが心配だったんだよ、ゆたか連れて来ちゃって、こなた一人じゃない? 決して二人の邪魔をしようとかそういうワケじゃ……うん、でも安心した、二人が仲良しで……っと、そうじゃないや、こなたが元気そうで」 「ちょっ?!ゆい姉さん?これは違っ……そ、そだ、かがみがお粥作ったんだよ?ゆい姉さんも良かったら」 「あ、いえ、その……私こそ成美さんが戻って来るなら余計なことしちゃったかなー、なんて、あはは……」 「わかってる、わかってるよー、この事は内緒にしとくからさっb」 二人の弁解にもなっていない話も聞かず、必死に呼び止める二人の声に 「末永く御幸せにねー」と言い残し、嵐のように去っていくゆい 「それで、どうすんのよこれ?」 「せっかくだから、イタダキマス」 騒動の間中、すっかり放置されていたかがみの差し出したスプーンにようやくこなたが口をつけると 二人は顔を見合わせて、恥ずかしそうに、そしてどこか嬉しそうに笑った 二人にとって恥ずかしくもあり、楽しい食事も終わり それぞれシャワーを浴びる事にした 風邪をひいているこなたをシャワーに行かせるのはどうなのかと思ったが 季節でなくても風邪をひいてもシャワーだけは浴びたいという気持ちは同じ年頃の女性として痛いほどわかってしまうので 「汗流す程度にしときなさいよ」とだけ言い、こなたを風呂場に送り出すかがみだったが そこまで心配する事ではないと思いながらも、なんとなく風呂場の前で待ってしまう 「あれ?かがみん、部屋で待ってれば良かったのに」 「病人がシャワー浴びてるんだから、そういうわけにもいかないでしょ」 「私が心配で待っててくれたんだ、お礼にお背中でも……」 「今回は気持ちだけ受け取っておくわ、あんたは先に寝てなさい」 「かがみん?今回は……って事は次回は……って事かな?」 そんな事を言いながらニマニマと笑うこなたに「そうねぇ、まずは風邪治しなさい」と返すかがみ 「う~ん、かがみは以外と看護婦さんに向いてるかも知れないねぇ」 そう呟いてナース姿のかがみを妄想する 「……いけないいけない、なんか熱が上がりそうだよ……」 そんな一人芝居を演じながら部屋に戻り かがみが今夜のために用意した布団を見て、またしても何かを思い付くこなた 「なんだかんだで、今日はかがみんに甘えていいみたいだし、大丈夫だよね」 そんな事を思いながら、咄嗟に思いついたそれを実行に移すのだった 「ふぅ、お風呂いただいたわよ……って何であんたがそっちに居る」 「賢明に看病してくれたかがみのためにお布団を温めておきました」 「ほほう、サルめ、気が利くではないか……って、そんな事してないで寝てなさいよ」 「寝るよ、今から、ここで」 「何言ってんのよ、あんたのベッドはあっちでしょ?」 「今日はここが私の布団でかがみの布団、なんて、ダメかな?」 「えーと、つまり、それって……」 風呂上りで降ろした長い髪を指で弄びながら言葉を詰まらせるかがみに対して ダメ押しとばかりに得意(?)の上目づかいで見つめるこなた 「体が弱ってて心細いから、かがみに一緒に寝て欲しいなぁ……ダメ?」 「……そんなこったろうと思ったわよ、今日だけ……だからね?」 子供のように「わぁい」とはしゃぐこなたに照れ隠しするようにかがみが続ける 「ま、まぁ、私も体が弱ってて心細くなるのはわかる気もするし……本当に今日だけなんだからねっ」 「それでこそかがみん!ツンデレの鑑だよっ!」 くだらないダジャレを呆れたように笑って受け流しながらも どこか恥ずかしそうにしながらこなたの居る布団に潜り込む 灯りを落として真っ暗になった部屋の中、寄り添って横たわる二人 「ちょっと暑いかな?エアコン強くする?」 「ダメよ、あんた風邪ひいてるんだから、暑いぐらいがちょうどいいのよ」 「でも、それじゃかがみ……」 「もう、あんたはまた……」 そこまで言ってから一つ深呼吸して、言葉を繋ぐかがみ 「わがままで、マイペースなクセして、変なとこで気遣うんだから、つらい時ぐらいちゃんと甘えなさいよ、バカ……」 「ごめん、かがみに心配かけちゃったね」 なんとなく湿った声の調子に驚きながらも かがみに心配されていた事を嬉しく思ったこなたは、ほとんど抱き合う形でかがみの胸に顔をうずめた 「今日、かがみが抱っこしてくれた時、嬉しかったんだ……心細かったのもあるけど、かがみだから、かがみが抱っこしてくれたから……」 「私も、こなたじゃなかったらああしてあげなかったかも知れないわね」 その言葉を聞いて、こなたが決心したように言葉を搾り出す 「えっと……かがみ?私ね、かがみに聞いて欲しい事があるんだけど、今はアレだから、治ったら言うね」 「そう、奇遇ね、私もこなたに聞いて欲しい事があるけど、今日はやめておこうと思ってたのよ」 「なんか元気出たかも、明日には良くなる気がするよ」 「それなら早く元気になってよね、無理はして欲しくないけど」 「うん、ありがと、かがみ」 「どーいたしまして」 それから、会話を止めた代わりに、しっかりと抱き合う二人 まだ熱の引いていないこなたの吐息は少しつらそうではあったが 表情は幸せそのものだった 翌朝、かがみが目を覚ますと布団の中にこなたの姿はなかった しばらく部屋を見回した後、下階の様子を見に行くと台所を通りかかったあたりで声が聞こえた 「おはよ、かがみん、ゆい姉さんが置いてってくれたうどん茹でたから食べようよ」 「おはよ、こなた……って風邪はもういいの?」 「かがみの添い寝が効いたんだねぇ、きっと、もう全然元気、元々熱以外どこか悪いっていうのはなかったし」 「よかった、元気になったみたいね、うどん、いただくわ」 そう言って柔らかく笑い、テーブルにつくかがみ 二人で朝食のうどんを食べながら、話は昨晩の布団の中でした話の続きに 「あのさ、かがみん?昨日の事だけど」 「何よ、まさかあんたあれ、今言うつもり?」 「ダメかなぁ?」 「ダメって事はないけど、うどん食べながら言うような事なの?」 「いやぁ、それはうどんを買って来たゆい姉さんに言おうよ、それに、これはこれで私達らしいんじゃない?」 「あー……否定出来ない自分が情けないわ」 「えっとね、それじゃ、言うよ?」 「は、はいっ」 「あのね、私、―――――――」 「――――――」 「ふぅ……今日も暑いねぇ」 「言うな……余計暑くなる……」 「でもでもっ、この暑い中出かける気になるのはやっぱり私とかがみが愛しあってr」 「やめい!ここでそんな事言うなっ」 「つれないねぇ、かがみんは、二人っきりの時はデレデレだけど」 うどんを食べながらの告白から一週間 二人は初めてのデートに出かけた とは言っても、お互いに想いを伝えた事以外はほとんど今までと変わってはいない 「ねぇ、こなた、いきなりだけど、夏休みに行きたい所とかある?」 「んーまずはコミケでしょ……後は……」 そこまで聞いて「あんたに聞いたのが間違いだった……」と呆れるかがみに ちょっと待ったとばかりにこなたが続ける 「あー、かがみとは『どこに行くか』より『何をするか』なのだよ」 「ほう、それじゃあ、こなたは私と夏休みに何をしたいの?」 「私はこの夏かがみとチューしたいっ!!」 「ちょっ?!!」 「それに、忘れたとは言わせないよ?今度は私と一緒にお風呂入ってくれるんだよねっ?」 「あー、そんな事、言ったわね……言っちゃったわね……」 「言っちゃったって、もう、かがみは私とチューしたり、お風呂入ったりするの嫌?」 「ばっ!そんなわけないでしょっ!?ただ……ちょっと、恥ずかしい……かな」 かがみが顔を赤く染めて言うのを聞いて、今でも十分ご機嫌な様子のこなたが一層嬉しそうになる 少しストレートすぎるこなたの愛情表現に戸惑い気味のかがみも、その表情を見ると恥ずかしさも吹き飛ぶような気になる 「それでこそかがみん、さすが私の嫁っ!私のツボを押さえてるねぇ」 「言い方はアレだけど、私の事好き……って事なら嬉しいわよ」 ふと顔を覗かせたかがみの“デレ”の部分に、今度はこちらにあまり免疫のないこなたが頬を赤らめる 見慣れないこなたの照れる様を見て、かがみの表情に再び照れの色が浮かぶ それでもお互いに嬉しい表情を隠せないまま、どちらからともなく手を繋ぐ二人 この先何があるかはわからない 女同士で付き合うという事は、予想している以上に大変な事かも知れない それでも、お互いの手から伝わるこの温もりさえあれば、どこまでも行ける気がする 「行こう、かがみ」 「行くって、どこに?」 「私達の夏に……だよっ!」 コメントフォーム 名前 コメント こなかがのお陰で、今日も頑張れる! -- チャムチロ (2013-04-04 21 24 16) ほんわかだぁ -- 名無しさん (2010-11-23 20 46 45) 何かいい…こなかがは明るく楽しいストーリーが一番似合うな。 -- 名無し (2010-06-16 10 49 16) 二人とも可愛い、こなかがはこうでないと -- 名無し (2010-06-10 15 57 43) 二人とも可愛い。 二人とも可愛い。 -- 名無しさん (2009-12-22 20 46 32) なんかいいねこういうの こなかがは正義!! -- 名無しさん (2009-10-19 00 26 21) うん、やっぱ二人はこうだよな -- 名無しさん (2009-08-05 11 40 39)
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小見出し 2009年度版↓↓↓ http //www12.atwiki.jp/oosansyouuo3/pages/13.html 棋道部部員紹介 強さは囲碁は最高タイゼム段位 将棋は24での最高レート 名前 強さ タグ(ニコニコ風味) 団体戦成績 部員みんなによる紹介 殿堂入り 池津面昭 名誉顧問 某R大学から信州大の全国制覇に貢献すべく駆けつけて下さった超一流イケメン。 闇のゲームにより、常識に囚われていた棋道部員を救ってくださったメシア。 松本中にマーキングして回った為、松本市はすでに彼の縄張りと化している。 加藤 七英雄の一角 かつて棋道部には、現代人よりも遥かに棋力の高い古代人が繁栄していた。 古代人は高段であるが故に負けを恐れ、彼らにとって自らの勝ちを脅かす全国大会の存在は最大の脅威であった。 そんな中、棋道部に7人の勇者が現れる。 彼らは全国の強豪に立ち向かい勝利を遂げ、「七英雄」と称えられるようになった。 しかし、強豪達との戦いが終わりを告げると、七英雄はいずこかに消え去ってしまい、 棋道部には “いつの日か彼ら七英雄は戻ってきて、再び棋道部を救う” という伝説だけが残った。 H本 T山 高橋雄(オス) R2446 全国16-17 北信越33-4 キリン+オ学7-3 とーくん R2035+α 全4-19 北26-5 キ3-2 院生・5回生以上 (ゆ・-・) 囲碁 打ち方が雑 いちおう在籍してます。(自筆) 白石 囲碁 段位不明 行方不明 瀬木 R2575 全3-24 北19.5-13.5 キ7-3 大学院生になってからは大会のプレッシャーから解放されたのか、のびのびと将棋を指している。 大学院生になってもあいかわらず非常に優しく、丁寧な指導は後輩達に人気である。 一時期、2枚落ちの上手にハマる。 衣食住の内、「衣」を司る棋道部の神の一人。 彼に着こなせない服など、この世には存在しない(予定) ブルマ?いけます。 ネコ耳?語るまでもない。 割烹着?大会にも出れます。 メイド?オイオイ、これ以上愚問を続ける気かい? 全裸?彼にとっては、それもまた服なのかもしれない…… 木村祥一 R2412 頼れる兄貴 信大地下帝国“ムアール“王,バイクと酒 全2-16 北7-4 キ3-2 そろそろいい加減「頼れる兄貴」ではなく「頼れるオッサン化」しつつある。 将棋組では、彼の命令は絶対であり覆る事はない。首領。 マリカー偏差値55 S本 R1429 ビビリ 全0-6 北9-9 田中 囲碁 N本 囲碁(?) レガシー 4回生 中由太郎太 タイゼム9段 R2800 職質用人型決戦兵器 本名は中田太郎というらしい。 酔っぱらった状態でコンビニに行き、警察に職質されるイベントが起こると仲間になる。 恥ずかしがりやなので滅多に現れない。 倉沢ぬけ作 R2512 うんこ、才能枯渇系、L(える) 全9-22 北16.5-10.5 キ13-2 肝臓が心配らしい。 酔っ払うと全裸になるが、だから何が悪いという感じである。 だが、いざとなると頼りになる大先輩。 塚原 ゼム初段(←?) つかポーネ,Go ガチヒッキー。 中瀬 ゼム4段 ベホイミ(ゼムID)、全国0勝 囲碁組の首領 だれもこの人には逆らえない。 しかし最近飼い始めたウーパールーパーには甘甘 毎日写真を撮ってネットで公開するほどの親バカッっぷりである。 餌も豪華でウーパールーパーが一ヶ月で10センチ大きくなったとか ちなみにウーパーの名前は「合田一人」という 久保田 R1680 教授、犯罪者予備軍(法律可決のため) 全0-8 北2-9 キ2-13 「僕のことは教授と呼んでください」 初めて会ったのにこう言われた時は、「こいつ、マジで頭がおかしいんじゃないのか?」と思った。 今では大会では白衣を着てくる始末、キャンパス内では実験用ゴーグルをかけているわで、棋道部クオリティを遺憾なく発揮している。 仙台いったり京都いったり大阪いったり富士急いったり。「べ、べつにあんたと一緒に旅行しに行ってるわけじゃないんだからねッ!」 時折(お化け屋敷に入りたくないときとか)全身が痺れて動けなくなる。が、これはダンゴムシが死んだふりをするのと同じ原理。 今年就職活動するらしい。母ちゃんにやりなさいって言われたんだろうけど、正直すごく心配です。 上田ー松本間を原付で(パソコンでエ○ゲをやりに)きていた。上田でやればいいのに。 やはり無謀であったのか事故を起こし救急車で運ばれた。教授が悲しみの涙で枕を濡らしたのは法律可決に次いで2度目である。 教授伝説の短歌(その年の最優秀賞受賞し、10年経った今でも飾られている 夏の空 ギラギラ光る 太陽が しばふをはしる ぼくをこがすよ ちなみに教授はさわやかでもないし、教授の実家の家には芝生などなく、彼が走っているのをみるのは有明会場くらいなものである。 外山 囲碁 I本 Y本 将棋 大阪人、高層ビルたん H野 将棋 Y澤 将棋 H山 囲碁 K根 将棋 K野 R18、K野スペシャル 3回生 T口 ゼム初段 教祖 Y崎 ゼム三段、LV255(MAX) @ネトゲ廃人、@イケメンだった ネトゲ廃人。 リアルにログインしようとしたがパスワードを忘却してしまったらしい。 O田 囲碁 JJ N尾 ゼム8段 N尾先生 神殺し(予定) 北信越の覇者 海軍大将の弟子。 前代未聞の通長野を実行しつつあるという情報。 せき 新戦力 ゲロ組 妹属性 昔から入部しようとしていたがなぜか来ていなかった。 酒を飲むといろいろ止まらなくなりゲロるようである。 最近ワールドカップで熱い漢になったのは、あまりにも有名。 嫌いなものは虫 ゴキブリよりも蝉が嫌い 「他に心折れる手がないんですよね~」 ネット碁で初心者をぼこぼこにしながら言った一言 見かけによらずドSです。 某氏(♂)に虎視眈々と狙われている。 KD R2300 終盤の神/ルナティックシューター 音ゲーフルコンする程度の能力 あやや(射命丸 文)は俺の嫁、異論は認めない。 普段から回りにとても気を使ってくれる(気を使いすぎる程)優しい先輩。 将棋の腕前に関しては言うまでもなく部内最強レベル 某弾幕ゲーが関すると人が変わります。 しかし部活以外の場では借りてきた猫のようにおとなしい はやし 囲碁 高校時代は囲碁で全国大会に出場。教えるのが非常にうまい 同窓会の席で男子たちをことごとくつぶすほど、お酒が強い。 うわさじゃ信大棋道部でもっともお酒がつよいとか・・ 下手に近づくと確実につぶされます・・ガクガクブルブルガタガタブルブル M島 将棋R禁則事項です Dr. 北4-1 「え!?飯いかないんですか!?」 衣食住の一つ、「食」を司る棋道部の神の一人。 研究会の開かれるときは、彼に飯の企画を献上しないと逆鱗に触れます。 週に四コマとか言っていたが、1~5限が四回だったという医学部ジョークが登場した。 M野 将棋R1320? マッキーさん 全0-4北信越3-1 東日本大会に参加するなど、実力、意欲はかなり高い。 あと突っ込みが微妙に鋭い。 その胃袋は部内でも上級クラスであり、マリカーも四天王の一角に食い込む実力。 I原 将棋R1300 セク 北信越5-2 全0-5 長野市に潜む暗殺者。 甘言を唇に乗せ、今日も松本に刺客を放つ。 K林 囲碁の神様 島D 将棋 しまじろう,superstition R2215 迷信は迷信のまま闇に消えました。 元小学生。 K藤 姫 北0-1 K林 クイーン 囲碁 T ツン 2回生 T橋げんき! 力戦の鬼、R2550 ケロケロ 全国6-11北5-0 いつもどうしたら全駒できるか考えているので、皆様とは読みが合わない。 彼に盤上で弄られるのは、後々強烈なトラウマとして相手に植えつけられる。 最近はネトゲ廃人疑惑が…… D江 R2223 詰将棋作家、D江君 全国1-12北4-1 今期に入ってから将棋だけでなく酒とマリカを覚えた。 強気な形勢判断のドナンザルーチンは今も健在。 最近になって「ぱるぷんて」を使えるようになったらしい。 秋季北信越覇者。繰り返します。秋季北信越覇者です! T田 R1130、R2480(吞み) とっき~ 全0-2 今年度部長。 マジックが得意であり、「ちゃららららら~♪」と言いながら、 コップやビンの酒を消すマジックを得意としている。ついでに普通のマジックもできる。 いつも、毒を・・・・毒のような酒を飲んでは酔っ払っている。 酔った時の技構成は 「あばれる」「さわぐ」「ねむる」「ちょうはつ(昔は主に人文学部の某先輩に多用)」 であり、酔った彼はアブノーマルタイプであり、タイプ一致ではないので 一見、大したことないように見えるが、相手にすると非常にめんどくさい。 今度酔った彼に会う機会があったら、創○のアクエリオンをリクエストしてみよう。 きっと歌ってくれるよ。 また、酔った時に、壁に自ら頭突きし、 「痛いだろ、これが作用反作用の法則だ!」 という、物理学者脱帽の一発芸を所持している。だがかなり痛いらしい。 T澤 R64 ダッチ、居眠りダッチ 棋道部のマスコットキャラクタ。 彼は本当に何もしないキャラなのに、言動の面白さからいじられっぱなし。 本人曰く、「ぼくは9時に就寝しないと持たない。」とのこと。 ボックスで眠くなっちゃって、しょっちゅう寝ているぞ! 木村祥一(21)の膝の上に座って濡れる 部の本や、魔理沙氏の愛読書を借りパクするなど棋道部の歴史を塗り替えた。 また、(密かに)保健学科の女子に○○した。 しかし将棋部らしくチキンなのは健在で、他大学の女子(をぼこったあと)恥ずかしさのあまり感想戦をせずに即去りした。 盤面では猛攻を仕掛けたのに。 だんだんとあがってきた実力をいかして、北信越では(いろんな意味で)活躍すると期待されていたが…。 名前の由来はあだっち充の名作「ダッチ」より 最近はラブドールって言うらしいよ もちろんうちの部のダッチは未使用品です。 H川 R1200 技のデパート、マドレーヌ バーン! まず神はこう言われた。「バーン!」 続いて大地を作り、こう言われた。「バーン!」 続いて人を創造し、こう言われた「バーン!」 最後に将棋を考えられ、こう言われた「バーン!」 以上が彼の脳裏に刻まれた天地創造の歴史である、バーン! 衣食住の内、「住」を司る棋道部の神の一人。 世の中に出回っているネットカフェは、全て監視下に置いているので 大会での生存率が非常に高い。東北での17泊18日がそれを雄弁に語っている。 N村 ゲロ組 I垂 ゼム5段 先輩よりも先輩ぽくて頼れるイケメン てもちぶたさん 囲碁に対して人一倍熱い情熱を持つ 「今年こそ絶対勝ちましょう!!」 最近は塾講師のバイトでやりがいを見つけ 夏期講習の怒涛の授業ラッシュにより授業がうまくなったと喜んでいた ヤギ先生と呼ばれ生徒たちからも慕われているらしい。 ただし天然キャラなので注意が必要。 どこかに出かけると高確率で何かを失くします。財布とか眼鏡とか眼鏡とかあるいは眼鏡とか… O野 元院生 元リア充 最近まで彼女がいたが最近振られ、 ひたすらバイトと毎日エ○ゲの日々をすごす生活。ある意味リア充しているらしい。 高校時には数々の伝説を作り、今でも後輩たちから伝説のO野先輩としてあがめられている。 今年有明会場デビューを果たした。そしてC79ではコスプレデビューする? K保田 囲碁 T村 ゼム初段(?) 「長野の地酒はまずいです!」 「長野の酒はまずいらしい。」お酒に関して強いこだわりを持つ 棋道部の中で数少ない常識人のうちの一人 囲碁に対しても熱心で実力を着実に伸ばしている。 下手なボケを渡すと刃物なようなつっこみが返ってくることに定評がある T村 将棋 A野 将棋埼玉8位 N田 将棋中級 1回生 H田 地球>日本>仙台県>天童市=将棋の聖地 高校時代から中国地方のアマ将棋界で大活躍。地元・鳥取では有名人。 大学に入学する前からキリン杯の団体に出場。実力の高さを見せる。 ちなみに一対局中一回は必ず形勢に嘘をつく。なぜか。 白米を食べる量が半端じゃない。 アルコールの活動限界は意外と低く、「ほろよい」二缶でテンションがバーストする。 武道の嗜みを持ち、酔ってるときは技を仕掛けると脅してくる。彼なりの盤外戦術である。 M上 高校時代に個人・団体ともに全国大会に出場の経験がある女の子。 大学に入学する前から、棋道部とは交流があった。 春の北信越の団体では三勝を挙げた。 ちなみに、将棋倶楽部24の最高Rは53万。 Q「好きな繊維は?」 A「ファイバー(キリッ」 S水 山梨ベスト8 棋道部での有名人(笑)が多い情報工学科に在籍。 雁木使いである。 GLOBAL AREA NETWORK GENERALLY IMAGE 略して雁木である。 M田 ジン 情報工学科ではあるが、ダッチの後輩ではない。 京都から某R大学―――通称ロケット団―――を恐れ疎開中。 が、現在も某鳥取産の鬼畜プレイヤーにいじめられているので状況は変わらない…… O坪希成 ツボツボ はっこうポケモン もはや彼は君たちが良く知るツボツボではないだろう。 数々の棋道部ウィルスを体内に取り込むことによって更なる進化を遂げたNO213くらいのポケモン。 進化条件は未だわからないが、前期で単位全部落とせばいいんじゃね? 彼は不完全にそれを達成したせいで、精神、実力ともに完全なものではない。 普段は攻撃力、守備力ともに0の雑魚モンスターであるが、 ストロング・カウンターを3個乗せることによって暴走モードに突入する。 秋の大会中に新たに「なげつける」「あわ」を習得。 S藤 正統派 アピナ廃人 彼は正統派で……あった。理由は特にない。 将棋の内容は正統派で……あった。そして強い スマブラも正統派で……あった。よく投げ飛ばされる。 待ち合わせをブッチする辺りも正統派である。 学部は……正統派であった。 時が変わるにつれ人も変わる。 今や彼は「穴熊になれば勝ち」の穴熊信者であり、勝利の為ならとりあえずクマー。 彼のホームグラウンドはアピナのメダルコーナーである。 気付いたらメダルが0→100とかはよくあること。 とある情報筋からの情報では伊那のアピナにも出没したとのこと。 k西 コニタク 全自動おもしろ語尾機 JK好き 「ジブリ面白いよ、デヘヘ」 ツボツボの膝枕。 いつも木村さんに呼び出されている(?)男の子 マリオカートの上達度が速い。将来が期待できる(マリカー)。 ゴールデンアイもスナイパークラス。 主な語尾は「かや」だが、他にも「だに」「よか」「ねっ!」「ブルァァァ!」 と多彩な語尾を使いこなす。 時折深夜になると「64」とだけ書かれた謎のメールが彼のもとに送りつけられるらしい・・・・・・。 s田 囲碁最強の女の子。徳島市からやってきた。 この部活で夏コミ参加したうちの一人 行動力が高く将来が期待されている。 Q「好きな山は?」 A「マウンテン(キリッ」 S水秀 普段は来ないがなかなか強い。将棋観戦が好き。 F田 囲碁 「F田―――棋道部の(人)柱となれ!」 カルピスの水割りをおいしそうに飲むことで有名。 マジックとか出来る。狂都出身。 ツボツボの膝枕として確実に育て親としての地位を固めつつある。 「別に棋道部に入りたくて入ったわけじゃないんだからねっ・・!!」 囲碁組で―――むしろ棋道部でツンデレといえば彼のことである。 飲み会で「本当は来たくなかった」といいつつも一番最後までボックスで 楽しそうにお酒をのんでいるとか ふらわー花形 将棋の経験者。花形は本名である。 遠――――――――――――――――い祖先にアンデルセン・フラワー氏がおり、 フルネームは花形・F・セイエイであるという噂。ガンダムコマクサのマイスター。 Y崎 T木 まーじゃんだいすきさん ゆとり ゆとってる 棋道部員ではないがよく話題になる人たち 池田面平 イケメン 信州大棋道部の全ての人間が目指すべき、超一流イケメン神。これ辛いよね? 辛園口三 囲碁アマ強豪 第52回学生選手権閉会式で最下位だった信大を、放っておいてくれればいいのに追い討ちをかけるがごとくフルボッコな評価を下した人物。 しかし第53回学生選手権で7位(ブービー)に順位を上げた信大に対し、前年度の訂正をしたどころかチームの実力についても褒めてくださった。 だが最下位だったO大学についてはやはりボロクソに言い放ち、実はただの辛口だったのだと判明。 いまでは別名、池園面三とも言われている。 遠藤正樹 将棋アマ強豪 イケメン アマ王将 アナグマン☆ 去年の毎日杯でうちの部員が「一緒に写真を撮っていただけませんか?」と言ったところ、快諾。 次の日の昼ころ、大会会場で私たちの前に現れ、封筒を渡し「昼休みで時間がないので失礼します。」と言って、颯爽と去って行った。 封筒の中には一枚の手紙と一冊の本が入ってあった。 本は広瀬五段との共著「とっておきの相穴熊」。サインつきである。 手紙の内容は「話しかけてもらったのも何かの縁で私の本が棋力向上の一助になれば、幸い」とのこと。 アナグマンからプレゼントに部員一同は大喜び。 本当にありがとうございました。 アマ王将獲得おめでとうございます! としお TOSHIO ツボツボの背後霊、夜中の0時に奴は現れる…… いつの日か、呪言を鑑賞した後、彼は伝説となりこの世に顕現するようになった。 特性として毎日のように、ツボツボの携帯電話にはとしおからメールが来る。