約 3,228,051 件
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/447.html
メビウスの輪から抜け出せなくて(前編) ◆gFOqjEuBs6 本来は、とある街の商店街に存在していた筈の喫茶店――翠屋。 殺し合いとは大凡無縁である筈のこの喫茶店が、ここに存在する理由は誰にもわからない。 確かなのは、このデスゲームが始まってから、既にこの場所には何人もの参加者が立ち寄っているという事。 そして、その一人が彼――ヒビノ・ミライだということ。 「誰もいない……か」 言葉の通り、この喫茶店には誰もいない。 ミライは、なのはやユーノといった、この殺し合いに反発する仲間を求めてこの場所へと訪れたのだ。 しかし、結果は見ての通り。この場所には誰も居ないし、誰かが伝言を残した形跡も無い。 この翠屋の家の子であるなのはか、もしくは翠屋を知っているフェイトのような存在ならば、ここへ来てくれるかと淡い期待を抱いていたのだが、どうやらその当ては外れたらしい。 強いて誰かが来た形跡を挙げるならば、この店の角砂糖が袋ごとごっそり無くなっている程度。 だが、最初から砂糖など眼中にもなかったミライがそれを知る由も無く。 これからどうしようかと、ミライは傍に備え付けられていた椅子へと腰掛けた。 デイバッグから地図を取り出し、テーブルに広げる。そして広げた地図を眺めて、次の行動を思考する。 近くにもっとパッとした施設があればいいが、生憎と翠屋の最寄りの施設は立体駐車場とスーパーのみ。 立体駐車場なんてどこにでも有り触れた建物をわざわざ地図に書き入れる意味がミライにはわからなかったし、 恐らく自分から好き好んで立体駐車場へと向かう参加者はそうはいないだろう。 ならばここから一番最初に向かえて、誰かと出会う可能性があるのは、スーパーだろうか。 おまけにその少し北に向かえば、商店街まで存在する。 ミライが興味を引かれたのは、聞き慣れない施設の多い中心部よりも、一般的に聞きなれたスーパーや商店街といった施設だった。 それは本来ウルトラマンである自分が守るべき街の一部であるし、何よりもミライと同じような思考を持った一般人ならば、ここへ集まると思ったからだ。 そうと決まれば、善は急げだ。 ミライはすぐに荷物を纏めて、翠屋の扉から一歩、外へ出た。 最後に一度だけ、ミライは翠屋店内を見渡した。平和な世界で、平和に過ごす人々の為に造られたこの場所を。 絶対に、生き残った人々と協力して、このゲームから脱出すると誓って。 そして、散っていった者たちの思いは、絶対に無駄にしないと、心に誓って。 その信念を胸に、ミライは長く続く一本道を歩き始めた。 長く続くこの道の先から、狂気に駆られた一人の少女が向かってくるとも知らずに。 ◆ 長い長い一本道を、ひたすらに走る少女がいた。 ただ真っ直ぐに、目的の場所へと向かって。 その姿は、何かから逃げようとしているようにも思えた。 『オイ宿主サマぁ……本当にこっちで良かったのかよ?』 「うるさい! 南に向かえば、Lがいるのよ!」 『そりゃそうだがよぉ、宿主サマァ……Lがずっと同じ場所にいるとも限らねぇぜ?』 頭の中で響く声に軽い苛立ちを覚えながら、少女は――柊かがみは、奥歯を噛みしめた。 かがみがひたすらに走り続ける理由。それは至って簡単な事。 単純に、“時間切れ間近のモンスターに与える餌を探すため”だ。 かがみの持つカードデッキに与えられた猶予時間は切れかけている。 そして今の自分が生き残る方法は――― 一つ、ミラーモンスターと戦ってこれを打ち倒す。 一つ、とにかく餌となる参加者を探し出して、モンスターに与える。 一つ、誰かにデッキを押しつけてしまう。 つい先程、万丈目にやられたばかりの手段を含めた、三通りのパターンしか今のかがみには思いつかなかった。 そして、このゲームに乗り、全ての参加者を殺して元の世界へ帰ると決めたかがみが取る行動は、素直に餌となる参加者を見つけ出し、モンスターに差し出す事だ。 そうすればベルデの力は引き続き使えるし、自分の命も助かる。一石二鳥だ。 しかし、その為に何処に逃げたか解らない万丈目を追うのは時間の無駄だし、同様に何処にいるかも解らない参加者を探し出すという行動もまた、時間の無駄。 しかし一人だけ例外がいる。唯一かがみが居場所を把握している人物――― 『まぁ、確かにLって奴は自分からあまり動きまわる奴だとは思えねぇけどよ…… それで目当てのLにも会えず、このままモンスターに食われてお陀仏……なんてマジで勘弁だぜ?』 「あぁもう……うるさいってば! いいから黙ってなさいよ!」 緊張感の欠片も無さそうなバクラの言葉に、かがみは行く宛ての無い怒りをぶつけるように怒鳴り散らした。 最早、頭の中で口出しを続けるバクラに何も言い返せないのだ。 Lがまだ同じ場所にいるという保証は何処にもない。が、しかし今はもうそれに掛けるしか無いのだ。 その為に、時間が切れるまで全力で走り続ける。最早バクラに何を言われても、それは頭に入らず――― かがみはただひたすらに、走る。走れば走るほどに、聞こえる耳鳴りも強まっていく。 ふと横に視線を向ければ、周囲の建物のガラスから、自分を狙う緑色のカメレオンの姿が見えた。 ベルデのカードデッキの契約モンスター―――バイオグリーザだ。 バイオグリーザは、デッキの猶予が切れるのを、腹を空かせて待っているのだ。 猶予期限までの数分間、こうしてかがみを付け狙い、猶予が切れた瞬間に鏡の世界から飛び出す。 そのままかがみを鏡の世界に引き込み、捕食するつもりなのだ。別に洒落のつもりではないが。 その時がやってくるまでバイオグリーザは、逃げ惑うかがみを見て楽しんでいるかのようにも見えた。 そんなバイオグリーザの影を振り払うように、かがみはただ走り続ける。 その行く先は、奇しくもかがみと同様に逃げるように走り続けた万丈目とは、正反対の方向であった。 ◆ (チッ……こりゃちょっとマズイかもしんねぇなぁ……) かがみの中に潜む闇――盗賊王バクラは、誰にも気取られること無く毒づいた。 かがみはこっちに向かえばLは居ると言うが、それは何の根拠もない。ただその可能性にすがっているだけだという事が、バクラには手に取るように解っているからだ。 バクラにも間違いなく解るのは、Lは頭脳派の参加者であるという事のみ。 今もあの場所に留まっている可能性も無くはないが――その可能性は低いだろうというのがバクラの本音だ。 かがみの境遇を考えるに、この殺し合いでは何が起こっても不思議では無い。突然の事態にLが移動したという可能性も大いにあるのだ。 いや、仮にLが移動していないにしろ、そこまでたどり着けるのかという問題もある。 現に、既にカードデッキの猶予期限は切れかかっているのだから。 それはかがみの周囲のガラスからこちらの様子を窺うモンスターの存在からも一目瞭然。 (あの野郎……今からもう宿主サマを狙ってやがる) バクラの視線が、バイオグリーザへと注がれる。 バイオグリーザの目はまさしく、虎視眈々と獲物を狙う狩人の目。盗賊時代の自分と同じように。 だからこそ、もうあまり時間がないのだという事はバクラにも伝わっていた。 (どうすっかなぁ……最悪の場合、今の宿主サマを捨てるのもありだが……) そう、バクラが思考する通り、かがみを捨て置くという手段もあるにはある。 モンスターに食われる直前に、バクラがかがみのからだを乗っ取り、千年リングをどこかへと投げてしまえばいい話なのだ。 しかしそれをすれば、最悪の場合自分は二度と誰にも拾って貰えずに永遠誰かを待ち続ける羽目になる可能性もあるし、 また万丈目のような正義面した参加者に拾われる可能性もあるのだ。故にそれは最悪の場合として、視野に入れておく。 バイオグリーザの影を振り払うように走り続けるかがみの姿を見れば見るほど、言いようのない焦りがバクラに募っていく。 と、その時であった。 がむしゃらに道路を走り続けるかがみの行く先に、一人の男が見えたのは。 青いジャケットを着た男が、視界のずっと先でこちらに向かって走っているのだ。 ――男を見つけるや否や、バクラの表情から不安の色は消えていた。 『おい、停まれ! 停まれ宿主サマッ!!』 「何なのよ!? もう時間が――」 『いいからこの先を良く見てみろ』 「え……?」 突然停まったせいか、全身から汗を吹きだしながら、かがみはぜえぜえと息を切らす。 それでもかがみは、バクラが視線を送る先を見上げ――― 「あ……あれは……!」 『そうだ宿主サマぁ! やっと見付けた獲物だ! やるこたぁわかってんだろうなぁ!?』 「わ……解ってるわよ……! もう万丈目の時みたいなミスは犯さない……」 『よぉし、じゃあ早速朝食を食わせてやろうじゃねぇか、腹を空かしたモンスターによぉ!』 青年を見つけたのは、バクラにとっては幸運以外の何者でも無かった。 あの男を食わせてしまえば、目下の問題は解決、おまけにベルデの力も補充できる。 さらに好都合な事に、あの男はまだこちらの存在に気付いてはいない。 たとえ残りの猶予時間であの男を食えと命令したとしても、まだギリギリ時間は間に合う筈だ。 最悪時間切れを起こしたとしても、あの男を食って猶予が再チャージされるなら問題はない。 「悪いけど……ここで死んでもらうわよ……」 (そうだ、それでいい! あの男を食って、お前も立派な殺人鬼の仲間入りだ!) バクラの思い通り、かがみは視線の先の男を指差していた。 バイオグリーザとしても、ちゃんと餌が与えられるのであれば主人を襲うつもりはない。 すぐに標的を男へと変え――鏡の中へと潜んで行った。 ◆ 翠屋を出たミライは、まっすぐにスーパーへと続く道を前進していた。 どうやらこの空間にいる限り、通常時のミライの体力は普通の人間並になってしまうらしい。 だがそれでも、ミライは自分に出来る限りの全速力で駆ける。 一刻も早く、このゲームから脱出しようとする仲間と出会うために。 だが、皮肉なことにミライが翠屋を出て最初に遭遇するのは、そういった所謂“対主催参加者”では無く―― それは、ようやく翠屋が見えなくなってくるかという程の距離を走ったミライを襲った出来事であった。 真っ直ぐに走り続けるミライの身体に向かって伸びるのは―――真っ赤な、舌。 「……ッ!?」 ミライが気付いた時には、反対側の歩道――その建物のガラス窓の中から、真っ赤な舌が飛び出していた。 凄まじい速度で飛んでくる舌を、しかしミライは咄嗟に飛びのく事で回避。 寸での所で回避には成功するが、咄嗟の事に思考が追いつかない。 「一体、何なんだ……」 それが、この事態に陥ってからミライが発した最初の言葉だった。 ミライが混乱している間にも、赤い舌は先程と同じく高速でガラスの中へと戻っていく。 舌が完全にガラスの中に入る頃には、敵の気配も完全に消える。だが――― 次の瞬間には、ミライの真後ろに位置するガラスから、緑のモンスターが飛び出していた。 モンスターに組みつかれたミライは、咄嗟に態勢を崩し――― そのまま一回転、二回転と地面を転がり、そのままの勢いで突進してきたモンスターを投げ飛ばした。 「お前は何者だ!?」 問うが、モンスターは答えない。 ミライに投げ飛ばされたモンスター。その外観から、どうやらカメレオンに似た生物なのだろうと判断。 モンスターはそのまま起き上がり様に、口から長い舌を飛ばす。 が、同じ手を二度も食らうミライではない。眼前の敵に応戦する為、左腕を翳す。 炎を纏い、現れたのはメビウスブレス。ミライを光の戦士へと変化させるブレスレットだ。 そのまま両腕を前方に突き出す事で、モンスターの舌を弾き返す防護壁を形成。 ウルトラマンメビウスの技の一つ――メビウスディフェンサークルだ。 弾き返された舌は、そのままモンスターの元へと戻っていく。 同時に左手のメビウスブレスに右手を翳し―――その腕をモンスターへと突き出した。 メビウスブレスの中心――クリスタルサークルで集束されたエネルギーが、光弾となってモンスターを襲う。 光弾が命中したモンスターは、体を爆ぜさせながら大きくのけ反った。 人間の姿を借りた、地球人として生活していたこの姿でも、ミライは数々の宇宙人と戦ってきたのだ。 そんなミライが今更、碌な知能も持たないミラーモンスターとの戦いで遅れをとることなど、考えられなかった。 「答えろ! お前は一体何者なんだ!」 『………………ッ!』 再度問うが、答えは返っては来ない。 ただ己へと向けられる殺気でもって、威嚇を続けるのみだ。 この反応から、恐らくこのモンスターは参加者では無いのだろう。そう、ミライは判断した。 恐らくは――クロノが使っていたあの赤い龍のような存在。主人に仕える、怪獣の一種だろう。 だとすれば、何処かにこのモンスターを扱う主人が居る筈だ。 ミライはモンスターを視界から外さないように注意しながら、周囲を見回した。 すると、翠屋とは反対方向の道路から、とぼとぼと歩いてくる一人の少女が目に入った。 胸にはやたらと目立つ金色の首飾り。長い紫髪をツインテールに結んだ、学生服の少女だ。 「君は……――」 「何で……私の思い通りに行かないのよ……どいつも、こいつも……ッ!」 少女の声は、ミライにも解るほどに、怒りに震えていた。 そんな少女の怒りに呼応するかのように、緑のモンスターが再び舌を飛す。 が、今度はミライに向かって飛ばした訳では無い。狙ったのは―――上空の電線だ。 電線を舌で掴んだモンスターは、そのまま宙に浮かびあがり、少女とミライの間に立ち塞がった。 まるで、少女を守るかのように。間違いない。この怪獣は、この女の子と何らかの関係がある。ミライがそう判断する。 次に少女がポケットから取り出したのは、少女の手より少しばかり大きな、長方形の箱。 刹那、ミライの脳裏に、一人の少年の姿が思い浮かぶ。 何処か、何処かであれと似たものを見なかったか? 聞くまでもない、今もまだ、ミライの記憶に焼き付いて離れない記憶がある。 そうだ。自分たちの――皆の命を守るため、最後の最後まで勇敢に戦ったあの少年と、同じ箱ではないか。 その少年は――クロノは、今の少女と同様に長方形の箱を取り出し――― それを、クロノはどうした? 確か、箱を小さな手鏡に翳して――― ミライがそれを思い出すのとほぼ同時。少女は、緑の箱を真横の窓ガラスに翳した。 ここまで、あの時のクロノとほとんど同じ動作。つまり、次に起こる出来事は―――変身だ。 ――一緒だ。あの時と……クロノくんの時と……! ミライがそれを理解するのに、そう時間はかからなかった。 少女の腰に巻かれたのは、やけに大きな銀色のベルト――Vバックル。 「ちょ、ちょっと待って……!」 「――変身」 ミライが制止の声を発するが、既に遅かった。 少女は手に持った箱を、ベルトに装填し―――その姿は、いくつもの虚像が重なり。 ミライが言葉を言い終える頃には、既に少女は少女では無くなっていた。 そこに居たのは、何処かカメレオンのような装甲を纏った緑の仮面ライダー―――ベルデだ。 「残った時間、全部を使ってでも――あんたを殺す!」 死にたくない。こんなところで、死にたくない。 低く唸るような少女の声が、ミライには生き残るために必死な、一人の人間の声に聞こえた。 ある意味では被害者とも言えるであろう少女に、ミライは――― ◆ バイオグリーザであの男に奇襲を掛ける。 あの男に気取られる前に、一撃で仕留めて、カードデッキの残り時間を補充する。 仮に一撃で仕留められなかったにしろ、自分達がこれほどまでに恐れたモンスターからの襲撃に、耐えられる人間などいる筈がない。 それが柊かがみと、バクラの完璧な筈の作戦であった。勿論、この作戦が間違っているとも思えない。 しかし、状況はかがみの思い通りにばかり行く訳もなく。 あろうことか、男はバイオグリーザの攻撃を回避し、反撃に打って出たのだ。 ただでさえ切羽詰まったこの状況で、こんな予想外の抵抗を受ける。流石の二人も焦らずにはいられなかった。 「何なのよ、アレは一体……!」 『チッ……どうやらアイツも妙な力を使う参加者らしいぜ、どうする宿主サマ』 バクラの問いに、かがみは俯き――思考する。 どうすればいい? このままでは、バイオグリーザだけでは、あの男を時間内に仕留められる保証はない。 寧ろ残った数分では、あの男との決着を付けられないかもしれない。いや、寧ろその可能性の方が高いだろう。 それでは困るのだ。もしも決着が付かぬまま時間が切れてしまえば―――自分は間違いなく喰われる! それだけは、その結末だけは絶対に避けたい。 ならばどうすればいい? どうすればあの男を倒せる? それを考えた結果、かがみが出した答えは――― 『オイオイ……本気かよ宿主サマぁ!?』 「問題ないわよ。残った時間で、アイツを殺せればそれでいいんだから」 バクラの視線の先、かがみがポケットから取り出したのは、ベルデのカードデッキ。 このカードデッキを使って、バイオグリーザと共に闘い―――あの男を殺す。 本来デッキの契約モンスターと共に闘うのが、デッキを渡された仮面ライダーの戦闘スタイルでもあるのだから。 どのみちもう迷ってる暇は無かった。 どういう訳か、バクラの表情も何処か嬉しそうに歪んでいる気がしたが、もうそんなことはどうでもいい。 今のかがみを突き動かすのは、生き残るための手段―――あの男への殺意だけだった。 故に、もうバクラの声も、あの男の声も頭には入らない。 ただ殺意という感情に突き動かされるままに、あの男の眼前へと歩み出る。 「――変身」 カードデッキを装填することで、いくつもの虚像がオーバーラップし、仮面ライダーの鎧を形作る。 目の前の男は驚愕に表情を歪ませている。悪いが、今のうちに仕留めさせて貰う。 否―――悪いが、等という感情は最早存在しない。それが当たり前のように、柊かがみは男を殺すつもりであった。 そうだ。これは自分が生き残るための手段。“自分が悪い”のではなく、“こうするしか方法は無い”のだ。 バイオバイザーからカードキャッチャーを伸ばしたベルデは、一枚のカードをベントインした。 ――HOLD VENT―― 聞こえる電子音声と共に、手に握られるヨーヨー状の武器。 これがベルデの専用武器――バイオワインダーだ。 かがみはベルデの能力を知っていた訳では無い。ただ、武器になるものをと望んだ結果、引いたカードがこれだったのだ。 刹那、かがみはヨーヨーを男に向けて飛ばす。 男は例の如く光のバリアでそれを防ぐ。そんな事は予想通りだ。 男がバリアでヨーヨーを弾き返した瞬間、男の真後ろに回り込んだバイオグリーザが、その舌を飛ばす。 「ぐあ……っ!」 凄まじい速度で迫る舌は、男が何らかの反応を取る前に、男の背後を直撃した。 苦痛に表情を歪めた男を、今度は前方からバイオワインダーで攻める。 男は咄嗟に、右腕で左腕のブレスを擦り、光弾を発射。バイオワインダーにぶつける事で弾き返す。 「……どうして、こんな事をするんだ! その力で、誰かを救うことだって出来る筈なのに!」 男がよろめきながらも、問いかけてくる。 勿論そんな戯言に付き合うつもりは無いし、ここで殺すつもりの男とまともに話をするつもりもない。 ベルデは無言のまま、再びワインダーで男を攻める。 しかし今度は、飛び退いて回避する。どうやら、普通の人間よりも運動能力が高いらしい。 「やめてくれ! 僕は君と戦うつもりはない!」 「なら、死んでよ……!」 それだけ言うと、再びベルデはヨーヨーでの攻撃を再開。 契約猶予時間限界ギリギリにまで迫ったバイオグリーザも、隙を見付けては男に攻撃を仕掛ける。 半分以上の攻撃は光のバリアと、あの腕から出す光弾で叩き落としてはいる。が、やはり生身の男と仮面ライダーとでは、力の差は歴然。 徐々に男へのダメージは蓄積されていき、勝利が近づいているのが目に見えるようだった。 最初の一撃で食う事が出来なかったこの男を餌にするには、弱らせて食らわせるしかない。 その一心でかがみは、男を蹂躙する。このまま行けば、自分は助かる。生き延びることが出来る。 そんな考えの元に、残虐な子供のように男を傷付け続ける。タイムリミットが、すぐ目前へと迫っている事にも気付かずに。 ◆ ―――僕はどうすればいいんだ。 ミライは、ベルデの攻撃を受け続けながら、思考していた。 あの少女もまた、プレシアに殺し合いを強要され、無理に戦わされている参加者の一人なのだろう。 それは彼女の悲痛な声を聞けば、痛いほどに良くわかる。ミライにはあの叫びが、少女の心の涙としか思えなかったのだ。 こんな事をしなくたって、助け合えば絶対に脱出出来る筈なのに。それなのに、彼女にミライの声は届かない。 皆の命を救うために――誰かの為に、自分の身を投げ出してまで勇敢に戦ったクロノと、同じ力を使っているという事は一目見ただけで解る。 それなのに、その力の矛先は正反対。誰かの為に使う力と、自分の為だけに使う力。 自分のことしか考えていない――それを言ってしまえば、今のかがみはあのジャーナリスト、ヒルカワと同じだ。 己の利益の為だけに、ミライを、そしてCREW GUYSの仲間たちを貶めるような記事を書いたあのヒルカワと、何も変わらない。 何も変わらない筈なのだが―――生き残るために必死に戦っているかがみとでは、何処かが、何かが違う気がした。 それが解っているから、ミライにはどうしていいのかが解らないのだ。 「話を聞いてくれ! 僕たち皆が助け合えば、こんなゲームだってすぐに終わらせることが出来る筈だ!」 「うるさい、私にはもう時間がないのよ……あんたを殺さない限り、私はここで死んじゃうのよ!」 「どうしてなんだ! そうじゃないだろう!」 怒鳴るように言うと、ミライは再びメビュームスラッシュを発射。ミライが放った光弾は、見事緑の鎧に命中。 ベルデの装甲に命中したメビュームスラッシュは、ベルデの動きを止めるには十分だった。 今だとばかりに、ミライは態勢を立て直し、大きく息を吸いこんだ。 「どうしてちゃんと話し合おうとしないんだ! 僕なら、他の皆なら、何か力になれるかもしれないのに! 君がそんなに必死に誰かを殺そうとするのは、何か理由があるからじゃないのか!?」 「力になる? 無理よ。諦めて殺されなさい!」 「く……ッ」 しかし、ミライの声は届かない。 ベルデは声色一つ変えずに、ヨーヨーを飛ばす。 しかし、それを回避はしない。ミライはそれを出来る限り弾きながら、前へと進む。 だが、それでも落とし切れなかった数発はミライの身体を打ち付ける。 一撃、一撃と。受けるたびにミライは地にひれ伏しそうになる。が、ミライはくじけない。 もしもミライがただの人間ならば、とうの昔にくじけていたことだろう。 だが、ミライはウルトラマンだ。ウルトラマンは、どんな状況でも、絶対に諦めはしない。 最後まで希望を捨てず、信じる心の強さが不可能を可能にする。それがウルトラマンなのだ。 ミライはそれを、立派な兄弟たちと、共に闘う仲間たちから教わったのだ。 故に、ここで負ける訳には行かない。この少女を救う、その為に、ミライは前進を続ける。 「君を、必ず救ってみせる……! だから、僕を信じてくれ!」 「しつこいのよ……いい加減に、しなさい!」 ミライが、ベルデの眼前に迫る。 しかし、凍てついた少女の心に―――ミライの声が届く事は無かった。 既にダメージが蓄積されたこの身体に、重い一撃を受ければどうなるか。それは想像に難くない。 言葉とともに、至近距離まで迫ったミライの身体に打ち込まれたのは、10トン以上にも及ぶ強烈なパンチ。 「が……ぁ……ッ」 「……さよなら」 さよなら、と。それがミライが最後に聞いた言葉だった。 薄れていく視界の中で、ベルデの隣にバイオグリーザが並び立つのが見える。 だが、ミライに、それと戦う力はもう残されてはいなかった。 ◆ 『ヒャハハハハハ! やるじゃねぇか宿主サマァ! とっととコイツを食わせて、次の獲物を探しに行こうぜ!』 「言われなくてもわかってるわよ……ほら、とっとと食いなさい」 かがみは冷たく言い放つ。 最初は何の変哲もないただの少女だったのに、この数時間でついに自力で殺人まで犯した。 その事実に、バクラは心底笑わずにはいられなかった。これで自分が助かると思えば、それは尚更の事。 ベルデの言葉に釣られるように、バイオグリーザがミライの傍に立つ。 これでようやく食事にありつける、と。バイオグリーザは嬉しそうにミライへと手を伸ばした。 ――その時であった。 「……何やってんのよ、早くそいつを食べなさいよ!」 『オイ……何か様子がおかしくねぇか?』 ミライに手を伸ばそうとしたバイオグリーザが、その動きを止めたのだ。 何が起こったのか、疑問に思いながらも二人はバイオグリーザに視線を集中させる。 否―――もう何が起こったのか、頭では理解しているのだ。ただ、それを理解してしまうのが嫌だった。 ここまで敵を追い詰めて、餌まで用意して、ようやく助かった。そう思ったのに。 『まさか……! ここまで来て時間切れだと!?』 「そんな、冗談じゃないわよ! 餌は目の前にあるのに、何で!」 かがみが言うと同時に、バイオグリーザはベルデへと向かって長い舌を発射する。 咄嗟にバイオワインダーでそれを受ける。ベルデが構えたバイオワインダーはその舌に巻かれ――― 大きく開かれたモンスターの口内へと、消えていった。 それを見たかがみの思考が、一気に凍りつく。自分もこんな風に食われてしまうのか? 「い、いや……死にたくない……こんな、ここまで来て……!」 『チッ……こうなったら戦うぞ、何としても生き延びろ!』 「わ、わかってるわよ! 絶対死なない! 絶対生き延びるんだ!」 強い口調で怒鳴るバクラ。かがみは必死にそう応え、デッキから一枚のカードを取り出した。 例の如くそれをバイザーに装填し、電子音声がカードの名前を読み上げる。 ――CLEAR VENT―― 電子音声が鳴り終わる頃には、ベルデの姿は不可視のものとなっていた。 これで奴の目を欺いて、逃げる。とにかく逃げる。 それがかがみの講じた作戦。だが、バクラには一つの懸念が存在した。 (悪くはねぇ……悪くはねぇけどよ……) それは至って単純な問題。少し考えれば解ること。 “そもそもカメレオン相手に不可視が通用するのか”というもの。 ましてや、この仮面ライダーの力はバイオグリーザから借りているものなのだ。 モンスターの力を借りて戦うライダーが、そのモンスター相手に戦えるのか? ――というのがそもそもの疑問。 今こうしている間にも、ベルデはひたすらに走り続ける。 バイオグリーザとの距離はどんどん開いて行くが――― 「う……っ!?」 必死に走って、ようやく100メートル近くの距離を駆けたところで――かがみの、声にならない嗚咽が漏れた。 見れば、ずっと後方から続く真っ赤な舌が、ベルデの首に巻きついていたのだ。 バイオグリーザの舌の長さは、距離にして600メートル。たかだか100メートル近く逃げたところで、それはほとんど意味を成さなかった。 舌に掴まれたベルデは必死に逃げようともがくも、モンスターの力は凄まじく、だんだんと元居た場所へと引きずられて行く。 『ったく、なんて長さしてやがんだ……化け物が!』 「バ、バクラ……このままじゃ、私……食べられちゃうよ……!」 『冗談じゃねぇ! 宿主サマが食われちまったらお終いじゃねぇかよ!』 バクラの言うとおり、この状況でベルデの鎧をまとったかがみが食われれば――。 千年リングを外す事もままならないまま、かがみと一緒に仲良くお陀仏だ。 かといってここでバクラがかがみを乗っ取っても、何も出来ることはない。 ベルデの鎧に包まれている限り千年リングは外せないし、仮に変身を解除したとしても、恐らく助かりはしないだろう。 バイオグリーザの怪力に引かれながら、こうして踏ん張っているのは、ベルデの仮面ライダーとしての力が大きいからだ。 もしもここで変身を解除すれば、千年リングを外す間もなくかがみは一瞬で食われることだろう。 気付けばベルデは、成す術も無いままに、バイオグリーザの眼前にまで引きずり寄せられていた。 ベルデをすぐ目の前にまで引きずり出したバイオグリーザが、ベルデの体をがっしりと掴む。 そんなモンスターから逃れるため、ただ生き残るため、ベルデは我武者羅に手足をじたばたさせる。 だがそんなかがみの行動も無駄の一言に尽きる。モンスターに首を掴まれ、後ろ向きに引っ張られているという状況で、何も出来ることが見当たらないからだ。 バクラも何か助かる手段はと、思考をフル回転させるが、こんな時に限って案は思いつかない。 そしてついに―――ベルデの身体に、バイオグリーザがかじりついた。 「バクラ……助けて、バクラ……!」 『チッ……』 「嫌……死にたくない……バクラぁ……助けて……!」 かがみが、弱々しい声で言葉を紡ぐ。 しかしバクラにどうにか出来る問題では無く。 ベルデの仮面の下、かがみが一滴の涙を流した―――その刹那。 諦めかけたかがみとバクラの視界に広がったのは、光。 眩いばかりの輝きを放ちながら、“∞”の形をした光が広がっていくのが、かがみにも確認出来た。 何が起こったのかも分からずに、ただ光を見つめるだけしか出来ないかがみが、ぽつりと呟く。 「メビウスの……輪……」 どういう訳か、∞の光を見たかがみの口から最初に出た言葉が、これであった。 Back Knight of the Rose(後編) 時系列順で読む Next メビウスの輪から抜け出せなくて(後編) Back せめて哀しみとともに 投下順で読む Back ボクらが叶える未来 仲間を信じていたい ヒビノ・ミライ Back 渇いた叫び(後編) 柊かがみ
https://w.atwiki.jp/monhanmorio/pages/109.html
学校生活の裏技 貴方のために頑張ります 学校の中での口げんか必勝法 学校の中でのけんか必勝法
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/415.html
***オレは大変苦悩していた。生まれてはじめて一人の女にマジ惚れしてしまった。その感情たるや想像の範疇を超えていた。愛しさ、苛立ち、嫉妬、萌え、トキメキ☆…これらが荒波のように次から次へと押し寄せてくるものだから、彼女と二人でいる時など、平静を保つことに死に物狂いにならなければいけない。天下の色男カリスマ騎士ククール様が、だ。もはや面目も体裁もあったものじゃない。最初はどうにか隠し通すか、己の気持ちをなかったことにしようと必死になっていたのだが。…さっさと気付いてしまう。こんな四六時中共に行動していてそれは不可能であると。振り返ればそこに赤いツインテールが揺れていて、視線を下げれば最強の胸が揺れていて、声をかければかわいい声が返ってきて、呼べばパタパタと傍までやってくる。機嫌が良ければ手くらい繋げるし、ふいをつけばほっぺにチューだってできる(燃やされるが)。この状態でどうこの気持ちを抑えつけろと言うのか…。何が困るって、自分自身が制御できないことである。自分で自分が何をしでかすか予想がつかない。それはあらゆる意味でだが、まず下半身が暴走する。言うまでもなく性に関しては相当 奔放に好き放題してきた身ではあるが、実のところオレは、自分が別に人並み外れて性欲旺盛というわけではないとわかっていた。別に嫌いでもないが、なければないで恐らく全然耐えられる。自ら望まなくても気付けばいつも目の前にさぁどうぞと用意されていたから食したまでで、なくても飢えはしない。だから、はじめて彼女を無意識に襲いそうになった時は、そんな自分に本気で衝撃を受けた。可愛い口唇にキスしたくなるのはいつものことだし、剥き出しのセクシーな肩に噛みついたり滑らかな背中を舐めたくなるのも常だし、一日に一度は必ず、普通にそのへんの木陰に連れ込んで押し倒したい衝動に駆られる。風呂上りとか真剣にやばい。同じ部屋でだけは寝られない。カリスマが辛抱たまらず襲う、だと!?あまりにもあり得ない、あまりにも情けない。信じられない。相手が例え、おいろけスキルを自在に操る最強の天然無防備巨乳娘だったとしても、だ。そしてもう一つ困るのは、単純に感情が制御できないこと。とくに最近はその傾向が激しい。これには本当にオレ自身困り果てていた。正直自分はポーカーフェイスの達人であると自負してきた。でなければギャンブルでイカサマはできない。喜も怒も哀も楽も、すべて意味ありげで謎めいた微笑の裏に隠してしまう、どんな時も、優雅かつクール。それこそが色男ククールの真髄であると。余裕のない姿なんて、レディの前で曝したことは一度もない。例えば彼女の笑顔ひとつで赤面してしまうとか。彼女をナンパするブ男共と、奴らを誘惑してるとしか思えない格好を平然とする彼女自身に対して思わず声を荒げてしまうとか。彼女の受けた哀しみを自分もそのまま感じ取り、その涙に叫び出したくなるほど胸が締め付けられるとか。彼女がそばにいてくれるだけで楽しくて、もう他になんにもいらないなぁ、とゆるみきった顔で思ってしまうとか。…ニヤケ顔を晒すとか、女の子に怒鳴るとか、相手の涙に自分も泣くとか、幸福の具現を実感し人生を顧みるとか…クールに飄々と生きてきた色男にとって、そんなことはあり得なかったのだ。断じて。一方で、表情が隠せないのに反して、逆に本心が全然素直に表現できない。ものすごく可愛いのに「可愛くねぇなぁ」と口走ってしまったり、抱きしめたいのにからかってしまったり、ここで口説いちゃいかんだろうとわかっていながらヘラヘラ口説いてしまったり、優しくしたいのにそっけなくしてしまったり、素直に褒めればいいものをいちいち皮肉を言って彼女を怒らせたり…(その顔がまた可愛いのでさらにいらんこと言って燃やされたり)。そんな時、脳みそのどこかはパニック状態だ。アホかお前ともう一人の自分がブチ切れている。でも、口から出てくるのはあまりにも素直じゃない言葉ばかり。自爆しまくりだ。こんままじゃいかんと身を引き締めても彼女を前にすると、オレがそれまで己を保つために隠し通してきた「本当の性根」がズルズルと引き出されてしまい、いつのまにか壁も楯もなくなってしまう。かっこつけられない。レディに対して振舞うべき余裕のポーズがどうにも決まらない。それはオレがあくまで「軽薄男」を演じる上で何より重要なことなのに、どうしてもうまくいかない。彼女の前だからこそ悠然と、優雅に、クールに振舞いたいのに、そう努めたところで彼女はそんなもんに興味を示さないし。どうすりゃいいんだよ、と不貞腐れている姿がまたカッコ悪いことはよくわかっている。これだけ振り回されるといい加減腹が立つ。しかし、正直なところどこかでそれを楽しんでいる。恋愛は駆け引きだ。しかも相手は難攻不落。ギャンブラーとしてやりがいがあると言えばこれ以上はない。生まれて初めての「マジ惚れ」は、まったく知らなかった自分の一面を次々と目の当たりにさせてくれた。仇をうつことも世界を救うことも全部含めて、毎日が予想のつかないことだらけで退屈のしようがない。一種あきらめの境地に立って、開き直るしかないのかもしれない。惚れてしまった以上は。―――可愛いのだから仕方がない、と。自分のななめ前で、ゼシカが馬姫様に話しかけながら笑っている。その花のような笑顔に心が奪われる。文字通り本当に奪われる。見惚れながら、あぁ ちょっとでいいから抱きしめてぇキスしてぇ、とぼんやり考えていると、眼の前の木にぶつかりまた色男としての株を下げた。大きな音に目を丸くして振り向いたゼシカが、次の瞬間腹を抱えて爆笑した。「~~~んな、な、何やってんのよあんた…っ!!そんな大きな木にぶつかるって、…っ、あっははははははははははは!!!!!!!!!!!お、おなか痛い…っっ!!!!!!」………………この女。お前のこと考えてたからだよ、責任取れ。むすっとしたまま無言でスタスタと先を行く。ちくしょう、やっぱり理不尽だ。なんでこんな可愛げのない女のためにオレがこんなカッコ悪い目…「大丈夫?」ハッと気づくといつのまにか前に回り込んだゼシカが、からかうのではなく、邪気のない笑みでオレの顔をのぞきこんでいた。思わず言葉に詰まる。今どんな言葉を返してもカッコ悪いことになる気がした。「……別に、なんとも―――」「おでこ、赤いわよ」ゼシカの指がオレの額にひんやりと触れる。…つくづく思うのだが、恋愛って心臓に悪すぎるよな。いつかショック死しそうだぜ。彼女の方からふいうちで触れてくるとか、嬉しいけどマジ勘弁してほしい。鼓動を押さえてなんとか平静を保ちつつ、オレは精一杯の力を振り絞ってにっこりと余裕の笑みを浮かべ、ゼシカの砂糖菓子みたいな手をさっと取った。…自分から触れる分には問題ないんだけどなぁ。「ゼシカちゃんが舐めてくれたらすぐ治るんだけど?」「…するわけないでしょっ!バカ!!」途端にプイッとそっぽ向いてしまった赤い顔が可愛い。…やっぱりカワイイ。顔はそむけたくせに、握られた手はそのままでいてくれることに気づいた。顔がニヤける。存分に調子に乗りたいのを我慢して、オレは握った手にそっと力をこめる。そのまま並んで歩き、ゼシカは色々とオレの文句を言いながらも、その手を振り払おうとはしなかった。…まぁ、苦悩も幸せのうちなのかもしれない。だとすれば一人の女にマジ惚れするのも、正直悪くないなと思った。 同シリーズ作品:乙女の悩み
https://w.atwiki.jp/dmps_fun/pages/849.html
PREV:天才の苦悩 前編 NEXT:天才の苦悩 後編 ストーリー 実はね、ちょっと前にルカと会っててさ 自然の守護者 チュリン 常に強くなる事を意識しないとあっという間に守護者の座からオトされるぞ、って 自然の守護者 チュリン そんな事を言ってきたからいつもと違う感じで戦うようにしてるんだけど… 自然の守護者 チュリン 全然ダメだよね 自然の守護者 チュリン え? どんなのかって? 自然の守護者 チュリン うん…前にカイトが押しつけてきたやり方でね 自然の守護者 チュリン 確率がどうだとかなんとかので… 自然の守護者 チュリン 僕のデッキを見て、何かいろいろ教えてくれたというか… 自然の守護者 チュリン 勝手にドヤ顔でしゃべっててさまぁ今回、試しにやってみてもいいかなーって 自然の守護者 チュリン まぁ…半分ぐらい忘れてるんだけどね? 自然の守護者 チュリン テヘッ☆ 自然の守護者 チュリン よーし、それじゃもう一回だけ相手してよ 自然の守護者 チュリン 今度は半分自分流、半分はカイトのやり方の合わせ技! 自然の守護者 チュリン 勝利時 うっ… 自然の守護者 チュリン こ、これもダメかぁ… 自然の守護者 チュリン う~ん…? 自然の守護者 チュリン 敗北時 ん~!こっちだったかぁ! 自然の守護者 チュリン これかなぁ! 自然の守護者 チュリン オッケー勉強になったよー 自然の守護者 チュリン ちょっとこの路線で頑張ってみるね 自然の守護者 チュリン ありがとーバイバーイ 自然の守護者 チュリン PREV:天才の苦悩 前編 NEXT:天才の苦悩 後編
https://w.atwiki.jp/shintoism/pages/35.html
敬神生活の綱領 神道は天地悠久の大道であって、崇高なる精神を培ひ、太平を開くの基もといである。 神慮しんりょを畏み祖訓そくんをつぎ、いよいよ道の精華せいかを発揮し、人類の福祉を増進するは、使命を達成する所以である。 ここにこの綱領をかかげて向ふところを明らかにし、実践につとめて以て大道を宣揚することを期する。 一、神の恵みと祖先の恩とに感謝し、明あかき清きまことを以て祭祀にいそしむこと 一、世のため人のために奉仕し、神のみこともちとして世をつくり固め成すこと 一、大御心おおみこころをいただきてむつび和らぎ、国の隆昌りゅうしょうと世界の共存きょうそん共栄とを祈ること
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/590.html
小国の苦悩 第十一話 バルミアス公国港町バズ・ラグーンは町を挙げての大祭となった。 『本日は、帝國軍大陸東方平定十周年記念艦観式にようこそいらっしゃいました』 帝國語と大陸共通語で同じ文言が繰り返される。 『ご参列の帝國属領及び同盟諸国、友好国の皆様方 本日の参加者をご紹介いたします』 『ヴァンシュタイン帝国皇帝、ヨハン・ヴァルトラウス陛下』 意外な名前に、あちこちから驚きの声が聞こえる。 「反帝國同盟の・・・」 「どういうことだ・・・?」 「ヴァンシュタインは寝返るのか?」 皆が一様に一般席より10mは高く作られた特別席を見つめる。 驚き戸惑う、参加者を無視してナレーションは続く。 『帝國属領、ボローエン大公国大公シュヴァルツ・ハインラント陛下 帝國属領、ザイーツェン王国国王ガイラス・ザイーツェン陛下 ヴァシュタイン正教会最高司祭フランツ・ヴォーゲル閣下 帝國同盟国、ハイド王国国王ランツ・ハイト陛下 帝國保護国、ヴィアンツ王国女王レネ・ラティーレ陛下 帝國属領、ガズ王国国王ガライ・フランツ5世陛下 ・ ・ ・ 以上、152ヶ国が参加されます』 20分も続いたアナウンスがやっと終了する。 貴族の参加者はこうした無駄に長い案内に慣れていたが、平民の招待客はかなりうんざりしていた。 『それでは開催宣言を帝國海軍連合艦隊長官山本大将よりお願いいたします』 『えー、本日はお日柄も良く、誠に・・・』 始まってしまったどうでもいい演説に平民招待客はさらにウンザリした。 『えー、それでは艦観式の開会を宣言するものであります!』 ジャーンジャンジャンジャカジャンジャンジャカジャカジャーン! 大音量で楽器ががなり立てられ、式典の始まりが告げられる。 ジャーンジャカジャカジャカジャーンジャカジャーン 『大陸方面艦隊第一防衛戦隊です。』 第一防衛戦隊旗艦、神通(二代目、大淀型)に率いられた16隻の駆逐艦が飛沫を上げて観艦式会場となった海面を疾走する。 その先には、大型の戦列艦の姿があった。 その船に気づいた、特に王国連合寄りの招待客の顔色が変わる。 ある商会の商人と言う肩書きで来ていた、大陸連合の高官は唖然とした。 (なぜ、アレがあそこにある!) シュタインメッツ王国製最新鋭主力戦列艦ツァスタバ型。 大陸連合が、魔法技術の粋と要塞並の予算をかけて建造した新型艦である。 コスト度外視の魔法障壁は、攻城戦級魔法の直撃を物ともせず、超大型カタパルトは、帝國駆逐艦クラスなら打撃を与えられる威力がある。・・・筈だ。 結局の所、建造された3隻の前線配備は行われなかった。 余りに高すぎて、量産不可能な上、沈められるのが怖かったのである。 それが、ここにある。 存在しないはずの四隻目。 神通と駆逐艦群が発砲する。 神通から放たれた6発の15.5cm砲弾が戦列艦の上空で何か・・・魔力障壁に衝突し光る・・・ そして船自体が大爆発した。 黒煙が戦列艦のあった辺りを包み、何も見えない。 神通と駆逐艦は見事な一列縦隊を組み、ターンしていく。 「ほぉ~、凄いですなぁ」 近くにいた豪華な衣装の男が話しかけてきた。 「・・・え・・・ええ」 (誰だコイツは!) 格好からして、おそらく帝国属国か同盟国のそれなりの貴族だろう。 ・・・なぜか綿飴を食べているが 「貴殿はどこの国から?」 「・・・ライゼン王国の商業ギルドで交渉を担当しております」 「ほう、ライゼン王国はやはり帝國の様子が気になりますかな?」 「・・・ええまぁ。貴方様は何処の国の方でしょうか?」 「ほっほっほ、名乗る程の国でも有りませんよ」 思いっきり怪しい。 「ああ! こんな所に居たんですか!!!」 後から耳が痛いほどの大声が聞こえる。 「おや、。何を慌てておる」 「何をじゃありませんよ! 警護を置いて遊びに行かないでくださいと何度・・・」 「分かった!分かったから引っ張るな!」 ・・・どこかの大貴族か・・・見覚えがないが・・・目を付けられたのは不味いな・・・ 男は、冷静な顔を装ったまま、身を翻した。 黒煙が晴れた海面には木切れが浮かんでいた。 「あいつ、相当焦っていたのぅ」 ゴンザレス5世は腹を抱えて大笑いしていた。 「悪趣味ですな・・・、あれは確かシュタインメッツの軍務大臣だったと」 ピエール男爵は思い出すように言った。 「ほう、軍務大臣まで来るとは相当ビビっとるのぉ」 地域大国だった名残から、ゴンザレス王国には大国の大貴族の顔位なら覚えている人間も多い。 一方、極小国であるゴンザレス王国関係者の顔を覚えている人間などまず存在しなかった。 「それはそうでしょう・・・たった数年で大陸の半分を制圧したんですから」 「大国も大変じゃ・・・さて、タコヤキなる物を食いに行かねば!」 とても老人には見えぬ速度で走り出すゴンザレス5世。 「あ、お待ちください!」 慌ててピエール男爵はそれを追いかけて行った。 『続いては、第一大陸防空隊による・・・』 1週間後・・・ シュタインメッツ王国軍務大臣ガリアス公爵は自室で苦悩していた。 あの時、声を掛けてきたどこかの貴族らしき人物が、未だに誰だか分からないのである。 外務大臣にも貴族院にも諜報部にも問い合わせても誰だか分からない。 最初は大して気に留めていなかったが、こちらの内心を見透かす様な態度が気になった。 そして次第に様々な考えが浮かんでくる。 まさか帝國陣営の国の諜報関係者か? ひょっとすると、未だに姿すら現さぬ帝國の諜報員か? 不安が不安を呼び、公爵は何かの陰謀に掛かっているのではないかという疑心暗鬼に苛まれていた。 「誰なのだ・・・奴は!」 ガリアス公爵は両手で机を叩いた。 「タミヤはこの辺りのディテールがいいのう」 自ら組み上げた1/700木製ウォーターライン帝國海軍高速戦艦コンゴウ(大陸上陸作戦時)を眺めながらご満悦のゴンザレス5世。 辺りには、"模型画像"などの帝國の模型誌と筆が乱雑に散乱している。 「ああ! また遊んでる!」 ピエール男爵が大声を上げる。 「王族たるもの美術品を愛するのは当然であろう! 見よこのディテール! ドワーフの技師が彫り上げた木造彫刻の素晴らしさが分からんか! それを組み上げ色を塗るときの達成感!」 突然豹変した国王にビビる騎士団長。 「は・・・はぁ・・・」 「次回の観艦式は来年かのぅ・・・」 青い空を見つめる国王。 ゴンザレス王国は今日も平和だった。
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/390.html
前ページ次ページSSまとめ 15-232 15-232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/21(金) 17 17 48 ID cY2IBZhF0 真名の苦悩 12 魔眼 1/2 魔眼、それは私に秘められた力 この瞳は邪悪を見抜き、決して逃がさない それなのにどういうことだろう 私の魔眼はある人物を捕らえて離さない 魔眼が捕らえたのは近衛木乃香だ その手には首輪が握られている その首輪はおそらく犬用だろう いくら私が子犬が好きでも、そんな事で魔眼は反応しない 近衛木乃香が邪悪になってしまったのか?それとも誰か別人が入れ替わっているのだろうか? 少し探ってみる必要がある 15-233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/21(金) 17 19 07 ID cY2IBZhF0 2/2 木乃香は公園のベンチに座っている 私はそっと、そのベンチの傍に潜んだ 木乃香は首輪を見つめていた その顔は紅潮し、片手を頬に当てうっとりとしている くそう、そんなに可愛い犬なのだろうか。どうしても見てみたい うっとりと首輪を見つめる木乃香 体をもじもじと動かし興奮気味になっているようだ 私もうずうずしてきた、子犬はまだか 興奮が最高潮に達した木乃香は、全身を震わせて立ち上がった 木乃香 「せっちゃんに似合うやろな〜ああん!コレつけたせっちゃん想像しただけで、イッてしましそうや〜!」 人犬とはな・・なかなか邪悪な趣味だ 刹那、骨は拾ってやる てゆうか子犬じゃなかった・・・私の子犬はどこ? 完 15-470 15-470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/24(月) 23 25 24 ID bbC6Nfh70 真名の苦悩 13 妖怪 1/4 私は本業の学業の他にいろいろな事を金で請け負う仕事もしている そんな私に一件の依頼が舞い込んできた それは妖怪を退治して欲しいとの事だった 今どき妖怪などと思う、そのほとんどが勘違いだ 現に依頼の内容もあやふやなものだった 雨の日の夜に何かが足に触れ転びそうになる、害は無いのだが気持ち悪いので何とかして欲しい そんな内容の依頼であった だが、この一見なんでもなさそうな依頼が私をいろんな意味で苦しめた依頼となった 15-471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/24(月) 23 26 15 ID bbC6Nfh70 2/4 私は現場に到着する、あたりには小雨が降り足元がぬかるんでいた そこはなんでもない竹やぶ側の暗い道 私は気配を探る、それらしい妖怪の気配は感じられない やはり依頼主の勘違いだろう、そう考え始めていた そのときである 私は異形の気配を感じ始めた 人外の気配、私はとっさに身構える 危険な気配には感じられない、どちらかと言うと獣の気配に近い 人に対しては殺意はないようだが・・・ 気配が集まる一点がある 私はそこに集中して魔眼を発動した 気配が凝縮しその姿が現れてくる その姿を完全に捉えたとき、私は戦う意志を無くしてしまった 勝てない・・・そう思った 15-472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/24(月) 23 26 59 ID bbC6Nfh70 3/4 私の魔眼が捕らえたのは脛擦りであった 脛擦り 全体的に子犬のような姿をしている 雨の日に歩いている人の足元にすりよってきたり、足の間を通ったりして転ばせようとする妖怪 くはぁ・・・ たまらない、抱きしめたい、一緒にお風呂に入ってご飯を食べさせてあげて・・それからそれから・・ イ、イカン、そんな事を考えている場合ではなかった 本物の妖怪である以上、退治せねばなるまい。それが依頼なのだから・・ 涙が出て来た。私にはあんなに可愛いものを銃で撃つなんて出来ない 脛擦りはこちらを見て怯えている 私が自分に害を加えるようとしていること、そして逃げられないことを感じ取っているのだ そしてついには脛擦りが震えながら鳴きはじめた きゅーんきゅーん 鳴き声まで子犬だ、こうなったら私の負けでいい もう依頼などどうでも良くなっていた 15-473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/24(月) 23 28 16 ID bbC6Nfh70 4/4 結局退治はしなかった 私はそのまま脛擦りを捕獲して学園の近くの森に放してやる事にした あそこを住処にしていた脛擦りには悪いと思ったが、あのままではいずれは他の誰かに退治されてしまうだろう それならばと思いここにつれてきたのだ どうやら脛擦りはここが気に入ったようだ ここについて脛擦りは辺りをきょろきょろ見回す、しばらくじっとしてあたりをうかがっている そして私のほうを見て一声鳴くと森の奥に消えていった 私は今その森にいる。またあの子に逢えないかと思いここに足を運んだ 今度出逢ったら名前を付けてあげよう、そんな事を考えていた そのときである、あの子と思われる鳴き声が聞こえてきたのは・・ 私は急いでその鳴き声が聞こえてきた場所に急行した 私がそこで見た光景は・・・ 茶々丸 「ハンゾーさん、甘えん坊ですね・・。そんなに私の脚がお好きですか?」 そこにはすでに茶々丸によって餌付けされ、茶々丸の脚に擦り寄る脛擦りがいた あの子が幸せならそれでいいんだ、それで・・泣くもんか! 完 15-505 15-505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/25(火) 13 37 48 ID vUY2bdc10 真名の苦悩 14 悪戯 1/5 ?? 「マナ・・マナ・・」 誰かが私を呼んでいる、この場に私以外の人間はいない では誰が・・私は声のしたほうに顔を向ける そこにいたのはアベルだった 私は混乱する、アベルがしゃべった?そんな事あるはずが無い。いや、できればあって欲しいのだが・・ アベル 「マナ・・マナ・・」 やはりアベルがしゃべっている、夢ではないだろうか?そう思い頬をつねった、痛い どうやらこれは現実らしい こんなに嬉しい現実があっていいのだろうか・・ 私の心は羽でもついたように浮つき始めた アベル 「マナ・・オハナシアルノ・・」 その言葉を聞いた私はふらふらとアベルに近寄った アベルは近づいてくる私を黙ってみている そのつぶらな瞳がたまらない 15-506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/25(火) 13 38 31 ID vUY2bdc10 2/5 私はアベルをそっと抱き上げた アベルは舌を出し不思議そうに私を見つめている 真名 「こ、こんにちは・・」 アベル 「マナ・・」 私は嬉しさで自分の手が震えているのがわかった 自然と頬が緩んでくる、今の私の顔はかなり間抜けな顔になっているだろう 真名 「お、お話って?」 私はアベルに問い掛ける アベル 「マナ・・ダイキライ・・」 私の世界が崩壊した 目の前が暗くなり感覚がなくなっていった、そして私は何も聞こえなくなった だんだんと意識が闇に包まれる。もう消えてしまってもいい、そう思った そして私はアベルを抱きしめたまま気絶したらしい 15-507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/25(火) 13 39 19 ID vUY2bdc10 3/5 ?? 「真名!起きてよ真名!!」 ?? 「お姉ちゃん!だからこんな事止めようって・・」 何かが聞こえる、しかし今の私にはどうでもいい事のように感じられた 何も考えたくない。ただ消えてしまうことだけを考えていた ?? 「ワン!!」 その一声は私の崩壊を食い止め、現実へと引き戻した 私のいとしき者の声、その悲痛な叫びが私の意識を回復させる 気がつくと目の前には二人の少女と子犬がいた 二人の少女は心配そうに私を見つめている 史加 「良かった!気がついたです!」 風香 「良かった〜、一時はどうなる事かと思ったよ」 アベル 「ワン!」 私は現状を理解、というよりさっきまでの出来事を思い出すことが出来なかった おそらくは一時的な記憶障害になっていたのだろう そんな私を二人はすまなさそうに見ている 15-508 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/25(火) 13 40 41 ID vUY2bdc10 4/5 史加 「・・・というわけです」 風香 「ごめんね〜、まさか倒れるなんて思ってなかったからさ」 要約するとこうだ アベルの首輪につけたカメラとマイクで犬が喋るという悪戯をしていたらしい つまりアベルのダイキライという台詞は双子の悪戯だったということだ 私はほっとした、あの言葉はアベルのものではなかったのだ。嬉しさがあふれてくる しかし同時に二人に対し、極大の怒りが込み上げてきた この双子は私の最も触れてはいけない部分に触れてしまったのだ お前たちに今日を生きる資格はない 真名 「おまえたちの血の色は何色だぁぁぁー!!!」 私は血の涙を流し、双子の前に仁王立ちになった 全身は怒りで震え、握られた拳からは血が流れている そんな私を見た双子は恐怖でその場にへたり込む 自分達が何をしたか?その結果、何が起こってしまったのかを二人は知る その姿は神の怒りに触れ、何もする事が出来ずただ震える罪人の様であった 私は懐から銃を取り出す。それは最終決戦でのみ使う法儀式済み実弾の装てんされた本物の銃だ 今までこれに狙われて生き残った者などいない、まさに死神の鎌だ 私はゆっくりとその銃口を二人に向ける 15-509 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/25(火) 13 41 12 ID vUY2bdc10 5/5 真名 「自殺するか殺されるか、その選択権だけは与えてやる・・」 怯える二人、まるで今にもパンツの中にデカいやつをひねりだしそうだ 銃口は二人の間を狙う、こいつの威力は凄まじい。この双子なら弾丸が腕をかすっただけで全身まで粉々に吹き飛ぶだろう 真名 「5・・4・・3・・2・・い」 不意に私のカウントが止まる アベル 「きゅ〜ん」 アベルが私を見つめていた。まるでアイフルのCMに出て来るあの犬のような目で・・ アベルは私に近づいてきて足に擦り寄る、そして悲しそうな眼で私を見上げた その瞳は”許してあげて”といっているようで、急速に私の殺意を打ち消していった アベルの瞳の力に負け、私は銃を下ろす。二人を許したわけではないが、殺す気もなくなった 命の危機が去った二人は、魂が抜けたように呆然と座り込んでいる。少しぐらいちびっているかもしれない 私にこんな悪戯をしたんだ。いい薬になっただろう 結局私は二人を許した 二人はもうしないと言ったし、私も次に同じことをしたら地の果てまでも追い詰めて3回殺すと言っておいた もう、こんなことをする事はないだろう 少しだけみた私の夢のような出来事、いつかかなえばいいと思う。ダイキライは勘弁して欲しいが・・ 完 15-731 15-731 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/28(金) 22 04 38 ID DlakBGQM0 真名の苦悩 15 言葉 1/3 私の中でいろいろな思いが交錯する 嫉妬、恐怖、不安・・負の感情ばかりだ あんなものを見せ付けられてはそう思うことしか出来ない 私はいつものようにあの子達に会いに行った おそらくそこには茶々丸がいるだろう、ザジもいるかもしれない しかしそれでもいいのだ。よく考えてみれば一緒になってあの子達と遊べばいいのだ こっそりと遊ぶ必要はない。みんなで仲良く、それをあの子達も望んでいるだろう いつもの公園、その奥にある茂みの中の小さな広場。そこがいつもあの子達がいる場所だ 私はそこをそっとのぞいてみる やはりそこには茶々丸がいた、ついでにザジもいる だが私はなぜかすぐにはその場に入っていけず、しばらくその場を観察することにした 15-732 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/28(金) 22 05 38 ID DlakBGQM0 2/3 茶々丸 「そうですか、もうおなかいっぱいですか・・」 茶々丸は誰と話しているんだろう・・ザジ・・ではないようだ 茶々丸 「ボール?ああ、遊びたいんですね?」 茶々丸はアベルに話し掛けている ま、まさか・・そんな・・・犬語がわかるのか?ど、どうして・・ 茶々丸 「はい。ボールですよ」 そう言って茶々丸は小さいゴムボールをアベルの前に転がす だが、アベルはそれにじゃれ付かない 茶々丸 「?、ボールではないのですか?」 ザジ 「・・・」 茶々丸 「え、そっちのラグビーボールで遊びたい。この子はそう言っているんですか?」 ザジは黙って頷く 茶々丸はザジの言葉どおりに小さなラグビーボールをアベルの前に転がす そうするとアベルはうれしそうにそれにじゃれ付いた 茶々丸 「すごいですねザジさん。葉加瀬達につけていただいたこの翻訳機、まだ完全ではありません」 ザジ 「・・・」 茶々丸 「今度の私の調整のとき一緒にきていただけませんか?この翻訳機の精度を上げたいものですから・・」 ザジは再び頷いた。その表情は無表情であったが、しぐさなどから喜びの感情が伺える 動物好きな仲間が増えて嬉しいのだろうか 私はあせる。ほ、翻訳機だと!そんなもの禁じ手じゃないか!!くそう、茶々丸と私との差がどんどんと開いてゆく それにザジ、お前は何者だ?犬か?お前は犬なのか!?何で犬語がわかる!! 私は現実を認めることが出来ずに混乱した 15-733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/10/28(金) 22 06 32 ID DlakBGQM0 3/3 しばらくして私はその場を離れる 二人への嫉妬、子犬たちがさらにあの二人を仲良くなるのではないかという恐怖と不安、それが噴出した 私は半泣きである場所へと駆け込む。そう、工学部研究室、超と葉加瀬がいるところに 超 「何を馬鹿なことを言っているネ、真名」 葉加瀬 「そうですよ〜、いくら私たちがマッドサイエンティストだからといって クラスメートを人体改造するなんてできるはずないですよ〜。ちょっとはやってみたいですけれども」 私は二人に翻訳機を付けてもらうように頼んだ。頭がおかしくなったと思われたかもしれない だが私はそれほど必死だった、あの二人に負けたくなかった 超 「それに良く考えてみるネ、翻訳される言葉がいつもいい言葉だけとは限らないネ」 葉加瀬 「そうですよ〜。ダイキライ、なんて言われたらどうするんですか?」 衝撃が私を貫く。前回のあの悪夢がよみがえってきて私はがっくりとうなだれた 超 「翻訳機が完成したら真名にもあげるネ。ただし、どんな言葉が翻訳機から聞こえてきても関知しないネ」 葉加瀬 「悲観して自殺しちゃだめですよ、そんなことしたら、遺体を実験材料にしちゃいますよ〜」 私には二人の言葉はもう聞こえていなかった。失意の中、私は研究室を後にする ロボットに生まれればよかった。いや、ザジに生まれたほうが良かったか? 完 16-103 16-103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/01(火) 20 12 41 ID 44Y1EF800 真名の苦悩 16 誘惑 1/3 茶々● 「おはようございます、龍宮様・・」 校舎入り口の下駄箱前で私は茶々丸に声をかけられた だが少し雰囲気が違う、なんと言っていいのだろうか・・私の勘が何かを違和感を感じている 茶々● 「葉加瀬達からお話は聞きました・・・私でよければご協力いたしますが・・」 ドキリ、とした。先日の犬語翻訳機のことについてだろうか? 茶々● 「龍宮様は子犬たちとお話したいのではありませんか?」 それは話したい、しかし幾多の戦場をくぐり抜けてきた私の勘が教える。こいつは危険だと 茶々● 「あの子達も龍宮様とお話したいと言っていたのですが・・」 この言葉が私をぐらつかせ、私の心の芯を揺さぶる 茶々● 「ふふ、迷われているようですね。もし決心がつきましたら放課後いつもの場所にいらしてください」 そういい残し茶々丸は教室へと向かって行った 16-104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/01(火) 20 13 25 ID 44Y1EF800 2/3 結局、私は茶々丸の誘いに乗る事にした 放課後、いつもの公園の茂みの広場。おそらくは茶々丸と子犬たちが待つその場所へ私は行く 茶々● 「やはりいらしたのですね・・龍宮様」 その広場の中心に茶々丸は座り私を待っていた。その周りには数匹の子犬がいる 真名 「ちゃ、茶々丸。ほ、本当にこの子達とお話できるのか?」 私は不安を感じながらも茶々丸に問い掛けた 茶々● 「ええ、もちろんです龍宮様・・もちろんですとも・・」 茶々丸が笑った表情になる。見た目には完璧な笑顔だが、私から緊張感はなくならない この茶々丸が別人であるかのように私は感じていた 子犬1 「ワン!」 突然子犬が茶々丸に吠えた 茶々● 「あら・・そんなことを言ってはいけませんよ・・」 私はどきりとする。一体何を言われたのだろうか? 真名 「そ、その子は今、一体何を言ったんだ?」 茶々丸は私のほうを向いて困ったような顔をする 茶々● 「あの・・大変申し上げにくいのですが・・」 だんだん怖くなってくる、それから先は聞いてはいけないような気がした 子犬2 「ウ〜」 今度は別の子犬が私に唸り声を上げはじめた 茶々● 「え、ダメです。それ以上は言ってはいけません!」 16-105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/01(火) 20 14 14 ID 44Y1EF800 3/3 恐怖で混乱してきた 一体私は何を言われているのだろうか? 聞きたい、でもそれを聞いてしまうと私は立ち直れないような気がする 過去、幾度も死線を乗り越えてきた私であっても、この今の状況はつらすぎる 逃げ出したい、そう思う。それでも一応聞いてみた 真名 「な、なぁ茶々丸。この子達の言葉、私は・・聞かないほうがいいか?」 茶々丸は申し訳なさそうな顔になり、黙って顔を伏せる 真名 「う、うわあぁぁぁぁん!!」 私は人目もはばからず泣きながら家に帰った 茶々● 「起動実験終了、小泉くんVer.3.01部隊を回収、帰還します」 そう言って茶々●は子犬たちに帰還命令を送る 茶々● 「ふふ、調整は順調です、この子犬型のロボット。あの龍宮様を欺く事が出来たのですから・・」 完 16-587 16-587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/09(水) 22 48 03 ID jq5t7NY80 真名の苦悩 17 再会 1/3 前回の一件以来、外に出るのが怖くなった あの仔犬たちが自分に何を言っていたのか、それを考えるだけで全身を恐怖が貫く できるだけ外では何者にも会わないように行動している いまの私は、小鳥のさえずりさえも悪口のように聞こえてならない あれから3日、私の大好きな子犬、アベルとカインにも逢っていない あの子達は私をどう思っているのだろうか? それを考えるだけで夜も眠れなくなった そして4日目の夜・・・ コンコン ドアをノックする音が聞こえた 私は恐る恐る覗き穴から誰がきたのかを確認する 外にいたのはザジであった コンコン もう一度ノックの音がした 何をしにきたのであろうか・・ 16-588 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/09(水) 22 48 39 ID jq5t7NY80 2/3 私はそっとドアを開けた、そのときである ?? 「ワンワン!」 開いたドアの隙間から元気よく二匹の仔犬が飛び込んできた その仔犬たちは嬉しそうに私の足元で、私の足にじゃれ付き始める 真名 「な、な・・」 どうしてこの子達が、そして何でザジがこの子達を連れ私のところに? ザジ 「・・・」 真名 「え?」 私は自分の耳を疑った ザジ 「・・・」 ザジは同じ言葉を繰り返す。私はその言葉を聞いたとき、心の中で何かが溶け出すのを感じた 真名 「・・・逢いたかった?この子達はそう言っているのか?」 コクリ、とザジが頷く 自分が震えているのがわかる 嬉しさと嘘ではないだろうかと言う不安、それらが入り混じった感情があふれ出てきた 私はゆっくりとしゃがみアベルとカインを見つめた 確かにそうだ。二匹の目はザジの言った通りのことを伝えている 逢いたかったと 16-589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/09(水) 22 49 16 ID jq5t7NY80 3/3 私には犬の言葉はわからない。しかしどうしてこんなに彼らの感情が伝わってくるのであろうか? 嬉しくて目に涙が浮かんできた 震える手で二匹を抱きしめる。彼らは私の涙を舐めとるとそのまま私の頬を舐めてくれた 泣かないで・・ そう言っているのがわかる。その言葉を理解したとき、あの日からの私の不安は消え去っていた バタン ドアの閉まる音がした、おそらくは私達のことを確認したザジが出て行ったのだろう 私はドアを開けザジを呼び止めた 真名 「ザジ、どうして・・」 ザジは背中を向けたまま何も答えない。しかしその背中から伝わってくるもので何が言いたいのかはわかるような気がした 真名 「・・ありがとう」 去ってゆくザジの背中に私はそうつぶやく その夜、私は二匹と一緒に食事をし、一緒に風呂に入りソファーで一緒に寝た 小さくても暖かさが伝わってくる。それは体温であり、愛情であったと思う 私はその暖かさを感じながら眠りにつく。二匹と溶け合うように一つになって 完 17-111 17-111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/17(木) 21 06 28 ID +iw/4zk30 真名の苦悩 18 惨劇 目の前の光景を惨劇、そう言い表すしかないだろう 私の部屋の中で起きたこの出来事を私は一生忘れることはできない 真名 「あ・・あ・・あ・・」 言葉が出てこない、体を動かすこともできなかった ちぎれた手足、飛び出た目玉、避けた腹からは中身が出ていた 無残な姿にされた私の愛するグレース、犯人は残酷にもまだ彼女をいたぶっていた 真名 「や、やめてくれ!」 そういって私は二匹に飛び掛る アベル、カイン 「くぅ〜ん」 二匹の仔犬は悲しそうに小さく吼えると、すねた目で私を見つめる 限定版の仔犬のぬいぐるみ、グレース もう手に入らないかもしれない、そう思うと涙が止まらなかった だがそんなことを思う私を尻目に、二匹は更なる獲物(ぬいぐるみ)を探し始めていた 真名 「や、やめて・・」 残念だけどもうこの部屋には二匹を入れることはできないかもしれない 完 20-479 20-479 名前:真名の苦悩 19 苦情[sage] 投稿日:2005/11/27(日) 17 56 03 ID ??? 真名の苦悩 19 苦情 1/2 最近、私はザジと仲良くなった いつもの場所でよく、ザジといっしょに仔犬たちや他の動物と戯れている ザジは仔犬だけではなく生き物全般が好きなようだ その上、ザジは生き物全般から好かれている。非常にうらやましい体質だ 今日も私は仔犬たちと戯れる いつものように私の愛する仔犬のアベルとカインたちと戯れる まずはご飯をあげて、その後ボール遊びをする そして時たまおなかを撫でてやる。二匹の甘えてくる仕草がとてもたまらない ザジがその様子を見ていた。ザジもこの子達と遊びたいのかと思い声をかけてみた 真名 「この子達と遊びたいのか?」 ザジ 「・・・(ふるふる)」 ザジは何も言わず、ただ首を横に振った。私に気を使ってくれているのであろうか 真名 「そうか・・だが遊びたくなったらいつでもいってくれ。この子達もお前の事は好きなようだから」 ザジはコクリと頷くと、私の近くに腰を下ろした 潤んだ瞳でカインが私のことを見つめている 特に何をしたというわけではないのだが、さらに甘えたがっているのがわかる 思わず私はカインを抱き上げて、その口にキスをした お返しなのか、カインはキスの後に私の唇をその小さな舌で舐めてくれた。とても嬉しそうに舐めてくれた 自然と頬が緩む、少しばかり間抜けな顔になっているであろう 近くにザジがいる。しかしザジならそんな顔を見られてもいい。彼女も私と同じ志を持つものなのだから 20-481 名前:真名の苦悩 19 苦情[sage] 投稿日:2005/11/27(日) 17 57 11 ID ??? 2/2 真名 「ん〜」 あまりにも可愛いカインを、私は胸で抱きしめ頬擦りをする 自慢・・ではあるが私の胸は大きい、一応クラスではベスト3にはいる 仔犬が巨乳を好きかどうかはわからないが、気持ちいいという感触ぐらいはわかるであろう まぁ、自己満足でしかないであろうが、とにかくそうしたかった そしてついに私は愚行にでてしまう 抱きしめたまま寝転がり、ごろりごろりと3回転ほどしてしまったのだ カイン 「きゅいん!」 私の胸の中でカインがつぶれたような声を出す 恐る恐る胸の中のカインを見てみると、カインは悲しそうな目で私を見つめていた 慌てて抱きしめていた腕を解き、カインを解放する。するとカインは一目散にその場から逃げ出し、ザジの元へよたよたと走っていった ザジは走りよってきたカインを膝の上に乗せるとこうつぶやいた ザジ 「・・・」 その一言は私の心のいろいろな部分を傷つけた 真名 「重い・・だって・・・」 ザジはただ頷く 何で殴られたと表現してよいのだろうか?とにかく一瞬意識が粉砕された 重い・・・乙女にはあまりにもキツイその一撃 確かに私は身長が大きい分体重も重い、しかし身長比でいえば痩せているほうだといえる しかしそんなこと仔犬には関係ない・・かかる重量だけが仔犬にとって重要なのだ・・ そんな私をアベルが心配そうに見つめていた 慰めてくれるのかと思い、両手を広げてアベルが飛び込んでくるのを待った しかし、アベルはザジのほうに走り去ってゆく。自分も同じ目に逢うと思ったのだろうか・・ 明日からあんみつ、やめようかな・・いや、減らそう・・それでいいはずだ・・ 完 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/1523.html
【名前】区済逢昧(くずみあいまい) 【性別】女 【所属】科学 【能力】柔声御話(ヒーリングエフェクター)レベル0 他人に「声による癒し」という思想を植え付ける能力。 簡単に言えば、彼女が声を発っせば前述の思想を植え付けられた対象の心理は癒し状態になる。 レベル0なので至近距離にいる一人(声を発している間のみ、"何となく心地が良い声")に限られる。 以前、能力開発の苦悩から幻想御手を使用したが、レベル3(同時に10人可能、癒しによる心理操作を会得)になった後に一時期昏睡状態となった。 【概要】 繚乱家政学校の二年生。 以前まで文武両道な成績優秀者、つまりエリートメイドだったが、片道で能力開発にも行き詰まっていた苦悩から幻想御手を使用。 レベル0からレベル3にまで上がったが、他の使用者同様昏睡状態に陥った後、元のレベル0に戻った。 それだけならまだしも、注意を受けていた幻想御手の使用という失態により、優等生とは名乗れない立場となった。 別に学校側が罰しているわけではないのだが、彼女自身の後悔が災いして成績に悪影響している。 だが、現在はエリート組(特に土御門舞夏)の努力性を見習い、少しずつ精進しつつある。 一応彼女もエリート組に入り、出張メイドを行っているのだが、変に謙虚である。 本来は素直でハキハキとした性格、常に尊敬する人物を目の前に置くようにしている。 一度努力したらそこからの向上は目を見張るものだが、逆に一度崩れたそのまま雪崩れていく。 特技は観察眼で、即座に相手の体調を気遣い、違う環境に順応する。 周囲からも「気が利く」と好評。 【特徴】 "花"と賞されるような暖かく柔らかい声。実は半分くらいが能力の微弱な効果。 繚乱家政学校お馴染みのメイド服に、凛としているがどこか抜けたような顔立ち、編み込みのツインテールヘアが特徴。 身長165㎝体重48㎏ 【台詞】 「初めまして。私、繚乱家政学校から配属されました、区済逢昧と申します。」 「はい!私は我が繚乱家政学校きってのエリートメイド、土御門舞夏さまの勇姿を見て精進してきたのです!」 「かしこまりました、頑張ります!」 「そんな慰めいりませんよぉ!私みたいなゲロ豚、踏みにじられて棄てられるのが当然の運命なんですってぇ!!」 【SS使用条件】 特に無いけど、喧嘩に弱いです
https://w.atwiki.jp/chine_miku/pages/65.html
- ニコニコ一般会員の苦悩… imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 現在23 00。 今新作の動画をエンコードしています。 かれこれ4時間待ち。 今までに酷いときは夜通し8時間ほど待ったこともあります。 時が経つにつれ、無料会員とプレミアムの格差が広がるのを感じます… しかし、俺は断じてプレミアム会員になんぞなりません。 何故かって? …それが「痴音ミク」の、 ニコニコ動画での過ごし方、楽しみ方だからです。 もともと俺は、他の優れた投稿者のような ハイクオリティの作品を作れるわけでもありませんし、 そういう方たちと競うつもりもありません。 また、ニコ動は好きでも ニコ動そのものを徹底的に楽しもう、という目的もありません。 俺が夢中になるのは、あくまで「替え歌」という表現です。 お金を払ってサイトを深く楽しむよりも、 無料会員の分際で、どこまで人々を引きつける作品を作れるか。 うまく言えないけど、俺が喜びを見い出すのは やっぱりそういうところなんですかね。 実際はネットに金かけたくないだけなんだけどね! 戻る コメント …それが「 痴音ミク 」の、 ニコニコ動画での過ごし方、楽しみ方だからです(キリッ -- 名無しさん (2009-09-17 23 22 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rayvateinn/pages/201.html
孔明が罠から抜け出すようです NGシーン集 諸葛亮―――諸葛孔明―――。 今は普通の軍師……いや、普通ではないが………。 さっきまで少女だったと思えない姿になっている。 それにつれ、性格というかスタンスもかわっていた。 少女の時は優勝は狙っていなかった。 だが、今は完全に優勝狙いである。 我が知識を使い、生き残る。 あの呂布さえどうにかすればいいのだろう。 大丈夫ですよ。 禁止エリアを上手く使えばいいんですからね。 そう、自分の勝ち目など幾らでもある。 「ハッハッハッ!貴様等!俺は気に入ったぞ!」 「放送………さて、一体何人が死んだか。 吉報であることを望みましょうか」 静かに放送を聞き、内容を書きつける。 禁止エリア情報は地図につけ、死亡者発表の時だ。 「諸葛亮。」 「っ!」 自分の名前が呼ばれたことに疑問を感じた。 今も生きてる自分の名前が呼ばれたということは………。 自分は既に死者扱いされてるということ。 ………これは使える。 それに、首輪。 ボロボロになっていて、機能が停止しているとも思える。 確信ではないし、断定でもない。 だが、そう考えておけばいい。ポジティブに。 ………そして、残り人数も大体半分とは。 結構はやいものだと思う。 それほど、暴れる者がいるのだ。 例えば呂布………彼は最強の武人だというのはわかります。 人を殺し続ける存在……彼は最後の方まで残しておけば人数も減る一方なはず。 気をつければいいだけ。 ………だが、呂布以外にも強者がいる可能性もある。 運悪く出会った場合に、支給品が現在すべて無くなった状態では私はすぐに死ぬ。 何でもいい………私の策の為に、支給品を要求しましょう。 ………そういえば、火計に遭った場所から逃げる時に私と反対方向に逃げる人がいましたね。 このまま前に行って漂うより、そちらに向かう方がいいでしょうね。 周りの建物からこの場所を推測出来ないのはまさかでしたが………。 とりあえず遠回りに行きたいですね。 火事の中を通って行くことありませんからね。 では………行きましょうかね。 諸葛亮は反対側に向かうべく、歩く。 火が向こうの方を見えなくするのが邪魔。 そう思うも、今は待てばいいと余裕に歩いていた。 その、諸葛亮の周り道の途中には、これまた大変な場所があったとさ………。 「………こなたもつかさもまだ生きてる。良かった……」 火炎放射機という危険な物を持つ少女もまた放送を聞いて安心していた。 ついでに、みさおも呼ばれてないことに安心したが、やはり一番付き合った人物の方が心配出来た。 (なんだかんだで………私はこなたを殺そうとしてるのに良かったって思ってる。 本当は殺したくないのかも………ね。) 彼女、かがみの性格も丸くなってきている。 徐々に殺し合いに乗らずに、友人達を心配していた。 こなたもつかさもみさおも生きて欲しいんだ。本当は………。 つかさの為に人を殺そうだなんて思わないべきか? ………でも、そんな為にいかない。 人数を減らさないといけないんだ………。 それなのに………。 「はぁーぁ………まったくねぇ………」 自分に呆れる。 横で人が二人倒れてる訳だが………。 殺そうと思えばもう殺ってる。 ………でも殺れない。 どうしてだろう? 人を殺すことが怖いのかな………? またまた、人を守りたいのかしらねぇ……。 本当に、自分は何がしたいのか。 そう、こうやって人が来たら二人を守るように出てくる自分。 殺し合いに反対してる自分……。 でも、人を殺さないといけないって自分が言う。 「アンタは何よ?」 「貴方は……ほほう、良い物を持ってるじゃないですか。」 彼、諸葛亮は火炎放射機を見るなりそう言う。 欲しいのだろうか? 絶対に渡せないけどね。 「はい、分かってます。そう簡単に渡せない………ですか。」 まるで人の心を読んでるような発言をする。 あまり関わりたくない。 って、自分が言う。 逃げたい………いや、倒したい………。 こいつを追い返したい。 「おっと、私は貴方を襲う気……『今』は無いですよ?」 「今………ってことは、アンタはいずれ敵になるってこと?」 「正解ですよ。」 まるで未来を見てるような………。 既にお前は負けているとでも言うような………。 すべてを知ったような………。 ともかく、前の人は敵になるらしい。 それならさっさと倒したい。 「失礼しましたね。私の名は諸葛孔明ですよ。 頭のどこでもいいから入れておけばいいでしょうね。」 諸葛孔明………名簿を見てもそんな名前はなかった気がするけど。 少し似た名前があった。 多分、それだろう。 ……………でもその名前はさっき斜線を引いた気が。 「気付きましたか……。そうですよ。 私はさきほどの放送で名を呼ばれたのですよ。 ………では、何故ここにいるのか? 亡霊として出た可能性もあるでしょうねぇ。 フフ………さて、貴方はどう考える?」 「興味無いけど………不気味ね………」 かがみにとっては諸葛亮は不気味だと……この上ない。 自分の脳がこの人物は危険だと判断している。 足が震える。 怖い……?そんな訳ないでしょ。 どこかにはやく消えて欲しいだけ。 「まあ今は貴方と相手してる時間も無駄。 それなら私は誰かを殺し、支給品を集めるでしょうね。」 諸葛亮の言葉は遠回りに………でも、かがみには分かる。 コイツは……………。 「誰かとは誰………?もうお気付きなはず………ですよね?」 私を殺しに来る!! 諸葛亮は丁度にも人を3人発見。 さらに二人は気絶となっている。 起きている一人の力はおそらく少ない。 武はなくとも、いけるであろう。 それだから、彼女――かがみを殺すことにした。 手によくわからないが、持ってるということは強力な武器と思える。 使い方が、自分に分かれば活用出来るであろう。 戦闘が始まると、先制はかがみから。 手に持つ火炎放射機が使えるか試す上に、やってみれば―――。 そこで彼女は安心がまた持てた。 火炎放射機は使えた訳だった。 炎が出てきたんだ。間違いない。 そして、その炎は諸葛亮に襲う。 確実に直撃したと、かがみは思ったものの………。 「………いない?」 炎を放って、前が見えると………。 諸葛亮は消えていた。 何故なんだろうか? ………でも、いなくなって良かった。 二人も無事で良かった………のかな? 「……………うぅ……ん………」 諸葛亮を撃退したら、丁度誰かが起きる声がした。 聞くに、高い声だった為に、青い髪の子の方だろう。 交流などないが、優しく接してあげよう。 小さい子に厳しくしすぎるのは良くない………のかな? そんなことどうでもいいか。 私は、二人の元に行くなりに、挨拶。 「おはよう」 「……………?」 まぁ、初対面ではないものの、話したこともないし、 一応会ったことあってもさっきのこと。 忘れてるに近いということなのだ。 「とりあえず、放送聞けなかったでしょ? 私のを写したらいいわよ。ほら」 かがみは、青い髪の子――梨花に自分の名簿と地図を渡す。 ………だが、受け取らない。 それにどうしてか………と思う。 ………答えは身体をみればわかった……。 支給品は全部……燃えたのね。 私が名簿と地図を渡せず、しまうと、彼女は独り言を言いはじめる。 「圭一………どうしてなの………」 彼女は非常に元気がなかった。 こんな時に自分はどうすればいいかなんてわからなかった。 ………ただ、見てるだけ? 「貴方は………運命をなんだと思う?」 突然にも質問をされる。 小さい子なのに難しい質問をされてしまった。 ………運命がなにか………。 こなたなら………何故かすぐに答えれる気がする。 思い出す……思い出すと………そういえば運命は………。 「運命は………変えるもの………かな? 何もかも決まってることなんてないと思うわね」 「………そう」 とりあえず、良い言葉を出せたと思うけど………。 (運命は変えるもの………このゲームの優勝者は願いがかなう………。 その席に座れば、圭一を生き返らせれる………。 それが運命ならば、その運命は変えられる………。 ………まず、優勝者の願いがかなうのも運命よね……。 なら………それも変えられるのかしらね……。 まぁ、いいわ。圭一………貴方は仲間を失ったらどうする? 私は圭一の強さを知っている。 強い彼は………もういない。 ………帰ってこないのかもしれない。 ………これも、運命?) 梨花は心の中にて難しいことを考える。 運命………すべてが運命………。 彼女が運命のことを考えるのも、運命なのかもしれない。 「あっ、こんなのが身体にひっついてるわよ?」 かがみが赤ピクミンという存在に気づく。 梨花もやっと気付いたようで、自ら取ろうとするも―――。 ……………動かない。身体が傷つきすぎているのだ。 下手すれば、私はずっとここから動けずに………? 「私が取ってあげるわよ」 それを見かねたかがみは、梨花についてる赤ピクミンをすべて取り払った。 取り払うと、赤ピクミンはたったそれだけで全滅してしまった。 梨花は礼を言うと、名前を聞く。 互いに……名前だけの自己紹介をする。 二人の仲も良いカンジね!! そしてイーロンはまだ気絶してたとさ。 E-5 柊かがみ@らき☆すた 状態:健康 装備:てゐの服@東方project ウサ耳@現実? 道具:支給品一式 火炎放射機@現実 1、つかさを優勝させる 2、私を守る盾をいくつか集める 3、友人達が生きてて良かった。 ※狂気はなおりました ※諸葛亮にいずれ敵となると言われました。 ※心に揺れがみられます。今後の行動でスタンスが変わる!! E-5 古手梨花@ひぐらしのなく頃に 状態:背中に深い斬り傷 体中に火傷 装備:なし 道具:知恵のトライフォース@ゼルダの伝説 0、……………圭一のように強くなる。 1、圭一を生き返らせたいけど、運命は変わるから………。 2、何が起こった? 3、身体が動かない……!? ※デイバッグは燃えましたが、トライフォースだけ残ってます。 ※第二回放送を聞き逃しました。 ※身体がボロボロすぎて、動かすことができない状態です。 E-5 イーロン@ニコ生放送主 状態:気絶 黒イーロン 装備:なし 道具:基本支給品 卵@半熟英雄 鍬@現実(IKZO) 0、…………… 1、何があった……? 2、彼女(かがみ)と協力 「……………これでいいでしょうね。」 かがみの攻撃をわざと受け、その最中に逃げた。 ………これも策なのだ。 彼女を嵌める。この傷があれば攻撃されたと判断される可能性がある。 ―――ですが、彼女の仲間がいれば嘘と言われるでしょうね。 ………しかしそんな人こそ………。 フフフ………大丈夫なんですよ………。 人は捉えた。向かう先はあの場所か……。 いいでしょう。合流と行きましょうか。 E-5 諸葛亮@三国無双 状態:健康 殿の跡継ぎ 全身火傷 装備:軍師服@三国無双 道具:なし 1、優勝して殿達を生き返らせ、蜀の天下を取る。 2、彼女(かがみ)を策に嵌める。 3、あの人達の向かう先に ※少女化は解かれました。 ※記憶はあります。 ※デイバッグは焼失しました。 ※首輪の機能は停止しています。 「ついに辿り着いたな」 ホテルという完全に休憩の為の施設に来た熱き漢、松岡修造。 リンクを背負いながらも、ホテルまでペース落とさず走って来た彼ったら最強ね! ………疲労はさすがに溜まってるが。 「とりあえず、修造殿は疲れましたでしょう。 ここからは我が彼を背負うことにしましょうか。 ………ここで交代ってのは遅いですが」 ルカリオは修造の疲れ具合に心配の一言。 それでも修造は俺についてこい!と言って、中に入って行った。 ……まあ、わかっていた。修造殿は最後までやりとげる方なのだと。 「………ルカリオ。あの部屋を見ろ」 修造が指す部屋には明かりが点いていた。 罠かもしれないが、確かに人の存在を表していた。 人を探す目的の彼等には好都合。 警戒レベル1で部屋に入る。 「っ!!」 当然にも、中の人達はこちらに視線を集める。 第一に言葉を発したのは修造だった。 「ちょっとこいつを休ませる為にベッドを貸して欲しい!」 「ああ、それならそこの部屋のベッドに」 言葉に一人の女が反応してくれ、一つの部屋の扉に指をさした。 そこに入ると、大きいベッドが二つあり、一つは既に誰か運ばれていた為に、 もう一つの方のべッドに彼、リンクを寝かせると、リビングに帰る。 「ふぅ………ちょっと疲れたな」 さすがに疲労が全開!動けなくなりそうな程にも修造は疲れていた。 にも関わらず、ここまで彼を背負って走って来たことは凄いと言える。 「ここまで人を背負って来たってことは殺し合いには乗ってないんだな?」 さきほど言葉に反応してくれた女が修造に言う。 もちろんだ!と言葉を返す。 それから、全員は名前や情報を交換しあった。 魔理沙・スパークはTDNやかがみのことを主に伝えた。 スパークがTDNを殺害したことは黙っておいたが……。 ヨッシーは魅音とのことや、圭一達の動きを言えるだけ言った。 嘘はなく、真実を言うのみ。 修造・ルカリオは、森でのことを伝え、呂布という男の外見などを伝えて、 危険であることを伝えた。 情報交換を終えると、黙って―――って訳にはいかず、 色々と会話しながら、二人が起きるのを待った。 ここに近づく悪の手も知らずに………。 E-6 松岡修造@現実 状態:健康 熱血 疲労(大) 装備:Tシャツ@現実 道具:基本支給品 ラケット@現実(パッション) 太鼓のばち@現実 デビルスター@カービィのエアライド 1、できるできる絶対できる! 2、仲間を増やして守る!そして熱くなる! 3、殺し合いをするやつはかならずとめてやる 4、呂布を倒す為の人材を集める為に中心部に 5、彼を休ませるぞぉぅ! ※呂布を警戒 ※リンクの名前はまだ知りません ※魔理沙やヨッシーと情報交換しました。 E-6 ルカリオ@ポケモン 状態:健康 新たな決意 装備:なし 道具:基本支給品 こんぺいとう@スーパーマリオRPG ウニラ@クルクルランド ひぐらしの鳴き声の入ったCD@??? 1、ピーチ姫を守れなかった・・・ 2、とにかく主(修造)を守るあるべし 3、メタナイトが死んだことに安著 ※呂布を警戒 ※リンクの名前はまだ知りません ※魔理沙やヨッシーと情報交換しました。 E-6 リンク@ゼルダの伝説 状態:体中に火傷 気絶 勇者状態 装備:なし 道具:なし 1、…………… 2、姫は守り、ガノンは倒す ※イーロンに襲われる前の記憶がありません ※デイバッグは焼失しました。 ※首輪の機能が停止しました。 ※リンクは死んだと主催者は思っています。 ※第二回放送を聞けていません。 E-6 スパーク@ゲーム実況者 状態:健康 装備:なし 道具:支給品一式 コピーのもとデラックス(プラズマ)@星のカービィ 毒キノコ×2@スーパーマリオブラザーズ トゥードルズ@ディズニー系 1、主催者を倒す 2、仲間探しをする。 3、魅音が目覚めるのを待つ ※毒キノコを1個消費しました。 ※修造やヨッシーと情報交換しました。 ※呂布は危険人物と伝えられ、外見も伝えられました。 E-6 霧雨魔理沙@東方project 状態:健康 装備:PSG-1 6/6(予備弾 18/18)(備考:狙撃銃) 道具:サトシのぼうし@ポケモン 緑の悪魔@奴が来るシリーズ 1、とりあえず仲間を探すぜ 2、スパークには協力する 3、魅音が目覚めるのを待つ ※修造やヨッシーと情報交換しました。 ※呂布は危険人物と伝えられ、外見も伝えられました。 E-6 ヨッシー@スーパーマリオシリーズ 状態:健康 若干背中踏まれて痛い ショック 装備:鉄のクラ@チョコボの不思議のダンジョン 道具:基本支給品 ボス部屋のカギ@ゼルダの伝説 1、魅音さんを守ってみましょうかね? 2、魅音さんをボロボロにされてしまったのは自分のせいだ。 ※第1放送を聞き逃しました ※修造や魔理沙と情報交換しました。 ※呂布は危険人物と伝えられ、外見も伝えられました。 E-6 園崎魅音@ひぐらしのなく頃に 状態:気絶 腹を強打 装備:なし 道具:基本支給品 ファイアーボール×10@スーパーマリオシリーズ 0、…………… 1、圭……ちゃん…… ※第1放送を聞き逃しました ※圭一が死んだことはまだ知りません。 ホテルに近づくG………ではなく、最強の武人。 彼とタイマンして勝てる可能性は0に近い。 そんな呂布は多人数が集まりし場所に向かう。 これも運命なんだろう………。 F-6 呂布@三国無双 状態:身体に軽い傷 装備:M16A2 4/35(予備弾70/70)(備考:威力 中 安心 めいちゅうどよし 道具:基本支給品×2 無敵キャンディー@星のカービィ アルトリコーダー@らき☆すた(現実) 使い捨てどこでもドア@ドラえもん イチローのグローブ@現実 青いハンカチ@現実 スナッチボール×10@ポケモンコロシアム 1、俺の武を試す 2、強い奴なら俺が倒す 弱い奴は殺すか見逃す 3、TDN チルノ とは次に会ったら決着つける 4、俺に攻撃を当てた奴(ルカリオ)を見つけて殺す 5、中心部には強者もいるだろう。向かうぞ ※カズヤ・蒼紫のデイバッグを回収しました ※動物は基本殺さない思考のようです。邪魔者や強者や主催者は勝負します。 ※F-5に火事が発生しています sm098 森は木が3つで森なんですよ(キリッ 投下順 sm100 キャッスルツアー ~観光編~ sm093 されど勇者は立ち上がる イーロン sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sm093 されど勇者は立ち上がる 古手梨花 sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sm093 されど勇者は立ち上がる 柊かがみ sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sm093 されど勇者は立ち上がる 諸葛亮 sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sm093 されど勇者は立ち上がる 松岡修造 sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sm093 されど勇者は立ち上がる ルカリオ sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sm093 されど勇者は立ち上がる リンク sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sm091 弾幕の嵐から生還せよ!【後編】 園崎魅音 sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sm091 弾幕の嵐から生還せよ!【後編】 ヨッシー sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sm091 弾幕の嵐から生還せよ!【後編】 スパーク sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sm091 弾幕の嵐から生還せよ!【後編】 霧雨魔理沙 sm105 Center is very Danger --Lv 1-- sm098 森は木が3つで森なんですよ(キリッ 呂布 sm105 Center is very Danger --Lv 1--