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「どうしたの? あらたまって話がしたいなんて。珍しいこともあるものね」 ペリドットのマスター君が訪ねてきた。相変らず、からかいがいのある可愛い顔をしている。 こういう顔を見るとウズウズするのは年増女の性癖なのだろうか? いやいや、年増なんて思っちゃダメよ真珠。年月を重ねた真珠は大きさも輝きも増すのだから……。 「あの……」 「ああ、ごめんなさい。あがってちょうだいな」 居間へ彼を通す。私のプライベートな場所だけど、彼ならいいだろう。 「で、何の話かしら?」 「実は、ペリドットの誕生日がいつなのか知りたいんです」 「あら、そんなことなの。なんだ……私はもっとドロドロした相談かと思って期待してたのに」 「そんな期待されても……昼メロじゃないんですから……」 「残念ね……」 本当に残念だわ。私の知識と教養、そして美貌を生かせないなんて……まあ、しかたないわね。 「ペリドットの誕生日ねぇ。ねえ、それを聞いてどうするのかしら?」 「いやぁ、実はふだんのお礼も兼ねてプレゼントを贈りたいなぁ……なんてことを思いついたものですから」 「プレゼントねぇ。いいわねぇ。こんなにも想ってもらって。我が妹ながら嫉妬するわ」 「あ、あの、真珠姐さんの誕生日も教えていただければ……」 「いいのよ、気をつかわなくても」 貴方が欲しいって誘惑したら困るでしょ。困った顔も見てみたい気もするけどね。 いけないお姉様っていうのも、面白いかしらね。 ま、あの娘が悲しむ顔は見たくないし、妄想だけで止めとくわ。 「誕生日ねぇ……正直言って記憶がはっきりしないのよね。なんせ昔のことだから」 「そこをなんとか。本人には聞きずらいことなもので」 「そうねぇ……日差しが穏やかな季節だったわ。草木が芽吹くころだったかしら。ちょうど今ごろね。木蓮の白い花に囲まれたなかで、ふっくらとした柔らかそうな頬と唇で、小さな女の子が眠っていたわ。私の膝の上で目を覚まして、オリーブグリーンの瞳をキラキラさせて、私を見上げてにっこり微笑んだのよ。『はじめまして、姉様』って、言ったわ。とても愛らしい声でね。いまの天河石より少し幼いくらいだったかしら……」 「そんなことが……」 「あったのよ……昔々の話だけどね。だから、正直なことを言うとね、いつ生まれたのかは私にもわからないのよ。ただ、私がベリドットのことを知ったのはそのとき。それからは姉妹で仲よくやってきたわ。ときどき、喧嘩もしたけどね」 「そうなんですか……」 「でもね、私たち宝石乙女には誕生日なんていう概念はないのよ。私たちは人に必要とされたから存在している。これはわかるわね? だから、必要としてくれるマスターと出合ったとき、それが私たちの誕生日だと言えるわ。貴方とあの娘が出会ってから半年が過ぎたわね。二人の関係も進展しているようで安心しているわ。これからも頼むわね」 「それはもちろんです」 お酒を勧めたが丁寧に辞された。まっすぐに家に帰るなんて、愛妻家かしら? 「あまり役に立てなくて悪いわね」 「いえ、ペリドットの子供のころの話が聞けただけでも収穫ですよ」 「あ、そうそう。物を贈るのもいいけれど、時間を贈るっていうのはどうかしら?」 「時間ですか?」 「そう。たとえば、あの娘の庭園の仕事を手伝うとか。一緒に植物を育てるのもいいわね。野菜を収穫したり、木の実を拾ったり。私なら、自分のプライベートな時間と価値観を共有できる人がいると嬉しいわ。忙しい貴方でも、頑張ればなんとかできるでしょ? 女ってね、自分のために頑張ってくれる姿がたまらなく嬉しいものなのよ」 「なるほど……どうも僕は女心に疎いようでして……」 「本当にねぇ……」 「真珠さん、それフォローになってません……」 「あら、ごめんなさい」 身支度を済ませて玄関へ向かう彼。いい男ね。 「最後に質問してもいいかしら?」 「なんですか?」 「貴方の目には、私はどう見えるかしら?」 「……綺麗ですよ。とてもね」 「……そう。ありがと」 「それがなにか?」 「いいのよ。こっちのこと」 ふう……。 「今日はありがとうございました」 「いいのよ。またいらっしゃい。ペリドットといっしょでも、一人でも。お酒につき合ってくれる相手が欲しいのよね」 「か、考えておきます。それでは、失礼します」 ふふっ、逃げられたか……そっか……見えないか……残念ね……。 ◇ ◇ ◇ ◇ 真珠さんにも困ったね。あんなに色っぽく艶然と『貴方の目には、私はどう見えるかしら?』なんて聞かれたら言葉に詰まるじゃないか……しかし、おっそろしく綺麗な人だよな。マリリン・モンローが天国で歯軋りしてるよ。まったく。お酒が入ったら……見てみたいかも……。 さて、家に帰ろうか。彼女が待ってるから。
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白い空間と黒い空間がただただ広がっている。 存在の無い地平の白と黒。世界が壊れた世界。何も無い世界。 全てが過ぎ去った世界。 「……帰ってきちゃった」 私はその世界を見つめて、呟いた。そして、念じた。 この身の成長を。 手が伸びていく。足が伸びていく。意識が鮮明に冴えていく。 衣服を念じた。裸だった全身を衣服が包んでいく。 私はもう、そこに在った。 「……どうして、あんな事をしたのだろう」 私の胸をよぎったのはそんな疑問だ。 その疑問を振り返るために私は、ある悪魔の記憶を紐解く。 この滅びた世界をかつて翻弄した、とある罪深き悪魔の記憶を振り返る。 派手好き地獄紳士『666』。 彼女が使わなかった、三つの秘密の事を。 彼女はこの滅びた世界で多くの悪行を為した。 だが印象的だった事は、その殆ど全てに意味があった事だろう。 見殺しにした体はスクライドで出来ている書き手。ネコミミストの心に傷を付けるためだ。 見殺しにした幻夜。同上。そして、ネコミミストと二人きりになるため。 大あばれ鉄槌。自らを悪党として植えつけるため。……ほんの少しだけ、同僚を追い回した腹いせ。 意外な影丸?。『SOS(世界を・大きく変える・すごいツッコミ)弾』を手に入れる為。 忘却のウッカリデス。病院に不和を撒く引鉄として。 King of 脳内補完。ライダー書き手の心理を誘導しようとした。また、病院の戦場の戦力を調整。 転。ディス・レヴの力を手にし戦力の増強。 HN「七氏」。大蟹杯の暴走をさせないため。 クールなロリスキー。地図氏に突きつけた、因縁と憎悪の挑戦状。 だが。 コロンビーヌ。彼女は否定した、私を襲う理由なんて無いはずだと。 読み手。ラスボスになるため? だがあの死にはよくよく考えれば謎が残っている。 愛媛。対主催の戦力を削ぐため? 自分を確かめるため? それらに有る理由。語られなかった、語ることが無かった真相。 そこに有ったはずの使われなかった物とその理由について、私は思い返す。 何より明らかな謎は読み手の死だった。 あの殺人こそ、派手好き地獄紳士『666』が残してしまった最大の手掛りだ。 そもそも彼女はどうやって読み手を殺したのだろう? 読み手は『大蟹球フォーグラーの中枢部に居たというのに』。 刻一刻と内部構造を変化させるフォーグラーの中枢部に転移など出来るわけが無い。 そして対主催に先んじて突入し到達した、というのも無理だ。 その途中にはジョーカー達が居た。彼らに気づかれず最深部に辿り着く術など無い。 つまり答えは一つだ。 ――666は旅の扉を通って現れた。 主催本拠地のラピュタと大蟹球フォーグラーを繋ぐ旅の扉。 ラピュタに辿り着く唯一の手段だが、裏を返せばラピュタからフォーグラーに来る事も出来る。 これしか道は無い。だがこのルートもまた無数の謎が残される。 そもそもラピュタに行くのが難しいからフォーグラーを経由するはずなのに、 フォーグラーを飛ばしてラピュタに居たなど普通に考えれば筋が通らない。 だが、ラピュタへの移動が難しくなったのはラピュタがデビルガンダムに冒された後だ。 それまでなら、ラピュタの事をよく知っているジョーカー達は行き来できている。 主催側の情報を持ってさえいれば。 しかし666がそんな情報を持っている事は主催側ですら気づかなかった。何故か? wikiに載る全てを知るwiki管理人の目を欺く術など有るはずが無いのに。 ……否。 たった一つだけ、有った。 第129話「貴方だけに教えます」。 何故か長期間に渡ってWikiに収録されず、wiki管理人の目を逃れていた奇跡の話。 これを書いたのは誰だろう? 666当人しか知らないはずのこの話が書けたのは誰だ? それは、現実世界の666以外に有り得ない。 あとぶっちゃけ本スレにトリ付き書き込み有ったし。具体的に言うと1860辺。 この666が書いた話において、666が1st書き手ロワの主催であること。 そして読み手がこのロワの機密情報を無数に手に入れている場面が描写されている。 その内容は“【】付きの支給品形式で”記された。 ……第252話「月に吠える者」で666の首輪が外れていたのは、つまりそういう事だ。 現実世界の666が書いたあらゆるロワSSに登場する支給品を召喚できるゲート・オブ・バビロン。 つまり666は知らぬ内に主催側の機密情報まで入手していた。 それを使えば、デビル化する前のラピュタに潜入する事も容易い事だった。 666が出る話もよく見てみれば良い。 第271話「カウントダウンツ・ヘブン」に登場した後、病院で起きている盛大な戦いを666はスルー。 273話でラピュタをDGゼストが侵蝕し始めたからだ。 279話では侵蝕中のDG細胞が支給品在庫倉庫まで侵蝕された事が明かされる。 だからその前に、666は病院の戦いをスルーしてラピュタに潜入し支給品を回収していたのだ。 そして大量のめぼしい支給品を回収した666は、ラピュタ――フォーグラー間に敷設された 旅の扉を通ってフォーグラー中枢部に現れ、念のため口封じとして読み手を殺害した。 居なくなっていた時期はピタリと符合しているのに、なかなか気づかれないものである。 これが有ったはずの切り札――『無尽蔵の支給品』だった。 そしてもう一つの切り札。それはダイダルゲートだ。 感電氏の前に現れた666は、彼にクマのプー太のLSタロットを一枚手渡した。 それに何か意味が有るとは思わなかったのだろうか。 あるいは自分が使うバルディッシュのBCが何の略か忘れてしまっていたのだろうか。 何にせよ、それをダイダルゲートに食い込ませた事の意味に気づくことはなかったらしい。 埋もれるようにダイダルゲートへと食い込んだバルディッシュは、そこから驚きの黒さを侵蝕させた。 誰も知らない内に、密かに、驚きの黒さがダイダルゲートを支配していた。 それによる一番の狙いは現実世界の書き手に干渉する事だったらしい。 オリジナルの派手好き地獄紳士『666』を殺害して成り代わろうと企んでいたのだそうだ。 666のその企みは侵蝕の中枢であるバルディッシュをチートイエローに破壊された事で失敗した。 繋がりかけていた現実世界と隔離されてしまったのだ。 666は仕方なく第二の手を選んだ。驚きの黒さを通じて半壊したダイダルゲートを起動。 壊れかけの機能でなんとかこの世界の手元まで召喚。 そしてウルトラミキサーで吸収しやすくしてから、フォーグラーと黒蟹座氏を使う時に 使われたものを回収した融合のカードで、『私』の中に取り込ませたのだ。 これによって『私』はダイダルゲートに蓄えられた書き手達の経験と、ダイダルゲートの機能を手に入れた。 この事は誰も知らない。 チートイエローは黒く染まったダイダルゲートに驚愕しながらも、それを教える事なく散っていった。 wikiに載せられた作品の備考にすら真相は書かれなかった。 ※ダイダルゲートが破壊されました。修復したとしても、集めていた経験は戻ってきません。 (……だってそれは『私』が持っている) ※ゲートに埋まっていたバルディッシュはチートイエローに撃ち抜かれ、消滅しました。 (そう、バルディッシュは消滅してしまった) これこそが第二の切り札、私の中に移された『ダイダルゲート』。 全ては読み手さえも騙しきる策謀の網だった。 そして最後の切り札は言うまでも無く、『私』だ。 『私』の存在について語るには、まず666の行為について語らなければならない。 666は何故、コロンビーヌを殺したのか。 一度はコロンビーヌから胎児を抜き出しそれを人質に戦場へと向わせた。 だけどコロンビーヌに胎児を取り返され、666はジョーカーの力を借りてコロンビーヌを殺した。 その理由を考えてみれば良い。 ……666の本当の目的は、最初から胎児の方に有ったのだ。 666の体は一度語られた通り、内包した大量かつ無数のエネルギーにより飽和状態にあった。 最初からそれを受け止められる肉体と、自らを継承できる器を求めていた。 ネコミミストの事も本当は自分を受け継がせたかっただけじゃないかとか、 あの愛情はその為に自分をそう作り変えていたんじゃないかと思わないでもない。 少なくとも当人はあの愛情を本当の物だと思っていたのだけれど、 そもそも自分の記憶すら操作していたのだから、自分の心も作り変えていてもおかしくない。 とはいえ、そこまで行くと作られた物でもやはり本物の愛情だった事になるわけで……あれれ? ……まあいいや、話を続けよう。 666は胎児を再びコロンビーヌの胎から奪い取り、闇のゆりかごで育て始めた。 時々、不死者の力で自らを胎児に転写しながら。 あまり語られないが、不死者には記憶ごと相手を喰らうだけではなく、自分の記憶を相手に与える力も有るのだ。 自分の中の記憶が消えるわけじゃないからカット&ペーストではなくコピー&ペーストだけど。 それにより胎児は第二の666として育っていた。 だけどそこに投じられた一石が有った。 驚きの白さを手に入れていた『愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました』の死。 そこに残っていた“白い塵”。 666がその場を離れた隙に、漫画キャラバトルロワイアルwiki管理人(紙)はその塵を集めると、 水に溶かし、666に育てられている闇のゆりかごに居た胎児にそれを飲ませたのだ。 今から思うと、もしかすると666はこの事さえも計算ずくだったのかもしれないと思う。 愛媛と話す理由は有っても、戦い殺害し、あまつさえその場を離れたのは不自然だ。 自分とは違う道を選び白と黒を併せ持つ、そんな存在に未来を委ねてみたかったのかも……。 ……考えすぎの美化しすぎかな。 とにかくそれによって胎児は第二の666では無くなり、『私』が生まれた。 そう、私は鬼軍曹とコロンビーヌの子供の肉体を持ち、666の知性を持ちながら、 驚きの白さによりちょっぴりだけ浄化された、全く新しい存在なのだ。 真っ黒思考と共に考えていた私の名前、真紅の悪魔『666』という名前はおじゃんになった。 私の黒さは愛媛のそれを持ってしても到底浄化できるものではなかったけれど、 白と黒を併せ持つ存在として、666ですらなくなった誰でもない存在としてこの世に生れ落ちた。 本来、私は666が死んだ後に現れる最後の牙だった。 参加者を全て皆殺しにして絶望の全滅エンドを演出する役目を担っていた。 その為に、ゲート・オブ・バビロンも私の中に融合されている。 666が使っていた物は何か。あれはゲート・オブ・バビロンinゲート・オブ・バビロンだ。 第282話「全ては我が戯言なり」で666がリバースドールを出したのを思い出せばいい。 つまりあの登場話は現実世界の派手好き地獄紳士『666』が書いたものなのだ。 何故かカミングアウトすら必要なく投下直後に見破られていた公然の秘密である。 282話でそれは改めてカミングアウトされた。 そしてゲート・オブ・バビロンもまたあの話で登場した支給品だった。 だからゲート・オブ・バビロンの中からもゲート・オブ・バビロンが一本出てくるのである。 その中には使い潰されたはずのカシオペアとかもしっかり残っているのだからどうしようもない。 というより、666は常にGOBinGOBの方の中身を使い私が持つオリジナルGOBの中身は全て残していたのだ。 更にラピュタからパチったロワに参加してない作品の物をも含む膨大かつ強力無比な支給品も、これに入っている。 加えてダイダルゲートに蓄積されていた書き手ロワ2参加書き手達の経験も私の中に有る。 経験が有るという事はつまり……ぶっちゃけ、その人達が自作で出したアイテムも、出せる。 エターナルソード二刀流とか、エア四刀流とかもできるんじゃなかろうか。私の腕は二本だけど。 更に書き手ロワ内であの時点までに覚醒した全能力も私の中に有る。 色々有ってややこしいから一言で分かりやすく言ってしまうなら。 ――ぶっちゃけなんでもできる。 これだけの戦力を666は、自分との戦いで疲弊した対主催にぶつけようとしていたのだ。 鬼である。 悪魔である。 絶望っていっても程が有るだろ、自重しろである。 ところが私は驚きの白さにより、迷い始めていた。 このバトルロワイアルを美しくも救いの無いド欝すぎる全滅エンドにするか。 それとも最後に残ったほんの僅かな参加者だけでも生かして返すか。 驚きの白さで幾らかだけ浄化され、半分くらいは黒いままだった私は悩みに悩んだ。 その末に私は、ただ一人生き残ったネコミミストの前に姿を見せた。 驚くべきことに、666の記憶を持っているはずのネコミミストは私を知らなかった。 666はどうやら自分の記憶からも私のことを消していたらしい。 最近LSロワの方の主催が出る話で記憶を消せるアイテムを出したそうだから、多分それを使ったのだろう。 666を喰らった瞬間にそれを知るよう仕掛けておけば絶望させられただろうに、不思議な事だ。 私は悩みに悩んだ末、結局ただの胎児のふりをする事にした。 単体でも生きて行動できて考えて喋れて、別次元への扉を開く事ができるだけのただの胎児だ。 (……ネコミミストさんもよく信じたなあ、これ) 私は自らの中に取り込んでいるダイダルゲートの力で別次元への扉を開くと、彼女を送り出した。 一度は彼女と共に別世界まで送っていって、その後で私は帰ってきた。 私が生まれたこの世界へと。 その後、私はずーっとネコミミストが去った後の空間を見つめ続けていた。 「うーん、わからないなあ」 どうしてそんな事をしたのかが分からなくて。 私は確かに驚きの白さで浄化されたけれど、それじゃぜんぜん足りてはいないのだ。 まだ黒い部分の方が多いと思う。 だけど思ったのだ。そうした方が良い。だって――。 「あ…………そっか」 ――この物語はそうした方がきれいに終るから。 「あはは、そっか、そうだよね。なんだ、簡単なことだったんだ」 私は思わず笑い転げた。 楽しかった。そして嬉しかった。 私の生れ落ちた物語がこんな綺麗な結末を迎えられた事が。 こんなに美しい物語から生まれてこれた事が。 「きっとこれが、私が生まれてきた理由なんだ」 そして、魅せられていた。 こんなに綺麗な終わりを迎えた物語。 これほどまでに美しく終われた物語。 これまで紡がれてきたたくさんの書き手達の生き様に。 これまで紡がれてきたたくさんの書き手達の死に様に。 「私は、次のバトルロワイアルを見たいんだ」 私は書き手ロワイアル3rdを開催する事に決めた。 ――だってバトルロワイアルは、私とみんなを繋ぐ唯一つの絆なのだから。 302 スタッフロール 投下順に読む 304 仮面ライダー 希望2008 302 スタッフロール 時系列順に読む 304 仮面ライダー 希望2008
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『筑後川』冒頭のみなかみでの「いま生まれたばかりの川」というテキストにつけられた旋律。以前も指摘したけど、冒頭での掛け合い無伴奏の合唱、中間部で低声と高声が掛け合うピアノが動かないところ、「みなかみ」の終わりでのピアノパート、そして「河口」冒頭のピアノパートにこの旋律があって、もうひとつ「有明の海へ」と歌ったの直後のピアノパート(「河口」冒頭と1音以外まったく同じ)にある。 冒頭はパートソロで旋律を補強する和音はなく、持続音で少し厚くするだけ。中間部は5度重ね。「みなかみ」の終わりはオクターブ重ね。つまり、総じて和音は厚くない。一方で「河口」冒頭の和音は厚い。「みなかみ」の終わりも「河口」冒頭と同じくGrandioso ffが指定されているが、この和音の厚さの違いで描ける情景が変わる。 この和音、じつは、「みなかみ」オーラスの「未知のくにぐにへの」を無伴奏の合唱がGrandioso fffで歌い上げた和音と最初は一緒。よく見るとこの音がこっちにはあるけどこっちにない、という些細な差はあるのだけど、最初の数音はそれほど差はない和声。音節数が違うように見えるかもしれないけど(「いまうまれたばかりの」は10音節/「みちのくにぐにへの」は9音節)、その後に続く「旅行が」の「りょ」までの10音節で旋律はあっている。違いは「未知のくにぐにへ」の「ぐにへ」の音。ベースの音が、ト長調の移動ド読みでソ、ソ#、ラなのに、このピアノパートは最初から変ホ長調のソ#、ソ#、ラ。同じところでアルトはソ、ファ、ミなのに、その音はない。和音の種類が違う。 「未知の~」はかなり複雑な和音。ここのピアノは素直な厚い和音です。なぜでしょう。どういう効果があるのでしょう。そこまで細かい話だとわかりません。 ですが、ともあれ全体として、上流の勢いを描いたGrandiosoと、下流のたっぷりと水をたたえたGrandiosoとでは意味が違う。その意味の違いが和音の重厚さにある、という程度のところまでは、異論のない話だと思う。 組曲を通すとき、この旋律が、「あっ、あの最初の曲で使ってた旋律」、と想いだしていただけるとベター。一部のお客さんは明確に意識できないかもしれないにせよ、潜在意識でなんか聴いたようなメロディーがだんだん厚くなっているようすを感じてもらえば、だんだん盛り上がるという川を描いた音楽の基本パターンを伝えることはできるはず。
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【検索用 しょうもんしたいとかにうまれたかった 登録タグ NANAKI/2021/6~ VOCALOID し 初音ミク 曲 曲さ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:NANAKI 作曲:NANAKI 編曲:NANAKI 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『縄文時代とかに生まれたかった』(じょうもんじだいとかにうまれたかった) 歌詞 (YouTube動画概要欄より転載) 遥か昔の人たちは 悩みなんてなかっただろう 毎日自由にのびのび 生きていたのでしょう? 現代社会は僕には ちょっと荷が重すぎたかな とりあえず2、3年くらい 眠っていたい 縄文時代とかに生まれたかった 生まれる時代を間違えた 自分のために生きたかった もう疲れたよ わがままなんて言わないから ひとかけらのパンがあればいい それと甘いケーキとアイスと 食後のコーヒーも 遥か昔の人たちは 悩みなんてなかっただろう スローライフな毎日を 過ごしたのでしょう? 作り笑顔には疲れた 人の視線が怖いんだ とりあえず2、3年くらい 眠っていたい 縄文時代とかに生まれたかった 生まれる時代を間違えた 自分のために生きたかった もう疲れたよ 贅沢なんて言わないから その日の食べ物があればいい それとゲーム機とパソコンと スマートフォンも もしも縄文時代に生まれたら それはそれで大変だろう そう考えると現実も 悪くないかな 悲しいことや辛いことばかりだけど 私は今日も生きてゆく まあいいか、こんな現実でも いいこともあるさ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/niconicokaraokedb/pages/1596.html
flow ~水の生まれた場所~ ふろうみすのうまれたはしよ【登録タグ:I've KOTOKO アダルトゲーム 中沢伴行 曲 曲ふ 曲ふろ 水素 ~1/2の奇蹟~】 曲情報 作詞:KOTOKO(I ve) 作曲:中沢伴行?(I ve) 編曲:中沢伴行?(I ve) 唄:KOTOKO ジャンル・作品:アダルトゲーム 水素 ~1/2の奇蹟~ カラオケ動画情報 オンボーカルワイプあり コメント 名前 コメント
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原曲・藤谷美和子 大内義昭 作詞・秋元康 作曲・羽場仁志 編曲・萩田光雄 女優・藤谷美和子と歌手・大内義昭が1994年に発表したデュエット楽曲。 【登録タグ 1994年の楽曲 J-POP デュエット ドラマ主題歌 大内義昭 女優の歌 藤谷美和子】 カバーした声優 子安武人 鈴木達央 戸松遥
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熊本県熊本市出身だが、自身のラジオのリスナーから熊本県八代市出身であると勘違いされていた。また、両親ともに関西出身で関西弁で話すため、熊本弁が下手らしい 杉本理恵プロフィールへ戻る
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シナリオパート 火山にきたチョコ 溶岩に当たらないようにとサラマンダーが忠告する 言われなくても触らないよと憤慨する 火山ステージ1「流れる溶岩にご注意!」 フェーズ数8 ギミック:地面に流れる溶岩に乗るとダメージ 最終フェーズは炎のオーブを取ればクリア
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マリア 君たちが生まれた理由 part29-461~466・472・475・479・481・483~484・486・539 461 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 09 21 23 ID 6oCA1kvn0 ・主要人物紹介 高野潤(26歳・男) 慈愛堂病院に勤務する新米の外科医。幼い頃に父親が失踪。その後、母親も亡くなり孤児となる。神田の援助を受け医者に。 精神科で学んでいた事もあり奇行を繰り返すマリアのカウンセリングを引き受ける 筒井マリア(16歳・女) 日本人とフランス人のハーフ。自殺を図り慈愛堂病院に運び込まれる。 幼い頃に両親を亡くし祖母に育てられる。 神田利一(65歳・男) 慈愛堂病院の院長。温厚で人望が厚く、地域のボランティアにも積極的に参加。 「平成の赤ヒゲ」と呼ばれている。高野の育ての親 桑原律夫(58歳・男) 慈愛堂病院の内科院長。神田にライバル意識を燃やす。 気難しい性格でマリアの施設行きを強く薦める 太田由美子(36歳・女) 勤務15年のベテラン看護婦。ちょっとそそっかしいけど頼もしい、顔の大きな人 本田太陽(ひろし)(26歳・男) 高野の学生時代からの友人。慈愛堂病院の精神科勤務。高野のよきアドバイザーとして活躍 性格はおおらかで女好き 二階堂泰徳(64歳・男) 11年前、筒井夫妻の殺人事件を担当した刑事。定年を前に未解決のこの事件の捜査を行う。 462 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 09 22 35 ID 6oCA1kvn0 マリアが5歳の時に彼女を襲った悲劇・・・・両親が何者かに目の前で殺された 事件は解決せず、マリアは安息の日々が訪れる事のないまま心がバラバラになっていった 16歳になったマリアは自殺を図り慈愛堂病院に運び込まれる ・プロローグ「余計なお世話だよ」 慈愛堂病院の一室で目を覚ます筒井マリア とりあえず自己紹介など会話を行ってみるがイマイチ手ごたえがない しかし高野のアイデアで病室に飾っていた花にマリアは反応する。「私、バラの花が好きなんです」と少し嬉しそうに言う 医局に戻った高野は考え込む 筒井マリアは何故か陶器のカケラを自殺の道具に使ったようだ かなり確実性を欠くため、そして何故かその陶器のカケラには「マリア」と名前が入っていたため疑問に思う 何か意味があるかもしれないと考えた高野はそのカケラをとりあえず保存しておく事に 数日後。相変わらず口の重いマリアだったが少しずつ高野の質問には答えるようになってきていた。 しかし、最近筒井マリアの奇妙な行動の報告が目立つようになってくる。 頭痛を訴えて看護婦を呼んだのに「誰も呼んでません」と言ったり牛乳は嫌いだと言っていたのにわざわざ自販機で買って飲んでいたり。 看護婦からキツく注意をしてほしいと訴えられるものの高野は戸惑っていた 高野と他の人との筒井マリアへの印象がまるで違っていたからだ。 その夜、また事件はおこった 夜中、看護婦を呼び出した彼女は「早くここから出してくれ」と暴れ出したらしい。 そして暴れる彼女を抑え付けようとした看護婦をマリアはもの凄い力で押し倒したという 幸い看護婦にたいした怪我はなかった 彼女の手首の怪我は神経にまで達していた。片手で押し倒した事になるが・・・ 突然人が変わったようになるマリアに戸惑う高野 院内ではマリアはウソつきの非行少女という扱いになっていく マリアの扱いについて話し合う。身寄りもないため後の事は施設に連絡するのが妥当な処置だろうという事に そしてとりあえず傷が治るまでは高野がカウンセリングを行ってみる事になった。 高野はまず看護婦を突き飛ばした事について尋ねてみる。 普段から記憶が途切れがちで全く何をしたか覚えてないという彼女。 果たしてマリアはどこまで本当の事を言ってるのだろうかと考えこむ高野 そういえば救急車を呼んだのは誰なのだろうか。彼女の家には誰もいないハズだが・・・? ただ意図的にそんな事を行う理由が見えないためとりあえずカウンセリングを続けてみる事にする 次の日、彼女に自殺未遂をした日、家に誰かいたのか尋ねるが祖母が亡くなってからはずっと一人だと答えるマリア これからどうカウンセリングを進めればいいのか悩む高野に電話がかかってくる。 電話の相手は慈愛堂病院の精神科に務める本田 とりあえずどんな環境でいきてきたのか、親との関係はどうだったのかなどいろいろ聞き出してみろと薦める本田 再び彼女に看護婦を突き飛ばした時の話を聞いてみる とても気分がよかったのに何故か看護婦を読んでいた。暴れ出す自分を端から見てるような気分だったという彼女。 記憶は途切れ途切れだが自分の行動をやめさせるために必死になっていたという どうも理由やきっかけがイマイチつかめない高野。やはりもっと彼女の根本に問題が眠っているのか・・・・ 次の日、いよいよ本格的な診察に入る。 どういうきっかけで彼女を破壊的な行動に走らせてしまうのか、高野はそのポイントをマリアと一緒に探すため説明をする 彼女が催眠状態に陥ってしまうキーワード、そもそも彼女にそのような衝動を植えつけるモノが何だったのか まずはそれを一緒に探してみようと彼女に説明する。 その時、病室に飾ったバラの花びらが一枚落ちた・・・・・・ それを見た彼女は豹変する。自分の事を「ボク」と呼びだした彼女は「マリアの過去にかかわるな」と忠告してどこかへ消えてしまう 463 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 09 24 16 ID 6oCA1kvn0 第1話「誰かが殺しに来る」 間もなく意識を取り戻したものの先日のマリアの豹変っぷりに困惑する高野 その時ちょうど本田から電話が 現状の施設どころか精神病院に送られかねない状況で高野が助けに回ったのは神様のめぐり合わせと言い出す本田 とりあえずマリアの分断的記憶喪失について調べてみろと言って電話を切る 高野は記憶の喪失部分と覚えている部分の分別をしてみる事に とりあえずマリアに昨日の件についての話をする すると彼女はもしかしたらバラの花が人格交代のスイッチになっているかもしれないと言う しかしバラは母の好きだった花、辛い思い出なんてないと語る。。。 その夜、またマリアは豹変したらしい 看護婦がマリアの病室の前を通りがかった時に男の声がした 面会時間を過ぎても返らない男友達でもいるものだと思い扉を開けると パジャマの前をはだけたマリアが「勝手に人の部屋に入ってきやがって」と男としか思えない声でどなってきたという話だ よくる日のカウンセリング まず高野はマリアの中に眠る人格について話を聞いてみることにする マリアの中に誰がいるのか、それはどんな人物なのか、彼女自身は明確に把握できていないようだ しかし自分の中で誰かがせめぎあってる、そんな感覚は持っているらしい。 そして話はマリアの人格が分裂したきっかけへ。 しかし彼女は思い出す事が出来ない。そして記憶の回復を怖がる彼女 高野は自分の父親が蒸発した時の事を話しだす。そして今でも父親の歯の写真だけはいつも机の引き出しにあると。 たとえ死んでしまっていたとしても事実を知る事、それによって過去を清算する事、高野はマリアを勇気づける 次にマリアの家族について聞いてみる 両親が亡くなってからはずっと祖母と暮らしてきた事、そして祖母が亡くなったあとは近所の神父に保護者になってもらい今は一人で暮らしている事 その日のカウンセリングはそこで切り上げた その夜また異変は起こった。マリアが病室から消えたらしい 探しにいこうとする高野。しかしそこに二階堂という刑事が尋ねてくる。 一瞬なにか事件でも起こしているのだろうか?とドキリとする高野 しかし二階堂が語ったのはマリアの両親が殺された事件の事、そこで高野はマリアの両親が彼女の目の前で殺されたという事を知る 定年が目前に迫った二階堂は犯人が捕まっていないこの事件を解決したいと単独で捜査を再開したらしい 高野は迷っていた。マリアが失踪した事を話すべきかどうか・・・・ しかし何か事件が起こってしまう方がマズいと判断。二階堂に協力を頼む事に。 さすがは刑事、いろいろな情報を知る事が出来た。彼女の現住所、通う学校、そして今日が彼女の両親の命日だという事・・・・ 二階堂は会議があるため高野は一人でマリアを探しに行く事に マリアはやはり墓地にいた。しかし何があったのか倒れこんでいた。 「誰かが・・・・殺しに来る・・・・」そう呟き彼女は意識を失う 464 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 09 28 32 ID 6oCA1kvn0 第2話「マリアとマリア達」 マリアは無事に見つかった。 また本田から電話がかかってくる。マリアが病院を抜け出した事を聞きつけてかけてきたようだ 相談した結果とりあえず多重人格障害として考えていく事にした高野。人格の結合へ向けていろいろマリアの人格を引きずり出して調べていくことに 高野は墓参りの事やマリアの言葉、マリアの自殺が殺人だった可能性、救急車を呼んだのが誰なのか・・・ 本田は情報の整理がつきかけているようだったが教えてくれない 今度は内線がかかってくる。院長からの呼び出しだ。 マリアの脱走についての説明を求める神田。しかし高野はどう説明していいか迷い口ごもる 桑原がまくしたてる内に話がそれだしたため神田院長は話を打ち切る マリアの容態が不安定になったため病室へ向かう高野 太田によると鎮静剤を打ったらだいぶ安定してきた そして二階堂から高野の予定を聞く電話があったとの事 その後二階堂が尋ねてきた。捜査には進展がないようだが5歳の時にマリアが書いたという絵を持ってきてくれる 二階堂がマリアの見舞いをしたいという事なので病室へ通す すると二階堂は「あれ?おかしいなぁ・・・?」というリアクション マリアが目を覚ますとそそくさと部屋を出ていってしまう マリアと会話した後部屋を出て行った二階堂と話す 事件の事について話さない訳にはいかないと思って気が変わったという二階堂 そして二階堂はマリアの顔つきが昔と全然違う、まるで別人のようだと言いながら帰っていく 二階堂が去った後また連絡が入る。マリアの容態がまた悪化したらしい かけつけると胃の物を吐いてしまった事を聞かされる どうしたのか様子を見ているとまた別人格が登場する どうやら先日高野を脅してきた人格のようだ。その人格は薬は嫌いだから吐いてやったと言う。 そしてまたこれ以上クビを突っ込むなと宣言して勝手に消えていってしまう 太田に調子が悪そうだと言われた高野。後の事は太田にまかせて戻ろうとするが・・・・・ 太田の叫び声が聞こえてくる。急いで病室に戻るとそこにはヒステリックに怒る太田の姿が・・・・・ 太田は何故か何があったのかも言わず出て行ってしまう。 そしてマリアの3番目の人格が現れる・・・・・・ どうやら太田に「顔が大きいのがコンプレックスだな」とハッキリ言ってしまったらしい 2番目と違い破壊衝動があるタイプではない、ただただ冷徹なだけの人格のようだ 意識が途絶えかける中3番目の人格は名前を名乗る。オシリスと。 マリアの人格が戻ってきた。その日はとりあえず休ませる事に。 とりあえず太田には両親の事件の話だけして精神状態の事を納得してもらう事に 次の日。落ち着いた様子の太田を見て安心したところで今までの事を整理する 今手に入っているキーワードは3つ おそらく人格のスイッチとなっているであろう赤いバラ マリアの周囲に落ちている陶器のカケラ そして二階堂が持ってきてくれた絵・・・・・ 今日のカウンセリングはこれらをつなぎ合わせる事を目標にする マリアはまずおとといの事を喋り出す。お墓参りは意識はあったが体のコントロールが利かなかったと。 そして倒れた時に言っていた「誰かに殺される・・・」といううわごと。どうやら革のジャンパーを着た男に付けられていた事からきているらしいが・・・? そしてどうやら一旦家に帰っていたらしい。ある程度の足取りはつかめた。 マリアはせっかく家に帰ったのにお気に入りのオルゴールを忘れてきてしまった事を残念がる 高野は二階堂の持ってきた絵を見せる事にする。すると再びオシリスが現れる。 絵の内容について高野は問いただすが教えてくれない ついでなので人格の人数について聞いてみるがスキを見せる訳にはいかないとの事 マリアは別人格に殺されかかった、そして救急車を呼んだのはオシリスだという事を聞かされる オシリスは「私が必ずマリアを守る」と言い残し消えていった・・・・ 465 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 09 32 23 ID 6oCA1kvn0 第3話「突然の告白」 現時点でマリア以外に2人の人格を確認した。オシリス、そして薬嫌いで騒ぎを起こすのが好きな名前のわからない人格。 しかし自殺を引き起こした人格はおそらく別にいるようだ・・・・・・ 二階堂から電話がかかってくる。相談があるからこちらへ来るとの事 高野は二階堂の目的がよくつかめずにいた。いったい何を調べているんだろう・・・・ カウンセリング。昨日の別人格について聞いてくるマリア。 率直にオシリスの事を話してみる高野。するとオシリスと言う名前に聞き覚えがあるという マリアの祖母はエジプト考古学の学者だったようで発掘調査などには飛び回っていてその話をマリアにも聞かせてくれていたらしい 明確な話は思い出せないが家にはエジプトの絵本のようなモノがいろいろあるというマリア。高野はその絵本を取りにマリアの家へ向かう事に 家には一つだけ鍵がかかってる部屋があるらしい。話によると両親が死んでから父親の書斎にカラスの死体などが置かれたりして気持ち悪かったので祖母が封印してしまったとの事 話はかわりマリアの父親の話になる マリアの父は熱心なカトリック教徒で母親とも教会で出会ったらしい 職業は弁護士。とても忙しかったらしいがマリアと母の誕生日には必ず家にいる優しい父親だった 母の誕生日にはバラの花束、マリアの誕生日には神戸で注文したぬいぐるみ、そして両親が作曲した曲のオルゴールも誕生日にもらったらしい そのオルゴールには底に小物が入るようになっておりそこには祖母がエジプトで買った小さな水晶が入っていたらしい 母親はフランス人でいつも庭で赤いバラの手入れをしていたらしい 11月30日が命日、そして12月1日が母の誕生日という事で毎年マリアは両親の墓へ母への誕生日プレゼントという意味もこめてバラを供えに行っている マリアは当時の事を一つ思い出す。いつものように父親が誕生日のためのバラを注文したが手違いなのか事件の日に一日早く届いていたらしい 父はその花束を書斎に隠していたらしいが・・・・そこからマリアの記憶は抜け落ちていた その記憶を思い出そうとする中再び人格が入れ替わる事に また新たな人格が現れた。名前はイシス。 イシスは語り出す。ホルスには気をつけろ、と。 そして自分達の役割。イシスは悲しみを引き受ける、オシリスはマリアを守る、、、 ホルスは最初に高野を脅した人格そして薬を吐いてしまった人格の事のようだ、そしてホルスの役割を話そうとするが・・・・ 「監視されている」危機を感じたらしいイシスは言葉を途切れさせてしまう イシスの話に出てきた「あの人」について話を聞くと「マリアを消そうとしている・・・」と 話によるとオシリスとイシスはマリアの味方、「あの人」は敵、そしてホルスはどちらでもないらしい イシスはマリアを疲れさせてはいけない、過去を思い出させようとするとマリアはとても疲れてしまうと言い残し消えていく 記憶の回復を怖がるマリアそんなマリアを勇気づけながら高野は書類整理のため医局へ戻る すると二階堂が尋ねてくる。どうも事件の話ではなく母親を通院させるための病院探しの相談だったようだ。 二階堂と話している途中マリアが通りがかる。マリアを見た二階堂は「おとといは別人のようだったが今日は昔の面影がある」という。 二階堂と話し終え、書類の整理を終えた高野はカウンセリングに向かうがマリアは疲れたので今日は中止にしてほしいという 高野も同意し、病室から出ようとした。その時、ホルスが現れる。 ホルスはマリアの両親を殺した犯人を殺した、そして台所に埋めたんだと告白する。 二階堂はその事を捜査に来てるんだと述べ消えてしまう ホルスから話を聞いた高野はその日のうちにマリアの家へ向かう事にする。 オルゴールを持ってきてほしいというマリアから引き出しの鍵を受け取り筒井家へ とりあえず神話の本とオルゴール、そしてその隣にまたもや出現した陶器のカケラを回収 その後台所の下を掘り起こすと・・・そこには高野の父のつけていたブレスレットをつけた白骨死体が・・・・ 思いもがけない発見に気が動転する高野。 とりあえず歯型だけ確保し、持ち帰る。信じたくない一身で恐る恐る自分の持っていたレントゲン写真と称号するがその歯型は一致した・・・・ 466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/31(土) 10 06 05 ID 6oCA1kvn0 1話~3話までがDISC2。前半はここまで 472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/31(土) 14 04 03 ID 6oCA1kvn0 4話以降選択肢で多少事象や高野達が知る事柄に差がありますがとりあえず1本選んで乗っけます ってか前半もいくつか分岐はあるんですがそれは後ほど補完という事で・・・・ 475 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 14 22 59 ID 6oCA1kvn0 第4話「僕がウソをついた」 筒井家で発見された父の死体に関してどうにか正式な理由を見つけたい高野。 しかしマリアの施設受け入れの日取りが決まった。もう時間がない。 このままだと高野がこの事件に関わるきっかけは一生失われてしまう ある程度のヒントは浮かんでいる。「陶器のカケラ」「絵」「マリアの中の人格達」 まずは陶器のカケラ。今まで3つ見つかっている マリアが自殺に使ったもの、墓地で倒れているマリアのそばに落ちていたもの、そしてオルゴールの隣にあったもの・・・ おそらくつなげると何かになるのだろう。他の破片も存在しているのだろうか? 次に人格。まだ見てない、イシスの話によるとマリアを殺そうとしている人格があるはずだ。 そして死体の隣には小さな鍵が落ちていた。いったいなんのためのモノなのだろう・・・・ とりあえず一つ一つ整理する。まずは昨日書斎で見つけたエジプト神話の本を開く高野。 その本にはオシリス、イシス、ホルス、そしてセトの話がかかれていた。 マリアの書いた絵は純粋なセトのシンボルであった。 おそらくこの神話にマリアは自分を完全に重ねてしまったのだろうと高野は考える。 セトによってバラバラにされたオシリスは両親惨殺によってバラバラになってしまったマリアの心の象徴 そしてその心はイシスによってつなぎとめられる 時を経て、復讐心を中心に狂気の人格、セトやホルスも生まれる 狂気をセト、現実をホルス、逃避をイシス、誇大妄想をオシリス 両親惨殺からきた悲しみがこの構図を作り上げていったのだろう 本田から電話がかかってくる。勘の鋭い本田にバレないかどうかヒヤヒヤし、まずは冷静に取り繕う事に集中する そんな折太田からバラ園の取り壊しに関するアンケートが来る。高野は反対する事に。 心を落ち着かせてマリアのカウンセリングに向かう。 筒井家で発見した事は全て伏せ、オルゴールだけを手渡す。 死体のそばで見つけたオルゴールの底蓋のカギも渡したがさび付いていて使えなかった オルゴールを眺めてマリアは祖母からの言葉を思い出す 「困ったら神父さんの所へ行ってみなさい・・・」と 少しでも情報が欲しい高野は神父のいる希望の丘教会へ向かう事に。 連絡が取れないため心配していたレヴィ。膝が悪いのでなかなか遠出出来ないという 高野はこの人の良さそうな神父にマリアの施設行きの話を切り出せないでいた。 有力な情報は得られず帰ろうとする高野に神父はオルゴールの底の鍵を渡す マリアの祖母がなくなるときに首から提げていたのを保管していたらしい まずは一つ一つ疑問を解決していきたいと考える高野はマリアに鍵を渡して、何が入っているかを確認してもらう事にする そこに入っていたのは・・・祖母からマリアへあてた手紙だった マリアの祖母は突然尋ねてきた犯人の男が口封じにマリアを殺すものと思い後から花瓶で殴りつけた しばらく正気を失っていたが万一死体が見つかった時に使う証拠として自白の手紙を封じ込めた宝石箱のカギを死体と一緒に埋めた そしてマリアには「今日のことは忘れなさい。二度と思い出してはいけない」と何度も言い聞かせ記憶を閉じ込めた・・・ そんな事が書かれていた。 真実を知り動揺するマリア。マリアは真実を隠していた高野を責める そして観念した高野は語りだす 479 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 14 28 28 ID 6oCA1kvn0 第5話「時間をください」 マリアにまだ話してない別人格のこと、そして死体を見つけるまでの経緯を話し出す高野。 最初は本当にエジプト考古学の本を探しにいくつもりだったが、ホルスが現れ台所の下を掘ってみろ、と言われた事 そしてそこには本当に死体があった事を。しかしブレスレットの事はさすがにいえなかった・・・・ 少しずつ当時を思い出しそうになるマリア。何故、台所の下に鍵をかけなければいけなかったのか・・・という疑問 書斎を封印した時に何故かホッとしていた自分・・・・ とりあえず警察に知らせるかどうかの判断はマリアにまかせる事にする どうすればいいのか悩むマリア。すると頭痛に襲われ人格がスイッチする。 悲しみを引き受けるイシスが泣く。続いてホルスの登場。 ホルスは率直に疑問をぶつけてくる。何故警察に通報しないのか、何か隠しているのではないのか・・・?と。 マリアに気をつけろ・・・そして陶器のカケラについて調べてみろ・・・という言葉を残しホルスは消える 翌日。高野は掘り出したままの死体の事を思い出す。 神田から呼び出されるが用事があってマリアの家へ行く、と素直に話しマリアの家へ急ぐ マリアの家に到着し、急いで死体を埋めなおす高野。そこに革ジャンパーを着た男の影が忍び寄る・・・ 遺体を埋めなおし物思いにふける高野。するといきなり背後から殴りつけられ気を失う・・・・ しばらく経って意識を取り戻す高野。傍らには「この事件から手を引け」と書かれた脅迫文が・・・・ 高野はその事自体に疑問を抱く。高野の父親がマリアの両親を殺し、マリアの祖母が高野の父親を殺したのだとしたら当事者は既に全員死亡しているはずでは・・・? しかし明らかにこの件から手を引かせたがっている人間が存在するのは事実だ。とりあえず高野はその場から逃げ出す事に 院に戻ってきて本田の電話を受けたあと、神田との約束を思い出し院長室へ向かう高野 すると二階堂と太田が話しこんでいた。また病院の事についてしつこく聞き込んでいたようだ。 相変わらず目的がわからない二階堂の行動に不安になる高野 神田との話はマリアの近況報告だけで終わり高野は医局へ戻ろうとする その時、マリアの学校の担任の女性から声をかけられる どうやら見舞いに来ていたらしい。随分マリアは明るくなったと話す彼女。 そんな中彼女は壊れた何かの像を見せる。 話によると学校でもマリアは時折人が変わったようになる。 壊れた像を見て変な宗教にでも入ってるのではないかと心配しそれを聞こうとしたのだが明るくなったマリアに思わず話しそびれてしまったとの事 高野は像に関して聞いてみてくれという頼みを引き受けさっそくマリアの病室へ向かう 少しずつ記憶が蘇りかけているというマリア 高野はそんなマリアの前で壊れた像と陶器のカケラを組み合わせ始める その様子を見て彼女は記憶の一部を急速に蘇らせる バラの花瓶の後ろに隠れる子供の頃のマリア・・・・ 言い争いをするマリアの父と男。 揉み合いになり男はマリアの父を突き飛ばす そして本棚から落ちてきたマリア像がマリアの父の頭を直撃する・・・ 481 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 14 31 21 ID 6oCA1kvn0 第6話「君は見ていた」 マリアは父が殺された時の事を語りだす。 父親とかくれんぼをしていた子供のマリア。マリアは手違いで一日早く届いてしまい父親が自分の書斎に隠していたバラの花束の後に隠れていた すると見知らぬ男が突然現れ書斎を荒らしはじめる。それに気づいたマリアの父がかけつけてくる。 父親とその男は初対面だったようだとマリアは言う。しかし何が目的だったのかはわかっているようだったと。 男が手にしているファイルのような物を見て怒ったマリアの父は男に掴みかかる。 そして逃げようとした男に突き飛ばされるマリアの父。その頭上にマリア像が直撃する・・・ マリアがいうにはどうやら筒井家に押し入った人物はもう一人いたらしい。 その後のマリアの行動はイマイチよく覚えてないようだ。しかし自分でマリア像のかけらを拾い集めていた、という事は覚えているらしい 恐らく陶器のカケラ、そしてここにある壊れた像はその時の凶器だったのだろう。 何故高野の父とマリアの両親は命の危険を冒すような状況を演じなければいけなかったのか、考え込む高野 するとホルスが現れ凶器を隠した理由、そして凶器を拾い集め、復讐心を溜めていくことで生まれたのが自分だと語る クリスチャンであるマリアは犯人への憎しみを抑えようとすればするほど心が壊れそうになっていく そんな中でホルスの必要性が出来たのだと。ホルスは殺ってやると宣言する。証拠は一つじゃない、既に準備は完了している、そう言い残しホルスは消える 意識を失ってしまったマリアをそのまま休ませ高野は医局へ戻る 陶器のカケラを繋ぎ合わせ、過去の記憶が結合される事でマリアの人格は結合へ向かっているハズだ しかしホルスは消える気配がない。犯人の一人が死んでいる事を知る今、ホルスの必要性がどこにあるのか・・・ 本当にマリアはもう一人の犯人を見ているのだろうか? どちらにしろ自分の父との関連を調べる為にはこのもう一人を探すしかない とりあえずマリアの父と勤めていた法律事務所に電話してみる事に。マリアの事を話し、情報をもらう。 すると、マリアの父が最後に担当していた事件がここ、慈愛堂病院の医療ミスについての話だという事を知る 電話を切り考えてみる高野。すると太田が回診の時間を知らせに来るので医療ミスの件について聞いてみる 太田から聞けたのは結局は示談で済んだ事、そしてその翌年の院長戦が大モメになった事、この2つだった 神田院長はこの時に院長に就任したらしい もっと情報が欲しい高野。医学部の頃の友人で今は新聞社に務める深井に電話してみる まず、深井から筒井家での殺人事件に関するメールが届く。 しかしマリアの名前が「まりあ」と誤植されていた事以外は特に新しい事実もない 続いて医療ミスに関してのメール。 被害者の名前、当時の状況などを知る事が出来た。 被害者、青沼佐知子は当時妊娠中に階段から転落。病院に運ばれるが全身打撲と出血多量で亡くなったようだ 今日までこの病院にいて全くこの話を聞いたことになかった高野。 とりあえず詳しいデータを調べてみる事にする。 病歴室のデータベースを調べてみる高野。しかしデータベースの中に「青沼佐知子」のデータは無い 入力ミスかと思い絞り込んだデータを全て調べてみるが死因は白血病や胃がんなど、この事件とは関係のないものばかりだった おそらく意図的な隠蔽工作があったのだろう。ここでこうしていてもしかたないと思った高野は院長の元へ話を聞きに行ってみる、が神田は不在。 しかたなく一旦医局へ戻るとそこには二階堂の姿が。 高野は医療ミスの件について尋ねてみる。やはり二階堂はその事を知っていた。当時も調べていたようだ。 しかし今追っているのは医療ミスの件ではないという。二階堂は自分が追っているのは明らかに刑法に触れる犯罪だと断言。 マリアの事について尋ねてくる二階堂。高野は当時の記憶の回復を素直に伝える事にする。 二階堂によると5歳の頃の証言と全く同じ内容らしい。 状況を知り満足したのか二階堂は帰っていく その時電話が鳴る。電話の主は桑原。院長室で神田が倒れたらしい。 急いでかけつける高野。「年寄り扱いは困る・・・」と言い残し神田は倒れる 483 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 14 40 05 ID 6oCA1kvn0 第7話「まりあとマリア」 先天性の臓器障害で苦しむ子供時代の高野の臓器移植手術を担当した高野の恩人である神田が倒れた事で思い深ける高野 その時二階堂から電話がかかってくるそちらへ伺いたいという電話。状況が状況なので断ろうとしたが容疑者が割り出せそうだというので承諾する。 とりあえず桑原に神田の病状を聞きにいく高野。どうやら腫瘍がみつかったらしい・・・ 医局に戻ると二階堂が尋ねてきた。マリアから証言を聞きたいという二階堂 人格が安定しないマリアに合わせる危険はあるがとりあえず合わせる事にし、高野も同席する 二階堂は犯人は二人組かどうか、そしてそれを改めて証言してほしい、とだけ言って帰っていった。他の事はもう固めてあるとの事 二階堂が帰った後筒井マリアに関する報告書をまとめ、桑原院長の部屋を訪れる しかし姿が見えず、一旦出直そうとする。その時、太田がやってくる 太田は高野を呼びとめ、12年前の医療ミスについての話を始める 桑原は昔はあんな人じゃなかった。12年前、桑原は騙されて人間不信になった・・・という所から話は始まる 話をまとめてみると・・・ 青沼佐知子は桑原の診察後、外科に回され神田による手術を受けるが途中で死亡する。原因は神田の誤診によるものだったらしい。 そしてそのミスを隠すためカルテを偽装して桑原に責任をなすりつけた・・・・ 太田の話を信じられない高野。直接問いただすために神田の病室を訪れる。 しかし神田の姿は見えない・・・そこに看護婦の村井が現れる。 高野は院長室を探しにいくついでに村井の持っていた神田のクリーニングを預かる 神田のクリーニングの中身は革のジャンパー・・・・中には何かのカギが入っていた 院長室にも神田の姿は見当たらない。クリーニングを置いて出ようとするが・・・ ふと考え付いた高野は机のカギが開くかどうか試してみた。 予想はあたった。中には差出人のない封筒。そして・・・マリアの父の日記が入っていた。 中には偽装カルテを手に入れた事が書いてある ホルスの「準備は出来ている・・」という言葉の意味がわかった高野。おそらく日記を送りつけたのはホルスだろう。 神田はマリアを殺す気かも・・・と見た高野は二人を探す。 神田はマリアを屋上に連れ出していた。 屋上でマリアに日記の事を問い詰める神田。ホルスになっていないマリアは何の事か理解出来ない。 マリアに薬をかがせる神田。そこに高野が到着する。なんとか説得しようと必死に呼びかける高野。。。 神田が事件について語る。そしてまだ私を必要としている人間がいる、マリアは殺さなければいけないと叫ぶ神田・・・・ するとマリアの最後の人格が現れる。しかしその人格もマリアと名乗る。。。 実は深井から送られてきた新聞記事に書かれたひらがなの「まりあ」あれは正式な記述だった。 マリアから今まで高野が相手をしてきた3人の人格はまりあの裏人格、マリアが作った人格だと聞かされる。エジプトの神話の事はただの都合の良かった符号にすぎないと。 そして復讐の時を迎え、必要なくなった人格は消した、と。 マリアはメスを握り、神田に遅いかかる。必死に呼びかける高野、しかしマリアは止まらない。 いよいよ神田が追い詰められ、メスが振り下ろされようとされる。高野はマリアに体当たりして止める。。。 しかしマリアは壊れた柵ごと落ちそうになる。ギリギリの所で手を掴む高野 落ちそうになったショックでまりあに戻ったが「これで私の中の邪悪な者も・・・死ぬから・・・」と手を離そうとする そこへ二階堂が到着する。限界が近づいていた高野は助けを求めるが神田が抵抗するため二階堂は助けに向かえない そして二人は・・・・屋上から落ちていった・・・・ 3日後、高野は病室で目を覚ます。話によるとバラ園の上に落ちて助かっていたらしい まりあも高野がかばったおかげで軽症で済んだ 奇跡だ!と喜ぶ高野にまりあはこう語る 「いえ、きっとただの偶然なんです・・だとしたら、奇跡が起こらなかったお父さんとお母さんがあまりに可哀想だもの・・・・」 そして高野は「うん。きっとそうだね・・・」と返し、助かった二人は微笑み会う そこへ高野の意識が戻ったと聞いた二階堂が駆けつけてきた。二人の様子を見て「お邪魔だったかな?」と一言 二人は声を揃えて老刑事を歓迎する「いえ!ぜんぜん!」 484 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 14 58 33 ID 6oCA1kvn0 ・エピローグ「君とメリークリスマス」 神田が逮捕され、だいたいの事は解決の方向へ向かっていた・・・ 神田は一通りの事を自白したらしい。11年前、何者かが青沼佐知子のカルテをまりあの父に送っていた事、そしてそれを取り返すためにあの事件は起きたこと・・・・ まりあの人格はあの時から急速に結合へ向かっていた。 本田の見解によると、マリアは転落しそうになった瞬間、どうやら消えていったらしい。 マリアはあの瞬間、死を迎えたと考えてよいようだ。 残りの人格も順調に結合へ向かっていると聞き安心する高野。 結局今まで通りレヴィ神父が保護者となり、まりあはあの家で暮らしていく事になった 残った疑問は2つ。 1つめはカルテを送った人間は誰なのか、これは神田が順調に取り調べに応じる今、警察の方も調べる気があまりないようで宙に浮いたままになるのは確実なようだ 2つめは何故高野の父は犯罪に加担する事になったのか・・・という事 二階堂によるとどうやら臓器移植の優先と引き換えに神田から話をもちかけられたらしい 医療と無関係な人間からの協力者の確保・・・それに高野の父は利用された まりあの父が意識を失った跡、救急車を呼んでいたりもした事から高野の父は生きていたとしても情状酌量、そしてもちろんまりあの祖母もそうなっただろう、と二階堂は話す 結局、どちらも既に亡くなっている事からこの事は二階堂と高野の胸の中にしまっておこうという事に そしてもう一つ驚く話を聞かされる まりあの父は脳死状態で運ばれた。腎バンクに登録していた事から臓器の提供を行う事になり・・・ どうやら高野に臓器を提供したのはまりあの父で間違いないらしい・・・・ 二階堂と話をしている所にまりあがやってくる。まりあは定年退職のお祝いに、と白いバラを二階堂へ手渡す まりあはどうやらレヴィ神父の待つ希望の丘教会へ行くのに高野を誘いにきたらしい。 準備をしに医局へ戻る高野。そして希望の丘教会へ・・・・ 心の余裕がある今、初めて景色の美しさに気づく高野・・そこにはレヴィ神父が待っていた。 高野は凶器となったマリア像の処分をレヴィ神父に委ねる事に。 教会の鐘が新しくなった事に気づくまりあ 今年からカウントダウンをやる事になったから是非おいでとレヴィ神父に誘われる。 そして教会の中にはクリスマスツリーが・・・・ 過去を受け入れる事の出来たまりあにレヴィ神父はまりあの両親の話を聞かせる。いつも決まった席で二人並んで説教を聞いていたらしい・・・ まりあはその場所で祈りをささげる・・・・・ 何を願ったの?と聞く高野 「お父さんとお母さんにさようならって・・・・・後はヒミツです!」 おわり 486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/31(土) 14 59 51 ID 6oCA1kvn0 とりあえず分岐はあるけどこれが本編かな?という事で。 機会があったら追加しますがこれで一区切り 539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/01(日) 23 05 51 ID rBsreGSH0 必要ないかもしれないけど、マリア1の分岐を少し置いときますね 第一話 マリア疾走時に二階堂を信用せず、単独でマリアの自宅に捜索するとマリア自宅ではマリアがここへ一度来た気配があり、さらにバラバラになった絵葉書を発見 絵葉書をつなぎ合わせ絵葉書に描かれていた教会の存在を知り、教会に向かうとマリア発見 この時学校には行かないので、マリアが描いた絵は入手でず、オシリスの代わりにセトという人格が出てくる。 (この分岐で以降セト、オシリス、どちらが出るか決定される。 セトはホルス以上に凶暴で乱暴者) 5話 死体発見時にジャンパーの男の襲撃の変わりにタイミング悪くマリア宅に新聞屋が来て、 それに応答するとサッカーのチケット入手し、意外とサッカー好きだったマリアと観戦しに行くエンディングに繋がる。 6話 進め方によってオシリスorイシスが出てきて、自分達は今のマリアに必要なくなったと言って二人同時に消滅(マリア意識と統合?)する。 これはマリアが高野のおかげで悲しみに溺れる必要がなくなった為(マリアが精神面で成長した証拠) 七話 進め方によって屋上の乱闘でもみ合っているうちに神田がフェンスから落ち、事件の真相を知る者が居なくなりバッドエンド。 その時のまりあの表情には冷笑が浮かんでいる=マリアの片鱗か。 *ここからはうろ覚え 3話か4話でエンディング分岐があり、それによってマリアが他の人格を知る形が変わる (自分からマリアに告白しマリアに納得させるorオルゴールの手紙からマリアが自分で気付) まりあの父が意識を失った後救急車を呼んだのはまりあの父自身で、まりあ父は臓器移植のドナーに登録しており、自らの命が消えかかっていることを悟って臓器移植の為に救急車を呼んだ。気がする。 結果まりあ父の臓器はその頃子供だった高野に移植され、高野はまりあ父の機転によって助かっていた。 大きな分岐は途中途中で出てくる、神田を信用するか、二階堂を信用するかが主立つ。 サッカーのチケット入手した時は、神田には極力マリアの事を伏せ、あくまで個人的な用事で出かけると言っておくと、神田は高野の事を信用しマリア宅まで尾行しない=ジャンパー男の襲撃が無い。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/845.html
マリア 君たちが生まれた理由 part29-461~466・472・475・479・481・483~484・486・539 461 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 09 21 23 ID 6oCA1kvn0 ・主要人物紹介 高野潤(26歳・男) 慈愛堂病院に勤務する新米の外科医。幼い頃に父親が失踪。その後、母親も亡くなり孤児となる。神田の援助を受け医者に。 精神科で学んでいた事もあり奇行を繰り返すマリアのカウンセリングを引き受ける 筒井マリア(16歳・女) 日本人とフランス人のハーフ。自殺を図り慈愛堂病院に運び込まれる。 幼い頃に両親を亡くし祖母に育てられる。 神田利一(65歳・男) 慈愛堂病院の院長。温厚で人望が厚く、地域のボランティアにも積極的に参加。 「平成の赤ヒゲ」と呼ばれている。高野の育ての親 桑原律夫(58歳・男) 慈愛堂病院の内科院長。神田にライバル意識を燃やす。 気難しい性格でマリアの施設行きを強く薦める 太田由美子(36歳・女) 勤務15年のベテラン看護婦。ちょっとそそっかしいけど頼もしい、顔の大きな人 本田太陽(ひろし)(26歳・男) 高野の学生時代からの友人。慈愛堂病院の精神科勤務。高野のよきアドバイザーとして活躍 性格はおおらかで女好き 二階堂泰徳(64歳・男) 11年前、筒井夫妻の殺人事件を担当した刑事。定年を前に未解決のこの事件の捜査を行う。 462 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 09 22 35 ID 6oCA1kvn0 マリアが5歳の時に彼女を襲った悲劇・・・・両親が何者かに目の前で殺された 事件は解決せず、マリアは安息の日々が訪れる事のないまま心がバラバラになっていった 16歳になったマリアは自殺を図り慈愛堂病院に運び込まれる ・プロローグ「余計なお世話だよ」 慈愛堂病院の一室で目を覚ます筒井マリア とりあえず自己紹介など会話を行ってみるがイマイチ手ごたえがない しかし高野のアイデアで病室に飾っていた花にマリアは反応する。「私、バラの花が好きなんです」と少し嬉しそうに言う 医局に戻った高野は考え込む 筒井マリアは何故か陶器のカケラを自殺の道具に使ったようだ かなり確実性を欠くため、そして何故かその陶器のカケラには「マリア」と名前が入っていたため疑問に思う 何か意味があるかもしれないと考えた高野はそのカケラをとりあえず保存しておく事に 数日後。相変わらず口の重いマリアだったが少しずつ高野の質問には答えるようになってきていた。 しかし、最近筒井マリアの奇妙な行動の報告が目立つようになってくる。 頭痛を訴えて看護婦を呼んだのに「誰も呼んでません」と言ったり牛乳は嫌いだと言っていたのにわざわざ自販機で買って飲んでいたり。 看護婦からキツく注意をしてほしいと訴えられるものの高野は戸惑っていた 高野と他の人との筒井マリアへの印象がまるで違っていたからだ。 その夜、また事件はおこった 夜中、看護婦を呼び出した彼女は「早くここから出してくれ」と暴れ出したらしい。 そして暴れる彼女を抑え付けようとした看護婦をマリアはもの凄い力で押し倒したという 幸い看護婦にたいした怪我はなかった 彼女の手首の怪我は神経にまで達していた。片手で押し倒した事になるが・・・ 突然人が変わったようになるマリアに戸惑う高野 院内ではマリアはウソつきの非行少女という扱いになっていく マリアの扱いについて話し合う。身寄りもないため後の事は施設に連絡するのが妥当な処置だろうという事に そしてとりあえず傷が治るまでは高野がカウンセリングを行ってみる事になった。 高野はまず看護婦を突き飛ばした事について尋ねてみる。 普段から記憶が途切れがちで全く何をしたか覚えてないという彼女。 果たしてマリアはどこまで本当の事を言ってるのだろうかと考えこむ高野 そういえば救急車を呼んだのは誰なのだろうか。彼女の家には誰もいないハズだが・・・? ただ意図的にそんな事を行う理由が見えないためとりあえずカウンセリングを続けてみる事にする 次の日、彼女に自殺未遂をした日、家に誰かいたのか尋ねるが祖母が亡くなってからはずっと一人だと答えるマリア これからどうカウンセリングを進めればいいのか悩む高野に電話がかかってくる。 電話の相手は慈愛堂病院の精神科に務める本田 とりあえずどんな環境でいきてきたのか、親との関係はどうだったのかなどいろいろ聞き出してみろと薦める本田 再び彼女に看護婦を突き飛ばした時の話を聞いてみる とても気分がよかったのに何故か看護婦を読んでいた。暴れ出す自分を端から見てるような気分だったという彼女。 記憶は途切れ途切れだが自分の行動をやめさせるために必死になっていたという どうも理由やきっかけがイマイチつかめない高野。やはりもっと彼女の根本に問題が眠っているのか・・・・ 次の日、いよいよ本格的な診察に入る。 どういうきっかけで彼女を破壊的な行動に走らせてしまうのか、高野はそのポイントをマリアと一緒に探すため説明をする 彼女が催眠状態に陥ってしまうキーワード、そもそも彼女にそのような衝動を植えつけるモノが何だったのか まずはそれを一緒に探してみようと彼女に説明する。 その時、病室に飾ったバラの花びらが一枚落ちた・・・・・・ それを見た彼女は豹変する。自分の事を「ボク」と呼びだした彼女は「マリアの過去にかかわるな」と忠告してどこかへ消えてしまう 463 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 09 24 16 ID 6oCA1kvn0 第1話「誰かが殺しに来る」 間もなく意識を取り戻したものの先日のマリアの豹変っぷりに困惑する高野 その時ちょうど本田から電話が 現状の施設どころか精神病院に送られかねない状況で高野が助けに回ったのは神様のめぐり合わせと言い出す本田 とりあえずマリアの分断的記憶喪失について調べてみろと言って電話を切る 高野は記憶の喪失部分と覚えている部分の分別をしてみる事に とりあえずマリアに昨日の件についての話をする すると彼女はもしかしたらバラの花が人格交代のスイッチになっているかもしれないと言う しかしバラは母の好きだった花、辛い思い出なんてないと語る。。。 その夜、またマリアは豹変したらしい 看護婦がマリアの病室の前を通りがかった時に男の声がした 面会時間を過ぎても返らない男友達でもいるものだと思い扉を開けると パジャマの前をはだけたマリアが「勝手に人の部屋に入ってきやがって」と男としか思えない声でどなってきたという話だ よくる日のカウンセリング まず高野はマリアの中に眠る人格について話を聞いてみることにする マリアの中に誰がいるのか、それはどんな人物なのか、彼女自身は明確に把握できていないようだ しかし自分の中で誰かがせめぎあってる、そんな感覚は持っているらしい。 そして話はマリアの人格が分裂したきっかけへ。 しかし彼女は思い出す事が出来ない。そして記憶の回復を怖がる彼女 高野は自分の父親が蒸発した時の事を話しだす。そして今でも父親の歯の写真だけはいつも机の引き出しにあると。 たとえ死んでしまっていたとしても事実を知る事、それによって過去を清算する事、高野はマリアを勇気づける 次にマリアの家族について聞いてみる 両親が亡くなってからはずっと祖母と暮らしてきた事、そして祖母が亡くなったあとは近所の神父に保護者になってもらい今は一人で暮らしている事 その日のカウンセリングはそこで切り上げた その夜また異変は起こった。マリアが病室から消えたらしい 探しにいこうとする高野。しかしそこに二階堂という刑事が尋ねてくる。 一瞬なにか事件でも起こしているのだろうか?とドキリとする高野 しかし二階堂が語ったのはマリアの両親が殺された事件の事、そこで高野はマリアの両親が彼女の目の前で殺されたという事を知る 定年が目前に迫った二階堂は犯人が捕まっていないこの事件を解決したいと単独で捜査を再開したらしい 高野は迷っていた。マリアが失踪した事を話すべきかどうか・・・・ しかし何か事件が起こってしまう方がマズいと判断。二階堂に協力を頼む事に。 さすがは刑事、いろいろな情報を知る事が出来た。彼女の現住所、通う学校、そして今日が彼女の両親の命日だという事・・・・ 二階堂は会議があるため高野は一人でマリアを探しに行く事に マリアはやはり墓地にいた。しかし何があったのか倒れこんでいた。 「誰かが・・・・殺しに来る・・・・」そう呟き彼女は意識を失う 464 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 09 28 32 ID 6oCA1kvn0 第2話「マリアとマリア達」 マリアは無事に見つかった。 また本田から電話がかかってくる。マリアが病院を抜け出した事を聞きつけてかけてきたようだ 相談した結果とりあえず多重人格障害として考えていく事にした高野。人格の結合へ向けていろいろマリアの人格を引きずり出して調べていくことに 高野は墓参りの事やマリアの言葉、マリアの自殺が殺人だった可能性、救急車を呼んだのが誰なのか・・・ 本田は情報の整理がつきかけているようだったが教えてくれない 今度は内線がかかってくる。院長からの呼び出しだ。 マリアの脱走についての説明を求める神田。しかし高野はどう説明していいか迷い口ごもる 桑原がまくしたてる内に話がそれだしたため神田院長は話を打ち切る マリアの容態が不安定になったため病室へ向かう高野 太田によると鎮静剤を打ったらだいぶ安定してきた そして二階堂から高野の予定を聞く電話があったとの事 その後二階堂が尋ねてきた。捜査には進展がないようだが5歳の時にマリアが書いたという絵を持ってきてくれる 二階堂がマリアの見舞いをしたいという事なので病室へ通す すると二階堂は「あれ?おかしいなぁ・・・?」というリアクション マリアが目を覚ますとそそくさと部屋を出ていってしまう マリアと会話した後部屋を出て行った二階堂と話す 事件の事について話さない訳にはいかないと思って気が変わったという二階堂 そして二階堂はマリアの顔つきが昔と全然違う、まるで別人のようだと言いながら帰っていく 二階堂が去った後また連絡が入る。マリアの容態がまた悪化したらしい かけつけると胃の物を吐いてしまった事を聞かされる どうしたのか様子を見ているとまた別人格が登場する どうやら先日高野を脅してきた人格のようだ。その人格は薬は嫌いだから吐いてやったと言う。 そしてまたこれ以上クビを突っ込むなと宣言して勝手に消えていってしまう 太田に調子が悪そうだと言われた高野。後の事は太田にまかせて戻ろうとするが・・・・・ 太田の叫び声が聞こえてくる。急いで病室に戻るとそこにはヒステリックに怒る太田の姿が・・・・・ 太田は何故か何があったのかも言わず出て行ってしまう。 そしてマリアの3番目の人格が現れる・・・・・・ どうやら太田に「顔が大きいのがコンプレックスだな」とハッキリ言ってしまったらしい 2番目と違い破壊衝動があるタイプではない、ただただ冷徹なだけの人格のようだ 意識が途絶えかける中3番目の人格は名前を名乗る。オシリスと。 マリアの人格が戻ってきた。その日はとりあえず休ませる事に。 とりあえず太田には両親の事件の話だけして精神状態の事を納得してもらう事に 次の日。落ち着いた様子の太田を見て安心したところで今までの事を整理する 今手に入っているキーワードは3つ おそらく人格のスイッチとなっているであろう赤いバラ マリアの周囲に落ちている陶器のカケラ そして二階堂が持ってきてくれた絵・・・・・ 今日のカウンセリングはこれらをつなぎ合わせる事を目標にする マリアはまずおとといの事を喋り出す。お墓参りは意識はあったが体のコントロールが利かなかったと。 そして倒れた時に言っていた「誰かに殺される・・・」といううわごと。どうやら革のジャンパーを着た男に付けられていた事からきているらしいが・・・? そしてどうやら一旦家に帰っていたらしい。ある程度の足取りはつかめた。 マリアはせっかく家に帰ったのにお気に入りのオルゴールを忘れてきてしまった事を残念がる 高野は二階堂の持ってきた絵を見せる事にする。すると再びオシリスが現れる。 絵の内容について高野は問いただすが教えてくれない ついでなので人格の人数について聞いてみるがスキを見せる訳にはいかないとの事 マリアは別人格に殺されかかった、そして救急車を呼んだのはオシリスだという事を聞かされる オシリスは「私が必ずマリアを守る」と言い残し消えていった・・・・ 465 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 09 32 23 ID 6oCA1kvn0 第3話「突然の告白」 現時点でマリア以外に2人の人格を確認した。オシリス、そして薬嫌いで騒ぎを起こすのが好きな名前のわからない人格。 しかし自殺を引き起こした人格はおそらく別にいるようだ・・・・・・ 二階堂から電話がかかってくる。相談があるからこちらへ来るとの事 高野は二階堂の目的がよくつかめずにいた。いったい何を調べているんだろう・・・・ カウンセリング。昨日の別人格について聞いてくるマリア。 率直にオシリスの事を話してみる高野。するとオシリスと言う名前に聞き覚えがあるという マリアの祖母はエジプト考古学の学者だったようで発掘調査などには飛び回っていてその話をマリアにも聞かせてくれていたらしい 明確な話は思い出せないが家にはエジプトの絵本のようなモノがいろいろあるというマリア。高野はその絵本を取りにマリアの家へ向かう事に 家には一つだけ鍵がかかってる部屋があるらしい。話によると両親が死んでから父親の書斎にカラスの死体などが置かれたりして気持ち悪かったので祖母が封印してしまったとの事 話はかわりマリアの父親の話になる マリアの父は熱心なカトリック教徒で母親とも教会で出会ったらしい 職業は弁護士。とても忙しかったらしいがマリアと母の誕生日には必ず家にいる優しい父親だった 母の誕生日にはバラの花束、マリアの誕生日には神戸で注文したぬいぐるみ、そして両親が作曲した曲のオルゴールも誕生日にもらったらしい そのオルゴールには底に小物が入るようになっておりそこには祖母がエジプトで買った小さな水晶が入っていたらしい 母親はフランス人でいつも庭で赤いバラの手入れをしていたらしい 11月30日が命日、そして12月1日が母の誕生日という事で毎年マリアは両親の墓へ母への誕生日プレゼントという意味もこめてバラを供えに行っている マリアは当時の事を一つ思い出す。いつものように父親が誕生日のためのバラを注文したが手違いなのか事件の日に一日早く届いていたらしい 父はその花束を書斎に隠していたらしいが・・・・そこからマリアの記憶は抜け落ちていた その記憶を思い出そうとする中再び人格が入れ替わる事に また新たな人格が現れた。名前はイシス。 イシスは語り出す。ホルスには気をつけろ、と。 そして自分達の役割。イシスは悲しみを引き受ける、オシリスはマリアを守る、、、 ホルスは最初に高野を脅した人格そして薬を吐いてしまった人格の事のようだ、そしてホルスの役割を話そうとするが・・・・ 「監視されている」危機を感じたらしいイシスは言葉を途切れさせてしまう イシスの話に出てきた「あの人」について話を聞くと「マリアを消そうとしている・・・」と 話によるとオシリスとイシスはマリアの味方、「あの人」は敵、そしてホルスはどちらでもないらしい イシスはマリアを疲れさせてはいけない、過去を思い出させようとするとマリアはとても疲れてしまうと言い残し消えていく 記憶の回復を怖がるマリアそんなマリアを勇気づけながら高野は書類整理のため医局へ戻る すると二階堂が尋ねてくる。どうも事件の話ではなく母親を通院させるための病院探しの相談だったようだ。 二階堂と話している途中マリアが通りがかる。マリアを見た二階堂は「おとといは別人のようだったが今日は昔の面影がある」という。 二階堂と話し終え、書類の整理を終えた高野はカウンセリングに向かうがマリアは疲れたので今日は中止にしてほしいという 高野も同意し、病室から出ようとした。その時、ホルスが現れる。 ホルスはマリアの両親を殺した犯人を殺した、そして台所に埋めたんだと告白する。 二階堂はその事を捜査に来てるんだと述べ消えてしまう ホルスから話を聞いた高野はその日のうちにマリアの家へ向かう事にする。 オルゴールを持ってきてほしいというマリアから引き出しの鍵を受け取り筒井家へ とりあえず神話の本とオルゴール、そしてその隣にまたもや出現した陶器のカケラを回収 その後台所の下を掘り起こすと・・・そこには高野の父のつけていたブレスレットをつけた白骨死体が・・・・ 思いもがけない発見に気が動転する高野。 とりあえず歯型だけ確保し、持ち帰る。信じたくない一身で恐る恐る自分の持っていたレントゲン写真と称号するがその歯型は一致した・・・・ 466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/31(土) 10 06 05 ID 6oCA1kvn0 1話~3話までがDISC2。前半はここまで 472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/31(土) 14 04 03 ID 6oCA1kvn0 4話以降選択肢で多少事象や高野達が知る事柄に差がありますがとりあえず1本選んで乗っけます ってか前半もいくつか分岐はあるんですがそれは後ほど補完という事で・・・・ 475 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 14 22 59 ID 6oCA1kvn0 第4話「僕がウソをついた」 筒井家で発見された父の死体に関してどうにか正式な理由を見つけたい高野。 しかしマリアの施設受け入れの日取りが決まった。もう時間がない。 このままだと高野がこの事件に関わるきっかけは一生失われてしまう ある程度のヒントは浮かんでいる。「陶器のカケラ」「絵」「マリアの中の人格達」 まずは陶器のカケラ。今まで3つ見つかっている マリアが自殺に使ったもの、墓地で倒れているマリアのそばに落ちていたもの、そしてオルゴールの隣にあったもの・・・ おそらくつなげると何かになるのだろう。他の破片も存在しているのだろうか? 次に人格。まだ見てない、イシスの話によるとマリアを殺そうとしている人格があるはずだ。 そして死体の隣には小さな鍵が落ちていた。いったいなんのためのモノなのだろう・・・・ とりあえず一つ一つ整理する。まずは昨日書斎で見つけたエジプト神話の本を開く高野。 その本にはオシリス、イシス、ホルス、そしてセトの話がかかれていた。 マリアの書いた絵は純粋なセトのシンボルであった。 おそらくこの神話にマリアは自分を完全に重ねてしまったのだろうと高野は考える。 セトによってバラバラにされたオシリスは両親惨殺によってバラバラになってしまったマリアの心の象徴 そしてその心はイシスによってつなぎとめられる 時を経て、復讐心を中心に狂気の人格、セトやホルスも生まれる 狂気をセト、現実をホルス、逃避をイシス、誇大妄想をオシリス 両親惨殺からきた悲しみがこの構図を作り上げていったのだろう 本田から電話がかかってくる。勘の鋭い本田にバレないかどうかヒヤヒヤし、まずは冷静に取り繕う事に集中する そんな折太田からバラ園の取り壊しに関するアンケートが来る。高野は反対する事に。 心を落ち着かせてマリアのカウンセリングに向かう。 筒井家で発見した事は全て伏せ、オルゴールだけを手渡す。 死体のそばで見つけたオルゴールの底蓋のカギも渡したがさび付いていて使えなかった オルゴールを眺めてマリアは祖母からの言葉を思い出す 「困ったら神父さんの所へ行ってみなさい・・・」と 少しでも情報が欲しい高野は神父のいる希望の丘教会へ向かう事に。 連絡が取れないため心配していたレヴィ。膝が悪いのでなかなか遠出出来ないという 高野はこの人の良さそうな神父にマリアの施設行きの話を切り出せないでいた。 有力な情報は得られず帰ろうとする高野に神父はオルゴールの底の鍵を渡す マリアの祖母がなくなるときに首から提げていたのを保管していたらしい まずは一つ一つ疑問を解決していきたいと考える高野はマリアに鍵を渡して、何が入っているかを確認してもらう事にする そこに入っていたのは・・・祖母からマリアへあてた手紙だった マリアの祖母は突然尋ねてきた犯人の男が口封じにマリアを殺すものと思い後から花瓶で殴りつけた しばらく正気を失っていたが万一死体が見つかった時に使う証拠として自白の手紙を封じ込めた宝石箱のカギを死体と一緒に埋めた そしてマリアには「今日のことは忘れなさい。二度と思い出してはいけない」と何度も言い聞かせ記憶を閉じ込めた・・・ そんな事が書かれていた。 真実を知り動揺するマリア。マリアは真実を隠していた高野を責める そして観念した高野は語りだす 479 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 14 28 28 ID 6oCA1kvn0 第5話「時間をください」 マリアにまだ話してない別人格のこと、そして死体を見つけるまでの経緯を話し出す高野。 最初は本当にエジプト考古学の本を探しにいくつもりだったが、ホルスが現れ台所の下を掘ってみろ、と言われた事 そしてそこには本当に死体があった事を。しかしブレスレットの事はさすがにいえなかった・・・・ 少しずつ当時を思い出しそうになるマリア。何故、台所の下に鍵をかけなければいけなかったのか・・・という疑問 書斎を封印した時に何故かホッとしていた自分・・・・ とりあえず警察に知らせるかどうかの判断はマリアにまかせる事にする どうすればいいのか悩むマリア。すると頭痛に襲われ人格がスイッチする。 悲しみを引き受けるイシスが泣く。続いてホルスの登場。 ホルスは率直に疑問をぶつけてくる。何故警察に通報しないのか、何か隠しているのではないのか・・・?と。 マリアに気をつけろ・・・そして陶器のカケラについて調べてみろ・・・という言葉を残しホルスは消える 翌日。高野は掘り出したままの死体の事を思い出す。 神田から呼び出されるが用事があってマリアの家へ行く、と素直に話しマリアの家へ急ぐ マリアの家に到着し、急いで死体を埋めなおす高野。そこに革ジャンパーを着た男の影が忍び寄る・・・ 遺体を埋めなおし物思いにふける高野。するといきなり背後から殴りつけられ気を失う・・・・ しばらく経って意識を取り戻す高野。傍らには「この事件から手を引け」と書かれた脅迫文が・・・・ 高野はその事自体に疑問を抱く。高野の父親がマリアの両親を殺し、マリアの祖母が高野の父親を殺したのだとしたら当事者は既に全員死亡しているはずでは・・・? しかし明らかにこの件から手を引かせたがっている人間が存在するのは事実だ。とりあえず高野はその場から逃げ出す事に 院に戻ってきて本田の電話を受けたあと、神田との約束を思い出し院長室へ向かう高野 すると二階堂と太田が話しこんでいた。また病院の事についてしつこく聞き込んでいたようだ。 相変わらず目的がわからない二階堂の行動に不安になる高野 神田との話はマリアの近況報告だけで終わり高野は医局へ戻ろうとする その時、マリアの学校の担任の女性から声をかけられる どうやら見舞いに来ていたらしい。随分マリアは明るくなったと話す彼女。 そんな中彼女は壊れた何かの像を見せる。 話によると学校でもマリアは時折人が変わったようになる。 壊れた像を見て変な宗教にでも入ってるのではないかと心配しそれを聞こうとしたのだが明るくなったマリアに思わず話しそびれてしまったとの事 高野は像に関して聞いてみてくれという頼みを引き受けさっそくマリアの病室へ向かう 少しずつ記憶が蘇りかけているというマリア 高野はそんなマリアの前で壊れた像と陶器のカケラを組み合わせ始める その様子を見て彼女は記憶の一部を急速に蘇らせる バラの花瓶の後ろに隠れる子供の頃のマリア・・・・ 言い争いをするマリアの父と男。 揉み合いになり男はマリアの父を突き飛ばす そして本棚から落ちてきたマリア像がマリアの父の頭を直撃する・・・ 481 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 14 31 21 ID 6oCA1kvn0 第6話「君は見ていた」 マリアは父が殺された時の事を語りだす。 父親とかくれんぼをしていた子供のマリア。マリアは手違いで一日早く届いてしまい父親が自分の書斎に隠していたバラの花束の後に隠れていた すると見知らぬ男が突然現れ書斎を荒らしはじめる。それに気づいたマリアの父がかけつけてくる。 父親とその男は初対面だったようだとマリアは言う。しかし何が目的だったのかはわかっているようだったと。 男が手にしているファイルのような物を見て怒ったマリアの父は男に掴みかかる。 そして逃げようとした男に突き飛ばされるマリアの父。その頭上にマリア像が直撃する・・・ マリアがいうにはどうやら筒井家に押し入った人物はもう一人いたらしい。 その後のマリアの行動はイマイチよく覚えてないようだ。しかし自分でマリア像のかけらを拾い集めていた、という事は覚えているらしい 恐らく陶器のカケラ、そしてここにある壊れた像はその時の凶器だったのだろう。 何故高野の父とマリアの両親は命の危険を冒すような状況を演じなければいけなかったのか、考え込む高野 するとホルスが現れ凶器を隠した理由、そして凶器を拾い集め、復讐心を溜めていくことで生まれたのが自分だと語る クリスチャンであるマリアは犯人への憎しみを抑えようとすればするほど心が壊れそうになっていく そんな中でホルスの必要性が出来たのだと。ホルスは殺ってやると宣言する。証拠は一つじゃない、既に準備は完了している、そう言い残しホルスは消える 意識を失ってしまったマリアをそのまま休ませ高野は医局へ戻る 陶器のカケラを繋ぎ合わせ、過去の記憶が結合される事でマリアの人格は結合へ向かっているハズだ しかしホルスは消える気配がない。犯人の一人が死んでいる事を知る今、ホルスの必要性がどこにあるのか・・・ 本当にマリアはもう一人の犯人を見ているのだろうか? どちらにしろ自分の父との関連を調べる為にはこのもう一人を探すしかない とりあえずマリアの父と勤めていた法律事務所に電話してみる事に。マリアの事を話し、情報をもらう。 すると、マリアの父が最後に担当していた事件がここ、慈愛堂病院の医療ミスについての話だという事を知る 電話を切り考えてみる高野。すると太田が回診の時間を知らせに来るので医療ミスの件について聞いてみる 太田から聞けたのは結局は示談で済んだ事、そしてその翌年の院長戦が大モメになった事、この2つだった 神田院長はこの時に院長に就任したらしい もっと情報が欲しい高野。医学部の頃の友人で今は新聞社に務める深井に電話してみる まず、深井から筒井家での殺人事件に関するメールが届く。 しかしマリアの名前が「まりあ」と誤植されていた事以外は特に新しい事実もない 続いて医療ミスに関してのメール。 被害者の名前、当時の状況などを知る事が出来た。 被害者、青沼佐知子は当時妊娠中に階段から転落。病院に運ばれるが全身打撲と出血多量で亡くなったようだ 今日までこの病院にいて全くこの話を聞いたことになかった高野。 とりあえず詳しいデータを調べてみる事にする。 病歴室のデータベースを調べてみる高野。しかしデータベースの中に「青沼佐知子」のデータは無い 入力ミスかと思い絞り込んだデータを全て調べてみるが死因は白血病や胃がんなど、この事件とは関係のないものばかりだった おそらく意図的な隠蔽工作があったのだろう。ここでこうしていてもしかたないと思った高野は院長の元へ話を聞きに行ってみる、が神田は不在。 しかたなく一旦医局へ戻るとそこには二階堂の姿が。 高野は医療ミスの件について尋ねてみる。やはり二階堂はその事を知っていた。当時も調べていたようだ。 しかし今追っているのは医療ミスの件ではないという。二階堂は自分が追っているのは明らかに刑法に触れる犯罪だと断言。 マリアの事について尋ねてくる二階堂。高野は当時の記憶の回復を素直に伝える事にする。 二階堂によると5歳の頃の証言と全く同じ内容らしい。 状況を知り満足したのか二階堂は帰っていく その時電話が鳴る。電話の主は桑原。院長室で神田が倒れたらしい。 急いでかけつける高野。「年寄り扱いは困る・・・」と言い残し神田は倒れる 483 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 14 40 05 ID 6oCA1kvn0 第7話「まりあとマリア」 先天性の臓器障害で苦しむ子供時代の高野の臓器移植手術を担当した高野の恩人である神田が倒れた事で思い深ける高野 その時二階堂から電話がかかってくるそちらへ伺いたいという電話。状況が状況なので断ろうとしたが容疑者が割り出せそうだというので承諾する。 とりあえず桑原に神田の病状を聞きにいく高野。どうやら腫瘍がみつかったらしい・・・ 医局に戻ると二階堂が尋ねてきた。マリアから証言を聞きたいという二階堂 人格が安定しないマリアに合わせる危険はあるがとりあえず合わせる事にし、高野も同席する 二階堂は犯人は二人組かどうか、そしてそれを改めて証言してほしい、とだけ言って帰っていった。他の事はもう固めてあるとの事 二階堂が帰った後筒井マリアに関する報告書をまとめ、桑原院長の部屋を訪れる しかし姿が見えず、一旦出直そうとする。その時、太田がやってくる 太田は高野を呼びとめ、12年前の医療ミスについての話を始める 桑原は昔はあんな人じゃなかった。12年前、桑原は騙されて人間不信になった・・・という所から話は始まる 話をまとめてみると・・・ 青沼佐知子は桑原の診察後、外科に回され神田による手術を受けるが途中で死亡する。原因は神田の誤診によるものだったらしい。 そしてそのミスを隠すためカルテを偽装して桑原に責任をなすりつけた・・・・ 太田の話を信じられない高野。直接問いただすために神田の病室を訪れる。 しかし神田の姿は見えない・・・そこに看護婦の村井が現れる。 高野は院長室を探しにいくついでに村井の持っていた神田のクリーニングを預かる 神田のクリーニングの中身は革のジャンパー・・・・中には何かのカギが入っていた 院長室にも神田の姿は見当たらない。クリーニングを置いて出ようとするが・・・ ふと考え付いた高野は机のカギが開くかどうか試してみた。 予想はあたった。中には差出人のない封筒。そして・・・マリアの父の日記が入っていた。 中には偽装カルテを手に入れた事が書いてある ホルスの「準備は出来ている・・」という言葉の意味がわかった高野。おそらく日記を送りつけたのはホルスだろう。 神田はマリアを殺す気かも・・・と見た高野は二人を探す。 神田はマリアを屋上に連れ出していた。 屋上でマリアに日記の事を問い詰める神田。ホルスになっていないマリアは何の事か理解出来ない。 マリアに薬をかがせる神田。そこに高野が到着する。なんとか説得しようと必死に呼びかける高野。。。 神田が事件について語る。そしてまだ私を必要としている人間がいる、マリアは殺さなければいけないと叫ぶ神田・・・・ するとマリアの最後の人格が現れる。しかしその人格もマリアと名乗る。。。 実は深井から送られてきた新聞記事に書かれたひらがなの「まりあ」あれは正式な記述だった。 マリアから今まで高野が相手をしてきた3人の人格はまりあの裏人格、マリアが作った人格だと聞かされる。エジプトの神話の事はただの都合の良かった符号にすぎないと。 そして復讐の時を迎え、必要なくなった人格は消した、と。 マリアはメスを握り、神田に遅いかかる。必死に呼びかける高野、しかしマリアは止まらない。 いよいよ神田が追い詰められ、メスが振り下ろされようとされる。高野はマリアに体当たりして止める。。。 しかしマリアは壊れた柵ごと落ちそうになる。ギリギリの所で手を掴む高野 落ちそうになったショックでまりあに戻ったが「これで私の中の邪悪な者も・・・死ぬから・・・」と手を離そうとする そこへ二階堂が到着する。限界が近づいていた高野は助けを求めるが神田が抵抗するため二階堂は助けに向かえない そして二人は・・・・屋上から落ちていった・・・・ 3日後、高野は病室で目を覚ます。話によるとバラ園の上に落ちて助かっていたらしい まりあも高野がかばったおかげで軽症で済んだ 奇跡だ!と喜ぶ高野にまりあはこう語る 「いえ、きっとただの偶然なんです・・だとしたら、奇跡が起こらなかったお父さんとお母さんがあまりに可哀想だもの・・・・」 そして高野は「うん。きっとそうだね・・・」と返し、助かった二人は微笑み会う そこへ高野の意識が戻ったと聞いた二階堂が駆けつけてきた。二人の様子を見て「お邪魔だったかな?」と一言 二人は声を揃えて老刑事を歓迎する「いえ!ぜんぜん!」 484 :マリア~君達が生まれた理由~:2007/03/31(土) 14 58 33 ID 6oCA1kvn0 ・エピローグ「君とメリークリスマス」 神田が逮捕され、だいたいの事は解決の方向へ向かっていた・・・ 神田は一通りの事を自白したらしい。11年前、何者かが青沼佐知子のカルテをまりあの父に送っていた事、そしてそれを取り返すためにあの事件は起きたこと・・・・ まりあの人格はあの時から急速に結合へ向かっていた。 本田の見解によると、マリアは転落しそうになった瞬間、どうやら消えていったらしい。 マリアはあの瞬間、死を迎えたと考えてよいようだ。 残りの人格も順調に結合へ向かっていると聞き安心する高野。 結局今まで通りレヴィ神父が保護者となり、まりあはあの家で暮らしていく事になった 残った疑問は2つ。 1つめはカルテを送った人間は誰なのか、これは神田が順調に取り調べに応じる今、警察の方も調べる気があまりないようで宙に浮いたままになるのは確実なようだ 2つめは何故高野の父は犯罪に加担する事になったのか・・・という事 二階堂によるとどうやら臓器移植の優先と引き換えに神田から話をもちかけられたらしい 医療と無関係な人間からの協力者の確保・・・それに高野の父は利用された まりあの父が意識を失った跡、救急車を呼んでいたりもした事から高野の父は生きていたとしても情状酌量、そしてもちろんまりあの祖母もそうなっただろう、と二階堂は話す 結局、どちらも既に亡くなっている事からこの事は二階堂と高野の胸の中にしまっておこうという事に そしてもう一つ驚く話を聞かされる まりあの父は脳死状態で運ばれた。腎バンクに登録していた事から臓器の提供を行う事になり・・・ どうやら高野に臓器を提供したのはまりあの父で間違いないらしい・・・・ 二階堂と話をしている所にまりあがやってくる。まりあは定年退職のお祝いに、と白いバラを二階堂へ手渡す まりあはどうやらレヴィ神父の待つ希望の丘教会へ行くのに高野を誘いにきたらしい。 準備をしに医局へ戻る高野。そして希望の丘教会へ・・・・ 心の余裕がある今、初めて景色の美しさに気づく高野・・そこにはレヴィ神父が待っていた。 高野は凶器となったマリア像の処分をレヴィ神父に委ねる事に。 教会の鐘が新しくなった事に気づくまりあ 今年からカウントダウンをやる事になったから是非おいでとレヴィ神父に誘われる。 そして教会の中にはクリスマスツリーが・・・・ 過去を受け入れる事の出来たまりあにレヴィ神父はまりあの両親の話を聞かせる。いつも決まった席で二人並んで説教を聞いていたらしい・・・ まりあはその場所で祈りをささげる・・・・・ 何を願ったの?と聞く高野 「お父さんとお母さんにさようならって・・・・・後はヒミツです!」 おわり 486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/31(土) 14 59 51 ID 6oCA1kvn0 とりあえず分岐はあるけどこれが本編かな?という事で。 機会があったら追加しますがこれで一区切り 539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/01(日) 23 05 51 ID rBsreGSH0 必要ないかもしれないけど、マリア1の分岐を少し置いときますね 第一話 マリア疾走時に二階堂を信用せず、単独でマリアの自宅に捜索するとマリア自宅ではマリアがここへ一度来た気配があり、さらにバラバラになった絵葉書を発見 絵葉書をつなぎ合わせ絵葉書に描かれていた教会の存在を知り、教会に向かうとマリア発見 この時学校には行かないので、マリアが描いた絵は入手でず、オシリスの代わりにセトという人格が出てくる。 (この分岐で以降セト、オシリス、どちらが出るか決定される。 セトはホルス以上に凶暴で乱暴者) 5話 死体発見時にジャンパーの男の襲撃の変わりにタイミング悪くマリア宅に新聞屋が来て、 それに応答するとサッカーのチケット入手し、意外とサッカー好きだったマリアと観戦しに行くエンディングに繋がる。 6話 進め方によってオシリスorイシスが出てきて、自分達は今のマリアに必要なくなったと言って二人同時に消滅(マリア意識と統合?)する。 これはマリアが高野のおかげで悲しみに溺れる必要がなくなった為(マリアが精神面で成長した証拠) 七話 進め方によって屋上の乱闘でもみ合っているうちに神田がフェンスから落ち、事件の真相を知る者が居なくなりバッドエンド。 その時のまりあの表情には冷笑が浮かんでいる=マリアの片鱗か。 *ここからはうろ覚え 3話か4話でエンディング分岐があり、それによってマリアが他の人格を知る形が変わる (自分からマリアに告白しマリアに納得させるorオルゴールの手紙からマリアが自分で気付) まりあの父が意識を失った後救急車を呼んだのはまりあの父自身で、まりあ父は臓器移植のドナーに登録しており、自らの命が消えかかっていることを悟って臓器移植の為に救急車を呼んだ。気がする。 結果まりあ父の臓器はその頃子供だった高野に移植され、高野はまりあ父の機転によって助かっていた。 大きな分岐は途中途中で出てくる、神田を信用するか、二階堂を信用するかが主立つ。 サッカーのチケット入手した時は、神田には極力マリアの事を伏せ、あくまで個人的な用事で出かけると言っておくと、神田は高野の事を信用しマリア宅まで尾行しない=ジャンパー男の襲撃が無い。