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鬼女 が 生まれた 日 -私が教室の隅っこで、絵を描いていたとき。 『あの……さ……』 -それが、始まりだった。 ***** ぽたり、ぽたりと血が落ちる。 それは砂の上に落ちて、鮮やかな染みを作っていた。 ぽたり、ぽたりと血が落ちる。 背中に空いた穴、そこから血が流れ出る。 ぽたり、ぽたりと血が落ちる。 それでも彼女の足は止まらなかった。 ***** -彼に呼ばれて、校舎の一角で向かい合った時。 『俺……と、付き合ったりとか……はは。だめだよね……』 -それが、彼との交際の始まりだった。 ***** 痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。 背中が痛い。背中が痛い。背中が痛い 背中に空いた、傷が痛い 顔が痛い。顔が痛い。足が痛い ここまで砂の中を歩いてきた、足が痛い。 痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。 それでも、彼女の足は止まらない ***** -教室が、あっという間に地獄に化した時。 『立てるか? 逃げなきゃホラ!』 -それが、彼と私の逃亡の始まり。 ***** ずるずる、ずるずると片足を引きずる。 歩けるようになっても、どうしても鈍いところがある。 ずるずる、ずるずると片足を引きずる。 滴り落ちた血が、奇妙なシュプールを砂に描く。 ずるずる、ずるずると片足を引きずる。 彼女が歩みをやめないから。 ***** -変な怪物が私に襲い掛かってきた時。 『!!』 -それが、彼が私を守ってくれた、始まり。 ***** どくどくと、どくどくと音がする。 顔に刺さった何かから音がする。 どくどくと、どくどくと音がする。 自分が付ける仮面から伸びた、何かから音がする。 足りない、足りない、足りない、と声がする。 だから彼女は歩き続ける。 ***** -彼が不良たちに連れて行かれるとき。 『大丈夫だからっ!!大丈夫』 -それが、私が彼の身を案じた、始まり。 ***** ぽたりぽたりぽたりぽたりぽたりぽたりぽたりぽたりぽたりぽたりぽたりぽたりぽたりぽたり。 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。 ずるずるずるずるずるずるずるずるずるずるずるずるずるずるずるずるずるずるずるずる。 どくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどく。 足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない。 見つけた。 ***** -彼が大男に向かっていった時。 『うオオオオオオオッ』 -それが、私が彼の強さを見た、始まり。 ***** それは本能に任せての事。 首にズブリと牙を立てた。 それだけでは満足できず、両手を相手の胴に突き刺した。 ズキュン、ズキュン 抜けていく。抜いていく。 満たされる。自分が満たされていく。 塞がっていく。自分の傷が、塞がっていく。 既に命なき死体の血でも、傷が塞がるには十分だった。 ***** 始まって、そして今がある。 今、私は、彼が―― 大好き。 ***** 「はぁ……はぁ……助かった…」 私は思わずそう口にした。だって実際そうなのだから。 背中をまさぐる。服に穴が開いたままだけど、そこから突っ込んだ指で肌を探っても、さっきまであった穴はもうなかった。 塞がったんだ。傷はもう塞がった。もう血は流れない。さっきまでみたいな激痛もない。 私は、助かったんだ。 嬉しい。よかった。よかった……。 そこで気付いた。 喜んでなんて、いられない。 自分を容赦なく撃った、あの男。 酷い。酷い。酷い。 笑って人を撃つなんて、ひどい人。 悪人。あの人は悪人だ。悪い人だ。なんて人だ。 あの人はきっとこれからも笑って人を撃って殺すんだろう、私みたいに。 脳裏に浮かぶビジョン。さっきの男が逃げる人の背中に笑いながら銃を撃つ。 『あーっはははははは!』 ひどい、相手の人がかわいそう。私のように、騙されて撃たれる人。 黒い学ラン、黒い髪。端正な顔立ちのその人……。 計、チャン? 気付いた。気付いてしまった。 計チャンが、危ない。 計チャンが強いことは知っている。でも、それでも不安が消えない。 あの男以外にも、ここには『酷い人』が多い気がする。 『さっきの』だってそうだ。胸に傷があった。あの男じゃない。きっと別の誰かがやったんだ。 計チャンが撃たれる姿が目に浮かぶ。頭が吹っ飛んで、脳みそが宙を舞う。 計チャンが刺される姿が目に浮かぶ。胸を貫かれて、そのまま体を切られてしまう。 計チャンが潰される姿が。 計チャンが殴り殺される姿が。 計チャンが焼き殺される姿が。 計チャンがバラバラになる姿が。 嫌だ!嫌だ! そんなの嫌だ。 計チャンを、私の大事な人を、あんな奴らに殺されたくない。 嫌だ、嫌だ、そんなのは嫌だ。 彼は私の大切な人。 私に光を与えてくれた人。 私を守ってくれた人。 私に笑顔をくれた人。 私は彼を失いたくない。 「しんじゃ嫌だよ、計チャン…」 涙が流れる。 でもどうすればいい。 ここにいっぱいいる『酷い人』たち。 その人たちに計チャンが殺されないようにするには、どうしたらいいの? 私に何ができる? 「あ」 なんだ、簡単だ……。 殺せばいいんだ。計チャンが殺される前に、『酷い人』をみんな私が殺せばいいんだ。 そうだ、簡単な話だったんだ。 いつも彼に守られていた、弱い私。でも今の私は違う。 もう、外れていた石の仮面。多分これが私に力を与えてくれた。それがなんとなくわかる。これは、本能、なのかな。 近くにあった『ゴミ』を掴む。私の栄養の搾りかす。既にやせ細ったそれを、腕に抱える。 あっという間に折りたたむ。それほどまでに私の腕の動きは速くなってる。 残った骨が合わせた腕の中で粉になるのが分かる。腕の力も増している。 残った頭を片手に掴み、握り締める。頭蓋骨はあっさりと砕け散り、かさかさの皮と肉が手にこびりつく。 その手を近場の壁に叩きつける。壁は砕け散り、一緒に肉と皮も飛び散った。 凄い。凄い。 今の私なら、あの高笑いの男もあっという間に倒せるかもしれない。 いや、倒せる。銃弾なんてもう怖くない。握って壊せばいい。 私なら、『酷い人』を全員殺せる。計チャンが殺される、その前に。早く。 だけど、どうしよう。 あの男も最初は友好的だった。きっと『いい人』のふりをする『酷い人』もいっぱいいる。 どうしたらいいだろう。それじゃあ、私は騙されちゃうかもしれない。 どうしよう……。 「あ、そうか」 みんな殺せばいいんだ。 私と計チャン以外、みんな殺せばいい。 そうすれば『酷い人』は間違いなくいなくなる。 よかった……一時はどうしようかと思った。 最後は私と計チャンと二人きり。 あの人は、最後に残った1人を元の場所に返してくれるはずだ。 ……一緒に帰りたい。一緒に帰って、二人で暮らしたい。 あの部屋で、二人でおきて、二人で朝食を食べて、二人で出かけて……。 でも、駄目。 だって、計チャンにはしんで欲しくない。 だから、私は自殺しよう。 全部終わったら、私が死ぬ。それで計チャンが残る。それで計チャンは生き残る。そして元の場所に帰れる。 大丈夫。計チャン良い人だから、きっとまたいい人が見つかるよ。 私が隣にいたいけど……でも、しょうがないよね。 我慢、しなくちゃだめだよね。 わたしの幸せより、計チャンが幸せになってくれた方が嬉しいから。 涙が流れた。 ないちゃ駄目だよ。 ないたら、決意が脆くなっちゃう。 計チャン、生きて、おねがい……。 私は、一緒に行けないけど、ごめんね。 ***** すこし後、私は近くの駅の中に潜んでいた。 あの後、私は脚力も試してみた。 やっぱり、足は速くなり、蹴った壁もスポンジみたいに簡単に壊れた。 だけど、そこで予想外な事が起こった。 夜が明けてきて、差し込んできた日差し。それを受けた私は、途端に体に熱さを感じた。 苦しみ。焼けるような熱さ、何かが失われる感覚。私は、がむしゃらに地面を蹴って、この駅の窓ガラスを破って飛び込んだ。 日陰に入ると、苦しみは消え、私は安心した。 吸血鬼。 その言葉がやっと私の脳裏によぎった。 私はさっき、血を吸った。それにより傷は治り、強靭な肉体を得た。 まさに吸血鬼そのものだ。 となれば、さっきの私の苦しみも説明がつく。 吸血鬼は日光を嫌う。吸血鬼のセオリー。他にもにんにくとかあるけど……どうなんだろ? ともかく、夜が明けたら私は迂闊に外に出られない。 もたもたしていられないのに。でももう外を出歩くわけにはいかない。 一体どうしたら……。 そうだ。ここは駅なんだ。 飛び込んだところは改札よりも中、すこし進めばすぐホームがある。 ホームの近くには線路も見える。 ということは、電車も走っているかもしれない。 電車の中なら、日が強くなければ物陰に潜んで日を避けられる。少なくとも、上からの日光は防げる。 それに、電車ならば移動も容易だ。 私は早く行動しなくちゃいけない。早く計チャン以外を全員殺さないといけない。 それには速い移動手段が必要、だと思う。少なくとも物陰に隠れながら歩くよりはいいと思う。 地図を見ると、線路は山手線みたいに輪になっていて、駅はここを入れて3つある。 電車に乗って、外をなんとか見れば、線路沿いの範囲は大体見ることができるはず。 もし、相手を見つけたら近場の駅に潜んで、近くを通るのを待つ。 本当は直接向かいたいけど、昼間のうちは難しそう。だから、昼間のうちは隠れて潜む。そして、相手が近づいてきたら…… 私はデイパックからあるものを取り出した。 奇妙な形の銃。前に計チャンが持っていたのに似ているが、アレよりずっと大きくて長い。小さいモニターがついていて、説明書によるとこれで相手をターゲットするらしい。 上トリガーでロックオン、下トリガーで、撃つ。 試し撃ちをしたら、すこしタイムラグの跡に壁が吹き飛んだ。すごい、銃よりも凄い。だって銃弾なんてないんだから、避けようがないんだ。 しかも、どうやら射程はかなり長くって、500mまで撃てるらしい。まるでスナイパーだ。ドラマのシーンが頭によぎる。 建物の中に潜んで、相手が来るのを見計らうスナイパー。私はそんな風に潜むんだ。 電車内から撃って当たればいいんだけど、さすがに猛スピードで走ってる電車の中から撃って当たる自信は、素人の私にはない。 だから、電車で敵を探して、駅で敵を待つ。そうやって夜までにこの辺りの敵を一掃したい。 夜になれば……私は自由に歩いていける。 神様……計チャンがどうか夜までに無事でいますように。 そう考え、私は日光の入らないところで、電車を待った。 計チャン。 弱い私を守ってくれた人。 今度は私があなたを守るから。 ちょっと怖いけど、でも、計チャンの為なら……私、頑張る。 もし、最後にあなたと2人きりになれたら……あなたの絵を、描きたいな。 いい絵の具を見つけたの。紅くって、綺麗で、おいしい絵の具。 それであなたを描いていいかな? 駄目だったら、いいんだけど……。 でも、できれば描きたいな……。 だから、安心して、計チャン。 みんな、私が殺すから。 わたしが、計チャンを、守るから。 【C-2 駅/ 一日目 早朝】 【小島多恵@GANTZ】 【装備】 Xショットガン@GANTZ 日本刀@るろうに剣心 【所持品】 支給品一式<沖田> 石仮面@ジョジョの奇妙な冒険 未確認支給品0~1<沖田> 【状態】:吸血鬼 健康 【思考・行動】 1 玄野以外の人間を殺害し、自分も自殺して玄野を生き残らせる。 2 電車が着たら乗り込み移動。敵を探し、見つけたら近場の駅に潜伏する。夜までこの繰り返し。 3 日差しを避ける ※ 吸血鬼@ジョジョの奇妙な冒険 になりました。身体能力の向上、吸血による体力回復の能力が備わりました。 日光への耐性は強化されており、20秒程度は活動が可能です。また、性格もやや邪悪になっており、 玄野以外の人間への思いやりが欠落しています。 本来は血を吸った相手を屍生人に変える能力もありますが、少なくとも既に死人だった沖田には効果がありませんでした。 生者への効果は不明です。 ※ 沖田のデイパックを回収して使っています。 ※ 電車が動いているのか、動いているとしたら、どの程度のサイクルで動いているのかは、後続の書き手の判断に任せます。 ※ A-1からC-2にかけて、血痕が残っています。 ※ C-2に血を吸われてひからび、破砕された沖田の死体が放置されています。 ※ C-2に壁を壊された建物がいくつか見られます。 030 ヒソカの性欲×1stステージ×桃の決意 投下順 032 探し人 027 二人の武道 時間順 035 業を負いし者 014 全速前進吸血鬼 小島多恵
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このページはこちらに移転しました 愛が生まれた日 作詞/410スレ123 たとえば心が一枚の紙ならば「ごめんね」を書いて君に送るよ もしも心が繋がってるならこの後悔に押しつぶされないで… 「運命」の一言で片付けたら、なんか切ないね 「思い出」の一言で片付いたら、ちっぽけだね… 「何がダメで何が良かったか」なんて 今更どうにもならない 戻ることなんてできない 足りなかった言葉を全部書いて 手紙にしたら一行も埋まらなかった… 君から手紙がくるならば「ありがとう」の一言だけでいい 迷いや不安もわかってるから、全部僕に押しつければいい… 「出会い」の一言で片付くほど、単純じゃなくて 「別れ」の一言で片付くくらい、あっけなかった… 傷口に孤独と夜風がしみて あの日々に浸っても 戻ることなんてできない 幸せと笑顔を天秤にかけて 比べてみたら笑顔が少し重かった… 「何がダメで何が良かったか」なんて 今更どうにもならない 戻ることなんてできない 足りなかった気持ちを全部書いて 歌にしてみたら、一つ「愛」が生まれた
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魔人 が 生まれた 日 ◆hNG3vL8qjA 「な……これは、一体……!? 」 地図に書かれたラインに分けられているエリアの半分近くを走る高速道路。 そのマスの一つ、【E-3】に枢木スザクは立っていた。 ところどころに黄色をあしらった白いスーツが夜の闇で一際目立つ。 彼の表情は困惑気味だ。 (落ち着け……確か俺は……そうだ。式に呼ばれていて……剣を、渡したんだ) これまでの経緯を彼は思いだす。 エリア11の副総統、ユーフェミア・リ・ブリタニアの騎士受勲の為の式に出席した自分。 騎士受勲の形式の一環として彼女の御前で跪き、自らの剣を差し出した自分。 なぜか、いつまで経っても物を言わぬユーフェミアに違和感を抱き、顔をあげた自分。 その先に映っていたものが、螺旋王という男と、素性もわからぬ民衆がいる部屋になっていた事に驚く自分。 そして次の瞬間、この高速道路の路上に立たされていた自分……。 (あの男は実験と言っていたが……殺し合いだなんて非現実的すぎる。第一、ここはブリタニアなのか!? ) スザクは急いで自分の身の回り、そしていつの間にか持たされていたバッグを調べる。 持っていた剣はもちろん。およそ自分の物と言える物は全て無くなっていたおり、 バッグの中からは、とても入りきらないと言える程の物品の数々。名簿に記された友人と上司たちの名があった。 (ルルーシュ、カレン、ジェレミア卿、ロイドさん……知っている名は4つ。 その他の名前には……これといってブリタニアに関係しているとは思えない。気になるのは――) 「おーいそこのあんた、高校生か!? 俺の話を聞いてくれ! 」 ■ ■ ■ 高速道路の壁にもたれながら、2人の男が横並びになっている。 片方の年配の男が吸う煙草の煙が夜の闇と、彼らの上空にある備え付けの高速道路用電灯で一層映える。 男は青年に煙草を勧めるが、青年は自分が未成年であることを理由に、丁重に断った。 「――なるほど。お前さんの知り合いや、その関係、世界は大体わかった。とりあえず全部信じてみよう。 つまりお前さんの世界では、日本という国はあって無いようなもんなのか」 「ええ……7年前の降伏宣言で日本はブリタニア領となった。今ではイレブンと呼ばれています」 「それで最初に俺の出身地を確かめてきたんだな? まぁ俺もいきなり日本語で話しかけちまったし、そこらヘンはちょっと間抜けだったか。 それにしても……全く違う世界の人間なんて俺には想像がつかん。頭も痛くなってきた。 クルクル君もその年で軍人だしな……知らない親父に突然話しかけられても、全然怯まない度胸は大したもんだ」 バツの悪そうに頭をかきながら、スザクのことを『クルクル』と呼ぶこの男の名は剣持勇。 日本の警視庁刑事部捜査一課の警部であり、設定年齢40代。乙女座のO型。 彼もまた、突然この世界に招かれたことに不安を覚え、高速道路を移動していたのだ。 「いや、剣持さんには申し訳ありませんが、本当はちょっとビックリしてたんですよ。それと僕の名前は枢木(クルルギ)です。 剣持さんが乗ってきたそれ、僕の友人が乗っているタイプと全く同じ『BMCのRR1200』なんです。 僕の知り合いでこれに乗っていた人は皆……いい人ばかりでしたから」 スザクは剣持の隣に駐輪してあるサイドカー付きバイクを指差す。 それはスザクと同じアッシュフォード学園に通学している生徒会書記、リヴァル・カルデモンドの物だった。 スザクはリヴァルとこれのチューニングがきっかけで仲良くなった経緯があり、 またスザク自身にとっても、このバイクには大切な思い出があった。 「ほー……それで自分と同じ世界の人間だと勘違いしたんだな? ハハハすまんクルクル君。 こいつは俺の『支給品』とかいうやつらしい。カバンにメモが入ってたんだ」 「え……!? 」 剣持はバイクをポンポンと叩きながら笑うが、スザクはつられて笑わない。 瞬く間に彼の顔は豹変し、勢いに身を任せて剣持を突き飛ばした。 しかしそれは、いつまでも『クルクル』と呼ぶ剣持に業を煮やしたわけではなかった。 「な……何をするんだクルクルくっ…………な!? 」 「急に……足元に、電灯に……影が出たから…………何者だ………ぐっ」 「フッ、やるな人間。よく気づいたな」 ■ ■ ■ 「大丈夫かクルクル君ッ! おいてめぇ何者だ! 何てことしやがる! 」 「俺の名か? 人間掃討軍極東方面部隊長……ヴィラル! 」 「人間掃討軍だと!? 」 「2ついいことを教えてやろう。 1つ、地上に出た人間は我われ掃討軍が殲滅する。2つ、お前達は俺の獲物だ。大人しく死んでもらう」 後腹部を刺されて息を荒くするスザクを、抱えながら叫ぶ剣持に対して、ヴィラルが動じる様子はない。 どこか人間のようで人間ではない雰囲気を持ち、余裕な態度を見せ付けながら笑う男の歯は、鮫のように独特で、 よく見れば、両手も人の物とは言えぬ形をしていた。 「シャァッ!……ほう」 ヴィラルが右手に持っていた巨大ハサミを剣持たちに刺し向けたが、その刃は一本の刀に弾き返された。 怪我をおして立ち上がった枢木スザクの持っていた、支給品でもある1本の日本刀によって。 スザクは好機とばかりにそのまま踏み込みながら、上段、中段、下段とあらゆる方向から斬りかかる。 「中々やるが所詮素人の剣。訓練された兵士にかなうと思うかァァァァァァ!! 」 だが、ヴィラルも負けじとばかりに巨大ハサミの刃、握り手、指入穴でスザクの剣を受け止める。 その剣舞のような果し合いに、冷えた夜の空気が響という名の合いの手を加える。 紙一重の攻防に、電灯が2人に舞台のスポットライトを当てる。 だが、勝負は意外にもあっさりと決着がついた。 「剣持さんとの会話……聞いてなかったのかい? 僕もこう見えて軍人なんだよ!」 「ふん、その強がりが死を呼……な、なんだとッ!」 スザクの手首による捏ね回しによって、ヴィラルの巨大ハサミが宙に飛ばされ地面に刺さり、彼の顔が青ざめる。 ヴィラルが巨大ハサミを拾おうとした時には既に、首にスザクの刃が当てられていたからだ。 天才という言葉は、彼の為にあるのかもしれない。 剣道を含めた武道全般における技術において、公ではないが、スザクは幼少の頃から比類無きものだと評価されていた。 「ま、まさか……この俺が……剣で一本とられっ!? う、うおおッ!?」 だがヴィラルの災難は終わらない。 スザクからの敗北を受けたと認識する前に、今度は彼の体が宙に飛んでいたからだ。 「どっせぇぇぇぇい! 」 メタボリックに悩まされていそうな中年太り、みっともない無精ひげ、若干の禿頭を備えた男、剣持勇。 ヴィラルは彼の180cmを越える体格から放たれる一本背負いによって、地面に叩きつけられたのだ。 今でこそ面影は見られないが、剣持は高校時代、全日本で16のタイトルを取った『鬼』だった。 黒帯5段でもあるその実力は、警察官となった今でも衰えてはいないのである。 「ふー……これで仮は返したぜ。クルクル君、怪我の具合はどうだ、歩けるか? 」 「大丈夫でっぐぅ……!」 「無理をするな。傷は見てみんとわからんが、腰をやられているかもしれんぞ。 このバイクで病院に行こう。君はサイドカーに乗ってくれ。それとこの、『何とか隊長』は……」 「……………………………………………………………………………………」 「……ま、ほっときゃいいだろう。懲らしめてやりたい所だが、今はクルクル君の治療が先だ」 こうしてヴィラルは人間の男たちに剣道、柔道でそれぞれ一本をとられたのだった。 ■ ■ ■ バトルロワイアル前日、いつもと変わらぬ螺旋王の部屋に彼はいた。 彼は跪き、目の前にいるカリスマに頭を降ろす。 「螺旋王、お呼びでございますか」 彼はこれまで王の前では一度も出したことの無い疑念のトーンで話しかける。 極東方面を任されている彼が上官の螺旋四天王を介さずにして、 最上級の上官にあたる螺旋王に単独で姿を出すことが、どれだけ異例なことであるか重々承知していたからだ。 螺旋王の口が開く。 「ヴィラル……お前はこの私の為に命を捧げてもらう事となった」 「…………死ねとおっしゃるのならば、甘んじて受けましょう」 「そうではない」 螺旋王の問いかけに、彼は即答する。 螺旋王もまた、彼の返答に即答する。 「ヴィラルよ……私はこれから優秀な個体、優秀な螺旋遺伝子を探す為の実験をしようと考えている。 80名を越える特定の生命体を一同に集め、その中から、最も優秀な一人を選び出す実験だ。 選ばれた被験者たちは自分たちの力で手段を問わず、命を懸けて生きる術を見出すしかない。 いわば生き残りゲームのようなものだ」 「その実験に……私も入っているのですね」 「察しがいいな。お前も彼らと同じ条件の下で、実験を受けてもらう。 どう動くかは好きにしろ。お前の自由だ。お前が最後の1人になれば褒美もやろう」 「なぜです! 私が実験に参加することに異議を唱えるつもりはございません! しかし! 選ばれた他の生命体は螺旋エネルギーを持っている……それは即ち人間ではありませんか! 獣人である私が実験に参加すれば、最後に生き残るのは奴らより優れた自分であることは明ら――」 「ヴィラルよ! 」 螺旋王の思わぬ咆哮に、彼は絶句する。 しかし、彼はまだ納得をしていなかった。 「大変な失礼を致しました。螺旋王……このヴィラル、実験には喜んで参加させて頂きます」 「気にするな……お前の意見も一理ある。私とて結果のわかりきった実験をするつもりはない。そこでだ。 私はお前の体を『人間に近い状態』に改造しようと思う」 「わ、私が……人間に!? 」 「何も全てを人間と同じ体にするわけではない。それにこの実験の間だけだ」 「この……私が…………に、人間の……体…………」 「人間に近い状態と化した獣人のおまえがどんな実験結果をもたらしてくれるのか、私は期待している。まあそう悲観するな。 その代わり……睡眠による細胞の蘇生システムの制約から『時間』と『場所』という条件を外してやろう。 これでお前は昼夜問わず好きな時間に睡眠を取る事が出来、生命維持ユニットに入る必要はない。 ついでに識字能力も与えてやる。意味は考える必要はない。じきにわかる――」 螺旋王の説明に彼が答えることは無かった。 それほど彼にとって、『人間に近い体』になるという事はショックだった。 獣人である自分より劣っている存在に近づくという先入観が、彼のプライドを傷つけた。 しかし彼は気づいていない。 睡眠に『時間』と『場所』の概念を必要としない事が、人間にとってみれば極々当たり前のことである真実。 螺旋王から持ちかけられた睡眠による蘇生システムの制約解除こそが、人間に近づく事であるという真実。 そして、何より獣人こそが人間よりも劣った存在であるという真実。 こうして、真実を知らぬ彼……人間掃討軍極東方面部隊長ヴィラルはバトルロワイアルに参加した。 やり場の無い苦しみと共に。 「チクショォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!! 」 ■ ■ ■ 「!? 剣持さん……今、何か聞こえませんでしたか? 」 「ん? いや俺には何も聞こえなかったぞ? きっと誰かがやり合ってるんだろう……くそ、こんな殺し合い、さっさと止めないととんでもない事になるぞ。 ちゃんとサイドカーに乗ったな? じゃあそろそろバイクを発進させるぜクルクル君! 」 剣持はグリップを握りフルスロットルでバイクを走らせる。 バイクのスピードはぐんぐん上がり、高速道路に相応しい速度まで達しようとしていた。 ――――はずだった。 突然バイクは手綱が外れた暴れ馬のように回転し、そのまま高速道路の外壁に衝突した。 剣持は暴走するバイクに振り落とされて道路のアスファルトに打ち付けられ、 スザクには容赦なく衝突によるダメージが襲い掛かった。 スザクは背中の傷を押さえながらもサイドカーから降り、少し離れた位置にいる剣持に声をかける。 しかし、頭を強く打ったのか剣持は完全に気絶していた。 「だめだ……意識が無い! ぐぐ……さっきの衝撃……やっぱりだ。サイドカーのタイヤがパンクしている! このタイヤの刺さった刃物……どこかで見たような……ハッ! 」 スザクは後ろを振り返る。 彼は後悔する。あの時なぜ無理にでも奴を動けないようにしておかなかったのだと。 彼のバッグだけを回収する事ばかりに気をとられ、地面に刺さった巨大ハサミを引っこ抜かずに放置したことを。 自身の怪我のせいで忘れていたとはいえ、結果よりも過程を重視する彼にとってこの事実は落胆を招いた。 「この俺を傷つけるとはな……本当ならもう1度奇襲してやっても良かった。だが奇襲は奇襲にすぎん。2度目はない」 巨大ハサミの支えを壊し『刃物』を作って、一本をタイヤ目掛けて『投げナイフ』として使い、 もう一本を即興の『ポケットナイフ』として持っているヴィラルがそこに立っていたのだから。 しかしスザクは無理をきかせて再びバッグから日本刀を取り出し、斬りかかる。 ところがヴィラルは難なくこれをかわし、壁蹴りをしてバイクが衝突した高速道路の壁の丁度真上に飛び乗った。 「そのスピードと技術はともかく……貴様の動きはワンパターン、まだまだだな。 さっきの戦いでお前の動きは全部わかったんだよ。最初の一撃は正面から。フェイントは無いって事もな! 」 「よくも剣持さんをッ! 結果ばかりを追い求めて! 他人の痛みが分からないのか!」 「お前にわかるか……? なりたくもない人間にさせられた気持ちが。 忠誠心と憎しみとの間で、やり場のない感情に苦しめられる俺の気持ちがァァァ!! 」 スザクはヴィラルの叫び声に怯みながらも、ジャンプして彼に斬りかかろうとする。 だが、既に決着はついていた。 「ピッ」 ――光、爆音、炎。 爆発に必要な3つの要素が大きく絡み合い、スザクとバイクを飲み込んでいく。 全てはヴィラルの支給品の一つ、『ネオロシアのガンダムファイター、アルゴ・ガルスキーの小型爆弾』のせいであった。 断っておくが、このバトルロワイアルにアルゴ・ガルスキーは参加していない。 しかし囚人であるアルゴを大人しくさせる為にネオロシアが彼に取り付けたスイッチ式爆弾はこの世界に存在していた。 ヴィラルはスザクと剣持に襲い掛かる前に、自分の支給品を全てチェックしていた。 彼は剣持に一本背負いをかけられた後、気絶したフリをしてチャンスを待っていたのだ。 彼らが、爆弾によって爆死するタイミングを。 最初に爆弾のスイッチを押さずにハサミでバイクをパンクさせたのは、 奇襲を良しとしないヴィラルなりの美学の現れでもあった。 結局、彼のバイクへの一撃は、剣持への奇襲につながってしまった事は言うまでもないのだが。 バイクの衝突した壁の真上に乗ったのも、確実に爆弾の被害をスザクに加えるためであった。 ちなみに、これはヴィラルも知らないことだが……爆弾による被害はバイクの燃料が加わったので更にアップしていた。 ゆえに爆発の威力は彼が想定していた以上の威力を持っており、その威力は高速道路の壁を壊すまでになっていた。 つまり足場を無くしたヴィラルは、高速道路から落ちた。 (……くそ、小型じゃなかったのかよ。これじゃあ……奴が死んだかどうかわからねぇじゃねぇか……。 あいつら……確か……『クルクル』と『ケンモチ』だったか……次こそは……必ず……! ) そして、海に落ちた。 ■ ■ ■ (海……に、飛び……こまなくちゃ……火を……消さないと……) ヴィラルが海に落ちたほぼ同時刻、高速道路上では大きな炎が轟々と燃え盛っていた。 その炎のプレゼントが1人の青年の全身に祝福をするかのように包み込む。 威力が大きくなる炎に対し、彼の命の灯火は消えようとしていた。 (でも…………このまま……じゃ……剣も……ちさんが……) 一体なぜ爆発が起こったのか、彼自身はいまだにわからぬまま。 彼にわかっていることは、このままだと自分が死んでしまうこと。そして、剣持が気絶したまま取り残されてしまうこと。 スザクは自分の持っていた刀を全力で投げ飛ばす。 刀はスザクの狙い通り剣持の余裕のある額に当たり、そのまま剣持から少し離れた場所に転がった。 スザクは剣持がかすかに『うう……』とうめき声をあげたのを確認するとそのまま180度振り返った。 (頼みます……起きてくださ……い……剣持……さん! ) 剣持が目覚めることを祈りながら、スザクは破壊された壁の穴を目指して這いずる。 ゆっくり、ゆっくりと穴に近づいてゆくスザクだが、そのスピードは遅い。 (……みっともなく……足掻いて……生き延びようと、している…………醜いな、俺は。 ルルーシュ……これ、も、一つ、の……結、果、な……の……か………………………………………? ) 結局、枢木スザクは海に落ちることはなかった。 彼の右手は高速道路の穴につかみかかっていたが、 剣持に刀を投げつけた分の体力が、彼がゴールにたどり着く余力を奪った。 ブリタニアの騎士、枢木スザク。 人を殺す事を望まずして軍に所属し、イレヴンの為を思うのにブリタニアに属す男。 矛盾を自覚し、そうした葛藤に苛まれ続けた彼の人生は17年という短さでここに終わった。 彼が生み出した過程によって残された者たちの価値は、果たして。 【E-3 高速道路路上 一日目 黎明】 【剣持勇@金田一少年の事件簿】 [状態]:背中強く打撲、頭を強く打った為気絶(目覚める寸前?) [装備]:スパイクの煙草(マルボロの赤)@カウボーイビバップ [道具]:支給品は全て燃えました [思考] 基本:殺し合いを止める 1:気絶 (目覚める寸前?) [備考] ※高遠遙一の存在を知っている時期のどこかから参戦しています。 ※スザクの知り合い、その関係について知りました。(一応真実だとして受け止めています) ※スザクの事を『クルクル』と呼んでいたのは「金田一一」に対する「キンダニ」と同義です。 ※彼の傍には少し燃えているビシャスの日本刀@カウボーイビバップが落ちています。 ※E-3の周り8マスに爆音が響き渡りました。 ※E-3の高速道路の壁の一部分のエリアが、爆発により破壊されました。ここから海に飛び込めます。 なお、その側には燃えているリヴァル・カルデモンドのBMCのRR1200@コードギアス 反逆のルルーシュがあり、 サイドカー側のタイヤには巨大ハサミを分解した片方の刃@王ドロボウJINGが刺さっています。 ※剣持の支給品は煙草とバイクの2つでした。 【E-3 高速道路下の海 一日目 黎明】 【ヴィラル@天元突破グレンラガン】 [状態]:体力消耗、ずぶ濡れ ※螺旋王による改造を受けています。 ①睡眠による細胞の蘇生システムは、場所と時間を問わない。 ②身体能力はそのままだが、文字が読めるようにしてもらったので、名簿や地図の確認は可能。 ③人間に近づく改造が①、②であることに気づいていない。 [要約] 人間と同じように活動できるようになったのに、それが『人間に近づくこと』とは気づいていない。 単純に『何となく人間っぽくなった』としか認識してない。 [装備]:巨大ハサミを分解した片方の刃@王ドロボウJING [道具]:全て燃えてなくなりました。 [思考] 基本:ゲームに乗る。人間は全員殺す。 1:とりあえず海から脱出する? 2:『クルクル』と『ケンモチ』との決着をつける。 3:人間になったことへのやり場のない怒り。 [備考] ※アニメ第3話のカミナ達と一戦交える日の前日の夜からの参戦です。つまりシモン達を知りません。 ※枢木スザクを『クルクル』という名前だと勘違いしています。 ※剣持とスザクがどうなったのかを知りません。 ※ヴィラルのランダムアイテムは巨大ハサミとアルゴ・ガルスキーの小型爆弾@機動武闘伝Gガンダムの2つでした。 ※巨大ハサミ@王ドロボウJINGの出展は本編第13話、ザザの仮面舞踏会編です。 ※枢木スザクの支給品は全て燃えてしまいましたが ランダムアイテムはビシャスの日本刀@カウボーイビバップの他に1~2つある可能性もあります。 バイクの火事にあっても無事なランダムアイテムがあるかもしれません。 【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュ 死亡】 時系列順で読む Back 番外バトルってレベルじゃねーぞ!! Next ディシプリン・コンチェルト 投下順で読む Back 復活のマオ Next 勇気の意味を知りたくて 剣持勇 053 瀬戸の文鎮 ヴィラル 047 夜に起きてれば偉いのか? 枢木スザク
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【登録タグ IA あ 曲 蛍 輝星惑 重音テッド】 愛が生まれた日 http //www.nicovideo.jp/watch/sm21293105 http //www.nicovideo.jp/watch/sm43592291 歌手名:藤谷美和子、 大内義昭
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始めに 亜種 おともだち 新種 亜種bot お友達bot 始めに 亜種とは 伊達政宗を本体として派生したキズナリ会オリジナルの伊達政宗っぽいなにかである。 本体の挑発モーションに端を発する「ペローン殿」、本体の不敵な表情が由来の「ドヤ」を除き、元ネタの筆頭とは事実関係が希薄な設定が多々追加されており、さらに各メンバーによって設定が異なるといういわゆる「上級者向け」の存在だが、メンバーからの愛情を一身(?)に受けてキズナリ会やキズナリタイムライン、bot化等、日々活躍の場を広げている。 ※作成された各種botについては、後述「亜種bot」の項を参考されたい。 亜種一覧 1.ペローン殿 姶良Ver:容姿使用言語共に本体と同じ。 違うのは常に何かを捲る事ばかりを考えている点である。 捲る対象は家康である場合が多い。 ペローンの波動に目覚めた政宗と呼ばれる場合も有るらしい。 現パロになるとただのスカート捲り職人となる。 常に家康さんの鉄壁スカートを攻略することを考えている健全な高校生である。 ずんだちゃんを永遠のライバルだと思っている。(一方的に) こへVer 容姿は3の第弐衣装(第一衣装にnot兜の場合有) 自身の射程距離内に入るものはなんでもペローンする。 たまに何かの意思(第三者によるセレクトボタン)により不可抗力ペローンする場合もある。 他亜種が自分を置いてきゃっきゃしてると影からギリギリするが構ってもらうと容赦なくペローンする。 なっぱver:他のメンバーのペローン殿が比較的本体に近い設定であるにも関わらず、空気を読まずもはや座敷わらしと化している。三河在住。調子に乗ったなっぱの手によりbot化した。 外見年齢はずんだちゃんと同じく、7~9歳。 身軽な絣の着流しを着ているずんだちゃんに対し、ペローン殿は袴姿である。 本体の幼少期というよりは、本体をそのまま小さくした風味。 奥州語にもそれなりに通じていることから、知能指数は低くないと思われるがいかんせん詰めが甘い。全国各地にお出かけ(進軍)しては、両手もろとも捕獲されている。 ペローンの対象は無節操。女の子は捲らないというポリシーを持っているが、雑賀荘で一度間違いを犯したらしい。 最近の流行は家康の鉄壁の腰紐とフード、捲る場所が妙に多いので四国の長曾我部お兄さんも気に入っている模様。 2.ずんだちゃん こへVer 容姿は梵天丸姿にTシャツ短パン長靴なワンパクスタイル。 どんな時でもずんだを手づかみでもぐもぐしてる。 手にずんだがつくとTシャツで拭うのでいつもTシャツが緑色に汚れている。 なっぱver:服装以外はほぼペローン殿と同じ外見をしている。そしてやはり三河在住の座敷わらし(ペンギンの精)。 基本的にずんだ以外眼中にない。常にずんだが口の中に入っているので喋らない。 手持ちのずんだがなくなったときだけ「ズンダ……」と呟きながら家康の後ろをついてまわる。 いかなる状況におかれようとも両手に抱えたずんだを手づかみで貪る鋼の精神はまさに猛者。 口周り、掌、胸元や裾など、いたるところにずんだが付着している。 あまりにも袖を汚すので、見かねた家康が袖をまとめてくれたがそのおかげでなぜかお小姓さんテイストに。汚れがちなのにお風呂が嫌い。 ペローン殿に引きずられてお出かけ(進軍)するが、捕獲されたペローン殿の傍らにあってもずんだを貪る。まさに猛者。 3.ンボ宗様 こへVer マンボウに弦月眼帯、上半身マンボウ下半身本体、本体と同じ、と3パターンの姿を見せる。 主な姿は本体と同じver.が多い。 仕事を放棄し、常に暗い海底で寝転がり目がうつろで半笑いな無気力系。 どんなに話しかけても「NO!」しか言わない。 4.ドヤ こへVer 本体。 本来の筆頭だが亜種に比べ扱いが悪い。 扱い悪くてもギリィしてもドヤ顔は決して崩さない。 おともだち 1.バナナちゃん うえだVer:バナナちゃん 本来の姿は皇帝ペンギン。人体だと秀吉に似た姿をしている。 何度も飼育委員さんのところへエサをもらいに行く姿が愛らしい。 一度目「お腹すいたのでエサください」 二回目「半兵衛にあげたいのでエサください」 三回目「三成にあげたいのでエサください」 人体Verだとうえだからの寵愛がすごい。 バナナちゃんまじエンジェル。 バナナちゃんはバナナ以外も出されれば食べる。 だけどバナナもらえるとうれしいよ! ちなみにずんだちゃんのこともかわいいと思っているが 別に恋愛感情ではない。 話しかけては冷たい反応をとられているが、だんだんと仲良くなっている模様。 結構ずんだちゃんの後ろにいることが多い。 2.チンアナゴ片倉さん そもそもはktkrを片倉と読んだところから起因する。 「ちんあなごktkr」→「チンアナゴ片倉」という派生である。 なっぱ氏によるチンアナゴ片倉氏の図によれば、仁と義で二体ずついるらしいことが分る。 新種 1. 苛烈殿 「苛烈www苛烈www」が口癖の松永さん。 口癖というよりは寧ろ苛烈殿の使用言語の全てであると言っても過言では無い。 何処からとも無く現れては、「苛烈www苛烈www」と人を指刺し歩き去っていく。 カレ康と水成と一緒に住んでいる。(カレ康、水成については後述を参照) カレ康に対しては得意の苛烈wwwも通じず、はいはい苛烈苛烈ですいつも流されてしまう。 風呂の熱さ、ご飯についての文句など全て「苛烈」の微妙なニュアンスの違いにより、カレ康に伝えているらしい。 2.カレ康 苛烈殿×家康→かれ康→まるでカレーが好きな家康さんみたいだ。ということで生まれたのがカレ康さんである。 故に、此処ではカレー好きの家康さんをカレ康と定義する。 苛烈殿と一緒に住んでいるカレー好きの家康さん。 三食カレーでも構わない(寧ろそれを望んでいる)カレー好き。 一週間くらい連続カレーでも構わないらしい。 毎日ルーを継ぎ足し、絶やすことなく作るカレーは絶品のようで、苛烈殿も大喜びだ。 苛烈殿の他に水成の面倒も良く見る案外いい人である。 3.石田水成 (`∨´)「貴様らどこ高だ?私はバサラ高校…」ビシャァ←液体化 (◎《´・ω・》「あちゃー、水成こぼれちゃったかぁ」 原液高校生で、テンションが上がったり何かしら衝撃を与えると液状化する石田三成。 液状化した場合は水分を与えれば元に戻る。 その際、液状化前後の記憶は抹消されるらしい。 与えられた水分により、形成される姿かたちに影響が出る。 例:乳白色の入浴剤を使えば、真っ白な石田水成が生まれる。 現在はカレ康、苛烈殿と暮らしているらしい。 4.あちゃ康さん (◎《´・ω・》<あちゃー、とうとうワシもwikiに載っちゃったかー あちゃーが口癖のミサワ系家康亜種。 何があってもあちゃーで済ます為、妙に達観して見えるのがポイントである。 水成に水を与えているのもあちゃ康さんの仕事らしい。 5.ごつ村さん 佐助 アニバサ秀吉公のごとく自在に巨大化する事が出来る幸村亜種。 政宗の頭をわしづかみにし、六爪流の刀ですらつまようじ扱いする大豪傑。 大阪の陣では堀を埋める家康に対し指で堀を簡単に作りあげるがすぐに足で堀を埋めてしまう気まぐれなところも。 従者の佐助は巨大化しない。 ごつ村さんの暴挙をすすんで止めに入るがその体格差ゆえすぐに踏まれてしまう不幸な忍。t 特徴として、踏まれた時には足の下から\嘘だろーーーー!!/という叫び声をあげる。 6.死に村さん Ψ(゜д゜)Ψ<チョコチップメロンパンと選ばれしお茶とろぉそんでふぁみちき買ってこいでござる! 正式には「目が死に村さん」 無印BASARA(ゲーム)内のアニメーションの幸村が死んだ目をしていた事から名づけられた。 お館様に召喚されたり、通信したり(その際額に武田菱が浮かびあがる)、味方の死体を盾にし敵陣へと突き進みキズナリを戦慄させ腹筋を崩壊させた恐ろしい男。 キズナリ補正により、主に竹千代をパシリに使いチョコチップメロンパンと選ばれしお茶を買ってこさせたり全くお門違いの要望をする(冒頭死に村台詞参照)竹千代のトラウマメーカーとなった。 なかなかの暴君ぷりを見せるが実際本人はふぁみちきはどこのコンビニでも買えると思っていたらしく自分で注文した時間違いを指摘され恥ずかしさのあまり叫んで店を後にしたうっかりさんである。 亜種bot ンボ宗様bot お世話係:こへ氏 ツイート・リプライ反応双方において基本的に「NO」しかつぶやかない。 時折側近に諌められたりしているようだが、それでもやはり「NO」としか発言しない。 比類なき安定感で内外から熱烈な支持を獲得した時代の先駆け的存在でもある。 正午近くになると鰯トルネードに巻き込まれる元親の姿も見かけることができる。 亜種ちゃんbot お世話係:なっぱ おもにペローン殿、ずんだちゃん(ver.なっぱ)がタイムライン上を行ったり来たりする。 三河を拠点とし、全国各地に進軍(おでかけ)しては行く先々で捕獲され、二人をお世話している家康さんがその都度お迎えに来ている。 隙を見てはンボ宗様に絡み、返される「NO」の意味をよくわかっていないので懲りずにまた絡む。 バナナちゃん一家とも親交がある模様。 あちゃ康さんbot お世話係:姶良 あちゃーで全ての出来事を片付ける、あちゃーなbotである。 ばさら関連、キズナリ関連、水成関連のネタをあちゃーと言いながら呟いている。 ミサワな家康さんが許せる心の広い上級者向けbotであるが、キズナリ以外からのフォローもあり若干の戸惑いを見せている。 お友達bot 秀吉大好き半兵衛bot お世話係:うえだ 秀吉のことが好きで好きでたまらない半兵衛bot。だけどたまに秀吉やバナナちゃんが返事をする。 キズナリウィキの宣伝をはいzめた12月14日。 温泉にもたまに行くけど秀吉の湯や秀吉の温泉の素がなくて落胆している模様。 いつも亜種Botちゃんたちにいなされて一番ヒエラルキーが低い。 キズナリネタをちょこちょこはさんでくるうっとおしい一面も。
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【登録タグ CD CDま 幽閉サテライトCD】 サークル:幽閉サテライト 手段を選ばない、その時ソレは生まれた 01 魔法が生まれた日 02 共鳴しない愛のカタチ 03 魔法が生まれた日(Instrumental) 04 共鳴しない愛のカタチ(Instrumental) http //www.nicovideo.jp/watch/sm29797017 http //yuuhei-satellite.sakura.ne.jp/6896
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/8327.html
このページはこちらに移転しました 桃から生まれた男 作詞/319スレ68 俺は桃から生まれた男 ピーチ・ジョン ピーチな日本男児 俺は桃から生まれた男 ピーチ・ジョン いかしたクールガイ 愛のため平和のため ババアが作ったダンゴ身につけ旅立つ 途中で犬に出会った 名前はジョンって言ってた ジョンって呼んでねって かぶってるワン 途中でサルに出会った 名前は田中って言ってた ターナーって呼んでねって かぶれてるワン 名前を聞く前にキジは食った
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「アッー!」「クルルァについてこい」「しゃぶれだァ?てめェがしゃぶれよ!」などのこの作品から生まれた名言を取り扱う処です 一章「極道脅迫!体育部員たちの逆襲」 全ての原点ともいえる作品。 「おいゴラァ!降りろ!免許持ってんのか!見せろ!…お前らクルルァについてこい!」 「免許証返してください。オナシャス!」 「犬の真似しろよ。犬だよ、四つんばいになるんだよ」 「アッー!アッー!ンギモッヂイイ!!」 「しゃぶんなきゃ撃つぞゴラァ」 「なんか足んねぇんだよなぁ」 「後輩にも見せてやれ」 「おう早くしろよ」 「お前それで謝ってんのか」 「何お前犬のくせに服着てんだよ」 「気持ちいいって言ってみろ」 「きたねえケツだなあ」 二章「モデル反撃!犯されるスカウトマン」 セリフが全て棒読みであるところが有名。 「今の彼でいいんじゃない?」「声かけてみますね」 「悪いんだけどちょっと脱いで…もらえますかね?」「その分はギャラ出すんで」「すぐ終わるから」 「いやもうホント痛いんで無理っす」 「なんだお前根性なしだな」 「だから痛ぇつってんじゃねえかよ」「こんなんじゃ商品になんないんだよ」「だって約束したじゃないすか」「こっちの事情も考えてよ」「でも約束は約束ですよ」 「あのさぁ、もうバックはいいから、フェラやってもらってさ、終わりでいいんじゃない?」 「舐めて」「フェラもできないの?そんなんじゃ甘いよ」 「あのさぁ、もっと舌とか使ってよ」「そんなんじゃいつまで経ってもイケないよ」 「やめちゃうの?しゃぶってよ、怒ってんの?」 「調子こいてんじゃねーぞこの野郎!ホモのくせによぉ何がしゃぶれだァ?てめェがしゃぶれよ!ほらうまいんだろー?ほらしゃぶれよ」 「ハーイ、ヨーイスタート」「じゃあ今度は松葉崩しやって」「なんだお前らプロのくせに松葉崩しもわかんねーのか」「二人とも窓際行って…シコれ」 「お前ら情けない格好、恥ずかしくないの?」「もっとさぁ、ちゃんとシコれよ」「おい白いの、もっとちゃんとシコれよ」 「お前らそろそろイキたいだろ、イキたい奴手ェ挙げろ」「じゃあ白いの、下に行って精子受けろ」 「じゃあ俺ギャラ貰って帰るから」 三章「盗撮!そしてSM妄想へ…」 四章「昏睡レイプ!野獣と化した先輩」 あまりにリアルすぎてネタと見る事ができない部分もあるがそこは大目に見よう。 「うちさぁ、屋上あんだけど、焼いてかない?」「ああ~っいいっすねぇ~」 「固くなってんぜ」「そんなことないですよ」「溜まってんなぁおい」 「お待たせ!アイスティーしかなかったけどいいかな?」 「先輩!何やってんすか!やめてくださいよホントに!」「暴れるなよ!お前の事が好きだったんだよ!」 「いいよ!胸にかけて!胸に!」
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2011年1月17日我が娘が生まれました。かおり という名前をつけました。