約 194,493 件
https://w.atwiki.jp/fairdol/pages/1122.html
ref.PNG) 【開催期間】 2016年1月27日(水) ~ 2016年2月10日(水) 10 59 中間ランキング 2月3日(水) 結果発表・イベガチャ 2月日()10 59 (イベント終了の日後まで) 早期クリア報酬 ステージ7 ステージ15 ステージ20 ステージ25 ステージ30 ステージ35 ステージ40 1000ジュエル 1000ドロップ 福引券 1000ジュエル 1000ドロップ 所持枠+5 福引券 ステージ45 ref.PNG) ステージ報酬 ステージ50 ステージ60 ステージ70 ステージ80 ステージ90 ステージ100 福引券 所持枠+5 フェアリーガチャ券 ref.PNG) ref.PNG) ref.PNG) イベントガチャ (★5)// ★5.PNG) (★4) ref.PNG) (★4) ref.PNG) (★3) ref( (★3) ref.PNG) (★3) ref.PNG) (★2) ref.PNG) (★2) ref.PNG) (★2) ref.PNG) (★2) ref.PNG) 中間ランキング衣装 公式1~200位 // 中間.PNG) 公式201~1000位 ref( 公式1001~3000位 ref( 公式3001~10000位 福引券 (PF順位対応) 公式 GREEmobage mixidゲーム 1~200 1~50 1~30 201~1000 51~300 31~100 1001~3000 301~1000 101~350 3001~10000 1001~2500 351~1000 総合ランキング衣装 公式1~200位 // 総合.PNG) 公式201~1000位 ref( 公式1001~3000位 フェアリーガチャ券 公式3001~10000位 福引券 フェアガチャ期間限定 連動衣装・fp3倍 3倍.PNG) 連動衣装・fp5倍 5倍.PNG) 背景プレゼント特別ガチャ ref( その他 ステージ7(チョコっとチェンジ!?)台詞集(二重カギカッコは省略) 妖精() ビギナー() おてんば(ギャル) マジでチョーヤバくね?まぁでもノリでどうにかなるっしょ~!……って[オーナー]、こっちガン見ってレベルじゃないんですケド!怖っ! (驚) ギャルっぽい?そ~ぉ~?チョーいつも通りのトークじゃん?みたいな? (喜) ってかウケるー!![オーナー]口開けすぎじゃね?みたいな~?キャハハ!! (笑) ムズかしー事わっかんないし!ツヴァイのイタズラならそんな心配要らなくね?アタシは[オーナー]のポカンとした顔見てんのウケるからチョーたのしーってカンジ♪ (瞑) どうよ?どうよ?今アタシ、イケてる?ちょっと[オーナー]~!目ぇ逸らすとかイミわかんないんですケド~!? (ツン) 生意気(姉御肌) はァ、食っちまったモンはしょうがないさ。どうせツヴァイのするイタズラなんか大したことないからね、大人しく効果が切れるまで待つのが吉ってもんだろゥ?…何サ、[オーナー] (ジ) 口調が普段と違う?なァに言ってんだい、アンタ。アタシは別に普段通り……っと、その表情を見るに、どうやら本当らしいねェ。なるほど、コレが薬の効果ってワケかい (驚) ほら、シャキッとしな!これくらいでたじろぐくらいじゃアタシのオーナーにゃ到底務まりゃしないんだからねーェ…フフ、そうやってどーんと構えてりゃいいのサ (怒) ま、アンタが口に入れる前だったのは不幸中の幸い、ってとこさネ。心配してんじゃないよ、面倒事が増えなくてよかったって言ってんのサ (安) 姉御肌で黄華みたいだって?好きでやってるワケじゃないんだ、茶化すんじゃァないよ (照) ツンデレ() 泣き虫(ネガティブ) ボーイッシュ() クール(ミステリアス) まったく、ツヴァイちゃんの悪戯には驚かされてばかりだよ。だけど、この身にいずれ訪れる変化が楽しみですら……どうしたんだい、[オーナー]くん (安) 普段と口調が違ってミステリアスだって…?ふふっ、どんな私だってキミと一緒に過ごしてきた私には変わりないよ。それとも、些細な変化に気が付く程、私を目で追ってくれていたのかな? (瞑) なるほどね、これが薬のもたらす効果だとしたら…[オーナー]くん、ツヴァイちゃんはどうやらキミと私との絆を試したいらしい。少しくらい付き合ってあげてみるのも面白いと思わないかい? (喜) 戸惑いはすれど離れない…それがキミの選択なんだね、[オーナー]くん。それを知ることができて、私は幸せだとすら思ってるんだ…たとえ、こんな事態でもね (安) 不思議だね、今はキミに何でも打ち明けられる気がするよ。甘い魔法にかけられた…ってところかな? (愛) おっとり() 甘えん坊() 天使(聖母) 悪魔(魔王) 姫様(文豪) 戦士() コスモ(軍曹) ヤンデレ(ナルシスト) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (.PNG) 公式・総合200位 211226 fp Mobage・総合50位 145408 fp mixi・総合30位 149653 fp dゲーム・総合30位 128090 fp コメント一覧 ボーイッシュ くよくよしてるように見えねぇって?そりゃあな、こんなモンすぐ戻るさ。なんつーか…それじゃなくたってよ、あんまり不安じゃないんだよなぁ…へへっ (笑) …つっても、別にどこもヘンになった感じはしねぇんだけどなぁ…ん?変わってるって? (泣) きっと[オーナー]は、オレの傍にいてくれるって信じてるしよ…上手く言えねーなぁ、とにかくそういうこった! (安) それよりも、嬉しい気持ちの方が強ぇかな。だってさ、[オーナー]が変化に気が付くの、めちゃくちゃ早かったんだぜ? (瞑) 口調がいつもと違う?そうかぁ?オレは別にそんな感じは…わ、分かった分かった!別に疑っちゃいねぇったら!きっとツヴァイの薬の効果なんだろうな (照) 甘えんぼ Hmm…ワタシ一体どうなっちゃいマスカー…?オーゥ、珍しいですネー♪[オーナー]サンがそんなにワタシの事をジッと…ワッツ? (驚) でもワタシ、変わってるのかよく分からないデース…Hey、どんな感じデスカー? (瞑) エヘヘ~♪[オーナー]サンの視線を独り占めできるナラ、ワタシこのままでも問題ないデース♪ (笑) Oh!!ワタシ、いつもと違いマスカー!?hmm…ワタシはいつも通りのつもりデース…ハッ、これがチョコット・カワールの効果デスカ~!? (照) 口に入れると口調がチョコット・カワール…?ちょっとビックリしマシター!でも大丈夫デース!それでも構ってくれる[オーナー]サン、大好きデース♪ (笑) 戦士 恐らくツヴァイ君は、僕ときみの絆を試しているのだろう。いつもと違う口ぶりで会話していく内、思わぬ態度や発言をきっかけに仲違いでもしてしまえば…とね (安) 僕は、効果が切れるまで黙っていた方がよさそうかい?新鮮だからもっと話したい、と…はは、きみのその態度からみても、僕が見限られる事がないのは明白だ (瞑) 口調の端々が探偵のよう…だって?そんなはずは…いやまて、素晴らしい着眼点だ[オーナー]くん!それこそがまさしくこの薬の効果に相違無い!! (驚) [オーナー]くんが口にする前だったのは不幸中の幸い、といったところだね。ふむ、ツヴァイ君の普通の悪戯の規模から推察するに、考えられる効果は……おや?どうしたんだい (怒) 成程、ツヴァイ君はこういった経路で…うん?楽しそうに見えるだって?お、おいおい冗談じゃない、これでも僕だって戸惑ってるのさ。茶化すのは野暮だというものだよ、きみというヤツは… (照) -- (名無しさん) 2016-02-07 00 08 14 【妖精】 …私がチョコを口に入れてから、どのくらい経ったんでしょう?特に何も変わった様子は…あれ?[オーナー]さん、どうしました?(泣) 口調がいつもと少し違う…?そ、そうですか?私はいつも通り喋っているつもりなんですけどね…あ、もしかして…!(普) この違和感が、さっきの薬のせいかもしれません!うーん、あまり大きな被害じゃなくって安心しましたよ…[オーナー]さん、どうして笑うんですか!?(照) いつもより真面目で大人びた敬語になってる…?不思議ですね、普通に喋ってるつもりなのに…でも、こんな些細な変化でもすぐに気が付いてしまうんですね(喜) ずっと付き添ってきた私の事だから分かる…?そうですか…あの、そんな場合じゃないのは分かってるんですけど…その言葉、とても嬉しいです(笑) 【びぎなー】 異常を・察知。恐らく・ミス・ツヴァイの・薬品が・原因…どうしましたか・[オーナー]?(ジ) 平常との・差異を・認識?ノー・プロブレム。この・変化は・一時的な・効能。時間が・経てば・効果も・治まり・ます(普) [オーナー]…[フェア]・中身は・元の・[フェア]と・変わり・ありません。信じて・くれますか?(喜) ミス・ツヴァイの・狙いは・変化による・不和を・引き起こす事?[オーナー]・[フェア]は・これも・ノー・プロブレムと・判断・します(安) [オーナー]が・差異を・認識してから・戸惑いを・察知・できても・過度の・心理的対抗感は・察知・できません・でした。よって・変化が・原因で・生じる・不和は・無いものと・判断・します(愛) 【ツンデレ】 うう、困りましたわね…一体わたくし、どうなって…あ、あら?どうなさいましたの、[オーナー]さん?そんなにまじまじとこちらを見て…(泣) 口調がどこかのお嬢様みたい…ですって?そんなことあるはずないですわ、だってわたくしはいつも通り喋っているだけなんですもの…ハッ!もしや、これが薬の効果…!?(驚) わ、笑わないでくださる!?よくって、わたくしはこれでも真剣に…もう、[オーナー]さんったらひどいですわ!まあ、口にしたのがわたくしだけで少しほっとしましたけれど…(ツン) それにしても[オーナー]さん、気が付くのが随分早かったですわね…え?ずっとお話してきたから、いつもの癖は分かっているんですの…?(驚) さっきはちょっと笑われてしまいましたけれど…そ、それでもこんなわたくしの傍に居てくださるんですのね…今なら、少しだけ素直になれる気が致しますわ…!(照) 【泣き虫】 どうしよう…このまま私ってば[オーナー]さんにちゃんとしたチョコのひとつも渡せないまま、大変な事になちゃうんですね…もうおしまいだ…ううう…私なんかが行事にのっかるから…(ジ) 口調がいつもよりネガティブになってる…?いつもよりって、やっぱり普段から消極的だとは思ってるんですね…大丈夫です、私そういうの慣れてますから…あはは(ジ) これが薬の効果だと ※途中で切れました↓【泣き虫】から続き 【泣き虫】 どうしよう…このまま私ってば[オーナー]さんにちゃんとしたチョコのひとつも渡せないまま、大変な事になちゃうんですね…もうおしまいだ…ううう…私なんかが行事にのっかるから…(ジ) 口調がいつもよりネガティブになってる…?いつもよりって、やっぱり普段から消極的だとは思ってるんですね…大丈夫です、私そういうの慣れてますから…あはは(ジ) これが薬の効果だとしても、私は効果が切れる前にきっと愛想をつかされてお払い箱に…!うう、ツヴァイさんって策士ですね、わざわざバレンタイン前に[オーナー]さんと離れ離れにするなんて…うっ…(照) どうしたんですか、[オーナー]さん…ああ待ってください、言わなくても分かってます!肩を叩くってことは、ほら、アレでしょ…?厄介事になる前に私を妖精界に…え、違うんですか?(泣) え…どうなっても見離さないし追い出さない…?なんで、でも、私なんて…私なんて…元に戻ったって迷惑かけちゃいますよ、何でそんなに優しくしてくれるんですか…?(驚) 【おっとり】 いつもと少し口調が違う…?そうかしら?そんなことないと思うわぁ…あ、ツヴァイちゃんのイタズラの効果なのかしらねぇ?(普) んもう、ツヴァイちゃんったら…あら、どうしたのかしら[オーナー]くん?そんな顔で見つめて…うふふ、そんな真剣な眼差しされると照れちゃうわぁ…♪(愛) タジタジな[オーナー]くんって、なんだか新鮮でかわいいわ…♪いいのよ、遠慮せずにこっちにいらっしゃい?(愛) ね、アタシもこんなにドキドキしちゃってるの、伝わるかしら?[オーナー]くんったらいつもと違う反応なんだもの…嫌われないか、ちょっぴり心配してたの(照) アタシったらバカねぇ、こんなに優しい[オーナー]くんが傍に居てくれるのに、そんなこと考えちゃって。いつ効果が切れるかは分からないけど…それまで、こうして手を握っていてもいい?(安) 【天使】 私一人の犠牲で済むのなら、それで良いのです。どうかツヴァイさんを怒ったりなどは…あら?[オーナー]さん、どうかなさいましたか?(安) 私の口調が、普段と違う気がする…?まあ、そうなのですか。私は、いつも通り喋っているつもりなのですけれど…これは、薬の効果なのかしら?(驚) 聖母のよう…ですか?そう思っていただけるのならば、[オーナー]さんの不安も拭い去れる存在でなくては…ですよね。さあ、手を握っていて差し上げますからこちらへ、[オーナー]さん…(愛) ふふ、何も心配する事はありません。もう少し経てば、きっと効果も落ち着きます。そんな顔をなさらなくても、私は私ですから…(愛) [オーナー]さんは、些細な変化にも気が付いてしまうくらい…私の事をいつも見ていてくださったのですね。こんな時ですけど、私の心は歓びに満ち溢れていますよ(安) -- (名無しさん) 2016-02-09 14 21 57 【悪魔】 この我に一服盛る…だと?フハハハ、あの小娘面白い…!!何だ貴様、そんなに目を白黒させて。よもやこの我の顔を忘れた訳ではあるまい?(驚) しかし、この我の隙をついた行動は実に見事な手際であったな。小娘には後程たっぷりと礼をくれてやる…ククク(喜) 態度が平生より尊大…?フン、ならば薬の効果なのだろう。我からすれば、貴様がただ茫然としているだけにしか見えぬがな!(安) 小娘の目論見…?我の知ったことか、たわけ。どうせあの小娘のこと、大それたことなど考えておるまいよ。大方明日までに不仲にさせたいだけであろう(ジ) この程度で貴様の我への対応が変わる…?笑止!あの小娘、我と貴様の事を何も分かっておらぬ!だが[オーナー]よ、我を尊大と評するのならばだな…ゴホン(照) 【姫様】 しかし、全体何が変わるというのかね。僕としては、別段何とも変わっちゃおらんようだが……うん?言葉付きが妙だって?そんなら、薬の効果とやらは此の事か(泣) あの悪戯娘の仕業……成程、それも一理あるやも知らんね。過ぎた事を言っても仕様が無いさ。効果が切れるまでは……何だね、先刻からそう肩を震わせて(照) まるで文豪みたようだ?ふうん、古めかしいのは平生から……ああ、それであの薬の名前かね。まったくのさかしまにされるよりはいいじゃあないか(喜)※原文ママ ははは、薬の作用如きじゃあ、きみと僕とに不和が生じる筈ないさ。悪戯娘はどうも詰めが甘くっていけない。きみもそう思わんかね?(瞑) 改めて、二人が懇意の仲だと認識出来たのだから……存外悪かぁ無い効果か知らん(笑) 【コスモ】 いやはや、[オーナー]殿が口にしなかったのは不幸中の幸いでありますなぁ…しかし一体何が変わると…うん?自分の顔に何かついているでありますか、[オーナー]殿?(安) 軍曹みたいな話振り…で、ありますか?あまりからかわないで頂きたい!自分は普段の通りに…ははあ、これが薬のもたらす効果でありますか(驚) あっはっは!これはツヴァイ殿に一本取られたでありますなぁ!長く保つものではないのならば、いっそ今の自分との会話を楽しんで頂きたいのでありますよ、[オーナー]殿♪(瞑) 中身はこれこの通り…正真正銘、紛うことなき[フェア]なのであります!ふふふ、この寄り添い方で理解頂けると嬉しいでありますなぁ!(愛) ぬぅ…[オーナー]殿は中々鋭い洞察眼をお持ちであります。常日頃難解な暗号を送っていると自負しているでありますが、聞き流しているわけではなかったのでありますね?(喜) -- (名無しさん) 2016-02-09 14 22 44 【ヤンデレ】 ねぇ、重大な事に気がついたの!このスプーンを見て!手掛かり?何言ってるの[オーナー]くん、ほらもっと近くでじっと見て…スプーンに映り込む私、すごく素敵でしょ?(笑) 口調や態度がちょっと違う…?そう?普段通り喋ってるつもりよ。これがツヴァイの薬の効果なのかしら?でも私が美しいって事実は薬の効果によるものじゃないわ、それだけは確かね♪(瞑) [オーナー]くんって、そんなにすぐ私の違和感に気がついちゃったの?ずっと私の事を見ていたから分かる…?ふふふ、そんなに視線で追っちゃうほど、私に魅了されてたのね(安) ああ、こんなに魅力的な私の傍に居られるあなたって、本当に幸せ者…どうしたの?そんなに目を大きく見開いて…あ、全部言わなくても分かってるわ、美しい私の姿を目に焼き付けておきたいのね?(愛) ああ、あなたの瞳ってすごく素敵!もっとじっくり近くで眺めたいわ…そこに映る私を眺めているのって、至福のひとときよ♪(愛) ※台詞の中に出たタイプ名っぽいの 妖精(真面目)、びぎなー(ろぼっと)、おてんば(ギャル)、生意気(姉御肌)、ツンデレ(お嬢様)、泣き虫(ネガティブ)、ボーイッシュ(マニッシュ)、クール(ミステリアス)、おっとり(セクシー)、甘えん坊(台詞中に無し、帰国子女?)、天使(聖母)、悪魔(魔王)、姫様(文豪)、戦士(探偵)、コスモ(軍曹)、ヤンデレ(ナルシスト) -- (名無しさん) 2016-02-09 14 23 30 名前 コメント すべてのコメントを見る (c)Ambition
https://w.atwiki.jp/fairdol/pages/682.html
好感度高・ホープチェンジ後 「そぉ~だ!今日は一緒に寝ようよ~♪【オーナー】さんと同じベッド~♪えへへ~♪」 「チクチク…ふんふんふーん♪これを【オーナー】さんが寝てる間に…ふふふ♪えへへ~♪チクチクチク…」 「【オーナー】さん、【オーナー】さん♪今日はどこにお出かけするの~?」 「うぅ~…もうちょっと寝てたいよぉ……コテン…どぉしても起きないと…だめ…?」(照) 「【オーナー】さんがいない…さみしぃ…さみしいよぉ……いつ帰ってくるかな~。あと何分かな?もうすぐかな?」(照) 「ねえねえ、わたし、これ欲しいな~♪え!買ってくれるの?わーい!【オーナー】さん、だーいすき♪」(笑) 「【オーナー】さん、これ、何て読むの~?わぁすごい!さすが【オーナー】さんだね!すごーい♪」(驚) 「わたし、頑張るよ!だって、【オーナー】さんがほめてくれるから♪だからわたし、何だって頑張れるよ?」(瞑) 「えへへ~こーんなに汚してきちゃった。でも…えーい!これで泥んこだね!ねぇねぇ、一緒に洗いっこしよ?ね?」(瞑) 「あ、帰ってきた!ダダダ…ピョン!わーい♪【オーナー】さん、おかえりなさい!ねぇねぇ、どこに行ってきたの?楽しかった?わたしにも教えて~♪」(笑) 上三つは表情控え忘れました ホープチェンジ後限定かどうかは判りませんが -- (名無しさん) 2014-03-26 03 09 43
https://w.atwiki.jp/kagatsuka/pages/64.html
642 :甘えたい姉、甘えられたい妹 (1/2):2008/03/15(土) 19 07 55 ID o0tUh92N 見慣れたドアを、つかさは慣れた手つきでノックする。 中からそれに応える声がして、扉が開かれ、これもまた見慣れた姉の姿が現れる。 「どうしたの?」 と、かがみはつかさに声をかける。 「その……、宿題で苦手なところを出されちゃったから、ちょっと手伝ってもらいたくて……」 「また? しょうがないわね……。一緒にしてあげるから入りなさい」 そう言いながらかがみはやれやれといった顔で苦笑を浮かべて、つかさを中へと招き入れる。 つかさはその言葉に、さっきまで申し訳なさそうだった顔を笑顔に変えて、言われるままに姉のあとについて床の上の机へと向かい、さっそく宿題を手伝ってもらうことにした。 「だから、ここをこうすれば……、ほら」 「あ。ほ、本当だ」 「ったく、もーう少しだけ考えればわかるでしょ?」 「う、うん。そうだね。えへへ……」 「お、お姉ちゃん。ここも、なんだけど……」 「ん? はいはい、ここはね……」 というふうに、ときおりつかさが質問をして、かがみがそれを教えるという形で宿題を済ませていく。 「んー……」 「なに、どうかした?」 ふいに、つかさは手を止めて考え込むように額に眉をよせた。 「その、ね」 「……?」 言いよどむつかさに、かがみは首をかしげる。 「やっぱり、お姉ちゃんに頼ってばかりじゃなくて、もう少し一人でがんばってみたほうがいいのかなって思って」 「……え」 「いつまでもこんなふうじゃ自分の力も付かないかもしれないし、何よりお姉ちゃんの迷惑になっちゃうだろうし」 そう言ってつかさは、少し寂しげに笑う。 643 :甘えたい姉、甘えられたい妹 (2/2):2008/03/15(土) 19 09 53 ID o0tUh92N 「な、……なに言ってるのよっ!」 「お姉ちゃん……?」 唐突に大声をあげたかがみに、つかさは目を丸くしてその顔を見返す。 「そ、そもそも勉強っていうのは教えてもらうのが普通っていうか、そのほうが効率がいいようにできてるというか。もし本当にわからないところがあったら 困るだろうし逆に駄目だし、それにつかさだってちゃんと実力も付いてきてるし、それに別に私は、迷惑だなんてこれっぽちも思ってなんていないし思ったこともないんだからっ」 と、そこまで一気に言い切って、かがみは「はぁ……」と疲れたように肩で息をする。 「で、でも。いつまでも甘えてばっかりじゃ……」 「――ああ、もうっ!」 それでもまだ言葉をにごすつかさに、かがみは頭を振って、 「つかさが甘えてくれないと、私が困るのよ!!」 そう言って、膝立ちになって、思いっきりつかさの顔を覗き込んだ。 「……お姉ちゃん」 息が触れ合うくらいに、顔が近い。 今言った言葉と、この距離感にやっと気付いたのか、目の前の顔が急速に真っ赤に染まった。 頬を赤くしたままかがみは顔を離して、「だから、ごにょごにょ……」と言葉にならない声を発しつつ、ぷいと横を向いてしまう。 「………」 つかさはそんな姉の姿をしばらく見つめて、 「……うん。わかった」 と呟いて、笑顔を浮かべて頷いた。 「そ、そう」とかがみは赤い顔のままで言葉を返す。 「あ、でもやっぱり……」 「ぇっ」 ぽつりとそう呟くと、かがみが不安そうな顔で見つめてきた。 「冗談だよ」 そう言ってつかさは姉に笑いかける。 それでまた、かがみの顔がさらに真っ赤に染まっていた。 「これからもいっぱい甘えるね。……お姉ちゃん」 644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/15(土) 19 11 43 ID o0tUh92N恥ずかしくて甘えられないから甘えてくれないと困るかがみと お姉ちゃんは甘えてあげなきゃダメなんだからというつかさ そんな二人が好きだわー 645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/15(土) 19 31 50 ID RffFGQGN 644 乙でした。 口ではしょうがないわね…っていいながら楽しみの1つにしてるかがみんと ラストでからかうつかさにGJ!
https://w.atwiki.jp/collection/pages/786.html
いなり寿司でかくれんぼ 名称なし まとめ管理の都合上「いなり寿司でかくれんぼ」にしました ひとりかくれんぼの改訂版 いなり寿司バージョン 2007年5月31日2chニュー速VIP板に投稿 情報提供者:名無し 386 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/05/31(木) 06 36 23.04 ID myUxe1X10 一人かくれんぼかぁ。俺もやってみる。 ぬいぐるみ・・・・は無いから、そうだ、かわりに動物霊、それも狐(お稲荷さん)を呼ぶために、油揚げにしよう。 中に米を詰めて・・・・生米はあるけど、ちょうどご飯炊けちゃったから、もったいないしこれにしよう。 米がご飯に変わっちゃったから、霊性を高めるために、少し酒と塩を混ぜよう。 と思ったら、酒と塩の変わりに酢と砂糖を混ぜてしまった。 仕方ないから、そこに少量の酒と塩も入れてまぜておいた。 米を油揚げに詰めようと思った時に気づいたが、油揚げは昼間にきつねうどんにするために、 使ってしまっていた。残ってはいたが、甘辛くしょうゆ味が付いている・・・・。 まぁ、良い。醤油も酒も似たような物だ。 とりあえず、出来上がったものに、鋭利なものを突き刺して・・・・・お、箸でいいや。 これを刺して、えーっと、呪文は・・・・「いただきます」だな。 うん、うまい。 最後は、塩水の代わりにお茶飲んで、最後の呪文「ごちそうさま」を唱えて、糞して寝るわ。
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/232.html
−K-side 『ほいでね、そ、そしたらあ〜ちゃんがなんとっ…』 少しうわずったうれしそうな声。ちょっと噛んでるし。 のっちのいなくなった部屋で、のっちの声を聞きながら、 さっきまでのっちが自由に泳いでいたベッドにいる。 今何時くらいなんだろう。外は暗そうだ。 日が落ちるのもずいぶん遅くなったから、もう20時は過ぎてるはず。 「うん、うん」 それっぽい相づちを打ってみる。 とんでもないことをしてしまったんじゃないかという罪悪感のせいで、 会話にうまく集中できない。 『今日ぐらいはさ、甘えてよ』 そう言って私の髪を触ったのっちの、笑顔ともつかないやさしい目を思い出した。 確かに、いろいろあって私もどうかしてた。 言い訳はいくらでもできる。でも結局欲に負けたのは事実だった。 …のっちがあ〜ちゃんを好きなことに気づいてから、 私はずっとのっちを励ましてきた。なんなら取り持ったりもした。 二人が仲良くいられたらと思う。 心からそう思ってる。 でも、その二人がこうなるずっと前に、先に手を出したのは私だった。 のっちにとってのいろんな「初めて」の相手になることで、 自分のプライドを守ったり、三人のバランスを取ろうとしてたんだろうか。 なんにしろ、のっちからは一生私とのことは消えない。 そしてそのことを、あ〜ちゃんは知らない。 そう。たぶん、私にとってそのことは大きいんだと思う。 あまりにも無防備で無邪気なのっちを、 誰よりもからかいながらかわいがっていたいんだ。 『ほしたらあ〜ちゃんがさあー「あ〜ちゃんも、すきよ」だって!』 『いやーまじでかわいすぎるじゃろ!どきどきじゃね!!』 電話の向こうののっちは、さっきまでここにいたことなんてもう忘れてる。 それはそれでちょっとさみしいけど、でもそれでいい気もする。 よかったねって、笑っておこう。 二人を邪魔する気にはなれないけど。 だったらさ。 時々なら、相手してくれたっていいんじゃない? ねー。のっち。 −N-side 今日はラジオの収録日。いつものスタジオに入って、ヘッドフォンをつける。 いやーそれにしても、あ〜ちゃんと仲直りできてよかったよかった。 あの次の日、昼にあ〜ちゃんがうちに来てくれてて。 あのときのあ〜ちゃんの真っ赤になった顔を思い出す。かわいかったなあ…。 視線をテーブルの向かいにやると、 コントレックスを飲みながら、あ〜ちゃんがネイルをいじってる。 新しいワンピースを着て、いつもどおりのかわいさで期待に応えてくれる。 のっちなんかコレ去年も着てたTシャツだよ…。 ふとあ〜ちゃんが目を上げた。視線がぶつかる。 甘すぎず冷たすぎず、少し目を細めて笑ってくれる。 その仕草のひとつひとつがこんなにいとしいなんて。 『シツモーンドロップ!』 『もし、自分が男性だったらPerfumeの三人の中で誰と結婚してみたいですか?』 きたきた。よくある展開。 あ〜ちゃんに決まってるじゃろ! 一番最初に答えよう。そう決めたとき。 右手にぞくっとする感触を感じた。 …ゆかちゃん? 大きなテーブルの下で、私の手の甲をゆかちゃんの指がなぞってる。 その感触に驚いて言葉につまった瞬間。 「あたし、のっちかな!」 そう言ってゆかちゃんはこっちを見て満面の笑顔。 え?え? あまりの驚きで反射的に出てきた言葉は、これだ。 「のっちは…かしゆか!!」 一瞬なんともいえない空気が三人の間を漂った気がした。 「え〜三人とは結婚したくないな」 オチをつけた上で、あ〜ちゃんはその場を見事にしめた。 さすがとしか言いようがない。 収録が終わった後、あ〜ちゃんは何事もなかったかのように、 スタッフさんと笑いながらスタジオを出ていった。 でも、決して私と目を合わせなかった。 後を追うように、ぼうっとあ〜ちゃんの背中を見ながら歩いていると、 背後から不意に耳をつねられた。 「イ、イデデッ」 「…のっち、説教部屋じゃ!」 振り返ると、そこには鬼の形相をしたゆかちゃんが立っていた…。 「なんであんなこと言うかなあ」 あ〜ちゃんが楽屋のドアを閉めた音を確かめてから、ゆかちゃんは話し始めた。 誰もいない廊下。 「ゆかちゃん、ここじゃ誰に聞かれとるかわからん」 ゆかちゃんは腕組みして私をにらんだ後、 手首をぐいっとつかんで近くの会議室のドアを開けた。 中には誰もいなかった。二人で話すにはちょうどいい。 電気はついてないから薄暗い。 ブラインドが開いてるから夜の明かりが部屋にさしている。 「いや、だから、あれはゆかちゃんが…」 私にだって言い分がある。あんなことされたら言葉につまるのも当然だよ。 こないだのこともあるし…。 ふと、同じくらいの暗さの中で触れた、白い肌を思い出して赤くなる。 私の脳内とは無関係に、ゆかちゃんにしては低い声が部屋に響く。 「あの展開は、ゆかがのっちって言ったらのっちはあ〜ちゃんじゃろ」 「ゆかがあ〜ちゃん言うたらのっちがあ〜ちゃんて言えんくなるけぇ、気遣ったのわからん!?」 「あ〜ちゃん何も言わんけど、絶対傷ついとるよ。」 畳み掛けるように責められて、何も言えなくなる。 「…」 はあっとため息をついて、私は窓に背をもたれた。 背後から光がもれる。 ゆかちゃんがじわりと近寄ってくる。 私の顔の両サイドに手をついて、顔を近づける。 「のっち、なんか言いんさい」 …ゆかちゃんは気を遣ったって言うけど。それも一理あるような。 でもさでもさ。ゆかちゃんだってわるいじゃん。 あんなことされたら、さあ。 そう言いたかったけど、さすがにこの距離じゃ言えんよ…。 ええい。もう笑ってごまかすしかあるまい。 「なんか、どきどきしちゃって、つい。はは。ごめん…」 「…ばか。」 ゆかちゃんの目が不意にやさしくなる。 外の光が小さい唇を照らす。どうしてだろう。キスしたくなってくる。 この空気。ゆかちゃん独特の、有無を言わさないつまった空気。 唇が近づいてくる。あ〜ちゃんじゃないのに。 どきどきして、どうしても逃げられない。思わず目を閉じる。 ・・・痛っ。 ぺしっと鈍い音が響いた。でこぴん? ゆかちゃんは中指を私のおでこにつけたまま言う。 「あ〜ちゃんにちゃんと謝りんさい」 「でも二人で話すチャンス、もうないよ。車に乗っちゃえばもっさんがおるし」 情けなく話す私にゆかちゃんは笑って言った。 「あんたばか?ケータイは何のためにあるんよ」 …そうか! そうして私はこの恋人未満の親友に、また救われてしまった。 「ほんまにアホの子じゃねえ、のっちは」 ゆかちゃんは笑いながらドアに近づいていく。 ドアノブに手をかけながら、回す直前に振り返って言った。 「のっち」 「今度会ったら、続きしようね。こないだの。」 −A-side 帰りの車の中。私はいつもどおり助手席に座る。 二人は後ろの席で最近見つけたバンドの話をし始めた。 『のっちは…かしゆか!!』 ゆかちゃんにのっちって言われて、きっと反射的に言っただけなんだろうけど。 でもそれでも、ね。あんまりだよね。 そこでのっちが私の名前を言って、 私がゆかちゃんって言えば丸くおさまるものを。 それともやっぱり。こないだの匂いのこともある。 二人の間には、私の知らない連帯感みたいなものがある気がする。 なんだかすっきりしない。 窓の外に目をやる。もう見慣れた道だ、この道も。 こんな些細なことに心を揺さぶられる自分が嫌になってくる。 あ、メールだ。 『…やっぱり、怒っとる??』 のっちからだった。後ろに座ってるくせに、メールなんてずるい。 怒ってるわけじゃないけどさ。ショックだったんだよ。 のっちはまだ、私が怒るのとへこむのの区別がついてないんだよね。 そういうところが、かわいいんだけど。 『怒っとらんよ(笑)』 『ゆかちゃんに選ばれてうれしそうじゃったねー』 でも背後数10センチの距離のメールは、なかなかうまく返せない。 私も素直じゃないなあ。 「…そ、そんなことないけぇ!」 後部座席ののっちが突然叫びだした。 ウィンドウに肘をついて、なんでもないふりをして耳を澄ませながら、 のっちからの次のメールを待とう。 「…のっち、あんたいきなりどしたん」 不思議そうにゆかちゃんが言った。 「い、いやメール、メール。はは。。」 私は息を吸い込んだ。素直になるって、エネルギーがいる。 今日の帰りだったら、降ろす順番はゆかちゃん、のっち、うちのはずだ。 一文字一文字、心を込めて打った。 思いを込めすぎて、もたれたシートの背中が熱い。 『今日は寝るとき隣にいないんだよね。なんかすごい寂しい。』 ちょっと甘すぎるか。。送信ボタンを押すか迷ってしまう。 なんどもボタンに指をおいてはやめてを繰り返した時、 画面がメール受信を知らせた。 『もうすこし一緒にいたいよ。今夜はうちに来ん?』 のっちはなんで、いつもこんなに素直になれるんだろう。 −N-side 「…ずるいなあ」 ベッドに突っ伏したあ〜ちゃんがぽつりと言った。 あ〜ちゃんが部屋に来るのは何度目だろう。 来たときはそれがとても自然なことに感じるのに、 一方ではとても奇跡的なことにも感じる。 そんな小さな感動に心を奪われて、すっかり謝るのを忘れていた。 「何が?」 「ゆかちゃん」 「あんな目したらのっちが動揺するってわかって言っとるね、あれは」 うつ伏せのまま枕に顔をうずめて、足をバタバタさせるのがかわいらしい。 ベッドのへりに腰かけながら、 さっきのゆかちゃんの受け売りをそのまま言ってみた。 「…あれはさ、ゆかちゃんがあ〜ちゃん言うたらのっちがあ〜ちゃんて言えんくなるけぇ」 「気を遣ってくれたんじゃよ」 あ〜ちゃんは何て言うだろう。 ていうか言われなくても、それぐらいのことわかってそうだけど。 「…かばうん」 「そーゆーわけじゃないけど、のっちが悪いけぇ、ね」 ごめん、そう言って、あ〜ちゃんの髪をなでた。 「のっちものっちじゃ」 あ〜ちゃんの機嫌はまだ直らないらしい。 「あんなデレ〜っとした顔してから!」 「ほんとにごめんとしか言いようがないわ。。」 うーん。たしかに。デレっとしてた。 でもあれはゆかちゃんが…。いや、それだけは言うまい。 「ほんまに反省しとるん?」 「しとるよ。まじで」 部屋に入るなり突っ伏したままのあ〜ちゃんが、ようやくこっちを向いてくれた。 「…のっち、また八の字になっとる。ふふ」 少し笑いながら、私の眉を人差し指でつっつく。 その笑った顔も声も甘くて。 やっと笑ってくれた安心感と、甘さが誘うどきどきに、 私の胸は高鳴った。 −A-side 振り向いて見上げたのっちの顔は、 情けないくらいしょぼんとしていて、ついつい私も許してしまう。 さっきのスタジオとは違うこの距離。 私だけが手を伸ばせば届く距離に、のっちがいる。 眉を八の字にして、口元をだらしなくゆるませて。 最初に好きになったのは向こうのはずなのに、もう今はそんなの関係ないくらい。 優しい目もよく噛む口も女の子のくせにごつごつした手も、 私だけに向けていてほしいよ。 仕方ないなあって笑うと、のっちがゆっくりと近づいてきた。 だいたいいつもなら、「あ〜ちゃん!!」って言いながら、 鼻息を荒くして近づいてくるのに。 「嫌な気持ちにさせて、ごめんね」 いつもの甲高い声じゃなくて、落ち着いたトーンの声だ。 ゆっくりと距離が縮まっていく。私の髪をなでて。 おでこに触れる手があったかい。 一気に飛びつくんじゃなくて、ものすごく大事に私を確かめるような、 最初のキスがとっても照れくさいくらい、優しい目で見つめてくる。 この時間が、ずっと続けばいいのに。 のっちと私の身体で、重なっているのは手だけなのに、 抱きしめられているような気持ちになる。 「…まだ拗ねた顔しとる」 泣いてなんかないのに、涙を拭くみたいに親指で頬をなぞられる。 普段はあんなにヘタレなくせに、本物の王子様みたいにかっこいい。 私の扱いにもずいぶん慣れてきたのかな。 自分が自分でなくなるかんじ。 急に喋れなくなる。 今は、のっちがしてくれるすべてのことを、ひとつも逃したくない。 のっちがくれる空気にすっかり酔ってしまって、心がほどけていく。 きっとキスをしてしまったら、止まらなくなってしまいそう。 だったらその前にちゃんと聞いておきたい。 「ねーのっち」 「うん?」 「べたなんじゃけど」 「うん」 のっちは私に近づいたまま、ベッドに肘をついて横になった。 やさしく、話を聞いてくれてる。 「三人で船に乗ってて。二人しか助からないとしたら、どうする?」 「うーん」 「で、逆に一人しか助からないとしたら、どうする?」 「こりゃあ難しいね」 ちゃんと答えを聞きたいから、のっちの身体には触れないでいよう。 のっちはしばらく悩んだような顔をした後、数秒だけ目を閉じた。 次に目を開けたときには、目にはもう迷いはないように見えた。 「うーん。二人じゃったら、間違いなくのっちが死ぬよ」 「やっぱり。そう言うと思った」 「あ〜ちゃんだってそうじゃろ?たぶんゆかちゃんも同じじゃよ」 「うん」 ひとつ目は簡単だよね。それは三人とも同じこと思ってるもん。 「で、一人だけ助かるんじゃよね。これは難しーよ」 「でも…のっちは、一人だけならゆかちゃん、かな」 ズキン、と胸が痛んだ。たぶん顔もひどいことになってるはず。 やっぱり、ゆかちゃんなんだ…。 私の顔を見て、のっちの眉がまた八の字になった。 私の髪をまたなでながら、ゆっくりと話し始める。 「あはは。ちがうちがう」 「三人のうち一人だけ残されるって、ものすごくつらいじゃろ?」 「…」 「そんなこと、あ〜ちゃんにはさせられんよ」 ハッとしてのっちを見上げる。 のっちは私が自分の方を見たことを確かめてから、続けた。 「あ〜ちゃんを一人にはできないってのもある。…でも」 「…でも?」 「本音を言えば、最後のわがままかな」 のっちはふっと目をそらして仰向けになった。 「だってさあ、死ぬんでしょ?めっちゃこわいじゃん」 「こわくてどうしようもないけど死ななきゃいけないんだったら」 「のっちはあ〜ちゃんにそばにいてほしいよ」 そう言ってまたこっちに身体を向けて。 「あ〜ちゃんとなら、それでよかったって思えると思う」 いい終わったら満足そうに仰向けに戻った。 想像していなかった答えに、言葉が出ない。 照れくさそうに笑うその顔がいとしくて仕方なくなる。 ずっとずっと、のっちのストレートで率直な愛情に包まれてたい。 誰にも渡したくない。 「のっち」 思いがこみあげてくる。 気がついたら、私は仰向けになったのっちに覆いかぶさって、 のっちを思い切り抱きしめていた。 ううん、抱きついていた、のが正しいかもしれない。 「…すき」 我慢しきれなくなって出た言葉と一緒に、その思いを唇に込めた。 自分からするキスはなかなかうまくできないけど。 気持ちが伝わってればいいな。 「へへー。今日のあ〜ちゃんは甘えんぼさんじゃねえ」 のっちはにやにや笑って、私のキスに応えてくれる。 あんな素敵なことを言ってくれるいとしい人がここにいるって、確かめるように。 ずっとこうしてたいって願いが叶うように。 のっちの鎖骨の上あたりに顔をぴったりとくっつけて、私は目を閉じた。 (つづく)
https://w.atwiki.jp/miko/pages/41.html
出典:『ミコペディア(Mikopedia)』 この「セブンシスターズ」は、まだ完結していない作品に関する項目です。ある程度ストーリーがまとまってから編集するようにしてください。 『セブンシスターズ』は、音無とらによる二次創作小説である。小説投稿サイトFC2小説で2010年4月18日から連載されている。全12話。 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 目次[非表示] 概要 ストーリー 登場人物星名家 七ツ矢家 その他 家庭の事情星名家 七ツ矢家 各話リスト 脚注 外部リンク 概要 物語のジャンルは、主人公星名零音とその零音を引き取った七ツ矢七姉妹を中心とした「ドタバタホームコメディ」ではあるが、「家族愛」をテーマともしている。 タイトルのセブンシスターズは日本の意で七姉妹を表しているが、物語の主人公は零音であり、その零音視点の一人称形式で物語は進んでいく。 そのタイトルや登場人物の名前の由来は、ギリシャ神話に登場するプレイアデス七姉妹からとられている。 音無とらによる初連載作品であるが、本来の初作品はサヤエンドウのはずが話数の少ないこちらを優先して書かれている。 第1話のみ日曜日の公開で、以降は毎週土曜日に週1間隔で連載されている。 7月31日をもって完結となったが、第2作及び第1作の特別編の制作が決定している。 ストーリー 「零音、父さんはとある家庭の子達を引き取ることになった(笑)」 星名零音の父親、星名弾の一言から全てが始まった。 詳しい事を何も知らされないまま、複数の異性と暮らす事を告げられた零音は中学卒業前に父親を亡くしてしまう。 卒業後の3月31日、突然零音の前に神宮寺昴という弾の友人と名乗る一人の青年が現れた。 彼の指示のもと、とある家庭の子たちを引き取るはずだった零音が、逆に引き取られる形となる。 その引き取られる家に辿りついた零音は、おっとりとした母親的存在の長女七ツ矢眞衣と、綺麗だが荒っぽい次女七ツ矢虎子と、雪のように綺麗な三女七ツ矢多雪と、元気一杯で同い年の四女七ツ矢有留と、言動が意味不明だが見た目は大人っぽい五女七ツ矢祈織と、幼なくて可愛らしい六女七ツ矢明澄と、小さいながら大人っぽい七女七ツ矢芽呂といった、美人七姉妹と初対面する。 互いの素性を知らないまま初対面した零音と七姉妹はパニックに陥りながらも、状況を理解し新たな生活をしなければならない。 自分の事を家族と認めてもらうため、零音の七姉妹攻略生活が始まった。 注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 登場人物 星名家 星名 零音(ほしな れいん) | 登場話数:全話 本作品の主人公。15歳の高校1年生。父親と2人暮らしをしていたが、その父が病死してしまい七ツ矢家に引き取られる。 戸籍上は星名ではあるが、七姉妹から家族と認められ七ツ矢零音の自覚を持つことになる。 昔空手を習っていたが、基本しか習っておらず今ではコンクリートに少しヒビを入れる程度しかできない。 女性の扱いはかなり不器用で失言もする事から、姉妹たちに誤解を招く事も少なくはない。 しかし心優しく一生懸命なところに魅入られ、姉妹たちからは大切な家族として見られている。 父親と2人で暮らしていたことから家事には強く、七ツ矢家では主に家事全般を担当していて、眞衣がいない間はほとんど全部の仕事を一人でこなしている。 現在では虎子や多雪が積極的に手伝いをしてくれる事も。 姉妹たちと触れ合う事で、初体験の事にも挑戦し結果的には乗り越える事となる。大人への階段をゆっくりと登っている最中。 星名 弾(ほしな だん) | 登場話数:1話(零音の回想でのみ) 零音の父親、故人。 突然病死したとされているが、当日の朝もかなり元気な上尋常じゃないほどの自由人。父親の威厳は特に見られないが意味深な発言をする。 星名家の母 | 弾の妻にして、零音の母親。零音を生んだと同時に死んでしまった。 七ツ矢家 七ツ矢 眞衣(ななつや まい) | 登場話数:全話(6話は零音の発言で名前のみ) 長女、20歳。5月1日生まれ。両親のいない七ツ矢家の母親的存在。おっとりとしていて、家に来たばかりの零音を含め他人によく気を遣う。 七ツ矢家の収入源ともなり、家事もしている事からかなり忙しい毎日を送っている。 姉妹たちと仲良くしようとする零音の心強い味方で、積極的に協力をする。 朝から仕事に出て、夕方頃に帰ってくるため平日の零音達と触れ合う時間は朝食と夜のみ。 七ツ矢 虎子(ななつや とらこ) | 登場話数:全話 次女、18歳の大学生。口より先に手が出るタイプで口調などやや男勝りな面がある。父親の影響からか男の事を毛嫌いしており、零音に対しても厳しく接する。 七姉妹の中でも一番零音の事を嫌っていたが、姉妹たちの説得と零音と向き合って話した事から彼を弟と認める。 以降は零音に対してかなり積極的に接し、肩に腕を回すこともできるようになった。しかしまだ手が出るところは治っていない。 姉妹たちの中ではよく喋る方で、長女の眞衣に変わって物事を仕切ろうとするが妹達からは頼りにされてない。一つ一つの発言が姉妹たちの騒動となるトラブルメーカー。 七ツ矢 多雪(ななつや たゆき) | 登場話数:全話 三女、17歳の高校3年生。物静かで表情は豊かではない。虎子同様に男性への興味はなく、零音の事もまともに見ない事が多い。 虎子同様照れ屋さんで、口数が少ない事から冷たい人と誤解されがち。格下に対して厳しく、姉である虎子の事ですら呼び捨て、代わりに眞衣の事はかなり尊敬している。 虎子の作戦により零音と2人きりになるが、積極的に接する零音を見て男性の事を理解し、それからは零音を弟として見る。 零音の事を認めた翌日にはしっかりと腕を掴んだり、有留と仲良くしようとする零音を支えるなど虎子同様今までとは真逆の態度を見せる。 家事はできるが、料理は苦手。料理に関しては零音から学んでいて、彼を越す事を目標としている。 零音にくっつく姉妹の1人。猫舌でざるそばが好物。 七ツ矢 有留(ななつや ある) | 登場話数:全話 四女、15歳の高校1年生。いつも元気いっぱいだが、まだ出会って間もない零音に優しくも積極的に接する一面も持つ。思った事が顔や行動にすぐ出て、よく走る。 零音の手を取ったり、同じクラスになった事を喜ぶなど他の姉妹たちと違った対応の仕方から、多雪などからは怪しい関係じゃないかと誤解を受ける。 姉達と違って一度も父親に触れていない事から男性と暮らす環境に非常に慣れていないが、零音が家に訪れた事から次第に変化を見せていっている。 零音にくっつく姉妹の1人。 余談ではあるが、小説ページの表紙の女の子は彼女である。 七ツ矢 祈織(ななつや いのり) | 登場話数:全話(4話は零音の発言で名前のみ) 五女、14歳の中学3年生。零音達の通う学校の中等部に在籍している。 昨年母親を亡くして迷いを持っていたところを、銀河教団の団長に救われ以降は教団に所属する。 教団の真実を知った零音から説得を受けるが、それを振りきって教団へ行こうとすると道の途中団長を見つけ、自分は騙されている事を知る。 一度は全てを否定し、身を投げ出そうとしたが零音の体を張った説得により、落ちつきを取り戻す。以降は彼を「兄さん」と呼んで慕っている。 何事にも少し上から目線で対応し、姉の有留の事を呼び捨てにしている。 七ツ矢 明澄(ななつや あすみ) | 登場話数:全話(6話は零音の発言で名前のみ) 六女、12歳の中学1年生。祈織と同じ中等部に在籍している。 甘えんぼで子供みたいな性格、物事を楽観的に考えている。零音の事を「お兄ちゃん」と呼び非常に懐いている。 分かりやすいくらい方向音痴で、通っている学校から自宅まで迷子になる事も。 純粋な子供らしさが周りに誤解を与える、虎子以上のトラブルメーカー。 零音にくっつく姉妹の1人。 七ツ矢 芽呂(ななつや めろ) | 登場話数:全話(6話、7話は零音の発言で名前のみ) 七女、10歳の小学5年生。眞衣を除く姉を馬鹿にする、頭の切れる末っ子。眞衣に対しては素直で、非常に彼女を慕っている。 以前の多雪同様、零音に対しての扱いは冷たく、子供扱いされるのを嫌う。 あまり姉妹たちの会話にも加わらない事から、零音と正面から会話をした事が少ない。 本人に内緒で高校への編入が決まっていたが、零音の必死の説得により通常通り小学5年生へと進級する。 頭がよく口論では基本的に負け無しではあるが、本当は強がりな子供。 「バカでしょ?」が口癖。 七ツ矢李姉(ななつや いおね) | 故人、昨年病死。7姉妹のよき母親で誰からも慕われていた。弾と親しかったことから彼女の死後に7姉妹が引き取られる形となった。第11話で名前が明かされた。 七ツ矢阿彪(ななつや あとら) | 16年前に家を出て行ったっきり消息不明に。姉妹たちに何も告げずに出て行った事から虎子には憎まれ、多雪には男性への興味を損なう原因とさせ、有留には男性への不安感を抱かせることとなる。第11話で名前が明かされた。 その他 神宮寺 昴(じんぐうじ すばる) | 登場話数:1話、11話(回想でのみ登場) 星名家と七ツ矢家の家庭の事情を知るもの。零音を七ツ矢家に導いた張本人。李姉、弾とも親しく2人の死後は、直接的ではないが7姉妹と零音の面倒を見る。 弾の知り合い | 登場話数:1話(回想でのみ登場) 弾と仲がよく、零音にも知られている友人さん。弾が死んだにも関わらず思い出し笑いをするというとんでもない人。 海司さん(うみつかささん) | 七ツ矢家と知り合いのご近所さん。サブキャラクターの中では珍しく名前を持っている。眞衣の事を眞衣ちゃんと呼んで可愛がっている。 家庭の事情 星名家 零音誕生と共に母親が死亡 父親と息子との2人暮らし、その父親が死亡 生前七ツ矢姉妹を引き取る事を約束、死後は零音が逆に引き取られる形に 居候ではなく零音は七ツ矢家の一員となったため、ここで星名家の名は途絶える 七ツ矢家 16年前に父親が出て行ったっきり母親と7姉妹との8人暮らし、その母親が昨年死亡 死後、昴の紹介もあって星名家に引き取られることに 弾の死後、代わりに零音を引き取る形に。この時点で零音の性別は明かされておらず、名前から女だと思い込んだ7姉妹は引き取る事を約束する 各話リスト 話数 公開日 サブタイトル 著者 ページ数 作中の日付け 中心人物 1 2010年4月18日 零から始める少年 音無とら 12P(1~12P) 2月~3月31日 零音 2 2010年4月24日 マイファミリー 12P(13~24P) 3月31日 眞衣 3 2010年5月1日 トラブルコール 13P(25~37P) 4月1日 虎子 4 2010年5月8日 望まれた行き先 11P(38~48P) 4月2日 多雪 5 2010年5月15日 ここに在るべきもの 12P(49~61P) 4月3日 有留 6 2010年5月22日 呪いノリノリ 11P(62~72P) 4月4日 祈織 7 2010年5月29日 明日への道 12P(73~84P) 4月5日 明澄 8 2010年6月5日(1) 彼女のメロディ 13P(85~97P) 4月6日 芽呂 9 2010年7月10日 うちの7姉妹 11P(98~108P) 4月12日 7姉妹 10 2010年7月17日 バースデイズマイン 14P(109~122P) 4月30日~5月1日 7姉妹(眞衣) 11 2010年7月24日 7つの星々 11P(123~133P) 7月4日 七ツ矢家 12 2010年7月31日 セブンシスターズ 13P(134~147P) 7月7日 七ツ矢家 脚注 ^2ページ以降の公開日は7月3日。 外部リンク セブンシスターズ(FC2小説内のページ) カテゴリ 継続中の作品 | 小説作品 せ | 学園小説
https://w.atwiki.jp/83452/pages/192.html
――――――――――チームドラゴン特設室 藤吉「精密検査をした結果だが心臓の肥大に加えサルコイドーシス、それに左室には心室中隔基部・後側壁・前壁に病変がみられた」 朝田「…」 伊集院「サルコイドーシスって『原因不明の類上皮非乾酪性肉芽腫を認める疾患である。多発・多臓器にわたることがある。』ですよね」 藤吉「その通りだ、今回も厳しい手術になると思う」 藤吉「どうする朝田」 朝田「……バチスタとセーブ手術を同時に行う」 荒瀬「へっできんのかぁ?76kg」 朝田「体外循環下に心臓を右側へ脱転し、バチスタ手術 (変法、つまり心尖部温存)の方法で左室側壁を切開…これで心尖部は温存される」 荒瀬「ククク」 朝田「次に………」 朝田「心拍動下に三尖弁輪形成TAPを施行で完了だ」 荒瀬「アヒャヒャ」 藤吉「患者もそう長くはない…朝田、どうする」 朝田「…1週間後だ」 荒瀬「ヒヒッ楽しみにしてんぜ76kg」 ミキ「なんで体重分かるのよ…」 荒瀬「あん?なんか言ったか43kg…俺は天才麻酔師だからなヒャハハハハ」 ミキ「…」 藤吉「じゃあ俺は当日まで患者をベストの体調に持っていく、みんなも準備をしてくれ」 伊集院「はいっ」 荒瀬「おい、酒もってこーーいヒャアハハ」 ―――――――――桜高教務室 教師A「さわ子先生、平沢さんのお見舞い行かなくていいんですか?」 さわ子「いいのよ、彼女たちが代わりに行ってくれてるし…私の分もね」 朝田「俺を誰だと思ってる」 教師A「はぁ…」 教師B「おっそうださわ子先生、募金いくらくらい集まったんですか?」 さわ子「ドキッ…い、いやぁ…それがまだ2,3万くらい…あはは~」 教師B「まさかとは思いますけど」 さわ子「してませんよ…私がそんなことするわけ」 教師B「ですよね…失敬」 ―――――――――402号室 澪「じゃあ私たち帰るからな」 唯「えーもっと一緒にいてよぉ」 律「ったく…唯は甘えんぼさんだな、オイッオイッ」 唯「えへへ…みんな今日はありがとう…そういえばさわちゃん来ないね」 律「さわちゃんはめんどくさがりだからなぁ…」 澪「まぁそうだな…」 和「元気そうでなによりよ唯」 唯「えへへ…これくらいしか取り柄ないから…」 憂「あっ私はもうちょっと残ります」 澪「えっ」 梓「あっじゃあ私も残ります」 紬「まぁ…確かに憂ちゃん一人で帰るのは心配だものね」 澪「でも、大丈夫か?」 憂「はい、ね…梓ちゃん」 梓「大丈夫です」 澪「あっそうだ…唯これ」 唯「これ…ipod?」 澪「唯の借りて曲入れといたから」 唯「なんの曲?」 澪「秘密だよ」 唯「ええー教えてよぉ」 律「自分で聞けばいいだろ」 紬「ウフフ」 律「じゃあ私たち帰るから…あんま遅くならん家に帰るんだぞぉ」 憂梓「はーい…えへへ」 ガラガラ~ ミキ「唯ちゃーん」 唯「おぉミキさん…ねぇねぇリンゴ食べてもいいですか」 ミキ「ん~少しならね…ただし夕ご飯は残さないようにっ」 唯「わーい」 憂「あ…でも包丁ないや…えへへ」 唯「ぶー…まぁいいや元気になったら食べるから」 憂「今度切って持ってきてあげるからね」 ミキ「でも、酸化しちゃわない?」 憂「塩水につけてい置くと結構持つんですよ」 ミキ「へぇ~今度やってみよ」 梓「ミキ…さん…は看護婦さんなんですよね」 ミキ「そうだよ」 梓「…カッコイイですよね///」 憂「(梓ちゃんのかっこいいのレベルがわからないよ…)」 ミキ「そう?そういってもらえるとうれしいよ」 ミキ「あっそうだった…唯ちゃん具合はどう?」 唯「今日はみんなに会えたし元気、元気!」 ミキ「それならよかった…なにかあったら呼んでね」 梓「そ、それだけ?」 ミキ「え?あ…うんまぁね、点滴は次の時でよさそうだし」 梓「(意外と適当なんだ…)」 ミキ「じゃあまた来るからね、安静にしててね唯ちゃん」 唯「はーい」 ガラガラ~ 憂「可愛い看護婦さんだったね」 唯「でしょ、やさしいし話してると楽しいし…」 唯「…なんだか眠くなっちゃった…えへへ」 憂「じゃあ帰ろっか梓ちゃん」 梓「え…あ、うん」 唯「……スヤスヤ…」 憂「お姉ちゃんまた来るからね…今日はお姉ちゃんに会えてよかったよ」 憂はやさしく唯の頬にキスをした 梓「あ…ずるい…」 憂「えへへ…」 ガラガラ~ 唯「……(一人だ…みんな帰っちゃったし)」 唯(寂しいな…なんで私こんなとこにいるんだろう…なんで私だけこんな目に会わなきゃいけないんだろう) 唯(ギー太弾きたいなぁ…あっそうだipod…) 唯は澪から渡されたipodを手に取りおもむろに電源を入れた しばらくいじっていると『桜高軽音部』というアーティストを見つけセンターキーを押す 曲名には新歓ライブで歌った4曲が入っていた 唯「えへへ…懐かしいな、3か月くらい前か…」 『ふわふわ時間』にカーソルを合わせセンターキーをもう一度押す 曲が流れると同時に、唯の頭の中で『新歓ライブ』の記憶が流れる 唯(あぁ…このとき、私歌詞飛んじゃって…楽しかったなぁ…) 4曲の再生が終わると急に静寂が訪れ、唯の心の中に虚無感のようなものがどっと流れ込んだ 唯(私は…私は…あの頃…) 唯(何やってんだろ…私…生きてる意味…あるのかな) 唯(苦しい思いして…つらい経験して…なんで生きてるの) 唯「私…生きてていいのかな…」 『行きたいと願うからこそ人間はここまで進化したんですよ』 唯「…ほえ…?」 藤吉「失礼、唯ちゃんには…いや、人間にはみな生きる意味があるんです」 藤吉「たとえその意味がわからなくても人生という長い長い積み重ねの中で見つけられればいいんです」 藤吉「私だって患者さんを死なせてしまった時なんて、なんの為に生きてるのかわからなくなります」 藤吉「それでも…生きてなきゃいけないんですよ、それが運命ですからね」 唯「藤吉先生…ばすk…そうですよね…生きてればいいことありますよね」 藤吉「きっとあるさ、それにまだ唯ちゃんは若い…これからいろんな楽しいことが待ってるよ」 唯「…えへへ…やっぱり私は馬鹿ですね、先生…こんなことで悩んでるなんて」 藤吉「唯ちゃんはやさしいだけなんだ、人を傷つけないようにして自分を傷つけてしまう」 藤吉「…そうだった…手術は1週間後の土曜日に決まったよ」 唯「そう…なんですか」 藤吉「怖いかい?」 唯「……えへへ……」 唯「やっぱり怖いんです」 藤吉「大丈夫、僕らも一緒に闘うから」 唯「はいっ…えへへ」 ―――――――電車内 澪「……」 律「唯…元気そうでよかったな」 紬「ほんとね、とても病気とは思えないわ」 和「でも…なんか無理してたような感じだったな、唯」 澪「…しよっか」 律紬和「え?」 澪「ライブしよっか」 律「ライブ?だって唯いないんだぜ」 紬「もしかしてチャリティー的な…ですか」 澪「うん、やっぱり…唯のために私たちも何か…募金もそうだけどさ…」 律「…よっしゃやったろかーっ」 梓「いいですね、それ」 紬「あ、梓ちゃん、残ってたんじゃ?」 憂「お姉ちゃんが寝ちゃったので…えへへ」 梓「電車の時間もなくなりそうだったので」 律「ほう…じゃあ次の土曜日な」 澪「そ、そんな急すぎないか?」 紬「『善は急げ』よ、澪ちゃん」 澪「そうだな…」 和「じゃあ講堂使用届ちゃんと提出しておいてね」 律「あーい…なんだよ澪、ちゃんと忘れず出すって…」 澪「ならいいけど」 ―――――――――――1週間後 澪「えっ…今日唯手術なのか」 梓「今憂から連絡あって…」 律「それは都合がいいな」 紬「りっちゃん…?」 律「唯も闘ってる…私たちも唯とおなじくらい闘おうじゃないか」 澪「そ、そうだな…(闘うって何にだ)」 紬「そ、そうね…(闘うって何にかしら)」 梓「は…はぁ(なんとなく言いたいことは分かるけど)」 和「準備できた?」 澪「あっうん…ありがとね和、今日は」 和「いいのよ…唯のためでしょ、唯のためにもいい演奏期待してるわ」 律「あったりめーだっっ」 和「じゃあ始めるわよ」 『ただいまより桜高軽音部【放課後ティータイム】によるチャリティー演奏会を開演します』 律たちのビラ配りも効果があってか入場料500円という中、講堂は人で埋め尽くされた 律「澪、緊張すんなよ」 澪「わ、わかってる」 紬「リラックス~リラックス~♪」 澪「…ふぅ……こ、こんにちは!!」 ―――――――――――402号室 唯「ふん~ふん~♪」シャカシャカ 憂「……(そろそろかぁ、ドキドキしてきたな)」 ガラガラ~ 朝田「…いいかい」 唯「はいっ」 朝田「これが君と一緒に闘うチームだ」 唯はぐるりと見渡し一人一人の顔を眺める…そして一回瞼をとじ 決意に満ちたまなざしで朝田に 唯「お願いしますっ…先生方っ」 藤吉「あぁ…」 唯「あっそうだ写真…いいですか?」 朝田「あぁかまわないよ」 憂「じゃあ撮りますね…はい、チーズ」パシャ そして唯は手術室へ… 唯(今まではどうして生きてるのかわからなかった…) 唯(生きていることに意味なんてないと思ってた…) 唯(でも違う、軽音部に入ってみんなとたくさんおしゃべりして、ライブして) 唯(私は生きてるって実感した) 唯(そうなんだよ…人は生きるからこそ意味があるんだ) 唯(だから私は…) 唯「私は生きたいです」 麻酔で意識を失う中唯はただ生きたいとだけ願っていた 荒瀬「お立ちだーい…ククク」 荒瀬「てめぇがミスったら何もかもパーだぞアヒャヒャ」 朝田「俺を誰だと思ってる」 荒瀬「ククク…じゃあちっとばかし寝てもらうぞ」 荒瀬「ひとーつ、ふたーつ、みぃーっつ、よぉーっつ、いつーつ、むーつ、にゃにゃーつ、はい落ちた」 朝田「必ずバンドやらしてやるからな……始めるぞ」 ―――――――桜高講堂 澪「こ、こんにちは!!今日は唯のために…わ、私たちのために…ど、どうもありがとうございます」 澪「唯はいつもこのギターでメインボーカルとしてやってるんですが…今日は手術で闘ってます」 観客「ざわ・・・ざわ・・・ざわざわ・・・」 澪「私たちも精いっぱい演奏します、聞いてください『ふでペン ~ボールペン~』」 律「わん、つー、すりー」 ――――――――手術室 朝田「ストライカー」シュイィィイイイイン 朝田「開胸」 伊集院「…こんな大きな心臓で…今までよく」 朝田「状態は悪くない、今日もオンビートでいく」 荒瀬「オンビートだと?…ガハハやってくれるぜ76kg、見してもらおうか天才の技をよアヒャヒャ」 伊集院「オンビートは『心停止剤を使わず、心臓を動かしたまま手術すること』です」 藤吉「その通りだ」 朝田「伊集院、触診してみろ…ここから、このあたりが変性(病変)細胞だ」 伊集院「(今日は加藤先生がいないってのに…なんで…)はい………」 朝田「わかるか?薬指や小指も使って感じるんだ」 伊集院「はい………え!?」 ミキ「わかるの?」 伊集院「…いや、その……一瞬感覚が違うかなって…でももうわからないです」 伊集院「勘違いかもしれないです、すいません」 朝田「ふっ上等だ、クーパー」 ミキ「はい」 朝田「おい伊集院、ネットで心臓をこっちに向けろ」 伊集院「はい」 … 唯『お母さん、お父さん私を生んでくれてありがとう』 唯『こんなできそこないの私を育ててくれてありがとう』 唯『憂、いつもいつもご飯作ってくれてありがとう』 唯『ダメな姉を支えてくれてありがとう』 唯『私、生きるよ…生きてみんなに恩返ししたい』 … 荒瀬「……この子、心筋の色わるいよ」 朝田「どうやら出血してるみてぇだな…おい伊集院出血箇所調べろ」 伊集院「はいっ」 伊集院「(…出血?そんなもの見つからないよ…どうなってるんだ)」 伊集院「…どこだどこだどこだ」 荒瀬「おーい、まだ~~~~?」 荒瀬「イプシロン、アミノカプロン酸、1/2アンプル準備ね~」 助手「はいっ」 伊集院「(くそ…どこだどこなんだよ…)あっ…」 伊集院の目線が股にいく…そこには赤いシミが 朝田「手術部だけが出血箇所とは限らねぇだろ」 助手「子宮部からの出血100ccです」 朝田「おい、伊集院…この子の所見とその処置言ってみろ」 荒瀬「カッカカカ」 伊集院「(100ccなんて普通じゃない…くそ、産婦人科の実習マジメに受けていれば…)」 『―――――いいか!女性を見たらまず妊娠を疑えという金言がある!』 伊集院「(…妊…娠!?)」 6
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2470.html
第二次バカップル保守 「もしもし」 「何よ。さっきまで一緒に居たのに何の用?」 「そんなに冷たくするなよ。もう俺の前でそんなに強気な態度取らなくてもいいだろ?」 「あ、そっか。付き合うんだったわね……」 「そうだ。だからって何やればいいかわからないから電話をかけて見たわけだ」 「それで……いいと思うわよ。あたし、ディスプレイにあんたの名前が出て……その、すっごくうれしかったし……」 「あ、おい! ……切れた。違うな、切りやがった……」 「言っちゃった……。やっばい、すごく嬉しすぎて言っちゃった……あぁ! 夢みたい!」 バカップル保守 「……もしもし、キョン?」 「あぁ、誰かと思えばさっき電話を一方的に切った涼宮ハルヒさんですか」 「あ、あはは……ごめんって」 「でもな……まぁ、その……なんだ。お前の言葉、メチャクチャうれしかったぞ!」 「え……あ! 切れちゃった……」 「はぁ……そうか。ハルヒもこんな気持ちで切ったのかもな……」 バカップル保守 「電話を待つあまり一睡も出来なかった……もう朝ね」 「電話を待ってたら一睡も出来ないまま朝かよ……こっちからかけてみるか」 「キョン! なんで今までかけて来なかったのよ!」 「俺から切ったからお前がかけてきてくれるかと……」 「あ、そっか。……今日さ、どこか行く? せっかく休みなんだし」 「そ、そうだな。どこがいいんだ?」 「あんたが決めなさいよ! 男でしょ!」 「……とりあえず駅前に集合だな。二人で決めるぞ」 「あんたね、そんなんじゃダメじゃない! 普通は男がリードするもんでしょうが!」 「いや、ほら。電話で話すより顔見て話す時間が長いほうがいいんだよ」 「あ……そ、そうね」 「今から出来るだけ早くに駅前な。じゃあ後でな」 「ちょっと待って……今のキョンの台詞ヤバい。すごいクラッときちゃった……」 バカップル保守 「お待たせ」 「遅いぞハル……お前、その格好?」 「ちょっと女の子っぽい服を着てみたけど……似合わないわよね。着替えてくるわ」 「ちょ、ちょっと待て! ……いい。すごく似合ってるぞ」 「……ほんと?」 「本当だ」 「どれくらい似合ってる?」 「……手、繋ぎたいくらいだ」 「…………はい」 緊張している俺の手と同じくらいハルヒの手は湿っていた。 バカップル保守 「手繋いだのはいいがどこに行くんだ?」 「……あんたがいつも有希やみくるちゃんと二人になった時に行く場所に行ってみたいわね」 「な?」 「いつもサボってんのはわかってるの! ただどんな所でサボってるか気になるじゃない……彼女として……」 「……わかったよ。行こうぜ。まずはこっちだ」 「手じゃなくて腕でもいい? 離したくない……」 いつもより少し赤い顔のハルヒがとても何故かとても可愛く見えた。 初デートの朝のバカップル保守 「とりあえず……ここが長門といつも来る場所だ」 「と、図書館……。まぁ、有希らしいっちゃそうなんだけどさ」 「何か読みたい本とかあるか?」 「うん。あ……やっぱりいいわ」 「なんだ? 少しくらい良いんだぞ?」 「うぅん。気にしないで。さっさと次に行きましょ!」 「……変な奴」 「(本読んだり借りたりしたら離れちゃうじゃない。今日は初デートだし一時も離れたくないわよね)」 バカップル保守 「ここが朝比奈さんと来る場所だ。んで、これがいつも座るベンチだ」 「みくるちゃんとはデートみたいなことしてたんだ……」 「ハルヒ? 怒るなって。もう済んだことだろ?」 「座るわよ。早く!」 「わかったわかった。そう急かすな……ってオイ」 「なによ」 「普通は逆だろう?」 「……して欲しいの?」 「正直、して欲しい」 「しょうがないわね。甘えんぼのエロキョン!」 「(や、柔らかいな……)」 「(ちょっと憧れだったのよね……幸せ)」 ひざまくらバカップル保守 「なぁハルヒ」 「なに?」 「非常に気持ちよくて、最高に幸せだがそろそろ行かないか?」 「どうして? あたしはまだこのままがいいんだけど」 「……じゃあいいや。しばらくこのままでいるか」 「なんか変な感じね。わけわかんない」 「(ハルヒがこんなに幸せそうな顔してるのに腹減ったからなんて言えるかよ)」 バカップル保守 「う~ん……お腹空いたわね。そろそろ行きましょ」 「あぁ」 「いつもの喫茶店でいいわよね。ん、手出しなさい」 「あ、そうだな。ほらよ」 「えへへ……さ、行くわよ!」 「(当たり前のようにキョンと手を繋げてる。最高に幸せな気分だわ……)」 バカップル保守 「ま、迷うわね……」 「どうしたんだ? 早く座れよ」 「あんたの顔が見れる正面か……。それともほとんど距離を取らなくていい真横か……」 「……俺は離れたくないけどな」 「うん、決めた! 向かいに座るわ……ってなんか言った?」 「いーや。何でもない。さ、早く座れよ」 「わかってるわよ……んしょっと」 「向かいに座るんじゃなかったのか?」 「(間違えた……)こ、こっちのほうがメニューが見やすいでしょ!」 「そうか、そうだよな。じゃあこのままな」 「なんであんたそんなに嬉しそうなのよ」 「こうやっていれるからな」 ちょっとテンションが上がった勢いに任せて俺はハルヒの手を握った。 バカップル保守 「あんたのそれ美味しそうね。一口寄越しなさいよ」 「別に構わんが……ほれ」 「ちょっと待ちなさい。なによ、それは」 「一口食べるんだろ? 早く口を開けろよ」 「あんたね、ここが喫茶店ってわかってるの!? 恥ずかしいじゃない!」 「お前の大声のが恥ずかしいと思うが」 「あ……」 「はい。あーん……」 「……おいしい」 バカップル保守 「さて、腹も膨れたことだし午後からはどこに行く?」 「ん~……あたし、普通のデートをしてみたいかも」 「普通のか?」 「そ。ふつ~の」 「じゃあまずは……ゲーセンとかか」 「ふふふ……あんたの『普通』のレベルがわかっちゃうわね」 「うるさいぞ」 「あ、やっぱり普通のデートはやめた!」 「じゃあどうすんだ……うおっ! 腕に抱き付くのは良いが飛び付くな!」 「幸せなデートで頼むわっ!」 「やれやれ……。了解だ、とびっきり幸せなデートをしようぜ」 バカップル保守 「キョン。アレ欲しいわ」 「クレーンゲームか……苦手なんだよな。ハルヒ、お前がやってみるか?」 「……あんたが取ったのがいいのよ」 「そうか。なら頑張ってみるか。一日潰れたらごめんな」 「うん……」 「……やっと取れた。ほら、ハルヒ。時間は無くなっちまったけど取ったぞ」 「時間なんていいのよ。あたし達の初デート記念だもん。……一生持っとくわ」 「じゃあ俺も持っとくよ。ハルヒ、取ってくれ」 「でもあたしやったこと無いわよ?」 「閉店まではまだまだだから大丈夫だ」 「もう、しょうがないわね。…………あ、取れた」 「……1回かよ」 「「ぷぷっ……あははははは!」」 「何はともあれお揃いの初デート記念だ。一生大事にしような」 「うん! もちろんよ!」 バカップル保守 「もう時間だな……帰るか」 「……いや」 「しょうがないだろ。俺達はまだ高校生なんだ。補導されたら全部終わりだぞ」 「だって……そうだ! あたし、あんたの家に行く!」 「おい、無茶言うな。こんな時間から……」 「まだ離れたくないの! いいわ、ダメって言うならずっとこのままなんだから!」 ハルヒは俺の腕にしがみつく力を強めて言った。……そのくせ幸せそうな顔すんなって。 バカップル保守 「……ただいま」 「おじゃまします!」 「あ、母さん。こいつは……」 「キョンの彼女の涼宮ハルヒです。……えぇ、そうです。しばらく前にもお邪魔させていただき……」 「見事に猫被ったな」 「あれくらい朝飯前よ。なんならあんたの目の前でも猫被ってあげようか?」 「ほう。見せてみろ」 「……ねぇ、キョン。あたし、体が……熱い……」 「や、やめろ! わかったからやめろ! ほら、落ち着……」 「掴まえた!」 「のわっ!」 「キョン、暖かいわ~」 俺に抱き付いてきたハルヒ。二人の時は素を出すんだよな。 ほんとに甘えん坊な奴め。幸せだぞ、バカ野郎。 バカップル保守 「でな、そしたら谷口が……」 「…………ん」 「ハルヒ。おい、ハルヒ! 寝るな!」 「うん。元気よ……」 「ほら、送って行くから帰るぞ」 「うん、そうよ……そうだってば……」 「おい、起きろって」 「……しょうがないわね。一回だけよ、バカキョン……大好き……」 「……起きてるのか?」 「くぅ……すぅ……」 「完全に寝てる……よな。母さんに泊まらせるって伝えてくるか」 バカップル保守 「母さんも適当だな。好きなだけ泊まらせなさいなんて……」 「すぅ…………」 「寝顔可愛いな……っていかん。俺はハルヒに手を出さない。一緒のベッドで別々に寝るだけだ」 「くぅ…………」 「おやすみ。ハルヒ」 「すぅ……すぅ……」 「(ぐああ! ハルヒの寝息が聞こえる距離なんて寝れねぇよ!)」 バカップル保守 「げ、ちょっと寄ってきたな。少し壁の方に……」 「…………」 「寝返りかよ。もう少し開いてるから詰めるか」 「…………」 「近い近い近い。これ以上行けないっての」 「…………」 「だから限界だって。……っつーか起きてるだろ。ハルヒ」 「……バレちゃった? せっかくだからくっついて寝よ? 何もいかがわしいことしなきゃいいんだから」 「そりゃそうだけどなぁ……」 「あんたとの初めての距離なんだからゆっくりさせてよ。ずっとこうやって近付きたいって思ってたんだからさ……」 「……わかったよ。ただ、枕は半分こな」 「うん、わかったわ。この距離……幸せ」 バカップル保守 「ハルヒ」 「…………」 「よし、寝てるな。……ありがとう」 「…………」 「お前に会えてよかったよ。なんてガラじゃないが言いたくなっただけだ。あー、ヤバい。たぶん俺は一生お前のこと好きだ」 「…………」 「ちょっとズルするからな……」 「…………」 「よし。おやすみ、ハルヒ」 「(今、今絶対にキスされたわよね! 起きてる時にやってよ! あーもう、今すぐキョンに抱き付きたいのにっ!)」 バカップル保守 「キョン」 「…………」 「バカ。寝てる時なんてずるいわよ。あたし本当は期待してたのに……」 「…………」 「初デートで初キスかなって期待したのよ?」 「…………」 「いいわ。あんたばっかりじゃずるいからあたしももらうわよ……」 「…………」 「ふぅ。これでおあいこだからね。朝起きたらちゃんと二人とも抱き合ってキスしようね……」 「(人のこと言えないが、お前聞いてやがったのかよ! 恥ずかしい!)」 バカップル保守 「ん……もう朝……うひゃあっ!」 「…………」 「なんでキョンが抱き付いてんの!? ちょ……誰か来ちゃうかもしれないわよ?」 「う……いいだろ。別に」 「よくないわよ! 一回離れなさい!」 「……せっかく掴んだ幸せをお前なら離すか?」 「離さないけど……」 「そういうことだ。……おやすみ」 「……どういうことよ。もう!」 学校は完全に頭に無いバカップル保守 「……ヤバい、時間!」 「おはよ。キョン」 「ハルヒ、早く学校に行かないとヤバいぞ!」 「あんたね……。もう昼過ぎよ」 「な……誰も起こしに来なかっただろ?」 「そりゃあんたがあたしをあんなに抱き締めて寝てたら近付けないわよ」 「…………」 「あんたのママに謝られたわ。こんなバカな子でごめんねってさ」 「……すまん」 「あたしは構わないわよ。今日も一日一緒にいられるんだから……」 「…………」 「どしたの? そんな真面目な顔して」 「ハルヒ。お前……『ママ』って言うんだな」 「…………そ、そうよ。悪い? だってママはママじゃない!」 「いや、なんか可愛いぞ」 「可愛い?」 「おう。可愛い」 「……もっと言って」 「かわいい」 「もっと!」 「メチャクチャ可愛い」 「キョン大好きっ!」 「いきなり抱き付くな!」 バカップル保守 「ところでいつ帰るんだ?」 「あんたあたしに帰って欲しいの?」 「違う。一応聞いとくだけだ」 「そうね……。あと一時間したら一回帰ろうかしら。ママにも何も言わないで泊まっちゃったし」 「あと一時間か……」 「寂しい?」 「……あぁ」 「あたしも。ずっと一緒にいれたらいいのに……」 寄り添ってくるハルヒの頭を撫で、心の中で「俺もそう思う」と返事をしてみた。 バカップル保守 「じゃあまた明日ね。学校にはちゃんと来なさいよ」 「……送って行こうか?」 「送らせてください。でしょ?」 「いや。そこまで言おうとは思わんが」 「ふふ、それでいいのよ。これ以上一緒にいたら離れられなくなっちゃうもん」 「そうか。じゃあまた……な」 「うん。……あ、そうそう。あたしね、最近は携帯を手放さないのよね。ご飯の時とかお風呂の時も聞こえる距離に置いてるのよ」 「…………」 「うん。そういうことだから。じゃねっ!」 ……電話かけて欲しいならそう言えばいいのにな。 バカップル保守 「ん、電話? もしもし」 「…………」 「ハルヒ。だよな? どうしたんだ?」 「…………」 「黙ってたらわかんねーよ。何か言えって」 「…………」 「あのな……」 「迎えにきて。駅前」 「……切れたのか。こんな時間に駅前までか。やれやれ」 「あんたん家に行って。途中でコンビニに寄ってからね」 「あのな。だから何なのか説明しろって!」 「…………」 「やれやれ。落ち着いたら話せよ」 俺の後ろからしがみついて来るハルヒの様子がおかしかった。だから説明を後回しにしたわけだ。 それにしても……やっぱりハルヒって胸でかいんだな。 バカップル保守 「とりあえず親には言ってきたぞ……ってオイ。何を人のベッドに勝手に転がってやがる」 「おやすみ」 「おい」 「…………」 「おい!」 「……グスッ」 「ハルヒ。お前……泣いてるのか?」 「……ママと喧嘩した。ずっと仲良かったのに」 「もしかして泊まったことか?」 「そう。でさ、もう帰って来なくていいって。……あたし、ここに住むから」 「は? 何故そうなる」 「ほら、早く横に来てよ。寒いじゃない!」 「……まぁ行くけどさ」 「あたしの頭を抱きなさい」 「こうか?」 「そのまま、そのままだからね……」 「なにがした……わかった」 これ以上聞いたら俺は大バカ野郎だ。泣いてるハルヒにかける言葉なんてねーよ。 バカップル保守 「キョン」 「……なんだ?」 「今日は寝たフリじゃないのね」 「まぁな」 「家って一番落ち着く場所でしょ?」 「唐突だな。その通りだが」 「じゃあ自分が一番落ち着く場所が家ってことよね?」 「たぶんな」 「だからここに来たの」 「ん? なんだって?」 「あたしの一番落ち着く場所はここ。キョンと一緒の場所なの」 「ハルヒ……」 バカップル保守 「……どうだった?」 「うちの親も寛大だよな。OKだとよ。風呂、掃除、食事の手伝い、俺と妹の家庭教師役をしてくれれば何年でもいいってさ」 「部屋……は?」 「枕さえ2つあれば足りるでしょ。だってさ」 「あ……」 「照れるなって。もう照れるような仲じゃないだろ」 「だって……ちょっとした『同棲』じゃない」 「…………」 「バカキョン。……あんたが照れないの」 バカップル保守 バカップル保守 ちょっとした同棲編へ
https://w.atwiki.jp/boyfriendkari/pages/2555.html
昔から食べることも料理を作ることも大好きで、 料理の腕はプロ級だが、その他のことはあまり得意ではない。 スキンシップが多く、甘え上手な性格をしている。 空気を察するよりは、末っ子特有の自分の欲に忠実に行動するタイプ。 ――料理じょうずの甘えんぼう エピソード +... 話 + ネタバレ [部分編集] ブロンズ1話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ブロンズ2話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ブロンズ3話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 シルバー2話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 シルバー3話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ゴールドSPECIAL 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 スチル width=568,height=320 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 話 + ネタバレ [部分編集] ブロンズ1話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ブロンズ2話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ブロンズ3話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 シルバー2話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 シルバー3話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ゴールドSPECIAL 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 スチル width=568,height=320 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 話 + ネタバレ [部分編集] ブロンズ1話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ブロンズ2話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ブロンズ3話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 シルバー2話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 シルバー3話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ゴールドSPECIAL 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 スチル width=568,height=320 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 話 + ネタバレ [部分編集] ブロンズ1話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ブロンズ2話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ブロンズ3話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 シルバー2話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 シルバー3話 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 ゴールドSPECIAL 主人公の台詞主人公の台詞 カレの台詞カレの台詞 スキンシップ +... あたまなで ほっぺぷに めがまわる おはなし +... カレ会話 カレ会話 二択会話 ボイス ボイス アクション会話 +... 考えごと? 椅子におすわり うたたね すやすや チラチラ 首かしげ へそ曲げ ぱちぱち 考え中 指をふりふり しずかにっ バキューン! うとうと ガッツポーズ 筋トレ中 ぷんすか やった〜! はにかみ がっくし びっくり! こまったなあ 手をふりふり おねがい! うたの練習 はい、どうぞ 床におすわり 読書中 床でくつろぎ ひとりごと +... つぶやき よし!
https://w.atwiki.jp/83452/pages/1643.html
部室 さわ子「もう、それならそうと言ってくれればいいのに~水くさいわね~」 澪「隠してたわけではないんですけど全然部室来ないし…あ、そこどいてください。邪魔です」 さわ子「だって最近お菓子が出ないんだもの~。当日は御馳走が出るんでしょう?食べるの手伝うわよ~」 梓「いや飾りつけを手伝ってください…」 和「クラスメイト1~その他達も手伝ってくれてありがとうね」 クラスメイト達「唯のためだもん!お安い御用だよ!」 律「…なぁ、和」 和「何?」 律「ちょっと抜け出さない?」 和「どうしたの?」 律「なぁ…次のデート…いつにしよっか」 和「…あんた、何言ってるの?」 律「続けようよ…そうじゃないと、唯を戻せないかもよ」 和「ちょっと律…それ本気で…」 和「どうしたの?本当はカズなんていなかったんだよ?」 律「カズでも和でもなんでもいいよ!」 律「私も自分の気持ちの整理がまだつかないけど、和ともっと一緒に居たいんだ!」 律「唯は和と幼馴染で、二人とも私なんか眼中にないくらい仲良くて…」 律「こんな気持ちのままじゃ元になんか戻れないよ!」 律「う…う…」 和「…なるほどね。唯がああなっちゃうわけね」 律「…?」 和「律、あなただけに教えるけど」 和「本当はね、これ唯がやりたいって言いだしたことなの」 律「え…?だから別にそれはどっちでもいいし怒ってないし…」 和「怒らないのはありがたいけど、理由も考えてみて。あのね、それは澪の歌詞をラブレターと勘違いした時の反応なんだって」 和「全然構ってくれなかったのが嫌だったんだって」 和「律が自分達以外の誰かを好きになって、離れていくのが怖かったんだって」 和「今のあんたを見てるとよくわかるわ。一途過ぎて、周りが見えてないもの」 和「気付いてる?あんたここ最近、澪たちにもかなり冷たいわよ」 律「それは…それでも私は…」 和「唯は私の事より、けいおん部の事の方がずっとよく考えてるし、好きだと思うわよ」 和「私は律の方が羨ましいわよ。私は入っていけないもの」 律「唯がけいおん部が好きなのはわかったよ…」 律「それでも私は、和の事が好きなんだと思う…」 律「和は誰が一番好きなの?唯なの…?」 和「…」 和「ええ、唯が好きだし、これからも唯のそばに居たいわ」 律「…そっか!わかった!ありがとな!」 律「もー大丈夫!すっきりしたし、唯の誕生日祝って、ちゃんと元通りにしようぜ!」 律「あー…すっきりした…ほん…と。……あれ…あれ…おかしいな…」 律「…く…ぅ…」ポロポロ 和「律…」 ぎゅっ 和「私なんか好きになってくれて、ありがとう」 律「…うん…うん」ポロポロ 現在 ~~誕生日当日~~ 「「「「「「「「唯、誕生日おめでとう!!!!!」」」」」」」」」 律「だから、とにかくドッキリだし、私は怒ってないから、細かいこと気にせず楽しめ楽しめ!」 唯「えっ、あの、いや」 紬「唯ちゃん!頑張ったね!おめでとう!」ゲッソリ 唯「あ、ありがとうムギちゃん…って大丈夫…?顔色悪いけど」 澪「律!もう今度こそ何もないよな!?」 律「お、おう」 梓「聞きましたね!?ムギ先輩!斎藤さん、お願いします!」 斎藤「焼肉弁当でございます」 紬「いただきます」 紬「ハム!ハフハフ!…むぎゅうううううう」シュウウウウ 澪「やった!ついに食べたぞ!」 梓「やりましたね!」 クラスメイト達「「「黙秘のために断食してたなんて、紬さんカッコいい///」」」 さわ子「おいしいわ~」 律「唯、ちょっといいか」 唯「りっちゃん…」 唯「りっちゃん、ごめんなさい。もうしません」 律「唯ももう意地だな。わかったよ。聞いた。許すよ」 律「私のことも許してくれよな!けいおん部に戻ってきてくれるか?」 唯「うん!よかった…」 律「…なぁ唯、ラブレターなんだけど、言いだしたのは、本当は和なんだろ?」 律「唯は和を庇ったんだよな…和にちゃんと聞いたんだぜ。そうだって言っていいぞ?」 律「…」 唯「ううん、言いだしたのは私だよ。馬鹿だった。和ちゃんの事も許してあげてね」 律「そっか…ふふ。そうだよな」 律「最近ぜんぜん練習してなかったから、明日からはちょっと頑張ろうな!」 唯「うん!目指せ武道館だよ!」 律「遊びも一杯しような!」 唯「おお!青春だねりっちゃん♪」 律「ほら、あっちに和もいるぞ、行ってこいよ!」 唯「うん!」 律(和のこと、よろしくな…) 澪「りーつー!」 律「よ~澪」 澪「お前また唯に何か…は無さそうだな。やっと元の律に戻ったか…」 律「はは、あのさ澪、私フられちった!」 澪「は!?あ、相手は誰だよ!」 律「ん~?カズくん?」 澪「いや…カズくんは居なかったから」 律「は~あ、やっぱ幼馴染とかには勝てないよな~」 律「私も幼馴染とか欲しかったな~」 澪「私は違うんかい!」 律「ん~そうだな、じゃあ澪で我慢するわ♪」 澪「おい!」ゴツン 律「あいたっ!…アハハハ」 澪「な、何で笑う…」 律「な~んでもない♪」 …… 唯「和ちゃん!」 和「戻れて良かったね。唯」 唯「うん!…でもね。私、ほんとうに悪い子だったし…」 唯「なんか、みんな怒ってないって言うけど、おかしいよね」 唯「でも、ドッキリって、一体なんで…」 唯「私が始めたことなのにいつの間にか私が…」ブツブツ 和「実はね…」 唯「えぇ!?和ちゃん始めっからバラしちゃってたのぉ!?」ガーン 和「そういうこと」 唯「うぅ~騙されてたのは私かぁ…」 和「でもね、唯」 和「多分、すべて唯の言うとおりにして、律に気付かれないようにしても、似たようなことになってたよ?」 和「ドッキリで済んでよかったじゃない」 唯「そ、そうだねっ和ちゃん!」 和「反省してる?」 唯「してます!」キリッ 和「じゃあ…はい、出して」スッ 唯「?」 和「詞」 唯「あっ、ああ、はい」 和「よろしい」 唯「和ちゃん、みんなには全部話したんだよね?」 唯「でもさっきりっちゃん、言いだしっぺは和ちゃんだって言ってたよ?」 和「言いだしたのは私って伝えてあるわ」 唯「えっダメだよ。今からでもちゃんと私だってみんなにも言わなきゃ!」 唯「和ちゃん誤解されちゃうじゃん!」 和「私は大丈夫だよ。それに今言っても唯が罪被ろうとしてるようにしか思ってもらえないよ?」 唯「で、でも」 和「いいんだって、ね?」 唯「和ちゃんのためだけじゃないの。…私やっぱり悪い子なのかも」 唯「みんなに私の悪いとこ全部知ってもらわないと、いつか私の部分知られた時に嫌われるかもって、怖いんだぁ…」 唯「絶対にしたくないけど、また今回みたいなこと抑えられなくなったら、私嫌われちゃううよね」 唯「本当の私を知られたら…」 和「唯、私は全部知ってるけど、唯のこと嫌いになってないよ?」 唯「あっ…うん…」 和「私じゃダメ?私はいつでも唯のこと見てるから」 和「また危なくなった時はいつもそばにいるよ」 唯「和ちゃん…和ちゃぁぁぁん」 だきっ 和「ずっと一緒だよ…唯…」 唯「うん…一緒…」 ~~ ジーッ 憂「…」 あずにゃん2号「にゃお、にゃう」 憂「そうだったんだ…ありがとう、あずにゃん2号」 憂「良かったよ。もしもの時のためにお姉ちゃんについててもらって」 ガラッ 梓「憂、何やってるの?」 憂「ちょっと風に当たってただけだよ、梓ちゃん!」 梓「そうなんだ。あっ、唯先輩と和さん…」 梓「…………唯先輩…」 憂(心配そうだね、梓ちゃん) 憂(それもそうだよね、梓ちゃんはお姉ちゃんが自殺しようとしたところを見ちゃったんだもんね) 憂「お姉ちゃんは大丈夫だから安心していいよ、梓ちゃん」 梓「えっ、な、何が?」 憂「ううん、けいおん部に戻れるからって意味だよ」 憂(和さん、私があずにゃん2号の力を使ってお姉ちゃんを助けようとしなかったら、お姉ちゃんは死んでるんだよ) 憂(それでどうやってこれから先お姉ちゃんを守っていくなんて言えるの?) 憂(ぜんぜんダメだよそんなの…任せられない) 憂(それどころかお姉ちゃんを苦しめて…最低だよ) 唯「和ちゃん…♪」 和「唯…」チラッ 憂(こっちを見てる?) 和「…」ニヤァ 憂(!まさか!) 憂(やられた!和さんはすべて計算の上で事を運んでいたんだ…) 憂(自作の詩という弱点を握られ、お姉ちゃんには逆らえない) 憂(お姉ちゃんの事を好きだけど、お姉ちゃんの心はけいおん部のみなさんの物) 憂(この劣性の中で、お姉ちゃんの計画を利用し、二つととも自分の物にする) 憂(最初からそうすることが目的だったんだ!) 憂(私すらも、和さんのゲームの駒の一つにされていたんだ!) 憂(普段なら、律さんやけいおん部のみなさんがお姉ちゃんを傷つけるわけがない) 憂(でも、お姉ちゃんの誕生日のためだと言えば、律さんは必ずサプライズに協力する) 憂(芝居のデートで自分を好きにさせれば、律さんは必ず一途な性格が災いして暴走し、お姉ちゃんを突き放し傷つける) 憂(普段ならフォローするであろう澪さんたちも、サプライズを盾にすれば手を出せない) 憂(万が一、お姉ちゃんが自傷行為に走っても、私がきっとそれを阻止する) 憂(そして最後に傷ついたお姉ちゃんをフォロー…) 憂(詩もちゃっかり回収…) 憂(偶然じゃない。それぞれの性格を把握して計算してやっている…) 憂(…今さら皆さんにこのことを話したところで、何にもならない) 憂(律さんは傷ついて心を壊してしまうかもしれない) 憂(お姉ちゃんに自殺を思い起こさせた負い目でけいおん部ももう元通りにはならないだろう) 憂(梓ちゃんは芯が強い子だから一人で抱えていくだろうけど、澪さんや紬さんに知られたらどうなるか…) 唯「和ちゃ~ん♪」ゴロゴロ 和「もう、甘えんぼね、唯」 憂(お姉ちゃんにとっても、もう和さんは生きていくのに必要な人間になっている…) 憂(打つ手が…ない…) 和(憂ちゃん、気付いたようね。まぁ気付かせてあげたんだけど) 和(唯は私のものよ。そしてけいおん部の信頼も完全に掴んだも同然) 和(唯の周辺のバランスは、もう私の自由に調節できる) 憂(そんな…私のお姉ちゃんが…) 憂(ダメだよ…勝てない。あの人には勝てない…) 憂(お姉ちゃんを和さんに取られるしかない…) 和(ふ~ん、そういう顔するんだ) 和「唯、そろそろ戻って、ケーキ食べよ?」 唯「うん♪」 和「あ…ねぇ唯、まつげにホコリついてるよ?ちょっと目をつぶって」 唯「ん~」 チュッ 唯憂「!」 憂(あ…!あ…!な…口に…) 唯「…」 唯「私のファーストキス、和ちゃんに奪われちゃったよ///」 和「嫌だった?」 唯「いいよ!和ちゃんならっ」 和「ちょっと先に戻ってて、唯」 唯「うん」 スタスタ 和「さて…と、憂ちゃん?」 和「ずいぶん間の抜けた顔してるわね、もう戦意喪失かしら?」 憂「ふざけないで下さい!この魔女!」 和「そうそう、その意気よ。もし諦めてたら今夜にでも唯と結ばれようと思ってたけど…」 憂「なっ…!」 和「その気迫に免じてもう少し待ってあげるわ」 憂「お姉ちゃんは渡さない!絶対に渡さないから!」 和「唯だけじゃない。私はあなたも手に入れるわ憂ちゃん」 和「今となってはあなただけが私への反乱勢力だもの」 和「けいおんのキャラの中では唯一弱点のないキャラだと言われているけど、人間には必ず弱みがある」 和「それを見つければ私はあなたを手に入れられるわ」 憂「それはこっちも同じことです」 憂「和さんの弱点を見つけて、お姉ちゃんを取り戻します」 和「憂ちゃん…」 憂「和さん…」 和憂「「必ずおまえの弱みを見つけだして屈服させる!!」」 和「唯は…」 憂「お姉ちゃんは…」 和憂「「わたしのものだ!!!」」 完 戻る