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スレッド_レス番号 01_631-632 作者 備考 長編,サラリーマンと姫 燃えさかる炎、吹き上がる黒煙の只中でひょろりと背ばかり高い若いサラリーマンは、 がくがく震える膝を両手で力いっぱい握り締めて無理やりに立ち上がった。 「ひ…め………姫さ…ん……」 こめかみを生温いものが流れる。血よりも熱い空気の中で薄れそうな意識の中にあるのは この騒動の元であり、ここしばらく道行きをともにしてきた女性だった。 走馬灯のように駆け巡る今までの道行きを振り払って、その姿を探しもとめ、よろばい歩 き出した。 そう遠くはないはず、と、瓦礫の影に隠れ人影を見つけた。 歩くような速度で駆け寄り、上半身を抱き起こそうとして腕が強張った。 「ぐぅっ」 その若い女は上半身だけだった。流れ出た血は煽り来る炎に煮えたぎって見たことも無い 赤に泡だっていた。 脳がそれを認めた瞬間、胃がひっくりかえって口から胃液が吹き出した。 自分でも判っていない無意識の反応で、かつて人だったモノを汚さぬように。 いや、単にソレを目にとめないようにする防御反応の中で、四つんばいになって嘔吐を繰 り返した。 ありったけの力で目を閉ざし、記憶をまさぐり確認した。 ひめさんじゃなかったひめさんじゃかったいやもういち度見て 駄目だでもちくしょう何でこんなことにおれはただの日本人でサラリーマンで ちくしょう施設の案内役だっただけで姫さんが来て俺は臆病なライオンで 「…どこですか?」 炎、銃声、爆音、悲鳴、自らの呼吸、それが渾然となった轟音を貫いてかすれ声が聞こえ た。今まで味わったことのない感情にパニくりながら叫んだ。 「姫さん!?姫さん!!」 声の主を背後に認めると、震える膝を励まして立ち上がった。 あちこち焦げて煤けてもなお、遠くベルベル人の血を引く神秘的なまでの美貌は、炎の光 と黒煙の影に彩られこの世のものとは思えなかった。 背が伸びる。膝の振るえも止まった。姫さんに文字どおり駆け寄ることが出来た。 姫さんが、姫さんがいる、姫さん姫さん。 「もう、此処まで…ですね。」 姫さんは、奇妙に平静な顔で告げた。が、もう聞いちゃいなかった。 何か…そう車を探して……あるじゃねーかビックアップ、T○Y○TA!!ビンゴ! 残ってる全力で駆け寄った。 姫さんの腕をつかんで、ドアを開けウインドウをぶちまけた車内に乗り込む。 嗚呼 こんな中東の紛争地帯に車を売る日本万歳! こんな糞頑丈な車作った日本メーカー万歳!! ついでに、ドアロックぶち壊した盗人もキー付けっぱなしの間抜け野郎にも万歳だ!!! 「なにを…えっ?えっ!?」膝上から強引に助手席に姫さんを投げ出して、宣言した。 「約束したろ?俺は、姫さんを、イスタンブールまで、送り届ける。」 アラー様! イエス様!! 南無八幡大菩薩!!! もう艱難辛苦は腹いっぱいだ!俺に幸運をくれ!! 祈りながらキーを捻る、何度か咳き込みながらエンジンが轟音を発した。 「姫さん!行くぞ!!どっかにつかまってろ!!」 もどかしくクラッチを繋いで、アクセルを踏みこむ。ビックアップは瓦礫の上でベリー ダンスを踊り終えると、急加速し爆炎の中に飛び込んだ。 ぽっかりと空いたフロントウィンドウからは、炎と陽射しに炙られた熱風が吹き込んで 一瞬二人を焼いた。 割れたウインドウから煙を溢れさせながら、ビックアップは炎を潜り抜けた。と正面の T字路に装甲車と、戦闘服の男達が銃を構えていた。 「日本人を―――なぁ―――めんな――――――――――――!!!」 「きゃ!ひっ!」 伊達に(えこのみっく)野獣(あにまる)と呼ばれてるわけじゃねーぞ。 銃弾が火花を散らしてボディを削った。咄嗟にハンドルを切る、タイヤを軋ませ車体を レンガの壁に擦つけながら左の路地に滑り込む。薄暗い路地が火花で照らし出された。 気が付くと姫さんが左腕にしがみついていた。 あーもー戦争でも姫さんでも何でも来やがれ。 道に散らばる瓦礫はよけろよけられなきゃ乗り越えろ。 今なら銃弾だってよけてやらぁ。 路地を恐ろしいスピードで駆け抜けるピックアップ、その破れたフロントから吹き込む 風にもぎ取られまいと声を張り上げた。 「姫さん!でかい道は?こっくぐげ! 国境のは橋はどっちだ?」 「大きい 道は駄目、見張っ てるから。右!」 舌噛んだ。 姫さんは俺の腕にしがみついて、道端に積み上げた籠だの樽だのを跳ね飛ばすたびに 身を竦ませて言葉を途切れさせた。 姫さんの支持に従い狭い路地を右に左に。そのたびに姫さんの胸が腕にあたる。 あー胸が姫さん胸柔らけー汗で透けてたり。げふ!また舌噛んだ。 前見ないとやばいってでもあーでも 俺、勃起してる。 続き 戻る スレッド別 / 作者別 / シリーズ別 バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
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「どこがマズかったんだろうな・・・」 降り続ける雨が黒髪を濡らす。 重く額にかかった前髪から滴る雨粒が不快だった。 ―ジ、ジジ、ィィィ・・・― 崩壊した石造りの礼拝堂の瓦礫の下からは、肉が焼けるような匂いと音が漏れている。 下敷きになった‘子爵級悪魔’の肉体が再生している証だ。 巨大な甲殻類を思わせる甲羅と鋏を持つ悪魔は、重アーティファクトであるハンマーバレットが射出した鉄球の直撃による胸部の破損を、この音と匂いと共に僅か数十秒で再生させていた。 礼拝堂の内部に誘い込み崩落に巻き込んだが、悪魔の持つ再生能力はカナンの予想以上に強靭なものだったらしい。 「・・・奥の手のはずだったんだけどな」 悪魔が再生を終えるまで早くて数十秒、遅くて一分程度か。 その間に次なる一手を考え、行動に移さなければならないが、雨と泥に塗れた尼僧服の冷たさと重さが、カナンから思考力を奪っていた。 右腕に固定したハンマーバレットの重量が、重くのしかかる。 「どこがマズかったんだろうな・・・」 振り続ける雨の中、カナンはもう一度呟いき、自分の招いた過失を探る。 礼拝堂に悪魔を誘い込む際に、巨大鋏に左足を挟まれた時か。 いや、あれは幸運だった。 足首から流血と痛みは断続的に続いているが、咄嗟に引き抜いたので、足健は切断されずにすんだ。 だとしたら、甲羅を前面にした体当たりを避けきれなかった時か。 おかげで呼吸が苦しく、上体に力を入れるたびに脇腹に激痛が走る。 肋骨の何本かにヒビが入っているだろう。 もう少しボリュームのある胸だったら、いくらか衝撃も緩衝できたかもしれない。 それとも、直接指揮を執ったイルドルフ司祭の待機命令を聞かずに、一人飛び出した時か。 だが、この村に生存者がいる可能性がある以上、増援の到着は待っていられなかった。 「・・・いいえ、違うわ」 カナンの視線は、傍らに倒れた銀髪の少女に注がれる。 自分が一人で行くと決断したはずなのに、少女の‘私もいく’の一言に甘えてしまった。 身勝手な自分の行動に、友人を巻き込んでしまった。 手甲から射出する鋼線で巧みに悪魔の動きを制限してくれた援護を活かせず、軽装の革鎧を引き裂く一撃を防げなかった。 「つまりは・・・」 全てが悪かったのだ。 イルドルフ司祭の言葉を信頼せず、待機命令を無視した事。 同行を申し出る‘相棒’の好意に甘えたこと。 敵の戦力を見切れず、‘相棒’にまで負傷が及んだこと。 焦りの余り、自分も負傷し、敵に反撃の隙を与えたこと。 全てが、自分の軽率な判断と過信による過ちだ。 「ごめんね、フィリス」 傍らに倒れた銀髪の少女に、カナンは語りかける。 ハンマーバレットを持ち上げようとするが、脇腹と左足に激痛が走る。 ‘切り札’である第一種封印弾をしようした‘グングニル’を使用しても、射出の反動に軸足が耐え切れそうにない。 どんなに破壊力を持った一撃でも、当たらなければ意味が無い。 要するに、手詰まりだ。 後悔と自責の念が、ハンマーバレットを更に重くする。 「迷惑かけたのに、今日こそダメかもしれない・・・」 「・・・いつもの事よ」 消え入るようなカナンの声に、銀髪が揺れフィリスが呼応する。 「あなたが突き進むのもいつもの事。‘ダメかもしれない’と思うのもいつもの事」 フィリスが傷口が開いた両腕をだらりと下げながら、身を起す。 「そして・・・」 立ち上がりながら、カナンに小さく微笑む。 暗殺者として育てられたフィリスが、カナンとであってから見せるようになった小さな、そして極上の笑みだ。 「あなたの私の二人で、それを切り抜けるのもいつもの事でしょ?」 「・・・そうだったわね」 カナンは頷くと、額にへばりついた前髪をかき上げた。 フィリスの言う通りだ。 困難に突き当たった時、フィリスにこうして励まされるのもいつもの事だ。 瓦礫が大きく揺れる。 再生を終えた悪魔が、姿を現す合図だ。 「フィリス!私の体をしっかり支えて!」 カナンの力強い声に頷くと、フィリスは裂傷を負った両腕をカナンの腰に回し、左足に力を込める。 「‘聖ナニアの名の下に福音を祝福を明証し、我、順列に言霊を並べる’!」 聖句と共に、銀の聖印から‘第一封印弾’を取り出すとハンマーバレットに装填する。 鉄球が流体金属に戻り流れ出すと、‘神殺しの槍’グングニルと再形成され円形に配置される。 『裁きを!』 悪魔が瓦礫を吹き飛ばすのと同時に、唱和の声が響いた。
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(投稿者:マーク) 1945年5月4日 クロッセル連合最高司令部 城壁都市ヴァルホ・デ・シュバリエ 現在クロッセル連合G対策本部がおかれている要塞都市、その中心にそびえたつ巨大な城の中庭に彼女はいた 「・・・・・つまんないなぁ」 そうつぶやくのは純白のドレスを身にまとった少女、 なにか面白いものはないかとあたりを見回すもあるのは瓦礫ばかり 以前は定期的に手入れが施されかなりの美しさを誇っていたがGの侵略以後いちど襲撃を受けたこともあり 今では手入れもされず中庭は瓦礫だらけであり当時の面影は全くない 最もそれは少女の生まれる前の話であるからそんなこと知る由もないし興味もないだろう 「・・・お姉ちゃん達まだお話終わらないのかな」 そういって不満げに口を尖らせると同時に指の先からはパチパチと火花が散りはじめた 花火のように指先から色とりどりの火花を出したり、大気中の静電気を両手に集めそれをいっきに放出したりをくりかえす だが彼女はそれでも退屈そうだった 突然EARTHからここに派遣されるやいなや頭の固いクロッセル軍人に「子供は会議に必要ない」と言われ一方的に放り出され 城の中を探検しようにも他国のメードである彼女は自由には動き回れないとなれば無理もない 見た目は7~8歳といったところだがメードとしてはようやく一歳を迎えたというところの少女、メリルにはあまりにも耐えかねる時間だった 「ねーねー」 火花で一人遊びを続けていると不意に上から声が聞こえた、見上げると一人の少女が窓辺に座っていた メリルとは対照的に黒いゴスロリ服に左目に派手な眼帯をつけ、右目はなんだかきらきらと輝いている 少女は二階建てほどの高さがあるそこから迷いもなく飛び降りて着地し近づいてきた 「あんたの名前はー?」 少女はハキハキとメリルに話しかけた 「メ、メリル・・・」 そのテンションの高さにメリルは思わず圧倒された 「あたしはライラ!!よろしくねメリっち!!いっしょに遊ぼ!!」 そういってライラと名乗った少女--恐らくはメード--はメリルに手を差し出した 「メ、メリっち?・・う、うん・・」 初対面であるのにそのなれなれしさに戸惑うが今まで暇だったこともあるので彼女の手をつかむ その後はとても楽しい時間だった 二人で大人の目をかいくぐりいろいろなところにいった 古代に使われていた地下牢、鎧がたくさんならんだ部屋やきらびやかなドレスがならんだ衣装部屋に入り込んだり、厨房で甘ーいお菓子をつまみ食いしたり 見つかってもキャーキャー叫びながら二人で城中を逃げ回った 気がつけばあたりはすっかり暗くなっていた メリルとライラは最初の中庭に戻ってきていた 手ごろな瓦礫に二人で腰掛ける 「あはは今日は楽しかったね」 「うん!ライラお姉ちゃんのおかげだよ」 メードとしてはライラとメリルは同年代だが身体ではライラのほうが少し背が高い なのでメリルは自然にライラを「お姉ちゃん」と呼んだ ライラは少し照れながらもうれしそうにはにかんだ 「でも・・もうすぐお別れだね・・・」 今まで笑っていたメリルは急にうつむいてつぶやく いい加減会議も終わるだろう、そうすればメリルとライラはまたそれぞれの持ち場に戻ることとなる このご時勢いつ戦死するかもわからない 二人が再会できる可能性はかなり低い そんなメリルを見てライラは眉間にしわをよせてムムムと考え込む そしてなにか思いついたのかパッと顔を輝かせた 「ちょっと来て!!♪」 「ど、どこにいくの?」 「いいからいいから♪」 そういうとライラはメリルの手を引いて駆け出した・・・ ついたのは城の中心にそびえたつ塔の頂上 「メリっちあたしの手握って」 唐突に言われメリルはライラの手を握るするとメリルはとたんに胸が温かくなるような奇妙な感覚を覚えた それはライラのコアとメリルのコアが共鳴を始めお互いのエネルギーが溶け合うように混じり始めたということだった 「一、二の三でね・・・」 ライラはメリルに耳打ちする 「わかった!!」 メリルはにこやかに答え、空いている方の手を空に向けた、ライラも手を同じ方向に向ける 「一・・・」 「二の・・・」 「「三っ!!」」 二人はお互いの手を握りながら空いている方の手で同時にエクレア砲とブリッツ砲を放った 放たれた二つの高エネルギー体は一直線に同じ方向に向かい必然的にぶつかり盛大な放電が起きる その様子はまるで楼蘭の花火のようにあたりを照らす 「メリっちすっごい!!きれー」 「ライラお姉ちゃんのもとってもきれい!!お星様みたい!!」 二人はキャッキャとはしゃぎながら次々と空に向けて閃光を放つ メリっち!!私達いつまでも友達だからね!!」 「うん!!」 そういって二人は笑いあった そんなお祭り騒ぎに城内の者が気付かないはずもなく このあと互いの担当官からたっぷり説教を受けたのは言うまでもない
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■ 高田町 津波到達水位、米沢商会ビル 復活、動く七夕山車 仮プレハブ仕様の高田市役所 高田大隈つどいの丘商店街 雇用促進住宅陸前高田第二宿舎 海と貝のミュージアム 陸前高田市立B&G海洋センター 高田松原第一市営球場 県立高田高校 陸前高田市立体育館 ■ 気仙町 国道45号線から見た気仙町中堰地区 瓦礫の上に聳え立つ一本松 被災後のキャピタルホテル1000 被災後の道の駅 高田松原 オカモトセルフスタンド 荒れ果てた高田市内 廃墟と化した気仙中学校 ツルハドラック駐車場跡地から高田市内を望む 気仙町川口地内から高田市内望む ■ 竹駒町 復興市場 ■ 小友町 ホームだけが残る小友駅 copyright © 2009-2013 陸前高田市探訪 all rights reserved.
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作詞:buzzG 作曲:buzzG 編曲:buzzG 歌:初音ミク 翻譯:MIU Symphony 殘餘下的盡是瓦礫之海與傷痕 右手回溫著你的餘熱 孤獨的我與你 在生銹的聲音下 無論交換什麼 也希望能傳達到 身體漸漸不得動彈 聲音也生硬厲害起來 心中不斷增加痛楚 安心吧 你聽見嗎? 含糊走拍的 Symphony Symphony 這共鳴的惜別 聚光燈 閃著微亮 將我帶入一片黑暗 在那之前 完全消散之前 就將此曲… 身體漸漸不得動彈 聲音也生硬厲害起來 心中不斷增加痛楚 安心吧 你聽見嗎? 如彩虹般重合起 Symphony Symphony 紡織出共鳴的惜別
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【登録タグ s 曲 朱雀P 波音リツ】 作詞:朱雀P 作曲:朱雀P 編曲:朱雀P 唄:波音リツ 曲紹介 7月3日はリツの日!というわけで家のりっちゃんにも りつまつりに参加してもらいました。力を宿す全ての源より集められた音を解き放つりっちゃん、中二病色たっぷりの楽曲となってます。素敵なイラストは『ぱらいそ様』pixivより拝借しました。 歌詞 根底を成す紅蓮の炎 永久に凍えし瓦礫の氷河 荒々しくも静寂な風 命の糧を与えし大地 凶悪なるも高貴な鋼 儚く散るも雄大なる樹木 力を宿す全ての者へ 我が名において 我は命ずる 全ての力よ 我が身に集えよ 叫べ 解き放て 扉は開かれた コメント 名前 コメント
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ネイチャー・ファンダメンタル本部施設 妖精の森から実はそう遠くない位置にある ネイチャー・ファンダメンタルの本部施設。 兵舎に始まり、責任者の私室や マキナの収容部屋、 果ては何故か牢獄まで完備しているようで、 主に東棟、西棟、中央棟で管理されている。 ルシェット=イルチェッカの手により管理されていたが、 ソニア=メーベルヴァーゲンを拉致された事に 激怒した勇者軍主力部隊が、実に無茶な事に 問答無用でスチールボールボムを施設のド真ん中に 叩き込んだため、施設はほぼ半壊状態に陥って瓦礫の山と化し、 まともに使い物にならなくなり、後に解体されている。 ちなみに蛇足だが5階建てであり、収容人数は 数万人レベルという仮説が立てられていたようだ。
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作者:まふらー とある昼下がり、警戒するように周囲に視線を巡らせながら瓦礫の上を歩く少女が一人。 少女の名は紅月更紗。 更紗は以前より思い悩んでいた。周りは皆何かしらの特殊能力を持つ者ばかり。勿論能力持ちでない人もいるが、それを補えるほどに身体能力が優れていたりと充分に強い。 対して自分はどうだろうか。ついこの前まで普通の人生を歩んでいた、ただの女子学生 だ。しかしその境遇に甘える気は無かった。それ相応の努力をすれば強くなれる筈で、能力持ちにも引けは取らないと思っている。 「皆さんの足手まといにはなりたくありません…私自身のためにも、強くならなくては…!!」 強者揃いのこの世界で生きるため、そして元の世界へ無事帰還するという強い想いに突き動かされて更紗は立ち上がったのであった。 そうして今に至り。 「うーむ…なかなか見つかりませんね…」 積み上げられた瓦礫の上、幾分か見晴らしの良いこの場所なら分かりやすいだろうかと登ってみたものの。 結局お目当てのものは発見出来ず、軽くため息を吐くと瓦礫の山を降りて再び歩き出す。 この世界には幸い魔獣という存在がいる。それを倒し経験を積む事によって強くなろうという、RPGでいう所のレベルアップ作業をしようと考えたのだ。しかし当の魔獣になかなか遭遇出来ない。 「ん、あれはいったい…?」 歩き出したその向こう、残された建物の一部分なのか、はたまた只の塀であったのかは分からないが遠くに壁があり、その近くには人影がある。 「…私達と同じように飛ばされて来たのでしたら、見過ごす訳にはいきません。今日の予定は変更ですね」 そう決めるや否や歩く速度を少し早めて壁を目指す。勿論襲ってこないとも限らないため、薙刀を握る手には力を込めて警戒は忘れずに。 そうして段々距離が近付いて行くと、先程見た人影が確認出来ない事に気付く。 「…?どこかに隠れて見えないだけ、でしょうか…ここからでは少し遠すぎますね」 もっと近付こうと足を動かした瞬間、いきなり目前に何かが飛び出して来る。 咄嗟に飛び退いたものの、腕には軽く痛みが走り奇襲を仕掛けられたのだと理解する。 「…知らないひと…」 声がした方を見遣ると其処には正に獣人と呼ぶに相応しい風貌をした女性が立っていて、敵対心を剥き出しにして此方を睨んでいる。 どうしたものかと思考する暇もなく、再び甲当てから伸びる鈎での攻撃を繰り出して来る。 「そちらがその気なら、私もただ大人しくしているつもりはありま、せんっ…!」 更紗も黙ってはいられず素早くそれに反応すると、薙刀と鈎がぶつかり合う。それが離れると今度は更紗が薙刀を振るうが、同じようにして防がれる。 そうしてしばらくの間は激しい攻防が続いていたが、どちらともなく距離を取る。 いつの間にかお互いの身体には幾つもの傷が出来ていた。 「…は…これでは決着がつきませんね。というより、私は貴女の敵だとも限らないんです。落ち着いて、話を聞いていただけませんか?」 「………いや!!」 「な…!?」 語りかける更紗に獣人の女性は声を張り上げて拒否をする。すると次の瞬間に女性は姿を消し、変わりに巨大な犬のような獣が更紗を見下ろしていた。 その体格差に更紗は愕然とするが、ここで引く訳にもいかない。もう一度薙刀の柄を強く握り直し、相手に向かい走って行く。 「やあああああ!!」 向かって行く際に爪で引き裂かれそうになるが、それを紙一重で避けると薙刀に力を込めて思い切り横に薙ぐ。 何とか傷を付けられたようで、そこから吹き出した血が掛かるが怯む事なく更に一閃。 攻撃は二回とも命中したが相手は呻き声を上げるだけでダウンする気配が無い。策を練る事が必要なのであろうが今の更紗は焦りを生むばかりでまともな思考が出来ずにいた。 「…っこのままでは…」 「グルルルルル…ガウッ!!」 「……っあ!?」 ――回り込まれた…!! 低く唸る声が聞こえた頃にはもう遅く、思案する事に気をとられていた更紗は背後からのし掛かられてしまった。 「…このっ…!」 「ガアアアッ!!」 「っああああぁ!!」 それでも負けじと暴れていた更紗であったが、咆哮と共に鋭い爪で背中を裂かれ悲鳴を上げる。 最早身体はボロボロで、傷みからか悔しさからか涙で歪む視界と遠ざかっていく意識。背中の重みが引いていくのをどこかぼんやりと感じながら、そこで更紗の意識は途絶えた。 ――――――――― 「…………」 気を失った少女を見下ろす影は、自分はどうしてとどめを刺さなかったのだろうと考える。 殺さなかった?いや、殺せなかった。それがどうしてかはわからない。ただ、この人間は何かを訴えていた。 …それが気になったのかもしれない。 彼女の中にもう敵意は残っていなかった。
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被害者名 加害者名 死因 凶器 孔濤羅 ぬらりひょん 食殺 肉体 ぬらりひょん ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク、ルナサ・プリズムリバー 即死 ウルトラショックソニックウェーブ ルナサ・プリズムリバー ぬらりひょん 圧死 瓦礫の崩落 ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク ぬらりひょん 圧死 瓦礫の崩落 フグ田マスオ 両さん 爆死 磯野家の爆発 ザルナ・アエゴーシュマ 野獣先輩 ショック死 ガン掘り ジン 藤原妹紅、ワムウ うずまきナルト うちはマダラ ドラえもん うちはマダラ 志々雄真実(一回目) 両さん 弱音ハク フェイスレス 溶解 「溶解」 菊田 アサシン(李書文) 撲殺 二の打ち要らず 最期の言葉 名前 セリフ 孔濤羅 ―――ならばお前に託すとしよう、斬斗 ぬらりひょん 「神の…存在を…」 ルナサ・プリズムリバー 「これ、死んだらあそこにちゃんと行けるのかしら。説教確定だろうし鬱だわ、死にたい」 ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク (それはギャグで言ってるのか?) フグ田マスオ 「お義父さん、サザエのことをお願いします」 ザルナ・アエゴーシュマ (何て醜さだ。何ておぞましさだ。クク……ハハハハハハ……ハーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!) ジン 「ククク…あっけねぇもんだな」 うずまきナルト 流子…先生…幻海のばあちゃん…とら…ごめん… ドラえもん 「ナルトくん……ミーくん。のび太、くん……」 志々雄真実 「ちッ……!」 弱音ハク 「受け売りの、受け売り。私に、大切な事を教えてくれた、人、の……」 菊田 「おげッ!?」 殺害数 順位 該当者 人数 被害者 生存状況 スタンス 1位 ぬらりひょん 4人 劉鳳孔濤羅,ルナサ・プリズムリバー,ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク 死亡 マーダー(無差別) 2位 蝗 3人 オスカー、キラ・ヤマト、豆腐 生存 マーダー(無差別) ディオ・ブランドー エンヴィー、五木まさお、ゼンガー・ゾンボルト 生存 マーダー(優勝狙い) 4位T ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク 2人 翠下弓奈、ぬらりひょん 死亡 マーダー ルナサ・プリズムリバー 翠下弓奈、ぬらりひょん 死亡 マーダー 藤原妹紅 五木まさお,ジン 生存 暴走→中立 フェイスレス 悪魔猫(アイルー)、弱音ハク 生存 危険対主催 両さん フグ田マスオ,志々雄真実 生存 マーダー(無差別) うちはマダラ うずまきナルト、ドラえもん 生存 マーダー(無差別) 10位T 松井総一郎 1人 渡辺勘兵衛 死亡 対主催 チャッキー ウッディ 生存 マーダー(無差別) 志々雄真実 松井総一郎 死亡 マーダー(無差別) セフィロス 木下コーヘイ 生存 マーダー(無差別) 空条承太郎 五木まさお 生存 対主催 フリーザ タクアン和尚 生存 危険対主催 さまようよろい 織田信奈 生存 マーダー(無差別) ワムウ ジン 生存 マーダー(強者限定) 野獣先輩 ザルナ・アエゴーシュマ 生存 マーダー(遠野奉仕) アサシン(李書文) 菊田 生存 マーダー(強者限定)
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キアナ 石ころや瓦礫以外は特になにもないわね。 時雨綺羅 当時の私たちが、ここにきたばかりの頃は、こんなに荒れていなかったわ。 シンボルの彫像は立ったままだったし、この近くにあった子ども用の遊具も壊れてなかったわ。曲が流れ、屋台の鍋からは湯気が立ち上っててね。 だけど、広場にいた人はゾンビに変わったわ。まだ、人間だった人たちは……。 悲惨な光景だった。曲によって際立つ叫び声や悲鳴……それこそ崩壊だと思ったわ。私たちは、そういうものと戦っているのよ。 キアナ 綺羅姉さんも大変だったんだね。 時雨綺羅 ここが、どうしてこんなに荒れ果てたのか。目的地についたらわかるわ。 なぜなら、その場所は—— →続き